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このページはこちらに移転しました もう届かないのに 作詞/256スレ78 作曲/oneofvipper 舞う粉雪 君と過ごした夏が眩しい 記憶の中の 君はいつも笑ってた もう遠い淡い記憶 どんなに走っても君には追いつかない 舞い踊る桜 隣にもういないのに 君を求めた あの夏の日 静かに散り行く花びら 瞳に貯まる涙は誰のもの? 音源 もう届かないのに もう届かないのに(カラオケ) もう届かないのに(歌:tdrk) もう届かないのに(歌:emanon) もう届かないのに(歌:269スレ80) mp3 もう届かないのに(歌:270スレ31) mp3 もう届かないのに(歌:鏡音レン 調教:tdrk) もう届かないのに(歌:遠山ちえる)
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かわいいくまをうたないで【登録タグ か ほぼ日P 初音ミク 曲】 作詞:ほぼ日P 作曲:ほぼ日P 編曲:ほぼ日P 唄:初音ミク 曲紹介 ほぼ日P の237作目。 全国で人里に降りてきたクマさん達が猟友会の皆さんに射殺されていることに心を痛めてインスパイアされました。(作者コメ転載) 今作では久しぶりにオタマトーンを使用している。 歌詞 クマは臆病な生き物です 森の中で平和に暮らしているのです クマは賢い動物です 争いごとは嫌いなのです クマは人間を怖れます 鈴を持って歩くのもそのためです クマは優しい動物です 子どもをとても可愛がります 人間たちが森を切り開いたから 山の奥の奥の方に追いやられた 人間たちが地球暑くさせたから 食べ物のドングリがなくなってしまった だから山を下りてきたのです 里に下りてきたのです 食べ物が欲しいだけなのです だから山に帰してあげて 殺すなんて可哀想 かわいいクマを撃たないで クマが生きるため仕方なく 里に下りてくるのは悲しいことです そんなクマたちを無慈悲にも 撃ち殺す人達がいるのです 人間たちが森に土足で入って 食べ物になる木を切ってしまった 人間たちがクマの森乱したのに 自分たちの都合で殺すのはおかしい 都会に暮らす私達の 夢を壊さないで 人間が引っ越せばいいんです 人を襲うことがあっても それは自然の摂理 かわいいクマを撃たないで コメント この歌詞に同感できる所が多いです。 -- 名無しさん (2010-11-30 21 09 40) 安全圏に住んでる人のきれいごとだよね。 -- 名無しさん (2010-12-01 09 40 51) 愛護団体への皮肉なのか本気でそう思っているのかわからない所がいい -- 名無しさん (2010-12-03 22 52 55) 歌の大部分が動物愛護のキレイごとで語られ、最後に強烈なエゴが語られるwカタルシスが半端ないw -- 名無しさん (2011-09-12 16 51 07) 『羆嵐』を読んでから作詞して欲しかった -- 名無しさん (2011-11-29 22 13 57) 「都会に暮らす私達の夢を壊さないで」←ひとことで全部ひっくり返すほぼ日pすげぇ…… -- 名無しさん (2012-06-29 15 11 08) ほぼ日pサイコーです。動物もかわいそうですよね。 -- 美影 (2012-06-29 16 01 31) ほぼ日さんの皮肉が好きです!都会に暮らす私達の 夢を壊さないで wwwww -- 名無しさん (2012-09-02 13 02 38) クマに同情できる曲w -- 風華 (2013-05-19 22 40 43) 猪熊柔のこと? -- 名無しさん (2013-11-03 10 07 52) くまモンを暗に批判してる? -- 名無しさん (2013-11-23 02 22 24) イルカは殺していいがクマは撃つなという滑稽 -- 名無しさん (2014-01-26 15 08 39) 熊を撃つのって、シマウマを守るためとか言ってライオンを撃つのと同じなんだよね。どっちも、突き詰めれば人間本位。 -- さぁ (2014-02-11 16 55 37) クマを撃つなって、食べられてる魚を無視ししてクジラを守れっていうのと同じなんだよね。どっちも、突き詰めれば人間本位。 -- そぉ (2014-05-16 08 13 56) 泣いた。 -- まへら (2014-05-16 16 50 00) 安定の思考回路 -- (^^) (2014-07-16 18 17 38) 「動物には愛情を持って接しなさい」とか「子供は3人以上が健全」とか、政治家はおせっかいが好きだな -- 名無しさん (2014-08-31 21 57 21) 名前 コメント
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用語 放課 尾張地方の学校でのみ見られる言葉で、「放課後」ではなく授業と授業の間にある「休み時間」を指す。たまにいる他県から通っている生徒は困惑する。 購買ダッシュ 内進生であるならば必ず経験する。主に雨天時、中学館と特別教室棟東館との間をショートカットする行為を指す。移動教室や特に購買時などでよく見られる。雨を恐れ屋根のある道へ遠回りしてしまう愚か者は負け、濡れることさえ気に留めない果敢な勇者のみが弁当を獲得できるのだ。 弁当初日から毎日購買に通っている生徒がいる。 米騒動 欠点をたくさんとってしまうこと。成績表に米印がたくさんつくことから名付けられた。 チンジャオ弁当 よく考えるとチンジャオロースをチンジャオと略すのは滝だけである。 内普、外普 商業科があった頃の名残か、少なくとも2015年頃までは使われていた単語。 語源は考えるまでもなく「内進普通科」「外進普通科」である。 いつの間にか死語に。 内進、外進 滝には中学から中高一貫の生徒と高校から入学してきた生徒が在籍しており、前者を内進、後者を外進という。 S別 「習熟度別クラス」の略。内進生は高1から主要教科(英数国)の成績をもとにS上・S下に振り分けられ、その教科の授業はS別で受けることになる。 理系は高2、文系は高3になると外進生も振り分けられるようになり、さらにS上・S中・S下へと細分化する。加えて文系クラスは教科もE別(英国)・M別(数)に分けられる。 これに伴う通称【s別差別】も存在する。 雑学 ロンドンに同窓会支部があるらしい。 プロ野球選手を輩出している。しかもドラフト一位で指名されている 農業科があったこともあり、元々牛を飼っていた。もともと卵を温める機械であったのを後に弁当保温機として使用している。 入れる場所によっては高温になるためプラスチック製品は注意が必要。コロナ禍以降使用されていない。 滝高校の議会には生徒自治会という議会とは別の組織も存在する。 生徒自治会の創設者は日本生徒会大賞を受賞している。ちなみにこの創設者は本人の本命校受験月である2月生徒議会にお知らせを貰っていないのにどこからか情報を手に入れ出席したそう。そしてついでの如く京大に受かった。すごい。 https //sites.google.com/view/porcoscot/ 日間賀島に信四郎大先生の話を聞かせてくれるおばあちゃんがいる。 高校渡り廊下にある自販機ショートカットルートは、校則では使うことが禁止されている。 ここみたいなwikiだとか学校裏サイトなんてモノが存在しなかった時代に「滝学園Webコミュニティ」なるサイトが存在した。 物理実験室の黒板の近くの天井は水素爆発の実験で水素を多く入れすぎたため、穴が空いたらしい。 伝説 定期考査後に居残り自習をしているときに中学館の2階の窓から『パイ◯ン』と叫んだ猛者がいる。その後、すぐに梶田先生が現れ、叱られた。 家庭科の時間を1時間丸々カーテンに隠れた猛者が2名在校している(現高2と現高1)隠れた生徒のうち1人は坊主になったことで伝説となった 滝⇆江南駅を3分半で走りきった猛者がいる。 雪玉をロッカーに詰めてロッカー一列ビチョビチョにした奴がいる。 10人留年した年がある。伝説。 松森駅、飛騨金山駅が現在観測されている最遠最寄駅。ただ静岡から通っていた猛者がいるとかいないとか。 