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暴顛贅・弐式(アバレテンゼイ・ニシキ) 機体データ 全長 50m 本体重量 550t 全備重量 550t パイロット チャマ・クラケット、オオウ八犬士 所属 アムステラ神聖帝国 チャマ・クラケットとオオウ八犬士の愛機。 咆牙型、4足歩行の獣タイプの巨大操兵である。 暴顛贅、ギガント28号と同じく『バネ仕掛け』が組み込まれており、 収縮と伸縮により『爆発的な瞬発力』を生み出す。 チャマの機体は通常通りに操縦する機体だが、 八犬士の機体はDTSを搭載した機体である。 武装 爪 牙 バネ仕掛け 追記 外伝SS「アフリカ南部同盟」では一角獣の如き『角』を頭に生やしている。 ベニザクラの機体は他の暴顛贅・弐式の機体よりパワーが大きい。 主な活躍 外伝SS「ギガント破壊指令-爆熱!巨大ロボット編-」 外伝SS「影狼隊徒然記【隊長の優雅な休暇】」 外伝SS「アフリカ南部同盟」 外伝SS「死闘!惑星オオウ」 意見・感想 名前 コメント すべてのコメントを見る
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2013年9月1日00 00以降~9月18日11 00までの、 資材配分(燃料 400/弾薬 200/鋼材 500/ボーキサイト 400)の開発結果を集計したものです。 (報告テンプレと異なる報告は一部除外されています。) ここで比較、検討を行ったのは、「司令官レベルによる建造結果の違い」と、「この資材配分での出現割合」 を求めることが主な目的です。 統計結果は報告件数の関係上、レベル45で線引きしております。 集計結果は下記の通りです。 ●Lv1~45 艦種 駆逐艦 軽巡 重巡 水上機母艦 軽空母 正規空母 合計 数 249 260 86 221 385 317 1518 割合 16.4% 17.1% 5.7% 14.6% 25.4% 20.9% 100% ●Lv46~99 艦種 駆逐艦 軽巡 重巡 水上機母艦 軽空母 正規空母 合計 数 227 247 120 218 447 234 1493 割合 15.2% 16.5% 8% 14.6% 29.9% 15.7% 100% 正規空母に5%ほどの差がありますが、これは、レベルが低い方が正規空母が出やすいというより、 初心者は統計の意味合いを理解せず、成功記録を書いてしまっている(もしくは成功してから書き込み始める)可能性が高いと思われます。 実際、レベルが低いほど書き込まれた正規空母が増えてしまっており、統計上偏った結果となってしまっています。 参考 ●Lv1~9 艦種 駆逐艦 軽巡 重巡 水上機母艦 軽空母 正規空母 合計 数 7 12 5 5 14 20 63 割合 11.1% 19% 7.9% 7.9% 22.2% 31.7% 100% ●Lv1~17 艦種 駆逐艦 軽巡 重巡 水上機母艦 軽空母 正規空母 合計 数 22 40 15 32 60 63 232 割合 9.5% 17.2% 6.5% 13.8% 25.9% 27.2% 100% ●Lv1~30 艦種 駆逐艦 軽巡 重巡 水上機母艦 軽空母 正規空母 合計 数 95 117 42 96 175 150 675 割合 14.1% 17.3% 6.2% 14.2% 25.9% 22.2% 100% ●Lv20~30 艦種 駆逐艦 軽巡 重巡 水上機母艦 軽空母 正規空母 合計 数 65 71 22 60 101 81 400 割合 16.3% 17.8% 5.5% 15% 25.3% 20.3% 100% ●Lv31~99 艦種 駆逐艦 軽巡 重巡 水上機母艦 軽空母 正規空母 合計 数 440 454 183 398 748 476 2699 割合 16.3% 16.8% 6.8% 14.7% 27.7% 17.6% 100% ●Lv41~99 艦種 駆逐艦 軽巡 重巡 水上機母艦 軽空母 正規空母 合計 数 284 297 134 255 524 304 1798 割合 15.8% 16.5% 7.5% 14.2% 29.1% 16.9% 100% 以上の結果より、 偏り具合とサンプル数への各影響とバランスを考えて、 1)統計そのものはレベル31以上の記録を取る、 (レベル46で線引きするとサンプル数が半減、レベル30まで全部取ると偏りが大きい。) 2)サンプル数が十分得られている場合は、レベルで分け、低い方のサンプルを半数程度削る このような操作を行った方がよいかもしれません。 指令レベルそのものによって、建造結果に違いは見られないと考えてよいと思います。 (指令レベルが低い方がいい結果が出る、という可能性も無くはないと思いますが、それより結果を書き込む人側の偏りの方が大きいのではないかと思います。)
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SHINKI/NEAR TO YOU Phase01-4 色取り取りのレーザーで造られた地平、そのフィールド上を白い翼が舞った。数ある武装神姫の中でも最もオーソドックスなタイプ、天使型MMSアーンヴァルモデルだ。 天使型神姫は持ち前のスピードを活かしライトマシンガンの射撃で相手をけん制する。相対するもう一体の神姫は、天使型の攻撃に防戦一方のようだ。 反撃してこない相手を見て好機と判断したのか、天使型はすかさずライトセーバーを抜き放ち距離を詰める。 一瞬の交叉。 勝利の女神が微笑んだのは、優勢に見えた天使型の方ではなくもう一体の方だった。天使型の斬撃を鋭い動きで避けたその神姫は、体勢を崩した天使型に後ろから組み付き力でねじ伏せると、そのまま天高く飛び上がる。 天使型は相手を振りほどこうとするものの、相手のパワーがそれを許さない。 天使型を完全に捕らえたその神姫はそのまま大きく身を反らせ、そのまま天使型神姫を大地へと叩きつけた。 