約 1,476,041 件
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/40.html
書いた人 ヤリまむあき 書いたもの anko816『ゆー具』 anko821『売ゆん婦』 anko830『売ゆん婦2』 anko836『売ゆん婦3』 anko843『ゆー具 鬼畜眼鏡編』 anko886『情けはゆっくりの為ならず』 anko913『売ゆん婦4』 anko1081『他ゆん事』 anko1184『売ゆん婦5』 anko1251『世界一頭のいいれいむと、それを生んだれいむの話』 anko1351『雨宿り』 完結作品 『Can ゆー defend? 前・中・後編』 『売ゆん婦番外編 たとえゲスであろうと 前編』 一、 街に住む野良ゆっくりが一箇所に定住することはほぼないと言っていい。 それは人間による駆除や、野良犬や野良猫や烏等による捕食、同族間での住居や物資の奪い合いによる。 情報屋まりさもその例外ではなかった。 「じゃあ、こんどのいっせいくじょのひはよろしくたのむのぜ」 「ああ。何時もいい情報くれる礼だ、その日は家に泊めてやるよ」 彼女は虐待鬼意惨と交渉をしていた。 まともな神経を持つゆっくりにとって彼等は絶対に忌避すべき相手の筈だが、まりさには特に気負った様子が見受けられない。 「お前も考えたもんだな。人間の駆除を避ける為に、その原因である人間の家に一時避難するなんて」 「へたにじたばたするよりよっぽどいいのぜ」 まりさは人間の力をよく知っている。 絶対にゆっくりが敵わない相手で、彼等が本気を出せば話に聞くドスとやらも呆気無く討伐されるであろうことも。 ましてやドス以下の能力しか持たない自分達通常種など、どう考えても歯が立たないだろう。 「まあ、持ちつ持たれつだ。俺等も街からゆっくりが消えると楽しみがなくなるからな。 放っておけばゆっくりなんて勝手に増えるだろうけど」 「……」 男の言葉にまりさは何も言わない。 生物界の最も底辺に位置するゆっくりがその存在を地上から抹消されていないのは、ひとえにその繁殖力のお陰であるといっても過言ではないからだ。 「しかし、お前もゲスだねぇ。仲間を売って生活してるんだからさぁ」 「そのじかくはあるのぜ。でも、おにいさんもいってたのぜ? もちつもたれつだって」 「はははっ、言うねぇ! だからお前は他の奴とは違ってここまで生き残ってこれたんだろうな」 まりさだって、今はできればゆっくりになんて生まれたくはなかったと思っている。 だが、生憎こうして一匹のまりさとして生を受けた以上、意地でもそれを全うしてみせる。 人間に尻尾を振り、同族からゲスだと忌み嫌われたとしても。 (確かにまりさは、ゲスなのぜ。人間さんからすれば、ゴミ以下なのかもしれないのぜ。 でも例えゆっくりできなかったとしても、まりさはこういう生き方をするしかないんだぜ。 そう、皆みたいに死んでいくのだけはごめんなのぜ) その思考は、既に一般的なゆっくりのそれとは異質なものになっていたのかもしれない。 二、 まりさは生まれた時から野良であった。 父親はまりさで母親はありす、共に街で生きる平凡な野良ゆっくり。 その母のぽんぽんから二匹の姉妹と共に、このゆっくりにとって絶望に満ちた世界に産み落とされたのである。 「ありすがんばってぇえええ!!」 「ゆぐぐぐぐっ……!!」 父まりさは産みの苦しみに耐えて歯を食い縛る母ありすを励ましていた。 産まれてくる赤ちゃんを受け止めるため口に帽子を銜えている。 そんな夫の気遣いになんとか涙混じりの笑顔を作ると、母ありすは一匹目の赤ちゃんを産み落とそうとする。 「ありす! あかちゃんがおかおをだしてるよ!! とってもかわいいよぉ!!」 「ゆ゛ぅうううっ!!」 母ありすが力を入れると、ぽーんという音がして赤ちゃんが父まりさの帽子に飛び込む。 (ゆっくちうまれちゃのじぇ!!) まりさの姉にあたる赤まりさだ。 父まりさが帽子を傾けて地面に設置した新聞紙を集めて作ったベッドに姉まりさを転がす。 そのベッドは柔らかいとまではいかないが、集められる物資を使ってできるだけ赤ちゃんをゆっくりさせてあげようとした両親の愛情が感じられる。 「まりさぁあああ! つぎのあかちゃんがうまれるわぁあああ!!」 「ゆ! わかったよ!!」 今度はまりさが産まれる番だ。 まりさは、早く産まれて両親や姉妹とゆっくりしたかった。 それだけこれからのゆん生が楽しみだったのである。 (ゆっくちうまれちゃよ!!) 先程と同じ要領で受け止められ、ベッドに移される。 「またうまれるわぁあああ!!」 最後に、まりさの妹にあたる赤ありすが顔を出す。 (ゆっくちうまれちゃわ!!) 父親似の姉二匹に、母親似である末っ子一匹の三姉妹。 無事に出産を終えた両親は安堵して息を吐く。 そんな両親に三姉妹は声を揃えて生まれて初めての挨拶をした。 「「「ゆっくちちていっちぇにぇ!!!」」」 「「ゆっくりしていってね!!!」」 挨拶を返し、顔を綻ばせて子供達の誕生を祝福する。 初めての我が子との対面に両親は感涙に咽んだ。 「ありすたちのあかちゃん、とってもとかいはね!!」 「みゃみゃ、しゅーりしゅーりなのじぇ!!」 姉まりさはお母さんっ子で、ご飯も食べないうちから母親に身体を擦り付けて親愛を示している。 口調はやんちゃだが根は甘えん坊のようだ。 「ぴゃぴゃー! ありちゅおにゃかしゅいたわ!!」 「まりちゃもむーちゃむーちゃしちゃいよ!!」 「ゆ、そうだね! ありす! あかちゃんたちにごはんをたべさせてあげようね!!」 いそいそとお腹を空かせた子供達の為に食事を用意する父まりさ。 おうちの隅からそれが入った容器を取り出すと、母ありすに渡す。 最初のご飯はお母さんが食べさせるべきだという考えなのだろう。 「ゆふふ、そうね」 母ありすは容器を受け取ると、中に入ったパスタを咀嚼して柔らかくする。 こうすることで赤ちゃん達に食べさせやすくするだけでなく、母親の唾液で食物中の塩分などが中和されるのだ。 赤ゆっくりの味覚の基準は最初に食べた物でほぼ決定されるのだが、炭水化物の中の仄かな甘味は味覚を破壊するほどではなく丁度いい塩梅だと言える。 その後のゆん生での食生活に直結しているのだ。 「もーぐもーぐ、ぺっ。さあ、めしあがれ!!」 「ゆわーい! ぱしたしゃんなのじぇ!」 「ときゃいはなでなーしゃんにぇ!!」 「まりちゃもむーちゃむーちゃしゅりゅよ!!」 小さな口を大きく広げて細い麺を食べ、その味を堪能する赤ちゃんに両親も満足そうだ。 「「「むーちゃむーちゃ、ちゃーわちぇー!!!」」」 口の中に食物を入れた状態で言葉を発したことにより食べかすが飛ぶが、赤ちゃん達が笑顔ならそれでいい。 「もっとたべていいよ!」 「そうよ、たくさんあるんだからね」 まだできたばかりではあったが、家族の団欒というものがそこにはあった。 三、 まりさ達が生まれて数日が経った。 まだ赤ゆなので身体は未発達だが、既に軽い運動程度ならこなせるまでになっている。 「あかちゃんたち、ありすといいこにおるすばんしててね!」 「わかっちゃのじぇ!」 「わかっちゃよ!」 「わかっちゃわ!」 不用心に街で赤ゆを連れて出歩くことは自殺行為と同義であり、また赤ゆだけをおうちに残していくことも不安である。 そのため番の片方がおうちで留守を守っているのが望ましい。 この点、しんぐるまざー等はそれが出来ないため中々大変なものがある。 「まりさもきをつけてね。おてんきがかわったらどこかでじっとしてるのよ。 おうちはありすがまもるからしんぱいしないで」 「ゆ、わかってるよ。それじゃありす……」 唇を突き出していってらっしゃいのちゅっちゅをせがむ父まりさに母ありすは呆れたが、 「……もう、しかたないわね」 と根負けして三姉妹の目の前で熱いちゅっちゅを交わす。 「ゆわぁ……、あちゅあちゅにゃんだじぇ」 「と、ときゃいはにぇ」 姉と妹は恥ずかしさから直視できないようだったが、まりさはお父さんとお母さんは仲良しだなぁとしか思わずただニコニコしていた。 三姉妹がおうちの周りでの~びの~びやこ~ろこ~ろやぴょんぴょんをしながら遊んでいると、雲行きが怪しくなり始めた。 今にも雨が降り出しそうな空模様にまりさの心はざわめく。 「おとーしゃんおしょいにぇ……」 「あかちゃん、まりさならきっとだいじょうぶ。すてきなおぼうしだってあるし、あれならあめさんだってへっちゃらなのよ」 「そうなにょじぇ! ぴゃぴゃにゃらあめしゃんがふってきたりゃどこかでじっとしちぇりゅっていっちぇたにょじぇ!」 「おにぇーちゃんはしんぱいしょーにぇ」 家族にその心配は無用だと言われて一安心するが、それでもまだ何処かに不安が残っていた。 そして、その予感は的中していたのである。 出かける前に母ありすと約束していた通り、雨が降る気配を敏感に感じ取ってからの父まりさの行動は素早かった。 ゴミ捨て場の網を掻い潜って苦労して手に入れた餌をお帽子に詰め込めるだけ詰めると、そこに来る途中であらかじめ目星をつけておいた避難場所を目掛けて駆け出したのである。 しかし、そこは雨が吹き込んで水浸しになっていた。 「ゆぁあ、なんで……」 それらの場所は直接雨がかかりはしなかったが、地面の高低差の関係で雨水が流れ込む地点となっていたのである。 こうなってはここに留まることは百害あって一利なしと、父まりさは思い切っておうちへと急ぐことにした。 自慢の俊足ならば身体が完全にふやけてしまうまでにおうちへと辿り着けるだろう、そして、後は家族の温かさに包まれながらゆっくりと雨が上がるのを待てばいい。 幸いにも食料ならばたっぷりとあるのだから。 「ゆふぅ、もうそろそろおうちにつくよ! らすとすぱーとだよっ!!」 段々とよく馴染んだ場所へ近づいてきた。 おうちはもう少し行った所の角を曲がって、奥に入ればすぐだ。 ここまで重い荷物を抱えながらだったから苦労したが、それももう終わる。 「ゆっ、ゆっ、ゆべぇ!?」 父まりさは、幾つか過ちを犯していた。 一つ目は雨の中を駆け回るということを行ったことだが、これは事情が事情だから仕方がないとまだ弁解の余地がある。 二つ目はお帽子いっぱいに餌を詰め込んでいたこと。 水分を含んだ食物は重みをまし、それが父まりさの歩みを遅くし、ここに着いたのが今の時間になってしまった。 そして三つ目は、今の時間帯が帰りを急ぐ人間がこの道を通るということを失念していたことだ。 加えて今は雨のため視界が悪く、地面を這いずり回る父まりさは人間から非常に見えにくかった。 「うわ、ゆっくり踏んじまったよ!」 「お前何やってんだ、だっせぇ」 「ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ」 「しょうがねえだろ、こいつが急に飛び出してきたんだからよぉ。 ……ん、靴に生ゴミがくっついてやがる。ちっ……!」 最早虫の息の父まりさを忌々しそうに見下ろし、その脳天を踏み抜いた。 どうせ靴が汚れてしまったのだから、せめてゆん生の最後にこの腹立ちを発散させる手伝いをしてもらおうと男は思ったのである。 