他校の生徒が参加不可の文化祭で、他校の生徒に制服を着せ呼び込ませた生徒がいる。ちなみに何故かそれは先生にバレ、呼び込ませた生徒は停学を喰らった。 体育祭の選手宣誓でフリースタイルラップをした奴がいる。(2024年度) 閉会式でラップをしたやつもいる。(同じく2024) ピザを学校にデリバリーした者がおり、そのピザを食べた者はすべて生徒指導となり、反省文をかかされた。 aqua lyricsという二人組の歌い手ユニットが存在する。文化祭でのライブの様子が新聞に載ったことがあるが、その際『お尻振って』と書かれたうちわが黒塗り処理された。 中学時代天井にスリッパを蹴り飛ばし、その衝撃で近くの電球を壊した怪力猛者がいる。 七限の授業終了五分前に遅刻してやってきた強者がいる。単純に寝坊。メンタルが強すぎる。 なんなら終礼に登校してきた奴もいる。部活だけやって帰ったらしい。←その上遅刻してるのにも関わらず生活指導部長の武田先生の授業に平然と風船を持って登校。 伝説。 英語科の八谷実施のスペコン追追試にて、廊下で受けさせられそうになったため、開始直前に走って逃げ出した生徒がいる。 小山先生のクラスが体育祭で準優勝した際、祭の三ヶ月後のLHRで「体育祭感動をありがとう」と言い急遽お菓子パーティーを始めた。お菓子を選ぶ生徒の順番は保健の点数順であり、考査終了後であった為、圧倒的初見殺しだった バレンタインデーの日に小山先生が生徒にチョコはゴミ箱に入れるなと言い、敢えてゴミの1番上にチョコのゴミを置いた生徒がおり、翌日小山先生がチョコレートのゴミを掲げて犯人探しを始めた事がある。 お昼の放送で「おとわっか」の一部分を流した戯けがいる。ただし「コネクト」のパートは度々一時停止が入った。 長月祭のゲストでKONISHIKIを呼んだことがあるが、生徒たちのあまりに非常識な態度に激怒して帰って行った。 「恋愛部活」なるテレビ番組に在校生が出演し全国に恥を晒したことがある。ちなみにMCは名古屋出身の青木さやかだった。 全日本高校先生クイズ選手権2024に出場したが、ほかの学校は生徒も出ている中、滝高校は先生のみだった。そのためか、番組内での登場回数が少なかった。師先生ファンからによると、師先生が出ていたので満足だそう。 原裕人先生、服部雅司先生、中須賀孝之先生、近藤功明先生が滝中の四皇として君臨していたが、1人の男子生徒が近藤先生との激闘を制し、四皇の座を奪った。伝説。 学校のiPadでYouTubeが見れないため、自分でダウンロードできるプログラムを作った猛者がいる。 中2で数検1級の勉強をしている猛者が存在する。 滝学園のHPにDoS攻撃をして、サーバーを重くさせた者がいる。あとでバレて謹慎になった。 文化祭の準備期間中に一日目は走ってテラスウォーク、二日目は歩いて岐阜と愛知の県境、三日目は滝から3キロ離れたラ○ホ、最終日は友人からチャリを一台借りイオンモール各務原(滝から7キロ)に行った二人組がいる 修学旅行でホテルを抜け出し、2キロほど離れた心霊スポットに行った二人組がいる。肝試しの道中、現地の沖縄の高校三年生三人組に会い五人で行くこととなり仲を深めた。なぜか現地の高校生は車で来ており、帰りは親切なことに送ってくれた。 バレンタインデーにきのこの山約100箱をある生徒の机、下駄箱、ロッカーに詰め込んだやつらが存在する。2年連続でやったが、2年目は被害者が休んだため未遂(?)に終わった。 夏休みに学校に呼び出され先生4人と生徒1人で5者面談になった生徒がいる。 不祥事 このwikiでは詳しくは解説しないものとする。しかし調べればいくらでも出てくる模様。ちなみにネット上で滝生を名乗ってそれらについて語ると確実に「滝学園事務員による火消し」と認定されるので注意が必要である。 人物紹介 塩崎ひかる 滝(内進)→東大 師については数多くの数学伝説が残されている。 高一の段階で赤チャートを終えていたらしい。 内職が公認されていたらしい。一部例外として梶田先生だけは許さなかった模様(Xより)。 大学への数学を愛読していたらしい。なんならたまに本文を書いている。 学生時代、数学甲子園にて滝を優勝に導いた。 文化祭でバンドをやり、モッシュとダイバーが出て、あとでひどく怒られた。 高2あたりからハイパー数学Sαという講座を開講。土曜講座や滝教育研究所などで講義をした。大抵の場合、近藤(帝)先生が後ろで見守っていた。受講者の多くは東大京大東工大などに平気な顔をして受かっていったらしい。 滝研で特別講座が開かれることがある。普段は学べない新しい解法を教えてくださる。本当にいい講座なので機会があったらぜひ受けよう。 今年から開成学園の数学の非常勤講師として勤務されている。 著書の難問ラプソディに言及したポストをX(旧Twitter)で行うとどこからともなくひょっこり出てくる。 著書:難問ラプソディ (安田亨大先生との共著) 「駒場東大前」の「場」を「馬」と間違えて大学生活を送っていらした。 カラフルダイヤモンド 2023年度文化祭のスペシャルゲスト枠。アイドルグループであり、それぞれのメンバーに色が割り振られている。 スペシャルゲスト枠にも関わらず知っている人が誰も居なかったため、色とりどりの圧縮炭素などと皮肉られていた。当時はどうなるかと心配している生徒が多かったが、当日はファンと見られる女子が結構いた。Twitterのフォロワー数は1万人。滝生も何人かインスタをフォローしている。 誰か分からないけどノリがいいお兄さん達だったので男子生徒も割と盛り上がっていた。生徒間で学園祭の話をするときに必ず名前が出る。カラダイと呼ばれ、親しまれている。筆者の友人は学園祭後にガチファンと化し、ライブにも複数回行っていた。 このグループ、何回もメンバーが入れ替わっているらしい。 中廣先生によれば、ギャラは全員で30万ほどの激安。一宮から滝バスで来てもらったらしい。
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それは舞い散る桜のように メーカー BasiL 発売日 2002/6/28 ジャンル ADV カテゴリ 学園、恋愛、記憶喪失 原画 西又葵 シナリオ 王雀孫、あごバリア アーティスト 2G70、Nori、YURIA、spanky 評価
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紗季 「なぜあの時長谷川さんは満足して下さらなかったのかしら……」 紗季 「それはそう、水着を着ていたからよ! 」クワッ 紗季 「そうと決まったら早速作戦決行よ」 紗季 「いや、どうかしら。ヒナならともかく愛莉やトモがやりそうにないし……」 紗季 「どうやったら説得できるかしら……」 真帆 「おーい、サキさん。大丈夫かー? 顔が怖いぞー? 」 紗季 「ちょっと黙ってて」 真帆 「声がだだ漏れですよー」 紗季 「――――――ッ!!! 」 紗季 「何盗み聞きしているのよっ」 真帆 「いや、更衣室のみんなに聞こえる場所でブツブツ言ってるから気になるじゃん? 」 紗季 「……週末だから疲れていたのかしら」 真帆 「それにしてもサキさん、どんな事を考えてたの? 」 紗季 「……っ、いや、その」 真帆 「みんなー、ちょっと来てー」 智花 「どうしたの? 」 愛莉 「どうしたの? 真帆ちゃん? 」 ひなた「おー? じけん? 」 真帆 「サキがねー、面白い事考えてたんだよ」ニヤニヤ ひなた「おー? なにー? 」 四人 「…………」ジー 紗季 「いや、この間長谷川さんが水着エプロンで満足して下さらなかったから、 リベンジをしようかなぁっと思って……」 智花 「っていう事はつまり……」 紗季 「そうよ、最高のエプロン姿でいくのよ」 愛莉 「そ、そんなのむりだよう」アセッ 真帆 「それはあたしもちょっと恥ずかしいかも/// 」 ひなた「おー、ひなは、だいじょうぶ」 紗季 「それじゃあヒナと二人で行こうかしら」 智花 「それはそれで問題が……」 真帆 「そうだそうだ! サキばっかりずりーぞ! 」 愛莉 「そういう事じゃないと思うなぁ……」 真帆 「あ、そうだ! 良い事考えた! 」 紗季 「何? 言ってみなさいよ」 真帆 「一人一人違う衣装を考えるのはどう? 