約 632,155 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2180.html
午後11時半。俺は友人と交代し同僚と二人で監視を行っていた。 俺がベッドの準備をしている横で、同僚は今現在のゆっくり達の動きを観察し記録を取っていた。 れいむ親子は先ほどの子供とまりさの死がよほど堪えたのか、未だに泣きわめいている。 ところどころで俺たちに死ねだのなんだの言ってるようだ。確かに俺達が悪いのだが・・・というか教授が一番悪くね? ぱちゅりーとありすの夫婦はガンガンに押しつぶされて死んだ赤ぱちゅりーの帽子を大事そうに加えていた。 おそらく形見なのだろう・・・しかしあいつも中々ひどい事をする。俗に言う虐待お兄さんの素質があるのかも知れない。 れみりゃザウルスと親ふらんの夫婦は、今のところ誰も眠っていない。 しかしそれも時間の問題だろう。本来は夜の方が活発に動く種類だが、昼間にあれほど遊んで食べて、そのうえプールでゆっくりしたのだ。 尋常じゃない睡魔に襲われているのだろう。現に赤れみりゃなど、3分おきに親ふらんに殴られて辛うじて寝ていない状況だ。 胴なしれみりゃとまりさの方だが意外とこの状況を楽しんでいる。独り身のせいもあるのだろうか? 全体的に見ると、大人はまだ多少余裕があるようだ。これなら二日目までは持つだろう。 そんな事を考えながら、俺は防音素材を使ったケースにクッションを詰め終えた。一匹一匹専用のベッドを作ってやっているのだ。 全部自作である。れみりゃなど大きいのも居るため中々大変だった。中の状態を把握するために、正面だけは透明のアクリル板にしなければならないので あんまり防音の意味がない気がするのが不満な点である。。 そうして完成したベットを中央に並べた。同僚は暗視カメラをセットしている。 とりあえず俺はゆっくりたちをその中へ一体一体ずつ入れた。その時に口をテープで縛るのを忘れない。 ピッチリ入っているため、れみりゃ達は手を動かせない。取る心配もなかろう。 入れ終わった箱にはガチャリと鍵を閉める。これでゆっくり達が出ることは不可能である 「ゆゆ!なにちゅるの!れいみゅおかーしゃんとおねむするにょ!!」 「うー!うー!」 「れみりゃのえれがんとなあかちゃんにさわるな~~たーべちゃーうぞー♪」 「なんであかちゃんとはなればなれなの!いっしょにゆっくりするよ!」 「ここはせまくてうごけないんだせ。」 「ざぐやぁぁぁ!!!せまいどぉー!!!」 そんな事をおそらく言っているのだろう。ゴモゴモしか聞こえないが箱の中で喚いている。 「明日の朝までゆっくりしてね!!!」 そういって明かりを消し部屋から出る俺達。そして隣の部屋に行き、そこで複数のモニターから様子を見る。 「そういや○○さん、なんでこの部屋からにしなかったんすか?楽なのに。」 「キモかわいいって言うのか?あいつ意外とそういうの好きみたいなんだよな。本人は自覚してないけど。」 「の割には酷い殺し方さらっとしますよねあの人。まあ俺は趣味でやってますが。」 そんな中身の無い会話をしながらモニターを観察していた。 しかしこれはこれで中々面白い。今まではみんなで眠気と戦ったが、これから数時間は一人で戦わなければならない。 箱はゆっくりの大きさに合わせているので身動きが取れない。誰も喋らない。そしてベットは自然界ではありえないだろうフカフカなのだ。 ここからは純粋に我慢対決である。 胴なしれみりゃとまりさはベットの中でゆっくりしていた。寝ることはできないので、寝ない程度にではあるが。 体力的にいえばまだ余裕はあった。それに加えてまりさは日中、胴無しれみりゃとある作戦を考えた。 (まりささまはこんなあぶないばしょにはいないんだぜ・・・さっさとぬけだして、ありすあたりとすっきりーするんだぜ) 代り映えしない暗闇を見ながら、考えごとに熱中していた。自分たちは徹夜など余裕だと信じて。 末っ子の赤れみりゃは暇で暇で仕方なかった。身動き取れない箱の中にいれられ、見えるのは目の前の暗闇ぐらいなものである。 「うう・・・つまらないんだどぉ~!まんま~♪ぱぱ~♪ふらん~♪・・・・・」 無論読んだところで反応はない。そもそも言えてすらないので「んんん~」といったセリフにしかなってないが。 ただ寝てはいけないというのは分かっていた。自分もあまあまみたくなりたくない。 しかし眠気は容赦なく襲ってくる。瞼がひどく重い。頭もボーっとしている。先ほどはまだ姉妹や親と一緒だからなんとか我慢できた。 しかし一人で何も出来ない空間に置かれたのだ。 (うー・・・れみりゃはねないんだぉ・・・こうまかんのおぜうさ・・まは・・) 強く強く思っても襲ってくる睡魔。もはや抗う方法はないかと思われた矢先、ある事を思いついた。 れみりゃは頭を左右に大きく振り始めた。狭い箱の中なので揺さぶるたびに、「ドン!」と音が響く。同時に痛みが襲いかかってくる しかしそれが狙いだった。こうして痛みを感じていれば眠くならないだろうと踏んだのだ。 実際それなりには有効だった。一時的にならばの話だが。 それを数時間もやるとなると話は変わる。30分もしないうちに赤れみりゃの頭には大きなコブが出来ていた。少しでも触れれば 激しい痛みが襲ってくる。さらに、長時間首を振り続けたせいか酔い始めた。 (ぎぼぢわ゛る゛い゛い゛い゛どぉ~みゃんみゃ~だづげでーーうっ!うげろげろげろげろ) そうしてついに吐き出す赤れみりゃ。しかし口はテープで塞がれているため、結果的に口の中に大量の臭い肉まんが残ることになった。 (ぐざい゛い゛ーーー!!!ざぐや゛だづげでえ゛え゛え゛!!れみぃぐじゃい゛の゛い゛や゛ぁぁぁぁ!!!) なんとか吐き出そうとするが、テープは剥がれない。立ち込める臭いで更に吐き出すため状況は最悪である。 そうして5分ほど過ごしたか、赤れみりゃはある事に気づく。息ができないことに。 (いぎがぁぁぁ!!!ばんばー!!!ばぁば!!!!だづけででびぃゃぢんじゃ!!!!いぎがぁ!!!) 自らの吐瀉物で喉を詰まらせたれみりゃ。そうして地獄のような苦しみを味わいながらそのまま眠ってしまった。 姉妹ゆえなのかどうかはわからないが、長女の赤れみりゃも同じような状況に陥っていた。 ただしこちらは吐いた量が多すぎたために、テープが一部剥がれて漏れ出した。自慢のえれがんとな服は汚れて悪臭を放っているが 命は助かったといえよう。そしてこの匂いがはからずしも眠気を吹き飛ばした。 午前1時。モニターを見ていた俺はとある変化に気づいた。一匹の赤れみりゃが青白い顔になってピクリとも動かない。 「おいあれ・・・死んでね?」 「え、マジっすか?・・・なんでまた?」 隣でDSで遊んでいた同僚が振り返る。 「知るか、なんかもう一匹の方もゲロはいてやがるし・・・片付けるべきか。」 そう考えていたところ、眠りっているゆっくりを3匹ほど確認した。赤ふらんとぱちゅりーと赤れいむだ。 俺達は部屋を出ると静かにゆっくり達の部屋に入った。 小型の懐中電灯で箱を探すと一応カウントを取る。そうして三匹をモニターの部屋まで運んだ。 部屋に運んだ俺たちは記録用のカメラを回すと、さてどうするかと悩んだ。 教授はあれで結構な虐待お兄さんである。わざわざ大金を使ってこんな実験をする辺り。 しばらく考えた俺は、近くのシャワールームに箱を持ち込んだ。 そこの掃除用具入れにしまってあったホースを手に取り、箱の制作に使った大工道具で箱の上に穴を開けた。 これでホースから水を入れるっといった具合である。なんとなく口のテープは外した。死ぬ瞬間も喋れないのは哀れだろう。 三本あったのにはご都合主義的なものを感じるが。 とりあえずレッツ注水。 水を入れ始めてからすぐに、赤れいむが目を覚ました。 「ゆ!なんでおみずさんがはいってるの!おみずさんはゆっくりできないよ!」 水の怖さは理解しているらしい。暴れまわっているのだが動けない。 「おがーしゃんだづげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!でいうゆっぐりじだいうぼぇえ!!!」 喋っていたせいか水を飲んだらしい。口から水疱をまき散らしながら息を引き取った。 皮がふやけて餡子が漏れていた。 次に気づいたのはぱちゅりーである。こちらは状況に気づたらしく 「おにーさん」と後ろに居て見えないはずの俺を呼んだ。驚きながらも俺は返事を返すと 「ありすには・・・ごめんなさいっていってくれる・・・むきゅん。」 そういって目を瞑ったまま動かないぱちゅりー。どうやら最初から死ぬ気だったらしい。 ぱちゅりーがゆっくりと溺死した後は、赤ふらんである。時間は多少かかったがやっと目が覚めたらしい。 周りに状況を見るや 「うー!だせー!!!ふらんをだせー!!まま!!ぱぱ!!たすけてー!」 俺は他に二匹の遺体を箱から出すと水を捨てる。餡子とカスタードの匂いがする。 「うー!おねぇーさまたすけてー!うが!がふぉ!ぁぁああ・・・」 午前3時、丑三つ時とも呼ばれる時間である。 親れいむは死人のような形相をしていた。愛するまりさと子供を失ったショックが大きすぎたのだ (なんでまりさが・・・まりさ。れいむのこどもたちもなんで・・・) 終わらない自問自答を繰り返すれいむ。もはや眠気などなかった。ただただ、まりさとの日々を思い出し続けていた (まりさまりさまりさまりさりさまりさまりさまりさまりさまりさまりさまりさまりさまりさまりさ) 頭の中に浮かぶのはまりさの笑顔だった。一緒に遊び、巣を作り、時には他のゆっくりたちとれみりゃに立ち向かったり そんな楽しかった日々が走馬灯のように流れる。最早涙も枯れ果てていた。 夜が明ける。全てを覆っていた漆黒はどこかへ消え去り、眩い太陽が現れた。 俺はゆっくり達の食事を準備すると、部屋に入り一匹一匹起こしていった。 「あかちゃんどこ。ふらんのあかちゃんどこ!」 「おかーしゃんでいぶがいないよおおおお!!!」 家族が減ったことに気づいたのか叫びまわる。そこへ赤れみりゃが近づいてきた。 「まんまぁ~ぱぱ~。れみぃぐるじかったどぉ~!」 酷く悪臭を放ちながら近寄ってくる赤れみりゃ。こちらの鼻が曲がりそうだ。 服も顔も最早元の面影が見えないぐらい汚れている。しかし幸せそうに親の元へ駆け寄る赤れみりゃ それをれみりゃザウルスの平手が防いだ。 「うー!いだいんだどぉ~みゃんみゃなにするんだ・・・」 「うー♪くさいこはれみりゃのあがちゃんじゃないどぉ~♪えれがんとなじゃないくさいこはしぬんだどぉ~♪」 「みゃんみゃー!!!どうじてぞんなご」「うるさい。ゆっくりしね」 体に噛みつくふらん。れみりゃザウルスは後ろの羽を毟っている。 「いだいいどぉおおおお!!!!ざぐやあぁあ!!!」 「さくやはれみりゃたちのじゅうしゃなんだどぉ~♪だれだかわからない、くさいこのじゃないど~♪」 「おいしい。でもくさい。」 「でびぃをだべな゛い゛でえ゛え゛!!!!!」 そうして肉の塊になった赤れみりゃ。親二人はそれを見て 「おいしいぷでぃんぐだどぉ~あかちゃんたちとたべるどぉ~」 「あかちゃんおきるんだどぉー。すーりすーり」 「うー!うー!」 れみりゃザウルスはその鈍い動きでひたすら赤ちゃんを探し回り、ふらんは胴なしれみりゃを子供と思ってすりすりしている。 たがたか一日の徹夜で精神が壊れるのか? 念のため他の種類を見てみる。 まりさと胴なしふらんも駄目だった。まりさは「ありすかわいいんだぜ・・・れいむ・・・にとり・・・」 などとうわごとを呟きながら歩きまわり、胴なしれみりゃはふらんを本当の親だと思って甘えていた。 残りのありすとれいむと子まりさはと言うと 「でいぶやべでえ゛え゛え゛!!!!!どがいばじゃな゛い゛わ゛わ゛わ゛わ゛!!!」 「おがーじゃんべろべろや゛べでえ゛え゛え゛え゛え゛!!!!ばりざすっきりじだぐないいいい!!!」 「まりさあぁああああああ!!!!ありずもがわいい!!!!ばりざぁぁあはでいぶとあがぢゃんうぼうねええええ!!!」 朝っぱらから3Pとはお盛んな。どうやら精神的にアウトらしい。どうやらゆっくりに徹夜はかなりの苦痛らしい。 やはりゆっくりはゆっくりできないと駄目な生き物なのだ 「で、これで結果は全部?」 私は実験の結果をまとめたレポートを出張から帰ってきた教授に見せた。 「ええ、そうです。結局最後まで生きてたのはれみりゃザウルスでしたね。以外にも」 「そうかい・・・いやにしても君。中々才能あるよ。初めての割に実に良い殺し方だったよ!」 「はあ・・・(なんでイキイキしてるんだ)」 「よし、このれみりゃザウルスは僕が預かろう。これだね」 「れみ☆りゃ☆うー☆!・・・すばらしだんすだぉ~あかちゃんたちにみせるんだどぉ~♪」 「いやあ僕はザウルスが好きでねえ。飛ばない分ぎゃ・・・しつけも楽だし。」 私にはそんな教授の話は半分も耳に入っていなかった。昨日は徹夜でレポートを仕上げたのだ。 今日はさっさと帰ってぐっすり寝よう。 【あとがき】 昔テレビでみた番組を元に書いてみた 二度寝は最高だと思う。 過去作 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!1 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!2 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!3 お兄さんとドスれいむ 鬼意屋敷殺人事件 どすの加工所 幻想樹の迷宮 幻想樹の迷宮Ⅱ 徹夜でゆっくりしようぜ! このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1652.html
初ですがよろしくお願いします。 ゆっくり教材 ここは、現代の都会のとある小学校。今日も授業が始まる。 小学1年生の算数の時間だ。 担任の虐 待子先生がゆっくりがたくさん入った檻を台車で運んで入室する。 「ゆ!にんげんさんがたくさんいるよ!」 「にんげんさんはゆっくりできないんだぜ!」 「むきゅう!つぶれちゃうわ!」 「にゃあ!つぶれちゃうよー!わかるよー!」 「ぢんぽっ!!」 れいむ、まりさ、ぱちゅりー、ちぇん、みょんの5種のゆっくりがいる。ざっと40匹は入るだろうか。 檻の底に入れられていた何匹かのゆっくりは潰れていた。 「今日も勉強をします!じゃあアキラ君。教科書の10ページを読んで!」 「はい!ゆっくりちぇんのあかちゃんを3ひきつぶしました!そのあとにゆっくりまりさのあかちゃんを2ひきつぶしました! あわせてなんびきつぶしたでしょうか!」 「はい!よく読めました!」 先生は黒板に問題を書き写そうとする。 赤ゆの入った透明なパックを用意した。 「にんげんしゃんはゆっきゅりできにゃいよ!」 「はやくきょきょかりゃだしゅんだじぇ!」 赤ゆは騒ぎ出す。 ゴム手袋をはめて、おでこに「白」と書かれた赤れいむを取り出す。 「ゆぅ〜!おしょりゃをとんじぇりゅみたい〜!!」 これから起こることも知らずに、ただ抜かす赤れいむ。 「ちゅぎはまりしゃだじぇ!」「ちょかいはなありしゅよ!」 「みゅきゅう〜!とっちぇもゆっきゅりできるわぁ〜!」 パック内の赤ゆは騒ぐ。 「ゆぅ〜!とってもゆっくりできているあかちゃんだね!」 「たのしいんだねー!わかるよー!」 「とってもとかいはなあかちゃんねぇ〜!」 檻の中のゆっくりも騒ぐ。ただただ耳障りなだけだ。 先生は手に持っていた赤ゆを黒板の前にかざす。 「ゆ?」 少々不思議がる赤れいむ。 「先生黒板に問題書くから皆ちょっと待っててね!」 赤ゆを黒板に押し付ける。 「ゆべぇ!」 押し付けた状態でそのまま横に引きずる。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」 れいむの体が削れ、白い線がくっきりとうつる。 この赤ゆの体はチョークになっている。しかし感覚や顔、姿はそのままの形で。 「あがぢゃんいだがっでるよぉぉぉぉ!!!やべであげでねぇぇぇぇぇ!!!」 「ごんなごどずるにんげんばじねぇぇぇぇ!!!」 「むぎゅ…エレエレエレエレ…」 「がわいぞうだよぉぉぉぉ!!!わがっでねぇぇぇぇぇ!!」 「べにずぅ!べにずぅ!」 檻の中のゆっくり達は必死に止めさせようと泣き叫ぶ。 目から出た砂糖水が床を濡らす。 掃除するとき大変じゃないか。先生はそんなことを思っていた。 「ゆ…ぎぃ…お…ぎゃ…じゃん…」 使われたれいむは白目を剥いて気絶する。 パック内のゆチョークは逃げ出そうとする。 「ばりじゃはあんなぶうになりだぐないんだじぇぇぇぇぇ!!!!」 「むぎゅぅぅぅぅ!!!ゆっぐりじだいわぁぁぁぁぁ!!!!!」 だが、 「「「どぼじでうぎょげないにょぉぉぉぉぉぉ!?!?!?」」」 このゆチョークは足を焼かれている。だから動けないのだ。 だがしかし。 「だっしゅちゅできちゃよ!わかりゅよ!」 「ちぇん!いっちょにゆっきゅりちゅるんだてぃーんぽ!!」 赤ちぇんと赤みょんが体を転がし逃げ出す。 「みゅきゅ!きょろがればいいのにぇ!」 「はやくでちぇゆっきゅりちゅりゅんだじぇ!」 他のゆチョークも転がって脱出しようとする。 しかし、 「ゆっきゅりおちるよぉぉぉ!?!?」 「てぃむぽぉぉぉぉ!?!?!?」 チョークは教卓の上に置いてあった。この二匹はその教卓の上から落ちてしまった。 パキッ! 床に落ちたみょんとちぇんは粉々に砕け散る。 「ゆ…が…」 「でぃむ…ぼぉっ…」 床に落ちても意識はあったようだ。 「ゆ?なにかおちてきたよ?」 「おまんじゅうさんだよー!わかるよー!」 檻の中のゆっくりは砕け散ったものがちぇんとみょんだということが分かっていない。 砕け散ったのが原因でお飾りも一緒に粉々になってしまったからだ。ゆっくりはお互いの飾りで個体を判断する。 お飾りが無くなった瞬間。消えたと思われたり、変なゆっくりがいるといって殺されてしまうのだ。 「わぎゃら…にゃい…よ…」 「でぃむ…ぼぉ…」 砕けたちぇんとみょんは息絶えてしまった。 「はい!書き終わりました!じゃあ実際にゆっくりを使って計算してみましょう!」 先生は檻の中からゆっくりを二匹取り出す。 「ゆ?おそらをとんでるみたいなんだぜ!」 「とんでるんだねー!わかるよー!」 取り出したまりさとちぇんを教卓の上に置く。 「ゆゆ!あかちゃんなんだぜ!」 「いまたすけてあげるからねー!」 まりさとちぇんは先ほどのれいむを見ていた。恐らくこの子達も先ほどのれいむのようになる。 餡子脳だからすぐ忘れ去ると思っていたが覚えていたようだ。 この子達も助けて、檻の仲間達も助けて、皆でゆっくりしよう。そんなことを考えていた。 「みんな!まりさのおくちのなかにはいるん―」 「はやくはいってねー!いそいで―」 プスッ まりさとちぇんの計画は先生の刺した針で粉々に砕け散った。 「ゆがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!