約 2,094,933 件
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/33911.html
概要 チュリス名称カテゴリーのデッキです。そんなに強くはありません。 赤なのにそこまで速攻できないです。でもパワーとコストはべらぼうに高いです。 枚数 文明 コスト 名前 役割 4枚 火 3 《ウェイター・チュリス》 大型チュリスのコストを大幅に下げる 4枚 火 9 《ヤーゲン・チュリス》 守備の要その1 3枚 火 4 《ガントリー・チュリス》 ドローソース 3枚 火 2 一番隊 チュチュリス 軽減枠その2 3枚 火 3 ナグナグ・チュリス 軽く妨害 2枚 火 4 U・S・A・BRELLA 踏み倒しメタ 3枚 火 6 《トリラ―エ・チュリス》 全体大幅パンプアップ 4枚 火 2 勇愛の天秤 妨害&ドローソース 2枚 火 10 《カーフェンフ・チュリス》 ランデス 3枚 火 14 《ジノマ・チュリス》 相手の大型の攻撃を受ける壁 3枚 火 11 《ララーテ・チュリス》 シンプルなフィニッシャー 2枚 火 13 《モターナ・チュリス》 敵陣を一掃する大型除去枠。 2枚 火 14 《ヴェザリッツ・チュリス》 サイキックとGR大量展開 2枚 火 3 《Dの要塞 へクス・ノープロブレム》 相手がフィールドを展開するのを妨害 作者 蜜柑丸 超次元ゾーンやGRゾーンはお好みで。 動かし方 取り合えず一番隊 チュチュリスとウェイター・チュリスでコストを下げて、大型チュリスをぶん投げるだけ。一回出してしまえば後は押し切れる。多分。 深く考えずにプレイした方がいいかもしれない。
https://w.atwiki.jp/dmps_fun/pages/859.html
PREV:第6話 中編 NEXT:チュリンの森 前編 ストーリー ねぇ【プレイヤー】唐突なんだけど…ちょっと訊いていい? 自然の守護者 チュリン 最近、ボクもね、動画配信サービスってのに入ってアニメとか見てるんだけど… 自然の守護者 チュリン 昔の子供向けのアニメって……ヤバくない? 自然の守護者 チュリン 全部ってわけじゃないんだけど… 自然の守護者 チュリン 友達からの暴力、器物破損、窃盗というか強盗行為、お風呂の覗きとかの性犯罪… 自然の守護者 チュリン あらゆる犯罪行為が当たり前の日常として描かれてて… 自然の守護者 チュリン え? 昔の人って、これが子供向けだって言ってたの?って感じ… 自然の守護者 チュリン ちょっとしたクライムアニメがほとんどだったよ… 自然の守護者 チュリン 何かファンタジー世界とか怪獣が暴れるようなのとかはまだいいんだけど、 自然の守護者 チュリン 日常系というかそういうのは違和感が先立っちゃって凄いドン引きしちゃった 自然の守護者 チュリン 時代が違うっていうだけなんだろうけど…凄いよね… 自然の守護者 チュリン いやぁ、ちょっと衝撃受けちゃって誰かに話したくて仕方なかったんだよねー 自然の守護者 チュリン それじゃ用は済んだからボクはこれで… 自然の守護者 チュリン え? なに?まだ帰っちゃダメな感じ? 自然の守護者 チュリン もーしょうがないなーじゃー、デュエルしようか? 自然の守護者 チュリン 勝利時 うーん、流れで始めたとはいえちょっと悔しい… 自然の守護者 チュリン ね、今からボクんちでアニメ見ながらもう少し遊ばない? 自然の守護者 チュリン …うん、そうと決まったらうちへおいでー 自然の守護者 チュリン 別にいいよ今日とかパパもママもいないしねー 自然の守護者 チュリン それじゃ、レッツゴー! 自然の守護者 チュリン 敗北時 うん、調子いいね!ボク! 自然の守護者 チュリン それじゃ、ボクはもういくねーバイバーイ 自然の守護者 チュリン PREV:第6話 中編 NEXT:チュリンの森 前編
https://w.atwiki.jp/moshimorpg/pages/419.html
アシュリー【あしゅりー】 緑のとんがり帽子と青い大きなリボンが特徴の魔法使いの少女。 主に見習い魔法使い、見習い時魔道士の立ち位置が多い。 アゼクラやミナトンの後輩であり基本的には二人を慕っているものの、 二人が喧嘩した時は仲裁に入ったり注意したりとしっかりした一面も見られる。 子供らしく明るく純粋で、魔法具現化や精霊に強い関心を持っている。 関連キャラ アゼクラ:先輩、姉分 ミナトン:先輩 キリヅマ:教師、上司 アイスⅢ:友人、姉分 カテゴリ:無所属・その他
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/26662.html
(ニート チュリス) (なし) (火) (1) クリーチャー:(ビートジョッキー/ワンダフォース)(1000) ■ シールドトリガー ■ このクリーチャーはタップしてバトルゾーンにでる。 ■ このクリーチャーはアンタップしない。 ■ 相手は可能ならこのクリーチャーを攻撃する 。 超ガチャレンジメガスタートデッキボルツのBOOOMBOOMラッドマイナー(大嘘)に収録されている。1コスシールドトリガークリーチャーで、防御札になるぞ! フレーバーテキスト 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/patchouli_hitensoku/pages/31.html
キャラ対リンク 非 重量級高火力キャラという位置づけ。 梅雨でのコンボ(というのか?)で8kぐらい取られることもあるらしい。 そうじゃなくても普通のコンボで2.5k~3kはがっつり取られるので 暴れたら一気に負ける。だけど相手は暴れ放題。基本的に不利。 一発でもかすればリターンが大きいため、とにかく力で潰そうとする場合も多い。 ●Ver1.10 霊烏路 空 変更点(お空スレより転載)※要調査 近A カウンター廃止(4Aには有り) B 弾速上昇 6B 電子の挙動の高速化(微小) DC 高度減少(約1キャラ分)、突進力低下 グラウンドメルト 爆発発生鈍化 フレアアップ Bが全体的に範囲縮小(x軸範囲縮小、y軸およそお空2.5人~3人分)、発生高速化。Cはこれまで通り 強化で範囲拡大、Lv4でお空自身に判定付与 シューティングスター 初速が早くなった レイディアントブレード 差別化(Bが遅くCが早い、Cはいつでもスペカキャンセル) ゲイザー 発生高速化、判定持続時間減少 ロケットダイブ ダメージ減少 核熱の怨霊 弾数増加、移動によって弾の方向を変えられるように 浴びせ蹴り スカった時のダウン硬直時間ちょっと増加? 地獄波動砲 B:中央2個集中、C:全拡散。弾の一発当たりの大きさ縮小? シューティングサン Lv1から火柱発生 レトロ 初期発生位置変更(前と後ろ→奥と手前) フィクストスター 移動速度上昇、挙動変更 ギガフレア ダメージ増加(5700強) 十凶星 ダメージ増加 アビスノヴァ ダメージ増加 核ゲイザー ダメージ増加 ハイテンションブレード グレイズ付与 サブタレ 相手を画面中央に引き寄せる効果の追加 制御不能ダイブ 落としにくくなった。が、今度は4段目がスカりやすくなった。 