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0523_夜魔王ベルフェリアカード設定の変更 能力 限界突破 必殺技:ナイトメア・イリュージョン ゲームオリジナルカード 0523_夜魔王ベルフェリア/コメント 0523_夜魔王ベルフェリア 魔族「スロゥス」 0523 夜魔王ベルフェリア (やまおうべるふぇりあ) 勢力・陣形 タイプ コスト 基本技 ペンタスロゥス・天 魔 6 敵全体を攻撃 TYPE 無の相手にクリティカル【威力120】 カード設定の変更 2014年8月19日のメンテナンスで基本技の効果が変更されました 変更前:敵全体を攻撃 変更後:敵全体を攻撃 TYPE 無の相手にクリティカル 能力 初期ステ Lv 0 HP 880 攻 705 防 510 速 125 5 968 740 535 126 10 1056 775 561 127 15 1144 810 586 128 20 1232 846 612 1301段階突破 20 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 25 30 35 1566 1006 728 133 40 1654 1042 754 1352段階突破 40 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 45 50 55 60 2076 1238 896 1403段階突破 60 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 65 70 75 80 4段階突破 80 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 85 90 95 100 2920 1630 1180 150 このページの先頭へ 限界突破 限界突破 Lv上限 コスト HP 攻 防 1段階 40 7 + + +2段階 60 8 + + +3段階 80 9 + + +4段階 100 10 + + + 必殺技:ナイトメア・イリュージョン 効 果 技Lv 威力 敵全体を攻撃 クリティカル発生時に大ダメージ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 180 186 198 204 216 222 234 240 252 270 技ランク 補 足 F・極(コスト6) 画像1 画像2 編集 この技の説明 / この技の威力一覧 / この技を持つカードの一覧 このページの先頭へ ゲームオリジナルカード レアリティ「F」で登場したオリジナルカード 8114_夜魔王ベルフェリアとイラストは同じのアナザーで、背景と一部の色調、ステータス、必殺技(技ランク)が異なる。 フロンティア 実装日:2013年9月17日 フロンティア+ 実装日:2013年10月17日 このページの先頭へ 0523_夜魔王ベルフェリア/コメント リバイバルの魔王たちが性能的に完全にF殺してるんだけどどうなんだろう - 名無しさん 2014-12-24 09 39 28 実は間違いでした元のカス性能に修正し直しますとかだったら運営絶対に許すまじ - 名無しさん 2014-12-25 01 17 36 必殺に告知なしで無特攻付いてるぞ 告知しろよ - 名無しさん 2014-12-25 01 42 53 良修正だけどもうSP煉獄ルキ出ちゃってるから通常も無スパクリでいいんじゃないかと思ってしまう - 名無しさん 2014-12-25 06 31 32 ただでさえ陣形強い上にステも高いのに、これで通常まで無スパクリになったら50コスでヤバイ事になる。わざわざぶっ壊れを増やさなくてもいい。 - 名無しさん 2014-12-25 10 23 07 じゃあFムジナも通常必殺スパクリ付きで - 名無しさん 2014-12-25 06 37 20 クソ運営乙 - 名無しさん 2014-12-25 18 57 13 今となってはこの子も立派なハズレFの仲間入り・・・ もし通常にスパクリ付いてたとしても微妙だろうな - 名無しさん 2015-01-30 23 04 59 ミドルではまだ見掛けるしそこそこ強いけど、速度陣のお陰だけって感じ。 - 名無しさん 2015-01-31 04 40 51 陣形がクソ強いカードだからなコレ。性能自体はお察しよ。 - 名無しさん 2015-01-31 10 44 20 旧F勢はみんな無と地の両クリ化でいいんじゃないかな - 名無しさん 2015-01-31 02 08 48 無と地の両クリでも足りないね… - 名無しさん 2015-01-31 03 29 07 いやいや、さすがに全体攻撃で3属性にクリ取れるのはぶっ壊れだよ。例えスパクリじゃなくてもね。無や天と違って付与技でもガードできない上に、自分自身は技と天の微クリ以外はクリ取られないんだから、とりあえずPTに入れとくだけで異常な安定感を発揮する。 - 名無しさん 2015-01-31 10 43 29 なんにしろ旧F勢は何かしら上方修正欲しいよね・・・SPに比べて技の説明欄が寂しい - 名無しさん 2015-02-06 19 44 47 その代りステと陣形はクッソ強いからなぁ…下手に盛るとルーキーミドルがF無双になってしまう。まぁ必殺を無スパクリにするぐらいならOKだと思うが。 - 名無しさん 2015-02-06 23 04 15 実装当初の謳い文句は「さいきょうのれありてぃ」だからなぁ。課金前提とはいえ一部SPやマラソンPRに負けるってのはどうなんだろう - 名無しさん 2015-02-07 06 59 37 Fベルはミドルじゃ陣形だけなら未だに最強の一角だけどな。何だかんだでコイツと芝系やルルイエの組み合わせはえげつない。SPやマラソンPRは陣形自体はそれほど強くない(モルテ除く)から、その点で使い分けできる。リーダー(陣形)はF、傭兵はSPやマラソンPR、って感じで。そういう意味じゃFベルはまだまだ恵まれてる方。陣形も性能も微妙なFこそ修正すべき。 - 名無しさん 2015-02-07 11 57 21 陣形だけというならどのコストに入れても最強クラスでしょ。全体の性質上50以外じゃ使いづらいし、50すら大器薙や十字の増加で使いづらい。恵まれてるほうなのは同意するけど、実用じゃないとそこに意味はない。 - 名無しさん 2015-02-08 04 37 17 いや、十字が多いからむしろ50の方が使い辛いと思うぞ。ミドルだと先手必勝だから速度18%アップ+速度スポットがかなり強いけど。ミドルでは十分実用どころか最強クラスの陣形だって言ってる意味理解してないだろ。数値じゃなくて、実用面で最強クラスなんだよ。たまにはミドル行って来い。Fベルリーダー相手だと、メタってても先手取られてそのまま死ぬ事多いから。それを考えれば下手に上方修正しない方がいい。マスター以外が大戦だと思うな。マスター基準に合わせると他のランクのバランスが崩壊するんだよ。 - 名無しさん 2015-02-08 09 45 04 訂正。×マスター以外が大戦だと思うな。 ○マスターだけが大戦だと思うな。 これだな。ミドルとマスターじゃ強いカードの基準が全然違う別ゲーだって理解しような? - 名無しさん 2015-02-08 09 47 07 ちょっとヒートアップし過ぎだとは思うけど、本当にミドル以下の速度陣+速度スポットはエリート以上のそれとは全くの別物だよね。 やられる前にやる戦法が可能だったり、先に動いて相手のバフ連携とかを崩せるし。 - 名無しさん 2015-02-08 11 26 25 たしかに陣形は強い、でも毛が生えた程度の全体攻撃が完全に足を引っ張ってる。 先手を取れてもまともに削れないからダメージレースで結局は負ける。 ミドルで最強クラスどころか芝系入ってないFベルPTなんか良いカモだぞ - 名無しさん 2015-02-08 17 03 43 全体だから3コスを安定して殺せるんじゃないの。ミドルいないからわからんけど - 名無しさん 2015-02-08 17 37 13 その通り。先手を取って相手のルルイエを先に倒せるというのはミドルにおいては勝敗を分かつレベルで重要。ルルイエが残ってると運ゲーになるからな。 - 名無しさん 2015-02-08 18 39 12 芝系入ってないと弱いってのは否定せんが、芝系入ってるとクッソ強いのも事実。この上通常スパクリだの地無クリだのまで実装したら、Fベル+芝に勝てるPTがいなくなる危険さえあるレベル。つまりぶっ壊れになるんだよ。いいから一度ミドル行って来い。こいつを下手に強化したらシャレにならない事になるって判るから。ミドルでは今ぐらいで丁度いいバランスになってんだよ。弱すぎず壊れてもいないっていう。ホウセンや天バラやマラムジやFヤスの愚を繰り返すんじゃない。 - 名無しさん 2015-02-08 18 31 11 ていうかそもそも強化するなら他の旧F勢だろ。壊れどころか実用レベルにすら達してない連中をこそ強化してやれよ。Fベルはミドルじゃ十分実用レベルに達してるから、これ以上強化したら壊れになるだけ。 - 名無しさん 2015-02-08 18 34 40 あと芝系と組ますにしても緻密な速度調整が必要 - 名無しさん 2015-02-08 17 21 45 で、Fベルを避けて強アタッカーに優先的に功バフ乗せれる様にでもしないと今の環境じゃまともに勝てないかな - 名無しさん 2015-02-08 17 30 20 芝なら速度調整がバフ対象の調整になるからそこは問題ないかと - 名無しさん 2015-02-08 17 36 24 アタッカー→芝→速バフの順に行動できるような速度調整ってことね。 - 名無しさん 2015-02-08 21 28 54 名前 ステータス/技威力等の追加掲載依頼は以下↓↓にご記入ください コメントの最初に、カード名として【 [[0523_夜魔王ベルフェリア]] 】を入力(【 】内をコピペ)してください (ステータス掲載用コメントは全カードで共有します。カード名を入れないと、どのカードのステータスか判りません)。 Lv20 HP952 功624 防528 速124 - 10214_武神将ヘルマティオ 2015-02-02 18 11 01 名前 このページの先頭へ
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【クラス】 傭兵 【性別】 男 【年齢】 26 【誕生年】 大陸暦915 レオーネと行動を共にする傭兵。口では「金のためなら何でもする」とは言っているが、納得のいかない仕事は、雇い主であれ 反旗を翻す気骨を持っている。レオーネと出会って間もないが、その戦士としての力を即座に見抜き、密かに一目を置いている。 再加入後 身の丈ほどもある巨大な剣をふるう傭兵。行動を共にしていたレオーネが実は戦乙女であり、かつ自分を利用していたと知って反旗を翻すが、その圧倒的な力の前に崩れ落ち、エインフェリアにされてしまった。その後は、アーリィのエインフェリアとして、諦めにも似た気持ちの中ディパン襲撃に参戦したが、神の人間界に対する冷淡さに、次第に不満を持ち始める。燻る想いを抱えていた頃、ヴァルハラ宮殿へ乗り込んできたアリーシャ達と再会。主神であるオーディンに戦いを挑んだ事を知り、その心の強さに頭をたれ、再び共に行動する事を願い出た。
