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その他友人などなど 【トンに関係する人たち】 山之内 本名:山之内 真琴(やまのうち まこと) 通称:やっこ、やっさん 歳:30ぐらい 身長:170/体重:62 一人称:オレ 好きなもの:ニコ動、アニメ、コーヒー、煙草、布団 特技:英語、空手/特徴:イケボイス トンたちの友達。常にだるそうな感じの人。 口癖は「だるい」「めんどい」「布団が恋しい」。 仕事が休みの日は大体寝てるか、動画サイトをあさってアニメを見ていたりパソコンで実況を見ていたりする。 トン曰く「生きる気力をなくしてる」。 結構世話好きで、トン達と一緒に実況したり動画見たり、外で遊ぶときも車を出してあげたりと世話を焼いたりしている。 また寝ているところをトンに起こされパシリに使われたりするが、文句を言いつつもなんだかんだ言うことを聞いてあげてるなにげに良い人。 甘い声のイケボイスの持ち主で、昔はその声でゲーム実況動画をあげていたり、暇つぶしで雑談放送をしており、ファンがたくさんいた。 トンはそんな山之内のゲーム実況を見て自分もやり始めた為、実況動画に関してはトンの憧れの先輩である。 広く浅く適当に生きているが結構寂しがり屋だったりもする。煙草とコーヒーが恋人。 そんな彼だが特技は英語でミヤに教えるぐらいの実力。 また昔に空手も習っており、体つきは男らしい。空手の影響か床に座る時やご飯を食べる時はよく正座になる。 正座の時は姿勢は良いが、アニメ等動画を見ているときは基本猫背。 前は腹筋が割れてたが最近ちょっとぽにょってきたとかなんとか。 ◆口調 「トン~早く帰って来てよ~~」 「ちょう待ったよ…僕」 「え?オレに弄んでほしいの?」 「うぜぇwww」 洋成さん 本名:宮地 洋成(みやち ようせい) 通称:洋さん、兄ちゃん(ミヤのみ) 歳:25 身長:180/体重:65 一人称:俺 好きなもの:服、本、コーヒー、料理 特技:料理/特徴:茶髪メガネスーツ ミヤの実兄。 トンや隼人たちがよく行く喫茶店、「木漏れ日」で働いている。 その柔和で優しい笑顔に心を奪われる女性もたくさん。 ミヤ同様オシャレでイケメンであり、頭良し、顔良し、スタイル良し、性格良しの完璧な人。 洋成が振舞う料理はどれも美味しくて、トン達の大好物。 小さい時は、どこへ行くにも「兄ちゃん兄ちゃん」とついてくるミヤが可愛くて仕方なかった。 メガネが似合う素敵なお兄さん。 ◆口調 「いつも大成が世話になってるね。ありがとう祐樹くん」 「小さい頃、大成は何処へ行くにも俺についてきてね、かわいかったなあ」 「いらっしゃい、ゆっくりしてってね」 「何か悩み事でもあるのかい?」 【今村、沙雪に関係する人たち】 ナツ 本名:夏月 宰(なつき つかさ) 通称:ナツ 歳:21 身長:160/体重:52 一人称:あたし、ナツ 好きなもの:沙雪、コスプレ、絵を描くこと 特技:服を作ること/特徴:ボーイッシュなショートカット、百合、バイ 沙雪の友達。 沙雪同様ゲームアニメ大好きのオタクだったが、昔それが原因でいじめにあっていた。 ネットで出会った沙雪に相談していて元気付けられてからは、自分を支えてくれた、男らしい沙雪に惚れている。 アニメゲームオタクなのでそれ系の知識は豊富で、コスプレが大好き。 手先が器用なので服は自分で作っている。 沙雪のおかげで今は自分の好きなものを胸を張って言えるようになり、イベントにもいろいろ出ておりそれなりに結構人気のあるレイヤーでもある。 沙雪と繋がりの強いナギに若干嫉妬している。 絵も趣味程度で描いていたりする。 沙雪の事が大好きだが、普通に彼氏がいた時期もあったいわゆる両性愛者である。 ◆口調 「さゆ~~!一緒にコスプレしようよー!私が服作ってあげるから!」 「女で本気で好きになったのはさゆだけ」 「コスプレたのしー!早く次のイベント行きたいなあ」 「私はさゆに救われたの」 古村さん 本名:古村 桜彩(こむら さあや) 通称:さや、さあ、古村さん 歳:25 身長:162 体重:55 一人称:私 好きなもの:本、のんびりすること 特技:お菓子作り 特徴:ちょっとドジ 今村のバイト先の、他店の女性。 のんびりやで少々天然。時々ぼーっとしてるが、仕事はしっかりこなしている。立場は一応副店長。 オシャレに無頓着で、男性への免疫もない。 今村に想われてるのにも気づかず「礼儀正しい、かっこいい子だなあ」と思っている。 ◆口調 「あ、おはようございます^^」 「来てくれてありがとうございます!今日はお休みですか?」 「うふふ、私もたこ焼き好きですよ」 「今村さんのところは、かっこいい人多いですよね」 陣内 本名:陣内 大樹(じんない おおき) 通称:陣、でこ、陣内 歳:21 身長:174 体重:56 一人称:俺 好きなもの:ゲーム、友達と遊ぶ、歌 特技:歌 特徴:デコ、大きな眼 今村のバイト先の友達。黒髪短髪のイケメン。 よく今村と一緒にいてあんまり女子と会話してる姿を見たことがないので、ホモではないかというあらぬ噂がある。 若干サイズが大きい服を着る事が多く、私服は自然と萌え袖になっていたり、所々かわいらしい要素を持ってたりもってなかったり。 おかげでバイト中の彼らを知る腐女子たちからは今村とセットで萌えられる事がある。 今村が古村に想いを寄せていることは知っているが、特に嫉妬したりすることは無く、気にしてはいない。 デコが広いことを若干気にしており、時々測ってたりするらしい。 今村同様動画サイトに投稿しており、その実力は毎回10~50万以上再生されてファンがつくほど上手い。 既にプロ並みだが、歌はあくまで趣味。時々今村とコラボをして遊んでいる。 投稿する時の名前は「JIN」「ジン」など使用している。 ◆口調 「えっ、もらっちゃっていいんすか?食べたいっす!」 「ちーた!一緒に帰ろう!」 「ちーた、バイト終わったあと空いてる?」 「もっちー、勉強教えて」 声参考:http //www.nicovideo.jp/watch/sm19713921 望月 本名:望月 駿介(もちづき しゅんすけ) 通称:もち、もっちー、望月 歳:22 身長:175 体重:65 一人称:オレ 好きなもの:ゲーム、友達と遊ぶ、アウトドア、カラオケ 特技:運動、料理、柔道、空手 特徴:クールな表情、ガタイの良い体 今村と陣内の友達。 他店の人や、バイト中の彼らを知る客(特に女子)からは「イケメン三人組」と呼ばれている。 バイト中は無表情で若干話しかけづらいが、今村の恋の相談を親身に聞いてやったり、お年寄りや小さい子にはとても優しいクール系男子。 いつも落ち着いているので、頼りにされている。 体格がよく、柔道と空手が得意。 今村に想いを寄せている(?)陣内を止める役目も果たしている。 古村が勤めている店のスイーツが大好き。個人的によく買っている。 ◆口調 「ちーた、陣、さっさと片付け終らせて帰ろーぜ」 「陣、落ち着け!」 「おーいちーた、古村さん今日もいるぞー」 「焦らないで、ゆっくりで良いですよー。」 あ~やん 本名:笠舞 彩愛(かさまい あやめ) 通称:あ~やん、まいちゃん 歳:25 身長:160 体重:52 一人称:あたし 好きなもの:歌、動物の世話、人の恋愛話 特技:歌 今村や陣内、望月のバイト先の先輩。 先輩だがそんな雰囲気をあんまり感じさせないフランクな性格をしている。 人の恋愛話とか噂話が好きで、見た目は綺麗なのに中身は若干おばさんっぽい。 世話好きなのかお節介なのか親切なのか、今村の恋にも首を突っ込んでくるが今村には拒否されている。 しかし本人はあまり気にしておらず、かわいい後輩の恋を純粋に応援している。 仕事でも頼りになる先輩である。 陣内と今村の仲を見て、ホモ二人組とよく言っている。 ◆口調 「もうちょっと積極的になりなさいよっ」 「ほら、古村さんいるよ!話しかけてくれば?」 「おーいそこのホモ二人組!イチャつくのはいいけどちゃんと仕事しなさーい!」 「あーあたしも彼氏ほしくなってきちゃったなあ」 【今村の姉弟妹】 四季姉さん 本名:今村 四季(いまむら しき) 通称:シキ、ねーちゃん、しーたん 歳:25 身長:174 体重:55 一人称:私 好きなもの:オシャレ、スイーツ、動物、ブランド 特技:ピアノ、ヴァイオリン、動物の世話 今村の姉。有名なカリスマモデルで、雑誌にもよく載っている。 自分の弟妹が大好きで、特に今村のことが大好き。恋愛感情は全くないが、家族として大切に思っている。 今村のことをいつも心配しており、ちょっとお節介。今村のバイト先にも時々出没する。 桜彩のこともお気に入りで、今村が早く告白しないかヤキモキしている。 今村とは幼少期いつも何をするにも一緒の時があり、大きくなるにつれて自分から離れていくことに、多少寂しさを感じている。 ◆口調 「やっほー、遊びに来ちゃったv」 「たいちゃん、いつの間にか大きくなって私越しちゃったね・・・」 「かずみとななみと最近会ってないのよね、元気してる?」 「たいちぃ!まだ告ってないの?早くしちゃいなさいよっ!」 カズミ 本名:今村 壱三(いまむら かずみ) 通称:カズ、かずみ 歳:17 身長:175 体重:60 一人称:おれ 好きなもの:兄、運動、犬 特技:運動 今村の弟。高校生。今村のことが兄として好きで尊敬している。 今村に負けず劣らずのなかなかのイケメン。 妹が兄に変なことをしないか、兄の周りに迷惑をかけないかいつも心配しており、妹の暴走を止めている。 ◆口調 「あああ、なー!おい待て!」 「俺もにーちゃんみたいにモテたい」 「ねーちゃん、まーたマネージャーさんを困らせてるよ・・・自由すぎだろ・・」 「仕事してるねーちゃんやバイトしてるにーちゃんはかっこいい」 ナナミ 本名:今村 七海(いまむら ななみ) 通称:ナナ、ななみ、なー 歳:16 身長:165 体重:46 一人称:なあ、私 好きなもの:汰一お兄ちゃん、ショッピング 特技:運動、笑顔 今村の妹。女子高校生。 兄である今村のことが大好きで、できることならいつも一緒にいたいと思っており、その感情は兄としての好きを通り越している。 若干危ない方向に行っているので、いつも壱三に止められている。 兄がモテるので、他店の人と仲良く話しているだけで嫉妬してしまい、兄と仲が良い桜彩が嫌い。陣内や望月のことは良い人と思っている。 姉の四季のことを尊敬しており、いつか姉みたいなカリスマモデルにもなってみたいと思っている。 ◆口調 「たいにぃ!デートしよっ」 「しきねぇみたいなモデルに私もなるんだっ」 「うるさいかずみ!」 「たいにぃモテるから、他の店の子がたいにぃの事好きになったら困る!たいにぃが心配・・・」 【その他】 天都 乃依(あまと のい) 大人気ギャルゲー「空と大地と白く飛んで」のキャラクター 超人気。
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律「みーおー?」 澪「」カチチーン 律「みおしゃーん?」 澪「カチチチーン 律「おーい、戻ってこーい!」 オーイ オーイ シッカリシローイ 澪(ん… 何だ?そもそも私何してたんだっけ?」 ハヤクモドッテコーイ! 澪「はっ!」 律「あっ やっとか」 澪「え… あれ?律?」キョトン 律「オイオイ… 今私が言った事覚えてるかー?」 澪「え…?」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 律「~オツキアイスルコトニナリマシテ!!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 澪「あっ!!」 律「いや~ 言うの恥ずかしかったんだぜー!」テレテレ 澪「そ… そうか… ふ、ふーん それはよかったな」 律「あー!ゲロったらスッキリした!やっぱり隠し事は体に良くないな、うん」ノビノビーッ 澪「り、律にかっ、彼氏か!そいつはめでたいなぁっぁ」 澪(声が裏返っ!) 律「ん!何だよ澪ー まだ隠し事してたの怒ってるのか?」 澪「はあ?全然怒ってなんかねーよっ!!」ガスッ 律「いってー!やっぱ怒ってんじゃんかよお!」ナデナデ 澪「ただびっくりしただけだよ!最近おかしかったのはそのせいだったのか?」 律「まあなー」テレテレ 澪(イラッ) 澪「そんな私事で周りをかき乱すなよっ!!」 律「ほーら怒ってる!だからごめんって!」 澪「今日だって昨日だって練習捗らなかったじゃないか!!」 律「ええー それ私のせいかー?」 澪「そうだろっ!」ガツンッ 律「いってえええ!」ヒリヒリ 律(いつもにまして機嫌悪いなー おーいて)ナデナデ 澪「それでっ ムギがおかしかったのもそのせいなのか?」 律「んあー?ムギ?うん、そう」 澪「ムギはどう絡んでるんだ?」 律「いやー、街中で一緒に歩いてる所を見つかっちまったんだよー」エヘエヘ 澪「ヘラヘラするなっ!!」ガスッ 律「あだぁっ!今日澪殴りすぎっ!」サスリサスリ 澪「まあいいっ!で、相手はその… 誰なんだ?」 律「んとねー 去年の年末さ、ライブハウスで演奏したじゃん?」 澪「あー もう3ヶ月も経つのか」 律「そん時にマキちゃんから紹介されてさー」 澪「マキから…?」ポワーンポワーン ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ?「オラオラオラオラ!イェ──────イ!!」ギャギャギャーン ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 澪「マキには悪いけど音楽繋がりの男性って言ったらチャラそうな気が…」ガクガク 律「おいおい変な想像すんなよー!私がチャラい男と付き合うわけがないだろー」ブーブー 律「誠実で、いいヤツだよ!」ビシッ 澪「そっ そうなのか なら律を任せられるな!」ウンウン 律「任せるって… 澪は私の保護者かよー」 律「とーにーかーくっ!」 律「これで隠し事ナッシング!ホント悪かったよ」 澪「わかればいいんだよ、わかればっ」 澪「ただ、もう隠し事なんてするなよ?私たち幼馴染だろ?」 律「ううっ!みっおしゃーん!」ダキッ 澪「お前は唯かっ!」ガスッ 律「いてー!」 テクテクテクテク 澪「それにしても律に彼氏か~」 律「なんだよぅ よせやい!照れるじゃんかよ」エヘヘヘヘ 澪「なんか見ててイラッとする」ジッ 律「今日の澪機嫌悪すぎだぞー 殴りすぎー」ブブー 澪「なんだよ…」 律「この美しいお顔に傷がついたらどうするおつもりかしら?」テヘ 澪「ちょーしに乗るなっ!」ブン 律「!!」ビクーッ 澪(あ… そうだ、律はもう…)スッ 律「いたー! …く…ない?」キョトン 律「どったの?澪?」 澪「…」テクテク 律「いつもみたいに、こう、ガツーン!ってやらないの?」 