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番外その一 「ヂェリー・パニック・アンド・ラブ」 大都会、東京の銀座。 欲望渦巻くこの街の片隅で、恐るべき計画が進行しているのであった……。 「ぬふふ~、やっと届いたですう。このヂェリーさえあれば、愛しのメリーさんはわたしのものに……!」 茶色いダンボール箱を開け、毒々しい色のヂェリカンを取り出したのは、そう、恋するラブリーテンタクルスことノワールですう。皆さんお元気してるですか? え? このヂェリカンは何かって? よくぞ聞いてくれたですう。 これはその名もズバリ、『気になるあの子を一発キャッチ! ハート・イグニッション・ヂェリー』なるものなのです。つまりは人間の言うほれ薬ってところですかね。インターネットを見ていたら、面白そうだったからつい買ってしまったのです。てへ。 使い方は簡単、何と対象となる神姫に飲ませるだけ、十秒ほどで気になるあの子は貴方にメロメロというのだから、最近の技術の進歩には目を見張るものがあるのです。 つまりはこれさえあれば、あの心優しく清楚なメリーさんも……。 「はあ、はあ……。あ、ふうぅ……」 「ほらほら、どうしたです? もう我慢できないんですか?」 「そんな……、わ、私は、く、くうぅ……」 「正直に言っちゃいなさいですう。もうコレが欲しくて仕方ないって……。ほら! (触手を体にぴとっ)」 「ひゃ! あああああっ、あ、あれ?」 「おっと、だめですよー。メリーさんが自分から欲しいって言うまでは、絶対あげないですー♪」 「そ、そんなぁ……。(ためらって、しかしこくんと喉をならし)ほ、欲しい……です」 「んー? 聞こえないですよー」 「い、意地悪ぅ……。う、あああ(腿をもじもじすりあわせる)」 「んっふっふ、でも今回はよしとしてあげるです。そぉ~れ!」 「きゃ……! あうあああああーっ!」 「うふ、うふふふ~」 おっといけない、妄想してしまったです。よい子のみんなは秘密にしておくですよ。 さて、早速あの食堂に行って試してみるですかね。もうこの後の事を思うと、うへへ。おっと、よだれが出ちゃったです。 え? そんなに好きなら正面から告白しないのかって? ノンノン、それも悪くないですが、やっぱり可愛いものはいじめたくなっちゃう性分なのですよ。 「オー、ここにいましたか、ノワール」 あ、マスターです。ではでは、食堂に行くのをねだってみるですかねー。 「ノワール、ワタシのクレジットカードが無いのデスが、知りまセンか?」 「え!? し、ししし知らないですぅ~♪」 「そうデスか。フム、困りまシタね」 「そそそそれよりもマスター、わたし行きたいところが……」 お金を払う時にマスターのクレジットカードを使ってしまったですけど、まあ必要経費ってとこです。てへっ。 ※※※ さて、食堂に着いたです。 それにしても古めかしい建物ですねー。わたしの知識ではあれはショウワの時代のデザインのようですけど、元から古いのか、それともわざと古いように作ってあるのか、まあそれはわたしのあずかり知るところでは無いですう。 マスターと、それからソレイユと一緒に中に入ると、おや、見た事無い人がいるです。 「おっ、アンリ君じゃないか。いらっしゃい」 「ボンジュール、ムッシュ明石」 ほうほう、ムッシュ明石というのですか。眼鏡をかけてて、なんか優しそうな人ですねー。 「今日はどうしたんだい?」 「いえ、ノワールがどうしても行きたいと言ったものデスから。それにワタシもアキラに用がありマス」 「ああ、それならちょっと待っててくれるかな。いや、昨日直也君と飲み過ぎたみたいでね、二日酔いで寝てるんだ」 なんかよく分からない話をしてるですけど、これは好都合です。中に忍び込んでメリーさんにこれを飲ませるです。 そろーっとそろっーと、テーブルから降りて……。 「おや? ノワール、どこに行きマシたか?」 マスター、わたしは想いを遂げに行ってくるですう。 ※※※ ふう。神姫サイズの体だと、捜し物をするだけでも一苦労です。 しかし、忍び込むには向いてるですし、マスターの勤めているお店とはまた違ってて面白いですね。ほら、隣の和室を覗いてみると、あそこにあるのはブツダンってやつなのです。ん、あの棚にある写真って、さっきのムッシュ明石に似てる人と、……隣のおじいさんは誰ですかね? ともかく、ここは廊下らしいところですから、身を隠しつつ慎重に進むのですう。……しかし、このヂェリーって本当に効果あるんですかね? 今更ながら怪しくなってきたですう。 「……あーあ、最近ついてないわね」 おっと、誰かこっちにやって来るです。ダンボールの陰に隠れて、と。 「ヂェリーの隠し場所を変えてもすぐ盗られるし、なんかぼーっとしちゃうし、朝の占いも当たらないし……。恋愛運とか、別に気にしてないけど」 おや、確か彼女は雅さんです。ノワールがえらく気に入ってましたね。 何だか独り言が多いですけど、どうしたんですかね?ちょっとこのまま隠れて様子を見てみましょうです。 「それもこれも全部アキラのせいね。うん、それで決まり! だいたいあのスカポンタンってば、ろくに腕も上げないでへらへらしてるし、それでいて他人の厄介ごとばっかり持ち込んでくるし、バカだし」 オーナーの悪口をしきりに並べたててるです。何か溜まってるんですかね? 「この前だって人がせっかく髪型変えてやったのに、『暑いのか?』とか言っちゃって、……まあ、占いとか気にしたあたしが悪いのかもしれないけど。何が『おかっぱにすると運気アップ!』よ」 きゅぴーん! と、わたしのセンサーに感があったです。これは……、間違いなく恋をしてるですね。わたしには分かるです。 「……女の子っぽくないのかな、あたし。まあ、分かっちゃいるけど」 おやおや~、髪とか気にしちゃって、これはもう確定ですねえ。はっ! そうです、このヂェリーに本当に効果があるのか、彼女で試してみるです。うん? それは人体実験というか、人柱ですって? いやいや、これはれっきとした手助けですよ。そう、彼女の恋をほんの一押ししてあげるだけなのです。 では善は急げということで、ダンボールの陰から出て……。 「おはようです、雅さん!」 「きゃっ!? ……ってあんたか。どうしたのよ、こんなところで」 「まあいいじゃありませんか。それよりもですね、耳寄りなアイテムを持ってきたのですよ」 「耳寄りなアイテム?」 「そうなのです。……雅さん、最近オーナーさんのことで悩んでいませんか?」 「アキラの? それなら四六時中悩んでるわよ。この前なんか仕事ほっぽり出して半日迷子の猫探しとか水道管の修理で潰すし、昨日なんかは」 「あー、そういうことじゃないですよ。実はですねー、オーナーさんと手軽にお近づきになれちゃうアイテムがあるんですよ」 「お近づきに、って?」 「んふふ、雅さん、オーナーさんのことが好きなんじゃないですか?」 「なっ!?」 おーおー、真っ赤になっちゃって可愛いですねえ。わたしの読みは外れてなかったですよ。 「ば、バカ言わないでよ! あんなボケナスのどこがいいってのよ! ……まあ、ちょっとは優しいところもあるかもしれないけど、その、ああもう! とにかくお断り!」 ちっ。なかなか陥落しないです。ここはもう、無理矢理にでも飲ませて……。ええと、後ろを向いて説明書きを読んでみると、なになに、『本品は水などで5~6倍に希釈してご使用下さい。また、効果には個人差があります。本品のご使用によるトラブルに関しましては、弊社では一切責任を負いかねます』……? 面倒くさいですね。そんなもん使わなくたっていいじゃないですか。 ここはもう、無理矢理突っ込んでやるです! 「雅さん」 「え? ……もがっ! んぐ、んぐ!」 ほらほら、大人しく飲みやがれですう。強引にボトルを傾けてやれば、ほーら、だんだんほっぺたが赤くなってきたです。 「ぷはぁ! ……ひっく……ぽーっ」 目も潤んできて、やっぱりこのヂェリーは本物でしたね。三万円は伊達じゃなかったです。 「あー、マジ頭いてえな、くそっ」 やや、誰か来るです。メリーさんも見当たらないですし、ここは一旦マスターのところに戻るです。このヂェリカンは……、ええい、捨ててっちゃえです! まだもう一本あるですしね。 ※※※ 「……あー、まだガンガンいってやがる」 昨日は直也と飲みに行って来たんだが、あの野郎三時間ぶっ通しでやれめぐみさんがどうの、やれこの前行ったゲーセンで美人の神姫オーナーを見かけただの、くそっ、次もこの調子だったらぶちのめすぞ。 おかげで起きたら十一時だ、畜生。おやっさんになんて言えばいいんだ。最近はおかしな電話のせいでめぐみさんにかっこ悪いとこ見せちまうし、知らない間にクレアの動きがちょっとだけ良くなってるし、よく分からん。 と……、仏間の前に雅がいる。何でここに?あいついつもならもうとっくに厨房だろ? それに、ありゃあヂェリカンか? 近づいてみると、雅は顔を上げた。 「おい雅、どうし……ん?」 「あ、アキラ。おはようございます。よくお休みになれましたか?」 ……なんでこいつこんな女々しいの? なんか体くねらせてるし、目が潤んでるんだけど。 「はっ! 駄目よあたしったら、ご主人様を呼び捨てだなんて、その、申し訳ありません!」 と思ったらいきなりめそめそ泣き始めた。どうしたんだこいつ。 「おい雅、お前大丈夫か?」 「ご主人様!」 「どうわっ!?」 雅を手に乗せると、俺の首に抱きついてきた。 「ご主人様、申し訳ありません! こんな未熟者のあたしを叱って下さい!」 