約 3,131,147 件
https://w.atwiki.jp/wiki11_navyfield/pages/223.html
ピット【Pitt】 必要レベル 30 / DP 6,500 / Cost 150,000 前部Rマウント 57*3 後部Rマウント 57*2 Tマウント ---- 航空機搭載容積 航空機搭載不能 乗員 3+6名 O級の次に乗れる。新規の輸送艦ルートとなる。 港争奪戦時に使用する艦船。上陸兵はこの船でのみ機能する。 無論通常戦闘でも使用できる。 全ての輸送艦に言える事だが、火力、DPともにDD並しかなく砲撃戦には不向きである。 余剰排水量は多いので、装甲化する事は可能である。 しかしOH許容%が小さいため、高レベルの機関兵を複数用いないと鈍足になってしまう。 搭載するなら対空火器として「2ポンド八連裝 Mark VIII」と言った所か。 英国籍NCLの中ではシリウスと並ぶ5基で高い対空火力を持てる、と言っても ポムポム砲自体が気休め程度のもの。 英主力対空砲の5.25inは容積の都合上弾数が辛くなる。
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/438.html
ブラックピヨン とは、【スーパーマリオランド】のキャラクター。 プロフィール 作品別 元ネタ推測 コメント プロフィール ブラックピヨン 他言語 Kumo(英語) 別名義 ブラックピョン 初登場 【スーパーマリオランド】 名前通りにピョンピョン跳ねて襲い掛かる、黒いタランチュラのような生物。 スーパーマリオランドの説明書では「ブラックピヨン」だが、公式HPでは「ブラックピョン」と表記されている。 作品別 【スーパーマリオランド】 イーストン王国に登場。一定間隔でジャンプしながら突っ込んでくるので、タイミング良く踏み付けよう。 元ネタ推測 ブラック+ピョン(飛び跳ねる擬音) コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/1318.html
―― ラー・カイラムがアクシズから離れるための掩護をしていた紬は、アクシズに入る光の亀裂に、目を奪われていた。 紬「…アクシズが…割れる…!」 最早、敵も味方も消耗しきって、戦闘も散発的なものになっていた。 その少なくなったMS群に仲間たちを見つけられず、紬は気が気ではなかった。 紬「みんなは…どこなの?」 アクシズを分断させた光の筋は、広がって帯になり、二つになったアクシズが、別々に分かれていく。 その、分かれた後ろ部分の動きに、紬は少し違和感を覚えた。 紬「片方…地球に落ちていってない…?」 紬が、異変に気づいた頃、 澪「おい…アクシズの後部…」 律「…へ?」 梓「地球との相対位置、速度…計算してみるです!」 梓がそう言うやいなや、片腕のない梓のジェガンの頭部、 ゴーグルのようなグレイズ・シールドが明滅し、その下にあるモノアイ・センサーが光を発して地球とアクシズを捕らえ、測距を始めた。 唯「…あれ見て!」 その時、唯はアクシズ後部に、一筋の光を見た。 ラー・カイラムに取り付いた紬は、地球に落ちる破片の後部から、放射状に七色の光が発しているのを見て、それに見とれていた。 紬「あの光は…なんなの?」 そして、アクシズに絡みつく、何条もの航跡。 紬「…MS…? 何が起こっているの?」 レシーバーに、通信が入る。 「生き残ったMSは、損傷機の回収作業に当たれ。」 紬「り…了解!」 大気の摩擦熱で赤熱するアクシズから発する光は、その輝きを増し続けている。 そこにMSの航跡が次々にとりついて、スラスター光の輝きも、その光に加わっていく。 その時、紬はMS隊がアクシズを押し返そうとしていることに、気がついた。 紬「…私もあそこに…行かなきゃ!」 紬はもう、何も考えなかった。 測距と計算を終え、MSを通常管制に切り替えようとした時、戦闘データの羅列が誤表示され、梓は、ようやく自分が何故死ななかったのか、気がついた。 梓「憂が…私を助けた…?」 そこには、「コンピューターの判断により、緊急回避」という赤文字がビッシリと並んでいた。 その個数は憂の記憶が梓の命を助けた回数だったが、梓はそれを数えることが出来なかった。 見ない様にして、表示を切り替えた。 梓「…さっきも…?」 さっきも、敵に斬られる、と思ったが、片腕だけで済んだ。 頭の中には、憂の声が響き続けている。 憂『梓ちゃん、危なかったね。』 憂『もう、そんなんだから、お姉ちゃんを任せられないんだよ。』 梓「…私、憂のデータが無かったら…」 梓「…憂。」 梓の声は、虚しくコックピット内を揺らしただけだった。 唯たちも、MS隊がアクシズに取り付くのを見て、なすべきことに気がついた。 唯「私たちも、行かなくちゃ!!」 律「梓! アクシズの進路はどうなんだ!?」 憂のことを考えていた梓は、律の言葉に思考を中断させ、慌てて返答した。 梓「あとちょっと軌道が外に向けば、地球には落ちないはずです!!」 澪「よし、決まりだな!! 私たちも行くぞ!!」 4機は、武器を捨て、アクシズから発している光のなかに飛び込んでいった。 しかしそれは、彼女たちが忘れていた任務を思い出したからでは無かった。 彼女たちの心が、人としての部分が、その衝動を引き起こしたのである。 その衝動に、さっきまで心の中を占めていた怒りや憎しみは、完全に覆い隠されてしまったようだった。 いちごは、ヘルメットのバイザーを上げ、涙を拭ってアクシズの破片を見やった。 いちご「光が…あれは何…?」 いちご「MSが、アクシズの落下を阻止しようと…させない!!」 いちごは、MS隊を阻止すべく、サイコミュ試験型の機体を加速させ、エネルギーが残り少ないビームライフルを動けないMS達に向けた。 いちご「私を独りぼっちにして…貴様らみんな殺してやる!!」 「だめよ!」 いちご「…え?」 アーム・レイカーのトリガースイッチに力を込めようとした彼女の手を、確かな力を伴って、聞きなれた声が制した。 いちご「…立花さん…なの?」 コックピット内に姫子の優しい香りが漂った。 数秒の静寂の後、いちごはビームライフルを捨て、その乗機をアクシズに向けて加速させていた。 いちご「立花さん! 私…分かった!!」 いちご「あれが落ちたら、たくさんの命が…取り返しの付かないことが、起こるんでしょ!」 いちご「立花さん、言ってた! 人は、間違いを犯すけど、それに気づくことができて、繰り返さない!」 いちご「なら・・・犯す前に間違いに気がついたら・・・何としても、それを止めるまで!!」 いちごの機体がアクシズに取り付くのと、唯達がそうしたのは、ほぼ同時だった。 唯「…!」 律「こいつも…!」 梓「嘘でしょ…!」 澪「こんな事が…起こるんだな…。」 唯たちの中にあった憎悪の念は、徐々にその輪郭を、小さくしていった。 そして澪も、それを感じているようだった。 紬「みんなが…ここにいるの…?」 損傷機回収の命令を無視し、飛んできた紬は、光のなかに入って唯たちの存在を知覚した。 それは、視覚的なものを伴わない感覚だったが、確かな実感となって、紬には受け止められた。 紬「みんなと一緒に、こいつを止める!!」 