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アキヒコ 【グランリブラアカデミー】【FOUNDATION】(2012-04-27) 自分の名前を呼んでくれるエロゲを探せPart20 87 名前:名無したちの午後:2012/04/23(月) 02 03 08.45 ID DI5dNxxo0 88 名前:名無したちの午後:2012/04/23(月) 02 05 29.69 ID DI5dNxxo0 体験版より仮報告 【GLANDLIBRAACADEMY~グランリブラアカデミー~】[FOUNDATION] 2012/04/27発売予定 主人公 土御門彰彦(ツチミカド アキヒコ)・・・名前変更不可 仁明星(CV:南里一花) 「彰彦」 メリーナ・レオニダス(CV:金松由花) 「彰彦くん」 ミーシャ・ヴァレーリヤ(CV:鈴谷まや) 「彰彦」 星乃宮沙耶(CV:星もえる) 「彰彦さん」 イブリス・ゼネレイド(CV:真宮ゆず) 「彰彦」 シュートリッヒ・ヤング・トロイデ13世(CV:萌花ちょこ) 「彰彦」 ユネス・ライドラ(CV:民安ともえ) 「彰彦さん」 エドワード・ツェペシェ(CV:柊唯也) 「土御門彰彦」「彰彦」「彰ヤン」 土御門千代子(CV:?) 「彰彦さん」 とりあえず全国の「アキヒコ」さんオメデトンヽ(´ー`)ノ 「ツチミカド」さんは残念っぽいです(;´д`)トホホ… 【妻の母さゆり】【CATTLEYA】(2008-04-25) 自分の名前を呼んでくれるエロゲを探せPart12 391 名前:名無したちの午後 :2008/05/06(火) 15 21 47 ID kU32wyRz0 こんなスレ初めて知った 211にないけど 【妻の母さゆり】 CATTLEYA 主人公 日下部秋彦(クサカベ アキヒコ)・・・変更不可 五十川さゆり (CV 風華) 「秋彦さん」 二階堂藤乃 (CV 白井綾乃) 「アキ」 朝比奈静江 (CV 紫苑みやび) 「秋彦さん」 全国の「アキヒコ」さん&「アキ」さんオメデトンヽ(´ー`)ノ 熟女ゲーだけど 【AYAME ~人形婬戯~】【LiLith Mist】(2006-06-28) 自分の名前を呼んでくれるエロゲを探せPart7 681 名前: ◆4BPZWWqtDM :2006/07/11(火) 10 48 37 ID 4r6cI4qH0 【AYAME ~人形婬戯~】【Lilith Mist】 主人公 鬼方純一(オニカタ ジュンイチ) …変更不可 あやめ (CV.逢川奈々) 「純一さん」「純一さま」「あなた」 鬼方由水 (CV.春日アン) 「兄貴」「お兄ちゃん」 「純一様」二回 主人公の夢の中で出てきた呼び方も報告しておく 他人の記憶で主人公の意識は消えている。あまり長くはない。Hシーンも一応あり。 視点者 昭比古(アキヒコ) …変更不可 あやめ 「昭比古さん」 みどり 「昭比古」 「昭比古さま」一回 全国の「ジュンイチ」さん&「アキヒコ」さんオメデトンヽ(´ー`)ノ 【露出恋愛倶楽部】【イグニッション】(2004-10-01) 自分の名前を呼んでくれるエロゲを探せPart4 338 名前:名無したちの午後 :04/10/11 23 40 00 ID 7TUZUznC 【露出恋愛倶楽部】【イグニッション】 主人公 香坂秋彦(コウサカ アキヒコ) 名前変更不可 瀬名深雪 「秋彦くん」 上杉ゆり 「香坂くん」 香坂美玖 「お兄ちゃん」 全国の「コウサカ」さん&「アキヒコ」さんオメデトンヽ(´ー`)ノ
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あ行 相川友 青木林 青木百合 浅倉翔 アルソンズ・ベイル 飯島遥光 石川清隆 大塚英哉 か行 加藤清正 川内一輝 鬼一樹月 菊池やと さ行 真田麻緒 真田美緒 志水セナ 酒々落々 心機一転 た行 土御門伊織 な行 中村アヤ ニュートル 野村和也 は行 被検体00号 福沢正也 ま行 緑川美紗子 や行 ら行 リーヴァイ わ行
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とある2人の春休み 2 春休み3日目。 上条はここ2日間役目を果たさなかった目覚ましの健闘ぶりに目を覚まし、体を起こす。 と言っても左半身の機能が骨折により動かないので、右足からベットの下に下ろし、そこから右腕を使って起き上がる。 昨日は美琴が起きる前に既にいて起きるのを手伝ってくれたので、骨折翌日同様につらい目覚めとまった。「…はぁ、美琴様様じゃねぇかよ」 上条はトイレを済ませ、冷蔵庫を開く。そこには綺麗にラップしてある昨日の夕食の残りがあった。 確か美琴が朝の為にって残ってるのをラップしていたような。 ガス台を見ると鍋があり、その中には白菜の味噌汁が入っていた。 これも美琴が昨日のうちに用意してくれたものだろう。 上条はこんな美琴が天使に思えた。もう色々感謝感激で言葉にならなかった。『こいつは彼氏じゃなくて、私の旦那様なの♪』 昨日美琴が言っていた言葉を思い出す。昨夜も色々と美琴に迷惑をかけてしまったが、美琴は小言一つ言わず『旦那の世話をするのは妻として当たり前なの。だから気にしないで』 とか言ってたのも思い出す。 上条は深く溜息をした。美琴の抑えの効かない行動になどではなく、自分に向けて。「俺あいつになにもしてやれてねぇじゃん…。この辺で何かお礼しないとな、でも何したらいいのか分からない…」 上条はうーんと唸りながら味噌汁やおかずを温め、朝食を取った。 そしてその時上条は閃いた。今日も夕方には美琴がここに来る。ならば今日だけでも美琴の好きなようにさせてあげようと。 もちろんベット+ティシュ+シャワー的な事は出来ないが(理性があるうちは)それ以外なら望む事をしてあげたい。 こんなにも自分を想ってくれているのだ。ならばこちらもそれ相応の事を返してあげなければいけない。 そんな事を考えて、上条は車椅子を組み立て部屋を後にした。 この時上条は気付いていなかったが、この2日間で上条にとって美琴はいなくてはならない存在になりつつあった。 怪我をしているから助けてほしいとか、そんな考えでは無く。女性として美琴を心から愛し始めたのだと。「すみませんね、土御門さん。上条さんの為に車椅子押していただいて」「うんにゃ気にするな、カミやん。困った時はお互い様なんだぜい」 学校の補習が終わると、上条はデルタフォースと共に帰り、青ピと別れると寮まで土御門が車椅子を押してくれていた。 小萌先生にやらた心配され、家事が大変ならインデックスを帰そうかと言われたが、上条は断固拒否した。 この状態で飯を強請られると色々ダメになりそうだ。 それに部屋には美琴がいるしと思って小萌の申し出を断った。「それにしてもカミやん。そんな状態でよく今まで生活できたにゃ。一人で大変だったろ? あのシスターがいないんじゃにゃー」「そ、そうか? べ、べべべ別に普通に生きて来れましたよ?」 上条は土御門の当たり前の言葉に動揺を隠せなかった。 もちろん美琴が毎日来てくれてるので全然生活には困らなかったが、それを知られたらもう数箇所骨折する可能性がある。 土御門はそんな上条の挙動不審に疑問を持ち、車椅子を押す手を止めた。「…? つち、みかど……?」「まさかとは思うがカミやん。いるのか? お前の部屋に?」「な、なななななんのことでせう」「とぼけるな! 舞夏がカミやんの世話してるのかと聞いてるんだぜぃ!」「―――――――――は、い? ………舞、夏…さん?」「なんだ違うのか。だったら何でもいいぜい。舞夏に手を出してなけりゃにゃー」「し、親友の土御門さんが愛する舞夏様に手を出すなど…お、おお恐れ多くてとてもとても!」「そうだぜカミやん。もし手を出そうものなら」「……ものなら?」「御使堕としで使った風水魔力を使いカミやんの部屋もろともカミやんを消すぜぃ。幻想殺しだけを残して」「…」「実は既に四方に配置されて…」「…」「俺の魔法名はFallere825。その意味は背中刺す刃で…」「わかった! もういいから! 冗談でも冗談に聞こえないから!」「はは。カミやんは面白いな。冗談なんかじゃないぜぃ」「……」「それにしてもカミやん。そんなんじゃ色々と不便だろ? 彼女の一人でも作ってそいつに色々やって貰った方がいいんじゃねぇのかにゃ?」「……ま、まぁ…そうだな。で、でも彼女なんか…いない、し」「カミやんが頼めば誰でもお世話してくれると思うぜよ。でもそんなカミやんみたら、ぶん殴ってクラス中に言いふらし、集団リンチかけるけどにゃ」「…」「そういうわけでカミやん。これから抜き打ちお部屋チェックぜよ」「は、はいぃぃぃぃぃ!? な、なななななんで!?」「もちろん女を部屋に連れ込んでないか検査するのにゃ」「ぶぅぅ!! そ、そんな事しなくても誰もいないですって! (…多分)」「じゃあいいじゃないかにゃ。今日は舞夏が遅くなるっていうから暇だったんだぜぃ。久しぶりに笑いのトークでもしようぜぃ」「そ、そう…ですネ」 そう言って上条は速攻で美琴にメールを送った。 自分の生活を守る為に。自分の命を永らえる為に。Time 10/03/25 16 22To 御坂美琴Sub―――――――――――――――――突然ですが、今どちらにいらっしゃいます? メールはすぐに帰ってきた。Time 10/03/25 16 24From 御坂美琴Sub Re ―――――――――――――――――今はまだ初春さん達と一緒よ。なーに?会いたくなっちゃったの?もうしょうがないなー。ちゃっちゃと買い物して帰るからもう少し我慢しててね♪ そんな美琴に上条もすぐ返す。Time 10/03/25 16 27To 御坂美琴Sub Re2 ―――――――――――――――――いやいやいや!そんな悪いですよ!久しぶりに友達と遊んでるんだから、もう少しゆっくりしてろって。俺も少し遅くなるからさ。 上条はそれだけ送ると「完璧だ…」と小声で言う。土御門には聞こえていない。 その後寮に着くまでに携帯がメールを受信したが上条は見なかった。 