約 1,476,119 件
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1880.html
808 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 19 58 19 ID 3NL7w5P. 【第二安土城内】 部長「はは…これは今度こそダメだわ」 < 残り"三分"です > 部長「体力使い過ぎたかなぁ…足腰が立たないわ… 生き返ったら毎日走り込もうかな… 一階に爆弾集めたのが裏目ったわねぇ…。どうあがいても爆風モロに浴びて瞬殺じゃない。 まぁ…痛いの嫌だから即死の方がいいのかな~」 < 残り二分です > 部長「死ぬのはこれで二度目かぁ。梓に突き落とされた時は実感する間もなかったけど… 今回はなに考えながら死のうかしら…」 < 残り一分です > 部長「はやっ!あーえーっと急がなきゃ! えーっとえーっと天江さんと激しい麻雀が出来ますように! ついでにあたしの恋人になってくれたら御の字です! もっともっと可愛い子たちと仲良く出来ますように! もっと麻雀がしたいです! やった三個願い事言えた! あー違う!流れ星じゃないんだから! …誰か突っ込んでよ、もう」 部長「あー死ぬのって寂しいなぁ…」 部長「今度死ぬ時はあの子が傍に居てくれないかなぁ…」 < 残り三十秒です > 809 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 22 30 58 ID Q7u5.fmI ―――サザーランド内部――― 衣「おおー速い速い!」 インデックス「これならあっという間なんだよ!」 C.C.「………おい」 衣「ん?何だシーちゃん?」 C.C.「何で二人ともコクピットに乗ってるんだ?」 インデックス「正直掌の上はもう勘弁なんだよ」 C.C.「…それにしても一人乗りのコクピットに三人乗り込むのは無茶だろ…いくらお前たちが小柄でも…」 衣「む、今衣がチビだと馬鹿にしたな?」 インデックス「そこはかとなく幼児体型だと馬鹿にしたね?」 C.C.「自意識過剰な奴らだ…馬鹿にはしていない。見下しただけだ」 二人「「尚更悪い!!」」 C.C.「それよりこのサザーランド…所々壊れていると思ったが、どうやらある程度修理されているようだ…」 衣「え?そうなのか?」 C.C.「ああ…どうせなら完璧に修理すればいいものを…」 インデックス「…と言うより、まだ修理の途中って気がするかも…」 衣「ふーん…一体誰が修理してるんだろうな?」 ―――機関室――― デュオ「ハックション!…死んでも風邪なんか引くのかね…?」 810 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 22 41 32 ID 3NL7w5P. 【某所】 ボボボボボ…プスン C.C.「う~…うん?」 衣「どうした?」 C.C.「分からん。クラッチを入れ忘れた訳でもないのにエンストする」 インデックス「動かないの?」 C.C.「平たく言うと故障だ(ほっ」 衣「なんと…衣はここでものけ者なのか…。 みんなと一緒に楽しめないのか…」 インデックス「ころちゃん元気を出して! 今は無理でもいつかきっと動くようになるんだよ!」 衣「うぅっ…うああ…うえええ~ん! グラハムすまない!衣はここでも役立たずだ~うえええ~ん!」 C.C.(…しまったな。これはかなり厄介だ) タタタタタタ、キキーッ とーか「衣を泣かせたのはだれですの!?」 インデックス「ふえっ?!いきなり誰!」 衣「とーかぁ~!ロボが動かなくてぇ衣が役立たずでぇグラハムがぁ~!」 とーか「分かりましたわ。このロボを直せばいいんですのね?」 C.C.「いや、これは精密機械でお嬢様には修理は…」 とーか「ハギヨシ!」 パチン インデックス「ふええええ~?!誰も手をつけてないのにひとりでにピカピカになっていくんだよ!」 C.C.「は、速いな」 衣「うわーうわああー」パアアア バンッ! とーか「修理完了のようですわね」 衣「凄いぞ、とーか!素敵滅法!」 とーか「礼ならハギヨシにおっしゃいなさいまし」 衣「ハギヨシ…?ハギヨシもこれに参加させられてしまったのか?」 とーか「よくは分かりませんが死んだ主に尽くすこの手捌き! まさしくハギヨシの仕事ですわ!」 衣「確かに!週数百点のカラー背景を瞬時に処理していくがごとき手並みはまさしくハギヨシ! ありがとう、ハギヨシ!衣はよき執事を持った!」 とーか「さぁ、衣!素晴らしい城郭を貴女にお見せしますわ!」 衣「うわー!さすがはとーかだ!」 インデックス「…凄い勢いなんだよ」 C.C.「ついていけないな…」 とーか「さぁ!お願いいたしますわ!レッツ第二安土城!」 C.C.「やれやれ…」 811 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 23 05 49 ID 3NL7w5P. 【本部】 ヒイロ「GN粒子砲ならこのGNバスターランチャーが…」 デュオ「アホっ!竹井を消滅させるつもりか!」 セイバー「ならばエクスカリバーで…」 デュオ「ドアホっ!死者スレを廃墟にする気か!」 ヘラクレス「思いっきりぶん殴るとか」 デュオ「それで結界が割れたら苦労しねーよ!機動兵器で試しまくってんだよ、こっちは!」 小萌「あぁ~どうしたら~」 真宵「第二安土城へ向かう機影2、確認!」 カギ爪「どうやらあれは…グラスゴーと馬のようですねぇ」 真宵「結界を破らなければ意味なんてないのに…」 < 爆発まであと三十秒! > 812 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/17(土) 23 24 02 ID 3NL7w5P. 【第二安土城前】 律「クソッ!開け!開けよー!」ドンドンッ! キャスター「高速詠唱…クッ間に合わない…」 ガンダムバカ「もう諦めろ!すぐ爆発する!」 アーニャ「バカな…っ!中にタケイがっ!」 ガンダムバカ「俺達は死者と言えど人間だ 人は存在する限り存在する事を放棄してはならない」 律「あんた…久がどうなってもいいのかよ!」 オーナー「りっちゃん…ガンダムバカの言う通りよ… 引きましょう。竹井さんの意志をフイにしてはいけないわ」 律「くっ…」 ヒヒーン! キャスター「馬?!ダメよ!そのまま結界に突っ込むだなんて自殺行為だわ!」 オーナー「福路美穂子…?」 パリーン! アーニャ「わ、」 律「結界が!」 キャスター「嘘っ?!」 オーナー「割れた?!」 < 残り二十秒 > 813 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 00 01 21 ID rFtbOIsQ 【第二安土城内】 部長(あと三十秒、か。死ぬのはやっぱりなれないなぁ… う…今になって怖くなってきた…!ヤダ…震えが止まらない…! 死にたくない!いやよ、なんで私が死ななくちゃいけないの?! 神様…拝んだ事なんて一回も無いけど拝ませて下さい…! あたし、死にたくなんてありません!) パリーン 部長「え…?!天使…?」 美穂子「上埜さん!捕まって!」 部長「え…?!な、なに?!」 ガシッ 部長「なんで貴女が?!」 美穂子「いいから早く!キャッ?!」 ドサッ ヒヒーン… 美穂子「そんな…あなた、脚がもう限界なの?!」 抱きっ 美穂子「え…」 部長「良かった…死ぬ時はあなたと一緒がよかったのよ…」 美穂子「…!私も…です…」 < 残り10秒 > 814 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/18(日) 00 40 43 ID eTrX.w/2 【第二安土城前】 キキーッ とーか「さぁ着きましたわ!ここが貴女の為だけに築城した その名もKOROMOキャッスルですわ!」 衣「うわぁースゴイ!勇壮だぞ、とーか!」 インデックス「うわ、デカ…うえっ?」 ガシッ!ヒョイ、ポイ インデックス「んもー!なに操縦席からレディを放り投げてるんだよ!」 アーニャ「C.C.、突っ込め」 C.C.「…あとで事情は聞かせてもらうぞ」 【第二安土城内】 部長「浮気してごめんなさい…」 美穂子「いいんです…それはもう、いいから…」 ギュゥゥゥゥーン! アーニャ「タケイー!」 部長「…アーニャ?!」 アーニャ「機体に掴まって!」 部長「う、うん!貴女も!」 美穂子「はい!」 アーニャ「C.C.!バック!」 C.C.「Uターンの方が早い!」グッ キュイイイイイイン! 刹那「よし、みんな力の限り退避ーっ!」 律「おー!」 とーか「あれ、皆さんなにを急いでいらっしゃいますの?」 衣「?」 馬イク(え…俺だけ城内においてけぼりなん…?) カッ! 【カウント・ゼロ】
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1164.html
28 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/31(土) 19 48 29 ID pXXwU8Y. ~~安土城ライブステージ裏~~ 玄霧「皆さん、準備は宜しいですか?」 政宗「All light!!」 小十郎「俺の方も万全だ!」 幸村「某も万全でござる!」 船井「こっちもOKや!」 兵藤「久々に腕がなるわい」 利根川「我等の復活を死者スレの奴らに見せ付けてやろうではないか」 船井「……しっかし、嬢ちゃんらは大丈夫かいな? まだ会場入りしとらんのやろ?」 小十郎「最悪、俺達だけでの年越しライブも考えとかなきゃならねえか……」 幸村「否! にゅう放課後ていたいむの皆様方は必ず来るでござる!」 政宗「だな。 誰よりも歌が好きなあいつらがこのPartyを放り出す訳がねえ。 あいつらは必ず来る。 だったら、それまで俺達が場を盛り上げてやろうじゃねえか」 小十郎「承知!」 幸村「承知つかまつった!!」 船井「よっしゃ、いっちょやったろか!」 利根川「む、そろそろ時間のようだな」 兵藤「クク‥‥血がたぎるわいっ‥‥」 【ZAN-SHU ライブステージへ】 29 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/31(土) 20 31 18 ID 9wYhx8.o 【ν放課後ティータイム 練習所】 ♪~ ひたぎ「どうやらZAN-SHUのライブが始まったみたいね」 C.C.「前座が時間を稼いでる内に、何とかしないとな」 衣「キャスター!急ぐのだ!!」 キャスター「わかってるわ」 ふじのん「あのー…私にできることは…」 4人「ない!!」 ふじのん「……すみません」 律「う…う~ん…」 キャスター「!りっちゃん!大丈夫!?」 律「あ、あれ…?私一体…?」 ふじのん「え、えーと…すみません…私のバイオリンのせいで…」 律「……あー…そうだった…って今何時!?」 ひたぎ「そうね…もう前座がライブを始めたところって言えばわかるかしら?」 律「いぃ!?お、おいみんな!早く起きろ!!」 C.C.「キャスター、他の奴らも」 キャスター「言われずともやるわよ」 【しばらくして】 唯「はぁ~…耳がキンキンする~…」 あずにゃん「何か恐ろしいものを見た…というより聞いた気がします…」 美琴「……ライブが終わったら覚悟しなさいよ…」 ふじのん「は、はい…」 ライダー「フジノ…」 ムギ「結局まともな練習できなかったわね…」 かじゅ「まあ歓迎会、クリスマスと立て続けにやってたんだ…何とかなるだろう」 律「残る問題は…」 プリシラ「バーター…おまけ…」ドヨーン 全員(……どうしよう) 【間に合うか!?】 30 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/31(土) 23 03 09 ID 9wYhx8.o 【安土城ライブステージ裏】 小萌「あうぅ…皆さんまだですか~…?」 