」 ひなた「おー、ひな、さんせい」 智花 「それじゃあバラバラにならないかな? 」 紗季 「それじゃあ一人一日ずつにしましょう」 真帆 「来週はカマキリもいないから五日間使えるぜ! 」 愛莉 「勝手にして良いのかなぁ」 紗季 「そこはみーたんと長谷川さんに交渉してみるわ。行ってくる! 」 ひなた「おー、いってらっしゃい」 体育館 紗季 「みーたん、ちょっと相談が」 美星 「ん? どうした? 」 紗季 「来週からカマキリは一週間いないんですよね? 」 美星 「うん。そうだけど? 」 紗季 「だから来週は毎日練習できないかなぁって」 美星 「私は良いと思うから昴に訊いてみな」 紗季 「はい、ありがとうございます」 紗季 「あの、長谷川さん」 昴 「どうした? 紗季? 」 紗季 「相談がありまして」 昴 「言ってごらん」 紗季 「来週、毎日練習をしたいと思っているんですけれど、もしよかったら長谷川さん も来ていただけませんか? 」 昴 「そうだなぁ。同好会もあるから葵と交渉してみるよ」 紗季 「あと、長谷川さんだけで来ていただけないでしょうか? 」 昴 「ってことは、葵に来るなってこと? 」 紗季 「はい、来週猛特訓して、葵さんに驚いてもらいたいんです」 昴 「なんだ、そういうことか。じゃあ適当に交渉してみるよ」 紗季 「ありがとうございます」 携帯 葵 『はぁ? 同好会をまた休む? 』 昴 『本当にすまん。慧心の体育館が使えなくてミホ姉に勉強を教えてもらうんだよ』 葵 『ふぅん、美星ちゃんねぇ。この間みたいに隠れてプールで智花ちゃん達と戯れて いたらただじゃおかないわよ』 昴 『ははは、分かってるって。それにもうそんな季節じゃないだろ』 葵 『あと、それなら土日は二日とも同好会に来ること』 昴 『ああ、分かった。ありがとな』 葵 『うん、じゃあね』ツーツー 昴 「じゃあ紗希にメールだな」 紗季ホーム ウィーアーラーイプファイター イマハマーケーナイ 紗季 「来たっ! 」 紗季 「…………やった! 」 チャットルーム 紗季 『みんなっ、長谷川さん来ていただけるそうよ』 智花 『ほんと? よかったぁ』 真帆 『もっかんはまいにちあってるからいーだろー』 智花 『そ、そんなこと言わないでよぅ』 紗季 『でも土日は無理っておっしゃっていたわ』 ひなた『おー、ひな、かなしい』 愛莉 『美星先生には伝えたの? 』 紗季 『もう長谷川さんが伝えてくださったわ』 愛莉 『じゃあ順番はどうする? 』 真帆 『アタシがきめる! ちょっとまってて』 智花 『…………』ゴクリ 真帆 『…………』ゴクリ 紗季 『…………』ゴクリ ひなた『…………』オー 真帆 『きまったぜー! 』 紗季 『で、結果は? 』 真帆 『いちばんアイリーンで、にばんはヒナ、さんばんはもっかんで、よんばんはあた し、さいごはサキね! 』 愛莉 『え? 私が一番? そんなの無理だよぅ』 真帆 『いいのか? アイリーン? あたしたちがセクスィーなミリキを出す前にした方が良 いんじゃない? 』 紗季 『確かに、先にした方が、後が楽って言うのはあるかもしれないわね』 愛莉 『うん、分かった。私、頑張ってみる』 ひなた『おー、ひな、がんばっておにーちゃんにほめてもらう』 智花 『私も頑張らなくちゃ』 真帆 『いいコトかんがえた! 』 愛莉 『何かな? 』 真帆 『すばるんがいちばんきにいったひとは、ちゅーしてもらおうぜ! 』 智花 『キ、キス!? さすがに良くないんじゃないか……』 愛莉 『そうだよね、良くないよね』 紗季 『そのくらいした方がみんな本気でくるでしょう』 真帆 『じゃ、きまりね! 』 月曜日 昴 「今日から五日連続だから頑張らないとなぁ」 昴 「いよっし」 ガラッ 愛莉 「お、お帰りなさいませ、は、長谷川さんっ」 昴 「た、ただいま。どうしたの? 五人そろって」 真帆 「ほらね、アイリーン。制服じゃすばるんは倒せないよ」 愛莉 「でも、普通がいいんじゃないかなぁ」 紗季 「いや、こういう時だからこそ攻めるのが重要じゃないかしら」 智花 「せ、攻めるって」 真帆 「で? 何点? アイリーンプロデュースのお出迎えは? 」 昴 「……は? 」キョトン 真帆 「だーかーらー、今の何点? 」 紗季 「いまのお出迎え、長谷川さん的には100点満点中何点ですか? 」 ひなた「おー、100てんはだめ。ひなたち、あいりにかてない」 昴 「つまり、これはまだ続くわけか」 智花 「は、はい」 昴 「じゃあ、取りあえず70点で」 愛莉 「よかったぁ」 紗季 「よかったわね、トモ。まだチャンスはあるわよ」 智花 「そ、そうだよね。愛莉が本気で来たら敵わないもんね」 昴 「じゃあ着替えたら練習始めるよ」 五人 「はーい」 火曜日 昴 「今日もみんなが迎えてくれるのか」 昴 「嫌じゃないけれど、普通でいいんだよなぁ」 ガラッ ひなた「おかえりなさい、おにーちゃん」 昴 「……た、ただいま(パ、パジャマか)」 ひなた「ひな、もうねむいからいっしょにねよ? 」 昴 「まだそんな時間じゃないよ。着替えておいで」 ひなた「おー、わかった」 愛莉 「あ、ひなちゃん待って」 真帆 「そうだぞヒナ! 採点してないぞ! 」 智花 「それで昴さん、今の何点でしょうか? 」 ひなた「…………」ジー 昴 「(うっ……そんな目で見られたら100点を付けたくなる。しかし! 俺はみんなのコ ーチとして公平なるジャッジをしなくてはならない。)」 昴 「(体育館にパジャマ。一見ミスマッチに見える組み合わせだが、体育館が温もりを 感じやすい所である為調和している)」 ひなた「おー、なんてん? 」 昴 「78点だ」 紗季 「ヒナ、やったわね」 ひなた「おー、ひな、うれしい」 愛莉 「ひなちゃん、良かったね」 昴 「じゃあ着替えて練習始めようか」 五人 「はーい」 水曜日 昴 「三日目ともなったら少し楽しみになってくるなぁ」 昴 「さて、今日は誰が考えたのかなっ」 ガラッ 智花 「お、おかえりなさい、昴さんっ」 昴 「おお、やる気満々だな」 真帆 「でもフツーすぎない? 」 紗季 「まぁユニフォームってトモらしいけどね」 愛莉 「ユニフォームなら、恥ずかしくないよね」 ひなた「おー、ひな、やるきまんまん」 紗季 「で、長谷川さん、得点は? 」 智花 「…………」ジー 昴 「(体育館にユニフォーム。完全に一致しているがすでに背景の一部になってしまう 恐れがある。言い方によれば冒険しなかったとも言えるが裏を返せば基本に忠実 に行ったという事だ)」 昴 「84点だ」 智花 「やったあ! 」 真帆 「おお! 一位じゃんもっかん! 」 ひなた「ぶー、ひな、くやしい」 愛莉 「ひなちゃん、智花ちゃんを応援しようよっ」 紗季 「私も頑張るわよ」 昴 「じゃあこの格好だし準備体操をして練習始めようか」 五人 「はーい」 木曜日 昴 「今日は真帆か紗季だよなぁ」 昴 「正直言って不安だよなぁ」 昴 「でも練習には参加しないといけないしなっ」 ガラッ 真帆 「おかえりなさーい」ヘニャヘニャ 昴 「……寒くないのか? 」 愛莉 「さ、寒いです」ブルブル 真帆 「こんくらいへっちゃらだぜー」 智花 「さすがに水着は寒いよぅ」 紗季 「そうよ、季節ぐらい考えなさいよ」 ひなた「さき、まだ9がつ」 愛莉 「は、長谷川さん、得点は? 」 真帆 「…………」 昴 「(そうだなぁ、水着はかなり斬新な感じだがみんなの水着は割と見てきたからなぁ それが少し減点ポイントかもしれないな)」 昴 「67点」 真帆 「えー!? すばるん水着嫌なのー? 」 昴 「いや、そういうわけではないがもう水着の季節じゃないだろ? 」 真帆 「そっかー、じゃー仕方ねーな」 愛莉 「いまのトップは誰かな? 」 ひなた「おー、ともかがいちばん」 真帆 「それじゃあもっかんが優勝賞品ゲットだな! 」 智花 「ふぇぇ! そ、それが目的じゃないよっ! 」 紗季 「ふふふ、でも私が逆転してみせるわ」 昴 「(優勝賞品って何だ? まぁいいか)」 昴 「じゃ、今日も練習始めるよー」 金曜日 昴 「おお、ミホ姉。」 美星 「すまん昴、今日練習行こうかと思ったけどダメになった」 昴 「どうしたんだ? 