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※まさにインスタントというものです。 「ゆっきゅりしゅんしゃちゅしゃれりゅりょ!(ゆっくり瞬殺されるよ!)」 とある一匹のゆっくりのお腹の中・・・ その一匹の饅頭のお腹で小さな饅頭が生を受けていた。 (ゆっきゅりちていっちぇにぇ!) 大体の形はもうそろそろ生まれてもいい頃に整形されている。 ついでに二匹生まれていて、種族はれいむ種とまりさ種だ。 (まりしゃ!きょうみょゆっきゅりちていっちぇにぇ!) (ゆっきゅりちていくのじぇ!) (ゆぅ~んもうしょろしょろおきゃあしゃんのまえでゆっきゅりできちょうだにぇ!) (ゆぅ~んしょうにゃのだじぇ!) するとぐぐっと穴が開くここから飛び出せばお母さんに会えることは本能的に知っているのだ。 しかし、妙なことが起こった。 開いた穴がみるみると縮んでいく。 (ゆ?どうちたんだりょ?) (ゆ!わきゃったのじぇ! おきゃあしゃんはまだここりょのじゅんびができてにゃいのじぇ!) (ほんちょ?) (しょうにゃのだじぇ!だからはやくでてきておきゃあしゃんをゆっきゅりしゃしぇるのじぇ!) (しょうだにぇ!) と小さくなり完全に閉じようとした穴をこじ開けようとした。 さすがのお母さんも抵抗してくる。 今生まれるとゆっくりできなくなると語っているかの如く。 (おきゃしゃああああああんん!!!どうちてうみゃれしゃしぇてくれにゃいのおおおおおおおおおお!!) (ゆううううううううううう!!!ゆっきゅりちたいよぉぉぉぉおおおおお!!) すぽん! 空中に舞いながら瞳を閉じれいむは思った やった。 やっと生まれることができた! これからどうしよう! お母さんと遊ぼうかな?ご飯でも食べようかな?それともまりさと一緒にすりすりでもしてゆっくりしようかな! そんなことを胸にこれからのゆん生に心を躍らせていた。 そして地面についたことを感覚で確認した後、目を開け仲良しのまりさと叫んだ。 「「ゆっきゅり『しねえ!』」」 挨拶をし終わらないうちに鉄拳が飛んできた。 「ゆぶぇっ!」 「ゆべしっ!」 ついでにれいむとまりさはお母さんのほうではなくフラン(胴つき)の目の前に立ち堂々と挨拶をしていた。 そしてれいむとまりさは壁に打ち付けられ、最後までの母親の姿を見ることもなく絶命した。 あとがき 三分間クッキングの感想をの中に インスタントな感じがした という感想があったので本気でインスタントなものを書いてみた。 インスタントとなると設定とか忘れやすいな。 byさすらいの名無し 過去作品 いじめ系2850 ゆっくり油火踊り祭 ゆっくりいじめ系2889 ゆっくりべんじゃー ゆっくりいじめ小ネタ542 ゆっくりジェットコースター いじめ小ネタ545 ゆっくりボール いじめ小ネタ546 ゆっくり太郎 いじめ小ネタ553 ゆっくりできない川さん いじめ小ネタ562 ゆっくり草野球
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幻想郷でもひときわ目立つ真紅の建物。紅魔館。 悪魔の館と名高いそこには、とても綺麗な紅い髪をした妖怪がいた。 紅美鈴。 紅魔館の門番である。 美鈴は困っていた。 ここ連日、なぜかゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙の大群が、この紅魔館を目指して襲撃してくるのだ。 一週間で、少なく見積もっても500匹は叩き潰したはずだ。 ゆっくり種というのは、簡単に言えば「動いて喋る饅頭」だ。決して妖怪ではない。 岩魚坊主と似た類の妖怪かと思っている人間もいるが、絶対に違う。あえて言うならナマモノだ。 ただの饅頭にスペルカードルールは適用されない。 わざわざ弾幕を張る必要がない戦闘。いや、殺し合い。むしろ虐殺。 拳打の一撃、足刀の一撃が文字通り必殺となって、ゆっくりたちを引き裂いていく。 美鈴は久しぶりの運動に心身が喜ぶのを感じていた。が、それも最初の二、三日だけだ。 四日目からは弾幕を織り交ぜた。 運良く接近してきたゆっくりたちも打撃で潰した。 五日目はもう、弾幕を張るのも億劫になって、気でやたらめったら吹き飛ばした。 その技に名前はなかったが、あえてつけるなら、かめはめ……とかそんな感じで吹き飛ばした。 そして、八日目の今日、美鈴は門を離れ、紅魔館周辺の森林に潜りこみ、元凶を探していた。 今、紅魔館門前には門番隊六大天王が陣取っている。 六大天王とは、門番メイドの中でも選りすぐりの精鋭で、虹符「彩虹の風鈴」の後に出てくるあいつらのことだ。 妖精ではあるが、ゆっくりなんぞが束になっても太刀打ちできるような相手ではなかった。 鬱蒼と茂る木々の間を、紅い髪が流れるように移動していく。 美鈴の服は暗緑色なので、森林のなかでは、普通に保護色の役目を果たしていた。 なんという、偶然ッ!!! やがて美鈴の広域レーダーに特異な気配がひっかかった。多い。200は蠢いている。 美鈴はこのレーダーに「円」と名前をつけている。最大半径約2kmのスグレモノだ。紅魔郷ではこれを使って、接近する紅白と白黒の迎撃に向かった。 結果は言わずもがな。 やがて、森の中でも一際暗い、多くの葉に包まれた場所に出た。 食肉植物が生息していても不思議ではないほどだ。美鈴はそこらじゅうに点在するゆっくりの姿を認めた。 それぞれが談笑し、思い思いにゆっくりしている。全てひとつの群れのようだ。 美鈴は一度目を閉じ、みっつ数えてから目を開いた。すでに戦闘モードに移行している。 「……っ!!」 不意打ちに声をかける馬鹿はいない。 美鈴は飛び出し、着地すると同時に強く足を大地に打ちつけた。 森が揺れる。 数多の木の葉がひらひらと落ち、リスなどの小動物は巣へと逃げ帰り、鳥の群れは空へと飛び立っていった。 美鈴はあたりを見回すと、ゆっくりに生き残りがいないことを確かめた。 今のは、足から放出した膨大な気を、大地に伝播させて広範囲の敵を屠る必殺の魔技だ。 人間が死ぬ程度の威力を持たせ、放った結果、先ほどまで存分にゆっくりしていたゆっくりたちは、皆そのままで死んでいた。 まるで死んでいるとは思えないほどに綺麗な顔をしていた。 「!?」 美鈴は気配を察知し、向き直る。そこは大きなしだの葉で巧妙に隠されていたが、洞穴があった。 巨大な気配はそこから出ていた。 よもや今ので死んでいないとは!そう思い飛び込む。 「んなにぃっ!?」 驚愕の声。その洞穴には巨大なゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙がいた。 「だれ?ここはれーむとまりさのおうちだよ!ゆっくりでていってね!」 「まりさたちはおねーさんとゆっくりしてるひまなんかないの。じゃぁね!ばいばい!」 大きい。 高さは美鈴よりも高い。2メートルほどだろうか? その表面に触る。どこか滑らかで確かな存在感を持ったそれは、もはや饅頭の感触ではなかった。 「あんたたち、身篭ってるね?」 「ゆ?み=ご?もってないよ?」 「そんなゆごすのいきものなんかしらないよ」 「あ~~~、お腹ン中に子供がいるでしょ?」 なんだか意味の分からないことを言い返されたので、馬鹿でもわかるように言い直した。 とたんに朗らかになる二匹。子供が出来るのはどんな生き物でも嬉しいことなのだろう。とても幸せそうだ。 美鈴は慎重に気配を探る。これは? 「……やたら重なってる?ひょっとして」 思い浮かぶは先刻の光景。洞穴の前、おそらく、ゆっくりできる庭としていたであろうあそこに、思い思いにたむろしていた多数のゆっくり。 「外にいたやつらは、あんたらの子供?」 「ゆ!?こどもたちにあったの?どう、どう?」 「と~ってもかわいかったでしょ?ゆっくりめでていってね!」 「全員ブチ殺してやったわよ」 静寂。 「どぉしてそんなことしたのぉぉぉおおおぉぉおっぉっっ!!!」 「ゆるせない!ゆるせないよ!!おねー、おばさんはゆっくりしね!!」 怒気が膨れ上がった。洞穴内で渦巻くそれはまるで暴風のようだ。 「ハッ!望むところよ!こちとら食えない饅頭を叩き潰す日々にくさくさしてたんだ!お前らで鬱憤を晴らさせてもらう!!」 怒っているのはこちらも同じ。 この洞穴で、2メートルものゆっくりは飛び跳ねることは出来ない。天井がすぐそこにあるのだ。 では、この二匹の巨大ゆっくりたちはどうしたか?簡単だ。ただ美鈴に向かって倒れただけ。 しかもここまで巨大化するまでに、それなりの経験を蓄積したのか、空気を吸い込み出来るだけ転がりやすい形になっている。 相手が人間であればそれで終わっていただろう。そう、ただの人間であれば。 しかし紅美鈴は妖怪だった。 それをただ手を添えるだけで止めてしまった。 「ゆ?」 「ゆゆ?」 「てめぇら、おもてぇ出ろぉ~っ!!!」 巨大ゆっくりの表面を掴み、思い切り引っ張って無造作に投げ飛ばした。 「ゆぅううぅぅ~~~っ!?」 「ゆゆゆゆゆ~~~!?」 暗い洞穴を、地面と平行に飛んで生き、入り口を覆っていた葉を突き破り、陽光の下にさらされた。 「ゆげぇっ!?」 「ゆっぐ!!」 ずんっと音を立てて着地する巨大ゆっくり。 「ゆゆゆゆゆ」 「ゆ~~~」 痛みで身動きがとれないのか、ぶるんぶるんと揺れている巨大な塊。追って洞穴から飛び出す紅い髪の妖怪。 その澄んだ青い目は殺る気に満ち満ちていた。 だが巨大ゆっくりはすでに戦意を喪失していた。最大の攻撃だった押しつぶしが通用しなかったのだ、まだ飛び掛るというのが残っているが、身重でそれはできない。 「ゆっゆ!ゆっくりゆるしてね!ゆっくりごめんなさい!」 「おばさんっていったことはあやまるよ!ゆっくりさせてね!!」 「…………」 つかつかと近づく美鈴。そのまま平手打ち。中身が詰まっているからとてもいい音が森に響いた。 「ぶぎゅぅぇっ!」 「れいむぅうぅっ」 「お前も!」 「ゆげぇっ!」 「まりさぁぁああっ」 「うっさい!」 このまま殴り殺しても美鈴の気が晴れない。ぴたぴたと二匹の表面を撫でる美鈴。 「ゆっゆふふふふっ!ゆふっゆふっ!くっくっくすぐぐぐぐ」 「ゆっふっふふふふふ!や、やめてね!くすぐったいよっほほほほほ」 「ここか」 ずぶおぉっ! 「……っ!!」 思い切り息を吸う巨大ゆっくり霊夢。次の瞬間、 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 「れ゛、れ゛い゛む゛ぅう゛ぅ!」 美鈴の腕は巨大ゆっくり霊夢の腹に刺し込まれていた。 いや、刺さっているわけではない。もともと開いている穴に突っ込んだだけだ。 口ではない、もっと下。そう、産道にだ。 そのままもぞもぞと動かす。 「う゛あ゛っ!う゛あ゛っ!う゛あ゛っ!う゛あ゛っ!う゛あ゛っ!」 「へぇ~、あんた達の中ってこんなんなってるんだぁ~」 「や゛、や゛め゛でぇ~~~!れ゛い゛む゛がじん゛ぢゃう゛ぅう゛ぅぅぅ~~~!!」 「あ、これってあんたたちの赤ん坊?」 「ぶぶぶぶぶぶぶぶ」 「な、おねーさん、なにするきなのぉっ!?」 「ごたいめ~~~ん♪」 じゅりゅりぃっ。 美鈴の細腕の先には粘液にぬめったゆっくり霊夢が掴まれていた。 しかしまだ早かったのだろう、未熟児どころか、まだ目、鼻、口が開かれておらず、皮と髪の区別もなくリボンなどは影も形もない。 「なに、こいつ。変なの」 「れ、れいむのあ゛がぢゃん、かえ゛ぢでぇ。お゛な゛がに゛も゛どじでよぅ、まだゆっぐりざぜないどだめなのぉお」 「ふ~ん」 「がえぢでぇっ!もどじでよぅっ!!」 「うるさいなぁ。ほれ」 美鈴は浮かび上がると、手に持った物体を巨大ゆっくり霊夢の口に入れてやった。 「!?!!?」 「ちゃんとおなかにもどさないとね」 そのまま腕を肩まで突っ込んで、喉の奥まで入れてやる。 「お、おねぇいさ~~~ん!なにじでるのぉおおおおお!!」 巨大ゆっくり魔理沙が蒼褪めながら叫んだ。巨大ゆっくり霊夢のほうは、目を紅白させてがくがくと震えている。 「ん?おなかに入れてあげたんだよ?アレが自分で言ったでしょ、お腹に入れてって」 「ち、ちがうよぅぅおぉぉおおおぉぉお!!ちがうおなかだよおぉぉぉぉぅぅぅっぅ!!!」 「へー、そうなんだ~」 「う゛っう゛あ゛っう゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ」 巨大ゆっくり霊夢がいまさら叫ぶ。見れば涙を流しているではないか。身体が大きいから流す量も相当で、すでに地面には水溜りが出来上がっている。 「そういえばあんたたちの中に何匹詰まってんのさ?気配が重なり合っててよくわかんないんだよね、50匹くらいかなぁ?」 「っぴぃ!?」 「あっははははは!なぁにぃ?ぴぃって、鳥のまね?」 「や、やめてね!おねがいだからやめてね!」 「あんたは後回しだよ」 美鈴は巨大ゆっくり霊夢に向き直った。 「そうそう、逃げても無駄だよ。あんたたちの臭いは覚えた」 再び刺しこまれる美鈴の腕。 「ゆっぎゃぁああぁあああぁぁぁあああああっ!!!」 「そぉれ!いっぴきにひき~さーんびきよぉ~んひきごひきろぉ~っぴきなぁな~ひき」 「あ゛う゛っあ゛う゛っあ゛う゛っあ゛う゛っあ゛う゛っあ゛う゛っあ゛う゛っ」 お腹の中をかき回しては、引きずり出して、ごみのように投げ捨てる美鈴。 べちゃりべちゃりべちゃり、と音を立てて崩れていく未成熟のゆっくりたち。 二匹の目には紅い髪をした悪鬼にしか見えないに違いない。 おおよそ5分後、鬱蒼としていた植物たちは、饅頭の色をしたねろねろの物体に蹂躙されていた。 「ん~~~?もう打ち止め?赤玉なんか出てないゾぉ~?」 美鈴は、産道に刺しこんだ腕を肩までめり込ませて中を探っている。 巨大ゆっくり霊夢の胎内はこれ以上ないほどにかき回されていた。 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 「おーい、話聞いてる?」 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 「蓄音機か?」 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 「いや、もういいから」 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりじでっ!!」 美鈴は肩口まで突っ込んだ腕をそのまま持ち上げるように動かし、巨大ゆっくり霊夢を縦に引き裂いた。 顔面を真一文字に切り裂かれ、餡子をブチ撒ける巨大ゆっくり霊夢。死んだのか、そのままぺちゃりと潰れていった。 「あらら、潰れちゃった。まぁ中身もあんまり残ってなかったしねぇ」 まるで血振るいのように、腕を振り粘液を落とす美鈴。すでに巨大ゆっくり魔理沙に向かっている。 「ゆふふゆふゆふゆふふふ」 気が触れてしまったのか、薄ら笑いを続ける巨大ゆっくり魔理沙。口からはよだれが垂れていたが、涙は枯れていた。 そんな巨大ゆっくり魔理沙にぽんっと軽く手を触れると、焦点の合っていない目が次第に鮮明になっていった。 狂気の世界に旅立った巨大ゆっくり魔理沙を正気の世界に引き戻したのだ。 気を扱う程度の能力ならではの荒業であろう。 「ゆ?ゆゆゆっ!?れ、れいむ?れいむ、だいじょうぶ!?」 「んにゃ、お亡くなりになりました」 「れ、れ゛い゛む゛ううううう!!!」 絶叫。 しかしそれに応えるものはもういない。 「いやぁ、50匹は詰まってるとは思ってたけど、凄いね!90匹近く入ってたよ」 「ゆ、ゆっくりさせてね!おねがいだよぅ!!おねがいじばずっ!!ぎれ゛い゛な゛お゛ね゛ーざん゛!!」 「わかった。ゆっくりしてあげるね♪」 ずぶり。 「ゆっぎゅぅうううぅうぁあぁぁぁぁっん!!!」 ゆっくりと産道に刺し込まれてくる長い異物。巨大ゆっくり魔理沙の視界がぱちぱちと発光したように眩しくなる。 