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「あっついよー。なんでこのクソ暑いのに炎天下の公園に来なきゃ行けないわけ?」 「ああ、私もこんなとこ来たくなかったさ。誰かさんが大声で騒いで、涼しいマグネに いられなくなったから仕方なく来たんだ!」 「ほんとにしょうがないヤツだね神楽は」 「……あー、神楽、殴っていいぞ」 言い争う智と暦をまあまあ、とちよがなだめる。いつもの光景のようだった。ただ、 いつもと大いに違うところもあった。 「あ、神楽はこっちか。どうも慣れないな」 いまだ入れ替わったままの榊と神楽。もちろんこれから再び元に戻る方法を探しにいく つもりだが、その前に智と暦の二人が話を聞きたがったため、マグネトロンハンバーガー の近くの公園に来ていた。ここに来る道中、暦は【神楽】と【榊】に、英単語の問題だの、 歴史の問題だのを出題した。そして、それに【神楽】は答えられず、【榊】が答えられる ことで、二人が入れ替わっていることを納得していた。 「分かることを分からないと言って答えないことは出来るが、分からないことの正解を 言うことは出来ないからな。もしそこまで考えて、神楽が必死に勉強したんだったら 私の降参だ。だまされてやるよ」 と暦は言い、さらに話を聞きたがったのだ。 「あのさー。私がああやってネタふらなかったら、よみは二人が入れ替わってるの 信じなかったでしょ」 智がふくれた。 「他にもやりようはいくらでもあるだろうが!」 智を怒鳴りつけておいて、暦は【榊】と【神楽】の方を向かって言った。 「これから、どうするつもりなんだ?」 【榊】と【神楽】はお互いの顔を見合った。 「どうするって、元に戻る方法を探すんだよ」 ややあって、【神楽】が言った。【榊】も、うん、とうなずく。 「元に戻る方法だと? そんなの見つかるのか?」 暦はあくまで冷静に言い放つ。【神楽】が、さっそく噛み付いた。 「見つかるのかって、なんか見つけない方がいいみたいな言い方だな。やな感じだぜ」 きゃあ、もう、よみちゃんったらイヤミ! などとはやし立てる智に軽くチョップを 食らわせておいて、暦が言った。 「そうじゃない。だいたい人の意識が入れ替わるなんて漫画や小説ぐらいでしか聞いた ことがないぞ。そんなことをちゃんと治す方法なんて、探す見当もつかないじゃないか」 まだ何か言いたそうな【神楽】を抑えて、 「確かにそうなんだ。どこをどう探したらいいのか、誰に尋ねればいいのか、 全然分からない」 と【榊】が肩を落とす。暦はうなずくと、 「まずは、状況を整理して、あの時何があったのか、原因を考えてみたらいいんじゃ ないか?」 と言った。おおー、と二人も納得した。 「よみちゃん頭ええなー」 大阪は素直に感心した。だが。 「でも神楽ちゃん。神楽ちゃんは元に戻りたいん?」 大阪の素直な疑問。智も同調した。 「そうだそうだー! 神楽、榊ちゃんになってればバカがばれないぞー!」 「うるせぇ!」 ぶち切れる【神楽】に関せずに大阪が首を傾げた。 「神楽ちゃん、榊ちゃんがうらやましーって前に言うとったやん。これから神楽ちゃんは 榊ちゃんになれるかもしれんのやで」 それを聞き、【神楽】も、【榊】も、ああ、と納得した。誰でも考えることは同じ。 だけど。 「それはな、そーゆーのは、うーんと、うまく言えねーけど」 神楽の目が、しばし中空を泳ぐ。 「そーゆーの、結局うまく行かねーし、うまくいったとしてもなんにもなんねーんだよ。 きっと、な」 【神楽】と【榊】が目を合わせ、互いにうん、とうなずきあった。 「なあにそれ! 二人ともなんか見つめあっちゃってあやしーぞー。もしや入れ替わって からなんかあったな? きゃー! いやん、もう」 はやし立てた智に【神楽】の拳が飛ぶ。ドタバタする二人。まきこまれるちよと つっこむ暦。大阪はただマイペースに、にっこりと笑うと 「そーなんか」 とだけつぶやいた。 「そうなんだ」 【榊】もつぶやいた。しばしの沈黙。後ろでは相変わらず智と【神楽】が ドタバタしていた。 「もう一つ、重要なことを聞きたいねん」 「……なんだ?」 急に真剣な顔をして訪ねる大阪に【榊】も緊張した。 「あんな、結局胸はどっちが大きいん?」 大阪の素直な疑問その2に、【榊】の顔は真っ赤になった。 結局6人はちよの家にやってきていた。 「はぁー。やっとクーラー!」 智が全員の気持ちを代弁した。何しろ外は暑いのだ。 アイスティーが各自に行き渡った。一息つきたかったが、あまりのんびりもして いられない。さっそく暦が質問を始める。 「とにかく、なんでもいいんだよ。気絶する前に、何か変わったことやらなかったか?」 【榊】は黙って首を振り、【神楽】も思い当たる節はない、と答えた。いくつも質問が 続いたが、答えも手がかりも出てこなかった。 「頭ぶつけ直したら直んじゃねーの?」 智はごろ寝しながら適当なことを言った。そんなことはもうやってる、と【神楽】が ぶち切れそうになったが、暦が止めた。 「そんなの相手にしてたらもたないぞ。ま、最後の手段でやってみる価値はあるかも しれないがな。ところで、本当に二人とも何かないのか? この際、変わったこと じゃなくていいよ」 「別に私は……」 【榊】がうなだれた。だが、【神楽】は、あっと声を上げた。 「そーいや、夢を見た。何で今まで思い出せなかっただろう」 「夢?」 「話してみろ」 全員【神楽】に注目する。 「うーんとな、猫が出てきた」 「猫?」 「ああ、でもなんか変な猫で……あ」 【神楽】は大阪がさっきまで枕にしていたぬいぐるみを拾い上げた。 「こんなのが出てきた」 ぬいぐるみを振ってみせる【神楽】に、智が 「それだけ?」 と不満をあらわにする。 「それだけだよ。文句あんのか? あんまり詳しく覚えちゃいないよ」 【神楽】はふてくされた。 