約 4,029 件
https://w.atwiki.jp/kokodakejujutsu/pages/20.html
ここだけ呪術関係者 CPまとめ コチラ ここだけ呪術関係者スレのカップリングまとめです 注意 ここには非公式のカップリングが含まれています ノーマル 綽貴藦人(無為転変使いの術師) 救零(万年四級) 無四・かがきゅう 石川紫苑(盗賊兼後の情報提供) 桜宮礼佳(伝書桜) 盗桜・しおれい 茅瀬遥(傀儡呪詛師) 露鐘眞尋(死体処理 ) 傀処・ちーまひ 禪院命(構築術師) 泰良光輝(天秤術師) 構天・みこみつ 土野明斗(泥団子術式) 綺斬夕里(指パッチン嬢) 泥嬢・めいゆり 坂野政(絵文字兼???) 濱浦音羽(縛り術師) 絵縛・まつおと 八幡龍之介(欲に塗れた銃持ち四級) 狐花紫(2000歳超えの激重狐娘) 狐銃・ゆかりゅう ヨウ(猫天与) 桜宮六月(飼い主) 猫月・ようむつ 焔陽介(炎の銃使い) 鳳雛雨夜(レインちゃん) 炎レイ・ほむレイ 無銘(思考可能呪具) 黒鉄芽衣(モブ補助監督) 能補助・くろむめ 学パロ 石川紫苑(3-B石川@礼佳の彼氏) 桜宮礼佳(桜の学生:3ーC) 盗桜・しおれい 坂野政(風紀の絵文字) 桜宮礼佳(桜の学生:3ーC) まつれい ヨウ(猫天陽) 桜宮礼佳(桜の学生:3ーC) ヨウれい ヨウ(猫天陽) 六月(飼い主 1-C) ヨウむつ 坂野翠(みどりです 1-A) 露峰まひろ(1年A組のまひろ) みどまひ 焔陽介(1-A 焔陽介) 鳳雛雨夜(Reinchan@3-B) 炎レイ 幻覚 ※書くだけ書いたものもあります。 ※御了承を。 焔陽介(炎の銃使い) 鹿座雲栞(水操の術師) 炎水・ほむかざ? 石川紫苑(盗賊兼後の情報提供) 桜宮凛々華(闇色の徒桜) 盗闇・しおりり 山茶城拓馬(呪霊キラー) 善上一恵(善人上層部) キラー上層部・さざいち 花崎一樹(仙台爆散の花崎) 桜宮朱音(縁断ち桜) 仙縁・はなあか 花崎一樹(仙台爆散の花崎) 柘(全部やる奴) 仙全・はなつげ 朔日隼人(賭け一級) 糸居志零(いとめぐり) 賭糸・さくいと 朔日隼人(賭け一級) 金盞游氷(氷凝奢られ屋) 賭薬・さくゆう 関連SS オリキャラCPSSまとめ ネームドCPまとめ + 幻覚含めて 言及されたもの(と思われるもの) 綽貴藦人(無為転変使いの術師) かがきゅう(無四) 亜麻更紗(動物達の友達) あまみず(動号)、にしあま(錦動)、れんあま(蓮動)、あまれん(動蓮) 石川紫苑(盗賊兼後の情報提供) しおれい(盗桜)、しおまつ(盗絵)、しおよう(盗猫)、しおりり(盗凛)、しおゆか(盗狐) 伊集院春秋(エセチャイナ術師) 特に無し 泉明寿(超生存特化術師) 特に無し 糸居志零(いとめぐり) いとさく(いと賭け)、れいれい(いと餓者)、いといち(いと善) 梅花椿(梅花椿) つばいち(椿善) 大葉透浮(「も」な人) とういと(「も」いと)、とうゆか(狐「も」) 恐神零士(餓者髑髏) れいさく(賭け餓者)、れいれい(餓者いと) 鹿座雲栞(水操の術師) かざほむ(水炎) 加茂愛人(3000倍術師) 特に無し 綺斬夕里(指パッチン嬢) ゆりめい(嬢泥) 狐花紫(激重狐娘) ゆかいち(紫一)、ゆかじゅう(狐銃)、ゆかしお(狐盗) 救零(万年四級) きゅうかが(無四)、きゅうさく(四賭) 金盞游氷(氷凝奢られ屋) ゆうさく(薬賭け) 黒鉄芽衣(モブ補助監督) くろむめ(補助無銘) 恒河沙天外(呪具師兼呪詛師) てんきよ(呪具清) 坂野政(絵文字兼処刑人) まつおと(絵縛)、まつしお(絵盗)、まつきく(絵菊)、まつめぐ(絵廻) 朔日隼人(賭け一級) さくいと(賭けいと)、さくれい(賭け餓者)、さくゆう(賭け薬) 桜宮礼佳(伝書桜) れいしお(桜盗)、れいゆり(桜嬢)、れいゆか(桜狐)、れいりり(桜凛)、れいよう(桜猫) 山茶城拓馬(呪霊キラー) さざいち(キラー善人) 禪院命(構築術師) みこみつ(構天) 善上一恵(善人上層部) いちいと(善いと)、いちさざ(善人キラー)、いちつば(善椿) 泰良光輝(天秤術師) みつみこ(天構)、みついつ(光伊) 田代夏樹(メントスニキ) なつはる(メン傀)、なつまひ(メン処)、なつやぐ(メン幻) 築森和也(全員救いたい呪具クラフター) 特に無し 茅瀬遥(傀儡呪詛師) ちーまひ(傀処)、はるなつ(傀メン)、ちーみど(傀みど) 柘(全部やる奴) つげはな(全仙) 土野明斗(泥団子術式のワイ) めいゆり(泥嬢) 露鐘眞尋(死体処理専門の二級術師) まひちー(処傀)、まひなつ(処メン)、まひいと(処いと) 冬河勝(夏油様術式持ち) 昼ドラ関係なのでちょっと省略。 花崎一樹(仙台爆散の花崎) はなつげ(仙全)、かずあか(仙朱) 濱浦音羽(縛り術師) おとまつ(縛絵) 双風翼(二択術師) 特に無し 鳳雛雨夜(レインちゃん) レイほむ(レイ炎) 穂村冬嗣(御三家下僕) 特に無し 焔陽介(炎の銃使い) ほむレイ(炎レイ)、ほむいと(炎いと)、ほむかざ(炎水) 水谷涙(号泣術師) みずあま(号動) 無銘(思考可能呪具) むめくろ(無銘補助) 矢車彼方(幻覚術師) やぐなつ(幻メン) 結城熱(後処理) 特に無し ヨウ(猫天与) ようしお(猫盗)、ようむつ(猫飼い)、ようれい(猫桜) 関連? 関係性と共通点
https://w.atwiki.jp/tc_z/pages/99.html
凄い久しぶりに覗いたら・・・半年近くかきこみなし~ -- (陽介) 2008-06-05 02 03 19
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8659.html
前ページゼロのペルソナ 正当なる虚無の担い手であるジョゼフの死、つまり完二たちがこの世界での役目を終えたということに他ならなかった。 ハルケギニアを訪れて、契約者との接吻から鋭い痛みを伴って刻まれたルーンは彼らの胸から消えてなくなっていた。 消えた印と開かれている扉。異世界から呼び出された使い魔たちは仲間たちと共に彼らの世界に帰るべきなのだろう。 実際にルーンが消えた今、完二も陽介もそしてクマも強い郷愁の念に駆られていた。 使い魔のルーンは主への忠誠のために過去いた場所への思い出などの感情を弱める働きをする。だから彼らは今、自分たちの世界へ強く惹かれている。 そうだというのに完二たちは銀色の扉をくぐることをためらった。 このまま扉をくぐってしまえば二度とこの世界を見ることはできない、ハルケギニアで出会った人々と、旅をしてきた仲間たちと二度と会えないという事実が彼らの決断を鈍らせている。 名残惜しそうにしている完二、陽介、クマを送り出したのは彼らのリーダーであった少年だ。彼は別れの挨拶の大切さをよく知っている。 「悪いな、相棒」 「スンマセン!恩に斬るッス!」 世界の力を持つ彼はワールド・ドアを維持することを約束すると完二と陽介はそれぞれルイズとタバサと共にアーハンブラ城へと戻っていった。 赤いカーディガンを羽織った長髪の少女――雪子はぽつりと言った。 「ねえ、巽くんや花村くんの挨拶しておきたい人ってどんな人かな」 「さあ」 流すように答えた口には薄い笑いが浮かんでいた。 ところで、と始めたのは直斗であった。 「クマくんはどうしてここにいるんですか?」 「ギクッ」 クマは会話に入ろうともせずに存在感を消すように立っていたのだが、いかんせんよく目立つキグルミ姿でそれは無理があった。 千枝とりせ、雪子は言っちゃったという顔をする。 「それは言っちゃダメだよ、直斗くん」 「そうそう」 「クマくん一人ぼっちなんだから」 雪子がそう言ったときクマは傷ついたのか「グサッ」とわざわざ口で言った。 