上条は部屋まで行くと土御門に支えられ部屋に入る。 上条は気付いていないが、皆さんなら既にお分かりだろう。 まず上条当麻が不幸だと言う事。 そして先程のメールの内容からして今美琴はどこにいるのかと言う事。 さらにはピンクのフリルエプロンの事。 その現実を目の前に上条当麻と土御門元春は言葉を失った。 そこには、上条当麻の部屋には、ピンクの可愛らしいエプロンだけを着ている御坂美琴が玄関に立っており上条を(正確には2人を、だが)迎えていた。「おかえり! ご飯にする? お風呂にする? そ、それとも…わ・た・し?」「……………」「……………」「あ」「……………カミジョウトウマクン?」「……………ナ、ナンデセウカ。ツチミカドモトハルクン」「キミハイッタヨネ? カノジョナンカヘヤニイナイ。フツウニイキテイケテルッテ」「イ、イイマシタ…ガ、コ、コココレニハフカイワケガゴザイマシテ」「ちょっと! そこの金髪! 人を勝手に彼女にすんな!」「―――へ? 何だ違うのかにゃ。そんな格好してるからてっきりカミやんの彼女かと思ったぜぃ。いやぁ、久しぶりにビビったにゃー」 上条も安堵の息を漏らす。…が、その後思い出した。昨日の事。昨日美琴が同じような事を聞かれた反応を。「ま、待て! み―――」「私は彼女じゃなくて、そいつの妻なの! だからこれから先は私がお世話するわ! ここまで旦那を連れてきてくれてありがとう」「―――こと」「つ…ま? カミやん? 嘘だろ? お前はフラグを立てるのが仕事で回収なんかしない奴だよな? そうだよな?」「…」「嘘なんかじゃないわよ! ほら。いいから渡して! これから愛を育むんだから!」「か、カミ…やん――――」「つ、土御門…」「土御門? あぁ。ひょっとして舞夏のお兄さん? はじめまして、御坂美琴です」「御坂…美琴だと? 常盤台の超電磁砲か。カミやん…おまえ……」「ま、待ってくれ土御門! お、俺を! 今俺を1人にしないでくれ!!」「はぁ!? なに言ってくれちゃってるのよアンタは! 2人きりじゃないと恥ずかしいじゃない!」「そ、そんな格好のおまえがそんな台詞吐くか!!」「もう……エプロンの下を見せるのは、アンタだけがいいって言ってるの。気付いてよ、バカ…」「ぶっはぁぁぁ!! みみみみみ美琴ぉぉぉぉっ、そ、そそそそそそんな事ををををををを」「…離せや、カミやん」「え?」「だ、大丈夫だぜぃ? こ、この事は絶対誰にも言わないからにゃぁ…」「う、嘘つけ! おまえがどもる時はロクな事を考えてねぇ! な? お、俺達は…デルタフォースは固い結束で結ばれているんだよな?」「……今日限りでデルタフォースは解散だぜぇ、カミや…上条くん」「な、なにを? 君が何を言ってるのか分からないよ…元春くん」「自分の胸に聞くんだにゃーーーーーっ!!」「ぶっはぁぁ!?」「ちょっ! あ、アンタねぇ! 人の旦那なんだと思ってるの! 怪我人なんだから優しく扱って!! 私を愛してくれないじゃない!」「……うぅ…うわあああああああああん!!! ま、舞夏ーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」「つ、土御門ッ! 待ってくれ!!」「うるせぇにゃーーっ! 精々残り少ない余生をいちゃつく事にゃーーーっ!!!」「ふ、不幸だ…」 上条はその後改めて美琴を見た。マジでエプロン以外何もつけてねぇ…と思ったが、短パンだけは穿いているらしい。 上条は安堵する。まだ彼女が恥じらいを持っていてくれた事に。 そして美琴に支えらながらベットに腰かける。 もうそれだけで美琴の柔らかさを感じ、口から心臓がこんちにはしそうになった。 美琴は上条の隣に座ろうとしたが、上条はそれを許さない。精一杯の理性を駆使し、美琴を目の前に正座させた。 美琴は頬を膨らませながらも上条の言う通りに目の前に正座した。 上条当麻の理性説教vs御坂美琴の愛の9裸エプロンの戦いの火蓋はこのようにして切って落とされたのだ。 ちなみに上条当麻の理性の壁は、現在94%崩壊している。「おい、御坂美琴」「なによ」「君は何故そんな格好をしてこの部屋にいるのかな? お友達と遊んでたはずだよね?」「アンタが帰ってきて欲しそうだったから…急いで帰ってきたんじゃない」「まぁ、そっちの話はいいんだよ? 問題はその格好」「これがどうかしたの?」「なんで裸エプロンという格好なんでせう? 仮にも嫁入り前ですよね? 土御門にもその格好を見られましたよ?」「だって舞夏が男を落とすならコレ! って言うから…それにエプロン大きいの買ったから前からじゃ全然見えないし」「舞夏…だと?」 そんな話をしていると隣の部屋から「ま、舞夏ぁぁぁぁぁぁ! そ、その格好は何だにゃあああああああ!!!」と聞こえてきた。 土御門にとってその出来事は、記憶を上書きする程の事であり、後日も土御門は上条に対して普通だった。「…」「あ、舞夏もお兄さんにやってるみたいね」「…あのですね。美琴さん」「ん?」「おまえはまだ中学生じゃないか。そんな格好しなくてもおまえはおまえのいい部分があるんだから、そんなに急ぐこ――」「………う、うぅ…」「え? お、おい…みこ――」「せ、せっかく…折角アンタが喜ぶと思って買ってきたのに…恥を忍んで着たっていうのにぃ…う、うぅ……」「あ、あぁ…あ、す、すまん美琴。お、おまえがそこまで考えてるとは思ってなくて…てっきりまたふざけてるんだと…」「ふざけてこんな格好するわけないでしょぉ…うぅ、こんな格好見てもアンタは文句ばっかりで何にも言ってくれないし…」「あ…」 上条は朝の事を思い出す。自分の決めた事を。 今日だけでも美琴の好きなようにさせてあげようと。 だって美琴はやり方はぶっ飛んでいるが、中身は可愛い恋する乙女なのだ。好きな人に喜んでもらいたいと思うのは当たり前だろう。 上条も朝それで悩んでいたのだから。「ご、ごめんな。俺…ちょっとキツくいい過ぎたよ。お、お詫びに今日は美琴の好きなようにしていいから」「………なんでも?」「まぁ…一線越えないくらいなら」「…知ってるよ。前夜まで取っておくんでしょ?」「ま、まぁ…そ、それ以外なら何でもいいからさ!」「じゃ、じゃあ私が何を言ってもその通りにしてくれる…?」「そ、そんな風に言われるとイエスと言いづらくなるんですが…」「…う、うぅ…やっぱりダメだよね…こんなぺったんこな体で迫られてもアンタは全然うれしくないもんね…」「い、いや…美琴さんの体は十分魅力だと思いますよ? た、ただ恥ずかしすぎて……」「うぅ…」「だああああ! もう分かったよ! 何でも聞いてやるから何でも言えや、もう!」「…本当に? 後でやっぱ無しとか言わない?」「男上条舐めんな! どんな事を要求されようと即座に実施してやっけんのぉぉおおおお!!!」「あ、そう? はー、やっとその台詞聞けたわ。つっかれたー泣きまねすんの。アンタ早く折れなさいよね、全く…」「―――――――なん、…だと?」「さてと。じゃあまずは何をして貰おうかしらねぇ…あ、もちろん今日は泊まるからね? これ絶対。拒否不可」「み、みこ…と?」 さっきまでの泣き顔はどこへやら。美琴はゲコ太の台詞の様にケロッと表情を変え、上条へ何をしてもらうか考える乙女の顔になった。 上条は本気で泣いてるんだと思ったから、無理な要求でも呑んで美琴を泣き止ませようとしたのだが、美琴はその上条を狙い打った。 ここは美琴の勝ちだろう。彼女は上条の事を詳しくしっていたし、上条は彼女の事を知らなすぎた。「じゃあまず抱っこ。抱っこして?」「えっと…美琴さん? 上条さんは見ての通り骨折してるんですが、その痛みに耐えて抱っこしろと?」「アンタはそのままベットに腰掛けてればいいわ。私が勝手に乗っかるから」「なんですと? って、うぉ――」「えへへー」 美琴は上条の上に跨ってきた。2人の顔は急接近し、唇が時々当たるくらい近かった。 そんな状態の上条は顔を真っ赤にし、少し背を仰け反った。しかし美琴はそれを許さない。 上条の首に腕を絡めて、顔をまた自分の目の前に持ってきてホールドする。 美琴は上半身はエプロンだけだったので肌を直接触る事になる上条の右手は、行き場を無くしバタバタしていた。「手は肩に」「は、はいぃぃぃ!? そ、それはさすがに…」「即実施」「そ、そうでしたネ」「…んっ」「へ、変な声出すなよ…」「だっ、だって…そんな優しく触るからぁ…」「……ぁ、は」 上条は、上条は、上条は、もうどうしたのか? どうしたものか? ちなみに言っておくと理性の壁はとっくの大昔に全壊され、本能と書かれた覆面部隊が脳内の操縦室に攻め込んできている。 壁をなくした理性部隊は迎撃するが、数が圧倒的で間違いなく占拠されるのは時間の問題だった。 上条はそんな自分から湧き出る欲望に耐えてるのか、上を向いてぷるぷると震えていた。 しかし――「…ん。…っちゅ、れろ…」「…!? お、おまえ…なにをっ……んっ」 美琴は上条の首筋にキスをすると優しく舐めた。 上条はその行為に大変驚き美琴に目を向ける。しかしそこには唇が待ち構えており、上条はそれを奪われた。 その瞬間、本能の覆面兵士が、冠を被った理性覆面の偉そうな奴をぶっ飛ばして、 「上条」と表札が掛けられていた脳のドアを蹴破り、上条当麻コントロールルームに入っていった。「…はぁ、えへ……ん?」「コォォォォォォォォォォォォ……」「ど、どう…したの?」「み、みことォォォ……」「な、なに…?」「責任は、取らせていただきます」「はぇ?――――」 上条当麻の理性の壁、3日目の夜に完全崩壊。 夕方に部屋に戻った上条だが、その日の夕食を取る事は無かった。 あ。いや、まぁその…夕食は取った。 春休み5日目。 上条当麻は目を覚ました。目覚まし時計の音で。 何故なら今日は補習がある。とても面倒臭いが春休みに2日だけの補習で済んだ上条だったので、今日行けばもう終わりだ。 上条は頑張って体を起こし朝食を取って部屋を後にした。 ちなみに朝美琴は部屋にいない。 今日は3日目の夜無断外泊したので、ルームメイトの白井黒子のご機嫌取りをしないといけないらしく、夕方にならないと来れないらしい。 学校では土御門、青ピと共に補習を受けたが、いつもと変わらない光景に上条は安堵した。 