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上条「初詣行かないか?」 神裂「私で…良ければ」① 戻る 次へ 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 13 39 53.87 ID 4SyRupAbO 一月二日。三ヶ日のど真ん中。 午後1時、上条当麻は神社にいた。 ある人と待ち合わせをしているのだ。 「うわー、やっぱ人多いなぁ。 やっぱみんなこういうイベントは好きなんだな」 見渡す限り人で溢れている。 学園都市は科学の街だ。 科学に関しては、外の世界より十年は進んでいると言われている。 しかしこんな時の為、神社もあるのだ。 初詣。上条の今日の目的だ。 「しかし、こんな人でごった返して、 ちゃんと落ち合えんのか」 上条がそんな事を心配していると、人波を掻き分けて約束の相手が現れた。 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 13 40 41.60 ID 4SyRupAbO 「お待たせして申し訳ありません、上条当麻」 深々と頭を下げているこの人物、 神裂火織が待ち合わせの相手だ。 イギリス清教ネセサリウスのメンバーであり、 天草式十字凄教の女教皇。 更には世界に二十人程しかいない聖人だ。 「……………」 ぼーっと神裂を見つめている上条に、 神裂が不安な顔をする。 「も、もしかして…お待たせしてしまって 怒っているのですか? 」 「え?いや違う違う!何でもねーから気にすんな!」 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 13 41 58.20 ID 4SyRupAbO 神裂は着物を着ていた。 薄い青を基調に、色とりどりの花があしらわれている。 髪もポニーテールではなく、きちんと頭の上で結わえてあった。 普段の神裂は、白いTシャツに、 片方が太ももの付け根まで破られたジーンズを履いている。 その姿で現れるとばかり思っていた上条は、 そのあまりに珍しく、美しい姿に見とれてしまったのだ。 「き、今日は着物なんだな」 「へ、変ですか?」 「変じゃない変じゃない!! むしろ良い!上条さんは良く似合っていると思います!!」 「そ、そうですか?少し恥ずかしいです」 そう言って口元に手を添える姿は、妙に色っぽく見えた。 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 13 43 05.87 ID r0wht7D90 神裂さんの着物姿とか妖艶ってレベルじゃねーぞ 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 13 44 49.83 ID 4SyRupAbO 美しい黒髪に清楚で凛とした立ち居振る舞い、 神裂は見事に着物を着こなしていた。 (インデックスならこうはいかないな…) 上条は容易に想像出来た。きっと七五三みたいになるだろう。 そのインデックスは、上条の担任、月詠小萌の家にいる。 おせちパーティーに参加中だ。 「初詣とおせち料理、どっちがいい?」 そう聞いた上条に、インデックスは即答したのだ。 「おせち」と。 「では行きましょうか」 神裂に促されて、二人は境内に向かう事にした。 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 13 46 07.31 ID 4SyRupAbO 「す、進まねー!!!」 上条と神裂は完全に人の波に飲まれていた。 少し気を抜けばはぐれてしまいそうだ。 「わざわざ一日は避けたのに!」 実は上条は知らなかった。この神社は駅からも近く、 出店もたくさん出ているので初詣の人気スポットなのだ。 境内に向かう人と出店で立ち止まる人で 境内までの通路は大渋滞だった。 「きゃっ!」 後ろから押された神裂は、 慣れない草履に踏ん張りが効かずよろめいた。 「あっ、あぶねー!」 上条は咄嗟に神裂の腕を取り、引き寄せた。 「す、すいません」 「大丈夫か?しかしこれじゃ 辿り着く前にはぐれちまいそうだな」 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 13 48 05.76 ID 4SyRupAbO 「ほら」 そう言うと上条は自分の左腕を差し出した。 「俺なんかの腕で悪ぃけど、 とりあえず掴まってた方がいいぞ」 「!!!」 「また転びそうになったら困るだろ? それにはぐれても面倒だしな」 上条は何か特別な意味があって言ったのではない。 自分を気遣ってくれているだけなんだ。 頭では分かっていても、神裂の心臓は一気に鼓動が早くなった。 「で、では…あの…失礼します」 そう言って神裂は、 上条の腕を自分の右手でしっかりと掴んだ。 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 13 52 00.33 ID 4SyRupAbO (こ、恋人みたいです!!) 上条の体温が右手から伝わってくる。 神裂は緊張で体がカチカチになっていた。 (て、手に汗が!大変です!) 「神裂?」 (ふぁぁ!!今ちょっと強く握っちゃいました!!) 「神裂ー?」 (かかか肩がっ!!今!肩が密着してしまっています!!) 「神裂さーん!」 「ひっ!ななな何ですか!?」 あまりの緊張に上条の呼び掛けなど気づかなかった。 聖人と言っても18歳の女の子なのだ。 「大丈夫か?もうすぐ順番回ってくるぞ」 」 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 13 53 09.08 ID avO2X9/vO あっダメだニヤニヤしちまう 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 13 56 34.87 ID 4SyRupAbO 気がつけばもう人混みの先頭まで来ていた。 名残惜しかったが、お詣りするには手を離さなくてはいけない。 「す、すいません!」 神裂は慌てて上条から手を離した。 賽銭箱にお金を入れ、二人は手を合わせ心の中で神様にお願いをする。 (今年は不幸が減りますように。 インデックスの食欲も減りますように) (み、みんなが…特に上条当麻が幸せになりますように!) 「さて、帰りに出店でも寄ってくか」 二人は人混みから少し離れた場所にある、 甘酒の出店へ立ち寄った。 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 13 58 39.91 ID 4SyRupAbO 出店の脇にある小さなベンチで待っていると、 両手に甘酒を持って上条が戻ってきた。 「ほら。たいしたもんじゃないけど、上条さんの奢りだ」 「ありがとうございます」 二人はベンチで甘酒をすすりながら、 行き交う人を眺める。 みんなとても幸せそうだ。 新しい年への希望で溢れている。 「神裂は何をお願いしたんだ?」 突然聞かれた神裂はむせそうになる。 「そっ、そんなの教えられません!」 「そっか。それもそーだな。 それよりお前顔真っ赤だぞ。大丈夫か?」 「こ、これは…甘酒です!甘酒に酔ったのです!」 自分でも情けない言い訳だと思ったが、 【あなたの幸せです】などと口が避けても言えなかった。 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 14 00 37.39 ID 4SyRupAbO 甘酒を飲み終わった二人は、 人混みを掻き分けてまた神社の入り口に戻ってきた。 行きの流れよりスムーズだった為、 上条と腕を組む機会がなかった。神裂はそれが少し寂しかったりする。 「その、今日はありがとうございました。」 「俺の方こそサンキューな。神裂と初詣来れて良かったよ。 着物姿も見れたし」 「な、何を言っているのです。からかうのはやめてください」 「でもやっぱ神裂を誘って良かったよ。 最初は一人で行くつもりだったしな」 「わ、私で良ければいつでも…」 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 14 03 09.61 ID 4SyRupAbO 「この後すぐイギリスに戻んなきゃいけねーんだろ? じゃあ気をつけてな」 「はい。では私はこれで失礼いたします」 そう言って神裂は遠ざかって行く。 途中振り返って小さく手を降っていた。 「さて、俺も帰るとしますか」 上条が歩き出そうとしたまさにその時だった。 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 14 04 19.94 ID 4SyRupAbO 「あっ!!アンタっ!」 「げっ!!!!御坂!!!!」 そこには学園都市第3位でレベル5の電撃使い、 御坂美琴がいた。 「"げっ!"て何よ、"げっ!"て!!」 「お前こんなとこで何してんだよ?」 「見て分かんない?初詣よ、は・つ・も・う・で!!」 「制服で?」 美琴は常盤台の制服姿だ。 着物を着た人ばかりの中では、 明らかに浮いていた。 「うっさいわね!校則なのよ!」 「…へー」 「ぐっ!!!聞いといて興味なさそうにしてんじゃないわよっ!!」 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 14 07 09.01 ID FKwlJ5l1O ここでビリビリの嫉妬を挟むとはわかってる 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 14 08 08.75 ID 4SyRupAbO 美琴の前髪からパチパチと電気が走る。 「お前も着物ぐらい着れば?せっかくの初詣なんだし」 「校則だっつってんでしょーがぁぁぁぁ!!!!!」 上条目掛けて電撃が飛んでくる。 しかし上条が右手で防ぐと、電撃は一瞬で消えてしまった。 「あっぶねー!!こんな人がたくさんいるとこで何考えてんだよ!!」 「アンタが私を怒らせるからでしょーが!!」 「カルシウムが足りないのか?よし!それなら上条さんが 牛乳をご馳走してあげよう!」 