約 1,475,937 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4970.html
咲「京ちゃん、これどういうことか説明してくれる?」ゴゴゴ 和「そうですよ、須賀君説明してください」 優希「早く本当のことを言ったほうが楽になるぞ犬」 京太郎「あの、さっきから本当のことしか言ってないんですが」 咲「嘘だ!」 京太郎「嘘じゃないです」 和「咲さん1回落ち着きましょう」 京太郎「和…」 和「それに自白の強要はいけません」 京太郎「俺のときめきを返せ」 優希「こんなことはあってはならないんだじょ」 小蒔「京太郎さん、あの時みたいに撫でてください」 京太郎「そんな重要なことか?」ナデナデ 小蒔「えへへ♪」スリスリ 和「そこっ!撫でないでください!」 咲「京ちゃんにスリスリないでください!」 京太郎「なんで急に」ギュー 小蒔「はふ~幸せです~」 優希「なに思いっきりだきしめてるんだじぇ!」 咲「京ちゃんなんで教えてくれなかったの!」 京太郎「なんでって聞かれなかったから」 和「恋人はいないって言いましたよね」 京太郎「言った、確かに言ったよ」 和「だったら、その人は何なんですか!」 京太郎「何って、許嫁」 咲「許婚?」 優希「なんで言わなかったんだ!」 京太郎「いや、恋人がいるか聞かれたときに言おうとしたら」 京太郎「お前ら、すぐどっか行っちゃたし」 京太郎「それに大会中もほとんど俺に話しかけてこなかったから別にいいのかなって」 小蒔「京太郎さん、お夕飯は何が良いですか?」 京太郎「んー、スーパー行って一緒に決めませんか?」 小蒔「そうですね」パアァァ 咲「どうして、夕飯の話をしてるのかな?」 京太郎「どうしてって家に泊まってるからな」 咲和優希「そんなの認めない!!!」 カン
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/856.html
797 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/14(火) 20 52 08 ID qCY7GL0. 妹D「そこまでだ、とミサカは銃口を突き付けます」 妹G「動いたら撃つぞ、とミサカは動きを封じます」 美琴?「な、なに?!」 上条「な、なんだ、御坂が三人…じゃない、お前らは妹達!ってか、御坂に向かって何してんだ!お前ら、その銃を下せよ!」 美琴?「そ、そうよ、あんた達、はやく銃口を外しなさいよ!」 妹D「…全くこの鈍漢は何も気付いていない、とミサカは溜息をつきます」 妹G「それと妹E、もう演技はやめろ、とミサカは分かりやすく正体をばらしてあげます」 上条「っへ?妹E?」 美琴?「なに出鱈目言ってんのよあんた達!私は正真正銘、御坂美琴よ!」 妹D「でしたら私達は既にぶっ飛ばされています、とミサカは本物の行動パターンを提示します」 妹G「それに本物ならこんなに積極的なアプローチはかけられません、とミサカは本物である事を否定します」 妹D「そしていくら頑張ろうと私達は本物には成りきれない、とミサカはクローンの定めを説きます」 妹G「貴方でも違和感は感じたはずでは?とミサカは上条当麻に確認をとらせます」 上条「……ああ、たしかに今日のこいつはいつもと違う様子だったな」 美琴?「なっ、当麻まで何いってんのよ!こいつらを信じちゃだめ!」 上条「なら、なんで今は『当麻』って呼ぶんだ?」 妹E「あっ」 798 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/14(火) 21 24 49 ID G1MePXgA 妹E「……ばれちゃった、か……あーあ、せっかくお姉様の口調を必死で特訓したのになあ」 上条「……なあ、何で御坂のふりなんかしたんだ?」 妹D「簡単な話です。 私達『妹達』は貴方に恋愛感情を抱いているのです、とミサカは懇切丁寧に説明します」 妹G「ですが、私達は所詮お姉様のクローンです。 本物に勝てる筈がありません、とミサカは絶望に顔を伏せます」 妹E「それに、リボンズがたまり場への介入を自重する以上、生きているか死んでいるか判らない私達『サンプルとして拉致されたオリジナルの妹達』もたまり場への介入は行えない……だから、二度と会えなくなる前に、せめてお姉様としてでもいいから、貴方に愛されたい……そう思って、私は……」 上条「……ったく、馬鹿だなお前は。 俺が本物かクローンかで人を区別するような奴だとでも思ってんのかよ? この上条さんを見くびってんじゃねえっての」 妹E「……本当、馬鹿ですねミサカは……とミサカは自嘲の溜息を吐きます」 妹D「さあ、行きますよ妹E、とミサカは妹Eの帰還を促します」 妹G「私達は先に帰還しますので、妹Eも即時帰還して下さい、とミサカは柄にも無く気を使ってみます」 妹E「……最後に一つ聞かせて下さい。 貴方は、お姉様の事を愛していますか? とミサカは真剣な顔つきで核心に迫ります」 上条「……ああ。 俺は、上条当麻は胸を張って断言出来る。 俺は、御坂美琴の事が好きだ」 妹E「それを聞いて安心しました、とミサカは安堵の息を吐きます。 それでは、ミサカはこれで失恋……いや、失礼します、とミサカは空気を読まないダジャレを披露しつつフェードアウトします」 上条「……さってと、昼飯でも食いに行くかね」 799 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/15(水) 00 12 19 ID rOnKPBdQ C.C.「……ふん、ボウヤにしてはなかなか気が利いているじゃないか」 上条「うわっとお!? し、C.C.!? いつの間に人の背後に回ってんだよ!!」 C.C.「ボウヤみたいに隙だらけだと、背後を取るのも楽なものだ。 で、ボウヤが今言っていた台詞は、本当の本心から出た言葉なのか?」 上条「……どういう意味だよそれ」 C.C.「さて、どういう意味だろうな。 慰め、ごまかし……ああ、出まかせなんてのもいい線だな」 上条「っ! ふざけんじゃねえ!! あんな状況で口から出まかせなんて言える訳ねえだろ!!」 C.C.「ふん、どうだか。 大体、ボウヤの小学生以下の知能じゃ、惚れた腫れたすら理解出来ないんじゃないのか?」 上条「お前な……上条さんの事、本気で馬鹿だと思ってんだろ? そりゃあ、俺は恋愛経験なんて全然だし、初恋どころか浮いた話すら無かったけどよ……何て言うか、御坂といると何だかんだ言って楽しいんだよ。 あいつと喧嘩すんのも、一緒に遊ぶのも。 まあ、まだ恋とか言うにはアレかも知んねえけどよ、少なくとも俺はもっと御坂と一緒にいたいとは思ってる。 これって、俺があいつの事好きって事にならないかな?」 C.C.「……さて、どうだかな」 上条「おっと、昼飯行かねえと。 じゃあなC.C.」 C.C.「……良かったな、御坂美琴。 どうやらお前は、上条当麻のヒロインになれたようだそ」 800 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/15(水) 00 48 01 ID HP3qzouM 妹B「みつけたぞ妹F!とミサカは大げさに声を上げます」 妹C「後もう少しで強制退場の時間が来ます、とミサカは帰還を促します」 妹F「うん、大体用事は済ませてから大丈夫、とミサカは後腐れがない事を伝えます」 海原「へぇー、君って妹Fだったんだ。ありがとう、妹Fさん。僕なんかに付き合ってくれて」 妹F「いえいえ、こちらこそいろいろとおしゃべりに付き合ってもらえて楽しかったです、とミサカは感謝します」 妹B「しかしあなたも変わり者ですね、とミサカは妹Fを奇妙な眼差しでみつめます」 妹C「私達上条ラバーズの中で何故あなたは海原光貴に好意を持つのか、とミサカは難解な疑問の解いを聞きます」 妹F「原因は分らないけどまあこういうルートもあってもいいのでは、とミサカは明解を出せないまま答えます」 海原「あのー、三人して何を話していたんですか」 妹B「いろいろとです、とミサカは内容を秘密にします」 妹C「もう時間です、本部に帰りましょう、とミサカは再度催促します」 妹F「最後に一つだけ、とミサカはやり残したことを実行します」 (海原の頬に)チュッ 海原「えっ」 妹F「シーユーアゲイン、ハバナイスデイ」
https://w.atwiki.jp/teamwildcat/pages/25.html
スキル習得させたいんだけど、せっかく苦労して覚醒させたのに、 DPで30パーセント、CPつかっても65パーセントとか怖くてできん! ・・・と言う方には必見です! 3週~4週毎に合成キャンペーンという1週間のイベントがあります。ですが、最近運営がドSなのか、2ヶ月近くお預けですw その期間では合成に必要なCPが50となり、成功率は最低でも85%になります(表示通りかどうかは怪しいですが) さらに、スキルのレベルをあげれば、スキルレベル1につき2%ずつ成功率が上がります。 重要なスキルは、ある程度レベルを上げておいて、合成キャンペーンを待ち、CPを使って習得させましょう。 キャンペーンを待たず先走るとバンカーバスター+の移植を失敗したり不幸な事態が発生します・・・ ※スキルレベル11でCP使用時習得率100パーセントになります。 スキル習得確率 Level 1 65% Level 2 67% Level 3 69% Level 4 71% Level 5 73% Level 6 75% Level 7 77% Level 8 79% Level 9 81% Level 10 83% Level 11 100% リトライについて リトライは、CPを使用してスキル習得の失敗をした場合、500CPを使って1回だけ再度スキル習得のチャレンジができる機能です。(※ただし、500CP以上残高が無い状態で失敗した場合は、CPチャージしますか?とも聞かれないで終了するので注意。)この場合、確率が上がるらしいですが、微々たる物です。(93%で失敗し、リトライして失敗しました) よくある質問
