約 1,871,760 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/6429.html
前ページ次ページゼロの騎士団 ゼロの騎士団 PART1 始まりの地 トリステイン9 前編 虚無の日 トリステイン魔法学院 学院内の広場にいつものメンツが集まっていた。 「いい天気ね、町までは遠いから、雨とか降らないと本当に助かるわ」 キュルケが、同意を求める訳でも無くつぶやいた。 「本当ですね」 私服姿のシエスタがキュルケに応える。 「アンタ達が居なければ、もっと良かったんだけどね、何でシエスタもいるのよ……」 ルイズが、予定より増えた人数に不満を言う。 「いいじゃないかルイズ、シエスタも今日が休みだと言うのだし、皆で行っても構わないだろう。」 ニューが問題ないと言う風に、ルイズに応える。 「シエスタはいいけど……これだけの人数の馬は、どうやって借りるのよ!」 「……有料なのか?」 ダブルゼータが金銭に関わるかを問う。 「アンタって、何かそればっかりね……さすがに7人となると無理よ」 大人数の行動の難しさに頭を抱える。 「……大丈夫」 タバサが、可能性を提案する。 「どうするのだタバサ、二人で一つの馬にするのか?」 ゼータの答えに首を振る。 「……友達を呼ぶ、シルフィード」 タバサが名前を呼ぶと、遠くから、風の音とともに巨大な竜が飛んできた。 「すごいじゃないタバサ、これ風龍よ!」 キュルケが興奮する。 「すごい……」 ルイズも近くで見る、見事な風龍に言葉を失う。 (私も、こんなのが使い魔なら良かったのに……) 「ルイズ、私も、こんなのが使い魔なら良かったのに……なんて考えてないか?」 「なっ、考えてる訳ないじゃない!」 (……図星だな) ルイズの考えが的中し、ニューは少し肩を落とす。 「成程、全員でこれに乗る訳か」 ゼータが納得する。 「違う、あなた達は別、定員オーバー」 タバサがニュー達三人を見る。 「きゅいきゅい」 そうだと言わんばかり、ゴーレムは同意する。 「仕方ない、我々は馬で行くか……」 シルフィードに乗りたいのを少し我慢しながら三人は厩舎に向かった。 トリステインの首都、トリスタニアは学院から約3時間で行ったところにある。 騎士の国アルガスでもある三人は、当然、馬の扱いにたけている。 おかげで、2時間で着いてしまった。 「2時間で着くとはねぇ……」 ルイズが3人の乗馬技術、特にゼータの腕を感心する。 「私だけなら、もう少し早く着く事が出来る。」 ゼータが当然と言わんばかりに応える。 「しかし、龍とは早いものだな」 自分達を追い越して、先に待っていた。 ニューはルイズ達を見て、更に乗りたい気持ちを強くした。 「ペガサスがあれば、俺達も空を飛べるのにな……」 ダブルゼータが事も無しに呟く。 「ペガサスって、ニューさん達の国っているんですか!?」 「実際に乗っていたよ、我々6人が乗っても大丈夫なくらい大きかった」 「普通いないわよ!どこにいるのよ、そんな巨大生物」 「たしか、アルガスの厩舎にいたような………」 ユィリィ姫が乗ってくる際には、そこに置いておく事をおぼろげに思い出す。 「なんて言うか、あなたの国ってすごいのね……」 ペガサスに対する扱いにキュルケも驚く。 「アンタ達の非常識は今に始まった事じゃないものね……武器屋に行くんでしょ?こっちよ」 ルイズが、自身が行く秘薬屋の近くの武器屋に向けて歩き出す。 少女達に付いていく、しゃべるゴーレム達を通行人達が物珍しそうに見ていたが、ルイズ達は慣れてしまった為にそれに気づかなかった。 「ここが武器屋よ、私も初めてはいるけどね」 「いらっしゃいませ、これは貴族様、どういったご用件で?」 胡散臭い風貌の店主がルイズ達を見るなり、態度を変える。 「この者達に、武器を買いたいの」 ルイズが貴族らしく、三人を紹介する。 「これは珍しい方で、どうぞ店内をご自由にご覧ください。御用の際には一声おかけ下さいね」 そうして、三人と少女達は店内を見回し始めた。 「店主よ、杖はないのか?」 ニューが店主に問う。 「お客さん、杖なんか、うちで販売したらお縄になってしまいますぜ」 「本当か?ルイズ」 「本当よ、杖は後で専門の店に行くわ、そこで注文するわ」 ルイズがそう答える。 「けど、杖は高いわよ、お金はどうするの?」 キュルケが、ルイズの支払い能力に疑問を示す。 「仕方ないから、家で払ってもらうわ、必要経費だし」 ルイズは、仕方ないと言った表情をする。 「あなたも結構大胆ね……ダブルゼータは、どんな奴にするの?」 キュルケが隣にいるダブルゼータに問う 「斧がいいな、出来れば片手の奴があればそれでいいのだが、良さそうな物はないな」 店に置いてある斧を手に持って、不満を示す。 「片手で扱うにしては、軽すぎる、親父、もっと重いものはないのか。」 「ダブルゼータさん、それ片手で扱うのじゃありませんよ」 長さは片手用には少し大きいくらいだが、明らかに両手で扱うはずの斧を軽々振り回す光景に、シエスタが指摘する。 「それを軽いと言われますと……これなんかどうでしょうか」 「何これ……使えるの?」 ルイズがそれを見て感想を口にする。 片刃の斧であり先程のサイズは変わらないが、柄の部分まで金属であり、刃の長さと厚さが2倍近くある。 重厚という形容がその斧の存在を表していた。 「この前偶然手に入れたのですが、ただでさえ人気のない斧なのに、そんな物扱える奴なんかそうはいないと思ったのですが……お客さんなら問題ないでしょう、500エキューでお売りいたしますよ」 店主が具体的な値段を掲示する。 「確かに、こんなの普通は使わないわよね、けど高くない300くらいじゃない?」 キュルケが、妖艶な態度で店主に迫る。 「いっ、いやぁこちらも商売なので、450ですかねぇ」 店主を相手に、キュルケが交渉を始める。 「ゼータさんはどんなのにするんですか?」 シエスタがゼータの要望を聞く。 「盾はこれでいいかな、後は剣だな……正直、良い物があまりないな」 剣を見ながら、自分の期待に、応えられる剣がないかを探す。 手には以前、自分の愛用していた物と似た盾と同じ形状の物を手に持っていた。 「ちなみにタバサ、予算はいくらだい?」 「必要経費だから、大丈夫」 タバサにしてみれば、仕事の危険を考えれば剣の予算くらいはこだわらない。 「大した物がねぇとは、てめぇの目は節穴か!」 「誰だ、でけぇ口叩く奴は!」 売り言葉に相手も確認せず、ダブルゼータがそれに応じる。 「ここだよ、木偶の坊!」 声の方を見回すと、そこには古びた一本の大剣が置いてあった。 「デルフ、てめぇ、ちったぁ黙ってろ!」 「うるせぇ、てめぇみたいなヘボにはそこのヘボ客がお似合いだよ!」 鞘を鳴らしながら、その剣は罵声を浴びせる。 「ずいぶん口の悪い、インテリジェンスソードね……」 そのやり取りを聞いて、ルイズは呆れる。 「インテリジェンスソード?何だい、それは?」 「意志を持った剣、マジックアイテムの一種」 ニューの疑問に、タバサが答える。 「このナマクラ馬鹿にしやがって、ここでへし折ってやる」 ダブルゼータがデルフと呼ばれた剣をつかみ取る。 「ん!なんだテメェは、ゴーレムでも人間でもねぇ「うるせぇ」痛っ、何しやがる」 端と端を掴んで、ダブルゼータが本当に二つに折ろうとする。 「やめなさいよ、そんなの弁償したくはないわ」 ダブルゼータの蛮行に、キュルケが呆れて制止に入る。 「痛ぁ、テメェ、訳分からねぇ力はあるけど「使い手」じゃねぇな、 そもそも、武器なんてデリケートな物てめぇには似合わねぇよ! てめぇみたいな馬鹿力は、その辺の木でも振り回してろ!その方がお似合いだ!」 デルフが、ダブルゼータに噛みつく。 「もう、振り回したけどね」 「確かに、振り回していましたね」 ルイズとシエスタが、その姿を思い出して呻く。 「コイツの力で折れないなんて、なかなか丈夫そうだな」 ゼータが興味を持ち、デルフを握る。 「なんだ、おめぇもこいつと同じかよ、おめぇさん「使い手」じゃないが、かなりの腕だな、しかも、アイツと同じでよく分からねぇ何かを感じる」 デルフリンガーがダブルゼータの時とは違い高評価を下す。 「「使い手」とは何だ?」 ゼータがデルフに聞く。 「俺もイマイチ思い出せねぇんだ………けど、おめぇさんなら問題ねぇ俺を買え!」 デルフがゼータに購入を薦める。 「そんな物買うの、もっと良いのがあるんじゃない?」 口の悪さと見た目から、キュルケが否定的な意見を口にする。 「切れ味は後で磨くとして、それほど悪くはないだろう、親父、いくらだ?」 ゼータが購入を決意して、値段を聞く。 「それでしたら、200エキューで結構です。そいつはうちの厄介者ですから」 「なら、もっと安くしてよ」 タバサに変わり、キュルケが自身の買い物を含め交渉を再開する。 「そいつはまけて150ですねぇ、うちも商売なので」 店の親父も食い下がる。彼からしてみれば厄介払いが出来るのは有難かったがそれでも、商売人としての考えもあり、おいそれと売る訳にはいかなかった。 「ふむ、親父、試し切りついでに賭けをしないか?この石を空中に投げて、デルフで切れたら先程の斧と含めて、500で売ってくれ」 そう言って、森に会った練習用の石を渡す。 「これをですか、まぁ実際できればすごいですけどね、出来なかったら700で買って下さいよ」 グレープフルーツ程の大きさの石を見て、勝算を確信したのかその賭けに応じる。 「タバサ、キュルケ殿、それでよろしいか?」 「面白そうだし、いいわよ」 キュルケが認め、タバサも頷く。 「どうせなら、ただ切るんじゃなくて、アレをやれよ」 「そうだな、見世物なんだ、客を喜ばしたらどうだ」 観客が、ゼータに芸を要求する。 「アレか………まぁ、いいだろう」 そう言って、石を上に放り投げる。 「ゼータ乱れ彗星」 それは、名の通り彗星群の雨であった。剣が彗星となって、石に降り注ぐ。 バラバラになった石が地面に零れ落ちた。 「さすがに少し重いな、親父これでいいか?」 ゼータは、デルフが完璧に馴染んでないのか自信の出来に納得しない。 (本当に、すごい………) 自身の使い魔の腕を見て、タバサが改めて評価を上げる。 「いや、凄いもんだ、どうぞ500で結構、いやぁ、すごい物を見せてもらった」 かなりの戦士を見てきただけに、店主が本気で感心している。 「大したもんだ、俺はデルフリンガーだ、デルフでいいぜ相棒」 「馴れ馴れしい奴だ、私は剣士ゼータだ」 新しい主の腕に満足なのか、デルフが嬉しそうに自己紹介する。 そうして、500で砥石と武器を購入しルイズ達は店を出た。 一通り周り、全員は昼食をとっていた。 「アンタ達って、本当に非常識よね」 「ルイズ、この町で俺はまだ何もしていないぞ!」 ダブルゼータがルイズの言葉に文句を言う。 「違うわよ、一人でいろんな魔法を使えたり、木を振り回したり、剣で石を粉々にしちゃうなんて、アンタ達って本当に非常識だわ」 これまで見てきた三人の能力を見て改めて思う。 最初は自分だけが当りだと思っていたら、どうやら三人とも当りだったらしい。 「たしかに、皆さんすごいです」 シエスタも同意する。 「そう言えば、あなた達の団長がいるって言ってたけど、やっぱりあなた達みたいなの?」 キュルケが興味本位で聞く。 「アレックス隊長は魔法が使えないが、ダブルゼータの力と、ゼータの技を併せ持っていた。我々三人で互角といった所だ、ナイトガンダム殿にも引けを取らん」 誇らしげに、ニューが説明する。 「一人でアンタ達三人と互角だなんてどんな非常識よ、しかも、それが二人もいるなんて」 彼らのいた世界の凄さを、改めてルイズは感じた。 「午後はニューと杖を買いに行くから、アンタ達はここら辺にいてね」 「おう、解った」 ダブルゼータが、立ち上がったルイズ達に返事を返す。 「何で一番分からなそうなアンタが答えるのよ、シエスタちゃんと見張ってね」 「はっ、はい」 (それは無理だと思います) ルイズの申しつけだが、自身がその任をこなす事は無謀な事に感じた。 「行くわよ、ニュー」 ルイズが、ニューを連れて大通りに歩いて行った。 「ルイズはもう少し、俺達を信用してくれてもいいのにな」 ルイズが居なくなった後、ダブルゼータが信用の無い事に愚痴をこぼす。 「私達じゃなくて、あなただけよ、ルイズじゃないけど衛士に見つかると面倒よ、あなた達は珍しいんだから」 キュルケが間違いを指摘する。 「テメェは見るからに、トラブルメーカーだもんな」 デルフが鞘から口を出す。 「何だと、このナマクラ!」 「そんな事だから、信用ないのよ」 デルフにつかみかかろうとするダブルゼータを見て溜息をつく。 「あの皆さん、少し寄りたい所があるんですけどよろしいですか?」 会話が切れた後、シエスタが行動方針を示す。 「私の母方の従妹がやっている店で、今日は休みだから顔を出そうかと思っていたんです」 「どこなの?」 「ここからすぐ、近くなんです」 「じゃあ、行きましょ」 キュルケが立ち上がる。 「でもニューさん達は、いいんですか?」 「問題ないでしょ、どうせ、しばらくは帰ってこないし」 ウェイトレスに伝言を頼み、全員が歩き出した。 シエスタの言っていた店は、大通りをまたいだ少し裏通りにあり『魅惑の妖精』という名前の大衆酒場件宿屋であった。 「これは……」 「すげぇな、こりゃぁ」 ゼータとダブルゼータが感想を述べる。 「ジェシカ、この人たちが私がお世話になっている人達よ」 「あなたが、シエスタの言ってた人達ね、私はジェシカよろしくね」 黒髪の活発な印象の少女が自己紹介をする。 彼女の格好はフリルのついたエプロンドレスのウェイトレスの制服であったが、 ルイズやタバサには出来そうにない胸の谷間があった。 「貴族の方々も、むさ苦しい所ところですが、どうかお寛ぎ下さい」 「そんなに、硬くならなくていいわよ、私はキュルケ、こっちはタバサよろしくね」 フランクにキュルケがジェシカに自己紹介をする。 「いいわ、今は準備中なの、聞いたけどシエスタを助けてくれたのって、あなた達?」 「違うわ、あれはフーケの仕業よ」 キュルケが知らないと言った素振りで否定する。 「まぁ、そう言う事にしてあげる、こちらに座って」 奥の方の空いた席に案内し、全員が談笑する。 約1時間後、準備中の門を開ける者がいた。 「すいません、今はまだ準備中です」 ジェシカが客に準備中である事を伝える。 「徴税官が訪れたのに、もてなしも無いとは、この店も偉くなったな、ジェシカ」 小柄な男が皮肉をこめて、不満を漏らす。 「チュレル様、店長は不在でして……」 「なら、スカロンが帰るまで、ここで待たせてもらうとしよう」 そう言って手近な椅子に腰かける。 「誰、アイツ」 店の奥にいたキュルケが隣のシエスタに聞く。 「この辺りの徴税関だそうです。役人だから、だれも逆らえないんです」 シエスタがキュルケの問いに答える。 「気に入らんな」 「だからって暴れないでね、ルイズじゃないけど役人に捕まるのは嫌よ」 キュルケがゼータとダブルゼータを制止させる。 「ごめんね、アイツの相手は私がするから」 ジェシカがチュレルに酒とツマミを運ぶ。 「先程は申し訳ありません、私がお相手いたしますわ」 そう言って、隣に腰かける。 「ジェシカはやっぱりいい娘だな、徴税関に対する態度が分っておる」 近づきながら肩に手を回す。その様子に表情は出さないがジェシカも嫌そうな事が簡易jられた。 「あの野郎…………」 硬く拳を握りながら、ダブルゼータが歯を食いしばる。 「やめてください、ここで暴れたらジェシカにも迷惑がかかります」 シエスタが二人を制止させる。 「お前がいつも、可愛い態度だと私も「お待たせいたしました」」 チュレルの声を、褐色の肌のウェイトレスが遮る。 「何やってんだ、あいつは………」 「キュルケ様………」 ダブルゼータとジェシカもそのウェイトレスに驚く。 それは、ここの店の制服に包んだキュルケと同じ格好をしたタバサであった。 「氷アイスお持ちしました」 やはり、いつも通りの無表情でタバサが器に入った氷を置く。 「私達もチュレル様のお相手をさせて戴きますわ」 そう言いながら、腕に抱きつき自身の胸を押し当てる。 「ここの店は教育が行き届いてるのぉ、これはどの様なメニューだ」 喜色の顔を浮かべながら、出された料理の食べ方を聞く。 「それは、こうですわ」 そう言ってキュルケが、あいた方の手で、チュレルの顔を氷の器に押しあてる。 「何をする、冷たいではもごあこあ」 「当店自慢のサービスです」 もう片方の腕をキュルケと同じように、タバサがロックする。 「もがはがあ………お前たちこんな事をして、ただで済むと思うなよ!」 杖を取り出し、魔法の詠唱をする。しかし、杖は手元から先がなかった。 「デルフ、切れ味もなかなかだ」 「そう言ってもらえると嬉しいぜ」 切断した杖の断面を見ながら、ゼータがデルフを褒める。 「貴様ら、こんな事をしてただで済むと思うなよ!私には「見つけたわよ!アンタ達!」」 扉をあけ、ルイズとニューが中に入ってくる。 「何だ小娘ひっこ「アンタは黙ってなさい!」」 ルイズが気迫で黙らせる。 「あれほど問題を起こすなと言ったのに、早速居なくなって現在進行形で問題起こして!」 気のせいか、ルイズの髪が逆立っているようにも見える。 「小娘、私は徴税関のチュレンヌだぞ!」 無視されて、チュレンヌの矛先がルイズに向く。 「私は、ヴァリエール侯爵家の三女、ルイズ・フランソワーズ・ルブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ!」 ルイズが自分の身分を淀む事無く言いあげる。 「ヴァ、ヴァリエール!も、申し上げございません、失礼しました!」 名前を聞いて、脱兎のごとく逃げ出す。 それには目もくれず、ルイズは店内に視線を固定する。 「さて、アンタ達また問題起こして……」 大団円とはならず、ルイズの説教が20分ほど店内に響き渡った。 「ありがとう、シエスタ、みんなもまた来てね」 夕方になり、ジェシカがルイズ達との別れを惜しむ。 