「うーん、これじゃ夢診断ってワケにもいかないか」 「そーですねえ」 暦とちよが困った顔をした。困った顔をしながら暦がなんとなく部屋の中を見回すと、 【榊】の様子のおかしいのに気がついた。 「榊?」 【榊】の顔は驚愕の表情で固まり、目はじっとぬいぐるみを見つめている。突然、 【榊】の目が光った。 「神楽っ!!」 そう叫ぶと、【神楽】の肩をテーブル越しに引っ掴んだ。 「神楽、このぬいぐるみなんだなっ! いつ見たんだ!!」 突如取り乱した【榊】に、一同は呆気にとられる。 「さ、榊。どうした? ぬいぐるみ……」 「大体でいいっ! その夢をいつ見た?!」 暦の言葉も【榊】に聞こえていなかった。【榊】の声はすでに金切り声に近くなっている。 「あ、あの、気絶から目が覚めるちょっと前……」 【神楽】がおずおずと答えた。それを聞いたきり、こんどは【榊】は黙り込んでしまった。 【榊】の沈黙が場を圧倒し、誰もしゃべれない。そして、【榊】はあることを思い付いた。 戻るための方法を。 (確証はない。そもそも都合よく「あの方」に会えるか分からない。それでも、やってみる しかない!) 【榊】は、 「来い!!」 と叫んで、【神楽】の手を引っ張り廊下に連れ出す。呆然とした4人だけが部屋に残される。 「榊、なんだっていうんだ。どうしたんだよ。落ち着いてくれよ、頼むからさー」 【神楽】もどうしたものかさっぱり分からない。ただ、【榊】が取り乱すのを見て、 不安になっていた。 「神楽、一緒に寝よう」 【榊】のこの言葉に、【神楽】は自分が絶望の底に突き落とされたような気がした。 とうとう【榊】が参ってしまったと思うと泣きたくなってきた。 「榊、いいよ、もう休もう! 疲れてるんだよあんたは。早く戻ろうなんて言わない。 だから、だからしっかりしてくれよぉ……」 【榊】はしまった、と思った。自分は説明をしていない。これじゃ、心配されるのも 無理はない。焦っちゃダメだ、焦っちゃダメだ。だが、気は急いて止まらない。 「神楽、きみの夢に出てきたという、その猫、私もよく知っているんだ。きみがその猫の 夢を見た時、私は何をしていたか。きみと、保健室で寝ていたんだ。昨日の晩も私は きみと同じ部屋で寝ていたが、ちよちゃんもいたし、体の方向がそろっていなかった。 方向をそろえればあるいは……」 【榊】は説明したつもりだが、【神楽】には理解できるはずもなかった。 「なあ榊。マジでもういいよ。少し休んで、そうだ、気分転換にテレビでも」 「聞いてくれっ!!」 【榊】が【神楽】の肩を掴み、目を見据える。【神楽】は、本来の自分の瞳に 射すくめられた。喉が渇く。暑くて出たわけじゃない汗が、首筋をすっとつたい落ちる。 「……元に、戻れるかもしれない」 【神楽】を射すくめたまま、静かに【榊】が言った。空気が張りつめ、息が 詰まったかのように苦しく感じられる。やっとのことで、【神楽】は言葉を絞り出す。 「マジ……か」 「正確には戻してもらう……それはこの際どうでもいい。ただ、絶対じゃない。戻れるか どうかは分からない。でも、きみがその夢を見たのなら、あの方に頼るしかない。 ……いや、猫なんだけど……と、とにかくだ。二人で同じ夢を見ればいい」 【神楽】は決意した。何のことやらさっぱりだが、ウソやおちゃらけは言ってない。 それは断言できる! 「よく分からんが、信じる」 「……よし」 そう言うと、【榊】はドタドタと、ちよたちを残してきた部屋に駆け込んだ。 しばらくして、問題のぬいぐるみを抱えて出てきた。 「寝室を借りた。少しでも可能性を増やすように、このぬいぐるみも借りた。行こう」 「ああ」 二人は寝室の一つのベッドの中に潜り込んだ。 「眠るんだ」 「分かった」 【榊】は必死に意識を闇の中に落とそうとし、【神楽】は一心不乱に羊を数えた。 数十分後、寝室には二人の寝息だけが響いていた。 (ここは……) 何もない、だだっ広い空間に【神楽】は立っていた。相変わらず、体は榊の体だった。 目の前に、もう一人人物がいる。 「榊……」 本来の自分の姿をした少女だった。 「神楽もちゃんと来れたか。ここまではいいとして、はたして、来てくれるかな……」 【榊】はつぶやいた。すると。 「もう来ているよ」 いつの間に現れたのか、奇妙な猫がそこにいた。ぬいぐるみと同じ形の猫が。 「え?! なに?!」 驚く【神楽】に、【榊】は 「失礼のないように……」 と言って、本題に入ろうとした。 「あのっ……」 「いやぁ、言わなくても分かるよ。戻りたいんだね」 猫の声に、【榊】は力強くうなずく。 (こいつ何者? 動物? 人間?) 【神楽】はあぜんとしていた。が、 (いや、戻してくれるならこいつの正体、誰だっていい。頼もう!) と思い、 「戻してほしい!」 と叫んだ。 「うん、私はずっと見させてもらっていたんだよ。君たちは、自分達の力で、自分達の 答えにたどり着いた……。実にすばらしい! そう、たとえ色が変わるとしても、 自分は大切に……ああ、こっちの話だよ。いや、いつも私は皆の悩み事を聞くだけ だったのでね。解決もしてあげた方がいいんじゃないかと思ってやったんだが…… とんだ誤算だったよ。神楽君の悩みを聞いてあげている時、榊君は夢の中でも 気絶していてねぇ。赤いものを食べ過ぎるから……げふん、ああ、なんでもないよ。 ……くれぐれも詮索するんじゃないよ。とにかく、焦って願いを叶えてしまったから、 こうなってしまったんだ。君たちが戻りたがっているのは分かってたんだが、 昨日の晩はちよもいたからねえ。早く君たちがお膳立てをしてくれればすぐにでも 出て来れたんだよ。私は多忙なのに……猫なのに……多忙でっ……!」 妙な猫の体色が目まぐるしく変わる。 「す、すみません! 気がつかなくて……」 あわてて【榊】が頭を下げた。つられて【神楽】も頭を下げる。 