フィールドを揺るがすかと思うような轟音の後、その場に立っているのは天使型を打ち倒した迷彩模様に身を包んだ大柄の神姫だった。 「おおっ、デッカイ方が勝ったじゃん! 途中まで負けてたのに」 「ふむ。反撃しなかったのは、ワザと劣勢に見せかけて相手の油断と隙を誘うためですか。あちらの迷彩の方もなかなかやりますね」 目の前で繰り広げられたばかりのバトルの様子に、シュンとゼリスがそれぞれの感想をもらす。 「どうどう? やっぱりバトルは武装神姫の華よね。センターの最新型バトルマシーンでのバトルは、そこらの増産型のちゃちなモノとは違うでしょ?」 伊吹の言う通りだった。最新のゲーム筐体というだけあって、三次元モデリングによるバトルフィールドの精緻さ、各種モニタリング機器によりリアルタイムに戦況の変化が判るバトルシステム、一般的なゲームセンターに出回っている既製品とは比べものにならない。何よりもそこに集う猛者たちのレベルが違う。 「これが本場の武装神姫バトルか」 「ふっふっふ~、すごいっしょ? じゃあ早速カウンターに行ってサクッと登録すませましょう」 「カウンターで登録?」 オウム返しに尋ねるシュンに伊吹とワカナコンビが答える。 「センターに来たらまずはサンカトウロクだよ~」 「そ、神姫センターでのバトルはすべて戦績が記録されて、神姫BMAの公式クラシフィケーションにも反映されるから、施設内のゲーム筐体で遊ぶ前には参加登録をするようになってるの」 「ふ~ん、なんか面倒そうだな」 「ダイジョーブ、ダイジョーブ♪ 登録っていっても不正改造パーツでも使ってない限りオーナー登録をデータベースに参照するだけですぐに終わるから」 「シュン、横着しようとせずにここは伊吹さんに従うべきです。というか早く行きましょう。いわゆる〝善は急げ〟ってヤツですね」 伊吹とゼリスのふたりに急かさつつ、シュンはカウンターに向かう。受付自体は伊吹の言う通り神姫のオーナー登録やオーナーの本人確認などをネットワークからデータベースに確認するだけで、シュンはホッとした。 「なんだ、結構簡単なんだな」 「ね? 別に慣れればどうってことないでしょう。後は……そうね。シュっちゃんはここを利用するの初めてだから、このセンターのメンバーカードも作っておくと次からは照会手順を省略できるし、ポイントでいろいろなサービスもついてお得なんだけど。……どうする?」 登録を済ませたシュンに続けて伊吹がいろいろ教えてくれる。どうもここは常連である伊吹の言うことを素直に聞いておいた方がよさそうだ。そもそも今日はずっとこんな調子でうまくいったんだし。 「うぅぅぅ~ん。……それもやっとくか」 「じゃあ、あっちで手続きしてもらいましょう。ワカナとぜっちゃんはここでちょっち待っててね?」 シュンと伊吹は連れ立ってカウンターの前を離れる。ゼリスとワカナはひとまず天板の隅に腰掛けた。静かに佇むゼリスに比べ、ワカナの方はジッとしているのは苦手らしい。すぐにソワソワし出す。 「ふにゅ~。タイクツだよ~」 「ワカナさん、まだふたりがここを離れてから2分37秒しか経過していません。しばし静粛にしているべきです」 落ち着き払ったゼリスに対し、ワカナはひとしきり足をバタバタさせた後、ピョコンと立ち上がった。 「うんしょっ、ひらめいた~。ふたりが戻ってくるまで、ボクはちょっとボーケンの旅へ出かけてくるよ。とっても楽しいよ~」 「斥候任務ですか? ふむ、なるほど。確かにここの地の利についてはワカナさんの方が熟知しているようですからね。この場は私に任せて、どうぞ大役を果たしてください」 「わかったよ~。それじゃ、ちょっと行ってきま~すだよ~」 「気をつけてくださいね」 ワカナはカウンターから飛び落ちると、くるくる宙で回転しながら身軽に着地、意気揚々と人だかりの方へ向かう。ひとり残されたゼリスはその様子を見送った後、その先のゲーム筐体の方へと目を向けた。 筐体の周りは観客や野次馬で一杯だった。筐体上部に設置されたモニターに、今行われているバトルの光景が映し出されている。 「戦の風……其は美しく舞い散る天使の翼……」 すぐ側から聞こえる謳うような朗々とした声にゼリスは横を向く。そこには見知らぬ白い神姫がひとり佇んでいた。 「はじめまして。あなた独り?」 「いいえ、現在メンバーカードの手続き中のシュンを待って待機中です」 「そう。見ない顔だけど、新人さんなのかしら?」 「そうなりますね。神姫センターを訪れるのは今回が初です」 白い神姫はゼリスの返事に微笑んだ。白く長い髪に白い肌、簡素な素体のスーツも白、純白の神姫だ。彼女は屈託のない笑顔でゼリスに語る。 「ここはまさしく幻想の舞台。人間たちの想いで機械仕掛けの妖精たちに心を吹き込む、真夏の夜の夢の世界ね」 「……心を吹き込む?」 彼女はモニターの神姫バトルに恍然とした瞳を向ける。 「ふふ。妖精はね、心を持っていないのよ。だから誰かが与えなければならないの。……素敵じゃない? 人間たちの心を受け取り、妖精たちは初めてプシュケになれるのよ」 スクリーンから漏れる明かりが、彼女の顔に様々な光を落とす。そんな彼女が出し抜けにこちらを振り向いた。つられてその紅い瞳が見つめる先をゼリスが目で追うと、カウンターの向こうからシュンと伊吹のふたりが戻ってくるところだった。 「ぜっちゃん、お待たせ」 「ちょっと時間かかったな。何か変わったこととかあったか?」 話しかけるふたりに、ゼリスは知り合ったばかりの白い神姫を紹介する。 「ふたりの不在中に知人がひとり増えました。こちらの方です」 「こちらって……何処だよ?」 おかしな顔をするシュン。ゼリスはさっきまで隣に座っていた少女を振り返るが、すでにそこには誰もいなかった。 「……意外とせわしない方のようですね」 ゼリスがお決まりの仕草で小首を傾げるのと、三人がワカナの叫び声を聞いたのは、ほとんど同じタイミング。 「タイヘンだよ~っ」 ワカナは小さい体で精一杯叫びながら、慌しく駆け寄る。 「ゲーム機で、神姫ばとるがタイヘンでバーンでドーンだよ。男の子がわんわんだよ~っ」 慌てるワカナの意味不明な説明に、シュンたちが頭に?マークを浮かべたとき、ゲーム筐体の方から一際大きな歓声が沸き立った。 ▲BACK///NEXT▼ 戻る
