約 1,476,022 件
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/831.html
667 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/06(月) 01 08 28 ID dz9QqN4g ~~控室前~~ セイバー「シロウ!! 私です、セイバーです!! 開けて下さい!!」 池田ァ「だからまだ仮投下だし!! 我慢するんだし!!」 セイバー「ええい、邪魔するな!! 約束された勝利の剣!!!」 池田ァ「にぎゃああああああァーッ!!!」 アーチャー「くっ、やはり池田では止められんか! 上条、食い止めろ!」 上条「って、盾にするな!! 不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 美穂子「華菜、しっかりして!!」 池田ァ「うう……きゃぷて……」 部長「あーあ、近年稀に見る暴走っぷりね。 仕方ない、私も止めに行きましょうか」 美穂子「そんな、危険です!!」 部長「大丈夫よ。 じゃあ、池田さんは任せたわよ」 小萌「最終防衛ライン、突破されますぅ!!」 とーか「対魔術防壁はどうしましたの!?」 小萌「上条ちゃんなら、マヂ切れした御坂ちゃんがアーチャーさんを超電磁砲で吹き飛ばして連れていっちゃいましたですぅ!!」 とーか「ええい、このままでは……!」 オーナー「やれやれですね。 平和ボケが脳にまで進行しましたか?」 とーか「貴女は……琴吹さん!? まさか、また共闘ですの!?」 オーナー「役立たずの風紀委員の手など借りたところで、足手まといなだけです。 後は私達に任せて貰います。 ガンダムバカ、ゴースト、ホチキス、みっちー、ホンダムモンキー、ふなちゃん。 特攻野郎Sチーム、ミッション開始お願いします!」 特攻野郎一同『『『『『『『サー、イエッサー!!!』』』』』』』 【控室前 阿鼻叫喚確認】 ~~控室~~ 士郎「……なあ、外が妙に騒がしいんだけどさ……」 レイ「黙って修理しろ。 カギ爪、今度こそ貴様を八つ裂きにしてやろう」 男A「君も相変わらずですねえ。 大体、「戦場の絆」の筐体が故障したのも君が勝手に改造したからでしょうに」 レイ「黙れ。 おい、まだ修理出来ないのか」 士郎「ああ、もう少し待ってくれ。 それにしても、本当に騒がしいな。 戦闘音みたいなのまで聞こえるし……」 668 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/06(月) 05 53 05 ID ml5UYOSY 部長(とはいうものの、今の私って乙女の細腕なのよねぇ…。←注:勘違いしたままです ただの人間に、アレを止められるかしら…ま、頑張るしかないわよね) ???「水臭いぞ!竹井久!」 部長「あ、貴方達はっ?!」 ■ 池田「キャプテン…」 美穂子「華菜!喋っちゃダメ!今アーニャさんを呼ぶから!」 池田「死ぬのは慣れっこです…だから…キャプテンのやりたいように、してください…」ガクッ 美穂子「華菜!?華菜!…」 かじゅ「大丈夫、死んだだけだ。正直、この死者スレでは死より重傷の方が痛みが長引く分厄介だからな」 美穂子「…加治木さん、華菜を頼みます」 かじゅ「行くのか?久が怒るぞ。それに泥ばかりか聖杯の力も上条に破壊されただろう?」 美穂子「今の私はただの足手まといかもしれない。でも、あの人だけを行かせたくは、ないんです」 ■ 部長「まさか、貴方達が力を貸してくれるなんて…ありがとう」 海原「お世話になっているのに貸さないはずがないでしょう」 アーニャ「ディナーの約束がまだ履行されてない。それだけ」 小十郎「竹井殿に万が一の事があれば福路殿が哀しみます」 筆頭「まぁ俺はPartyが楽しめればそれでいいんだがよ。なぁ幸村」 幸村「左様!腕が鳴るでござる!」 ヴァン『うぉーい、なんでおれが来る羽目になってんだよ』 筆頭「少しは役に立ちやがれってことだよ、COWBOY!」 【竹井勢力、にわかに立ち上がり中】 669 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/06(月) 09 31 13 ID v6uhje1s 律「……久しぶりにセイバーが荒れてますね」 キャスター「まぁ、今回ばかりは仕方ないちゃ仕方ないかもしれないわ」 唯「でも、あのままじゃみんな危ないんじゃ…」 梓「こんなに離れてても瓦礫やらエクスカリバーやらが飛んできてますしね」 キャスター「そうね。ふぅ…面倒だけど同じサーヴァントだし、私も抑えるの手伝ってこようかしら」ザッ 律「あ、危ないですよキャスターさん!」 キャスター「大丈夫よ、律ちゃんのおかげで魔力も満タンだし」 律「キャスターさん……」 ガシャンッ 律「なら、私も行きます。真・豆鉄砲も本調子に戻りましたし」 キャスター「…無茶しちゃだめよ?」 律「キャスターさんこそ」 唯「りっちゃん…!」 律「唯、お前は…えっと…ガー太だっけ?あれで瓦礫砕いて梓守っとけ」 唯「でも……」 律「お前あれちゃんと制御できないだろ?私なら大丈夫だからさ。なんか暴れ龍とか言われてるし。ガオー、なんちって」 梓「律先輩…死なないでくださいね。池田さんみたいに」 律「変なこと言うなっての。……よし、いきましょう、キャスターさん」 キャスター「えぇ」 【キャス律 出陣】
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3491.html
静かな森の中をひたすら歩き続ける。 どこへ向かうというわけではない。気まぐれと思いつきと暇つぶしを実行するための材料、ゆっくり探しだ。 用が無いときは嫌というほど目にしている気がするが、いざ探してみるとなかなか見つからない。 たまたま出くわさないだけで何が原因だというわけではないのだろうが、そうなると諦めがつかず余計に厄介だ。 「なんでこういう時に限って・・・」 ブツブツと文句をたれながら歩いていると、少し先の茂みがガサゴソと動くのが見えた。 「ゆっくりしていってね!」 すかさず茂みが動いたあたりに向かって思いっきり叫ぶ。すると・・・ 「「ゆっくりしていってね!」」 「「「ゆっきゅりしていっちぇにぇ!」」」 ビンゴ!元気な返事とともに茂みから飛び出してきたのはれいむ種とまりさ種で構成されたポピュラーなゆっくり一家。 親であろう成体のれいむとまりさが一匹ずつに、赤ゆっくりが三匹。子供の内訳はれいむ二匹にまりさ一匹。 思ったより子供の数が少なかったが、この際仕方ない。これ以上探し回るのはごめんだ。 「ゆ!おにいさんはゆっくりできるひと?」 「もちろんゆっくりできるよ。その証拠にお菓子をあげよう」 「ゆ!おかち!?」 「れいむあまあまたべちゃーい」 「さっさとおかちをもってくるんだじぇ!じじい!」 「はいはい。ほら」 鞄からクッキーを取り出してゆっくり達の前にばら撒いてやる。 昨日テレビの裏から出てきたもので消費期限を見たら一年以上前だった。 「「む~しゃ♪む~しゃ♪しあわせ~♪」」 「「「む~ちゃ♪む~ちゃ♪ちあわちぇ~♪」」」 潰してぇ。いや、いかん。 落ち着け。ここでこいつらを殺したらまた探し直しじゃないか。 自分を抑えて我に返る。しかしこのままもっとよこせだとか言われ日には自制できる自信がないので先手を打つ。 「ところで最近おもしろい遊びを思い付いたんだ。お兄さんと一緒に遊ばないかい?」 「ゆ?おにいしゃんあしょんでくれるの?」 「れいみゅもあしょびたーい」 「しかたないからまりしゃしゃまがあしょんでやるんだじぇ。かんしゃしゅるんだじぇ」 「というわけだけどいいかな?」 一応親ゆっくりに訊ねてみる。 「いいよ!れいむのちびちゃんたちのかわいさにおにいさんもめろめろだね!」 「せいぜいまりさのこどもたちをよろこばせるんだぜ!」 「それじゃあみんなを遊び場まで連れて行くからこの籠の中に入ってくれ。少し狭いけどすぐに着くから我慢してね」 正直わざわざ運ぶのは面倒くさいが、ゆっくりの足に付き合っていたら日が暮れてしまうので仕方ない。 こうしてゆっくり達を籠に放り込んでいく。少し狭いとは言ったものの、それなりに大きい籠なので 底に親ゆっくりを並べて入れて、その上に赤ゆっくりを置けば全員問題なく収納できた。 五匹のゆっくりが入った籠を背負って歩き続ける。 籠の中のゆっくり達は楽しそうな声で何して遊ぶんだろう、楽しみだねと語り合っていた。 よほど期待しているのか歌まで歌い始めた。ここまで無警戒なのもどうかと思うがおかげで手荒な真似をせずに済んだから 責めちゃいけないな。警戒されるようなら無理矢理掻っ攫うしかなかったのだから素直に付いてきてくれたのはありがたい。 嫌がるゆっくりを無理矢理・・・っていうのは趣味じゃないし。 たどり着いたのは崖のてっぺんだ。垂直に切り立った崖はとても高く、下を見れば目が眩むまさに断崖絶壁だが それ故に見晴らしは最高だった。崖の下にはさっきまでいた森が広がり、それほど遠くない場所に広い川が流れている。 崖っぷちに籠を下ろし、ゆっくり達を出してやる。 「ほーら、ついたぞー」 「ゆ! ここどこ?」 「ゆゆ!たきゃーい」 「おちびちゃん!あまりまえにでちゃだめだよ!おちちゃうよ!」 「しゅごいよみゃみゃ!もりしゃんがちっちゃくみえるよ!」 「みりょ!ひとがごみのようだじぇ!」 初めて見る絶景にゆっくり達は思い思いの感想を述べる。 早速鞄から今日の本題を取り出しゆっくり達に説明を始める。 「それじゃあ遊びについて説明するよ。みんなにはこの崖からジャンプしてもらうんだ」 「そんなことしたらしんじゃうよ!そんなこともわからないの?ばかなの?しぬの?」 「わかってるって。だからみんなにはこのパラシュートを付けてもらうんだ」 「ゆ?ぱらしゅーと?」 「そう。これを付けてると高い所から落ちても平気になって空を飛ぶような気分を楽しめるんだ」 「おしょらをとべるの?」 