」 美星 「職員会議が入ってな」 昴 「わかった。みんなに伝えておくよ」 ??? 「ちょっと待った」 昴 「ああ、竹中か」 夏陽 「美星、相談がある」 美星 「なんだ、言ってみ? 」 夏陽 「俺たち最近練習してないだろ? だから練習試合してくれないか? 今度の日曜日」 美星 「おっけー」 昴 「今日練習してかないのか? 」 夏陽 「いや、今日は用事があるんだ。じゃあな」ダッ 美星 「ところで昴。なぜ鞄を持っているのか? 」 昴 「紗季が教科書読みたいって言う事でさ」 美星 「にゃはは、そういうことか。紗季は勉強好きだしな」 昴 「じゃ、行ってくるわ」 美星 「くれぐれも手出しするなよ? 」 昴 「誰が出すか! 誰が! 」 昴 「よっし」 昴 「今日は紗季がプロデュースだから少し不安だな……」 昴 「でもその辺分かってくれるだろ」 ガラッ 紗季 「お帰りなさい、あなた。鞄をどうぞ」 昴 「」 ひなた「おー? おにーちゃん、ふまん? 」 昴 「と、智花、真帆、愛莉! 何か着るものを! 」 智花 「はい、紗季、ひなたっ」 紗季 「べ、別にいいわよ」 昴 「いや、着なさい」 紗季 「長谷川さんがそうおっしゃるなら」ムスッ ひなた「おー、あったかい」 昴 「な、なんでは、裸エプロンなんだ? 」 紗季 「そ、それは……」 昴 「ともかく、もうこんな格好しないように」 紗季 「は、はい」 真帆 「ほんとサキさん大胆だよなー」 愛莉 「そうだよね、私あんな格好絶対出来ないもん」 真帆 「もっかんに怒られるぞー」 智花 「お、怒ったりしませんっ」 紗季 「ごめんね、トモ」 智花 「もう、紗季までからかわないでよぅ」 ひなた「おにーちゃん、なんてん? 」 紗季 「…………」ジーッ 昴 「いや、ノーコンテストで」 紗季 「嘘でしょっ!?」 昴 「流石にやってはいけないラインがあるから」 真帆 「ぷくく、サキさんあんな格好してまで無効かぁ」ニヤニヤ 紗季 「何が、何がダメだったの? 」ブツブツ 昴 「あ、あと日曜日に男バスと練習試合するけどいいかな? 」 真帆 「おー! いいぜっ! ナツヒに私のジツリキを見せてやる! 」 ひなた「おー、ひな、がんばる」 昴 「葵に練習の成果を見せよう! 」 五人 「はいっ」 日曜日 夏陽 「おーい、ロリコーン。準備できたぞー」 昴 「ん、分かった。じゃあ試合始めるか」 十人 「お願いしますっ」 ……………… ………… …… 葵 「みんなすごくうまくなってたね」 昴 「ああ、みんなの吸収力はすごいからな」 葵 「嘘ついたのはどうかと思うけどね」 昴 「そう言うなって」 葵 「分かってるって。それにしてもみんなすごいよね」 美星 「さっすが私の教え子だな」 昴 「ミホ姉は練習に来てないだろ? 」 美星 「にゃはは、そうだっけ」 昴 「まぁともかくこの一週間は有意義になったよ」 夏陽 「このロリコン野郎ォォォォォ」バキッ 昴 「ぐはぁっ」 夏陽 「お前っ、よくも、よくもぉっ」グスッ 真帆 「やめろよナツヒ! 」 昴 「智花、どうしたんだ? 」 智花 「真帆が金曜日のことを竹中君に話したらこうなったんです」 夏陽 「このロリコン、よくもひなたをっ」 美星 「こいつがヒナをどうしたって? 」 ひなた「おー、ひなたち、おにーちゃんをおでむかえした」 紗季 「こ、こらヒナッ言っちゃ駄目っ」 美星 「智花、教えて」 智花 「あの、お出迎えしたんです。その、は、は、裸エプロンで」 美星 「」 葵 「」 夏陽 「絶対に許さないからな」ギロッ 美星 「で? 誰が? 」 愛莉 「その、ひなちゃんと紗季ちゃんが」 美星 「紗季、本当か? 」 紗季 「ほ、本当です」 葵 「昴、どういうこと? 」 昴 「葵、誤解だ。話だけでも聞いてくれ」 美星 「最後に、辞世の句だけは読ませてやろう」パキポキ 昴 「ちょ、ま、ぎゃあああああああああああああああああああああああ」 Fin おまけ 昴 「う、うーん」 ??? 「あら、目が覚めたかしら」 昴 「あ、羽多野先生」 冬子 「大丈夫? 昴君? 美星ちゃんたちにかなりやられてたけど」 昴 「まぁ、慣れてますし。ところでみんなは? 」 冬子 「もうそろそろ帰ってくると思うわ」 智花 「す、昴さん、大丈夫ですか? 」 冬子 「噂をすればやってきたわね」 真帆 「おお? すばるんだいじょーぶだったのか」 愛莉 「美星先生と葵さん、すごく怒っていました」 紗季 「すみません、私のせいで」 昴 「いいよ、慣れっこだから」 冬子 「何が起きたの? 」 ひなた「おー、ひなたとさき、はだかえぷろんでおにーちゃん、よろこばせた」 冬子 「――――――――! 昴君! その様子を詳しく教えてっ! 」 昴 「いや、そんなんじゃないですから」 冬子 「昴君、同行の士に冷たいんじゃない? 」 昴 「俺にそんな趣味はありませんっ! 」 イージャナイ ダカラチガイマスッテ 真帆 「それでさー、一位はもっかんだからちゅーしてもらわねーの? 」 智花 「ふぇぇ! そんなのいいよぉ」 愛莉 「智花ちゃん、がんばってねっ」 智花 「もぅ、愛莉まで」 ひなた「ともかがいやなら、ひながちゅーしてもらう」 紗季 「こらヒナ、そんなこと言わないのっ」 真帆 「じゃーこの勝負は無しだな。ってうお! ハッチがすばるん襲ってる! 」 冬子 「さあ言うのよ昴君、ハアハアハアハアハアハアハアッ」 ガラッ 美星 「昴は目を覚ましたか? ってあんなことしてたら大丈夫か」 葵 「みんな、もう昴なんてもう帰るわよ」 昴 「た、助けてくれえええええ! 」 Fin
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機巧少女は傷つかない Blu-ray BOX/るろおArt Works 発売日:2月23日・2月25日 1)キャラクター原案・るろお描き下ろし 三方背BOX 2)キャラクターデザイン・渡辺敦子描き下ろしデジパック 3)特製ブックレット -機巧物理学概論集- 4)特典映像 ここを編集 2013年10月放送開始。2018年2月23日、Blu-rayBOXが発売。 http //www.machine-doll.com/ 監督 よしもときんじ 原作 海冬レイジ シリーズ構成 柿原優子 キャラクター原案 るろお キャラクターデザイン・総作画監督 渡辺敦子 ドール/プロップデザイン・ドール総作画監督 廣瀬智仁 サブキャラクター/衣装デザイン 黒澤桂子 メインアニメーター 成川多加志 美術監督 緒続学 美術設定 金平和茂 色彩設計 柳澤久美子 CGIディレクター 内山正文 CGIアクション 千葉高雪 撮影監督 塩見和欣 ビジュアルコーディネーター 松原貞姫 編集 坂本雅紀 編集助手 及川雪江 音響監督 明田川仁 音響効果 今野康之 録音調整 安齋歩 録音助手 進藤公隆、藤原淳平 音楽 横山克 プロデュース ジェンコ アニメーション制作 ラルケ 脚本 柿原優子 竹内利光 絵コンテ よしもときんじ 夕澄慶英 鈴木芳成 岩畑剛一 小林孝志 松本剛彦 原博 藤川太 演出 鈴木芳成 野亦則行 夕澄慶英 吉田俊司 小林孝志 三好正人 小川浩司 間島崇寛 川西泰二 作画監督 渡辺敦子 廣瀬智仁 アミサキリョウコ 成川多加志 樋口博美 竹上貴雄 黒澤桂子 杉本功 松本剛彦 東出太 高山幸二 齋藤雅和 水野隆宏 岩佐とも子 星野真澄 いいのまこと もりやまゆうじ 山形孝二 ■関連タイトル 機巧少女は傷つかない Blu-ray BOX 『機巧少女は傷つかない』るろおArt Works Blu-ray 機巧少女は傷つかない Vol.1 海冬レイジ書き下ろし0巻328P付き ラジオCD「ラジオ・機巧少女~メインキャストは傷つかない~」Vol.1 OPテーマ 原田ひとみ/Anicca EDテーマ 原田ひとみ・茅野愛衣・小倉唯/回レ! 