「だっ……お前、本当にどうした!?」 勢い余って転んでしまった俺は、ふとそこのヂェリカンが気になった。ハート・イグニッション・ヂェリーって、聞いた事ねえ名前だな。 「大丈夫か? なんか変なもんでも食ったか?」 「いいえ、あたしは正常です。でも……、ご主人様を見てると、その、なんと言うか、胸の高鳴りを押さえきれないと言うか」 「え?」 「ご主人様! ん~っ!」 「のわっ!」 雅はそう言うと、俺の頬に口を付けて吸ってきた。 「くっさ! 何だこの臭い、止めろバカ野郎!」 「ぷはっ……。ご主人様は、あたしの事どう思っていますか?」 「あ!?」 「その、女の子らしいとか、可愛いとか。いやっ、別にいいんです。ただ、あたしの気持ちだけは知っていて欲しいんです」 「何訳分かんねー事言ってんだよ! ……とりあえず、おやっさんに話してから神姫センターにでも行くぞ」 どこか故障したのかもしれないが、それにしたって今までこいつは健康そのものだったしな。いや、まさかこのヂェリーのせいか? ヂェリー(雅はさっきからもじもじしながら俺の肩に乗っている)を持って店の方に行くと、おやっさんとアンリがいた。 「おや輝、大丈夫かい?」 「おはようっす、おやっさん。あの、実は雅が……」 「ん?」 事情を話したら、おやっさんは当惑していた。そりゃそうだよな。 「それで、どうして雅がそうなったのか分からないのか?」 「それが全然。強いて言うならこのヂェリーぐらいっすかね」俺がおかしな色のヂェリカンをポケットから出すと、目の端でノワールが顔を逸らしたのが見えた。 「雅、お前覚えてないのか? 誰かになんかされたとか」 「いいえ、あたしはご主人様以外に体を許すような事はしません」 「誤解を招く言動は止せ。っつーかそのキャラなんなの?」 さすがにこれはやばいだろと思った。普段こうじゃ無い奴がおかしくなると、余計にそれが際立つ気がする。 「フーム、何やら良く分かりまセンが、アキラも来た事デスし、ワタシはワタシの用を済ませるとしまショウ」 「あ?」 アンリは突然立ち上がると、ソレイユを呼び出した。 「今日はアナタに再びバトルロンドを挑みに来たのデスよ。ソレイユと、その雅嬢との戦いをね」 「おい、今はそれどころじゃ……、って、まさかお前か?」 そうか、雅がおかしくなったのも、このヂェリーを飲まされたからだとすれば説明がつく。一人で油断していたところを、ソレイユかノワールに襲われたのだとしたら……! 「なかなか卑怯な手ぇ使ってくれるじゃねえか。そうまでして勝ちたいってのか?」 「ム? 何の話デスか? まあ、勝ちたいというのは真実デスね」 「てめえ……!いいぜ、乗ってやるよ。この近くにゲーセンがあるから、そこで勝負してやる」 野郎、とぼけやがって。少しは見所のある奴かもと思っていたが、いいさ、吠え面かかせてやるよ。 「ご主人様、お出かけですか?あたしもお供します!」とりあえず、こいつ何とかならねえかな。 ※※※ 前に健五とクレアを助けた時のゲーセンで決着をつける事にする。ここは俺と直也が練習しているゲーセンとは違って規模はそんなに大きくは無い。 「ご主人様、頑張りましょうね! あたし達の愛の力を、あのお二人に見せつけてあげましょう!」 バトル前にバーチャル筐体の設定をしている間も、ずっと雅はこの調子だった。いい加減にこっちが恥ずかしくなってくる。さすがのメリーもここまでブリッ子な事は言わない。 だが今は、雅をこんなにしたアンリの奴が許せない。 「おい、ステージは?」 「フフ、今回はステージを選択しまショウ。そうデスね……、ドールハウスなどどうでショウか。試合時間が短いデスし、すぐに決着がつきマス」 「何でもいいさ。さっさと始めるぞ」 ドールハウスはタイムアップまでの時間が他のステージと比べて短い、狭い空間だ。とは言っても、おままごとで使うようなドールハウスではなくて、人間を神姫のサイズに換算した場合の、人間が使う家の三倍はスケールがでかい。 今モニターに映っている場所にも、どぎついピンク色のクッションや犬のぬいぐるみが落ちている。 しかし、雅のこれって、前に見たような気が……。と、ふと思ったところで気付いた。 「あ、そうか」 俺はさっき店から持ってきたヂェリカンを、武装のメインボードにセットした。 「雅、試合が始まったらヂェリカンをすぐに使え。いいな」 「はい♪ ご主人様のご命令とあれば」 「……ああ、もう疲れる」 「フフ、どうやらアキラと雅嬢は上手くいっていないようデスね。いかに雅嬢が強かろうと、信頼関係を無くしていればこちらの勝利は決まったも同然デス」 勝手に言ってろ。ソレイユと雅がフィールドに転送された。 ※※※ あわわ、えらい事になっちゃったですう。 でも、これはこれで面白そうですし、じっくり見学させてもらうですう。 ※※※ 「やあ雅。久しぶりだね」 「ええと、どなたでしょう? 初めてお目に掛かりますが」 雅よ、それはひどいぞ。 「ぐっ……。ま、まあいい。僕の実力が覚えるに足らないと言うのなら、また刻み込んであげるまでさ。そう、僕とマスターは君に勝つために努力を重ねてきた。各地の強豪の戦術も研究した。君に実力で劣る点は全くない」 「いいえ、あたしは負けません! あたしとご主人様の愛の力は無敵です!」 「ふっ……、勇ましいね。だが、それも今日までの事! 僕は今ここで君を超える!」 試合開始の合図と共に、早速指示を出す。 「雅、ヂェリーを飲め!」 「はい、ご主人様! ……んくっ」 ヂェリーを雅が飲んでいる間にも、ソレイユはブースターを吹かして迫ってくる。 「ハハハ! 悠長に食前酒か!」 「んくっ……んくっ……ぷはっ! ……ひっく」 雅はヂェリーを飲み終えると、容器を投げ捨てて、口元を手の甲でぬぐった。 そして―。 「うるああああああああああああ!」 「えっ……? ちょっ、雅、まっ……ぎゃああああ!?」 開始から十二秒で、試合は終わった。 ※※※ あわー……。ソレイユ、ボコボコにされちゃったですう。 アクセスポッドから出てきた雅さんはまだ暴れていて、オーナーさんに押さえつけられているです。 「フーッ! フーッ!」 「こら雅、いい加減にしろ」 「な、何なのデスかあれは! 聞いていまセンよ!」 「あ? お前がやったんだろ? ほら、このヂェリーだよ」 オーナーさんが出したのはわたしが買ったヂェリカンです! ……あれ、でも、あれってほれ薬ですよね? どうして暴れるんです? 「何デスかこれは? ワタシは知りまセンよ」 「え? お前がやったんじゃないのか?」 「ハート・イグニッション・ヂェリー? ウオッ、この臭いは?」 「マスター、少しテイスティングしてもいいかい?」 あ、ソレイユが飲んじゃうです!……あー、やっちゃったです。はて、じゃあソレイユが今度は乱れる事に……? それはそれで面白いかもですう。 ……あれ? 何も起きないです? 「んっ……、これ、バナナハバネロスパークリングヂェリーじゃないか?」 え? ……え、ええええええっ!? 「しかも凄く濃いね。そのままじゃ飲みにくいから、薄めれば丁度良いと思うよ」 「やっぱりな。……雅はな、バナナハバネロを飲むと悪酔いするんだよ。で、三回飲むと元に戻る」 「そんな機能聞いた事ありまセンよ」 「まあ、こりゃ癖みたいなもんだな」 じゃ、じゃああれですか……。わたしは、わたしは、ただのバナナハバネロスパークリングヂェリーのために三万円払ったって事なのですかあああ~! 「オオ、ノワール! どうしたのデスか?」 「ま……、マスター、今日はもう……帰りましょうです……(パタッ)」 「ノワール! これはセンターに連れて行った方が良さそうデスね。それでは失礼」 ああ、メリーさんはこの程度では堕ちないですか。ああ、窓に、窓にメリーさんの姿が、ふふ、ふふふふふ、まだだ、まだ終わらんよです……と考えながら、ああ、意識が遠のいていくですう。 ※※※ こうして、ノワールの計画は失敗に終わったのです。 神姫とオーナーの信頼をもてあそぶとは、恐ろしい相手です。 しかし、神姫との健全な関係をお望みの武装紳士・淑女の皆さん、ご安心を。これは遠い遠い、2041年のお話なのです。それに、この事件も無事に解決したとは言えないでしょう。 え?何故って? ※※※ 「そんな事があったんだ」 健五にそう話してやったら、不思議そうな顔をした。 「でも、不便でしょう? そんな癖があったら」 「まあ良いんじゃないのか。一つくらいはおかしなとこがあった方が面白いと思うぞ」 うんうん、と一人で納得してみせる。 「マスターマスター、あたしの癖ってなんでしょうか?」 「クレアは……、うーん、分からないや」 「えー、残念です」 「さっきから何の話よ? あ、そういえばアキラ、あたしってお昼前に何してたか分かる? 覚えて無いのよね」 「え!? いや~、何も無かったぞ」 「そう? あれ、あんたほっぺた腫れてるわよ。虫さされ?」 「え、ああ多分そうだな! うん!」 このまま何も無かった事にしておこう。それがいい。 「へえぇ~、何にも無かったんですか~、良かったですね、ご・しゅ・じ・ん・さ・ま」 振り向くと、全身から黒いオーラをほとばしらせている……ようなメリーがいた。 「主従プレイの次は記憶喪失プレイですか~、知りませんでしたね~、そんな趣味をお持ちだったなんて」 「……メリー? ちょっと?」 「あら~、私はどうもしていませんよ、ご・しゅ・じ・ん・さ・ま」 メリーは店で使っている金属製のフォークを持っていた。 「……もしかして、見てた?」 「始めから終わりまでぜ~んぶ。まんざらでもなさそうでしたね~、ご・しゅ・じ・ん・さ・ま!」 「いや、それは絶対にありえな―、ぎゃああああああ!」 「ち、ちょっと、落ち着きなさいよメリー?」 「うるさーい!この泥棒猫!私だってキスした事無いのにーっ!」 彼らはまだ、充分にお互いの気持ちに気付いているわけではありませんから。 おまけ、ミッシェル社内にて。 「……ハート・イグニッションか、困るなあ。おかしなものを販売されると商品全体の信頼性に関わるよ」 「あー、こりゃ面倒くさいですね。対策を打った方が良いんじゃないですか?」 「あの~、わたしのお昼の飲み物がバナナハバネロスパークリングヂェリーになってたんですが……」 「ほう、それは早急に対策を講じた方が良いな。なあ、Bよ?」 「え!? いや~、ははは。面白そうだったからつい」 「……抹茶、また無くなってしまったな」 おしまい。 武装食堂に戻る