そんなこんなで上条は土御門に連れられ部屋に帰ってきた。まだ美琴は来ていないようだ。 上条は玄関まででいいと土御門を帰すと松葉杖を使ってベットまで行くとそのまま倒れ込んだ。 学校で補習があったからか、または普段の疲れが溜まっていたのか、上条はそのまま寝入ってしまった。 そして暫くすると玄関のドアが開く音が聞こえて上条は目を覚ます。 部屋に入ってきたのはスーパーの袋を持った御坂美琴だった。「たっだいまー」「……ん? おぉ、美琴…おかえり……」「あれ、寝てたの? そのまま寝ててよかったのに。寝顔拝見したかったし」「あー、うん。でも悪いし…米くらい洗うよ」「だめよ。立ってるのもつらいんだから。そのまま寝てて」「……お世話かけます。美琴さん」 上条のその言葉を聞くと、美琴は上条の前に歩み寄って来て、顔をまじまじと見た。 突然の事で上条は少し驚いたが、何か言う前に美琴が笑って上条の頬に手を置いた。「うん、もう大丈夫みたいね」「なにが…」「なにって…昨日アンタやばかったわよ? さすがにあの状態のアンタは手を焼いたわ」「う…そ、それはもう忘れてください……マジで黒歴史なので」「あはは。まぁそれだけ私と離れたく無かったって事だしね」「うぅ…」 昨日というのは4日目。つまりは上条当麻の理性が崩壊した翌日にあたる日なのだが。 4日目の朝、上条はいい匂いで目を覚ます。 隣を見ると誰もいないが、台所で美琴が料理をしているようだ。 可愛いエプロンをつけて鼻歌を奏でて。「ん…おはよう、美琴ぉ…今日は早いんだな」 上条の声に美琴はビクッとして上条を見る。 その顔は瞬く間に真っ赤になり、小さくおはようと言うと俯いてしまう。 上条はそんな美琴を見て首を傾げたが、特に気にする事もなくベットから出ようとした。 右足、右手を駆使し起き上がる…が、そこで何やら違和感を覚える。「…あれ? 俺何も着てない……?」 上条は裸だった。何やらおかしい。足にはギブスを包帯で巻かれているので、簡単には脱げないはずだ。 では何故裸か? 答えは簡単で、自分が気付かないうちに自分が脱いだのだろう。 この部屋には帰って来たら鍵を掛けたし、中には自分と美琴しかいないはずだ。 さすがに美琴が自分に気付かれずに全てを脱がすのは不可能だろう。 では何故脱いだか? 着替える途中で力尽きたとか? うーん… そんな事を考えていると、上条は部屋の異変に気付く。 やたらと丸めてあるティッシュが散乱している。上条や美琴だけでこんなに鼻をかんだのか? 上条はちゃんとゴミ箱に捨てろよと思っていると、ベランダに何かが干されているのでそれに目をやった。「短…パン? こんなの俺持ってない…し、誰の……短パン…短、パン?」 上条は床に置いてあったトランクスを穿くと、シャツも拾って着た。 そこに美琴がご飯を持ってきてくれて、上条はテーブルにつく。 美琴の格好は昨日と同じエプロン姿だが、他に着ているようには見えなかった。 上条はまだその格好してるのかよと溜息を吐いたが、美琴が台所に戻る後ろ姿を見ると昨日とは何かが違った。「………ない」 美琴は正に純正裸エプロン姿だった。ベランダのアレは美琴ののようだ。 上条はその後ろ姿に呆気に取られていると、昨日の事を思い出すように頭に手を置いた。 そして、全てをフラッシュバックさせる。 フラッシュバックと言っても記憶が無いので、昨日の最後の記憶なのだが。 その記憶とは、確か自分の手で…美琴の着ていたエプロンを、引き剥がし―――「だああああああああああああああああああああっ!!!!!」 上条は吼えた。もう大声で。近所の迷惑など考えずに。 その咆哮に美琴は驚愕し、上条の前に走って来た。「ちょ、ちょっと! ど、どうしたのよアンタ!? 何があったの!?」「み、美琴…」「ど、どうしたの…?」「み…美琴、正直に答えてくれ。嘘なんかいらない。回りくどい言い方もいらない」「う、うん…」 上条は美琴の両肩に手を置き、真剣に向き合った。左腕の痛みなど忘れて。 そして上条は深呼吸を一回大きくすると美琴に言い放った。「俺、美琴に手を出したのか?」 その言葉に美琴は頭から湯気を出すほど赤くなって俯いてしまったが、小さく「うん…」と言って頷いた。「そ、その…どこまで手を出した? 俺の記憶が正しければ、おまえのその可愛いエプロンを引ん剥いたところまでなんですが…」「……どこまでって…、その、さ……最後、まで…」「……………最後、だと」 上条は美琴の肩に置いてあった手を下ろした。 美琴は真っ赤になって俯きながらも、上条の方を上目使いでチラチラと見ながら更なる事を言い出した。「わ、私はちゃんと止めたんだよ? 前夜まで取っておくんじゃないの、って。で、でもアンタは『もう我慢できません』だとか」「…」「『美琴ちゃんは俺の事嫌いなの?』とか」「…」「『おまえの全てが欲しい』…と、とか言うから……」「…あは、」 上条はもう笑うしかなかった。そしてとりあえず美琴に服を着せると彼女の前で土下座した。 足なんか、骨折なんか痛くなかった。「本当に申し訳ありませんでした」「い、いいわよ。…そ、その…嬉しかったし……えへへ」「こうなった以上は、この上条当麻、一生を掛けて御坂美琴さんを守り抜いて行くと誓―――」「そんなんじゃ、嫌」「は、はい? い、嫌…とは?」「そ、その……し、しちゃったから一緒にいるとか、そんなのじゃ嫌」「そ、そんな軽い気持ちではないです! 上条さんは美琴さんをこれ以上ないくらいに!」「じゃあ…ちゃんとプロポーズしてよ」「わ、わかった…」 そして上条は今自分が考えられる精一杯の好意を持って、美琴にプロポーズした。 美琴は上条のプロポーズに満面の笑みを浮かべ、泣きながら誓いのキスをした。 その後美琴は上条に泣き止むまで胸を借りていたが、やがて笑いながら言った。「恋人の告白の前に結婚のプロポーズだなんて、アンタほんとにバカなんだから」 そんな事があって取った朝食。 美琴はいつものように上条の右手を取って自分で食べさせているが、今日は上条の方が違った。 今朝は上条から美琴の手を握り、食べさせてほしいを言い出したので。 美琴は上条の変わり様に少し戸惑ったが、嬉しい事だったので否定しなかった。 しかし、今日この後の上条を考えると、ここで少し間を取った方がよかったのかもしれない。 それは何故か。つまり上条は完全なる美琴の虜になり一生を誓ったために、離れたくない精神が特化されすぎたのだ。「み、美琴? ど、どこ行くんだ?」「どこって…醤油切れたから新しいの入れてくるだけよ」「ま、待って! お、俺も一緒に…」「はぁ!? あ、アンタね! すぐそこの台所だっつの! そんなんでいちいち動かなくていいわよ!」「そ、そんな…俺を…俺を置いて醤油の所に行くってのか! 俺より醤油が大切なのか!」「な、なななななに言ってるのよ!? あ、アンタ大丈夫? ホントにすぐ帰ってくるからここにいなさいよ」「ほ、ほんとすぐだぞ! 待ってるからな!」「はいはい、ったく…」 というやり取りを事あるごとに繰り返し、美琴の春休み4日目は相当に疲れた。 だから夜、今日は帰らなくちゃと言った途端に上条が泣いて引き止めた時には溜息まで吐いた。 でもさすがに2日連続無断外泊はまずいと言ったが上条は引き下がらない。 そんな上条に明日から来れなくなっちゃうかもと言ったら、上条は泣きやんで帰してくれたのだ。 そんな4日目の出来事を美琴は上条に話していた。「も、もうその辺りで勘弁してください。昨日は周りが見えてなかったというか、何というか…」「離したくないっていうのは嬉しいけど、正直アレは勘弁してほしいわね。もっと普通にお願い」「か、かしこまりました」「じゃあ責任取るって言ったんだから、ちゃんと言えるわよね? …はい」「…? カエルの携帯、これ…おまえのじゃないか。どうするんだよ、これ」「画面見てみて」「?」 そう言われて上条は美琴の携帯の待ち受けを見る。 …とそこには「Phone Call」と書かれており、その下に「父」と名前が出ていた。「ぶぅぅぅぅ!! み、美琴さんんんんん!!???? こ、これはいきなりハードル高すぎやしませんかね!? ま、まずは美鈴さん辺りが妥当と言うか!」「いつかは言うんだからいいじゃない♪ ちゃんと言ってよね♪」「は、初めて会話する上に娘さんを下さいなんて…と、とても上条さんのガラスの心では言え――」『―――ブッ、…もしもし? 美琴か? 珍しいな、何かあったのか?』「あ…」 上条当麻と御坂美琴の春休み。5日目終了。上条はこの日だけで一生分の大半を占める冷や汗をかいたそうだ。
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日が傾きつつある第七学区の喫茶店に上条と神裂は向かい合って座っていた。 「で、話っていうのは?」 「ええ、それを今からお話しようと思ったのですが……」 神裂は辺りの席や喫茶店の外を自席から見渡す。誰かに聞かれちゃマズい事なのか、 と上条は適当に考えたが、店員以外誰もかった事に逆にがっくりしているように見えた。 「誰か待ってんの?」 「……ええ、実は土御門も一緒に来るはずだったのですが「用があるから遅れるにゃー」とか、 ふざけた言葉を残してどっかに行ってしまったのですよ。そろそろ来てもおかしく無い時間なのですが……」 余談だが、さきほど上条が神裂の胸にダイブした件については「急いでいるので謝らなくて結構です」と、 許しているのか怒っているのか解らない返答を頂いた。 だが、逆に言うとそれほど重大な話という事で、十中八九それに上条も巻き込まれるという事を意味している。 (……不幸だ) 上条が久々にお決まりの言葉を吐いた時、カランコロンという音と共に、 金髪アロハシャツな噂のあいつが喫茶店に入ってきた。 「遅れてすまんにゃー、ねーちん。おっと、かみやんはすでに着席済か」 「遅いですよ土御門。あなたが居ないと話が始められないんです」 「おし。じゃぁ、三人揃った所で、お話をさせて貰うとするかにゃー」 「にゃーにゃー言うのはやめなさい。耳障りです」 上条はそれからしばらく話を聞いた。相変わらず訳の分からない専門用語が満載の 暗号トークだったが、上条は辛うじて、次の事を理解した。 