その紬のシャープな意志は、光を媒体として、唯たちにも瞬時に伝わった。 唯「え…ムギちゃん?」 梓「ムギ先輩?」 律「ムギなのか?」 澪「ムギ…?」 五人は、同時にジェガンのスロットルを全開にした。 鈍足な機体を、ほぼ常にフルスロットルで使用していたため、 アクシズにとりついてすぐに、過熱気味だったサイコミュ試験機のエンジンがオーバーロードの悲鳴を上げ始めた。 いちご「まだまだ…!」 エンジンのリミッターを手動で解除し、さらに力を引き出す。 エンジンの熱は排出しきれず、ジリジリとコックピット内のいちごに襲いかかった。 いちご「!!」 その時、コックピット外周のサイコ・フレームが発光し始め、その光の奥に、いちごは姫子のイメージを捉えた。 いちご「立花さん…そんなところにいたんだ!!」 スロットルを固定し、シートから乗り出して、姫子に手を伸ばす。 だが、その手は虚しく空を切るだけだった。 いちご「私…寂しかった! ずっと…逢いたかった!!」 いちご「私、頑張ったよ! 間違いを、正しもした!!」 手は、溺れているように空を切り続ける。 姫子のイメージは、遠かった。 いちご「あなたに触れたい! 温もりが、欲しい!!」 涙でぼやける視界に捉えた、光の中の姫子も、こちらに手を差し伸べてくれた。 いちご「独りは、もう嫌なの!!」 もう少しで、手が届く。 その時、背中に強力な、瞬間的な圧力を感じ、いちごの体がリニアシートから放り出され、目の前に赤い飛沫が飛び散った。 いちご「あうっ!!」 焼けるような痛みがいちごを襲うが、目の前に姫子がいてくれるのだ。 彼女に抱き締めてもらえば、優しい言葉をかけてもらえば、そんな痛みも、つらいことも、色々なモヤモヤも、すべてその温もりが溶かしてくれる。 暑さにも、痛みにも、動かなくなってくる体にも構わず、いちごは姫子に手を伸ばし、今まで言えなかった、大事なことを話し始めた。 いちご「立花さん…あのね…私…ずっと言おうと思っていたの…」 いちご「いじめられているとき、助けてくれたこと…苦しい時、抱き締めてくれたこと…いつも側で、支えてくれたこと…色々、教えてくれたこと…」 いちご「…そして、こんな私を好きになってくれて…本当に…本当に…」 また、大きな衝撃を体が受け止めた。 それに押されたのか、今度はしっかりと姫子の手を握ることができた。 唯のジェガンの隣で、アクシズを押していたサイコミュ試験型のバックパックが赤熱しながら見る見るうちに膨張し、爆発とともに破裂した。 それを見た唯は、昔からの仲間を失ったように思った。 さっきまで、憎しみ合っていた、敵なのに。 唯「…ああ…。」 一瞬後、その機体は光り輝く七色の光をばらまきながら四散していった。 それは、サイコミュ試験型のコックピット周りの構造材として使われていたサイコ・フレームの輝きであったが、唯達にはそれが何なのか、分からない。 何故、MSがこんな光を出して爆発するのか、と思っただけである。 その光は装甲を突き抜け、唯の座っているコックピットまで流れて、一つの言葉となって彼女の心に食い込んで、消えた。 唯「…ありがとう…?」 律「…お前も、聞こえたか?」 梓「私も聞こえました…ありがとう、って。」 澪「私も聞こえた…。」 紬「ありがとうって…私にも…」 自分達に向けられた言葉ではない。 それは知っていたが、その言葉の温かみは、そんな事すらどうでもいいと5人に思わせた。 五人が奇跡を確かめ合っているうちにも、次々にオーバーロードと摩擦熱で耐え切れなくなったMSが爆発したり、アクシズからはじき出されたりしていく。 「もういいんだ! みんなやめろ!!」 レシーバーが拾ったのは、中央で隕石を押し出しているMSからの通信だろう。 しかし、その通信を聞いても、爆発するMSを見ても、彼女たちはスロットルを戻さない。戻す気も、無かった。 「離れろ、…ガンダムの力は…」 その声を聞いて、5人が離れるものか、と思った瞬間、七色の波動がそのMSから伝わってきて、5機はアクシズから引き剥がされた。 唯「うわあっ!!」 梓「何が起こったですか!?」 律「わっ…この力は…?」 澪「な…光…?」 紬「これは…なんなの…?」 何度もアクシズに取り付こうとするが、光に阻まれて、近付くことすらままならない。 その上、機体は徐々にアクシズから離されていく。 5機はアクシズから離れていき、全方位モニターの映像をCG合成映像から実視モードに切り替え、その光をじっと見つめることしか出来なかった。 光は、一瞬にしてアクシズの破片を包みこみ、帯になってもう一方の破片に伸びて行き、包みこみ、二つの隕石をつないでその輝きを増して行く。 唯「ねえ…あれ…何…?」 紬「オー…ロラ…かしら…?」 澪「…オーロラ?」 梓「アクシズが…地球から離れていくです!!」 律「ホントだ…動いてる…どうなってんだよ…?」 そして、さらに光の帯から一筋の光が離れ、地球をぐるりと一周した。 当のアクシズは、光の帯が示した一本の道に従って、ゆっくりと地球を離れていく。 その先には、太陽があったが、メンバーにはそんな事は分からない。 ただ、その美しい光に見とれているだけである。 もう映像では物足りなくなり、5人は次々にハッチを開け、宇宙空間に乗り出してその光を直に見つめていた。 唯「…きれいだね。」 梓「…はい。」 唯「ねえ、みんな…帰ったら、この光景を歌にしようよ!」 律「ああ…そうだな…」 梓「どんな歌詞か、メロディーか、想像も付きませんね。」 この三人の中に巣食っていた憎悪は、完全にこの光のなかに吸い込まれていったようだった。 それを感じた澪の瞳に涙が溢れる。 澪「私たち…また音楽がやれるんだな! 穏やかな気持ちで、楽しく! みんなの気持ちを、一つにして!」 紬は、5人が無事に集まることができた奇跡を噛みしめて、涙した。 紬「ええ…そうよ! みんな、一緒にね! ずっと、一緒に!」 光の帯は、徐々に薄くなり、アクシズとともに消えていった。 5機はそれを見届けてからジェガンに乗り込み、反転し、艦隊の方に飛んでいった。 唯「…ありがとう。」 梓「…ありがとうございます。」 律「…サンキュな。」 澪「…ありがとな。」 紬「…どうもありがとう。」 それは、誰に対して発せられた言葉でも無かったが、その言葉は、確実に、その光のなかに届いたように思われた。 彼女たちの背後でゆっくりと自転する地球には、まだうっすらと光の輪が掛かっていた。 最終話 宇宙の虹! おわり エピローグ その後! 艦に帰って、ムギちゃんから和ちゃんのことを聞いて、私たちは、いっぱい泣きました。 その後… 律「唯、終わったのか?」 唯「ごめん、まだなんだ~。」 梓「もう、貸してください! 伝票の整理もできないなんて、唯先輩は私がいないとホント駄目なんだから…」 唯「あずにゃんごめんね~。 それよりムギちゃんと澪ちゃんは?」 律「澪の方は、5時の便で入港するってさ。 ムギの方はわからねえな、業者同士の会議の進捗次第だろ?」 唯「今日はみんなでそろって演奏が出来るのかな・・・?」 梓「それが心配なら、伝票の整理手伝ってくださいよ! ムギ先輩が間に合っても、こっちが間に合わないとなんにも出来ませんから!」 唯「ごめんごめん。」 律「梓の言うとおりだな! しっかりやれよ、唯!」 梓「律先輩もですよ!!」 