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プロフィール 花子さんと契約した男の話 これまでのお話 黒服Dやヤンデレ弟中心 とある組織の構成員の憂鬱 01 とある組織の構成員の憂鬱 02 とある組織の構成員の憂鬱 03 とある組織の構成員の憂鬱 04 とある組織の構成員の憂鬱 05 とある組織の構成員の憂鬱 06 とある組織の構成員の憂鬱 07 とある組織の構成員の憂鬱 08 とある組織の構成員の憂鬱 09 とある組織の構成員の憂鬱 10 とある組織の構成員の憂鬱 11 とある組織の構成員の憂鬱 12 とある組織の構成員の憂鬱 13 とある組織の構成員の憂鬱 14 とある組織の構成員の憂鬱 15 とある組織の構成員の憂鬱 16 とある組織の構成員の憂鬱 17 獣共のダンス おまけ(蛇足) とある組織の構成員の憂鬱 19 とある組織の構成員の憂鬱 20 とある組織の構成員の憂鬱 21 とある組織の構成員の憂鬱 22 とある組織の構成員の憂鬱 23 とある組織の構成員の憂鬱 24 とある組織の構成員の憂鬱 25 《ある黒服に関する調査報告書》 とある組織の構成員の憂鬱 27 とある組織の構成員の憂鬱 28 暗闇に浮かぶは…… 多重契約の誘い 一つ悪夢の終わりの後に 安堵とこれから 秋祭り三日目 これからについて 秋祭り三日目 嬉しくない再会 懐かしい再会 真夜中の目覚め 2人で 宴の直前 宴の開始 契約者、二人 彼への謝罪 かつての友人との再会 同僚からの緊急連絡 暖簾に腕押しとはこの事か 夢の国への贈り物 少女の酔いは醒めて 酔い癖について 2人の黒服の会話 酒は飲んでも飲まれるな. 酔いは醒めて 「首塚」の懲りない祟り神 旅立つ者に祝福を これからの新しい始まり 職務復帰・マッドガッサーの情報 オススメできない治療法 ゴブリンマーケットと青年の幼馴染 大人になろうとしている彼女へ 保護した少女の治療 マッドガッサー一味の接近戦闘戦力について 巨大飛行型都市伝説について 護る為に 同僚の失踪 そして事態はゆるりと動き VS 魔女の一撃 鼠と鰐 救済者と不吉の気配 裏切りの判明 校舎への再侵入と合流と 後悔と謝罪 シャッターの向こうの殺人者 疑問 蜘蛛少女の説得 蜘蛛は益虫か害虫か マッドガッサー編エピローグ 名前 「顎砕き飴」契約者について思う 軽い頭痛と決意 新年の挨拶 かごめかごめへ 初夢の話 初詣の迷子探し 初詣の迷子探しとお年玉 初詣の迷子確保 新年会にて キスに関する8の小ネタ Sel ge Liebe auf den Mund; 唇なら愛情。 藤崎 沙織に関する情報について ハーメルンの笛吹き男を更生させる為の方法 顎砕き飴戦直後 女体化のその後に 「組織」穏健派より、エロ爺への抗議 調査結果と朝比奈 マドカ ホワイトデーの贈り物 「悪魔の囁き」検査 伝えなければならない事 日景家本家にて 続・日景家本家にて エイプリルフールの出来事 ルーモアにて、情報交換 続・情報交換とヘンリエッタ 帰路の途中 セイレーンは変貌す 迷うな振るえ 追加情報通達 動き出した悪意 上層部メンバーの苦悩 全てを終えたその後の 恋せよ乙女 お人好しと赤い靴の騎士 世界の全てを敵に回しても 唯一であり絶対の 簡易治療 恋せよ乙女、そして彼は決意す プールでの出来事 恋せよ乙女編その1 プールでの出来事 恋せよ乙女編その2 プールでの出来事 回収 恋せよ乙女 ~恋は焦らず~ 恋せよ乙女 ~それどころじゃないとわかってはいるが~ 進入開始 別行動前に クリスマスの話 黒服D・人間時代と友人達 さっちゃんの思い出 その1 さっちゃんの思い出 その2 さっちゃんの思い出 その3 ハーメルンの孤児院襲撃を受けて・カーバンクル契約者の誓い ヤンデレ ヤンデレ弟の日常 01 ヤンデレ弟の日常 02 黒いコンクリートの底から ヤンデレ弟の日常 03 復讐者は真夜中に走る ヤンデレ弟の日常 04 オマケ 忍び寄る悪夢の気配 決戦に向けて 秋祭り 1日目 その1 秋祭り 1日目 その2 秋祭り 2日目 悪夢動く 秋祭り 2日目 悪夢終わる ヤンデレと店長 ヤンデレと宴会 死神の足音 戻った日常のどこか歪な光景 目撃 2階へ 初詣にて 「組織」のお仕事 パワーストーン契約者 占い師は未来を見ず 占い師は未練を断てず 占い師は過去に囚われ 占い師はそれを願う 占い師は静かに祈り 占い師は希望を見ず 占い師は未来を持たず 占い師は夢を見て 占い師の失恋 占い師は彼を想う 占い師は心惑う 占い師はただ眺める 夢の国の地下カジノ 迫る気配 予想外の客人 小ネタ的もの1 小ネタ的もの2 花子さんと契約した男の話、不良教師 ヤンデレ弟、妹と鏡婆、赤い二人、赤い靴はこちら 「首塚」組織の皆さんはこちら 黒服H、呪われた歌の契約者はこちら コアラショタの父親、滝夜叉関係はこちら ページ最上部へ
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450 :名無しせずにはいられないな:2010/01/26(火) 23 59 39 ID 2TKpLMcQ 男A「たまには趣向を凝らして『戦場の絆』でもしましょうか」 透華「そうですわね。あの変態に出番を奪われるのも癪ですし」 利根川「面白そうだな。私も参加しよう」 黒服「そういえばやらせるばっかでこっちはやったことないな。ハロ、やるぞ」 ハロ「ハロ! ハロ!」 利根川(サザーランド)「ふむ。やはり量産機の機能美というのはいいものだ。信頼性も高い。さて、他の奴らは‥‥‥‥なん‥‥だと‥‥」 透華(アルヴァトーレ)「戦場でも卓でもやはり目立ってなんぼですわ! みなさいこの金色の輝きを! って、なんですのこれは!?」 黒服&ハロ(デュナメス)「うわあ。成金くせぇ‥‥。そしてこっちは‥‥無理だろこんなの」 男A(バースデイ)「やっぱり使いなれたものが一番ですよね」 『反則!』 男A「そんな殺生な」