実際、彼女らの言葉を間違いだと否定しきれないのがクマにはつらいところだった。 完二はシエスタ、陽介はイザベラに別れを言いに行っているのにクマには言うような相手がアーハンブラ城にはいないのだ。 「しどいクマ……いいもん!クマにはキュルケチャンがいるから!」 クマはキュルケに抱きついた。彼女は苦笑しながらよしよしとその頭をなでる。 クマはしばし撫でてもらい気持ちよさそうにしていた。しかし表情を曇らせてポツリと呟いた。 「でも……こうするのも最後なんだ……。使い魔のシルシも消えちゃったし……」 クマの言葉を聞いてクマを撫でるキュルケの手が止まる。そのまま数瞬の時が流れてからキュルケはその手でクマを押すようについた。 「あいて」 クマはその丸い体でボールのようにすってんころりんと倒れてしまう。 「な、ナニするんですかーキュルケチャン!あー、起き上がれないクマ!」 「あなたがらしくもなく、さみしそうにするのが悪いのよ」 「でもでも……」 ほら、と言ってキュルケは両手を伸ばしてクマの手をとった。少女の手を借りてクマは立ち上がった。 「例えルーンが消えてもあなたとわたしが過ごした時は消えないし、たとえ別々の世界にいてもわたしたちの関係は変わらないわ」 クマは上目づかいに不安といくらかの期待を込めながら尋ねた。 「わたしたちの関係ってナンですか……?」 「使い魔とご主人さま」 ガックリとクマは肩を落とす。もっと色気のある答えを期待していたのだが、それが打ち砕かれたと消沈する。 「クマ使い魔止まりですか……オ?」 クマの頬にキュルケの手が添えられる。そしてキュルケは唇をクマに重ね合わせた。 それを見たギャラリーたちは驚き、言葉にならない声を出す。 唇を離した後もボケっとしていたクマにキュルケが言った。 「わたしの大切な使い魔……それじゃ不満かしら?」 クマははっと気を取り戻した。 「と、とんでもないです!な、なんてゆーかうふふふふ」 クマは喋っている途中に先ほどの幸福を思い出す。 キュルケもふふっと笑う。それはとても魅力的で優しい笑みだった。 クマの胸に痛みと共にルーンが刻まれることはない。 代わりに彼の胸には確かな絆と幸福感があった。 アーハンブラ城のある一室。一つの机を三人が取り囲んでいた。 「そう……父上が……」 陽介とタバサから事の顛末を聞かされたイザベラは呟いた。 「なんとなくそうなるんじゃないかって思ってたんだ……」 「イザベラ……」 陽介はイザベラが落ち込んでいないかと心配する。たとえあのジョゼフといえでイザベラにとってはたった一人の父親だったのだ。 「大丈夫だよ、ショックだけどわたしにはタバサやおばさまがいるから。家族がいるから」 そう言ってイザベラは心配する陽介に少し笑ってみせた。疲れたようであるが決して作り笑いではない。 「でもヨースケまでいなくなっちゃうのは寂しいわ……」 「いきなりで悪りいな」 イザベラはゆっくりと首を振った。 「仕方ないよ。あんたは別の世界から来たんだろう?」 「信じてくれてたんだ?」 「信じるって言ったじゃない」 イザベラは苦笑し、陽介はそうだけど、と口ごもり気味に答えた。 「こっちに残る気はないのかい?あんたがその気なら女王の側近になれるよ?」 イザベラは陽介に残留の意思を尋ねた。 彼が望むならばガリア国の重鎮としての地位も用意できるうえ、彼はこの世界の救世主なのだ。 その気があればあらゆる富も名声も手に入れられるだろう。 「それ、すっげえ魅力的だな。元の世界に戻ったらそんなエラくなれるチャンスはねーな」 でも、と陽介は続ける。 「俺んちはただのスーパーのチェーン店……ってわかんねーか。 親父が大きな店の支店長くらいで、俺の住んでたのは何もないのがいいところみたいな田舎なんだ。 そりゃもうビックリするくらい田舎でな。でもな……俺はそんな町が大好きなんだ。 昔はキライだったんだけどな。今は早くあの町に帰りたくて仕方がねー」 陽介の胸の中には望郷の念が強くうずいていた。ルーンが消えたことにより彼は今までないほど故郷に恋焦がれている。 陽介は隣に座っているタバサに顔を向ける。彼女はイザベラに説明を終えてから黙ってうつむいたままになっていた。 「なんていうか……だから悪いなタバサ。俺帰らなきゃいけねーんだ。本当はもっと一緒にいてやりてーんだけど……」 タバサが顔を上げたとき陽介は続けるはずの言葉を失った。対面に座っているイザベラも目を点にしている。 彼らは信じられないものを見たようにタバサの顔を見つめていた。 タバサの顔に浮かんでいるもの、それは笑顔であった。歳相応の屈託のない笑顔のままタバサは喋り続ける。 「心配しないで、ヨースケ。あなたにいっぱい勇気をもらったから。 お母様もイザベラもいるから大丈夫。全部あなたのおかげ。それにわたし…笑えるようになったから」 陽介は驚愕から意識を取り戻し、そっかと呟いた。 「なら安心だな」 うんとタバサは頷く。 「あと、やっぱ笑った方が全然かわいいと思うぜ」 タバサは笑ったままだったが少し頬の朱が強くなる。 「なんだったら昔みたいに髪長くしたらどう?」 イザベラがタバサに提案した。陽介もそれはいいんじゃないかと同調するとタバサも少し思案顔をした。 2人が言うならばそれも悪くないと思っている。 使い魔のルーンが消えても陽介がこの世界に来てからタバサや出会った人々との間に築いた絆は変わらない。 完二はルイズが手綱を取ったペガサスで城に戻ってきてからシエスタを探して歩いていた。 どこにいるかはわからないので、メイドがいそうなところを探す。とりあえずは食堂に向かう。 そして食堂に着くまでの道のりでもう一振り挨拶をしておくモノに語りかける。 「おい、デルフ」 「なんでえ相棒」 完二の肩にかけられた剣がカチャカチャと答える。 「いや、ベツになんかあるってワケじゃねーけどよ。オマエともこれで最後なんだな」 「そうだなぁ……」 一人と一振りの間に沈黙が流れる。沈黙を破ったのは完二だ。 「これからどうすんだ?」 「どーすっかなぁ。もう役目は終わっちまったし。 もしかしてお前さんからルーンが消えたみたいに俺の意識も消えるんじゃねーかと思ったけど、んなこたあねーみてーだな」 デルフリンガーはぼんやりとしたように言った。 そんなデルフに完二は歩みを止めないまま喋った。 「役目が終わったつーならもう自由っつーことだろ?ならデルフがこれから自分で決めればいいんじゃねーのか」 「おっ、カンジにしてはなかなか気の利いたこと言うじゃねーか」 「オレにしてはってなんだ!してはって!」 「でもなあ…ま、とりあえずは嬢ちゃんちにでも居るとするさ」 「いいのかよ?」 「でーじょーぶだろ。始祖が作った剣だから聖剣なんて呼ばれて手入れだってちゃんとしてくれるかもな」 「んだそりゃ……」 完二は呆れた風だった。 「ま、6000年も待ったんだ。しばらく考えさせてもらうさ」 デルフリンガーとの会話が一段落ついたとき、完二は廊下でばったりとシエスタに会った。 シエスタは驚いたように完二を見つめていた。 完二も心の準備が出来ていなかったため驚いていた。 「シ、シエスタ…よ、よう……?」 完二の気の利かない挨拶を無視するようにシエスタは跳びつくように抱きついてきた。完二は顔を真っ赤にしてさらに慌てる。 「お、おお!?」 「戦いがあったって……ずっと前で戦っている人たちがいるって聞いて……カンジさんたちだと思って……無事で本当によかった……」 シエスタは完二の胸に顔を押し付けるように泣いていた。自分がどれほど心配をかけたかに気付いて胸が痛くなった。 「悪りい……。心配かけたみてえだな」 シエスタは首をぶんぶんと振った。 