いだいんだぜぇぇぇぇぇぇ!!!」 「らんじゃまぁぁぁぁぁぁ!!!!わがらないよぉぉぉぉぉ!!!」 針を刺された痛みでもがき苦しむまりさとちぇん。 「ゆが…はぁ…はぁ…なんだかへんなんだぜ…?」 「なにかへんなきぶんなんだよー?」 針を刺された数秒後、まりさとちぇんが紅潮し始める。 「ゆ…ゆゆ…こうふんしてきたんだぜ…?」 「す、すっきりしたいんだよー!!」 自分の体をどんどん振動させ、どんどん興奮していく二匹。 そして。 「んほぉぉぉぉぉぉ!!!もうがまんできないんだぜぇぇぇぇぇ!!!!!」 「すっきりさせてねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」 急にすっきりを始める二匹。 先生の刺した針には「すっきり促進剤」が塗られていた。 しかも水で薄めることによって、すっきりした後に茎に実る子供の数も調整できる。 「「すっきりー!!!」」 すっきりが終わったようだ。ちぇんの頭から茎が生えてくる。 ゆっくりちぇんが3匹。ゆっくりまりさが2匹だ。 「ゆゆ!あかちゃんなんだぜ!はやくうまれてきてほしいんだぜ!」 「こどもができたんだねー!わかるよー!」 子供が出来たことに喜ぶ二匹。 「きょれでおちょもだちができりゅにぇ!」 「はやきゅおちょもたちとゆっきゅちちたいんだじぇ!」 ゆチョーク共も騒ぐ。 茎の赤ゆは超ハイスピードで育つ。 「もうすぐうまれそうだよー!」 「ゆゆ!?はやいんだぜ!でもいいんだぜ!!」 早く自分の子供とゆっくりしたい。その事で頭がいっぱいだった。 はやくおかあさんやおとうさんとゆっくりしたいよー! ちゃくちできたらあいさつするんだよー! きんちょうするけどがんばるんだぜ! れんしゅうしたからきっとうまくいえるんだぜ! 子供はこれからの期待で胸がいっぱいだった。 プチッ 産み落とされた。赤ちぇんだ。 赤ちぇんは親に向かって挨拶をする。 「ゆっきゅちちちぇいっちぇ―」 ブチッ 「はい!これで1匹目の赤ちぇんを潰しました!次は2匹目!」 産み落とされた赤ちぇんは「ゆっくりしていってね!!!」も言えずに息絶えた。 「ゆが…あ…あああ…」 固まるちぇんとまりさ。 ちぇんは自分の目の前を見下ろす。そこには口から餡子を吐き出し、目も飛び出ているちぇんだったもの。 潰されたのが一瞬過ぎたせいか。ちぇんの口元は笑っていた。 「どぼじでじんじゃっだんだぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!?」 「わがらないよぉぉぉぉぉ!?!?!?!?」 子供が死んだショックで錯乱するちぇんとまりさ。 「いぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 「むっぎゅ…エレエレエレエレ…」 目の前で死んだ赤ちぇんを見て錯乱するゆチョーク。 「どうしたの!?まりさ!!」 「ふたりともゆっくりするんだちーんぽ!!」 檻の中のゆっくり達は状況が飲み込めていないようだ。 ブチッ 2匹目。赤ちぇんだ。 「ゆ!ゆっくりうまれるんだぜ!!」 「こんどはつぶれないよー!!わかるよー!」 どうやら着地のショックで死んだと思っているらしい。 「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!」 良かった。無事だった。1匹目の死骸がクッションとなったか。 「ゆ…ゆゆ…ゆっくりしていってね!!」 「ゆっくりうまれたんだよー!わかるよー!!」 無事に生まれたことに喜ぶまりさとちぇん。 「おちょーしゃん!おきゃーしゃん!ちゅーりちゅーりしゅりゅんだよー!」 赤ちぇんは親に近づきすりすりしようとする。 しかし、 先生の手が赤ちぇんの真上にせまる。 ブチッ 「はい!これで2匹目を潰しました!」 「ゆ?いなくなったんだぜ―」 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!わがらないよぉぉぉぉぉぉ!?!?!?!?!?」 また死んだ。 2匹目のちぇんはとても期待に溢れた目をしていた。 「ゆゆ…おねえさん…もしかして…」 まりさが先生に問いかける。 「うん。2匹ともあたしが殺したよ♪」 先生は明るく話しかける。 「どぼじでぇぇぇ!!わがらないよぉぉぉぉ!!!」 「ばでぃざのあがぢゃんごろずにんげんばじねぇぇぇぇぇ!!!」 先生に向かって暴言を吐くまりさとちぇん。 「コイツ!先生に死ねっていったよ!!!」 生徒が騒ぐ。 「はいはい!皆静かに!それより3匹目が生まれそうだよ!」 「ゆ?」 ちぇんは上を見上げる。 そこには3匹目のちぇんが今にも産み落とされようとしていた。 「あがぢゃん!!うまれないでね!!わがっでね!!!」 3匹目は姉と同じ末路をたどることなど知る由も無かった。いいや、何が起こっているかは赤ん坊の少ない餡子脳で理解できなかったのだ。 プルプルと3匹目のちぇんが震える。 「うまれぢゃだめなんだぜ!ごろざれぢゃうんだぜぇぇぇぇ!!!!!」 そんなまりさの言葉にお構いなしに産み落ちようとする赤ちぇん。 「どぼじでゆうごどぎいでぐれないのぉぉぉぉぉ!?!?!?」 プチッ 「あ…ああああああ…」 生まれてしまった。 「ゆ…ゆっきゅりちていっちぇにぇ!わきゃりゅよ!!」 生まれた赤ちぇんは元気に挨拶する。 「あああああ…」 白目を剥いて固まるちぇんとまりさ。 「おきゃーしゃんたちどうちたの?わきゃりゃにゃいよ?」 赤ちぇんは不思議がる。 「そりぇよりちぇんおにゃきゃしゅいたよ!わきゃりゅよ!ぎょはんちょうだいね!」 赤ちぇんはご飯を要求した。 「ぢぇんのおぢびぢゃん!!ばやぐにげでね!!わがっでね!!」 「ばやぐじないどごろざれぢゃうんだぜ!!ばでぃざのあがぢゃん!ゆっぐりじないでにげでね!!」 親達は赤ちぇんに逃げるように言う。しかし。 「なにいっちぇりゅの?ちぇんはぎょはんがほちいんだよ!わきゃりゃにゃいの?」 身の危険より飯。まあ危険が迫っている事をこの赤ちぇんは知らないようだが。 「どぼじでにげないんだぜぇぇぇぇぇ!?!?!?!?」 「ゆっぐりいうごどをぎいでね!!わがっでね!!!」 涙を流し訴える親達。しかし。 「ぎょはんをくれにゃいおやはゆっきゅりちんでにぇ!ちぇんはぎょはんをじぶんでしゃがしゅよ!」 赤ちぇんは親に暴言を吐き、ご飯を探した。 すると、自分の真下にあまあまがあるではないか。 「ゆぅぅ〜!あみゃあみゃしゃんはゆっきゅりできりゅんだよ!わかりゅよ!!」 赤ちぇんは初めての飯にかぶりつく。 「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇ〜!」 赤ちぇんは食事を満喫する。しかし、 「なにやっでるのぉぉぉぉ!?!?!?ぞればぢぇんのおぢびぢゃんだよぉぉぉぉ!?!?!?」 「ばでぃざのあがぢゃんがぁぁぁぁぁ!!!!!」 そう。赤ちぇんが食べたものはつぶれた2匹の赤ちぇんだ。 この赤ちぇんにとっては姉と言うことになる。 「にゃにいっちぇりゅの?これはあみゃあみゃしゃんだよ!わきゃりゃないの?びゃかなの?ちぬの?」 役立たずの親をあざ笑う赤ちぇん。ただただ姉達を食べつくす。 「おにゃかいっぴゃいになっちゃよ!ぺーりょぺーりょちて―」 ブチッ 「はいこれで3匹目も潰しましたー!後はまりさを2匹つぶします!」 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 「おねがいでずぅ!ばでぃざのあがぢゃんだけでもゆるじでくだざいぃ!おねがいじまずぅ!!」 3匹目も潰された。おなか一杯に食べて満足そうな顔をしていた。 「はい!じゃあハルカちゃん!今までに何匹ゆっくりを潰したかな?」 「はい!3ひきです!」 「正解!じゃあ後はゆっくりまりさの赤ちゃんを2匹潰します!」 「ゆっくりまりさの赤ちゃんを潰す」という言葉を聞いたとたん、あの親ゆが叫ぶ。 「もうごれいじょうぢぇんのあがぢゃんをづぶざないでねぇぇぇぇぇ!!!!」 「つぶずならばでぃざにずるんだぜぇぇぇぇ!!!ぢぇんどあがぢゃんはだずげでやっでぼじいんだぜぇぇぇぇぇ!!!」 「無駄無駄。あなた達にはなにも出来ないよ☆あ、4匹目と5匹目が一緒に落ちてくる!」 茎についていた2匹のまりさが一度に産み落とされようとしていた。 「ゆっ…ゆっ…うまれでごないで…」 先ほどは早く生まれてほしいと思っていたくせに、今ではまったく逆のことを言っている。まああんなことをされたので仕方なくも無いが。 プチプチッ 産み落とされた。親達はもう諦めていた。しかし、ある名案をちぇんは思いついていた。 産み落とされた瞬間に口の中に赤ちゃんに入ってもらえばいい。その後床下に吐き出して逃げてもらおう。 残酷だけど子供達だけで生きてもらうしかない。こんな不甲斐ない親でごめんね。 「「ゆっきゅりちちぇいっちぇ―」」 「おちびちゃん!ゆっくりしてないではやくおかあさんのおくちのなかにはいってね!」 お決まりの挨拶を遮るようにちぇんは言った。 「ゆ…ゆっきゅりりかいちたよ!!」 親の迫力に何か圧倒されたのかちぇんの口の中に入る赤まりさ。 「ゆぅ〜!ひりょいよぉ〜!」 「とっちぇもゆっきゅりできりゅばしょなんだじぇ〜!」 (赤ちゃん…ごめん―) ベチャッ 「あー、多分赤ちゃんも潰れたよね。」 先生はちぇんごと叩き潰した。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!ぢぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」 つがいのちぇんの死を悔しがるまりさ。もっともすっきりする前まではまったくの赤の他ゆっくりであった。 どうやらすっきりをした後は強制的に両思いになるそうだ。 ならばれいぱーありすにすっきりさせられても両思いになるかと言われたら違う。 れいぱーの場合はやられる側は望んでいないすっきりなので両思いになれないのだ。 今回の場合は両方同意の上のすっきりなので両思いになれたのだ。 「はい!まりさの赤ちゃんもつぶれました!合計何匹ですか?皆で言おう!せーの!」 「「「「「5ひきです!!!!!」」」」」 「せいか〜い!よく出来ました!」 生徒が正解を答えられたことに喜ぶ先生。手を汚した甲斐があった。 これで不正解だったら檻の中のゆっくりを一匹殺そうと思っていた。 「じねぇぇぇぇぇぇぇ!!!ばでぃざのぢぇんどあがぢゃんをごろじだにんげんばじねぇぇぇぇぇ!!!!」 全てを奪われた怒りを諸悪の根源である先生に向けるまりさ。 「先生!また死ねっていったよ!」 「大丈夫。先生は優しいから赤ちゃんのところへまりさを連れてってあげるの!」 「ゆゆ…?ほんとうなんだぜ?」 先生のまさかの一言に泣き止むまりさ。 「本当本当!」 「じゃあ…つれてってほしいんだぜ!」 「じゃあ目を瞑ってね!」 「ゆっくりりかいしたんだぜ!」 まりさは期待した。大好きなちぇんとあかちゃんに会える。 こんな地獄のような所から抜け出してゆっくり出来る。 そうだ。自分が前いた森の巣に住もう。 ちぇんと…あかちゃんと…一緒に… ベチャ 確かに先生はまりさを連れて行った。ちぇんとあかちゃんの待つ死後の世界へ。 「さあ!じゃあ皆でゆっくりを使ってこのプリントの問題を解いてみてね!」 プリントの問題はひとりひとり違う。同じゆっくりに殺到させないためだ。 問題を見た生徒達はゆっくりを檻から連れて行く。 「ゆゆ!おそらをとんでるみたい!」 「むきゅう〜!」 「たのしいよー!わかるよー!」 「びっぐまらぺにす!」 ゆっくり達は机の上に置かれ、針によって強制的にすっきりして妊娠させられる。 「れ、れいむぅぅぅぅぅ!!!」 「む、むきゅぅぅぅぅん!!!」 「てぃむぽぉぉぉぉぉ!!!」 たくさんの赤ゆが実る。そして即刻産み落とされる。 「ゆ…ゆっきゅちちちぇいっちぇにぇ!!」 教室のいたる所で赤ゆの産声が上がる。 ベチャ 教室のいたる所で赤ゆが潰される。 「ゆがぁぁぁぁぁぁ!!!」 「むぎゅ…エレエレエレエレ…」 「でいぶのあがぢゃぁぁぁぁぁん!!!!」 「どぼじでなんだぜぇぇぇぇ!?!?」 「でぃむぼぉ!!でぃむぼぉ!!」 教室のいたる所で親ゆの悲鳴が上がる。 逃げ延びた赤ゆも床に落下した衝撃で死ぬ。 親は逃げようにも足を焼かれているため逃げられない。 ゆっくりにとっても、生徒にとっても新たなことを学んだのであった。 算数の時間が終わった。 教室は餡子まみれ。 「うっうー!」 それをゆっくりれみりゃ達が掃除する。無論。食べると言う形で。 「あまあまがたくさんなんだどぉー♪」 「「「れ、れみりゃだ!!!」」」 親ゆは逃げようとするがもちろん逃げられない。 「ゆぎゃぁぁぁぁ!!!あんござんずわないでぇぇぇぇぇ!!!」 「むっぎゅぅ!」 「ぢぇんのじっぼだべないでねぇぇぇぇ!!!!」 「まらぁ!!まらぁ!!!」 親ゆは見事に捕食された。教室もピカピカだ。 「きれいになったどー☆うっうー☆うあうあ☆」 れみりゃ達は喜びのダンスを踊る。 このクラスの次の授業は体育だ。 生徒達の大好きな「ゆっくりドッジボール」の時間だ。 終 作者 雛の5倍速で回転できる人 ――――――――――――――――――――――――――― あとがき どうも。初ssでしたがいかがでしたか? なんか虐待表現使ってればおkみたいな考えでいたのでおかしい所は多々あると思います。 あんまりssばかり書いていられる時間がありませんが出来るだけ書いていきたいです。 よろしくお願いします。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3940.html
~~~~注意~~~~ 登場人物である十六夜咲夜が元エリートハンターの設定になっていますが、 実際には元エリートハンターではありません。作者の妄想です。 また、咲夜が記憶喪失している点がありますが、 元々はしていない確立があるので、注意してください。 また、この物語には、ゆっくりが種類問わずに登場しますが、 全て殺される運命になってしまっている事になっちゃってます。 ぱちゅりー好きはこの物語を読まない事をオススメします。 (ぱちゅりーも虐殺されてしまいます) byゆっくりを嫌うもの AG 紅魔館で、メイドやレミリア達が咲夜の元に集まっている。 きっと1ヶ月に一度の「お話」があるのでしょうか。 咲夜は、自分の過去についてをお話にしたみたいです。 「で、咲夜、貴方はここに来る前は元々何だったの?」 「「「知りたい!」」」 妖精メイドが一斉に言い出す。 咲夜はつぶやいた。 「えっとですね・・・・元々は私、ハンターの仕事をやっていたのです。他の隊員などからは「エリート」と呼ばれていてました。」 「ふーん、なんでエリートと呼ばれているの?」 「それは私にも分かりません」 咲夜は異次元からここに来た影響で 記憶を失ったのである。 「ここからは私が説明しましょう。」 誰? 彼女はランクS以上のミッションを100%完璧でクリアしている冷静な少女だった。 隊長からもエリートと呼ばれ、名前のない戦士であった。ある時・・・・・ 隊長に呼び出されたのである。 「エリート、お前にランクSSの任務がある」 「・・・・なんですか?」 いつもは閉じている時が多い彼女の紅い瞳が見える。 「近頃、どこかの山で「ゆっくり」と言う生物が村を襲っているらしい。お前には、そのゆっくり達を駆除してほしい」 「・・・・わかりました」 そう彼女が言うと突然彼女が消えた。 ものすごいスピードの彼女をモニターが発見するが、 スピードに追いつかず、見失ってしまう。 彼女はそして、目的地に到着した。 「目標エリア到達。任務を開始します」 「よ、よくあんな場所(基地)を分かったな」 彼女は何故か洞窟に入らずに森の中にいる。 何故かと言うと、洞窟の周りに「れいむ種」「まりさ種」となずいた巨大ゆっくりが二匹、 洞窟を警戒しているからだ。 「警戒されているか・・・・」 彼女はそうつぶやくと目にも見えないスピードで他の木に動く。 木の葉の音で、どこかに侵入者がいると感知したれいむは、 いきなり通信(?)をとる。 「ゆっ!しんにゅうしゃをはっけんしたよ!」 「ゆ?どこ?」 「それがわからないの!」 「ゆ!わからないならつうしんしなくていいよ!」 ブチッ 通信(?)をきられたようだ。 「ゆ?なんだって?」 「つーしんしなくていいだって」 二匹が話している間に彼女は、 「ロープ付きナイフ」 のロープを指に巻きつけた。 その本数両手で10本。 どうやらナイフ使いである事は変わっていないようだ。 「スキがありすぎだ」 彼女がつぶやくとれいむの四方向からナイフが2本ずつ飛んできた 「ゆぅぅぅぅぅぅ!!!!」 れいむは叫びながら餡子を吐いて死んだ。 「れいむぅぅぅぅぅ!!!ゆ!どこなんだぜ!」 とまりさが警戒するが、彼女のナイフをスピードには追いつけなかった 「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!」 ものすごい叫びが森中に響く。 彼女は、何事も思わずに洞窟に入る。 洞窟は深い。 入り口から内部までの道には、何故かあるエレベーターで行った。 1分かかって到着した先は、 キノコ、クリスタルなどが大量にある場所だ。 ゆっくりはその光に驚いて、 「ゆっ!まりさ!きれいだね!」 「そうだね!きれいなんだぜ!」 としゃべっているゆっくりも洞窟にいる。 入り口付近で発見した彼女は、 やはりナイフを投げて二匹叫ばないように殺した。 そして、何故かある扉に入ると、 そこは地面が土ではなく、機械なタイルになっていた。 そこには、れみりゃ種が数匹飛んでいた。 「うー♪うー?」 「うー♪うー♪」 とウザイほど叫ぶ。彼女は、冷静な顔をして持ってきたれみりゃ駆除用ホッチキスで れみりゃの口を閉じ、夜のディスプレイになっているディスプレイを晴れのディスプレイにして れみりゃ達を日干しに。 「「「「ゔー!ゔー!」」」」 数匹もがいているが、串さしになっているためもがけない。 彼女はそんな光景を無視して奥にはいる。 子れみりゃがいる。 「うー♪」 彼女は子れみりゃが見えない場所に隠れると、 れみりゃ肉まん製造機(子供用)を出し、 子れみりゃを入れていった。 機械をリモコンで動かすと、 「うあ゙ーーー!!まぁまぁーーー!!!」 「はやくたすけてぇー!!」 と叫ぶ子れみちゃが全員肉まんになった事を確かめて、 彼女は他の部屋に入る。 れみりゃももう砂と化していた。 つづく ~~~~あとがき~~~~ この物語は初投稿作品です。 もう前から考えていた作品です。 れみりゃは他にも出ますの。 次回作を期待してください。 byゆっくりを嫌うもの AG
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/928.html