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/255.html
「それではこれより、今日のぎんみをはじめるぞっ!」 ゆっくりえーきの声。 そこは、罪を犯したゆっくりが裁きを受けるゆっくり裁判所。 えーきはそこの裁判長というわけである。 このえーき、名裁判長として知られていたため、裁判を傍聴しようとする人間もけっこ ういる。 ちなみに、えーきはなぜか所々時代がかった喋りをするために、名裁判長ならぬ名奉行 というあだ名を頂戴している。 それでは、名奉行えーきのお裁きを見てみるとしよう。 「わ、わがらないよぉ」 まず最初に引っ立てられてきたのはちぇんだ。左右を屈強なみょんに固められて怯えた 様子である。 「ちぇんは、まりさの食べ物を盗んだんだぞ」 「ゆぅ……」 「どろぼうはゆっくりできないぞ。ぺんぺん三回の刑だぞ!」 「ゆ゛びぃ!」 早速ちぇんは引き据えられて、みょんが口にくわえた棒でばしーん、ばしーん、ばしー ん、と尻を三回、思い切りぶっ叩かれた。 「ゆに゛ゃあああああ、いだいぃぃぃ」 「これからはまじめに働くんだぞ。そうすれば、そんな痛いことはないんだぞ」 「ゆぅ……ゆぅ……わかったよー、こんな痛いのはもうやだから、どろぼうは二度としな いよー」 「うむっ、これにていっけんらくちゃく、だぞっ!」 「と、とかいはなありすになにをするの! 犯すわよ!」 次に引っ立てられて来たのは、極度の緊張のせいか、ぺにぺにおっ立てたありすであっ た。 「ありすは、まりさをごうっかんっしたんだぞ」 「ゆ……と、とかいはじゃなかったとは思ってるわ……でも」 「もうしひらきがあれば聞くんだぞ」 「ま、まりさも、まりざもわるいんでずぅ、あにゃるをひくつかせてありずをさそっだん でずぅぅぅぅ」 「うむ、ねごとは寝て言うんだぞ、ありすはぺにぺに切断の刑だぞ!」 「ゆ゛ぎゃあああああ、やべで! やべで!」 ありすは、ぺにぺにを小さなギロチンのような機械で切断された。 「うむっ、これにていっけんらくちゃく、だぞっ!」 「まりささまが何をしたっていうんだぜ! はなすんだぜ!」 次に引っ立てられてきたのはまりさであった。 「まりさは、れいむとまりさと、おちびたち、計四人家族のおうちに押し入って家族をみ なごろしにしてたくわえてあった食べ物を食べたんだぞ」 「ゆっへっへ、それがどうしたのぜ? 弱いのが悪いのぜ」 「はんせいもしてないんだぞ。ゲスなまりさにはぺんぺん二十回の刑だぞ!」 「や、やべるんだぜ! そんなごとじたら、死んじゃうのぜ!」 「おおげさだぞ、死にはしないぞ」 「やべで、やべで、やべでぐだ……いだぃぃぃぃ!」 ぺんぺん二十回の刑はさすがに辛く、ゲスまりさは半死半生の状態になって運ばれてい った。だが、あれならば死にはしないだろう。 「うむっ、これにていっけんらくちゃく、だぞっ!」 「ゆぅ……」 次は、またまりさであったが、先のまりさと違って神妙にしている。 「まりさは、れいむがたくわえていた食べ物を盗んだんだぞ」 「ゆぅ……その通りだよ」 「さっきのちぇんと同じく、ぺんぺん三回の刑だぞ!」 「ゆぅ……わかったよ」 観念してぷりんと尻をみょんに向けるまりさ。 「……と、言いたいところだけど、まりさはお腹を空かせたおちびたちになんとかむーし ゃむーしゃさせたかったんだぞ。とった食べ物はぜんぶおちびにあげて、自分は食べてな いんだぞ」 「しょ、しょうだよ! おとうしゃんは、まりしゃたちのために!」 「おとうしゃーん!」 その時、傍聴席から子まりさと子れいむの声が聞こえてきた。あの被告のまりさの子供 であろうということはすぐに察しがつこう。 「まりさ……お上にもお慈悲はあるぞっ! じょーじょーしゃくりょーでぺんぺん一回の 刑だぞ!」 「ゆ、ゆひぃぃぃぃ、あじがどうございまず!」 「うむっ、これにていっけんらくちゃく、だぞっ!」 傍聴席の人間から、ほほぅと感嘆な声が上がった。 それまではごくごく普通で、少々退屈していたのだが、このまりさへの判決はなかなか 情の通った粋なお裁きではないかと、お目当てのえーき裁きを見れたと皆喜んだ。 「ゆぅ……」 次の被告はれいむであった。これもまた先ほどのまりさと同様、神妙な態度である。 「れいむは、人間さんのおうちの花壇を荒らしたんだぞ」 えーきのその言葉に、法廷は緊張した。 「人間さんのものに手をつけるのは、特に罪深いことだぞ」 「ゆぅ……ゆっくりりかいしてるよ……」 「……でも、れいむは、親を亡くした孤児、合わせて十匹のおちびを育てていて、お花を とったのも、お腹を空かせたおちびたちにむーしゃむーしゃさせてあげたかったからだぞ」 その時、傍聴席にいた十匹の子ゆっくりたちが叫んだ。 「おきゃあしゃんはれいみゅたちのためにやっちゃんらよ!」 「しょうだよ! おきゃあしゃんは、しゅごくやちゃちいんだよ!」 「おきゃあしゃんをいじめにゃいでぇ!」 「まりしゃたちもこれからは狩りをがんばってするのじぇ!」 「そうだじぇ! おきゃあしゃんがお花さんをとったりしないですむように、まりしゃた ちががんばるんだじぇ!」 「だきゃらおきゃあしゃんをゆるじであげちぇにぇ!」 「ゆっくちおねがいじましゅ! ゆっくちおねがいじましゅ!」 「ゆぴゃああああん、おきゃあしゃーん!」 「れいみゅたちは、おきゃあしゃんのおかげでいきてこれたんだよ。おきゃあしゃんはと てもゆっくりしたいいおきゃあしゃんだよ!」 「おきゃあしゃんをたちゅけちぇぇぇぇ!」 「お、おちびちゃんたち……」 被告席のれいむの目からだばだばと涙が流れ落ちた。餡こそ繋がっていないが、みんな 間違いなく自分の子供たちだ。 「れいむ、ぺんぺん一回の刑だぞ」 「ゆぅぅぅぅぅ、あじがとうございまずぅぅぅぅ!」 「……と、言いたいところだけど、人間さんのものに手をつけてるからじょーじょーしゃ くりょーの余地なしだぞ! よって、れいむは、お飾り損壊、アマギリの上、打ち首獄門 の刑だぞっ!」 「ど、どぼじでええええええええ!」 「「「にゃ、にゃんでぇぇぇぇ!」」」 れいむと子供たちの声が法廷内に響き渡る。 すぐに刑は執行された。れいむは、お飾りのリボンを目の前で破かれ、さらにアマギリ と呼ばれる目玉をくりぬく処置を施された。 その後は打ち首……と言っても、頭だけなので実際は底部をそぎ落として、さらし者に される。一日程度さらしたらトドメを刺されるのだ。 「おちびぢゃん、おちびぢゃあああああん!」 「「「ゆぴゃあああん、おきゃあしゃーん!」」」 「や、やめでぐださい。れいぶが死んだら、おちびぢゃんがあああああ! まだみんな小 さいんでず、生きていげまぜんっ!」 「れいむ、お上にもお慈悲はあるぞっ!」 えーきのその言葉に、れいむの暗澹たる顔に一筋の光がさした。 「そのおちびたちは、人間さんのお花をむーしゃむーしゃしたんだぞ! でも、子供たち は悪くないんだぞ!」 「そうだよ! おちびちゃんたちは悪くないよ!」 れいむはそれに激しく同意する。 「よって、そのおちびたちは苦しまないように一撃で圧死の刑だぞ」 「ど、どぼじでええええええええ!」 「「「にゃ、にゃんでぇぇぇぇぇ!」」」 「うむっ、これにていっけんらくちゃく、だぞっ!」 「らくぢゃくじでないぃぃぃぃぃ!」 いや、そもそもおちびたちは傍聴席にいたんだから被告じゃねえだろ、とかそんなこん なも豪快に無視したえーき裁きに、人間たちは感服した。 「うーむ、やはり名奉行とか呼ばれるだけはある」 「あのまりさへの判決は、人情味ならぬゆん情味のあったな」 「人間のものに手をつけたゆっくりは全員死刑か。いいお裁きだ」 以下蛇足かもしれぬが、この日、ゆっくり一家を皆殺しにしてぺんぺん二十回の刑を受 けたまりさのその後について触れておこう。 このまりさ、ぺんぺん二十回で半死半生の目にあったというのに、もう中枢餡までゲス なのか、全く反省することなく、むしろあれでぺんぺん二十回なら、もっと悪いことをし てやろうと考えていた。 「ゆへえ、なかなかゆっくりしたれいむなのぜ。あまあまをよこすんだぜ。それとまむま むをこっちに向けるのぜ」 ある日、まりさは、道行く美れいむの前に立ちはだかった。 「……ゆっ……くり……」 「ゆっへっへ、怖がらないでも言うことを聞けばかわいがってやるのぜ、まりささまのぺ にぺにのとりこにしてやるのぜ」 「ゆっくり、しね!」 「ゆべ! い、いだいいいい!」 だがしかし、まりさはれいむに体当たりをされてふっ飛んだ。 「ゆっくりしね! ゆっくりしね!」 「ゆべ! やべで! いだい! だずげでえええええ!」 まりさは、決して弱くはない。いや、むしろ強い方だろう。 しかし、相手が悪かった。そのれいむは、殺人術ならぬ殺ゆん術を叩き込まれた金バッ チゆっくりだったのだ。 痛めつけられて突き出されたまりさは、再びえーき裁判長の前に引っ立てられた。 「ゆひぃ……ゆひぃ……」 まだ怪我が完治しておらず、息も絶え絶えのまりさが引きずられてくる。 「……」 傍聴席に、まりさが襲おうとして返り討ちにあった金バッチれいむが、飼い主に抱かれ ている姿があった。 「まりさは、金バッチの飼いゆっくりに手を出そうとしたんだぞ。でも、逆にやられて、 被害者の金バッチゆっくりにはかすり傷一つなかったんだぞ」 「ゆひぃ、ゆひぃ」 まりさは、僅かに頷く。 一家を皆殺しにしてぺんぺん二十回だったのだから、今度は大したことはあるまいと思 っていた。せいぜい、ぺんぺん三回程度であろうと。 だがしかし、そんなわけないのであった。 「飼いゆっくりは人間さんの財産として扱われるんだぞ! それに手を出そうとした罪は 重いんだぞ。よって、まりさはお飾り損壊、アマギリ、あんよ火焙り、市中引き回しの上 串刺しして放置の刑だぞ!」 「な、なんでなんだぜえええええ!」 「うむっ、これにていっけんらくちゃく、だぞっ!」 終わり ゆーゆーゆゆー ゆゆゆゆゆーゆゆー ゆゆゆゆゆーゆゆー ゆゆゆゆゆーゆゆー(大岡越前のアレで) ふたば系ゆっくりいじめ 340 ゆっくりほいくえん ふたば系ゆっくりいじめ 396 つむりとおねえさん ふたば系ゆっくりいじめ 444 ドスハンター ふたば系ゆっくりいじめ 479 やさしいまち ふたば系ゆっくりいじめ 512 恐怖! ゆっくり怪人 ふたば系ゆっくりいじめ 697 おちびちゃん用のドア ふたば系ゆっくりいじめ 1145 のるま ふたば系ゆっくりいじめ 1206 しょうりしゃなのじぇ ふたば系ゆっくりいじめ 1225 外の世界でデビュー ふたば系ゆっくりいじめ 1248 飼いドス