その他 空ステージのデフォルトBGMが アンノウンX ~ Unfound Adventure に ※これ以外にもあるかもしれないし、勘違いかもしれない。要調査。※ 基本 立ち回り 地対地 近距離 DBの攻撃判定が無くなるまでグレイズ有りなので、ガードをきちんとしきってから反撃に移りたい。DCの発生はかなり早め(12F)+一段目の前半は空ガ不可となっているのでそれも注意近A/4Aの発生は7Fと、実はパチェよりも早いので要注意。下手に殴ろうとすると逆に殴り返されてしまうことも。遠Aの発生は18Fと遅めなので、距離があったらB射の方がいいかも 中距離 例によってDAの判定が酷い。でもこちらから動けばやれないことはないので6Cからドヨーだしてみたり、ワイプ使ってみたりととにかく先に動くことがカギ。無いとは思うけど、突っ込む場合は3Aに注意。 遠距離 射撃性能で勝っているこちらの距離。相手のC及びJCは6ヒットなのでサマーか溜6Cで対抗しよう。 空対空 距離によって大きく変わる。 遠距離だと溜J6Cを振って行けるが、相手の6Cには注意こちらの射撃をグレイズしてきた所をJ6Aで狩れると、ちょっとスッキリする。近距離は相手のJAの範囲が凶悪なのでガード推奨、問題はガードした後どうするかだけど・・・。 地対空 溜めJ2A(一段目打撃,二段目射撃)が時々奇襲としてあるので覚えておくと吉となるやもしれない 空対地 3A(発生12F)の巨大判定+空ガ不可が危険。バカ正直に突っ込むとそのままパンチ+スペカでお帰り願われます。3Aを誘って空サマー等で潰しておくと自重してくれるかも。 近距離や遠距離での基本的な立ち回り、地上空中や端固めなど自由にどうぞ 起き攻め このように項目をいくつかに分けると見やすいです スペル対策 核反応制御不能ダイブ 台風時に撃たれても、冷静にバクステを。他にB春風、ハベスタ、セレナ等? このスペカセット時に割りロイフレ以外は危険。生あて狙いは厳禁。ソース 通常時の場合はガードを進行方向に合わせて実施 ギガフレア セットされたら3Aからのコンボに注意。 磨耗射撃なのでロイフレ同様に霊力管理に注意。 サブタレイニアンサン 4コススペカ 画面中央の地中より太陽を呼び出し、太陽から4回全方向に弾(射撃)を出す。 弾自体はどーでもいいが、地中から打ち上げられる太陽に当たると大ダメージ。 召喚直後はお空の硬直はすごいので、 太陽本体をグレイズして生ロイフレなどぶち込んであげよう。 ただし停滞中の太陽にお空の3Aでふっ飛ばされると非常に痛い目にあう点に注意 太陽本体も射撃扱いなのでグレイズ推奨 冷凍蛙でやり過ごす方法もある アビスノヴァ 5コススペカ スペカ宣言後お空の体が光っていき、10秒後に全画面攻撃。 発動までの10秒間は体が光っているのに惑わされずに普通に攻撃しよう。 磨耗射撃・ガード不可なので発動したらグレイズしよう。 全てグレイズしきるには霊力3ほど必要なので10秒間の間霊力管理はしっかりと ・・・当然の如く空が割りにくるけど。 お互いに画面端ならぎりぎり届かない。アビスノヴァ攻撃発生中のお空は無敵。 スキル対策 ヘルゲイザー B版は空の足元から相手側に向って、C版は画面中央部地面から空へ向って 火柱が斜め方向に立つ。射撃判定。 B版はコンボ〆、C版は相手が吹き飛んだ場合などに使われ、さらに追い討ちコンボと・・・ フレアアップ 火の玉を回転させつつ上昇させるワザ コンボ〆か出が遅いので、先置きの必要はあるが対空にも使える。 なお、玉自体は射撃判定。かなり強度は強い ロケットダイブ 当たると魔法陣とかなり痛いが、ガードもヒットもせずに避けると隙全開の技。 Lv2~で打撃判定にプラスして、技発生時にわずかながら射撃判定も付く模様。 とにかくガード。グレイズ厳禁 グレイズはないので射撃をぶちあててあげよう と、いいたいが大抵Cの後にコレが飛んでくる。 サマレぶち当てるか、Cを上グレイズでなんとか避けて 画面外からのお戻りの時に生ロイフレでも当ててあげよう。 なければ水柱ドヨー等 メルティング浴びせ蹴り ガード不可のかかと落としをだし、当たるとダウンした相手をフルボッコする お空側からみたらスッキリする技。ただししゃがむと当たらないw しゃがみダッシュできるキャラ(魔理沙、咲夜など)や諏訪子(立、座両方)は当たらない模様。 まぁぶっぱというよりはコンボ〆・・・ 但し、泡姫中のぱちぇにもHITする模様。泡姫にはダメージを消えないが本体に直接ダメージを与える ブレイクサン 頭上で光弾をためて、八方向に発射する(ため時間で弾の数が異なる) 対空や空の受身狩りでよく使われる。受身狩りで囚われた場合かなり痛い状況になる。 通常技対策 近A 3Aより発生が早く、とっさの対空にも使われる。 ・・・とはいえあまり判定は強くないので勝てる時もある。 6A AAAの3発目と同じ地面を踏み込むようなモーション。が、こちらは射撃キャンセルができる。 ついでに溜めると下段クラッシュという厄介な攻撃になる 発生は遅いので2Aなり2BなりHjで避けサマレなどを即座に上げよう 3A しゃがみからアッパーを出す。 実はマント部分に広範囲攻撃判定がある。しかも吹っ飛ばされると・・・ 反面お空の被攻撃判定は本体のみというチートくさい攻撃w 対空や2Cやスペカのコンボ中や反撃によく使われる。 ちょいと高めでJ2CやJ2B、サマレなどの射撃を刺しこんでやりたい所 めくり溜J2Aが入るかは途中でアッパー食らわないかの勝負 JA お空の空対空用でよく使われる リーチ、判定ともにいいが、持続性が極短い。 ただし低空でガードした場合、先にお空が着地して3Aが来る場合がよくある。 この場合空ガード不可なので被弾確定となる・・・ 6B 非常にゆっくり進む光弾。強度も高く置きによく使われる。 速めにサマレなどで消して起きたいが、 低空スレスレに置かれるとサマレで消去できず非常に厄介 C及びJC 6ヒットなので、サマー・溜6C・J溜6Cで対抗 6C(J6C)、2C、J2C レーザー バスター○イフルとか言われるw 持続は長いが、その分隙が多い。 但し必殺技やスペカキャンセルにも注意したい。 天候対策 天候 花曇:相手の打撃は発生こそ早いものの全体動作が長いため、前ダッシュして打撃をグレイズしたのを見てからこちらの近Aがほぼ入る 花曇時は霊力に注意しつつ、ひたすら纏わりついて相手が手を出すのを待ってみよう なお、アビスノヴァがガード不可の超性能に。効果発動すると無敵スペカ以外で回避不能。逆にロイヤル当てたい所。 台風:パワーキャラのお空とは殴り合いは不利。不能ダイブやセルフトカマク出されると非常に厄介な天候 *特徴
https://w.atwiki.jp/chovip/pages/100.html
