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スピットロック/Throat/Hommarju add. YUNRO It seems to do and what is betrayal now you Come on I bring it on I was just sick of taking about you for gun Dance in the war You said "I Love You" so but liar game Was amazed out of my eyes Get drunk you say wards blindness baby Cheep talk cheep beef no more Do you see that with a sigh people to you Hey dude, King of the hill You do too bad Monkey s king of the hill Do you know you say the self indulgence? Let it so of sorts arms Cheep talk cheep hope cheep beef no more
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【名前】 飛行機 【読み方】 ひこうき 【分類】 建物・場所 【登場作品】 「2」、「4」 【BGM】 空の旅 【概要】 ご存じ空を飛ぶ乗り物。 ロックマンエグゼの世界では、主にデンサン空港から外国に行く際に登場する。 「2」では、作中でアメロッパで開催されるオフィシャルネットバトラー会議に出席するために飛行機を利用する。 アメロッパへ行く際は特に飛行機の様子が出るわけでもなく、アメロッパの地でのイベントに移る。 飛行機が主に関わってくるのは、アメロッパから帰国するときである。 アメロッパでは会議場を襲撃したゴスペル団員を何とか退けたりなど様々なトラブルに見舞われながらも、ようやく帰路に着けた熱斗たち。 後はのんびり帰るだけ、とはやはり行かず、このタイミングで新たなゴスペル団員が飛行機に搭載されているハイパワープログラムを狙い、ハイジャックを仕掛けた。 ちなみにこの時、機内にはとある少年の姿がある。 事件後は、整備のためもあるが、事件の影響で客足が減ってしまったこともあり、飛行機は一般公開され自由に見学できるようになる。 この時、カワリミを交換してくれる少年が出てくるが、対価として要求してくるのがシャドーマンのチップ3種類全部と、かなり面倒。 電脳世界は、ダンジョンとなるひこうきの電脳の他にも、機内テレビからテレビの電脳にも入れる。 飛行機自体は「4」にも登場。 外国に行く際のワールドマップでのアイコンとして出てくるのみで、中には入れたりはしない。 「2」では飛行中にコックピットを見学することができるが、昔は実際に可能だった。 航空会社によっては記念写真撮影だけでなく、どのあたりを飛行しているときに見学したかの 座標付き記念カードをくれるなどのサービスもあり、乗客から人気だった。 しかし、2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件を受け、セキュリティの厳重化と共にこうしたサービスを取りやめた航空会社が多く、見学できたという事実ごと忘れ去られて久しい。 実際に同作が製作されていた期間を考えると全く意図したものではなかったと思われるが、皮肉にも現実世界で 旅客機ハイジャック事件が起こった3ヶ月後に同じく旅客機のハイジャックというシナリオが組み込まれることになってしまっている。 ちなみに飛行機の他にも「4」、「5」にはヘリコプターも登場していたりする。 ロックマンシリーズを開発しているのはカプコンなので、要するに「カプコン製のヘリ」なわけだが、ロックマンエグゼの世界のヘリは墜ちたりしないので安心してほしい。 なお、飛行機は落ちて多大な犠牲を出し「2」の物語の元凶の遠因になってしまった
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南ベリウス地方の汚染市街にて 一見廃墟とも思えるこの地域では今、ルビコン解放戦線が一体のACを相手に死闘を繰り広げていた。 『相手はたった一機のACだぞ!?』 『弾幕絶やすな、四脚MTの長距離砲で抑え込め!!』 『ダメです、前線MT部隊一気に薙ぎ払われました!』 『ああ、あいつもこいつも吹き飛ばされていく・・・ああ、こっちにもミサイルが・・・くっ来るなぁ!!』 解放戦線の通信は阿鼻叫喚と化している。やがて後方で指揮を取る四脚MTの前にそのACは降り立つ。 「こいつ・・・なんなんだ一体・・・」 その時、MTパイロットに通信が入った。なんと相手は目の前のACパイロットだ。 「・・・何者だ。」 だが声の主は戦いぶりからは考えられない、若々しいフランクな口調の持ち主だった。 『いやはや、こんな戦闘になるのは本当に想定外だったよ。説明不足だったことはすまない。』 「戦いを仕掛けておいて今更・・・ふざけるな!!」 だが相手はまるでその怒りを意に介しない。 『まあまあ落ち着いて聞いてくれ。俺がここに来たのは誰かの依頼での殲滅任務じゃない。俺自身おたくらに聞きたいことがあって来たのさ。』 その言葉にMTパイロットは絶句する。無理もない、警備にあたっていた同胞を躊躇いもなく撃破しておきながらいけしゃあしゃあとこんなことを言い放つのだから。 だが思い当たるところはあった。確かにこの戦闘が始まってから撃破された味方のほとんどは脱出に成功している。装置の不具合かタイミングが悪くて一部の仲間は不幸にも脱出できなかったが。確かに彼の言う通り戦闘が目的ではなかったのかもしれない。 「・・・何が目的だ。」 『聞きたいことはシンプルさ、この周辺にかつてコーラルを採掘していた鉱山があると聞いた。そこでは加えてミールワームの育成もしていて街として栄えていたともね。この惑星で長く開拓をしてきたおたくなら知っていると思ったんだが、どうかな?』 MTパイロットには心当たりがあった。かつて師叔ミドル・フラットウェルと会話した時に彼がこうこぼしていたことがある。 『以前はコーラルを採掘する鉱山で発展した居住区が近くにあったが、あれも目先のコーラルに釣られてすぐに枯渇し、衰退した』と。 (師叔が仰ってた、あの中央ベリウス地方にある鉱山か。) だが同時に疑念も浮かんだ。 「それを知って、どうすると言うんだ?」 だが相手は言葉を濁した。 『うーん、そこは言えないな。流石にこっちの調査の全てを大っぴらにするとまずいからねぇ。』 この独立傭兵はコーラル調査のためと主張しているがひょっとすれば解放戦線を制圧するための拠点候補地を探っているのかもしれない。そうなれば組織にとっては致命的になりかねない。 「なら貴様を信用する道理はない。出ていけ、さもなくばここでくたばれ!!!」 四脚のMTは最大出力で飛び上がり、手に持っていたレーザーブレードをACに振り下ろす。 だがそのACはやはり只者ではなかった。そこから飛び退くのでもなく、右手に持っていたバズーカを撃つのでもなく。そこで何かの構えを取る。 (こいつ、何を考えて・・・) そうMTパイロットが思っていた時には全てが決していた。白銀にミントブルー、ゴールドのカラーリングが施された、『美しさ』すら見せるACはその重量級の脚を上げてブースと共に自分より大きな重量MTを蹴り飛ばしたのだ。 「な・・・蹴り飛ばしただと!?」 その影響は大きく、見事に機体をひっくり返されたMTは姿勢を戻そうとする。だが比較的装甲の薄い下部が晒されたことは致命的なミスでもあった。 「残念だよ、いい話ができると思ったんだが。」 白銀のACは左手に装備していたコンテナ状の兵装を展開し、大きく横に払うようにして腕を勢いよく振った。すると小さな無数の球体が放出され、MTの周囲を囲んだ。 と、その次の瞬間MTは爆炎に包まれる。機体は見事にACSの過負荷で動作が硬直した。 そしてACは容赦無く大豊製のバズーカの照準を合わせる。一際明るいマズルファイアと共に放たれた大型榴弾はそのまままっすぐMTに着弾して追加の爆発を引き起こした。 「こんな一瞬で・・・追い詰められるだと!?」 MTコックピットではヒビの入ったディスプレイに映っているACを見てパイロットがさっきまでの威勢が嘘だったかのように怯える。 そしてACは間を与えることなく距離を詰めてくる。機体の中では絶え間なくミサイルの接近警報が鳴り響き、パイロットの精神を削っていく。 やがて上下左右に滅茶苦茶に振動が幾度もなく発生し、コックピットの計器がほとんど使用不能になった。メインカメラだけは皮肉にも機能していた。 「ひっ・・・来ないでくれ・・・頼む・・・師叔殿、助け」 誰にも助けが届かない室内でそう呟きながらACが近づいてくるのを見たのが最後の風景となった。 ACが蹴り飛ばしたBAWS製の四脚MTは勢いよく空中に飛び上がり、一回転して市街地にある廃墟アパートの一つに叩きつけられてそのまま停止した。 「・・・やはり簡単にはいかないよなぁ。流石に仲良くお話ししましょというのは都合が良すぎたか。」 ACのコックピットでは青年がそう呟いていた。 「仕方ない、ログだけ回収させてもらうよ。」 ACは地面を滑走して移動し、大破したMTの前に立つ。そのまま無事に残っていた戦闘ログをハッキングで入手した。 「・・・ああ、いつ聞いても嫌なものだな・・・気が滅入るよ。」 再生してしばらくすると目的の情報を入手した。 「・・・中央ベリウスか。遠くないな。」 