そして少しの時間の間、シエスタは顔を押し付けたままだった。それからシエスタは顔を完二の胸からはがした。 目が赤くなっていて、目からあごまでのラインが濡れていた。 非常に心配されていることがわかり、完二はそもそもシエスタに会いに来た理由を言い出しづらくなる。 だが言わないわけにはいかない。 「シエスタ、実はオレ帰るんだ」 「えっ?」 シエスタは疑問符を浮かべた。 「信じらんねーと思うけど、オレはもともと別の世界に住んでて、今から帰らねーといけねーんだ。たぶんもう会えねえ」 稚拙な説明だと自分でも思ったが、自分の言葉で説明しないといけないと完二は思った。 信用されるとは思っていなかったが、信用して欲しい。 「わかりました」 完二の予想に反し、シエスタは完二の期待通り信用してくれた。 あまりにもすんなりと信じてくれたため完二が戸惑ってしまう。 「んな、簡単に……」 「なんとなくカンジさんが普通じゃないって感じてて、別の世界から来たといわれた納得しちゃいました」 えへへと笑う。それから彼女はじっと完二を見た。 「そっか……。 んじゃあマルトーのおっさんや他のやつらにもヨロシク言っといてくれ。メシ美味かった、あんがとさんってな」 「はい、わかりました。その前に」 シエスタは完二に近寄って仰ぎ見る。 「高いな……カンジさんちょっとしゃがんでください」 「はっ?なんでだよ?」 「いいからいいから」 結局彼女に言われるままにカンジは膝を折る。 「目をつぶってください」 「ん?おお……」 よくわからないまま完二は目をつぶった。 それから完二の頬に何か柔らかいモノが触れる。 すぐにはそれが何かわからなかったが、直感的に悟り身を引きながら目を開ける。 先ほどまで完二の顔の近くにシエスタの顔があった。目をつぶる前よりもずっと近づいている。 彼女の顔はいくらか赤くなっていたが、完二の顔はそれよりもはるかに真っ赤だった。 「お、オマエ!ナニしたんだ!?」 シエスタは笑って答えた。 「諦めるために必要なことですよ」 「あ、諦めるって何をだ!?」 「もう、そんなこと女の子に言わせないで下さい」 それからシエスタは唇に指を当て、上目遣いに完二に言った。 「砂と汗の味でした……」 完二は口をパクパクとさせる。完二の代わりに彼の肩から掛けられた剣が笑い声を上げる。 「相棒、言われてんぞ!」 完二はシエスタに何も言えず、「るっせ!」と剣にだけ抗議した。 デルフリンガーはげらげらと笑い、シエスタもクスクスと笑っていた。 完二とシエスタは二人並んでアーハンブラ城の廊下を歩いていた。 シエスタが見送りをしたいと言ったからとりあえず馬を借りに行こうとしているのだ。 完二は先ほどの出来事が忘れられずに歩く姿さえぎこちなく顔も幾分赤いままだったが、シエスタはというと澄ましたものだった。 完二はその様子に、女という生き物の恐ろしさを感じずにはいられなかった。 とはいえ不快感を伴うものではなく、敵わないという思いになるものだったが。 なんとなくお互い喋らずに歩いているとちょうど反対側から誰かが歩いてきた。 長いピンク色の髪を歩調と同じリズムで揺らしているその姿はルイズであった。 ルイズと完二たちは互いに2歩か3歩ほどの距離をとって止まった。 ルイズは何かいいたげにモジモジとしている。何かを隠し持っているのか両手は背中に回されていた。 シエスタはその様子を見て何かを察したのか「お先に行かせてもらいます」と断りを入れてその場を離れていった。 シエスタがルイズにもあいさつをしていったあと、まだしばらくルイズは何かを躊躇していたが覚悟を決めた顔になり完二に歩み寄ってきた。 「これ、受け取りなさい!」 背に隠していたものを完二に突き出した。完二は言われたとおりに受け取って。そしてしげしげと見る。 「コイツぁ……」 それはあみぐるみだった。ぱっと見ではわからなかったが、ライオンであるようだ。 「最近なんかやってると思ったらこんなもん作ってたのか……」 既成品ではなく手作りであることは間違いなかった。 反対側の足の長さが不ぞろいであったり、中につめている綿の見えているところもある。 最近夜な夜な何かをしていると思っていたがこれを作っていたようだ。 「そうよ、悪い?」 なぜかルイズは唇を尖らせながら言う。 「いや、悪かねえよ。むしろコイツはイイと思うぜ、オレは」 そう言うとルイズの顔はパッと明るいものになる。 「えっ!ほ、本当……?」 「ウソなんて言わねえよ」 完二は手に持ったあみぐるみをしげしげと眺める。 たしかにバランスも悪いし、不出来なところも目に付くが、短い4本足と黄色い顔にこげ茶色の輪がついたその姿はどう見てもライオンであった。 ほんの一月前――いやそれより短かったか――ルイズは毛糸の塊を生産する以外できないような技術だったのだ。 目を見張る成長としかいいようがない。 「と、当然よ!このわたしが作ったんだから」 ルイズは腰に手を当てて胸をそる。威厳を出そうとしているようだが、顔はゆるみきり上機嫌であることは完二にも分かった。 それほど上機嫌なので、じゃあ前に作ったのはナンだよ。と質問するのはやめておくことにした。 ルイズは小さな胸をそらすのをやめて目を伏せがちに言った。 「あみぐるみを頑張って作ってたのも、なんかね……アンタがこうやって帰るってわかってたからなの」 完二はルイズの告白にキョトンとする。 「わかってたっつーと今日戦いが起こるってこととかもか?」 当然の質問だが、それにはルイズは静かに首を振る。 「本当になんとなく、あんたが近いうちにいなくなる……そう思ったの。わたしが虚無の使い手だからかしらね」 かもな。と完二は答える。 確かに近いうちに帰るとわかっていないと徹夜してまであみぐるみを作ったりしないだろう。 それにしても……と完二に別の疑問がわいてきた。 「どーしてあみぐるみなんだ?」 ルイズはもともと編み物は大の苦手であったはずだ。わざわざ苦手な贈り物をすることはないだろう。 もっともルイズが得意なものと言ったら乗馬くらいしか思い浮かばないが。 完二の素朴な質問にルイズは得意げな笑みを浮かべた。 「わたしが成長したってあんたに見せ付けるためよ。 魔法が使えるようになったってだけじゃない。あんたが来てからわたしは成長したつもりよ」 ルイズは完二の手にあるライオンのあみぐるみを撫でた。 「つまりこれがわたしの成長の証」 ルイズは自分によって作られたあみぐるみを愛おしそうに見つめた。 完二はルイズの言葉に強く共感した。いや共感以上であった。 以前渡したあみぐるみからルイズも自分にあみぐるみを作ろうとしただのだろうが、 彼も昔、成長したときにルイズだけでなく大切な人に自分の作ったあみぐるみを渡したことがあった。 自分を認めてくれて、何より自分に自分を認めさせてくれた大切な先輩で、大切な仲間。 ルイズにとって、自分がその人のような存在になれていると思うと完二は嬉しいと同時に少し照れくさかった。 完二は頬をぽりぽりとかいた。 「そだな……すんげー成長したぜ。最初に会った時はウルセーうえに、口だけだったしな」 「言い過ぎよ、このバカ」 ルイズは唇を尖らせて完二をたしなめる。ただその口調は柔らかい。 「本当はみんなでラグドリン湖に行けたらよかったんだけど」 グラン・トロワ宮殿の噴水の前で6人で交わした水の精霊に会いに行こうという約束は果たせない。 ただ、それが心残りであった。完二も忘れてはおらず、申し訳なさそうな顔を浮かべる。 「悪りぃな……」 「ううん」 ルイズは小さく首を振って謝ることはないと示す。 それから彼女は完二の目を見た。 「わたしは成長したから心配なんてしなくてもいいわよ。