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きょうだい、のようなもの ……あら、綾里真宵。やっぱりあなたも来ていたの。 あなたもすっかり刑事課の常連ね。そのうちまた取調室にもいらっしゃい。今度こそ有罪にしてあげるから。遠慮はいらないわ。 ヒゲ? さあ。今日は事件が多発しているようだから、どこへ行ったやら。 ……私と二人きりだからといって、そう萎縮しなくてもいいでしょう。鞭で打ったりしないわよ。何事もなければ。 横、座らせてもらうわね。 私? 今日のぶんの仕事はもう終わらせたわ。 本当なら、このまま帰ってもいいのだけれど。 御剣怜侍が夕食を一緒にと言うから、待っていなければならないの。 まったく、ヒトのこと誘っておいて、急な仕事を引き受けないでほしいわ。それくらい当然でしょう。 あの男は仕事となると、何もかも忘れてしまうんだから。 だいたい、この国にロクな人材がいないから悪いんだわ。ちょっと難しい事件があると、すぐレイジや私に回ってくるのよ。 あなたはいいわね、暇そうで。そうでもない? いつも成歩堂龍一のお供をしているじゃないの。 あなたの相方にも困ったものだわ。ヒトの都合というものを考えたことないのかしら。やっとレイジの仕事も一段落つくかと思ったのに、どうしてこんな時に限って邪魔しにくるの。 あなたもね、ただついて回ってないで、たまには手綱を引いておきなさい。 ……もっとも、レイジもレイジだけれど。 お人よしにも程があるわよ。いくら自分の担当ではない事件でも、検事が弁護士にそうそう情報を流していいはずがないじゃないの。 ……まあ、そんなことで負ける検事がミジュクなのだとも言えるけれど。 何といったかしら、いま成歩堂龍一が受け持っている事件の担当検事。何だか痛そうな名前だったような…… あなたも思い出せない? ……まあ、どうでもいいわね。 それにしても遅い。いつまで話し込んでいるつもりかしら。ヒトを待たせているという自覚がないんだから、まったく。 ふう……。落ち着かないわね。お茶でも淹れましょうか。 ティーバッグくらいなら、ここにもあったはずよ。あなたも飲むでしょう? ……何よ、その顔は。 私だってお客様をもてなすくらいのことはするわよ。たとえ招かれざる客であってもね。 この狩魔冥をお茶汲みに使えるなんて滅多にないことなのだから、感謝しなさい、綾里真宵。 ……シロップも欲しい? あなたも図々しいわね。 ほら、入ったわよ。ありがたくいただきなさい。 お茶菓子? ないわよ。ゼイタク言わないの。 家にもけっこうティーバッグが残っているのよね。レイジは紅茶にうるさいから、うちに来てもティーバッグのお茶は飲みたがらないし。まったく、わがままなんだから。 ……ええ、よく来るわよ? 私があちらの家に行くこともあるし。 どうせお互い一人暮らしだもの。 週末はたいてい二人でいるわね。特に何をするというわけでもないのだけれど。 え? ……レイジと私の、関係? そうね、何と言えばいいのか…… 色々、どうでもいいことで複雑になってしまったけれど…… 実際のところは、こどものころからあまり変わっていないわね。 きょうだい、のようなもの……といったところかしら。 ええ、今も。 何があったって、変わりようがないでしょう。きょうだいのようなものなのだから。 ……昔のこと? そんなこと、聞きたいの? まあ、あちらはまだ時間がかかりそうだし、どうせ暇だから、話してあげてもいいけれど。 ある時期、一緒に暮らしていたこともあったわ。検事になるより前のことだから、もうずいぶん昔になるのね。 アメリカの私の家に、レイジが住み込みで勉強に来ていたの。 ……考えてみれば、そう長い間のことでもなかったんだわ。ずっと一緒にいたような気がするのに。 私たち、とても仲が良かったのよ。もちろん、ライバルではあったけれど。 明けても暮れても勉強ばかりの、息が詰まるような日々だったけれど、楽しかったわ、あのころは。 何一つ疑わずに、過ごしていられたもの。 いつも勉強の時間が終わるころには、もう夜も遅くなっていて…… よく、二人でお風呂に入ったわ。 あら、大丈夫? お茶が気管に入った? そんなに驚くようなことではないでしょう。こどものころのことだし……私たち、きょうだいのようなものなのだから。 お互いに背中を流しあうのだけど、レイジは肌が弱くって、スポンジを使うとすぐ赤くなってしまうのよ。 仕方ないから、タオルとか……手にそのまま石鹸をつけたりして洗っていたわ。レイジの背中は大きいから、ほとんど私の全身をこすりつけるようにして。 ……温かくて、すべすべして、とても気持ちが良くて…… ……お風呂から上がると、レイジが体を拭いてくれた。風邪をひくといけないからって、痛いくらい丁寧に。 レイジのほうがよっぽど体が弱くて、しょっちゅう病気していたけれど。 多少体調が悪くても何も言わないから、余計に悪化させてしまうのよ。居候だからって気を使っていたのかもしれないけれど。 慣れない国で、慣れない環境で、パパにしょっちゅう怒られて。辛いことならいくらでもあったでしょうに、自分からは何も言ってくれないんだから。心配で目が離せなかったわ。 今思うと、ちょっと過保護すぎたかもしれないわね。少しの間でも姿が見えないと落ち着かなくて……寝ても覚めてもずうっと一緒だった。 もちろん部屋は別々になっていたけれど、あまり意味はなかったわね。あのころ、自分の部屋で眠った憶えがあんまりないわ。 一人にしておくと心配なんだもの。彼、よく夜中にうなされていたしね。 レイジのベッドは狭かったし、枕も一つしかなかったから、ほとんど重なるようにして眠っていたわ。上に乗っかられると重いのだけどね……。でも、狭苦しさが心地よかった。 朝はいつも大変だったわ。なかなか起きてくれなくて。レイジは寝つきが悪いぶん、寝起きも悪いのよ。 でも、朝方は熟睡できていたんでしょうね。寝顔がとてもかわいらしかった。 安心しきった顔というものは、見ているだけで幸せになれるものね。ペットの寝顔がかわいいのと同じことかしら。ふふ。 まったく、今思い出しても、世話の焼ける弟だったわ。 ええ、そうね。とても幸せな思い出……。 あのころ、私たち、ずっと二人でいたけれど、どんな話をしていたかなんて憶えてもいない。 ただ、寄り添っていた。それが当たり前だったのよ。 だって、私たちは、きょうだいのようなものなのだから。 ……パパが何も言わなかったのか、ですって? ストレートに聞くわね。 いいわよ、遠慮しなくても。 私には、パパの気持ちなんてわからないけれど……、私のことなんて、気にも留めていなかったんじゃないかしら。 パパの目の前でレイジと舌を絡ませてキスしていても、何も言われなかったもの。 ……挨拶がわりのキスが、少し激しくなっただけよ。私たちにとっては、特別なことではなかったわ。 人が見たら、少し行き過ぎだと思ったでしょうけど。 ……パパは、何も言わなかった。 内心は知らないわよ。私が知らないだけで、レイジは怒られていたのかもしれないし。 でも、多分……どうでもよかったんでしょうね。 パパは、誰より早く、見切っていたはずだもの。 私に関心なんてなかったのよ。 ……そうでなければ、気付いていたはずだわ。 気付かないはずがないじゃない…… 私たち、バスルームでしている時、ずいぶん大きな声を上げていたのに。 ちょっと、汚いわね。噴き出さないでよ。 そんなにおかしなことではないでしょう。私たち、きょうだいのようなものなのだから。 ……いつから始まったか、なんて、憶えていないわ。 どちらから始めたのかも、憶えていない。 それはとても、とても自然なことだったの。 ……少なくとも、私にとってはね。 一日のうちで唯一、解放される時間。 二人とも、泡だらけになってじゃれあっていた。 肌が触れ合うのが、心地よかった。 どんどん先が欲しくなるのは、当然じゃない……? 床のタイルに押さえつけられて……背中がひんやりして、ぞくっとした。 少しだけ、怖かったわ。レイジが怖かったのか、パパに怒られるのが怖かったのか、行為そのものが怖かったのか、……憶えていないけれど。 洗い流された体の上に、舌が這った……膨らんでもいない胸に……レイジはあれで面白かったのかしら。 ちゅくちゅくって、音を立てて吸うのよ……ふふ、赤ちゃんみたいなんだから。本当に、しょうがない弟ね。 大きな手が、体中を撫で回す。最初は怖々と、だんだん大胆に……手が、舌が、唇が、貪るように全身を……。 息が苦しくなったのは、きっと湯気のせいだけじゃない。私が体を震わせるたびに、レイジが薄く笑った。メイ、君はまだこんなに子供なのに……そう言って。 言い返すより前に唇を塞がれる。そうされると何も言えなくなる……体中に痺れが走る。挨拶とは違うキス。息苦しくて気持ちいい……。だんだん何も考えられなくなる……。 何もかも……私の何もかもレイジと溶け合ってしまえばいい。私の弟、私のたったひとつのオモチャ、私の、私だけの、意地悪な、大好きな、御剣怜侍。 髪を掴まれて……口の中に押し込まれた。少し苦しかったけど、そんなこと平気だったわ。何をされても構わない……レイジになら、何をされても……。 言われるままに、優しく舐めてあげた。どんどん緊張していくのがわかる……。手に力が籠る、息遣いがだんだん荒くなる……。レイジの反応一つ一つが愛しかった。 あの時、レイジの感覚の全ては私が握っていたのよ。いつも見上げるしかなかったあの男が、私の喉で震えていた。 ゆっくり、ときどき早く、舌で、唇で、刺激するたびに返ってくる、確かな反応……。 そのうちに、レイジが低い声で呻いて……びくんびくんって震えて……喉の奥に溢れる……。 何か、言ったような気がするわ。私が? レイジが? 愛の言葉? 謝罪? 耳元で囁いた、囁かれた…… レイジの指が私の唇を拭って、首筋を伝って、背中にすうっと走る……。 顔を上げると、すぐそばにレイジの顔があった。 ……そう、そのはずなのに。あの時、レイジはどんな表情でいたかしら……? 頭がぼうっとして……ふわふわして何もわからない……とても気持ちよくて……目を開けていられなくなって…… 舌の感触が胸の上を滑って、お腹の上を滑って……足を開かれて…… ああっ、今でも思い出せるわ……。レイジが日本に帰ってしまってからも、何度も何度も頭の中で繰り返した……。 体がずっと憶えているの。舌の柔らかさ、肌の熱さ、浮き上がるみたいな感覚……。 浮き上がって、昇りつめて、すうって落ちていくの……。何度もそれを繰り返す……。 私は声を上げていた。声を上げていたはずよ……。水の音……あれは私の? 体に力が入らなくて……気が遠く…… レイジの……また硬くなって……足の間に擦りつけられる……。あああっ、ぞくぞくするっ……! レイジ、お願い、そのまま挿れて……平気だから。 早く、早く、私をオトナにして……。 痛くても傷ついても苦しくてもいい……あなたのくれるものなら何でもいい……! 何もかも全部あげるから、何もかも全部ちょうだい! ねえ、お願い……! 暖かな感触が、お腹の上に広がって…… ……それで終わってしまう。 何もかもあっという間にシャワーで流されて、なかったことみたいに綺麗にされる。 それが、寂しかった。 終わったあと、レイジはいつも悲しそうな顔をするの。 罪悪感、かしらね。互いに望んだことなのに。 私の気持ちなんて、こどもの気持ちなんて、レイジの救いにはならなかったのね。 もっと縋りついてほしかったのに。助けを求めてほしかったのに。 謝るのだけはやめて、って頼んだわ。何も悪いことはしていなかったもの。そうでしょう? 私たち、こどものように遊ぶことなんて許されなかった。 お互いの体だけが、唯一、自由にできるオモチャだったの。 ねえ、そんなにおかしなことかしら。当然のことではないの? 私たちは二人きりの、きょうだいのようなものなのだから。 ……ええ、もちろん。 ほんとうのきょうだいは、普通、そんなことはしないわね。 でも、それなら私たちは何だったのかしら。 結局、レイジは、私の体に傷の一つもつけなかった。 あのころ、私はまだこどもだったから。 悔しいのは、ただ、あのころこどもだったのが、私のほうだけだったということ。 こどもにとって、とてもとても重いことが、オトナにとって、そうでもなかったりするわね。 あれは私に許された、たったひとつの遊びだった。 でも、レイジにとっては、本当にただの遊びだったのかもしれない……。 ……いいえ。 いいえ、そんなはずはないわ。 レイジのことなら何でも知ってる。私が一番よく知ってるの。 私たち、二人きりだった。二人きりなんだから。 私はレイジのものなんだから、レイジは私のものなのよ。 何があっても、いつまでも。 誰も、立ち入らせない。私たちは特別なの。だって…… 「待たせたな、メイ」 ドアが開き、御剣怜侍が現れた。 「……レイジ」 冥の周りに立ち込めていた、熱に浮かされたような気配が、すうっと穏やかになる。 「レイジ、遅いわよ」 「すまない、資料を探すのに手間取っていた」 御剣は素直に謝って、今度は真宵のほうに顔を向けた。 「真宵くん、成歩堂から伝言だ。調べ物があるから、もう少し待っていてほしいと」 「う、うん」 真宵は顔を真っ赤にしてうつむいている。 「女を待たせる男は最低よ。ねえ、綾里真宵?」 冥が親しげに真宵に話しかけるのを見て、御剣は不思議そうな顔をした。 「……二人とも、いつの間にか、ずいぶん仲良くなったのだな」 「あら、一緒にお茶を飲んでおしゃべりしていればすぐ仲良くなるわよ。女同士だもの。ねえ?」 「は、はいっ」 真宵は勢いよく首を縦に振る。 「そういうものか。……何を話していたのか知らないが」 御剣はしばらく訝しげな顔で二人の様子を見比べていたが、やがて冥の肩に手を置いて言う。 「……まあ、いい。もう行こう。予約の時間に遅れる」 「あなたが遅いから悪いんでしょう。もう」 そう言うと冥は立ち上がって、御剣の腕を取ろうとしたが、ふとその動きを止めて、御剣の顔を覗き込む。 「……ねえ」 冥の視線が熱を帯びる。 「さっき、綾里真宵に聞かれたのだけど…… あなたと私は、今、どういう関係なのかしら?」 冥は言う。上品に、笑みすら浮かべて、それでいて、この上なく真剣に。 「それは……」 御剣は、やや照れたように、顔を伏せて答える。 「恋人同士、のようなもの……だと、思っているが」 冥は、御剣の言葉を聞くと、花が咲くような笑顔を見せた。 「そうなの? それなら、昔の続きをするのもいいわね。……また、お風呂で」 「そ、それは……まさか、そんなことまで話したのか!?」 先ほどからの二人の微妙な態度の意味に気付いて、御剣は慌てふためく。 「いや、つまり、あれは、昔の話だろう。こどものころの……だから」 うろたえる御剣を見て、冥はまたくすくす笑った。 「いいじゃないの、別に。悪いことではないでしょう。 私たち、きょうだいのようなものだったのだから。ねえ?」