キャラ紹介 ロール Tank(Disabler,Ganker) レーン 森,Mid,Top,Bot どうみてもエイリアン 気絶転倒などの拘束手段はないがQの毒とWのスローが優秀 レーン戦やジャングルでは頗る強いが後半は使い方次第 韓国ではアバターがあるけど日本じゃ無い 上の紫色の奴が何かに似てるからかな?(すっとぼけ) スキル Q 酸性液 DOTダメ+攻撃速度低下+移動速度低下の酸性の液を相手に吐きつける それなりの射程と着弾地点周辺の敵を巻き込む性能上レーン戦で大活躍 レベルを上げるとダメージとDOTダメと攻撃速度低下は上がるが移動速度低下は20%減のまま レベル3で攻撃速度低下80%とかなり下げれる、殴り型に率先して撃とう W 捕食 対象に飛び乗って噛み付きまくるネパチューンの目玉スキル 飛び乗りモーションが出た時点で相手が耐性を張っていない場合飛び乗れる 乗ってる時に耐性を貼られても剥がされる事はない(無敵は剥がされる) 説明文にはないが移動速度低下付き、乗っている間は無敵 乗ってる時間はネパの攻撃速度に依存する 後半攻撃速度400%オーバーになるとHPを積んでいないキャリー等をWのみで食い殺すことも可能 追加性能として乗ってる最中対象が死んだ場合近くの対象に続けて飛び掛る これは持続時間分続け耐性無視 欠点は飛び乗った場合持続分必ず乗ってしまうこと、再飛び乗りの対象を指定できないこと 飛び乗った対象が移動速度低下を抑えれる場合乗ってる間に敵集団のとこにそのまま連れて行かれる場合がある 相手が魔法耐性でもレーンクリープなど入ればクリープ経由で飛び乗れる E 酸性爪 殴り強化のパッシブ 防御と攻撃速度アップ スロウが最大10% それなりに上がって吸血も付くがQWが優秀なので後回りになりがち 速度振りになっていくネパは耐久が低くなってしまいがちなので対人で殴りあうことはあまりない R マザーレギナ召喚 母体であるマザーを召喚 スキルにより卵を生むことができる Qで4個、Wは1秒に1個卵を産む 卵からはレプチが生まれる 召喚 マザーレギナ Rによって召喚されるネパ族の母体 そこそこの性能にネパの10%の性能を引き継ぐ大型召喚 アクティブのQで4個、パッシブのWは1秒に1個卵を産む Qは自分で操作して使わないといけないがCT30秒のため一回だけでいい HPは低く他召喚と違って敵集団に向かわせると一瞬で死んでしまう 召喚時間は25秒 レプチ マザーのスキルによって生み出されるネパ族の幼生 それなりのHPと攻撃力を持つ マザーが死なずに生み続けると29匹(?)になり数の暴力で建築などを壊していける スキルは死滅した地点にダメージフィールドを形成 このダメージフィールドは6秒間残り0,1秒ごとに10のダメージを与える 乱戦時レプチが死ぬだけでかなりのダメージを期待でき、それが29匹いる レプチはマザーがいる場合マザーについていき、マザーがいなくなるとネパについてくる 攻撃対象も周辺の敵かマザーかネパがターゲットしてる対象である 欠点は数が揃わないとあまり期待できないこと 遭遇時にRでマザーを呼んでも揃うまで時間が掛かり生み終わるころには戦いが終わってることもある 攻城用として割り切るか生み終わってからこちらから仕掛ける必要がある 立ち回り 力ヒーローだがタンクにはなりにくい 速度を上げてQとWでHPを低い奴を狙って生きたい ビルド 速度を上げて生きたいが速度極にするには逃げようのスキルがないためすぐ死んでしまう ブレスドか堅靴くらいは買っておいたほうがいい 大天使は仲間の構成次第 攻撃速度でもマザーとレプチの性能は上がるので仲間に買う奴がいなければ買う感じでいい 別人 こいつは基本的に「戦闘もできるBDヒーロー」の位置付けであるためRの効果を最大化することを優先する というわけでビルドはブーツ→総合魔法書→大天使の祝福までは固定(これで移動速度が450になるため靴のアップグレードは不要)。 その後はある程度の硬さを求めるか、狂戦士のネックレスや戦亀の契約書へと向かう。
https://w.atwiki.jp/dmps_fun/pages/858.html
PREV:第6話 前編 NEXT:第6話 後編 ストーリー …………………… 自然の守護者 チュリン アレ、あのお菓子屋さんの前にいるのってチュリンさんでは? ルピコ 何だか難しい顔をしていますけども… ルピコ あ、いいところに! 自然の守護者 チュリン …って、何かルピコと【プレイヤー】って、いつも一緒にいるね? 自然の守護者 チュリン え? そ、そうですか?何かといろいろと、その…用事があったりなかったりで… ルピコ あ、でも、ホラ私、ナビゲーターですから!その関係ですよ! ルピコ …まぁーいいけどーそれより、ちょっと相談なんだけど… 自然の守護者 チュリン 今からみんなで楽しくデュエマ大会っていうかデュエルしようよ! 自然の守護者 チュリン あ、いいですね!やりましょう! ルピコ 【プレイヤー】さんもいいですよね!? ルピコ じゃ、とりあえず… 自然の守護者 チュリン では最初はチュリンさんと【プレイヤー】さんで!どうぞ!! ルピコ あの、まず… 自然の守護者 チュリン 私は後でいいですからね ルピコ う、うん… 自然の守護者 チュリン 勝利時 うーん、ちょっと集中できなかった、っていうか気持ちがついていかなかったかな 自然の守護者 チュリン まぁいいやそれじゃ続きは… 自然の守護者 チュリン じゃ次は私ですね~!【プレイヤー】さん、いきますよ~! ルピコ ちょ、ちょっと待って! 自然の守護者 チュリン はい? ルピコ この後は、お菓子とかジュースとか買ってからにしない? 自然の守護者 チュリン あ、いいですねー! ルピコ でしょー?ってわけで… 自然の守護者 チュリン とりあえず私と【プレイヤー】さんデュエルしちゃいますね ルピコ いやあの… 自然の守護者 チュリン その間にチュリンさんはお菓子とかジュースとか、お買い物してきて大丈夫ですよ ルピコ ……………違う 自然の守護者 チュリン はい? ルピコ ちがぁ~~う!! 自然の守護者 チュリン ボクの計画では【プレイヤー】に買ってもらうつもりだったのに! 自然の守護者 チュリン ………………………… ルピコ …あ、そういう…? ルピコ そうだよ!お菓子食べたいけど、お金ないから奢って欲しかったの! 自然の守護者 チュリン あ~…それは失礼しました ルピコ それでは【プレイヤー】さん ルピコ デュエルしましょうか! ルピコ 何でだぁ~~~~~!? 自然の守護者 チュリン 敗北時 はい、ボクの勝ちぃ!って事で、この後は… 自然の守護者 チュリン じゃ次は私ですね~!チュリンさん、いきますよ~! ルピコ え、えぇ… 自然の守護者 チュリン PREV:第6話 前編 NEXT:第6話 後編
https://w.atwiki.jp/dmps_fun/pages/867.html