あんたがいなくなってもわたしは大丈夫だから」 強い言葉と強い意思、そして何よりも2人を繋ぐ強い絆を感じる。 どうやら完二が元の世界に帰るとき、心配しないように勇気付けてくれているようだ。 完二ははっと笑った。 「スゲー成長したっつっただろ。最初っから心配なんかしてねーよ」 ルイズは強くなった。強力な魔法が使えるようになったというだけではない。 彼女の心は強く成長している。完二はとっくにルイズのことを認めていた。 だが彼の想像とは違いなぜかルイズは不機嫌そうに頬を膨らませた。 「心配しなさいよ」 「はあ?心配すんなっつったのはテメーだろ?」 「それとこれとは別よ。使い魔はご主人さまの身を案じるものよ」 ルイズは指を立てて胸をそらしながら言った。 完二はタメ息をついた。 「意味わかんねーし、オメーまだオレを使い魔扱いしてんのかよ?」 「ルーンがなくなったからって使い魔じゃないと思ってるの? いい?そんなのがなくたってあんたはずーーっとわたしの使い魔なんだから」 やっぱり成長してねーんじゃ……。 と呆れたような気分が完二の頭の中に沸き起こる。しかしルイズの表情を見て完二は言葉につまる。 「わたしの使い魔なんだから特別よ。 たとえルーンがなくなっても別の世界に行ってもわたしたちの関係は変わったりしないんだから」 それは完二もはっとするような笑顔だった。 アーハンブラ城の東、ルイズたちが戦ったところに全員が集まっていた。シエスタとイザベラもいる。 完二たちの元いた世界たちの仲間はすでに扉をくぐっており、残っているのは完二たち3人以外ではワールド・ドアを開いている少年だけだった。 もう完二たちは世界扉を通って帰らなければならないのだ。 去っていく彼らに最後の別れの先頭を切ったのはシエスタだった。 「みなさんと過ごした日々は本当に楽しかったです。どうかご元気で」 そしてその胸に抱かれている剣もがちゃがちゃ音を立てて喋った。 「6000年の中で一番退屈しない一ヶ月だったぜ。元気でな」 次にアンリエッタ。 「あなたがたには感謝しなければいけないことがあります。 この世界のこともですが、わたし自身のことも。あなたがたがいなければ今のわたしはなかったでしょうから。 心から感謝しています」 そしてイザベラ。 「あんたたちがいなければきっとわたしは贅沢してバカしてただけだったんだろうね。 昔のわたしならそれでよかったと思ったのかもしれないけど、わたしは今がすごく好きだよ」 従姉にトンと背中を押されてタバサが喋り始める。 「わたしも今がすごく好きだから。みんなのおかげ。絶対に忘れない」 親友が話し終わってからキュルケが続く。 「あなたたちとの毎日はすごく楽しかったわ。忘れろなんて言われても忘れられないくらいにね」 最後にルイズ。 「わたしたちは仲間よ。絶対に忘れちゃダメなんだからね!」 完二たちは当然だというように答えた。 「当たり前だろ」 「クマ、ぜったい忘れない」 「忘れたくても密度濃すぎっから」 彼らは仲間なのだ。強い絆でつながれている。彼らの誰一人忘れることはないという強い確信があった。 灰色の髪をした少年が最後に確認する。 「もういいか」 みながこくりと頷いた。もう伝え残したことはない。 そしてこの世界で一ヶ月以上を過ごした完二、陽介、クマが順に扉を通っていった。 「ワルくなかったぜ、じゃーな」 「みんな元気でな」 「別の世界にいっても仲間クマ」 もう背中は押されたのだ。戸惑うことはない。 彼らは彼女たちとの絆を、笑顔を信じている 彼らは波打つ銀色の扉を通り、そして最後に扉をルイズと共に維持していた少年が通るとワールド・ドアこの世界から消えてしまった。 あとにはこの世界の住人だけが残された。 「行っちゃったわね……」 キュルケがポツリと言った。 「大丈夫」 タバサは確信を持ってそう言った。 「そうよ、大丈夫よ」 ルイズもわかっていた。それはキュルケも同様だった。 ハルケギニアは新しい局面を迎えた。 エルフの土地に隣接していた三種の魔物たちは姿を消し、東との強い交流が生まれるだろう。 そしてそれはエルフにとって人間たちとの戦いの後患がなくなったということでもある。 今、始祖の時代から存在した4つの血筋のうち二つは絶えて、4つの指輪は3つが正当な虚無の担い手と共に消滅し、始祖の使い魔も世界から姿を消した。 だがルイズたちに不安はなかった。 彼女たちの頼りになる使い魔たちはすでに自分たちの世界に帰ったが、彼女らと彼らとの間には印よりも言葉よりも確かな絆がある。 そしてそれはきっとこれからも彼女たちの行く先を示してくれるだろう。 こうして異世界の少女たちと少年たちの旅は完結する。 しかしたどり着いた彼女たちの新しい世界で、帰り着いた彼らの世界で人生は続いていく。 旅は終わらない。 前ページゼロのペルソナ
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/19269.html
草案 登場人物 ガブリアス 江島陽介 使い手のシロナは考古学者なので。 ソーナノ 江島光 -- (ユリス) 2024-08-04 17 27 14
https://w.atwiki.jp/kageyamatsujilab/pages/23.html
伊藤陽介 -専門分野 卒業論文: 修士論文: -経歴 2006年 東京大学卒業 2008年 東京大学大学院技術経営戦略学専攻修士課程修了(工学修士)
https://w.atwiki.jp/daydawn/pages/210.html
[部分編集] セッション日時 GM 参加者 セッション概要 ログファイル 1/3 ピャー 立花与一・露木綾・柊雪華・アイリャ=マニュ=マニュ・結城定敬 ログ 1/3 ばいす 夙川奈緒・フランメ・アウデンリート・宿曜千里・陸郷庵路・マリア・ソーンベルク=ルー・東宮陽介 ログ 1/4 梅酒 青砥鶍・露木綾・砥部鯉清・フランメ・アウデンリート・立花与一東宮陽介・宮永空路・宝蔵寺朱鷺・夙川奈緒・天土鋭斗陸郷庵路・ノーマ・ロックハート ログ・ログ2 1/5 そま 夙川奈緒・露木綾・立花与一・マリア・ソーンベルク=ルー・宮永空路・東宮陽介 ログ途中から ログ 1/6 うみゃ 立花与一・露木綾・陸郷庵路・宮永空路・フランメ・アウデンリート ログ 1/7 梅酒 夙川奈緒・宮永空路・青砥鶍・マリア・ソーンベルク=ルー・宝蔵寺朱鷺 蜂退治 1/7 そま 陸郷庵路・露木綾・ノーマ・ロックハート・立花与一・蘆屋道明 ログ 1/8 ばいす フランメ・アウデンリート・ノーマ・ロックハート・柊雪華・ピクセル・レゴルス=ミーム・砥部鯉清 演劇部セッション ログ 1/8 メイト マ・オウ=エンゲージ・宿曜千里・闇野トオル・アイリャ=マニュ=マニュ・石丸雷吾 ログ途中から ログ 1/9 21 00 はきの 闇野トオル・露木綾・宝蔵寺朱鷺・マリア・ソーンベルク=ルー・結城定敬 クマーセッションクマー! ログ 1/10 梅酒 闇野トオル・ピクセル・レゴルス=ミーム・青砥鶍・マリア・ソーンベルク=ルー・籠池麗 スライム屋敷 1/10 そま 宝蔵寺朱鷺・ピクセル・レゴルス=ミーム・砥部鯉清・夙川奈緒・ジェリオ・カッチーニ メイド! 1/10 ピャー 天土鋭斗・結城定敬・マ・オウ=エンゲージ・パンドラ・ストラクス・狼谷響平 霧裂きジャック ログ・ログ2 1/11 21 00 はきの 青砥鶍・露木綾・砥部鯉清・マリア・ソーンベルク=ルー・立花与一柊雪華・宮永空路・マ・オウ=エンゲージ・ピクセル・レゴルス=ミーム・天土鋭斗陸郷庵路・ノーマ・ロックハート 12人温泉セッション ログ 1/12 梅酒 