「だから…それが怒らせてんでしょーがぁぁぁ!」 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 14 15 22.53 ID 4SyRupAbO 「わ、悪かった!!上条さんは猛反省した!」 「はぁ~、もうどうでもいいわ…」 上条当麻に何度電撃を放っても全く効かない。 美琴はぐったりしていた。 「で、アンタ。アンタはここで何してたのよ?」 「初詣に決まってるだろ。 三ヶ日に神社と言えば他に何があるんですか御坂さん?」 「ぐっ!!!あんたも私に聞いたくせにっ」 美琴は電撃を放ちそうになるのを耐える。 「あ、あんた一人で来たの?」 「いや、知り合いとだけど」 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 14 37 03.85 ID 4SyRupAbO 「そ、そう。ちなみに……女の子?まさかとは思うけど」 「あのな~御坂。いくら上条さんでも 初詣に付き合ってくれる女の子くらいいますよ?」 「…っ!?」 美琴は胸のあたりが締め付けられる感覚がした。 もし美琴がもう少し恋愛に対して大人なら、 これが"嫉妬"だと分かっただろう。 「そ、そう。それは良かったわね…」 「な、何怒ってるんだよ!?」 「…別に怒ってなんかないわよ」 41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 14 51 58.48 ID 4SyRupAbO 「いや、上条さんには怒ってるように見えます」 「……怒ってない」 「いやいや、御坂さん! 頭からパチパチと音がっ!!」 「怒ってなぁぁぁぁい!!」 今日一番の電撃が上条を襲った。 「はぁ~、なんか当初の目的を忘れているわね…」 「そ、そうだな。一旦落ち着こう」 上条と美琴が一息ついた時だった。 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 15 06 26.22 ID 4SyRupAbO 「あら?あらあらあら?お姉さまではありませんのっ!!」 「く、黒子!?」 そこには美琴のルームメイト、白井黒子がいた。 「黒子、あんた何でこんなとこいんのよ?」 「ジャッジメントのお仕事ですの。 これだけ人が集まれば、トラブルも多くなりますから。 定期巡回してますの」 確かに黒子の左腕にはジャッジメントの腕章が付いていた。 「で、お姉さま。確か初詣はお一人で行くと黒子は聞きましたけど?」 黒子は上条を値踏みするように眺める。 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 15 10 16.70 ID jx1VQJIM0 神裂空気www 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 15 20 19.88 ID 4SyRupAbO 「へ~、そうですの… お姉さまは黒子に嘘を吐いてまでこの殿方と…」 「ち、違うわよ」 「あら?私の目を見てお答え頂けますか、お姉さま」 「ぐ、だから違うわよ!!」 「まぁいいですの。黒子は仕事がありますのでこれで失礼しますわ。 ときに上条さん、お姉さまに何かいかがわしい事をしたら …羨ま…ではなくて許しませんわよ」 そう言い残すと、黒子の姿は一瞬で消えてしまった。 これが黒子の能力、テレポートだ。 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 15 23 55.52 ID 4SyRupAbO 「な、なんだったんだ…」 完全に一人取り残された上条は、突然の嵐に巻き込まれた気分だった。 「じ、じゃあ俺は帰るから」 「………いよ」 「へ?」 「待ちなさいよ!黒子に二人で初詣行くって勘違いされたのよ!!」 「そ、それが何か?」 「これで行かなかったら…後で黒子に説明すんのが面倒でしょーがっ!!!」 「な、なんて理不尽な!!」 美琴は口実が出来て内心嬉しかったが、上条にとっては災難だった。 「ま、待て御坂!俺はもう…!」 「アンタの意見なんか聞いてないっ!ありがたく付き合いなさい!!」 「ちょ、俺もう初詣は…!」 「うっさい!!!!」 「ふ、不幸だぁぁぁぁ!!!」 こうして上条は、本日二度目の初詣をするハメになるのだった。 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 18 28 07.49 ID 4SyRupAbO 学園都市は現在お正月である。 午後1時、上条当麻は補習も全て消化し、 お正月は家でのんびりと過ごしていた。はずだった。 「なのに…ここはどこだぁぁぁ!!!」 時は遡る事3時間程前。 上条当麻はお正月を満喫していた。 コタツに入ってただひたすらにダラダラする。 「コタツを考え出した人、上条さんはこの恩一生忘れません」 同じようにダラダラしている銀髪シスターは コタツの中で足をパタパタさせている。 「ねぇトーマ、おなかへった。 何か作ってくれると嬉しいな」 「フ…上条さんは今コタツと心も体も一つ。」 「む~、トーマのケチ」 お正月、コタツから出るのは至難の技なのだ。 さてもう一眠り、 と上条がウトウトしかけた時だった。 74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 18 31 39.31 ID 4SyRupAbO ピンポーン 上条の部屋のチャイムが突然鳴らされた。 「め…めんどくさい。インデックス、見て来て」 ピンポーン 「いやだー。トーマのおうちなんだから トーマが出るのが当たり前なんだよ」 ピンポンピンポーン 「ぐ……そういう時だけ家主扱いしやがって」 ピンポピンポピンポーン!! 「だぁぁぁぁうるせー!!!どちら様ですかっっっ!!!!」 上条が玄関のドアを開けると、意外な人物がいた。 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 18 32 59.72 ID 4SyRupAbO 「久しぶりよな、上条当麻」 黒々とした髪、首からは小さな扇風機をいくつもぶら下げ、 靴ひもは引きずる程長い。 「建…宮?は?なんでお前が?」 建宮斎字、天草式十字凄教の教皇代理だ。 「話は後だ。緊急事態が起きたのよな」 76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 18 34 27.10 ID 4SyRupAbO 建宮がいう緊急事態は何なのか? 上条は何か大きな事件に発展するような気がした。 そしてこの予想は間違っていなかったが、 今の上条は知る由もなかった。 「で、どこに向かってるんだ?」 学園都市の外で 建宮が用意してくれた車に乗り込んだ上条は運転手に聞いてみた。 名前は確か…牛深だったか。しかし返事はない。 もう1時間以上会話がないのだ。 「はぁ~、今日中に帰れるだろうか… 無理なら…インデックスに怒られちまうな」 インデックスは小萌に預けて来た。 困った時の小萌頼み。いつか恩は返そう。 上条がそんな事を考えていた時だった。 体が前に引っ張られる。車が急に止まったのだ。 78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 18 37 30.65 ID 4SyRupAbO というのがだいたいの経緯である。 車から降ろされた上条は置いていかれた。 降りる時に大きなカバンを渡された。 「ここはどこだぁぁぁ!!」 上条は改めて周りを確認してみる。 周囲は木々で鬱蒼としている。どうやら山の中らしい。 目の前には小さな山小屋。 「とりあえず…落ち着こう」 上条はカバンを抱えて山小屋の中に入ってみる事にした。 通常こういった山小屋は、遭難者などの 避難場所として開放されているはずだ。 案の定、山小屋に鍵はかかっていなかった。 「お邪魔しますよー……えっ!?」 山小屋は広さは6畳程しかないが、小さな暖炉、 テーブルに椅子、簡単なキッチンなどもあり小綺麗だった。 しかし上条が驚いたのは思ったより綺麗だったからではない。 その部屋にまたまた意外な人物がいたからだ。 80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 18 47 24.47 ID 4SyRupAbO 「い、五和…?」 そこには椅子にちょこんと腰掛けている、 天草式十字凄のメンバー、五和がいた。 「かかかか上条さんっ!!??」 ガタンッ!と大きな音を立てて五和が椅子から転げ落ちる。 「大丈夫か?つーかお前なんでここに?」 恥ずかしかったのか、五和の顔は真っ赤だ。 「わ、私は教皇代理に任務があるからここで待ってろって …上条さんは?」 「俺も建宮に緊急事態だって 連れてこられたんだけど」 (か、上条さんとこんなとこで会えるなんて… 確かに緊急事態です!) 二人が今の状況を把握しようと 必死に頭を動かしていると、 またもや意外な人物があらわれた。 81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 18 50 46.73 ID 4SyRupAbO 「!?かっ…神裂!!!」 山小屋の扉を開けて入って来たのは世界に20人程の聖人、 そして天草式の女教皇だった。 「なっ、上条当麻!?なぜあなたがここにいるのですか!? それに五和まで!」 見たこともない顔で戸惑う神裂に、 上条と五和は事の経緯を簡単に説明した。 「…なるほど、そうでしたか。私は土御門からこの場所の調査を依頼されたのです。 このあたりにイギリス清教の宝具があるらしいのですが。 調査に必要な道具も預かりましたし…」 そう言って神裂は大きなカバンを掲げて見せた。 「あ!?そういえば俺も渡されたんだ!」 上条は牛深に渡されたカバンを テーブルの上で開けてみる事にした。 「なんだ…これ」 3人がカバンを覗き込むと、中にはお肉や野菜、 飲み物やお皿などが入っていた。 五和も慌てて自分のカバンを確認してみる。 82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 18 53 30.13 ID 4SyRupAbO 【頑張れ。 