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「冥、なんだこれは」 「なっ、なによ突然…」 「これは何かと聞いている」 午後の検事室、御剣が席を外したほんの数分の間に事件は起きた。 詰め寄る御剣の手に握られたそれは、先ほどくずかごから拾われたものだ。 楽しみにとっておいたトノサマンジュウの、最後のひとつの包み紙。 「君にしてはわざとらしさにも程があるが…」 「そうよ。何故私があなたのまんじゅうごときに手を出さなくてはならないの?」 そう言いながらも眼を泳がせる彼女を見ながら、御剣は呆れてため息をつく。 「なによそのため息は!私が食べたという証拠でもあるの? まさか指紋鑑定をするだなどと言う気じゃないでしょうね?」 ハッ、と嘲るように吐き捨てる。いつにも増して高飛車な態度に、御剣はついに心を決めた。 「だいたい検事たるものまんじゅうのひとつやふたつでムキになるなんて、 貴方は本当に昔から細かい男よね、レイジ。そんなことだからあのトゲトゲ頭に負けるのよ。 まったく狩魔の名にこれ以上傷をつけないで欲しいわ。いい?これは貴方のため なのよ?トノサマンだかなんだかいうモノにいつまでも気を取られていちゃ…レイジ…?」 がちゃり、と御剣は扉の鍵をかけた。そして振り返り、ゆっくりと冥に近づく。 異様な迫力と明らかな怒気を身にまとい、じりじりと彼女を壁ぎわへ追い詰めた。 「やはり、君が食べたのだな?」 「…だ、だから何!?言ったでしょ、貴方のため…」 言い掛けた冥の顎を掴み、御剣はぐっと引き上げて自らの顔を寄せる。 予想外の事態に怯えた表情の冥。だが御剣は冷酷なまでにこう言い放った。 「お仕置きだ、狩魔冥」 「なにをっ…」 顎を押さえられ、鋭い目に突き通されたように動けないまま、冥は抵抗の言葉を口にした。 御剣の顔が近づき、冥の口元に唇が押し当てられる。 「…!」 生暖かい濡れたものが唇を舐める。 びくりと体を震わせた冥に、あざ笑うような御剣の声。 「甘いな」 冥が両手を突っ張って御剣を押し返そうとする。 「なんのつもり、レイジ!レイジのくせに…!」 たった今、冥の唇をなぞった舌で自分の唇を舐めながら、御剣は壁に両手を付いて冥を囲う。 「なぜ、君の唇に餡の味がするのだろう。トノサマンジュウも食べていないのに」 「そ、それは」 「これくらいのこと、指紋鑑定になど頼るまでもない」 再び寄せられた御剣の顔を避けようと、冥が首を振った。 「そして、これくらいのこと、法廷で罪を定めて罰するまでもない」 「レ、レイジ…」 御剣の指が、冥の胸元のリボンを解いた。 「狩魔の方法で、お仕置きをしよう」 その言葉に、冥はぞっとした。 幼い頃の、父の英才教育を思い出す。 期待に応えることができないとき、父は冥の手から鞭を取り上げ、それをふるった。 柔らかな白い肌に、幾筋も刻まれた赤い糸。 生まれたままの姿で獣のように這いつくばり、背に脚に父の振り下ろす鞭が与える苦痛を耐えているとき、 それを冷ややかに見ていた少年が、成長して目の前にいる。 「ち、違うわ、私は貴方の」 「食べたのだろう」 くっくっと笑う御剣。 恐怖に怯え、思うように体も動かせない冥の服をすっかり脱がせ、ブラジャーのホックをはずす。 ぷるんと胸がこぼれだした。 「…悪くはないな」 片手で形のいい乳房を包み込んで、御剣が満足そうに言った。 御剣の前で屈辱のお仕置きを受けていたころは、まだふくらんでもいなかった胸。 「下を脱げ」 言われて、冥は催眠術にかかったようにショーツを下ろした。 唇が震えて、許しを乞う言葉が出てこない。 かちゃりという小さな音に屈んだまま顔を上げると、そこに屹立した肉棒がある。 「…ひっ」 喉の奥で、吸い込んだ空気が高い音を立てた。 「咥えろ」 冥が涙ぐんだ目で御剣を見上げる。 「ねえ、こんなこと、やめましょう…」 言い終わらないうちに、頬が熱くなる。 思わず片手で押さえて、そのまま床に座り込む。 「言ったはずだよ、冥。これは、狩魔の方式に基づいたお仕置きだ。君は狩魔のおきてに抗うのか。 その名を汚すのか」 冥は打たれた頬を押さえたまま、のろのろと膝で立つ。 顔の高さにあるその脈打つモノに、恐る恐る唇を近づける。 震える唇を開いて先端を咥えようとしたとたん、後頭部に手を回した御剣がぐいっと冥の顔を引き寄せた。 「…んっ!」 苦しさに咳き込みそうになったものの、御剣は抑えた頭を離してくれない。 口の中いっぱいになったモノの大きさと匂いに、冥はぼろぼろと涙をこぼす。 そのまま、目の頭を両側から挟むようにして、何度も前後に動かす。 涙と唾液でぐちゃぐちゃになった冥がようやく開放されたのは、どのくらい時間がたってからだったか。 喉の奥に吐き出された精液をすべて飲み込まされ、床に倒れこんで激しく咳き込む冥を御剣は黙って見下ろしていた。 止まらない涙をぬぐううちに、咳はしゃくりあげるような嗚咽に変わった。 打たれて赤くなった冥の頬を、そっと暖かいものが撫で上げ、冥は泣きじゃくりながら顔を上げた。 床に膝を付いた御剣が、冥の顔を覗き込んでいた。 「苦しかったか?」 優しい声でそう言うと、御剣は冥の裸の背中を抱いて引き寄せた。 「君がいけないのだ。君がいけないのだよ、狩魔冥」 広くて暖かい胸に抱きしめられ、何度も髪をなでられるうち、冥はようやくしゃくりあげるのを収めた。 お仕置きは終わったのだ。 その安堵感を、耳もとでささやく御剣の声が奈落の底に落とした。 「いけない子には、もっとお仕置きをしなくてはな」 御剣は、腕の中でもがく冥をぎゅうっと抱きしめて動きを封じる。 「君が、食べたのではないのだな」 反射的に、冥は首を横に振った。 「ちが」 「頑固な子だ」 冥の両肩をつかんで、御剣は勢い良く床に突き倒した。 軽々と仰向けに転がった冥の上に御剣がまたがり、ズボンを下ろす。 みっともなく広がった脚を閉じようとするより早く、御剣が押さえた。 太ももをつかんでぐいっと冥の体を二つ折りにする。 「や、やめて、おねが」 開かれて上向きになったその場所を見られている。 自分の格好と、その上に乗りかかってくる御剣に、冥は思わず目を閉じた。 指が、その部分に触れる。 ひだを開き、縦になぞり上げた。 「あっ…」 下から上にすくい上げるように動いた指が、止まった。 「や、あっ」 思わず声を上げて目を開けると、大きく広げた脚の間から自分を見る御剣と目が合った。 御剣の唇がゆっくりと動いて、にやりと笑う。 「ここは、相変わらず好きなようだな」 指先でつままれて、冥は声にならない悲鳴を上げた。 そのまましごき上げられる。 「いや、ああっ」 冥の意思に反して腰が上がり、肉芽をしごかれながら別の指が入ってくる。 「ひぃっ!」 膣内を激しくかき回される。 「…いけない子だ、冥。お仕置きなのに、濡れてきている」 「ひぁっ、あああっ!」 「どうしたんだ。叱られているのに気持ちよくなってよがっているのか」 「あ、あ、あ、ち、ちがっ」 御剣は膣から引き抜いた指を冥の顔の前にかざした。 「今回は、証拠があるようだな、狩魔冥」 ふるふると首を横に振る冥。 そして、御剣は次のお仕置きにとりかかった。 「あああああっ」 ずぶりと肉棒をつきたてられて、冥は白い喉を反り返らせた。 「んああっ」 「どうした、こんなに恥ずかしい格好をさせられて、無理矢理突っ込まれてるのに、どんどんあふれてくるじゃないか」 ずぶずぶと抜き挿ししながら、御剣が言う。 「反省が足りないようだな。お仕置きされて喜ぶなんて」 「あひっ、あっ、や、ああっ、いやああっ」 上から覆いかぶさりながらどんどん激しく突かれ、御剣の動きが早くなる。 ぐちょぐちょという音がたち、いやらしい牝の匂いが広がる。 「いい光景だ、冥」 ひい、ひい、と泣き叫ぶ冥を乱暴に犯しながら、御剣はくっくっと笑った。 「う、あ、ああっ、やあ、もう、だ、だめ、あっ、あっ、ああっ!」 「どうした、イクのか、こんなふうにされて、それでもイクのか、冥!」 「あ、い、いっ…!いぃぃっ!!!!」 ぐっちょりと汚れた下半身を投げ出し、まだひくひくと痙攣するその場所から粘液を垂れ流したまま ぐったりしている冥を、身支度をした御剣が優しく抱き起こした。 そのまま、ほっそりした体を抱きしめる。 「つらかったか、冥」 まだ朦朧としたようすで、冥がうっすらと目を開ける。 涙で濡れた頬を、御剣の指がなでる。 「お仕置きは、終わりだ」 冥がゆっくり頭を下げて、御剣の胸に預ける。 「…ごめんなさ…」 全部を言わせず、御剣は冥の唇を自分のそれでふさいだ。 涙の味がする唇だった。 「…食べたいときは、そう言えばいいのだ」 ささやかれながら、冥はそれでも、次もまたきっと盗み食いをしてしまうのだろうと思った。 終
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春美×糸鋸(1) 「いたいた!イトノコ刑事さん!」 (このかわいい声は、たしか、ヤッパリくんの…) 「ど、どうしたッスか!事件ッスか!」 「あのね、お願いがあるんです!」 「…。事件の情報なら、教えないッス」(また痛い目に合うのは勘弁して欲しいッスよ…) 「あのね、一日だけお父さんになって欲しいッス!」 しぃぃん…。 「真宵どの!そ、そそそそその、援助交際は良くないッス!というよりダメッス!」(課長やら同僚の視線が冷たいッス…) 「?」 (援助交際の意味を知らないッスね…) 「お金で自分の体売るのはダメッス!ましてやソーメンばっか食ってる自分を狙うとは、ワザととしか思えんッス!!」 (そこまでお金に困ってるように見えるのかなぁ…) 「い、イトノコ刑事さん?違うよ!」 「?」 「ハミちゃんの一日お父さんになって欲しいの」 「!!(お父さん!)」 「ハミちゃんはね、お父さんの顔も覚えてないし、どんな人かも知らないの。だから、」 「そんなの、ヤッパリくんがやればいいッス!」 「それが……」 「ナルホドくんは真宵様のだからいけません!独り占めしたら真宵様に悪いです!」 「じゃあ、誰かお父さんになって欲しい人っているの?」 「!…そ、それは…おひげのけいじさん…です」 「ハミちゃんのご指命です!」 成歩堂法律事務所・応接室 「ハミちゃーん!お父さん連れてきたよー!」 (…って、イトノコ刑事じゃないか!) 「わーい!真宵さま、嬉しいです!おひげのお父さまです!」 (まぁ、春美ちゃんが喜んでるからいいか…) 「どっか行きたいトコあるッスか?」 「動物園で、ゾウさんとキリンさんが見たいです!」「じゃあ、行くッス!」 イトノコ刑事は、春美ちゃんをひょい、と持ち上げると肩車をした。 「きゃああ!高いです!ナルホドくんが小さく見えます!」 (余計なお世話だ…) 動物園 「おひげのけいじさん!あっち見たいです!」 「そんなに慌てなくても、動物はいるッスよ、…!」(けいじさんなんて言うからみんなの反応がなんか違うッス) 「お、お願いがあるッス。…お父さんって呼んで欲しいッス」 「!…すみません、いつものくせで、つい…」 ごくん。春美ちゃんの唾を飲む音が聞こえる。 「…お、お父さま…」 「はいッス!」 「お父さま、つぎはパンダさんが見たいです…」 「わかったッス!