「おもしろそー」 「さっさとそにょぱりゃしゅーとをよこすんだぜ!」 空を飛べると聞いて一気に食いついてきた。早速始めるとしよう。 「それじゃあ一人ずつ飛ぶから順番を決めるよ。まず子供たちが先でお母さんたちがその後。いいよね?」 「わかったよ。れいむたちはおかあさんだからちびちゃんたちにさきをゆずるよ」 「それじゃあ次は子供たちの順番だね。最初はこのれいむでその次にこのれいむ。まりさは最後だ」 「どぼじでまりしゃがしゃいごなんだじぇぇぇぇぇ!!!」 「さっきじじぃって呼んだからに決まってんだろうが糞饅頭。つかお前さっきから際立ってむかつくんだよ」 なんて声に出したりはしない。 どうにかこうにか赤まりさをなだめすかしてパラシュートの取り付け作業に入る。 まずは一番手の赤れいむ。ゆっくりサイズのお手製小型パラシュートを頭頂部の髪の毛に取り付けてやる。 「さて、こっちは準備完了だ。れいむ。心の準備はいいかい?」 「ばっちりだよ!」 「じゃあいくぞ!せーの・・・そいやぁ!」 崖に向かって思いっきり赤れいむを投げる。 赤れいむはしばらく弧を描いて飛んだ後、空気抵抗によりゆっくりと落下していった。 「ゆゆー♪れいみゅおしょらをとんでるよー♪」 大成功だ。赤れいむは風に乗ってゆっくりと崖を離れていく。 「すごーい。れいむおそらをとんでるよー」 「かっこいー」 「おにぇーちゃんいいなー」 「れいみゅ!れいみゅがとばにゃきゃまりしゃのばんがこないんだよ!はやくしちぇね!」 「だってさ。次いくよれいむ」 「ゆ!ゆっきゅりわかっちゃよ」 先ほどの赤れいむと同じ要領でパラシュートを付けてやる。 「準備はいいかい?」 「ゆっきゅりじゅんびできちゃよ!」 「それじゃあ・・・そいやぁ!」 まるでデジャヴを見ているかのように、先の赤ゆっくりと同じ様に風に乗っていく。 と思いきや突如強風が吹き荒れ、それに煽られたパラシュートはあれよあれよというまに明後日の方向に飛んでいく。 「ゆゆ!れいむすごーい。あんなとおくまでとんでるよ」 ゆっくり達は呑気なことを言ってるがパラシュートは川のほうに向って飛んでいく。 吸い寄せられるかのように川に向って飛んで行き、とうとう着水した。 赤れいむを付けたままのはずのパラシュートがそのまま流されていく。これでは赤れいむはとっくに水を吸って崩れているだろう。 ゆっくり達が騒ぎ出すんじゃないかと心配したが、見ると呑気に自分の番を楽しみにしている。 どうやら川のあたりが見えていないようだ。心おきなく次に執りかかれる。 「お待たせ!じゃあ次はまりさの番だね」 「ゆ!さっさとぱりゃしゅーとをちゅけるんだじぇ!」 「はいはい。でもまりさ。まりさの場合は帽子が邪魔で頭にパラシュートを付けられないんだ」 「どぼぢでぇぇぇぇぇ!!!」 「大丈夫だよ。帽子をとればいいんだ」 「しょんにゃこちょできるわけないでしょぉぉぉぉぉぉ!!おぼうしがないとゆっきゅりできにゃいんだよぉぉぉぉ!!!」 「じゃあこうしよう。お母さんにまりさの帽子を預かっててもらうんだ。これなら安心だろ?」 「ゆ!おきゃーしゃんがあずかってくれりゅにゃりゃあんしんだにぇ!」 「そういうことだ。まりさの帽子預かっててくれるか?」 「まりさがぱらしゅーとするためだからね。おかーさんがゆっくりあずかるよ!」 問題解決。早速まりさの頭にパラシュートを取り付ける。 「それじゃあ逝くぞまりさ!あーゆーれでぃ?」 「いえー!」 「おーけー・・・そいやぁ!」 三度目。今度は突風も吹かずにまりさはふわふわと空を飛んでいく。 と、そんなまりさに背後から近づく影が一つ。 「あー、あれは・・・」 「うー♪うー♪」 「「れ・・・れみりゃだぁぁぁぁぁぁ!!!!」」 これは珍しい。夜行性のれみりゃがこんな真昼間から出現するとは。 小さな羽でぱたぱたと羽ばたくれみりゃは少しずつ赤まりさに近づいていく。 「ばでぃざぁぁぁぁぁ!!にげでぇぇぇぇぇぇ!!!」 「れみでゃはぢびじゃんにぢがづぐなぁぁぁぁ!!!」 親ゆっくりは崖の端ぎりぎりから半狂乱になって叫ぶが声が届いている様子はない。 そうこうしているうちにれみりゃが赤まりさを捕まえてしまった。 「ゆ? れ・・・れみりゃぁぁぁぁぁ!!!???」 「うー♪あまあまいただきまーす♪」 「ゆぁぁぁぁぁ!!!はなちぇぇぇぇぇ!!!まりしゃはおいちくにゃいんだじぇぇぇぇぇ!!!」 「そんなことないどー♪あまあまとってもおいしいどー♪」 「ゆ・・・ぐぁ・・・。もっど・・・ゆっくち・・・ちたかっ・・・」 結局、赤まりさはれみりゃのお腹の中に収まってしまった。 元々赤ゆっくりが補食種から逃れること自体困難なのに、逃げ場がない空中で捕まってしまったのではどうしようもない。 れみりゃは赤まりさを残さず食べるとどこかに行ってしまった。 「ゆう・・・れいむのおちびちゃん・・・」 「れいむ、しっかりして。しんじゃったれいむのぶんもまりさたちがゆっくりしよう?」 足元では親まりさが親れいむのことを必死に慰めていた。 こいつらはもう素直に飛んではくれないだろう。この辺が潮時だ。 「ゆ゛っ・・・!?」 「ゆげっ・・・!?」 右手でれいむの髪を、左手でまりさの髪を鷲掴みにし崖に向かって突き出す。 「ゲームオーバーだね。君たちはもう必要ないから死んでもらうよ」 「どぉゆうごどぉぉぉぉぉ!!??」 「どうゆうことって言った通りの意味だよ。どうせ君たちもうパラシュートはやってくれないだろ?」 「あだりまえだぁぁぁぁ!!!」 「じゃあこれでおしまい。嫌がってるのに無理矢理飛ばすってのは面白くないからね。もうパラシュートは意味がないんだ」 「いみがないならごろざなぐでもいいでじょぉぉぉぉぉ!!!」 「そんなことないさ。君たちが死ねば早く家族そろってゆっくりすることができるんだよ?あっちでね」 「どぉゆうごどだぁぁぁぁぁぁ!!!」 「まず赤まりさはすでにあっちに逝ってるだろ?あと君たちは気づいてなかったみたいだけど二番目の赤れいむは川に落ちたんだよ」 「ゆ゛っ!?うぞをづぐなぁぁぁぁぁ!!!!」 「本当さ。今頃お魚さんの餌になってるよ。そして最初に飛んだ赤れいむも近いうちに後を追ってくるからね。これで一家勢ぞろいさ」 「でいぶがあどをおっでぐるっでどういうごどぉぉぉぉ!!!??」 「簡単さ。あんな小さな子が一人で生きていけるわけないだろう?。そう遠くないうちにれみりゃなり野犬なりに食べられちゃうさ。 まぁそれを言ったら他の赤ゆっくり達も無事に飛び終わったところで同じことになってたんだけどね。 こんな広い森で探せるわけないじゃないか。今の今までそんなことにも気付かなかったのかい?」 「ふざげんなぁぁぁぁ!!くぞじじぃぃぃぃぃ!!!」 親ゆっくり達は自暴自棄になって喚き散らし、ひとしきり手の中でもがいた後おとなしくなった。 もう正気ではいられないのか、虚空を見つめてブツブツとうわ言を呟いている。 これではもう遊べないし気持ち悪いからさっさと捨ててしまおう。ポイッとな。 ひゅ~~~~~~~~・・・・・・ 二匹のゆっくりの姿がどんどん小さくなっていって、とうとう点になってしまった。 「さて、帰るか」 夕飯何にしよ・・・。 おまけ 「たちゅけてぇぇぇぇぇぇ!!!」 静かな森の中で、一匹の赤れいむの叫び声が響いていた。 赤れいむの頭に取り付けられたパラシュートは木の枝に引っかかり、赤れいむは宙づりの状態になっていた。 叫び声に気づいた付近に住む大人まりさが駆け付ける。 「ゆ!?ど、どうしたんだぜ!?」 「たしゅけてぇぇぇ!おりょしてぇぇぇぇ!!」 「わかったぜ!いまたすけるんだぜ!!」 まりさは木の幹に思いっきり体当たりをした。木を揺らして赤れいむを落とすつもりなのだろう。 しかし赤れいむが引っ掛かった木はなかなか大きく、ゆっくり程度の体当たりではびくともしなかった。 「だめだぜ・・・まりさじゃどうにもできないんだぜ・・・」 「しょんにゃぁぁぁ!たしゅけてぇぇぇ!!」 「ちょっとまってるんだぜ!いまどすをよんでくるんだぜ!!」 「ゆ・・・どす?」 「そうなんだぜ!どすならこんなきなんかひとひねりなんだぜ!」 こうしてまりさは群れの長たるドスを呼んでくることとなった。 しばらくするとどこからか地響きが聞こえてきて、それはだんだんと赤れいむに近付いてきた。 そしてドスは姿を現した。普通のゆっくりを何百匹も積み上げたかのような巨体を持つドスまりさ。 ドスは赤れいむを安心させるために声をかける。 「ドスが来たからにはもう安心だよ。今助けるから待っててね!」 「さすがどすだぜ!たよりになるんだぜ!」 しかし赤れいむが引っ掛かっていた場所はドスの巨体でも届かなかった。 そこでドスは先ほどのまりさが行ったように木に体当たりを仕掛けて赤れいむを落とすことにした。 落ちた赤れいむが潰れないように、赤れいむの真下に大人ゆっくり達を密集させてクッションにする。 そして幹を挟んだ反対側でドスが気合いを入れる。 「それじゃあいくよ!せーの・・・そいやぁ!」 ドーーーーーーーーーーン!!! 轟音とともに木が大きく揺れる。と思いきや・・・ 「た・・・たおれるぅぅぅぅぅ!!!」 「ゆあああああぁぁぁぁぁ!!!」 「ゆぶぇ!!」 「げぶぅ!!!」 「ぐぎぇ!」 ドス渾身の体当たりは木を揺らすどころか思いっきりへし折ってしまった。 木は赤れいむの方向に向かって倒れ、赤れいむはおろかクッションとなっていたゆっくり達も潰してしまった。 こうしてゆっくり一家はその日のうちに家族全員が揃うことができたのだった。 ちなみにその後例のドスは同族殺しとして群れの信用を失い、ほどなくして群れは解体したという。 おしまい 【あとがき】 初投稿なのでお見苦しいところが多々あったかもしれませんがご容赦ください。 赤ゆっくりのしゃべり方が思ったよりめんどくさかった・・・。 それはそうと皆さんもテレビやたんすの裏からクッキーとかポテチとか出てきたりしますよね。え?ない?