「い、いやー。いいんだよ。謝らなければいけないのは、勝手なことをした こっちの方なんだから。そう私が勝手なことをしたばっかりにね。事実、神楽君は私に 悩みを話してくれただけなわけで、肉体を入れ替えてくれなどとは一言も言って ないわけだが……。しかし私としてはこれが出来る限りの最大限の努力だったわけで! 人の苦労が報われないというのはっ……! しかし私は猫な訳だが! そもそも神楽君も 榊君に一言の相談もなしで……!」 一度静まったかに見えた変な猫だったが、再び色が代わり妙な音を立てる。 「か、神楽! 謝れ! お父さんに謝るんだ!」 「あ、ええと、その、すみませんでした!!」 あまりに無気味な猫と、【榊】の剣幕に慌てて【神楽】が最敬礼をした。 「はあ、はあ、うん、本来謝るのはこっちなんだよ。別に怒っているわけじゃ ないんだが。ああ、話が脱線してしまったね。戻らなければいけないわけなんだが……」 ようやく落ち着いた妙な猫が、これまた妙なものを取り出す。それはいわゆる家電用 電気コードだった。だが、コード部分の途中二個所が、ビニールがなく導線がむき出しに なっている。 「君たちはこの、金属が出ている部分を持ってくれないかね? ビニールがはがれている 金属の部分だ。くれぐれも、間違えないで欲しい」 そう言うと、妙な猫は【榊】と【神楽】に向けてコードを差し出した。 「え? これが何で?」 【神楽】は首を傾げた。しかし、【榊】に 「言う通りにするんだ。せっかくのチャンスなんだ」 と諭され、納得はしなかったがそれぞれコードの導線がむき出しの部分を握った。 「それではじっとしててくれたまえ。くれぐれもコードを放してはいけないよ……」 そう言うと、妙な猫はおもむろに、いつからあったのか、なぜか空中にぽつんと浮かんで いるコンセントにコードのプラグを差し込もうとした。 「うわーっ!! バカ! バカ! 何やってんだよ!!」 【神楽】が驚いてコードを手放してしまった。 「コードを放してはいけないと言ったではないか……」 奇妙な猫は、やれやれ、といった感じで神楽をたしなめた。 「こ、こんなの握ってたら感電するだろ!!」 【神楽】がつめよったが、動じずに奇妙な猫が言う。 「しかぁし、これが元に戻る一番手っ取り早い方法なんだ。くれぐれもコードを放しては いけないのは、放すと危険だからなんだよ」 「放すと……」 「危険?」 【榊】と【神楽】が聞き返した。 「私がコンセントにこれを差し込んで、その後もしどちらかが放してしまうと 危険なんだ。放した方が、じゃなくて相手の方がね。……相手の精神が、 入るべき体がなくて」 奇妙な猫は、コンコン、とコンセントを叩いた。 「こっちに吸い込まれてしまうかもしれないんだ。だから、終わるまでちゃんとコードを 握っていて欲しいんだ」 【神楽】は言葉を失った。つまり、一歩間違えれば、さっき【榊】の心が自分のせいで なくなってしまったかもしれなかったのだから。そして、【榊】がコードを放して しまえば、自分の心がなくなってしまう。相手の心を殺してしまうかもしれないし、 自分の心が殺されてしまうかもしれない。その恐怖に、【神楽】はすくんでしまった。 (どうしよう……) 【神楽】が唇を噛んだ、その時だった。 「……神楽」 声のした方を見下ろすと、いつも見上げていたヤツがいた。 「……放さない」 【榊】の手に、きゅっと力がこもるのが分かった。 (そうだった。何をビビってたんだ。私は、あんたに遅れをとるわけにはいかない) 【神楽】も、コードをしっかりと握りしめた。 (そして、あんたなら。信じられるぜ) 妙な猫の目を見据えた。 (私だって放すもんか!! この勝負、乗った!!) 「やってくれ!!」 【神楽】の声からややあって、プラグがコンセントに差し込まれた。 「ああっ!」 「くっ!」 コードを握りしめたまま、二人の意識は薄らいでいった。 ベッドに寝ている二人の少女。そのうちの一人、背の低い方の少女が目を覚ました。 彼女は、しばし天井を見つめた後、ゆっくりと起き上がり、隣で寝ている少女を ぼんやりと見つめた。数秒の後、寝ている少女を見つめる背の低い方の少女の大きな目が、 さらに大きく見開かれ、そして。 「あ、あ、あ……」 背の低い方の少女は、口をぱくぱくさせながら自分の全身を手のひらでべたべたと 触り回った。そして、いきなりベッドから飛び下りると、きょろきょろと 部屋中を見回す。小さな置き鏡を見つけ、少女はそれを手に取り覗き込んだ。 「ふ、ふふふ……はは……あはははは!」 背の低い方の少女の口から小さな笑い声がもれ、それがどんどん大きくなっていく。 その笑い声に、背の高い方の少女が起こされた。二人の少女の目が合った瞬間、 背の低い方の少女がベッドに駆け寄り、飛び込み、そして背の高い方の 少女に抱きついた。 「榊! 戻ってる! 戻ってるよー!!」 背の高い方の少女に抱きついて大はしゃぎの背の低い方の少女。背の高い方の少女が 悲鳴を上げた。 「……神楽、苦しい! 痛い! やめて神楽! 神楽! ……神楽?」 背の高い方の少女は、目の前の少女の顔をまじまじと見つめる。 「そうだよ榊! 戻ったんだよ! 私達元に戻ったんだよ!」 背の低い少女、いまは体も心も正真正銘の神楽の声に、こちらも体も心も 元に戻った背の高い少女、榊は、 「ああ……」 とつぶやくと涙を流した。 「あはははは! よかったー! よかったー! 戻ったよぉ榊!」 神楽も、榊を抱きしめたまま、笑い、そして泣いた。そして、そのまま二人は しばしの間抱き合ってお互いの体に戻れた喜びを噛み締めあった。 ばん! 不意に扉が大きな音とともに開かれ、どやどやと少女達がなだれ込んできた。 「どうしました?!」 「大声がしたけど、何かあっ……」 暦が、何かあったのかと訊こうとして、そのまま固まった。他の三人も、 同様に固まった。