約 1,509,973 件
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/62.html
前ページ次ページSSまとめ 7-15 7-15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/13(土) 16 08 05 ID JS5h4GGs0 1龍宮「乙!!そしてこれから私が3時間ゆっくとりあんみつの素晴らしさを教えて あげよう!!」あやか「乙ですわ!!そしてこれから私が3時間ゆっくりとネギ先生の素晴らしさを 教えて差し上げますわ!!」美空「おつかれさま。これから私が3時間ゆっくりと空気の大切さを教えてあげるよ?」 7-18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/13(土) 16 23 06 ID jXIe/h6V0 1五月「お疲れ様です。これから私が3時間肉まんの大切さを…」龍宮「いいか、そもそもあんみつというのは…」あやか「あのつぶらな瞳と抱きしめたくなる愛らしさ…」美空「スレの空気を読むためには…」五月「…・・・」 7-19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/13(土) 16 33 52 ID JS5h4GGs0 ザジ「ちう…大切…」 龍宮「ぼろぼろと手にくっつくようになってきたら、捏ねて丸くし、真ん中を少し凹ませる…」 あやか「あの小さな鼻メガネも愛嬌のあるお顔の一部で…」 五月「水は入れすぎない事が大切です…」 美空「そもそも、空気がないと人は生きていけないわけで、 神様は決して私を貶めようとしたわけでは…」 7-27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/13(土) 18 19 01 ID JS5h4GGs0 千雨「あぁ?ザジの?……しょうがねえなぁ」 龍宮「私は勿論粒あん派さ。なんで勿論なのかだって?それは秘密さ。 HAHAHA!」 あやか「賢いのに、おっちょこちょいでよくぶつかって来られて… あの感触ったらもう…あぁ!」 五月「挽肉と生姜、ネギを混ぜ合わせます」 ザジ「メガネ…ない方が…いい…」 美 「だから空気じゃねっつの」 7-30 7-30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/13(土) 19 21 41 ID lhs6mpICO がんばっているなぁと思う 毎朝早くに新聞配達をしているあの子、年はまだ若い あのくらいの年の子ならまだ夢の中にいてもおかしくない時間だというのに 仕事をしている理由は分からない 何か訳がある?遊ぶ金欲しさ?そんな事はどうでもいい 仕事を見つけ働くというのはいいことだ例えそれが お金の為、誰かの為、世間体の為、社会的地位の為だとしてもだ 7-31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/13(土) 19 23 05 ID lhs6mpICO 「自分の仕事を見いだした人は幸福だ」 という言葉があるように自分にあった仕事に就くことは容易ではない などと考えていたら向こうから彼女が来る、思わず目が合う アスカ「あ・・新田先・・・おはようございます・・」 新田「・・・・ん・・ああ、おはよう」 その後、彼女はすぐさまその場から立ち去った 新田「・・・・・・」 新田「さて・・・・私も見つけなくては・・・」 あんなことさえしなければ・・・・・ 教え子に猥褻行為さえしなければクビにならなかったのに・・・ 今日も朝早くから職安に通う新田であった 7-51 7-51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/13(土) 22 42 18 ID aSgewAUJO 朝倉「さ?よちゃん、こんなところでなにしてるの?」 さよ「あ、朝倉さん・・・」 朝倉「!! どしたのさ、さよちゃん!?なんで泣いてるの!?」 さよ「・・・自分でもよくわからなくて。 ・・・なんていうか、今誰かが自分のことを想っていてくれてる気がして・・・」 朝倉「・・・。お盆だからね。誰かがさよちゃんのために祈ってるのかもね。」 さよ「私・・・昔のことは覚えてないですけど・・・そうだったらいいですね。」 朝倉「昔の恋人かもよぉ?」 さよ「な、な、なにいってるんですかぁ、朝倉さん!!///」 校長「さよちゅわん(*´д`)ハァハァ」 保守変わりの駄文。なんかごめんorz 7-81 7-81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/14(日) 06 40 38 ID Y97ULFvb0 さよ「わぁ?。朝倉さんの大きいし形もいいですね?。」 朝倉「そう?ちょっと自信あんだよね?♪」 さよ「いいなぁー。」 朝倉「何ならちょっとなめてみる?」 さよ「えぇっ!? そんな、いいですよ。///」 朝倉「いいって。ほらっなめてみてよ」 さよ「・・・では、失礼して(ペロッ)」 朝倉「んんっ・・・どう?」 さよ「やっぱり朝倉さんのはおいしいですね♪」 朝倉「やだなぁ?さよちゃんってば照れるじゃない///」 朝倉「でもたまにはケーキ作りなんてのもいいもんだね。」 さよ「そうですね。」 まねして書きました。パクリです。誰も引っかからないでしょうねorz 眠くて変なノリで色々書いちゃいました。じゃぁ墓参りいってきます。ノシ 7-95 7-95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[昨日のザジちうバーボンはごめんちゃい。で今日は…w] 投稿日:2005/08/14(日) 14 45 32 ID LobDzz8SO さよ「(私も長谷川さんみたいなことしたいなぁ…)ボソッ」 朝倉「え?何々?さよちゃんネットアイドルデビューする?」 さよ「はいっ!やってみたいです。でも、私、写真写り悪いから…」 朝倉「この朝倉和美のカメラテクにかかれば、さよちゃんだって大丈夫!」 さよ「じ…じゃあ、試しに1枚だけ撮ってもらっていいですか?」 朝倉「撮る!撮る!1枚だけでもなんてケチなこと言わずに何枚でも撮るよ!」 パシャッ!パシャッ! 朝倉「いいねいいねー、さよちゃん上目使いで!」 さよ「はいっ!」 パシャッ! 朝倉「次は振り返りポーズ!」 さよ「はいっ!」 パシャッ! 朝倉「胸よせて!」 さよ「えっ?あ、はい!」パシャッ! 朝倉「次はスカートあげて?」 さよ「あ・さ・く・ら・さん!////」 朝倉「あ?、ゴメンゴメン、調子乗っちゃってさ」 さん「朝倉さん、どんどんオジサン趣味に…」 朝倉「まぁまぁ、じゃあ早速、写真見てみよっか!」 さよ「はいっ!」 にア http //o.pic.to/caah 朝倉 (´∀⊂) さよ (//////) 7-114 7-114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/14(日) 18 19 13 ID avYFbuHwO 部屋で一人何かしている夏美 夏美「んっ・・ふぅ・・んん・・・ん・・・」 夏美「二人みたいに・・・んっ・・・あん・・・」 一方部屋のドアの前で一人たたずむちづる ちづる「・・・・・・」 あやか「あらちづるさん、どうしましたの?」 ちづる「あ、あやかそれがね・・・部屋の中で何か変な声がするのよ」 夏美「えい・・・えい・・んん、んっ・・」 あやか「・・・まぁ何かしら・・・と、とりあえず入ってみましょう」 ちづる「ええ」 ドアを開けるあやか ・・・・ガチャ・・・ あやか・ちづる「!?」 7-115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/14(日) 18 21 27 ID avYFbuHwO するとそこには上半身をあらわにしている夏美の姿が・・・ あやか「な、夏美さん一体何をなさって?・・」 夏美「きゃあ!ち、違うの!これは・・・・」 夏美「その・・・二人みたいに胸・・大きくなりたくて、それで・・・」 夏美「じ、自分で胸・・・も、揉んでたの・・・・・」 顔を真っ赤にする夏美 ちづる「あらあらそんなことでしたら私がお手伝いしたのに」 夏美・あやか「へっ?」 夏美に襲いかかるちづる 夏美「ちょ、ちょっと待って・・・んっ、あん・・・やめ、はぅ」 呆然と立ち尽くすあやか あやか「ちょっと・・あの・・・」 ちづる「ほらほらあやかも一緒にやりましょう」 強引にあやかを引っ張り胸をまさぐるちづる あやか「ちょっと、あん・・・おやめになって、あ?れ?」 以下自主規制 7-147 7-147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/14(日) 23 38 12 ID avYFbuHwO 花粉症がひどいエヴァ エヴァ「くしゅん、ひきしゅん!」 茶々丸「・・・・・・・・」 エヴァ「は、は、はくしゅん!へぷしゅん!ぐすぐす」 茶々丸「・・・・・・くす」 エヴァ「はくしゅん!ぐすぐす、きしゅん!」 茶々丸「・・・・(かわいい)」 エヴァ「ん?」 7-150 7-150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/08/14(日) 23 56 08 ID lmH0gzLTO ゆーな「そーれ、ディフェンスっ!」 あこ「ちょー、何すんのいきなりー」 ゆーな「あこがどこにも行かないようにディフェンスっ!」 あこ「はぁ…、しゃーないなぁゆーなは、ウチはどこにも行かへんから安心し」 ゆーな「ならオフェンスにっ!」 あこ「あっ、ゆーな、そこはっ…」 7-154 7-154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/15(月) 00 11 04 ID xXE3rKmgO MC「第三回ミス吸血鬼グランプリ優勝は・・・・・」 ドゥルルルルジャン! MC「エントリーNO.30エヴァンジェリーン!」 ワーワーパチパチパチパチ!!!! ネギ「マスターおめでとーございます!」 アスナ「おめでとーエヴァちゃん!」 エヴァ「ふん当然だ・・・・」 MC「おめでとーございます美しさの秘訣は?」 エヴァ「ぬ?ふふふ、そうだな睡眠はしっかりとることだな」 エヴァ「あ、あとお茶もいいぞ。最近はキュウリパックとか青竹踏みとか・・・」 ・・・・・・・・・ ネギ「・・・スター・・・マスター」 目覚めるエヴァ エヴァ「・・ふにゃ?へ?ぬ?ぼーや!」 ネギ「青竹踏みもいいですけど英語もがんばって下さいね」 一同「あははははは」 エヴァ「むぅぅぅ/////」 7-157 7-157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/15(月) 01 24 37 ID 4tEu+X/s0 さよ「さよと!」 朝倉「…和美の…」 さよ「3分クッキング?!!タララッタッタッタッタッ!タララッタッタッタッタッ!」 朝倉「(うわぁ…さよちゃんテンション高ぁ…)」 さよ「はい!今日はですね、チャーハンを作りたいと思います!」 朝倉「……」 さよ「朝倉さん!家庭科のレポートをビデオで提出しようって言ったのは朝倉さんじゃないですかぁ」 朝倉「う、うん…そうね…じゃあさよちゃん、チャーハンはまずどんな材料を使うのかな?」 さよ「えーと、ご飯と卵とあと適当です!」 朝倉「……そ、そう…じゃあ早速作ろうか!」 さよ「はい!チャーハンを作る時一番多い失敗例がこれ!卵が固まってご飯にからんでくれない、です」 朝倉「あ、それ私やったことあるある。玉子焼き+ご飯みたいになっちゃったんだよね」 さよ「私と朝倉さんみたいに絡み合うにはどうすればいいのかを説明しますね!」 朝倉「あの…さよちゃん、これ一応家庭科の授業で発表するレポートビデオだから…」 さよ「はい!これを使えば絶対にチャーハンになるっていうワザをお教えします!」 朝倉「(流された…)う、うん、どうすればいいのかな?」 さよ「まずですね、卵かけご飯を作ってください。そしてこのように混ぜて…」 スカッ スカッスカッ さよ「………」 朝倉「あ、さ、さよちゃん、私がやるから、ね?卵かけご飯を作ってー…」 さよ「はい!それを混ぜて…そうそう、それくらいでいいですよー。そしてそれを炒めます! 最初から絡ませておけば絶対にもう離れませんからね!」 朝倉「それじゃ油をフライパンにひいて…と」 7-158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/15(月) 01 26 06 ID 4tEu+X/s0 さよ「そしてみじん切りにしたチャーシューやら葱やらを炒めます!このように…」 スカッ スカッスカッ さよ「…………」 朝倉「さ、さよちゃんは私に指示を出して!私がやるから、ね?」 さよ「………………………はい………………」 朝倉「(うぅ…テンション低くなっちゃった…)」 さよ「…はい!それじゃご飯を投入しちゃってください!そしてパラパラになるまで炒めてください!」 朝倉「…どりゃぁぁ!で、出来たよー、あとは味付けだね!」 さよ「味付けなんですけれど、チャーハンは味加減がなかなか難しいです。薄くなってしまって 結局卵の味しかしない…なんて事がありえます。でも大丈夫!これを使えば…」 スカッ スカッスカッ さよ「…朝倉さん、これ取ってください…」 朝倉「はいはいー、ってキムチ?」 さよ「…はい!キムチチャーハンにしてしまえば味付けの調整なんていりません!初心者にお勧めです!」 朝倉「なるほどー…よし、出来たー!」 さよ「はい出来ましたー!」 朝倉「早速食べてみようね!盛り付けて…と……うんおいしい!おいしいよさよちゃ…」 スカッ スカッスカッ さよ「……………………」 朝倉「さ、さよちゃん!私の体に乗り移って、一緒に食べよう?ね?」 さよ「はい!朝倉さんありがとうございます!」 朝倉「ちょ、さよちゃん!キムチ足しすぎ!キムチ…うぅ、から……さ、3分クッキングでした?!」 7-163 7-163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/15(月) 02 56 16 ID xXE3rKmgO クー「平和アルね」 楓 「うむ」 クー「・・・・・・」 楓 「・・・・・・」 クー「楓って何て言うかいい女アルね」 楓 「な、何をいきなり言うでござるか///」 クー「んにゃはは」 7-166 7-166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[なめんな] 投稿日:2005/08/15(月) 03 35 45 ID Yt9yHyaa0 ちう「ただいまー…う、うわぁー!」 ドサッ! ちう「…いてて、帰って早々なんでザジが降ってくるんだ?」 ザジ「……」 ちう「世界陸上見てたらやりたくなった?幅跳び?」 ザジ「(こくこく)」 ちう「まったく…あーあ床に線まで引いちゃって」 ザジ「……」 ちう「とにかく、危ないから部屋で幅跳びは禁止!いいな?」 ザジ「(こく)」 次の日 ちう「ただいまー…ぎゃー!」 ドサッ! ちう「痛ったー、今度は何だ?」 ザジ「(≧∀≦)」 ちう「ザジ……」 ザジ「…?」 ちう「ほうきで棒高跳びするなーー!!!!」 7-213 7-213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/15(月) 15 41 20 ID xXE3rKmgO あやか「まったく!授業中に居眠りなんてだらけすぎですわ!」 まき絵「えへへーごめんねーいいんちょ」 あやか「真面目に聞いて下さい!そもそもいくら朝練があるからと言っても・・」 あやか「・・・まき絵さん?」 まき絵「ふえ・・・ごめんなさいグス・・グス許していいんちょ」 あやか「な、何も泣くこと・・・ま、まぁ次からは気をつけて下さい」 まき絵「・・・すん・・・じゃあ許してくれるの?」 あやか「しょうがないですわね」 まき絵「わーいありがといいんちょーじゃあ私部活行ってくるねー」 あやか「・・・・・まったく」 のどか「まき絵さんコワス(´・ω・`)」 7-217 7-217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/15(月) 16 22 01 ID xXE3rKmgO のどか「へくちゅん」 このか「くしゅん」 楓 「・・・・」 亜子 「はくしゅん」 刹那 「くしゅん」 あやか「ねぇぎしぇんしゅん」 ゆーな「にゃしゅん」 明日菜「・・・・・」 エヴァ「へぷちゅん」 アキラ「(くしゅん)」 まき絵「・・・・・」 ゆえ 「・・・もるです」 ちう・ザジ「くしゅん」 夏美「へぷし」 茶々丸「・・・コーホー」 クー「風邪が流行ってるみたいアルな」 超 「(さすがねバカレンジャー)」 7-231 7-231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/15(月) 17 27 39 ID xXE3rKmgO 桜子「ん?いいんちょ何か臭くない?」 あやか「あら本当ですわ何かしら?」 楓 「朝倉殿の方からでござるな(-∀-)」 一同「ちょっと朝倉?」 朝倉「え!?ちょっと待って違うよ私じゃないって」 ゆえ「まぁ生理現象なのでしかたないです」 朝倉「(つω;`) 違うのに・・・」 さよ「(ごめんなさい・・・ごめんなさい朝倉さん・・・・)」 クー「んー今度は後ろの方が臭うアル」 明日菜「ちょっとエヴァちゃーん」 エヴァ「な、何を言う神楽坂明日菜!ち、違うぞ!」 一同「くすくす(顔真っ赤でかわいー)」 エヴァ「(つω;`) 私はそんなことしないのに」 茶々丸「(すいません・・・すいませんマスター・・・・)」 前ページ次ページSSまとめ
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/560.html
前ページ次ページSSまとめ 37-889 37-889 名前:リクカプ劇場[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 21 00 06 ID ??? リクカプ劇場 夕映×さよ編:MOL DEATH 私は自縛霊の相坂さよです。 今私はとーっても気になることがあるんです。 その人は綾瀬夕映さんっていうんですけどいつも変わった飲み物を飲みます。 みんなまずいまずいとか言って朝倉さんも飲もうともしません。 私は幽霊ですので飲めませんが…どうしても飲みたいのです。 朝倉さんは『あれは飲むモンじゃない』って言ってますけどどうしても知りたいってものありますよね。 まずは綾瀬さんを尾行です。 綾瀬さん、朝から早速変わった飲み物を飲んでます、その名も『抹茶コーラ』おいしいんでしょうか? さらに休み時間に『ラストエリクサー微炭酸』を飲んでました。 なんとさらに次の休み時間に『ペッパーマンゴ』を、さらに次の時間に『抹茶オレンジ』と次々に飲んでます。 よーやく分かりました。綾瀬さんがいつもトイレばかり行ってるのはこのせいなんですね。 いくらなんでも飲みすぎです。 情報収集はこのへんにして少しの間だけ綾瀬さんの体を借りましょう。 「えいっ!」 「うっ!?」 作戦成功です。いくらみんながまずいまずいと言っても体が綾瀬さんならどうってことないでしょう。 万が一のための保険です…はい。 さて綾瀬さんの体になって見ましたが…随分と視界が低いです。 人間の目線で見るのは久しぶりですし、綾瀬さんの背が低いというのもあります。しかしこの胸、私より小さい? 寄り道はこのくらいにして、早速飲んでみましょう。 37-890 名前:リクカプ劇場[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 21 00 55 ID ??? 『抹茶コーラ』に『ペッパーマンゴ』、『抹茶オレンジ』『ラストエリクサー微炭酸』っと さらに手に持っていた『俺の男汁』…これ飲み物なんでしょうか…? あまり綾瀬さんの体を借りる時間がないので一度に飲んでみます。 すべてにストローを取り付けて…いざ! ちゅ~~~~~~~~…キョヘェェェェェェェェェェェェーー! これは死にます。全部混ぜて飲んだら絶対に死にます。すでに気分が悪くなりたまらないです。 もうだめ……我慢しきれずトイレで思い切り吐きました。 逝けます、成仏しそうです。頭の上に天国の扉が見えてます。 でも逝けません、寸前のところで朝倉さんが助けてくれました。 試しに朝倉さんにも一口飲ませてみました。 「チョホォォォォォォーー!」 朝倉さんが魂だけの存在になりそうです。綾瀬さんはすごいです。 綾瀬さんの味覚なら何とかなると思ってましたが…多分頭の味覚のネジが二、三本ふっとんでます。 ある意味尊敬します。 その後、具合が悪そうにしている夕映を心配するのどか。 「夕映、今日はどうしたの?」 「気持ちが悪いです、何かに憑かれてるような気分です…」 終 37-898 37-898 名前:超悪友[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 22 56 59 ID ??? 超悪友 いつもの3-Aの教室。 だがそこだけは異質、異様。麻雀をする4人、煙草の煙が二つに酒のビン、そして一人勝ちまくる人。 チア二人(美砂、桜子)千雨、朝倉、そして見学でザジ。 ジャラジャラジャラジャラ 桜子「ロン役満!」 千雨「何だとー!?」 美砂「桜子勝ちすぎだよー」 朝倉「も~。千雨、ライター貸して」 千雨「ちっ、しゃあねぇな」 桜子「わーい、10連勝~」 美砂「ヒック…誰~ビリは?」 ザジ「…(千雨を指差す)」 千雨「あーはいはい!私ですよーだ。ちっ最近ツキがねぇ」 朝倉「だって千雨ってザジちゃん使ってサイン出してんじゃん」 ザジ「やっぱりズルはだめだよね」 千雨「わーったわーった!罰ゲームの食事奢りで許してくれい!」 千雨「何食べるんだ?」 美砂「はーいはーい、カキ」 桜子「自分の名前にある柿?」 美砂「違うって、生牡蠣だよ」 千雨「ざけんな、高すぎるわ!」 朝倉「えー?何でも奢るって言ったでしょ~」 千雨「…よーし」 37-899 名前:超悪友[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 22 57 37 ID ??? 用意したのは胃薬、下痢止め、消化剤、腸内解毒剤、抗生物質、そして鍋用の牡蠣。 千雨「約束通り牡蠣を用意したぞ、コレだけの飲めば大丈夫だ」 桜子「千雨ちゃんて変なところで度胸あるよね…」 円「長谷川!あんた桜子になんてもの食べさせようとしてんの!?」 千雨「はぁ?そんなに食いたいなら煮ればいいだろ、それは個人の自由だけどな」 円「何ですって!?」 美砂「やめときなって円」 円「そこまで言われて引き下がれるか!桜子の胃は私が守るわ」 朝倉「あーくぎみん…」 桜子「ちょっと円ー!」 円「ガツガツ」 翌日、昼時の超包子 千雨「それで…どうだって」 美砂「完全に食中毒。しかも腹が痛くなった時に長谷川の用意した薬を一通り飲んだせいで胃が荒れて 穴が広がっちゃって。しばらく投薬治療で入院しちゃったの」 桜子「円…」 美砂「お気の毒に…」 ザジ「今度お見舞いしに行こう」 千雨「じゃあ私はパンチをお見舞いしようかな」 美砂「やめときなって」 朝倉「あー、みんなご飯来たよ」 五月 お待たせしました。カキフライ定食5人前です。 終 37-917 37-917 名前:真名ちゃんもっこり日記114[sage] 投稿日:2006/09/27(水) 21 54 58 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記114 今日ほどアキラのベストショットを撮りまくった日はない。 超の計画なんてどうだっていい、アキラのパンツが報酬ならなんだってしてやろう。 あのアキラの格好はすばらしい。見てるだけでハァハァしそうだ。 あの『脱げビーム』を使ってアキラを常に狙っていたのに何故かチアガールに当たったしまう。 アキラめ、私が撃ってることに気づいてるんじゃないのか? 麻帆良祭が終わったらその姿のままお持ち帰りをしてやろう。 さぁ今日は一段と気合を入れてライフル型の盗撮カメラでアキラを撮るか。 他のことなど田中に任せりゃすむことだ。 え、超が久々に表に出たのに協力しないのかって? 知らん知らん、そんなん知らん。 37-924 37-924 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/28(木) 18 45 01 ID ??? 金持ちvsケチケチ精神 ゆーな「にゃーにゃーにゃーにゃー、にゃにゃにゃにゃにゃ~」 亜子「ほらゆーな。歯磨きやで」 ゆーな「にゃ~」 まき絵「寝る前はちゃーんと歯磨きだよね」 あやか「そうですわ。虫歯といえど侮ってはいけませんからね」 アキラ「そういえばいいんちょって歯ブラシ毎日変わってるよね」 あやか「当然ですわ。毎日使い捨てを使ってますのよ」 亜子「何やて!?それを一日三回365日繰り返しとるんか!?」 あやか「そうですわよ」 まき絵「すごいねあやか」 ゆーな「にゃー」 アキラ「贅沢というか、無駄遣いというか」 亜子「ウチなんか見てみ!この電動歯ブラシ!」 アキラ「別に何も変わったところはないけど」 まき絵「便利だよね、電動歯ブラシって…あれ?スイッチが入らないよ」 亜子「当たり前や、電池は抜いとるもん。もったいないやん」 一同「…」 あやか「そちらのほうがもったいないのでは…」 ゆーな「にゃー」 37-928 37-928 名前:暗闇の中で…[sage] 投稿日:2006/09/28(木) 21 19 26 ID ??? 今日はサーカスの練習。ちうに遅くなるから先に帰ってもいいと言ったけど… 「別にいいよ。それにザジがサーカスやってる所見てみたいしな。」 という訳で私はちうに練習風景を見られている。いつも通りのメニューをこなしていく。 その度にちうは驚きの声を上げてくれた。それが嬉しくてつい、いつも以上に張り切ってしまった。 私は浮かれ過ぎていた。 大好きな人にいい所を見せようとして。周りが見えなくなっていた。 