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前ページ次ページSSまとめ 28-6 28-6 名前:Dr.アコー診療所2nd・8[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 01 58 25 ID ??? Dr.アコー診療所2nd・8 1/3 麻帆良学園中等部の保健室。そこにはちょっと性癖に難のあるドクターがいました。 今日のお勤めも平穏に終わり、寮に戻った亜子先生はご機嫌な様子です。 「萌える〜おっぱい〜♪ この一揉みに〜♪ 唸れ〜たゆんたゆん〜♪ ゆーなは救世主〜♪」 どこかで聞いた事のあるような応援歌を口ずさみ、亜子先生は裕奈の部屋に向かっていました。 今からたゆんのお時間なようですね。と、そこである光景に出くわします。 「あ、アスナといいんちょや」 寮の廊下ではいつもの二人が毎度おなじみの口論を繰り広げていました。 「まーたやってんの?」 がちゃり、とドアが開き、裕奈が顔を出してきます。 「元気やな〜、あの二人は」 「でもさ、いいんちょも懲りないよね〜」 裕奈の言葉の意味。それは……、 「あ、やってもーた」 亜子先生は明日菜さんがあやかさんの唇を奪う瞬間を目撃しました。最近の二人の喧嘩は こうして幕を閉じるのです。文字通り、明日菜さんはうるさい口を塞いでしまうのでした。 「さーて、あたしたちも逃げよ。アスナの憂さ晴らしが始まっちゃうよ!」 「せやね。ここにおったら巻き添え食うてまうわ」 裕奈と亜子先生は何事も無かったかのように裕奈の部屋に退避しました。 この後、たまたま現場を通り掛かった古菲さんが餌食になったそうです――― 翌日。保健室では会議か開かれました。 「とにかく、あの無法者を何とかしない限り、この学園に平和は訪れませんわ!」 議長であるあやかさんは興奮気味にまくし立てます。 「まあ、この人も野放しにしちゃマズイんだけどね……」 「たゆ?」 裕奈の視線は亜子先生に注がれます。亜子先生はそ知らぬ顔でとぼけていますが。 28-7 名前:Dr.アコー診療所2nd・8[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 01 59 40 ID ??? 2/3 「亜子先生には裕奈さんというブレーキ役がいらっしゃるから安心ですわ」 「そんな呑気なコト言ってると知らないよ……」 あやかさんはそんな事を言ってますが、最近の裕奈は亜子先生のたゆんたゆんを止めずに放置している事実を 知らなかったようですね。 「えへへ、いいんちょはゆーなに負けず劣らず美乳やからな。ちょい味見させてえな♪」 すかさず亜子先生の手が伸びました。そして、 「たゆんたゆんたゆんたゆん……」 「きゃっ!? ちょ、ちょっとお待ちになって下さ…ああっ!」 「はいはい話を進めようね〜」 実にやる気のない表情で裕奈は亜子先生の頭をこつん、と叩きました。 「―――ま、ここはアスナに自粛してもらうしかないんちゃう?」 「あのアスナにねえ……」 二人は何事も無かったかのように悩んでいます。対してあやかさんは胸をガードしながら呟きました。 「この方々に相談したのは間違いだったのでは……」 今更ですよ、あやかさん。 「アスナー、ちょいええかなー?」 取り合えず亜子先生は明日菜さんにも話をつけてみる事にしました。一応、口には×印の書かれたマスクを 装着した状態で目標に接近します。まあ、気休めですね。 「だ、大丈夫でしょうか……?」 「まあ、キスされたら本気のたゆんで迎撃する、って言ってたけど……」 裕奈とあやかさんは物陰に隠れながら二人の様子を窺います。 「―――でな、やっぱり……」 「うーん、それはそうだけど……」 距離があるせいか、二人の会話はいまいち聞き取れません。けれど、和やかにおしゃべりしているようですね。 やがて、亜子先生と明日菜さんはにこやかな笑顔でこちらに向かってきました。 「ど、とうなったの?」 裕奈の問いに、亜子先生は実に嬉しそうな笑顔で答えました。 28-8 名前:Dr.アコー診療所2nd・8[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 02 01 10 ID ??? 3/3 「あんな、よくよく考えたらウチらは目標が違うんやから、不可侵条約さえ結んでおけば共存できるんや!」 「亜子先生はたゆんたゆんで、私は唇でしょ? だったら協力した方がいいんじゃない、ってね」 「…………はい?」 あやかさんの目が点になります。そして、裕奈はいち早く逃げ出しました。さすがはレギュラーですね。 この場に留まっていては大変危険ですから。 「ほな、いいんちょ……!」 「私たちの妙技を味わってね……!」 まず、亜子先生が動きました。瞬く間にあやかさんのバックを取ると、すかさずたゆんたゆんを始めます。 そして、明日菜さんはがっしりとあやかさんの顔を抑え付けました。 「やっ、そ、そんな亜子先生…ひゃっ! ああっ、そんなに激しく…はうっ!? ああっ、こんな…むぐっ!?」 あやかさんの甘い吐息は明日菜さんの唇によって塞がれてしまいました。こうなるともう手遅れです。 この二人のなすがままですね。 「あーあ、ミイラ取りがミイラになっちゃってるし……」 遠く離れた安全地帯から、裕奈は戦況を眺めていました。と、そこに誰かが裕奈の肩を叩きました。 「ふっ、楽しそうだな。ここは私に任せろ!」 「いいねいいね〜。こりゃネタになりそう……。うふふ!」 「うあ……。まーた厄介な人達が集まってきたよ……」 いつの間にか龍宮さんとハルナさんがやって来たのです。そして、龍宮さんは爽やかな笑顔で参戦しました。 「さあお膳立ては整った! 我が百合棒からは逃れられん!!」 「た、龍宮さん!? そ、そんな立派なモノで私をどうするつも…むぐぐっ!?」 再びあやかさんの悲鳴は明日菜さんによって塞がれます。 「あははっ! たゆんたゆんやぁ〜〜っ!!」 「いいんちょの唇は飽きないわね……」 こうして、あやかさんは三人のけだものさんに食べ尽くされたそうです……。 「しっかしゆーなも寛大になったね〜。おねーさん、ちょっと修羅場に期待してたのにな〜?」 「ま、亜子の病気は治んないからね……」 裕奈とハルナさんは呑気に惨劇を眺めていたそうです――― (ちづ姉とアスナの頂上決戦にwktkしながらつづく) 28-28 28-28 名前:へべれけさん・9[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 07 01 57 ID ??? へべれけさん・9 1/2 麻帆良学園中等部女子寮。そこには夜な夜な徘徊する酔っ払い女が棲むという……。 「う〜い。今日も美味しいお酒で〜す」 すっかり千鳥足の柿崎さん。今夜は誰の部屋に押し掛けるのでしょうか。 「ぅおい破戒シスター! 今日は夜通し飲み明かすぞっ!!」 どんどんどん! 景気良くノックすると、しばらくしてシーツ一枚というとんでもない恰好の明石さんが出て来ました。 明石さんは無表情で柿崎さんのお酒をひったくると、きゅっ、と一杯呷ります。 「今取り込み中だから。また今度ね」 そう言って裕奈さんはドアを閉めてしまいました。当然、黙って引き下がる柿崎さんではありません。 「くぉら同士! 私の酒が飲めないってのか〜っ!」 何やらわめき散らしてますが、明石さんはそ知らぬ顔で和泉さんと愛を交わします。 「亜子ね!? 私の亜子を食べちゃってるのね!? バンド仲間の名にかけて、今助けるわっ!」 どんどんどんどんどんどんっ!! 「うーっ、なーんか醒めちゃったな〜」 「このままやと近所めーわくやから……」 明石さんと和泉さんはやれやれといった表情で着替えを済ませ、玄関で暴れている柿崎さんを招きました。 「んふふ〜。ごめんねー? らぶらぶなトコをジャマしちゃって♪」 「柿崎のいけず……」 和泉さんはジト目で抗議しますが、このヨッパーにそんな攻撃が通じる筈もありません。 「こーなったらトコトン飲みまくってやるっ!」 明石さんは急ピッチで柿崎さんの酒をぐびぐび飲み干してしまいます。 「おお〜、さすがは同士ゆーな! いい飲みっぷりだね〜。ささ、亜子も飲んだ飲んだ!」 「ウ、ウチはあんま飲まれへんよ……」 そう言って和泉さんはちゃっかり自分用のチューハイをちびちび飲んでいます。ちゃんと和泉さんの分が 常備されているのが、いかにも明石さんの部屋らしいですね。 そのまま三人は酒宴を始めてしまいました。そして、酒に弱い和泉さんはみるみる内に壊れてしまいます。 28-29 名前:へべれけさん・9[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 07 02 39 ID ??? 2/2 「う〜っ、なんやぽかぽかしてきたわ〜」 そう言って和泉さんは衣服を次々と脱いでしまいます。 「おおう、こりゃまたキスマークの花が咲き乱れてますね〜?」 「にゃはは。だぁ〜ってぇ、亜子ってばすっごくカワイイんだもん」 明石さんもすっかり酔いが回ってるようですね。そのまま和泉さんに抱きついてすりすりと頬を寄せています。 「ゆーにゃ〜。ウチのコト、好き〜?」 「うんっ! あたしは〜、和泉亜子さんを愛してまーす!」 そう宣言して、明石さんはいきなり第2ラウンドを始めてしまいました。 「おーおー、お熱いこって」 柿崎さんはしばしその光景を眺めていましたが、次第にその顔が赤くなってしまいます。 「ふあっ! ゆーなぁ…もっと、もっとぉ……! んっ、ええよ…はぁん! そこぉ……」 「亜子ぉ……、あたしにもしてぇ……!」 「うん……。えへへ〜、ゆーにゃはホンマかわええな〜」 「にゃあぁ……。亜子のいぢわる〜。にゃっ!? い、いいよぉ…ふにゃぁ……、あっあっ、にゃっ、あああっ!」 完全に壊れた二人の行為は激しさを増す一方です。エロには耐性のある柿崎さんでしたが、この甘々な空気には すっかりあてられてしまいました。 「参りました。私の完敗でございます!」 柿崎さんはベッドで乱れまくる二人にふかぶか〜、と土下座をして、その場から退散してしまいました。 「うーい。私も誰かカワイイ子をゲットしちゃおっかな〜。……ひっく」 柿崎さんは不穏な言葉を残して、ふらふらと自室に戻っていきました。 そしてこのバカップルは…… 「ゆーなぁ……。もっとぉ……」 「亜子はえっちだにゃ〜。でも、あたしもえっちだから無ー問ー題ーっ!」 お酒の力というものは凄まじいですね。理性の壁が跡形もなく崩壊した二人は、そのまま朝まで蕩けるような 甘い愛を交し合っていたそうです――― (おしまい) 28-30 28-30 名前:真名ちゃんもっこり日記20[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 07 41 34 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記20 早乙女曰く、春の陣の手伝いをしてほしいと依頼が来た。 会場へは大崎からりんかい線で向かい、長谷川から教わったヤフオクで 落札したサークルチケットで入場しようとしたが偽物で委員会にはじかれた。 おのれ長谷川、後でムッコロス。 一般参加者の最後尾でマックのセットを食べながら待ってると、あの婦女子早乙女がやって来た。 こいつのサークルチケットは本物だったので、これを偽造し難なく入る。 ていうかどっちみちゴキブリサークルの手伝いで来たのだがな。 更衣室で貰った巫女服に着替えて、スペースにて待つ。 たくさんのお客さんを相手にしているうちに程なく時間はすぎ、16時の拍手とともに春の陣は終幕した。 初めてのサークル参加でいろいろ大変だったが、この充実感はどうだろう。 早乙女も満足そうに帰っていったし、まあよしとするか。 今度は“夏の陣”らしい、頑張ろう。 ところで早乙女、売れ残ったダンボール5箱分は誰が運ぶんだ? 28-35 28-35 名前:美空殉血 序章[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 11 07 09 ID ??? 黒いマリアージュ 暗い地下室、仄かな明かりだけが灯っている ここはエヴァの屋敷、その地下にある儀式の間 そこにいるのはエヴァ、美空、シャークティ、円、そして茶々丸とゼロ 魔方陣が描かれエヴァが中央に立ち、その目の前に美空とシャークティが並ぶ 美空は黒いドレス、シャークティは赤いドレス 仄かな明かりが二人を引き立てる 円は静かに見守っている、茶々丸たちは無機質に視線を送るだけだった 「さあ、互いの血を」 エヴァは短剣を二人に手渡す、受け取った二人は腕に傷をつけ目の前の杯に垂らしていく ある一定溜まった後エヴァは傷に布を巻き、杯にワインを注ぎ二つの指輪を入れた 「これを誓いの言葉と共に飲め、そして残った指輪をはめろ」 美空とシャークティは互いを見、頷くと 「我ら二人の愛と絆を血の酒と共に」 シャークティがまず半分飲む、続いて美空が 「永久に続き、血に殉じる事を誓う」 美空が飲み、空になった杯から指輪を互いに取り出し、交換した そして指輪をはめる エヴァは見届けるとため息をつき 「これで終わりだ、拘束力は無いが・・・お前たち本気か?。血の儀式は背信だぞ」 「いえ、もう背徳にまみれていますから」 「どうしても不安だったんだ、ごめん」 エヴァはやれやれと首を振るとさっさと帰れと言う 言われるまま円を含めた三人は去っていった 「マスター・・・」 「ああ、人間という奴は困ったものだ」 「ケケケ、デモマンザラデモナサソウダゼ」 ゼロを睨みつけるとエヴァは地下室から去った 28-36 名前:美空殉血 序章[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 11 08 01 ID ??? 35「なぜあたしまでつき合わせたの?」帰り道、円が聞く「あの儀式には立会人が必用だったんだ、巻き込んじゃったね」「そっか、それであたしか・・・。なんか妬けちゃうな」「円、ごめんなさい。私たちがあなたに手を出したばっかりに」二人は円を気遣って言葉を掛ける、円は笑って「いいよ、あたしも受け入れたんだし。その代わり今度はあたし主導ね」さらっと言う円、それが彼女のいいところでもある三人は手を繋ぎ、帰り道を歩いていっただがこの一部始終を見ていた人物がいたそしてこれが試練の始まりとはまだ誰も気づいていなかった続く 28-38 28-38 名前:マロン名無しさん[] 投稿日:2006/03/30(木) 12 31 50 ID Fc1Lbm1g 茶々丸「マスターまたゲームですか。しかも64引っ張り出してきて」 エヴァ「暇なんだから別にいいだろ!昔のゲームを久々にやると結構やりこむものだ」 茶々丸「だからってポケスタですか…」 エヴァ「ポケモン舐めんな!丁度いいから相手しろ茶々丸」 茶々丸「はいマスター」 エヴァ(雑魚をこつこつ倒して能力は最高レベルの私のポケモンには勝てないだろうがな) エヴァ【ケンタロス】茶々丸【マルマイン】 エヴァ「ふん地震で一発だ」 茶々丸「影分身」 攻撃が外れた エヴァ「くそ…運のいいやつめ」 「影分身影分身影分身影分身影分身」 エヴァ「貴様…」 「どくどく」 エヴァ「な!?」 「フラッシュフラッシュフラッシュフラッシュフラッシュ」 エヴァ「・・・・・・・・・・・」 茶々丸「私の勝ちですね」 エヴァ「茶々丸なんて嫌いだー!」 「ガシッ!」逃げようとするエヴァを捕まえる茶々● 茶々●「敗者がなにもされない訳ないでしょう?」 エヴァ「やめろ…マスターになにをする気だ…」 茶々●「おいしかった」 28-41 28-41 名前:球春到来[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 15 12 56 ID ??? 亜子の場合 亜子「ゆ〜な、阪神戦見せぇ〜!」 裕奈「え〜、今、ライオンズ対ロッテs」 亜子「どうせ、西武なんかロッテに(ry」 裕奈「でm」 木乃香「始まったかえ?」 亜子「お〜、もうすぐや!」 木乃香「やはりウチは井川か」 裕奈(´・ω・`) 美砂の場合 美砂「お姉さんグッときちゃったよ 土 橋 勝 征 に」 エヴァの場合 茶々丸「忘れ物はないですか?財布は持ちましたか?チケットは持ちましたか?」 エヴァ「ああ、財布も切符もちゃんと持ってる。 茶々丸、ちゃんとジジイに判子を押し続けるように言って置けよ」 茶々丸「ハイハイ、解ってますよ」 エヴァ「じゃあ行ってくる」 茶々丸「カープが負けたからって球場の外野ポールを引っこ抜いたり、グランドに乱入しないでくださいよ」 エヴァ「お前は本当に2001年生まれなのか?」 28-42 名前:球春到来[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 15 13 53 ID ??? あやかの場合 夏美「ただいま〜!ってなに?!この大きなテレビ」 あやか「おーっほっほっほ!わが(中略) 42型ワイド液晶プラズマテレビですわ あとは部屋に設置すれば『ガリガリ』 あやか「大きすぎて入りませんわ」orz アキラの場合 真名「ベイスターズの試合か?」 アキラ「うん」 真名「ベイスターズ、好きなのか?」 アキラ「う〜ん、海つながりで好きかな」 さよの場合 スカッ スカッ さよ(´・ω・`) 和美「さよちゃん、テレビ見たいの?電源入れてあげよっか?」 さよ「ありがとうございますぅ。 チャンネルは広島対中日戦でお願いします」 和美「はい」 プチ 28-43 名前:球春到来[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 15 16 01 ID ??? さよ「あぁ久しぶりの中日戦」スゥ・・・ 和美「あれ?さよちゃん?」 次の日 ネギ「朝倉さん、相坂さんは?」 和美「・・・成仏しました。」 さよ(居るんですけど・・・。) 真名「隣にいるぞ。」 2006年3月31日 セントラルリーグ開幕 亜子=半分実体験が元→阪神 土橋=エロイ=美砂→ヤクルト エヴァとりあえず広島 金持ち=あやか→巨人 アキラ=水泳=海→横浜 さよ=消える?=愛甲→中日 愛甲ネタは美空でやるべきだったと今更思った 外野ポールを引っこ抜く=昔、凶暴なファンといえば広島ファンだった。 28-47 名前:43[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 16 39 05 ID ??? 44やっちゃった美空「中日戦見せて。」風香・史伽「え〜」美空「ういろうあげるからさぁ。」風香「しょうがないなぁ。 史伽、チャンネル変えてあげて。」史伽「ポチっとな。」風香「あれ?美空は?」史伽「美空がいなくなっちゃったですぅ〜!」朝倉「な、なんだって〜!爽快感・・・ちがう!スクープゲットォ!」明日菜「美空が失踪だって?!」木乃香「美空って誰だっけ?」刹那「お嬢様、あの幽霊の生徒ですよ。」まき絵「美空ちゃんを見つけると懸賞金が貰えるんだって?」桜子「よ〜しみんなで探そうよ!」裕奈「オー!」風香「結局見つからなかったね。」史伽「残念ですぅ。ただいま〜。」美空「お帰り。あれ?」風香「いた〜!」史伽「今までどこにいたんですか?」美空「どこって、ずっとここにいたけど?」風香・史伽「愛甲乙。」 45後ろから「なめんな」って声がする・・・誰もいないのに。 28-49 28-49 名前:真名うつつ[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 18 53 15 ID ??? 「龍宮、話が・・・あるんだ。・・・ちょっといいか?」 「なんだ?」 ゆっくりと真名が首を回すと、同室の刹那が思い詰めた様な顔で見つめていた。 「龍宮・・・私は、お前のことが・・・」 みるみるうちに顔が赤く染まり、刹那は俯いてしまった。真名は突然の刹那の発言に目をパチクリするばかりだ。 「・・・お前のことが好きなんだ」 真っ赤な顔をすっと上げ、刹那は叫んだ。 「ま・・・待て。私とお前は仕事仲間だ。お前にはお嬢様がいて、私にはアキラがいる。」 「お嬢様よりも龍宮のことが好きなんだ。愛している」 刹那の瞳は一瞬たりとも真名から離れずにいる。 「私が好きなのはアキラだ。アキラを愛している。」 真名の言葉に刹那はわずかに傷ついた目をし、静かに言った。 「・・・2番目でも構わない。」 予想を遥かに超える刹那の発言に真名は何も返せないでいた。呆然としている中、ゆっくりと刹那は真名へ近付いた。 首へ腕を回し、唇を押し付ける。不慣れなせいか、ほとんどぶつけたようなキスだった。 「だっ・・・駄目だっ!私にはアキラがいるんだ!!」 