約 24,297 件
https://w.atwiki.jp/yarumi_gamemaker/pages/55.html
殲滅指令!おねがい長門有希 http //yy701.60.kg/test/read.cgi/yaranaio/1239681670/130 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 19 34 ID 4VzBVzDu 殲滅指令!おねがい長門有希 -- 第九話 -- 「オサレ泥棒」 [そんなわけで、長門たち一行はすいか畑にやってきたのである] __ // \ / / \ __ ___ / / \ // \ // \ / / \ / / \ / / \. / / \/ / \ / / \/ ./ \ / \ / / \ / \ \ / / \ / \ \ . / / \ \ \ / / 、 \ / / ,ィ――‐、 / / \ \ ___,ィ――‐、/ / ノノ !;_ / ./ \ \――――‐ ノ.ノ !_` ー-、、_/;/_ / l;;_ /;;; / \――――――――――‐‐ ;;;;;;;;;;; _/_/ l._ l,;;.l l― /;;;;__/ \ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,,........... l_l l;;;;;;;;;; ┴‐―‐―‐―‐┘  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄131 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 19 56 ID 4VzBVzDu r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ これが伝説の古代すいか畑だというのか!? /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| (j j|/ノ \jハ| / | l i i |_ ___/!|´ ー- ニL!l | | ` Y |_ j/ .l / l | /! | li lヽ l. ヽ; l l | l | | -i-L;;_l .|!i l ヽ l ヽ、__;;;; | l | ! .| l __;;;|_ l l`ヽヽ; l ヾ;レ‐ ゙゙´\ | l 古代すいか人(びと)は l! .| / ___ノ,ィ ト| =ミ、 ヾ! ,r-=fニミ;;弍;;| l~゙ i l/ ,/ト、 l゙__゙ヾ ii |ヽ ,/ .| illi ゙ii/ | j¨゙ l 大陸全土に及ぶ超巨大文明を築き上げた。 /⌒ヾ、|/`fト l ゙K);j .l ⌒ h. K);;;;ッリ l / .ノ /‐-、 `iノ / ヽ|、 ノ ヾ、 ,/ | /=7゙ その過程で生み出されたのが ./ 、. ヽ |゙V,_ l i、 ̄ 丶 ゙ ー-‐ ,l /| ;/ i ゙ヽ_j- .| |.\ ‐- ,,イ / ,l/ 伝説のすいか「黒翡翠(くろひすい)」。 ヽ ヽ jl l. ヽ、 , ゙ / /゙`ヽ、 ヽ、. /ヽ | ,,`=ー i´ / ;/レ 〉; ; ; ; ,.,\ / /. ヽ | ,,r ゙,.; ; ;r ゙~ノ /イ /; ; ; ; ; ; ; ; ; ;132 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 20 10 ID 4VzBVzDu ____ / ノ_ ヽ,,\ / (// )=(// ) 長門、そんなものを食べて一体どうしようというんだ! | (__人__)| | U |r┬| } やめろ、今ならまだ間に合う! | u | | | } . |. `ニニ } . ヽ } ヽ ノ / く \ \ | \ \ \ | |ヽ、二⌒)、 \133 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 20 41 ID 4VzBVzDu /, | / , l i . } ヽヽ .ヽ \ .// . ! | / / / /i / ! }i ,ヽ | i,i . | | !,/_ム/_ l / l !l ! i ! . ! l . . | i . レ ,ソ,_/`! /i / i ! | やらない夫。 . !. ! . . . /´ , ! | ! ヾ.i´ i` !/ / ! i l , . . . 〈 、 _゙il . |.| j_ソ ゙、_ 貴方に私の苦しみの何がわかるというの? ヽヽ、 . . \ニ , . ii ! ノ ヾ、i l l , | , . ! ,! ィ´ 私は伝説の7すいかを食べて、 i|ヾ ! i /ヽ ヽ. l 丶. / ノ /ii/lノ ヽ r‐y┬ 原宿のオシャレな奥様を統べるクイーンとなる。 イ ` ‐- 、 / ヽl/ / \__{ヽ、 だから邪魔しないで。 /_,, -‐‐‐-- ,,_ \_,ヽ‐、134 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 21 00 ID 4VzBVzDu / ̄ ̄\ / _ノ \ | ( //)=(//) . | (__人__) 長門、それが君の目的なのか。 | ` ⌒´ノ . | } . ヽ } ヽ ノ / く | \ | |ヽ、二⌒) r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ 私も今はじめて聞いたのだが。 /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| (j j|/ノ \jハ| / | l i i |_ ___/!|´ ー- ニL!l | | ` Y |_ j/135 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 21 24 ID 4VzBVzDu ======================================== [そのころのイケメン] /. ! ∧ l !/!|ヽ ! l l l ! l_l _ヽ!_ / / -‐ト、 l ! ! l ! l ´l l _ ` ´, -‐ ト | | ! l | l | l l〃― ヽ  ̄ l/l l l l | あれ? | | l l l ! ヽ l | ! ! | l∧ ! l lヽ l/ j/| l lヽl コンバットさんと長門さんは居ないのか。 / |l| lヽ、! _ -ァ / ! l | ヽ l lヽ ! |ハト、 ` ニ ´ ∧// l| せっかくランチでもと思ったのに残念だな。 !ハ ト、ヽ!∧\ / 〃| !| / ヽヽ ! ハ ∧  ̄ ̄ / j/`丶、 ========================================136 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 21 40 ID 4VzBVzDu / ̄ ̄\ / _ノ .\ _,, | (//)==(//) | l;l . | (__人__) | _,_,|,|_, いよいよ、最終決戦の時が来たようだな。 | ` ⌒´ |, ト-=y 丶 . | } ヽ `i, ̄‐^l 俺は俺のすべてのバッグをかけて、 . ヽ } ヾ~ ` i, ヽ ノ _ ヽ、 ;i, 長門、お前の野望をとめて見せるだろ。 ,,_,i y,ソト,,__ ヽ、 ;i, ,/r- j / / ii, `ヽ、-x,,゜r ;i137 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 21 55 ID 4VzBVzDu ずどっ! ばきっ! どがっ!138 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 22 15 ID 4VzBVzDu [30秒後] (ヽ三/) )) ___( i))) / ー\ \ ギブ!ギブ!!! /ノ (@)\ ) . | (@) ⌒)\ 、_ . | (__ノ ̄| | >`ー―-. 、 \ |_/ // ヽ. \ ,, //. .! . . . . . . . . . . . V ⊂ヽ γ´ ミ {{( ̄ )-!イ. 从 .! . . . . . ! 八 i !l ノ ノ  ̄^{ V. .!ハ ヾ ヽ ノ j ゝ ⊂cノ´| |\{ 小-ヘ、 ヘ V/ ;イリ | | ヾ ! `ー仏-=<_ | | 丶 イ ヽ\ | | xく l | ヽ\ | | f .ヽL..-―-、___ ヽ | !\_ /⌒ト-― ´ | ∨ .-=ミ L、 { Y \ j | __ヽ { ! __. -―ベ } / { / _> ´ ̄∨ )139 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 22 35 ID 4VzBVzDu .. - ─……‐-. .、 ,. ´ . `ヽ、 ,. ´. ,. ヽ /. ./ / / / l | l l .! , イ 〃l / / / | | | | | i `ヽ | 〃 l / /_L/1 | /| | | | | . . . . ; |/ Ⅳl /l/ { | /| /. | | | | | l .l ! { ∧Ⅵィ行ミヽ|/ .|/ ̄「/メ、/ / l .l ! どうやら私の勝ち。 ,′ l 辷ソ ニ二_l/l / ./ .l l l l l , 〒テテミV/ / ./l { では、さっそく伝説のすいかを食すとしよう。 l/l ト、 辷ソノ ,.イ /l人{ l l/ ヽ ` 〃 ∠ノl/ \| >r‐r‐ < ィ´l/l/ l / ,. -─┴┐ ∠二二ヽ ! ,. イ. .ヽ. ヽ ヽ ,. ィ77.イ. . , ! `、 ∠∠//. . l. . . . l | ハ140 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 23 02 ID 4VzBVzDu ,,...r― ー- 、_ ,,r ,; .,; .;;;, .;;;゙ ;...゙ヽ、 ,r .,;; ..;;; ; .;;;;;;... ゙;;;.. ゙゙;;.. ゙ヽ. r ., .. ,; .,;;;;;; ;;;;,.. ;;;.. ヽ. ,i ..; .,;; .,;;;; ;;;;;;; ;;;;, ;;, ゙i, ...! ;; ,;;;; ,;;;; ;;;;; ;;;; ;;;, !, .l . ,;;; ;;;; ;;;;; ;;;; ;; ゙l, | ,;; ,;;; ,;;;; ;;,,. ,,; ;;;,, ;; | .l .;;; ;; ;;;;,; ` ; ;;;; . ;; | ..l ;;, ;;;,, ;;;;; ,,;;;; ;;; ,! _,,,... -、‐ , i, ;;; .,;;;; ,,;;;;; .;; ;;;; _,,,,...! r‐ ~ ゙i l ゙i, ;;, ;; ,,;;;;;,, _,,,.... r‐ ~ | | ゙t;, ;;;; _,,..r ~ 、 ヽ ,! .,! ゙ヽ. ;;,, |i, ゙i, 、 ,! ! ゙ ー、;; | i, ゙i, , ` ` ,r ,r ` ゙i, i, ゙t, ,r ,r ゙ヾ 、 ゙t、 ,r ,r ゙ヽ、゙` ー-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r- _,,r ゙ ‐-、,_ _,,,, r  ̄ ̄ ̄ l7/ , -‐ 7 二─- 、 , . ´. ィ //7 , ィ ‐ァr‐-ゝ、 r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ 特に見た目がすごいとかいうわけでもないか。 /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| _ j|/ノ まあ、すいかだしな。 \jハ| / | l i i |_ ___/!|´ ー- ニL!l | | ` Y |_ j/141 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 23 25 ID 4VzBVzDu -、‐ , ;;;;゙i l ;;;;;;;;;;;;| | _,,..r ;;;;;;;;;;;;;,! .,! |i, ゙i, ....;;;;;;;;;;;;;;;,! ! | i, ゙i, .......;;;;;;;;;;;;;;;;;,r ,r ゙i, i, ゙t,t,,,, ......;;;;;;;;;;;;;;;;;;,r ,r ゙ヾ 、 ゙t、 ゙t、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,r ,r ゙ヽ、゙` ー-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r- _,,r ゙ ‐-、,_ _,,,, r  ̄ ̄ ̄ , ´ ‐ 、 `ヽ / / \ \ // ./ ! . . . . ヽ ヽ /// / . ./ / | .l . . ハ , ヘ __,ノ イ / / . ./ . , ! .l i . . .. l l ヽヘ l | . l . . .j . { . | . .. .l. l、 . . .. ! . | . l l | /|. . ! . .ハ_. .∧ . |ヽ . |\| \ . _ | . .l . . . .| l l/ l . .ト. . .「ヽ{二Nト \ l 弋二\ | . , i . . . . .|ヾ、 違う。これは伝説のすいかじゃない。 . ! ヽ { ヘハ ヘf_ }` \ f _ }ア!/ ハ . .! . l ` ヽ l . . ,. V;;ィj V;ィリ l . . ムj .∧ l 一目見ただけで分かる。 | .! ∧  ̄  ̄ i! ./ ./V リ l .!l . . ゝ ,, o # ,.ィ ./|/ これはまっかなニセモノ。 リハ . {ヽ>,、 ,,ィ/リ / __ヽ__V_jノ_`二´_ト、/ プハーッ142 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 23 45 ID 4VzBVzDu ____ / ノ_ ヽ,,\ / (// )=(// ) な、なんだってー!? | (__人__)| | U |r┬| } ( 一目見て分かるなら全部食うなよJK ) | u | | | } . |. `ニニ } . ヽ } ヽ ノ / く \ \ | \ \ \ | |ヽ、二⌒)、 \143 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 23 55 ID 4VzBVzDu .l / l | /! | li lヽ l. ヽ; l l | l | | -i-L;;_l .