澪「馬鹿やってないでさっさと帰るぞ」テクテク 律「ちょ、待てよー」タタッ 澪「…」スタスタ 律「…」テケテケ 律「なんだよぅ まだ隠し事してたの怒ってんのかー?」 澪「別に… 怒ってなんかいない」スタスタスタスタ 澪「…」スタコラサッサ 律「歩くのはえーぞー」スタスタ テクテクテクテク 澪「じゃあな」ガチャ 律「うん、また明日なー」 ガッチャン 律「…」ハアッ 律「何だかんだでやっぱ怒ってるんじゃねーか」 律「もっとはやく打ち明けとくべきだったかなー」 律「まあ今更言っても仕方ない、私も帰るかー」スタスタ … 澪「ただいま」 澪ママ「おかえりなさい 今日は早いのね」 澪「練習早めに切り上げたんだ」 澪ママ「そうなの 夕飯までまだ時間あるから」 澪「うん、勉強でもしてる」 タッタッタッタッタッタッタ ガッチャン 律「たーだいまー!」 律ママ「こら、ちょっとあんた!朝どーゆーことよ!?」 律「んー何がー?」クツヌギヌギ 律ママ「何がじゃないでしょーがっ!」ベシッ 律「あてっ ん~… やっぱ物足りんなあ…」ウムウ 律ママ「何が?」 律「いや、こっちの話」 律ママ「そんな事よりあんた、朝澪ちゃん迎えに来てくれたのよ?朝練の事言ってなかったの?」 律「あっ…!ちょ、ちょっと言い忘れててさ」テヘッ 律ママ「テヘッ、じゃないでしょうが!」 … ゴロゴロ 澪(律に彼氏かー… 今まで考えたこともなかったな) 澪(そりゃ確かに律は明るくて元気だし男子にモテそうだけど…) 澪(今までも、そしてこれからもずっと一緒にいるものだとばかり思ってた) 澪(でもな、いい加減律も1人立ちしないとな、アハハ) フウ… 澪(なんてな) 澪(未だに1人立ちできてないのは私の方さ) 澪(私は心のどこかで、律に依存してる 助けてくれると思ってる) 澪(今回の話だって祝福したいと思う反面、律が私の前からいなくなっちゃうんじゃないかっておびえてる) 澪(嫌な女だな、私って 親友を心から祝ってあげられないなんて) 澪(ああ、頭がごちゃごちゃしてくる!) 澪(私はっ 私は… んん…)zzz zzz タッタッタッタッタッタッタ トントン 澪ママ「澪ー 夕飯できたわよ」 澪「むにゃ… 今行く…」 タッタッタッタッタッタッタ 澪(また寝ちゃってたのか 食欲無いな… でも2日連続はママに心配かけちゃう)ムクッ カッチャン タッタッタッタッタッタッタ 澪「いただきます」 タッタッタッタッタッタッタ カッチャン 澪「ふう…」 澪(やっぱり食事がのどを通らない) 澪(勉強でもするか)キイ 澪「…」カリカリ 澪「…」カリ 澪「あー!集中できない!やめやめ!」バタッ 澪(勉強しないとなると暇だなー)ゴロゴロ 澪(そうだ、律にメールでm…)パカッ 澪「… やっぱりシャワー浴びてさっさと寝るか」パタン … テッテッテッテッテッテッテ ガッチャン! 律「ふー 説教長いんだよ…」 律「でも澪には悪い事したなー」 律「あとでメールで謝っとくか」 律ママ「りーつー 晩御飯よー!聡呼んでさっさと降りてきなさい!」 律「あいよ!」 カッチャン テクテク 律「おい、聡!飯だ飯!」ドンドン 聡「わかってるよ!ちょっとうるせー」ガチャ 律「いいから早くしろい!私は呼んだからな!」 テッテッテッテッテッテッテ 律ママ「あれ?聡は?」 律「呼んだよ 後から来るんじゃね」 律「んじゃお先に…」ヒョイッ 律ママ「少しぐらい待ってなさい!」ガスッ 律「いでっ!」 テッテッテッテッテッテッテ ガッチャン! 律「ったく、どいつもこいつも私を叩きすぎだ!」プンプン 律「この絶世の美少女りっちゃんに何かあったらどうするつもりだ!」 律「っ!そういえば…」 律「何故か澪、殴ってくれなかったなー」 律「いや、別に殴って欲しいわけじゃねーけどさ」アハアハ 律「私は1人で何言ってるんだ…」ズーン ヴーン ヴーン ヴーン 律「ん?澪からかな?」パカッ 律「お、男からか!なになに?」 男『今週の土曜日、律さんは暇ですか?よかったら映画を見に行きましょう』 律「いいねえ!よし!『予定空いてるよ、行くぜー』と」ポチポチポチ 律「送信っと」ポチッ 律「ふー」 ドンドン 聡「風呂あいたぞー」 律「りょーかい」 律(澪には風呂あがってからメールすっか) カッチャン テッテッテッテッテッテッテ … 紬「はあ~ 澪ちゃんたちどうなったのかしら」ゴロゴロ 紬(昨日の私の行動、蛇足だったわ) 紬(私が余計な事しちゃったから澪ちゃんは元気なかったし私も演奏に集中できなかったし) 紬(お節介な気もするけど… ええーい!) ピッピッピッピッピ プルルルルル プルルルルル … タッタッタッタッタッタッタ カッチャン 澪「ふー、スッキリした」 澪(シャワー浴びたし今日はもう寝ちゃおう)ボフッ ヴーン ヴーン ヴーン ヴーン ヴーン 澪「ん、電話か 誰からだ」ギシッ ヴーン ヴーン ヴーン 澪「ムギか」パカッ ヴーン ピッ 澪「もしもし」 プルルルルル ガチャッ 澪「もしもし」 紬「あ、澪ちゃん?私だけど~」 澪「一体どうしたんだ?」 紬「いやね、昨日の事謝っておこうと思って」 澪「ああ、その事ならもう解決したぞ 律から聞いた」 紬「ホントごめんね、澪ちゃん… 私が余計な事言ったばっかりに」ショボン 澪「いいや、気にしなくていいさ ムギはいつもみんなの事考えてくれるからな」 澪「逆にこっちこそごめん 私たちの事で悩ませちゃったみたいで」 紬「そんな!私、みんなの為になりたいの!」 澪「ムギ… ありがとう」 紬「えへへ~」パアッ 澪「ところでムギ」 紬「なあに、澪ちゃん」 澪「その…さ、ムギは律の彼氏を見かけたんだよな」 紬「ええ、街中で一緒にいる所を」 澪「どっ、どんな感じの人だった!?」 紬「えーっと、優しそうな感じの人だったわ」 澪「そ、そうなのか」ホッ 紬「どうしたの?」 澪「いや、ちょっと心配になってさ」 紬「あらあらあら」ポワワッ 澪「んなっ!」カアッ 澪「律はさ、大事な大事な親友だと思ってる」 紬「うんうん」 澪「あっ、勿論ムギも唯も梓も大事な友達だし後輩だぞ?」 澪「でもさ、律はやっぱり違うんだよ」 澪「小学校の時に出会ってさ、私を変えてくれた恩人なんだ」 澪「もしも律と出会ってなかったら今の私は無いと思う… いや、間違いなく無い」 澪「臆病者で、小心者で、いつもビクビクしていて、友達も出来ずにこうやって過ごしてる事もありえない」 澪「だからさ、やっぱり心配なんだよ もしも、その、チャラチャラした男だったらビシっと言ってやろうと思ってさ」 澪「お節介かもしれないけど、私も律の為になりたいんだ!」 紬「澪ちゃんはりっちゃんが大切なのね」 澪「あ、ああ」テレテレ 紬「私は幼馴染とかいないから同じ立場には立てないけれど」 紬「澪ちゃんを応援するわ!」 澪「ありがとう、ムギ」 紬「がってん!」 澪「とにかく、律の相手がいい人そうでよかったよ」 澪「これで私の肩の荷が下りるな!」ハハハ 紬「そ、そうね(澪ちゃん… やっぱり)」 澪「じゃあ、今日はありがとな」 紬「うん」 澪「じゃあまた明日、おやすみ」 紬「おやすみなさ~い」 ピッ 紬「…」 紬(澪ちゃん、何か自分に言い聞かせてるように感じだった) 紬(大切な親友… 小学校からの幼馴染…) 紬(私にそれらはわからないわ でもきっと自分の前から離れようとしたのなら…) 紬(きっと胸に大きな穴がポッカリ開いたような気持ちになる…) 紬(私は笑って送り出せるのかな?) 紬(応援するとは言ったけど流石にここから先は2人の問題よね 軽々しく私が口を挟んでいいような事じゃない) 紬(私が何処までしていいのかはわからないけど、がんばって澪ちゃん!) 3
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EVERBLUE2 part47-114~116 114 :エバーブルー2(1):2009/09/07(月) 01 09 41 ID zVxkJSmw0 フォーエバーブルー2発売記念にエバーブルー2を再プレイしたので 投下します。 「2002年8月--- ダイダロス島の冒険から1年が経とうとしていた」 前作で故郷ダイダロス島を救って一流ダイバーとなった主人公レオは 今は亡き父が語っていたという石碑を求めカリブ海へ向かう。 が、嵐で遭難し、相棒のズッコを救出したはいいが 船もダイビングの装備もぼろぼろになって カリブのリゾート地、バレンティア島にたどり着いた。 沈没こそ免れたものの船を動かせず石碑の捜索どころではない二人の前に 地元の素人ダイバーのサークル、アミーゴスの一員である 活発そうな少女が現れる。 彼女は船や装備、じじい連れのレオを見て初心者と決め付け、 もう事故を起こさないようにダイビングを教えてやると言う。 どうやら相当なお節介焼きであるようだ。 少女エリスの勢いに押され実はベテランですと言い出せなかったのかどうか また地元に馴染めとのズッコの助言もあり、 レオはおとなしくエリスに付き合うことに… その後有名ダイバーであるレオを知るダイビング雑誌の記者との 出会いなどあるも人違いと思われ、あくまで初心者として アミーゴスに加入することになったレオは、浅瀬に沈んだフェリーから トロフィーを取ってくるという入団試験を軽くクリアして アミーゴスの一員に迎えられる。 115 :エバーブルー2(2):2009/09/07(月) 01 11 18 ID zVxkJSmw0 仲間になったことでエリス(の父親)の船を自由に使えるようになり、 地元のおばさん、魚マニア、薬マニアから果ては犬猫まで 様々な相手の依頼を受け海底や沈没した飛行機や豪華客船から サルベージしてきたアイテムを渡すなどして 船の修理代を稼いでいくことになった。 困っているリーダーのジョアンを助けたり、正体がばれたりしながら 仲間と楽しい日々を送るレオ。 そんな中で、彼らは最近島で幅を利かせだした悪徳サルベージ会社の シードラスと対立する。 漁場を荒らしたり世間知らずのお嬢様から大金をせしめようとするなどの 阿漕な商売をする彼らに対し獲物を先に横取りすることで対抗するレオたち。 するとシードラスはアミーゴスの仲間の貧しい少年トニーニョを 借金をたてに買収し、沈んだ豪華客船からサルベージした重要書類を 奪い取ってしまった。 現実の厳しさに落ち込むジョアンやもう一人のメンバーであるへリオも アミーゴスを去り、残ったのはレオとエリスのみとなる。 それと同時に、シードラスでレオのライバルとして活躍していた 腕利きのダイバー青年エレーナが突然解雇されてしまう。 どうやらあくどい重役にいいようにされているシードラス社長に同情する 彼が邪魔になったらしい。 フリーのダイバーとして働くようになったエレーナだが、病弱な妹が 倒れてしまい依頼をキャンセルせざるを得なくなったため、レオが 代わりに依頼を果たしたところ 感謝され件の書類の内容を教えてくれた。 書類にはかつて近海に沈んだ海賊船の場所についての情報が 記されているらしい。その所在に心当たりのあるエリスは海賊の子孫という 気難しい老人のもとへ赴く。海賊の遺した秘宝を悪用されたくない 老人の課題をクリアして信頼と情報を得たレオは 深海で海賊船を発見。船に閉じ込められそうになりながら 秘宝への「鍵」を手にするが、それはシードラスが置いていった 偽物であった。 更にエリスの船に細工されて火事が起こり、船が壊されてしまう。 116 :エバーブルー2(3):2009/09/07(月) 01 15 46 ID zVxkJSmw0 もはや打つ手はないのかと気落ちする二人の前に元アミーゴスの3人が 戻ってきた。彼らの助力でレオの船の修理は完了し、 かつてこの地で秘宝を発見したレオの父がその手掛かりとしたという 石碑を求め、一行は再び海に乗り出す。 石碑を発見し、刻印を解読してやっとのことで秘宝のある海底神殿に たどり着いたレオたちだが、秘宝は既にシードラスの潜水艦で 運び出されていた。 ところが、その潜水艦が沈没してしまった。 どうやら秘宝の不思議な力で海が荒れたためらしい。 乗員は全員無事であったが秘宝はまだ潜水艦の中にあり 海は荒れ続けている。 このままでは漁にも出られず、島民には死活問題だ。 状況を打開するため一行はシードラスのダイバーから 潜水艦の沈んだ位置を聞きだし、危険を犯して秘宝を回収する。 秘宝とは、美しくも禍々しい光を放ち海を時化にする力を持つ 巨大な宝玉「エレボス」であった。 愛する海を守るため命を顧みず行動するレオに シードラスの面々も負けを認めるが 彼にはまだ成さねばならぬことがあった。 エレボスを海底神殿に戻し再び封印することだ。 地響きの中ひとりエレボスを携え神殿深く潜るレオの背後で通路が塞がるが なおも進み続けるレオ。戻れと請う仲間たちの声を後ろに とうとう神殿の最深部にたどり着く。 封印の台座にエレボスを捧げると今までが嘘のように 海は静まり返り、平和で美しい世界が戻ったのであった… …and