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今回の宴会・・・予想以上に面白いのが多い 先ほどの最強の傭兵を名乗る男に、突如巨大化したノミの様な男 更に、果敢にも私に挑もうとした少女・・・ なんと素晴らしい事か 彼女も何れは我々に並ぶ漢女になるに違いない 禿「楽しくなりそうだ・・・・・・「黒服~!!!!」ん?」 観ると過労死候補の黒服が、少女に押し倒されている あの少女は確か・・・今の『はないちもんめ』の契約者・・・ 成る程、話に聞いていた通り確かに似ている 30年前・・・私が殺し、私を殺した彼女に瓜二つだ 禿「血ですか・・・」 少し過去の思い出に浸っていると、目の前を首の無い女性が歩いていく 確か、兄貴の一人が御世話になった『首なしライダー』? わが内に居る兄貴から「あの夜はとてもエキサイティングでした、また何れ会いましょうと伝えてくだサーイ」と言われていたが・・・まぁ、いいか 宴会会場の片隅で、一人酒を飲む禿でした 前ページ次ページ連載 - はないちもんめ
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「貴人サンジェルマン、それが俺の求める不老不死の都市伝説だ。」 「へえ……、まったく知りませんね。」 「かぁっくいぃぜぇ~?」 学校町を一時的に離れた俺たちは飛行機に乗っていた。 行き先はドイツ。 目的はサンジェルマン伯爵の研究室の捜索。 及び、サンジェルマン伯爵との契約、せめて遭遇。 「なんでマスターは不老不死に憧れるんですか?」 「別に俺は死ぬことは怖くない。」 新聞を何気なく開く。 ドイツ語で「北極にて謎の全裸筋肉男!?」と見出しが書かれている。 これもまた都市伝説なんだろうが……こんな強力なのとはやりあいたくないものだ。 「ただ……、保険はかけておきたい。相手は夢の国だけじゃない。」 「まあマスターは死ねばお仕舞いですからねえ。」 「そうだよ、俺は只の人間だ。だがやるべきことがある。俺はサンジェルマンに会わねばならない。」 「ああ、そういえばマスター。ドイツに着いたらあれやりません?ハーメルン訪問。故郷が懐かしいなあ!」 「故郷に帰ったら……マルゲリータでも食うのかい?」 「イタリアじゃないんですから!」 それは俺とメルにとって久しぶりの平和な時間だった。 とある漫画を思い出す偽死亡フラグなんぞ立てなければ、 次のアナウンスが来るまでは、 それは間違いなく鉄の檻に囲われた空の上での平穏だったのだ。 ポォン! シートベルトのサインだ。 「当機は、太平洋上を飛行しております。」 は?太平洋?なんで? 「まもなくバミューダトライアングルの地帯に突入いたしますのでシートベルトをお閉めください。」 「それでは良い、死への航空を……。」 何事だ? ガバリ、と席を立ち、辺りを見回すと他の乗客全員が眠っていた。 「くそ……新手の都市伝説か!」 「マスター!どうするんですか?」 「相手はすでに解っている!まずは操縦席に向かうぞ!」 俺たちは走り出した。 正体は確実にバミューダトライアングル、もしくは魔のサルガッソー海域。 内部に入った飛行機や船舶が消滅、乗組員は白骨またはミイラ化した状態で数十年後に発見される。 時間操作系のかなり大型な都市伝説。 野生のそれなのか? 組織のそれなのか? 組織はあり得ない、俺の行方も掴んでいない筈。 それに俺一人にこんな巨大な戦力を裂いている時間など……。 違う。 俺を確実に仕留めに来た、という可能性もある。 学校町の戦闘では使いようのない戦力の有効活用と考えれば有りうる話だ。 ミイラ化した死体を蹴飛ばしながらファーストクラスの広い部屋に到達した。 誰の気配も存在しない。正しく死の国、死の世界、プライヴェートスクエア、私世界。 「俺の能力の中でまだ動ける……、ハーメルンの笛吹きとやらは貴様だろう?」 唐突な声。 背後から俺に問いかける男。 黒い服を着ている男。 声に人間くささを感じない。違和感。 今までの黒服とは……違う!? 迷うことなく爺さんから貰ったナイフで斬りつける。 いつもより自分の動きをゆっくりに感じる。 ナイフはいとも簡単に男の手で止められてしまう。 そもそも大の男が振り抜いたナイフを簡単に止める?馬鹿な……。 そうおもって俺が思考の渦をかきまぜていると黒服がゆっくり手をあげる。 俺が先程感じた違和感。 しかし違和感の原因はこの男じゃない。 もっと根っこ、根本的な問題。 敵はバミューダトライアングル、……そうだしまった。 『この空間こそが何かおかしい』んだ! 「バミューダ……トライアングル。」 黒服が呟く。 俺は部屋の外、ナイフを犠牲にしてできるだけ遠くへ飛び退いた。 だが、メルが邪魔になって一瞬遅れる。 「しまっ……!!」 右脚だけがファーストクラスの部屋に取り残される。 「がああああああああっぁぁあぁあああああああああああああ!!!」 俺の右脚は急速に水分を失い、ミイラのように変化していく。 「マスター!!」 俺に突き飛ばされる形で難を逃れたメルが俺と黒服の間に立ちふさがる。 立ちふさがっても駄目だ。 恐らく、奴の能力は一定空間の時間掌握。 範囲に入れば即アウト。 馬鹿野郎、すぐに離れろ! 柄にもなくそんなことを思っているが痛みで上手くしゃべれない。 「やはり……、直は強烈だな。パワーが違う。」 黒服の男は満足げにほくそ笑む。 俺が打ち捨てたナイフは男の手の中でボロボロに錆びて、砕け散ってしまっていた。 完全に不意を突かれた、油断していたといって良い。 だが、こちらにだって備えはある。 誘拐した子供を透明にすることが俺たちには可能だ。 さっきも数人攫ってきたばかり、相手が油断している今こそ使い時。 俺とのやりとりの間に男の背後に配置しておいた数名の子供を一気に襲いかからせてやる。 