天草式一同より】 と書かれた紙と共に、 おしぼりと大精霊チラメイドのコスチュームが入っていた。 「そんな…」 カバンの中身がすり替わっていた。 ここに来る前は確かに任務に必要な物を入れて来たはずだったのに。 「どーしたんだ?顔真っ青だぞ」 上条の声に五和は慌ててカバンを閉じた。 「ななななな何でもありません!!!」 83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 18 53 40.96 ID +3xuS4ht0 なにこのニヤニヤ合宿 85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 18 56 23.38 ID 4SyRupAbO 何かがおかしい。神裂は二人からは見えないように 土御門に渡されたカバンを開けてみた。 「!!!!!!!!」 【ねーちんファイト 土御門元春】 そう書かれた紙と堕天使エロメイドのコスチュームが入っていた 。見なかった事にしよう…神裂はそっとカバンを閉めるのだった。 「さて、どうなるか楽しみよな」 木々に紛れて山小屋を監視していた建宮が笑みを浮かべる。 「まったく、ねーちんも五和も世話が焼けるにゃー」 土御門も嬉しそうに答える。 「エロメイド対チラメイド…… 俺達にとっては最高のお年玉なのよな」 「今年はいい一年になりそうだにゃー」 そう言ってニヤニヤ笑う二人に、 天草式のメンバー達はただただ溜め息を吐くしかなかった。 89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 19 13 58.84 ID 4SyRupAbO 「とにかく、ここに居ても仕方ありません。 道は私が分かりますので山から下りましょう」 神裂の提案で3人は山を下りる事にした。ところが… ゴォォォォォ!!!! 山小屋を出た途端、地響きと共に激しい揺れが起こった。 同時にとてつもない魔力が辺りを包んでいく。 「なっ何だ!!!」 「きゃっ!」 「二人とも私の後ろに!!」 神裂は一瞬でワイヤーを張り巡らせ、 3人を包むように防御結界を作った。 91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 19 17 59.96 ID 4SyRupAbO 「フッフッフ、甘いにゃー。 そんな簡単に帰らせるわけないにゃー」 全て土御門の計算通りだった。 もともと陰陽師である彼は、 竜脈と呼ばれる魔力の流れを読む事に長けている。 竜脈に囲まれた場所を土御門が探し、 そこに天草式が山小屋を建てる。 あとは少し細工をして竜脈を小さく暴走させる。 「かみやんの右手は厄介だからにゃー。けどこれは消す事はできないぜぃ」 上条の右手には【イマジンブレイカー】という力が宿っている。 それが異能の力ならば、触れただけで打ち消してしまう。 結界を張ったところで無駄なのだ。 「けど竜脈なら別だにゃー。竜脈はいわば大地の生命の流れ。 いくらかみやんでも生命を打ち消す事は出来ないにゃー」 「そして竜脈の結界の上から天草式の対聖人用の結界も張ってあるのよな。」 「バカだ…全力のバカだ」 天草式のメンバーは二人を見て皆同じ事を思ったのだった。 92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 19 21 53.78 ID 4SyRupAbO 「くっ!!!」 何度目だろうか、神裂は七天七刀で結界の破壊を試みていた。 上条のイマジンブレイカーも試してはみたものの、 破壊されたそばから再生されるのでは どうしようもなかった。 上条は知らないが、竜脈による結界を消すには、 竜脈の流れを制御している土御門の 折り紙に触れなければ意味はないのだ。 土御門はルートディスターブと戦った時の事を応用していた。 93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 19 23 26.52 ID 4SyRupAbO 「くっ、やっぱり駄目ですね。聖人用の結界が重ね掛けされています」 「うわぁー、神裂でも駄目か。どーすっかなー。 こんな山ん中じゃ携帯も圏外だし。不幸だ」 頭を抱えてうなだれる上条に気付かれないように、 神裂は五和に耳打ちした。 「五和、こんな事になった原因、私に心当たりがあります」 「えっ!神裂さんも?私も心当たりあります!」 「やはり…建宮と土御門の仕業ですね」 「どうしましょう…」 五和は今にも泣き出しそうな顔をしている。 「大丈夫。ずっとこのままという事はないはずです。 しばらくすれば出られると思いますよ」 「じゃ、じゃあ大人しく待つしかありませんね…」 94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 19 25 10.84 ID jmq3g+740 本気すぎる 95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 19 28 52.95 ID 4SyRupAbO 結局三人は山小屋に戻る事にした。 神裂と五和は、建宮と土御門が裏で糸を引いている事は、 上条には黙っている事にした。 パチパチ… 暖炉で燃える、薪特有の乾いた音だけが響いている。 (きっ、気まずい…) 上条は、女の子二人と隔離されたこの状況に緊張していた。 しかしそれ以上に緊張しているのは神裂と五和だった。 (……どうしたものでしょう。する事がありません… こんな時は何を話せばいいのでしょうか) (うぅ~、どうしよう。上条さん、さっきから一言も喋らない。 おっ、おしぼり渡す?ダメ、今は無理!) 「うぉぉぉぉ!!!!!」 突然上条が大声を出した。 二人はビクッと肩を震わせる。 「暗い!!暗いですよ二人共!! 決めました!ご飯にします!ご飯食べれば元気も出るのです!」 97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 19 38 50.00 ID 4SyRupAbO 上条の提案で晩ご飯を作る事になった。 何かしていた方が落ち着くのは3人共同じだ。 「じゃ、じゃあ私が何か作ります。 お二人はお皿なんかを並べて頂けますか?」 五和は食材をどんどん仕込んでいく。 その手際はある意味魔術だと上条は思った。 「ちなみに神裂って料理すんのか?」 皿を並べながら上条は尋ねた。 「たっ、多少は…」 神裂は五和を見ながら答える。さすがにあんなに手際よくは出来ない。 やっぱり男性は料理上手な女性に惹かれるのだろうか… 「得意料理は?」 「たっ……鯛茶漬け…です」 帰ったら料理を勉強しよう、神裂はそう心に決めるのだった。 98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 19 41 37.90 ID jmq3g+740 鯛茶漬けってただの好物じゃねーかww 99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 19 55 28.16 ID 4SyRupAbO あっという間にテーブルは料理で一杯になった。 和洋折衷、様々な料理が並んでいる。 「すげー!五和ってやっぱり料理は達人だよなー!」 上条はその見事な腕を見て、素直に五和を褒めた。 「そそそそんな、たいした事ありませんから。 おっ、おしぼりどうぞっ!」 五和は上条と神裂におしぼりを渡す。 神裂は借りてきた猫の様に小さくなっていた。 「いただきまーす」 3人の晩ご飯が始まった。 「うっ、うまいっ!!!」 上条は夢中で箸を動かしている。五和はそれが嬉しくて嬉しくて、 自分が食べるのを忘れてしまっている。 「美味しい…」 神裂も素直に感心した。 (このレベルに達するには、私はどれだけ勉強すれば良いでしょうか… そうだ、この機会に上条当麻の好き嫌いも把握しておかなければ…) 100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 04 55.20 ID 4SyRupAbO 「五和、お前絶対いいお嫁さんになれるよ」 ガチャンッ!五和が茶碗を落とす。 神裂の思考は停止する。 「な、なななな何をいっ、言ってるんですか!? そんなお、お、お嫁さんなんて!」 五和は顔を真っ赤にして俯いてしまった。 「で…でも上条さんさえ良ければ…その、お、お嫁さんに…」 五和は何かボソボソと呟いている。 「か、上条当麻!!あなたという人は、何を考えているのです!? お、お嫁さんなんてそんな… 五和も何真に受けているのですっ!」 なぜか神裂の顔も真っ赤だ。 「へ?お、俺なんか変な事言ったか?」 上条当麻はいつだって鈍感なのだ。 102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 07 59.52 ID 4SyRupAbO 「さぁかみやん、お楽しみはこれからにゃー」 土御門は建宮とアイコンタクトを取ると、 不適な笑みを浮かべるのだった。 「は~、お腹一杯!ごちそーさま!」 あの後何故か神裂と五和は食事が終わるまで、 顔を真っ赤にしたまま、黙々と箸を動かしていた。 「じゃ、じゃあ私お片付けしますから」 五和はテーブルの上をテキパキと片付けていく。 最初から最後まで見事な手際だ。 神裂はそんな五和を見て落ち込んでいた。 (五和は私にないものをたくさん持っている) 単純に力なら神裂の方が圧倒的に強い。上条を守ってあげる事だって出来る。 しかし神裂は五和の様に料理が出来るわけでもないし、気が利くわけでもないのだ。 女の子としては五和の方が圧倒的に強いのかもしれない。 【強くなりたい】その思いは今も変わらないが、 神裂の心は言い知れぬ不安で溢れていた。 103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 09 37.37 ID 4SyRupAbO テキパキと洗い物をしながら五和は思い出していた。 (神裂さんはやっぱりすごいな) 山小屋を結界が突然取り囲んだ時、五和は体がまったく動かなかった。 