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幻想入り人生ゲーム(3期6~9回) 人生ゲームのような幻想入りのボードゲームを作ろう企画 お便りで送ってもらうものは止まるマスの内容。 そういえば、人生ゲームって、たしかお金を集めた人が勝利するんでしたっけ? つまり、これって、一番お金を稼いだ人だけが幻想郷から無事に帰れるのかな?w イベントだけでなく、職業とか住まいとかもそこそこ格差があったような…w 注意:4人プレイ、さいころは6面ダイスを使うことを想定しましょう。 例:弾幕ごっこに遭遇 1、3、5の数字で回避、2、4、6の場合は1回休み永遠亭のコマまで戻る 3期6回にいただいたネタ 【↓マッシュさん】 ・出落ちが現れた!奇数の目が出れば撃退。 偶数の目が出たらオチに巻き込まれて一回休み。 ・紅魔館ステージ分岐点。 十六夜咲夜が現れた!なんて呼ぶ? 偶数の目が出たら「メイド長!?」と叫び屋敷ルートへ。 奇数の目が出たら「パッDIO長!?」と叫び地下ルートへ。 【↓冬月さん】 ・6面ダイスってことは普通の1~6の数字が書いてあるサイコロですよね? まさか数字じゃなくてカワベッスとか六角君とかの顔が描かれているダイスじゃないですよね またはダイスじゃなくて6面座いすでしたー! みたいなおちとか ・リピートマスこのマスに止まった場合もう一度サイコロをふり直し、 でた数字の数分の自分の前のターンに起こった出来事を「繰り返す」 つまり1がでたらこのますに止まる1回前のターンにおこった出来事をまたやり直し、 6が出たら6ターン前の出来事を繰り返します 前おきたのが3進むとかそういういい出来事だったらいいが、 例えば6回休みのマスに止まった後このますに止まって1~6の数字を出したら (休んだ分もカウントされるため))また6回休みにされてしまう それならまだしもこれは幻想入り人生ゲーム 前の出来事によってはもう一体のカワベッスについてこられたり 洗濯ばさみの男が増えたり上に被るドロワをもう一つ追加されたり 下手すれば2重にえたーなるかもしれない 前に起きた自分の出来事によっては有利にも不利にもオンライン不在アヅマにもなりかねない まさに諸刃(もろは)の刃である 【↓とんちんかんさん】 *幻想入りといえばルーミア遭遇・・ という事でルーミアネタを少々・・コマにしてみましたw。 ルーミアに食べられる・・ルーミアに食べられ・・一回休み・・ いやゲームオーバー?転生してスタートからやり直し(ってなんという危険なコマなんだ!) ルーミアに追いかけられる・・ ルーミアに追いかけられサイコロを振り1~6出たコメの分だけ進む・・ (場合によってはいいコマにあたるかもw) EXルーミアとの遭遇・・ サイコロを三回振って15以上になれば自分以外の相手を全てスタートに戻すか・・ 持ち金を半分にする。それ以外が出れば自分自身がそうなる。 【↓Mrハシビロコウさん】 ・魔理沙と遭遇! サイコロを振り1、2が出たら回避、それ以外の場合再度サイコロを振り、 その数だけ箒にぶら下がり進める 【↓雅さん】 ・出オチとの出会い 出オチが恋人としてついてくる。なにかイベントが起きるマスに止まった時出オチを 除くことで回避できる ・ドキ!男だらけの撮影回!! 文に変わってカメラマンの仕事をすることになるが、被写体はどれも屈強な男だった・・・ 多めの給料はもらえるもSAN値がかなりさがる 【↓銀朱さん】 ・【マス】:風鈴堂に到着【説明】:ダイスを振る、 ・1,6の場合、悪女に見つかりアイテムを買わされる。(所持金の半分を支払う) ・2,5の場合、霖之助に店番を頼まれる。(一回休み) ・3,4の場合、忍び込んでいた魔理沙に遭遇。(魔法の森まで移動) 3期7回にいただいたネタ 【↓バルさん】 ・いきなり目の前に紫様が!ダイスを二個振り、 1ゾロの時はスキマに落とされスタートに戻る 6ゾロの時は1~15まで好きな数進むことができる それ以外は出た目だけ進む 【↓マッシュさん】 ・永遠亭にてサムライ13を入手。次のターンのみ出た目の数の倍進める。 ・地底で皆のアイドル、ヤマメのライブコンサートが。チケットなどの代金で5000円払う。 ・白玉楼で幽々子様におもてなし。1万円払う。 【↓とんちんかんさん】 人生ゲーム・・それはプレイヤーの人生を疑似体験できるという・・ ある意味恐ろしいゲーム・・ もしも自分の人生の中で以下のような事が起きたら・・ と思うと私は怖いと思いますね♪ははっ☆ ・大ちゃんヤンデレ化!?・・何かが原因で大ちゃんがヤンデレ化した・・。 3ターンの間(自分のターン)・・サイコロを振った数字が奇数以外の場合・・ プレイヤーは一度ピチュられます・・ そしてスタートに戻されるか・・その場より進むことも出来なくなります。 3ターンの間・・黒光りする何かをもつ大ちゃんと・・どんな雰囲気で過ごせますかな? ・衣玖さんスパーク!・・サイコロを振り偶数が出た場合・・ 自分以外のプレイヤーを一人一回休みに出来ます。 偶数の中で6が出た場合自分以外のプレイヤー全てを一回休みにすることが出来ます。 奇数が出た場合は自分自身が一回休みに。 雷って怖いよね・・命もそうだけど・・ 電気機器の敵にもなるから・・でも衣玖さん大好きだ!!(キリッ☆) 【冬月さん】 ・イベント「頼もしいお供」 サイコロをふって 1か2が出たらもるすぁさんが(1で初期の頃、2で終盤の頃) 3か4が出たらピサロさんが(3でいつもの格好 4でレミリアコスバージョン) 5が出たら出オチとドンパッチがお供としてついてきます 6がでてきたあなたは超ラッキー!! 上記4名全員と、さらになんと妖怪さんと紙袋までついてくる! ゆうかりんですら完全スルーしてくるぞ! 楽しい幻想入りライフをエンジョイしてね!よき終末が訪れんことを 【↓Mrはしびろこうさん】 ・恐怖の青いマス 【ブルスク】 作品データが破損 サイコロを3回ふり合計が10以上なら回避 以下なら2回休み また3回ともぞろ目だった場合PCぶっ壊れにより振り出しに戻り尚且つ2回休み 【↓銀朱さん】 ・迷いの竹林ステージ【マス】:不死者の殺し合いに遭遇。 【説明】:1、3、5が出た場合 ・巻き込まれて重症を負う、永遠亭へ移動 2、4が出た場合 ・さっさと逃げよう!!7マス戻る 6が出た場合 ・てゐの罠に掛かってしまった!! もう一度ダイスを振り、出た目の数だけ休む 【↓雅さん】 ・高性能じいちゃんとの強制修行!サイコロを二回振って⑨以上でれば何事も無くすすめる ⑨以下の場合1回休みの上治療費を払わなければならない (失敗した場合お金は0円に) ・安藤愛蔵といっしょに商売をすることに三回振って13以上出たら多額の報酬をもらえるが 出なかった場合一回休みの上、安藤愛蔵と一夜をともにすることになる 3期8回にいただいたネタ 【冬月さん】 ・ゴールマス「博麗の奉納金(はくれいのほうのうきん)」 終盤のゴール付近のマスに陳列(ちんれつ)する こちらを殺しにかかってくるバットイベントの数々 そんな恐怖を抜けていきやっとゴールに止まって やっと終わったと想っているそこの君そこの君甘い!甘すぎるぞ! もんばんさんの甘い声より甘すぎるぞ! ということでゴールに止まると最後の楽しいイベントが待っています 内容は凄く簡単、 サイコロを投げて、でてきた目分の1の金額を奉納金(ほうのうきん)として 所持金からとられちゃいます(少数単位切り上げ) つまりゴールした時に600万円と60アヅマ持っていた状態で 6を出すと所持している6分の1の100万円と10アヅマ持ってかれちゃうんですね 出した目によっては別の意味で一発逆転も起こりえる凄いイベント、 何が怖いって他のイベントならお金取られようがスタートに戻されようが まだやり直すことはできるけど、 こっちはゴールなのでどれだけ所持金が減ろうと挽回(ばんかい)しようがないところですかね 汚名挽回もできないぞ!1がでてしまいましたか 全額楽園の素敵な巫女さんに貢(みつ)いでね?(はぁと) ちなみに金額が-(マイナス)状態でついた場合は 出た目の倍数負の数字が増えるよ!なんとか1倍で被害を最小限に食い止めよう 最後まで気が抜けない幻想入り人生ゲーム みんなでがんばってクリアしてください(くらりさんが死ぬ程度にかわいい声で) 【バルさん】 ・おぜうとダイス勝負! 出た目が大きい方が勝ち。 負けると地下室に送られ一回休みと残機-1、 引き分けでなにも無し、 勝つとゲーム中一回だけダイス目を逆転させる能力をゲット! 