すばやく笛を取り出し、悪魔の旋律を奏でた。 黒服の隙をついて、何人かの子供が襲いかかる。 男の動きが鈍ったのを見計らって俺の拳銃の弾丸もいくらかお見舞いしてやろう。 そう、そのつもりだった。 「子供が……、操れない?」 なんど笛を吹いても手応えがなかった。 「ハーメルンの笛吹き、能力は操作系、対象は鼠・子供。 契約者の戦闘能力も高く、一人でも規模の小さい都市伝説なら殲滅可能。 武装は組織から奪った拳銃に加えてナイフを所持。」 動揺の為に俺の動きが止まる。 「マスター……、逃げますよ!」 メルが俺を抱えて走り始める。 確かに直接戦闘には向かない都市伝説だがメルは数人分に増えて俺を運んで逃げ始めた。 子供でも数人がかりなら俺を運べるというわけである。 コツ、コツ、コツ 後ろからゆっくりと死が足音を立てて近づいてくる。 「問おう、上田明也。 操作系都市伝説ならば……操作する物が無いときはどうやって戦うのだ?」 “大人”になった子供達はすでに廊下に倒れている。 時間を制御して俺が操れないようにした? だとしたら……、くそ! 足止め程度に銃撃を行う。 しかし駄目だ。 弾速が時間制御で極限にまでゆっくりになってしまう。 相手の動きは止まらない。 ついに俺たちは貨物室の前まで追い詰められる。 どうする? こんな簡単に手詰まりなのか? 俺は此処で終わるのか? 俺は小声でメルに行動を指示する。 チャンスは一瞬。 「ハーメルンの笛吹き、お前は派手にやり過ぎた。ここで死んでおけ。」 奴の能力の範囲まで近づいてくる。 「バミューダ……」 「マスターだけはやらせません!!」 メルによる玉砕覚悟での突貫。 だがこの程度で倒せるなら俺は苦労していない。 「ふん、契約者をかばう都市伝説か?珍しい物だな。」 結論から行こう。俺はここで終わりか? いや、違う。 銃弾を防いだということは当たればダメージがあるということ。 ダメージがあるということは俺に勝ち目はあると言うこと。 俺はメルを犠牲にして貨物室の中に逃げる振りを始めた。 賭になるがやるしかない。 貨物室の中に逃げ込めば完全に袋の鼠。 どのみちやるしかないのだ。 俺は増えていたメル達に貨物室に投げ込まれながら黒服の男の腹部に銃弾を撃ち込んだ。 メルが『バミューダトライアングルの加速能力を受けるその瞬間』とタイミングを合わせて、撃ち込んだ。 「トライアングル!」 目の前でかさかさと風化していくメル達。 伝説そのものの時間が急速に加速させられている為に分身達もその影響を受けるのだろう。 時間の経過は都市伝説をも容易く風化させるのか? だが…… それと同時に『加速された時』の中を弾丸は突き進んだ。 ズギュゥゥゥゥゥウウウウウン!! ものすごい暴風が巻き起こる。 一瞬で黒服の男は肉片に変わり機内に飛び散る。 しかしその直後、時間制御領域を抜けた弾丸は普通の速度で航空機の天井と床に幾度か跳ね返って転がった。 「時を加速させる、時を停滞させる。 バミューダトライアングルの能力はこの二つ。 何かしらの限定条件はあるがそれはこの際無視して良いだろう。 だが、『二つの正反対な作用を同時に発動すること』はできない!」 どんなに都市伝説を使いこなしていたとしても、相反する作用は互いにそれを打ち消し合ってしまう。 つまりあいつを倒すチャンスはあいつの技が発動する瞬間であり、 自分じゃない誰かが『加速』させられている必要があったのだ。 「マスター……無事、ですか?」 黒服の完全な死亡を確認してから、殆ど崩れかけた身体を引きずってメルがこちらに寄ってくる。 「ああ、……お前のおかげだよ。」 その崩れそうな身体をここに引き留めるように俺はそっと彼女を抱いた。 飛行機がコントロールを失い、徐々に落下していくのが解る。 都市伝説は突破したが……、残念だ。 もう俺に飛行機を操縦する体力はない、技術もない。 我ながらうかつな真似をしたものだ……。 先程損傷した脚から血液が流れ落ちるのが解る。 メルの身体もいよいよ手応えが薄れてきた。 自分みたいな人間が……最低限誰かに愛されて死ねるんなら……。 「悪くないよな?そうだろメル?」 「…………………………。」 返事はない。 返事が聞こえない。 予想より相手の能力が強力だったらしい。 消えるな、消えるな、消えないでくれ、お前が俺にとって最後の……。 ポタリ まだ一部がミイラ化した俺の身体には水分が残っていたらしい、視界が霞む。 始めて知ったよ、これが悲しいってことか……。 絶望の中、ふと顔を上げると霞んだ視界の中に白衣の老人が立っていた。 「悪くない、と言ったね。しかしまだ最良ではないようだな、少年。 お節介焼きの老人から一つプレゼントをくれてやろう。」 そして朗らかに厳かに響く声。 「私の名前はサンジェルマン、君に興味を惹かれた男だよ。」 【上田明也の協奏曲Ⅶ~貴人サンジェルマンの祝福~ fin】 前ページ次ページ連載 - ハーメルンの笛吹き
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#blognavi タイトル:NOTボーナス ガンパレード・オーケストラ緑の章(7) 作成日時:2006/03/13 17 47 URL:http //blog.tendice.jp/200603/article_72.html 登場人物:源健司、芝村英吏、黒服の女(+グリンガム、クイーンオブハート/ウォードレス“彼方”) 日時:不明 場所:不明 ダイジェスト:人間の愚かさの罪を受け取った、殺戮の権化としての雷電の本質。二体の雷電の違い。40倍以上のズーム機能のある雷電の目。英吏もこれを体系立てて使っている、山岳騎兵の流儀、(ダウジング&)幻視を使う源。彼らは生き残るためにあらゆる禁忌を踏破する。黒服の女と、幻獣の発見。死んだ部下しか見たことのない英吏の笑顔。クイーンの絶対の信頼。善行の言葉、正義を守れを貫き、二人はウォードレス“彼方”を取り出し着用、互いの着用完了をも確認する。そして信号弾発射。 カテゴリ [SS] - trackback- 2006年03月17日 00 47 57 #blognavi