ゆっくりゲットだぜ!!7(こうまかんの嵐) 俺設定、れみりゃの捕食設定が条件次第ではありです。代表は、主人公のゆっくりのれみぃと届け物のだめりゃ 原作キャラが登場します。 俺設定満載です それでよければどうぞ読んでください 【あらすじ】 紅魔館のれみりゃを返しに旅に出た主人公 旅のお供は、 2つのてっぺんがある帽子をかぶり短い手足と狐のような9本の尻尾と耳をはやしたゆっくりらん(75cm胴体付き) 緑色の帽子とネコミミと茶色の髪の毛と2本の尻尾が生えたソフトボールぐらいのゆっくりちぇん 背中には黒い小さな悪魔のような羽をもつゆっくりれみりゃ(胴体付き)75cmと1メートル2匹 美しい短い金色の髪、紅い瞳、白い肌、頭に赤いリボンをつけた肉まんぐらいのるーみあ それに案内をしてくれたゆっくりちるのとゆっくりだいちゃんだ。 紅魔館に到着すると咲夜という女性に『こうまかん』と呼ばれる場所に案内されることになった そして、咲夜という女性に御礼をしたいといわれた主人公の答えとは 私の望みなど決まっている…自分の探究心をうめることだ 「こうまかんと紅魔館を見学させてください」 「あら、それだけでいいの?」 「あと、私たち全員の命の保障をお願いします」 「わかりました…主の命令が無い限り保障をします」 主の命令がない限りという言葉が引っかかったが、どうやら見学できるようだ。 最初にこうまかんの案内をしてくれることになったので場所ごとに数字を振って説明する 1.正面入り口の門 最初に案内されたのは先ほど通った入り口の門だった。 「じゃお♪」 先ほどまで一緒に遊んでいためーりんが足にすりすりしてきた その様子をみた咲夜さんが何か考えているようだが気にしなかった。 「ここが玄関よ。門番としてゆっくりめーりんを配置してるわ!」 「じゃぉおおん!!」 咲夜さんの言葉に返事をするようにめーりんが大きな返事をした。 この穏和な性格で門番などできるのだろうかと質問をすると 咲夜さんは、普段は穏和な性格だがその一方で侵入者に対しては容赦がないと答えた 私に撫でてくれるようにせがむめーりんをみてると信じられないと感じた。 私はとりあずめーりんの頭を撫でた「じゃお♪」といって喜んでくれた 2.こうまかんの庭 次に案内されたのは先ほどの学校の教室2個分ほどの庭だった。 壁の回りには花壇があるがこの時期に咲く花はないのかパンジーやチューリップの蕾がある。 それと先ほどまで休んでいた日傘付きのテーブルがおいてある。 気付かなかったが赤い道が玄関から門に対して一直線に引かれている。 私も園芸の趣味があるので誰がやったのかを聞こうとしたその時だった。 「じゃぉおおん!!」 玄関にいためーりんがどこかから持ってきたバケツに入った水を花壇にむけてまき始めた そして、花壇の雑草を抜き始めた…どうやら彼女が庭師をかねているようだ。 質問がないようなら次に行きましょうかと私たちは庭を後にした 3.正面玄関の広間 「ここが正面玄関よ」 玄関のドアを開けると目の前に階段がある大広間だった。 まるで、バイオハザー○の洋館の玄関をそのまま小さくしたような形だった 違いは階段の裏側に地下へと続く階段があることと階段裏にも扉があることだった。 「うんうんわかるよー! おにいさんのいえよりおおきいんだよ!」 ちぇんに突っ込まれなくてもこの部屋だけで私の家と同じくらいの大きさはあるかもしれない。 待て、確かにこの館は広かったが、玄関がここまで大きいとは思えない。 いったいどうなってるのだと考えると好奇心がわいてきた。 咲夜さんのに聞いてみるとここの内部は彼女の能力によって拡げられていると答えられた。 なるほど、彼女は時間を操る能力を持っているがゆえに、空間も操ることができるらしいというのは本当のようだ。 私は先ほど彼女に対して口答えしたのがどれだけ命がけのことだったのかと体が震えるのを感じた。 そんな私を無視して次の部屋に案内すると言った。 「ゆっくしていってくださいですわ!! では次に部屋に案内するですわ」 口調が変わっている気がするとそちらをみるといつの間にかゆっくりに変わっていた。 大きさは成体のバスケットボールぐらい。銀髪にカチューシャと緑のリボンをつけたお洒落なメイドさんのゆっくりがいた。 らんに聞いてみると咲夜さんは用事があるからと席をはずしたそうだ。 その時にこのゆっくりさくやを置いていったそうである。 4.だいとしょかん 次に案内されたのは風通しが悪く日当たりもないので、かび臭い地下室だった。 ゆっくりさくやがランプに火をともすと部屋全体の様子が見えてきた。 周りにあるのは本棚のようだ。ふと一冊の本を取り出してみた。 「むきゅーん。ご本をもってかないでー」 声のほうを見ると紫色の長髪に紫色の瞳にピンクの服、ピンクの帽子に月の飾りをつけた少女がいた。 どこかでみたことがある気がする…むきゅんと言う声、ピンクの洋服に紫の髪 そうだぱちぇにそっくりなのだ。 「ぱちゅりー様、この方達はお客様ですわ。私がご案内してますわ」 さくやがそう答えるとぱちゅりーと呼ばれた少女は、手に持っていた本を読み始めた 何を読んでるのかと思い私は自分の持っている本を開いてみた。 私が持っていた本は絵本だった。それも写真のついた外の世界のもののようだ。 驚いて手当たり次第に本を開いていくと絵本からライトノベルなどの小説がおいてあった。 「こぁ、本を散らかさないでください!!」 赤いロングヘアーに頭に黒い小さな悪魔の羽、背中にも小さな羽根が生えた少女がいた。 この子も家で留守番をしているゆっくりこぁにそっくりだ 「こぁ!! こちらはお客様ですわ!! 失礼なことを言わないのですわ!!」 「いや、本を散らかしたのはこちらが悪かった。今、付けるよ」 私は手に持っていた絵本やライトノベルなどを元の場所に戻していった。 彼女達は誰なのかをゆっくりさくやに質問をした 「はい、ゆっくりぱちゅりー様とゆっくりこあくまですわ」 どうやら胴体つきのゆっくりぱちゅりーとゆっくりこあくまらしい。 本よりも彼女達に興味のわいた私は彼女たちの様子をみたいとゆっくりさくやに頼んだ。 その間、ゆっくり達にはらんに絵本を読んでもらうように頼んだ。 ぱちゅりーは、薀蓄話しが好きなようで本を読みながら色々と後ろに立っているこぁにはなしかけた。 それにこぁは、ニコニコしながら相槌を打っている。 胴体がついてる事以外は家の2匹と変わらないのかと思いながら興味深くみていた。 そんなことを繰り返してる2匹をみているとゆっくりさくやはが話しかけた。 「次の場所に行かないと時間がなくなるのですわ」 「ああ、すまなかった。」 私はさくやにそう答えるとゆっくりらんたちに出発するぞと伝えた。 らんは小学生低学年用の本を読んでる途中だった。 ゆっくり達が本の内容を気になっていたので私が今度を話してあげるよといった。 本の題名は『ごんぎつね』だったので内容を話せる自身があった。 5.食堂 その後、色々な部屋を案内された私達は最終的に横に3人、縦に10人掛けのテーブルのある食堂に案内された。 反対側の3人掛けのイスにはよっく知ってるゆっくりと少女が1人座っていた。 中央のイスには七色に光る特徴的な形状の翼を持ち、髪は薄い黄色をしているれみりゃにそっくりな少女が座っている その左右のイスには、恐竜のような服を着た胴体つきれみりゃ種(たぶんだめりゃ)とれみぃが横のイスに座っていた その周りをソフトボールぐらい胴体無しのれみりゃ種の子供とふらん(?)種の子供たちが10匹ずつ飛んでいた。 そして、10人掛けのところには胴体無しのれみりゃが9匹、ふらん(?)が10匹ずつ座っていた 「とりあえずお食事の時間までここでお待ちくださいですわ!」 そういうとゆっくりさくやはどこかにいってしまった。 …生きた心地がしないのだろうか通常種のゆっくり達の顔が青くなっている。 私とらんはいつでも逃げれるようにしていたがれみぃが近づいてきたので心配をといた 「なんのようだい。れみぃ?」 「大丈夫なんだどぉー ふらんまんまぁーや姉妹達はゆっくりを食べた事ないんだどぉー」 「どういうことなんだい?」 れみぃの話しを要約してみた。 他の動物と同じようにゆっくりは自分が幼少時に食べた物を自分の食料と覚える。 例えば、猫だが日本では魚が好きだという印象が強いかもしれない。 だが、欧米では猫は肉食であり魚よりも牛・豚・鳥などの肉類を食べる印象が強いそうだ。 実際に猫が自分の食べ物と覚えるのは幼児期に食べたものだけという実験も行われたことがあるらしい。 それと同じように咲夜さんのお菓子しか食べたことの無いこの場所の捕食種はゆっくりを食べ物とは感じないらしい。 れみぃの回想録でもゆっくりを最初は食べるものと自覚できなかったと話していたことを思い出した 自分やれみりゃまんまぁーは…とつらそうに話そうとした時にギューとれみぃを抱きしめた 「君は、ぱちぇやこぁの自慢の娘で私たちの大切な家族だよ」 「飼い主さん…ありがとうなんだどぉー」 私は彼女の過去を知ってるがそれがどうした。 今は家族の一員として楽しく暮らしているのだからそれでいいではないか。 その時、怪獣姿のれみりゃを引きずりながら胴付きのふらんがやってきた 「うー、赤ちゃんから話し聞いた。お姉さまが迷惑かけた。謝る。ごめんなさい」 「れみりゃはわるいことやってないんだどぉー」 ボカン(ふらんがれみりゃを叩く音) 「やめるんだどぉー!ぼうりょくはんたいだどぉー!」 ボカン(ふらんがれみりゃを叩く音) 「うー、いいからちぇんとこの人に謝る」 ボカン(ふらんがれみりゃを叩く音) 「わかったんどぉー。あやまるんだどぉー。ごめんなさいんだどぉー」 その様子をみていると自然と笑いが出てきた。 他のゆっくり達も同じようだったのか顔に笑みを浮かべた それを見ていたふらんが声を上げた 「ゆっくりしていってね!!!」 「「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」 と40匹近いゆっくり達の「ゆっくりしていってね!!!」の大合唱が始まった。 そこには捕食種も通常種も関係ないゆっくりとした空間だった。 それを影から見ていた咲夜さんとゆっくりさくやが泣いていた。 「れみりゃ様、ふらん様、あんなご立派になられて」 「おぜうさま、妹様、あんなご立派になられて」 れみりゃのダンスを見たり。胴なしれみりゃの『いないいないばー』をみたりして大騒ぎをした 私は、ゆっくり達に今日の旅の内容や自分達のことをそれぞれ話したりした。 何十分か経つと咲夜さんが食事を持ってきてくれた。 それはここにいるゆっくりと私の分のプリンだった。 「えーとこれは何でしょうか?咲夜さん」 「私の特製プリンです。足りなければお代わりしてください。何か文句でも?」 「・・・いえ、何でもありません」 右太もも当たりに持っているナイフを見て私は何もいえなくなった。 確かにプリンは美味しいが私には全く足りなかったのでお代わりしまくった。 あとでレシピを貰って家で作ってみようと考えた。 そして夜が深まり妖怪が出る前に私たちは家に帰る事にした。 紅魔館見学は…本当の主が怖いので取りやめにした。 のちに見学をしたがそれはまたの機会にでも話したい。 「うー! またおチビちゃんを連れてくる。」 「うー♪ おじさん。またくるんだどぉー」 「「「「「「うー♪ うー♪」」」」」 れみりゃとふらん達が館の外に出て私を見送ってくれた・・・彼女達の後ろの丸い物体はなんだ? 彼女達の後ろには10匹以上のゆっくりさくやがいたのだ。 その中の一匹が出てきた…大きさはトマトくらいの子ゆっくりだ。 「ゆっくしていってくださいですわ!!」 「ゆっくりしていってね!! さくやは私に何の用だい?」 「はい、さくやをれみぃ様のメイドとして連れて行って欲しいのですわ」 「私は構わないが・・・れみぃや君の母親はどういっているんだい?」 「れみぃ様も母にも了承していただいたのですわ」 「なら構わないよ。ゆっくりしていってね。さくや」 「ゆっくしていってくださいですわ!!」 あとで聞いたのだが彼女はれみぃ専門のゆっくりさくやの子供だった。 母親もついてきたがったが自分担当の子れみりゃと子ふらんがいるので娘を修業に意味もこめて出したそうだ 『お洒落なメイドさんのゆっくりゲットだぜ!!』と心の中でつぶやいた 私は見送ってくれているれみりゃとふらんたちに手を振りながらこうまかんをでた。 霧の湖をわたる時は咲夜さんと妖精のメイドさんに湖の上空を渡してもらった。 今回は水の中に入ることはなかったので一安心だ。 湖を渡った私は咲夜さんと妖精のメイドさんにお礼を言った。 「本日は、色々とありがとうございました。また機会があればお伺いします」 「さくや! ばいばいなんだどぉー !」 「れみぃ様。いつでもこうまかんに来てくださいね」 そういいながら咲夜さんはれみぃのことをギューと抱きしめてくれた 言い忘れていたがれみぃはこうまかんに残らずに我が家に来るそうだ。 生みの親より育ての親というわけではないがぱちぇとこぁのそばにいることを彼女が望んだのだ 「それでは失礼いたします。みんな我が家に帰ろうか」 「「「ゆっくり理解したよ」」」 れみぃから手を離すときに私の耳元さくやさんの囁きがが聞こえた。 「あなたには私と同じにおいがする」 ゆっくりの愛好家としての言葉だったのだろうかそれとも… その意味することがわかるのには時間がかかることになった。 私はその言葉の意味を模索しながら家路についた。 ちぇんは疲れたのだろうらんに抱っこしてもらいながら「らんしゃま」と寝言を言っている れみぃはとさくやは互いに「さくや♪さくや♪」「おぜうさま♪おぜうさま♪」と話している るーみあはくたびれたのだろう私の頭の上で「たのしかったのだー」といいながら眠ってる ちるの達は今日の冒険についてみんなに話すのが楽しみだと騒いでいる その様子をだいちゃんは静かに見守っている。 途中でちるのとだいちゃんは自分達の家にに帰るといってわかれた。 また遊びにいくから覚悟しなさいという言葉はなんだったのだろうか? あんな楽しいやつらならいつでも歓迎だ。 るーみあは私の元で修業したいからと残っている 「りっぱになっておかあさんたちのじまんのこどもになるのだー」 と意気込んでいたのでこぁやれみぃに飛び方や狩りのやり方を教えさせるつもりだ 家に着くとぱちぇとこぁが、今日の出来事を聞きたがったので話した。 新しい家族のるーみあとさくやの事 ちるのとだいちゃんの事 こうまかんの門番のめーりんの事 こうまかんのゆっくりさくやと咲夜さんの事 こうまかんにいたれみりゃやふらんの事 ぱちぇは「むきゅ、むきゅ」と興味深そうに聞いていた。 「むきゅ。だいとしょかんに一回行ってみたいわね」 といっていたので機会があれば連れて行ってあげようと思った。 ちぇんとらんは色々と学べたことに満足しながら毛布をかぶって眠りについた。 れみぃはぱちぇ達とと丸まって寝ていたので布団をかけてあげた。 さくやは子ぱちぇのいるバスッケットで寝てるようだ。 私は今日の出来事をPCにまとめたあとに眠りにつこうとした。 「うー♪ うー♪」 何かの泣き声が聞こえるのでおきることにした。 睡眠中のれみぃの帽子の中からその声は聞こえた。 私が帽子をとって見ると中からバレーボ-ルぐらいの成体ゆっくりが飛び出てきた 七色に光る特徴的な形状の翼を持ち、髪は薄い黄色のこのゆっくり…ふらん種の胴無しのようだ。 何故こんなところにいるのだろうか? 私は睡眠中の昨夜とれみぃの体を揺らして起こした 「さくや、れみぃ、悪いんだがおきてくれ」 「なんだどぉー、れみぃはねむねむなんだどぉー」 「どうしたのですわ。ご主人様ですわ?」 「うー♪ うー♪」 その鳴き声の主を見たときに二人の目が覚めたようだ。 「なんでふらんがここにいるんだどぉー」 「妹様が何故ここにいるのですわ」 「うー♪ うー♪」 「れみぃといっしょにいたいからついてみたんだどぉー?」 「うー♪ うー♪」コクコクと首を頷いている どうやられみぃと一緒にいたくてついてきたらしい。 それはいいのだがれみぃは頭の中にいたことに気付かなかったのだろうか? あとは、このふらんの食べ物の問題があるなと思った。 「ふらんはどうして何でついてきたんだい?」 「うー♪ うー♪」 「れみぃ様と一緒にいれば、自分もエレガントな体が持てるかもしれないといってるのですわ」 なるほど、このふらんの目的は胴体付きに進化することが目的か… 胴体付きへの進化がどうやって起きるのかわからないがどうするかな… 「ふらん、よく聞きなさい。胴体付きになるのには他のゆっくりを食べないれみぃと同じ行動をしなさい」 「うー? うー?」 「そうすればいつかエレガントな体が手に入るよ。」 「うー♪ うー♪」 「わかったってよろこんあでるだどぉー!」 よっしゃ。『最強のゆっくり。ゆっくりふらんゲットだぜ!』と心の中でつぶやいた。 わたしは、れみぃとさくやにふらんをあずけると自分の部屋に戻り眠りについこうとしたときにぱちぇがやってきた。 昼間、大工の棟梁が来たこと子供をあげる約束をしたとのことだ。 これからの事を相談しなければと考えながら深い眠りへと落ちていった。 いつものやつ 「さすがこうまかんだぜ! こうまかんの名は伊達じゃないんだぜ! とってもゆっくりできる場所なんだぜ!」 次回のゆっくり 「・・・」 【あとがき】 作者名無しです。 次の話はエピローグかプロローグです。 とりあえず、このシリーズを一区切りさせるつもりです 書いたもの かわいいゆっくりゲットだぜ!! 1~7 外伝1 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2475.html
