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シンジ「ただいまぁ」 アスカ「おかえりなさぃ」 出前の注文表を手にアスカが近づいてくる アスカ「シンジは何がいい私的にピザがおすすめ♪」 シンジは呆れ顔で シンジ「まさかご飯用意してないの?」 アスカ「昼間お客さんが来てて買物行けなかったの」 仕方なくピザを選びながら シンジ「お客さん?誰だろう?」 アスカ「内緒よ!シンジの知らない人」 アスカは少し顔を紅くしながら アスカ「ねぇ~シンジ!もし私がシンジ以外とキスしたら怒る?」 シンジは少し考えながら シンジ「ん~?僕はアスカを信じてるから」 アスカ「もしもよ!もしも!」 シンジ「やっぱり想像つかないや。アスカはそんな事しないよ」 アスカ「つまんない人ね」アスカ「でも信じてくれててありがとう」 というと腕を絡ませキスをする シンジ「あっそうだ。アスカ」 アスカ「何よ?急に大きい声出して」 シンジ「明日父さんが家に来るから」 アスカ「義父さまが?」 シンジは思い出し笑いをすると シンジ「アスカきっとビックリするよ」 アスカ「ちょっと何よ!教えなさい」 背中をポカ×2叩くアスカ シンジ「分かった。分かったよ。実は父さん…」 シンジ「実は父さん再婚するんだ」 アスカ「そうなの!ねぇシンジの知ってる人?」 シンジは感慨深げに シンジ「アスカも知ってる人だよ」 アスカ「…私も…知ってる…人?」 ふいに奇妙な違和感に囚われる。確かレイは最後に レイ「アスカの事は諦めるわ。碇君とお幸せに」と シンジはアスカの様子には気付かず言葉を続けた シンジ「綾波だよ」 シンジ「ビックリしただろ?まさか父さんと綾波が結婚なんて。僕全然気付かなかったよ」 シンジの話など聴いていないアスカ アスカ「……された」 アスカの異変に気付く シンジ「アスカ?どうしたの?」 アスカ「また騙された~~~」 シンジ「わっ!なんだよ急に大きい声だして」 アスカは顔を真っ赤にしながら叫ぶ アスカ「レイのバカ~~~!!」 こうして碇さん家のアスカさんの受難は幕を開けるのでした 終 劇 オマケ 「ゲンドウ家」 ゲンドウ「本当に俺でよかったのか?レイ」 レイ「えぇ、愛してますわあなた」 ゲンドウ「そうか…君に愛してもらえるなら何でもするよ」 レイ「気になさらないで、私だって貴方を利用させて頂くんだから」 レイ「待っててね。私の可愛い「アスカ」ちゃん」 おしまい?
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シンジ「ご馳走さまでした」 シンジ「アスカ~今日のご飯随分豪華だったね」 言いながら食器を流しに持って行くシンジ アスカ「まあね~久しぶりに張り切っちゃった」 自分の分の食器を渡しながらアスカは答える シンジ「え?何か良い事でもあった?」 アスカの食器を受け取り流しで洗いながら聞く アスカ「エヘヘッじつは~今日ね。商店街でね。」 シンジ「なんだよ。アスカもったいぶらずに言いなよ」 アスカは満面の笑みで アスカ「えぇ~どうしようかなぁ~教えようかなぁ」 シンジは機嫌のいいアスカを見て シンジ「お願いします!アスカ様。教えて下さい」 と拝むポーズをとる アスカ「しょうがないなぁ大好きなシンジの頼みだ、教えてあげよう!」 そういうと机に封筒を一枚出した シンジ「中見ていいの?」 どうぞ×2と自慢気なアスカ シンジ「何だろう?」 封筒を開ける シンジ「アスカこれは!」 テンションのあがるシンジ 得意げな顔でVサインを出すアスカ アスカ「じゃ~ん!どう?凄いでしょ!私が当てたのよ」 シンジ「商店街の福引って当たるんだね」 アスカ「ねっ、私もびっくりした」 果たして商店街で当たった物は? 