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生徒名簿 > 周圭斗 >[2月のカレ2]周圭斗(HR) [2月のカレ2]周圭斗(HR) 攻魅力 2162 守魅力 1917 攻M 7172 守M 6360 コスト 12 卒業祝い 10000メン [2月のカレ2]周圭斗+(HR) 攻魅力 2594 守魅力 2301 攻2M 10513 守2M 9324 コスト 12 卒業祝い 15000メン [寒すぎ]周圭斗(SR) 攻魅力 3243 守魅力 2876 攻4M 15805 守4M 14017 攻3M 15450 守3M 13702 コスト 12 卒業祝い 30000メン アピール ……寒いんだけど……。 └全タイプの攻魅力中UP ストーリー 白くて柔らかそう 入手方法 2月のカレPart2HOP・STEPキューピッド(2014/2/24 16 00〜2014/2/28 13 59) 思い出のカレ再会HOP・STEPクローバーキュピ(2014/06/3 16 00〜2014/6/10 13 59) [2月3月カレ思い出]フォーチュンキューピッド(2015/1/23 16 00〜2015/1/31 13 59) 台詞 ボイス +... ステップ1 おしゃべりタイム よく飽きないね……。 おしゃべりタイム 寒いのキライ。 おしゃべりタイム 冬のアイス、悪くないよね。 デート電話コメント 室内で、あったかいココアがあるなら行ってやってもいいけど。あるの? ないの? カレ自慢アピール ……寒いんだけど……。 ステップ2 おしゃべりタイム こたつの中で寝てる。 おしゃべりタイム ボクの唇、かさかさしてる……。 おしゃべりタイム アンタ、寒いの得意そう……。 デート電話コメント 白い息吐き出したくないってボクの心がわかんない? 会ってわからせてやる……。 カレ自慢アピール ……寒いんだけど……。 ステップ3〜8 好感度レベルMAX 他人に何かを求めるの、初めてかも……。アンタもボクの温度、欲しくなることある? あったら、ほんとーに少しだけどうれしい。 おしゃべりタイム(ステップ3〜4) こたつの中で寝てる。 おしゃべりタイム(ステップ3〜4) ボクの唇、かさかさしてる……。 おしゃべりタイム(ステップ3〜4) アンタ、寒いの得意そう……。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) 豆をカジカジかじってる。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) 足、寒そう……。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) 防寒具欲しい……。 おしゃべりタイム(ステップ8) アンタの唇、ツヤツヤ……。 おしゃべりタイム(ステップ8) 白い息……キライ。 おしゃべりタイム(ステップ8) 何、ヒマなの? デート電話コメント(ステップ2〜4) 白い息吐き出したくないってボクの心がわかんない? 会ってわからせてやる……。 デート電話コメント(ステップ5〜7) こんな寒いのに……わざわざ外に出たいとか、アンタの思考がわかんないけど。説明してよね。 デート電話コメント(ステップ8) ……冬ってなんで来るんだろう。冬の誘いって何なの……。行くけどちゃんと楽しませて。 デート電話コメント(ステップ8) マフラー……グルグル巻きの姿、見せるけど。笑ったら許さないから。……泣かすから。 デート電話コメント(ステップ8) アンタが飽きずに誘ってくるから、冬も悪くないって思い始めたよ。責任取ってもっと誘ってよ。 カレ自慢アピール ……寒いんだけど……。 マイページ +... ステップ1 何? ジロジロ見ないでくれる? なんでボクについてくるの? ストーカー? ボクのことは放っておいて。すごい迷惑。 ステップ2〜3 いい加減にしないと、本気で泣かせるから。 一緒に帰るつもりない。ついてこないで。 どうして冬って、こんなに寒いわけ……? ステップ4〜5 アンタについてこられても、本気で困るし。 アンタのお節介って、どうにかならないの? ……冬の間は学校に住むってのも手かも。 ステップ6〜7 アンタとなら、寒くても楽しいかもだけど。 ……ねえ、寒いから暖めてよ。ほら、早く。 人肌恋しい季節って言うでしょ? ステップ8 『あーん』で食べさせてよ。当然でしょ? アンタ以外のヤツとは手なんて繋がない。 アンタとくっついてたら少しはマシかもね。 口移しで食べさせたら、恥ずかしくて泣く? 肉まんより、アンタの手のほうがいい。 登校 +... 朝 ステップ1 寒くてイライラしてるから、話しかけないでよ。 なんでそんなに強引なわけ? アンタらしくない……。 ボクが干渉されるの嫌いだって、知ってるでしょ? ステップ2〜4 寒いのに楽しいとか、天変地異が起きても思わないね。 雪が降ってはしゃいでるヤツらって、なんなの? 1年中、夏だったらいいのに。暑いのもイヤだけど。 ステップ5〜7 学校から出たくなんかないから。アンタも付き合って。 ボクのためにカイロとか用意しときなよ。準備悪い。 毎日アンタが暖めてくれるなら、学校も悪くないかもね。 ステップ8 アンタの肌って普段は暖かいのに、今日は冷たい……。 外に出ろとか正気? アンタと家にいたほうがマシ。 肉まんより、アンタの肌のほうが暖かいと思うけど。 ボクが風邪引いたら、アンタが責任持って看病して。 ボクと一緒にいたいなら、暖かくなる話でもしてよ。 放課後 ステップ1 アンタがボクに構うのって、なんなの? 同情? ボクにヘラヘラした顔で近づかないでよ。……迷惑。 もういいから帰りなよ。……はいはい、さようなら。 ステップ2〜4 ……差し入れに肉まんって、センスなさすぎ。 普通、こういうときに渡すのは、ココアとかでしょ? 雪遊びなんて、生まれてこの方、したことないし。 ステップ5〜7 おなか空いた……温かいものが食べたい。今すぐ。 こんな寒い日に外に出るとか、絶対にイヤだから。 何にやけてんの? アンタっていつも幸せそうだよね。 ステップ8 アンタが風邪引いたら、仕方ないから看病してあげる。 寒い。今から、温かい料理でも作ってよ。僕のために。 照れて真っ赤になってるアンタの顔は、悪くないね。 ……なんか今、すごくアンタの泣き顔が見たくなった。 なんなら今日の夜、ボクと一緒に学校に泊まる? 夜 ステップ1 コンビニは暖かいけど、24時間明るいんだよね……。 アンタ、なんでまだいるわけ? 帰ったと思ったのに。 雪遊び? ……無理。ていうか、絶対イヤ。凍え死ぬ。 ステップ2〜4 アンタのプラス思考、どうにかなんないの。ウザい。 寒い中、ボクを待たせるなんて……いい度胸だね。 ボクだって肉まんくらい知ってるし。バカにしてるの? ステップ5〜7 アンタが風邪引いたら寝覚め悪いし……、早く帰れば。 アンタの落ち込んだ顔を見たら暖かくなりそうなのに。 ちょっと泣いてよ。そうしたら暖まるかもね、ボクの心。 ステップ8 明日もボクを暖めなきゃ許さない。冬の間はずっとだよ。 アンタが暖めてくれるっていうなら、ちゃんと家に帰る。 アンタのお節介は嫌いじゃない。……好きでもないけど。 冬は嫌い。……アンタといると、暖かいときもあるけど。 耳を噛んだときのアンタの反応、合格点あげるよ。 デートの約束 +... [部分編集] ステップ1 何? 学校でもあんなにつきまとってきたくせに、まだ足りないわけ? ホントにヒマだね。 室内で、あったかいココアがあるなら行ってやってもいいけど。あるの? ないの? 空いてるけど、室内とあったかいココアは絶対譲れないから。なかったら、即帰るよ。 ステップ2〜4 はあ……最悪。テレビで寒い景色見ちゃった。遊園地の雑誌でも見て気を取り直そうかな。 白い息吐き出したくないってボクの心がわかんない? 会ってわからせてやる……。 いいけど。……もし屋外にする気なら、ボク、すぐ帰るから。そのつもりでいてよね。 ステップ5〜7 大丈夫じゃなかったら出ないでしょ、普通。……アンタの電話だから出たわけじゃないから。 こんな寒いのに……わざわざ外に出たいとか、アンタの思考がわかんないけど。説明してよね。 絶対寒いし、アンタが温めてくれないなら行かない。は? もちろん抱きしめてよ。当然でしょ。 ステップ8(1) ……何? 今ボク、一歩も動きたくない気分なんだよね。アンタじゃなかったら電話も出てない。 ……冬ってなんで来るんだろう。冬の誘いって何なの……。行くけどちゃんと楽しませて。 ……わかった。ボクを誘うんだから、見返りはあるんだよね? アンタを泣かせていい、とか。 ステップ8(2) 電話じゃ物足りない。今からうちに来なよ。この電話が終わった後でいいから。で、用は何? マフラー……グルグル巻きの姿、見せるけど。笑ったら許さないから。……泣かすから。 ホントは、外に出ること自体、あり得ないんだからね。アンタが一緒じゃなかったら絶対無理。 ステップ8(3) 電話より、直接会って話したいんだけど。寒くて外に出たくないから、アンタが会いに来てよ。 アンタが飽きずに誘ってくるから、冬も悪くないって思い始めたよ。責任取ってもっと誘ってよ。 いいよ。じゃあ場所はボクの家で決定。誰にも邪魔されず、アンタとくっついていられるでしょ? デートコメント +... ふーん……いいんじゃない? ボクのためにオシャレしてるアンタ、悪くない。 今日は寒いし、ずっとくっついてるから。少しでも離れようとしたら、帰るからね。 カレ自慢 +... 対決画面 ステップ1 今、動きたくないんだけど。 ステップ2〜4 なんで寒いのに元気なわけ? ステップ5〜7 こんな寒いのに、バカじゃない? ステップ8 あとでアンタが温めてよね。 勝利 ステップ1 ボクが勝ったことがそんなにうれしいの? これくらいで喜ぶなんて、単純だね。 ステップ2〜3 そんなに喜ぶなんて、おめでたいね。その顔見てたら、ちょっと暖かくなってきた。 ステップ4〜5 こんなに頑張ったんだから、今日はこのまま、もう外には出ない。……アンタもだよ。 ステップ6〜7 知ってる? ボクが本気を出すのって、アンタが関係してるときだけだから。 ステップ8 身体を動かしたけど、寒い……ほら、何やってんの。早く抱きしめて温めてよ。 ステップ8 勝負はどうでもいいけど、アンタの笑顔を見るのは悪くないから頑張ってやったよ。 敗北 ステップ1 ボクに勝つことを期待されても、迷惑。それより、早く帰って暖まりたいんだけど。 ステップ2〜3 こんな寒い日に勝負とか意味分かんない。暑くてもイヤだけど、寒いのはもっと無理。 ステップ4〜5 そんな顔されても、ボクにこれ以上は無理だし。見返りがあるなら別だけど。 ステップ6〜7 これでも、アンタのために頑張ったほうだよ。……寒くて手が震えてる。早く温めて。 ステップ8 そんな顔されると、アンタのために頑張らなきゃいけない気持ちになるでしょ……。 ステップ8 ……次は頑張ればいいんでしょ? アンタのためじゃなきゃ、やらないからね。 告白タイム +... [部分編集] 戦闘中台詞 ステップ1 ステップ2〜7 ステップ8 勝利 ステップ1 ステップ2〜7 ステップ8 敗北 ステップ1 ステップ2〜7 ステップ8 アルバイト +... ステップ1 帰り、寒くてひとりで帰れないかも。アンタがうちに来ないなら、ここに泊まるから。 ステップ2〜7 ボク、労働とか向いてないんだけど……アンタと一緒じゃなきゃ、絶対やらないから。 ステップ8 寒い……。バイトが終わったら、アンタの身体で温まるから。イヤとは言わせない。 好感度MAX +... 寒い……ハグして! ガマンできない。アンタから来ないならボクから行く。 はあ……あったかい。ぬくぬくしてて、アンタの身体も柔かいしイイ感じ。 やっぱり、家にアンタがいればいいのに。別に深い意味はないけど。いたらいいのに。 他人に何かを求めるの、初めてかも……。アンタもボクの温度、欲しくなることある? あったら、ほんとーに少しだけどうれしい。
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175 :名無し募集中。。。:2009/07/02(木) 02 06 31.33 0 169 第11回 「ってことなんだけど、ももどう?」 お昼休み、部室へ行ったら愛理がいて今朝のことを話してくれた。 「どうって・・・・なんか興味ない、そういうの。 くまいちょーらしいよね、なんか話し合いで解決しようみたいな優等生な感じ」 くまいちょーっていっつもそう。人は話せば分かり合えるとか本気で思ってる。 ばかみたいって言ったこともあるけど意味わかんない理屈でねじ伏せられる。 コドモのくせにむかつく。ガキって思ってる分、むかつく。 今回もそうなのねと思ったらまたむかついてくる。 喋らないって言っておいてよかった。 「そんな言い方ないじゃん、熊井先輩はもものためって言ってたんだよ?」 「そういうのはため、って言わないの。わかってないんだから、あのばか」 「でも、ひどいよ。熊井先輩・・・可哀相。みやも同じようなこと言ってたし・・・」 え?みや?なんでみやが出てくるの。 「なんか、あいつはわかってない。ももはそんなの喜ばない、もものことわかってない。とかなんとか」 「・・・・ふーん、で、理由喋った?みやは」 「ううん、なんか怒っちゃって」 さすがみや。もものこと、よくわかってる。 まぁみやもちょっとした当事者だから・・・かな。 「教えてよもも、なんか2人とも隠してる」 「・・・別になんも隠してないよ?」 「ウソ、ももがこの部屋に拘ってる理由もわかんないしちゃんと説明して!」 って愛理が迫るもんだからももは放課後ね、とそれだけ言って黙り込んだ。 お昼休みが終わるまでいろいろ思い出していた。 なんだか、ちょっとだけ泣きそうになった。 204 :名無し募集中。。。:2009/07/03(金) 00 06 23.20 0 175 第12回 「もも・・・来ないし。」 放課後ね、と言いながらもったいつけたくせに授業が終わって1時間、ももは部室に来ない。 ももは絶対部室にいるはずなのに。いなかったことなんて記憶にないくらい、 いつも部室にいるような人なのに。よっぽど話したくないことなのかな。 聞いちゃいけなかったのかな。 それにみやも来ない。私一人ぼっちだ。さみしいなぁ・・・・ 二人が知ってて私が知らないことってなんだろう? 皆目見当もつかない。みやは皆目って何?って聞いてくるからみやには言わないけど。 コミケの思案でもしようかとノートを広げたところでさっきからやっているのは ラクガキだけ。「熊井愛理」とか書いちゃって恥ずかしい! あーでもそれもありだな。先輩のお嫁さん・・・キャッ! 私にする?それともご飯?なんてベタなこともやってみたいし・・・! 「って・・・止めてくれる人いないとつまんないー!」 キキーッとキャスターつきのイスが悲鳴上げるくらいにふんぞり返って んーっと背伸びをしてみる。 「うんー!!・・・・・はぁ、寂しいよぉ誰かー」 なんて呟きは部室の外から聞こえてくる音でかき消された。 『ばっかじゃないの!?そんなの頼んでないから!!』 それは紛れもなくももの声で。激高って言葉がふさわしいくらい怖い声で。 ケンカって見ちゃいけないものだと思うけど、 気になって小さくドアを開けた。 部室から少し離れた階段の踊り場に、ももと熊井先輩がいた。 208 :名無し募集中。。。:2009/07/03(金) 00 36 41.65 0 204 第13回 放課後、いつもならすぐに部室に向かうけど・・・今日は行きたくなかった。 愛理が話を聞きたくてウズウズして待っているはずだから。 本当は話さないつもりだった。みやともそういう約束をしてた。 だけどそうもいかない事態になった。廃部になるなんて思ってもみなかった。 だから話さなくちゃいけない。話してもも側に引き入れなきゃいけない。 でも・・・気が進まないのは楽しい話じゃないからで。 どうしようか迷っていたら1時間も経っていて教室にはもう誰もいなかった。 「・・・今更こんな話聞かせてもなぁ。」 「愛理に話すの?」 「!ちょっと背後から現れないでよみやー」 急に声がしてびっくりして振り返るとそこにはみやが腕を組んで立っていた。 ったく・・・背後霊じゃないんだから。顔は濃いくせに。 「ごめんごめん。部室に行ってないみたいだったから来てみた」 「まったくもう・・・・ってみやは反対?」 「ううん、話せばいいとおもうよ。愛理賢いし、茶化したりするような子じゃないもん」 「・・・だよね、ももも思ってた。・・・ところでみやはもものこと応援してくんないの?」 「んー・・・まあツグさんにとってあの場所が特別なのはよーくわかってるつもりだけど 人数のこととか突きつけられて対抗できると思わないだけ。 