一つは上条に同行を願いたい仕事があるということ。 一つはあまり危険な事は無い仕事だと思うのであまり心配しなくて良いということ。 一つはその仕事は『とある超能力者』に接触する目的があるということ。 一つは、これはあまり聞きたくなかった事だが、仕事はイギリスで行うということ。 一つは『最大司教(アークビショップ)』とよばれるイギリス清教のトップからの 直々の指令(つまりはイギリス清教側の仕事)だということ。 そして、最後の一つは、 その『とある超能力者』は『原石』の人間だということ。 「……以上だ。どうだかみやん、理解できたか?」 「まぁ、大体。それで、原石ってなんだっけ?宝石か?」 土御門が、うわこいつありえねーという顔をして、となりの完全魔術側の神裂にさえ 呆れた目で見られた上条は少し俯いて、「……分からないので、説明お願いします」と 小さな声でお願いした。 「『原石』っていうのは、学園都市の『外』で自然に生まれた能力者のことだ。つまりは かみやんみたいな『生まれつき』や、『外』で成長していくうちに勝手に『力』が発現した能力者の ことを『原石』と言うんだ。どうだかみやん、理解できたか?」 「……う~ん、つまりは、俺はその『原石』の能力者に会いにイギリスまで行かなきゃならんと。そういう訳か」 「つまりは、そういう訳だな。物分かりが良くて(?)助かったにゃー」 「一つ聞きたいんだが、なんで能力者に会いに行くのに魔術サイドが動くんだ? 普通は科学サイドがする仕事だろそれ」 「いえ、実はそうゆう訳にもいかないんですよ」 神裂の言葉に「?」が二,三個浮かんだ上条に対し、神裂はさらに言葉を続ける。 「その『能力者』はイギリスに居る、というのも理由の一つですが……」 神裂は一度息を止めてから、 「主点の『とある能力者』には、超能力と同時に魔術を使うことができる、という興味深い噂があるのですよ」 在り得ないことを口にした。 「超能力と魔術を同時に……?」 上条は突拍子のない話に目を丸くした。 超能力者に魔術は使えない。使ったとしても三沢塾の時の様に体中に傷を負って、 下手をすれば死んでしまうかもしれない。上条にとっても常識になりつつある事を 神裂は一文でぶっ壊した。 「ええ。どこから流れた噂かは分かりませんが、調べる必要があると清教のトップが判断しました。 まぁ、実質我々イギリス清教と学園都市の共同作業……ということでしょう」 調査する対象が『超能力者』という事で,どうやら学園都市も手伝うらしいが、 上条には一つだけ、決定的に引っ掛かることがある。 「……で、なんで俺がついていくの?」 「……それについては私も『最大司教』に問い合わせました。あなたを連れて行くよう 指令したのも彼女ですから。そしたら電話に出ない上にFAXで、 『女には人には言えない秘密が一つはありけるのよ。おほほほ』 ……という思わず抜刀したくなるような迷惑FAXを送ってきてそれから全く連絡が着きません。 ……えっと、それほど危険な仕事では無いと思うので付いてきてくれますか?」 そんな憤慨エピソードを聞かされた後に「ごめんなさい行きません」とか絶対言えない お人良し上条であったが、またしても問題が浮かんでくる。 「インデックスはどうするんだ?一緒に連れて行く…って訳にもいかないし」 「あぁ、彼女に関しては多分……多分ですが、大丈夫です」 「え、ちょ、こもえ!?」 「はいはーい、ちょっとお邪魔させてもらいますよー」 割と散らかっている部屋に月詠小萌がどしどし上がってきた。 「え、あの、まだ食べかすが……」 インデックスが自分で食い荒らした食料を頬を赤らめながら、光速で掃除していく。 「で、なんで、こもえがいきなりとうまの家に押し入ってきたの?とうまならまだ帰ってないけど」 「う~ん、よく分かんないですけど「かみやんは一週間ほど家に帰らないと思うから小萌せんせーが インデックスのとこにいってあげたほうが良いんじゃないですか?」とか、久々に真面目な顔した土御門ちゃんに言われましてねー。とりあえず来てみました。一応寮監の許可は取ってますから大丈夫です」 当然、完璧幼児体型の月詠小萌が寮の許可など取れるはずが無いため、無断で寮の部屋に入ってきた上条担任であったが。 「!? ということは、またとうまは私を置いて危険な事件に首突っ込んでいるんだね!? 今回という今回は絶対に絶対にして許さないんだから!!」 鋭い歯を丸出しにして野獣のように吠えるインデックスに対して月詠は落ち着いた表情で、 「帰らないといってもお友達の家で一週間缶詰勉強会らしいですよ?」 え、とインデックスの歯が若干丸みを帯びる。冬休みも近いし、まあ在り得ないことでは無いのだが、少女の顔はなんと言うか交際相手にフラれた時に見せるような絶望感溢れる脱力系の表情に変わっている。 どっちにしたって自分に言わずにどっかに行ってしまうことには変わりは無い。 「………いいもん。どうせとうまにとって私なんか…………」 アックア戦あたりに見せた極スネモードに突入した哀れな少女に、月詠小萌は持ってきた 紙袋から悦の表情で最終兵器を繰り出す。 「ちなみに今ここには、デパ地下特製もう食わずにはいられない最強無敵の百戦錬磨、 グルメリポーター独占のロールケーキがあるのですが……まぁその様子ですと、 『あなたは』残念ながら食べらないようですね。先生はとても残念です。はい。」 ニヤニヤしながらロールケイク(発音注意)にフォークをブッさそうとする月詠の手に、 空腹少女の手が添えられる。 「……それとこれとは別なんだよ」 次の瞬間には元の欲望丸出しのシスターさんに戻ったインデックスが凄まじい勢いで ロールケーキを口にもりもり頬張っていた。 月詠小萌は心の中で小さくガッツポーズをする。 作戦成功、と。 どっちにしたって、本当は上条がイギリスに行くことなど月詠は知らない訳だが。 「……なるほど。土御門は小萌先生を騙してインデックスの相手をさせているから 大丈夫……と、そう言いたい訳か」 「ま、そうゆうことだ。じゃあ早速、第二三学区に停めてある七〇〇〇キロオーバーの 内臓圧迫飛行機に乗ってイギリスへ……」 「行かねーよ。そんなんで納得できるか」 疲れた顔で席を外そうとする上条に土御門が追加説明を施す。 「まぁ、実際『接触』じゃなくて、『護衛』なんだけどにゃー」 上条の動きが若干鈍る。『護衛』ということはその『超能力者』はだれかに狙われている事を 意味するのではないか? なんというか、上条が黙ってスルーできない事を的確に突いている気がする。 土御門の声が少し低くなる。 「超能力と魔術が同時に使えるってのは相当美味しい話らしくてな。『外』にいる 『研究者気取り』の奴らが、その『能力者』を狙っているらしい。で、『安全のため』に 俺らが先に接触した方がいい……ってのが『上の報告』だ」 その『研究者気取り』を知っている者なら、 それを『スターゲート計画の残党』と呼ぶだろう。 当然、上条には理解できないが、要するに狙われているから助けましょうという事だけは解った。 正義感溢れる上条としてはなんとなく行く気になってきたが、自分が手伝されるのはやっぱり 納得がいかない。特に理由が分からない辺りが。 悩む上条にトドメの一言が突き刺さる。 「かみやんのいない状態での『仕事』は上層部から禁止されてるからにゃー。 もし、かみやんが行きたくないって言っちゃったら、ぶっちゃけ『その能力者』死んじゃうかもよ? 例の『研究者気取り』さんは結構乱暴だから」 やっぱり自分のせいで人が死ぬのは忍びないですよね、と神裂が棒読みで言ったのを 合図に上条の心は折れ、同行を許可してしまった。 不幸だー、という上条の声は一陣の風ともに消えて無くなった。
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「つっちーご愁傷様…。」 「白雪さんはどれくらいの力を持ってますの?」 「んー確かLV3あるかないかぐらいやったと思うけど?」 「うそおっしゃい!!あれほどの吹雪をどうやってLV3が使えますの!?」 ㊟実際レベル4くらいの吹雪が出ていた。吹雪を起こす能力者はそこまで多くないのでおそらくこの時の白雪は 凍結系能力者最高位 になっている。 「うちはそういうふうにしか聞いてないんや!!」 「っていた!!なんか雪がひょうになってますわよ!?」 「しかもどんどんおおきくなってる!!このままいくと氷の剣でも出せるんとちゃう!?」 「まさか…、ありえますわね、それ…。」 「このままいくとうちらも巻き添え食らうで!!」 「そんなバカな、今400メートルぐらい離れてますのよっと!?」 いきなりでかい氷が降ってきた…。 「シャレになりませんな…。」 「ですわね…。」 二人は顔を合わせて…、 「「逃げろおおおおおおおおおおお!!」」 月夜の吹雪から必死で逃げまとう土御門、青ピ、黒子の様子を安全圏から観察している結標と海原。 「全くはた迷惑なカップルね」 「元はといえば貴女が原因じゃないですか。ショタコンは都合の悪いことは全て忘れる人種なんですおぶっ!」 「うるさい黙れ。次はあんたの鼻へし折るわよ。……ってこっちにまで氷が! 海原、何とかしなさいよ!」 「分かってますよ!(本当に自分勝手な人種ですね、ショタコンは)」 月夜の能力の余波が自分達の方まで来たことで喧嘩していた二人はすぐさま協力体制を取る。 本当なら結標に皮肉の一つや二つ言いたかった海原だが、殴られたくないので黙ってトラティスカルパンテクウトリの槍で月夜の氷を分解する。 結標は海原に指摘されたようにこの件に関しては自分に非があることを認めると、めんどくさそうではあるが行動に出た。 「土御門みたいなやつでも私たち『グループ』のリーダーだから死なれるのは困るのよね。まあ上手くいくかは分からないけど」 「何か策でもあるんですか! あるなら早くして下さい! だんだん氷の量が増えてきて捌き切れなくなりそうなんですから!」 「はいはい、分かったわよ」 結標はそう言うと、『座標移動』で土御門を月夜の前に、しかも正確に二人の唇が重なるように転移させた。 