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713 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/08(木) 21 01 15 ID dJKlkLWU 上条「……3、2、1…」 ♪~~~ ひたぎ<交わした約束 忘れないよ 目を閉じ 確かめる♪> (しばらくお待ちください) ひたぎ<ずっと明日待って♪> ♪~~~ ひたぎ「ふぅ…」 C.C.「お疲れ」パチパチ 上条「また最後まで歌いやがった…」 ひたぎ「どうだったかしら?私の持ち歌」 上条「あれはお前の持ち歌じゃねーよ!!」 ひたぎ「でもあの歌はほ○らさんをイメージしてる気がしない?」 上条「まぁ歌詞はそんな感じだよな…」 ひたぎ「つまりあれはほ○らさんの歌と言っても過言ではないのよ」 上条「…だから?」 ひたぎ「ほ○らさんの物は私の物、私の物は私の物なのよ」 上条「何処のジャ○アンだお前!?」 C.C.「何を言っている…ジャ○アンにあんな歌唱力はないぞ」 上条「そういうこと言ってんじゃねぇよ!」 ひたぎ「別にいいじゃない、中の人は一緒だし、キャラも何となく似てるんだし」 上条「それはそうだけどあの歌千和さんが歌ってるわけじゃないからね!!」 ひたぎ「でもファンの中にはきっと歌って欲しいと思ってる人もいる筈よ」 上条「それはそうかもしないけどこんな文字媒体じゃ意味ねぇだろーが!」 C.C.「熱狂的なファンなら脳内再生など余裕だろ」 上条「脳内再生しても歌ってんのは戦場ヶ原だろーが!!」 ひたぎ「その辺も考慮して今日の私の衣装は魔法少女ほ○らスタイルよ」 上条「確かに違和感ほぼ0だけども!!!」 C.C.「どんな感じかはp○x○vで『戦場ヶ原ほ○ら』で検索すれば結構出てくるので見てみればいい」 上条「何をおススメしてんだ!?」 714 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/08(木) 21 01 39 ID dJKlkLWU ひたぎ「でもこんな形でカラオケマシーンを使うことになるとはね」 C.C.「全くだ…何が役に立つか分からないな」 アーチャー「…今更だが、食堂で何をする気だ?」 ひたぎ「『第三回ラジオ紛い』をするつもりよ」 C.C.「何か問題があるのか?」 士郎「…何で食堂で?」 ひたぎ「だって最近食堂にいるのが基本になってしまっているんだもの」 C.C.「ずっと控え室にいるのは無駄だと分かったからな」 美琴「いやでもここでやるのは…」 ひたぎ「だって私たちだけでやったら話が上手く進められないんだもの…」 C.C.「書き手が力不足なのでな…」 黒子「では類人猿だけ連れて行って下さいまし」 上条「俺生贄!?」 ひたぎ「生贄とは酷い言い草ね…私たちが上条君をどうにかすると思っているの?」 上条「今まで散々なことしてきただろうが!!」 C.C.「それより類人猿が自分のことだと分かるのはどうかと思うぞ…」 上条「だってそれ原作設定だから!!」 ひたぎ「まあどちらにせよ今日はここでやることになってるから」 C.C.「ゲストが多いものでな…あの控え室は狭過ぎる」 ひたぎ「心配しなくても貴方たちは何もしなくていいから」 セイバー「おかわりです!」 インデックス「おかわりなんだよ!」 C.C.「あそこにいる大食い2人に料理を出してればいい」 士郎「…もう定着してるな…この流れ…」 黒子「…書き手の力不足故ですの」 上条「…と言うかゲスト紹介しないまま2レス目も終わっちまった…」 715 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/08(木) 21 02 06 ID dJKlkLWU ひたぎ「という訳でゲスト紹介よ」 C.C.「『まだゲストになるような奴居たっけ?』と思っている読み手も何人かいるだろう」 ひたぎ「今回のゲストはこの人たちよ」 初代黒服「………」 二代目黒服「………」 武田軍の馬(………) C.C.「今回のゲストは『空気組』にも入れない空気キャラ、黒服2人と武田軍の馬だ」 初代黒服「…いや…なんで俺たちを呼んだんだ?もうみんな忘れていただろうに…」 二代目黒服「俺に至っては死んだ瞬間をあっさり流された気がするんだが…」 武田軍の馬(それは私も同じです…おまけに馬イクさんに比べるとほとんど目立ってなかった気が…) ひたぎ「その理由はすごく簡単よ」 C.C.「単に書き手のネタが尽きただけだ」 初代黒服「そんな理由!?」 ひたぎ「禁書新約3巻が出れば何らかのネタが出来るでしょうけど…」 C.C.「少なくとも今はこれ以外ない」 二代目黒服「おいおい…」 ひたぎ「正確には現在考えてるネタがあるらしいんだけど…」 C.C.「話の流れが頭の中で上手くまとまらないらしい…」 武田軍の馬(はぁ…そうですか…) ひたぎ「まあまとまったら書き始めるでしょ」 C.C.「誰も期待していないだろうからマイペースに考えるそうだ」 初代黒服「その自虐ネタもいい加減にしろと言う声が聞こえるんだが…」 716 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/08(木) 21 02 41 ID dJKlkLWU ひたぎ「それより貴方たちの呼称…ちょっと長いのよね…」 初代黒服「いやそんなこと言われても…」 C.C.「はっきり言って書くのが面倒臭いそうだ」 二代目黒服「知るかよ!!」 ひたぎ「という訳で勝手に略します」 C.C.「まず初代が『黒A』、二代目が『黒B』、そして武田軍の馬が『武馬(たけうま)』だ」 黒A「おいふざk…ってもうなってる!?」 