ちゃんと掴まってるッスよ」(お父さまって、なんかくすぐったいッス) 成歩堂法律事務所 「真宵さま、それでですね、パンダさんが……」 春美ちゃんが興奮気味で喋っている。(初めてで嬉しかったんだろうな…) 「イトノコ刑事、すみません」 「そんな事ないッス!自分も娘が出来たみたいで楽しかったッス!」(意外にこの二人、気が合うのかも知れない…) 「お父さま、私、一緒にお風呂に入りたいです。今日は一緒のお布団で寝ます」(本当にお父さんが欲しかったんだろうな…って) 「えぇっ!」 「だ、ダメだよ!ハミちゃん!」(さすがの真宵ちゃんもわかったみたいだ) 「どうしてですか?こないだナルホドくんと真宵さまも一緒に入ってましたよ?」(寝たふりして見てたのか!) 「それは本当ッスか!」(食い付いてくるなよ…) 「だから私もお父さまと入ります!」(イトノコ刑事引っ張られてっちゃったよ…) 「でもよく考えたら、イトノコ刑事さんはマコちゃんの事好きだから大丈夫なんじゃない?」(そうきたか…。急に楽観的になったぞ?) 成歩堂法律事務所・バスルーム (小さいバスタブッス…自分が入ってやっとッスね…) 「お父さま!」 裸でバスルームに入って来た。まだ何も知らない体。純粋すぎるくらいの肌。まだ大人になる気配はない。「だ、ダメッス!タオルくらい巻くッス!」 「お父さまには、見せても平気なのです」 「自分がよくないッス!」 ちゃぷん…。 春美ちゃんは、湯ぶねにつかっている。自分はというと、いつびっくりされるかわからないから、小さいタオルで必死に股間を隠していた。 「お父さまも一緒に入りましょう」 「い、いや、自分は後ででいいッス」 「ダメです!」(この子には逆らえないッスね…) ざぶん。 お湯が一気にあふれ出る。春美ちゃんはやっぱり楽しそうだ。 春美ちゃんを抱き上げて、膝の上に乗せる。ぴくん、とだけ股間のモノが動く。腿の上だともっと大きく反応してしまうかもしれない。 「…お父さま…。」 「は、はいッス!」 「真宵さまがしてたように、お父さまにもしてあげたいです……」(背中でも流してくれるんッスかねぇ。余計娘が欲しくなるッス) 「いいッスよ」 浴槽から出る。 途端、春美ちゃんは前にまわり、股間のタオルをひっぺがした。 「なななななな何するんスか!」 「……!」 「ナルホドくんのより色は黒いけど大きいです!」 すかさず、それをくわえる。 「だ、ダメッス!それはそんなことするモンじゃないッス!」 ぐいぐいと春美ちゃんの頭を引き離そうとするが、くわえたまま離そうとしない。 「んー!んーッ!」 春美ちゃんの口の中で、また大きくなる。もうこの大きさに耐えられないようだ。 自分はいつのまにか、頭を押さえ、鞠をつくように上下にバウンドさせていた。 「んッ!んぐッ!」 「全部じゃなくていいッス!先っぽだけ、…!」 春美ちゃんの口を、先端だけに擦り付ける。 ビュルルッ!ビュルッ…! なんて事だ。「お父さま」とした事が、かわいい娘の小さな口の中で、射精してしまった…! 春美ちゃんの口のまわりが、自分の出したものにまみれている。春美ちゃんはむぐむぐと口を動かし、 「んー…!」 ごっくん。 飲んだ。 「真宵さまと同じように出来ました!」(あの二人は小さい子の前で何やってるッスか?) 「次は、ここに入れて、気持ち良くさせて下さい!」 春美ちゃんが腿の上に乗って足を広げ、まだ射精したてのヒクヒクと脈うつモノを押しあてようとする。 「そんなのドコで習ったッスか!」 「真宵さまは、ここにナルホドくんのを入れて、「気持ちいい」と何度もおっしゃってました!」 「!」 「ナルホドくんも「かわいいよ、真宵ちゃん」と…!」(真宵ちゃんのよしとするものは全て正しいと思ってるッスね) 「わかったッス。春美ちゃんには自分の指で気持ち良くさせてあげるッス。」 「えぇっ!」 この子だったら、このゴツくて不器用な親指で十分だろう。すべるを良くするためにペロリと舐める。 人差し指や中指なんか入れようものなら、キズものにしてしまうも同然だ。モノの代わりに親指のはらで入り口を擦り始める。 「お父さま!何か、体が変です!」 春美ちゃんの顔が、だんだん紅潮してくる。 「気持ち良くなってきたッスね?」 親指の速度を早めていく。キュッ、キュウッと絞めているのがわかる。 親指を中にグッと入れ、開く。鮭色に紅い中が覗けて見える。 「見ちゃダメです!」 中が、ぱくぱくと口を開けたり閉じたりを繰り返す。春美ちゃんは恥ずかしくて半泣きしている。 「じゃあ、春美ちゃんがしてくれた事をお父さまもしてあげるッスね」 親指で広げたまま、舌で挿入する。 「きゃああッ!」 体がぐん、と仰け反った。スゴい反応だ。入り口は、まだ女の子になってないので濡れるはずがない。 「は、あんッ、」 「も、もう我慢出来ないッス……!」 とっさに、自分のモノを中ではなく、隙間に挟ませ前後させる。 「お父さまの呼吸に合わせるッス…」 「はーッ、はーッ、…」 更に加速していく。春美ちゃんはまだ腰を使うなんて知らないから、とにかく自分のモノを抜けないようにしっかり挟むのに一生懸命だ。 「お父さま!気持ちいいです!真宵さまみたく、かわいいですか?」 「かわいいッスよ、その顔が一番かわいいッス…!」「あ、…!」 春美ちゃんの後ろで、パタパタッ…と液体の落ちる音がした。 春美ちゃんは、自分の腕の中で小さくなり、余韻でふるえている。頭がぼーっとしてるのか、瞳孔が開いていた。 ゆっくりと抱き上げて、そのまま浴槽に入り直した。「わ、私…!」 「気持ち良かったッスか?」 「は、はい…。お父さま、大好きです…」(やっぱりこんなかわいい娘が欲しいッス!) 「本当のお父さまでなくて良かったッス…!」 ぎゅっ、と強く抱き締める。 「痛いです、苦しいです…!」 成歩堂法律事務所・応接室 イトノコ刑事と春美ちゃんは、ぼくのお気に入りのソファでぐっすり寝ている。(二人共親子ごっこなんてなれない事したからつかれたんだろうな) そこへ、真宵ちゃんがスゴい顔をしてやってきた。 「ナルホドくん!イトノコ刑事ひどいよ!お風呂が…!」 「えぇっ!」 イトノコ刑事を無理に叩き起こして風呂掃除させたのは言うまでもない。 某月某日 午後6時30分 成歩堂法律事務所 (春美ちゃんに呼ばれたッスが…誰もいないみたいッスね) 「あっ、イトノコさん!」 「真宵くん?」 「イトノコさんもハミちゃんに呼ばれたッスか?」(真似しないで欲しいッス…) ぴこぴこと、天女のような頭を揺らして春美ちゃんがやってきた。 「実は、お二人にご報告があるのです」 「報告?」 「(も、もしかして、出来ちゃったッスか!)」 「(冗談は貧乏だけにして下さい!)」 「(それは冗談じゃないッスよ)」 「出来ました!」 「わー!」 とん。 (…とん?) 「みそソーメンです!」 「………」 「召し上がって下さい!」 「…う、うまいッス…」 「は、ハミちゃん天才だねぇ…(汗)」
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成歩堂×真宵③ 「なるほどく~ん、まだ寝てるのー?」 …真宵ちゃんの声がする。 どうやら前に渡した合鍵で、呼び鈴も押さずに上がり込んだようだ。 ずかずかと隣りにやってきて大声を出す。 「もう、とっくに朝だよ!起きてよー」 「…ぅう、待って…あと…あと5分…」 ぼくは少しでも日曜日の朝寝が長引かせられるように、布団を頭からかぶる。 「外はいいお天気だよっ、洗濯して掃除して出掛けるんだよーっ」 そう、今日は実は真宵ちゃんと出かける約束をしている。 なんでも、トノサマンの新シリーズの公開記者会見があって、それを観に行きたいのだそうだ。 …全く、御剣とでも行けばいいのに。 貴重な惰眠が破られることを、少しばかり呪っていると、シャッとカーテンが開けられる音がした。 仕方ない起きよう…と思ったその時、まずいことに気がついた。…こ、これは…。 しかし、それを制する前に… 「ほーら、無駄な抵抗は…」 「あ」 …数コンマの差で、真宵ちゃんの手によって、ぼくの布団はひっぺがされた。 そして瞬間、微妙な沈黙がぼくの部屋を支配する。 「…あの…さ、なるほどくん…、ふくらんでるよ」 「…う、ん…」 トランクスの上からも、はっきりわかるくらい僕は勃起していた。 真宵ちゃんとは、既にいわゆる男女の仲になっているとはいえ、ぼくは少し動揺する。 しかしそこでひるむ真宵ちゃんではない。 ―(尋問 開始)― 「おしっこ我慢してるの?」 「いや、そうではなくって…」 「えっちなことでも考えてた?」 「いやいや、そんなこともないんだけど…」 「じゃあなんでここ、こんなにおっきくなってるの?」 真宵ちゃんは思いっきり証拠のブツに指を指す。 「えーと…あの、これは、一般に「朝立ち」と呼ばれるもので(中略)で、 つまり健康優良青少年男子にとっては、珍しくも何ともない当然ともいえる自然現象であって、 故意に何らかの働きかけが行われたというわけではないんだよわかった?」 何でか知らないが、ぼくは性に疎い真宵ちゃんに力説を試みた(本筋に関係ない部分は略したけど)。 「そうなんだー」 真宵ちゃんはあっさりと納得した。しかし… 「で、それどうなるの?」 「え?」 「これ、まだおっきいままだけど、勝手にしぼむの?」 「それは…」 何を言い出すんだ? 「えいっ」 「ぁひィ…ッ」 いきなりの感触に僕は変な声を出してしまった。 下腹部に目をやると、真宵ちゃんは身を乗り出して僕を自身を握っている。 「ま、ま、真宵ちゃん…」 「あ、痛い?」 「いや、痛くはないけどそうじゃなくって…ぅひぇ…ッ」 真宵ちゃんは両手で交互に、ぼくをにぎりにぎりしている。 「あはは、おもしろーい」 …笑ってるよおい。しかし彼女はさらに云った。 「あたしが出してもいい?」 ……。彼女はやる気だ…。ぼくは既に良い感じになっていて、言葉が出ない…。 あー、この無抵抗のまま、あっさりぼくは10代の女の子に辱められるのか。 真宵ちゃんとはこれまで何回かセックスはしたが、こんなに積極的なのは初めてだぞ…。 「なんか…さっきより硬くなってる」 小さな指が上下左右と軽くひねる様に摩擦を与え、ペニスは布地を引っ張ってさらに怒張を続ける。 「ねえ、なるほどくん。さっきから黙ってるけど、ちゃんと感じてるの?」 ぼくはやっぱり無言でこくこくと頷いた。…ど、どうにも恥ずかしすぎる。 ううう、丁寧にフクロの方まで揉まれてしまって。もういいや、好きにしてください…。 「あ、なんかじんわり…先っぽから出てきて…、えいしょっと!」 ついには、ぼくのトランクスは引き下ろされ、先走りに濡れる巨塔(誇大広告)が姿を現した。 「うわー…なるほどくん、すごいすごーい…。初めてこんなに近くで見たーっ…」 「…そ、そうだったんだ…」 ぼくは情けない声を出す。 「うんっ、だってえっちの時は部屋は暗くするし…、ホントきのこみたーい!」 …上のTシャツしか着ていないぼくを、さんさんと太陽は照らす。…ああ。 真宵ちゃんは、わーとかへーとか呑気な声を上げて、必死なのはこちだけである。 まあ、喜んでくれたようで何よりだよぼくは…。 そして、気を抜いていた瞬間にまたもや……。 「あひゃぁぅっ…ッ」 真宵ちゃんはぼくの脚の間に顔を寄せて、ぱくっと、そのきのこを口いっぱいに頬張っていた。 口の中で唾液と精液がじゅるじゅると混ざり、裏筋に舌がねらりと張り付く。 「ぅぐッ…ま、まよいちゃん…ッ、歯、歯は立てないでっ」 「…ン、ぁあ、ご…ごめんねっ」 ぬらぬらと光るペニスを吐き出すと、再び真宵ちゃんは先端をちろちろと舐めとって、 軽く口に含み、沸いてくる液体をずずずと吸い上げた。 「…ぅ、うぅ」 「はぁ…っ、ぬるぬる…気持ちいい?」 「うん…すごく」 「良かった。じゃあ気をつけるけど、またおかしなところがあったら云ってね」 うう、噛み千切ったりだけはしないでくれ…真宵ちゃんの行為は読めないから気を付けたいけど、 こっちも余裕なくなってきたんだよ…。 そんな思いをよそに、まよいちゃんは再びぼくを扱きはじめた。 …男の人の体って変なの~。でも、おもしろーい。 小さくなったり大きくなったり、柔らかくなったり硬くなったり。 これはどうかな~と思いながら、ああしたりこうしたり、…初めてだけどなんとかなってるかな? なるほどくん、気持ちいいみたいから。耳まで赤くして必死な顔してるもんね。あはは。 …でも…なんか、あたしも…、情けない顔をしてるなるほどくん見てたら、羨ましくなっちゃって、 あそこの奥の方がじんじんしてきちゃった…。あたしも気持ちいいことして欲しいな…。 あたしは思い立つと、なるほどくんのおちんちんはいいこいいこしながら、 自分の服の裾をたくし上げて、ショーツの上からあそこを軽く指で擦った。 「あ…ッ」 じんわりとした鈍い快感が走った。どうやら既にやらしい気分だったみたい。 もっと強く感じたくて、小刻みに熱い部分を弄ると、もう片方の手のなるほどくんへの愛撫も つられてどんどんペースが速くなっていく。なるほどくんの喉が鳴った。 ああ、もう、たまらない。湧き上がっては弾ける快感に声を抑え切れなくて、あたしは思わず なるほどくん自身に激しくしゃぶりついた。 