小萌「もうすぐ新年が明けてしまうのですよ~…」 小萌「ZAN-SHUの人たちの場繋ぎも限界なのですよ~…」 【急げν放課後ティータイム!!…書いてる人いますか?】 31 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/31(土) 23 26 06 ID W5yDWkFQ 利根川「ここでスペシャルゲストの登場です!」 筆頭「What?!聞いてないぞ!」 小十郎「練習不十分の上に乱入とはなんという死亡フラグでしょうか…」 幸村「なんの、これしきでござる!戦国の世を駆け抜けたそれがし達に恐れるものなどなかろう!」 筆頭「応!言ってくれるじゃねぇか!利根川!GO!」 利根川「ククク…ならば呼んで見せよう!ひぃあうぃごー!」 荒耶「そう、我が名は魔術師・荒耶宋蓮…」 ざ わ ざ わ ‥‥ 兵藤「ではお聞かせしよう!『KON-GEN!』] 筆頭「おい、楽譜はどれだ!」 利根川「今配る!」 幸村「ぶっつけ本番でござるか?!燃えるでござるなぁ!」 小十郎「…これ駄目なんじゃねぇか?(ビキッ」 荒耶「♪そこーにいーけばーどんなゆーめもーかーなうとーいうよー♪」 部長「あら、結構達者じゃない」 美穂子「渋い声だから補正が効くみたい」 荒耶「♪そのーきょうかいのーなはKON-GEN!どこかにあるゆーとぴあ!そう!どんなに世界に介入されようとも! 私は絶対にたどり着く!なぜならそれが魔術師として生きてきた私の宿命だからー!」 幸村「いきなりロックになってシャウトしだしたでござるぞ?!」 筆頭「おい!楽譜に無い音出すんじゃねぇ!」 利根川「マイクが拾いきれてないぞ!?」 荒耶「おい、抑止力!聞いてんのか、おい!お前なんか~~~~~~!」 船井「うぉ!す、スピーカーが!」 ボン! 船井「うぎゃー!?」 幸村「船井殿がスピーカーの爆発に巻き込まれたでござる!?」 筆頭「おい、戸板もってこい!」 【演奏一時中断】 【ついでに船井死亡】 32 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/31(土) 23 58 56 ID xTsOlUK6 ブツッ(ステージの電気が消えた) ざわ‥‥ざわ‥‥ざわ‥‥ ?「皆お待たせー!」 ?「これからとびっきりのステージを見せちゃうわよー!」 わあああああああ! 美琴「さあ御坂美琴withν放課後ティータイムの出番よー!」 唯「最初はノリノリのこの曲から!」 <♪重力反比例 火山みたいに光るfin 君は知ってんの あたしのbeating heart 妄想のギャラクシー 滑り落ちたらポイズンsea 何億光年 大胆なキスで 飛び越えろ ハラペコなの♪ 次のステージにいきましょう 持ってけ 流星散らしてデイト ココで希有なファイト エクスタシー焦がしてよ 飛んでけ 君の胸にsweet おまかせしなさい もっとよくしてあげる アゲル 射手座☆午後九時Don t be late~> 【ステージ裏】 小萌「はあ…プリシラちゃんにそんなことが」 ひたぎ「根本的な治療には至ってないけど、このステージをこなすには十分なはずよ」 真宵「でもどうやってステージに」 C.C.「何、加治木が閃いたのだ」 【30分ほど前・ν放課後ティータイム練習場】 プリシラ「バーター…私なんて…」 唯「どうしよっか?」 かじゅ「…ひとつ閃いた。根本的な治療にはならないと思うが試させてもらっていいか?」 律「頼む。このままじゃ埒があかない」 かじゅ「…よし」 プリシラ「私なんて…」 かじゅ「いいのかプリシラ。そこでいじけてるままだとその貴重な出演機会が全て無になるのだぞ。いいのか?」 プリシラ「…それはダメー!」 【ステージ裏】 衣「こういうことだ」 小萌「プリシラちゃんは後でケアしないといけませんねぇ…」 ふじのん「本当に迷惑をおかけしてごめんなさい…」 33 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/01(日) 00 31 17 ID Z9PmyWZw ちょっと遅くなりましたが… 美琴&唯「「5・4・3・2・1・ハッピーニューイヤー!!!」」 ドーン!!! わああぁぁぁぁぁ!!! 美琴&唯「「みんな、明けましておめでとう!!!」」 【ステージ裏】 筆頭「ふぅ…何とか間に合ったみてぇだな」 幸村「それにしても凄い熱狂でござる…」 小十郎「俺たちの比じゃねぇな…」 ひたぎ「何を当り前のことを言ってるの?」 C.C.「お前たちなど前座に過ぎんことなど、わかり切ったことだろう」 筆頭「What!?何でお前らがここに!?」 ひたぎ「ちょっと訳ありでね」 C.C.「一応賞賛の言葉を贈ってやる。よく場を保ってくれたな」 筆頭「あ、あぁ…」 衣「最後の方しか聞けなかったが、恰好良かったぞ!!」 幸村「あ、ありがたきお言葉でござる」 ひたぎ「ところで、メンバーのカイジ勢の3人はどうしたの?」 小十郎「利根川と兵藤は、釈放されるかどうかを聞きに行ってる」 ひたぎ「え?あの2人を釈放して誰か得するの?」 C.C.「ネタなんて全く浮かばないんだが…」 小十郎「船井は…まあいつものことだ」 C.C.「…どうやったらライブ中に死ねるんだ…?」 衣「船井にとっていつものこととは死ぬことなのか…」 34 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/01(日) 03 04 15 ID XMHjDvMc 美穂子「みんなお疲れ様。インターバルの間に食べられるように軽い食べ物をお持ちしたわ」 かじゅ「おぉ!」 唯「ぷりぷり、サンドイッチだよー」 美穂子「プリシラさんもよく頑張ってたわ!はい、バターとハムのサンドイッチ」 プリシラ「おー!バターとハムのサンドイッチだーわーい!え、バーター?」 律「あ」 ムギ「あらあら」 プリシラ「バーター…わたしはバーター…」 美穂子「どうしたの、プリシラさん。バターとレーズンのクラッカーでも食べて元気を出して」 プリシラ「バーター!バーターじゃない!わたしは!」 美穂子「バター嫌いなの?でも駄目よ。バターは栄養の宝庫なんだから。 そうだ、バターコーンをお出しするわ。天江さんでも食べられる大人気キッズメニューよ」 プリシラ「バターはいやー!」 ダッ 唯「まるでお猿さんみたいに逃げてったね、あずにゃん」 梓「動画でお見せできないのが残念ですね、唯先輩」 美穂子「いけない!一部商品はバターじゃなくてチーズだったわ!」 かじゅ「福路…お前絶対わざとだろ…」 35 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/01(日) 04 19 06 ID LsrPhknA 荒耶「連れてきたぞ」 バーター「放せー!! てか、名前まで変わってるし!!」 ひたぎ「そうやっていつまでも気にしてるのが悪いのよ。 いいの? いつまでもバーターのままで」 バーター「いい訳ないでしょ!!」 C.C.「ならこのライブの間だけでもしっかりと自分の役割をこなすんだな。 上手く行けばバーター脱出の足掛かりも掴めるやも知れんぞ」 プリシラ「そうだね……よっし、頑張る!!」 荒耶「単純な小娘だ」 玄霧「ふさぎ込んだままよりは余程いいですよ」 36 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/01(日) 04 32 51 ID ZsimYXvg 美穂子「さて、と」 池田「キャプテン、なにバター用意してるし」 37 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/01(日) 08 31 55 ID AqiIla1Q 【年越しライブ終了後】 小萌「皆さんお疲れ様ですー」 律「あー、つかれたー」 美琴「もうくたくた、体力の限界よ」 梓「はい、去年は10時間もライブをやっていたなんて信じられないくらいです」 紬「今年は色々あって準備万端じゃなかったからね」 かじゅ「そんな中で演奏をいつも通りにできたのは幸いだな」 唯「特にぷりぷりが一番頑張っていたよねー」 律「いや、確かに一番頑張ってはいたけど…」 プリシラ「…バーター脱出…手掛かり…どこ…」ウトウト かじゅ「…まだトラウマに嵌っているようだな」 梓「今回は何とか切り抜けられましたけど…」 美琴「どうやら光明を見つけられなかったみたいね」 紬「これは早く処置しなくちゃ…でも…」ウト かじゅ「皆も眠たそうだしな」 美琴「この問題はまた今度にして、もうお開きにしましょう」 律「よーし、今日はこれでかいさーん」 唯「…うん…りょう…zzz」 梓「唯先輩ここで寝ないでくださいよ!」 小萌「くすくすくす、今頃良い初夢を見ているかもしれないですね」 プリシラ「ううう…バーターは…いやだぁ…」zzz
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/542.html
「で」 幽香はティーカップを置いた。 「何なのよ、アレは」 アレ、というのは、先程から幽香達の周りをはね回っている生首のことだ。 アリスは出された紅茶を飲みながら答えた。 「何って、貴女のゆっくりじゃない」 「それは見ればわかるわよ。なんであんなのを連れてきたのよ」 「…あの子の頭についてるの、何だかわかる?」 ゆっくりゆうかの頭には、小さくて白い花の髪飾りがついていた。 「…茶の花?」 「ご名答。さすがフラワーマスターね」 幻想郷の人里の、比較的新しいとあるお茶屋には、自前の茶畑があり、ゆっくりゆうかを用いて茶の栽培を行っていた。 そのお茶屋のゆうかは、他のゆうかと区別するために、頭に茶の花の髪飾りがつけられているのだった。 アリスの話によれば、最近になってそのゆうかの数が増えてきたので、何匹かを常連客に譲った、ということだった。 「ゆうかはおちゃやのむすめなの!」 ゆうかが言った。 「あら、そう」 幽香の反応は冷たい。 アリスが続いた。 「…で、私ももらったんだけど、うちじゃ2匹も飼えないから、幽香に飼ってもらおうと思って」 「…なんで私なのよ?」 「貴女、あまり他の人妖と普通に接する機会ないでしょ?」 確かに、幽香と交流のある人物は少ない。時々紫やリグル、アリスが来る程度で、霊夢や魔理沙は家を行き来するような仲ではないし、それなりに強い相手だとすぐ戦闘になってしまう。それ以外は幽香に近寄って来ることすらない。 「…貴女だって似たようなものでしょ、ミス引き籠もりさん」 「イ・ン・ド・ア。それに私は貴女と違って人当たりはいいわ」 実際、アリスは人里で何回も人形劇を行っているし、ゆうかを譲り受けたのも親しくしているからこそである。 「…私には必要ないわよ。今でも鬱陶しいくらいだわ。紫といい貴女といい」 「うぎぎ…そんなこと言わないで、ね?」 「ゆっくりさせてね!」 結局アリスに押し切られる形となり、幽香はゆうかを飼うことになった。 翌日、幽香はゆうかと件のお茶屋に向かっていた。幽香はそんなお茶屋があることすら知らなかったので、ゆうかに案内させた。 目的は2つある。丁度紅茶を切らしたので新しい紅茶を仕入れることと、ゆうかに関する情報を仕入れること。幽香はゆうかどころかゆっくりに関する知識が不足していた。会っても無視したか、すぐに潰していたからだ。 2人はお茶屋に到着し、中に入った。中はカウンターといくつかのテーブルと椅子のセットがあり、喫茶店という感じだった。カウンターの後ろの棚には、葉の種類ごとに分けられた様々な瓶と食器が並んでいた。テーブル席には先客が3人いた。 ゆうかの話によれば、この店ではいろんな種類の茶葉を扱っており、買って持ち帰ることも、ここで飲んでいくこともできるということだった。 カウンターには中年の男がいた。 「いらっしゃい」 「どうも」 「おじさんただいま!」 