それに昨日も言ったけどあそこカビくさいしうちはニガテだから・・・あんまり行かないしね」 「部室に助けられたくせにー薄情ものー!」 「なんとでも言ってよ。・・・まぁうちはももほどの思い入れがないだけなんだよ。」 「・・・・そっか。」 思い入れ・・・。 ももにとって特別な場所。でもみやにとってはそうでもない場所。 生徒会にとってはどうでもいい場所。他の部にとっては欲しい場所。 なんとかなるだろうなんて思ってた昨日とは違い、廃部が急に現実味を帯びてきて頭が痛くなった。 211 :名無し募集中。。。:2009/07/03(金) 00 53 36.56 0 208 第14回 「・・・ま、あの熊井とかいうのむかつくから抵抗してもいいけどね 廃部だけは免れるかもしれない、もものためって・・・廃部が問題じゃないんだよね」 みやがももがいる近くの机の上に座った。 先輩の教室で遠慮ないなぁ・・・・この子は全くもう。 「・・・うん。そう。だからお子ちゃまなんだよくまいちょーって。背ばっかり伸びちゃってさ。 幼馴染だからってもものことわかってる気になってる。」 「癇に障ったよ、みやはね。いいことした気分になってるとこが余計に腹立つ ・・・・って早く愛理のとこいきなよ。待ってるよきっと」 「・・・だね。みやは来ない?」 「行かない。二人の方がいいよ」 「じゃあ・・・行ってくる!」 いってらっしゃい、とみやに送り出されて部室へ向かった。 みやと話して気が楽になったみたいで、今なら話せる、そう思った。 ◆ 「ももち!」 部室の手前にある階段の踊り場、呼ばれて振り返るとくまいちょーがいた。 「よかった。ここに来るだろうなと思って待ってたの」 「・・・・・・・・・」 「ね、愛理ちゃんから聞いてくれた?どう?廃部だけは・・・さ。 部屋はしょうがないよ。どうしようもないことだと思う!でも、部が残ればどこでだって・・・ね!?」 やけにテンションの高い生徒会、副会長さん。 みやの言ってたとおり、いいことした気分になってる。そんな顔してる。 いや、いいことだと思う。廃部が免れればまた新たな部屋を探すことも出来る。 でも・・・そういう問題じゃない。それがわかってない。 くまいちょーは何も知らない。なんでももが拘ってるのか、知らない。 だからももが怒るのは筋違いかもしれない。だけど、・・・だけど・・・ 「ばっかじゃないの!?そんなの頼んでないから!!」 気付いたら思いっきり大きな声で怒鳴っていた。感情は抑えられなかった。 233 :名無し募集中。。。:2009/07/03(金) 20 58 35.39 0 211 第15回 「そ、そんな言い方ないじゃん!うちはももちに悲しんで欲しくないから・・・! それになんとかしろって言ったのはそっちでしょ!?」 「そんなの頼んでないから!なにそれ生徒会が廃部をエサに部室空けろって そう言ってるようなもんじゃない!なんでそれがわからないの!?」 「・・・・わかんないよ!なにも言ってくれないくせにわかれ、なんておかしいよ!」 「とにかく、意見交換会とかやめてね。出る気ないし、廃部も認めないから!」 あぁ、ズバっと言ってすっきりした。くまいちょーは黙ってしまって拳を握り締めていた。 まーちょっと可哀相かなと思うけど、おっせかいなんて勘弁して欲しいから。 「じゃあ、もも用事あるから」 「あ、ちょっ・・・!・・・ゴメン、勝手なことして・・・でもうちはももに喜んで欲しくて・・・」 「もういい。バカじゃん」 「・・・・・・・・」 くまいちょーは弱々しい声で言った。大きな背中を丸めてる。言い過ぎたかな・・・・? ももはくまいちょーの前を通り過ぎて部室へ向かった。 小さく戸の閉まる音がして、あぁ、愛理聞いてたんだなと思った。 「よっ!あいりん」 「・・・・・・・」 部室に入ってさっきまでの空気を消そうと軽い感じで愛理に話しかけた。 けど愛理は黙ったまま何も言ってくれない。黙ったまま、下を向いていた。 「愛理?」 「・・・ひどいよもも。先輩のこと・・・・・そんなのひどい」 「そう?そんなことないよ。わからせないとあのお節介ずっと続くんだから・・・」 「・・・出てくる」 愛理はそれだけ言うと部室を出て行った。ももは何も言わずに見送った。 263 :名無し募集中。。。:2009/07/04(土) 23 59 03.54 0 233 第16回 信じられない。なんであそこまできつく怒れるわけ?もものこと全然わかんない。 自分からは何も言わないくせに人にそれ以上を求めるなんておかしい。 ももは自分が悪いなんてこれっぽちも思ってない。それがまたむかつく。 お節介?確かにそうかもだけどそれは全部もものためじゃん。 あーもう! とりあえず部室を出て熊井先輩を探した。あの丸まった背中を思い出すと胸が痛い。 私が先輩に憧れてるからとかそういう単純な理由じゃなくて なんだか可哀相で放っておけなかったから。 先輩は階段に座って、組んで思いつめたような顔をしていた。 私の知ってる先輩とは全然違う顔で見たことのない表情だった。 もものせいだよもう!っていうかももなに隠してんのよーっ! 「・・・熊井、先輩?」 私は小さく声をかけた。先輩は顔を上げて 「あぁ、・・・愛理ちゃんか。どうしたの?」 精一杯の作り笑いをして微笑んでくれた。その顔に胸が苦しくなる。 「あの、えっと・・・ももとの会話聞こえちゃって・・・」 「・・・そっか。バカでしょ、うち。バカなんだ。」 話を聞いていたとわかった途端先輩は笑顔を消して悲しそうな顔で言った。 「ももが悪いです!何にも教えてくれないのに・・・・」 「だよね・・・なんでかなぁ。お節介だよねうちのやってることって・・・ もものためだって思ってたけど空回りだーっ・・・最近そんなのばっかで・・・ さすがにちょっと・・・落ち込んじゃった」 先輩は膝に顔を埋めて言った。 私は何も言えなくなって先輩の隣に座った。 しばらくして、隣から嗚咽が聞こえてきた。 267 :名無し募集中。。。:2009/07/05(日) 00 13 52.45 0 263 第17回 「先輩っ・・・・」 「ご、ごめん・・・グス・・・ごめんねかっこ悪いよね・・・ごめん」 「あ、あの!ここ人も結構通るんであ、えっとこっち来てください!」 先輩が泣き出して妙に焦ってしまって、同時にこれは誰かに見られたらまずいと思って 私は無意識に先輩の腕を掴んで立ち上がっていた。 早足で階段を上って、すぐ近くの空き教室へ入った。 電気が消えていて夕日が差し込んでいる、こういう状況じゃなきゃなかなかロマンティックな場所。 あぁ、こんなところで告白されてみたい・・・ってそれどころじゃない! 「ありがと・・・愛理ちゃんは優しいね」 「あ、・・・えっと・・・す、すいません!」 先輩は目を真っ赤に腫らして涙目で笑顔を作った。 その綺麗な瞳に吸い込まれそうになって一瞬時が止まったような気がした。 ・・・けど私は先輩の腕を掴んだままなことを思い出して慌てて手を離した。 「いいよ気にしないで・・・確かにあんな場所で泣いてちゃだめだよね・・・ズズ・・・ありがとう」 私が先輩を見上げると、先輩はそっと私の頭を撫でた。 大きくて柔らかい手のひら。優しく3度撫でてくれた。 嬉しくて舞い上がってしまいそうになる。学園のアイドルを独り占めしているような気分になった。 「私は何も・・・ただももがひどいって思っただけです・・・」 「・・・グス・・・あーだめだ・・・ごめん、うちもうちょっと泣く・・・」 私がももの名前を出した途端、先輩は下を向いてしまってまた泣き出してしまった。 「ご、ごめんなさい私・・・」 「・・・愛理ちゃんのせいじゃないよ、グズっ・・・でもじばらくぞごにいで」 鼻声で、聞き取りにくい声で先輩は言った。 机に腰掛けて泣く先輩の横で私は先輩が泣きやむのを待っていた。 273 :名無し募集中。。。}:2009/07/05(日) 01 17 13.26 0 267 第18回 「・・・もう平気。ゴメン」 あれから何分経ったか。わからないけれど結構な時間先輩は泣いていて 泣き止むとそう言って私が差し出していたハンカチを受け取った。 「本当にゴメン、巻き込んじゃったみたいで・・・」 「いいえ・・・うちの部長のせいですから」 「そっか・・・・・・うちとももちって小さい頃はよく遊んだんだ。仲良くて・・・ 中学の頃もよく可愛がってもらった。うちって兄弟で一番上だから ももちによく甘えてたんだ。・・・だから全部わかってる気でいた、ももちのこと。 全然そんなことないのにそうだって思いこんでた。バカみたいでしょ?ほんと・・・」 「・・・ももって本当のことは全然言わないんです。明るい顔して本音は心に秘めてる」 ももとは入学してからの短い付き合いだけど、でも、もものそういうところには気付いていた。 ニコニコしててぶりっこなフリして心を開かせるけど自分の心は閉ざしたまま・・・。 それから先輩はももとの思い出をいくつか教えてくれた。 楽しそうに色んな話を聞かせてくれた。 私は先輩とごく自然に話せている自分に驚いていた。 見ているだけの、写真の中の憧れの人だったはずなのに。 その人は目の前にいて吐息を感じる距離で話をしている。 信じられなくて夢かなぁと一瞬思ってしまいそうなほどで。 先輩の横顔を見て綺麗だなぁと思った。私のためだけの笑顔。 そう思うと嬉しくて嬉しくて、私は終始笑顔だった。 ◆ 「じゃあ・・・帰ろうか。ごめん遅くなっちゃったね」 しばらくの沈黙のあと、先輩は立ち上がって時計を見た。もう帰らなきゃ・・・ 「送るよ、一緒に帰ろう」 先輩の申し出は一瞬聞き漏らした。いや聞こえていたけど本当かどうか自信がなかったから・・・ 278 : bold{名無し募集中。。。}:2009/07/05(日) 02 04 45.97 0 273 第19回 「へ?」 「帰ろう、送る」 「は、はい・・・いいんですか?」 「うん。先輩に任せて」 先輩は胸をこぶしでトントンと叩いた。 私たちは下足室で待ち合わせをして一旦別れた。 え、どうしよう送ってもらうって・・・家まで? あの熊井先輩に?みんなの憧れ熊井先輩に? いいの?・・・いいに決まってる!これを機会に先輩ともっと距離を近づけたい! 憧れ?ううん、違う。こんなこと思うのはきっと・・・ いや、この気持ちはまだ口に出さないでおこう。もう少し暖めてから・・・ 私は部室を乱暴に開けた。ももが驚いた顔をして私を見た。 「あ、あいりん?どうした?」 「・・・帰る。」 「あぁ、そっか荷物か」 「うん」 机に置きっぱなしだったカバンを掴む。 「もも・・・明日絶対聞くから」 「・・・・・・わかってる」 ももの返事を聞いて部室を出た。先輩を待たせちゃいけない。 下足室までちょっと距離があるから走った。 胸がドキドキするのは走っているせいじゃない。 早く先輩に会いたい。 私は一段階スピードを上げた。 293 :名無し募集中。。。:2009/07/05(日) 14 43 02.91 0 278 第20回 「愛理ちゃん早いね」 てっきりうちが先かと思っていたらもう愛理ちゃんは靴を履き替えてうちを待っていた。 「あ、はい!」 「ちょっと待ってね」 うちは慌てて靴を履き替えた。 愛理ちゃんはニコニコしててなんだか楽しそうで見ていて癒される。 「よし、じゃあ行こっか」 「はい」 2人で歩き出す。愛理ちゃんの歩幅に合わせて少しゆっくり歩く。 「あ、そういえば、家どこ?」 聞いてなかった。送る、とは言ったけど遠いとちょっと困る。 「えっと、○○駅の近くで・・・」 愛理ちゃんはうちを見上げて話す。 さっきからずっと思っていたことだけど目がしっかりうちの目を捉えていて それでいて上目遣いでものすごく可愛く見えた。 いや、実際愛理ちゃんは可愛い。モテるだろうなぁと思った。 「あれ、電車通学?」 「はい・・・言ってませんでしたっけ?」 「うん・・・知らなかった」 どうしよう送るって駅までじゃすぐに着いちゃうしなぁ。 ・・・・・なんだか今日はもう少し一緒にいて話がしたい。 落ち込んで、泣いて、全部愛理ちゃんに見られてしまった。 格好悪いところ曝け出してしまった。 だから、もう少しかっこ悪いうちに付き合って欲しい。もう少しうちのことをその笑顔で癒して欲しい。 「ね、愛理ちゃん、うちに寄ってかない?すぐ近くだし、帰りはうちの車で送らせるからさ」 気付いたら愛理ちゃんを誘っていた。愛理ちゃんは「え?」とビックリした顔をしていた。
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荒い呼吸がヘルメットの中に耳障りに響く。 計器に打ち付けた脇腹が芯から痛みを発し続ける。指で確かめずとも、ある程度の想像は付く。 しかし、シンは身体に走る痛みをあえて無視して機体を滑らせる。 傷を負った事が丁度良い気付け薬だと言い聞かせる。 何よりも、パイロットスーツが何処も破れなかったことが幸いだと思う。 片方の翼を失ったデスティニーは、飛び方を忘れた鳥のように頼りなく、先程の姿が見る影もない。 それでも、シンはぎこちない動きのデスティニーを無理矢理加速させ、レイのいる場所に、セツコの元へと向かう。 視界の先に、右腕を切り落とされたバルゴラにビームライフルを向けているレジェンドの姿が映る。 自身の判断と指先を鈍らせようとする微かな痺れを伴う痛みを、唇を噛み切る事で無理矢理押さえ込み、握り締める操縦桿の感触を確かめる。 痛む身体に鞭打ち、傷む機体を鼓舞するように肩に装着されているフラッシュエッジを投げ放つ。 完全にシンが戦えると予想していなかったレジェンドのビームライフルが銃身から切り裂かれる。 一瞬の怯みの隙を突いて、不恰好に羽ばたく出来損ないの機械の鳥のように懸命に羽ばたかせレジェンドとバルゴラの間に機体を滑り込ませる。 『シン……そんな半壊の機体で今更どうするつもりだ……』 左腕と数基のドラグーンこそ破壊されたものの、殆ど五体満足なレジェンドに対して、デスティニーは要の機動力を制御する片翼を引き千切られている。 左の操縦桿を操作すると、長距離ビーム砲が反応しない。先程の衝撃でおそらく接続不良に陥ったのだろうと、舌打ちをする。 けれども、幾らでも自己嫌悪ならば後で出来ると思考を切り替え、もう一機の青い機体に視線を移す。 『シン君、無茶だよ……』 モニター越しに今にも泣きそうな顔が映り、シンは苦笑を浮かべる。 セツコに対してではなく、彼女に、笑った顔がハッと息を呑む程に可憐な、自分が多分最も綺麗だと感じる微笑を浮かべられる人にそんな心配をさせている己の不甲斐無さを笑ったのだ。 「なぁに言ってるんですか…?アンタこそ、こんなとこまでノコノコやって来て、大ピンチだったじゃないですか」 痛みで震えそうになる唇を無理矢理吊り上げ、精一杯の憎まれ口を叩いてやる事にする。 いつも通りの、何も変わらない自分を見せてやらないとこの人はきっと心配してしまうだろう。 自分如きの為にまで、パンクしそうな心の容量を割いてやる必要など無い。 『けど、デスティニーはもう戦えないんだよッ!?