神経がショートしているのだろう。 「お、いたいた。そぉれ!い~ち!にぃ~い!さぁ~ん!よぉ~ん!ごぉ~お!ろぉ~くぅ!なぁ~な!」 巨大ゆっくり魔理沙のお願いどおり、ゆっくりと取り出していく美鈴。おおよそ10秒に一匹のペースだ。 巨大ゆっくり霊夢と同じだけ入ってるとして、約15分も地獄の責め苦を受けることになる。 そして、美鈴が極力正気を保つように気を操作しているので狂ってしまうことも出来ない。 「あ゛っぎゅん!あ゛っぎゅん!あ゛っぎゅん!あ゛っぎゅん!あ゛っぎゅん!あ゛っぎゅん!あ゛っぎゅん!」 巨大ゆっくり魔理沙はなんで自分達がこんな目にあっているのかわからなかった。 約15分経過。 巨大ゆっくり魔理沙も随分とぺっちゃりとしていた。皮がたるみ、当初の張りと艶が夢だったかのようにべろべろだ。 美鈴の背後には、まだ多くの粘液に包まれた物体が点在していた。 やはり打ち止めなのか、巨大ゆっくり霊夢の時と同じく肩口まで産道に腕を突っ込み、胎内を引っ掻き回している。 「ぼも゛っ、も゛う゛や゛べでね゛っ!も゛う゛な゛に゛も゛な゛い゛よ゛ぅ!!ぜん゛ぶでぢゃっだの゛ぉぅっ!!」 「う~ん、こっちも100の大台にはいかなかったかぁ、残念」 「お゛ね゛がい゛でず!ゆ゛る゛ぢでぐだざい゛!ごべん゛な゛ざい゛!ゆ゛づじでぐざざい゛!」 「もう怒ってないよお」 「……ぼん゛どぅでづが?」 「もちろん」 「あはっ、あははっあははははは。ゆっくりしていってね!!!ゆっくりさせてね!」 「さ、次は全部お腹に戻してあげるね♪」 「えっ」 「お友達のゆっくりの分もぜ~んぶ、お腹に戻してあげる♪」 「い」 「い?」 「いやぁあぁぁぁああああああああっ!!!ゆっくりさせてね!ゆっくりさせてね!ゆっくりさせてね!ゆっくりさせてね!」 「うぉい、またか」 「ゆっくりさせてね!ゆっくりさせてね!ゆっくりさせてね!ゆっくりさせてね!ゆっくりさせてね!ゆっくりさせてね!」 「ふぅ」 「ゆっ!」 美鈴のしなやかな人差し指が巨大ゆっくり魔理沙の眉間に深々とめり込んでいた。 たったそれだけで巨大ゆっくり魔理沙は声を発することが出来なくなってしまった。 「……!……!!~~~~~!!!~~~~~!?」 口をぱあくぱあくと動かすがそこからは何の音も発しはしない。 「さぁ、お片づけの時間ですよ?」 美鈴の蒼い目がぞっとするほど綺麗に深まった。 終わり。 美鈴大好きです。でも変にノってしまって、こんな話に。美鈴好きな人たち、ごめんなさい。 著:Hey!胡乱 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/992.html
注意! HENTAIです。変態です。 俺設定です。 のうかりんのイメージが崩れるような内容です。 虐待成分は超薄です。 ※上の注意は地味に重要です。後で文句を言うような人はブラウザを閉じて、見なかった事にしてください。 別にかまわないという方のみ、どうぞ。 「のうかりん say de ray!」 ある晴れた日のこと、ゆっくりゆうかは今日も森の中で花畑の世話をし、荒らすゆっくりを虐殺していた。 「ぎゅべっ!!! もおやめでええええ!!!」 ゆうかはいつも通りに、動けなくなるまで痛めつけたゆっくり達の皮を食いちぎり、 踏みつぶして餡子を捻り出す。 餡子はゆうかの食用に、皮は乾燥させて細かく砕いて肥料に。 そして、残りはゆっくりまりさ。 今まではゆっくりの補充の為にわざと殺さずに逃がしていたが、そろそろ調子に乗り始めて来たので殺す。 「やめでええ!!! ゆうかはまりさがすきじゃながったのおおおお!!?」 どうやらこのまりさは今まで「ゆうかに好かれているから助けられた」と勘違いしているようだ。 げらげらと笑いながらゆうかが答える。 「馬鹿じゃないの? おまえらのような下等生物なんかだいきらいだよ! おまえはほかのゆっくりを連れてこさせるだけの餌なんだよ!!! あの世で後悔すれば!?」 「ほら、さっさと死になよ!」どむっ 「いだい"いぃ"ぃ!!!」 「気持ち悪いのよ! この下等生物!!!」ずん! 「いやだ、じにだぐない"いい"ぃぃ"いい!!!」 「ほぉら! これで、トドメ!」ぶちゃっ! 「ぼばっ!!!」 まりさの餡子をゆうかの顔に飛び散る。 「あーあ、ゆうかの美顔に汚いのがついちゃった♪ 早くあrゆぐぐぐううぅぅ!!?」 その瞬間にゆうかの体に異変が起こった。 体が燃えるように熱い。 今まで感じたことのない熱と目眩にゆうかはあわてふためき、朦朧とする意識のまま巣に入ろうとした。 巣に入った途端、ゆうかの意識は途絶えた。 三日後 ゆうかが目を覚ますと感じたのは違和感。 何かが、いや、感じる物全てがおかしい。 ゆうかは思いのままに体を動かす。 そして違和感の正体を知った。 手が生えてる、足も生えてる。頭に体が生えてる。 意識した瞬間に様々な情報が頭の中に流れ込んでくる。 新しい体の使い方、新しいしゃべり口調、新しい欲求・・・そして自分の正体。 ゆうかはゆっくりを虐殺し続けたことにより、「のうかりん」に進化したのだ。 のうかりんは立ち上がり、足下に転がった麦わら帽子を被り、どこかへと向かった。 のうかりんとなった今、ゆうかだったころの花畑では狭すぎる。 広い畑を求めて彷徨っていたら、ついに大きな畑を見つけた。 のうかりんの目に映ったのは一件の家と大きな畑。そして、中で畑を耕す農夫。 畑には柵が設置されており、ゆっくり達が入れない用に対策されている。 だが、のうかりんとなった今、柵など意味をなさない。 「きょ、今日からここがおらの畑だっぺ!」 高らかに自分の畑宣言するのうかりん。のうかりんはまずあの人間を追い出そうと考えた。 柵の内側には人間の物であろうか、ライフル銃が置いてあった。 スプリングフィールド1903小銃と呼ばれる物だがのうかりんはそこまでは分からない。 のうかりんは本能に刻まれたとおりにライフル銃を肩に担ぎ、 「その綺麗な顔を吹っ飛ばしてやるっぺ!!!」 ターン のうかりんに気付いた農夫がのうかりんを見るのと同時に引き金が引かれた。 弾丸は額に命中し、農夫はばたりと倒れた。 農夫の死体を捨てようと近づくと、農夫が立ち上がった。 「いっってええええええええ!!!! 何しやがるクソガキ!!!」 のうかりんは殺したはず農夫が立ち上がったことに恐怖し、腰を抜かす。 慌ててライフルを担いで構えるが、実はこのライフル、いわゆるボルトアクション方式のライフルで 一発撃つごとに弾込めを行わなければならない。 「あわわわわわ・・・ じょ、成仏するっぺ!! ひぃっ! こっちさこないでくれ!」 「お仕置きだ! こっちに来い!!!」 農夫はのうかりんを自宅に連れ込み、縁側に座って腿の上にのうかりんの腰を乗せた。 ずるっ! 勢いよく脱がされるもんぺと下着。露わになる柔らかいお尻。 農夫の「ごくり」という息を飲む音が響く。 「なにするだか! 恥ずかしいっぺ!! やめ、やめるっぺ!!!」 じたばた抵抗する。本能に刻まれた羞恥心で顔は真っ赤。 パーン! 農夫が一発のうかりんのお尻に平手打ちをお見舞いすると、乾いた音が響く。 それに併せてぶるぶると振動するお尻。農夫の手が触れた箇所は真っ赤に染まる。 パーン!パーン!パーン!パーン! 「お仕置きだ! お仕置きだ!」 農夫は構うことなくのうかりんのお尻に平手を何度もお見舞いする。 「い、いたっ、いたいっぺー!!! やめて、やめてけれーーー!!!」 わんわんと泣き出すのうかりん。 お尻を叩かれて痛いし、丸出しで恥ずかしいし、それにお腹に何か硬いモノが当たって不快だ。 なぜ自分がこんな恥ずかしい目に、痛い目に遭わなければいけないのか。 自分はただゆっくり出来る畑を手に入れて夢ののうかりんランドを建設したいだけなのに、 どうしてこんなひどいことをされてしまうのだろうか。 「ひぐっ! どおじでこんなごとするだか!?」 「人に向けて銃打つような馬鹿はお仕置きだ!」 尻叩きが終わると、のうかりんはそのままお尻丸出しのままで説教された。 「これに懲りたらもう悪さするんじゃないぞ!!!」 「はい、わがりまじだ! もうじないっべ!」 ようやく解放される頃にはすっかりおとなしくなり、麦わら帽子を深くかぶって泣きながら去った。 一方の農夫はというと、息を荒くして部屋に籠もり数分。 「おぅふ」 部屋から出てくると妙につやつやしていた。 そのまま農作業を再開する。 その後も、柵を設けているにもかかわらず命知らずなゆっくりが柵を越えんとやってくる。 「むきゅー! この木さんをこえれば夢のゆっくりぷれいすなのよ!!!」 「みんなでこわすんだよー! わかるよー!」 「ゆっふっふ! まりささまに不可能は無いんだぜ!!!」 それなりに手間暇かけて作った柵はゆっくりの体当たり程度ではびくともしない。 害がほぼないので仕事中は無視する。 仕事が終われば柵を出て、 ターン 「ぶべっ!」 「まりざ、まりざーーーーー!!!」 「わがらないよーーー!!!」 軽く撃ち殺して遊ぶ。 飽きたら村に行って足りなくなった調味料を買いに行く。 農夫の一日はそんな感じで終わりを告げた。 翌日 「…」 のうかりんは懲りずに畑を奪おうとやってきた。 「何やってんだ?」 しかし、すぐに農夫に見つかってしまった。 「ゆ、あの、その、………ここはオラの畑にするだ! おじさんはでていくっぺ!!!」 「………」 意気込んで言ったものの正直怖かった。 いくらノータリンなのうかりんでも、昨日さんざんお尻を叩かれたことは忘れていない。 もしかしたら、またお尻を叩かれるかもしれない。 だが、引くわけにはいかない。のうかりんの意地である。 「ちょっとこっちに来い」 「う、は、はなせ! 乱暴はいやだっぺ!!! ゆ"ううぅぅぅ!!!」 抵抗虚しく、家に連れ込まれた。 「お、オラをどうする気だか!?」 「まぁ、落ち着けよ。はい、お茶。」 「あ、あんがとぉ」お茶を出され、とりあえず落ち着いたのうかりん。 「お前さぁ、アレだろ。のうかりんってやつ?」 男は昨日村に買い物に行った際に、昼間お尻を引っぱたいた少女について聞いて回った。 (のうかりんという名のゆっくり種であることを知らなかったため。) とある青年が少女の正体がのうかりんであることと、農業を行う奇癖があることを教えた。 その話を聞いて、農夫は是非とものうかりんを飼育したいと思った。 うまくいけば労働力になる。 この農夫でなくとも、人手として役立つのならば誰でも欲しがるだろう。 それに、この農夫がのうかりんを欲しがるのにはもう一つ理由があった。 「この畑を寄越せって言ったよな?」 「そ、そうだっぺ! オラは自分の畑が欲しいんだっぺ!!!」 「だが俺だって『はいどうぞ。』ってあげるわけにはいかない。 わかるだろ? 突然やってきて『ここはゆっくりのおうちにするから出て行ってね!』 とか言われるとむかつく気持ち」 「う…」 たしかにそれはよくわかる。 何せのうかりんになる前、ゆっくりゆうかであった頃はおうち宣言される度に怒っていたから。 「オラ、そんな恥知らずなことしてただか…」 かつて自分がもっとも嫌った行為を自分自身が行ったことに対する嫌悪感ですっかり意気消沈したのうかりん。 「でも、お前は自分の畑が欲しい。」 「そこで、だ。こういうのはどうだろうか」 畑は基本的に農夫のものだが、これからは農夫とのうかりんのもの。 作物は独占しないこと。あまった作物は村に持って行って売る。 衣食住を保証する代わりに農作業を手伝うこと。 基本的に共同生活なのであまり我が侭を言わないこと。 という条件を持ちかけた。 「それと」 農夫は突然のうかりんを抱き寄せた。 「な、何するだ!」 突然のことに驚くのうかりん。 農夫はのうかりんを抱きしめ、頭をなでる。 すると、多少警戒心が薄れたのか表情がほぐれる。 すっ… 途端、農夫の手がのうかりんのお尻に。 びくりと反応するのうかりん。 「俺の気が向いたときに君のお尻を好きにさせてもらおうかな」 「な…!」 のうかりんがまごまごしている間に農夫の手は下着に潜り込み、直にお尻を揉みほぐす。 この農夫は尻マニアだった。ついでにロリコンでもある。 昨日のお仕置きの時、のうかりんがゆっくり種であることを知らなかったため、 少女が悪戯したものと勘違い。 ただひん剥くだけだと犯罪者だが、お仕置きという名目であれば問題ないと判断。 のうかりんを脱がしてお尻を観察し、尻叩きで感触をチェック。 幼児体型でぷにぷにのお尻。農夫の大好物である。 そして、のうかりんのお尻が彼好みであったため、正体がゆっくり種であることを知ると、 労働力としてだけではなく、下卑た欲望を解消するための相手としても利用しようと考えた。 農夫の呼吸が荒くなり始める。農夫は名残惜しそうに、のうかりんの下着から手を抜き、お尻を解放した。 「ああ、もちろん、お尻以上の事はしないと約束する。」 「さぁ、これが条件だ。どうする?」 「む~」 のうかりんは考える。 本当は畑を自分一人だけのものにしたい。 しかし、元々この農夫の畑だということを鑑みると、基本譲歩されていることはのうかりんにも理解できる。 それに、人間がバックにつくということは、他の人間から略奪されることも無くなるし、 野生動物におびえる必要もなくなる。 他にも、農夫が銃など武器を持っていることも考慮すると、 ドスまりさのような巨大ゆっくりがやってきても十分に対処できる。 「わかったっぺ。 それでいいだ。」 『お尻に悪戯される』と『自分だけの畑』さえ我慢すれば割と悪くない。 『お尻に悪戯』以上の事はしないと言っているし、農夫が自分の畑だと言って威張ることも無いだろうと判断。 のうかりんは提案を受け入れることにした。 「よし、それじゃあこれからよろしくな」 「よろしくたのむだ!」 二人は熱い握手を交わした。 早速二人は鍬を持って畑を耕し始めた。 「おまえはそっちを頼む。俺はこっちやっとくから」 「わかったっぺ! あっちの空いてるところさ、ひまわり植えていいだか?」 「好きにしな」 「♪」 畑の空いた場所を耕し、現在利用されていない区画でのうかりんのひまわり畑用の土地が整備される。 そんなこんなで日暮れ。 「よく働いたべ!!!」 「そうだな。夕飯にしよう。」 ご飯と大根の味噌汁に、焼き魚と漬け物。 「感無量だぁ…!」 よほど感動したのか、涙を浮かべて頬張る。 食事が終わり、後片付けが済むと農夫は銃の点検を行う。 所持している銃は三丁。 どれも危険な野生動物や巨大ゆっくりから身を守るための切り札。 おろそかになど出来ない。 「俺は銃の点検するから、お前は風呂に入れ」 「わかったっぺ!」 タオルを渡され、風呂場に向かうのうかりん。 カチャ…カチャ…… 「そういえば、アイツ溶けたりしないよな?」 いくら胴体付きとはいえ、のうかりんはゆっくり種である。 過剰な水分で溶けたりしないだろうかと心配した農夫は風呂場へ向かう。 「♪~♪~」 呑気に湯船に浸かるのうかりん。 ガラッと音がして、農夫が乱入してきた。 「わ、わ、わ、な、何だっぺか!?」 「体、溶けてないよな? 大丈夫だよな?」 湯船からのうかりんを引き上げ、体中調べ上げた。 足の先から頭までのうかりんが恥ずかしがるような場所まで隅から隅まで。 「ほ、どうやら胴体付きは水に強くなるみたいだな。よかった、よかった。」 のうかりんは突然文字通り、身体の隅から隅まで調べ尽くされ恥ずかしさで涙目だ。 抗議してやりたいが、どうやら自分を心配しての行動であると察知したので 複雑な気持ちのまままた湯船に浸かった。 農夫が風呂に入っている間はのうかりんが銃をいじって遊んでいる。 念のためと、弾丸は抜いてある。 のうかりんは弾丸のない銃を構え、撃つ時のイメージトレーニングをしていた。 狙った先には憎きゆっくり饅頭達。 『ゆへへへ! きょうからこのお花畑はまりささまのものなんだぜ!』 『むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!』 のうかりんの花畑を狙い、やってくるゆっくり達が脳裏に浮かぶ。 「たーん!」 『ゆぎゃああぁぁあ!!!』 『ばりざ! ばりざああぁぁぁ!!!』 引き金を引き、射撃音を喋ると脳裏に浮かんだゆっくり達が醜く顔を歪ませ、苦痛に悶え死んでゆく。 「へへ、ざまぁ見るだ!」 ゆっくりの苦悶の姿を想像し、悦に浸るのうかりん。 一回では飽きたらず相手を変えて何度もゆっくりを殺すのうかりん。 「へへっ、えへへへ…」 「…」 農夫の冷たい視線に気づくまで、弾丸の入っていない銃でゆっくりを虐殺した。 農夫は風呂からあがると布団を一組だけ敷いた。 もともと一人暮らしで来客などほとんど無く、布団が一組しかないための結果である。 農夫がもそもそと布団に潜り込むと、のうかりんも布団に入り込む。 人肌が恋しいのだろうか、農夫にぎゅっとしがみついて眠ろうとするのうかりん。 農家の朝は早く、のうかりんの朝も早い。 しかし 「おいおい、寝るのはちょっと早いぞ」 起こされるのうかりん。 「うぅ、眠いだよ…」 うつ伏せでもう一度眠りにつこうとするのうかりん。 すっ… 農夫の手が寝巻きの上からのうかりんのお尻に触れ、ゆっくりとマッサージする。 「…!!!」 ビクン!と反応したのうかりん。眠気はすっかり覚めてしまった。 不自由の無い展開ですっかり忘れていたようだが、一緒に住む条件として、 『農夫はのうかりんのお尻に悪戯してよい』というものがある。 夜の寝る前、この瞬間が農夫のお楽しみの時間ということだ。 「………!」 「ハァハァ、ロリっ子のうかりんハァハァ」 お尻を揉まれる感覚は不快であったが、約束事を自分から反故にするわけにはいかないと考え、 耐えるのうかりん。 農夫は寝巻きを膝のあたりまでずらす。 露わになるのうかりんの可愛らしいお尻。 のうかりんは恥ずかしさから顔が真っ赤になる。 農夫はお尻の割れ目をなぞったり、自然に埋まってしまうほど瑞々しいお尻を揉む。 農夫も頬を染めて息を荒くしていて、ずいぶんと興奮していることが伺える。 むにゅ 「ひっ」 突然、農夫はのうかりんのお尻に顔を埋める。 のうかりんは小さく悲鳴を上げるが全くお構いなし。 農夫はそのままのうかりんの腰を上げさせ、お尻だけ浮かせた。 足を開かせると、人間のそれを模したのうかりんの秘部や菊が露わになる。 のうかりんはもうどうにでもなれと言わんがばかりに枕をぎゅっと抱きしめ、堪えている。 農夫はがっちりと両手でのうかりんの腰を捕まえて、唇をのうかりんのお尻に触れさせる。 農夫の唇がのうかりんのお尻を這い回り、のうかりんは腰を動かして逃げようとするが、 がっちりと捕まれているので逃げられない。 しばらくすると嫌がっていることを察したのだろうか、農夫はのうかりんのお尻から顔を離した。 のうかりんはやっと終わったと安堵し、力を抜こうとすると、また農夫の責めが始まった。 今度はお尻の内側や会陰部近辺を中心にちゅっとわざと音を立てて啄まれる。 「んー! ん"ー!」 頭を振っていやいやするも、興奮した農夫には全く伝わらない。 身に走る怖気を只受け止めるのうかりん。 たまに、前の割れ目や菊に唇が当たるものの、のうかりんには気持ち悪さしか伝わらない。 お尻に頬ずりしたり唇だけで尻肉に咥えたり、のうかりんに対する陵辱はなかなか終わらない。 「おぅふ」 「ゆ"うう"ぅぅ"ぅ!!!」 のうかりんのお尻が一瞬解放され、直後、お尻に何か熱いモノがへばりついた。 「さぁ、ご苦労様。」 農夫はそう言ってのうかりんのお尻を拭き、寝巻きを戻してやった。 解放された後ものうかりんはぐずり続け、農夫はさっさと寝てしまった。 翌日 「がんばって、耕すっぺ! 今日からここは、オラの畑だっぺ!!!」 ちゃっかり自分の畑宣言するのうかりん。 農夫は特に気にすることなく農作業にいそしむ。 「♪」 昨晩の事などすっかり忘れて元気に農作業に励むのうかりん。 「昼飯にするぞー!」 「すぐ行くッペ!!!」 あっという間に時は過ぎ、昼頃には農作業も終わっていた。 「このぬか漬けよく漬かってるなぁ…」 「だろう? 俺の自信作だからな」 「さて、俺は余り野菜を売りに行ってくる。留守番頼んだよ。」 「まかせるっぺ!」 昼食が済むと、農夫は倉庫にしまってある余り物の野菜を売りに出かける。 その間、のうかりんはお留守番。 「ぬか漬けうまかったっぺ! オラも作ってみるだ!」 収穫してある作物の一部を漬け物にしたり。 「ゆ! まりさ! 柵さんがあいてるよ!!!」 「やったね! れいむ!」 ターン 「ぶびぃっ!」 「ゆ? れいぶ、でいむう"うう"ううぅ"ぅ!!!」 柵の入り口をわざと開けて侵入してきたゆっくりを撃ち殺したり、 ターン 「おぼにあ"んよがい"だいい"いぃ"ぃぃ!!!」 底部を打ち抜き、 めりっ、みしっ! 「ああ"ああ"あぁ"ぁ!! ばりざのおがお"、はがざない"でええぇ"ぇ!!!」 皮を剥いでみたり。 ちなみに、銃は本物でなく、農夫がエアガンを違法改造したものである。 しかもアサルトライフル。 アサルトライフルは狙撃向けじゃないはずだけど、なぜか百発百中である。 「ただいま、…おや?」 「すぅー、すぅー」 たっぷり遊んで、縁側でお昼寝。 「たっぷり捕まえたっぺ!」 「おー籠いっぱいだな、よくやった」 「早速放って勝負だべ!!」 昼寝から起きると、近辺のゆっくりを狩り、的にして二人で射殺数を競ってみたり。 昼間はそんな感じで時間が過ぎる。 そして夜 「う"あああ"ぁあぁ"ぁ」 「ハァハァ、のうかりんかわいいよのうかりん」 むにゅむにゅと顔を擦りつけ、のうかりんのお尻の感触を堪能する。 当然、のうかりんはいやがるが、やめるような男ではない。 のうかりんのお尻を開き、顔を埋める。 菊に鼻が触れ、思わずビクンと反応するが、農夫は気にすることなく今度はお尻を寄せ、 のうかりんのお尻で自分の頬を揉む。 いわゆる「ぱふぱふ」のお尻版である。 「ゆうぅぐぅぅ…!」 昨日よりも恥ずかしい辱めにのうかりんの涙は尽きることが無かった。 「おぅふ」 それからも、昼間は楽しく生活でき、夜は陵辱に耐える。 そんな日々を過ごす。 「ふぁ、ん、ん…」 慣れとは恐ろしいもので、半月もすると夜の辱めに慣れ、日課として受け入れるようになった。 農夫も単純に揉んだり撫でたりするだけでなく、 揉みながら小刻みに振動を送って快感を送り込む技術を身につけた。 むにむにむにむにむにむにむに…… 「うあっ、……あああああ、すっきりー…」 農夫の技術は日に日に向上し、一月もするとのうかりんをすっきりーさせるほどになった。 二月後 「…」ソワソワ 「ん、どうした?」 昼食を取り、午後の仕事も無く銃の整備をしているとのうかりんがすり寄ってくる。 いつもであれば、花を愛でたりゆっくりを狩って射撃の練習台にしているがここ最近、 このように農夫にすり寄ってくることが多くなった。 「あ、あの、オラ…」 もじもじするのうかりん。 「何だ、もじもじしてたら何がしたいかわからないぞ(ニヤニヤ)」 農夫はのうかりんが何を望んでいるか知っていたが、わざと知らないフリをして自分から求めさせようとする。 「し、し、」 「し?」 「オラの尻さ…」 「のうかりんの尻を、何さ?」 「お、オラの尻を、、、ぶるぶるしてすっきりーさせて欲しいだ!」 「ハァハァ、よく言えたね、ご褒美だ!」 むにむにむにむに……… 「こ、これぇ! これ好きだっぺ!!! あああああ、すっきりー!」 「まだまだ! (かぷっ)はむはむ…」 むにむにむにむに……… 「あああぁ…、口ではむはむされたらもっと敏感に…、すっきりー!」 「すっきりー!」 「・・・」 「ちぇんはしってるよー、のうかりんは変態さんなんだねー」 「秋れた。人間さんに捕まって変態にされるなんて恥知らずね」 「おお、エロいエロい」 「ちんぽみせろみょん!」 いつの間にやら畑に侵入してきたゆっくり達。 どうやら柵を閉じ忘れたらしい。 ただならぬ様子を瞬時に察知したゆっくり達は野菜には目もくれずに縁側に向かう。 縁側にはもんぺを脱がされ、下半身丸出しでお尻の揉まれて何度も絶頂するのうかりんと、 ハァハァ言いながらのうかりんのお尻に頬ずりしたりキスする農夫。 農夫ものうかりんもこの侵入者に気づいていたが、追い出したり、始末したりせずにいた。 のうかりんは自分の恥ずかしい姿が見られていると思うと余計興奮してしまったから。 農夫はのうかりんのお尻に夢中になり、侵入ゆっくり達などどうでもよいため。 「んひぃ、そこぉ……」 「とんだ変態だみょん!」 「恥知らずなのうかりんがいた!!!」 「ちぇん、見ちゃ駄目だよ」 だらしない顔して喘ぐのうかりんを思い切り蔑み、罵る。 しかし、それではのうかりんの官能は止まらない。 のうかりんのお尻に振動を与えつつ、顔をお尻に埋める。 「そ、そんなところ舐めちゃ、だ、駄目だべぇ…」 前後に動かしながら、舌でのうかりんのお尻を舐め上げる。 特に前の割れ目や菊といった敏感な場所は丹念に舐め回し、駄目押しのように責め立てる。 のうかりんはだらしないアヘ顔を晒してビクン! と大きく痙攣し、 「すっきりー!」 すっきりーした。 「らんしゃま、らんしゃまああぁぁ!!」 「てんこならすっきりーくらいチョロイ事と大人の対応をしてやるとよほどうれしかったのか 今さらながらてんこに襲いかかってきた 」 「いぐぅ!?」 「ゆっくり紅葉していってね!」 すっかりのうかりんの痴態に当てられたゆっくり達。 農夫とのうかりんの目の前で堂々と乱交を始めた。 「おぅふ」 「あぁ、あついだ…」 農夫は手ぬぐいですっかりびしょ濡れになったのうかりんのお尻を拭いてやる。 その間のうかりんは農夫にしがみつき、余韻に浸る。 この頃になるとあれほど嫌がっていたお尻への陵辱を自分から求めるまでになっていた。 いわゆる「堕ちた」という状態である。 「んほおおおお! すっきりー!!!」 「もっと紅葉してねええぇぇぇ!!!」 「むきゅうううぅぅぅ!!!」 「…」 「…」 ガチャガチャ… 農夫ものうかりんも余韻が冷め、冷静になってもゆっくり達は乱交をやめようとしない。 のうかりんは急に先ほどの事が恥ずかしくなったのか、ライフル(本物)を構えた。 ターン 「ゆべぇっ!」 ターン 「ずっぎrびゅべっ!」 ターン 「ぼばっ!」 のうかりんは先ほどの痴態を見られてしまったことを忘れたいのか、 決して原型を残さないようにと念入りに破壊する。 その後は二人とも何事も無かったかのように、農夫は村に出かけ、のうかりんはゆっくり狩りにいそしんだ。 それからも農夫はのうかりんに様々な悪戯を行った。 「ほら、どうしたんだ? 俺に見せてくれるんだろ?」 「ゆぅぅ…、はい…」 上体を起こし、布団に仰向けに寝そべる農夫。 目の前には全裸ののうかりんがろうそくの灯に照らされている。 何も言わずに、農夫に跨って後ろを向き、猫が背伸びをするような格好をして農夫の目の前にお尻を差し出す。 いつものようにのうかりんのお尻に飛びつかず、農夫はじっと見守る。 「お、オラの恥ずかしいところさ、いっぱい見てほしいだ…」 と言って自分でお尻を揉み出すのうかりん。 むに、むにむに、むに 「はぁ、はぁ、気持ちいいっぺ…」 農夫がのうかりんに行うものと比べれば拙いものであるが、 それでも顔を染めて自分の行為にうっとりするのうかりん。 この日農夫は「気持ちよくしてもらいたければ、まずは自分で気持ちよくなるところを俺に見せろ」 と命令していた。 どんな反応をするのかと楽しみにしていたら、ごらんの有様である。 農夫の目の前で繰り広げられるのうかりんの公開自慰ショー。 農夫は息を荒げてその様子を見守る。 のうかりんの目の前には立派なテントが張られている。 「う、うあぁぁ…すっきりーが出来ない、出来ないだよぉ…」 農夫の責めに慣れたのうかりんは自分の拙い責めでは絶頂できない。 のうかりんは潤んだ瞳で訴える。 「ハァハァ、のうかりんかわいいよのうかりん」 待ってましたと言わんがばかりに、のうかりんの下から抜け、背後で立て膝。 ズボンを脱いで、いきり立ったムスコを晒す。 ずにゅ のうかりんのお尻の割れ目にムスコを埋める。 「ハァハァ、イくよ、のうかりん!」 「ああぁぁ、き、来て! オラの尻さ、いっぱい可愛がってけろ!」 むにむにむにむに ずりずりずりずり 傍目に見れば性行しているようにも見えるが、 農夫はのうかりんのお尻を揉んで擦りつけているだけ。 「あ"あぁ"ぁぁ"へぇ"ぇええ"え、あ"あぁぁ"あ」 強すぎる刺激に喘ぎ声でさえ発音しきれない。 堕ちる、深いところに。 でも拒まない。堕ちるならもっと深く、一緒に… 「んほお"おぉ"ぉおお"お"おぉ"ぉ"おお"お"ぉ!!! す"っぎりい"いい"ぃ"ぃい"!!!」 「おぅふ」 次はどんな事をされるのだろう。 もっと、もっと、壊れるまで可愛がって欲しい。いや、壊れても可愛がって欲しい。 薄れゆく意識の中、農夫に抱かれながらそんな事を考えていた。 終わり 恒例の言い訳コーナー 進化? →今回、ゆうか種は一定以上のゆっくりの餡子を浴びるとのうかりんに進化する。 という設定にしました。 スプリングフィールド1903? って何だ? →「BIO HAZARD 4」のライフルです。 弾込めがボトルアクションであることのみを強調したかったのです。蛇足だなぁ。 ヘッドショット食らったのに何で生きてるの!? →頭に鉄板でも仕込んでたんじゃないですかね。 この農夫はすごいHENTAIですね。 →ちなみに童帝です。 のうかりんともそこまではやってません。尻コキまでです。 ロリコンなのでのうかりんの幼児体型にメロメロですた。 最初はロリコンを強調するシーンがありましたが、削りました。 「おぅふ」って何さ →「イッちゃった!」 のうかりんがイメージと違う!!! →注意書きを千回読んで、顔を百回洗って出直してこい 最低だ…この変態 →(なぜか喜んでいる) ○○がおかしい →仕様です…と言いたいところですが、本スレで聞いてください。 何となくのうかりんネタを書こうとして、虐待系は挫折。 その後お蔵入りしてたけど、最近HENTAI物書きたくなってリニューアルしたらこうなりました。 ただの胴付きとのHENTAIセックスなどぬるいのです。なのでこんな変態農夫ができましたとさ。 HENTAIモノはあと一本作成予定。 今まで書いたSS? ドスまりさとゆうか1~3 ゆっくり闘技場(性)1 不幸なきめぇ丸 名物餡玉 行列の出来るゆっくり スカウトマンゆかりん前・後 ファイティング親子とゆっくり まりさの商売 ぱちゅりーの失敗1~4 盲点 進化 ぶっかけ!ぱちゅりー! 短い話を一つだけ ありふれた話 対決!ドスまりさ! 被虐のみょん_その一 とあるきめぇ丸の一日 おさんぽバターみょん さなえに首ったけ ゆっくり兵団 不安のゆっくり1 幸せなゆうかのお話 短い話を一つだけ_2 短い話を一つだけ_3 ゆん園交響楽 掻き回してみた 短い話を一つだけ_4 被虐のみょん_その二 被虐のみょん_その0 とあるきめぇ丸がゆっくり兵団と出会った時のお話 このSSに感想を付ける
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BT杯 2008 第9回ビートライブカップ 場所:ディファ有明 VF5 実に2年ぶりに開催されることになったビートライブカップ。 優勝 モンテ五射精: ふ~みん、、、、、 レポート ス=スタッフ 大会レポート サイト 行ってないけどVF5 ビートドライブカップ 、 行ってないけどVF5 ビートドライブカップ その2 ( 行ってないけどVF5 ビートドライブカップ その3 ) 雷来々 2008/05/01 、 2008/05/04 、 2008/05/11 地方の星 ス ドキュメント・ザ・BT杯 ちくりんブログ 略してちくわブ ビートライブカップ VF年表