「ゆぎゃぁっ!!」 断末魔を上げたきり父まりさは動かなくなり、男はそれに唾を吐きかけると連れの人間と共に帰りを急いだ。 これは、幾つかの偶然と不幸が重なり合って引き起こした当然の帰結、街のゆっくりにはありふれた悲劇的な末路である。 翌朝、母ありすは父まりさの遺体を発見してその死を知った。 そして周りに散乱した生ゴミ、父まりさの遺体の状況からその死因を推測し、それを子供達に言い聞かせたのである。 生まれて数日間しか父親と過ごしていない彼女達は当然のごとく泣き喚いたが、なんとか長女まりさが一番に立ち直った。 「ゆぐっ、ぴゃぴゃ……。これかりゃはまりちゃがみゃみゃといもーちょたちをまもりゅにょじぇ! だかりゃ、あんちんしちぇゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!」 自分はお姉ちゃんなんだから、母親と妹達を守れるのは自分しかいないのだと責任感を持つことでしか心の平静を保つ術はなかったのだろう。 それは強く、けど折れやすい決心だったのだ。 「おにぇーちゃん、まりちゃもいりゅんだかりゃひちょりでなやまにゃいで……」 「まりちゃはちゅよいかりゃだいじょーぶにゃんだじぇ。まりちゃは、みゃみゃとありちゅをゆっくちしゃしぇちぇあげりゅんだじぇ! ……ぴゃぴゃがいにゃくちぇいちびゃんちゅらいにょはみゃみゃたちにゃんだじぇ」 まりさも姉と悩みを分かち合いたいと思ったが、当の姉は、まりさに母と妹ありすの心を癒してくれるように頼む。 父まりさは、母にとっては愛する夫。 そして妹ありすにとっては大好きな父親。 二人は、家族の中でも父まりさに対する依存度が高かったのだ。 「わかっちゃよ……。でも、おにぇーちゃんもちゅらいんでちょ?」 「……しょれでも、まりちゃはもうなかにゃいんだじぇ。ないちゃ、いけにゃいんだじぇ……」 四、 まりさ達は子ゆっくりにまで成長した。 父親を失ったが、それでも父まりさとの間にできた愛の結晶を無事に育て上げたいという母ありすの献身、そして長女として家族を守ろうとたくましく成長した姉まりさの努力。 まりさも、子ゆっくりになるとすぐに母の狩りの手伝いに同行し始めた。 彼女達が手伝うことによるメリットなど、精々その小さなお帽子の分だけ余分に食料が手に入る程度である。 だが、その僅かな差がいざという時に生死を分けるのだ。 「みゃみゃ! こっちはおわったのじぇ!」 「おかーしゃん、まりしゃたちがんばったよ!!」 「いつもありがとうね。おちびちゃんたちがてつだってくれてたすかるわ」 母ありすは子供達の気持ちが何よりも嬉しかった。 お帽子があった父まりさと比べて、母ありすは一度の狩りで取ってこれる食料が少ない。 だから、まりさ達が子ゆっくりに成長するまでは度々ひもじい思いをさせてしまったことが申し訳ない。 「はやくおうちにかえってありしゅにむーしゃむーしゃさせてあげようね!」 「そうだじぇ! きっとぽんぽんぺこぺこにしてまってるのじぇ!!」 妹ありすはまだ狩りはできないが、その分他の事で家族に貢献したいと言うのでおうちのコーディネートや掃除を任せてある。 母親からセンスを受け継いだのかそのコーディネートは都会派で、おうちも野良ゆっくりの基準としては清潔なレベルに保たれていた。 一人だけお留守番させるのは不安だが、現在の家族構成ではこの役割分担がベストだった。 余り長い間おうちを空けていては他のゆっくりに奪われる可能性も有り、その場合妹ありすの安否は保障できない。 「……そうね! きょうはおちびちゃんたちががんばってくれたからごちそうよ! ひさしぶりにおりょうりができるわ!!」 だから母ありすはできるだけはやくおうちへ戻ろうと、子供達の心をご馳走という餌で釣り、その足を速めさせることにした。 ゆっくりの料理など、食料を適当に混ぜ合わせただけでとてもまともに食べられたものではない。 それでも、彼女達にとっては色々な味が一度に楽しめる“ゆっくりできる”行為だった。 「ゆわぁーい! おりょうりはゆっくりできるのじぇ!!」 「ぱしたしゃんのとかいはまぜあわせふうはまりしゃだいしゅきだよ!!」 純粋な子供達はその場で飛び跳ねて全身で喜びを表現する。 「そんなにはしゃいだらおうちにつくまえにつかれちゃうわ。かえってからにしましょうね」 優しい口調で嗜めると、母ありすは食物を詰めた小さなビニール袋を銜えて跳ねる。 袋が地面に接触した時に破れて中身が漏れ出すのを防ぐ為、幾重にもビニールを重ねて使用する都会派な彼女らしい使い方をしていた。 こんな面倒なことをしなくてもすむまりさ種のお帽子が普段の生活を送る上でどんなにメリットがあるか、家族を支える立場となって改めて実感できるというものだ。 おうちに帰ると、そこは酷い有様だった。 「なん……なんなにょ?」 醜く肥え太ったれいむとぱちゅりーが、破壊されたダンボールのおうちの傍らで一家が必死に溜め込んでいた食料を食い荒らしている。 中にはうんうんが散乱していた。 「「むーしゃむーしゃ、しあわせぇええええええ!!!」」 汚れた顔を歓喜に緩ませるその様はまさに醜悪。 妹ありすの姿は、ない。 「なにしてるんだじぇえええええええっ!! そこはまりしゃたちのおうちなのじぇ!!」 我に返った姉まりさが勇ましく二匹に怒鳴りつける。 家族との思い出がたくさん詰まったおうちに土足で踏み入られ、それだけでなく汚されたのだ。 これで怒らないわけがない。 しかしれいむはふてぶてしい笑みを浮かべると、こう言い放った。 「そんなのどうでもいいよ!! ここにごはんさんがあったかられいむたちはむーしゃむーしゃしてるだけだよ!!」 「おちてたものをどうしようとぱちぇたちのじゆうよ!!」 ぱちゅりーも追従する。 「うそつかないで!! ありすのおちびちゃんがおうちのなかにいたはずよ!!」 「そうだよ!! ありしゅはどこなにょ!?」 ぱちゅりー達の言い分などどうでもいい、さっきから姿が見えない妹ありすはどうなってしまったのだろうか。 今更ながらまりさ達は妹ありすを一匹でおうちに残していたことを後悔した。 「ゆふん? あのなまいきなちびなら、あっちだよ!!」 れいむが顔を向けた先をまりさ達も見る。 一匹のみょんが、妹ありすの身体に棒を次々と刺し続けていた。 目は潰され、舌は顎ごと地面に縫い付けられている。 叫び声を上げられないように、そしてじわじわと妹ありすの身体を弄んでいたのだろう。 そのまむまむからはホワイトチョコが流れ出していた。 肌からは瑞々しい感触が失われ、乾き、体色が黒ずみ始めている。 日頃碌な物を食べていない野良の子ゆっくりがすっきりーをされれば、その先に待つ物は死だけだ。 「「あ、ありしゅぅううううううううううううううう!!!」」 「ありずのどがいばなおぢびぢゃんがぁあああああああああ!!!」 可愛がっていた末っ子の凄惨な姿に一家は絶叫する。 その声を聞いて僅かに妹ありすが身じろぎじたが、再びみょんが棒を突き立てると動かなくなった。 どんなに痛かったか、そして一人ぼっちで心細かったか。 その生の最期に愛する家族の声を聞くことができたのはせめてもの不幸中の幸いだったのだろう。 妹ありすは、逝った。 「むっきゃっきゃあ!! ぱちぇたちのじゃまをするからこうなるのよ!!」 「れいむたちがむーしゃむーしゃしようとしたらそいつがじゃましたんだよ!! せいとうっぼーえーだよ!!」 「せいっさいのついでにすっきりーしてやったみょん!」 正当防衛? 妹ありすは、ただおうちを侵略者の魔の手から守ろうと立ち向かっただけだ。 それだけなのに、どうしてこんな目に遭わなければいけないのか。 純潔を奪われ、ゆっくりできない姿にされ、殺されて。 それでもお前達は悪くないと言うのか。 「ふじゃけるんじゃないんだじぇえええええっ!! よくも、よくもかぞくのあいどるすえっこありしゅをぉおおおおお!! ころしてやるのじぇええええええっ!!!」 「おちびちゃん、まって! いっちゃだめよ!!」 「おねーちゃんいかないでにぇ! もうありしゅはしんじゃったんだよ!?」 姉まりさの頭に餡が上りゲス三匹に向かって突進する。 かねてからのまりさの懸念は当たっていた。 重すぎる責任感故に、妹ありすの死は姉まりさから冷静さを奪っていたのだ。 体格の差、数の不利、そして相手が餌をたらふく食べて力をつけていること。 いつもの姉まりさなら気付けたであろうが、事ここに至っては遅かった。 まりさも呼び止めようとしたが姉まりさは止まらない。 母ありすは歯噛みしながら駆け出す。 (まずいわ、このままいけばおちびちゃんがころされちゃう!) 現に末っ子は陵辱された挙句殺されてしまった。 今の姉まりさはゲス達への復讐を果たすために動いている。 だが、幾ら姉まりさが運動能力に優れたまりさ種とはいえまだ子ゆっくり。 しかも相手には近接戦闘に長けたみょん種がいるのだ。 おそらくあの三匹の用心棒的存在なのだろう。 返り討ちにされてしまうのが関の山だ。 「とまりなさいおちびちゃん!」 娘が殺されたのは自分だって悲しいし、三匹のゲスに腸が煮えくり返る思いだ。 だが、ここで残った二人の娘まで死んでしまうような事態だけは避けなくてはならない。 思い出がいっぱい詰まったおうちを捨てるのは心苦しいが、自分がすべきことは家族を守ることだ。 おうちに固執して家族を失っては本末転倒。 敵との戦力差を考えた結果、母ありすは姉まりさを死なせないように僅かな時間加勢し、敵の隙を突いてもう一人の娘も連れてここから離脱しようとする。 まりさは、急激に動く情勢を理解しきれずぽかんとしていた。 妹の死、姉の激昂、嘲笑するゲス。 幼い子ゆっくりなら当然かもしれない。 「おかーしゃん、おねーちゃん……」 母ありすは振り返らずに姉まりさを追いかけている。 自分一人だけ取り残されてしまうような感覚にまりさは恐怖した。 「じぇったいにゆるしゃないのじぇええええええええっ!!!」 姉まりさは一番ふてぶてしいれいむのどてっ腹に突貫した。 パワーが足りないなら、その分を衝突速度で補えばいいとばかりの攻撃である。 当たり所が良かったのか、不意を突いた攻撃に対処が遅れたのか、れいむはさっきまで貪っていた食物が混ざった餡子を勢い良く隣にいたぱちゅりー目掛けて吐き出す。 「ゆげぼぉおおおおおおっ!!!」 「むっきゃぁああああああ!? くさいわあ! きたないわぁああああっ!! えれえれえれぇっ!!!」 れいむの吐瀉物の臭いにあてられ、貰いゲロするぱちゅりー。 餡子と生クリームが絡み合い、甘ったるい臭いを放散する。 「まったく、なにやってるみょん……」 みょんは呆れたようにれいむとぱちゅりーの醜態を傍観するが、姉まりさの矛先は彼女にも向けられていることは忘れていない。 冷静に棒を銜えて迎撃の準備をする。 「つぎはおまえなのじぇえええっ!!!」 「みょんのはくろーけんのさびにしてやるみょん!!!」 先に仕掛けたのはみょん。 幾多のゆっくりを仕留めてきたその刺突は、戦闘経験がない姉まりさにとって疾風のようだった。 その切っ先がお帽子を貫き、そのまま横にずれて生地を引き裂く。 