四人の目は、ベッドのうえで固く抱き合っている二人に 釘付けになっていた。 「あー」 固まっていた四人のうちの一人、大阪がようやく声を出した。 「邪魔してもうたみたいやな……がんばってや」 大阪はくるっと向きを変え、部屋を出て行こうとする。 「お幸せにー」 「女同士は絶対ダメだなんて固いことは言わないが、もう少し場所と状況を考えた方が いいんじゃないのか?」 「あ、あの、どういうイミ……?」 残りの三人も次々にに部屋を後にしようとする。ようやく自分達が誤解されていることに 気がついた榊と神楽があわてて四人を引き止める。 「ち、違う……!」 「バカ! そんなんじゃねえ! 私たち元に戻ったんだよ!」 神楽のその言葉に、 「ほ、本当ですか?」 とちよが振り向き、二人に駆け寄った。 「ああ、本当だぜ! ほらほら!」 神楽はベッドから飛び下り、腕をぶんぶん振り回してみせた。榊は涙をぬぐい、 床にひざ立ちになってちよの肩に両手を置くと、 「ちよちゃん……ありがとう」 と言い、ちよを抱きしめてまた涙を流した。 「榊さん、神楽さん……。私もうれしいです」 ちよも涙を流した。心地よい、安堵の空気が部屋には満ちていた。窓の外には、 夏の夕暮れが静かにたたずんでいた。 「どうだ? 体の調子は?」 「問題ない。そっちは?」 「快調快調! いやー、メシのうまいことうまいこと!」 翌日、二人は学校の正門にいた。日曜日なので授業はないが、 神楽は水泳部の練習がある。もちろん、榊は来なくても良かったのだが、 やはり改めて元に戻った喜びを二人で感じたくて、神楽の登校に付き合うことにしたのだ。 「なあ、榊」 神楽は榊の横顔を見上げた。そう、榊は自分にとって「見上げる」存在に戻ったのだ。 そんな感慨に浸るが、不思議と以前の見上げていた時のような焦りや、 劣等感は起こらなかった。 「せっかくここまで来たんだから、ちょっと泳いでいかないか?」 神楽は握った手の親指で背後に見えるプールを指差した。 「ごめん。いつもすまないとは思ってるけど」 榊は、静かだが、しっかりした意志を感じさせる声で神楽に詫びた。 「いや、いいんだよ。榊がそんなこと思わなくてもさ。ま、黒沢先生はちょっと 残念がるかもしれねーけど」 神楽は頭の後ろで手を組み、空を見上げた。夏の空がいっぱいに広がっている。 まだ九時にもなっていないのに、太陽は校庭をからからに焼き、熱風が二人をなでていた。 だが、本当の夏はまだこれからだ。 「榊。ありがとうな。あんたの冷静さがなかったら、私はきっと とんでもない目に遭ってたと思うんだ。本当に助かったぜ。へへへ」 榊に向かい、神楽が白い歯を見せて笑った。 「私もお礼を言うよ。神楽のおかげで、私は諦めなかったんだ。 本当に、本当にありがとう」 榊は背の高さでこそ神楽を見下ろしていたが、その視線は見下ろすと言う表現が 似合わないほどの優しさをたたえていた。 「困った時はお互い様だな。しっかし、あんだけ短い間だったのに、 まるで何か月も自分の体から離れていたような気分だなー」 「ああ。だけど、普通の生活の何か月分も、大事なことが分かったような気がする」 二人は花壇の前まで歩き、そこでしばらく夏の花を眺めた。会話はなかったが、 二人はゆったりとした満足感に包まれていた。 「神楽……本当に覚えていないのか?」 急に花壇を見つめていた顔を上げて、榊が尋ねた。 「うん。最初に見たって私が言ったらしい夢も、二人で戻る直前に見たって夢も、 全然覚えてねーんだけど。まあ、私は昔から夢とかあんまり覚えないタイプだから」 神楽は、奇妙な猫の夢を全く思い出せなくなってしまっていた。 入れ替わっている間の記憶の中で、そこだけが抜け落ちてしまっていた。 「そうか」 無理に思い出す必要もない。思い出したくなったらその時思い出すだろう。 そう考えて、榊はそれ以上奇妙な猫の夢の話をするのをやめた。 「そろそろ時間だ」 神楽が立ち上がった。 「行ってくる」 神楽が手を挙げた。榊も立ち上がり、黙って手を挙げた。すれ違い様に、 二人の間でパン、とハイタッチの音がした。それだけで良かった。 神楽の後ろ姿を見送ると、榊は正門の方に向けて歩いていった。 「ま、私にとって理想的だからって、何もかも幸せってことはないんだよな」 水泳部の部室に向かう道筋で、神楽はぼそっとつぶやいた。こんな当たり前のことに 今回のことがあるまで気付かなかったのかと、自分につっこんで苦笑いをする。 それでも、体格に恵まれた人の感覚と言うものを身をもって知れたこと、 これだけでも大きな収穫だ、と神楽は思った。本来なら絶対に知ることのできない、 ライバルの肉体を知ることができた。そして、精神も。 「榊は、榊のやりたいこと、やり方があるんだ」 それを無視して、自分の好きなことを押し付けがちだった私を、少し反省しよう。 そして。 「私は、私のやり方で、私らしくやってみせるさ」 決意はできた。後は前に進むだけだ。 その一歩を踏み出そうと、部室のドアに手をかけた時、後ろから声がかかった。 「神楽センパーイ! おはようございますー!」 「おう、西山。おはよー」 西山部員が駆け寄ってきた。神楽が一人なのを見ると、小首を傾げた。 「あの……榊先輩は……」 「ああ、やっぱり断られた。仕方ないさ。榊だって大変なんだ」 「神楽先輩……やけにあっさりしてますねー。いつも一度断られると二、三日は 悔しがってるのに……」 驚く西山部員に、 「私だっていつまでもうじうじしてられないんだよ」 と笑いながら言い、 「さて、がんばろうぜ」 と扉を開けた。 「あ、先輩、忘れるところでしたー」 更衣室で着替えを終え、さて、プールサイドに上がろうかという時に、西山部員が 紙袋を取り出して神楽の前に差し出した。 「頼まれていたものですー」 神楽は、紙袋の中を覗き込んで、呆気にとられた。 