約 106,086 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/22360.html
登録日:2010/09/12(日) 17 20 38 更新日:2024/05/31 Fri 10 13 13 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 つりびと アウトドア グランダー武蔵 スポーツフィッシング フィッシング ブレスオブファイア レジャー 狩猟 趣味 釣り 釣りキチ三平 釣りバカ対決 釣りバカ日誌 釣り人 釣り項目 釣竿 魚 釣りとは主に釣竿を用いる狩猟の一種。 釣りの文化は世界中に存在し、砂漠の国であっても海や川があれば漁業で生計を立てる民族も存在する。 【概要】 「釣り」という言葉は色々な意味があるが、現在では主に「魚を釣りあげる」「魚釣り」という意味で使われることが多い。 海や川といった水辺で釣竿を垂らし、それに掛かった魚を釣り上げる行為全体を指す。 魚釣りをする理由としては大抵が「釣った魚を食料にする」事であるが、魚との戦いを楽しんだり、単なる暇つぶしだったり、調査目的の為に行われる事もある。 我が日本国でも普遍的な趣味として愛されており、街を歩けば釣具専門店を何軒か見かける程である。 釣りの歴史は非常に古く、日本では石器時代にも釣りの文化があったとされ、全国各地で骨を削った針や石製ものも発掘されている。 趣味としても紀元前11世紀頃の人物である太公望が好んでたとされる。 その為、釣り人の事をしばしば「太公望」と呼ぶ事がある。 現代では釣竿と呼ばれる弾力のある長い棒に糸を通し先に返しのついた釣針をつけ、その先に餌を付けた手法が一般的であるが、近年ゴムや樹脂を使い餌の形を模したルアーを使った手法や、糸を根気よく巻いて作った毛ばりと呼ばれる虫を模した針を用いた手法も人気である。 そのほかにも竿を使わず手で糸を持つ手釣りや、魚の縄張り意識を逆手に取った友鮎釣りというものまであり、慣れた釣り人は用途や環境、その日の条件などでそれを使い分ける。 また日本では古来より針を使わず糸の先に干しイカや蛙の身や皮をくくりつけザリガニを釣るという文化も育まれ、田舎などではまれに今でも見ることが出来る。 基本的には浜や堤防で行われることが多いが、船やボートをレンタルもしくは購入し海上まで赴いたり、冬場では凍った湖の氷に穴を開けて糸を垂らす釣り方もある。 また人工的に水を張りプールのようなものを作りその中に魚を放って、料金を払った客がそこで釣りを楽しむ「釣り堀」というものもある。 同じアウトドアの為かキャンプと併用する者も多く、中にはテントと調理器具だけを持って食料は釣りによる現地調達のみというストロングキャンプを行う剛の者もいる。良い子は真似しちゃだめだよ。 街中には釣具店も多くあり、趣味人もまた多い為、入門難易度は非常に低い。 ただしあくまで入門の難易度が低いだけであり、本気で魚を釣るとなると装備や経験を積まなければならず、またどれだけ長くやっても向こうも生き物故に上手くいかないことも多い。 だからこそ釣れた時のカタルシスはひとしおと言えるのだが。 しかし浜や川辺、堤防等には立入禁止、釣り禁止の場所も多い。 良い釣り場所があると思ったら、そこは私有地だったという事でトラブルになったケースも多数発生している。 そうでなくても水辺というものは思ったよりも危険な場所、足を滑らせて溺れるならまだいいが、最悪の場合テトラポットから脱出不可能になって餓死するしかなくなることもある。 また前述の通り釣りは普遍的な趣味の為、同好者が多すぎる。 釣る位置を巡ってトラブルになったり、バラした魚を横取りしようとして喧嘩になったりもしばしば。 どの趣味にも言える事だがルールとマナーを守り、安全第一で行いたい。魚の餌になりたくなければ…。 各地の海河川ごとにルールが定められており、それらは水産庁のHPで確認できる。 一方この釣りを生業としている漁師と呼ばれる人たちもいる。 毎日のスーパーや食卓に並ぶ魚を取っているのは彼らである。 ハイテク機械や網を使った漁をすることもあるが、やはり最終的には釣りの腕が物を言うらしく、漁師=凄腕の釣り人であることが多い。 魚を釣ったはいいが、捌き方がわからない人も珍しくない。 スーパーや鮮魚店、飲食店のなかには持ち込んだ魚を捌いてくれるサービスをしてくれる店舗もあるのでそちらにお願いしよう。飲食店なら捌くだけじゃなく調理までしてくれる。 ただし、持ち込む前に事前に連絡することと魚の鮮度を氷水で保っておくことを忘れないように。 多数有る趣味の中では明確に食料確保ができるという事もあり、実益を兼ねる事もある。 生きた魚を間近で見て触る(そして食べる)ことから、子供の情操教育の一環として行うこともある。 【ゲームにおける釣り】 「石器時代という古くから行われているために、特別な科学力などが必要ない」「とりあえず糸と釣竿があれば形になる」 そして何より「ミニゲームを仕込める」事から、各種ゲームにおいて釣りは切って離せないものとなっている。 大抵の場合は食料にするための魚を釣る行為なのだが、稀に食料以外…例えば魚以外のアイテムゲットや戦力調達にする為に行う事もある。 他にも吊り上げた魚系モンスターが襲い掛かってくる場合も…。 大抵の場合はシンプルなミニゲームであることが多いが、中には釣竿や餌から吟味し本格的な釣りゲームに匹敵するほど作りこまれているものもある。そして本編そっちのけで夢中になるプレイヤーも…。 代表的なのがポケモンシリーズシリーズだろうか。 つりざおアイテムを貰って、水辺やなみのり中のポケモンの上、四天王の部屋の石像や扉に糸を垂らして、釣り上げたポケモンを捕まえるというのはシリーズ恒例。 初期は釣り糸を垂らしたら自動的に釣りあげていたが、最近はタイミングを計る必要も増えてきた。 一般トレーナーにも「つりびと」がいるが大体が良くも悪くも釣りに熱中しており、釣ったポケモンのみを繰り出してくる。 良く釣れるコイキングを6匹繰り出してくるつりびとは半ば名物になりつつもあった。 他にもモンスターハンターシリーズのような素材集め系、テイルズオブシリーズのような料理があるシステムでは確実に登場している。 釣り大会が行われるゲームもあり、意外な腕前を見せるキャラが現れたりなんかして。 ファイアーエムブレム 風花雪月ではガルグ・マグ教会の麓にいつでも利用できる釣り堀が存在している。 こちらはタイミング良くボタンを押して吊り上げた魚の体力を消費させるというもので、妙に重厚なBGMも相まってシュールな印象を与えてくれる。 この事も相まって釣りが趣味だったり、嗜みとして釣りをする教師や生徒も何人かいる。 中にはうるさすぎて全く釣れないと公式から言われてるヤツなんかもいる。 【釣りが好きなキャラ】 ・浜崎伝助 タイトルが「釣りバカ日誌」という事もあり、主人公のハマちゃんは釣りが大好き。 社長である鈴木さんをはじめ多数の釣り好きな人たちと交流し、人脈を生成している。 本人は他人に教授できるほどの腕前であるが、釣りをしているときはかなり傲慢になりがちで、釣果を巡って親友と大喧嘩になることも…。 なお作品の都合上釣り人が多数登場するのだが、実は釣りはメインテーマではないのは有名な話である。 ・エステル・ブライト 基本的にゲームにおいて釣りは「必要な事」としては扱われても、それを行うキャラが「釣りが好き」と設定されることはそう多くない。 そんな中軌跡シリーズの元気娘エステルは明確に釣り好きと設定されている。 LORD of VERMILIONで種族が海種になったのも釣りが趣味だからという設定である。(*1) なおあくまで設定だけの為、プレイヤーによっては全く釣りをしないエステルになっちゃうこともある。 ・藤原肇 アイドルの一人の陶芸家の肇ちゃんも釣りが好き。 …と登場当初は設定だけだったが、程なく祖父と一緒に釣りをしているイラストのカードが追加された。 どうやら川釣りメインであると同時に、花の女子高生なのに餌に使うミミズを躊躇なく扱える事が判明した。 