そこで青年は暗号通信回線を開いた。 「・・・ああ、目的の場所の大まかな場所はわかった。ドローンを飛ばして調査してみてくれ。必要であれば俺も後で調査しに行く。」 通信を終えると、アサルトブーストを展開した重量級のACは雪がしんしんと降る中、灰色に濁った空へと飛び立っていった。 アーキバス進駐地にて アーキバスの誇る主力AC部隊、ヴェスパーの第一隊長にしてアリーナ最高ランクに君臨するパイロット、フロイトはシミュレータで気になる機体データを見つけた。 「ほう、Aランカーの独立傭兵か・・・面白い、傭兵だが動きはまるで正規軍で身につけたような立ち回りだ。」 そこでフロイトのポケットに入れていた通信デバイスに着信が入る。それは作戦の立案・指揮を全て任せているヴェスパー第二隊長、スネイルからだ。 『フロイト、シミュレータでの敵の分析も重要ですが、いい加減作戦のブリーフィングにも出て来てください。今回の作戦は上層部も注目しているのです。』 「ああ、了解した。」 そう淡々と答えると何事もなかったのようにシミュレーションを開始する。しばらくしてルビコンに降り立つ全てのACパイロットが利用している傭兵支援システム『オールマインド』の機械的な音声が対象の説明を始める。 『今回の対象はランクA。AC名ルーン。識別名ラッシュ』 彼がディスプレイ越しに見ている白銀にミントブルー、ゴールドの塗り分けが入った機体は、まさに汚染市街を襲撃した独立傭兵のそれだった。 「さあ、楽しませてくれよ。スネイルの要請を無視したんだ、それなりのものじゃないと困るぞ?」 フロイトはわずかに笑みを浮かべた。 オールマインドが戦闘開始をアナウンスする。 『検証を開始します。』 関連項目 ラッシュ 投稿者 d2seaevo
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スウェン・カル・バヤン 登場作品 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER 年齢:20 兄弟スレでの扱い ファントムペイン一同の最年長。無表情で口数も少ないが、面倒見は良く、頼りにならないネオに代わってファントムペインの後輩たちの面倒を見ているところが見られる。 朴念仁なところがあるが、母親の面影を感じさせるセレーネには好意を持つようになっている。彼女の兄のアムロもいろいろけしかけたりするものの、肝心のセレーネがAIの方に夢中で、残念ながら成果は上がっていない。 原作での扱い 地球連合の特殊部隊(秘密結社ロゴスの実行部隊とも)ファントムペイン所属のパイロット。コーディネーター殲滅の洗脳教育を受けているが、「ブーステッドマン」(オルガ、クロト、シャニ)・「エクステンデッド」(スティング、アウル、ステラ)のような薬物の過剰投与・強化手術の措置は取られていない。ナチュラルではあるがザフトのコーディネーターを凌駕する実力者で、ストライクガンダムの改修機「ストライクノワール」で戦果を挙げた。 スターゲイザー奪取の司令を受けD.S.S.Dを襲撃するが、セレーネの奇策でスターゲイザーの推進機関「ヴォワチュール・リュミエール」で急加速したスターゲイザーの体当たりを受け、機体ごと金星軌道の方へ飛ばされてしまう。 飛ばされた先からセレーネと協力し、「ヴォワチュール・リュミエール」を再起動させて地球圏へ帰還しようとしたが、彼らが回収されたのは669時間後で、既にスターゲイザーのコックピットの生命維持機能の限界時間を越えていた…。 主な乗機 主に登場したネタ 主な関係者 セレーネ 関連項目
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コックリ(狐狗狸) 日本の民話に登場する妖怪。 人を化かす。
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掲載ページ未定記事 http //eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-8b67.html / デア・シュピーゲル Global Research 2012年12月16日 シュピーゲル・オンライン Nicola Abe ある兵士がクラス一番で卒業することを目指した。彼は成功し、ニューメキシコにあるアメリカ合州国空軍の特殊部隊に勤務する無人機パイロットになった。彼は何十人もの人を殺害した。ところが、ある日、もうこれ以上できないことに気がついた。 ブランドン・ブライアントは、エアコンで摂氏17度に保たれ、治安上の理由でドアを開けることができない長方形の窓のないトレーラーほどの大きさのコンテナの中で5年以上働いていた。ブライアントと同僚達は14台のコンピュータ・モニターと4つのキーボードを前に座っていた。ブライアントがニューメキシコでボタンを押すと、地球の裏側で誰かが死んだ。 コンテナは、コンピュータのブーンという音で満ちていた。それは空軍用語で言うコックピットとして知られている無人機の頭脳なのだ。だがコンテナの中にいるパイロットは空を飛んでいるわけではない。彼等は操縦席に座っているだけだ。 ブライアントはそうした人々の一人で、プレデター無人機が10,000キロ以上も離れたアフガニスタン上空で8の字型を描いて旋回していた時の、ある出来事を非常に鮮明に覚えている。陸屋根の泥作りの家のヤギを入れておくのに使われている小屋が標的になっていたとブライアントは回想している。砲撃命令を受け、左手でボタンを押し、屋根にレーザーで標識を付けた。彼の隣に座っていたパイロットがジョィスティックにある引き金を押し、無人機にヘルファイア・ミサイルを発射させた。命中するまでには16秒かかる。 “この瞬間はスローモーションのようなものです”と彼は言う。無人機に取り付けられた赤外線カメラで撮影した画像が衛星で送信され、2から5秒の時間差で彼のモニターにあらわれる。 あと7秒という時点では、地上には誰も見あたらえかった。その時点であれば、ブライアントはまだミサイルをそらすことができる。あと3秒になった。ブライアントは、モニター上のピクセルを一つずつ数えなければならないように感じた。突然、一人の子供が角をうろついていたのだと彼は言う。 ゼロ秒に、ブライアントのデジタル世界が、実世界のバグランとマザリ・シャリフの間の村と衝突した。 ブライアントは画面上で閃光を見た。爆発だ。建物の部分が崩壊した。あの子供も消えた。ブライアントは胃がムカムカした。 “俺達は子供を殺したのか?”と彼は隣席の男に尋ねた。 “ああ、あれは子供だったと思う”パイロットは答えた。 “あれは子供だったのか?”二人はモニターのチャット・ウィンドウに書きこんだ。 すると、二人の知らない人物が答えてきた。世界のどこかにある軍司令部に座っていて、彼等の攻撃を観察していた人物が。“違う。あれは犬だった”とその人物は書いた。 二人はこの場面をビデオで見直した。二本足の犬? 見えない戦争 その日、ブライアントはコンテナを出ると、いきなりアメリカに踏み入った。乾いた草原が水平線まで拡がり、畑と液肥の香り。数秒毎にキャノン空軍基地のレーダー・タワーの光がたそがれの中で点滅していた。そこでは何の戦争も起きてはいない。 現代の戦争は思想のように目には見えず、距離によって、その意味を奪われている。それは自由な戦争ではなく、世界中の様々な場所にある小さなハイテク・センターから制御される戦争だ。新しい戦争(の遂行方法)は旧来のものよりも正確だと見なされ、それゆえに“より人間的”と呼ぶ向きすらある。それは知性の戦争で、アメリカ合州国のバラク・オバマ大統領が、彼の前任者の誰よりも推進している戦争だ。 この戦争の計画が行われているペンタゴンの廊下は、壁は暗色の木製パネルで覆われている。空軍幹部たちのオフィスはここにある。プレデターの絵画、キャンバス上の無人機が、軍指導者の肖像画の隣に掛けられている。軍の視点からすれば、“対テロ戦争”において近年のプレデター発明ほどの成功は他にない。 米軍は、アメリカ合州国内のいくつかの空軍基地と、東アフリカの国ジブチの一つも含めた海外の場所から、無人機を制御している。バージニア州ラングレーの本部で、CIAはパキスタン、ソマリアとイエメンでの作戦を制御している。 ‘我々は命を救っています’ 淡い色の目ながら敵の明確なイメージを持った人物、ウィリアム・タート大佐は、無人機を“距離が自然に発展したもの”と呼んでいる。 数カ月前、ラングレーのアメリカ空軍遠隔操縦航空機(RPA)タスクフォース司令官に昇進するまで、タートはラスベガスに近いネバダ州のクリーチ空軍基地の司令官で、そこで彼は無人機作戦を指揮していた。自分で無人機を操縦する時にはいつも、モニター脇のチェック・リストに妻と三人の娘の写真を貼っていた。 彼は航空機に意志や自我があるような含みがあるので、ドローン(無人機)という呼び方は嫌いだという。彼は“遠隔操縦航空機”と呼ぶのを好んでおり、飛行の大半は情報収集が目的だと指摘した。ハイチでの地震後、無人機を人道的任務に用いたことや、リビア戦争での軍事的成功について彼は語った。彼のチームが、いかにミスラタを標的にしたロケットを載せたトラックを攻撃したか、元リビアの独裁者モアンマル・カダフィと彼の側近が逃亡していた車列をどのように追跡したか。彼はアフガニスタン現地にいる兵士達が空からの支援に対して常に感謝の意を表している様子を説明した。“我々は命を救っているのです”と彼は言う。 彼は標的殺害については余り話さない。彼はクリーチでの作戦司令官としての二年間で、非戦闘員が死ぬのは見たことがないし、無人機は女性や子供がいない建物だけ攻撃するのだと主張した。