【Mrハシビロコウさん】 ・幸運のう詐欺マス サイコロを振り奇数なら落とし穴に落とされ1回休み 偶数なら幸せのネックレスを十万で手に入れ幸せ 【マッシュさん】 ・人里の寺子屋で教師のアルバイト。 1万円とキモけね牛を獲得。 ・地底の有名な地霊殿温泉旅館に宿泊。 1万円払う。更に1万払うと店主のさとりからサービスが。 【雅さん】 ・寺小屋で慧音のお手伝いをすることに。 二回振って8以上でたら次のターンでその出た目のぶん進めるが 8未満だと慧音の頭突きにより一回休みに ・突然の四季様による裁判! 所持金が他のプレイヤーと比べ一番少なかったら白、救済としてお金が貰えるが 一番多い場合は黒、残金を10分の一にされる。 一番多くも少なくもなかった場合は善行をつむようにと何故か説教され一回休みに 3期9回にいただいたネタ 【バルさん】 ・文とダイス勝負! 負けると強制的に取材させられ一回休み。 引き分けでなにもなし。 勝つと一回だけダイスの個数を倍にできる(他の能力と併用不可) 【とんちんかんさん】 ・危険なコマが多くなる人生ゲーム・・・ それではまずいとのことで今回は救済処置的なコマを少々w。 ・幽香さんのドS(親切)・・・ 止まった人に対して能力で マイナス要因のコマの影響を一度だけ回避できるようにしてくれる。 (お金が減るとか、一回休み的なマイナス要因) ・こいしちゃんと一緒・・・ 上記の能力に近い。 こいしの無意識の能力でマイナス要因のマス目の影響を 自分がサイコロを振るまで防いでくれる。 ・ヤマメちゃんの糸・・・ 指定したプレイヤーのお金をうばったり、 自分の場所と相手とチェンジすることが出来る。 ※おまけ ・ディグアウト(遺跡発掘)・・・ 止まった人はサイコロを3回振り出たマス目の合計×1000円のお金をゲットできるw。 (by鋼の冒険心ロックより) 【雅さん】 ・天界で桃狩りをすることに。 サイコロの出た目×5個入手できる。香霖堂で高く売れるぞ! ・永遠亭でもるすぁ(女)と協力して麻雀。 サイコロを二回振った数の翻であがることができ 高ければ高いほど鈴仙の服を手に入れれる。罪袋たちに渡せば・・・・ 【追跡者ネメシスさん】 今回は幻想入り人生ゲームのマスネタを送らせていただきます。 なんか、ここまで見てて「加速するマス」が見当たらなかったので今回はこんなのをば。 ・マス名:~逃げて加速だ!~ 「スタアアァァァァァァァァァァァァァァァァズ!!」 や、やばい!!何故か分からないがネメシス=T型が追いかけてきたぁ!! このままではロケランで吹っ飛ばされるか触手で嬲られ感染するか・・・・!! くそぅ、こんなところで死んでたまるか!! ということで、サイコロを2回振って、出た目の合計数分進めます!! ・ネメシスの代わりに誰か別の東方キャラを当てはめても良いと思います。 例えば芳香が追ってきた!サイコロ1回振って進んで振り切るべし!とか。 【冬月さん】 ・「バイトで劇的!ビフォーアフター」 マスの効果によりもう一度サイコロを振る! 出た目によって様々な効果が! 1と2が出た場合は 肉体労働により3回休むことになるけど、 働いた分お金がもらえさらに筋力や運動力、持久力などがアップ! 持久力が上がれば妖怪からも逃げやすくなるから便利だぞ! 3と4が出た場合は 図書館とか稗田家とか寺子屋などの施設で働くことに やっぱ3回休むことになるけど働いた分お金ももらえ、 さらに知力や判断力などが身につくぞ! これで時限爆弾を処理するときも 赤と青のコードを見せつけられても速効スキマに捨てる行動ができるぞ! 5と6がでたあなたは超ラッキー! なんと3回休むことになるけど、 匠の技によりピサロさんと同じ格好になるぞ! 変体力と胆力とびっくりするほど力があがり・・・凄いぞ! お給料はあづまさんからもらおう みんなでがんばって冬にあづまさんにおごってもらえるようにレッツエンジョイ! シーユーアヅマン! 【マッシュさん】 ・ナズーリンのダウンジングが温泉源を発見。50万得る。 ・にとりからダッシューズを貰った。人里まで一気に進む。 【Mrハシビロコウさん】 ・宝塔を拾った!マス 宝塔を所持、所持しているあいだ貰える金額が倍になる ナズーリンマスに止まるまで有効
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・幻想入り学園 運動会編(開催期間:2期6回~7回、10回) 運動会の時期です! 幻想入り学園ではどんな競技が行われ、 選手として参加者する方達は一体どんな目にあってしまうのか。 そして、観衆は後に言う。『みんな一体、何と戦っているんだ…』(AA略) ☆個別ルール 運動会をテーマにしていれば、こちらもほぼフリーダムです。 ハチャメチャな競技を提案するも良し、正攻法な競技をハチャメチャにするも良し。 例:ドキッ!紳士だらけのフォークダンス。女の子居ないよ。 徒競走なのかー。わはー。(ビリの人は食べられる命がけの徒競走。) 第6回にいただいたネタ ↓【雅さん】 ・選手宣誓 選手宣誓からすでに戦いは始まっている。 さぁ、宣誓するためのマイクをかけた何でもありの 200m走の開始だ。「最初っからクライマックスだ!!」 ・かりもの競争 紙に書いてあるものをかり、持ってくる。 ただそれだけなのだが、さて書かれている内容は・・・え?高性能じいちゃん? そっちの紙はカワベッス10体? そう・・・紙に書かれているものを狩って持ってくる早さを競う。 それがこの狩りもの競争の醍醐味であり、全競技の中で最大級の戦いとなる・・・ ↓【バルさん】 ・借り物競争ですべての紙に「幻想入りの原因」とかかれている。 何人もがゆかりんを取り合うが同じくらいの人数が原因不明で困惑する。 ・障害物競争。最初のトラップで吹き飛ぶ出オチ ↓【φさん】 ・リレーのバトン、一本だけ虹色 もしかしなくても:棒作者 ・借り物競走 一般の借り物競走:「紙袋」と書かれていたら紙袋を探す 幻想入り学園:「紙袋」と書かれていたら冬月さんを連れてくる事がしばしば (特に冬月症候群患者はその傾向が強い) ↓【とんちんかんさん】 ・ゆっくり入れ(ゆっくりはいれではなく・・いれと呼びますw) ゆっくりを使った玉入れ。 当然生きているので様々な方法を駆使し動かなくしてから籠の中にいれていこう! 方法?手段・・過程や方法なぞどうでもよいのだーww!!! ・スキマ式借り物競走 紙にかかれたものをとってくる借り物競走・・ しかしとってくるものはどれも無理難題なものばかり・・。 スキマを使って様々な世界を駆けながら はやくものをとってくればいい・・のだけれども無事帰ってこれない場合・・ どこかで幻想入りしてしまったのかもしれない・・。←そんな時は誰か思い出してあげて下さい。 ↓【冬月さん】 ・「100M(迷走)リレー」 競技者が全員よってたかってリレー形式で話をつくりあげる競技 真面目な連中にバトンが伝わっていけば とても素敵なストーリーが築きあげられるかもしれないが 走者によってはとんでもない展開になってしまったり 下手するとエターなってしまうリスクすらある危険すぎる競技 完走しきったとき、とても素晴らしい話ができあがっているに違いない・・・ ってだれだよ最終走者に洗濯ばさみとか紙袋投入したヤツ! イイハナシだったのに台無しじゃないかよ! ↓【マッシュさん】 ・競技名:ゆっくり食い競争 文字通りゆっくりを食べていきながら一番を競う競技。 各所定の位置にあるゆっくりをバトンタッチしながら、食べていき、ゴールを目指す。 食べたあと一気に走る気力と、 ゆっくりが食べられるときに出す奇声や表情に耐える精神力が試される。 ↓【作務衣さん】 ・冬月を探せ!!!! 500m走の感覚でやる競技だが、 その半分の所に砂の入った箱があり その中にある紙袋に似た飴を手を使わずに探して見つけたら 口の中に含んでゴールまでたどり着ける順位とタイムを競う競技・・・ なのだが時折砂の中から、 「\俺はここにいるぞぉ!/」や「\ウボァー/」などが聞こえてきたりと 非常に混沌した競技になっている。 ↓【北辰さん】 ・スペルカードブレイク競争(玉投げ) 弾幕を他のクラスよりも多く籠に弾幕を入れてスペルカードを取得する競技 ただし向こうも球を投げてくるので避けながら入れる。 ・1000mグレイズ走 順位よりもどれだけ迫りくる弾幕にかすれるかで競う。 イージーからルナティックまで4部ある。 ・大玉ころがし ただしあたり判定が実際の大きさと違うので見分けて転がさないと進まない。 ↓【郷風さん】 ・借られモノ競争 借り物競争とは違って、書かれたモノ(人も含む)を無理やり借りる。 どっかの魔法使いのように借りていく。 もちろん借りられるのは敵のチームからのみで、それを阻止する必要がある。 ゴールに着いた時に 「盗むんじゃなくて、借りるだけだぜ」 と、しっかり言わないとゴールした事にならない。 ↓【郷風さん】 ・「御弁投タイム」 お昼休憩も競技となる。 カオスな学園ゆえ致し方なし。 ルールは時間内に他人の用意した弁当を奪い、投げて、籠に入れる。 もちろん、競技中にお弁当を食べるのはルール違反なので点数がマイナスされる。 いかに自分の弁当を守りつつ他人の弁当を投げ入れれるか。 ちなみに籠に入っている弁当の大きさフォーム等で、得点がさらに加算される。 ・「ウサ引き」 綱紐の変わりにピサロさんに着いてるウサギのぬいぐるみを引き合う 中心でぬいぐるみを着けているピサロさんを時間終了時に自陣に入れていれば勝ち。 