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1158.html
恐る恐る感想掲示板を覗いたら「れいむの死があっさりしてる」とのご指摘があったので、 れいむ側の水槽の出来事の補完を描いてみました。 色々内容水増ししてみましたが、死因以外はほぼまりさと同じ流れなのであんまり面白くないかもしれません。 「むーちゃ!むーちゃ!」 まりさに与えられたゆっくりプレイスのほうから幸せそうな声が聞こえてくる。 ケースの壁は透明なので、れいむからも色とりどりのゼリーを頬張る幸せそうなまりさの顔をはっきりと見ることが出来た。 れいむも負けじと、目の前にある橙色のゼリーを口いっぱいに詰め込み、一緒にむーちゃむーちゃする。 オレンジ味だ。そのじんわりとした甘味が舌の上に広がり、ぷるんとした魅惑の食感に思わず震える。 しかもただ美味しいだけではなく、体の内側の傷まで治してくれそうな至高の逸品である。 向こう側でまりさが幸せのあまりのけぞってお決まりの台詞を言おうとしているのが見えた。 ようし、れいむも。 すかさずれいむものけぞり、自分のしあわせーを再確認できるゆっくりワードを叫ぶ。 「「ちあわしぇえええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」」 他に音を立てるものもいない、静かな部屋の中に赤ゆ二人の声が騒がしく響いた。 ああ、なんてしあわせーなんだろう。 ゲス親を見捨ててお外を彷徨っているとき、 街のあちこちで人間さんにこれでもかと痛めつけられるゆっくりを見てきた。 いやはや、どいつもこいつもまったくゆっくりできていない無様なゆっくりばかり。 なぜ人間さんごときにあそこまでいいようにされてしまうのか。 その点自分は違う。 今ではあの奴隷は屈服し、ゆっくりプレイスを明け渡した上あまあままで献上している。 おお、おろかおろか。 れいむには、人間さんも、ほかのゆっくり達も、全て自分より劣っているように感じられた。 思い返せば、あのゲスな両親もとことん腰抜けだった。 ある日、公園さんを散歩していると、白くて冷たそうなあまあまをぺーろぺーろしている人間さんを見つけた。 あまあまはれいむのものなのに、独り占めなんて許せない。 「しょきょにょ、くしょどれい!どうちてれいみゅのあみゃあみゃをかっちぇにたべちぇりゅにょ!? ゆっくちしちぇないでしゃっしゃっとしょにょあみゃあみゃをおいてちんでね!いましゅぐでいいょ!」 ああ?、と奴隷が反抗的な眼で見下ろしてくる。 来いよ、糞奴隷。 そのあまあまを捨ててさっさとかかってこいよ! 「おちびちゃぁぁぁぁぁあん!?にんげんさんになにいってるのおおおおおおおおお!?!?」 その様子を見て、血相を変えて親まりさが全力で駆けてきた。 「おちびちゃん、あのあまあまさんはにんげんさんがゆっくりするのをがまんして はたらいてもらったおかねさんとひきかえにたべてるんだよ!おちびちゃんのものなんかじゃないよ! はやくにんげんさんにごめんなさいしてね!」 「なにいっちぇりゅにょ!?あみゃあみゃはれいみゅのもにょにゃんだよ!びゃきゃにゃにょ!?ちぬの!?」 親の説教に全く耳を貸さず、なおも赤れいむの暴言は止まらない。 「きゃわいいれいみゅはおにゃかがへっちぇりゅんだょ? むにょーなくしょおやはしゃっしゃっとしょこのぐじゅをしぇいしゃいしてあみゃあみゃをとりあげちぇね!」 ぴこぴこを振り回すクルクルパーのジェスチャーで執拗に挑発を繰り返している。 これ以上言っても無駄だと判断したのか、親まりさは力を加減して上から赤れいむを抑えつけた。 ゅっぐ!?と赤れいむ喉が低く唸る。これでもう余計なことは言えまい。 慌てて親まりさはいつ我が子を踏み潰そうとしてもおかしくないほどに気分を害した人間さんに謝罪を始める。 「にんげんさんごめんなさい!まりさがおちびちゃんのしつけをしっかりできなかったのがわるいんです! おちびちゃんにはしっかりはんせいさせます!いらいらさんがおさまらなかったらまりさがかわりにいたいいたいされます! だからどうかおちびちゃんだけはたすけてあげてください!まりさにできることならなんでもします!」 額を地面に擦り付けて懸命に許しを請う親まりさ。 「ゆぅ…!?」 ふいに親まりさのお帽子が宙に浮き、頭上でビッ、ビリビリ、ビリッとゆっくりできない音が響いた。 ぎゅっと眼を瞑り、悲しみを堪える。 いったい何が起きているのか、親まりさはすぐに理解した。 薄目を開けた親まりさの視界をひらひらと舞う黒い布切れが埋め尽くし、 登録情報が削り取られ、すっかり褪色した金バッヂがカチャリと地面に乾いた音を立てた。 「お前の謝りに免じて今回はそれで許してやるよ」 そう言うと、親まりさ達に関心を失くしたのか、その場で軽く伸びをしてアイスを舐めながら人間さんは去っていった。 ただの薄汚い布切れと化した大切なお帽子を涙目になって見つめる親まりさ。 にわかに吹いた風に運ばれ、お帽子は空に散らばっていった。 感傷に浸っている場合ではない。 お帽子と引き換えに守った大切なおちびちゃんをゆっくりさせてあげようと力を緩める。 「ゆぅぅぅぅぅぅ!!くしょじじいのしぇいであみゃあみゃたべられなきゃったでちょぉぉぉぉぉお!! ぷきゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうううう!!!!!かじゃりのにゃいくしょまんじゅうはしゃっしゃとちねぇぇえええええ!!!」 ホッと胸?を撫で下ろした親まりさに開放された赤れいむは開口一番そうのたまった。 そしてまたある日、赤れいむは公園のベンチに座って弁当を食べているサラリーマンを見つけた。 美味しそうな唐揚げの匂いに思わず涎が出る。 どうして人間さんはごはんさんを独り占めするのか。 ちっともゆっくりできない。 この前の親まりさの説教など全く覚えていないらしく、姉のまりさと一緒にぽいんぽいんと男の前に跳ねていく。 「じじぃぃぃぃいぃい!!はやくしょにょからあげしゃんをおいちぇどっかにいくんだじぇええええ!!」 「きゃわいいれいみゅはとっちぇもおにゃかがへっちぇりゅんだよ?びょーっちょしちぇにゃいでけんっじょうっ!しちぇね! いみゃにゃりゃはんぎょりょしでゆりゅちてあげりゅょ!!!」 こめかみにピクピクと怒りじわを寄せた食事中の男は箸を置き、周りを見回す。 座りながら気だるげに足を振り上げたが、 ピカピカの革靴と目の前の不快な餡子玉を交互に見て、うーん…と、悩み始めた。 「ひゃやくしゅりゅんだじぇ、じじい!! おんこうにゃまりしゃしゃまにもげんきゃいがありゅんだじぇ!?」 「まっちゃきゅ、ちゅきゃえにゃいどれいぢゃね!ぐじゅはきりゃいだよ!!」 「なにやってるのおおおおおおおおおおお!?!?!?おちびちゃんたちぃぃぃぃいい!!!!」 親まりさと一緒に公園の草むらでむしさんを探していた親れいむが慌てて跳んで来た。 「にんげんさんにめいわくかけちゃだめだってなんどもいってるでしょおおおおおおおお!!!! どうしてそんなにいじきたないことをしちゃうのおおおおおおおお!?!?!?!?」 親れいむは、命の危機に晒されていることに気づかない子供達を大声で叱りつけた。 「うりゅちゃいよびゃびゃあ!!ほきゃのおうちのきょはもっちょおいしいみょにょたべちぇりゅんだじぇ!」 「しょうぢゃよ!にがにがのくさしゃんやむししゃんにゃんてまじゅくちぇたべられにゃいよ!!」 「ちかくのおうちにょありしゅのおきゃあしゃんはさんどいっちさんをさがしてくりゅんだよ! とっちぇみょときゃいはにゃあじだったってじまんしちぇちゃんだじぇ!」 「じじいとびゃびゃあがむにょーだきゃりゃ、きゃわりにれいむちょまりしゃがしかちゃにゃくかりをしちぇりゅんだよ!」 一向に話が通じない。 しかし、親れいむは諦めず、眼を閉じて静かに子供達に語りかける。 「いい、おちびちゃんたち。 ほかのおうちはにんげんさんがかたづけたごみすてばさんのなかからたべものをもってきてるんだよ。 たしかになまごみさんにはおいしいものもたくさんあるよ。 だけど、ゆっくりがごみさんをあさるとにんげんさんがきれいにしてるごみすてばさんがめちゃめちゃになっちゃうんだよ。 そうなるとにんげんさんのおしごとがふえるよ。ゆっくりできなくなるよ。 ゆっくりできなくなったにんげんさんたちはいつかゆっくりをゆっくりできなくなるようにしちゃうんだよ。」 ゆっくりにしてはできた説教に、男も足を組んで聞き入る。 親れいむはなおも話を続ける。 「くささんやむしさんをむーちゃむーちゃしてもしあわせーにはなれるんだよ。 それに、こうえんのむしさんやざっそうさんにはにんげんさんもこまってるから、 むしさんやざっそうさんだけをたべてれば、やさしいにんげんさんなられいむたちにいじわるしたりしないんだよ。 でもねおちびちゃん、いちどにんげんさんのたべものをたべたあと、ざっそうさんやむしさんをたべれる?」 赤ゆ二匹はぼーっと親れいむの話を聞いていた。 実際のところ、改心したわけではなく二匹の理解能力を遥かに超える説教に固まっているだけだったが。 まぁ、根本的解決にはならないが余計なことを言わなくなってるので結果オーライである。 「たべれないよね、ほんとうはれいむやまりさもおちびちゃんたちにおいしいものをたべさせてあげたいよ。 だけど、すべてはおちびちゃんのためをおもってのことなんだよ?ゆっくりりかいしてね・・・?」 親れいむはくるりと男の方を向き、ごめんなさいごめんなさいと何度も頭を下げた。 しかし、ただ謝るのでは許してくれないだろう。 そう思った親れいむは、心を鬼にする。 