律「…はいはい…。」 あの後、私たちは軍隊を辞め、ムギちゃんが作った宅配業の会社で働き始めました。 今日は週に一度、みんなが集まることが出来る日です。 澪「・・・ただいま。みんな揃っているのか?」 律「ムギがまだだ。」 澪「会議…どうなんだろうな。」 唯「ムギちゃんなら大丈夫だよ!」 律「だからそんな自信はどこから湧いてくるんだっつーの。」 梓「…先にスタジオ行って待ってますか?」 澪「ムギが来れなかったら、行くだけ無駄にならないか?」 唯「絶対大丈夫! ムギちゃんは必ず来るよ!!」 律「そうだな…じゃ、メールしておくわ!!」 澪「全く…無計画なんだからさ…じゃ、行くか。」 唯梓律「おおーーーーーーーっ!!」 ああは言ったものの、あれからあの光景を歌にすることは出来ていません。 でも、歌うとき、歌を作るときには、心のなかに、必ずあの光景が浮かんできます。 そして、ありがとうの言葉も…。 紬「…ごめん、待った?」 律「よし来た!! ムギ、早く位置に付け!!」 紬「準備よし!」フン 澪「じゃあ、いくか!」 梓「ですね!」 唯「ふわふわ時間!」 律「1・2・3!」 ~~~ 紬「…という夢を見ちゃったの~」 唯「ムギちゃんも、だんだん染まってきたね!」 紬「今度はUCって言うのも見たいわ~」 澪「そういえば唯は憂ちゃんにDVD没収されて無かったっけ?」 唯「憂は純ちゃんに犯されてからおとなしくなってね、それからガンダム見ても、何も言わなくなったんだ~。」 紬「(きっと憂ちゃんは、ガンダムに唯ちゃんを取られたと思って辛かったのね…)でも、憂ちゃんの前でガンダムはよしたほうがいいんじゃない?」 律「じゃあ今日は唯の家に泊まりこんで、ロマサガ3でもやろうぜ!!」 唯梓律澪紬「おおーーーーーっ!!」 唯「CCA!」 おしまい 戻る
https://w.atwiki.jp/overlord/pages/98.html
ミニオン装備 コック帽 詳細 画像 備考 コック帽 ハーフリングの調理師
https://w.atwiki.jp/sentai-hero/pages/756.html
「夜中のウォーカー、ブラックピューマ!」 【ヒーロー名】 ブラックピューマ 【読み方】 ぶらっくぴゅーま 【変身者】 黒木タケシ 【変身アイテム】 モーフィンブレス 【変身コード】 アニマルチェンジ! 【声/俳優】 榊英雄 【スーツアクター】 不明 【登場作品】 帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ 【詳細】 動物戦隊ゴーバスターズの世界にて黒木タケシがブレスを用い変身する「ブラック」と呼ばれる戦士。 珍しいピューマがモチーフ。 隊長職。 使用武器は不明。 おそらく他のメンバーと同じだと推察できる。 グリーンヒポポタマスの戦死に伴い、『動物戦隊ゴーバスターズ』のメンバーに参戦した。 戦闘の中で新合体を行う巨大ロボを呼び出す。
https://w.atwiki.jp/steelchronicle/pages/627.html
対鋼鉄虫用戦闘兵器「スティールアームズ」のパイロット「Gローダー」となって、様々なミッションを遂行するアクションシューティングゲーム。 全方位型スクリーンで映し出される空間と、映像にリンクしたサラウンドシステムや振動機能によって、コックピット内はまるで戦場にいるかのような臨場感。 タッチパネルで戦況を確認しながら、アナログスティックとフットペダルでスティールアームズを操り、この世界を体感しよう。 ロケテ、ジャパン アミューズメント エキスポ 2014出展のみで、開発中止となった。 スティールクロニクル ガーネッシュ ロケテスト情報 http //www.konami.jp/am/locationtest/ganesh/ 実施期間 4月19日(土)~4月27日(日) 店舗名ラウンドワン梅田店 アドアーズ調布南口店 「スティールクロニクル ガーネッシュ」は、単独ミッションのほかに「スティールクロニクル」とネットワークを介したマッチングが可能。ガーネッシュ1台、スティールクロニクル4台の5人のプレーヤーで協力し、超巨大要塞を攻略するなどの特殊ミッションに挑みます。 モード一人プレイ用モード マルチプレイモードスティールクロニクル側とマッチングし共闘する。 ステクロ側がエネミーを倒すとスティールアームズ側にエネルギーが蓄積され、エネルギーが溜まるとゲイザーキャノン発射可能。 プレーヤーが選択するキャラクター「Gローダー」ディノ・ノヴァック(CV 木村 良平) ヒナ(CV 斎藤 千和) ヴィンセント・クロフォード(CV 内山 昂輝) マリィ(CV 井口 裕香) リサ・スワンソン(CV 伊藤 静) スティールアームズのAIシステムLis(リズ) 情報提供用 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ms-aic/pages/84.html
バーニア・挙動・バランス。 機体の調子は順調。 訓練終了からそんなに間も無いというのに、この調子の良さは整備班に感謝する。 そんな事を考えながら、黒と白の機体、アーク・オブ・ノアを砂の上に着地させる。 「B-37k地点。箱舟、偵察機動に入る」 新造戦艦との対峙場所より数十キロ。本部に通信を入れる。 本部というよりは、恐らく暗いコックピットにて自分の様子を眺めているであろうクロードに対して。 アテなど全くないと言えばそのとおりなのだが、それはそれでしょうがない。 低空飛行でバーニアを吹かし、レーダーのモニタを大きくする。 当然のごとく柳の下のドジョウ。あんな戦闘があったにもかかわらず同じ場所に新型戦艦はいやしない。 「まぁ・・・そうだよな」 クロードがせっせと回収したのだろう。砂の上にはガレキの一つも残っていなかった。 だが。 「こっちだ」 『叫び』の方向に目を向ける。 宇宙では、下手なレーダーよりも何となくの直感のほうが役に立つという言葉を聞いたことがある。 サイド6で生活していた時は、全くそんな気配は感じなかったのだが・・・ 「聞こえるんだから、しょうがないよな」 偵察機動をしたのはほんの数分。 推進力全開・・・フルバーニアで箱舟は『その場所』へ飛び出した。 そしてその時。 確かに彼女は泣いていた。 『C-SYSTEM機動状態確認、レベルC+』 アークオブノアのように名前を与えられる事は無い、箱舟の兄弟機が地面を蹴っていた。 黒く塗られたティターンズカラー。設計図は同じであれど与えられたファンネルは2。 その板状のファンネルは、通常ではありえないような動きで地上の目標を貫く。 機体そのもののスムーズで敏捷的な動きは、MSを動かしているというより人が動いていと言ったほうがいいのだろうか。 だが、コックピットの中の『彼女』の様子は凄惨なものだった。 苦しい。頭をそのままつつかれるような痛み。 いつまでたってもこの痛みからは逃れられない。 いっそ、麻痺してしまえばいいのに。 このシステムが。 そしてそれ以外の何かが。 それを許してはくれない。 「あああああぁぁぁ!」 早く・・・早く終わらせよう。 「目標。早く全滅して!もう私を楽にして!!」 ファンネルの速度が上がる。 