|!i l ヽ l ヽ、__;;;; | l | ! .| l __;;;|_ l l`ヽヽ; l ヾ;レ‐ ゙゙´\ | l l! .| / ___ノ,ィ ト| =ミ、 ヾ! ,r-=fニミ;;弍;;| l~゙ i 何者かが伝説のすいかを普通のすいかに l/ ,/ト、 l゙__゙ヾ ii |ヽ ,/ .| illi ゙ii/ | j¨゙ l /⌒ヾ、|/`fト l ゙K);j .l ⌒ h. K);;;;ッリ l / .ノ すりかえたのだ。 /‐-、 `iノ / ヽ|、 ノ ヾ、 ,/ | /=7゙ ./ 、. ヽ |゙V,_ l i、 ̄ 丶 ゙ ー-‐ ,l /| ;/ 犯人は恐ろしく知恵の回る人物。 i ゙ヽ_j- .| |.\ ‐- ,,イ / ,l/ ヽ ヽ jl l. ヽ、 , ゙ / /゙`ヽ、 ヽ、. /ヽ | ,,`=ー i´ / ;/レ 〉; ; ; ; ,.,\ / /. ヽ | ,,r ゙,.; ; ;r ゙~ノ /イ /; ; ; ; ; ; ; ; ; ;144 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 24 09 ID 4VzBVzDu ,. ´ ̄ ̄ ̄` 、_ / / \ / / / ヽ ヽ / / / / / ヽ ヽ 、 . ハ なぜならこのすいか畑は周囲をフェンスで囲まれており、 / / / / /ト、 i | i i | ! /,イi | ! | ! ヽ \ ト、 | i ! ! \ また監視カメラによって24時間監視されている。 〃 || 「「><ヽ|\| \!_>v1ハイ ト-ヽ / !ト、ト、! ̄ ̄`ヽ f 〃 fr示 ! i ! つまり、現場は完全な密室だったということ。 〃トr 斗 // |-、 ! r ,イ rY 从 / レヘ|ヽ __,.ノ ; ヽ __ ̄_ jイノ〃 V ト、 _ 乂 /レ ヽ! > _ _,. イ!/ / ヽレ ´ j 「メ、 l7/ , -‐ 7 二─- 、 , . ´. ィ //7 , ィ ‐ァr‐-ゝ、 r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ 屋外の事件が密室とかありえないだろ。 /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| _ j|/ノ \jハ| / | l i i |_ ___/!|´ ー- ニL!l | | ` Y |_ j/145 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 24 30 ID 4VzBVzDu . | ! l l / / ,イ ! i ! l ヽ ,` ̄ . l | l l ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l ノ | ! │ | /_// // / , ∧ / | / j l│ ノ l ァ| |尢/‐=乞t/ / /∠ニ「厂! / ,/ / リ いや、ここに居る私たちにしか イ 八{´l !レ . Vハ |{ r ;;_zj f} ⌒{! r ;;zリ /}, // 犯行は不可能だということ。 ヽ , | ` ー―‐‐ 、 `ー-- チ / `ヘ lヽ _ 厶 ./ そして犯人とはすいかに対して日ごろ恨みを抱いている人物。 , {.代ト、 , イ | / \_ i| > 、 _ , イ/ V l./146 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 24 41 ID 4VzBVzDu _, イ´ ヽ ´ ̄/ / ./ , / ′/.l ′ .| ヽ | ./ .! , l l | . , l | ., /l | .! ハ |. ヽ | | | l ′! ハ トl.ハ ト、 ヽ. ! l ! |′ l トヽ.l.イヽ ., ! _ヽ.__,,..lヽ.,,__| .l , , ハ ハ l ;! ヽ. , \上_ ``! , / ヾ `l l ┘ ` ´|テ;;;; ミ .| ハ ,イ / 犯人は貴方しかいない。やらない夫! |.ハ. ′ r _;;;/ l / リ./ l/ , lヽ .、 | ./ ´/ ′ Vl \ _,..′ ./,.イ/ ヾ `ー zニ ´_/ /ソZヘ / ̄´ // ̄ ノー‐----、147 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 24 52 ID 4VzBVzDu ____ / ノ_ ヽ,,\ / (// )=(// ) な、なんだってー!? | (__人__)| | U |r┬| } 言いがかりもほどがあるだろJK | u | | | } . |. `ニニ } それにすいかに恨みもねーよ。 . ヽ } ヽ ノ / く \ \ | \ \ \ | |ヽ、二⌒)、 \148 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 25 06 ID 4VzBVzDu ____ / ノ_ ヽ,,\ / (// )=(// ) 俺は無実だーっ!!!! | (__人__)| | U |r┬| } | u | | | } . |. `ニニ } / ヽ }\ r―n|l\ ヽ ノ /,/ ヽ \\\ l ヽ . \ | | . \ _ __ | ._ | /, /_ ヽ/、 ヽ_| \ // / __) l -,|__) \. || | __)_ゝJ_)_ \. ||.| ___)_(_)_ \_| | ____ノ_(_)_ ) __________________________________ こうして、また一つの悪が滅び去った。 行け長門!まだ悪のバッグ売りはこの世にはびこっているぞ。 来週も長門でバッゲージ・オン!!!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ おしまい149 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 11 31 19 ID ieSjPZEz いいかげん作者病院池w150 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 12 09 29 ID SLSAJ4b3 考えるな、感じろ151 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 13 20 47 ID uGunbnjX このノリがたまらないw152 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/20 20 30 58 ID /Slu1K/S 良いよ良いよw153 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 17 26 ID B8CMugYE 殲滅指令!