黒B「黒A、Bって何だよ!?男Aとか妹A、Bみたいになってんじゃねーか!!」 ひたぎ「妹A、Bは分かるけど男A?誰なのそれ?」 黒A「カギ爪の男だ!カギ爪ないからってそういう呼び方になってただろーが!!」 C.C.「ああ居たなそんな奴…」 黒B「いや『死者スレ』の初期メンバーだぞ!!」 ひたぎ「あんな最後に『死者スレ』に登場したのがいつだったか思い出せない人のことなんてどうでもいいわ」 黒A「いやあれでもラスボスキャラだぞ!!」 C.C.「らしいな…よく知らないが…」 黒B「いい加減『ガン×ソード』観ろよ!!」 ひたぎ「じゃあ観たくなるような話を聞かせて欲しいわ…」 C.C.「今のままでは観る気が起きないらしい…」 黒A「なんで!?」 ひたぎ「なら貴方たちは本編だけでなく『死者スレ』でも空気なキャラが主人公のアニメを観たいと思うの?」 C.C.「少なくともこの書き手は思わないそうだ」 黒B「…まあ確かに…ってそんな話はどうでもいい!!俺たちの呼称についての話だろうが!!」 ひたぎ「今更思い出したの?」 黒A「おい武田軍の馬!お前も何か言ってやれ!!」 武馬(馬イクさんみたいにあだ名が欲しかったんで嬉しいです♪) 黒A、B「「喜んでんじゃねぇ!!!」」 C.C.「まあ定着するとは思えんがな…」 717 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/08(木) 21 03 30 ID dJKlkLWU ひたぎ「全く…余計な話をしたせいで動向が5レス目になってしまったわ…」 黒A「誰のせいだ誰の!?」 C.C.「ここからは巻きで行く。順番で行くとまずは武馬だ」 武馬(よろしくお願いします) 「大逆転物語 -THE MIRACLE OF THE ZONE-」で天江衣の支給品として初登場。衣のデイパックから自力で抜け出し、そのまま衣と一緒にいたグラハム・エーカーの2人を乗せ、ギャンブル船へと向かう。ギャンブル船に到着した後は、船に繋がれ待ちぼうけに…。 ひたぎ「とりあえずここまでね」 C.C.「このまま黒Aの動向だ」 黒A「まあ初登場は同じ話だしな…」 「大逆転物語 -THE MIRACLE OF THE ZONE-」で初登場。仕事のミスが原因でギャンブル船「エスポワール」のギャンブルルームのディーラーをやらされ、複数のハロと共に参加者を待ち受ける。最初に訪れたグラコロコンビにギャンブルルームの説明と質疑応答を行い、次に訪れた衛宮士郎、白井黒子、秋山澪にも同じように説明する。再びやって来たグラコロコンビといくらか話した後、第一回放送が流れる。伊藤開司、八九寺真宵を迎え、更に利根川幸雄もやって来る。カイジ、利根川のコンビに遂にギャンブルを挑まれるも、ことごとく敗北。一億二千三百万ペリカの損害を出してしまう。その後そのまま死んだと思われていたが、第二回放送後、火口の隠れ施設にて結界の餌にされていたところでヒイロ・ユイに遭遇。見るも無残な姿に成り果て、帝愛に一矢報いる為、自分がいる場所を自分諸共破壊してくれるようにヒイロに頼む。ヒイロはその願いを受け入れ、彼が放ったGNツインバスターライフルによる砲撃で、初代黒服はその生涯を終えた…。 ひたぎ「あら何これ?ちょっと恰好良く終わってるじゃない…」 C.C.「ああ、小物で全裸グラサンの遠藤よりずっといい終わり方だ」 黒A「…まあな」 ひたぎ「まあ死んだときはこの人も全裸だったけどね」 黒A「それを言うなよ!」 C.C.「その後話は『脱衣-Datsui-』に全部持って行かれたしな」 黒A「それも言うなよ!!」 ひたぎ「じゃあ次行くわよ」 黒A「あっさり流すなよ!!!」 インデックス「うん!今日もおいしいんだよ!」 上条「そりゃどうも…」 美琴「本当によく食べるわね…」 718 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/08(木) 21 04 14 ID dJKlkLWU C.C.「再び武馬の動向だ」 ギャンブル船で行われた会議により、明智光秀、秋山澪の2人を乗せ移動開始。神様に祈る場所に到着し、外で待機。戻って来た2人を乗せ再び移動。円形闘技場に到着し、再び外で待機。戻って来た2人…ではなく左腕が異常な物になっている福路美穂子と、彼女が抱えていた平沢唯を乗せて移動開始。その後伊達正宗、そして馬イクとそれに乗っていたヴァンに遭遇。正宗は円形闘技場に向かい、そのまま美穂子、唯、ヴァン、ついでに馬イクと共に移動再開。しかし闘技場からの演奏を聞き、正宗と澪を助けに闘技場に引き返すことになる。その道中で澪と合流、ヴァンはバーサーカーと戦う正宗の救援に向かう。美穂子も澪に言われて馬イクに乗って後を追って行き、残った唯と澪と共に移動再開。政庁に到着し、外で待機。その後政庁にて、バーサーカーとルルーシュ・ランペルージ、平沢憂、両義式、デュオ・マックスウェル、張五飛、唯、澪の8人(+東横桃子)による大規模戦闘が行われたが生きていたらしく、そのまま回収され近くの診療所に移動。互いの荷物交換時に式のデイパックに入れられる…。 ひたぎ「ここまでで一旦切るわ」 C.C.「真面目に馬をやってるな…どこかの駄馬とは大違いだ」 武馬(いえいえ…そのせいで目立てなかったわけですし…) ひたぎ「さて、次は黒Bさんの動向なわけだけど…」 黒B「やっとか…待ちくたびれたぞ…何で2人と1頭をまとめてやるんだよ…」 C.C.「紹介してもらえるだけありがたく思え…本来ほったらかしにされててもおかしくないんだからな」 黒B「はいはい…」 セイバー「む、これは何ですか?初めて見る料理です」 士郎「ああこれはな…」 黒子「こっちもよく食べますの…」 719 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/08(木) 21 04 51 ID dJKlkLWU ひたぎ「では黒Bさんの動向よ」 「麻雀黙示録カイジ 衣編」で初登場。