もみあげに力をこめ、めっ!!ともみあげを鞭代わりに思い切り強くわが子を打ちつけた。 「「ゆぴぃぃぃぃぃいぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!!!!!」」 もちろん永遠にゆっくりしない程度に力を加減してはいたが、赤ゆの肌をこれ以上なく強烈な痛みが襲った。 人間でいえば思いっきり平手打ちされるようなものである。 「ごめんなさいにんげんさん、おちびちゃんたちにはしっかりおしおきしました。 まだイライラさんがおさまらないなられいむがかわりになります。どうかゆるしてあげてください」 ひたすら平身低頭になる親れいむ。 親れいむのもみあげ鞭打でいくらか気が収まったのか、「いいよ、新品の靴汚したくなかったしな」と、 男はカバンと弁当を抱えて反対側のベンチの方へと歩いていった。 「まちぇええええええ!!れいみゅにょかりゃあげえええええええええ!!!!!」 「まつんだじぇじじいいいいいいいいいいいいい!!!」 「まだいうの、このこたちは!!」 舌をだらりと垂れて男の方へ這っていく赤れいむたちを親れいむは再び打ちつけた。 それから、何度も数え切れないぐらいのトラブルがあった。 いくらいってもわがままを繰り返す赤ゆたち。 そのたび親まりさとれいむはひたすら頭を下げた。 一体何が悪かったのか、親まりさとれいむは毎晩頭を悩ませた。 なんのことはない、生まれついてのゲスだっただけである。 犯罪者の親がみんな犯罪者かというとそんなわけはない。 親や環境に関係なく、こういった輩は必ず世に出てくるのだ。 そしてある日、決定的なことが起こった。 公園の茂みの隅に置かれた大きなダンボール。これがこの一家のお家であった。 近くには人間さんのトイレがあるので、強い雨が降っても避難できる絶好のゆっくりプレイスである。 「おちびちゃんたちおきてね!みせたいものがあるよ!」 親れいむがニコニコと子供達をゆさぶる。 「ゅう…?」 「にゃんにゃんだじぇ・・・?まりしゃはまぢゃねみゅちゃいんだじぇ…」 二匹は不愉快そうに眼をゆっくりと開き、母親を見上げる。 母親の額からは緑色の茎が伸び、三つほどの実ゆっくりがゆらゆらと気持ちよさそうに揺れていた。 お飾りはまだ未発達で判別が難しいが、紛れもなくそこに新しい命があった。 「ゆふふ、これでおちびちゃんたちはきょうからおねえさんだね! これからはいもうとたちにわらわれないようにしっかりしてね!がんばるんだよ!」 親まりさがにこやかに語りかける。 妹の存在によって姉達の成長を促そうとしたのだ。 幸い、この辺りのゆっくり達は舌が完全に肥えてしまって草や虫などには全く手をつけることがなく、 食糧事情はすこぶるよい。親まりさたちの判断能力は確かだった。 「「…びゃきゃにゃにょ?」」 小さな声がお家の中ではもった。 「…おちびちゃん?」 予想に反した反応に戸惑う親達。 「れいみゅたちじぇんじぇんゆっくちできちぇにゃいにょに、 どうぢでしょんにゃものちゅくりゅにょおおおおおおおおおおおおおお!?!?!?」 いきなり妹たちをそんなもの呼ばわりする赤れいむ。 「しょいちゅらがいちゃら、あみゃあみゃのとりぶんがへりゅんだじぇ!げしゅないもうちょはさっさとちんでね!」 ぴょいっと先端の実ゆっくりに飛びつく赤まりさ。 茎から無理やり妹を引きちぎり、床の上に投げ出した妹の体に食らいついた。 「うみぇ!こりぇめっちゃうみぇええええええええ!!!」 「れいみゅもちゃべりゅよ!ちあわしぇええええええええええええ!!!!」 みるみるうちに減っていく妹の体。 その光景のおぞましさ、予想の斜め上をクイックターンした狂気じみたわが子の行動に親二匹の動きは止まった。 あっけに取られているうちに、新しい可愛いおちびちゃんの姿は完全に無くなった。 目の前にいるのは、げぷりと醜い音を立てる二匹の悪魔の子である。 「まぢゃまぢゃたりないよ!もうひちょちゅたべりゅね!」 悪魔が親れいむの茎めがけ跳躍した。 「いいかげんにしろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」 パァン!という轟音がお家に響いた。 親れいむがもみあげで目の前のゲスたちをなぎ払ったのだ。 ゲスはお家から二メートルほど吹き飛び、ゆげぇ…!と無様に転がった。 おしおきなどではない。 可愛いわが子を殺した悪魔の息の根を止めるつもりで放った全力の一撃であった。 親まりさと親れいむはのしのしとゆっくりと悪魔へ近づいていく。 「おかあさんたち、まちがってたよ。きっとねはいいゆっくりなんだといままでしんじてたんだよ?」 バチン! 赤れいむのすぐ横の地面を親れいむのもみあげが叩きつけた。 「おとうさんも、じぶんのおぼうしよりもおちびちゃんたちをずっとたいせつにおもってたんだよ」 親まりさが体当たりで二匹をまとめてトイレの壁に叩きつけた。 「でもやっときづいたよ」 「おまえらはかわいいおちびちゃんなんかじゃない、ただのゲスだよ」 「「かわいいおちびちゃんをころしたゲスはゆっくりしてないでさっさとじねえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!」」 身重のれいむに代わって親まりさが助走を付けた渾身の突進で二匹を吹っ飛ばした。 悪魔は見えなくなるほど遠くへと吹き飛んでいく。 しばらく涙を滲ませて地面を見つめているまりさだったが、 ふいにぽつぽつと冷たい感触がまりさたちの肌にまとわりついてきた。 「ゆう…?あめさんがふってきたよ。れいむ、にんげんさんのトイレにひなんしようね」 「ゆうぅぅ…でもあのあくまたちがしんだかどうかかくにんできてないよ…?」 「あのケガでこのあめさんにあたったらもうながくはないよ! れいむはいきのこったおちびちゃんとじぶんのからだをしんぱいしてね!」 「ゆっ、そうだね!」 生存フラグ台詞を口にしながらおトイレへ駆けていく二匹であった。 ちなみにこの二匹と子供たちは二ヶ月ほど後、 公園をお掃除してくれるゆっくりとして近隣の住民に気にいられて拾われ、天命を全うするまでゆっくりできたそうな。 水槽の中で、目を細めて遠くを見つめ物思いにふける赤れいむであったが、ふと我に返った。 ついつい感傷に浸ってしまった。 見捨てた糞親がどこで野垂れ死のうが自分には関係ない話である。 しあわせーを満喫することで昔を振り返る余裕が出てきたのだろうと、ニヤリと口元を下品に歪めた。 「きょにょあみゃあみゃもおいししょうだにぇ!きゃわいいれいみゅがむーちゃむーちゃしちぇあげりゅにぇ!」 目の前の黄色いゼリーを前に舌なめずりをする赤れいむ。 こころなしか、命無きゼリーすら不快そうに見えた。 「むーちゃ!むーちゃ!ちあわしぇえええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」 濃厚なバナナの旨みが口に広がり、思わず餌皿の木の上で飛び跳ねてしまう。 「うみぇ!!!これ!めっちゃうめぇえええええええええ!!!」 感動に震え、何度も何度も飛び跳ねる赤れいむ。 まりさの方はお腹いっぱいになって眠ってしまったようだが、 れいむの方は完全にヘブン状態で最高にハイ!であった。 グラリ 「…ゆっ!?」 唐突に餌皿が傾いた。 グラリ、グラリとまるで地震の様な感覚をれいむが襲う。 揺れが収まると、向こう側に二本の牙のようなものが突き出ているのが見えた。 不審に思い、そろーりそろーりと近づくれいむ。 「ゆぴぃいい!!?」 目の前でジャキィ!と牙が交差した。 とっさにバックジャンプで避けるが、ガサガサと牙の持ち主が餌皿の上に這い出してきた。 10センチほどの巨大な昆虫がれいむの視界を支配した。 それは、スマトラヒラタクワガタという、外国産の巨大なヒラタクワガタだ。 「恐怖大王」と言われるほどの気性の荒さ、挟まれれば人間ですらただでは済まない強靭な大アゴを持った化け物である。 しかもペアリング中につがいを挟み殺して隔離飼育されているいわくつきの個体であった。 昼寝を邪魔されて興奮中にあるスマトラヒラタは、さっそく目の前の目障りな物体に攻撃を仕掛けた。 「ゆあああああああああああ!!!!!!」 慌てて餌皿から飛び降りるれいむ。 スマトラヒラタの攻撃は、さっきまでれいむが食べていたゼリーのカップに命中した。 バチンとプラスチックが貫かれる音が水槽に響く。 スマトラヒラタはゼリーカップをぶんぶんと振り回し、壁に向けて放り投げた。 ドッとゆっくりできない衝撃が水槽に伝わる。 スマトラヒラタは、体を持ち上げ、ガチガチと大アゴを交差してれいむに威嚇を続けた。 突然目の前に現れた破壊の権化に震え上がるれいむ。 恐怖のあまり、うんうんとしーしーが同時に漏れ出していた。 振り向くことなく水槽の反対側の餌皿へと一直線に逃亡する。 息も絶え絶えである。 幸い、追撃はなかった。スマトラヒラタはチロチロと筆のような口を出して食事を始めている。 「ゆぅ…ちぬきゃちょおもっちゃよ…」 一息ついたれいむは、新たなゆっくりプレイスで食事を再開した。 木の上には橙色と緑色のゼリーが乗っている。 初めて食べる緑のゼリーはメロン味。そのしあわせーな味に一気にれいむの緊張が緩んだ。 「きょれみょおいちいけど、さっきのきいろいあみゃあみゃはもっちょおいちかったよ…」 好みにあっていたのか、それとも未練があったのか、どうしてもさっきの黄色いゼリーが気になるれいむであった。 しかし、向こうの餌皿の上にはゆっくり出来ないやつが居座り続けていた。 食欲と恐怖、二つの感情がれいむの中で衝突する。 「ゆっ!しょしぇんはむししゃんだよ!れいむがしぇいっしゃいしてあみゃあみゃをむーちゃむーちゃしゅるよ!」 喉もと過ぎればなんとやら。 「しょりょーり!しょりょーり!」 迂回して向こうの餌皿へと接近する。 大胆にもぴょいっと餌皿に飛び乗り、背を向けて食事中のスマトラヒラタにむかって叫んだ。 「しょきょまでだよ!しょにょあみゃあみゃをよこち…ゆびぃいいいいいいいいいいい!?!?!?!?」 驚くほど機敏な動きでスマトラヒラタは反転した。 れいむ聞いてない。 