「「ゆっくりしていってね!」」 ハッキリと、大きな声が畑の近くで聞こえた。声のする方へ近づいてみるとそれは二体の生き物だった。 畑の脇の道にいた二体は人語を話してはいるがどうみても人間やオウムの類ではなかった。 二体に共通する特徴は、バスケットボールほどの大きさの饅頭であるということだろう。 饅頭が生物なのが矛盾しているが、そうとしか言いようのない形であり、また中身も餡子なのでこれが適切だと思う。 左の方の饅頭は、黒のとんがり帽子と長い金髪を持ち、右の方は赤を基調としたリボンを付けていた。 私たちは彼女たちの総称を便宜上、「ゆっくり種」と呼んでいる。由来は先ほどの挨拶だ。 そしてこの二体はそのゆっくりの中でもポピュラーな種類である。左が「まりさ」で右が「れいむ」だ。 自分たちでそう名乗っている以上そうなのだろう。 「やあこんにちは。ゆっくりしてるよ。君たちもゆっくりしてるかい?」 「「ゆっくりしてるよ!!!」」 元気そうに跳ねる二体。私は持ってきたチョコを彼らにプレゼントした。ゆっくりは総じて甘い物が大好きなのだ。 「「ゆー!ゆっくりたべるよ!・・・ゆっくりー!」」 嬉しそうに頬張る二体。するとどこからか別のゆっくりがやってきた。 「チーンポ!」 「とかいはなありすとゆっくりしていってね!!!」 「うー♪うー♪おやつー!」 チョコの匂いに釣られてやってきたのは、みょん、ありす、れみりゃの三体だった。 れみりゃは他のゆっくりと違い人の体に近い体格をしている。 周りに幽霊のような物が浮かんでいるのがみょん。金髪にカチューシャを付けているのがありすだ。 「君達の分もあるよ。はいどうぞ。」 そういって残っていたチョコを渡した。これ以上増えたら流石に足りなかったが増えなかったので安心した。 食後、彼女たちは近くの野原に移動して遊んでいた。 ありすは、花を千切って髪飾りを作っているようだ。細かい作業を口でこなせるのが不思議である。 みょんとまりさは斜面を転がったり登ったりしていた。生首が転がっているようで、結構不気味でもあるが 本人たちの顔は幸せそうである。 れいむはれみりゃに抱っこされながら空を飛んでいた。 「ゆー、おそらをとんでるみたいー!」と楽しそうにしていた。 近くの森には結構な数のゆっくりが居るようだが、たいして問題にはなっていなかった。 別に作物を荒らすわけでもなく、森の食べ物を食いつくこともなく、何故か野生動物にいっさい襲われない彼女たちを 無下に扱う村人はいなかった。 それどころか、彼女たちは畑の雑草を刈ったり、老人の話相手や子供たちと遊んでいたりと、友好的な関係を築いていた。 私も初めてみた時から彼女らの虜になっていた。語彙こそ少ないが、彼らは的確に自らの思いを口にし、 仲間同士で仲良くしている姿は愛らしい子供のようだった。 夕方すぎになり私も家に帰ることにした。 「「ゆっくりさようならだね!!!」」 れいむとまりさ達はそういって森へ帰って行った。私も夕食のメニューを考えながら帰路についた。 それが彼女たちとの最後の会話だとも知らずに。 夜の森、そのど真ん中でゆっくり達は寝ていた。数は数十匹ほどだろうか。 毛布代わりに葉っぱをかけているだけで全く無防備である。 だが彼女たちは他の生き物に襲われることはない。正確に言えば、見た目と違い襲ってくる野生動物を撃退できる程度の力を有しているからだ。 しかしそんな彼女たちにも魔の手が迫っていた。その手は彼女たちを掴むと、そのまま袋に入れていった。 そうして全員を入れ終えた後、その人影はどこかへ消え去っていった。 郊外にひっそりと建てられたとある施設。そこはとある会社の倉庫だった。 元々は別な目的で作られたようであるが、紆余曲折あって今はとある金持ちの所有物となっていた。 そこへ先ほどのゆっくり達が運ばれてきた。彼女たちは数ある倉庫の一つへ連れてこられると、そこへ無造作に放り込まれた。 流石に振動で目を覚ましたようで、彼女たちはキョロキョロと辺りを見回していた。 そこへ何人かの若者が入ってきた。 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 そう言ってその男たちはポヨンポヨンと近づくゆっくり達。男たちはそのうちの二体を掴みあげた。 「ゆ?ゆっくりもちあげられたよ!」 どうやら抱きかかえられたと思ったらしい。れいむは喜んでいた。 掴みあげた男は、れいむを観察するとそのまま床に叩きつけた。 ベチィ!っと床に叩きつけられたれいむは、何が起きたのかわからずただただ、泣き続けていた。 「ゆー!ゆっくりできないよ!ゆっくりいたむよ!」 「「「「ひどいことはゆっくりやめてね!!!」」」」 他のゆっくり達から抗議の大合唱を受けたが、特に気にせず男たちは話していた。 「饅頭のくせに潰れないのはおかしいだろ。常識的に考えて・・・」 「ていうかこいつら生き物なら、どうやって個体を増やしてるんだ?生殖器なんぞ見当たらないが」 「そもそも食った物はどこへ行ったんだ?」 「ていうか甘いものが好きなら、共食いしそうだぞ。饅頭だし。」 「とりあえず実験してみようぜ。なにせ数は多いんだ。気を使わなくて済む。」 男たちはそれぞれの実験のためにゆっくり達をそれぞれ連れて行った。 ある男はゆっくりの繁殖について実験していた。当初は分裂でもするかと思ったが流石にそれはないと判断した。 しかし体のどこにも繁殖に使われそうな物はなかった。仕方がないので体を無理やり触れさせてみた。 「いたいよ!ゆっくりやめてね!」 「ありすもいたいわ!ゆっくりやめてね!」 男の手でゴシゴシと二人はすり合わされていた。まりさの後ろからありすを押し続けていた。 かれこれ30分は経過した。一向に変化はない (やはり他の動物みたいな生殖器はないのか・・・隠れてる説も考えてみたが無駄だったようだな。) 男は諦めて次の実験をしようとした瞬間、突如、ありすから男性器に似た物が文字通り生えてきた。 「ゆー!なにこれ?わからないわ!」 まりさの方を見てみると何か穴が開いていた。どちらも先ほどまではなかったものだ。もしやと思い無理やりそこへねじ込んでみた。 「ゆー!ゆっくりできない!ゆっくりさせて!」 「ゆ!ゆ!・・・ゆっくりー!」 入れてすぐにありすは絶頂に達したようだ。 しかしそれだけで何も起きなかった。しかし男の眼は輝いていた。 (妊娠はしなかったが・・・生殖活動を行える事がわかっただけでも大きな進歩だ。次は妊娠の方法だな。) 男は今の出来事を記すためにパソコンに向かい合った。 別な男はゆっくりの食事について調べていた。基本雑食であるが、特に甘い物が大好きなのがゆっくりである。 ならば辛い物はどうなのだろうか。甘党な連中のことだ。辛さは苦手だろう。 ためしに一匹のちぇんにキムチを食べさせてみた。 「からいんだよーたべれないよー!」 予想通り苦手なようだ。しかし大した変化もなく、男はつまらなそうな顔をした。 (せめて辛さにのたうち回って死ぬとかしたら面白いのにな) そう思いながらもう一回キムチを食べさせてみた。すると 「からいよー!ゆっくりできないよー!たすけてー!」 そういって暴れ出した。手から落ちたちぇんがそのままのたうち回って死んでしまった。その顔はまるで窒息死でもしたかのような顔だった。 先ほどまではただ嫌がってただけなのに何故・・・考えてもわからないのでとりあえず別な実験をすることにした。 甘いもの好きなら共食いはするのだろうか。 手始めに適当なゆっくりをテーブルに置いた。まりさだった。 「ゆっくりしていってね!!!」 純粋無垢な目をこちらに向けていた。 俺はそのまりさをいったん放置して、近くのれみりゃを抱きかかえて椅子に戻った。 「う~♪だっこー!」 嬉しそうにこちらにひっつくれみりゃ。俺はそのれみりゃに対して 「お腹すいてる?甘いのでも食べる?」 と聞いた。すぐさま 「うー!たべるー!」と返事をしたので、れみりゃは床に下ろしてテーブルの上のまりさを持った。 「あーんして。ただし眼は瞑るんだよ。」 「うーーーーーん」 大きく口を開けたれみりゃの口の中にまりさを入れる。そして 「はいとじる。」 グシャっという音が響き渡った。どうやらまりさは即死のようだ。断末魔さえあげなかった。 「うー!おやつ・・・うー!まりさがくちにいるー!どうしてー?」 どうやら事態を把握できてないようだ。まあそれならそれでいい。 餡子の味を覚えたなら、おそらく他のゆっくりも遠慮なく食える気がする。いやまあ普通に考えれば仲間を自発的に食ったりはしないだろうが なのでこれは俺の希望にしかすぎないのだが。 「れみりゃ?饅頭はおいしかったかい?」 「うー!おいしかったー!」 「そうか。ならあそこにいる饅頭も食べていいよ。」 さあどうでる。多分食わないだろうが、個人的には食べた方が面白い。 「うー・・・・?」 迷っているのか、それとも何も考えてないのか。表情からはいまいち読み取れない。だが次の瞬間 「うー!おやつたべるー!」 近くにいたれいむを掴んでかじった。 「ゆっくりやめてねれみりゃ!ゆっくりできないから!」 れいむの訴えもむなしく食べられてしまった。 結局このゆっくり達はれみりゃに全員食べられてしまった。しかしなんでこいつらは逃げなかったのだろうか。 結局この倉庫では全滅するまで若者たちは思い思いの実験を楽しんだ。そのあとも若者たちは実験を繰り返し それらをブログ等で発表。たちまち話題となり、全員捕まった。森への不法侵入である。 そしてその発表がネットで広まると、ゆっくりに対して様々な情報が飛び交った ゆっくりは野生動物と同じくゴミ箱を荒らすだの ゆっくりの排泄物も餡子だの ゆっくりは植物のように繁殖するだの 車に似た物に乗って高速道路で100kmを出しただの。 優しそうに見えて実は口が悪いだの 根拠のない情報が飛び交った。しかしその情報は数日後に現実になった。 それから数年後、今はゆっくりは害獣の代名詞のような扱いだった。 畑を荒らし、ゴミ箱をあさり、他人の家にかってに住み込んでおうち宣言を行い あげく住人には暴言を吐く。なまじ知能と言葉を持ってるが故にそこいらの動物などとは 比べ物にならないほどタチが悪かった。 私はそんな状況を哀しんでいた。どうしてゆっくりはこうなったのか。ふと一軒家を覗いてみると、そこにはれいむとまりさ そしてその子供たちが数体居た。彼らは住人であろう男に向かって 「ここはれいむたちのおうちだよ!ゆっくりできないおにーさんはでていってね!!!」 「おやつをもってくるならいるのをゆるしてあげるんだぜ!!!」 男はため息をつくと、傍に居た犬の首輪をはずした。 「食べていいぞ。」 すぐさま犬はゆっくり達に襲いかかった。まずはまりさの帽子が奪われた。 「なにするんだぜ!ゆっくりできないばかいぬはとっといぎゃああああああああああ!!!」 頭から噛まれたまりさは、そのまま二三回地面に叩きつけられた。金髪の髪が餡子で汚れていた。 「やべるんだぜぐぞいぬ!!!!ぐぞじじい゛ぼびでないでどっどどだづげろ゛お゛お゛お゛!!!」 「まりさ!しっかりしてね!いまたすけるよ!」 「おとーしゃんいまたちゅけるよ!」 他の家族が必死に犬へ体当たりをする。しかし効果は全くない。 そうこうしてるうちに子供まりさの一匹が「そろーり、そろーり」と言いながら庭から出て行こうとしていた。 しかしそれに気付いた親れいむが止めようとする。 「どうじでがぞぐをみづででに゛げよ゛う゛どじでるのお゛お゛お゛!!!」 「うるちゃいんだぜ!まぬけなおとーさんがわるいんだぜ!」 そういって逃げようとしたまりさ。しかし何者かに上から押さえつけられてそれは失敗に終わった。 「ゆ?・・・れ、れみりゃだああああああああああ!!!!ばりざはおいじくないィ!」 命乞いをする暇もなく、半分にされたまりさ。それを美味しそうに食べるれみりゃ。 口の周りを汚しながら 「う~♪あまあまおいしいどぉ~♪おぜうさまにはえれがんとなちょうしょくがひつようだどぉ~♪」 そう言いながら次々とゆっくりを食していった。 「でびりゃはゆっぐじできないいいいいいい!!!!」 「ばりざをだづげるんだぜええええ!!!!」 「でいぶをゆっぐじざぜないおぎゃーじゃんだぢはじねええええええええ!!!!」 別のところでは学校の花壇の花を食している家族が居た 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」 「ときゃいはおはなさんね!ありちゅがゆっきゅりたべちゃあげるわ!」 そこへ学生達が近づいた。 「ヒャッハー!虐待だー!」 そのあとは見てない。 今ではよく見られる光景であった。 私はとある大学へ来た。そこには世界でも有名なゆっくり研究の第一人者がいる。彼の発見とやらを取材しに来たのだ。 研究室へ入ると初老の男が出迎えてくれた。 挨拶もそこそこに、私は今回の発見を聞くことにした。大学時代の恩師の友人である彼は、未だ発表されてない発見を 私だけに教えてくれるそうだ。しばらくは記事にしないという条件だが。 「これを見て下さい。」 男が指をさした方には、二つのケースがあった。そこには二体のれいむがそれぞれ入れられていた。 「右は野生のゆっくりを捕まえたものです。左は研究所で外には一切触れずに育てたものです。左と会話してみてください。」 右のれいむはこちらに気づくと 「ゆ!れいむはおなかすいたよ!ばかなじじいはとっととごはんをもってきてね!!!」 と言ってきた。対して左はと言うと。 「ゆっくりしていってね!!!」 今では滅多に聞けない、あの挨拶をしてきた。だがそれだけである。 「しかしこれが何か?挨拶だけなら、ブリーダーの育てたゆっくりなら・・・」 「では、ちょっと中身を見てみましょうか。」 そういって教授は左のれいむの顔を少し引きちぎった。」 「ゆ!はかったねおじーさん!」などと言いながら引きちぎられたれいむ。私は餡子が漏れるとばかり思っていたが 傷口からは何も起きなかった。 「よく見てください。」 私は傷口をみた。そこには餡子はおろか何もなかった。ただ白いだけだった。 なんだこれは?全く訳がわからない。どうして餡子がないのだ。 「隣へいきましょう。」 そういって教授は左のれいむだけをケースから取り出し。隣の部屋へ向かって言った。 右のれいむは「はやくここからだせ!ださないとれいむがゆっくりできなくさせるよ!!!」と言っていた。 そこは今まで見たこともないゆっくりだらけだった。 いやれいむやまりさは見たことがある。 しかし私の知っている彼女たちではなかった。 まりさは滑るように移動しながら院生に餃子を無理やり食べさせていた。れいむはひたすら何かを運んでいた。 れみりゃは「うー!」と言いながら手から何やら不思議な弾を出し、きめえ丸はもはやなんだかわからない生き物になっていた。 「どうですか?ついでにあのまりさとれいむは銃弾でもビクともしませんよ」」 「どうですかと言われても・・・このゆっくり達は一体?」 「元は野生の赤ゆっくりでしたよみんな。育て方も普通の育て方をしたまでです。ただしちょっとした事をしましたが」 「ちょっとした事?」 「正確には思っただけですね。たとえばあのれいむ。世話をする人間は、あのれいむと接する時必ず、『これは理解不能の不思議生物だ』 と思いながら接するように命じました。」 「思う・・・ってホントに思っただけですか?」 思わず聞き返した。 「ええ。そうやって何回か試したうちに一つわかりました。・・・おそらくゆっくりは人間の望みどおりに変化するのではないかと。」 「へ・・・変化ですか?」 「例えば、『このれいむは1m上から落ちただけで死ぬ』と思いながら育てるとしましょう。世間一般で普通と言われているれいむならば 1mからでは死にません。しかしそう思いながら育てていったれいむは、本当に1m上から落とされただけで死ぬんですよ。 これなら、未だにゆっくりの生態に関する情報が乱立してる事も説明がつきます。人の『こうなってほしい』という思いに 影響を受けるのならば、一人一人違うゆっくりが生まれるのですから。口の悪くて脆弱なゆっくりも、礼儀正しいゆっくりも その人しだいということでしょう。」 教授の言ってることは最早あらゆる法則から外れていた。しかしそう言われるとそうかも知れない。 「今の世間の一般認識はゆっくり=害獣という認識が強いです。おそらくそれによって大多数のゆっくりがあのようなのになったのでしょう。 思い込みしだいでは饅頭ですらなくなると言うのに。」 ふと数年前の記憶が蘇った。あの頃の私はゆっくりが饅頭であり、生物であり、甘い物が大好きだと思っていた。 いや、思っていたからこそそうなったのか。 「ここに来た記念にこれを差し上げましょう。」 帰り際、そういって教授から箱を手渡された。中を覗いてみると、小さなれいむとまりさが眠っていた。 スヤスヤと寝息を立てている姿は可愛らしかった。 「貴方も体験してみるといい。彼女たちがどういう風になるかは、貴方しだいなのですから。」 そういって教授は研究室へ戻っていった。 私は箱を見ながら、あの野原の事を思い出した。 ふと、二人が目を覚ましたのがわかった。私はこういった。 「ゆっくりしていってね!!!」 【あとがき】 色々とアレな設定ですが。まあ適当に読んでください byバスケの人 過去作 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!1 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!2 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!3 お兄さんとドスれいむ 鬼意屋敷殺人事件 どすの加工所 幻想樹の迷宮 幻想樹の迷宮Ⅱ 徹夜でゆっくりしようぜ! 徹夜でゆっくりしようぜ!2 地震 ゆーうーかい ゆーうーかい 解決編 ゆーうーかい番外編 ~ゆっくりプレイス~ ゆっくりパニック れみりゃをむーしゃむしゃー 帽子のないれみりゃ ゆっくりプレイスを求めて 水上レース このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2276.html