おねがい長門有希 -- 第十話 -- 「ワイングラス」 /. ! ∧ l !/!|ヽ ! l l l ! l_l _ヽ!_ / / -‐ト、 l ! ! l ! l ´l l `ヽ /´ ト | | ! l | l | l l-==- -== l/l l l l | 長門さん。 | | l l l ! ヽ l | ! ! | l∧ ! l lヽ l/ j/| l lヽl 良いすいかが手に入ったんだけど…… / |l| lヽ、! / ! l | ヽ l lヽ ! |ハト、  ̄ ∧// l| !ハ ト、ヽ!∧\ / 〃| !| / ヽヽ ! ハ ∧  ̄ ̄ / j/`丶、 , イ 〃l / / / | | | | | i `ヽ | 〃 l / /_L/1 | /| | | | | . . . . ; |/ Ⅳl /l/ { | /| /. | | | | | l .l ! { ∧Ⅵィ行ミヽ|/ .|/ ̄「/メ、/ / l .l ! 普通のすいかには興味ありません。 ,′ l 辷ソ ニ二_l/l / ./ .l l l l l , 〒テテミV/ / ./l { 伝説のすいかが手に入った時か、ランチに誘う時だけ l/l ト、 辷ソノ ,.イ /l人{ l l/ ヽ ` 〃 ∠ノl/ 私に声をかけるように。 \| >r‐r‐ < ィ´l/l/ l / ,. -─┴┐154 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 17 45 ID B8CMugYE /. ! ∧ l !/!|ヽ ! l l l ! l_l _ヽ!_ / / -‐ト、 l ! ! l ! l ´l l `ヽ /´ ト | | ! l | l | l l-==- -== l/l l l l | ぽかーん | | l l l ! ヽ l | ! ! | l∧ ! l lヽ l/ U j/| l lヽl / |l| lヽ、! U / ! l | ヽ l lヽ ! |ハト、 ( ̄( ∧// l| !ハ ト、ヽ!∧\  ̄ / 〃| !| / ヽヽ ! ハ ∧  ̄ ̄ / j/`丶、 l7/ , -‐ 7 二─- 、 , . ´. ィ //7 , ィ ‐ァr‐-ゝ、 r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ おい、柊。 /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| _ j|/ノ 私には何もないのか? \jハ| / | l i i |_ ___/!|´ ー- ニL!l | | ` Y |_ j/155 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 17 58 ID B8CMugYE l ! . { X l l l . ヽ. , j , . i ´ ,,Yl、 l | . l . i i. i // . ; } 〃 l| i | ! . .l . . i l. ! おっと失礼。 // , . / 7 l! | ! j } | . . l . ! , /イ.;イ /{ / ! , .イ l ; . l . l l . !、ヽ コンバットさんのために i/ l/r辷ュ⌒ 、_/l/| / /_j_l ヽ . ! l. i、. , \ |! ! }广沙 、 ヽ、l//´ `ヽ.i |i . | . | | ヽ 美味しいスパゲティの店を予約しておくよ。 ゞえfヘヽヽ} フ´ l l ! |l l . l ト. /rァァ ル !| | j ! | | 〈`ヽt Y´{ / リ !; !ハ j y′\ ヽ . / ,リ }/ { }/ ′ ヽ l7/ , -‐ 7 二─- 、 , . ´. ィ //7 , ィ ‐ァr‐-ゝ、 r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ それは楽しみだ。 /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| _ j|/ノ \jハ| / | l i i |_ ___/!|´ ー- ニL!l | | ` Y |_ j/156 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 18 15 ID B8CMugYE ーミ メ. } ヽ 〈 / ( `ヽi ヾ、 _,-  ̄`ヽ ヽ、 .、 ゝ ____ {、r . _;_ .戈 ). ノ / \ } f冖、 ヽ ,イ _.ヱ / ヽ ノ廴ノ. { ヽ .` 、_ノ ノ. 辷 _ l i _ノ ノ _メ ヽ . 、_ _ _,-ヵ⌒ |「l / ヽ l _- . _r冖 `¬一冖´ /l / ヽ .i X´. _,- _,ニ 、______,. 」 /\ |トヾ `V´ _,ニ ̄ /. _´l / ̄ ̄ヽ | { ヽ ト、ゞ‐、 .`ヾ.`ヽ、 俺はドクオ。 . ( |/ /,ハ.ト、∧_ }ヽヽー- ,___ Z  ̄/ .ト、 ´,Zニ´_,⊥ - ,(. ヽ.ヽ __`ー- ,_ とある会社でSE(システムエンジニア)をやってる . . `く. ヽヽ`、 _,.= ´ /. . } 、 \\ ‐_ ミ . . . ` ー - ` ー --. . . . . . - ‐ ´. . . / \\ 一流のエージェントだ。 . . . . . . . . . . . ミ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .‐ ´ . . . 〃__ ,,. - ‐┘__,ゝ *分からない言葉はスルーだよ。157 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 18 30 ID B8CMugYE [柊(ひいらぎ)の部屋] /. ! ∧ l !/!|ヽ ! l l l ! l_l _ヽ!_ / / -‐ト、 l ! ! l ! l ´l l `ヽ /´ ト | | ! l | l | l l-==- -== l/l l l l | ドクオ。君を呼んだのは他でもない。 | | l l l ! ヽ l | ! ! | l∧ ! l lヽ l/ j/| l lヽl 伝説のすいかを手に入れてもらいたい。 / |l| lヽ、! / ! l | ヽ l lヽ ! |ハト、  ̄ ∧// l| 僕は美味しいスパゲティの店を探すので忙しいんだ。 !ハ ト、ヽ!∧\ / 〃| !| / ヽヽ ! ハ ∧  ̄ ̄ / j/`丶、 / ̄ ̄\ / \ | / \ i いや、俺はSEだから。 | /\ } | / ̄ ̄\ l すいか探しとかムリムリ。 ヽ } 〉、 ,イ ダラーン ノ \ /´ \ | l |158 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 18 50 ID B8CMugYE l ! . { X l l l . ヽ. , j , . i ´ ,,Yl、 l | . l . i i. i // . ; } 〃 l| i | ! . .l . . i l. ! // , . / 7 l! | ! j } | . . l . ! , /イ.;イ /{ / ! , .