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のうかんりランド①②を読んでるとより楽しくなると思う のうかりん最強伝説 オレ設定注意 クロスするに設定流用。これを見るともっと楽しくなるよ! 死のゆっくり 美のゆっくり 「ぼくのかんがえたさいきょーのゆっくり」注意 「ゆっくりてんこをいじめてね!」 青い髪をした人の体を持つゆっくりてんこ。 そしてその目の前には緑の髪に麦わら帽子を被ったのうかりん。 無言で手に持つ猟銃に霊力を加えると猟銃の口からマシンガンのように弾幕を撃ち続けた。 一発一発が並みのゆっくりだと一撃で弾け飛ぶ威力を持つ弾幕だ。 「ああ!いい!いいのぉ!もっといじめて!てんこをもっといじめてぇ!」 しかしてんこは耐えていた。否、快楽を味わっていた。 てんこ種は総じて構って欲しいという依存を持っている。 れいむ種のような寄生的な意味でなく、文字通りで。 そして構って欲しいがためにイタズラを繰り返し、罵倒され苛められるように仕向けるのだ。 そうすれば何かが近くにいてくれて、てんこ種はとっても「ゆっくり」できる。 「ゆっくり」できるからゆっくりにとっての痛みは苦にならない。 だがいくらてんこ種でものうかりんの弾幕を食らってしまえば唯ではすまない。 しかし今マシンガンのように弾幕を撃たれて悶えるてんこは違う。 真性なのだ。変態なのだ。ドMなのだ。 数十分後、そこにはズタズタにされた青髪のドMがいた。 のうかりんランド③ 「恐怖!改造ゆっくりの襲来!」 春が来た。 長い長い厳しい冬が終わり、雪は溶け、草木が芽吹かせ、暖かい風が幻想郷に吹く。 妖精リリー・ホワイトが空を飛びながら春を告げ、四季の一年が始まった。 そして人里から離れた畑とぽつんと佇む木製の家が一軒。 ドアが開き、家から出てきたのは麦わら帽子に下ぶくれをしたゆっくり。 のうかりん。この畑の主である。 ゆうか種はお花を育ててゆっくりするが、亜種であるのうかりんは農作業をすることでゆっくりする。 冬が終わり、ようやく農作業ができる季節になる。 冬の間は農作業が出来ないのでずっと家に篭もりっぱなしだったので、ゆっくりできなかったが今は違う。 これから暖かい春、熱い夏、少し肌寒い秋に思う存分ゆっくりと農作業をするのだ。 鉄の鍬を携え、畑にいくのうかりんの後に付くのは様々なゆっくりだ。 まりさ、れいむ、みょん、ちぇん、ぱちゅりー、うどんげ、メ-リン、ふらん、れみりゃ、てんこ… 親から捨てられたもの、傷つき死に掛けたもの、のうかりんに憧れたもの。 そんな過去がある、のうかりんの畑で働く仲間である。 畑で働く彼女らゆっくりには普通のゆっくりとは違う事がある。 それは「ゆっくり」を知っていること。 「ゆっくり」とは本来はゆっくりなら誰もが持つもの。 形であるものではない。目に見えるものでもない。 ただそれがあるだけで幸せになれる、精神的なようなものだ。 しかし普通のゆっくりにはそれは見つけられない。なぜなら「ゆっくり」という意味を知らないから。 「ゆっくり」を理解し知ることが出来るのはそれこそ老成したドスぐらいなものだろう。 噂では勢力の強い東のドスが「ゆっくり」を知るらしいが定かではない。 それほどに「ゆっくり」とは難しいものである。目先のしあわせーでは得られるものではない。 妖精と饅頭の中間に位置するゆっくりは「ゆっくり」を知る事で妖精に近い存在になれる。 そうなるとゆっくりが弾幕を練れるようになったり、何かを食べなくても生きていける。 逆に「ゆっくり」を知らず、ただ惰性のまま生き、ゆっくりを他人ではなく、自分のみに強要するとただの饅頭になったり、 所謂ゲスゆっくりとなり、とてもゆっくりできない存在となる。 「ゆっくり」を知るのうかりんと共に働くゆっくりは普通のゆっくりに比べて強靭である。 まず妖精に近い存在になったことで、饅頭という肉体から少しだが外れている。 これにより、水の耐性はもちろんだがほんの少しの事で皮が破けて死んでしまう事はまずない。 妖精に近い存在であるが故に食事も最低限で済むため、野菜と共に生える雑草や虫、収穫された少数とはいえ野菜だけでやっていける。 また、全体の二割にも満たないがのうかりんを含めて弾幕が扱える。 これはすでにゆっくりの域ではなく、完全に妖精の域に達しているだろう。 話を戻すと彼女らはのうかりんの畑で働く事で「ゆっくり」できている。 これは異例な事だろう。 なぜなら大多数のゆっくりはこのような力仕事はやりたがらない。 加えて野菜は勝手に生えてくると思い込んでいるゆっくりならば尚更だ。 しかしゆっくりとは本来、他人をゆっくりさせる事を饅頭と妖精の中間的存在という形で具現化したものである。 つまりのうかりんの役に立つことで己の存在意義を確立し、「ゆっくり」できるのである。 無論、中には純粋に畑で働くのが「ゆっくり」できるのもいる。 幸せという不確定な「ゆっくり」をおぼろけとはいえ見つけられたゆっくり達は実に「ゆっくり」としていた。 「今日は土さんを掘り返して畑の準備を始めるべ」 「わかったよ、のうかりん!」 「どりるのないてんこが役立たずなのはかくていてきに明らか。いくのないてんこは頭がおかしくなってしぬ」 「手でほるんだどぉー。でも、手がよごれちゃうからみはりにいってくるんだどぉー♪」 「おねえさまはわたしと共に土いじり」ずるずる 「うわあぁぁぁぁぁぁぁ!」 各自畑に散らばり、土を掘り返していく。メーリンは畑の入り口に居座ると目を閉じシエスタに入った。 しかしのうりかんは空を見上げると目を細める。 (なーんか嫌な予感がするっぺ…) それは森の奥、更に奥にあった。 人の手が加えられたであろう、その建物。人間が放棄したそこは刑務所であった。 ドスとそれに従うゆっくり達によるゆっくりの刑務所。 しかしそれは刑務所ではない。 毎日のように中ではゆっくりの悲鳴が鳴り響き、ドス達のある目的のために収納されたゆっくりは非道な事をされ続けた。 全てはゆっくりのため。全ては至高のゆっくりため。全ては永遠のゆっくりのため。 いつからかそこは「施設」と呼ばれる地獄と化した。 薄暗い部屋。部屋自体は広く、それなりに清潔にされている。 しかしその部屋はゆっくりの死骸が散乱していた。 れみりゃとふらん。 捕食者として頂点に立つはずのゆっくりが何十匹と死骸となっていた。 そして死骸に貪り付く黒い影。 「むきゅきゅきゅ。実験は成功。ほしょくしゃすら歯牙にかけない改良のかんせいよ、ドス」 「施設」の科学者の一人であるぱちゅりーは薄暗い部屋にいる黒い影を見て愉快に笑った。 そう、実験は成功。子ゆっくりに倒される程度の愚鈍だった改造ゆっくりが捕食者を何十匹単位で瞬殺したのだ。 「そうだね。さすがぱちゅりーだよ!また一歩、ゆっくりをゆっくりさせられる世界に近づいたよ!」 ぱちゅりーの横にいたのは巨大なまりさ。ドスである。 この施設の事実上の支配者であり、ある目的でゆっくりを改造を施すように指示するもの。 その目的とは世界を手に入れる事。正確に言えば支配者気取りの愚鈍な人間を滅ぼし、ゆっくりのための世界を取り戻す事。 ドスになる以前から何度も何度も人間を滅ぼそうとし、その度に失敗し、ある考えに至った。 ーゆっくりが人間を滅ぼせないのはゆっくりの力を理解してないから? そしてドスは一種の狂気に囚われた。 群れをキノコで洗脳し、自分の手足となる手下を作ると後は早かった。 様々なゆっくりの群れから時には拉致し、時には洗脳し、時には殺してでも「施設」に送り込み、改造を施していった。 全ては世界をゆっくりのためにするため。 そのために非道と思える実験も非道とは見えていない。 人間を根絶やしにするために、ドスはやり方を選んでいなかった。 「道具をつかうことで扱いのはばが広がったわ。これでやろうと思えばにんげんさんもたおせるわ!」 「すごいよぱちゅりー!これで人間を根絶やしに出来るね!」 ドスは喜んだ。 今目の前で死骸を貪る異形はドスの目では一種の英雄にも見える。 人間をも倒せるゆっくりが誕生したのだ。 「むきゅ!まだよ、人間さんはとてもつよいの。ドスも分かってるでしょ?あれ一匹じゃ簡単に殺されてしまうわ それにまだ雑魚の実践しかしてないからどれ程のぽてんしゃるなのかも分からない」 「ゆぅ…」 ぱちゅりーの言葉にドスの喜びは沈んでいく。 そう、人間は強い。 一人ぐらいならドスでも殺す事は出来る。 しかし人間は集団にやってくる上に戦略も使ってくる。 その群体としての強さに認めたくないが何度も倒されたのだ。 「まずは適当な群れに放ってどれだけできるかの実験ね…ドスは知らない?捕食者を凌駕して、かつあの子のぽてんしゃるを引き出せそうな人間さんのじゃない群れを」 ドスの脳裏に様々な群れが浮かぶ。 これでも長年生きてきたドスである。様々な群れを見てきたし、それらの崩壊もまた見てきた。 まず浮かぶのは東のドスが収める群れ。 実験としては申し分のない相手であるが、リスクが高い。 特に東のドスの強さはこれまでドスが見てきた中でトップクラスである。 もしこの居場所がばれた時、逃げ切れるか怪しいものだ。 次に浮かんだのは戦闘民族である騎馬めーりん。 めーりん種でありながら、その群れのめーりんは戦う事こそが生きがい。 しかしこれもリスクは東のドスと同等だ。 特にメーリンの姓の名を持つめーりんは数匹でドスと同等という強さを持っている。 ドス自身、負けるつもりはないが、数の差というのは人間で味わっているためあまり手を出したくない。 もし施設が乗っ取られたりしたら今までの苦労が水の泡である。 そして… 「…いるよ!とてもゆっくりしててとても強い、ゆっくりの群れが!」 ドスの成り立ての頃の話だ。のうかりんの畑に住まうゆっくり達。 とてもゆっくりとしていた。人間が野菜を作っていることを知っているドスは驚いたものだ。 何せゆっくりが野菜を作り、それを収穫しているのだから。 それにのうかりん自身の強さはドスと引けを取らないと聞いた事がある。 それが収める群れならば強さも申し分ないはず。 それでいてゆっくり達がゆっくりとしている群れを見て、同じような群れを作りたいと思った。 しかしドスの頭には改造されたゆっくりがどれ程なのかしか頭にない。 かつてゆっくりとしていた理想の群れに、狂ったドスは悪魔を送り込もうとした。 (そういえばれいむが新しい試作品を作ったって言ってたわね…もしあの子が倒された時にはその試作品をぶつけてみましょうか) ぱちゅりーの脳裏に浮かぶは同じ科学者であり、改造ゆっくりを日夜作り続けるれいむの姿。 毎回ゲテモノで役立たずを作るが、稀に役に立つのを作るのだから始末に終えない。 しかし試作品らしいアレは本当に醜いと思う。 アレをぶつけられる群れにぱちゅりーは憐みを浮かべた。 「そういえば戦ってる記録はだれがするの?」 「しずはでもやらせればいいんじゃないかしら?ほら、影がうすいから誰もわからないわよ」 のうかりんの畑の入り口にうどんげ、まりさ、メーリン、みょんの四匹が話し合っていた。 内容は戦いについて。 武器の扱い、身の立ち位置、相手の隙の狙い方など様々な事を話し合っている。 のうかりんは用事があって畑にいない。その間、ゆっくり達は各自、自分の好きなようにしているのだ。 みょんはのうかりんに会う前に、ある旅をするみょんと旅連れのてんこから剣術の指南を少しだけだが受けたことがある。 そのため基本は出来ているのだが、うどんげ、まりさ、メーリンは完全に我流であるために、少々無駄が多い。 野生のゆっくり程度なら負ける程は弱くはないが、それでも強くなれる事は越したことがない。 特にメーリンは戦う事が好きなのだ。ならば強くなれるなら何だってする。 「ケラ?」 うどんげは入り口の外を見た。 人型でゆっくりの匂いがしたからのうかりんかと思ったが違った。 頭身はのうかりんに比べて小さい、それは… 「!ジャオォォォォォォォォォン!!」 メーリンが雄たけびを上げた。 それは畑に侵入者…それも間違いなく危険なものが来たと言う声。 「な、なんなんだぜ、これ!」 「ゲラゲラ?!」 慌てたうどんげはまりさの上に乗るとまりさナイトの形になると、ネギの形をしたドンパットソードを取り出す。 「みんな、これは強敵だみょん!」 いつもの卑猥な言葉ではない。それだけ目の前の存在は危険だと判断したみょんは側に置いてある木製の刀を口に加える。 《ゆ゛っ゛ぐり゛じでい゛っでね゛》 人型の異形をしたそれはメーリン達に襲い掛かった。 それは正しく異形であった。 頭は黒い髪に赤いリボンの付けたゆっくりれいむ。 しかし首から下は人型である。 本来人型を持つゆっくりはれみりゃやふらんなどといったゆっくりでしかあまり見かけない。 特にれいむの人型などは目撃例がないほどだ。 しかし目の前のれいむには人の体を持っていた。れみりゃなどと違うのは服を着ておらず、肌は継ぎ接ぎである。 そして、膝にゆっくりの赤ちゃんが埋め込まれている。 背中にはふらんの羽らしきものが左右に二つずつ生えていた。 「メーリンはみょんとまえに!まりさたちはうしろからだみょん!」 みょんは素早く指示を出すと、メーリンと共に前に出た。 アレはきけんすぎるみょん!なんでかわからないけどあれをいかしてたらとんでもないことがおきそうだみょん! まずみょんは疾風の如く口に携えた木製刀で異形の体に切りつけた。 殺傷性のあるそれはみょんの技術と合わさる事でゆっくり程度の肉体なら真っ二つに出来る。 「き、きれない?!」 なんとみょんの刀は異形の肉体に対して掠り傷すら負ってない。 「ジャオ!!」 続いて渾身の力を込めて叩きつけるようにたいあたりしたメーリンの攻撃。 異形は仰け反る。 しかしそれだけでこれも大したダメージになっていない。 「うしろががらあきなんだぜー!」 まりさナイトはみょん達が攻撃した隙に異形の背後に回る。 うどんげがドンパッチソードを折れる勢いで叩きつけようとするが、 《ヴじろ゛だね゛!゛わ゛がる゛よ゛!゛》 動きがとろそうな外見でありながら、足首を柔軟に動かすと即座に後ろのまりさナイトに回った。 ドンパッチソードは異形の手に取られ、身動きが取れない。 「な、なんでわかったんたぜ!」 「こいつ!うしろにもあかちゃんが!」 みょん側から背中に赤ちゃんが膝にある赤ちゃんのように埋め込まれていた。 目は開き、口もあるそれで死角からの狙いを防いだのだろう。 「ジャオ!」 ドンパッチソードを手で抑えてる間にメーリンとみょんは攻撃を加えていく。 しかし効かない。どんな攻撃も頑丈すぎる皮に対して有効打となってくれない。 ここまで硬いのは恐らくドスぐらいなのではないか?と思うほどである。 《ゆ゛っ゛ぐり゛づがま゛え゛だぁ゛》 後ろを向いたままもう片方の腕を間接を無視したように動かすとメーリンを捕まえる。 それと同時にドンパーチソードを離すと両手でメーリンを掴んだ。 《い゛だだぎま゛ーず》 ゾクリ メーリンに背筋が凍るような危機を感じた。 幸い異形の力自体は大した事はない。 回転するように身を動かすと両手から外れ、距離を取る。 《あ゛あ゛ー。お゛ぢびぢゃ゛ん゛の゛ごは゛ん゛ー》 異形の掌が開かれる。 五本の指の中央にある、それはまたもや埋め込まれた赤ちゃんである。 しかも口には二重に分かれた鋭利的な牙が見える。 メーリンは冷や汗を書いた。 れみりゃの牙すら通さぬと自身のある自分の皮だが、あそこまで鋭利的な牙では人間の皮すら引き裂けるのでないか? 