PREV:第9話 前編 NEXT:第9話 後編 ストーリー 明日のフリーマーケットに出すものって、これだけ? 自然の守護者 チュリン はい、私の手元の不要品はこれでおしまいです値付けも全部このお値段で 光の守護者 エレナ …うーん、どれ一つ見てもそんな安値とは思えない高級なものばかり… 自然の守護者 チュリン 不要品ですから 光の守護者 エレナ まぁ売上金は全部寄付するんだし別にいいのかーコレとか高そー 自然の守護者 チュリン よろしかったらチュリンさん【プレイヤー】さん、欲しいのがあったらどうぞ? 光の守護者 エレナ え、いいの?やったー! 自然の守護者 チュリン お手伝いしてくださったお礼になればいいのですが 光の守護者 エレナ いいよいいよ、ありがと! 自然の守護者 チュリン ふんふんふん… 自然の守護者 チュリン ……どれも高そうな割にボクに必要そうなものがほとんどないなぁ…… 自然の守護者 チュリン 大人の女の物ですから 光の守護者 エレナ 【プレイヤー】、何かいいのあった? 自然の守護者 チュリン …ん? 何だコレ?高そうな瓶だけれど… 自然の守護者 チュリン あ、それは香水ですね…叔母が旅行に行った先で買ってきたものなんですが… 光の守護者 エレナ 新品? 開封はしてあるけど…もったいない、使えばいいのに…よいしょっ 自然の守護者 チュリン あ、開けてはいけません! 光の守護者 エレナ え、なんで?………………………うがっ!? 自然の守護者 チュリン そ、それ、臭いんです…! 光の守護者 エレナ 南の小国の特産物だとかで…我々にはほぼ腐敗臭にしか感じませんが…向こうでは…はい 光の守護者 エレナ 言うのが遅い!臭すぎてビックリして…手にかかっ…顔にもかかった!? 自然の守護者 チュリン うわーあーあーあーあーあーあーあーあーーあーあーあーー!?臭い! 臭い! 臭いいぃ!! 自然の守護者 チュリン チュリンさん、慌てないで!まずは蓋を閉めましょう!! 光の守護者 エレナ は、早く締め……あ 自然の守護者 チュリン きゃっ 光の守護者 エレナ ………………………… 自然の守護者 チュリン ………………………… 光の守護者 エレナ …私にもかかってしまいました… 光の守護者 エレナ ……蓋はしまったけど……ボク達から悪臭が…… 自然の守護者 チュリン なかなか肌につくと取れないんですよ…これ… 光の守護者 エレナ チュリンさん、お風呂入りましょうか… 光の守護者 エレナ …うん、お願い… 自然の守護者 チュリン 【プレイヤー】さんすみませんが…しばらくお待ちを 光の守護者 エレナ 部屋の換気と香水の処分…お願い… 自然の守護者 チュリン はい、お風呂上がりーーー! 自然の守護者 チュリン ホントなかなか臭いが取れなくて困っちゃったよ…ゴシゴシ洗ってようやく… 自然の守護者 チュリン …臭い、取れてるよね? 自然の守護者 チュリン 顔にかかっちゃったから、よくわかんなくて… 自然の守護者 チュリン 【プレイヤー】、ちょっと嗅いでみてよホラ 自然の守護者 チュリン ………………………… 自然の守護者 チュリン …………どう? 自然の守護者 チュリン あ、手は大丈夫?まぁ、結構ガッツリ洗ったからねそれじゃ、顔…………お、おぉ 自然の守護者 チュリン 【プレイヤー】、いきなり顔を近づけられるとビックリするから…ゆっくり 自然の守護者 チュリン ……じゃあ、はい 自然の守護者 チュリン ………………………… 自然の守護者 チュリン …………ど、どぅ? 自然の守護者 チュリン だから、近いって!!鼻息がこそばいっての!!ほとんど鼻くっつけてるじゃん! 自然の守護者 チュリン まったくもう! 自然の守護者 チュリン で、どうだった? 自然の守護者 チュリン …………あ、もう臭いしない?良かったー 自然の守護者 チュリン むしろいい匂いっていうのは、まぁ、エレナの高~~~い石鹸を使わせてもらったからね 自然の守護者 チュリン エレナと同じ匂いだね、今は 自然の守護者 チュリン あ、エレナは髪を乾かしてるから多分……結構かかるよ? 自然の守護者 チュリン ボリュームあるし、丁寧だしね 自然の守護者 チュリン ………………………… 自然の守護者 チュリン エレナ来るまで、デュエルでもしよっか? 自然の守護者 チュリン 勝利時 ぐはぁ~強い~エグい~ 自然の守護者 チュリン 相変わらず容赦しないね【プレイヤー】 自然の守護者 チュリン お待たせいたしましたー時間がかかってしまい、すみません 光の守護者 エレナ エレナの髪が綺麗な理由ってのがよくわかったよ 自然の守護者 チュリン え? 光の守護者 エレナ 手間暇って感じ? 自然の守護者 チュリン いえ、そんな… 光の守護者 エレナ ともかく、ようやくあの香水の呪縛からは解かれたね… 自然の守護者 チュリン …大変でしたねとっておかずに早々に処分するべきでした 光の守護者 エレナ ま、おかげでエレナの家のお風呂に入らせてもらったからボクはいいけどね 自然の守護者 チュリン そう言ってもらえると気持ちが楽になります 光の守護者 エレナ 【プレイヤー】も見せてもらったら?凄いよー、ビックリするはず 自然の守護者 チュリン 見る?見たいよね? 自然の守護者 チュリン …な、何だか、恥ずかしいですね私が使用した後ですし… 光の守護者 エレナ いっそ、入っちゃえば?【プレイヤー】 自然の守護者 チュリン え? 光の守護者 エレナ …でも、それも…いいかもしれませんね 光の守護者 エレナ 明日のフリーマーケットは朝も早いですし、 光の守護者 エレナ 何ならいっそこのままお二人ともうちに… 光の守護者 エレナ え、いいの!? 自然の守護者 チュリン はい、もちろんです着替えもご用意しますね 光の守護者 エレナ あ… 光の守護者 エレナ このまま三人でパジャマパーティというのはどうでしょう? 光の守護者 エレナ 賛成!賛成!! 自然の守護者 チュリン いかがですか、【プレイヤー】さん? 光の守護者 エレナ 【プレイヤー】、どうする~~?って、もちろん決まってるよね 自然の守護者 チュリン 敗北時 はいー勝ちー 自然の守護者 チュリン …【プレイヤー】、何か今日弱くない? 自然の守護者 チュリン 何か……動揺してる……?カードにブレっていうか、迷った感じが…… 自然の守護者 チュリン …何でこっち見るんだよ 自然の守護者 チュリン あ、髪、生乾きで変な髪型になって……ないね? 自然の守護者 チュリン ……何? 自然の守護者 チュリン あ……まさか、臭いが、まだ!? 自然の守護者 チュリン え、どこ、まさか……髪!?違う?じゃ、やっぱり、顔……? 自然の守護者 チュリン ちょ、ちょっと、嗅いでよどこ臭いの…? 自然の守護者 チュリン ……………相変わらず、近いなぁ 自然の守護者 チュリン やっぱり、臭くはない……よね? 自然の守護者 チュリン すみません、もうしばらくお待ち……えぇ!? 光の守護者 エレナ あ、エレナ… 自然の守護者 チュリン な、何を……お二人で!? 光の守護者 エレナ 臭いが……取れてるかわからなくて確認してもらってた 自然の守護者 チュリン あ、あ…そ、そうだったんですね!私、てっきり…… 光の守護者 エレナ いえ、何でもありません【プレイヤー】さん、もうしばらくお待ちくださいね 光の守護者 エレナ 急ぎますので 光の守護者 エレナ …………? 自然の守護者 チュリン ………………もうちょっとかかるのか 自然の守護者 チュリン エレナがいないうちにもう一回……しちゃおうか……………………いいでしょ? 自然の守護者 チュリン PREV:第9話 前編 NEXT:第9話 後編
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/60085.html