指揮命令系統について質問すると、タートは3-09.3と呼ばれる275ページの文書に触れた。その書類は、要するに、空軍による他のあらゆる攻撃と同様、無人機攻撃は承認されることが必要と述べている。作戦が行われる国にいる将校が、作戦を承認することが必要なのだ。 “臨床的な戦争”という言葉を使うと彼は怒りだす。その言葉で、あなたは泥の中を歩いて渡ったことなど無いだろうとか、血の匂いを嗅いだこともないだろうと非難し、あなたが言っていることなどさっぱりわからないといったベトナム戦争退役軍人を思い出すのだ それは本当ではないとタートは言い、仕事からラスベガスまでの一時間のドライブを仕事から離れるために使うことが良くあると言う。“我々は人々を何カ月も観察します。彼等が犬と遊んだり、洗濯をするのを見ています。我々は隣人の暮らし方と同様に、彼らの暮らし方も知っています。葬式にさえ行きます。”いつも簡単なわけではありませんと彼は言う。 無人機の逆説の一つは、標的への距離を広げるにつれ、近接さをかもし出すことだ。“戦争はどことなく、個人的なものになるのです”とタートは言う。 ‘男達、女達や子供達が死ぬのを見ました’ モンタナ州の小さな町ミズーラのはずれに、山々や林や霧の塊を背景に、一軒の黄色い家が立っている。大地はこの季節最初の雪に覆われていた。現在27歳のブライアントは母親の家の居間で長椅子に座っていた。彼は軍を除隊し、今は故郷で暮らしている。彼は頭を剃り、3日間の無精ひげを生やしている。“四カ月も赤外線の夢をみていません”あたかも彼にとって、ちょっとした勝利であるかのごとく、彼は微笑みながら言った。 ブライアントは6年間の空軍生活で、6,000飛行時間を積んだ。“当時、男、女や子供が死にました”とブライアントは言う。あれだけ多数の人々を殺そうとは思ってもいませんでした。実際、私は人など殺せないと思っていました。” 不人気な職務 高校卒業後、ブライアントは調査ジャーナリストになりたかった。日曜には教会に行き、赤毛のチアリーダー達が大好きだった。大学の前期の終わりには、既に何千ドルもの借金を背負っていた。 彼が軍隊に入ったのは偶然だ。ある日、陸軍に入隊する友人に付き添った際、空軍には自前の大学があり、無料で大学教育も受けられると聞いたのだ。ブライアントは試験の成績が非常によかったので、情報収集部隊に配属された。無人機にとりつけられたカメラやレーザーの制御方法や、地上画像、地図と気象データ分析を学んだ。彼はセンサー技師となったが、これはおおよそ副操縦士に相当する。 イラク上空で最初の飛行任務を果たしたのは20歳の時だった。ネバダ州では暑い晴れた日だったが、コンテナ内は暗く、イラクは夜明け前だった。米兵の集団が前進基地への帰途にあった。ブライアントの任務は空の“守護天使”として道路を監視することだった。 彼はアスファルトの中に目の形を見つけた。“訓練で目の形がわかったのです”と彼は言う。道路に簡易爆発物を埋めるために、敵戦闘員は道路上にタイヤを置き、アスファルトを柔らかくするためにそれを燃やすのだ。その後は、上空から見ると、目のような形に見えるのだ。 兵士の車列は、目の形からまだ何マイルも離れていた。ブライアントは上司に報告し、上司は司令部に通知した。車両が現場に近づいて行くのを、彼は数分間じっと見つめていることを強いられたのだと、ブライアントは言う。 “何をすべきだろう?”と彼は同僚に尋ねた。 だが、そのパイロットも新人だった。 ジャミング機能の送信機を使っている地上の兵士達とは無線では連絡ができない。ブライアントは最初の車が目の上を越えるのを見た。何事も起きなかった。 すると二台目がその上を越えた。ブライアントは地上での閃光と、続いて車両内の爆発を目にした。 5人の米兵が亡くなった。 以来、ブライアントはその五人のアメリカ人のことが頭から離れない。彼はプレデターとミサイルのマニュアルを含め全てを記憶し始め、あり得るあらゆるシナリオも理解した。このようなことが二度と起きないようにすべく、最高の兵士になると固く心に決めたのだ。 ‘人類から断ち切られたように感じました’ 勤務時間は12時間にわたった。空軍ではイラクやアフガニスタンのリモコン戦争は要員不足のままだった。無人機パイロットは臆病なボタン押し係と見なされていたのだ。仕事があまりに不人気なので、軍は退役軍人まで引き入れざるを得なかった。 ブライアントは最初にミサイルを発射した時、二人の男を即死させたのを覚えている。ブライアントが見つめると、三人目の男が断末魔の苦しみにあるのが見えた。男の足は無く、男は足の付け根を両手で抱え、暖かい血が二分もの間地面に流れていた。ブライアントは彼は帰宅しながら泣いて、母親の家に行ったと言う。 ミズーラのシナモンとバターの香りが空気中に漂っているお気に入りのコーヒーショップに座って、“ほぼ一週間、人類から断ち切られたように感じていました”と彼は言う。人々を眺め、ニーチェやマーク・トゥエインの本を読んで、そこで長い時間を過ごし、時々立って席を変えた。もはや同じ場所に長時間座り続ける事ができなくなったのだという。そうしていると神経質になるのだという。 彼女とは最近分かれた。彼が抱えている苦悩について彼女が尋ねたので、彼はそれを話したのだ。だがそれは、彼女には対処することも、共有することもできない困難だった。 地元をドライブする時、ブライアントは操縦士用サングラスをかけ、パレスチナ風スカーフを着ける。クライスラーの内部は彼の飛行中隊のワッペンで覆われている。彼のFacebookページにコインと授与された非公式メダルの写真アルバムを作った。彼が持っているものは、この一つの過去だけなのだ。彼はそれと苦闘しているが、それは自尊心の源でもある。 2007年にイラクに派兵された時には、自分の略歴に“戦闘準備よし”という標語を掲げた。バグダッドからおよそ100キロの米軍基地に配属され、無人機を離着陸させるのが任務だった。 無人機が飛行高度に到達するとすぐに、アメリカ合州国のパイロットが引き継ぐ。プレデターは一日中滞空していられるが、非常に速度が遅くもあり、作戦地域の近くに駐留する必要があるのだ。ブライアントは砂色のオーバーオールを着て、防弾チョッキを着けて、無人機にもたれた写真用ポーズで写っている。 二年後、空軍は彼を特殊部隊に採用し、彼はニューメキシコのキャノン空軍基地に配属された。トレーラー、給油所と福音派教会ぐらいしかないクローヴィスというほこりっぽい町で、彼と仲間の兵士達はバンガローで共同生活をした。クローヴィスは一番近い町から何時間もかかるところにあった。 アフガニスタンでは昼にあたるので、ブライアントは夜勤が好きだった。春には、雪に覆われた山頂や緑の渓谷の景色が、生まれ故郷のモンタナ州を思い出させた。人々が畑を耕し、男の子達がサッカーをし、男達が妻や子を抱きしめるのを見ていた。 暗くなると、ブライアントは赤外線カメラに切り換えた。夏は暑いので多くのアフガニスタン人は屋上で眠ります。“連中が妻とセックスをするのも見ました。二つの赤外線の点が一つになるんです。”と彼は回想した。 武器を隠しているタリバン戦士や、軍、諜報機関や現地の情報提供者達が何かを知っている為に、リストに載っている人々を含め、何週間も人々を観察していた。 “連中を知っておかねばなりません。命令体系の上層にいる誰かが射撃命令を出す前に。”彼が父親を奪った子供達に、彼は良心の呵責を感じていた。“彼等は良い父親達でした”と彼は言った。 自由な時間には、ブライアントは、テレビゲームやインターネットの“ウォークラフト”で遊んだり、友人と飲みにでかけたりしていた。TVなど、もう興味がそそられたり、刺激的だったりしないので見てはいられないのだ。最近彼は睡眠障害を味わっている。 ‘感情が入り込む余地はありません’ 本名は黒いテープで覆われているバネッサ・マイヤー少佐はニューメキシコのホロマン空軍基地で無人機パイロット訓練用プレゼンテーションをしている。空軍は、2013年までに、需要を満たすだけの十分な要員を育成する計画だ。 34歳のマイヤーは、リップ・グロスを塗り、指にはダイヤを付けており、無人機パイロットになる前は、貨物機を操縦していた。緑色の空軍オーバーオールを着て、訓練用コックピットに立ち、シミュレーターを使って、アフガニスタン上空で無人機をどのように操縦するかデモをするのだ。モニター上の照準線は、泥小屋の集団にたどり着くまで、白い自動車を追従する。無人機の方向を定めるにはジョイスティックを使い、無人航空機の速度を下げたり上げたりするレバーを左手で操作する。コンテナの背後にある飛行場で、マイヤーは、細身で輝くプレデターと、四機のミサイルと爆弾を装備する兄貴分のリーパーを見せてくれた。“偉大な飛行機です”彼女は言った。“ただ天気が悪いときには動きませんが。” マイヤーはラスベガス近くの、若者達がスポーツカーで出入りし、山脈が砂漠上を巨大な爬虫類の様にずっと連なるクリーチ空軍基地で無人機を操縦していた。ネバダ州で無人機パイロットをしていこ頃のことを説明して、マット・マーティン大佐は彼の著書“プレデター”の中で“時に、自分が遥か彼方から雷電を投げつける神の様に感じた。”と書いている。マイヤーはここで働きながら最初の子を産んだ。妊娠九カ月でも、彼女はおなかをキーボードに押しつけて、コックピットに座っていた。 攻撃準備をしている時には“感情が入り込む余地はありません”と彼女は語っている。もちろん、心臓がより早く鼓動し、アドレナリンが体中を駆け巡るのは感じたという。だが彼女は厳格に規則を守り、飛行機の位置調整に集中した。“決定がなされ、相手が敵で、破壊する価値がある法律上の標的だと判断された場合、発射するのにためらいはありませんでした。” 