イ l ; . l . l l . !、ヽ SEって何? i/ l/r辷ュ⌒ 、_/l/| / /_j_l ヽ . ! l. i、. , \ |! ! }广沙 、 ヽ、l//´ `ヽ.i |i . | . | | ヽ ゞえfヘヽヽ} フ´ l l ! |l l . l ト. /rァァ ル !| | j ! | | 〈`ヽt Y´{ / リ !; !ハ j y′\ ヽ . / ,リ }/ { }/ ′ ヽ159 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 19 08 ID B8CMugYE / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ / \ ノ ? ´ | | / \ | | / \ | 子供に夢を与える仕事です。 | .| | /\ . | 丶 / ̄ ̄\ | _ r=、 / `〉 | 、 / .\ / f ̄ ノ} / ノ} / } \ , イ \ / / / / / / / `} \ / / / / / , / / / / フ、 / |..ヽ. / ム/ く j / / / / レ 丶--- | 、 \ ム//X /`/..===j / /. / 弋 / レュ | ヽ. . // 〈 /、 |xXxxx}/ / / 、\_ ソノ | \___ // \ ヽ. V`........ ./_,. イ | \クタァ、 ___,.ァイケタ | __ \ヽ._ // >、 イ \ | \`.. = ケクスクスクソ _ レ \ \ `..ー-- 忽 / ̄ ̄`\ \ , .| `} | 厂`ヽ──--、 _,.イ ト、 ``..ヽ / \ \ / | / jリ | ` /´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ160 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 19 25 ID B8CMugYE /. /. \ /. /. / ∧ _ノ丶 | ∧ l \ /_! l ヽ __ __人__ ′`ー !⌒ヽ´ | l l | ヽ! i Y´ ̄ /. ! ∧ l !/!|ヽ ! l l __人__ ! l ! l_l _ヽ!_ / / -‐ト、 l ! ! `Y l ! l ´l l _ ` ´, -‐ ト | | ! l ! なんだ。それならドクオにぴったりじゃないか。 | l | l l〃― ヽ  ̄ l/l l l l | | | l l l ! ヽ l | ! ! | | 伝説のすいかは長門さんの夢そのものなんだ。 l∧ ! l lヽ l/ j/| l lヽl _人__ l / |l| lヽ、! _ -ァ / ! l | ヽ ̄`Y ぜひ頼むよ。 _人_l lヽ ! |ハト、 ` ニ ´ ∧// l| ! Y´ !ハ ト、ヽ!∧\ / 〃| !| ! / ヽヽ ! ハ ∧  ̄ ̄ / j/`丶、161 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 19 40 ID B8CMugYE ,.. ,...、 , ;;;;;;..i | lリ ,!! | _ ,,. -‐,l l、_ ノ|l! 引き受けないなら、柊家の総力をもってお前をつぶす。 / ,.-‐ 、_丿 -、 / / . i ヽ l l ., . l .. .\ _ | / .l . . }ヽ; . . .`.ー. 、__,,_ l ! .└.、 _ . . ゝ ` ,.> ´ `il i i i゙ L___L;_;_;_;_ ( 、ミ}-‐-〈,,.. ; ./´ / ヽ ′ , i / \ i l / \ | ( 柊家の総力とやらですいか探せよ…… ) | j ´i /\ U / わかりました。 い、 / ̄ ̄\ ´ V / \ | お引き受けいたします。 } ! / ゙1 丶 /162 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 19 59 ID B8CMugYE / ̄ ̄\ / \ | / \ i | /\ } というわけで、ここから俺のターン! | / ̄ ̄\ l ヽ } 〉、 ,イ _ノ ト、_ / ー- `、 \163 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 20 11 ID B8CMugYE l7/ , -‐ 7 二─- 、 , . ´. ィ //7 , ィ ‐ァr‐-ゝ、 r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ 作戦行動中の敵兵を発見! /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| _ j|/ノ 直ちに排除します。 \jハ| / | l i i |_ ___/!|´ ー- ニL!l | | ` Y |_ j/ / ̄ ̄\ / \ | / \ i 貴方がニューソクCITY特殊部隊のコンバットさんですね。 | /\ } | / ̄ ̄\ l 私はドクオと申します。 ヽ } 〉、 ,イ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ 実は貴方の組織の力をお借りしたい。 ,,_,i y,ソト,,__. / / ,/r- j / / ii, `/ / 「伝説のすいか」について、何かご存じありませんか? ,,/ /__.L、 /ヾ、 i / __/ ,/ /_iーヘ,ヽ、 , /i ヽ、 / /ヾ ) _,) ヽ ネメ、_ii ~ / ,ィ ) _..... -‐/ _,,, t 、ヾ、 ゞ;;/ / フ ̄ ̄ ̄ヽ. ヽ ,y`;,,__ ,i /ii  ̄T ̄〈 ィー--...._ _/^,,, ヘ l /iil } / _ { v=4⌒ヽ、 j --,,,if /iii| ,, \冫 ´  ̄` ノ164 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 20 27 ID B8CMugYE l7/ , -‐ 7 二─- 、 , . ´. ィ //7 , ィ ‐ァr‐-ゝ、 r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ これは失礼しましたドクオ殿。 | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ 私どもの方でも伝説のすいかに関しては目下捜索中であります。 /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| _ j|/ノ 進展があり次第、ニューソクCITYより公式発表があるはずです。 \jハ| / | l i i |_ ___/!|´ ー- ニL!l | | ` Y |_ j/ / \ / / /,〉 ヽ | /´./._ | なるほど。まだすいかの在処は掴めていないというわけですか。 