【検索用 まっちゅり 登録タグ 2022年 CeVIO う き わ ま 可不 曲 曲ま 流星P 鈴ki】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:湊 貴大(流星P) 作曲:湊 貴大(流星P) 編曲:湊 貴大(流星P) 絵:鈴ki(Twitter) 動画:う き わ(Twitter) 唄:可不 曲紹介 曲名:『マッチュリ』 「ボカコレ2022秋 TOP100」参加作品。 歌詞 (概要欄より転載) 曖昧じゃ厭厭 するり飛び込んで癒え 暴れんぼ舞舞蛾 ぬるり夜の内 なんでか満たされない 夜の歓楽街や あゝちょっと一本売れれば 足しになるのになぁ らららるらりら エナドリキメて らららるらりら PAPAPAPAPA‼︎ しんどくない? 人生売っちゃおうか ハッピー安いでしょ 享楽主義な毎日 お上品じゃなくていいよ 凶暴な自己愛 溢れそうになってる Don’t 有 脳? 賛美しようよ win-winな関係 ¥¥¥¥ じゃん そういうのもいいじゃん 渋らないで ケチ! 炎上するまでマッチしよ 愛を製紙にして 愛を製紙にして 擦れば火が着くでしょメラメラと I want “Sayin’‼︎” ”Singin’‼︎” “Stayin’” I want “Sayin’‼︎” ”Singin’‼︎” “Stayin’” 焼け焦げたら落ちてくバラバラと “損して得取れ”って そんな余裕ないな 嫌 あゝ森羅万象が敵で 何も信じられない もうしんどい! 人生切り売りばっか ハッピーソールドアウト? 希死念慮に溺れそう 嫉妬しちゃうから寄らないで ───まってさみしいかも どっちつかずで馬鹿みたい What 言う 死? 懺悔しようよ ズブズブな関係 ¥¥¥¥ なんかじゃ足りない 愛情は不平等 マッチ売りやめても生きていけるの? “需要ない”なっても ポイ捨てはやめて コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1576.html
「ゆゆ!ゆっくりしてないにんげんさんがいるよ!」 夕暮れに染まる山を、私は歩いていた。 「なにもってるの!!あまあまさんだったられいむにちょうだいね!!あまあまさんをおいていったらゆっくりしないではやくきえてね!!」 私が手に持っているのはコーヒーゼリー。かつて、一緒に暮らしていたぱちゅりーが大好きだった物だ。 「どぼじでむじずるの゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛」 私はこの山に、そのぱちゅりーを埋めた。他ならぬ、彼女の願いであった。 今日、私達がこの山に訪れたのは、ぱちゅりーの墓参りをするためだ。 一週間に一度、休日を利用して私達はこの山を登る。彼女が永遠にゆっくりしたあの日から、それを欠かした事はない。 「むじずるじじいはゆっぐりじね゛ぇぇぇぇ!!!!」 私の頬を伝う涙は、私がまだ彼女の死を乗り越えていないからであろう。 彼女は聡明であった。ゆっくりらしからぬ程、聡明だった。 心の中では、いまだに信じる事が出来ない。何故。何故、彼女が・・・ 本当は判っている。死因は老衰・・・幸せそうに天寿を全うした彼女の死を、何時までもこうして引き摺り続けるのは、彼女への冒涜であることも。 だが、もう少しだけ、もう少しだけ・・・この悲しみに浸っていたい。 「じね゛ぇぇぇ!!ゆっくりできないじじいはゆっぐりじないでじね゛ぇぇぇぇ!!!!」 この、胸を締め付けるような苦しみに反して、私はどこか、愛おしささえ感じていた。 「ゆ゛ぅぅぅぅ!!!ゆ゛ぅぅぅぅぅ!!!!」 私が・・・彼女を愛していたという、証だから・・・ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「むきゅ、やっといなくなったわね。あのれいむ。」 そう言って顔を出したのは、彼女の娘であり、私の家族でもあるゆっくりぱちゅりーだ。 「れいむなんていたのか・・・。気が付かなかった。悪い事したな。」 「別にそうでもないわ。図々しい子だったし。」 「そうか、帰りにまた会う事があったら、前にお供えしたゼリーをあげないとな。」 「むきゅう・・・野生の子にそんな物をあげたら可哀想よ。舌が肥えちゃうわ。」 この子も、彼女に似て賢い。 血筋・・・ではなく、彼女の教育の賜物だろう。――何故なら、 「むきゅー・・・着いたのかしら?」 「ごめんなさい、ぱちぇ達が山を登れたら、お兄さんに運んでもらう必要もないのだけど・・・」 「むきゅ!少しなら私達も自分で歩けるわ!疲れたら遠慮なく言って頂戴!!」 彼女は、街で暮らす野良ゆっくりの群れのリーダーだった。 ・・・彼女達に出会った後に知る事になるのだが、彼女達は全員、賢いゆっくりだった。 それはもう、他のゆっくりとは比べられない程に。 「気にする必要はないよ。それに、もう着いたし。よし、みんな外に出てくれ、一緒にお参りをしよう。」 「「「「むきゅ!わかったわ!」」」」 彼女の他に成体が7人、それに彼女の娘を加えた計9人のゆっくりぱちゅりーが彼女の群れであった。 今、ここにはいない残りのぱちゅりーは、伴侶を見つけて嫁いで行ったのが2人。 ・・・娘を嫁にやる親の気持ちが判る。定期的に会う機会があるのだが、その度に幸せそうな姿を見られるのがせめてもの救いだ。 ・・・もう1人は、彼女と同じ様に、永遠にゆっくりしてしまった。 悲しい事故だった。・・・私は自己嫌悪する。 事故の事ではない。私は・・・2人の死を・・・比べている・・・。 同じ、ゆっくりぱちゅりー。 同じ、家族の様に一緒に暮らしてきた。 同じ、死。 同じ、 同じ・・・同じはずなのに 悼む気持ちは変わらない。 なのに、何故こうも。 彼女を想うと胸が苦しいのか。 何故・・・ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― あくる日の晩、私は、仕事帰りに空腹を満たそうと、飲食店を横目に街を歩いていた。 「ラーメン!・・・は昨日食ったばっかだしなぁ・・・牛丼・・・って気分でもないしなぁ。」 誰に言うのでもなく、独り言をつぶやきながら店を選んでいると、声を掛けられた。 「むきゅー!お兄さん!お腹が空いてるのならここでご飯さんを食べていかないかしら!」 見れば、透明な箱に入れられたゆっくり、と呼ばれる喋るお饅頭がこちらを向いてセールストークしている。 「・・・俺に言ってんの?」 「ええそうよ!お仕事帰りでお腹が空いてるでしょ!!ウチのお店でゆっくりしていってね!!」 ウチのお店?・・・そのゆっくりが乗っている台の横には"ゆっくりしていってね!キャンペーン中!!可愛らしいゆっくりがお客様を接客致します!!" と、書いた看板が立っている。下に小さく"調理・食材の管理は全て人間が行っています。接客するゆっくりは、全て清潔な固体です。ご安心ください。"・・・と注釈してあるが。 「へぇ~、珍しいな。ゆっくりが接客・・・ね。」 「むきゅん!とってもゆっくり出来るご飯さんなのよ!ぱちぇが保証するわ!」 上に掲げてある看板を見上げると、○スバーガーという文字が煌びやかに光っていた。 「ハンバーガーか」 「お兄さんは物知りね!今ならとってもお買い得なクーポン券も付いてくるのよ!!」 「ほほう、いっちょ前に客引き出来るじゃないか。よし!今日の晩飯はこの店に決めたよ。」 「むきゅ!!一名様!!ゆっくりしていってね!!」 ――ゆっくり、そう呼ばれる生命体がこの世に現れてから、十数年が経つ。・・・少なくとも、私の物心が付く頃には、いた。 ・・・というのも、ゆっくりの歴史についてなんて、自分で調べない限り分からないし、知る由も無い。 小さい頃、田舎に帰るたびに野生のゆっくりと追いかけっこしたっけなぁ。今思い返すと、泣き叫びながら逃げてたけど・・・子どもなんてそんなもんだ。 そんなゆっくりが、街でも姿を見かけるようになったのは何時からだっけ・・・ 確か・・・第一次ゆっくりペットブームが去った後に起きた、捨てゆっくり問題ってのを中学生の頃によくニュースでやってたから・・・ 十年以上前か。あの後、増えすぎた野良ゆっくりが、ゴミを漁ったり、家に侵入して荒らしたりする問題が起きて。 一斉駆除されたり、また流行ったりと色々あったな。 今じゃ、収まる所に収まったと言うべきか、程々にゆっくりを飼う人がいて、程々に野良ゆっくりを見かける。 増えすぎれば駆除されて、減ってきたら放置される。まるで犬や猫だな。 ・・・ただ、個人経営ならまだしも、チェーン店でアルバイト?をしてるゆっくりは初めて見た。・・・店長の趣味か? まぁいいや、と自動ドアをくぐる・・・ 「「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」」 ・・・びっくりした。いや、店員としてはやる気に満ち溢れていて大いに結構なんだけど・・・。 「お好きな席にお座り下さい。ゆっくりが注文を聞きに参りますので。」 店員に促され、首だけの会釈をしながら席に座る。 辺りを見回すと、そこらかしこにゆっくりが跳ね回っていて、なんというか・・・その・・・凄く一杯一杯だな・・・。 てっきり、そういう訓練を受けたゆっくりがいるもんかと思っていたが、そうでもないらしい。 外にいたあのゆっくりは、手馴れた雰囲気だったが。 「むきゅー・・・い、いらっしゃいませ・・・ご注文はなんでしょう・・・」 しばらく待っていると、足元にメニューを重たそうに頭に乗せたゆっくりがやってきた。 ・・・ゆっくりぱちゅりーだっけ?外にいたのも同じ奴だったな。 「ご苦労様。」 と、言いながら今にも潰れそうなゆっくりを机に乗せる。 「むきゅきゅ・・・ごめんなさい・・・」 謝られた。 「いえいえ、どういたしまして」 「メ、メニューです、ゆっくり注文が決まったら、ゆっくりよ・・・お呼び下さい・・・」 接客もたどたどしい、少し興味が沸いて、このゆっくりに話を聞いてみることにした。 「注文を決めている間、少しお喋りに付き合ってもらってもいいかな?」 「むきゅ・・・」 視線を逸らされてしまった。乗り気でなかったかな? いや、どうやら人間の店員を気にしているようだ。 「・・・サボってると思われたら後で大変か、ちょっとここで待っててね。」 言うや否や、ゆっくりを机に放置したまま、店員の元へ足を運ぶ。 「・・・申し訳ございません。ウチのゆっくりが何か粗相をしてしまいましたか?」 謝られた。 「いえ、そうではないです。少し彼女とお喋りを楽しみたいと思いまして。」 「はぁ・・・」 「彼女の業務の邪魔になるのなら無理にとは言いません。駄目でしょうか?」 「いえ、お客様をご満足させるのが、あの子達の仕事ですから。どうぞ、お構いなく。」 すみません、とお互い頭を下げつつ席に戻る。ボソッと「愛で派の人だったか・・・」なんてつぶやきが聞こえたが、バイトをするゆっくりに興味が沸くのは珍しい事なのかね。 「お待たせ、店員さんも許可してくれたけど、君は嫌かい?お喋りするの。」 目の前にいるゆっくりが首?身体?を必死に横に振っている。否定の仕草かな? 「・・・どうして判ったの?ぱちぇが店員さんを気にしてるって・・・」 「そっちに視線を動かしてたからね。」 むきゅん!と言いながら顔を染めている。なんか可愛いなコイツ 「まだ仕事に慣れてないようだけど、君は入ったばかりなのかい?」 「むきゅ!ぱちぇ達は今日が始めてなの・・・」 ・・・はい? 「えっ、初めてって、研修とかは?」 「けんしゅう?ぱちぇには判らないけど、人間さんのお仕事を手伝うと、後でご飯さんが貰えるって聞いて・・・」 「もういやだなんだぜぇぇぇ!!!はやくごはんさんをもってくるんだぜぇぇぇ!!!!」 大声がする方に視線を移すと、黒い帽子を被ったゆっくりが泣きながら騒いでいた。懐かしい、小さい頃、よく追いかけっこをしたゆっくりまりさだ。 「こんなはなしきいてないんだぜぇぇぇ!!!はやくまりさにあまあまさんをもってくるんだぜぇぇぇ!!!!!」 ・・・初めて、って言うのは嘘じゃないらしい。・・・というか、ここにいるゆっくりって特殊なゆっくりじゃないんかい! 「はなぜぇぇぇぇ!!!ゆっぐりできない゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛」 ・・・あっ、店員さんに連れて行かれた・・・ ・・・・・・・。 「ゆ゛ぴゃあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」 「ごべんなざい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛」 「おじおぎはゆっぐじできな゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛」 ・・・断末魔が・・・あれ、さっきのゆっくりの声だよな? 「むきゅー・・・」 「・・・君達ってさ、そういう訓練を受けたゆっくりじゃないのかな?」 「・・・ぱちぇ達は野良ゆっくりよ、まりさ・・・もう少しの我慢だったのに・・・」 ・・・これは酷い。 「詳しく聞かせてもらえるかな?」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・・・わーぉ・・・ 聞いた話を整理すると、ここで働いているゆっくりはみんな野良ゆっくりで、ろくな説明も受けずにいきなり現場に放り出されるらしい。 仕事成り立たないだろっ!って突っ込みたくなったが、周りの客はそれでいいらしく、思い思いに仕事が出来ないゆっくりを虐め・・・ 虐めてるよ・・・くそっ、そういう店かよぉぉぉぉ・・・・・・ ・・・ここにいるゆっくり達は、労働の対価として仕事が終わればご飯を分けてもらえるらしいが、あの途中退場したまりさは貰えないだろうな・・・てか、生きてんのか? つまる所、ゆっくりが働く珍しい店だと思って入ったこの店は、仕事に不慣れなゆっくりを小突きながら食事を楽しむ店だったって事だ。 店のイメージダウンに繋がるんじゃないかとも思ったが、野良のゆっくりに対する感情なんてたかが知れてる。はぁ。 「・・・ありがとう。じゃあ・・・悪いけど、このベーコンレタストマトバーガーのセットのサイドメニューはポテトで飲み物は・・・」 「むきゅー・・・ごめんなさい、もう一度・・・」 「言うのが早かった?ごめんね。えーっと、ベーコン、レタス、トマト、バーガーの、サイドメニューは・・・」 「むきゅきゅきゅ・・・」 ・・・ですよねー。 「びー、える、てぃー、って言うのを2つ貰えるかな。」 「むきゅ!わかっ・・・かしこまったわ!!!」 ・・・空しい。 「お待たせ致しました。こちら、BLTの単品がお二つになります。ご注文は以上でお間違いありませんか?」 あぁ、物を持ってくるのは人間なんだ。そりゃそうだよなぁ。ゆっくりって手足ないし。 「・・・あの、すみません。」 「はい?」 