刹那を押し退け唇を離すが、そんな抵抗も虚しく今度は床へ押し倒された。 「・・・お願いだ。抱いてくれ・・・真名・・・」 「刹那・・・」 初めて名前で呼ばれたことに心臓が飛び跳ねた。 真名の抵抗が和らいだのを見て、刹那は立ち上がりゆっくりと制服を脱ぎ始めた。刹那の雪のように白い肌が露わになる。 「真名・・・」 一糸纏わぬ姿で抱きつくと、刹那は真名の手を取り秘部へと誘導する。 濡れた感覚に真名は驚き、刹那を見つめる。 「私は、真名がいなければ生きていけない。愛している・・・真名」 二人はゆっくりと唇を合わせた。 今度は優しく、そして甘いキスだった。 28-50 名前:真名うつつ[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 18 54 10 ID ??? 49ネギ「龍宮さん。授業中ですよー」龍宮「え?・・・あ、あぁ。ぼーっとしていてスミマセン」ネギ「別に僕は構いませんがー あのぉ、妄想が口から漏れてましたよ」龍宮「・・・・ハイ?」アキラ「刹那さん。お願いするわ」刹那「・・・・・・・神鳴流 奥義!!!!!」 28-59 28-59 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 20 10 42 ID ??? 拙者の名前は長瀬楓。今日はある人物のもとで修業をするでござる。 その人物は隠密の達人でござる。拙者も忍J…いや、まぁ…なにかと必要になるでござろう。 さっそく約束の場所に来たが、 楓(おかしい?誰もおらんでござる。) 不意に後から物音が聞こえたと思うとその人物が立っていた 楓「…さすがでござるな。是非その気配の断ち方の極意を教えて欲しいでござる。」 美〇「なめんな」 28-72 28-72 名前:真名ちゃんもっこり日記21[sage] 投稿日:2006/03/30(木) 23 20 05 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記21 カレンダーの日付を見た。 もうこんな時期なのか… 私の元マスターが死んでもう2年、1年ぶりの行動に移すとするか。 私とマスターは各国を転々としていた。 だがマスターは日本という国が好きだったんだろう。 マスターは日本でたくさんの戦友を作り、夜に集まりを何度かしていた。 私もまだ幼いながらもそれを見て成長した。 そして私は今でも日本に居る。愛するアキラと共に… 今日はそのマスターが集めていたOBたちが今夜限り、一年に一回の集まりをする。 そのためにはバイクの免許が必要だが、私はまだ持っていない。 だが一年に一回だけなんだ。今夜だけでも大目に見てくれ。 特攻服に着替えてバイクも準備完了。 マスター見ていて下さい。私の立派に成長した生き様を。 「姉御さん、準備は出来ましたぜ!」 「よっしゃーーーーー野郎共!ぶっ飛ばすぞーーーーーーーー!!!!」 「おおおおおーーーーーーーーー!!!!!!」 ぶっ飛ばすぜ〜♪夜のハイウェイ♪ パラリラパラリラパラリラパラリラ 28-78 28-78 名前:イノセント・ガール[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 00 16 48 ID ??? イノセント・ガール 1/3 「うーっ、難しいよ〜。やっぱり私じゃ分かんないよ〜」 「まき絵、そんなに焦らなくても大丈夫ですわ。この問題はまず……」 まき絵はしきりに分からないを連発している。だが、あやかは根気良く丁寧に説明を続けた。 今日はまき絵の部屋でお勉強会をやる事になったのだ。いわゆる、まき絵の補習対策である。先程からまき絵は 一問解く度に問題集とにらめっこしている。それでも集中力が途切れないのは、やはりあやかと一緒だからであろう。 「ホンマに今日のまき絵は頑張っとるな〜。ウチらとお勉強しててもすーぐリタイアしとるのに」 亜子はくすくす笑いながら二人に紅茶の差し入れをする。 「ま、お陰でウチも美味しい紅茶に在り付けたから役得やね。こないな高級なリーフ分けてくれてありがとうな。 それにお茶請けまで用意してもろて……」 「いえいえ。和泉さんにはいつもまき絵がお世話になってますから」 亜子は呑気に紅茶を堪能している。しかし、今のまき絵にはそんな外野の声も届かない様子であった。 「これをこうして……。出来たけど、合ってる?」 「はい、正解ですわ。ではそろそろ一休みしましょうか」 「やた〜! もう私くたくただよ〜」 心底嬉しそうにバンザイをするまき絵に、あやかは穏やかな笑みを浮かべるばかりであった。 「けど、いいんちょはスゴイな〜。あのまき絵に勉強させるだけでも大変やのに、ちゃんと理解させとるし」 「い、いやそんな大した事では……」 「へへー、あやかの教え方ってすっごく丁寧だもん!」 やや恐縮するあやかに、まき絵はべったりと擦り寄っている。 「でもあやかってホントに何でも出来てスゴイよね〜。このスコーンだってすっごく美味しいよっ!」 「あはは、いいんちょの愛情たっぷりやもんな〜」 「もう、二人ともそんなに冷やかさないで下さい……」 まき絵と亜子の二人におだてられ、あやかは恥ずかしそうに顔を赤くする始末である。 「なんやいいんちょもかわええな〜。やっぱまき絵の影響なんやろか?」 「えへへ、今頃あやかの魅力に気付いたって遅いよっ! あやかはぜーったいに渡さないからっ!」 まき絵は亜子に見せつけるようにあやかの腕にしがみつく。これには亜子も苦笑するしかなかった。 28-79 名前:イノセント・ガール[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 00 18 01 ID ??? 2/3 「あはは、すっかりらぶらぶやね〜。ま、ウチにはゆーながおるもん」 そう言って亜子はいそいそと身支度を始める。 「ほな、ウチはゆーなんトコでお泊まりやから。いいんちょはゆっくりしてってな〜」 そのまま亜子は二人に手を振って出掛けてしまった。 「ねえねえ、あやかもお泊まりしてくれるよね?」 「あ、いや……、まあ……」 さらりと尋ねるまき絵に、あやかはどきどきしながら答えた。するとまき絵は一段と眩しい笑顔を見せる。 「わーい! これで今日は淋しくないよっ!」 「えっ……?」 まき絵の一言で、あやかはいつも彼女が抱いていた思いを知ってしまった。まき絵の同居人である亜子は ちょくちょく裕奈の部屋に出掛ける。そうなると必然的にまき絵は一人ぼっちになってしまうのだ。 「まき絵……」 あやかはまき絵を抱きしめた。そうせずにはいられなかったのだ。 「これからもずっと……、わたくしはまき絵の傍に居ますわ。ですから、淋しくなったらいつでも呼んで下さいね」 まき絵は一瞬きょとんとしたものの、やがてにっこりと微笑む。 「うん……。ありがと、あやか……」 そっと呟いて、まき絵はあやかの髪を撫でた。心地良い温もりが伝わってくる。あやかの優しさ。あやかの香り。 「じゃあさ、今から恋のお勉強しない……?」 「ええ……。わたくしに色々と教えて下さいね……」 そのまま二人はゆっくりと唇を重ね、ベッドに倒れ込んだ。 と、その時である。不意に玄関のドアが開き、亜子が戻ってきてしまったのだ。 「あはは、忘れ物してもーた。って……」 ぴしっ、と亜子は硬直してしまう。まき絵の手があやかの服を脱がせに掛かる瞬間を目撃してしまったのだ。 「あ、あはは……。おじゃましました……」 亜子はぺこぺこ頭を下げると取る物も取らずにそそくさと出ていった。後には真っ赤になった二人が残された。 「えっと、ちょーっと早すぎたかな?」 「わ、わたくしとしたことが……」 こうして気まずい雰囲気のまま、二人はおとなしくお勉強会を再開するハメになったのである。 28-80 名前:イノセント・ガール[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 00 19 40 ID ??? 3/3 とっぷりと夜も更けて、次第にまき絵の瞼は重くなってきた。 「ふあぁ〜っ……。そろそろ寝よっか」 大あくびをするまき絵に、あやかはくすりと微笑みながら頷いた。 「ええと、わたくしは和泉さんのベッドをお借りすればいいのでしょうか?」 「ええ〜っ? 一緒に寝ようよ〜」 あやかが呟くと、まき絵はいつもの調子で無邪気に甘えてくる。こうなるとあやかは逆らえない。 「し、仕方ありませんわね……。あまりいたずらしないで下さいね」 「んー? 何のコトかな〜?」 まき絵はしらじらしくとぼけながらパジャマに着替え、何故か下の段のベッドにもぐり込んだ。 「じゃあ亜子のベッドで寝よっ! 人のベッドでえっちなコトするワケにもいかないから安心でしょ?」 「もう、まき絵ったら……」 あまりにストレートなまき絵の言い草に、あやかは真っ赤になってしまう。 「で、では、おじゃまします……!」 そろりとベッドに入ると、すかさずまき絵はあやかに抱き付く。そして、まき絵はすりすりと頬を寄せる。 「えへへ、こうしていると気持ちいいね……」 「ふふ。そうですわね……」 あやかはそっとまき絵の頭を撫でる。するとまき絵はえへへ、と目を細めた。 よっぽどリラックス出来たのであろうか。それからまき絵は五分も立たぬ間に眠ってしまった。 「こうしているとまき絵は天使みたいですわね……」 あやかは安らかに眠るまき絵の寝顔に見蕩れていた。元気一杯にあやかを降り回す、無邪気な天使。 それはあやかにとってかけがえのない存在。 (和泉さんの言う通りですわね……。わたくしの中でこんなにまき絵が大きな存在になっていたなんて……) まき絵が与えてくれたもの。それはまっすぐな気持ち。 そんなまき絵に、あやかは軽く口付けを交わした。感謝の気持ちを込めて。 「おやすみなさい、まき絵……」 まき絵の愛に包まれて、あやかはそのまま眠りについたのであった――― (おしまい) 28-81 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 00 21 35 ID ??? (;´Д`)アマーイ 28-82 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 00 22 00 ID ??? (;´Д`)アマーイ 28-83 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 00 24 23 ID ??? (;´Д`)アマーイ 28-84 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 00 26 12 ID ??? 81-83お前らwww(;´Д`)超アマーイ 28-89 28-89 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 00 42 33 ID ??? それでは空気の称号を手に入れたさよへの副賞SSを投下 修行の末、他人の体にのりうつることができるようになったさよは、修行の成果を試そうとしていた。 そこに、ネギのことで頭がいっぱいになっていたまき絵を見付けた。 さよは早速まき絵にのりうつった。 「胸がない!朝倉さんまでとは言わなくても、もう少し胸のある人にのりうつろう。」 さよは速攻でまき絵の体から出ていった。 まき絵の心に、生まれてはじめて殺意というものが芽生えた。 「あのボケ幽霊、いつか成仏させる!」 後にまき絵は除霊師として大成するが、それはまた別の機会に。 前ページ次ページSSまとめ
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朝雲雀さんと登校するときに 昨日買った新しい手袋をつけていったら左手袋を盗られた 返してくださいと悲願したら 右手を差し出された 「・・・・・?」 「ほら、手寒いんでしょう?」 いつまでたっても動かない雲雀さんが 俺の左手を取り恋人繋ぎ 「んなっ!!・・・・・・////」 「あ、あの・・・見られてますよ・・・・///」 「いいじゃない、見せ付ければ。それに暖かいでしょう?」 「・・・・・・・」 確かに暖かいけれども、けれども・・・・・ わざわざ見せ付ける必要性はあるのだろうか?? 否、ないはずだ 戻る -
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前ページ次ページSSまとめ 26-323 名前:争奪戦[sage] 投稿日:2006/03/07(火) 22 02 52 ID ??? 朝倉「さあ始まりました!!第1回アキラ争奪戦!!!司会の朝倉です」 ハルナ「解説の腐った女子ことパルでーすw」 千雨「司会助手(ツッコミ)の長谷川です・・・」 (自分で腐るとかゆーな!!!) 朝倉「以上3名でこの戦いをお伝えしていこうと思います。それでは、ルールについての説明に入ります 〜アキラ争奪戦のルール〜 ?クイズやスポーツで点数の高いものが勝ち ?優勝者はアキラに1つ願い事を聞いてもらえる ?最下位はハルナの同人のネタに・・・ です!!皆さん最下位にはならないよう頑張って下さい」 千雨「参加者は、 狙った獲物は逃さない、麻帆良1の浮気性!! 龍宮真名 たゆんたゆんなら宇宙1!でも大きさはクラスで22!! 和泉亜子 麻帆良の元気印!笑顔が眩しい!! 椎名桜子 ちうザジスレの総受け!!ウサミミ姿が良く似合う 桜咲刹那 以上4名です」 (何で私が・・・) 朝倉「解説のパルとしては誰が一番優勝しそう?」 26-324 名前:争奪戦[sage] 投稿日:2006/03/07(火) 22 03 58 ID ??? ハルナ「んーこれは難しいね・・・私の勘だと龍宮さんかな」 朝倉「どうして?」 ハルナ「だって、1番アキラに執着してそうだし・・・でも仲がいい亜子もいいとこまではいきそうだね」 朝倉「ふーん、ちうちゃんはどう思う?」 千雨「私も龍宮・・・もしくは桜咲とかが妥当だと思う」 朝倉「2人とも龍宮が優勝と思ってるみたいです。それでは1回戦、この5人がどれだけアキラのことを知っているかアキラについてクイズします」 龍宮「アキラについてなら私が1番知っていそうだ・・・」 亜子「仲がええウチには楽な勝負やなw」 桜子「んー何とかなるかなー・・・」 刹那「アキラさんについて・・・難しそうだ・・・」 〜1回戦 早押しクイズ〜 千雨「第1問、アキラの生年月日を答えよ」 ピンポーン♪ 亜子「1988年5月26日や!!」 ハルナ「ファイナルアンサー?」 亜子「ファイナルアンサーや・・・」 千雨「正解です。和泉には1ポイント」 (ミリオネヤじゃねーっつうの!!) 朝倉「いやー今のは簡単だったねw」 ハルナ「うんうん、亜子にはたゆんたゆんと同じぐらい楽勝だったと思うよ」 26-325 名前:争奪戦[sage] 投稿日:2006/03/07(火) 22 04 56 ID ??? 千雨「第2問、アキラのスリーサイズを答えよ」 (なんちゅー問題だよ!) ピンポーン♪ 龍宮「上から85・57・83」 千雨「違います」 龍宮「な・・・こないだ触ったときはコレぐらいだったぞ!!」 ピンポーン♪ 亜子「上から86・57・83や!」(「魔法先生ネギま!1時間目お子チャマ先生は魔法使い公式ガイド」より) 千雨「正解です」 亜子「ウチのたゆんたゆんでアキラの胸は成長してるんや!! 甘かったな龍宮さんw」 龍宮「くそっ・・・」 朝倉「コレで亜子は2ポイント、龍宮さんは悔しそうだ〜」 ハルナ「コレは毎日たゆんたゆんしてる亜子だからこそ答えられたのね」 千雨「第3問、アキラが好きな歌手を答えよ」 ピンポーン♪ 亜子「・・・I Wishかな」 朝倉「おーっと微妙に自信が無いみたいです!!」 ハルナ「だってアキラが聞いてそうなのって考えにくいよ、静かなイメージはあるけど・・・」 千雨「違います」 26-326 名前:争奪戦[sage] 投稿日:2006/03/07(火) 22 06 16 ID ??? ピンポーン♪ 桜子「修二と彰!!」 朝倉「おっと、桜子がなんともアキラと合わないようなのを答えてきた!!」 千雨「正解です」 亜子「えー!!!ありえへん、アキラが修二と彰なんて・・・」 桜子「あははは、こないだカラオケ行った時に聞いたんだよねwそれにアキラちゃんタッキー&翼とかも好きだよ。一緒にデュエットしちゃったww」 龍宮(アキラとデュエットなんて・・・羨ましい・・・) 刹那(アキラさんはJr系が好きなのか・・・覚えておこう) 千雨「第4問、アキラのタイプを答えよ」 ピンポーン♪ 龍宮「当たり前で私だろ!!」 千雨「違います」 (どんだけ自分に自信があるんだよ) ピンポーン♪ 刹那「えっと浮気しない人ですかね・・・」 千雨「正解です」 朝倉「ここに来て桜咲が喋りました!!てか正解!?」 ハルナ「多分アキラから龍宮さんの愚痴を聞かされてたんじゃないの?龍宮さんがまた浮気したーとか・・・」 朝倉「それは有りだね」 千雨「第5問、コレが最後の問題です。アキラの初めての人は誰?」 (2問のよりやべー) 26-327 名前:争奪戦[sage] 投稿日:2006/03/07(火) 22 09 58 ID ??? ピンポーン♪ 龍宮「そんなの私に決まっている!!!」 千雨「違います」 (またかよ・・・あれ?ってことは誰が・・・) 朝倉「はいはーい!!いまアキラ本人から聞こうと思います」 アキラ「えっ・・・・」←実は初めからいました 朝倉「で誰なのよ?お姉さんに教えてごらんww」 アキラ「えっと、その・・・・ゆ・ゆーな(照)」 全員「えー!!!!!!」 祐奈「そーゆーこと!!初めてのアキラは可愛かったにゃーw」 アキラ「ゆーな!!そんなこと・・・・(真っ赤)」 亜子「ゆーないつの間におったん?」 祐奈「さっきからアキラの隣にいたよww」 龍宮「・・・明石・・・覚えとけ!!!」 ハルナ「まあ、祐奈とは同室だし、ありえることね・・・」 朝倉「で、では、1回戦の成績発表です!!!1位は亜子の2ポイント、3位は桜咲と桜子の1ポイント、最下位はなんと0ポイントで龍宮です」 ハルナ「以外ねー私的には刹那さんが1回戦は最下位だと思ってたのに」 朝倉「でもまだまだ逆転は可能だしね、それじゃあ2回戦にいきますか!!」 次回《龍宮宇宙へ旅立つ!!》お楽しみに|´ω`)ノシ ↑は嘘です。続けてよろしいですか? 26-423 名前:争奪戦〜2回戦〜[sage] 投稿日:2006/03/08(水) 17 03 06 ID ??? 〜2回戦 告白勝負〜 朝倉「2回戦はアキラに口説き文句を言ってもらい、アキラに点数をつけてもらいます」 ハルナ「コレは、アキラの機嫌を損ねないように言葉は慎重に選ばないといけないわね」 朝倉「それでは1人目!!桜子!!!」 桜子「んーっと、アキラちゃん大好き!!それでね、何事にも一生懸命で見ていて応援したくなるの・・・私にアキラちゃんを応援させてください!!!」 朝倉「桜子は応援できました・・・さて点数は?」 アキラ「100点満点でいえば80点かな・・・」 朝倉「しょっぱなから高得点!!!これはどうして?」 アキラ「・・・まっすぐな言葉で言われて嬉しかったから」 ハルナ「自分の性格を考えた桜子らしい、いい言葉だったね。」 千雨(こいつはなかなかやるな・・・相手を褒めつつ最後はお願い系。コレは妥当な点数だ) 朝倉「それでは2人目の亜子!!」 亜子「ウチはアキラのええとこぎょーさん知っとる。ウチにはたゆんしかないかもしれんけど、ウチのこと好きになって欲しいんや・・・ダメか?」 朝倉「コレは上目使い!!!亜子はアキラに対し上目使いをしています!!」 ハルナ「なかなか高度な技に出たわね・・・身長差があるから出来る技で、龍宮さんには出来ない技・・・」 千雨(てか、他の2人も出来るんだから、あんま意味なくね?でもサイトのほうは結構人気あったな。今度ザジにしてみよ・・・) 朝倉「さて、点数のほうを・・・」 アキラ「65点・・・たゆんたゆんの単語が出てこなかったらもう少し高かったかも・・・」 朝倉「以外や以外!!上目使いをしたのに対し、点数は70点を下回っています!!うーむ、アキラに上目使いはきかないのでしょうか!!」 ハルナ「いや、きっと亜子はいつもアキラに対して話す時上目使いで話してるからアキラが慣れちゃったんじゃない?」 26-424 名前:争奪戦〜2回戦〜[sage] 投稿日:2006/03/08(水) 17 04 09 ID ??? 千雨(さっきたゆんたゆん無しでって言ってるの無視で上目使い重視かよ) 朝倉「ここは自分の思いをズバッといったほうが良かったのね。じゃあ3人目の桜咲!!」 ハルナ「コレは楽しみね」 朝倉「何で?」 ハルナ「・・・あの真面目な刹那さんがどう言うか楽しみじゃないww」 (ネタになるしww) 刹那「あの・・・えっと、た、幸せにします!!!」 