頭が状況についていかなかったのだ。しかし神裂は違った。 何が起きているのか頭で理解する前に、 一瞬で上条と五和を守ろうと動いたのだ。 五和は以前上条と共にアックアと戦った際 心に決めた事がある。 【上条当麻を守る為なら死んでもいい】 「はぁ~、私もまだまだです」 五和は深い溜め息を吐くのだった。 104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 13 12.49 ID 4SyRupAbO そんな二人の思いなど知らず、上条は窓の外を眺めていた。 すっかり日も落ちて、辺りを暗闇が包んでいた。 見えるのは結界のかすかなゆらめきだけだ。 「あー、帰ったらインデックスになんて説明すっかなー」 インデックスは上条が危険な場所に身を置く事を極端に嫌う。 今日は緊急事態という事でインデックスを待たせているのだ。 心配しているのは目に見えている。 「はぁ~…まぁ噛みつかれるくらいは覚悟しとかないとな」 105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 14 49.89 ID 4SyRupAbO 神裂はソワソワしていた。 この小屋には小さいが簡単なシャワールームがついている。 どうしてもシャワーを浴びたい。 結界を破ろうと四苦八苦した時に、 神裂はうっすら汗をかいてしまったのだ。 「か、上条当麻。私は湯浴み…いえ、 シャワーを浴びたいと思うのですが」 「は、はい?」 上条の体温が2度は上がる。 「で、ですからシャワーです。」 神裂の頬はすでに湯上がりのように赤い。 「あ!シャワールームの方は見ないでって事ですね」 五和は神裂に助け舟を出す 「五和。あなたも一緒に入るのです」 「えぇっ?一緒にですか?」 神裂は上条と五和を二人っきりにするのは何となく嫌なのだ。 「では五和、行きますよ」 106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 16 37.41 ID 4SyRupAbO 五和は拒否する間もなく、神裂に手を引かれていった。 「上条さんはジェントルマン。決して振り返りません!」 上条は言い付け通りシャワールームに背を向ける。 振り返りたい気持ちもあるのだが、 今シャワールームにいるのは聖人だ。 命を懸けてまで覗く気はない。 シャワールームの前は狭い脱衣場になっていた。 神裂はさっさと服を脱いでいくが、 五和はなかなか脱げないでいた。 なんせ壁一枚隔てて上条当麻がいるのだ。 「どうしたのです?早く入ってしまいましょう」 「はっ、はい!」 シャワールームに入った五和は、神裂の体をまじまじと見る。 神裂の体は息を呑むほど美しかった。 出るところは出ているし、 引き締まるべきところは引き締まっている。 (それに比べ私は…) 107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 17 23.24 ID 4SyRupAbO 五和はよく【隠れ巨乳】とからかわれる。 しかし神裂程のスタイルではないのだ。 「で…でも私だって……【脱いだら凄い】は男の夢だって… …みんな言ってたし…きっと上条さんだって…」 「何をブツブツ言っているのですか?五和」 「わわわわわ!何でも!何でもありません!!」 五和は消えてしまいたい程、恥ずかしかった。 108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 18 51.13 ID 4SyRupAbO 「ターゲットの入浴を確認」 建宮のトランシーバーから女性の声がした。 「来たのよな」 「あぁ、来たにゃー」 建宮と土御門はこの時を待っていた。 神裂と五和がシャワーを浴びるこの時を。 「ミッションスタートだぜぃ」 「よし、対馬!やるのよな!」 建宮はトランシーバーに命令を出す。 対馬と呼ばれたふわふわ金髪の女性は、 脱衣場の床下で命令を受け取った。 ここに潜んでおくのは土御門や建宮でも良かったのだが、 対馬がそれを許さなかった。 「はぁ~、ごめん五和!申し訳ありませんプリエステス!!」 対馬は床下から出ると、二人の下着以外全て回収して また床下へ姿を消した。 109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 21 02.13 ID 4SyRupAbO 「うそ………………」 神裂と五和は脱衣場で呆然と立ち尽くしていた。 「こ、これって…マズいですよね?」 確かにあったはずの衣服がないのだ。 何故か下着だけが残されている。 110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 21 51.86 ID 4SyRupAbO 「普通逆だと思うんですけど…」 五和の的外れな突っ込みは、神裂の耳には届いていなかった。 「ど、どうしましょう、五和…」 「し、下着姿では出れませんよね…」 「……………………」 「あ!!!!!!!!!!」 神裂と五和は同時に何かに思い当たった。 そう、建宮と土御門の狙いはこれだったのだ。 カバンに入っていたコスチューム…。 「くっ、不覚です。まさかここまでするとは!」 「で、でもこんな格好じゃ出れませんよ!」 「し、仕方ありません…」 そう、神裂と五和は見事に罠にハマったのだった。 112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 23 28.04 ID 4SyRupAbO 「かっ、上条当麻!!」 シャワールームから声を掛けられ、上条は一気に緊張する。 「か、神裂さん?なっ、なんでしょう?」 「そ、そこにある私と五和のカバンを取って頂けますか?」 着替えが入ってんのか?上条は深く考えずにカバンを手に取ると、 目を堅く閉じ、 手探りでシャワールームに近づく。 そしてシャワールームから伸びている神裂の少し火照った手にカバンを渡した。 「はぁ~、ビックリした…でもなんかいい匂いしたな~」 上条はまたシャワールームに背を向け、一人悶々とするのであった。 113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 24 51.36 ID jmq3g+740 不幸な上条さんが何事もなく鞄渡せる訳がない 絶対足でも滑らせて脱衣所に突っ込む 114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 24 58.82 ID 4SyRupAbO 「…五和……先に」 「いっ、イヤです!無理です!」 二人はもう10分近く押し問答をしている。 仕方なく着てはみたものの、 あまりに布面積の少ないメイド服で上条の前に出るのは 並大抵の勇気ではない。 これなら【神の右席】と戦う方がどれだけ楽か。 「…わ、私は天草式十字凄教の女教皇です」 「あー!!!ず、ずるいですよ!卑怯です!横暴です!」 神裂の肩を揺さぶって、五和は抗議する。 しかし次の瞬間、五和は足がもつれてバランスを崩してしまった。 「あ…」 115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 26 07.35 ID 4SyRupAbO バターンッ!!! 大きな物音に上条はつい振り返ってしまった。 「へ?」 そこには神裂の上に馬乗りになった五和がいた。 しかし上条が驚いたのはそこじゃない、二人の格好だ。 神裂は背中に小さな羽の付いたメイド服だ。 ご丁寧に頭に輪っかまで付けている。 確か以前病室で見た記憶がある。 五和は蝶々のような羽の付いたメイド服だ。 精霊をモチーフにしているのだろう。 二人に共通しているのはその布面積の少なさだ。 馬乗りの五和は胸元が、 倒れている神裂は太ももが露わになっていた。 「な………なんですかその格好はぁぁ!!!!!!」 「い、いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 上条が目に焼き付ける前に、二人はシャワールームに逃げ込んでしまった。 116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 28 07.46 ID 4SyRupAbO 「うっ…うぅ…穴があったら入りたいです…」 五和は恥ずかしさのあまりメソメソしている。 「い、五和…もう覚悟を決めるしかありませんよ」 神裂だって顔から火が出る程恥ずかしい。 「うぅ…わ、私は神裂さんみたいにノリノリじゃないんです!」 「の、ノリノリ!?」 「うっうぅ…だってそうじゃないですか!服は仕方ないですけど 、 頭の輪っかは神裂さんの意志で付けてるじゃないですか!」 「うっ…こ、これは……」 神裂はいつだって律儀なのである。 「と、とにかく!私は行きますから! 五和もいつまでもメソメソしてないで早く出てくるのですよ!」 ペシッと天使の輪っかを床に投げ捨てると、 神裂はシャワールームから飛び出すのだった。 117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 29 26.22 ID 4SyRupAbO 「か、上条当麻。あまりジロジロ見ないで頂けますか…」 神裂はスカートの裾を下に引っ張りながら、モジモジしている。 「ふ、ふぁいっ!!」 上条は見ているつもりはないのだが、 つい目が行ってしまう。 「い、いやー、しかし災難だったな!アハハハハ…」 なんとか空気を変えようとするが、 空回りしてしまう。 「あれ、そーいえば五和は?」 神裂はスカートから手は離さずに、 目でシャワールームを指す。 上条がシャワールームに目をやると、 五和が顔だけ出して覗いていた。 「そのー、いつまでそんなとこにいるんだ?」 上条が問いかけると、ヒュッと頭が引っ込んでしまった。 119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 31 43.51 ID 4SyRupAbO (大丈夫!大丈夫よ五和!! 恥ずかしくなんかない!!!) 五和は何度も自分に言い聞かせた。 