次回に続きます 某有名遊園地のチケットだ アスカ「シンジまだ有給残ってたよね?」 シンジ「うん!」 アスカ「じゃあ平日に行きましょう」 シンジ「解ったよ!アスカ」 まだ興奮さめやらぬシンジ アスカ(ふふっ、あんなにはしゃいじゃって) アスカ「あ~あ私なんか今日疲れちゃったなぁ」 ソファーに座りわざとらしく肩や腕を揉むアスカ シンジ「はいはい。アスカ様。お疲れの様ですね」 シンジはアスカの肩を揉んであげる アスカにとってこういう、じゃれあいが一番好きな時間だった。勿論シンジも解っている シンジ「ありがとう。アスカ」 アスカ「どういたしまして」 シンジ「一緒にお風呂入ろうか?」 アスカ「めっずらしぃ~シンジの方から誘ってくるなんて」 シンジ「いつもはアスカがいきなり入ってくるもんね」 アスカ「なによ!嫌なの?」 シンジは笑いながら シンジ「勿論うれしいよ」 シンジ「では参りましょうか?アスカ姫」 とお姫様だっこをする アスカ「バカシンジ」 顔を真っ赤にしてアスカは言った こうして碇さん家の夜は更けていくのでした 終 劇
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アスカが病院から退院する二日前のこと、ミサトから「家に来なさい」というメールが突然入った。 ミサトの家はシンジとアスカにとっては実家のようなものだった。 ミサトも結婚には失敗したがカナダに留学中のひとり娘もいるし楽しくやっているみたいだ。 ミサトはシンジを快く迎えてくれた。 「検査の結果はどうだったの?」と赤ん坊のことをミサトは尋ねた。 「母子ともに大丈夫だと病院でききました。 ただ、主治医からは確率は少ないけれど早産の可能性があるから早産になったら帝王切開をすすめられました。赤ん坊の体に負担を与えないためだそうです。」 「そう。ねぇ、シンちゃん、今日、水天宮にでも行かない? 気分転換にもなるし、ひとりよりふたりのほうがご利益も違うし。 あそこには安産の神様がいるからね。」ミサトはシンジの肩を軽く叩いた。 ミサトらしいなぐさめ方だった。 水天宮の神社は人でごったがえしていた。 お祈りをした後、シンジは安産のお守りを買うことにした。 小さな赤いお守り袋だった。 おみくじをひいたら、中吉だったが、病はよくなる、お産は軽くすむと書かれていた。 そうなってほしいとおみくじを木の枝にシンジは結んだ。 それから四ヶ月経ち、アスカは無事に臨月を迎えたのだった。 シンジの自宅の居間では今、新しい命が生まれようとしていた。 「もう、いきんで大丈夫ですよ」助産婦の言葉が耳に入ってるのかどうかわからないくらいアスカ痛みにうめいていた。 「アスカ、いきんでいいって。 子宮口が全快したよ。もうじき赤ちゃんに逢えるんだよ。」 シンジはアスカの右の手をしっかり握った。 「旦那さんの悪口、恨みごと言ってもかまわないですよ。 さぁ、深ーく息を吸って」助産婦はユーモアをまじえながら呼吸といきみをリードする。 アスカは何度も深呼吸し痛みにうめきながらいきんだ。 「あたまが出てきましたよ。あとひとふんばりよ。頑張ろうね」助産婦さんは赤ん坊がいつ出てくるかどうかタイミングを図っている。 「さぁ、息を浅く吸って、力を抜いて」そう言うか言わないかのうちアスカは獣のようなうめき声をだした。 それとともに大きな産声があがった。 赤ん坊が産まれたのだ。 アスカはタオルにくるまれた赤ん坊を助産婦さんから抱きとった。 ふたりの体はまだひとつの糸でしっかりと結ばれている。 シンジはその光景に奇跡をみたような気持ちだった。 シンジとアスカはこの赤子に未来と名付けた。 奇跡という意味と未来に幸多かれと願って。