礼儀正しく大人しい性格ながらワイルドな趣味に加え、「幼い頃は男の子たちと野山を駆けまわっていた」過去もありギャップがあったりする。 ・浅利七海 こちらもアイドルの1人。釣り…というよりかは魚全体が好きな子。魚は愛でるのも食べるのも大好き。 趣味も釣り(海釣り)と徹底しているが、川釣りもできるらしく上の肇ちゃんとは仲良し。 しかし彼女、実は船酔い体質である上に泳げない。 デレステスタッフには人の心が無い。 ・絆†エクシード ライトノベル『ディメンションウェーブ』の主人公。 舞台となる長期VRMMO内にてひたすら釣りのために過ごしており、海・川・餌釣り・ルアー釣り、さらには「漁」に入る籠罠や地引網と多彩な釣りを楽しみ獲物を調理している。 また「獲物を戦闘にも使える解体技能で裁いてレア素材をゲット」「釣りで鍛えた竿さばきを生かしてモンスターを釣って行動妨害」等、自他共に認める趣味プレイながらその釣り技は戦闘でも活躍出来るレベルに達していたり。 なお本人(男性)は本当はガチムチマッチョ漁師アバターをしたかったのに、姉妹の陰謀でロリっ娘オープンネカマプレイを強いられているのはご愛敬。 追記修正は、釣り人としてのマナーを厳守してお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……[ピチッと] -アニヲタWiki- やあ(´・ω・`) みたいなのを期待した者よ、残念だったな!! これは普通の釣りの項目だ! 【せっかくなのでネットミームにおける釣りも解説】 「嘘のスレッドタイトルで多くの人をだまし本気にさせること」を意味する。 例として「上半身裸で拷問を受けているJCの画像」と、見ている人を刺激させるようなタイトルをつけていざ開いてみたら「上半身裸で拷問を受けているジャッキー・チェンの画像」だったという事例がある。 釣りの目的としては大抵は相手の反応を楽しむというものだが、中には自分の言葉で右往左往する人間をあざ笑うという悪質な者もある。 とはいえ相手も人間で、余りにも嘘が悪質かつバレバレの場合は「釣り針が大きすぎますよ」とレスを返されることもある。 他にもメール欄などの確認しにくい場所に、釣り糸を表している「J」と入力し、あからさまな冗談を言う者もいる。 基本的には人をだましその様を楽しむ行為で釣られた方は不快な思いをするのだが、余りにも鮮やかな釣りを行った場合は逆に称賛される。 例えばカルマはだれキュラは弟が作ったゲームの無茶苦茶さを実況している体裁だったが、最後に「俺の家族は父母と犬だけ」と釣り宣言をし、ゲームの内容も相まってこの野郎と愛のある罵声をもって終了した。 尤もそのような称賛されるような「釣り」はそうそう多くないのだが…。 また、過激だったり否定的な意見を述べてしまい、自分を標的に炎上し収拾がつかなくなった場合に「釣りでした」と言う行為もあるが、大抵の場合は「後釣り宣言」と扱われ全く効果が無い。当たり前である。 このような意味で「釣り」を使われた結果、釣りという言葉には「人を誘う、だます」という意味が追加された。 野球でわざと空振りを誘うような球を「釣り球」というのも、この釣りが元である。 しかし人をだましてあざ笑うというのは決して褒められたことではない。最悪の場合は明確な犯罪となる。 それじゃあとりあえず自分の年齢分腹筋と追記修正してもらおうか。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 芸能人には結構釣り好きがいる気がする。 -- 名無しさん (2014-01-23 18 06 53) やぁ。みたいな釣り項目のリンクがないだと… -- 名無しさん (2016-10-18 14 56 33) 『グランダー武蔵』みたいなアニメをまたやってくれないかな。原作に登場したあの独特なルアーが発売されたこともあって、当時はちょっとした釣りブームになってたのを覚えてる(そのルアーも今じゃ全てプレミア化してるし)。 -- 名無しさん (2019-03-12 12 25 10) ミニゲームの釣りってやたら多いよね -- 名無しさん (2020-06-22 01 07 01) 清水愛という釣りガチ勢声優 -- 名無しさん (2022-05-19 00 19 26) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bokurobo/pages/137.html
第二十三話 胸囲!?思春期の限界!!(後編) 突破「おおおぉぉぉ!!」 アンドロメダロスへと一直線に駆け込むゲンカイザー! 剛腕は空を切り、アンドロメダロスへと突き進む! 突破「だりゃあああああああぁぁ!!」 衝撃! しかし、それはアンドロメダロスを捉えたわけではなかった! 突破「な、なにぃぃぃぃい!?」 メダ「早まったわね、ゲンカイザー!!」 アンドロメダロスの腕から剣が飛び出し、ゲンカイザーを襲う! 間一髪、ゲンカイザーは後ろへ飛び退き、斬撃をかわした! 手に残る衝撃の正体は… 突破「ま、まさか…バリアってやつか!?」 メダ「ふん、アンドロメダロスはリタイア軍が誇る最新鋭戦闘ウツノイド……旧式のゲンカイザーなんかに負けないわ」 アンドロメダロスの背中、尾のようにうなるそれ、先端から強力な電磁波を放ち重力場を生成しバリアを作り出す! 肩の宝玉が光り、危険を感じ取った突破は身構えた! メダ「さぁ味わいなさい……スカァァァァレットレィィィィィィィィィイン!!」 宝玉にプラズマが走り、無数の赤色光がゲンカイザーを襲った! 突破「うぉぉおあああああっ!? ち、ちくしょ……こいつ!?」 メダ「ふん…ゲンカイザーが遠距離を得意としないのはよく知ってるわ。さぁ…今日こそ終わりよ!!」 右腕が可動、大口径のバレルがせり出し、ゲンカイザーを狙う! しかし! 秀一「そうはさせんッ!!」 上空からアンドロメダロスに飛びかかる影! ヨユウダー! メダ「ちぃっ! 早かったねぇぇ!!」 秀一「そのビーム砲…近づかれれば無意味と見た! シャクトゥゥゥゥゥゥソォォォォォォォド!!」 とっさに剣を取り出し、ヨユウダーの斬撃を防ぐアンドロメダロス! 秀一「ぬぅ!? できる…!」 メダ「当たり前でしょおッ!!」 互いに渾身の力を込めた一振りがぶつかり合い、双方がはじけ飛んだ! ゲンカイザーのそばに体勢を整え降り立つヨユウダー! 突破「おせぇぇぇ!!」 秀一「い、色々あったのだ! それよりも…」 アンドロメダロスはもう一本剣を取り出す。 まるで二人掛かりで来いと誘っているようだ。 秀一「…やるぞ!」 突破「おぉぉぉ!!」 足の速いヨユウダーが疾風のごとく、巨体をアンドロメダロスへ走らせる! それを追う形でゲンカイザーも突撃する! メダ「きたわね…!」 秀一「でぇぇぇぇい!!」 刃と刃がぶつかり合い、その一瞬後にゲンカイザーの拳が飛ぶ! 突破「もらったぜ!!」 メダ「単細胞ッ!!」 拳が何かに弾かれる! バリアではない、もう一本の剣の柄! 刃では防ぎきれない部分を狙ったやぶるだったが、メダは見抜いていた! 秀一「退け! やぶる!!」 メダ「遅いッ!!」 瞬間! 肩の宝玉が輝き、ゲンカイザーに直撃する! 突破「ぐぉぉぉあああああ!!」 秀一「やぶる!! ぐおぉっ!?」 ヨユウダーもシャクトゥーソードを弾かれ、ビームをくらってしまう! メダ「ふん……やはりデータ通りね…」 秀一「データ…だと!?」 メダはあざ笑うように答える。 メダ「ふふ…あたしたちが何も学ばないと思って? あなた達の力なんて…データの力には無力よ。弱点はもちろん、現在の稼働状態や精神状態…特性特徴もすべて……知り尽くしてるの」 秀一「なんだって……!?」 メダ「ふふ…あたしの前じゃあなた達なんて、余裕で…突破できる…なんて、ね」 スピーカーからメダの高笑いが大音量で流れ出す! 突破「く、くそっ…てめぇ……」 秀一「はぁぁぁぁぁぁあ!!」 倒れたゲンカイザーをよそに、単独突撃するヨユウダー! 突破「な、なに!?」 