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私が学校から帰ってくると、部屋のど真ん中にゆっくりがいた。 「じょうしきにとられれてはいけません!!!!」 ――――――――――――――――――――――――― まぁ、紆余曲折あって常識に囚われないさなえは私の飼いゆっくりになったんだ。 私はそれまでゆっくりは甘い物しか食べれないのだと思っていたのだけれど、この子のお陰で常識に囚われなくて済んだよ。 ゆっくりでも辛かったりするのが好きな個体もいるんだね。 このさなえは自ら好んで刺激物やら普通のゆっくりが食べない物を摂取したがる修正があるようで、食事の時はもっぱら私と同じ物を食べさせる。 ある時はゴーヤチャンプルー、又ある時はワサビの入ったお寿司。 不思議だ。 普通ゴーヤをゆっくりが食べれば苦くて吐き出すし、ワサビなんて以ての外。 食生活がめちゃくちゃゆっくりらしくない。 一度病気なのかと思って医者に診てもらったら、そう言うものですって言われてかえされちゃった。 とにかくまぁ、こんなさなえがある時散歩に行きたいって言い始めたんだ。 もちろん私としては断る理由なんてないし、良い運動になるから近くの河川敷に行ったんだ。 さなえのリクエストでお弁当はちょっと変になっちゃったけど。 この話はその時の話。 ちょっと面白かったからよく覚えてるんだ。 ――――――――――――――――――――――――― 「さなえちゃん。行くよー?」 「はい!ですがそのかっこうはじょうしきにとらわれすぎてませんか?もっときばつでめだつかっこうのほうがいいとおもいます!!」 「それだと私が異常に見られるからだめー。」 さなえはいつもこうだ。 私がの服装が変だと言ってなにやら変な格好をさせようとするのだ。 さなえちゃんのリクエストで緑っぽい上着を着てるのだからじゅうぶんでしょ? 「そんなこと言ったらさ、さなえちゃんのその歩き方も常識的すぎて常識に囚われてるんじゃないの?」 私のささやかな反撃。 「た、たしかに・・・・・さなえは・・・じょうしきにとらわれていたんですね・・・・・・・・」 さなえの精神にピンポイントでヒットしたのかさなえがブルブル震えながら動かなくなっちゃったよ。 「あー、・・・歩くのなんてそれ以外ないんだから常識も何も無いね。ごめん。」 とりあえずこういうときは謝るが吉。 この子を抱えて行くだなんて考えられないもの。 「そ、そうですね!!さなえはじょうしきにとらわれているわけではないのですね!!」 「うん、だいじょぶだいじょぶ。さなえちゃんは非常識だよー。」 「・・・・・・・なんだか、とおまわりにけなされたきがします。」 「気のせい気のせい。さ、あの河川敷まで競争だっ!」 答えにくい質問がきたら誤魔化す。それが私くおりてぃー。 ――――――――――――――――――――――――― しばらく歩けば腹が減ってくるのは自然の摂理だ。 「さなえちゃん。そこのベンチでご飯食べよっか。」 だがしかしさなえはそんな自然の摂理すらも飛び出そうとするのだ。 「じょうしきにとらわれすぎてます!!おなかがすいたからたべるというのもそうですが、なぜすわってたべるのですか!?」 面倒な奴である。 「そうか、ならさなえは飯いらないのか。」 そう言って一人だけベンチに座り持ってきたおにぎりを食べ始める私。 「・・・・・・ごめんなさい。」 「分かればよろしい。」 さなえが反省したようなのでベンチに乗せてあげて、鞄からさなえ用のご飯の一つであるゴーヤを取り出してさなえに与える。 「おねーさん!おいしいですね!!」 「そう?ゴーヤ生で食べる奴なんて正直私は引くけど。まぁさなえちゃんは非常識だもんね。」 とまぁこんな感じで何気ない会話を楽しんでいるとアイツがやってくるわけだよ。 「ゆゆ!!そこのくそにんげんはれいむにあまあまちょうだいね!!!ついでにそこのさなえをせいっさいしてあげるよ!!!!かわいくってごめんね!!!!!」 でいぶちゃんである。 「おおー。やっぱり来たか。ほら、さなえちゃん。さなえちゃんと同じ非常識ちゃんだよー。」 「これはたしかにひじょうしきですが、わたしはじょうしきにとらわれないだけで、ひじょうしきではありません。」 さなえちゃんは私の言葉に反論するけど、非常識であることに間違いは無いと思うんだ。 「ゆうううううううううううう!!!!!!!!むしするなぁあああああああああああああああ!!!!!!!」 でいぶちゃんは私たちが無視するから切れてしまった。 「ほらぁ、でいぶちゃん怒っちゃったよ・・・・」 「いいじゃないですか。そんなことよりいまはもっとゴーヤください!もっとたべたいです!」 でいぶちゃんを軽く無視して私にゴーヤを求めるさなえちゃん。 「はいはい。どうぞ。」 でいぶちゃんは私が鞄の中から食べ物を取り出したことで、それを欲しいってせがんで来ちゃったんだ。 「ゆゆ?それはあまあまだね!!!!ゆゆ~ん♪なかなかにつかえるくそにんげんだよ!!さっさとちょうだいね!!!!!」 「へ?これ欲しいの?やめた方がいいと思うなー。」 「そうだよ!!!!さっさとしてね!!!!ゆっくりできないよ!!!!!!」 さすがの私でもいくらでいぶちゃんが欲しがっているからといって、ゴーヤをあげるようなことは余りしたくなかったのだ。 ゴーヤだってタダじゃないからね。 「いいじゃないですか。ちょっとちぎってあげれば。それよりのみものもだしてください!しょくじにのみものがないのはひじょうしきです!」 お前がそれを言うのかっ!? 「はいはい、いつものコレねー?いくらなんでもタバスコは飲み物じゃないっての・・・・・」 さなえの目の前にタバスコを置くとそれを器用にくわえて、飲み始めちゃったよ。 緑のタバスコくわえたさなえちゃん・・・・・・・・ なんかシュール。 「ゆっぎいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!さっさとよこせえええええええええええええええええええ!!!!!!!」 「あ、そうだったね。はい、お口を上に向けてー。」 言われたとおりに口を開け、大空を仰ぎ見ちゃってるでいぶちゃん。 「ゆぁーん。・・・むーしゃむーsyゆげぇ!!!!!!こ、これ!!どくはいってるうううううううううううううううううううう!!!!!!!」 案の定でいぶちゃんはゴーヤを吐き出してしまいました。 あぁ、もったいない。 「ほら・・だから言ったじゃない?」 「ゆげぇ!!!ゆぐ・・・でいぶをだまじだな・・・・ゆっぐぅ!!・・・・さっさとそのさなえののんでるやさいジュースさんをよこすんだよぉ・・・・・・・」 全く以て傲慢で的外れなでいぶちゃんだ。 「あのね、これは辛いものなんだよ?」 「うぞを・・・づぐな・・・・・・・・さなえがそんなにゆっくりのんでるんだよ・・・・・・・からからさんなわけないよ・・・・・・・・」 「おねーさん。又上から垂らしてあげたらいいんじゃないですか!」 さなえはそんな提案をするけど私は乗り気じゃない。 だってコレ、死にそうだよ? 「えー・・・・・・んー、分かったよ。はい。でいぶちゃんもう一回口開けて上向いてー。」 「ゆぁ・・ん・・・・・・・・・!!!???が、がらがらざんだああああああああああああああ!!!!!!!!ゆっげぇええええええええええええええ!!!!!!!」 ほら、思った通り中身をどんどん吐き出してる。 えうー・・・・汚いなぁ・・・・・・・・ 「おねーさん。かばんにメロンのがありますよね!たべさせればたぶんもとにもどります!」 これはいいことを聞いた。 メロンなんかで治ってくれるなら嬉しいね。 メロンは実家の農家で作ってるからしょっちゅう送られてくるんだけど、私メロンアレルギーなんだよね。 食べ終わると口の周りがヒリヒリしてきて嫌なんだよね。 「はいよーでいぶちゃーん。メロンですよー。」 私はでいぶの目の前にメロンの切ってある奴をいくつか投げてあげた。 「ゆゆ・・・・はじめてみるくだものさんだよ・・・・・・・・むーしゃむーしゃ・・・・・・・・・し、し、し、し、しあわせええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」 どうやらでいぶちゃんのお口には合ったようだ。 「よかったよかった。あ、でいぶちゃんアレルギーってある?メロンって何だったかのタンパク質分解酵素もってて、それが口の中の粘膜を溶かしてヒリヒリさせるんだって。あ、でもでいぶちゃんに粘膜なんてないか!」 でいぶちゃんは私の言っていることがイマイチ分かっていないようだったが『ヒリヒリ』の単語には反応したんだ。 「ヒリヒリ・・・・・・ゆ?・・・・・・ゆゆ??・・ヒ、ヒリヒリさんはゆっくりできないいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!」 なんだか突然口の周りを真っ赤にして転げ回り始めたんだ。 ゆっくりは思いこみのナマモノってよく言うけど、その神髄を見た気がしたよ。 「あはは。でいぶちゃんおもしろいねぇ。」 「おもしろくないいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!」 私はでいぶちゃんの反応の良さにちょっと上機嫌になっちゃったんだ 。 「あははは♪あ、そうだ!ちなみにさっきのはタバスコって言うんだよ。さっきのタバスコが緑だったのはハラペーニョって唐辛子を使ってるからなんだ。全然野菜ジュースじゃないよねー?」 「ゆぎぎぎぎ・・・・・・・・・」 でいぶちゃんはとっても悔しそうにしてたから面白くなってからかってみたくなったんだ。 「んー。あ、ほらでいぶちゃん?あそこにめーりんがいるよね。」 「ゆゆ・・・・たしかにクズのめーりんがいるよ・・・・ひりひりさんはゆっくりできないぃ・・・・・・・」 うん、良い反応だよ。 「それじゃあさ、あのめーりんにさっきのタバスコ飲ませてみよっか!!」 私の提案にでいぶは少し驚きましたが、すぐにでいぶ特有のドヤ顔になって喜びました!!!! 「ゆひひひ!!クズにしてはいいことおもいつくね!!!!さっさとめーりんをくるしめてね!!!!!・・・やっぱりヒリヒリさんゆっくり出来ないぃいいいいいいいいいいいい!!!!!」 でいぶちゃんもとっても乗り気だから早速めーりんちゃんを呼び寄せます。 「おーい!めーりんちゃーん!!食べ物あげるからこっちおいでー!!」 めーりんはすぐに私に気が付いて元気な声で返事をしてくれた。 「じゃおーん!!!」 ニコニコしながらこっちにくるめーりんはホントに可愛らしい。 どうせだから、この子。帰りにお持ち帰りしちゃおう。 でいぶちゃんはまだヒリヒリが取れないのか地面に自分の唇を擦りつけてて面白かった。 「ゴーシゴーシ・・・・」 「さぁ、めーりんちゃん!!!君にはこのタバスコをあげる!!くわえて、チューチュー吸ってみ?」 めーりんの口にタバスコをくわえさせて吸わせてみる。 「ゆふふ・・・・・クズのめーりんがなきさけぶこうけいが、めにうかぶよ・・・・・ゆふふふ・・・ゴーシゴーシ・・・・・」 めーりんがタバスコをくわえると途端にただでさえ幸せイッパイの顔がさらに幸せそうな顔になったんだ。 「じゃお~ん・・・・・・」 その様子を見たでいぶちゃんはもちろん怒り始めちゃいました。 「どおしてえええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!????????からからさんでしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!ゆっくりできないでしょおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」 「じゃ、じゃお・・・・・」 でいぶのあまりの醜さにめーりんが怖がってるよ。 でも気にしない。 「さぁ、めーりん。君にはついでにコレを上げよう。」 そういって私は鞄に入っていた真っ赤な唐辛子の一種をめーりんの口に投げ込む。 うまい具合にめーりんのお口にジャストミートォ!! 「じゃお?・・・・・・じゃお!?じゃおおおおおおおおおおん!!!!!!」 私は今までこれほどまでに美しく、喜びに満ちた表情は見たこと無かったよ。 「そうか・・・・美味しかったのか・・・・・・私には理解できないけどね・・・・・・」 そんな表情と幸せそうな声を聞いたでいぶちゃんが黙っているはずがありません。 「ゆゆううううううう!!??それはきれいなあまあまだね!!!!!クズのめーりんにはもったいないよ!!!!!れいむにもちょうだいね!!!!!!」 「いいよ。はい。」 これまたお口にジャストミートォ!! 「むーしゃむーしゃ・・・・ゆ?あじがしないよ!!!!もういっこちょうだいね!!!!!」 もう一度ジャストミートォ!!! 「むーしゃむーしゃ・・・・・ゆゆ?へんだよ?なんだかからだがぽーかぽーかしてきたけど、あじないよ!!!もういっこty・・・・・・・・・・・・・」 突然でいぶちゃんの動きが消えます。 プルプル震えてると思ったらいきなり空高く飛び上がりました。 「ゆっっっっぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!いだいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!おぐぢざんが!!!!おぐぢざんがいだいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!」 とてつもない大声だったので耳を塞いでしまうほどでした。 「おのれえええええええええええええええええええ!!!!!!!!!なにをぐわぜだあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」 「唐辛子だよ。ハバネロってやつ。めっちゃ辛いの。私はいくら何でも食べれないねー。青いヤツならさなえがおやつに食べるんだよ。」 「ゆぐ!!!ゆっげぇ!!!ゆがぁああああああれいむのアンコさんがからからさんになってるううううううううううううううううう!!!!!!!!」 「あははは。でいぶったらハイテンションだね!そうだ!メロン食べる?」 「ざっざどぐわぜろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」 今日持ってきていた分のメロンを全部れいむの口に押し込んでみる。 全部平らげると少しは落ち着いたのか、はぁはぁ良いながら休んでいる。 「ねぇ?でいぶちゃん?ヒリヒリはもう無いの?」 「ゆ?・・・・・・・ヒリヒリ・・・・・・ゆぎゃあああああああああああああああああ!!!!!!!ヒリヒリさんはゆっくりできないいいいいいいいいいいい!!!!!!!!からからさんもゆっくりできないいいいいいいいいいいい!!!!!!!」 でいぶちゃんが余りにアグレッシブな動きをするものだからちょっと見とれちゃいそうになったよ。 ここで今までゴーヤとタバスコに舌鼓を打っていたさなえがまた別のものを食べたいと要求してきた。 今のアンタにはそれしか頭にないのかな? 「おねーさん!!!しょくじがおわりました!デザートにいつものヤツをください!」 「はいはい、これね。あとめーりんには新しいタバスコあげる。もうなくなったでしょ?」 「やっぱりしょくごにはこれですね!!」 「じゃおーん!」 この子たちとゆっくりしてたらでいぶが復活したのか、息も絶え絶えにまたもや私に何か要求してきたよ。 「ゆふ・・・ふふ。れいむさまはみてたよ・・・・・・今さなえがなにかくわえたね・・・・・・それこそあまあまだよ・・・・・・さっさとちょうだいね!!!!!!」 学習しないでいぶちゃんである。 「はいはい。上向いてー。口開けてー。」 