後ろの綱渡り用の鉄棒がぐらついているのを、それが倒れてくるのも気づかない程に。 私は浮かれ過ぎていた。 ガシャーンという凄まじい音と悲鳴がサーカス小屋に響いた。音を聞きつけ人が集まってくる。しかし私ではない。 目の前で鉄棒の下敷きになっている少女にだった。 私は見た。ちうに笑顔を向けた時ちうは猛スピードで走ってきて私を突き飛ばしたのを。 ちうはピクリとも動かない。私はフラフラとちうに近寄った。 手を握ってみた。やはり動かない。揺すってみた。それでも動かない。 「ちう…」 呼びかけてみた。動かない。とにかく呼びかけた。呼びかけはそのうち叫びに変わる。 自分でも何を叫んでいるのか分らなかった。こんなに声を張り上げたのは生涯初めてだと思う。 やがて救急隊員がやってきてちうは病院に運ばれた。私は一緒について行ったらしいがよく覚えていない。 気がついたら病院の一室に座っていて目の前に医者がいた。 よく分らないレントゲン写真を見せられよく分らない説明を聞いていた。 そんな事よりちうは無事なのか?それだけをとにかく質問した。 「命に別状はありませんが、脳を強く打っており非常に危険な状態です。このまま目が覚めないと最悪…植物人間に……」 37-929 名前:暗闇の中で…[sage] 投稿日:2006/09/28(木) 21 20 34 ID ??? この瞬間私の頭の中は真っ白になった。 植物人間?ちうと遊べないの?ちうとお喋りできないの?ちうと一緒に……。 私は立ち上がり夢遊病患者のようにフラフラと部屋を後にした。 ベットにはちうが眠っていた。テレビで見るようなマスクを付けて静かに眠っていた。 まるで昼寝でもしてるかのように、試しに起こしてみた。しかし起きる事はなかった。 もしかしてという一縷の望みに賭けたがやはりだめだった。 今更になって私は後悔し始めた。 何故後ろに気付かなかったのか?何故いつも通りに練習しなかったのか?何故ちうを無理にでも帰さなかったのか? いつの間にか頬に冷たい物が伝っていた。私はそのままちうの胸で声を殺して泣いていた。視界が暗くなって行く……。 「ここは…?」 気がつけば私は暗闇にいた。深く、冷たく、寂しい暗闇。あたりを見回してると何かを感じた。 「………ちう?」 少しぶっきらぼうだけどすべてを包んでくれる優しい感じ。間違いなくちうだ。しかし気配がだんだん弱くなっていく。 「ちう…!?待ってて今助けるから。」 暗闇の中私は走る。何度も転んだが構わず走る。ちうを助けるために。 「ちうー!!」 どす黒い沼の中にちうはいた。既に体の半分は飲み込まれていた。すぐさま助けようと近づくが突然体が重くなった。 まるで全身に鉛を付けたようにうまく動かない。 「ちう…!」 ゆっくりと着実に近づくがちうもゆっくりと沼に飲み込まれる。早くしなければ!そう思ってもうまく動かない。 37-930 名前:暗闇の中で…[sage] 投稿日:2006/09/28(木) 21 21 34 ID ??? あと5メートル。ちうは胸まで浸かっている。 あと4メートル。ちうは肩まで浸かっている。 あと3メートル。ちうは首まで浸かっている。 あと2メートル。ちうは顔まで浸かっている。 あと1メートル。ちうは頭まで浸かっている。 あと30センチ。ちうは肘まで浸かっている。 あと10センチ。ちうは指まで浸かっている。 あと0センチ。私とちうの手が繋がった。 私は力の限り引っ張った。完全に抜け出したちうを私は抱きしめた。 「お願い…目を覚まして…。また一緒にいよう…?」 その時私達は光に包まれた。暖かく、優しい光に――― 目を開けると病室にいた。私はちうの胸の中であのまま眠っていたみたいだ。 誰かが頭を撫でてくれる。優しく、そして懐かしい感覚。私は手の主を見た。 「おはようザジ…。」 いつもの優しい笑み。私にだけにしか見せない優しい笑み。 「ちうー!!」 私はちうの胸に飛び込んだ。 「ちょっ…ちょっとザジ…!」 「ちう…ひぐ…ちう…ちう……。」 「まったく……。でもありがとな。夢の中で助けてくれて。」 二人は抱き合った。温もりを感じるため。安らぎを感じるため。二度と離れてしまわないように強く抱きしめた……。 終 37-933 名前:暗闇の中で… 千雨編[sage] 投稿日:2006/09/28(木) 21 27 14 ID ??? 今日はザジが部活らしい。私は部活を見ていく事にした。ザジは「待たせちゃ悪いから先に帰っていいよ」と言ってたが、 一人で帰ってもする事もないし、何よりザジがサーカスやる所を見てみたかった。 ザジは次々とアクロバティックな技を決め、私は素直に驚いた。 (ふふふ、私が見てるからって張り切ってるな?バレバレだぞ?) さらに複雑な技をやり最後を決めたときザジは私に笑顔を向けてきた。 (まったく…あいつは………って危ねぇ!!) ザジの後ろにあった鉄棒が倒れてきた。私は咄嗟にザジを突き飛ばした。 安全な場所に突き飛ばし安心した私に激しい痛みと衝撃が走った。 薄れていく意識の中に見たのは悲しい顔をしたザジだった。そんな顔で…見るなよ…こっち……まで…悲しく……。 37-934 名前:暗闇の中で… 千雨編[sage] 投稿日:2006/09/28(木) 21 28 14 ID ??? 暗い…寒い…ここは…?力が入らない…。 何か液体に浮かんでるような感覚。妙に心地いい。だんだん沈んできた。なんかこのまま溶けてしまいそう。それもいいかな…? 「――!!」 なんだよ。折角人が気持ちよくしてるのに。 「―う!!」 何もかも忘れて…。 「ちう!!」 忘れる?何をだ? 「ちう!!」 ザジ?何でいるんだ?すごい辛そうじゃねーか? 「ちうダメ!いなくなっちゃ…!」 …何を忘れようとしてたんだ私は。ザジの事を忘る?そんなの嫌に決まってんだろ? 「お願いちう…!」 忘れたくない!離れたくない!伸びろ私の腕!沈むなよ! がしっ ザジの手だ…あったけーな…。馬鹿だなぁ私…この温もりを忘れようとしたなんて…ごめんな? 真っ白な部屋。そうか病院か。まああんなのが落ちてきたんだ。当たり前か? それにしてもなんか胸が重いな…。なんだザジか。心配してくれたのか?涙の後が残ってるぞ? 心配すぎて夢の中まで助けにきやがって…。私は幸せだな…。 なでなで 綺麗な髪だなぁ…お?起きた。おはよう…ザジ。っていきなり抱きつくなよ…。 まったく…でも本当にありがとうな。 好きだぜ?ザジ……。 完 37-940 37-940 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/28(木) 22 59 08 ID ??? 涙に暮れた日。 もう何年も前に見た映画。 小さい頃に一人で見て、大泣きした懐かしい日々。 あれからもう何年も過ぎて、もう泣かないと思っていたのに… とある土曜日の夜。 「すごいねー。たくさん持ってるー」 まき絵があやかの家に大量にならぶDVDを見ている。 明日は日曜日なので夜通し二人っきりで見るつもりだ。 「それじゃ、まずこれとか見る?結構泣けるみたいだよ」 「え」 まき絵が取り出したDVDはあやかがかつて見て涙を流した映画だった。 あの頃はビデオテープで何度も見たが、DVDは初めてだった。 ただ懐かしさから手にしただけでそれを見たことはない。 この年になってまた泣くのかと思うと気が引ける。 何度も見てどのシーンでどんなことが起きるのか分かりきっている。 なのにまるで初めてみるような感覚。 「……」 一通りの流れが終わり、いよいよクライマックスだ。 まき絵は画面をまじまじと見つめた。若干涙ぐみながらもとても満足そうだ。 「もう泣きそうだけどここからだよ……あやか?」 「!?」 涙なんて見せないと思っていても重要なシーンでやはり泣いてしまう。 残り10分近くあるのにもう涙が止まらない。 「ご、ごめんなさいまき絵」 子供のように涙を流して画面を見ることが出来ない。 37-941 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/28(木) 22 59 38 ID ??? 大人になったように見ていたのは自分の気のせいだ、どうしても涙がとまらない。 重要なシーンの手前で一時停止が掛かっている。 「あやか」 まき絵があやかの手を握って体を抱きしめる。 「まき…絵」 「あやかが泣くなら、私も思いっきり泣いてあげる」 手が触れ合い涙目のまき絵はにっこりと笑って号泣宣言だ。 それまでは一人で見て泣いたあの頃…いい年になってまた泣くのが恥ずかしかった。 だが笑って泣いて、それを一緒に分かり合える恋人が今はいる。 あやかは嬉しくてまた涙が止まらない。 しばらくして二人は手を握り合って寄り添ったまま、再生のボタンを押す。 最後のクライマックスを一緒に泣いて見るために。 終 37-952 37-952 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/29(金) 15 36 06 ID ??? 贖罪 この日はザジが日直で一番最後に帰る事となった。 千雨も待っているため、ザジは張り切っている。 「ふぅ…」 最後の日誌を書いてネギに提出。ようやく帰れる、千雨と一緒に帰れる。 ザジはうきうきした足取りで千雨の待つ下駄箱前へ向かう。 「千雨ちゃん~」 「…~~~~」 ザジを待つ千雨は桜子の相手をしていた。 千雨に好意を持つ桜子はいろんなアプローチを仕掛けるが千雨はそっぽを向いている。 「ねー帰ろうよ~」 事情を知らない桜子は千雨と一緒に帰ろうと必死だ。 「うるせぇな、そんなに帰りたけりゃ一人で帰れ!」 ザジしか見ていない千雨は桜子をさっさと突き放つ。 「むー…そんな極端な言い方酷いよぉ~」 あまりにもキツくあたられたせいで桜子は涙目だ。 「…どうすりゃ帰ってくれるんだ」 「…じゃあキスして」 率直に答える桜子、当然考えがあってのことだ。 断れば一緒に帰る、帰らなくてもキスをもらえる、桜子にとってはどっちをとってもおいしいのだ。 「…」 早く帰ろうとザジは急いで千雨の待つところに走る。 桜子が居ることなど知らずに。 「…」 「えっ」 千雨は構わず桜子の頬にキスをした。 37-953 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/29(金) 15 36 39 ID ??? 「これでいいだろ、帰れ」 「…分かった、ありがと」 桜子は結果的に千雨のキスを手に入れたが内心複雑だった。 何の感情もないキス。明らかに“キスくらいくれてやるからさっさと帰れ”と言ってるみたいだ。 これ以上構うと噛み付かれそうなためすぐにその場を去る桜子。 ようやく邪魔者が消えてせいせいした千雨は、ザジはまだかと辺りを見渡す。 「………」 「…」 少し離れた場所から立ち尽くすザジの姿。 あの瞬間を見られた。追い返すためとはいえ桜子にキスをしてしまった姿を見られた。 いつもの感情があるのかどうか分からない顔をしているザジ。 だが一番違うことはザジの目から涙が出ていることだった。 「…!」 ザジは千雨を見ずにそのまま立ち去ってしまう。 「…ザジ」 やってしまった。誰にも見せたことのない険しい顔をする千雨。 一途なザジを傷つけた代償は大きい。 暗い室内。いつも横には千雨がいるはずだった、だが今日は誰も居ない。 「…千雨のバカ、千雨のバカ、最低」 そう呟くザジの目は涙で汚れていた。 ―ザジ、好きだ。 そう言った千雨の顔が思い浮かべる。あれは嘘だったのか。 するとザジの持っている携帯が鳴り出す。確認をすると相手は千雨からだ。 「…絶対出ないもん」 ザジは何も言わずに電話を切る、そして携帯を放り投げてベッドにもぐりこんだ。 『留守番電話サービスに接続します。こちら090-』 何度かけても電話口から帰ってくるのは留守番電話サービスの音声。 「…だめか」 寮に帰ってからザジはちっとも会ってくれない。千雨は電話に切り替えるもそれもだめ。 37-954 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/29(金) 15 37 14 ID ??? 泣かせて、怒らせて、そして傷つけた。 「最低だな、私は」 言い訳も謝ることも何も出来ない自分が不甲斐なさ過ぎて悔しかった。 「随分とザジさんの機嫌が悪いですよ」 「お前、ザジを泣かせただろ」 「千雨ちゃん、ザジちゃんと喧嘩でもしたの?」 翌日、学園に登校するなり刹那、真名、明日菜に問い詰められる千雨。 それぞれ一緒に居る人がいるため、同じ立場の千雨の様子をすぐに察したようだ。 「あのなぁ、ザジのことが何もかも私の責任になる根拠を教えてくれねぇか…」 昨日のことで頭が一杯なのにこの質問攻め、流石に耐え切れない。 だがそんなことも気にせず3人は白い目でじーっと見つめた。 もはや千雨一人が完全に悪者扱い。 「…ハイゴメンナサイ、ワタシノセイデス」 完全に見透かされている。これには千雨も折れるしかない。 「やっほー千雨」 そこへやってきたのは麻帆良のパパラッチ朝倉和美だ。 「テメェか…バラしたのは」 「まぁまぁ、折角仲直りのお膳立て作ったんだから。ヘタレてないでさっさと謝ったら?」 ―と背中をぽんと押す和美。 そして押された先にはザジの姿。いつになく無表情で睨んでいる。 「ザジ…」 「…」 ―もう一度私を信じてほしい。 そんな薄っぺらい言葉を言っても信じてくれそうにない。 「…授業が終わったらいつもの場所で待ってる」 だけど手放したくない。どんなことをしてでも… 「今の私は最低だしこんなこと言う資格なんてないと思ってる、でも頼む…いつもの場所で待っているから」 その言葉にザジは何も言わずに立ち去った。 37-955 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/29(金) 15 37 57 ID ??? 放課後になって千雨は下駄箱前でずっと待った、ずっと待ち続けた。 もう1時間以上待っただろうか、下校時間が刻一刻と迫る。もしもこの時間を過ぎれば生徒は強制的に帰される。 そうなってしまってはおしまいだ。下校時間は6時、時計はもう5時55分。 だが千雨は待った。チャイムが鳴り、先生が帰れと言われるそのときまで最後まで諦めない。 ―残り2分を切った。 「…」 すっと気配を消しながら千雨の後ろにいつの間にか立つザジ。 「…来てくれたんだな」 相変わらずザジは無表情だ。千雨は総ての感情を押し殺した顔で呟く。 「…ごめん、ここで言い訳なんてずるいと思っているけど…本当にごめん」 「…もういいよ」 ザジがやっと言葉を発し、千雨の口にキスをする。 「…」 お互いを見つめあい、誤解を伝え合う二人。言いたいだけ言い合うとザジは千雨の胸に飛びついた。 嬉しくて悲しくてただ千雨の胸の中で泣いていた。 「ザジ、私はお前が好きでたまらないんだ。もしこの先、私がお前を裏切ったらその時は…私を煮るなり焼くなり好きにしろ 「それじゃあうまくいったんだ」 「あぁ、まぁな」 翌日、千雨に突撃インタビューをする和美。もし破局したら慰め報道の準備をしていた。 「つーか千雨、首のところ隠しといたら?」 「あ!?」 千雨の首にはくっきりと噛み付き後が残っていた。 普通はキスマークなのだが、ザジの場合は噛み付いてくる。 「千雨ー」 遅れてザジがやって来た。仲良く手を繋いで一緒に教室に入る。 首跡はまだ隠さない。不器用なこの傷は千雨にとって贖罪の証だから。 しばらくすれば消えてしまうこの印が、とても愛おしい思った。 終 37-960 37-960 名前:【投下予告】[sage] 投稿日:2006/09/29(金) 21 40 52 ID ??? まき絵「ただ今より、ネギま!アニメ2期の放送を記念、まほ落語寄席を開演いたしま~す。 まず、開演に先立ちまして皆様にお願いを申し上げます。 携帯電話などの音の出る電子機器の電源は切らなくても結構ですが、 パソコンの電源ボタンを5秒ほど押しますと・・・電源が切れてしまい、 他のウェブページや職人様のSSを読むのに時間が掛かりますのでご注意ください。 では、3分後に開演いたしま~す。」 『○分後に投下』だけじゃつまらないな~と思い、色々とテスト。 37-961 名前: まほ落語寄席 開口一番 [sage] 投稿日:2006/09/29(金) 21 45 51 ID ??? 桜子「10月4日からのアニメ放送開始を記念しまして始まりましたまほ落語寄席、 まずは椎名亭桜子が一席お相手させていただきます。 え~、毎度バカバカしいお笑い一席。 落語の登場人物といえば与太郎・ご隠居・熊さん・八つぁんと色々と居まして、 物知りのご隠居に物を尋ねる所から始まるのが黄金パターンなんだよ~」 明日菜「ご隠居!こんちわぁ!」 あやか「あら?誰かと思えば。まぁま、おあがり。」 明日菜「へへ、ご馳走様で。」 あやか「なんですの?ご馳走様って?」 明日菜「なんですのって、ご隠居がまんまおあがりって言ったじゃん。 ちょうどお昼時なんでご馳走になろうかと思ったんですけどね、違いますか?」 あやか「あら、そうでしたの?ですが私は、まぁま、おあがり。こちらへお上がりと言ったんですわ。」 明日菜「な~んだ、そうだったの。まぁいいや、あがりますヨッコイショういち」 あやか「・・・。」 明日菜「ねぇ、この家は客が来たのにお茶を出さないの?」 あやか「まったく、今ちょうど出そうと思ってたんですわ。 はい、粗茶をどうぞ。」 明日菜「へい、どうも。・・・甘味はださないの?」 あやか「出しますから、いちいち催促して欲しくないですわ。 羊かんで良いですわね?」 明日菜「あ~、良いよ。・・・後ね、厚く切ってね。 うすぅ~く切って、つっかえ棒が必要になるといけないからね。」 あやか「解ってますわよ。 お~い、お客様に羊かんを切って差し上げなさい。あとこう言う方には」 明日菜「分厚く頼みますからね~!」 あやか「・・・。」 37-962 名前: まほ落語寄席 開口一番 [sage] 投稿日:2006/09/29(金) 21 47 41 ID ??? 桜子「羊かんが出るまで辺りを見回してますと」 明日菜「ご隠居、あんなところにデッカイ染みができてますよ。」 あやか「アレは染みじゃない。長谷川千雨という武将が、狩に出かけている姿の掛け軸ですわ。 この掛け軸の絵には裏話があって、狩の帰りに村雨に遭って」 明日菜「千雨じゃないんですか?」 あやか「千雨は名前、村雨はにわか雨。良いですか?続けますわよ。 雨宿りしようとしたのですが、場所が無くて困っていたら一軒のあばら家がありまして、 家主に雨具を貸して欲しいと頼むと、お恥ずかしながらと山吹を渡されたのですわ。」 明日菜「はぁ~・・・傘貸して欲しいのに山吹。 もっと枝振りの良い笹とか渡せば良いのに。」 あやか「まったく。歌道に暗いですわね。まぁ、明日菜さんが解らないのは当然ですわ。 良いですか、これは古歌の 『七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞ悲しき』 つまり、蓑一つありませんと暗に断った」 明日菜「あの、ご隠居。どこに断りの言い訳が?」 あやか「そこが、歌道に暗い。まぁ、明s(ry これは歌の、『実の一つだに』が『蓑一つ、なきぞ』と掛けて、 蓑が一つもないです。と、言う訳なのですわ。 このとき、明日菜さんが解らなかったように、千雨公も解らなく 家来に聞いてはじめて断りの言い訳と理解したのですわ。 それから千雨は、あぁ、歌道に暗いから学ばなければと猛勉強して日本一の歌人になったのですわ。」 明日菜「へぇ。あ~、ところで、雨具の無い断りをもう一度聞かせてよ。」 あやか「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞ悲しき ですわ。」 37-963 名前: まほ落語寄席 開口一番 [sage] 投稿日:2006/09/29(金) 21 49 22 ID ??? 明日菜「そうそう、それを書いて。」 あやか「よろしいですわ。では・・・え?ひらがなで?漢字は読めない? しょうがないですわね・・はい、どうぞ。」 明日菜「へへっ、どうも。え?覚えるのか?違う違う、家に知り合いが傘を借りに来るんだけど いっつも返してくれないからこいつで断ろうかとね。それじゃあね。」 桜子「ってぇ、帰りますとちょうど雨が降り出して」 明日菜「へへへ、降り出しましたよ。お、来た来た、こいつで追い返してやるってんですよ。」 朝倉「お~い、御免よぉ!」 明日菜「来た来たキター!(AA略。傘を借りに来たのか?」 朝倉「いや、雨具はあるんだ。今日は、日が暮れたから提灯を借りに来たんだよ。」 明日菜「え?提灯?傘じゃなくて提灯・・・。・・提灯は~、無いよ。」 朝倉「無いって、そこに吊るしてるじゃないか!」 明日菜「あ、あれ?あれはぁ~・・・吊ってあるけど、無い。」 朝倉「へ?何を無茶苦茶な、私とアンタの仲でしょ、貸してよ。」 明日菜「しょうがないなぁ、貸してあげるから、雨具貸してと言って。」 朝倉「だからぁ、雨具は持ってるってば。・・・何?言えば貸してくれるのね。 しょうがないなぁ。じゃあ、雨具貸して。」 明日菜「へっへっへ、これでも喰らえ!お恥ずかしながら。・・・。 えっと、・・・崩してある・・七重八重ぇ 花咲けどもぉ 山吹のぉ えっ、何て読むんだ?え~と、味噌汁樽と 鍋と釜式だぁ!へへん、どうだい!」 朝倉「え?なにそれ?台所の都都逸かい?」 明日菜「都都逸じゃないよ、お前は歌道に暗いなぁ~。」 朝倉「だから、」 桜子「『角、暗いから提灯借りに来たんだよ。』 千雨【道灌】と言う一席でございました。」 37-968 37-968 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/30(土) 17 52 35 ID ??? リクカプ劇場 ちう×アキラ編:それはお互い様 寮の大浴場、そこは3-Aの生徒たちがよく利用するところだ。 「ふぅ…今日は長めだったな」 その中で千雨は少し長めの入浴をしてあがるつもりであった。 火照った体を冷やしつつ自分の服を取ったのはいいのだが。 「やば…タオル忘れた」 体を羽織っていたバスタオルは軽く体を拭いてそのまま脱水所の洗濯機の中に入れてしまった。 他の人も次々と入れているため今更取りにいけない。かといってこの姿でザジを呼びにもいけない。 濡れた体で服を着ればタオルを忘れたことは明白の上に、自分の服が濡れるというのはネットアイドルである千雨に とって衣装を汚すような気がして抵抗がある。 まだかなり濡れたままの体で途方に暮れていた。 「まずいな……」 すると横から大き目のタオルが出てくる。 「…あんた」 「使う?」 それは偶然横にいたアキラだ。 水泳部所属のため着替えやタオルの取り揃えなどは常にしっかりしている。 「…あぁ、悪いな」 素直にタオルを受け取る千雨。 「ちゃんと洗って返してね」 着替えを終えたアキラは言葉少なに言って去っていく。 「…ったく」 アキラから借りたタオルで頭を拭く千雨。 自分のものではない感触と匂い。まるで初めて他人の家に上がったような感覚。 37-969 名前:リクカプ劇場[sage] 投稿日:2006/09/30(土) 17 53 32 ID ??? 「ほんと他人の匂いがする…」 正確にはアキラの匂いがするのが正しい。 後日 「ほら、ありがとよ」 千雨はアキラから借りたタオルを洗い素っ気無く渡す。 「うん、こちらこそ」 こちらの反応は少なめに受け取る。 … その後、どうしたらいいか分からずただじっとその場で立ち尽くす二人。 「そ、それじゃあな!」 「あ、うん」 何だかじっといることが恥ずかしく思えて互いに立ち去る千雨とアキラ。 お互い不器用でどっちもどっちな二人であった。 終 前ページ次ページSSまとめ
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/58.html