「騒がせてごめんね、ジェシカ」 「ジェシカ、あの服、また着たいわ」 キュルケはあの格好を気に入ったようだ。 「私は、もういい」 タバサはお気に召さなかった。 「ジェシカ、また来るぜ」 「ジェシカ殿、お元気で」 二人も別れの言葉を告げる。 「アンタ達、帰るわよ。日が暮れるわ」 ルイズが、帰宅を促しジェシカの店を離れた。 「あー、面白かった。」 シルフィードの上でキュルケが伸びをする。 「きゅいきゅい」 自分も連れてって欲しかったと言わんばかりに、不満の声を上げる。 「楽しかったじゃないわよ!言ってるそばから問題を起こして!」 ルイズが声を荒げる。 「すいません、ミス・ヴァリエール……ところで、ニューさんの杖は見つかりました?」 シエスタがルイズの話題の矛先を変える。 「無かったわ、あの馬鹿ゴーレム、やたらと注文が多くて……後、シエスタ、そんない堅苦しくしなくていいわ、ルイズでいいわよ!」 「じゃぁ……はい、ルイズ様」 少し間をおいて、シエスタが答える。 「ルイズも寛大になったわね」 「アイツらよりも、シエスタの方が遥かにいいわ」 (あのトラブルメーカー達と会ってから、何かしら問題ばかり起こっている気がするわ) さすがに、今日はもう何も起きないだろう…… 「あら、学園が騒がしいですね」 音に気づき、シエスタが学園に目を向ける。 そこには、巨大なゴーレムが学園の塀を超える所だった。 「なによ、あれ……」 ルイズ達とほぼ変わらない高さの目線のゴーレムを見て、ルイズは唖然とした。 「多分、土くれのフーケ」 タバサが特徴から推測する。 「フーケってあの?」 自身が借りた名にキュルケが聞き返す。 「どうするのよ!逃げられちゃうわよ!」 ルイズが杖を向けて吠える。 「どうもできないわよ!あなたは飛べないし、シエスタもいるのよ」 キュルケがルイズの無謀な行いを制止させる。 迂闊に近づく事が出来ず、周辺を飛び回るのが、関の山である。 「ちっ!厄介なのに見つかったね」 (アイツ等が、帰ってくる前に完了したかったんだけどね) 心の中で、自身の手際の悪さに、土くれのフーケが舌打ちする。 学園を出た所で、自身のゴーレムを元の土に戻す。 「今よ!あれだけのゴーレムそう何度も作れないわ、見つけ出すのよ!ダバサ、シルフィードを下げて」 キュルケがダバサとシルフィードに指示を出し、降下させようとする。 「だめ、砂ぼこりで視界が見えない、迂闊に降りるのは危険」 大量の土が崩れ落ちて、周囲に多大な量の砂埃が舞う。 「魔法を戻すと同時に、着地した。おそらく、探す事は不可能」 タバサが、安全な少しは離れた路道に、シルフィードを降下させる。 「タバサ、大丈夫か」 「ゼータさん、土くれのフーケが現れたんです。」 シエスタが、状況を説明すると遅れて二人がやってくる。 「遅いわよ、ニュー!」 「ルイズ、なに八つ当たりしているの、ニューのせいじゃないでしょ!」 八つ当たり気味なルイズの罵声に、キュルケも怒りを覚える。 「とりあえずは、学院に戻りましょう、明日になれば、今日の事を聞かれるわ」 キュルケが学院に戻る事を提案し、みんな無言で戻って行った。 (私、何もできないのに、ニューに酷い事を言っちゃった……) 自身が何も出来ず、挙句、ニューに当たってしまった、ルイズの表情は誰よりも暗かった。 「秘宝の一部、確かに領収いたしました。怪盗 土くれのフーケ」 壁が壊された宝物庫から見える。その文字は学院にとって何よりも屈辱だった。 「17おめぇ、使い手じゃないな」 魔剣 デルフリンガー 魔剣Xとは関係ない HP +200 (攻撃力が上がる。) 「18いらっしゃいませ、魅惑の妖精にようこそ」 町娘 ジェシカ 今回、急遽出演する。 HP 50 (相手の動きを止める) 前ページ次ページゼロの騎士団
https://w.atwiki.jp/cosmicbreak/pages/3458.html
ブラックXmasシエス 機体説明 2012年12月6日、Xmasガラポンにて超久々に帰ってきたシエス。 特徴である自爆機能はモニカと似た「死んだら爆発タイプ」に変更され さらに自爆カウントダウン中にBD@内蔵サブを使うとターゲットに高速で突進しつつ自爆するようになった。 BD内蔵を使うとプレゼント箱を蹴っ飛ばして攻撃するが、追尾性能に難があり近すぎると当たらない。 尚エクステンドジャマーの効果がある模様。 固有WBのプレゼントボックスユニットは中にクエストボスやミッションボスのちっさい版が入っており ランダムで登場し、相手を攻撃して去っていくというもの。 通常のシエスとはCVのキャスティングが異なる。 ※画像はアクセサリーのブラックサンタキャップを装備している状態。 STATUS ※手持ち武器を外した状態で記述 名前 TYPE SIZE HP COST Capacity STR TEC WLK FLY TGH ロボ価格 購入条件 ブラックXmasシエス 補 S 325 690 770 14 16 17 11 12 ガラポン なし 構成 ※SHOPで販売されている場合、セットで付いてくる手持ち武器は下に記述 パーツ名 アイコン Size Type Cost HP Str Tec Wlk Fly Tgh 備考 プレゼントボックスユニット ブラックXmasシエスBD S 補 535 235 10 12 11 10 7 SUB:PRESENT SHOOTBS内蔵 ブラックXmasシエスBD@ S 補 SUB:CS EXPLOSIONBD固定 ブラックXmasシエスLG S 補 40 25 2 1 3 -1 BD固定 ブラックXmasシエスHD S 補 45 25 2 -1 1 1 2 BD固定 ブラックXmasシエスAM S 補 35 20 2 1 2 BD固定 ブラックXmasシエスAM S 補 35 20 2 1 2 BD固定 パーツ名 アイコン Size Type Cost HP Str Tec Wlk Fly Tgh 備考 ブラックサンタキャップ ALL 5 1 必要経験値 LV1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 250 500 1000 1750 2750 3750 10000 15000 25000 40000 カートリッジ ※上から順に。 名前 コスト 備考 キャパシティアップ+70 25 HP+11、6枚 内蔵武器の強化 30 2枚 シェルガード 20 ソードガード 30 ブラストガード 30 ビームガード 30 スウェー 20 ファストリカバリー 20 ショートブースト 20 Lv6 クイックランディング 25 ワンダータフネス 10 ブーストランニング 20 ブロードレーダー 30 Lv9 ステルスシステム 40 レビュー・コメント リペアで敵が密集した場所に自爆特攻しようとしたのだが、近づいてから内蔵サブ発動したら通り過ぎてしまった・・・ 突撃がいらない距離まで来たらあせって内蔵サブ発動させずに普通に近づこう -- (名無しさん) 2012-12-07 10 01 13 箱の中身、ベルゼ:体当たり、フラタ:極太レーザー、ハクメン:黄ハクメンの爆発 どれも持続短いし攻撃が当たらないカバの方が使えるのではないだろうか -- (名無しさん) 2012-12-07 11 19 44 ビットはそれぞれ最適な設置位置が異なる割にランダム出現で扱い辛い おまけ程度に攻撃してくれるスタチューユニット、くらいに思っておいた方が無難 BD内蔵はビキニ系と大体同じような感覚 但しEXジャマー付与しかなく、単体では効果的に運用するのは難しい どころか余計なデバフを上書き不能にしてしまう場合すらあるので注意が必要 自爆は吸引がより強力になっているが基本はモニカの自爆と同様 但しジャムバレット付与の追加効果が付いており、しかも持続時間がかなり長い 射撃系機体を巻き込めれば良いが格闘機にはかえって有り難いだけなので、 場合によっては誰も居ない場所で孤独死した方が良いだろう -- (名無しさん) 2012-12-07 11 55 30 シエスと同キャラで出すよりも、シエスのニセモノって感じで出してかけあい漫才でもさせりゃーよかったのに。 -- (名無しさん) 2012-12-07 23 38 26 tec30 str30にしてビットの展開時間を確認してみたが、ほぼ変わらなかった。 ギガンドロフの撃つ弾が4回から5回になったくらい。 また、少なくなったワンダーゲージをWDで補充しても効果時間は延びなかった。 以上から、XmasシエスのWB展開時間を伸ばすのはほぼ無理と思われる。 -- (名無しさん) 2012-12-08 18 19 34 中の人がオリジナルと違うのが最大の不満 フェイスデザインもさることながら喋られるとコレジャナイ感が心から湧き出る -- (名無しさん) 2012-12-13 09 58 43 深遠序盤の稼ぎが案外スマートにこなせる子だったりする。 ヘビジャガもどきの群れの中でハクメンやベルゼイラフがでると、囮になったうえに結構な大ダメージ。 さらに頭突きで密集してくることから、本体HP0時の自縛に大勢まきこみやすい。 問題なのは他にもっと効率いい機体や武器がいくらでもあるってことぐらいかな。 -- (名無しさん) 2012-12-30 01 16 06 尚、中の人はカグラと同じ人の模様 -- (名無しさん) 2013-04-06 05 55 28 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8098.html
前ページ次ページ萌え萌えゼロ大戦(略) ルイズが『始祖の祈祷書』を受け取った頃、エレオノールもまた、 竜籠で急ぎトリスタニアの研究室に戻っていた。それほどの期間を留守に したわけではないが、部屋に入ったとたんに落ち着いた気持ちになった のは、そこが自分の城であるためか。 エレオノールは、ブルドンネ街の骨董市で見つけたお気に入りの年代物の ゆったりとした椅子に深く腰を下ろし、その手に金属製の筒をもてあそぶ。 それはルイズとカトレアが食べたパイン缶だったが、その真ん中には 撃ち抜いたような同じ大きさの穴がいくつも開いていた。 「……まったく。こういうものを食べるときは、わたしも呼びなさいよね……」 エレオノールは渋面を隠さない。妹たちだけで滅多に手に入らない おいしいものを食べたということで、いささか寂しい思いをしていたの だった。 そうしているうちに、研究室のドアがノックされる。扉の向こう側から、 いささか覇気に欠ける声がする。 「……私だ」 彼女が急ぎ帰還した理由が、そこにいた―― 同時刻。高等法院の隠し部屋―― そもそも高等法院にそのような部屋があること自体が問題であるが、 元々あった部屋に仕切りを立てて隔離したその小部屋は、そうされてから 十年を越える歳月と、幾重にもかけられた『サイレンス』の魔法により、 外界から漏れない内密のことを行うにはうってつけの部屋となっていた。 そこに、高等法院長リッシュモンと……タルブに向かった銃士隊隊長 アニエスの留守を預かっている銃士隊副長ミシェルの姿があった。 リッシュモンはミシェルより渡された羊皮紙の束――報告書に目を通すと、 ミシェルに鋭い視線を向ける。 「……手を回すのが遅かったようだな」 「は、はい。先日の銃士変死事件以降、新型銃『サンパチ』の工廠と 訓練を行う射撃場には隊長の許可なくては立ち入れなくなりました。 また、第八小隊の行方も……」 声を震わせるミシェル。それをリッシュモンはつまらぬものでも 見るかのように吐き捨てる。 「ふん。前回の報告にあった姫殿下の秘密部隊か。私にも尻尾を 掴ませぬとは……忌々しい。 まあよい。そちらは私が処理する。貴様はこれまでどおり、情報収集に 努めよ。決して尻尾を掴ませぬようにな」 「は」 一礼して隠し部屋を辞すミシェル。その先は法院長室。国王以外で 許可なく立ち入ることはできず、またその部屋からは誰にも知られず 外に出る隠し通路が存在していた。 ミシェルの姿が消えてから、リッシュモンは人知れずつぶやいた。 「……ふん。誰に仕えているかすら知らぬ愚か者め。 実物が手に入るに越したことはなかったが、すでに手は打ってある。 ニューカッスルで皇太子の死体が手に入らなかったことは誤算だったがな……」 トリステイン王国に三十年にわたって奉職する王家の信頼厚き高等 法院長リッシュモン――その裏の顔は自らの職権を濫用して私利私欲に 走り、あまつさえ王家への忠誠を金貨に替えて祖国を釜ゆでの蛙のごとく 弱体化させたばかりか『レコン・キスタ』に内通する売国奴の首魁であった。 そして、夕暮れのトリステイン魔法学院。早馬で届けられた二通の 信書を開封したオスマンは、学院長室にルイズとふがくを呼び出していた。 「タルブの村へ、ですか?」 机の上に置かれた一通の信書。それを前にしてルイズが聞き返す。 「そうじゃ。タルブの村でミス・タバサが銃士隊に拘留されておるらしい。 誤解じゃろうが……銃士隊からの身分照会と、ちょうどフィールドワークに 出ておって合流したミスタ・コルベールから助命嘆願書が届いたのじゃ」 「それで、オールド・オスマンが記したタバサの身分証明書を私に届けて 欲しい。そういうことね」 そう言うふがくに、オスマンは微笑んだ。 「話が早くて助かるの。ミス・ふがく。 早馬を出すよりおぬしに頼んだ方が何倍も早いからの。ちいとやっかいな ことになっておるようじゃし、行ってくれんか?」 「別にかまわないわよ。私もタルブに用があったし。そういうことなら シエスタも連れて行った方がいいわね。 ……ということで、いいわね?ルイズ」 「もちろんよ!タバサはわたしの大切な友人よ。困ってるなら助けないと!」 意気込むルイズ。そんな二人に、オスマンは忠告する。 「時期的にぴりぴりしておるからの。二人とも、くれぐれも銃士隊を 刺激せんようにな。 無理なようなら帰ってくるんじゃ。ワシから姫殿下に話を通す」 「わかりました」 ルイズのその言葉で話は決まった。ルイズたちは食堂で夕食の準備を していたシエスタを連れ出し(もう学院のメイドではないので、その交渉は スムーズに運んだ)、タルブの村へと急行した。 「うわあ。やっぱり速いです!もうタルブの村が見えてきました!」 それから二時間後――ふがくに抱えられたままのシエスタが上空から 見る故郷に感激する。反対側にはルイズ。時間がないのでルイズは制服のまま 着替えだけを鞄に詰めてふがくに渡し、シエスタはさすがにエプロンドレスで 帰郷するわけにもいかず私服に着替えている。こちらは自宅に戻れば 着替えはあるとのことで、ちょっとしたお土産だけをふがくに預けていた。 「真上から見ると……やっぱり前線の航空基地って感じね。ちょっと 暗いけど滑走路に降りるわよ」 ふがくはタルブの村上空を旋回すると、村外れの『竜の道』――やや 荒れているがどこからどう見ても滑走路。しかも横に見張りの櫓や大小の 掩体壕まで見える――にアプローチする。ふがくが上空を旋回したことで 『竜の道』に松明を持った人間が出てきたことが確認できるが、どう見ても 誘導のためではない。ふがくは面倒なことになったと思いつつも、 『竜の道』にタイヤを鳴らしつつ着陸する。 まるでコンクリートに降り立ったかのような予想外に硬い路面に一瞬 面食らうが、それでも両脇の二人には衝撃を与えないようにうまく停止した。 ふがくが着陸したとたん、三人を松明を手にした銃士たちが取り囲む。 マスケット銃には弾が込められており、風に乗って火縄のにおいが緊張と ともに漂う。ふがくはわざと翼端灯を消さず、悠然と銃士たちを見た。 「動くな!」 銃士の一人が叫ぶ。多数の長銃を向けられて、ふがくの千早の袖を 掴んで怯えるシエスタとは対照的に、ルイズは怯えを悟られないように 一際大きな声を出す。 「わたしラ・ヴァリエール家の三女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。トリステイン魔法学院の学院長オールド・ オスマンから、信書を預かってきたわ!隊長を呼んできなさい!」 その言葉に、銃士たちの囲みが割れ、他の銃士たちと違い鎖鎧に純白の サーコートをまとった銃士が現れる。銃士隊隊長アニエスである。 「わたしが銃士隊隊長のアニエス・シュヴァリエ・ド・ミランだ。 ラ・ヴァリエール家の者と名乗ったな?証拠はあるのか?」 そう言って、アニエスはふがくたちを見定めるかのように見る。 同時にアニエスの姿を見つけたシエスタは、助けを求めるように声を 上げた。 「アニエス姉さん!わたしです!シエスタです!」 「な、シエスタ?何故こんなところにいる?……全員、銃を下ろせ!」 アニエスの号令で銃士たちが一斉に銃を下ろす。自分を見下ろす アニエスに、ルイズが信書を突きつけた。 「これがオールド・オスマンから預かった、ミス・タバサの身分証明書よ! 彼女をすぐに解放しなさい!」 「……なるほどな。その髪の色といい目元といい公爵夫人によく似ている。 いいだろう。だが、内容を検分させてもらってから、だ。 それからあいつの翼端灯を消させろ。まぶしくてかなわん」 アニエスはそう言ってふがくの翼を親指で示す。その言葉に、ふがくが言う。 「こっちもいろいろ聞かせてもらいたいことがあるみたいね」 「ああ、同感だ」 アニエスはそう言って、三人を詰所に案内した。 「タバサ!」 程なくして。縄を解かれ杖を返却されたタバサを真っ先に出迎えたのは、 他の誰でもないキュルケ。その豊満な胸で力一杯抱擁する様を、ルイズは 気の毒なものを見るような目で見ていた。しばらくタバサを抱きしめた キュルケは、おもむろにルイズに向き直ると今度はルイズを抱きしめた。 「ありがとうルイズ!あなたたちのおかげよ!」 「は、離しなさいよ!苦し……」 「まぁ事情は詰所で大体聞いたけど、災難だったわね」 「…………ありがとう」 キュルケに圧殺されかかっているルイズを横目に、ふがくがタバサを ねぎらう。