朝倉「シンプルにきたね、亜子のように上目使いもなしでしたのはお辞儀ぐらいか」 ハルナ「甘い!!刹那さんは真っ赤な顔でお辞儀しているのよ、これは上目使いより強力ね・・・」 (コレは使える・・・メモメモ(*´∀`)つφカキカキ・・・) 朝倉「そういわれてみると新鮮で可愛い・・・・・・・・っは、そんなことよりアキラ点数は?」 (いけない、いけない・・・思わず見とれてたよ。今の撮っとけば良かった orz) アキラ「・・・・95点」 (可愛い・・・(´∀`*)) 朝倉「最高点が出ました!!!!!95点!!コレはいい点数です」 千雨(これは・・・決まったな) ハルナ「赤くなった刹那さんはある意味、アイフルのチワワ10匹に匹敵するからね」 朝倉「それってどのくらい?」 ハルナ「龍宮さんが萌えつきるぐらいかな・・・あとは、私が100回死ぬぐらい?」 千雨(それってホントにどれぐらいだよ!!!しかもなんだよ最後の?って!!!てめー何回死ぬんだよ!!!) 26-425 名前:争奪戦〜2回戦〜[sage] 投稿日:2006/03/08(水) 17 05 21 ID ??? ハルナ「もっと詳しくゆーと千鶴さんにネギを3回突っ込まれるぐらい・・・」 千雨(よけーわかんねーよ!!!うき―――!!!!) 朝倉「まあパルとちうちゃんはほっといて、最後のトリは龍宮だ!!」 (トリっていっても笑いをとるためのトリだけどねw) 龍宮「アキラ・・・今夜は寝かさない」 朝倉「これは大人の告白だー!!!」 ハルナ「コレはアキラの反応が楽しみだね」 アキラ「・・・・・50点」 朝倉「やっぱり低かったー!!!2度目の最下位決定龍宮ー!!!」 (予想どうりwwホントに龍宮さんは良い方向にいってくれるよ) 千雨(当たり前だっつーの、大河内だったら純情な告白のほうが言いに決まってら・・・) ハルナ「50点あるのはアキラの優しさからだね」 アキラ「・・・どうせ体目当てなんだ」 龍宮「違う!!あの3人に対抗するなら大人っぽくしようと思ったんだ・・・」 朝倉「言い訳だねー大人げないよ」 ハルナ「コレは龍宮さんの作戦負けだね」 千雨(龍宮はコレで終わりだな。大河内を怒らせたらこの戦い終わったも同然だな・・・) 朝倉「こんな龍宮さんはほっときつつ、結果発表!!1位は桜咲で96ポイント、2位は桜子の81ポイント、3位は亜子の67ポイント、最下位はやっぱり龍宮で50ポイントー」 ハルナ「ほぼ最下位は決定か・・・龍宮さんがネタになるのか・・・どんなのにしよーwwwあーんなことしたり、こーんなことしたり・・・想像が止まらない!!!」 龍宮「まだ私は負けていない!!!」 朝倉「そうそう、最後まで誰が勝つかなんて決まらないよ。それじゃあ3回戦いってみよー」 千雨(もう帰りてー・・・ザジー(´Д⊂グスン) 嘘次回《今日の友は明日の敵!!!戦え・・・・なんだっけ??他1本》お楽しみに〜|´ω`)ノシ 26-447 名前:争奪戦〜最終戦〜[sage] 投稿日:2006/03/08(水) 21 44 44 ID ??? 〜3回戦 最終決戦〜 朝倉「さてさて、3回戦が最終となります。3回戦はアキラが4人に質問をし、気に入った人に花束を渡します。渡された人が優勝者です」 千雨(1・2回戦意味ねぇ!!!) ハルナ「ちなみに、4人には超発明の嘘発見器がついていて嘘をついたりすると千鶴さんがお仕置きしてくれるらしいから、嘘はダメだよw」 全員 #x0028; #x0028; #x0028; #x0028; ;゚д゚)))アワワワワ 朝倉「それではアキラ、始めちゃって」 アキラ「みんなは私のどこが好きなの?」 亜子「優しいとこやろ、かっこえーとことか、他にもいっぱいあるんやでw」 桜子「んーとまずは笑顔かな。時々見せる笑顔がとっても可愛くて、私だけに見せて欲しいの!!」 刹那「雰囲気です。アキラさんと話していると笑顔になるような雰囲気になってとても落ち着くんです。」 龍宮「アキラ全部が好きだ!!」 (正直に、正直に・・・) 朝倉「4人の答えはバラバラだけど龍宮さんの答えはどうなんだろね・・・」 ハルナ「他の3人が具体的に表しているから少し判断しにくいね。私的にはいいと思うよ」 アキラ「次に私との思い出ってある?」 亜子「入学式やな。出席番号順で座ってたやろ?アキラに1番初めに喋ったのウチやしw」 アキラ「亜子・・・・」 桜子「私はカラオケ!!・・・普段、喋ったことのなかったアキラちゃんと仲良くなれたきっかけだし」 刹那「私は麻帆良祭の準備期間です。いろいろと話が出来て、とても楽しい時間が過ごせました」 アキラ「・・・・」 26-448 名前:争奪戦〜最終戦〜[sage] 投稿日:2006/03/08(水) 21 45 36 ID ??? 朝倉「3人の思い出にアキラは今にも泣きそうです!!」 ハルナ「特に亜子は初めて会ったときのことだから、ポイント高そうね」 朝倉「そういえばそうかもしれないね」 ハルナ「他の2人も何気ない日常だし、良い線いってるんじゃない」 龍宮「私は・・・修学旅行でUSJに行ったことや、嵐山周辺を散歩したことだ」 (正直に、正直に・・・) 朝倉「龍宮さんにしては普通の答えだね」 ハルナ「んーでも在り来りすぎて少しつまんないね」 千雨(修学旅行って小学生じゃねーんだから、まあこんな接点しかなかったってことか) アキラ「私と一緒にやりたいことってある?」 亜子「んーとそやなぁ・・・いつもまき絵らがおるで、2人で遊びに行きたい・・・かな」 桜子「カラオケ〜!!!」 刹那「私は、よ、よろしければ、学園内で散歩をしたいです」 龍宮「・・・公園で子犬と戯れたい」 (正直に、正直に・・・) 朝倉「おーっとコレは4人ともいい感じな答えです!!」 ハルナ「そーだね、でもさっきから桜子カラオケばっかだね」 朝倉「桜子の半分はカラオケでできてるから・・・ちなみに亜子の3分の2はたゆんたゆんだよ」 (パルの100%は同人誌でできてるっていうのは黙っておこ・・・) ハルナ「それマジで!?」 26-449 名前:争奪戦〜最終戦〜[sage] 投稿日:2006/03/08(水) 21 46 55 ID ??? 千雨(嘘に決まってんだろーが!!!) アキラ「最後の問題なんだけど・・・」 千雨「大河内・・・耳貸せ」 アキラ「・・・うん??」 千雨「コソコソ」 アキラ「っえ、いいの?・・・わかった」 朝倉(ちうちゃんが何いったのかな・・・) アキラ「優勝したら私に何をお願いするつもり?」 亜子「・・・1日中たゆんたゆん」 (嘘はあかん、優勝のがしもええで千鶴さんは嫌や・・・) 桜子「カラオケ12時間耐久〜」 刹那「えっと、あの・・・ぎゅって抱きしめていただきたいのですが・・・」 龍宮「・・・・《18歳以上は読めません》」 (正直に、正じ・・・・あれ・・・・・) 朝倉「あっちゃー、千鶴が怖いのか、亜子は顔が青いです。龍宮なんかは平然と本音で答えています」 ハルナ「コレで2人はアウトね・・・龍宮さんはさすがに私でもダメかも」 (まあ、ネタには出来るけどww*´∀`)っφ カキカキ・・・) 朝倉「取り合えず、アキラに花束を渡していただきましょう!!」 アキラ「・・・・・・」 だだだだだだだだだだだだだだだだ・・・・・・(小太鼓の音) 26-450 名前:争奪戦〜最終戦〜[sage] 投稿日:2006/03/08(水) 21 47 50 ID ??? アキラ「・・・はい」 朝倉「あーっとぉ!!!花束を受け取ったのは桜咲だー!!!」 ハルナ「これが妥当な感じですね」 千雨(当たり前だろうな・・・1番純情的で可愛かったし) 第1回アキラ争奪戦優勝者 桜咲刹那 朝倉「優勝者の桜咲にアキラから熱い抱擁です!!!」 アキラ「いい?」 刹那「は、はい!!お願いします・・・・はふ・・・・」 ハルナ「千鶴さんとまではいかないけど、アキラの胸も気持ちよさそうね・・・」 亜子「当たり前や!!ウチが毎日たゆんたゆんしとるんやで!!!」 龍宮「私のアキラが〜。・゚・(ノД`)・゚・。 」 千雨(ったく・・・大河内も大変だよな〜。こんな2人に毎日追っかけられてんだから・・・) 桜子「ショボーン━━(´・ω・`)━━」 アキラ「・・・・あっ桜子さんの願い事も聞いてあげるよ」 桜子「やったー!!!!!」 アキラ「刹那さんと一緒にね・・・」 刹那「あ、あの、アキラさんのひざのに座って歌ってもいいです?」 アキラ「・・・いいよ。2人で青春アミーゴ歌おっか」 26-451 名前:争奪戦〜最終戦〜[sage] 投稿日:2006/03/08(水) 21 49 17 ID ??? 刹那「は、はい!!!(照)」 朝倉「おー、桜子の願い事も聞く見たいです!!てか桜咲が新たにお願いしてるし!!」 ハルナ「しかも微妙に難易度高いね・・・アキラも承諾してるし・・・」 亜子「ウチもアキラのおひざ座って歌うー。・゚・(ノД`)・゚・。 」 祐奈「じゃあ、私の上に乗らない?」 亜子「ゆーな、いつの間に・・・」 祐奈「ずっといたよ!!!台詞が無かっただけ!!それより乗るの?乗らないの?」 亜子(この際ゆーなのひざでもええか・・・) 「乗る・・・(´Д⊂グスン」 祐奈「じゃあ、今夜は寝かさないよ・・・」 亜子「っえ!!・・いや、そんなつもりで言ったんやないいで!!ちょ、やめ・・・アキラー!!!」 朝倉「おやおや祐奈はお盛んだねーw」 (スクープGET!!) 千雨(見といてほっとくのかよ・・・まあ私も人のこと言えた義理じゃないけど・・・和泉、生きて帰れよ) ハルナ「龍宮さんはこっちねー。モデルとしていろんなカッコしてもらうんだからww大丈夫、今回は犬耳つけてあげるから・・・」 (さっき龍宮さんがいってた《18歳以上は読めません》を実践しちゃおうかなww) 龍宮「止めろ!!来るな!!わーちょっ、触るなぁ!撃つぞ!!!ウワァァァァァァ!!っ・・・・・・・」 ハルナ「私には銃なんて効かないこと分かってるのかな・・・学習能力の無い人・・・」 (私も人のこと言えないけどね・・・多分また途中で殺されるんだろうし・・・) 千雨(コレは・・・見なかったことにしよう。うん、私は何も見ていない!!見ていないから私は早く帰ってザジとおしゃべりするんだ〜) ↑現実逃避中・・・ 26-452 名前:争奪戦〜最終戦〜[sage] 投稿日:2006/03/08(水) 21 51 42 ID ??? 朝倉「ちうちゃん、今日はありがとね。次回もよろしくー」 千雨「はあ!?次回??」 朝倉「うん、今度はまき絵とか祐奈とかも参加させようと思ってて・・・」 千雨(これ以上関わりたくねー!!!でも逆らったら怖いし・・・) 朝倉「逆らったら尻ネギだよw」 千雨( #x0028; #x0028; #x0028; #x0028; ;゚д゚)))アワワワワ・・・ザジごめん、私もうだめだ・・・) 次回!《第2回争奪戦!?ライバルは猫耳ゆーな!!他2本》お楽しみに〜|´ω`)ノシ 〔おしまい〕 コレで第1回争奪戦は終わりです。 第2回のほうは書くかどうかまだ未定です。 駄文でしたが読んでくれた方は本当にありがとうございました。 前ページ次ページSSまとめ
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695 三国志な、ま! 2008/02/10(日) 21 44 46 ID ??? 三分後投下~ ちょっと人物紹介 曹操(明日菜)孟徳[そうそう もうとく] 恋をして、しかも賢くあることは不可能ね 夏侯惇(古)元譲[かこうとん げんじょう] 食い物の恨みはおっかないアル 劉備(桜子)玄徳[りゅうび げんとく] 欲しいと思うものをなくな。必要なものだけツモれ 献帝(ネギ) ふっかつのじゅもんがちがいます 696 三国志な、ま! 2008/02/10(日) 21 48 02 ID ??? 三国志な、ま! 1/3 強敵呂布を葬り去った曹操と劉備、しかしこれで終わりというわけではありません なんといっても・・・お互いが最大のライバルのなのですから 明日菜 「桜子・・・確かアンタ背中が煤けているようなおじさまがいるところに連れて行ってくれるっていったわよね」 桜子 「そうだよ。だからちゃおりんの経営する雀荘”鈴”を紹介したじゃん。いなかった?」 明日菜 「確かに背中が煤けているおじさまがいたわね。でも頭も煤けているように見えるのは気のせい?」 桜子 「やだなあもう、頭も煤けてるよ」 明日菜 「あれは”おじさま”じゃなくて”おじさん”よ」 桜子 「そっか、おじさんは駄目なのか・・・でもせっかく麻雀おぼえたんだから遊んだんでしょ?」 明日菜 「ま、そうだけど」 さて、一応は少しだけの平和が訪れた許昌の都。ですがすぐに暗雲に包まれてしまうのでした それは悩める少年、帝の献帝”劉協”が引き起こしたものなのです いろいろな者が後ろ盾となり、いいように操られてきた献帝 そろそろその鬱憤がたまってきたのでした。そこへある人物と知り合ったのです その者の名は劉備玄徳。本人曰く”中山靖王劉勝の末裔”だそうです つまりは自分も帝の一族であるといったのです 697 三国志な、ま! 2008/02/10(日) 21 48 54 ID ??? 2/3 帝は喜びました。自分に劉備のような英雄の親戚がいたことを喜びました 今まで自分を保護してきた者は自分が天下を動かそうとした者ばかりです その中でやっと漢王朝再興を掲げた人間が現れたのです それも自分の親戚だと思われる、そして魅力ある英雄だったのです 帝はことあるごとに劉備を頼りました 遊園の会や鹿狩りなど常に劉備を参加させました。つまり劉備を信頼しきったのです それを快く思わない人間がいました 曹操とその配下たちです それもそうでしょう。一応は今まで帝を保護して建前はそのために闘ってきたのですから ネギ 「桜子さん、最近明日菜さんの姿が見えないんですけど何処にいるか知りませんか?」 桜子 「明日菜?明日菜なら町中の雀荘”鈴”に入り浸りだよ。麻雀にすっかり嵌っちゃってさ」 ネギ 「じゃ、雀荘ですか?何でそんなところに!?中学生がそんなところに行くなんていけないです!!」 桜子 「それは麻雀に対する偏見ってもんだよ。じゃあネギくん、セットで行こうか」 ネギ 「セット?セットって何ですか?」 桜子 「セットって言うのはね4人で雀荘に行って遊ぶことなの。つまり仲間だけで遊びたいときだね」 ネギ 「なるほど。他人が絡まないから変な人と遊ばなくても住むって事ですね」 桜子 「いこうよ。賭けなくてもいいからさ。じゃあ後二人捜そうか」 698 三国志な、ま! 2008/02/10(日) 21 50 11 ID ??? 3/3 しかしいくら劉備とはいえ強大な力を持つ曹操を排除することなど今は出来ません そこで帝はまず自分の古くからの腹心、車騎将軍董承(あやか)[とうじょう]を使い味方を集めるところから始めました あやか 「あら?皆さんそろってどちらへ?」 桜子 「雀荘だよ。いいんちょもいく?」 あやか 「ね、ネギ先生となら何処へでも」 董承は帝に忠誠を誓う者達を集めます。曹操を討てる忠義熱き者達を そして大きな力を持つ西方の英雄を見つけたのです 名を馬騰(エヴァ)寿成[ばとう じゅせい]、かつて董卓が治めていた涼州の将軍です エヴァ 「なんだ貴様ら?そんなに連れ立って何処へゆく?」 桜子 「雀荘だよ。エヴァちゃんも行く?」 エヴァ 「ふん、麻雀か。懐かしいな、確か昔対戦した男がこんな口癖だったな。”朝だ。徹夜だ”だったな」 桜子 「ネギくんも行くんだよ。行かない?」 エヴァ 「上等だ。貴様らケツの毛まで毟ってやる」 あやか 「負けません事よ」 ネギ 「し、師匠賭け事はいけません!!」 エヴァ 「くっくっくっ、貴様は負けたら脱がす。そして犯す。くぱぁってやらせてやる」 ネギ 「ま、マスター!!」 やがて劉備や董承たちは密約をかわしました 曹操を討ち、再び漢王朝を復興させるという密約です こうして着々と曹操包囲網は出来上がってゆくのでした 続 714 マロン名無しさん 2008/02/12(火) 20 22 16 ID ??? ~みちくさ~ もう何度目かわからないその行為に、私はうんざりしたようにその手の先を見下ろす。 見なくたってわかっている。隣にいるのはザジで、私の制服を引っ張って呼んでいるのだ。 『今度はなんだ?またネコか?それとも鳥か?花か?』 怒りを通り越して呆れ果てる私に、彼女は無表情で興味の元へと視線を移す。 道草の始まりだ。 ザジとの帰り道、毎回幾度と無く繰り返されるその行為 ――― みちくさ ――― 私におかまいなしに、彼女は興味を引いたものに立ち止まれずにはいられないようで、ネコだの鳥だの、はたまた薬屋の前の大きなカエルの人形だったり・・・とどまる所を知らないその好奇心に、私はいつも振り回されっぱなしだった。 今日はもう16回・・・いや、17回だったか?毎度のことで、記憶まであやふやだ。 こうして本日17回目だか18回目の道草に、私はまたしてもしばしの時間を費やされたのだった。 715 マロン名無しさん 2008/02/12(火) 20 22 50 ID ??? ぽんやり見つめるザジの視線の先、そこにはいつもと違う景色が埋まっていた。 蒼い 一面の青い空 ――― 遠く澄み切った空に、頬を撫でる少し冷たい風。乾いた土と、草の香りがするその風に吹かれながら、私は季節の変わりめに出会った。 昨日までのじりじりと覆い迫るような青空はいつの間にか秋風の心地よい蒼空へと代わり、薄く伸びた白い雲が遠くでゆっくりと流れ、その深い蒼さに吸い込まれるように消えていった。 時を忘れ、二人で見上げた空は夕焼け色に染まり、夕暮れを知らせる鐘の音が辺りに鳴り響いた。 『たまには道草もいいもんだな』 そんなことをふと思った私の気持ちを察したのか、赤とんぼと戯れていたザジがゆっくりと私を見上げる。 と、突然右足を振り上げたかと思うと数メートル先に何かが飛び、小さな音を立てて地面に落ちた。呆気に取られている私を残し、彼女はその物体へと駆け寄る。 「・・・ハレ」 一言呟いた彼女はひょいとそれを拾い上げると、夕日へ向かって親指を突き立てた。 相変わらずわけのわからない奴だ。私はまたしても呆れ顔でそんな彼女の後姿を見つめていた。 しばらくして何かを思い出すかのように振り返ったザジは、私の手を取ると満足気に歩き始めた。 今度こそまっすぐに家へ帰る為に ――― -end- 720 マロン名無しさん 2008/02/14(木) 00 56 00 ID ??? 閑散としたスレに救世主が!! ⌒● ⌒● v ●⌒ ヽ|・∀・|ノ クーフェイマンとクーフェイマン2号に続いてクーフェイマンV3 |______| | | ⌒● ⌒● v ●⌒ フ |・∀・|ノ よい ./|______|┐ / 銚子 """""""""""""" ⌒● ⌒● v ●⌒ ((ヽ|・∀・|ノ しょっと |______| )) | | 銚子 """"""""""""""""" 741 マロン名無しさん 2008/02/17(日) 21 17 59 ID ??? ↓ここで場の空気を変えるヒーロー登場 742 マロン名無しさん 2008/02/17(日) 21 29 02 ID ??? 新田「ヒ、ヒーローなんておだてても私はもう脱がないんだからっ!!!」 752 千鶴 あと1cm 2008/02/19(火) 01 07 53 ID ??? 千鶴 あと1cm 1/7 それは天が暗雲に包まれ、凍り付くような雪が吹き付けるような日でした 外の世界とは違い、まるで母のぬくもりのような布団の中で微睡んでいたときのことです 私の耳に、突然ちづ姉の今までに聞いたことのないような悲鳴が聞こえてきたのです 夏美 「な、何!?何なの?」 さすがに死をも予感させるような悲鳴を聞いてしまっては、布団の中でぬくぬくしているわけにはいきません 私はあわてて飛び起きると、ちづ姉の部屋に駆け込みました そこで私は信じられない光景を目にしたのです 千鶴 「夏美ちゃん・・・無いの・・・無くなっちゃたの・・・」 ちづ姉も今起きたらしく、まだ寝間着のままでした。そしてうわごとのようにそんなことをつぶやいているのです その姿のまま布団の上に座り、崩れ落ちるようにうなだれていました いつも気丈なちづ姉がまるで幼児のようにぼろぼろ泣きじゃくっています その光景に私は戸惑いつつもちづ姉の”ない”という言葉に 夏美 「な、何がないの?ちづ姉」 そしてちづ姉は私の言葉にこう答えたのです 千鶴 「無いの・・・おっぱいが無くなっちゃたの・・・」 そういわれて初めて気がつきました 寝間着の上から見てちづ姉の胸が消えていたのです そう、まるで鳴滝姉妹のように 753 千鶴 あと1cm 2008/02/19(火) 01 08 41 ID ??? 