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アーツコストを10カット アグリアスのアーツやクリシュナのマテリアルにも適用されました。 ヤニワニのトランスはカットされませんでした。 -- (名無しさん) 2015-12-01 14 11 23 消費マナが大きい使い魔より、消費マナ20とかの使い魔の方が相性良いんじゃない? -- (名無しさん) 2016-05-18 08 51 23 考察で主アーツは要検証とか言ってるけど、 テキストに自使い魔って書いてあるやん -- (名無しさん) 2016-09-01 14 53 09
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【 症状&病気 】 ☆顔☆脂漏性皮膚炎 part10 http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/body/1256298219/ ◆ワキガ◆わきが◆腋臭◆Part20◆ http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/body/1257680743/
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獣装光ギンガレッド 種類:Sユニット カテゴリ:ワイルドビースト/ミスティックアームズ BP:4500 SP:1 必要パワー:7- 追加条件:自軍「ギンガレッド」1体を捨札にすれば必要パワー0になる CN:なし 特徴:レッド/男/ギンガの光 テキスト: ※これが撃破されて捨札になったとき、自軍捨札から「ギンガレッド」のカードを1枚選び、自軍ラッシュエリアに出す。 【閃光星獣剣】自軍ターン中、これがバトルエリアに出たとき、敵軍バトルエリアからナンバーを持たないSユニットを1体選びゲームから除外する。 フレーバーテキスト ギンガの光を身に纏い、世界の闇を払う光となるのだ。 イラストレーター:矢薙じょう レアリティ:スーパーレア 作品:星獣戦隊ギンガマン 収録:クロスギャザー ザ・Wインパクト 自販:パック カード評価 関連カード ギンガレッド ギンガレッド(XG2) 特徴「レッド」関連 特徴「男」関連 特徴「ギンガの光」関連 コメント ナンバーなしを除外か。だいぶ使える -- 名無しさん (2009-12-19 08 37 33) 強化フォームやDAに多いナンバーを持たないユニットを除外してしまう強力効果。捨札の再利用を許さず、撃破された時に発動する効果も使わないので、相手のデッキタイプによってはかなり厄介だろう。 -- 名無しさん (2009-12-19 11 46 23) 過去の7-強化体と違ってナンバー無しなんだね。戦隊魂じゃラッシュできないんだな。 -- 名無しさん (2009-12-19 12 43 59) SPもちなのも高評価だな 惜しむらくはゾードアップ前が両方とも癖があることか -- 名無しさん (2009-12-19 14 39 24) ↑↑ファイブレッドFTとかハイパーシンケンレッドとか以前から一応ナンバー無し強化体は居たよ。攻撃的な能力で、って意味なら初だけど。 -- 名無しさん (2009-12-19 15 35 15) ↑ボウケンブラックAT -- 名無しさん (2009-12-19 16 02 05) ↑ ↑4の人が戦隊魂って言ってるからレッドの強化体で、って意味かと思って書いたんだ。 -- 名無しさん (2009-12-19 17 45 09) ↑戦隊魂はコストはレッドだけど、出すものは何でもいいんだよ -- 名無しさん (2009-12-19 20 47 14) 他の「-」のゾードアップと比べて、マルチだからゾードアップ元をラッシュしたターン内でゾードアップしやすいかな? -- 名無しさん (2009-12-19 21 01 50) ↑↑そうだけど、戦隊魂のコストであるレッドでないなら出せないユニットも多い戦隊魂で出せない事に言及する人は居ないと思う。 -- 名無しさん (2009-12-19 21 26 58) 同じ除外でもブレイドとは偉い違いだ… -- 名無しさん (2009-12-24 17 40 20) 素体のギンガレッドの性能がちょっとした問題点かな。6弾のものはともかくXG2が・・・ -- 名無しさん (2010-01-06 22 50 26) これの素体というだけなら、早く出せるXG2の方が良いんじゃない? -- 名無しさん (2010-01-07 06 31 38) マルチカテゴリだから、結局出せるターン数に変わりはないよ -- 名無しさん (2010-01-07 08 16 51) ↑XG2は必要パワーが6弾の物より1低いから、XG2の方が早くラッシュできる。 -- 名無しさん (2010-01-07 08 51 48) あ、そうか。獣装甲は赤黄マルチだから結局どっちのコマンドも要るのか -- 名無しさん (2010-01-07 09 55 19) マルチを置けば解決 -- 名無しさん (2010-01-07 10 21 40) これが撃破されたとき、捨札からギンガレッドXG2を選びます。そのときラッシュエリアとバトルエリアにライドされていないビークルがあれば、ギンガレッドXG2はラッシュエリア、バトルエリア、どちらのビークルに重ねるか選べるのでしょうか? -- 名無しさん (2022-01-08 15 08 15) ↑「※これをラッシュしたとき、ライドされていない自軍ビークルを1体選び、これの下に重ねてもよい。」という効果で、ビークルがあるエリアの指定はないため、ラッシュエリア/バトルエリアのどちらのビークルに重ねるか選ぶことができます。 -- 名無しさん (2022-01-08 15 46 58) 名前 コメント