前ページ次ページSSまとめ 6-457 6-457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[ 454 くーで] 投稿日:2005/08/07(日) 01 10 31 ID 7FqbYodE0 静かな夏の日曜日。 すやすやと二度寝をする彼女の寝顔を眺めながら、私は屋敷の庭へと降りた。 幼少からずっと影で見守り続けてきた彼女も、来年は中学へと上がる。 出来ることなら、私も――側に。 しかし、それは叶わない願い。極東最大の魔力を持つ彼女だ、いつ狙われてもおかしくはない。 自分の弱さに虫唾が走る。爪が食い込むほど握り締めた手が震える。 私の、この手で、守れたら。 あの時も、そして、これからも。 思索のままに歩いていたら、いつの間にか屋敷の端まで来ていた。 樹の一本によじ登ると、額に浮いた汗を拭う。 ここは誰にも見つからず、それでいて警戒しやすい絶好のポイント。 私の護るべき場所であり、唯一休息できる場所。 「ん…はぁっ」 枝を跨ぐと、汗を吸って湿った下着が張り付いているのが分かる。 そして自然のままに伸びた枝の突起が、絶妙に局部を刺激する。 「はぁ…はぁ…っ…」 息が荒いのは気温の高さだけではない。 今だけは、せめて心の中だけは、彼女と共にありたいと願う。 いけない想い――そんな事は百も承知。しかし、止まらない、止められない。 たまらぬ英俊であった。 6-486 6-486 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/07(日) 14 44 10 ID C0o9atvZO 木乃香「せっちゃんウチって可愛い?」 刹那「お嬢様はいつでも愛らしいと思いますよ」 木乃香「えへへ?」 ………………………‥‥‥‥‥‥‥‥…………………木乃香「せっちゃんも愛らしいと思うんよ」 刹那「………このちゃん」木乃香「えへへ」 カプッ 木乃香は刹那の肩に優しく噛み付いた 刹那「ちょwwwwwwwこのちゃ…痛ッ」 木乃香「せっちゃん美味しいなぁ」ハグハグ 6-487 6-487 名前:1/3[] 投稿日:2005/08/07(日) 14 47 31 ID 83JBa76W0 それは猛暑の日の出来事……。 ちう「暑ちいいいぃぃぃぃ。何だこの暑さは。小泉は何やってんだ、まったく。」 ザジ「……」 ちう「大体何で今郵政民営化を…」 ザジ「……(トントン)」 ちう「ん……どうした?ザジ。」 ザジ「……(クイクイ)」 ちう「え、この暑いのに外に出ようって?」 ザジ「……(コクコク)」 ちう「嫌だよ、今日何度あると思って…」 ザジ「……(ジー)」 ちう「分かった、出るから。そんなかわいい目で見るな。」 ザジ「(≧∀≦)」 以下、屋外---ちう「ほらぁ、やっぱり暑いじゃん。」 ザジ「……(スッ)」 ちう「…何、この季節に全くそぐわないスノーボードは。」 ザジ「……(ダッ)」 ちう「ちょ、ザジ、それに乗ってどこに、ってそこ階段だって!」 6-488 名前:2/3[] 投稿日:2005/08/07(日) 14 49 45 ID 83JBa76W0 ザジ「……」 ズダダダダダダダダダダ ちう「…す、滑り降りた…。」 ザジ「……(クイクイ)」 ちう「もう一枚あるから降りろってちょwww無理wwww」 ザジ「……(シュン)」 ちう「…………」 ズダダダダダダダダダダ ちう「…」 ザジ「…」 ちう&ザジ「ヾ(≧∀≦)ノ」 6-489 名前:3/3[] 投稿日:2005/08/07(日) 14 55 52 ID 83JBa76W0 次の日… ちう「いや?、にしても昨日は大変だったな。」 ザジ「……(ニコニコ)」 ちう「ザジ、昨日のアレ、何でやろうと思ったんだ?」 ザジ「……(スッ)」 つ[Jackass] ちう「……コレか。」 さらに次の日… シャアアアァァァァ…… ザジ「ヾ(≧∀≦)ノ」 ちう「ちょ、ショッピングカートに乗るなあああぁぁぁ!」 シャアアァァ…ガシャーン!!! この後2人が店員に叱られたのは言うまでもない 6-501 6-501 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/07(日) 17 30 46 ID C0o9atvZO 早朝だ 今日も日差しが紫外線が、人々の肌を焼く、 体育館前の階段でまき絵が待っていた ウチも急いで駆け寄る 亜子「お??いまき絵?」まき絵「あっ亜子ぉ」 カバっと亜子に抱きつく…まき絵 まき絵「朝から待ってたんだよー寂しかったよー」 ぎゅぅぎゅぅ 頬を擦り付けてくるまき絵裕奈 「ちょっとまき絵その位にしてやんなよアキラも待ってるんだからさ」 亜子「えっアキラも来てるん?」 裕奈「そうだよ!アキラも皆で一緒に楽しみたいってさ練習前じゃないと疲れるからって朝から思いっきりしようと思ってこんな時間に呼んだんだからねー覚悟しときなさいよ」 亜子「そ…そんなぁ」 まき絵「亜子可愛い?…」チュッチュッチュッ 右頬がべとべとになる位までにキスされてしまう亜子亜子「ぅうわぁ…ベトべトになってもうた」 裕奈「ほらこっち向いて」頬に付いた涎を拭き取ってもらった。 まき絵「そろそろ行こっか裕奈!」 裕奈「そうだねーアキラも待ちくたびれてるし」 ………………………………亜子「うわぁ」まき絵が右腕に腕を組んできた 裕奈も後に続いて左手の手を繋ぐ。 目指すはシャワー室だった 6-502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/07(日) 17 31 33 ID C0o9atvZO シャワー室 日頃の疲れを癒し時には体時には心をも気持ち良くするそんな場所 裕奈「アキラ待たせてごめんねー」 アキラ「うん…大丈夫」 競泳用の水着姿で答える、アキラの顔は少し火照っていた。どんっ………………………背中を打ち付けて、壁際に倒れこむ亜子 亜子「ああっ」 まき絵「あたし下ヤルねー裕奈は上お願い」 裕奈「オッケーじゃアキラは抑えてて」 アキラ「うん‥わかった」亜子の後ろから 腰に手をまわして引きずり立たせるアキラ。 亜子「ひゃぁぁぁ―」 亜子が悲鳴をもらす左耳からアキラの舌が入ってきたのだ身をよじらせて避けようとするもアキラががっしりと掴んで止めてくる。 亜子「やっやめてやめてぇ??ウチどうかなってまう??ひゃんっ」 スカートの下からまき絵の手が這ってきた。ふとももの間をするりと抜けて亜子の大事な所に手を伸ばす 6-503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/07(日) 17 32 34 ID C0o9atvZO 亜子「あっアアアアアア」まき絵の手が指が大事な所を勢い良く貫く。 亜子「はっはぅぅ………!まっまき絵ーもっ…もっと優しくしてぇ?」 涎を垂らしながらそんな事を言う。 まき絵「えっあ!ごめんねーちょっと力入れすぎちゃったー」 裕奈がアキラを促すアキラがこくりと頷くとぱっと手を放して肩を掴んで床のタイルに亜子を倒したひっと悲鳴を上げて鳴く亜子 にやりと笑い裕奈は亜子のお腹にまたがり 未発達の胸に手を伸ばす 裕奈「えいっ」 まき絵は舌を出してスカートの下でにこにこしてる。亜子「ぁわぁっ……っぷ」口も肩を掴まれ逆さに見えるアキラの顔と唇に視界も唇も塞がれてしまった……もう亜子の声も姿も届かなかった。 陸上部のグラウンドから望遠鏡を使い眺める影が 春日「いいなぁ羨ましいなぁ…私も混ざりたかった」めでたしめでたし 6-513 6-513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/07(日) 20 08 47 ID ekaqF7j/0 カリカリカリカリ・・・ ガタン ちう「ふぅー。 ったくなんでこんなに宿題があるんだろな」 ザジ「・・・♪・・・・・カリカリカリ・・・・・・パタン」 ちう「おー、ザジ偉いなぁ。 もう国語と英語のワーク終わったのか」 ザジ「(こくこく)♪」 ちう「まぁ、冷房きいてて勉強しやすい環境なんだが どうにも勉強する気にならんなぁ。(問題もよくわからないのあるし)」 ザジ「・・・」 ちう「そうだな。とりあえず牛乳でも飲んで休憩するか。」 ゴクゴクゴクゴク ザジちう「ぷはーっ!」 ちう「暑い昼下がり、牛乳ビンで一気飲み!最高だねぇw」 ザジ「(こくこく)♪」 ちう「よっしゃ、気合入れなおしたところではじめますか。」 ザジ「(オーッ!)」 ちう「えっと、数学だったな。 問3。∠ABC=80°のとき、xの値を求めよ。 か」 ザジ「(カリカリカリ・・・)」 ちう「(うーっ、なんだよこれ・・・ xの求め方なんて知ってても人生で一切使わないっつーの!) ザジィー、悪いけどちょっとこれ教えてくれよ」 ザジ「(ジー)・・・・カキカキ・・・・」 6-516 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/07(日) 20 15 22 ID ekaqF7j/0 ちう「あー、なるほど。この四角いのは90°だから、 180-80+90=10 で10°になるのか。 ありがとな、ザジ。」 ザジ「♪ ・・・・」 ちう「え、お礼がほしいって?」 ザジ「・・・・・・!」 ちう「えっ!? うー、仕方ないな。じゃあ数学が終わったらな」 ザジ「ヾ(≧∀≦)ノ」 ちう「じゃぁ、早めに終わらすためにちょっと手伝ってくれよ」 ザジ「・・・」 ちう「わ、分かったよ!ズルなんてしないから、そんな寂しそうな目で見るなよ! けど、ちょっと分からないとこがあったら教えてくれよな」 ザジ「(こくこく)」 ちう「カリカリカリカリ・・・ガシガシ・・・カリカリ・・・」 ザジ「(数学終わったらちうと○○♪数学終わったらちうと○○♪」 こうして、夏が過ぎてゆく・・・ 6-524 6-524 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/07(日) 22 58 58 ID /enmygLU0 ちう「なぁ、ザジの。見せてよ。」 ザジ「・・・・・・(フルフル)」 ちう「いいだろ、どーせネギにはもう見られたんだろ?」 ザジ「・・・・・・・・・」 ちう「私のも見せるからさ。ほら、人に見せられるほどのものじゃないけどさ・・・」 ザジ「・・・ちうの・・・凄い・・・」 ちう「そか?まぁ、ザジだけ見せないのはずるいよな?」 ザジ「・・・・・・(フルフル)」 ちう「はぁ・・・それじゃ、力ずくで見るからな」 ザジ「・・・や・・・ちうっ・・・やめて・・・恥ずかしい・・・///」 ちう「いいじゃん、減るもんじゃないし・・・早く手を離せって」 ザジ「やっ・・・無理矢理なんてダメ・・・///」 ちう「わ、ザジの・・・私のと同じくらいじゃん・・・これなら隠すほどでもないよ」 ザジ「・・・私のが・・・少し低い・・・;」 ザジの成績表を無理矢理見ようとするちうの図 6-539 6-539 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/08/08(月) 00 30 16 ID TUqj4BvX0 ある日、一人でテレビを見ているザジ TV「僕の耳が…でっかくなっちゃった!(ワハハハハハハ…)」 ザジ「(・∀・)! “(m)”ピコーン」 ちう「お、久しぶりにマジック見せてくれるのか。」 ザジ「(こくこく)」 ホジホジσ(・∀・)… パッ! С(゚∀゚ ) ちう「・・・・・・ん?(・ω・)」 ザジ「Σ(゚Д゚;) (あれ?テレビではみんな笑ってたのに…) (;-;) シュン」 ちう「(え?終わり?)あ、あ、すごいよザジ!いや、まさか耳が大きくなるなんて思わなかったからさ、 びっくりしちゃったよ!さすがザジだ!」 ザジ「(おもしろくなかったのかな…) (T?T)」 ちう「お、おい、落ち込むなよ。すごかったって。(もっと素直に驚いてやるべきだったかな…。)」 数日後、珍しく一人でテレビを見ているちう TV「僕の耳が…(ry ちう「これか━━━━(゚Д゚;)━━━━!! そうか、あそこは笑ってやるとこだったのか!!」 ちうはこの時までこのネタとこのネタを見る時のノリを知らなかった。 6-545 6-545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[回想・学園編] 投稿日:2005/08/08(月) 02 08 54 ID 5XuHonHm0 放課後の校庭の片隅に、私はたたずむ。 誰にも見られることのない木陰を、風は区別することなく吹き抜けていく。 いつもの狭い部屋から解き放たれる一時に、私は天へと背を伸ばす。 思えば随分永い時を生きてきたものだ。 幾人もの同期がこの学園を去っていった。 そして、あの男も戻っては来ない。 ナギ……スプリングフィールド。 この私が、唯一、心を動かされた男。 いつまで私をこんなところへ縛り付けておくのだろう。 それともやはり、戻っては来ないのだろうか。 私の、元へ。 皮肉なものだ。 これだけ待ち続けていながら、私は貴様よりその息子に惹かれ始めている。 それとも、それも貴様の狙っている通りなのか? 私は、何時まで踊ればいいのだろう。 この、舞台の上で。 と、心から思う学園長であった。 6-549 6-549 名前:先に言っとく。ごめんなさい[] 投稿日:2005/08/08(月) 02 25 00 ID 1JpeVRbXO ちう「おーぃ、ザジ?」 ザジ(後向き)「…」 ちう「おーぃ、聞こえないのか?」 ザジ(後向き)「…」 ぽんぽん (・・ )ヽ(○-○ ) ちう「ザジ?、返事しろ?、聞こえてるだろ?」 くるり ( ・・)ヽ(○-○ )! ザジ「わたしはジザ。ザジじゃない。」 ちう「?ぉぃ、今度は何の遊びだ?」 ザジ「気付かない?左目に線、右目に涙…」 ちう(演技)「ハッ!メイクが左右逆!?」 ザジ「そう、だからわたしはザジじゃない。わたしはジザ。」 ちう(呆)「じゃあ、ザジはどこ行ったんだ!?」 ザジ「…」 ちう「ぉぃ」 ザジ「…」 ちう「おい」 ザジ「(´・ω・`)バーボンハウスへようこそ。 このテキーラはサービスだから受け取ってほしい。 そう、またなんだ。 仏の顔も三度までって言うしね。 許してもらおうとも思ってない。 ただ君は、このスレタイを見たとき、限りないトキメキのような何かを感じたはずだ。 この殺伐とした世の中で、そのような感激を忘れないで欲しい。 さぁ、注文を聞こうか。」 ちう「じゃあ、夕飯はザジな。」 ザジ「(°Д°)!」 6-573 6-573 名前:Part.1[sage] 投稿日:2005/08/08(月) 11 48 26 ID 1JpeVRbXO ザジは安らかな顔で寝息をたてている。それは今でも変わらない。 上下に積まれた私達のベッドの距離。これも以前と変わらない。 でも、私達の関係は変わってしまった。 いいや、むしろ元通りになってしまったのだ。私達が知り合って間もなかった、あの頃と同じ関係に。 まるで積み木だ。 一番上に積み上げようとしただけなのに、それは音を立てて土台から崩れてしまった。 今となっては、それがどんな形に積まれていたかはわかっても、どれが何処に積まれていたかがわからない。 床に散らかった残骸が、私達の足元をすくう。 しかし、私はあの頃の断片に触れるだけで、また積み上げる勇気も、片付けてしまう潔さもない。 「うまいか?」 「(コクコク)」 「じゃあ、これは?」 「ちうのオムレツおいしい」 私の脳裏に焼き付いたザジの笑顔と笑い声、それは幻か霞のようになって、夢に現れては消え、現れては消え、つらい現実を私につきつける。 夕時になってもザジは帰ってこなくなった。 夕飯を作って待とうとしたが、結局はいつも独りぼっちの食事になってしまう。そう、まるで昔のように。 今の私には、ザジと直接向き合うなんてことできやしない。 かなり夜遅くになってザジは帰ってくる。 分けた夕飯を食べた後、パソコンに向き合った私の背後で何か言いたげな沈黙が流れ、会話はなく、代わりに水が流れる音と食器同士が触れる音がする。 互いに脆いがために接触を避けてしまう。強く触れ合ってしまったら、きっと私達は二人とも粉ごなになってしまう。 深い仲であればあるほど、受けた傷は深い。ザジは私を許してくれているのだろうか。 6-576 名前:part.2[sage] 投稿日:2005/08/08(月) 11 54 16 ID 1JpeVRbXO あれから私達はまだ一言も言葉を通わせてない。 こんな生活になって早くも一月経とうとしている。私もザジも無器用なのだ、とっても。 でも、何かしないと何も変わらない。それは確かだ。良くなろうと悪くなろうと、どちらでもいい。構わない。今の関係が息苦しくて、耐えられない。 そして、私はザジと向き合うことをやっと選べた。ザジがおいしいと言ってくれたオムレツを前に、夜は更けていく。 外は静まり、秒針が音を立てて時を刻む。蛍光灯の震える灯りが神経に障る。 遅い。遅くてもザジは11時までに帰ってくる。でも、もう今日は20分も残っていない。 苛立ちと焦り。決心したのにもかかわらず、機会を失いかけた途端に揺らぐ自分の心が情けない。 プルルルルルルル…! 埋没した私の意識を呼び戻したのは、ザジの帰宅ではなく電話だった。 「もしもし、長谷川です」 「あっ、長谷川さん?ネギです」 受話器を手にするときの緊張は無意味だったようだ。 「今どこにいますか?って、部屋ですよね。すいません、少し焦ってしまって…」 「はい、部屋です。何の用でしょうか?」 「それが、えぇ…っと、ザジさんが曲芸の練習中に怪我をしてしまって…」 静かに鼓動が加速する。部屋が急に寒くなり、手が小刻みに震え始めた。 「それで、ザジは!?」 慌てて聞き返す。 「今、麻帆良病院なんですけど…」 「すぐ行きます!」 電話を切って、部屋を出る。独りぼっちの私を後悔が襲う。 なんで、もう少しでも早く、勇気を出せなかったんだろう。なんで、もう少し早く、一日でも早く… 6-577 名前:part.3[sage] 投稿日:2005/08/08(月) 11 58 22 ID 1JpeVRbXO 病院の表玄関は閉まっていた。当たり前だバカっ…。もう日付が変わってるじゃないか…。 急いで裏玄関から中には入る。手が震えて受付で名前が書けない。深呼吸してから、ザジのいる病棟を目指した。 長く続く廊下。 エレベーターに乗りながらも、不意に手摺を握ってしまう。 冷たい。 ドアの開く音が響く。 ザジ… また長く続く廊下。 曲がり角。 ネギ先生の声が聞こえてきた。 ザジは…? 「ザジ!」 思わず大声が出た。 声が響く。 そして、長い廊下で、ザジが振り向いた。 ネギ先生もいる。 息を整えながらも、ゆっくりと近づく。 今になって、メガネを部屋に忘れていたことに気付く。でも、もう、どうでもいい。 「ザジ…」 ザジには聞こえないくらいに小さな声で呟く。 距離が縮まって明かされる悲しい事実。 私を見つめるザジの両手は包帯とギブスに覆われていた。 6-578 名前:part.4[sageあともう1つ。] 投稿日:2005/08/08(月) 12 03 16 ID 1JpeVRbXO 「ちう?」 ザジが私を呼ぶ。どこか恐々と、でも、しっかりと。 私はザジを数歩の距離で見つめた。 言葉に詰まる。 ネギ先生が安心してと言うかのように静かに微笑んだ。 「帰ろうか…」 やっと口が動いた。 「うん…」 少し間をおいてザジが答える。 病院を出ながらネギ先生に話を訊く。空中ブランコから誤って転落し、両手を骨折したようだ。ザジはネギ先生の向こう側で、ずっと黙っていた。 「それじゃあ、僕はここで。ザジさん、お大事に。無理しちゃダメですよ。ザジさん、長谷川さん、おやすみなさい」 ネギ先生と別れて、私達は二人ぼっちになった。 しばらく続く長い沈黙。 寮が遠くに見えたころ、ザジが小さな声で言った。 「ちう…ごめんなさい」 「えっ、あ…その…私こそ…ごめん」 「もう怒ってないよ」 「そっか」 もう独りぼっちはおしまいだ。 6-579 名前:part.5(おしまい)[sage] 投稿日:2005/08/08(月) 12 06 30 ID 1JpeVRbXO 部屋に戻ると、冷えきったオムレツが私達を迎えてくれた。 私はデスクに置きっぱなしだったメガネをケースにしまう。 パチッ ケースが閉まる音。 私はザジの方を向いて話した。 「あ?ぁ、もう冷めちゃったなぁ。ザジが怪我なんてするからだぞぉ」 「ちうのオムレツは冷めてもおいしいよ」 「そっか」 「食べよ…」 「うん、食べよう」 ザジとオムレツを前にして、夜は更けていく。 「ザジ、はい。あ?ん」 「…おいしい」 ?完? 6-583 6-583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/08(月) 13 43 14 ID xl4aytTr0 千雨「チスケテ…!? チスケテ… ちうタスケテ ちう助けて…! ちう急いで来て早く私を助けて…! ちう、決して走らず急いで歩いて来てそして早く私を助けて…か!! むぅ、なんて難しい注文を!!」 前ページ次ページSSまとめ
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/403.html
前ページ次ページSSまとめ 32-599 32-599 名前:辿り着いた場所[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06 41 34 ID ??? 辿り着いた場所 1/14 「明石。今日空いてるか?」 放課後。どことなく普段の落ち着きを欠いた真名が尋ねてきた。 「たつみー……。堂々とアキラの親友であるあたしをデートに誘うなんて、さすがだね……」 裕奈は呆れ果てた表情で答えた。いつもの浮気と判断したのだろう。 真名は少しだけ淋しそうな顔を覗かせ、否定する。 「失礼な。デートの誘いなら私はもっと慎重かつ隠密に実行する。―――明日の件で付き合え」 「明日の件、ね。そういう事なら」 真名の返事に、裕奈はあっさりと同意した。ようやく真名の表情が破顔する。 「済まない。では、ちょっと付き合ってくれ」 こうして、二人は街へ出掛ける事となった。 「―――お前達はもうプレゼントは用意したのか?」 さまざまな洋服を物色しながら、真名はぽつりと問い掛けた。 「もうバッチリだよっ! まき絵がイルカのクッションで、亜子はシルバーのネックレス。そんであたしが 白のパンプスだよ」 「成程……。どうやら服に目を付けたのは正解だったな」 プレゼントが重ならずに済むとあって、真名は胸を撫で下ろす。 「お、コレなんてどうかな?」 裕奈が白のワンピースを勧めてくる。 「ふむ……」 真名は即座に妄想してみる。レースをふんだんに使った白。アキラによく似合っている。手に取って感触を 確かめると、素晴らしく肌触りがよい。これを纏ったアキラに抱きつかれた日にはもう……。 「たつみー、よだれよだれ」 裕奈の突っ込みに、真名はようやく正気に返った。危うく自慢のビックマグナムが起動するところであった。 「よし、これにしよう。でかしたぞ明石!」 真名はいそいそとワンピースを手にレジに向かった。 32-600 名前:辿り着いた場所[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06 42 09 ID ??? 2/14 「たつみー、おっとこまえだ〜」 裕奈は尊敬の眼差しで真名を見た。件のワンピース、その価格は裕奈の想像を遥かに越えていたのだ。 「言うな……。これもアキラの為だ……」 真名は五人の諭吉に別れを告げ、店を後にした。 「アキラには値段の事は内緒だぞ? 余計な気を遣わせるからな」 「りょーかい。こりゃ明日が楽しみだにゃ〜」 「その事なんだが……」 突然、真名の口が重くなる。 「あれっ? もしかしてここからが本題?」 てっきりプレゼントを決めるのが今日の任務だと思っていた裕奈は首を傾げる。 「うむ……。実は明日、仕事が入っている。何としても夜までには片付けるつもりだが、万が一の時は これをアキラに手渡して欲しい」 そう言って真名は買ったばかりのプレゼントを裕奈に差し出す。 「仕事ねえ……」 裕奈はうーん、と唸った。そして、 「いや、やっぱりこれはたつみーからアキラに渡さないとダメだよ」 と言って受け取りを拒絶した。 「たつみーだって自分で渡したいでしょ? だったら全力で仕事を片付けちゃえばいいんだよっ!」 「簡単に言ってくれるな……」 そう言ったものの、真名は微かに口元を緩ませた。裕奈のようにポジティブに考えるのも悪くない。 そう思ったのだ。 「取り合えず明日はあたしの部屋でパーティーをやるから、たつみーは二次会でしっぽりどーぞ」 「ふっ、私を誰だと思っている」 真名が胸を張って答え、二人で笑った。 「今日は色々と助かったよ。どうだ? 私の行き付けの甘味屋に寄るか?」 「おーけー。んじゃアキラの為に大枚はたいた心意気に免じて、あたしがオゴってあげる!」 こうして二人は明日の打ち合わせをしながら楽しい時間を過ごした。 尚、寮に戻った裕奈が亜子にさんざん尋問されたのは、また別のお話――― 32-601 名前:辿り着いた場所[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06 42 47 ID ??? 3/14 その日、アキラは終始浮かない表情をしていた。真名が学校を休んだからだ。 『今夜の誕生パーティーには必ず駆けつける』 昨日、真名ははっきりと言い切った。そして、朝起きると既に真名の姿は無かったのだ。 「だいじょーぶだって! たつみーが約束を破るワケないじゃん!」 「せやせや! 隊長が戻って来るまではウチらがトコトン付き合うたるで!」 「えっへへー、今日はあやかと一緒にすっごいケーキ作ってあげるからねっ!」 いつもの三人が励ましてくれる。それはとても嬉しいものであった。 けれど、不安は消えない。 「真名……。無茶しなければいいけど……」 アキラはただ、恋人の安否を祈っていた――― 麻帆良近くの山中。そこに真名は居た。 「刹那、そちらの様子はどうだ?」 苛立ちを隠せない口調で、真名は携帯電話の相手に吐き捨てた。 「駄目だ。まるで察知出来ないのが現状だ」 刹那の返事は素っ気無い。ぎりっ、と真名は歯軋りする。 「たつみー、そんなにカリカリしてると血圧上がるよ?」 実にやる気のない態度で、隣に控えていた美空が軽口を叩く。標的が不可視の魔性、とあって、 真名が個人的に雇った助っ人であった。 「うるさいぞ役立たず。貴様はさっさと標的を炙り出せ」 「たつみーの魔眼だって視認しないと使えないじゃん。役立たずはどっちだよ」 減らず口を叩くシスターに、真名は人選を誤ったかと後悔した。 「くっ……、お得意様である学園長の依頼で無ければ、こんな仕事断ったものを……」 「私たちは依頼主を選べないもんねー。ま、私たちだって協会の上役に命じられたら逆らえないし」 お客様は神様です、と美空はしみじみと呟く。 「ま、私だってアキラの誕生パーティーには駆け付けたいし、頑張りますかっ!」 そう宣言して、美空は探索を再開した。 32-602 名前:辿り着いた場所[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06 43 21 ID ??? 4/14 放課後になり、裕奈と亜子、まき絵とあやかの四人は、部活を休んでパーティーの準備に取り掛かる。 その間、アキラは教室に釘付けとなっていた。 『お誕生日おめでと〜っ!』 クラスの面々が次々とアキラの元に集まってくる。真っ先に駆け付けたのはチアの三人だ。 「おめでとさん。これ、この前のお返し〜」 「アキラちゃんおめでと〜!」 「んで、私はこれ」 早速プレゼント攻勢が始まった。美砂からは蜂蜜のリキュールを、桜子からはねこ○ねこを、円からは シルバーのブレスレットを受け取った。 「あ、ありがと……」 ちょっぴり恥ずかしそうに、アキラは微笑む。だが……。 (ごめんね、みんな……) クラスメイトの祝福を受けつつも、アキラは心の底から喜べなかった。 真名――― どうしても、恋人の事が頭から離れない。 真名の仕事を、アキラはよく知らない。ただ、その身を危険に晒している事だけは理解していた。 アキラに出来る事といえば、真名を待つだけ。 いつも、アキラは恋人の力になってやれない無力な自分を恨めしく思っていた。 そして、今も――― (真名……。私は真名が傍に居てくれるだけでいい……。だから、早く戻って来て……!) 朝から付き纏う不安は、未だ拭えない――― 盛り上がるクラスメイトをよそに、アキラの心配は募るばかりであった。 「アキラさん……」 そんなアキラの心境に気付いたのは、茶々丸であった。 誰にも気付かれる事なく、茶々丸はそっと教室を後にした。 向かう先は、戦場――― 32-603 名前:辿り着いた場所[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06 44 10 ID ??? 5/14 夕刻。山中にて。 「参ったな……」 真名は乾いた笑みを浮かべる。