2/7 その日から私たちの住む665号室は動かなくなったラジオのように静まりかえりました いつもの明るい笑い声はなく、ただ、暗く時が過ぎていくだけになりました いかにちづ姉が明るく振る舞っていたかがよくわかりました アマテラスが岩戸に隠れ、世界が真っ暗になってしまった岩戸隠れの伝説ってこんなかんじだったんだろうな 夏美 「ちづ姉、元気出してよ。またきっと成長するよ」 ちづ姉はあの時からあまりのショックで寝込んでしまいました 特に体調不良があるというわけではありませんが、精神的に参ってしまっているようです 私は声をかけましたが反応はありません。ただちづ姉は、上半身だけ起こして壁をずっと見ているのです その瞳には少しの気力もありませんでした 超 「原因は全く不明、外部計測機器で測定したところ、今の千鶴サンのバストは30cmマイナスの64cmしかないヨ」 64cm・・・それはちづ姉のようなちょっと大柄の女性にとっては全くの絶壁を意味します 鳴滝姉妹ぐらいならそれでもまだ大丈夫そうですが・・・もはや絶望視か残されていないのでしょうか? 夏美 「な、何とかならないの!?このままじゃちづ姉が壊れちゃうよ!!」 超 「全人類女性の夢、豊胸の促進は未だ叶えられぬ夢ヨ。善処はするガ・・・期待しないでほしいヨ」 超さんはただも申し訳なくそう言った 夏美 「ちづ姉・・・みんなが来てくれたよ。ほら」 ちづ姉を心配してくれたみんながお見舞いに来てくれた。みんなはちづ姉を見てやはり驚くけどすぐに励ましてくれた でも・・・当のちづ姉は何も聞こえてはいないようだった まるで抜け殻です 754 千鶴 あと1cm 2008/02/19(火) 01 09 40 ID ??? 3/7 古 「私を見るアル!!ペッタンコネ!!」 超 「でもワタシの方がペッタンコヨ?」 みんなが来てくれた。みんなはいろんな方法でちづ姉を励ましてくる でも駄目だった。ちづ姉は何にも反応しない ちづ姉の胸には何が詰まっていたんだろう? もしかするとちづ姉の本体は胸であって、その他はただの飾りだったのでは? そんなことを思ってしまいます そうして3日が過ぎたときのことでした 今日は鳴滝姉妹がお見舞いに来てくれました。そのとき二人はこんなことを言ったのです 史伽 「ちづ姉、私1cmだけだけど胸が大きくなったんだよ。きっとちづ姉も大きくなるです」 風香 「そうだよ。大きかったら大きくならないけど、小さいから大きくなるんだ。ボクも1cmだけ大きくなったよ?」 そんなことを言って・・・今のちづ姉には逆効果じゃないのかな?なんて思ったけどちづ姉には届いていなかったようです やはり今日もちづ姉の瞳は誰も見ていませんでした ですが次の一言にちづ姉は少しだけ反応した気がしたのです 後でわかりましたが、それはやはり反応していたのです 風香 「楓姉も大きくなったって言ってたよ。ついに90の大台だって」 史伽 「龍宮さんもおおきくなったです。90になったって大喜びでしたです」 風香 「チアの三人も大きくなったって言ってたよね」 史伽 「ふふっ、なんだかみんな1cmづつ大きくなったです。だからちづ姉も大きくなるです」 その言葉にちづ姉は少しだけ微笑んだように見えました そう、嬉しそうに・・・宝物を見つめるときのような瞳で・・・ そして次の日、鳴滝姉妹が消えました 755 千鶴 あと1cm 2008/02/19(火) 01 10 40 ID ??? 4/7 楓 「何処でござる・・・何処でござる!!!」 こんなに怒り、焦っている長瀬さんを見たことがありません 二人の保護者のような長瀬さんからすればそれも当然のことでしょう 消息については私も心配ですが・・・ちづ姉のことも心配のなのです 二人を捜しつつ、私はちづ姉の看護を続けました 翌日には長瀬さんが、そして次の日にはチアの三人が消えました 裕奈 「どうなってるの?何でみんないなくなるの!!」 まき絵 「わかんないよ・・・怖いよ。なんで!?」 千雨 「一ついいか?消えたのは胸が大きくなったって喜んでいる奴らばかりだったよな。他に大きくなった奴はいるか?」 長谷川さんのその言葉に、皆が凍り付きました 長い沈黙が続いた後、意を決したかのようにザジさんが手を挙げたのです するとそれに呼応するかのように、クラスメートの皆が手を挙げたのでした。それには私も含まれます そう、それは私も胸が1cm大きくなっていたんです 手を挙げなかったのは誰も居ません。ただ一人、この場にいないちづ姉を除いて 皆の不安がだんだんと高まっていきました。でも誰にも何ともすることは出来ません やがて私たちのクラスは学級閉鎖という形で保護されることとなりました 皆、寮に半ば監禁のように閉じこめられて、外と中で先生たちが見守る形で守られたのです 夏美 「こんなのやだよちづ姉・・・何でこんなことに・・・ぐすっ」 私はどうすることも何も出来ないのでちづ姉の部屋にいました 相変わらずちづ姉は虚空を見つめています 夏美 「どうして・・・」 疲れもあり、ちづ姉のベッドに座りながら伏せる形で私は眠りにつきました そしてしばらくして目が覚めたとき、ちづ姉の姿は布団から消えていたのです 756 千鶴 あと1cm 2008/02/19(火) 01 11 32 ID ??? 5/7 夏美 「ちづ姉?ちづ姉何処?」 辺りを見回しますがちづ姉の姿はありません。布団の中に手を入れると、布団はもうすでに冷たくなっていました 時計を見るとおよそ一時間程度眠っていたようです。たぶん私が眠ってからちづ姉はすぐに布団から出たのでしょう あの状態のちづ姉はいったい何処に?まさかちづ姉まで消えてしまったの?そんな不安が頭をよぎりました そして私は、ふと部屋の向こうから聞こえてくる懐かしい炊事の音に気がついたのです あの包丁の音の立て方は・・・ちづ姉!? 私は急いでちづ姉の部屋を出ました。そしてそのまま台所へと駆け込んだのです 夏美 「ちづ姉!!ちづ姉元気になったんだね!!」 台所には流し台に向かって立つちづ姉の姿がありました 昔のようにエプロンを身に纏って、トントントントンと包丁でまな板を奏でています 千鶴 「夏美・・・ちゃん。ご飯は・・・もう少し・・・だから」 たどたどしい言葉ですが確かにちづ姉の声です。私は歓喜のあまり泣きながらちづ姉に抱きつきました すると消えたはずのちづ姉の胸が少しだけ膨らんでいるのに気がつきました 夏美 「ちづ姉元に戻ったんだね!!」 千鶴 「もう・・・泣き虫・・・さんね」 やっとちづ姉が戻ってきた!! その嬉しさに今のクラスメートが消えるという異常な状況のことを一瞬忘れてしまいました ほっとしたのもつかの間、私は今の異常な状況をちづ姉に伝えることにしました 夏美 「ち、ちづ姉!!今クラスメートの一部が失踪しているの!!大変なことになってるの!!」 私は今の逼迫した状況を伝えました。ですがそのことは病み上がりのちづ姉に負担をかけてしまったようです 千鶴 「夏美ちゃん・・・きっとみんなは・・・帰ってくるわ。また・・・みんないっしょ・・・」 ちづ姉はそういって抱きしめた私の頭をそっと撫でてくれました これです。この優しさがちづ姉 その日の夕食が終わり、私はちづ姉の食事の片付けとお風呂のお手伝いをしました それが終わりソファーに座ると、ちづ姉が回復した安心感からか私は睡魔に襲われたのです 朦朧とする意識の中、私はちづ姉が私に向かって優しく微笑んでいてくれるのが見えました 757 千鶴 あと1cm 2008/02/19(火) 01 13 27 ID ??? 6/7 天を切り裂くような多きな音に私は目を覚まします ぱぁん!!ぱぁん!!と大きな音が部屋の外、寮の中からしたのです。そのあまりの音の大きさに私は怯えました 夏美 「ち、ちづ姉何の音?ちづ姉?」 ちづ姉を呼びましたが声は帰ってきません。私は寝ていたソファーから立ちあがるとちづ姉の部屋に行きました ですがそこにちづ姉はいません。ただ主のいないベッドがあるだけでした ?? 「く、来るなぁ!!!」 聞き覚えのある叫び声が廊下のほうから聞こえてきました。たぶんこの声は龍宮さん ぱぁん!!ぱぁん!!がらがらがら・・・と再び大きな音が響く。たぶんこの音は銃声、そして何処か壁が崩れた音 噂では龍宮さん実物の銃を持っているって言う噂があったから、聞いたことはないけど銃声で間違いはないと思う もしかするとその銃で闘っている・・・そんなまさか!? 真名 「くそっ!!くそぉぉぉぉ!!!」 ぱぁん、と乾いた音が今までよりもっと大きく聞こえました。たぶん私のいる部屋の近いところで銃を撃ったんだと思います 恐怖と混乱、そしてちづ姉のいないことの不安が私を動けなくしました。ちづ姉の部屋でただ一人恐怖で蹲るしかなかったのです やがて訪れた沈黙。たぶんさっきの一発が最後だったんだと思います。そして龍宮さんは音と共に消えたんだと思いました 確かめる勇気はありませんでしたが、この沈黙からはそれが感じ取れました 静と動、押しと引きとでも言うのでしょうか? あれだけの銃声の後の沈黙というのは、銃声があるとき以上の恐怖を感じるのだと私は知りました 何が起こっているからわからないこその恐怖、誰かに助けを求めたい。でも誰も居ない・・・ ぎぎぃ・・・ 不意に私がいるちづ姉の部屋の扉が開いていく音が聞こえました 怯える私は扉のほうを見ることは出来ません。ただ目を瞑り震えている事しかできませんでした 千鶴 「夏美ちゃん。こんなところにいたの」 それはちづ姉の声でした。優しさと愛に満ちあふれた昔のちづ姉そのものの声でした 夏美 「ちづ姉!!外で一体何・・・が?」 安心感が恐怖を打ち破り、私は顔を上げてちづ姉に飛びつこうとしました ですがちづ姉の姿を見た瞬間に、私の動きは凍り付いたように止まってしまったのです 758 千鶴 あと1cm 2008/02/19(火) 01 14 45 ID ??? 7/7 千鶴 「どうしたの夏美ちゃん?いつもなら飛び込んでくるのに?」 そう、いつもならちづ姉の胸に飛び込んで抱きしめて貰う。そう、いつもなら。いいえ、いつものようだから飛び込めなかった そこにいたのはいつものちづ姉でした。胸の大きさがいつもの大きさに戻っているちづ姉でした 夏美 「ちづ姉その胸・・・そういえば今外で何が起きてるの!?銃声とかしていなかった!?」 千鶴 「うふふ、もう胸はほとんど元通りなの。安心して・・・外には悪い人はもういないから・・・ね」 ちづ姉はそういうと、その元に戻った胸に私の顔を抱き寄せました ああ、この感触、そしてちづ姉の匂い・・・安心できる 千鶴 「もう大丈夫だから。みんな大丈夫だから」 夏美 「みんな見つかったの!?でも今龍宮さんが部屋の外で誰かと争っていたよ!!龍宮さんは!?」 千鶴 「うふふ、龍宮さんったらなかなか返してくれなくて・・・でもちゃんと返してくれたわ、私の1cm」 夏美 「1cm?何のこと?何のことかわからないよ、ちづ姉・・・」 ちづ姉は私を胸に抱きながら優しく私を見つめていました。でもその視線は何処か懐かしいものを見ているようにも見えました そして私をぎゅっと抱きしめると、こうつぶやいたのです 千鶴 「夏美ちゃんが最後なの。夏美ちゃんのおっぱいの分で分で・・・あと1cm」 私が最後の1cm・・・ ハルナ 「胸女、来襲!!なんちて」 GWに向けて今夜はどてらを着込み、こたつで同人誌を書くハルナ。冬はまだ終わらない ハルナ 「胸のない千鶴さんなんて彼氏のいない刀子先生?あるいは肉抜きの牛丼かな?」 94cmというのはまさに壁。そう、鬼が住む壁なのです 千鶴 「人のおっぱいを盗むなんて・・・いけない子。返して貰うわね、千切って返して貰うわね」 完 771 As We Please 5 2008/02/19(火) 22 58 48 ID ??? As We Please 5 1/3 円よ、あれが超包子だ。ちょっと字余り。でも気にしない。 ……、着いちゃった。ちょっと遅くなっちゃったかな。 いよいよくーちゃんとデ、二人で宿題でありますよ!? うぅ、どきどきするなっていうのが間違ってるよね。よーし!GOGO! あれ?くーちゃんはまだきてないのかなー。 移動屋台の中にはちゃおりんとさっちゃんしかいませんねぇ。 ふむ。まずはご挨拶から、ってなんかご両親に挨拶するみたいで変な感じ。 って、違うから!落ち着きなさいって。いつもみたいに声をかけるだけだから。 円 「やっほー、ちゃおりん、さっちゃん。」 超 「オオ、クギミー。ようこそ超包子ヘ。お待ちしてましたヨ。」(ニヤニヤ 五月 いらっしゃいませ、円さん。(にこっ 円 「おじゃましまーす、って何ニヤニヤしてんのよ。あとくぎみーゆうな!」 超 「ハハハ、古からいっしょニ宿題するって聞いてるヨ。」 円 「そうなんだ?じゃぁ、くーちゃんはもうきてるの?」 超 「古ならいまテーブルを並べてるネ。あ、きたヨ。」 古 「!まどかー!」 え?えーっと、笑顔で走ってくるのは、……どちらさん? いや、くーちゃんなんだけど。くーちゃんに間違いないんだけど! うっゎ、やばい。……かっわいぃー!かわいい!かわいすぎだよ! もーぅ、この世のものとは思えないぐらいにかわいいんですがっ! 772 As We Please 5 2008/02/19(火) 23 01 40 ID ??? 2/3 きっとシルクなんだろうなー。なんていうか、生地につやがあって、なめらかできれい。 赤地に金の、あれは鳳凰かな?きらきらした刺繍が一面にちりばめられててきれい。 胸元のボタンなんて、少し大きめの鳳凰が、ふわりと羽を広げてるみたいでかわいい。 褐色の肌に真っ赤なドレスと紅い靴、金の刺繍に銀の髪飾り……。すっごくかわいい。 そして……、胸がっ!あれは確実にのーb(ry ですよ!うん、間違いない。 体のラインがくっきり出てるのに、ぜんぜんまったくブラのラインがありません。 さらにっ!今くーちゃんが着てるチャイナドレスは、右前面に一つしかスリットがなくって。 しかもかなり深いから、ふとももがっ!生足がっ!艶かしくって!えらいことにっ! も~ぅ、かわいいい!かわいすぎるぅ!釘宮円、リミットいっぱいです!やばいです! くっ、落ち着けー。落ち着け-。落ち着けー!おーちーつーけー! いつも以上にきらきらして、まぶしくて、あーっもー、くらくらしちゃう! かわいいよー、くーちゃん。ふわぁぁ、間近で見るともっとかわいい。 円 「くーちゃん!」 古 「待たアルか?」 円 「ううん、今きたとこだよ。遅くなってごめんね。」 古 「そんなことないアルよ。ん~、円は今日もすごくかこいいアルねー。」 円 「ほんとー?ありがと。くーちゃんもすっごくかわいいよ!」 古 「エヘヘ、ありがとアル。」 円 「ほんっとーにかわいい……。もー、逮捕されちゃうかもしれないよ!」 古 「なんト!逮捕アルか。じゃぁ捕まりそうになたら円に助けてもらうアル。」 円 「ふふ、実は私が捕まえるほうだったりするかもしれないよー。えい。」(にぎっ 古 「アイヤー、そうなたらおとなしく捕まてしまうアルー。」(にぎっ 円 「……あ、あはは。」(ぽっ 古 「……ニャハハ。」(ぽっ 773 As We Please 5 2008/02/19(火) 23 04 48 ID ??? 3/3 私って自分で思ってたより大胆なんだ……。くーちゃんと手をつないでますよ! いや、手をつなぐのは結構ふつうだよね。うん。腕を組んだり、髪をなでたり、抱き合ったり。 そーなんだけど!相手がくーちゃんだとすっごくどきどきしちゃうんだよー。 あー、でもいい感じ。なんだかぽわぽわしてきますねぇ。 超 「ハイハイ、二人ともお茶がはいったヨ。いつまで見つめあってるのカナ?」 円 「!あ、ありがと、ちゃおりん。」 超 「古のかばんが置いてあるあのテーブルでいいネ?」 古 「ありがとアル、超。さぁ、行くアルー。」 わ、わっ!くーちゃんが手をつないだまま腕を組んできた! ちょうど肘のあたりに柔らかな感触がっ!わっ、うわっ、どうしよう! 歩くたびに柔らかいのがっ!押し付けられて!しかもいい匂いするし! ちょーっと、やばいかも。ちゃんと宿題できるかな……。いや、それ以前の問題? うぅ、今、絶対顔がにやけてるよ。いやぁ、ねぇ?すっごくうれしいからね。仕方ないよね? ……ん?うれしい?……ん~?まぁ友達と仲良くしてうれしくない子なんていないよね。 くーちゃんはどうなのかな。……うゎぁ、ほんとにいい笑顔してますねー、この子は。 私もこんないい顔してるのかなー。あぁっ、くーちゃん、そんなにぎゅっとしちゃ! End 808 三国志な、ま! 2008/02/21(木) 20 12 55 ID ??? 三分後投下~ ちょっと人物紹介 曹操(明日菜)孟徳[そうそう もうとく] 勝てばいいんでしょう!勝てば! 劉備(桜子)玄徳[りゅうび げんとく] 楽しみたまえよ、この世界で最も猟奇的な夜を 馬騰(エヴァ)寿成[ばとう じゅせい] この世で一番おいしい化学調味料はハッピーターンの粉である 董承(あやか)[とうじょう] 天国はすごくいいところらしいですわ。だって、行った人が誰一人帰ってこないのだから 袁紹(風香)本初[えんしょう ほんしょ] お汁粉は食べ物じゃないよ、飲み物だよ! 献帝(ネギ) おきのどくですが ぼうけんのしょ1は きえてしまいました 809 三国志な、ま! 2008/02/21(木) 20 16 00 ID ??? 三国志な、ま! 1/3 献帝から曹操を何とかしろ、という勅命を受けた劉備玄徳 西方の雄、馬騰。そして帝の腹心である董承らと手を組みました こうして劉備は打倒曹操に向けて動き始めたのです しかし今現在劉備がいるのは都の許昌、当の曹操の拠点です 何処を見ても曹操の目の届く範囲でした そこで劉備は考えました。どうすれば曹操の目を欺くことが出来るのだろうかと 劉備の出した結論は農作業でした 軍事とはあまり関係のない農作業をする姿を曹操に見せることでその目を欺こうとしたのです 来る日も来る日も劉備は農作業に励みます それを見て不安になったのは劉備の配下たちでした うちのお殿様は何をやっているんだろう?と思い諫めるものもいましたが、劉備はただにこりとするだけでした そんな生活を続けていたある日、劉備は曹操から酒宴の誘いを受けたのです 配下の者達は劉備が曹操にとても口では言えないようなことをされてしまうのではないかと心配しました しかし劉備は、ここで断っては何か怪しいところがあるのではないかと疑われないため酒宴にいくことにします 酒宴は劉備、曹操の二人の小さな酒宴でした 軽い挨拶から始まりまあつつがなく酒宴はすすんでいきました 晴れていた天気はやがて雲に覆われ、暗雲がひしめき始めてきたのです 810 三国志な、ま! 2008/02/21(木) 20 16 58 ID ??? 2/3 そして曹操は天下の情勢について劉備に尋ねました 誰がこの乱世を治める事の出来そうな英雄のかと? 劉備は答えに詰まりました。ここでこんな話題を振ると言うことは曹操は劉備を警戒している可能性があるということです 迂闊な答えは出来ません。そこで劉備はわからない振りをしました 曖昧な答えに対して、曹操はきっぱりとこう答えました それは自分と劉備であると そう、曹操は完全に劉備を警戒していたのです 劉備は困りました。ここでこの警戒を解いておかないと曹操を倒すという計画が頓挫してしまうかもしれません 何か手はないか・・・何か手はないかと思案を巡らせていたときでした 偶然にも酒宴の場の近くに雷が落ちたのです これ幸いと劉備は大仰に驚いて怯え、近くの机の下に潜り込んみました これを見た曹操は、なんだ劉備とはこの程度の人間かと感じてしまったのです こうして劉備は曹操を欺いたのでした 明日菜 「ロン!混一色、白、ドラ3!親の18000点よ!!」 桜子 「あちゃ~。0点になっちゃった。明日菜強いね~」 エヴァ (いまのは見え見えの混一色・・・あんな手に振り込むような椎名ではない。もしや・・・) 桜子 「これで私の5連敗だね。ねえ明日菜、次は食券10倍にしようよ。ねぇ~」 明日菜 「ふふん、いいわよ。何だったら20倍にしようか?」 桜子 「さすが明日菜!!話がわかるぅ~!!」 エヴァ (やはりな。最初に餌をまいておいて、後で大きく頂く。まあ私は見学させて貰うかな。お猿が墜ちてゆく様をな) 811 三国志な、ま! 2008/02/21(木) 20 17 52 ID ??? 3/3 それがあってから曹操は劉備への警戒をゆるめました。劉備の策略は功を奏したのです それよりも曹操は北方の巨人、袁紹への警戒を強めたのでした さて、曹操の警戒が緩くなったとはいえ都にいては劉備には何も出来ません そこで劉備は地方の反乱を平定するとの名目で、曹操に兵を借りようとしたのです 劉備への警戒心が薄れていた曹操はこれを承諾して、劉備に5万の兵を与えました こうして劉備は再び天下へと大きく羽ばたいていったのです 桜子 「ロン。七対子、ドラ2、裏2、親の3本場は18900点ね」 明日菜 「あ、あれ?0点以下になっちゃった。おかしいな」 桜子 「さて精算ね。明日菜はいくら負け?」 明日菜 「え、えっと・・・その・・・」 桜子 「ねえ明日菜。倍プッシュ、いく?」 明日菜 「ば、倍プッシュって何?」 桜子 「さっきみたいに次の掛け率を倍にするの。つまり40倍ね。勝てば一気に取り戻せるよ」 明日菜 「か、勝てばいいのね。いいわよ、倍プッシュよ!!」 エヴァ (倍プッシュとは・・・桜子、恐ろしい子!!勝負の後は骨も残さないということか) 手中から劉備を逃したことに後で気がついた曹操でしたが、もはや手遅れでした そう、北方の巨人、袁紹は確実に曹操へと迫ってきていたのです 続 818 マロン名無しさん 2008/02/21(木) 22 07 08 ID ??? ふみか「くっくっく……完璧じゃわい」 パル「も、もういやああ! 延々と3chで匿名なのをいいことにちょっと大人ぶって冷めた振りするのはもういやあああ!!」 ふみか「む! 貴様、何をサボっておる!」 パル「もういやよーー! 私もう帰るーー!!」 ふみか「ほう! 姉者ァ! なにやらコヤツ、脱走を企てておるようじゃァ!!」 ふーか「ふむ。オシオキじゃのう」 パル「ひっ」 ふみか「オシオキかのう!!」 ふーか「逃げようなどと考えぬことじゃのう」 パル「い、いや……こないで……!」 ふーか「オシオキだっちゃァァァァァ!!」 ふみか「オシオキだっちゃァァァァァ!!」 っ(こんぶ) ふーか「そぉい!!」(びたーん!) ふみか「そそぉい!!」(びたーん!) パル「いやあ! 海の幸! 海の幸が!!」 っ(こんにゃく) ふみか「こんにゃくじゃァ!!」(べちょ) ふーか「こんにゃくじゃのゥ!!」(べちょ) パル「ギャー! 服の中に入れないでー!」 っ(しらたき) ふみか「ニュルニュルじゃァ!!」 ふーか「スキヤキマホスラン!」 パル「――このあと、食材は覇王様がおいしくいただきました……ガクッ」 千鶴「と、いうわけで。スレでは皆なかよくしましょうね?」 ゆえ「わかってるです。そういえば、パルがいないですね?」 千鶴「うふふ。ハルナちゃんの居場所は禁則事項です♪」 ゆえ「まさか、本当に……?」