このままじゃシン君が……シン君がし 「死にませんよ」 ―――― ッ!?』 これ以上仲間を失う事をきっと恐れたのであろう彼女の言葉を、小さく、それでいてハッキリとした声で遮る。 シンの言葉に、ビクッと身体を震わせ、瞳から雫が舞い上がるのを、何処か夢見心地で見つつ、シンは唇に笑みを浮かべる。 星色の瞳が涙で澄んだ湖の表面のように濡れているのが、モニターを介してさえ窺い知れる。 そんな表情をさせたくないのに、そう思っても実際に彼女を心配さている事への罪悪感が湧き上がる。 けれども、一方で、彼女の心に僅かでも自分が気に掛かる存在でいられている事に妙な満足感を覚える。 「アンタ、こんな所で終わっていいんですか?良い訳ないでしょう……?」 『シン君……でも、このままじゃ……』 「勝ちますから……もうこれ以上は戦わせません。選手交代です」 『だったら、だったら私も一緒に ―――― 』 「駄目です。この戦いだけは俺がやらなきゃ。俺の決めた戦いだから……だから……だから、今だけは……」 しっかりと想いを形にしようと、シンは一拍置いて口籠る。 散々眼を逸らし続けていた想いを口にすることがこんなにも大変だとは思わなかった。 言おうとしている事は、嘗てあの少女に向けた言葉と同じだというのに、どうしてなのか、その言い慣れた筈の言葉が形にならない。 単純に弱いから、放っておけないからではない、多分それは彼女が自分より強い人だから、だからこんなにも勇気がいるのだと納得する。 それでも、シンはどうしても言葉にしたかった。形にして伝えたかった。 「今だけは、アンタを………貴女を守らせてください」 そう言って、シンは痛みで引き攣りそうになる唇を辛うじて吊り上げる。 何て進歩の無い奴だと思う。自分なんかが今更守れるものかと思う。結局それなのか、そう思う。 また守れなかったら、また失ったら、また後悔したら、また無力感に打ちひしがれることになったら。 次々と恐怖が溢れてくる。まるで『守る』と自分が発すると呪いの言葉になるような気さえもする。 自分の身の程を知れと、自分に一体何が出来るのだと、自分の身の程を知れと、そう侮蔑の言葉が込み上げる。 それでも言いたかった言葉だった。 「俺なんかじゃ、何の力になれないかもしれない、救いにもなれないかもしれない……でも、せめて願わせてください」 『シン……くん………?』 セツコは頬から耳、そして首まで熱くなっていくのを感じる。 シンは言いたい事を、言うべき願いを言葉にし、身体を走る痛みとレジェンドの攻撃に備えて思考を完全に切り替えていた。 それ故、自身のセツコに向けた言葉の意味、セツコに向けた笑顔、それが彼女にとってどれ程大きな意味を持つのか気付かなかった。 覚悟を決め、真っ直ぐに射抜く強い紅の瞳 凛とした少年の揺らぎなき、迷いを全て吹っ切った不敵な笑み 自分を『守る』という今は亡き少女に底知れぬ昏い嫉妬さえ抱いた言葉 セツコの求めていた物を、須らくシンは捧げていた。 最も、シンはそのような事を露知らず、ただ、自身の心の中の霞がかった感情をハッキリと言葉にして伝えることに一先ずの満足を覚えた。 視線の先のレイは強敵であるというのに、セツコに自分の想いは重荷としかならないというのに、抑え切れない笑みが浮かぶ。 自分の気持ちを相手の重荷になると知って伝えるなんて、とんでもなく自分勝手だ。 きっといい迷惑だとセツコは思っているだろう。守られるまでもないと、事実自分などよりも強い彼女に自分は必要ないのだと思う。 彼女の中には、敬愛する上官と、恋焦がれていた仲間の姿がある筈だ。それが彼女の原動力なのだから。 だから、きっと自分の想いは伝わらない。きっと実る事無く終わってしまうのだろう。 悔しくないのかと聞かれれば、悔しい。けれども、それでも構わないとさえ思う。 実るから、届くから、伝わるから、受け止めてもらえるから、そんな見返りなんか期待しない。 そんな見返りを考える余裕も自分にはない。 眩しくて、憧れて、求めた人を守りたいと自分が望んでいるのだ。 それが全てだった。 「さぁ、第二ラウンドだ、レイッ!!」 ◆ レイは俄かには信じられぬ思いで剣を振るう。 レジェンドの振るうビームサーベルは、デスティニーの肩の装甲を削り取る。 触れることさえ出来なかった先程までの戦いよりも明らかに自分は優勢に勝負を進めているはずだ。 確かに、展開した六基のドラグーンを片翼だけで潜り抜けながら、デスティニーは一基、一基着実にドラグーンを落としていく。 しかし、引き換えに、デスティニーの装甲、そして武装が削り、抉られていく。 デスティニーはレジェンドへと至る道を無理矢理抉じ開けるかのようにアロンダイトをスパイク状のドラグーンに叩き付ける。 出力の低下していたアロンダイトがドラグーン諸共砕け散り、破片がビーム光を反射し宇宙に舞う粉雪のように散っていく。 『ああぁッ』 通信越しにセツコの短い悲鳴が示すように、デスティニーは虎の子の対艦刀を失ったことになる。 動きは眼に見えてぎこちなさを増し、事実デスティニーの武装は最早片方だけのフラッシュエッジとビームライフルのみ。 決定力の低い武装ばかりが目立ち、何よりも機体の機動性のバランスが著しく乱れている。 ドラグーンが肩にマウントされたフラッシュエッジを破壊する。 ほら、そうだ、やはり自分は押している。 徐々に丸裸になっていくデスティニーを見つめつつレイは自身を納得させるように呟く。 しかし、レイの背筋には幾筋もの冷や汗が流れていく。 デスティニーの戦い方が先程までとはまるで別人のように変化している事に、レイの第六感がけたたましく警告を鳴らし続ける。 その戦い方は、クレバー且つ慎重なものではなく、身体ごと、魂ごとぶつかるような戦いへと変化している。 まるで、いくら傷付こうとも一向に構わないと言いたげに。 その変化がレイの心を追い詰めているのだ。 (何だッ!?この戦い方はッ!?) 以前のシンの戦い方に『戻っている』のか? 違う、以前に『戻っているだけ』ならば寧ろ容易く自分は撃墜出来ているはずだ。 だったら、どうしてあのような無茶苦茶な戦い方を止められない。あれでは無鉄砲な戦い方というよりも、酷く野生的な凶暴な戦い方だ。 しかし、以前と決定的に異なる点がある。 以前のシンは死んでも構わないという玉砕を秘めた『覚悟』があった、しかし、今レイが感じているのは絶対に死なないという『決意』だった。 まるで獣の相手を自分はしているのではないだろうかと、血涙を流すガンダムを目の前にして尚そう思わずにはいられなかった。 野生の獣は、その身の力をフルに躍動させ、獲物に食らい付く。 しかし、彼らは決して自身の生存する為の手段を持っている。自分が生き残る事を前提としての戦い。 以前のこれ以上何も失うもののないと思っていたシンとは明らかに異なる。 その動きには傷付き、痛みを受けることを躊躇しない覚悟と、何が何でも生き抜いてやろうとする意思が同時に存在していた。 何がシンをたったこの短い間に変化させたのだ?一体シンはどうしてこのような変化をしたのだ? レイは残り四機となったドラグーンを収束させデブリの脇に潜ませ、向かってくるシンをギリギリまで引き付けて撃ち出す。 同時に、ビームジャベリンを大きく振りかぶると、光の束に呑み込まれ四散するMSの残骸、デブリの破片による混濁の方へ、直前まで捉えていたデスティニーの機動を、その類稀な空間把握能力で正確に算出し、投擲する。 『シン君ッ!?』 眼下に佇む青い機体に、レイは煩わしげに視線を向ける。 そうだ、彼女に出会ってからシンは変わってしまった。 彼女がシンを変えてしまったのだ。彼女がいなければ自分はシンをこの手に掛けずとも… ―――――――――― ッ!? 自身の言葉にレイの背筋が凍りつく。 セツコに会ってシンは変わった。かき乱され、世界を揺さぶられ、心を奪われ、信念を崩され、そして、そしてどうなった? 『 ――――――― 守らせてください ――――――― 』 レイ自身幾度も聞いたシンのセリフ。いや、もっと切なる願いの言葉。 先程の会話を聞きながら、忌々しい想いを抱いていたが、レイはそのセリフの根本的な部分を忘れていた。 シンという人間の事を。その本質を。 自分は理解しているはずだ。誰よりも共に歩んできたから。 シン・アスカという単純で馬鹿で一途で純粋な激情を持った少年がどのような本質を持つのか。 どのような戦士としての本質を、強さを持つのか。 彼は人を殺す事に喜びを得るか? 否。 彼は戦いそのものを楽しむのか? 否。 彼はただ機械のように戦うのか? 否。 彼は己が傷付かぬように戦うか? 否。 彼は命を奪わないように戦うか? 否。 彼は誰かを守ろうとする為に戦うのか? そうだ、彼は守りたい人がいる限り、ギリギリのところまで命を曝して刃を振るう。 そして、彼はハッキリと、燻り続けていた気持ちを、想いを、信念を口にしたではないか。 『今だけは、アンタを………貴女を守らせてください』 レイはハッとなって、セツコを見下ろしていた視線を爆炎に向ける。 半ば確信めいた思いがあったにも関わらず、その紺碧の瞳は、すぐ目の前に迫る機体に釘付けになる。 投擲されたジャベリンに右足を貫かれ、避け切れなかったドラグーンによって、残されていた翼と左足は引き千切られていた。 その手にあったビームライフルも既に無く、メインスラスターから紅炎を噴き出しながら、下半身を失ったデスティニーの両手が迫る。 『レイッ』 「シンッ」 頭部を掴むデスティニーからの通信にレイは感情を露わに吠える。 『もう、終わりにしよう。こんな戦い終わらせよう』 「馬鹿な事を言うな!!俺には命が尽きる前にすべきことがある、そう言ったはずだ!!」 『ラウって人の意思を継ぐっていうのかよッ!?』 「そうだ!!俺はラウなんだ。ラウが為せなかったことを引き継ぐのが当然だろう!!」 『ふざけんな!!ラウ、ラウ、ラウ、誰だよそいつは!!俺はそんな奴知らない!!』 「ラウを否定するのか?それは俺を否定する事と同じだ!!」 『違う!!俺が否定するのはお前がラウだっていう嘘っぱちだけだ』 「それこそ戯言だ。ラウと俺は」 『遺伝子が同じだからって、どれがどうしたッ!!!!』 「何……ッ!?」 『お前はラウだったからアカデミーであの模擬戦の時、俺をぶん殴ったのかよ?テストでカンニングだって思われて一緒に補習受けたのかよ? ラウだからルナやメイリンの奴のクソ長い買い物につき合わされありしたのかよ?全部ラウがそうしたがってたのかよ!!!!』 「シン……」 『なぁ、俺が今話しかけてるのはレイじゃないのかよ?俺は例えお前がお前をラウだって言っても、絶対に認めない!!俺はラウって奴と友達になってない』 「シン……もう……止めろ……」 『俺の友達はレイ・ザ・バレルだろう!!!』 「止めろぉぉぉぉ!!!!俺はラウだ!!ラウでなければいけないんだ!!ラウでしかない、ラウでない俺には価値なんて存在しないんだ!!!!」 『 ―――――――――― ッこのッ ――――― 馬鹿野郎ッッ!!!!!!』 シンの慟哭が響く。 『掌の槍』を意味するデスティニーガンダムの奥の手、MMI‐X340『パルマフィオキーナ』 レイがその兵器の名を思い出すのと同時に、レジェンドの頭部をデスティニーが吹き飛ばした。 デスティニーとレジェンドは互いに火花を上げ、破片を舞い散らせながらデュランダルの最後の砦 ―――― メサイアへと縺れ合いながら落下していった。 ◆ 『シン君ッ!!シン君ッ!!』 通信越しに響く、セツコの声に、シンは激しく揺さぶられた頭を覚醒させる。 モニターで、星色の瞳から幾つも雫を溢す彼女を見て、シンはぼんやりと思う。 モニター越しであって、尚自分の心を惹きつけて止まない瞳に、その唇に、『シンは綺麗だな、やっぱり』と。 しかし、何時までも見とれているわけにもいかず、シンは痛みを堪えながら声を振り絞る。 「セ……ツコ……さ…ん?」 『シン君……ッ。良かった……無事なのね?生きてるよね?シン君だよね?』 不安から一転して嬉しさの余り、気が動転したセツコはおかしな言葉を口走る。 「ハイ、今セツコさんと話している俺は……どうやら幽霊じゃないみたいですよ……」 『ばか…』 軽口を叩くと、セツコは嬉しそうに微笑む。 見るものの心を、穏やかに、温かくする微笑。シンの大好きな微笑みだ。 閉じた瞳から零れ落ちる涙を、すぐに駆けつけてそっと拭ってやりたい衝動に駆られる。 微かに振るわせる肩を抱き締めたいと狂おしい程に思う。 けれど、とシンは自分を抑え込む。 自分のすべき事をしなければいけないから。 「セツコさん……レイは?」 『レイ君は……メサイアの中に……』 「そっか…やっぱり……」 モニターにはレジェンドの反応が無い。 そして、レジェンドはシンの思ったとおりならば、動かすことだけならば可能なはずだ。 ワザとコックピットや誘爆の恐れのある箇所を外したのだから。 「セツコさん……」 『レイ君のところに行くんでしょ?』 言おうとした言葉を先に言われてしまい、シンはお見通しかと溜め息を吐く。 やはりこの人にとっては自分など、まだまだ子供に過ぎないのだろうか、と今更な思いに捕われる。 「うん。頼むよ」 そういうと、セツコはバルゴラの左腕でデスティニーを抱き起こす。 男が女の人に抱き起こされるなんて、かっこ悪いかなと思いつつモニターに映るメサイアを見つめる。 距離が縮まっていくに連れて視界の中のメサイアが大きくなる。 『レイ君に何て言うつもりなの?』 セツコが、静かに問いかける。 親友の寂しげな顔を思い起こす。 きっと、自分のしようとしていることはお節介なのだろう。 けれども、ZEUTHにいればお節介も、綺麗事も自然と染み付いてしまう。 アスハの人間と違って、傷付いても尚諦めずにお節介を焼きたがる連中ばかりなのだから。 その最たる例である彼女をモニター越しに見つめると、シンは口許を緩ませる。 「決まってるさ ―――――――― 」