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「ごめんね・・・ シンジ」 そう何度も繰り返し泣き続ける。 「それは違うよ アス・・・」 シンジも弁明しようとするもアスカの唇が止めに入る。 アスカは彼の謝罪を止めると、また、自ら言葉を続けていく。 「アタシ・・・ 家庭の味、作れなかった。 また、余計なプライドのせいで・・・」 「独りよがりの、気持ちの入りきれていない、アタシそのものの味になっちゃった・・・」 シンジは嬉しかった。 結婚前のアスカなら、この様に誰かに弱みを見せることなどは決してしなかったはずである。 それが自分に対して遠回りはしたものの打ち明けてくれる。 頼りにされているのではないかと思うと尚更、嬉しくなってきた。 そして、自らも彼女の意思に答えるべく口を開く。 「でもね、アスカ。家庭の味ならさ・・・僕だけじゃ無理だし、今度からは一緒に作ろう」 「うん・・・ アタシからもお願いするわ・・・」 そう言葉を交わすと、今度は互いの想いを確かめるように静かに抱き続けた。 しばらくして、ふと思い出したかのようにアスカが静寂を打ち破る 「そう言えば、シンジ。 アンタ、アタシに嘘ついたわね?」 「うっ・・・ ゴメン」 「ううん、いいの、アタシもアンタに隠し事してたから、それでお相子にしてあげるわ」 「???」 そう、『肉じゃが』を作ろうとアスカが思った、もう一つの理由・・・ 「二ヶ月目だって、この前、病院で調べてもらって判ったわ」 「はぁ!?」 思考が一瞬のうちに止まるシンジ。 「ばぁ~か、・・・本当はね、シンジの誕生日に言って驚かすつもりだったケド・・・」 そして、アスカはいつもの笑顔でこう続けた。 「シンジ! ちゃんとアタシに料理を教えなさいよ! 今のままじゃアタシ、母親の味なんて出せないんだから!」 END
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「今日はアタシが晩御飯作る!」 「はぁあ!?」 アスカの急な申し出に面食らうシンジ。 それもそのはず、結婚して今まで自ら進んで料理をしようとしなかったアスカが この日に限って突然「作る」と言い出したのだ。 いくつかの食材の入った買い物袋を携え、エプロン・三角巾・包丁と完全武装して。 「えっ・・・でも」 不安と戸惑いを込めて僅かながらの抵抗を試みるも、 「アンタはそこで黙って見てなさい!」 「料理の一つや二つ、このアスカ様に掛かればお茶の子さいさいよ!!」 と、包丁を目の前に突きつけられれば首を縦に振るしかなく、 指を切らないかと不安になりながら、行く末を見守る事とした 「とぉう!」「やぁあ!」「てぇぇえりゃあ!!」と使徒戦さながらに食材を切り刻み、 シンジの不安を他所に無事に食材を切り終わる。 次にその材料を鍋に全て放り込み一通りの調味料を入れ、火にかける。 「あっ・・・」と指摘を入れようとすると、鋭い眼光で睨み付け即座に沈黙させられる。 どうやらアスカは意地でも自分の力で全てやり遂げたいようだ。 この時点でシンジはアスカが作りたい料理を分かっていた。 ジャガイモ、人参、玉葱、牛肉、そして調味料に醤油に砂糖、みりん。 そう『肉じゃが』である。 そして完全に調味料の割合を間違えている。 (アスカ・・・ それじゃしょっぱすぎるよ) 程無くして 「出来たッ!!」 (早やッ!!) 「へぇ、結構早く出来るんだね・・・」 とりあえずアスカが怒り出さないように助言を出す。 「当然!! アンタはいっつも愚図だから何をやるにも時間が掛かりすぎるのよ!!」 あまりにも遠まわしな助言は伝わらなかったようだ。 そして、自分の目の前に鎮座しているアスカの『肉じゃが』。 その様子を満面の笑みで見つめる。 逃げ場は残されていない。 「いただきます」 最初に箸を付けたのはジャガイモ。