だが、ここにいる真の目的を話せないタバサは、そのことを 負い目に感じていた。 (どうして……知らないなら、そのまま利用すればいいだけなのに。 どうしてこんな気持ちになるの……) そんなタバサの思いを知らず、キュルケやルイズをはじめ、ここに 居合わせた魔法学院の人間は揃ってタバサの釈放を喜んでいた。 そこに、しわがれた老女の声がする。 「……やれやれ。しばらく静かになったと思ったら、また騒がしくなったか」 全員の視線が老女に集中する。腰の曲がった、齢八十に達しているで あろう老女。メイジの証である節くれ立った杖を手にした彼女は、全員に 注視されても動じることもなく騒がしい一団の中に見知った顔を見つけ、 声をかける。 「帰ってきたのかい?シエスタ」 「ただいま。ルリおばあちゃん」 シエスタがにっこりと微笑む。不思議に思っているルイズに、シエスタが 老メイジを紹介する。 「ルイズさま。こちらがミス・ルーリー・エンタープライズです。 ルリおばあちゃん、こちらがわたしがお仕えしているミス・ルイズ・ フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールさま。こちらが 前に手紙で知らせたふがくさんです」 それを聞いてルーリーが「ほぉ」と二人を見る。その視線に懐かしい 友人を見るような視線が含まれているとふがくが感じたのは、間違いでは ないだろう。 「……『鋼の乙女』を見るのは久しぶりだね。しかも航空機型のは もう何十年も見てない」 「じゃあやっぱり、あのガソリンは……?」 「口に合ったようでなによりだ。なんならもう少し分けてやろうか? みんな逝ってしまって使う者がいなくなったからね。 シエスタの知り合いなら金は取らんよ」 その言葉にふがくが深々と頭を下げる。ガソリンなど影も形もない この世界で、それを作り出すには大変な労力と時間を必要としただろう。 それに対する深い感謝が自然とそうさせていた。 「ところで、さっきアニエス姉さんから聞いたんですけど、皆様この村に 『竜の羽衣』を見に来られたとか」 詰所でルイズたちと一緒にタバサが勾留された理由を聞いたシエスタが キュルケたちに問いかける。それに対するキュルケの返事はあまり良い ものではなかった。 「……見せてはもらったんだけどね。あたしたちはふがくを知ってるから 『あーこれ飛ぶんだなー』って思えたけど、そうじゃなかったらただの 大きな鳥の形したおもちゃにしか見えなかったでしょうね。 ミスタ・コルベールとギーシュは違ったところを見てたけど」 「そうですね。私は『竜の道』と『イェンタイ』を構築している建材に 驚きました。何でできていたと思います?ミス・ヴァリエール」 そう言ってコルベールはルイズに質問する。だが、着陸するやいなや 銃士隊に囲まれたルイズには分かるはずもない。コルベールは学院で 生徒に授業をするかのようにルイズに答えを教える。 「『ベトン』ですよ。かつての大王ジュリオ・チェザーレ時代のロマリアで 多用された建材です。火竜山で取れる火山土と砂、砕いた軽石を水で 混ぜ合わせて作る長い風雪にも耐える強固な建材ですが、『錬金』と 『固定化』が多用されるようになった現在ではその製法すら失われたものです。 私も遺跡以外で実物を見たのは初めてですよ。しかもその製法まで 残っているとは……」 コルベールは感動にむせぶ。それにしても大王ジュリオ・チェザーレの 時代といえば何千年も前の話。ロマリアに旅行したことのないルイズには、 そう言われても今ひとつピンと来なかった。一方で、ふがくはその説明に 納得するように言う。 「なるほどね。コンクリートの上に降りたんじゃ、あの感触も納得だわ」 「こんくりーと?そういえば今回の降り方はいつもと違ってたわね」 「私の国でベトンのことをそう呼ぶのよ。それに、あれが本来の私の 着陸の仕方よ」 ふがくはそうルイズに答える。その様子を見て、シエスタは溜息ひとつ ついた後、ルーリーに尋ねた。 「やっぱり……。ねえルリおばあちゃん、ルイズさまをはじめ、皆様 信用できる方ばかりなんです。だから、見せてあげてもいいかな?」 シエスタの言葉に、ルーリーはしばし目を閉じて……それから刺すような 視線で全員を見た。 「……本当に信用できるのかい?」 「はい。皆様とても良い方ばかりです」 しばしの沈黙。それからルーリーはシエスタに背中を向け、一言。 「……好きにしな」 それだけ言うと行ってしまった。その背中にシエスタは深々とお辞儀をする。 それから、ルイズたちに向き直ると、言った。 「それでは、明日、改めて『竜の羽衣』をご案内致します」 その言葉に眼鏡の奥の瞳をきらりと光らせた者がいたが、シエスタは 気づかなかった。 その頃――アルビオン大陸のとある村…… 「タルブへ……?」 夜の帳が降りて静まりかえった森の中。そこにひっそりとたたずむ 小さな村の一軒の家で、流れるような金髪に透き通るような白い肌、 まるで妖精のような少女が言う。その言葉を、粗末な木製のテーブルを 挟んで座る、まだ少年の気配が残る青年が静かに受ける。 「ええ。アルビオン王党派を葬った『レコン・キスタ』への報復に、 ゲルマニアとの同盟を果たしたトリステインが動くという噂が広まって います。マチルダさんから聞いていると思いますが……」 「確かに、マチルダ姉さんからは、ここが危なくなったらトリステインの タルブの村にいるミス・エンタープライズを頼るようにって……。 本当に危ないんですか?スピノザさん?」 少女の言葉に、スピノザと呼ばれた青年は無言で頷いた。 「……確かに、マチルダ姉さんやスピノザさんたち、お父様のために 戦ってくれた貴族が助けてくれるから、わたしはこうしてここにいられる。 でも、わたしがここを離れても大丈夫なのかしら。わたしの魔法で今まで ここを忘れてもらって過ごしてきたのに」 少女はそう言って自分の耳に手を触れる。つんと尖った耳。それは 彼女がエルフの血を引いていることの証。その耳が彼女の心境を表すように わずかに垂れ下がる。 「大丈夫ですよ。私たちがいます。マチルダさんも、あなたに何かあったらと 思うと気が気でないでしょう。ニューカッスルのことは先程お話ししたと 思いますが、ここがあのような大規模な破壊に巻き込まれたら、マチルダさんは どう思うでしょうね。心配はさせない方がいいと思いますよ」 そう言ってスピノザは少女の不安を消そうとする。その微笑みは、 あの大乱のさなかに彼の父親が少女に向けたものによく似ていた。 スピノザ――スピノザ・サンダーヘッドは、モード大公の叛乱の際、 大公の直臣であるサウスゴータ家、エンタープライズ家と杖を並べて 戦った、雷の使い手サンダーヘッド家の生き残りである。大公が投獄 されたときに叛乱に荷担したとして他の二家と同様にサンダーヘッド家は 取り潰されたが、嫡男のスピノザは王家の追撃を逃れていた。 そんな彼がマチルダの前に姿を現したのが二年前。今は名を変えて 商人になったと話しているが、詳しいことはほとんど話さず、追求する マチルダには「あなたにも言えないことがあると思いますが」と釘を刺して しまっていた。 そんな状況ではあったものの、彼はこの少女の前では偽名を使わず、 マチルダと同様かそれ以上の援助を彼女に行い、またマチルダからの 送金も彼の商会を通すことで余計な『手数料』を抜かれることなく彼女の 元に届けられていたのだった。 「私はこれで失礼しますが、三日後、私の別のフネがロサイスに到着します。 数日留まりますから、子供たちと一緒にそれに乗れるよう手配しておきましょう。 そうですね。この宿屋に泊まって待っていて下さい。ハーマンという女性を 使いに出しますから」 そう言って、スピノザは懐からメモとして使っている羊皮紙のカードを 取り出すと、それにさらさらと書いて少女に手渡した。 「大丈夫ですよ。ティファニアさん。何も心配することはありませんから」 なおも心配そうな顔をする少女に、スピノザはそう言って笑って見せた。 前ページ次ページ萌え萌えゼロ大戦(略)
https://w.atwiki.jp/fullarms/pages/19.html
前ページ次ページ風の通り道 第6話 二度目の遭遇 「……暇だなぁ」 誰に聞かせるでもなく、ゲイナーは独り言を呟く。 明らかに手入れがされていない木製の床は、快適な座り心地を与えてはくれない。 だが、マチルダが戻るまで待っていなければならない以上、無闇に動くわけにもいかない。 今日はトリステイン魔法学院の宝物庫に眠るお宝を頂く日。 決行は皆が寝静まった頃となっている。 別にキングゲイナーのある能力を使えば昼間でもお宝を頂くことは十分に可能だが、マチルダが一度学院に顔を出したいという理由で夜に行うこととなったのだ。 これは彼女の正体がばれることを少しでも回避する為である。 マチルダが不在の間にフーケが現れたからといって、すぐに彼女をフーケだと疑う者はいないだろう。 しかし、どんなに小さいことでも盗みに支障をきたすと思われる要素は排除する。 一つ一つは些細なことでも、それらが積み重なれば事態を根底から覆してしまう程の大きな事象となるからだ。 今日までの数ヶ月間、慣れない秘書の仕事に耐えながらただひたすらチャンスをうかがって来たというのに、ここに来てつまらないミスを犯してしまっては今までの苦労が全て水泡に帰してしまう。 もうすぐお宝が手に入る今だからこそ、一層慎重になる必要があるのだ。 と言うわけでマチルダと離れている現在、ゲイナーは学院から少し離れた森の中――と言っても馬を走らせても二時間はかかる――にぽつんと建っている小屋の中にいる。 小屋自体はボロボロの荒ら家で、周囲の静けさと相俟って"不気味"としか言い表せない代物だ。 マチルダは一時的な隠れ家として使う為に見つけたものだと言っていた。 確かにここなら人目に付くことはまずない。 キングゲイナーの隠し場所としても最適だと言える。 ゲイナーがマチルダから言い付けられたことは、彼女が夜になって戻ってくるまでこの小屋で待機していることだ。 待っている間の水と食料は置いていってくれたので、喉の渇きや空腹に悩まされることはないだろう。 ただ、暇を潰すことだけには苦労しそうだ。 何せ、一人ではすることが何も無いのだ。 かろうじてあるとすれば、森の中を散策することぐらい。 だが、何かあった時のことを考えると小屋からあまり離れることは出来ないし、そもそも散歩は趣味じゃない。 ティファニアによってこの世界に連れて来られた直後は、生まれて初めて直に見る緑の世界に感動したものだが、今では少々飽きが来ている。 ネットワークゲーム漬けの生活を送っていた頃に懐かしさを感じてしまっている程だ。 やはり慣れというものは恐ろしい。 (このままじゃ、暇で死んじゃいそうだ……) 何もすることがない状況は人を無気力にさせる。 このままでは今夜のお宝の入手に支障をきたしかねない。 失敗してマチルダから制裁を受けたくないゲイナーは、何か暇潰しになることは無いかと考えを巡らせてみる。 ふと、傍らに放り出したままになっている一冊の本に目が留まった。 赤を基調とし、金糸や宝石を惜しげもなく使った派手なカバーがかけられている本。 分厚くは無い。 マチルダがモット卿の屋敷で手に入れたお宝の一つで『封印の書物』と呼ばれているものだが、彼女は本の内容に興味が無かったらしい。 惜しげもなくゲイナーにくれてやったのだ。 暇な時にでも"使って"みれば、という台詞とともに。 優しいところもあるんだな、と彼女を再評価しつつ、何気なく本を開くゲイナー。 だが、その表情は直ぐに凍りついた。 「!?」 中に書かれていたもの、いや、写っていたのはどれも艶やかな表情をした若い女性の姿だった。 どれも下着姿や、体に布を巻き付けただけの格好ばかり。 中には一糸纏わぬあられもない姿のページもある。 『封印の書物』などという大層な名前が付いているが、実際は単なるヌード写真集に過ぎなかったのだ。 マチルダが"読む"ではなく"使う"と表現したのも、そういう意味に違いない。 そう思うと納得…………するわけがない。 ゲイナーは無言で本を床に叩きつける。 部屋中に乾いた音が響き渡った。 ゲイナーも言うなればお年頃。 この手の物に興味を抱かないと言えば嘘になる。 だが、だからといってマチルダに言われるがままに"使う"気にはなれなかった。 彼女に弄ばれているような気がして悔しかったからだ。 そんなことをしているうちに何だか眠くなってきてしまった。昼間なのに。 そういえばマチルダと出会ってから、ここ何日かは完全に彼女のペースに巻き込まれている。 そのせいで疲れが溜まっているのだろうか。 ならちょうどいい、昼寝でもしようじゃないかと思い、ゲイナーは床が固いのにも構わず寝ころがった。 先程までは退屈過ぎて逆に鬱陶しかった静けさも、今では快適な眠りを与えてくれる環境にその姿を変えている。 まさにこれ以上は無いというくらいだ。 そのおかげか、ゲイナーはいつしか深い眠りに落ちていった。 ◇ (このガキ……) 辺りがすっかり暗くなった頃。 小屋へと戻ってきたマチルダが最初に見たものは、床に寝そべったゲイナーの姿だった。 ランプの光に照らされる間抜けな寝面。 誰がどう見ても夢の世界に旅立っている最中だ。 人がこの後の為に今日一日朝から動き回っているというのに、このガキは何をのん気に寝ているのだろう。 わき腹を思いきり蹴りたい衝動にかられたが、そこで踏みとどまる。 今回のお宝を頂くにはキングゲイナーの力が欠かせない。 それなのにゲイナーに怪我を負わせてしまっては、キングゲイナーの力を借りることが出来なくなってしまう。 そのせいで盗みに支障が出てしまっては元も子もない。 ここは怪我をさせない程度に優しく起こしてやろう。 マチルダはやや力を抜いた足でゲイナーのわき腹を蹴った。 「ぶほっ!?」 わき腹に走った衝撃に慌てて目を覚ますゲイナー。 突然の出来事に、小動物の如くキョロキョロと周りを見回している。 やがて、自分がランプの光に照らされていることに気付いた彼は、その先に待ち続けていた人物の姿があることを認めた。 「あ、ロングビルさん。いつの間に戻ってきたんですか?」 「いつって、たった今だよ。それよりお前、今まで寝てたろ」 「え? ……って、見りゃ分かりますよね」 「大丈夫なんだろうね。そんなんで」 「大丈夫です。もう眠くはありませんから」 眠気のことを心配したのではない。 あまりに緊張感がないのが心配になったのだ。 自分の意思が正しく伝わらなかったことに、マチルダはため息をついた。 だが、一仕事行う前にこれだけの余裕を見せているのだから、ある意味肝が据わっているとも取れるだろう。 緊張で縮み上がっているよりは遥かにマシだ。 「ま、いいさ。それより、今からブツを頂きにいく。ヘマしないようにしっかりやりな」 「ええ、がっかりさせない程度には頑張りますよ」 「そうかい。じゃ行くよ」 世間を騒がせる女盗賊と眼鏡の少年。 でごぼこコンビの獲物狩りが再び始まろうとしていた。 ◇ 「ねえ、眠れないの?」 「ううん、違うの。もうちょっとしたら寝るから」 トリステイン魔法学院には教室や食堂がある本塔や、教員や生徒の寮がある別塔の他に学院で働く使用人専用の宿舎がある。 その宿舎の三階、とある一室。 既に床についていた同室のオドレイからの気遣いの声に、シエスタは控えめな笑みで答えた。 オドレイが「そう。でも、なるべく早く寝なよ。明日も早いんだから」と言って眠りについたのを見届けた後、再び窓の外に目をやる。 シエスタは元々、この学院に使用人として奉公している身。 それが数日前、王宮の勅使として学院に現れたモット卿に買われることになった。 拒否する権利は最初から無い。 彼女の故郷の村はモット卿の領地内にある為、断れば村がどうなるか分かったものではないからだ。 家族や村の皆に迷惑をかけるわけにはいかないシエスタには、選べる道が一つしか無いように見えた。 ところが彼女は今、再びこの学院で働くことが出来ている。 それもあの『フーケ』のおかげで。 二日前の夜にフーケが見たことも無いゴーレムを連れてモット卿の屋敷に押し入った際、モット卿の私室に閉じ込められていたシエスタを外に連れ出したのだ。 シエスタのフーケに対する認識は世間と同様である。 だが、この一件以来、彼女に対する見方が少しだけ変わった。 フーケには盗賊以外の別の側面があるのではないかと思えるようになったのだ。 うまく言い表せないが、何か人間としての温かい部分が。 そうでなければ、わざわざ儲けにならないような平民のシエスタを助けたりなどしないだろうから。 まあどちらにしろ、今となっては真相を知る術は無いのだが。 「いい加減離しなさいよ! ツェルプストー!」 「それはこっちの台詞よ。あたしはダーリンと夜の散歩を楽しみたいだけなんだから」 「それが駄目だって言ってるのよ! この好色魔!」 「あら、随分な言い草ねえ」 「な、なあ、二人とも、もうその辺にしてくれよ……」 突如として聞こえてきた人の言い合う声。 シエスタはその方向に視線を向ける。すると、そこには本塔の壁に寄り付くようにして、二人の少女が一人の少年を取り合っていた。 二人の少女のうち、一人はややクセの付いた桃色の髪を持つ小柄な娘。 それに対してもう一人は長身に、燃えるような赤い髪と褐色の肌という神秘的な容姿の娘。 桃色髪の身体つきが細いのに対し、赤い髪の方は『少女』と表現するにはいささか無理のある女性らしい成熟した身体つき。 桃色髪が怒りをぶちまけているのに対して、赤い髪は余裕綽綽。 外見も表情も対照的な二人である。 だが、シエシタの視線はそんな二人を避け、真ん中にいる少年に注がれていた。 「サイトさん……」 シエスタがその名で呼ぶ少年は少々複雑な事情でこの学院に身を置いており、また、彼女がよく知る人物でもある。 桃色髪によって召喚された、学院の歴史上初めての人間の使い魔。 慣れない洗濯に戸惑っていた彼に手ほどきをし、一緒に手伝ったこともある。 