「ゆっくりを使うのって、逆に疲れませんか?なんでゆっくりなんか・・・?」 「申し訳ございません、本部の意向でして・・・」 ・・・ですかー。 「判りました、スミマセン・・・」 「いえいえ、ごゆっくりどうぞー!」 ・・・帰ろう。さっさと食ってさっさと帰ろう。 「ありがとうございましたー!!」 ・・・ふう。 「むきゅ!お兄さん!」 外に出ると、入り口で客引きをしているゆっくりに声を掛けられた。 「ゆっくりできたかしら?」 「ゆっくりは・・・どうかねぇ、ハンバーガーは美味しかったよ。ご馳走様。」 そう言いながら、透明な箱にポンポンと手を置く。 「むきゅん!また、ゆっくりしていってね!!」 「おー。(多分もう来ないけどなー)」 コイツだけ、妙に手馴れてるんだよな。 店内で生き残ってるのも、殆どゆっくりぱちゅりーだったし、他のに比べて頭がいいって話は本当だったんだ。 店のすぐ横で、一服すべくタバコに火を着ける。 ゴミ捨てに勤しむ店員さんと目が合ってお辞儀された、お辞儀を返し、心の中でご苦労様です。とつぶやく。 ・・・非日常な体験をして少しテンションがおかしかったのか、店員さんにふとした疑問をぶつけてみる。 「あの外で客引きしてるゆっくりは、他のとは違うんですかね?」 「え?あぁ、いえ、アイツも他と一緒ですよ。そこらへんから集めた野良の内の一匹です。」 「にしては手馴れてるなーと、あなたもそう思いません?」 「ですね、あそこまで賢い固体ってのはなかなかいませんからね。アイツに限らず、アイツが連れて来た他のパチュリー種も。」 「・・・というと?」 「店内に居るぱちゅりー種は、アイツが連れて来たんですよ。」 ・・・そういや、店内にいたゆっくりって、ぱちゅりーが殆どだったな。 「ほーほー、経験者なんですかね?こういうのの。」 「・・・いや、元飼いゆっくりとかじゃないんですか?だってこの後、生き残ったのも全部潰しちゃいますし。」 ・・・・・・は? 「・・・えっ?彼女達って、ご飯が貰えるから仕事してるんですよね・・・?」 しまった・・・という顔をして、慌てて店員が取り繕う。 「い、いえ、まぁ表向きはというか・・・ほら、野良に餌をあげると条例違反ですし・・・」 ・・・世知辛いな、頑張った挙句、待っているのは死・・・か。 「あぁ、確かに・・・条例違反ですけど・・・」 「えぇ、すみませんが、そういう決まりですので・・・」 店員さんの目には、私がどこかのゆっくり愛護団体に見えるのか、居心地が悪そうにそそくさと店内に戻ろうとしている。 ・・・街に住むゆっくりは、その日の糧を得るもの難しいのだろう。 というのも、たまに見かけるゆっくり達はまるで、浮浪者のような姿をしているし、ゴミを漁るのだって、他に食べ物がないからだ。 ・・・ゆっくりには、今まで関心すら持っていなかったが、こうして人間と一緒に共存?しようと頑張っている姿を見ると、なんだか可哀想に思えてくる・・・。 ・・・・・・。 「あの、何度もすみません――」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ただいま・・・」 自宅に戻り、電気を付ける。 ただいまと言った所で、誰もいない我が家。一人暮らしを始めてからどのくらい経ったっけ? ・・・でも、もう一人じゃない。 「窮屈だったろ、今出してやるからな。」 モ○バーガーの袋に入れてもらったある物を、袋から取り出していく。 「むきゅ・・・」 「むきゅん・・・」 「むきゅきゅ・・・」 「むきゅ?」 「むきゅー・・・」 「むry」以下省略 計8匹のゆっくりぱちゅりーだ。 ・・・あの後、閉店まで待って、結局生き残った・・・仕事をやり遂げたのは、ぱちゅりー種だけだった。 気に入ったので、良かったら譲ってくれませんか?と尋ねたところ、二つ返事で了承された。 ゆっくりなんて飼った事もないし、エゴと言われればその通りなのだが、どうしても放ってはおけなかった。 「・・・お仕事お疲れ様。えーっと、ゆっくりしていってね?」 「「「「「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」」」」」 「むきゅ・・・?ここはどこかしら?」 「あー、俺の家。えーっと・・・」 「お兄さんの・・・?お兄さんはお客さんではなかったのかしら。」 もっともな疑問です。 「うん、そうだったんだけど・・・その、君達の仕事ぶりに感動してね、譲ってもらったんだよ。あのお店から・・・」 「「「「「「「「・・・・・・。」」」」」」」」 反応がない。ちょっと無理があったかな? 「むきゅー・・・ゆっくり理解したわ・・・あのね、お兄さん」 8匹いるゆっくりぱちゅりーの内、私と会話をしているのは1匹だけだ。他の7匹は少し下がった所で整列?している。 「なんだい?」 「・・・お仕事の対価を貰いたいのだけど・・・」 ものすごく申し訳なさそうな顔をして、ゆっくりは言う。 「あぁ、ごめんごめん!!おなか空いたよね!はい!これがご飯だよ!」 そう言って、私はモス○ーガーの袋から、譲ってもらったお礼とばかりに買い込んだハンバーガーを出す。 「「「「「「「「・・・・・・・。」」」」」」」」 「・・・袋開けないと食べられないよね!!ごめんごめん!!」 「「「「「「「「・・・・・・。」」」」」」」」 あれ?もしかしてゆっくりって・・・コレ食べられない? 「あー・・・もしか「むきゅー!お兄さん・・・」」 「おぉ、なにかな?」 「ゆっくりありがとう!・・・でもね、ぱちぇ達はここじゃご飯さんは食べないの。」 そっかそっか、そりゃ家に帰ってから食べるよな。普通。 「・・・あのさ、ちょっといいかな?」 「むきゅー・・・なにかしら・・・?」 怯えてるのか・・・これは。 「君達がよければ、ここに住まないかい?」 あのお店からゆっくりを引き取ると決めた時に、飼えるなら飼おうという決心はした。 それが衝動的な行動だったとしても、一応は、分別の付いた大人であると思いたい。飼うからには、責任をもって。 「むきゅー・・・」 なんか焦ってる・・・とても喜んでいる風には見えん。 「あのね、怒らないで聞いて欲しいのだけど・・・」 雲行きも怪しい。 「ぱちぇ達は、お家におちびちゃんを残してきてるから、お兄さんの家には居られないの・・・。」 そりゃ、今日初めて会った間柄だもんなー。信用・・・え? 「・・・えーっと、ごめん、もう一回言ってくれるかな?」 「むきゅん・・・ごめんなさい、お兄さんの好意は嬉しいんだけど、お家でおちびちゃんがお腹を空かせて待ってるのよ・・・。」 あぁ、そういう事か。 「なら、一緒におちびちゃんを迎えに行こうか。」 「「「「「「「「むきゅ!!」」」」」」」」 え?なにこの反応。 「むきゅん!!だ、大丈夫よ!ぱちぇ達は自分で帰れるわ!!」 ・・・話が掴めない・・・ 「遠慮なんかしなくてもいいんだよ?」 「ち、違うのよ!!むきゅー・・・むきゅー・・・」 困ってる・・・なんでだ・・・あっ 「ごめんね!!ちょっと、5分くらい待っててもらえるかな!?」 急いでパソコンの電源をつけ、グーグルにこう打ち込む。 "野良ゆっくり" ・・・・・・。 検索結果の一番上に出てきたのは、"【ヒャッハー】野良ゆっくり駆除スレ536匹目【虐殺だァー!】"・・・だ。 恐らく、私の機嫌を損ねないように、なんとかこの窮地を脱しようとしているんだろう。 