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アリアンロッドRPG 南海の孤島 【キャンペーン方針アンケート】 設問1. 1(出産とあわせて考えてしまうと、アウト) 設問2. 3(キャラとしては嫌がりそうで。 PLとしては、構いませんと) 設問3. 1(設問1と同じような感じです) 設問4. 3(特に可もなく不可もなく。両性具有は苦手ですが 設問5. 3(後始末がちゃんとつくなら、ですね 設問6. PC:普通以外のことは嫌がります PL:スカトロ、グロ、孕み孕ませは苦手です 獣系もあまり得意では。 それ以外は今のところ 設問7. PC:お互いが望んで、納得できるなら PL:現状、特に考えてないです 【基本情報】 キャラクター名:フェリアード=ファーゼンバーグ プレイヤー名:Fake 種族 :ヒューリン 性別/年齢:女/17歳 メイン/サポート:ウォーロード/ダンサー キャラクターレベル:20 所属ギルド:ブラウズヘイム 経験点:全3984/レベルアップ1900/CC60/フェイト136/換金0/余剰1908 出自/特徴・効果 :容姿端麗/天上の美・シナリオ1回 リアクションの達成値+5 境遇/運命 :大きな夢/束縛 追加出自/特徴・効果 :処女/未通・各シーンの性的戦闘の[結合]による最初の[EPダメージ]は、[HP]に対して与えられる 【能力基本値】 ボーナス メイン/サポ スキル 装備 能力値 筋力 21 7 1/ ― ――― ―― 8 器用 27 9 2/ 1 ――― ―― 12 敏捷 31 10 2/ 1 +1 +2 16 知力 8 2 ―/ ― ――― ―― 2 感知 15 5 ―/ ― ――― +2 7 精神 10 3 ―/ 1 ――― +2 6 幸運 9 3 ―/ ― ――― ―― 3 HP/MP:132/98-20 フェイト :13 EP :91 【戦闘】 能力値 装備 スキル その他 合計(ダイス数) 命中判定 12 ――― +4 ――― 16(4D) 攻撃力 ―― +28 +12 ――― 40(4D)(バッシュで55+9D)(+2Dはフォースバックラー分)(フルスイングで+32) 回避判定 16 +5 ――― ――― 21(3D)(パリィ後は31+3D) 物理防御力 ―― +26 ――― ――― 26 魔法防御力 6 +3 ――― ――― 9 行動値 23 +3 ――― ――― 26 アイテム鑑定 3 ――― ――― ――― 3(2D) エネミー識別 3 ――― ――― ――― 3(2D) 危険感知 7 ――― ――― ――― 7(2D) トラップ探知 7 ――― +10 ――― 17(2D) 移動力:31m+15m 【性的戦闘】 能力値 装備 スキル その他 合計(ダイス数) 命中判定 12 ――― ――― ――― 12(2D) 攻撃力 12 ――― ――― ――― 12(2D) 回避判定 16 +5 ――― ――― 21(3D)(パリィ後は31+3D) 防御力 7 ――― ――― ――― 7 【スキル】 SL タイミング 判定 対象 射程 C 効果 《オールラウンド》 ― メイキング ―― 自身 ―― ― 【敏捷】+1 《ボルテクスアタック》 ― Dロール前 自動 自身 ―― ― 白兵ダメージ+CLD6 シナリオ1回 《バッシュ》 5 メジャー 命中 単体 武器 4 武器攻撃ダメージ+SLD6 《パリィ》 5 マイナー 自動 自身 ―― 2 回避判定+SL×2 効果中はメジャーの行為判定-1D6 《スマッシュ》 ― マイナー 自動 自身 ―― 5 白兵攻撃ダメージ+【筋力】 《キャリバー》 ― パッシヴ ―― 自身 ―― ― キャリバーを所持 《キャリバーマスタリー》 ― パッシヴ ―― 自身 ―― ― 魔導銃の命中判定+1D6 《ガンパード》 5 パッシヴ ―― 自身 ―― ― キャリバーの攻撃力をCL+(SL+1)×3に 《ブレットレイヴ》 ― パッシヴ ―― 自身 ―― ― 「射程:至近」での攻撃時、相手回避-1D6 《カリキュレイト》 ― イニシアチブ 自動 自身 ―― 8 行動値に関係なくメインプロセスを行う。使用後行動済に 《ラストリゾート》 ― マイナー 自動 自身 ―― 4 このメインプロセス中の「射程:至近」への攻撃を射撃→白兵に 《ブルズアイ》 ― Dロール前 自動 自身 ―― ― 射撃ダメージ+CLD6 シナリオ1回 《ファインドトラップ》 ― パッシヴ ―― 自身 ―― ― トラップ探知可能。探知値に+CL 《バタフライダンス》 ― パッシヴ ―― 自身 ―― ― 回避判定に+1D6 《インタラプト》 ― 効果参照 ―― 効参 ―― ― タイミング:メイキング・パッシヴ以外のスキルを1つ打消 シナリオ1回 《ダンシングヒーロー》 ― 判定前 自動 自身 ―― ― 判定のダイス+1D6 シナリオCL回 《エンカレッジ》 ― イニシアチブ 自動 単体 20 10 メインプロセスを行える シナリオ1回 《ファイティングロウ》 ― パッシヴ ―― 自身 ―― ― 武器攻撃の命中判定+4 《アームズロジック:魔導銃》 ― パッシヴ ―― 自身 ―― ― 魔導銃の命中判定+1D6 《ハイボルテージ》 5 パッシヴ ―― 自身 ―― ― バッシュ使用時のダメージ+SL×3 《バーストスラッシュ》 ― パッシヴ ―― 自身 ―― ― 命中CTで相手の防御貫通 両手武器のみ使用可能 《ハイパーゲイン》 ― パッシヴ ―― 自身 ―― ― 武器攻撃ダメージ+【筋力】 《ブラッドヒート》 1 マイナー 自動 自身 ―― ― SL×5以下のHP消費 消費HP+5を武器攻撃ダメージに追加 《ファストセット》 ― マイナー 自動 自身 ―― 6 マイナーのスキルを2つ使用可能 コストは消費 《フルスイング》 2 マイナー 自動 自身 ―― 7 白兵攻撃の武器攻撃力を2倍 1シナリオSL回 《バトルコンプリート》 ― 効果参照 自動 自身 ―― 7 命中判定直後に使用で振り直し 1ラウンド1回 《クロススラッシュ》 ― メジャー 命中 単体 武器 11 武器攻撃を2回 それぞれの処理は別 《グラスホップ》 ― マイナー 自動 自身 ―― 8 シーン中、あらゆる回避判定+1D6 《レジェンド》 2 パッシヴ 自動 自身 ―― ― 指定した武器の攻撃力+SL×2 キャリバー指定 《プレグナントコンロトール》 1 妊娠判定の直前 自動 自身 ―― ― 妊娠判定の回数を±SL回 《地斧パラシュ》 ― メジャー 命中 単体 至近 ― 対象に与えるダメージ+10D6 ダメージで転倒+重圧 1シナリオ1回 【装備品】 重量 命中 攻撃 回避 防御 行動 射程 備考 右手 :ソルフェージュ 6 ―― +28 ―― ――― ―― 10 キャリバー(両手持ち 左手 :結界の腕輪 10 ―― ――― ―― +11 ―― ―― 手を使わず装備可能 98000G 白兵&射撃ダメージ+2D6 補助防:アルケニーケイリス 1 ―― ――― +1 +2 ―― ―― 魔防+2 【能力値】どれか一つ+2 最大MP-20 頭部 :翼の髪飾り 3 ―― ――― +2 +5 ―― ―― 魔防-2 【感知】+2 34500G+51750G(物防+3強化) 胴部 :リトミック 4 ―― ――― +2 +3 +2 ―― 魔防+3 効果は特殊装備欄参照 装飾品:髪留め 1 ―― ――― ―― ――― ―― ―― 【精神】+2 4800G 乗り物:ウィングブーツ ― ―― ――― ―― +5 ―― ―― 移動力+15 重量+25 錬金馬相当品 合計 16/8 ―― +28 +5 +26 +3 ―― 相当品:結界の腕輪(フォースバックラー相当) 翼の髪飾り(飛燕の帽子相当) 髪留め(豊穣の花冠相当) 特殊装備:オートマチックタイプ(6発):1発消費でダメージロール+1D6 3発消費でダメージロール+5D6 使用するタイミングは命中判定の直前。フェイトを使用して振りなおした場合、もう一度消費する必要はありません。 6発まで同時使用が可能(1:+1D6 2:+2D6 3:+5D6 4:+6D6 5:+7D6 6:+10D6) 【所持品】 重量 解説 ・冒険者セット 5 ・ベルトポーチ 0 (中にHMPポーション×2 ・HMPポーション×3 3 ・異次元バッグ 0 (中に耐毒符・飛翔符・生命の呪符・理力符:光1・闇1・風1・火1・水1・地1・護りの指輪(防+3) ・転送石 1 ・鍵 0 リーシュヴァルのヴァーチャスベルトの鍵 ・ヴァーチャスベルト 1 自分用 ・錬金馬 0 (MPポーション×22 万能薬×3 ・制空結界印 1 飛行状態の敵に通常の離脱ルールを適応させる。消費MP6 ・蘇生薬×1 1 ・比翼の飾り 1 ・キャリバーブースター×5 5 命中判定直前に宣言 魔導銃のダメージ+2D6 合計 15/18 所持金:133709G 【ギルドハウス自室内】 ・HPポーション×6 媚薬×1 HHPポーション×6 MPポーション×5 ・EXMPポーション×1 強酸瓶×1 滑剤瓶×1 粘着瓶×1 EXHPポーション×1 ・治療符 障壁符 結界紋×3 飛翔符×2 ・枯れない花(これを持っていると、離れたところでもマクスと会話が可能 【オリジナルアイテム】 ・アルケニーケイリス 種別:補助防具 レベル:15 重量:1 価格:購入不可 回避修正:+1 防御修正:+2 魔法防御:+2 特殊能力:《万能なる加護》 装備した時に装備者の【能力値】一つ選び+2し、この効果を受けている間はMPの上限を常に-20する 見る者のよってその模様を変える不思議な布である :《弛まざる糸》 判定直後 コスト20 相手の命中判定でクリティカルが出た時に宣言する 相手の判定を通常成功として扱い達成値を通常と同じように算出する。この効果は一シナリオに付き一回のみ使用可能である ・リトミック 種別:胴部 レベル:- 重量:4 価格:購入不可 防御力:+3 魔法防御力:+3 回避修正:+2 行動修正:+2 特殊能力:《――運命は運命によって捻じ曲げられる》 フェイトを1点使用する事により、実ダメージを[10]点だけ減点することが可能(同一タイミングの連続使用可能) この能力は1シナリオに3回しか使えない。この装備はフェリアード・ファーゼンバーグしか装備出来ない ・比翼の飾り 種別:防具 レベル:1 重量:1 装備部位:装飾品 価格:購入不可 特殊能力:《天にありて》 対となる比翼の飾りを装備した者が[戦闘不能]になった場合、自分が[戦闘不能]となることでそれを回避できる。 この場合≪ラストアクション≫等のスキルはどちらも使用する事が出来きず、生命の呪符などのアイテムで[戦闘不能]を即時解除する事は出来ない 対象者が直前に受けたダメージは無効化されたとして扱いBSの影響も受けない。 この装飾品は二つで一つを模るの小さな翼の形をした水晶製のアクセサリーである ・水晶華 種別:防具 レベル:18 重量:1 装備部位:装飾品 価格:購入不可 鑑定値:25 特殊能力:《幻想華》 セットアップ 3/1シナリオ 回避の達成値を宣言したラウンド中+3する 此処とは別世界の花、その周りは僅かに世界が歪んで見える 【追加素材】(個人所有 蒼氷石の欠片:Lv1武器素材 作成難易度+3 攻撃+3 行動-1 《水》 この素材で作成した武器は常に《水》属性となり、属性を変更する事が出来ない。 スキルで変更しない限り与えるダメージも物理となる。(つまり、水属性物理ダメージを与えられる) 【セッションメモ】 kunashiさんGM第2話『地下に眠る光』 経験点33点 732G MMP:「コネ:エリーシア」 setuさんGM第3話『探索日記』 経験点36点 716G MMP:MPP×1 媚薬×1 ArothさんGM第6話『畑を探して頑張った!』 経験点32点 600G MMP:野菜(ピーマンとか人参とか色々) hikamiさんGM第8話『~剣の精霊~TEST~』 経験点26点 378G MMP:「コネ:レクティア」 kunashiさんGM第9話『水中に咲く花』 経験点46点 740G MMP:自室のお風呂を温泉に ArothさんGM第13話『歯痛は急いで病院が一番です』 経験点39点 1200G MMP:鎮痛の果実 LoststarさんGM第18話『深き森の住人達』 経験点85点 1500G MMP:「コネ:ファルシア」 kunashiさんGM第19話『嵐と共に来たるモノ』 経験点49点 3200G MMP:「コネ:鏡」 LoststarさんGM第20話『古代の遺跡へと』 経験点110点 3380G MMP:黒い羽根 ArothさんGM第21話『足を求めて』 経験点96点 4700G MMP:「コネ:アンヴァル」 LoststarさんGM第24話『ネビロス』 経験点99点 2700G MMP:「コネ:死霊使いネビロス」 追記:処女喪失 kunashiさんGM第25話『砕かれし星光』 経験点76点 4630G MMP:キャリバー用デバイス LoststarさんGM第26話『光竜の巫女』 経験点138点 8250G MMP:竜牙の首飾り torazouさんGM第27話『クモの欠片』 経験点80点 4562G MMP:アラクネの織物→アルケニーケイリス LoststarさんGM第31話『朱紅い瞳』 経験点100点 7340G MMP:砕けた天光弓 LoststarさんGM第38話『海に架かる橋』 経験点137点 3000G MMP:「コネ:ルニア=エルトーン」 yukyuさんGM第43話『裁きの法廷』 経験点100点 2500G MMP:「コネ:マクス」 misutaさんGM第48話『○○○○ー子の迷宮へようこそ』 経験点107点 9890G MMP:ノー子の好感度+1 ArothさんGM第50話『異邦の魔術師との邂逅』 経験点76点 10300G MMP:「コネ:ルーカス」 torazouさんGM第54話『奇門八陣へようこそっ!』 