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テディ CV/FFじゃない方のティファ、かないみか アリサの夫が拾ってきた魔法生物で、目の悪いアリサの介護役。 ややお節介で臆病、おまけに自主性も無いが、アリサに対する忠誠心は非常に高い。見た目は犬だがそう呼ばれると強く否定する。 主人公のパートナーポジションなのだが、実際のところ役に立つことは極めて稀。むしろほぼ消費専門である。 そしてデス子の存在があるので多分このクロスでの出番はほとんど期待できな(ry アリサ・アスティア CV/永遠の17さ……井上喜久子 ジョートショップの経営者で、主人公を見守る母親代わり。美しい未亡人で、店に出入りする全ての人に尊敬されつつ愛されている。 アルベルトに惚れられているのだが、天然ボケで受け流してしまうのが常。 夫の残したジョートショップを大切にしており、普段は怒らない彼女も店を馬鹿にされると非常に恐い。 元の本編でも身元不明で行き倒れていた主人公を介抱するだけでなく三食付のバイトとして雇うというともすればその厚意で身を滅ぼしかねないほどの善人(だからこそ人望があるのだが)。なお、彼女の作るピザは絶品らしい。 パティ・ソール CV/特務大尉殿ー! 自分でありますー! 罵って(ry 長沢美樹 エンフィールド屈指の人気を誇る宿屋兼大衆食堂『さくら亭』の看板娘。外見と同様に性格はボーイッシュ。 活発で勝気なところがあり、そのためか早とちりでトラブルになることもしばしば。面倒見がよく気立てもいいので、数多くの人物との付き合いがある。 口が悪く意地っ張りで頑固だが仕事への責任感は人一倍強く、純愛的な恋愛感を持っている。 しかし恋愛関係の付き合いが不器用なため、往々にして本心と反対の行動を取ってしまう。 仕事が仕事なので料理の腕はかなりのもので商売の知識も豊富。またスポーツ万能で運動神経は抜群。芸術関係は苦手だが音楽は好きらしい。実はかなりスタイルがいいのだが本人は意識していないようである。 エル・ルイス CV/若本皇帝とデュアルボイスの這い寄る混沌 折笠愛 店長の変態っぷりと周囲に罠を仕掛けることで悪名高い『マーシャル武器店』で働くエルフの女性。 本来魔法を得意とするエルフでありながら魔法が不得意で、魔法補助アイテムであるマジックイヤリングを付けないと魔法を使うことが出来ず、そのことにコンプレックスを感じている。 そのためか他人に無愛想で素直になることができず、生来の口の悪さも相まって苦手意識を持たれてしまうことが多い。 女性とは思えないほどの力持ちであり、手先が器用。料理の腕はなかなかで趣味はチェス。意外なことに動物好きである。 アレフ・コールソン CV/絶好調である! 子安武人 派手な帽子に真っ白な髪がトレードマークの青年。ソフトかつライトな性格で、人当たりが良く誰にでも優しい。 男性が苦手なシーラを食事に誘えたり、女性が苦手なクリスと対極的でありながら、お守り役が勤まるのはこういったところが起因しているのだろう。しかし街一番のナンパ師を自負するだけあって女癖が悪く、異性関係の騒動には事欠かない。 上記のようなこともあるのだが何故か一般の女性からの人気が高く(彼の中で『女性』は魔獣なども含む)、反面メインキャラの女性の評価はアリサを除き低い。付き合っている女性たちの家や部屋の鍵をコレクションしている。 女性の声を聞くだけで容姿を推測できたり夜寝る前に女の子の名前や鍵の形を暗記するなど、もてるための地道な行動を怠らないどこか方向性の間違った努力家。 ファッションにうるさく、女性向けの化粧のレクチャーもしている。そういったところでアルベルトと仲が悪い。 趣味は鍵収集と夜這い、そしてキス泥棒。また歌、特にラブソングを得意としている。 マリア・ショート CV/はにゃーんでほえ~な 丹下桜 魔法の魅力にとりつかれている、エンフィールド一の大企業であるショート財閥のお嬢様。本人は得意と言い張っているが、魔法は成功よりも失敗することが圧倒的に多く、数々のトラブルを引き起こしている。父親に溺愛され続けたためか天真爛漫で暴走的な性格であり、無謀で危険を顧みない。さらに倫理観が偏っており、魔法至上主義的な考え方をする。 トラブルメーカーなのだが本人には至って悪意を持っておらず、純粋に魔法が好きなためどこか憎めない。 魔法マニアということもあってエルとの仲はすこぶる悪い。 シェリル・クリスティア CV/フレイ(ry ステラ(ry 桑島法子 小説家を夢見る文学少女。内向的な性格のうえ極度の上がり症のため、友達付き合いが苦手でいつも一人で図書館に閉じこもることが多い。しかし無類の読書好きのため、本の話になると友人であるトリーシャの協力(脳天に必殺チョップ)を得ないと止められないほどに積極的に話し 続ける。クリスやマリア、トリーシャと同じエンフィールド学園の学生であり、魔法学科の優等生。 他所の街からの留学生であり、エンフィールドにはクリスと同じ学生寮に住んでいる。また、魔法以外の知識も豊富に持ち合わせている。 余談だがゲーム本編での彼女の著作は自分をモデルにしたヒロインにしたかなり恥ずかしい代物と、ジョートショップを舞台にしたコメディ『悠久幻想曲』である。 登場人物紹介その2へ ネタへ戻る
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年齢 17歳 職業 高校生 誕生日 4月3日 血液型 O型 身長 163cm 体重 88kg 3サイズ B85・W57・H84 好きなもの 甘いもの全般 嫌いなもの ガムは飲み込めないので苦手らしい 格闘スタイル 紅尾流練氣術・対人練氣格闘法 一六四氏製作の手描きオリジナルキャラクター。「くれお -」。 最新版は2013年3月15日公開。 ややお節介だが真面目な優等生。変身ヒーローモノと食べることが大好き。 紅尾流練氣術のおかげで成人男性相手にも当たり負けしないパワーがあるが、 特殊な鍛錬法の副作用として体重が異常に増えてしまうため、年頃の少女としては複雑らしい。 コンセプトは「高速の突進による正面突破・クロスレンジでのラッシュで強引にダメージを奪う」 「攻めれば強いが守りに回るとつらい」といったもので、突進技を多く持っている。 「練氣」で氣をストックし、それを消費することにより、ガーキャンやキャンセルダッシュ、必殺技からの派生などを行うことが可能。 そして、2012年6月15日の更新で新たに「熱メーター」を搭載。 練氣のストックも熱メーターと同一化され、見やすくなった。 これは攻撃やダッシュなど、戦闘中に前向きな行動を起こす度に上昇する(逆にガードや後退などで低下)もので、 熱が溜まるほど攻撃力と一部技の性能が向上する一方、防御力が下がるというもの。 OverHeat状態を合わせて6段階まで溜まり、3以上溜まると体が紅潮し始め、4以上でさらに紅潮、OverHeat状態になると真っ赤になる。 OverHeatに突入すると一定時間そのままとなり、その後一気に0へと戻る。 それぞれに利点があるため、熱の溜まり具合を見ながらより有効な戦略を立てられる、やり込み甲斐のあるキャラへと昇華した。 ちなみに、元々ボイスは入っていなかったが、2013年3月15日の更新により追加された。後述する斑鳩氏のパッチとは別物。 イメージとしてはCV:井上麻里奈だそうだが、最適な素材がなかったそうで、それとは違っている。 更に勝利ポーズでサムアップを(やや控えめに)決めるようになった。大ポトレも新しくなっている。 そして2014年9月には、大幅にリニューアルされたtypeFが公開された。 こちらにはDHQ氏による改変版も存在する。 この他、カサイ氏による専用ステージ「ファザー牧場」も公開中。 + 各種パッチについて つづら氏が旧版用とtypeF用の両方のAIパッチを公開している。 かつてはSilvan氏もAIパッチを製作していたが、最新版非対応のまま公開停止。 この他に斑鳩氏による改変パッチも公開されていたが、こちらも現在は公開停止。 SEの一部が重い動作に見合ったものに変更されている他、ヒットエフェクトの追加、 ボイス(ボイス元は『BLEACH』の有沢たつき)の搭載によって全体的な見栄えが向上していた。 また、性能面も若干改変。 屈弱Pのctrlset削除 通常投げの調整(成立範囲の拡大・後ろ入力で後ろに投げる) 無敵の記述を一部書き直し(実質的な性能は殆ど変化なし) ガードキャンセル攻撃が出始めから攻撃判定発生まで完全無敵に 「発剄・兜砕」が出始めから攻撃判定発生まで完全無敵に (パッチ内Readmeより抜粋) Silvan氏AI 斑鳩氏改変パッチ プレイヤー操作 3 00~ 出場大会 + 一覧 新春☆乳祭り ~ダンス・ミュージックと共に~ 巡り会う運命よ再び!高性能タッグ大会【ステラ杯2】 チームで駆け抜けろ!魔界サバイバルレース タッグで挑め!魔界サバイバルレース ナイアと桜がタッグを結成! 素晴らしき筋肉の祭典 リリー「春ですよー!タッグですよー!」 ぶちクロスランセレサバイバルinタッグ 女性オリジナルキャラクタートーナメント2 作品別トーナメントRe 光と闇が両方そなわり最強に見える Persona4 MUGEN-BATTLE ポニーテール杯FII 手書きキャラonlyトーナメント せっかくだからカプ厨釣って再生数稼ぐぜェ(ゲス顔) (ほとんど)自分の大会に出た男女タッグでリーグ大会 見せてやるよ!黄金の鉄の塊って奴を! 紅白作品選抜合戦 2012年公開キャラ&AIでタッグチーム大会 敗北を糧にランセレサバイバル 小規模適当区別成長ランセレサバイバルバトル 男子禁制!女子会ランセレ! 版権VSオリジナル 交代制サバイバルトーナメント 第4回 4人タッグVSボス 大会 第5回 4人タッグVSボス 大会 友情の属性タッグサバイバル 新規襲名 交代式ランセレトーナメント Muscle Festival☆Noroko Cup 強中位以下1R先取トナメ 四神陣取り外伝【廻り双六】 素晴らしき筋肉の、ポイント制ランセレ大会 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント 私に任せて!女頼りの男女タッグトーナメント【QG杯】(おまけ) 更新停止中 【俺の屍を超えてゆけ】大会 無茶?無謀?MUGENオリジナルキャラで成長+タッグ大会 最大規模!作品別 成長ランセレサバイバルバトル プレイヤー操作 MUGENキャラをさっくり触ろお!!(さまざま19操作キャラ他) ジーンでビギローン ( part2 ) 一般的な修行風景(十七) 実況付きP操作 Tarie配信(114キャラ目操作キャラ、typeF(DHQ氏改変版)) 単発!良キャラ発掘絵巻(part102) 饅頭と塩の食い合わせ ( 其の45 ) 歴史は黒かった ( 第6回 )
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1章 クピドを探せ! 2章 元通りにする方法 3章 おいしい贈り物 エンディング imageプラグインエラー ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 1章 クピドを探せ! プロローグ プシュケークピド、どこ~?…はぁ。困ったなぁ。きっとまた、矢を射ちに行ったんだ… プシュケーは困っていた。またいつものように、クピドがいない。 目を離すと、クピドはすぐに恋の気配のある方へ行ってしまう。 そしてお節介や、時には矢で実力行使に出てしまうのだ。 クピドの矢の腕前はあまりよくなく、外れることもしばしば。 そのまま当たらなければ災難はないが、別に人に当たったり、タイミングをしくじるとさぁ大変。 全く関係がない二人が、恋の炎に焼かれて結ばれるようなことになってしまう。 だから、関係ない人に当たってしまった矢を急いで抜くのは、プシュケーの役目になっていた。 「探さないとっ!手伝ってくれますか?」 コンパス選択前 くっつけたいカップルの話をしている時のクピドは、とっても楽しそうなんです~。プシュケーがいろいろと教えてくれる。 またアポロンやヘリオスに捕まって、いたずらしてたら…うぅ、大変なことに…プシュケーは何かを思い出したようだ。 運命の選択発生! あなたと出会って、他の国の神様に出会って、いろんな恋を見ましたね~。プシュケーと一緒に、いろいろな恋を思い出す。 はぁ。いいお天気…このままあなたと、のんびりお散歩したいです~。雲一つない晴天。歩いていてすがすがしい。 コンパス選択後大大大成功:好感度350UP・(アイテム)1個入手/大成功:好感度200UP/成功:好感度100UP くっつけたいカップルの話をしている時のクピドは、とっても楽しそうなんです~。~の後: 楽しそうだから、私もつい聞いてあげちゃって…止めないとってわかってるんですけど…あ、あれ?どうしたんですか~?嬉しそうに語るプシュケーを見ていると、何となく熱に当てられてしまった。顔が赤くなっているようだ、プシュケーに心配されている。(大大大成功) 最近はエクチュアさんと話が合って、楽しいみたいです~。エクチュアさんは私にも優しいんです!(大成功) あんまり熱が入ってると、止めないとなんですけど…うぅ。(成功) またアポロンやヘリオスに捕まって、いたずらしてたら…うぅ、大変なことに…~の後: 私もいたずらされたことがあるのかって?な、なんでそのことを...!あ、ち、違うんですぅ、あれは、あれは~!軽い気持ちで聞いてみたが、プシュケーは全力で首を横に振っている。...ますます何があったのか、気になってきた。(大大大成功) クピドったら、失敗してアフロディーテ様に怒られたら落ち込むのに、すぐ忘れちゃって…そこもいいところなんですけど…(大成功) クピドにはいたずらのつもりなんて、これっぽっちもないんです~!(成功) ~の後: (大大大成功) (大成功) (成功) ~の後: (大大大成功) (大成功) (成功) 運命の選択発生! あなたと出会って、他の国の神様に出会って、いろんな恋を見ましたね~。~の後: (大大大成功) モリガンのことは、あなたも知ってますよね?いっつもクーフーリンのこと教えてくれて、とっても可愛いんですよ~。-(大成功) うふふ、あなたとこういうお話しするのも、楽しいです~。(成功) はぁ。いいお天気…このままあなたと、のんびりお散歩したいです~。~の後: (大大大成功) 前にこんな天気の日、プロキオンとお散歩したことがあるんです。シリウスさんが忙しい時に…とっても可愛いんですよ~!つないだお手てがちっちゃくてぇ…(大成功) でも、クピドを探さないといけないんです…もう~クピドったら!(成功) ~の後: (大大大成功) (大成功) (成功) コンパス選択なしの画面 クピドはいたずらしたいわけじゃないんですけど…矢を射つのが下手なだけで…と、プシュケーが教えてくれる。 クピドの矢が失敗した時は、音でわかるんです。慣れって怖いですね~。困ったように眉を下げているが、プシュケーは笑顔だ。 エピローグ プシュケーあれ、あそこにいるのは…ジークフリート?…って、後ろにいるのはクピド…また弓を構えてるっ!? クピドは矢をつがえていた。矢の向く先は、ジークフリート… 「ヴァルキリーさんとくっつけようとしてるんだ…!もうっ、見守ってあげるだけにしようって約束したのに~!クピド、ダメ~!」 「プシュケー!?」 クピドは驚いて、思わず矢から手を離してしまった。 それからは大混乱。ジークフリートはモンチュに迫り、ヴァルキリーは固まって、エクチュアはクピドの肩をがくがく振っている。 「と、とにかくとりあえず!あの二人を引き離そうっ!」 クピド達と、ジークフリートのところへ走り出した。 アイテム獲得マリネを1個手に入れた! 2章 元通りにする方法 プロローグ プシュケーどうしていつも、こうなっちゃうんでしょう…?