尋常では無い魔性の気配が、周囲一帯に蠢いていた。 「ちょっとヤバイんでない?」 冷や汗を垂らしながら美空が呟く。戦闘力では真名に大きく引けを取る彼女は、事態の急変に 戸惑う一方だ。取り合えず聖なる結界を張り巡らし、美空はようやく人心地ついた。 「こんなに大勢の魔物が居たワケ、か。昼の間にケリをつけたかった理由が分かったよ……」 「もう過ぎた事だ」 美空の愚痴に、真名は吐き捨てるように答えた。 「春日さん、結界から外へは絶対に離れないで下さい」 夕凪を強く握り直し、刹那が忠告する。 異界――― 空間の綻びから迷い出た魔性。其の討伐が今回の依頼であった。だが、彼らは存外にしたたかであった。 真名の、刹那の、美空の眼を掻い潜り、彼らはひたすら逃げ回っていた。それもこの時を待つ為に。 魔性の現れた歪み。それを発見し封じた時には、最早手遅れだったのだ。 魔物の群れは、次第に本来の禍々しさを露わにした。それは、夜の到来を物語っていた。 夜。それは魔性が最も能力を発揮出来る時間である。 美空の結界を遠巻きに見つめる、邪悪な瞳。その数は百を越える――― 「そろそろやるか―――」 真名の合図に、刹那はこくりと頷いた。 「無理はするなよ、龍宮」 「ふ、誰に言っている」 にい、と口元を緩ませ、真名は結界から飛び出した。すぐさま刹那も続く。 血を、肉を、人のたましいを求め、魔物は一斉に襲い掛かってきた。 「貴様等に付き合っている暇は無い!!」 ガガガガガガガガガガッ……! 愛用のデザートイーグルが火を噴く。嵐のような斉射で、戦いの火蓋は切って落とされた。 32-604 名前:辿り着いた場所[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06 44 44 ID ??? 6/14 時刻は午後八時を過ぎただろうか。外はすっかり闇に染まっていた。 「アキラ―――」 部屋の喧騒から少し離れた窓際で、アキラは外を眺めていた。そんな彼女に、裕奈は声を掛ける。 「今日の主役がそんな表情したらダメだって」 「うん、ごめん……」 そう答えたものの、アキラの表情は晴れないままである。 「ほにゃらば歌っちゃうよ〜っ!!!」 桜子の元気な声が響く。アキラと裕奈の部屋は、すっかり大宴会場と化していた。 「ったく、あいつら好き勝手に盛り上がっちゃって……」 「ふふ、ゆーなも混ざったら?」 だが、裕奈は首を横に振る。 「ダメダメ。たつみーが帰ってくるまでは、あたしがアキラの傍に居るって決めたんだから!」 「くす……、お祭り娘がよく言うよ」 「放っとけー!」 裕奈のいつもの突っ込みに、アキラは穏やかに微笑んだ。 「大丈夫。待つのは慣れてるから」 アキラの呟きに、裕奈は即座に答えられなかった。アキラの瞳の奥にあった悲しみ。言葉とは裏腹な感情。 それが裕奈の言葉を奪い去ってしまった。 それでも、裕奈は必死に親友に気持ちを投げ掛ける。 「たつみーは来るよ、絶対に。プレゼント、自分で渡すって約束したから……!」 「ゆーな……」 裕奈はそっとアキラの両肩に手を掛けた。そして、優しい笑顔で語り掛ける。 「だからさ、アキラは笑ってなきゃ! たつみーを信じて、明るく騒いでりゃいいんだよ!」 「うん、そうだね……」 アキラは小さく息を吐き、目を閉じた。親友の温かさが、アキラの心に沁みてくる。 「ありがと、ゆーな。ちょっと元気出てきたかも」 「へへん、みんなに元気を分けてあげるのが、あたしの役目だもんね!」 自慢気に胸を張る裕奈に、アキラは小さく頷くのであった。 32-605 名前:辿り着いた場所[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06 45 14 ID ??? 7/14 鬱蒼とした森の中。戦いは続いていた。 「チィッ!」 刹那は紙一重で魔物の攻撃を躱しながら舌打ちする。生い茂る木々が、彼女の斬撃を阻んでいた。 制限された状況下で、刹那は本来の実力を発揮出来ないままだ。 「斬空閃!」 闇の中、斬撃が疾った。その一撃は標的となった魔性を両断する。 「埒があかない……!」 夕凪を存分に振り回せる立ち位置で、刹那は魔物を迎撃するのが限界であった。身の安全を第一に考えれば、 それが最良の選択であった。闇雲に周囲の木々を切り倒しては、気の消費が激しすぎる。 だが、真名の判断は違った。 本来、身を隠しながら応戦するのが、狙撃手の本領である。しかし、 「あいつ……、無茶をするなと言ったのに……!」 刹那の目は森の中を疾走する相棒を捉えていた。より多くの魔物が密集している箇所へ、真名は躍り出る。 「消えろ―――!」 銃声が奏でられる。それは、普段の真名からは考えられないような、猛々しい旋律であった。 一拍置いて、真名は素早く離脱する。生き残った魔物の鉤爪が、真名の衣服を裂いた。 「たつみー!」 凄まじい速度で、美空が真名の元へ駆け寄る。自分よりも二回りは大きい真名の身体を抱きかかえ、 美空は風のような走りで結界内に避難した。一瞬遅れて、真名の居た場所は魔物の放った光線に晒される。 「うっひゃー、環境破壊なんてもんじゃないね」 美空は真名を下ろすと、相変わらずの軽口を叩く。 「たつみー、無茶しすぎだって。あーあ、すっかりボロボロじゃん」 美空の指摘通り、真名は全身に手傷を負っていた。無謀な突撃の繰り返しで、真名の体力は確実に 消耗していたのだ。結果、魔物の攻撃を躱し切れなくなり、ますます真名の体力は削られていく。 だが、それでも。 「まだだ。まだ獲物が残っている―――!」 手早く新たなマガジンを装填し、再び真名は飛び出していった。効率良く敵を倒す。今の真名には それしか頭になかった。 32-606 名前:辿り着いた場所[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06 46 19 ID ??? 8/14 「あの馬鹿……!」 美空までもが真名の救援に動いたのを見て、ようやく刹那は覚悟を決めた。冷静さを欠いた真名を 止める手立てはない。そう判断した上での結論であった。 「この借りは高いぞ……!」 最早、なりふり構ってはいられない。刹那は一刻も早く終わらせるべく、全ての気を開放した。 「神鳴流奥義・斬岩剣!!!」 渾身の一撃。木々を薙ぎ払いながら、魔物を一気に両断する。 ズウゥゥン……!!! 切り倒された木々が、地鳴りのような音を立てる。愚かな魔物が数体、下敷きとなった。 「神鳴流剣士・桜咲刹那、参る……!!」 見晴らしのよくなった戦場に、白き風が躍動した。 「あれま、桜咲さんまで環境破壊を始めちゃったよ……」 と、美空が呑気な事を言っていられたのも、ここまでだった。 ばりばりばり……! 「へっ?」 自分の術が破られた感覚。見れば、一体の鬼が結界を引き裂いていた。 「のわあああっ!? 私の安全地帯ぴーんちっ!!」 「春日さん!!」 刹那の斬撃が鬼に放たれる。だが、 ガキイィィッ……! その鬼は容易く刹那の一撃を弾き返した。やや体勢を崩した刹那に、鬼の鉤爪が襲い掛かる。 「くっ……!」 刹那は辛うじて斬撃を受け流すと、夕凪を構え直した。 「神鳴流奥義・斬魔剣!!!」 ざしゅうぅぅ……!!! 退魔の能力を込めた一撃に、鬼の姿は霧散した。ふっ、と刹那は息を吐く。 「どうやら生き残ったのはなかなかの手練らしいな」 刹那は真名の姿を探し、戦慄した。 32-607 名前:辿り着いた場所[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06 47 17 ID ??? 9/14 「隊長、遅いなあ……」 ようやく静かになった部屋で、ぽつりと亜子が呟いた。クラスの面々は真名の為に早々に引き揚げたのだ。 会場をチアの部屋に移し、二次会をやるらしい。まき絵はちゃっかりあやかの後を追ってしまったので、 部屋に残っているのはアキラと裕奈、そして亜子の三人だけである。 「二人とも二次会に行かないの……?」 アキラが問い掛けると、裕奈と亜子は首を横に振る。 「いやいや、たつみーがアキラにプレゼントを渡す瞬間を見届けなきゃ!」 「隊長、こーゆーの苦手やろうから、めっちゃ照れるんちゃう?」 そう言ってくすくすと笑う二人に、アキラはそうだね、と笑顔で答えた。わざと軽口を交わす二人の心遣いが 嬉しく思えた。 明るく、前向きに。 裕奈に言われた通りに、アキラは不安から目を背けた。 「そうだ、残り物だけじゃ可哀想だから、真名の為に何か作っておこうかな」 アキラは席を立とうとする。けれど、 「アカンアカン、今日の主役はおとなしゅうしとき。ウチが作ったるから」 「そうそう。片付けはあたしに任せて!」 と、二人に仕事を取り上げられてしまった。仕方なくアキラは机に向かい、教科書を広げる。 「こういうイベントとはカンケーなしに、宿題は襲って来るんだよね〜」 テーブルを拭きながら裕奈は愚痴をこぼす。 「そうだね。誕生日くらいは大目に見て欲しいな」 微かに笑いながら、アキラは宿題に取り掛かった。 かちゃかちゃ、と食器を洗う音。トントントン……、とリズミカルに響く包丁の音。さらさらとペンを 走らせる音。時折、亜子の鼻歌が聞こえてくる。そんな、ありふれた日常。 けれど三人は、心の底から彼女を待っていた。 颯爽と真名が部屋のドアを開ける瞬間を。 アキラは信じていた。何があっても、最後に真名は私の元へ帰ってきてくれる、と。 それが、二人の関係だから。 二人が育ててきた、絆だから――― 32-608 名前:辿り着いた場所[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06 48 09 ID ??? 10/14 「真名にとって、私は何なのかな?」 以前、何気なく尋ねた事があった。それは、アキラにとって他愛の無い疑問。 けれど真名は、神妙な面持ちで語ってくれた。 「アキラは私の帰る場所なんだ。そうだな……、我が家みたいなものだ」 「我が家?」 「うむ……。以前の私は自分の居場所を持たず、勝手気ままに生きてきたからな。だから、アキラと一緒に なって驚いた。自分の居場所というものが、こんなに温かいものだと知ったからな」 そう思うのなら浮気癖をなんとかしてね、と意地悪に言うと真名は、 「ははっ、すまない」 と、笑って流したものだ。 あの時真名が見せた笑顔が、ずっと心に焼き付いている。アキラにしか見せない、無邪気な笑顔。 その笑顔が、今は遠い――― 二人の関係にずっと付き纏っていた不安。それは、不慮の別離であった。 幸せな時間が続く程、その不安は大きくなっていく。それが今、アキラの心を侵食していく。 漠然とした、根拠の無い恐怖。最愛の人を失う、最悪の予感。 その全てを、アキラは受け流していた。そして信じていた。 真名が自分を必要としているように、アキラ自身もまた、真名が必要だから。 もう一度、真名に伝えたかった言葉があるから。両手でも抱え切れない言葉があるから。 おかえり、と言って抱きしめたい。 好きだよ、と言ってキスしたい。 離さない、と言ってずっと手を握っていたい。 だから――― アキラは信じ続けた。再び、真名の笑顔に逢える瞬間を。 笑顔で待ち続けた。自分は、真名の帰る場所なのだから。 「ずっと待ってるから。真名……」 この想いが、真名に届くような気がした――― 32-609 名前:辿り着いた場所[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06 48 44 ID ??? 11/14 「龍宮……」 じり、と刹那は後ずさる。真名の迫力に、あろうことか神鳴流剣士が気圧されたのだ。 「はああああああっ!!!」 真名が吼えた。 とうの昔に限界を迎えているのに、真名は鬼神の如き戦いを続けていた。 額を割られ、背中を鉤爪で抉られ、肩口に牙を突き立てられ、それでも――― それでも真名は躍った。止めど無く流れる血も厭わず。 「たつみーもうやめなって!!」 美空の叫びに、真名は一瞬だけ笑った。凄絶な笑顔であった。 「駄目だ。アキラを待たせているんでな」 再び、真名の魔眼が閃く。 圧倒的な死の香りを纏い、真名は銃声を奏で続けた。今の真名は痛みを感じない程に高揚していた。 彼女を動かすもの。それは、執着であった。 「ようやく見付けたんだ。私は―――!」 命と命のやり取りでしか、己の存在を見出せなかった。 そんな真名を、アキラは守ってくれた。 溢れんばかりの優しさで、温もりで、愛情で――― 「私には帰る場所がある。だから、貴様等も帰るがいい!!!」 真名のデザートイーグルが硝煙を上げる。そして、急所を貫かれた魔物が次々と消滅した。 「残り七体―――!」 真名の命を一瞬で散らせる、首への一撃。それを皮一枚で躱し、血が飛沫く。だが、真名は怯む事なく、 銃を構えた。だが――― 「くっ……!」 真名の生命線である魔眼。それが血で覆われた。その瞬間に魔物の鉤爪が襲い掛かる。 ジュッ……!! 一条の光が、魔物を焼き払った。 「目標を捕捉。排除します」 月を背負いながら、上空からエメラルドグリーンの髪を靡かせた天使が舞い降りた。 32-610 名前:辿り着いた場所[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06 49 22 ID ??? 12/14 「うーわー、美味しいトコ総取りだね、茶々丸さん」 美空の表情から笑顔が弾けた。死地を脱した真名を、刹那が援護する。 「馬鹿が。自分を過信するにも程がある」 「そう言うな。今日ぐらい大目に見てくれ」 相棒が差し伸べた手を、真名は笑顔で掴んだ。 ゴウッ!!! 茶々丸の攻撃で、残りの魔物は全て灰に帰した。 「うーむ、環境破壊ここに極まれり、ってカンジ?」 美空は頬を掻きながら苦笑する。しかし、そんな彼女の笑顔もここまでだった。 「これから龍宮さんを寮へ急行させます。申し訳有りませんが、後始末をお願いします」 そう宣告して茶々丸は真名を回収し、再び飛び立ってしまったのだ。 「マジっスか……」 次々と周辺に延焼する炎を前に、美空はつつー、と冷や汗を流した。 「仕方ないですね」 くすりと笑って、刹那は結界を張り巡らせるのであった。 「どういう風の吹き回しだ?」 茶々丸に抱えられたまま、真名はぽつりと呟く。 「今日のアキラさんは、少し不安そうでしたので……」 「いや、助かったよ。実はもうくたくたで動くのもやっとなんだ」 「随分、無理をなさったのですね」 茶々丸の問いに、真名は口元を緩ませた。 「ああ。らしくない戦いだった。何となく、今日は絶対に死なない予感がしたんだ」 「そうですか」 茶々丸はにこりと微笑んだ。決して彼女には理解出来ない感覚。だが、それが人であると解釈したのだ。 「―――しかし、この恰好は存外に恥ずかしいぞ」 「そうですか?」 生涯初のお姫様だっこに、真名は苦笑するしかなかった。 32-611 名前:辿り着いた場所[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06 49 54 ID ??? 13/14 もうすぐ日付が変わる。 「たつみー……」 ちらり、と時計を一瞥し、裕奈はぽつりと漏らした。 「隊長、間に合わへんかったなあ……」 すっかり冷めてしまった真名の為の食事を前に、亜子はしょんぼり呟いた。 「大丈夫だよ」 ただ一人、アキラだけは笑っていた。 「真名は絶対に約束を破ったりはしないから」 それは、アキラだけが感じていたもの。 「ほら、もうすぐだよ―――」 傷だらけの身体に最後の鞭を打って――― 「誰か来たっ!」 けたたましく廊下を疾走する靴音に、裕奈の表情が一変して――― 「隊長やっ!!」 ガチャリ、と玄関のドアが開いて――― 「ハッピーバースディ、アキラ―――!!」 とびっきりの笑顔で、真名はやって来た。大事そうにプレゼントを抱えて……。 「おかえり、真名―――!!」 アキラはゆっくりと、真名を抱きしめた――― 「遅くなってすまない……」 「構わないよ。だって、たっぷり待たされた分だけ、私は嬉しいから―――」 「アキラ……、もう離さないぞ―――!」 「好きだよ、真名―――!」 やがて二人は、どちらからともなく、唇を重ねた。 32-612 名前:辿り着いた場所[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06 50 23 ID ??? 14/14 「うんうん、感動的なシーンだにゃ〜」 思わずもらい泣きしてしまう裕奈であったが、ここでようやく気が付いた。 「―――って、たつみー血まみれじゃん!! やばっ、亜子大丈夫!?」 「うう……、ウチはもうダメや……」 慌てて裕奈が駆け寄ると、亜子は気絶寸前であった。 「真名、大丈夫なの?」 「ふっ、正直立ってるのも辛い」 そう言い残して、真名の意識は途切れた――― 翌朝。真名が目を覚ますと、枕元には亜子の顔があった。 「おや、和泉ではないか。そうか、そんなに私の愛が欲しいのか。よし、ちょっと待ってろ……」 と、真名が起き上がろうとした瞬間、真名の顔面に枕が炸裂した。 「ったく、亜子はあたしのものだっての! アキラー、たつみーが起きたよ〜っ!!」 「軽い冗談ではないか……」 裕奈の枕ダンクを食らった真名はむくりと身体を起こした。傷は痛むが、我慢出来ない程ではない。 「隊長は元気やね……。あんな大ケガしたハズやのに……」 何故か亜子はちょっぴり頬を赤くしている。そして、駆け付けたアキラは……、 「それだけ元気なら、もう大丈夫だね」 すっかり呆れ果てた様子で苦笑していた。 「おっ、それは私のプレゼントしたワンピースではないか。よく似合ってるぞ」 早速真名はアキラのワンピース姿を褒め千切る。だが……、 「たつみー、そんな状態でその台詞は反則だって……!」 裕奈は腹を抱えてぴくぴく痙攣している。不審に思った真名が自分の身体に目をやると、 「むう……!」 真名ご自慢のビックマグナムは、今朝も元気一杯におっきしていたのだ。 「い、いやこれはだな、毎朝の通過儀礼というか……」 必死に弁明する真名に、アキラは珍しく大笑いするのであった――― (おしまい) 前ページ次ページSSまとめ
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/235.html
前ページ次ページSSまとめ 30-277 30-277 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 01 57 05 ID ??? CAT S EYE 〜♪(ピンクパンサーのテーマ) 夜に現る3匹のネコ耳女盗賊。 彼女らの目的は百合ってる女たちのハートをゲットすること。 ゆーな「にゃにゃーん」 亜子「たゆんや〜」 クギミー「…なんで私まで、それにテーマソングとタイトルが合ってないわよ」 ゆーな「いいじゃん、役作り出来てて。このレオタードってまき絵の?」 亜子「そうや、たゆんかまして『3着貸して hearts』って言ったら貸してくれたで」 クギミー「いいのそれで、この猫耳恥ずかしいし」 亜子「そこを堂々としてこそネコ耳を極められるんやで!」 ゆーな「どうやら女同士に対してまだ抵抗があるようだにゃ、亜子!」 亜子「たゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆんた(ry」 クギミー「いや〜〜〜〜」 数十分後 クギミー「女同士も…なかなかいいものね hearts」 すぐに亜子に開発された釘宮円さんでした。 ゆーな「にゃにゃにゃ!?アキラの部屋でタツミーの匂いがするにゃ!」 亜子「早速、隊長が動き出したで。ほな行こか」 クギミー「ちょ、ちょっと待って!レオタードやネコ耳は100歩譲ってもいいわ。裕奈の腰!」 ゆーな「何にゃ?」 クギミー「仮面ライダーの変身ベルトはまずいんじゃないの」 ゆーな「何を言ってるにゃ。これでキック力は倍増だにゃ」 クギミー「その根拠はどこから来るの…」 一室 真名「アキラ…さぁ、私の百合棒を受け止めるがいい」 アキラ「待って真名。私、今日は駄目な日なの」 30-278 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 01 57 49 ID ??? 真名「ふふふ、気にするな。妊娠したら私が貰ってやる、二人で大切に育てよう hearts」 アキラ「真名 hearts」 ゆーな「おー、ラブラブだにゃ」 亜子「お二人ともアツアツやで」 クギミー「百合棒だとか妊娠だとかはもう気にしないのね…」 真名「む?こんな時に電話だと!?すまないアキラ、少し待っててくれ」 亜子「これはチャンスやで!」 ゆーな「突撃ー!」 バーン アキラ「きゃー!ゆーな、亜子、そして釘宮さん!?どうしてここに」 ゆーな「最近タツミーばかり相手にして私たちを放任しすぎてにゃーか?」 アキラ「そ、それは…」 亜子「初めはウチがアキラを狙ぉーてたんやで、それを隊長が…」 クギミー「えーと、私は…何かあったっけ?」 ゆーな「アキラー!覚悟するにゃーーーーーーーー!」 アキラ「いやーーーーーーーーーーん」 真名「すまない。待たせたなアキラ…アキラ!?」 アキラ「……3人同時プレイ……カイカン hearts」 真名「どうしたんだ!しっかりしろ!3人同時ってどういうことだ。何があったんだーーーーー!!」 ネコ娘ゆーな、たゆん亜子、そしてクギミー。 彼女らの名前はキャッツアイ。 今日もどこかでたゆんを求めて百合ってるカップルのハートを狙っている。 たぶんつづく? 30-281 30-281 名前:『One More Sweet』 あさごはん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 08 40 13 ID ??? 『One More Sweet』 あさごはん 1/3 トントントン……、というリズミカルな包丁の音が台所から響いてくる。ほのかに漂ってくるお味噌汁の匂い。 うーん、これぞ日本の朝、ってカンジだよね〜。あたしは大きくのびをして、もそもそとベッドから降りた。 「おはようさん。今日もええ天気やね〜」 エプロン姿の亜子が笑顔で挨拶してくる。あまりの可愛らしさにあたしはきゅん、とときめいてしまった。 なんでしょう、男の人がおさなづまを崇拝する気持ちが分かったよーな……。 「おはよ。あたしも手伝おっか?」 「ほな、卵といてえな」 ひょい、と亜子は卵が四つ入ったボウルを手渡してくる。これはお弁当用かな? 亜子のだし巻き卵は 絶品なんだよね〜。 あたしはかちゃかちゃと卵をかき混ぜながら、しばし亜子の調理している姿を眺めていた。普段は手狭に 感じる台所も亜子が使ってると広く見える。ふふっ、ちょこちょこ動き回っちゃってカワイイ。 「そ、そないじろじろ見んといてえな……。なんや恥ずいやん……」 ちらり、と亜子は頬を染めながら振り返る。 「やー、亜子ってばすっごく嬉しそーにお料理してるんだもの。亜子って料理好きだったっけ?」 「えへへ……。ゆーなの為に作っとるんやもん。しゃあないやん」 そう言って亜子は照れくさそうに笑ったんだ。やば……、なんか目頭が熱くなってきた。感無量、ってのは まさにこの事だよねっ! 「では先生、お願いします」 「りょーかいやっ!」 あたしが混ぜ終えた卵を手渡すと、亜子は慣れた手付きで味付けを施す。そして、丁寧に卵焼きを作り上げた。 そういや関東と関西じゃ卵焼きの巻き方が逆なんだよね。亜子もあたしのやり方とは違うみたい。 「ほな、ゆーなはのんびりくつろいでてもええよー」 これであたしの仕事はおしまいか。うーむ、手持ち無沙汰だ……。 仕方なくあたしは学校へ行くを済ませる事にする。取り合えず洗面所で顔洗ってこよ……。 30-282 名前:『One More Sweet』 あさごはん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 08 40 54 ID ??? 2/3 「痛っ!」 さっぱりした所であたしが制服に着替えていた時だった。亜子の悲鳴に、あたしは血相を変えて駆け寄る。 「どうしたの亜子っ!」 「うーっ……。ちょいぽーっ、としとったわ……」 亜子は真っ青な表情で指を押さえている。その様子だと傷は深くないみたいだけど、亜子は……。 「ちょっと待って」 あたしは亜子の手を取り、じわりと血の滲む人差し指を咥えた。 「ゆ、ゆーな!?」 亜子はびっくりした様子で戸惑いを隠さない。でも、こうでもしないと亜子にあまり血は見せられないから。 「んっ、ふっ…んんっ……」 あたしは亜子の指を丹念に舐める。だんだんと血の味がしなくなってきて、ようやくあたしは指を離した。 「これでよし……と。あとはバンソーコー貼っとけば?」 「うん……。ありがとうな、ゆーな……」 うんうん、亜子の具合も悪くないみたい。朝からぶっ倒れたんじゃ可哀想だもんね。けど、亜子ってば 必要以上に赤くなってない? なんだかぼーっ、としちゃってるんだけど……。 「どうしたの? もしかして痛かった?」 ひょい、とあたしは亜子の顔を覗き込む。すると、 「や、そ、そないなコトあらへんよっ!」 亜子はわたわたしながら制服のポケットからバンソーコーを取り出し、患部に貼り付ける。 うーむ、一体どうしちゃったんだろ……? あたしが好奇心のカタマリのような眼差しで見つめていると、亜子は真っ赤になりながらぽつりと呟いた。 「うう……、じ、実はゆーなに指舐められて、その……、めっちゃ気持ち良かってん……。ほんで、ゆーなは 下着姿やし……、ウチ……もう……!」 「にゃああっ!?」 そうだった、あたしってば着替えの最中だった! てコトはですね、あたしは下着姿のままで亜子の指を ちゅぱちゅぱ咥えてたのですね……。それってつまり……! 「ゆーなぁ……!」 ほんのりと頬を染めて、縋り付くような亜子の上目遣いが炸裂した――― 30-283 名前:『One More Sweet』 あさごはん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 08 41 45 ID ??? 3/3 「あ、いや、ほら、今から学校だし……」 あたしは真っ赤になりながら必死で亜子のおねだりを耐えていた。ううっ、亜子ってばさっきの指ちゅぱで 完全にスイッチ入っちゃったよ〜っ! 落ち着け明石裕奈! あたしが手を出さなければいいのよ! 「ゆーな……。大好きや……」 「!!!!!」 亜子の猛攻は止まらない。亜子はゆっくりとあたしに抱きついてきたのだ。