ヽ ./,二ニソ / \/ ,-― 、} / 何か手がかりは無いんですか? / ; { ノーヘJ ; ;ヽ / ; ; ; ; ;| _,イ{ ; ; ; ; ;l ; ;} / ; ; ; ; ; ; ; ; \_/ ; ; ; ; ;i ;/\ { ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;/ ; ; ; ; ; ; ;〈 ; ; ; ; \ ヘ ; ; ; ; ; ; ; ;/ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; i; \ ;/ヘ、  ̄ ̄7 ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;l; ; ;ゝ、`ーj / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;l ; ; ; ; ; \~ / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; |ヾ ; ; ;/165 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 20 43 ID B8CMugYE ヽ ヽ /; 〃. ;ィ-─── ヽ \/ / //__,. -──- 、ヽ ,.⌒ヽー ヽ /i / // j/ | ヽ ヾ_jr 、ヽ\ j k/ _ィj / / j| 今のところ、手がかりはありません。 rニ、 \ーj/7!Yiヽ/L ;.-7; ィ ヽl`i r l| ー {ン7/j ただ、種と土さえあれば栽培は可能です。 ´l i ll. _ ´ ,イ i ´ /ヽ lト --- <i l/, ニューソクCITY植物研究所に種のサンプルが保存されています。 ノ \`二二二/\二\ (´ |(゜。゜)| ヽ _____ / \ / / \ ヽ | /ヽ | ありがとうコンバットさん。 | / ̄丶 .| / ∩ノ ⊃ / では最後に一つだけ。 ( \ / _ノ | | .\ “ /__| | \ /___ /166 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 21 03 ID B8CMugYE ____ / \ / / \ ヽ どうしてそのことを長門さんに教えてあげないんですか? . | /\ | ヽ / ̄\ / \_ / \ l7/ , -‐ 7 二─- 、 , . ´. ィ //7 , ィ ‐ァr‐-ゝ、 r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ そんなことまで知ってるのか…… | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ 答えは簡単だ。 /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| _ j|/ノ それを教えたら、長門は犯罪者になってでも \jハ| / | l i i |_ ___/!|´ ー- ニL!l | | ` Y |_ j/ 伝説のすいかを手に入れようとするだろう。それを阻止するためだ。167 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 21 31 ID B8CMugYE _____ / \ / / \ ヽ | /ヽ | 長門さんが犯罪者になる?違うでしょう。 | / ̄丶 .| / ∩ノ ⊃ / 貴方は伝説のすいかについて、何か重要な情報を持っているんじゃないですか? ( \ / _ノ | | .\ “ /__| | \ /___ / l7/ , -‐ 7 二─- 、 , . ´. ィ //7 , ィ ‐ァr‐-ゝ、 r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ さっきのが最後の質問じゃなかったのか? /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| _ j|/ノ 必要な情報は渡したはずだ。 \jハ| / | l i i |_ ___/!|´ ー- ニL!l | | ` Y |_ j/ とっとと帰れ。168 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 22 08 ID B8CMugYE | /|. . ! . .ハ_. .∧ . |ヽ . |\| \ . _ | . .l . . . .| l l/ l . .ト. . .「ヽ{二Nト \ l 弋二\ | . , i . . . . .|ヾ、 ほほう。それは大変興味深い。 . ! ヽ { ヘハ ヘf_ }` \ f _ }ア!/ ハ . .! . l ` ヽ l . . ,. V;;ィj V;ィリ l . . ムj .∧ l | .! ∧  ̄  ̄ i! ./ ./V リ l .!l . . ゝ ‐ ,.ィ ./|/ リハ . {ヽ>,、 ィ/リ / / ̄ ̄\ / \ ! | / \ i | /\ } 長門さん、いつの間に。 | / ̄ ̄\ l ヽ } 〉、 ,イ ノ \ /´ \ | l |169 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 22 22 ID B8CMugYE /, | / , l i . } ヽヽ .ヽ \ .// . ! | / / / /i / ! }i ,ヽ | i,i . | | !,/_ム/_ l / l !l ! i ! . ! l . . | i . レ ,ソ,_/`! /i / i ! | さあ逝こうか。 . !. ! . . . /´ , ! | ! ヾ.i´ i` !/ / ! i l , . . . 〈 、 _゙il . |.| j_ソ ゙、_ すいかの種を接収する。 ヽヽ、 . . \ニ , . ii ! ノ ヾ、i l l , | , . ! ,! ィ´ i|ヾ ! i /ヽ ヽ. l 丶. / ノ /ii/lノ ヽ r‐y┬ イ ` ‐- 、 / ヽl/ / \__{ヽ、 /_,, -‐‐‐-- ,,_ \_,ヽ‐、170 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 22 37 ID B8CMugYE ┏┓┃┃┏┓┃┃┏┓┃┃┏┓┃┃┏┓┃┃┏┓┃┃ ┃┗┓ ┃┗┓ ┃┗┓ ┃┗┓ ┃┗┓ ┃┗┓ ┏┓ ┏┓ ┏┓ ┃┏┛ ┃┏┛ ┃┏┛ ┃┏┛ ┃┏┛ ┃┏┛ ┗┛ ┗┛ ┗┛ ┗┛ ┗┛ ┗┛ ┗┛ ┗┛ ┗┛ ドドドドド・・・ ;; ; ;; ;;;,., ドドドドド・・・ ;; ; ; ; ;; ;;;,., ;; ;; ; ; ; ;;; ;; ;;; ;; ; ; ;; ;; ; ; ; ;;; ;; ;;; ,ハハハハハハハハハハハハ, 種を接収する ハハハハハハハハハハ、 種を接収する / ̄ヘ / ̄ヘ / ̄ヘ / ̄ヘ / ̄ ̄\/ ̄ ̄\/ ̄ ̄\/ ̄ ̄\ / ̄ ̄\ / ̄ ̄\ / ̄ ̄\ / ̄ ̄\ / ̄ ̄\ , --v‐‐- 、∥∥Y∥∥, --v‐‐- 、∥∥Y∥∥, --v‐‐- 、∥∥ゞ 種を接収する / ヽ, ゞ/ ヽ, ゞ / ヽ, / / . ヽ / . ヽ / . ヽイ / , / , .j ヽ / , / , .j ヽ / , / , .j ヽ ヽ 7 i| l /.i /l .,ト、 l i 7 i| l /.i /l .,ト、 l i 7 i| l /.i /l .,ト、 l i ト、l ./ィ ,l| .