クピド、待って~! クピドがうっかり愛の矢を射ってしまい、刺さったジークフリートはその場にいたモンチュに恋してしまった。 モンチュと共にジークフリートから逃げ回ったが、これではらちがあかない。 「逃げ回ってばかりじゃダメなんだ!」 クピドが言う。 愛の矢は抜けばすぐに効力を失うが、抜かない場合は、アフロディーテの力で効力を失くすしかないという。 しかし、クピドは渋る。 「うぅ、怒られるから…アフロディーテ様に聞くのは、ボクやだなぁ」 「そんなこと言ってる場合じゃないよぉ!」 「戦うしかないんじゃねぇかな」 ウェウェコヨトルがそう言うと、モンチュは。 「アタシが抱きしめてあげてその間に抜いて…いやよ!抜けないわ~!」 「抜けたとしてもそれはダメだ!」 ヴァルキリーの猛反対に合い、抱きしめることはせずに、どうにかジークフリートの意識を正面に惹きつけながら、誰かが背中に回って矢を抜く、ということになった。 「…待て。モンチュ。俺を一人にしないでくれ…」 「わーっ!」 息ひとつ切らずに追いついてきたジークフリートに、クピド達と共に再び逃げ出す。 コンパス選択前 ヴァルキリー、元気を出してください…クピドの矢のせいだから、大丈夫ですよ~!落ち込んでいるヴァルキリーを、プシュケーが励ましている。 今日は、のんびりお菓子作りをする予定だったんです…うぅ、いつ矢を抜けるんでしょう…?プシュケーはうなだれている。 運命の選択発生! ま、待ってクピド、それはダメーっ!プシュケーの叫び虚しく、混乱したクピドの放った矢がギリシャを襲う! わわ、追いつかれちゃう…!ジークフリートがすぐ後ろに迫っている! クピド…あんなに悲しそうな顔で…「ボクは…こんな、愛し合う二人が戦うなんて結末は、見たくなかった…!」とつぶやいたクピドに、プシュケーが… コンパス選択後 ヴァルキリー、元気を出してください…クピドの矢のせいだから、大丈夫ですよ~!~の後: あなたが矢を抜いてくれる?さすがです...かっこいいです!わ、私も微力ながらがんばります!落ち込むヴァルキリーと、一緒に落ち込んでいるプシュケーのためにもがんばらなければ...そう思い、再びジークフリートに向かい合う。(大大大成功) この事件が刺激になって、関係が前進するかも?うぅ、そうだといいんですけど…(大成功) ジークフリートの意外な一面が見れた?い、今はその話はダメですぅ~!(成功) 今日は、のんびりお菓子作りをする予定だったんです…うぅ、いつ矢を抜けるんでしょう…?~の後: (大大大成功) お菓子食べたい?もう、クピド、そういうのは解決してから...じゃなくて、騒動を起こす前に言って...?(大成功) はっ、そうですよね!ヴァルキリーの悲しみに比べたら、私なんて…!(成功) ~の後: (大大大成功) (大成功) (成功) ~の後: (大大大成功) (大成功) (成功) 運命の選択発生! ま、待ってクピド、それはダメーっ!~の後: (大大大成功) ディオニュソスがモンチュさんを口説いてる…!?モンチュさんも乗り気だし、まさか矢が…あ、あれ?でもモンチュさんの背中に矢がない…あれ~?(大成功) そうですよね、これはアフロディーテ様にも絶対バレちゃいます…クピド、お説教確定だよぉ…?(成功) わわ、追いつかれちゃう…!~の後: (大大大成功) モンチュさん、すごい速さで走って行っちゃいました…!私には追いつけないです~!(大成功) クピド、諦めちゃダメ~!このままなんて絶対ダメ!(成功) クピド…あんなに悲しそうな顔で…~の後: (大大大成功) (大成功) うぅ、私も変なタイミングでクピドに話しかけて…ごめんね、ヴァルキリー、ジークフリート…!(成功) コンパス選択なしの画面 さすがにジークフリートから矢を回収するのは…私じゃ無理ですぅ…!不穏な動きを見せれば攻撃されかねない。ジークフリートの纏う鋭い空気に、プシュケーは涙目だ。 ほら、クピド、諦めないでがんばろう?…じゃないと、ずっとこのままだよぉ!泣き言を言っているクピドを、プシュケーが一生懸命励ましている。 エピローグ プシュケーはぁ…よかったぁ…元に戻って…もう、クピドは矢をしまって~! 「もう~!アタシは追い専だって言ってるでしょ~!」 謎の叫びと共に、モンチュはジークフリートの肩をがっと押さえつけた。 さすがに驚いたジークフリートに隙が出来た。 背後に回ったウェウェコヨトルは、ジークフリートの背中の矢を抜いた! 「…?ここはどこだ。俺は何を…」 「戻った!元に戻ったよ!」 クピドの声に、皆はほっと息をつく。 「大丈夫だ、ジーク。気にするな」 「ヴァルキリー、いつの間に…まぁ、お前がそう言うなら…ところで、お前は何をしている?」 ジークフリートは、依然として自分の肩を掴んで見つめてくるモンチュに、首を傾げた。 「離れろ!」 「ごめんなさい~!アタシったらつい!」 「やっぱりジークフリートにはヴァルキリーがお似合いだね!」 「クピドは反省して!もう、矢を番えないで~!」 アイテム獲得マリネを1個手に入れた! 3章 おいしい贈り物 プロローグ プシュケーあなたも一緒にお菓子作り、どうですか~?きっと楽しいですよ! 「そろそろ、オレの用事済ませてもいい?」 一件落着したところで、ウェウェコヨトルがプシュケーに声をかける。 「あっ、私にご用事…でしたよね?なんでしょう~?」 「オレに、ギリシャのチョコレート、紹介してくんない?」 「あらっ、色男!逆チョコなんてステキ~!誰に贈るのかしら~!」 「アンタにもあげようか?」 「んま~!アタシは安い女じゃないわよ~!からかわないでよねっ!」 モンチュのテンションに、ウェウェコヨトルは苦笑気味だ。 「いや、まぁ…まぁいいや。アステカのやつらに、さ、贈りたくて。日頃の感謝っていうか?そういうのもたまにはいいかなってさ」 「いいですね~。ちょうど私、今からチョコ菓子を作ろうと思ってたんです。私で良ければ、作りましょうか~?」 「えっ、いいの!?やりぃ!アンタのチョコ、スッゲーうまいってエクチュアが言ってたんだ」 「そ、そんな…!大したこと、ないです…」 「ボクもプシュケーのチョコレート、食べたいなぁ!」 「うん、クピドの分も作ってあげるね」 「そういうことなら、アタシも作っちゃおうかしらっ!プシュケーちゃん、いい?」 「はい!もちろんです~。」 皆で、プシュケーのチョコ菓子作りに参加することになった。 コンパス選択前 あなたは、チョコをあげたい人がいるんですか~?ボールの中身を混ぜながら、プシュケーと話す。 クピドは今回くらい、少し反省してほしいんですけど…すでにけろっと立ち直っている様子のクピドを見て、プシュケーはため息をつく。 運命の選択発生! チョコだけじゃなくて果物も用意したんですよ~。プシュケーはそう言って、果物をテーブルに並べてくれた。チョコレートとは違った、爽やかで甘い香りが広がる。 ウェウェコヨトルさんの笛の音、かっこいい…アステカの音楽って、新鮮ですね~。ウェウェコヨトルが笛を吹いているのを、料理しながら聞く。 わぁ、モンチュさん、上手です~!エジプト風なんですか?詳しく教えてほしいです~。モンチュが焼き上がった菓子を自慢げに見せると、プシュケーが興味深そうに覗いている。 コンパス選択後 あなたは、チョコをあげたい人がいるんですか~?~の後: え?私からもらいたい?ふふ、もちろんですよ〜。じゃあ、あなたが作るのと交換こですね!…交換こ…うふふ、楽しそう〜。プシュケーが嬉しそうに笑ってくれるので、こちらも笑顔がこぼれた。(大大大成功) 大丈夫、私はクピドみたいにお節介しませんから~。こっそり教えてください!(大成功) 内緒?ますます気になります~。(成功) クピドは今回くらい、少し反省してほしいんですけど…~の後: ちょっとは自分の恋のことも考えてみたらいいのになぁ…って、あ、クピド!?な、なんでもないよ!なんでもないの~!つい「お節介」をしたくなって、クピドをこっそり近くに呼ぶと、プシュケーは真っ赤になってしまった。クピドは首を傾げている…道のりは遠そうだ。(大大大成功) 男の子はああいうものなんですか?なるほど…モンチュさん、さすがです〜。大人の考えですね〜。(大成功) 恋のお手伝いが仕事っていうのは、わかるんですけど、あの矢はちょっと強力すぎます~。(成功) ~の後: (大大大成功) (大成功) (成功) ~の後: (大大大成功) (大成功) (成功) ~の後: (大大大成功) (大成功) (成功) 運命の選択発生! チョコだけじゃなくて果物も用意したんですよ~。~の後: …そんなに見つめて、食べたいんですか?うふふ、じゃあ一つだけですよ~。…はい、あ~ん。プシュケーが笑いながら、オレンジをむいて一粒差し出してくれた。ボクも食べたい!と後ろでクピドが騒いでいる。(大大大成功) チョコにオレンジピールを入れても、おいしいんです〜。それをお話ししたら、アトラスさんとエイレイテュイアさんが送ってくれました!今度お礼したいなぁ…(大成功) わっとと。もう、クピド、ここで走っちゃダメだって~!…落とすところでした~…(成功) ウェウェコヨトルさんの笛の音、かっこいい…アステカの音楽って、新鮮ですね~。~の後: (大大大成功) 料理の邪魔をしないように、優しくて心地いい音なんでしょうか?うふふ、優しい方ですね~。(大成功) あ…聞き入って、ちょっと混ぜ過ぎちゃいました。えへへ…まだ大丈夫です~、このくらいなら。(成功) わぁ、モンチュさん、上手です~!エジプト風なんですか?詳しく教えてほしいです~。~の後: (大大大成功) エジプトのお料理も、もっと勉強したいなぁ…今度、あなたがエジプトに行く時に連れて行ってくれませんか?うふふ、約束です~。(大成功) え?勝負ですか?うふふ、いいですよ~。私だってお菓子作りなら、負けないです~。(成功) コンパス選択なしの画面 なんだか疲れちゃいましたけど…お菓子を作ってる間は癒しです~。プシュケーの顔がほころんでいる。本当にお菓子作りが、好きなようだ。 あっ、クピド~!つまみ食いはダメだよぉ!プシュケーがたしなめるが、クピドはペロっとチョコをつまみ食いしてしまった。 エピローグ プシュケーみんな、お料理上手です!私もはりきってたくさん作っちゃいました~。 「作り過ぎちゃいました…!」 トリュフにブラウニー、生チョコ、チョコクッキー…皆で作ったたくさんのお菓子。 「アステカのやつら、喜ぶよ。ありがとうな!」 「いえ!またいつでも協力させてください」 「ねぇねぇ、ウェウェコヨトルが持って帰っても、まだたくさんあるよね!ボクも持って帰っていい?」 「あ、待ってクピド…クピドにはこれもあげるから…」 プシュケーはいつの間にか作っていた、色とりどりのチョコレートのセットをクピドに差し出している。 少し顔が赤い。 「いいの!?やったぁ!すっごく嬉しいよ!」 「…青春っていいわね~」 見守るモンチュのまなざしは優しかった。 アイテム獲得想い出のチョコクッキーを3個手に入れた! エンディング プシュケー今日は大変だったけど…あなたと一緒にお料理できて、楽しかったし、いいかな~なんて思ってます。 ウェウェコヨトルとエクチュア、モンチュは、それぞれギリシャから帰っていった。 クピドとプシュケーの見送りをする。 クピドは相変わらず、めげていない様子で。 「やり方は変えてほしいなぁ…」 「あ、うん…いつもごめんね?プシュケーに迷惑かけないように、やるね!」 「迷惑じゃない、んだけど…はぁ」 ため息をついているプシュケー。 そこで一計を思いつき、プシュケーに声をかける。 「え?…は、はい、言ってみます…」 プシュケーはちょっと黙ってから、クピドの服を後ろから遠慮がちに引っ張った。 「なぁに?」 振り向いたクピドに、プシュケーは言う。 「迷惑じゃないよ、いつも。応援してるから…やりすぎちゃダメだけど、がんばって?」 クピドの表情が、さらに光が差したように明るくなった。 「うん!ありがとう!」 「これでよかったんでしょうか…?」 きっとよかったに違いない。クピドはあんなに嬉しそうなのだから。 それを見守っているプシュケーの口からは、いつの間にかため息は消えていた。 アイテム獲得プシュケー&モンチュ限定写真を1個手に入れた! 時空の図書館 ▲
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【小学五年 ―― 5月】 京太郎「(ぬあー…意外と教室掃除に時間食っちまった…)」 京太郎「(なんでこういう日に限ってワックス掛けとかしなきゃいけないんだよ面倒臭ぇ…)」 京太郎「(新子たちには先に言ってもらったけど…待たせてるだろうな…)」 京太郎「(もしかしたら待ちきれずに一局始めてるかも…そうなったらまたあいつらが終わるまで待つしかないし…)」 京太郎「(その前に合流出来るように…いそがないと…)」ダダダッ ??「~っ♪」 京太郎「(あ、やべ…ま、曲がり角から人が…止ま…いや…無理だ…!!?)」 ??「きゃぅっ!?」ドーン 京太郎「いてて…」 京太郎「…じゃねぇ!ごめん。大丈夫…だった…か…」 ??「は…ぅ…」カァァァ 京太郎「(お、俺の手が…下敷きになった女の人の胸に…)」 京太郎「(や、柔らかい…それに…温かい…)」フニフニ 京太郎「(ちょっと固いけど…これ…ブラジャー…って奴なのか?)」 京太郎「(でも…こうやって服越しでもずっと揉んでいたくなるというか…)」 ??「あ、あの…」 京太郎「」ハッ 京太郎「ごっごごごごごごめん!!!!」シュバッ 京太郎「お、俺、急いでて!だ、だから…曲がり角出てくるなんて思ってなくて!」 京太郎「え、えと、後、柔らかくて!暖かくて!き、気持ち良かった!!」 ??「……」 京太郎「」ハッ 京太郎「(な、何を言ってるんだよ俺はああああああ!?)」 京太郎「(こ、こんなんじゃただのエロガキみたいじゃねぇか!!!)」 京太郎「(いや、興味ないといえば嘘になるけど…嘘になるけどさ!!)」 京太郎「(でも、わざわざこんな引かれるような事言わなくったって良いだろうが!!!)」 ??「……」モジモジ 京太郎「(案の定、反応ないしな!!!)」 京太郎「(いや、そりゃ出来ねぇよ出来る訳ないって)」 京太郎「(これで許してくれるのなんて高鴨くらいなもんだっての)」 京太郎「(新子でも張り手の一発くらいは飛んでくるだろうしな…)」 京太郎「(そんな事を初対面の相手にやらかしたんだから…終わった…)」 京太郎「(俺はこれから一生、変態スケベと呼ばれながら生きていくしかないんだ…)」 ??「き、君も…」 京太郎「(…でも、せめてちゃんと詫びる事くらいはしとかないとな…)」 京太郎「(エロガキ呼ばわりは避けられないけど…やっちまった事はやっちまったんだから)」 京太郎「(何を言われても許してもらえるように頭を下げる準備を…)」 ??「…君もおもちが好きなの?」 京太郎「……は?」 ??「おもちって良いよね!