経験点122点 10211G MMP:天狐との約束 LoststarさんGM第55話『女神の涙』 経験点127点 16000G MMP:「コネ:ネビロス」 torazouさんGM第57話『王の血』 経験点123点 17000G MMP:「コネ:リティーシャ」 misutaさんGM第61話『ジャガノー子の迷宮にようこそ通』 経験点164点 16600G MMP:ノー子の好感度+1 RougeさんGM第63話『夢の中で溺れるもの』 経験点159点 11200G MMP:「コネ:トリシア」 RougeさんGM第71話『終わらない夢』 経験点169点 7500G MMP:「コネ:リプリー」 torazouさんGM第72話『奇跡の代価』 経験点118点 18640G MMP:「コネ:守護者“血の騎士”」 torazouさんGM第75話『常道“不”』 経験点143点 12000G MMP:「コネ:リルカ」 misutaさんGM第76話『ジャガノー子の迷宮にようこそ散』 経験点187点 17400G MMP:ノー子の好感度+1 kunashiさんGM第82話『襲い掛かる黒と白の光』 経験点116点 13000G MMP:「コネ:珠」 torazouさんGM第84話『外道“鬼”』 経験点144点 9400G MMP:「コネ:外道“鬼”」 ArothさんGM第86話『第一の、決戦』 経験点195点 17600G MMP:葬式饅頭 torazouさんGM第92話『等価』 経験点114点 3000G MMP:「コネ:天狐九尾」 ArothさんGM第93話『業火の王』 経験点197点 30000G MMP:「操作技術:神殿」 torazouさんGM第94話『人道“鎧”』 経験点130点 10000G MMP:「コネ:ネメシア」 kunashiさんGM第95話『鍛冶と紋章』 経験点148点 10000G MMP:魔剣コレクション「地斧パラシュ」 torazouさんGM第96話『道の終り』 経験点163点 16000G MMP:水晶華 【設定】 >一人称:私 二人称:基本呼び捨て >外見は栗色のストレートロング。瞳は赤の混じった茶色。 >身長は160cm程度、体重は45kgくらい。華奢なイメージがあるかも。 >双子姉妹の妹。 いつも姉の後ろについて回っていたけど…。 >逆に姉を助けたい一身で冒険者になったり。 >私には、いつも隣に一人の人が居た。双子だけど、私の姉様。 >いつも私の前に居て、私を色々な事から護ってくれた。 >だから、私はいつか強くなろうと決めた。逆に、護れるようになるくらいまで。 >「私、冒険者になる」そう決めた頃、姉様は修道院にアコライトとしての修行を受けに行く事になっていた。 >「私も、今度修道院に行くんですよ。後期のカリキュラムで、もし冒険者になったら。パーティーに入れてくれますか?」 >そんな答えの返答は、言われる前から決まっていた。 >そして、再会の時。姉様は、凄く綺麗になっていた。アコライトとしても、人間としても。 >「うん、姉様も…元気そうで良かった」また、昔みたいに過ごせたらいいなと思う。 >でも、今度は……一つだけ違うことがある。 >「私が、姉様を護るんだ…」そう、小さな誓いを胸に秘めて。 >ネビロスに処女を悲惨な形で奪われ…その後の陵辱で心も砕かれかける。 >自分を見失い、絶望していた少女を救ったのは…姉と1人の少年の存在。 >もう一度立ち上がり、飛び立ち進む事を今は願う。ただ――大切な人を護りたいがために。 >デバイスの設定は思案中 【コネ一覧】PC及びNPC含む(関係は、確定しているもののみ コネ:リーシュヴァル(関係:家族 コネ:アラン(関係: コネ:ルフト(関係:信頼 コネ:セラニーア(関係:友情 コネ:エリーシア(関係:信頼 コネ:レクティア コネ:ファルシア(関係:信頼 コネ:鏡(関係:友情 コネ:アンヴァル コネ:死霊使いネビロス(関係:憎悪→?? コネ:ルニア=エルトーン 【成長履歴】(初期職:ウォーリア/ガンスリンガー レベル サブクラス 取得スキル1 取得スキル2 その他 1 ガンスリンガー バッシュ1 パリィ1 ガンパード1 ボルテクスアタック キャリバー オールラウンド プレグナントコントロール 2 ガンスリンガー パリィ2 ガンパード2 3 ガンスリンガー パリィ3 ブレットレイブ 4 ガンスリンガー バッシュ2 カリキュレイト 5 ガンスリンガー パリィ4 キャリバーマスタリー 6 ガンスリンガー バッシュ3 ガンパード3 7 ガンスリンガー バッシュ4 ガンパード4 8 ガンスリンガー ガンパード5 ラストリゾート 9 レンジャー バッシュ5 パリィ5 ブルズアイ 10 シーフ スマッシュ インタラプト ファインドトラップ ウォーロード転職 11 シーフ ハイボルテージ1 バタフライダンス 12 ダンサー ハイボルテージ2 アームズロジック ダンシングヒーロー 13 ダンサー ハイボルテージ3 ファイティングロウ 14 ダンサー ハイボルテージ4 ハイパーゲイン 15 ダンサー ハイボルテージ5 バーストスラッシュ 16 ダンサー ブラッドヒート1 エンカレッジ 17 ドラグーン バトルコンプリート グラスホップ 18 ドラグーン フルスイング1 ファストセット 19 ドラグーン レジェンド1 クロススラッシュ 20 ドラグーン レジェンド2 フルスイング2 ダンサーへサブ転職 フェリィ1 フェリィ2 フェリィ3 フェリィ4 フェリィ表情1 フェリィ表情2 アップデート画像はLoststarさん及び、ballockさんに描いていただきました。感謝を。
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日本、ポートアイランド発のミズハミシマ行き渡界フェリー。その中には日本国の出先機関の幾つかが整備されている。 出入国管理、戸籍申請、病原菌等検疫、自衛隊特殊部隊…そして【為替取扱】。 2000年に入り本格的に地球異世界間通貨規範が研究、取り決められることになり両世界の経済界識者から商業に携わる多くの者が協議を繰り返した。 その結果、各国の主要産業とその上下価値流通を地球での価値に照らし合わせ、かつ両国の経済バランスを崩さない為替レートの構築。 凡そ一定価値基準の見える地球とは違い価値観も生産力も特産特徴も大きく違う異世界の判断には当初難航が予想されたが、 異世界側の積極的かつ多大な協力のもとで速やかに大枠が出来上がっていった。 かくして未だ改善の余地を残しながらも異世界交流が盛んな国では両世界為替が施行されたのだ。 それまで異世界現地にて地球物産や貨幣に興味のある層とだけ成立していた第一段階取引も、為替が成立することで多方面多層に広がっていくことになった。 「頑強とハ言え、コの様な船に多くノ貨幣を乗せてオくとは豪胆デあルな」 恰幅のよい鮫風体の亜人が米一俵相当の袋に詰めた白蒼貝貨を貨幣テーブルに載せる。 大凡の概算による日本円額が表示窓に並んだところでぶっきらぼうな受付が強化ガラス越しに打診する。 「すいません。一日に為替可能な額は日本円で百万円なんですよ。約款にも書いてありますが、一応。 二日目以降に別所にある為替所窓口等で残りはお願いします」 「貝貨の枚数、確認完了。今回、限度額まで為替なさいますか?」 受付の隣で数千個はあったであろう貝貨をもう数えきったのは日除け帽を複眼の上に被った蜻蛉人。 「お願イしよウ。残りハ陸の方で当たッてミるとすル」 「どうもありがとうございます。良き旅を。 あと金札については御心配なく。金庫をこじ開ける前に暴徒が蒸発するか金庫だけを残して船が蒸発するかのどちらですので。 十中八九前者で間違いないでしょうが」 半分軽くなった貨袋と百万円の札束を受け取った鮫人は為替窓口を後にする。 数度目の日本入りではあるが、本格的に財を持ち込んでの活動は今回が初めてのようである。 「それは明日以降為替する分にゃ。丁重に扱うのにゃ、一枚たりとも落としたりとか駄目なのにゃ」 慣れてなさそうなスーツを着た猫人が居心地悪そうに何度も襟元を広げたり閉じたり。 その両脇には大層なジュラルミンケースを抱える大柄な人間男性と黒鬼人が立つ。 「おヤ、また会イましたナ。サバーニャ殿」 「これはこれはヴさん。この船ではよく会いますにゃ。また観光かなにかですかにゃ?」 「いエ、私も今回は商イでしテ」 「そうですかにゃー、これは私もうかうかしてられませんにゃ。 それにしてもこの為替限度額は早く引き上げて欲しいですにゃ。滞在日数や派遣員数がかさんでしまいますにゃ」 「地球トしてモ急速な商通は好しトしなイのでシょう。じっクり丁寧ニという事なノでしょウな。 それニ…」 「それに?」 「限度額ガ無けレば思いっキりの財を持チ込む気でしょウに」 「うーん、それ程でもないと思うんですにゃ。 …億円くらいにゃ?」 両脇に構える偉丈夫が眉間を抑えて目を瞑った。 異世界人が本格的に商売を始めると金の流れや貯蓄バランスが大きく変動しそうだ -- (名無しさん) 2014-09-13 23 51 38 スーツ姿の猫人わむ。何を買いにいくんだろう異世界の商人 -- (名無しさん) 2014-09-20 01 09 14 商売の場だと種族もなにも関係なしになるのだろうか -- (名無しさん) 2014-09-27 00 19 58 関所が船に乗っかってるみたいな?金が集まるなら人も集まるかー -- (名無しさん) 2015-04-17 20 41 01 名前 コメント すべてのコメントを見る
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「……今日は、よく昔を思い出す。君達が……私の妻に、似ていたからかもな」 「妻に……?」 男の視線は遠く、まるで宇宙船の向こうに何かを見つめているようで。 言葉をかけようとして、言葉に悩んで、そんな時、彼が口走った言葉は…… 「変わらずにいてくれて、安心したよ。 ―――なあ、『天城総一』」 桜華絢爛ベルフェリオン 第十三話「大混戦! 気になるアイツと共同戦線!?」 「いただきまーす」 テーブルに並ぶ料理、それを囲むように6人の姿。 天城総一の家に漸く戻ってきた食事の光景。 実に何日ぶりだったろうか、様々な困難を乗り越え、やっと全員が揃うようになった。 「……つーか、何この、何」 ここで今更ながらに疑問に思う。 天城総一は、朝早く起きて、ささっと6人分の朝食を仕上げ、並べたわけで。 全員居座っているのがナチュラルにデフォルトだとか、俺はおかんかだとか、 突っ込みどころはいくらでも出てくる状況だ―――勿論朝食代の次に。一番大事なのはそっち。 「まあ、いいんだけどさ……」 思えば、本当に久しぶりの光景である。 戦闘に巻き込まれた誠二は、先日学校で総一に負けず劣らずの無茶をしでかすほどに元気で。 難病を抱えて総一の公判に立ち向かった涼も、やっとのことで通常の生活を取り戻した。 こうして全員集合、同じ釜の飯を食えるだけで十分ありがたいものだ。 本日の朝食はパン主食の洋食ではあるが。 「ところで広瀬さん、事務所っていつから再開します?」 「月曜からだな。さすがに今問題に直面するのは色々無理だ」 「あれほど無茶しておいて今それかい」 俊暁のツッコミも最もである。 自身の身も顧みず、それまで避けていた合体まで披露し、 起きることすらままならない状態でなお公判に臨もうとしていたのだから。 そのせいで少しばかり復帰が遅れてしまったのはまあ些細。 どのみち、公判翌日の学校での事件も本調子で出られはしなかったろう。 「つーことは、今日明日は一応非番ってことか……」 とりあえず、気持ちを切り替えよう。 今日は土曜日。学校は休み、事務所も休みということは……完全にフリーということで。 「……何、しよう?」 やることは特にない。 家になければ外に出る、これも色々まずい。 エルヴィン内のメディアで散々騒がれてあまり間のない現状では、 下手に動けば話のタネになり、またあることないこと書かれて大騒動になること間違いなしだ。 せめて涼のように、世間一般に活動が認知されるレベルになればまだいいのだが。 その涼でさえ、総一をかばうような形になったことで多少穿ったような記事が雑誌にちらほら。 少なくとも、目立つような行動は避けたいのだ。 「マスター、提案があります」 「却下」 なので、パールが言いたげな何かは即刻却下するべきだと判断した。 こういう時は確実に何か自分の意に反するようなことが起きる。 実際、総一も少しずつパールの人となりが理解できるようになっていた。 あれだけ近くにいて慣れないのもおかしい、ともいえるが。 「せっかくですから、どこかエルヴィンの有名なところにでも連れてって……」 「却下却下却下だァァ!?」 はい、正解。 言ったそばから、総一の考えと真逆の言葉が飛び出す。 「お前、今の状況本当にわかって言ってンのか?」 「え、ほら。トラブル解決すればその分株上がりません?」 「巻き込まれること前提かよ!?」 自分から目立つ場所にホイホイ出向けば、確かに総一なら釣れないこともないかもしれないが。 