闇野トオル・ノーマ・ロックハート・青砥鶍・パンドラ・ストラクス・天土鋭斗 寄生虫 1/12 ピャー 青砥鶍・ピクセル・レゴルス=ミーム・宝蔵寺朱鷺・宮永空路・パンドラ・ストラクス・闇野トオル・マリア・ソーンベルク=ルー・フランメ・アウデンリート シンドゥーリアセッション ログ 1/13 21 00 ピャー 柊雪華・立花与一・露木綾・陸郷庵路・青砥鶍・ピクセル・レゴルス=ミーム・宝蔵寺朱鷺・宮永空路・パンドラ・ストラクス・闇野トオル・マリア・ソーンベルク=ルー・フランメ・アウデンリート・夙川奈緒・ジェリオ・カッチーニ 夏場の無人島 ログ 1/16 21 00 ばいす ノーマ・ロックハート・マ・オウ=エンゲージ・宮永空路・フランメ・アウデンリート・夙川奈緒 草刈り ログ 1/18 21 00 フラー 青砥鶍・園村秋涼・夙川奈緒・パンドラ・ストラクス・八坂宗吾 ログ 1/19 21 00 ばいす マ・オウ=エンゲージ・夙川奈緒・マリア・ソーンベルク=ルー・天土鋭斗・園村秋涼 ゴブリン対峙 ログ 1/20 21 00 梅酒 夙川、マリア、ピクセル、石丸、トオル、砥部、イスカ ログ 1/24 21 00 ピャー トオル、朱鷺、アンジ、アキラ、イスカ ログ 1/25 21 00 音餅 アキラ、夙川、宮永、エイト、イスカ ログ 1/30 20 30 鶴 夙川、トオル、イスカ、鉄拳 ログ 1/31 20 00 フラー ジェリオ・カッチーニ、天土鋭斗、フランメ・アウデンリート、ハンナ・I・アンティカイネン、宝蔵寺朱鷺 ケーキの異界探索 ログ 2/13 21 00 鶴 奈緒、雷吾、申鳩、朱鷺、ジェリオ、鉄拳 ログ 参加回数まとめ ※1/13まで サブキャラで参加した記録は、同じPLの項目にまとめて下さい。 CN PL 回数 立花与一 不人気 7 露木綾 Ken 8 柊雪華 うみゃ 5 結城定敬 フラー 3 夙川奈緒 桑畑 6 アイリャ=マニュ=マニュ はきの 2 フランメ・アウデンリート そま 6 東宮陽介 ゼットン 3 ピクセル・レゴルス=ミーム 6 宿曜千里 ゴン 2 陸郷庵路 もいもい 6 マリア・ソーンベルク=ルー リリ夫 8 マ・オウ=エンゲージ 梅酒 4 青砥鶍 ばいす 7 蘆屋道明 空木 1 砥部鯉清 カラスネコ 5 ノーマ・ロックハート ピャー 5 宮永空路 水橋 7 宝蔵寺朱鷺 メイト 5 天土鋭斗 灰人 4 狼谷響平 ろこ 1 ジェリオ・カッチーニ プースカ 2 パンドラ・ストラクス 音餅 4 闇野トオル 黒紅 6 石丸雷吾 あたろう 1 籠池麗 lion 1 園村秋涼 鶴 八坂宗吾 鶯宿
https://w.atwiki.jp/miyabi733/pages/117.html
鳴上 悠 花村 陽介 里中 千枝 天城 雪子 巽 完二 久慈川 りせ . . . . 白鐘 直斗 クマ . . . .
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou/pages/106.html
全てを呑み込んで熱を帯びていく(後編) こちらを挑発するかのような言葉とともに、これまで防御と回避に徹していたアレックスが反撃を開始した。 「ハッ!全然攻撃してこねえから、ただの木偶かと思ったぜ!」 不敵な笑みを浮かべ、挑発を返してアレックスを迎撃するアーチャーだったが、その余裕はすぐに崩れ去ることになった。 アレックスはアーチャーの予想を大きく上回る速さで金属を纏った拳を叩きつけてきた。 無論、アーチャーも全身の血液を筋力と敏捷の向上に回し、同じく徒手空拳で応戦するのだが、その悉くが躱され、いなされる。逆に、アレックスの攻撃は面白いようにアーチャーを打ちのめす。それは最早、戦闘ではなくアレックスによる一方的な蹂躙となっていた。 単純なステータスだけならば両者の間にさほど決定的な差はない。むしろ、パワーだけなら宝具「化外の心臓」によるステータス向上と、蛮勇のスキルによる格闘ダメージの向上があるアーチャーに分があるといえた。 しかし、幼くしてARMSを移植され、戦闘者として、軍人として過酷な鍛錬に耐えてきたアレックスにはそのパワーの差を補って余りある技量があり、元々が極めて身体能力が高いだけの人造人間であるアーチャーにはそれが決定的に欠けていた。 それに加え、ジライヤの補助スキル“マハスクカジャ”による援護によって、今のアレックスは全サーヴァント中でもトップクラスの敏捷値を誇っている。対して、宝具によるステータスの底上げができるとはいえ、元の敏捷値がCランクでしかないアーチャーではそのスピードに追いすがることができない。 「オラァッ!!」 アーチャーの渾身の拳を、アレックスは軽く受け流し、カウンターの一撃をアーチャーの鳩尾に叩き込み、数十メートル以上吹き飛ばした。 「ご……ぁ……!」 アーチャーはどうにか起き上がろうとするが、急所に受けたダメージが祟り、倒れ伏したまま動けずにいた。 「雑な攻撃だな。その程度で貴様らは勝ち抜けるつもりか?」 僅か一分ほどの攻防。それだけでアーチャーは消滅寸前まで痛めつけられていた。 とはいえ、仮にアーチャーにアレックスと渡り合うだけの技量があったとしても、結果は何ひとつ変わらなかっただろう。 アレックスには常軌を逸した再生能力がある。無論、アーチャーもサーヴァントとしての基本的な再生能力は備えているが、戦闘中に瞬時に回復できるほどではない。結果、ダメージが蓄積していくアーチャーに対して、即座に回復できるアレックスという構図が出来上がる。 神秘がそれを超える神秘によって無効化されるように、19世紀の科学の結晶である人造人間のジョン・ドゥは、より進んだ科学の結晶であるアレックスによって打ち倒される。 つまるところ、両者には最初から絶対的なまでの相性の差が存在していたのだ。 (こんなに使えない奴だったなんて………!思いっきり口だけじゃないの!) 自らのサーヴァントの醜態に、マスターである由乃は歯噛みするが、この状況ではどうすることもできない。令呪を使おうにも、アーチャーがダメージを受けすぎた現状、どこまで効果があるかわからない。完全にタイミングを逸してしまった。 そもそも相手の手札も考えずに攻撃を指示した由乃にも非はあるのだが、頭に血が上った彼女がそれに気付くことは無い。 更に言えば、双方のマスターの対応力の差、そして能力の違いもこの結果を生む遠因となっていた。 雪輝たちの持つ未来日記は、戦略面においては絶大な効果を発揮するが、戦闘中のサーヴァントを支援できるタイプの能力ではない。正確には、サーヴァントの戦闘速度に割り込むことができない、というべきだが。 対して陽介のペルソナ・ジライヤは様々なスキルを備え、直接戦闘以外の面で融通のきかないアレックスとは最高に相性の良い能力といえた。 しかし、忘れてはならない。雪輝たちには、もう一騎のサーヴァントがいる事を。 「むっ!?」 大きな魔力の奔流を感じたアレックスがその方向に向き直る。 そこには、鏡を宙に浮かべ、何かの詠唱を行うキャスターの姿があった。 キャスターは、アーチャーがアレックスと白兵戦を行なっている間、決して休んでいたわけではなく、アレックスを殺し切るための切り札の準備を行なっていた。 その切り札こそが、キャスターのサーヴァント・玉藻の前の宝具。 その名を「水天日光天照八野鎮石(すいてんにっこうあまてらすやのしずくのいし)」。 その力が、ここに解放される。 「軒奄陵墓―――冥府より尽きる事なく。行きますよ!」 宝具の発動と同時に、キャスターの周囲に、不可思議な結界が形成され、今までの比ではない数の呪符がキャスターの周囲に浮かぶ。 