「…ぅ、ンむっ、はぅむうぅ…ッ、…む、ぅ…」 「ま、まよいちゃん…っ」 「なっなるほど、くぅんっ」 いきなり、なるほどくんは起き上がったかと思うと、 ショーツの隙間から指を挿しこんでいたあたしの手は掴まれて、 さっきとは逆に、布団に仰向けにさせられてしまっていた。 あまりの早業に驚きながらも、唾液となるほどくんの粘液で、べとべとになった口元を拭っているあたし の上に、なるほどくんは馬乗りになって、あたし自身の液体でしみの出来た、水玉のショーツが 丸見えになるくらい、着物の裾を捲り上げた。 「…あ、あたしも、びしょびしょになっちゃった…」 そう云うと、なるほどくんはあたしの脚を思いっきり広げさせて、ショーツの上から濡れた自分自身を あてがって擦り始めた。 「ぁ、ぅ…なるほどくんの…が、…当たって…、はぁ…っ」 擦り込むような前後の小刻みな動きを逃さないように、あたしはなるほどくんの腰に両脚を絡ませた。 それは直接の性器の接触ではない分、じわじわとむずがゆい快感を生み出す。 「は、はぁっはあっ…はあぁっ…」 「真宵ちゃん…ごめん、やっぱり脚閉じて…」 「…?」 あたしの脚をといて、ぴったりと閉じさせた両腿の付け根に、硬い自身を挟み込むと、 なるほどくんはものすごい速さで再び腰を動かしだした。 「…あ、ゃだぁ…っ、だめだよぉ…、そんなに、速くっ…あ、ぁッ」 「真宵ちゃんっ、動かないでッ…」 下着を通して、敏感な部分への連続された摩擦の刺激があたしをおかしくさせた。 それでもなんとか、なるほどくんを逃さないように、ぎゅっと脚を閉める。 「ぅ…あ、ああァっ、は、はぁうン…ッ」 「…ぁ、う、…出ッ」 で、出た…ぁ…。 脚の間から引き抜いた瞬間に放たれた精が、あたしの太腿とショーツの上にぼたぼたと垂れた。 「…はぁ、はァ…でも、お気に入りのパンツが…、ぐしょぐしょになっちゃった…」 「ご…ごめん…」 肩で息をしながらなるほどくんは謝る。 水玉のショーツは陰毛やあそこがうっすら透けて見えるくらいに、白い精液で汚されていた。 「うぅ…こんなべちょべちょじゃ、履いてられないよ~っ」 こそこそと自分をティッシュで拭いて、トランクスを穿きだしたいるなるほどくんを横目に見ながら、 あたしはぶつぶつ呟いて、糸を引いて纏わりつくショーツを脱ぐ。 「まあ、そりゃあたしだって濡れ…きゃあっ」 なるほどくんは、あたしのそこだけ露わな腰を引き寄せると、またまた押し倒した。 「なっ、なるほどくんっ…」 腰を浮かされて、脚は広げられて、今度はあたしが、恥ずかしいくらい隅々まで露わにされた。 なるほどくんは、陰毛やひだの内側にこびりついているあたしの液を、舌で丁寧に舐め取る。 「やだぁ…そんな、なるほどくぅん…、気、持ちいい…っ」 さらに、先ほどの刺激でまだじんじんとしている陰核を大きな指でくにくにと優しく摘まれる。 「…ひ、引っ張っちゃ…だめっ、…おまめのところは…だめなのッ、あッぁっ…」 「まよいちゃん、もっと濡らしてもいいんだよ」 なるほどくんは、不敵な笑みを向けながら、さらにあたしを掻きまわす。 「で、出ちゃ、ぅよぉ…ぅあ…、く、ぅ…は、ぁあ…ぁ…も、もう…」 奥からとろりとあたたかいものが流れ出ると、それもじゅるじゅると啜り上げられた。 「まよいちゃん、そろそろ起きなよ。もう洗濯も掃除も終わったから」 気が付くと、あたしはなるほどくんの布団で寝ていた。 「…えっ!今何時っ」 「もうちょっとで昼だから、今出ればトノサマンに間に合うだろ」 「…あ、そんな長く寝ちゃったわじゃないんだ…」 のろのろと起き上がり、乱れた着物を直していると気付く。 「あ、あたし!パンツ穿いてないよなるほどくん!」 「…一応、洗って干したんだけど…」 ベランダに目を向けると、なるほどくんの洗濯物と一緒にあたしの水玉のショーツが風になびいていた。 「…なんか、スース―する…」 「ぼくのトランクス穿いてく?」 「う~ん…、いいや。駅前の下着のお店までこのままで行く!」 「え、でもそこのコンビニの方が早いよ?」 「ううんっ、あたしそこのお店に目ぇ付けてた可愛いパンツが駅前で売ってるんだもん、 だからなるほどくんよろしくね!」 「…う、わかったよ。でも、それまで裾を翻すようなアクションしないでね。例えば側転とか」 「はーい、ラジャー!そうと決まったらダッシュね、ほら、ダーッシュ!」 「あー…なんか、先行き不安なんだけど…」 と、いうことで、その日は、なるほどくんの未踏の地であった、 くどいほどにファンシーで甘ったるい女の子炸裂なお店でパンツをあれこれ買ってもらい、 無事、トノサマンの公開記者会見やショーを観ることが出来たのでした。 「またしてあげるからね、なるほどくん」おわり。 事務所で新聞を読んでいると、真宵ちゃんがやって来てぼくに着物の裾を捲ってみせた。 「ブふッ…い、いきなりなんだよ!」 「ほら、この前なるほどくんに駅前のお店で買って貰ったパンツだよ。可愛いでしょ」 「云われてみればそのギンガムチェックには見覚えが…じゃなくって、 女の子が人前でほいほいパンツなんて見せるんじゃない!…全く最近の女子高生はぶつぶつ…」 「なるほどくん以外の人には見せないよぉ」 「当たり前だ!しかも、ここは仮にも法を司る神聖な…それ以前に職場であって!」 「…でも、前にここでなるほどくんと…」 「あーーアレはいい、イイの、イイところで寸止めだったから数に入れないで」「そうなの?」 「そもそも何で寸止めになったかと思い出すと、手持ちのゴムが無かっ… あああああ、イイ歳こいてナニやってんだかなぼくはーーーー!!(当然続きは帰ってから致したが)」 「なるほどくん、あたしは気にしてないよ」 「ありがとう、とりあえず過去のことは水に流そう。そして今後、仕事中はストイックに行くからね」 「仕事と胃袋に何の関係があるの?両方とも消化よく行こうってこと?」 「そりゃストマックだろ!無意味にとんちづくんじゃない!」「ご…ごめんなさい」 「…とにかく真宵ちゃん、ここではっちゃけたことは禁止だから」「わかった。じゃあ、何か仕事ある?」 「…マンガでも読んでて」「うん」 (全ては閑古鳥がいけないんだよ真宵ちゃん!)
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358 :名無しさん@ピンキー :2011/08/30(火) 03 35 03.67 ID /Tefqm6g 「さぁミカガミちゃん、朝のハグをしよう!」 「却下しますわ」 「異議あり!」 「!?…理由があるのならご提示ください」 「ミカガミちゃんったら、ちゃんと理解してないんだもん」 「何を…です?」 「おじさんが、本気ってこと。ね?」 で、抑え込まれる水鏡。 信楽さんは本気出すとかなりのやり手だと思うんだ とりあえず可愛い水鏡を誰か… 361 :358 :2011/08/31(水) 01 01 14.14 ID VVsklTtX 気に入って貰えた嬉しいw 信楽×水鏡好きだから書きたいんだけど シチュエーションとか発端→エロまでが思い浮かばない。 無理矢理ってのが好きだけど信楽さんそんなキャラっぽくないし 助けてエロい人! 362 :名無しさん@ピンキー :2011/08/31(水) 02 10 19.58 ID EvGeCq5d 「あら、今日は素敵なコートをお召しですのね」 「おっ、わかる? これはね、オジサンの師匠が残してくれたものなんだ」 「師匠と言うと、あの……」 「ああ、レイジくんのお父さん」 「……大切なものなんですね」 「うん。大切だね。なんてったってオジサンの勝負服だから」 「まあ。どなたと勝負なさるんです?」 「キミさ、ミカガミちゃん」 「……わたくしと?」 「そ。今日は本気で、キミを口説き落としに来た。……受けてくれるね、水鏡秤さん」 ============ このあと口説き落とす過程はまかせた! 365 :361 :2011/09/02(金) 00 12 36.66 ID NHLYcFum 362が素晴らしいもの書いてくれたんで続き書いてみた。 本当に続きです。 あと悪いけどエロなしになってしまった…。 ========= 「そ。今日は本気で、キミを口説き落としに来た。……受けてくれるね、水鏡秤さん」 信楽盾之という人間のことをよく知らない水鏡でも、彼の言っていることは“本気”だとすぐにわかった。 冗談を言うときとは空気さえも変わり、真剣な瞳から目が離せなくなる。 人にあまり感情を見せない水鏡も、こればかりは戸惑いを隠せない。 「へぇー、そんな表情もするんだ。可愛いね」 「…あなたの言っていることが、よく理解できませんわ。何故わたくしを?」 水鏡の言うことももっともだ。 信楽と水鏡の関わりは多いとは言えない。 「たしかに、キミとゆっくり話したりする機会はなかったね。でも良いじゃない。この短い間に、オジサンはミカガミちゃんの良いところをたくさん見たよ。」 笑顔を浮かべる信楽。 それでも水鏡は身体の力抜くことはできない。彼は何を考えているのだろう? 「信楽さま、それは勘違いでは?」 「それは…オジサンのキミへのキモチがってこと?」 「ええ。…わたくしには、あなたがそういう感情を持つ理由がわかりませんわ。」 「…ミカガミちゃんってさ、レンアイをあんまり経験してないでしょ?」 少し驚いた。 容姿に恵まれ、想いを打ち明けてくる異性は少なくなかったが、水鏡自身は色恋沙汰に疎かった。特にシモンを引き取ってからは完全に無縁と言っても過言ではない。 「たしかに、わたくしはあまり経験したことはありませんが…それが…?」 信楽は笑みを浮かべて一歩、また一歩と水鏡に歩み寄る。雰囲気におされてか、あわせて水鏡も後退る。 しかしそれも水鏡の背が壁についたところで止まった。ばん、と信楽が両手を壁につくと水鏡の身体が強ばる。 “信楽盾之”という檻の中に閉じ込められた。 「レンアイってね、時間とか関係ないんだよ。大事なのは、キモチ。」 あまりに至近距離。信楽の瞳の中に映る自分がはっきりと見えた。 水鏡の頬は羞恥のせいか、軽く紅に染まり、堪えきれずに顔を逸らす。 「信楽さま…少しお離れになって…」 「それは聞けない相談だ。せっかくの可愛いミカガミちゃんを見ていたいからね」 信楽は耳元で囁く。 「オジサンは本気だよ。水鏡、秤さん?」 「……っ」 熱い吐息の混ざった低い声に、背中がゾクリとする。力が抜けそうになった身体を、拳を握ることでぐっと堪えた。 「キミの唇も、」 信楽の指が、水鏡の紅い唇をなぞる。しかし、決して触れない。触れるか触れないか、絶妙な距離が、水鏡を狂わせる。 「頬も…首筋も、」 「…ん…、」 「肩も、鎖骨も…手も、」 「っ、ふ…」 指が頬から首筋へ、さらに下へとゆっくりと伝う。 少しでも動いたら触れてしまう。呼吸さえもが煩わしい。 「腰も…、足も、全部。」 身体が金縛りにあったかのように動かない。何かのきっかけさえあればすぐにでも崩れ落ちそうな身体、初めての感覚に水鏡は戸惑った。…逃げられない。 再び信楽は、熱い吐息を纏った言葉を囁く。 「好きだ。水鏡秤さん」 「……っ、!」 プツンと、マリオネットの最後の糸が切れたかのように、水鏡は壁に身体を預け、ずるずると座り込んだ。 「…オジサンの気持ち、わかってくれた?」 水鏡は力なく頷く。 それは良かった、と信楽はニコニコしながら水鏡と目線をあわせるためにしゃがみこむ。 まだ、檻は解かれない。 満足いく結果になるまで逃がさないとでも言いたげに、信楽は水鏡の両側の壁に手をついた。 「わかってくれた記念にハグでも、どう?…また、却下されちゃうかな?」 「………」 水鏡が顔を上げる。信楽と目があう。 「……か………ますわ……」 「ん?もう一回言ってくれるかな?」 「……きょか、しますわ…」 信楽は待ってました、と言わんばかりに水鏡を抱き締めた。まるでこうなることをわかっていたかのように。 「…ここまではアイサツでもやる。じゃあ本題だ。ミカガミちゃん…キス、しても良いかな?」 信楽の腕の中、水鏡はおずおずと抱きしめかえした。 まだ力が入らないのか、緊張しているのか、または両方なのか。強く抱き締める信楽とは反対に、背中に手を添えるだけではあったが。 「…嬉しいねぇ。それは肯定と受け取って良い?」 「…は、い…」 信楽は抱き締める手を緩めて、唇を重ねた。 「キミのクチビル、奪っちゃった」 その言葉に水鏡は頬を染める。嬉しそうに、ではなく、どこまでも恥ずかしそうに。 「へへへ。可愛いなぁミカガミちゃん。実は恥ずかしがり屋さんだったんだ?」 「し、信楽さまが…そんなこと仰るから、ですわ」 「こりゃ失敬。キミがあまりにキュートだったんでね、オジサンからかいたくなっちゃった。…クールなキミも良いけど、今のキミも好きだよ」 ニッと笑いかける信楽に対して、水鏡は困ったように視線をそらした。 「勝負アリ、オジサンの完全勝利ってことで。…このコート着た甲斐があったよ」 そういうと信楽はもう一度水鏡を抱き締めた。 終