ただし、ピサロさんなので、たまにとんでもない行動をするので注意。 例:ビックリするほどユートピアの行為をしながら「赤組がんばれ!白組負けるな!」と 精神攻撃をしかけてくる。 ・「騎ベッス戦」 野生のカワベッスに乗って相手のヅラを奪う なんでヅラかって?だって幻想入りヘアー=ハゲだからさ… ちなみに捕まるところを間違えると振り落とされたり喰われたりするので注意。 大将は金のカワベッスに乗り、一戦一回進化モードが使える。 能力が5倍になるが進化中は無防備なので周りに注意しないといけない。 ↓【とんちんかんさん】 ・版権入りリレー 幻想入りにて版権キャラのみが出場出来るリレー・・豪華なように見えて実は・・ 生徒がそれぞれのキャラクターたちにもん貨幣をかけて競うリレーだったのだ! しかし安心してほしい・・ リレーにて出たもん貨幣は学園の維持費・・再建費・・ 生活苦な幻想入りした者たちの寄付金にあてられるそうなのだ! ・ラディアさん倒し いえ・・ラディアさんを倒すのではなく・・虹色棒の柱を倒し・・ 先に倒した方が勝ちという・・いわゆる棒倒しなんです! 倒れても幻想入り作品には影響しませんので大丈夫なんですw! ↓【北辰さん】 ・クラス対抗永夜返し競争(徒競走) クラスの持ち点(時間)を1位は0分、2位は10分、3位は20分と言う感じに順位毎に引かれ。 最終的に残っている時間を得点へ加点してもらうことができる。 夜明けになったクラスが出ると競技のやり直しをしなければならない ・ZUN帽取り合戦(騎馬戦) 騎馬戦の帽子をZUN帽にした競技。 ただ被ったZUN帽ごとにそのキャラの能力が付与されるため正攻法では奪えない ↓【作務衣さん】 ・カワディ カワディとは 1チーム10 - 12名で、各チーム7名がコートに入り2チームで争う。 最も大きな特徴として、競技中に、攻撃者は「カワディ、カワディ、カワディ……」 と連呼し続けなければならないというルールがある。 この競技は特に道具を必要とせず、線を引くだけでできるため大変人気である。 またこの競技をやっているうちに足が速くなったり、 目が赤くなったりなどの効果もあるらしく、大変(ry ↓【マッシュさん】 ・競技名:⑨カーニバル チルノがパーフェクトフリーズを打ってくる中に突っ込んで行き、 いかに面白く当たれるか競う競技。 弾道が読めない弾幕にいかに上手く面白く当たっていけるかがポイント。 求められるのは、笑いのセンスと、被弾してもギャグ補正が出来るセンス。 ↓【φさん】 ・運動会は開会式からではない。場所取りからが運動会である 場所取りの時、所々に結界が貼られていて入ることが出来ない。 つまりマーキングされている。 ・騎馬戦 騎手は全員紙袋をかぶる。あとは言わずもがな ↓【雅さん】 ・冥界ダッシュ! 冥界へと続く階段をただひたすら走る!走る! 前田のじいさんが目指したその光景を目に焼き付けるまで・・・・走れ ・生存競争 正午のチャイムとともに用意された昼食めがけ走り、食べる 咲夜さんや妖夢の手料理が準備されているが、そこには幽々子様がすでにいる 全て食べられる前に自分の食料は自分で調達するのだ 第10回にいただいたネタ ↓【雅さん】 ・『ルーミア食われ競争』 選手は宙ぶらりん状態になりながら、ルーミアの攻撃で落ちないよう避けていく 食べられないよう最後まで避けきることができるだろうか!? ・『大紙袋ころがし』 特大サイズの紙袋を破かないよう転がしていく競技。 もし破ってしまうと、中から匿名さんが 何人もでてきて紙袋の中に押し込めようとしてくる・・・・・ ↓【φさん】 ・準優勝トロフィーがカワベッスを模している。 これではまるで罰ゲーム? ↓【北辰さん】 ・応援合戦 午前の競技が終わり、昼食を取った後に行われることが多い応援合戦。 幻想入り学園の応援合戦は一味違う、応援は朝から終わりまで永遠続く。 修造仕込みの暑苦しい応援が開会式から閉会式まで続く。 ただ、この競技に誰も出たがらないため今まで一度たりとも行われたことが無い ・ナンバー別ムカデ競走 幻想入りナンバーの連番で行われるムカデ競走 ただし前後の人がいないことが多くその分早く終わる組みが出てくる。 ↓【郷風さん】 ・<オチモノ競争> 競技の最初に出オチさんが華麗な落ち方をしてくれる。 もちろん特に意味は無い。 スタートの合図と共にとにかくオチをつける。 どんなオチ方をしてもいいが、評価が低いとヒジリーが強制的にオトしにかかるぞ! ・<組みジョジョ体操> 幻想入りに欠かせないモノ…それはジョジョネタである。 まぁ、単純に組み体操をジョジョ立ちで表現するだけなんですけどね。 ジョジョっぽいセリフを言うとポイントにプラスされる。
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前へ 「なーんーで梨沙子がこんなとこにいるんだよっ」 アイドルモードを一時停止させた、少々ドスの効いた声のももちゃんが、ずんずんと大また歩きでこっちに迫ってくる。 ステージではぶりぶりっこで、顔立ちの幼さを最大限に駆使したパフォーマンスを繰り広げているというのに、アイドルの舞台裏ってこえええ・・・。 薄桃色の可愛らしい衣装とのギャップも相まって、なかなかにホラーな光景だ。 「ここ、関係者専用口じゃないんでしょ?だったら、私がどこにいたって別にいいじゃーん。関係ないじゃーん」 だけど、りーちゃんは全然ビビッていない。さすがもぉ軍団。 むしろ、「ももふぜいがあたしに注意とかwww」みたいなテンションで、ますますももちゃんのほっぺたが紅潮していく。 「ももちゃん・・・ステージは?」 「ん?大丈夫。今アンコール前の休憩中だからね」 おざなりながらも、一応質問に答えてくれるももちゃん。だけど、その視線はガッチリりーちゃんにロックオンされたままで・・・ 「前半、最前で楽しそうにしてたくせに。何で急にいなくなるの?もぉのステージング、ダメだった?」 「そんなことはないわ。今日のももちゃんのパフォーマンス、とても素晴らしいと思うわ。千聖はしっかり見ていたもの。でも、すぎゃさんは夏焼のファンでいらっしゃるから、その、ももちゃんのことは・・・」 「そうそう、もともと別に梨沙子もものことは大して見てなかっただろうし、気にすることないって!はいドンマイ!」 「・・・貴様ら」 ・・・うわ、出た熊井ちゃん。これはうっとうしい事になりそうだ。 千聖も熊井さんも、天然で人を凹ませる天才なもんだから、ももちゃんもがっくしと肩を落としてしまった。 「あれー?もしかして梨沙子に見て欲しかったのに、居ないから怒っちゃったのー?あはは、でもでも、どーせ梨沙子はさぁ」 「・・・熊井ちゃん、その辺で勘弁してあげなさいって」 須藤さんの制止は一歩遅かったようだ。 ももちゃんはすっかりいじけてしまって、マンガのようにうずくまって床にイジイジと文字を書いて撃沈している。 「・・・ふんっ、どーせもぉの頑張ってる姿なんて、どーでもいいんだろうけどっ!でもねもぉだって一生懸命やってんのにさ、団員が見てないとかどーゆー仕打ちなの?これ」 ・・・あ、ちょっと可愛い。 ぶりぶりももちゃんじゃない状態を知っているからこそ、こういう素の状態で子供っぽくなっている姿は新鮮だと思う。 「もも、大丈夫!ウチはちゃんと見てたよ、ももがオープニングの曲でワンテンポ遅れたとことか、その次の次の曲の大サビで声裏返っちゃったのもわかったし」 「ムキー!!」 大爆発を起こすも、熊井ちゃんはニヘニヘと笑って流しちゃうもんだから、全然怖い雰囲気にならない。ちょっと面白くなってきてしまったのか、千聖なんてうつむいてぷるぷると肩を震わせている。 「もも・・・ごめんね」 すると、りーちゃんが両手でももちゃんの手を取った。 「私、夏焼先輩が大好きだから、やっぱりどうしても夏焼先輩の方ばっか見ちゃうのね。 でも、ももが頑張ってるのもちゃんと見えてたよ?(微妙に) 歌声も、可愛くてすっごく響いてた!(気がする) MCも、さすがももって感じで、面白かったし!(多分) だから、全然見てないなんてことはないから。ね?」 ――こ、こ、こ、この女・・・結構やりやがるな・・・! ℃変態とともに「サトリ」呼ばわりされちゃうぐらい、人の気持ちをエスパーできちゃう私には、長い睫毛をはためかせて可愛く甘えるりーちゃんの、言外にある本音がとってもよく伝わってくるのだった。 「・・そーお?まあ、見てたならいいけどぉ」 「いいのかよ」 ・・・本当、来年はトリオ漫才でもやったほうがいいんじゃないの、もぉ軍団。 「・・・ま、でもね。何となくわかってるから。梨沙子がどうしてここにいるのか。みやのことでしょ」 ふと、ももちゃんが真顔になる。 「みやが今日、気合い入ってるのが気になって、探り入れにきた感じ?」 「ももぉ」 「さすがみやのガチファンだね。・・・まあ、ちょっと開演寸前にいろいろあってさ。長年の心のつかえがいきなり取れたもんだから、みやも上手く心の制御が出来なくなってるの」 「いろいろって?夏焼先輩の心に引っかかってたのって?」 りーちゃんは必死に詰め寄るけれど、ももちゃんは涼しい顔でそれを受け流す。 「それはみやにしかわからないことだからね。ウフフ でも梨沙子、考えてごらん。逆に、こんな浮かれたみやを見られるのは今年だけかもしれないんだよ」 「今年だけ・・・」 「そう。梨沙子は超レアな状況に遭遇してるっていうのに、こんなとこにいていいの?