「りぇ、りぇいみゅほんちょうにおこっちゃよ! ぷきゅうううううううううううう!!!!」 必死に威嚇するれいむ。 だがスマトラヒラタはすかさず大アゴを広げた。 「ゆんやあああああああああああああああ!!!いぢゃいいいいいいいいいいいいいいい!?!?!?!? きゃわいいれいみゅをはなぢでぇえええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!」 眼にも止まらぬ動きで間合いを詰め、スマトラヒラタはれいむを挟みあげた。 こめかみの辺りにがっちりと大アゴが食い込む。 「まりしゃあああああああああああ!!!たぢゅけぢぇええええええええええええええ!!!!」 ぶりんぶりんとお尻をふって抵抗するれいむ。 一方でまりさはのんきにすーやすーやしていた。 助けは来ない。現実は非常である。 ちっ、まだ生きてやがったか。 スマトラヒラタは一気に大アゴに力を込めた。 ギッ キチン質の大アゴが交差して擦れたことで耳障りな音が響いた。 大アゴはれいむの中枢餡の中で劇的な再会を果たしていた。 即死である。 皮一枚で繋がったれいむの下半身が自重でボトリと下に転がり落ち、 土の上でビクンビクンとしばらくの間痙攣し続けていた。 アゴの上に乗っかった不細工なオブジェをうざそうに放り投げるスマトラヒラタ。 ビチャリと水槽の壁にぶつかったそれは、餡子の中に消化中の色とりどりのゼリー片がきらめき、 まるで夜空の花火のような模様を作り上げた。 「ゆう…もうたべらりぇにゃいんだじぇ…」 再び静寂が訪れた部屋の中に、のんきなまりさの寝言が響いた。 過去作 anko2038 むしさんのあまあまをよこしてね!
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/730.html
353 :名無しさんなんだじぇ:2010/07/26(月) 23 42 54 ID JKz4ANB. 幸村「おりゃあああああああ!!!」 セイバー「やあああああああっ!!!」 遠藤「お、おのれぇ……まさか実働部隊の帰還とドンピシャするとはっ……!」 幸村「五飛殿!ゼクス殿!黒服は某にまかせてディスクを!」 355 :名無しさんなんだじぇ:2010/07/27(火) 00 00 52 ID 2xjNULrg ゼクス「う、うむ…」 五飛「来い黒服ども!俺が相手だ!」 セイバー「早くして下さい!それでも工作員ですか!」 ゼクス「もちろんわかっている。…しかしようやくの出番をあっさりと横取りされるのは……」 セイバー「……風王鉄槌!」 ゼクス「そ、それはっ……うおっ!!」 五飛「せっかくの見せ場があっ!」 【工作員二人、風紀委員本部にホームラン】
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1878.html
792 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 02 04 43 ID vfgkRQXo 【作戦本部】 コクトー「あれ?」 小萌「どうしました?」 コクトー「結界、まだ消えてなくないですか?」 真宵「…ちょっと確認してみます。 紬さん、まだ結界が解けてないようですがなにか異常があったんですか?」 ガガッガガガガガガ 真宵「わっ!」 ビリビリ「ジャミング?!ちょっと貸して!」 バンッ 小萌「停電ですー!」 ミサカ「非常電源に切り替えます、とミサカは的確に通達します」 バンッ かじゅ「点いたようだな」 唯「停電ってなんだか興奮するね、あずにゃん」 梓「そうですか?」 【機関室】 デュオ「あちゃー。どうやら太陽炉が落ちたみたいだぜ」 ヒイロ「仕様限界を超える前にブレーカーを落としただけだ」 ごひ「暴走状態になると限界が来るまで止める事が出来ないとは、なんとも脆弱なシステムだな」 デュオ「暴走ってのはそういうもんだろ… ま、永久機関の上メンテが殆ど不要なんだから文句言いっこなしだって。 さて、ヒューズヒューズっと」 ヒイロ「ヒューズなのか…」 【VIPルーム】 マリアンヌ「ちょっと!いきなり電源落とさないでよ!二時間前のセーブまで戻らなくちゃならないじゃない!」 リリーナ「この非常時にピコポコをやるのがいけないと思いますが」 ゼクス「リリーナ、その言い方はどうかと思うぞ。ファミコンだ」 トレーズ「正確に言えばセガサターンだな」 マリアンヌ「なんで王族以外立ち入り禁止のVIPルームにあんたが居るのよ」 ユフィ「ゼクス様のご友人という事で私が入れたのですし、おばさまも矛を収めて…」 マリアンヌ「誰がBBAよ!まだピッチピッチよ!?」 793 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 02 05 05 ID vfgkRQXo 【本部】 小萌「あ、キャスターさんたちが結界から出てきましたよ」 ビリビリ「トランシーバー持ってないわね。さっきのは単に落として壊しただけなのかしら」 真宵(嫌な予感がしたのは気のせいでしたか…) ひたぎ「本当に詰まらないわね。さ、さっさと慰労会でも始めましょう」 セイバー「同感です」 上条「お前ら、なにもやってないじゃねぇか」 アーチャー(…なにか違和感があるな) 士郎「?どうした、アーチャー。トイレか?」 アーチャー「…あぁそうだな。ちょっと席を外すぞ」 【特攻野郎隠れ家】 船井「はぁ~あ、全く暇やでぇ。なんでワシらが爆破スイッチの番人なんてやってなきゃあかんのや」 光秀「実にそうですよねぇ。…どうです、ふなちゃん。スイッチを押してみては?」 船井「いや、もう一件落着したみたいやし、遠隔操作の爆破は無用やろ」 光秀「一件落着したのならば問題ないではないですか。良き趣向になりますよ」 船井「あぁあのガキの歓迎会かいな。そりゃええなぁ」 光秀「どうやら城の中に残っていた人間もみな出てきたようですし、 爆破による被害も結界で最小限に抑えられますし」 船井「ハハッいい事づくめやな!でも龍門渕の嬢ちゃんにまだ許可貰ってないで?」 光秀「主催する人間自身が趣向を知らないというのはいい不意打ちになるではありませんか それに…風紀の人間の仰天した顔を見られますよ?」 船井「なるほど…ええな!よっしゃ押したろ!」 ポチッ <第二安土城爆破まで あと 10 分> 船井「フヒヒ…これであの嬢ちゃんの間抜けな顔が見られるってわけやな!」 光秀「では私は一足先に出掛けるとしますね」 船井「おう、行ってきいや~」 794 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 02 05 49 ID vfgkRQXo 【第二安土城内】 オーナー「ん?緊急呼び出し?」 ゴースト『紬さん、まだ結界が解けてないようですがなにか異常があったんですか?』 ガンダムバカ「なんだと?!」 オーナー「真宵さん、それは一体…?!」 ガガガガガガガガ オーナー「電波障害?!」 ガンダムバカ「これは…GN粒子による通信妨害…!」 オーナー「これはそのGN粒子を使った非常用の通信機よ?」 ガンダムバカ「だが、この現象は確かに…」 部長「え、何。どうしたの?」 ガンダムバカ「分からない」 オーナー「とにかく遠隔通信手段が使用できないのであれば早急に外部と連絡をとるべきね」 部長「?」 ガンダムバカ「そうだな。…竹井はそこで待機しててくれ」 部長「分かった。刹那クンが言うならそうするわ」 ガンダムバカ「やけに素直だな」 部長「素直が一番だっていうシーンを見たばかりじゃない。わたし、そこまでへそ曲がりじゃないわ」 【第二安土城出入口】 キャスター「…」 律「キャスターさん…」 キャスター「どういうことなの…?」 ガンダムバカ「なにがあった?!」 律「結界が消えないんだ!」 オーナー「キャスターさんが作った結界じゃないの?!」 キャスター「術式が上書きされてるのよ…」 オーナー「貴女が解除できないほどなの?!」 キャスター「時間をかければなんとか出来るわ。まぁ切羽詰まった問題ではないけど…一体どうして…」 オーナー「あなた、ここの魔力を使ったとか言ってたわよね?」 キャスター「平たく言えばそうね。ここは霊場として充分なほどの魔力が蓄えられていたわ」 オーナー「それ、本当に魔力…だったの?」 キャスター「でなければ大魔術の行使なんて出来ないわ。膨大な魔力がなければ使えないものだもの」 オーナー「もしかしたらそれ、瘴気だったんじゃないかしら?」 キャスター「どういうこと…?」 795 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 02 06 36 ID vfgkRQXo 【第二安土城】 キャスター「なるほどね…。怒りのあまり大して精査もしないで使っていたけれど 確かに私の知っている魔力とは性質がやや異なるわ…」 律「ごめんなさい…」 キャスター「うぅん、私が悪いの。このお詫びは今日の夜たっぷり…」 オーナー「という事はつまりこの結果も瘴気によって形成されたもの、というわけね」 ガンダムバカ「それをトランザムバーストによる膨大なGN粒子を浴びせた事で変質…」 キャスター「そして術式の基礎からすべて書きかえられた… 世界の向こう側はやっぱり神秘の山ってことかしら」 オーナー「結界が変質した事によって通信機も通じなくなったってことね。 それで、どのくらいかかる?」 キャスター「今夜りっちゃんとしっぽりするって言ったでしょ。 日が沈むまでには終わるわ。原因が分かったんだもの」 律「あと2時間ってところですね。…ムギー、キャッチボールしようぜー」 オーナー「いいわよ、りっちゃん」 ガンダムバカ「…竹井も下ろすか」 カツカツカツ 部長「ねー刹那クン」 ガンダムバカ「竹井…大人しく待ってると言ってなかったか」 部長「なんかそこらじゅうでピコピコ赤く点滅してるんだけど~」 オーナー&ガンダムバカ「?!」 796 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 02 08 11 ID vfgkRQXo 【第二安土城前】 アーチャー「やぁキャスター。