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前 * * 朝起きたら、なぜか春美が隣で眠っていた。整った顔が無邪気に寝息を立てていて、無防備この上ない。白い浴衣はややはだけられ、その輝く柔肌は独身男性には目の毒だ。 ま、またか……。 あの夜以来、春美はことあるごとに「さみしい」と言っては御剣の布団にもぐりこんでくる。最初のうちは彼女に請われるままに傍にいたが、 すぐにそれは不適切な対応だということを思い知らされた。 ありていに言って、彼女は発育が良かった。まだ少女の幼さを残してはいるものの、その身体は柔らかく、女性の匂いをまとっている。 そう度々床を共にして、変な気分にならないとは断言できなかった。自分だって30代を迎えて、男盛りの時期なのだ。女子高生と不適切な関係に陥ったら、 それこそ冥が言ったように淫行罪で逮捕。秋霜烈日章はく奪だ。それだけは避けなければならない。いや、本来なら春美がこうしてベッドにもぐりこむことさえ 誰かに知られてはやっかいだ。この可憐に成長した少女を見れば、誰でも変な勘ぐりをしてしまうに違いない。それほど春美は魅力的な女性へと成長する兆しを見せていた。 「……春美くん。春美くん」 細い体を揺さぶると、長いまつげが震えて大きな瞳がゆっくりと開かれた。しばらくぼうっと視線をさまよわせ、御剣と目が合うと花がほころんだように笑顔を見せる。 「おはようございます。れいじさん」 「お、おはよう。……また、なぜここに?」 春美はゆっくりと身を起し、ベッドの上にちょこんと正座をした。いつもは高い位置で結わえられている髪が下ろされていて、ひどく色っぽい。 「……また、ひとりでいるのが、さみしくなってしまったのです……。申し訳ありません。わたくしがいては、れいじさんはゆっくりお休みになれませんよね……」 眉を下げて、すみません、と頭を下げる春美に、慌てて顔を上げさせる。 「いや、別に休めないことはない。ただ……その、このようなアレは、お互いによくないのではないかと……」 言いながら、まったく説得力の無い発言である自覚があった。こんな言葉で、聡明な彼女が納得するとは思えない。いっそ、眠れないから部屋に帰れと強く言えればいいのだが、 彼女の潤んだ大きな瞳にじぃっと見つめられては、とてもそんなことは言えなかった。 「? れいじさん、やはりご迷惑なのでしょうか……?」 「い、いや、そうでは……」 そう言ってしまって、御剣は後悔した。目の前の春美が、少し照れくさそうに満面の笑顔を浮かべたからだ。それはもう、幸せそうな笑顔だ。見ているこちらも幸せになれそうなほど。 「ふふ、よかった。わたくし、れいじさんの傍だととてもよく眠れるのです。ずうっとお傍にいたいくらい……」 「!!」 御剣が目を見張る。すると、春美もさっと顔色を変えた。真っ赤になった頬に手を当てる。 「あ! あの、えっと、その……わ、わたくし朝食の準備をしますね! あ、あの、れいじさんは、もう少しだけお休みになってください!!」 「う、うむ……」 慌てて御剣の寝室から飛び出していく春美の後姿を眺めながら、御剣は自分の顔まで赤く染まるのが自覚できた。 何なのだ、この妙に甘酸っぱい感覚は。彼女の言葉が、うれしくて仕方ない。あの夜抱きしめた彼女の身体の感触が、まだ残っているような気さえする。まるで──。 御剣は頭を振った。考えてはいけない。 自分が彼女に、好意を寄せている、なんて可能性は──。 * * 「御剣検事、何か悩み事ッスか? 視線が宙をさ迷ってるッス」 薄汚いコートを羽織った万年平刑事の糸鋸圭介が、上司である御剣に話しかけた。 事件現場を視察に来た御剣は、誰が見ても挙動不審だったが、尋常ならざる光景に誰も突っ込めずにいた。 「なんでもない。それより、事件の経過を説明しろ、刑事」 「了解ッス!」 すっきりしない頭で、報告書と同じ説明をばかのように繰り返す刑事の言葉を右から左へ聞き流しながら、今朝の出来事を反芻する。 目が覚めるまで彼女が自らの腕の中にいたと思うと、せつない気分になる。下ろされた長い髪が、さらさらと自分の腕や頬にかかる感触で目が覚めたことを思い出した。 目が覚めた瞬間に感じた穏やかな寝息や、自分の胸に息が吹きかかる感触、彼女の身体がわずかに身じろぎする瞬間に触れた、柔らかな肌……。 そのどれもが酷く愛おしく思えて、御剣は動揺した。 それに、最近彼女が自分を呼ぶ声──。 「れいじさん」 幸せそうな笑顔で名前を呼ぶ声が、自分の心まで穏やかにしてくれる。あの夜から、彼女は自分をそう呼ぶようになった。 あるいは、彼女の中ではもう何年も前からそう呼んでいたのかもしれない。 糸鋸刑事の説明を聞き終え現場を一通り視察した御剣は、いったん検察庁に戻って被疑者の尋問にそなえることにした。 自分の車に、ずうずうしくも遠慮なく乗り込んでくる刑事に、ひとつ質問を投げかける。 「……刑事。奥方は元気だろうか」 「マコくんッスか? 元気ッスよ! 子どもも大きくなって、今トノサマンシリーズに夢中ッス!!」 元気いっぱいで、自分、毎日ヘトヘトッス! と幸せいっぱいな表情で言われてしまい、御剣は脂汗を流した。これから自分は、何を聞こうとしているのか……。 「そうか。……奥方は、確か警官学校の指導教官時代の教え子だそうだな」 「そうッス! マコくんは、自分を理想の刑事だと言ってくれた、唯一の後輩ッス!」 「……目は大丈夫なのだろうか。奥方は」 「視力は悪いみたいッスね。メガネかけていますから」 「……確か、随分歳が離れていた、はずだが……」 その御剣の問いに、糸鋸刑事は頬を赤らめた。 「いやー。お恥ずかしいッス。9歳ほど離れているッス。幼妻ッス!」 気持ち悪いぐらい照れ始めた刑事を無視して、御剣は今度は冷や汗を流した。 ……9歳で幼妻……。では、仮に私と春美くんがどうにかなったとしたら、一体……。 御剣は一生懸命首を振った。 な、何をバカなことを! 33歳の検事が、16歳の女子高生と……!? ありえないスキャンダルだ!! 「職場仲間から、さんざんロリコン扱いされたッス! 世の中、歳の差には厳しいッス!」 「ぐっ……!」 「でも、自分たちには関係ないッス! 愛があれば歳の差なんて!」 「……刑事」 「なんッスか?」 「やかましい」 「ひ、ひどいッス! 検事が振ったネタじゃないッスか!!」 「次の給与査定、楽しみにしておくことだ」 「横暴ッス! 訴えるッス!」 * * リビングでくつろいでいると、ドアの鍵が開けられる音がした。彼が帰ってきたのだと、素早く立ち上がって小走りに玄関まで走っていく。 「おかえりなさいませ、れいじさん」 「う、うむ……。ただいま」 御剣はなぜか、わずかに頬を赤らめて春美から視線をそらした。それが少しだけさみしかったが、いつもと同じようにスーツの上着を渡してくるので、それを受け取った。 「先に眠っていてもよかったのだが……」 「まあ。居候の身で、家主様より先に眠るなんてできませんわ」 話しながら、御剣の部屋へ一緒に入り、クローゼットに上着をしまう前に丁寧にブラシをかけた。そんな春美の行動を見て、御剣ははっとした表情をして慌てたような声をだした。 「は、春美くん。別に、そんなことはしなくても……」 「まあ。いつもしていることですよ。それにわたくし、これくらいのことしかできませんもの」 「そもそも、きみは成歩堂や真宵くんから預かっているのだから、家事などしなくてもいいんだ」 春美は御剣の発言をいぶかしんだ。これまでずっとやってきたことを、今更とがめるなんておかしい。 「どうかなさったんですか? れいじさん」 「う……別に、何でもない。その、前々から言おうと思っていたことなんだ」 いったん少女と距離をとり、冷静になりたい男の心境など春美には思いもつかない。大きな瞳をじっと御剣に向ける。 「れいじさん。わたくしに嘘をついても、だめですよ。見えてしまいますから」 春美がそう言うと、御剣はうっと苦い声を漏らした。もっとも、サイコ・ロックなど使わなくても、目の前の男が何かを隠しているのは簡単にわかるのだが……。 しかし、そう言っても御剣に話す様子はなかったので、春美は追及するのをやめた。 「とにかく、わたくし、働けもせず、収入もない身でありながら、真宵さまやなるほどくんのおかげでこんな都会の学校にまで通わせていただいて、 れいじさんにもご迷惑をおかけしているのです。わたくしでお役にたつことでしたら、何でもしますとも!」 「う……そう、か」 「ええ! おまかせください!!」 まくし立てると、御剣は引いた。押しに弱い人なのだ。 「今日は遅くなると伺っていましたから、お夕飯はないのですが……お夜食をご用意しましょうか?」 「いや、大丈夫だ。シャワーを浴びて眠るから、きみも休みたまえ」 「お風呂は入っていますから、きちんと温まってくださいね」 「あ……ああ」 「それでは、おやすみなさいませ」 「ああ。おやすみ」 そうは言っても、春美はすぐに眠らない。明日の朝食の下ごしらえや弁当の用意をすると、春美が寝支度を整えるのは毎日日付が変わるころなのだ。いつも、御剣は休んでいる時刻。 春美は頬を少し赤くして、御剣の部屋へそっと忍びこんだ。暗い部屋が怖いと語っていた彼は、夜も橙色の明るい明かりを灯して眠っている。 広い部屋は整理されていて、本棚にはめいっぱい本が並べられていた。机の上には、きちんと書類がそろえて置かれてあり、主の几帳面さがにじみ出ている。 その様が何だか主のイメージにぴったりで、春美はいつもそれを見ては微笑んでしまう。 春美はその机を横切り、セミダブルのベッドに横たわって眠っている御剣の顔をのぞき込む。白い肌に橙色の明かりが映って、いつもよりも血色が良さそうに見えた。 いつも眉間にヒビが入っているのに、寝顔ではそれも薄くなっていて、ちょっぴりだけ幼く思える。 深い寝息に伴って、厚い胸板やのどぼとけが上下に動くのを眺めて、ああ、やっぱりこの人は男の人なんだと思う。 春美は、あの約束が再び結ばれた夜、御剣の傍がとても居心地がいいことを知ってしまった。どうしても毎晩、一緒にいたかった。彼の傍はとても温かく、安心できる。 彼と一緒にいれば、もう二度と恐ろしい夢など見ないのではと思えた。 そんな安心感がありながら、一方で破裂するかと思うほど心臓が音を立てている。今でも、彼の寝顔を見るだけで、鼓動が速くなりすぎて死んでしまうかもしれないと思う。 でも、一緒にいられるなら、このまま心臓が爆発しても構いません……。 春美はそう思いながら、御剣の端正な顔に自らの顔を近づけた。 いい夢が見られる、ないしょのおまじない。自分が安心できる、でも絶対にないしょのおまじない。 お願いですから、今夜も起きませんように。 そう願って、ここ最近の習慣を、今日も静かに繰り返した。 * * 深夜のはずなのに、部屋に人の気配を感じて目が覚めた。こんな時間にこの部屋へ侵入してくる人物は、一人しかいない。 今日こそ、部屋へ帰ってもらう! 心に決意を固めるも、起きるタイミングを逸してしまったため、彼女がベッドへ入り込んできたところを注意してやろうと待ち構える。 しかし、少女はいつまで経っても、ベッドへ入ろうとはしなかった。 何をしているのか、と瞼を開くと、見覚えのある美しい少女の顔が近付いてきた。そして──あろうことか、自分の唇に、何やらやわらかなものが……。 驚きで目を見開くと、いつの間に離れたのか、少女と──春美と目が合った。 「あ……その、起こしてしまいましたか?」 「……い、いや……その……」 頭がうまく回っていないので、口もうまく回らない。そもそも、まともな状態だってこんな時に何と言えばいいのかわからない。 つくづく、自分のボキャブラリーは法廷内に限られているのだと思い知らされる。 春美も御剣と同様のようで、徐々に状況を理解し、顔を真っ赤に染めていった。 「あ……あの……」 「……は、春美くん……?」 「ど……どうして起きてしまわれるんですかっ……」 春美は半泣きの形相で逆切れした。 「ど、どうしてって……」 「い、いつもは、少しくらいなら起きないではないですかっ……」 い、いつも、と言うのか、彼女は。 「いつも……こ、こんなことを?」 春美は、これ以上ないというほど顔を真っ赤にして、その場に崩れ落ちて泣き出してしまった。身体を震わせ、声を震わせているその姿に、御剣は焦った。 まずい。今のは完全に私が泣かせた……!! 「は、春美くん……」 「わ、わたくしのこと、軽蔑、されたでしょうっ……! 恥ずかしい女だとお思いなんでしょう!」 「そ、そんなことは……」 「いいえ! そうに決まっています!! ううっ……れいじさんのばかぁっ……」 ぽろぽろと涙をこぼす彼女の姿に胸が痛む。 「わ、私が悪かった。その……起きてすまない」 なんだか間の抜けたことを言っている自覚はあった。春美は大粒の涙をこぼしながら、御剣をにらみつけた。──かなり怖い。 「れいじさんは悪くありません!! わ、わたくしが悪いのですっ……! は、はれんちな、うぅ……」 「春美くん……な、泣かないでほしい……。その、私は気にしていないから……」 「気にしてくださいっ!!」 ではどうすればいいのだ!! 御剣はあっさりと袋小路に陥った。