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以前から問題視されていた、ロボット・機械系能力者の ボーダーラインについての纏めです。 ロボを使うだけなら、ただのヒューマンパイロットであって 能力者とはまた違うのではないか。 という内容が、非ロボ系使用者から出たので 話し合った結果のボーダーラインの纏めになります。 能力者の能力の一部としてのロボットの存在は許容 ただし、ロボットの力だけで強化されるのは能力者と判断しにくい。 ■肉体の一部が能力で作成された機械 (または、エネルギーや攻撃素体が能力者の能力) ■機体のエネルギー源が能力者の力が動力源 (搭乗者の雷を支配した能力を電力に変換とか) ■自身が人間体ではあるが、戦闘時にロボット系に変形 (ただし、完全な機械頼りは微妙) ■ある程度の機体が操れる系の能力である (ただし、**製のみ等の制約を) ■搭乗者本人が能力者であり、その能力が軽度で 完全覚醒の能力者と対峙しきれない為に機体での増幅は許容 (ただし、機体の装備に依存せず、ロボでありながら技は通常能力者であったり) 等は能力者として判断されるラインであると思われる。 尚、適合率が高くないと…といった条件は能力者としての判断は微妙 また、無駄に機体が大きい等、対峙する相手の戦闘に 支障をきたすという事も別途に考慮のこと。
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「やっぱり、そっちの方がよかったかなぁ」 そんな台詞を吐きながら分け合って座る公園のベンチの隣から、もの欲しさを隠そうともしない眼差しを向けてくる唯先輩。 移動型の某有名チェーンの出張店、色とりどりのショーケースの前で散々悩みぬいた挙句、痺れを切らした私にせっつかれてようやく注文を決めた経緯から簡単に予想できたシチュエーションではあったから。 私はそ知らぬ顔で今掬い取ったばかりのダブルベリーアイスを、パクリという擬音をほっぺの横辺りに浮かべつつスプーンごとくわえ込んで見せた。 「ああーっ!」 そして私の鼓膜から30センチ辺りの距離で上げられる大げさな悲鳴。 「うるさいです。というか、なんですか」 「あずにゃん、わかってないよぅ……私がそういったらね、あずにゃんは『じゃあ先輩、一口どうですか』って愛情たっぷりの笑顔でね、あーんってしてくれないと!」 「そんな私がもしいたら、それは間違いなく偽者ですね」 「ふおっ!?あずにゃんの偽者登場!?大丈夫だよ、あずにゃん!私の目にかかれば本物のあずにゃんを見抜くなんて夕飯前だからね!」 「ざっと半日かかってますよね、それ」 呆れた顔を浮かべる私に、唯先輩はそうだっけ?と指折り数え始めて、ほんとだぁと目を丸くして見せる。 どこまで本気なんだろって疑問に思ったりもするけれど、きっと、全部そうなんだろうって思う。 この人はいつだって全力で、そのまぶしいばかりの笑顔を浮かべながら、瞬き禁止だよと言わんばかりに、私にその全てを見せてくれるんだから。 それが私にとってどういう意味を持つかということも、きっと、そう――分かっていて。 「じゃあ、はい!」 「……はいって、なんですか」 「とうかこうかんだよ、あずにゃん!」 「等価交換ですか、唯先輩にしては難しい単語口にしましたね」 「むむっ、あずにゃん、なんかそれひどい……」 なるほど、確かにそういうことで、そのつもりなんだろう。 私の鼻先に突き出されたのは、先輩が今まで食べていたチョコチップバナナアイススプーン盛り。 「ほらぁ、あずにゃん。あーんだよ、あーん」 私にしてあげれば、私からもしてもらえるって、本当に本当に単純な思考。 それは思わず笑みを浮かべてしまいそうなほどに、唯先輩らしい思考で。 それをこらえるほんの僅かな隙に、私はまるで脊髄反射じみた自然さと俊敏さを持って唯先輩のスプーンをくわえ込んでいた。 「えへへ~あずにゃん、かわいい」 一度だけ私の頭を撫でて、ちゅぽっと小さな音を私の口元で立てながらスプーンを引き抜くと、唯先輩は心底そう思っているよって様相で本当に嬉しそうに笑ってみせる。 まるで餌付けされた子猫のような自らの動作にその迂闊さを嘆くべきか、口腔に広がる大好物のバナナ風味チョコレートの味に浸るか、素敵という単語を私の脳髄辺りから搾り出そうとするその笑顔を記憶のフィルムに焼き付ける行為に専念すべきか。 その三択に軽く逡巡する私の鼓膜に、先輩はかまうことなく次の台詞を響かせる。 「じゃあ、私のばん!」 そう言って、小さく口を開けて私のほうに顔を突き出してくる先輩のその姿に、私は全てのプロセスを止められてしまう。 既に十分すぎるほど近かった距離を更に縮めて、無防備に、無垢なまま、この人はいつもいつも本当に何も難しいことなんて無いよなんて顔で私に踏み込んでくる。 踏み込まれて、見せ付けられて、感じさせられて。 私はいつもいつも、先輩がそうしてくれるように、きっと私の全てもこの人には筒抜けなんだろうなと半ば心地よさすら感じさせられる敗北感のようなものに陥る羽目になる。 それはちょっと悔しいなって思うから。だから――私はそんな先輩の事を無視するような素振りで、ぱくりと自らのスプーンに掬い取ったアイスを自分の口へと放り込んだ。 「ああーっ……んむっ!?」 これ位してあげれば、さすがのこの人も動揺して、頬を赤く染めたりして、はにかんで見せたりして、少しはすっとさせてくれるかなと思ったけれど。 私に口を塞がれながらもえへへって器用に笑って見せて、私がこの距離から逃げられないようにとでもするように首の後ろに手を回してぎゅうっと抱きしめて。 結局私はつまり、この人が私の大好物のアイスをセレクトした辺りから、ひょっとしたらアイス食べようって言われたあの時から私はこの人の手のひらの上で。 ううん、きっと、あの時あのステージの上のこの人に魅せられたあの瞬間から、かもしれない。 私はつまり、そう、端的に言えば結局は「あずにゃん」であり。この人の可愛い可愛い猫なんだと改めて思い知らされることになった。 