『レベルB・・・B+まで上昇』 電子音が聞こえる。もう、そんな事はどうでもいい。 目の前は段々と視界が無くなってくる。 そして。 「もう泣くのはやめろ!」 カルサの耳に誰かが声をかけてくる。 敵? そうではない。 「そんなにしてまで苦しむ必要は無いだろう!」 「貴方に何が解ると言うの!!」 無責任な言葉に反論する。 そうだ。この男はいったい何を解っていると言うのか。 「私にはここに居るしか無いのよ!敵を倒せばここに居られる!」 「自分の居場所は、自分で作れ!」 「貴方は昔からそう!いつも勝手な事ばかり言って!私の苦しみなんて解ってなかった!」 「そうやってまた自分に壁を作るのか!一度くらい弱音を吐いたってよかった!」 「貴方にそんな事言えるわけないじゃない!!」 「あの時だってお前は・・・」 『カルサ!!何があった!!!』 無線越しのエイヴァール・オラクスの声で視界が戻る。 横を見れば、彼の愛機ヘイズルがMk-Ⅱの肩に手を当てていた。 「・・・私は、何を?」 『突然何かを叫びだした。試験終了だ。帰還しろ』 「了解」 何を叫んだと言うのだろうか。 いつものごとく記憶は無いが、戦艦ブラッディホースに帰ってきてからブラックボックスを開ければ解る事だ。 『アルク、時間。帰って来いって。あと、さっきは何って叫んでたの?』 「・・・は?俺、何か叫んでた?」 アルク・E・ガッハークも同じだった。 フルバーニアを吹かした先に新造戦艦はおらず。 また、その間の記憶が一切無い。 「やっぱりあのシステムは記憶を消す装置だって。まぁ、基地に戻ってブラックボックスを開ければ解る事だ」 2機のレコーダーには叫んだ形跡は無く。 その様子を『感じた』2人のニュータイプの頭の中にのみ、その軌跡は刻まれる。
https://w.atwiki.jp/trio/pages/290.html
デストロイの広いコックピットが爆発の衝撃で身動きが出来なくなった。 身体の半分が千切れているのに、意識だけはっきりしているのが不快だった。 ああ、やっと”死ねる”んだ。 死にゆくスティングの中にあるのは、恐怖でも、憎悪でも、憎しみでもなく ただ解放感に満たされた自分がいるだけだった。 これで自分を縛り付けるものは何もないのだから。 実験動物と同じに見る研究員も、露骨に気味悪がる軍人も、 普段は綺麗事しか言わない癖に、俺に薄汚い罵声を浴びせてくる敵も。 唯一自分の環境で幸福だと思った事は”家族”というものがいない事。 ”家族”は煩わしく、弱くなる最大の原因だと教えられた。 そんなものいらない。強くなって敵を殺さなきゃいけないのに。 敵の奴等が母親や子供の名前を呼んで死んでいくのが無様で、 おかしくてたまらなかった。馬鹿にして嘲笑った。 自分はそんな奴等とは違う。解放感に満たされて死ねるのだ。 自分はきっと幸福だったのだ。 デストロイは轟音を上げて爆散した。 スティングは消える刹那、自分の頬に涙が伝っていた事に気付かなかった。 スティング「・・・あれ?」 シャニ「起きた? お前唸っててうざかった。」 ステラ「スティング、こわいゆめ見たの?」 スティング「ああ・・・悪い夢だ。」 ステラ「じゃあ、今日はステラが一緒に寝てあげるね。」 スティング「はぁ!?」 アウル「添い寝~?スティングえろいー!!」 スティング「うっせーよ!・・・ばーか。」
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/954.html
「総員第一戦闘配置、繰り返す総員第一戦闘配置」 艦内スピーカーからけたたましいサイレンの音と共に軍人達が走り回っている。 ある者はブリッジへ、ある者は格納庫へ、そしてある者は機体のコックピットへとそれぞれ走っていく。 ユニオンの旗艦”ニーベルゲン”では行軍の準備を行っていた。 ブリッジではオペレーターからの報告が引っ切り無しに入ってくる。 「バイラムは依然こちらに真っ直ぐ進行中!」 レーダーの青点はゆっくりと右上から中心へ進んでいく。 「各艦所定の位置に到達しました」 「ネルソン中隊は出撃! クレマンソーも遅れるなよ!」 司令が言葉を発するとオペレーターはキーボードを叩く。 「了解。ネルソン中隊は緊急発進。クレマンソー部隊は百二十秒後に発進開始」 「いそげよ! AUAやステイツに後れを取るわけにはいかん!」 そして同じようにAUAでも発進準備が行われていた。 ハンガーでは色とりどりのPMがカタパルトに足を乗せ、外へ飛び出していく。 「第一空陸部隊、発進準備良し」 「第六陸戦部隊、順に発進をお願いします」 ベルトコンベアから運ばれた朱雀や玄武たちが発進口の前に並ぶ。 そして艦内信号が青になると同時に一斉に飛び出していった。 朱雀の発進を見送った後、また別のPMを発進口に並ばせる。まるで流れるかのように。 「遅れるなよ! ユニオンやステイツたちに手柄を取られるな!」 整備班長の叫びが整備室の中にこだまする。この戦いで”何か”が決まるのをひしひしと感じているようだった。 そしてステイツでも――。 「各PM小隊は出撃してください」 既に形式化した発進コールを待機中の部隊に送るとパイロットたちが自分のポーンに搭乗していく。 「装備タイプは強襲用装備」 通信士の声と共に右奥のクレーンから大型の銃器がせり出してくる。 ある者はマシンガンを、ある者はスナイパーライフルをそれぞれ手に取りカタパルトへと向かう。 「第十七小隊、発進するぞ!」 そして順に艦の外へと飛び出していった。 「バイラム、肉眼で確認。メインモニターに映します」 オペレーターはキーを叩くとメインモニターに明かりが灯る。 メインモニターの画面にはいつも通りあの悪魔が映っていた。右の剣、左の銃。そして黒いボディ。 「よくもまあノコノコとこの地に足を踏み入れたものだ……」 バイラムを見ながら歯噛みをする司令。苛立ちを隠せないのか足を揺すっている。 「目標との接触予定時間は!?」 「あと三百二十秒後です」 感情を露にする司令の言葉に対しオペレーターは冷静に返事をする。 五分か、すこし長いな……。 「シルバーナイツは?」 「艦内に待機しています」 「すぐに発進させろ、戦力は多い方がいい」 「了解」 そういうと艦内のシルバーナイツに発進コールを送った。 一方、格納庫ではボルスがコックピットの中で最終調整を行っていた。 チェックランプは全て緑色だ。どこも問題は見受けられない。 慣らしは無しか、ぶっつけ本番でどこまで動けるかが問題だな。 「来たよ、バイラムが」 外で調整をしているケントから通信が入る。その顔はどことなく嬉しそうな顔をしていた。 「そうか……」 コレだけの戦力を相手にするつもりか? 大胆不敵だな。 思わず鼻で笑ってしまう。 「どうする? 前回みたいにビーム兵器を持っていくかい?」 ケントとボルスが格納庫の奥に目をやると大型の砲塔があった。 「いや、今回は身軽でいく」 今回は長期戦を仕掛けてみるか……。 ボルスの考えを読んだのかこんな提案をしてくる。 「分かった、じゃあミサイルはロングホーミングにしておくよ」 「頼む」 軽く笑いながらそういうとケントからの通信は切れた。 バイラム、貴様との決着を付ける! 深呼吸をし操縦桿を握りなおすと彼は黙って発進コールを待った。 