元気かい?」 キャスター「…えぇ」 アーチャー「そうかい」 ズバッ! 部長「?!」 オーナー「しまった!」 律「『バレ』た?!」 ガンダムバカ「逃げるぞ!」 アーチャー「瘴気で出来た泥人形の癖に機転が効くじゃないか」 ズバッ×4! アーチャー「コピーにしては劣悪な出来だったな。 …まぁ私も『そう』かもしれないが」 光秀「大変だぁぁぁぁぁぁぁ~~!!!!! アーチャーが乱心してキャスター殿たちを斬り伏せたぁぁぁ~~!!!」 アーチャー「?!明智…光秀?!」 光秀「クックックッ…一大事ですねぇ~これは私が直々に手を下すしかありませんねぇ~」 アーチャー「…何が目的だ」 光秀「おやおや~そこまでお察しが悪かったのですかね~?クックックッ あなたが居たら『本物』が外に出てしまうでしょう?固有結界でしたっけ?あれを使って」 アーチャー「琴吹紬を一時的に行動不能にする事で特攻チームの実権を握るつもりか?」 光秀「いえいえ…なに、詰まらないのですよねぇ…あの方は。 今回にしたって混沌をわざわざ正そうと行動する。 いらないのですよ、そういうのは。ここはもっと混沌と死と恐怖に彩られてなければ…」 アーチャー「俺にとってはそういうものこそ不要だ」 光秀「いいですねぇ~その気迫。そそります、実にそそりますよ~。 信長公にあと一歩の所で及ばなかったあなたと 今憎しみを抱いて手合わせ出来るだなんてなんという幸運!」 アーチャー「どけ」 797 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 02 09 44 ID vfgkRQXo 【本部】 真宵「あれ?アーチャーさん?」 小萌「どうしました?」 真宵「いえ、キャスターさんたちの所にアーチャーさんが…えぇ?!」 ひたぎ「なになに?!」 真宵「アーチャーさんがキャスターさんを切り倒しました!真っ二つです!」 小萌「えええぇぇぇえええ?!」 光秀『大変だぁぁぁぁぁぁぁ~~!!!!! アーチャーが乱心してキャスター殿たちを斬り伏せたぁぁぁ~~!!!』 士郎「~~!クソッ!アーチャーの野郎…!!」ダッ セイバー「士郎!」ダッ ふじのん「ライダーさん?!」 ライダー「アーチャーはたやすく精神に変調をきたす人間ではなかったはずです… 一体何故…」 幸村「どうしてもこうしても実際にアーチャー殿は乱心してござる!」 筆頭「それは少々早合点じゃないのかい」 幸村「なにを悠長な事を…!それがし止めに行くでござる!」 ホンダム「~~~!」 幸村「忠勝殿…何故止めるのでござるか?!」 ヘラクレス「本多殿はこういいたいのであろう。軽挙妄動は慎め、と。 真田殿の師匠とて、この場では同じことを申されるのではないかな?」 幸村「お館様が…。しかし実際に…!」 筆頭「幸村ぁ。おめぇもよぉ、一軍を任される大将だったらもっとCoolに行こうぜ」 ヘラクレス「もしアーチャー殿に非があった場合には光秀殿やエミヤがなんとかします。 だから貴方はここで腰を据えていたらいいのです」 幸村「…承知した」 筆頭「あんた、気付いてたんだろ?キャスター達が偽物だって」 ヘラクレス「貴方もでしょう?でなければ飛び出していたはず」 筆頭「まぁな。だが、幸村の奴も気がつけてたはずだぜ。ただあいつは頭に血が上り易いからよ」 ヘラクレス「まぁ会場での私はもっと酷かったですけどね」 筆頭「HaHaHa!あのheadbuttは効いたぜ!」 798 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 09 17 43 ID Q7u5.fmI 一方その頃… ---第二安土城付近ーーー インデックス「…また騒がしくなってるんだよ」 C.C.「確かに…あと少しで到着なんだが…近づくのはまずそうだな…」 衣「行けないのか?」 C.C.「分からん…ちょっと電話するから待ってろ」ピポパ トゥルルルル ピッ C.C.「あ、ひーちゃん?今度は何が…」 ひたぎ『今いいところだから後で!』ピッ ツーツーツー C.C.「………」 衣「どうしたのだ?」 C.C.「どうやら更に面白いことになってるようだ…さて、どうしたものか…」 インデックス「今から行けば活躍できるかも!」 C.C.「出来れば傍観者でいたいんだが…」 衣「衣は早くみんなに会いたい!」 799 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 10 07 30 ID crYoLZcw 【第二安土城内】 部長「はぁはぁはぁ…もうダメ…」 ガンダムバカ「まだだ竹井。まだ足らない」 部長「刹那クン、タフすぎよ…わたしついていけないわ…」 律「久、余裕だなぁ…」 オーナー「りっちゃんもずいぶん汚れちゃったのね…」 キャスター「ごめんなさいね、りっちゃん」 律「え?!い、いえぇ!?キャスターさんのはすごく気持ちいいです!」 キャスター「? 爆弾外すの手伝えなくてってことよ?」 律「あ、そっち…キャスターさんには結界の解除をしてもらってるんですからいいですよ、こんなの」 ガンダムバカ「設置した爆弾はいま竹井が取りに行ったもので最後だ。 ある程度はこちらで解体するが、全てを時間までに解体することは当然不可能」 オーナー「だから入り口付近に未処理の爆弾を集めて、私たちは出来るだけ上に避難」 キャスター「爆発が起きたら私がみんなを魔術で防御。…言っておくけど無傷って訳にはいかないわよ?」 オーナー「しかしそれが、現状できる被害を最小限に食い止める手段ね」 ガンダムバカ「爆発自体での被害は、これで全員が重傷を受ける程度で済む。 問題はこの城の倒壊による被害だ」 キャスター「全員を浮かせ続け、防御結界を張り続ける。ちょっときついわね。 ここの瘴気を利用すれば簡単なことなんだけど、のちの影響を考えたらそれは使えないのよねぇ」 オーナー「結局どのくらい死ぬの?」 ガンダムバカ「確率論的に言えば俺たちの半分は死ぬ。 生き残っても結界をどうにか出来なければ残り半数も死ぬ」 律「…キャスターさんの生存が第一、ってことですね」 部長「よいしょっと。大丈夫、キャスターさんは私が命をかけても守るわ」 律「久、それは私の役目だよ」 部長「言ったじゃない。ここの可愛い子ちゃんはみんな私の恋人候補だって。 りっちゃんもキャスターさんも守ってみせるわ。 特別な力なんて何も無いけど、身体で庇えばなんとかなるんじゃない?」 ガンダムバカ「言っておくがそんなことをしても二人の生存確率は僅かしか上がらない。 無駄なことは辞めるんだ」 部長「心配してくれてるなら大丈夫。どうせまた死ぬだけだから。死ぬほど痛いけど」 オーナー「…」 律「どうした、ムギ」 オーナー「うぅん、なんでもないわ。 (私はカワイコちゃんじゃないのかしら…?)」 800 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 10 53 56 ID crYoLZcw 【特別厨房】 とーか「出来ましたわぁ!」 美穂子「お見事ね!」 とーか「まさかエビの下ごしらえがあんなにも大変とは思いませんでしたわ~」 美穂子「100匹以上だもの。でもよく頑張ったわ」 とーか「モチのロンですわ!衣の為ですもの! …それにしてもそちらはものすごい量の料理を軽く作り終えてますわね…」 美穂子「慣れているから。さ、たるたるエビフライを会場に持って行きましょう」 黒服「龍門渕さま、福路さま。会場変更がありまして、現在の会場はこちらでございます」 とーか「え?まだ第二安土城が完成してませんの?」 美穂子「確か完成直前までいってたはずよね?」 黒服「それなのですが…」 とーか「…それならば倒壊処分は致し方ありませんわね」 美穂子「瘴気…」 黒服「では爆破してよろしいので?」 とーか「…ちょっと待ってもらってもいいかしら?みなさまが衣のために苦労して作った城ですもの。 せめて衣に一目見せたいですわ」 黒服「確かに今すぐどうこうというわけではありませんが…」 とーか「なら決まりですわね」 美穂子「龍門渕さん、わたし先に行ってていいかしら?」 ダッ とーか「…答えを聞く前にエプロン外して走りだすってどういう了見ですの?!」
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1175.html
131 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/05(木) 11 06 49 ID Xw8hyrbo 【11マス目】 筆頭「Shit!どうやら他のteamとかなり差がついちまったみてぇだな」 真宵「ここらで一発逆転の目を出すしかありませんね」 神原「ではいくぞー!」 コロコロコロ 1 筆頭「………」 幸村「………」 利根川「………」 会長「………」 真宵「………」 神原「……すまない」 【12マス目】 筆頭「Ha!何だ神原!お前の運も中々のもんじゃねぇか!」 神原「え、あ、うん…そんなことを言われたのは初めてだ…」 会長「これでトップの奴らに追いつけるぞ!」 幸村「し、しかし直行をしたら死ぬとありまする!どんな仕掛けがあるか…」 筆頭「Ha!罠が怖くて天下が取れるか!行くぜ!!」 【直行ルート移動中の音声】 ギャアアアアアアア!!!!! カイチョウーーーッ!!ハッ!ウ、ウワァァァァァ!!!!! ア、ビョウドウサントホネカワサンガシニマシタ。 クッ!モウシワケナイフタリトモ!ソレガシタチハコノフタリヲマモルノデセイイッパイデゴザル! テメェラノギセイハムダニハシネェ!! ア、ヒットウ!マタツギノトラップガ!! 【20マス目】 筆頭「ハァハァ…中々hardな仕掛けだったな…」 幸村「しかし…兵藤殿と利根川殿が…」 真宵「いいんじゃないですか?書き手の人たちもあの2人を出すのそろそろ限界だったと思うんですよ」 神原「さて…ここには一体何が…」 影イリヤ「あら?もう1チーム来たみたいね」←勝負中 律「この場合どうなるんだ?」