土御門にキスされたことで月夜の怒りもようやく収まり、それと同時に吹雪もキレイサッパリ収まるのだった。 遠目から見ても分かるくらい真っ赤にしている土御門と月夜の二人を見ながら海原が結標に尋ねる。 「よくあんな手で止まるなんて思いましたね。あれで更に彼女が暴走するとは思わなかったんですか?」 「思ったわよ。でもあの二人もバカップルなんだから止まる可能性のが高いとは思ってたけど」 「はぁ、そうゆうものですか……はっ、忘れるところでした! 御坂さんと上条当麻の二人の監視を続けなければ! あわよくば上条当麻抹殺の方向で!」 またしても暴走しそうな海原を呆れ顔で見ながら、結標はある人物にメールを送った後で海原に死刑宣告をする。 「ねえ海原。もしも今日のあんたの行動、嘘偽りなくある女にメールで報告したらどうなると思う?」 「ちょ、ちょっと待ってください! もしかしなくても送ってますよね! しかも送った相手は……」 「私だ。全くしょうがないなエツァリお兄ちゃん」 海原の後ろには殺気全開で仁王立ちしているショチトルの姿があった。 同時刻、映画館付近。 「また土御門のやつ、白雪さん怒らせたな。」「…結標が言ってたとけど怒るとすごいのねあの人。」 「私でも超面倒です。寒さは超防げませんから。」「…その格好じゃあな。」 「浜面、超殺してもいいですか超良いですね浜面超殺す!!」「きぬはた、ここで人殺しはまずい。」 「くぅー!!ありがとうよ滝壺!!」感謝する浜面。 だが、 「こんなやつでも殺したら絹旗の経歴に傷がつく。」「うぉい!!暗部組織にいる時点で経歴真っ暗だろ!!」 「さわがしィ野郎だなァ。おッ、収まったぞォ。土御門のかき氷でもできたかァ?」 しかし直後。 吹雪が収まったすぐ近くのビルの屋上で爆発が起こった。 原因はショチトル。 どういう状況かというと……、 「いつまでも女のことでいじいじしてるんじゃない…。」 「ショ…ショチトル…?」 ショチトルは魔術バリバリ使える位までに回復していた。 「ってなんで僕のトラウィスカルパンテクウトリの槍をショチトルが持ってるんですか!?」 簡単なことだ。結標が協力しただけである。 「さて、貴様のその根性たたきなおしてくれるわ!!」 「ええ!!これが最近流行の…不幸だあああああああああああああ!!」 「今の爆発何?」「さあ、なんか怒りがこもっている一撃のような気がする…。」 「(今の…海原かァ?なんかが違う気がすンだけどよォ…。)」「ねえねえ、映画見ないなら遊園地再開しよってミサカはミサカは誘ってみる。」 「分かった分かったァ。」「それじゃあしゅっぱーつ!!ってミサカはミサカは張り切ってみたり!!」 「じゃあ私達も♪」「だな♪」 「私達超どうします?」「はまづら、あのどちらかのカップルを付けてみたい。」「確かに気になるよな~」ニヤリ 浜面たちはとりあえず上琴をつけることにした。 「じゃあ私たちはどうしよっか? やっぱり御坂さん達を追いかける?」 「そうですねー、私としては二手に分かれ……あっ、ちょっと待ってて下さい」 初春と佐天も行動を起こそうとしたその時、初春の携帯が鳴ったことで中断してしまった。 メールの相手は美鈴で、いつの間に自分のアドレスを知ったのかという疑問が湧いたが、今はメールの内容を確認することが先決なので後回しにした。 初春はメールの内容を確認すると、申し訳なさそうに佐天に告げる。 「すみません佐天さん。私、御坂さんのお母さんに呼び出されて明日のパーティーの打ち合わせに行かないといけなくなりました」 「まあそのパーティーの元々の切っ掛けが初春だから仕方ないんじゃない? こっちは大丈夫だからあんたは明日のパーティーの為に頑張りなさい!」 佐天に送り出されて初春が美鈴の所へ向かうと思われたが、初春は何も言わずに取り出したボイスレコーダーを佐天に渡す。 「……初春、これは?」 「ボイスレコーダーですよ、ボイスレコーダー。これで御坂さん達の馴れ初めとか日常をさり気なく盗ちょ……愛のメモリーとして刻んで下さい」 「いやいやいや! 愛のメモリーの前に盗聴って言おうとしてたよね! ダメだって! ジャッジメントがあだだだだだっ!!!」 普段は悪事とか一切しない(当たり前だけど)初春に盗聴を要求されたので慌てて断ろうとする佐天。 しかしそんなことは許さないとばかりに初春は佐天の肩に手を置いて、握り潰す勢いで締め上げた。 「やだなー佐天さん、盗聴じゃないですよー。愛のメモリーを形として残したいだけですよ? 断ったらスカートめくりする度に顔面に膝入れますから♪」 「そ、そうだよねー。愛のメモリーを残すだけだから盗聴じゃないよねー。ま、任せといて(不幸だーーーーーっ!)」 「良かった。やっぱり持つべきものは頼れる親友ですね。じゃあ私はこれで。あ、後ろの方達は佐天さん達のフォローをお願いします」 初めて見せる初春の一面に、佐天はなす術も無く初春のお願いを聞くことにした。 なお、初春の恋愛方面の幸せ成就における脅威の行動力が学園中に知れ渡るのはまだ先の話である。 去り際にアイテム一行にも協力を要請したが、異を唱えたのは絹旗だった。 「なんで私達がジャッジメントの、しかも超面倒臭そうなことに協力しなくちゃいけないんですか? そんなの超お断りです」 「きぬはた、わたしはやってもいいよ。あの二人、なんだか参考になりそう」 「滝壺が賛成なら俺も賛成だ。絹旗、一人だけ駄々こねるなんてお前は本当にガキだブボッ!!!」 「しょうがないですね、滝壺さんが賛成なら私も超賛成です」 滝壺がやりたいということで絹旗も初春のお願いを聞き入れることにした、何故か浜面をブン殴って。 初春は協力者達に頭を下げた後で今度こそ、美鈴と詩菜の所へと走っていった。 取り残された4名はどうやって上琴から話を聞きだすかを相談し始めた。 「俺らあんまり親しいわけじゃないしなあ…」「はまづら、諦めるの速い。」 「だから超浜面なんです。えーっと超佐天さんでしたよね。レールガンとは超お知り合いなんですか?」 「ええ、まあ…レベル0ですけど。」 「それなら心配いらねえよ。上条だってレベル0だ。」 「えええっ!?御坂さんの彼氏ってレベル0なんですか!?」 「聞いたときは私たちも超驚きましたけどね。んじゃ超とりあえず聞き出すのは佐天さんに超任せて、私らは援護に超回りまわりましょう。」 「援護って何すんだ?」 すると絹旗は学園都市最強を指さす。 「あいつが超妨害しないように超見張るんです。」 「ほっといても大丈夫だろ?まあいいか。んじゃその方向で」 「わっかりましたー♪えーっとこのボタンで録音開始ね…フムフム……」 そのころ4人の5メートルほど先を行く上琴&一打はというと……
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qx*装備アイテム 概要 アイテム名順一覧 入手方法別一覧Normal / Cup / Duel / Maze 能力値別一覧体力 / 霊力 / 霊集 / 攻撃 / 命中 / 回避 / 速度 概要 ガチャに装備させることで能力値をアップさせるアイテム。 1つのガチャに対して1つだけ装備できる。 装備アイテムの入手方法は以下の4通り。 ボーナスカードから入手 大会の優勝賞品 探索で発見 デュエルボードから入手 アイテム名順一覧 +展開 アイテム名 体力 霊力 霊集 攻撃 命中 回避 速度 備考 Pフィルム 250 5 6 魔法の森 PフィルムS 400 82 中有の道 T2アンテナ 280 Ex アイボリーコーン 20 125 S アサシンチップ 54 100 12 隙間, Luボード アミュレット 240 60 D アメノミハシラ 560 50 S アンプリファイア 5 10 E ヴァルキリーチップ 860 100 隙間, Luボード ウィザードチップ 32 10 Lu, Luボード エクスカリバー 75 75 75 Lu, Luボード エメラルドリング 30 5 C オーブ 9 E オリジンコア 300 12 12 Ph, Phボード オリハルコン 350 25 6 隙間, Phボード カタナ 60 D クイックキット 8 100 A クリスタルボール 10 C グングニル 500 80 65 隙間, Phボード シャイニングハート 38 15 Ph, Phボード シルバーナイフ 20 16 E センサー 100 24 F ナイトチップ 600 90 60 Lu, Luボード ニーベルング 800 130 Ph, Phボード バランスキット 45 45 45 大図書館 パワーキット 75 A パワーソース 10 45 B ヒヒイロカネ 140 20 土御門の結界 ブースター 40 2 E マガタマ 6 180 中有の道 マジカルスタッフ 15 10 S ミニ八卦炉 92 迷いの竹林 メガブースター 10 B メビウスの輪 15 15 60 隙間, Luボード ルビー 24 F レヴァンティン 10 105 隙間, Phボード アイテム名 体力 霊力 霊集 攻撃 命中 回避 速度 備考 天の瓊矛 20 50 Lu, Luボード 韋駄天駆 16 Ex 隕鉄 260 15 中有の道 延寿の水 300 15 B 御守 120 4 D 陰陽鬼神玉 20 42 42 土御門の結界 陰陽玉 66 66 S 神楽鈴 32 A 鴉天狗の印 120 120 隙間, Phボード 黒魔術儀式 140 40 土御門の結界 玄火八卦炉 150 土御門の結界 賢者の石 30 68 Ph, Phボード 高性能照準器 124 S 高性能センサー 60 10 大図書館 甲羅の盾 1000 25 Ex 試作型永久機関 30 隙間, Luボード 注連縄 440 6 C 十字架 10 20 D 修羅の酒 50 60 C 照準器 24 F 聖杯 1000 10 Lu, Luボード 千年桜 60 Lu, Luボード 竹葉の朝露 25 60 Ex 天上の仙桃 600 40 大図書館 七色クリスタル 10 5 A 涙のしずく 15 60 Ph, Phボード 破魔矢 25 12 S 封印された禁書 20 65 中有の道 