世の中の悪が入り込む余地無し 仕事の後、彼女はハイウエイ85を通り、ラスベガスに向かって、カントリー・ミュージックを聴きながら 見ることもなく平和活動家の横を通り過ぎて、家に向けてドライブする。コックピットで何が起きたかを考えることは滅多にない。だが時には、成績を上げたくて、頭の中で個々のステップを検討することもある。 彼女は買い物にもでかける。時にレジの女性がこう質問するのが奇妙に感じられる。“ご機嫌いかが?”彼女はこう答える。“いいわ。あなたは? さようなら。”落ち着けないと感じると、走りに出掛ける。地上の兵士達を助けられることが、毎朝起きる励みになっていると彼女は言う。 マイヤー家の世界には悪がつけいる余地はない。彼女と無人機パイロットの夫は仕事については話さない。彼女はパジャマを着て、TVでアニメを見るか、赤ん坊と遊ぶ。 現在マイヤーには二人の幼い子供がいる。“お母さんは働いて、良い仕事をしている”ことを子供に見せたいと思っている。自分が見た、従順で頭から爪先まで覆われたアフガニスタンの女性の様にはなりたくないと思っている。“アフガニスタンの女性は戦士ではありません”と彼女は言う。マイヤーは現在の教師としての仕事には非常に満足しているが、いつか戦闘任務に戻りたいと考えている。 ‘すぐ切り換えて、普通の生活に戻ることができないんだ’ ある時点で、ブランドン・ブライアントは仕事を辞めて、何か他のことをしたくなった。彼は海外、今度はアフガニスタンで更に数カ月過ごした。だが、ニューメキシコに戻ってから、突然汗の匂いのするコックピットがいやになったのに気がついた。彼は悪臭を消すために芳香剤を撒き始めた。命を奪うのではなく、何か命を救う仕事をしたくなっているのにも気がついた。友人達は彼を思いとどまらせようとしたが、彼はサバイバル訓練のトレーナーとして働くのが望みにかなうのかも知れないと考えた。 そこでクローヴィスのバンガローで彼が毎日始めたプログラムは、パワー90エクストリームというブート・キャンプ式フィットネス計画だ。計画にはダンベル・トレーニング、腕立て伏せ、懸垂と腹筋運動が含まれている。ほぼ毎日バーベルも挙げた。 コックピットで平穏無事な日々には、こんな風な走り書きで日記を書いていた。“戦場に終わりなどなく、流血あるのみ。総力戦。あらゆる恐怖を目の当たりにした。目が腐って欲しいと思う。” 彼は考えた。体調さえ良くできれば何か違うことをさせてくれるだろう。問題は、彼は仕事が良くできたことだった。 ある時点で、友人と会うのを楽しめなくなった。女性とも出会ったが、彼は機嫌が悪いと文句をいわれた。“すぐ切り換えて、普通の生活に戻ることができないんだ”と彼は恋人に言った。家に帰って眠れない時には、運動をした。上官に口答えをし始めた。 ある日彼は仕事中に倒れ、体をよじって血を吐いた。医師は、家にいて、連続二週間、毎晩四時間以上眠れるようになるまで仕事に戻らないように命じた。 “半年後、コックピットに戻り、無人機を操縦していました”とミズーラにある母親の家の居間に座ったブライアントは言う。犬がくんくん鳴いて、頭を彼の頬に置いた。当面、彼は自分の家具を使えない。家具は保管されていて、保管料を支払う金がないのだ。彼に残されているのはコンピュータだけだ。 ブライアントは、インタビューの前の晩、Facebookに絵を投稿した。緑の草地に立って、手をつなぎあって、空を見上げているカップルが描かれている。一人の子供と犬が二人の横の地面に座っている。だが草地は世界の一部に過ぎない。その下には、最後の力を振り絞って体を起こそうとしている死につつある兵士達の海、死体と血と四肢の海がある。 退役軍人健康庁の医師達は、ブライアントを心的外傷後ストレス障害と診断した。心の傷無しに行える快適な戦争という一般的な希望は実現していない。実際、ブライアントの世界はアフガニスタンの子供の世界と融合してしまったのだ。無人機の頭脳で起きた短絡のようなものだ。 なぜ彼はもう空軍にいないのだろう? ある日、次回の契約には署名しないだろう気がついたのだと彼は言う。ブライアントがコックピットに入り、自分自身が同僚達にこう言っているのが聞こえた日のことだ。“おい、今日はどんな馬鹿野郎が死ぬのかな?” クリストファー・サルタンによるドイツ語からの翻訳 記事原文のurl:www.globalresearch.ca/the-woes-of-an-american-drone-operator/5315869 ーーーーーーーーーーー ベストセラーの一冊(2012/10/25は一位)、The Panterという最近出た小説、イエメンで、無人機が影の主人公?として大活躍する。625ページにおよぶ長編。トレーラーのような管制室も登場する。宗主国最大の国営事業虐殺すら人気小説になるお国柄? そういうお国に、いよいよ完全属国化して組み込まれる。「発言権を持つ州」の一つとしてではない。発言権皆無で、孫子たちの金と命を無条件で永遠に差し出す完全属国として。 最近書店で見かけ、二度目の購入をした本(一冊目は行方不明)、世代の近さゆえか納得して読んだが、最後の言葉に大いに共感しながら、むなしくなった。はかなく消えた美しい夢に。もちろん著者が悪いわけではない。あとがき217-218の最後の文章を引用させていただこう。カリスマ首相については、終章180ページあたりで触れられている。 『マルクスの逆襲』三田誠広著、集英社新書 2009/5/20第一刷発行 革命や武装蜂起がなくても、マルクスの夢は実現できる。経営者から労働者まで、すべての国民が良識をもち、 共通の理念をもつということは不可能ではない。もしそれが実現できれば、いまのままの民主主義のシステムで、 国家のあり方を修正することも可能だ。 ただし、規制緩和や構造改革をスローガンにして選挙で大勝利した、あのインチキなカリスマ政治家に騙されて しまうような国民が今後も大多 数を占めるのであれば、この国に未来はない。 もちろん、今回の選挙結果、決して、騙されてしまうような国民が大多数を占めたわけではなく、小選挙区制度によって歪曲されたがゆえに得 られた結果だ。しかし、小選挙区制度はもちろん、衰勢の中にあって、主導権の維持と、属国体制恒久化を狙った宗主国・属国支配村の強い意志と権力と金力によって実現されたもの。豪腕政治家主導のもとで。 そこで再度、五十嵐仁の転成仁語 12/20小選挙区制にこのような害悪があることはとっくの昔から分かっていた
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登録日:2012/05/29(火) 14 19 00 更新日:2024/02/14 Wed 20 43 52NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 グルメ漫画 ドカ ドカせん ドカコック ヤングキング 一迅社 実業之日本社 少年画報社 日本文芸社 渡辺保裕 漫画 漫画サンデー 週刊漫画ゴラク 初めてwikiを編集した頃のあの思いーー ラグナロクの荒波に耐えたアニヲタの心ーー 思い出してもらおう ド カ コ ッ ク ドカコックとは、『ゴラクマイトガイ』『ヤンキンマイトガイ』『マンサン旋風児』こと、渡辺保裕(代表色 ワイルドリーガー、内閣権力犯罪強制取締官 財前丈太郎等)のドカグルメ漫画である。 これまで週刊漫画ゴラク、月刊ヤングキング、週刊漫画サンデーにて掲載。一つの雑誌や出版社に腰を落ち着かせることなく、主人公の流れドカ(土方(ドカタ)の意)・京橋の如く、漫画界をさすらい続けている。 なお、マンサン掲載以降はタイトルが『ドカコック本舗』になっている。 ●ストーリー 日本各地の現場で、己の身体を頼りに働く侠男(ドカ)達。 しかし、彼らも時には苦境に陥り、ドカとしての道を見失ってしまう。 そんな時、伝説の流れドカであり料理人ドカコックでもある京橋建策が彼らドカの腹と心を満たし、現場を成功に導くのだ。 「ド…ド……ドカうまーッ!」 先々の若者に慕われ、女達に想いを寄せられる京橋。 しかし、彼は背中で語ると、現場を去っていく。 「自分はただのドカですよ……」 (現場関係ないこともある) ●京橋建策 主人公。ドカコック。 まさしく百人力のドカとしての腕と、ドカ達の心に響く男メシを作る料理の腕を持つ男(ドカ)。 一つの現場に留まることはなく、物語の終わりには次の現場に流離っていく。 青森の現場を去る時はアオリで『ドカコック、北へ…』といいつつ、次回は南の横浜にいた。 彼のメシはとにかくドカ好みのドカ盛りで、そしてドカうま。 現地の素材を大切にしつつも、大胆な発想でドカ料理を竣工する。 その現場で使う道具や工法(スコップやランマー、油圧シャベル(英語ではエクスカベーター)等)を模した調理法を使い、ドカ達に自分達の仕事の素晴しさを思い出させるのも彼の特徴。 伝説のドカとしてネットで話題にもなっているらしいが、指摘されても「メシ行ってきます(竣工前)」「自分はただのドカですよ(竣工後)」とだけ答え、留まることなく去っていく。 単行本で突っ込まれているが現場で発生した揉め事は解決するが肝心の工事そのものは未完成で帰ることも多い。 ●ドカメシ一覧 揚げたてドカコロ丼(山梨・トンネル工事) ドカルビ焼飯丼(鹿児島・架橋工事) ドカハリツユだく丼(大阪・ビル建築) 津軽ド海峡てこね丼(青森・マグロ漁) 横浜ド開港ロードカレー(神奈川・道路工事) ド開拓丼(北海道・鉄道保線工事) 伊那のド勧太ローメン飯(長野・住宅建築) 紙カツ・ド・カツ丼(新潟・サーカステント組立) ●単行本 少年画報社よりコンビニコミックとして刊行。 仕事休みに弁当を買ったドカが一緒に買って読めるような、粋(ドカ)な計らいといえよう。 流れ流れてアニヲタの集い 身を震わすは新規登録 心揺さぶるは追記と修正 嗚呼ドカコック 次の現場はアニメかエロゲか △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 一迅社から通常コミックス出たな…。帯で「レッツプレイツー!!」と言っちゃうヤスダスズヒトはガチ。 -- 名無しさん (2014-08-04 18 42 14) 連載版「ドカせん」の話は単行本が出てからかな? -- 名無しさん (2018-06-25 20 24 35) 名前 コメント