自分達の攻撃が通用しない危機的状況でありながら、メーリンの心は熱く燃えていた。 このような戦いは初めてではない。 無謀な戦いなんて腐る程してきた。のうりかんなんてもっと強かった。 だから恐れる必要もない。 だって、ほら… 「うー!しんにゅうしゃだどぉー!」 「きもちわるい…」 自分には信頼できる仲間がいるのだから。 畑から離れた所でゆっくりとしていたれみりゃとふらんだが、メーリンの声に羽を広げると飛んで駆け抜けた。 そこには異形が立っていた。 れみりゃとは違う。ふらんとも違う。もちろんのうかりんや別の人型を持つゆっくりとは違う。 れみりゃとふらんは目の前の異形がまりさナイト、メーリン、みょんでも倒せぬ存在と判断したら霊力を練り上げる。 二匹の姉妹は「ゆっくり」とれみりゃとふらん特有の成長により、ほぼ妖精に近い存在となっている。 霊力をかき集めると赤い弾幕を合わせて三十個も生み出し、異形へとぶつける。 手加減無しの全力弾幕。 妖精の域に達したからこそ出来るゆっくりの弾幕だ。異形とはいえあれがゆっくりならばただでは済まないはずだが… 「うー!うー!なんでいきてるんだどぉー!」 「すごくかたい…うー」 異形は立っていた。 所々傷が出来、中身が漏れかけているが、それ以外はほとんど無傷である。 「こいつ、きずがゆっくりとなおっているんだぜ!」 まりさの目には傷口がゆっくりとだが治っているのが見えた。 まさか自己修復まで持っているとは、思ってもいない。 異形の羽が震えると大きく広げる。 「まさか、とぶきがみょん!?」 飛ばれると元々飛べるれみりゃとふらん、あとは弾幕の使えるのうかりんぐらいしか戦えるのがいなくなる。 みょん、メーリン、まりさナイトは飛ばせんと言わんばかりに攻撃を仕掛けようとするが、時既に遅し。 攻撃が届く前に異形は四つの羽で飛び上がるとふらんとれみりゃに目掛けて襲い掛かった。 「!はやい!!」 その速度はふらんを驚かせる程である。 だが真っ直ぐと突っ込むだけなら回避する事等容易い事だ。 並みの弾幕では目の前の異形にダメージは与えにくい。それに飛び回るとなると当てにくさもある。 そう判断とするとふらんに手に霊力が集う。 かき集めた霊力を圧縮し、それは細長く形作るとふらんの武器となる。 きんき{れーばていん} 形はバールのようなものではあるが、決してバールではない。 成長を経験し、「ゆっくり」を知ったふらんはふらんのオリジナルである、「フランドール・スカーレット」のスペルカードを模倣する事に成功した。 それがふらんの手にある、{れーばていん}である。 再び異形がふらん目掛けて突っ込んできた。 しかし馬鹿正直に突っ込んでも空をテリトリーとするふらんから見ればお粗末なもの。 ふらんも異形目掛けて飛ぶ。 そして衝突する寸前に回避し、それと同時に羽を一枚、{れーばていん}で切り落とした。 霊力で構成されたそれはただの鈍器ではない。 ふらんのイメージによってその殺傷性と切れ味を高めるふらんだけの魔剣なのだ。 哀れにも羽を切り捨てられた異形はまっさかさまに地面に落ち、衝突した。 普通のゆっくりならば弾けて餡子のアートができる衝撃にも関わらず、異形はまだ生きている。 それどころか最初の弾幕の傷が酷くなってるだけでそれ以外に傷らしきものはない。 呆れるほどの頑丈っぷりである。 しかし動きは間違いなく遅く見えている。 よたよたとバランスの取れてない姿に落ちたダメージを完全に吸収し切れなかったのだろう。 切り落とされた羽と傷口が再生し始めてる。 叩きかけるなら今だ。 「すーぱーふるぼっこたいむだぜ!」 「とつげきだみょん!」 「ジャオ!」 「「ゆっくりしね!」」 メーリンの体当たりが、みょんの木製刀が、まりさナイトのドンパッチソードが、姉妹の弾幕が一斉に襲い掛かる。 無論、ただ攻撃してるだけではない。 傷が出来ている部分に攻撃を叩き込む事で更に傷を広げるのだ。 そのお陰か、今までダメージが碌に通らなかった異形は目に見えるように弱まっていく。 《ヴあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?や゛だや゛だや゛だ、れ゛い゛む゛ばじに゛だぐな゛い゛!ゆ゛っ゛ぐりじだい゛ぃ゛ぃ゛ぃ!》 初めて異形の悲鳴が上がった。 それと同時に何処にそんな力があるのか、羽を広げ、空へと逃げ出そうとする。 「うー!にがさないんだどぉー!」 れみりゃの手に霊力が集う。 ふらんは霊力を集め、圧縮することで、{れーばていん}が使える。それは本来、ふらんのオリジナルの使うスペルカードを模倣したものだ。 成長し、更には「ゆっくり」を知ったふらんの姉であるれみりゃにも彼女のオリジナル「レミリア・スカーレット」のスペルカードを模倣する事ができるのだ。 「すぴあ・ざ・ぐんぐにる!」 霊力を圧縮し、れみりゃの手に現れるは、紅い槍。 それを空に逃げ出した異形に目掛けて投擲した。 ゆっくりの身で妖精の弾幕の域を遥かに超えたそれは凄まじい速さと破壊力がある。 ドガァァァァァァァン! 見事に命中したと同時に異形はそのあまりの破壊力に上半身が消し飛んだ。 そして力なくゆっくりと残された下半身が地面に落ち、叩きつけられる。 まりさナイトはゆっくりと近づき、ドンパッチソードをつんつんと突く。 異形は動かない。 みょん達の勝利だった。 「やった!まりさたちのかちだよ!」 「ジャオォォォーーーン!」 「ちんぽおぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 「やったどぉー!」 「うー!」 「げらげらげらげら」 勝利の雄たけびを上げるゆっくり達。 強敵だった。ゆっくりなのかもわからない謎の敵であったが、仲間との協力することで勝利した結果であった。 しかしみょんの頭には疑問が残る。 これは何なのか?ゆっくりなのか?そしてなぜ畑に来たのか? いくつかの疑問が脳裏に浮かびながらも答えが出ない。 結局異形の正体は異形のまま。 そう終わるかと思ったが… 「ジャオォォォォォォォォォォオ!?」 突然メーリンの悲鳴が響いた。 皆がメーリンに目を向け、そして驚いた。 メーリンの背後にゆっくりが噛み付いている。 そんな!いままできづかなかったみょん!? ぶちぶちぶちぃ 耳障りな音が響く。 ぶちぃ! 「ジャォォ!ジャォォォォン!?」 メーリンの皮が噛み千切られた。 あ、ありえないみょん!メーリンの皮をかみちぎるるなんて! メーリン以外のゆっくりは呆然としていた。 メーリンの皮は普通のめーりんに比べて強靭にしてしなやかさも兼ね備えている。 しかも「ゆっくり」を知っているが故に妖精に近い肉体を持っている。 たとえ「ゆっくり」を知ったれみりゃが全力で噛み付いたとしても、メーリンの皮を噛み千切るのは難しい。 メーリンの皮を食い千切ったゆっくりはメーリンを押しのけ前に出る。 それと同時にみょん達は先ほどの異形とは比べ物にならない程の危機感を感じた。 角が生えていた。すいかのような角が。 羽が生えていた。きめぇ丸とれみりゃとふらんの羽を掛け合わした黒くて大きな羽が。 瞳が赤く輝いていた。れーせんのような赤い瞳が。 瞳が蒼く輝いていた。さくやのような凍るような瞳が。 牙が生えていた。刀のように研ぎ澄まされた鋭利的な牙が。 色々なゆっくりがごちゃ混ぜに合わさった醜いキメラのようなゆっくりの姿を表した 「う…うー!!」 ふらんは{れーばていん}を掲げると同時に羽を広げ、目の前の醜いゆっくり目掛けて最高速で突っ込んだ。 あれはゆっくりできない!ゆっくりしね! 普通のゆっくりならば視覚すら入らぬ速度と最高の一撃で持って終わらせる。 「うー!ゆっくりこわれろ!」 メーリンの皮を噛み千切ったキメラゆっくりに{れーばていん}を振り下ろし、 「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!?」 羽と{れーばていん}を持つ腕が宙に飛ぶ、ふらんの姿があった。 「ふ、ふらんぅぅぅぅぅぅ!」 れみりゃは目を疑う。 ふらんの持つ最高の一撃が回避され、更に反撃まで加えるキメラゆっくりの姿に。 いや、目に間違いがなければ一瞬、消えたように見えた。 「うわぁぁぁぁぁ!」 妹を倒されたれみりゃは激昂に身を任せて霊力をかき集めるとキメラゆっくりに目掛けて一気に放つ。 本来なら数十を超える数が撃てるはずが今放った数は8つ程度。 {すぴあ・ざ・ぐんぐにる}の疲れが来ているのだ。 いくられみりゃといえども弾幕をそう何度も撃てる代物ではなく、特に大技を使った後は霊力が練れない日々が何日か続く。 その怒りの弾幕もキメラゆっくりは全て回避すると、先ほどの異形を超える速度でれみりゃに襲い掛かる。 「まりさたちを忘れてちゃこまるんだぜ!」 「せいばい!」 まりさナイトとみょんがれみりゃに襲い掛かるキメラゆっくりの前に出ると同時に突っ込むキメラゆっくりにドンパッチソードと木製刀で切りかかる。 ガキッ! パシィ! 「こ、こいつもかたいんだぜ!」 「な、みょんの刀に刃こぼれするなんて…なんて角だみょん…」 ドンパッチソードがキメラゆっくりを捉えるが異形と同じような常識外れの皮にダメージは無かった。 みょんの木製刀は角を切りかかるが逆に鋭利的になるまで研ぎ澄まされたそれに逆に刃こぼれしてしまう程である。 「ゆ、まだきえ゛だぁ!?」 「まら!?」 「うぐぁぁぁ!」 「げら!?!」 今度ははっきりとみょんとまりさナイトの前で消えた。 その一瞬の後に四匹は切り刻まれたような傷が出来、姿を現したキメラゆっくりの口と角には餡子がびっしりと付いていた。 「う…あー…」 「うぐぅぁ…」 「ジャオ…ォォン」 「ちん…ぼ」 「けらけら…けら」 「いだい…よぉ」 残されたのは満身創痍のゆっくり達。 あの異形を打ち倒したゆっくり達はもう一つの異形によって倒された。 もはや絶対絶命…そう思われたが… ズダーン、ズダーン、ズダーン。 三つの銃声が響いた。 キメラゆっくりはそれを察知すると回避し、傷ついたゆっくりと距離を取るように離れる。 そこに現れたのは麦わら帽子に緑の髪、下ぶくれした顔を持つゆっくり。 「中々厄介ごとになってるべ…。この落とし前、唯で済むと思うな」 目つきがいつもの小ばかした顔ではない、目つきが釣りあがったそれは怒ったのうかりんであった。 間に合ってよかった。 のうかりんはまずそう思う。 畑に侵入者がきたというメーリンの声は人里まで届いた。 用事を手早く済ませたのうかりんは急いで畑に向かうとそこにいたのは瀕死の仲間と継ぎ接ぎの目立つ醜いゆっくり。 この継ぎ接ぎが侵入者と判断したのうかりんは猟銃を手に取り、霊力を込める。 まず瀕死になっている仲間との距離を離すために三つの威嚇を込めた弾幕を撃つ。 狙い通り、弾幕は外れたが、離す事に成功する。 続けて霊力を更に猟銃に込めるとキメラゆっくりに撃つ。撃つ。撃つ。 それも単発ではない。散弾銃のように広範囲にバラける弾幕だ。 一発一発の威力は単発式に比べて劣るが、広範囲にバラけるために回避しようがない。 「ぐ!」 そう回避しようのない完璧の一撃をキメラゆっくりは回避した。 それだけではなく、のうかりんの左腕に噛み跡がある。 霊力を自分の体に纏わせる事で自分の体を強化できるのうかりんは人間と同等に近い防御と力を持つことが出来る。 そのために本来は人間が使うような鉄の鍬を使うことが出来るのだが、それにも関わらず目の前のキメラゆっくりはのうかりんを傷つけた。 (間違いないっべ…こいつ、時を操っている…?) 目の前のキメラゆっくりの瞳に見覚えがあった。 蒼く輝く瞳。それは時を操るとされるさくやの瞳だ。 しかし時を操れるさくやは何百の内に一匹いるか程度。 時を操れるさくやの瞳をお目にかかれたのはのうかりんにとって、今日が初めてだ。 (厄介なもんだべ…時を一瞬だけでも止めれればいくら散弾でも回避は可能…) しかしいくらさくやの瞳で時を止めてもいずれ限界が来るはず。 一瞬でも隙でも出来れば後は一撃で打ち抜く。 猟銃を再びキメラゆっくりに狙いを定め、 「う…な?!」 転んでしまった。何も無い、石に躓いたわけでないにも関わらずだ。 隙を作ろうとして、自分が隙だらけになってしまっては意味が無い。 素早く立ち上がり、猟銃に霊力を込め始めるとのうかりんは気づく。 (目が赤くなってるっべ…) 片方の目が蒼く輝くのならば、もう片方は真っ赤に輝いていた。 (時を止めるさくやの目に、今度は感覚を狂わせるれーせんの目…危険手当てが欲しくなるっべ…) そう、のうかりんがいきなりころんでしまったのは平衡感覚を狂わせるれーせんの瞳の力だ。 うどんげの亜種であるれーせんの瞳はさくやの瞳に並ぶ貴重な代物だ。 瞳を見続けると危険と判断したのうかりんは散弾弾幕を撃つ。 キメラゆっくりに向かってくる弾幕の嵐だが、時を止め、その殺傷性に優れた角でもって切りつける! 背中を服ごと切られ、ふらつく体を抑えながら、即座に振り向くとキメラゆっくりに散弾を食らわす。 《ぎ?!げげげげげ!!》 初めて当たった。 散弾をモロに食らったキメラゆっくりだが傷らしい傷がない。 異形と同等の頑丈な皮がそれを防いだのだ。 攻撃を食らってしまったキメラゆっくりは言葉ならぬ言葉で威嚇する。 (どうやら時を止めるには時間の差があるべ…並みの攻撃は通用しない頑丈さ…なら) 霊力を可能な限りに込めると散弾を雨のように撃ち続ける。 これがただのゆっくりならば蜂の巣どころか肉片も残らないだろう。 キメラゆっくりが消えた。 「!ここだべ!」 キメラゆっくりの来る場所を予測してそこに弾幕を撃つ。 来る場所は猟銃の持つ右腕のある右側。 見事に予測が的中し、弾幕がキメラゆっくり目掛けて狙っていく。 散弾のような弾幕でも、ただのゆっくりに撃つ弾幕でもない。 限りなく霊力を圧縮し、一点集中の如く撃ち出されたそれはレーザーのようになってキメラゆっくりの頑丈な皮を貫いた。 威力に置いてはドスの使うドスパークに劣るが、貫通するという事に関しては遥かに超えている。 キメラゆっくりの命の元である中枢餡子ごと貫かれたからだろう、力なく地面に落ちるとそのまま動かなくなる。 ふぅとため息を付くと、のうかりんは瀕死の仲間達の場所に急いだ。 「のうかりん!まりさたちがすごいけがを負ってるよ!」 「わからないよー!みんなしっかりしてね!」 「てんこのいない間にきずつけるとはきたないな、さすが忍者きたない」 「あわててきたら、あびきょうかん。おお、こわいこわい」 メーリンの声に駆けつけた残る畑の仲間達がようやく来たのだ。 のうかりん達は傷ついたまりさ達を家に運ぶとすぐに治療が始まった。 元々の再生力の高いふらんとれみりゃは一日も経たずに復帰した。 皮を噛み千切られたメーリンは傷ついたのが皮だけだったので回復自体は早かった。 みょん、うどんげは傷が深かったためか、回復が終わるまで農作業はお休みである。 まりさの負う傷の大半がうどんげが受けていたので、復帰したまりさはみょんとうどんげの二匹分を働いていた。 のうかりんの傷自体は深いものではなく、一日も休むと鉄の鍬で土を盛り返すのうかりんがいた。 「ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー」 のうかりんの鼻歌が畑に響く。 脳裏に浮かぶは醜い継ぎ接ぎだらけのゆっくり。 あれはいったい何なのか?自分でも苦戦してしまったあのゆっくり。 