主人から食事を与えられず、腹をすかせて困っていた彼にご馳走したこともある。 自分の不手際からとある男子生徒の怒りを買ってしまい、責められていたところを庇ってくれたこともある。 二日前にモット卿の屋敷から学院に戻ってきた時、真っ先にシエスタの元へ駆けつけてくれたのも彼だった。 初めの頃は桃色髪にいつも虐げられてかわいそうだから、だとか、髪の色が自分と同じことによる親近感程度だった彼への意識が、最近では別のものに変わりつつあることをシエスタは自覚するようになっていた。 故郷で暮らす家族に向けるものとはまた違う想い。 これってもしかして、恋? (わたしが、サイトさんを? ……わ、わたし、なに考えてるんだろ……) 恥ずかしさのあまり、頬に手を添えてはにかむ。 恋に恋してしまいそうな純真無垢乙女ワールド全開のシエスタ。 彼女の様子を見ていた人間が一人もいなかったことが、せめてもの救いか。 甘酸っぱい想いを一通り堪能した後、ふと我に返る。 (もう寝なきゃ) 好色貴族に汚されることなく戻って来れたとはいえ、喜んでばかりもいられない。 彼女はこの学院に雇われている身なのだ。 当然、明日も朝早くから山のように仕事がある。 寝不足で影響を及ぼすようでは、それこそ意味がない。 惜しみつつも、未だに二人の少女から取り合いの餌食にされている少年から視線を引き剥がそうとした時、彼らの様子がおかしいことに気づいた。 少年達は空の方を見上げ、ひどく慌てている。 シエスタも彼らの様子が気になり、眠る為に自分のベッドへ向かうという思考を一時中断してまで、彼らが見上げている空に目を向ける。 少年達が慌てふためく理由がシエスタにもはっきりと分かった。 モット卿の屋敷で見たあの空飛ぶゴーレムが、光の輪を後光のように纏わせながら上空に浮かんでいたからだ。 少年達はその場から逃げようとするが、ゴーレムは微動だにしない。 彼らを襲う気は無いようで、そればかりか彼らを意に介さないと言わんばかりにその巨体を本塔の中腹付近の壁に向ける。 壁の側まで来ると、それまで纏っていた光の輪を前方に展開。 そのまま壁に向かって進み始めた。 見るからに頑強そうな石の壁が、光の輪によって綺麗に削り取られていく。 ある程度進んだところでゴーレムが後退すると、壁には大人一人が余裕で通れそうな大きな穴が出来上がっていた。 すると、今度はその時を見計らっていたかのように、長身の人影がどこからともなく現れて壁の穴に飛び込む。 あの時、ゴーレムと行動を共にしていたローブ姿。 土くれのフーケだった。 何故、フーケがここに? 助けてもらったという恩義からフーケへの見方が少し変わっていたシエスタ。 とはいえ、自分の慣れ親しんだ場所に盗みに入られたという事実は、彼女に少なからずショックを与えていた。 一方、そんなシエスタの思惑など知る由も無いフーケは、目的の品の入手に成功したようだ。 身長の半分はありそうな大きな箱を両手で大事そうに抱え、外で待機していたゴーレムの手に軽々と飛び乗る。 ゴーレムは最初と同様に光の輪を纏わせつつ、夜空の彼方へと飛び去っていってしまった。 ゴーレムが現れてからここまでで、十分もかかっていない。 見事な手際だった。 「うるさいなあ。ねえ、外でなにかあったの?」 外の騒がしさに眠りを妨げられたオドレイが、やや不機嫌な様子で尋ねてくる。 だが、当のシエスタは未だにショックで放心してしまっている。 だから、オドレイの声が届く筈もなかった。 前ページ次ページ風の通り道
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2174.html
前ページ次ページゼロ・HiME 「ほな、厨房のほうへいってきます」 「それじゃ、後で合流しましょ」 掃除が終わり、一緒に食堂に向かったルイズと静留が入り口で分かれようとした時、中から男女が押し問答するような声が聞こえてきた。 「シエスタさん……?」 「ちょっと、シズル!」 声を聞いて駆け出した静留を追って食堂に入ったルイズが目にしたのは、おろおろとして立っているシエスタと、その彼女になにやらクレームをつけている金髪の巻き毛と胸に挿した薔薇がトレードマークの学友ギーシュ・ド・グラモンの姿だった。 「君のおかげで2人のレディの名誉が傷ついてしまった、どうしてくれるんだね?」 「も、申し訳ありません、どうかお許しを」 シエスタは怯えた表情でギーシュにぺこぺこと頭下げる。 「一体、何があったの?」 「シエスタさん、なんぞ粗相でもしてまいましたん?」 「ああ、あれ? あのメイドが親切に落とし物を拾ったのが原因で、モンモランシーとケティとの二股がばれたギーシュが八つ当たりしてるとこよ」 ルイズと静留がそばにいたキュルケに尋ねると、馬鹿馬鹿しいといった感じで答える。 「大体、僕が知らないと言ってるんだから、適当に話をあわせて後でこっそり渡すとか機転を利かしてくれたまえ。まったく、これだから君ら平民は――ぷべらっ!」 更に言葉を続けようとしていたギーシュは、急に奇声を上げて吹っ飛ぶ。いつの間にかシエスタとギーシュの間に割り込んでいた静留が、ギーシュの顔面に右の拳を思いっきり叩き込んだのだ。 「なっ……!」 「なかなかやるわね」 静留の行動にルイズや周囲が驚愕の声(キュルケは賞賛の声)を上げる。 「へ、平民の分際で……父上にも殴られたこともないのに」 「そらどうも失礼しましたな。二股かけて失敗した上に、それをシエスタさんに当り散らす甲斐性なしがおったさかい思わず殴ってしもたわ。大方、その殴ったことないあんたの父親いうんも息子と同じ甲斐性なしなお方なんやろけど」 頬を押さえて睨みつけてくるギーシュに向かって、静留は見下すような笑顔でしれっと言い放つ。 「貴様、僕だけでなく父上まで愚弄したな! もう許さんぞ、決闘だ!」 「決闘どすか、随分ともっさいプライドどすなあ」 「くっ……ヴェストリ広場で待つ、逃げずに必ず来たまえ。君に貴族への礼儀というものを教えてやる!」 ギーシュはそう言い捨てると、友人達を引き連れて食堂から出て行った。 「ああ、私のせいでとんでもないことに……一体どうすれば」 「シエスタさんは気にせんでもよろし。うちが勝手にこうた喧嘩やし」 「でも、相手は貴族なんですよ……シズルさん、殺されちゃいます……」 ギーシュが出て行った後、静留は真っ青な顔でガタガタと震えるシエスタに優しく声をかけるが、シエスタはそのまま泣き崩れてしまう。 「ほら涙をふきなはれ、うちは大丈夫、安心しなはれ」 静留はシエスタを抱き起こし、涙を拭いて落ち着かせると厨房の方へ戻らせる。 「シズル、あなた何やってるの! 貴族相手に喧嘩売るなんて!」 「何ぞ、不味いことでもありますん?」 シエスタと入れ替わりに駆け寄って来たルイズに、静留はけろっとした表情で答える。 「当たり前でしょ! 平民が貴族に勝てるわけないんだから!」 「おや、心配してくれはりますん? うれしいおすな」 「べ、別にそういう訳じゃ……と、とにかく、勝手に決闘して怪我なんかされちゃ主人である私の恥になっちゃうんだから、ギーシュに謝ってきなさい!」 静留の妙にうれしそうな言葉にどぎまぎしながらルイズはギーシュに謝罪するよう命令したが、静留は首を振って拒否の意思を示す。 「残念やけど、その命令だけはきくわけにはいきまへん」 「なんでよ」 「ルイズ様、うちは娘さんを泣かす男だけはどうしても許しておけへんのどす。せやから、この決闘、認めておくれやす」 そう言うと静留は命令を拒否され、不満げに頬を膨らませるルイズをその緋色の瞳でじっと見つめる。 ルイズも負けじと静留の瞳を見つめ返すが、やがて根負けしたのか大きなため息を吐いてぷいっと顔をそらした。 「ああ、もう分かったわよ! 静留の好きにしなさい。そのかわり、受ける以上は負けたら承知しないんだから! いいわね、分かった?」 「安心しておくれやす。ルイズ様のお墨付きもろた以上は負けしまへん」 (本当にこれでよかった――のかしら?) 許可を出したものの、ルイズはいまいち自信が持てなかった。 食事を終えた静留たちが広場に着くと、既にギーシュとその取り巻き、噂を聞いた大勢の野次馬が集まっていた。 「諸君! 決闘だ!」 ギーシュが胸に挿した薔薇の造花を手にして掲げると、広場から歓声が巻き起こる。 「ギーシュが決闘をするぞ! 相手はルイズの平民だ!」 (ようまあぎょうさん集まりはりましたなあ。よっぽど暇なお人が多いんやろか) 「待っていたよ、ルイズの使い魔のお嬢さん。逃げずにここへ来たということは、この青銅のギーシュにさっきの非礼を詫びてくれるのかな? もっとも許しはしないがね」 「青銅だかガランドウか何や知らんけど――うちが詫びなあかんことは何もあらしまへんえ? 寝言は寝てから言いなはれ」 優雅なポーズを決めて言い放った口上に対する静留のけんもほろろな返答に、ギーシュは顔を引きつらせる。 「まったく主人に似てずいぶんと強情な使い魔のようだな。詫びを入れれば少し痛い目を見る程度ですませてやろうと思っていたが……いいだろう、存分に痛めつけてやるから覚悟したまえ――いでよ、ワルキューレ!」 ギーシュが手にした薔薇を振るうと、花弁が一枚零れ落ち、青銅製の武装した乙女を模したゴーレムが現れた。 「僕はメイジだ。だから魔法で戦う。よもや文句はあるまいね? これが僕のワルキュ……え?」 ギーシュが自慢げにワルキューレの説明をしようとした瞬間、風を切るような音と共にワルキューレが切り刻まれ、ガシャガシャと音を立てて地面に転がる。 「おやおや、大層な登場のわりには、随分と脆いお人形さんやねえ」 ギーシュを周囲が唖然としている中、ムチ状になった『殉逢』の刃先を収めながら静留が拍子抜けしたような口調で呟く。 「な、なんだ、それは! どっから出した!」 「別にどっからでもよろしおす。それより、お人形さんがのうなったみたいやけど……まだ続けはりますん?」 「くっ――誰がやめるものか! この青銅のギーシュをなめるなぁッ!」 静留の言葉に怒り狂ったギーシュは6つのワルキューレを呼び出すと、一斉に静留に向かって突撃させた。 四方から押し寄せるワルキューレに静留が押し潰されると誰もが思った瞬間、静留は上に向かって跳躍し、ワルキューレの突撃を交わす。そのまま『殉逢』を上段に振りかぶり、互いに激突した反動で無様に転倒したワルキューレ達に向かって一閃させ、6つのうち5つを瞬時にバラバラに切り裂いた。 「――ば、馬鹿な!」 ギーシュは慌てて残る一体を自分の盾にするが、あっけなく切り裂かれた上に石突きを腹に叩き込まれ、地面に転がった。 「ぐうぅ……ま、まだ……終わらん……」 「残念やけど、これで詰みましたえ」 静留はそう言って、なんとか身を起したギーシュの喉元に『殉逢』の切っ先を突きつけた。 「ま、参った! 僕の負けだ、勘弁してくれ」 「ほな、うちの勝ちどすな」 ギーシュは冷や汗ダラダラで敗北を宣言し、静留が『殉逢』を消し去ると、そのまま地面にへたり込んだ。 「さあ、勝者の権利で、煮るなりなり焼くなり好きにしたまえ!」 負けたのがよほど悔しかったのか半ば自棄になって叫ぶギーシュに、静留はやれやれといった感じで声をかける。 「勝ったからって別にどうもしませんえ。ただ、うちはシエスタはんと二股掛けた娘らに謝って欲しいだけなんどす」 「分かった、彼女達に謝るよ」 てっきり無理難題を吹っかけてくると思っていたギーシュは、『謝るだけでいいうという』静留の言葉にほっとした表情を浮かべて答える。 「それでよろし。ギーシュさん、これに懲りたら二度と娘さんを泣かしはらんように精進しなはれや。それから――今度同じことしはりましたら、泣いて謝っても許しまへんえ」 静留は最後に笑顔で念押しすると、広場から立ち去る。その笑顔はゾッとするような凄みがあり、周囲の生徒達――特に男子は恐怖に震えながら彼女を見送った。 しかし、それを向けられた当の本人であるギーシュにはそうは見えなかったようで―― 「ああ、なんという慈悲に満ちた女(ひと)なんだ! 敗れた僕に気遣う言葉をかけた上に微笑んでくれるとは! 彼女こそ僕の女神だ!」 などと、とんでもない見当外れな勘違いを恍惚した表情で絶叫し、周囲の生徒達をドン引きさせていた。 「ギイィ~~~シュ!」 そんなギーシュに二股にかけられたうちの一人、見事な金髪巻き髪の少女――モンモランシーが憤怒の表情で近づいてくる。 「やあ、モンモラ……ぐはっ!」 「こんの浮気もんが~、往生せいや~!!」 「うぎゃあああ~~~~!」 広場にモンモランシーのストンピングキックの嵐を受けるギーシュの断末魔の叫びがひびきわたった。 さて、中央塔の最上階、学院長室。 決闘の一部始終を『遠見の鏡』で見ていたオスマンとコルベールは顔を見合わせた。 「み、見ましたか、オールド・オスマン! 自在に取り出せる武器を振るい、ワルキューレをいとも簡単に切り伏せたあの姿! 彼女こそ伝説のガンダールヴです! 早速、王宮に報告して指示を仰ぎませんと」 「それには及ばん」 興奮するコルベールを手で制すると、オスマンは厳しい口調で言葉を続ける。 「彼女が本当に強大な力を持つ伝説のガンダールヴだとすれば、万が一にも王室の連中に存在を知られてはいかん。あのボンクラどもに戦の口実になる戦争の道具を与えることになっては堪らんからの」 「はっ!」 コルベールは顔を引き締めると慌しく部屋から出て行った。 「……しかし、全然見えんかったのう……あの娘の下着……のう、モートソグニルや」 机の上でチーズを齧る自分の使い魔であるハツカネズミに、オスマンはぼやいた。 前ページ次ページゼロ・HiME
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1422.html
トリステインで朝食を その③・四大魔法(魔法のルールは不吉) 「ウメェー!」 「アギャギャギャウメー!」 「アギャギャオレニモクレー!」 「アギャギャギャギャ」 「ウンメェー!」 「ミンナオレニモクレヨー!」 シチューに群がっている姿はあまりに妖精らしくない。っていうかなんだか虫か なにかみたいだ。だがシエスタはニコニコとしてその様子を見ている。 「おかわりもありますから。妖精さん、たくさん食べてくださいね!」 (自分で言うのもなんだが、妖精ってのはかなり苦しい言い訳だな・・・シエスタが なにもいってこねーのが不思議なぐれーだ。・・・しかしシエスタの胸はスゲーな) ミスタの見るところは変わらず、ニヤニヤしながらチラ見している。 「あ、おかわりですか?」 「ああ、頂くぜ。このシチュー、かなりの腕前だな。店が開けるぜ。」 「ふふふ、ありがとうございます」 「しかし、なんだか世話になりっぱなしだな、なんかできることはねーか?」 「そんな、結構です。お互い様ですし。それに、ミスタさんはミス・ヴァリエールの お世話もあるんでしょう?」 その名前にミスタはケッ、という態度をとる。 「別にかまやしねーぜ!あいつ、メシもロクにくれねーしな」 「でも、やっぱり貴族様に逆らっちゃダメですよ。でも、そこまでおっしゃるなら、 昼食のときにでも食事の配膳を手伝っていただけますか?」 「引き受けたぜ!昼食の前に来る。・・・うまかったぜ、グラッツェ」 「おそまつさまでした」 笑顔のシエスタに礼を言って食器をさげると、ピストルズをつれて出て行く。 「またね、妖精さん」 「アギャギャギャギャギャ」 えせ妖精・・・もといピストルズに笑顔で挨拶するシエスタだった。 食堂の出口付近でルイズに見つけられる。出て行ったことにまたケチをつけ始めると 思っていたミスタは、 「そ、その、つ、次からはもうちょっとご飯増やしてあげるわ!感謝しなさい!」 と言うルイズの言葉に少々驚いたが、単なるきまぐれだろうと考え、 「感謝するぜー、『ご主人様』」 と投げやりに答えた。いざとなったらシエスタに頼れる。 「感謝の気持ちが足りないわ!」 「へーへー」 適当に受け流す。 またちょっと不機嫌になったルイズはほかの生徒たちにまじって教室に向かい、ミスタ も後に続いた。 シュベルーズという教師に魔法についての基礎知識の授業を 受けていたミスタは青ざめていた。なぜか?もちろん魔法の系統の数が 『4つ』だったからだ。しかも、メイジの強さの指針であるクラスも、 『4つ』だというではないか。 (チクショオ!どういうことだ!ヨリにもよって『4』ってどーゆーことだ! なんつー不吉な数なんだ・・・こうなりゃ、どれかの系統のメイジを全員暗殺すっか!) ミスタはかなり思考を暴走させて床でガクブルしている。見かねたルイズが、 「ちょっと、どうしたの?顔色悪いわよ?」 と聞く。 「なんで『4』大系統なんだよッ!このオレに死ね!っつーのかッ!」 「?どういう意味?」 「知らねーのかッ!マヌケッ!『4つ』っていうのは縁ギが悪いんだ! 5つのものはいい!3つのものもいい!だが『4つ』のものはよくねえ!」 「なにふざけたこといってんのよっ!」 「そこの二人、静かに!ミス・ヴァリエール、ずいぶんおもしろい使い魔を 召喚したものですね」 注意されたことと笑いの波が広がったことでルイズは顔を赤くした。 「でも、こいつが・・・」 「ミス・ヴァリエール!どうやら、ずいぶんと余裕のようですね。では、『錬金』の お手本をみせていただきましょうか」 どよめく室内。 「いやだああああ死にたくないいいいい」 「いいぞベイベー!爆発を起こすのはルイズだ!大爆発を起こすのはよく訓練された ルイズだ!ホントゼロ魔の授業は地獄だぜ!フゥハハハーハァー」 錯乱している奴もいる。だが、それに意固地になったルイズは意を決した。 「はい!」 と叫ぶように言い、前へと出て行く。 教室内は一変して静まり返り、生徒は全員机の下へ。 「なんだ?おめーらなにやってやがる?そんな危険なのか?」 不審に思ったミスタだが、魔法に興味はあったのでもっとよく見ようと近づく。 と、机の下にいたキュルケが叫ぶ。 「前の机だッ!ミスタよけろォー!」 だが、すでに詠唱をしたルイズは杖を振り下ろしていた。 ドグォーン!とものすごい音を立ててルイズを中心に爆発が起き、ミスタは爆風の あおりをモロに食らってブッ飛ばされ、壁に激突した。 (や・・・やはり最悪だった・・・縁起悪ィーぜ・・・『4』って数が出てきたら いつもこーゆー目にあうんだ・・・) その考えを最後にミスタは気絶した。