この手のことは、全くどうしたらいいのかわからない。 「き、気にしてくださいっ……! わたくし、別に興味本位でしたのでは、ありませんっ……! ちゃんと、考えてくださいっ……」 しゃっくりの中に混じる声をつなげると、そう言っているように聞こえる。御剣はうなだれた。こんな状況なのに……。 何だか色んなことを期待している自分がいることに、呆れてしまう。 「……わかった。考える、から。だから、春美くんに少し聞きたいことがある」 冷静な御剣の言葉を聞いて、春美は顔を覆っていた両手を外して、ゆるゆると御剣を見上げた。泣きはらして真っ赤になった瞳から、まだまだ大粒の涙がこぼれていた。 御剣はそのしずくを指で拭ってやる。 「……な、なんでしょうか……?」 「……春美くんは、私のことが好きなのだろうか……?」 春美の瞳から、ぴたりと涙が止まった。そして顔を真っ赤にして視線をあちこちにさまよわせ、最終的には御剣と視線をぴったりと合わせて、こくりとうなずいた。 「はい。……わたくし、れいじさんのことがとっても好きなんです」 春美の瞳とその言葉に、御剣は想像以上に激しく動揺した。 なんだか……考えていた以上に、うれしいのだが……。 胸がじんわりと温かくなってくる。自分の感情と理性がかみ合わず、混乱してすべての動きが止まってしまう。 自分の立場上、彼女の気持ちを受け取ってはいけない。だから「そうなのか。私も春美くんは好きだ」と頭のひとつも撫でてやらなければ。 それで、いつものように大人と子供に、家主と居候に戻れることだろう。 だが、もう。彼女以上に自分が、もう、そんな関係には戻れないことはわかっていた。 御剣は、目の前で大きな瞳を震わせている春美を見た。未だに涙の余韻と羞恥で顔を真っ赤にしている。不安のためか、身体を震わせている様に鼓動が高まった。 「……春美くん」 「はい」 可憐な声音が、強張っている。彼女の緊張が御剣まで届きそうだった。 ああ。どうしてこんなに……愛おしいと思うのだろう。 「……やはり、その、先ほどのことは、気にしないでほしい……」 「え……」 御剣の言葉に、春美は再び涙をにじませた。瞳に絶望の色が宿る。そんな少女の白磁の頬に手を添え、そっと唇を重ねた。 その瞬間に、春美の身体が大きく揺れる。触れただけで離れ、改めて春美の顔を見ると、真っ赤になって、頬に手を添えていた。照れたときにする、彼女の幼いころからのくせだ。 「あ……あの……」 「……これから、たくさんすることになるだろうから、気にしないでほしい」 「れ、れいじ、さん……?」 「あと、その……きみが、私にキスをするのも、その理由も、私には、とてもうれしいものだから……もっと、してもらってかまわない」 何だか、こんな感じで大丈夫なのだろうか。いくらなんでも、これは一回り以上年上としてきちんとリードできていないのでは、などと考えてしまう。 恋愛は得意分野ではないにしろ、ここまで不器用でもなかったはずだ。しかし、なぜか彼女の前では、こちらもつられてスマートなやり方ができずにいる。 もっとも、彼女からのアプローチがなければ一生気づかなかったはずの感情に戸惑っているせいかもしれない。だが、もう理性や常識などでは、この感情はごまかせない。 「あ、あの……。そ、れは……れいじさんも、わたくしと同じ気持ちだと、思ってもっ……?」 浴衣の胸元をぎゅっとつかむしぐさが、やはりまだ少女の面影を残している。だが、彼女は自ら大人と子どもの──その一線を飛び越えたのだ。 なのに彼女ときたら、そんなことにはまるで気が付いていない。無自覚な春美の様子が、なんだか妙にかわいく思えて、御剣は頬に笑みを浮かべた。 「……私も、きみが愛しいと、思う」 「……っ……れいじさんっ!」 春美は、やっぱり涙を浮かべて御剣に抱きついてきた。その小さな体を抱きしめて、春美の陽だまりのような温かな体温を独り占めにする。 細いのにふかふかとした身体は抱き心地がよくて離れがたい。 キスしたい……。 先ほどは自分で「これからたくさんすることになるから」などと言っていたのに、そんな欲求が生まれることに、まだわずかに戸惑った。 だが、一度高ぶった欲求は容易には静まってはくれないようで……。腕の中の春美を見ると、彼女もこちらをうかがっていたのか、目が合った。 春美は恥ずかしそうに頬を赤く染めたが、にこりと笑って視線をそらすことはなかった。それに気を良くして、御剣はさっと春美の唇を奪う。 小鳥が餌をついばむような接触だったが、春美は顔を真っ赤にして照れた。 「まあ! れいじさんったら……」 「ふ……これしきでそんな態度では、私が困ってしまうな」 御剣は春美を抱きあげて、ゆっくりとベッドに横たえた。春美が驚いて、何かを決意したように身体を固くしたが、気にしないことにする。 そして──再び、その紅い唇を自らの唇でふさいだ。今度は、触れるだけの唇から舌を挿しこみ、口内をかき回し、舌を絡める。 「ん、ふっ……ぅ、んぁ…」 鼻息が交じる甘い声に、御剣は理性が溶けていくのを感じた。唾液を交換し、唇を舐め、何度も何度も口づけると、その激しさに春美の瞳から涙がこぼれる。 だが、嫌がるそぶりも見せず、むしろ御剣のがっしりとした広い背中に手をまわし、しがみついてきた。その身体の柔らかさと細さに、一層口づけに熱がこもった。 春美の舌はたどたどしく、どうしたらいいのかとさまよいながらも、時々御剣の動きに応えてくる。 こんな、キスも知らない少女に欲情するなんて、自分はどうにかしてしまったに違いない。そう思う反面、彼女と一緒ならどうなってもいい、と思う自分もいる。 もう、あとには引けない。 とろけるような熱いキスを終えると、御剣は春美を見た。 「……今ならまだ、やめることもできる……と、思う。きみが選んでくれ」 だが、春美は精一杯首を横に振った。キスの余韻で、顔を真っ赤にしている。少女らしい初心な反応なのに、匂い立つような女の気配もまとっていて、 そのアンバランスさに御剣は目まいを起こしそうになった。 「やめ……ないでください……。れいじさん……すきです」 今、自分はどんな表情をしているのだろう。きっと、いつも刻まれている眉間のしわは薄くなって、眼尻が垂れ下がっているに違いない。 もしかすると、頬はみっともなく紅潮して、微笑んでいるかもしれない。誰にも見せられない表情をしていることだけは確信できた。 目の前の彼女以外には、決して見せられない──。 「今夜一晩、ずっとそう言っていてくれないだろうか」 「え?」 「……どうやら私は、きみの口からその言葉を聞くのが酷くうれしいらしい。……ダメだろうか?」 そう懇願すると、目の前の少女は頬を紅潮させ、瞳に涙をいっぱいに浮かべて抱きついてきた。この細い体のどこにそんな力があるのかと思うほどの強い力で、 御剣は一瞬息が詰まる。耳元で、春美の息遣いと鈴の音のような声が聞こえた。 「……あなたが望むなら、何回でも言います。……大好きな、れいじさん」 御剣は愛しさにまかせて、再び春美に深く口づけた。 何も纏わない春美の身体は白く、美しかった。男に裸体を見せるのに怯えているのか、わずかに身体を震わせている。落ちつけようと肩を何度か撫でてやると、 さらに緊張させてしまったようで瞳をぎゅっと瞑られてしまった。 「春美くん。そんなに怯えないでくれたまえ。……少し傷つく」 「え、あ! す、すみません。わたくしったら……どうしたらいいのかわからなくって、ついうろたえてしまって……」 まさしくうろたえて、瞳をさまよわせている春美。そのかわいらしい仕草に、御剣はまたみっともない表情をしてしまいそうになる。慌てて手のひらで口元を隠した。 「う、うむ……無理もない。その……ゆっくりでいいから、慣れていけばいい」 「は、はい!」 そうは言っても、初めてで緊張するなという方が酷だろう。御剣は自分の高ぶりをこらえ、しばらく抱きしめるだけに留まった。すると、徐々に春美の身体から力が抜け、 表情も柔らかなものへと変わっていった。 「やっぱり、れいじさんといると、とっても落ち着きます……」 「む……そうなのだろうか……」 「ええ。……れいじさんは、わたくしのことを大切にしてくださいますもの」 無条件の信頼に、やっぱり頬がほころんでしまう。骨抜きとは、こういう状態なのかもしれないとぼんやりと思った。 「……私は、きみといると動悸が酷い……」 「まあ! 大丈夫ですか?」 心底心配そうな瞳で見つめる春美。別に身体的な病というわけではないのだが……どうも彼女には意図が伝わっていないようだ。別にかまわないが。 余計な力が抜けた春美の身体を、唇と舌でたどっていく。首筋に口づけ、鎖骨、肩、胸元、へそ、太もも……。 舌で舐めあげ、唇できつく吸いつくたびに、春美の細い身体が震えてしなる。 「んっ……は、あ……、れいじ、さんっ……」 ちゅっ…つっ……ぴちゃ…… 春美の肌と御剣の唇や舌が接触するたびにかすかにリップノイズが響き、春美は頬を一層紅潮させる。本能的に快楽の予感を感じ取っているのか、 肢体をくねらせる動きが扇情的で、御剣の牡の意識を覚醒させるようだ。吐き出される声も、徐々に色を帯びてくる。 胸の頂は、桃色に染まってぴんと立ちあがっていた。白いまろみを手のひらで包むと、成長途中だというのに片手でわずかに余るほどの質量を備えていたことに驚く。 き、着痩せをするタイプなのだな、春美くんは……。 一切の衣類を取り払った少女の身体は、いつもの装束からはわからなかったが見事に均整がとれていた。御剣は、その柔らかなまろみを優しく揉みしだく。 十分な弾力に、御剣の興奮はいやおうにも煽られる。片方のまろみの頂を口に含み、舌でねぶると春美の声がひと際高くなった。 「ぁあ! ふ、んっ……ぁ……や、ぬるぬるしますっ……」 固いしこりをきつく吸い上げ、唇で甘噛みする。舌で執拗に刺激を与え、少女が最も声が高くなる部分を探した。執拗に胸をいじめると、びくりと大きく身体を震わせ、 高く悲鳴を上げる場所を見つける。 「は、ぁ……あ!? やんっ……!! だ、だめ、れいじさんっ……! そこ、何だか変ですっ……」 「んっ……ちゅぅ……ここ、か。春美くんは、素直だからやりやすいな」 「……ふぁあんっ! やぁんっ…な、なんなんですかっ……ぁんっ!」 「……きみが気持ちいいと感じる場所を探しているのだよ。でないと、あとあときみに辛い思いをさせてしまうからな」 そう言いながら、御剣はその弱い部分を指でいじりながら、もう一方の手は春美の秘所へと向かった。 「ひゃんっ……! や、そんなとこ、触ってはだめぇ……」 触れると、くちゅりと粘着質の音が響き、指に粘液が絡みついてきた。その粘液を指にからみつかせ、さらに別の赤く充血した個所へ指をやる。 立ちふるえている突起に指を這わせると、春美の身体が大きく震えた。 「っやああんっ!!」 「──ッ……どうも、春美くん、は、ひどく感じやすいタイプのようだな……」 ぴったりと閉じられたふとももの間に指を入れ秘所をまさぐっているが、どこも春美の愛液でべたべたになっていた。御剣は春美の足を持ち上げ開かせる。 その行為に、慌てる春美。 「いやっ……! そ、そんなことをしては恥ずかしいですっ……! やめてください!!」 「む……しかし、こうしなければできないのだが……」 もちろん別のやり方だってあるにはあるが、初めての春美にはどれも少し辛いに違いない。困ったような表情をすると、春美も困ったような瞳に涙を浮かべた。 「こ、こんな恥ずかしい格好をしなければ、できないものなのですか……?」 「う、うむ……。大丈夫だろうか」 春美は困惑していたが、一度自分も「やる」と覚悟を決めた手前、嫌だと逃げ出したくはなかった。 最も、たとえ嫌だと言い出しても、もはや御剣は止められないところまで高ぶっているのだが。 「だ、だいじょうぶ、ですっ……!」 「ふ……そうか」 春美の開かれた身体を眺め、御剣は生唾をごくりと飲み込んだ。はじめての刺激にひくひくと震える秘所が、淡く色づいて御剣を誘っていた。 すでに濡れそぼったその箇所に、御剣は舌を寄せる。 ちゅっ……くっ……ぷちゅっ……ぴちゃっ 「は! ぁ、あんっ……れ、れいじ、さ……あぁ! そな、とこっ……舐めてっ」 丹念に突起を舐めあげ、くぼみに舌を浅くいれ、春美の身体は快楽に震えた。 「あ! あぁんっ!! だ、だめぇ……れいじさんっ…れいじさんっ……!」 ぴちゃりぴちゃりと蜜を舐めとる音が室内に響く。それと同時に、自分の舌技に啼く少女の艶のある声が耳に届き、御剣の下半身を奮い立たせた。 今すぐにでも──! そう思うが、なんとかこらえて彼女のこれから迎える苦痛を和らげたいと、丹念に秘所をもみほぐす。 興奮で立ちふるえる突起を口に含んで舌で刺激し、膣内に指を入れる。まず一本だけ入れるが、それだけでもぎゅうぎゅうとしめつけてきた。あまりの狭さに、御剣は不安になる。 「……春美くん、力を抜いてほしいのだが……」 「ふぇ……あっ……むり、ですっ……そ、な……」 どうも感じすぎてしまっているようだ。身体が言うことをきかないのかもしれない。だが、このままアレを挿入するとなると、彼女がきっと辛い……。 