古い時計 140 10 Ph, Phボード 魔王の小槌 10 80 Ex 魔女のほうき 6 42 B 真澄の鏡 150 Ex 幽霊人形 75 72 A 夜明球 95 迷いの竹林 上へ 入手方法別一覧 Normal -展開 ランク アイテム名 体力 霊力 霊集 攻撃 命中 回避 速度 F センサー 100 24 ルビー 24 照準器 24 E アンプリファイア 5 10 オーブ 9 シルバーナイフ 20 16 ブースター 40 2 D アミュレット 240 60 カタナ 60 御守 120 4 十字架 10 20 C エメラルドリング 30 5 クリスタルボール 10 注連縄 440 6 修羅の酒 50 60 B パワーソース 10 45 メガブースター 10 延寿の水 300 15 魔女のほうき 6 42 A クイックキット 8 100 パワーキット 75 神楽鈴 32 七色クリスタル 10 5 幽霊人形 75 72 S アイボリーコーン 20 125 アメノミハシラ 560 50 マジカルスタッフ 15 10 陰陽玉 66 66 高性能照準器 124 破魔矢 25 12 Ex T2アンテナ 280 韋駄天駆 16 甲羅の盾 1000 25 竹葉の朝露 25 60 魔王の小槌 10 80 真澄の鏡 150 Ph オリジンコア 300 12 12 シャイニングハート 38 15 ニーベルング 800 130 賢者の石 30 68 涙のしずく 15 60 古い時計 140 10 Lu ウィザードチップ 32 10 エクスカリバー 75 75 75 ナイトチップ 600 90 60 天の瓊矛 20 50 聖杯 1000 10 千年桜 60 上へ Cup -展開 カップ アイテム名 体力 霊力 霊集 攻撃 命中 回避 速度 蓬莱カップ パワーソース 10 45 ミニ八卦炉 92 メガブースター 10 延寿の水 300 15 魔女のほうき 6 42 夜明球 95 夢幻カップ PフィルムS 400 82 アイボリーコーン 20 125 アメノミハシラ 560 50 マガタマ 6 180 マジカルスタッフ 15 10 破魔矢 25 12 神主カップ オリジンコア 300 12 12 グングニル 500 80 65 シャイニングハート 38 15 レヴァンティン 10 105 鴉天狗の印 120 120 涙のしずく 15 60 暗黒カップ エクスカリバー 75 75 75 試作型永久機関 30 聖杯 1000 10 上へ Duel -展開 デュエル ランク アイテム名 体力 霊力 霊集 攻撃 命中 回避 速度 ランダムデュエル Ph オリジンコア 300 12 12 オリハルコン 350 25 6 グングニル 500 80 65 シャイニングハート 38 15 ニーベルング 800 130 レヴァンティン 10 105 鴉天狗の印 120 120 賢者の石 30 68 涙のしずく 15 60 古い時計 140 10 ランダムデュエル Lu アサシンチップ 54 100 12 ヴァルキリーチップ 860 100 ウィザードチップ 32 10 エクスカリバー 75 75 75 ナイトチップ 600 90 60 メビウスの輪 15 15 60 天の瓊矛 20 50 試作型永久機関 30 聖杯 1000 10 千年桜 60 上へ Maze ※落ちているアイテムではなく、戦闘で手に入るアイテムの一覧です。 -展開 迷宮 ランク アイテム名 体力 霊力 霊集 攻撃 命中 回避 速度 迷いの竹林 B パワーソース 10 45 ミニ八卦炉 92 延寿の水 300 15 夜明珠 95 魔法の森 A Pフィルム 250 5 6 クイックキット 8 100 パワーキット 75 神楽鈴 32 紅魔館大図書館 A バランスキット 45 45 45 高性能センサー 60 10 天上の仙桃 600 40 七色クリスタル 10 5 幽霊人形 75 72 中有の道 S PフィルムS 400 82 アイボリーコーン 20 125 マガタマ 6 180 隕鉄 260 15 陰陽玉 66 66 封印された禁書 20 65 霧の湖土御門の結界 Ex ヒヒイロカネ 140 20 陰陽鬼神玉 20 42 42 黒魔術儀式 140 40 玄火八卦炉 150 魔王の小槌 10 80 真澄の鏡 150 スキマ Lu アサシンチップ 54 100 12 ヴァルキリーチップ 860 100 オリハルコン 350 25 6 グングニル 500 80 65 メビウスの輪 15 15 60 レヴァンティン 10 105 鴉天狗の印 120 120 試作型永久機関 30 上へ 能力値別一覧 体力 -展開 アイテム名 体力 霊力 霊集 攻撃 命中 回避 速度 甲羅の盾 1000 25 聖杯 1000 10 ヴァルキリーチップ 860 100 ニーベルング 800 130 ナイトチップ 600 90 60 天上の仙桃 600 40 アメノミハシラ 560 50 グングニル 500 80 65 注連縄 440 6 PフィルムS 400 82 オリハルコン 350 25 6 オリジンコア 300 12 12 延寿の水 300 15 隕鉄 260 15 Pフィルム 250 5 6 アミュレット 240 60 ヒヒイロカネ 140 20 黒魔術儀式 140 40 御守 120 4 センサー 100 24 上へ 霊力 -展開 アイテム名 体力 霊力 霊集 攻撃 命中 回避 速度 千年桜 60 黒魔術儀式 140 40 ウィザードチップ 32 10 神楽鈴 32 賢者の石 30 68 オリハルコン 350 25 6 竹葉の朝露 25 60 アイボリーコーン 20 125 陰陽鬼神玉 20 42 42 封印された禁書 20 65 マジカルスタッフ 15 10 メビウスの輪 15 15 60 延寿の水 300 15 オリジンコア 300 12 12 十字架 10 20 オーブ 9 注連縄 440 6 Pフィルム 250 5 6 上へ 霊集 -展開 アイテム名 体力 霊力 霊集 攻撃 命中 回避 速度 試作型永久機関 30 ヒヒイロカネ 140 20 天の瓊矛 20 50 メビウスの輪 15 15 60 涙のしずく 15 60 隕鉄 260 15 オリジンコア 300 12 12 クリスタルボール 10 パワーソース 10 45 マジカルスタッフ 15 10 レヴァンティン 10 105 聖杯 1000 10 七色クリスタル 10 5 魔王の小槌 10 80 クイックキット 8 100 マガタマ 6 180 魔女のほうき 6 42 アンプリファイア 5 10 上へ 攻撃 -展開 アイテム名 体力 霊力 霊集 攻撃 命中 回避 速度 玄火八卦炉 150 レヴァンティン 10 105 ヴァルキリーチップ 860 100 ミニ八卦炉 92 ナイトチップ 600 90 60 グングニル 500 80 65 魔王の小槌 10 80 エクスカリバー 75 75 75 パワーキット 75 陰陽玉 66 66 封印された禁書 20 65 カタナ 60 アサシンチップ 54 100 12 アメノミハシラ 560 50 修羅の酒 50 60 バランスキット 45 45 45 陰陽鬼神玉 20 42 42 シャイニングハート 38 15 破魔矢 25 12 ルビー 24 シルバーナイフ 20 16 アンプリファイア 5 10 上へ 命中 -展開 アイテム名 体力 霊力 霊集 攻撃 命中 回避 速度 真澄の鏡 150 高性能照準器 124 鴉天狗の印 120 120 夜明球 95 PフィルムS 400 82 エクスカリバー 75 75 75 幽霊人形 75 72 賢者の石 30 68 陰陽玉 66 66 メビウスの輪 15 15 60 竹葉の朝露 25 60 涙のしずく 15 60 天の瓊矛 20 50 バランスキット 45 45 45 陰陽鬼神玉 20 42 42 魔女のほうき 6 42 天上の仙桃 600 40 エメラルドリング 30 5 照準器 24 十字架 10 20 シルバーナイフ 20 16 上へ 回避 -展開 アイテム名 体力 霊力 霊集 攻撃 命中 回避 速度 T2アンテナ 280 マガタマ 6 180 古い時計 140 10 ニーベルング 800 130 アイボリーコーン 20 125 鴉天狗の印 120 120 アサシンチップ 54 100 12 クイックキット 8 100 エクスカリバー 75 75 75 幽霊人形 75 72 グングニル 500 80 65 ナイトチップ 600 90 60 アミュレット 240 60 高性能センサー 60 10 修羅の酒 50 60 バランスキット 45 45 45 パワーソース 10 45 ブースター 40 2 甲羅の盾 1000 25 センサー 100 24 上へ 速度 -展開 アイテム名 体力 霊力 霊集 攻撃 命中 回避 速度 韋駄天駆 16 シャイニングハート 38 15 アサシンチップ 54 100 12 破魔矢 25 12 ウィザードチップ 32 10 メガブースター 10 古い時計 140 10 高性能センサー 60 10 オリハルコン 350 25 6 Pフィルム 250 5 6 エメラルドリング 30 5 七色クリスタル 10 5 御守 120 4 ブースター 40 2 上へ
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最近土御門が強い気がしてきた。サポはねーちんで理想完遂は最終信号。折り紙×4→寝ていろ→黒ノ式→ユニゾン→ODで一方は即死だったはず -- (アクセロリータ) 2011-03-20 00 49 56
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安倍 泰政(?-?) 豊臣秀吉に仕えたとされる陰陽師。安倍晴明の子孫。土御門家というか安倍有世は何をやったんだ。 江戸時代に入り、全国行脚をした。 片朱神社に手記の写本が残されていた。