雪月花 コミック版 釜田みさと/ジーンメタリカ-機巧少女は傷つかないRe Acta 1 コミック版 高城計/機巧少女は傷つかない1 機巧少女は傷つかない1 CD Side-B付き特装版 機巧少女は傷つかない4 CD Side-A付き特装版 原田ひとみ プロローグEP「MACHINE DOLL」 グリフォン 機巧少女は傷つかない 夜々 1/8スケールPVC塗装済み完成品 機巧少女は傷つかない マイクロファイバーミニタオル フィギュア・ホビー:機巧少女は傷つかない 原作小説 海冬レイジ・ろお/機巧少女は傷つかない〈1〉 Facing "Cannibal Candy" 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! Blu-ray 映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 Blu-ray CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020 ゴブリンスレイヤー Blu-ray BOX 初回生産限定 グリザイア ファントムトリガー THE ANIMATION 03[Blu-ray] 特装版 ラブライブ! サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜 Blu-ray Memorial BOX ゾンビランドサガ Blu-ray BOX 初回生産限定盤 Blu-ray 思い、思われ、ふり、ふられ 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 1st Season 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 2nd Season 完全生産限定版 Blu-ray ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII OVA Blu-ray 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 BD特装版 Blu-ray アズールレーン 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船 ぶるーれい Blu-ray 水瀬いのり Inori Minase 5th ANNIVERSARY LIVE Starry Wishes かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 22 OVA同梱版 呪術廻戦 公式ファンブック よつばと! 15 監修 庵野秀明・樋口真嗣など 夢のかけら 東宝特撮映画篇 パラレルパラダイス 13 特装版 アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 9 オリジナルCD付き限定版 美樹本晴彦マクロス画集 軌 わだち― 夜ノみつき 10th EUSHULLY WORKS しらこ画集 ILLUSTRATION MAKING VISUAL BOOK カズアキ画集 Kazuaki game artworks ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ 公式ビジュアルコレクション ぼくたちは勉強ができない 第21巻 音声ドラマ ミニ画集付き同梱版 あいきょう 荻pote作品集 ヒョーゴノスケ流 イラストの描き方 TVアニメ『くまクマ熊ベアー』オフィシャルファンブック 押井守原作・総監督 西村純二監督作品 『ぶらどらぶ』 解体新書公式コンプリートガイド OCTOPATH TRAVELER Design Works THE ART OF OCTOPATH 2016-2020 おそ松さん 3rd season SPECIAL BOOK 描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方 YMO1978-2043 「小冊子・YMO全トラックリスト2021 Amazon限定表紙版」付き To LOVEる -とらぶる- ダークネス FIGURE PHOTOGRAPHY COLLECTION 斉藤朱夏 CALENDAR 2021.4-2022.3 ラブライブ! サンシャイン!! Aqours DOME TOUR COMIC ILLUSTRATION BOOK ラブライブ! サンシャイン!! Aqours COMIC ILLUSTRATION BOOK 2020 Winter イジらないで、長瀞さん 10 特装版 「はたらく細胞」公式アニメ完全ガイド リスアニ! Vol.43.2「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版VII アイドルマスター シャイニーカラーズ 3 CD付き特装版 ウルトラマンマックス 15年目の証言録 ウルトラマンZ特写写真集 じじぃ 人生は深いな 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人画集 上 Flat. ぷよぷよ アートワークコレクション 古谷静佳1st写真集 re START THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER COLLABORATION! Great Journey ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX 初回生産限定版 小林さんちのメイドラゴンBlu-ray BOX ゆゆ式Blu-ray BOX スペシャルプライス版 とーとつにエジプト神 Blu-ray 直球表題ロボットアニメ 全話いっき見ブルーレイ 未来ロボ ダルタニアス 一挙見Blu-ray VOL.1 シュヴァルツェスマーケン 全話見Blu-ray ワールドトリガー一挙見Blu‐ray VOL.1 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 魔王プレイボックス 初回生産限定 トータル・イクリプス 全話見Blu-ray Blu-ray Cutie Honey Universe Complete Edition 夜ノヤッターマン 全話いっき見ブルーレイ こみっくがーるず Blu-ray BOX 初回生産限定 Blu-ray 幼女社長 むじなカンパニーセット 初回生産限定 ログ・ホライズン 円卓崩壊 Blu-ray BOX 七つの大罪 憤怒の審判 Blu-ray BOX I Blu-ray 水樹奈々 NANA ACOUSTIC ONLINE 『Dr.STONE』2nd SEASON Blu-ray BOX【初回生産限定版】 魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 Blu‐ray BOX 今井麻美 Winter Live「Flow of time」 - 2019.12.26 at EX THEATER ROPPONGI - Blu-ray盤 Blu-ray 仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE 仮面ライダー一挙見Blu-ray 1号 2号・V3編 仮面ライダー一挙見Blu-ray X・アマゾン・ストロンガー編 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1975-1981 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1982-1986 半妖の夜叉姫 Blu-ray Disc BOX 1 完全生産限定版 裏世界ピクニック Blu-ray BOX上巻 初回生産限定 Levius レビウス Blu-ray BOX【期間限定版】 スーパー戦隊 学研の図鑑 江口寿史美人画集 彼女 アニメディスクガイド80's レコード針の音が聴こえる necomi画集 PHONOGRAPHIC フルーツバスケット アニメ2nd season 高屋奈月 Illustrations 2 彼女、お借りします TVアニメ第1期 公式設定資料集 ドラゴンボール 超戦士シールウエハースZ 超シールガイド ガンダムアーカイヴス『ガンダムビルドシリーズ』編 Angel Beats! 天使画集 Angel Diary PANZER FRAULEIN 野上武志画集 【陸編】 Angel's cage るび様画集 Sweet Dream はすね画集 画集 制服Girl's▼コレクション もりょ作品集 異世界ファンタジーのキャラクターコレクション 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式ビジュアルBOOK アイドルマスター シャイニーカラーズ イラストレーション ワークス VOL.2 Blu-rayDisc付き 八十亀ちゃんかんさつにっき 10 特装版 あんさんぶるスターズ! Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】