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1151.html
980 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/28(水) 20 40 48 ID n7C28pa2 【食堂(何とか建て直されました)】 カランカラン ひたぎ「おはよう」 アーチャー「む?今日は一人か?」 ひたぎ「ええ、シーちゃんは今日デートなの」 上条「デート?誰と?」 ひたぎ「教えると思って?」 上条「いや何で隠すんだよ…」 ひたぎ「特に理由はないけど…上条君に教えるのが嫌なだけよ」 上条「あっそ…」 カランカラン 衣「シーちゃん来たぞ~!…ってあれ?」 ひたぎ「ごめんなさいコロちゃん…シーちゃんは今日デートでいないのよ…」 衣「むぅ…そうなのか…」ショボン 黒子「お姉様もバンドの練習でいませんが、わたくしたちはいますので」 士郎「何が食べたい?作れるもんは何でも作るぞ」 衣「ん~…エビフライ!」 士郎「よし!」 セイバー「シロウ、私はカレーを」 インデックス「とうま、私はスパゲティなんだよ」 上条「どさくさ紛れに注文すんな」 981 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/28(水) 20 41 12 ID n7C28pa2 ひたぎ「それより最新の『登場数』『登場率』が発表されたわね」 アーチャー「そのようだな」 ひたぎ「やっぱりシーちゃんが『登場率』トップだったわね」 黒子「『登場数』はお姉様がトップでしたの」 士郎「『食堂組』の影響だろうな。俺も『登場率』少し上がったし」 上条「俺も大幅アップだ…あんまり嬉しくないけど…色々あったから…」 セイバー「私も少し上がりました」 アーチャー「私は少し下がったようだが、大して変わらないな」 衣「さっきから何の話をしているのだ?」 ひたぎ「コロちゃん、貴女も無関係じゃないのよ。貴女は今が一番大事な時」 黒子「確かに…来たばかりの天江さんは1レスの振り幅が最も大きいですの」 ひたぎ「さすがに貴女が言うと重みがあるわね…」 黒子「………どうせわたくしは前回から大幅ダウンですわよ…」 ひたぎ「まだ二桁だったじゃない。『食堂組』に感謝するのね」 衣「だから何の話なのだ~?」 インデックス「いいんだよ、ころちゃんはそんなこと気にしなくて…私も気にしないから…」 上条「いやお前は『登場率』関係ないだろ」 アーチャー「それで、C.C.と差がついたことは気にしてないのか?」 ひたぎ「別にいいわよ。私はもうそんなことに目くじら立てるのはやめたの」 アーチャー「ほう…」 ひたぎ「私はただミホミホより下でなければそれでいいのよ」 上条「まだ目の敵にしてたのか!?」 ひたぎ「このままコロちゃんの『登場率』が安定してしまえば…『咲-saki-』では彼女だけ空気に…」 上条「しかも陰湿なこと考えてる!?」 アーチャー「そう上手く行くとも思えんがな…最近福路の出番も増えてきてるぞ」 ひたぎ「え?マジで?」 上条「て言うかこの書き手も何回も出してただろうが…」 士郎「ほらできたぞ、エビフライだ」 衣「わーい♪タルタルいっぱいだ~♪」 セイバー「シロウ!私のカレーはまだですか!?」 インデックス「とうま!私のスパゲティもまだなのかな!?」 二人「「はいはい…」」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3699.html
【喜】 「やったー!京太郎の新作タコスだじぇ!いっただきー!」 【怒】 「辛ッ!このタコス辛過ぎだじぇ京太郎!・・・タバスコ大奮発?やりすぎだー!」 【哀】 「タコスータコスはまだかー・・・(京太郎の)タコスがないと元気がでないじぇー・・・」 【楽】 「ふふ、このタコスが出来上がるまで待つ時間がまたワクワクなんだじぇ~」 咲「さすが優希ちゃん専属料理人だね!」 京太郎「誰が料理人だコラ」 まこ「色気ゼロじゃのう」 カン。
https://w.atwiki.jp/45451919/pages/90.html
「なあ須賀、麻雀部インターハイ行くんだろ? すげーよな」 京太郎「ああ、みんな凄えよなー」 「つーかお前も決勝まで行ったんだろ? それもスゲーじゃんか」 京太郎「んー…夢中っていうか、あれよあれよって感じだったからなあ」 「意外に麻雀強かったんだな、お前。こないだまで素人とか言ってたくせに」 京太郎「いやいや素人だって。大会前になんとか計算も覚えたんだよ」 「ふーん…てかそれなら何で麻雀部入ったんだよ? 咲ちゃんはお前が入った後だよな?」 京太郎「あー、あんときは……」 京太郎『部活何にするかなー…やっぱ運動系か?』 京太郎『とりあえず適当に見学してからで、っと!』ドンッ 和『きゃっ…ご、ごめんなさい。前を見てなくて』 京太郎『こっちこそごめん。怪我とか無いか?』 和『はい。それじゃあ私はこれで…』 京太郎『ああ』 「へー、原村さんとぶつかったのか。羨ましいねえ…あのおもち、触ったか?」 京太郎「覚えてねーよ。まあ目は向いたけどさ」 「へえ…そんで、原村さんを追って麻雀部か?」 京太郎「いや、その後でさ」 優希『そこの金髪! ちょっと待つがいいじぇ!』 京太郎『ん…誰?』 優希『おっ、興味ある系か? しょーがないな、私の名前は片岡優希! 覚えとけー』 京太郎『片岡さんか。なんか用?』 優希『用といえば用だな。麻雀部を知らんか?』 京太郎『麻雀…? そういや部活案内の紙に…あった、部活棟の奥の方っぽいぞ』 優希『なるほどなー。それじゃあ行くか!』ギュッ 京太郎『へ?』 優希『タ・コ・ス・だーっしゅ!』 京太郎『ちょおおお!』 優希『ここか! 我が青春の舞台裏!』 京太郎『は、はえーよ…なんで俺まで…』ハアハア 優希『須賀、ご苦労! もう一息だじぇ、オープンザドアー!』 和『ロンです…ユーキ? 先に行ったと思ったのに、どこに行ってたんですか』 優希『タコスが私を呼んでいたんだじょー。そんで須賀が道案内をしたいと言い出してなー』 京太郎『言ってねーし…とりあえず片岡の目的はここなんだろ? 俺はそろそろ行くわ』 優希『そっかー、その前にお礼にのどちゃんのおもちでも揉んでけ!』 和『……ユーキ、あまり馬鹿なことを言わないでください』ツーン 優希『やれやれ。ほんとは揉みしだいて欲しいくせに、とんだムッツリさんだじぇー』 和『……』ツーン 京太郎『アホなこと言うなっての』 京太郎『えーと……何でこうなってんだ?』 久『そうねえ。麻雀部部長の私としては、麻雀を知らない人にも牌に触れて楽しさを知って欲しい…とか』 まこ『一日だけでも体験してくれるとありがたいのう』 優希『これもなんかの縁だ!』 和『ルールとかは私が教えますから…一緒にヤってみましょう』 京太郎『あ、ああ…隣に座るのか?』 和『すみません、邪魔かもしれませんが近くじゃないと』タプン 京太郎『いや別にいいけどさ。えーと、原村さんはいいのか?』 和『ええ、大丈夫です』ニコッ 和(あんまり胸も見てきませんし…少しくらいなら…) 京太郎(なーんかさっきの言葉、変なニュアンスが混じってたような…) 和『これで三つ揃いましたから、この牌を捨てるとテンパイ…ここの牌が来れば和了りです』 和『そうですね、それを切ったほうが待ちは多いですよ』 和『……あの、須賀君』 京太郎『次はこっちを切って…ん? どうした?』 和『その…気に、ならないんですか…?』 和『私の…』 京太郎『あー…いやまあ、何回も見るのとか失礼だろ』 久『あら紳士ねえ』 優希『なかなかやるじぇー、同じ一年として誇らしいぞ!』 まこ『悟り開いとりゃせんか?』 和『……あっ、そ、そのっ!』カァッ 和『パンツ穿いてきます!』ダダッ 京太郎『照れ隠しとして最大限におかしいよねそれ!』 京太郎(そうか…なんか気になると思ったら)トン 和『それは白ですね、正式名称はパイパンと言います』 京太郎『その情報は麻雀をやるうえで必要か?』 京太郎(原村さん、咲に似てんだよな…ところどころ下ネタ入れてくるところとか) 京太郎(…つーか、下ネタ言いだしてからイキイキしだしたな) 優希『のどちゃん、なんだかイキイキしてきたじぇ』 和『まだイってません!』 久『あらあら』ニコニコ まこ『楽しい下級生じゃのー』ニッ 京太郎(しかもこいつらも同類くせえ…) 京太郎(嫌な人たちじゃないけどな…今決める必要もないし、適当なとこで抜けさせてもらうか) 京太郎『おし、次で最後だな』グイッ 和『きゃっ!』 京太郎『っ、悪い! 髪引っ張って…痛くなかったか?』 和『い、いえ…近くで髪を垂らしていた私が悪いですから』 和『ちょっと待ってくださいね』 いや、別に大したことじゃないんだけどな。 二つに括ってた髪が流れて、一つになって。 腕を上げて、一つに纏めて…ポニーテールっつうか。 間近で見た白い首筋がさ。髪との対比で淡い色合いでさ。 和『ん…どうでしょうか』 最後に手でそっと首筋を撫でるんだよ。意図はなくとも見せつけるみたいにさ。 京太郎『部長』 久『ん?』 京太郎『入部届、どこに出せばいいですか』 「へえ、じゃあ原村さんに一目ぼれってことか! 咲ちゃんもいるのになあー」 京太郎「まあ正直勢いだったから、その後はそんな気は起きなかったけどな」 京太郎「ま…でも全然後悔してないな。あいつらと居ると楽しいし」 京太郎「……ちょっと大変だけどな」 「? まあ楽しめてるんならいいんじゃねーの」 京太郎「だな。っと、そろそろ部活行くわ」 「おう、咲ちゃんたちによろしくなあ」 京太郎「へいへい、ちゃんと忘れとくわ」 京太郎「お、和。今から部活か?」 和「須賀君。はい、せっかくですし一緒に行きましょうか」 京太郎「おう……」 和「……」 京太郎「今日の髪型さ」 和「はい」 京太郎「似合ってる、と思う」 和「ありがとうございます…普段はあんまりしないんですが」 和「二度目、ですね。須賀君の前で」 京太郎「うん」 和「貞操帯を付けているのは」ポッ 京太郎「おかしいなあ、一回目を知らないぞー?」
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/949.html
152 :名無しさんなんだじぇ:2010/11/01(月) 20 20 03 ID 5dk2lf7M ~~控室前~~ アーチャー「総員、第一種戦闘体制! 何としてもセイバーを白井に近づけるな!」 ライダー「全く、この場所は退屈しませんね!」 ふじのん「人には使いたくないけど……凶がれ!!」 セイバー「邪・魔・だァァああああああああ!!!」 一同「「「「うわーやられたー」」」」 上条「って、やられ方テキトー過ぎないか!?」 セイバー「エクス……カリバァァァァァァァァ!!!」 上条「ぐっ、打ち消し切れねえ!! うおおおおおおお!?」 セイバー「これで、邪魔者は誰もいない……シロウ……クロコォォオオオオオオ!!!」 【セイバー 控室に進攻中】 153 :名無しさんなんだじぇ:2010/11/01(月) 22 48 39 ID xsEUeyvY 士郎「そんな暴れるんならご飯抜き」 セイバー「!!!?」 士郎「これから黒子をいじめたりしてもご飯抜き」 セイバー「うーうー」 士郎「返事は?」 セイバー「………ハイ」 154 :名無しさんなんだじぇ:2010/11/01(月) 22 50 16 ID 1C7lQCOI ゼクス「ヘルメットが無ければ即死だった……」
https://w.atwiki.jp/kyo-saki/pages/114.html