案の定箸が刺さらないが口の中へ・・・ 半分程しか火の通っていないジャガイモは口腔内でジャリジャリと頭蓋に響く音を立てる。 「どぉ、美味しい?」 「うっ・・・ うん、美味しいよ」 「ふっふ~ん、当然よね! このアタシが作ったんですもの! いっただっきま~す!」 そして知る事となる。自分が作った『肉じゃが』の味を・・・ (不味い) 正直、食べられた物ではなかった。 そんな物を目の前でシンジはあたかも美味しそうに次から次へと口に運んでいる。 そして彼女は怒りが込み上げてきた。 こんな料理をわざわざ『美味しい』と言ったシンジに対して 「こぉのぉ、馬鹿シンジィ~!!!」 パッァア~~~ン!! アスカは思いっきり彼の頬を引っ叩くと、脱兎の如く寝室へ逃げ込んでいった。
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アレからアタシはシンジと一緒に料理を作ることとなった。 一通りの料理の作り方を伝授して貰ったが、どうもアタシはチャーハンや野菜炒め、 揚げ物といった類の料理を作るのが好きな様だ。そのことをシンジに言ったら 「アスカらしいね」 などと、のたまってくれたので意味はわからないが、なんか腹立ったので一発小突く。 しかし、どうも煮物や蒸し物などといったチマチマした料理はどうもアタシの性に合わないらしい。 あっ! そうか、そういう事か! 焼く・炒める・揚げるといった料理は攻め、煮る・蒸すといった料理は受けという事か! シンジの発言の意味が分かったので、もう一発小突いてやった。 ま、それは置いといて、 今日はシンジが料理を作る番。献立はカレー。シンジはカレーを作るのに2時間以上かけて作る。 今は玉葱を弱火でコテコテと炒めている。あまりにもゆっくりしているので苛々して 「何で、そんな事やってんのよ」 と聞いてみたら 「アスカ、料理は手間と愛情をかけて作るんだよ。食べてくれる人が『美味しい』って 言ってくれることを想像しながらね」 なんて抜かしやがったから 「ふん! なにキザったらしい事言ってんの! アンタには似合わないのよ、バカ!」 って言ってやったわ。 すぐに後悔したけど・・・ 何でか?っていうと、ふと料理をしているシンジの手元から視線を変えてコイツの顔を覗いたら すっごく、優しい顔をしてたの・・・ そう、アタシはこの顔、この表情が好き。 キスしてくれるとき、抱き締めてくれるとき、アタシを愛してくれるとき シンジはこの顔を見せてくれる。とても優しい表情。 そうか・・・ シンジはアタシに『美味しい』って言わせたくて料理してるんだ。 失敗したわ、みすみすこの顔を今まで見逃していたなんて! 「何か僕の顔に付いてる?」 じぃ~~っとみてるアタシに、シンジは声をかけてきた。キョトンとした顔が無性に腹が立つ。 「バカ! アンタはちゃんと料理に集中してなさい!」 「何だよ、それ・・・」 「いいから、早く!」 そうそう、その顔その顔! この表情を見て、ちょっとだけアタシの黒い部分が出てきたわ。それは独占欲。 「シンジ、一つ約束して! アタシ以外の人と一緒に料理しないで! 特に女と!」 「何で?」 「いいから、約束して!」 「??? 分かったよ」 そう、この優しい表情はアタシだけのものにしたいから・・・ そんなこんなで出来上がったカレーはいつも通り美味しかった。 いつもならどんなに美味い料理が出来ても「まぁまぁね」としか言わないんだけど ちょっと魔が差したのね、今日は特別に言ってやったわ。 「美味しいわね、このカレー」 極上の笑顔がアタシを襲う。 駄目! そんな顔見せられたら、もう『美味しい』としか言えないじゃない! バカシンジ!! おしまい
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