ちょ、和泉さん、制服エプロンで 抱きついてくるのは反則だって! 遅刻、遅刻するって! 「ウチ……、こんなにどきどきしとるんよ……!」 ううっ、どきどきしてるのはこっちの方だよぉ……。こんなに積極的な亜子は滅多に見られないし……。 「ゆーなぁ……。いつもみたいに、して……!!」 そして、トドメの一撃が放たれる。あたしの胸元で、亜子は瞳をうるうるさせながら哀願したんだ。 どう見てもガード不能技です。本当にありがとうございました。 「亜子っ!!」 あたしは亜子を強く抱きしめ、その可愛らしい唇を奪う。仕方ないよね、目の前でこんなに豪勢な朝食を 差し出されちゃったら、さ。 こうしてあたしはけだものさんの階段をまた一段、駆け上がったのでした――― 「お味噌汁、冷めちゃったね……」 あたしは亜子に抱き枕にされたまま、やれやれとばかりに呟く。今頃一時間目の授業が始まったトコか……。 「愛しとるで、ゆーな……」 亜子はうっとりした表情であたしの髪を撫でている。この子はもう、あたしにまだおかわりしろっての? 「あーあ、すっかり亜子もえっちになっちゃって……」 「せやかてゆーなにもっともっと食べて欲しいんやもん……」 そう言って亜子ははにかみながらあたしの頬にキスをしたんだ。あはは……、かなわないなあ……。 「あたしもだよ。何度でも亜子を食べちゃうからね―――!!」 あたしは再び亜子をじっくりと味わうのでした。学校、三時間目には間に合うといいな――― (おしまい) 30-287 30-287 名前:真名ちゃんもっこり日記44[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 16 29 00 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記44 今日はアキラと一緒に買い物に出かけた。 「精力のつく物を取っておかないとね」 とばかりにうなぎやすっぽんドリンクなどなど、夜に必要なものを買い込んでおいた。 今日はごちそうだ、ついでに夜も hearts 裸エプロンで食事を作ってくれるアキラを想像すると……うっ、鼻血が…… 「どうぞ」 だれかがハンカチを貸してくれた。 「あ、すまな…茶々●!?」 「龍宮さん、大河内さん、こんにちは」 珍しいなこんなところで。 「何をしている」 「マスターに頼まれたゲームソフトを探しているのです」 そうか、この前尋ねたがエヴァンジェリンはかなりと言っていいほどのゲーマーだったな。 ジャージ姿にドリンク剤と空の弁当箱が散乱していた。掃除はすべて茶々●だ。 絶叫しながら立ち上がってコマンド必死に入れてたな… 「それで、エヴァンジェリンは元気か?昨日学園に来てなかったみたいだが…」 「はい、昨日は学園をサボり、前の日からハマっているネットゲームを徹夜で引き篭もりプレイしてました」 それはかなりの重症ではないのか…? しかもゲームを頼まれたって、少なく見ても15本はありそうな数だぞ!? 「とりあえずこれを3日以内にすべてやるつもりです、もしもの時は口裏あわせをお願いします」 茶々●のゲンキンなやつになったな。 30-288 名前:真名ちゃんもっこり日記44[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 16 30 38 ID ??? その後、寮に帰った私たちは妙な格好をした桜子に出会った。 「やっほー。お二人とも元気〜」 「桜子、どうしたの?」 「いやー、少しくらい派手になろうと思って髪の毛の色を少し抜いてるの」 最近流行っているようだな。 「ねー、頭にこの薬塗るの手伝って」 何で私がそんなことを。だがやむを得ず引き受けることに。 「私は先に行くから、終わったら私の部屋に来てね」 あぁ、アキラが行ってしまう… 仕方ない、すぐに終わらせるか。 「少しだけ抜くから薬はちょっとだけね」 ちょっとだけか…むむ、薬がなかなか出てこないぞ、おのれ…ふん! ベシャッ げ!? 蓋が外れて薬がすべて桜子の頭に…… 幸い桜子は椅子に座ったまま寝てしまっていて気づいていない。 えぇい、量が多ければすぐ終わるだろう!ぐしゃぐしゃぐしゃっと。 … えー、尋常ではないほどに金髪になってしまった。 桜子はまだ寝ている。 もう知らん!逃げよう。 30-289 30-289 名前:ザジちう用語の基礎知識[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 19 58 34 ID ??? ザジちう用語の基礎知識 1/3 ハルナ 「まだまだかな・・」 夕映 「何がまだまだですか?」 ハルナ 「うぉわ!!夕映吉君どこから」 夕映 「ふっふっふっ・・・秘技、背後取り。楓さんから教わったですよ」 ハルナ 「また無駄なスキルを・・・」 夕映 「で、この本は何ですか?」 ハルナ 「雪広社で今度出してもらう本”ザジちう用語の基礎知識”よ!!」 夕映 「基礎知識なんですか?」 ハルナ 「まあ、コアな部分もあるけど・・とりあえず第一版ね」 夕映 「それでは読んでみるです」 ザジちう用語の基礎知識 ■アキラ 千鶴に抱擁される、あるいは超の薬で出現する悪アキラ。真名に対してエロいいたずらや、いじめを行う ●のどか 邪悪なのどか。無理なことを命じたりするいじめっ子。銃のどかというパターンもある ○ばさん 禁句。この言葉を伏せ字にしないで言ったときは死を覚悟しなければいけない。ムチャシヤガッテ・・のAAが流れる事がある Dr.アコー 治療と称してたゆんたゆんをする問題医師。助手は裕奈、こっちも問題看護婦 いいんちょ あやかのこと。最近はネギ以外のキャラといちゃいちゃしている カカオ99% カカオが99%入っている食べ物。残りの1%は不明。危険物にもかかわらず犠牲者、愛好者は後を絶たない カプ カップルのこと。ザジちう、朝さよ、このせつなど百合ペアがほとんど 関西のキャラ 刹那、木乃香、亜子のこと。タイガースとかをこよなく愛しているらしい 30-290 名前:ザジちう用語の基礎知識[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 20 07 51 ID ??? 2/3 禁断の果実 耽美系?のお話。夜のムードに合うお話しが多い。シャークティ(;´Д`) `ァ `ァ クーフェイマン 古菲のAA。出現すればたいていは次のレスで円に爆破される悲しいキャラ くいもん屋 五月がやりくりする、何処かに現れるとっても美味しいお食事処。ただし常連は困ったちゃんが多い クロニクル ザジちうスレの過去を振り返る番組。意外な発見が多い。人気番組 血糖値 甘いお話の後に上がってしまう血液の状態。あまりこの状態が続くと・・・よろしくない 早乙女ファクトリー ハルナのサークル。腐な作品がほとんど。公安にマークされている ザジちうスレ・傾向分析 夕映・ハルナが行うスレ分析。各キャラの出現率や空気判定を行う。前中後編の三部編成 ザジちうスレ・傾向分析 スレの終わりあたりか、スレのはじめあたりに出現。人気番組 鮫茶 シスターシャークティのこと。鮫(シャーク)茶(ティ)と言う言葉から 三姉妹 円・長女、亜子・次女、史伽・三女のカプ。ほんわか系 せつな 千鶴に抱擁された刹那。精神だけ幼児化している 総受け 刹那、古のこと。性的にいたずらされる側のキャラ たゆんたゆん 亜子の得意技。おっぱいを包むように揉むこと。最初は恥じらいながらやっていた たゆんたゆん しかしある日何処かで壊れた。それ以降は欲望のままにたゆんたゆんしている 茶々● 邪悪な茶々丸。おもにエヴァに性的ないたずらをする。最近はエヴァからネピアを奪うという暴挙に出た 超春館製薬 怪しい薬を作り続ける何処かの薬局。利用者には例外なくトラブルが起こるので利用しないほうが吉 なめんな 突然聞こえる台詞。聞き流しても問題はない ネギ 1.ネギ・スプリングフィールドのこと ネギ 2.長ネギのこと。長ネギを持った千鶴に禁句を言ったら、死を以て償うこととなる ねこ裕奈 千鶴に抱擁された裕奈。自分をねこだと思っている裕奈。真名に性的な意味で食べられた ネピア ティッシュのこと。春先、エヴァはこのティッシュしか使おうとはしない 爆破AA(円) 新田、クーフェイマン、流れを読めないレスなどを円が爆破するAA。爆破されると結構痛い パル落ち どのようなハチャメチャな展開になっても夢オチのようにまとめることが出来る話の終わらせ方 30-291 名前:ザジちう用語の基礎知識[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 20 09 24 ID ??? 3/3 美化委員様が見ている ほんわか系のお話。史伽は一生懸命頑張っているのだが、結果は不幸なことになる場合が多い へべれけさん 美砂のこと。酔っぱらっては他人に絡み、迷惑をかけるという妖怪。捕まったら逃げられない 抱擁 抱きしめること。このスレでは千鶴が抱きしめると人格が変化してしまう場合がある 魔眼 真名の特殊能力。見えないものを見ることが出来るという。しかしこの能力も持ってしても は見えない ミラー 戦闘を中心とした圧倒的な文章力で書かれるお話。模範とするのが吉 ムチャシヤガッテ 夜空に浮かんだ幻を見送られるAA。無茶なことをしたときに出現する。ある意味英雄 室伏 おちんちんのこと。男性が所持している もっこり真名ちゃん 真名のこと、ただし、こういう風に呼ばれるときはエロ、あるいはお間抜けモードである 守人 楓が主人公のお話。楓が平和を守るまったり系のお話しだが、時々平和を守っていないこともある 雪広社 あやかが経営する抱き枕から夜のオカズまでカバーする総合商社。危険物の取り扱いが多い 百合棒 女性の股間に生えるらしい棒。エロい事に使われる。真名が所持している 汚れちゃった… 汚れること。妊娠してもおかしくないようなことされた後に言う台詞。刹那がよく使う 新田 新田先生のこと、ただし本編とは違いほとんどが変態として出現する。嫌われ者 隊長 真名のこと、ただし、こういう風に呼ばれるときはエロが入っている場合が多い 永久欠番9。これ以上の解説は不要 ハルナ 「まだ書きたいんだけど・・・疲れたのよ」 夕映 「まあ、頑張るです」 ハルナ 「夕映吉君、お姉さんを手伝ってはくれないのかな?」 夕映 「私も忙しいです。のどかにでも頼んでみるです」 ハルナ 「はぁ・・誰か手伝ってくれないかな・・」 完 30-295 30-295 名前:まほ落語 前座 寿限無[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 20 58 01 ID ??? 『♪トントンテケテケ・・・』 裕奈「えぇ皆様、今回も遠方よりお越しいただきありがとうございます。 まほ落語・第二回口演の前座を勤めます明石亭裕奈でございます、どうぞよろしく。 さて、世の中はほどほどがよろしいものでありまして、漫画のキャラクターの出番一つとっても、 出番が多すぎるとアンチが騒ぐ、逆に少なすぎると信者が騒ぐというもんでして、 40人以上のキャラクターが登場する漫画を描くということは大変なものでありますね。 さらにそれで萌え話しを書く方も大変ですw それでは本編へ」 30-296 名前:まほ落語 前座 寿限無[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 20 58 38 ID ??? 裕奈「ある一軒の家にねぇ、玉のような元気な赤ん坊が生まれたんだってさぁ。 初めての赤ん坊に親御さん大喜びしてね、初めての赤ん坊だ、めでてぇ名前を付けてぇなぁと知恵を絞って 夜遅くまで考えていたんですが」 あやか「ハァ、どれも今ひとつですわ。」 五月「そうねぇ、じゃあ、お寺の和尚さんに名前を付けてもらいましょう。」 あやか「そうですわ。それがいいですわ。」 五月「これがあんたの親としての初仕事だよ。」 あやか「お、親としての・・・オホホ、じゃあさっそく行ってきますわ」 五月「ちょっと待ちなさいよ、もう真夜中だから明日におし!」 裕奈「いてもたってもいられねぇ親は、次の日の朝一番に家を飛び出してお寺へ向かっていった」 あやか「ごめんくださ〜い!和尚さんはいますかぁ?!」 夕映「ああこれはあやかさん、こんなに朝早く何のようですか?」 あやか「ええ、和尚さんにお願い事がありまして」 夕映「願い事・・・あやかさんの所は最近、子供が生まれたんですよね。」 あやか「ええ」 夕映「それで、朝早くからの願い事・・・まさか、葬式ですか?」 あやか「そう、そうし・・・って、ち・が・い・ま・す・わ! 家の子供に名前を付けていただきたくて来たんですわ!」 夕映「あ、名前ですか。」 あやか「えっとね、長生きができて一生食いっぱぐれないような名前で、 それで人気者になれる名前でお願いしますわ」 夕映「いちいち注文が多い方です・・・そうですねぇ、人気者になれる名前・・・ では、刹那などいかがですか?」 あやか「刹那?ああ、人気者になれそうですわね。でもね、和尚さん。」 夕映「何ですか?」 あやか「刹那は時間の長さだとアッという間のアも無いですわ。もっと長い間生きられそうな名前が良いですわ。」 夕映「う〜む・・・では、鶴は千年と言って長生きするものの象徴ですから・・・千鶴とかはどうですか?」 30-297 名前:まほ落語 前座 寿限無[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 20 59 42 ID ??? あやか「千年?千年たったら死んでしまうようですわ、そんな期限付きな名前なんて付けられませんわ!」 裕奈「初孫を思う気持ちか、色々と聞いてはもう一声もう一声とね言ってねぇ、 和尚さんも困っちまった。」 夕映「(面倒くさい・・・)もうこれ以上考え付かないですから、この中から母親さんと一緒に選んでくださいです。」 あやか「どうもお邪魔しました。」 夕映「(ああ、まったくだです)どういたしまして。」 裕奈「早速帰って女房と相談するんですが、これなんかどうだい?いや、こちらも捨てがたいと一向に名前が決まらない。 それでついに、こうなれば全部つけちまえと、全部つけたんですよ」 あやか「よし、今日からお前の名は 刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂アキラハルナ 真名円和美千雨聡美桜子美空の風香ですわ。」 五月「・・・。」 裕奈「さて、名前の長さはほどほどが良いもんで」 千鶴「ほうら、夏美ちゃん。いないいないバァ!」 裕奈「こうあやせば夏美ちゃんもニコニコ笑うんですがねぇ、 この家はそうはいかないもんでして」 学園長「ほうら、刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓 茶々 丸 亜子裕 奈 千鶴 さよ美 砂 アキ ラ ハ ルナ 真名円 和 美千雨 聡 美 桜 子 美空?の風香 いな い い な い 『ガクッ・ドサッ』・・・」 『うわっ、おじいちゃんが死んだぞぉ!!』 裕奈「なんて、一息で言うのも命がけ。他にも」 30-298 名前:まほ落語 前座 寿限無[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 21 00 21 ID ??? 史伽「おーい!刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂アキラハルナ 真名円和美千雨聡美桜子美空の風香ちゃ〜ん!いっしょに学校に行こうよぉ〜!」 五月「あら、史伽ちゃん。悪いけど、刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂 アキラハルナ真名円和美千雨聡美桜子美空の風香はまだ寝てるんだよ、起こしてくるからちょっとまっててね。 ・・・・・おい、刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂アキラハルナ 真名円和美千雨聡美桜子美空の風香、起きなさい。」 史伽「おばちゃん、もう時間が無いからわたし先に行くね。」 裕奈「と呼びに行くだけでも時間がかかる始末。 そんなある日」 史伽「うえぇぇん!おばちゃん、刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂 アキラハルナ真名円和美千雨聡美桜子美空の風香ちゃんがわたしの頭を叩いて、 大きなたんこぶができちゃったよぉ!」 五月「あらまあ、家の刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂アキラハルナ 真名円和美千雨聡美桜子美空の風香が史伽ちゃんの頭にこぶをこしらえたって? ちょっとお前さん、家の刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂 アキラハルナ真名円和美千雨聡美桜子美空の風香が史伽ちゃんの頭にこぶをこしらえたってさ。」 あやか「なんだって?刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂アキラハルナ 真名円和美千雨聡美桜子美空の風香が史伽ちゃんのあたまにこぶをこさえたって? どれぇ史伽ちゃん、頭を見せてみな・・・・・あら?こぶなんか無いですわよ。」 裕奈「すると、史伽ちゃんがこう言った。 あんまりにも名前が長いからこぶが引っ込んじゃったですぅ〜。 お後がよろしいようでございます。」 30-306 30-306 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 21 32 44 ID ??? 学園の図書室。いつものように宮崎のどかは本の整理をしていた。 すると、そこへ一人の生徒がやってきた。 「あら、宮崎さん。こんにちは。」 「あ、那波さん。こ、こんにちは…。」 同じクラスとは言え、それほど面識のない千鶴に突然話し掛けられ少し戸惑ったが すぐに冷静さを取り戻し普段通り話始めた。 「あの…、今日はなんの本を探しに?」 「実は絵本を探しに来たんだけど、何かいい絵本あるかしら?」 「え、絵本ですか…?」 「ええ。今度保育園に行くんだけど、保育園の本は全部読み終わっちゃって…。」 手を頬にあてて困った顔をしている。 「そう言う事でしたらこっちに絵本コーナーがありますよ。」 笑顔で答えると那波を案内し始めた。 そこには大量の絵本があった。メルヘン、昔話、教育物etc…。 さすがに選びきれずに、困った表情をしていた那波だか、何か閃いたかのように手をポンと叩いた。 「そうだわ。宮崎さんに選んでもらおうかしら。」 「えー!?わ、私がですか!?」 突然の提案に驚くのどか。「ええ、お願いするわ。」 ニコニコと聖母のような笑顔で答える。 (あぅ〜、どうしよ〜。) 妙なプレッシャーを感じながら本を探していると一冊の本が目に入った。 (あ、コレ…、) その本はのどかが小さい頃大好きだった本だった。 「コレがいいです。」 気付いたらその本を那波に渡していた。 「ありがとう。宮崎さんも今度保育園一緒にどう?」 「え!?わ、私がですか!?…でも私何かが行っても足手纏いに…、」 「大丈夫。子供は正直だから優しい宮崎さんなら、ちゃんと言う事聞いてくれるわ。」 「う、わかりました…。」 結局いつものように流されてしまうのどかだった。 30-307 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 21 34 20 ID ??? ―翌日 「さあみんな、今日一日みんなの面倒を見にきた宮崎先生よ。」 「み、宮崎のどかです。今日一日よろしくお願いします。」 「よろしくおねがいしまーす。」 それからみんなで絵を描いたり、歌を歌ったりした。 のどかは子供達の自由奔放さに悪戦苦闘しながらもなんとか仕事をこなした。 時間がたち最後の子供が帰った後、片付けをしてようやくのどか達は帰った。 外はもう夕方だった。 「すぐそこの公園で少し休みもうかしら。」 大分疲れた様子ののどかを見て千鶴はそう言ったのだろう。 夕方だからだろうか、公園には誰もおらず、木々の揺れる音だけが響いた。 ベンチに腰掛けると千鶴はペットボトルのお茶を差し出した。 「どうぞ。」 「ありがとうございます。」 のどかは一口飲むと今日の事を話始めた。 目を輝かせてあの子がどうだった、この子がどうだったなど楽しそうに話始めた。 こんなに積極的に話すのどかを見て少々驚きながらも笑顔で答える千鶴。 やがて急に静かになった。同時に千鶴の左肩に体重が掛かる。 のどかは千鶴の肩にもたれて眠っていた。 「あらあら、よっぽど疲れてたのね。」 そういってそっとのどかの頭を自分の膝に乗せる。 新緑の香る風が二人を静かに包んでいた… end 30-312 30-312 名前:ザジちう用語の基礎知識[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 22 28 20 ID ??? ザジちう用語の基礎知識 1/2 のどか 「これでどうでしょうか?」 ハルナ 「ふむふむ・・・追加っと」 のどか 「これは?」 ハルナ 「これは不味いわね、削除」 のどか 「こんなものですかね・・・」 ハルナ 「そうね、これが第二版の追加分かな・・」 ザジちう用語の基礎知識 1 スレの一番目の人、しかしながら現在はさよになっている 801 ハルナの特等席。ハルナ以外がゲットしてはいけない○○は××に酷(ry たいていは古の台詞。非道いことをされたときに言う。野球ネタの後に多い30人 3−Aのクラスメート全員数。間違ってはいないcv:若本規夫 エロモードに突入したキャラのヴォイスはすべて若本規夫となる。渋っ!!!アベル、カイン 真名の苦悩に出てくる真名の愛犬、仔犬。結構不幸な目に遭っているインスパイア ネタを拝借すること。面白ければ許してもらえるかも英字ネタ Pink Prisoner、One More Sweetといったお話。読むと血糖値が上がりまくる。甘いでつおっぱい 巨乳、美乳、ひんぬーのこと。上から順にしずな、千鶴、楓となる火葬 黒歴史のこと。触れてはならない強運 桜子のスキル。賭け事では彼女に勝つことは出来ない空気 スレの中でもっとも出番の少ないキャラ。あるいは のこ 30-313 名前:ザジちう用語の基礎知識[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 22 29 58 ID ??? 2/2 時代劇ネタ 忠臣蔵とかのお話。クラスメート全員出演というボリュームのあるお話 絶望の淵から シリアス系のお話。力を失った刹那とその仲間たちのお話し。泣くなよ? 田中 茶々丸の弟機。最近茶々丸と入れ替わっていることがある 抽選 クロニクルの司会を誰がやるかという抽選。変な人をリクしないように 提供 まほラジオでのCM。欲望まるだしのCMが多い バールのようなもの ハルナのアーティファクト?。一応攻撃力は高い 発明品 葉加瀬と超の発明品。使うとろくな事にならない 日替わり劇場 コミカル系のお話、オチは不幸系。日替わりとは・・・大変だけどガンガレ 秘密基地 超の活動拠点。地下にあることが多い 不幸 古、刹那、あやか、史伽、さよあたりが持っているスキル。落ちに使われやすい 魔眼連鎖 シリアス系のお話。でも新田は新田 まほ落語 古典落語のネタを3−Aのキャラでやるお話。名人芸 眼鏡 意外に眼鏡は少ない。ハルナ、葉加瀬、千雨、しずな、ネギ、新田などである ハルナ 「ふぅ・・・じゃあ次やろうか」 のどか 「あの・・ごめんなさい。私・・・」 ハルナ 「何か用があるの?」 のどか 「ねぎせんせーと・・・これ以上は言えない!!」 ハルナ 「もしかして・・・犯っちゃうの?ネギ君犯っちゃうの!!!」 のどか 「は、ハルナの馬鹿ぁ!!!!」 ハルナ 「行っちゃたか・・・次は誰に手伝ってもらおうかな」 完 30-321 30-321 名前:夕映のカカオ珍道中[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 23 49 17 ID ??? こんばんは、夕映です。 今、あるものの処理に困っているです。 皆さんお気づきだとは思うですが、そう、カカオ99%のチョコです。 おかかチョコにしたりフルーチェ用のふりかけにしたりいろいろやってるですが、 まだまだ余ってるです。 え?なんでそんなにあるかって? あのカカオ殺人事件の被害者、例の不死身の腐女子が大量に購入していたです。 全部食わせようと探したですが、机の上にこんな書置きがあったです。 ガーナでカカオを栽培してきます。 ハルナ ・・・アホデスカ。 まあとりあえず、この腐女子の遺産を私たちがどうにかしなくてはいけなくなったです。 まず調査のために、カカオ86%のチョコを買ってきたです。 99%との違い、しかと見届けてやるです。 ・・・苦味の中にほのかな甘みがあり、後味のわずかな苦味が後を引くです。 少し砂糖が入っただけでこの違いですか・・・砂糖、恐ろしい子! そこでひとつ思ったです。もうちょっとカカオの分量が増えるとどうなるか。 だからやってみたです、カカオ(86+99)÷2=92.5%のチョコ。 ・・・なんということでしょう、この私をも苦しませたチョコが、 苦味の強いビターチョコに変身したです! まさに劇的ビフォーアフター。砂糖、本当に恐ろしい子! しかしいささかつまらなくも感じたです。 やはり砂糖は合う・・・しかし、こんな会いそうなものを掛け合わせるのは私の主義に反するです。 やはり一見あわなそうなものの組み合わせですばらしい組み合わせを発見する、それこそが醍醐味です。 幸い、・・・いや本来は不幸なことですが99%カカオはたくさんあるです。 このカカオの道、必ず究めて見せるです。 30-325 30-325 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 23 57 17 ID ??? Dr.アコー診療所第三部予告・スターダストたゆセイダーズ タロットの名を冠したスタンド能力を手にした3−A生徒――― 運命に導かれるように、彼女達の戦いが始まる――― たゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆ たゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆ たゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆ…… ズッギャアァァーーン!!! 