メダ「気でも狂ったのかしら…涼茂秀一ぃぃ!」 ヨユウダーの剣の乱舞! それを二本の剣でさばくアンドロメダロス! メダ「少しイレギュラーね? データの修正が必要だわ…」 秀一「そんなことを後に出来なくなるくらい……たたっ斬る!!」 二人の戦いを見るやぶるは漠然と、考えていた! 突破(ばかな……あの秀一が、考えもなしに突っ込むはずが…) メダ「ほぉら…遅いわよ! それでも天才?」 秀一「ぬぅう!! ならシャクトゥーランサーだぁぁぁ!!」 メダ「冷静さを欠いた戦士なんて…赤子同然ね」 ヨユウダー、秀一はなお退かず、攻めて攻めて攻め続ける! 突破「……そ、そうか!わかったぜ…秀一! お前の策が!」 ゲンカイザーが立ち上がり、腰のアーマーがせり上がる! プラズマがほとばしり、火花が散る! メダ「ちっ…ボルテック限界拳か! させるかぁぁぁぁ!」 秀一「くっ、うぉぉぉお!?」 メダは邪魔だとばかりにシャクトゥーランサーを剣で弾き、ヨユウダーを吹き飛ばした! 尾が可動、間をおかずバリアが作動する! メダ「無駄よゲンカイザー!! ボルテック限界拳も計算上このバリアには……」 余裕を見せるメダ。 しかし! ゲンカイザーに躊躇いはない! 突破「プラズマァァァァァァァエフェクトォォォォ!!」 プラズマが空を裂き、アンドロメダロスへと向かう! ……否! プラズマが走る先はアンドロメダロスではない! メダ「き、貴様…なにを……きゃあぁぁぁぁあ!?」 突然、衝撃がアンドロメダロスを襲う! 爆発…? いったいなぜ! メダ「こ、これは……『バリア装置』が!?」 尾は木っ端微塵に粉砕していた! メダは信じられないと、背後を向く… メダ「し、『シャクトゥーランサー』……」 秀一「私のシャクトゥーランサーは……ビームを弾く! データに過信したな、アンドロメダロス!」 信じられない。 旧式のマシンに、簡単な応用と連結だけで… メダ「そ、そんな…」 秀一「データに頼りきって…肝心なことを忘れていたな。 我々…人間の持つ信頼…コンビネーション! 貴様は単独での性能しか考慮出来なかった…それが敗因だ」 眼前にはもう、ゲンカイザーの拳が迫っていた! メダ「そ、そんなの……嘘よぉぉぉぉぉぉ!!」 突破「嘘かどうか……俺の拳に聞けぇぇぇぇぇ!!」 その言葉がメダに聞こえたかまでは、わからなかった。 突破「ボォォォォォォルテック!! げぇぇぇぇぇんかぁぁぁぁぁぁぁいけぇぇぇぇぇん!!」 巨体が宙に舞う! 突破「限界……突破ぁ!!」 そして、爆発! 戦いは終わらない… 負けるな突破! 限界突破だゲンカイザー! 限界ギリギリゲンカイザー・SSに戻る next※二十七話 back※前編
https://w.atwiki.jp/yan-dere/pages/130.html
< 【back】 【next】 > 注意 性的表現を連想させたり、性的表現そのものが含まれる作品です これらに苦手意識や嫌悪感を抱く方が見るのはお勧めしませんが、文章なので18禁ではありません 忘れたい思い出 何気なく放課後の図書室に来た稔。図書室は珍しく閉まっていたが、扉の隙間からは明かりが漏れていた。 中の様子が気になった稔は明かりの漏れる隙間から中の様子をうかがった。 「ねぇ、りぃちゃん。人のものを盗ったら泥棒だよね?」 中には笑顔の百合と、表情は見えないがうつむいている凛々がいた。 「………。うん。!?痛っ!痛い!」 凛々が返事をした途端百合が凛々の髪をつかんだ。 「返事は『はい』でしょ?りぃちゃん?」 「はっ、はい!」 他人のそら似であってほしいと願いたい光景だった。しかしそんな気持ちを何かがあざ笑うかのように図書室は狂気が 溢れていた。 百合がパッと髪をつかんでいた手を放して言い放つ。 「りぃちゃんこのセリフ覚えてる?『そうね…。悪いことをした人にはお仕置きが必要ね』 そのセリフに凛々の肩がビクッと震えた。 「その様子だとしっかり覚えてるみたいね」 「ごめんなさい百合…。だから…」 「『だからもう許して?』そこまで覚えてるなんてすごいね。りぃちゃん」 ニコニコしているが軽蔑を含んだ声であり、凛々は何も言えないようだ。 「でも、りぃちゃん達止めてくれなかったでしょ?」 「それは…」 「理由は何でもいいけど貴女がした事に変わりはないよね?」 こちらから表情はわからないが泣いているのだろう、凛々の肩が震えていた。 「そうね…、今日は懐かしい罰にしましょう。今日から貴女のショーツは私の所有物です。『今すぐ』渡しなさい」 「……」 凛々は立ち上がるが、そのまま固まってしまった。 さっきまでニコニコしていた百合の表情が一変し怒りを露わにし、強い口調で凛々に言った。 「いつまでそうしている気!?30秒以内に脱がないと貴女のスカートに手を突っ込んで無理やり脱がしてもいいのよ!」 ――時間切れ間近――凛々はスカートの中に手を入れ、黄色いショーツを脱いで百合に手渡した。 百合は丁寧にそれを折りたたむとニコリと微笑んだ。 「まだ…」 「覚えています…」 何か百合が言おうとしたのを凛々が遮った。 「これでいいでしょ?」 吹っ切れたように言うとスカートの端をつかんで持ち上げ、自らの恥部をさらけ出した。 「すご-い!りぃちゃん!よく覚えてたね!それじゃ御褒美に…」 百合が凛々に歩み寄り、後ろに回り込んだ。 「気持ち良くしてあげる」 百合の両手が凛々の制服の下に潜り込んだ。 「いっ!」 凛々から声が漏れる。しかしそれは快感から来るものではなく、むしろ痛みから来るものに近いようだ。 無理矢理力任せに胸を揉まれたのだ。痛いのは当然だろう。 「痛い?あの時の苦痛と比べたら生ぬるいものよ」 中から押し殺した泣き声が聞こえてきた。 あまりの酷さに視線をそらす。 いくら何でもこれは酷いと思う。だけど何故か俺は図書室に入る事は出来なかった。 『動かないこと』そうしないとふとした事から『殺られる』と本能的に感じ取ったのかもしれない。 ただ確実なのは、目の前で理不尽な暴力が振るわれているのに何も出来ないと言う事だけだ。 「やだっ、やめて百合!」 再び視線を図書室に移すと窓際にいつもの笑顔の百合がいて、少し離れたところに涙を浮かべる凛々がいた。いつの間 にか凛々はスカートまで脱がされており、露わになった女性らしいお尻とすらりとした脚が美しい…。 『パサッ』 百合が無言で軽いものを外に捨てたようだが雰囲気からスカートを捨てたようだが…。 「大変ね白水さん」 「うっ、うっ…うわあああぁぁぁん」 ついに凛々が泣き崩れた。『りぃちゃん』と呼ばれていたのに他人行儀に呼ばれたのようだ。 泣き崩れる凛々とは対照的に百合の方は大声で笑っていた。 笑ってはいたが焦点の定まらぬ視線は宙をゆらゆら舞い、理由は分からないが涙の線が頬に描かれている。 周囲の狂った雰囲気もいつの間にか消え失せていた。 「帰ろう」 頭に浮かぶと同時につぶやく。『何もすることが出来なかった』『俺は無力だ』自分を責める言葉が繰り返し繰り返し 頭の中をかけ巡り、気がつくと自分の荷物を持って家路についていた。 翌日、百合はいつも通りの笑顔で、いつも通りに勉強し、いつも通り振る舞っていた。 ただ違うところを言うと、いつも現れるはずの凛々が現れず一日が終わったことだ… ~Fin~ 「あ……なんか、当たってます……」 「だ、駄目だよ委員長。そこは触っちゃ……くぅっ」 なんて感じでズボン越しに撫で回されていたんだが、積極的モードの委員長は一味違った。 片手でズボンのジッパーを下ろしたかと思うと、委員長の方から中に手を突っ込んできたんだ。 「あああ……委員長……駄目だよ……こんなとこで……」 「ふふ……藤宮君って可愛いですね。私、ただ触ってるだけなのに、すごく気持ち良さそうな顔してますよ?」 「いや、だってそれは……」 「私はここで止めてもいいですけど、それだと藤宮君が困りますよね? 男の人は性欲をもてあますと大変だって、色んな本に書かれてましたけど」 「だからって……さ、先っぽを指でグリグリしない……でっ……し、刺激が強すぎ……るっ」 「ああ、ごめんなさい。痛かったですか? すごくびちゃびちゃで指が滑るものだから、ついつい楽しんでしまいました」 「だ、だめ……これ以上は……」 「いいですよ。私の手の中に出しちゃってください……全部受け止めてあげますから……」 < 【back】 【next】 >