58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/11/26(木) 00 40 40 ID BJltqY2t 優希「咲ちゃん!今日は犬休みなのか?」 咲「え?そういえばまだ来てないね。 でも学校には来てたよ?」 優希「むむ!あのバカ犬はサボリか? うちはサンマはしないから今日は暇に なりそうだじぇ…」 部長「インフルエンザ流行ってるらしいわよ?知ってる? インフルエンザには注射が いいんですって!」 咲(へえ…そーなんだ) 優希「私はインフルエンザなんかに負けないじぇ!」 部長「まあ今日はもうあがりにしましょ お疲れ様。」 咲優希「お疲れ様でした!」 優希「咲ちゃん!たまには二人で街行って 服でも見ながらタコス食べようじぇ!」 咲「優希ちゃんと二人なんて初めてだね! じゃあ遊び行こっか!」 優希「行くじぇ!」 優希「のどちゃんがいないと寂しいか?」 咲「え?うーんちょっとさみしいかも!」 優希「のどちゃんと咲ちゃんはなんか恋人みたいで うらやましいじぇ!」 咲「///優希ちゃん何言ってるのww」 優希「私も恋人ほしいじぇ…」 咲「でも京ちゃんと優希ちゃんだって仲良くみえるよ?」 優希「何言ってますか?咲ちゃん! というか知らないのか?京太郎は 合同合宿のあとから龍門渕の お子様とわけありだじぇ!」 咲(え?全然知らないよぉ…) 咲「衣ちゃんと…その………付き合ってるの?」 優希「衣ってハイテーか?違うじぇ!もうひとりの小さい子だじぇ! ほら!京太郎合宿んときにハギヨシさんと 一緒の部屋だから龍門渕と仲良くなったんだじぇ!」 咲「へえーなんか幼なじみが遠くに行くみたいで 寂しいやら嬉しいやら…」 優希「最初はノッポと気があって仲良くしてたみたいだけど 京太郎が一目惚れして口説き落としたらしいじぇ! 私の犬が欲情しちゃってなんか 申し訳ないないじぇ…!」 咲「まあ京ちゃんは中学の時も 少しだけモテ期あったからね… なんか憎めないキャラがうけてたのかな?」 優希「正直私は犬と仲良くしてたけど 恋愛感情は皆無だったから なんともないじぇ!それより咲ちゃんは 実際のところ京太郎のこと好きなのか?」 咲「うーん…どうだろう?小さいときから 一緒だからなんか逆によくわからないや! でも多分好きではなかった…かな? 男の子としては!」 優希「そうなのか!まあ私の嫁は のどちゃんとタコス…………それと…」 優希「それから特別に咲ちゃんも嫁にしてあげるじぇ!」 咲「私お嫁さん?wwありがとw」 優希「正直…咲ちゃんがのどちゃんとばっか 仲良くしてたから寂しかったじぇ! 私は二人みたいに麻雀うまくないけど もっと咲ちゃんとも仲良くしたいじぇ!」 咲(あれ…?なんだろうこの感じ… 原村さんみたいな感じがする…) 咲「え?あっ…ご、ごめんね優希ちゃん… 私は優希ちゃんも大好きだよ! じゃあ優希ちゃんは私の旦那さんだね!」 優希(咲ちゃんが嫁でも普通旦那とは言わないじぇ…!でも天然さんは どことなくかわいいじぇ…!) 優希「萌ー…」 咲「え?」 優希「何でもないじぇ…!………お?咲ちゃん咲ちゃん!犬がその小さい子と 散歩してるじぇ!………犬のくせに デレデレしててなんかムカつくじぇ!」 咲「なんかちょっと気になるね! ちょっとつけてみよっか!」 京太郎「さてと…どこ行きますか?」 一「僕なんだかお腹減ったや!須賀君 なんか食べにいこうよ!」 京太郎「スタバどうですか?交差点からすぐですよ!」 一「ごめん…僕コーヒーはちょっと… それより11月なのに暑いから アイスが食べたいや!須賀君ここらへんにある?」 京太郎「たしかデパート入ればありますよ!じゃあ行きましょうか!」 一「…」 京太郎「あ…もしかしてデパートとかの 人混み嫌でしたか?それじゃあほかのところ探しましょうか!」 一「ち…ちがうんだ!男の人とこういうところきたことないからなんていうか… 恥ずかしいんだ///」 京太郎「そんなはだけた格好なのに恥ずかしいんですか?ww」 一「かっからかわないでよ///」 京太郎「冗談ですよ!そりゃじゃあ行きましょうか、お姫様」 一「え?なに…?」 京太郎「結構込んでますからこうやって しないとはぐれちゃいますよ!」 一「…………須賀君の手…あったかい」 京太郎「なんか恥ずかしいですねw」 一「ねえ…須賀君、僕もっとずっと須賀君と一緒にいたい!」 京太郎「僕はずっと一緒ですよ!」 一「違うんだ!…そうじゃなくて…」 京太郎「?」 一「とーかも須賀君をちょっとだけ認めてくれてるんだ…言いたいことわかる?」 京太郎「いや俺ちょっとバカだからよくわかんないです」 一「と……とーかん家で一緒に暮らそうよ…!とーかも見習いとしてハギヨシさんに鍛えてもらって、使用人としてなら置いてくれるって言ってるんだ!」 京太郎「どどどど…どーせーですか?」 一「学校は龍門渕に行けばいいし 麻雀部にだっていれるし…どうかな? 急だからビックリしたと思うけど、今回は とーかに甘えたいんだ!」 京太郎「…………清澄をやめなきゃ無理です…よね?」 一「…うん」 京太郎「…ちょっとすぐには答え出せないかもしれません…」 一「そ…そうだよね急にじゃ難しいよね でも僕は本気なんだ、須賀君」 京太郎「今日は楽しかったっす! あの話…もうちょっと考えでもっていいですか?」 一「うん!僕は気長に待つよ! でもとーかは短気だから気が変わっちゃう前によろしくね!じゃバイバイ!」 京太郎「あ!もう遅いですしもっとおくってきますよ!」 一「とーかとハギヨシさんが迎えに来てくれるから大丈夫だよ!じゃあおやすみ!」 京太郎「そーですか…じゃあおやすみなさい!」 とーか「わたくしが短気だなんて 失礼極まりないですわね! ところで大丈夫そうですの?」 一「多分来てくれるよ、多分」 とーか「清澄を倒すためにはあの男が 必要でしてよ!一、なんだか本気のようですが ミイラとりがミイラになったのかしら?」 一「…僕は須賀君はいい人だと思うから心が痛む」 とーか「ハギヨシ!本当にあの男のことを 清澄の大将は好きですの?」 ハギヨシ「はいとーかお嬢様、私にはそのように見えました」 とーか「一、わたくしたち全国に行くチャンスは冬選抜とインターハイ予選の2回しか ございませんのよ?」 一「…分かってるよでも」 とーか「もしかして一、本当に恋していらっしゃいますの?」 一「……分からないんだ、僕にはとーかがいたのに………だから余計分からないんだ」 京太郎(今日、麻雀部に相談しよう…) 咲「ぁ!京ちゃん、おはよ!」 京太郎「ぉ…おはよお、あのさ、咲…」 咲「ん?どうしたの?」 京「いや、やっぱあとででいいや…」 咲「えー?京ちゃんいいかけたらちゃんと言おうよ…!」 京「…いや、麻雀部で話すよ」 咲「ふーん…」 咲「あれー?麻雀部今日も少ないね…」 優季「インフルエンザは怖いじぇ…!」 優季「…あ!バカ犬ー!なんで昨日休んだんだ!!」 京「あーごめんごめん、昨日はちょっと用事で…」 優「部活より大切な用事なのか?」 京「まあ…一応…」 優「嘘だじぇ!私は咲ちゃんと一緒に京太郎が街をでれでれして ぶらつくの見たじぇ!」 咲「…」 京「…それでさ、俺…」 咲「?」 京「俺、龍門渕に引き抜きにあったんだ…」 咲「京ちゃんが?ww」 優季「冗談はやめろー!!全然笑えないじぇ」 京太郎「………昨日見たならもう知ってるよな? 本当は、俺、国広さんに誘われたんだ…だから… ……っておい!咲泣くなよ…!」 咲「え?泣いてな…」(あれ?なんで私泣いてるの?) 優季「咲ちゃんを泣かすなんて許せないじぇ!!!このバカ犬ー!!!」 京「…とにかくそういうことなんだ…まあ、麻雀部俺居なくなっても 関係ないしな…!」 咲「関係なくない!京ちゃんとずっと一緒だったのに… いきなりこんな唐突にこんなことになったら… 私どうしたらいいかわからないよ…!」 京「……ごめん」 咲「京ちゃんのバカ…」 京「……ごめん」 優(なんだかんだいって咲ちゃんは京太郎のこと…) 優「その話取り消して来い!」 京「……ごめん」 優「…」 京「そういうことだから…俺そろそろ行くな!じゃあ…」 京(はあ…なんか重たい感じになっちゃったな…… でももう決めたんだ!) 京(あ!とーかさんだ!) 京「おーい!とーかさん、国広さー…」 とーか「一?まだぐずぐずしていらっしゃるの? もういい加減腹くくりなさいませ!」 一「……やっぱり、やめない?」 とーか「…何をおっしゃいますの?あの清澄の大将のせいで 衣が『もう満足したから大会には出ないんだ!』なんてほざきだしましたのよ!」 一「…でも……」 とーか「わたくし達はそうなると4人しかいなくなりますのよ? でも清澄も大将さえいなくなれば4人!わたくし達にはそれでも 不本意ながら予備は用意できますのよ?」 一「……」 とーか「一?まさかやっぱり本当にあの男のこと…」 一「……」 京(お…おい!なんの冗談だよ…!俺と咲がなんで関係あるんだよ! それにこれって国広さん、俺のこと好きじゃなかったのか?) 一「……あ…須賀君……」 京「今の話、残念ながら聞いちゃいました」 一「…」 とーか「それじゃあ仕方ありませんわね」 とーか「残念ながら転入手続きなんてすぐ済んでしまいますのよ?」 一「…」 京「あの…どうして俺なんですか?俺がこっちに来てメリットあるんですか?」 とーか「大有りですわ!あなたのところの大将のおかげで 衣は満足したようですけど、わたくしの立場が奪われてしまいましたのよ? あなたのところの大将は、あなたのことが好きでいらっしゃるようですけど、 あなたがいなくなれば、どうなると思いますの?」 京「俺がいなくなったってかんけいな…」 とーか「関係ない…ですの?全く女心を分かっていない下衆が一に近づくなんて 心底呆れますわ!」 一「とーか!もうやめてよ!」 京「国広さん、国広さんは僕のことを最初からだましてたんですか…?」 一「…いや、僕は……」 とーか「わたくしはそのつもりでしても、どうやら一は本気のようですわね? あなたがここに来れば、宮永さんを裏切ることに、あなたが向こうに残れば 一を裏切ることになりますわ?さあどうするのですか?」 京「…ふ…」 とーか「…ふ?」 京「ふざけんじゃねぇ!!!!!」 とーか一「…」 京「国広さんには悪いけど、俺は清澄に残る! 国広さん、いい夢みさせてくれてありがとうございました。 でも俺、やっぱり清澄のみんなとバカやってたいんで」 とーか「あ…あなた!一を裏切りますの??わたくしが許しませんわよ?」 一「とーか…僕、もういいんだ、というか僕が悪い、本当にごめんね、須賀君… 本当に……ご…めん」 京(咲には俺がいなくなったら和たちはいるかもしれない、でも照さんやおばさん達が いなくなる悲しみをあいつに与えたらいけないんだ!) 京「清澄に負けたぐらいでそんな卑怯な手を使うとは思いませんでしたよ、 とーかさん。あなたには本当に呆れました、ではもう会うこともないでしょう。 それでわ…!」 とーか「ちょ!待ちなさい!!!!」 一「とーか、ごめん、僕、本気だったのかもしれないや…ごめんね。上手くいかなくて。」 とーか「…はじめ!」 京「ゼェゼェハァハァ……咲!!!!」 咲「京ちゃん!どうしたのそんなに汗かいて?龍門渕のところ行ってきたんだよね…?」 京「咲!ごめん!!!本当にごめん!!!俺知らなかったよ!」 咲「ちょっ!京ちゃん!何すんの?!!?くっつかないでよ///恥ずかしいよぉ…」 京「咲、俺がいなくなったら淋しいだろ?」 咲「…はぁ?」 京「だって、咲、俺のこと…俺のことが…す…きなんだろ?」 咲「…はぁ?京ちゃん何言ってるの?失恋でもして頭おかしくなったの?」 京「…失恋したのはほんとうかなwでも頭はおかしくなってないぜ!お姫様」 咲「ちょw京ちゃんキモイ!」 優季「あーバカ犬が今度は咲ちゃんを襲ってるじぇ!!このバカ犬ー! さっさと龍門渕にでも行ってしまえー!」 京「それが、その話なしになったわw」 咲優季「え?」 京「俺、やっぱみんなとバカやってたいし!色々あってなw」 咲「京ちゃん…」 優季(やっぱり咲ちゃんは京太郎のこと…!) 優季「咲ちゃん!恋ってのは自分では案外気付かないものなんだじぇ?」 咲「?」 優季「つまり!咲ちゃんは無自覚だけど、京太郎に恋してるのだ!!!」 咲「え?!!?ちょwやめてよ!優季ちゃんまで!」 京「咲俺も好きだぜー!笑」 咲「京ちゃん!!やめてっててば///」 部長「騒がしいと思って起きたら、久しぶりの面子ね?須賀君。 んじゃ、立ち話もなんだから早速打ちますか!」 京「はい!」 咲(やっぱ京ちゃんといるとなんか落ち着くな…!) 京「そういえば和がいねーな?どうしたんだ?」 咲「原村さんはインフルエンザだって!あと染谷先輩も…!」 京「和も風邪引くんだなぁ…!」 和「…そう。だめだったんですか。それでは仕方ありませんね…」 ハギヨシ「ええ。申し訳ございません、和お嬢様、龍門渕透華が少し 失敗をいたしまして…」 和「そうですか。とても残念です…。」 和(宮永さん…宮永さん…宮永さぁぁぁぁん…!須賀君さえ…須賀くんさえいなければ!!) 完了 ごめんなさい><長くなってしかも会話だけという駄文で… これでまたひとつ黒歴史をつくってしまいました…