何かイベントがあるたびにトラブルが起こり続けているのは否定できない。 が、それでも声を大にして「そのりくつはおかしい」と叫びたい、一般人のはずだった天城総一のココロ。 「だいたいさ、お前分かってるよな!? 世間一般から俺への視線! この前なんてマスゴミ殺到してきて大変だったんだからな!?」 「よっ、有名人!」 「茶化すな! こんな形で有名になんざなりたくなかったわ!?」 すかさず春緋の茶々。ただ、それも間違いではない。ベクトルが問題なのだが。 「……で、実際問題どうするつもりだ? このままじゃお前、何もできなくなるぞ」 しかし誠二が指摘するように、周囲の目が気になるとはいえ、それを重視しすぎると動けなくなるわけで。 本当に重要な時、全く動けなくなる可能性も考えなければならない。 「そうなんだよな……何か変装道具とかねェか?」 「あるわけがない」 即座に切って返される。まあわかってた。都合よくあってたまるか。 どうするべきか。人目を気にせず動けるようになるには……。 「えーと……つまりマスターって分からないようにすればいいんですね?」 「まあ、そうなる」 パールの頭にぴこんと豆電球がついたような気がする。 「私にいい考えがあります!」 まずい。こうなったら最後、いいことが起きたためしがない。 急ぎ席を立とうとするも、既に手を掴まれていて――― 唐突に全身を襲う、熱い脈動。 急速に身体から力が抜け、意識が遠くなり―――。 「ん……ぁ?」 気が付いた時、真っ先に目にしたのは、周囲4名からの奇異の視線だった。 「え、何……え?」 視線に気づき、ふと自分を見やる。 少しばかり縮んだような細い体つき、それでいてなおパンパンに張って苦しいほどの胸元。 後ろに流れる、明らかに長くなった後ろ髪。 極めつけは、驚いて漏らした声の、明らかな高さ。 「え、お、ちょま、わた……っ!?」 ついでに、俺、とすら言えない。 確かにその姿は、どう考えても天城総一には見えない。 何故なら……どう考えても、ありえない。性別すら変わるなど、普通の人間には想像できようもないからだ。 「も、戻せーっ!?」 非現実的な事象を起こせるといったら、この中でたった一人。 さっき崖から転げ落ちそうなセリフを吐いたパールに詰め寄る。 「戻せませんよ」 「何故に!?」 「私が戻したくないからです!」 キリッ。 若干乏しい胸を張って、堂々とこんなことを言ってのけるのだからもう。 体力は落ちてるかもしれないが、彼女の頭をむんずと掴んで力を込める。 「狩らせてもらおうか!? お前の魂ごと!!」 「いだいいだいいだい!?」 ぎりぎりぎり。 集まれる限りの知人にこんな姿を見られたものだから、もうたまったものではない。 羞恥心に押しつぶされて死にたくもなる。 「なあ皆からも言ってくれよ頼むから!!」 流石の総一?も涙目である。身体が変わった影響もあるのだろうか。 「……」 が、周囲の面々の反応は、彼の想像から遥かにかけ離れていた。 「……負けた」 「はあ?」 がっくりと項垂れる春緋。どうやら両者の胸元をちらちら見比べていた様子。 「元男にすら負けるって……偏差値高すぎなのよこの周辺!!」 「知るかンなモン!?」 「こうなったらちょっと待ってなさい! 折角だからこの機会にフォルダ埋め尽くしてやるわ!」 「えちょ」 制止の声も聞かず、カメラと自分の着替えを漁り始める。 嫌な予感がしてならない。ちら、と他の3人を見る。 「それにしても……パールちゃんもいい趣味してるじゃないか」 「それほどでもー」 頼みの綱がまたひとつ消滅した。 俊暁といえば、変質した身体を見定めるように視線をちらちらしている。 完全にパールの側についているようである。 だがこんな時こそ、エルヴィンの良識者である涼が何かしらの制裁を――― 「変身能力……確かに使いようによっては便利かもしれないな」 「大真面目だった―――っ!?」 その、涼さん。真面目なのはいいんですけど、周囲の暴走止めるとか何かしてくれませんかね!? ……という総一の願いも虚しく、最大の頼みの綱はぶちっと切れるわけで。 となれば、残る人間は一人しかいない! 「誠二!」 もはや頼れるのは彼だけしかいない。 そう思い彼の目を見た―――瞬間、非常に嫌な予感が拭えなかった。 比較的冷静で知的なはずのあの誠二が、満面の笑みを浮かべているのだ。 長い付き合いの総一は直感した。こいつがこういった笑みを浮かべているときは、大抵…… 「示談」 絶妙のタイミングで、嫌なところを突っついてくるパターンだと。 「ド畜生ォォーい!?」 示談と聞けば、思い出す。 総一の公判から数日後、皆で総一の家に押しかけた時、一度総一は誠二に謝罪していたのだ。 自分のせいかは調査不足のため分からないが、機体強奪事件による戦闘の被害を受けていた可能性は高い。 現に総一の罪状のひとつに上げられていたこともあった。 その時の誠二の言葉は、これだ。 「俺は別にいいさ。でもまあ、これだけの事を起こしたんだ…… 後でひとつ、何かやってもらうか」 つまり、その何かが、これである。 「せっかくだから、今日明日とその姿で皆につきあってやれ。 戻れるんだったら別にいいよな?」 「今までの反応の中で一番鬼畜な返し方してるよてめェ!?」 周囲に味方の反応なし。背負う水もない四面楚歌。 そして準備ができたのか、春緋がこちらに向かってくる。 「ほら、主役! ちょっとこっち来なさいよ! いつまでもそんな恰好してないで!」 むんずと手を掴まれ、ずるずる。 「合うサイズがないなら、私のも使ってみるか?」 「本当!? ありがとう涼さん!!」 よりによって春緋の方に助け舟を出す涼。 何故かかっちりともう片方の手も掴まれ、ずるずる。 「それでは、出発進行ー!」 極めつけは、両足までパールに担がれ、神輿のように運ばれていく。 止める人間は誰もいない。ああ、どうしてこうなった。本当にどうしてこうなったんだ、おい!? 「ちょま、待って、ま、わ、わきゃ―――っ!?」 その後、三人の着せ替え人形という名の玩具にされ続けたのは言うまでもない。 「えうう……何でこんな……」 結局、着替えと写真の雨あられに晒された総一……もとい、天城 瑞樹(てんじょう・みずき)は、 パンツスタイルもスパッツも許されず、白と青のブレザーに白一色のスカートといったスタイルに身を包んでいた。 下半身がなんだかスースーして慣れない感覚。というか慣れちゃいけない気がする。 「でも、誰が見たってマス……げふんげふん。バレないですよ、みーちゃん」 「台無しにしかかってるよお!?」 パールにまで茶化され、涙目になりながら反論する。愛称まで勝手につけられ、完全に立場が逆転したような気がする。 確かに、名前まで仮のを用意された今の彼女を見て、天城総一だと分かる人間はいないと思うが。 勿論、今やりかかったように、パールのほうからボロを出さない限り。 「つーか、みーちゃんって何だよ!? むずがゆいなあ!?」 「じゃあミッチーで」 「しっかりやろうぜ!?」 これでは信用など置けるものか。 「罰ゲームだとでも思うんだな」 涼しげにペットボトルに口をつける誠二。悔しいが、後に続く言葉は出てこない。 こんな時に頼りになる涼達は、残念ながらお留守番。今の体調を考えれば当たり前であるが。 若干むすっとしながら誠二のほうを見ていた瑞樹だが、諦めたように、溜息とともに視線を前に戻す。 バスも使って、相当移動した。セントラルから北東側、ここからならもう視認できるだろう。 建物の向こう側に見える、銀色の卵状の何か。それは、かつて宇宙から飛来し、人類に多くの技術をもたらしたもの。 あれこそ、エルヴィンの存在理由を作った物体―――ある者は、ザイテンゲヴェールと呼んだ。 「ほえー、おっきいですねー」 立ち入りが許可されている敷地内、ザイテンゲヴェールに一番近い高台の手すりに身を乗り出し、パールが呑気に。 実際km単位に到達するほどの巨大な物質であり、落下により地形を大きく変えたものでもある。 だが、パール除く3人は元々この街で暮らしているのもあり、見慣れたような光景だ。 故にパールの反応は新鮮だった。 「あれがもたらした技術が、何十年もかけて今のエルヴィンを作ったんだ。 それがなければ、今頃人型の20m級ロボットすら完成できたかどうか」 手すりを椅子代わりに座りながら、瑞樹。実際エルヴィンがもたらした技術は多い。 フランベルジュ等の装甲に使われている生体金属や、 それを培養・養殖する過程で生まれた副産物である金属「オルタニウム」。 レーザー技術等に幅広く使われているルミナ粒子等。 オルタニウムは装甲資材などに、ルミナ粒子は照明やディスプレイ等に使用され、 人々の暮らしにも大きな変革をもたらしたのだ。 とはいえ、それは必ずしもいい結果につながるわけでもないのだが…… ザイテンゲヴェールを見上げる瑞樹の目は、複雑。 「随分サマになってきましたねえ、みーずーきちゃん♪」 「うっせ、このえろいん」 仕草に雰囲気を察してか、茶々を入れてきた春緋に呆れ顔で返す瑞樹。 なんだか最近下ネタっぷりがエスカレートしてきた気がする。 「あたし、そのまま女のままでもいい気がしてきた」 「私が困るんだよ」 やっぱり俺と呼称できないあたり泣きたくなる。 やれやれといった具合にため息をつきながら、誠二が会話に割って入る。 「藍澤、アイスでも買いに行くぞ。二人は何がいい?」 割と面白がっていたのだが、さすがに助け舟を出してくれたんだと信じたい。 ちょうど観光名所的な扱いを受けているので、高台の近くには売店がいくつかある。 「じゃあミックスで」「私、巨峰」「きょほー?」 どうやらブドウの種類も知らないらしい。説明しているうちに誠二達は売店に行ってしまった。 結果、やっぱりパールのお守り。総一のときにこの景色を見慣れている瑞樹にとっては、特に目新しいこともなく、 目を光らせているパールを見ては溜息をつくことになる。暇だ。 「……君達も観光か?」 ふと見知らぬ声のほうを向くと、重そうなコートを着た壮年の男が近づいてきた。 「あ、はい。おじさんは?」 初対面にいきなりおじさん呼ばわりはどうかと思うが。 とはいえ、パールの様子に悪気はないと感じたのか、少し笑いながら。 「私か? 私は……少し、思い出に浸りたくなってな」 「思い出、ですか」 「ああ……昔、妻と一緒に、よく娘を連れてきたものだよ」 そう言って宇宙船を見つめる男の姿を見て、瑞樹……中身の総一は、自分に似たものを感じていた。 総一も似たような想いを、あの宇宙船を見ると抱えてしまうのだろう。 彼の言葉が正しければ、今はもう妻や娘とは一緒にいないというのだろう。 母や妹と一緒にいられない総一にとって、それは他人事と片づけられるようなものではなかった。 「あ、その……すいませんでした。ほらパール、お前も」 頭を下げ、パールにも同様の態度をとらせる。 「いや、いい。私が話したくなったから、話しただけだからな」 言いつつ、彼の視線は再び宇宙船に移る。 彼にとって宇宙船、あるいはその技術には、何かの想いがあるのだろうか。 気づけば瑞樹は、男から視線を離せなくなっていた。 「……今日は、よく昔を思い出す。君達が……私の妻に、似ていたからかもな」 「妻に……?」 男の視線は遠く、まるで宇宙船の向こうに何かを見つめているようで。 言葉をかけようとして、言葉に悩んで、そんな時、彼が口走った言葉は…… 「変わらずにいてくれて、安心したよ。 ―――なあ、『天城総一』」 「!?」 思わず手すりから降り、パールの前に出る。 これまで何も、彼の前でボロを出していないにも関わらず、正確に正体を看破した。 偶然で、あてずっぽうで、答えられるわけもない。意識から緊張感を引きずり出して、彼を見据える。 「……あんた、何者だ?」 「さあな。だが少なくとも、今ここで事を荒げる気はない」 男の表情は極めて穏やかで、確かに戦闘の意思は見えない。 そのまま瑞樹の方を向き、目を捉えて話す。 「……真っ直ぐな目だな」 「は?」 目的も告げず、ただ言葉を並べる男に、対応に困った瑞樹から気の抜けるような声が漏れる。 ここまで意思がないなら、どうして自分が天城総一だということをこの場で話した? 「“彼女”が君の下についたのは、何かの運命かもしれんな。 ……君で安心したよ」 「一方的に投げかけンなよ、おい」 言葉が一方的すぎるとの反論。しかし、忘れてはいけない。 「……ところで、何故そんな姿を?」 「今突っつくんかい!?」 今の総一は、天城瑞樹……女性の姿だということを。 女性の姿で男言葉で反論しようにも、凄みも何も出なかった。嗚呼、シリアスになりきれない体質。 「ああ、全く……」 頭を抱えて、パールの方を見る。 彼女のほうは……不思議な表情で、男の方を見つめている……? 「……もしかして、会ったこと、ありますか?」 パールの問いに、男は答えない。動じようとしない。 しかし、確かにパールはこの男に、何かの引っ掛かりを感じている。 ここはパールに問答を任せることにした。 