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生徒名簿 因果:堕(工事必須) ※はページ未作成 名前 学年 ✞黒羽アダム✞ 3年 通天閣マドカ 3年 天道ミノル 3年 花山院トウカ 2年 八社イトハ 2年 久世トウシロウ 1年 黒瀬ルナ-ルナシス・ムーン=サリバン- 1年 黒野ミツギ 1年 土御門コトハ 1年 [[]] 年
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「ははっ…これは流石に驚いたよ、 レベル5決定だな…」 「「「「「「「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」」」」」」」」 全員文句無しッ!!今夜は宴が決定付けられた。 「…えー、本当ですか…?」 「にゃーに言ってんだにゃー!!レベル5だぜい?八人目だぜい?すっごいにゃー!!」 「そうだよ白雪さん!!私なんか自分がレベル5になった時と同じ気持ちだよ!?」 「そうですわよ!!お姉様と同等の能力を持っているんですよ!?」 「…実感無いよー…面白かったけど」 「にゃー月夜が放心状態だにゃー。」 「当麻に知らせよっと」 そう言って美琴は当麻に連絡した。 『美琴、いきなり何でせうか?』 「白雪さんのレベルが判明したから連絡したの」 『そうなのか。結果はどうだったんでせうか?』 「8人目のレベル5になったんだよ」 『まじですか! スゲー!』 「あ、あとこれみんなに教えといてね」 『分かった……と言いたいけど今はムリです』 「どうして?」 『美琴は分かっていると思うけど、今アクセラと一緒にクラスのみんなを制裁している所なんで』 「そうだったね。じゃあアクセラだけにも言っといて」 『分かった。じゃあな美琴』 そう言って美琴は電話を切った。 「さてと、ってあれ?」 美琴は電話が終わって周りを見ると土御門と黒子も電話していた。 少し経つと、土御門と黒子は電話をするのを止めた。 「みんな、誰に電話してたの?」 「オレは浜面に電話してたにゃー」 「わたくしは○○様に電話していましたの」 どうやら2人とも白雪がレベル5になったことを知らせていたのだ。 そのころ、電話を切った後の上条は… 「アクセラ、白雪がレベル5になったらしいぞ」 「まじかよォ!!あの雪女がかァ、で何位なンだァ?」 「そこまで分からない。多分4位から5位の間じゃねーか」 「その辺りだよなァ。だって瞬時に凍らせるンだろォ?下手するとオメーの彼女より強いかもしれねェぞォ!!」 「そうかもしれないな。そんなことよりアクセラ、こんなアホなことは止めて白雪の為に宴を開かないか?」 「賛成だなァ。じゃあクソガキ達にも連絡しておくかァ」 上条とアクセラは制裁を止め、白雪の宴をすることになった。 またアクセラは、打ち止め達に連絡するのだった。 プル 「もしもし?てミサカはミサカは電話に出てみる」 「はェーなオイ。ンで、元気にしてるかァ?」 「もちろんだよ。遊んでもらってたしってミサカはミサカは報告してみる」 「そーか。ところで、あの白雪っているだろォ?そいつが無事Level5に昇格したんだとよォ」 「おお!てミサカはミサカは素で驚いてみる」 「ンで、そのお祝いをやるそうなのだが・・・」 「いくいくー!てミサカはミサカは大声出してみる!」 「バカッ耳が痛ェだろォーがァ!」 「それじゃ、後で行くねーってミサカはミサカは電話を切ろうとしてみたり」 「場所とかは分かンのかァ?」 「忘れたの?あなたと私は電波(赤い糸)でつながってるんだよ?場所くらい分かるよ」 「それじゃァあとでなァ」 プチ 切り終わったと同時に土御門からメールが・・・ 『みなしゃん!マイハニー月夜の順位がだいたい決まったにゃー 先生方の予想では6位だって言ってるにゃー でも実際、垣根と麦野の分が繰り上がって 実質的な4位だそうだにゃー』 「だとよォ」 「考えてみればすげぇな 俺らの周りだけで・・・ level5・・・3人 level4・・・滝壺も含めて2人 level2~level3一万人を動かせるガキ・・・1人 幻想殺し・・・オレ level5を倒したlevel0・・・1人 大陰陽師・・・1人 守備範囲の広いただの男・・・1人 もいるんだぜ?」 「そうだなァ。このメンバーなら小せェ国ひとつ壊せるぞォ?」 「だな」 冗談半分の世間話?をしながら歩いていると前から・・・ 「ハァ、ハァ、こ、ここまで来れば……ゲッ、上条に一方通行!」 そこに現れたのは当麻と一方通行から逃げていた情報屋こと紫木友で実は彼、当麻をシメる会の最後の生き残りなのだ。 (ま、まずい! ここで下手な動きをしたら確実に死ぬ! どうする? どうやってこの危機的状況を……) 「な、なあ情報屋。別に俺達もう怒ってねえからさ、そんなに警戒しなくても大丈夫だぞ」 「(俺は別に怒ってもいねェンだけどなァ)オラ、もう行けよ。俺はともかく上条の気が変わらねェうちによォ」 当麻と一方通行の二人に見逃してもらえることになった情報屋は自分の幸運っぷりを神に感謝した。 しかし当麻達の後ろから歩いてくる二人を見るや否や、謝罪の言葉を並べまくりながら猛ダッシュで逃げて行ってしまう。 「……アクセラ、お前何かしたのか?」 「いや、何もしてねェぞ」 「当麻お兄ちゃーん、一方通行さーん。こんにちはー♪」 (*1) 情報屋が逃げた理由、それは前日に彼の心に恐怖を刻み付けた初春と神裂の姿を確認したからだ。 当麻と一方通行はその事情を当然知らないが、最近の初春を知っているので何となく納得してしまった。 「こうして会うのはクリスマス以来ですね。お久しぶりです二人とも。それにしても今日は災難でしたね」 「災難って……もしかして二人とも、俺のピンチを知ってたのか?」 「はい。滝壺さんから連絡をもらって力になって欲しいと。今頃は最愛さんも頑張ってると思います。こっちも火織お姉ちゃんがお仕置きしてくれました」 「安心して下さい上条当麻。七閃は使いましたが、加減はしておいたので斬ってはいません。飾利にもきつく言われましたから」 当麻は神裂の七閃の脅威を身を以って味わってるだけに、彼女の言葉にやや不安を感じているがそれ以上に二人のお互いの呼び名が気になっていた。 それは一方通行も同じなのだが、初春がすっかり苦手になった彼にはそれを指摘する勇気など無かった。 「ああ、そういやあ白雪のやつがさシステムスキャンの結果、8人目のレベル5になったんだ」 「本当ですか? それって凄いことじゃないですか!」 「土御門の恋人ですね。なるほど、それは心強いです。これで土御門も少しは大人しくなってくれるでしょう」 「それでさ、今日の夕方から白雪レベル5記念パーティーを開こうって思うんだけど二人もどうだ? 最愛や涙子、それに他の天草式メンバーも一緒に」 月夜のレベル5到達に初春は純粋に喜び、神裂は土御門の抑止力がさらに強くなったことを喜んだ。 当麻はこの二人もパーティーに誘ったのだが、返って来たのは意外な返答だった。 「ごめんなさい。今日、こっちも大事な約束があってその時間に行けそうにないんです。私と火織お姉ちゃん、それに天草式学園都市支部の皆さんは」 「約束があるんならしょうがないな。じゃあさ、そっちの用件が終わってからでも来てくれよ。白雪も喜ぶからさ」 「分かりました。こちらの用件はすぐに片付くでしょうから必ず伺います。魔術の存在を探り当てた者との会談ですが、話が分かる方のようですから揉め事も無く終わるでしょう」 「なァ、そいつってもしかして木山って女じゃねェだろうな?」 初春達の約束の相手を学校でのシステムスキャンで接触してきた時のことを思い返し、予想を立てた一方通行。 それにわずかに驚いて見せた初春の反応は一方通行の予想が正しいことを示していた。 「さすが一方通行さん、その通りです。木山先生、凄いんですよ。自分の力だけで魔術の存在を嗅ぎつけたんですから。今日は木山先生とこれからのことを話し合うんです」 「おいアクセラ。木山先生ってあの脱ぎ癖のある木山先生か? あの人ってそんなに凄いのか?」 「観察眼に関しちゃかなりのモンだ。雪女の能力の強さの振り幅の原因も土御門だって見抜いてたしな。俺達の事情にも何となくだが察しがついてたみてェだぞ」 当麻と一方通行、それに神裂は知らないが木山は過去に『幻想御手』を使って一万人を昏睡状態に陥らせ、アンチスキルと美琴相手に戦闘を仕掛けた過去の持ち主。 魔術のことも学園都市の暗部のことも手段を選ばないモットーのもと、木山が独自のルートで探り当てた賜物に他ならないのだ。 時計を見た初春は名残惜しそうに当麻と一方通行に別れの挨拶をする。 「ではお二人とも、私達はこれからジャッジメントのお仕事がありますからこれで。涙子さんと最愛さんが第一七七支部で待ってますから」 「いや、飾利は分かるんだが神裂もか?」 「私は飾利のお姉ちゃんとしてこの子の仕事ぶりを見学しようと思っているだけです。ついでにジャッジメントの仕事も体験するつもりですが」 (オイオイこの女がジャッジメントになっちまったらとンでもねェことになるぞ……) 一方通行の予想通り、神裂という最強のジャッジメントが誕生するのは先の話だが実はある男がアンチスキルの研修を受けることだけは決定済みだ。 最後に初春は月夜の為のパーティーについて気になったことを当麻ではなく、一方通行に尋ねる。 「そういえば一方通行さん、パーティーのことってアホ毛ちゃんにも教えましたか?」 「ああ、まあな。でもそれがどうかしたってのか?」 「じゃあ食事に関しての準備は万端にした方がいいですよ。だってアホ毛ちゃん、今日はインデックスさん、それにステイルさんと行動してますから」 初春に言われた一方通行は打ち止めの安全を考え、目の前の少女の提案を受け入れステイルとインデックスのいる教会に打ち止めを預けていたことを思い出す。 それを横で聞いていた当麻も顔を青くして、パーティーの食糧危機を予感せざるを得なかった。 「……滝壺さんとステイルさんがいるから大丈夫だと思いますよ? じゃあ私達はこれで。