衣がカイジをある事で疑い、それを見極める為に麻雀をする為にやって来る。遅れてやって来たカイジに使用不可になっていたギャンブルの解禁と麻雀のルールについての説明を行う。そして行われた麻雀を見守る。その後衣に「麻雀セット」と十局分の牌譜を売る。その後衛宮士郎がギャンブル船の施設サービスを購入、船は移動を始める。その後しばらく誰もやって来なくて退屈を持て余していたところに衣、グラハム、ヒイロ、ファサリナがペリカを得る為にやって来る。衣の麻雀半荘2回を見届け、士郎の位置情報を含めた商品をいくつ売った後、点検の為ギャンブルルームはしばらく閉鎖される。点検終了後、リニューアルされたギャンブルルームでルルーシュたち一行を迎える。彼らが首輪換金、兵器購入をして出て行ってしばらく後、衣、黒子、そして浅上藤乃がやって来る。ハロに仕組まれた宮永咲のAIにより四開槓による遅延行為がされ第四回放送を迎えるも、それさえも跳ね返す衣の支配を見て改めて驚愕、恐怖する。その後衣、咲、原村和、桃子による麻雀が行われるも、澪のサザーランドによる砲撃がギャンブル船を襲う。衣に駆け寄ろうとする藤乃を止めるも、自らも命の危機に恐怖する。 C.C.「一旦ここで切るが…」 ひたぎ「なんて言えばいいのかしら…」 黒B「…なんだよ?」 ひたぎ「貴方自身はビビッてばっかりね」 C.C.「他は参加者の動向じゃないか…」 黒B「うるせぇよ!!」 ひたぎ「じゃあ次で最後の動向よ」 C.C.「最後はこのまままとめてやるぞ。死んだのはほぼ同時だからな」 武馬(はい) 黒B「従順過ぎるだろお前!」 ひたぎ「では最後の動向よ」 麻雀終了後、採血が行われ衣は1000㏄の血液を失うが、戻って来たグラハムたちに輸血分の血液とルルーシュの位置情報等を売り、ひとまず仕事終了…そしてこれが最後の仕事になった。移動の為に式のデイパックから出てきた武田軍の馬…そしてそこに織田信長の瘴気が襲ってくる。この瘴気により藤乃は死亡…武田軍の馬も飲み込まれ、更にギャンブル船「エスポワール」も真っ二つにされ沈没…乗っていた二代目黒服も生きているはずがなかった…。 C.C.「以上で動向は終了だ」 セイバー「おかわりです!」 インデックス「おかわりなんだよ!」 アーチャー「この台詞を聞くのも何度目だろうな…?」 720 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/08(木) 21 05 22 ID dJKlkLWU ひたぎ「いや本当になんて言えばいいのかしら…」 黒A「なんだよ…?」 C.C.「この2人と1頭の動向を紹介していたはずなんだがな…」 黒B「だからなんだよ?」 ひたぎ「どうも参加者の方の動向を紹介してしまっている気がするのは何故かしら?」 C.C.「仕方ないだろ…こいつら自身の主観がほとんどないんだから…これでもまとめられた方だと思うぞ」 武馬(まあしょうがないですよね) 黒A、B「「だから従順過ぎるだろお前…」」 ひたぎ「まあ所詮『ラジオ紛い』だし、これくらいが丁度いいのかもしれないわね」 C.C.「だがまあ今回で最後になるだろうな…これから出た死者は本家でやるだろうし…」 ひたぎ「まあ『ラジオ書き手代理』さんから許可が出ればやらせてもらうけどね」 黒A「…なあ…あれないのか?現世へのメッセージってやつ…」 C.C.「え?誰かにメッセージ出したいのか?」 黒B「いやまあ…一応なんか言っといた方がいいのかなって思ったんだけど…」 ひたぎ「『俺たちのことを忘れるな』とか言うのは却下よ」 黒A、B「「え?」」 C.C.「以前あの全裸グラサンが言ったことだからな」 黒A、B「「………」」 ひたぎ「…まさか本当にそう言うつもりだったの?」 黒A、B「「あ~…いや…」」 C.C.「図星か…つまらん奴らめ…」 黒A、B「「うるせぇ!」」 武馬(では締めに行きましょうか) 黒A、B「「お前が仕切んのか!?」」 ひたぎ「お相手は戦場ヶ原ひたぎと」 C.C.「C.C.と」 武馬(武馬こと武田軍の馬と黒服A、Bでお送りしました) 黒A「違う!初代黒服と!」 黒B「二代目黒服だ!」 ひたぎ「どっちでもいいわよそんなの…」 C.C.「おいアーチャー、ピザをくれ」 アーチャー「…切り替えが早過ぎるぞ」
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ずる、ずる、と 下水道を這いずって逃げる、スライムに飲み込まれた黒服 ガソリンをかけられ、ライターで点火されたものの、すんでのところで汚水の中に飛び込み、事なきを得たのだ ずる、ずる、と 下水を這いずりながら、それは今後の事を考える とにかく、生き延びるのだ 「アメリカ政府の陰謀論」でもどこでも、「組織」に敵対している組織ならば、どこでもいい そこと合流して、何時の日か、あの始末屋、門条 天地に復讐を……… …ぐちゃ! 「!?」 何かに、体を貫かれた だが、それだけではスライムは死なない しかし、体を貫いたそれから、逃れる事が出来ず 「コレ、ウマイカ?」 「ワカラナイ、ワカラナイ」 「トリアエズ、ニコンデミヨウ」 「スパイス、スパイス」 待て、待て……!? 声を発するよりも、前に そのスライムは、ソニー・ビーン一家の本日の夜食の鍋の中に放り込まれ、熱で溶けて消え去ったのだった fin 前ページ連載 - 黒服Hと呪われた歌の契約者