「私……あります。そんな気がするんです、あなたに……」 三人の間に繋がる、沈黙。 その沈黙を壊すかのように、突如鳴り響くのは―――警報だった。 一機、また一機と落ちていく警備隊。 その残骸の上を通過する影―――それこそが、今回襲撃してきた機体群の姿。 空力をある程度無視し、大型バーニアの出力だけで飛行を実現した機体。 しかし、それは純粋にエルヴィンの技術で造られたわけではない。 エルヴィンでは見かけない、微妙に違いのある機体。 警備隊の第一陣を突破した数十の機影。捉えるは、眼前にそびえる銀色の塊。 『目標補足! 今日こそあの忌々しい物体を制圧し、世界に我々の怒りを思い知らせてやれ!』 『応―――ッ!!』 怒号とともに士気を高めた男達が、強行突破をかける……。 「な、何だ!?」 各所のスピーカーから響く警報音。 同様にそれを発している携帯を開くと、どうやら襲撃を受けていることがわかる。 非常にまずいことになった。 体調を考えると、広瀬涼の出撃はないと思っていい。絶対的な英雄を欠いたエルヴィンがどれほど危険な状況か。 目標はこの宇宙船の方角……となれば、確実に狙われるのはこの近くだろう。 「ああ、クソ! パール!」 「はいっさ!」 こうなれば、周囲の騒動など知ったことか。先まで話していた男にも、正体がバレているなら隠す必要はない。 迷うことなく彼女の手を取り、力強く叫ぶ。 「「デバイス・オン!!」」 ―――虚空より浮かび上がる輪郭。思い描くは騎士の鎧。 空間を砕き、割り、物理法則を超えて現れる、蒼き力。 右手を握り締め、左足で地面を捕える。風にたなびく紅のマント。 『願望』に応えたその姿は、今も変化を遂げたまま、己に残っている。 故に、叫ぶ。誓いを得る。決して臆さず、怯まず、信じた道を切り開くための、無窮の誓い。 『桜華絢爛! ベル……フェリオンッッ!!』 女性らしい高らかな響きで伝わっていたのだが、もう外面を気にする余裕などない。 影はもうそこまで迫っている。 BMMの一機、マズルカに似てはいるが、本質は非なる別物。 制圧した後に何を望むかは知ったことではない。だが、エルヴィンに武力介入を決め込んだ以上…… 「ただで帰れると思うなよ!」 と、決めてみたはいいものの、相手は全員飛んでいる。 一般人もまだ多いであろうこの場所で、「爆発」を使うなどもってのほか。 『大丈夫です、マスター。飛べます!』 対処を考えていると、パールから助け舟が出た。 飛べる。ベルフェリオンが変化したため、飛ぶことができるようになったのか。 パールと繋がっている以上、特別な意識に気を払わずとも、自らが意識すれば飛べるのだろう。 むしろ、変化したベルフェリオンの力を把握するいい機会なのかもしれない。 意識を空に向け、足に力を溜め、今襲撃する敵へと、力を放ち、飛び上がる――― 「……って、のぅわあああああ!?」 うん、確かに飛べた。ただし、猛スピードかつ、乱雑な軌道で。 それは方向の定まらないロケットのような。本当に頭から右往左往しながら突っ込むとは、誰も考えもしなかったろう。 あまりに予想のできない軌道のためか、一機が巻き込まれ、衝突。 「うわ、止ま、止ま、とめ、うわったあ!?」 コントロールを失い、そのまま落下コースに突入したベルフェリオンは、無残にも地面に衝突した。 ―――ただし、本来地面のない空中で、である。 「……何だこりゃ」 『強く地面をイメージした結果、そこに立つという振る舞いができたんでしょうね。 飛ぶのに慣れないうちは、そちらの方が簡単かもしれません』 確かに、飛ぶという慣れない行動よりは、たとえ見えない足場でも、立って歩くという行動のほうがイメージしやすいのだろう。 深呼吸し、その場にイメージを張り巡らせ、「立って」みる。 結果、今まで成しえなかった「空中」に立つことに成功した。 だが、呆気にとられていた襲撃犯も、流石にそれ以上棒立ちでいてくれるはずもなかった。 バララララッ! 正気を取り戻したのか、一斉にマシンガンで攻撃を始める。 「うわっ、たっ、た!?」 あっという間にイメージは崩れ、被弾の衝撃もあり、あっさり撃沈―――と思われたのだが。 天城総一としての意地か、呑みこみの速さか。 頭から落ちていく体制から、手を突き出し、後ろに跳ね上がるように体制を整え、空中に降り立つ。 「もうちょい待ってくれたってなあ……」 『言ってる場合ですか! 来ます!』 「わーってらあよ!」 返すや否や、両手に構える黄金のマグナムレールガン。 相手はこちらを通り過ぎ、旋回して向かってくるところだ。 「返礼!」 片方の陣に向かって走り出し、拳銃を構える。 相手も応戦してマシンガンを放つが、冷静に対処すればそうそう実弾には当たらない。 力強く空中の「足場」を踏み切り、飛び上がる。 まるで地上にいるような奇想天外な動きに惑わされたのか、相手の反応が鈍い。 それを機と見た二人の辞書に容赦という記憶はなく―――連射! 頭上からまるで雨のように弾丸を降らせ、容赦なく翼を、四肢を、脳天を撃ち抜いていく。 相手がどんな訓練を積んでいたかは知らないが、対応力は間違いなく総一―――まだ瑞樹か―――が上回っていた。 「着地」を待たず二機撃墜……崩れた陣形を機と見たか、虚空に降り立ち突っ込む。 「パール、アレを!」 「はいさい!」 アレ。二人の間に、それ以上の言葉は要らなかった。 駆けだすベルフェリオンの手に、既に拳銃はない。構えながら空を走る。 「デバイス・チェンジ……ッ!」 一機の横を通過した瞬間、全力で振り抜く。 何も握られていない手―――ちょうど機体を横切る瞬間、閃光の迸り。 その閃光が何を意味するか、理解する頃には……機体の半身が生き別れになっている頃だろう。 振り抜く手には、長大な得物。ロボットのサイズにしても大きすぎる、規格外の実体剣。 それゆえに、質量も規格外。真っ直ぐ振り抜かれ、十分に威力を蓄えた質量の通過――― 「せいぃやああああっ!!」 ―――ドグッシャアアッ!! デバイス・チェンジ。 パールの得た複数の武器を瞬時に切り替える、ベルフェリオン、否、この機体だからこそできる荒業。 ぶっちゃけ名称は瑞樹が適当にほざいたのだが、異なる二種の武器を自在に入れ替えられるのは大きい。 人型ロボットと似て非なる特性ゆえのアドバンテージ。 一機を斬り捨てた直後には、再び拳銃に持ち替え、状況に対応する。 簡単に書くのはいいが、勿論その間もマシンガンが飛び交い、四方から敵に囲まれている。 乱戦の中で規格外な剣を携え、闇雲に振り回すのは愚策と取り、必要な瞬間のみ取り出して斬り捨てる。 今まで荒波に揉まれ、鍛えられてきた己の戦闘直感に任せた、考えるより感じる行動。 ベルフェリオンが覚醒した以上に、中身もまた、戦闘に慣れてきているのだ。 だが。 『かすりすぎです! 折角の乙女の柔肌を!』 「無茶言いなさんな!?」 流石に、数が多い。 防衛隊もこの物量に突破を許したのだろうか。 数をばら撒くマシンガンの攻撃を受け流しきれず、決定的な直撃こそないものの、じりじりと痛めつけられていく。 7機くらい落とした。だが、まだ十数機は残っている。 4機に囲まれ、包囲されながら集中砲火―――咄嗟に飛んで躱そうとするも、そこに待っていたのか、2機が挟撃する。 「やっべ……!」 完全にパターンを読まれた。 たとえ見たこともない機体とはいえ、パターンを見切られ、十数機で包囲すればこうもなろう。 双方の手には銃剣……一か八か、持っていた拳銃の腹で止める! 『後ろ!』 だが、それこそ読み通りか。 後方にいた重装備の機体が砲口を向けている。 恐らく威力の高いであろう光学系キャノン砲……真っ直ぐに向けられている。 避けようにも脇の二機に押し込まれ、身動きが取れない。南無三。 「どうしろと!?」 手も足も出ないとはこのことか。下手に態勢を崩しても、横の二機に潰されるだけだろう。 絶体絶命の最中、キャノン砲に火が入り、そして――― 『そこまでだ』 突如空間に声が響いたと思えば、瑞樹の眼前には見覚えのない後姿があった。 結晶体を纏ったかのような装甲……透き通った水色が太陽の光に反射して眩しい。 そして、後姿の向こうで爆発。突然すぎて、その場にいる誰もが認識できなかっただろう。 だが、瑞樹には、パールには直感的に分かる。人が造ったと思えないような幻想的なフォルム、そしてこの聞き覚えのある声……! 「ベルフェリオン!?」 『貴方、さっきの!?』 同時に、別々の声が上がる。 そう。見たこともないベルフェリオンに、先ほど高台で遭遇した男の声!? 機体は振り向かず、声を投げかける。 『私も、この地を外来に踏み荒らされるのは気に入らなくてな……君達の側につかせてもらう』 「あ、ああ。いいけどさ……」 仕切り直し。一人増えたとはいえ、数による戦力差は歴然。 「まだ負担、でかいぜ?」 『もとより承知!』 背中合わせから、包囲網を崩すべく突撃! 男の前に立つ数機。再び分散し、包囲しようとする。 『笑止!』 背中合わせの相手とは比較にならないほど、真っ直ぐに猛スピードで飛び込み、抜き去った細身の剣で一機を斬り抜く。 瞬く間に右の肩口と、保持していたマシンガンを失った……が、 抵抗の意思を見せ、振り返り、レーザーソードを引き抜こうとする。 『……もう、終わっている』 言葉とともに、次の標的に飛び去った新たなベルフェリオン。 損傷した機体は、追おうとブースターを吹かし―――直後、完全に硬直。自然落下を始めた。 機体に乗っている以上、パイロットは気づくこともないだろうが―――斬られた瞬間から、表面が凍り付きはじめていた。 その異常に気づけたのは、自然落下が始まった時。 既にメインカメラは氷に呑まれ、火の入らないブースターで機体を支えることなどできない。 周囲がパイロットの状況を確認できるのであれば、未知の状況に叩き込まれた混乱と恐怖の中で悶えているのだろうか。 確かなのは、超常的な一撃により、あっさり一機が無力化されたこと。 そして、状況に見とれていたもう一機も、運悪く標的と定められ、数瞬後に同じ道を辿ることになった。 『……水? いえ、違う?』 パールが目を白黒させているのが分かる。 超常的な一撃、それは確かにベルフェリオンのものだろう。 だが、思い出す。 《―――で、その6種は光、闇、炎、水、大地、風。こう割り振られているとわかりやすいでしょう?》 かつてパールは、ベルフェリオンの力をこう形容していた。 だが彼女の様子から、今回の力はどれとも形容しがたいものであるようだ。 となれば、可能性は……一つしかない。 「人造の完成形か!?」 人造デバイス。パールが自らを形容した言葉。 超常的な力を、人工的に作り出し、自らのものとした。 今自らが展開しているベルフェリオンに属性がないとしても、後に作られた人造のデバイスにも属性はない、とは言い切れない。 となれば……研究が進み、さらに元のデバイスの再現度が高くなったとでもいうのか。 「だからあんた何者だよ!?」 『先決はこの場を鎮めることだ!』 考えるうちに、一機、また一機と落ちていく。 掠っただけでも機体を凍らせていく、結晶体のベルフェリオンの一撃。 一発が重く、確実に直撃を与え、突き落としていく、瑞樹の一撃。 結果として、警備隊の増援を待たず、数分で襲撃犯の勢力は壊滅してしまった……。 「……で、何者だよ」 全機戦闘不能になったのを確認し、大きく息をついてから一言。 とはいえ、気は抜けない。むしろ、ここからが大変になる可能性だってある。 最後に仕留めた得物である剣を収納し、再び二挺拳銃を手に。 即座に対応できそうな臨戦態勢……。 『名乗るほどの者でもないが……そうだな』 無抵抗を示すように、相手は武器を収め、手すきのまま振り返り――― 『ガイル=ヴェスティ、とでも名乗っておこうか』 「……ということがありまして」 「じゃねええええええよ!?」 溜息交じりの説明を終えた瞬間、凍り付いていた俊暁が動き出す。 何とか帰宅して報告を聞いた結果がこれである。 「いいか、ガイル=ヴェスティっつーのはな! JDAの中心人物と見られてる人間なんだぜ!?」 「……マジ?」 それを聞いて、流石に瑞樹も驚きに染まる。 JDAといえば、そもそも彼女が今の状況に陥る発端を作った組織ではないか。 直接狙われているのをあまり感じていなかったと思ったら、こんなところで出会うとは。 「その名乗りが本当でなくとも、相手はこちらの動きを完全に把握している可能性が高そうだな。 天城君の近くで事件が多くなってきているのも、奴らの影があるかもしれない……あくまで推測だが」 涼の推測……確かに総一の周辺は、最近一気に厄介ごとが増えてきた。ような、ではなく、確実に。 それが組織による誘導というものだったら納得がいく。 「その気になれば、ガチで始末にかかれるってアピールか……?」 思い出せば、逮捕から判決戦、学校襲撃までの流れが、綺麗に総一が極限まで不利な状況を作り出している。 これにJDAの介入があると考えれば、ここまで綺麗な流れの理由づけも容易だろう。 