御剣は困ったが、とにかく彼女を落ち着かせようと口づける。 「んっ……ふ、ぁむ……んんっ」 「は……ちゅっ…む、はるみ、くんっ……」 深い深い口づけに、春美も御剣も酔いしれる。いつの間にか、もう春美はキスのコツでも掴んだようで、的確に御剣の舌に応えてくる。まったく、末恐ろしい少女だ。 あまりの気持ちよさに、御剣の意識の方がどうにかなりそうだった。興奮した一物を春美の濡れそぼった秘所にこすりつけることで、高ぶりをやり過ごそうとする。 一物と秘所が擦れ合うたびに、卑猥な水音が寝室に響き渡った。 リップノイズと粘着質な水音と、シーツの衣ずれの音、二人の吐息、その合間に漏れる声……。 全てが御剣の興奮を高めた。 もう、待てない……っ……! やや強引に春美の蜜壺へずぶりと二本の指を入れると、何とか受け入れられる程度に力が抜けていた。その二本の指で、膣内をできる限り慎重にかき回す。 「は…っ…はるみくん……大丈夫、だろうか。痛くは、ないか?」 「んぁっ! は、あっ、はいっ……あっ! でも、何だか、はぁあんっ!! へんな、っ……っぁあ…!」 御剣は秘所から濡れた指を引き抜き、代わりに高ぶりきってぬらぬらと光る自らのものをあてがった。 「はるみくん……痛かったら、言うんだ。……気持よくなれるよう、頑張るから……」 春美は興奮の涙で滲んだ瞳を揺らして、それでも懸命にこくりと頷いた。その姿にますます愛おしさが募り、唇にくちづけ、自らの情熱を彼女の中へ押しいれた。 「ああああああ!」 「っあ……! く、きつっ……」 ずぶずぶと胎内に剛直を沈めていくと、あまりの狭さに一瞬意識が遠のきかける。そこを何とか持ちこたえて、春美の膣内がモノになじむのを待った。 ゆっくりと腰を上下していると、徐々に粘液が助けてその締め付けを緩めてくれる。ゆっくりと奥へ進み、何とか全てを入れることができた。 「はるみくん……、痛い、だろうか……?」 春美はぽろぽろと涙をこぼしながら、御剣の身体にしがみついている。その瞳を覗き込むと、痛みと快楽のはざまでたゆたっているような、曖昧な表情をしていた。 その表情が少女とは思えないような扇情的な女の表情で、御剣の背筋にはぞくりと快楽の予感が走った。 「う……すこ、し……。でも、大丈夫、です……。れいじさん、優しくしてくださっていますから……」 健気な言葉に、愛しさがあふれそうになる。何度目かの口づけを贈ると、春美はうっとりとそれを受け入れた。 「ん……ふぅ……だいすき……っ。だいすき、れいじさん……」 「……うむ……。私も、その、春美くんが好きだ」 口づけを交わすうちに膣内がだいぶん緩やかになってきたのを感じて、御剣はゆっくりと腰を動かした。 膣内を動くたび、春美の嬌声とも悲鳴ともつかない声が耳元で上がり、興奮を煽った。 「あ、ああんっ! はあぁっ…あ、っ……!! ふぁあぁっ! れいじさぁんっ!!」 「っ……はぁっ……春美、くんっ……」 可能な限りゆっくりと動こうとしてはいるが、春美の中の気持ちよさに、早くも御剣の脳内は危険信号が灯っている。 ま、まずい……。我慢、できないかもしれない……。 耳元の春美の嬌声も、下半身をしびれさせる刺激も、彼女の温かさも……。全てが御剣を限界へと誘う。 「は……、春美くん……。すまない……」 「あっ、はぁっ……! あ、れいじ、さんっ……!」 「少し、動くのを早くする、から……痛い、かもしれない……」 「……っ、だい、じょうぶ、ですっ……! わ、わたくし、れいじさんとなら、我慢、できますっ……!」 健気な言葉と潤んだ瞳に、御剣は参ってしまう。どうしたら、こんな素直な言葉が出てくるのだろう。かわいくて仕方がない。 御剣は情熱のままに腰の動きを速めた。肉がぶつかり合う音が部屋中に響くが、二人は互いの声に酔っていて耳に入らない。 「ああっ! はあん、れいじさぁん! わたくし、なにか、へんっ……っ」 「っ……はるみくんっ……!」 春美の膣内が急速に狭まっていく。もしかしたら、感じてくれているのかもしれないと思うと、御剣はいよいよ理性がなくなっていった。 「もしかして、気持ちいい、のだろうか……?」 「んっ……わかりま、せんっ……で、でもっ…あ! へん、なんですっ……からだ、しびれてぇ……」 御剣は春美の細い身体をぎゅっと抱きしめて、最奥へと楔を打ちつけた。狭い蜜壺を高ぶった己で遠慮なく引っ掻きまわすと、 春美がしがみつく力がますます強くなる。互いの身体がつながった場所からは蜜が溢れて、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てていた。 愛蜜に促され、春美の足を大きく開かせてより奥へと雄の熱をねじ込むと、少女は一層いやらしい悲鳴をあげて、身体を震わせる。 「あああぁ! はぁんっ、れいじさぁんっ!! からだがしびれて、っ……ぞくぞくって……やああぁんっ!!」 「ああ、はるみくん……。それで、いいんだ。……だいじょうぶ、だからっ……」 春美の身体を突き刺す度に、抱きついてくる腕に力が込められて、何だか甘えられているように感じる。彼女には今、自分しかいないのだと思うと、 独占欲が満たされて幸福な気持ちになれた。粘膜が擦れ、ぐちゅぐちゅと互いが混じり合う感覚に恍惚となる御剣。その激しすぎる快楽に、先に耐え切れなくなったのは春美の方だった。 「ふ、あぁっ……ん、ああああああっ!!」 「──ッ……!!」 御剣が最も深い場所へ先端を擦りつけた瞬間、春美は高い声を上げての身体を震わせた。その時を逃さず、御剣も己の熱い欲望を解き放ったのだった。 * * 隣で安らかに眠る春美を見て、御剣は目の前に立ちふさがる難題に頭を抱えた。 どう他人に説明しても、三十路を越えた男が女子高生を手籠めにしたという状況は変わらない。 それでも彼女が愛しくて自分のものにしたいと思ったのだから、ある意味この状況は想定内と言えなくもない。 さらに、この世間的にはとてつもなく後ろ暗い状況を打破する方法を、御剣はひとつしか思いつけないでいた。 彼女はこんなことを言い出す自分を怒らないだろうか。しかし、聡明な彼女のことだから、なぜ自分がこんなことを言い出すのか、きっと理解してくれるはず。 そう思った瞬間、十代の少女にひどく甘えている自分に気が付いた。情けないような、でも彼女相手では仕方がないような、複雑な感情が浮かんで消えた。 「んっ……」 寝返りを打ち、その拍子で目が覚めたのか春美は小さくうめいた。そのまま、大きな瞳をゆっくりと開く。 しばらく視線を宙にさまよわせていたが、御剣をとらえるとふわりと笑った。少しはにかんだ幸せそうな笑顔に、御剣はキスを贈る。 「おはようございます……」 「まだそんな時間ではない。……疲れただろうから、もう少し眠ったほうがいい」 そう言いながら、起きて自分の名前を呼んでほしいとも思う。よほど自分は彼女が好きらしいと、改めて思い知らされた。 「れいじさんは、お疲れではないのですか? ……一緒に眠ってほしいです……」 疲れなど吹き飛ぶかわいらしい声に、御剣はメイが言う「だらしないカオ」をした。 それと同時に、今までぐるぐると思い悩んでいたことなどさっくり捨て去って、それが一番いい方法だと決断する。 「春美くん、申しわけないのだが、明日は学校を休めるだろうか」 「? ええ……でも、なぜですか」 「倉院へ真宵くんに会いに行こう」 「真宵さまのところへ?」 春美はさっと顔色を変えた。もしかして、こんな関係になった自分をいつまでも家には置けないと、実家に帰されるのでは……!? その想像にうっかり涙目になってしまった春美だが、御剣が頬を優しくなでるので、そうではないのかと混乱した。 「れいじさん……?」 「……きみと結婚する許可を、もらいに行こう。その、きみが嫌でなければ、なのだが……」 春美はまた瞳をうるませた。なんだか今日は泣いてばかりいる気がする。 「い、嫌だなんて……! そんな、そんなことありませんっ!!」 「ふ……そうか、よかった」 ぎゅうっと春美を抱きしめた御剣は、成歩堂や矢張たちに何とからかわれてもいいように、腹を決めておかねばならないと思った。 おわる * * 「なぁ、御剣。せめて高校卒業してからにしたらどうだ?」 「異議ありだ。現時点で春美くんは16歳。わたしは33歳だ。3年経てば36歳。」 「うお。リアルにかんがえるとおっさんだな。ぼくたち。……・で?」 「……3年の間に誰かに横取りされてはかなわん」 「……よゆーないな、オイ」
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御剣×美雲 =窃盗罪= ねぇ、御剣さん 大切なものが無くなっちゃったの でもそれが何なのか、よく分からないんだ。 盗まれたのは。。。。。。。。何? ==窃盗罪== みくも「ふぅ。。。」 御剣「どうしたのだ、ミクモくん」 みくも「うん、なんか元気でなくて」 ふわっ 御剣さんのおっきな手が、わたしのおでこに触った。 御剣「ム、熱はないようだが?」 みくも「ひゃあっ///」 御剣「ど、どうしたのかね」 わたしだって分からないよ。 御剣さんが触っただけで、胸がどきどきしていて。。。。 もしかしてこれって 愛ってことなのかな? そうと分かれば、確かめてみるしかないよね。 御剣「みくも君?」 わたしは御剣さんのフリルを思いっきり引っ張って、 濃厚なちゅうをした。 べろを中に差しこんで、熱い長いキッス。 御剣「ムウ!?」 みくも「ぷはあ」 御剣「み、みくも君。こういうことはその、恋人同士がやるものだと思うのだが」 みくも「わたし、すごく今どきどきしてる。御剣さん。。。。抱いて、ほしい」 自分で服を脱いで、しなだれかかると御剣さんは驚いていたけれど、 優しくわたしを抱きしめ、ベッドへ連れていってくれた。 御剣「悪いが手加減では出来ないぞ」 みくも「激しく抱いて」 そう言うと、御剣さんはわたしの服をつるりと剥いてしまった。 生まれたままの姿を見られているだけで、胸がどきどきする。 御剣「美しい体をしている」 みくも「。。。ばかっ////;」 ぽかっとぐーで殴ると、御剣さんはくすくすと笑った。 そして、わたしのおっぱいに顔をうずめ、なんとちゅうちゅうと吸い出したのだった。 みくも「ああああああん!」 御剣「もうこんな硬くなってきているではないか。。。」 その通り、わたしの乳首はびんびんにしこっていた。 更なる刺激を求めて、いやらしく勃起した乳首。。。 恥ずかしいよ、こんなの。。。 御剣「ム?」 ふと、御剣さんがわたしの股間に手を伸ばした。 指で茂みをまさぐられ、人差し指で割れ目をなぞられる。 すると、ぬちゃりと水の音がした。 みくも「う、そ。。!?」 御剣「もうこんなにしていたとは。。。」 信じられない。 わたし、ちょっと触られただけで、こんなに。。。 なんで!?恥ずかしいよお。。。////; でも、これでハッキリしたのかな。。? わたしは御剣さんを求めているんだ、って。。。。。。。。 みくも「きて、御剣さん。。」 恥ずかしくってたまらなかったけれど、わたしは足をおずおずと開いた。 御剣さんは「承知した」と不適に微笑み、ズボンを少しだけ下げて、ちん○をむき出しとしていた。 御剣さんのち○ぽは大きくて、たくましくって。。。既に戦闘体制に入っていた。 今からこれが入ってくるなんて、考えただけで胸がどきどきしてくる。 御剣「さあ、力を抜いて。。。」 みくも「んっ。。」 ぬぷうっ。。。と御剣さんの○んぽがわたしの中へ入りこみ、どんどん奥へ進んでいった。 みくも「ああん、痛いっ、裂けちゃうよお」 初めて男の人のを迎え入れて、わたしは泣いていた。 どきどきして大好きだって思うのに、すっごく痛い。 御剣さんはなんとか宥めようと、ちゅっちゅと私の首筋にキスをしている。 だからかな? すぐ、痛いのから、気持ちいいのに変わったんだ。 みくも「ひああん、あああん、あああん!」 御剣「ククっ、すっかりヨくなってきたようだな。。」 御剣さんが腰を打ち付けるたびに、わたしは体ごとずり上がる。 激しい挿入の繰り返しに、じゅぷじゅぷと内部をえぐられて気持ちよくてたまらなかった。 あえなくして、わたしは快感の頂点に上り詰めてしまった。。。 みくも「あーっ、いい、イっちゃうよぉ!」 御剣「うム、いきたまえ!」 みくも「ひゃああああああああん!」 わたしはぶしゃああああっと激しい潮をふいて、イってしまった。 あまりの気持ちよさに、徐々に意識が薄れていく。。。 そんな中で、御剣さんがわたしの中に注ぎ込んだのが分かった。 翌朝、わたしはふっかふかのベッドで目が覚めた。 この寝心地の良さは、御剣さんちの高級ベッドに違いない。 嬉しい。 夢じゃ、なかったんだ。 ずきん、と痛む腰も、今のわたしにはどうでもいいことだった。 御剣「おはよう、みくも君」 湯気が立つカップを持って、御剣さんがやってくる。 わたしにカップを渡して、ベッドに腰掛けた。 おいしい紅茶を飲みながら、わたしは気恥ずかしくて、視線を逸らしてしまった。 御剣「みくも君。。。私も君といると、幸せだ。胸がぽかぽかと温かくなる。。。 これは、恋というものだと思う」 優しくわたしを抱き寄せ、真摯な瞳での告白。 その時、理解したんだ。 わたしのなくし物は“こころ”だって。 盗んだのは御剣さん。 ねぇ、責任とってね?検事さんなのに窃盗罪なんて、いけないんだ。 そう笑うと、御剣さんもくすくすと笑っていた。 そして二人は笑顔になった。 おしまい