「おやおや、おかえり。…あんた初めて見る顔だが、この子をどこで?」 「知り合いに譲られたのよ」 幽香はカウンター席に座り、紅茶を頼んだ。男は戸棚から紅茶の葉が入った瓶を取り出した。瓶のふたを開けると、紅茶のいい香りが辺りに広がった。そういえば、と幽香は気づいた。 「いろんなお茶があるって聞いたんだけど、店の中はあまり匂いがしないのね」 「そりゃあ、匂いが混ざると味が悪くなるからね。こうやって、種類ごとに分けて密閉出来る瓶に詰めてるのさ」 男は必要な分だけを取り出すと手早く瓶を閉め、紅茶を淹れて幽香に出した。幽香は紅茶を一口含んだ。 「…おいしい」 「どうも」 幽香は持ち帰るための紅茶の葉を買い、ゆうかの飼い方について男に聞いた。 「う~ん…とりあえず辛い物は与えないことと、雨とか水場に気をつけることだな」 「…何よそれ…」 「ゆっくりの管理は嫁の担当なんだ。詳しく聞きたいんだったら、畑にいる嫁か…そちらのお客さんに聞いてみるといい」 と言って男は3人の先客を指した。紅魔館の門番と渡し守の死神、永遠亭の月兎だった。門番の足下にはゆっくりめーりんとゆっくりこまちがいる。 「…そうみたいね」 「なんだ、知り合いなのか?」 「多少はね」 幽香は立ち上がり、ゆうかを連れて3人の方へ向かった。 小町は美鈴に連れられて人里に来ていた。「おいしいお茶屋さんがある」ということだった。美鈴は先日の買い出しの際にこのお茶屋を見つけ、紅茶を買って帰ったら紅魔館の住人達にとても好評だったのだ。 「言っとくけど、あたいは緑茶しか飲まないよ」 「緑茶もちゃんとありますよ」 2人はお茶屋に入って適当なテーブル席に座り、小町は緑茶を、美鈴は烏龍茶を頼んだ。 「紅茶じゃないのかい?」 「紅茶も緑茶も飲めますけど、烏龍茶が一番好きなんですよね」 2人がそれぞれのお茶を飲みながら雑談をしていると、鈴仙が入ってきた。 「あら、鈴仙さん」 「あ、美鈴さんに小町さん、こんにちは」 「おー、死なない薬師んとこの兎の片割れか」 鈴仙はパチュリーに喘息の薬を届けに行った帰りだった。 「美鈴さんが門にいなかったので、どうかしたのかと」 「今日はお休みなんですよ。鈴仙さんはここにはよく来るんですか?」 「ええ。私も好きなんですよ、ここのお茶」 鈴仙も同じテーブルについて緑茶を頼み、その後は3人で話をしていた。 そこに幽香が現れたのだった。 「隣、いいかしら?」 幽香は美鈴に問いかけた。 「あ…どうぞ」 幽香が美鈴の隣に座った。 「ゆっくりしていってね!」 「「ゆっくりしていってね!」」 ゆうかはめーりんとこまちに挨拶した。 鈴仙が問いかけた。 「…その子は?」 「ああ、アリスに押しつけられちゃってね」 「なんだ、あんた、アリスさんの知り合いなのか」 男が声をかけてきた。 「それなら心配ないな」 「…どういうことよ?」 「その子はアリスさんからもらったんだろ?アリスさんだったら、ちゃんとゆっくりの面倒を見れる人にしか譲らないだろうからな」 「…さあ、どうかしらね」 その後、幽香は鈴仙にゆうかの飼い方について質問し、お礼と言って4人分のお茶代を置いて店を出て行った。 幽香が出た後に、美鈴と鈴仙はテーブルに前のめりになってため息をついた。 「はぁ~緊張した…」 「疲れた~…」 「なんだい2人とも、だらしないなあ」 「小町さんは怖くなかったんですか?」 「別に。いいじゃん、おごってもらえたんだし」 あくまでマイペースな小町。 「あのこはとってもゆっくりできるこだったよ!」 「じゃお!とってもゆっくりしてたよ!」 2匹へのゆうかの印象はよかったらしい。 「おじさんは怖くなかったんですか?」 「それほど。質問してたってことはそんだけまじめに飼おうって気がある証拠だろ?それに」 「それに?」 「お茶好きに悪い奴はいない」 「…」 幽香が鈴仙から聞いた情報をまとめると、 ○辛い物は非常に嫌がるが、それ以外は基本的に何でも食べる ○長時間水に触れているとふやけて解けてしまうので、雨の日やある程度深さのある川や湖などには注意する(半分以上浸からない程度に浅ければ問題ない) ○ゆうか種は植物の世話が得意なので、花や野菜の畑を持たせるといい ということだった。 そこで幽香は、自分の向日葵の畑の隣に囲いを作り、ゆうかにそこを畑にしていいと告げ、花の種を与えた。 「ゆっくりそだてるね!」 ゆうかは早速作業に取りかかった。最初は何もないただの土地だったが、数日後には立派な畑になり、1週間後には芽が生え始めていた。水やりや雑草取りもちゃんとしていた。ゆうかの手際の良さに幽香は感心せざるを得なかった。 花の芽が伸び、つぼみがつき始めた頃のある日、幽香とゆうかは畑に向かう途中、1人の少女と出会った。 「風見幽香ってのはあんたか?」 「…人に名前を聞くときは、自分から名乗るのが礼儀でなくて?」 「おお、失礼失礼。私は星熊勇儀ってんだ。よろしく」 幽香は既に、勇儀がただ者ではないことを感じ取っていた。 「…ゆうか」 「ゆ?」 「下がってなさい。私は彼女に話があるの」 「わかったよ!ゆっくりまってるよ!」 ゆうかは跳ねていった。 「…おおかた、私の噂を聞いて、力比べにでも来たんでしょう?いかにも鬼らしいわね」 「…察しがいいな」 勇儀はどこからか杯を取り出し、酒を注ぐと、片手でその杯を持った。 「…何のつもり?」 「これが私の流儀だよ」 「…なめられたものね」 幽香は日傘を閉じた。 「二度とそんな気を起こさせないようにしてあげるわ」 2人の戦いが始まった。 力と力のぶつかり合い。衝突の度に空間がわずかにゆがむ。 それほどの力を出し合っているにもかかわらず、お互いの顔には余裕が見える。 しばらく続いた後、2人が距離を取って向かい合った。 「あんた、本気じゃないだろ」 「今の貴女ならこれくらいで十分よ。もっとも…」 杯に小さなヒビが入る。勇儀は気づいていない。 「この程度じゃ、余興にもならないわ」 杯に大きくヒビが入る。勇儀がハッと気づいて杯を見た瞬間、それは砕け散った。 勇儀の手が酒に濡れる。 「もっと私を愉しませて頂戴」 「…やるね」 勇儀は酒を振り払うように手を振った。雲の流れが乱れる。 「そんなに私の本気がお望みなら、見せてあげ 「そこまでよ」 その瞬間、幽香の四肢がスキマに掴まれ、幽香は身動きがとれなくなり、一方の勇儀は巨大な手に体ごと掴まれていた。 「何すんだ萃香ー!放せー!」 「まあ落ちつけって、勇儀」 勇儀は萃香の手の中であがいている。 一方の幽香は依然身動きがとれない。 「…何のつもりよ、紫」 幽香の目の前の空間が裂け、紫が現れた。 「あら、幻想郷を守るのが私の仕事よ」 「何を言って 「貴女達に本気を出されたら幻想郷が幻想郷でなくなるって言ったのよ。それに、あの子も怖がってるじゃない」 紫は下の方をさした。ゆうかが怯えた目で幽香を見上げていた。 これには幽香は何も言えなかった。 紫は指をくるっと回すと、大きなスキマが2人を呑み込み、次の瞬間2人はゆうかの近くに降り立っていた。ゆうかはまだ怯えている。 幽香はしゃがんでゆうかに手を伸ばしたが、避けられてしまった。ゆうかが言った。 「おねーさんゆっくりしてないよ!おねーさんとゆっくりできないのはいやだよ!ゆっくりしてよ!」 幽香はやれやれとため息を1つついて立ち上がり、歩き出した。 「おねーさんどこいくの?ゆっくりしてね!」 ゆうかが問いかけた。幽香は立ち止まり、振り返らずに答えた。 「…畑に行くのよ。置いてくわよ?」 ゆうかは笑顔になり、幽香はまた歩き出した。 「ゆうかもゆっくりいくよ!ゆっくりまってね!」 花が咲くまで、もう少し。 おまけ 芽が出始めてから少し経ったある日、幽香はゆうかを連れてアリス邸に向かっていた。幽香はゆうかに向日葵の髪飾りをつけたかったのだが、自分では作れないので、アリスに頼むことにしたのだ。 2人はアリス邸についた。 「アリスー、私よ。入るわね」 「ゆっくりはいるよ!」 幽香は扉を開けた。アリスは椅子に座って昼寝をしていた。アリスの膝の上には、白い花の飾りをつけたゆっくりゆうかが眠っている。 (なんでゆうかがいるのかしら…) と幽香が不思議がった次の瞬間、 「ゆっくりおきてね!」 と幽香のゆうかが言った。 先に起きたのはゆうかの方だった。寝ぼけ眼で来訪者がいることを確認すると、 「ゆっくりしていってね!」 と挨拶し、幽香のゆうかも、 「ゆっくりしていってね!」 と返した。 続いてアリスが目を覚ました。 「う~ん…うるさいわよ、ゆう…か…?」 眠そうに目をこすると、2匹のゆうかと幽香がいた。 「…ふえっ!?幽香!?」 「お目覚めはいかが?」 「なんで貴女がここにいるのよ!?」 「さてねえ。…あなたたち」 幽香は2匹のゆうかに言った。 「ちょっと外で遊んでらっしゃい」 「「ゆっくりあそんでくるよ!」」 ゆうか達はアリスの家を出た。 「さて…なんであなたがゆうかを飼ってるのかしら?」 「それは、その…ほら、ガ、ガーデニングを始めようと思って」 「花壇なんかないじゃない」 「う…」 「何よ?何か私に知られたくない理由でもあるわけ?」 「そんなこと…」 「ふーん、じゃあ…」 幽香はアリスに近づき、耳元で囁いた。 「カラダに聞いてみようかしら」 「え…ちょっと、何するの幽…あ、痛い痛い、噛まないで…い、いや、らめえ…」 ※以下自粛※ 以下作者の言い訳など タイトルと冒頭の台詞の一部はFoZZtone「茶の花」から。某東方絵師さんのネタも少し拝借。 紅茶も緑茶も烏龍茶も全部同じ葉から出来るんですよね。 あれ、何書きたかったんだっけ…ああ、幽アリだ。そうだ。…で、何だコレは? リグルきゅん名前出ただけで終わってもうた。 おまけの部分に何かデジャヴュを感じる…。 感想、質問、誤字報告等あれば下のコメント欄へ。閲覧ありがとうございました。 尻尾の人 幽香×ゆうか 即ち幽ゆうですよ(オイ) ゆっくりゆうか可愛いなぁ、最初ゆうかの頭に上に茶の花が咲いてるのかと思ったのは内緒です とても読みやすい物語でした。 -- 名無しさん (2008-12-20 08 57 24) ありがとうございます。 読みやすい…のかなぁ。 -- 作者 (2008-12-20 09 42 49) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kyoutarouherlame/pages/248.html