それならそれで、目一杯甘えてやりますから――いいんですけどね。 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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ヤクシャ改 (C)SEGA 重量 装甲 反動吸収 リロード 武器変更 予備弾数 チップ容量 710 D- (1.25) E (0.75) B (+18%) A+(×1.50) D (+14%) 0.7 円筒型パーツが排されている。 今度は「修羅Ⅱ型」をベースアップしたタイプ。反動吸収・リロードが互角である以外はすべて上位。 主・副武器を交換しつつ攻撃するならば他のモデルを寄せ付けない高密度火力だった「修羅Ⅱ型」が更に強力になったのだから弱いわけがない。 しかし、「修羅Ⅱ型」よりも80重く、デ剣とロングスピアorリヒトメッサーよりも差が大きい。 結果、シュライク脚ベース機よりも重い脚部の機体の方が有効なパーツと言える。 また、武器交換は単純に攻撃力に直結しないため、「修羅Ⅱ型」よりもコストパフォーマンスが悪いというボーダーも居る。 購入条件が厳しいにも関わらず多くのボーダーに愛用されていたパーツであるがver2.7で悲しみを背負うこととなった。 その原因は驚異のチップ容量0.5、もちろん最低の値である。・・・嘘だと言ってよ、バー〇ィ。 おかげでフルヤクシャで改腕にすると、チップ6を保つためには胴体を改胴にするか弐脚をあきらめて改脚にするかしかなくなる。 フルボチップとダッシュⅡとしゃがみⅠ入れられりゃ十分ってんならいいけど。 まあ軽量腕部のほとんどがチップ容量1以下であり、ライバルである修羅Ⅱが0.6、B.U.Z.-βも0.8どっこいどっこいなのであまり気にならないか。 性能自体が低下したわけではないので使いやすさはあいかわらず良好であり、チップをあまり気にしないのであればまだまだ強力なパーツである。 とか言ったいたらVer2.7にてAE社からロールアウトされた修羅W腕には総合バランスで劣っている感か否めない。 全くコンセプトは違うにしても、実戦的スペックはあちらに軍配があるので、キメラでの立場がさらにまずくなったような… ver4.5で予備弾倉Dを確保。修羅Ⅴよりは1段低いが、それ以外のシュライク腕より高い。弾数10発のプラズマカノンが1発増え、弾数20発の遠雷が2発増える。 腕部パーツ(性能比較表)>ヤクシャ系 ヤクシャ ← ヤクシャ改 → ヤクシャ弐 頭部・胴部・腕部・脚部
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第六章『意思の交差』 彼がそう思い 彼女がそう思い 僕はどう思ったのか ● 世界が南へと傾く中で佐山は周囲の確認を行う。 ……至とかいう男にはSf君がいる。私がするべきは…… 佐山は新庄を抱えて背後のベンチに飛び乗った。 「え、あっ!?」 大地が垂直と化す今、半端な設置物は落下する。滑り落ちるベンチで距離を稼ぎ、浮き足立った所で跳び捨てた。そうして辿りつくのは南方に建つ展望台だ。 「――佐山君っ!」 新庄の呼びかけは今や上となった北からの危機を知らせる為だ。休憩所のテーブルやパラソル、その先にある天守台の石垣が崩れたのだ。土石流となったそれを回避する場所を佐山は見定める。 ……東西どちらかの林だ! そしてこの展望台には行きつく手段、東側の林へと続く手摺りがある。吹き抜けの鉄橋と化したその上を佐山は走り渡った。 「他の皆は!?」 木の幹へ下ろした新庄が叫ぶ。問われて周囲を見れば自分よりも下方の木にSfがおり、その腕には至もいる。 「ふぬぅぅぉぉぉぉぉっ!」 そして唐突の叫びに見上げ、垂直の大地を駆け下りる大城を見た。 「――とぅッ!」 大城は地面を蹴って宙へ跳ぶ。腕を広げたその表情は満面の笑み、上空の太陽を後光として、 「げぶ」 林に墜落した。パチンコ玉の様に木々へと衝突し続け、やがて佐山達の立つ木に腹からぶつかって止まる。佐山は新庄と顔を見合わせ、無視しよう、と無言の内に決めた。直後、 「うわぁ……っ」 土石流が流れ、展望台や手すりが諸共に呑まれた。それを見つつ佐山は考える。この状況は厄介か、と。 ……否、初撃はかわせた。対処出来る相手だ…… そう思った所でSfが視界に入った。下方から飛び上がって来た彼女は至を下ろし、 「――敵が来ます」 見上げた先にこの状況を作った集団がいる。しかも彼等は、 「地面に垂直に立っている…?」 「賢石です」 Sfが答えた。 「概念を媒体に記録させた物で、所有者を変調させる事無く概念を付加、デバイスの燃料にもなります。……敵は歩行系概念の賢石を持つと思われます」 と、そこで音と振動が生じた。側に立つ木の幹が弾けたのだ。銃弾か、と佐山は思い、集団の最前に立つ騎士風の西洋甲冑が長銃を向けているのを見た。 「――来ないのか!」 叫びは二重、理解不能の言語に日本語が上乗せされていた。 ……これも概念の力か? おそらく意思疎通の類…… 便利パワーだな、と呟いた所でSfが自分を見るのに気付く。 「佐山様は武器をお持ちではありませんね? …これを」 Sfがどこから出したのか拳銃を差し出す。 「何の変哲もない様だが」 「全弾“弾丸・ファイトもう一発”と彫られた対1stーG用武装です。文字によって能力付加を果たす1stーG概念下では、一度命中した後に自動追尾が入ります」 「……追加の説明も頼めるかね?」 佐山の疑問に、Tes.、と了承が返る。 「字の表現力が豊かである程に力は強く具現します。全Gも含めて出来ないのは無敵化や不滅、蘇生という所でしょうか。――ともあれ1stーG概念下では、武装に字を与えねば本来の力が発揮されません」 そこまで答えたSfは、 「これより私は迎撃に入ります。もしもの際はそれで自衛を」 「随分と勇猛果敢な侍女だが、…勝算は?」 「Tes.。下に控えておりました私共の援軍が急行中、約五分で合流出来ます」 何より、とそこで区切り、 「――本局謹製、至様のご要求を万事叶えるSfに不可能はありません」 「俺のお前に対する不満解消は叶えてくれないがな」 そこで至が言葉を挟む。 