アレックスはすかさず防御姿勢を取り、攻撃に備える。彼の後ろには陽介がいるため、回避するという選択肢は無い。 「炎天、氷天、密天、ついでに雷撃、全部まとめて喰らいやがれえええええ!!!」 機関銃の如く撃ち出されたキャスターの呪術の猛攻がアレックスを襲い、ARMSに覆われた彼の身体を容赦なく削りとっていく。 無論、アレックスも再生能力を発揮し、攻撃を受けた端から身体を再生させていく。 しかし、キャスターの攻撃はその再生能力すら上回る勢いを誇っていた。 アレックスの対魔力が高い事を考慮し、攻撃範囲を抑える代わりに一発一発の攻撃に威力を凝縮することで、彼の守りを強引に突き崩しているのだ。 勿論、本来ならそんな後先考えない呪術の行使を行えば、すぐに魔力が枯渇することは目に見えている。 しかし、今のキャスターに魔力切れなどという事態は起こり得ない。彼女の宝具「水天日光天照八野鎮石」は、一定時間所有者に無尽蔵の魔力を供給し続けるという聖杯戦争の根底を覆しかねない性能を秘めた宝具なのだ。 (このままでは……!) キャスターの攻撃に必死に耐えるアレックスだが、状況は芳しくない。 あと十数秒も撃ち続けられれば、アレックスの方が倒れるだろう。 だが、彼のマスターである陽介も黙って見ているわけではなかった。 「させるかよ!ジライヤ、“ディアラマ”だ!!」 陽介のペルソナ・ジライヤが回復魔法をアレックスにかける。 一瞬、アレックスの再生速度が早まるものの、すぐに押し返される。 「まだまだ!“ディアラマ”!“ディアラマ”!“ディアラマ”!!」 一度では焼石に水にしかならないが、何度も重ね掛けすれば、話しは違う。 なぜなら――― 「これは……!?」 ようやくキャスターが異変に気付いた。 最初に攻撃した時に比べて、明らかに相手に与える傷が小さくなっている事に。 「まさか、ダメージ耐性のスキル……!?」 「その通りだ。とはいえ、マスターの援護が無ければ私が押し切られていただろうがな。 主人に恵まれなかったな、キャスター」 それこそが、アレックスのARMS「帽子屋(マッドハッター)」の特性のひとつ。 ダメージを受ける度にその攻撃に対する耐性を作り出す進化の力。 それにより、今のアレックスはキャスターが持つほぼ全ての攻撃手段への耐性を身につけていた。 ひとしきり攻撃を受けきったアレックスは、満を持して反撃に転じる。 両掌に魔力を集中し、荷電粒子を形成する。通称“ブリューナクの槍”と呼ばれる二本の荷電粒子砲がキャスターへ向かって一直線に放たれた。 「くっ、呪層・黒天洞!」 キャスターは咄嗟に障壁を展開するが、衝撃までは完全には防ぎきれず、大きく吹き飛ばされ、それにより、宝具の効果も強制的に解除された。 万全の状態であれば踏みとどまることができただろうが、今のキャスターは以前の戦闘による疲労とダメージが癒えていなかった。そうでなくとも、彼女の耐久値は全サーヴァントでも最低クラス。サーヴァントはおろかマスターの攻撃ですら場合によっては致命傷になりうる程の脆さなのだ。 そして、防御したとはいえ今のアレックスによる一撃は、彼女を戦闘不能に追い込むには充分だった。 「うっ……ご、ごめんなさい、ご主人様………。宝具まで使ったのに……」 「キャ、キャスター……そんな……」 雪輝が悲痛な声を漏らす。目の前にはキャスターと、アーチャーが倒れ伏している。 2対1なら負けることは無いだろうという楽観的な考えはあっけなく打ち砕かれた。 (こ、このままじゃ駄目だ、何とか、何とかしないと……) 現状を打開すべく必死に頭を回転させる。しかし、次の瞬間、その思考は唐突に止まった。 正確には、永遠に考えることができなくなった。 雪輝たちの上空から突如現れた剣と炎の波が雪輝を、由乃を、キャスターを、アーチャーを一息に呑み込んだからだ。 ここに、天野雪輝のDEAD ENDは執行された。 サーヴァントの超常的な戦闘力に目を奪われるあまり、雪輝と由乃は未来日記所有者として当たり前の事を失念していた。一度DEAD ENDフラグを立てられたならば、未来日記所有者自身が積極的に行動し、奇跡を起こして未来を変えなければならないのだということを。 もしも雪輝と由乃がもう少し冷静だったなら、陽介に対して迂闊に攻撃を仕掛けず探りを入れ、誰がDEAD ENDフラグを立ててきたのか見破ることもできたかもしれない。しかし、それも今となっては過ぎ去ったifでしかない。 奇跡とは、そう簡単に起こるものではなく、誰もが掴めるものではないからこそ奇跡と呼ばれるのだ。 【天野雪輝@未来日記 死亡】 【キャスター(タマモ)@Fate Extra 消滅】 【我妻由乃@未来日記 死亡】 【アーチャー(ジョン・ドゥ)@エンバーミング 消滅】 「何だよ…これ……」 陽介が放心したように呟いた。 こちらを襲撃してきたサーヴァントたちをアレックスが戦闘不能にし、力ずくではあるがこれから再度説得をしようとしたまさにその瞬間の出来事だった。 空中から突如飛来した剣と炎の波が彼らを残さず焼き尽くしたのだ。 それは、ビームを撃ち終えたアレックスの硬直の隙を突いた絶妙のタイミングでの攻撃であり、それがどこかで自分たちの戦闘を見ていたのであろう第三者の手によるものだと推測するのは容易かった。 先ほどアレックスに指摘された言葉が重くのしかかる。 「駄目だな、全く気配を追えん。 私が捕捉できないとは、これがアサシンのサーヴァントか。 それも、隠密性と広範囲攻撃を両立させるとはな」 傍らで軍服姿に戻ったアレックスが忌々しげに呟く声も、陽介の耳には入らない。 ただ呆然と、未だ火の手が消えない、先ほどまで四人組がいた場所を見つめていた。 アレックスは心中で嘆息した。それは彼のマスターに対してではなく、アレックスが予想するよりも遥かに早く訪れてしまった目の前の惨状に対してだ。 アレックス自身は死んだ四人組に対して特に思うところは無い。せいぜい面倒事を押し付けて逝ってくれたものだ、という程度のものだ。 しかし横で未だ放心状態にある、平和な国で生まれ育った自身のマスターを立ち直らせるのは容易ではないだろう。 「行くぞマスター、ここもじきに人が集まる。 教会に寄るのだろう?」 「……ああ」 力なく頷く陽介を促し、教会へと向かう。 教会の扉の前には、一人の神父の姿があった。 「ようこそ、若きマスターよ。 先に忠告させてもらうが、この教会の敷地内はムーンセルによって非戦闘地域に定められている。 しかし、だからといって戦闘中にマスターだけがここに逃げ込むのは感心しないな。 今回は知らなかったものとして大目に見るが、次は無いものと思ってくれたまえ」 開口一番、神父は辛辣な忠告を残し、教会の中へと戻っていった。 これ以上は、中に入って聞けということだろう。 陽介は力ない足取りで教会へと足を踏み入れる。 他にやりようは無かったのか。自分の考えが浅はかだったのか。 彼の迷いは未だ晴れず、深まるばかりだった。 【新都・冬木教会/未明】 【花村陽介@ペルソナ4】 [状態]:疲労(中)・精神力消耗(小)・後悔と無力感・残令呪使用回数:3 [持ち物]:ミネラルウォーター@現実・カロリーメイト@現実・医薬品一式@現実 大学ノート@現実・筆記用具一式@現実・電池式携帯充電器@現実・電池@現実 [基本行動方針]:聖杯を探し出して破壊する [思考・行動] 1.…………。 2.聖杯戦争について神父に聞く。 3.アレックスと今後の方針について話す。 ※本編BAD END1からの参戦です。 ※鳴上悠が参加していることに気づいていません。 ※本ロワにおけるペルソナ・ジライヤのスキル構成は以下の通りです。 