亜子先生「やれやれ、やな」 裕奈「くっ……、奴が、奴がどこにいるのか見えない!!」 美空「無駄だ……。『太陽』のスタンドを持つ私の姿は誰にも捉えられないっ……!!」 木乃香「レロレロレロレロ……」 刹那「ひあっ!? こ、このちゃんそんなに激しく……、ああっ!」 ハルナ「た、たゆんたゆんですか……?」 亜子先生(NO・NO・NO!!) ハルナ「し、尻ネギですか……?」 千鶴(NO・NO・NO!!) ハルナ「り、両方ですかぁ……?」 亜子先生・千鶴(YES・YES・YES!!) ハルナ「もしかしてもっこり真名さん参戦ですかあぁぁっ!?」 亜子先生・千鶴・龍宮(YES・YES・YES!!) ハルナ「ひぃいいいいいいいぃぃぃっっっ!!!!!」 Dr.アコー診療所第三部・スターダストたゆセイダーズ近日公開! (どう見ても大嘘予告です。本当にありがとうございました) 30-326 名前:パル[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 00 01 47 ID ??? 325それだーーーーーーーーーーー!!! 30-331 30-331 名前:雨の日の出来事[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 00 34 37 ID ??? 雨の降り続く夕暮れ。 ひっそりと静まり返った教室の中、サヨは窓辺から誰もいない校庭を見下ろしため息を吐いた。 『雨かぁ・・・。』 濡れる心配はないが、いつもより教室に残る生徒が減ってしまう雨を、サヨは快く思ってはいなかった。 『まだ少し早いかな・・・』 夜の孤独を凌ぐコンビニに、出掛けようか考えあぐねていると突然ドアが音を立てた。 「きゃっ!!」 人一倍怖がりなサヨは小さく悲鳴を上げると、そっと音のした方へと目を向けた。 入り口ではドアに寄りかかり、やっと立っている状態の小柄な少女の姿があった。 「エヴァンジェリンさん!?」 いつもの気丈な彼女とは別人のように弱々しい姿に、サヨは驚いて呆然と立ち尽くしていた。 「さよ・・・まだいたのか。悪いが・・・少し邪魔するぞ・・・」 エヴァンジェリンは虚ろな瞳をサヨに向け、そう言うとサヨの席へと崩れ落ちた。 「ふぅ・・・。今日はお前の体温(つくえ)が気持ちいいな・・・」 机にへばり付き、エヴァンジェリンは瞳を閉じたまま呟いた。 「具合が・・・悪いんですか?」 やっても無意味なことがわかってはいたが、サヨはエヴァンジェリンの額にそっと手を当てた。 ・・・と、手のひらがわずかに熱を感じ、慌てて手を離す。 『えっ・・・!?・・・私・・・いま・・・』 有り得ない出来事に自分の手のひらをしげしげと見つめる。 しかし、見つめた先にはいつもと同じ半分透けた手から、床が見えるだけだった。 「・・・茶々丸さんは・・・?」 「・・・今日は修理中で工学部に泊まり・・・だそうだ」 「そうなんですか・・・」 今の状態では茶々丸だけが頼りだったが、泊まりであれば呼び出すこともできない。 自分の姿が見える朝倉は、今日は部活の締切り間近だと謝りながら早々に帰ってしまっていた。 『どうしよう・・・』 明らかに具合の悪そうなエヴァンジェリンを見下ろし、サヨは困り果てていた。 今日という今日は、自分が幽霊であることを本当に悔しく思っていた。 30-332 名前:雨の日の出来事[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 00 35 12 ID ??? 「・・・あのっ・・・大丈夫ですか?」 返って来ない返事を不信に思い、サヨはエヴァンジェリンの顔を覗き込んだ。 赤く火照った頬をペッタリ机にくっつけ、彼女の口元からはすぅすぅ寝息が漏れていた。 『エヴァンジェリンさんも・・・ずっと姿が変わらないまま・・・私と同じ・・・』 今まで何年も同じ教室にいたが、お互い全く接点がなく、こんなことでもない限り話すこともなかっただろう。 幼いままのエヴァンジェリンの顔を見つめながらサヨはそんな事を考えていた。 『それにしても、さっきのは何だったんだろ?』 もう1度自分の手を見返し、再びエヴァンジェリンの額へと当てた。 「えっ!?」 その瞬間、自然に身体がエヴァンジェリンの中へと入り込んだ。 ゆっくりと起き上がり、サヨは自分の身体を見回す。 「・・・うそ・・・」 エヴァンジェリンの身体が自分の意思で動いていた。 「そんなはず・・・あっ・・・」 教室がぐるっと1回転して、気付いた時にはサヨは床に転がっていた。 天井がグルグルと回って気分が悪い。頭の中ではガンガンと脳みそを金槌が打ち続けていた。 「こんなに・・・具合が悪かったんだ・・・。」 机に手を置き、重い身体をやっとの思いで引き上げる。 相変わらずグルグル回る教室にフラつきながらも、何とか立ち上がった。 「家・・・送りますね・・・」 サヨは小さく呟くと、机を伝いながら頼りない足取りでドアへと向かった。 少し気を抜くと床が迫ってくるような感覚に、ハラハラしながらも自分の足で歩き、そして触れる感触を ゆっくりと確かめていた。 「机・・・こんなに冷たかったっけ・・・」 久々に感じる物に触れる感触、温度を感じる肌、そして熱っぽい自分の体温。 全てが遠い記憶の中にあった懐かしい感覚だった。 30-333 名前:雨の日の出来事[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 00 35 43 ID ??? 「っきゃあぁ――」 長い廊下を抜け、階段を下りようとサヨが足を踏み出したその瞬間だった。 ぐらっと身体が傾き階段と手すりと天井が順番に目の中に映り、バランスを失った身体は ゆっくりと階下へ揺らいだ。 一瞬の出来事のはずだった。けれど、目に映る周りの全ての物が、空気が、そして時が止まったように ゆっくりと動いていた。 《危ない!》 ぐんっと誰かに身体を引き寄せられる感覚と共に、聞き慣れた声が聞こえた。 気付くとサヨは手摺りを掴み、階段の途中でへたり込んでいた。 《私の身体だ。大事に扱え》 「エヴァンジェリンさんっ!?!?」 頭の中に響くその声は、この身体の主、エヴァンジェリンのそれだった。 「あのっ・・・そのっ・・・」 《謝るな。もうしばらく楽をさせてくれ。下駄箱までで構わんから》 「はい・・・」 頭ごなしに怒られると思っていたサヨは、エヴァンジェリンの意外な言葉に驚きつつも従った。 ゆっくりと今度はさっき以上に気をつけて階段を降りて行った。 一段降りるごとに、頭に振動が響いて気が遠くなりそうな道のりだった。 それでもサヨはエヴァンジェリンの身体を気遣いながら一歩一歩進んで行った。 《こんなに話したのは初めてだな》 「はい」 《お前とはずっと一緒のクラスだな。お互い出会った頃からちっとも変わらないままだ》 「そうですね」 階段を降りるまでの間、2人はずっと他愛のない話をしていた。 出会ってから今までの時間を埋めるかのようにずっと・・・。 30-334 名前:雨の日の出来事[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 00 36 16 ID ??? 下駄箱に着くと、サヨはエヴァンジェリンの身体から軽く弾かれ離れた。 雨は上がり、水溜りのできた校庭が2人の先に続いていた。 いくらか呼吸が整ったエヴァンジェリンがサヨからほんの少し視線をずらし口を開く。 「今日は助かった。その・・・ありがとな」 照れ隠ししたような言い方に、サヨは小さく微笑んだ。 「いいえ。・・・・・・あのっ・・・エヴァンジェリンさん」 サヨの言葉に、エヴァンジェリンはゆっくりと目を合わせた。 「また・・・お話しませんか。」 予想もしない言葉だったのか、エヴァンジェリンは目を見開いてサヨを見つめる。 赤くなり俯くサヨに、エヴァンジェリンは口元を緩めて耳元へ近付いた。 「もちろんだとも」 『・・・っ!!』 耳元に唇が微かに触れ、吐息がかかったように感じ、サヨは驚いて顔をあげた。 けれど、目の前にいる彼女は外へと歩き始めていた。 「私、雨・・・好きになりそうです。」 髪から覗く小さな耳が真っ赤に染まった後姿をサヨはずっと見送っていた。 〜オワリ〜 前ページ次ページSSまとめ
https://w.atwiki.jp/dddlion/pages/36.html
/ニYニヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ / ⌒`´⌒ \ マヂで?超ヤベェじゃんwwwwwwwwwww | ,-)___(-、| | l |-┬-| l | \ `ー ´ /
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/219.html
前ページ次ページSSまとめ 28-864 28-864 名前:まほ落語 真打 首提灯 1/7[sage] 投稿日:2006/04/09(日) 20 25 49 ID ??? 『♪チャンチャカチャンチャカ・・・』 ハルナ「まほ落語寄席も最後の演目となりました。真打を務めます早乙女亭ハルナでございます。 今回の寄席はですね、前座・二つ目・もうひとつ、二つ目・色物・真打と組んであります。 じゃ、ちょっと間違っているであろう薀蓄でも、まず前座は経験の浅い噺家が勤めるものでして、 次に二つ目。これは前座の次の段階。その次の色物は漫才・奇術・曲芸などでありまして、 落語と講談が黒でかかれるのに対して奇術・曲芸は朱色の墨でかかれることから色物と呼ばれるようになったそうです。 さて話は変わりますが、うちの学校は夜な夜な徘徊する酔っ払いが住んでいるんですよ。 クラスの半数近くがそいつの被害にあってさ、まいっちゃうんだよね。 やっぱりお酒はほどほどにしないとね・・・とか言われても飲み足りない時はしょうがないよねぇw 前座と少々被っちゃうけど、作者の一番好きな噺なんで私に免じて許してやってください。」 28-865 名前:まほ落語 真打 首提灯 2/8[sageインスパイヤスマソ] 投稿日:2006/04/09(日) 20 28 56 ID ??? ハルナ「さあて、夜の街を今日に今夜もすでにでき上がった酔っ払いが」 美砂「う〜い。今日も美味しいお酒で〜す。で〜もぉ、まだぁにょみたりらり〜。 うい〜・・・・んんん?上燗屋ぁ?酒か?酒だにゃ。おおい上燗屋ぁ、一杯いくらだぁい。」 円「へぇ、十銭です。」 美砂「い、い、一杯くれ。」 円「へぇ、しばしお待ちくださいね。」 美砂「上燗屋ぁ、ここにぃ『上燗屋』って書いてあるけどぉこれはぁにゃんの意味れすかぁ?」 円「熱く無し、温くも無しのちょうどいい加減を上燗と言うんですよ。」 美砂「はあ、熱く無し、温くも無いちょうろいい加減ですかぁ。そりゃ難しそうだねぇ。 じゃ、上燗とやらを飲ませてもらいまひょうかれ。」 円「へぇ、もうすぐできますからしばらくお待ちくださいね・・・・・はい、お待ちぃ!」 美砂「できました?できた。じゃあね、今日も呑んだけど、おうちにね、帰る前にね、もうちょっとね 呑みたいと思ったのよ。じゃ、いただきま〜す・・・んぐっんぐっ、うっういっ・・・ぬる。 上燗屋ぁ!これじゃあぬる燗だよぉ!どこが上燗れすかぁ?喉にキュッと入っちゃったよぉ〜」 円「あいや、スミマセン。ちょっと湯が冷えてたようで、すぐに暖めなおしますんで。」 美砂「ありゃこっちもスミマセンねぇ、やっぱね、上燗屋だから上燗をね、呑まなぁね。できた?じゃあいただきます。んぐっ 熱ッ!あっちゃっちゃ熱ぅ!これじゃお湯だよぉ!ちょ、そこのお冷入れてさまして、冷えるの待ってられにゃいにゃあ。」 円「えぇ?そんなんしたら勘定がややこしくなるじゃないですかぁ。」 美砂「そんなん何ぼ呑んでも一杯十銭でしょうよ。はよ入れてぇ。」 円「え?」 28-866 名前:まほ落語 真打 首提灯 3/8[sage改行規制orz] 投稿日:2006/04/09(日) 20 29 54 ID ??? 美砂「冗談だよ〜ん!早くぅ、早く入れてぇ〜ん」 円「へい。」 美砂「はやくぅ〜入れてぇ〜!アッ!アアアァ・・ダメッ・・・アッ!・・こぼれたらもったいないれすよ。」 円「お客さん、ヘンな声出さないでくださいよぉ。」 美砂「なんや上燗屋、そらお前がヘンなこと考えてるからそう聞こえるんじゃないれすか? えぇ?なんだったらお姉さんがお相手しましょうかぁ?」 円「結構で。はい、お冷入れましたよ。」 美砂「あ、はいはいどうも。いただきますね、んぐっんぐっ・・・ぷはぁ!美味いっ!これが上燗だねぇ! これだけ呑んで十銭は安い!」 28-867 名前:まほ落語 真打 首提灯 4/8[sage] 投稿日:2006/04/09(日) 20 30 36 ID ??? 円「ちょっとお客さん・・・」 美砂「だぁ〜かぁ〜りゃ〜、冗談れすよぉ〜。 うい〜・・・ん?ま、豆がこぼれてるぅ。上燗屋ぁ、こ、この豆はいくら?」 円「豆がお要りなら、こっちに置いてある良い豆をとりますけど。」 美砂「い、いや、良い豆は要らん。こっちの豆うまそうれすれぇ、これぇ、いくら?」 円「こぼれた豆ですのでぇ・・・お代はいただけませんからぁ・・・」 美砂「いただけない?って言う事は?」 円「タダ・・・ですねぇ。」 美砂「タダ?タダなら食べてみよ。 ひょいと・・・うん、美味い。もひとつひょいと・・・美味いっ! ・・・・もっとこぼしちゃお。」 円「ちょっとぉ、お客さん。」 美砂「冗談だよぉ。・・・う、うんん?それはぁ〜・・・なに?」 円「これですか?これは、イワシのからまむしです。」 美砂「いや、そにょ下にひいてある黄色いやちゅはなに?」 円「それは、おからを酢で味付けしたものですが。」 美砂「それはいくら?」 円「イワシのからまむしは・・・」 美砂「違う違うぅう、その下のおからがいくらかって。」 円「おから?おからは〜、イワシのつきもんなんで〜、お代のいただきようが・・・」 美砂「いただきようが無い?!ってことは?」 円「タダに・・・なりますねぇ」 美砂「タダでしゅか?タダなら食べてみよ・・・んんんっ!あっさりしてて美味いねぇ〜 いくらでも食べれるねぇ。」 円「ちょっとぉお客さん、そんなに食べたらイワシが風邪をひいてしまいますよぉ。」 美砂「ありゃ?食べ過ぎて裸ににゃった・・・そうね、風邪ひいたらいけないね、お姉さんの人肌であたためまひょぉか?」 円「・・・それはやめてくださいよ・・・。」 美砂「ああそうれすか。・・・・上燗屋ぁ、このイワシの上に乗ってる赤いのこれはぁ〜・・・なに?」 円「それは、紅しょうがです。」 28-868 名前:まほ落語 真打 首提灯 5/9[sageまた・・・orz] 投稿日:2006/04/09(日) 20 32 25 ID ??? 美砂「べ、べ、紅しょうが?これはいくられすか?」 円「それもイワシのつきもんなんで・・・お代はいただけませんねぇ」 美砂「いただけない?ってことはタダ?この店はタダの物ばっかりにゃ」 円「お客さんがタダのものばかり尋ねるからですよ・・・。」 美砂「そ、そうでしゅか?・・・じゃ、ひょいと・・・・うん、ピリリとして美味いねぇ! ・・・・そのぉ黒いのはぁ〜・・・なに?」 円「これですか?これはニシンの付け焼きです。」 美砂「それもイワシのつけもんか?」 円「どこの店がイワシにニシンをつけますか、これはお代をいただきます。五銭です。」 美砂「そうですか?わらしらって金を出し惜しみしてないれすからね、五銭だしましゅよ。ほれ、五銭。 ・・・・わぁおっきい、五寸はありゅかにゃ〜、箸?箸なんかいりゃにゃいよ、こんなのは手で・・・よっとぉ。 どれどれぇ・・・ん・が・ん・ぐっ!堅っ!わらしの歯には合わにゃい・・・返す。」 円「返されても困りますよぉ。」 美砂「あっそ・・・・そっちの赤いのはぁ〜・・・なに?」 円「それは鷹の爪です。」 美砂「鷹の爪?!鷹って言ったらあの空飛んでる鷹か?それ獲ってきたにょかい?そりゃご苦労にゃこってぇ。」 円「その鷹じゃないですよ、唐辛子のことを鷹の爪って言うんですよ。」 28-869 名前:まほ落語 真打 首提灯 6/9[sage] 投稿日:2006/04/09(日) 20 33 01 ID ??? 美砂「ああそうですか?これもタダ?・・・ああ、これは最初からタダなのね。タダなら食べてみよ・・・ひょいと・・・ アッ!辛くぁwせdrftgyふじこlp;@!!!辛い!辛い!こう辛くちゃおからでも食わないと、ひょいとぉ」 円「ちょっとお客さん、いい加減にしてくださいよぉ。」 美砂「んぐっんぐっ・・・ぷはぁ。いやぁスマンね、美味かったよ。ごちそうさん、お勘定ね。」 円「・・・お勘定って言ってもこう「ぬるい、熱い」で冷入れてぇ、豆食べてぇおから食べてぇ ニシン食べてぇ・・・じゃあ、二十五銭いただきましょうか。」 美砂「二十五銭?わらしねぇいりょんにゃ店行ったけろ、こんなに安い店は始めてれすよ。 ・・・・いくらか負けてくれない?」 円「え゛?」 美砂「わらしね、いつもここの道を通って家に帰ってんのぉ。 毎晩通うからなぁ、顔覚えてぇ。」 円「とっくに覚えました、もう忘れようがないですよ。」 美砂「じゃ、貸しといて。」 28-870 名前:まほ落語 真打 首提灯 7/9[sage] 投稿日:2006/04/09(日) 20 33 39 ID ??? 円「ちょっと!お客さん初めてでしょ、貸せませんよ!」 美砂「分かってるよぉ、冗談だってばぁ〜。じゃあね、五円でつりくれ。」 円「スミマセン、今日は客が少なくて細かいのがないんですよぉ。」 美砂「じゃあ貸すしかないなぁ。」 円「ちょいと待ってください、向こうの夜出しの道具屋に行って両替してもらいますから。」 美砂「えぇ、じゃあわらしが行ってくりゅよ。え?なに?呑み逃げ?そぉんな、たかが二十五銭で飲み逃げなんか。 あんたそこから見えるでしょ?そこから見てれば良いじゃない。じゃあ、行ってきますね。」 ハルナ「さぁてこの酔っ払い、道具屋の扉をガラガラと開いて威勢良く」 美砂「おおい!道具屋ぁ!」 亜子「はいなぁ。まあお入り、おかけなさいな。」 美砂「お入り?おかけなさい?この店、ごちゃごちゃしてて入る所もかける所も無いれすよ?」 亜子「・・・じゃあ・・・おしゃがみ・・・」 美砂「そうれすか、じゃあしゃがみます。 ・・・・・道具屋、そのピカピカ光ってる・・そうそれ、それはなに?」 亜子「こら毛抜きです。」 美砂「なにに使うのかにゃ?」 亜子「そうですねぇ、ひげを抜いたり女性ならまゆ抜いたりぃ〜ムダ毛処理にやね。」 美砂「ムダ毛処理、じゃあアソコの毛も抜けますかねぇ?・・・そうそう、まつ毛ね。・・・にゃに顔を赤くしてりゅんだい?」 亜子「思い出せないからって変に区切らんでくださいよ。 まあね、どこの毛でも抜けますけどね。あぁ、それ抜いても痛くないやつなんよ。」 美砂「痛くない?へぇ、じゃ、まゆ毛でも抜いてみよ。よっとぉ・・・・痛ぁ!痛いじゃないれすかぁ!」 亜子「それ、そこの灰をつけてぇやらなぁ。」 美砂「それを早く言いなしゃいよぉ。どれどれ・・・よっ、アッ本当、痛くない。便利だにゃぁ。」 亜子「でっしゃろ?」 美砂「うんうん、便利、便利。・・・・よっと・・・よいしょ・・・ほっと・・・・ う〜ん、整った整った。ありがとね、返す。」 亜子「え?買わんのですか?」 美砂「だってぇ眉が整っちゃたんだもん。その代わり他のを買うよ・・・・じゃあその、そうそれ、それはなに?」 28-871 名前:まほ落語 真打 首提灯 8/9[sage] 投稿日:2006/04/09(日) 20 34 30 ID ??? 亜子「これでっか?これはねぇ、見た目はただの杖ですが、よいしょっとぉ・・ホレ、仕込みになってるんでっせ。」 美砂「へぇ、仕込み杖かい。前からこんなの欲しいと思ってたんだよねぇ、それはいくらだい?」 亜子「これは五円や。」 美砂「五円?・・・いま五円は持ってるんだけどなぁ、ものは相談だ、二十五銭負けてくれよ。」 亜子「え?ケッタイな値切りやなぁ。でもダメや、一文も負けられんなぁ。 ・・・・え?なに?そこの上燗屋で・・・さようでっか、それくらいなら負けましょ。」 美砂「スミマセンねぇ、じゃあ五円。・・・うん、おつり二十五銭ね、どうもね、ありがとぉ。 ねんがんの しこみづえが てにはいったぞ さあて、さっきの上燗屋ぁ、貸すとか貸さんとかごっちゃごっちゃ言いやがって、いっぺんどえらい目にあわせてやりゅ。 ・・・おい!上燗屋ぁ!さっきはよくもごちゃごちゃ言いやがったにゃ!叩き切ってやりゅう!」 円「ちょっとぉ!アホなことはやめてぇ!」 美砂「冗談だってぇ〜。ほら、二十五銭。こ、ここに置いときましゅかりゃねぇ。」 円「はい、ありがとさん。」 美砂「ま、まったぁ呑みにくりゅかられぇ〜。」 円「どうぞご贔屓に。」 ハルナ「さあ、この酔っ払いそのまま家に帰ったんですがねぇ、刃物ってのは不思議なもんでぇ、 小学校の頃とかに工作に使う彫刻刀なんかでこれといって用は無いのに机なんか彫ったりして、 コラッと先生に怒られたりしたもんです。 さて、珍しい仕込み杖を買った酔っ払い、なんか斬ろうかと思っても何でもかんでも斬るわけにはいかない。 さあ寝るかと思って一旦は寝たものの、何を思ったかムクリと起きて玄関の戸をすこぉしばかり開けたんですよ」 美砂「・・・泥棒くらい斬ったって別に良いらろ。」 ハルナ「な、なななんとこの酔っ払い、先ほど買ってきた仕込み杖をスラリと抜いて、ふすまの陰に隠れたんですよ、 そしたら」 エヴァ「おや?戸が開いてるじゃないか、無用心だなぁ便所か風呂にでも行ってるのかな?いや留守だな。 ・・・盗人の血が騒いできたねぇ、お邪魔しましょうかね。どなたか居りますか? おじゃましますよ?入りますよ。」 28-872 名前:まほ落語 真打 首提灯 9/9[sage] 投稿日:2006/04/09(日) 20 35 16 ID ??? ハルナ「待ってましたと酔っ払い、ふすまの陰でこう上段に構えて早くこぉい早くこぉいと待っていた。」 エヴァ「入れてもらいましたよぉ〜、今晩わぁ・・・留守ですか?留守ですね?」 美砂「う、うえっぷ(呑みすぎたぁ・・・)」 エヴァ「んんっ?なんか妙な声が・・・誰か居るんですか?留守でしょぉ?」 美砂「うっ、うえっ(ヤバ・・・)」 エヴァ「だ、誰か居るのか?」 ハルナ「怪しげな声に泥棒、怖くなって首だけひょいとのぞきこんだ、それと同時にズバッと斬りつけた! 剣術の心得は無かったんですが物がよく斬れたと見えて、首の皮一枚残してぶら〜んとなっちゃった。」 エヴァ「わぁ!なんだ!あんなとこに隠れていたなんてビックリしたなぁ。 あれ?首が・・・斬れてる?・・・・首が斬れてる!これはこまったなぁ、家に帰って縫いつけよう。」 ハルナ「とぉ家から出ると、拍子悪く近くで火事があったようで、半鐘と火消しの声が聞こえてきたんですよ」 明日菜「火事だ火事だぁ!かなかな組みのお通りでぇ!おとめ組みより先に火を消すぞぉ!」 朝倉「なにおう!こっちが先に消すんでぇ!火事と喧嘩は江戸の華よぉ!」 茶々丸「おい!そこのちっさい奴!邪魔だぁ!どけぇ!」 ハルナ「泥棒、ドン!と脇へ突き飛ばされた拍子で首がちぎれて隣のドブに落っこちたもんで、胴体が必死に首を捜すんです」 エヴァ「めがねめがn・・・違う、首、首、首っ!」 ハルナ「ようやく落っこちた首を見つけ懐に入れて帰ろうとしたんですが、これでは前が見えない。 しょうがなく懐から取り出して、にゅっと前に出して皆と一緒に 火事だ火事だぁ!火事だぞぉ〜! と駆けてったとさ。お後がよろしいようで。」 28-873 名前:まほ落語 おまけ[sage] 投稿日:2006/04/09(日) 20 35 53 ID ??? 朝倉「噺家の皆さん、ありがとうございました。 つづいてはお待ちかね、大喜利のコーナー。まずはメンバーのご挨拶から。」 真名「ええ、この間、街中で知り合いに声をかけたんですよ。 そしたらそっくり別人で、その反対方向からまたそっくりな人が来てね、そっちが知り合いでして、 また浮気しているのかと聞かれて困ったからとりあえず二人ともおいしくいただいちゃいました。 龍宮亭真名でございます。」 釘宮「まほ落語も最後になりました、作者も噺ごとに枕詞を作るのが大変だったと申しております。 その次に大変なのはサゲ、いわゆる落ちを理解するのが大変なそうです。やるか分かりませんが、次回はどうなるでしょう。 くぎみ家円でございます。」 古「いや〜んばか〜んそこはお『ドゴォ!』アルー!!!!」 釘宮「古亭菲のご挨拶でした。」 エヴァ「(なにやってるんだ。)最近の子供は年長者を敬わないそうで、私もね2歳の奴に見下される事が多いんですよ。 どうか若者諸君、年長者を立てて、敬老と言う言葉を大切にしてくれ。エヴァンジェリン亭マクダウェルだ。」 茶々丸「いやね、こんなこといってるけど、このちっこいのはもう500歳を越えるいい大人どころかババアなんですよ。 なのに見た目と同様でまだまだガキ・駄々っ子でね、お使いすら満足にできないんですよ。私なんかまだ2歳なんですけど 毎日、下僕のように扱われているんです。こんなババア早くくたばればいいのに。絡繰亭茶々丸です。」 まき絵「・・・それでは、ザジちうスレの皆様、気分を変えてまいりましょう。1・2・3・チャンラーン!!まき絵で〜すっ!」 朝倉「最後に椎名さんのご挨拶。」 桜子「♪ゴーゴーレッツゴーレッツゴー この間、お昼寝してたお疲れ気味のサラリーマンを元気付けようとしたら、うるさいって怒られちゃいました。 なんででしょうね、フォーメーションがずれていたせいでしょうか? ポンポンあれば満足する椎名桜子でございます。」 和美「はい、時間が無いので寄席まほ落語おひらき。 またいつかお会いましょう、どうもありがとうございました。」 28-876 28-876 名前:真名ちゃんもっこり日記29[sage] 投稿日:2006/04/09(日) 21 48 40 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記29 今日は依頼の都合で刹那と共に京都に来ている。 まずは依頼主の所へ向かうはずだったが、乗るバスを間違えてしまった。 しかも車内で眠ってしまい、それに気づいたのはバスが目的地に着いたときだった。 参ったな。ん?携帯が鳴っている。刹那からだろう。 