咲(今日は雨か…梅雨入りしちゃったのかな…) 咲(やだな…じめじめするし洗濯物乾かないし…) 京「よう咲」 咲「あ 京ちゃんおはよう 6月だしね 梅雨入りしたのかも」 京「にしてもよく降るよなー 足元濡れてきたぜ」 咲「嫌だよね 何だか気分まで憂鬱になってくるよ」 京「んーでもさ ほらあれ」 咲「ん?」 京「アジサイ アジサイってさ雨の日の方がきれいに見えるよな まだ一輪しか咲いてないけど」 咲「……………」 京「どした?」 咲「…京ちゃんってさ 私が持ってないもの持ってるよね」 京「何だ?ゲームの話か?」 咲「あはは 違うよ 早く学校行こうっ」 咲「あ 原村さん優希ちゃんおはよう」 和「おはおうございます」 優希「おおう!おはよう!咲ちゃんといーぬっ!!!」 京「うおわっ!?」 バキッ… 咲「あ…今の音…」 京「おい!傘壊れちまったじゃねぇか!」 優希「きょ…京太郎の傘がボロだったんだじょ!」 和「優希…高校生にもなってチャンバラごっこなんて…」 咲「これ…もう使えないね 仕方ないよ でも優希ちゃんもちゃんと謝らなきゃ ね?」 優希「わ…悪かったじょ…京太郎」 京「いや…いいけどさ お詫びに今日は俺がタコスでもおごってもらうとするか」 優希「仕方ない!おごってやろう!」 京「お前のせいだっつの」 優希「ようし!5巡目!親リーチっ!」 京「ローン!チートイドラドラ!」 優希「なっ…!ダマチートイ…だとー!」 京「俺の傘の痛み 思い知ったか!」 優希「くぅ…!京太郎のくせに生意気な…!」 和「終局ですね」 咲「優希ちゃんおしかったね」 優希「うぅ~」 京「そういやさ 皆あれ書いたか?進路希望調査」 咲「私はまだ」 和「私は進学したいと思ってます 大学で本格的に麻雀について勉強したいので」 優希「困ったら私のところへ嫁に来てもいいんだじぇ?のどちゃん」 和「ひ…人前で何を言ってるんですか優希は…もう」 咲「優希ちゃんは?」 優希「私は飲食業やってみたいから高校でたらとりあえず働くじぇ!んで開業資金貯めて自分の店を持つのだ!」 京「タコスもタコスなりに考えてんだな」 優希「自分のことだからな 染谷先輩のお宅にもアドバイス貰いに行くつもりだじょ」 和「須賀君は?」 京「俺もとりあえず働くかなー 何がしたいっていうのはあまりないけど とりあえず男なら嫁さん一人養うくらいは稼がないとな」 咲「皆ちゃんと将来のこと考えてるんだね…私どうしよう」 和「大丈夫ですよ まだ時間はありますし」 優希「だいたい一年の夏から進路希望調査なんて早すぎだじょ」 咲「う…ん…」 京「………」 京「ほいじゃあそろそろ帰るとしますか」 咲「雨 まだ降ってるね」 京「あ!傘!」 優希「私の傘貸してやろうか?私濡れたって平気だじょ」 京「あほか いくらなんでも女子にそんなことさせられるか」 咲「大丈夫だよ優希ちゃん 京ちゃん私の傘入りなよ 家近いんだし」 京「そう来ると思ってたぜ さすが咲」 咲「なんだかね…」 和「それでは失礼しますね」 咲「うん ばいばい二人とも」 優希「すまんなー京太郎!」 京「いいって!じゃあな!」 京「やっぱり二人だと狭いな」 咲「仕方ないじゃん これ一人用なんだし」 京「頭が濡れないだけでもよしとするか」 咲「京ちゃん肩が濡れてる もっとこっち寄りなよ」 京「やだ…恥ずかしい…」 咲「何?気持ち悪いなぁ はいハンカチ」 京「おうサンキュ」 咲「…さっきの話だけどさ」 京「ん?」 咲「進路のこと 皆どんどん先に行っちゃって何だか焦るよ…」 京「んー和も言ってたけどまだ時間あるしそんな焦る必要ないだろ 咲にはいいところもたくさんあるしな」 咲「そうかなぁ…」 京「例えばこのハンカチとかさ」 咲「う~ん…」 京「…まあ優希じゃないけど困ったら俺のところに嫁に来るっていう選択肢もアリだな」 咲「う~ん…え…!」 京「………//」 咲「あ…えっと…//…………うん//」 京「お 朝のアジサイ」 咲「ホントだ きれい」 京「ん?朝は一輪だったよな?いつの間にか二輪になってら 一日で咲いたのか?」 咲「そんなに早く咲かないと思うけど…不思議だね」 京「ふむ…仲良しアジサイか」 咲(私のやりたいこと…私の望むこと…私の願うこと…それは…) 咲(いつまでも京ちゃんと一緒に…) 咲「京ちゃん 私も傘持つよ」 京「んー?」 咲「一緒に持とう」 おわり
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1600.html
852 :名無しさんなんだじぇ:2010/09/22(水) 15 34 47 ID ajcKiW8U 部長「あ、その書類とって」 美穂子「はい、分かりました」 小十郎「なぁ、お前福路殿の信者だったよな?」 池田「信者とか意味が分からないけど崇拝してるし」 小十郎「あんなにお二人が親密になられてるのを見てどうとも思わないのか?} 池田「キャプテンはああしている方がいいんだ。あたしがそう判断したからアレでいいんだ」 小十郎「そう言うもんか…」 池田「そーゆーあんたはもういいのか?」 小十郎「おれは政宗さまとあの世を統一すると決めたからな。福路殿に構ってもいられない!」 池田「ふーん」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/322.html
613 名前:京×和 第3話 氷解[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 20 17 03 ID iYIKy0fV0 それでは今日の分です どうぞ 和父「ただいま」 和「おかえりなさいお父様」 和父「今日はちゃんと須賀君には帰ってもらったか?」 和「ええ・・・」 和父「それならばいい。今日は熱は出なかったのか?」 和「ええ・・・」 和父「よしそれじゃあ明日は学校に行けそうだな」 和「ええ・・・」 和父「どうした和・・・やけに元気がないが具合でも悪いのか?」 和「いえ・・・そんな事はないです・・・」 和父「そうか・・・一応今日も早めに寝なさい」 和「分かりましたお父様・・・」 和父「お休みな和・・・」 和「お休みなさい・・・」 ガチャン 和(結局今日一日考えてみたけど須賀君との関係を 修復できる案が思い浮かびませんでした・・・ でもとりあえず明日あったらきちんと昨日の事を謝って 許してもらうしかない・・・ 須賀君が許してくれるかどうかは分かりませんが・・・) 614 名前:京×和 第3話 氷解[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 20 18 11 ID iYIKy0fV0 和「須賀君・・・」 京太郎「・・・」 和「須賀君!!」 京太郎「なんだよ・・・」 和「あの・・・えっと」 京太郎「俺急いでんだけど・・・」 和「昨日はあんな酷い事を言ってしまって本当にごめんなさい!!」 京太郎「はぁ?今更なにいってんの?」 和「ですから昨日の事について・・・」 京太郎「お前何なの?マジでムカつくんだけど・・・」 和「須賀君いくら私が悪いとはいえそんな言い方ないじゃないですか!!」 京太郎「先に酷い事を言ったのは誰だ?言ってみろよ!!」 和「私です・・・」 京太郎「良く分かってんじゃねかよ・・・ あっそうだ他のみんなもお前に言いたいことがあるそうだぜ」 和「なんですか?」 優希「のどちゃん見損なったじぇ京太郎にそんな酷い事が出来るなんて・・・」 和「違うんです優希これは・・・」 まこ「言い訳とは・・・見苦しいのぅ~なぁ和」 久「あなたみたいな卑怯者麻雀部にはいらないわ」 和「先輩方これは・・・」 咲「原村さんもうこの部活にあなたの居場所はないよ」 和「えっそんな・・・」 優希「卑怯者」 まこ「卑怯者!」 久「卑怯者!!」 咲「卑怯者!!!」 京太郎「卑怯者!!!!」 和「イヤァーーーーーーーー」 和「ハッ・・・夢だったか・・・」 615 名前:京×和 第3話 氷解[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 20 19 13 ID iYIKy0fV0 和父「それじゃあ行ってくるあんまり無理するなよ・・・」 和「分かってます」 和父「それでは行ってくる」 和「行ってらっしゃいませお父様」 ガチャン 和(ハァ~どうしよう・・・もし今朝の夢が正夢だったら・・・ いえそんなオカルトありえません!! とにかく今日須賀君に会ったら・・・) ピンポーン 和「はいどちら様ですか?」 京太郎「俺だよ須賀だよ和もう熱は下がったか?」 和「須賀君!?」 京太郎「どうしたんだよ?早く出て来いよ」 和「分かりましたすぐ行きます」 616 名前:京×和 第3話 氷解[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 20 21 11 ID iYIKy0fV0 ガチャン 京太郎「おはよう和今日も熱いな」 和「須賀君どうしてここに来たんですか?」 京太郎「決まってるだろ和を学校に送るためさ」 和「なんでそんな事をわざわざ・・・」 京太郎「だって和風邪引いてただろ?まだ治ったばかりの奴に そんなに無茶させられないだろ? それと昨日はゴメンな・・・和の都合を無視して勝手に 押しかけちまって・・・これお詫びに最近できた 洋菓子店で買ってきたシュークリーム 後で一緒に食べないか?」 和「どうして・・・なんで私を責めないんですか・・・ あんなに・・・あんなに酷い事をしたのに・・・ 須賀君はお人よしすぎます・・・」 京太郎「お人よしか・・・まぁよく言われるけどな あんまり人を疑ってばかりでも人生面白くないしな ん・・・?和どうしたんだ?」 和「こっ来ないでください」 京太郎「和・・・」 ぎゅっ 和(えっ・・・!?) 京太郎「あんまり自分を責めるな・・・ 俺は全然気にしてないから・・・ それとお前は女の子なんだからあまり無理すんな・・・」 和「うわあああああああああああああああああああああ」 617 名前:京×和 第3話 氷解[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 20 22 13 ID iYIKy0fV0 京太郎「どうだ和もう大丈夫か?」 和「はい・・・グスッ・・・もう大丈夫です」 京太郎「そうかじゃあコレ食べようぜ!」 和「このシュークリームとてもおいしいです・・・」 京太郎「だろ!!超ウマいだろ!!和が喜んでくれたなら わざわざ買って来たかいがあったぜ ん・・・?どうしたさっきから俺の事ずっと見たりして」 和「なっなんでもないです///」 京太郎「おい和顔が赤いぞもしかしてまた熱が出たんじゃないのか?」 和「ちっ違います!!」 京太郎「あっやっべ~もう時間があまりないぞ!! 和早く自転車の後ろ乗れ遅刻しちまうぞ!!!」 和「分かりました今すぐ乗ります」 京太郎「よし全速力で行くぞしっかりつかまっとけよ~」 和(須賀君と二人乗りか・・・この前送って貰った時は 気付かなかったけど須賀君の背中ってすごく大きいんだな・・・ 私ただ須賀君の自転車の後ろに乗ってるだけなのに なんでこんなにドキドキしてるんだろう?) 教師A「で・・・須賀どうしてお前は遅刻したんだ?」 京太郎「いや~今日寝坊しちゃって・・・」 教師A「バカヤロー!!・・・で原村お前まで遅刻とはどうゆう事だ?」 和「私も須賀君と同じく寝坊してしまいました」 教師A「まあここまではよしとしてお前ら・・・ 自転車で二人乗りしてきたとはどうゆう事だ?」 京太郎「たまたま偶然走ってる和を見つけて後ろに乗せただけです」 教師A「ま・・・男女付き合いに関しては何も言うつもりはないが 不純異性交遊はするんじゃないぞ 後二人乗りは校則で禁止されてるから後で反省文を書いて持ってこいよ!!」 京太郎・和「分かりました」 618 名前:京×和 第3話 氷解[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 20 23 14 ID iYIKy0fV0 ガチャン 京太郎「あ~やっと終わったか・・・ 今朝はごめんな和俺のせいで遅刻しちまって・・・」 和「いえ私もいろいろと今朝は須賀君に迷惑かけてしまいましたから・・・」 京太郎「じゃあ俺こっちだからじゃあな和」 和「はい須賀君」 京太郎(ふぅ~今日は朝から超疲れたな・・・ さっさと反省文書いて・・・ん?) クラスメイトA「おい須賀今日お前原村和と一緒に登校してきたんだってな~」 クラスメイトB「うらやましい奴だぜお前まさか原村と付き合ってるのか?」 京太郎「付き合ってねーよたまたま偶然遅れそうなアイツを発見したから 乗せてきてやっただけだよ」 クラスメイトA「なんだそれだけかよつまんねぇの」 クラスメイトB「まぁお前と原村が付き合えるなんて天と地がひっくり返っても 絶対にあり得ないことだけどな」 京太郎「そこまで言うなよヒデーな」 クラスメイトB「いや絶対無理だね!!お前知ってるか?バスケ部のイケメンキャプテンが 原村に告白して振られたの」 京太郎「マジかよ・・・」 クラスメイトB「これで分かっただろ俺たちみたいなありふれた顔じゃ あいつと付き合うことは出来ないって事が・・・」 和(ふぅ・・・今日朝須賀君に・・・) 優希「のどちゃ~ん」 和「優希」 優希「のどちゃんなんで今日遅刻したんだじぇ?」 和「今日は少し寝坊をしてしまいまして・・・」 優希「そうなのか~・・・で今日京太郎とツーショットしてきたのは どうゆう事なのか~?」 