「何だこれ?」 「ねここねこグッズとー、その他もろもろですがー」 紙袋の中には、ファンシーグッズがいっぱいつまっていた。軽いめまいを覚えつつ、 神楽が紙袋を突き返す。 「こんなもの頼んだ覚えはないぞ」 「え? 忘れたんですかー? おととい、もらおうって言ったじゃないですかー。 限定品や非売品もたくさん入ってるんですよー」 西山部員が怪訝そうな顔をした。神楽は記憶をたどった。おととい、おとといだと……? 「あーっ!! 榊だな!!」 思わず大声で叫んでしまった。辺りにいた部員が一斉に神楽に注目する。 「あのー、榊先輩がどうかされたんですかー?」 「いや、なんでもない……」 (榊、人の体で何やってたんだよぉ! そりゃ私もあんまり人のことは 言えねーけどさ……) 心の中でそう愚痴る神楽に、西山部員は紙袋を押し付けるようにして、 「これからもいいのあったら持ってきますから、楽しみにしてて下さいねー! じゃー、私はこれでー。大会、頑張って下さいねー!」 と部員みんなに聞こえるような大声で言うと、他の部員とともにさっさとプールサイドに 上がっていってしまった。 「ちょ、ちょっと待て!」 誰も待ってくれなかった。 (恨むぞ榊……。どーすんだよこれ!) ただ一人更衣室に取り残されて神楽は困り果てた。ため息をつきながら、 なんとなくねここねこグッズの一つを取り出して、手のひらに乗っけて眺めてみた。 「悪くはないかもな……」 神楽は、紙袋を自分のロッカーに押し込むと、一つ深呼吸をして、 自分の向かうべき戦いの場に上がっていった。 榊は、正門に向かって歩きながら、自分の手を見つめた。神楽のものに比べて、 格段に大きな手。この大きな体が大嫌いだった。でも、この体を人に渡しても、 何の解決にもなりはしなかった。 (小さい体に生まれたかったなんて考えるのは、逃げでしかなかったのかもしれない) そして、自分の嫌いな体をうらやんでいた友人を想う。 (この体が神楽を苦しめていたのなら、私はその分だけ、この体で頑張らなければ) 引っ込み思案で、ただ夢見がちで、自分の作った自分のイメージに縛られ、 おびえていた。だけど。 「少しずつ……少しずつだけど、諦めずに、逃げずに」 無口で、かわいくない体に戻ってしまったけれど、そうすれば、もう少し、 神楽に、みんなに、自信を持って向き合えるかもしれない。 拳にきゅっと力を入れ、小さく掲げた。まだ手の中には、神楽の手の熱さが 残っているように思えた。 いきなり、風が榊を追い越し、榊の行く手を塞ぐように止まった。 何事かと目を丸くする榊を指差し、風たちが怒鳴る。 「見つけたぞ榊君!」 「やっぱり犯人は現場に戻ってくるのね!」 目の前にいきなり現れた夏用のトレーニングウェア姿の男女に見覚えがなく、 榊は尋ねた。 「あの……すいません、どこかで会いましたか?」 その榊の台詞に、女子の怒りが爆発した。 「あんた、あれだけのことをしておいて忘れたですってえ! ますます許せないわ! ほんとに何様のつもりよ!」 キーキーとわめく女子を抑えて、男子が一歩進み出た。 「改めて自己紹介をしよう。俺が男子陸上部の部長、こっちが女子陸上部の部長だ。 榊君、君はおととい、陸上部の練習に乱入し、女子陸上部を完敗させた上、 男子陸上部の何人かの部員も破った。練習中に勝手に神聖なトラックに入るだけでも 許しがたいが、多くの部員を破ってくれたおかげで我が部の士気はがたがたに 落ちている。俺たちは、正直な話君が憎い! だが、悔しいが君の力は俺たちからしても うらやましいほどだ。味方に付けばどんなに強力なことか。だから恥を忍んで お願いする! 俺たちと一緒に走ってくれ! そうすれば今までのことは水に流そう! 心配しなくても今からでも秋の大会には……」 男子陸上部長の長台詞を聞きながら、榊は頭を抱えた。神楽がやったというのは すぐに見当が付いた。ああ、あのとき意地でも保健室を飛び出した神楽を 止めておくんだった。 「さあ、ここに名前を書くんだ!」 気がつくと、目の前には入部届けが突き出されていた。男女陸上部長は殺気だっていて、 断れば血の雨が降りそうな勢いだ。 「え……あの、その……」 それでも、勇気を振り絞って榊が拒絶の言葉を口にしようとした時だった。 「ぐほおっ!!」 砂埃と悲鳴が上がり、男子陸上部長が2メートルぐらいふっ飛んだ。 「な、なに!?」 突然のことに、女子陸上部長が動揺する。砂埃の中から聞こえてきた声は、 榊には良く聞き覚えのある声だった。 「榊さーん!! ご無事ですかー!!」 「か、かおりん!?」 かおりんは、例によって榊を監視していて、そして榊のピンチに駆け付けたのだった。 男子陸上部長に助走をつけたドロップキックを見事決めたのだが、かおりんの 口の端からは血がたれていて、どう見てもかおりんの受けたダメージの方が大きかった。 しかし、かおりんは気合いで立ち上がっていた。 「あ、あんたなによ! こんなことしてただですむと思ってるの?!」 ようやく我に帰った女子陸上部長がかおりんを威嚇した。だが、かおりんは それを完全に無視して榊に向かってしゃべり出した。 「ああ、榊さん……。本当にご無事で良かった! 榊さんの言葉使いが 悪くなってたのも、榊さんが冷たくなったのも、みんなこいつらにたぶらかされていた せいなんですね! でももう大丈夫ですよ榊さん! 私は榊さんのためなら この命を投げ出す覚悟だってできているんです! 悪の陸上部は、天文部の誇りと 私の想いにかけて、必ず退治して御覧にいれます! さあ、覚悟しなさい陸上部!」 かおりん対女子陸上部長の激しい攻防が始まった。榊はいよいよ頭が痛くなってきた。 「榊さん!!」 「榊!!」 「榊君!!」 榊を目指して伸ばされた三つの血みどろの手。榊は、それにくるりと背を向け……。 全力で走り出した。後ろから叫び声と悲鳴が聞こえるが、振り向かないことにした。 (逃げないって決めたけど) 榊は走りながらプールの方に目をやった。 (こういうのからは逃げてもいいよね、神楽) プールには既に水しぶきが上がっていた。 終