あの殺傷性の高い角と噛み付きは食らった自分だからこそ分かるがあれはゆっくりとはかけ離れている。 あれは「ゆっくり」を知った強さではない。 何処と無く、歪みがあるのをのうかりんは気づいた。 きめぇ丸にあのキメラゆっくりと異形を人里の人間に教える必要があった。 特にキメラゆっくりが危険だ。 時を止め、あの牙とメーリンの皮を噛み千切る顎の強さは人間の首筋を噛み千切り、殺しかねない。 のうかりんランドは平和である。 しかし、何処かでゆっくりの悲鳴が鳴り響いた。 (おわり) あとがき 美のゆっくりの作者が「ゆっくりできない方はクロスをご自由に(訳)」 とあったので新作と重ねてやってみたら凄いバトルものになった件。 これ虐待なの?虐待じゃなくね?と思った人は本能的に長寿タイプ。 補足するとぱちゅりーがゆーれむ改で人間を倒せると言ってるけど精々れみりゃとふらんより強くて頑丈なぐらいだからサンドバック扱いが待ってます。 でもキメラゆっくりはやばい。もこたんやけーね先生がでるぐらいに。 この後の施設の連中だけどドスとぱちゅりーはゆーれむ改に失望して、キメラゆっくりの強さに目を付けて改良を始めるもコストの高さで頭がおかしくなって死ぬ。嘘。生きてますよ。 では最後に様々なssクロスに設定流用しているので各ss作者に感謝! 以下オナニー設定。嫌な人は見ないほうがいい ゆーれむ改 美のゆっくりに出る改造ゆっくりを強化された改良型。 様々な欠点を改良されており、「ゆっくり」を知るゆっくりですら苦戦が免れなかった。 まず肉体部分にれみりゃを使い、微細な動きと5本の指による器用な道具の使い方が可能となっている。 皮膚にはめーりん種の皮をぱちゅりー製の薬品に浸す事で強度を更に高め、ふんだんに全身に二層、中間に柔軟の優れたゆかりん種の皮も貼り付ける事で常識はずれの頑丈さと衝撃吸収を誇る。 間接の稼動を妨げないようにゆかりん種の柔軟な皮を使うことで機敏な動きを可能とする。 背中にはふらんの羽を左右二枚の四つの翼が取り付けられており、最高速は軽くふらん種を凌駕。 掌と膝、背中に赤ゆっくりが埋め込められており、死角を無くしている。 口にはフランの牙を鋭利的に尖らせた歯を二重で取り付けられている。 頭部には比較的知能の優れたゆっくりを採用し、6体分のゆっくり+れみりゃの中身で知能が大幅に増加しているが、ぱちゅりーの薬とドスのキノコによって完全に洗脳状態になっている。 欠点はめーりんの皮を大量に使ったために羽無しでは自分の体を上手く操作できない重量にある。某古き鉄改並に無茶振りな改造ゆっくりと言える。 れみりゃの肉体を使っているために若干だが再生能力がある。 キメラゆっくりα 数多くのゆっくりの長所をこれでもかと詰め込んだ合成種。 すいかの殺傷性を高めた二本の角、ゆーれむ改に使われためーりんの皮、時を止めるさくやの瞳、方向感覚を狂わせるれーせんの瞳 ふらん、れみりゃ、きめぇ丸の翼を掛け合わせた黒い翼、人の皮膚すら裂ける程の鋭利的なふらんの牙、メーリンの皮すら噛み千切った強靭なみょんの顎 見た目は継ぎ接ぎだらけの醜いハゲ饅頭である。 だがその強さは人間すら殺しかねない危険な改造ゆっくりである。 しかしまだ試作品段階であり、コストもかかりすぎるために量産の目処は立っていない。特にさくやの瞳とれーせんの瞳が大変貴重なため。 欠点として時を止めるのにタイムラグがあり、使えば使うほどラグも長くなる。 また、活動限界時間もそこまで長くなく、無理をすればすぐに死んでしまう。 言葉が喋れない程言語及び知能部分に異常が見られる。 別パターンのβがあるが詳細は不明である。 このSSに感想をつける
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「じゃおーん!」 「じゃじゃおーん!」 「ちーんぽ!ちんっ!ぢんぼぉぉぉ!!」 「じゃおーん!じゃおーん!」 番みょんの鳴き声を聞きつけて駆けつけたときには、時すでに遅く、畑は荒らされていた。 「じゃおーん!じゃおーん!」 俺の姿を見つけたゆっくりたちがスィーと呼ばれる動力不明の乗り物に乗って去っていく。 だがその後姿ははっきりこの目に焼き付けた。 ゆっくりめーりんだ。 「ぢん……ぢん……」 俺の足元に番みょんが這いずってきた。おそらくめーりんにぶちのめされたのだろう。 「ぢんぼっ!!」 踏み潰してとどめを刺してやる。 何が通常種最強だ。ブリーダーのやつめぼったくりやがったな。役立たずを売りつけやがって。 俺は家に帰って狩り支度を整えると、逃げていっためーりんたちの追跡を開始した。 スィーは通った跡がはっきり残るのでそんなに難しくはない。 しばらくスィー跡を追い続けると、やがて俺はめーりんたちの巣と思しき場所へとたどり着いた。 「じゃおーん!じゃおーん!」 成体めーりんと子めーりんは食事中のようだった。 食べているのは野菜。おそらく俺の畑のもの。こいつらで間違いないだろう。 ……難しいのはここからだ。 ゆっくりに詳しくない素人はここで間違いを犯す。 俺はふたたび探索を開始した。 今度は明確な目印となるもののない、困難な探索だ。 わずかな徴候も逃さぬよう綿密に調べながら森を進んでいく。 すると、やがて目指すものへと行き当たった。 「ゆっくり~のひ~♪すっきり~のひ~♪まったり~のひ~♪」 聞くに耐えない騒音の源は、ゆっくりれいむとゆっくりまりさの一家だった。 「ゆっきゅちー♪ きょうもみんにゃでゆっきゅちー!」 「ちびちゃんたちはおうたがじょうずだね!」 「ゆぅ~ん!」 「それじゃあおうたはここまでにして、おうちのなかでゆっくりしようね!」 「ゆっきゅちしていっちぇね!」 ゆっくり一家どもは巣の中へと入っていく。 最後尾の親まりさがなにやらごそごそと入り口の偽装をしているが、入っていくところを見た以上、まったく無駄な行為と言える。 俺は忍び足でゆっくりの巣に近づくと、家から持ってきたゆっくり燻し煙玉を巣の中に投げ入れた。 「ゆ?ゆゆっ?なにこのけむり!おうちがかじだよ!」 「ゆへっ!ゆへっ!これじゃゆっくりできないよ!」 「みゃみゃー!れーみゅきゅるしいよー!ゆーん!ゆーん!」 「いそいでゆっくりおうちのそとへひなんしていってね!」 巣の中からゆっくり一家がぞろぞろと這い出てきた。 「ゆぅ~。ちびちゃんたちみんなだいじょ……ゆ?ゆ……あれ……」 「どうしたのれいむ?ゆっくりして……ゆゆ?……」 「みゃ……みゃ……にゃんだか……きゃらだが……おみょいよ……」 この燻し煙にはゆっくりの運動餡を麻痺させる成分も含まれている。痛覚は失われない優れものだ。 「よぉゆっくりども」 「ゆ……ゆ……おじしゃん……だりぇ……?」 「おまえらだな俺の畑を荒らしたのは?」 「ゆ?……にゃんのきょと……?」 麻痺効果のせいで親ゆっくりも舌足らずになって赤ゆっくりみたいだ。 「ま、当然しらばっくれるだろうな。おまえたちはうまくやったと思っているだろうからな」 「……ゆ?」 「めーりんにやらせたんだろ?自分たちは一切手を汚さずにな。かわいそうなめーりんたちを脅して畑を荒らさせたんだろ?」 「めー……りん?おじしゃん……にゃにがにゃんだ……か……わきゃら……」 「愚かで短絡的な人間ならここであっさり騙されてめーりんを制裁して終わるだろうが、俺はそこらのトーシローどもとは違う。残念だったな」 「ゆ……ゆっくり……りきゃいできにゃいよ……」 「まりしゃたち……は……はたけににゃんて……いっちぇにゃいよ……」 「そりゃそうだ。実際に手を下すのは哀れなめーりんたちだからな。めーりんが命を張っている間おまえらは高みの見物だ。 本当に汚い奴らだよ、おまえらゲス饅頭どもは」 「おやしゃい……なんて……もっちぇ……にゃい……よ……」 「それも予想済みだ。ほとぼりが冷め、安全が確認されてから何の罪もないめーりんたちから野菜を奪いに行くつもりだったんだろ? よく考えたものだ。おまえらの餡子脳は悪知恵をひりだすことに関しては一流だよ。他はすべて最低だがな」 「にゃに……いっちぇるの……おじしゃ……」 「さてさて、唯一無二の真実がこれではっきりわかったわけだ。続きましては制裁タイムだな」 俺は痺れている赤れいむの一匹を掴み上げた。 「やめ……やめちぇ……ゆっくち……させ……」 「おまえらゆっくりは、野菜は勝手に生えるものだと思い込んでいるんだろう? おまえらの頭の悪さでは野菜は人間が育てるものと教え込むのは一苦労だ。 だからわかりやすく教えてやる。……これがお野菜だ」 俺は手の中の赤れいむを握りつぶした。 「ゆ……ゆぎゃ……ゆあぁぁぁ……あぁぁぁぁ!!」 「わかるな?これがお野菜。お野菜を潰されると人間は悲しい。今おまえらが悲しいようにな。 それとも別に悲しくもないか?いくらでも産みなおせる価値のない虫ケラ以下の物体だもんな。 お野菜とはまったく釣りあわないもんな」 俺は赤まりさを拾い上げ、これもぶちゅりと潰してやる。 「ちびちゃ……ちび……ちゃん……ゆあぁぁぁ……あぁぁぁぁ……」 潰れた赤ゆっくりを親ゆっくりの体に擦り付けてやる。 「ゆぁ……ゆあぁぁ……」 目の前で赤ゆっくりを次々と潰してやる。これで少しは俺とめーりんの悲しみ、苦しみがわかってもらえただろうか? 「ゆっぐじ……じねぇ……じねぇ……」 「……わからないようだな。おまえたち餡子脳を教育するのは徒労でしかない。 というわけで物理的に畑荒らしをできなくさせてやろう」 親ゆっくり二匹の全身を火で軽く炙ってやる。移動能力を奪うと共に去勢の効果がある。 「あ、あじゅいいいいいいいいいいい!!!ゆぎゃあああああああああああ!!!」 「どぼじで!どぼじで!どぼじでごんなごどずるのおおおおおおおおおおお!!!!!」 煙の効果が切れたのか、二匹は盛大に喚き散らした。もう足は潰してやったから問題ないがな。 ついでに罪の刻印として髪を一本残らず引きむしり、こいつら自身の飾りは目の前で切り刻む。 代わりに死んだ赤ゆっくりどもの飾りを体に縫い付けてやる。 よかったな。これでいつまでも一緒だ。俺の野菜は返ってこないがな。 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!ぢびぢゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛ん゛!!!! あ゛ん゛な゛に゛ゆ゛っ゛ぐりじでだの゛に゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!!!」 「どぼじでぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!ばり゛ざな゛ん゛に゛も゛わ゛る゛い゛ごどじでな゛い゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!! お゛や゛ざいな゛ん゛でぬ゛ずん゛でな゛い゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!ばだげに゛い゛っ゛だごどな゛い゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!」 どうやらまだ自分たちの罪がわかっていないらしい。救いがたいゲス饅頭どもだ。 まあ、もう悪さはできないだろうがな。 無様に這いつくばってゴミ饅頭のみじめな生を送るといい。 「授業は終わりだ」 「じゃおーん!」 「じゃじゃおーん!」 俺が畑に駆けつけたときには時すでに遅く、畑は荒らされていた。 「じゃおーん!じゃおーん!」 俺の姿を見つけためーりんたちがスィーに乗って去っていく。 どうやらまたしても哀れなめーりんたちを利用するゲスゆっくりが現れたようだ。 俺は家に帰って狩り支度を整えると、制裁するべきゲスゆっくりどもの探索を開始した。
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もくじを見る 概要 所持ポケモン 関連項目 コメントフォーム 概要 所持ポケモン No. 名前 特性 通常特性 隠れ特性 関連項目 特性 あ行 ARシステム アイスフェイス アイスボディ あくしゅう あついしぼう あとだし アナライズ あまのじゃく あめうけざら あめふらし ありじごく アロマベール いかく いかりのこうら いかりのつぼ いしあたま いたずらごころ いやしのこころ イリュージョン いろめがね いわはこび うのミサイル うるおいボイス うるおいボディ エアロック エレキスキン エレキメイカー えんかく おうごんのからだ オーラブレイク おどりこ おみとおし おもかげやどし おもてなし おやこあい おわりのだいち か行 カーリーヘアー かいりきバサミ かがくのちから かがくへんかガス かげふみ かぜのり かそく かたいツメ かたやぶり かちき カブトアーマー かるわざ かわりもの がんじょう がんじょうあご かんそうはだ かんろなミツ ききかいひ きけんよち きずなへんげ ぎたい きみょうなくすり きもったま ぎゃくじょう きゅうばん きょううん きょうえん きょうせい ぎょぐん きよめのしお きれあじ きんしのちから きんちょうかん くいしんぼう クイックドロウ クォークチャージ くさのけがわ くだけるよろい グラスメイカー クリアボディ くろのいななき げきりゅう こおりのりんぷん こだいかっせい こぼれダネ ごりむちゅう こんがりボディ こんじょう さ行 サーフテール サイコメイカー さいせいりょく さまようたましい さめはだ サンパワー シェルアーマー じきゅうりょく じしんかじょう しぜんかいふく しめりけ しゅうかく じゅうなん じゅくせい じょうききかん しょうりのほし じょおうのいげん じりょく しれいとう しろいけむり しろのいななき しんがん シンクロ じんばいったい しんりょく スイートベール すいすい すいほう スカイスキン スキルリンク スクリューおびれ すじがねいり すてみ スナイパー すなおこし すなかき すながくれ すなのちから すなはき すりぬけ するどいめ スロースタート スワームチェンジ せいぎのこころ せいしんりょく せいでんき ぜったいねむり ゼロフォーミング そうしょく そうだいしょう ソウルハート た行 ダークオーラ ターボブレイズ たいねつ ダウンロード だっぴ たまひろい ダルマモード たんじゅん ちからずく ちからもち ちくでん ちどりあし ちょすい テイルアーマー てきおうりょく テクニシャン てつのこぶし てつのトゲ テラスシェル テラスチェンジ テラボルテージ デルタストリーム テレパシー でんきエンジン でんきにかえる てんきや てんねん てんのめぐみ とうそうしん どくくぐつ どくげしょう どくしゅ どくのくさり どくのトゲ どくぼうそう どしょく とびだすなかみ トランジスタ トレース とれないにおい どんかん な行 ナイトメア なまけ にげあし にげごし ぬめぬめ ねつこうかん ねつぼうそう ねんちゃく ノーガード ノーてんき ノーマルスキン のろわれボディ は行 ハードロック はがねつかい はがねのせいしん ばけのかわ はじまりのうみ パステルベール はっこう バッテリー はとむね バトルスイッチ ハドロンエンジン はやあし はやおき はやてのつばさ はらぺこスイッチ バリアフリー はりきり はりこみ パワースポット パンクロック ばんけん はんすう ビーストブースト ヒーリングシフト ひでり ひとでなし ひひいろのこどう ビビッドボディ びびり ひらいしん びんじょう ファーコート ファントムガード フィルター ふうりょくでんき フェアリーオーラ フェアリースキン ふかしのこぶし ぶきよう ふくがん ふくつのこころ ふくつのたて ふしぎなうろこ ふしぎなまもり ふしょく ふとうのけん ふみん ふゆう プラス フラワーギフト フラワーベール フリーズスキン プリズムアーマー ブレインフォース プレッシャー フレンドガード ヘヴィメタル ヘドロえき へんげんじざい へんしょく ポイズンヒール ぼうおん ほうし ぼうじん ぼうだん ほおぶくろ ほのおのからだ ほろびのボディ ま行 マイティチェンジ マイナス マイペース マグマのよろい まけんき マジシャン マジックガード マジックミラー マルチスケイル マルチタイプ ミイラ みずがため ミストメイカー みずのベール みつあつめ ミラーアーマー ミラクルスキン むしのしらせ ムラっけ メガランチャー メタルプロテクト メロメロボディ めんえき もうか ものひろい もふもふ もらいび や行 やるき ゆうばく ゆきかき ゆきがくれ ゆきふらし ようりょくそ ヨガパワー よちむ よびみず よわき ら行 ライトメタル リーフガード リベロ リミットシールド りゅうのあぎと りんぷん レシーバー わ行 わざわいのうつわ わざわいのおふだ わざわいのたま わざわいのつるぎ わたげ わるいてぐせ コメントフォーム 名前 コメント すべてのコメントを見る ※こちらは「情報提供欄」です。質問や雑談はご遠慮ください。