シャワールームにうずくまって、もう20分は経つ。 (覚悟を決めるのよ五和!!) 五和は頬をパンと叩くと立ち上がる。 「やぁぁぁぁぁ!!!」 シャワールームから飛び出て来た五和に、 上条と神裂は心臓が飛び出しそうになった。 「も、もうちょっと静かに出て来れないのですか、五和」 「す、すいません…つい」 120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 34 26.81 ID 4SyRupAbO 二人はモジモジとしながらただ黙って俯いている。 その姿勢のまますでに10分が過ぎている。 神裂も五和もさっきから椅子に座ろうとしないのだ。 「ま、まぁ俺もあんまり見ないようにするからさ、 二人共とにかく座れよ」 「…け、結構です」 「私も…」 スカートが短過ぎて、座れば色々見えてしまいそうなのだ。 上条はそんな事気づいていないが。 121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 42 04.22 ID 4SyRupAbO 「よし!じゃあもう寝よう!!! 電気消しちまえば恥ずかしくないだろ?」 「え?そ、それはそうですけど…」 「じ、じゃあ俺はバスルームで寝るから!!おやすみっ!!」 気まずい空気に耐えられなくなった上条は、 シャワールームに入りドアを閉める。 (だ、だめだ。あんなの直視できねー!!) 余談だが、上条当麻は普段バスルームで寝ている。 インデックスにベッドを占拠され、 一緒に寝るのもマズい気がするのでバスルームに鍵を掛け、 寝袋で寝ているのだ。 なのでバスルームで寝るのは得意だ。 122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 44 39.16 ID 4SyRupAbO 「上条さん寒くありませんかね…」 電気の消えた部屋で神裂と五和は横になっていた。 布団は用意されてないが、 二人でくっついていれば寒くはない。 「あれは…彼の優しさです。 普段はふざけているようですが、 あれで優しいとこもあるんですよ」 「ですね。あの、一つ…聞いていいですか?」 「何ですか?」 「上条さんの事…どう思ってるんですか?」 何だか友達の家に泊まりに来た中学生みたいだ。 神裂はそう思った。 123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 45 26.68 ID 4SyRupAbO 「それは……秘密です。五和はどうなのですか?」 「ふふ……秘密です…あっ、でも」 「でも何ですか?」 「私負けませんから!」 神裂は五和の女の子らしさを、五和は神裂の強さを、 お互い羨ましいと思った。 しかし今の二人は不思議とそんな気持ちは消えていた。 お互い性格も得意な事も違う。 しかし誰かを想う気持ちは何も違わないのだ。 だから無いものねだりはやめにしよう。 自分は自分にしかなれないんだ。 同じ人を想う者同士、二人はそう思えるようになっていた。 124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 47 00.32 ID 4SyRupAbO 翌日、上条は息苦しさに目が覚めた。 目を閉じてても微かに光を感じる。 どうやら朝になっているようだ。 (ん…なんだ…なんか息が…) (なっ、なんですかこれはぁぁぁ!!!!) 上条の目の前に、神裂の胸元があった。 神裂は抱き枕のように上条にくっついている。 後ろからは五和が抱きついている。 (よし、ちょっと状況を整理しよう。 上条さんは決して過ちは犯していません!) とにかくなんとか切り抜けたいのだが、 二人にしっかり抱き付かれて身動きがとれない。 (か、神裂って意外と寝顔可愛いな… いい匂いするし…ってそんな事考えてる場合じゃねぇ!) 126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 20 49 38.81 ID 4SyRupAbO (よし、上条当麻脱出大作戦だ!) 上条は少しづつ体をずらし、二人の間から抜け出そうと試みる。 「んっ…ん………」 上条が動く度に神裂から吐息が漏れ、 五和はさらに強く抱き付いてくる。 (だ…だめだ……) それから1時間、二人が起きるまで 上条はひたすら耐えた。 これがオリンピックの競技なら 間違いなく金メダルだ。 二人は上条が寒くないように、 上条が寝静まってからこっそり来たのだが、 もちろ上条はそんな事は知らないのだ。 134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 21 44 53.32 ID 4SyRupAbO 朝には結果も消えており、 二人の服も綺麗にクリーニングされて戻っていた。 二人は抱き付いた事を必死に謝ってくれたが、 上条は悪い気はしなかったので気にするなとだけ言った。 上条だけは建宮たちの悪巧みだとは気付いていなかったが、 神裂と五和は黙っている事にした。 悪巧みに腹は立っていたが、 上条と過ごせた事には少し感謝していたのだ。 「ではこの道を下れば街に出ますので。」 「あれ、お前らは一緒に帰らないのか?」 「私達はまだ用事がありますので。ね、五和」 「えぇ。上条さんは気をつけて帰って下さいね」 「それから、ちょっと遅くなりましたけど」 二人は声を揃えて言った。 「「明けましておめでとうございます!」」 135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 21 46 06.89 ID 4SyRupAbO 上条を見送った二人の笑顔が邪悪なものに変わる。 「さぁ…いきましょうか五和…」 「ふふ…そうですね………」 物陰で今回の首謀者は反省会を開いている。 「いやー、甘酸っぱかったにゃー」 「なかなか良いものみせてもらったのよ」 「写真を撮っておけば良かったにゃー。あれは高く売れるぜぃ」 「しかし二人もまだまだ子供なのよ。押しが足りないというか…」 「まぁ何にせよ最高に楽しませてもらったにゃー」 「それは良かったですね」 「ホント良かったにゃー…………ってあれ?」 136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/25(金) 21 48 11.90 ID 4SyRupAbO 二人が振り返ると鬼の形相をした神裂と五和が立っていた。 神裂は七天七刀を、五和はフリウリスピアをそれぞれ手に持っている。 「ホント良かったですね…」 「………ちょ…ねーちん」 「その腐った根性、新年早々叩き直してもらえるのですから」 「…あの…五和さん?」 二人は声を揃える。 「「いっぺん…死ねぇぇぇぇ!!!!!!!!」」 一応「完」 戻る 次へ
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L: もう動かない石像= { f:名称 = もう動かない石像(施設) f:要点 = 石像,お参りする人々 f:周辺環境 = 神殿 f:評価 = なし f:特殊 = { *もう動かない石像(施設)の施設カテゴリ = 藩国独自施設として扱う。 *もう動かない石像(施設)は動き出す石像(イベント)が発動した国にしか設置できない。 *動き出す石像(イベント)はもう動かない。 } f:→次のアイドレス =石像の保存(イベント),観光地化(イベント),石像の番人(職業),石像のかけら(アイテム)} (受領根拠)
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それはきっと未来へと繋がる行動 ◆5xPP7aGpCE 燃え続ける大火は既にデパートをその勢力図に治め尚も先を目指していた。 焼け落ちるのを待つばかりのその屋上、沈み行く夕日を眺めながらゼクトールは思う。 ―――終わった 悲願を果たした男の胸に在ったのはそれだけだった。 滾っていた情熱の炎は今や湖水の様に穏やかになっている。 支えてきたものを失った肉体は立つ事さえ許してくれなかった、先の傷も相当な深手だったが来るべき時が少しだけ早まったに過ぎない。 間も無くこのデパートは全焼するだろう、だが苦しむ事は無い。 ―――その前に彼は死んでいるだろうから。 僅かな猶予の中で考える、悪魔将軍は果たして待ち人に会えたのだろうかと。 かって同行していた少女の顔も思い出す、再戦を望まれていたが果たせそうも無い。 (フッ……俺の名が放送で呼ばれたら腹を立てるだろうな) このまま朽ち果てた所で悔いは無いと思ったがそうでもないらしい。 アプトムを討ち果たせたのは将軍の情報があったからこそ、借り一つ返さずに逝くというのは男として不本意だ。 そんな事を思っていると突然語りかける声が聞こえた。 『気は済んだかね? ネオ・ゼクトール君』 驚いたゼクトールが首を動かして見た物は黒い餅を思わせる闇の住民ネブラだった。 一瞬アプトムの分体かと警戒するが首輪を破壊した事を思い出す。 「何者だ……?」 『初めましてと言うべきだな、私はネブラ。アプトム君の支給品だったものだ』 自己紹介しながらもネブラは目を出しただけで全く動かなかった。 他人の頭に乗せられて初めて本領を発揮できるものだという事をゼクトールに説明する。 爆発と電撃のダメージからようやく立ち直りかけたので口を開いたとの事だ。 『君は生きたいと思わないのかね? 飛べんというなら私が力を貸そう、ここで消し炭になりたくないのでね』 それは新たなる主人への誘いであった。 小砂、ズーマ、アプトム……以前の主人は皆死んだ、そして今度はゼクトールに使われたいとネブラは望んでいるのだ。 「蝙蝠め」 ゼクトールは唾棄同然に言い放つ。 彼は忘れてはいない、ネブラがどれ程障害になったのかを。 アプトムだけならば喫茶店で終わっていた、ここまで手間取ったのはこの支給品が邪魔をしたからなのだ。 なのにアプトムが死んだ直後にぬけぬけと協力を申し出る変わり身の早さ、一つの組織に忠誠を誓っていた彼には不愉快でしかない。 『私は君達と違って恥を感じないのでね。第一動けない私にはそうするしか無いのだ、どんな手を使っても娘の元へと帰らねばならん』 「利用したあげく俺が死ねば次の主に取り入るつもりか? 