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ニーナ・サプスフォード(Nina・Sapsford) 「教会」所属の契約者。契約都市伝説は「ドッグウッド伝説」 年齢は詳しくは不明だが、推定10歳前後の幼女。 頭があったかいが基本的には善良であり、真面目で頑張り屋。 ただし、何分致命的に頭があったかいので、簡単に騙される。 それでも、神の身心に従って頑張る健気な少女である。 祖父が居たが、数年前に死別。 以降、「教会」に引き取られて生活している。 エイブラハム司祭長の下、「13使徒」の一人にも選ばれている。 今現在、来日し、学校街にてとある淫魔を退治すべく頑張っている。 餓死しかけたりもしたが、優しい人に拾われたのでとりあえず餓死の心配はなくなった。 ドッグウッド伝説 キリストが磔刑に処せられた時代、ドッグウッドはオークなどの森の木と同じような大きな樹でした。 ドッグウッドは大変堅く強かったので、磔刑の十字架用材木として選ばれました。 このような残酷な目的に使われたのでドッグウッドは大いに悩み苦しみました。 イエスは釘付けにされながらもこのことに気がつき、ドッグウッドの悲しみと苦しみを優しく憐み、こう言いました。 「私の受難に対するあなたの悲嘆と哀れみにより、 ドッグウッドの木は今後十字架に使われるほどには成長しないだろう・・・」 それからというもの、木は曲がり、花は二つの長い花びらと短いものが十字架の形となりました。 花びらの縁は釘の錆と血痕で茶色と赤に染まり、その花の中心はいばらの冠を思わせます。 見る人がいつまでも覚えているように・・・。 以上が、語り継がれる「ドッグウッド伝説」の内容である ニーナが契約しているドッグウッド伝説の本体は、ニーナが常に持ち歩いている木の十字架。 ニーナは伝説を拡大解釈し、その十字架の形を巨大化(変形)させ、それを振り回して戦う なお、伝説通りに考えれば、ドッグウッド伝説には意思があるはずだが、ニーナがそれと意思疎通できている様子はない カイン。ディーフェンベーカー(Cain・Diefenbaker) 「教会」所属の契約者。契約都市伝説は「奇跡を起こすサントニーニョ」 今年で22歳になる青年。身長は西洋人男性にしては低めの168㎝。本人も気にしているので触れてあげない方が親切。体型は中肉中背といったところか。特徴的な翡翠色の瞳をしている。 生真面目で、やや朴念仁気味。性的な話題が苦手。 ただ、妖精どころか、悪魔ですら許容すると言う、「教会」所属の人間らしからぬ面ももっている。 孤児院の出身。 姉がいたが、先にどこかへと引き取られ、引き取られ先で死亡。 カインは、姉の死の真相をわからぬままである。 カラミティと言う非常に仲の良い親友がいる他、ヘンリーや「13使徒」のカイザー等とも交流がある。 割と、人脈が広いのかもしれない。 奇跡を起こすサントニーニョ 1987年、フィリピンのカヴィテ市で公務員をしている女性は、誕生日のお祝いに上司からイエス・キリストの像をもらった。この像は高さ43cmで、「サントニーニョ(聖なる子供)」と呼ばれるもので、幼いころのイエス・キリストを形どった像である。 その像は、女性に「立派なものでなくても構わないから、私を祀る祭壇を作りなさい。」とか「病気の子供にオイルを塗ってマッサージしなさい」などと指示を出し、女性を奇跡の代行者として、様々な患者を救わせた。 …カインが契約している都市伝説は、そんな存在である。 逸話通り、治癒の能力を得る事が出来る。拡大解釈により、病気だけでなく毒の解毒や怪我の治療も可能となっている。 制限として、サントニーニョを祭る祭壇を作ったり、サントニーニョ絹のローブを着せてやらなければならない
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レア武器考察 系統 評価 武器 解説 秘伝書、素材発見系 S ダーインスレイヴ、フロッティ、髭切、膝丸 1回発見すればいいのだが、早めに見つけたい。特にダーインスレイヴとフロッティは、オートクレール作成に必要なので早めに入手したい。魔王編で入手可能なフロッティはクレイモァから作れるのでいいのだが、ダーインスレイヴはティルウィングから作らないといけないので困難である。髭切と膝丸は人間編での入手となるが、なるべく早く作っておきたい。 鍛冶経験値アップ S オートクレール 他の武器を作るために最優先で取りたい。ただし上記のフロッティとダーインスレイヴの入手が必須なのでやや手間がかかる。 掃除回数アップ D 布都御魂 掃除レベル40の称号を得るために必要。それ以外は必要がない。 素材獲得系 B フラガラッハ、ナーゲルリング、天叢雲剣、エクスカリバー それぞれ素材が見つかるので有効活用したいのだが、全部開放するのはやや手間がかかる。ウーツ鋼やダマスカス鋼をあまり大量に入手してもしょうがないので、ミスリルかオリハルコン狙いの天叢雲剣かエクスカリバーを優先したい。ただしエクスカリバーは解放するのが困難なので、天叢雲剣狙いがいいだろうか。製造可能となるのが22日目以降なので、素材はあらかじめ用意しておきたい。 ダメージ増系 C ミスティルテイン、カラドボルグ、デュランダル、天之尾羽張 長い目で見れば効果が累積するミスティルテインを作りたい。また一日の最大ダメージを狙うならカラドボルグや天之尾羽張が有効である。ただし通常攻略の際はダメージはあまり必要ではなく、Sランク攻略でも優先度は低い。 