「まりじゃのゆっくりじたおぼうじがぁあああああ!!」 「ちっ、ちょこまかするからねらいがくるったみょん。こんどこそしとめてやるみょぉーんっ!!」 再び棒を構え、今度は顔面中心に狙いを定める。 先程は目を狙ったから外れてしまったのだ。 光を奪い、小さいありすと同じように嬲ってやろうとみょんは考えていたが止めた。 「しぬみょんっ!!!」 「!!」 数秒後に己を襲うであろう激痛を予測し身構える姉まりさだったが、彼女を庇うように母ありすが割り込んだ。 その白い肌に棒が食い込みカスタードが漏れる。 「ゆぐぅっ!」 痛みに小さく声を漏らす母ありす。 だが彼女は棒をその身に更に深く刺していく。 「おちびちゃんたち、にげなさい!! ここはおかあさんがくいとめるわ!!」 「みゃみゃ!?」 「おかーしゃん!?」 我が子の危機を前にして身体が勝手に動いていた。 相手の武器を封じるために、己の身体に棒を完全に埋没させる。 これで、母ありすの目が黒いうちはみょんの最大の攻撃手段を抑えたことになる。 「!? みょんのはくろーけんが!」 「これいじょうおちびちゃんたちをころさせはしないわ!!」 末っ子を殺めた下手人を、強い意志が篭った瞳で睨みつける。 ここで自分が犠牲となって追っ手を止めれば、残った子供達は無事に逃げられる筈。 「いやなのじぇ! みゃみゃもいっしょじゃなきゃいやなのじぇ!!」 姉まりさが泣きながら駄々をこねる。 普段は抑えていたが、甘えん坊なお母さんっ子という本質は変わっていなかった。 「まりしゃ! まりしゃもみゃみゃをたしゅけるんだじぇ!!」 「……」 こっそりと姉に近寄っていたまりさは、自分に向けられたその必死の懇願を無視して母ありすの方を見ていた。 恐らく、お母さんは助からないだろうし死ぬ覚悟もできているみたいだ。 妹のありすも死んでしまった。 お姉ちゃんはお母さんを助けようとしているようだが、今の自分達じゃ足手纏いにしかならない。 それに、沈黙していたれいむとぱちゅりーもそろそろ復活する頃合だろう。 一瞬の内に冷静な判断を下し、姉まりさのおさげを銜えて後方に引っ張りずーりずーりして移動する。 「ま、まりしゃ? みゃみゃはあっちなのじぇ!?」 「……」 お母さんは、自分達に逃げろって言った。 だから、自分は悪くないんだ。 お母さんを見捨てても、妹を殺したゲスを制裁しないまま放っておいても悪くないんだ。 まりさは、ゲスじゃないんだ。 「むしするんじゃないのじぇ! なんとかいうんだじぇ!!」 「……」 姉まりさはじたばたと暴れる。 そんなに動かないでほしい、引っ張りにくいから。 「まりしゃ!!」 「うるしゃいよ」 自分でも驚くほど冷えた声が出た。 姉まりさは身体を硬直させる。 ああ、これで引っ張りやすくなった。 「ま、まりしゃ……? でもみゃみゃが……けがしてるのじぇ」 「おかーしゃんは、まりしゃたちににげろっていったよ。まりしゃたちがいても、ずっとゆっくりさせられちゃうだけだよ。 ……ゆっくりりかいしてにぇ」 段々と母ありすの背中が遠ざかっていく。 みょん相手に善戦してはいるが、手負いというハンデもあり次第に動きに精彩を欠いている。 「みゃ、みゃみゃー!! みゃみゃぁああああ!!」 「おちびちゃんたち! ……ありすも、ありすもあとからいくからね! だからはやくにげて!!」 母ありすが嘘をついていることは明らかだった。 それでも、それは姉まりさをここから逃げさせるための優しい嘘。 誰がそれを責められるだろうか。 「ぐしゅっ、ほんとうなのじぇ……?」 「ええ、だからはやく!!!」 その言葉を聞いた姉まりさは抵抗をやめ、自分のあんよで駆け始めた。 まりさもそれに続く。 見送る母ありすは安堵の笑顔を浮かべた。 「なにわらってるみょん!」 「ゆぎゃっ!」 みょんの体当たりをくらいカスタードの流出が本格的に早くなる。 それでも、子供達が無事に逃げ切るまで自分は倒れるわけにいかない。 そんなことになったら天国にいる父まりさと妹ありすに合わせる顔がないのだ。 (ごはんさんがじぶんでとれるようになってるから、そのてんはしんぱいしてないけど……) この街では両親を失った子ゆっくりが生き抜いていける保障などどこにもない。 だから、この場の窮地を脱してもその後のゆん生が順風満帆なわけはないのだ。 きっと、たくさんゆっくりできない目に遭うだろう。 辛いことも、あるだろう。 「そろそろくたばるみょん!」 みょんが母ありすに噛み付き、その身を喰らう。 復活したれいむとぱちゅりーも、それに加わる。 自分が父まりさと妹ありすの所に行くのだと、はっきりと母ありすは自覚した。 (まりさ、ありすにのおちびちゃん。いまいくわ……) 身を食われる恐怖と激痛に耐えながら、母ありすは逃げた子供達の顔を思い浮かべる。 やんちゃだけど本当は脆い姉まりさ。 姉妹に挟まれておとなしかったけど、芯が強いまりさ。 (おちびちゃんたち……、ゆっくりしていってね!!!) その声を発しようとしたが、もう自分の口がなくなっていることに気付いて母ありすは苦笑いした。 五、 やはり、母ありすはまりさ達の所に来てくれなかった。 まりさは半ば諦めながらも心のどこかで母が無事であることを願っていたらしい。 その頬に一筋の光る物があった。 「みゃみゃ、おしょいのじぇ……」 「……」 姉まりさはまだ母を待つつもりのようだが、もう切り上げるべきだろう。 これ以上ここに留まっていては自分達の身が危険だ。 「いこう、おねーちゃん」 「まりしゃ? みゃみゃはあとからくるっていってたのじぇ。もうちょっとでくるはずなんだじぇ」 「こないよ」 「ゆ?」 姉まりさは現実を認めたくないのか、それとも本当に理解していないのか、首を傾げる。 元はと言えば、お母さんが怪我する原因を作ったのはお姉ちゃんじゃないかという言葉を必死で飲み込み、淡々とした口調で話を続ける。 「おかあさんは、たぶんもうしんじゃったよ」 「!」 姉まりさの顔が歪む。 やはりそれを受け入れたくなかったのだろう。 「とにかく、すーやすーやするとこをさがそうにぇ。あとはそれからきめよう」 「わ、わかったんだじぇ」 姉まりさはぴょんぴょんして移動するが、跳ねる速度や高さにいつもの切れがない。 母の死を受容してしまったことで心の張りがぷっつりとしたようだ。 これから悩むべきことは多い。 姉まりさのお帽子が破損したことにより狩りの効率が落ち、食料収集が困難になる。 更に、姉まりさはお飾りがゆっくりできないゆっくりとして迫害されるだろう。 一緒にいると自分にまでそれが飛び火するかもしれない。 厄介なことだ。 そこまで考え、自分の考えの冷淡さに内心肝が冷える。 姉すら見捨てる算段を立てている自分は、もうゲスの領域に片足をつけてしまっているのだろう。 さっきまでの自分とは何かが決定的に違う。 妹の凄惨な死を見て、しかもそれを行ったのが同じゆっくりだったことがそれに拍車をかけたのだろうか。 これまでまりさは人間や動物を警戒するべきだと思っていた。 そして、ゆっくりはゆっくり同士苦しいながらも助け合って生きていくべきだと考えていた。 家族の温もりに包まれて育ったまりさは他ゆんから悪意を向けられた事がなく、どこか甘かったのだろう。 だが、そんな幻想は容易く打ち砕かれた。 (ゆっくりでも、げすはげすなんだにぇ) この時から、まりさは他ゆんを信じることを止めた。 それは現在に至るまで続いている。 かなり久しぶりの売ゆん婦シリーズ、番外編です。 ちなみに情報屋まりさは子供時代だぜ口調でなく、姉まりさがだぜ口調ですが、それにも理由があります。 ありふれた、しかし当の本ゆん達にとっては一大事件。 そんな情報屋まりさの過去でした。 続きは後編にて。 追記…車田あき様、anko1351『雨宿り』の挿絵さんありがとうございます!
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2353.html
静かな森の中をひたすら歩き続ける。 どこへ向かうというわけではない。気まぐれと思いつきと暇つぶしを実行するための材料、ゆっくり探しだ。 用が無いときは嫌というほど目にしている気がするが、いざ探してみるとなかなか見つからない。 たまたま出くわさないだけで何が原因だというわけではないのだろうが、そうなると諦めがつかず余計に厄介だ。 「なんでこういう時に限って・・・」 ブツブツと文句をたれながら歩いていると、少し先の茂みがガサゴソと動くのが見えた。 「ゆっくりしていってね!」 すかさず茂みが動いたあたりに向かって思いっきり叫ぶ。すると・・・ 「「ゆっくりしていってね!」」 「「「ゆっきゅりしていっちぇにぇ!」」」 ビンゴ!元気な返事とともに茂みから飛び出してきたのはれいむ種とまりさ種で構成されたポピュラーなゆっくり一家。 親であろう成体のれいむとまりさが一匹ずつに、赤ゆっくりが三匹。子供の内訳はれいむ二匹にまりさ一匹。 思ったより子供の数が少なかったが、この際仕方ない。これ以上探し回るのはごめんだ。 「ゆ!おにいさんはゆっくりできるひと?」 「もちろんゆっくりできるよ。その証拠にお菓子をあげよう」 「ゆ!おかち!?」 「れいむあまあまたべちゃーい」 「さっさとおかちをもってくるんだじぇ!じじい!」 「はいはい。ほら」 鞄からクッキーを取り出してゆっくり達の前にばら撒いてやる。 昨日テレビの裏から出てきたもので消費期限を見たら一年以上前だった。 「「む~しゃ♪む~しゃ♪しあわせ~♪」」 「「「む~ちゃ♪む~ちゃ♪ちあわちぇ~♪」」」 潰してぇ。いや、いかん。 落ち着け。ここでこいつらを殺したらまた探し直しじゃないか。 自分を抑えて我に返る。しかしこのままもっとよこせだとか言われ日には自制できる自信がないので先手を打つ。 「ところで最近おもしろい遊びを思い付いたんだ。お兄さんと一緒に遊ばないかい?」 「ゆ?おにいしゃんあしょんでくれるの?」 「れいみゅもあしょびたーい」 「しかたないからまりしゃしゃまがあしょんでやるんだじぇ。かんしゃしゅるんだじぇ」 「というわけだけどいいかな?」 一応親ゆっくりに訊ねてみる。 「いいよ!れいむのちびちゃんたちのかわいさにおにいさんもめろめろだね!」 「せいぜいまりさのこどもたちをよろこばせるんだぜ!」 「それじゃあみんなを遊び場まで連れて行くからこの籠の中に入ってくれ。少し狭いけどすぐに着くから我慢してね」 正直わざわざ運ぶのは面倒くさいが、ゆっくりの足に付き合っていたら日が暮れてしまうので仕方ない。 こうしてゆっくり達を籠に放り込んでいく。少し狭いとは言ったものの、それなりに大きい籠なので 底に親ゆっくりを並べて入れて、その上に赤ゆっくりを置けば全員問題なく収納できた。 五匹のゆっくりが入った籠を背負って歩き続ける。 籠の中のゆっくり達は楽しそうな声で何して遊ぶんだろう、楽しみだねと語り合っていた。 よほど期待しているのか歌まで歌い始めた。ここまで無警戒なのもどうかと思うがおかげで手荒な真似をせずに済んだから 責めちゃいけないな。警戒されるようなら無理矢理掻っ攫うしかなかったのだから素直に付いてきてくれたのはありがたい。 