和「ぐっ偶然一緒になっただけです!!」 優希「ふ~ん本当は京太郎と一晩中イチャイチャしてたんじゃないのか~?」 和「そっそんな事ありません///」 優希「そうなのか~あっ・・・チャイムがなったじぇ~」 和(あ~今日須賀君に朝抱きしめられた事が未だに頭から抜けないです///) 619 名前:京×和 第3話 氷解[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 20 24 31 ID iYIKy0fV0 昼休み 京太郎「・・・で咲優希お前ら俺にそんなに近づくな」 咲「だって京ちゃんと原村さんが今日仲良く二人で登校 した事の真相が知りたいんだもん!!」 優希「そうだじぇ~のどちゃんに聞いても口を濁すだけで 全く教えてくれないんだじぇ~ だからお前に聞くことにしたんだじぇ~」 京太郎「まぁそれはだなこの前の金曜日の時に和が熱を出してな・・・ 今日仮に学校に来れるとしてもまだ病み上がりだろ だから熱がぶり返しちゃいけないと思って迎えに行ったんだよ」 優希「そうだったのか~えらいぞ犬!!躾けたかいがあったもんだじぇ~」 咲「京ちゃんって誰にでも優しいもんね~ だって私が中3の時熱出した時もずっと傍にいてくれたもんね」 和(えっ・・・?) 優希「え~咲ちゃんが風邪引いた時犬がずっと看病してくれたのか?」 咲「エヘッそうなんだ京ちゃん料理作ってくれたりとか 面白い話をしてくれてとても気を使ってくれたんだ・・・」 京太郎「別に気なんて使ってねーよ ただ俺は咲に早く治って欲しかっただけさ・・・」 咲「ヤダ京ちゃんたら・・・そんな事みんなの前でいわないでよ///」 優希(くそ~咲ちゃん羨ましいじぇ~ 私も風邪を引いて京太郎に看病してもらいたいじぇ~) 和(須賀君宮永さんにも似たような事やってたんだ・・・ でもなんでだろう・・・なんでこんなにも辛い気持ちになるんだろう・・・) 620 名前:京×和 第3話 氷解[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 20 25 39 ID iYIKy0fV0 京太郎「失礼しま~す」 久「須賀君!!」 京太郎「なんですか部長」 久「聞いたわよ・・・あんた和と一緒に遅刻してきたそうね 一体ナニをヤッて遅れたのかしらね~」ニヤニヤ 京太郎「別になにもしてませんよ・・・」 まこ「そうじゃ~京太郎早く吐いて楽になりんしゃい」 京太郎「だからなにもしてないですって」 久「ムキになって否定する所がまた怪しいわよ須賀ク~ン」 京太郎「だからこの前の金曜日に和が熱を出して もう治ったと言ってもまだ病み上がりですから 熱がぶり返さない様に送ってたんです」 久「じゃあなんで遅れたのよ?」 京太郎「そっそれは・・・」 和「それは私が寝坊してしまったからです」 久「へぇ~和が・・・珍しい事もあるものね」 まこ「まぁ和も病み上がりじゃけんあんまり無理するなよ」 和「はい」 パンパン 久「さぁおしゃべりはこの辺にしておいて部活を始めるわよ」 和「須賀君ロンですリーチ、三暗刻、トイトイ、ドラ3、倍満です」 京太郎「くっそ~」 久「あらあら・・・また須賀君が負けちゃったわね・・・」 優希「犬罰ゲームだじぇ~トップだったのどちゃんの言う事を聞け~」 京太郎「くっそ~でなんだ和言う事って?」 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1397.html
「ループ・プレイス」 ・「ふたば系ゆっくりいじめ 604 ロンリー・ラック」からの続編という形を取っています。 ・人間視点ですが主軸はゆっくりです ・駄文注意 ・いくつかの独自設定を使っています ・うんしー注意 ・自滅モノです 冬のゆっくりと言うのは越冬をする。これは当然の常識だ。 いくつかに分類するなら越冬型、冬眠型等があるが巣ごもりすることには変わらない。 だが街のゆっくりは違う。山野のゆっくりと違い食料なら冬でも何とか手に入るからだ。 なので遠出とはいかなくとも巣の周辺を出歩いたりすることはある。 さて、街のゆっくりがいる所…と言えば路地裏、空地、そして公園の大体三つだ。 特に空地、公園にはゆっくりが集まるいわゆる「コロニー」(饅頭にコロニーという言葉は似つかわしくないかもしれないが)のような状態になっている。 なので時折加工所の職員がやってきて定期的に「掃除」をするのだ。 あの時、私と羽付きが見たのは公園に吸い寄せられうように集まったあるゆっくりの悲劇である。 冬の公園を私と羽付きは歩いていた。冬は相変わらずどんよりとした雲が立ち込め冷たい風が嫌がおいにも荒涼とした雰囲気を演出していた。 大きな公園であるがためにゆっくりが大量にここに居ついている。 近々大規模な加工所による掃除が行われると告知されているので、その前にここのゆっくり達の様子を観察して置きたかったからだ。 早速の如く私と羽付きの周りにはピンポン玉サイズの子ゆっくりからバスケットボールサイズのゆっくりまで大小様々なゆっくりが寄ってきていた。 「きゃわいいれいみゅにあみゃあみゃしゃんをおいちぇいっちぇね!」 「まりしゃはちゅよいんだじぇ!あみゃあみゃをおいちぇいきゃにゃいちょいちゃいめにあうんだじぇ!」 「むきゅ!ここはぱちぇのしきちよ!かってにはいってきたのならあまあまさんをおいていきなさい!」 「ゆゆーん!れいむはしんぐるまざーなんだよ!はやくあまあまさんをおいていってね!」 「はやくするんだぜ!まりささまはぐずがきらいなんだぜ!」 「みすぼらしいじじいはさっさとあまあまをおいていくんだねーわかるよー!」 「いなかものはさっさとあまあまをおいていきなさい!」 耳をふさぎたくなるほどの音だ。口々に勝手な事を言いながら小麦粉の皮をグネグネと押し合い形を変えながら私の足へ寄ってくる。 赤ゆっくりや子ゆっくりは膨れながら威嚇を繰り返し、私の靴やズボンのすそを口で噛んでいた。 私は羽付きを見て「なんとかならないか?」といった。 羽付きは私に帽子をとってくれと言った。秘密兵器があるらしい。 私は羽付きのとんがり帽子をとる。そこに現れたのはれみりゃの帽子であった。 「うー!こんなところにあまあまがいっぱいいるんだどー!」 羽付きがれみりゃのまねをしながら上下にピョンピョンと跳ねた。 次の瞬間、私の鼓膜が破れると思うほどの大音響が響きわたった。 「「「「「「でびりゃだああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」」」」」 蜘蛛の子を散らすように四方八方に飛び跳ねて退散するゆっくり達。10秒ほどたてば辺りには踏まれたのか押しつぶされたのか、それともその両方か分からないが餡子やクリーム、チョコレートを口から吐き出しながら悶絶するいくつかのゆっくりの姿以外無くなっていた。 「むぎゅぅぅ…えれえれ…」 「ゆ”!ゆ”!ゆ”!」 「わがらないよおおおおおおお!!おそらがじだにあるよおおおおおおおおお!?」 「ごんなのどがいばじゃないわあああああああああ!!あでぃずのおがざりざんんんんんんんんんんんんん!!」 体当たりを受けすぎて餡子を大量に吐きだしたのか、手前に帽子を投げだしたまま寒天の白目をむいて痙攣しているまりさ種、ありす種は飾りを途中で落としてスタンピートに巻き込まれたのか、無残にボロボロになった飾りの欠片を舌で拾い集めながら喚き散らし、ちぇん種に至っては跳ね飛ばされ転がったのか逆さに向いて叫んでいた。底部の方がグネグネと不規則に動き、砂糖水の涙を流しながらすごい勢いで喚いている(ゆっくりはその特性上逆さまになると自力で元に戻れない) 私は羽付きの方を向くとこう言った。 「…凄い効果だね」 「こうえんひっすの"あいてむ"だぜ。おにいさんももってるといいんだぜ」 「いや…遠慮しとくよ」 ニヤリと羽付きが笑って答えた。 ひと段落ついた所で羽付きはそのトレードマークの帽子を被り、私も公園の中心部へと進んでいく。 人気のない一角、魚が泳ぐ池の前にある木の麓に、ポツンとダンボール箱が置いてあった。 どうやらゆっくりの「おうち」の様だ。横に倒しておかれて、ボロボロではあるがゴミ袋の様な袋がかぶさっている。 袋が飛ぶのを防いでいるのか、いくつかの小石がダンボールの上に置かれていた。 私が近づくと中からガサガサと2匹のゆっくりが飛び出してきた。 「ここはまりさとありすのおうちなんだぜ!ゆっくりできないじじいとへんなまりさはさっさとかえるんだぜ!」 大きく膨れて威嚇しているその口ぶりの「ゆっくりまりさ」は私と羽付きを睨みつけている。 奥の方には下顎が不自然に膨れているありすとその横で小麦粉の皮をぴったりとくっつけている、2匹のソフトボールほどの子ありすと子まりさがいた。 比較的よくある組み合わせだ。ありすの様子を察するに胎生型にんっしんっ(ゆっくりの場合はこう表記する)をしている様で、これがまた珍しい。 子ありすと子まりさ、そしてありすが巣の奥で私と羽付きに声を投げかける。 「いなかものなにんげんさんとまりさはゆっくりかえりさない!」 「しょうじゃよ!ゆっきゅりかえりなちゃい!」 「まりしゃはちゅよいんだじぇ!しゃっしゃとどっきゃいきゃにゃいちょゆっきゅりできなきゅしてやりゅんだじぇ!」 …あくまで推定だがあまりよいゆっくりではないようだ。れいぱーありすになっていないのが判断の迷う所である。 私は羽付きの方を見る羽付きは私を横目で一瞥するとこう言いだした。 「ゆ!ゆゆうううう!?ま、まさかこんなつよそうでとかいはなありすやまりさがいるとはおもわなかったんだぜ!?ゆっくりまりさのけらいといっしょににげるんだぜ!」 そう言うと羽付きは急いで別の所へ跳ねだす。私もそれについていった。 少し離れたベンチに羽付きは跳ねていった。私も息を切らせながら何とかたどり着く。 「そういえばにんげんさん、げすゆっくりをみるのははじめてかぜ?」 「最初のありす以来だね」 「だったらちょうどいいんだぜ、ああいうゆっくりがどうなるかがわかるんだぜ」 私はメモ帳を取り出しあのまりさ一家の様子を眺めていた。 「ゆゆーん♪だーりんはつよいのね!とってもとかいはよ!」 「ゆ!そうだぜ!まりさはつよいんだぜ!」 「だーりんすーりすーり!」 「ありすすーりすーり!」 そんな事を言いあいながら小麦粉の皮を上下に伸び縮みさせて擦り合わせる二匹のゆっくり。 後ろの方で子ゆっくり二匹ピョンピョンと跳ねまわっている。 「ゲス」であろうか?街ゆっくりはそれが判断の難しい所である。 「でいぶ」や「れいぱーありす」の様に明らかに問題のあるゆっくりではなく、かといって「だぜ」という言葉遣いだったり人間に対して積極的と言わずとも近づいてくれば傲岸不遜な事を言うゆっくりがいる。 それらは中間のゆっくりと位置付けられているので判断が非常に難しいのだ。(羽付きはゲスと断定しているし、私もそうだとは思うがありす種が何ともないのが妙に引っかかる) 改めて様子を見てみよう。 「ゆゆ!おなかすいたんだぜ!」 「ゆ!じゃあごはんさんにしましょう!」 どうやら外で食べるようだ。 ありす種がいるつがいはよくこう言った一見無駄に見える行動をとる。葉っぱの上に何かを乗せたり、役にも立たない石っころを「とかいはなたからもの」なんて言っておいて言ったりと。 「とかいは」の概念からなる行動だと言われているが正直な話、全く無駄な行為だ。 ダンボール箱の奥から食糧が詰まったビニール袋をありすが引っ張り出す。 ガサガサと振ると中からパン切れや魚の骨、野菜くず等が出てきた。 また、ありすが平たい石の上にそれらを並べた。そうしてそれを中心にまりさ一家が円を組むように並ぶ。 そして一斉にむさぼる様に口をつけ始めた。グネグネと押し合いを繰り返しながら食べていくその光景は「とかいは」(少なくとも私の持つイメージとは)とはかけ離れたものだった。 「うめっ!