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「相変わらずヒマだねえ、事務所」 ソファに全躯を預け俯せに横たわる真宵が、肘掛けで頬杖をついて呟く。 テレビでお気に入りの番組を観終わってしまった後の第一声だった。 「いい天気。」 立春の正午― 陽射しがあまりに強いので窓のブラインドを半分下げている。 室内は暖かかった。 ちょうど昼時だと、真宵は徐ろに携帯電話を握った。 「お腹空いたし出前、取ろうよ!」 「良いけど‥‥さ。」 成歩堂はぎこちなく笑いながら紙面にペンを滑らせている。 「なに?その何か言いたげな目は」 「真宵ちゃんってさ、雨女ならぬ暇女なんじゃないの?実は。」 「むっ。それってあたしがいるからヒマってコト? 失礼しちゃうなあ、あたしはこれでもれっきとした トラブルメーカー 」だよ! 「‥‥‥‥(それも困るんだけどね)」 頬を膨らませ憤怒する。 そんな真宵を見て微笑む成歩堂。 平和だなあ、と成歩堂は思った。 でも何だか足りないな、とも。 それも、物騒な殺人事件とか、そんなものではなく― 平和な、 刺激 。 「そうだ!」 「な、なんだよ‥‥びっくりしたなあ」 突然鼓膜に響いた元気な声に瞬時に消されてしまった一考だが、真宵はそんな成歩堂の胸中を知りもせず。 「はみちゃん呼ぼうよ。二人より三人で食べた方が楽しいし」 「‥‥春美ちゃんは里だろ。 一人で来られる訳ないじゃないか」 「ううん。明日のトノサマンのショーのために今、みつるぎ検事のところにお邪魔してるから大丈夫」 「どっちみち同じだろ‥‥危ないよ」 「もーっ、ここまて言ってまだ分かんないの?みつるぎ検事に送ってもらうんだよ。ここまで」 「え‥‥いや、アイツも忙しいだろうしそんな」 「明日のトノサマンのショー、一緒に行くくらい?」 「‥‥‥‥」 「とにかく、今からはみちゃんに電話するから」 「はみちゃんに?御剣にじゃなくて?」 「みつるぎ検事にはなるほどくんが話ししてよ。まずは、はみちゃんに代わってもらうの」 「‥‥‥‥」 沈黙を強いられる返答に、観念の溜息をひとつ。 「良いよ。」 にも関わらず、真宵は早速笑顔で携帯電話のボタンをプッシュする。 呼び出し音だけが鳴っている。 「‥‥‥‥もしもし。」 「あ、みつるぎ検事ですか?」 「真宵クン。電話など珍しいな。春美クンのこと‥‥か?」 「わっ!さすがみつるぎ検事、なるほどくんと違って察しが良いですね。」 横で机上に垂れていた頭が此方を向き、睨んだ。 「あの、はみちゃんに代わってもらえますか?」 「構わないが‥‥わっ、わ!」 突然短い叫びの後声が途切れたので真宵は何事かと戸惑うや、直ぐに安堵を取り戻した。 「真宵さま!」 「あっ、はみちゃん! みつるぎ検事から電話、ひったくったの?」 「は、はい。真宵さまからのお電話なんて嬉しくて‥‥!どういたしましたか?」 興奮しているのかやたら声が上擦り、早口にまくし立てる。 真宵がくすくすと笑いながら人の気配に背後を振り向くと、いつの間にか机から離れた成歩堂が、反対側の肘掛けに座っていた。 真宵は急いで姿勢を正しスペースを開ける。 小声でありがとう、と 成歩堂は真宵のすぐ隣に腰掛けた。 「はみちゃん、あのね。よかったら今から‥‥ひゃっ!」 真宵の肩が震えた。 振り向かずとも、何が起きたのかすぐに分かった。 耳に吐息を感じたから。 「真宵さま‥‥!?」 「あ、ううん。なんでもな‥‥」 真宵は背後に向いた。 案の定成歩堂と目が合うと、にやりと口許を歪め不適に笑った。 やめて、と口を開く前に背筋をなぞられ、のけ反った身体をすっぽりと収められてしまう。 「‥‥な、なるほどくん‥‥」 「ホラ、普通に喋らないと春美ちゃんに怪しまれちゃうよ?」 「はみちゃ‥‥あっ!」 なんとか言葉を、と慌てている間に 成歩堂は真宵の肩を装束から覗かせ、丹念に耳を舐め上げながらか細いそれに指を這わせる。 会話を催促するのに静かに攻めてきて。 意地悪、とは言えず襲って来るむず痒い快感に耐えながら真宵は懸命に電話を握り締めた。 「真宵さま‥‥具合が悪いのですか?」 「ううん‥‥!そ、そんなことない、よ。ごめんね」 「そ、そうですよね!なるほどくんがついていながら 病気の真宵さまがお電話をなさっていたら、どうしてやろうかと思いました!」 「は、はみちゃん‥‥っ、」 素直に喜べない。 無論喜ぶべき事なのに、今は背後から畏怖する指が、刺激が気に掛かる。 それなのに次第にエスカレートしてゆく成歩堂の攻め手。 やがて指はなだらかな斜面へと辿り着き、両腕で二つの山を包み込む。 そして頂点の蕾は抵抗する術も無く 尚も意地悪く、片方ずつ刺激を与えてくる。 もどかしい。 羞恥に赤らめ、歪む表情。 「あの、さ。はみちゃん、今‥‥から、あ‥‥あっ、えっと‥‥今から事務所に‥‥っ‥」 電話を落としそうになるくらいの電撃が、全身に走った。 いちいち片方を攻めていたのに、唐突に両方の蕾を指で擦るから。 会話が進まなくて不安になる。 「今から、事務所に‥‥ですか?」 「うん‥‥あのね、みつるぎ検事に送っ‥‥送ってもらって」 「はい!何か、大事な用事があるのですね?」 「あ、違うのはみちゃっ‥‥ちょっとね、ふあ‥‥あっあああ」 あからさまに声を漏らしてしまってから、喉を締めた。 後ろの成歩堂を睨んだつもりが、潤んだ瞳と切なく寄せた眉間では きっと相手からはやらしく見えているんだろう、と それでも無言で訴えてみると、笑みを浮かべたまま下半身へと腕を伸ばして来たのだからたまらない。 「ま、真宵さま‥‥あの」 「はみちゃん‥‥?」 「なんだか、その‥‥真宵さまの声、なんだかステキ」 ステキと来たか‥‥‥‥ って、 「ええええっ!?や、やだはみちゃんてば、そんなこと‥‥な‥‥」 震える声で必死に。 そんな真宵を見て益々掻き立てられる、何か。 ここぞとばかり捲った装束から見える下着の内へ手を侵入させ、あっという間に一番敏感な部分を探り当てる。 「今から‥‥なるほどくんと、さっ三人でお昼‥‥みそラーメン食べ、食べよっ‥‥‥‥」 「わあ、嬉しいです! でもよろしいのですか?お二人の特別な時間に割り込んでしまって‥‥」 「い、良いの!大丈夫、寧ろ‥‥あっん‥‥‥‥早く‥‥」 陰核に激しい快感。 グリグリと強く、指の腹を押し当てて。 首筋に吸い付く成歩堂の唇 片方の腕は胸を揉みしだき もうダメだ、と真宵は悟り、御剣に代わる事を言い出せず ごめんね と一言だけ伝えると電話を切り、ついに電話を床に落としてしまった。 止まらない指 激しくなる刺激 確実に何かが這い上がってくる。 膣 ではないから、「イく」とはまた別の感覚。 「はああッんっン‥‥あ、ん!」 声を我慢する必要の無くなった真宵の喉はしなり、高らかに甘い声を上擦らせる。 もっとも、春美に悟られてしまっては 我慢出来ていなかったかもしれない 「真宵ちゃん‥‥可愛いよ」 「なるほどくん、意地悪‥‥しないでよ‥‥ン、ヒドいよ、ヒドい」 少しずつ高みに昇って行く真宵は それ以上の抵抗を示さず悪あがきの言葉は成歩堂に届かなかった。 「来るでしょ?もうすぐ」 指の動きが速くなると頭が痺れ、腰が動いた。 「あん、ンっん‥‥は、あああん!」 そのまま陰核の絶頂を受け入れ、身体を震わせ快楽のままに声を上げる 余韻を消すべく腰を緩く揺らし、乱れた息を整えていると 成歩堂は真宵の耳元で囁いた。 「ドキドキした?」 「‥‥‥‥キライ」 ぷいと、そっぽを向き装束の乱れを直しつつ不機嫌を態度いっぱいに表しては 落ちた電話を見つめ、もう一度呟く 「なるほどくんなんか、キライ」 「ぼくは大好き。真宵ちゃんのこと」 「‥‥‥~~~~」 「何?その何か言いたげな目は」 せっかく落ち着いたのに、また顔が真っ赤になった。 「みつるぎ検事に言っちゃおうっと」 「え‥‥!?いや、まっ待った!それは無しだよ‥‥!」 初めて動揺を見せた成歩堂を見て気味よくほくそ笑む真宵。 その時。 「お待たせしました、真宵さま!」 「成歩堂、邪魔するぞ」 電話が切れた後急いで駆け付けた御剣と春美。 真宵は一度笑ってから玄関に走って行き、慌てて追う成歩堂。 しかし、孤独感と早い鼓動に悩まされる人物がそこにいた。 御剣だ― 何故なら春美をランチのため送って行くなら当然自分も事務所に寄るのだから、何も電話を春美に代わらず 自分に伝言をくれれば良かった。 まあ、図々しく言うなら一緒に行く自分も誘ってくれれば良いのにと思ったのだ。 そして春美の傍らで会話の内容を聴いていた御剣は当然、真宵の様子のおかしさの原因を悟っていたのだ。 この後、ランチタイムはポーンはナイトにどころか、 二人のクイーンに囲まれ追い詰められることになる。 -終わり-
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響也×茜(特殊状況下) 途中までしか書けなかったしイントロ箇条書きで申し訳ない 響也×茜を投下させて下さい ・何者かに催淫剤を投与され、他者の面前で性的刺激を求める茜 ・茜を連れ出す響也 ・適当な部屋に二人きりになり、茜の興奮を鎮めるため、響也はイかせてあげようとする (話はここから) ・響也のキャラはクソ真面目設定です 響也は茜の体を背後から支えながら、茜の襟元のスカーフを解き、ベストとブラウスのボタンを外していった。 後ろに回ったのは、茜の体を見ないようにするためだ。 「刑事クン、ゴメンね。キミの体に触るけど、キミの裸は見ないよ。 それから、ボクは手で触るだけだ。それ以外のことはしない。約束する。」 しかし、そう言っているそばから、興奮している茜が上半身を反転させ、腕を響也の首に巻きつけてきた。 「刑事クン、落ち着い・・・・!」 唇に唇が押しつけられる。 (・・・・落ち着いて、と言っても、ムリ、か) からめられる舌を受け入れながら、響也は自分からは舌をからめなかった。 茜のズボンのベルトをゆるめ、ファスナーを下ろし、下着の上から触ってみた。 下着はすでに、ぐっしょりと濡れていた。 ショーツの脚の付け根のほうから指を差し込んで、直接茜の肌を触ると、ぬるぬるとした感触だった。 その感触から、おしっこを漏らしてしまったのとは違う、と判った。 女性の体の仕組みはよく解らないけれど、こんなに濡れているということは、 いわゆる臨戦態勢が整っているということなのだろう。これ以上ない程に。 だからといって、本当に男性器を挿入するわけにはいかない。 こんなになって可哀相に、と思い、せめて出来る限り彼女の体の欲求に応えてあげようと奮闘し、 最終的には響也は茜に挿入する指を三本に増やした。 入り口のところで指の束を入れたり出したりしてあげていると、茜が後ろ手に響也の股間をまさぐってきた。 「検事、お願いします、検事のコレ・・・・」 「いや、コ、コレは駄目だよ!」 「だって、もう、こんなになってるのに・・・・! お願いします、早く、あたしの中に・・・・!」 茜は、ズボンの上からでもはっきり判る程にすっかり硬くなっている響也の男性自身を求めた。 女性からこんなにもせがまれると、さすがに気持ちが揺らぐが、自分から約束したことは守らなければ。 「刑事クン、それだけは・・・・」 「指じゃ、足りないの・・・・届かないの・・・・・・! 早く・・・・!」 その言葉を聞いて、やっと茜を満足させられそうなものが解った。 茜の欲求を満たすには指では長さが足りず、ある程度の長さが必要なのだ。 それは、今この場には、響也の肉体しかなかった。 非常に迷ったが、響也は自分で宣言した約束より、茜の体の欲求を満たすほうを選んだ。 「・・・・刑事クン。約束を破ることになるけど・・・・ゴメンね。」 茜はうなずき、いいから一刻も早く入れてほしい、と言いたげだった。 挿入時はほとんど抵抗が感じられず、恐ろしく滑らかに入った。 これ程までに潤っている秘所は初めてで、我慢していた時間が長かったこともあって、 響也はすぐにでも果てそうになった。 しかし、それでは茜を満足させることができず、元の木阿弥になってしまう。 ここからが我慢のしどころだ、と響也は腹をくくった。 「刑事クン。動くよ。」 響也はゆっくりと動いた。 すると、すぐに茜が、もっと速く動いてほしいと要求した。 残念ながら、それは無理な相談だ。速く動いたら、響也のほうがあっという間に果ててしまうだろう。 いっそのこと、いちばん奥まで行って、そこでしばらく静止してみたらどうなのだろうか、 と響也は考え、試してみた。 「んっ、んん・・・・あ・・いい・・」 茜から悦びの声が漏れた。 これでなんとか、時間が稼げそうだ。 とはいえ、のんびりとはしていられない。茜の熱い肉のひだが、響也をゆるやかに締めつけてくる。 気持ちがいいので、うっかり達してしまいそうになる。急いで次の手を考えなければ。