嫌がるゆっくりを無理矢理・・・っていうのは趣味じゃないし。 たどり着いたのは崖のてっぺんだ。垂直に切り立った崖はとても高く、下を見れば目が眩むまさに断崖絶壁だが それ故に見晴らしは最高だった。崖の下にはさっきまでいた森が広がり、それほど遠くない場所に広い川が流れている。 崖っぷちに籠を下ろし、ゆっくり達を出してやる。 「ほーら、ついたぞー」 「ゆ! ここどこ?」 「ゆゆ!たきゃーい」 「おちびちゃん!あまりまえにでちゃだめだよ!おちちゃうよ!」 「しゅごいよみゃみゃ!もりしゃんがちっちゃくみえるよ!」 「みりょ!ひとがごみのようだじぇ!」 初めて見る絶景にゆっくり達は思い思いの感想を述べる。 早速鞄から今日の本題を取り出しゆっくり達に説明を始める。 「それじゃあ遊びについて説明するよ。みんなにはこの崖からジャンプしてもらうんだ」 「そんなことしたらしんじゃうよ!そんなこともわからないの?ばかなの?しぬの?」 「わかってるって。だからみんなにはこのパラシュートを付けてもらうんだ」 「ゆ?ぱらしゅーと?」 「そう。これを付けてると高い所から落ちても平気になって空を飛ぶような気分を楽しめるんだ」 「おしょらをとべるの?」 「おもしろそー」 「さっさとそにょぱりゃしゅーとをよこすんだぜ!」 空を飛べると聞いて一気に食いついてきた。早速始めるとしよう。 「それじゃあ一人ずつ飛ぶから順番を決めるよ。まず子供たちが先でお母さんたちがその後。いいよね?」 「わかったよ。れいむたちはおかあさんだからちびちゃんたちにさきをゆずるよ」 「それじゃあ次は子供たちの順番だね。最初はこのれいむでその次にこのれいむ。まりさは最後だ」 「どぼじでまりしゃがしゃいごなんだじぇぇぇぇぇ!!!」 「さっきじじぃって呼んだからに決まってんだろうが糞饅頭。つかお前さっきから際立ってむかつくんだよ」 なんて声に出したりはしない。 どうにかこうにか赤まりさをなだめすかしてパラシュートの取り付け作業に入る。 まずは一番手の赤れいむ。ゆっくりサイズのお手製小型パラシュートを頭頂部の髪の毛に取り付けてやる。 「さて、こっちは準備完了だ。れいむ。心の準備はいいかい?」 「ばっちりだよ!」 「じゃあいくぞ!せーの・・・そいやぁ!」 崖に向かって思いっきり赤れいむを投げる。 赤れいむはしばらく弧を描いて飛んだ後、空気抵抗によりゆっくりと落下していった。 「ゆゆー♪れいみゅおしょらをとんでるよー♪」 大成功だ。赤れいむは風に乗ってゆっくりと崖を離れていく。 「すごーい。れいむおそらをとんでるよー」 「かっこいー」 「おにぇーちゃんいいなー」 「れいみゅ!れいみゅがとばにゃきゃまりしゃのばんがこないんだよ!はやくしちぇね!」 「だってさ。次いくよれいむ」 「ゆ!ゆっきゅりわかっちゃよ」 先ほどの赤れいむと同じ要領でパラシュートを付けてやる。 「準備はいいかい?」 「ゆっきゅりじゅんびできちゃよ!」 「それじゃあ・・・そいやぁ!」 まるでデジャヴを見ているかのように、先の赤ゆっくりと同じ様に風に乗っていく。 と思いきや突如強風が吹き荒れ、それに煽られたパラシュートはあれよあれよというまに明後日の方向に飛んでいく。 「ゆゆ!れいむすごーい。あんなとおくまでとんでるよ」 ゆっくり達は呑気なことを言ってるがパラシュートは川のほうに向って飛んでいく。 吸い寄せられるかのように川に向って飛んで行き、とうとう着水した。 赤れいむを付けたままのはずのパラシュートがそのまま流されていく。これでは赤れいむはとっくに水を吸って崩れているだろう。 ゆっくり達が騒ぎ出すんじゃないかと心配したが、見ると呑気に自分の番を楽しみにしている。 どうやら川のあたりが見えていないようだ。心おきなく次に執りかかれる。 「お待たせ!じゃあ次はまりさの番だね」 「ゆ!さっさとぱりゃしゅーとをちゅけるんだじぇ!」 「はいはい。でもまりさ。まりさの場合は帽子が邪魔で頭にパラシュートを付けられないんだ」 「どぼぢでぇぇぇぇぇ!!!」 「大丈夫だよ。帽子をとればいいんだ」 「しょんにゃこちょできるわけないでしょぉぉぉぉぉぉ!!おぼうしがないとゆっきゅりできにゃいんだよぉぉぉぉ!!!」 「じゃあこうしよう。お母さんにまりさの帽子を預かっててもらうんだ。これなら安心だろ?」 「ゆ!おきゃーしゃんがあずかってくれりゅにゃりゃあんしんだにぇ!」 「そういうことだ。まりさの帽子預かっててくれるか?」 「まりさがぱらしゅーとするためだからね。おかーさんがゆっくりあずかるよ!」 問題解決。早速まりさの頭にパラシュートを取り付ける。 「それじゃあ逝くぞまりさ!あーゆーれでぃ?」 「いえー!」 「おーけー・・・そいやぁ!」 三度目。今度は突風も吹かずにまりさはふわふわと空を飛んでいく。 と、そんなまりさに背後から近づく影が一つ。 「あー、あれは・・・」 「うー♪うー♪」 「「れ・・・れみりゃだぁぁぁぁぁぁ!!!!」」 これは珍しい。夜行性のれみりゃがこんな真昼間から出現するとは。 小さな羽でぱたぱたと羽ばたくれみりゃは少しずつ赤まりさに近づいていく。 「ばでぃざぁぁぁぁぁ!!にげでぇぇぇぇぇぇ!!!」 「れみでゃはぢびじゃんにぢがづぐなぁぁぁぁ!!!」 親ゆっくりは崖の端ぎりぎりから半狂乱になって叫ぶが声が届いている様子はない。 そうこうしているうちにれみりゃが赤まりさを捕まえてしまった。 「ゆ? れ・・・れみりゃぁぁぁぁぁ!!!???」 「うー♪あまあまいただきまーす♪」 「ゆぁぁぁぁぁ!!!はなちぇぇぇぇぇ!!!まりしゃはおいちくにゃいんだじぇぇぇぇぇ!!!」 「そんなことないどー♪あまあまとってもおいしいどー♪」 「ゆ・・・ぐぁ・・・。もっど・・・ゆっくち・・・ちたかっ・・・」 結局、赤まりさはれみりゃのお腹の中に収まってしまった。 元々赤ゆっくりが補食種から逃れること自体困難なのに、逃げ場がない空中で捕まってしまったのではどうしようもない。 れみりゃは赤まりさを残さず食べるとどこかに行ってしまった。 「ゆう・・・れいむのおちびちゃん・・・」 「れいむ、しっかりして。しんじゃったれいむのぶんもまりさたちがゆっくりしよう?」 足元では親まりさが親れいむのことを必死に慰めていた。 こいつらはもう素直に飛んではくれないだろう。この辺が潮時だ。 「ゆ゛っ・・・!?」 「ゆげっ・・・!?」 右手でれいむの髪を、左手でまりさの髪を鷲掴みにし崖に向かって突き出す。 「ゲームオーバーだね。君たちはもう必要ないから死んでもらうよ」 「どぉゆうごどぉぉぉぉぉ!!??」 「どうゆうことって言った通りの意味だよ。どうせ君たちもうパラシュートはやってくれないだろ?」 「あだりまえだぁぁぁぁ!!!」 「じゃあこれでおしまい。嫌がってるのに無理矢理飛ばすってのは面白くないからね。もうパラシュートは意味がないんだ」 「いみがないならごろざなぐでもいいでじょぉぉぉぉぉ!!!」 「そんなことないさ。君たちが死ねば早く家族そろってゆっくりすることができるんだよ?あっちでね」 「どぉゆうごどだぁぁぁぁぁぁ!!!」 「まず赤まりさはすでにあっちに逝ってるだろ?あと君たちは気づいてなかったみたいだけど二番目の赤れいむは川に落ちたんだよ」 「ゆ゛っ!?うぞをづぐなぁぁぁぁぁ!!!!」 「本当さ。今頃お魚さんの餌になってるよ。そして最初に飛んだ赤れいむも近いうちに後を追ってくるからね。これで一家勢ぞろいさ」 「でいぶがあどをおっでぐるっでどういうごどぉぉぉぉ!!!??」 「簡単さ。あんな小さな子が一人で生きていけるわけないだろう?。そう遠くないうちにれみりゃなり野犬なりに食べられちゃうさ。 まぁそれを言ったら他の赤ゆっくり達も無事に飛び終わったところで同じことになってたんだけどね。 こんな広い森で探せるわけないじゃないか。今の今までそんなことにも気付かなかったのかい?」 「ふざげんなぁぁぁぁ!!くぞじじぃぃぃぃぃ!!!」 親ゆっくり達は自暴自棄になって喚き散らし、ひとしきり手の中でもがいた後おとなしくなった。 もう正気ではいられないのか、虚空を見つめてブツブツとうわ言を呟いている。 これではもう遊べないし気持ち悪いからさっさと捨ててしまおう。ポイッとな。 ひゅ~~~~~~~~・・・・・・ 二匹のゆっくりの姿がどんどん小さくなっていって、とうとう点になってしまった。 「さて、帰るか」 夕飯何にしよ・・・。 おまけ 「たちゅけてぇぇぇぇぇぇ!!!」 静かな森の中で、一匹の赤れいむの叫び声が響いていた。 赤れいむの頭に取り付けられたパラシュートは木の枝に引っかかり、赤れいむは宙づりの状態になっていた。 叫び声に気づいた付近に住む大人まりさが駆け付ける。 「ゆ!?ど、どうしたんだぜ!?」 「たしゅけてぇぇぇ!おりょしてぇぇぇぇ!!」 「わかったぜ!いまたすけるんだぜ!!」 まりさは木の幹に思いっきり体当たりをした。木を揺らして赤れいむを落とすつもりなのだろう。 しかし赤れいむが引っ掛かった木はなかなか大きく、ゆっくり程度の体当たりではびくともしなかった。 「だめだぜ・・・まりさじゃどうにもできないんだぜ・・・」 「しょんにゃぁぁぁ!たしゅけてぇぇぇ!!」 「ちょっとまってるんだぜ!いまどすをよんでくるんだぜ!!」 「ゆ・・・どす?」 「そうなんだぜ!どすならこんなきなんかひとひねりなんだぜ!」 こうしてまりさは群れの長たるドスを呼んでくることとなった。 しばらくするとどこからか地響きが聞こえてきて、それはだんだんと赤れいむに近付いてきた。 そしてドスは姿を現した。普通のゆっくりを何百匹も積み上げたかのような巨体を持つドスまりさ。 ドスは赤れいむを安心させるために声をかける。 「ドスが来たからにはもう安心だよ。今助けるから待っててね!」 「さすがどすだぜ!たよりになるんだぜ!」 しかし赤れいむが引っ掛かっていた場所はドスの巨体でも届かなかった。 そこでドスは先ほどのまりさが行ったように木に体当たりを仕掛けて赤れいむを落とすことにした。 落ちた赤れいむが潰れないように、赤れいむの真下に大人ゆっくり達を密集させてクッションにする。 そして幹を挟んだ反対側でドスが気合いを入れる。 「それじゃあいくよ!せーの・・・そいやぁ!」 ドーーーーーーーーーーン!!! 轟音とともに木が大きく揺れる。と思いきや・・・ 「た・・・たおれるぅぅぅぅぅ!!!」 「ゆあああああぁぁぁぁぁ!!!」 「ゆぶぇ!!」 「げぶぅ!!!」 「ぐぎぇ!」 ドス渾身の体当たりは木を揺らすどころか思いっきりへし折ってしまった。 木は赤れいむの方向に向かって倒れ、赤れいむはおろかクッションとなっていたゆっくり達も潰してしまった。 こうしてゆっくり一家はその日のうちに家族全員が揃うことができたのだった。 ちなみにその後例のドスは同族殺しとして群れの信用を失い、ほどなくして群れは解体したという。 おしまい 【あとがき】 初投稿なのでお見苦しいところが多々あったかもしれませんがご容赦ください。 赤ゆっくりのしゃべり方が思ったよりめんどくさかった・・・。 それはそうと皆さんもテレビやたんすの裏からクッキーとかポテチとか出てきたりしますよね。え?ない?