「とっとと行ってこい。もし俺が死んだらお前のせいだぞ」 「Tes.、それもご要求でしたら後ほど叶えます」 では、とSfが腰を下ろして跳躍の構えをとり、 「待ちたまえ」 佐山が制止の言葉をかけた。 「時間を稼ぐだけなら何も率先して戦う必要は無い。……私がやろう」 「可能なのですか?」 Sfの問いに、勿論だとも、と返答、それから振り向いて新庄に拳銃を握らせた。 「今の君は非武装だったね?」 「で、でもそうしたら今度は佐山君が……」 「腕の傷があって今の私には上手く狙えない。だからこそ君に預けるのだよ」 私の危機にでも使ってくれたまえ、と続けてから至を見て、 「貴様は戦意無しだな?」 「ああ、貴様等で勝手にやれ」 「ふむ、そうさせてもらうよ役立たず。……Sf君、戦闘は彼等との交渉が決裂した時にしてくれたまえ」 「Tes.、では交渉をなさるおつもりで?」 ああ、と答えた佐山は言葉を続ける。 「その際の対応策も授けよう。――惑星の南が下となる、そこにある理論の穴だ」 新庄が、え、と声を上げた。 「この絶壁状況に何か打開策があるの?」 「あるとも。敵は気付いていない様だが、……そこをつけば手はあるかもしれない」 ● 垂直の地面に立つ騎士は王城派の仲間達が散開するのを見ていた。大型人種や有翼人、魔女を含んだ20名弱が標的の潜む林を包囲する。 「ふむ」 騎士は右手の長銃を見た。その弾倉には一冊の本があり、題名を記した背表紙を覗かせている。 「……ヴォータン王国滅亡調査書」 我等の恨みを記した書だ、と騎士は思う。1stーG唯一の国、滅びで失われた全てがこの中にある。 ……それを突きつける時が来た……! この長銃は書物にこもる思いを熱量に変えて撃ち出すストレージデバイス、原始的だが意思の分だけ出力は強まる。それを思い知れ、という騎士の思いが叫びとなった。 「――応答無しと見て、これより進軍させていただく!」 宣言に騎士は踏み出そうとし、しかし林から二つの人影が現れたのを見て止まった。 「片方は大城・一夫か」 傍らに立つのはスーツ姿の青年、その手は大城のネクタイを掴んでいる。二人は林の外れにある木まで移動、そこで大城が困った様な微笑を向けてきた。 「おーい、すまんが……お引き取り願えんかなぁ?」 「無理だ」 「無理ではないだろう?」 騎士の即答に少年が反応した。 「殺戮だけが目的ならばこうして翻訳の概念を用意する意味が無い」 「それが命乞いを強制する為だとしたら?」 騎士は長銃を向けるが少年に動じた様子は無い。 「昨今の騎士様は山賊紛いの行いをされるのだな」 「我等の目的は復讐、罪人に命の尊さを気付かせようというのだ。…それを山賊紛いとは言ってくれる」 「慈悲とはそれを行う者が決めるのかね?」 少年が腕を広げる。ネクタイを掴まれたままの大城は喘ぐ様にそれを追い掛け、 「ここは復讐の現場か歴史の分岐点か、…どちらだろう? もし後者の場合、全てを判断するのは誰だろう? もし自分だと言うなら全ての歴史書を焼いてくれ、後世にとって無意味だ」 騎士は今だ引き金から指を外さず、少年の言葉も止まっていない。 「慈悲深き騎士とは何だろう? 全てに認められる慈悲を知り、誇りの下にそれを行う者だと思うが?」 詭弁だ、と思い、しかしそれも正論の一つだ、とも思う。故に騎士は銃口を少年達から外した。 「その慈悲に感謝する」 「当然の事だ。……だがこの状況で何を求める?」 騎士の疑問に少年はぎこちない左手で万年筆を取り出し、 「さて、本日ここに用意した大城・一夫は時空管理局地上本部の全部長を勤め、その脳内は機密情報と18禁ゲームの記憶が混在する大宇宙だ。しかも経年劣化で堪えが薄れその蛇口もユルい」 大城が少年を半目に見るが状況がそれを無視。 「奥多摩山中に引きこもるオタク老人を、今日は特別に五体満足で連れ出した。しかも何とその貴重品を」 「人質に使うか?」 少年は左右に首を振ってペン先をネクタイに走らせた。翻訳概念で伝わるその字は、 「何と公開処刑やもしれん」 “刀”。そう記されたネクタイが硬化するのを騎士は見た。 「――馬鹿な事を」 背後で身構えた仲間達を騎士は制する。 「やるならばやれ、我等にとっては手間が省けるというものだ」 「この老人が貧相な性根を見つめ直して1stーGに亡命を希望しても、か?」 「虚言を弄すな!」 騎士は否定を叫び、大城も叫びをあげた。 「たぁすけてぇぇぇぇぇっ! わしゃまだ死にとぉないぃぃぃいてててててっ!」 そこで大城は少年に張り倒されるが騎士はそれを無視して考える。 ……どうする!? 何もせぬまま死なれる訳には…… 自分達の狙いは大城だ。彼を追い詰め1stーGに有利な交渉を行う筈だったが、先に死なれてはそれも出来なくなる。 「もし貴方達が手を出せば先にこの老人を始末する。そうなれば…それは貴方達の責任だ」 「殺そうとしているのは貴様だろうが」 「だが貴方は動かない。刀と化したネクタイで老人の首がスライスされるのを救わないのかね? ――そうなればまず私が処罰される。しかしその後に君達も糾弾され、……やがては1stーG全体に広まる」 少年は笑った。 「何が騎士、何が慈悲深いか! 今後一切の信用を失い蔑まれて生きていくといい、目先の勝利の為にな」 ……小僧め! 騎士は唸りと共に打開策を探る。 「……その刀は本物か」 「自分のGの力を信じないのかね? 振ればまな板までスッパリの一級品だぞ」 「一級品か」 そうとも、と少年は答えて再び万年筆を用いる。“刀”の上に書き足されたのは、 「どうだ、これで“するどい刀”だろう? もう光沢まで見せる程だぞ」 少年が告げ、しかし騎士は一つの事実に気付いた。ネクタイの表裏を指でつまむ少年の手付きだ。 「待て。――危うく異境の字に騙される所だった」 騎士は笑みを浮かべた。 「“刀”とは我等にすれば剣、つまり刀身と柄がある。ネクタイで再現した場合、斬れるのは垂れた部分だけだろう」 「試してみるかね? 