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※これは拙作『詰め替えゆっくり』『ゆっくりのんでいってね!』の設定を使っています。 ※『ゆっくりのんでいってね!』の続編ですので、まずそちらを見ていただいた方が分かりやすいと思います。 『レポート』 「ゆっくりしていってね! ゆっ、おにいさんごはんくれるの? ゆっくりありがとう!」 「あかちゃんからなんだね! ゆっくりおいしいごはんをたくさんあげて……ゆ? あかちゃんがおりぼんだけになったよ?」 「れいむのあかちゃんはおりぼんつけてて、おにいさんのおみずでとけておりぼんだけになっちゃって……ゆ?」 「ゆぅ……あかちゃん、とけちゃったの? とけちゃっ……あがぢゃぁぁぁぁぁんんん???!!!」 「れいむのかわいいあかちゃんがどげぢゃっだぁぁぁ!!! どうじでこんなこどずるのぉぉぉ???」 「あがぢゃんが……あがぢゃん……ゆっ!? おにいざんなにずるの!?」 「やめでね! れいむのあがぢゃんをゆっぐりでぎなぐざぜだものなんかのみだぐないよ!」 「やめで、ゆっぐりざぜでよ! これじゃゆっくり……やべでぇぇぇ!!! こどもたぢにへんなののまぜないでぇぇぇ!!!」 「おねがいだがらやべでぇぇぇ……ゆっ? おにいさん、どこかにいくの? ゆっくりしないではやくでていってね!!!」 「ゆっくりしていってね! ゆっ、おにいさんごはんくれるの?」 「れいむたち、すごくおなかすいてるよ! ゆっくりしないではやくごはんちょうだいね!」 「あーん……え”ほっ、げほっ! すっぱぁぁぁ!!!」 「なにごれぇぇぇ……ごれじゃゆっぐりできないよ! じあわぜーになれるごはんをゆっぐりぢょうだいね!」 「やめでね! ぞのおみずはふじあわぜーだがらやめでごぼばぶばぶばぶ……すっぱぁぁぁ!!!」 「ごーく、ごーく、ふしあわせー……おにいさん、れいむたちはらんしゃまじゃないから、すっぱーなのはもういらないよ……」 「おうちにかえしてね……ゆっくりできないよ……」 「わかったよ……みんな、ふしあわせーだけど、これしかたべられないからがまんしてね……」 「さんにんとも、ゆっくりしないでなにかいってね……」 「……こどもたち?」 「もうのみたくないよぉぉぉ……」 「とけるぅぅぅ……れいむのあんごがとげぢゃううう……もうやべでぇぇぇ」 「もっど……ゆっ……かっ……」 ●ケース8 米酢(原液) 親ゆっくりれいむ 2 子ゆっくりれいむ 3 (小ゆっくりれいむ 1) 合計 5(6) 自家製の米酢を摂取させる。 初摂取から死亡まで、数日かかってアンコが溶け出してくる。 子ゆっくりは5日、親ゆっくりは1週間と3日で死亡。 今回はおごって頂くので、財布を忘れない様に。 (口以外の部分に1滴でも落とすとその部分が溶け出す) (小ゆっくりは2滴顔に受けた時点で死亡したが、食べさせての結果ではないため括弧書きにした) 「ゆっくりしていってね! ゆっ、おにいさんごはんくれるの? とかいはのありすのおくちにあうものをちょうだいね!」 「ゆっ? ……それだけなのね。いいわ、とかいのごはんはちょっとでもしあわせーになれるから!」 「あーん……ゆがががががががががびゃっぴぃいいぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃざぎゅあぁぁぁ!!!???」 「ゆっ……ずっとゆっくりしちゃったおかーさんとあっちゃったわ……ゆ! おにいさん!!!」 「あんなの、ぜんぜんとかいはじゃないわ! もっととかいはにふさわしい、ゆっくりしたごはんをちょうだいね!!!」 「それじゃないのぉぉぉ!!! ぞれはぢっどもどがいはじゃないわぁぁぁ!!!」 「やべでよ! ゆっぐりざぜでぇがぎゃびゅっぎぃぃぃぃがぁぁぁぁぁぁ!!!」 「ゆぅ……おかーさんとおかーさんのおかーさんがすっきりーしてたわ……ゆぎゅ! おにいさん!!!」 「もっととかいはな……い、いいわ! おにいさん! もうごはんはいらないわ!」 「おもてなしもできないいなかのひとのおうちにきちゃったありすがわるかったから、ゆっくりおうちにかえしてね! ぱちぇもありすもかえるよね!?」 「ぱちぇ? ありす? みんな? どうしておへんじしてくれないの?」 「おへんじをしないこはとかいはじゃ……ゆぎゃぁぁぁ!!! ありずとばぢぇのずでぎなあがぢゃんだちがぁぁぁぁぁ!!!」 「やべでぇぇぇ!!! やべであげでぇぇぇ!!! そんなもののまぜないでぇぇぇ!!!」 「やべっ……ぱちぇが、ありすとぱちぇのあいのけっしょうが……ばぢぇぇぇぇ!!! おへんじしでねぇぇぇ!!!」 「ばぢぇ、ばぢぇぇぇぇ……ありずぅぅぅ……ゆっぐ……どうじでごんなひどいごどずるのぉぉぉ……」 「やべでよぉぉぉ……ありずはぞんなのいらないよぉぉぉ……おうぢがえりだぎゃぽおぷぴぇぷあぷばぷがぎゃぴゃっぷびぃぃぃ!!!???」 「ゆっ……ぱちぇー、ぱちぇ、ありすー……ありす、みんながずっとゆっくりしちゃうゆめみちゃったよ……」 「ゆっくりみんなですーりすーりしようね……ぱちぇー? あかちゃんたちー?」 「おへんじがちゃんとできないととかいはにはなれないわよ……おにいさんもそうおもうわよね?」 「……おにいさん? どうじでおにいざんがここにいるのぉぉぉ!!! ゆめじゃながっだのぉぉぉ!!!???」 「ゆっぐりみんなをがえじでねぇぇぇ!!! ありずのとがいはなかぞぐだぢをがえじでねぇぇぇぇ!!!」 「ゆっ、ありずのおはなじぎがないおにいざんはどがいはじゃないわよぉぉぉ!!! まっでねぇぇぇ!!!」 「ゆげっ、え”っほ……がえじでぇぇぇ……ありずのとかいはなかぞくたちをぉぉぉ……」 「げほっ、おげぇ……がえじでぇぇぇ……きれいなおよめさんとすてきなあかちゃんたちをぉぉぉ……みんなをがえじでよぉぉぉ……」 「みんなをがえじだぎゃがぁぁぁぁぁぁぼぽぽぽぴゅびぃぃぃ!!!」 「……がえ、じでぇ……ゆべっ」 ●ケース12 唐辛子(粉末) 親ゆっくりぱちゅり 1 親ゆっくりありす 1 子ゆっくりありす 4 小ゆっくりぱちゅり 3 合計 9 砕いて粉末状にした鷹の爪を水に溶かしたものを摂取させる。 親子関係なく、1滴で全身から体液を流して絶叫する。 3滴で小ぱちゅりが、6滴で子ありす、親ぱちゅりは小瓶(20滴程度の容量)一つ、親ありすは小瓶一つと5滴で死亡。 いい加減おごって欲しい。今回は財布を持たない事にするので、よろしく。 「ゆっくりしね! ゆっくり……うー、ごはん?」 「うー♪ ごはんごはん、ゆっぐぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」 「うー……? ゆっくりしね、しね!!!」 「ゆっくりごはんよこせ! うー、うー!!! ゆっくりしね!」 「ゆっくり……うー♪ごはん♪めーりんとごはん♪♪♪めーりん……ゆ?」 「うー……めーりん?」 「めーりん……ゆっくりしていってね!」 「うー? ……うー♪ごはん♪ふらんもごはん♪ゆっくりしね♪ごはん♪ゆっくりじぐぎゅあぁぁがががががぎゃげぎゃぁぁぁぁぁ!!!」 「う、うー……めーりん? めーりん!」 「めーりん……ゆっぐりじでね! ゆっぐりじでいっでね!!!」 「ゆっぐ……めーり”ん”ん”ん”ん”ん”!!!」 「ゆっぐりじね! めーりんがえぜ! ゆっぐりじね! めーりん、めーりんがえぜ!!!」 「にげるな! めーりんがえぜ! がえぜ! にげるなぁぁぁ!!!」 「うー、うー!!! ゆっくりしね!!!」 「うー! ゆっぐりじね! めーりんかえせ! がえぜ!」 「がえべびょっぴきぃぃぃぃぃいぎゃぎゃぎょぎぇあああぁぁぁぁぁ!!!」 「……うー。うー……がっ、がえぜ! めーり……め”ーえぶぇ! おろろろろろろろろげげげげげげげげげげ……おぼぅえええぇぇぇ」 「え”ほっ、げほっ……が、え………ぜ………」 「……がえ、ぜ……めーりn」 ●ケース13 塩水 親ゆっくりふらん 1 親ゆっくりめーりん 1 子ゆっくりふらん 3 小ゆっくりめーりん 2 合計 7 ぬるま湯に溶かした塩を摂取させる。 これも親子関係なく、1滴で全身から体液を流して絶叫していた。 2滴で小ゆっくりが、5滴で子ゆっくり、8滴で親ゆっくりが、中身を吐き出して死亡。 今回は前回の皿洗い分も含めておごってもらうつもりなので、絶対に財布を忘れない様に。 それと、兎が体で返すと言っていたのは、食事にしろという意味だろうか? 人型の兎を食う趣味はないのだが。 リハビリを兼ねて、台詞オンリーに挑戦。 やっぱり書きづらい。そして似たり寄ったりの展開に反省。 by元319 cyc=めて男 このSSに感想を付ける
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※めーりん好きは見ない方がいいです。 後、ちーちー注意です とある森にあるゆっくりの巣。100匹程度からなるその群れは実にゆったりとした日々を過ごしていた。 そんなある日。 「ドス~たいへんだよ!」 「ゆー? どうしたのまりさ?」 群れのリーダーであるドスの所にまりさがやってきた。何やら慌てている様子である。 「このさきのむれですぃーにのっためーりんたちをみたんだぜ! となりのむれにひどいことをしてたんだぜ!」 「ゆゆ! それはゆっくりできないね! いますぐみんなをあつめてね! あとはちかくのむれのおさたちもよんできてね!」 こうして群れのゆっくりと近くの群れの長達はドスのの元へ集まった。そして何やらゴソゴソと準備を始める。 それから二日後。森へ一つのゆっくりできない集団がやってきた。騎馬めーりんの一団である。 めーりんから進化した彼らの本能には"ゆっくり"する事は完全に消え去っており。崇拝する女神と戦いの為に常に移動を続ける 好戦的な集団であった。 スィーを巧みに操るめーりん達。その数は40匹といったところか。 集団の真ん中に居るのは、他のゆっくり達の飾りで作ったパッチワークの帽子を被るめーりん。 この群れのリーダーである。百戦錬磨の彼女は今日もゆっくり達を襲撃しようと森へやってきた。 それぞれの巣を襲撃するために、いくつかの集団に別れためーりん達は各々の目的地へと向かった。 森に入ってしばらくすると、めーりんの集団は急に止まりだした。後100mも走れば巣と思われる洞窟にたどり着くという所でだ。 そして集団から何匹かのスィーにのったゆっくりが先頭に押し出された。それはまだ幼いめーりん種以外の子ゆっくり達だった。 「ゆゆ・・・ゆっぐりざぜでぐだざい・・・」 「ありちゅたちをゆっきゅちちゃちてね!」 そんな彼らを無視して、めーりんは前に進むように目を前方へ向ける。 「ゆゆゆ・・・ゆっくりはしればいいんだね。ゆっくりはしるよ。」 逆らっても意味のない事を知っている子どもたちは大人しく従った。 まだたどたどしい動きでスィーを進める。すると 「ゆぐぐぐぐぐ!!! どうじでじべんがゆれでるのおおお!!! ゆっぐじでぎにゃぎゃ!」 急にガタガタと揺れ出したスィー。それによりバランスを取れなくなった子ゆっくり達はそのまま落下してしまった。 理由は簡単だ。そこには大量の小石が敷き詰められていたからだ。平地での移動には最適なスィーだが、こういった悪路での走行は危険だ。 むしろ歩いた方が効率がいい時もある。 「いぎゃいよ! ゆゆゆ・・・ゆっくりたすけてねめーりん! おねがいだからね!」 「とかいはのあんよがらあんこがでてるの! おねがいだからたすけてね!」 そんな話など最初から聞いていなかった。めーりんたちはリーダーを中心に何か話している。 「JAOOO! JAO!JAON!」 「J、JAJAJAO!」 「JAOOOOOOON!!!」 リーダーのめーりんにしてみればこの程度の罠は予想の範疇だった。だからわざわざ奴隷の一部を連れ出して こうして当て馬として利用したのだ。 めーりん達は話し合いの結果、二手に別れて左右から挟み撃ちにする事にした。 このような罠を仕掛ける相手である。逃げられる可能性もあるからだ。 リーダーが率いる側が右、残りが左から攻める事にした。そうして二手に別れるめーりん達。 「ゆ! まってね! どうしてれいむたちをおいていくの! ゆっくりたすけてね! おねがいだからだづげでええええええ!!!!」 さて、左の部隊。この部隊を指揮するのはまだ若いめーりんだった。 実力あるがどうにも経験不足なこのめーりんの為に、リーダーが気を利かしてくれたのだ。 わざわざ自分を選んでくれたリーダーへの感謝と、これから始まる戦い、そして一方的な蹂躙に胸躍るめーりんであった。 めーりんと言うだけで迫害されてきた子ども時代。親を失くし後、この一団に拾われなかったら野たれ死んでいただろう。 ゆっくりするなど愚かだ。戦いに生き、戦いの中で死ぬのが本当の生物だ。 ギラギラと目を輝かせながら、めーりんは静かに巣へと近づいていく。 その時だった。 「JAO!」 突然、目の前にいためーりん達が視界から消えた。慌てて進行をストップさせためーりんは、消えた場所を確認する。 そこには落とし穴に落ちためーりん達が居た。しかもただの落とし穴ではない。 下には小石や木の枝などが大量に落ちていた。しかも石はわざわざ縦に埋めてあるのだ。石に刺さっためーりん達は苦しそうに上を見上げていた。 「JA・・・JAO! JAO!」 「JAOOOOOOON!!!!!!」 生き残った部隊はそのまま走り去っていった。めーりん達の傷はもう治せるレベルのものではない。 そしてめーりん達は戦えなくなっていったものは躊躇なく捨ていく。