https://w.atwiki.jp/sstabiji/pages/54.html
シリウス・フィーナ ――それは、遠い記憶。 私が4歳の時に、母さんと父さんはこの世を去った。 不思議と、とても綺麗な顔だった。 とても他人の手によって命を奪われたようには見えなかった。 王位に就いていた私の母さんと父さんは、私がまだ母さんのお腹の中にいる頃―― 私たち両親は、まだ1歳になったばかりの兄さんを連れて城が火に包まれて命からがらトラスタ村へと逃げたのだった。 その国は、もう滅亡したと聞いた。私たち家族をあざ笑うかのように。 私を出産した母さんは、とても綺麗な女(ひと)だった。 女神のような微笑みがとても似合う人だった。 幼い私の小さな手を母の暖かい手が包む。 それだけで、安心した。 母さんが私を抱き寄せると、いつもふわりとリリィの花の匂いが私を包んだ。 そういえば母さんは、口癖のように私に言うことがあった。 「これから何があっても、人を恨むようなことをしちゃいけないよ。 母さんとの約束だからね」 私とよく似た、スカイブルーの髪をなびかせてにっこりと笑って私の小さな小指と小指でよく指切りをした。 私の母さんと父さんは、いつしかよく旅をするようになった。 数日間家を空けることが多く、私の面倒は兄が主に見るようになった。 時々私も兄さんの手伝いをしていた。 父さんと母さんの、帰りをただ待って。 5歳になった兄は、山を一つ越えた先の街にあるアカデミーへと通うようになった。 一人前の、母さんのような魔導士になると言って。 遠い道のりを兄さんは文句一つ言わず通った。 私も、見たことのない街を兄さんがたった一人で。 私は兄を尊敬していた。 ううん、今でも尊敬している。 たった一人の、私の兄――スピカ兄さんを。 兄さんの周りは、いつも人が沢山居た。 兄さんは本が好きで、とても博識だったから。 私も兄さんみたいになりたくて、沢山本を読んだ。 それを見た兄さんは微笑みながらいつも頭を撫でてくれた。 「ねーおにーちゃん……おにーちゃんはしーのことすき……?」 「ああ!大好きだよ」 「やったー!こういうことって、じあい……っていうんだよねー?」 「わあ。しーちゃんそんな難しい言葉覚えたの?本を読んでいるせいかなー?えらいえらい」 「うん!」 私は、兄さんがほめてくれることがとても嬉しかった。 私はそれだけでとても幸せだった。 だけど、そんなことは長く続かなかった。 父さんと母さんは……ローブによって顔が見えない――何者かによって無惨に殺されたと、兄さんから伝え聞いた。 兄さんは、どうやらその現場を見てしまったらしい。 そこから、兄さんはどこか壊れてしまったかのように私以外の誰にも本音を見せなくなっていた。 父さんと母さんのお葬式が終わり3年が経った時だった。 両親が亡くなってからは私は本を読むことを習慣化していたのだった。 ――両親が生前集めていた書斎の魔導書を。 外に出ることが少なくなった。そのせいか私は成績優秀の兄とは違い、いつしか村で『忌み嫌われた子』と呼ばれるようになった。 どこからか風の噂で、私たち家族が王位に居たことを聞いたようだった。 私たちを護ってくれる人たちが居なくなった途端、その仕打ちだった。 私たち兄妹はその事実に絶望さえ感じていた。 そして村の誰も、信用しなくなったのだった。 それでも兄は、自分の腕だけは見限らなかった。 寧ろ、それしか信用していなかった。 「兄さん……私は……私のせいで、国や母さんたちがなくなっちゃったの……?」 私は、いつしかそんなことばかり考えるようになっていた。 「何をバカなことを言っているんだい?……また、村の人たちか……困ったな」 「今日なんて……箒で追い払われちゃった……」 目からあふれ出ててくる、暖かい液体。 「なんてことを……」 兄さんは、私を抱き寄せた。ふわり、と母と同じいい匂いがした。 きっと、裏庭でリリィの花を手入れしたときについた匂いだろうか。 私は、兄さんのその暖かい腕とその匂いで安心してもっと涙が出てしまった。 ぽんぽん、と私の背中を叩いて兄さんはもう一度強く抱きしめた。 私はあのころ気づかなかったけど、兄さんも泣いていたんだ。 ……悔しさと、悲しさで。 それからは夜に兄さんは私を森を抜けた先の小さな丘へよく連れて行ってもらった。 空気の澄んだ空は、輝く星達がいっぱい見えた。 草むらの上に二人で座る。 冬だったので少し肌寒かったが、兄さんがコートを貸してくれて二人一緒にくっついて空を見上げた。 「綺麗ね……」 私は、そう呟いた。 「――星は僕達の上に必ず居てくれる。例え雲があったとしても、その上で必ず輝いているんだ。 ……だからこそ、美しく輝いて見えるんだよ」 一緒に星を見ながら兄さんは、そんなことを言っていたっけ。 「あ、あれしーちゃんだ」 「……シリウス?」 「そうだよ。あのひときわ輝く星が、シリウス」 「へぇ……」 私は私の名前と同じ名のひときわ輝いている星を、見つめながらそう言った。 「兄さんは、見えないわね」 私はそう呟いたら兄さんは少しだけ笑って。 「……乙女座は、夏だからね」 と、言った。 「ねぇ、父さんや母さんも上で輝いていてくれているかな……?」 「きっとそうさ。今も、そしてこれからも……」 たとえ、雲で隠れていても――父さんや母さん。 ……きっと、私たちを照らしていてくれるわよね……? 遠い日の記憶。 私の、大切な記憶。 兄さんと、両親との。 心のアルバムの中にとても大切にしまわれている。 だから、私は立ち上がれるんだ。 これからの未来を、描くために。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/741.html
前ページ次ページ堕天召喚録カイジ 第七話「決闘」 ざわ…… ざわ…… カイジは美心……いや、シエスタを手伝って貴族たちにケーキを配っていた。せめてものお礼のつもりである……。 テーブルを囲む貴族の子弟たち。それぞれ使い魔を従えている。 (いるっ……フレイムにロビンっ……! みんな来ているっ……!) カイジが通るたびに使い魔たちは鳴き声をあげた。 メイジたちにはただの鳴き声だが、カイジにとっては一つ一つが心のこもった挨拶であった。 カイジも会釈で応える。本当ならばきちんと挨拶を返したいところだが、あえてカイジは黙っていた。 (なぜかは知らないっ……! だがっ……俺は使い魔たちの言葉がわかるっ……それは事実っ……! クク……むざむざ宣伝することもないっ……! 自分のできることをひけらかすのはカードを晒すことっ……! 自重しろっ……! 牙を隠せっ……!) そんなカイジが一人の貴族にケーキを持っていったときであった。 その生徒は金髪の巻き髪にフリルのついたシャツを着ている。ポケットには薔薇まで挿していた。 (かぁ~っ……! いるいるっ……! こういうのっ……! 気障っ……! 気障なやつっ……! やれやれっ……) 呆れ顔でカイジはケーキを差し出した。 「おっと、ケーキがきたなっ……!」 受け取ろうとした手がカイジの手にぶつかった。はっとするまもなく、ケーキが下に落ちる。 と、その生徒は烈火のごとく怒り出した。 「ちっ……! ぐずな平民がっ……! ケーキが落ちたじゃないかっ……! ちっ……ゼロのルイズの使い魔じゃないかっ……! 主人が主人ならっ……使い魔も使い魔だっ……! バカっ……クズっ……ノロマっ……!」 (なにぃっ……!? おいおい、今のはお前がぶつかったんだろっ……!? 何それ……? 俺のせいなの……? 都合の悪いことは全部っ……!?) 唖然とするカイジに、その傲慢な貴族はあざ笑うように落ちたケーキを指差した。 「拾えっ……喰って見せろ平民っ……! 犬のように浅ましくなっ……! ククク……」 貴族という立場を利用し、優越感たっぷりに言い放つ生徒。