めっちゃうめっ!」 「む~ちゃむ~ちゃ!ちあわちぇえええええ!!」 「む~ちゃむ~ちゃ…ちょっちぇもちょかいはにぇ!」 「がぶがふ!ごふ!がつ!ぐちゃ!ずるずるっ!とってもとかいはなごはんさんね!」 パンきれを砂糖水の涎を垂らしながらむさぼり、魚の骨をバリバリとかみ砕き、野菜くずをグチャグチャと咀嚼し生麺をずるずるとすする。 あまり言いたくないが見ていて気分のいいものではない。少なくとも私が今まで見てきたゆっくりの中では一番食べた量が多いのではないかと思う。 「ゆっくりとしたごはんなんだぜ!」 「おながのおぢびぢゃんもよろごんでるわ!ゆげぇっぷ!」 「ゆゆ~ん・・・おなきゃいっぴゃいだじぇ!」 「のーびのーび!しょくごのうんどうをしゅりゅわ!」 一様に勝手気ままな行動をしている。どうやらゲス寄りのゆっくりの様だ。 その後はダンボール箱の中にぴったりと納まり、ありすに子ゆっくりがすーりすーりを繰り返している。 「ゆゆ~ん!おきゃあしゃんしゅーりしゅーり!」 「まりしゃもしゅーりしゅーり!」 「すーりすーり!とってもとかいはね!」 羽付きがその光景を眺めてただ一言呟いた。「気に入らない」と。 その後言った一言を私は今でもよく覚えている。 「なにが"とかいは"だ。」と 私は何も言う事が出来なかった。何か並々ならぬありす種に対する想いがあるようだ。 羽付きはただ私の方へ視線をやってこう聞いた。 「…そろそろかこうじょがくるんだぜ。おもてへいくと"そうじ"がみられるんだぜ」 私は時計を見た。確かにあと数分ほどで切りのいい時間帯だが何故羽付きがその時間を知っているのか?それが不思議でならない。 私がその事を尋ねるとただ一言「きまったじかんにやるだからそとからみればわかるんだぜ」といった。 急いで羽付きとその場を後にする。 すぐに戻っては来れたが一斉に掃除が始まっている様だ。棒の先に鋭いフックをつけた物を持ってそこら中に人がゆっくりを追い回している。 あれでダンボール箱をひっかけたり、ゆっくりをひっかけて袋に詰めるようだ。 一様に逃げ惑うゆっくりや袋に番いや子ゆっくりを入れられ体当たりや威嚇を繰り返すゆっくりで辺りはあふれかえっていた。 「ゆんやああああああああ!!いだいいいいいいいいいい!!」 「までぃざのおぼうじざんがえずんだぜええええええええええ!?」 「ぢぇええええええええええええええん!?」 「どぐんだぜえええええええ!!までぃざいがいのぐずなゆっぐりはゆっぐりじねえええええええええ!!」 「までぃざあああああああああ!ごのうらぎりぼのおおおおおおおおおお!!」 「いだいいいいいいいいいい!!ばぢぇのがわざんびっばらないでええええええええ!!」 「ごんなのどがいばじゃないわああああああああああああ!?」 どこもかしこも袋詰めにされたゆっくりと辺りを跳ねまわるゆっくりばかり。 あまりにも多くのゆっくり達がつかまり袋に詰められる。そんな中で私はふと先ほどのまりさ一家が気になって。戻ってみることにした。 羽付きも渋々付いていく。私の周りから少しでも離れればそれは捕獲対象になってしまうからだ。 …私と羽付きがついた頃には頃にはすでにまりさ一家はダンボール箱から蹴りだされて木の根元をバックにひと固まりになっていた。 「ゆゆ!ありす!おちびちゃんたち!ゆっくりうしろにいるんだぜ!まりさがいまからこのじじいをせいっさいっしてやるんだぜ!」 「ゆんやあああああああ!!きょわいわああああああ!!」 「おとうしゃんはちゅよいんぢゃよ!ゆっきゅりどっかいっちぇね!ぷきゅー!」 「ゆゆ!だいじょうぶよ!だーりんはつよいからきっとあんないなかものたおしてくれるわ!」 後ろで子ゆっくり二匹が小麦粉の皮をありすにくっ付けて様々な行動を取っていた。ありすの方もキリッとした表情でまりさを見ている。 私も羽付きもあのゆっくり達はもう捕まったと思った。あまりにも不利すぎるからだ。 職員がフック付きの棒をびゅっとふるう。本来なら側面や後部の小麦粉の皮に引っ掛けるのが普通だが、あまりなれていないのか。とんでもない方向に刺さる。 「ゆがあああああああああああ!!までぃざのおべべがあああああああああああああ!!」 棒をふるったのとまりさが体当たりを仕掛けようとしたのが同じタイミングだったからだろうか?まるで導かれるようにまりさの寒天の右目にプッスリと刺さった。 かなり狼狽しているのか。職員がグイグイと引っ張る。当然寒天の右目がブチンと音を立てて離れてしまった。 「いだいいいいいいいいいい!!」 「「おどうじゃあああああああああん!?」」 「だーりんんんんんんんんんんんんんんんん!?」 後ろで余裕をこいていた子ゆっくりとありすが驚く。人間にも勝てる強いゆっくりと思っていたのだろうか?だが現実は無常だ。 目の前で砂糖水の涙と涎を吐き散らしながら帽子を投げだしゴロゴロと転がるそれが私と羽付きと、そしてあのありす達が見た「強いまりさ」の真実だった。 職員が動きまわるまりさを四苦八苦してとらえようと何度も棒をふるった。 だがわざとかと思うほどきれいに刺さらず。小麦粉の皮がまるでふらんに引っ掛かれるかの如くズタズタになるばかりで餡子を飛び散らせながらのたうち回るばかりであった。 「いだい!いだいいいいいいいい!!ゆぎいいいいいいい!!やべでぐださいいいいいいいいい!!あ”あ”あ”あ”!?あでぃずううううううう!だづげでええええええええ!!あでぃずうううううううう!?」 ボロボロの体で必死にありすの名前を呼ぶ。だが… 「こんないなかものなまりさとはゆっくりできないわ!さっさとにげましょう!」 「きょんなぐじゅにゃんきゃほっちょくわ!ゆ!ゆ!」 「じゃこのまりちゃはしゃっしゃちょしにゅんだじぇ!」 そう吐き捨てながらくるっと後ろを向くと一斉に跳ねて逃げ始めていた。ここで私は間違いなくゲスゆっくりであると断定したのである。 「ぞんなああああああああああああ!!ゆがあああああああ!!だずげでえええええええええ!!」 まりさが地面に突っ伏したまま凄まじい声で泣き叫ぶ。先ほどの威勢はどうしたのかという勢いだ。 職員が逃げるありすに棒をふるった。かなり焦っている様だ。慣れない手つきから見て新入りではないかと推測する。 フックはありすの上部前方にスコンと刺さり、グイッとありすの体が持ち上がる。 「ゆっがあああああああああ!?あでぃずのあだばがあああああああ!?」 グネグネと底部を動かしまるでメトロノームの様に勢いをつけて前後に揺れている。そのおかげだろうか。ミチミチと音がして小麦粉の皮と飾りがフックの先についてありすはボトンと地面に落ちた。 「ごんなのどがいばじゃないわあああああああああああああああああああああ!!」 「ゆびぇえええええええええええん!!きょわいんだじぇえええええええええ!!」 「ちょかいはにゃありちゅをたしゅけちぇねええええええええええええ!!」 口々に勝手な事を言いながら寒天の目を血走らせ涎をまき散らし逃げるありす達。 職員は諦めたのか「ゆ”!ゆ”!」と餡子が出すぎて息も絶え絶えのまりさを袋に詰めると、キョロキョロと辺りをうかがってそのまま引き上げていってしまった。 私と羽付きはあのありす達の言った方向へと向かった。 まだそんなに遠くへは言って無いだろう。 人気のない公衆便所の壁面の端にありす達がいた。 だが、私と羽付きはその目を疑った。 先ほどまでともに逃げていた子ゆっくり二匹をなんとあのありすが攻撃していたのである。 子まりさの方はすでに帽子と砂糖細工の髪の毛以外は判断できない程に潰れていた。恐らくありすが踏みつぶしたのだろう。 そして残った子ありすはありすの舌で持ち上げられ、硬い地面に底部をドカドカと打ちつけられている。 「ゆびゅあ!ゆぎゅっ!ゆげぇっ!やべぢぇええええええ!!ありぢゅのぢょがいばなぎゃおぎゃあああああああ!?」 「ありすをおいてにげるようないなかものはゆっくりしになさい!」 …既に子ありすは小麦粉の皮が数倍にも腫れてどこがどうか判別できなくなっていた。中のクリームが不規則に移動しているからだろう。 口からカスタードクリームを吐きだしてもがき苦しんでいる。だが、あと二度ほども叩きつけられて 「ゆ”!…ゆ”!…ゅ”!」とピクピクと震えるだけになってやがて動かなくなってしまった。 ありすはそれを見て満足そうに 「ゆゆーん♪いなかものがきえてすっきりしたわ!」と満足げにニタニタと笑っているのだ。 私は怒りを通り越して呆れ果てた。目の前でニタニタと笑っている泥やゴミを砂糖細工の髪や小麦粉の皮につけているありすを見ていると、そんな事しか浮かばない。 私は振り向いて歩き出す。羽付きもそれに呼応して跳ねて着いてきた。 たった一匹残った胎生型のありす…羽付きの予想を聞かなくともどうなるかは大体想像がつくからだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あれから一週間後。私は再び公園の様子を羽付きとともに見に来ていた。 まだ数は少ないなれども、再び全く別の所からやってきたゆっくり達が住み着いている様だ。 羽付きが言うにはあの掃除から零れ出たとしてもここから出ていくゆっくりが殆どで、後は全部新しいゆっくりがやってくるから「掃除」に永遠に気づかないらしい。 その話を聞きながらあのありすの事を思い出していた。あのありすは今何をしているのだろうか? 羽付きにその事を尋ねると「もういないかもしれない、いるとすれば他のゆっくりの"家来"になっているだろう」と答えた 家来?それは一体どういう意味なのか? 歩いていくと池の周り、まりさ一家がいたダンボール箱がそのまま残っていた。 「ほらほら!はやくまりささまとれいむのうんうんをたべないとそこのちびがつぶれちゃうんだぜ?」 「ゆゆ!すっきりー!」 「あ”あ”あ”あ”あ”あ”おぢびぢゃんんんんんんんんんんん!?」 そこにはふた回りも大きいれいむとまりさがいた。一様にあにゃるを突き出してうんうんを一か所にかましている。 うんうんがよく見ると動いている。いや…中に何かがいるようだ。 良く見てみるとそこには三匹のミカン程の小ささの子ありすが三匹、苦しそうにウネウネとうんうんの中で動いていた。 「ゆ”・・・ゆ”…!」 「ぐざいわあああああああ!!」 「ぢょがいばじゃないいいいいいいい!!」 だが、それより目についたのはあのありすの風貌だった。 頭の飾りが無くなったのは当然だが、何より砂糖細工の髪の毛が全て無くなっていた。 毟られたのだろうか?後部の上方に木の枝が三本刺さっているのを見るとどうやらあのれいむとありすにやられたのではないかと思えてくる。 ボロボロになったありすは必死にれいむとまりさの餡子…うんうんをグチャグチャとかき分けるように顔を突っ込んで食べながら必死に寒天の両目から涙を流していた。 「おぢびぢゃんまっででね!いばだずげるがらね!がふ!ぐふっ!ゆおげぇぇぇえええ!!ゆげぇぇえええっ!」 何度もえずきながらうんうんをぐちゃぐちゃと食べながら時にクリームと餡子が混じった物を吐き出して必死に子ありすを探す。 全て片付けるまで約二分近くかかっただろうか。ボロボロのありすの横に怯えるように小麦粉の皮をくっつけて震える子ありすの姿。 「あでぃずのおぢびぢゃんがああああああ!?ゆっぐりよぐなるのよ!?ぺーろぺーろ!」 だがもう一匹の子ありすの方はかなり致命的の様だ。口からカスタードクリームをぼとぼとと吐き出し、しわしわになって地面に潰れかけている。 ありすが必死にぺーろぺーろしようにも全く意味はない。やがて「ゅ”!」と小さく跳ねると完全に動かなくなってしまっていた。 「あ”あ”あ”あ”あ”!?あでぃずのおぢびぢゃゆがあああ!?」 「うるさいよ!ぎゃーぎゃーさわがないでね!」 悲しむ間もなくれいむに弾き飛ばされるありす。まりさが帽子から木の枝を取り出してありすの右側面に突き立てる。 「ゆぎゃあああああ!!いだいいいいいいい!?」 「これでよんかいめなんだぜ!