何故なら彼女らにとって戦えないのは恥だからだ。 それを知っているために落ちためーりん達も何も言わない。ただ己の未熟さを恥じて死を待つだけだった。 森を抜けて群れの住処の前でリーダー達と合流した。右の部隊もだいたい同じ様な状況であったらしい。 各々の被害を報告した彼らは、ふと目の前の地面の異変に気づいた。 周りの草木とは明らかに違う草が敷き詰められているその地面の一角。どうみても落とし穴だった。 まさかこんなものに引っかかると思っているのだろうか。半ば呆れながらリーダーと共に目の前の洞窟へ進んでいった。 周りにゆっくりが居ない以上、ここへ逃げ込んだのだろう。洞窟の入口の近くには石が積み上げてあったが、 別に洞窟を守っている訳でもなかった。せめてバリケードにでもすればいいのだろうに。 ゴツゴツとした洞窟も、めーりん達にしてみれば大した事のない所である。文字通りスィーっと洞窟の奥へ進むめーりん達。 そしてそのまま行き止まりまで来てしまったではないか。 「JAO? JAON! JAON!」 「JAOOOON!」 群れのめーりん達も流石にわからなかった。とりあえず洞窟から出ようという事になり、入口へと向かう。 そして入口が見えたところでそれは起こった。 「JAO!」 先頭を走っていためーりんがスィーから落下したのだ。しかもそのめーりんの頭には石が刺さっている。 そして目の前を見て若きめーりんは気づいた。入口にある石の壁と、その上からこちらを覗いているゆっくり達が。 「ゆっくりできないめーりんはゆっくりしんでね!」 そういうやいなや、口に石を含んだゆっくり達は思いっきり石を吐き出す。 やたら数が多いために、それはまるで散弾銃のようにめーりん達に襲いかかってくる。 「JAON!」 「JAOOOON!!!!!!!!!」 「JA!・・・」 次々と襲いかかる石の雨。しかしこれが通常の地形なら避けれただろう。しかしここは洞窟。 横幅も狭く悪路な場所。その上めーりんたちは大軍なのだ。回避行動は難しかった。 「ゆっくりこうたいしてね!」 「ゆ! わかったよ!」 ゆっくり達は一度石を吐き終えると、すぐさま次のゆっくりと交代する。 このとき実は石のバリケードの上から攻撃できるように、まりさやみょんなどの比較的頑丈な種類のゆっくりが踏み台になる。 そうして他のゆっくりが攻撃している間に石を補充する。 これにより断続的な攻撃が可能になった。 また、運よくバリケードまで近づくめーりんも居るが、それでもこのバリケードを突破する事はできなかった。 このめーりん。負傷覚悟でバリケードに突撃しようとしたのだが、それも失敗に終わった。 なにせ相手は石の壁。しかも裏では複数のゆっくりが壁を押さえつけているのだ。スィー体当たりでも突破する事はかなわなかった。 そうしてドンドンとスィーからめーりん達を落とすゆっくり達。打ちどころがよくて生きてる者も結構いたのだが、 そのたびに止めの一撃をお見舞いしてやった。 若いめーりんはこの状況が理解できなかった。何故自分たちが愚鈍なゆっくりに後れを取っているのか。 すかさずリーダーの命令を仰ごうと、リーダーの元へ移動しようとした瞬間、リーダーの帽子が飛んだ。 「JAOOOON!!!!!!!!! JAN! JAOOON!!!!!!!!!」 他のゆっくりが自分の指示を仰ごうとした。とりあえず無傷のめーりん達を連れて一旦下がろう。 洞窟の奥ならば奴らの砲撃も来ないだろう。しかしそれは最も愚かな手だった。 なにせ食糧も何もない状態で持久戦を挑んだのだ。その結果がどうなるかなど、あえて言う必要もないだろう。 2日後、そこには衰弱しためーりん達が居た。もう自分たちが戦えないことがわかっているめーりん達は 自決しようと決意した。若いめーりん以外のめーりんはスィーから降りると、若いめーりんの前に並んだ。 このまま轢いて貰うためだ。そして若いめーりんはその後、あのゆっくり達へ突っ込むつもりだ。 例え勝てぬ戦いでも引くわけにはいかない。逃走は誇りが断じて許されない。 「JAOOOOOOOOOOOOOOOOOOON!!!!!!!!!!!」 そうして一人のめーりんを残し全員が死んでいった。 後は自分が突撃するだけだ。敬愛する女神に祈っためーりんは全速力で入口へ向かう。 せめて一糸報いようと。その願いが叶わぬ事を知らずに。 めーりんが気がつくと、周りには愚鈍なゆっくり達が居た。そして自分が半分ほど地面に埋まっている事に気づいた。 かろうじて眼だけは埋まっていなかった。しかし振り向く事もできずにただただ、前を見るだけしかできなかった。 「あのめーりんがうわさのきばめーりんたちだね! おお、ぶざまぶざま!」 「ゆっくりしないめーりんはゆっくりしんでね! いますぐしんでね!」 「めーりんのぼうしなんていらないね! まりさがゆっくりすててくるよ!」 「むきゅん! さすがはわたしのこどもね!」 どうやら複数の仲間が同じ様な状態らしい。しかしこの光景・・・忘れる訳もない。 あの子供の頃と同じ光景だ。 「いまからどすがしゃべるわ! とかいはなみんなはゆっくりしずかにしてね!」 その声と共に、ドスの後ろ姿が急に現れた。 「ゆゆ! みんな! おつかれさま! むれをこえてのきょうりょくのおかげで、ゆっくりできないくずめーりんどもを ゆっくりさせることができたよ! みんなありがとう!」 「ゆーーーーー!!!」などと言う喧しい声が聞こえる。 「このめーりんたちはおろかなめーりんとして、ここにうめることにしたよ! みんなでゆっくりのなんたるかをおしえてあげてね! それからこんどおにーさんたちがきたら、みんなでおれいをしようね!」 「むきゅん! それではかいさんするわ! みんなゆっくりしていってね!!!」 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 まず最初に行われたのは、言葉による攻撃だった。 「すぃーにのったからってどすにかてるとおもったの? ばかなの? しぬの?」 「なにもまもれないんだねー。わかるよー。」 「れいむたちをおそうなんてばかなめーりんだね! ゆっくりしないなんでゆっくりのかざかみにもおけないよ!」 「おびゃきゃなめーりんはゆっくちちね! ゆっくちちね!」 子ゆっくりがポヨンポヨンよめーりんの頭に体当たりをしてくる。 「ゆゆ! だめだよおちびちゃん! めーりんにさわったらゆっくりできなくなるよ!」 今すぐ死にたかった。こんな饅頭どもに上から目線で何かを言われるなど、自ら死んだ方が何億倍ましな事か。 しかし動くこともできない自分にそれは無理だった。 ある程度ゆっくり達が消えると今度は残ったゆっくり達が攻撃を仕掛けてきた。わざわざみんなが居なくなるまで待っていた 連中である。やり口は口だけで済む訳がなかった。 「ゆゆ! じね! じね! ゆっくじじね!」 「ゆっへへ・・・めーりんごときがまりささまにさからうなんておろかなんだぜ!」 抵抗できないめーりんへの攻撃。噛み付きや目潰しが何度も何度も行われた。 ただただ殴られ続けるめーりん。そして 「ゆぅ・・・・・すっきりー!」 残ったゆっくり達はめーりんに向って"ちーちー"をすると、すっきりした顔で帰って行った。 もうめーりんの頭の中は狂い始めていた。ただただ相手を呪い殺すような目で睨み続ける。 殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すす殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す 殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す「とかいはなありすがゆっくりのごくいをおしえてあげるわあああああ!!!」 思考の中に変な声が混じった。前には誰もいない。居るとしたら後ろだ。 「とかいはのありすはすっきりしたいのよね・・・・しょうがいないからめーりんですっきりしてあげるわ」 そういうやいなや、気持ち悪い舌の感触がめーりんを襲った。 「ベロベロしてあげるわあああああああああ!!!!! めーりんったらいがいときもちいいのねえええええええええ!!!!」 激しい嫌悪感が湧きあがる。しかしありすは止まらない。 「すりすりしてあげるわああああああああ!!!!!! ありずのごをうんでねええええええええええええ!!!!!!」 湧きあがる何か。めーりんは認めたくなかったし、認めるつもりもなかった。 こんな相手にすっきりなど。しかし体はどうしようもなかった。 「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!! すっきりいいいいいいいいいいいい!!!!」 ありすと同時にすっきりしためーりん。その頭からはすぐに蔦が生えてきた。 「ゆゆ~♪ すっきりできたわー! でもめーりんとのこどもなんてとかいはじゃないから、いらないわね~♪」 そういってどこかへいってしまった。あれがゆっくりなのだ。自分の快楽さえ達成できれば、子供ですら見捨てる。 こんな物たちと同じ種族である自分を呪った。死にたかった。誰か殺してほしい。 早く早く! 早く! 早く早く早く早く早く!!!!! 誰か殺してくれ! 誰か! 誰か! ゆっくりなどしたくない! 名誉ある死を! 誰か! 加工所勤めの男が一人、国が所有する森へ入っていった。加工所は公的機関が運営している そのためいくつか国の所有地を使えるのだ。この森もその一つ。ゆっくりの知能を調べるための森だ。 ここに住んでいるのは知能を大幅に上げたゆっくり達だ。野生とは比較になるまい。 しばらく森を歩くと、ドスに出会った。どうやら狩りの帰りらしい。帽子の中にはたくさんのキノコや葉っぱが入っていた。 「どうだいめーりんたちは? だいじょうぶだったかい?」 「あんなめーりんたちなんてよゆうだったよ! でもどすがいないむれは、おにーさんのさくせんがなかったらあぶなかったよ! ありがとうおにーさん!」 「ありがとうおにーさん!」 「照れるなあ~。そんな大した事はしてないのに。」 ドスの群れへ来た。みながこちらに向かってくる。お礼をいったり、すりすりしたりと様々だ。 辺りを見回すと、一部色の違う地面があった。アレはゆっくり達の隠れ家である。 あれほどわざとらしく隠しておけば、めーりん達は落とし穴か何かだと思って通り過ぎるだろうと思ってたが どうやら成功したらしい。これが普通のゆっくりならば意気揚々と隠れ家へと近づいただろう。なまじ強いばっかりに 裏をかかれたのだ。 「ゆゆ? おにーさん! それはびでおだね! なにかうつってるの?」 ドスが持っていたビデオカメラに興味を示した。 「見てみるかい? めーりんたちがうつっているよ。」 そこに映っているのは、何周も何周も同じコースを走らされているめーりんの姿だった。体力やスィーの耐久力を調べていた時の映像だ。 このあと、疲れ果てためーりんは運転を誤り事故死した。 「ゆゆ! このめーりんはほんとうにゆっくりできないね! こっちのめーりんはゆっくりできてるのにね!」 ドスが得意げに指した方向を見た。埋まっている6体のめーりん。その頭には蔦が生えている。妊娠したのだろう。 しかし母体はもうすでに死んでいるようだ。蔦の子供も黒ずんでいる。 「一体貰っていいかな?」 「ゆ? もちろんだよ! すきなだけもらっていってね!」 「ゆゆ・・・でもまりさがちーちーしちゃったんだぜ。たべるのはおすすめしないんだぜ。」 別に食べるつもりはない。そして食べる訳でもないのに動物のちーちーを気にするなら生物を扱う仕事などやっていない。 俺は一体のめーりんを掘り出した。その顔は恨みだけで出来ていた。 見る物全てを呪い殺すような眼だった。 しかしつまらない。 こんな眼は今まで何度も何度も、それこそ飽きるほど見てきた。種類に関係なく、周りを恨みながら死んでいったゆっくりは皆このような眼をしていた。 進化した新種ならもしやと思ったが、これもゆっくりだったという事だ。 まあこの状況で恨むなと言う方が無理な話だが。 そこいらにめーりんを捨てて俺は戻ることにした。 これでめーりん撃退のテンプレは完成した。洞窟を持たない群れもいるが、まあ落とし穴と投石を応用すればどうにでもなる。 あのめーりん達は暴れ過ぎた。ゆっくりの数を極端に減らすほどだ。バランスは常に一定に保たれるべきなのだ。 この対処法を野生のゆっくり達の間で布教すれば、被害は減るだろう。意外とゆっくり間でのコミュニケーションの輪は広い。 でなければ、まだ数か所にしか加工所がなかった時代に、全国各地で加工所が恐れられることはないだろう。 そのあたりは割と謎なのだが。まあ今は関係ない。 まあ頭の悪い個体は死ぬかもしれないが人が駆除に出るよりはよっぽど安上がりだ。 それに飼いゆっくりにまで手を出したのは愚行と言うほかなかった。人間と友好的に付き合うならその辺りも考えるべきである。 そうしてトボトボと加工所へと戻った。これからまた実験だ。もっと難易度を落としたマニュアルを作成できないか考えよう。 俺は帰宅して居間でゆっくりしようとすると、目の前にコーヒーを飲んでいるまりさがいた。 「きょうはゆっくりのごくいをおにーさんにおしえてあげるね! ゆっくりきいてね!」 れいむはというと、先日買ってやったスィーに乗っていた。 「すいすいうごくよ! すごくゆっくりしたのりものだよ!」 どっちだよ。まあいいや。とりあえずまりさのぼうしをとって、中にコーヒーを注ぎ込む。 そしてそのまままりさに被せた。 「ゆびぎゃあ!!!! おべべがあづくでばえがびえない! おにーざんだづけでええええええ!!!!」 俺は移動中のれいむの前に足を出しながら、テレビのスイッチを付けた。 「ゆぎゃあ!」っとれいむは吹っ飛び、そのまま置いてあった猫の手に刺さった。ほっぺが痛そうだ。 「いぎゃいよおにーざん! とびだしなんてしないでね! ゆっくじあやばっでね!」 このれいむは意外と我慢強い。まりさは逆に泣き虫だ。そこが二人とも可愛い。 「おお、今日のニュースは・・・何ぃ! 早苗ちゃんが引退宣言! なんで!? アルバム出したばっかじゃん!」 大好きなアイドルの引退にショックを隠せないまま俺は寝ることにした。また明日も三人で グダグダな毎日を過ごすのだろう。 【あとがき】 作中で名前の出ている人物は、どこぞの風祝と一切関係ありません。 by バスケの人 このSSに感想を付ける