もったいなくない?」 ・・・なるほど、うまいな。 ももちゃんからの説得を受けて、りーちゃんは「そうだよね」とつぶやき、いきなり立ち上がった。 「そう、そうだ!あたし、何血迷ってたんだろ。 今年の夏焼先輩には、今年しか会えないっていうのに!」 「そうだよ梨沙子!」 「こうしている間にも、夏焼先輩の体内では新たな細胞が分裂や収縮を繰り返しているわけで」 「う・・・うん」 「1秒先の夏焼先輩は、1秒前の夏焼先輩とは違うんだもんねっ。なんてもったいないこと!こうなったら、アンコールは最前でオペラグラス使うから。皮膚の質感から頭皮の水分バランスまで徹底的に目に焼き付けるもん!」 ――先日、栞菜が読んでた高校生向けのファッション雑誌に、こんなことが書いてあった。 “何かに夢中になってる女の子って、とっても素敵!ひたむきでポジティブな恋するオーラが恋愛運を(ry” 「どこが素敵やねん」 引きつった顔の須藤さんと目が合う。ももちゃんも失笑気味。熊井ちゃんに至っては飽きてウトウトしだしているこの状況の中、なぜかキラキラした瞳でりーちゃんに駆け寄る子犬、1匹。 「すぎゃさんっ」 「おう!」 お得意のちょっとむかつく(キリッ)顔で、千聖は声高に語りだす。 「すぎゃさんの雅さんへの愛情、とても深く胸にしみこんだわ」 「おう!」 「さあ、今度はその暖かなお気持ちを、観覧席から雅さんへ届けましょう!お名前を呼びながら、席へ戻るのよ!すぎゃさんっ」 「おう!」 「ちょ、おま」 「みーやび!オイッ!みーやび!オイッ!」 「みーやび!オィッ!みーやび!オイッ!」 「「みーやび!オイッ!みーやび!オイッ!」」 「呼んだ?」 「ひぎぃ!」 コント番組のように、りーちゃんが横っ飛びで床に崩れ落ちる。 ――アカン、もうグダグダやでぇ・・・ 視界の隅っこで、須藤さんが天を仰いだ。 次へ TOP
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《IDEA/》 アイコン ゲスト 性別 不確定(現在女) 種族 人工アンドロイド 身長体重 不確定 現在偽名 日下部 香穂 ジールがJ.Jから譲り受けた資料と自身の知識を複合し興味本位で設計 より人間に近付けるため不完全さを追求したイレギュラータイプ 無数の人格を内臓し、どんな人間にでも成りうる可能性を持ってして生まれている そのため、身体はランダムで選出された人格をシミュレートして瞬時に変形し、 運動神経、能力などはIDEAの人格、必要に応じて変化するので、 不完全であるが故に成長性が極めて高いアンドロイドであると言える そのためか、自身に偽ってアンドロイドである現実から目を背け、 あたかも人間であるように振舞おうとする傾向がある 現在は『日下部 香穂』と名乗り、能力は記憶の改竄 これを周囲に行使してあたかも最初からそこに居たかのように記録などを捏造、 普通の女子高生として生活に溶け込んでいる 多くのアンドロイドが信頼を寄せる槭に好奇心で歩み寄って高校の後輩と身分を偽り接触した 完全なアンドロイドであることを受け入れ自己を肯定できる(と解釈している)Metisには密かに信頼を寄せている 常備能力は人格に対応して変形するボディだが、その機能の本質は高水準の『自己修復力』が元となっている +... 戦闘スペック 戦闘時は自己修復能力の源である、外付けのナノマシンをアーマーにして本体をコーティングし、非戦闘型である仕様上の弱点を補う 容赦は黒のフルフェイスメッドに、黒のライダージャケットといったシンプルなものだが外見に反して驚異的な硬度を誇る 外殻故、正体を悟られにくいというメリットも有り このナノマシンだが、1個体単位のサイズは僅か1㎜程度 無数に存在するこれを結合させることで上記のアーマー、銃器とその弾薬、接近戦用のブレード、 遠隔操作可能の小型マシン(甲虫型)へシフトする IDEAが主に戦闘に用いる使用方法はこのナノマシンをダイヤモンドレベルに結合、硬化させ、 自身の影のように、不定形な形態としておき、先端が刃となる触手のように変形させて扱うというもの 関連ページ 槭 Metis 関連画像 雅さんが描いてくださいました キャラクター紹介へ戻る|キャラクター紹介 【】へ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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《IDEA/》 アイコン ゲスト 性別 不確定(現在女) 種族 人工アンドロイド 身長体重 不確定 現在偽名 日下部 香穂 ジール?がJ.J?から譲り受けた資料と自身の知識を複合し興味本位で設計 より人間に近付けるため不完全さを追求したイレギュラータイプ 無数の人格を内臓し、どんな人間にでも成りうる可能性を持ってして生まれている そのため、身体はランダムで選出された人格をシミュレートして瞬時に変形し、 運動神経、能力などはIDEAの人格、必要に応じて変化するので、 不完全であるが故に成長性が極めて高いアンドロイドであると言える そのためか、自身に偽ってアンドロイドである現実から目を背け、 あたかも人間であるように振舞おうとする傾向がある 現在は『日下部 香穂』と名乗り、能力は記憶の改竄 これを周囲に行使してあたかも最初からそこに居たかのように記録などを捏造、 普通の女子高生として生活に溶け込んでいる 多くのアンドロイドが信頼を寄せる槭?に好奇心で歩み寄って高校の後輩と身分を偽り接触した 完全なアンドロイドであることを受け入れ自己を肯定できる(と解釈している)Metisには密かに信頼を寄せている 常備能力は人格に対応して変形するボディだが、その機能の本質は高水準の『自己修復力』が元となっている + ... 戦闘スペック 戦闘時は自己修復能力の源である、外付けのナノマシンをアーマーにして本体をコーティングし、非戦闘型である仕様上の弱点を補う 容赦は黒のフルフェイスメッドに、黒のライダージャケットといったシンプルなものだが外見に反して驚異的な硬度を誇る 外殻故、正体を悟られにくいというメリットも有り このナノマシンだが、1個体単位のサイズは僅か1㎜程度 無数に存在するこれを結合させることで上記のアーマー、銃器とその弾薬、接近戦用のブレード、 遠隔操作可能の小型マシン(甲虫型)へシフトする IDEAが主に戦闘に用いる使用方法はこのナノマシンをダイヤモンドレベルに結合、硬化させ、 自身の影のように、不定形な形態としておき、先端が刃となる触手のように変形させて扱うというもの 関連ページ 槭? Metis 関連画像 雅さんが描いてくださいました キャラクター紹介へ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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女クラのおきてをお気に入りに追加 女クラのおきてのリンク #blogsearch2 Amazon.co.jp ウィジェット 女クラのおきてのキャッシュ 使い方 サイト名 URL 女クラのおきての報道 子世代も親の終活に興味がある(70.8%)。親世代も子どもと終活の話がしたい(76.0%)。では、親子で終活の話が共有できているのは何%? - PR TIMES 熊谷で「朝クラ!」 バリトン歌手の原田勇雅さん、モーニングコンサートシリーズで(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【最新12星座占い】<11/28~12/11>哲学派占い師SUGARさんの12星座占いまとめ 月のパッセージ ー新月はクラい、満月はエモい | 占い(無料)| DAILY MORE - DailyMORE (株式会社集英社) 【獅子座】哲学派占い師SUGARさんの12星座占い | 占い(無料)| DAILY MORE - DailyMORE (株式会社集英社) 女クラのおきてとは 女クラのおきての59%はビタミンで出来ています。女クラのおきての38%は大阪のおいしい水で出来ています。女クラのおきての1%は純金で出来ています。女クラのおきての1%は宇宙の意思で出来ています。女クラのおきての1%は犠牲で出来ています。 女クラのおきて@ウィキペディア 女クラのおきて 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ 女クラのおきて このページについて このページは女クラのおきてのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される女クラのおきてに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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前へ ***開演5分後、舞台袖*** 「いやー、もー疲れたぁ!」 額に汗をかいた大きな熊さんが、抱き枕かなにかのように、私の体をギュッと抱きしめた。 「きゃんっ」 一瞬、体に緊張が走ったけれど、すぐにそれは治まった。 あまり、触れられる事は好きではないのだけれど・・・栞菜や舞が手をつないだり、抱擁を交わすことを好むから、大分慣らされてきているみたいだ。 