ポイント167から出現したバイラムは真っ直ぐに中心部へと向かっていった。 その一方でユニオンのネルソン小隊がバイラムの方へと飛んでいく。 「いいか、くれぐれも弾を外すなよ! 味方への誤射も注意しろ!」 風が砂を乗せて大空へと舞っていく。灼熱の太陽が砂の大地を見下ろしている。 五機のネルソンは隊列を崩さず真っ直ぐに進む。 それぞれのコックピットの中ではなんともいえぬ緊迫感が溢れていた。 「各員、もうすぐ敵と接触をする。武器のロックを外せ!」 隊長の言葉とともに武器の安全装置を外す。これですぐ武器が使える。 「目標との距離、残り五千」 お互いの速度は一向に変わらない。このまま真っ直ぐに向かってくる。 距離が近付くたびに掌にじっとりとした汗が付いてきた。 「全員構え!」 ネルソンたちは一斉にライフルを構えるがバイラムのほうは何もせず悠々とこちらに向かってきた。 コックピットのディスプレイマーカーが赤になる。 「目標射程内に入りました!」 「ようし、撃てぇ!」 隊長の叫びから一斉に放たれる銃弾。真っ直ぐ飛んでくる弾を避けることなくそのまま浴びる。 数千の弾の雨を浴びながらもこちらに向かってくる速度は全く変わらなかった。 怯みもしなければ防ごうとも全くしない。これがバイラムなのか。 人知を超えた存在に額から冷や汗が噴出してくるが構わず次の指示を伝える。 「全弾撃ち込め! ミサイルもライフルも空にしてもかまわん!」 その言葉と同時に無数の追尾ミサイルが蛇行をしながらバイラムに向かっていく。バイラムは左手のビーム ガンを構えると自分に向かってくる一発のミサイルを撃ち貫いた。ミサイルの爆発が後続のミサイルにを巻き 込み次々と爆発していく。その爆発の中から悪魔が飛び出してきた。 「な!」 その叫びが彼の最後の言葉となった。なぜならその言葉を発した瞬間、彼のPMはコックピットごと真っ二 つにされたのだから。 そしてそのままスピードを落さず華麗な舞を舞うかのように剣を振るうと四体居たPMは一撃でその胴体を 二つに分けた。 まるで時間が合わさったかのように同時に爆発をする。ほんの数秒のことだった。 「居たぞ! バイラムだ!」 ネルソンを倒したバイラムの後ろから次の刺客がやってきた。 大空からやってきたのはAUAのPM。今度は青龍と朱雀の混成部隊であった。赤と青のコントラストが空 一面に浮んでいる。 バイラムは再び剣を構え混成部隊のほうへ飛んでいく。 「来たな。バスターガンの準備をしておけ!」 朱雀に乗っている指揮官の叫びが通信機から響き渡る。 バスターガン、青龍の装備の一つで大型のレーザーランチャーである。このバスターガンもナイツやビスマ ルクのビーム兵器と同じように発射には時間がかかるものの威力は折り紙付きである。 「朱雀隊はバスターガンの充電が終わるまで敵を撹乱するんだ!」 「了解!」 言葉と同時に散開した朱雀はバイラムの周りを取り囲む。高速の鳥が悪魔を中に閉じ込めると無数の砲撃開始された。 バイラムはただ身を固めるだけだった。 「いかにバイラムといえどこの朱雀のスピードに――」 付いてこれるわけが無い、そう侮った時点で彼の死は決まっていた。 突如バイラムは背面のバーニアを光らせると高速で飛び回っている朱雀の足を無造作に掴んだ。 「うわぁぁ!?」 慣性の法則でコックピットの中に凄まじいGが掛かる。 そして掴んだ朱雀を鈍器の要領で別の朱雀の頭に振り下ろした。激しい衝撃と火花がコックピットや動力部 に伝わると炎と煙と共に砂の大地へ落ちた。千切れた朱雀の足を無造作に後ろへ放り投げる。 「おい、応答しろ! チャン! キム!」 突然の事にうろたえる隊長に対しバイラムは隊長機に接近する。 「はっ!」 気が付いた時には遅かった。バイラムが無慈悲に剣を振るうと彼の乗った朱雀は半分になった。 彼もまた、悪魔の生贄にしか過ぎなかったのだ。 「くらえぇぇぇ!」 破壊した朱雀の背後から眩い閃光が突然飛び出してくる。流石のバイラムも避けることが出来ず光に包まれた。 閃光の正体は青龍部隊のバスターガンだった。 「やった……隊長、やりましたよ!」 歓喜の声をあげるパイロットに対し別のパイロットが戦慄していた。 「お、おい、生きてるぞ……」 「バ、バイラムは未だ健在!」 そう、バイラムは生きていた。バスターガンの直撃を喰らい砂の大地に叩きつけられた。 が、それだけなのだ。装甲表面には目立った傷は無く、どこかを損傷したといったのも見られない。 「バ、化け物なのか!? あのバイラムとかいうPMは!」 慌てふためくパイロットたちに対しバイラムは立ち上がるとビームガンの銃口を青龍たちに向け光の矢を一 発ずつ放った。まるでクレー射撃のように胴体を、頭を、胸を一撃で貫かれる青龍たち。 「くそ!」 最後の一機が再びバスターガンをバイラムに向けるがそれより早く光の矢がバスターガンごと貫かれた。 敵がいなくなったのを確認するとバイラムは銃を降ろし大空へと飛び上がろうとする。 その時だった。 「居やがったな、黒いの!」 今度はポーンの部隊であった。数は青龍と朱雀の部隊より多く、数は十五機。 しかもその後ろには大型の航空巡洋艦が威風堂々とその姿を現した。 やってきたポーンたちを見ながら再び剣を構えた。 バイラムとの戦いが始まって早くも数十分が経過しようとしている。 ここ、伏儀の格納庫内ではようやく鳳凰と麒麟の発進準備が整おうとしていた。 鳳凰のコックピットで調整をしているとリーシェンはどうもおかしな部分に気が付く。 「水原、鳳凰の出力がやたら高い気がするがどういう設定をしたんだ?」 そう、エンジンが従来のPMより高めだ。下手をしたらエンストを引き起こしかねない設定になっている。 「何言ってるんですか、鳳凰のバイパスは複雑だから出力を高めに設定して機体を暖めるんですよ」 リーシェンの質問に奈央は不機嫌そうな声で答えた。 鳳凰の特徴であるスピードと攻撃力。それを両立する為に従来のエンジンより高出力の物を積まなくてはな らなかった。しかし高出力のエンジンは機体の自壊を引き起こす可能性があり非常に危険だった。そこでエン ジンバイパスをまるで迷路のように機体に取り付けることによって急停止や過剰エネルギーの発散に成功した。 しかし、その分暖めるのが困難となり、起動時には普通のPMより少し高めの出力で起動させなくてはならなかった。 「マニュアルくらいちゃんと読んでおいて下さい、リーシェン曹長殿」 皮肉めいた言葉をぶつけてくる奈央に思わず眉間に皺を寄せるリーシェン。 一方のパーチャイはとても嬉しそうな顔をしている。 「なかなか良い感じだ、さすが奈央ちゃん。こいつはかなりの上物だぜ」 吹かしたエンジンの音と装備設定を見ながら麒麟が良い機体だという事を実感する。 「分かるんですか?」 パーチャイの言葉に目を輝かせる奈央。どうやらかなりいい物を使っているらしい。 「ああ、特に電子戦装備。いいソフトがそろってるな」 「ソフトだけですか?」 少し落胆した顔を見せる彼女を見て思わず噴出してしまう。 「おいおい、エンジンがいい物だってちゃんとわかるんだぜ。 これ、元々ロケットのエンジンなんだろ?」 「そ、その通りです! よく分かりましたね!」 玄武と白虎の装備を取り入れた麒麟は今までのAUA製PMよりかなり重く、従来のエンジンではかなり スピードが殺されていた。