つぎごはんさんをさがしにいってもごはんさんをとれないのならおなじことをもういっかするんだぜ!」 「れいむあまあまさんがたべたいよ!さっさととってきてね!」 「そうだぜ!さっさとごはんさんをとってくるんだぜ!あとばつとしてきょうのごはんさんはそこのまんじゅうなんだぜ!」 まりさとれいむがことごとく注文をつけるとよろよろと立ち上がり、子ありす二匹を口に入れ力なくズリズリと這いだした。 それを見たまりさが一匹の子ありすの髪の毛を口でくわえて乱暴に引っ張る。 「おまえはこっちにくるんだぜ!かってににげだされたらこまるんだぜ!」 「ゆんやあああああ!!いぢゃいわいいいいい!!ありぢゅのぢょがいばなぎゃみをひっびゃらにゃいぢぇえええええ!!」 「おぢびぢゃんんんんんんん!?」 「なにかもんくあるの!?かざりのないゆっくりはだまっててね!」 どうやら子ありす一匹を盾に取っている様だ。容赦なく自分の子ゆっくりを潰したありすならそのまま逃げだしそうだがそうはいかないらしい。その辺の事は私や羽付きでもその心情を察する事は出来なかった。 「ゆうう…ゆっくりまってるのよ…!ありすがいっぱいごはんさんをとってくるから…!」 「ゆええええええええん!おねえしゃんだけぢゅるいわあああああ!!ゆんやああああああああ!!」 子ありすの悲鳴に振り返りもせずとぼとぼと跳ねていくありすと子ありす。 それを見ながられいむとまりさは小麦粉の皮を合わせてすーりすーりを繰り返している。 「ゆゆ!れいむすーりすーり!」 「ゆゆ~ん♪まりさすーりすーり!」 そのすぐ横には残ったうんうんをしかめながらちょぼちょぼと口に運ぶ子ありすの姿があった。 「ゆうう…くぢゃいわぁぁ…でもゆっきゅりちゃべりゅわ…む~ちゃむ~ちゃ…」 …その対照的な姿を見ても何の感情すらも思い浮かばない。なんとなくこうなるだろうと言う事はあのありす達の達振る舞いを見ていたら予想がつくからだ。 羽付きはそれを見ると「もう帰ろう」と言うとそのまま振り返りもせずに飛び跳ねだした。 私も踵を返して池の周りを後にする。 羽付きと別れた帰り道の途中、あのありすを見た。 ありすはただひたすらに寒天の両目から涙を流して道路の端に生えた雑草をブチブチと引き抜いていた。 子ありすの方も同様だ。一様に心配そうな表情を浮かべてありすの後部を見ていると言うこと以外は。 「ゆ”!ゆ”!もういやだわぁぁ…!ゆっぐりじだいよぉぉ…!どぼじであでぃずがごんなめにあわないどいげないのぉぉ…」 そう言いながらブチブチとただひたすらに雑草を引き抜きありすを尻目に私はそこを後にした。 羽付きが言うにはあの公園に居ついたゆっくりは大体ああいった末路をたどるという。あのありす達が特別なのではなく。少し足を延ばせばどこでも見られる光景だそうだ。 家路につく途中にあのありす達の事を思い返していた。シビアな冬の街をあんな気楽な心持ちで生きていたのだ。もしかすればまりさ種の方がとてつもなく優秀だったのかもしれない。 だが、整理して考えてみるとあのまりさ一家も同じように「掃除」によってあぶれたゆっくりを「家来」にして越冬用の食料を集めたと思うのが妥当だろう。 ――――あの公園には今日も外から吸い寄せられるようにゆっくりが集まっていく。まるで「ドスまりさの群れ」がいると聞きつけたかのように… 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 504 かりすま☆ふぁいたー ふたば系ゆっくりいじめ 516 サバイバル・ウィンター ふたば系ゆっくりいじめ 527 シティ・リベンジャーズ ふたば系ゆっくりいじめ 582 ビルディング・フォレスト ふたば系ゆっくりいじめ 587 バトル・プレイス ふたば系ゆっくりいじめ 592 コールド・ソング ふたば系ゆっくりいじめ 604 ロンリー・ラック
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/270.html
注意書き こんかい虐められないゆっくり、頭のいいゆっくりがいます また人間虐めな内容にもなっています、燃料だと思ってください その老人は農業をすることが仕事だった 老人といっても年は60代、外の世界なら初老の男性と老人の間といわれるような年齢である。だが幻想郷では間違いなく老人として扱われる年だろう 彼には家族はいない、妻が病気で死んでから男手ひとつで育てた娘がいたが良家の男のもとへ嫁いでいってからはほとんど会っていない 子供が生まれたと噂で聞いて一目孫の顔でも見せてほしいと頼みに行ったが薄汚い貧乏人に子供の顔は見せたくないといわれ追い出されてしまった。それ以来絶縁状態が続いている 決して彼が貧乏だったとか、それで娘に辛い思いをさせたということはなかった、だが娘に一目ぼれした男が娘に貢ぎまくったこと、結婚してからも贅沢しまくったことが娘を変えてしまったのだ それ以来彼はただ黙々と畑を耕し、ほとんど人と話さなくなった だがある一匹との出会いが彼をほんの少し変えた それは近所に住む若者の飼っていたゆっくりれいむだった、元が野生のゆっくりにして珍しくもゴールドバッチを手に入れたこのれいむは一人で畑を耕すこの老人に毎日声をかけてくれたのだ 「おじーさん!きょうもおつかれさま!!」 「きょうはあつくなるっておにーさんがいってたよ!!にっしゃびょうにならないようにちゅういしてね!!」 最初はこのれいむを煙たがっていたがいつしか彼もこのれいむを可愛がるようになった、そしてその飼い主とも交流が生まれた 男の畑は柵とネットでゆっくりもうーぱっくも入ってこれないようにされており、畑を荒らされたこともなかった彼はこのゆっくりに好意を抱き始めた、もし孫が自分のことを知っていたらこういう感じだろうか? もう秋も終りに近づいたある日、彼は買い物から帰ってきた時に家の前に一匹のゆっくりまりさが座っているのを見た よく見るとところどころ、軽いけがをしていた 「そこのゆっくり、いったいどうしたんだい?」 「ゆゆっ!おじいさん?まりさ、れみりゃにおそわれてなんとかここまでにげてきたんだけどおなかがへってうごけないんだぜ…」 「そうか、なら私の家に入らないか?ご飯くらいなら食べさせてあげるよ」 「ほんとうなんだぜ?おじーさん、ありがとうだぜ!!」 彼はそのまりさを家に入れると今は完全に空室となった娘の部屋にまりさを待たせて夕食を作った それを二つに分けてまりさのところに持って行くとまりさは 「ハフハフ、うめ!これめっちゃうめぇぜ!!」 と言いながらすごい勢いで食べ始めた 周りに散らかった食べカスは少し気になったが彼はまりさに話しかけた 「ところでまりさや、お前、家族はいるのかい?いるのならはやく帰らないとみんな心配するだろう?」 「ゆぅ…まりさのかぞくはみんなれみりゃにたべられちゃったんだぜ、だからまりさにはかぞくはもういないんだぜ…」 話しながら声が弱くなっている、どうやらその家族のことを思い出したのだろう 「まりさ、お前がよかったら私と一緒にこの家で暮らさないかい?君がよければの話だけど…」 「ゆ?いいんだぜ?おじーさん、まりさがここにいてもいいのかだぜ?」 「ああ、私も一人暮らしでさみしかったんだ」 「じゃあまりさはおじーさんといっしょにここにすむんだぜ!!」 こうして彼とまりさの生活は始まった 次の日、彼は近所の若者の家に向かった、ゆっくりの飼い方について話を聞くためだ 夫婦のちぇんと一緒に子供と遊ぶれいむを横目に彼は若者とゆっくり話していた 「それでそのまりさは「ここはまりさのお家だぜ!!」とかいいましたか?」 「いや、私の家ともまりさの家とも言わなかったよ」 「そうですか…だぜまりさにしてはあまり我がままではないな…あなたのこともおじいさんと呼んでいるのな躾の第一段階はしなくていいでしょう」 「第一段階というのはなんなんだい?」 「ゆっくりに一番基本的なことを教えることです、ここは誰の家か、人間と自分はどういう関係かというのをゆっくりに教えるんです、それがないとゆっくりは飼い主を下僕としか認識しません」 「そんなこともあるのかい?」 「まあ餡子増量型のゆっくりは必要ないですけどね、それにそのまりさは怪我していたところをあなたに助けられた、たぶんそれをちゃんと理解してくれているんでしょう」 しばらくそんな話をしていた これからはどんな躾をすればいいか、餌は?散歩は?汚れた時は? そして最後に若者はこういった 「近いうちに加工所かペットショップに行ってブロンズバッチを付けてください、もし脱走とか起こった時もたいてい届けてくれます」 「わかったよ」 「ただしそのゆっくりが人に損害を与えた場合は殺してもいいことになっていますし殺さない場合も飼い主に賠償責任が発生します、すぐに教育してシルバーにすることをお勧めしますよ」 「わかったよ、じゃあ私はこれで帰るよ」 「おい、れいむ!おじいさんが帰るぞ!!」 「ゆ!おじーさん!またね!またあそびにきてね!!」 結論から言おう、まりさはおじいさんになついた、だがどういうわけかまりさは全く人間のルールを理解しようとはしなかった ご飯のときもお風呂の時もまりさは一度も生意気な口をきかず、「おじいさん!ありがとうだぜ!!」と笑顔で答えてくれた だがシルバーバッチの条件である 他人の物を他人のものと理解すること、なお且つそれに手を出さないこと ある程度のお金の概念の習得 がどうしてもできなかった よほど躾が悪くなければ早ければ二週間、遅くても一カ月以内にはシルバーは取れると若者は言ったが一ヶ月半たっても一次試験に参加すら出来る状態じゃない なんどか若者に躾の様子を見てもらったが特に問題はなく、若者も首をひねっていた 一度ゴールドバッチを持つれいむに教育係をお願いできないかと頼んでみたが「それはだめです」と返された シルバー未満のゆっくりがゴールドゆっくりと長く接触するとその野性を大きく逸脱した行為を理解することができなくなり発狂してしまうことがあるらしい 若者も一度それで野生のまりさを殺してしまったことがあるらしく、珍しく真剣な顔だった 老人はなんどもまりさを教育した、だがまりさは一向にルールを覚える様子もなく散歩中に 「ゆゆっ!だれもいないあのおやさいはまりさのものだよ!!あそこをまりさとおじいさんのゆっくりぷれいすにしようね!!」 といっていきなり人の畑に入ってしまいその畑の主に頭を下げたこともあった だが彼はいつかきっとまりさもわかってくれると信じていた その日の朝、初雪が降った だが朝早く、幻想郷の住人の殆どは今初雪が降っていることを知らない そのとき老人は何かの物音で目が覚めた なんだろう?まさか泥棒だろうか? そう思った彼は静かに音のした方向へ進んでいった 彼が見たのはあの飼っていたまりさが畑への入口から玄関に向かっているところだった、その口には大きな大根が銜えられている 「おい、まりさ、なにをしているんだい?」 彼は少し寝ぼけていたのだろうか、ゆっくりとまりさの後を追った そして玄関から外に出たとき 「ゆっくりしね!!」 屋根の上に乗っていた成体のまりさが彼の頭上に飛び降りてきた ゆっくりとは言え成体、しかもかなり大きい方だ、そんなものが頭に直撃したからたまらない、彼は視界に火花が弾けるのを感じながら倒れてしまった 倒れた彼が見たものは総勢20匹の成体まりさだった、どいつもこいつも大きく膨らんだ風呂敷をしょっていたり口に野菜を加えている その時飼っていたまりさが目の前に来てこういった 「ゆゆっ!ばかなじじぃだぜ!!にんげんごときのぶんざいでゆっくりをかう?わらわせないでほしいぜ!ばぁーか!!」 「ゆっゆっゆっゆ!!」 「げらげらげら!!」 周りのゆっくり達が一斉に笑った 「まりさのこのいだいなさくせんにきづかないなんてほんとばかだぜ!!これでむれのみんなのしょくりょうがそろったんだぜ!!」 まりさはずっとこの老人の畑を狙っていたのだ、そのためにわざと仲間に軽い傷を作ってもらい老人に飼われることにしたのだ 老人の畑は柵とネットでガードされており入るには一度老人の家の中に入る必要がある そのためまりさはわざと老人に飼われることで家の構造を探り仲間を呼び寄せる機会を待っていたのだ この畑が狙われた理由は他のゆっくりに荒らされていないこと、飼いゆっくりなどが見張っていないからだろう 「まあ、ばかなじじいはすこしのあいだつよいまりさをかっていたゆうえつかんをおしえてやったからかんしゃするといいぜ!!」 そう言ってまりさはほかのまりさと共に森へ向かおうとする だが今起きていることが信じられない老人はまりさに声をかけた 「ま、まりさや…どうして…」 まりさはUターンして老人のともに戻ってきた、そして顔につばを吐きかけると目の前で排泄行為を行う 「ばかなじじいはそこでまりさのくそでもくってゆっくりのたれじぬといいぜ!!」 そういってまりさは笑いながら去っていった、老人は畑のすべての野菜を奪われてしまった 10分ほどそのまま倒れていた老人はゆっくりと起き上がった、そして彼はいつも相談していた若者ではなく近所で有名な虐待お兄さんの家へと力なく歩いて行った あとがき ごめんなさい、ゆっくりいじめどころか人間虐めでしたね このあとお兄さんに頼んでまりさ達は虐待されるのですが…虐待描写を書くのが苦手な自分は続きを書くことはたぶんできないです、思わせぶりな終わり方しておいて本当にごめんなさい なにか質問等があればスレで言ってくれれば答えます あと途中で出てきたブロンズとかシルバーのバッチ、詳しい設定は俺とゆっくりの話 1に乗っています では 8月23日 2241 セイン