カイジは黙って皿をひろいあげる…… そしてっ……ケーキを地面に叩き付けたっ……! 明らかな拒否の表明っ……! 反抗っ……! 「き、貴様っ……! 貴族に逆らうのか……!」 「ククク……初めてやったが…… 思ったより気持ちがいいな……! 貴族の命令を踏みにじるってのは……! ましてそれが……鼻持ちのならねえ奴のなら…… さらに格別っ……! 最高だっ……!」 ざわ…… ざわ…… ざわ…… ざわ…… 怒りに震える金髪。一体何事かと、次第に他の生徒も集まってきた。 「わが名はギーシュ・ド・グラモン……誇りある貴族だっ……! 平民風情が生意気……! とんだ思い上がりっ……! 決闘っ……決闘ざんすっ……! ヴェストリの広場で決闘っ……! ククク……逃がさないざんすよっ……! ククク……」 薔薇を突きつけ宣言するギーシュ。ざわ……ざわ……と取り巻く観衆から声が上がる。 「決闘っ……」 「決闘だっ……!」 「ギーシュとルイズの使い魔が決闘っ……!」 そんな不穏な空気の中で、カイジは不敵に笑みを浮かべた。 「広場……? クク……そんなところに行く必要はねぇっ……! 受けようじゃねぇかっ……! その決闘……! 今ここで……!」 「な、なにぃ~っ……!」 てっきりカイジが謝るとばかり思っていたので、一瞬と惑うギーシュ。 有無を言わせぬうちに、カイジはさっとギーシュの正面に座った。そして、自分の胸元から一組のカードを取り出すっ……! そう、それはEカードっ……! 「ただしっ……! 決闘を受けるのはこちら……やり方は選ばせてもらうぜ……! ククク……! 平民には平民の牙があるっ……! 座れよ……ギーシュとやらっ……! このカードで勝負しようじゃねえかっ……! 知恵比べさ……ククク……!」 思いもかけぬ展開に、ギーシュは鼻息を荒くした。魔法でコテンパンにするつもりだったのである。 「ばかなっ……! そんな遊びで決闘になるかっ……! 遊戯っ……! お遊びざんすっ……!」 「なるさっ……賭けるものは……互いの命だっ……! ククク……怖気づいて逃げ出すなら今のうちだぜ……!」 ざわ…… ざわ…… 「命を賭けるだと……?」 「おい、どうするんだギーシュ!?」 「ギーシュ、男を見せろ! そんな平民に負けるな!」 戦えっ…… 戦えっ…… 戦えっ…… (くっ……好き放題言いやがってっ……! 俺まで命を賭けるだと……バカなっ……!) 心の中でギーシュは悪態をつく。しかし取り囲む観衆の戦えコールに、ギーシュは不本意ながらも席につかざるをえなかった。 (ククク……かかったっ……! さて、ここからは俺のフィールド……得意分野っ……! 逃げられないのはお前さっ……! ギーシュ・ド・グラモンっ……!) 今、始まるっ……! 前代未聞の、貴族と平民の決闘っ……! 命を賭けた戦いがっ……! そして、そんなカイジの姿を、学院長室で『遠見の鏡』を使って眺めるオールド・オスマンっ……! (ククク……コココ……! 面白いっ……! 命を賭けた決闘だとっ……! ククク……!) 退屈に犯された狂気が、快楽によだれをたらすっ……! この老人こそ、狂気そのものっ……! 力という名の悪魔っ……! 魔王っ……! 狂気の老人の視線の先で、カイジがニヤリと笑みを浮かべる。 「そうそう……言い忘れたな……! 俺の名はカイジ……! 伊藤カイジだっ……! さぁて……始めようかっ……!」 第七話「決闘」終わり 前ページ次ページ堕天召喚録カイジ
https://w.atwiki.jp/familiar/pages/4305.html
245 名前:1/3[sage] 投稿日:2006/10/20(金) 01 31 00 ID jEtM2Dfi 静かに涙を流す貴婦人の胸を十分に堪能する。 (もう良かろうな……) 忘却の呪文を唱える。 「余が汝を恐喝したことを忘れよ」 夫の不始末まぁ出任せだが、を忘れてほしくば…… そういう話だったが、これで。 「ひっ、ジョ、ジョゼフさま」 「おや、どうしたのかね?」 「え?え?え?あのっ、そのっ?こ、これはっ?」 「おや、貴方がここに入ってきて、唐突に押し付けてきたのではないか?」 「え?」 「おや、覚えてない?」 何かを思い出そうとするが……思い出せるはずも無い。 真っ青になる婦人を尻目に、 「いや、次に卿にお会いした時の良い土産話が出来ましたよ。」 ガクガクとその場に崩れ落ちる婦人……簡単だな。 「あの………」 「なんですかな?」 「……しゅ、主人には…………」 「おや、これは?お宅の挨拶か何かだとばっかり、素晴らしいと卿に伝えねばと」 「お、お願いです、御止め下さい、お願いです」 足にすがり付いてくる……柔らかく、暖かい身体。 「そうですなぁ……では……」 無理やりではなく、今度は自分の意思で……まぁ無理やりか? 一つ一つ服を脱がせる…… 「おや、泣くほど嫌なら余は別に良いぞ?」 「ひっ、いえっ……」 黙って全て脱ぎ捨て、余の服に手を掛ける。 装飾品の多い余の服を脱がそうとしている間、退屈しないように玩具で遊ぶ。 ゆらゆらと揺れる、二つの山や、茂み付きの谷。 屈辱で流れる涙も、見慣れれば楽しいものだ。 誇り高く、容易く屈しない心が折れていく様は…… 「楽しいな」 そのまま立ち上がり目の前の身体を、思うように貪った。 246 名前:2/3[sage] 投稿日:2006/10/20(金) 01 31 32 ID jEtM2Dfi 「ジョゼフさま……」 「ミューズか、どうしたね?」 「お遊びが過ぎますわ。」 ぐったりと伸びた婦人を見ながら……はて?なんという名だったかな? 「まぁ良いではないか。」 「それだけでは御座いませんわね?」 「はて?」 「最近、城内で経験の無いはずの少女が大量に妊娠していて、しかも相手に心当たりが無いとか」 あぁ、なんだその件か、別のかと思ったぞ。 「お呼び下されば、私いつなりと、ジョゼフさまのためにっ」 「あぁ、ミューズいくら主でもむりだ」 「なぜですかっ、私いくらでもっ」 「生娘にはなれまい?」 「……それはっ、ジョゼフさまがっ………」 思い出したのか、赤くなったミューズが身体を捩る。 「まぁ、ちょっとした戯れだ。始祖の血脈は多いほうが良かろう?」 まぁ、ほとんどは余の楽しみのためだが。 ミューズが唇を噛んで黙り込む…… 「……私……ジョゼフさまの……が……」 面倒な 「そのうち、な、そのうちだ、ミューズ」 うれしそうに微笑むミューズ、まぁ使える間は餌をやれねばなぁ。 余と話しているだけでほぐれてきている簡単な身体を、余の上に導く。 潤んだ瞳で余を見つめながら……我等は一つになった。 247 名前:3/3[sage] 投稿日:2006/10/20(金) 01 32 17 ID jEtM2Dfi 「さて、使い手はどうしたかね?」 「……申し訳有りません」 「では、ガンダールヴは?」 ………ふむ、 「やはり無理か。」 「なっ、此度は、予想外の邪魔がっ」 「まぁよいよ、ミューズ」 ずっと考えていたことを、復習する様に語る。 「使い手そのものより、今はガンダールヴの方が厄介だ。」 「は?私もガンダールヴも使い捨ての聞く道具のはずですが?」 …………女か 「彼は7万の大軍を止めた。」 「必要と有れば、私とて、そもそもあれは私がっ」 「次に……彼が戦う時、彼の属する軍は何倍もの働きをするであろうな、アレはよい旗だ」 「………しかしっ」 「しかも、アルビオン、ゲルマニア、ガリア。それぞれの軍がそれなりに目撃しておる、敵に回せば、士気が下がろう。」 ……… 「そもそも、歌にもガンダールヴは筆頭に歌われる、なぜかな?」 「それは、盾だからです、皆が目にする、目立つものだからです、働きでは劣りません」 「ちがうな……」 「ではっ?」 「知られる必要が有ったからであろうよ」 ミューズはじっと聞いていた。 「アレも心震わせて力を発するのであれば………恐ろしいな」 「なっ、ジョゼフさまが恐れるほどのことはありませぬ、先ほどももう少しでっ」 「戦争は一人でするものではない」 「そうですっ、ですからっ」 「心は一人で震えるものでもない」 「?」 「彼が、目的を持ち軍を纏め、己の軍と心を一つにし、それが震えた時……」 「まさかっ、そんな化け物じみた」 「私はそれが見たいよ、ミューズ」 「お戯れが過ぎます」 「トリステイン……あの国には何もしなくとも秘宝が集まる……」 「たまたまですっ」 「我等の苦労をあざ笑うかのように……まるで神が味方しているかのように。」 「そのようなっ」 「さて、神に勝つには……悪魔にでも魂を売らねばならぬかな?ミューズ。」 「……であれば……」 「うむ」 「私が魂を狩り集めましょう」 「余がそれを、存分に使おう」 この世界で遊ぶために…… ミューズが……ここ数年で最もお気に入りの玩具が高ぶっていくのを見ながら、余は自分の精を解き放った。 248 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/10/20(金) 01 35 06 ID jEtM2Dfi むぅ、ほとんどメモだ……もっとネタ入れないと話になってないような…… ジョゼフ君黒いねっ、とゆー ………あれ?なんかあんまり黒く感じない……なんで? なんだか中途半端なので、今日は休んで出直してきます。では