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1171.html
78 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/02(月) 08 44 42 ID JdXLOb5s ~~安土城~~ とーか「それでは始めますわよ!!」 ライダー「これがサイコロですか……衣さんの胸元くらいはありますね」 衣「衣はそこまで小さくない!!」 ふじのん「順番はAからアルファベット順でよろしいですね?」 とーか「ええ、それでよろしくてよ。 それでは、記念すべき第一投目……」 衣「衣がやりたい!!」 とーか「だ、大丈夫ですの? 結構重いですわよ?」 衣「心配するなとーか、これくらい……」ヨタヨタ ふじのん「サイコロに振られてますね」 ライダー「これはこれで和みますが……」 とーか「ああ、心配ですわ……」ハラハラ 衣「う~~……えいっ!!」 ドン、ゴロゴロ…… とーか「……六ですわ!!」 ライダー「流石豪運の持ち主ですね」 ふじのん「凄いですコロちゃん!」 衣「やったのだ!! 行こうとーか、ふじのん、ライダー!!」 【Aチーム 一歩リード】 79 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/02(月) 10 03 44 ID zUCcdDXM 【安土城】 ひたぎ「さて、次は私たちの番ね」 C.C.「問題は誰が振るかだが…」 上条「んじゃ俺が…」 3人「却下」 上条「…ですよねー」 ひたぎ「かと言って…こんな重そうなもの女子の細腕では難しいし…」 上条「いや今天江が振ってたぞ」 C.C.「とりあえず何とかしろ。このままでは浅上がコロちゃんと親友フラグを立ててしまう」 上条「何の心配してんのお前?」 黒子「ではわたくしが…」ヒュン 上条「おお!そうかテレポートd」ガン 黒子「あらいけない、転移先を間違えてしまいましたわ」 コロコロ ピタッ 4 ひたぎ「まあまあの数字ね」 C.C.「では行くか」 黒子「わたくしたちは先に行ってますので、あとから来てください類人猿」ヒュン 上条「……不幸…だ…」 【これって何マス進むとか一回休みとかスタートに戻るとかのマスってあるんですよね?】 80 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/02(月) 10 34 05 ID LBQJhqR. 進む、戻る、休み、再スタートのみならず、 次のターンまでにクリアしないとパスになるとか(歌うとか戦うとか) ワープする、別ルートに進むとか(黒子の空間移動にあらず) いろいろなギミックを混ぜてみれば? 81 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/02(月) 12 12 53 ID JdXLOb5s ~~安土城~~ 撫子「次は撫子達の番だね」 セイバー「クロコには負けません……せいっ!!」 ドン、ゴロゴロ…… セイバー「……5、ですね」 撫子「やったあ、ひたぎお姉ちゃんから一歩リードだよ!!」 ファサリナ「まだ始まったばかりですが……まずはいい滑り出しですね」 ユフィ「さあ、私達も参りましょう!」 ~~4マス目~~ セイバー「……どうしたのですかクロコ、その姿は」 ユフィ「皆さん、全身ずぶ濡れですね……」 黒子「トラップに引っ掛かったのですわ。 全く、こういう役はあの類人猿の役割ではありませんの?」 ひたぎ「その類人猿をサイコロでK.O.したのは何処の誰だったかしらね」 C.C.「おかげでスタートでオネンネしてるそのボーヤ以外は全員濡れ鼠、か」 黒子「あーもう忌ま忌ましい! こうなれば、何としても優勝を掴みますわよ!」 撫子「せいぜい頑張ってね、ネズミさん達♪ じゃあ、撫子達は先に行ってるね」 セイバー「あ、待ちなさいナデコ!!」 ファサリナ「……あの子、日に日に黒くなっていきますね」 ひたぎ「上等よ……ヒロインが誰か、たっぷりと思い知らせてあげるわ……ふふ」 ユフィ「こっちはこっちで怖いです……」 【チームB 上条以外ずぶ濡れ】 82 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/02(月) 14 17 39 ID SOo/rB4c ■池田小屋 部長「…(本を読んでる)」 池田「なぁ」 部長「…ん?」 池田「双六参加しないのか?」 部長「麻雀のほうが面白く無い?」 池田「だったら面子集めてこいよ」 部長「いやよ、めんどくさい」 池田「麻雀やりたいんじゃないのかよ?!」 部長「面白そうな面子をあっちに取られちゃってるのよねぇ…」 池田「…要するに面白そうな企画を先にやられて拗ねてるわけだ」 部長「平たく言うとそうなるかしら(寝返りを打って本を読み出す)」 池田「…多分さ、キャプテンはあんたに双六でゴールして欲しかったと思うんだ」 部長「ふーん」 池田「なのにあんたはなんでここで時間潰してんだよ?!」 部長「あの、さ」 池田「なんだよ?!」 部長「貴女はなんでここで時間潰してるの?」 池田「え…それは…」 部長「私の見立てだと貴女の事もあの子は大事に思ってるんだけど」 池田「あたしのことは関係無いだろ!」 ガラッ 海原「明けましておめでとうございまーす」 妹F「…どうも」 アーニャ「あけおめ」 部長「あらいらっしゃい。狭いけどどうぞどうぞ」 池田「ここはあたしの家だし…」 海原「いやー、『偶然』二人とばったり会っちゃいまして、なら竹井さんのところにも挨拶に行かないとなぁと思いまして」 妹F「お姉さまの所に行こうとしたらあぶれてしまったんですよね」 部長「私にとっては重畳ね。サ、行くわよ、三人とも」 アーニャ「どこに」 部長「決まってるでしょ、双六大会よ(途中参加できなかったら麻雀やるけど)」 池田「ちょっと待て!どういうことだし?!」 部長「説明しないといけないの?まぁ妹Fさんは予想外だったけど」 海原「あ、彼女の名前アトルって言うふうにしました」 部長「へー、ケツァルコアトルから?」 海原「そっちの意味もあります」 妹F「よろしくお願いします」 部長「へー今度教えてね。あ、池田さん、それじゃあね」 ガラッ 池田「なんだよ、これ…なんだよこれー!?」 83 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/02(月) 14 52 40 ID LEzq6ikw 律「じゃ、いっくぜー!」 …ドンコロコロコロ 律「3かあ…幸先悪いなあ」 ムギ「まあまあ、後でいくらでも挽回できるわよ」 美琴「さて、移動したけど…」 ムギ「あれはカラオケ機器?」 小萌「ここに何か書いてありますぅ…えっと『カラオケマス。カラオケで80点以上を取るまで出番がパスになる。課題曲と歌い手はルーレットにより指定される』とのことです」 美琴「そのルーレットは…あっ、あれですね。玄霧先生のところにあるやつ」 玄霧「ではチームDの皆さんがカラオケマスに入ったのでルーレットを起動させましょう」 デロデロデロデロ 歌い手『御坂美琴』 課題曲『星間飛行』 美琴「げっ、星間飛行はあんま練習してない…」 ムギ「マクロスFの楽曲はラ○カちゃんの曲を唯ちゃん。シ○リルの曲を美琴ちゃんっていう風にわけてるからね」 美琴「でもやるしかないですね…よし」 小萌「ふぁいとごーですぅ」 律「がんばれよー」 <♪水面が揺らぐ 風の輪が広がる 触れ合った指先の青い電流~> 【美琴 カラオケスタート】 84 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/02(月) 15 23 37 ID zUCcdDXM 唯「それじゃいっくよ~♪」 コロコロ ピタ 6 唯「やったー♪」 あずにゃん「やっぱり唯先輩運がいいですね」 かじゅ「では行くか」 【3マス目】 デデーン 79点 美琴「あ~惜しい!」 律「もう少しだったな!」 小萌「次の曲お願いします~」 ムギ「あら、唯ちゃんたちだわ」 唯「みんな何やってるの?」 美琴「実はかくかくしかじかで…」 あずにゃん「本当にSSは便利ですね」 唯「頑張ってね~」 【4マス目】 ひたぎ「………」 C.C.「………」 黒子「………」 唯「何でびしょ濡れなの?」 ひたぎ「聞かないでくれる」 C.C.「誰かが通り過ぎる度に聞かれるのは面倒だ」 黒子「皆さんもお気を付けくださいな」 あずにゃん「一気に不安になってきました…」 【5マス目】 セイバー「ムグムグ」 撫子「頑張ってセイバーさん!」 ファサリナ「…このマスって絶対はずれですよね?」 ユフィ「そのはずなんですけど…」 唯「何やってるの?」 ファサリナ「ええ、実はかくかくしかじかで…」 かじゅ「いやここではその説明は通じない」 ユフィ「ですね…これを見て下さい」 【お雑煮100杯食べ終わるまで出番がパスになる】 唯「…なるほどね~」 ファサリナ「それで今セイバーさんが頑張ってる最中なんです」 あずにゃん「って言うかセイバーさん以外クリア無理ですよねこれ」 かじゅ「ここに止まらなくてよかったな…」 【6マス目】 衣「おお~お前たちも来たか!」 とーか「強運は衣だけではなかったようですわね」 唯「ここには何があるの?」 ライダー「……これです」 【次のクイズに答えよ。答えが出るまで出番がパスになる。このたまり場の撃墜王は船井、不幸王は上条、ではバーターは?】 唯「………」 あずにゃん「………」 かじゅ「………答えたのか?」 ふじのん「即答です」 プリシラ「何なのよもうーーーッ!!!!!」 85 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/02(月) 15 58 05 ID LEzq6ikw 幸村「それでは拙者たちでござるな。でや!」 …コロコロコロコロ 利根川「…1か」 幸村「す、すまないでござる!」 筆頭「まあ気にすんな」 会長「で、1マス目は…」 『振り出しに戻る』 会長「嫌がらせ‥っ圧倒的嫌がらせ‥っ」 利根川「くっ、この…」 筆頭「次は俺が振るか…」 幸村「本当にすまないでござる…」 86 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/02(月) 16 26 34 ID zUCcdDXM 影イリヤ「さて、次は私たちの番ね」 バーサーカー「■■■■■■■■―――――!」 ???「待ったー!!」 影イリヤ「ん?」 部長「私たちも参加するわ!」 海原「途中参加は可能でしょうか?」 玄霧「まあ参加は自由ですし、構わないと思いますが…」 アーニャ「よかった…」 妹F「ほっ…とミサカは胸を撫で下ろします」 影イリヤ「でも、今は私たちの番だから、サイコロ振るならその後よ」 部長「ええ、わかってるわ」 影イリヤ「それじゃバーサーカー、思いっきり振っちゃって!」 バーサーカー「■■■■■■■■―――――!」ブン ヒューーーーーキラーン 影イリヤ「あ、飛ばし過ぎたみたい…」 バーサーカー「■■■―――…」 部長「あ~あ…」 【3マス目手前】 上条「全くあいつら…先に行きやg」ガン 美琴「ん?ちょっとアンタ!どうしたの!?」 上条「ふ…不幸…だ…」ガク 律「サイコロだな…」 ムギ「ここまで飛んできたのかしら…?」 小萌「え~と…目は5ですね」 87 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/02(月) 17 25 38 ID LEzq6ikw 部長「さて、次は私たちね」 …ドンコロコロコロ 海原「2ですか」 アーニャ「指示は」 妹F「『3進む』とミサカは喜びを隠しきれない表示でいいます」 部長「あれ…でも5マス目って…」 セイバー「うおおおおお!」 撫子「後、15杯だよ!がんばって!」 バサカ「■■■■■■■■■■■ー!」 影イリヤ「食っちゃえバーサーカー!」 海原「雑煮100杯コーナーですか…」 アーニャ「誰が食べるの?」 妹F「分担はOKのはずです、とミサカはこの雑煮の山を見て憂鬱な表情を浮かべながら言います」 88 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/02(月) 17 54 17 ID SOo/rB4c 部長「じゃあ海原クンが50杯担当ね」 海原「え!」 部長「残り50杯!私たち三人で頑張りましょう!」 アーニャ「おー」 妹F「エツァリお兄ちゃん…大丈夫?とミサカは心配そうに見つめます」 海原「だ、大丈夫ですよ、アトルさん!自分、鍛えてますから!」 部長「なに兄妹プレイ?」ヒソヒソ アーニャ「倒錯した趣味…」ボソッ