それに、大きな熊さんは赤ちゃんをあやすみたいに、頭をぐりぐりとなでてくれて、それは不思議ととても心地よい感触だった。 身長の大きい方だから、小さな頃、お父様のお膝に乗せてもらった時を思い出すのかもしれない。 「うふふ」 女性なのに、それは失礼かしら?と思って笑うと、なぜか大きな熊さんも一緒に笑ってくれた。 「あはは、なんか、お嬢様が笑ってると楽しくなりますねー」 「まあ、大きな熊さんったら」 モデルさんかと思うほどスタイルがよく、お顔も端正でいらっしゃるのに、大きな熊さんはいつもほのぼのとしていて、私こそいつも元気をもらっている。 「うち、緊張しちゃいましたよーお嬢様!」 「まあ、大変。チョコレート、召し上がる?頑張っていらしたものね、大きな熊さん」 今、愛理とももちゃんと雅さんが立っているステージ。 そこには、さっきまで大きな熊さんと、すぎゃさんがいた。 いろいろあって(というか、私のせいで・・・)Buono!の開演時間が遅れてしまったのを、お2人のパフォーマンスで埋め合わせてくださっていたのだった。 「でもでも、疲れたけど楽しかったよ!むぐむぐ・・・あっこのチョコおいしい!さすがセレブ!」 「あら、それはね、お父様の会社の試作品で、トマトちょこ」 「おげー」 「・・・はいはいはい、いつまでジャレてるわけ?ステージ始まってるんだから、ステージ係は有事に備えて待機でしゅよ」 すると、いきなり目のまえに舞が立ちはだかった。 そのまま、私の頭に置かれたままの大きな熊さんの手を、両手で一生懸命引き剥がそうとする。 「ん、力比べ?負けないよー、舞ちゃん」 大きな熊さんも負けじと、頭に添えた手に力を込める。・・・少し、痛いかも。バスケットボールやバレーボールに心があったら、こういう気持ちなのかもしれないわね。と、変な妄想が頭をよぎった。 「は、力比べじゃないし!あんまりちしゃとにベタベタしないでよねってこと!」 「まあ、舞ったら」 思わずクスクス笑うと、不機嫌な顔の舞に軽く睨まれる。 「別に笑うとこじゃないんだけど」 「ごめんなさい、だって、舞が可愛らしいことを言うから」 「はぁ?」 舞の眉間の皺が深くなる、私は慌てて、ごめんなさいと大きな熊さんの手の下から飛びのいた。 「子ども扱いしないでって言ってるじゃん」 「ごめんなさい、そういうつもりではなかったのよ」 どうしてか、舞は私が「可愛い」と言うと不機嫌になる。 目が大きくて、口が小さくて、ほっぺたがふっくらしていて。お顔もとても可愛らしいし、勝気だったりあまえんぼうだったりする性格も可愛らしいのに、私に“だけ”は言われたくないという。 「・・・だって、舞も大きな熊さんに甘えたかったのでしょう?それは、とても可愛らしい感情じゃない?」 「は?舞が?熊井さんに?ちょ、何で?」 赤くなったり、青くなったり。舞は信号機みたいにくるくる表情が変わって、やっぱり可愛いと思う。 「なーんだ、そーゆーことか!おいでっ舞ちゃん」 「もー、違うって!なでなですんな!ちょっと、ちしゃと!」 2人のほのぼのしたやりとりを背後に、私は袖からそっと顔を出した。 “遅くなってごめんなさーい!もぉの可愛さに免じてゆるしてくださぁい♪” “いやいやいや。それはありえないけど、今日は御詫びに、追加で何曲かやらせていただきますのでー!” “もちろん、今年も生バンドですよ!ぜひ、楽しんでいってくださーい!” 軽妙なMCに、お客さんたちの声援が重なる。 緑と、赤と、青。 3人のイメージカラーのライトが照らし出すステージ上で、私の大好きな人たちが、キラキラと輝いている。 思わずため息がこぼれた。私は、こんな素敵な舞台のお手伝いをさせてもらえるなんて、なんて幸せ者なのだろう。 “情熱のKISS~♪” 3人の声が美しく重なり、交わって広がっていく。とても心地よく。綺麗なハーモニー。 めぐはちゃんと、客席でこのパフォーマンスを見ているだろうか。茉麻さんは?佐紀さんは?千奈美さんは楽しい記事を書いてくださるだろうか。 なるべく多くの人に、この素晴らしいステージを見て欲しい。 そう思って、夢中になって舞台に見入っていると、突然視界がワインレッドに遮られた。 「まあ!」 「まあ、じゃないでしょ!顔出しすぎ!」 「千聖はBuono!のパフォーマンスを見ているのよ!」 舞が被せたカーテンを払いのけるけれど、また顔を隠されてしまう。 「もう、舞!」 「2人とも、喧嘩両生類!じゃなくて、とにかくそんな感じ!」 「うわっ」 ムキになって言い合いをしていたら、うなじの辺りをキュッと掴まれて、袖へと引っ張り込まれてしまった。 「はーなーせー!舞は猫じゃないんだからねっ!ふぎゃー!」 舞の抗議にもはいはいと涼しい顔の大きな熊さん。さすが、心がお強い、というか、何と言うか・・・。 お姉さんらしい一面をお持ちのようだし、きっと、弟さんか妹さんがいらっしゃるのかもしれない。といっても、まったく姉扱いされない私のような長女もいるから、確証はないのだけれど・・・。 「うふふ」 「なんだよっまた舞のこと子供だと思ってるんでしょ!それ違うからねちしゃとのほうがよppくぁwせdrftt」 「はいはい、騒がないの!おしりぺんぺんしますよ!」 「やめろー!セクハラ反対ー!」 意外とあまえんぼうな舞と、マイペースで流されない、大きな熊さん。 こうして見てみると、案外いいコンビなのかもしれない、なんて舞が怒ってしまうようなことを思った。 「あ・・・そろそろ、ドリンクの準備をしないと。私、行ってきます」 「お嬢様、お気をつけて! 2人に背を向け、私は空のボトルを持って廊下に出た。 「えーと、雅さんは、クエン酸を2杯・・・愛理は蜂蜜を多めで・・・あら?」 体調に合わせてお一人ずつ調合しているドリンク。 そのレシピを確認しながら歩いていると、隅っこのほうにうずくまる人影が見えた。 「あの・・・?御気分でも・・・?」 私の声に、肩を揺らして顔を上げるハッピ姿の女の子。 「ひっく・・・おがいさぁん・・・うぅう・・・」 次へ TOP
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悠-HARUKA-をお気に入りに追加 悠-HARUKA-のリンク #bf Amazon.co.jp ウィジェット 悠-HARUKA-の報道 福原遥さんがヒロインに決定!2022年度後期連続テレビ小説『舞いあがれ!』 - nhk.or.jp 美容クリニック「TCB東京中央美容外科 堺院」が移転リニューアル。駅から徒歩1分の好アクセスに加え、クリニック規模も拡大。より予約が取りやすくなりました。 - PR TIMES “忙しい日常にやさしいひと時を”茶ブランドとイラストレーターによるポップアップ『花茶詞展』を開催 - PR TIMES 道井悠✕BVDDHASTEP「MICHII HARUKA×BVDDHASTEP」初のフルアルバム「Howling」インタビュー│ランズベリー・アーサーさん、大森日雅さんらが参加したアルバムの制作秘話を聞く - アニメイトタイムズ 『スカーレットネクサス』PS5/PS4版の無料体験版が本日5/28配信。セト(声:高橋広樹)、コダマ(声:悠木碧)、ハルカ(声:黒沢ともよ)などのサブキャラ情報が公開 - ファミ通.com 【直撃 SNSで話題の美女】趣味は完全にオジサン? パチンコ好きのギャップ美女・道井悠【写真10点】 - マイナビニュース 松坂屋、創業410周年記念福袋で「キャンピングカー」抽選販売 - トラベル Watch 声優・道井悠×BVDDHASTEPによるユニットがフルアルバムを発売、ゲストボーカルにランズベリー・アーサーと大森日雅が参加 - 超! アニメディア 声優・道井悠参加の音楽ユニット「MICHII HARUKA×BVDDHASTEP」、12/30フルアルバム発売! ゲスト参戦のランズベリー・アーサー、大森日雅からコメントも到着!! | AKIBA S GATE - AKIBA s GATE 悠-HARUKA-とは 悠-HARUKA-の71%は度胸で出来ています。悠-HARUKA-の25%は海水で出来ています。悠-HARUKA-の4%は欲望で出来ています。 悠-HARUKA-@ウィキペディア 悠-HARUKA- Amazon.co.jp ウィジェット 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ 悠-HARUKA- このページについて このページは悠-HARUKA-のインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される悠-HARUKA-に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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前へ テーブルに並ぶ多数のジョッキをぼんやりと眺めていた。 まさか、これ割り勘じゃないよね・・・・ なぜ僕は居酒屋なんかにいるのだろう。未成年なのに。 周りの人たちはもうすでにかなり出来上がっていて、大声で話に没頭して盛り上がっている。 僕のことをすっかり忘れてるだろ、こいつら。 まぁ、その方が落ち着いていられるからいいけどさ。 だから僕はひとりウーロン茶を舐めながら、今からほんの数時間前のことを思い出していた。 * * * * 消失点。あの歌の最後のクライマックス。それは感動的な光景だった。 引き込まれるような雅さんの歌声。