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前ページ次ページSSまとめ 『 Sing a gospel 』 朝倉の手元から出てきたのは、煙ではなかった。金具を引き抜かれた物体からはけたたましい音が鳴り響き、廊下にこだま している。学校全体に響き渡っているのではないか、と思える程の、耳を覆いたくなるようなやかましさだった。 「防犯ブザー……?」 刹那と龍宮は状況を把握できず、唖然として棒立ちになっている。 「何やってるんですか! 早く捕まえて!!」 のどかの声も高周波の電子音に掻き消され、うまく伝わらない。 「たっ、龍宮!!」 刹那が指差している方向を見る。廊下の天井だった。 「天井が……膨らんでる」 ブザー音が合図となったのか、めきめきと木の軋む音と共に天井の壁紙が膨張し、上から人が落下してきた。建て付けが悪 いのかと思ったが、どうやらそうではないらしい。 天井から人が生まれてくるようだった。無数の膨らみからぼこぼこと人が現れ、地面に着地する。 数十人、いや、もしかしたら、三桁に届いているかもしれない。それ程の大人数だった。問題は、それら全てが朝倉の顔をし ている事である。 階段の上からどこかの生徒の悲鳴が上がった。確かにこれは気味が悪い。 「さ、捕まえてみれば?」 先頭の朝倉がそんな事を言い、それを合図に他の朝倉が次々と挑発するような言葉を浴びせかけてくる。 「友達よりもお金を取るって、プライドとか無いの?」 「やだやだ、貧乏人は」 「ほらほら、さっきまでの自信はどこいっちゃったの?」 「命令がないと動けないとか」 龍宮は呼吸を整え、一度気分を落ち着けた。恐らくこれで最後になるだろう。そう思って、怒りを爆発させる準備に入った。 刹那はその準備態勢を今までに何度か見た事があって、ああ、これはマズイな、と朝倉に同情を向ける。 「そうか、これがお前の最後の切り札か。何の目的かは知らんが、私はもう、お前を一般人だなどとは思わない」 弾倉を入れ替えた龍宮は、刹那に声を掛ける。 「刹那、私はもう周りを見ない。一般人を避難させろ」 端的にそれだけ伝えると、射撃の体勢に入る。 「あ、ああ……」 刹那はとりあえず、一番身近なのどかに逃げるよう促した。のどかもその表情を危険だと読みとったのか、直ぐさま方向を変 えて駆け出し、龍宮が瞼を開くと同時に、猛烈な射撃が始まった。 * 「げっ」 美空は陸上部の練習の最中、最後のコーナーを曲がったところで木乃香の姿を見つけるなり、思わずそう呟いた。 もう何周かして時間を稼ごうか、とも考えたが、結局最後まで待たれるだろうと思い、木乃香の機嫌の悪くならない内にラン ニングを終えることにした。 「も、もしかして、私に、用事?」 荒い呼吸を整え、スポーツドリンクに口をつけながらそう尋ねる。 「今、かずみんがすっごい面白い事してるんやけど、知ってる?」 「ああ」 見たところ、のどかはいなかったが、またどこかに隠れているかもしれない、と思い、曖昧な返事をした。 まあ、どうせ言うことになるんだろうけど。 「美空ちゃん、何か知っとるやろ」 「……ちゃんと話すから、とりあえず着替えさせて」 シャワーを浴び、制服に着替える。今日の夕飯の当番は私だっけ。いや、もしかしたら、これからはずっと私の番になるかも しれないな、と嫌な想像がよぎる。 多分朝倉は、今までにない恐ろしい目に遭うだろう。しでかした事が大きすぎる。もしかしたら、どこかに監禁されるかもし れないし、喋ることすらできなくなるかもしれない。 本当にこれでいいのだろうか。何度も自分にそう問いかけたが、結局私にはこれしか出来ない。 鞄を肩に背負い、木乃香の待つ場所へと歩みを進めた。のどかも一緒だった。 「今の状況は知ってますか」 「え? うん、まあ、知らなくても一緒だけど……」 のどかも木乃香も、美空が覚悟を決めた事を表情から読みとったのか、答えを急かすような事はしなかった。 やだな。空気が重い。 夕焼けの暗さが背中にのしかかってくるように、彼女達の求める答えが重圧となってのしかかってくる。 もう少し朝倉と話がしたかった。こんな思い空気、一人じゃ耐えきれない。 「教室でいい? 今なら誰もいないと思うし」 二人が黙って後を着いてくる。どちらかといえば、今まであまり人より前を歩いたことはなかったんじゃないか、と少しだけ優 越感が沸き起こった。 部活の時間も過ぎた教室には誰もおらず、開けっ放しになった窓から生ぬるい風邪が吹き込んでいる。 自分の席に座り、二人が私を取り囲むようにして、尋問の体勢に入った。 「嘘を吐けないのは解ってますね」 のどかが確認をとる。頷くまでもない。 「話す前に、一つお願いがあるんだけど……」 それから私は、あの夜の出来事を話し始めた。 もう、謝るのさえ辛い。でも、ごめん、朝倉。 * 刹那は銃弾の雨をかいくぐりながら、教室内に居残った生徒に、危険だからしばらく外に出ないよう、注意を促していく。 朝倉達は数を盾に次々と龍宮に襲いかかり、体力を削り取ろうと必死の抵抗を見せた。 龍宮が身代わりを撃ち取る間にも、天井から新たな朝倉が次々と現れ、前後左右と龍宮の行動範囲を塞ぎながら、攻撃を 加えていく。 一通りクラスに伝達を終えた刹那は、本物の朝倉はおそらく先頭付近にいるだろう、と目星をつけ、壁伝いに走りながら終 点を探した。 「あれか」 龍宮と闘っているグループとは別に、その場所から離れるようにして逃走を計る集団を見つける。顔が同じでさえなければ、 マラソン大会に見えたかもしれない。 「もう終わりだ、朝倉和美」 背中の方から朝倉を斬りつけ、身代わりの数を減らしていく。札の数が尽きてきたのか、龍宮と闘っている人数と比べると、 大分少ないように思える。 何人かの抵抗を受けながらも、上階へと逃げる朝倉を追い掛け、最後の一人になった時には、ついに屋上まで追いつめる に至った。 「もう諦めろ。逃げ道はない」 屋上に吹き荒ぶ風が髪を揺らし、スカートをはためかせる。袋小路である筈なのに、朝倉の表情は崩れない。 「ないなら、作ればいいじゃない」 ポケットから更に身代わりを出し、朝倉がにやりと微笑んだ。両手一杯に持った札束の様に、どこまでも傲岸で、諦めが悪い。 「出てこい!」 その一言で、朝倉の放り投げた札から再び身代わりが現れる。惚れ惚れするような手際だった。 身代わり達は一斉に屋上から飛び降りたと思うや、伸びた手を繋ぎ合わせると、地面までの一本道を作り上げた。 刹那が追いつくよりも早く、朝倉は身代わりを利用し、昇り棒の用量でするすると地面へと着地すると、その手にカメラを構 えた。 ここから飛び降りるには、羽を出さなければならない。おそらくは、そこを押さえる気だろう。その写真を使って脅し返すつも りか。どこまでもあざとい奴だ。しかし、そんな手には乗らない。 撮影を諦めたのか、朝倉が再び逃走を図る。 一飛びで降りずとも、窓枠を伝って少しずつ降りて行けば、わざわざ階段を使わなくても下まで降りられる。 地上まで降りた時、朝倉との距離はおよそ100メートル。追い付けない距離ではない。 しかしそこで、はたと思い直す。これは今までと同じパターンだ。そう思ったのとほぼ同時に、目の前に木乃香が現れた。 またか。しかしもう騙されないぞ。無視して先へ進もう。絶対に罠だ。そう割り切ろうとしたが、駄目だった。 複数の身代わりが、木乃香を羽交い締めにして弄んでいるのである。 罠だ。罠に決まっている。しかし、もし本物だったらどうする。いや、それでも朝倉が先じゃないのか。 悩んだ挙げ句、木乃香の救出へと向かい、再び騙された事を知った時には、朝倉の姿はもうなかった。 * 「ねえ、龍宮さ」 喋った身代わりを撃ち取ると、別の身代わりが言葉の後を継いだ。 「どうしてそんなにお金に拘るの?」 質問には答えず、黙々と撃ち取っていく。 「噂で聞いたんだけどさ、誰か助けたい人がいるとか」 背後から組み付かれ、身体を回転させて振りほどく。 「私にも助けたい人がいるんだ」 肩や頭に降り注ぐ身代わり札の残骸を振り払う。 「その人には、嫌われてるかもしれないんだけどね」 足下に散らばったプラスチックを払いのける。 「だから……助けても、喜ばれないかも」 残り数が十を切り、それらを撃ち取るのに五秒とかからなかった。 「そうか……。お前もか……」 これは掃除するのが大変だな。 床を眺めながら呟く。まあやるのは私ではないが。 背中の方から声がして、木乃香とのどか、美空が一緒に歩いてきた。 「たつみー、お疲れさん」 * 『 Deceptive Cadence 』 ♪♪ 「朝倉さんの目的が解りました」 のどかが歩きながら説明する。 途中、校舎外で合流した刹那が申し訳なさそうに木乃香に頭を下げ、度々の失敗を詫びていたが、木乃香が笑顔で一言、 「ええよ」 と言うのを聞いて、安堵していた。 「今までの行動は全てフェイクです」 「その前に、そこにいる春日は本物なのか?」 龍宮が尋ね、のどかの答えが返ってくる前に一発当てて確かめたが、美空は大げさに痛そうな反応をするだけだった。 「なんでもない、続けてくれ」 美空の恨めしい視線には、気付かないふりをする。 「今までの一連の行動は、私達の怒りを誘うためだったんです」 昼食から放課後までの騒動を思い返し、なるほど、と頷く。 「それで?」 「私達の怒りを買い、手を上げるまで待ってからその場面をカメラに収め、それを証拠としてどこかに知らせるつもりだった ようです」 そういえば、と刹那が最初に朝倉を殴りつけた時の事を思い出し、あの時確か、モーター音のような音が聞こえた、と説明 した。 「しかし、それならわざわざこんな事しなくたって、普段から出来たんじゃないですか?」 「それだと、私に頭を読まれて、撮影する前に取り上げられるか、後々ばれてしまいます。さっき朝倉さんの身代わりで確 かめたんですが、やはり身代わりの思考はある程度本人がコントロールできるみたいです」 「身代わりを使って、気付かれないように撮影するのが目的だったわけか」 「はい、普通の人間なら 『撮影する意識無くして撮影する』 のは不可能に近いですが、身代わりならそれが出来ます。然 るべきタイミングで、 『ボタンを押す』 という行為のみを実行すればいいわけですから。恐らく、役割を分担していたんだ と思います。 『あの場所にカメラを向ける』 と 『ボタンを押す』 という行為を分けて、それぞれ命令を出す、と」 「撮影係の身代わりを消せば、証拠隠滅ができるな」 「ええ、ですから恐らく、芸能人を出したのも、朝倉さんの撮影のためだったのかもしれません。外に出てマスコミに売れば、 間違いなく話題にはなると思いますから」 「しかし、そいつの頭は本当に信用できるのか?」 龍宮が美空を指差す。「推測、とかじゃないだろうな」 「春日さんの頭を読んだんですけど、一昨日の夜、綿密な作戦を立てたノートが見つかったそうです」 「それが罠だという可能性は?」 「それはこれから、行って確かめてみれば分かるえ」 * 身代わり達から集めてきたカメラを回収し、スポーツバッグの中に詰め込む。 これで、やるべき事は全て終わった。後は彼女達に気付かれないようにここから脱出するだけだ。 体育倉庫の扉を開け、できるだけ音を立てないように閉めた。運動部に倉庫を貸してもらった礼を言い、鍵を閉める。もう すぐ閉校の時間だ。人が少なくなって怪しまれる前に外に出なければ。 「こんな所で何やってるんです? しずな先生」 体育館の出口で待ち構えていた五人が、こちらを取り囲むようにして立っていた。 「あら、何か用かしら?」 「無駄な演技はいい。事情はこいつから全て聞いた」 美空を指差した龍宮が銃弾を放つ。相手は消えることなく、唖然としながらその場に突っ立っていた。 龍宮の手が伸び、かつらを引き剥がす。 「ゲームオーバーだ」 「どうして……」 美空は終始目を逸らしたままで、言葉を交わそうという気は全くない様子だった。 「丁度ええわ。ちょっと体育館借りよーか」 木乃香達に続いて、龍宮が朝倉の髪の毛を鷲掴みにしながら引きずって行った。 「どうして……? どうしてこんなところで裏切るのよ! どうして!? どうしてよ!!」 美空は瞼を閉じて身体を押さえ、沸き上がる震えに必死で抵抗した。 「そうや、せっちゃん、夕映がまだ図書館に残ってると思うから、連れてきてくれる?」 「分かりました……」 人質を取られた事を根に持っているのか、刹那にいつもの様な躊躇いは見られない。 「あ〜あ、美空ちゃん、これから大変やえ?」 大変? 大変って、どういう意味だろう。考えようとしたけど、嫌な考えしか頭に浮かばず、考えるのをやめた。 龍宮は依然、厳しい顔つきのまま、誰かを諭す様に言った。 「やる前の心構えと結果は、必ずしも一致するわけじゃない」 前ページ次ページSSまとめ
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278 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/04/19(土) 17 54 03.83 ID xtw2ZhMDI [3/3] やりたい事制限されるとフラストレーションが溜まると言う奴がいたんだわ そこからなんとなく発展していって 仲間のフラストレーション溜めるような事はするなよとか言うようになって やりたくなった事に制限かけるのはもっての他と主張するようになった 他人に迷惑かける事については 「正々堂々とPVPに持ち込めば良いじゃん、受けて立つよ俺は」 なんて言ってさ パーティバランスやらシナリオについては気にするGMが悪いなんて主張してさ その後はGMももはやPC作ってPVPシナリオばかりになったね スレ380
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前ページ次ページSSまとめ 9-336 9-336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[拒否権は 345まで有効] 投稿日:2005/09/03(土) 18 58 50 ID RjjBm+ryO ちう「ちょっと、ザジいいか?」 ザジ「うん(`・ω・´)何?」 ちう「はい、これ着てくれ」 ザジ「もしかして、この衣装…ちうの手作りとは違う感じがする…」 ちう「らしくないかもしれないけど、わたしの手作りだ」 ザジ「って言われても(´・ω・`)なんか違う…」 ちう「ただ単に、前みたいに、わたしと"全く同じ"ペア作ってもザジに合わないだろうからな」 ザジ「!(`・ω・´)お揃いの服!?」 ちう「いいか、ザジ。この衣装を着るのは、この部屋の中でだけだ」 ザジ「いいよ(`・ω・´)それでも構わない」 ちう「でも、前の同じ約束は守らなかったよな…」 ザジ「する!約束する!今度は絶対に約束守る!」 ちう「よーし分かった。じゃあ、今度、約束守らなかったら…」 ザジ「ネットに二人で写真撮ってうp」 ちう「?!Σ(°Д°)ちょ…勝手に決めんな!」 ============= 後日談 ザジ「ほんとうは前の約束やぶってないんだ…」ちう「しょーもない言い訳を聞く気はないぞ」ザジ「あの時に外で着てた衣装は、同じ衣装でも、ちうの方の衣装…」ちう「って、わたしの衣装着てたのかー!!」 9-360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/09/03(土) 21 45 40 ID rbhlxjQj0 336ちう「ちょっと、ザジ 」 「うん 」 「 こ 」 「も 」 「らし 」 「 て なんか 」 「 ない からな」ザジ「!(`・ω・´)お い !?」ここまで解読した。はいすいませんごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい o..,,.,..,.,.,.,,rz 9-337 9-337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/09/03(土) 19 01 06 ID s1LAfIzoO このか 「本屋ちゃーん悪いんやけどこれおじいちゃんの所に 持ってってくれへん?うちちょっと急用できてもうて」 のどか 「はい、いいですよ」 このかから書類の様なものを受け取るとのどかは学園長室へ向かった 学園長室の扉の前に着いたのどか のどか 「ん?何だろ?中から何か聞こえる・・・」 学園長 「ぴちゃ・・・・ぺちゃ・・・青い血・・・・」 のどか 「ひぃ!!!(*1))ガクブル」 バサッ!ダダダダダッ! のどかは書類を落としてその場から逃げるように立ち去った 学園長 「ん?誰かおるのか?」 シーーーーーン・・・・・・ 学園長 「良かった気のせいか、学校で水飴なめてるのが見つかったら 何言われるか分からんからな」 青い血 ↓ あおいち ↓ あーおいち ↓ 正直すまんかったorz 9-387 9-387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/09/03(土) 23 56 30 ID PeVw1As7O 真名「あ…違う、ここだって」 楓「う、む…ここでござるか…?」 真名「ん…違うって。ここだよ、ここ…」 楓「あ…!そ、そんなにつつくと…っ!」 楓「ほら、鉛筆でつつくからノートが黒くなったでござるよ」 真名「そんなに嫌なら早く計算間違いに気付くんだな」 なんていうかごめん、あんまりエロくもないしな(´・ω・`)でもこの二人好きなんだ まとめてで悪いけど職人さん達GJ!! 9-390 9-390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/09/04(日) 00 33 15 ID PLp5ag/A0 好きなものばかり食べていては飽きるのは必然。 主菜(メインディッシュ)ばかりの料理(フルコース)は重すぎる。 特上の食材は滅多に手に入らないからこそ、美味しい。 だったら、口直ししてもいいじゃない。 だけど―― ちう:ほらっ、またピーマン残してるじゃないか。ちゃんと食べてくれよ? ザジ:(ふるふる) ちう:…そうか、私の手料理は口に合わないってか。 ザジ:Σ! (がつがつがつ) ちう:ちょ、そんなにがっついたら… ザジ:けほっ、けほっ、けほっ! ちう:あ?あ、いわんこっちゃない。