レ ‐-|/ .j∠+‐N /ィ ,l| .レ ‐-|/ .j∠+‐N ./ィ ,l| .レ ‐-|/ .j∠+‐N ハ. ` |/(| |ィf 卞 ,ィ 卞.|ヘj |/(| |ィf 卞 ,ィ 卞.|ヘj |/(| |ィf 卞 ,ィ 卞.|ヘj l/| |. ー ー ,l/l` l/| |. ー ー ,l/l .l/| |. ー ー ,l/l .l .ト、. - ,,イ./ .l .ト、. - ,,イ./ .l .ト、. - ,,イ./ ,ィ l|´.|l,.` ー.イヽlZ_ ,ィ l|´.|l,.` ー.イヽlZ_ ,ィ l|´.|l,.` ー.イヽlZ171 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 22 48 ID B8CMugYE ,,- _,,- - ,,_  ̄ -,,__ --,,__ ,,- ,, -- ニ_―- _ -,,_ ゞ - て / ,,- ,- i|  ̄|i -、 ヾ { ( ./ i {;;;;;;;i| .|i;;;;;;) ,ノ ii ,, ( l, ` -i| |i;;- ,,- _,,- -,, `-,,,,- --  ̄ ニ;;-==,_____ _,,--  ̄ -- _-  ̄ ;;;;----;;;;;;;; ` ---,,_ __,,- ._,,- ニ- ニ--  ̄.i| ̄ |i-----,, ̄` -;; -`-,, ,,- 二- .--i| .|i - ;; `、 ._,- /  ̄ --- i| |i ヽ i .( { (i(____ i| .|i _,,- / } ` -,_ヽ - ,,__,,,, _______i| .|i--__,,----..-- ノ,,- ちゅどーん --;;;;;;;;;;;;;;;;; --;;i| .|i二;;;;; ---;;;;;;; -- ~  ̄ ̄ ..i| .|i .i| |i i| |i .i| .|i .i| ..|i .i| |i .i| ,,-、 、 |i i| ノ i トiヽ、_.|i _,, i|/ ヽ/ iヽ! ノ Λ ヽ|i__n、ト、 ,,/^ヽ,- i/ / |i/;;;;;;/ ;;;;ノ⌒ヽノ ヽ,_Λ ;;;;;; ;;;;;;;;;; ;;;;;;;; /;;;;;; ;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;; ;;;; ヽ172 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 23 09 ID B8CMugYE [やらない夫の部屋] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ .キッ! / _ノ \ バッグが…… ___∧,、| ( ●)(●)____  ̄ ̄ ̄` ` | (__人__)  ̄ ̄ ̄ ̄共鳴している!? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (( ____ | |)) | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|)) (( |\ /| ガタガタ | \_______/ |)) (( | U | | |)) (( | | ガタガタ | |))  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄173 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 23 21 ID B8CMugYE / ̄ ̄\ / \ まさか…… | | . | | . | } .... ,, .. . ヽ } ,) ノ . ヽ ノ ( ソ . / く ,ふ´.. -―――――| \ -―,――ノ ノ―― | |ヽ、二⌒)━174 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 23 37 ID B8CMugYE [ニューソクCITY特殊部隊本部] l7/ , -‐ 7 二─- 、 , . ´. ィ //7 , ィ ‐ァr‐-ゝ、 r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ ( くそっ!長門の奴。早まったマネを!) /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| _ j|/ノ 報告します。本日15:33分に植物研究所が何者かに襲撃されました。 \jハ| / | l i i |_ ___/!|´ ー- ニL!l | | ` Y |_ j/ 総員、第一級戦闘配備!繰り返す。総員、第一級戦闘配備!175 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 23 55 ID B8CMugYE 大変だぁあ!やる夫だ!魔王やる夫が出たぞぉぉぉ!> l7/ , -‐ 7 二─- 、 , . ´. ィ //7 , ィ ‐ァr‐-ゝ、 r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ やる夫だとっ!? /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| (j j|/ノ くそっ、もうそんな段階にまで来てるのか! \jハ| / | l i i |_ ___/!|´ ー- ニL!l | | ` Y |_ j/ 非常事態宣言を発令するぞ! ヽ ヽ /; 〃. ;ィ-─── ヽ \/ / //__,. -──- 、ヽ ,.⌒ヽー ヽ /i / // j/ | ヽ 事態がここまで進展するとは予想外だった。 ヾ_jr 、ヽ\ j k/ _ィj / / j| rニ、 \ーj/7!Yiヽ/L ;.-7; ィ 何とかしてやる夫だけでも破壊しないと…… ヽl`i r l| ー {ン7/j ´l i ll. _ ´ ,イ i ´ /ヽ lト --- <i l/, ノ \`二二二/\二\ (´ |(゜。゜)| ヽ176 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 24 10 ID B8CMugYE [ニューソクCITY市街地] ___ / \ / ─三三─\ / (○)三(○).\ /⌒)⌒)⌒. (__人__) \ /⌒)⌒)⌒) | / / /.. ` ⌒´ | (⌒)/ / / /,,- ヽ、 | (⌒) / ゝ .,,- \ | ノ \ /_,- \ ヽ / ヽ /\ \ ドォーン | | __ //\\ \ ガガアガーン /|[] |_ / \/\\ / ./| ̄ ̄ ̄ ̄ //\ \/ \ // ___ | | 「「「「「「 / \/\ /\\ / / ./| |__ _..| | LLLLL//\ \/ \/\\/ / / | ロ .