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1014.html
446 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/09(日) 13 12 49 ID uqyK5i02 ユフィ「私は…」 447 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/09(日) 19 29 35 ID sTm9qE1o >>444 ふじのん「私達とあの馬でコントと言われましても…」 ファサリナ「ハードルが高すぎていいネタがありませんわね…ユフィさん、何かありませんか?」 ユフィ「え!?き、急に振られましても…」 馬イク(よし!では私が○+%!※=*!?×&$/#(ry ふじのん「凶・が・れ☆」 グシャ ファサリナ「藤乃さん、今普通に能力が使えましたね!」 ふじのん「あれ!本当だ!?なぜか自然と使えました!!」 ユフィ(驚くところがそこですか!!?) 448 :名無しさんなんだじぇ:2011/10/09(日) 20 15 38 ID MjITemYk 戦場ヶ原「あら、本当に書く人がいたわね… 447」 C.C.「中々面白い見世物だったな…」 戦場ヶ原「浅上さんの『凶・が・れ☆』はかわいかったわね…」 C.C.「案外あの3人と1頭でアイドルユニットでも結成できるかもしれんな…」 上条「おいちょっと待て…」 C&戦「「誰か書いてくれないかなー…」」 上条「まためちゃくちゃな無茶ぶりを…」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1823.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347543135/ 優希「インターハイも終わって、ぶちょーも引退してしまったから寂しくなったじぇ」トンッ 和「……それだけじゃないんですけどね」トンッ 咲「部長はもう卒業だもんね」トンッ 和「ええ、しかし一気に二人減ると寂しく感じますね……」 咲「うん……」 優希「京太郎は、来年度から共学になる阿知賀にいくんだったっけか」 咲「阿知賀って和ちゃんのいた学校の高等部だよね?」 和「はい、穏乃や憧も夏以来連絡とってないので詳しくはわかりませんが」 優希「むむむ……」 和「もうすぐ春休みですね……染谷先輩もお店の手伝いで部活にあまりこれないらしいです」 優希「むう……暇だし京太郎に電話してみるか」 てるるる 京太郎「もしもし?」 優希「京太郎か?私、優希様だじぇ」 京太郎「お前が電話かけてくるなんてめずらしいな」 優希「ふふん、そちらは私がいなくて寂しかろう?だからかけ……」 「なになに?彼女サンからの電話ー?」 「へー、恋人とかいたんですね!」 京太郎「ちょ、うるせえ、ちげーよ!」 優希「ぁ……」 京太郎「ワリ、周りがちょっとうるさいけど気にしないでくれ」 優希「いや、元気そうで、なにより…だ……ところで、今どこにいるんだ?」 京太郎「ん?今は阿知賀の麻雀部にいるけども……」 優希「そ、そうか……」 「須賀さんの恋人私気になります!」 京太郎「おい、ちげーっての」 京太郎「ったく……そっちはどうだ?」 優希「ま、まぁ……ぼちぼち……じゃ、またいつか掛け直す!」 和「どうでした?」 優希「女の子と、仲良くしてた……」 和「そうでしたか」 優希「む~……」 和「まぁ、親の都合での転校は仕方のないことです」 優希「のどちゃん……」 優希「そうだ、この春休みに奈良まで行ってそいつらの顔を拝んでやるじぇ!」 咲「は、話が飛躍してるけど……」 優希「私は奈良へ旅立つ!」 和「待ってください」 優希「じょ!?」 和「まったく、旅費はどうするんですか……」 優希「お、お小遣いで……」 和「往復で何万円かかると思ってるんですか」 優希「う……うぐ……」 和「それに泊まる場所とかも決めないといけないでしょう?」 優希「京太郎の家に泊まるとか……」 和「はぁ……仕方ないです、私もついて行きます」 優希「本当か!?」 和「私も穏乃や憧、玄さんに会いたいですからね」 咲「わ、私はお留守番してるね…迷子になりそうだし」 優希「咲ちゃんはいかんのか?」 咲「うん、私はいいよ」 優希「よっし、電車に乗り込むじょー!」 和「そんなにはしゃがなくても……」 優希「ふんふ~ん♪」 優希「……」ウトウト 優希「すぅ……」 優希「ついたじょ!」 和「やっぱりあの時と変わってませんね……」 優希「で、のどちゃんはどこに宿をとったんだじょ?」 和「宿は……松実館にしときました」 優希「ほほう……」 和「今の時間ならまだ部活やってると思いますから、そっち見に行きますか」 優希「おうともよ!」 和「阿知賀学院……」 優希(京太郎……) 和「麻雀部は……ここですね」 優希「やってるみたいだじぇー」 和「そうですね」 優希「よ~し……た~の~も~!!」バァーン 玄「うひゃっ!?」ビクッ 穏乃「おおう!?」 優希「京太郎を出さんかー!」 和「ちょ、優希……」 京太郎「……」ポカーン 憧「お、スガくんの彼女が登場?」 優希「おい犬、人様に迷惑かけてないだろうなー」 京太郎「こいつ彼女ちゃいます!それと俺は犬じゃないだろ!」 優希(ッ……)ズキ 憧「へー」ニヤニヤ 京太郎「……ニヤニヤしないでください」 憧「えーだってー」ニヤニヤ 玄「憧ちゃん、須賀君いじめちゃダメだよ……」 和「……驚きました、すっかり溶け込んでますね」 京太郎「まぁ、ほとんど雑用なんだけどな俺は」 穏乃「いえいえ、今まで女しかいなかったんで助かりますよ」 京太郎「ハハハ……ありがとうございます……」 優希「……」 京太郎「それと来るならちゃんと言ってくれてもよかったのに……」 和「須賀くんに連絡いってなかったんですか?」 憧「ぁ……忘れてた☆」 京太郎「ひでえ!」 優希「……」 優希(仲、よさそうだじぇ……) 和「まぁ、せっかくここまできたんですから打ちましょう」 穏乃「和が打つなら私はいる!」 灼「じゃ、私は見てるね」 和「優希、はいりましょう」 優希「……おう!」 和「ツモ、3000、6000」 優希「くぁぁ~……のどちゃんはやっぱ強いじょ……」 和「優希が甘いだけです」 優希「ガ~ン……」 穏乃「和は相変わらず強いけど……片岡さんも東場の爆発力とんでもないですね!」 優希「ふっ、私はそれが取り柄だからな……」 穏乃「もう一回、いいですか?」 優希「かかってこい!」 灼「じゃ、今度は私も」 玄「わたしも入りたいなー」 わいわい 和(ついてきてよかったですね……ん) 和「須賀君はやらないんですか?」 京太郎「あぁ、今はそんな気分じゃなくてな」 和「はぁ」 京太郎「ところで和、泊まるところはどこなんだ?」 和「え、松実館ですけど……」 京太郎「だよな……そこしかないもんな……」 和「……?」 憧「あー、スガくんあそこに一時的だけど泊まらせてもらってるんだっけ?」 京太郎「あぁ、実家は改修工事のせいでなー」 和「い、いつまで!?」 京太郎「春休みが終わる頃には工事も終わるとか言ってたけど……」 和「そ、そうでしたか」 和「やましいこととかしてませんよね?美人姉妹に」 京太郎「へっ?」 京太郎「お世話にはなってるけど流石にそんなことはしねーよ」 和「そうですか……」ジトー 京太郎「してないですよ?」 和「まぁいいです」 憧「あらあら……」 和「ハッ!?」 和「違います!これは違いますから!」 憧「ふーむふむ、なるほどー」 和「あぁぁぁぁ……」 京太郎「と、もうこんな時間か……」 京太郎「玄さん、熱中してるのはいいんですけど時間大丈夫ですか?」 玄「あー、そろそろ帰らないと!!」 灼「じゃ、今日はここまでだね」 穏乃「はーい」 玄「和ちゃん、うちに泊まるんでしょ?」 和「あ、はいそうですね……」 優希「おう、もう終わりか」 玄「ではみなさんまた明日であります!」 和「帰り道はいつも二人で……」ジトー 京太郎「タスケテー」 玄「?」 優希(……) 和「優希、どうしたんですか?」 優希「へ?なんでもないじょ」 和「なんか元気ないように見えましたけど……」 京太郎「やっぱり長野じゃないと落ち着かないのか?ん?」 優希「こんのバカ犬!私がそんな子供なわけないだろうが!」 京太郎「おーこわ……」 優希「がるる……」 和「相変わらずですね、この二人は」 玄「見てて和んじゃうね」 和「ですね」 玄「ただいまー」 和「ここも変わってないですね、あの頃をおもいだしますよ」 玄「ふふ、たしかに」 宥「玄ちゃんおかえりー……」 玄「ただいまお姉ちゃん、今日泊まる二人もいるよー」 宥「うん、ではこちらへ……」 優希「おー、うまいじょ!」ガツガツ 和「……食べすぎないでくださいよ」 玄「す、すごい食べっぷり……」 優希「腹八分で止めるから大丈夫だじぇー!」 玄「は、ははは……」 優希「ごちそうさま!」 和「おいしかったですね」 優希「もうここに住みたいくらいだじぇー」 和「もう、そんな無理があること言って……」 優希「まぁいいじゃないかー!」 和「……そうですね」 優希「さてさて、お次は風呂か……」 優希「のどぱいを拝めそうじゃ……ふひひひひ」ワキワキ 和「……」スッ 優希「冗談です」 カポーン 優希「ふひー…長旅だったから疲れたじぇ……」 和「でも、こういうのも悪くはないですね」 優希「そうだな……あいつの楽しそうな顔も見れたし……ぐすっ」 和「……優希?」 優希「な、なんでもないじぇ」 優希(そうだ、私なんかが邪魔してはいけない) 優希(あいつだって楽しそうにしてた、これで……いいんだよな) 優希「逆上せちゃうから先にあがるじぇ」 和「はい」 優希(諦めなきゃ、いけないよね……) 私は草原に突っ立っていた。 そして私の周りには、二人の子供と一人の――― 優希「ん、夢か……というか何時の間に寝て……」 優希「……トイレ」 和「すぅ……すぅ……」 優希「うう……まだ夜は冷えるなぁ」 優希「ん、ここは……」 優希(……見てもバチは当たらないよね?)スー 京太郎「ぐー」 優希(……) 優希(やっぱり私がここにくることは京太郎にとって邪魔なんじゃないだろうか) 優希(……)グッ 優希(甘えるのは、これで最後にしよう) 優希「だから、一度くらいは許してください」 優希(……) 優希「……んっ」 優希「ごめんね」 優希「さて、部屋に戻って寝ないと……」 優希(おやすみなさい) 咲「あ、和ちゃん、優希ちゃん旅行はどうだった?」 優希「おう、楽しかったじぇ!」 和「ええ、みんな元気にしてたのでよかった」 咲「京ちゃんはどうだった?」 優希「……楽しそうにしてたじぇ」 咲「……そっか」 優希「でも、踏ん切りはついたから大丈夫だじぇ」 優希「私、プロになった後アイツに想いを伝えようと思う」 和「応援しますよ」 咲「私も応援するよ!」 優希「ありがとうみんな」 優希(その時にはもう手遅れかもしれないけれど私は信じたい――――そう思った) カン!
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1280.html
471 :名無しさんなんだじぇ:2012/04/16(月) 21 53 58 ID .wLSoOTY 【控え室前】 かじゅ「…………」 とーか「入らないんですの?」 かじゅ「……龍門渕……天江」 衣「何故入らぬ? ここに東横が居るのであろう?」 かじゅ「……ああ」 とーか「だったら何故入らないんですの?」 かじゅ「……怖いんだ」 とーか「怖い?」 かじゅ「……モモは大きな罪を犯してきた……人を傷つけ、騙し、利用し……殺した……天江、お前までも……」 衣「…………」 かじゅ「そして、『孤独』なんて起源まで、覚醒してしまっている……」 とーか「……そうですわね」 かじゅ「モモがそんな風になってしまった原因は、私にある。だからモモに罪を償わせるのは、私の義務であり、責任だ。その為にも、私はモモに会わなくてはならない……」 衣「それならば……」 かじゅ「でも……それでも……私は怖い……」 とーか「……何が怖いんですの?」 かじゅ「今のモモを……起源によって“消滅”してしまっているモモを……もし見つけられなかったら……」 衣「加治木……」 かじゅ「私には自信が無い……もうモモが見えない、声も聴こえない、触れられない……そんな現実を突き付けられるのが怖いんだ……」 とーか「…………」 かじゅ「ならいっそ、この部屋に入らなければいい……そうすれば、モモを見つけられない自分に気付かなくて済む……そんな風に考えてしまうんだ……」 衣「……愚かな」 かじゅ「え?」 衣「いつからそんな愚かな人間になったのだ加治木!? 衣の支配にも臆せず、最後まで諦めず打ち込んできたお前は何処に行った!?」 かじゅ「…………」 とーか「同感ですわ。見つけられないかもしれない? 馬鹿も休み休み仰って下さい。分かっていないなら教えて差し上げますわ」 かじゅ「……?」 とーか「貴女以外の、一体誰が、今の東横桃子を見つけることができるんですの!?」 かじゅ「……!!」 とーか「このたまり場には、色んな能力や技能を持った人たちが居ます。それでも、今の東横桃子を見つけることができるのは、貴女を置いて他に居りませんわ!!」 かじゅ「……龍門渕……天江……」 衣「早く会いに行ってやるのだ加治木。