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虐待というより駆除? 「まりさ!ゆっくりがんばってね!!!」 「ゆっ!」 新婚のゆっくりれいむは、頬擦りをして番のゆっくりまりさを巣から送り出す。れいむの頭には蔓が伸びている。そこから5匹の木の実のようなものが伸びている。このまま順調に行けば、明日には出産だ。 妊娠中のれいむのためにも、赤ちゃんのためにも、いつもより多く餌を取らなければならない。まりさは張り切っていた。 虫や比較的美味しい草などを帽子に詰め、まりさは行進する。すると見慣れないものを見かけた。普段のルートから少しはずれた結果、美味しいものにありつけたのだ。 「ゆっ…これはりんごさんのきだよ!りんごさんはゆっくりできるくだものだよ!」 まりさはそういいながら、林檎の木の周りをうろつく。 まりさに違わず、ゆっくりは林檎が大好きな傾向にある。野生の林檎の木は人間からすればかなり不味いが、ゆっくりからすれば貴重な甘味なのだ。 林檎は残念だが2つしか落ちていなかった。しかし木には、いくつかの林檎がなっている。今日の分はこれで確保できそうだ。まりさはひとまず、落ちていた2つの林檎を帽子にいれた。 「れいむはよろこぶよ!…りんごのきさん、りんごをゆっくりおとしてね!」 まりさは跳ねながら頼むが、無論落ちてくるわけがない。無知なゆっくりでもそれくらいは知っている。 「ゆ…そうだ!」 まりさはあることを思いついた。 遠くにいるドスまりさという個体は、木に体当たりをすることでそこから木の実を落としていたというではないか。自分の体は小さいが、何度も繰り返せば落とせるかもしれない。 まりさは名案とばかりに木に体当たりを始めた。しかし饅頭の体では、体当たり一回が体に大きなダメージとしてのしかかる。 「ゆびっ…ゆびゃっ…まりさはがんばるよ…れいむのためだよ…!」 そのまりさのひたむきな思いが通じたのか、ドサッという音を立て、赤くなりかけたりんごが1つ落ちてきた。まりさはすかさずそれを舌で掬い取り、帽子の中に入れる。 「あと2つ…がんばるよ!まっててねれいむ!」 再び体当たりを始めるまりさ。そのひたむきさには、普通の人間ですら心打たれるものがある。このゆっくりは、自分ではなく伴侶のためにがんばっているのだ。 「ゆべっ…ゆべっ…」 虐待お兄さんでもない限り、この姿を見れば感動することだろう。ゆっくりんピースが見れば、これを撮影してドキュメンタリーでも作りそうな勢いである。 「ゆひぃ…!」 餡子を吐きそうになるが、それでも体当たりを続ける。そして、再びまりさの近くで何かが落ちたようなドサッという音が聞こえてきた。 「ゆっ!りんごさん!」 その音が聞こえた方向へぴょんぴょんと跳ねていくまりさ。しかしそこにあったものは、 「ブゥゥゥゥゥゥゥン…!」 「ゆぅ!?」 スズメバチの巣であった。実はこの林檎の木には、スズメバチが巣を作っていたのである。 「は、はちさんだよ!」 スズメバチはまりさを見るなり、猛烈な速度で襲い掛かってきた。巣の中のスズメバチが一斉攻撃する形である。これをされると、人間はもちろん妖怪ですら死にかねないのだ。 「ゆぎゃあああああああああ!!!いだいいいいいいいい!!!ごめんなざいいいいい!!!おぎゃあじゃあああああああんん!!れいぶうううううう!!!」 まりさはいそいで巣に帰る。巣に戻って急いで蓋をすれば、蜂は入ってこない。そう考えた。 痛みにのた打ち回りながらも、まりさは気力を振り絞ってなんとか巣にもどる。 「れいぶううう!!!ゆっぐりどびらをじめでねぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆっ?おかえりまりさ!」 まりさは泣き叫びながられいむに懇願するが、ゆっくりの餡子脳の処理速度や、番が妊娠中であることから、その願いは通じることはなかった。 巣の中に、五十匹近くのスズメバチが入り、新たな獲物のれいむと、その頭から伸びたツルの先にいる赤ん坊を指し始める。 「ゆぴっ」 「ゆぴゃ」 赤ゆっくりは刺された瞬間、白目をむいて絶命した。 「れ、れいぶのごおおおおお!!!あがっ!!!じゃんがっ!!!まりざああああなんでごんなのづれでぎだのおおおおお!!!!」 「ごべんなざいいいいい!!!」 れいむとまりさも、蜂の襲撃にのた打ち回る。まりさは善良な個体であったが、れいむは…まぁ下衆の家庭だったのだろう。恨み言を叫んでまりさを罵倒していた。 最初の1個でやめておけば、このひたむきなまりさは蜂に襲われずに済んだのであろうに。 ちなみにその林檎は、蜂の襲撃後、傷だらけになってしまったれいむにすべて食べさせた。 まりさは痛む体を引きずり、なんとか餌も探した。自身も命が危ないほど傷だらけだったにも関わらず、まりさはれいむを看病したのである。ゆっくりんピースが見れば本当にドキュメンタリーを作りかねない。 しかしそんな罪滅ぼしが、自分勝手な下衆れいむに通じるはずもない。完全回復したれいむは、これまでの恨みとばかりに伴侶だったまりさを体当たりでつぶし、新たな伴侶を求めて旅立っていった。 もちろん、蜂のせいで顔がボコボコになったれいむなど、誰も相手にしない。自分を最も愛してくれるゆっくりをその手で殺したれいむは、その落とし前を自分でつける羽目になったのだった。よかったね、れいむ。 おまけ 「ゆっへっへ…このまりささまがりんごをたべてあげるんだぜ!かんしゃするんだぜ!」 1匹の尊大な態度のまりさが、蜂の巣の落ちていた林檎の木に体当たりをする。この手の態度を取るまりさは、100%下衆である。 林檎はあっさりと落ちてきた。下衆まりさの頭上に、ずっしりとした重みを伴って。 「ゆびべっ」 下衆まりさの頭に林檎が直撃する。普通のゆっくりなら即死だったが、まりさ種は帽子のおかげで、頭上からの敵に多少強い。下衆まりさは体当たりによる喧嘩やいじめを繰り返してきていたため、頭の皮が多少固くなっていた。 しかし、当たり所が悪かった。 「…ゆ?…め、めが!!!まりさのぷりちぃなおめめがみえないんだぜぇぇぇぇぇ!!?」 目の真上に落ちてきた林檎は、柔らかい皮を突き破り、まりさの目を器用に抉り出した。まぁようはビーダマンからビー玉が発射されるような感じで、目が発射されたのだ。 そして運の悪いことに、その目の先には、 「ゆぴょ」 ある家族が外に遊びに出していた、不幸な赤ちゃんまりさがいた。凄まじい速度で襲い掛かった謎の外敵になす術もなく、赤まりさは潰れてその命を全うした。 「ゆ?どうしたのあか…れいぶのあがじゃんがああああああ!!!」 「おねえじゃああああああんん!!!」 近くにいた家族が大騒ぎし始める。その赤まりさの母親であったれいむは、すぐに危害を加えた者を発見した。 「…あのまりざだああああ!!!ごのげすまりざめぇぇぇぇぇ!!!」 「おねえじゃんをがえぜぇぇぇぇぇえ!!!」 「ゆっぐりじねぇえぇぇ!!!」 「ゆびっ、ゆびゃっ…ま、まりざがなにをじだっでいうんだぜぇぇぇぇ!?」 「とぼけるなあぁぁぁぁぁ!!!よぐも、よぐもれいぶのあがじゃんをおおおおおお!!」 「ゆびゃあぁ!」 そして、その赤まりさの家族に袋叩きにあって死亡した。 「もっど…ゆっぐりじだがっだよ…」 下衆まりさが死んだことを確認し、母れいむは子供を止めて一息つく。するとれいむの目の前に、ゆっくりできるもの…林檎が落ちているのが目に入った。 「ゆ、りんごさんだ!あかちゃん、これはりんごさんっていってとってもゆっくりできるたべものだよ!おかあさんがたべさせてあげるから、ゆっくりくちをひらいてね!」 先ほど死んだ自分の愛しの我が子と、そして下衆まりさのことなど既に餡子脳の中にはない。この切り替えの早さと異常なまでの繁殖力が、ゆっくりを増やした原因ではないかと言われている。 「ゆーん!かわいいれいむからたべしゃせちぇにぇ!!」 「ゆっ!?ま、まりさのほうがかわいいよ!!」 「よくばるこにはあげないよ!」 「ま、まりさはやっぱりかわいくないよ!!」 そんなやり取りをしながら、母れいむは林檎を噛み砕こうとする。しかし… 「ゆぎぇ!?」 その林檎は予想外に堅かった。奥歯がベキン、という音を立てて折れてしまう。林檎というのは存外堅い。満足に熟していない林檎なら尚更だ。 「れ、れいぶのまいるどなはがあああああ!!!」 マイルドな歯、って何なんだろう。ともあれ母れいむはあまりの堅さに、奥歯を折ってしまった。その堅さを見越して前歯を使わなかったのが不幸中の幸いといったところか。 「お、おかーちゃぁーん!!」 赤れいむたちは、涙を流して痛がる母を心配して跳ね寄る。しかし1匹だけいた赤まりさは違った。 「おかーしゃんがひとりじめしようとしゅりゅかりゃじゃよ!!」 そう言って堅い林檎の方へと駆け寄っていく。さすがまりさ。なんという自分勝手短絡思考。おそらくこいつの片親は下衆まりさに違いない。 「まりしゃがたべりゅよ!」 「だべぇぇぇぇぇ!!!まりざあああああ!!!たべだらゆっぐりでぎなぐなっじゃうよおおおおお!!!」 「ひがんでるんだね!おおぶざまぶざま」 赤まりさはそう言いながら堅い林檎にかぶりつき、そして 「はひはほはははひひはははは!!!(まりざのぢゃあみぃなはがああああ!!!)」 歯をべきべきと折ってしまった。発達した母の歯で折れるのだから、子供の歯では折れて当然だ。 そしてゆっくりは、歯を咀嚼にしか使わない。肉食動物のように何度も生え変わることはないのである。しかも人間とも違い、生えた歯は既に永久歯なのである。その歯は飴細工のようなもので出来ており、お世辞にも堅いとはいえない。 「だがらいっだでじょおおおおお!!!」 「ほへははっはほはははふはひゅっひゅひひへへへ!!!(どめながっだおがあざんはゆっぐりじねえええ!!!)」 止めたにも関わらず、母に責任転嫁をして体当たりを始める下衆赤まりさ。…こりゃまともな親になれないな。 残された赤れいむたちはその様子を、震えながら見守ることしかできなかった。 ちなみにその赤まりさは二度と食べ物を「むーしゃむーしゃ」できないし、そもそも言葉を上手く発音できない。 母れいむが何とか成体になるまで育てたものの、自分で狩りすら出来ない成体と番になろうとするゆっくりなど誰もいなかった。めでたしめでたし。 おまけ2 数日後。残った1つの林檎の下で遊んでいた子れいむと子まりさがいた。このれいむとまりさは友人同士だった。そのまま成長すればやがて番となり、鬱陶しい子供を大量に増産することだろう。 唯一の利点とすれば、このまりさは育ちがよい、つまり下衆まりさではなかったということだろうが。 「ゆっくりおいかけきてね!」 「まりさ、ゆっくりまってね!」 まりさとれいむはぴょんぴょんと跳ねながら追いかけっこをしている。そのれいむの頭上に、 「まりじゃっ」 林檎が落ちてきた。 「…れいむ?かくれてないででてきてね…ゆっ!?」 林檎の下にあるのは、大好きだったれいむのりぼん。そしてその下に、餡子と皮が広がっている。 「ゆうううううううう!? 「どうぞくごろしだー!!!このまりさはどうぞくごろしだよー!!!」 しかもその様を、別のまりさに見られてしまった。まりさはすぐさま仲間に報告する。仲間は怒り心頭で、罪のないまりさに襲い掛かった。 「どうぞくごろしをするようなやつはゆっくりできないからしね!」 「ゆびっ!?ゆびゃっ…もっど…ゆっぐりじだがっだよぉ…」 「おおぶざまぶざま」 報告したまりさがニヤニヤとほくそえんでいる様を見ながら、まりさは死んでいった。 報告まりさは、善良なまりさが大嫌いだった。優等生面をいつか捻り潰してやりたかった。 報告まりさは「ゆっくりしたけっかがこれだよ!!!」と言って、そのまま巣に戻ろうとしたが… 「ゆっへっへ、あのまりさにてんばつがくぢゃっ」 ちょうど落ちてきた毬栗に当たって、その目を潰してしまったとさ。ざまぁ。 「ざまぁじゃないよおおおおおおお!!!」 まぁ目が潰れたゆっくりの末路など、知れたものですがね。 ゆっくりはよく体当たりをしかけるが、人間が痛くも痒くもない体当たりで何をするのだろうか。そう思って考えてみた結果、木の実を落とす際に使うのではないかと思った。そこから構想を練った。構想3分。 …しかし本当にこれ以外に何に使うんだろうね。 あと飴細工の歯(人によっては歯のない設定の人もいる)で木の実って…ホント贅沢だよな。死ねばいいのに。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/775.html
・この話には愛でられるゆっくりが多数出ます、嫌いな方は読まないほうがいいかも ・基本的に出てくるのは胴付きゆっくりばかりです。話し方も漢字を遣うので違和感を感じる方を読まないほうがいいかも ・これを書いたのはHENTAIあきです!一番重要なのでご注意ください ・毎度のことですが作者に都合の良い独自設定があります ・某ゲームのパロディした部分があります ・それでもいいというひとはゆっくりよんでいってね!!! 心がピュアな者しか入店することが出来ないというゆっくりクラブ。 そこには可愛らしい胴付きゆっくりが従業員として働いており、疲れた体と心を癒してくれるという。 ゆっくりと一緒にお喋りをしたり、食事をしたり、運が良ければ個人的な付き合いもできるようになる。 一部の紳士だけに配布される入店の証であるゆっくりカード。憎たらしいでいぶが笑顔を浮かべているが、 この程度で怒るようでは入店などできない。店の中には少々プライドの高いゆっくりもいるのだ。 多少生意気な言動もあるので、でいぶごときに腹を立てているようでは入店など出来ない。 そんな店に今新たな紳士が入店することになる。 「いらっしゃいませ。ようこそゆっくりクラブへ!」 笑顔で挨拶をする妙艶な美女。自称齢2X(にじゅうちょめちょめ)とは思えないほどの美しさだ。 もちろんゆっくりではなく、この店を経営しているミスアラサワと呼ばれる謎の人物だ。 「本日も可愛らしいゆっくりと楽しい一時を過ごしてくださいね。」 そう言われて初入店となる青年を店の中へと案内する。 「あの、初めてなんですがどんなゆっくりがいるんですか?」 「そうですね、ほぼすべてのゆっくりがいますよ。れいむやまりさといった基本種の他にも、 希少種のゆうかやうどんげ、それに珍しいまちょりーやゆるさなえなんてのもいますけど。」 ここゆっくりクラブには世間では珍しい胴付きがいるだけでなく、希少種と呼ばれるゆっくりの胴付きもいる。 そのため多くのゆっくり愛好家やHENTAIお兄さんが入店を希望するが、店独自の基準があり中々許可は出ない。 「じゃあれいむをお願いできますか。」 「わかりました、ではここでお待ちください。すぐにれいむちゃんが来ますから。」 そうしてしばらく待っていると、腋がよく見える巫女服を着たれいむが青年の席へとやってきた。 「お客様いらっしゃいませ!今夜はゆっくりしていってね!」 サービスであるソフトドリンクを持ってれいむは青年の横に座ると、楽しそうに喋りだす。 「お客様はどうしてここに来たの?ゆっくりが好きならやっぱりお家でゆっくりを飼ってるの?」 「家ではゆっくりは飼えないんだよ。ゆっくりが好きで悩んでいたけど、昨日このゆっくりカードが届いたから来たんだ。」 そう言って世間話を続けていると、れいむが青年にある提案をした。 「お客様お腹は減らない?今なられいむが特別料理を作るよ!」 そういってれいむは店のメニューを青年に差し出す。ここでは従業員であるゆっくりが料理や飲み物を進めてくる。 大抵はありきたりな物だが、中には従業員手作り料理やここでしか食べられない料理もある。 「これは何だい?『れいむの手作りおにぎり』ってあるけど?」 「それはれいむがお客様の目の前で好きな具を入れておにぎりを握るの。」 れいむの説明を聞いてもただのおにぎりではないかと思う青年だが、値段もそこまで高くないので頼んでみることにした。 注文をするとウェイターでもあるまちょりーがご飯と具材を持ってくる。 「とりあえず梅干しでお願いできるかな。」 「梅干しだね、ゆっくり作るよ!」 そういってれいむは小さな手にご飯を握り真中に梅干しを乗せると、その上からまたご飯を乗せて形を整えた。 そしてある程度の形が出来ると、おにぎりを腋に押し付けてまた少しづつおにぎりを作っていく。 「はいどうぞ!れいむの特製おにぎりだよ!」 