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貧乏クジの行方 ◆PfOe5YLrtI 黒き獣が地を走りながら、背負う砲門からビームの光を撃ち放つ。 赤き巨人へと向けられたその光は、しかし巨人の屈強な腕に阻まれ、本体への直撃を許さない。 「邪魔しないでよっ!!」 「って、あれに乗ってんのは子供かよ!?」 獣の中から聞こえるプルの声に、タスクが思い出すのはスクールの少年少女達の話。 あの少女もまた、彼らと同様の訓練や強化・調整を施されているというのだろうか。 操縦は荒ったい、しかし確かにあの獣のような機体を使いこなしている。 少なくとも、年端も行かない普通の女の子に一朝一夕でできる芸当ではない。 「しかもラトゥーニ達よりさらに年下っぽいし……たまったもんじゃねぇな、ったく!」 獣は巨人の周囲をすばしっこく跳び回りながら、ビームを乱射する。 その全てを受けきり、逸らし、やり過ごし……確実に防ぐ巨人。 それは、犬と飼い主のじゃれ合いのようなやり取りに見えなくもなかった。 タスクは特別優秀なパイロットというわけではない。 運動神経は鈍いし、一度はパイロット適正審査の段階で落とされたこともある。 だがそれでも、勘と悪運とそして根性を武器に、DC戦争に始まる幾多の大戦を潜り抜けてきた。 単純に実戦経験に関しては、ここにいるプルよりもタスクのほうが場数を踏んできている。 加えて重装甲の機体の扱いにかけては、ジガンスクードに乗り慣れたタスクに一日の長があった。 武装や格闘性能など、総合的に見ればビッグデュオはむしろジガンより遥かに使い勝手がいいといえよう。 獣――ガイアガンダムの火力は読めた。これなら、隙さえ突かれなければ防ぎきれる。 条件は全てにおいてタスク優位だ。これでヘマをやらかした日には、立場がないというものである。 「もう!ずるいよ、私のガイアにはそんな腕付いてないのに!」 イライラを募らせたプルが、痺れを切らし叫び声をあげた。 ビッグデュオの喉元を噛み千切らんばかりの勢いで飛び掛る。 「うおっと!?」 その際、背面ウイングにビームの光が収縮し、刃を形成しているのをタスクは見逃さない。 飛び込んでくるガイアにタイミングを合わせて……両の手で翼ごと挟みこむ! 「捕まった――!?」 「白羽取りっ!どうよっ!」 白羽取りにしてはスマートさに欠けるが、半ば力任せに機体ごと引っ掴む。斬られ役に甘んじてやる気はない。 ひとまずの動きを封じたことで、タスクは眼下を見回す。 (さっきのあいつは……上手く逃げ切れたみたいだな!) カズマの姿が完全に見えないことを確認し、タスクは行動に出ることにする。 この取り留めのないじゃれ合いもここまでだ。 「よーし!もういいだろお嬢ちゃん、おイタはそこまでだぜ」 元々シャドウミラーの意のままに殺し合いに乗ってやる意思など、タスクには存在しない。 ましてや相手が幼子となってはなおさらだ。 「よくないよ!早く死んでくれなきゃ、ジュドーのところに帰れないんだから!」 「物騒だなぁオイ……ん?」 プルの口から出た言葉がひっかかった。 名簿だ。参加者一覧の中に、ジュドーという表記があったことを思い出す。 「おい、ちょっと待てって!お前、そのジュドーって奴まで殺しちまうつもりかよ!」 「何わかんないこと言ってんのさ!」 「わかんないってお前、ジュドーって名前が名簿に……」 「あたしはジュドーの所に帰るんだ!邪魔すると許さないから!」 言っていることがメチャクチャだ。まるで、自分達と敵対していた頃のゼオラを思い出させる。 あの頃の彼女やオウカ・ナギサ同様、施された洗脳や強化が、思考をも破綻させているのか―― シャドウミラーのやりそうなことだと、タスクは舌を打った。 ……『前例』の存在が、タスクの目を曇らせていた。 本当はそこまで難しく考えるまでもなく、ただ単に名簿を見ていないだけの話だが。 「沈めぇーっ!!」 砲門にビームが収縮するのを確認し、反射的にビッグデュオはガイアを掴んでいた手を離す。 放たれたビームが空を切る。同時に、空へと跳ぶガイア。 その獣の姿が、別の形――人型へと変わりつつあるのが見えた。 (変形するか!そうはいきますかって!) 元整備兵だったタスクの眼力は伊達ではない。 目の前の機体が何らかの変形機構を秘めていたことは先刻お見通しだ。 接近戦を行いやすい人型となって、体勢を立て直すか。 それを阻止すべく、牽制として巨人の豪腕を大きく振り回した。 その瞬間、ガイアの全ての動きが停止した。 「え……!?」 「なっ……!?」 完全に無防備となったガイアに、ビッグデュオの豪腕が炸裂する。 それが決まり手となって、戦いはあっさりと終わりを告げた。 ガイアは、まるで壊れた人形のように地面に叩きつけられ、そのまま動かなくなる。 「や、やべぇ!まともに入っちまった!!おい、大丈夫か!?」 元々殺す気などなかったこともあり、タスクは慌てて声をかける。 ガイアは変形途中の不恰好な形態のまま、微動だにしない。 (なんてこった……コックピットを潰しちまったのか……!?) しかし、タスクの心配は杞憂に終わる。 「う、うぅ……いたたた……」 「あ、よかった。生きてたか~」 ガイアの外部スピーカーから少女の声が聞こえ、タスクは胸を撫で下ろす。 声の調子から察するに、大した怪我はないようだ。 やがて、動かなくなったガイアがガチャガチャと動き始める。 「う、うそ!?なんで、どうして動かないの!?」 獣から人へ変わる途中段階の状態のまま、もがくように タスクは相手の機体の不備を察した。 (もしかして……) 変形機構に異常個所があり、まともに作動しなかったのだろう。 考えられるのは、最初に放った巨大ドッスン落としだ。 相手の行動を封じるつもりで放った一撃だが、なにせこの重量だ。 その際のショックで変形機構がいかれてしまった、と考えるべきか。 そんな状態で無理に変形を試みたがために、動作不能に陥ったと思われる。 機体の動きを止められたという意味では結果オーライ……だろうか。 動作不能で済んだだけマシだ。ビルトラプターのような爆発事故を起こすよりは。 だが、このまま放置しておくわけにもいかない。 少女はこの状態のままでも、無理に機体を動かそうとしている。 下手に動かされて武器を暴発でもされたら、そこから機体の爆発を引き起こしてしまうかもしれない。 「よし、待ってろお嬢ちゃん。すぐそっちに行くからな」 「やだ、近寄らないでよ!!」 歩み寄ろうとするビッグデュオに、プルは怯えを含んだ声を上げ始める。 やはり、まだ年相応の女の子か。 今しがた自分を殴った怖い巨人が迫ってくるのだ、無防備な状態のまま待つのは辛かろう。 「来ないで!ジュドー!!助けて、ジュドー!!」 外部スピーカーを全開にしているせいか、プルの悲鳴が大音量で周囲まで響き渡った。 耳を劈くような甲高い悲鳴に、思わず耳をふさぎたくなる。 「あー、もう!これじゃこっちが悪者みたいじゃねぇかよ!」 そう……確かにその通りだった。 この一場面だけを切り取れば、助けを求める少女を襲っているように見えなくもない。 そして。 何と間の悪いことであろうか。 ものの見事に、これを勘違いした輩がやってきてしまった。 「待て待て待てぇぇぇい!!その悪逆非道、許さぁぁぁぁぁん!!!」 閃光、爆音。燃える森。 他の参加者が、殺し合いを始めてしまった合図だ。 それを見つけながら、黙って立ち去るダイゴウジ・ガイではない。すぐさま現場へ急行する。 そして現場にたどり着いてみれば、響き渡るは助けを求める少女の悲鳴。 少女が乗るのは、傷つき倒れた獣のような小さな機体。 そんな無力な少女に今にも襲い掛からんとする、赤く禍々しい巨人。 一目瞭然。正義と悪との識別完了。 「悪党め!!このダイゴウジ・ガイが相手になってやるぜ!!!」 ガイは少女を救うために、巨人に戦いを挑む。立ち上がれ、ゲキ・ガンガー3! 先手必勝、赤い巨人に攻撃を仕掛けた。これで少しでも自分に注意を向けられれば儲けものだ。 「な、なんだぁ……うおっ!?」 新手の乱入に戸惑う余裕も与えてくれず。いきなり放たれたビームに、被弾するビッグデュオ。 「くそ、殺し合いに乗った奴か!?やべぇ!」 ビーム砲によるダメージはさほどではない。 ビッグデュオの機体性能を生かせば、新たな敵機と渡り合うことも可能だろう。 だが問題はガイアだ。動かなくなったガイアは格好の的でしかない。 タスクはプルを庇うために、機体を盾にするべく巨人をガイアのもとへと移動させる。 が、その行動もまた新たな誤解を呼ぶことになった。 「あーっ!?てめぇぇ、少しは空気を読まないかぁぁぁ!!」 どこまでも非道なその振る舞いに、ガイは叫んだ。 自分を無視して、あくまでも少女を殺さんとする悪しき巨人……どこまでも許し難い。 ゲキ・ガンガー3のスピードを全開にして、ガイもまた少女の下へと駆けた。 しかし、これはまずい。距離が離れすぎている。 この距離では、自分のゲキ・ガンガーより先に巨人が少女のもとにたどり着いてしまう。 それを許せば、終わりだ。 