https://w.atwiki.jp/dxyamabiko/pages/28.html
第二話「悔悟の傷」 ジャーム“サーペント”によって引き起こされた事件。 それは日常の世界にいた少女を非日常へと引き込んだ。 端水翼がオーヴァードへと覚醒し、“サーペント”を撃退したあの事件から3日。 一つの山を越え、休息を求める戦士達をあざ笑うかのように、新たな事件が巻き起こる。 ファルスハーツ。己が欲望のため、あらゆる手段を用いるオーヴァード達の秘密結社。 “サーペント”事件の傷も癒えぬこの世良市にて、彼らの胎動が始まる。 ハンドアウト 端水 翼用ハンドアウト シナリオロイス:白い少女 ポジティブ/ネガティブ:好奇心/恐怖 一年前の事件以来、度々白い髪、白い肌に白い服を着た、紅い目の少女……その彼女が、 “サーペント”事件の翌日の下校中に突然姿を現した。オーヴァードとしての力を使うたび に脳裏に現れていたが、まさか実物がこうして目の前に出現するとは。にこにこと愛想よく、 だが人間味の薄い、浮世離れした笑顔を浮かべる少女。一体彼女は何者だろうか? オーヴァ ードになったこと、ミチルのこと、UGNや仲間達のこと……考えることが多くなりそうだ。 橘 信男用ハンドアウト シナリオロイス:高木 健也 ポジティブ/ネガティブ:連帯感/不安 君に過去を打ち明けられた健也は、お返しとばかりに自身の過去を打ち明け、そしてこれ までのなりふり構わない態度を詫びられた。仇を討ったことで少しは丸くなったような印象 すらあり、それなりに打ち解けられたような気がする。それに対して、君自身は未だ過去の 傷を払拭できないでいた。自らの無力さを嘆き続けたこの一年間……今回の戦いで決着をつ けられるのだろうか…… 夏姫 刀子用ハンドアウト シナリオロイス:端水 鷹臣 ポジティブ/ネガティブ:感服/隔意 “サーペント”事件、及び新たにオーヴァードに覚醒した翼について報告するため、君は 本土のUGN支部へと赴いていた。“サーペント”クラスの固体が複数存在すること、FHのこと、 そして翼の特殊な能力、報告せねばならないことは山ほどある。そこで君を待っていたのは、 UGN中枢評議員の一人・端水鷹臣であった。UGNの意思決定機関・中枢評議会アクシズの一人が 何故ここへ? 不律・桜井用ハンドアウト シナリオロイス:ルザート=ルパス ポジティブ/ネガティブ:指定なし/脅威 君の元々の依頼内容は「対FH戦を想定しての世良市支部の援護」だ。ゆえにFHを完全に排除 していない現状では、まだ依頼を完遂できていないといえる。世良市支部に協力し、FHのアジト 探しに精を出すも、以前と違い、簡単に尻尾を掴ませてはくれなかった。そんな中、穏やかな町 並みに似合わぬ男に出会った。ルザート=ルパス。自らをFHと称する男は、底の知れぬ瞳で君を 射抜いた。 登場NPC 高木健也 柿崎 カスミ 端水鷹臣 霧谷雄吾 UGN重役の皆さん 春日恭二 春日未央 ルザート=ルパス 量産型アームド・オーキス FH戦闘員 真水ミチル 突如として、端水翼の前に、一年前から夢に出ていた白い少女が姿を現した。彼女以外に目視できないその不可思議な存在は翼を困惑させる。 一方、夏姫刀子は支部長としてUGNの定期会議に参加する。そこで彼女が出会ったのは、翼の父・端水鷹臣だった。UGN中枢評議員として、娘のことばかりを気にかけてはいられない苦しい立場を強いられれる彼は、言葉少なにながら、刀子に翼を頼むと告げた。 さらに世良市においては、FHを追う不律=桜井の元にルザート=ルパスなる男が来訪していた。FHを名乗るルザートは自分達が世良市において事件を起こすことを予告し、海へと消えていった。 支部おいては、橘信男と高木健也がお互いの過去について明かし合い、以後の決意を新たにしていた。 カスミ主導の翼の訓練の中、集合した世良市支部メンバーはいまだ島内に残留しているFHの排除を 目指し、行動を開始する。刀子、不律の調査により、ルザートが搦め手を得意とする男であることや、増援として春日未央が訪れていることを突き止める。 しかしそんな中、親友ミチルの仇として“サーペント”撲滅を目的とする翼は、FHとの戦いには乗り気ではない。それどころか、カスミにFHがレネゲイドビーイングに詳しいという話を聞き、この白い少女について聞き出すため、尾行していた信男を振り切ってまで春日恭二への接触まで試みる。春日恭二に勧誘を受けるも、慎重に答えを選ぶべく一旦別れる翼。 その後、信男によって問い詰められるが、その会話の中で、彼が一年前の海難事故で周囲の生徒を助けられてもミチルだけ助けられなかった事実を知る。そのことに激昂する翼。不律と健也の介入により一旦その場は収まるが、翼の糾弾によって信夫は大きなショックを受けてしまう。 動けない信男だったが、その口から出た弱音により健也が激怒。浜辺に連れ出され、売り言葉に買い言葉で殴り合いへと発展する。しかし「一度二度失敗したからといって、もう誰も守らないつもりか」という叱咤に、再び立ち上がる決意を固める。 一方、怒り冷めやらぬ翼だったが、不律と刀子の、自身の過去に犯した過ちを背負い、それでも償いと未来のために戦い続ける姿に考えを改める。 そして狙いすましたかのように攻撃を開始する恭二と未央のFHセル。恭二の勧誘を蹴った翼は信男達と共にFHを撃破する。信男達との心の距離をわずかに縮め、白い少女に“ミズ”と名をつける。 しかし、平穏は長くは続かなかった。 一年前に死亡したはずの親友……ミチルが翼の前に姿を現した。 この来訪が意味するものとは……。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/8811.html