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6 戸口から踵を返して、部屋へ戻ると、ソファの上のシラスがじっと低い天井を見上げていた。 「目、」 覚めたの。 問うとシラスはゆっくりと視線をボクにずらした。 「レイディ」 「うん?」 声も、少しかすれているけれど、いつもの落ち着いた低いものに戻っている。 「ちょっとこっちこい」 「な……なんだよ」 起き上がろうと見動いたシラスが顔をしかめる。 まだ自由に動けるほどは回復してないんだ。 そのことに気づいたボクは、呼んだシラスの傍らに寄った。 病人には逆らわないに限る、というのがボクの持論。 近付いたボクに手を伸ばして、シラスは急にぐい、とボクを引き寄せる。 「わ……ぶッ」 勢い、ボクは引かれるままに、寝ているシラスの胸元に崩れこんだ。 「鼻!鼻打った!」 硬い床ではないにしろ、顔面から突っ込んだ衝撃は、涙が滲むほどはある。 何するんだよ。 喚きかけたボクは、喚きかけた口の形のまま、声を失った。 「な……」 ボクの膝――ムドゥブとのダイブで、えらく擦り剥いていたそこ――に、シラスは手を伸ばして、何かブツブツと口の中で小さく呟いている。 赤剥けて、まだジクジクと血が染みているそこの痛みを、ボクはようよう思い出す。 ああ、そういやなんかヒリヒリしてたと思ったらこれか。 気を取られることがあまりに多すぎて、自分のコトにまったくもって気を回す余裕がなかったのだ。 その、擦り剥いた箇所へシラスが手を翳すと、 見下ろしている間に、血が止まって薄皮が張って、もうケガをしてから数日経ちました、ほどに回復してゆく。 魔物であるシラスが、どういう仕組みで魔法を使っているのかボクには判らないのだけれど、一般的に「白」魔法と呼ばれる、魔法介護士が使う「治癒魔法」とは違う経由で、シラスは傷を塞いでいるよう……なんである、詳しく調べてはないんだけれど。 「やめてよ、シラス、ボクなら大丈夫だよ」 手を翳していたシラスの額に、じっとりと汗が浮かんでいるのに気づいて、ボクは慌ててヤツの腕を押さえた。 たったこれだけのことだったのに、ヤツの呼吸はすっかり上がっていて、いかに赤縛のダメージが大きいのか、窺い知れる。 ち。 小さくシラスが舌打ちする。 思うように動かない体にイラついているのが判った。 「あー……そうだ!ほら、お粥!ほら、ボクお粥さん炊いたから。病人にはお粥ツキモノだし。食べるでしょ、シラス」 我ながら唐突だなぁとは思ったけど、何とかこの重苦っしい空気を打破しようと、ボクは底抜けに明るい声を出した。 「――粥かよ」 「なんだよ、お粥さんバカにすんなよ」 「病人にツキモノの食べ物なら、別にあるだろーが」 「え?何?」 聞きながらボクは引き攣った。 あれか。 「生気喰わせろ」っていう流れか。 ボクは珍しく敏感に察知して、思わず首筋を手で覆う。 普段なら、断固として拒否の構えを取るんだけど、こうして、さっきまで半分死にかけていた相手から頼まれるって言うのは、どんなにイヤなことでも、「イヤだ」と無下には断りにくい。 そもそも、赤縛でシラスは体力がかなり落ちているんだろうし、その場合、なにより傷んだ体を治すのは、きっと生気が有効なんだ――というのは、説明されなくてもボクにも判る。 なんせ、もともと魔物の栄養源な訳だし。 理屈は、判る。 だけど、やっぱりボクは痛いことをされるのは好きではなくて、それが例えばムドゥブやラントリアルではない、意思の疎通が少なからずできる、シラス相手であったとしても、 加減して食べてくれているというのは重々承知しているのだけれど、 だとしても、やっぱりボクは怖い。 でも。 どうしよう。 この場合、「痛いからイヤだ」で断るのは、ちょいと人道にもとるだろうか。 でも痛いのはイヤだし。 「……何を一人で百面相してるんだよ?」 本音と建前の板ばさみになってうんうん唸っているボクを、不思議そうに見上げて、シラスが首を傾げる。 「いや。シラスが言いたいことはよーーーく判るけど、ボクにもいろいろと覚悟って言うものが」 「覚悟?」 不審そうに言葉をそのまま繰り返して、わかんねぇな、とシラスは呟いた。 「リンゴ剥くのがそんなに悩むことか?」 「は?」 思わずボクの喉から、まるで素っ頓狂な声が漏れる。 色気もへったくれもないのだけれど、素で出てしまったんだ、しょうがない。 「……リンゴ?」 「リンゴ」 うん、と頷いたシラスに、ボクは呆けたままああそうだよね、とか口が勝手に動くのを聞いた。 「そうだよね!風邪とかにリンゴはツキモノだよね!うんうん判る判るよし任せといてボクが腕によりをかけてウサギさんリンゴを剥いて」 剥いて。 言いながらボクは、自分が何を考えていたのかシラスに悟られないようにと焦って、さかさかとりんごの皮をむき始める。 危うく墓穴を掘りかけたのだ。 掘った穴は早めに埋めてしまうに限る。 たぶんそんなボクの考えはお見通しなんだろう、薄く笑ったまま、しばらく無言でボクがリンゴを剥くのを眺めていたシラスが、 「――あの時、どうして言い合いになったか覚えているか?」 不意にぽつんと呟いた。 「え?」 何かを懐かしむようなシラスの声に、ボクは手元のリンゴから目を上げて、こっちをじっと眺めている金色の瞳を見返した。 「あの時、って?」 「聞きたくもなかったが、聞こえたからな」 「もしかして、今さっき、ネイサム司教に話していた喧嘩の話?」 まいったな。聞かれていたんだ。 たずねるとああ、とシラスが頷く。 「理由――理由ねぇ……なんだったっけなぁ、シラス覚えてるの?」 「キミは忘れたのか」 「うん」 ボクが首を縦に振ると、ヤツはそうかと苦笑う。 「忘れているなら、いい」 「何だよ。気になるだろ。言ってよ」 「忘れたってことは、忘れたほうが良い理由があったかもしれないだろ。わざわざ思い出して不愉快になりたいのかキミ」 「……不愉快になるかどうかはわからないけど、そこまでもったいぶられたら昼寝も出来なくなるから教えてよ」 余計に気になる。 ボクはシラスの胸倉をつかむ勢いで詰め寄った。 「不機嫌になったりしないって誓うから。言って」 「学校のさ」 「……学校?」 そういや、最初に育った山村にはなかった施設のひとつに、学校があった。 王都の学校といったって貴族が通うんじゃなし(そもそも貴族サマは多分屋敷に家庭教師なるものがくると思う)、そうそう立派な建物がある訳でもなくて、多目的に使われるおんぼろの建物に何人かの先生が通って、一日一時間か二時間、書き取りや計算の仕方を教えてくれたりする場所を「学校」と近所の人は呼んでいたのだった。 ああ、でもなんかハルアがたまに混じっていたような気がしなくもない。 アイツなんか、当時はご立派な「皇太子さま」だった訳で、お城で通り一遍の勉強も帝王学も学んでいたろうに、なんだって街の学校なんかに顔を出していたんだろう。 まぁ、思い出せるのは、若い先生のスカートを毎度毎度めくっていた……とかしか覚えてないんだけど。 毎日学校があるのでもなくて、週に三日か四日、先生の都合がいいときに教えてくれていたそれは、たぶん学校というよりは、学習場とでも名づけたほうがしっくり来るかもしれないのだけれど、 それでも張り切って帳面と筆箱もって、学校に通ったものだった。 勉強は出来るほうではないし、あまり好きでもなかったけれど、それにもまして、そこに集まる友達のみんなや、優しい先生が大好きで、何年かボクは通ったのだった。 