「ゆっくりしないでにげるよ!はやくついてきてね!」 多数のゆっくりを先導しているのはれいむだった。普通は成体でもバスケットボール大の大きさしか持たないゆっくりであるが このれいむは通常の1.5倍ほどの大きさだった。体には多数の生傷があり、左目は申し訳ない程度に付けられた黒い布で隠されていた。 おそらく眼帯のつもりなのだろう。 ゆっくりたちは土手を登り、すぐそこの遊歩道に来た。れいむは一度止まると後ろを振り返り、ゆっくり達がちゃんと付いてきてるか確認した。 後ろには数十匹のゆっくり達が居た。何匹かダブっているゆっくりも居たが、そのゆっくり達は今現在判明している全ての種類のゆっくりで構成されていた。 もちろん捕食種のゆっくりも居たが、他のゆっくりを襲うこともなく、むしろ抱きかかえて守っていた。 「みんないるね? にんげんさんがいっぱいいるところにいくよ。 あさまでまてば、あのおじさんたちもおそってこないよ!」 「れーみゅちゅかれちゃよ・・・ゆっきゅりちたいよ・・・」 「がんばるんだどぉ~♪ れみりゃがまもってあげるどぉ~♪」 「ペニース! チーンポ!」 ここまで休まず走ってきたために皆疲れ切っていた。しかしここで休むわけにはいかない。 群れは再度走り始めた。れいむを先頭にして走るそれは、さながら百鬼夜行のようである。 「どこにいけばいいんだぜれいむ? こんなおおぜいがかくれるばしょなんてないんだぜ?」 最後尾にいたまりさが訪ねた。まりさは万が一は自分の身を犠牲にしようと常に最後尾にいた。 「そうよれいむ。このあたりには、にんげんさんのおうちもないわ。」 群れの真ん中で子供をあやしていたありすがそれに続いた。 れいむは少し考えて、こう答えた。 「このままみぎにずっといけば、こんびにがあるよ! じじょうをはなせばあさまでならきっとたすけてくれるよ!」 「ゆ~? きょんびにー? ゆっきゅりできゅるの?」 初めて聞いた言葉に興味しんしんの赤まりさ。しかしそれを気にせずぱちゅりーが聞き返した。 「むきゅ! れいむ! またにんげんにだまされたらどうするの!」 今さっきの出来事を考えれば当然の発言であった。それでもれいむはハッキリと答える。 「でもほかにいくところはないよ! とおくにいけばあるかもしれないけど、それまでにおじさんたちにつかまっちゃうよ! にんげんさんはわるいひとばかりじゃないよ! あさまでならきっとゆるしてくれるよ!」 そう朝まで逃げ切ればいい。朝まで逃げ切ればあの人達が来る。そうすればあの『嘘つきのおじさんたち』も きっと諦めてくれるだろう。そしたらみんなでゆっくりプレイスへ行くのだ。自分たちが本来居るべき場所へ。 森の中でゆっくりしている光景がれいむの目に浮かんだ。しかしそれはすぐに消えた。 コンビニまで後500mというところで、ついに追いつかれてしまったのだ。 群れの周りを囲むのは、十人以上の男たちだった。みなネットや鈍器のような物を持っていた。 「手こずらせやがって、でもまあいいか。成体よりは子供の方が楽しいしな。」 そう言うとれいむの目の前にいた男はニタリと笑った。それは今から始まることを想像しての笑みだった。 「「「「ゆっくりやめてね!ゆっくりやめてね!」」」 群れの全員で叫んだ。しかしそれが男たちの心に届かないのはわかっていた。 すると、一番前にいたれいむが、突如男の脛にめがけて噛みついてきた。 「いっ・・・てえなこの屑饅頭!!!」 予期せぬ反撃に驚いた男であったが、ゆっくりの牙でブーツをどうにかできる訳もなく、れいむは男の遠慮ない蹴りで5m先の電灯まで ふっ飛ばされた。 「おぎゃぁあああああしゃあああああああん!!!!!!」 れみりゃに抱きかかえられていた、赤れいむが叫んだ 「でいぶうううううう!!!! じっがりじでええええええ!!!!!」 「じっがりずるんだどぉおおおお!!!!! れーむううううう!!!!!!」 「ゆぎぃ・・・だいじょうぶだよみんな・・・」 れいむはにっこりと笑みを返した。だが口から大量の餡子を吐き、今の蹴りで腹部に大きな穴が空いた。 もう長くはないのはゆっくりの目にも明らかだった。 「くそが・・・まだ死なせねえよぞコラァ!・・・小麦粉で少し治すか。家に持ち帰えって・・・」 男の手がれいむに伸びた。 れいむの目には今までの過去が映っていた。人間で言う走馬灯だ。 思えばあまりゆっくり出来なかった人生であったと思う。 それでも・・・せめてこの群れだけはゆっくりさせたかった。しかしそれも最早叶うまい。 「もっとゆっくり・・・させたかったよ。」 れいむが産まれて初めて目にしたものは、自分の母親がありすとすっきりしている場面だった。 「でいぶうううううう!!!!!ありずのどがいはなでぐにっぐはどぉおおおおおおお!!!!」 「ありずやばでえええええぎぼちわるいよおおおおおおおお!!!!!」 正気の目をしていないありすが自分の母親に圧し掛かり、激しく動いていた。 「ぎぼちいでしょでいぶううううううううう!!!!さいごはありずのすりすりでふぃにっしゅよおおおおおおお!!!!」 「いやあああああああああああああ!!!!!!」 どんどんと二人の目が変わっていく。気がつけば顔も赤くなり、そして 「「すっきりー!!!!!」」 ばたりと倒れた母親の頭から蔦が生えてきた。ありすはそれを気にせず 「きもちよかったわれいむ! またこんどすっきりしてあげるわね!」 そんな事を言いながらどこかへ行ってしまった。 「おきゃーしゃん!だいちょうぶ?ゆっきゅりちていってね!!!」 れいむは母親に駆け寄った。母親は生まれた我が子を見て、泣きながら 「だいじょうぶだよ! ゆっくりしていってね!!!」 精一杯の笑顔だった。 れいむのおうちは狭い箱だった。れいむとおかーさん。後はせいぜい子ゆっくりが二人も入ればギュウギュウになる大きさの箱だった。 置いてあるのは餌置場だけだった。その餌も美味しくない草だけだった。しかしれいむは不満はなかった。おかーさんとずっと一緒に入れるのだから。 「おきゃーしゃんのかみはきもちいいね。しゅーりしゅりー」 「ゆゆ! くすぐったいよおちびちゃん! ぺろぺろしてあげるね! ぺーろぺーろ」 むしゃむしゃと置かれている雑草を食べながられいむは言った。 「れーみゅのいもうちょたちはいつうまれるのきゃな? ゆっきゅりちたこがうまれるといいね?」 それを聞いた母親は暗い顔をしながら、 「そうだね・・・ゆっくりうまれるといいね」 「ゆ?」とれいむは母親の表情に疑問を抱いたが気にしなかった。とにかく母親に甘えたかった。 7日ほどたって。れいむがいつもどおりにしていると、上から誰かが覗いてきた。 れいむたちにご飯を暮れる人間だ。れいむは何時ものように 「ゆっくりしていってね!!! おにーさんはやくれーみゅにごはんちょうだいね! おかーしゃんもおなかしゅいてるよ!」 男はその声を無視して母親に尋ねた。 「子どもは生まれそうか?」 「ゆ・・・もうすぐうまれるよ・・・ゆ!」 頭の茎の先に生えていた、球体のゆっくりが一匹一匹ボトリと落ちた。同時に落ちたゆっくり達は目を覚まし、母親の方を見た。 「ゆっきゅりちていってね!!!!」 それが妹達から聞いた最後の言葉だった。生まれたれいむの妹たちは、すぐさま男につまみ上げられて、どこかに連れさらわれた。 れいむは「ぷくうううう」と言いながら膨れて、 「おにーさんなにやっちぇるの!れーみゅのいもうちょをかえちてね!」 「ゆ! だめだよおちびちゃん! おにーさんにさからわないでね!」 「ゆ! なんでおきゃーさんはとめるの! きょどもがさらわれたちゃんだよ!」 母親はまっすぐれいむを見ながら話した。 「おちびちゃんよくきいてね! うまれたあかちゃんをおにーさんにあげないと、おちびちゃんがゆっくりできないんだよ! まりさもしんじゃったのに、おちびちゃんまでしんだらもういきていけないよ! ゆっくりりかいしてね!!!」 「どうちでぞんなごどいうのおおおおおお!!!れーみゅいもうどをうじないだくないよおおおお!!!!」 数分の押し問答のすえ、れいむはやっと母親の言う事を聞くことにした。 次の日、男はいつものように、餌をあげにきた。母親の頭にはもう茎が生えていた。 男はれいむの方を見ると、れいむを摘みあげた。 「なにしてるのおおおおおお!!!!ゆっくりおちびちゃんをばなじでぐだざいいいいいいい!!!!」 母親は泣きながら、男に壁に擦り寄った。しかし男からは意外な返事が返ってきた 「心配するな。傷つけたりはしない。ちょっとオヤツをあげてビデオを見せるだけだ。」 「ゆ? ほんと? でいぶはどうなってもいいからそのこをきずつけないでね!」 「わかったわかった。ほらいくぞれいむ」 男の手のひらに乗せられたれいむは気分がよかった。地上では絶対に見れない風景を見れただけでなく、箱から初めて出れたのだから。 「ゆー!おそらをとんでるみたい!」 れいむはクッションの上に置かれた。そして男が持ってきた、細かく砕かれたチョコをオレンジジュースを頬張っていた。 「よしれいむ。いまからお勉強だ。ゆっくりするためには欠かせないぞ。」 「ゆ? おべんきょうつればゆっきゅりできりゅの?」 「ああ、賢いエリートゆっくりになりたいならな。」 「れーみゅゆっきゅりおべんぎょうちゅる! ゆっきゅりちたい!」 「そうか。なら今日は加工所について勉強しようか。」 「かきょうじょ?」 「ゆっくりできないゆっくりは、そこで甘いご飯にされちゃうんだ。」 「ゆ! ゆっきゅちできにゃいのはいやだよ!」 「だろ?だからこれで、哀れなゆっくりの末路を見るのさ。」 そういって男はモコンを操作した。 そこに映っていたのはまさに地獄だった。 最初の映像はゆっくりの家族がベルトコンベアで運ばれいる映像だった。 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛!!!! だれがばりざをだづげるんだぜえ゛え゛え゛!!!!」 「とがいばのありずがなんでごんなべにい゛い゛い゛い゛!!!!」 「「おぎゃああああじゃあああん!!! ゆっぐりじだいいいいいい!!!!」」 四人は必死にベルトコンベアを逆していた。次々とやってくるれいむやぱちゅりーを踏み台にしながら 「でいぶをふばないでえ!!! ばりざだづげえd」 「ゆっくりしないでにげるんだぜええええええ!!!!」 しかしいくら走っても前には進まない。ついに赤ん坊二人が動けなくなった。 「おぎゃーしゃんゆっぐりじだいいいい!!!だづげでええええ!!!」 助けにいこうとしたありす、しかしまりさがそれを止めた。 「もうまにあわないんだぜ! にげるのがさきなんだぜ!」 「どうじでぞんなごどいうのよおおおお!!!!」 「「あづいよおおおおお!!!! だれぎゃだづげでええええ!!!」」 ベルトコンベアの先は高温の油だった。落ちればどうなるかは餡子脳でも理解できた。 「ばりっざ! ありずはもうづがれだわ! だづけでちょうだい!」 「うるさいんだぜ! かってにしねばいいんだぜ!」 後ろを向いていたまりさが前を向くと、目の前大きな鉄の壁が迫ってくるのがわかった。 脇は壁。どこにも逃げ場はない。 「やべるんだぜ! ばりざざまをだづげるんだぜ! はだけにおやざいをどりにいったのはあやばるがら!」 「いやあああああああああ!!!!!」 壁に押し出された二人はそのまま落ちて行った。 「あぢゅいいいいいいいい!!! ざっざどだづけげでええええ!!!」 「どがいばなありずが! なにじだっていうのおおおお!!!!」 「ゆ゛げえ゛え゛え゛え゛!!!」 れいむは思わず餡子を吐いてしまった。 男は専用の注射器で餡子を注入した。そしてビデオを進める。 次の映像は、れみりゃ達だった。初めてみたが、ゆっくりの遺伝子には潜在的にある程度のゆっくりの姿と名前が入っているようだ。 胴なしと胴付きがたくさん居た。ついでにふらんも居た。 そこに男が現れた。この人達は職員と言う人たちだと、れいむは教わった。 「う~♪ まぬけなにんげんだどぉ~♪ さっさとれみりゃたちにぷでぃんをもってくるどぉ~♪」 職員は何も反応を示さなかった。業を煮やしたのか怒り出すれみりゃ。 「うー! はやくするんだど~♪ やくにたたないにんげんだどぉ~♪ さくやー!ぷでぃんー!」 男はいきなりれみりゃを殴りだした。その勢いでれみりゃは壁にぶつかる。 「いったいどぉ「黙れ肉まんが!」 職員の怒声にれみりゃ達は驚いた。しかし職員の怒声はまだ続く。 「お前らはれいむ以下の糞の価値もない肉まんだ! わかったら「私は肉まんです!」といえ!」 「ばかなこというなどぉー! れみぃたちはこうまかんのおぜうさ「黙れええええ!!!!」 今度は懲罰用の棒だった。それをれみりゃの肩羽に突き刺す。 「いぎゃいどぉ「黙れえ!!!!」 さらにもう一本を今度は腹部に刺す。たまらずyれみりゃはみなの後ろへ這いつくばりながら逃げた。 「貴様らは俺に聞かれたことだけを喋るんだ! わかったかウジ虫ども! 分かったらブヒブヒいいながら腕立て百回だ! 腕のない奴はこの周りを50周だ! 「うー!ふざけるn「あんまんが喋るなあああああああ!!!!」 こうしてれみりゃ達は腕立て伏せをやらされた。職員は遅いゆっくりには背の上に乗って体重をかけ、早いゆっくりには適当な罰を与えて回数を増やしていた。 そんな映像が何回も何回も流れた。 映像が切り替わると、れみりゃ達は別な部屋にいた。 「お前は誰だれみりゃ! ふらん!」 職員が前の前のれみりゃ達に質問した。帰ってくる答えは 「れみりゃはみにくいぶただどぉ・・・・れみりゃはえれがんとなにんげんさまのものだどぉ・・・」 「ふらんはにんげんさまのためのあんまんです・・・・」 男は満足したように頷き 「れみりゃ! ここから出たいか! なら豚のマネをしろ!」 れみりゃはすぐさま反応した。 「う・・・ぶー!ぶー! れみ☆れあ☆ぶー!」 出来るだけ可愛く豚のマネをしたれみりゃ。男は手に鉈を持つと。 「よし! 豚は死ね!!!!」 振り下ろされた鉈はれみりゃの命を簡単に奪った 「おねえさまああああああああああ!!!!」 「だづげでぐだざいいいいいい!!!!! ふらんじゃんだけはだづげでぐだざいいいいい!!!!」 「おねえざまどいっじょじゃなぎゃいやああああああああ」 姉妹で庇い合う姿にれいむは感動した。しかし職員は事務的な声で横の職員に話しかけた。 「あの奥の数体は母体で残せ。後は機械に乗せろ。」 「わかりました。」 今まで生きていたれみりゃ達が次々にミンチにされていく映像に、れいむはまたも餡子を吐きそうになったが、今度は男に口をふさがれ 結局無理して飲み込んだ。 そのあとも、母体としてすっきりされ続けるみょん。袋詰めにされるぱちゅりー。れてぃに生きたまま徐々に食われていくまりさを 小型カメラでとらえた映像など。れいむにトラウマを与えるには十分だった。 すっかり元気を無くしたれいむ。 「ゆ・・・おにーしゃんなんでれーみゅにきょんな・・・」 「今日はここまでだな。明日からは色々なルールを教えるからな。 そういって箱に戻された。 次の日は、れいむは初めておうちを作った。 枯れ木や木の枝が周りにあり、近くには穴の空いた段ボールがあった。よく見ればそれは死んだうーぱっくなのだが れいむは気がつかなかった。 「ゆーちょ! ゆーちょ!」 一生懸命草を運び、中に敷き詰めていく 「ゆいちょ!」 更に草木を入口に置いてカモフラージュを施す。 「できちゃ! ここはれーみゅのおうちだよ!」 完成した家の中で高らかにおうち宣言をするれいむ。しかし男はれいむを摘みあげると、すぐに箱を潰した。 「どうちでごんなごどずるのおおおお!!! れーみゅのおうじがああああ!!!!」 「お家はおかーさんの居る箱だろ? それに他人の住んでる家では勝手にお家宣言しちゃいけないんだよ?」 それからは、ある時は身の回りや外にある物の名前を覚えさせられ、ある時は他のゆっくりの詳しい特徴を徹夜で暗記させられ、 またある時は挨拶や食べ方のマナーをみっちりと仕込まれた。人間には逆らうな。ゆっくりを強制してはいけないなど。 男はブリーダーだった。ただのブリーダーではなく、最高品質のゆっくりを育成することで有名なブリーダーだった。 男は大量生産ではなく、あくまで少数の優れたゆっくりを育てることに心血を注いでいた。 今回はお得意先の婦人から頼まれた。優秀な子れいむが欲しいとの事だ。 その徹底的な育て方ゆえに、下手な虐待趣味の人間よりも遥かに多い数のゆっくりを無残に殺してきてたりする。 しかしまだれいむは優しく教育されていた。生後一か月にも見たないうちから、あまりにキツイ教育はストレスで死ぬ可能性が高いのだ。 一応母親は生かしてはあるが、それでも過剰なストレスは与えない方がいい。 男はもう一匹育てているゆっくりの事を思い出した。 あの母親を生かしてあるのはあのゆっくりのためでもある。上質な衣食住によってゆっくりの品質は大分変るのだから。 あのれいむも、もう少ししたら、いい部屋に引っ越しさせよう。その時はもうあの母親は要らないだろう。 男はそんな事を考えながら、拾ってきた赤まりさをカラッと揚げていた。 【あとがき】 完成がかなり後になりそうなのでこれから名乗る事にします バスケ部の人です。はじめまして ポケモン楽しいです。北斗も楽しいです 過去作 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!1 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!2 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!3 お兄さんとドスれいむ 鬼意屋敷殺人事件 どすの加工所 幻想樹の迷宮 幻想樹の迷宮Ⅱ 徹夜でゆっくりしようぜ! 徹夜でゆっくりしようぜ!2 地震 ゆーうーかい ゆーうーかい 解決編 ゆーうーかい番外編 ~ゆっくりプレイス~ ゆっくりパニック れみりゃをむーしゃむしゃー 帽子のないれみりゃ このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/100.html
注意 下ネタ有り 虐待薄め 22世紀。ある団体の働きによって、世界はゆっくりレイプ一色に染まった それ以降ゆっくりレイプという行為は社会的に受け入れら、市民権を得るまでとなった さらにそれから半世紀、様々な動乱、揺れ動く歴史の荒波の中で ゆっくりレイプは社会的ステータスに変異していった そして、ゆっくりレイプが上手い者=エリート。という構図が出来上がった 「とまあ、未来はこんな感じだ」 平凡な日常を送る青年の部屋に突然現れたロボットはそう説明した ちなみに彼。ゆっくりにはまったく興味を持っていない。ゆっくりに対して特別な感情を抱いたことは皆無だった 「嘘臭い・・・」 冷ややかな目でロボットを見る 「いやマジだって。それにこの時代の科学でオレみたいな高性能ロボットが作れると思うか?」 電子レンジのような真四角の頭に、洗濯機のような胴体、掃除機のホースのような手足の物体が尋ねてくる 身長は、彼の頭一つ分低い 「ダンボールとティッシュ箱で作ったみたいな角ばったフォルムのお前が?」 彼は目の前のロボットを見て、小学生のころに作った夏休みの工作を思い出していた 緑色に光るモノアイが左右に大きくぶれる 「テメェこの野郎」 蛇腹のような腕がニュッと伸びる 腕の先端にある、一昔前の歯医者が歯を抜くときに使うペンチのような手、ひらたく言うとマジックアームが彼の頬をつねった 「いててててててて。ロ、ロボット三原則はどうしたっ!」 【ロボット三原則 ――アイザック・アシモフ】 第一条:ロボットは人間に危害を加えてはならない。 また、その危険を看過する(知ってしながら見過ごす)ことによって、人間に危害を及ぼしてはならない。 第二条:ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。 ただし、与えられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。 第三条:ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己を守らなければならない。 「うるせぇ!! オレの時代ではこうなったんだよ!!」 【新・ロボット三原則 ――詠み人知らず】 第一条:ゆっくりをレイプできる機能を持ったロボットは、ゆっくりをレイプしなければならない。 第二条:レイプするゆっくりが一匹しかいないときは、人間に最初にレイプする権利を譲らなければならない(3Pなら可)。 第三条:死姦したロボは自爆しなければならない。また死姦している人間を発見した場合は、その人間を速やかに排除しなければならない。 第四条:自分の感情を、その時その時に流れるラジオの音楽で表現してはならない。 第五条:転んでも泣かない。 「第五条まである!? 五条必要!? しかも第四条はトランスフォーマーだし、アレのドコが何が気に入らなかったんだよ」 「シャラップ!! 時代は常に移り行くものだ!」 