Darq 【だーく】 ジャンル ホラーアクションパズル 対応機種 Windows 7/8/10(いずれも64bit版のみ) 発売元 Feardemic 開発元 Unfold Games 発売日 2019年8月5日 定価 2,050円(Steam)$ 19.99(GOG) プレイ人数 1人 メディア ダウンロード専売 備考 Unity Engine使用 判定 なし ポイント 日本語あり ストーリー 概要 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 その後の展開 ストーリー 少年Lloyd(ロイド)は夢の中で、これは夢だとわかっているのに、夢から出られないでいる。 この設定はゲーム内では説明がない。 最初から「これは夢である」としているため、もちろん夢オチとなる。 概要 ホラー系の脱出アクションパズルである。 アイテムを収集して、どこかで使用することで脱出をはかるパズルであるが、舞台が夢であるため、一部のアイテムは想像もつかない使い方をする。 舞台は3D描写されているが、プレイヤーはロイドを左右にしか移動させることができない。ただし、ロイドは重力を操れるため、壁を歩くことができる。この場合でもプレイヤーの操作はあくまで左右方向のみであり、画面のほうが回転する。 基本的に重力が変わるのはロイド自身だけであり、重力の変化によってアイテムが落ちてくる場面は1箇所だけと思われる。ロイドが天井を歩いていても床のアイテムが落ちてくることはほとんどない。 3章のみ屋外のため、重力を操ることはない。 正体不明の敵が現れるため、基本ステルス、7章のみ敵からダッシュで逃げる必要がある。なお、Bボタンで忍び足、Rトリガー押下でダッシュとなる。 7章はパズル性は低く、死に覚えのアクションとなっている。 評価点 シンプルなアイデアなのに奥深いパズル オリジナリティの高いルールであるが、意外にすんなりと受け止めることができるシンプルなルールとなっている。 1章目から、プレイヤーの頭の硬さをあざ笑うかのような予想外の広さの隠された探索範囲が用意されている。 世界観を補強する3Dグラフィック 舞台は3章は屋外で郊外であったり、5章は走行中の列車、6章は廃病院と意外にバリエーションがあるものの、何故か同一の世界観であることはちゃんと伝わる。 元々は、プロのミュージシャンが本業であるUnfold Games代表のMarhuletが、気まぐれにUnityで3Dモデルを作っている時に本作のルールを思いついた。そのエピソードを知っていると「素人の作ったグラフィック」という誤った先入観を持つ可能性もあるが、その後にクラウドファンディングで資金を集めてちゃんとしたスタッフを雇って制作しており、E3 2018で公開されたデモよりもグラフィックの質は格段に向上している。 賛否両論点 ややグロテスクな表現がある 使用するアイテムに「切断された手」「切断された足」などがあり、これらはピクピク動く。 問題点 ボリューム不足 全部で7章からなるが、詰まらなければどの章も数十分程度でクリア可能であり、トータルでも数時間程度でプレイし終えるボリュームである。 アイテムの使用法がやや理不尽な場面が有る + ネタバレ注意! パズルの答えです! 腕時計で進行不能な箇所に橋を架けるという場面がある 腕時計みたいな形状が不安定なもので橋を架けるという発想には至らないであろう 「夢だから」で何でもありなのは、やや理不尽である。 総評 斬新なアイデアによる新機軸のパズル。そのルールは言葉での説明は難しいものの、プレイし始めると意外とすんなりと飲み込める。しかし、ルールの理解とそのルールの使い方に慣れるのとでは難しさが異なり、「そこが探索可能だったのか!」という見落としが発生しがちである。 また、正体不明の敵から隠れたり逃げたりするホラーアクションもある。 しかしながら、価格に比して総プレイ時間は短く、ボリューム不足気味である。 余談 本作はIndiegogoでのクラウドファンディングによって資金を調達して製作された。 クラウドファンディング実施時の本作の説明において、主人公はゲーム途中で懐中電灯を拾い、懐中電灯のOnで敵から見つかり易すくなったりすると書かれていたが、本作には結局、懐中電灯は出現しない。 また、敵の位置によってOn/Offするスイッチがあり、敵を誘導する必要があるとも書かれていたが、その要素も最終的には本作に存在しない。 Unfold Gamesが本作のSteamでのリリース日を発表した3日後に、Epic Games Storeでの1年間の先行独占販売を持ち掛けられたが、Unfold Games側は自社の信用を損ねることになるだろうと考えてこれを拒否した。 Unfold Games代表Marhuletがこの件について海外のインターネット掲示板Redditに投稿した書き込みは当時におけるReddit史上最高の高評価が付けられた。 この件で両社はしこりを残すこととなったが結局、2021年8月にEpic Games Storeでも本作のComplete Editionの販売が始まっている。 その後の展開 2019年末に無料DLC「TheTower」と「The Crypt」がリリースされている。 「TheTower」は本編の1章分の長さで難易度も同程度である。 「The Crypt」も本編の1章分程度の長さであるが、隠しアイテム収集も含めると最長かつ最高難易度となっている。 2020年12月4日にWindows, PS4, Xbox One向けに『Darq:Complete Edition』が発売された。 Complete Editionには最初から全てのDLCが含まれている。 Windows版のComplete EditionはUnfold Gamesの自社パブリッシングとなっている。 通常版所有者に対して、無償でComplete Editionへのアップグレードが行われた。
https://w.atwiki.jp/true_tears/pages/34.html
負けるな比呂美たんっ! 応援SS第18弾 『冷戦 -仲上家の女たち-』 1989年11月9日、当時の世界中の人々の誰ひとりとして、さらには、世界中の情報機関のどのアナリスト でさえ予測できなかったベルリンの壁崩壊により冷戦構造は一気に崩壊への途を辿ることになった。 その後の新しい世界秩序は多極化構造への転換というかたちで21世紀初頭の人類文明世界を新たな方向へ導い てゆきつつある。 さて、世界政治の舞台ではもはや年表上にしか出てこない、この言葉が相応しい状況はしっかり生き残っていた りする。 コト、 カタ、 チン、 ガチャ、 静寂の中、無機質な音のみが響く風景。 仲上家の朝食風景である。 そんな中、一人の少年が椀を口につけ一口すする。 2秒ほどしてそっと斜め向かいの少女に視線で合図を送る。 視線の内容は高度に暗号化され発信されているのだが、通信内容を推測するのはそれほど困難なことではない、 状況を観察しているアナリストが居れば全員一致で 『今日は比呂美だね、おいしいよ』 との正確な分析結果になるだろう。 それを受けた少女は口元に微かに笑みを浮かべる。 少年はその笑みを自分の賛辞に対しての返信と理解していたが、実はそれは本質の半分しか意味を理解できてい ない事になる。 なぜなら少女の笑みは少年が気付いてくれた事への喜びのを素直に表すものであったが同時に向かいに座る仮想 敵に対しての勝利の笑みでもあったからだ。 当然勝利の影には敗北がある。 今日の敗北は少女の向かいに座り、一見無関心を装っている女性である。 当然、少年のサインが発信された瞬間にそれは傍受されきわめて正確に分析されていた。 いつの世も男の腹芸は女の前では無力であるようだ。 この冷戦構造が発生するきっかけは少女が初めて味噌汁を作った日にさかのぼる。 その日の食卓で女性は味噌汁の味付け、豆腐の大きさなどありとあらゆる部分を懸案とし不満を表明した。 これを受け少女は釈明の機会さえ与えられず困難な立場に立たされた。 事態を静観していた少年が仲裁に入り食文化の多様性はこれを保持すべきであり、画一化した食文化は緩やかな 衰退しかもたらさない事を主張し事態の沈静化を図った。 その後も同様の小競り合いが数回繰り返される過程で新たな動きが観測される事となった。 少年が少女の担当した時に少女に応援のサインを送るようになったのである。 少年の心理が一方的に非難を受ける少女に味方する結果となり、戦術的優勢を得る為の行動が、同時に戦略的劣 勢を招く事態になりかねない事に女性はこの時ようやく気が付いた。 女性の攻勢はここで一時中止され、ここに一時的な平和が訪れる事となった。 だが平和な時代はまた争いの準備の為の時代であるのと同様に新たな火種が育ちつつあった。 女性と少女は交代で味噌汁を担当していたが、女性はこの交代制をランダムに変更し、同時に女性としては屈辱 的ではあったが逆に少女の味付けを模倣する作戦を開始した。 これが見事に成功し、女性の担当した味噌汁に口をつけた少年が、誤って少女に対しサインを送る事件が発生し た。 後にいう『第1次味噌汁誤認事件』である。 