その時の会場の一体感。 何故か一人立ったままの謎の女性。まるでその人に向けて歌っているかのような雅さん。 ♪君が寂しいときにだけ 思い出すような 僕ならいらない 曲中なのに会場から拍手まで起きたその歌声を聴きながら、僕は涙を流しながら赤いサイリウムを振っていたんだ。 見ると周りの桃ヲタの人たちもみんな赤サイを振りながら泣いていた。 あの時が、桃ヲタの人達とついに完全なる一体感を憶えた瞬間だった。 こいつらもいい奴らなんだな、と思ったのだ。(だがそれは間違いだったと今は思う!!) 「消失点があんな展開になるとは、アンコール始まった時は夢にも思ってなかったな」 「今思えば、アンコール前の時間が異様に長かったし、きっと何かあったんだろうなあ。俺らには分からない何かが」 「一曲の間にあそこまでドラマが展開されるとは。語り継がれるぜ、あれは」 「赤サイ祭りよく間に合ったよな。会場のお客さん雰囲気最高」 「舞台監督さんのライトの演出も粋だったよな。会場の照明落としてくれて」 「あれ、よく対応してもらえたな。すごく嬉しかったよ。やった甲斐があったなあって」 「今日は衣装さんといい、スタッフの人がいい仕事してたなー。っていうかこのライブ、スタッフまで含めて一体感があったよな」 「あのとき客席で一人だけ立ったままでスポット当たってたあの人は誰なんだよ、情報班」 「あぁ、なんか雅ちゃんの関係者らしい。それ以上はちょっと。雅ちゃんのことにそれ以上は踏み込めないからね。りーちゃん怖いから」 「あの赤サイ祭りも後で怒られるんじゃないかと思ってずっとヒヤヒヤしてた。ライブの後にりーちゃん来たときは心臓がバクバク言ってたよ」 「隊長からねぎらいの言葉貰えたんだから、俺らとしてはもう言うこと無いね。」 「そういえばお前アンコール明けまでいなかったけど、どこ行ってたの」 「カタオモイのときモッシュで興奮して水を撒いたら、その場で係員らしい生徒さんに連れ出されてアンコール前までずっと説教されてた」 ジョッキ片手に語り合う桃ヲタどもの会話が耳に入ってくる。 もし消失点でライブが終わってしまったとしても、それでも十分だったかもしれない。 それぐらい、会場のボルテージは最高潮だった。 曲が終わったあとの「みやびコール」のときの会場の盛り上がり方は、それがこの日一番のクライマックスになるのかと思った。 この感動のシーン、終わりたくない一心で会場全員いつまでもコールをやめようとしなかった。いつまでも。 だが、ライブはここで終わりでは無かったのだ。 のちに、このライブが伝説と呼ばれるようになるのは、まさにこの流れが想像を遥かに超える熱狂を生み出したからだろう。 いつ終わるのかと思われたみやびコールは、桃子さんによって強制終了させられた。 桃子さんに諌められた客席にあって、その時の桃ヲタどもの狼狽ときたら、それはもう愉快だった。 すっかりみやびコールに夢中で桃子さんのことを放っておいてしまったことを心から悔いているようだった。 情けなさそうな顔で謝罪の言葉を桃子さんに叫んでいる。 土下座してるやつまでいる。お仕置き希望(?)みたいなことを口にしている奴もいて正直キモい。 雅さんの消失点が終わり、再びステージの最前線に桃子さんが戻ってきた。 そう、アンコールはこれで終わりではなかった。 それは興奮のフィナーレへの幕開けだったのだ。 「ロッタラの前のMCのももち面白かったな。たぶん台本に書いてなかったんだぜ、あの流れ」 「みんながBuono!ってやつねw あれは盛り上がったなw」 「彼女、面白い人だったなあ。思わず声援を送っちゃったよ」 「真野恵里菜。姉妹校の生徒会長。学業優秀。スポーツ万能。誰からも好かれるさっぱりとした性格。素晴らしい人だね」 「なんだ、もうそこまで情報集めてきたのかよ」 「おー。そういう人だったのか。なるほど。これからは真野ちゃんも要チェックだな」 真野ちゃんと呼ばれてた美人さんと桃子さんの面白やりとり、そのあとに登場したギターを抱えた女の子。それを見て目を疑った。 そこにいるのは何と、千聖お嬢様じゃないですか!! 「ロッタラでギター抱えて出てきた子、あの子かわいかったなあ。あの子は誰なんだよ、おい情報班!」 「それが・・・」 「それが?」 「あの子は誰なのか、それを調べようとしたんだ。そしたら、一人の生徒さんに言われた」 「何て?」 「世の中知らない方がいいこともあるんでしゅ。消されたくなかったら首を突っ込まないことでしゅよ、ってね」 「はぁ、何だそりゃ?」 「本当に怖かった。あの子はきっとアンタッチャブルな存在に違いない。世の中には俺らが知らない近づいてはいけない世界があるんだよ」 「小説の読みすぎだろw あんなかわいい子がそんな恐ろしい世界にいるわけがないw」 「おまえら直接言われてないから分からないんだよ。俺はこれ以上関わりたくない。あの怖さは尋常じゃなかった。本能的にヤバいと感じたから。お前らももう忘れた方がいい」 「そ、そうなのか・・・」 おじょじょ! そのお姿をここで拝見できるなんて! お嬢様、僕はここにいます! あ、興奮のあまり思わず緑サイで前の桃ヲタを叩いてしまった。まずい・・・ お嬢様はギターを担いでいる。ギターを演奏するのか。意外だ。 でも大丈夫、僕がついてますからね! 頑張れお嬢様!! でも、考えてみれば何て声援を送ればいいんだろう。おっじょーさまー!!かな。それとも、ちさとー!!って叫んでもいいんだろうか。 まわりからのピンクサイの反撃を受けながら、僕は精一杯緑サイを振っていた。 「オーラスが再びKiss!Kiss!Kiss!ってのは、なかなかいいセットリストの組み方だよな」 「盛り上がるしかない!って感じだよね」 「学園の生徒さんたちがステージ上に上がっての最後の大合唱」 「鳥肌モノだったよ、あれ」 「あのとき、なんであそこに突き進まなかった?」 「空気は読まないと(キリッ。あの場に男はいらないでしょ」 「それに、ああいう時は俺らみたいな声出しするのは後ろからの方がいいんだよ。声が全体に通るから」 「ああ、なるほどね」 「大サビのリピートするところ、やりきったね。充実感ハンパないから」 次々とステージに人があがって、もうステージ上はカオスだ。 そこには、あの人もしっかりといました。熊井ちゃん。 彼女がいることは遠目からでもすぐにわかったよ。 熊井ちゃんは置いといて、僕は一人の女の子を探していた。 今このステージの上に彼女はきっといると思ったのだ。なんの根拠もないけれど。 でも、僕のセンサーが反応しているのだ。絶対間違いない。 いた!! 見つけた。舞ちゃん!! それ以降、僕はもう舞ちゃんしか見ていなかった。 お友達の方々とはしゃぐ舞ちゃん。彼女のその楽しそうな笑顔、この大勢がいるステージでそこだけ後光が射している。 最後の最後で舞ちゃんの姿をステージ上に見ることまでできるとは。あぁこのライブ、最高のライブだ。 美しい思い出。その余韻に浸っていた。 そんなとき、桃ヲタがつぶやいた。 「今日の音源なんとかして手に入らないかなー」 「乞食乙」 「そうだけどさー、今日のライブは永久保存したいでしょ」 「会場録音なんか絶対無理だろ。開演前とかあんな怖そうな係員の生徒さん巡回してたんだから」 「いやいや、これ。もうあがってるよ」 そう言って、取り出したスマホの画面を指さす。 一人で行くBuono!学園祭ライブ 839 名前: りぃ◆Miyabi.Nbz 投稿日: P_9xxx5.mp3 pass:女神の4 「「「「「おおおお!!」」」」」 「「「「「さすがりーちゃん!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!!」」」」」 (2時間後) あぁ、早く帰りたい・・・・ 宴もたけなわ。すっかり出来上がった桃ヲタの連中。今はもうずっとひたすら桃子さんの話題。 ももちが・・・ももちの・・・いやももちは・・・やっぱりももち・・・さすがももち・・・ももちかわいい・・・ よくもまあ同じ話題を延々と続けられるもんだ。 「少年はももちのどこが好きなんだ?」 「え?桃子さん? 別にどこが好きとかは特に無いです」 「は? じゃあメンバーの中で一番好きな子は誰なんだよ」 愛理ちゃんを応援したけど、「好き」っていうのとはちょっと違うなあ。 僕がその言葉を使う対象はただ一人、それは舞ちゃんだけだ。 「こいつ、緑サイ持ってたじゃん。愛理ちゃんでしょ」 「そうなの? じゃあ、なんで今ここにいるわけ?」 それはこっちが聞きたいよ! お前ら、ホント一度○してやろうか。マジで。 「まあいいじゃないかあ! 俺達みんなおとももち。それでいいだろ。うはははは」 「そうそう。彼はまだド新参なんだから、優しくしてやれー」 「少年、今日これだけは覚えて帰れ。Buono!で一番好きな曲はって聞かれたら必ず“あいにーじゅー”って答えること」 「後で桃アタックも実演して見せてやるからな。楽しみにしとくよーに」 酔っ払いが・・・・ 上半身裸になって踊って店員さんに注意されてる奴まで出てくる始末。 こんな世界、お上品な学園の方々が見たら卒倒してしまうだろう。 アイドルの世界は華やかだけど、そのヲタの世界は全く華やかではないという、当たり前のことに気付いた夜になったのだ。 あぁ、早く帰りたい・・・・ 「だいたいだなぁ!ヒック。ステージにお嬢様が出てきてるってのに、お前ら頭が高いんだよふざけんな!わかってんのか、んあ?」 「一杯飲ませてみたらこうなっちゃったw」 次へ TOP