人気ダウン系 C ブルートガング、ゲイ・ボルグ 安いロングソードと鋼の槍の人気を下げる。効果は累積するのでたくさん売ると効果があるが、そこまで人気を下げる必要があるかは微妙。通常攻略では必要なく、売り上げ目標狙いで使うくらいだろうか。 金庫系 D ティルヴィング、日本号 金利が上がったりダメージソースとなるが、通常攻略では使わない。称号用の武器。 売上アップ系 A リジル、アスカロン 売上アップと集客アップ。どちらも毎日取得したい。開放が難しいので評価Sとはならないだろう。 割引系 B クラウ・ソラス、村正、グラム、御手杵、蜻蛉切 割引は便利だがどれも開放がやや難しく有効活用は難しい 時間短縮 A アロンダイト レア素材を早く回収できるので非常に便利。なくてもクリアはできるが、できれば開放しておきたい。開放困難なのが惜しい 効果2倍 A 天沼矛 レア武器の効果が2倍というすごい効果を持つ。ただし素材が1つしか手に入らないのでいつ使うかは慎重に考えよう 価格、攻撃力が高い系 D ジュワユーズ、村雨、レーヴァテイン、バルムンク、グングニル、ブリューナク 価格が高いのはうれしいが、そのために優先的に解放させるべきかといわれると疑問符が付く。攻撃力も同様で、称号狙い以外では使い道がなさそう。
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更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/269.html#id_bf9eaeba たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。
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ストーリーモード、チャレンジモードでの施設・依頼人の情報です。 ギルド 鍛冶工房 愛国騎士団長 武器マニア BUKIトレンド雑誌 素材交換 銀行 闇取引 金庫 ギルド 施設名 役割 備考 素材屋 素材の依頼、鉱石と石の購入 大工 店舗を拡張できる パート レジ作業を自動化できる 機械 補充作業を自動化できる 掃除 掃除レベルアップとワックスの販売を行う チャレンジモードのみ 宣伝 店舗の宣伝を行う BUKIトレンド雑誌 武器のトレンドを教えてもらう武器のトレンドをあげる 特注屋 特注品の販売ができる 素材交換 素材と武器を交換できる レアアイテム探検隊 レアアイテムを探してきてくれる レアアイテム情報屋 レアアイテムの情報を売ってくれる 銀行 お金を借りられる 闇取引 レア素材を購入できる 寄付募集 寄付金を集め依頼回数を増やせる 人間編のみ税金と寄付金の合計値で依頼を100件まで増やせる まもるくん 泥棒が現れなくなる 人間編のみ 鍛冶工房 施設名 役割 備考 鍛冶場 素材から武器を作成する 机 武器を作成できるようにする 金庫 お金を預け利子を得る 愛国騎士団長 価格はチャレンジモードのもの。ストーリーモードは2倍。 番号 武器 素材 価格 1 火炎槍*1アイスランス*1サンダースピア ファイア石*1アイス石*1サンダー石*1 7,000 2 ロングスピア ウーツ鋼*3 14,000 3 クレイモァ ウーツ鋼*5 20,000 4 ナイトソード*4パルチザン*3 ウーツ鋼*7 30,000 5 フランベルジュ*2クレイモァ*4 ダマスカス鋼*2ウーツ鋼*4 36,000 6 トライデント*2パルチザン*4ロングスピア*3 ダマスカス鋼*3ウーツ鋼*7 48,000 7 ディフェンダー*2グラディウス*3 ミスリル*2ダマスカス鋼*3 58,000 4日ですべて達成するために以下のように依頼をする 1日目:ウーツ鋼16個、ダマスカス鋼2個、ミスリル2個 2日目:ウーツ鋼10個、ダマスカス鋼6個 この依頼で以下のようにクリアできる 1日目:イベント1クリア 2日目:イベント2,3,4クリア 3日目:イベント5クリア 4日目:イベント6,7クリア なおイベント6で必要なウーツ鋼7個を3日目に受け取っている。 そのまま保持してもいいが、3日目に別途ウーツ鋼を7個依頼すれば、全部武器にして売ってしまってもよい。 武器マニア 価格はチャレンジモードのもの。ストーリーモードは2倍。 番号 武器 素材 価格 1 ロングソード*5バスタードソード*2サラマンドソード*1フリーズブレイド*1雷鳴剣*1 鋼材*9ファイア石*1アイス石*1サンダー石*1 12,000 2 クレイモァ*2ロングスピア*2火炎槍*1アイスランス*1 ウーツ鋼*4ファイア石*1アイス石*1 20,000 3 フランベルジュ*1パルチザン*2サンダースピア*3 ダマスカス鋼*1ウーツ鋼*2サンダー石*3 24,000 4 グラディウス*3 ダマスカス鋼*3 26,000 5 ハルバード*1トライデント*1ロングスピア*1 ミスリル*1ダマスカス鋼*1ウーツ鋼*1 34,000 6 ディフェンダー*1グラディウス*2 ミスリル*1ダマスカス鋼*2 34,000 7 ホーリーランス*1ハルバード*1トライデント*1 オリハルコン*1ミスリル*1ダマスカス鋼*1 60,000 8 ルーンソード*2 オリハルコン*2 60,000 9 日本刀*1大身槍*1 オリハルコン*2 70,000 5日ですべて達成するために以下のように依頼する 1日目:ウーツ鋼4個、ダマスカス8個、ミスリル3個、オリハルコン5個 2日目:ウーツ鋼3個 この依頼で以下のようにクリアできる 2日目:イベント2クリア 3日目:イベント3,4クリア 4日目:イベント5,6クリア 5日目:イベント7,8,9クリア ただしイベント8のルーンソード、イベント9の日本刀、大身槍は鍛冶経験値が足りなく開放が困難。 