ほら、牛乳飲んで… ザジ:(ちうの牛乳!) ぐびぐびぐびっ! ちう:ちょ、だからゆっくり飲まないと… ザジ:ブホッ! ちゃらり? 鼻からぎゅうにゅー。 9-393 9-393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/09/04(日) 00 55 35 ID r/upeWUkO 長い事中学生をしているエヴァ やはり職業病(?)はあるようで・・・ 朝倉 「・・・・・前へならえ!」 エヴァ 「(サッ)」 反射的に手を腰に当てるエヴァ(先頭の奴) エヴァ 「はっ!な、何をさせるんだ朝倉和美!」 朝倉 「くすくす」 カタ・・・カタカタガタ・・・・・・ まき絵 「えっ!地震!」 エヴァ 「(ササササッ)」 誰よりも早く机の下に隠れるエヴァ エヴァ 「ふぅおさまったか・・・ん?」 クラスメイト達はみなエヴァに目をやっている エヴァ 「き、基本だろ!み、見るな見るな!」 エヴァ 「ふぅ土曜は半ドンだから楽でいいな」 亜子 「半・・ドン??まき絵何の事か分かる?」 まき絵 「う?ん分からない?」 エヴァ 「・・・・・・・・・・・」 9-402 9-402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/09/04(日) 02 47 33 ID KTDKz9he0 カモ「白いゼリー、黒いゼリー、性別変換薬?」 カモ「やっと届いたぜ、高かったなあ」 カモ「これを使って・・・に入れれば・・・よし!」 木乃香「あ?、カモくん、何やのそれ?」 カモ「おうわ、このか姉さん!」 木乃香「それまたなんかの魔法薬なん?」 カモ「え、これはその」 木乃香「あーん、イジワルせんとおしえて?な」 カモ「しょうがないなー、でも明日菜姉さんには内緒でおねがいしますぜ」 木乃香「うん、うん、明日菜にはいわへんからはよ教えて」 カモ「これは性別を変えることができる魔法薬で、白は女を男に、黒は男を女に・・」 木乃香「えーホンマに!」 カモ「あ、ああ、説明書にはそう書いてあるけど。」 木乃香「白1個うちにくれへん、お願い、うちにちょーだい」 カモ「それはいいけど、あねさん男になってどうするんだい?」 木乃香「前にせっちゃんと仮契約しようとしたとき女同士のキスはイカンっていわれたんや」 カモ「それで男になって・・・」 木乃香「そうや、うちが男になれば問題解決、仮契約や!」 カモの目がきらりと光る 仮契約が成立すれば魔法協会から5万オコジョ$はいるから・・・ カモ「よっしゃ、このか姉さんおいらも手伝ってやるぜ!」 木乃香「ホンマに、ありがとな。じゃあさっそく・・・」 カモ「まあ、そんなにあせっちゃいい結果は生まれねえぜ。まずは刹那姉さんを探さなきゃ。」 木乃香「そうやな、そういえば男になれる時間はどれくらいや?」 カモ「えーと、約一時間って書いてある」 木乃香「そうか、一時間やな」 カモ「じゃあとりあえず・・・」 木乃香「せっちゃんを確保や!」 9-403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/09/04(日) 02 48 51 ID KTDKz9he0 刹那「どうなさいましたお嬢様?」 木乃香「あんなあ、うちと一緒に部屋まできてくれへん?」 刹那「それはかまいませんが、何か困ったことでも?」 木乃香「そうやないけど、お願いしたいことがあるんや」 刹那「お願い・・ですか、わかりました、それではお部屋に参りましょう」 木乃香「うん」 刹那「それで御用というのは」 木乃香「あんなぁ、うちな、せっちゃんとな・・・」 刹那「?」 木乃香「ウチせっちゃんと仮契約したいんや!」 刹那「パ、仮契約!?」 木乃香「そうや、仮契約や」 刹那「で、ですがお嬢様、女同士でキスするのはいけないとあれほど・・・」 木乃香「そこでや! カモ君!」 カモ「へっへっへっ、そこでこの薬の登場ってわけだ」 刹那「カモさん!?」 カモ「なんとこのゼリーは性別を変えることができるんでさ」 刹那「性別を入れ替える!?」 木乃香「そうや、ウチがこのゼリーを食べて男になる。そしたら問題解決、仮契約や」 刹那「な、何を言っているんですかお嬢様。そ、そのようなこと・・・」 カモの目が光りその手にタバコが握られた カモオヤジモード発動 9-404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/09/04(日) 02 51 58 ID KTDKz9he0 カモ「いつまでもそんなこと言って拒否してていいんですかい?」 刹那「な、なにをいきなり」 カモ「このか姉さんは、本当に刹那姉さんにパートナーになってもらいたいんですぜ」 刹那「そんな!私ごときがお嬢様の」 カモ「くくく、素直になれよ刹那姉さん」 カモ「いっちまおうぜ、愛欲ドロドロうずまく禁断の同性愛。アブノーマルな世界によう」 刹那「ち違っ・・このちゃんは私の大切な」 カモ「お嬢様だからだろぉがよぉおお」 カモ「その気持ちを胸にくすぶらせてお嬢様とこれからもやっていくつもりか?」 カモ「それが本当の主従といえるのか?あぁ?」 刹那「そんな・・・わたしは・・・」 木乃香「せっちゃん。うちなあ、せっちゃんでないとあかんのや」 刹那「このちゃん・・」 木乃香「せっちゃんにパートナーになってほしいんや、せっちゃんが男の子であろうと女の子であろうと関係あらへん」 刹那「でも・・」 木乃香「・・・せっちゃん、ウチのこと嫌いなん?」 刹那「そんな!・・・そんなことない、ウチにとって・・・大切な」 木乃香「大切な?」 刹那「大切な・・・大好きなこのちゃんや」 木乃香「ウチもや」 刹那「・・このちゃん・・・ほんまにウチでええの」 木乃香「あたりまえや、せっちゃんがええ、せっちゃんが好き、せっちゃんが欲しい」 刹那「わかった、仮契約・・・しよ」 木乃香「ホンマ、うれしいわ、せっちゃん、一生幸せにするで」 刹那「ほならウチは一生このちゃん守ったる」 木乃香「くす、約束やで」 刹那「このちゃんもな」 9-405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/09/04(日) 02 52 29 ID KTDKz9he0 カモ「姉さんがた、用意はいいようだな」 木乃香「あ、うんええで」 カモ「それじゃあゼリーを」 刹那「待って!」 木乃香、カモ「?」 刹那「ゼリーはいらない、そのままのこのちゃんと仮契約したい」 木乃香「せっちゃん・・・」 カモ「そうだな、それがいいかもな」 カモ「じゃあ、魔法陣の用意行くぜ!」 木乃香、刹那「うん」 エンディングは2つ用意してみました どちらがいいのでしょうか・・・ 9-406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/09/04(日) 02 53 19 ID KTDKz9he0 エンディング1 その日ひとつの部屋の窓から暖かい光が放たれた それは約束の光、誓いの光 これから彼女たちはお互いを助け支えあい、時にけんかしてお互いの人生をお互いの心に刻んでゆく 長い長い幸せな物語を 完 9-408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/09/04(日) 02 53 52 ID KTDKz9he0 エンディング2 木乃香「なんにもおきへんなあ・・・」 刹那「そうですね・・・」 二人は魔法陣に入り約束の誓いを交わした そうして二人はパートナーになるはずだった 木乃香「なんにもおきへんなあ・・・」 刹那「そうですね・・・」 何も起こらない 契約が成立すれば光が放たれカードが出てくる・・はずだった 木乃香「なんでやろ?」 刹那「わからないです」 二人が顔を見あらせながらぽかんとしていると カモ「な、なぁ姉さんがた」 木乃香「な、なんやカモ君?」 カモ「姉さんがたって・・・確か・・・アニキと仮契約してなかったっけ?」 木乃香、刹那「あ!」 カモ「もしかすると・・・」 木乃香「ネギ君との仮契約を解除せんと・・・」 刹那「別の人と仮契約できないとか・・・」 カモ、木乃香、刹那「そんな?!!!」 恋に人生に生涯はつきものである 彼らに幸多き人生が与えられんことを・・・ 完 9-416 9-416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/09/04(日) 04 45 02 ID KTDKz9he0 いつもの修行場、麻帆良学園近くの森に小太郎はいた 小太郎「誰や!」 小太郎は背後に立つ気配に気がつき、とっさに身構え振り返った 小太郎「アンタは・・・」 そこにいたのは一人の少女であった ザジ・・・確かそんな名前であったと思う 以前ネギに何かのチケットを渡していたのを見たことがある 親しくもない、いや、覚えている名前すらあやふやなそんな存在だった 小太郎「なんかようか?」 ザジ「・・・」 小太郎「用がないならどっかに行ってくれへんか、修行の邪魔になるからな」 ザジは相変わらず無言で立っていた 小太郎「フン!変な奴やな」 そういうと小太郎は修行を再開しようとした 小太郎「!」 不意に突っ立っている少女が歩き始め、自分に近づいてきたのである 9-417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/09/04(日) 04 45 30 ID KTDKz9he0 警戒し、身構える小太郎 しかしそのとき小太郎は妙な違和感を感じた 自分の中のザジに対する警戒心が急速に失われているのである 気合を入れなおしてザジに向かい攻撃体制をとる ザジはすぐ目の前までやってきている 拳を繰り出せば十分に届く距離である 小太郎「なんで・・・動けんのや・・」 ザジをけん制しようとするが手がいうことを聞かない 意識に反し体の警戒態勢が解除されていく 全身の力が抜け何もできなくなってしまった そして小太郎の心の中もおかしくなっていく 警戒心がなくなり、代わりに新たな感情が湧き出てくる 安心感、愛情そういったものであろうか?とにかく心地よい 小太郎「・・・おまえ・・何者や・・」 ザジは小太郎の前に立つと両腕を伸ばし・・・小太郎を抱きしめた 小太郎「な、何を・・・」 抱擁ならいつもちづ姉にされている 恥ずかしいのですぐにちづ姉から離れる しかしいったいどういうことかザジからは離れられない、自分から離れることができないのだ 恥ずかしいとは思っている、すぐに離れようとも思った そう思いながらも小太郎の体はいうことを聞かない 何故? 9-418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/09/04(日) 04 45 57 ID KTDKz9he0 ザジ「・・・子犬・・・かわいい・・・」 初めて少女がしゃべった 小太郎「な、なんやと、おれは狼や!犬やない」 ザジ「狼?」 小太郎「そうや、俺は狼の血を引く狗族や。犬なんかといっしょにすんな」 ザジ「そう、狼・・抱きしめるの・・初めて」 小太郎「ええ加減にせい、離せや!」 ザジ「もう少し・・」 小太郎「なんなんや一体!」 5分ほどするとザジは満足したらしく小太郎を抱きしめるのをやめた 小太郎「くそ、どうなってるんや!」 ザジは状況を把握しきれない小太郎をしばらく見つめたあと、小太郎に背を向け歩き始めた 小太郎「なんや、おまえ一体何しにきたんや、お、俺に用があったんやなかったのか!」 ザジは振り向き ザジ「満足・・・また抱きしめに来る・・・」 小太郎は顔を赤らめながら 小太郎「な、何をいっとんのや、オイ!アホかお前!」 小太郎の言葉を最後まで聞くことなくザジは去っていった 9-419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/09/04(日) 04 46 21 ID KTDKz9he0 千雨「どこいってたんだ?」 ザジ「狼抱きしめに行ってた・・」 千雨「はぁ?狼?今の日本には絶滅してもういねえぞ。犬だろ?犬」 ザジ「森の中にいた・・」 千雨「あの森か・・まあ変な生き物いそうだし、もしかしたら狼ぐらいはいるかもな」 ザジ「かわいかった・・」 千雨「かわいい・・危なくねえか狼なんて」 ザジ「大丈夫・・とってもおとなしい・・」 千雨「まあ、お前は動物には好かれるからな、襲われるなんて事はないか」 ザジ「また・・会いに行く・・ちうもいっしょに行かない?」 千雨「私はいいよ、それよりあんまり遅くなるなよ、あの森危ないからな」 ザジ「わかった・・」 完 9-440 9-440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/09/04(日) 12 59 51 ID ektUyi0F0 「ふぅ」 マウスを動かす手を止め、一息付く。目の前のディスプレイには自分のコスプレ写真が映っている。 肌の荒れている部分をフォトショップを使って、ドット単位でちまちまと修正していく。骨の要る作業である。 軽く椅子にもたれて背伸びをし、軽く脱力する。 「毎度の事とは云え、くたびれるわ。こりゃ」 そんな独り言を吐いた後に、ふいに後ろから強烈な視線を感じ、驚いて振り返った。 ドアはいつの間にか開いている。 「…」 そこには半ば中腰で入り口の端に噛り付きながらこちらを見ているザジの姿があった。 突然のことで戸惑う。様子を見るに随分と長くそこに居たようだが、 強烈な視線を感じるまでまったくと云って良い程、気が付かなかった。無論、自分が集中していたという事もあるが。 「うわぁ。びっくりさせるなよー」 「…」 とりあえず一声かける、しかし返事は無い。 彼女はどうも少しふてくされた顔でこちらを見ている。 疑問符が頭に浮かぶ。 ―何か、自分は悪いことをしたであろうか。確かに彼女の衣装をこっそり着てみたり、 飼っているオウムに「ふっふっふ、ヤマトの諸君…」とか「やんこまりたい」等と変な言葉を覚えさせたりはしたが…。 考えては見るが、そこまで不機嫌になる理由が思い当たらない。 9-441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/09/04(日) 13 01 04 ID ektUyi0F0 「…」 彼女は彼女で相変わらず、むー、と頬を膨らませている。 「ど、どうしたの? ザジさん」 なぜかさん付けで問いかけてみた。しかし、彼女に変化は無い。 さすがに打つ手無しである。仕様が無いので、困ったなぁと云う顔をしながら目を合わせる。 と、ようやくザジはむっとしながらも口を開いた。 「…ちう。ご飯」 それを聞いてはっとする。時計を見れば九時を過ぎていた。夕食には少し遅い時間である。 「あー。ごめんな。集中してて気づかなかった」 「…遅い」 素直に悪いと思う。悪いと思いながらも食事を作る気力が余り無い。 面倒だと思う時は、とことん面倒に感じるのが自分の性分なのである。 「うーん。食事作るのはちょっときついか。よし、外に食べに行こうぜ。あそこならまだやってるだろうし」 「外食…。外食?」 外食と聞いてザジも少し機嫌を直したようで、うれしそうに腕に抱きついてきた。 ―「超包子」 表向きは中華料理屋であるが、 チーフコックである四葉は、和洋中あらゆる料理に精通した達人である為、 中華以外の料理も注文すれば調理して客に出してくれる。 今日も繁盛しているようで、笑い声や喧騒が絶えない。 ザジと運良く二人並んで空いているカウンターに腰掛け注文する。 「蕎麦のもりを二つ」 はい。と笑顔で四葉は愛想良く答えた。 そして用意よろしく、キチンと生地を煉り、均等に切ったであろう自家製の蕎麦を、湯だっている釜の中に入れていった 待つこと数分で、ざるに美しく盛られた蕎麦が目の前に出された。 いただきます。と二人で合掌し。ズズズと少し音を立てながら食べる。 蕎麦粉百%の十割蕎麦であるため、香りが良くコシもある。間違いなく本物の蕎麦である。 9-442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/09/04(日) 13 02 36 ID ektUyi0F0 食べながらザジに云う。 「江戸時代において、蕎麦は今のような醤油ベースのつゆを使っていたんじゃないんだな。 当時は醤油というものは高級品だったから、味噌の垂れ汁を大根の絞り汁で割って使用していたんだってさ」 蕎麦をちゅるちゅると吸いながらへぇ。と云った顔をしている。 「あと田舎に行くほど、蕎麦は太くなる。それは蕎麦が主食として見られていたからで、 都心に行くほど蕎麦は間食感覚になるんだ。その結果、東京近郊の蕎麦は細いのが多い。 田舎になると逆が多いんだけどな」 先日亡くなった、江戸趣味の女性作家の受け売りなのだが、ザジは 「ちうってなんでも知ってるんだね」 と云い。純情な子供のような顔で驚くので、後ろめたいながらも少し照れる。 そんな事を話しながら、あらかた食べ終わり、締めの蕎麦湯も飲み終えた。 ―しかし何か物足りない気がする。 「うーん。ちょっと物足りんなー」 とポツリと呟く。まだ、少し小腹がすいている感じがしたのだ。 すると、こんなものもありますよ。と千雨の不満足を察した四葉が、素早く皿を差し出す。 そこには良い感じで煮込まれ、黒ずんだ色をしているニシンの煮付けが盛られていた。 みりんの香りが食欲を注ぐ。 「気が利くなぁ。さすが」 本当に気が効く。彼女はこのような細かい気配りも含めてプロなのだと思う。 しかし、甘辛く煮られたニシンを一口食べると、ふいにアレが欲しくなってきた。 ザジもニシンを食べながら何か察したような顔で云う。 「…ダメ」 「まぁ、良いじゃないか。今日ぐらい。おーい店長。ちょっと「不思議な水」を頼む」 「アイアイアー。「不思議な水」アルね。…長谷川さん、オヌシも悪よのぉ」 どこでそんな台詞を覚えたのか知らぬが、悪代官超はニタニタとしながら、コップに謎の透明な液体を注ぐ。 それを四杯ほど飲むと目の前がぐるぐると回り、なぜか「飲ま飲まウェ?イ」と絶叫し、目の前が真っ暗になった。 9-443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/09/04(日) 13 03 34 ID ektUyi0F0 一刻ほど後、長い長い職員会議を終えたネギが店の様子を見に訪れた。 しかし、彼はこれから起こる惨劇を知らなかった。 ―そう、日本酒四合で完全に出来上がった千雨がいることを。 「ネギ先生。ちうは先生を誤解してたぴょんぴょんぴょ?ん」 千雨はいきなりネギを見つけ抱きつくと、彼の両頬を押さえ、唇に接吻した。 「んんっ…、ぷは…。な、何をするんですか千雨さん?。な、なんかお酒臭いですよ。 あ、そこは…。ズボン脱がさないでください?」 「だから、ちうはお酒に弱いんだから止めたのに…」 ザジは嫉妬からか、また頬を膨らませ、むすっとしている。 こうして夜は騒がしく更けていく。 前ページ次ページSSまとめ