生憎お前の様な死神はここで焼け死ねとしか言いようが無いな」 血塗れの拳を黒い塊に叩きつける。 飛び散りはしなかったが餅の様に粘るそれは潰れて大きく変形した。 『う……止めてくれたまえ、せめて話ぐらいはさせてくれんかね?』 「いいだろう、最後に話すのが貴様の様な蝙蝠とは残念だがな!」 助けを求める気は更々無いし助かるとも思っていない、かといって死を待つ状態で他にする事も無い。 一方のネブラにとっては会話を繋ぐことが生存の鍵、冷静な口調だが内心薄氷を踏む思いであった。 屋上は既に煙と炎に包まれて灼熱地獄と化している。 ガス爆発に始まって、ブラスター・テンペストと屋上の水素爆発と続いた災厄はいつ建物が倒壊してもおかしくない程のダメージを与えていた。 何としてもゼクトールを変心させ、生存の糸口を掴まねばならなかった。 『では聞くが君は何故あれ程までにアプトム君を狙ったのだね? 手を組んでいれば今の状態は無かっただろうに』 ネブラもそこが気になっていた、誘いに乗らなかった気持ちはわからぬでも無い。 しかし死さえ恐れずに追ってくるのは理解できなかった、結果相打ち同然になろうとも満足げな彼を見て疑問は更に膨らんだ。 その質問はゼクトールの気分を悪くした、あの時の苛立ちを思い出したらしい。 「奴は俺の大切な仲間を殺した、最後に残された俺は復讐を誓って全てを捨てた。手を組むなど考えられるか!」 『それは本当かね? アプトム君は君と顔を合わせた事も無いと言っていたが』 「間違いなどあるか! 奴は笑いながら俺の脚を奪ったのだぞ!」 声を荒げるゼクトールに嘘の気配など感じられなかった。 ネブラは信じざるを得ない、それなら交渉が決裂したのも当然だ。 この街の有様もただアプトム一人を追い詰める為、ここに到って助かろうとしない理由をネブラは察した。 しかし―――この話には明らかに矛盾がある。 アプトムの言っていた事も恐らくは正しい、彼によれば何一つ心当たりが無い筈なのだ。 どう考えるべきかと困惑するネブラは似た事があったのを思い出す、接触が無い筈の黒い蛙は恥をかかされたと襲ってきた。 あの時の自分とアプトム、考えれば考える程酷似している。 『一つ訊ねるが……君はアプトム君に何かおかしな点を感じなかったのかね? どんな違和感でも構わない』 「奴は弱かった、俺を襲った時の奴とは比べ物にならん程弱体化していた。だがそれがどうした!? 奴は間違いなく本物のアプトムだった」 ゼクトールは素直に違和感を述べた、悪魔将軍から話を聞いた時から感じていた疑問。 しかし目的は謎解きではなく殺す事、だから本物と確信した以上考える事はしなかった。 ―――奴は確かに仲間を殺したのだ! 『話を聞いて欲しい、私もこの島でとある参加者に身に覚えの無い恨みをぶつけられた。知ってはいるが会ってない相手にだよ。 実に奇妙だ、君に私にアプトム君、皆が同じ違和感を抱いていた。原因は解らんがまるで記憶を抜き取られたようなものではないか』 「つまり奴は俺の記憶を失っていたとでも言うのか? 何の為にそんな事を……」 ネブラも同じ体験をしたと聞いてゼクトールも話に興味が湧いた。 馬鹿馬鹿しいと切り捨てないのは彼もまた納得出来ないものがあったからだろう。 妥当な仮説かどうか考えてすぐ、ゼクトールはそれが成り立たず更に不可解な事実が在った事を思い出す。 「いや待て、記憶がどうのこうのでは違和感の全てを説明できん。俺は開始直後にギュオーという男に会っているが奴は確かに死んだ筈。それに何故かゾアクリスタルを持っていた」 『ほう……? 是非とも詳しい話を聞かせてくれ』 裏切り者の事を教えるのに躊躇う理由は無かった、簡単にギュオーが失脚した顛末を伝えるとネブラは再び考え込む。 ギュオーについてはアプトムから合流を目指す相手として聞いていたがそんな話は初耳である。 死んだと思われた人間が生きていた事はありえなくも無いが、ゾアクリスタルは非常に希少でクロノス以外の者が持っている事は在り得ないという。 全ての矛盾を解決できる仮説―――やがてネブラはそこに辿り着いた。 しかし確証は無い、あくまで矛盾が無いというだけで材料一つで覆るかもしれない。 『ゼクトール君、残酷な質問かもしれないが聞こう。君は……アプトム君が本当に君の仲間を殺してないとしたらどう思うかね?』 ネブラは仮説そのものを口にする事は避けた、代わりに仮定の質問という形でゼクトールにそれを告げる。 ゼクトールもエリートとしての教養がある男、ネブラの言いたい事を直ぐに察した。 「満足だ。俺の考え通りならここでアプトムを殺した事で未来は変わる、犠牲になる筈だった奴は生きられる」 その声は晴れやかだった、復讐という後ろ向きの行いでは無く未来に繋がる行いなら素晴らしいとゼクトールは思った。 ネブラも考えが一致した事に満足する、間違い無いとは言い聞けないが可能性は高い。 二人共疑問が解けた所で話は続く、ゼクトールも仮説を誰にも伝えないまま終わるのは惜しいという気持ちが生まれていた。 「俺からも聞こう、放送でキン肉マン、ウォーズマン、高町なのはという名は呼ばれたか?」 今度は俺の方が気になっていた事を質問した。 探し人が既に死んでいたのではこれからの話が無意味になる。 ネブラそのものは好きになれんが利用する価値はあると割り切ろう。 『呼ばれてはいないな、今回の死者は次の十人だ。それに気になる事を言っていたな』 ネブラが上げた名前はいずれも知らぬ人間だった、悪魔将軍やその探し人が一人も呼ばれなかった事に安堵する。 どうやら俺はまだ役に立てそうだった。 そしてもう一つ、放送で彼等自身が言っていた事によると『主催者は時々会場に姿を見せている』 心当たりが有ると告げるとネブラは目を丸くした。 「巨大カナブンを追っていた俺は草壁を見た、奴は裏切り者がカナブンをバックに入れたと言っていたぞ」 俺はその時の光景や草壁の言動を出来るだけ思い出してネブラに話す。 ”情報統合思念体の科学の結晶”、”島全体を監視するのは流石に無理だから”、気になるキーワードはいくつか有る。 奴が裏切り者候補として挙げていた名前については最後の一人がよく聞こえなかったのは残念だ。 この情報が悪魔将軍に伝われば恩を返せた事になるやもしれん、蝙蝠が生存を目指すのなら確立を高められる。 「教えてやろう、俺の見たところ優勝にも脱出にも一番近いのが悪魔将軍だ。娘の元へ帰りたいのなら将軍に取り入るのだな」 そして俺は悪魔将軍とノーヴェの特徴、二人が湖でキン肉マン達三人を待っていた事を伝える。 聡い蝙蝠の事だ、情報とその三人を手土産にすれば将軍が喜ぶと気付いただろう。 『期待に沿えるかはわからんが会えば必ず伝えると約束しよう、早く私を頭に乗せてくれたまえ』 奴が急かす、俺が生きていなければ頭に乗っても力を発揮できないらしい。 ここでのんびり死ぬのも悪くないと思ったが手間を掛ける奴だ、止む無く掴んで頭に乗せる。 だが出来た翼は歪なうえに羽ばたきも弱弱しい。 「どうした、まるで飛び立つ気配が無いぞ?」 『まだダメージが抜け切れていない……それに君の体重は重過ぎる』 一言多いな、ここで獣化を解除した時点で焼死するだろうが。 俺は蝙蝠を頭から降ろすと焼け焦げたバックに詰めた。 「俺に考えがある、お前は次に開けられるまで中で待ってるがいい」 本当に世話が焼ける奴だ、俺は入っていたピアノ線の一方をバックに結ぶ。 片方はこっちだ、生体ミサイルを炸薬無しの長射程モードに調整して結びつける。 湖まで飛ぶか解らんが火災の範囲からは逃れられるだろう。 もはや使う事の無い残りのミサイルはバックに入れる、アプトムの首輪も将軍への土産になるだろう。 俺の残したものが後で役に立ってくれれば気分良く眠れるというものだ。 時間は残されてなかった、足元に立て続けに伝わる揺れは建物の崩落が始まった事を伝えている。 それに次第に目の前が薄れてきた、体力の限界も近いか。 「将軍に会ったらゼクトールはアプトムを討ち満足して死んだと伝えろ! ノーヴェが怒ったら悪かったとでも言っておけ!」 最後にそう告げてバックを閉める。 直ちに推力と射程の調整が終わったミサイルを南に向けて発射した。 やや遅れてピアノ線に曳航されたバックがその後を追っていく。 高度良し、方向良し、速度良し、これで思い残す事は何も無い。 熱さは既に感じなくなっていた、ゆっくりとその場に横たわる。 殆ど煙が埋める視界だったが風が吹く度に星か見えた。 (フッ、星を眺めるなど何年ぶりの事だろうな) サバイバル訓練で方向を知る手掛かりにした時以来か、何もかも懐かしいものだ。 地鳴りの様に建物全体が震え始めた、そろそろ眠らせてもらうとしよう。 俺は睡魔に抵抗する事を止めた、こんなにも気持ちの良い眠りにつけるのは久しぶりだった。 エレゲン、ダーゼルブ、ザンクルス、ガスター、今そちらにゆくぞ…… 【アプトム@強殖装甲ガイバー 死亡確認】 【ネオ・ゼクトール@強殖装甲ガイバー 死亡確認】 【残り26人】 ※バックには以下の荷物が入っています。 ネブラ=サザンクロス@ケロロ軍曹、 光の剣(レプリカ、刀身折損)@スレイヤーズREVORUSION、金貨一万枚@スレイヤーズREVORUSION ヴィヴィオのデイパック、デイパック×3(支給品一式入り、水・食糧が増量)、、ウィンチェスターM1897(1/5)@砂ぼうず ナイフ×12、包丁×3、大型テレビ液晶の破片が多数入ったビニール袋、スーツ(下着同梱)×3、高校で集めた消火器、砲丸投げの砲丸、喫茶店に書かれていた文面のメモ 黄金のマスク型ブロジェクター@キン肉マン、ストラーダ(修復中)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ゼクトールの生体ミサイル(10/10)、首輪の残骸(アプトムのもの) 【拘束具@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 管理局員が用いる物理拘束具。対象の動作と魔力発動を阻害して行動を封じる。 普段は薄いボックス状で、使用の際に金具とベルトに展開させる。 第12話でルーテシアとアギトの拘束に使用したものと同型。 ※B-7のデパートは全焼しました。 ※碇指令のサングラス@新世紀エヴァンゲリオンは失われました。 ※拘束具@魔法少女リリカルなのはStrikerSは失われました。 ※ミサイルは南方向に向かいました。どこに着弾するのかは次の方にお任せします。 時系列順で読む Back 決着! 復讐の終わり Next 燃え上がれ! 闘志は胸を焦がしてる 投下順で読む Back 決着! 復讐の終わり Next 燃え上がれ! 闘志は胸を焦がしてる 決着! 復讐の終わり ネオ・ゼクトール GAME OVER