https://w.atwiki.jp/moejinro/pages/2023.html
4日目 Navi 朝になりました 今日は皆顔を合わせることができましたが不穏な空気は消えていないようです… Navi 村人の皆様、今日もがんばってください 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい ぉ Navi 昼の部スタートです 1 (なび村) サイア あら 1 (なび村) あかみさと お?平和 1 (なび村) せんこ 【占い結果】カルシファーさん ○でした! 若干狼なんじゃないの ともおもったけどチガッタ 村が気にしてるこんちさんとも迷ったけど、対抗はまだ早いかな との結論 1 (なび村) メゾピ せんこさん真を推してるところから占って見ました。Akidukiさんを吊るそうっていう勢いを強く感じました 1 (なび村) メゾピ 占いCO:あかみさとさんは○でした 1 (なび村) Hell 噛みなしか 1 (なび村) カルシファー 狐かな? 1 (なび村) せんこ うち視点では、狼3人相談して対抗占いミスって占うことはないだろうから狂人or狐、みむっちゃさん狼 とみておりまする 1 (なび村) すもでんぱ 平和ダナー 1 (なび村) xバーバラx 狐 かんだ? 1 (なび村) たぷたぷ 狐かgjか 1 (なび村) れりか GJか狐ね? 1 (なび村) シエスタBC どっちだろうな 2 (ゾンビ部屋) リゾルート んーこれは狐かなぁ 1 (なび村) リュファ GJ出ましたね・・・どちらか判断付かないですけど・・・ みむっちゃ jinjahimeさん● 占い理由 村視点真占いが確定しておらず、しかも吊っても霊媒結果がわからない現状、黒だしされたAkizukiさんは、村なら吊るより飼うべき場面だと思ったのに 1 (なび村) あかみさと 私は●吊りそこまで押さなかったと思うけど、ふむん 1 (なび村) みむっちゃ 、釣り押しが強かったので人外かと思って占いました 1 (なび村) メゾピ GJか狐ですかねー 1 (なび村) みむっちゃ まちがった 1 (なび村) せんこ みむっちゃさんが●出すかー 1 (なび村) みむっちゃ jinjahimeさん● 占い理由 村視点真占いが確定しておらず、しかも吊っても霊媒結果がわからない現状、黒だしされたAkizukiさんは、村なら吊るより飼うべき場面だと思ったのに、 1 (なび村) カルシファー うわぁ 1 (なび村) xバーバラx ここで黒ですか 1 (なび村) jinjahime ふーん 1 (なび村) ワルノス 二個目だね 1 (なび村) jinjahime 今日は私吊りでいいよ 1 (なび村) たぷたぷ ●またかー 1 (なび村) メゾピ Akizukiさんに無駄占い誘発ですか?っていう発言をしたのが狼決め打ちみたいに見えたので>あかみさとさん 1 (なび村) jinjahime バランス進行 2 (ゾンビ部屋) ケラヴノス 狐ですかね 1 (なび村) サイア んー 1 (なび村) すもでんぱ みむっちゃさん 1 (なび村) jinjahime で、今日の平和はGJっぽいな 1 (なび村) みむっちゃ はい 1 (なび村) ワルノス メゾピさんが●だせばとりあえず全視点で1匹だね 1 (なび村) あかみさと あーそこか あれはせんこさん真でも偽でも吊る位置に来てたから占うのは無駄だって言う意味だった 1 (なび村) すもでんぱ それは吊るべきなの?飼うべきなの? 2 (ゾンビ部屋) Akizuki 結構あっさりしてますね 1 (なび村) サイア ラグかもだけど、みむっちゃさんが●言う前に、せんこさんが「みむっちゃさんが●だすかー」って発言してるけど 1 (なび村) サイア みんなもそう? 1 (なび村) みむっちゃ 飼う方がいいでしょう 1 (なび村) リュファ 今度はみむっちゃさん黒・・・まだ余裕あるからいいといえばいいんですけど・・・ 1 (なび村) コンチ 黒出たか 1 (なび村) jinjahime GJじゃなければ、占いに真狂狐 1 (なび村) あかみさと Say発言で占いだしたのみたんかな>●発言 1 (なび村) カルシファー 多分SAYで言ったからですよw 1 (なび村) リュファ ・・・ちょっとあやしい気もしてきます。 1 (なび村) せんこ sayで言ってたからね 1 (なび村) サイア ぁー。なるり 1 (なび村) サイア わすれて 1 (なび村) xバーバラx いや 自分はSAYのあとでした 1 (なび村) カルシファー ただちょっと気になったのが 1 (なび村) jinjahime sayのほうでみたよー 1 (なび村) カルシファー せんこさんが二日目状況的に偽も●出しやすいって朝一に言ったのが気になります 1 (なび村) ワルノス どだろ だすかといわれたら・・・狼視点で考えてなかった すまね 1 (なび村) xバーバラx 霊媒いないからでは 2 (ゾンビ部屋) リゾルート せんこさんの黒を吊っちゃってる以上、バランス吊り安定なのかなぁ・・・ 1 (なび村) サイア ちなみにたとえ今日jinjaさん吊っても、狼が2消えたわけでもないよね? 1 (なび村) せんこ 共有トラップがないからねぇ 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい リュファさんの方向性がふわふわしてる気がする 1 (なび村) カルシファー 真だったら朝一で言えますかね? 1 (なび村) あかみさと まぁバランス吊りってのはありかも 1 (なび村) すもでんぱ ないね 1 (なび村) サイア せんこさんのは切り捨てて、みむっちゃさんのは飼うの? 1 (なび村) ワルノス 占い師2名視点で 1匹釣れましたになるかな 1 (なび村) コンチ すもさんは 1 (なび村) コンチ せんこさん真と見てる? 2 (ゾンビ部屋) リゾルート すもさん、みむさんの真をすでに切ってるのか? 1 (なび村) せんこ ついでに、狐に●出してもどのみち吊るならデメリットにはならないし 1 (なび村) シエスタBC 黒ならもう吊ればいいんじゃね 1 (なび村) メゾピ みむっちゃさんは狂なので、jinjahimeさん吊りには反対しないです 1 (なび村) jinjahime とりあえず、遺言としては、あかみさとさんは白目でみてる 1 (なび村) すもでんぱ どっちも破綻してないから 1 (なび村) サイア みむっちゃさんは、メゾピさんの○で、よくわからなく 1 (なび村) カルシファー 私はみむっちゃさん真と見てます・・・ 1 (なび村) コンチ あかみさとさんは白とみてる?? 1 (なび村) xバーバラx せんこさん 自分のなかでは信頼一番高いですね 1 (なび村) すもでんぱ 決めかねるけど 1 (なび村) jinjahime 今日は私吊り 1 (なび村) ワルノス あ 噛みに行ったってことかい?それでこの速度でここまで理由立てられたらすごくね? 1 (なび村) あかみさと おう、ありがたい遺言 なんか怪しまれそうだがw 1 (なび村) jinjahime COなし 1 (なび村) サイア メゾピさんが真ならみむっちゃさん狂人? 1 (なび村) ワルノス ですね 1 (なび村) コンチ みむっちゃさんが一番信頼高い?? 1 (なび村) れりか わたしも せんこさん推しです 1 (なび村) jinjahime うむ。狼はなさそうとみてるよ>あかみー 1 (なび村) Hell 同じくせんこさん推し 1 (なび村) jinjahime 村狐でみてる 1 (なび村) コンチ 了解 1 (なび村) メゾピ みむっちゃさんは狂人ですねー、○で溶けなかったので 1 (なび村) カルシファー 皆と全然違うやorz 1 (なび村) サイア せんこさん、みむっちゃさんどちらか真なら、狼1HIT 1 (なび村) すもでんぱ 正直メゾピさん真は無いかな 1 (なび村) サイア まだわかんない 1 (なび村) コンチ だね 1 (なび村) jinjahime みむっちゃは偽なー 1 (なび村) カルシファー メゾピさんは狂に見えますねぇ 1 (なび村) れりか ○だしたメゾピさんが狂人の可能性を捨てていません 1 (なび村) シエスタBC メゾさんは狂人っぽくみてる 1 (なび村) みむっちゃ あら、釣っちゃうのか 1 (なび村) ワルノス メゾピさんがもう一回占い行ってたら奇作うったんじゃね?と思って真目でみたかもw 1 (なび村) jinjahime せんこさんが一番真目 1 (なび村) コンチ いや、まだ確定じゃないけども>占い 1 (なび村) ワルノス あれ 僕だけずれてる 1 (なび村) たぷたぷ うん 1 (なび村) xバーバラx メゾピさんが信頼一番低いですね 1 (なび村) サイア 自分は占いであり、対抗把握してなくみむっちゃさんを「間違えて」占ったってのも Navi 5分経過(後2分) 1 (なび村) コンチ 信頼度から行けば、せんこ>みむっちゃ>メソピ? 1 (なび村) リュファ メゾピさん真もあるかもしれません。 1 (なび村) コンチ 可能性はあるな 1 (なび村) サイア ウチは平行線だよ>信頼度 1 (なび村) カルシファー 多いのはそれですかね 1 (なび村) あかみさと 確かに 間違えて対抗占ったってのはなかなか、ね 1 (なび村) たぷたぷ まだわからないね 1 (なび村) うんちや 呪殺出せばええねん 1 (なび村) すもでんぱ 正直 1 (なび村) xバーバラx 呪殺すれば信頼しますね 1 (なび村) あかみさと 霊占ったとかならまだわかったかも それも困るけど 1 (なび村) ワルノス 狐占いにでるだろーっていう思い込みからでございますが 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい メゾピさんかも 1 (なび村) カルシファー 呪殺!呪殺! 1 (なび村) サイア 一発●出しは信頼してるのかなみんなは 1 (なび村) jinjahime せんこ:真狼 みむっちゃ:狂狐 メゾピ:真狂 1 (なび村) すもでんぱ jinjaさん黒とは思えない 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい 役職占いがありましたし、真とは見づらぃ 1 (なび村) シエスタBC どっちかってーとせんこさん真で見てる 1 (なび村) メゾピ 昨日のミスは痛いですね・・早く銃殺出して信用取替えしたいですが 1 (なび村) ワルノス んー微妙だけど せんこさんの朝一の考察は 1 (なび村) jinjahime すもさん>狩保護もかねて渡しつりで 1 (なび村) ワルノス ちょっと信頼上がったかも 1 (なび村) すもでんぱ わかった 1 (なび村) せんこ なんかここで信頼度上がったのが逆に怖い 1 (なび村) jinjahime 村視点、バランスにもなります 1 (なび村) コンチ 霊能が残ってたら 1 (なび村) カルシファー ふむー 1 (なび村) すもでんぱ んじゃ今日はjinjaさんで 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい せんこさん4CO目なのですよね~ 1 (なび村) コンチ うむ 1 (なび村) Hell 了解 1 (なび村) jinjahime あとはたのんだ 1 (なび村) サイア はいな Navi あと1分 2 (ゾンビ部屋) リゾルート うん、そこなんですよね 1 (なび村) xバーバラx 指定了解 1 (なび村) カルシファー 了解しました 1 (なび村) コンチ もし霊能残ってるなら 1 (なび村) サイア 任せちょき 1 (なび村) せんこ まかされよー 1 (なび村) コンチ これでわかる 1 (なび村) サイア コンチさん霊こだわるね 1 (なび村) あかみさと 指定了解よ 任されよ 1 (なび村) ワルノス メゾピさん早く●だしてー 2 (ゾンビ部屋) リゾルート 4CO目である以上、狼ではないのかなーとか 1 (なび村) あかみさと 霊はもういないから考えないようにしたほうがいい、かな 1 (なび村) カルシファー コンチさんなんか怖いなw 1 (なび村) サイア いても時間が空きすぎてます 1 (なび村) xバーバラx 霊媒もういないと思う…というかでても信頼できない 1 (なび村) たぷたぷ 対抗占いで信頼落ちたけど、それ以外はメゾピさん言ってること真っぽいと思っちゃう 1 (なび村) リュファ 出せといわれて出せるものでも・・・ Navi 20秒前 1 (なび村) たぷたぷ 指定了解 1 (なび村) ワルノス まぁにw 1 (なび村) xバーバラx 呪殺がんばってほしい ほんと 1 (なび村) サイア ワルノスさん気になるなあ Navi 夜まで時間がありません 皆様今日の尊い犠牲をお選びください(会話はストップです) 3 (GREEN) Navi ---------------------------------------- Navi 投票は私に直Tellでお願いします 3 (GREEN) Navi 会話可能時間スタート 1 (なび村) Navi -------------------------- 1 (なび村) Navi 4日目終了 1 (なび村) Navi -------------------------- (T) すもでんぱ > jinjaさんで (T) コンチ > jinjyahimeさん 3 (GREEN) みむっちゃ さて 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい れりかさんがせんこさん真推しまくってるように感じる・・・ (T) xバーバラx > jinjahimeさんで 3 (GREEN) シエスタBC ふむ 3 (GREEN) みむっちゃ どうしましょうか (T) れりか > コンチさん吊ります (T) カルシファー > jinjahimeさんでお願いしますー (T) サイア > jinjahimeさんでー 3 (GREEN) みむっちゃ そろそろ囲う? (T) あかみさと > Jinjaさんで 信用してくれたのにすまんねククク 3 (GREEN) シエスタBC 微妙だなぁ 3 (GREEN) みむっちゃ というかコンチさん狐だねw (T) jinjahime > 投票>みむっちゃ (T) ワルノス > 気になられた。jinjyahimeさんでお願いします。個人的にはこことカルシファーさんが微黒だったんでいいかなっと 3 (GREEN) シエスタBC すもさんが (T) せんこ > すりよりが増えてきたな・・・ あえてこんちさんに投票してみる 2 (ゾンビ部屋) リゾルート ワルノスさんはたしかに要所要所の誘導は気になるけど 3 (GREEN) シエスタBC じゃっかんみむさん疑ってるしなぁ (T) Hell > jinjahimeさんにお願いします 3 (GREEN) みむっちゃ だねぇ 3 (GREEN) シエスタBC でも囲っとかないと 2 (ゾンビ部屋) リゾルート それを最後の発言に残るように発言してるサイアさんもちょっとわざとに見える・・・ 3 (GREEN) みむっちゃ 占い一発で終わっちゃうよね 3 (GREEN) みむっちゃ 狼陣営 3 (GREEN) シエスタBC だなぁ 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい 今日の発言見る分にはサイアさんが滑り込みであやしいですよね・・え (T) たぷたぷ > jinjaさんで 3 (GREEN) シエスタBC メゾさんが白だしてくれると 3 (GREEN) シエスタBC 助かるけど (T) リュファ > んー・・・両方黒ってことはなさそうだけど・・・とりあえず、さっき外してくやしいので「せんこ」さん吊りです 3 (GREEN) みむっちゃ だね~ 3 (GREEN) シエスタBC むずかしいわな 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい 残されそうだなあ・・・ 3 (GREEN) みむっちゃ ちょっとログ確認してくる (T) うんちや > Jinjasann 2 (ゾンビ部屋) リゾルート 人外じゃなければ確実にSG候補ですね; Navi あと1分 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい 多方面を疑ってて村っぽくは感じるのですけれど (T) みむっちゃ > jinnjaさん (T) シエスタBC > jinjaさんで (T) メゾピ > jinjahime jinjahime13 コンチ2 みむっちゃ1 せんこ1 3 (GREEN) シエスタBC 投票はjinjaさんで 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい 対立候補物色してる可能性もないわけではないのでこわぃ Navi 20秒前 2 (ゾンビ部屋) リゾルート コンチさんはどう見てます? 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい 2日目くらいまでは狩人かなあとか思ってました! 