とくに、書き取りを教えてくれていた女の先生が、教える声は優しいし、髪の毛さらさらでいつもいいにおいがして、ボクはこっそり、大きくなったら先生みたいな女の人になるんだ!とか憧れていたりした。 「学校が、どうしたの」 「年に一度、親の参観日とかってあったろ」 「ああ――あったねぇ。妙に緊張した気がする。……でも、それが、なんで?」 「最初の年。俺は参観日なんざ知らなくて、行かなかったんだ」 「ああ」 思い当たってボクは手を打ち鳴らす。 「そうだ。シラス、こなかったんだ」 こなかった、というよりは正確には知らないから来ようがなかった、が正しい。 先生から『参観日のお知らせ』と書かれた半紙を渡されたはいいものの、 「お父さんお母さんに見せてくださいね」 と言われたボクは、シラスの場合その「おとうさん」にも「おかあさん」にも各当しないと思って、半紙は机の引き出しにしまったままでいたのだった。 当然、渡されてないシラスが知りようハズもない。 「……周りの友達はみんな、きちんとお出かけ着を着た父さんや、着飾った母さんが着てるのに、ボクだけは参観に来てくれるヒトがいなかった。ああ、で、たしか、家に帰ってシラスに何でこなかったのって怒ったんだ……うわぁ、ガキすぎる」 いつもよりちょっと緊張した先生と、ざわざわ後ろばっかり眺める友達みんなと。 あの半紙のお知らせは、このコトだったのだとそのときになって理解したボクは、渡し忘れていた自分のことは棚に上げまくって、来ないシラスを最大に恨んだのだ。 来るはずがないのだ。シラスは何も知らなかったんだから。 それでも、周りの得意げな顔で黒板に向かう友達がうらやましくてうらやましくて、 悔し涙を飲んで家に飛んで帰って、開口一番、鬱憤をシラスに叩きつけまくったのだった。 ――何で来なかったの。 ――ボクのことどうせどうだって良いんでしょう。 ――どうしてみんなには父さんも母さんもいるのに、ボクにはどっちもいないの。 ――シラスなんかいらない。父さんと母さんじゃないとイヤだ。 ――シラスなんかいらない。 「あああああ」 自己嫌悪の波に飲まれてボクは思わずソファに突っ伏す。 「すいません。どうもすいません」 あれだね、今時を戻せる魔法がボクに使えたら、本気であのころのボクに一発喝を入れに行くね。 というかそんなクソガキ喝どころかグーでゴンするね。 喧嘩も何も、単なるボクの一方的なヒステリーじゃないか。 頭を抱えたボクへ、ぽん、と片手ひとつ分の重さが後頭部に加わって、ボクは思わず顔を上げた。 話してちょっとくたびれたのだろう、いつの間にかまたシラスが目を閉じている。 薄く笑った頬がそのまま緩んで、なんだかいつもよりあどけなく見えて、 そういう、「いつもと違う」顔を見てしまうと、なんでだかどきどきして居心地が悪くなる。 不整脈とでもいうやつだろう、か、一度検査したほうがいいのかもしれない。 ――シラスなんかいらない。 それにしても、幼き日のボクは、なんて言葉をコイツに投げつけてしまったんだろう。 それが、一時のかっとなった言葉であったとしても、 本心から出た言葉じゃあないにしても。 そんなクソガキの言葉を聞いて、コイツは腹が立たなかったんだろうか。 悔しくなかったんだろうか。 あんな風に、どうしてまっすぐにボクを追いかけてきてくれたのだろう。 考えていると、なんだか涙がじんわりと滲んで、だめだ今日はもう涙腺がおかしい。 ずずずとボクが鼻をすするところへ、 「……泣くなよ」 片目を薄くを開いたシラスが困ったように眉尻を下げた。 「泣いてないよ」 「……昨日からキミを泣かせてばかりいる気がする……」 「泣いてないってば」 泣こうだなんて思っているわけじゃないし、そもそもベソかくなんて格好悪いし、そんなんだったらいつまで経ってもシラスにオトナ扱いしてもらえないわけで、 「べ、べつに泣き、たい訳、じゃな、ないけどね、ね、でも、き、昨日からずっと」 そう。 昨日からずっと、ボクは怖かったのだ。 お化けが怖いだとか、ゾンビが怖いとか、そんな怖さとは違う。 大事なものがなくなってしまうんじゃないかという恐怖に、ボクはずっと苛まわれていたのだ。 ボクができることなんて、本当に少ししかなくて、 その少しのことさえ、ボクは満足にできなくて悔しくて、目の前で苦しそうなシラスを見てもおろおろすることしかできなくて、 「で、でもね、泣いてもね、な、何も解決しらいからね、泣いたら駄目らって思っててね」 だけど本当は泣きたかった。 泣いて、地団太踏んで、何とかしてって叫びたかった。 でも誰も、何とかしてくれないのだから、ボクがしっかりしなきゃと思って。 胸が詰まってどうしようもなく苦しかったけれど、それをいつも無茶苦茶に投げても受け止めてくれる相手自身が苦しんでいて。 そうしてムドゥブと死に物狂いの追いかけっこをしたときも、やっぱりどうしようもなく怖かった。 もう会えないのかもしれない。 駄目なのかもしれない。 そう思うことはとてつもなく怖かった。 一度涙腺が決壊したら、どうにも涙が止まらない。 それどころかしゃくりあげて発音さえ不明瞭になってきて、なんだか我ながら子供じみていて情けなかった。 「だいじょうぶ」 さっきのように、ぐいともう一度引き寄せられて、ボクはシラスの胸に押し付けられ、乱暴に頭をなぜられる。 「心配してくれたんだな。ごめんな」 押し付けられたシラスの体はあったかい。 シャツが涙と鼻水でぐしゃぐしゃになって悪いかな、とか思う余裕もなく、ボクはみっともなくわんわんと泣いた。 泣ける場所がなくならずによかったな、なんてふと思う。 恥ずかしながら、しばらくそうして思う存分泣いてしまうと、そのうち何が怖くて泣いていたのかがよく判らなくなって、鼻をすすりながらボクはようやくシラスのシャツから顔を離した。 「なぁ、レイディ」 見計らったように、静かな声でシラスが耳元で尋ねる。 「熱くねぇ?」 「ん?」 ムドゥブの卵殻の効き目でも悪かったのだろうか。 赤縛がまだ悪さをしていてまた熱が上がったんじゃあないかと、涙が即座に引っ込んで、ボクは顔を上げる。 すると、突然シラスのドアップが飛び込んだ。 こつ、とヤツの額がボクの額に当たる。 「なに?」 「……レイディ。キミ、熱あるだろ……」 「ぅえ?」 熱? 泣きすぎて重い瞼を、ぱちぱちと瞬きしながらボクは首をかしげた。 「ありますかね、熱」 「なんかみょーに熱いと思ったら、しっかりばっちり高熱じゃあねぇか」 「うわ。うわ。うわ。赤縛感染ったとかうわエンガチョ」 聞いてボクは慌てる。 意外と我慢強そうなシラスですら、なんとなく死に掛けていたんである。 あんなのに罹ったら、ボクはあっけなくコロリと逝ける自信がある、かもしれない。 「バイキンかよ俺は……」 指でおまじないの印を切るボクに、若干呆れながらヤツが苦笑いする。 「そもそも、赤縛は人間が罹る病気じゃあねぇぞ」 「あ、そうなの」 それを聞いて、ボクは胸をなでおろす。 「キミのはどっちかって言うと頭使いすぎた知恵熱だろ」 「ちょっと。なんか今。失礼なことをさり気なく口にしませんでしたか」 「とてもとても慇懃丁寧に話しておりますですよ」 「……もう」 もう。 ムッとするよりも先に妙におかしさがこみ上げて、ボクは吹き出す。 「笑ったな」 そんなボクを見て、何が嬉しいのかシラスがニコニコとした。 「そう言えば浮腫んでるとか司教に言われてたわ、ボク」 言われて初めて、ふわふわしている気がしないでも、ない。 これ、熱のせいか。 「粥もあるしウサギさんリンゴもあるし、準備はばっちりじゃねぇか」 「寝込む態勢万端だねぇ」 まあいいか。 知恵熱なのか風邪なのか単なる旅の疲れなのか判らないけど。 折角今日は休みになったことだし、この際今日はこのままゴロゴロとここで寝て過ごそうと、目の前の魔物を眺めながら、ボクは思った。 僧侶と魔物にモドル