https://w.atwiki.jp/kyo3nen/pages/287.html
優希「トリックオアトリート! タコスくれなきゃイタズラしちゃうじぇ!」 京太郎「お前、そこは普通お菓子だろ」 優希「お菓子になるタコスだってあるんだじぇ」 京太郎「まあ、それはそうだな」 優希「というわけで、今すぐ出さないとイタズラしちゃうんだじぇ」 京太郎「はいこれ」 優希「うんうん、今すぐは無理ならイタズラしか――ってあれ?」 京太郎「いらないのか? ハロウィン仕様のタコス、作ってみたんだけどな」 優希「用意良すぎだじぇ」 京太郎「お前がそんなこと言うんじゃないかって思ってたからな」 優希「うわっ……私の思考、読まれすぎ?」 京太郎「どこの広告だ、それは」 優希「ともかく! 先輩の愛がこもったタコスをいただくじぇ!」 京太郎「500円な」 優希「え、お金取るの?」 京太郎「たったそれだけで愛が買えるなら安い安い」 優希「先輩の愛が手に入ればタコスも食べ放題……」ゴソゴソ 京太郎「冗談だから財布を取りだそうとするなっ」 桃子「トリックオアトリートっす!」 京太郎「出会い頭になんだ」 桃子「いやぁ、今日ってハロウィンじゃないっすか」 京太郎「そうだな」 桃子「帰る途中に気付いたんすけど、わざわざ戻ってゆみ先輩たちにもらいにいくのもあれじゃないっすか」 京太郎「加治木たちは居残りか?」 桃子「蒲原先輩とお勉強っすね。追試対策みたいっす」 京太郎「蒲原ェ……」 桃子「それで、ブラブラしてたら誰かに会えないかなーっと思ってたんすよ」 京太郎「そこに俺がいたと」 桃子「その通りっす」 京太郎「よし、そこになおれ」 桃子「お菓子っすか?」 京太郎「ちょっと説教」 桃子「なんでっすか! むしろイタズラするのはこっちの方っすよ!」 京太郎「うるせぇな……ちょっとこっち来い」グイッ 桃子「ど、どこに連れ込む気っすか? 清らかな乙女も今日で廃業っすか?」 京太郎「コンビニスイーツ買いに行くんだよっ」 「とりっく!」 「おあ!」 「とりーとだし!」 京太郎「お前ら、たしか池田の妹だっけ」 「きょうはおやつがもらえるひだときいて!」 「いまのとこおねえちゃんからせしめたのだけだし」 「せしめたってどういういみ?」 「さぁ?」 京太郎「ちょうどいいな。さっきコンビニでポッキー買ったからいるか?」 「「「いる!」」」 京太郎「うん、やっぱ子供は素直が一番だな」 「はやくはやくっ」 「おにいちゃんはやくっ」 「ポッキーのおにいちゃんはやくっ」 京太郎「わかってるって、少し待てよ……ほれ」 「……いっこだけ?」 「なかのふくろはふたつ……」 「ひとつたりないし!」 京太郎「わかったわかった、あと二箱買ってやるよ」 一「トリックオアトリート」 京太郎「いや、お前が言うのかよ」 一「あはは、衣は子供がやることだからって」 京太郎「本当はやりたいんだろうな」 一「そう思うよ。なんだかそわそわしてたし」 京太郎「あいつはわかりやすいなぁ」 一「それで……トリートしてくれないのかな?」 京太郎「しなかったら?」 一「こっちがイタズラしちゃうけど。ほら、ボクってトリックは得意だし」スッ 京太郎「どこから出したんだよ、そのクッキー」 一「さすがにタネは明かせないかな……あ、これ実はハギヨシさんの手作りだよ」 京太郎「なに!?」 一「わっ、そんなに食いつくんだ」 京太郎「ハギヨシさんのクッキーに対抗するとなると……」ブツブツ 一「作るとなると時間かかりそうだし、売ってるのでいいんだけど」 京太郎「既製品で勝てると思ってるのかよ!」 一「あーもう、いいから買いに行こうよ。衣だって待ってるんだから」グイグイ 京太郎「くっ、次こそは……!」 一「はいはい」 一(ふふ、ハロウィンデート……なんちゃってね) マホ「トリックオアトリート、です!」 京太郎「お、可愛い魔女っ子だな」 マホ「そ、そんなに褒められたら照れちゃうです……」 京太郎「それで、なにをご所望だ?」 マホ「もちろんお菓子です! 和先輩たちからはもらっちゃいました」 京太郎「結構大量だな」 マホ「お兄さんのも是非欲しいですっ」 「――っ!?」ガタッ マホ「? なんでしょうか、今の音?」 京太郎「あー、ちょっと待ってろ」 マホ「はい、待ってるです」 京太郎「で、お前は何してんだよ」 一太「い、いやぁ奇遇だね」 京太郎「さすがにストーカーはまずいだろ」 一太「ストーカー!? 馬鹿言うな、見守ってただけだよっ」 京太郎「ストーカーはみんなそう言うんだよ」 一太「本当だ! あんな格好をして歩いてるから心配でついて行ったら……」ボロッ 京太郎「まさか、陰ながら守ってたってのか?」 一太「彼女を狙う変質者があんなにいるなんて……」 京太郎「うんまぁ、ご苦労さん?」 一太「とにかく、君がいるならもう安心だな」 京太郎「待てよ、お菓子持ってたりしないか?」 一太「ドーナツならあるけど」 京太郎「よし、じゃあこっち来い」グイッ 京太郎「よう、待たせたな」 マホ「あれ、別のお兄さんが出てきました」 一太「こ、こんにちは」 マホ「こんにちはです!」 京太郎「今日は俺たちからこのドーナツを進呈だ」 マホ「ドーナツ! マホ大好きです!」 一太「ちょっと待て! あれは弟に買ったものなんだぞ!」 京太郎「あとで同じの買えばいいだろ。お代は出すよ」 一太「それよりも僕が買ったものがなんで君からもってことになってるんだ!」 京太郎「いま手持ちないから仕方ないだろ」 マホ「あの、お兄さん達ケンカしてるですか?」 京太郎「え?」 一太「いや、ケンカなんて……」 マホ「マホのせいだったらごめんなさいです……」シュン 京太郎「いやいや、してないって!」 一太「そうだよ! ほら、僕たちは仲良しだからね!」ガシッ 京太郎「おい、一太……」ギリギリ 一太「な、なんだい?」ギュウウウ 京太郎「背中抓るのはやめろよ」 一太「君こそすごい力で肩掴むのはやめてくれ」 マホ「わぁ、すごい仲良しさんです!」 「トリックオアトリート!」 京太郎「えっと、母さん?」 「イタズラしちゃうわよ?」 京太郎「童心に帰るのはいいけど、正直キツい……」 「もう、ちょっとしたおふざけじゃない。ケーキ、冷蔵庫に入ってるから」 京太郎「お、サンキュー」 「キュッキュッ!」 京太郎「なんだ、カボチャの被り物なんかして」 「ハロウィンだからね、かわいいでしょ?」 「キュッ!」 京太郎「お前もお菓子が欲しいのか?」 「そうねぇ、せっかくだから一緒におやつでも食べたら?」 京太郎「そうするか?」 「キュッ!」 京太郎「んじゃ、そうするか」
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/556.html
夏のお遊びYの巻2 22KB 人間はあれです 方言が苦手な人は閉じた方がベター 駄文なのは勿論。舞台は幻想郷?なら問題ないかなぁ。 形だけはついたかな? オナニーするのも大変やね。SS作家さんは尊敬する。ゆっくりさせてくれるから。 少しでもゆっくりできたなら幸いです。 「はーい! みんなゆっくりお菓子をいっぱい食べてかな?」 「「「「ゆー、もうおなかいっぱいだよ! おにいさん! とってもゆっくりできてるよ!!!!」」」」 全く白々しい。ゆっくりどもが仲間割れする様をニヤニヤしながら見ようとしていたくせに。 「ゆーん、もうぽんぽんしゃんいっぴゃいだよ!」 「むきゅん。いままでのゆんせいのなかでいちばんゆっくりできたきがするわ!」 「ありすはいままさに、とかいはのしんのいみをじっかんしているのね!!」 こいつらもこいつらで、今さっきのことをすでに忘れておるではないか。 まあ、これがゆっくり。いや、これこそがゆっくり。 「げっぷぅー おかしさんをたべすぎちゃったんだぜ! まりさはのどがかわいたから、おみずさんをのみにいくんだぜ!」 「おちょうさん! あちゃしもいくよ!」 「じゃあ、みんなでいこうね! おちびちびちゃんたちも! ぷすぅー!! あらやだれいむったら。」 水分の少ないものを、一気にそれも腹一杯食べたせいで、こいつらは喉が渇いてきたようだ。 あまあまのおかげで完治した体で、水飲み場であろう場所へ一斉に跳ねていく。 「みんな喉が渇いちゃったのかな? お兄さんはこんなことになるだろうと思って、とーってもあまあまなお水さんを作る準備をしてきたんだ。」 そういって今度は『ユッカリン』の袋を取り出した。 「あまあま水を一杯作るよ! だからちょっと待っててね!」 そう言って不法投棄されたであろうコンクリを練る箱にユッカリンを半分入れて、バケツでドブ川の水を注ぐ。 俺も一緒に何往復もして水を張っていく。それにしてもいれたユッカリンの量は尋常ではない。 『ユッカリン』とは、ゆっくりを元にして作られた合成甘味料である。 甘味が貴重であった時代に製造され、重宝されたものだ。駄菓子などの甘味は全てこれによって付けられていた。 しかしながら、その後哺乳類にとっては畸形を産み出す等の問題が発覚し、使用が制限された。 今となっては飼いゆっくりの餌ぐらいにしか用いられていない。 これの特徴としては、とにかく甘い、ただただ甘いのだ。 ゆっくりを万力によって、じっくり1週間締め上げ、殺したものの餡子から生成される。 100gでコーラ1ガロンを作れる程のものだ。しかも、ゆっくりにとっては非常に強い中毒性が見られる。 ゆっくり達は、この水を狂ったように群がることは目に見えている。 ゆっくりたちはもう騒ぐことなく、俺達の作業を見守っている。 俺達のすることは、『間違いなくゆっくりできる』と思い込んだためであろう。 普通なら、『おい! じじいはやくするんだぜ!』っといった言葉が聞こえてくるはずなのに。 気味が悪い、ここまで単純で思い込みの強い生き物は。 だが、これも落とした時の極上のスパイスとなるので有り難いのだが。 「さあ、できたよ! みんなゆっくり飲んでいってね!」 「ありがとうね、おにいさん! ゆっくりいただくよ!」 「おちびちゃんたちはまっててね、おかあさんたちがくちにいれてもってきてあげるから。」 「わかっちゃよ、おきゃあさん! ゆっくりまっちぇるよ!」 「あまあまなおみずさんなんだぜ! はやくみんなでのむんだぜ!」 親ゆっくりともう大きな子ゆっくりらが水の所へ向かっていく。 赤ゆっくり達は運んでくる親ゆっくりを待っている。 1匹の子まりさが、一番最初に口を付ける。 