「ゆぁ・・・ん・・・・・むぅ!?つ、つーんてするよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」 さなえが食後に欲しがっていたのは練りワサビのチューブなのだ。 「それはね。ワサビって言って私も大好きなんだー。単体で食べようとは毛頭思わないけどね。」 しばらくれいむが転がっていたら、突然起き上がり私を睨み始めたんだ。 「・・・・・れいむをくるしめるゲスはしねぇ・・・・ゆっくりしてないものばっかりれいむにたべさせて・・・・・・」 「でいぶちゃんたらなに言ってるの?この子たちは私の持ってる食べ物全部幸せそうに食べてたよ?ゆっくりしてない食べ物なんて私持ってきてないよ?」 「・・・・・・ふざけるんじゃないよ・・・・・・」 「ふざけてないって♪でいぶちゃんがゆっくり出来なかったのはさ、でいぶちゃんがゆっくりしてなかったからじゃないの?」 「れいむは・・・・ゆっくr」 「ゆっくりしてないよ。だってさ、この子たち見て?こんなにゆっくりしてるよ?こんなにゆっくりしてるこの子たちが食べたら美味しい物だったんだよ?でもでいぶちゃんが同じ物食べたらゆっくりできなかった。それってさ、でいぶちゃんがゆっくりしてないからじゃない?」 「・・・・なに・・・いってr」 「でいぶちゃんがもっとちゃんとゆっくりしてたら美味しく食べれたのにねー?」 「れ、れいむが・・・・ゆっくりしてない・・・・?」 「うん。でいぶちゃんゆっくりしてない。」 しばらく無言で何かを考えていた表情のれいむが意を決したように私の目を見つめてきたんだ。 「れ、れいむ・・・・・・・・・・・どうしたらゆっくりできるかな・・・」 でいぶちゃんは自らのアイデンティティが崩れたことで従順になりかけているようだ。 「簡単だよ!はい!笑顔になってー!・・・・ゆっくりしていってねー。」 「ゆゆ!!ゆっくりしていってね!!!!」 それは多分、このでいぶちゃんの今までゆん生最高の『ゆっくりしていってね』だったと思うんだ。 「うん。これででいぶちゃんもゆっくりしたゆっくりだ!今ならこのハバネロが美味しく感じるだろう!!ほら!お食べー。」 私はちょっと遠くにハバネロを投げてやる。 「やったよ!!これでれいむもあんしんしてむーしゃむーしゃできるよ!!!!!!」 でいぶちゃんがハバネロに向かって一直線してる間にベンチに広げたゴミやらなにやらを鞄に詰め込み始める。 「ゆん!!!!これで、れいむはさいっこうにゆっくりしたすーぱーむーしゃむーしゃたいむができるよ!!!!お姉さん!ありがとう!!すーぱーむーしゃむーしゃたいむ!!!はじまるよ!!!!!むーしゃむーしゃ・・・・・」 れいむがハバネロを口に含んだのを確認した私はさなえちゃんを抱えてめーりんと一緒に逃げるのだ!! 「ひゃっほー!ずらかるよ!!!めーりん!!着いてくるんだ!!!」 私はめーりんに向かって親指を立てる。 そしてめーりんの声を合図にして走り出したんだ。 「じゃおーん!!!」 ――――――――――――――――――――――――― あ、そうそう。 逃げてる途中、あのでいぶちゃんの声が聞こえた気がしたんだよね。 「みどりとあかはゆっくりできないいいいいいい!!!!」 ってね。 オワリス。 挿絵:全裸あき
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前回のfuku1364.txt『ゆっくりハンターの生活』の続きです。 こっちだけでも読めないこともないですが、出来たら前作を見てからご覧になってください。 ゆっくりハンターの生活2 朝よりも多少雲が出てきた昼下がりの午後。 阿求ちゃんとの楽しい昼食を終えた私は、ハンターとしての仕事を再開する。 「ハンターさん、午後はどうするのですか?私は狩りに行きたいです!」 阿求ちゃんが、メイスを高々と構えてそう意気込む。 朝は比較的穏やかな作業だったから、彼女には刺激が足りなかったのかもしれない。 私は、仕事用の手提げカバンを持って彼女に笑いかける。 「ええ、今日の午後は狩りに行くわ。一緒に依頼主のところまで行きましょうね」 「了解です。私のモルゲンで叩き潰して見せます」 「……ずっと気になっていたんだけど、モルゲンってそのメイスのことかな?」 柄の先端に歪な突起を生やした鉄の塊がついているだけという、か細い少女には似合わない無骨なメイス。 鈍い光を輝かせているそれはいかにも禍々しく、今まで殺されたゆっくりたちの怨念がこめられているようだった。 彼女はそのメイスを誇らしげに構えて、うっとりした目でそれを見ている。 「ええ!数々のゆっくりのあんこを吸ってきた、私の自慢のメイスです。 モルゲンステルン(トゲ付きメイス)タイプのものだったので、モルゲンと名づけました」 「阿求ちゃん、張り切るのはいいけど室内でそれ振り回さないでね」 「すみません。でも私の内から出るパッションが止まりません」 無闇に逸る阿求ちゃんをなんとかなだめて、私達は依頼主のところへ向かった。 そこまで行く途中の道で、私の隣を歩きながら持っているメイスをぶんぶんと振り回す少女はひどく危なっかしい。 怪我させないよにしっかりと見ておく必要があるだろう。 「えーっと、……ここかしらね」 私は手に持った依頼書を見て、目的地が目の前にある家で正しいか確認する。 前に何度か依頼が来たので間違いないと思うが、念のためだ。 「おじゃまします。依頼を受けたゆっくりハンターの者ですが、誰かいませんか?」 呼び鈴を鳴らし、入り口でそう言ってから待っていると、すぐに中から男が出てきた。 小太りのおじさんで、顔が油でてかてかと光っていた。 男はしかめっ面のままこちらを見て、そして黙って部屋の奥に目を遣る。 中に入れという合図だ。 私は一度彼にお辞儀をしてから中に入り、阿求ちゃんも私に続いた。 私達は、男によって客間の一角に案内され、用意された席に座った。 案内された部屋は、なにやら賞状やらトロフィーやらが目のつきやすいところに並べてある。 ゆっくり関連のグッズもそこかしこに置かれており、私の口からは素直にかわいいなぁと言う言葉が漏れた。 一方、阿求ちゃんは手をプルプル震わせてそのゆっくりたちを見ていた。 男は終始無言で、こちらと目をあわせようとすらしない。 阿求ちゃんはそんな男の様子を訝しんでいたが、私にとってはもう慣れたものだ。 懐から依頼書を取り出し、仕事の話を始める。 「では、依頼内容の確認をしますね。 私が依頼された仕事は、昼の間にこの畑を荒らしに来るゆっくりたちから作物を防衛すること。 その際に注意することは、絶対にゆっくりたちを殺さない。 ゆっくりに怪我を与えてしまうとしても、必ず最小限にとどめること。 成功報酬は依頼書に明記されている通り、ということで。 以上でよろしいですか?」 阿求ちゃんが私の言葉に驚いたような顔をこちらを見た。 狩りに来た、といっているのにこれだから仕方ないか。 事情を先に説明しとけばよかったな、といまさらながら悔やむ。 まあいまさら悔やんでも後の祭りだ。男が黙ってうなずくのを見て、私は阿求ちゃんをつれて席を立った。 「待て」 部屋の扉に手をかけたとき、男が始めて声を上げた。 やっとか、と私がほっとして男の方に向き直る。 「なんでしょうか?」 「いいか。絶対にゆっくりちゃんたちを虐めたり、殺したりするんじゃないぞ。 彼女達を透明の箱に入れて、無闇に苦しめるるのもいかんからな。 もし私の周りでそんなことをすれば、お前にも彼女らと同じ苦しみを味わわせてやるから覚悟しておけよ」 「ええ、彼女達は、かわいいですからね」 男は私の答えにふん、と鼻を鳴らし、そして特大ゆっくり人形を抱きかかえながらまた目をそらした。 「わかったならそれでいい。私はこの子と戯れているからさっさと出ていけ」 私はそれ以上男に話しかけることは無く、阿求ちゃんを連れて男の家から出た。 阿求ちゃんはずっと怒りを抑えていたらしく、表に出るなり真っ赤な顔をしてブンブンとメイスを振り回した。 「もう!どういうことですかハンターさん!ゆっくりたちを殺すななんて、私がモルゲンを持ってきた意味ないじゃないですか! それになんですかあのジジイの態度は!そんなにゆっくりが好きなら畑ごとゆっくりに上げればいいじゃないですか!」 「落ち着いて、阿求ちゃん。これには深くないけど事情があるの。それにゆっくりを狩ることに変わりは無いから」 私の言葉に、ようやく彼女の動きが止まる。 「え?今回は追い払うだけじゃないんですか?それに殺害はNGだとあのジジイが………」 「そんな対処の仕方をしても、ゆっくりに効果は無いのは阿求ちゃんも知ってるんじゃないかな? 翌日には忘れてまた来るだろうし。それに、殺害がNGなのはあの人の近場だけよ。 追い払った後追跡して、森の中で殺しても何も言われないわ。むしろ先方もそれを望んでるわ」 「……じゃあなんであのジジイはあんなことを言ったんですか?素直に退治してくれ、と言えばいいじゃないですか」 阿求ちゃんは納得行かないような顔で私にそういった。 正直私もそう思うが、人には事情があるんだから仕方ない。 「実はねぇ……あの人、ゆっくりんピースの会員なのよ。それも結構上の方の」 「はぁ!?あの基地外集団のですか?じゃあなんでゆっくりを殺せなんていうんですか? あいつらはゆっくりを保護する団体でしょう?」 「ええ、普通の会員さんだったらブリーダーさんに頼むところでしょうけどねぇ。 でもあの人、ゆっくりにお金かけすぎてそんな余裕ないのよ。ブリーダーさんって結構お金かかるから。 かといってそれなりに上のほうの人だから、自分で殺すのも加工所にうっぱらうのも周りの目が許さないし。 ましてやゆっくりに畑を明け渡したりなんかしたら、破産しちゃうわ」 「はぁ……だからお姉さんのところに話がまわってきたと」 「ええ。ハンターは割と安めで仕事を引き受けるものだから、こういう人たちの依頼は良く来るの。 こちらとしても、そういう人種の人たちはほかの人より多くお金出してくれるから万々歳よ」 彼女は私の言葉に心底呆れた様子で、深いため息を吐いていた。 子どもにとっては、こういう大人の複雑な理由は理解できないのだろう。 まあ、私も彼らのことを理解できることなんて一生無いだろうけど。 仕事だからと折り合いを付けているだけだ。 「だったらゆっくりんピース抜ければいいと思うのは私だけでしょうか……」 「私もそう思うけどねぇ。でも、今抜けたらこれまでゆっくりたちに使ってきたお金は無駄だった、と認めるようなものだから出来ないんでしょうけど。 まったく、もっと単純に自分の思うまま生きればいいのにねぇ」 阿求ちゃんはうんうん、と頷きメイスの先で家の壁を小突く。 大きな音は出ないものの、家の壁の塗装が少し削れた。 「ゆっくりを見つけたら何も考えず叩き潰すくらいでいいと思うんですよ私は。 それなのにゆっくりがかわいそうだの保護しようだのとぐちぐちと……やっぱりゆっくりんピースは害悪ですね!」 「こらこら、人の思想に口を出しちゃあ駄目よ?向こうは向こうで考えた末の結果なんだから。 そういうのは心の中だけで考えて、口には出さないものよ?あと壁突くのやめなさい」 阿求ちゃんはまだ納得いっていないようだったが、素直に私の言葉に従ってくれた。 妹がいたらこんな風なのかもしれない、と密かに思った。 「それじゃあ、畑に行こうね。いつゆっくりたちが来るともわからないし」 「そうですね。こんなやつのことは忘れてさっさとゆっくりで遊びましょう!」 彼女はそういうと、私の手を引っ張って畑の方に歩いていく。 彼女はもう待ちきれないと言った様子で、顔は興奮しているせいか少し赤い。 私は転ばないように気をつけながら、そのまま彼女についていった。 「ここが畑ですか……なんとも無防備ですね」 男の家の裏側に回ると、一面に畑が広がっている。 それなりに耕地面積は広く、作物もよく育っているのが見て取れたが、 外側の蔓ごと抜かれていたり、ほんの少しだけかじられた野菜が捨ててあったりとひどく荒らされていた。 ゆっくり対策に作られたのだろうか、木製の柵が畑の周囲に立てられていたが、ところどころ壊されておりもう柵としては機能していなさそうだ。 ゆっくりのことを少しでも調べた農家ならあんなもの役に立たないことぐらいはわかるだろうに。 もしかしたら、ゆっくりんピースには間違った知識が蔓延しているのかもしれない。 「無駄に広いから、ここを守るのは大変ですね……。ハンターさん、どうするんですか? 柵を張りなおしたりしとかないと、危ないのでは」 「そんなめんどくさいことしなくても大丈夫よぉ。一緒に座ってゆっくり待ちましょう?」 「……え?何もしなくていいんですか?」 「別にいいわよ。どうせ今からやったってたいした柵なんか作れないし。 あ、あの雲なんかむくむくしててかわいいわよ?ゆっくりみたいで」 私は地面の上に腰をおろし、柵にもたれながら空に浮かんでいる雲を指差してそういった。 阿求ちゃんはまだなにか言いたそうだったが、私の様子を見てあきらめたのか結局は隣に座って一緒に空を眺めていた。 そこにはやわらかそうな雲が数個浮かんでいて、あそこで寝たら気持ちよさそうだ。 いかにもゆっくりたちが好みそうな場所で、もしかしたらあそこにはゆっくりたちが住んでいるのかもしれない。 そんなことを彼女に言うと、彼女は笑ってそれを否定した。 彼女が言うことには、 崖の上でゆっくりをロープに括り付けたまま降ろしたところ、そのゆっくりはショック死してしまった、という実験結果があるらしい。 だからゆっくりたちは高いところは苦手だと思われ、よってあんな高いところにある雲でゆっくりすることは無理とのこと。 「へぇ~、ゆっくりたちが高いところ苦手だなんて知らなかったなぁ。 阿求ちゃん物知りだね」 「いや、物知りだなんてそんな。ゆっくりに関してはまだ未知な部分が多くて、私にも知らないことなんてたくさんあります」 彼女は俯いて、照れたかのように頬を掻いた。 子どもなのに謙遜までするなんて、将来は大物になるかもじれない。 「……ゆっくりと言えば、ハンターさんはゆっくりが好きなんですよね?」 彼女は再び顔をあげ、思い出したようにそういった。 「うん、そうよ。あのゆっくりの笑顔を見ていると、なんだか心がホンワカしてくるのよねぇ」 「じゃあなんでまたハンターなんかに?農家になれないのわかりましたが、だからってそれじゃなくてもいいじゃないですか。 ブリーダーとか、保護委員になるとか、他にもいろいろあるでしょう」 「それも考えたんだけどねぇ。でも私、殴ってしつけるのはちょっと苦手だし。 一時期頑張ってやってみたこともあったんだけど、私がゆっくりに餌をやったら何故か死んじゃうのよ」 「ああ、あの殺人野菜のことですか……うう、思い出したら気持ち悪くなってしまいました」 「おいしいのにねぇ。だから基本的に保護系は無理だったわ。保護した片っ端から死ぬんだもの。 でもどうしても私はゆっくりにかかわる仕事をしたかったから、ハンターの職に就くことを決めたの」 「……なるほど、納得しました。お姉さんも大変なんですね……あ!」 ちょうど話に区切りがついた時、向こうから小さくて丸い塊が飛び跳ねながらこっちに向かってくるのが見えた。 言わずもがな、ゆっくりだ。 見たところ全部まりさ種のようである。 「まりさたちのゆっくりごはんをとろうね!あそこのおやさいはとってもおいしいよ!」 「ゆゆ!?にんげんたちがいるよ!だいじょうぶなの?」 「だいじょうぶだよ!ここのいえのにんげんはまりさのかわいさにめろめろだから、なにもしてこないよ!」 以前来たときに相当甘やかされたのだろう、随分な言い草である。 こうなっては言葉で止めるのはもう無理だ。なにを言ってもここはまりさのものだからさっさと出てけと言われるだけ。 それを知っていたのだろう、阿求ちゃんがメイスを構えて攻撃体制をとる。 「かかって来なさい!