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彼の、その姿を見て 「…見立ては完璧だったわ…!」 「ブラボー…おぉ、ブラボー…!!」 女子たちは、きゃいきゃいと騒ぎ出し 「これは…すげぇ…!」 「…男の子もいいよね!!」 新世界の扉を開けそうな男子、数名 「----てめぇら、そんなにジロジロ見るんじゃねぇ!!」 様々な意味の好奇の視線に晒されて 彼、日景 翼は、盛大に叫んだのだった 「よく似合っているではないか。何が不満なんだ?」 「直希、お前は抵抗もなく着てんじゃねぇよ…」 セーラー服を身に纏った友人の姿に、翼はがっくりと脱力する …翼も、同じようにセーラー服を着ていた、否、着せられていた 本日は学園祭 翼達のクラスの出し物は「女装喫茶」である 翼も直希も、店員として女装するハメになったのだ ほぼ、強制である 「いやいや、二人ともよく似合ってるぜ?」 「誠っ!てめぇ一人だけ女装逃れてんじゃねぇぞ!?」 女装などせず、エプロン姿の幼馴染相手に翼は盛大に突っ込んだ が、誠はくっく、と楽しげに笑ってくる 「俺、厨房の係だし」 「畜生……!」 俺もそっちが良かった 項垂れる翼だが、時既に遅し クラス会議の時に、あれよあれよと言う間に、厨房ではなくウェイトレス係を押し付けられてしまったのだ きゃいきゃいきゃい、女子たちは楽しげに騒いでいる 「さっすが清川君!日景君に女装が似合うなんて素敵な情報をありがとう!」 「これは永久保存ものだわ……あ、撮った写真、焼き増ししてあげるから」 「あぁ、ありがとうな」 …この野郎、やけに女子たちが張り切って厨房係に立候補していっていたのはこれが原因か 幼馴染に、怒気交じりの視線を送るのだが、誠は全く意に介した様子はない ぽん、とそんな翼の肩を、直希は慰めるように叩いてきた 「まぁ、いいじゃないか。どうせ僕たちは午前だけの係なのだから」 「……そうだけどよ」 …黒服が、来てくれると言っていた。何時になるかはわからない、とも言っていたが できれば、午後からきて欲しい 翼は、そう願わずにはいられなかった (…何、これ) その様子を……望は、半ば呆れた表情で見つめていた この一連の流れを、望はなぜか見せられていたのだ (…夢、かしらね?) 誰も、ここにいる望を気にしている様子はない まるで、この場にいないかのように きっと、これは夢なのだろう 彼女はそう理解する (翼が…高校生、だった頃?ヤケにリアルな夢ね…) 夢だと、なぜかわかる しかし、酷く現実感のある夢だ まるで、本当に起こった出来事を、見せ付けられているかのように 色々と抗議しながらも、翼はきちんとウェイトレスとしての仕事をやっていた 途中、クラスメイトの男子にスカート捲りされそうになって鉄拳が飛んだりもしていたが なんとも、穏かな光景だ 賑やかな学園祭の様子が伝わってくる 「…よし、そろそろ終わりだな」 「あぁ、そうだな」 ふぅ、と一息つこうとしている翼 黒服の姿はまだ、ない 黒服にこの姿を見られずにすみそうな事を、翼は喜んでいるようだった ……が 世の中、そんなに甘くない 「ナオ君ー、ごめーん!お姉ちゃん遅れちゃっ……った……」 「!!エ、エリカさん!?」 --ぴくり 翼の口から出たその名前に、望は思わず、翼の視線の先を見つめる そこにいたのは…あの、写真に写っていた、女性だ 教室の入り口に立ち、呆然と翼を見つめている 翼に視線を戻せば、羞恥のせいか、翼は真っ赤になっていて 「おや、姉さん…そう言えば、来ると言っていたな」 「っちょ、おま、そう言う事は早く……」 直希の、淡々としたその言葉に、翼は突っ込んだが 直後 翼の姿が、消えた (え?) 慌てて視線を彷徨わせ…すぐに、その姿は見付かった 「っつ、翼君、かかかかかかか、かぁいい~~~~~!!お持ち帰りぃいいい!!!!」 「~~~っちょ、エ、エリカさん!?お、落ち着いて……!」 自分よりも背丈のある翼の体を軽々担ぎ、爆走している女性…エリカ その表情は、至福そのもの 何、この変態 望はそんな真っ当かつ正直な感想を抱く と、そうしていると 「翼さん、すみません、遅れてしまい……………」 「っぎゃーーーーー!?」 あ、黒服も来た 何というか、色々と大変な現場を見られて、硬直している翼 誰にも姿を認識されていないのをいい事に、望はばしばし床をたたきながら笑ってしまう …この後も、穏かな光景が続いた エリカの暴走を黒服が何とか収め、エリカが翼に謝りたおし その間…翼は、どこか照れたように、ほんのりと頬を赤らめていて あぁ、本当に、好きだったのだな、とそれが伝わってくる 周囲も、それがわかっていて 翼の恋を、応援してやろうとしているような そんな、雰囲気が伝わって…… (--------っ!?) …が その、穏かな光景が…突然、一変した 周囲の風景が、ガラリと変わる 多分、夜の廃工場か、どこか 暗くて、赤い光景 赤い、赤い、赤い、赤い、赤い、赤い、赤い、赤い、赤い、赤い、赤い、赤い、赤い、赤い、赤い、赤い、赤い その、風景の、真ん中に 胸元を真っ赤に染め上げたエリカが、倒れていた ごほごほと血を吐き、口元も赤く染まっている 胸元を、何かで深く抉られたらしい傷 どう見ても…助かりそうに、ない 「---ッエリカさん!」 (翼……!) 翼が、そのエリカに駆け寄っている 翼も、体中所々、裂傷ができていた 何かの都市伝説と戦ったらしい事が、推察できる 「エリカさん……ッエリカさん!」 「……さ、くん」 …エリカが その血塗れの姿で、今にも、命の灯火を消してしまいそうな、その状態で だが、それでも、自分よりも翼を気遣うかのように…申し訳なさそうに、笑いかけている 「ごめん、ね……おねーさん…ちょっと、ドジ、踏んじゃったみたい……」 「…ッ黒服が!黒服が来たら、「蝦蟇の油」でその怪我、治せますから……だから、しっかり……!」 …泣いている ぼろぼろ、ぼろぼろと 大粒の涙をこぼして、翼は泣いていた 翼も、きっと理解しているのだ これだけの傷、最早手遅れだ、と それでも、その現実を信じたくないかのように 彼は、必死に彼女を助けようとしていた 「…だ、め…翼君、逃げて……あいつら、が……来る……」 「…………!」 何時の間にか、翼は包囲されていた 取り囲むのは、真っ赤な帽子を被った小人達 「…赤帽子(レッドキャップ)……!」 