現にベルフェリオンの覚醒や誠二達のファインプレーがなければ、始末されていただろう。 ……今回JDA関係者を名乗る人間が出てきたということは、今後もおそらく何かしらの介入があることは間違いないだろう。 「身の振り方、考えるかな……」 「今のままでいい」 瑞樹のひとりごちた言葉を拾い、涼の即答。 多少の語気の強さに驚き、彼女の眼を見る……本気だった。 「君は今のまま、変わらないで……」 珍しく、憂いを帯びた表情。内心驚くとともに、雰囲気を何とか和らげようと、言葉を紡ぐ。 「まあ、それにゃパールの奴に早く身体戻してもらう必要があるんですが」 ……これだけシリアスな空気を出しておきながら、未だ女性の身体という時点で、存在自体がオチのようなものである。 状況を思い出し、はあ、とため息をついたところで――― 「げっちゅー!!」 「にゃわ―――っ!?」 今一番の脅威が現れた。 背後からむにゅりと豊かな胸を鷲掴みにされ、思わず悲鳴ともなんとも言えない、言葉になってない声が湧き上がる。 「は、ハル!? お前なあ!?」 「お風呂はーいろっ!」 背後からの春緋の声。なんか今日一日、えらく春緋だけ楽しんでそうな感じがする。 喜色に富んだ声色に、今までの空気が完全粉砕される。 重い空気が飛んだのはいいのだが、これもこれで瑞樹にとっては困る。 「風呂!? いいから、一人で入れるから!」 「ダメダメ、今の総一は瑞樹なんだから!」 「私が駄目なんだよーっ!?」 ずりずりと引きずられながら退場する瑞樹。 シリアスブレイクの嵐が去り、後に残された大人二人組。 「つーかパール、いいかげん戻せー!? 私を助けろド畜生!?」 「だが断る」 「オ・ノーレェェェ!?」 うん、いつもの天城宅だ。 なんともいえない混沌とした空気を割るように、大きく一息つく涼。 閉まった扉の向こう、風呂場に向かって移動する主に二人のきゃあきゃあとした声は未だに止まないのだが。 「……心配して損したかな」 「珍しいな、お前がそんなこと言うなんて」 俊暁のかけた声に、気の抜けたように微笑みつつ返す涼の言葉。 だが、それは決して軽いものではない。 「ただ天城君たちには、今を後悔のないように生きてほしいってだけ」 遠い目で虚空を見つめる。 俊暁は何だかんだで長い付き合いとはいえ、彼女の生い立ちまでは知らない。 それでも、今彼女が自分の後悔を思い出していることくらいは察せる。 「あれなら大丈夫だろ。それを守ってやるのが、俺達の仕事だ」 笑いかける俊暁。おちゃらけた言動はあるが、確かに彼には警察官の鑑たる心意気があるのだろう。 そうだな、と返そうとする直前。 「……遅くないさ、お前も」 唐突に出てきた付け足しの言葉に、一瞬面食らったように俊暁のほうを見る。 「過ぎた時間は、もう戻らない」 「そういうわけじゃないんだが……」 言葉の意味を模索して、二人の間に流れる空白の時間……。 「おお、これはこれは……」 「さーわーるーなー! なんか今日のお前ひどいぞ!?」 「気にしない気にしない。よいではないか、よいではないか」 「ひゃああああ!? ちょ、冗談、やめやめー!?」 そこに差し込むように上がる黄色い声。 ……もう、なんか、一気に冷めたような気がする。 居間にも十分に響く声。なんというか、もう……雰囲気ブレイクとはこのことか。 「もげろ」 「もげてる」 「それもそうか」 そもそも、弄られている身にその発言は不適切な気がするが。 ちなみに、休日明けには無事に通学する「天城総一」の姿があったそうな。 よかったね! 「よかァねーわァァァァ!?」 桜華絢爛ベルフェリオン・SSに戻る back
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=フィリックス felix 自作 1925年に世界で最初に電子式ブラウン管テレビに映し出された文字は「イ」ですが、 1928年、アメリカ初のテレビ試験放映が開始された際に映し出された アニメのキャラクターといえば何でしょう? (2010年12月12日 ふしぎなくすりのまクイズ ) タグ:芸能・その他 Quizwiki 索引 な~ほ
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フェリペアントニオパラフォクスイクロイ(フェリペ・アントニオ・パラフォクス・イ・クロイ) フランス王の系譜に登場する人物。 関連: マリアフランシスカ? (マリア・フランシスカ、妻) シプリアーノパラフォクスイポルトカレッロ (シプリアーノ・パラフォクス・イ・ポルトカレッロ、息子)
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PL:rouge システム:アリアンロッドRPG キャンペーン:エリンディルの青空 【基本情報】 名前:フェリシア=シンジョウ 愛称:フェリシア 年齢:21歳 性別:女 種族:ヒューリン 経験点/進行度経験点/総獲得:166/45/221 クラス:アコライト/セージ CL:6 CCP 0 使用:185 出自:容姿端麗 境遇:大きな夢 運命:波乱万丈 特徴:天上の美 シナリオ1回のみリアクション達成値+5 所属ギルド:ルミナスカイ ギルドマスター:夕凪雫 【基本能力】HP+2/2 MP+2/2 HP:40/40 MP:53/53 フェイト:7 イニシアチブ:7 移動力:12 クラス修正 基本: B:修正点:合計 筋力 14: 4:0/0: 4 器用 9: 3:1/1: 5 敏捷 8: 2:0/0: 2 知力 15: 5:1/1: 7 感知 8: 2:0/0: 3 精神 18: 6:1/1: 8 幸運 10: 3:0/0: 3 精神+4 知力+1 【スキル】 SL タイミング 判定 対象 射程 C 効果 《オールラウンド》 ― メイキング ―― ―― ―― ― キャラメイク時に能力基本値3つに+1.(知力 精神 筋力) □アコライト ★《ヒール》 ― メジャー 魔術 単体 20m 3 対象のHPを(CL)d6+【精神】回復する。 《プロテクション》 5 DR直後 自動 単体 20m 3 魔術 対象が受ける[HPダメージ]を-[(SL)D6]点する.1回の[メインプロセス]に対して1回のみ. 《レイズ》 ― メジャー 魔術 単体 至近 10 対象の戦闘不能を回復する。 《ホーリーウェポン》 1 メジャー 自動 単体 20m 3 魔術 武器攻撃のダメージ+SL×3 □アルケミスト ★《ファーマシー》 ― パッシヴ ―― 自身 ―― ― CL個のHPポーションを得る。 《エリクサー》 ― パッシヴ ―― 自身 ―― ― あなたの使用する「ポーション」の効果+[1D6]. 《ポーションピッチ》 ― メジャー 錬金 単体 20m 3 「ポーション」を対象に使用する。 《シンセサイゼーション》 ― マイナー ―― 自身 ―― 5 メインプロセスにポーションをふたつ使用することができる。 ★《ハーバルロア》 ― パッシヴ ―― 自身 ―― ― ポーションの効果を+CLする。 《アロマフラッド》 ― メジャー ―― 場選 シー ― ポーションのアイテム一つをシーン全体に使用する。 対象は効果を受けない事も選択できる。1000G シナ1 ★《エンサイクロペディア》 ― パッシヴ ―― 自身 20m - セットアップにエネミー識別が可能となる。 判定値に+CL 《エフィシエント》 1 パッシヴ ―― 自身 ―― - 魔術の効果+SL*2 効果をダイスで求めるものに限る。 《ウィークポイント》 - セットU ―― 範選 ―― 7 ラウンド終了時まで、対象の与えるダメージに+知力 【戦闘データ】 能力:命中:攻撃:回避:防御:行動:スキル:その他:合計(ダイス数) 命中判定 : 5: -: -: -: -: -: -: : 5(+2d6) 攻撃力 : -: -: -: -: -: -: -: : 0(+2d6) 回避判定 : 2: -: -: -: -: -: : : 2(+2d6) 物理防御力: 0: -: -: -:17: -: : :17 魔法防御力: 5: -: -: -: 5: -: : : 5 行動値 : 5: -: -: -: -: -: : : 5 【判定】 能力:スキル:合計(ダイス数) 危険感知: 3 : - : 3(+2d6) 敵識別 : 6 : - : 6(+2d6) 物品鑑定: 6 : - : 6(+2d6) 【装備品】 装備品 :重量 :命中:攻撃:回避:物防:魔防:行動:射程:備考 右手 : : 0 : - : - : - : - : - : - :至近: 左手 : : 0 : - : - : - : - : - : - :至近: 盾 :ふぇりしあバッグ : 4 : - : - : - : 3 : - : - : - :カイトシールド 頭部 :赤色リボン : 1 : - : - : - : 4 : - : - : - :ハット ハード3 胴部 :ハードクロース+ : 4 : - : - : - : 6 : - : - : - :クロスアーマー ハード3 装身具 :船医バッヂ : 1 : - : - : - : - : - : - : - :《ヒール》+1 補助防具:白衣 : 1 : - : - : - : 4 : - : - : - :マント ハード3 合計 : 重量最大12 :4/6 : - : - : 0 :17: - : - : - : 【所持品】 道具名 :重量:コメント 冒険者セット : 5 :野営道具、ロープ、ランタン、火打ち石などのセット バックパック : 0 :背中に背負う袋。所持品を[重量:5]まで余計に持てる。 ベルトポーチ : 0 :腰につける道具入れ。所持品を[重量:2]まで余計に持てる。 HPポーション: 2 :傷を癒す薬。HPを[2D6]回復する。 MPポーション: 4 :精神を賦活する薬。MPを[2D6]回復する。 聖水 : 3 :光属性付与 ポーション 万能薬 : 1 : 毒消し : 1 : ────────────────────────────────────────────── 重量合計 :16/20 所持金:2133G 【ギルドハウス内所持品】 道具名 :重量:コメント 【メモ】 【その他設定】 【設定】 >21歳:女性 166cm 52kg 一人称:あたし、私、おねーさん 2人称:君、ちゃん > >肌理細やかな白い肌、整った目鼻立ち、肩の辺りまで長く伸ばされた艶やかな赤毛。 >すらりとした手足と背丈に女性としての美しさを誇示するボディライン。 >スリーサイズはかなりのものであるとかないとか。 このように、外見だけで言うならばまさに甘い溜息の出るような女性なのだが…… > >本人は意に介さず色々な意味でオープンでギリギリな性格をしている。 >楽しい事が好き、可愛い子が好き(両方)、特につるぺたろりろりは大好物、青少年は弄ぶもの、むちむちぼいんはもみしだくものと公言するぐらいに。 > >色々と駄目な部分は多いものの、基本的には世話焼きで義理堅い。セクハラと寒いジョークを愛し、常に笑いながら、騒ぎの中心にいるような人間。 >夕凪雫とは旧知の仲である。 >彼女は非道な魔術実験を繰り返す魔術師の下に被験者として存在していた過去があり、雫にそれを助けられたというつながり。 >辛い記憶は彼女を苛むものの、結局「俯いていて何が変わるものか」と再起。 >笑わないのが辛い事を知っているため、ムードメーカーたろうとする一面もある。 >つるぺたろりろり~…は、紛れもなく彼女の一部分であり本性なのは間違いないが。 >ルミナスカイが設立されギルドハウスを構えるにあたって、冒険者としてよりも、今修練を深めている薬学と治療魔術を役立てるため、 >船医に近いような立場でギルドメンバーとして活動する事となった。 「えーと、自己紹介だね。 おっけーおっけー、華麗に優雅に自己紹介しちゃおうか。フェリシア=シンジョウ。 ああ、東方生まれじゃないよ、お世話になってる先生の名前なの。」 「やあん美少女! おねーさんきゅんときちゃった。 これは頑張るおねーさんへのご褒美なのねそうだよねうへへへへ!」 「つーるっぺったー、ろりろりーっ♪ ううん、やっぱり純真無垢な少女のあどけない表情とすべすべのはだざわり、この蕾感がたまらないねっ!」 「楽しいのと楽しくないのなら、どっちがいいかなんて聞くまでもないじゃない? 割と、気のもち方一つで世界は変わるよ。」 成長履歴 SL1 HP+4 MP+4 筋力 知力 精神 プロテクション×2 エリクサー SL2 HP+4 MP+4 筋力 知力 精神 プロテクション ポーションピッチ SL3 HP+4 MP+4 筋力 知力 精神 レイズ シンセサイゼーション SL4 HP+4 MP+4 筋力 知力 精神 プロテクション アロマフラッド SL5 HP+4 MP+4 知力 精神 幸運 プロテクション エフェシエント SL6 HP+4 MP+4 知力 精神 筋力 ウィークポイント ホーリーウェポン