みんなまとめて叩き潰してあげますよ!」 メイス片手に突撃しようとする阿求ちゃんの襟を、私は慌てて掴んだ。 「ぐぇ!な、なにするんですか!?」 「駄目だよ阿求ちゃん。そんなので攻撃したらゆっくりたち死んじゃうよ」 「じゃあどうするんですか!ああもうどんどん迫ってきてます!」 私はふてぶてしくにやりと笑うと、手提げかばんの中から銀色に光る"それ"を取り出した。 太陽の光を反射してまぶしく輝くそれは―― 「じゃじゃーん!銀のナイフー!」 それは刃渡り十五センチほどの狩猟用ナイフで、私が狩りのときに良く愛用するものだった。 狩りのとき以外にも、料理のときに使ったり、収穫のときに使ったりと、私にとっては生活の必需品となっている。 「ってそんなの見ればわかりますよ!ナイフなんて使ったらやっぱりゆっくりは死んじゃないですか!」 「モノは使いようよぉ?ちょっと見てなさい」 私は突撃してくるゆっくりに向かって、思い切りナイフを投げた。 そのナイフはほぼ直線に近い軌道を描き、ゆっくりにの顔に直撃――せずに、ゆっくりのかぶる帽子を射抜いた。 「ゆゆ!?まりさのぼうしが!」 ナイフは帽子に刺さっても勢いをとどめることは無く、そのまま帽子ごと地面に突き刺さる。 慌てて帽子を取られたゆっくりが拾おうとするも、ゆっくりではナイフを抜くなんて器用なことは出来ない。 泣きながら帽子の周りを飛び跳ねるだけだ。 「す、すごい…。こんな方法があったんですね!」 「まあ、リボンとかだと結構大変なんだけどねぇ。今回はまりさ種ばっかりだから楽に済みそうだわー。 エイ、タァ、ドウリャー、トゥー、ワーワー」 私は投げる毎に気合の言葉を発しながら、突撃してくるゆっくりたちの帽子をひとつ残らず地面に縫い付けていく。 前方の惨状を見て逃げようとするゆっくりにも、きっちりナイフを投げておく。逃げられたら厄介だ。 十五匹ほどの帽子を縫い付け、防衛戦は終了した。 「うーん、あんまりいなかったわねぇ」 「結構いるように見えますが…これで少ない方なんですか?」 「これだけ畑が広いと、コミュニティ全体で来ることもあるからねぇ。 違う畑では百匹近くのゆっくりが襲ってきたこともあったっけ。今回みたいに制限は無かったけど、さすがに危なかったわぁ」 あの時は仕事中に周りの農家たちも応援に来て、さながら闘技場のようになっていたっけなぁ。 あんこまみれになった畑の周りを、みんなで仲良く掃除したのはいい思い出だ。 今回は規模が規模だし、ここの住人自体もあまり評判がよろしくないので観客は阿求ちゃんしかいないけれど、 見られることを意識するといつも以上に頑張ろうという意欲がわくものだ。 「で、どうするんですか?あれ」 「そうねぇ。まりさたちにはちょっと聞きたい事があるから、阿求ちゃんはそこでちょっと待っててくれないかしら」 阿求ちゃんが目の前の自分の帽子の前で泣き叫んでいるゆっくりたちに指を向ける。 私は彼女をそこに残し、リーダー格と思われる、一番大きいサイズのゆっくりまりさに近寄った。 「ちょっといいかな?」 呼びかけられたゆっくりまりさが、涙やらよだれやらでぐちょぐちょとなった顔をこちらに向けた。 「お゛ね゛え゛さ゛ぁ゛ぁぁぁん!!ま゛り゛さ゛のぼうし゛と゛って゛ぇ゛ぇぇぇ!!」 「いいよ。はい、これでいいかな?」 私はそのまりさが言うように、地面からナイフを引き抜いて帽子を取ってあげた。 そして私の胸の前でそれを抱えるようにして持つ。 「おねえさんありがとう!それはまりさのぼうしだから、さっさとかえしてね!」 先ほどまでの泣き顔はどこへやら、まりさはいつものふてぶてしい顔をして私から帽子をとろうと飛び跳ねている。 たぶんさっきのは嘘泣きだったのだろう。 泣けばここの住人は馬鹿だから助けてくれる、なんて計略があったに違いない。 確かにそれは有効である。昨日までならば。 あのゆっくりんピースのおじさんの金と共に、このゆっくりたちの命運も尽きてしまった。 「じゃあ、私の質問にちょっと答えてくるかな?」 私はなるだけやさしい口調でそういった。 本当はもっと厳しく言った方がいいのだろうけど、やはりいきなりそんなことをするのも気がひける。 ゆっくりまりさは私が下手に出ている様子にこいつも自分に優しい人間だと思ったのだろう、 体を一回り大きくして見下すようにこちらを見ている。 「そんなことよりまりさのぼうしさっさとかえしてね!のろまはきらいだよ!」 案の定付け上がってしまった。 仕方がない、気は進まないけどこちらも少しだけ強硬姿勢を見せなければいけないか。 私は帽子をしっかりと抱え、ゆっくりまりさに取られないように注意しつつ、ナイフでほんの少しだけ帽子に切れ目を入れた。 自分の帽子がさらに傷を付けられていく様子を見て、ゆっくりまりさは慌てふためく。 「おねえさんへんなことはよしてね!まりさのだいじなぼうしにきずつけちゃだめだよ!」 「ごめんね?私も仕事だから。本当はこんなことしなくないのだけれど」 「だったらさっさとかえしてね!」 「じゃあ私の質問に答えてくれる?」 言外に答えなかったら帽子を引き裂くぞ、と言う脅しのニュアンスを含みつつ、私はゆっくりまりさに迫る。 ゆっくりまりさは下に見ていた人間に思わぬしっぺ返しをくらって心底悔しそうだったが、 自分の大事な帽子には変えられないのか、観念したかのように動きを止める。 「わかったよ!こたえるからさっさとしつもんしてね!」 「ふふっ。じゃあ聞かせてもらおうかしら。 あなた、ほかに仲間はいる?ここの畑を他のゆっくりに知らせたかしら?」 私が問うたのは相手の戦力の規模。 このゆっくりたちを処分するならばここから離れねばならない。その間、この畑は無防備になってしまう。 もしまだいるならばこのゆっくりたちは、このままここに縫い止めておかねばならない。 まったく、捕獲用の箱くらい使わしてくれてもよかろうに。 だが、私のそんな心配を知ってかしらずか、ゆっくりまりさの答えは私にとって理想的なものだった。 「なかまはいないよ!ここにいるみんなでぜんぶだよ!それにほかのゆっくりにもいってないよ! ここはまいさたちだけのゆっくりぷれいすだからね!」 「ありがとう。でも嘘はついちゃだめよ?そうしたら私にとってもあなたにとっても悲しいことになるわ」 「うそなんかついてないよ!まりさはしょうじきものだからしんらいしてくれていいよ!」 一応念を入れて探りを入れてみるも、ゆっくりまりさに嘘をついている様子は見受けられない。 まりさ種特有の強欲さから考えても、その話は信憑性に足るものだと思われた。 私の目標は、このゆっくりまりさだけとなった。 「おねえさん、おしえたんだからさっさとぼうしかえしてね!」 「ああ、ごめんなさい。今返すわ。でもその前に、私からもあなた達に教えたいことがあるの。 あなた達がゆっくりできるかどうかに関わる、とても大事なことなんだけど。聞いてくれる?」 「まりさはゆっくりしたいんだぜ!おねえさん、ゆっくりしないではやくおしえてね!」 ゆっくりできない、と言う言葉に本能的に恐怖を覚えたのだろうか、ゆっくりまりさが帽子のことも忘れて私の情報をせがんでいる。 私はまりさを安心させるように微笑むと、畑の方にいる阿求ちゃんを指差した。 「ねぇ、あの女の子って誰だかわかる?」 「ゆ?あんなひょろいやつなんてしらないよ!」 ゆっくりたちから見れば、彼女はそんな風に映るらしい。 私としては、線が細く、そのすらっとした体のラインはうらやましいものであるのだが。 私はこんな職業柄、どうしても少し筋肉質な体になってしまうからだ。 今度、どうやってあんな主そうなメイスを振り回すパワーを持ちながらそんな体型を維持できるのか、じっくりと聞いてみたいものである。 ……いけない、思考が脱線した。今は仕事に集中しないと。 「あの子はね、実はあなた達を捕まえに来た加工所の人なの」 「ゆゆ!?おねえさんそれほんとう!?」 「ええ、もちろんよ。彼女の持っているものが見えるでしょう?あれは、あなた達を捕まえるための道具なの」 実際は、あれは捕まえるものではなく殺すためのもの。それでも、ゆっくりたちにとって脅威であるものには変わりないのだが。 ゆっくりまりさはとりあえずあれの危険性についてはわかったのか、私に隠れながら、おびえた表情で向こうを見る。 「でも、心配しなくても大丈夫よ?あの子はあなた達が近づかない限り、何もしないから。 だから、今日はおとなしく森に帰ったほうがいいんじゃないかしら?」 「で、でもそうしたらまりさたちごはんたべられないよ!」 「それは仕方がないわ。たべものより命の方が大事でしょう? どうしても行きたいっていうんなら止めはしないけど、私はあの子からあなた達を守れるほど強くないわ」 阿求ちゃんのいる畑を見やって、ゆっくりまりさは考え込んでしまった。 お野菜は食べたいが、そこに立ちはだかるのはこわいもの構えて仁王立ちする人間。 この人数でかかればいくらかはあれを抜けられるかもしれない。だが、確実に私達の大半はゆっくりできなくなる。でも私じゃないかもしれない。 運がよくて私だけはおいしい野菜を食べながらゆっくりできるかもしれない。 どうしよう、怖いけど、お野菜は食べたい。あれはとてもおいしい。 おいしいものを食べたいと言う欲求と、死への恐怖と、もしかしたらという希望。 ゆっくりまりさの中で葛藤が渦巻いた。 ゆっくりまりさは考えに考え抜いた末、私に向かってこういった。 「おねえさん!まりさたちきょうはかえるよ!あしたあそこでゆっくりすればいいからね!」 勝ったのは死への恐怖。やはりあのメイスと、何より彼女が怖かったのだろう。 結構離れた私の場所でも、阿求ちゃんのゆっくりへの殺気がありありと感じられる。 ゆっくりまりさもそれを感じ取ったのだろう。 そうでもなければ、本能に従順なゆっくりが簡単に食への欲求を止められるものか。 私は彼女の殺気の波動から守るようにゆっくりまりさの前に屈みこんで、持っていた帽子をかぶせてやる。 「そう。命を大事にしてくれて嬉しいわ。早くみんなを連れてここから逃げてね」 「うん!おねえさんありがとう!みんなにおしえてくるね!」 ゆっくりまりさは勇んで他のゆっくり達に近づいていき――そして泣きそうな顔でまた私のところに戻ってきた。 「おねえさん!ほかのまりさたちのぼうしもとってあげてねぇぇぇぇ!!」 そういえば、まだ刺さったまんまなんだっけ。 私は地面に縫いとめられている帽子を回収し、それぞれのゆっくりまりさに被せてやる。 ゆっくりまりさたちは泣きながら私に礼をし、後ろでさっきを撒き散らす阿求ちゃんをみて恐れおののいて、そして帰っていった。 私はゆっくりたちがこちらを気にしなくなるほど離れてから、後ろにいる阿求ちゃんを呼び寄せる。 「すごいですね。どうやってあのゆっくりたちを説得したんですか? 合い辛そう簡単に畑を諦めるようなやつらじゃないのに」 「ふふっ。阿求ちゃんのおかげよぉ。 じゃあ他のゆっくりたちもいないようだから、後を付けていきましょうか。 待望の狩りの時間よ」 彼女は自分のおかげとはどういうことかと首をひねっていたようだが、 ゆっくりが狩れる聞いて俄然やる気を出したようだ。 「ほんとですか!ついにあいつらをつぶすときが来たのですね!」 「まあ、人目のつかないところまで尾行してからだけどねぇ。 ここで見失ってしまったらことだから、静かに、そして慎重に行きましょう?」 私は興奮する阿求ちゃんの唇に人差し指を押し当て、にこりと笑った。 彼女は了解です、とおでこに手をやって敬礼のポーズを取る。 まあ、ゆっくりたちは鈍感だからばれることは万が一程度しかないだろうが、念には念をだ。 そうして私達はゆっくりまりさたちの尾行を開始し、十数分後、彼女達の巣と思われる森の一角についた。 そこにはそのゆっくりまりさのほかにも、彼女の子ども達と思われる子ゆっくりもいた。 「おおー、いっぱいいますねー。もう我慢しなくてもいいんですよね?」 阿求ちゃんがメイスを構えて、満面の笑みで私の許可を請う。 私もナイフを構え、頷いた。 「いいわよ。ただ、向こうにいるリーダー格のゆっくりまりさは私に預からせてね?」 「わかりました!では行ってきます!」 彼女は弾丸のごとく疾走し、一直線にゆっくりに突撃する。 いきなりの奇襲に驚いたゆっくりは、すばやく反応することが出来ない。 「はぁーーーーっ!滅殺!」 「ゆべっ!?」 「びいっ!」 「ゆぐぅぅぅ!?」 「い゛ぃ゛ぃぃぃ!!」 彼女がメイスを振り回し、その暴風雨のような一撃に巻き込まれたゆっくりたちが内蔵物を撒き散らす。 ほんと、どこにあんな力があるのだろう。そう疑問に思いつつ、私は逃げようとするゆっくりを私がナイフを投げて縫いとめる。 今度は、帽子じゃなく本体を直接狙う。 「いだいよぉぉぉぉ!!」 「ゆぅぅぅ!!にげたいのにうごけないぃぃぃぃ!」 ナイフが刺さったごときでは致命傷には至らないが、それでもゆっくりたちの動きを止めることはできる。 動きさえ止めてしまえば、もう逃げられる心配は無い。後は阿求ちゃんに任せておけば大丈夫だろう。 私はそれを放置して、阿求ちゃんのメイスに当たらないように気を付けつつ、 目の前の惨状に呆然としているリーダー格のまりさに近寄った。 向こうも私を認識したようで、怒ったような顔で私に抗議の声を上げる。 「おねえさん、これどういうこと!!まりさたちをだましたの!!」 「ごめんね?これも仕事なの。あなた達には後で話があるから、とりあえずそこで待っててね?」 私はそのゆっくりまりさと、取り巻きにいた数匹のまりさをナイフで刺して動けないようにしておく。 ゆっくりまりさたちは体中を走る激痛に悲鳴を上げているが、私はそれを無視して阿求ちゃんのほうに向かう。 彼女のほうはあらかた片付いたようで、そこらじゅうにあんこが飛び散っている。 彼女も服をあんこだらけにしながら、恍惚の表情を浮かべてそこに佇んでいた。 「あらあら、もう終わっちゃったの?手伝おうと思ったのに」 「ああ、ハンターさん。本当はもう少しゆっくりいたぶろうかとも思ったんですが、一日中我慢していたせいで制御が利かなくて…」 「早いに越したことはないから私としては別にいいけどねぇ。って、あら?まだあそこに残っているわよ?」 そこには、あんこに埋もれていた一匹の子まりさがいた。 阿求ちゃんがまき散らかしたあんこが体中に飛んできて、運よくそれが擬態として働いたのだろう。 「ゆゆ!もうだれものこってなんかいないよ!ぜんめつしちゃったんだからゆっくりかえってね!」 自分を見つけられて焦ったのか、ゆっくりまりさが声を張り上げてそういった。 そんなことしても逆効果なのだが、ゆっくりだから仕方がない。 阿求ちゃんが頬を吊り上げながら、声のしたほうに近づいていく。 「そうですか、やっと全滅しましたか」 「そうだよ!もうだれもいないからゆっくりさっさとかえってね!」 「でもちょっと疲れましたから、ここで一休みしましょうか」 彼女は近くにあった木の根元に座り込み、隠れている子まりさの上に先端がのしかかるように、自分の持っているメイスを置いた。 「ゆぐっ!?お、おもいよ!とげがささっていたいよ!おねえさんはやくこれをどけてね!」 「おかしいですね~、全滅したはずなのにどこかからゆっくりの声が聞こえます。 幽霊でしょうかねぇ?おお、こわいこわい」 彼女はわざと子まりさと視線が合わないようにしつつ、そううそぶいた。 メイスを乗っけられた子まりさは必死に抗議の声を上げる。 「ゆゆ!ぜんめつなんかしてないよ!まりさがここにいるよ!だからさっさとこれをどけてね!」 「ええ?全滅なのではなかったのですか?でもどこにいるのでしょう。皆目見当もつきません」 彼女は周囲を探すように歩き回り、時折メイスの力を軽く踏んで子まりさの負荷を増加させる。 「いだいぃぃぃ!ふまないでね!これいじょうされたらまりさつぶれちゃうよ!」 「あらごめんなさい。でもあなたがどこにいるのか探さないと・・・ここかしら?」 