「ゆっ、ゆっ!!! あ、あっ、あんみゃーぃ! ごーく、ごーく!!!! ゆべぇぇぇぇーーー へぶんじょうたいなんだぜえぇぇぇ!!!! もっと、もっと、もっとのむんだぜ!」 子まりさの声を聞き、他のゆっくりらも急いで飲み始める。 「むきゅ、むぎゅうぅぅぅ!!! なんてあまいおみずさんなのぉぉ?」 「わか、わからないよぉぉ! こ、こ、こんなにあばいおみざさんなんでぇぇ!!!」 「これごぞじんのとがいはなあじよおおぉぉーーーー」 「なんなのおぉーーこれ!!! すごく、すごくあんまぁぁーーいいい!!!」 我先にと水のある所へ顔を突っ込み、ガブガブと飲む。 普通の甘い水なら、『これはぜんぶわたしのものよ!』といった争いが見られるが、全く起こらない。 他のことに口を使うことがもったいないことの様に水へ向かう。 それをおかしいと感じ始めた赤ゆっくりらは 「おきゃあさああん! どうじたのぉ? れいみゅにももっちぇきちぇよぉぉーーー」 「どぼじでぼってきてくれないんだじぇーー? まりざものみたいんだぜええぇーー」 と騒ぎ、親ゆっくりに持ってるよう促す。 これも普段なら、『うるさいんだよ! おやがのみおわるのをこどもはだまってまってるんだよ!』と いったことがあるはずだ。それも起こることがない。 赤ゆっくりも痺れを切らしたのか 「ぷんぷん! もっちぇきちぇくれないんだったら、じぶんでいくよ!」 と言い、水へと跳ねだした。 相手を無言で押し合い、ただ『ごーく、ごーく、ごーく』といった声だけが聞こえる。 遅れて赤ゆっくり達が水場にたどり着く頃には、空っぽになっていた。 ゆっくり達は、声ひとつ上げない。まさに『へぶんじょうたい』にあるのだ。 急いで水をもう一度作る。 それに赤ゆっくりが飛びつく。まだ体が受け入れられるゆっくりも同じように、また水に向かう。 「ち、ち、ちちゃあわぜーぇぇぇ!!!! あめ、うめ、あばぁぁああぁいい!!!」 「あみゃっ、あみゃ!! しゅごく、しゅごきゅあまいんだじぇ!!」 赤ゆっくり達は溶けるのも恐れず、水の中に飛び込む。 『ぶはっ、ぶはっ!!! ごーく、ごーく、ごーーーーく!!!!』 溶ける間もなく、水は飲み干された。 ゆっくりらの体は、お菓子を食べる前に2,3倍に膨れ上がった。 粉っぽいものが多かったのと、水を一気に飲んだためであろう。 自分達の身に起こった異変に気づいているものはいない。 「くっ、くっ! ここまでいくともう動けねえよな。」 Yが小さく笑う。 「はーい、はーい! みんなゆっくりできたかな?」 「げぷぅー まりさはゆっくりをまんきつしているんだぜ!」 「ゆぐっー れいみゅはいままでこんにゃにゆっきゅりしちゃこちょなかったよ!」 「あでぃすはとかいはをまんきつできたばぁー げぷっ」 「むぎゅん、げふ あじがとうね! おにいざん。ゆっくりできでるわー」 口々にゆっくりできていることを口にする。 もうパンク寸前の風船と変わりない、水ぶくれゆっくりが完成した。 「じゃあ、お祭りの最後に花火をやるよ! ゆっくり見ていってね!!」 「ゆうぅ。はにゃびしゃんってなんなの? おちょうさん!」 「はなびっていうのは、とってもきれいなきらきらさんなんだぜ! おちびちゃんはこのまえうまれたばかりだからはじめてなんだぜ!」 「しゅごい、しゅごい! はやくみちゃいよ! おにいしゃんおねがいね!」 Yと俺はいくつかの花火に火を点けた。 『パチパチ』という音と共に、火の粉が舞う。 「ゆわあぁー きれいだね! おかあさん!」 「おちびちゃんほんとうにきれいでゆっくりできるね!」 あちこちでゆっくりが花火の綺麗さに、感激の声をあげる。 『ポン ポン ポーン!!!』俺がパラシュート花火を打ち上げる。 ゆっくり達は揃って上を見上げる。 「おにいさん! あれはなーに? ゆっくりできるもの?」 「ああ。とてもゆっくりできるものだよ!」 「ゆっゆっ! あれはまりさのたからものにするよ!」 「わかるよー ちぇんのものなんだよー」 幸い風が吹いていなかったおかげで、ゆっくり達の近くに落ちる。 「へへっ。これはまりさのたからものなんだぜ!」 「ゆーん。れいみゅもほしきゃっちゃよ。ゆぐぅん、ゆぐぅん。」 「やったよー ちぇんのものだよー」 「むぎゅん、ざんねんとれなかったわ。」 取れたものは満面の笑みで、取れたことを自慢する。 それを取れなかったものは恨めしそうに見つめる。 『ずるいよ! わたしにもちょうだいよ!』といった展開を期待するが。 「これはまりさたちかぞくのものだぜ! だけど、そっちのまりさのものでもあるんだぜ!」 「おじしゃんありがちょう! ゆーん、ほんちょにゆっくりしちゃものだね!」 「わかるよー はい、ぱちゅりー!」 「むきゅ? いいのちぇん?」 お互いに譲り合う? あれ? これがゆっくり? 俺の知ってるゆっくりじゃないよ。 早く取り合いしてくれないと、ゆっぐりでぎないよ゛!!! Yは先程の騒ぎを納めた子ゆっくりれいむの側に行く。 「やあ、れいむ! ゆっくりできてるかい?」 「おにいさん! とってもゆっくりできてるよ! おにいさんありがとうね!」 「うん、そうか。それはれいむにとって本当によかったね!」 「ゆん! れいむいままでのゆんせいでいちばんゆっくりできてるよ! ゆっくりってこんなものだったんだね。」 「そうか、そうか。ほんとうによかったね。」 「おにいさんもゆっくりできてる?」 「ゆっくりできてないよ!」 「ゆうぅ? どうして? こんなにみんなゆっくりできてるのに!!!」 「あのお兄さん見てごらん? ゆっくりしている顔にみえるかい?」 Yが俺の方を指差す。 「ゆっ!!!! どういうこと? あのおにいさん、ゆっくりしているかおにみえないよ!!!」 子れいむは疑問の声を上げる。 「お、お、おにいさんも。ゆ、ゆ、ゆっくりしているかおじゃないよ!!!」 「そうだよ! ゆっくりなんかしてねえよ!!!」 「どうして? どうして? ゆっくりしようよ!!! ゆっくりしていってよ!!!」 子れいむは強く哀願する。 「どうしてゆっくりしていないかって? ゆっくりできるわきゃねえだろ、こんなもんで。」 「どうして、どぼじで!!! ゆっくり、ゆっぐりじでよおぉぉ!!! おねがいだよおおぉぉぉーーー!!!」 「じゃあ。れいむ達みんながゆっくりさせてくれるんか?」 「ゆっ! うん! ゆん! れいむたちがおにいさんたちをゆっくりさせてあげりゅよおおぉぉ!!!」 「ほー! 今の言葉、ここにいるゆっくり全部の言葉と思っていいんやな?」 「ゆん!!! みんなきっとそうおもってるよ!!! ゆっくりしていってほしいんだよ!!!」 「くっ、くっくっ。ありがとさん。ゆっくりさせてもらうよっと!!!」 『ズボッ!!!!!!!』 子れいむは驚きの声を上げ、られない。 口には打ち上げ花火が詰め込められていた。 「はははっ、ははっ。『どぼじてごんなごとするのー!』ってか。 にんげんさんはなぁ、『ゆっくりがゆっくりしてる』所なんか見ても、いらっとくるだけなんだよ!! さあ! 火踊りでも見せて俺らをゆっくりさせてくれや。」 『ズボッ!! スボオォォォ!!!』 子れいむの両目に互い違いに連発式花火が刺さる。 『ズボッ! ズボッ! ズボッ、ズボッ!』 子れいむの頭には何本もの、手持ち花火の花が咲いた。 「おーい! みんな! 最後の花火だよ! とってもゆっくりできるから、ゆっくり見ていってね!!!!」 『ゆーん、残念もう終わりなの?』といった会話がされる中、 Yは子れいむ花火をゆっくりの中心に置く。 ゆっくり達は声が出ない。目の前の光景を処理しきれないに違いない。 ポケットからライターを取り出す。 ゆっくりはここでやっと震え始める。 『シュッ! ボアッ!』 「汚い花火だけど、ゆんせい最後の花火。 しっかり、楽しませてね!!」 「「「「どうじて、こんなごとするのおおぉぉぉぉおおおーーーー」」」」 あるゆっくりは叫び、その場で震える。 あるゆっくりはその場から逃げようとする。しかしそれは先程の暴飲暴食で叶わない。 ゆっくり達の体はパンパンに膨らんでしまっている。 はうことさえ困難である。 子れいむの頭の花火に火が着く。 『シャアー』といった音と火花が散る。 その火花が次の花火へと移っていく。 『シュポッ! シュポッ! シュポッ!』 連発花火が飛び出す。 頭の熱さで子れいむはジタバタジタバタする。『ぶー、ぐー』っと唸っている。 暴れる程に火の玉がゆっくり達を見境無く襲う。 「ゆべっ!!! あづい、あづいいいいぃ!! おどうしゃん、まりしゃいごけないびょおぉう!!!」 「へっ! のろまなこどもはゆっくりやけしぬんだぜ!! まりさはゆっくりしないでにげるんだ、ぜ? どぼじで、どうじで、まりさのあじさんぴゅんぴょんでぎないのぉぉーーー」 「れいむは、でいぶはもっとゆっくりしたいんだよ!! まぬけなゆっくりはしんでいってね!! ずーり、ずり。ゆぎょっっ!!!」 『ドーン!!!! ドーン!!! ドン!!!』 打ち上げ花火にも火が着いた。大きな火の玉がゆっくり目掛け、飛ぶ。 「むぎゅううぅ。ぱ、ぱちぇのおがおがあづいいいいぃ!!! ちぇん? ぢぇーーーーーん!!!」 「わかるよー ぱちぇはゆっくりしぬんだね!! ちぇんはにげるよー ずーり、ずr。ゆべぇぇぇぇぇぇーーーー」 俺とSも花火大会に参加する。 俺は手始めに子まりさを中心に、頭にドラゴン花火をねじ込んでいく。 「ずーり、ずり。ま、まりしゃのおぼうじかえぜぇぇーーー。 ぶびゅっ!!!」 「にげりゅんだじぇ! まだまだゆっくりしちゃいんだじぇ!!! ゆぎゃっ!!!」 「おがあさぁーん!!! おいでかないでよ゛ーーー ゆぴょっ!!!」 『シャアーッ』と火花が上がる。 「あづい、あじゅい、あじゅいぃぃぃぃーーーー」 「おきゃあしゃん、けして、けじてぇぇ!!!!」 「ひ、ひっ、ひをはやぐけぜぇぇーーー みずてるな!! このくじゅおや!! まりしゃをみずてるなぁ!!!」 「れいむのおちびちゃん!!! おかあさんがいまたすけてあげるよ!!! あつぅ! あじいぃぃぃーーー!!! どぼじでおじびじゃんゆぶれてりゅのおおぉぉぉ!!!」 暴れれば暴れる程、火花が飛び散り、新たな炎を生む。 「ごのぐそちびぃい!!! こっちにぐるなあぁぁぁーーーー でいぶがあじゅいでしょおおぉぉお!!! おやをもやそうとするこどもは、ゆっくりじないでじんでじまえぇえーーー あずいいいいぃーー」 「ま、ま、まりざのおぼうしがああぁーーー もえる、もえじゃぶよおぉ!!! そこのにんげん!!! ゆっくりじないでけせえぇぇぇぇーーーー」 「け、けすんだぜ!! みんなできょうりょくしてひをけすんだぜ!!! おみずさんをくんでくr… ばでさのおぼうじさんもやずなぁーー!!! このじびぃぃぃ!!!」 「まりしゃたちのおたきゃらさんがあぁぁーーー!!! もえ、もえちぇりゅよ゛おぉ!!!」 「このおばか!!! そんなことよりにg… でいぶのがみさんがああぁぁ!!!」 Sは先程のロケット花火を使う。 「お前達、いっつもおそらとんでるみたいーって言うよな。 実際に飛ばしてやるよ、おそらにな。」 この現状を見せられて『あちゃしもー』という子ゆっくりは一切いない。 親は子を置いてなんとか逃げようとし、子ども達は恐怖で身が竦んでいる。 「はやく、はやくにがえるのよおぉぉーーー!!! とかいはなこどもたちならできるでしょおぉぉーーー」 「あ、あ、あ、あ、あ。ありしゅのあんよしゃん、あんよしゃん!! はにぇちぇよーー!!!」 Sはロケット花火を何本も無造作に刺していく。 『ズボッ! ズボッ!!!』 「もうすぐおそらにとべるからな。待ってろよ!」 「いぢゃっ!!! まりしゃちょびちゃ!!! ゆぐぅえ!!! くないんだじぇええええぇぇぇぇーーーー」 何匹かの子ゆっくりはきれいにおそらにむかって飛んでいく。 『ヒュン!! ヒューーーン!!!』 「おじびじゃんが。おちびちゃんがぁ、おそらにいいいいぃーーー」 『パーン!! パーーーーーン!!!』 「ゆぎゃああぁーー!!! おちびじゃあぁーーーーん!!!!」 