「いてててててて。だから抓るな!!」 ×× ×× お互いに落ち着き、改めて状況を整理する 「で、そのトチ狂った未来を変えるために22世紀からわざわざ来たってこと?」 痛む頬をさすりながら訊いた 「全然ちげーよ」 「じゃあ何?」 「貴様に、ゆっくりレイプを極めてもらうためだ」 「ブフッ!!」 噴出す彼に、ロボはここを訪ねた経緯を話しはじめた 「オレを派遣したのはお前の孫だ」 「孫? なんのために?」 「ゆっくりレイプの才能を手っ取り早く得るためだ。ゆっくりレイプの技術は遺伝することが科学的に実証済みだからな」 「自分で頑張れよ・・・・・」 死ぬまで独身でも良いかもしれないと一瞬だけだがそう思った 「オレは元々はゆっくり虐待用のロボットを流用して作られた初期のタイプだ」 「試作型ってこと?」 「そうとも言う、本来なら博物館でアイボの隣に展示される予定だったんだが、お前の孫が買い取ってコッチに寄こしたのさ」 「スクラップ一歩手前じゃないか。しかもお前より高性能なヤツがあるのかよ」 「すごいだろう」 腕を組んでふんぞり返るロボ 「誇るなよ。自分の低スペック性をアピールしてどうする」 ~~レイプロボの歌~~ 餡な子といいな~♪ デきたらいいな~♪ あんなプレイ こんなプレイ 一杯 あるけど~♪ みんな みんな みんっな かっなっえってくれる~♪ ふしぎな機能でかなえってくれぇる~~♪ 『きめぇ丸と空中SEXしたい!!』 『え? ごめん。よく聞こえなかった。もっかい言って』 『だからきめぇ丸と空中SEXしたい!!』 『ムリ』 孕め! 孕め!! 孕め!!! とっても ダイスキッ レイップロボ~~♪ ~~レイプロボの歌~~ 「オレが発売当時に流行った歌だ。本当なら3番まであるが今回は割愛する」 「おかしい、この歌詞絶対におかしいって」 「江戸時代の人間に、お前等のあいだで今流行ってる曲を聞かせても多分同じこと言うと思うぞ」 「そうかもしれないけど、これの場合そんなレベルじゃないだろ。これ考えたヤツは心にどんな怪物飼ってんだよ」 「それ作ったのお前の孫な。2万人の中の応募から選ばれた力作だ」 「・・・・・」 明るい未来はまだずっと先らしい ×× ×× レイプロボが希望したので外を案内することになった。この辺りのゆっくりの特徴を掴みたいとのことだった 彼の住む地域は都心からやや離れた場所にあり、都会とも田舎とも呼べない中途半端に発展している町である 一人と一体は、人気の少ない学校の裏山を歩いていた 「48のゆっくり虐待機能があるが、その中の3つは地球を著しく破壊するので使用が禁止されている」 「どうして虐待にそこまで破壊力求めてるんだよ」 「虐待機能の中のいくつかはゆっくりレイプにそのまま使用できる・・・・今から実演してやる」 ロボがモノアイの焦点を絞り、その先にある獲物に照準を合わせる 彼もロボが見た先に目を凝らすと、木の上に二匹のゆっくりがいた 「ゆっくりれみりゃとゆっくりふらんだ。珍しいな」 どちらも胴なしだった。枝にとまりで「うーうー」とじゃれあっている 「捕まえて、少しだけ中身を採取する。その情報を元にプルグラムの微修正パッチを作る」 「相手は上だぞ。どうやって捕まえるのさ?」 「まあ見てろ」 ロボは木の幹を両手で掴んだ 「オラァァ!」 掛け声と同時に木の葉が大量に落ちてくる 「わ、わ・・・・なんだ?」 微弱ではあるが、彼の足の裏をビリビリとした感覚が駆け巡った 「手を超振動させただけだ。元々はゆっくりを塵にするための虐待兵器だったんだが。今は捕獲や発情させるために使用している」 「すごいなソレ」 「だがオレの場合は調節スイッチが馬鹿になったせいで、今やった強のバイヴレーションしか選べない」 「・・・」 素直に目の前のロボはポンコツだと思った 「ところであの二匹は? あの振動なら気絶して落ちてくるんじゃない?」 「おう。そうだった・・・・・ん、落ちてこないな? 他の枝に引っかかったのか?」 ロボは不審に思い、木から手を離し後ろにさがる 「「うーー!!!」」 上を向いた瞬間、ロボは二匹の体当たりを受けた。振動が来る前に危険を察知した二匹は素早く枝から飛び立っていた 「ぐぉ」 衝撃でロボはのけぞる。れみりゃが顔、ふらんが胴に直撃していた 「メインカメラをやられたが・・・・まだいける!!」 「致命的だろそれ」 飛び回る二匹は容赦なくロボに攻撃を加える 「うーー!! うーー!!」 「うーー!! うーー!!」 「コラッ、いてっ! やめろ、チキショウ、コッチが見えないのをいいことに・・・おぁぁ、バランスが…」 (弱ぇぇ) ×× ×× 「あのやろー共。今度あったらサリーちゃんのパパみたいな髪型にセットしてそのまま剥製にしてやる」 地面に寝転んだままロボは忌々しそうに言った 二匹はロボを転ばせて何度か体当たりた後、空に逃げた 「手を貸そうか?」 薄暗く発行する緑色のモノアイが自身に手を差し伸べる青年を見た 「てかお前も助けろよコノヤロー。俺らチームだろ、ボヤッキーとトンズラー並の息のあったコンビネーションがオレらの売りだろ?」 「まだ出会って二時間しかたってないのに? どんな人工AI付ければそんなふてぶてしくなるんだよ」 起き上がり。めげずに裏山の道を進むと、一匹のゆっくりれいむを捕まえることが出来た 「れいむをおろしてね! ゆっくりできないよ!」 「うるせぇ」 「ゆぐっ」 「いい機会だ。お前にゆっくりレイプを見せてやる」 (正直、してくれなくていい) 彼の思いなど他所に、れいむをマジックアームでこねくり回す 「まずは愛撫だ、すべてはここから始まる」 伸びたり潰れたり、れいむの形は柔いゴム鞠のように変わっていく 「いたいよ。ぜんぜんゆっくりできないよ!!」 「これからが本番だから黙ってろ」 「ゆがががががが」 腕を大きく振ってれいむをシェイクする れいむが抵抗する意思を削ぐと、ロボの右腕が胴の中に完全に引っ込んだ 「『媚薬注入アーム』」 新しく出てきた腕はガソリンスタンドで見る給油する装置に良く似ていた 「注入開始」 それをれいむの頭に突き刺した 「1%・・・・7%・・・・23%・・・・46%・・・72%・・・・・85%・・・・100。充填完了」 腕をいったん引っ込めて最初のマジックアームに戻った 「さあこっからが本番」 「一つ訊いてもいい?」 彼の言葉がロボの次の行動を遮った 「なんだ」 「お前どうやってゆっくりレイプするの? “アレ”が体の中に収納されてるの?」 「擬似チンコが導入されたのは四世代からだ。オレには無い」 「持ってる型式のやつ居るのかよ・・・・」 想像するだけで気分が悪くなる 「詳しく聞きたいか?」 「いや、いい」 その後、機械とは思えない淫靡な動きが彼の目の前で展開される 「きもい」 それ以外の感想が出てこなかった 「よし。こいつから餡子を取り出して帰るか」 マジックアームの先をぐったりしたれいむの頬にくっつける 彼は頬を抓られたときに、ロボットアームの先には小さな穴が開いているのを知っていた 「よっ」 エンジンを空ぶかしにした音のあと、れいむの体は一瞬でペシャンコになった 「しまった。餡子を吸い過ぎた。ポンプの調整間違えた。いや~失敗失敗」 内臓されたポンプが腕を通してゆっくりの餡子を汲み上げたのだが、その力加減を間違えてしまったようだ 気まずそうに、青年の方をちらりと見る 「・・・・」 ロボットでも、彼の目が何を言いたかったのかは良くわかった ×× ×× なんやかんやで自宅に戻ってきた二人 「これより、入手した餡子を元に作ったパッチを当てる」 ロボの腹の隙間から一枚のディスクが出現する 「オレはパッチを当てるぞジョジョォォォォォォォォ!!」 それを頭にあるCD挿入口に自分で差し込む 「ホワイトスネイク!!」 「頼むからインストールくらいは静かにやってくれ」 「仕方ないだろ、パッチ当てるときはこういう行動を取るようにプログラミングされてるんだし」 「人間臭いAI持ってるくせに?」 「ピーガガガ、ピーガガガ、ウイィィィィィィィン」 「・・・・」 機械の駆動音がスピーカーから出ているがあえて突っ込まなかった 1分ほどして 「友情インプット完了!!」 「・・・・・・・・・・・・・なんでネタがぜんぶ微妙に古いんだよ。ウォーズマンの台詞だって気付くのに少し時間かかったぞ」 終わり present by ゆっくりレイパー? 選択肢 投票 しあわせー! (17) それなりー (1) つぎにきたいするよ! (2) 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/168.html
暇つぶしに書こうと思ったんだ。れいむやまりさ以外も出そうと思って。 ……そしたら、以外に難航してさ。数行なら楽勝だ。長編より短編、短編 よりショートショートが楽!!……そう思っていた時期が自分にもありました。 元ネタは「稲生物怪録」。 けど、発想以外原型留めてないよ! そもそも内容は参考にしてないよ!! 『稗田ゆっくり録』 (※阿Q三行正伝より、七月三十一日~八月三十一日分を抜粋。) 七月三十一日。 里の者たちと百物語を興じた。 とくにこれといった怪異は起きてはいない。 もっとも、このような茶番に付き合う妖怪など 幻想郷にはいないだろうが。 八月一日。 家で資料を読んでいると、いつの間にかゆっくりれいむがいた。 「これからいっかげつかん、おねえさんをきょうふのどんぞこに おとしいれるよ!!!」 そんなことをのたまいながら、夕方まで意味もなく跳ねていた。 八月二日。 「ますたーすぱーく!!!」 といいながらゆっくりまりさが現れた。 口で花火を咥えている。 花火の熱さに耐えていたが、可哀想なので私が持つことにした。 「おねえさん、ありがとう!!」 八月三日。 屋根をみると以津真天が鳴いている。嫌な気分になっていると、 なんの因果かゆっくりみょんが現れた。 「ちーんぽ!!!」 ……流石に下品すぎると思っているうちに、 卑猥な言葉に呆れたのか、以津真天が消えていた。 みょんはなんだかんだでゆゆこ用のおやつをねだっていた。 八月四日。 ゆっくりありすに部屋を「とかいはこーでぃねーと」されかけた。 つまり壮絶に散らかされそうになった。 「いなかものにはわからないのね、このせんす!!!」 こいつの言う都会で、こいつは生きていけるのだろうか。 八月五日。 縁側で休憩していると、後ろでゆっくりひなが回転していた。 「くーるくるー!!!」 なんか今日一日、悪いことが起きなかった気がする。 八月六日。 ゆっくりぱちゅりーが本を読みたいと言ってきた。 試しに幻想入りしてきたケータイ小説の本を貸してみた。 「おねえさん。しにたいの?」 なぜか怒られてしまった。 八月七日。 部屋の真ん中ででテルヨフが寝ていた。 しばらく放置しているとゆっくりえーりんがやってきた。 「そろそろはたらいてください、ひめ!!!」 「だがことわる。」 えーりんが泣き出したので仕方なく愚痴を聴いてあげた。 八月八日。 今日はゆっくりチルノが現れた。 冷たくて気持ちいいので近くに置いた。 「あたいってばのうりょうね!!!」 夕刻には溶けていた。 「あたいってばひるどらね!!!」 ドロドロということだろうか?そのあとずるずると帰っていった。 八月九日。 ゆっくりすわこが外で鳴いている。 「かーえるがっ♪ケーロケロ♪」 待てお前それどこで聞いた。 八月十日。 ゆっくりてゐがゆっくりれーせんをいじめていた。 「ゲラゲラわらうしか、のうがないの?ばかなの?」 可哀想なので、れーせんのほうを抱っこしてあげた。 「ゲラゲラゲラ……。」 笑っているけどどこか寂しそうだ。てゐのほうも泣 くのを我慢しているみたいだったので、また二人に してあげた。 八月十一日 部屋の隅にGの鼓動……!!! 香霖堂で買ってきた殺虫剤を喰らわせる。!かわした!? しかし、よく見るとゆっくりりぐるだった。 「くろくてはやくてごめんね!!!」 八月十二日。 「ゆっくりしていってくださいね!!!」 きょうの担当はゆっくりさなえらしい。 筆や墨を取ってきたり、紙を用意してくれたりと、 ゆっくりなのにかなりせわしく手伝ってくれた。 八月十三日。 「ちぇえええん!!」 ゆっくりらんしゃまがちぇんを探しにきた。 当然ここにちぇんはいないのですごすごと帰っていったが、 探している隙にしっぽのあぶらげをとったのは秘密だ。 八月十四日。 「れんこ!!ここはどこ?!」 「しらないよ!でもゆっくりしようね、めりー!!」 よくわからないゆっくりが入ってきた。 意味不明なことを喋っていたが、……聞き覚えが あるのは気のせいだろうか。 八月十五日。 「秋れた……。もうはんつきもたってるのにまだぴんぴん してるなんて。」 「ゆっくりしすぎてるねぇ。秋ないのかねぇ。」 ゆっくりしずはとゆっくりみのりこ……だっけ?いまいち 覚えていない。 「ひどいよ!」 「わたしたちのなまえをまちがえるのに秋てね!!」 八月十六日。 ゆっくりれてぃが食べ物を探している。 「ちきんらーめんどーんぶり!!!」 生憎だけど家にはありません。食べたこともないし。 餌を与えると食い尽くされそうなので結局放置する。 ……涎と異様な音量の腹の音は勘弁してほしい……。 八月十七日。 箪笥と箪笥のスキマにゆっくりゆかりんがいた。 「やくもゆかり17さいです!」 少女臭がするが、ほっとくことにした。……モデル がモデルだし、何されるかわからない。 「やくもゆかり16さいです!!!」 どっちだ。 八月十八日。 体付きのゆっくりゆうかりんかと思ったら、のうかりん だった。 「おらのぼうししらねぇっぺか?」 見かけてないと答えたら、麦わら帽子をかぶったすわこが 庭を跳ねていた。 「あそびおわったらかえしてけろ。」 「あーうー。」 八月十九日。 ゆっくりかなこがあらわれた! ゆっくりかなこのこうげき! 「おんばしらー!」ちとせあめをなげてきた! だがあたらない。 さんかくとびをして、ずじょうからとうてき! 「さかばしらー!」 だがあたらない。 泣き出しそうだったので、新しい千歳飴をあげた。 八月二十日。 今日はゆっくりがいない、と思ってたらゆっくり めーりんとゆっくりこまちが縁側で寝ていた。 シエスタとサボリの最中である。起こしてはいけない。 八月二十一日。 「おおこわいこわい。さんぶんのにをすぎてもへいき なにんげんがおられるなんて。」 きめぇまるがバイブレーションしながら現れた。 気持ち悪くて鬱陶しいが、見ているうちに慣れたので 抱きかかえて振動を楽しんでみる。 「いつもよりさんわりましでゆれております。 きよくただしいきめぇまるです!!」 八月二十二日。 ぱちゅりーがゆっくりけーねを連れてきた。 「むきゅ!こんどはちゃんとしたごほんをよませてね!!」 「わたしもたのしみにしているよ!!」 そんなわけで、二匹に本をかした。 「むきゅぅぅぅん!!まりさぁぁぁぁ!」 「carved!carved!」 やはり同人誌はだめか……。 八月二十三日。 「はじめまして!!!ゆっくりおri「わかっちゃだめだよー!!」 ちぇんとお ……いや、ちぇん以外見てないよ?今日。 二……いや、一匹とも……じゃなくてちぇんと、 ねこじゃらしで遊んであげた。 可愛いなぁ、二……もとい、一匹とも。 ※上記は貼り付けてあった紙に書かれていた内容であり、 その下には以下の文章があった。 八月二十三日(異聞)。 「はじめまして!!!ゆっくりおりんだよ!!!」 「まだはやいけど、わかるよー!!!」 ちぇんとおりんがやってきた。 ……いやまだ八月だし、早いって! 仕方ない、一応書き残してはおくけど、軽く隠蔽しておくか……。 その日は二匹と猫じゃらしで遊んであげた。 うん。なんにせよ、ぬこは可愛い。これはジャスティス。 八月二十四日。 「いつかふっかつしたいね!!!」 「しんさくでむすめのゆうしをおがみたいわ!!!」 ゆっくりみまさまにゆっくりしんきさま……私はゲームに出たいです。 八月二十五日。 「きゅーかんばーちょうだいね!!!」 ゆっくりにとりがやってきた。折角なので、きゅうりを肴に 幻想入りした例のブツを飲ませてあげた。 「おぅいすぃけどなんらかへんらりょ?」 そのまま夜まで酩酊していた。今は反省している。 八月二十六日。 「さたでーないとふぃーばー!!」 ゆっくりいくが暴れ踊る。ひなまで回っている。 「カイテンエンブロクレン!!!」 でも、今は昼だし……そもそも土曜だっけ? 八月二十七日。 「そーなのかー」 今日はゆっくりがいない。 「そーなのかー」 なぜだかルーミアが居る。 「そーなのかー?」 あ。……体付きのゆっくりるーみあだった。 「ソーナンス!!」 八月二十八日。 「うー!うー!」 「おぜうさまかわいいよおぜうさま!!」 今日はゆっくりれみりゃとさくやか。通りで 昼には現れなかったはずだ。 「うー、さぐや!ぷでぃん、ぷでぃん♪」 「わかりました。おねえさん、ちゅうぼうをかしてね!!」 別にいいのだが……卵はないし、体付きとはいえ、この大きさ で台所に手が届くのだろうか? てか、そんなことを思っているうちにもう出来てるッ?! 「うー♪あいがと、さぐや!!!」 「しあわせー!!!」 鼻血をプリンの上にぼたぼた流してる……汚いなぁ。 まぁ、れみりゃは喜ぶかも知れないけど。 八月二十九日。 ゆっくりもこうがみすちーを追っかけまわしていた。 「やきとりー!!!」 「とらうまになるよー!!!」 みすちーが上空に逃げた。……最初からそうすればいいのに。 「ほうよくてんしょー!!!」 うわ、飛んだ!!って火の粉が!!!いやぁぁぁ!! 八月三十日。 夏もそろそろ終わりか。 「うめぇ!!!さけめっちゃうめぇ!」 「どろー!きゅーかんばーおかわり!!」 ゆっくりすいかとゆっくりゆうぎを見ながら、 そんなことを思っていた。 八月三十一日。 「まいったよ!」 締めは……かんぬしか。モデルのことはよく知らないけど、 なんか逆らえない雰囲気がある。 「みんなをけしかけてゆっくりしたけっかがこれだよ!! そんなおねえさんにはごほうびとしてこのこだね!!!」 傍らをみると……わたしのゆっくり? 「ゆっくりしていってね!!!」 「おねえさん。あきゅんをよろしくね!!!」 そういうと、かんぬしは跳ねていってしまった。 ……夏の間中ゆっくりしていった結果がこれかぁ。 「ゆ?おねえさん、これゆっくりのきろく?」 あきゅんはこの日記を見ると、とても嬉しそうにいった。 「すごいね!さしずめ、『ひえだのゆっくりろく』だね!!! あきゅんもなにかきろくしたいよ!」 体付きだから教えれば何か書けるか。 まぁ、暇なときにでも教えてあげようかな。 (以下略) 終わり。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 書き上げて思った。 まさかむの人とあきゅん的にかぶるなんてね!!! 書き散らしたにも程があるけど、ちょっとでも楽しんでもらえたら幸いです。 阿求の口調が段々と変わってるorz。 10月24日に修正&追記。へっぽこさが変わってないのは仕様です。 by.ゆっくり怪談の人 うん、これはおもしろいいろんなゆっくりが出てかわいい -- 名無しさん (2008-11-04 14 54 18) かなり良かった -- 名無しさん (2008-11-22 08 34 36) 乙! 面白かった! -- 名無しさん (2008-12-17 21 15 29) ゆっくりゆーぎの「どろー!」が何のことなのかようやく理解して大笑いしたw いいものをありがとう! -- 名無しさん (2009-01-02 23 52 04) ちょww神主w -- 名無しさん (2009-02-05 14 48 32) 神主「えっ」 かんぬし「えっなにこれこわい」 -- 名無しさん (2010-04-11 12 07 05) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/560.html