そういってさっきより強くメイスの柄を踏む。 「ひぎっ!それいじょうはやめでねぇぇぇ!!あんこがでちゃうよぉぉぉぉ!!」 「あは、あはははっ!やっぱり見つからないですねぇ。ここですか?それともここ?ここかもしれませんねぇ」 彼女は興奮で顔を赤く染めながら、何度も、何度もメイスを踏む。 踏まれるたびに子まりさはビクン、ビクンと痙攣し、中のあんこをひねり出して行く。 「ああ、やっぱりたまらない!もっと、もっと聞かせてください!」 「ゆべっ!や、やべっ!!こべっ!もぶっ!だべっ!」 彼女は狂ったように笑いながら、汗が滴り落ちて妖しく光る足を上下に動かす。 子まりさはポンプのように、踏まれるたびに口から悲鳴を上げる。 そしてその声はだんだんと弱くなり、そして中のあんこがすべて飛び出ると同時にその声も聞こえなくなった。 「もう終わりですか?子どもは耐久力がないのが難点ですねー。 悲鳴は成体よりも良いのですけど」 「あらあら、あれだけ愉しんでたのに辛口ねぇ。 でもとりあえずこちらは終わったようだから、ちょっと来てくれるかしら?」 私は彼女を連れて、先ほど動けなくしておいたまりさ達の元へ向かう。 やはりまだ動けないようで、目の前の惨状に震えながらもそこから逃げられないでいた。 「お、おねえさん!まりさをたすけてね!まりさしにたくないよ! ほかのまりさたちはしなせてもいいから、まりさだけはにがしてね!」 リーダー格のまりさが私を見るなり他のやつらを見捨てて命乞いをする。 他のゆっくりまりさが慌てて自分も、自分もと命乞いを始める。 「自分だけ助かろうとは見下げた根性ですね。ハンターさん、殺しちゃっていいですか?」 「だめよぉ。この子達はみんな逃がしてあげるんだから」 私のその言葉に阿求ちゃん絶句し、ゆっくりたちは歓喜の声を上げる。 「おねえさんありがとう!まりさをゆっくりにがしてね!」 「ああ、でも私も仕事だから、ただで逃がすわけにも行かないのよ。 あなた達もう顔が割れてるから、万が一あのおじさんにあなた達のことを見つけられたら困ることになるわ」 「……ゆっくりなんて見分けつかない気がしますけど」 「あら、ゆっくりんピース舐めちゃだめよ?彼らはゆっくりたちの顔のわずかな違いでその個体を識別できるんだから」 ゆっくりたちは確かに似ているが、個々で微妙に違ってたりする。 目つき、口元、眉毛の凛々しさなど、ゆっくりんピースやブリーダーはそれを見て区別することができる。 「じゃあどうするんですか?やっぱり殺すしかないじゃないですか」 「そんなこともないのよ?ちょっと見ててね…えいっ」 私はナイフを使って、ゆっくりまりさの右目の部分だけを綺麗に刈り取る。 「ゆ、ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!まりさのめがぁぁぁぁぁぁ!!」 「ごめんね?痛いだろうけど暴れちゃ駄目よ?すぐ済むから我慢してね」 私は隣のまりさも同様に同じ部分を刈り取り、それを最初に切ったゆっくりまりさの目にくっつける。 同様に先に刈り取った右目も、今切ったゆっくりまりさの目に引っ付けて、傷口をふさぐ。 これで、二匹のゆっくりまりさの右目は交換された。 「どう?これならばれなくなるでしょう?」 「はぁ、パーツの交換ですか…良く考えますねこんなの」 「ありがとう、ほめ言葉として受け取っておくわ。 まあさすがにこれだけじゃばれちゃうから、もっと色々やるんだけど」 私は再びナイフをゆっくりたちに向ける。 ゆっくりまりさたちはこれから来る痛みから逃げようとするが、体に刺さるナイフがそれを許さない。 私はそんなゆっくりたちを安心させるために、優しく微笑んであげた。 「ちょっと痛いだけだから、我慢してね?これが終わったらみんな逃がしてあげるから」 ゆっくりまりさたちは悲鳴を上げているが、私は無視してナイフで顔のパーツを切り取っていく。 その悲鳴に罪悪感が心の中でもたげたが、ゆっくりたちを生かすためなのだから、と私はそれを押さえ込んで作業を続けた。 ゆっくりたちの麻酔なしの整形手術は、一時間後にようやく終わった。 「はーい、終わったよー。みんな、良く頑張ったね」 私は痛みに耐えかねて気絶しているゆっくりたちを起こし、ナイフを抜いて野に放ってやる。 ゆっくりまりさたちはまだ痛みが抜け切っていないようだったが、それでも体に鞭打って私の元から離れていった。 そのときに私になにか言おうとしていたが、交換したばかりだったせいか口が動かなかったようで、結局そのまま何も言わず去っていった。 お礼なんて、別にいいのに。 ゆっくりまりさたちを見送りながら、阿求ちゃんが私に質問をした。 「ハンターさん、なんであんなめんどくさい事をしたんですか?やっぱり殺したくないからですか?」 「もちろんそれもあるわ。でも、あの子達明日になったら私達のことなんてすっかり忘れて、いつか群れをなしてまたあのおじさんの畑襲うと思わない?」 「まあ、ゆっくりの習性上そうなってもおかしくは……って、まさか」 「大事な収入源は、できるだけ手放したくないものよねぇ」 私達はその後依頼人の男のところにいき、ゆっくりたちを追い払ったとだけ報告してお金を受け取った。 彼は自分の畑を襲うゆっくりたちが死んだのだと喜びを隠せずにいたが、 阿求ちゃんはそんな彼を哀れむように見ていた。 男は阿求ちゃんの様子に気づくこともなく、上機嫌のまま私達を見送るために玄関まで来ていた。 私は大事な顧客である彼にしっかりとお辞儀をして、そしてこう言った。 「また、何かあったらよろしくお願いしますね」 終わり 外伝へ 読んでくださった人に感謝の念をこめて。 本当に、本当にありがとうございました。 このSSに感想を付ける
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今後のこと考えてりんを作ったのは理解できるけど、まず犬夜叉たちメイン立てないと。 -- 名無しさん (2020-05-18 04 11 41) 犬夜叉だけは永遠に立たないならそれはそれで・・・ -- 名無しさん (2020-05-18 09 37 11) ↑2何を建てたいかは建て主次第なのでそれは言うべきではないかと -- 名無しさん (2020-05-18 10 10 27) りんについては確実に記述増えるし大丈夫やね。逆に犬夜叉は書くこと多すぎて建てたくても難しいんでしょ -- 名無しさん (2020-05-18 11 27 45) 男より幼女の項目が先とか如何にもアニオタらしいじゃないか(褒め言葉) -- 名無しさん (2020-05-18 14 24 06) ノトマミだと・・・!? -- 名無しさん (2020-05-18 14 39 23) ↑初めて能登さんを知ったのがりんちゃんだから低い声を聞いた時は驚いた… -- 名無しさん (2020-05-18 15 23 45) 犬夜叉アニメ新シリーズ主人公の母親はりんなのか? -- 名無しさん (2020-05-18 16 17 35) あの殺生丸を逝かせた女 -- 名無しさん (2020-05-18 17 11 19) wikiはみんなで編集するものだし、最初は概要しか書いてない記事でも可能にすりゃいいのに。新規作成者の負担がでかすぎるわ -- 名無しさん (2020-05-18 18 39 27) ドラゴンボールじゃないけど、死んでも生き返る感があったから睡骨に殺されかけたあたり本当にやばかったんだな -- 名無しさん (2020-05-18 19 33 40) りんとくっついた兄さまを愚弟がイジり倒すのが見える見える -- 名無しさん (2020-05-18 20 51 20) 連投すまん、もしかしてりんって、かごめの義姉......になるのか......? -- 名無しさん (2020-05-18 20 52 08) ↑血縁上はそうなるかもね。 -- 名無しさん (2020-05-18 21 37 15) あの時代なんて子供より年下の後妻(義母)とか、孫が生まれたあとに新たに子供が生まれて年下の叔父叔母なんて珍しくないから -- 名無しさん (2020-05-19 06 38 17) 犬夜叉一行とのからみが非常に少ないから独特の存在感を保ってたヒロインだった -- 名無しさん (2020-05-19 18 13 21) ↑ライバルキャラ側のヒロインだったしね、しかも子供 -- 名無しさん (2020-05-19 20 22 37) かごめは歳の差的にはまぁ離れてないほうだからいいとして、犬夜叉相手だと何世紀?歳の離れた義姉になるのがなんともいえへん... -- 名無しさん (2020-05-19 20 28 00) ↑そんなこと言ってたら犬夜叉はかごめの祖父より遥かに歳上だけどかごめの親からしたら義息子だぞ。ファンタジーの長生き種族は年齢差とか気にしてたらしょうがない。 -- 名無しさん (2020-05-19 22 32 20) 殺生丸の外付け良心回路かな? -- 名無しさん (2020-05-19 23 58 36) この二人、一方通行と打ち止めの関係に近いところがあると思う(こっちのほうが先だけど) -- 名無しさん (2020-06-14 01 50 12) りんが登場したての頃は殺生丸はりんを庇って死ぬ展開を高橋先生考えてたってインタビューで言ってたな -- 名無しさん (2020-07-16 10 10 15) ↑何だか機動戦士ガンダムダブルオーのフェルト・グレイスと同じですね。フェルトもおやっさんとリンダさんの娘であるミレイナちゃんを庇って死ぬ予定でしたが、没になったとか? -- 名無しさん (2020-10-13 07 47 42) 邪心のない少女が純粋に優しさだけで助けたことで殺生丸も思うところあったんだろうな。本編後の話でもりんちゃん専用セコムは健在。 -- 名無しさん (2020-10-13 10 11 05) うえきの法則の鈴子・ジェラートちゃん -- 名無しさん (2020-10-13 18 00 56) >殺生丸に煽って来る事もあって鋼牙を殺そうとしたものの なんという無茶をw -- 名無しさん (2020-10-14 00 12 18) ↑てか、実際にりんちゃんは鋼牙のことを今はどう思っているんだろう?未だに許せない「仇」かな? -- 名無しさん (2020-10-14 01 51 30) 成長したりんちゃんは「ⅯAO」の黄葉菜花に似てそう -- 名無しさん (2020-10-19 21 51 06) 個人的にすごい気になったけど、犬夜叉のりんって北斗の拳のリンがモデルなのかな?お互い親兄弟が目の前に殺されてしゃべれなくなるという共通点があるし、名前も同じだし。 -- 名無しさん (2020-10-24 01 54 24) ↑続き 北斗の拳のリンは両親だけで兄弟はいなかったな。 -- 名無しさん (2020-10-24 02 00 38) 人間嫌いの殺生丸を変えた相手がりん -- 名無しさん (2020-10-27 09 42 08) 本編中で何度も酷い目に遭って、後日談の続編でもまた酷い目に遭ってる… -- 名無しさん (2020-10-27 13 16 36) ↑そう言う所はぬーベーのゆきめさんと同じですね。続編でも不幸な目に会ってたし。でも、最終回で病気治りました。↑2 結界師の斑尾の旧友鋼夜も人間嫌いでしたが、良守の兄である正守の存在もあり、徐々に人間嫌いが克服できました。 -- 名無しさん (2020-11-02 07 57 24) 留美子先生の質問箱の答えた殺生丸の「奥さん」ってりんしか思いつかない返答だったな -- 名無しさん (2020-11-13 18 34 20) しえみ「りん!」 -- 名無しさん (2021-01-04 08 31 41) やっと確定したけど、ならばなおさらあの状況の理由が気になる。 -- 名無しさん (2021-01-16 20 17 03) 母親になったりんの優しい声が凄く良かった…中の人も既婚子持ちになっただけに尚更… -- 名無しさん (2021-01-16 20 25 22) 14歳の出産は戦国時代基準ならそんなに変ではないぞ?家康の母親は13歳で嫁いで14か15で家康生んでる(数え年の問題はあるが) -- 名無しさん (2021-01-23 00 35 22) そういえば理玖が18年前と言ってたっけ。すっかり忘れてました。 -- 名無しさん (2021-01-23 02 34 12) 珊瑚が引いてるって事は犬夜叉世界では戦国時代既に10代前半での出産がアウト扱いになってたんだろう -- 名無しさん (2021-01-23 10 44 25) どうせ叩いてる奴らはガチ恋勢かただ妄想に邪魔とか思ってる奴らだろうな -- 名無しさん (2021-01-23 13 25 35) 女の子が出会って間もない相手に「あなたの子供だって産めます」なんて言い出したらドン引きしてもしゃーないって、りんとは状況がまるで違うよ -- 名無しさん (2021-01-23 13 59 21) 「ただの人間のりんの元にいるより、連れ去って結界内で育てたほうが子どもが生き延びる可能性が高い」みたいな感じの殺生丸の判断(※推測)を「信じてます」一言で受け入れるりんちゃんぱねぇ。殺生丸が我が子に害を与えるはずがないと確信できるの強いなぁ -- 名無しさん (2021-01-24 05 58 56) 一緒に行動している内にそうなっても別におかしくないと思ったわ。ニュースで結婚って聞いて気持ち悪いだのほざいてる奴らいたけど -- 名無しさん (2021-02-19 18 00 11) 留美子が自分の中では殺生丸はりんの保護者のつもりで書いてたって言ってたな -- 名無しさん (2021-03-31 15 31 13) りんちゃんってあやつり左近の春香ちゃんに似ているな! -- 名無しさん (2021-04-04 06 29 45) 双子を出産したのが18歳。「あれから」はその4年前だから14歳。犬夜叉本編はその3年前だから11歳か。 -- 名無しさん (2021-10-23 10 33 12) ケロロ軍曹のアンゴル=モアちゃん -- 名無しさん (2021-10-26 18 10 20) いろいろあって肉体年齢18歳の32歳になってしまった。 -- 名無しさん (2021-11-06 21 09 23) 遅レスですが、殺生丸はりんちゃんを庇って死ぬ予定だった没設定がありますが、一体だれに殺される予定だったのでしょう? -- 名無しさん (2021-12-01 17 30 32) りんちゃん……ええ子や……いやええ母や -- 名無しさん (2021-12-18 23 14 21) りんちゃんが助かってよかったな。あと、殺生丸様が笑って見えた。 -- 名無しさん (2021-12-31 12 27 21) りんの懐妊は17歳ぐらいだったのか… -- 名無しさん (2022-02-02 22 58 19) 敵の麒麟丸から「殺生丸の奥方」って呼ばれているのなんか好き -- 名無しさん (2022-02-02 23 54 12) 麒麟丸に「私が弱いと誰が決めたのです?」と言い返すのはさすが。元々たくましい子だったが、妻となり母となってからはより強い女性になった。 -- 名無しさん (2022-02-16 12 28 12) かごめや珊瑚との対比だととても18歳には見えねえ……(かごめや珊瑚の外見が殆ど変わんないから合わせてるのもあるだろうけど) -- 名無しさん (2022-11-05 17 33 51) コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2023-03-26 21 17 37) ログ化しました。 -- (名無しさん) 2023-06-27 09 48 57