心無き殺人者により、あの機体諸共少女の命が失われることになる。 あのヴィンデルにより首を爆破された、仮面の男のように。 「くっそぉぉ!!間に合えぇぇぇぇぇぇ!!!」 さすがのガイにも、焦りを表情に滲ませずにはいられなかった。 唯一の飛び道具を巨人に向けて撃ちまくるも、非力なビーム砲では巨人の足止めすら叶わない。 だがそれでも、たとえ悪足掻きに見えようとも、ガイは諦めることはない。 「うおおおおおおおおおおおおお!!!!届け、ゲキ・ガンガー!!! ゲキガン・パァァァァァァァァンチ!!!!!」 無我夢中で、機体の拳を前へと突き出す。 その時、不思議なことが起こった――! ガイの、ゲキ・ガンガーを信じる愚直なまでに純粋な魂の叫びに応えたのか。 ゲキ・ガンガー……否、ソーラーアクエリオンの新たな力が解き放たれる。 突き出された右腕に、奇跡の力が宿った。 腕が――伸びたッ!! 「ウソやっ!?」 その変化に、タスクは我が目を疑った。 アクエリオンの腕に新たな関節が凄まじい勢いで次々と増殖していく。 その拳は真っ直ぐに、ビッグデュオのいる場所へと迫ってくる。 ありえない光景に、一瞬、タスクは防御を忘れた。 だがこのタイミングで、隙を見せることは致命的―― 「が……っ……!?」 コックピット内部に、激しい衝撃が襲い掛かる。 アクエリオンの拳が、ストレートにビッグデュオの胸部を捉えていた。 しかし、それだけには留まらない。 「そのまま……いぃぃぃっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」 腕はさらに際限なく伸び続ける。 その拳に巨人を捉えたまま、真っ直ぐに伸び続ける。 腕の関節が無尽蔵に増殖を繰り返し、猛烈な勢いで。 ビッグデュオ諸共、ただひたすらに拳は飛んでいく。 どこまでも、どこまでも、どこまでも―― 「ぐああぁぁぁあぁああああああばばばばばばばばばばばばばばばっっっ!!!!」 既にビッグデュオはバランスを崩し、その身の全てをアクエリオンの拳に任せていた。 放たれる拳の勢いのままに大地を抉りながら、ただひたすら猛烈な勢いで後ろに押し流されていく。 無論、それに伴いコックピット内に響く衝撃は、半端なものではない。 (どこまで!?どこまで伸びるんだ、こりゃあ!?) このまま世界の果てまで押し出されそうな錯覚すら覚えた。 それに抗うべく、揺れるコックピットの中で操縦桿に手を伸ばす。 視界が、焦点が定まらない。それでも、懸命に手を伸ばす。 そして、ようやく操縦桿に届いた、その時。 一際大きな衝撃が、ビッグデュオに襲い掛かった。 「がはぁっ!!」 タスクの視界が暗転した。 身体が一瞬宙に浮き、上下感覚がなくなる。 直後、コックピットがひしゃげるような轟音が鳴り渡り。 全身がバラバラになるかのような振動が響いて―― ――静寂が訪れた。 コックピット内の振動も止まった。 そこで、タスクは後退がようやく収まったことを知る。 朦朧とする意識の中で、タスクは見た。 巨人の胸に突き刺さっていた拳が離れ、伸びた腕がそのまま逆戻りしていくのを。 * * * * * * * * * * * 「おぉ……す、すげぇ……」 伸びた腕が帰ってくる。やがて腕は元の長さまで戻り、何事もなかったかのように元の鞘へと収まった。 ソーラーアクエリオンの腕に起きた突然の変化には、ガイ自身も呆気に取られるほかなかった。 まるでマンガだ。常識で考えられることではない。 「すげぇ……腕が伸びやがった!すげぇぞゲキ・ガンガー!」 もっとも、彼はそんな細かいことにとらわれる人間でもないが。 テレビで見ていた本物のゲキ・ガンガーとは毛色こそ違うものの、これは間違いなくゲキ・ガンガーだ。 彼が憧れ、待ち望み、求めていたスーパーロボットに他ならなかった。 否応なしに、興奮が彼の身体を駆け巡る。だが、それに浸っている場合ではない。 倒れた、黒い獣のような人のような機体――ガイアガンダムに、視線を移した。 「助けて……くれたの……?」 アクエリオンを見上げながら、プルは呟いた。 「なんで……?みんな殺さなきゃいけないのに……ジュドーにだって、会えない……」 「心配するな!君はそんなことをする必要はない!全ては俺に任せておけ!!」 呆然と呟く少女に、ガイははっきりと言ってみせた。 根拠のない自信と言動、だがそれも時として頼もしさとなることもある。 「このバトルロワイアルなんて、俺がぶっ潰してやる! そして君も、そのジュドーって奴に会わせてやるさ!」 「ジュドー……に……?」 特に、こういう殺し合いの場では。死の恐怖を経験した直後の、幼子の場合には。 「俺はガイ……ダイゴウジ・ガイだ。君は俺が守ってやる!」 「ガ……イ……」 その言葉を最後に、少女は気絶したようだった。緊張の糸が切れたのだろう。 (大した怪我もないようだし、しばらく寝かせておいてやるか) 少女を襲っていた赤い巨人は、ゲキガンパンチで遠くまでぶっ飛ばした。だが、倒したという確証はない。 もし生きていたなら……それを放置しておくわけにはいかないだろう。 助けを求める無力な少女を、容赦なく殺しにかかるような外道だ。新たな犠牲者が出る可能性は否定できない。 「心無き悪党め……しかぁしっ!!このダイゴウジ・ガイがいる限り、お前の好きにはさせん!」 巨人を吹っ飛ばした方角に向けて、ビシッと指をさし宣言する。 続いてその指を空へと向け、この状況を見て楽しんでいるであろう諸悪の根源へと叫んだ。 「そして見ていろヴィンデル・マウザー!!お前達の思い通りにはならん!! 悪の野望は俺とゲキ・ガンガーが打ち砕いてやるッッ!!!」 朝日をバックに、勝利を誓う男。なんと頼もしい姿だろう。 眠る少女の近くで大声出すのはどうかとは思うが、それは抜きにして。 弱きを助け、悪党どもを挫く。これこそまさしくヒーローの姿。 実は殺し合いに乗っていたのはプルで、最初に仕掛けたのも彼女で。 タスクはそれにも関わらず、彼女を助けようと頑張っていたわけだが…… そんなことはガイが知る由もなかった。 世の中は無情である。 【ヤマダ・ジロウ 搭乗機体:ソーラーアクエリオン(創聖のアクエリオン) パイロット状態:絶好調 機体状態:良好。エネルギー少量消費 現在地:E-2 第一行動方針:目の前の女の子を助ける。 第二行動方針:仲間になってくれる参加者を探す。 第三行動方針:女の子をジュドーとかいう奴に会わせてやる 最終行動方針:打倒ヴィンデル! 備考1:アクエリオンをゲキ・ガンガー3と名付けた。 備考2:エレメントシステムについての説明はちゃんと目を通していない 備考3:タスク(ビッグデュオ)を危険人物と認識しました】 【エルピー・プル 搭乗機体:ガイアガンダム(機動戦士ガンダムSEED DESTINY) パイロット状態:気絶 機体状態:変形途中形態のまま一時的な行動不能。多少の損壊。 現在地:E-2 第一行動方針:……(気絶中) 最終行動方針:なんでもいいのでおうちに帰る(正直帰れれば何でもいい) 備考:名簿は見てなく、ジュドーがこちらにいることに気づいてません】 【1日目 07 30】 さっきのあの子、今頃あのロボットにやられちまってるだろうか。 そう考えるだけで、俺の端正な顔が悔しさに歪む。 助けてやれなかったどころか、今じゃ自分の命の危機ときた。情けないったらない。 でも、だからと言ってこのまま燻ってる場合じゃねぇ。 全身に響く痛みに耐えつつ、俺は状況確認のために機体を操作していた。 コックピットを中心にダメージこそあれど、ビッグデュオは問題なく動くようだ。頑丈なこった。 ただ機体は平気でも、中にいる俺自身のダメージは無視できるもんじゃなかった。 あばらが完全にいっちまってるのは間違いない。他にも身体を動かすたびに、各所から悲鳴が上がる。 頭からも軽く出血してるみたいだし……こいつは少し動いただけでも結構な苦痛だ。 まだ始まったばかりだってのに、いきなりなんてザマだ。 モニターにマップが映し出され、現在位置が表示される。 どうやら今いる場所はD-1……ちょうど灯台の真下にいるようだ。 無限に続くかと思われたあのズームパンチが止まったのは、灯台にぶつかったせいだろう。 ……ってちょっと待て。D-1って何だ、俺がさっきまで戦ってたのはE-2だったはずだぞ。 この地図を見る限り、1エリアの対角線に近い距離を押し出されたことになるわけだが。 ……。 待て待て待て。おかしいだろ、これ!一体どんなトリックだ!? 1キロ2キロの距離じゃないんだぞ!?そんな長い距離を腕が伸びたってのか!? どういう構造してるんだ、さっきのロボットは。ラージじゃないが、解体してみたい衝動に駆られる。 あるいはマシンセルのようなナノマシンの類か?いや、斬艦刀だってあそこまでメチャクチャじゃないぞ。 それとも修行したらロボットでもここまで伸ばせるものなのか。帰ったらラーダさんに聞いてみよう。 今までいろんな非常識を見てきたし、滅多なことでは驚くまいと思ってたが……ありゃあ規格外だぜ。 苦笑いしながら、シートに深く背を倒す。 正直、よく生きていられたもんだと思った。この悪運、キョウスケ中尉とタメ張れるかもな。 だがその悪運も、後に続かなければ消え失せるだけだ。 もしこの後、さっきの腕が伸びるロボットの追撃を受ければ。 そうでなくても、殺し合いに乗った奴に見つかれば……それで俺は終わりだ。 または、このまま誰にも見つからず放置されて、このエリアを禁止エリア指定された日には…… 畜生、ネガティブなこと考えてるうちにだんだん眠くなってきやがった。 ――あれ?嘘だろ?意識が沈んでいく。 死ぬのか?まさかこのまま、死んじまうのか?俺は。 俺の人生、こんなので終わりだってのか?冗談じゃねぇぞ。 こんなわけのわからない所でわけのわからないままわけのわからない攻撃で殺されてたまるか。 