人間は、野良ゆっくりにとって、危険な存在なのだから・・・・・・。 「・・・お兄さん・・・?」 物凄く不安そうな声。予想は当たってたみたいだ。 「・・・・・・ごめんね。」 「むきゅ・・・?」 「いきなりこんな所に連れて来られて、怖かったよね。・・・ごめん。」 「そ、そんな事ないわ!!」 一度気が付くと、一生懸命私の機嫌をとろうとしているのが判る。うかつだった。 「・・・でもね。」 でも、現実問題として・・・ 「外はもう暗いし・・・家から君達のお家までの道のりって・・・判るかな?」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 街灯に照らされた道を歩き、街灯に照らされてない公園へとたどり着いた。 「怖っ・・・夜の公園怖っ・・・」 街灯一本に照らされた夜の公園は、中々ホラーな雰囲気を醸し出している。 これでブランコがギィギィ揺れているものなら、間違いなく帰路に着くだろう。 ・・・用事がなければ。 「むきゅ、この公園よ!」 前に抱えたリュックサックから、半分だけ顔を出してそう声をあげるのは、私が保護・・・半ば攫って来たゆっくりぱちゅりーである。 あの後、どうしたものかと情け無い顔で悩んでいる私に、ぱちゅりー達はある提案をした。 ● ● ● 「・・・みんなで相談する時間が欲しいのだけど・・・」 提案というか、完全に怯えちゃってます。本当にごめんなさい。 「・・・うん、判った。」 既に、元々無い信頼をマイナス地点まで持っていってしまっている私は、せめて、彼女達が怯えないように優しく声を掛ける。 ・・・嘘。落ち込んでいて流されるがままだ。 ・・・・・・。 「人間さんにお家の場所を教えるのは・・・」 「でも、私達は捕まっちゃってるし・・・」 「子どもを見捨てるわけには・・・」 「でも・・・」 「・・・・・・」 盗み聞きをするつもりはないのだが、ちょくちょくショッキングな会話が聞こえてきて、更に落ち込む。 「・・・隣の部屋・・・は無いから、玄関にでも行っておけばよかったなぁ」 都会の一人暮らしといえば、大半がワンルームな訳であって、狭い部屋の反対側まで移動しても、彼女達の会話は聞こえてしまうのだ。 「むきゅー・・・でも、あのお兄さんは、ゆっくりできる人間さんだと思うわ・・・」 お? 「ぱちぇがお仕事をしている時、優しくしてくれたもの・・・」 ・・・という事は、あの子は店の前で客引きをしていた子か、注文を聞きに来た子かな? 「そうね。あの人はゆっくりできる人かも知れないわ。」 一人だけ他のゆっくりと違って、人間さんって言わないんだよなぁ。なんでだろう。 「あなた達がそう言うなら・・・」 「どうせ助からない命だし・・・賭けてみるのも・・・」 肯定意見も出ているみたいだ、ちょっと傷つく事を言っているけど・・・ 「お兄さん。」 「は、はい!」 「私達のお家は、ほにゃらら自然公園と言う所にあるのだけど、ご存知かしら!」 「あぁ、その公園なら知っているよ。」 この近くに、公園は一つしかないしね。 「みんなで行ったらお兄さんの迷惑になるし、私だけそこへ連れて行って欲しいの。」 迷惑? 「それは全然構わないけど、いいのかい?全員で行かなくても」 「えぇ、子どもの無事を確認できたらもう、一度、子どもと一緒にお兄さんの家に連れて行ってもらって、後は自分達の足で帰るわ!!」 「判った!子どもも心配しているだろうし、そうと決まれば早く行こうか!」 「お願いするわ!むきゅん!」 ・・・これも後になって判る事だけど、普通のゆっくりは一回行って帰ってきた位じゃ道なんて覚えられないらしい。 人間が歩いて10分"も"掛かるほど遠い場所なんか、特に・・・。 こうして私とぱちゅりーは、彼女達の家があるという公園にやってきたのあった。 「・・・どうする?不安なら私はここで待ってよっか?」 気が付けば、彼女達に対しての一人称が、俺から私になっている。 少しでも不安を和らげるために、編み出した苦肉の策だ。 「そこまで気を使ってくれなくてもいいわ、私達は、あなたを信用することに決めたんだもの!」 ・・・彼女達と接していると、ゆっくりが駆除される理由が判らなくなってくる。 「・・・ごめんね。」 「むきゅ!謝らないで!・・・私達のお家は花壇さんの中にあるわ・・・」 "立ち入り禁止!!花を踏まないで!!"の看板がでかでかと立っている花壇に、入るのは気が引ける。 んな事言ってる場合じゃないか。 「ごめんなさい、花壇さんの中にお家を作れば、人間さんに見つかる可能性も低くなると思って・・・」 あれ?人間さん? てっきり、人間さんって言わない子を連れてきていると思っていたけど・・・見間違えたかな? 「いやいや!すんばらしい自衛手段だと思うよ!うんうん!」 花壇を整備している人にごめんなさいをしつつ、なるべく花を踏まないように足を進めていく。 ・・・自然公園と銘打っているだけあって、花のエリアを抜けたら、木々が蔓延る魔境が見えてきた。 ・・・正直帰りたい。怖い。 「むきゅ、もうすぐ着くわ!」 「お?じゃあリュック外に・・・」 ・・・あ、やべ。外に出そうとしたのに、リュックの中に落としちゃった・・・ 「ご、ごめん、今すぐ出してあげるから!!」 「むきゅきゅ!!ゆっくり出来ない人間さんが来たわ!!」 お? 「これは早くお家に帰らないと!!」 お? 「むきゅきゅきゅ!ぱちぇは人間さんなんかに捕まらないわ!!むきゅー!!」 ・・・あれは、ぱちゅりーかな?なんか言ってたけど・・・ 怯えさせてごめん。 「・・・と、それどころじゃない、早く助けないと!!」 ・・・・・・。 「むきゅー・・・酷い目にあったわ・・・」 「本当にごめん。」 「いいの、あなたは悪くないわ。ここまで連れて来てくれて、本当にありがとう。」 ・・・野良が駆除される理由が本当に判んない。 「・・・むきゅ、こっちよ、ゆっくり着いてきてね。」 「あ、うん。」 ・・・ぱちゅりーの案内に従って、道無き道を行く、少し前に怯えさせちゃったゆっくりが跳ねて行った方向とは別だったに、ちょっと安心した。 「むきゅー・・・」 木の根元に穴が開いている。ここがお家なのだろうか? 「どうしたんだい?」 「いないわ・・・子どもが。」 ・・・なんとも言えない空気。 「むきゅう・・・ごめんなさい。ぱちぇ達の帰りが遅かったから・・・」 恐らく、亡くなってしまったであろう、子どもに向けられたその言葉は、グサグサと私に胸に突き刺さってます。 「・・・ごめんね、私が勝手なことをしたばっかりに・・・」 「むきゅー・・・・・・」 弔いの気持ちを込めて、黙祷を捧げる・・・。 「どぼじでおうぢの前に居るのー!!?」 お? 「さっき、ぱちぇのおうぢは向こうにあるっでいっだでしょー!?!?!」 あれは・・・さっきの 「むきゅ?・・・ぱちゅりーなの!?」 ・・・どっちの台詞だ? 「むきゅー!?お母さん!!?人間さんに捕まっちゃったの!?」 なるほど、・・・え? 「むきゅー・・・生きてたのね、良かったわ・・・。」 「帰りが遅くて心配したんだから・・・!」 ・・・生きてた? 「人間さん、お願いだからお母さんを放してくれませんか?」 放してくれと言われても、ぱちゅりーは私の目の前にいる。 「・・・むきゅ、ぱちぇの話を聞いてね。」 ・・・・・・続く