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前ページ次ページSSまとめ 『朝倉/Crisis (Heretics Killers) 』 早朝五時に起きた私は、準備に取りかかるために麻帆良学園へと赴いた。 誰にも見つからないよう、体育館の倉庫に籠もり、鞄の中から封筒を取り出す。封を開けると、身代わりの札と思しき紙の束を 発見し、そのうち十数枚に自分の名前を書くと、やはり自分と全く同じ姿形の身代わりが現れた。 「すごい……鏡みたい……」 「命令をどうぞ」 淡々とした口調で、無表情な身代わりはそう尋ねてきた。 「その前に、いくつか聞いておきたい事があるんだけど……」 「はい、なんなりと」 朝倉はポケットからメモ帳を取り出し、修学旅行で刹那が使っていた身代わりから得られた情報のページを、改めて読み返した。 「自分以外の名前を書いても、大丈夫なんだよね?」 「ええ、イメージがしっかりしてれば。あ、あと、字はできるだけ丁寧にお願いしますね。へンなのが出てきてしまいますから」 あらかじめ考えていた質問の項目、他人の名前は、のところに丸をつけ、その隣に「字は丁寧に」という一文も書き加えておく。 ここまでは問題なし。 「じゃあさ、こういうのはどう?」 それからしばらく質問を続け、作戦に支障がない事が判ると、今度は徹底的に命令を叩き込んだ。学校の地図を見せ、誰がど こに配置されるか、どこでどういったアクションを起こすか、新しく出現する身代わり達に、どういう命令を伝えさせるか、事細か に説明する。ノート数ページ分に及ぶ作戦内容に、心なしか身代わり達は顔を緩め、楽しそうにしていた。 「おにごっこですね、いわゆる」 「そうだね。それから、物真似は徹底的にね。一番ばれちゃいけないとこだから」 「分かってますよ。名前を書いた時点で、その人の大体の性格は再現できますから」 心は高ぶり、不安は影を潜め、声を上げずにはいられなかった。 「よしっ、よぉし! 回収班、スイッチ班、陽動班、各自配置場所へ急行! みんな、絶っ対、成功させるよ!!」 狭い倉庫の中で威勢のいい声が反響して、各々が自分の付くべき配置へ向かった。 * 龍宮は誰かが自分に向かって質問する声を聞いたのだが、授業中ずっと寝ていてぼやけた頭は、相手の言葉を正確に捉える ことができなかった。 「なんだって?」 「だから、昨日の授業中、しずな先生に何か渡してただろう」 「ああ、それが、どうかしたか?」 刹那はあからさまに苛立ちを露わにしていた。特に知りたいわけではなく、ただ何となく聞いてみただけなのだが、わざわざもう 一度聞き返さなければいけないとなると、余程知りたい事情があるように見えてしまう。かといってここで引き下がるのも、収ま りが悪い。 「別に。ただちょっと聞いてみようと思っただけだ。仕事の関係かと思ってな」 「ああ、昨日のあれか」 「だからさっきからそう言ってるだろう」 「何を苛ついてるんだ。うちのお得意先が祭事で大変だから、身代わり札を寄越してくれってだけの話だよ。人手が足りないか らってな」 「それをどうしてしずな先生が受け取りに来たんだ」 「待ち合わせの時間に相手が来なかったんだよ。授業をさぼるのも何だと思って、しょうがないから授業に出ていたんだ。遅れ て来た相手がしずな先生に頼んだんだろ。待ち合わせの時間に行く人もいないとなると、人手不足も深刻だな」 龍宮はそう言って笑ったが、期待していたよりは本当に大した話ではなく、刹那はそれなりに落胆した。 「授業をさぼるのも、って結局あの授業でも寝てたじゃないか」 「やる前の心構えと結果は、必ずしも一致するわけじゃない」 教室の雰囲気が豹変したのは、龍宮がそんな事を言った直後だった。 * 私が悪いんだ。きっと、私がずっと着いてくる事が煩わしかったんだろう。ずっと私が一人でいれば、朝倉は大切な友達を失う ことはなかった。もう朝倉に頼るのはやめよう。 泥水に濡れた椅子に腰掛けながら机に伏せ、夕映は自分の行動を呪った。隣の千雨がなにやらそわそわと落ち着きのない 様子を見せていたが、どうせ自分には人の気持ちなんて理解できない。考えたって無駄だ、と半ば自暴自棄になりながら、四 時間目の授業を聞き流していた。 いつにも増して無表情だと思っていた朝倉がこちらの席にやってきたのは、昼休みに入ってからだった。木乃香達が私で遊ぶ 前だったから、私はまた何か期待してしまい、期待しちゃ駄目だ、とすぐに頭の中をうち消した。 「ほら、立って。拭いてあげるから」 私は一瞬何のことだか理解できず、もう一度聞き返してみたが、やはり同じ言葉が返ってくるだけだった。 「椅子、拭いてあげるから立って。汚れてるでしょ?」 朝倉は手に雑巾を持っていて、さては拭いた後それを私の顔に押しつけるつもりだな。とうとう向こう側についたのか。これで また私を一人にするつもりか。と疑ってしまったが、特にそういった事は起こらなかった。 「あれぇ、かずみん、なにしてるのん?」 確実に何かが動く。私はとっさにそう感じて、身を引き締めた。果たしてそれは良いことなのか、悪いことなのかは分からない。 ただ、その直後の朝倉の行動を見て自分の目を疑い、これはもうちょっとやそっとでは済まないな、と悟った。 「夕映の事はもう、どうでもいいんじゃないんですか?」 のどかが本を覗きながらそんな事を口にしが、もうその言葉には何も感じない。 「うん、どうでもいいよ」 朝倉の放つただならぬ気配に刹那が立ち上がり、クラスに緊張の糸が張り詰めた。また何かが始まる。また知らない振りをし なければならない。そんな空気が充満する。 朝倉は夕映を立たせ、泥に塗れたその椅子を雑巾で拭き取った。 「どうでもいいってことはさ、つまり、もう夕映っちを気にする必要はなくなったってわけ」 突然、朝倉はボールを投げるモーションに入った。その有り得ない光景は一瞬の出来事で、誰もが理解するのに相応の時間 を必要とした。誰もそれをやっはいけない。誰も近付いてはいけない。それなのに、朝倉はついにそのタブーに触れてしまった。 木乃香は頭に乗った雑巾を手で振り払い、朝倉を見つめる。 おぞましいその瞳は、見つめられた者全てを凍り付かせる。そんな力が本当に宿っているような、暗くて深い、悪魔のような瞳 だった。のどかでさえ体の震えを隠しきれていないのに、私ならきっと失神してしまう。それなのに、朝倉は何故か平然として いた。 「さあ、好きなだけ夕映っちをいじめ抜いちゃってよ。私はヒマ潰しに、もう一回ぐらいぶつけに来るからさ」 最初に口を開いたのは刹那だった。 「貴様、今……何をした」 「普段、木乃香がやってること。……のほんの一部を、そのまんま返してあげたの」 龍宮が頭を抱え、あーあ、と一人呟いた。これはもうどうしようもない。手加減のしようもない。 「知っとるよ。かずみん、ずっと何か考えとったもんなぁ。今日がその実行日なんやね」 朝倉は軽く微笑んだかと思うや、猛スピードで教室を出て行った。決して逃がすまいとして、刹那がそれを追いかける。 「みんな、何してるん?」 クラス中の会話が、一時停止を押したような静寂に包まれた。皆が皆恐怖に支配され、昼食の手を止めると、誰からともなく 教室を出て行く。拒否は許されず、こんな時の常識ほど、役に立たないものはない。 * 本気で走っている筈なのに、一向に朝倉に追いつく気配がない。 おかしい。足が速すぎる。確かに朝倉は、文化部にしては足は速い方だが、私が見失ってしまいそうな程だっただろうか。羽 を出せばもっと速度は出るが、学園内でそれをやるわけにもいかない。 昼のチャイムが鳴った学園は、購買へ向かうために生徒が走り回っていて、一歩踏み出すごとに次の生徒が進路の邪魔に 入ると、あやうく罵声を飛ばしてしまいそうになる。朝倉はそんな人の波をかいくぐりながらも、私に追いつかれない程の速度 を出しているのである。 しかし、どんなに足が速かろうが、お嬢様を汚した者を放っておく事はできない。お嬢様は綺麗でいなければいけないのだ。 後で私が拭いて、綺麗にしてあげるんだ。 刹那は怒りに震えながら走るスピードを上げ、気が付くと一階のホールまで出ていて、前方にいる朝倉を射程圏内に捉えて いた。 夕凪を使うまでもない。何より、この拳をぶつけてやらないと私の気が収まらない。左手を伸ばし、朝倉の制服の襟をひっ掴 んでこちらを振り向かせ、拳を振り上げる。 振り下ろした右手に鈍い感触があった。しかし同時に、奇妙な音を聞いた。モーターの回転音のような機械じみた音が、左手 奥の生徒用のロッカーから聞こえてきたのである。刹那は音のした方を見たが、誰もいない。 目の前の朝倉が笑ったかと思うと、どこからか 「今日は購買のパンがセールだよー」 といった声が聞こえてきて、同時に大 量の生徒が廊下を駆け抜け、刹那は再びもみくちゃにされる。どういうわけかその声は、朝倉のものとよく似ていた。 「しまった……」 気付いた時には、朝倉は生徒の波に飲まれてどこかへ消えていた。 * 教室を出た龍宮は、刹那とは反対方向に回り、別ルートから購買の方を目指した。 この時間は購買の生徒が一階をうろついている。人に紛れるなら絶好の場所だが、賢い奴なら裏を突いてどこかに隠れるかも しれない。もっとも、一般人が刹那の足に勝てるとは思えないが。 しかし、さっきの朝倉には妙な自信があった。あれはやはり、今まで暖めていた何かを実行する事への自信なのだろうか。 だとしたら、何か罠を張っているかもしれない。 購買へと向かう生徒達の波を逆流し、何人かとぶつかりながらも階段の方へと辿り着くことができた。そのまま階下へ降りよう としたのだが、目の端に留まった赤い髪に足を止める。 いつの間にあんな所へ……。 朝倉は階段を昇って、上の階へと行こうとしていた。予想していたよりも随分と行動が早い事に一瞬戸惑ったが、このまま上の 階へと進めば、いずれ屋上へ辿り着く。言うまでもなく、そこは行き止まりだ。 「馬鹿め……」 慌てる必要はない。ゆっくりと階段を昇り、内心でほくそ笑みながら龍宮は屋上への扉を開けると、屋上の真ん中で見知らぬ生 徒と話し込んでいる朝倉の後ろ姿へと向かって足を進め、背後から声を掛けた。 「残念だったな、朝倉」 「へ……?」 龍宮は、朝倉の恐れおののく歪んだ顔を期待したのだが、振り向いたのは朝倉と似たような髪型をした、全くの別人だった。 「あ、いや……すまない。人違いだ」 龍宮は気恥ずかしさから、急いで屋上を後にした。背後から微かに嘲笑が聞こえてきて、尚更腹の中がむず痒くなる。 何故私が恥をかかなければならないんだ。くそっ、あいつがいけないんだ。あいつが全ての元凶だ。絶対に捕まえて、きついお 仕置きを加えてやろう。そう思わないとやってられない。 人違いの相手を改めて振り返って確かめる、などということは、羞恥心に刺された龍宮にはできる筈もなく、だから後ろの二人 があっという間に消え去ったのを確認する余裕など、龍宮にはなかった。 朝倉はどこへ行ったんだ。やはり一階か? そうだ、この短時間で刹那を撒いてこんな所まで来られるわけがないじゃないか。 何をやってるんだ私は。冷静になれ、落ち着け私。 屋上からの下り階段を降り、一階の方へと向かう。もうとっくに刹那が捕まえているかもしれない。とりあえず刹那に確認をとっ てみよう。そう思った矢先だった。三階の廊下が妙に騒がしくて、何気なくそちらの方を見た。野次馬達が集まって何かを取り 囲み、口々に疑問や質問をせき立てている、といった雰囲気だ。 落ち着け、落ち着け、私。私は冷静だ。こんな状況で幻覚を見る筈はない。じゃああれは、集団が取り囲んでいるあれは、一 体何なんだ。 昼食そっちのけで騒ぎ立てている女生徒達を掻き分け、中にいる者を確かめる。幻覚ではない。 「どうしてこんな所に……ビートたけしが……」 間違いない。テレビはあまり見ない方だが、これ程の有名人を知らないわけではない。本物と寸分違わぬその人物は、こちら を向いて無表情に、独特の動きとイントネーションで言った。 「ばかやろうこのやろう」 * 「刹那さん、何やってるんですか!?」 「宮崎さん? 何って、朝倉さんを追っているんですよ……」 朝倉を見失って戸惑っている刹那の背中に怒鳴り声が飛んできたのは、生徒の波が収まり、ホール付近の視界が開けてから だった。たった今見失っただけに、あまり威勢のいい事は言えなかったが、刹那はとりあえず事実を伝える。 「もうとっくに第二校舎の方に行ってますよ! 早く追ってください!」 「第二校舎に!?」 窓の外に目をやると、確かに遠方の校舎に朝倉らしき後ろ姿が見えた。さっきのいざこざに紛れて外に出たにしても、行動が 速すぎる。刹那は慌ててホールから外に出ると、第二校舎へ向けて全力で走り出した。 校舎内は購買で昼食を買い終えた生徒がちらほらと歩いており、今だ走りやすい状況とは言い難かった。刹那は周囲をきょろ きょろと見回しながら走っていたため、頻繁に他の女生徒とぶつかっては頭を下げ、迷惑そうな眼差しを買っていた。 しかし、これだけ探し回っているのに、何故か朝倉は一向に見つからない。 刹那ははたと足を止め、疑問の糸口を探した。 朝倉の足が速いのは、多少度を超しているが分からないでもない。しかし、宮崎のどかは、あの女生徒達の波を越えて私の所 までやってきたのだろうか。あの短時間で、私と朝倉が全力で走ったあの距離を? 私の足が遅くなったのか。いや、そうじゃない。ならばこう考えた方がまだ納得がいく。私の周りの人間の足が、何故か速くなっ ているのだ。 おかしい。何かがおかしい。闘いの勘がそう告げている。私は今、闘わされているのだ。何者かの見えない意志によって。 ここには朝倉はいない。刹那はそう感じて、第一校舎の方へと引き返した。 「刹那」 第一校舎で最初に出会ったのは龍宮だった。 「どこに行ってたんだ。朝倉は見つかったのか?」 「いや、第二校舎でそれらしき人を見かけたんだが、見間違いだったみたいだ」 龍宮はそれから刹那にも分かるようにはっきりと舌打ちをしたかと思うと、思い切りこちらを見下したような口調になった。 「おいおい、まさか一般人相手に遅れをとったんじゃないだろうな。お嬢様に入れ込み過ぎて腑抜けたのか?」 「龍宮……?」 一瞬驚かされたが、すぐに分かった。こいつは龍宮ではない。恐らく、さっきの宮崎のどかとの会話でも、私は当人を目の前に していたのだ。 「いや、朝倉和美」 相手は一瞬驚いたような顔を見せたが、すぐに例の自信たっぷりな表情に戻り、刹那の声に答えた。 「よく分かったね」 「変装するなら手足の肌の色にも気をつけた方がいい」 朝倉は覆面を取り、直ぐさま方向転換して再び逃走を図った。二度も同じ相手を逃がす事は、神鳴流にとって恥ずべき事だ。 今度はそう距離は離れていない。追いつけないわけがない。その筈だった。 女子トイレのある曲がり角だった。スピードを緩めまいとして全速力で曲がったために、角から出てくる女生徒に気付かなかっ たのだ。体に衝撃が走ったかと思うと、相手は倒れ様に小さく悲鳴を上げ、尻餅をついていた。 「すっ、すいません! 大丈夫ですか!?」 「痛ぁ〜い! ちょっとぉ、気を付けてよね! 廊下は走っちゃいけないんだよ?」 そんな校則があったとは、と思わず驚いてしまう程、その古びた定型句を聞いて新鮮な気持ちになった。が、今はそんな事を考 えている場合ではない。あまり謝罪に時間を割いていると、また逃げられてしまう。 「すいません! 3Aの桜咲刹那です。後ほど謝罪しますので、今は見逃してください!」 「あ、ちょっとぉ!」 後ろから投げかけられる罵声を背中に浴びながら、朝倉の逃げた方を追い掛ける。不思議な事に、数メートル前方にいる朝倉 は、さっきよりも足が遅くなっているように感じた。皆から追い掛けられて疲弊しているのだろうか、とも思ったが、それにしては 龍宮の変装時には息切れ一つ起こしていなかった。 朝倉はまた人混みの中に紛れようという魂胆なのか、妙にざわついた廊下を、こちらを誘い込むようにして走っている。 刹那はまた人とぶつからないよう注意を払い、朝倉の背中を見失わないよう、集中力を研ぎ澄ませる。 廊下の端まで来た辺りで、急激に人混みの数が増した。固まった女生徒達がなにやら騒いでいて、とても突き抜けられるような 密度ではない。 ところが、朝倉はそんな人混みをもろともせず、遠慮なく隙間から入って行き、逃げ延びようとしていた。 迷っている暇はない。追い掛けなければ。そう思ったのは一瞬の出来事で、刹那が人混みに突入しようとした瞬間、状況はすぐ に一変した。 集団の中から一人、異彩を放つ人間が出てきたのである。 「どけよこのやろう」 * 前ページ次ページSSまとめ
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前ページ次ページSSまとめ 27-80 27-80 名前:刹那 欲求[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 17 48 52 ID ??? 刹那 欲求 1/4 ゆらり・・ゆらり・・ そういう表現がいいだろう 目の前のお嬢様がそうやって私の方に近づいてくる 刹那 「お、お嬢・・様?」 とろんとした目、お嬢様は何者かに操られているのであろうか? 木乃香 「せっちゃん。お嬢様なんて・・言うたら嫌や」 言葉に意志の存在がないわけではない。ということはお嬢様は正気だ 刹那 「ど、どうしたんですか?何だかふらふらの用ですけど・・」 うふふ・・ そんな笑い声がお嬢様の口から漏れた 木乃香 「せっちゃんのこと考えたたらなあ・・何やええ気持ちになるんや」 風邪か?それとも・・ 刹那 「失礼します」 私はお嬢様のおでこに自分の手を当てた 熱は・・あるにはあるが、それは微熱というところだろう。おかしくなるほどとも思えない そのときである 木乃香 「捕まえた・・」 私はお嬢様に抱きしめられた。両手でしっかりと抱きしめられた 27-81 名前:刹那 欲求[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 17 50 21 ID ??? 2/4 木乃香 「はーん、せっちゃん。むにむにしてて気持ちええな・・」 お嬢様が私に全身をすりつけてくる。服の上からお嬢様の胸を私の胸を押し付け、腰に手を回してくる そして膝を私の足の間に滑り込ませてきた 刹那 「やぁっ・・どうしたんこのちゃん!!」 決してこのような行為は初めてではない。が、お嬢様がこのような状態で迫ってくるのは始めてだ 木乃香 「ん〜」 お嬢様が私の頬に自分の頬をすりつけてくる 頬が擦れ合うたびに私の全身に、得も言われぬ快感が走った 刹那 「こ、このちゃん、どうしたん!!」 木乃香 「やっと・・ウチのこと、このちゃんって言うてくれた」 私の耳元でささやかれるお嬢様の甘い声。だんだんと私の理性が崩れ始めてきた 木乃香 「最近・・せっちゃんに甘えてないなあ思て・・ええやろ?」 腰に回された手が、だんだんと上に上がってきた。その手はそっと背中を優しく撫でるように私を責める 刹那 「こ、このちゃ・・」 それ以上は言わせてもらえなかった。潤み、熱くなった唇を押しつけられたからだ 刹那 「・・・・ッ!!」 蕩け始めた私の脳は、お嬢様の行為を拒むことが出来なくなっていた なすがままに唇を蹂躙され、唇を食べられるその甘い行為に私は身をゆだねた 27-82 名前:刹那 欲求[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 17 55 43 ID ??? 3/4 お嬢様の唇はやがて私の首筋を舐めおろしてきた ちろちろとした舌先のそよぎが、私の身体を熱くさせてゆく 肉厚の唇が喉元まで来ると、今度は首筋から上がり、あごの線を通って耳たぶへと至った 刹那 「やぁっ・・このちゃ・・こないなところで・・」 木乃香 「どこでもええ・・せっちゃんを抱けるんなら・・」 いつのまにであろうか、私の制服の前がはだけていた そこからは私の肌があらわになり、きつく締められたサラシが姿を現している 刹那 「い、いつのまに・・」 あわてて胸を隠そうとするが、その手はお嬢様につかまれ、私はそのまま床に押し倒された 刹那 「冷たい・・」 床の温度は私の蕩け始めた意識をはっきりとさせる。しかし、身体のほうがそれについていかなかった 私を押し倒したお嬢様は、そのまま私の乗りかかって私の鎖骨にキスをする 再び襲い来る官能の刺激、私はそれに抵抗するだけの意志が出てこなかった お嬢様の唇は優しく私の肌を目覚めさせ、濡れたような吐息は私の肌からじんわりと汗を引き出し、舌の摩擦は私の心の奥をくすぐった 刹那 「このちゃん・・ウチ・・ウチ・・」 その言葉を聞いたお嬢様はにっこりと微笑んでこういった 木乃香 「遠慮せんでもええ、好きなだけ・・いや、好きなように愛したるからな・・」 お嬢様の言葉は私の理性を砕く お嬢様の行為に対して従順に、それでいて少しばかり抵抗しようと思う それが私流の快楽なのだ 27-83 名前:刹那 欲求[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 17 59 33 ID ??? 4/4 お嬢様は半脱ぎになっていた私の制服のボタンを全部外すと、それを脱がし始めた しかし、制服は私の手首のあたりで止まってしまった。おかげで私は後ろ手に縛られた様になってしまう 刹那 「このちゃん?これじゃあ・・」 気がつけばお嬢様の瞳に宿るものが変化していた。艶ではなくて獣欲、そう言ったほうがいいだろう 木乃香 「抵抗でけへんせっちゃんを・・たまらんなあ」 脱出しようと思えばいつでも出来る。しかし私の心と体はお嬢様の行為を望んで仕方がない 刹那 「や、めて・・お願い、痛いのはいやや・・言うことは聞くから」 嘘だ。本当はもののように扱って愛して貰いたい。壊れるくらいに・・ お嬢様の顔は好色親父のように・・もとい、自らの欲望を顔にそのまま描き出し、私の頬をぺろりと舐めた 木乃香 「ええ娘や・・おっちゃん、頑張るからな」 このちゃん・・ケダモノやね 超第7地下研究室にて・・ 刹那 「やぁん・・このちゃん。そんなとこ舐めたら・・」 椅子に座り、寝言を言う刹那。その脇には超とハルナが立っていた 超 「うーむ、古典的な方法だけド・・結構効果があるネ」 ハルナ 「糸につるした五円玉、こんなので催眠術にかかるなんて・・刹那さんって以外と単純?」 超 「催眠術にかかりやすいからといって、単純ということはないネ」 ハルナ 「そうなの。