唖然とする青年にれいむは笑顔でおにぎりを手渡す。これがこのゆっくりクラブれいむ名物の『れいむの腋にぎり』だ。 ある時ゆーtubeで胴付きれいむがこのようにおにぎりを作っているのが話題となり、似たような商品が大量に出回った。 だが実際に腋で握っているのは人間であり、それに気づいた購入者がショック死したという都市伝説が生まれたため、 商品は回収されてしまい新商品が販売されることはなかった。 だがここゆっくりクラブでは目の前でれいむが握っているため、そういった心配はなく今では名物となりこのために 店にやってくる者もいるのだ。 「どうしたの?もしかして食べたくない?」 「いや食べるよ!?いただきます!?」 涙目のうえ悲しそうな声でれいむが言ってくるため、青年は覚悟を決めておにぎりにかじりつく。 「美味すぎる!?」 「そうでしょ!れいむのおにぎりはすごく美味しいんだよ!」 「うっめ!マジでうめえ!れいむちゃんこんどはおかかでお願い!」 味に魅了されてしまった青年はあっという間におにぎりを食べると、おかわりをれいむに頼む。 れいむのおにぎりを堪能した青年は満足して家に帰って行った。ここに新たな常連客で生まれることになった。 れいむがおにぎりを握っている時、隣の席では胴付きまりさが常連のお兄さんからプレゼントを貰っていた。 「本当にまりさにこれをくれるの!?」 「もちろんだ。前にまりさちゃんがこの本を欲しいって言ってたから、わざわざ買ってきたんだ。」 お兄さんが渡したのはまりさが尊敬する作家ゆっくり魅魔がデビューする前に書いた同人誌『あたしゃここにいるよ』だ。 離れ離れになった魅魔とまりさが、長い旅の末に再開するという感動物語でプレミアが付いており中々手に入れることが出来ないものだ。 「お兄さんありがとうなんだぜ!まりさ大事にするよ!」 「いやー、まりさちゃんにお兄さんって呼ばれるなんて俺は嬉しいよ。」 基本的にこのお店に来る者は皆お客様と呼ばれる。しかしある程度仲が良くなると、お兄さんと呼ばれるようになる。 ただ店に通い続けるだけでは多くのお客の一人だが、こうしてプレゼントをしたり一緒に食事を続けなければ従業員から 覚えてもらえるようにはならない。 「お兄さん、まりさはお兄さんにお礼がしたいよ!」 「そうだな、じゃあまりさの手作りデザートを注文しようかな。」 そう言ってお兄さんはデザート盛り合わせを注文する。席に持ってこられたのは様々なゆっくりであった。 「ゆ?ここはどこなの?」 「なんだかぴかぴかしてゆっくりできないんだぜ。」 「どこだかわからないよー!」 「むきゅ、このけんじゃにもわからないものがあるなんて・・・。」 自分たちがどのような目にあうなど分からずに、おろおろするゆっくり達。 「それじゃあいくんだぜ!まずはねーじねーじするんだぜ!」 「ゆぎゃあああああああああああ!」 「「「うわああああああああ!れいむうううううううううううう!」」」 そう言って一番近くにいたれいむを摘まみあげると、その体がちぎれない程度にねじり始めるまりさ。 苦痛を与えて甘みを増すだけでなく、皮が柔らかくなり食べやすくなるゆっくりの料理法だ。 「ぴこぴこさんをちぎっておめめに突っ込めば、れいむの海老の生け作り風の出来上がりなんだぜ!」 「さすがまりさちゃんだね、こんなに美味しいあまあまが出来るのはまりさちゃんぐらいだよ。」 美味そうに痙攣するれいむを口に放り込むと、お兄さんはまりさを褒める。 褒められて嬉しがるまりさは、こんどは震えているありすを掴む。 「はなしなさい、このいなかもの!」 「次はお兄さんが大好きなありすの極上すっきり死を作るよ!」 まりさがありすの体を揺すり、すっきりーしそうになるとやめるということを繰り返す。 ありすのぺにぺには膨れ上がり、今にも破裂しそうになるまでそれは続けられた。 「もうすっきりさせてえええええええ!」 「出来たんだぜお兄さん。はい、いつもみたいに食べてね。」 お兄さんがありすを受け取るとそのぺにぺにを口に加え、まりさはおもいっきりありすの体を揺すった。 「すっきりいいいいいいいいいいいいい!」 「うーん、この口からこぼれそうになるぐらい出てくるカスタードはいつ食べても美味いな!」 中身をすべて出しつくしてしわしわになったありすを皿に戻すと、お兄さんは満足した声をあげる。 すっきり出来ないむらむらで中身が甘くなり、寸止めされており抑制の利かなくなったありすのぺにぺにからは 中身がすべて出てしまう。手間がかかるがその分満足できる一品だ。 「まだまだたくさんあるんだぜ!こんどは何が食べたい、お兄さん?」 皿に載せられたゆっくり達は自分たちが食われることを理解し、体を震わせることしか出来なくなっていた。 ここは従業員がお客に呼ばれるまでいる待機部屋だ。ほとんどの従業員はお客に呼ばれて店にいるが、一匹だけ待機している者がいる。 「のうかりんちゃん、いつものお客さまよ。何だか今日は随分とそわそわしてるわ。」 声をかけられて慌ててお飾りである麦わら帽子をかぶるのうかりん。あまり人気がないため、 ほぼ一人のお客以外には呼ばれないのでこの店では不人気のゆっくりだ。 「いらっしゃいっぺお兄さん。いつもおらを呼んでくれてありがたいだぁ。」 そう挨拶をする相手は今年ゆっくりクラブに入店することが許可された若い男だ。 田舎から上京して大学に通う彼には、のうかりんの雰囲気と言葉はどこか故郷を思い出させてくれるため いつものうかりんばかりを指名している。 「こんばんわのうかりん、とりあえずいつものお漬物が食べたいな。」 「お兄さんも好きだなぁ、おらのお漬物を頼むのはお兄さんぐらいだっぺ。」 そう言いながらものうかりんは嬉しそうに自分で漬けたゆっくり漬けを用意する。 中々味は良いのだがのうかりんを指名しなければ注文できないため、あまり注文されることはない。 店の従業員の中にはお客に勧める者もいるのだが、いまいち注文はされない。 「やっぱりのうかりんのお漬物は美味しいな。お袋の味っていうのかな、本当に美味しいよ。」 「て、てれるっぺ!そんなに褒めたって何にもでないだぁ。」 赤くなるのうかりんを男は幸せそうに見つめる。しばらくお喋りを続けていると、男は真剣な顔でのうかりんを見る。 「実はねのうかりん、今日は大切な話があるんだよ。」 「何だっぺ一体?もしかしてもうおらに飽きちゃっただか!」 顔を青くしてお兄さんにすがりつくのうかりん。ここで男に飽きられてしまえば、もうのうかりんを指名するものはいない。 そうなれば役に立たないゆっくりとされて店を辞めさせられ、HENTAIお兄さんを相手にするいかがわしい店に売られてしまう。 「飽きるなんてとんでもない!俺はのうかりんが大好きだ!」 立ち上がり大きな声をあげてしまい、店中の注目を浴びてしまう男。恥ずかしそうに席に座ると咳払いをしてのうかりんに視線を合わす。 「俺はね、本当にのうかりんが好きなんだよ。だけどここに来なきゃのうかりんに会えないのが嫌なんだよ。」 そう言うと男はのうかりんに輝く金バッジを手渡す。 「お兄さん、これってもしかするっと・・・。」 「俺と一緒に暮らしてくれないかのうかりん?」 この店でゆっくりがいなくなるのは二つの理由がある。一つはのうかりんが心配した店を辞めさせられることだ。 そしてもう一つは常連となったお客の飼いゆっくりとなることだ。 だが常連なら誰でも飼いゆっくりとして従業員を買うことは出来ない。あくまで本人も了承して、店側が認めたときだけだ。 「駄目かな?」 「駄目なはずないっぺ!おらぁ、嬉しくて涙が止まらないだぁ・・・。」 嬉し泣きをするのうかりんの側に、経営者であるミスアラサワが近付く。 「おめでとうのうかりん。そしてお客様、どうかのうかりんを幸せにしてあげてくださいね。」 店にいるすべての人間、ゆっくりが立ち上がり男とのうかりんに拍手と祝福の言葉を送る。 「のうかりんおめでとう!」 「幸せになるんだぜ兄ちゃん!」 「飼いゆっくりなるなんて妬ましい・・・。でもおめでとう。」 「ぱるすぃにもいつか白馬の王子様が来るんだぜ!」 「「「ゆっくりしあわせになってね!!!」」」 そう言って男とのうかりんを抱えると大きく胴上げをし始める。嬉しそうなのうかりんの顔は実に綺麗であったという。 おまけ こちらグリフォン、ゆっくりランドに潜入した。 「聞こえるかグリフォン?」 「聞こえているぞ鬼意、この世の天国であるゆっくりランドに潜入することに成功した。」 「いくら招待されないからってまさか不法侵入するとはな・・・。」 「失礼なことを言うんじゃない。俺はちゃんと段ボールで正装してこの店に入った。」 「いや、立派な不法侵入だよ。それでめぼしいゆっくりは見つかったか。」 「よく分からないな。なんだか店中の者がお祝いをしていて愛しいゆっくりが見つからない。」 「さっさと見つかって捕まればいいんだぜ!そうしたらもう変なことはされないんだぜ!」 「馬鹿まりさ!大きな声で話すんじゃない!」 「むきゅ!今変な声がしたわ!」 「まずい見つかった。うわあああああああああああああああああ!」 「どうしたグリフォン!返事をしろ!グリフォオオオオオオオオオオオン!」 その後HENTAIお兄さんはまちょりーに見つかってしまい、その鍛え抜かれた筋肉から繰り出される 肉弾幕によってぼろぼろにされてゴミ捨て場の放置されている所を、無線で連絡していた友人に助け出された。 これに懲りたと思ったが、まちょりーというのもありだなとまた新たな属性を手に入れることになった。 後書き 前回ゆっくりの寿命であまり改行すると読みづらいという意見もあったので、今回は改行をあまりせずに書いてみました。 以前の書き方と比べてどちらが読みやすいですかね?誤字脱字は自分でなんとかなりますが、読みやすさは人それぞれですから。 こんなSS書いたけど、作者はドリームクラブはやったことないんだ・・・。でもアイマスの小鳥さんは好きだよ! 一部メニューで参考にしてしまった鼻毛スパンキンあきさん、お説教されたいあきさんすいません。 やっぱりHENTAIは書きやすいですね、餡コンペの方もいい加減考えないと。 餡サイクロペディアに自分の名前が出ることを夢見るHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール ふたば系ゆっくりいじめ 1159 ゆっくりの寿命
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設問1 星の寓意を実例3つ以上あげて説明しなさい。 投票ボーナス4 谷口&咲良 「本来はそのバランスを取り戻すための存在がいる。どこの世界にも、何もなくても、本来は人がいるその限り、 それは夜が暗ければ暗いほど、闇が深ければ深いほど、天に星が輝きだすそのように、にれの木の木陰から出て くるものだ。事実はどうあれ、さも当然というように」 電網適応アイドレス<Abandoned dog>(1) 「八神くん。覚えておいてくれたまえ。星を見るには、まず、夜が暗くなくては。世界は良く出来ている。 夜が暗いから心が暗く曇り、夜が暗いから、輝く星が現れる。我々の<ことわり>は、これとくらべてどれ だけ良い<ことわり>なのか」 電網適応アイドレス <Hello new world>(4) 「そして心が曇っている人間がいたら、澄んだ空や輝く星を見せなさい。我々は星ではない。だが星の話をする ことは出来る。それはあると、曇り空の下でも言うことが出来る」 上記三つの実例より、暗い時ほど光り輝くものとして引用される。 具体的には心の暗い時=絶望の逆。 結論:星は希望の寓意である。 ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ 設問2 瞳が青いの寓意を実例3つ以上あげて説明しなさい RtoG 第15回(後編) 伏せたブータの瞳から、青い光が漏れた。星が見えないこの夜に、星が戻って来る。 「それは夜が深ければ深いほど、闇が濃ければ濃いほどに、燦然と輝く空のともしび」 ブータは厳しい表情のまま、歩きながらつぶやくように謡う。 桜の樹の下の詐欺師の少女が、自分に言い聞かせるように謡っていたことを思い出す。 ブータは思い出を心に浮かべて闇を退けた。今、やらなければならないことと、 心からやりたいことが一致したのである。 年老いていたが、心はまだ、少女の傍にあった。 アザント討伐戦外伝 赤鮭・香川救出篇(2) 帽子から小さく見える薄目をあけて遠い未来を見るロボの瞳のその全体が青く青く輝き始めた。 その輝きは豪華絢爛なるものにして、それはロボが生まれる前からずっとそうであったように、 絶望の天敵として闊歩をはじめていた。 Aの魔法陣ルールブックp202 青く輝く瞳 1)リューンが味方する真なる勇者は体の中の海である瞳に、青い光が宿る。本来目に見えず、 力ももたないはずのリューンが、鼓動を持って顕在化した証拠である。 2)SDが感情などを抽出条件にしたというプレイヤーに対する意思表示。多くは、正義を体現した と判断するプレイヤーに対してSDができうる最大の助けとして行われる運用措置を言う。(略) 上記三つの実例より、青い瞳も夜の星を示しており、絶望の天敵=希望としてロボさんは描かれている。 また、勇者とはAの魔法陣ルールブックp202 より 「そこに血反吐を吐きながら全然得にならない人助けをするような詐欺師がいたとしよう。そいつは勇者じゃないのか?」 というような心意気を示す言葉ともあり、正義を体現したプレイヤーに運用される「Aの魔方陣」ルールブックから考える と瞳が青いとは。 結論:青く輝く瞳は、損得に関係なく、人の心に正しい行いをとること(その心意気)の寓意である。 ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ 設問3 にれの木の木陰の寓意を実例3つ以上あげて説明しなさい。 14日目(昼)39 エースゲーム(前編) SD:さて、是空さん 是空:はい。 SD:貴方が出てくるのはにれの木の陰からだ 14日目(昼)43 物語としての瀧川防衛戦 (戦闘詳報4) にれの木の木陰から続々と姿を現したのは真琴中隊の第4小隊、第5小隊、第6小隊の面々である。 5日目・夜 式神の城ルート3 Cコース 大絢爛舞踏祭/ウェブリブログ その声があるその限り、”妖精”は老いることも死ぬこともなく、現れるのだ。 どこからともなく、さも当然のように。にれの木の木陰から、アップライトの筐体の陰から。 それは来るのだ。それがルールだという風に。 投票ボーナス4 谷口&咲良 「本来はそのバランスを取り戻すための存在がいる。どこの世界にも、何もなくても、本来は人がいるその限り、 それは夜が暗ければ暗いほど、闇が深ければ深いほど、天に星が輝きだすそのように、にれの木の木陰から出て くるものだ。事実はどうあれ、さも当然というように」 上記の実例より、にれの木の木陰からよくよくプレーヤー達が現れている、それは、そこに誰かの危機があるから。 また、<それは夜が暗ければ暗いほど、闇が深ければ深いほど、天に星が輝きだすそのように、にれの木の木陰から出て くるものだ。>この部分にあるように、星が輝くのとにれの木の木陰から出てくるものというのは、同一の括りにある。 このことより、プレーヤー達はにれの木の木陰から現れ、希望を手にそこにある危機と戦うのだろう。 