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サブタイトルの意味 牡丹(三ノ輪銀)の花言葉。 あらすじ 勇者に選ばれてから1ヶ月が経過し、友奈たちは忙しい日々を送っていた。 セリフ集 御霊の妨害 +折りたたみ 東郷美森 ガス? 結城友奈 うわっ、何これ!? 犬吠埼樹 見えない~! 三好夏凜 そんな目くらまし!気配で見えてんのよ! ちんちくりん +折りたたみ 結城友奈 あの~。 三好夏凜 何よちんちくりん。 結城友奈 ちん? 夏凜の転校の扱い +折りたたみ 担任 三好さんは、ご両親の都合でこちらに引っ越してきたのよね? 三好夏凜 はい。 担任 編入試験もほぼ満点だったんですよ。 三好夏凜 いえ。 完成型勇者 +折りたたみ 東郷美森 なぜ今このタイミングで?どうして最初から来てくれなかったんですか? 三好夏凜 私だってすぐに出撃したかったわよ。 三好夏凜 でも大赦は、二重三重に万全を期しているの。 三好夏凜 最強の勇者を完成させるためにね。 東郷美森 最強の勇者? 三好夏凜 そっ。あなたたち先遣隊の戦闘データを得て、完璧に調整された完成型勇者、それが私。 三好夏凜 私の勇者システムは、対バーテックス用に最新の改良を施されているわ。 三好夏凜 そのうえ、あなたたちトーシロとは違って、戦闘のための訓練を長年受けてきている! 精霊について +折りたたみ 義輝 ゲドーメ 結城友奈 外道じゃないよ、牛鬼だよ。 結城友奈 ちょっと食いしん坊君なんだよね。 三好夏凜 じ…自分の精霊のしつけもできないようじゃ、やっぱりトーシロね! 東郷美森 牛鬼にかじられてしまうから、みんな精霊を出しておけないの。 三好夏凜 じゃあそいつを引っ込めなさいよ! 結城友奈 この子勝手に出てきちゃうんだ。 結城友奈 はあっ!?あんたのシステム壊れてんじゃないの!? 義輝 ゲドーメ 結城友奈 そういえば、この子しゃべれるんだね。 三好夏凜 ええ。私の能力にふさわしい、強力な精霊よ。 結城友奈 あっ、でも東郷さんには3匹いるよ。 夏凜のタロット結果 +折りたたみ 犬吠埼樹 あっ、どうしよう。夏凜さん! 三好夏凜 今度は何よ!? 犬吠埼樹 夏凜さん死神のカード…。 三好夏凜 勝手に占って不吉なレッテル貼らないでくれる!? 煮干しの栄養素 +折りたたみ 三好夏凜 何よ?ビタミン・ミネラル・カルシウム・タウリン・EPA・DHA…煮干しは完全食よ! ぼた餅 +折りたたみ 東郷美森 じゃあ、私のぼた餅と交換しましょう。 三好夏凜 何それ? 東郷美森 さっき、家庭科の授業で。 結城友奈 東郷さんはお菓子作りの天才なんだよ。 夏凜の説明(バーテックスの出現周期と満開) +折りたたみ 三好夏凜 いい?バーテックスの出現は、周期的なものと考えられていたけど、相当に乱れてる。 三好夏凜 これは異常事態よ。 三好夏凜 帳尻を合わせるため、今後は相当な混戦が予想されるわ。 東郷美森 確かに。1か月前も複数体出現したりしましたしね。 三好夏凜 私ならどんな事態にでも対処できるけど、あなたたちは気をつけなさい。命を落とすわよ。 三好夏凜 ほかに、戦闘経験値をためることで、勇者はレベルが上がり、より強くなる。 三好夏凜 それを、満開と呼んでいるわ。 結城友奈 そうだったんだ。 東郷美森 アプリの説明にも書いてあるよ。 結城友奈 そうなんだ! 三好夏凜 うぅ~。 三好夏凜 ま…満開を繰り返すことで、より強力になる。 三好夏凜 これが大赦の勇者システム。 結城友奈 へえ~すご~い! 東郷美森 三好さんは、満開経験済みなんですか? 三好夏凜 うっ…いや、まだ。 犬吠埼風 な~んだ。あんたもレベル1なんじゃ私たちと変わりないじゃない。 三好夏凜 きっ、基礎戦闘力が桁違いに違うわよ!一緒にしないでもらえる!? 犬吠埼風 そこは私たちも努力しだいってことね。 勇者部五箇条 +折りたたみ 結城友奈 なせば大抵なんとかなる! 三好夏凜 ん?何それ? 結城友奈 勇者部五箇条。大丈夫だよ、みんなで力を合わせれば、大抵なんとかなるよ。 三好夏凜 「なるべく」とか「なんとか」とか、あんたたちらしい見通しの甘いふわっとしたスローガンね。 三好夏凜 まったく。もう…。私の中で諦めがついたわ。 演劇決定 +折りたたみ 結城友奈 え~っと、勇者部の予定と、私たちの遊びの予定…。 三好夏凜 勝手に書き込まないで! 結城友奈 勇者部は土日にいろいろ活動があるんだよ。 犬吠埼風 忙しくなるわよ~。 三好夏凜 勝手に忙しくするな! 結城友奈 そうだよ、忙しいよ。 結城友奈 文化祭でやる演劇の練習とかもあるし。 犬吠埼樹 えっ? 結城友奈 へっ? 東郷美森 演劇? 結城友奈 あれ? 犬吠埼樹 いつ決まったんですか? 結城友奈 あれれ?もしかして、私の中の勝手なアイデアを口走っちゃっただけかも。 三好夏凜 バカなの? 犬吠埼風 いいね~、演劇。 4人 へっ? 犬吠埼風 決まり!今年の文化祭の出し物は、演劇でいきましょう! 次回予告 +折りたたみ 結城友奈 にぼっしーちゃん 結城友奈 この歌知ってる? 三好夏凜 マイクをよこしなさい 犬吠埼風 今日もかわいいぞ 犬吠埼樹 アルファ波… 東郷美森 妖怪? 犬吠埼風 私の『理由』なのよ 犬吠埼樹 『理由』なんて何もない…
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読み しょうちくりん 正式名称 別名 和了り飜 役満(門前のみ) 牌例 1123344556677ロン2 解説 索子の清一色・二盃口で、断幺ではないもの。小車輪の索子版。 成分分析 小竹林の75%は心の壁で出来ています。小竹林の24%は優雅さで出来ています。小竹林の1%はハッタリで出来ています。 下位役 上位役 複合の制限 採用状況 参照 小車輪 大竹林
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*注意* うんうん注意 ゆっくりの影が薄いです(特に後半) 以上の事に注意してください ~ゆっくり友達~ 「ゆっふん♪」 今、目の前の机でまりさがふんぞり返っている これから一週間先の事を考えると胃が痛い 事の発端は半月前の求人情報誌がきっかけだった 『ゆっくりのトレーナーさん大募集! ゆっくりが好きな方待ってます! また・・・』 それはとても小さな記事だった 『ゆっくりのトレーナー』とは最近になって認知され始めた職業だ ゆっくりが愛玩動物として広まってから久しいが、表に出てくる職業ではなかった しかし犬・猫と同じ様に躾がいるので、新たに資格を設けて広く募集し始めたのが始まりである 早速、書いてある連絡先に電話を入れる 『では来週の・・・』 と、ここまでは順調だった この後筆記試験は合格し一次試験は通ったのだが 、まだ二次試験の実技が残っていた 今ここで悩んでいた 『一週間、時間をあげますので自分なりにゆっくりを躾てください』 というのが二次試験の課題である 「ゆっふん♪ おにーさん!!お腹すいたよ!!!」 「ふぅ・・・さっき食べただろ・・・」 むにゅむにゅとほっぺを揉みながら答える 「そうだったね!!!でもまりさはお腹すいたよ!!!」 「いっぱい食うからそんなでっかくなるんだぞ?」 「でっかくないよ! まだ10lbしかないよ!」 会社から貸し出されたまりさが今回のパートナーである しかしなかなかどうして我儘な奴だ 俺の家に連れてくるなり早速の「お家宣言」である 「おにーさんのお家は、今まりさのお家になったよ!!!」 とりあえずデコピンをお見舞いする 「ゆびっ!? しっとはやめてね!!」 「いや、つい・・・」 「でもまりさのお家でゆっくりしていっていいよ!!」 一応躾をする以上お互いの立場ははっきりさせておいた方が良いよな 「じゃあそうさせてもらうよ。ところでまりさはあまあまは好きかな?」 「ゆゆ~♪あまあまさんはだいすきだよ♪」 「そうかそうか♪じゃあクッキーをあげよう」 「むーしゃ♪むーしゃ♪あまあま~♪」 しめしめ、掴みは完璧だな。ここからが本番だ 「はいもう一枚あげよう。あーん」 「はむっ♪むーしゃ?むーしゃ?」 まりさの口に入る直前でひょいと上にあげる 「クッキーさんちょうだいね!9まいでいいよ!」 「そんなに欲しいか?でも条件があるぞ?」 「なんでもいいよ!クッキーさんはまりさのものだよ!」 「俺との勝負に勝ったら良いぞ!」 「ゆふん!いいどきょうだよ!けちょんけちょんにしてあげるよ!」 そしていきなり体当たりを仕掛けてきた 自分で10ポンドあると言っていた通り生身には堪える衝撃だった 「いたた・・・でも捕まえたぞ! こうして、こうしてやる!」 帽子を取り上げ、底面の方を持ち、逆さ釣りにする 「ゆゆっ!お空を・・・ゆぁぁぁ!!おろじでぇぇぇぇ!!まいりまじだぁぁぁ!!」 ちょっと薬が聞きすぎた様なので帽子も返して降ろしてやる 「ゆゆん♪裸にしてさかさづりなんて、まにあっくなぷれいだね!」 全然懲りていないようなので顔の方をむんずと掴む 「う、うそだよ!ちょっとしたおちゃめだよ・・・」 「ほれ、あめちゃんだ。一個やるよ」 「ゆゆ?まりさはまけたんだよ?」 「俺もやり過ぎたしな。正直に敗けを認めた潔さに免じてだ」 「ありがとう!!おにーさん!!ぺーろ♪ぺーろ♪しあわせ~♪」 その日からが戦いの始まりだった 「ゆっくりうんうんするよ!!」 「そこはトイレじゃないぞ!ちゃんと教えたでしょ!?」 「むーしゃ♪むーしゃ♪しあわせ~♪」 「ご飯を散らかして食べるなよ!片付けが大変なんだよ!」 「ゆ~♪ゆゆ~♪ゆっくり~♪」 「おにーざんはねでるんだよぉぉぉ!!しずがにじでねぇぇぇ!!!」 そんなこんなで試験日も明後日に迫った「さいきんおにーさんはゆっくりしてないね!!!」 「まりささんのお陰ですよ・・・」 「でもまりさは楽しいよ!!おにーさんとはゆっくり友達だよ!!」 「ゆっくり友達?」 何でもまりさが言うには自分がゆっくりしたいときに傍に居ること ゆっくりしてるときに邪魔をしないこと 面白くて一緒に居るだけでゆっくりできる者の事をそう呼ぶそうだ 「だから、おにーさんはまりさのゆっくり友達だよ」 友達ですか・・・悪い気はしないけど飼い主としては失格だよなぁ・・・ 「だから、つぎはまりさがおにーさんをゆっくりさせてあげるよ!!!」 「後日しかないんだぞ?ゆっくりしてる暇なんか・・・」 「3日しかないんだよ!!まりさはおばかでよくわからないけど、あと3日なんだよ!!」 「まりさ・・・お前」 「おにーさんとおわかれしたくないよ!!でもおにーさんをおうえんしたいよ!!!」 まりさがこんな真剣に物事を喋るのは多分始めてだろう 俺気づかないところでこんなに思い詰めていたなんて 「でぼっ!でぼっ!おにーさんにおじごどがんばっでほじいがらっ・・・」 「そんなに泣くなよ。俺が仕事を始めても一緒に居てやるよ」 「おにーざぁぁぁん !!ありがどぉぉぉ!!!」 「ほらほら、クッキーさんだぞぉ♪今日は9枚用意したからな、一緒に食べよう」 「ゆん゛っ!ゆん゛っ!・・・ゆう、経験がいきたね!!」 「「むーしゃ♪むーしゃ♪しあわせ~♪」」 「がんばろうね!おにーさん!」 「そうだな、がんばんないとな!」 まりさを枕にしながらそんな言葉を交わす 少し重いがまりさを抱えほっぺをすりすりする もちもちして気持ちが良い 「おにーさんどうしたの?あまりの美肌に頭がわいちゃったの? あとおにーさんのほっぺはじょりじょりしてゆっくりできないよ・・・」 頭は沸いてないぞ、失礼な そんなこと言うと・・・もう一回やっちゃうぞ!! 「そんなことないぞ!!ほら、すーり♪すーり♪しあわせ~♪」 「いやぁぁぁ!!!やっぱりじょりじょりだよぉぉぉぉ!!!」 そして試験日の朝が来た なれないスーツを着てまりさを連れ試験会場に入る 同じ日に受ける人は俺を入れて4人いて、俺の受験番号は4番だった 実技試験は二人一組で、お互い課題は一つずつ。なので失敗はできない *まりさの課題「ご飯」* 「良いって言うまで食べちゃダメだぞ!」 「ゆっくりまつよ!!ゆ~♪ゆゆ~♪」 おいィ・・・歌を歌いながら待ってるのうちだけじゃん 「よし、もう良いぞ」 「むーしゃ♪むーしゃ♪しあわせ~♪」 うち以外は黙々と食べてるなぁ ちょっと心配になってきたぞ *俺の課題「面接」* 『貴方にとってそのまりさはなんですか?』 「友達みたいなものですかね?」 『友達ですか・・・』 「こいつは我儘で、飯はすごい食べるし、でかいですけど、一緒に居ると楽しいですから」 そして試験終了後の控え室 「絶対無理だぁ・・・ 落ちたよぉ・・・」 「まりさはかんぺきだったよ!!だから クッキーさんちょうだいね!!」 「ほれ・・・粕をこぼすなよ、怒られるから」 「むーしゃ♪むーしゃ♪しあわせ~♪」 おっ、試験官が入ってきたもう発表するのかな? 「受験番号4番の方のみ退室してください。お疲れさまでした」 え?退室?お疲れさまでしたって・・・落ちたのか・・・ とぼとぼ廊下に出るとさっきの試験官に声をかけられた 「4番の方ですね?こちらにどうぞ」 「あっ・・・はい」 通された部屋の中の机には書類が何枚か置いてあった 誓約書・・・引き取り申請書・・・? 「あの~、これは?」 「我々は貴方を採用 したく、ここにお呼びしました」 あれ?俺落ちてないの?動揺する俺を尻目にまりさは足元で跳ね回って喜んでいる 「え・・・でも」 「書類にご署名いただけませんか?」 「あっ・・・いえ、落ちたとばかり思っていたものですから・・・」 俺が納得できないのを感じ取ったのだろう 「貴方は他の三人のゆっくりを見てどう思いましたか?」 「完璧でした。聞き分けが良くて、従順で大人しくてペットとしては非の打ち所がなかったです」 「我々もそう思います。しかし、あれではペットではなくて機械です」 「機械ですか?」 試験官はまりさを膝の上に乗せ、話を続けた 「我々は彼女のように人間の友達となりうるゆっくりを世に送り出したいのです」 頭を撫でられたまりさはすごく上機嫌のようだ 最後に試験官が言った言葉が忘れられない 「私達は機械を相手にしているのではありません。生きているゆっくりが相手なのです」 おわり どうも携帯からの人です! 名前までつけてくださってありがとうございます PCが治ったら「携帯からの人」ではなく、本当の名前で投稿したいと思います すごく考えさせられる話でしたね。 人間の言葉を話すゆっくりの場合、ほかのペットとは違った奥の深い躾の 形がよく出ていました。 -- 名無しさん (2009-03-22 03 17 31) ゆっくりはもっとしっかり躾けないと他人に迷惑かける気がする。 知能が高い分、なおさらに。 -- 名無しさん (2009-04-24 21 37 22) 個人的には他の三人のトレーナーとそのゆっくりが可哀想に思ったな。 試験の日のためにトレーナーと力を合わせて共に努力していただろうに、 「機械」と言われるほどまで必死になったその頑張りが否定されたことになるのだから。 -- 名無しさん (2009-04-24 21 48 04) ↑ 確かに しかし、逆に考えると、そこまで共に必死に努力していた間柄なら、試験には落ちたが まあその後良い感じの試験管の言う「友達」にはなれたんじゃないかと思う 実際有能だったんだろうから多分この先も… -- 名無しさん (2009-04-25 00 26 31) 公共の場では「まるで機械のように」静かにすることも必要だよな。 テーマが「躾」なんだし試験でなけりゃ残り3匹も生き生きしてんじゃないの? 野生児マンセー☆彡は後味悪い。 -- 名無しさん (2009-07-12 15 23 36) 躾けって難しいですね。 そんな描写を細かく描いていて、個人的にはGJでした♪ -- 名無しさん (2009-07-13 13 15 38) 名前 コメント