だがロケットのエンジンを積み込むことにより重装甲でありながらもその速度は かなり上がり、普通の電子兵装を背負いながらもかなり高速移動ができるようになったのだ。 「まぁな」 褒められて思わず照れ笑いをしてしまう。意外にも恥ずかしがり屋なのかもしれない。 「そろそろ発進だ、準備はいいか?」 ナタリアがコックピットにいる二人に準備の有無を聞く。 「問題ありません」 「あいよ、せっかくだから敵の首を取ってきてやるよ」 二人の返事にナタリアは顔を変えずに指示を出す。 「期待しないで待っていよう。鳳凰、麒麟、発進!」 ナタリアの声と共に鳳凰と麒麟は外へと飛び出していく。今、二機のPMが砂の大地へ出陣した。 二人とも頑張ってください。 奈央は飛び立つ二機をそのまま見送った。 「第五PM部隊壊滅!」 「第五四番艦、撃沈!」 次々に入ってくるのは味方の損害ばかりでバイラムが破損したという情報は全く入ってこない。 これほどまでに兵力を動員しているというのに……。 衰えを知らないバイラムの脅威と不甲斐ない味方に苛立ちを隠せずにいる。 「シルバーナイツはどうした!?」 「既に出撃してます」 艦内ではケントが整備の手伝いをしていた。レンチやドライバーをポケットに入れながら壊れた部品を交換 していく。その手際は並みの整備員よりも早く、的確だった。 「ポーンの整備、完了したよ」 「ありがとうございます、ベルガン主任。次はエンジンのほうを見てきてください」 「わかった」 ポーン脚部の装甲版を元に戻すと機関室へ向かおうとする。 しかしそれを遮る通信が入った。 「ベルガン主任、至急ブリッジにお越し下さい」 目の前の通信士の言葉に首をかしげる。 一体何の用なんだ。 そう思いながらブリッジへと足を向ける。 ブリッジに着くと早速艦長からこんな言葉を言われた。 「ベルガン主任、バイラムのデータはこれだけなのか?」 早速、嫌味か……ここは戦場なんだけどなぁ。 ケントは軽くため息を付きがなら言葉を返す。 「はい、これだけです」 「間違いないな?」 睨みつけて来る艦長に対しケントは堂々と胸を張って答えた。 「間違いありません」 艦長とそんなやり取りをしているとオペレーターからさらに被害の報告が入ってきた。 「第12部隊、音信不通!」 「第3部隊から救援要請が入っています」 メインモニターにはバイラムが映っていた。飛んでくる銃弾を掻い潜り一撃でPMを屠る。 相変わらず、化け物だね……。 「ん? なんだ?」 いつものバイラムとは違う……。 ケントは以前のバイラムとの違いに少し戸惑った。 良く見て見ると腰に何かをつけている。一体これは何だ? ケントはバイラムの腰につけられているものを凝視する。 黒のバイラムに似つかわしくない小さな銀色の筒。まるで大事な赤子を守るかのように身を挺して守っている。 弾が当らないように、斬撃を喰らわないように。攻撃を紙一重で避けるのではなく大きく確実に避け、場合 によって自分の体でそれを守っていた。 嫌な予感がする。 「ちょっと失礼します」 ケントはオペレーターシートに座るとバイラムが持っている物に対し分析を始めた。 同時刻、水原奈央は凄まじく気分が悪かった。その足取りは重く、一歩ずつ足を動かすたびに体が揺れ動く。 風邪の時とも生理の時とも違う……この気分の悪さは一体なんなの? ふら付く足取りで待機室へ向かう。が、途中で膝を付いてしまった。 「い、行かないと……」 決死の思いで立ち上がろうとするが足に力が全く入らない。 気分の悪さはいつまでも続いており頭も割れるように痛かった。 一体何がどうしたっていうの? 自身の不調の原因が分からない。しかし、だからといって休んではいられない。 奈央は必死の思いで待機室に着くとそこには黒の悪魔が待機室のモニターに移っていた。 「バイラム……」 実戦で見るのは初めてなせいか思わず見入ってしまう。 バイラムがネルソンを斬り付けようと向かってくるがネルソンもソードを使いそれに対抗する。 案の定ソードは折れバイラムの剣がネルソンの首元へ入るとネルソンの首は宙を舞いながら大地へと堕ちた。 「あんなのと戦うんだ」 目の前の光景に思わず言葉が出てしまう。 切られたネルソンの後ろから突然ポーンが飛び出してきた。 バイラム目掛けナイフを付きたてようとするが、その前に左手でポーンの胸を掴む。 そして背負い投げの要領で地面に叩きつけた。 「!?」 その光景を目撃した奈央は昔の思い出が一瞬のうちに甦った。昔、同じ事が彼女の中であった。 しかしそれを頭で振り払う。気持ちを切り替えないと……。そう思い頭を動かそうとする。 「要件を済ませちゃわないと……」 奈央は待機室に置いてあるサポートコミュニティのマニュアルを手に取ると再び整備室へと向かおうとする。 だが、彼女の視線はモニターの悪魔へと注がれていた。 「似てるだけ……だよね?」 自分自身に言い聞かせるかのように呟いた。 さらに同時刻。 「うーん…」 マールは頭を抱えていた。初めてバイラムと戦う彼女なのだがその戦術に疑問点が浮んでいる。 いくらバイラムが強いっていってもなんでこんな敵のど真ん中に来るのかな? それだけじゃない、一機で捌ける量はたかが知れてるしこっちにはバイラムと拮抗した実力を持った人はい っぱいいる。特攻? ちがう、特攻ならこんな場所じゃなくて都市部を狙った方が効率がいいわ。 「マール! こっちにも出撃許可を頂戴!」 考え事をしているマールに突然通信ウィンドウが現れる。 通信の主はファルだった。かなりイラ立っているのか口をへの字に曲げている。 「ネルソンとクレマンソーはもう出てっちゃったわよ! これで遅れたら新型の意味がないわ!」 「でも……わたし、バイラムの事あんまり知らないよ」 「そんなことはどうでもいいの! ここで戦果を上げないと無用の長物扱いされるわ!」 只でさえこのビスマルクはアジア統連やステイツから駄作扱いされてるんだから。 エースとしての意地なのかそれともビスマルクへの愛情なのか分からないが彼女は厳しい表情をしている。 なんとしてもこの子の評価をひっくり返したい。 その一念が通信ウィンドウから伝わってくる。 しかしファルの気持ちを理解しつつも納得がいかないのか彼女は眉間に皺を寄せている。 そして少し考え込むと命令を出した。 「……わかったよ、でも帰って来てっていったらすぐ帰ってきてね」 「了解!」 彼女はそう言うと通信ウィンドウが切れてしまった。 「ビスマルク、発進。使用装備は高速戦闘装備のFパーツ」 「了解しました、ビスマルク、各員装備が整い次第発進せよ。装備はF」 オペレーターが格納庫へ通信を送る。 整備員は奥のハンガーからFパーツの装備をビスマルクの背面に装着させる。 「F装備は脆いから気をつけろ」 班長の言葉に全員が頷く。もう覚悟は出来ているのだ。 「了解! みんな、バイラムに勝ってビスマルクをバカにした奴らを見返してやるわよ!」 「おお!」 雄叫びと共にビスマルクは発進した。血と鉄による鉄槌をバイラムに与える為に……。 「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」 真っ二つにされた玄武がパイロットの絶叫とともに爆発した。そして黒煙の中から飛び出しさらに敵を駆逐 しようとする。 