https://w.atwiki.jp/kyo3nen/pages/52.html
久「去年、私たちに足りなかったのは行動力だと思うの」 京太郎「なんだよいきなり」 まこ「どーせいつもの思いつきじゃ。ほっとけ」 久「なによもう!」 京太郎「あーはいはい、ちゃんと聞くから……で、なに?」 久「なんか投げやりね……まぁいいわ」 久「ズバリ、勧誘よ勧誘!」 京太郎「勧誘?」 まこ「部活動紹介ならさっきすませたと思うがの」 久「それじゃ足りないから勧誘に行くの!」 京太郎「たしかにな……一理あるかも」 久「じゃ、お願いね?」 京太郎「は? いやいや、ここはみんなで力合わせるべきだろ」 久「だから役割分担よ。歓迎会の準備とか買い出しとかもあるし」 まこ「なら公平にじゃんけんっちゅうのはどうじゃろうか?」 京太郎「それ名案!」 久「えー?」 まこ「ほれ、じゃーんけーん――」 京太郎「そんで結局俺が勧誘にまわされたわけね……」 京太郎「この勝負運のなさはどうにかならないかね?」 京太郎「まぁ、学食でなんか食ってからにするか」 優希「た、タコス切れだじぇ……」 京太郎「お前大丈夫か?」 優希「おお、旅の人。私のことはいいから先に行ってくれ」 京太郎「廊下の真ん中で行き倒れとはまた斬新な」 優希「のどちゃん、どうか無事で……ん?」 京太郎「これがどうかしたのか?」 優希「その紙袋の中身、まさか……!」 京太郎「学食のタコスだけど、食うか?」 優希「ぜ、ぜひっ」 京太郎「待て待て、今出すから」 優希「んぐんぐ、ごちそーさまだじぇ!」 京太郎「良い食いっぷりじゃないか」 優希「ふぃー、感謝するじぇ」 京太郎「おう、もう行き倒れんなよ」 優希「……お兄さん、もしかして麻雀部の人か?」 京太郎「まぁな。三年の須賀京太郎だ」 優希「おぉ! どうりでどっかで見たことあると思ったんだじぇ」 京太郎「そっちは新入生か? 今日の部活動紹介見てくれたんだな」 優希「片岡優希、麻雀部に入部希望だじぇ!」 京太郎「まじか!」 優希「まじだじぇ。さらにもう一人友達も入部希望だじぇ」 京太郎「おいおい、今年は豊作だな!」 優希「二人で豊作って、去年は?」 京太郎「もちろん二人より少ない人数だ」 優希「それって0か1しかないんじゃ……」 京太郎「コホンッ、とにもかくにも歓迎するよ」 優希「……ちょっと不安だじぇ」
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1137.html
935 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/26(月) 22 50 33 ID f84bGoo. ドガガガガガガガガ キャスター「ちょ…まさか…」 ムギ「キャスターさん、一体どうしたんですか!?」 神原「キャスターさんが律さんのあれをどうこうしてしたら律さんがいきなり暴走したように見えたが…」 キャスター「実は…」 ドガガガガガガガガ ムギ「…このままじゃまともに話もできませんね。みっちーいるんでしょう!出てきなさい!」 みっちー「おや、ばれていましたか」 ムギ「最近の貴方は隙あらば私の首をとろうとしてますからね。それよりも…」 みっちー「わかっていますよ。律殿の相手をすればいいのですね」 ムギ「ええ、ほどほどにね」 みっちー「わかっていますよ。では」ダッ ムギ「さてキャスターさん、事情を」 キャスター「ええ…実はかくかくしかじかで」 神原「なんと…」 アーニャ「ええー…」 ムギ「…キャスターさん、あの瘴気の正体を忘れたとは言わせませんよ」 アーニャ「(ツムギのこの笑顔が張りついた顔…怖い…)」 神原「あれのせいで何回セイバーさんが…」 キャスター「う、うん」 ムギ「まあここで話してるだけじゃ何も始まらないわ。原因ははっきりしてるし…モンキー」 モンキー「何かな?」 オーナー「ガンダムバカに連絡をとって彼と協力して上条さんを生け捕りにしてきて。幻想殺しなら瘴気…いいえ、アンリ・マユを吹き飛ばせるはずよ」 モンキー「了解した」 オーナー「多分上条さんの近くにはホチキスもいると思うから必要であれば協力を乞いなさい。邪魔をしたらお仕置きです、と言えばホチキスも何も言わないでしょう」 モンキー「まあそうだろうな。先輩も真っ正面から貴女とぶつかるのは避けているし」 オーナー「じゃあ頼んだわよ」 モンキー「行ってくる!」ダッ オーナー「さて、私は…(ピポパ)ああゴースト、貴女の知恵を借りるわよ…テーマはそうね、荒れ狂うりっちゃんにいかにして上条さんをぶつけるか」 キャスター「どうしよう…」 アーニャ「…ドンマイ」 ドガガガガガガガガガ アヒャャャャャャャャャャャャャ 【律 アンリ・マユにより久々の暴走】 936 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/26(月) 23 05 17 ID Z8c8jmZM 【死者スレ控え室】 ピカピカ 上条「大分綺麗になったな」 ひたぎ「そうね」 C.C.「これでここの掃除は終わりだな」 ひたぎ「後は各自の部屋の掃除ね」 上条「お前ら自分の部屋なんか使ってんの?」 C.C.「一応私物を置いたりしているぞ」 ひたぎ「まあ持ち込めるものはここに持ち込んでるけど」 上条「ふーん…ま、それじゃ今回は解散ってこt」 ドッカーーーン!!! モンキー「失礼する!!」 上条「ぐえっ!!!」グシャ ひたぎ「あらあら…」 C.C.「外に出ようとしてドアに近づいたら、外から開けられたドアに潰されるとは…何ともベタな…」 モンキー「おおいたな上条君!すぐに来てくれ!!」 上条「ぐぅ…人を潰しておいて開口一番にそれか…」 ひたぎ「何があったの?」 モンキー「うむ…実は…かくかくしかじか」 ホチキス「なるほど…それは行くしかないわね…面白そうだし…」 C.C.「何なら私がコロモロボで送ってやる…面白そうだし…」 上条「最後に面白そうだしって言うな!!本音がダダ漏れだ!!」 モンキー「では急ごう!!」 937 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/26(月) 23 09 40 ID Z8c8jmZM ガンダムバカ「………」 ホンダム「………」 ホチキス「あら、いたの?」 C.C.「存在感が薄くて気づかなかった」 938 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/26(月) 23 18 50 ID zfyMtA1I ~???~ ??「…こっちも渡してはくれなかったのね」 ??「でも…ええ、そうだよね」 ??「あっちよりはより近い物を貰えたから、あなたと話せるようになれた」 ??「だから彼らには感謝しなくちゃ」 ??「…ねぇ、××××さん。向こうから何か感じるよ」 ??「…あの力を取り込めば…ふふ、ふふふふふ……」 【こちらも瘴気により暴走気味?】 なんの打算もなく乱入させた、かつ私自身が今回のリレーには参加できそうにもないので邪魔ならば無視してください 939 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/26(月) 23 50 27 ID 1Pp3GBKc 【某所】 キャスター「(暴れている律を鏡でモニターしながら)で、どうかしら」 インデックス「(前払いのピザを頬張りながら)再生魔術の成果と対価なんだよ」 キャスター「対価?魔力を媒体にした場合、それは支払い済みのはずだけど…」 インデックス「あれは魔力じゃないからその理屈は通らないんだよ。 でもパスくらいは設定しているんだよね?」 キャスター「それが解除(したらりっちゃんの処女膜まで消滅しちゃうから)出来ないのよね)」 インデックス「ふーん?」 キャスター「なによ、そのじと目」 インデックス「いずれにせよ、とーまが触れば瘴気も晴れるわけだから一件落着なんだよ」 キャスター「…それもちょっとまずいのよねぇ」ボソッ インデックス「だったら(今かかっている魔術を解除したのちに)再生魔術をもう一度正規の手順で使えばいいんだよ」 キャスター「それが出来る魔力があればとっくにそうしてるわ」 インデックス「余剰魔力が足りないの?」 キャスター「私のキャパシティを超えてるわね。やや専門外だし」 インデックス「霊場は?」 キャスター「ここ、あまり向かないのよね。どっかの誰かさんにとっては最適らしいけど」 インデックス「なら魔力プールは?」 キャスター「私の世界じゃそういうのは無いのよ」 インデックス「貴女の世界でもある魔術師の一族が専門にしているはずだけど?」 キャスター「いずれにせよ、私には使えないわね」 二人「「う~ん…」」 940 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/26(月) 23 50 53 ID 1Pp3GBKc とーか「お悩みの様ですわね!」 衣「インちゃーん!」 キャスター「…どうやって嗅ぎつけたのかしら?」 インデックス「ころちゃんのお母さんなんだよ!」 とーか「なるほど、つまり魔力とやらの乾電池が必要ですのね?!」 インデックス「飲み込みが早くて助かるんだよ!」 キャスター「一般人とは思えないわね…」 衣「とーかぁなんとかしてあげて…」 とーか「誰が断るなどと申し上げましたの?!」 衣「やってくれるのか!」ぱああ とーか「トーゼンですわ!ハギヨシ!」 パチン キャスター(結局他人頼りじゃないの…) インデックス「そんなの咲世界で調達出来るはずが…」 コトッ インデックス「出来たー?!」 キャスター「え、何が起きたの?なんの揺らぎも無く宝石がテーブルの上に置かれてるなんて…!」 とーか「どうやらこれでよろしいようですわね! 実にパーフェクト且つファンタスティックな仕事ですわ、ハギヨシ!」 衣「凄いぞ、ハギヨシ!凄いぞとーか!」 キャスター「それに関しては確かに何も言えないわね…」 とーか「ならば、これからはわたくしの事をミス・パーフェクト! もしくは帝冠詞を付けてザ・トランスポーターと呼んで下さいまし!」 キャスター「いや、それあなたが持ってきたわけじゃないし」 とーか「では新年会の準備に行きますわよ、衣!」 衣「インちゃーん、またねー」 バタン