←勝負中 ムギ「勝ったチームが新しく来たチームともう一度するみたい…」 美琴「つまり2連戦…」 小萌「でもここで勝てば俄然有利になるのですぅ!」 バサカ「■■■■■■―――!!」 筆頭「成程…直接対決って訳か…」 幸村「誰が行きまする?」 神原「……私はパスだ…さっき思い出したが、私は運頼りのゲームは大の苦手という原作設定があるのだ」 真宵「それ言っていいんですか?」 神原「問題ない。どうせもうすぐアニメ『偽物語』でわかることだ」 真宵「カットされるかもしれないじゃないですか…まあいいです、私が行きます」 132 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/05(木) 13 09 36 ID GzOO.ZHk 131 三つ巴を活かしたルール改訂を行いたいのですが、いかがでしょうか? 133 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/05(木) 13 43 18 ID Xw8hyrbo 132 それもアリですね 134 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/05(木) 14 15 46 ID GzOO.ZHk では、ルールの変更内容を掲載。 【ルール】 各チームはカードを4枚選びます。 例1)グー、グー、チョキ、パー 例2)チョキ、チョキ、チョキ、チョキ 各チームの代表者が円卓に座ります。 一度の勝負につき3チーム同時に限定ジャンケンを行います。 つまり、プレイヤーは二枚同時にカードを出すことになります。 どのチームにどのカードを出すか良く考えてください。 例)DはFにチョキ、Gにグーを出す FはDにグー、Gにパーを出す GはDにチョキ、Fにチョキを出す 計二回の勝負を行い、総合的な勝敗により順列を決めます。 順位ごとのボーナス・ペナルティは以下の通り。 【一位】次番のサイコロの出目が456 【二位】次番のサイコロの出目が123 【三位】一回休み なお全チーム引き分けならボーナス・ペナルティなし、普通のサイコロを振ることになります。 2チームが同率一位なら普通のサイコロ、同率二位なら出目が123のサイコロになります。 当然のことながら不正の無いように。不正が確認された場合は一回休みのペナルティを課します。 このルールだと早期に決着がつく。反面ルールが複雑すぎると思う。 135 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/05(木) 22 54 38 ID Xw8hyrbo 【20マス目】 玄霧「…という訳でルールが 134の様に変更されました」 影イリヤ「ちょっと!じゃあ今までの対戦はどうなるのよ!?」 玄霧「無効です」 影イリヤ「ふざけんな!!」 律「いいじゃん、どっちにしろ勝敗は五分だったんだし」 影イリヤ「そういう問題じゃない!!」 玄霧「とにかく早くして下さい。次はGチームの番ですから、早く勝敗を決めてサイコロを振って頂かないと」 影イリヤ「ぐぬぬ…」 ムギ「まあまあ…勝負は2回、すぐに終わるから」 美琴「後が支えてんだから、早くしましょう」 小萌「ですね~」 バサカ「■■■――…」 影イリヤ「……わかったわよ…」 筆頭「話は終わったか?」 幸村「それで、じゃんけんとは何なのでござろうか?」 神原「そこから説明しなければならないのか…」 真宵「説明の必要ないです。すぐに終わらせますから」 【勝負開始】 影イリヤ(絶対に勝つ!!) 律(こういう心理戦ってムギの方が向いてると思うんだけどな~) 真宵「………」 3人「チェック…セット…オープン」 影イリヤ→律:パー →真宵:グー 律→真宵:チョキ →影イリヤ:パー 真宵→影イリヤ:パー →律:パー 律「うし!1勝!!」 影イリヤ「1敗ですって…!?」 真宵「………」 影イリヤ:1敗1分け 律:1勝1分け 真宵:1勝1敗 【2回戦】 影イリヤ(ぐっ…でもまだ大丈夫…必ず次で勝つ!) 律(真宵ちゃんいきなりパーを2枚…てことは…) 真宵「………」 3人「チェック…セット…オープン」 影イリヤ→律:チョキ →真宵:グー 律→真宵:グー →影イリヤ:パー 真宵→影イリヤ:パー →律:パー 影イリヤ「なっ…!?」 律「またパー2枚…だって…!?」 真宵「予想通り…2人ともバランスを考えてグー、チョキ、パーの3種類は押さえていましたね」 影イリヤ「ど、どういうこと…!?」 真宵「勿論それがセオリーです…しかし私は敢えてパー4枚を選びました。1回戦で私がパー2枚を出せば、2回戦でパーが出ることはない、だからグーを出せば絶対に負けない…そう思わせることが私の狙いです」 律「くそっ…!」 真宵「まあこの方法で確実に勝てるとは限りませんでしたが…1回戦でお2人がグーを使い切ってしまう可能性もありましたし…上手くいってよかったです」 影イリヤ:1勝2敗1分け 律:1勝2敗1分け 真宵:3勝1敗 136 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/05(木) 22 55 13 ID Xw8hyrbo 筆頭「Good!よくやった!!」 幸村「よくわかりませぬが…とにかくやったのですな!!」 神原「さすがは特攻野郎の参謀だ!」 真宵「褒めても何も出ませんよ…解除さんと同じ手はできれば使いたくなかったんですが…」 律「ごめんみんな…」 ムギ「気にしなくていいわ」 美琴「同率2位なら、まだ何とかなるって」 小萌「ドンマイです~」 玄霧「という訳で123賽です」 影イリヤ「あ~もうイラつく!!バーサーカー!思いっきりブン投げなさい!!!」 バサカ「■■■■■■■■■■■■―――――!!!!!」ブンッ ヒューーーーーーーーーーーーキラーーーーーーーン 美琴「ちょ、見えなくなっちゃったじゃない!!」 影イリヤ「ふーんだ!!」 【たまり場 某所】 船井「あ~…もうイラつくわ…何やってんさっきn」ゴーーーーン バタン 光秀「おや?また死んでしまいましたね…何やら面白いことをやってらっしゃるようだ…」 サイコロの目:2 【Dチーム、次番123賽】 【Fチーム、次番456賽】 137 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/05(木) 23 11 20 ID Xw8hyrbo 現在状況 新春死者スレ大双六大会状況まとめ チーム編成(手番の早い順) Aチーム 衣、とーか、ふじのん、ライダー、カイジ、セイバーライオン Bチーム ひたぎ、C.C.、黒子、当麻 Cチーム セイバー、撫子、ユフィ、ファサリナ Dチーム 律、ムギ、美琴、小萌 Eチーム 唯、あずにゃん、かじゅ、プリシラ、池田華菜 Fチーム 筆頭、幸村、真宵、神原 脱落(利根川、会長) Gチーム 影イリヤ、バサカ Hチーム 部長、アーニャ、海原、妹F、インデックス 現在地(チーム名は分かりやすく各チーム代表者で()内にチームアルファベット) 15 部長(H) 17 セイバー(C) 18 ひたぎ(B) 19 衣(A) 20 律(D)、筆頭(F) 21 唯(E) 22 影イリヤ(G) ひたぎ(B)、律(D)チームは次番123賽 筆頭(F)チームは次番456賽 マスまとめ 14マス目以前省略 15マス目 焼き土下座 16マス目 トラップマス(陰険な罠) 17マス目 妨害マス(指定チームの次番でサイコロの目が1~3のみになる) 18マス目 ランダムマス(カラオケ、グルメ、バトル、クイズのいずれかを行う) 19マス目 グルメマス(おせち料理、食べた量でボーナスorペナルティ) 20マス目 限定じゃんけん(チーム対抗、勝つと456賽、負けると123賽になる) 21マス目 トラップマス(電流地獄) 22マス目 ? 次番:部長(H)チーム 138 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/05(木) 23 34 18 ID gXY0qF8s 【15マス目】 久「さて、塞を振るわよ」 コロコロコロ 妹F「…4。まあまあの出目だとミサカは可もなく不可もなくといった表情を醸し出します」 【19マス目】 とーか「あら皆さんお揃いで」ムシャムシャ カイジ「しかし結構うまいなこのおせち」ガツガツ ふじのん「衣ちゃん、ほっぺに食べかすがついてる」ヒョイ 衣「おお、ありがとう藤乃」 ふじのん「ああ、やっぱ可愛い」 ライダー「フジノ…」 海原「またグルメマスですか…」 アーニャ「でも大丈夫」 部長「そうね…行けっ!インデックス!」 インデックス「きしゃー!」ガツガツガツガツ 部長「さ、私たちは自分のペースで適当に食べるわよ」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5795.html
優希「た、大変だじぇ!」 咲「どうしたの?」 優希「き、京太郎がおかしい!」 和「おかしいとは?」 優希「なんかその……黒い?」 咲「日焼けしたのかな?」 和「あの風体で日焼けなんてそれこそ……あ、いいかもしれません」 咲「和ちゃんそういうのがタイプなんだ。ありがちなお嬢さんキャラだね」 京太郎「うーっす」 優希「あ、京太郎」 咲「あ、京ちゃん。なんだ、別に黒くないじゃん」 和「ちぇ」 京太郎「なんだなんだどーしたってんだ? またあのアバズレが変なこと吹き込みやがったな? まったくしょうがねえ奴だ。アイツのおかげで退屈しないねまったく!」 和「……ん?」 京太郎「いいかお嬢さん方、俺の噂は女の噂以外は真っ白まじりっけなしの嘘八百だ。信じていいのは俺がクールなナイスガイって事と、マコおばあちゃんの玉子焼きの味が最高ってことだけだぜ。おっと、そういや優希、お前にとびっきりのプレゼントだ!」 優希「な、なんだじぇ?」 京太郎「愛の告白と一緒に婚約指輪でも渡してやりたいところだが、生憎俺は未成年なうえに金とその気が無いんでね。今はコイツで我慢してくれよハニー」 優希「お、おう……タコスだ……」 咲「うわぁ、優希ちゃんがおされてる」 京太郎「それよりメンツは揃ってんだ。お楽しみといこうぜ!」 和「この感じ、どこかで見たような」 咲「私も、金曜か日曜に見たような気がする」 京太郎「オウ、シット! もうバーベキューチキンはこりごりだっての!」 優希「な? 若干違う気もするけど、黒いだろ?」 咲「まあ、黒いっていうか」 和「これっていわゆる……」 咲和(*1) 京太郎「ワァオ! 女神様信じてたよ!」 咲「あ、京ちゃんそれロン」 京太郎「ジーザス! ったく神様なんか信用すんじゃなかったぜ!」 カンッ