2 (ゾンビ部屋) Akizuki 狐ぽくみえるのは自分だけかなw 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい 誰を守ればいいんだ?(うろおぼえ)とか言ってましたし! 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい そ、ソウカナ Navi さよなら jinjahimeさん …あなたの勇姿は忘れない jinjahime ねこがーねこがひざにー( ゚∀゚)・∵. グハッ!! Navi 日が沈み始めました よい子も悪い子も寝る時間です Navi 役職の方は私にTellお願いします 2 (ゾンビ部屋) リゾルート 私はそれがわざと振舞ってるだけの村人なのかなーと邪推しちゃったかな; 4 (パリっ子) すもでんぱ うーん 3 (GREEN) シエスタBC 誰かもうかなぁ (T) リュファ > gJ出た・・・本物なのかな・・・とりあえず続けて「メゾピ」さん護衛します。 3 (GREEN) みむっちゃ まかせる (T) コンチ > ようこそ陽子 (T) > リュファ しっかり守ってあげてね! 1 (なび村) jinjahime ┬|ω・`)チラッεεε゙(ノ´・ω・)ノタッタッタッεεεチラッ(´・ω|┴ (T) せんこ > 今思ったけどさっきのじんじゃさんへの●だしは狼の狐噛みのメッセージだったんじゃなかろうか その考えが全くでなかったのは不思議だけど・・・ 1 (なび村) jinjahime ごばk 4 (パリっ子) うんちや 占いは噛めないでしょう 4 (パリっ子) すもでんぱ 正直みむっちゃさんのは別CH誤爆か誤爆回避のSAYにしかみえない 2 (ゾンビ部屋) jinjahime ┬|ω・`)チラッεεε゙(ノ´・ω・)ノタッタッタッεεεチラッ(´・ω|┴ (T) せんこ > この件に関して、そういう流れにもってこうとしなかったのは誰だろうか 2 (ゾンビ部屋) わんしろう うー意識が遠のくw 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい 今日はゴバク多いですね(棒) 2 (ゾンビ部屋) jinjahime ヾ(* ’ω’ ヾ≡ノシ ’ω’ *)ノシほうたいやかまえよー 2 (ゾンビ部屋) Akizuki お疲れ様です~ 2 (ゾンビ部屋) リゾルート こぐねぇさまおかえりーヽ(*’ω’)ノ 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい お疲れ様~ 4 (パリっ子) すもでんぱ うんちやさんの内訳的にはどんなんでしょう 2 (ゾンビ部屋) jinjahime こぐねえさまただいまー(つ・ω・(-ω-*)ダキッ 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい (*ΦωΦ)ノ@ 3 (GREEN) シエスタBC 共有相方誰だっけ 4 (パリっ子) うんちや サイアさんバーバラさんが反応してた 2 (ゾンビ部屋) わんしろう もしかしてネオチしたらすみません~ 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい よくある! 4 (パリっ子) すもでんぱ ふむふむ 3 (GREEN) みむっちゃ すもさんと うんちやさん 2 (ゾンビ部屋) jinjahime こぐねえ全滅? 2 (ゾンビ部屋) リゾルート いやいや、あるある! 3 (GREEN) シエスタBC うんちやさんにしようかな 2 (ゾンビ部屋) リゾルート 全滅ですねーこぐねぇに優しくない村だ(´・ω・`) 3 (GREEN) みむっちゃ 確定白へらし賛成 3 (GREEN) シエスタBC 多分勝ち筋は 2 (ゾンビ部屋) jinjahime 今すぐこぐねえ保護条例を施行するべき 3 (GREEN) シエスタBC 最終的に殴りあいしか無いからな 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい こぐおが2人もいる・・・! (T) せんこ > あかみさとさん占ってみます あんまよくないかなー・・・ でも考えあってのことなんだ・・・! 2 (ゾンビ部屋) jinjahime まぁ、上段はさておき 2 (ゾンビ部屋) jinjahime 冗談は 4 (パリっ子) うんちや うらないですよね? 2 (ゾンビ部屋) jinjahime コンチは占ってほしいなぁ (T) > せんこ あかみさとさんはごく普通の村人でした!○ 4 (パリっ子) すもでんぱ うん 2 (ゾンビ部屋) jinjahime ここ狐ありそう (T) せんこ > まぁここは●はないだろうから狐かどうかだ・・・ 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい せんこさんに? (T) シエスタBC > うんちやさんをペロペロ 2 (ゾンビ部屋) jinjahime メゾピさんでもいいけど 2 (ゾンビ部屋) jinjahime せんちゃんは狼っぽい (T) > シエスタBC おいしく…? 2 (ゾンビ部屋) リゾルート 対抗の占いにいくのは勇気いるけどどうなんだろう・・・ 2 (ゾンビ部屋) Akizuki コンチさん占いぽいですよね 4 (パリっ子) うんちや みむっちゃ狼、メゾピ狂、センコ真かなぁ 4 (パリっ子) すもでんぱ ふむふむ 4 (パリっ子) うんちや グレーに狐2だから 2 (ゾンビ部屋) jinjahime え 4 (パリっ子) うんちや すもさん噛んでるんじゃないかな 2 (ゾンビ部屋) Akizuki え? 2 (ゾンビ部屋) jinjahime まさか、潜伏占いなんてそんな Navi あと1分 4 (パリっ子) すもでんぱ もしくは狼噛んで明日告発黒か 4 (パリっ子) すもでんぱ シエスタBCたぷたぷさんあたりは発言少なくて微妙だなあ 2 (ゾンビ部屋) リゾルート ・・・どうしよう、否定できない (T) あかみさと > 偽が見事に二人とも囲ってくれたな ただ昨日の平和はコンチさん噛みっぽいのが気になる 2 (ゾンビ部屋) わんしろう 狐騙りの狐囲いだったりして 2 (ゾンビ部屋) Akizuki そんなことが・・・ 4 (パリっ子) すもでんぱ とりあえず一人だと思考が偏るので 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい 潜伏占いのついでに潜伏霊媒も登場!? 4 (パリっ子) すもでんぱ 明日はうんちやさんよろしく! 4 (パリっ子) うんちや れりかさんとかどうです? 2 (ゾンビ部屋) jinjahime (コンチさん占いぽい ってアキズキさんの発言がログに 2 (ゾンビ部屋) リゾルート ミクさんまさかのニセモノ宣言か 4 (パリっ子) すもでんぱ おー Navi 20秒前 2 (ゾンビ部屋) ミクかわいい NO! 4 (パリっ子) すもでんぱ あやしいね 1 (なび村) Navi -------------------------- 1 (なび村) Navi -------------------------- 3日目へ 5日目へ
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2506.html
ディオは一人考える。主人が『ゼロ』なら使い魔の評価もそれに準ずる。ルイズはともかく 自分の事を周囲に認めて貰うには贄が必要であると… おれは使い魔になるぞジョジョーッ! 第六話① 時は遡る。ルイズは昼までかかって部屋を片付けた。ディオに命令してやらせようかとも思ったが、殴られた恐怖は簡単に消えず、 結局自分で片付ける事にした。だが掃除が昼前に終わったのは、いつの間にかディオが手伝ってくれた為である。 最もディオが掃除を手伝ったのはディオは主人を見捨てる使い魔であるといったようなマイナスイメージを避けるためのものであったが。 昼食を取る為に食堂に行くルイズ。ディオは相変わらず姿を消したようだ。いつまでその態度が持つか、ルイズはディオと根競べをする事に決めた。 ディオもまた人間である以上兵糧攻めをすれば勝のはこちらなのだ。ルイズは勝利を確信してほくそ笑んだ。 「…フンッ!」 ディオもまたルイズに屈する気はなかった。使い魔に身を窶しても床で食事を取るくらいなら餓死を選ぶ、それがディオである。 誰もいない廊下を歩きながらディオは考える。 (そう、今朝纏めたようにおれに今必要なのは必要な時に利用できる『友達』だ。だが、あのガキは『ゼロ』のあだ名の通り 生徒どもから馬鹿にされているッ!その『ゼロ』の使い魔であるこのディオがきっかけを掴む為には誰か適当なメイジを倒し おれの株を上げる事が一番いい。だが、いきなり喧嘩を売るわけにもいくまい。どうすればこちらに後を引く非がなく 適度な強さのメイジを皆の目の前で倒す状況に持っていくか…) 考えていると腹の虫が鳴る。悲しいかな、いくら鍛えていても人間である以上腹は減る。 「くそッ!忌ま忌ましいッ!本来だったら今頃、おれは人間を超越した存在になっていたはずだッ!それが今、 ガキの我が儘ごときに我慢しなくてはならないこの状態が気に入らないッ!」思わず壁を叩く。 「あの…」 どこかで聞いたような声がしたので振り返ると、今朝会ったメイドがいた。 「ふむ、なかなか…いや、とても美味しいよ」 数分後、ディオは厨房で食事を取っていた。朝出会ったメイド、シエスタは厨房で働いていたのだ。 (今朝の縁がこんなところで生きてくるとはな…。) ディオの顔に黄金色のお菓子を目の前にした悪代官のような笑みが浮かぶ。 (だが!それよりもルイズの鼻を明かしてやった事がなによりも愉しいッ!ンッン~~♪ 実に! スガスガしい気分だッ! 歌でもひとつ歌いたいようなイイ気分だ~~フフフフハハハハ…) そんなディオをシエスタは料理を喜んでくれていると思い、ニコニコと見つめる。 やがて、そんな二人を見つけて太った中年のオヤジが近づいてくる。料理長のマルトーだ。 「あ…私、デザートを配ってきます!」 マルトーを見つけたシエスタは思い出したように立ち上がると、デザートを乗せたお盆を持って厨房を出ていき、 代わってマルトーがディオの隣に座る。 「あんたが貴族に召喚されたって平民か?シエスタに聞いたよ。しかも主人は高慢ちきだって話じゃないか。 ついてないもんだな。確かディオだったかな?自己紹介が遅れたが俺はマルトー、ここで料理長をしている」 握手を求めるマルトーを上手く避けながらも慇懃に答えるディオ。 「マルトー…さんがこの料理を作ったのですか?」 「ああ、そうとも!この料理は賄い物だがあの食堂でくっちゃべってる貴族サマとおんなじモノだ。 奴ら、自分で言うのもなんだがこんな美味い料理を三食食って当たり前ってツラしてやがる。理不尽だとは思わねえか?」 どうやらこのマルトーとかいうコックは貴族を嫌っているらしい。 「あいつらは、なに、確かに魔法はできる。土から鍋や城を作ったり、とんでもない炎の玉を吐き出したり、果てはドラゴンを操ったり、 たいしたもんだ!でも、こうやって絶妙の味に料理を仕立て上げるのだって、言うなら一つの魔法さ。そう思うだろ、ディオ」 完全に自分の世界に入っているマルトーにおざなりに同意すると続いて大笑いする。忙しい男だ。 「気に入った!お前さんわかってるじゃないか!いつでも食べに来てくれ!大歓迎するぞ!」 これで食の問題は解決した。次はメイジの件だが… その時、少年の怒号とシエスタの詫びる声が聞こえた。 「どうしたんでしょう。ちょっと見てきます」 とディオは立ち上がる。丁度良く向こうから機会がやってきたらしい。ディオは罠にはまった獲物を見つけた猟師のような笑みを浮かべると、 騒ぎの現場へと足を向けた。 「どうしてくれるんだ!君のせいでボクの制服が汚れてしまったじゃないか!」 先ほどから怒っているのはトリステイン王国屈指の名門であるグラモン伯爵の四男、ギーシュ・ド・グラモンである。 どうやらデザートを配っていたシエスタが向こうから取り巻きとやってきたギーシュにぶつかってしまったらしい。 ぶつかったとは言っても軽く触れただけだが、その少し前に付き合っている相手、ケティから他に交際相手がいるのではないかと 問い詰められていた為、機嫌が悪かったのが災いした。平民とメイジの階級の違いの故かギーシュの取り巻きはもちろん、 他の生徒も遠巻きに囲んで眺めているだけであり、誰もギーシュを制止しようとしない。 「お願いします!どうかお許し下さい!」 シエスタは必死に懇願する。経過はどうであれ平民がメイジを怒らせた以上、最悪殺されるかもしれないのだ。 その様子を見てギーシュは内心たじろぐ。相手は若い女の子でしかもなかなか可愛い。女の子を泣かせるのはギーシュとしては苦手な事であったし 今は何も言わない周りもこの状況が続けばギーシュの味方でいつづける確証はない。ちょっと怒ったら向こうがオーバーリアクションを取った。 うん、これで大丈夫。そう考えるとギーシュはその場を納めようとし、 パリン 何かが割れる音が響き渡る。 「おっと、すまないね。きみのポケットから香水の瓶が落ちたんでね、拾おうとしたんだが誤って踏んでしまったよ」 振り返ると最近『ゼロ』のルイズが召喚したという使い魔がニヤニヤしながら片足を上げており、 その下には見るも無惨に割れた紫色の瓶「だったもの」が散らばっていた。 「おい、あれはモンモランシーの香水じゃないか!」 「ギーシュはモンモランシーと付き合ってたのか!」 周りから声が上がる。 「なっ、し、知らない!」 とたじろぐギーシュだが、その時周りの生徒から一年生の女の子、ケティが飛び出してくると 「ギーシュさま…やはりミス・モンモランシーと付き合っていていたんですね!この…大嘘つき!」 と叫び、ギーシュの頬を引っぱたく。 そして女の子と入れ替わりにモンモランシーがギーシュに近づくと、無言でワインの瓶を掴んで逆さにしてギーシュにかけ、 おまけとばかりに向こう脛を思いっきり蹴りつけて去っていく。この三文喜劇の三枚目のようなギーシュに周りの生徒達は大笑いする。 ギーシュは暫く屈んで呻いていたが、やがて起き上がるとまだにやついているディオを睨み付け 「いいだろう、僕を侮辱した事を後悔させてやる。ヴェストリの広場にて待つ!死ぬ覚悟ができたらこい!」 と叫び、見張りの一人を残すと取り巻きを引き連れて立ち去った。 「ちょっと!あんた何してるのよ!」 ルイズが叫びながらやって来る。 最初ギーシュが叫んでいた時は無視していたが、あまりにも騒がしいので振り向くと自分の使い魔がギーシュに喧嘩を売っていたのだ。 だがルイズの身体では人混みの中なかなか二人に近づけなかったのだ。 「なにってこれから高慢ちきなメイジを『少し』懲らしめるのさ」 「あ…あんた…」 呆れたような声をあげるルイズ。 「わかってるの!?メイジに喧嘩を売ったのよ!」 「…それで?」 「なんであんなことしたの!?遅いかもしれないけど私も謝ってあげるからギーシュに謝りなさい!」 とディオの袖を掴み、引っ張っていこうとする。シエスタも我に返ると必死でディオを押しとどめようとする。 だがディオはルイズの手をゆっくりとふりほどく。 「勘違いしてもらっちゃ困るな、ルイズ。ぼくはああいう中身がない癖に威張り散らす手合いが大嫌いでね。それに借りは返す必要がある。」 なぜかシエスタはぽっと赤くなる。 「ばっ馬鹿!いい?平民はメイジに絶対に勝てないの!ってちょっと聞いてるの?」 とルイズはなんとか決闘をやめさせようとするが、ディオはそれを無視して見張りに 「武器を持ってくる時間くらいはくれるだろう?」 と聞き、許可を得るとシエスタに2,3訊ね、厨房へと消えていった。 to be continued…
https://w.atwiki.jp/moejinro-log/pages/88.html