真名「あ、刹那か──」 パル『やっほ〜、パル画伯だにょ〜」 ……前からこんな奴だったっけ? パル『ね〜龍宮さん、お願いがあるの〜。山海堂ってとこに…』 真名「山海堂?それなら目の前にあるが」 パル『え?ほんと!?ラッキー!あのね、その店に行ってエクスカリバーを買ってきてほしいの』 ……ハァ? 真名「…エクスカリバーって、アーサー王のアレか?」 パル『そ、あれあれ。今度の地方コミケで使うの』 こいつ、前の大失敗の自覚はないのか。仕方ない、探すか。 ―数分後 真名「あるにはあったが、値段が半端じゃないぞ」 ttp //www1.kamakuranet.ne.jp/sankaido/excalibue%20new.htm パル『大丈夫、もっこり日記の印税を着ふkゲフンゲフン……臨時収入があったからね。 じゃ、任せたよ〜ガチャ……ツーツー』 ………あのゴキブリめ。 「ありがと〜ございました〜」 つい1本余分に買ってしまった。 これはアキラへのお土産の分であって、私が華麗に抜いたり振り回したりポージングしたりして 遊ぶためのものでは断じてない。本当だ。 28-878 28-878 名前:ハルナ 計画[sage] 投稿日:2006/04/09(日) 22 26 03 ID ??? ハルナ 計画 1/2 心・・それは見通せるようで見通せない鏡 曇りやすく、それでいてすべてを映す鏡 あの人の心に・・私はどう映るのだろうか ハルナ 「ねえ、龍宮さん。お願いがあるんだけど」 真名 「断る」 いきなり断られた・それもそうかな、今までの私の行動を考えてみれば当然のことかもしれない ハルナ 「お願いします、麻帆良公園に4時、待ってるから」 真名 「断る」 ハルナ 「待ってるから!!」 そう言って私はクラスを出て行く。龍宮さんは私の方を一瞥もしてくれなかった 時間は午後8時、待ち合わせの時間からすでに4時間が経過した 立ちつくす私、辺りはすでに暗くなり、公園には誰もいなくなった やがて降り始めた雨は私の体温を奪い去り、だんだんと気力を失わせてゆく 空を見る。雨が降り、星一つ無い空。当たり前だな、雨が降っているんだから 何だかおかしなことを考えているな、私・・ 午後9時、それが私の覚えている最後の時間だった 28-879 名前:ハルナ 計画[sage] 投稿日:2006/04/09(日) 22 30 17 ID ??? 2/2 気がつけば自分の部屋だった 見慣れた天井、いつもの臭いの枕、毛布の端のほころびは私の癖がなしたものだ 夕映 「気がついたです」 それも聞き慣れた声だった。夕映、私の親友であり、数少ない理解者である ハルナ 「私・・」 夕映 「雨の中倒れていたですよ。それを・・」 横になったまま夕映の方を向くと、もう一人誰かがいることに気がついた 真名 「私が拾ったんだ・・」 ハルナ 「龍宮さん・・」 真名 「私は行かないと言っただろう・・それなのに何故」 少しばかり悲しそうな声で龍宮さんは私に言う ハルナ 「龍宮さんに見てもらいたい場所があったから、夕焼け、綺麗な場所・・」 真名 「馬鹿か!!そんなことであんなまねを?」 言葉尻が荒い、何だか怒っているようだ ハルナ 「龍宮さんに・・見てもらいたかったから・・」 その言葉を聞いて龍宮さんは私から目をそらした ハルナ 「ごめんなさい、迷惑かけてしまって」 真名 「もうこんな無茶・・するんじゃないぞ・・」 この反応はいつもの龍宮さんではなかった。私を心配してくれる・・一人の優しいクラスメートだった ハルナ 「龍宮さん・・ありがとう・・」 私の顔は今どんな風になっているだろう?笑顔かな、それとも寝起きのとても見せられないぶちゃいくな顔かな? そして私は心の中で・・・笑う ハルナ (ククク・・少しは龍宮さんの心に食い込めたようね) 完 28-890 28-890 名前:明日菜 唇[sage] 投稿日:2006/04/10(月) 00 03 37 ID ??? 明日菜 唇 25 思ったことをやればいい 何でそんな簡単なことを実行できないのだろう? 夕映 「・・・・」 明日菜 「・・・・」 私と夕映が正面から向かい合い、にらみ合いを続けている 私の思っていることはこう、キス、する。それだけである いつもの私なら迷わず行動に出ていたでしょう。顔を両手で固定して思うがままにキスをする。しかし、あれが邪魔をしているのです そう、夕映の好物。アカヨモギエリクサー(200mlパック 105円)です まったく、何であんな変なものばっかり飲むかな・・・ 夕映は私のキスを警戒してか、あのくそ不味いジュースをストローから吸い込んで口の中に溜めています おそらく私がキスをすれば流し込もうという魂胆なのでしょう。むむむ・・なかなかに攻めづらい そんなとき・・夕映がにやりと笑いました。おそらくは勝利のほほえみだったのでしょう 私はカチンときました。こうなれば玉砕覚悟。玉と砕けよです 私はおもむろに夕映の顔を両手で固定すると、唇を重ねました 思った通り、夕映は口の中のあの液体を流し込んできます しかし、人間、覚悟があれば多少のことは我慢できます。たとえそれが苦かろうが臭かろうが・・ 夕映 「んむむむぅ・・」 しばらくして私は唇を離す 明日菜 「不味い!!!もう一回!!」 青●のCMように私はもう一度キスします。●汁って飲んだこと無いけどこれくらい不味いのかな・・ 明日菜 「苦くて不味い・・こんなキスの味でいいの?」 夕映 「秘密兵器だったのですが・・完敗です」 まあ、これも一つの個性なのかな 完 28-896 28-896 名前:葉加瀬×夏美[sage] 投稿日:2006/04/10(月) 01 24 17 ID ??? 「うぅ………葉加瀬ぇ……やっぱちょっと怖いよぉ」 「大丈夫ですよ。確かに最初は少し痛かったり、人によっては異物感を感じるのかもしれませんが、すぐに気持ちよくなれますよ」 「うん……」 「怖がらないで下さい。さっさと湿らせてしまいましょうか。乾いたままだと痛いでしょうし」 「お願い……できる?自分一人じゃうまくできないから……葉加瀬、いつもやってるから慣れてるでしょ」 「わかりました……では………」 「うん………」 「……入れますよ?」 「………お願い」 「…………」 「…………んッ」 「……こっちの方も……」 「んァッ……くふぅッ………」 「どうです?気持ちいいでしょう?」 「うん………気持ちい、すっごく」 「これでしっかり潤ったはずですよ」 「ありがとう葉加瀬。やっぱ目薬買ってよかったよ」 「ここのところ台本をず〜っと読んでますからねぇ……次の公演、頑張って下さいね」 「うん…♪」 28-900 28-900 名前:へべれけさん・12[sage] 投稿日:2006/04/10(月) 07 09 00 ID ??? へべれけさん・12 1/2 麻帆良学園中等部女子寮。そこには夜な夜な徘徊する酔っ払い女が棲むという……。 「う〜い。今日も美味しいお酒で〜す」 夜桜に誘われた柿崎さん。今日はふらふらとお散歩です。 「―――で、ここまで来てしまったのか」 「はい。既に柿崎さんは大量のアルコールを摂取した後と思われます。いわゆる酩酊状態でした」 「んなもん見りゃ分かる!」 エヴァさんは茶々丸さんを怒鳴りつけると、宴会真っ只中の一人と一体と一匹を睨み付けました。 「ケケケ。イイ飲ミップリジャネエカ」 「オコジョが飲んで人形も飲む。となりゃあ、この私が飲まないワケにはいかないってモンよ! ……ひっく」 「さすがは柿崎の姐さんだぜ。俺っちが見込んだ通りの人だよ! ささ、もう一杯」 「うむ。存分に注ぎたまえオコジョ君。ふおっふおっふおっ……」 チャチャゼロさんとカモさんに煽られ、柿崎さんのペースは速くなる一方です。 「くっ、貴様ら……! 私の目の前でのうのうと……!」 今宵は満月。エヴァさんの魔力が最も強まる日ですね。そのお陰かチャチャゼロさんも自由に動けるようです。 この中で動けないのは、茶々丸さんにありとあらゆる魔法の拘束具でがんじからめにされたエヴァさんだけでした。 「せめて、せめて一杯だけでも飲ませろおおおぉっっ!!」 エヴァさんとて酒飲みの端くれです。目の前でおあずけを食っている状況に、ぎりっ、と歯軋りするのでした。 「そもそもなんで私が縛り付けられにゃならんのだ!」 「以前、この季節に生徒を襲いまくったのはマスターです。今年はそのような真似をしないように、と学園長から 強く命じられましたので、仕方なく……」 「その割にはノリノリでマジックアイテムを使いまくったのは誰だ!!」 「いくら呪いと学園結界の拘束があるとはいえ、満月時のマスターはお強いですから」 「しれっと冷静に答えるなあっ! とにかく私にも飲ーまーせーろーっ!!」 「おーけーおーけー。んじゃエヴァちゃん、私からコイツをプレゼントしちゃうよん♪」 と、エヴァさんが喚き散らしていると、柿崎さんはおもむろにあるお酒をクラスに注いで、エヴァさんの口に ゆっくりと注ぎ込みました。すると……、 28-901 名前:へべれけさん・12[sage] 投稿日:2006/04/10(月) 07 09 36 ID ??? 2/2 「ぎゅみゃあああぁぁぁーーーっっっ!!!」 エヴァさんは火を噴きました。文字通り、口から凄まじい勢いで炎のブレスを吐いたのです。 あまりに強力なお酒だったため、一瞬だけ魔力が暴走したようですね。 「おお〜っ! マジで火を吐くなんてエヴァちゃんやる〜ぅ」 「きっ、きちゃま、これはスピリタスではないかっ! イキナリんなモン飲ませる奴があるかあああっ!!」 先程のブレスで少し髪を焦がしたにも関わらず、柿崎さんはけらけら笑っています。彼女が飲ませたお酒。 それはスピリタスという、アルコール度数97%のウォッカでした。さすがのエヴァさんもこのお酒には 叶わなかったようですね。 「さすがに真祖といえどもアレには勝てねえか……」 「ケケ、マッタクモッテオモシレエナ」 「柿崎さんには後でマスター秘蔵の銘酒を贈呈しましょう」 騒ぎ立てる外野を睨み付けるエヴァさんでしたが、今のでなけなしの魔力を使い果たしたらしく、 その目に鋭さがありませんね。 「……もういい。おい柿崎、酒はいいから貴様の血を飲ませろ!」 「血ぃ〜? 噛み付くの? ねえ私の柔肌を噛み付くのね? やだ〜エヴァちゃんヘンターイ!」 「ああもう! 変態でも何でもいいからこっちへ来い!」 と、エヴァさんがぎゃあぎゃあ叫ぶと、柿崎さんは突然服を脱ぎ出しました。 「さあ、何処を噛むの? 首筋? 胸? でも、優しくしてね……」 「いちいち脱がんでいい! 腕だ腕! さっさと腕を出せえぇぇっ!」 「威厳ノカケラノネエナ……」 ケケケ、と笑うチャチャゼロさんをよそに、エヴァさんは存分に柿崎さんの血を啜りました。しかし……、 「ぐ……あっ……?」 瞬く間にエヴァさんの顔は紅潮し、そのままばったりと倒れてしまいました。不思議に思った茶々丸さんは 柿崎さんの血を分析してみます。 「血中アルコール濃度65%。普通の人間ならとっくに死んでますね」 「こ、この濃厚な味わい……、こいつの血はどんなワインよりも…美味かった……」 すっかり柿崎さんの血に酔っ払ったエヴァさん。そのまま潰れてしまいました。 「では、酒で出来てる私の血を記念して、カンパーイ!!」 こうして一人と一体と一匹は朝まで飲み明かしたそうです――― (おしまい) 28-905 28-905 名前:くぎみーの憂鬱[sage] 投稿日:2006/04/10(月) 13 28 59 ID ??? 901最早柿崎も人外www血の代わりに赤ワインが流れてても平気そうだwwwwんで、ちとリハビリ的に投下してみます1/3さよ「あの・・・くぎみー・・・私の事・・・見えますか?」円「???周りに誰も居ないのに人の声が・・・つーかくぎみーって呼ぶな」さよ「(姿は見えないのにそこは聞こえるんですね・・・)」ゆーな「くぎみー、おはよーだにゃー」円「あ、おはよーゆーな。でもくぎみーって呼ぶな」朝倉「おーっす、くぎみー!なんか良いネタない?」円「んー、特にないかなぁ。あとくぎみーって言うな」夕映「くぎみー、私のお気に入りジュースをおすそわけするです」つ練乳トマト円「い、いや遠慮しとくわ。つーか夕映までくぎみーって・・・どうなってるの今日は」亜子「お、くぎみーおはよーさん。昨日のサッカー中継おもろかったでー」円「うん、私も見てたけど良かったよね。ってまたくぎみー・・・」 28-906 名前:くぎみーの憂鬱[sage] 投稿日:2006/04/10(月) 13 30 21 ID ??? 2/3 アキラ「あ、くぎみー。悪いんだけど手伝って欲しい事が・・・」 円「ん?別に今暇だから良いけど・・・くぎみーって言ったから駄目」 アキラ「そんな・・・酷い・・・」 円「あぁぁ、分かった手伝うからそんな顔しないでよ。しかしなーんか今日は変だわ」 柿崎「くーぎみー!放課後街まで出てショッピング行かない?」 円「まぁ美砂がくぎみー言うのはいつもの事だけど・・・ブツブツ」 柿崎「?どーしたのくぎみー、一人でぶつぶつと」 円「だからくぎみーって言うからでしょうが!ムキー!」 明日菜「ねぇくぎみー、何処の食堂の牛丼が一番美味しい?」 円「それは第三購買部の隣の『まほ屋』が一番・・・ってもう嫌だ・・・」 茶々丸「くぎみー、マスターが聞きたい事があるそうなので後で来て下さいますか?」 円「茶々丸さんにまで・・・なんか否定する気も起きなくなってきたわ・・・」 28-907 名前:くぎみーの憂鬱[sage] 投稿日:2006/04/10(月) 13 33 12 ID ??? 3/3 ───ピピピピピピピ・・・ 円「ぅ・・・んん?」 ピピピピピぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜 カチッ 円「・・・夢?あ、あはは、そうだよね、クラスの皆がいきなりくぎみーだなんて・・・ 美砂とか桜子ならともかく夕映とか茶々丸さんまで・・・ありえないよね」 ───そして教室 円「おはよう美砂、桜子」 柿崎「おはよー円」 桜子「おっはよー円!・・・なんか顔疲れてない?」 円「え?そんな事ないって(良かった・・・皆普通だ。しっかし変な夢だったなぁ) ネギ「はーいHRを始めますよー、皆さん席に着いてくださーい」 ネギ「じゃあいつものように出席を取ります。えー、裕奈さん。朝倉さん(中略) 明日菜さん。茶々丸さん。えー、くぎみーさん」 円「はー・・・い?」 ネギ「くぎみーさん?くぎみーさん今日は来てませんかー?」 円「ちょっとネギ君、私はくぎみーじゃなくて釘宮円!」 ネギ「うーん、困ったなぁ返事が無いや。じゃあちょっと皆さんで呼んでみましょうか」 3−A一同「「「「「はーい」」」」」 3−A一同「「「「「せーの、くーぎみー!!!!!」」」」」 円「もういやあああああああ!!!」 円「いやああああぁあ・・・」 ガバッ 円「って・・・・・・夢?あ、あはは、そうだよね(ry」 END? 28-915 28-915 名前:真名ちゃんもっこり日記外伝3[sage] 投稿日:2006/04/10(月) 19 36 44 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記外伝3 刹那の日記 早乙女出版から出版依頼が来た。 龍宮のような変な本だけは勘弁してほしい。内容次第では断ろう。 刹那「で、何故私が呼ばれた」 パル「そりゃ、人気者の刹那さんから本を出しもらおうかと思ってね、きっとベストセラーよ」 人気者…まぁいい響きだな。 パル「もちろん、ゴーストライター用意でね」 何!?ゴーストライターだと!?!? 刹那「ゴーストライターなぞという卑怯な手はいらん!本を出すからには自分で書いてやる!」 パル「じゃあ、引き受けてくれるのね。今回は共著という形にするから、 刹那さん10%、今回の本を作るに当たっての著者の紹介をしてくれた2人がそれぞれ5% こっちが80%という印税にさせていただきたい。」 刹那「比率ちょっとキツくないか?で、その著者を紹介した2人というのは?」 パル「長谷川さんと龍宮さん」 刹那「お の れ …。分かった、一週間で原稿をあげてやろう」 パル「やったね。早速執筆頼むね。じゃ」 うっかり原稿を一週間で仕上げると引き受けたが造作もないことだろう。 一時間後、本のコンセプトとタイトルがメールで送られてきた。 タイトル 『焼き鳥』 28-916 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/10(月) 20 11 39 ID ??? ( ゚д゚) (つд⊂)ゴシゴシ (;゚д゚) (つд⊂)ゴシゴシ _. ._ (;゚ Д゚) …?! 28-917 28-917 名前:真名 扉の向こう[sage] 投稿日:2006/04/10(月) 21 15 10 ID ??? 真名 扉の向こう 1/4 最近の私の部屋は混沌とした空間になりつつある まず、ルームメイトについてなのだが・・とっても可愛く心だけ幼児化してしまった 甘えてきたり、少しばかりわがままを言ったり・・もうたまらない そしてこのルームメイトを作った張本人、那波千鶴がいる 聖母のような微笑みと、悪魔のネギ折檻。私はこいつを追い出したいのだが・・ コイツがいなくなるとせつなが悲しい顔をするのだ。それは見たくない だから嫌々ながらコイツの入室を許可している そしてアキラ、私の恋人だ とは言っても最近は少しばかり微妙だ。何だか腐れ縁の仲のようになってきている はやく私のことを忘れられなくしてやらねば・・ コイツは可哀相だ。いつもねこにされる明石のことだ 部屋の中でねこにされることもあるし、連れてこられて時にはもうねこになっているときもある まったく、那波め・・恐ろしい女だ で、ここまではまだいい。しかしコイツはどういうことだ? せつな 「ん〜ぱるうえ〜」 早乙女に抱きつくせつな。こいつ、いつも余計なことばかりせつなに吹き込んでいるのだが・・ 28-918 名前:真名 扉の向こう[sage] 投稿日:2006/04/10(月) 21 16 42 ID ??? 2/4 せつな 「ぱるうえ、あれして〜」 ハルナ 「あれ?あれするの?」 せつな 「おねがい〜あれってとてもきもちいいの」 なぬっ!!!!きもちいいあれ? ハルナ 「いいけど・・あっちに行ってしようね。人に見られたらはずかしいでしょ?」 せつな 「うん!!!」 ハルナ 「激しいのがいいかな?優しいのがいいかな?」 せつな 「やさしくして」 ハルナ 「わかった。じゃあ、あっちの部屋、行こうか」 早乙女君、君はせつなに何をしようというのだね? 事と場合によっては貴様に誅を下すこととなるぞ? 私は新田となることすらいとわないのだぞ? そんなことを思っているうちに、二人は隣の部屋へと入っていった 私は辺りを見回す。アキラは私の方を見ると黙って頷いた。那波も黙って頷く 明石は・・・アキラの膝でゴロゴロしている 私は二人の後を追うと、隣の部屋のドアに耳をつけて中の様子を探った 28-919 名前:真名 扉の向こう[sage] 投稿日:2006/04/10(月) 21 17 21 ID ??? 3/4 せつな 「あ・・んっ!!」 いきなり聞こえるせつなの甘い声。私の室伏が反応したのは言うまでもない ハルナ 「ここが・・いいの?」 せつな 「ああ・・もっとぉ・・つよくぅ・・」 その声を聞いて体の芯が熱くなってゆく・・燃え上がるように せつな 「ゆび・・あんっ!!」 ゆび?ゆびがどうした?入れられたのか? ハルナ 「三本はきもちいい?」 三本?まだ早いだろう!! せつな 「ごほんで・・」 ハルナ 「好きだね。せつなちゃん」 ハアハア・・ せつな 「ぱるうえぇ・・」 ハルナ 「気持ちいい?せつなちゃん?」 せつな 「りょうてで・・して」 ハルナ 「いいわよ・・それじゃあ・・」 もう私の精神は桃色で崩壊寸前です。止め・・混ざらなくては!!! 28-920 名前:真名 扉の向こう[sage] 投稿日:2006/04/10(月) 21 19 26 ID ??? 4/4 真名 「フリィィィィィィズ!!!動くな!!!」 私はドアを乱暴に開けると二人に向かって銃?を突きつけた 下半身は裸、臨戦態勢で臨む 呆然とする二人。私の方を見てあっけにとられている 真名 「私をここまで誘惑しておいて・・一回や二回で・・え?」 今度は私が呆然とした 座るせつなの後ろに早乙女が座っている 早乙女の手はせつなの肩に置かれ、優しく揉み揉みしている つまりこれって・・ アキラ 「肩・・もみ?」 千鶴 「のようね」 裕奈 「うにゃ?」 ハルナ 「龍宮さん・・何で下半身裸なの?もしかして変態?」 せつな 「ちちうえ・・へんたいなの?」 真名 「あ、あの・・その・・」 この状況、言い訳は聞かない。今の私の姿、誰が見ても変態です 千鶴 「見ちゃダメよ、せつなちゃん」 アキラ 「真名、最低・・」 裕奈 「ふにゃぁぁぁぁぁ!!!」 その後私はすぐに部屋を追い出された。下半身裸のまま・・ のどか 「き、きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」 この状況、言い訳は聞かない。今の私の姿、誰が見ても変態です ありがとうございました 完 前ページ次ページSSまとめ
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/9235.html
今日 - 合計 - 磁石で飛んじゃう!~ ピックスの大冒険の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 17時09分16秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/chiuzazie/pages/559.html
前ページ次ページSSまとめ 37-805 37-805 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/22(金) 17 51 46 ID ??? エヴァの胸 ログハウスのエヴァの自室から鼻歌が聞こえてくる いつになく上機嫌な主人に、茶々丸はそっと覗いてみる するとそこには、体に似合わぬバストをして鏡の前でポーズを取るエヴァだった 「ふふふ、これでぼーやもイチコロだろう」 自分の姿に浮かれるエヴァに気付かれない様に近づく茶々丸、そして がしっ・・・ エヴァの胸をいきなり掴む 「な、茶々丸」 「マスター、この胸は・・・」 慌てるエヴァを見つつ 「パット、パット、パットォォォォ!!!!・・・ですね」 「う、うわああああん」 泣きながら乳パットを落として去るエヴァを見て、ニヤリと笑う茶々丸であった 37-807 37-807 名前:真名ちゃんもっこり日記112[sage] 投稿日:2006/09/22(金) 18 06 26 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記112 全開の好評につき、次の授業は寝ておこうかと思ったがもう1時間様子を見ておこう。 前回寝ている連中は寝てしまった影響で起きている。 まぁ得意不得意の授業だったあるから個人差は出るだろうが。 和泉のイヤーホンからは相変わらず『六甲おろし』が聞こえる… 逆にバカレンジャーは綾瀬を除いてお休みだ。 古菲は私がパンツを奪ったのを知ってか知らずか構わず寝ている、今日は風が強いから窓を開けておこう。 図書館3人組に目を向ければ、すでにゴキブリがもう冬コミに向けて原稿を出して描いている。 当然だが綾瀬と宮崎もその煽りを食っている。 宮崎など席が前から2番目のせいで先生(名誉のため名前は伏せておく)に注意されて涙目だ。 村上は演劇の台本を黙読してるし、双子は入れ替わってそれぞれの席に座っている、が誰も気づいていない。 葉加瀬は後ろを向きっぱなしで茶々●をメンテナンス。 「『変なところを触ったり改造したら〆るぞコラ』ですよ」 チャチャゼロを握り締めながら怖いことを言う茶々●、すでにゼロは遊びすぎて手足モゲている。 いいんちょは真面目に授業を受けてるが、たびたび携帯が鳴り『その株は買い、それは売り!』とかほざいている。 近衛は変なリモコンを持ってスイッチを入れたり戻したり… そのたびに刹那がおかしな声を出してそれを見て笑っている、気味が悪いな。 四葉と超にいたっては教室にいない。超包子の下準備だとか… 全く、まともに授業を受けているのは私とアキラだけか。 「真名ぁ」 どうしたアキラ? 「お願いだから、私のパンツかぶって授業うけるのやめて…」 37-811 37-811 名前:ゆけ!ゆけ!長谷川千雨!![sage] 投稿日:2006/09/22(金) 22 52 52 ID ??? 元ネタ「嘉門達夫 ゆけ!ゆけ!川口浩!!」 長谷川千雨が 自室に入る カメラマン(朝倉)と照明(ハルナ)さんの後に入る 千雨「なんでお前らが私の部屋にいるんだよ!」 朝倉「ちうちゃんの撮影でも手伝おうかなって」 自室の中には 衣装が転がる 何かで見たような コスプレの衣装が転がる ハルナ「おや?これは『陸上防衛隊まおちゃん』の衣装かな?」 千雨「返せ!」 すると突然頭の上から ザジ「ちう~~~~~~!!!」 (性的な意味で)怖いザジがおそってくる なぜか不思議なことに 真っ裸で落ちてくる 千雨「ちょ、やめろって!いまはやめろ!」 ザジの攻撃をさけると 「たべていい?」 動かない黒装束がおそってくる 黒装束の次は朝倉だ 朝倉「大ニュース!明日の一面は『コスプレ少女 ナゾの黒装束に食べられる!』」 千雨「黙れ。」 チサメは素手で払い落とす ゆけゆけ長谷川千雨 ゆけゆけ長谷川千雨 ゆけゆけ長谷川千雨 桜子「どんとゆけ~♪」 千雨「…」ボカッ! 桜子「ふえぇぇぇ」 千雨「せっかく二人っきりでカラオケにきてるんだから あいつらのことは今だけでいいから忘れさせてくれよな」 37-817 37-817 名前:禁断の果実 日常編1[sage] 投稿日:2006/09/23(土) 14 09 59 ID ??? 朝夕はすっかり冷え込むようになり、昼の暑さも和らいだ 登校時のシスター服も夏用で丁度いいぐらいの気候 美空は教会の庭で眠っていた それはシャークティの膝枕 安心しきった無垢な寝顔に、シャークティは優しい笑みを見せる 「こんな事、少し前には考えもつかなかった・・・」 ぽつりと呟き視線を向けると、円とココネが遊んでいる。思えばこれも考えられない事 「ううん・・・」 美空が寝返りをうつ、シャークティが髪を優しく撫でる この時間がいつまでも続けばいいのに でもそれは無理な話、前を向いて時計の針と共に生きていくのだから 「シャークティ、どうしたの?」 