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1723.html
221 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/19(日) 23 42 33 ID Y5ENauuI ~~たまり場食堂~~ 上条「クリスマスの予定?」 ビリビリ「えーっと、ほら、ね……せ、せっかく付き合ってんだからさ、クリスマス位何か恋人っぽい事してもいいんじゃないかなーって思って」 上条「んーと、つまり御坂さんはワタクシ上条さんとクリスマスにイチャイチャしたい、と」 ビリビリ「ストレートに訳すな馬鹿ぁ!!////」ビリビリ 上条「うわっと!! あ、あっぶねえ……いきなりビリビリは無いだろ御坂!」 ビリビリ「うるさい!! アンタはYESかNOかで答えればいいの!! 予定あんの!? 無いの!? どっちよ!!」 上条「えーと……何か用事あったかな……」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 上条「……何だろう、このウケると思って繰り出したギャグを誰も聞いてなかったかのような寂しさは」 ビリビリ「……つまり、何の用事も無い、と。 よーし、じゃあ決まりね」 上条「はあ……ま、決まったからには楽しみますかね」ボソッ 222 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/21(火) 00 46 50 ID 0GOBs8nc ~小十郎の畑~ 小十郎「よし……クリスマスってのがどういうもんか詳しくは知らねぇが、こんなもんでいいか?」 部長「ええ、上等すぎるぐらいだわ……ありがとう、片倉さん」 とーか「これだけ大きなモミの木なら、立派なクリスマスツリーが出来ますわね」 アーチャー「モミの木……あれは、畑……なんだよな?」 政宗「突っ込むだけ野暮ってもんだぜ、アーチャー」 【小十郎の畑 クリスマスツリー用のモミの木伐採完了】 223 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/21(火) 00 51 51 ID iJkw9pAA 黒子「な…な、な、な…なんということですの~~!!」 美琴「な…、なによ。急に現れて大声出して。」 黒子「これが騒がずにいられましょうかっ。どういうことですの!お姉様ともあろう方が…、年に一度のアニバーサリーを共に過ごす殿方がよりにもよってこんな、こんな…」 美琴「こんな…なによ?」 黒子「…こんな野蛮で品の無い無能力者なんて!いつも言っておりますが、お姉様はもっと御自分の立場を弁えて、相応しい方と付き合うべきですの!」 上条「えらい言われようだな…」 美琴「あんたねぇ、人のか…か…、その、か、彼氏をつかまえてその言い草は……ん?」 黒子「どういたしましたの?」 美琴「ふ~ん、じゃああんたの言う素敵な殿方ってどんな奴なのかしら?」 黒子「そ、それは…、そうですわね。例えば、心根が優しくて、芯が強くて、万人に分け隔て無く接することが出来て、料理や家事なんかも出来たりして、危険を顧みず他人のために戦うことが出来る。そんな方でしょうか…」チラッ そんな黒子の視線の先には… 士郎「おい、アーチャー。クリスマスパーティー用の食材、ここに置いとくぞ。生ものは冷凍庫と冷蔵庫に分けとくな。」 アーチャー「ああ、それでかまわんよ。」 美琴「…要するに、あんたは私が衛宮士郎と付き合う分には問題ないってことでいいのかしら?」 黒子「な!!?な、な、それは駄目ですの!!」 上条「アーチャーの野郎はサラッと無視ですか…」 美琴「あら~?私は素敵な殿方とやらと付き合わなきゃいけないんじゃなかったのかしら?それとも彼は素敵じゃない…と。」 黒子「す…素敵な殿方ですわ!!ですが、それはその……。!…そうですわ♪」 美琴「ん?」 黒子「お姉さまがアニバーサリーを共に過ごす相応しい相手はここにおりましてよ!」 美琴「…どこよ?」 黒子「わたくしですわ!」 美琴「ハァ?」 黒子「お姉様のルームメイトにして後輩たるわたくしでしたら何の問題も無いと思いませんの?」 美琴「あんたねえ、そんなこと言ってていいの?あれ見なさいよ。」 黒子「へ?」 セイバー「シロウ。そろそろクリスマスですね。」 シロウ「ああ、そうだな。」 セイバー「クリスマスといえばパーティー。パーティーといえば…」 士郎「はいはい、腕によりをかけて料理を振舞わせてもらうよ。」 セイバー「それは良かった。では、クリスマスイブは、その、私と過ごしてもらうということで…」 黒子「な!?だ…駄目ですのー!!」 セイバー「ク…クロコ!?」 黒子「まったく、貴女という方は油断も隙もありませんわね。」 セイバー「こういうものは早い者勝ちと相場が決まっている。行動を起こさなかったのはあなただ。」 黒子「ま…まだ、分りませんわ。士郎さんは返事をしていませんもの!」 アーチャー「ハァ…、まったく。どういう人間関係だ。」 士郎「何なんだ、この騒ぎはいったい…」 アーチャー「当の本人はこの様か。言ってて私自身むなしいが…」 美琴「黒子。セイバーの言うことも一理あるわよ。今、行動を起こさないでどうするのよ!」 黒子「お姉様……。…そう、ですわね。士郎さん!手を拝借いたしますわ!」 士郎「え?黒子…って、わ!」シュンッ セイバー「シロウとクロコが消えた!…おのれ、卑怯な!!こうなったら、エクスカリ…」 アーチャー「おい、セイバー。」 セイバー「なんですか、アーチャー。私は今忙しい…」 アーチャー「クリスマス用の料理の味見をしてもらいたいのだが。」 セイバー「うっ…、良い香りですね…。しかし、今は…」 アーチャー「ターキーにローストチキン。ケーキもあるが?」 セイバー「ぜひ、味見させていただきましょう。」 美琴「やれやれ…、世話の焼ける後輩だわ。」 上条「お疲れさん。ほれ、ジュース。」 美琴「…ありがとう……」 上条「…?どうかしたか。」 美琴「素敵な殿方の条件…か。結構あてはまってるかもね。」 上条「ん…なんだって?」 美琴「なんでもないわよ。ふふ…」 224 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/21(火) 01 41 58 ID 23UVPxXc 小萌「えーっと…あっ」 美琴「あれ、小萌先生?」 小萌「探しましたよー、御坂ちゃん」 当麻「先生、御坂に何用ですか?」 小萌「大切な連絡ですよー」 当麻「大切な連絡?」 美琴「その連絡ってなんですか?」 小萌「それはですね…じゃじゃーん!ν放課後ティータイムクリスマスライブ決定のお知らせですよ!しかも…」 美琴「しかも?」 小萌「その舞台こそ、御坂ちゃんのヴォーカル復帰の舞台となるのですぅ!」 当麻「あれ、お前ν放課後ティータイムのメンバーだったのか?」 美琴「知らなかったの!?…って無理もないか。最近はラジオのパーソナリティがメインでヴォーカルは唯さんに任せっきりだったから。でも風邪をひいてる律さんと梓さんは大丈夫なんですか?」 小萌「はい、田井中ちゃんはもう全快してますし、中野ちゃんもあと一晩寝れば大丈夫って平沢ちゃんが言ってました」 美琴「そう…ですか…」 小萌「顔が暗いですよー、久々のヴォーカル復帰なんですから元気に行きましょうよ。上条ちゃんも聞きたいですよね、御坂ちゃんの歌声?」 当麻「ああ、それは確かに。こいつがどんな感じで歌うのかには興味がありますね」 美琴「うっ…よーしやるわよー!」 小萌「その意気ですよー。さてせんせーはメンバーのサンタコスチュームを用意しなければいけませんねー」 当麻「がんばれよ、御坂」 美琴「あっ、あったりまえじゃないの!(こいつといる時間が減るけど…やるからにはがんばなきゃね)」 【ν放課後ティータイムクリスマス美琴復帰ライブ 開催決定】 225 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/21(火) 20 25 13 ID YZOv5HJM カイジ「クリスマスか。考えてみればこんなに大勢で迎えたのは初めてかもしれん…」 226 :名無しさんなんだじぇ:2010/12/22(水) 00 35 00 ID g6hW3g.2 士郎「…で、いったい何なのさ。こんな所に連れて来て。」 黒子「……(どういたしましょう。勢いで行動してしまいましたわ。でも、お姉様がくださったこのチャンスは…)」 士郎「…?なあ、くろ…」 黒子「士郎さん!!」 士郎「は、はい!」 黒子「あの…その、クリスマスイブに何か予定は…その、ありまして?」 士郎「へ…?」 黒子「ですから、イブの予定ですわ。」 士郎「あ、ああ。そうだな…。たまり場食堂の手伝いでもしようかと思ってたんだけど。それが、どうかしたのか?」 黒子「そうではなくて。誰かと過ごすとかいうご予定は?」 士郎「んー、特定の誰かとの約束は無い…かな。」 黒子「!…でしたら、その、わたくしとご一緒してくれませんこと。」 士郎「え?」 黒子「あ、いえ、その。士郎さんもパーティーでお忙しいでしょうし、無理にとは言いませんけど。その、できれば士郎さんと一緒にクリスマスを楽しみたいんですの…」 士郎「あ…、ああ、かまわないさ。俺なんかでよければ。」 黒子「本当ですの!?」 士郎「ああ、嘘はつかないよ。あっちでは約束は果たせなかったけど、こんなささやかな誓いくらいは守らせてくれ。」 黒子「士郎さん…。約束、ですわよ。」 士郎「ああ、約束だ。」