BBL は言った さわやかな朝がやってきました 村の川辺に無残に引きちぎられたニセムラサキさんの死体が見つかったようです… BBL は言った /chjoin ベンチ裏 BBL は言った 村人の皆様、今日もがんばってください BBL は言った 昼の部スタートです 1 (BBL村) オペこ 占いCO シキワロス○ 「おっとっと。●」ある程度喋っているところを占いました。 「銃殺に対応出来るような曖昧な理由はやめろ」との事でしたので、これではっきりと分かるはずです。 1 (BBL村) Mrチキン 【占いCO】シキワロスさん○。CCO霊媒を真で見てる発言だったので占いました。 私視点なら真なのはわかりますが・・・。 1 (BBL村) エルレイナ 霊媒CO!シエスタさん●!すねちゃまGJ! 1 (BBL村) エルレイナ 狼つれた! 1 (BBL村) せんこ おぉ? 1 (BBL村) あかみさと シキワロスさんが真っ白に! ニセムラサキ は言った あふん 1 (BBL村) シキワロス んー 1 (BBL村) すねすき わおー 1 (BBL村) エルレイナ シキさん確定白 1 (BBL村) オペこ んん 1 (BBL村) リュファ あれ・・・ 1 (BBL村) Mrチキン 信頼の確定○がうまれましたね 1 (BBL村) Jareky 確定きた 1 (BBL村) jinjahime 確定白ね ROWLEYS は言った 確定きたこれ 1 (BBL村) せんこ シキさん真っ白でここで●霊かぁ 1 (BBL村) シキワロス オペこさん俺に●なのか○なのか 3 (ベンチ裏) デジュー シエスタぁぁ!よくも噛みやがったなぁ! KT は言った 確定○きましたねー 1 (BBL村) オペこ 被ったか 1 (BBL村) エルレイナ 共有じゃないのを祈る 1 (BBL村) Jareky 二人でリードしてくださいませ 3 (ベンチ裏) ミクかわいい w 3 (ベンチ裏) クバリャーナ んー、4割ぐらいは勘なのでアレですが、 1 (BBL村) オペこ ごめん、シキさんのは昨日の発言を持ってきました 1 (BBL村) エルレイナ シキさんは両方から○だよ~ 3 (ベンチ裏) ニセムラサキ 発熱中 1 (BBL村) KT っと確定○メモメモ 3 (ベンチ裏) ニセムラサキ あうふ 3 (ベンチ裏) シエスタXX なんのこっちゃ 1 (BBL村) ROWLEYS 共有さんは相方さんはどうでしょう? 3 (ベンチ裏) ミクかわいい あれ? 1 (BBL村) MB チキンさんはエルレイナさんをどう思ってるんですかね 一応聞いときたいです 3 (ベンチ裏) こるくびん 無理せん方がいいよー 3 (ベンチ裏) シエスタXX んー 3 (ベンチ裏) デジュー え、●じゃなかった? 1 (BBL村) Mrチキン 私は当然真としかみれません 3 (ベンチ裏) クバリャーナ 私が占い潜伏してたら怒るわ つったあとに、潜伏してません、大丈夫です 1 (BBL村) すねすき 相方ぴんぴんしてるクマ 1 (BBL村) あかみさと んで霊媒から●か これで霊吊っても両視点1は吊れてる事になるのかな 1 (BBL村) ROWLEYS はーい( ∇ ) 1 (BBL村) オペこ 私がはっきりとシキさんを占ったと分かるように、シキさんの昨日の発言を取ってきました。 3 (ベンチ裏) クバリャーナ って言ったことがマズひとつ、後は発言のタイミング 3 (ベンチ裏) デジュー サキさん大丈夫ー? 1 (BBL村) Jareky 今相方を聞く必要はない気がする。 3 (ベンチ裏) シエスタXX ああ●だしたのか 1 (BBL村) リュファ とりあえずシキさんが確定したので、ためしに指定係ずらしてみるのもいいかも? 3 (ベンチ裏) ニセムラサキ 少しだけ休んでくるくまー 1 (BBL村) シキワロス うちかい? 1 (BBL村) すねすき クマー 3 (ベンチ裏) ミクかわいい お大事にくま~ 3 (ベンチ裏) ニセムラサキ 最初の1時間の待機時間でだいぶ疲れたというw 1 (BBL村) MB んじゃCCO霊媒を真で見てる発言て言うのはそんなに不自然でしたか? 3 (ベンチ裏) シエスタXX 俺視点村絶望じゃん 3 (ベンチ裏) デジュー お大事に 1 (BBL村) Jareky 狂人の可能性は・・・薄いよね>シキワロスさん 3 (ベンチ裏) ミクかわいい 私も「ちゃんと出てます」くらいは言いそう・・・ 1 (BBL村) せんこ ずらすって確定のシキさんにお願いするってこと? 1 (BBL村) シキワロス んー。個人的に怪しいところ・・・うーん。昨日とおとといと今日じゃあかわるんだよなー 1 (BBL村) jinjahime 共有の相方引いたら困るし、共有指定でいいよ 1 (BBL村) KT ●でて真がでてこないってことで今のところエルさん真目でみてます 1 (BBL村) エルレイナ だねぇ 1 (BBL村) シキワロス そういえば相方潜伏中か。 1 (BBL村) Mrチキン タイミング的な問題ですかね、私視点でわかっても他はそうともいえないから 1 (BBL村) せんこ うんうん うちもそれするメリットがよくわかんなかった 1 (BBL村) Jareky シキワロスさん、前世に続いて指定役になっちゃうのかな・・・ 1 (BBL村) MB んー 一応了解です 1 (BBL村) せんこ ただ共有相方指定しちゃうだけなんじゃないかなと 1 (BBL村) リュファ なにかちがうものが見えてくるかも、って・・・すみません、ただの思い付きです[オイオイ] 1 (BBL村) せんこ なんか言い方おかしかた・・・ 1 (BBL村) KT 二人で候補あげて共有が最終的にきめるとか? 3 (ベンチ裏) クバリャーナ あ、それだけだったら特になんとも思わないんですよ 1 (BBL村) ROWLEYS うーん、ちょっと考えがまとまらない… 1 (BBL村) エルレイナ 万が一の共有相方指定があるからだめだね 1 (BBL村) すねすき 共有を気にしてきたROWさんやっぱ気になるクマ 3 (ベンチ裏) BBL 待たせてごめんよ 3 (ベンチ裏) ミクかわいい Σ[ニコッ] BBL は言った こんばんは ニセムラサキ 1 (BBL村) jinjahime それだな>KT 1 (BBL村) エルレイナ それでひっこめる=共有透ける 1 (BBL村) シキワロス 俺の指定役はもういやだ! BBL は言った 誤爆 1 (BBL村) リュファ あ、共有に当たるかも・・・やっぱやめ。 3 (ベンチ裏) クバリャーナ それ以外の発言含めて「らしくない」って感じただけですねw 1 (BBL村) オペこ そうそう 吊られなかった方が共有だ、となりますよ 1 (BBL村) KT 透けちゃうか 1 (BBL村) Mrチキン 共有してい→共有CO→噛まれるになるかな 1 (BBL村) ROWLEYS やっぱ、ってことは他に疑われるポイントはあるのですなんwまぁいいけど。 1 (BBL村) jinjahime Rowさん指定かな 1 (BBL村) オペこ 共有指定でいいと思います。 1 (BBL村) せんこ というか何も情報がない確定白に任せる意味がないような 1 (BBL村) あかみさと 引き続き共有でいいね 指定するなら 3 (ベンチ裏) デジュー あと6吊り 1 (BBL村) すねすき んーんー 3 (ベンチ裏) BBL 日付が変わってた影響があったみたい ログ 3 (ベンチ裏) クバリャーナ とはいえ勘の部分が多いので、 3 (ベンチ裏) クバリャーナ なんともいえませんw 1 (BBL村) オペこ ん? 1 (BBL村) シキワロス 俺はただの○とみてくれるだけで結構っすよ。発言は惜しみなくいうだけです 1 (BBL村) MB 共有指定でいいでしょう そこそんなに議論するところじゃないと思います 1 (BBL村) Jareky エルさん真と見る人への対抗意見として、 オペこさんは偽占いのいきなりの●出ししたことになるけど、それは不自然ではない? 1 (BBL村) せんこ うんうん 1 (BBL村) jinjahime 情報はないとは言っても、意見は欲しい>確定白 3 (ベンチ裏) デジュー やっぱり日付かー 1 (BBL村) シキワロス んで、個人的に俺に指示を渡そうとしたところをとりあえず怪しむわけである。 3 (ベンチ裏) ミクかわいい 思う真占い像は人によりけりですね~ 1 (BBL村) あかみさと とりあえず霊はいつ頃吊ります?吊らないっていう選択肢はないと思うんですが 1 (BBL村) KT 狩人はどっちを守るのだろうとふとおもった 1 (BBL村) jinjahime 狂人の特攻もありでしょ 3 (ベンチ裏) BBL テキスト増幅してた 1 (BBL村) ROWLEYS それはありますよね 特攻 1 (BBL村) すねすき それぞれ怪しいと思ってる人はいるのかなクマ 1 (BBL村) Mrチキン いきなり●の狂人アピもありますね 1 (BBL村) jinjahime 狩人は本人にお任せ 1 (BBL村) せんこ うーむ 共有以外の確定白からの意見ってことなら納得 1 (BBL村) ROWLEYS タイミング的にちょっとアレだったし 3 (ベンチ裏) デジュー みさとさん霊吊る気満々の様子 1 (BBL村) MB あと一応占い真狼もあるので確定白でも狂人の可能性もあります やっぱり共有の指定がいいでしょう 1 (BBL村) せんこ でも指定はどうかなって思う 3 (ベンチ裏) クバリャーナ んですねー、オペこさんなりの占い像がこれなら、それはそれでアリですからねぇ BBL は言った 5分経過 1 (BBL村) せんこ っといかんやめとこ 議論するとこじゃないやこっちは 1 (BBL村) オペこ エルレイナさん● これは忘れないでください 1 (BBL村) ROWLEYS で、 1 (BBL村) オペこ ん そろそろ共有指定を 1 (BBL村) jinjahime ステ気味な印象派みさとさんかなぁ 1 (BBL村) シキワロス 俺の言うことは話半分で聞いて共有が指示するスタイルで十分だとおもうんです 1 (BBL村) エルレイナ わたしのことで村がもめるくらいなら間に合う段階でつっておk 3 (ベンチ裏) ミクかわいい みさとさんが吊られの危機に 1 (BBL村) あかみさと えっ 割としゃべってるじゃないですかやだー!・・・多分 1 (BBL村) シキワロス んー。オペこさんが無駄に主張しすぎて偽くさいなー 1 (BBL村) ROWLEYS 今日の指定は…? 1 (BBL村) ソラモニー エルレイナさんがー偽霊媒しだったらーデジューさんが18分の一でしんじゃったのは難しくないかなー 1 (BBL村) あかみさと まぁ意見は言ってるとは思いますはい 1 (BBL村) すねすき んでは 1 (BBL村) jinjahime 印象ですけどね>みさとさん 1 (BBL村) Jareky 共有気にする人が気になるかな 1 (BBL村) オペこ ん 1 (BBL村) すねすき 指定 あかみさとさん 1 (BBL村) オペこ 占いだけ貼って後は黙っていた方がいいですかね 1 (BBL村) Mrチキン 指定了解ー 1 (BBL村) あかみさと ぷえー・3・ COないよ 1 (BBL村) jinjahime ん~そっちいくの?Rowさんは? 1 (BBL村) オペこ ん?今日は? 3 (ベンチ裏) デジュー あら、みさとさん指定 1 (BBL村) jinjahime 指定了解です>あかみさと BBL は言った あと1分 1 (BBL村) KT 吊って吊ってっていう発言の霊媒って狂にも見えるし村を考えてる霊にもんみえる・・・ 1 (BBL村) ROWLEYS うちかとおもてたw 1 (BBL村) エルレイナ 占いは結果はった後は他の人の発言観察して狼や狐探したほうがいいかも 1 (BBL村) すねすき 反応様子見クマ 1 (BBL村) オペこ 了解です>アカミサトさん 1 (BBL村) すねすき クマクマ 1 (BBL村) あかみさと とりあえず霊は吊ってくださいな 早めに吊ってもいいと思ってるよ 3 (ベンチ裏) シエスタXX んーオペこさん特攻に見えるのか 1 (BBL村) せんこ まだ占いが狂真って決まったわけじゃないしそれもあるね<KT 1 (BBL村) エルレイナ わたしも今ちょっと観察モード BBL は言った 20秒前 1 (BBL村) せんこ あかみさんでいいんかな 1 (BBL村) あかみさと ま、がんばってください 1 (BBL村) Jareky あかみさとさんの意見はどうだろ・・・ 1 (BBL村) ROWLEYS 指定了解です BBL は言った ---------STOP--------- BBL は言った ---------STOP--------- 1 (BBL村) BBL ---------STOP--------- 1 (BBL村) BBL ---------STOP--------- 2 (狼打線) BBL ---------STOP--------- 2 (狼打線) BBL ---------STOP--------- BBL は言った 夜まで時間がありません 皆様今日の尊い犠牲をお選びください(会話はストップです) 3 (ベンチ裏) シエスタXX うんまあ見えるなw BBL は言った 投票は私に直接Tellでお願いします 1 (BBL村) BBL -------------------- 1 (BBL村) BBL 4日目終了 1 (BBL村) BBL -------------------- 3 (ベンチ裏) ミクかわいい 霊対抗ありませんでしたものね・・・ リュファ は BBL に言った あかみさん。 KT は BBL に言った あかみさとさんでおねがいします ソラモニー は BBL に言った あかみさとんー あかみさと は BBL に言った エルレイナさんでー 2 (狼打線) エルレイナ あかみさんかしら? オペこ は BBL に言った あかみさとさんでお願いします。 ROWLEYS は BBL に言った あかみさとさんでお願いします Mrチキン は BBL に言った あかみさとでお願いします 2 (狼打線) jinjahime あかみさとさんで 2 (狼打線) jinjahime OKOK 2 (狼打線) エルレイナ k 3 (ベンチ裏) デジュー 対抗ないならエルレイナ真濃厚ですもんね~ 3 (ベンチ裏) シエスタXX デジューさん霊の可能性そこまでひくいものなのか エルレイナ は BBL に言った あかみさとさんで~ せんこ は BBL に言った みさとさんでー あかみさん はちがうってちゃんと本人から聞いたのにまた呼び名間違えたw シキワロス は BBL に言った あかみさとさんに犠牲になってもらいます すねすき は BBL に言った あかみさとさんに投票 Jareky は BBL に言った あかみさとさんに投票 jinjahime は BBL に言った 吊り投票>あかみさと 3 (ベンチ裏) シエスタXX ひくいわなw 3 (ベンチ裏) デジュー 霊死んでるとしたら僕しかないのかなー? 2 (狼打線) BBL -------------------- 2 (狼打線) BBL 会話可能時間スタートです 3 (ベンチ裏) ミクかわいい たぶん? 3 (ベンチ裏) クバリャーナ んーまぁ事故レベルかなぁ、ありえなくはないんだけどw 3 (ベンチ裏) シエスタXX そうじゃないかな 2 (狼打線) jinjahime さぁどうするか。 2 (狼打線) BBL いつも遅れるねごめん 3 (ベンチ裏) シエスタXX 吊りでCOしないんだったら 2 (狼打線) エルレイナ SG誰がいいかねぇ 3 (ベンチ裏) シエスタXX それしかない 3 (ベンチ裏) クバリャーナ 死んだ時点で私かデジューさんですけど、私何も言ってないからね MB は BBL に言った あかみさとさんに投票します 2 (狼打線) エルレイナ どんま~~い 3 (ベンチ裏) デジュー じゃ、霊媒に関してはあんまりコメントしないほうがよさそうかな? 3 (ベンチ裏) クバリャーナ 私の可能性はゼロ、私だったら総スカン食らうレベルだw 3 (ベンチ裏) デジュー たしかにww 3 (ベンチ裏) シエスタXX それどういう意味だろう BBL は言った あと1分 2 (狼打線) jinjahime 大丈夫です>GM 2 (狼打線) エルレイナ オペこくんがまだわからないなぁw 3 (ベンチ裏) シエスタXX まいいやw 3 (ベンチ裏) デジュー 何がー? 2 (狼打線) エルレイナ これで狂人だったら吹くww 3 (ベンチ裏) シエスタXX あー霊媒に関してのコメント 2 (狼打線) jinjahime チキンさん噛むのもいいけど、銃殺出ると困る品 3 (ベンチ裏) クバリャーナ 霊媒に関しては~ のことかな 3 (ベンチ裏) デジュー あ、僕のか BBL は言った 20秒前 投票結果 あかみさと 13 エルレイナ 1 3 (ベンチ裏) シエスタXX まあ気にしなくてもいいけどね 3 (ベンチ裏) シエスタXX ひ・み・つ 2 (狼打線) エルレイナ オペこくんかんだ時点でわたしが危ないしなぁ 3 (ベンチ裏) シエスタXX みたいな BBL は言った さよならあかみさとさん…あなたの勇姿は忘れない BBL は言った /chjoin ベンチ裏 3 (ベンチ裏) デジュー 気になるわーww BBL は言った 日が沈み始めました よい子も悪い子も寝る時間です BBL は言った 役職の方は私にTellお願いします あかみさと は言った 駄目だ駄目だ全然駄目だぜえええええ!うおおおおおおおお!!! 2 (狼打線) エルレイナ それを狙った噛み?って言い張っても噛まれないと疑われる 3 (ベンチ裏) ミクかわいい つまり暗に霊媒C LinkDead 2 (狼打線) jinjahime で、チキンさん噛んで、狼に透けてるっていう路線でいくか? シキワロス は BBL に言った 今日の任務は・・・自分を・・・護衛したい・・・できないからMrチキンさんのとこ行ってきます 2 (バッテリー) Jareky jinjhimeさんは狼ぽくない。狼なら共有相方吊る可能性とか指摘しない 3 (ベンチ裏) デジュー 好きに思ってくださいな。霊媒COと素村CO! BBL は シキワロス に言った 護衛了解しました 2 (狼打線) エルレイナ チキンさん噛みやばくない?w 2 (バッテリー) すねすき うむ、jinjaさんは白めかなと思った 2 (狼打線) jinjahime ヤバイナ 3 (ベンチ裏) デジュー はい、ギドラでーす 3 (ベンチ裏) ミクかわいい (*ΦωΦ)じー 3 (ベンチ裏) あかみさと _( 3」∠)_ほげええええ 3 (ベンチ裏) シエスタXX 無能乙www 3 (ベンチ裏) ミクかわいい いらしゃんせ~ 3 (ベンチ裏) デジュー いらっさい 2 (バッテリー) Jareky あれ霊媒結果あがったっけ 2 (狼打線) jinjahime GJでると一回増えるのも怖い 2 (狼打線) エルレイナ 銃殺でないのをもう祈るしかないとおもうw 2 (狼打線) jinjahime リュファさんか見ます 2 (狼打線) エルレイナ はい! 2 (バッテリー) すねすき リュファさんは静かだけど白っぽいかもなーなんて 2 (バッテリー) すねすき シエスタさん黒だそうです jinjahime は BBL に言った 役職行動>リュファさん捕食 ニンジャーーー 3 (ベンチ裏) あかみさと jinjaさんの発言でこっち飛んできた気がしてならない(´・ω・`) オペこ は BBL に言った 占いです。ROWLEYSさんを占います。 