でもやっぱり・・刹那さんの本命は木乃香だったんだ」 超 「思い人を告白するように催眠したケド・・セツナサン欲求不満ネ」 ハルナ 「あれだけ汚されてて・・実はまだ足りなかったのね」 刹那 「だめぇ・・動かしちゃ・・やぁん!!奥が!!」 完 27-96 27-96 名前:真名ちゃんもっこり日記5[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 20 03 03 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記5 あの婦女子に頼まれて買った「同人ソフト」とかいうヤツがアキラに見つかってしまった。 「こ、これはあのゴキブリに頼まれて買っただけだよ」 「だったら私から渡しておくよ。もう、最近の真名ったら…」 ……ひどい目にあった。刹那との浮気でピリピリしてたからな… おっとスレのチェックをしないとな。 2 :明石裕奈 :2006/03/17(金) 20 02 23 ID 22tayun;7//f 2げっと 明石は2ゲットが好きなようだ。 む、私のスレが荒らされてる、「氏ね厨房」っと。 5分後 アキラが帰ってきた。その手には電話帳並の厚さの本とメモ。 「これを真名にって」 早乙女からの伝言だ。なになに…… 「○月×日に東京ビッグサイトというところに行ってその本にマーキングしてある所で本を買って」 …コミックマーケットのカタログ? 本をパラパラとめくる。絵がたくさんだな。 む、マーキングしてあるものっていうのはこれか ネギ×コタ?ネギ×タカミチ??ネギ×新田??? 「あ、こっちにも」 アキラが指を指した所にもマーキングが。 ゆーな×亜子、木乃香×刹那、ザジ×ちう、真名×アキラ。 どういう事かわからない。これではまるで使い走りではないか。 横のアキラはなぜか顔を赤くしているがどうしたのだ? 27-98 27-98 名前:裕奈 にゃんで?[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 21 04 04 ID ??? 裕奈 にゃんで? 1/3 じっと見つめられる・・・ さっきから刹那さんが私の方をずっと見つめています 私が龍宮さんたちの部屋にアキラを迎えに行って入ったときのこと 何故か部屋には那波さんもいて、それは一種、異様な雰囲気でした で、どういう訳か、刹那さんが私の方をじっと見つめて来るのです 裕奈 「にゃ、にゃんで刹那さんは私のことを見つめるのかな?」 とても気になったので本人に聞いてみました。しかし反応はありません 裕奈 「あ、アキラ?刹那さんどうしたのかな?」 アキラ 「さあ・・」 私とアキラは首をかしげます そのときです。不意に刹那さんが何かを探し始めました 気になってみていると、やがて何かを持って私のところにやってきたのです ふりふりふり・・ それはおもちゃの猫じゃらしでした せつな 「ねこさん・・あそぼ?」 裕奈 「わ、私は猫じゃないってば!!!」 27-99 名前:裕奈 にゃんで?[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 21 05 04 ID ??? 2/3 じんわり・・ 刹那さんの目にだんだんと涙がたまっていきます せつな 「ふえ・・ねこさん?」 おびえる少女、私何だか悪者? 裕奈 「あ、あのね・・困ったな・・ねえ、アキラ、どうしたら・・」 私は助けを求めるようにアキラの方を向きました。しかし・・ 銃です。拳銃です。二丁拳銃です 瞳に怒りを宿した龍宮さんが私に銃を向けているではありませんか 真名 「貴様・・せつなを泣かせたな?」 マジです。本気と書いてマジというやつです。お父さん、さようなら 裕奈 「あ、アキラ、助けて!!!」 アキラ 「今、刹那さん、せつなちゃんになってるんだ・・」 裕奈 「あ・・」 精神だけ幼くなった刹那さん。それがせつなちゃん 噂には聞いていたけれど・・ 真名 「とりあえず死ぬか?それとも・・」 だんだんと龍宮さんの雰囲気が怖くなっていきます。ですがそのとき助け船が入りました 千鶴 「ダメよ。ここは私に任せて」 龍宮さんの銃に那波さんの手が置かれました 真名 「・・・」 27-100 名前:裕奈 にゃんで?[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 21 05 46 ID ??? 3/3 千鶴 「ほーら、落ち着いてね」 その抱擁はいきなりでした。目の前に那波さんのきょぬーが迫ってきたかと思うと、いきなり私の顔を包んだのです 裕奈 「な、なに?にゃに?」 千鶴 「なーんにも考えなくていいから・・ね?」 那波さんの胸に抱かれながら、髪をゆっくりと撫でられました そうっと、一回撫でられるごとに私の意識が崩れていきます にゃに、これ・・とっても心地いいにゃ・・ 千鶴 「かわいいわね・・仔猫ちゃん・・あなたはかわいい・・仔猫ちゃん」 にゃ?私、ねこ?ねこだっけ? それ以降の記憶はありません せつな 「ねこさん!!あそぼ!!」 裕奈 「うにゃ〜ごろごろごろ・・」 真名 「恐るべきかな・・」 アキラ 「裕奈・・可哀相だけど・・ちょっと私も裕奈と遊びたい」 千鶴 「良かった。裕奈さん、あんなに演技が上手なのね。ふふふ・・」 真名 「私は・・正常だよな。那波、何も私にはしてないよな」 アキラ 「たぶん・・私も大丈夫だよね・・」 裕奈 「うにゃ?」 完 27-102 27-102 名前:3−Aとりえリレー 第16走[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 21 28 28 ID ??? ??「…で、アタシか。」 新田「さて、次は誰なのか…。」 作者「乞うご期待っ!!」 和美「ってことでアタシなのね。 作者ったら、アタシの番のときになって、東京行ったりゲームにハマったりしてるし…。」 作者「こっちだって忙しいんだ。事実、コレ2週間ぶりくらいだからなぁ…。」 新田「まぁいいじゃん。それより早くクジひいてくんね?」 千雨(新田、軽っ!) 和美「はいはーい…って先生、胸見ないでくださいよ?」 新田「同じ手を二度使うものかっ!…って、みんなどうしt」 ぷすっ… ぐちゃっ、ごきっ、ミニャァァァァァァァ……!! 千雨(新田……アンタホントネタに生きた男だな…) 和美「…で、引いちゃったわけなんだけど…。」 新田「…よし、見せろ。」 千雨(復活早っ!) 新田「…ふむ、そうか。次は『大河内アキラ』か。」 アキラ「あ、私なんだ…。」 新田「それじゃ、第2クール」行ってみようか!」 千雨(第2クールなのか…?) 3−Aとりえリレー 第15走『和美と 水着と 水泳と!!』 27-103 名前:3−Aとりえリレー 第16走[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 21 29 12 ID ??? 新田「ということでスレの諸君!待たせたなぁぁーっ!! サービス・タイムの始まりだぁぁぁぁ!!」 千雨(ダメだ、コイツイってる…。) 新田「ルールは簡単。200mを先に泳ぎきった方の勝ちだ。 ハンディなしのガチ勝負だ!!」 朝倉「へぇ…面白そうね。…椎名ぁ!アタシに賭けてくれたら食券5枚あげるよー!」 桜子「ホントぉ!?賭ける賭ける!!」 千雨(いいのか椎名っ!? っていうか朝倉、椎名の強運を頼みの綱にしやがったな…っ!) アキラ「いいですかー?」 新田「ふっふっふ、わたしの肉体美を見ろ! この日のために専属のトレーナーと最新鋭の理論を駆使しt」 パァン…ざばぁ 新田「ってそりゃないよぉぉ…」 ざばぁん…ぶくぶく… 新田「ぶっは!!足吊ったぁぁぁぁぁぁ」 千雨「ウルセェっ!!!!」 ごぃぃぃぃぃぃん…ぶくぶくぶく… アキラ「あ、新田先生沈んだ…。」 千雨「ったく、レンガぶつけて沈むだけなんて、アイツもなかなか頑丈だな…。 これで勝負ついたろ。朝倉、上がれ!!勝負ついたぞ!」 朝倉「…ぶはぁ…あれ?新田先生は?」 千雨「プールのそこで戦線離脱。お前の勝ちだ。 …しかし、椎名の強運ってのはスゲェな。」 桜子「ちうちゃんの番でも賭けてあげるよぉ〜っ!!」 千雨「いや、遠慮しとく…。」 アキラ「って、もう私か。」 27-113 27-113 名前:むか〜し、むかし 分福茶釜[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 22 49 42 ID ??? むか〜し、むかし 分福茶釜 むか〜し、むかし。あるところに貧乏寺の和尚さんがいました ハルナ 「何とかして有名にならないと・・こんなに貧乏だと紙も買えないじゃない」 そんなある日のことでした。ちょっと悪徳な商人がこのお寺を訪れます 和美 「珍しい茶釜があるんだけど買わない?」 見ればそれは大変に大きな茶釜で、中に人が3人は入れるほどの大きさでした ハルナ 「これは目立つけど・・ただ大きいだけじゃないの?」 和美 「ふふふ・・それは中を見てのお楽しみ」 商人がふたを開けるとそこには・・・ ハルナ 「なるほど・・これはいける!!!」 その日からです。和尚さんのお寺には夜な夜な怪しい風体のお客人が訪れるようになりました ある日には、どこかの公家のお姫様です 木乃香 「うへへ・・・あんなになって・・また来るえ」 ある日には、たくましい狩人さんです 真名 「しっぽりと・・・中まで・・」 ある日には、お侍さんです 月詠 「いやがる様が・・たまりまへんなあ・・」 今夜も一杯お布施を稼いだ和尚さん。茶釜さんにねぎらいの言葉をかけます 和尚さんはふたを開けるとこういいました ハルナ 「明日も頑張ってね、たぬきさん。逃げようなんて・・ダメよ?」 茶釜の中には一匹のたぬきさんがつながれていました。今日もお勤めを終えたたぬきさんは、泣きながら一言こうつぶやきました 刹那 「汚れちゃった・・・」 完 27-117 27-117 名前:帰り道4『薫る思い』(1)[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 23 37 47 ID ??? メガネの埃を拭き取って、蛍光灯に晒してみる。うん、キレイになった。メガネを掛け直し、椅子を傾け、教室の天井を仰ぐ。さて、これから何をしようか…。 「ハルナ…暇そうですね」 左傍らから、夕映の地味な声が響いた。紙パックに挿さったストローは、不機嫌そうに空気を吸い続けている。 「締め切りが近いというから図書館島の当番を代わったのですよ?余裕があるなら、ちゃんと務めて欲しいです」 「あ〜、ゴメンゴメン。暇なんてないんだけどね」 「なら、さっさと寮で作業するです。また手伝わされるのは御免です」 「大丈夫、あと数ページだし。疲れたときの気分転換は大切なの」 一瞬眉を曇らせた夕映は回れ右して外へと向かい、教室の出口手前で声を掛けられたのどかが後を追う。私はその姿をぼんやり見送った。 「さぁて、パル様も帰ろうかね」 独り言を発した私にも気付かず、目の前をこのかと桜咲さんが手を繋いで過ぎていく。もうラブ臭はぷんぷん。見てるこっちが恥ずかしい。 ん?そういえば、アスナの姿が見えないな…。あぁ、いたいた。一人で寂しそうにしてるよ。 そりゃそうだよね。修学旅行から、このかは桜咲さんに取られちゃってるもんね。やれやれ、お姉さんが声を掛けてあげますか。 「おーい、アスナ〜」 「何?」 アスナらしい、さっぱりした反応が返ってくる。 「桜咲さんに嫉妬とかしてる?」 「はぁ?急に声掛けてきたと思ったら、何言い出すのよ」 アスナは呆れ顔。おかしいな…微かに淡いラブ臭を感じたんだけど…。 「じゃっ、私、帰るね」 「あぁ…そう。じゃあね」 返事の半分も言い終わっていないうちに、アスナの背中は教室からも見えなくなっていた。 27-118 名前:帰り道4『薫る思い』(2)[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 23 40 29 ID ??? 空は日光が痛いほどに澄み渡り、夕闇の気配を微塵も感じさせない。今日という日は長そうだ。 同性愛を描くとき、そこには"普通"と言われる愛とは違う愛を表すことになる。偏った愛情であったり、人目を避けた愛であったり、苦痛を伴った恋心であったりする。 でも、それが愛とか恋といったものの本当の姿に思えるのはどうしてか。 "普通"と呼び、社会が慣れてしまった恋愛とは、そもそも偏ったり公言できなかったり悩み苦しむものではないのか。 "普通"と見られなくなり、より高い障害を伴った恋愛にこそ、その本質が露なかたちで残ってはいないだろうか…。 宙に漂う数少ない雲を目で追いつつ、結末の知れないシナリオを考える。 性欲的な描写ばかりしてしまうと、そこに意味を探したくなる。羞いが自分にまだ残っていたことに気付く、珍しい瞬間だ。 爽やかな風が一吹きし、私の髪を揺らす。湿り気のない、さっぱりした風だ。そこに、恋の薫りを感取した。これは、紛れもなくアスナに感じたのと同じラブ臭。 締め切り前夜の徹夜作業で研かれた二本の寝癖は、触角のように恋の臭いを探し当てる。アンテナは、職員室の方を指し示した。恐らく、そこにアスナがいる。 アスナの恋を私の第六感が伝える。脆くか弱いラブ臭。間違いなく、恋に苦しんでいる。 友人の恋心を知るのは辛いこと。でも、それを思い出したときは、既に職員室のある校舎の前にいた。 そして、アスナの恋を私に教えたのは、第六感ではなく視覚だった。 27-119 名前:帰り道4『薫る思い』(3)[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 23 42 03 ID ??? 職員室の中を窓越しに見つめながら、廊下に佇むアスナ。その思いは他でもない高畑先生に向けられている。そういえば、アスナは高畑先生のことが好きだったんだっけ。 アスナは職員室のドアに手を掛けかけて、息を止めたまま固まると、しばらくして大きく唾を飲み込み、それから、静かにドアに背を向けた。 「あ…」 「…」 振り返り様に廊下のアスナと、その外の私と視線が擦れ違う。アスナは不自然に下を向いて、私を無視した。 「ちょっと待ってよ、アスナ」 「…」 ガラス窓をノックしながら声を掛けてはみたけれど、やっぱり一方的に無視される。アスナは私と平行線を描きながら廊下の端まで来ると、上履きのまま校舎の外に飛び出した。 「ねぇ、アスナ…大丈夫?」 立ち止まったアスナの震える背中からは、喉を詰めた声が絞り出されるように聴こえてきた。 「あんた…見てたの?」 「え…」 「私が高畑先生を好きだってこと、知ってるんでしょ?」 「いや…まぁ…ね」 「…」 黙るアスナに、私は慰めにもならない言葉を喋るしかなかった。 「恋愛って、やっぱり苦しいものだしさ」 「…」 「思い通りにならないのは、当然なんじゃないかな?」 「…」 「覗き見する気はなかったんだけど、元気無さそうなアスナが心配になってさ」 「…」 「…」 秒針も忘れた沈黙を絶ったのは、アスナの方だった。 「ごめん。私…なんて答えていいか、わからない」 アスナは腕で涙を拭うと、ゆっくりと言葉を選びながら続けた。 27-120 名前:帰り道4『薫る思い』(4)[sageラスト] 投稿日:2006/03/17(金) 23 43 25 ID ??? 「教師と…教え子で両想いになるなんて叶わないことくらい、馬鹿な私だって分かってる。でも、それでも高畑先生のこと、好きだから」 私は、恋に苦しむ女の子を後ろから抱きしめた。 「アスナ、あんた格好良いよ」 アスナの肩を掴んで優しく振り向かせる。赤く腫れた白眼に浮かぶ瞳が、水溜りに沈んだ小石のように揺らいでいた。 「私は応援してるよ」 「…」 「だから、元気出して。下ばかり向いてるアスナなんて、アスナらしくないよ」 「…ありがとう」 部屋でペンを走らせながら、帰り道の出来事を思い出す。アスナは見た目よりも繊細で臆病なのかもしれない。 「のどかと、まるで逆だね」 虚しい独り言に感慨を込めて、それでもペンは濡れ場をひたすら描く。私が何を描いても、何を思っても、読者が求めているのは"これ"だけだと知っているから。 「ただいまです」 ドアが静かに開き、夕映が顔を出した。 「あぁ、夕映。おかえり〜」 「まだ終わってないですか?」 「うん」 「何ページ、残っているですか?」 「たったの10ページ」 「明日までに終りそうですか?」 「一人じゃ厳しいかな…」 耳に掛る夕映の温かい溜め息。 「またですか…まったく、しっかりして欲しいです」 「夕映〜…」 「何ですか?」 「…ありがと」 27-125 27-125 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/18(土) 00 00 55 ID ??? ちょっと 27-67の純愛Verみたいなのを 亜子「コリアンには制裁やで〜!」 古「また…やられる…」 「たゆたゆたゆたゆ…」 古「・・・・・・」 亜子「なんや?反応無いとつまら、んぐ!?」 古がいきなりアスナ級のキスを亜子にかました 古「ん…ちゅ…そんな驚いた顔しなくてもいいじゃないアルか」 亜子「い、いきなりなにすんねん!うちの唇は裕奈だけのもんやで!」 古「今まであんなことしてきてなに言ってるアル?私は遊びアルか?」 亜子「え…それは…その…」 古「私はもう今までのことで亜子が忘れられないアル…」 亜子「古ちゃん…」 古「亜子はどういう気持ちアルか?私はもう亜子しか見えないアル」 亜子「でも私には裕奈が…」 古「2番目でもいいアル。もう私の体は亜子以外は受け付けないアル!」 亜子「2番目なんかでええんか…?」 古「いつか1番になるアルよ」 27-127 27-127 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/18(土) 00 13 34 ID ??? 「ちうー」 すっかり慣れた同居人の呼びかけに、私はPCの画面から目を離さずに返事だけする。"何をしていても返事だけはして欲しい" 以前そう言って泣き付かれてしまったコトがあったのを今でも忘れられない。彼女が初めて私の前で、感情を剥き出しにして泣いた時だった。 「んー?」 返事はするものの、目先の忙しさに上の空であることは明らかだ。 「あーんして」 気付けば後ろから聞こえていた声が真横に来ていた。このセリフももう慣れてしまっている。首を横に向け、口を開けてはいるものの、やはり目はPCから離さずにいる。彼女は私が横を向くだけで充分満足らしい。 彼女の細く冷たい指が微かに私の唇に触れ、次の瞬間舌先に甘い香りが漂い始めた。 「ん・・・?イチゴ?」 口の中にあるのはイチゴ味の飴らしい。いつもと違うその味を疑問に思い、私はようやく視線を彼女へ移した。 「ウン。」 こくんと彼女が頷いた。 「ザジが好きなのはイチゴミルクだろう?」 彼女が好きなイチゴミルク味の飴は、いつも大量にストックされていて、私の口に入れられるコトもかなり多い。メーカーが違って、若干味が変わったりはするものの、他の味の飴を食べているのも、食べさせられるのも初めてのコトなのだが・・・。 首を傾げて見つめる私の首に彼女はそっと腕を回した。 「ちょ・・・ザジ・・・!?・・・!待って・・・んっ・・・」 焦る私のコトなどお構いナシに唇を塞がれた。躊躇いもなく入り込んでくる細い舌を半ば諦め気味で受け入れる。 「ん・・・んんっ!?・・・」 いつもと違うその動きに、戸惑いながらも舌を絡ませる。二人の体温ですっかり飴が溶け終わる頃、ようやく彼女は唇を離してくれた。 「ちうのチュウ、ザジの好きなイチゴミルク味」 二人の中はすっかりイチゴミルクの香り。 「ザジの飴はミルク味だったのか・・・」 「ウン。」 ニコと笑みを浮かべ、彼女は唇を舌で拭う。 私の頭の中に、赤いパッケージの極甘ミルク味の飴が浮かんだのは言うまでも無い。 〜END〜 前ページ次ページSSまとめ
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1993 ■映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王(制作協力 めがてんスタジオ、京都アニメーション、座円洞と共同) 1994 ■映画 クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝(制作協力 めがてんスタジオ、シマスタジオ、京都アニメーションと共同) ■関連タイトル 廉価版DVD 映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王