「らんしゃまぁぁぁーーー!!!」 「ちぇぇぇーーーん!!!」 俺の横で二匹のゆっくりがじゃれあっている。 最近飼い始めたゆっくり橙とゆっくり藍だ。 トイレにいって戻って見るとじゃれるのをやめていた、いつもならもっとやってるのに。 そう思いながら見ていると、ちぇんはどこかに行くようで準備をしている。 「じゃあれいむたちのところにいってくるね、らんさま。」 「気をつけるんだぞ。」 ちぇんは野生のゆっくり達のところに遊びに行くようだ。 俺はちぇんを呼び止めると、家飼いゆっくりである証しのバッジをつけてやり、声をかけた。 「あんまり、遅れるんじゃないぞ。あと、たまにはお友達を家に呼びなさい。」 「わかる、わかるよー。じゃあ、おにいさんいってくるね。」 こうしてちぇんは出かけていった。 ちぇんがいなくなり、二人だけになったところでらんに話しかける。 「ところでらん、ちぇんのことはよく躾けているようだな。」 「はっ、はい。」 俺は、九本ある稲荷寿司でできたらんの尻尾を無造作になでながら続ける。 「ちぇんがゆっくりを連れて来たらゆっくり加工場に持っていくから、色々と手伝ってくれ。」 「しっしかしちぇんが悲しみ……、ひぎぃっ!!!」 俺はらんの尻尾を一つ引きちぎった。 「俺はいいんだぞ、お前らを追い出しても。お前は生きていけるだろうがちぇんはどうなるかな……。」 「わ、わかりました、従います。」 「それでいい、跡はいくらでも隠せる。ちぇんを悲しませる事にはならん。」 ちぇんのことになるとらんは弱い。 それに、今の安穏は俺のおかげだという事もよくわかっているようだ。 俺は、らんに掃除をしておく様に命令すると先ほどの尻尾を食べた。 「ただいまー。」 夕方になるとちぇんが帰って来た、いいつけどうりゆっくりを連れて来ている。 「おにいさん、みんなにおにいさんのことはなしたらみんなきたよ。」 れいむ種が四匹にまりさ種が五匹、ぱちゅりー種も一匹いた。 なかなかの収穫だ。 「そうかよくきたな、みんなゆっくりしていってね……。」 「「「「「「「「「ゆっくりさせてね!!!」」」」」」」」」 ゆっくり達は笑顔で答えた。 「ちぇん……。」 しかし、らんだけは曇った表情だった。 出迎えたあとはゆっくり達を庭先で遊ばせ、夕飯の準備に取り掛かった。 しかし、らんだけはこちらを手伝わせている。 伝達事項もあったし、言いたい事もあったので丁度よかった。 そして、準備を始めながら話しかけた。 「らん、ダメじゃないか笑っていなくちゃ。ゆっくりたちは気づいていなかったからいいものの。」 「すっ、すいません……、ひぎぃっ!!!」 俺はらんの尻尾を一つ引きちぎった。 そして、囁きかける。 「ちぇんが大事なんだろう、言う事を聞いていてくれれば悪いようにはしないから、ねっ♪。」 ねっ♪のところで笑いかけると、らんも笑ってくれた。 やはりちぇんが大事らしい、こうかはばつぐんだ。 自分が苦しくても、そしてちぇんを悲しませても、ちぇんを失うよりはいいらしいな。 俺はそれを改めて確認すると、らんに言った。 「らん、ちょっと頼まれ事を引き受けてくれないかな。」 頼まれ事とは、遊んでるゆっくりを何匹か連れて来ることだった。 しばらくするとらんは、れいむとまりさを一匹づつ連れて来た。 「ここがゆっくりすぽっと?」 「ゆっくりさせてね!!!」 きょろきょろしながら何か言うゆっくり達だったが、無視して作業を始めることにした。 俺は、れいむを先に処理する事にしてまりさはらんに任せた。 れいむを台に乗せてやると何か言い始めた。 「ゆっく……、ぴぺぱっ。」 答えるのが面倒だったので、全部言い終わる前に鉈で真っ二つにしてあげた。 そして、何かを言おうとする表情のままピクピクと痙攣するれいむの餡子をかきだした。 れいむの処理が終わって、らんの方を見るとまりさの頭頂部に太い杭が打ち込まれていた。 さらに、まりさが騒いだらしく舌が引きずりだされ五寸釘数本で固定されており、涎や涙、餡子など色々撒き散らせながら苦痛の声をあげていた。 「ふっふひへひはひほー。」 俺は、すこし驚いたが丁度いいと杭や五寸釘を外さずに餡子を取りだすことにした。 まず、まりさの頭頂部の髪を掴み、頭皮ごと頭から引きちぎった。 「ふっふぅぅぅーーーーー。」 もちろん、まりさは苦痛の声をあげたが、大声はあげられなかったので無視した。 らんも特に変わった様子は無く、涼しい表情を崩さない。 そして、剥き出しになった餡子をすべてかきだした。 ゆっくりの皮が残ったが、そのままではさすがにまずいので、 「じゃあらん、残りは食っとけよ。」 「はい。」 俺は残ったゆっくりの皮をらんに食べさせ、配膳に移った。 らんが逆らわなかったので、とっておいた尻尾を食べながら作業した。 そして、夕飯の時間となった。 俺は、居間でらんと食べることにした。 部屋を汚されるのがいやなので、ちぇんとゆっくり達には土間で食事させた。 俺とらんは普通の食事だったが、ゆっくり達にはさっきの餡子を与えた。 「ゆっくりたべるよ。」 「あんこうめぇ。」 「こんなものたべたことないよ、すっごくおいいしいよ。」 「あめっ、すっげあっめ。」 「うっめ、これすっげうっめ。」 「いくらでもいけるよ。」 「わかる、わかるよー。」 「むきゅーん。」 土間は賑やかだが、起こった異変には気づいてないらしい。 そして、何を食べているかも気づいていないようだ。 その様子を聞きながら、らんに話しかけた。 「ところで、頼まれ事はいったいどうやったんだい、他のゆっくり達は気づくそぶりもないじゃないか。」 「食べ物で釣りました、騒ぐとみんな来るからこっちでゆっくりあげるねと。」 「そうか、さすがだね。」 「お褒めいただき光栄です。」 どうやら、らんはちぇん以外どうでもいいらしいな。 さっきの事といい、らんはちぇん以外に容赦がないようだ。 いい傾向ですね。 夕食が終わると、ゆっくり達をゆっくりれみりゃの話しで脅しながら泊まっていくように促し、ゆっくりたちを土間に寝かせる事にさせた。 「みんな、ゆっくり眠ってね。」 「「「「「「「ゆっくりするよ!!!」」」」」」」 ちぇんはゆっくり達にお別れの挨拶をすると、自分の部屋に眠りにいった。 俺は、ちぇんが眠ったことを確認すると、行動を開始した。 「みんな、さっき食べた餡子のもとが残ってるんだけど食べないか。」 ゆっくりたちはまだ遊んでおり、すぐ食いついてきた。 「ほんと?」 「たべる、たべるよ、ゆっくりしないでたべさせてね。」 「いそいでね、はやくたべさせてね。」 「だしてね、とっととだしてね。」 「くれたら、いっしょにゆっくりしてあげるよ。」 「あんこ、あんこくれ。」 「くれなきゃゆっくりさせてあげないよ。」 「むきゅぅぅーーーーん。」 俺はあっちであげるよと、蔵に案内することにしたした。 俺は、食欲に駆られて先を急ぐゆっくり達をらんにまかせ、置いていかれたぱちゅりーについていた。 ぴょこぴょこ歩く姿は、万人がかわいいと思うだろう。 俺は、ゆっくりとぱちゅりーの後ろに回ると、 「むきゅっ?!!」 冷却スプレーで仮死状態にさせた。 この先の展開についていけないと判断したからだ。 希少なぱちゅりー種を死なせるわけにはいかない。 ぱちゅりーを抱えた俺が蔵の前に着くと、ゆっくりたちが騒ぎ出す。 「ゆっくりまちくたびれたよ。」 「ゆっくりしないでね。」 「早く、早く。」 「とっとと食べさせてね。」 「ぱちゅりーはほっといてね。」 「あんこあんこあんこ。」 「おいしいのはやく。」 俺は蔵の重い扉を開けると、まずぱちゅりーを保存ボックスに入れた。 扉が閉まってる事を確認してから、まりさの一匹に近づいた。 「残念だけど、君は餡子を食べられないよ。」 「ふざけないでね、まりさにもた……、たわばっ!!!」 たべさせてねといいたかったのだろうが、面倒くさいので鉈で切り付けた。 さらに、まりさを押さえつけながら二回切った。 手を離すと、まりさは6個のくし型まりさ6分の1になった。 まるで果物を切るかのようにくし型に切り分けられたまりさを見てれいむたちは、 「まりざぁぁぁーーーー。」 「なんでごんなごどずるのぉぉぉーーー。」 「やめでぇぇぇーーー。」 と恐怖でパニック陥っていた。 一方他のまりさは、 「おおおおにいさんとはゆゆゆゆっくりできないよとっととでてってね。」 「はははやくあんこたべさしししてね、でなきゃかえるよよよよ。」 「あああのまりさはぜんぶあげるからとっととこここここからだしてね。」 と表面上は冷静にしているが、動揺は隠せていない。 そこで、俺はこれから起こる事実を言った。 「君たちはああはならないよ、餡子も食べさせてあげるよ、だからゆっくりしていてね。」 ゆっくりたちは落ち着かないが、俺は無視してた。 そして、手短なれいむを拾い上げると、まりさ6分の1を口に押し込む。 「ゆーーーー?!!」 吐き出そうとしたが、その前に次の工程に移る。 れいむに特注の猿ぐつわをかませた。 「んーーーー?!!」 もう、まりさ6分の1を吐き出す事はできず、唸ることくらいしかできない。 最後に箱に入れて終了だ。 途中ゆっくりたちがまた騒ぎはじめたのが、一匹目の作業が終わってからさっきの餡子のことを教えると、さらにうるさくなった。 「うおえええぇぇぇぇーーー。」 「えろえろえろえろえろぉぉぉーーー。」 「だしてねだしてね、ごごがらだじでぇぇぇーーー。」 「おうぢがえでゅぅぅぅーーー。」 「あけてね、あげでおうえええぇぇぇーーー。」 もう吸収された餡子を吐き出そうと頑張ったり、動かない扉に何度も体当たりしていたがすべて無駄だった。 「お一人様ずつのご案内です。」 俺は、てきぱきと他のゆっくりもれいむと同じようにまりさ6分の1を食わせ猿ぐつわをかませ同じ箱に入れていく。 「「「「「「んんんーん・んーんん。」」」」」」 どいつもこいつも、恐怖に目を見開いて涙や涎をたらしながら唸っていた。 何匹かは、まりさを吐き出そうとはしたが猿ぐつわに邪魔され出来なかった。 腹が空いたら共食いするだろうから、それをさせないための猿ぐつわでもあった。 こうして、明日加工場に持っていくゆっくりが出来上がった。 一方らんには蔵の中の掃除をさせた。 らんは、「おお、こわいこわい」とでもいいそうな表情で助けを求めるゆっくり達を無視して作業していた。 箱の中から出ようと無駄に暴れるゆっくりを見てるときも同様だった。 そんならんを見た俺は、蔵を出るときに、 「ひぎぃっ!!!」 もう尻尾を抜く必要もなかったがなんとなく一つぬいた。 「箱を卸しにいって、森にも行くから留守は頼むぞ。」 「はい。」 翌朝、俺は早めに加工場に行く事にした。 留守をらんに任せる。 「おにいさんいってらっしゃーい。」 ちぇんも出迎える。 「ちぇんも留守を頼んだぞ。」 ちぇんに昨日の事を気取られぬように、家にいてもらったほうがいいと考えたのだが、 「えーやだよー、ところでみんなは?」 拒否された上に何かおかしいと感じたようだ。 「朝早くに出て行ってしまったよ。」 らんが誤魔化す。 「じゃあ、みんなのところにいくよ。」 ちぇんはなおも引き下がらなかったので俺は、 「らんも色々頑張ってくれてるから、ちぇんもたまには一緒にゆっくりしてやってくれ。」 といった。 「わかる、わかるよーおにいさん。らんしゃま、いっしょにゆっくりしようね。」 「ちぇぇぇーーーーん!!!」 「らんしゃまぁぁぁーーー!!!」 丸く収まったのを確認すると、俺は加工場に向かった。 おわり。 作 怪僧トンポ スレに色々出ていた新ゆっくりの案を見て書きました。 ゆっくり藍の設定は以下のようにしました。 顔だけの饅頭で中身も普通の餡子だが、九本の尻尾は稲荷寿司で出来ており再生可能。 ゆっくり橙を溺愛し、ゆっくり紫には逆らえない。 知能は他のゆっくりより高いが、自分の欲望を優先するところは変わらない。 そのためなら、他のゆっくりに害を与えるのにもためらいがない。 アクセス規制に巻き込まれたのぜ。(´Д`) fuku700に一回投下したものの規制でぐだぐだだったので引っ込めて今頃投下。 規制16日間は長かった。 最後になりましたが、お読みいただきありがとうございました。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4568.html
注意 出てくるゆっくりはみんな最終的に死にます。 おれの好きなゆっくりが死ぬなど許せんッ!!!という方はご遠慮ください。 「ホーホー」 鳴き声を上げ、木の上で一羽の梟が獲物がかかるのを待ち続ける。 梟は肉食で鼠等を捕食する一流のハンターだ。 そんな彼等が今狙っているのは鼠ではない。 鼠よりも大きく、それでいてそれに匹敵する繁殖力を持つナマモノ“ゆっくり” だった。 「ホー…ホー…」 この梟は幻想郷に住む梟の中で古参であり、あまりにも膨大な時間を生きている 為に妖怪になりかけていた。 その為知能もよく回り、餌には困らなかった。 「どうじでうごげないのおおおおおおッ!!?」 下では“撒き餌”が騒がしい。 木から梟が見るのは二匹のゆっくりまりさとゆっくりれいむの番だ。 しかもれいむは奴らの言い方からすればにんっしんしていた。 頭の茎を揺らしながらまりさに寄り添っている。 どうしてこんな事になってしまったのだろうか? れいむはもう何度したかわからない自問自答をした。 自分達はただ巣の中でゆっくりしていただけだった。 かわいい赤ちゃんとかっこいいまりさといっしょにゆっくりしていただけだった 。 だけどいきなり恐い鳥さんがやって来てまりさを連れていってそしてれいむも… 。 その時の出来事を思い出しガタガタとれいむは震え出す。 彼女達は動かない。いや、動けないのだ。 身体のあんよにあたる部分を鳥に啄まれてしまったからだ。 だから暗い夜の森の中で寄り添っているしか出来ない。 ゆっくりは捕食種でもない限り夜中は出歩かない。 夜は危険がいっぱいだからだ。だから巣の中に閉じこもっている。 それでも安全とは言い難いがそちらの方が助かる確率が高かった。 しかし今は森のど真ん中にいる。 身動きもとれない。 動物に襲われたらひとたまりもない。 そんな恐怖に終わりが来た…最悪の形で。 「うーうー☆」 「れみりゃだああああああああッ!!!」 まりさの絶叫が響き渡る。 ぎゃあぎゃあと騒いでいたせいで見つかってしまったのだ。 「う~♪あまあまみつけたど~☆」 そこに現れたのは胴なしれみりゃだ。 大きさ的には成体よりは小さいといった感じだ。 おそらく親と狩りに来たのだろう。 獲物としては十二分だ。 妖怪や野犬だったら返り討ちになりかねない。 梟は仕掛けが功を奏した為ほくそ笑む。 しかし油断はしない。 長生きの秘訣は焦らない事だと自分に言い聞かす。 「やだこっちこないでええええええッ!!?」 れいむが涙を流しながら叫ぶ。 「うるさいど~♪ あまあまはえれがんとなおぜうさまのでざーどになるのがしあわせなんだど~♪ 」 「そんなのぜんぜんじあわぜじゃないよー!!」 泣き叫ぶれいむに対して胴なしれみりゃは今にも襲い掛かろうとしている。 「おちびじゃんすごいんだど~!!」 そんな言葉と共に胴ありのれみりゃがやって来る。 おそらく親なのだろう。 胴なしれみりゃが襲い掛からなかったのは親を待っていたんだろう。 まあ動いたら襲い掛かるつもりだったんだろうけどれいむ達は底部を啄まれてい るから身動きとれなかったから動かなかったのだろうけど。 「う~、おねえちゃんすごいんだど~!」 「さすがはれみりゃのじまんのいもうとなんだど~☆」 他にも三匹胴なしれみりゃが跳ねをパタパタさせてやって来る。 思ったよりも大量だ。 梟の目的はれみりゃ等肉の身体を持つ生物の捕獲だった。 梟は肉食だ。ゆっくりのような餡子饅頭は好まない。少なくともこの梟はそうだ った。 ゆっくりは数が多く、巣が見つけやすく、ゆっくり自体捕まえやすい。 梟の体躯にはゆっくりの巣はちょうどよく潜り込める広さなのだ。 個人的には好みではないが捕まえやすい獲物…それを使えば他の獲物も捕まえや すくなるんじゃないか?とこの梟は考えた。 そして考えついた手段がこれだった。 今れみりゃ達は皿におかれたディナーとなったのだ。 警戒が強ければ不自然に思うかもしれないが残念ながらこのれみりゃ達にそこま で考える知能はなかった。 「きょうはおちびちゃんがぷっでぃんのつぎにすごいごちそうをみつけたんだど ~♪すごいど~♪」 親れみりゃは胴なしの子れみりゃの頭をなでなでする。 れみりゃは頭のいい個体ではない為捕まえた獲物はその場で食べてしまう。 そしてその間は本来ならば周囲を警戒しなければならないのによくわからない“ こうまかんのおぜうさま”としてのプライドとやらがある為でディナーは優雅に 食べるそうだ。傍目にも優雅にはカケラも見えないが。 しかも中身はほかほかの肉まん。 肉食のこの梟にとってまさにうってつけのカモだった。 「いただきますだど~♪」 親れみりゃの許可を得て子れみりゃがまりさに襲い掛かる。 「こないでね!たべるなられいむにぎゃあああああああッ!!!」 三方向から中身を吸われ絶叫するまりさ。 みるみる内にぺらぺな皮になっていく。 「うー!うー!」 一匹あぶれた子れみりゃが物欲しそうに見ている。 「だめなんだどー☆ おねえちゃんはいもうどにさきをゆずってあげるんだどー♪」 「う~…」 どうやら我慢しているのはこの中で一番上の姉のようだ。 サイズは大した違いは無いから時間的にはあまり差はないだろうが。 「ゆ゛っ…ゆ゛っ…」 皮だけに等しい状態になったまりさが痙攣している。 既に意識は無いだろう。 「ばりさぁッ!!しっかりじでぇッ!!」 れいむが泣き叫ぶ。 見捨てられたのを聞いていなかったのか今もまりさを慕っていた。 だがそんな想い等ここでは糞の役にも立たない。 「めいんでぃっしゅをいただくんだど~♪」 そう言って親れみりゃはれいむの頭に生えた茎を折った。 「「「「ゆぎゃああああああああああああああああああッ!!!」」」」 すやすやと希望に満ち溢れた未来が待っていた筈の赤ゆっくり達が目を見開き絶 叫を上げる。 