珍獣が首無しに生きられるのか、それを確かめるのも悪くない」 やってみるが良い、と騎士は笑みを強める。 「貴様の持ち方が何よりの証拠、全体が刀身ならそんな手付きで鉄の重量は持ち切れん。十中八九、首に巻かれた部分は刀身ではない」 騎士は長銃を構え直す。それに対して少年は、 「では遠慮無く」 ネクタイに一つの線を書き加えた。それによって完成する字は、 ……“するどい刃”……ッ!? 騎士は遠目にネクタイが大城の首へ切り込むのを見た。 「ぬああああ止めんか~! それ打ち合わせになかったぞ!?」 「黙れ静まれここで終わりだ大人しく悲鳴を上げろしかも泣きわめけ」 佐山がそのままネクタイを引こうとし、 「――やめろ!」 騎士の叫びが銃声と共に響く。長銃より放たれた光弾が正確にネクタイを射抜いて大城を解放した。 「何が望みだ」 「目下この老人の首をスライスする事だが?」 「止めろと言おう」 「嫌だと言おう」 「何故だ」 それには大城も同意、女座りで少年を見上げ、 「ど、どうして御言君はそんな事がしたいのかなぁ?」 「黙れ。――騎士様、逆に訊こうか。貴方の望みは何だ?」 その質問に騎士が告げるのはたったの一語。 「……復讐だ」 だがそれは果たせぬものだ、と騎士は解っている。王城派は自分も含めて多くが高齢、経験はあるが体力が無い。つまり人員と組織的な持久力に欠けているのだ。 ……この場を殺戮で勝利しても最終的な勝利まで辿り着けない…… だからこそ今回人質を手に入れ、後の交渉を本当の舞台にしたかった。 ……何故だ? 何故これ程までに困難なのだ! この行いが不正だと言うのか。取り戻せないものを失わさせれ、それを糾弾する事が間違いだというのか。 ……過去を奪われ、未来も幾許と無い我等にどうせよと言うのだ!? 1stーGの滅びから約60年、残党である自分達は復讐以外の道も意思も残されていない。 「我々は明日、1stーGの和平派との暫定交渉を行う。そこで貴方達の事も考慮するという事で、ここは引き下がってもらえないだろうか」 「――我等に、退けと?」 「騎士の剣とは収められぬものか? ここで収めねば、この先いかなる交渉を経ようと1stーG全体に遺恨が及ぶぞ。……貴方の後ろにいる者達全てに」 それは背後の仲間達を言っているのか、それともこの場にいない1stーGの同胞を言っているのか。 「誇りの為には剣を収められぬ時もある。違うか?」 「それは貴方一人のものか? ――それとも貴方を待つ多くの人の為のものか?」 少年の言葉に騎士は歯を噛む。銃口を微かに震わせ、 「卑賤なGが、1stーGの騎士に誇りを説くか!?」 「私は貴方に問うたのだ、誇りとは何かを。説かれるのは私の方だ」 少年は自分の一切に動じず、ただ正面から見据えている。 「説いてもらおう、その答えを。――貴方達の誇りとは何かを。悠然とした態度で」 ……我等の誇り…… 騎士は思う。それは何たるか、を。 ……それは……ッ! 何か、と思い、そして得られるのは、 「―――は」 燃える様な激情とそこから生じる笑みだ。そうだったな、と呟いて騎士は長銃を下ろそうとし、 「――!」 騎士は見た。木々に座った一匹の黒猫を。 「……市街派の使い魔」 監視、その一語が騎士を過る。見れば仲間の誰もが自分と同じ様子だ。 ……やはり我々には、引き返す道は存在していなかった…… 張り詰めた無言の中、再び騎士は少年へと長銃を向けた。 「――すまん」 ● 「――すまん」 騎士の言葉にSfは役目の到来を悟った。 ……現在の私の役目は、決裂時の戦闘役…… 故に走った。葉の生い茂る一帯を出て、 「謝る必要は無い」 そう告げた佐山の横を抜け絶壁の大地へと迫る。 「馬鹿な! 貴様等ではこの大地に立てんぞ!」 騎士は否定を叫び、だがそれを無視してSfは一つの結果を果たす。中腰ながら垂直の大地に対して、 「立っただと!?」 Sfは身を低くしたまま駆け登り、やがて騎士の脇を抜けた所で大地から足を離した。 「貴様! まさか我々と同じ概念を――!?」 否。Sfの落下は大地と平行、その勢いを足した踵落としが騎士の背に入る。 「が」 よろめく騎士を足場にSfは再度跳び、着地するのはこちらから見て下方に立つ甲冑の大型人種だ。足場にされた彼は振り払おうとするが、Sfはそれを阻止する。 「――IS、発動」 侍女服のスカートが膨らみ数百の影を出現させた。内一つは極太のワイヤー、それが自動で大型人種を拘束する。残ったのはSfを周回する小物の群、それらはやがてSfの手に集まり機関銃を構成した。 「お静かに」 機関銃を大型人種の兜に当ててSfは他の王城派を見る。 「――何だ!?」 そこへ騎士の叫びが届いた。 「貴様は何者だ! 何故この大地を走る? その力は何だ!?」 「走れる理由も私の力も解らないとは。――故郷から殆ど出なかった田舎者ならではの限界ですね」 そう断じた所でSfは告げる。 「壁に見えるこの大地、実は斜面になっているのです。――何故なら地球は丸く、日本は北半球にあるのですから」 大地が平坦だった1stーGらしい失敗だ、とSfは思う。 「そして私の力についてもご質問なされましたが……これを見ればお分かりかと」 言葉と共にSfは襟を開いてみせる。そうして見える首もとを構成するのは、 「機械……?」 騎士の疑問にSfは、Tes.、と答える。 「本局が3rdーGの技術を用いて作成したLowーG製戦闘機人、SeinFrau――“在るべき婦人”の名を冠するのが私です」 Sfは再び能力を発現、もう一丁の機関銃を組み立てる。 「この力はインヒューレントスキル、概念と科学を融合させた戦闘機人ならではの能力です。……本局開発課の命名によれば、私のはIS“ドキドキ☆メイドさんのスカートはヒミツがいっぱい”だそうです」 そこまで告げてSfは一礼する。 「私は“在る事”を望まれ生じた人ならぬ者にございます。……さぁ来られませ、貴方の生じた理由を持って。もしその理由が私のものより弱ければ、貴方達は“在る事”すら出来なくなるでしょう」 銃声と共に大型人種の頭部が激震する。呻きもなく気絶した彼の傾倒を切っ掛けに王城派が迫る。 