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図説 台湾の歴史 第1章 誰の歴史か? 1987年に戒厳令が解かれて以来、台湾の政治や社会には大きな変化が訪れた。その変化にはよい面もあれば悪い面もあるが、余りに目まぐるしい変化なので、いまだに未来の方向は見えていない。人びとはこのような時期を過渡期と呼ぶが、いったいどんな社会への過渡期なのだろうか? 秩序と安全が整い人びとが安穏に暮らすことのできる社会なのか、それとも今まで以上に混乱した、利益に追われる杜会なのだろうか? この問題に答えられる人など誰もいないだろう。 しかしそれはともかく、社会が激しく変化する時代には、喜ばしいこともいくつかある。たとえば、「思想問題」を理由に――実際にあったものであれ、でっち上げられたものであれ逮捕されるのを恐れなくてもよくなった、母語を話すことを恥じなくてもよくなった、どの民族集団エスニックグループ〔原文は「族群」※1〕も白分たちの歴史を忘れるよう強要されなくなった、歴史もただ上から与えられるだげではなく、子どもの教育を通して白分の郷土を認識する機会を持つようになった、さまざまな少数派がしだいに尊重されるようになった、などなど。 ※1「族群」は、他と異なる独自の言語や文化を持つエスニックグループを指し、以下、「民族集団(エスニックグループ)」、あるいは単に「民族」と訳した。 ようやく新しい時代がやってきたようだ。新しい時代は新しい歴史を求め、新しい民族集団エスニックグループの関係は、新しい民族集団の歴史を求める。もし歴史研究者の任務が研究だけにとどまらず、歴史を叙述することをも含むならば、薄暗い片隅に追いやられていた民族集団エスニックグループが、そこから出てきて歴史の光のなかに入ることを求めるとき、歴史研究者は、すべての民族集団に目配りをした台湾史をどのように書くべきだろう? これは台湾の歴史研究者だけが直面している大きな挑戦ではない。民族問題の衝撃と混乱に揺れる現代社会においては、世界的な問題の一つなのである。たとえば「民族の坤塙るつぼ」と呼ぼれているアメリカで、民族集団相互の関係が大きく変化した今日、ヨーロッパ系白人男性を中心としたアメリカ通史は、もはや書くことができないだろう。しかし、それぞれの民族集団のアイデンティティを満足させるような新しいアメリカ通史が書けるだろうか? 同様に、そうした新しい台湾史を叙述することが果たして可能であろうか? あるいは可能かもしれない。しかし決して容易なことではないだろう。そのことがはっきりと表れるのが時代区分についてだが、現在普通に見られる区分は、清朝統治以前の歴史時代を、「オランダ時代」と「鄭成功ていせいこう時代」とに分けるものである。「鄭成功時代」とは、言うまでもなく、漢人の立場からの時代区分であり、鄭氏政権の統治が及ぼなかった先住民にとっては、こうした区分は真実からほど遠い。「オランダ時代」という言い方もまた、漢人の立場に立ったものとは言えないであろう。なぜならそのころ漢人の人口はまだ少なく、オランダ東インド会社が支配したのは、ほとんどが先住民だったからである。では、「オランダ時代」という時代区分は歴史的事実に合致するだろうか? 答えはまた否である。私たちは、オラソダ東インド会社の統治地域が台湾南部を中心としており、その勢力もしくは「教化」が南部に限られず、細々ながら北部の若干の拠点と卑南ひなん地方〔台湾の東南沿岸部〕一帯にも及んでいたとはいえ、中部・北部及び中央山脈以東の大部分の先住民にとって、オランダ東インド会社の存在は、あまり関係のないものであった。私たちが「オランダ時代」と呼ぶとき、オランダの支配の及ぼなかった「地域」や「人間」までもその中に囲い込んでしまっていないだろうか。この種の強引な歴史区分に対して、私たちはしっかりと問い直さなけれぼならない、「これは誰の歴史なのか」と。 今日私たちが直面しているのは「誰の歴史か」ということだけでなく、実は、もっと深刻な挑戦である。それはまた、地理空間でもって歴史を定義することから生ずる難題でもある。いわゆる「地理空間をもって歴史を定義する」とは、どういう意味か? まず私たちが必ず理解しなければならないのは、私たちが属する時代はナショナリズム(nationalism)の隆盛の時代であり、世界を構成する単位は国家なのである。それは必ずしも国民国家(nation state)である必要はないが、帝国ではなく、また部族でもない。ナショナリズムという公理のもと、帝国は必ず瓦解する運命にあり、一方部族は建国せぬわげにはいかない。国家は観念的な存在ではなく、明碓かつ「神聖にして不可侵」な境界を持つものであり、もしそれが明確でなかったり、侵犯されたりすれば、深刻な衝突に立ち至り、究極的には戦争を引き起こすのである。 台湾もこうした世界的潮流の枠外に存在するわけにはいかず、近年台湾社会がもっとも困惑しているのが国家アイデンティティの問題であり、さらにはこの問題をめぐって生起する「統一か、独立か」の争いである。私たちはこの紛争に巻き込まれることを望まなくても、歴史研究者として、その影響からまぬがれる方が難しい。「統一」、「独立」、あるいは「不中不台」※3のいずれの立場をとろうとも、私たちの社会では、すでに台湾を主体として考える方法や観念がしだいに発展しつつある。これはいま現に存在している現実の問題であり、好むと好まざるとにかかわらず国家を単位とした現代社会は、国家を境界とする各種の制度と組織を作り上げているのである。現在の台湾は、国家と非国家の間にあるのだが、その内部の多くの制度や組織は、台湾を一個の政治実体と区切った領域のうちに存在している。貨幣を例にとると、「台湾元」の発行と使用の範囲は、おおよそ私たちの政治領域の範囲を出ない。パスポート、ビザ、税関、これらは言うまでもなく、境界を決める大きな力を持っている。一つの国家あるいは国家たらんと希求する杜会は、「自己」の歴史を必要とする。地域の特色を強調するこの現代社会においては、たとえ〔中国との〕統一を主張する人びとであっても、その多くは知らず知らずに台湾をその「思考の単位」としているのである。香港のように、中国に復帰したとはいえ、予想し得る限りの未来、大多数の香港人はやはり香港を「思考の範疇」とするに違いない。 ※3中華人民共和国との「統一」でもなく、中華人民共和国からの「独立」でもない、台湾の現状維持を求める言い方。 私たちはここで何も政治的主張を行うつもりはない。ここでの目的はただ、台湾の現在の状況が歴史研究に大きな衝撃と挑戦を生み出したことを指摘することだけである。この他に、私たちはまた比較・普遍という視角からも台湾の問題を見てみたい。地理的空間から一個の社会的集団〔原文は「社群」〕あるいは国家民族ネイション〔原文は「国群」〕の共同の歴史を追憶するのは、近代社会に普遍の現象である。たとえばインドネシア独立を指導したスカルノ大統領は、民族団結を呼び起こすために、常々「われわれインドネシアは過去400年間オランダに統治されてきた……」と言っていたそうである。今日のインドネシアの国境は、おおむねオランダ植民地の範囲と合致はしているが、厳密に言えぼ、オランダがインドネシア「全土」を400年も実質的に統治したことはないのである。17世紀初期、オランダ東インド会社はせいぜい今日のジャカルタ付近の地域を統治したにすぎず、仮に1942年までとしても、今日のインドネシアの国土すべてがオランダの実効支配下に在ったわけではない。台湾でも、同様の現象が見られる。いわゆる「台湾400年の歴史」とは、後の漢人(男性)の観点の後追いではないと言えるだろうか。 未来の台湾史の叙述は、どのように民族集団と歴史単位の問題を処理すればよいのだろうか? 私たちにはまだわからない。本書は、こうした手さぐりのなかで、台湾史が直面している、そして検討すべき課題をいくつか明らかにし、読者の参考に資するために書かれた。私たちは一つの系統だった通史を書くつもりはない。現在の研究成果は、まだそのような試みをすることを許さないのである。ある予測によれば、21世紀はインターネットと映像の世界である。本書の図版の分量はかなり多いが、その目的は画像イメージに満ち濫れた現代社会において、台湾史にその生存空間を獲得するためにほかならない。読者がこの本を読まれた後、細部は記憶されずとも、脳裏にいくつかの図や写真を留められることを願うばかりである。 図説 台湾の歴史
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