行きましょうか火織お姉ちゃん」 「ええ飾利。迷子にならないように手を繋ぎましょう♪」 別れ際に爆弾発言を投下した初春は神裂と手を繋ぐのを恥ずかしがりながらもギュッと手を握ると、本当の姉妹のような雰囲気を出したまま去って行った。 残された当麻はインデックスのことを考え、憂鬱になったがそれを一方通行がフォローした。 「大丈夫だろ、多分。初春のやつも言ってただろうが。あの暴食シスターを抑えられる滝壺と赤髪も来るンなら、大ピンチにはならねェだろ」 「た、確かにステイルはまだ日が浅いけど、滝壺のインデックスマイスターの力は信頼出来る……けど、対策は立てようぜ」 「ああ、そうだな……。念には念を入れねェとなァ。土御門辺りに連絡入れるとすっか」 実は滝壺、正月の上琴新居での一件以来、インデックスマイスターの名誉ある(?)称号を仲間達から与えられていた(本人は知らない)。 しかしインデックスの食に対する脅威を考え、当麻と一方通行は念の為に土御門に相談することにした。 話は少し遡り、一方通行との電話のやり取りを終えた打ち止めは一緒に行動していたインデックスとステイルにパーティーのことを伝えていた。 「へえ、土御門の彼女がレベル5になったのかい。」 「それってそんなにすごいことなの?」 「そこで疑問形になるあなたにミサカはミサカは驚愕してみたり!!だって学園都市に今のところ8人生存確実なのは6人しかいないんだよ!!ってミサカはミサカはあの人の事を思い出してみたり。」 「生存確実って…ネセサリウスなみに不穏な言葉が出たな。」 「そういえばみことは3番目だよね?」 「そうそう、ただし生存確実な人だけで行くと2番目だよってミサカはミサカは教えてみたり。」 「ところでパーティーと言っていたけどどこでするんだい?この子の食慾は半端じゃないよ。」 「ステイル忘れたの?この街には『喰わせ殺し』があるんだよ。」 「おおっ!!それは良いアイディアかもってミサカはミサカはあの人に電話してみたり!!!」 プルル 『なンだ打ち止め?』 「ふふふっあなたに勝ったってミサカはミサカは電話を取る早さを自負してみたり。」 『切るぞ。』 「ちょっと待って!!インデックスが来るからパーティーを『喰わせ殺し』でやったらどう?ってミサカはミサカはあわてて用件を伝えたりする!!!」 『おっ、それいいなあ。ンじゃ他のやつと相談するわ。決まったらまた電話する。』 「それじゃーねーってミサ」 ブチッ 「最後のあいさつも聞かずに切りやがったってミサカはミサカは膨れてみたり。」 打ち止めとの会話を一方的に終えた一方通行は、当麻に打ち止めの考えを伝える。 しかし当麻は浮かない顔である一つの可能性を示唆する。 「なあアクセラ、『喰わせ殺し』があったのは神奈川でしかも学園都市にオープンするって店長が宣言したのって正月だぞ。いくら何でも間に合わないだろ……」 「……そういやァそうだよな。たかだか一週間程度でオープンなんて出来るわけねェか」 当麻の考えに納得した一方通行は、かねてより考えていた土御門への相談をする為に電話をかける。 『おおアクセラ。実は禁書目録対策のすっげー耳寄りニュースをゲットしたぜよ♪』 「それってまさか『喰わせ殺し』が学園都市にオープンしたとかって話じゃねェよな?」 『ありゃりゃ、知ってたのか。その通りぜよ。しかも今日オープンで場所は第七学区のオレ達の寮からそんなに離れてないというオマケ付きですたい!』 「……普通なら第四学区に店を出すだろ、学園都市の常識からいってよォ」 土御門がゲットした情報は実は木山が昨日街をウロウロした時に、むやみに豪快な男(店長)から貰ったチラシを彼に見せたから。 これには土御門も驚くしかなかったが、インデックスの存在を危惧していただけにこの展開はまさに天の助けとも呼ぶべきものだった。 そのことはその場にいた美琴、黒子、月夜にも伝え、さらには他のパーティー参加者にもその旨を伝え終えていた所なのだ。 『てなわけでアクセラは打ち止め達に『喰わせ殺し』の場所を伝えてくれ。パーティー開始までは自由時間で夕方の5時になったら禁書目録たちの教会に集合も忘れずにな』 「ああ、了解だ」 そう言って、アクセラは電話を切ると当麻に土御門からの情報を伝える。 それを聞いた当麻は一旦寮に戻ることを一方通行に伝え、その場を後にした。 「今は……げっ、もう午後1時か。昼飯まだだったな、仕方ねェがクソガキ達と合流してメシにすっか」 一方通行は打ち止め達と合流し、昼ご飯を食べるついでにパーティーのことを伝えようと考え、打ち止めと落ち合う為に連絡を入れる。 その頃、美琴と黒子も時間が余ったので一度寮に戻ることにする(黒子はこの後でジャッジメントの仕事有り)。 しかし彼女達は知らない、天草式学園都市支部の対馬と浦上が出迎えようなどとは。 初春と神裂が一七七支部に行く途中に白井に会った。 「あら?初春と神裂さんじゃありませんの?」 「あっ、白井さん!!」 「こんにちは」 「そうそう、聞きましたか!?白雪さんがレベル5になったって話!!」 「ええ、知っていますわよ。なんせ、直接この目で見たんですのよ?」 「さ、さすが白井さん!!で、どんな事を白雪さんはしていたんですか!?」 「さすがレベル5と言ったところでしょうか?雪の竜巻なんて作っておりましたわ、しかも3つも!!あれはとても幻想てきでしたわ…」 「見たいです!!すごく見たいです!!」 「まあパーティーをやるようですし、その時に色々見せて貰えるんじゃありませんの?」 「わー!!それは感激です!!」 いつの間にか上下関係が元に戻っていた。 第一七七支部のジャッジメント、固法美偉は頭を悩ませていた。 理由は目の前でお喋りしてる佐天と絹旗にある。 「本来なら私はジャッジメントに超しょっぴかれる側なのにここにいることが不思議です。これも超飾利効果というやつでしょうか」 「そういえば最愛って学校にも行ってないんだよね? 普段は何してるの?」 「フッフッフッ、知ってますか涙子。女は秘密を持てば持つほど超いい女なんですよ。いくら義理とはいえ姉妹にもそれは超秘密です!」 佐天は「おー♪」とはしゃぎ、絹旗も得意気にしているが問題はそこではない。 彼女達二人は固法のムサシノ牛乳を遠慮を知らずにガンガン飲んでいるのだ。 「佐天さんとそこのあなた! 勝手に私の牛乳を飲まないで! 飲むとしてももうちょっと遠慮しなさい!」 「涙子、この人は超何者です? 眼鏡に委員長属性に巨乳、いかにも超あざといこの人は?」 「最愛、否定はしないけど本人の前で言うのはダメだよ。こちらが飾利や白井さんの先輩ジャッジメントの固法美偉さん。固法先輩、この子は親友兼義理の姉妹の絹旗最愛です」 「そうでしたか。飾利の先輩ということは私の超先輩でもありますね。はじめまして固法先輩、飾利と涙子の超親友にして義理の姉妹の絹旗最愛です。職業は超秘密です」 丁寧に挨拶された固法だが、二人の所々の遠慮ない発言に切れそうになりながらも何とか怒りを抑えて冷静に対処した。 「はじめまして絹旗さん。……ところで、あなたはもう少し礼儀を覚えた方がいいわよ。そんなんじゃ将来困るでしょ?」 「それは超心配無用です。私なら超大丈夫ですから、色々と。それよりもその超けしからん巨乳の秘密はこの牛乳ですか?」 「け、けしからんって……! す、好きで大きくなったんじゃないわよ! 佐天さんからもこの子にもう少し言葉を選ぶように注意しなさいよ!」 「まあまあ固法先輩。最愛は基本こんな感じですから。そんなに怒ってると身が持ちませんよ」 佐天がまったく当てにならないことに肩を落とした固法は、早く黒子と初春が来ることを心から祈った。 その祈りが通じたのか初春と黒子、そして神裂が第一七七支部に到着した。 「あら、佐天さんに絹旗さんじゃありませんの」 「こんにちは白井さん」 「久しぶりですね超変態ジャッジメントの白井さん」 「だ、誰に向かって言ってますの? このチンチクリンが……っ」 出会って早々、火花を散らせる黒子と絹旗に胃が開きそうな思いを抱く固法。 初春と佐天が止める気が無いので仕方ないとばかりに神裂が止めに入る。 「二人とも喧嘩は止めなさい。ここでは人の迷惑になりますし、何より飾利が怒ってしまいます」 「う、初春が……そ、それでは仕方ありませんわね。命拾いしましたね、怪力チンチクリン」 「神裂さんがそう言うなら超従うしかありません。飾利に迷惑は超かけたく無いですし」 「あの、喧嘩を止めてくれてありがとうございま……初春さんのお母さんですか?」 黒子と絹旗の喧嘩を止めてくれた神裂に固法はお礼を言うが、その後の不用意な発言に神裂がショックを受けて拗ねてしまう。 「ちょっと固法先輩! 神裂さんに何てこと言うんですか! 確かに教師してますけどれっきとした18歳なんですよ!」 「そうなんですの! わたくしもてっきり20代前半くらいとばかり……」 「まったく超ひどい人ですね。いくら老けて見えるっていっても飾利のお母さんというのは超あんまりです」 フォローに回る3人だが、その発言でさらに拗ねてしまう神裂を初春が宥めていた。 「飾利、みんなが私のことを、私のことを……」 「大丈夫ですよ火織お姉ちゃん。火織お姉ちゃんは立派な18歳ですし、ちゃんと可愛い所もありますから」 「分かってくれるのは飾利だけです!!」 「よーしよーし」 「(初春さんの方がお姉さんに見えるのは私だけかしら…?)」 「「(そんな事(超)ありません…)」」 二人は素直に同意した。 そしてその近くの食堂では… 「おーい、建宮!!今日は帰っていいぞ!!」 「分かりました!!お先に失礼しますのよね!!」 パパッと着替えて巡回。怪しい術式や魔術師のチェックの為だ。そして… (うわっ!!思いっきりいたのよね!!あれは黒曜石のナイフ…?神の右席候補ではなさそうだが一応天草式、他の魔術師に連絡!!あとは人払いなのよね!!) そしてこんな声が聞こえた。 「上条当麻…殺す…!!御坂さんは自分が守る…!!」 「(うわー思いっきりイッちまってるのよね。あっ対馬?怪しい魔術師を見つけたのよね!!天草式、また他の魔術師に連絡なのよね!!)」