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原曲・ZARD 作詞・秋元康 作曲・後藤次利 音楽グループ・ZARDが1993年に発表した楽曲。 【登録タグ 1993年の楽曲 J-POP ZARD】 カバーした声優 遠藤綾 加藤英美里 平野綾 福原香織
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アーティスト:ZARD レベル:2(パイロット版第1回は4) 登場回数:14(パイロット版第1回、第4回、レギュラー版第1回、第5回、第9回、第10回、第13回、第15回、第18回、第19回、第22回、第37回、第41回、第43回) 挑戦結果 河邑ミク:成功(レギュラー版第1回) 池田裕楽:成功(レギュラー版第15回) 柴山サリー:成功(レギュラー版第37回)
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1990年 監督:須藤久 あらすじ 昭和10年の東京・新宿二丁目の遊郭・昭和楼に雛妓として売られてきた千代は、そこの稼ぎ頭のお雪をはじめとする女郎たちの姿を目の前にして覚悟を決めたかのように黙々と生活していた。 この辺りは稲葉組三代目組長・定吉の仕切るシマである。 ある日、そこに定吉の兄貴分の直次郎がやって来る。直次郎はふとしたことから警官ともめごとを起こすが、それを助けたのは近衛歩兵隊中尉の丹下だった。丹下はかつて郷里で将来を誓い合ったセツという名の娘を捜していた。丹下に親しみを感じた直次郎は、定吉の協力を得てセツを捜し出すが、それはお雪だった。 再会した二人はその夜、失った過去を取り戻すかのように固く抱き合った。数日後、昭和楼ではまだ若い小春の水揚げの日を迎えていた。その日、たまたまお雪を訪ねて来ていた丹下は、力ずくで水揚げされようとしている小春の哀しい声を聞き、助けに出ようとするが、たとえ小春を救っても代りに千代が犠牲になるだけとお雪に止められてしまう。ガク然とする丹下、彼は何かを決意するかのように軍刀を抜き、その光る刃先を見つめていた。 そして昭和11年2月26日、昭和史の中で最も熱く燃えた事件が起こる。 それは世にいう二・二六事件だった。 そこで若き生命を散らす丹下。同じ頃、千代も水揚げの日を迎えていた。数日後、丹下の死を知ったお雪は、彼を追うように自殺してしまう。 死際に千代のことを直次郎に頼み、お雪は孤独に死んでいくのだった。直次郎は千代を昔世話した大企業の社長のもとへやり、千代は満洲へ行くことになる。 そしてそれを見送る直次郎は警察に捕えられ破滅へと向かうのだった。
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【hard-boiled side】 部屋中に漂う埃と煙、古ぼけた匂いの中で俺は目を覚ました。 無性に喉が渇く。 ──────昨日の安酒が祟ったか。 いまいましい眠気を追い出すかのように軽く頭を振ると、所々破れたソファベッドから身を起こして書き物机の上にあった飲みかけの水割りで喉を潤す。 生温い感触に俺は少し眉を顰めたが、結局は構わずに飲み干した。 漸く人心地つくと、少し手荒にウィスキーグラスを戻す。年代物のマホガニー材の机が強引な口付けに不満そうに大きな音を立てた。 見慣れたいつも通りの事務所。手狭で北向き、築数十年のお世辞にも快適とは言えない物件だが、贅沢は言えない。それに住めば都とはよく言ったもので、多少の愛着が無いでもない。 天井の染み。壁の穴。床の傷。 ──────アンティークにはアンティークの良さがあるってものさ。 ふと隙間風に気付くと、入り口の扉が薄く開いていた。このご時世、戸締りを忘れるほど俺は間抜けじゃない。 となると、結論は分かりきっている。 苦い呟きが零れた。 「やれやれ、全くあのじゃじゃ馬め…………」 我が愛しのスイートハート、ナンシーは朝になるやいなや、さっさと抜けだしてしまったらしい。昨夜はあれほど情熱的で可愛かったと言うのに。 良い女というものは、まるで気ままな猫のようなものだ。僅かに残った温もりを感じ取るかのようにソファベッドを撫でると、俺は苦笑交じりに呟いた。 しかし何時までも感傷に浸らない処が、ハードボイルドのハードボイルドたる所以である。俺はえいや、と重い腰を上げると粗末な造り付けのキッチン、と呼ぶのも憚られるような見窄らしいコンロ置き場に出向く。洗い場に突っ込まれたマグカップの中から最もましな──────と言っても、取っ手が繋がっていて底が抜けていないもの、程度の意味合いだが──────一つを顔を顰めながら選び出し、黒い泥水のようなほろ苦い豆の恵みの珈琲と味気の無いパンという遅い朝食の準備を始める。 幸いにしてまだガスは止められていないようで、若干手間取りながらも用意を終えると、今度は自分の身支度だ。 男は強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。と、偉大なる大先輩は有難くも腹の足しにもならない名言を残してくれた訳だが、昨今ではそれに加えて身綺麗でなければ生きていると認められない、というまことに生きにくい世の中だ。 いっそ原始時代に戻った方が楽なんじゃないかね、と思う事も無いではないが、今さら酒も煙草も無い生活など耐えられる筈もない。結局、騙し騙しやるしかないのだ。 我ら哀れな人間に知恵を与えたもうた慈悲深きクソッタレに乾杯、というわけで、くだらない事を考えつつも鏡の前に立つ。 真っ赤なワイシャツにネクタイ。その上から工藤俊作と見紛うばかりの黒の上下を身に纏えば、一分の隙も無いハードボイルドの完成。 着替えを済ませ、髪を整える。気が付けば随分と伸びている。そろそろ切りに行くべきか。馴染みの美容院は腕は良いのだが、女たちは些か馴れ馴れしく接してきて閉口する事もしばしばだ。 コート掛けに引っ掛けたままの茶褐色のトレンチコートは、あと三ヶ月程は夏休み中だ。その上のソフト帽、この相棒には休みはやれないな。 ボルサリーノを目深に被り、お洒落な靴を履き、整えた身嗜みを確認すると、ダークスーツの胸ポケットからシガーを取り出して咥える。 ちらり、と机の上の手紙を見る。 手紙の内容はシンプルなものだった。 『来たるハルマゲドンにおいて、転校生の介入を排除する為に力を貸してほしい』 つまり言ってしまえば、用心棒のようなものだ。 「探偵は始末屋じゃないんだがな…………」 あまり乗り気にはなれなかったが、世間には色々と見えない縄が存在する。義理や人情、恩義や貸し借り──────くだらなくも無視できないしがらみだ。 とはいえ勿論、やるからには仕事はきっちりと果たすつもりだ。 額縁の裏の金庫に隠したコルトを取り出す。 ふと、思い出した。 地下の酒場のカルメンと、今夜はランデブーの予定があったな。 ──────必ず行くからそこで待ってろよ。 【sweet-heart side】 部屋中に漂う埃と煙、古ぼけた匂いの中で俺は目を覚ました。 吾輩は猫である、名前はまだ無い──────と言いたいところだが、そうも行かない。 俺の名はナンシー。女みたいな名前だが、れっきとした牡である。ただ、主人が勝手にそう呼んでいるだけだ。それもその日の気分で変わる始末。まぁ、名前など俺にとっては何でも構わない。 前足を突っ張り、思い切り伸びをする。 この部屋は少し埃っぽい。主人があまり掃除というものをしないからだ。 漂う煙の匂いは、恐らく主人の家族の誰かが台所で朝食の魚でも焼いているのだろう。猫の本能をくすぐる良い匂いだ。 起き抜けの喉の渇きに、室内を見回す。残念ながら丁度良い水分は見当たらない。机の上に主人が愛飲する飲みかけのカルピス──────本人は水割りと言い張っている──────があるものの、これは少し甘ったるい。 かといって、珈琲と言い張っている黒豆ココアとやらもやはり甘くて猫の口にはどうも合わない。 大人しく部屋を出て台所へ出た方が良さそうだ。うまく行けば魚にもありつけるかもしれない。 「…………ふにぃ……ナンシー…………」 ソファベッドに横たわり、むにゃむにゃと寝言を呟く我が主。微かな寝返りに、僅かに掛け布団がずり落ちる。 ──────やれやれ、全く。 俺は器用にも口で薄手の布団を咥えると、掛け直してやる。正直、毎夜寝る際にぬいぐるみの如く情熱的に抱かれるのは勘弁願いたいところなのだが、罪の無い寝顔を見ればそれも微笑ましい。 人間にしては毛並みの良い髪は、随分と伸びている。そろそろ美容院とやらに行った方がいいだろう。主人はいつも美容師達に文字通り可愛がられている人気者だ。もっとも、本人は納得していない面もあるようだが。 ちらり、と机の上の手紙を見る。 手紙の内容はシンプルなものだった。 『来たるハルマゲドンにおいて、転校生の介入を排除する為に力を貸してほしい』 そこまではいい。だが、問題はその後。 その宛先は、一八一八(にのまえ・やいば)となっていた。また配送間違いに違いない。それとも、主人が勘違いして持ってきただけか。 ──────やれやれ。 相変わらずそそっかしく、危なっかしいお嬢ちゃんだ。 俺はまた一つ厄介事を背負い込み、嘆息する。 ──────全く、猫には向かない職業だぜ。 主人がシガーと呼んでいるチョコレートの匂いは、あまり好きではない。さっさと出ることにしよう。 ドアノブに飛びつくと体重を掛け、くるりと回して扉を開く。難しい事じゃない。この程度、日常茶飯事だ。 ──────軽く腹拵えだけは済ませておかないとな。 今日は面倒な日になりそうだ。 <fin> GK評:3点 うーんハードボイルド。 番長十三ちゃんのハルマゲドン参戦理由も明かされましたが魔人同士の殺し合いに挑むというのに、それをあたかも日常の一幕がごとく扱っているのが実にハードボイルド。 ネコネコカワイイヤッター!