疾風ブースタ:疾風属性の攻撃力が25%上昇 疾風ハイブースタ:疾風属性の攻撃力が50%上昇 ガルダイン:敵単体に疾風属性のダメージ マハガルダイン:敵全体に疾風属性のダメージ(ロワ内では疾風属性の広範囲攻撃。ガルダインよりも消費する精神力が多い) マハスクカジャ:味方全体の命中・回避率を上昇させる(味方サーヴァントに対しては一時的に敏捷値を1ランクブーストする) デカジャ:敵全体のカジャ系効果によるステータス上昇を打ち消す(サーヴァントには原則無効。打ち消せるのはマスターの強化状態のみ) ブレイブザッパー:敵単体にダメージ ディアラマ:味方単体のHPを中回復 【ランサー(アレックス)@ARMS】 [状態]:魔力消費(小)・ARMSの進化(進行度小) [基本行動方針]:聖杯を探し出して破壊する [思考・行動] 1.陽介と今後の方針について話す。 2.アサシンを警戒する。 3.陽介を(主に精神的に)鍛える。 【言峰神父@Fate Extra】 [状態]:健康 新都の住宅街の屋根の上を、一つの影が疾駆する。 その影こそは先ほど天野雪輝たちの命を奪った張本人、アサシンのサーヴァントとして招かれた英霊・“壊刃”サブラクである。 彼はマスターである匂宮出夢の許可を得て偵察のため別行動を行なっていた。 聖杯戦争においてマスターとのレイラインには距離的な制約があるわけではなく、単に別行動をとるだけなら単独行動のスキルは必要ないのだ。 そして、冬木教会の手前で戦闘を開始した天野雪輝や花村陽介らを発見し、戦闘を注視しつつ、攻撃を仕掛ける機会を伺っていた。 サブラクの存在が無差別日記に表示されなかったのは、未来日記に施された制限もあるが、何よりもその卓越した気配遮断能力にこそあった。 通常、気配遮断能力を持つアサシンであっても、攻撃に移る瞬間に生じる殺気は完全には隠しきれず、攻撃の寸前にはその存在が露呈してしまう。しかし、サブラクには初撃に限りその弱点が存在しない。 つまり、雪輝や由乃がどう行動しようともサブラクが攻撃を仕掛ける前に彼の存在を察知するという未来が存在し得ないからこそ、雪輝と由乃による完全予知すら欺き、気づかれることなく彼らの後方まで接近することができたのだ。 実のところ、キャスターも戦闘中の第三者の介入を考慮していないわけではなかった。しかし、無差別日記に表示されていた「剣と炎の波に飲み込まれる」という記述からアサシンのサーヴァントはその候補から真っ先に外していた。 基本的に、アサシンのクラスに収まる英霊には強力な遠距離攻撃手段や広範囲をカバーする攻撃手段が備わっていない。 例えば暗殺者の代名詞といえる山の翁は、基本的にダークの投擲以外にさしたる攻撃手段を持っていない。中には、相手の心臓の模造品を作り出し、それを喰らうことで相手を呪い殺す宝具を持つハサン・サッバーハも歴代のハサンの中にはいたが、それでさえせいぜい中距離程度の射程しか持ち合わせていない。 また、剣豪・佐々木小次郎や魔拳士・李書文はそれぞれ武芸者として優れた技を持ち、特に李書文は圏境の技によりサブラク以上の気配遮断能力を誇るが、同時にそれが彼らの全てであり、中距離以遠に対する攻撃手段そのものを持たないという欠陥がある。 また、アーチャーのクラスにあるサーヴァントが、こちらの索敵圏外からの狙撃と広範囲攻撃を両立できるとは考えにくい。 以上の理由から、介入してくる者がいるとすればそれはキャスターの魔術か、その他のクラスのサーヴァントだとキャスターは考えていた。 そうであるならば、仮に漁夫の利を狙って接近してきても、必ずその兆候を察知できるものと彼女は踏んでいた。 しかし、サブラクはアサシンの中では例外中の例外ともいえる、長射程かつ広範囲への攻撃手段を持っていたのだ。 その本来なら油断とも呼べぬ油断をサブラクは正確に突いてきた。もっとも、サブラクは未来日記の事など知る由もないので、これらは全くの偶然ではあるのだが。 閑話休題。 こうして、上々の戦果を挙げたサブラクではあるが、その心中は決して明るくはなかった。 「ふむ、しかし一度攻撃を放っただけでこうも魔力を持っていかれるとはな。 もし全力で放っていれば、俺の総体の一部が削られていたやも知れぬ。 全く、ムーンセルとやらも無体な真似をしてくれる」 ブツブツと自身の置かれたままならぬ現状に不満を漏らす。 魔術の基本原則は等価交換だ。 聖杯戦争におけるサーヴァントの身体は魔力で構成されており、ただ実体化しているだけでも魔力を消耗していく。 であれば、サーヴァントとしては規格外の巨体を持つサブラクの身体の維持は、通常のマスターの魔力供給量でできるだろうか。答えは否。 桁外れの総体を持つサブラクは、維持に必要な魔力も並大抵ではなく、その全体を全て実体化させようものなら、浸透スキルの行使による消耗も合わせてバーサーカーとして現界したヘラクレスすら超えるほどの負荷をマスターに強いる事となる。 そこで、サブラクは最低限の人形部分以外の身体のほぼ全てを霊体化させることによって、この問題に対処した。これにより、実体化時の消費魔力を通常のサーヴァント一体分程度まで抑え込む事に成功し、かつ浸透スキルの使用によるステータスの低下を免れることができた。(とはいえ、流石に先ほどの戦闘の時には奇襲をかけるために総体の一部を実体化させ、浸透のスキルを使用したが) 勿論身体の殆どを霊体化させていては、不意の一撃を被った時に瞬時に人形を修復させる事ができないが、背に腹は代えられない。 それに、先ほどの攻撃による予想以上の魔力消費も、彼の逼迫した魔力事情に拍車をかけていた。 先ほどの攻撃の時にも、やろうと思えば教会ごと陽介も巻き込むことができたが、攻撃するだけでどれ程魔力を使うか分からず、教会も破壊したとなればペナルティを被る可能性が高かったため、慣らし運転と割り切って敢えて攻撃範囲を抑えたのだ。 結果は想定よりも遥かに悪いものだった。これでは範囲をある程度抑えたとしても短時間のうちに自身の総体に影響を及ぼさずに撃てるのはあと2,3回といったところだろう。 聖杯戦争が長期戦になることを考えれば、全力攻撃など以ての外だろう。もし度を越えて魔力を消耗すれば、サブラクは自身の巨体を少しずつ削られていく事となる。それが、ムーンセルからサブラクに課せられた独自の制限だった。 「しかし、こうなると我がマスターの“殺戮は一日一時間”という指示は実に俺の現状に合致したものだったというわけか。よもやムーンセルはそこまで計算して俺とマスターを引き合わせたのか?だとすれば、大したものだ。 さて、そろそろマスターと合流せねばな。流石にいつまでも一人にしておくわけにもいかんからな」 相変わらず独り言を呟きながら、サブラクは夜の街を駆ける。 蝶との再会を夢見ながら。 【新都・住宅街/未明】 【アサシン(“壊刃”サブラク)@灼眼のシャナ】 [状態]:魔力消費(小) [基本行動方針]:優勝狙い [思考・行動] 1.出夢と合流する。 2.基本は隠密行動。通常戦闘も極力控える。 3.殺戮は一日一時間。 BACK NEXT 031 I m a liar 投下順 033 生きているのなら英雄だって殺してみせる 042 Anything Goes! 時系列順 033 生きているのなら英雄だって殺してみせる BACK 登場キャラ NEXT 007 No.7 花村陽介&ランサー 036 Beautiful dreamer? 029 初期不良 天野雪輝&キャスター 脱落 029 初期不良 我妻由乃&アーチャー 脱落 019 No.19 アサシン(“壊刃”サブラク) 060 ヒトクイフラグメント 001 OP〜導入 言峰綺礼 036 Beautiful dreamer?