「や、やめ――」 逃げる間もなくバイラムの剣がネルソンの胸を貫く。そして貫かれたネルソンを身近にいたポーンへと投げつけた。 「ひっ!」 突然の事に回避行動が遅れ、ポーンはぶつかった拍子で爆発を引き起こし、炎と共に霧散した。 時間にして一時間、バイラムが倒したPMの数は三百を超え、落とした空中艦の数は十を超し、さらにスコ アを伸ばしていく。砂の大地には無数の鉄の破片とPMの首や腕が所々に散らばっており凄惨な様子を表していた。 バイラムは辺りの敵をちらりと見る。 「うっ……」 眼光に押され思わず後退りをしてしまう。身動きが一切出来ない。 その様子を見て構えを解く。臆病風に吹かれた者に呆れているのか、それとも手ごたえが無いことに落胆し ているのか分からないが既に戦意は無いようだ。 「くそ、バカにしやがって!」 歯軋りをする彼だがトリガーに指をかけようとは全くしなかった。 バイラムと各陣営のPMの動きがなくなったとき、突然レーザーの光がバイラムを狙った。 だが寸での所でそれを避ける。バイラムが発射された方を見るとそこには二機のPMが居た。 鳳凰と麒麟であった。鳳凰の小型レーザーランチャーからは砲身冷却の為の水蒸気が噴き出していた。 「外したか……」 直撃をしていれば多少はダメージを与えられただろうが。 そう思いながら先ほど撃ったレーザーランチャーを背中に背負う。 「まあいいさ。いくぞ、リーシェン」 不機嫌な様子のリーシェンをパーチャイがたしなめる。 「はい!」 二機のPMはバイラムへと向かっていく。バイラムもそれに応えるかのように二機へと向かっていった。 飛び行く鳳凰の両脚部から飛び出してきた二本の棒を掴むと先端と先端を合わせ捻った。 すると棒は先端に赤い光が宿ると鳳凰よりも長くなった。これは鳳凰の装備の一つビームランサーである。 「でやぁぁぁぁ!」 リーシェンはバイラムの喉元を突こうとする。がそれを軽く首を動かしただけで避ける。 「甘い!」 今度は横に振り頭を落そうとするが今度は身を屈めてかわしたが次の手が目前に迫っていた。 リーシェンはバイラムに向けて何度も突きを繰り出すがバイラムはそれを紙一重で避けていく。 「くっ、当らない!」 焦りが頂点に達しようとした時、バイラムの背後から爆発が起きた。後ろには麒麟が居り、その砲口からは 黒い煙が天に昇っている。 「チャフグレネードの味はどうだい?」 バイラムが標的を麒麟に向けようとした瞬間、今度は鳳凰の槍が頭をかすめる。 「貴様の相手はこの私だ!」 再び鳳凰の攻撃が始まった。 鳳凰に気を配れば麒麟の砲撃が、麒麟に気を回せば鳳凰の攻撃が喉元を貫こうとする。 正に二人のコンビネーションは息がぴったりだった。 しかしそれがバイラムに火をつけたのか慌てることなく少しずつかわし鳳凰と麒麟の攻撃をじっくり見る。 そして上から飛んできた槍を受け流すかのように右手で棒の先端を掴んだ。 「くっ!」 リーシェンが槍を動かそうとするが少しも動かない。 バイラムは掴んだ槍をそのまま大地へと叩きつけようとするがリーシェンはすぐに手放した。 力を失った槍は砂を書き分ける音と金属を割れる音と共に二つに折れた。 「くそ、だが武器はまだあるはずだ」 そう思い内臓武器のリストを呼び出す。マシンガン、ミサイル、機関砲。どれをとってもバイラムには効果 がなさそうだ。レーザーランチャーは? 駄目だ、距離が近すぎてパーチャイ少尉に当ってしまう。 どうする? どうすればいい? 考えろ、リーシェン。 そんなリーシェンにお構いなく攻撃を仕掛けてくるバイラム。 「しまった!」 一瞬の隙を突かれ、背中のレーザーランチャーが縦に割られる。 さらに攻撃を仕掛けてこようとするバイラムの横から爆発が起きた。 その隙にリーシェンは離脱をはかる。 「俺も忘れんなよ!」 パーチャイは砲口をバイラムに向けるがバイラムは麒麟を無視し鳳凰へと視線を向ける。 「こら! こっちを狙えっての!」 バイラムを追いかけようとするが機動性の差が出てしまい置いていかれる形となってしまった。 「まだ追いついてくるのか!?」 追ってくるバイラムに軽く恐怖を抱く。 「くそ!」 逃げても逃げてもこちらを追ってくる事に何か執念を感じる。 仕方無しに右肩のミサイルを発射するがバイラムには効果らしいものが見えない。 どうしたらいいんだ? どうしたら…… 『リーシェン軍曹、聞こえますか?』 焦りを隠せないリーシェンに突然耳元から奈央の声が聞こえてきた。 目の前からはバイラムの剣が迫っておりそれを横ステップで飛びのく。 「奈央か? 今は戦闘中だ。用件は後にしてくれ!」 苛立ちを隠せず、つい怒りを込めて奈央に怒鳴ってしまう。 『今からサポートコミュニティを開始します、準備はいいですか?』 「サポートコミュニティ? 何だそれは」 奈央の言葉にリーシェンは思わず首をかしげてしまう。 その隙を突くかのようにバイラムの剣が振るわれるが身を返して回避する。 『マニュアルぐらい読んでおいてくださいって再三言ったじゃないですか! とにかく始めますよ!』 伏儀にある小さな個室内で奈央は備え付けてのディスプレイを眺めながらキーを叩き始める。個室の中には 様々なデータディスクが棚に並んでいた。 「それよりも奈央、こいつに使えそうな武器は無いのか!?」 熾烈なバイラムの攻撃を避けながら奈央に聞く。 『リストの物じゃ駄目なんですか?』 「あれには常識は通用しない! せめてコウシュン隊長みたいな間接技のが使えれば良いんだが……」 そう、PMで行った関節技。 あれが出来れば……。 そう思った矢先、奈央の嬉しそうな声が聞こえてきた。 『分かりました、隊長みたいなのですね?』 奈央は右手前にある棚からディスクを取り出すと足元の差込口に挿入した。 重い起動音が部屋の中に響くと画面に完了の文字が出る。 『リーシェン軍曹、鳳凰のモーションを変えました。これで隊長と同じ筈です!』 「本当か!?」 奈央の言葉にリーシェンは内心驚きつつも目の前のバイラムに神経を集中する。 「くっ!」 バイラムの鋭い突きが目の前に迫ってくる。しかし鳳凰は緩やかに両手で剣を挟んだ。 「こ、これは…!?」 操作したのは自分なのだが素直に驚いた。まさかここまでとは……。 『これがサポートコミュニティです! 戦闘によって既存のモーションパターンを入れ替えたり、組み合わ せたり出来ます』 「なるほど、なら次は格闘モーションを変えてくれ! こいつには打撃が通用するかもしれん!」 『了解!』 奈央は左手前の棚からデータディスクを出すと足元の差込口に入れた。ドライブの回転音と共に鳳凰の動きが変わる。 「はぁぁぁぁ!」 鳳凰の拳がバイラムの顔を目掛け飛んでくるがそれを難なく流していく。 しかし流されているというのにリーシェンは不適な笑みを浮かべていた。 いける! 確かに武器の力は向こうの方が上だがこういった技術を有する物は明らかに私のほうが上だ! 拳を突き出すたびに、足を蹴り上げるたびに、その確信は強くなっていく。 「でやぁぁぁ!」 鳳凰が天高く跳躍するとそのまま左足のとび蹴りへと移行する。 しかしそれを胸元に入るはずだった蹴りは左手の甲でブロックされてしまう。 だがこのままで終わるリーシェンではない。 「もう一撃!」 そのまま顔を目掛け右足を叩き込む。