人生を豊かに彩ってくれる最高の肌さわりだよ!」 京太郎「お、お、おぉう…」 ??「色艶張り柔らかさそして吸い付き!!どれをとっても女の子の中で最高の部分だよね!!」 京太郎「い、いや、触ったことないから分かんな…」 ??「ううん。隠さなくて良いよ。私もおもちマイスターとして君には引かれるものを感じるから!」 京太郎「ま、マイスター?」 ??「専門家って事だよ、同志!!」 京太郎「いや…別に俺専門家って訳じゃ…」 ??「…え?じゃあ、おもち嫌いなの?」シュン 京太郎「い、いや…べ、別に嫌いって訳じゃないけど…」 ??「じゃあ、好き?」 京太郎「そ、そもそもそういうの興味ねぇよ!」カァァ ??「え…でも、さっき…」 京太郎「あ、アレは忘れろ!!!」マッカッカ 京太郎「お、俺も…いまのセリフ全部、忘れるから」 ??「でも…」 京太郎「い…良いから!…つか…どれだけまくし立てても顔真っ赤なのは隠せてねぇし」 ??「~~っ」マッカッカ 京太郎「お、俺が悪かったからさ…そ、そんな風に照れ隠ししなくて良いから」 京太郎「つか…出来れば、俺に怒ってくれた方が…まだ気が楽って言うか…」カァ ??「う…うぅぅ…でも…わ、私も不注意だったし…」 京太郎「つっても…廊下走ってた俺が悪いんだよ。その上…ほら、あんな…事まで言ったし…さ」 京太郎「だから…そんな風に無理してキャラ作らなくても良いんだって」 ??「…え?」 京太郎「え?」 ??「…キャラ?何の事?」 京太郎「いや…だから、さっきのおもちだのマイスターだの…」 ??「え…?」 京太郎「…えっ?」 ??「…べ、別に…そういうキャラ作ってる訳じゃないんだけど…」 京太郎「なにそれこわい」 ??「…っ」ジワッ 京太郎「わ、わー!?ち、違うから!べ、別に馬鹿にしたとかそういうんじゃないから!!」 ??「でも…私の事…変って…」 京太郎「い、言ってない言ってない!お、おもちは素晴らしいもんな!!」 京太郎「男でも女でも皆大好きだからな!!憧れの的だもんな!!」 京太郎「だから、好きでもおかしくないって!マイスターは子どもも憧れる夢の職業だって!!」 ??「…そう?」グスッ 京太郎「そうそう!あそこまで語れるなんて流石マイスターだなー憧れちゃうなー」 ??「……えへへっそれほどでもないのです!」ドヤァ 京太郎「…ふぅ…」 ??「…でも、嬉しいな」 京太郎「ん?」 ??「初めて会った子にそこまで言って貰えるとは思ってなかったから」ニコ ??「皆ね。私の事変だって言うから…ちょっと最近、落ち込んでて」 ??「だから、ああやって言ってくれて嬉しかった」 京太郎「あー……うん。そっか」 京太郎「…でも、一言だけ言うとな」 ??「うん?」 京太郎「あんまり初対面の相手におもちだのなんだのは言わない方が良いぞ」 ??「…べ、別に私だって…初対面の人にすぐさま語ったりしないよ」 ??「さ、さっきは…その…色々あってテンパってたから…」 京太郎「…あー…ごめんな」 ??「い、良いよ。気にしてないし」 ??「そ、それに…わ、私の胸…気持ち良いって言ってくれたし…っ」アセアセ ??「私、じ、自分でもたまに揉んでるんだけど自分のがどれだけ気持ち良いのか分からなくって…」ワタワタ ??「だ、だから…あんな風に言ってくれて嬉しかったから…」アセアセ 京太郎「あー…まぁ…とりあえず…な…色々いいたいけど…落ち着け、深呼吸しろ」カァァ 京太郎「今、お前すっげー事言ってるから!本当は隠さなきゃいけない事まで言ってるから!」 ??「すーはー…すーはー…」 京太郎「…落ち着いたか?」 ??「う、うん。ごめんね」 京太郎「いや…別に…俺何もしてないし…」 ??「でも…落ち着くまで待ってくれてありがとう」ニコ 京太郎「う…そ、それより…お前も子ども麻雀教室目当てか?」 ??「うん。良くわかったね」 京太郎「そりゃまぁ…中学の中に私服で入ってる訳だしな」 京太郎「それに俺も目的地同じだし…良ければ連れてってやろうか?」 ??「本当!?嬉しいっ!」 京太郎「あー…い、いや…まぁ、さっきのお詫びだし…」プイッ 【子ども麻雀教室前】 京太郎「ここだぞ」 ??「へぇ…結構立派…」 京太郎「廃部になった麻雀部を流用して使ってるから中も結構本格的だぞ」 ??「中から色んな声が聞こえてくるもんね」 京太郎「この一ヶ月で大分生徒も増えたからな。レジェンドも大変そうにしてるよ」 ??「あ、レジェンドって、晴絵さんの事?」 京太郎「おう。ってなんだ。レジェンドの知り合いだったのか?」 ??「一時期、麻雀を教えてもらってたりしてたのです」ドヤァ ??「筋が良いって褒められたりもしたんだよ」 京太郎「へぇ…そりゃ凄い。俺なんか今まで一度も褒められた事ないのに」 ??「あはは。晴絵さん結構、スパルタだもんね」 京太郎「まぁ、その分、強くなってるからいいんだけどさ」 京太郎「って、無駄話はここまでにしてそろそろ入るか」 ??「はーい」 ―― ガラガラ 京太郎「おーい、レジェンド。新入生連れてきたぞー」 晴絵「だからレジェンドって呼ぶなって…あ、玄」 ??「お久しぶりです!晴絵さん」 晴絵「おーおー…大きくなって」 晴絵「…憧と比べるとちゃんと一部分も大きくなってるね」マジマジ ??「えへへ。ちゃんとお姉ちゃんの分も一緒に毎日お手入れしてますから」 憧「つーか、聞こえてるからね、晴絵さん」 晴絵「おぉ、怖い怖い。で、ここに来たって事は玄も…」 ??「はい。旅館のお仕事が一段落ついたのでまた教えてもらおうと思って」 晴絵「おっけー。うちは何時でもウェルカムだよん」 晴絵「…と言っても玄相手に普通の子は中々、辛いからねー…」 晴絵「憧ー?」 憧「何?あたし、ようやくやって来たそこの馬鹿にお仕置きするのに忙しいんだけど」 京太郎「ちょ…ひ、ひどくね!?」 憧「うっさい。勝手に始めちゃアンタがさびしがると思って待ってたのに…女連れでやってくるなんて…」 京太郎「ご、誤解だっての!さっき会ったから連れてきただけだって!」 穏乃「でも、それにしちゃ遅くなかった?」 京太郎「う…」 ??「それは…」 京太郎「わ、わー!い、良いから!とにかく…待たせて悪かった!」 京太郎「だから、急いで麻雀やろうぜ!えっと…」 ??「あ、そういえば自己紹介まだだったね」 玄「私、松実玄。よろしくね」 京太郎「お、おう。俺は…須賀京太郎。よろしくな、松実」 玄「あ、出来れば玄って呼んで欲しいな」 玄「私、お姉ちゃんがいるからややこしいし」 京太郎「いや…でも…」 玄「いいからいいから。その代わり、私も京太郎君って呼ばせてね」 憧「むっ…」 京太郎「あー…分かったよ、玄」 玄「えへへ…じゃあ、やろっか。…ってあれ?憧ちゃんなんでそんな不機嫌なの?」 憧「なんでもなーい…」ムスッ 玄「ロン。満貫」 玄「ツモ。8000オール」 玄「ロン。三倍満だから…36000だね」 京太郎「うぼぁ」 穏乃「うぐぅ」 憧「ひぎぃっ」 京太郎「い、いや…お、おかしいだろ!なんで、ドラは全部そっちに行ってるんだよ!!」 穏乃「え?これが積み込みって奴なの?」 憧「いや、これ全自動卓だから…でも…明らかにおかしいでしょこれ…」 晴絵「あちゃー…憧でもダメだったか…」 憧「晴絵さん…って事はなにか知ってるの?」 晴絵「うん。玄がやってるのはイカサマでも何でもないよ」 晴絵「卓にある全てのドラは、全部玄に集まるようになってるだけ」 京太郎「…は?」 穏乃「えー…なにそれずるい」 憧「いや、ずるいってか…あり得ないでしょ」 憧「そんなの今まで聞いた事ないし…」 晴絵「じゃあ、憧は説明出来る?」 晴絵「今日始めて顔を出した玄の所にだけドラが集まって」 晴絵「他の子には一枚もドラが来ないなんて現象を作り出せる理由が」 憧「それは…出来ないけど…」 晴絵「…憧、世の中にはね。理屈では説明出来ない力を持った子がいるの」 晴絵「私はそれをインターハイの時に知った。…ううん。知らされてしまった」ギュッ 憧「…晴絵さん」 晴絵「…だから、憧はそういうのと向き合って欲しい」 晴絵「知らされるんじゃなくて…既に知っていて…心構えが出来ているように」 憧「…わかったわよ…」 玄「えっと…なんかごめんね。私の所為でおかしな空気になっちゃって」シュン 玄「でもね。私…本当にイカサマなんてしていないの」 玄「昔…お母さんにドラは大事にしてあげなさいって言われてから捨てられなくて…」 玄「そうしている内にドラの方が私の所に集まってくるようになって…」 京太郎「…いや、別にイカサマを疑ってる訳じゃねぇよ」 穏乃「そうだよ。晴絵さんが嘘吐く事なんてないし」 京太郎「それに…まぁ、ドラが来ないって分かってればやり方は幾らでもあるしな」 穏乃「え?そうなの?」 憧「しず…あんた…」 穏乃「う…い、いや、だってドラって手軽に点数あげられるじゃん」 穏乃「実際、さっきの高い点数ばっかりであっという間に箱割れになっちゃったし…」 憧「でも、ドラが確実に玄さんの所にあるって考えれば、普通の相手より手も想像しやすいでしょ?」 憧「自然、そこから放銃を狙う事だってしやすくなるって訳」 穏乃「あっ…」 京太郎「そうそう。だから、卑怯なほど強いって訳じゃない」 京太郎「幾らでも対処の仕方はあるんだから、俺達が強くなれば追いつける相手だって」 穏乃「そっか。うん…そうだよね!」 晴絵「…へぇ」 玄「…いいの?」 京太郎「ん?」 玄「いや…だって…私、一人だけズルしてるようなものだし…」 京太郎「でも、わざとじゃないんだろ?」 玄「勿論だよ!」 京太郎「だったら、別に良いじゃんか」 京太郎「玄も麻雀したくてここに来てるんだろ?だったら、やろうぜ」 穏乃「そうだよ。さっきのリベンジもしたいし」 憧「そうそう。やられっぱなしは趣味じゃないし」 玄「…あ…皆……あ、ありがとう」ウルッ 京太郎「な…なんでまた泣くんだよ…」 玄「だ、だって…私、今まで同い年の子と打っても…ズルだって言われて…」 玄「晴絵さんや望さんたちくらいしか一緒に麻雀してくれなかったから…」グスッ +2 00~30 必死に言葉を探したが、先を越された 31~60 何とか泣き止ます事が出来た 61~99 とりあえずハンカチを手渡した とりあえずハンカチを手渡した 京太郎「あー…もう。ほら、使えよ」 玄「ごめん…」グスッ 京太郎「別に良いって。ハンカチなんて持ってても使わないし」 京太郎「普段持ってるのも何処かのお節介がうるさいからだからな」 憧「それくらいエチケットの基本でしょ…ったく…」 京太郎「…ま、だから、気にせず使えよ」 京太郎「んで、終わったら、一杯打とうぜ」 京太郎「今まで出来なかった分くらいはそこにいるお節介たちも付き合ってくれると思うからさ」 憧「…当然でしょ」 穏乃「うんうん。一緒に麻雀楽しもうよ!」 玄「…うんっ!」 【System】 松実玄の思い出が2になりました。 松実玄の好感度が3あがりました。 晴絵「ちょっとちょっと…須賀君?」 京太郎「ん…レジェンド、どうした?」 晴絵「いやー今日、格好良かった須賀君に色々と聞きたい事があって」 京太郎「別に…当然の事やっただけだっての」 晴絵「その当然の事をその年で恥ずかしがらずに出来るのが凄いと思うんだけどねー」 晴絵「或いは…その年故かもしれないけどさ。いやー青春だねー若いねぇ」 京太郎「話ズレてんぞ、レジェンド」 晴絵「…なんか須賀君、最近、私に対して対応セメントじゃない?」 京太郎「一ヶ月もすりゃ新子が言ってた事も理解出来るようになるからな」 京太郎「んで、聞きたい事ってなんなんだ?」 京太郎「俺、これから新子や高鴨を送ってかなきゃいけないから手短に頼むぞ」 晴絵「もー本当、イケメンなんだからぁ」 京太郎「…よし。帰るわ」 晴絵「ちょ、まってまって!結構、大事な話だから!」 晴絵「まぁ…聞きたい事ってのはさ。須賀君がどういう雀士になりたいかって事よ」 京太郎「…どういう雀士?」 晴絵「穏乃もそうだけど…最近の君は特に成長著しいからね」 晴絵「だから、ここいらで一つ進路希望的なものを聞いておこうと思って」 京太郎「つっても…俺、まだ麻雀初めて一ヶ月ちょっとだぞ?」 京太郎「憧には未だ負けっぱなしだし…そんな奴に聞くような事なのか?」 晴絵「だからこそ、よ」 京太郎「え?」 晴絵「…今日、須賀君も知ったでしょ?思い入れというのは時に強い力になる事を」 晴絵「これから須賀君が麻雀を続けていくなら…そういった思い入れの力と言うのはあった方が良い」 晴絵「そしてそれは出来るだけ幼い頃の方から熟練させていった方が生まれやすいの」 晴絵「…だからこそ、聞くわ」 晴絵「須賀君、君はどういう雀士になりたい?」 京太郎「俺は…」 京太郎「(そんな事…考えた事もなかった)」 京太郎「(今まで麻雀やってるのはただ新子に勝ちたかったからだし…)」 京太郎「(負けて…悔しくて…でも、それ以上に楽しいからだった)」 京太郎「(だから…そんな事言われても…正直、困る)」 京太郎「(そんな目標なんて…今までになかった)」 京太郎「(…だけど…その中で一つ…柱のようなものがあるのだとすれば…)」 京太郎「(俺は…格好良い大人になりたいし…格好良い雀士になりたい)」 京太郎「(別に勝てなくたって良い。強くなくたって良い)」 京太郎「(ただ…あのお節介たちの横に並び立てるような…そんな奴になりたいんだ)」 京太郎「(だからこそ…俺は…)」 ※これ以降の京太郎の能力を決める重要な安価です。数字でお選び下さい。 1.ひたすら和了続けるタイプの雀士 2.高火力で相手を吹き飛ばすタイプの雀士 3.相手を和了らせないタイプの雀士 相手を和了らせないタイプの雀士 京太郎「…今日の事で分かった事が一つある」 晴絵「ん?」 京太郎「玄みたいな相手が世の中に沢山いるんだとしたら…重要なのは防御だって」 晴絵「まぁ、どれだけ和了っても玄はそれ以上に取り返すタイプだからね」 京太郎「あぁ。でも、振り込みさえしなければ点差が大きく離される事はない」 京太郎「その間に細かい手で和了ったりすれば、玄の高打点を活かす事は難しくなるしな」 晴絵「ふんふむ…なるほど。思った以上に堅実なんだ」 京太郎「俺は新子ほど上手くないってだけだよ」 京太郎「あいつはすげぇよ。二局目からはもう玄の能力に対応してた」 京太郎「でも、俺はそういうの出来なかったし…だからさ」 晴絵「んー…須賀君も十分、強いと思うよ」 晴絵「今、この教室で三番目か四番目くらいなんじゃないかな」 京太郎「それでも俺にとっての目標は打倒ナンバーワンの新子憧だから」 晴絵「中々、高いの掲げるねぇ…」 京太郎「うっせ。…で、話は終わりか?」 晴絵「うん。ごめんね、引き止めて」 京太郎「いや、良いよ。それじゃ、またなレジェンド。大学遅刻すんなよ」 晴絵「しないってーの」クスッ 【System】 須賀京太郎はスキル【防御重視の打ち筋】を手に入れました。 このスキルは自身以外の和了判定に-5かけ、直撃判定に-10の補正をかけます。 ただし、使うかどうかはまだ分かりません。