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私の知らないでしょうか? とは、おんJに立てられたスレの一つ。 変わった概要ですね(笑) 考察はしないでくださいね(笑) 関連リンクはありました コメントも書かないでくださいね(笑) 変わった概要ですね(笑) 私の知らないでしょうか? 1 :名無しさん@おーぷん:2015/08/04(火)23 51 05 ID MnO(主) × 失くなってしまったのですが 探してもたくさん探してもないのですが どうするんでしょうか? 8 :名無しさん@おーぷん :2015/08/04(火)23 55 10 ID MnO(主) × 間違えました 「どうすればいいでしょうか?」 でした 2 :名無しさん@おーぷん :2015/08/04(火)23 52 31 ID 9xz × 首かな? 9 :名無しさん@おーぷん :2015/08/04(火)23 56 53 ID MnO 2 首は確認しましたがありました。 しっかりさわってから鏡でも見て観察してありました。 11 :名無しさん@おーぷん :2015/08/04(火)23 58 09 ID Jri × 見つけにくいものか? カバンの中探してみーや 13 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 00 38 ID xO8 11 かばんには耳しかないです。 かばんではないです外のポケットにもありませんでした ありませんでしたありがとうございます 14 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 01 16 ID C2v × 本棚とかに小指あるんちゃう?? 16 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 03 50 ID xO8 14 本棚にはいつも右手ですのでありませんでした 昨日も一昨日も掃除して綺麗にしています。 おんj民のネタレスに対し、イッチが意味不明なマジレスを返す。 この時点で既に闇が深いが、>>44からイッチの様子が更におかしくなっていく。 +やり取り抜粋 33 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 26 01 ID xO8(主) × 29 においは桃の天然水を冷やしてカラーコーンに注いだ時のにおいですね 不思議なにおいなんですけど 不思議な香りがします(笑) 35 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 29 19 ID xO8(主) × 34 色は香りですね 私自身よく混乱しますが気を付けています でも色を聞くなんて変わってますね(笑) 37 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 30 57 ID xO8(主) × 34 ちょっと変わってますね(笑) 40 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 32 19 ID xO8(主) × 36 食べてしまったらお腹を壊しちゃいますよ(笑) あまりお水を飲み過ぎないでくださいね 34 ちょっと変わってますね(笑) 41 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 34 26 ID xO8(主) × 38 多分明日はお金で買えますね 日によってまちまちです。 疲れる時と疲れない時があるので大変です そういう時は買えますよ 43 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 38 11 ID xO8(主) × 42 実在しないのはおかしいです 実在していたのでたしかにあるはずなんですが実在していたものは実在している事になりますよね? でしたら実在しているはずです 前も鏡で確認しましたから 47 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 40 36 ID xO8(主) × 44 やめて 49 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 41 24 ID xO8(主) × 44 やめて 51 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 42 13 ID xO8(主) × 44 消してくださいこれ 52 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 43 00 ID xO8(主) × 44 やめてって 54 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 44 09 ID xO8(主) × 44 やめてくださいね(笑) 消してくださいね(笑) 59 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 47 23 ID xO8(主) × 44 消してくださいね もう少し待ちますので。 61 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 50 33 ID xO8(主) × 44 やめて消してね? すごいですよ? 65 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 53 29 ID xO8(主) × 44 はやく消してくださいね あまり時間をかけないでくださいわたしもです わたしも無理をいっているのは御手数ですが 消してくださいね(笑) 68 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)00 56 15 ID xO8(主) × 44 もういいですか?消してくださいね 77 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)01 00 53 ID xO8(主) × 44 消してくださいね 許しません 消してね(笑) 79 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)01 02 44 ID xO8(主) × 44 やっぱり消えてない ずっとそばにあって大変なんですよ? 消してくださらないと服の中に堅牢なもので無理になってしまいます 消して 86 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)01 05 52 ID xO8(主) × もういいです 警察に行きます 98 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)01 38 19 ID xO8(主) × 44 お前警察とグルなんだろ 消して 105 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)01 46 07 ID xO8(主) × 消し 106 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)01 46 47 ID xO8(主) × はやく 109 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)01 49 14 ID xO8(主) × 消して 110 :名無しさん@おーぷん :2015/08/05(水)01 53 41 ID xO8(主) × 許さない 44がイッチの琴線に触れたのか、以降イッチは狂ったようにレスの削除を要求、 実際に44が削除されていることが、スレの雰囲気を非常に不穏なものとさせている。 考察はしないでくださいね(笑) 死体探し説 232 :名無しさん@おーぷん :2017/06/25(日)12 14 12 ID ngO 精神異常者が殺人→バラバラにして家の中に死体遺棄 数日後山かなんかに埋めるためにその死体を探すが見つからない→ネットできくか… という説もある 関連リンクはありました 消えたとて浮かぶもの…2chの同系統で有名なスレ エキニキ…意味不明な言動が似ている。 → ~ニキ一覧 削除なし完全版 (ログ速) コメントも書かないでくださいね(笑) 狙いすぎてて今時流行んねえよな -- (名無しさん) 2018-02-21 14 32 48 おんJやし三年も経てば大抵のものは廃るんだよなぁ -- (名無しさん) 2018-02-25 17 08 56 くっそどうでもええけど琴線に触れるの使い方おかしい -- (名無しさん) 2021-09-11 00 57 46 怖い -- (さかな) 2021-11-03 12 21 33 というか首にあったやんけ -- (名無しさん) 2021-12-09 22 37 26 名前 コメント すべてのコメントを見る ▽タグ一覧 用語 闇深
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06月 2002年 BasiL あごバリア 王雀孫 西又葵 banner_basil.gif 原画:西又葵 シナリオ:あごバリア・王雀孫 16 :名無したちの午後 [sage] :05/03/17 16 08 16 ID Vcs+Q34g それ散るの舞人と希望 139 :名無したちの午後 [sage] :2007/11/12(月) 02 15 01 ID Aezlx68Q0 それは舞い散る桜のように(希望ルート) ※過去スレのテンプレに上がっていた作品ですが、内容に触れたレスはありません
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落ちても泣かない 作詞/69スレ328 VIPという街に生まれ 小さい私 優しくて温かい光に包まれて歩く 時折荒波に揉まれ 流れてしまう 優しくて温かいみんなが引き上げてくれる でも 迫る波は私をさらう どんどん下へと押し流される背後はもうdatの海 ああもうみんなの手が届かないよ 落ちても泣かない 皆に愛されたから 落ちても泣かない 皆が大好きだから 愛しい思い出を抱いて、私は漂います 皆に会えて 幸せでした 音源 落ちても泣かない