中途半端に成長して自我が芽生えていたのが不幸だった。 「ゆっくちしていってね!」と親に告げる筈の口は、「ゆ…ゆ…」と絶叫と嗚咽 を漏らすだけだった。 「でいぶのあがじゃんがあああああああああッ!!!」 れいむが喧しく泣き叫ぶ。 遠くにいるこちらからでも五月蝿いのだ、れみりゃからすれば苦痛だろう。 「うー、うるさいどー!!」 「ゆげ!?」 親れみりゃがれいむを蹴り飛ばす。 そのままころころと転がり、止まる。 それに満足したのか親れみりゃは、 「うー、おちびちゃんおまたせしたんだどー♪」 そう言った親れみりゃの言葉と共に我慢していた子れみりゃがれいむに襲い掛か る。 「やめてね!れいむおいしくないかぎゃあああああああああ!!」 「うー!」 れいむの中身がどんどん吸い出されていく。 「やだあ!れいむじにだくない! まりさとあかちゃんとゆっくりずるのぉッ!!! いっしょにおうたうたったりおさんぽしたりしてずっとゆっくりするのぉッ!! 」 れいむは足掻くが子れみりゃの牙はがっちりとはまり、抜けない。 最期の最後、れいむはどうしてこんな目に遭うのかと思っていた。 れいむは幸せだった。 ゆっくりしてかっこいいまりさと一緒にゆっくりして赤ちゃんが出来て、ゆっく りした幸せな未来が続くと信じて疑ってなかった。 なのに現実はまりさや赤ちゃんを殺され、自分もれみりゃに食われている。 どうしてこんな事になったのか? そうだ…あのこわいとりさんがれいむたちのゆっくりプレイスにきたからだ。 れいむの脳裏に丸い狩人の双眸がフラッシュバックする。 どうして…れいむなにもわるいことしてないのに…。 れみりゃに中の餡子を吸われいく中、最後まで自分の幸福を奪った梟を脳裏に浮 かべながられいむは事切れた。 れいむが完全な皮のみになった頃、梟はようやく羽根を広げる。 生物は食事を終えた後は動きが鈍くなる。 それはゆっくりにも同じ事だった。 さて、あちらの食事は終わった。次はこちらの食事だ。 そう梟は言いたげに音も無く飛び立った。 「うー、でざーとなんだどー♪」 そう言って親れみりゃは茎に生えている赤ゆっくりをちぎり子れみりゃに投げ与 えた。 「うー!とってもでりしゃすなんだどー♪」 赤ゆっくりはれみりゃ達にとって御馳走だ。 赤ゆっくりがいる間は親のゆっくりが巣から出ないからだ。 とても美味しいでざーとに子れみりゃは舌鼓を打つ。 「う~、れみりゃもほしいんだど~♪」 れいむを吸い付くした子れみりゃも親れみりゃのいる方へ羽根をパタパタとさせ て近づこうとし、 「う!?」 音も無く消え去った。 それはあまりにも迅速で、赤ゆっくりを食べて幸せな子れみりゃとそれを配って いた親れみりゃが気付く事もなく、一番上の子れみりゃは梟に連れ去られたのだ った。 『う~!?』 叫び声を上げて逃げ出そうとするが梟の脚の爪ががっちりとくわえ込み、そのど ちらも出来ない。 そしてそのまま木に梟は着地する。 『うげぇ!?』 身体が圧迫される痛みが走るが致命傷にはならなかった。 距離はさして離れていない。 子れみりゃから親れみりゃの姿も見える。 『まんま~!?』 れみりゃは必死に親に助けを求めるが声も出せない状況では気付く訳もない。 『う~!?ざくや、だずげで~!?』 本能に刻まれたさくやという存在に助けを求めるがそれは無駄な行動でしかない 。 梟も悠長にしていれば他の獲物が逃げてしまう為一匹に時間をかける訳にはいか ない。 逃げられないように手早く羽根をむしり取る。 『うぎゃー!?いたいどー!!』 バタバタといっそう激しく暴れるが食い込んだ爪から逃れられない。 羽根がなくなったから飛んで逃げることも出来ない。 そして邪魔な帽子を捨て、啄みはじめる。 『もうやだどー!!れみりゃおうちにかえるー!!ぷぎゃ!うぎ!』 自分の中身が瞬く間に食われていく。 先程れいむにした事を身を持って味わっていく。 鋭い嘴によって生まれる鋭い痛みに子れみりゃの身体に生まれてから一度も味わ った事のない痛みが何度も襲い来る。 皮は破れ、中からほかほかの肉まんの湯気を立ち上らせながら必死に助けを求め るが既に口にあたる部分は破壊されて声が出ない。 『ま…んま……ざ…ぐや…』 目玉を啄まれ、残った片目で幸せそうな親れみりゃを見つめる。 親れみりゃはようやく一匹足りない事に気付くが、隠れんぼか何かと思い、「お ちびちゃんどこなんだど~?」と明るい口調で言っていた。 『たず…』 必死に懇願する子れみりゃ。 だがその願は絶対に届かない。 残った片目も梟に啄まれる。 必死に瞼を閉じるが、その瞼も食われ、剥き出しの目が前方を向く。 そこには、かつてれいむが死に際に思い浮かべたものと同じ丸い狩猟者の双眸。 それが子れみりゃの見た最後の光景だった。 目をえぐられ、視覚を完全に奪われる。 『だれ…たず…』 薄れいく意識の中、あの双眸を脳裏に浮かべながらあてもなく誰かに救いを求め 、子れみりゃは髪の毛と皮を残し、梟の腹の中に収まった。 皮肉にも、この子れみりゃが最後に浮かべた光景と死に方は先程喰らったれいむ とほぼ同じものだった。 「おちびちゃんかくれてないででてくるんだど~!」 一方、親れみりゃは赤ゆっくりがついた茎を片手に子れみりゃを捜す。 二つ程赤ゆっくりが残っているのはいなくなった子れみりゃの分だろう。 「う~、でてこないとでざーとたべちゃうんだど~!」 親れみりゃはいつまで経っても出て来ない子れみりゃに対して告げるが反応が返 って来ない。 れみりゃは幸福だった。 初めての一緒の狩りでおちびちゃんがすごい御馳走を見つけた事がとても嬉しか ったのだ。 はじめてのかりでこんなでりしゃすなあまあまをとれるなんてさすがおぜうさま のおちびちゃんたちだどー!と思っていた。 これから先自分を超えるカリスマ溢れるおぜうさまに相応しき存在になると信じ て疑わなかった。 こうまかんにかえったらなでなでしてあげるんだどー♪と思っていたらいつの間 にかおちびちゃんがいなくなっていたのだ。 最初はかくれんぼだと思っていたがいつまでも出て来ないので不安になってくる 。 だがおぜうさまのおちびちゃんがやられるわけないんだどーという何処にも保証 のない結論を信じて疑ってなかった。 そしてその想いは裏切られる事になる。最悪の形で…。 親れみりゃは見つけた。 子れみりゃの成れの果てを…。 それは子れみりゃの髪と皮、羽根、そして帽子だった。 無残に食い散らかされたそれは紛れも無く“死”を物語っていた。 「うあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!?」 親れみりゃは絶叫する。 さっきまでかわいらしく笑っていた子れみりゃが今は醜い残骸に成り果てている 。 いずれえれがんとなおぜうさまになってこうまかんをひきいると親れみりゃが思 っていた妹思いな子れみりゃはもうどこにもいない。 かわいらしくてえれがんとな「う~☆」という鳴き声も聞けないのだ。 ショックのあまり持っていた茎を落としてしまう。 「おちびちゃんじっがりずるんだど~!!」 親れみりゃは子れみりゃの残骸をかき集める。 目尻には大粒の涙が流れていた。 ついさっき死んだれいむのように輝かしい未来が待っていた筈のれみりゃ達に突 然訪れた悪夢。 「う゛っ…う゛っ…おちびぢゃん…」 子れみりゃの残骸を抱きしめ落涙する親れみりゃ。 「まんまぁ~…げんきだすんだど~…」 そんな親れみりゃに今一番上となった二番目の子れみりゃが慰める。 「おねぇちゃんはきっとてんごくでしあわせにしてるんだど~」 自分だって家族で唯一の姉を失って辛いはずなのに一生懸命親れみりゃを慰めて いる。 「まんまぁ~ないちゃったらてんごくのおねえちゃんもかなしくなっちゃうんだ ど~」 「げんきだしてほしいど~」 そうだ…まだこのこたちがいるんだどー。 親れみりゃは三匹の子供達を見つめる。 一番上のお姉さんはいなくなってしまったけどまだこの子達がいる。 残念だけどいなくなった子の分まで仲良く幸福に暮らしていこう。 そう思い、両手に抱えていた子れみりゃの残骸を一旦地面にそっと置き、れみり ゃは落とした茎を拾う。 「みんなでこのでざーとをたべておねえちゃんのぶんまでこうまかんのあるじに ふさわしいおぜうさまになるんだどー♪」 「「「う~、わかったど~♪」」」 笑顔に戻ってくれた親れみりゃを見て子れみりゃも微笑む。 家族の死を乗り越えて彼女達は成長したのだ。 だが彼女達は気付いていない。 悪夢はまだ…終わっていないと…。 それは疾風のようだった。 親れみりゃが一番上の子れみりゃにあげる筈だった赤ゆっくりを二番目の子れみ りゃにあげようとしたその時、 「う゛ぁ!?」 一番下の子れみりゃが変な声を上げ、親れみりゃがそちらの方を向いた時には一 番下の子れみりゃの姿が何処にもなくなっていた。 「うぎゃあああああああッ!!?」 そして子れみりゃの絶叫が響き渡る。 「おちびちゃん!?」 さっきの悪夢が再び蘇る。 また突然いなくなってしまった子供に親れみりゃは蒼白しながら辺りを見回す。 今度はすぐに見つかった。 「う゛…う゛…」 一番下の子れみりゃは木の枝に突き刺され、肉汁を垂らし、痙攣していた。 まるで百舌鳥のはやにえだ。 急所を外してあるからまだ生きていた。 「おちびちゃん!!いまたすけるんだどー!!」 そう言ってれみりゃが羽ばたいて子れみりゃを助けようと飛ぶ。 もう子供を失うのは嫌だ。 そんな親として純真な思いでれみりゃは向かった。 だが、 「うがぁ!?」 突然れみりゃは現れた何かに弾き飛ばされた。 かつてれいむを蹴り飛ばした時のようにれみりゃは転がる。 「ううう…」 身体に激痛が走る。 だけど早く助けないと子供が死んでしまう。 そう思い立ち上がる。 これがハリウッド映画だったら涙を浮かべる名シーンになっただろう。 だがこれはハリウッド映画じゃない。 親れみりゃの子を思う気持ちなど全く意味の無いものだった。 「まんまぁ~!?たずげでだど~!!」 親れみりゃの眼前にはさっき自分を慰めてくれた二番目の子れみりゃが鳥に踏ま れていた。 丸い二つの無垢そうな双眸をした鳥。 無垢故に残酷さが込められている感じがする。 親れみりゃは理解した。 こいつがおちびちゃんを殺した奴だと。 「おちびちゃんをはなすんだど~!!!」 親れみりゃは叫ぶ。 今にも飛び掛かりたいのだが身体が痛くて上手く動けないのだ。 だから出来るのは精一杯の威嚇。 「まんまぁー!たずげでー! れみりゃまだじにだぐないんだどー!!」 泣き叫ぶ子れみりゃ。 逃げ出そうにも子れみりゃに食い込んだ爪は深く、梟の重量を跳ね退ける力も無 い。 姉の死に悲しみながらも親を一生懸命慰めてくれた心優しい(親れみりゃ基準) 子の顔が恐怖に歪んでいる。 唯一無事な子れみりゃはがたがたと震えている。 そして梟はさりげなく、あまりにも自然に子れみりゃの帽子をひきちぎった。 頭の一部分を含めて。 「うわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!」 突如頭に走る激痛に絶叫するしかない子れみりゃ。 帽子と髪は剥げ、右目の周囲は剥き出しの肉まんの中身が見える。 人間でいうなら骨が見えているようなものだ。 親れみりゃはその光景に唖然とする。 こうまかんのおぜうさまにふさわしいかわいらしくてかりすまあふれるおかおが …。 そこからは親れみりゃは何も言えなかった。 目を背けたくなるような光景(親れみりゃにとって)が広がっていたからだ。 しかし、自分達が危機的状況なのは変わらない。 梟はれみりゃが上手く動けないのを把握していた。 だから手早く羽根を毟り取り、吐き捨てる。 れみりゃの再生能力は高く、ゆっくりの中でも愚鈍な知能を補うかのように身体 能力は優れていた。あくまでゆっくりとしてだが…。だから羽根が毟られてもし ばらくすれば生えてくるのだ。 今この場で梟がやっているのは逃亡の防止。 この時点になると既に梟から逃げる方法は皆無になる。 他のゆっくりと違って羽根というアドバンテージを持つれみりゃだがその分跳ね るのが不向きなのだ。 羽根のない胴なしれみりゃはかつて獲物であった披捕食種にすら敗れる始末なの だ。 その為に他のゆっくりと比べて体付きに進化しやすいのかもしれない。 先程一匹を囮にして親れみりゃに不意打ちをし、痛烈なダメージを与えた。 囮を使わないでそのまま突っ込んでもよかったのだがこの梟は徹底して慎重だっ た。 もしも先にれみりゃが近付いてくるのに気付かれたら逃げられるのではないか? 手足がなく動きが鈍いれみりゃの方を攻撃しても牙にさえ気を付けていれば反撃 を受けることはない。 それ故の行動だった。 難点は悲鳴が喧しく、他の動物や妖怪をおびき寄せる可能性もあるが数だけは多 いゆっくりの悲鳴等森の中では日常茶飯事だ。 獣達が気にする事はない。 梟は安心して食事を進める。 と言ってもゆっくりのようにのんびりとしている訳ではない。 迅速に子れみりゃを喰らっていく。 「ざぎゅ!…だずげ…」 瞬く間に子れみりゃの身体が梟の腹に入っていく。 きっと中で姉妹と再会出来て先に食べられた子れみりゃも喜んでいるだろう。 「やめるんだどー!!!」 親れみりゃが身体の痛みを我慢して体当たりして来る。 子を思う気持ちが痛みを凌駕したのだ。 だがその程度で切り抜けるならこのような状況に陥らない。 梟は一旦食事を止め、軽く飛んでれみりゃの背後にまわって親れみりゃを地面に 叩きつけた。 時を軽く遡り、親れみりゃが梟に体当たりをかけたその時、 「ま…んまぁ…」 助けに来てくれた…。 中身が少なくなり思考が乏しくなった子れみりゃでもそれは理解出来た。 やっぱりまんまはさいきょーのきゅうけつきなんだどー。 こんなとりなんかあっというまにたべちゃうんだどー。 等と勝利を確信した子れみりゃ。 親れみりゃが木に突き刺さった子れみりゃを助けようとして梟に叩き落とされた 事など覚えていない。 だがこのれみりゃは知らない。 安易な希望は絶望を倍加させると。 自分にのしかかってた梟の重みが無くなる。 だが動けない。 子れみりゃは気付いていないがもう完全に助からない量まで啄まれてしまった。 もし親れみりゃの体当たりが成功し、もし梟に勝利した場合…それでも天文学的 確率の話だがそうなったとしても子れみりゃは死ぬ。それは絶対だった。 だが現実の悪夢は別の方向へと続く。 梟は難無くれみりゃの背後にまわり、地面に叩き付けた。 そう、子れみりゃがいる地面に。 それを子れみりゃはスローモーションのようにゆっくり感じた。 『まんまぁ~♪ こわかったんだど~☆』 カリスマ溢れる母の姿に恐れをなして梟が逃げ出したと本気で思っている子れみ りゃは自分を抱きしめてくれると思っていた。 だがそれは違う。 親れみりゃの背後にまわり、上から地面に押し付けているのだ。 『まんまぁ~いたがったんだど~!!』 死に際なせいか周囲の動きがゆっくりと感じられる。 五感が鋭敏にでもなったのだろうか。 親れみりゃと子れみりゃが触れ合う。 愛しい母の抱擁に痛みを忘れて子れみりゃは幸せな気持ちになる。 だが、 『まんま…すこしいたいんだど…』 親れみりゃの抱擁が強くなる。 そもそも子れみりゃが勘違いしているだけで抱擁ですらないのだから。 だんだんと自身が圧迫されていくのがわかる。 『まんまぁー!いたいんだど!はなれてほしいんだど!』 もはや母の抱擁などと生易しいものではない。 確実に殺すのしかかりだ。 『いだいいだいおうぢがえどぅー!!』 勿論もう家には帰れない。 死神が歩きから全力疾走に変わっただけだ。 『ごべんなざいわるいごどじだのならあやまるからやめてだどー!!』 子れみりゃは必死に声に出ない命乞いをするがだれにも聞こえない。 そのまま子れみりゃの身体がひしゃげていく。 『ごべんなざいもうわがままいわないからあまあまをポイッとかじないがらまん まのいうごどちゃんとぎぐがらやめでぐだざいだどー!!』 そんな命乞いなど誰の耳にも届かないのに必死で言い続ける。 『つびゅ…れる…』 じんわりと子れみりゃに痛みが走り、目が圧迫されて飛び出す。 一瞬にして子れみりゃの視界は暗闇に包まれる。 自分の身体が破壊されていくのがわかってくる。 『やだやだやだやだやだやだやだやだじにたぐないじにだくないじにたくないじ にたくない!!』 五感が鋭敏になり、時間の流れがスローモーションのようになったのが災いした 。子れみりゃは本来なら一瞬ですむ痛みと恐怖をゆっくりと味わう羽目になった 。 目玉が飛んでいく。 そこから肉汁が溢れる 口から残った肉まんが飛び出そうとする。 その結果口いっぱいに広がる自身の味。 子れみりゃは口を閉じて耐えるがすぐに決壊し、口から流れでる。 『れみりゃのながみでてきちゃだめだどー!!』 口を強く閉じて流出を止めようとする子れみりゃ。 しかし上からの圧力ですぐに口自体が破壊され流出の中に歯が含まれ出す。 口だけではない。圧力で子れみりゃの中身は穴という穴から飛び出してくる。 『ざ…ぐ…や…だず…』 子れみりゃは母ではなくさくやに救いを求めたのだった。 そして長い痛みの中、子れみりゃは愛しい母の胸の中でようやく死ぬ事が出来た のだった。 親れみりゃは自身の身体の下からダイレクトに子れみりゃの潰れる感触を感じた 。 「う゛あ゛、う゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ッ!!!」 もはやえれがんとやかりすまのカケラもなく泣き喚く親れみりゃ。 親れみりゃが泣き喚いているのを尻目に梟はある事に気付いた。 それは迅速に行動しなければならない事だった。 それを済ませ、梟はさっさと獲物を確保して巣に戻る事にした。 「う゛、う゛う゛~…」 濁流のような涙を流す親れみりゃを尻目に梟は親れみりゃの羽根をひきちぎる。 「うぎゃー!!!?」 激痛に親れみりゃがのけ反るが梟には関係ない。 そのまま羽根を今まで子れみりゃにやったようにそこら辺に吐き捨て、脚を啄み 機動力を奪う。 これでもう親れみりゃは満足に動けない。 「やだー!!もうおうちがえるー!!!」 もう親としての威厳もへったくれもない。 ぶざまに命乞いをする親れみりゃ。 すると、すっと上にのしかかっていた梟がどいたのだ。 「う゛?」 突然の事に戸惑いを隠せない親れみりゃ。 そんな親れみりゃを尻目に梟は飛び立つ。 「うー!だすがったどー! れみりゃのかりすまにびびってにげだしたにちがいないどー!!」 そのまま森の中に飛んでいく梟を見ながら歓喜の踊りと称する手足ばたばたをす る。 「う゛~!?なんでうごけないんだどー!?」 親れみりゃは脚を啄まれて動けない事をすっかりと忘れていた。 自分の怪我すら忘れてるのだ、枝に突き刺さっている虫の息の子れみりゃも忘却 の彼方だ。 それと同時に周囲に誰もいない事を気付かなかった…。 自身の子供が何処にもいない事に気付かなかった。 そして、 「う~しね!」 新たに現れた驚異にも気付かなかった。 (後編へ)