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マチルダフェリクソヴナクシェシンスカヤ(マチルダ・フェリクソヴナ・クシェシンスカヤ) マチルダクシェシンスカヤの別名。
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「―――っ、は、はは」 解いた瞬間。その絵面を、誰かに奪われていると知らずに。 「や、やったぞ、スクープだ、これは、う、売れる、売れるぞ!」 閉鎖地区Dの元スペードビル。出遅れたと思った男に舞い込んできた、身に余る特ダネ。 記事のネタ探しのために飛ばしで来たが、まさかこんなネタが手に入るとは思っていなかった。 「さっそく記事だ! 街を騒がす中心に俺はいるぞ! ぃやーっはっはっは!!」 人間は何か巨大なものが眼前にあると、それ以外の何かを見落としてしまうものである。 この記者も例外でなく、瞬間の映像、これからの妄想がいつまでも頭にまとわりついていた。 少し目を配れば、倒れている二人の人間に目が行くだろうに。 その二人も写真に巻き込みながら、もはや男は注意すら傾けない―――。 桜華絢爛ベルフェリオン 第九話「銃声、残響の果て」 「そうだ。速く、もっと速く―――!」 視界に入る全てが、一瞬で背後に。そして遠くに、追いやられていく。 疾走する金色は、他の追走を許さない。 神速の領域において、絶対者と化した『GS01』は、真っ直ぐに駆け抜けていく。 そう。ここまで来てしまえば、この機体は手に入ったも同然。 周囲に立ち並ぶ廃ビルの数々。此処は閉鎖地区D、彼にとっては庭のような場所。 彼以上に道を知る者はそういない。 「……っ、く!」 問題は一つ。 あまりに機動性を重視しすぎたためか、慣れないパイロットには扱いづらいピーキーな仕様であること。 正面衝突しそうになった廃ビルを、ブースターを吹かして間一髪で横にすり抜ける。 「予想外だ、こんなの!」 このままでは追い付かれてしまう。 そうなれば……テストムービング用に調整されており、申し訳程度の基本武装しかないこの機体では、ろくな戦闘もできない。 先は見えている。だが、進めば進むたび、森のような廃墟が行く手を遮り、速度を奪う。 今は少しでも、少しでも速く合流地点に向かうことを考えて……。 だが、追走する側は彼の想像をはるかに超える速度で追ってきていた。 あくまで絶対者なのはBMMにおいて。その規格を上回るスーパーロボットの速度など、果たして彼に想像できたろうか。 徐々に差が縮まる―――それでもまだ遠いが―――後方を駆けるツヴァイ、ドライ。 『すまないな、こんなことに巻き込んで。大丈夫か?』 通信画面に出る涼の表情は真剣の一言。 フランベルジュは、一回り大きいツヴァイに文字通り乗る形で追走に加わっている。 「いえ……大丈夫です」 答える誠二は依然疲れたまま。というか、さらに悪化しているようにも感じられる。 先程までの試合で溜まっていた上に、乗ったまま追走するのであれば当然か。 『降りときゃよかったんだよ』 「時間ないだろ」 降りるにも時間がかかる。 コクピットを開けて、高さがあるために昇降用ロープを展開して降りる。 それまでにどのくらい引き離されるのやら。 それを考え自分を乗せたまま追走することを言い出したのは、他でもなく誠二である。 『邪魔になるだろ』 「そもそも干渉しない」 『酔ったらどうする』 「耐える」 一方、総一はずっと誠二の同行に否定的である。 誠二の疲れっぷりを見れば、これ以上の同行は躊躇われても仕方ない。 咄嗟の判断で連れてきたのだが、失敗だったかもしれない……そう思いはするが、 今はツヴァイに捕まっている状態なので、ため息しか出せない涼。 『……マスター』 そして、ここでさらに雰囲気ブレイカーになる、間の抜けた声が発せられる。 『何だ』 『ぎぼぢわるい』 なんか想像以上に冗談じゃなくヤバい。 『そのままGOで』 『わ、私の扱い悪くありませーん!?』 『日頃の行いが悪い』 こんな時に何をやっているんだ、おのれら。 まるで漫才のように、かみ合うようでかみ合わない会話を続けている。 全く、呑気な奴らだ。今の状況わかってるんだかわかってないんだか。 「……ふ」 でもまあ、随分生き生きとするようになったよ。 ふいに、笑みが漏れる。 ―――その想いを振り落としたのは、唐突な衝撃。 一瞬の事だった。 叫ぶどころか、言葉を紡ぐ間もない。 突き刺さった『弾丸』は、紅の機体を大きく揺さぶり。 制御も何もなくなってしまったのか、目前の廃ビルに激突。 「せ……誠、二?」 それは、あまりに唐突で、あまりに残酷な一撃。 それゆえに、理解が遅れる。思考が止まる。 『―――ッ。伏兵か、どこから!?』 衝撃で同様に吹き飛ばされたフランベルジュが、跳ねるように立ちあがる。 「え、えーと……このままじゃわかりません!」 律義に答えてくれる。いや今お前に言ったんじゃねーだろという言葉を飲み込んで、はっと気づく。 「……このままじゃ?」 「はい。ベルフェリオンを出せば多分鮮明に……」 モニターのレーダー部を見る。何も映っていない。 だが、ツヴァイが被弾している以上、『何かいるのは間違いない』。 結論はひとつ。 「ステルス機!」 周囲のルミナ粒子を操作することによって物理・電子の両面で策敵を困難にするステルス機能は、 電力消費こそ莫大なものになるが、専用装備でも施さない限り見つけることは至難。 短期決戦で一方的な攻撃も可能になる点、そして絵的に映えないという最大のポイントがあり、 公式大会などでは使用厳禁となっている。装備しているのは警察か、それとも。 ―――規模によってだが、組織が私的な目的で所持・使用していることも十分に考えられる。 『奴ら』もいるかもしれない。 「広瀬さん! 俺、出ます!」 この状況を打破できるのは、ベルフェリオン! 「追い付く自信はないですけど、露払いなら!」 『……わかった。ただ私も余裕はない、無理なら言ってくれ』 「了解!」 許可を貰うや否やコクピットの前面を解放、 「行くぞ!」 「え、うひぇぇえええええ~っ!?」 パールの手を取って強引に飛び降りる。 瞬間、彼らに安定をもたらす足場は失せ、上空から飛んだ二人は、ただ落ちるのみ。 だが、このまま自殺コースまっしぐらなど御免被る! 「パール!」 「で、でっ」 ひっつかんだ手を前にかざし、唱えるは無窮の誓い! ―――デバイス・オン!! 地面が崩れる。 着地の衝撃で、崩れかけていた舗装が一気に剥がれる。 着地の一歩は、同時に踏み込みの一歩。 鋭く前に走り出し、ひときわ大きな廃ビルに向かって飛ぶ。 横っ面を大きく踏みつけ―――集中。周囲の空気が我が物となり、全ての法則が我に味方する! 「シャオラァァァ!!」 爆発。 大きく宙を舞う身体は、空中で姿勢を整えながら、足を突き出す形に。 突き抜ける前方に、歪む景色がひとつ。 「爆牙! 天襲ゥ雷撃ィィィ!!」 意のままに飛び、勢いのままに突き抜けたベルフェリオンが、一瞬宙空で制止する。 手応え、あり。 前方の廃ビルに見えない衝撃が走り、爆発。 同時にステルスが維持不能になり、現れた姿は予想通り。 磔のように廃ビルに突き刺さるロボットの姿、手元から落ちるは長い砲塔。 「ざまァ!」一機撃破! 前方を確認すると、いくつもの廃ビルを抜けつつ駆けるドライフォートが居た。 いくらフランベルジュといえど、空中対応はしていないせいで、 GS01を追走できるほどのスピードを出せる機体ではないが、 ドライフォートが追って足止めをかけられればまだ希望はある。 追走を実行する役割は任せて大丈夫だろう。 「……今」 ここでひとつ、違和感が生じる。 今、総一は『言葉で把握せずに』位置を確認し、相手を蹴り潰した。 パールがレーダーの役割な以上、言葉でなければ位置確認はできないはずだが。 「あ、それはですね―――」 だが、そんな時間などない。 瞬間的に頭を過ぎる情報―――動こうにも遅い。 『一撃が放たれた』それを認識する間もなく、一瞬にして思考が、途切れる。 ヘッドショット。 そう、敵が一人であろうはずもない。 二射、三射と続けて引鉄が引かれ、四方八方からの集中砲火が今一身に―――。 気付けば、宙を舞っていた。 暗闇の世界の中で、どことも分からない空間を漂う。 落ちているのか、昇っているのか。暗がりの中で一人きり。 「此処は―――」 呟いたところで、景色が変わる。 頭上の方から、いくつかの情景が流れてきた。 春緋が居て、誠二が居て。また別のでは、涼が居て、俊暁が居て。 あの白アフロ野郎も、少しだけなら付き添う黒ずくめの少女も居た。白い部屋の中で、悠菜も居た――― 「これ、俺か」 そして、天城総一。 思考が繋がる。これはパールの意識、パールの記憶。 でなければ、この面子の映り方などない。 皆で過ごした光景も、パールと出会ってからのものしかなかった。 誠二の家に突撃かけた日もあった。同じ日に、母・悠菜の病室にお見舞いにも行った。 風のベルフェリオンに負かされて、その後食事にも行った。 学校でひと騒ぎも起こした。無茶な特訓だってやった。 すべてが、パールと出会った後の記憶。 「俺のだったら……」 そうだ。自分自身の記憶だったら、もっと前の記憶も覗けるはず。 二人と初めて会った記憶。三人して初めて、動くロボットに触れた日の記憶。 弱っていた自分に手を差し伸べてくれた記憶。 みんな忘れられない、自分を形成する大切な記憶。 「―――そう、だ」 そして、気付く。目の前の景色は、燃える灼紅に包まれていた。 彼と、パールと、二人の記憶が交わった始まりの記憶。 銃撃を浴び、出口も塞がれたあの日。響いた何かに導かれ、カプセルの中の彼女と出会ったあの日。 『マスターは仮契約のあと、自身の「守りたい」という心だけでロボットたちを相手に戦ったんです』 パールの言葉が蘇る。自身を突き動かしたのは、他ならぬ自身の心だった。 今はどうだ? どうなっている? 誠二を乗せたまま撃ち抜かれ、倒れたツヴァイドリル。 誠二の身を危険に落とした奴らがいるとわかった時、正直事件解決など二の次で飛び出していった。 今どうなっているかは分からないが、ここに居る以上何かしら起きたに違いない。 此処に居ても、何もできない。 「パール!」 そうだ。俺は望む、状況の打開を! こんなところで、こうもあっさり、いきなり消えてたまるかよ! 頭上へと闇雲に伸ばす先に、何かが見えた。 その何かが、近づいてくる。それとも、自分が飛び込んでいくのか。 得体の知れない塊に触れた瞬間―――頭の中に、何か、直接、ひびい、て 頭が焼き切れそうな感覚。勝手に何かの思考が横切っていくのを止められない。 自分の思考の余裕がなくなる。流れ込む何かが急速に思考を奪っていく。 流される、流される―――懸命に、懸命に自分を保とうと言葉を守る。『守る』という言葉を。 不意に、耐え抜いた思考が引き、全てがクリアになる。 頭の中に残った何か、そして感じる、存在と言う名のいくつかの『点』。 『視界』が戻る。瞬間、全てを理解する。感じた『点』の場所が脳裏に雪崩れ込む。把握した。 全ての思考が結論に至る。 ―――試行、開始。 風を焦がす電熱。硝煙代わりに水蒸気を棚引かせる長銃。 ステルスといえど完璧ではなく、本体のカバーで精一杯であり、長物の武器までも覆ってくれるなどといったことはない。 とはいえ、非常に遮蔽物の多い中、数という強みもある以上、その性能で十分役割を果たしてくれる。 周囲に溶け込んだ機体の中、初撃の引鉄を引いた男は、安堵のため息をつきながら思う。 ……見事なワンショットだった。 自分で言うのもなんだが、放った弾丸は正確に頭部を捉えた。 貫けないのが残念だったが、命中したのは確認しており、目的は果たした。 二射ともに、実に完璧な狙撃が出来たと思っていた。 一射目、相手を限界まで引きつけての一撃。上手く命中した弾は相手の航行機能を奪い墜とした。 味方が一機犠牲にはなったが、その後止まったのが幸いし二射目が当たった。 当てた弾は電磁パルス弾、電子機器の機能を麻痺させる密度の高いパルスを発信する弾。 これに当たったが最後、中身が精密機械である人型ロボットが受けたらひとたまりもない。 タイマンでもチームでもあまりに強すぎるが故大会等では使えなくなったが、『こういう依頼』では依然現役である。 弾の出来不出来が非常に実戦に響き、その上使いづらく高コストではあるが、専用対策は未だに確立されきっていない。 闇討ちとはいえロボット戦闘の絶対者の戦力を削ぎ、その上謎のロボットにまで致命傷を与えられた。 これ以上なく仕事ができたといってもいいだろう。しかし唯一、直撃はしても吹っ飛びすらしなかったのは疑問だ。 いくらなんでも、ここまでの精密な集中砲火を与えられて無事なはずがないのだが……一瞬浮かんだ不安。 