結論:にれの木の木陰は希望の登場の寓意をあらわす。 ー・-・-・-・-・-・-・-・-・--・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・- 設問4 投票ボーナス4 谷口&咲良に寓意があることを推定しなさい。 冒頭に<1999年12月20日より>とある。 ラブコメ投票のボーナスであった為、前回までは<恋愛百景>であったはずが、投票ボーナス4 谷口&咲良では このサブタイトルが消えている。 内容で見ると、空先生だと描写があるが、あえて猫に見せており、猫の口から語らせる描写になっている、これは 猫に語らせることに意味があるように見える、話の進行上では猫である必然性は感じられない。 そもそも、ラブコメ投票のボーナスにしては、内容が暗鬱としすぎているように感じられる。 以上を持って、この小説は寓意小説であると考えます。 ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ 設問5 投票ボーナス4 谷口&咲良の寓意はなにか。 ステージ2 イベント23 にゃんにゃん共和国宝くじ ”当たったら、なにを、かおうっかな” ”貯金させます” 咲良猫と谷口犬のデートの模様 91107002 上記の引用より、咲良は猫、谷口は犬であると考える。 これを踏まえ、もう一度<投票ボーナス4 谷口&咲良>を読んでみると、落ち込む犬を励ます猫の図式になる。 現在の電網適応アイドレスの世界情勢をここで考える。(というか、考えざるをえない・・・) 粛清の嵐吹き荒れるわんわん帝国、戦勝により他世界技術等の報酬を得たにゃんにゃん共和国。 本文中の ”失われたもの、取り返すべき物” ”人の過ちは、人が返す” ”人の悪が生んだ災いは人の善がこれを収める” ”人のあさましさの償いは、人の叡智が行うだろう” このくだりは、現在のわんわん帝国の道しるべ的な文章に感じられ、また、にゃんにゃん共和国への問いかけにも見える。 さらに、 「往々にして、いや、ほとんどの場合、取り返すのは過ちを犯した本人ではない。全然関係のない人間の方が、 ずっと多い。……それでもましなのだ。咲良。人間以外の物に、返させようとするよりは。人の過ちは人が帰すべきだ。 誰かのせいだと言い続けるその限り、失われたものが取り戻されることはない」 このくだりでは、過ちは取り返すべきであり、取り返せるものだと書かれており、奮起を期待する文章に見える。 そして、お話は咲良を抱きしめる谷口の描写で終了している。 上記の考察より、 結論:投票ボーナス4 谷口&咲良の寓意とは今後の電網適応アイドレスを進める上での指針であり、わんわん帝国、にゃんにゃん共和国の協力体制の必要性をあらわしているものと思います。 (さらに言うと、マスターからの激励文にも感じられる。)
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前 ラオめーりん3 河の上のゆっくり 「じゃおおお、じゃおじゃお、じゃおおおん」 「むきゅ、ゆっくりえーきとゆっくりこまちかもしれないわね」 翌日、ドスまりさがラオめーりんの元にやってきた まりさが見たゆっくりについて聞きに来た ゆっくりえーきとゆっくりこまち この二種は二匹で一緒にいることが多い 昼寝が好きなこまちに働きもののえーき 二匹は仲が良く番に別のゆっくりを選ぶのは珍しい 例に漏れず発見された二匹も仲良しだ 「じゃおおおん」 「こまちはかわでつかえるすぃーをもってるらしいのよ。きっとそのこまちはもってたのね」 通訳のぱちゅりーを通しての会話が進む ラオめーりんは昔、まだ普通のめーりんだった頃こまちと仲が良かった 二匹とも昼寝が大好きだった その後そのこまちは番となるえーきと一緒に別のゆっくりぷれいすを探しに行ってしまったのだ 「じゃあ、えーきとこまちは川下の群にいるの?」 川下、方角で言えば西に当たる 西には別のゆっくりが群を作っており互いに餌場などが被らないようにするようにという決まりがある ただ、それ以外は特に何もなく時々隣の群へ番を探しにいくゆっくりもでる どちらの群のゆっくりもとてもゆっくりしており何より群の掟を守るので時々お見合いなどもあるほどだ 「かわのむこうのむれはちょっとかわってるのよ」 西の群は長を持たない その代わりに人間で言う議会制を取っている 年輩のゆっくりたちが話し合って群の方向性を決めている 若いゆっくり達は年輩ゆっくりから知識を授かりいずれ群を継いでいくのだ ぱちゅりーはこれを変わっていると称したが一匹のカリスマ、ドス級の長を求めるゆっくりだからだ 「そんな群があるんだね!」 ちなみに、川はラオめーりんの群を円を描くように流れており、最終的には西の群の近くまで続いている こまちとえーきは群に返る際にこれを利用したのだろう 「じゃおおお!」 「ゆ?」 一匹のめーりんがやってきた 「じゃおじゃお、じゃおおんじゃお!」 「じゃおおおん!」 ラオめーりんに何かを伝えると他の仲間の元へと駆けだしていくめーりん はてなマークを頭に浮かべるドスまりさだがラオめーりんは嬉しいのかニコニコしている ぱちゅりーも喜んでいるようだ 「ちょうどいいわ。ドスにもたちあってもらいましょう」 「ドスにもゆっくり説明してね」 「むきゅ、にしのむれのゆっくりとおみあいがあるのよ」 ゆっくりこまちが水上すぃー(名前募集中)でやってきたのだ 今度は少々大きめであり、こまちの他にも三匹が乗っている 一匹はゆっくりえーき。 西の群の年輩ゆっくりでお見合いの立会人として同行した もう1人は今回お見合いをするゆっくりれいむ そして、れいむの親のゆっくりみょん めーりんが群のゆっくり達を広場に集める そこにラオめーりんとドスまりさが加わり、客人として西のゆっくりが通される 「「「ゆっくりしていってね!」」」 「「「じゃおおん」」」 群のゆっくりが総出で挨拶をして迎える お見合いをするれいむが一歩前に出て自分が相手だと言うことを示す それを見て、一匹のめーりんが前に出る このめーりんがれいむのお見合い相手だ めーりんの後では親のさくやとめーりんが見つめている 「ゆっくりしていってね!」 「じゃおおおおん♪」 挨拶を交わした二人は互いにほっぺをすりすりする そして、めーりんがエスコートする形で群の周りをれいむに案内する 「ゆゆ?めーりんとれいむがいっちゃったよ?」 「むきゅ、ドス。おみあいなんだからふたりだけのじかんもひつようなのよ」 「じゃおおん」 群の周りを案内しながらめーりんが自分をれいむにアピールするのだ ここでれいむがめーりんのことを気に入れば二人は番となる 概ねのゆっくりは番となるのだが稀にどちらかのゆっくりに心に決めたゆっくりがいる場合がある 過去にゆっくりまりさが思い人であるぱちゅりーを忘れられずにいたこともあった その時はその心を汲んだ相手のありすがまりさとぱちゅりーを認めてめでたく番となった ありすはその優しさから別のゆっくりに見初められて幸せに過ごしている めーりんとれいむが二人きりの間互いの親ゆっくりが挨拶を交わしていた みょんは不慮の事故で番のれいむを無くし子どもを一人で育ててきた そのため、子どもであるれいむの幸せを願っている さくやとめーりんも親として同じくらいめーりんに愛情を注いでいる めーりんは両親の教えもあり群で一二を争うほど狩りが得意となったのだから その頃めーりんは得意の狩りでれいむにプレゼントをしていた 丁度可愛い花を見つけてれいむの髪に挿してあげたのだ 「じゃおおん♪」 「ゆゆ?ありがとうめーりん!」 頬を赤らめながらも嬉しげなれいむ それを見てめーりんも赤くなる 次に案内されたのは川辺である ここはやや川上に辺り直接河と接していない 人間からすればなんてことはないがゆっくりにすれば這い上がるのが難しい高さである 川辺でゆっくりする二匹 その前に一匹の蝶がひらひらと飛び回る 「きれいなちょうさんだね!れいむがとってあげるよ!」 「じゃお♪」 ゆっくりに雌雄の区別はないためどちらも互いに対して良いところを見せようとする 今度は先ほどのお返しにとれいむが蝶々を捕ろうとした 「ちょうちょさん、ゆっくりまってね!」 「じゃお…」 しかし、運の悪いことにこの蝶はれいむがギリギリ届くか届かないかの高さを飛んでいた そのためれいむは少々追いかけることになる 蝶に目を取られ前が見ていないれいむ 徐々に河へと近づいてしまう 「じゃお!」 「れいむはだいじょうぶだよ!ゆっくりまってね!」 心配しためーりんが声を掛けるがれいむはそのまま蝶を追いかける そして一際多くジャンプしたとき 「ゆゆ!つかまえたよ!」 「じゃおおおおおおん!!」 蝶を咥えたれいむ。しかし、その先には河が待ち受けていた 夢中になっていたれいむは川岸でジャンプしていたのだった ゆっくりにとって河で溺れるのはとても危険なこと ゆっくりと溶けてしまうのだ 「ゆううう!でいぶおぼでぢゃうよぉぉぉぉ!!」 「じゃおおおおん!!」 悲鳴を上げるれいむ。 対するめーりんはどうにかならないかと周りを見渡すが何もない 「じゃお…!」 スウッと息を吐き出す めーりんは覚悟を決めた 「じゃお!」 自分も飛び込みれいむを助けに行ったのだ 「めぇぇりぃぃん!めーりんまでおぼでぢゃうよぉぉ!!」 「じゃあああ!!」 自分のことを省みずれいむを助けに行くめーりん どうにかしてれいむを岸まで上げようとするが上手くいかない 二人は寄り添うように水面に浮かんでいる めーりんが自分の上にれいむを乗せようとするも脚に力を入れても水をかくばかり 「ぞんなこどじだらめぇりんがじんじゃうよぉ!」 「じゃお…じゃお…!」 めーりんは必死にれいむを助けようとする れいむはめーりんのことを思い止めるように言うがめーりんは何度もれいむを岸に戻そうとする 「じゃお!れいむはめーりんがまもる…!」 「ゆぶ!?」 ここまで鳴き声しか出さなかっためーりんが言葉を喋ったことに驚くれいむ そしてめーりんは最後の力を振り絞りれいむを突き上げる 一寸の虫にも五分の魂 めーりんの思いが通じたのかれいむは岸の近くまで上げられる 咄嗟に食いつくれいむ。だが、そこで踏ん張るのが精一杯だ 「ゆぎいぃぃぃ!!!」 必死に這い上がろうと一層口に力を入れる だが、その気持ちを無にするようにれいむの食いついてる部分の土がはがれる れいむはもう駄目だと思った そうしてまた河へと落ちるはずだった 「ゆゆ?」 いつまで経っても河には落ちなかった そして何かにくるまれて宙に浮かんでいる 本来ならば「おそらをとんでるみたい~」となるのだがそうはならず れいむは恐る恐る閉じていた目蓋を開いた そこにはラオめーりんが、長い舌を伸ばして自分を掴んでいた ラオめーりんはそのままれいむを岸に戻すと次にめーりんを引き上げた 「じゃおおお…」 「めぇりんしっかりしでええ!!」 水に浸かり弱っためーりんに必死に声をかけるれいむ めーりんはれいむが助かったことに喜び自分のことよりもれいむを案じていた 「じゃお…れいむ…れいむ…」 「めーりん!」 めーりんは辛うじて生きていた そこにラオめーりんが舌を使いめーりんとれいむを頭の上に乗せると 全速力で群へと戻っていった ここまで巨大化したゆっくりはあまり早く走れない だがこのラオめーりんは仲間を思う一心でゆっくりにしては信じられないスピードで走っていた その後めーりんは群に戻り水を吸いやすい草や葉っぱで体の水分を抜き 栄養価のある食べ物を食べさられて回復した めーりんの側にお見合い相手であるれいむが付きっきりで看病した そうして翌日になりめーりんは起きあがれるようになった 「じゃおおお♪」 「ゆっくりよかったね!」 涙を浮かべ喜ぶれいむにめーりんは頬をすりすりとする めーりんはれいむを好きになっており結婚して欲しいと思っていた その気持ちは今も変わらず、こうして求愛している 「ゆ?!でもれいむのせいでめーりんはかわにおちちゃったんだよ?」 「じゃおお?じゃおおお!」 気負うれいむに気にすることはないというめーりん 逆に好きになった相手を助けるのは当然だとれいむに伝える 「ゆゆ!れいむもめーりんのことすきだよ!」 「じゃおお!めーりんもすきだよ!」 互いに頬を擦り付けあう二匹 そして最後には口づけを交わし、二人は番になった そのことを伝えに行こうとめーりんを看病していた巣からでると そこには群中のゆっくりが祝福に駆け付けていた 「おめでとうめーりん!れいむとゆっくりしあわせになってね!」 「みょん!おにあいだみょん!」 「むきゅう、あつあつのかっぷるね」 「わかるよーそうしそうあいだねー」 「よいぞ!」 気付けば皆から祝福の言葉を贈られて二人は頬を赤く染めていた ドスまりさとラオめーりんも祝福の言葉を贈り二人は皆が認める番となった 「れいむ、しあわせになるみょん!めーりんみたいなゆっくりならだいじょうぶみょん!」 母親であるみょんはめーりんの勇敢な行動に感謝し娘に相応しいゆっくりだと太鼓判を押す そしてめーりんの両親も危険を顧みずにれいむを助けためーりんを褒める 「じゃおおおん♪」 「けど、れいむがいるんだからあんまりあぶないことしたらゆるしませんからね」 めーりんの両親も祝福し、こうしてめーりんとれいむのお見合いは幕を閉じた その日は皆で二人の結婚を祝った ドスまりさはその光景を見て改めてすごいゆっくりプレイスだと感じていた 「ドスもラオめーりんに負けないくらいみんなをゆっくりさせるよ!」 「じゃお♪」 盛大な結婚式も終わり、西の群からやってきたえーきとこまちは水上スィーで帰ることになった 群の仲間にお見合いの成功を伝えるために れいむの母親であるみょんはラオめーりんの勧めにより群れに残ることとなった 「それじゃ、こまちたちはかえりますね」 「ゆくぞ!」 こまちが水上スィーを動かし河を下っていく 二人もれいむが幸せになりとても満足げな表情だ 「えーきさま!れいむ、とってもゆっくりしてましたね!」 「こまちもゆっくりしたいか?」 「ゆゆ?ぷろぽーずですか?」 「よいぞ♪」 この二人は仲良く河を下っていく そして群に戻ったときにこの二人は番となった by ラオめーりんの人 水上スィー名前募集中! 良いゴロが思いつきませんorz それよりもラオめーりんもどうなんでしょ… できたら声が聞きたいのですが 水上スィー、良い響きだ。 -- 名無しさん (2008-12-14 00 50 13) 水上スィーのままでよくないですか? -- 名無しさん (2008-12-14 11 30 01) このままで良いと思うな、用途が判りやすい -- 名無しさん (2008-12-14 13 20 14) 天狗のメモにあったリーダー達の集会ネタが見たいです。 -- 名無しさん (2008-12-27 10 32 09) 水上スィーっていいなあ -- 名無しさん (2009-07-26 13 44 09) えいこまは我が彼岸。 番にしてくれてありがとうございます。 -- 名無しさん (2010-07-31 02 40 48) 霊夢×美鈴とは珍しいね -- 名無しさん (2010-12-01 03 15 01) 水上スィーの名前は、流しびな -- 輝夜(仮名) (2012-09-20 21 20 21) 名前 コメント
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