BBL は jinjahime に言った 噛み先了解しました 3 (ベンチ裏) ミクかわいい (´・ω・`)どんまいでした・・・ 2 (狼打線) シエスタXX (頑張るのよヒュウマ・・・ 2 (バッテリー) Jareky ●なの?どうだろ・・・ 2 (バッテリー) すねすき 人の意見に追従しようとする人チェックしてみようかなぁ BBL は オペこ に言った ROWさん○です 2 (バッテリー) Jareky リュファさんは安心できない。なんか・・・ オペこ は BBL に言った 了解です。ありがとう。 3 (ベンチ裏) あかみさと ミクかわさんが可愛いから許そうかな 3 (ベンチ裏) ミクかわいい (*´ω`*)!? 3 (ベンチ裏) デジュー 怖いねー。しかもそういうときに限って相手は村だったりww 2 (バッテリー) すねすき 安定の潜伏ニンジャー 2 (狼打線) jinjahime うーん狼側からだと、推理が難しい 3 (ベンチ裏) クバリャーナ あるあるwww 3 (ベンチ裏) あかみさと 村同士の潰しあいよくある 2 (狼打線) エルレイナ うむ~苦手じゃ~~[ウワーン] 3 (ベンチ裏) ミクかわいい たいてい狼はそういうとき遠目からニヤニヤ眺めてますよね~・・・ 2 (バッテリー) Jareky あかみさとさんは遺言あやしい気がするけどそう推理しただけの話かもしれない 3 (ベンチ裏) デジュー 攻撃し合ってる2人・・・実はどっちも村人! 2 (狼打線) jinjahime あるいみ、一部分ネタバレしてるようなものだからなぁ 2 (狼打線) エルレイナ そそw 2 (狼打線) エルレイナ 推理好きには辛いw 3 (ベンチ裏) あかみさと 最終日にそうなると悲惨ですねw BBL は言った あと1分 2 (バッテリー) Jareky エルさんはまだどっちもありそうで、どっちの意見も半々で見るかな 2 (狼打線) jinjahime 明日は白だよね?>霊媒結果 2 (狼打線) エルレイナ うん 3 (ベンチ裏) デジュー 悲惨だわーww 2 (バッテリー) すねすき うむー 3 (ベンチ裏) あかみさと 狼側としてはあれほど気持ちいことはないだろうけど BBL は言った 20秒前 3 (ベンチ裏) デジュー 狼「うん。ああ、そうだね。じゃ、あんた吊るわ」 2 (狼打線) jinjahime OK デジューは腰を掛けた 2 (バッテリー) Jareky エルさんオペさんどっちが真でも●一個見つけてはいるんだな 2 (狼打線) jinjahime Ch戻して準備しましょ 役職行動 占い ROWLEYS○ 護衛 Mrチキン 噛み リュファ BBL は言った ---------STOP--------- BBL は言った ---------STOP--------- 1 (BBL村) BBL ---------STOP--------- 1 (BBL村) BBL ---------STOP--------- 2 (狼打線) BBL ---------STOP--------- 2 (狼打線) BBL ---------STOP--------- [[3日目へ 2012-3-17 BBL村 Part3]] [[5日目へ 2012-3-17 BBL村 Part5]]
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2891.html
前ページ次ページ爆炎の使い魔 ヒロに「ハゲ」と定義されてしまったコルベールは、トリスティン魔法学院で仕事をするようになって20年になる中堅の教師である。 彼の二つ名は『炎蛇』、『火』系統の魔法を得意とするメイジである。 彼は先日、ルイズが召喚した平民の少女の額に現れたルーンのことが気にかかっていた。しかし気になっていたのはそれだけではなかった。 爆発の際に感じた異常なまでの炎の魔力、あれは明らかに自分を凌駕するものだ。最初はミス・ヴァリエールの属性が炎なのかと思ったが、おそらく違うだろう。彼女の爆発は何度か見たが、そこにはどの属性も感じられなかったからだ。 では、あの少女が?しかし彼女は平民だ。平民は魔法は使えない。この世界の鉄則である。しかし、本人がいないのでは、これ以上詮索してもしょうがない。 彼は1番手がかりのありそうなルーンのほうから調べることにした。 膨大な書物の中で、彼が探しているのは始祖の使い魔たちが記述された古書である。 すると、埃を被っている書物の中に、彼は目的のものを見つけ出した。さっそくページをめくる。するとその中に記された一節に目が止まる。 その一説と少女の額のルーンのスケッチを見比べると、思わず彼は驚きの声を上げる。そして、その本を抱えたまま駆け出していった。 トリスティン魔法学院の本搭の最上階、そこに学園長室がある。そして、魔法学院の学院長を務めるオスマン氏は白いひげと髪を生やした初老の人物であった。 オスマン氏はつまりこの学園で1番偉い人物ということになる。そのオスマン氏は今学園長室で、 足蹴にされていた。 「や、やめるんじゃミス・ロングビル。お、お尻を撫でるくらいいいではないか。減るもんじゃなあいたっ!」 オスマン氏を足蹴にしながら、ミス・ロングビルと呼ばれた女性はスタンピングをやめようとしない。 「いくら秘書であるとはいいましてもですね。まったく、今度、やったら、王都に、報告すると、言ったでは、ありませんか!」 「痛い、痛いぞ、ミス・ロングビル。このままではわし、いかん方向に目覚めてしまいそうじゃーー」 蹴られて少し嬉しそうなオスマン氏と、ちょっとうっとりした表情になっているミス・ロングビル。彼女も実はまんざらではないのかもしれない。 そんな平和?なひと時は突然の闖入者によって破られる。 「オールド・オスマン!たたた大変です!」 ミス・ロングビルは何事もなかったかのように机で書類を整理している。オスマン氏は窓のほうを向いて後ろ手を組んでいた。 「まったく騒々しい、何事じゃミスタ・コルベール」 「ここ、これを見て下さい」 「また古い書物を持ち出して一体何だというんじゃ・・・」 「これも見て下さい!」 コルベールはヒロの額のルーンをスケッチしたものをオスマン氏に見せる。 それを見た瞬間、オスマン氏の目が変わった。飄々としたものから厳しいものへと。 「ミス・ロングビル、すまんが席を外してくれ」 ミス・ロングビルは何も言わずに立ち上がり、部屋を出て行った。 「詳しく説明してくれんかの。ミスタ・コルベール」 ルイズとヒロはめちゃくちゃになった教室の片づけを終わらせ廊下を歩いていた。 ヒロとして教室をめちゃくちゃにしたのはルイズなので付き合う義理などなかったが、使い魔なのだから、とシュヴルーズに言われたので、まあいいか。と、とりあえず片付けに参加したのだった。片付け中も左手を見せなかったあたりは器用としか言いようがない。 一方ルイズは、というと掃除中から教室を出た今でも、沈んだ表情で、時折ため息をついていたのだった。そしてふと口を開く。 「あんたも・・あたしのこと『ゼロ』だって思ってるんでしょ。魔法の成功確率ゼロのメイジだ。って」 そんな発言にヒロはちらとルイズのほうを見ただけですぐに前に視線を戻す。 「別に、お前が魔法を使えようが使えまいが、私にとっては大して重要な項目ではないのでな。しかし、魔法というのは失敗すれば爆発するものなのか?あれだけの爆発だ、その気になれば殺傷能力を強化して戦争にも使用されそうな勢いだがな・・」 その言葉にルイズも疑問を浮かべる。 「そういえば、普通は魔法に失敗しても何も起きないのが普通よ」 「なるほどな。(系統が違うと考えるべきか?いや、単純に構成を失敗しているだけとも考えられる。『虚無』だったか。あの失われた伝説の系統というのもまあゼロではないが。今の段階では憶測の外を出るわけではないな)まあ、今は考えてもしょうがあるまい。魔法で失敗するのなら 練習するしかあるまい。私も小さい頃は反復運動の繰り返しだったからな。」 そう言いながらヒロはスペクトラルタワーに上った事を思い出す。二度と行きたくなかった。 「わかってるわよ。平民のあんたに言われなくたって、いつも練習してるもん!でも、いつも失敗しちゃうのよ!」 ヒロは、喚くルイズにどうしたものかと思っていると、そういえば食事の時間だったなと思い出す。 「そうそう、そろそろ食事の時間だろう。とりあえず私の故郷の諺で『腹が減っては戦はできぬ』という言葉がある。とりあえず食事でもして頭を 冷やしてこい。私はあまり食欲がないのでその辺でも散策しているさ。まだこの学院の他の場所なども把握していないからな」 「わかったわよ・・」 そういうとルイズは食堂へと入っていった。 「やれやれ、さて、どうしたものか」 食欲がないと言ったのは嘘である。正直なところ大勢で食事をするのがあまり好きではないというだけだった。 「とはいえ、食べねばさすがにな・・」 周りを見渡していると 「どうなさいました?」 前のほうから黒髪の少女が歩いてくる。見ればメイドの格好をしている。この学園で働いているのだろう。ともすれば厨房でも貸してもらえるかもしれないなと考えた。 ヒロも最初は料理ができなかった。できたことと言えばヒヨコ虫の丸焼きだったりなど、実に野生的なものばっかりであった。 だがあるとき大蛇丸に 「ヒロよう、料理とか覚えとかねぇと男が寄ってこねぇぞ」と言われ、最初は馬鹿馬鹿しいと思っていたが、姉プラーナは完璧超人だったために、料理覚えようという結論に至ったのであった。 べ、べつに男に寄って欲しいわけじゃないんだからな! 拳を握り締めるヒロを苦笑いで見る少女。 その視線に気づき、慌てて向き直る。 「ああ、すまないが厨房はどこだ?自分用の食事を作りたくてな。」 「もしかして、あなた、ミス・ヴァリエールの使い魔になったっていう・・」 彼女はヒロの額のルーンに気がついたようだった。 「私のことを知っているのか?」 「ええ。召喚の魔法で平民を呼び出した。と噂になってます。」 笑う彼女はまるでミュウのように眩しい存在に見えた。そういえばスカーフェイスと結婚したとかなんとか。勇者の娘と闘神の息子の結婚、さぞや生まれてくる子供は、とんでもない存在になることだろう。 「お前はメイジ、とやらではなさそうだな」 「ええ、貴方と同じ平民です。貴族の方々のお世話をするためにこの学園に奉公にきてるんですよ」 私は平民ではない。と言おうとしたがやめた。魔王と人間のハーフなど、ここでは言っても冗談と受け止められるか、頭がおかしいと思われるのが関の山だろう。この左手でも見せれば違うかもしれないが、無用な騒ぎの種にもなりかねない。 「私はシエスタといいます。ええと・・」 「ああ、私はヒロという」 「あ、ごめんなさい。食事を希望されてたんですよね。こちらへ着いてきてくださいますか?」 忘れてた。と慌てた仕草をしながらシエスタはヒロを厨房へと案内した。 ヒロが案内された厨房は大きかった。そういえば城の厨房もこんな感じだったな。とヒロは考える。 「ちょっと待っててください」 そういうとシエスタは、厨房の奥へ行ってしまった。そしてそのままお皿を持って戻ってきた。 皿の中身はシチューのようだ。作り立てらしく美味しそうな湯気と匂いを立たせている。 「シチューか。いい匂いだな。味も良さそうだ・・・うまいな・・」 そんなヒロに気を良くしたのか、シエスタも笑顔を浮かべた。 そこまで早くはないが、ヒロはシチューを食べ終えた。正直なところ美味しかったのでおかわりもした。 「美味かった。久しぶりにいい食事ができた。礼を言うシエスタ」 「ご飯、もらえなかったんですか?」 「いや、ああいう大人数での食事というのが苦手なだけだ」 「そうなんですか。あ、でもでしたらここに来ていただければ、いつでも食事を用意しますよ」 「いや、それは悪いだろう。さすがにただ飯食らいというのもどうかと思うのだが」 「いえ、そんなことないですよ。私も1人で食べるのもなんですし、2人でしたら美味しく食べれると思いますよ」 元々自分で作るつもりだったので、厨房を借りることができればいいだけなのだが、どうやらこの少女は世話を焼きたいようだ。 ふむ、とヒロは思案した挙句。 「そうだな、何か手伝いでもしよう。生憎ルイズの使い魔をやっているので四六時中というのは無理だが、何かあれば言ってくれれば駆けつけよう。」 「あら、ありがとうございます。でしたらそうですね・・デザートを運ぶのを手伝っていただけますか?」 シエスタが微笑みながら言った。 「了解した」 ヒロはうなずき、シエスタの後をついていった。 デザートを配っていると1人の貴族が目に止まった。 金髪でフリルのついたシャツを着ている、気障っぽい感じがする男だった。どうやら談笑しているようだ。別段興味はなかったが耳には入ってくる。 「なあギーシュ!お前は今、誰と付き合っているんだ?」 「誰が恋人なのか教えてくれよギーシュ!」 あの男はギーシュという名前らしい。 「つきあう?僕にはそんな特定の女性はいないのさ。なぜなら」 そう言って薔薇を口に近づける。 「薔薇は多くの人を楽しませるために咲くのだからね」 聞いてて胸糞が悪くなってきた。一瞬燃やしてやろうかとも思ったが、仕事中な上にめちゃくちゃにしてしまってはシエスタに申し訳ない。ヒロは自重した。 その時、ギーシュのポケットから何かが落ちた。ガラスでできた小瓶のようである。そして不幸にもシエスタがそれに気づいてしまった。 「あ、貴族様落し物です」 その小瓶をみたギーシュの友人が騒ぎ始める。 「おお!?その香水は、もしやモンモランシーの香水じゃないのか?」 モンモランシー。聞いたことのない名前だ。 「そうだ!その紫色の香水は、モンモランシーが自分のために調合しているものじゃないか!」 「そいつがお前のポケットから落ちてきたってことは、今はモンモランシーと付き合ってるってことだなギーシュ!!」 「違うんだ。いいかい?彼女の名誉のために言っておくが・・・」 ギーシュが何か言いかけたとき、左から茶色のマントの少女が、右から巻き髪の少女が立ち上がりつかつかと寄ってきた。 「モ、モンモランシー、それにケティ・・・ち、違うんだ!これはなんというか・・・」 「やっぱりミス・モンモランシーと・・」と泣くケティ。 「やっぱり、その1年生に手を出していたのね」と睨むモンモランシー。 「「最低!!」」 2人の女性に怒鳴られひっぱたかれるギーシュ。2人の女性はそれぞれ反対方向へと歩いて去っていき。彼の頬は腫れて赤くなっていた。 ギーシュは腫れた頬を手でさすりながら 「あのレディたちは薔薇の存在の意味を理解していないようだ」 なおもそこまで言えるギーシュ。ある意味感嘆する。まあ、もう関係ないなと作業に戻ろうとしたときだった。 「そこなメイド!」 いきなり貴族様に呼ばれる。何か粗相をしてしまったのだろうかと思う。 「な、なんでしょうか?」 身を竦ませるシエスタ。だって相手は貴族だし。 「君が軽率にも香水の瓶なんかを拾い上げたおかげで、二人のレディの名誉が傷ついた。どうしてくれるんだね?」 気障ったらしく髪をかきあげながら、シエスタに向かって薔薇を向けるギーシュという貴族。一方のシエスタはとんでもないことをしてしまったと、自分が顔が真っ青になってがくがく震えているのがわかる。 「も、申し訳ありません貴族様!!」 もう謝るしか自分はできないと思い土下座をした。しかし、それで許すほどギーシュは寛容ではなかった。 「僕に謝られてもしょうがないんだが・・・そうだな、君にお仕置きをしてあげよう、貴族らしくね。今晩、僕の部屋まで来たまえ」 もうシエスタはどうしようもないと思った。顔も真っ青を通り越して白くなっている。 ブチ シエスタは何かが切れる音を聞いたような気がした。一体何なんだろう。 するとヒロがこちらに寄ってきてギーシュの胸に指をさす。下を少し向いているのか表情は伺えない。 「二股をかけてるようなやつが何を言っている」 「何だ君は?貴族に口答えをするとは・・ああ、君はあのゼロのルイズが呼び出した、平民だったね。ゼロのルイズだけに使い魔もたいしたことはないようだ。それに、どうやら君は貴族に対する接し方を知らないようだな」 ヒロは顔を上げると笑みを浮かべながら。 「ああ、残念ながら貴様のような最低の男に対する礼儀なんてものがこの世界にあるとは驚きだ。くくく」 「よかろう・・・ならば君に礼儀を教えてやろうじゃないか!決闘だ!場所はヴェストリの広場だ!その仕事が終わったらきたまえ。まあ、別に怖くなって逃げてもかまわないがね。では待っているよ!」 そう言うと、ギーシュはマントを翻し、食堂を出て行った。 「大丈夫か?シエスタ?」 シエスタの方を見るとまだ震えている。まあ怖かったのだろう。手を貸そうとすると、 「あ、あなた殺されちゃう・・・」 「ん?」 「ご、ごめんなさい!」 シエスタは言うが早いか、走って逃げていってしまった。 どうしたものか、と手を差し出そうとした姿勢で止まってしまった。 すると食事を終えたのか、ルイズが後ろから駆け寄ってくる。 「あんた!何勝手なことしてんのよ!」 「食事は終えたのか?」 「そんなことはどうでもいいわよ!何決闘の約束なんかしてるのよ!」 「何、成り行きのようなものだ。それにいい機会だしな」 「何がよ・・ひっ」 「さてルイズよ。私はお前の使い魔なわけだ。まああのギーシュとやらは、お前のことも馬鹿にしていたからな。叩きのめす理由としては十分だろう」 とてつもなく凄みのある笑みを浮かべて言うヒロを見てルイズは後ずさる。正直なところ、ヒロは色々溜まっていた。戦いがなかったというのもあるかもしれない。 「それにな」 「な、なによ」 「自分の使い魔がどれほどのものなのか、知っておくにはいい機会だろう?」 ヒロは言いながら食堂から出て行った。目指すはヴェストリ広場である。 歩きながら1人の生徒を見かけ、声をかける。 「すまんが、ヴェストリの広場とはどこだ?」 まだ学園を把握していないヒロなのであった。 前ページ次ページ爆炎の使い魔