凄まじい金属音と共にバイラムは倒れる。 鳳凰はバック宙しながら着地をするとボクシングの構えを取った。 攻撃を喰らったバイラムの方はと言うと首を動かしながら何事もなかったのように立ち上がり鳳凰に視線を送る。 「くそ! 一体どういう装甲をしているんだ!」 弱音を吐きながら間合いを取りバイラムの出方を伺った。 一方のバイラムのほうは何もせずただ鳳凰の方を見つめている。 リーシェンは軽く息を吐き出しながらバイラムについて考え始めた。 打撃は通用しないか……なら内功で倒すしか無い。 内功、それは人体の内部にダメージを与える戦闘技法である。 PM相手にこれをやるのは生まれて初めてだが……やるかしない! 「よし!」 リーシェンは呼吸と整えると鳳凰の右手の平を前に突き出し半身分身体を引いた。 足は少し開き、いつでも動けるように大地を踏みしめる。 「奈央、内功で叩き潰す。格闘パターン七六五を送信してくれ」 『了解』 奈央は左奥の棚に入っているディスクを取り出すと足元の差込口に挿入した。 鳳凰の動きが再び変わる。 「これが通用しないのなら私は死ぬだろう。しかし、命ある限り諦めはしない!」 決意も新に一気に接近する。この速度ならいける! 「頼むぞ、鳳凰! この一撃に全てをかける!」 鳳凰の右拳がバイラムの腹部に向けて放たれようとした。 「くらえぇぇ!」 だが、バイラムはさらにその上を行った。 「何だと!」 なんと、バイラムは鳳凰の拳を避けつつ懐に飛び込むとカウンターの要領で鳳凰の上腹部に掌底を叩き込んだのだ。 わずかコンマ数秒の出来事である。 「ぐぁぁぁぁ……」 『リーシェン軍曹、応答してください! リーシェン軍曹!』 奈央の決死の叫びも空しく、コックピットの中ではだらりと力なく腕が落ちる。 バイラムは鳳凰をちらりと見た後、そのまま基地の方角へと飛び去った。 その直後、おいて行かれた麒麟がようやく鳳凰に追いついた。 「おい、大丈夫か!?」 鳳凰に向けて何度も通信を送るが一向に返事がない。 『パーチャイ少尉、すみません。私のせいで……』 奈央は泣きそうな声で謝るがパーチャイはそれを優しく窘める。 「奈央、お前のせいじゃない。それよりもデータ解析と医療班への連絡をしておけ!」 『は、はい!』 全く、俺としたことが。後輩がやばいって時に何にも出来ないなんてな! パーチャイは自虐的な笑みを浮かべながら鳳凰へと急いだ。生きている事をただ信じて……。 鳳凰との戦闘を終え、基地向かってゆっくりと飛び立っているバイラム。 彼の瞳に映るのは相変わらず砂と岩ばかりだけであった。PMの姿はどこにもない。 太陽はすでにやや西の方角にあり、長い時間が経過していたがとても疲労した様子は見えなかった。 このまま敵と出会わずに基地へと到達しそうな時だった。突然、後ろからマシンガンの銃撃を受ける。 振り向くとそこには黄色のPM、ビスマルクが数体いた。 ビスマルクは綺麗なVの字の編隊を組んでおり目の前のバイラムを睨みつけていた。 背面の大型とも思えるブースターを背負っており、マシンガンをバイラムに向けている。 「みんな! 準備はいい?」 「問題ありません」 「いつでも良いぜ!」 それぞれがファルに向かって返事をする。 これまでの借りを返すわよ、バイラム! 「各機散開!」 ファルの一声でビスマルクたちは一気に散る。 その速度は以前のビスマルクとは違い、目にも止まらぬほどの早さだった。肉眼でその姿を捉えることは恐らく 不可能だろう。 無理もない。ビスマルクが装備しているのは高速戦闘武装、Fパーツ。またの名を”フォーミュラ・アタッカー” 武装自体はネルソンと大差はないのだがこのパーツには大きな特徴があった。それは―― 「でぇぇぇい!」 ビスマルクのロングソードがバイラムを狙う。しかしそれを素早くかわすと今度は自身の剣で両断しようとする。 「甘い!」 だがバイラムの剣は届くことなく空を切った。ロングソードが当った時点で両者の間合いはかなり離れていたからだ。 「ビスマルクは一機だけじゃないぜ!」 目標を失った隙を突かれ、今度はミサイルとマシンガンが目前に迫る。 それを避けることなくそのまま受け止め今度は撃ったほうへと向かっていく。 「これでも喰らえ!」 バイラムの真上から蹴りが飛んでくる。それを身を翻して避けると次はロングソードを持ったビスマルクが 横から戦いを挑んでくる。 それをなぎ払い攻撃を加えようとするがビスマルクはすばやく退避した。それと 同時に今度は別の方向からマシンガンの弾が飛んで来る。 まるで流れるかのような連携を前にバイラムは身動きが取れずに居た。 「これでどうだ!」 ロングソードを構えた二機が前と後ろからバイラムに向かってくる、しかしバイラムは急上昇をしてビスマ ルクの目から逃れた。 膠着状態に陥った事を理解したのかバイラムは剣をしまいビームガンを構えた。 「ビームが来るわよ、各機、ミラージュダイブの起動を!」 ファルの声でビスマルクの速度が上がった。あまりの速度に空の色と完全に同化をしてしまい、もう誰にも 捕らえる事はできないだろう。 横から、背後から、前から。素早い一撃がバイラムに迫る。しかしそれを慌てることなく丁寧に捌いていく。 「当たれぇぇぇ!」 上からミサイルが跳んでくるがそれをバレルロールのように螺旋を描いて避ける。がこれは囮であった。 「本命はこっち!」 すかさず前から斬撃が飛んでくる。それを急降下でかわすとビスマルクにロックをかけた。 「しまった!」 ファルはすかさずペダルを思いっきり踏む。だが無情にもバイラムの銃から光の矢が発射された。 しかし、光の矢はビスマルクをすり抜けて天へと昇っていた。バイラムが狙っていたビスマルクは陽炎のよ うに消えていく。 Next ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/8558.html
TOP GUN 機種:FC サウンドクリエイター:禎清宏 ("CHARLY" SADA)、村岡一樹 ("JAH!" KAZUKI)、村田幸史 ("LAZY" KOJI) 発売元:コナミ 発売年:1987年12月11日 概要 名作映画『トップガン』を原作したコックピット視点の疑似3Dシューティングゲーム。 コナミのゲームの中でもかなり難易度が高く、特に空母の着艦に失敗して海の藻屑と化したプレイヤーは間違いなくいるはず。 音楽は曲数が少なく、短いジングルなどを入れても5曲ほどしかない。 ただしタイトル画面に映画のメインテーマである「Top Gun Anthem」が使われており、この名曲はファミコンで聞いても遜色ない。 一方で主題歌である「Danger Zone」は未使用だが、ミッション道中のBGMはどことなくそれに似たような雰囲気がある。 続編(映画の続編ではなくゲームの続編)に『トップガン デュアルファイターズ』があり、こちらはゲーム性・サウンド共にパワーアップしている。 収録曲(仮タイトル) 曲名 作・編曲者 補足 順位 タイトル画面 作:Harold Faltermeyer 映画のメインテーマ「Top Gun Anthem」のアレンジスタッフロールでも使用 ブリーフィング ミッション説明~ミサイルタイプセレクト ミサイルタイプ決定 ミッション道中 ゲームオーバー