お前が見つけない限り、衣たちは東横に会うこともできぬ」 とーか「さすがに卓に着いていることにまで気付けなければ、一緒に麻雀が打てませんから」 かじゅ「……ああそうだな、その通りだ。ありがとう、二人とも」 衣「礼には及ばぬ」 とーか「早く見つけて差し上げなさい」 かじゅ「ああ……今行くぞ、モモ」 472 :名無しさんなんだじぇ:2012/04/17(火) 02 17 57 ID FEEOU8kc 【控え室】 ――私は――何処にも――いない―― ――誰にも――私は――見つけられない―― ――誰にも――私の声は――聴こえない―― ――いないものに――触れられる――筈もない―― ――でも――別に――構わない―― ――私は――「孤独」――なんだから―― ――そもそも――“私”って――何なんすかね?―― ――いや――考えるだけ――無駄っすね―― ――“私”なんてものは――何処にも――いないんだから―― 「そんなことはない――」 ――え?―― 「お前は間違いなく――」 ――誰?―― 「ここにいるよ、モモ――」 ――モモって――誰のことっすか?―― ――もしかして――“私”?―― 「お前が例え消えようと、誰にも見つけられなくても――」 ――この声――何処かで――聴いた気がする―― ――この手も――何処かで――触れた気がする―― ――あれは――確か―― 「私は必ず、お前を見つけ出す――」 ――あの日――教室で――私の世界に――色をくれた―― 「お前は決して――」 ――この人は――先輩は――加治木ゆみさんは―― 「独りなんかじゃない!」 「――先輩!!」 ――私の――東横桃子の――愛する人だ―― 後にその場に居た戦争屋は語る。 「独り芝居をしてるようにしか見えなかった」と……。 473 :名無しさんなんだじぇ:2012/04/17(火) 04 38 45 ID 5qhgSNF2 とーか「…で、どうでしたの、久々の再会は?」 かじゅ「多くを語らったよ、時間感覚のギャップはあったが」 衣「現世とここの時の流れ方は違うからな…東横は?」 かじゅ「…まだ正式に死んだと決まったわけではないから控え室待機さ。私としたは複雑ではあるが」 とーか「…そうですわね。東横さんが現世に戻ればここでの記憶は消滅してしまうのだから」 衣「それにお前は東横の死を望んだりはしてないないのだろう?」 かじゅ「当然だ。だからこそ…」 とーか「難しい問題ですわね」 ~控え室~ カッチャカッチャ♪ 首輪ちゃん「音が軽快だな。今はよっぽど機嫌がいいのか」
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1458.html
389 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/11(水) 22 42 28 ID S/y.uy3E >>384 リリーナ(夏休みの再放送といえばクレヨンしんちゃんではないのでしょうか) 391 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/12(木) 12 10 02 ID eKAtYBhg >>384 忍野「みんなまだまだ子供だねえ。 夏休みアニメの定番といえば、『名探偵コナン』だろうに」 遠藤「(どっちが子供だ‥‥っ!)」
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/7264.html
このページはこちらに移転しました チョコレートくれてもいいんだよ 作詞/282スレ33 チョコレートくれてもいいんだよ 文句言わずに食べてやるよ 義理とか言っちゃって誤魔化してないでさ 俺は、ちゃんとわかってるぜ…! こっそり机の中とかに 入れなくなっていいんだぜ 直接手渡ししてくれたって 俺は、ちゃんと貰ってやるぜ…! だからほら ギヴミーチョコレート ギヴミーチョコレート キノコの山でもいいんだぜ ポッキーだっていいんだぜ ギヴミーチョコレート ギヴミーチョコレート この際チロルチョコでも我慢するから 「お前、何個貰った?」 「え…一個だけど。(母ちゃんから\(^o^)/)」 ラヴ チョコレート デスティニ~ スーパーショッキング☆
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/8971.html
260 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/03(月) 18 41 26.37 ID 18UeRDLRO プチ報告 分類は淫夢に似ている。 この間参加した卓で、哀れな犠牲者NPCの葬式のシーン。 降り頻る雨の中、しめやかに葬儀は行われます。とGMが言った途端、ワザマエ!とかしめやかに爆散四散!とか意味不明な奇声を上げるPCが二人。 そのあとも、事あるごとに、ハイクを読めとか、しめやかに失禁とか、セッション中ずっと意味不明ワードを発していた。 聞いてみたらリプレイ動画で人気のネタらしいが、ネタが解らない人間からしたらマジキチにしか見えないし、セッションの邪魔でしかなかった。 俺も動画から入った人間だが、動画ネタでセッション潰すヤツはマジ出ていけと。 261 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/03(月) 18 44 43.51 ID bQBMtAWR0 260 ニンジャスレイヤーっていうtwitter連載の小説のネタだな 動画ネタとも違うと思うけど、場所をわきまえないって意味で困としては同じタイプだわな 263 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/03(月) 18 55 29.94 ID V3okrGB30 [1/2] 260 おつ。 …一時期うちのGMがはまってて、敵の動きや死に様のほとんどをその言葉で処理されたの思い出す… 場を壊すほどじゃなかったけどうんざりした 264 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/03(月) 18 57 48.16 ID 55JsEpwlP [2/2] 260 報告乙。 俺もコマンドーネタで場の空気をブチ壊されたことあるから 苛立つ気持ちはよくわかる。 266 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/03/03(月) 19 01 34.07 ID 9InBJGX10 258 乙。うざったい上にドタキャン連発、オチはシステム初心者でしたとかアホの極だな。 愚痴を繰り返す上にPLのモチベを削るとか、ストレートに困度が高い奴だ。 しかしよくGMも初回か最初のドタキャンで切り捨てなかったもんだ。 260 乙。一応本家や方々で過度のネタは慎めと告知はされているんだがなあ。 分別の無いヘッズ(ファン)は忍殺でなくても害悪だわ。 スレ376
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3491.html
静かな森の中をひたすら歩き続ける。 どこへ向かうというわけではない。気まぐれと思いつきと暇つぶしを実行するための材料、ゆっくり探しだ。 用が無いときは嫌というほど目にしている気がするが、いざ探してみるとなかなか見つからない。 たまたま出くわさないだけで何が原因だというわけではないのだろうが、そうなると諦めがつかず余計に厄介だ。 「なんでこういう時に限って・・・」 ブツブツと文句をたれながら歩いていると、少し先の茂みがガサゴソと動くのが見えた。 「ゆっくりしていってね!」 すかさず茂みが動いたあたりに向かって思いっきり叫ぶ。すると・・・ 「「ゆっくりしていってね!」」 「「「ゆっきゅりしていっちぇにぇ!」」」 ビンゴ!元気な返事とともに茂みから飛び出してきたのはれいむ種とまりさ種で構成されたポピュラーなゆっくり一家。 親であろう成体のれいむとまりさが一匹ずつに、赤ゆっくりが三匹。子供の内訳はれいむ二匹にまりさ一匹。 思ったより子供の数が少なかったが、この際仕方ない。これ以上探し回るのはごめんだ。 「ゆ!おにいさんはゆっくりできるひと?」 「もちろんゆっくりできるよ。その証拠にお菓子をあげよう」 「ゆ!おかち!?」 「れいむあまあまたべちゃーい」 「さっさとおかちをもってくるんだじぇ!じじい!」 「はいはい。ほら」 鞄からクッキーを取り出してゆっくり達の前にばら撒いてやる。 昨日テレビの裏から出てきたもので消費期限を見たら一年以上前だった。 「「む~しゃ♪む~しゃ♪しあわせ~♪」」 「「「む~ちゃ♪む~ちゃ♪ちあわちぇ~♪」」」 潰してぇ。いや、いかん。 落ち着け。ここでこいつらを殺したらまた探し直しじゃないか。 自分を抑えて我に返る。しかしこのままもっとよこせだとか言われ日には自制できる自信がないので先手を打つ。 「ところで最近おもしろい遊びを思い付いたんだ。お兄さんと一緒に遊ばないかい?」 「ゆ?おにいしゃんあしょんでくれるの?」 「れいみゅもあしょびたーい」 「しかたないからまりしゃしゃまがあしょんでやるんだじぇ。かんしゃしゅるんだじぇ」 「というわけだけどいいかな?」 一応親ゆっくりに訊ねてみる。 「いいよ!れいむのちびちゃんたちのかわいさにおにいさんもめろめろだね!」 「せいぜいまりさのこどもたちをよろこばせるんだぜ!」 「それじゃあみんなを遊び場まで連れて行くからこの籠の中に入ってくれ。少し狭いけどすぐに着くから我慢してね」 正直わざわざ運ぶのは面倒くさいが、ゆっくりの足に付き合っていたら日が暮れてしまうので仕方ない。 こうしてゆっくり達を籠に放り込んでいく。少し狭いとは言ったものの、それなりに大きい籠なので 底に親ゆっくりを並べて入れて、その上に赤ゆっくりを置けば全員問題なく収納できた。 五匹のゆっくりが入った籠を背負って歩き続ける。 籠の中のゆっくり達は楽しそうな声で何して遊ぶんだろう、楽しみだねと語り合っていた。 よほど期待しているのか歌まで歌い始めた。ここまで無警戒なのもどうかと思うがおかげで手荒な真似をせずに済んだから 責めちゃいけないな。警戒されるようなら無理矢理掻っ攫うしかなかったのだから素直に付いてきてくれたのはありがたい。 嫌がるゆっくりを無理矢理・・・っていうのは趣味じゃないし。 たどり着いたのは崖のてっぺんだ。垂直に切り立った崖はとても高く、下を見れば目が眩むまさに断崖絶壁だが それ故に見晴らしは最高だった。崖の下にはさっきまでいた森が広がり、それほど遠くない場所に広い川が流れている。 崖っぷちに籠を下ろし、ゆっくり達を出してやる。 「ほーら、ついたぞー」 「ゆ! ここどこ?」 「ゆゆ!たきゃーい」 「おちびちゃん!あまりまえにでちゃだめだよ!おちちゃうよ!」 「しゅごいよみゃみゃ!もりしゃんがちっちゃくみえるよ!」 「みりょ!ひとがごみのようだじぇ!」 初めて見る絶景にゆっくり達は思い思いの感想を述べる。 早速鞄から今日の本題を取り出しゆっくり達に説明を始める。 「それじゃあ遊びについて説明するよ。みんなにはこの崖からジャンプしてもらうんだ」 「そんなことしたらしんじゃうよ!そんなこともわからないの?ばかなの?しぬの?」 「わかってるって。だからみんなにはこのパラシュートを付けてもらうんだ」 「ゆ?ぱらしゅーと?」 「そう。これを付けてると高い所から落ちても平気になって空を飛ぶような気分を楽しめるんだ」 「おしょらをとべるの?」 「おもしろそー」 「さっさとそにょぱりゃしゅーとをよこすんだぜ!」 空を飛べると聞いて一気に食いついてきた。早速始めるとしよう。 「それじゃあ一人ずつ飛ぶから順番を決めるよ。まず子供たちが先でお母さんたちがその後。いいよね?」 「わかったよ。れいむたちはおかあさんだからちびちゃんたちにさきをゆずるよ」 「それじゃあ次は子供たちの順番だね。最初はこのれいむでその次にこのれいむ。まりさは最後だ」 「どぼじでまりしゃがしゃいごなんだじぇぇぇぇぇ!!!」 「さっきじじぃって呼んだからに決まってんだろうが糞饅頭。つかお前さっきから際立ってむかつくんだよ」 なんて声に出したりはしない。 どうにかこうにか赤まりさをなだめすかしてパラシュートの取り付け作業に入る。 まずは一番手の赤れいむ。ゆっくりサイズのお手製小型パラシュートを頭頂部の髪の毛に取り付けてやる。 「さて、こっちは準備完了だ。れいむ。心の準備はいいかい?」 「ばっちりだよ!」 「じゃあいくぞ!せーの・・・そいやぁ!」 崖に向かって思いっきり赤れいむを投げる。 赤れいむはしばらく弧を描いて飛んだ後、空気抵抗によりゆっくりと落下していった。 「ゆゆー♪れいみゅおしょらをとんでるよー♪」 大成功だ。赤れいむは風に乗ってゆっくりと崖を離れていく。 「すごーい。れいむおそらをとんでるよー」 「かっこいー」 「おにぇーちゃんいいなー」 「れいみゅ!れいみゅがとばにゃきゃまりしゃのばんがこないんだよ!はやくしちぇね!」 「だってさ。次いくよれいむ」 「ゆ!ゆっきゅりわかっちゃよ」 先ほどの赤れいむと同じ要領でパラシュートを付けてやる。 「準備はいいかい?」 「ゆっきゅりじゅんびできちゃよ!」 「それじゃあ・・・そいやぁ!」 