まだやり残したことが山ほどあるんだ。 だってのに、身体にろくに力が入らない。 ちくしょう……目の前が霞んできやがった―― 俺が死んじまっちゃぁ…… あいつ、泣いちまうんだろうなぁ。 ちくしょう。 俺は、まだ、あいつに―― レオ――ナ―― 「聞こえる!?これに乗っている人、生きているなら返事をなさい!」 ……っとと。聞き覚えのある声が、突然耳に届いた。 どうやら、俺の悪運はまだ消えていないらしい。 モニターに、見慣れない機体が映っていた。だが、俺の中に不安はない。 見つけてくれた。それも、何より心強い仲間に、だ―― 「あ……ヴィレッタ姐さんじゃないスか」 「その声……タスクなのね!?」 安堵の溜息が思わず漏れた。自分の中の緊張の糸がプチプチと切れていくのがわかった。 この人が見つけてくれるとは、本当についている。 「ハハ……すいません、ちょっと自分でろくに動けない状態でして」 「大丈夫!?すぐそっちに向かうわ!」 「お手間かけるッス」 それだけ言って、もう一度シートに身を任せた。 安堵に任せて、徐々に意識が遠ざかっていく。 程なくして、ハッチが開いた。そこから、ヴィレッタ隊長が入ってくる。 「タスク!」 「へへ、助かりましたよ姐……さ……!?!?」 驚愕の光景が、俺の目に飛び込んできた。 何が凄いって――姐さんの格好だ。 これは何だろう、水着かボンテージか。 露出度が異常に高いそのスーツは、透き通るような白い柔肌を惜しげもなく晒し、 モデル並みに整ったボディラインをこれ以上ないほどに魅せていた。 この上黒い色がまた、何ともいえぬ大人の妖艶な雰囲気を醸し出している。 引き締まったウェストにヒップ……そして豊満で且つ形の整ったバストは、 それを支える下着を着けていないのか、挑発的なまでに揺れていた。 ついでに言うなら、少し赤みのかかったコックピット内の明かりが、 その艶かしいボディをさらに妖しく引き立てていた…… う…… うわぁ。 こ、これは、なんというか……ものすごいものを見てしまった。 いや、つーか……何やってんスか、姐さん。 一体何考えてそんな格好を。 言葉が出てこない。 頭が真っ白というか、真っピンクというか――あれ――? 意識が遠ざかっていく。 待て、もう少し耐えろ俺の意識よ! まだ全然堪能してねぇ!あと少し、あと少しだけ持ってくれ俺の命!! こんな素晴らしい光景を前にして、俺は何もできずに死ぬっていうのか!? くっ…… 無念…… タスク・シングウジ、一生の……ふか……く―― 実に幸せそうな表情のまま、タスクの意識は闇に堕ちていった。 ――ところで、本人はもっともらしくシリアスを気取っていたようだが。 彼の怪我は確かに軽くはないが、別に 命 に 別 状 は な い ことだけ付け加えておく。 【タスク・シングウジ 搭乗機体:ビッグデュオ(THE BIG・O) パイロット状態:気絶。全身強打、あばら骨数本骨折、頭部より出血 機体状態:コックピット周辺部にダメージ 現在位置:D-1 灯台下 第一行動方針:姐さんの姿を……もう一度……ッ(気絶中) 第二行動方針:仲間になってくれる参加者を探す。 最終行動方針:殺し合いには乗らず、仲間と合流して主催者を打倒する】 ヴィレッタ・バディムは、かつて地球とエアロゲイダーの二重スパイとして活動していた過去がある。 スパイは、的確な状況分析力と判断力を要する。目先の感情だけで動くなど論外。 刻一刻と変化する状況を正確に掴み、立ち回る。でなければ、自らの身に危機が降りかかる。 そうした彼女の能力はスパイ活動のみならず、SRXチームの隊長職においても遺憾なく発揮されていた。 ……では、そんな優秀な彼女の視点から見て、このバトルロワイアルはどうだろうか。 最後の一人になるまで殺し合えと言われた。 しかも自分には、二回目の放送までに二人殺さなければ死、というさらなる枷が加えられている。 そして嵌められた死の首輪。 果たして、この状況下まともでいられる人間がどれだけいるだろうか。 恐怖に駆られ、暴走する者も出るであろう事は、想像に難くない。 ――それは、ヴィレッタ自身にも当然、同じことが言える。 殺し合いに乗った相手を潰せれば、それに越したことはない。 だが、この厳しい現実を考えれば、理想でしかないことは確かだ。 本気で自分が生き延びるならば……その手を血に染める覚悟はしなければならない。 そして、彼女にはその覚悟はあった。 ――では、仲間を殺す覚悟はあるのか? 目の前に、タスクが倒れている。随分と幸せそうな寝顔だ。 見た限り、命には別状はないようだ。しばらく入院でもすれば、すぐに復帰できる程度の怪我だろう。 だがそれは満足な医療施設が整っている環境にあっての話だ。 少なくとも、この過酷な状況の中で三日やそこらで治るような浅い傷でもない。 これから先の戦い。そう、シャドウミラーを相手に共に戦うにしても。 怪我の具合から考えて、戦力として数えるのはあまりに厳しいものがある。 酷なようだが、今後は彼は戦力外……足手まといとなる可能性が高いと言わざるを得ない。 ――逆に言えば、今の彼なら容易に殺すことができる。 (――ッ!?) 自らの思考の中にチラチラと混じるノイズを振り払う。 だが、彼女は冷静な判断力を兼ね備えていた。 だからこそ、彼女の思考はある一つの選択肢へと導かれる。 早く人を二人殺さなければ、自分の命はない。 そして、目の前には、容易に殺せそうな命が一つ。 そこから導き出される選択肢は―― ――チャンスは逃すな。そうそう、訪れるものではない。 (私は……何を馬鹿なことを……!?) 断っておくが、別に彼女は薄情なわけでも、命惜しさに心が屈しかけているわけでもなんでもない。 ただ、情報分析を冷徹に行える彼女だからこそ、その選択肢に辿り着いた。 あくまで現在の状況を正確に踏まえた上で挙げられた、数ある手段の一つにすぎない。 当然のように、その選択肢をすぐに却下した。 元より、彼女はそんな選択肢など選ぶつもりはない。 死ぬ気などないが、かといってかけがえのない仲間を殺して自分だけ生き延びようなどとは思わない。 ――そこまでの覚悟もない。 かつて仲間を欺き続けてきたことに対する負い目は、彼女の心の奥底に、今なお燻っているのだから。 だが、しかし――? バトルロワイアル。残酷な殺人ゲームは、絆を破壊し、人を狂わせる。 ヴィレッタとて、それは決して例外ではない。 「……疲れているのかしら、ね……」 首の薄皮一枚を隔てて伝わってくる死の感触は、酷く冷たかった。 すぐには、慣れそうにない。 【ヴィレッタ・バディム 搭乗機体:ガルムレイド・ブレイズ(バンプレストオリジナル) パイロット状況:DFCスーツ着用、ちょっと恥ずかしい 機体状況:良好 現在位置:D-1 灯台下 第一行動方針:タスクの救助 第二行動方針:ギリアムを探し、シャドウミラーについての情報を得る。 第三行動方針:出来る限り戦闘は避け、情報を集める。戦いが不可避であれば容赦はしない。 第四行動方針:ノルマのために誰かを殺害することも考えておく。 第五行動方針:そう、誰かを……? 最終行動目標:生き残って元の世界へ帰還する】 ※参戦時期はOG外伝終了後。 【1日目 07 40】 BACK NEXT 042 破滅を望む者、破滅を呼ぶ物 投下順 044 3+14=?? 041 サバイブ 時系列順 034 さらなる迷走 BACK 登場キャラ NEXT 003 レッツゴー! アクエリオン! ヤマダ・ジロウ 074 The Hero 013 巨人と獣と人間と エルピー・プル 074 The Hero 013 巨人と獣と人間と タスク・シングウジ 066 儚くも永久のカナシ 031 JOKER 7 ヴィレッタ・バディム 066 儚くも永久のカナシ
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楽のリアs☆ 通称:コック長殿!?w 最近よくお会いしますね^^ これからもよろしくです^^
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18: ホワイトベアー :2021/10/26(火) 21 52 00 HOST 163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp Muv-Luv Alternative The Melancholy of Admirals 小ネタ 1984年 主要国 戦術機 アメリカ・西欧諸国編 アメリカ合衆国 陸軍 ◾F-20 タイガーシャーク アメリカ合衆国の主力戦術機であるF-1 カゲロウの後継機を求める米軍の要求を得て、初の国産戦術機としてF-105を開発し、F-1のライセンス生産も行っているカモミールと、F-2及びF-5のライセンス生産を行っているボーイングが共同で開発した第三世代戦術機。 もともと、米陸軍はF-1 カゲロウの後継機としてはF-3 シンデンを、F-2 シラヌイの後継機として三菱とロッキード・マーティンを中心として国際開発が進められている第3世代戦術機であるF-35 ライトニングⅡを採用する予定であった。しかし、アクティブ・ステルスの技術が国外に流出する事を嫌った帝国議会がF-3及びF-6をフルスペックで輸出する事を規制したことを受け、対日依存度を減らしたい米国国防総省の一派と、売上を上げる事を狙う戦術機メーカーが熱心に国産戦術機の開発を訴えたことで開発された。 本機はカモミールが主導する形で開発された事から、F-105と同様の小型・軽量で運用・維持が比較的容易な機体と言うコンセプトの基に開発されている。