何匹かの親ゆっくりは、飛ぶ程の力を得られずに、地面を引きずられることに。 『ヒュン!! ヒューーーン!!!』 「いだい、いたいぃぃぃーーーー!!!! あんよさんが、あんよ゛ざんがけずれるううーーー」 『ドン!! ドン』 「おちょうさん!!! いだい、いたい、れいみゅからはなれでえええぇーー!!! つぶれりゅーーー」 「このくずおやぁ!!! どけ、どげええぇぇ!!! まりざのあじがああぁ!!!』 『ガリガリ、ガリッ!!!」 「いだい、あづい、じぬううぅ!!! あだまがあづい、ぐちがあづいいいぃぃ!!!!」 「じね、じねえええぇぇぇ!!! れいぶをごろぞうとするむのうははやくどいてじね、しねぇぇぇ!!!」 「ゆぐぅ、ゆぐっ!! ばりさのあ、あんよざんがぁあああ。なぐなどぅうううぅーー!!!」 『ボムゥ!!!』 「あがっ、あがっ!! ゆべぇぇ!!! ゆっ、ゆっゆ」 「あみゃあみゃさんがふっちぇきたよ!!! おちょうさん!!! おちょうs…」 「ゆべっ!! ゆべっ!!! おじょうざんのながみがぁぁぁあーーー」 「うーん。ゆっくりできる光景やなぁーK!!」 「そうやな。爽快感抜群やな!!」 そういって次の獲物を探す。 「今度はでかいやつが、こう『バーン』と弾けんのがみたいよな?」 「そうか? 俺はもうちょっとあがく様がみたいねんけどな。」 「そんじゃあ、俺はもうこいつ使うわ。」 Sは爆竹の箱を持ってくる。 「お前がやって、うろたえてる様な奴にやっていくわ。」 「了解。」 俺は動けないゆっくり達を更に追い込んでいくために、周囲を打ち上げ花火で囲い、ねずみ花火を大量に投げ込む。 「ゆわーーん!!! い、い、いごけないのに、ひひ、ひがぁぁーーー」 「ぼう、ばんさんやべてぇぇ!!!! ゆべあぁっ!!! いだい、あどぅいいいぃ!!!」 「ごっちごないべぇぇーーー いながものおおおぉぉ!!!」 「ひが、ひが。ひにかごまれでるぅぅ!!!」 もう火を何とか消そうとするものはいなくなった。 動けないまりさは、ただおぼうしが燃えていくのを熱さに耐え、見守ることもできない。 あんよが傷つき、餡子が漏れてくるものは、大量の水により薄くなったためすぐに果ててしまう。 髪の毛は燃え、熱さで『ゆっ、ゆっ、ゆっ』と逝ってしまったものも多い。 最後の足掻きを楽しむため、Sは爆竹に火を点けようとする。 その時。 1匹の子れいむが、1つの儚い希望を与えた。 「ゆっく、ゆっぐ… おでええちゃーーん!!! もでじゃでべぇぇ!! ごわい、こわいみょーーー!!!」 どうすることもできず泣き、しーしーを漏らす。 『ジュワッ!!!』 その姉の頭の火が妹のしーしーによって鎮火される。 「ゆっ、ゆゆゆっ!!! みんなぁあ、しーしーだよ!!! しーしーでひをけずんだよおおぉぉ!!!」 それに気づいた母れいむが叫ぶ。 「しーしー? そうなんだぜ!! しーしーはおみずさんなんだぜ!! ちょっとくさいけどおちびちゃんがまんするんだぜ!!」 「だすよ、だすよ。しーしーだすよ!!! しーしーだしてゆっくりするんだよー!!!」 「わかるよー ちぇんもしーしーだすよーーー」 一斉に燃えている、熱さに苦しんでいる他のゆっくりにしーしーをぶっかけていく。 「ぐざいぃぃぃーーーー やべて!! れいむにしーしーかけないでええぇ!!!」 「ゆぐぅっ!! がまんするんだぜ、れいむ!!! ひさんをけさないとゆっくりできないんだぜ!!!」 「ぱちゅりー! がまんしてほしいんだよー」 「ちぇん!!! くさい、あづくないけど、くっくさいんだわーーー」 これから起こり得ることはわかっている。 一先ず花火に火を点けるのをやめ、見守る。 そこには、当たり前の光景が現れてきた。 「ゆふぅぅ。 おちびちゃんのひはきえたよ!! これでゆっくりできるね!!! ゆゆゆっ? しーしーさんとまっでよーーー どぼじてしーしーとまらないのぉぉーー お、お、お、れいむのこどぼがぁぁぁ、どけちゃうよよよぉぉぉ!!!」 「れいみゅのからだが、からだが、とけちゃぶよ、どけるうううぅぅーーー じね、しね!!! こどもにしーしーかけてごろすようなくじゅおやはじねえええぇーー!!!」 「ぢえええぇえん!! ぱちぇのなかみが、ながびがあぶれでくるぅぅぅぅーーー」 「わがらないびょー!!! ぢぇんのじーじーがとばらないいいぃ゛ーー」 お前ら、さっきどれだけ水飲んだ? 自分の体積以上飲んだよな? そんな奴が小便したらどうなる? すぐには、とまんねええよな。 ゆっくりは水に強いか? お前ら、饅頭だよな? そんな奴らに水、一杯かけたらどうなる? そりゃ溶けるよな。 それなのに何で『同じ方向』ずっと向いてるんだ? 違う方向けば、目の前にいるゆっくりにかからねえよな。 なんでそれが、わかんねえんだ? そりゃあ、お前達がゆっくりだからだな。 「おい!!! おいつらやっぱり、なんだな?」 「そりゃそうやろ。ゆっくりやからな。」 「はっはっはははは!!! ひでえ、これはひどい、ひどすぎるよなぁ、おい!!!」 目の前には 餡子色にクリーム色が混じった水溜りが広がる。 その中に、しーしーをぶっかけていたゆっくりが数匹残っている。 「ゆん! せっかくひをけしてやったおやに、ひどいこというこどもはこうなるんだよ!!! いいきみだよ!!! ゆっくりできていないしょうこだよ!!!」 「わがらないよ、わからないよぉおおーーー どうしてぱちぇがああぁぁーー」 皮が伸びきった体で思い思いのことを口にしている。 それにしても生き残っているゆっくりどもは酷い。 急激に膨張したおかげで皮が伸びきり、縮むのが追いつかない。 しゃべる度に『プヨン』と震える。 大量の水を排泄したため、しーしーの穴がぽっかりと開いたままになっている。 「もう、帰っか?」 俺はSから爆竹の箱を受け取る。 「ありがとな。ほんまにゆっくりできたわ。これもお前らのおかげやな。」 「なにいってぶんだよおおぉぉ!!! れいむたちはゆっくりできでないよおおぉーーー」 「当たり前やろ? ゆっくりさせるつもりはないねんから。」 「ど、ど、どぼじでそんにゃこというんだじぇええぇぇぇーー」 「ゆっくりがゆっくりしてるの見て、ゆっくりできる奴いてると思うんか?」 「ゆ、ゆ、ゆっくりがゆっくじしでなにがわりゅいんだぜえええぇぇぇ!!!!」 「悪いなぁー ほんまに悪い。世界で一番悪い。」 「わからない、わがらなびいいぃぃーー!!!」 「わかってくれんで、結構!!! じゃあほんまにゆっくりしような!!!」 それぞれ爆竹を手に取り、ゆっくりへ向かう。 だらしなく開いたしーしーの穴に爆竹を詰める。 「まずはこのれいむ、君に決めた!!!」 「やめでえええぇーー しーしーのところにへんなものいれないでぇぇぇーーーー」 「何や、思ったより入んな。このガバガバ!!!!」 「れいむ、でいぶ、がばがばじゃないいいいぃ!! へんなこというなああぁぁ」 「え? 見てみろよ!! こんなに入ってんねんぞ、お前!」 「ゆ? ゆ? どのしでへんなものがじーじーのとこりょにぃ゛!!!」 3束程がしーしーの穴に目一杯詰まる。 SとYも同様に詰める。 「ほな、この一番でかい奴。逝こか。」 「いや、いや゛!!! まりさはじにたぐなびいいぃ!!! もっとゆっぐりじたいぃぃぃーーー」 「向こうでしろや。」 『シュボッ!!!! ジジ、ジジ、ジ』 『パン、バン、バババババーーーーン!!!!』 『ゆべっ!!』っといった断末魔もなく、まりさは内側から餡子をぶちまけた。 しーしーの穴の辺りは吹っ飛び、弾けた餡子が体中に穴を開けた。 餡子がへばり付いた皮が残るのみとなった。 続けて爆発音と、ゆっくりが弾ける音が響く。 餡子とクリーム、中身のなくなった皮が辺りに広がるのみ。 全てのゆっくりが『本当にゆっくり』してしまったようだ。 「お前! 顔見てみい。餡子まみれやぞ!!」 「うっさい。お前なんかクリームだらけで、顔射もののAVみたいやぞ。」 「それにしても、甘ったるい匂い。気持ち悪い。おえっ!!!」 バケツでドブ川の水を掛けていく。 花火の残り火で火事にでもなったら、洒落にならない。 「ほんまに気持ちよかったぁー 昔とスケールが違うから爽快感が違うな。」 「ほんまやな。でも途中かなりダレたぞ、お前!」 「しゃーないやろ。でもその分、すっきりできたやろ。」 「それはそうやけど、時間掛かりすぎ。もうラジオ体操始まるやんけ。早く帰んぞ。」 「おい。Tは? あいつどこいってん?」 「おーい、T!! もう帰んぞー。先帰ってまうぞー」 「あれ? でっかいぱちゅりーいてへんやん?」 「おいおい、あいつ持って帰ったんか? 物好きやのお。」 「また帰ってから連絡すりゃいいやろ。もう帰ろうぜ! とりあえず眠い。」 ゴミを持って出口へと向かう。 その時。 「ゆっ、ゆっ。ゆええぇぇーーん。おじびちゃーーん。ごめんね、ごべんねぇーーー」 「ゆっぐっ、ゆっぐっ!! おちびちゃんたちのぶんまでゆっくりするよ。むこうでゆっくじしでね!!」 「えっ? まだいてるやん?」 「全部やったんと違うん?」 最初に子どもを殺した番がそこにいた。 何とか飾りを見つけてきたのであろう、穴を掘り、墓を作っているようだ。 今まであった惨劇に気づくことも、巻き込まれることもなく生き残っていた。 穴を埋め、アイスの棒をその上に刺す。 「ゆぐっ、ゆぐっ、でいぶーーー!! おちびちゃんのぶんもゆっくりずんるんだぜえぇぇーーー」 「わ、わかったよ!!! かなしいけど、おじびちゃんのためだぼんねぇぇ!!!」 涙まみれでお互いを慰め合う。 自然と体が密着していく。 「ゆっ、ゆっ、ゆはぁーー!! な、な、なんだかへんなきぶんになってきたんだぜ!!」 「ゆ、ゆ、ゆっ!! れいむもだよ、まりさぁー!! ゆ、ゆ、ゆゆゆっ!!」 ネチョネチョとした音が聞こえてきた。 こいつら盛ってやがる。しかも今さっき殺された子どもの墓の前で!! 「す、すっきりしたくなったんだぜ!! れいむ!!」 「れいむのまむまむがまりさのぺにぺにをよんでるよぉぉーーー!!!」 「おい、なにやってんねん!! 子どもの墓の前で。」 「ゆ!!! しつれいなにんげんだね!!! これかられいむとすっきりすんだよ!!! ゆっくりしないでどっかにいけ!!!」 「なあ、お前ら。俺らの顔がわからんか?」 「しらないよ!!! はやくどっかにいってよね!!! はずかしいんだから。」 「いや。それよりそこ子どものお墓やろ。そんなとこですっきりしていいんか?」 「ゆぅーん。なにいってるんだぜ!! おかちゃんはとってもゆっくりできるんだぜ!! だからきっとよろこんでくれるんだぜ!!! それにこういうしちゅえーしょんはもえるんだぜ!!!」 「なにいってるのまりさ。このばかぁー。」 『ハア、ハア』という息遣いの中、まりさのぺにぺにがいきり立つ。 「ゆへへっ。くそにんげんはすっきりしたことないから、くぎづけなんだぜ!! かわいそうだからみせてやるんだぜ!!! そなかわりにあまあm…」 れいむはまりさに背を向ける。 「ゆはん、ばかぁー れいむははずかしいよ!!! こんなにみられてこうふんするまりさなんてきらいだよ! でもしかたないね、まりさがいうのなら。はやくあm…」 『グシャ!! グシャ!!』 俺は無言で2匹を踏み潰した。 「ほんまにどうなってるんや? この餡子脳は! 気持ち悪い!!」 「今さっき子ども殺した奴の顔忘れるなんてな。」 「やっぱりシンプルに潰すのが一番気持ちいいな。」 フェンスを乗り越え、単車にキーを挿す。 「ほな、おつかれさん。またな。」 「おう、おつかれ。面白いことあったらまた連絡するわ。」 「さっさと帰って寝るか。」 俺達3人は家路に着いた。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る せっかくTのキャラが立ちまくってるんだから もっとTの活躍が見たかったな -- 2010-08-22 08 01 15 いや、草原の中で横に花火とかしたら残り火とか関係なく草燃えるだろ、水分含んでるゆっくりよりも -- 2010-02-28 01 38 05