まるでデジャヴを見ているかのように、先の赤ゆっくりと同じ様に風に乗っていく。 と思いきや突如強風が吹き荒れ、それに煽られたパラシュートはあれよあれよというまに明後日の方向に飛んでいく。 「ゆゆ!れいむすごーい。あんなとおくまでとんでるよ」 ゆっくり達は呑気なことを言ってるがパラシュートは川のほうに向って飛んでいく。 吸い寄せられるかのように川に向って飛んで行き、とうとう着水した。 赤れいむを付けたままのはずのパラシュートがそのまま流されていく。これでは赤れいむはとっくに水を吸って崩れているだろう。 ゆっくり達が騒ぎ出すんじゃないかと心配したが、見ると呑気に自分の番を楽しみにしている。 どうやら川のあたりが見えていないようだ。心おきなく次に執りかかれる。 「お待たせ!じゃあ次はまりさの番だね」 「ゆ!さっさとぱりゃしゅーとをちゅけるんだじぇ!」 「はいはい。でもまりさ。まりさの場合は帽子が邪魔で頭にパラシュートを付けられないんだ」 「どぼぢでぇぇぇぇぇ!!!」 「大丈夫だよ。帽子をとればいいんだ」 「しょんにゃこちょできるわけないでしょぉぉぉぉぉぉ!!おぼうしがないとゆっきゅりできにゃいんだよぉぉぉぉ!!!」 「じゃあこうしよう。お母さんにまりさの帽子を預かっててもらうんだ。これなら安心だろ?」 「ゆ!おきゃーしゃんがあずかってくれりゅにゃりゃあんしんだにぇ!」 「そういうことだ。まりさの帽子預かっててくれるか?」 「まりさがぱらしゅーとするためだからね。おかーさんがゆっくりあずかるよ!」 問題解決。早速まりさの頭にパラシュートを取り付ける。 「それじゃあ逝くぞまりさ!あーゆーれでぃ?」 「いえー!」 「おーけー・・・そいやぁ!」 三度目。今度は突風も吹かずにまりさはふわふわと空を飛んでいく。 と、そんなまりさに背後から近づく影が一つ。 「あー、あれは・・・」 「うー♪うー♪」 「「れ・・・れみりゃだぁぁぁぁぁぁ!!!!」」 これは珍しい。夜行性のれみりゃがこんな真昼間から出現するとは。 小さな羽でぱたぱたと羽ばたくれみりゃは少しずつ赤まりさに近づいていく。 「ばでぃざぁぁぁぁぁ!!にげでぇぇぇぇぇぇ!!!」 「れみでゃはぢびじゃんにぢがづぐなぁぁぁぁ!!!」 親ゆっくりは崖の端ぎりぎりから半狂乱になって叫ぶが声が届いている様子はない。 そうこうしているうちにれみりゃが赤まりさを捕まえてしまった。 「ゆ? れ・・・れみりゃぁぁぁぁぁ!!!???」 「うー♪あまあまいただきまーす♪」 「ゆぁぁぁぁぁ!!!はなちぇぇぇぇぇ!!!まりしゃはおいちくにゃいんだじぇぇぇぇぇ!!!」 「そんなことないどー♪あまあまとってもおいしいどー♪」 「ゆ・・・ぐぁ・・・。もっど・・・ゆっくち・・・ちたかっ・・・」 結局、赤まりさはれみりゃのお腹の中に収まってしまった。 元々赤ゆっくりが補食種から逃れること自体困難なのに、逃げ場がない空中で捕まってしまったのではどうしようもない。 れみりゃは赤まりさを残さず食べるとどこかに行ってしまった。 「ゆう・・・れいむのおちびちゃん・・・」 「れいむ、しっかりして。しんじゃったれいむのぶんもまりさたちがゆっくりしよう?」 足元では親まりさが親れいむのことを必死に慰めていた。 こいつらはもう素直に飛んではくれないだろう。この辺が潮時だ。 「ゆ゛っ・・・!?」 「ゆげっ・・・!?」 右手でれいむの髪を、左手でまりさの髪を鷲掴みにし崖に向かって突き出す。 「ゲームオーバーだね。君たちはもう必要ないから死んでもらうよ」 「どぉゆうごどぉぉぉぉぉ!!??」 「どうゆうことって言った通りの意味だよ。どうせ君たちもうパラシュートはやってくれないだろ?」 「あだりまえだぁぁぁぁ!!!」 「じゃあこれでおしまい。嫌がってるのに無理矢理飛ばすってのは面白くないからね。もうパラシュートは意味がないんだ」 「いみがないならごろざなぐでもいいでじょぉぉぉぉぉ!!!」 「そんなことないさ。君たちが死ねば早く家族そろってゆっくりすることができるんだよ?あっちでね」 「どぉゆうごどだぁぁぁぁぁぁ!!!」 「まず赤まりさはすでにあっちに逝ってるだろ?あと君たちは気づいてなかったみたいだけど二番目の赤れいむは川に落ちたんだよ」 「ゆ゛っ!?うぞをづぐなぁぁぁぁぁ!!!!」 「本当さ。今頃お魚さんの餌になってるよ。そして最初に飛んだ赤れいむも近いうちに後を追ってくるからね。これで一家勢ぞろいさ」 「でいぶがあどをおっでぐるっでどういうごどぉぉぉぉ!!!??」 「簡単さ。あんな小さな子が一人で生きていけるわけないだろう?。そう遠くないうちにれみりゃなり野犬なりに食べられちゃうさ。 まぁそれを言ったら他の赤ゆっくり達も無事に飛び終わったところで同じことになってたんだけどね。 こんな広い森で探せるわけないじゃないか。今の今までそんなことにも気付かなかったのかい?」 「ふざげんなぁぁぁぁ!!くぞじじぃぃぃぃぃ!!!」 親ゆっくり達は自暴自棄になって喚き散らし、ひとしきり手の中でもがいた後おとなしくなった。 もう正気ではいられないのか、虚空を見つめてブツブツとうわ言を呟いている。 これではもう遊べないし気持ち悪いからさっさと捨ててしまおう。ポイッとな。 ひゅ~~~~~~~~・・・・・・ 二匹のゆっくりの姿がどんどん小さくなっていって、とうとう点になってしまった。 「さて、帰るか」 夕飯何にしよ・・・。 おまけ 「たちゅけてぇぇぇぇぇぇ!!!」 静かな森の中で、一匹の赤れいむの叫び声が響いていた。 赤れいむの頭に取り付けられたパラシュートは木の枝に引っかかり、赤れいむは宙づりの状態になっていた。 叫び声に気づいた付近に住む大人まりさが駆け付ける。 「ゆ!?ど、どうしたんだぜ!?」 「たしゅけてぇぇぇ!おりょしてぇぇぇぇ!!」 「わかったぜ!いまたすけるんだぜ!!」 まりさは木の幹に思いっきり体当たりをした。木を揺らして赤れいむを落とすつもりなのだろう。 しかし赤れいむが引っ掛かった木はなかなか大きく、ゆっくり程度の体当たりではびくともしなかった。 「だめだぜ・・・まりさじゃどうにもできないんだぜ・・・」 「しょんにゃぁぁぁ!たしゅけてぇぇぇ!!」 「ちょっとまってるんだぜ!いまどすをよんでくるんだぜ!!」 「ゆ・・・どす?」 「そうなんだぜ!どすならこんなきなんかひとひねりなんだぜ!」 こうしてまりさは群れの長たるドスを呼んでくることとなった。 しばらくするとどこからか地響きが聞こえてきて、それはだんだんと赤れいむに近付いてきた。 そしてドスは姿を現した。普通のゆっくりを何百匹も積み上げたかのような巨体を持つドスまりさ。 ドスは赤れいむを安心させるために声をかける。 「ドスが来たからにはもう安心だよ。今助けるから待っててね!」 「さすがどすだぜ!たよりになるんだぜ!」 しかし赤れいむが引っ掛かっていた場所はドスの巨体でも届かなかった。 そこでドスは先ほどのまりさが行ったように木に体当たりを仕掛けて赤れいむを落とすことにした。 落ちた赤れいむが潰れないように、赤れいむの真下に大人ゆっくり達を密集させてクッションにする。 そして幹を挟んだ反対側でドスが気合いを入れる。 「それじゃあいくよ!せーの・・・そいやぁ!」 ドーーーーーーーーーーン!!! 轟音とともに木が大きく揺れる。と思いきや・・・ 「た・・・たおれるぅぅぅぅぅ!!!」 「ゆあああああぁぁぁぁぁ!!!」 「ゆぶぇ!!」 「げぶぅ!!!」 「ぐぎぇ!」 ドス渾身の体当たりは木を揺らすどころか思いっきりへし折ってしまった。 木は赤れいむの方向に向かって倒れ、赤れいむはおろかクッションとなっていたゆっくり達も潰してしまった。 こうしてゆっくり一家はその日のうちに家族全員が揃うことができたのだった。 ちなみにその後例のドスは同族殺しとして群れの信用を失い、ほどなくして群れは解体したという。 おしまい 【あとがき】 初投稿なのでお見苦しいところが多々あったかもしれませんがご容赦ください。 赤ゆっくりのしゃべり方が思ったよりめんどくさかった・・・。 それはそうと皆さんもテレビやたんすの裏からクッキーとかポテチとか出てきたりしますよね。え?ない?
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1173.html
104 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/03(火) 14 43 35 ID Opp9qLJs 【8マス目】 ライダー「あ、次私たちの番ですね」 とーか「……何故50㎞走るのがそんなにすぐ終わるんですの?」 ライダー「私の騎乗スキルはA+です」 とーか「……説明それだけですの?」 ライダー「それだけです」 衣「よいではないかとーか!さぁ振るぞ~」ヨタヨタ ふじのん(あぁ…今すぐ抱きしめたい♪) 衣「えいっ!」 コロコロ 衣「5だ!行くぞ!」 【13マス目】 とーか「……何もありませんわね…」 ライダー「いえ…何か気配を感じます…」 ???「グルルルルル…」 ふじのん「な、何ですかこの唸り声みたいな…?」 衣「な、何なのだ…?」 セイバーライオン「ガオォーッ!!!」 4人「えぇーーーっ!!?」 105 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/03(火) 18 56 12 ID Opp9qLJs 【9マス目】 ひたぎ「……蛇を自分たちの身代わりに落とし穴に落とすなんて…なんて非人道的な…」 撫子「ふ~んだ♪撫子の蛇をどう扱おうと撫子の勝手だも~ん♪」 ひたぎ「それは自分の子供に虐待しといて開き直る親の発想と同じね」 撫子「何とでも言えば~?」 ファサリナ「……撫子さん…もうキャラの原型が残ってませんね…」 ユフィ「全くです…私もあれくらいしないといけないんでしょうか…?」 C.C.「お前も大概だと思うがな」 上条「というか俺たちの番だ、早くサイコロ振って行こうぜ」 C.C.「そうしたいのは山々だが…」 黒子「セイバーさん、口に餡子がついてましてよ」 セイバー「さっきお雑煮を食べましたからね」 黒子「何杯?」 セイバー「100杯ですが何か?」 黒子「そんなに食べては、食堂に着いても士郎さんの料理が食べられないのでは?」 セイバー「ご心配なく、シロウの料理は別腹です」 黒子「士郎さんの料理をデザートみたいに言わないでいただけます?」 C.C.「…サイコロを振る奴があっちで口喧嘩をしている」 上条「じゃあもういいよ、俺がf」 C.C.「馬鹿言うな、不幸王のお前がサイコロを振っていい訳がない」 上条「ですよね~」 C.C.「おいお前ら!いい加減にサイコロを振れ!」 ひたぎ「……そうね…どうせこのすごろくで決着するんだから…」 撫子「今ここで争うのも無駄だね…」 ひたぎ「それじゃあ同時に振りましょうか?どうせ私たちの後に振るのも今振るのも一緒でしょ?」 撫子「そうだね、そうしよう」 ひたぎ「どりゃあぁぁーーーッ!!!」ブン 撫子「うりゃあぁぁーーーッ!!!」ブン ファサリナ「2人が普段は絶対に上げない雄叫びを!?」 ユフィ「何が何でもこの勝負に勝とうという気持ちが伝わってきますね…」 上条「て言うかやっぱり投げられんじゃねーか…」 ゴロゴロゴロ ピタ ひたぎ「…6」 撫子「…5…ぐっ…!」 ひたぎ「それじゃお先に~♪」 C.C.「おいさっさと行くぞチビツイン」 黒子「誰がチビツインですの!?」 上条「え~と…それじゃあまた…」 撫子「……ッ!…」ギリ ファサリナ「え、え~と…た、楽しく行きましょう!ね?」 ユフィ「そ、そうそう…これは所詮お遊びだから!」 セイバー「いいえ…これは戦争です」 撫子「…セイバーさんの言うとおりだよ…これは戦争なんだよ…」 セイバー「絶対に勝ちましょう、ナデコ」 撫子「無論だよ…」 ファサ&ユフィ(……怖い) 106 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/03(火) 19 08 00 ID Opp9qLJs 【13マス目】 ひたぎ「何かしらあれ?」 C.C.「コロちゃんが何かとじゃれ合ってるように見えるが…」 黒子「……何だか憎らしい顔してますの…」 上条「…それはお前だけじゃねぇ?」 衣「おおシーちゃんたち!見てくれ、セイバーライオンだ!」 セイバーライオン「ガオガオ!」 C.C.「うん…ライオンなのかこれ…?」 衣「ライオンだ」 ひたぎ「……そう…」 【しばらく後】 セイバー「………」 セイバーライオン「………」 衣「やっぱりそっくりだな~」 ファサリナ「…何なんですかあれ?」 ライダー「わかりません…突然襲ってきたと思ったのですが…彼女に懐いてしまいまして…」 とーか「害がないなら構わないのですが…」 ふじのん「コロちゃんがかわいければそれでいいんです~♪動物と戯れる姿もまたキュートで♪」 ユフィ「……やはり私のキャラチェンジはまだまだですね…」 撫子「どうでもいいから早く行こ」 一同(ガンスルー!?) 107 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/03(火) 20 40 45 ID ToR7IpSg 上条「……なあ」 C.C.「何だボーヤ?」 上条「考えてみりゃセイバーって水面に立てるんだから、蛇を身代わりにしなくてもクリア出来たんじゃn」ビターン C.C.