「――私は主人の為に生まれました」 身を低く大地を駆けて迫る剣を躱す。 「――私の鉄は彼の骨に」 弾丸が魔女の杖を砕いて術式を止める。 「――私の油は彼の血に」 連射がもう一人の大型人種を圧倒しる。 「――私の決断は彼の心に捧げられております」 狙撃が飛行する弓兵の翼を撃ち抜く。 「――ですが一つだけ、彼は私如きでは何も捧げられぬものを持っています」 それは、という一語で弾丸を補充する。 「――涙。それに対して無情の私は返すものを持ちません。故に私が欲すのは涙滴不要の結果のみ」 双銃の振り抜きで周囲に弾丸を巻く。 「――骨には鉄を、肉には鎖を、血には油を、心には決断を、そして涙には――」 迫った王城派が吹き飛ぶ中で一息。 「――無欲を」 広場に敵の身が、Sfの足が着く。地に伏した王城派は全体の約半数、残りは遠巻きにこちらを囲む。 ……ですが駆逐は容易いと判断します…… Sfは中腰のまま敵を見定め、そこで騎士が長銃を構えるのを見た。だがその先は自分ではない。 「三たび佐山様を狙って……」 騎士が撃つより早くSfの銃撃が入る。弾丸が騎士の腕を鎧ごと穿ち、しかし、 「構えを解かない?」 右腕は明らかに姿勢を保てぬ重傷、だが騎士は長銃を下ろさない。何故ならその腕に一文があるからだ。 「……“二度ある事は三度ある”」 1stーG概念下でそれは当人の容態を超えた行動の力となる。過程で流血が増すが姿勢は継続された。 「――日本文化にお詳しいと判断します」 ● 「――すまん」 林に残る新庄は騎士が長銃を構えるのを見た。 「一体、どうして……?」 何故か、という思いに周囲を見渡せば、 「……黒猫?」 「1stーGの用いる使い魔だ」 傍らに座る至が答えた。 「つまりあの馬鹿共は監視されていて、今頃それに気付いたんだ。――自分達は最早退けない、と」 大地を駆け上がったSfが闘争の音を上げ、思わず新庄は拳銃を握り締めた。佐山より託された拳銃は手に馴染まないが、 「僕が、任されたんだもんね」 自分の意志で必要だと思った時に使え、と。そしてその機会はすぐに来た。 「――!」 騎士が佐山を狙ったのだ。概念の力か、Sfに射抜かれてもその腕は動じない。明らかな佐山の危機だ。 ……使わなきゃ……! 新庄は射撃の姿勢を取り長銃を狙う。構えを保てても武器を壊せば攻撃を果たせない。だがそこへ不意の声が届く。 「何故頭を狙わない? …昔から甘いな、お前は」 至だ。その内容に新庄は身を止める。 「長銃なんて物を狙って外れたどうする? 確実に仕留めねばご執心の彼が死ぬかもしれんぞ?」 「――あ」 死、その言葉に新庄の手が震える。そして昨夜の人狼を撃てなかった自分を思い出した。 ……今度は、今度は撃たなきゃ……っ だから手に力を込めた。撃つ事を望み、引き金を絞ろうとし、同時に至が叫んだ。 「――殺せ!!」 指が引き金を絞った。その筈だった。しかし、 「え」 音が無い。振動が無い。一切の変化が無い。あるのは現状維持という結果だけだ。 「あ……!」 撃てなかった、そう思うと同時に自分のものではない銃声が響いた。 ● 銃口を向ける騎士に対し、佐山は一つの思いを得ていた。 ……必死だな…… 騎士の行動や表情を佐山はそう判断し、ここへ来る前にハラオウンが告げた言葉を思い出す。 ……本気とは強い力を出す事、一瞬の判断で戻れなくなる、か…… Sfに撃ち抜かれた騎士の腕を見る。概念の力が切れた時、あの腕はもう使い物にならないだろう。 ……しかしそれを代償に彼は私への攻撃を果たした…… 強い力だ、と。これが本気になるという事か、と思う。そうして連想される思いは、 ……私はどうだろうな…… 本気になった彼に対して自分はどうだろうか。自分は本気になれただろうか。更に思う事は、 ……やはり新庄君は撃たなかったな…… 今回も迷い、そして機を逃したのだろう。何事も本気な人だ、そう胸の内で評した所で呟いた。 「ならば本気になれなかったのは、私だけか」 その直後に佐山へ力が迫った。しかしそれは目前の光弾ではなく、上空からだ。 「――死なせない!」 声と共に桜色の光が降り、騎士の放った光弾を叩き潰した。 「な……!?」 驚愕する騎士と共に佐山は見た。自分の目前に舞い降りた白衣の少女を。 「――稀代の闘争本能ここに極まりかね? 高町」 杖を持ったその少女の名を佐山は呼び、 「あんまり驚かないんだね、佐山君」 白衣の少女、高町・なのはは困った様な微笑で振り向いた。 「日頃の君を見ていればこの程度では驚くに足らん。……ハラオウン達もいるのかね?」 「――そこまで解っちゃうものかなぁ」 答えたのは第三の声、それに伴うのは閃光だ。何かと見上げれば騎士を残して倒れ伏した王城派があった。長柄の斧を持った金髪の少女を中央に置いて。 「全竜交渉部隊実働班、フェイト・T・ハラオウンと高町・なのはって言うと解るかな?」 「いやいやフェイトちゃん、私等もおるっちゅう事を忘れんでな?」 今度の声は後方のやや下、新庄達のいる辺りだ。そこから現れるのは、 「八神か」 「やほー、昨日振りやねー?」 手を振る八神は無視、佐山はその後ろに立つ二人を見た。 「リインフォース君。それに……ギル・グレアムか?」 問われたグレアムは微笑して答えない。代わってリインフォースが口を開き、 「彼の事はこれよりこう呼ぶといい。……元護国課顧問の術式使い、と」 「更にもう一つ、だろう!?」 続くのは騎士の叫び、彼は無事な左手に長銃を持ち替え、 「1stーGを滅ぼした大罪人と裏切り者が!!」 光弾をグレアムとリインフォースに放った。それに対してグレアムが八神の前に歩を進め、ある物を投げた。 「……カード?」 投じられたのは青白い金属板、微かに光るそれは光弾を弾き、急速を持って騎士へと飛翔、 「……!」 騎士の長銃を砕いた。破片が飛散する中、弾倉の書物が賢石の効果を外れたのか佐山達の方に落下する。 「ふむ」 それを受け止めたグレアムが一言した。 「本は大事にすると良い。例え酷使する時でも、な」 ―CHARACTER― NEME:ギル・グレアム CLASS:司書 FEITH:1stーGの八大竜王 戻る 目次へ 次へ