その一方で、M3Sやオペレーション・バイ・ライトなどの最新技術の導入を前提として設計が施されており、さらに新素材を使用したより軽量な複合装甲により機体の重量を増加させ機動性や運動性を損なうことなく防御力の向上が図られている。 当然ながら各種センサーやアビオニクス等の電子装備も最新のものが搭載されており、従来機よりも遥かに索敵・目標補足能力や操縦性も強化されている。また、跳躍ユニットにはゼネラル・エレクトリック社が独自開発した小型・高推力のエンジンであるF404-GE-100を搭載しており、これもF-105譲りの極めて高い運動性や運動性の獲得に一役買っている。 コスト、兵装積載能力、作戦稼働時間、機動性及び運動性のバランスが極めて良好で、遠距離砲撃戦や機動砲撃戦から近接格闘戦まで多様な任務に投入可能な多用途戦術機として完成した本機であるが、その一方で突出した面の少ない無難な機体特性となっており、口さがない衛士からのは「特長がないのが特徴」とも揶揄されている。 1984年より実戦配備が開始された最新鋭機であり、第65戦闘教導団を始めとした米本土内の教導団では配備が進んでいるものの、現状はいまだに一般部隊では未だに配備された部隊はない。そんな状態ではあるが、EF-2 ミラージュに対抗するために欧州連合諸国にEF-105トーネードの後継機として積極的に売り込まれている。 主なバリエーション F-20A 初期生産型。初期不良の洗い出しの為に教導部隊に配備が進められている。 欧州連合 ◾EF-105E/G/I IDS トーネード 西欧諸国の依頼を受け、アメリカ合衆国で開発されたF-105 フリーダムファイターを基に西欧諸国向けにカモミールとボーイングが共同で開発し、英独伊三カ国が共同出資したパナヴィア・エアクラフト社(現ユーロファイター社)がライセンス生産している第1世代型戦術機。 F-105を母体としているものの、STOL性や、運動性に加え、最高速度を向上させるために跳躍ユニットには可変翼機構を搭載しており、主機自体も稼働時間の短いJ85-GE-5ではなく専用に開発されたRB199-34Rを搭載している。 また、機体制御システムとしてオペレーション・バイ・ワイヤが一部に採用されており、制御OSも日米の運用する第2世代戦術機用の機体制御OSであるM2Sを採用。 これらにより本機は第1世代機の改修機でありながら第2世代機に準じた機動性と運動性を有しており、さらに兵装制御システムや各種センサーの能力向上と肩部ウェポンラックの増設が行われ、第1世代機では運用不可能なミサイルコンテナの運用が可能となっている。 IDS(阻止攻撃型)の名の通り、砲撃戦を主体とした日米に近いドクトリンの下に設計されている本機であるが、レーザーヤークトにも投入可能なように両前腕部にスパーカーボン製の可動式ブレードベーンを、脚部及び跳躍ユニットには戦車級を意識して固定式ブレードベーンなどの固定武装も追加装備可能なようにしている。 また、通信能力と探知能力向上の為に頭部通信アンテア及び前方赤外線監視装置が日本製のF-104のものに換装されており、消費電力の増加や主機出力の増大による稼働時間の低下を起こさぬように脚部の延長と大型化が図られている。 これらの改装により本機は、安価な第1世代機を母体としながらも第2世代機に匹敵する機体性能を有する有力な戦術機となり、1979年には実戦配備が開始されると、F-104を超える軽快な運動性と高い多任務汎用性、第2世代期に匹敵するポテンシャルの高さにより欧州連合やエジプトなどアフリカ諸国で主力戦術機として運用されることになる。 19: ホワイトベアー :2021/10/26(火) 21 52 39 HOST 163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp 主なバリエーション イギリス EF-105E イギリス陸軍向けのトーネード。基本的にコックピットに湯沸かし器がある。 EF-105E GR.1 イギリス陸軍がレーザーヤークト用にFE-105Eを改装した機体。近接格闘戦を可能とするために固定兵装が追加装備されている他、背部兵装担架を長刀が搭載可能なものへと改装されている機体もある。コックピット内の湯沸かし器は健在。 EF-105E GR.2 BETA支配地域に単独もしくは少数で侵入し、現地地域やBETA群の情報を収集する偵察任務用のバリエーション。肩部ウェポンラックに音紋観測用機材と振動感知センサーを搭載し、頭部ユニット通信アンテアを換装し通信機能を強化、推進剤容量の増大による航続力の延長が図られている。 主にUAV(無人偵察機)の不足を補うための戦術偵察に用いられたが、広域データリンクによる戦域管制が不十分だった場合には簡易管制任務に就く事もあるので複座型機となっている。 EF-105EN イギリス海軍向けの機体。戦術機母艦として改造されたインヴィンシブル級やジブラルタル級、クィーン・エリザベス級などで運用されている。 EF-105I イタリア陸軍向けの機体。山岳部が多いイタリアでの使用が前提のため、NOE(匍匐飛行)能力が重視されている。 EF-105G 西ドイツ軍向けの機体。コックピットに湯沸かし器がない以外はE型と同様。なお、スペインやオーストリア、オランダ、デンマークなど西ドイツ以外の欧州西側諸国にも輸出され、主力機として配備されている事から欧州標準戦術機とも呼ばれている。 EF-105 VTN レーザーヤークト用の機体。紅茶用の湯沸かし器がコックピットにない以外はEF-105E GR.1と同様の機体となっている。 ◾J-35 ドラケン アメリカで開発されたF-105フリーダムファイターを基に、サーブ社がライセンスで国内開発した第1世代戦術機。 山がちな地形であるスカンジナビア半島での運用を前提としており、山間部でのNOE(匍匐飛行)能力と、それを補佐するための地形追随レーダー類の能力が重視されている。そのために跳躍ユニットの主機をJ85-GE-21Aからより出力の高いRM6Cに変更、機体制御システムを山間部での匍匐飛行を適正に行うための姿勢制御能力重視の独自のものに変更している。 兵装麺では日米で運用されているミサイルコンテナを使用できるように兵装制御システムや各種センサーの能力向上、肩部ウェポンラックの増設が行われている他、長刀用に開発された背部兵装担架、近接格闘戦を重視する運用思想に対応した各関節とマニュピレータの強化が行われている。 20: ホワイトベアー :2021/10/26(火) 21 56 35 HOST 163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp ◾EF-2 ミラージュ 三菱重工が開発した第2世代戦術機であるF-2A/B 不知火を基にフランスのダッソー社と三菱重工が共同で開発した第2世代機。 小型・軽量ゆえの高い機動性と運動性、素直な操縦性、さらに月面戦線での戦訓を活かした多任務汎用性と各性能のバランスの高さを備えたEF-105 IDS トーネードの登場は、他国の戦術機メーカーを見下していた日本の戦術機メーカーを驚愕させた。無論、EF-105の性能は帝国各軍にて活躍する日本製第2世代戦術機と比べると劣るものであるが、それでも帝国がアフリカ諸国や南米・アジア各国に輸出しているF-104と比べると遥かに勝っていたのだ。 このままでは海外市場を奪われかねないと考えた日本の戦術機メーカーと、欧州連合とは離れた正面装備の確保によるある程度のフランス軍の主体性の確率を望むフランスのダッソー社が共同で開発したのが本機である。 本機は不知火の問題の1つであった小型故の稼働時間の短さや長躯進攻能力の欠如を補うべく、機体各部に出力効率が高く消費電力が少ない新開発のパーツが組み込まれ、跳躍ユニットの主機も石川島播磨重工が開発した高出力低燃費を特徴とする最新のF110-IHI-132(フランス名アター9B)を搭載している。加えて、さらなる稼働時間の延長の為に肩部装甲ブロックと脚部の延長と大型化による推進剤容量の増大が図られている。 また、日本陸軍と国防総省技術研究本部が共同で行った先導技術実験機計画の機密データの開示が許可された事により、ナイフシーケンスが膝部から腕部に移されるなど機体形状もより空力形状が改善し、近距離格闘戦能力が向上している。 これらの改良により第2.5世代機としての性能を獲得した本機であったが、そのコストはEF-105を超えてしまい、さらにアメリカが第3世代機であるF-20を売り込んでいたことでフランスや東ドイツ以外の欧州諸国には売れなかった。 しかし、中東戦線を担当するオスマン帝国軍やイラン帝国、イラク共和国などの中東諸国では高い機動性と運動性、近接格闘戦能力と比較的安いコストにより主力機として採用された他、南アフリカ共和国を筆頭としたいくつかのアフリカ国家が配備をしている。 また、本機の開発データは帝国陸軍で採用された他、東アジアや東亜連合でも主力機として採用されている三菱F-2C/Dの開発にも流用され、さらにフランス国産第三世代戦術機であるダッソー・ラファールの開発にも大きく貢献する。 主なバリエーション EF-1A 陸軍向けの単座型 EF-2B 陸軍向けの複座型 EF-2M 海軍向けの単座型 EF-2N 海軍向けの複座型 EF-2R 偵察型。肩部ウェポンラックに音紋観測用機材と振動感知センサーを搭載し、背後のウェポンラックにも各種センサーが搭載されている。 21: ホワイトベアー :2021/10/26(火) 21 57 26 HOST 163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp 以上、欧米西側諸国製の戦術機紹介となります。wikiへの転載はOKです。