「・・・」 気が付くと、ココネと円が近くに来て顔を覗き込んでいた そんなに真剣な顔をしていたのだろうか、シャークティ少し困惑する 「何でもありませんよ、円」 「そうかな?、あたしにはそう見えなかったけど」 円は顔を近づけてじっとシャークティの目を見る、そして 「あっ・・・」 いきなりキスをした 驚くシャークティに円は悪戯っぽい笑顔で 「しょんぼりしてたら、あたしの立つ瀬が無いでしょ。美空とシャークティが毎日笑顔なのがあたしの幸せなんだからさ」 「円・・・」 ココネもこくこくと頷く 「あれ、シャークティ。どうしたの?」 周りの変化に美空が目を覚ました、シャークティは笑顔で 「何でもありませんよ」 「そう・・・か・・・」 また眠りに落ちる美空、円とココネはそっと離れる 優しい風の中、シャークティは優しく美空を見守るのであった 37-818 37-818 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/23(土) 16 08 37 ID ??? テストの珍回答 パル「ふふーん、ちゃーおりん♪」 チャオ「わっ!」 パル「このぷにぷに感がたまらないのよね~」 チャオ「やめるヨ!早乙女サン」 パル「もー付き合い悪いな~」 チャオ「ほっといて欲しいヨ。う~ん」 パル「どうしたのちゃおりん?」 チャオ「この前の小テストの答案をネギ坊主代行でつけてるヨ」 パル「あー、英語の?あれ難しすぎだよ、ってかほとんど空白だったしね~」 チャオ「だけど、ネギ坊主は一つ大きなミスをしてるネ」 パル「えっ何?もしかして問題にミスがあって出題が成り立たなかったとか?」 チャオ「そうじゃなくて、テストの内容は『次の英単語を訳せ』だったよネ」 パル「うん」 チャオ「『日本語に』というのが抜けていたみたいネ」 にゃーにゃーにゃーにゃにゃーにゃーーにゃにゃにゃにゃー by明石裕奈 001001101010101010100100101110010110101010100101 by絡繰茶々丸 チュチューンチュチューンチュチューンチュチュチューーーン 以上モグラ獣人語で書きました by長谷川千雨 ∪〆¬+3 quot)∬ ̄#$%♂♪%9¥E%∋∩?「}¥9! 以上バルタン星人語で書きました byザジ・レニーディ チャオ「このクラスはひねくれ者の集まりネ」 パル「…」 37-827 37-827 名前:超 禁断のツール[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 00 32 08 ID ??? 超 禁断のツール 1/3 超 「ついに完成ネ、これを作るのはチョト苦労したヨ」 葉加瀬 「なにが完成したんですか~」 超 「ぬっ・・・葉加瀬チョトいいカナ?」 葉加瀬 「へ?」 超さんが作り出した超ツール、それは人間パラメータエディタ(性能変化装置)なのです 超 「葉加瀬の項目、バストを93に・・・」 葉加瀬 「え、ええええ!!!」 見る見る膨れる葉加瀬さんの胸、それはあっという間に千鶴さんのそれを超えそうになるのでした 超 「どうカナ?きょぬーの気分は?」 葉加瀬 「はぁぁ・・・これは邪魔ですねぇ・・・憧れていたけど、これじゃ邪魔なだけですね」 超 「そうカ、きょぬーはきょぬーなりの悩みがあるのカ」 そう言って超さんはツールの設定値を元に戻します。するとあっという間に葉加瀬山脈は葉加瀬平原になりました 葉加瀬 「戻れば戻った出複雑な気分ですねぇ・・・で、それをどうするんですか?」 超 「それは愚問というものネ、私たちはマッドサイエンティスト、ならばやることは一つ」 葉加瀬 「ぬふふ・・・人体実験ですね~」 超 「では・・・突撃ネ!!!」 さて、ここは図書館島。いつものように静かな世界で一人本を読みふける綾瀬夕映さんがいました ゆっくりとページをめくり、その合間に珍ジュースを飲む。それが夕映さんのリラクタイム そんな夕映さんに怪しい影が近づきました 37-828 名前:超 禁断のツール[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 00 33 05 ID ??? 2/3 葉加瀬 「で、超さん。綾瀬さんのどこをいじるんですか?」 超 「フフ・・・それはここネ!!!」 超さんがいじったのは舌の項目、そこはこう書き換えられた ”特殊味覚障害”から”神の舌”へと さて、夕映さんは一息つくと、珍ジュース”モルボル三匹分”を手にとります そして・・・ゆっくりとそれに刺さったストローに口をつけ、中身を吸い込んだのです 夕映 「ぐっ!!!むぼろぶべらぁ!!!」 盛大に怪しい色のジュースを吐き出す夕映さん。そしてそのジュースの威力によってさまざまな異変が発生し始めます 夕映は毒に侵された。夕映は混乱した。夕映は魔法が使えなくなった。夕映は石化し始めた 夕映は・・・おもらししてしまった 超 「ちょっとやりすぎたカナ?」 葉加瀬 「まあ、パラメータを戻せば問題ないかと」 超 「それもそうネ」 さて、ここはアキラさんのお部屋。どうやら龍宮さんがお邪魔しているようです 真名 「さて、アキラ。夜はこれからだよ、な?」 いつものようにアキラさんに襲い掛かる龍宮さん。二人はどうするのでしょうか? 葉加瀬 「龍宮さんはどうするんですか?」 超 「ふーむ。ここなんかどうカナ?」 超さんがいじったのは”百合棒”の硬さ項目、そこはこう書き換えられます ”鋼鉄”から”ぷりん”へと 真名 「こ、こら!!!いつもの勢いはどうした!?あ、アキラ?これは違うんだ!!嫌いになったとかじゃなくて・・・」 アキラさんに逃げられる龍宮さん。実はこのあと龍宮さんは楓さんに襲われたという 37-829 名前:超 禁断のツール[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 00 34 29 ID ??? 3/3 超 「ヌフフ・・・これはなかなか危険な発明ネ」 葉加瀬 「超さんも悪ですねぇ・・・」 超 「お主モナ・・・」 さて、悪戯を続ける二人は、天才が故のその完璧さが仇となることを知らなかったのです 最悪の危機が近づいていることに気が付かなかったのでした 超 「ぬっ?あれは那波サンではナイカナ?」 葉加瀬 「あ~そうですね。巨乳さんです」 いつものように聖母の笑みを浮かべながら、園児を送り迎えしている千鶴さん その姿はとても微笑ましいものです 超 「では那波サンを・・・」 葉加瀬 「ひんぬーにですね!!!」 こうしてツールを動かす二人、しかし二人は気が付いてはいけない項目に気がついてしまったのです 葉加瀬 「ちゃ、超さん・・・これ・・」 驚愕のまなざしでツールを見つめる葉加瀬さん。それにつられて超さんもそれに気がつきました その項目とは・・・ 那波千鶴 ”年齢●●●●●歳”・・”年齢●●●●●●歳”・・”年齢●●●●●●●歳”・・”年齢●●●●●●●●●歳” その項目はどんどんとカウントを増やし続けていきます 葉加瀬 「そ、そんな・・・」 超 「バカナ・・・」 そして次の瞬間、背後に発生した気配に二人は固まりました 千鶴 「みたわね?」 二人の叫び声があたりに響き、しばらくして何かの破壊音がしました そのツールは破壊されるまで、禁断のカウントを続けたそうです 千鶴 「うふふふふ・・・」 完 37-834 37-834 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 10 04 12 ID ??? 教えていいんちょ テストを翌日に控えた明日菜は悩んでいた。 明日菜「やばー、明日テストなのに全然勉強してないし全然わかんない」 あやか「あら、やはりあなたはいつでもお猿さんなのですわよ」 明日菜「うっさいわね。どーせバカですよーだ」 あやか「そう言うと思って、時間を作ってあげましたわ」 明日菜「えっ教えてくれるの?よかったー。早速これとこれ教えて」 あやか「お礼はベッドで1時間」 明日菜「…」 明日菜「痛たた…明日ちゃんと学校行けるかな…」 あやか「でもおかげであなたが言った所はしっかりと覚えるようになりましたわよね」 明日菜「もーバッチリ!腰が痛いけど何日も補習が続くよりはマシよ」 あやか「でも一つ重要なことを言ってませんでしたわ」 明日菜「?」 あやか「あなたが教えてと言った所はすべて、テストの範囲外ですわよ」 明日菜「……先に言えよ」 37-836 37-836 名前:『Pink Prisoner』ダウンコード[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 15 41 24 ID ??? 『Pink Prisoner』ダウンコード 1/2 季節は秋――― いつもなら駆け足で過ぎていく時間。それが、独りでいる今日は随分と長く感じる。 「はあ……」 退屈そうに溜息をつき、まき絵は読み掛けの雑誌を投げ捨てた。 外から聞こえてくる虫の声が、なんとも物悲しい。 今日、あやかは家の都合で実家に帰ってしまった。例によって亜子は裕奈の部屋に入り浸りであり、 アキラも真名の実家にお出かけ中である。 こうして独りになると、切なさが募るばかり。 「―――あやか」 ぽつり、と恋人の名を呟く。そして、ちらりと時計を見た。 再び溜息。これだけ待っているのに、未だ日付は変わってくれない。 午後十時。明日の朝まで後十時間。あやかに逢えるまで、まだ十時間。 一晩逢えないだけなのに、どうしてこんなに淋しいのだろう? 定期入れの中にあるフォトグラフ。そこには穏やかに微笑む恋人が映っている。まき絵はしばらく写真を眺め、 やがてゆっくりと唇を近付けた。 逢いたい。あやかに逢いたい―――。そんな想いを込めて――― と、その時――― 「ひゃああっ!?」 ガチャリ、と玄関のドアが開いたのだ。思わずまき絵は真っ赤になりながら素っ頓狂な声を上げる。 亜子が忘れ物でもしたのだろうか? 慌ててまき絵は平静を装う。しかし――― 「こんばんは、まき絵」 玄関から響いたその声は、まき絵の望んでいた愛しい声であった。 37-837 名前:『Pink Prisoner』ダウンコード[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 15 42 00 ID ??? 2/2 「あ、あやかっ!?」 驚きを隠せないまま、まき絵は玄関へと駆け出していく。そこに立っていたのは紛れも無く雪広あやかその人。 まき絵の大好きな、あやかであった。 「どうして……? 今日は家の用事があるって……?」 まき絵の問いに、あやかはやや恥ずかしそうに頬を染める。 「ええ……。そのまま実家の方で一泊する予定でした。でも……」 少し遠慮がちに、あやかはふわりとまき絵を抱きしめた。 「まき絵が居ないと淋しくて……。とても眠れそうになかったのですわ……」 恐らく、無理を言って車で寮に急行してもらったのだろう。あやかも一緒だったのだ。 独りの時間が辛くて、淋しさに打ちひしがれていたまき絵と――― あやかの髪。あやかの声。あやかの温もり。その全てで、まき絵の心は温かくなれる。 「―――私もね」 くすりと笑いながらまき絵は囁いた。まき絵らしい、いつもの笑顔で。 「あやかがいなくて淋しかったんだよ……」 軽く唇を重ね、まき絵は子猫のように目を細めながら頬ずりしたー―― 二人でベッドに入り、他愛の無い話を続ける。それが楽しくて仕方が無い。まき絵が笑い、あやかも笑う。 二人で過ごす時間。二人だけの時間。 けれど、時間というものは存外に意地悪で――― 「わ。もうこんな時間なの!?」 不意に携帯の時刻を確認し、まき絵は驚いた声を上げる。 「そろそろ眠らないと、明日に響きますわね……」 あやかもちょっぴり残念そうな表情を浮べている。 「あーあ。あやかが来るまでは時間はゆっくり進んでたんだけどなあ……。どうして楽しい時間はあっという間に 過ぎちゃうんだろうね。―――このまま時が止まればいいのに、なんてね」 まき絵はそんな事を呟く。まあ、とあやかは微笑し、 「ではまき絵。夢の中でもお逢いしましょう」 そう言ってあやかはおやすみのキスをした。まき絵は元気良く頷き、おかえしのキス。 恋人達の夜。秋の夜長はこうして続くのでしょう――― (おしまい) 37-840 37-840 名前:リクカプ劇場[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 17 57 30 ID ??? リクカプ劇場 美砂×ザジ編:【無修正】乱れる留学生1 ザジちゃん1×才+酒豪ミサちゃん サーカスの練習が終わり、超包子で食事をとっているザジ。 今日も夜遅くなってしまい千雨は先に帰らせることになった。 ザジはいつも無表情だが内心は複雑だ。 大事なサーカスであることは分かっているのだが、練習が夜遅くまで続くせいで千雨との付き合いが悪くなった。 「千雨…」 どうしても千雨と一緒にいる時間が減っている、そのストレスか大食いをしたい気分になっているが、 ピエロが太っているせいで綱渡りや見た目が悪いと示しがつかない。 結局ぶつけるものがないためため息しか出ない。 「やっほーザジちゃんじゃない」 そこへ声をかけてきたのはクラスメイトの美砂だった、脇には日本酒を抱えて若干酔い気味で絡んできた。 陽気にケラケラ笑いザジの横に座って食事をする。 「柿崎さんはいいですね」 「ん、何?」 何でも笑って応える美砂と少し疲れ気味のザジ、明らかな対照的な二人だ。 「いろいろと悩みとかあるのに、どうしてそこまで笑っていられるのですか?」 「えーと…ザジちゃんちょっとお悩み気味だね。それだったら少しの間忘れてみたら?」 いきなりの発言に動揺するザジ。 「え!?そんないい加減なのは困りますよ!」 流石のザジも怒って言う。 「う~ん、言い方が悪かったかな。そうやって硬く考えるから余計に悩むんでしょ」 「…はい」 「だから一旦そのことを忘れてさ、ゆっくり考える時間を持ったら?」 美砂は美砂なりのアドバイスを送る、流石は自称チアリーダーのリーダーである。 「…柿崎さん」 「そこまでいっぱいいっぱいになるまで考えたら私だって持たないよ」 37-841 名前:リクカプ劇場[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 17 58 10 ID ??? 千雨のことで悩んでいるのは知っている、あの無口のザジがここまで聞いてきたのだから。 伊達に彼氏持ちではない、その点の悩みの解決の仕方などは意外と豊富だ。 「…ありがとうございます、でもどうやって忘れましょう…」 素直にお礼を言うザジ、しかしどうやって忘れようか困っている。 「だったら一旦悩みを忘れる方法教えてあげようか?」 そこへ取り出したのは脇に抱えた日本酒だった、コップに一杯注ぎそれをザジに渡す。 「ささっ、ぐいーっと」 「…」 コップ一杯の日本酒を眺めてどうしようかと思うザジ。 美砂は相変わらず日本酒をラッパ飲みしている。 「…!」 ザジは意を決してそれを一気に飲み干す。 「おーいい感じ、さっもう一杯」 ザジにおかわりを注いぎその場の勢いで美砂も日本酒を飲み干す…そして。 翌日の麻帆良新聞 ― 生徒の無礼講!?酒を飲んで大暴れ! と言った見出しに超包子の正面でスクラムを組んで笑っているザジと美砂の姿。 「ザジ…お前…」 このあまりの変貌振りにあの千雨も呆れている。 「見ないで!そんな私を見ないで千雨ー……うえっ」 恥ずかしさから顔を押さえてしまうザジ、しかも二日酔いでまともに話が出来ない。 美砂はザジ以上に飲んでいるにも関わらずケロッとしている、そして記事を見てこう言った。 「うわー完全に顔モロ出しだね。モザイクまどとはいかなくてもせめて目に線くらい入れて欲しかったわね」 当然だが、ザジの悩みだど棚上げだ。 強制的に終 37-851 37-851 名前:あるオコジョの一生…かも[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 20 46 49 ID ??? ネギ「カモく~ん! どこいったんだろ?」 明日菜「エロオコジョがどうかしたの?」 ネギ「目を離したらどこかに行っちゃったんですよ。」 場面変わってチア3人の部屋 カモ(やべぇ…この年で迷子かよ) 円「ん。なにかいるよ~」 桜子「あ!ハムスターだー、かーいー」 美砂「え?ハム酢豚? ちょうろいいから、ちゅまみにもってこ~い!」 円「いや…ハムスターじゃなくてオコジョなんだけど」 美砂「な~んら」 カモ(ウホッ!いい女) 美砂「みてみてー。首に回すと毛皮のマフラーみらい(ヘヘヘ あ。谷間に落ちらった。」 カモ(ウホッ!ラッキー) 美砂「やーん!毛皮がサワサワッって気持ちE~」 「ピーンポーン」 桜子「はーい!」 ネギ「ごめんください。えっと、白いオコジョをみかけませんでしたか?」 桜子「そのこなら、きっとあの子じゃな~い?」 カモ(兄貴~!兄貴~!) ネギ「(あんのエロオコジョが!僕ですらできなかったあんなことやそんなことしやがって! 後で○す!)あ!あの子です。」 カモ(あ兄貴の背後からドス黒いオーラを感じる) 円「飼い主見つかってよかったね、オコジョ君」 ネギ「お邪魔しました~」 37-852 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 20 47 29 ID ??? カモ「あ、兄貴~。助かったぜ、このまま行き倒れるかと」 ネギ「…」 カモ「…」 ネギ「うおらぁ!」ギュウ カモ「グググルジィ!〆ナイデ」 黒ネギ「あんたひとりだけいい思いしやがって、 ジャンクにするわよ!(CV:田中理恵)」 カモ「…」 黒ネギ「チ。もうすでにジャンクになったか。」(ポイ カモ(い、いったか? 兄貴をおこらせちまった、ここはひとまず国にかえ) ザジ「…」 カモ(ウホッ、いい褐色少女!俺を拾ってくれ~) ザジ「…今日の夕ご飯。チサメ喜ぶ…かも。」(ヒョイ カモ(…俺死ぬかも) その後、カモを見た人はいない… カモ…(おそまつさんでした 37-866 37-866 名前:真名ちゃんもっこり日記113[sage] 投稿日:2006/09/25(月) 17 22 10 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記113 最近、自分の職業チェックとかいうものを学園でやらされた。 内容は50くらいの質問とチェックシートを埋めるだけでどんな職業に向いているかをチェックする物だ。 私は…ペットショップの店員? 犬好きの私としてはなかなかいい物にめぐり合えたな。裏の仕事に手を染めてなければこんな仕事をしてたかもな… アキラはWeb関連の項目が高いな、今度パソコンのいろはを教えとくか。 葉加瀬は大学教授、超は科学者、まぁこんなもんか。 いいんちょは実業家、ゴキブリは漫画家、特にコメントの必要がないほど違和感がない。 双子の妹は清掃業だそうだ、姉は音楽家?…うーん姉のほうは微妙だ。 チアの柿崎は歌手、釘宮は婦警、椎名は芸能人とか… 那波はやはり保母さんを含め福祉関連が高いポイントを取っている。 「私がもし保母さん以外だったらどんな仕事をしているかしら?」 「意外とちづ姉は婦警とかやってそうだね」 村上、お前いいことを言うじゃないか。巨乳婦警と聞いただけでかなり興奮するぞハァハァ。 「後はコックとか、パティシエとかいいんじゃない?」 パティシエ…那波がパティシエでその下にネギ先生、そして宮崎ゲフンゲフン…何でもない。 「これは、学校の先生とか」 きょぬー先生か、想像しただけで鼻血が… 「これとかどう?理髪店とか」 「悪いがそれはお勧めできないな」 ぶっちゃけそれはいろんな意味でお勧めできん。 37-867 名前:真名ちゃんもっこり日記113[sage] 投稿日:2006/09/25(月) 17 22 46 ID ??? 「どうして?私って床屋で髪を切る姿って絵にならないの?」 そうではなくて…その、やることに問題はないだけで… 「床屋ってバーバと呼ぶことあるだろ。すると店名は『バーバ那波』になる」 「うん、そんなもんよね」 「つまり誰かが二文字目の『ー』を取って二つ目の『バ』の後ろにつけるだけで、バ | /\○ │ ←那波 /\/ /\○ ←真名 =\/\ /\/ =\/\ 37-872 37-872 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/25(月) 21 29 21 ID ??? 惹かれ合い 明日菜「ふぅ~、さっぱりした~」 シャワーを浴びてきた明日菜はバスタオル姿で現れた。 大きなベッドの上であやかはのんびりと明日菜がやってくるのを待っていた。 「いいんちょ、もっと大きなパジャマないの?」 明日菜が渡されたパジャマは若干大きく、ズボンがずれ落ちそうになっていた。 「別にいいではありませんか、どうせ脱ぐんですから」 「え゛ぇっ!」 薄々勘付いてはいたがあやかのストレート発言にはビックリする。 するとあやかは明日菜の手を掴みベッドへ引きずり込む。 「ちょ、ちょっといきなり!?」 「あまり暴れるとシーツのシワが酷くなりますわ」 シャワーを浴びたての温かい明日菜の身体を抱きしめてキスをした。 「ん…はぁ……」 口をつけて10秒以上経つがあやかはまだ口を離さない。 「ん…んぅ…」 30秒経過、明日菜の顔が苦しさから赤くなる。そこへあやかがようやく口を離した。 「……ごめんなさい」 あやかも素直に謝るが、少し息遣いが荒い明日菜をベッドに押し倒す。 「ホンットにあんたってサカりっぱなしね、終わったらまたシャワー浴びないと」 「ふふふ、お風呂を用意しますから一緒に入りませんか?」 「私の腰が無事だったらね」 明日菜も強がりを言ってあやかに最後の抵抗をするが、ここまで興奮しきるともう二人とも止まらない。 二人の服が徐々に床へと落ちていき、素肌で温もりを感じあう。 「―んっ」 あやかが動きをするたびに明日菜はベッドを軋ませる。 37-873 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/25(月) 21 29 53 ID ??? どこでこんなテクニックを身につけたか知らないが、流石の明日菜も押され気味になる。 「あっ!…あ…やめ……」 息遣いが先ほどより酷くなる、頭の中がパンクしそうなくらいに真っ白になり… 「――――っ!!」 明日菜の身体は何度も痙攣するようになった。 「あら、もう限界でしたの?」 身体を起こすあやかは絶頂に達したばかりの明日菜にそう投げかけた。 「う、うるさいわね。気持ちよかったんだから…」 「気持ちよかったのですね」 「あっ…」 慌てて口を塞ぐがもう遅い。 明日菜の強がりももはやここまでになった。 「もっとよくしてあげますわ」 明日菜を抱くあやかは思った、いつも思っているのはこうやっているときだけ完全に自分のものにしている優越感。 身体同士を重ね合わせ、他の誰よりも一番近くに感じられる瞬間。 「あっ…あぁ…」 二人の重なった手や身体や唇はそれを象徴している。 こうされながらも、明日菜自身はどう思っているのだろうか…。 「あ~疲れた~死にそう、もうお嫁にいけなーい」 すべてが終わった後、ベッドではしゃぐ明日菜。今回の腰は余裕を出せるほどのものだったようだ。 「少しは黙ったらどうです?」 さすがのあやかも少し疲れ気味に天井を眺めた。 「ねーいいんちょ、もう少ししたらお風呂入ろ。用意してるんでしょ」 「あら、そちらから誘うなんて珍しいですわね」 ベッドの中での何気ない会話。普段は喧嘩ばかりしているのに二人っきりになるといつもこう。 37-874 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/25(月) 21 30 39 ID ??? ただ二人とも意地っ張りで譲らなくて、いつも衝突ばかり。 「折角あんたが用意してくれたんでしょ、有効利用~有効利用~」 何でこういう時はそうやって笑ってくれるのだろうか。 裏表も何もない、ただ純粋に好きであることを伝えてくれる笑顔。 「…まったく、世話が焼けますね」 ―きっとこれだから惹かれてしまうのだろう。 もしも学園でもここまま惹かれていたら、いずれ磁石のようにくっついたままになりそうだ。 どんな病院も医者も絶対治療法なんてわからない。 そんな恋を今はしているから。 終 37-883 37-883 名前:五月の超包子繁盛記[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 19 05 48 ID ??? 五月の超包子繁盛記 五月 おはようございます チャオ「ニーツァオ五月」 超包子の朝は早いです。学園が始まってすぐに下準備をしなくてはならないし、 夏ならいいですけど冬が近い季節は指先がかすんだりするんですよ。 五月 今日のスープはいい出来です。 チャオ「そうカ。こっちは生きのいいズワイガニが手に入ったヨ」 材料調達とかは専らチャオさんが担当です、いつもどこからともなく材料を仕入れてきます。 時々『もうちょっとで捕まるとこだったヨ』とか言ってます。ちゃんと正規のルートで手に入れてますか? それでは早速このズワイガニを調理しましょう。 まず身を取り出して中華鍋で炒めます、そしてご飯や具を混ぜて…完成したのはカニチャーハンです。 チャオ「とてもおいしいヨ!流石は五月ネ」 チャオさんからも太鼓判を押されてカニチャーハンを出します。 カニは結構貴重な食材ですので今日限りです、約一日で在庫がなくなってしまいます。 後は餃子をセットにしたりして大々的にメニューに加えます。 放課後になって古菲さんが手伝いに来てくれたのでとても楽です。 その後、ちゃっかりとカニチャーハン大盛りでキープしてほしいと言われました。 今日も大繁盛です。明日はどんな食材を持ってきてくれるのでしょうね。 前ページ次ページSSまとめ
https://w.atwiki.jp/senren/pages/12.html
【年齢】 17 【出身】 京洛 【職業】 公家 【愛称】 えろ 思春期真っ盛りの17歳。京都二条河原出身。 初代扇子れんじゃあ西園寺真剣麻呂の子孫。 また父親と叔父も先代扇子れんじゃあである。 しかし、絵櫓麻呂自身はすっかり平和ボケしてしまい、 女の尻を追うことに御執心の様子。 主張は「えろこそ正義」。