翼が、涙を乱暴にぬぐい、立ち上がる …能力が発動され、斧を手に飛び掛ろうとしていた小人が、体を焼かれ始めた たった一人で、死に行こうとしているエリカを庇いながら、翼が戦い始めた 体に、決して浅くない傷が増えていく それでも、翼は退こうとしない エリカの命を諦めきれず、まだ護ろうと、必死にもがいて…… 「…………っ!?」 …そこで 目が、覚めてしまった 全身、ぐっしょりと汗をかいていて、酷く気持ち悪い 夢の内容は、目覚めても消えることなく…ただ、重苦しい現実感と共に、望の記憶に残される 「何よ…あの、夢…」 汗をぬぐいつつ、呟く望 まるで、翼の記憶を見せ付けられたような、そんな錯覚 …いや 錯覚では、ない? 望と翼は、黒服と契約している 二人で、一つの都市伝説と契約しているのだ 都市伝説と契約者は、多かれ少なかれ、精神的なつながりが出来る 間接的に、翼ともつながりができて…記憶を、垣間見てしまったのか? 「…………」 血で染まり上がった光景 あの後、一体どうなったのか 少なくとも、翼は助かったのだろう 今、生きているのだから だが、あのエリカという女性は… 自分以外の人間のトラウマを覗いてしまった気まずさ それを感じながら、望はふと気づく 「…まさか、私の記憶を、翼が夢で見ていたりしないでしょうね…」 …そんな事、なければいい そう、願わずに入られなかった fin 前ページ次ページ連載 - 首塚
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ハエの伏線とネズミが夢子に付くくだりが、この都市伝説・小説群の中でも最も好きなシーンの一つで、鳥肌ものでした! うぉ~~~ってなったよ、ぅおぉぉぉぉ!って - rumor 2009-12-11 00 22 11 一気に読ませていただきました。とりあえず。 寺生まれってすげぇ! 個人的には夢子ちゃんの革命と黒服Hの浴衣に対する熱い思いと 飲み込んでくれ。俺のエクスカリバー に惚れました! 続編も読んできまーす(^o^)/ - 名無しさん 2009-12-15 19 14 53 おほめの言葉ありがたいです!黒服Hさんは花子さんの人が書かれているキャラクターですのでぜひそちらも見に行ってください - Tさん 2009-12-15 22 22 54 すばらしい物語をありがとうございました!いやぁ見ごたえがあった! - ○ 2013-10-28 22 11 20 ありがとうございました。長い話なので読むまでに時間がかかったものかと思いますが、楽しんでいただけたのならば幸いです。 - T 2013-10-29 18 09 56
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「初詣の帰りにこんなもん見つけるなんてな」 目の前に全裸の死体が転がっていた。 全身の皮が剥かれ、血やら毛やらを撒き散らしている。 掃除をするのが面倒くさそうだ。 「で、お前がやったのか?」 「ああ、俺が殺した」 犯人はあっさり自供した。 「こいつに何か恨みでもあったのか」 「いや、俺が恨んでいるのは人類そのものだ」 「随分話が大きくなったな」 ただの殺人事件が地球規模の話になった。 正月だからだろうか。 「人間は俺の同族を管理し利用している」 「そうだな」 「俺にはそれが許せない。だから、こうして実力行使に出た」 「人一人殺したくらいじゃ何も変わらないだろ」 「そうだな。だが、俺いや俺達には人間を殺す権利がある」 「かもしれないな」 犯人は語る。 自分という存在を誇示したいんだろう。 「で、お前は俺も殺す気か。怪人【ヒツジ男】」 灰色の毛に覆われた筋骨型の体、頭部から生えた太い角。 二足歩行をするウシ科都市伝説、【ヒツジ男】。 「ああ、この体がある限り俺は目に入った人間を殺し尽くす」 どうやら、見逃してはくれないようだ。 なら、戦うしかない。 「奇遇だな、【ヒツジ男】」 「何がだ、人間」 「俺はお前と同じ遺伝子組み換え系の都市伝説と契約してるんだ」 下半身に慣れた痛み。 肉体の感覚が一気に増える。 「【ケン○ッキーに使われている鶏は六本足】か」 「知っていたか」 「似たルーツの都市伝説だ、把握している」 「そうか。なら、さっさと始めよう」 「ああ、そうだな。六本足」 【ヒツジ男】がこちらに踏み込んできた。 圧倒的な速力で。 まともにぶつかり合えば、ひとたまりもないだろう。 牧場よりも闘牛場がお似合いだ。 「!!」 だから、俺は跳んだ。 足六本分の脚力を用い、奴の背後へ。 すかさず、空中で後頭部に回し蹴りを叩き込む。 「空中戦は苦手か、【ヒツジ男】」 着地をして状況確認。 【ヒツジ男】は吹き飛んだが、すぐに体勢を立て直していた。 さすが、怪人なだけはある。 ダメージもほとんどないだろう。 「……鶏が空中戦を得意とするのはどうかと思うが」 「気にするな。それと【ヒツジ男】」 「なんだ?」 「後ろを見てみろ」 【ヒツジ男】の顔面を細く逞しい足が踏みつけた。 そのまま、地面に倒される。 「黒服ですか」 「ええ、そうです。【ヤギ男】の顔面を踏んでるのは【首切れ馬】です」 【首切れ馬】の後ろから現れた女の黒服は、懐から拳銃を取り出すと【ヒツジ男】に銃口を向けた。 【ヒツジ男】は抵抗をするが、【首切れ馬】が食い止める。 【首切れ馬】、文字通り首のない馬。 日本各地に伝わる馬の妖怪だ。 「邪魔をするな黒服!」 「邪魔はしません、駆除はしますが」 黒服は躊躇なく引き金を引いた。 「ご協力感謝します」 「俺は何もしていません」 「あなたが【ヤギ男】と遭遇してなかったら一般人が被害に遭う可能性がありました。礼をするには十分な理由です」 「そうですか」 「ちなみに、組織に所属する気はありませんか?」 「ないです、面倒なので」 「……そうですか」 「それじゃあ、俺はこれで」 たまにはジンギスカンでも食べたい、なんとなくそう思った。