ルーンソードは別イベントがあるのでなんとか開放するとして、イベント9は後回しでも構わない。 その場合、1日目のオリハルコンを2個、別に回すことができる。 またはオリハルコンでルーンソードを作ってそのまま販売に回し、 日本刀、大身槍が解放出来てから改めてイベント9をクリアしてもいいだろう。 BUKIトレンド雑誌 1000リル払うことで武器の人気度一覧をみることができる。生産の参考にしよう。 といっても、後述の"祭り"以外では人気度は誤差レベルなのであまり気にしなくてもよい。 店を拡張するとトレンド雑誌の値段があがってしまうので注意しよう。 まれに、"○○祭り"が発生する。祭り状態では一部の武器(○○)が跳ぶように売れる。 素材交換 ウーツ鋼などの素材を1つ下位の素材(例 ダマスカス鋼からウーツ鋼)と交換できる施設。 基本的に交換するとこちらが損するようになってしまうが、素材の数に偏りがあるときには利用してみるといい。 また、鋼材が安く購入できる場合は結構使える。 素材 武器 銀行 50,000リルの融資を受け、2日後に80,000リルを返却する 返却は2日後の就寝後に行われるので、売り上げが足りなくても特注品販売で賄うことができる 繰り上げ返済も可能 当日中は52,800リルの返済 翌日は67,200リルの返済 闇取引 素材 価格 ウーツ鋼 5,000 ダマスカス鋼 10,000 ミスリル 20,000 オリハルコン 50,000 その他 100,000 その他のレア素材はランダムに店に並ぶことがある 金庫 1,000リル単位で預けられる。翌日0.1%の利子が付く。
https://w.atwiki.jp/bukini/pages/13.html
何かあれば一言どうぞ。 名前は未入力でもOKです。 2の攻略はありますか? -- 名無しさん (2018-02-02 12 45 20) 2章までだが http //browsegames.net/dozin-game/%E6%AD%A6%E5%99%A8%E3%81%AB%E9%A1%98%E3%81%84%E3%82%922%E3%81%AE%E6%94%BB%E7%95%A5%E3%83%A1%E3%83%A2.html -- 名無しさん (2018-05-27 21 26 23) test -- 名無しさん (2020-03-03 15 01 56) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nicomad_srs_event/pages/76.html
【MAD】ひとつの願い【モノノ怪】 [部分編集] 1.実は曲を編集していて、〔2番の歌詞+1番のサビ+3番のサビ+大サビ〕という構成なのですが、不自然さを感じるでしょうか? 2.タイトル及び後半の1 19~1 27は加工して作ってみた画像なのですが、本編の美麗な絵と比べるとやっぱり不自然ですか? 3. この作品のタグ: OP風 PV系 ショート 第12回MAD晒しの宴 レビュー欄 452 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/03/08(土) 22 02 24 e+3o2VbW0 雰囲気作りが上手い。 元ネタ未見なのが悔やまれる…。 0:17位から目(?)にウィグラーかけてるけど、ちょっと主張しすぎな感じ。 もうちょっと抑えた方がしっくりくるかも。 サビ前の盛り上げ方が好き サビでの画面切り替えがちょっと早いかなと感じた。 1画面の情報量が多いアニメだから、動きが早いシーンで早めに切り替えられると混乱する。 何回か見てたら平気だったから、俺の体がポンコツなだけかも 1 17~の周りの人達が黒くなる演出は自作部分だろうか? もしそうなら、ただ黒くする(明度調整かな?)より彩度も併せて落とすと モノノ怪のカラフルな色使いと、調整した無彩色が対比になって良いんじゃないだろうか。 (黒や白はインパクトあるけど、ありすぎる気がする) ラストの「モノノ怪」の文字が鏡文字になってるのは何故なんだろう? 見た目で面白そうだから選んだのか、理由があるのか知りたい 選曲も良くて雰囲気が良い作品でした。GJ! DVD見なくちゃだなぁ。 -- 名無しさん (2008-03-11 15 35 28) 466 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/03/08(土) 23 29 27 6HOM+lN/0 非常に良い雰囲気かもしだしてる さっぱり申し分ない出来だと思いますwGJ! これは元ネタ知ってるんで見知った映像になるかと懸念したけど そんな事無く新鮮な気持ちで見れました。編集上手いですなw 気になったのは一点。0 36あたりのの緑バックの薬売りのカット イマジナリーラインもあるけど表情と色彩も繋がり的にどうかな? -- 名無しさん (2008-03-11 15 36 05) 始まり方と終わり方が対になってる。左右対称みたいな・・・うまく言語化できないが、そこにセンス感じた。 全体的にも曲の持つ幻想的な雰囲気とマッチしてて、作品に引き込まれた。 -- 名無しさん (2008-03-11 15 36 52) 1.いやぁあ、全然解らなかった。 2.不自然って程じゃないけど、手が入ってるんだなっていうのは解る。 タイトル:この形は難しいかったと思う。よく頑張って作ったと思う。 気になったのは綺麗さよりも動きの方。 1 19~:手が入ってなぁってのは解る。演出の方向性が好き。 左右反転はそーゆー意味付けだったのね。 表現しようとしてたのが凄い好印象。 ただ、もう一ひねりすると伝わりやすくなるかなと。 -- 名無しさん (2008-03-12 03 57 57) 名前 コメント