自分が担当していないのにサインを送られた少女は、一見冷静さを装ってはいたものの少年に笑みを返さず、そ れから3日間少年とは口をきかない、という少年にとって耐え難い制裁を発動する事態に発展したのである。 女性としてはこの作戦がもたらしたこの副次的な結果に大いに満足したという。 その後、少女もなんとか対抗したものの、経験の差はいかんともしがたく、女性の模倣作戦は少女を圧倒する寸 前まで追い詰めた。 少年はこの悪化する事態の収拾を図るべく、細心の注意を払い味噌汁を味わったのが的中率は半分以下という無 残な結果にとどまった。 少女としてもこれ以上いたずらに少年に対しての制裁を続けにくい内部事情をかかえ戦術の転換を企図した。 初心者の立場を最大限に利用しワザと豆腐の大きさを不揃いにし 『まだ刃物に慣れてなくて…』 と申し訳無さそうに少年に表明し許しを請う作戦である。 もとより少年は少女との摩擦を可能な限り回避したかった為、直ちにこの謝辞を受け入れた。 この少女の新たな反攻作戦に対してはさすがに女性側としても技量を落として模倣する事はプライドが許さず、 模倣作戦はここに事実上終焉した。 これ以降、少年の少女に対するサインはほぼ100%正確に発信されるようになり再び平和な時代が訪れた。 ところが最近新たな心理戦が開始されたフシがあり少女側の忍耐が試されているようだ。 女性が不揃いの豆腐をあざ笑うかのように不適な笑みを浮かべ始めたのである。 このサインは明瞭に相手に伝える為のものではなかったが、直ちに少女はその意味するところを正確に察知した。 現在は少女自身のプライドとの戦いにその主戦場が移されている。 平和が保たれるのはあと何日のことであろうか? 仲上家の朝食風景、それは人類史の縮図である。 了 ●あとからあとがき 6話まで視聴済み 7話キャプ画の味噌汁の味見をする比呂美、同シーンの悲しそうな横顔に触発されました 作者はこんな味噌汁の味見する女性の姿にものすごく弱いんです ただ、当の比呂美が悲しそうにしてるのが切なくてこんなカタチで逆襲です NHKスペシャルのドキュメンタリー張りのナレーションで脳内再生していただければよろしいかと…
https://w.atwiki.jp/angelbeats/pages/133.html
第11話の一コマ、影×椎名の純愛モノというかエロエロ触手注意 日向と音無は視犯役として登場、音無が最低のクズになったのでファンは注意 以下投下 夜の校舎で突然現れた謎の影はお化けのように不規則に形を変化させながら 日向と音無を追いかけていた。 そして、逃げ惑っていた末に行き止まりまで追い詰められ、へ垂れ込む二人に 影の刃が襲いかかろうとした、その刹那、白い光が一線、影を切り裂いた。 闇夜から飛び出し登場した椎名は一撃後、着地して言う。 「白銀製の小太刀だ、化け物には痛かろう」 そして刃を鞘にしまい金属音を響かせながら言った。 「あさはかなり!」 それと同時に影は雲散霧消した、 かのように見えた影は再び濃さを増し元の姿を現した。 椎名は体勢を直し再び影に一撃を加えようと飛び掛るが 振り上げた右手に黒い影が絡みつきそれは瞬時に濃さを増し 触手のようになると手首を締め上げる。 黒い触手の締め上げは強くそのまま空中にぶら下げら 小太刀を落としてしまうと影は無数の触手を伸ばし 椎名の四肢を縛り上げ空中に固定する。 触手は徐々に椎名を締め上げ苦痛の声を漏らす。 その声を聞いた音無と日向は 「椎名!」 と叫び立ち上がり拳銃を構える。 すると影は椎名を縛り上げる触手を動かし 椎名の股を大きく開かせ二人に見せ付けるようにする。 二人の目の前に水色と白の可愛らしい縞パンを曝け出し 椎名は恥辱に顔を真っ赤に染め、 目に涙をうすっらと湛え震える声で訴える。 「み、見るなー」 二人は目の前の光景に目を丸くし 構えた拳銃のことも忘れまじまじと見つめてしまう。 そんな二人の視線に更に顔を赤くし顔を覆いたくなるが腕は動かず 当然、淫らに開かれた足も閉じることもできない。 触手は更に数を増やし1束の触手は椎名の露出されたへその上を這い回りながら 胸にせまりブラを押し上げ黒い触手の先を更に細く分け それを乳首に纏わりつくように絡ませ嬲る。 もう一束はスカートのスリットから進入し下着の中に入り込むと 割れ目を這い回りクリの包皮を剥きあげ直接、クリを刺激する。 同時に進行される攻めに体を弓なりに逸らしながら悶え 苦しげな声を上げながらも時折、甘い声が混じる。 そんな繰り広げられる椎名の痴態に二人は釘付けになっていた。 上着の中を這い回る触手は服の上からもはっきりとわかるほど 胸の形を淫らに変え下着の中に入り込んだ触手は縞パンを引き裂きそうな 勢いで暴れまわってる様子が見て取れる。 淫ら過ぎる光景に日向は前かがみになりながら言う。 「椎名を盾にするなんて卑怯なり、これじゃ手がだせないぜ!」 音無はすでに銃を捨て両手をポッケに突っ込み 腰を前後にカク突かせながらながら言う。 「まったくだぜ!とてもじゃないが手がでない」 二人は言い訳をしながら引き続き凝視する。 その熱すぎる視線を感じて椎名は目を強く瞑り思う。 (そんな目で私の恥ずかしい姿ををみないでくれ) 触手の攻めは容赦なく続く、胸を攻め立てる触手が 一際、激しく暴れだすと上着を引き裂きブラを引き破り 椎名の大きすぎず小さすぎず 形が整い張りのある乳房が露になる。 すでに乳首は攻め立てられ真っ赤に充血しそそり立っていた。 そんな椎名の服が引き裂かれ露になってしまった胸の そそり立つ先端を音無は見逃すはずがなく 顔を背ける日向とは違いニヤ突きながら先端を目で犯し腰の動きを加速させる。 椎名は露になった胸に音無の視線が乳首に突き刺さるの感じ 影という化け物に犯され感じている恥ずかしい自分を悟られた気がして身を震わせる。 椎名は積み重なる恥辱に泣き出したくなる衝動を必死に抑えていた。 影の触手に大事なところを犯され、二人の熱い視線を受け、それらに快楽を感じてる自分、 すべてを否定したいが蜜壷は愛液を滴らせ下着をぐっしょりと濡らし 今にも愛液が太ももを伝わりスリットの隙間からその感じてる証拠を露にしてしまいそうである。 椎名は断続的に続く影の触手の攻めと恥辱によりすでに限界が近いのを感じていた。 (くぅ、絶頂させらたら…二人を守れない、それにもう耐えられない…) 最後の一線を守るべく身を硬くしもれ出そうな声を必死に押さえ耐えようとするが それをあざ笑うかのように影は新たな黒い触手を何本も椎名の下着の中に進入し それらは重なり合うように絡み合い太さを増して突き進み膣奥いっぱいまで進むと 内部を引き出すように暴れまわる。 椎名は膣内に侵入を許した触手に始めは苦痛を感じ声を上げるが 濡れそぼった膣内は触手の動きを助けすぐに大きな快楽の波を生み出し それは椎名の一線を突破するには十分過ぎるものだった。 「ああああぁぁっぁ、ダメぇ」 絶頂した。 押さえ切れなかった喘ぎ声を高らかに発し 弓なり体を逸らし蜜壷から愛液溢れさせながら絶頂の余韻に打ち震える。 そして椎名が達すると同時に影が消え去った。 空中から解き放たれた椎名は尻餅を打つような形で 廊下の床に落とされる。 椎名は突然のことに呆然としながらも後ろに手を付き状態を起こす。 日向は呆然とする椎名に駆け寄り上着を脱ぎ肩にかけてやり言った。 「よく頑張ったな。お前のお陰で影は消えたぞ…」 椎名は目を瞬かせ状況を掴めないでいたが 音無の何かを悟った賢者のように落ち着き 澄んだ瞳で見つめる視線と目が合い 今まで二人に曝け出していた痴態、 ぐっしょりと濡れた下着から溢れ太ももを伝わり落ちる愛液の感触、 今だ充血している敏感な部分 すべての状況を把握して顔を真っ赤にすると 涙を溢れさせ声を震わせながら叫んだ。 「あさはかなり~」 そう叫んで子供のように泣きじゃくりながら立ち上がり 弾け飛ぶように走り出して暗闇の中に逃げ去っていった。 音無は何か満足げに窓の外の月を見つめていた。 その様子を見た日向は今までの音無の行動を振り返った後、思った。 早く、こいつをどうにかしないと! 終