そこまで硬いのであればまるで化け物だ。 だが、その青い機体は彼の想像の範疇を超えていた。 まるで、ではない。これこそ本物、彼の目の前にいたのは紛れもなく、実存する化け物だった。 それはプロでさえも目を疑う光景。だからこそ、反応すらできなかった。 次の瞬間、構えていたライフルが手元を離れ、遥か遠方に吹き飛ばされていた。 正確に位置を、それもステルスが稼働している状態で把握された、確かにそれも大事ではある。 だが、それ以上のことを奴はやらかしていた。 信じられるものではない。誰もが疑うであろう。 謎の機体の手元に―――『一瞬で拳銃が現れた』のだから。 「―――ッ、痛ぅ……!」 頭が痛い。最初に、そう感じた。 単純に一点を穿たれたような痛みが走る。 「俺……どうなったんだ?」 『見事なヘッドショットでした。おかげでまだしびしびします』 いつも通りのパールの言葉。それで理解した、撃たれたことを。よくそれで動けるものだ。 『ベルフェリオンの防御力が高くて助かりましたね』 「全くだ、生身なら死んでる。つーか俺の台詞だよそれ……にしても、これか」 掴んでいる感触。目の前にあるその二挺の黄金色の塊は、確かにあの時認知した存在。 おそらくパールの意識の中から印象に残っていたであろう『これ』が、今この場で顕現していた。 誠二の家で見た、BMMサイズの電磁誘導式拳銃だ。どう見てもそれにしか見えない。 「これが出てきたっつーことは……」 総一は、自身が見てきたあの不思議な光景を思い出し確信した。あれは『ただの夢』ではない。 そうでなければ、今の周囲の状況を自分が把握できることもない。 不気味なことに、意識が覚醒した瞬間の周囲の位置関係も全て頭に残ったままなのだ。 何より、頭の中に残ったこの拳銃のイメージが、そのまま具現化されている。 『まあ、後で色々お話しましょう』 「全くだ。9から2引いて全7機! てめーらに手の一つも出させるかよ!」 近場には動けないツヴァイ。この戦闘領域に狙撃装備を持った奴らが9機。 1機でもツヴァイに目を向かされると誠二がまずい。 フランベルジュもついているが、追走するドライフォートを狙撃されても大変だ。 考えるより、全て潰せば早く、確実なのは明確。動くことは、守ることにもつながる。 まさに攻撃は最大の防御といったところか。 「行くぜパール! ここいら全域サーチアンドデストロイだ!」 『はーい! 黄金の鉄の塊で出来たベルフェリオンが隠密装備に……』 「なげーよ」 色々言いたいが今はやめておこう。色々な意味で。 思考を打ち切り、ひたすら潜む敵を見据え―――再び、駆ける! 「あークソ、どんだけ飛ばしてんだあいつ!」 その遥か後方。一台の特殊装備バイクが戦場に向けて駆け抜けていく。 電子装備を充実させた機体は、戦闘能力自体はお察しくださいではあるものの、 情報戦においてはそれなりに役に立つため、未だに運用されている。 主に配備された機体が使えない時の予備用として。 男、角川俊暁。ベルフェリオンに初めて遭遇した時に機体を中破させられていた。 それがまだ直っていなかったのである。 「こんな時に限って機体壊れてるし……」 「そりゃ災難ね」 後ろからひょっこりと顔を出す少女がひとり。 「ああ災難だよ。そのせいで……」 なんともはや、法を絶対遵守するべき警官が2ケツをする時代になるとは。しかも白バイで。 とはいえ、車では閉鎖地区で飛ばすことは難しいほどに放置されている区域であり、 あと非常時だからしょうがない。 「こいつだけ放置もできないしなー」 「へー、そんなこと言うんだ……」 「わひっ、ちょ、やめろ死ぬぞ!?」 いくらなんでも運転中にくすぐりをかける奴がいるか。ここにいた。 事実バランスを崩しかけて、下手したら転倒しそうだった。 下手なことを言うのはやめておいた方がいいのだろうか。 恐るべくは藍沢春緋……総一の苦労が少しだけ分かる気がする。 「ところで、こっちって閉鎖区域Dの方ですか?」 「ああ……よく分かったな」 「そりゃここから近いバトルフィールドってそこぐらいですし」 バトルフィールド。戦闘用にのみ一般開放されている区域。 直訳すれば戦闘領域となるこの区域では、私闘、練習等で使用者が多い。 この『閉鎖区域』では戦闘に絡まない行為が基本認められていないが、 これは復旧が困難と判断され、そのまま放置されているからである。 建前上は認めないが、実質は放置状態。それゆえ、何が潜んでいるかわかったものではない。 一応違反者は一定のタイミングで取り締まられるが、正直あまり期待できるものではない。 (そうだ、ここは……) その中でも、此処閉鎖区域Dはかの『創世事変』の被害を直で被り、復旧が困難とみなされた場所である。 春緋が察することは不可能だが、俊暁の表情は少し、曇る。 「……何だ?」 突然、電話の着信が鳴る。 無線とはまた違い、セットした携帯電話が鳴っているのだ。 基本ロボットや他の乗り物に乗る場合は、携帯電話をあらかじめ機体もしくは車体につないでおき、 その媒体を通じてハンズフリーの会話ができる仕様になっており、このバイクも例外ではない。 本来プライベートに使えるような状況ではないが、相手が相手では仕方ない。 エルヴィンの中でも非常に重要な人物であるために、警察の中でも密接に関わっている彼には特例で許可されているのだ。 「広瀬か。どうした?」 彼女との応対のみ、俊暁は特別に回線の使用を黙認されている。 色々な理由があり、警察内で彼女と一番関わりを持っているのが俊暁であるためだ。 『予想外の反撃を受けた。ツヴァイと天城君を置いてきている。世話を頼んだ!』 「ちょ、おい!?」 簡素なやり取り、にしてはあまりに話が大きすぎやしませんか。 しかも「世話を頼んだ」とは、完全に丸投げである。 よっぽど彼女に余裕がないんだろうが、仮にも身を預かっている人間に対する扱いかと疑問に思わざるを得ない。 「……えー、と。それって?」 「急ごう。多分、二人が危ない」 時間を食ってはいられない。アクセルを入れ、舗装の粗くなった道路をひた走る。 空が泣き始めた。背に頭に、感じる雨はとても小さく、そして冷たい。 光が落ちる周囲の中で、ひときわ派手に光る爆発がやけに眩しい。 「ッく!」 一撃を、避ける。 地面に突き刺さる咆哮、それは最後のヤマを超えたという証になる。 襲い来る銃撃の悉くを回避し、敵の狙撃手段を奪う。 拳銃という武器を手に入れてから、相手の選択肢を潰すところに大きな活躍を見出すことができた。 視界に邪魔が入り始めたとはいえ、位置は既に掴めている。 残り二機、その両者がともに戦線の維持が不可能と見るや否や後退を図る。 『マスター!』 「ああ、見えた!」 相手の位置が把握できる。言葉より早く繋がる二人の思考に、電磁迷彩などという技術介入で阻めるものはなかった。 即座に構え、二挺同時に放つ。強すぎるほどのフィーリングを手元に残し、飛んでいく二つの弾丸が胴体部分を叩く。 強すぎる衝撃が加わった2機は、ともに移動を維持できず停止。 そこに追加される、二挺計四発の銃撃。 威力が減衰しているといえど、集中的なクリーンヒットを受けた胴体部の損傷が認められ、直接コアユニットが落ちる。 全機撃墜―――周囲は静寂に包まれた。 「終わりか」 『ですね』 何もできず終わりかと思えば、案外何とかなるものであった。 今までと比べたらあまりにあっさりすぎて正直不気味だ。 「……身体中痛ェ」 『何回死にかけたと思ってるんですか』 「慣れたくねーよ」 口調は軽い。しかし、それも終わったから言えるようなものである。 実際、あの奇跡のような大逆転さえなければ終わっていたといえよう。 「で、これは何なんだ」 示すのは金色に輝く拳銃。 唐突にこれが顕現してから、遠い場所にも攻撃できるようになったベルフェリオンの戦闘力は大幅に上がったといってもいい。 一度この形は見たことがあり、どんなものか覚えている以上、気になるものは気になる。 『……えーと。多分マスターの意識がこっちに飛んできて、その時に私の何かに触れた影響なんじゃないかって』 お前もわからないのか。 とはいえ、そう考えるのが自然ではある。一度、彼女の知っていることは洗いざらい吐かせたのもある。 「やれやれだ。とりあえず、ツヴァイんとこに戻って広瀬さんに連絡を―――」 『? あ、待ってください』 本当に間が悪いな。溜息をつきながら、悪態ぶって答えようとした…… 『あ、そこです、そこに高見さんが!』 「―――な?」 突然の言葉。 見ると、確かに誠二がそこに居た。子供と一緒に、まるでその場でばったりと倒れ伏したような…… 「誠二ッ!?」 そして。 天城総一は、迷うことなく、その巨身を、解いた。 「―――っ、は、はは」 解いた瞬間。その絵面を、誰かに奪われていると知らずに。 「や、やったぞ、スクープだ、これは、う、売れる、売れるぞ!」 閉鎖地区Dの元スペードビル。出遅れたと思った男に舞い込んできた、身に余る特ダネ。 記事のネタ探しのために飛ばしで来たが、まさかこんなネタが手に入るとは思っていなかった。 今お茶の間を騒がせている謎ロボの正体を、今ここで掴んだのだ。喜ばないはずがない。 大スクープにも程がある。 「さっそく記事だ! 街を騒がす中心に俺はいるぞ! ぃやーっはっはっは!!」 人間は何か巨大なものが眼前にあると、それ以外の何かを見落としてしまうものである。 この記者も例外でなく、瞬間の映像、これからの妄想がいつまでも頭にまとわりついていた。 少し目を配れば、倒れている二人の人間に目が行くだろうに。 その二人も写真に巻き込みながら、もはや男は注意すら傾けない―――。 「誠二! 畜生、何があったんだよ! ド畜生!」 必死の形相で肩を揺さぶる総一。だが、誠二は眉の一つ動かそうとしない。 近くには自分達以外誰もいない。思考が浮かんでは消え、まとまらない。 焦りに焦った末、ポケットの携帯電話に気付く。防水加工がしてあるから、多少の雨なら通じるだろう。 パールを見る。駄目だ、そもそもこいつには頼れない。救急の電話番号どころか、まともな会話すら望めない。 「お前、何か分からねえのかよ!」 つい、あたってしまう。パール本人は、え、あの……と、歯切れの悪い返事しかしない。 おそらく、自分と同じだ。目の前の現実にオロオロして、何が正しいか浮かばないのだろう。 「クソ……ッ!」 必死で携帯電話を開く。冷たい空気にかじかみはじめた指先を強引に動かし、番号を打ち込み。 カシャンッ……! 送信する直前、暗い周囲が突然光に晒される。 警察だ。肩のペイントから、警察がやっと来たんだと判断できた。 この人達なら、何とかしてくれるだろう。 機体胸部のライトに照らされた、頭の左側から頬に血の流れる少年の表情が、やっと安堵に緩む。 何がどうなっているのか分からないが、これで何とかなる。 あとは広瀬さんに報・連・相して、わからないだらけの今を何とか認識するか――― だが、そんな想いは軽々と砕かれる。 降りてきた男達は、必死に状況を説明しようとする総一の出鼻を挫き。 「天城総一。公務執行妨害、ならびに戦闘上過失の疑いで貴様を拘束する」 驚愕に色づいた総一に、有無を言わさず冷たい鎖をかけた。 「ま、待ってくれ! 誠二を、あいつらを病院に!」 必死に訴える。話がまるで飲み込めないが、とりあえず安否を確認したい。 戦闘上過失、つまり自分なのだろうか。そうだとしても、安否くらい知りたいものだ。 なにせ、彼にとって誠二は欠かすことのできない大切な友人の一人だ。こんなところで失いたくはない。 「黙れ」 その想いは裏切られる。わざわざご丁寧に左側から入れられた拳は、流血の収まってきた傷口を開かせるには十分だった。 「ま、マスターっ!?」 慌てて駆け寄ろうとするパールでさえ、他の警察の奴らに抑えられる。 ただでさえ戦闘後、冷たい雨に打たれ、それ以上抵抗する力は残されていない。 歯噛みするも、そこまで。もう、彼に残された行動手段は、何もない。 「……っ、天城君!? 高見君も!?」 「総一!? どうしたのよそれ!? それにこれって……!」 近づいてきたバイクの駆動音が止まる。覚えのある声が聞こえる。 だが、どうしようもない。来ただけで終いだ。 「角川巡査長です、状況の説明を!」 「そうは言われましても。落ち着いてください」 「これが落ち着ける状況か!」 始まる口論を背に、手錠が引かれる。 警察のBMM、そのバックパックに付属する収容スペースが開かれる。 「何なのよこれ!? どういうことなの!? ねえ総一、ねえって!!」 投げかけられる言葉に、答えるような隙間はなかった。 無慈悲に放り込まれ、施錠が確認される。 その瞬間、天城総一という人間は、外界から、全ての環境から―――己の力からも、引きはがされた。 「ねえ……何とか言ってよ……」 呆然と、濡れた地面にへたり込む春緋。 彼女の近くで、空を見ていた携帯の画面が、ただ虚しく空の涙を受け止めていた。 桜華絢爛ベルフェリオン・SSに戻る next back