「……ボーヤがマスに張り付いたな」 黒子「マス全体がトリモチですのね……踏み込まなくて正解ですの」 ひたぎ「ええ。 でも、困った事になったわ」 黒子「あら、俯せに張り付いた類人猿の窒息死の危機なんてどうでもいいでしょうに」 ひたぎ「このマス、私達のマスの一つ手前なのよ」 一同「…………」 C.C.「置いて行くか?」 ひたぎ「駄目よ。 身代わり要因が居なくなるし、千石さん達にトリモチ避けの足場を残して行くのも癪じゃない」 黒子「全く、世話の焼ける猿ですわね……ふんっ!!」ベリベリ 【チームB 上条を回収中】 108 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/03(火) 21 16 12 ID Opp9qLJs 【14マス目】 セイバー「……あの…」 撫子「な~にセイバーさん?」 セイバー「考えてみれば私は湖の精霊の加護があるのですから、蛇を身代わりにする必要h」ビタン ファサリナ「ちょ、セイバーさん!?」 ユフィ「これは…トリモチですか…?」 セイバー「とりもち…何ですかそれは?」 ユフィ「大丈夫なんですか?トリモチとは…とりあえず引っ付いてしまうものです」 セイバー「成程…確かに引っ付いて動きにくい…ところで、モチというからには食べられるのですか?」 ファサリナ「いえ…それは食べるものではないので…」 セイバー「むぅ…そうですか…」シュン ファサ&ユフィ(トリモチに引っ付いたまま落ち込んでる…) 撫子「まさかまだこんなトラップマスがあるなんて…これからは蛇たちに偵察させるようにしないと…」 ファサ&ユフィ(こっちはこっちで蛇を使い潰す気だ…) セイバー「あ、それと話を戻しますが、何故蛇を身代わりに?」 撫子「う~ん…セイバーさんの加護のこと忘れてた♪」 セイバー「そうですか。実は私もです」 撫子「とにかくあの文房具女に勝つことばかり考えてたから~♪」 セイバー「私もクロコより先にシロウのご飯を食べることばかり考えていたので」 ファサ&ユフィ(しかもそのままお喋り始めた!?) 109 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/03(火) 23 03 33 ID Opp9qLJs 【15マス目】 ジュージュー ひたぎ「それにしてもあれよね…リレーネタって個人で書くネタと違って、何となく不安になるわね」 ジュージュー 黒子「不安…と言いますと?」 ジュージュー ひたぎ「自分が書き込んだ後、数時間も誰の書き込みがないのって…何か不安にならない?」 ジュージュー C.C.「ああ…ひょっとしてもうこのリレー…自分以外の書き手は飽きてしまったんじゃないか…とかか?」 ジュージュー ひたぎ「それも1つ。他にも自分の書き込みで、他の書き手が書いてたネタを潰してしまったんじゃないか…とかもね」 ジュージュー C.C.「或いは別のネタがあるのに、リレーネタ中で書き込めない…なんて考えてる書き手もいるかもな」 ジュージュー 黒子「……この書き手さん、そんなこと考えて書き込んでましたの?」 ジュージュー ひたぎ「らしいわね…」 ジュージュー C.C.「愚かな奴だ…」 ジュージュー 黒子「……うるさいし、臭いますわね…この音と臭い、何とかなりませんの?」 ひたぎ「無理でしょ」 C.C.「なんせ人間の頭が焼かれているのだからな」 上条「」ジュージュー 【チームの誰かが次の番まで焼き土下座しなければパスされる】 110 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/03(火) 23 50 00 ID ToR7IpSg ~~7マス目~~ 律「お、アタシらの番か」ガシャッ ムギ「今回は引き分けね」チャキッ 美琴「ゾンビ25体ずつ、全部ヘッドショットって……」 小萌「と、とにかく早く行きましょう!! でないと……」 バサカ「■■■■■■■■■■――――!!!」 裏イリヤ「あははは、やっちゃえバーサーカー!!」 小萌「あの大乱闘に巻き込まれるですぅ!!」 美琴「う、それは遠慮願いたいわね……」律「じゃあ振るぜ! よっと」 ムギ「あら、ボーナスサイコロもあるのね。 えいっ」 ドン、ゴロゴロ…… 律「4、か」 ムギ「こっちは3よ」 美琴「合計7なら上出来じゃない? さあ、こっから一気に挽回よ!」 小萌「ごー、ですぅ!!」 【チームD 14マス目(トリモチ)へ】 111 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 00 04 05 ID c0NX.6sU 【8マス目】 かじゅ「♪カラフル☆ハッピー☆マテリアルGO!」 小萌「こ、これは…」 ムギ「かじゅさん…キャラ変えました?」 美琴「どうしたんですか、これ?」 あずにゃん「実はかくかくしかじかで」 律「あー…かじゅさんの中の人はネギまでブレイクしたのか…」 小萌「プリシラちゃん、カメラを持って何をしてるんですか?」 プリシラ「ここを通った久から『こんな光景普段見れないから録画しといて』って渡された。もし、桃子ちゃんがこっちに来ることになったらそっちにも流出するんじゃないかな」 唯「かじゅさん、可愛いよー!」 かじゅ「♪カラフル☆ハッピーマテリアルGO! 君にきっと会えるね(いっそ殺せ)」 【実は小林ゆうの該当組における彼女のソロパートって案外少ない。あいぽんやほっちゃん、石毛佐和と同組だったから仕方ないね】 113 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 00 09 10 ID c0NX.6sU 新春死者スレ大双六大会状況まとめ チーム編成(手番の早い順) Aチーム 衣、とーか、ふじのん、ライダー Bチーム ひたぎ、C.C.、黒子、当麻 Cチーム セイバー、撫子、ユフィ、ファサリナ Dチーム 律、ムギ、美琴、小萌 Eチーム 唯、あずにゃん、かじゅ、プリシラ Fチーム 筆頭、幸村、利根川、会長、真宵、神原 Gチーム 影イリヤ、バサカ Hチーム 部長、アーニャ、海原、妹F、インデックス 現在地(チーム名は分かりやすく各チーム代表者で) 6 筆頭 7 影イリヤ 10 唯・律(14へ移動中) 11 部長 13 衣 14 セイバー 15 ひたぎ マスまとめ 1マス目:振出に戻る 2マス目:3マス進む 3マス目:カラオケマス 4マス目:ずぶ濡れ 5マス目:グルメマス(お雑煮100杯) 6マス目:クイズマス(バーターは誰?) 7マス目:バトルマス(ゾンビ50匹・全部ヘッドショットで出目が1~3の追加ダイス) 8マス目:スポーツマス(エアロバイク50㎞) 9マス目:墨汁落とし穴 10マス目:カラオケマス 11マス目 幸の薄い人に金ダライ 12マス目 ? 13マス目 セイバーライオン 14マス目 トリモチ 15マス目 焼き土下座 現状 律チーム 14へ移動中 次番 唯チーム 114 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 00 38 30 ID 5US.Prz6 【10マス目】 唯「かじゅさん凄いよ!ノリノリだったね!」 かじゅ「モモ…私は一体どうなってしまったんだろうな…」 プリシラ(いい画が撮れたー♪) 唯「よーし、わたしも歌っちゃうぞー!」 あずにゃん「唯先輩!」(サイコロを渡す) 唯「あ、忘れてた。ごめんあずにゃ~ん」(頬で頬をすりすり) あずにゃん「す、すみません!わたしそういうんじゃないんです!」 唯「ほへ?いままで喜んでたのに…」 あずにゃん「そういうことになったんです!…遺憾ながら」 プリシラ「良く分からないからさっさと振っちゃお。ゆみちゃんが体育座りしてるし」 唯「んじゃいくよーそーれ!」 6 唯「おー、いい目が出たよ、あずにゃん!」 あずにゃん「凄い、一気にトップじゃないですか!」 【16マス目】 あずにゃん「アレ?T字路?」 唯「ねー、正面の壁になんか書いてあるよー?」 プリシラ「えーとなになに?『左を向け』?」 唯「え、なになに?」 (左を向く) ならばっっ!鉄球だー!(右側から鉄球が飛ぶ) プリシラ「おわっっと?!」 かじゅ「大丈夫か、プリシラ?!」 プリシラ「き、鍛えてるからね…」 唯「左の壁に張り紙してあるよ?えーと『後ろを向け』」チラッ あずにゃん「唯先輩!」 (唯の頭をがっちりキープ) かじゅ「…振りかえらず後ろ歩きをしろということか」 プリシラ「陰険な罠だねー」 16マス目:陰険な罠 唯チーム、クリアー 次番:部長チーム(11マス目) 115 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 00 55 29 ID c0NX.6sU 【6マス目】 筆頭「GO!」 …ドンコロコロコロ 幸村「5でござる!」 神原「なかなか調子がいいではないか」 【11マス目】 ガァン 筆頭「おい爺さん!生きてるか!?」 真宵「猛攻さん、気を確かに持ってください」 利根川「老人に金ダライはきついだろう…」 幸村「容赦がないでござる…」 久「これはなんとなく読めたわね」 アーニャ「私は利根川だと思った」 117 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 01 43 47 ID 5US.Prz6 【7マス目】 影イリヤ「結構かかったじゃない。でもヘッドショットしなかったのは駄目駄目ね」 バサカ「■■■…」 影イリヤ「…でもこれからは快進撃よ!振っちゃえ、バーサーカー!」 バサカ「■■■■■■■ー!」 ゴンッッ!(サイコロを地面にたたきつける) 影イリヤ「手はず通り良く出来たわね。…5?上出来じゃない」 【12マス目】 直行。20マス目へ直行できます。ただし直行した場合死にます。 影イリヤ「脅してるの?この御三家が一つ、アインツベルン家のイリヤを! いいわ、踏みつぶしてあげようじゃない。バーサーカー!直行よ!」 バサカ「■■■■■■■■■―――!!!!」 かちっ チュドォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!(キノコ雲が舞い上がる) 影イリヤ「なんなの、コレ?!直行コースに踏み入れた途端に…! …舐めた真似してくれるじゃない!でもバーサーカーには13の命があるんだから! すぐに復活して直行よ、バーサーカー!」 バサカ「■■■■■■■■■―――!!!!」 カチッ ギュイイイイイイイィィィィィィィィン!(重力波によって押し潰されるバサカ) 影イリヤ「重力兵器?!どこからそんなもの調達して来たのよ?! 舐めた真似(以下略」 バサカ「「■■■■■■■■■―――!!!!」 カチッ(以下略 【20マス目】 影イリヤ「ハァハァハァ…なんてトラップ×6なの…バーサーカーの命を6つも奪うなんて… でもダントツトップに立ったわ!やったぁ!」 バサカ「…」 (バサカ残機7) 118 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 03 09 26 ID D29WWc0s ■実行委員会本部 チュドォォォォオオオン デュオ「…おい、アレはなんだ」 ヒイロ「どうやら作動できたようだな」 刹那「GN地雷。やはり用意しておいてよかった」 デュオ「そうじゃなくて!なんであんなもん仕込んでおいた?!」 ヒイロ「刹那を責めるな、デュオ。アレは通ったら死ぬと明記してある通路だ」 デュオ「だからってそういうトラップを仕掛けるな!」 ギュイイイイイイイイイン デュオ「おい…」 刹那「GNインパクトガン、開発済みだったのか」 ヒイロ「あぁアレのオリジナルを装備したMSはトライアルで大敗したいわく有りのモノだが 威力は保証できる」 刹那「ミノフスキー粒子をGN粒子で代用するというアイディア、さすがだな」 ヒイロ「着想を与えたお前のおかげだ。しかしアレをガンダムと判断できた刹那の眼力は素晴らしい」 刹那「MSA-120。どんなに姿を変えようとも、それがガンダムである限り俺を欺くことはできない」 デュオ「…突っ込んでもツッコミ足りねぇよ!」 119 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 04 20 39 ID 5obd0SPc 17マス目を【妨害マス】と勝手に決定ー 【内容】 そのマスに止まったチームは他のチームを指定する。 指定されたチームは次のサイコロの出目が1~3になります。 120 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/04(水) 05 04 09 ID c0NX.6sU 【11マス目】 部長「さって、ダイスロール」 コロコロコロ アーニャ「…4」 【15マス目】 黒子「あらごきげんよう」 ひたぎ「こんなところで奇遇ね」 C.C.「まあゆっくりしていけ」 当麻「(絶賛焼き土下座中)」 部長「焼き土下座かあ~」チラッ アーニャ「耐久焼き土下座…」チラッ インデックス「焼き土下座だよね」チラッ 海原「えっ」 海原「うおおおおお(絶賛焼き土下座)」 妹F「がんばって、終わったらふーふーしたり、火傷を舐めて上げるから、とミサカは甘い声で囁きます」