https://w.atwiki.jp/gamerowa/pages/19.html
【オープニング】 投下No. タイトル 作者 登場人物 場所 000 GAME START ◆D9THRcSnZDr0 セシル・ハーヴィ、ローザ・ファレル、マルク、花村陽介 不明 【一日目・深夜】 投下No. タイトル 作者 登場人物 場所 001 眠れる恐怖 ◆2ZKOUYCe4Y 風見幽香、アドレーヌ D-3 002 常識にとらわれなくなった結果がこれだよ!!! ◆6.wcvCE63Q メタナイト、東風谷早苗 B-4 003 堕ちた竜騎士 ◆FjuL6rOGS. 花村陽介、カイン・ハイウィンド、ルビカンテ B-4、C-4 004 とある廃人の記録 ◆xgnCkD0bPc レッド、タケシ B-1 005 覚めない悪夢 ◆FjuL6rOGS. 足立透、タケシ D-2 006 赤の5、紅の15 ◆5WJyYTYBtI アカギ、レミリア・スカーレット、瀬多総司 C-4、A-3 007 二割八分六厘にも満たない楽園の素敵な巫女 ◆EW4oRdL66A 博麗霊夢 C-2 008 ぎんいろとにじいろと ◆5WJyYTYBtI シルバー、アリス・マーガトロイド E-5 009 バトロワにパワー?バトロワは頭脳だよ ◆2ZKOUYCe4Y 霧雨魔理沙、サカキ A-1 010 星の導きに ◆9RsOeV.OOc セシル・ハーヴィ、カービィ D-6 011 月夜の湖畔の森の影から ◆b1F.xBfpx2 リディア、デデデ大王 D-4 012 とあるメイドの幸運と受難 ◆dGUiIvN2Nw 十六夜咲夜、リボルバー・オセロット F-1、F-2 013 Earth, Wind & Thunder ◆RZF4IOpjgk グリーン、バルバリシア、雷電 A-4 014 支配者 ◆dGUiIvN2Nw サカキ A-1 015 THE TWIN SNAKES ◆RZF4IOpjgk ソリッド・スネーク C-5 016 咲かせてみせよう悪の華 ◆OPQhKdPpSA ゴルベーザ、天城雪子、アイク D-6 017 創る世界/壊す遊戯 ◆f0cb7STLRI キョウ、アシュナード E-6 018 The comedown ◆S33wK..9RQ 漆黒の騎士、サイボーク忍者 D-1 019 ビッグボスの遺産 ◆qh.kxdFkfM ハル・エメリッヒ、里中千枝 E-3 021 強い妖怪と弱い人間 ◆dGUiIvN2Nw 風見幽香、アドレーヌ D-3 【一日目・黎明】 投下No. タイトル 作者 登場人物 場所 020 VENOM ◆S33wK..9RQ シルバー、アシュナード E-5 022 IN THE MIDDLE OF CHAOS ◆S33wK..9RQ 博麗霊夢、レッド B-2 023 差し伸べられた神の手 ◆dGUiIvN2Nw 雷電、東風谷早苗 A-4 024 愛しさは、腐敗につき/友達を殺してまで。 ◆S33wK..9RQ リディア、デデデ大王、カイン・ハイウィンド、レミリア・スカーレット、瀬多総司 D-4、D-5 025 FIRE FIRE ◆5WJyYTYBtI ルビカンテ、花村陽介 B-3、B-4 026 PANIC FANCY ◆S33wK..9RQ メタナイト、スネーク C-4 028 ふしぎデカルト(The Siren s Song, the Banshee s Cry) ◆S33wK..9RQ 霧雨魔理沙 A-2 032 冷血なりせば ◆S33wK..9RQ アカギ、バルバリシア A-3 【一日目・早朝】 投下No. タイトル 作者 登場人物 場所 027 道具 ◆dGUiIvN2Nw サカキ、博麗霊夢 B-2 029 意地と誇り ◆dGUiIvN2Nw 天城雪子、アイク、セシル・ハーヴィ、カービィ、カイン・ハイウィンド D-5 030 へっくしゅん(前編)へっくしゅん(後編) ◆S33wK..9RQ 漆黒の騎士、十六夜咲夜、足立透、リボルバー・オセロット E-2 031 託された希望(1)託された希望(2)託された希望(3)託された希望(4) ◆dGUiIvN2Nw 風見幽香、アドレーヌ、デデデ大王、瀬多総司、レミリア・スカーレット、アシュナード、シルバー、セシル・ハーヴィ、カイン・ハイウィンド、メタナイト、ソリッド・スネーク E-4、D-4 033 GLAMOROUS ◆.dRwchlXsY レッド A-3 034 The sadness will never end ◆S33wK..9RQ アリス・マーガトロイド、キョウ、天城雪子、カービィ、ゴルベーザ E-5 035 さまよえる紅い弾丸 ◆.dRwchlXsY ルビカンテ B-2 036 一匹狼 ◆dGUiIvN2Nw ハル・エメリッヒ、里中千枝、十六夜咲夜 E-2 037 Chelsea Smile ◆S33wK..9RQ 霧雨魔理沙、足立透 C-2 038 勘違いの連鎖 ◆dGUiIvN2Nw 雷電、東風谷早苗、ルビカンテ、花村陽介 B-3 039 放送五分前 -始まりの終わり- ◆.dRwchlXsY アカギ A-4 【第一回放送】 投下No. タイトル 作者 登場人物 場所 040 第一回放送 ◆dGUiIvN2Nw マルク、八意永琳、??? 不明
https://w.atwiki.jp/p4wiki/pages/17.html
AA/主人公 AA/花村陽介 AA/天城雪子 AA/里中千枝 AA/久慈川りせ AA/クマ AA/堂島菜々子 AA/白鐘直斗 AA/ペルソナ AA/プチ