|lllllllllllll / llllll| | 「「「「 / \/\ /\ .\/ ./ / / ./ .| |lllllllllllll __ llllll| | LLL.//\ \/ \/\ / / | / .| ロ .|lllllllllllll | | 「./ .\/\ /\ \/ / /⌒ヽ、| ||/ ..| | | l//\ \/ \/\_, -― 、 ⌒ヽ,_ (⌒ヽ、_,ノ⌒Y Y ∧_∧ / (⌒ヽー゙ .... ( .. ....... .__人..... (Д` )< うわー! _ノ⌒ヽ Y⌒ヽ;; ヒィ、逃げろぉー/ ヽ \やる夫だ、やる夫が出たぞー!! ___( ゙ .... ..... Y ∧_∧ // / | // ll__ヽ_ ヽ....( ´A`)/// /L__つ 「 ヽO≡≡O / つ _(_ノ ( V ゙u─―u-――-u 人 Y /\ \177 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 24 37 ID B8CMugYE <うわああああああん ;; ; ;; ;;;,., ニコニコ ;; ; ; ; ;; ;;;,., ニコニコ ニコニコ ;; ;; ; ; ; ;;; ;; ;;; ;; ; ; ;; ;; ; ; ; ;;; ;; ;;; ;; ;; ;;; ;; ; ; ;; ;; ; ; ; ;;; ;; ;;;;; ; ; ;; ;; ; ; ; ;;; ;; ;;; ニコニコ /⌒ヽ/⌒ヽ/⌒ヽ /⌒ヽ/⌒ヽ/⌒ヽ ニコニコ ___ .(/ ̄ ̄ ̄\( ^ω^(^ω^(^ω^/ ̄ ̄ ̄\ .___ / \/ \./  ̄ ̄ ̄\. / \ ./ \ / \. ⌒ ⌒ / \ ⌒ ⌒ ./ \ / ⌒ ⌒ \(__人__)/ ⌒ ⌒ \. (__人__)/ ⌒ ⌒ \ | (__人__) | | (__人__) | |. (__人__) .| \ / .\ / \ / びゃああああああ!!!!!> <こ、こっちくんなぁぁぁぁぁっ!!178 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 24 55 ID B8CMugYE <うわーん。おかーさーん /.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ / \ 怖くないお、怖くないお。 / \ / \ やる夫がやさしくしてあげるお。 r ‐, ,,..,, . ゙ / .._ _ \ r i ,ィ´゙ , r‐‐,. ト、_,).ヘ i . | ´⌒\,, ;、、、/⌒` l .(__ノl ゝ、,イ .,r‐、 i、 i, i Li i ゙ | ;; ( ● ) ノヽ ( ● );; | l ゙U゙ ィ_/i. / f‐ ゙ ` l )) | ´ , ´ l .l `i´ )) (( r ´ , ___ , _,,,,,,,_ . \ . . ( j ) / r -、_ ノ ´`` , ノ )‐ `゙ ´ ))) .\ .`ー-‐ ´`ー-‐ ′ / ゝ_,,,_ ゙ ゙ , `゙ i、 ゙ァ ゝ‐ ゙ 、 { / ̄. /ヽ \ ヽ, ノ / `179 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 25 12 ID B8CMugYE .. / ̄ ̄\ / _ノ .ヽ、\ | (//)=(//) | ./´`; させるかよ! . | (__人__) .| ./ / ,. -、 | ` ⌒´ ノ .ァ / / / くらえ、「バッグ・オブ・デス」! ヽ }.ァ / / ∠__,,,...、 .ヽ . _.ノ.ノ_ . ´ __.ノ\/ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\__/ ̄ ̄ . / r ´ `ヽ <´ _____| . ` ーr 、, ,._ `ヽ.\__/ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\__/ ̄ ̄ /´_____ンr, `ヽ二iヽ、.,__,.イ ` ー びびびびび i _______i ! | / // /// (⌒\ /// ___ \ ヽ ( ( /⌒.三.⌒\ \\ \ \ \ /( ⑪)三(⑪)\ ト\ヽ \ \ / ⌒(__人__)⌒ | \ヽ 邪魔するなお! \ \. |r┬-| ノ ノ \ \ ヽ `ー ´ / / / /  ̄ ̄ ̄ ̄ヽ // /  ̄ ̄ ̄ ̄) ) / ( ⌒ ̄ ̄ ̄ヽ ノノ/ _/ / `ー―――、 ) ノ/ ー=二三 __ノ ノノ/ / ノ/ /180 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 25 23 ID B8CMugYE , 〆 // ノ / / i ,i |i , |i i| |i i| .|i | .i、 ゝ i、 .i| ゝ ずぎゃっ .i| 丶 .i| \ .i| 丶 .i| 丶丶、、,, i| \ゞ` i|、 `\ 、、, ゝ `丶`\ゞ \ ,. ミ\丶 ` `;丶\丶 、`丶 \ 丶 \181 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 25 38 ID B8CMugYE / ̄ ̄\ / _ノ \ ぐわああああああああ!!!! | ( ○)(○) . | U (__人__) | U |r┬-| 彡 . | ` ⌒} 彡 . ヽ } ヽ ノ / \ / /\ / ̄\____l⌒l | | \ / ヽ \_____| . Σ(⌒ノ ゝ \__) _| ̄|_| ̄| | ̄|_| ̄|__| ̄|_| ̄| | ̄|_| ̄|_| ̄| |_ _|| | ̄ | | | | ̄ | |  ̄| r┘└へ| |二コ ┌ | |二コ ┌| |二コ ┌ | |二コ ┌┘ 〈 〈] ゚,、〈| | o ヽ| | o ヽ| | o ヽ| | o └「 ̄\ ヽ-ヘ_ ノ_ノ|_|、_ハ/|_|、_八ノ|_|、_ハ/|_|、_ハ/`⊇.ノ ____ ____ ____ /⌒ ⌒\ ./⌒ ⌒\ ./⌒ ⌒\ ざまあwwwwww o゚((●)) ((●))゚o o゚((●)) ((●))゚o o゚((●)) ((●))゚o / ⌒(__人__)⌒ \ / ⌒(__人__)⌒ \ / ⌒(__人__)⌒ \ , -‐ (_) |r┬-| |, -‐ (_) |r┬-| |, -‐ (_). |r┬-| | l_j_j_j と) | | | / l_j_j_j と) | | | / l_j_j_j と) | | | /182 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 26 21 ID B8CMugYE [ニューソクCITY植物研究所] ____ / \ / / ヽ ヽ な、長門さん!その種が魔王やる夫に何らかの影響を与えている! | /| | ,..- ヽ / ̄| / それですいかなんて作った日には、もっと恐ろしいことが起きるかもしれない。 ./ `ヽ、.,___/ / i 弋 !ー ,イ | _ノ´`ー -,,_ _ 早くそれを焼き捨てるんだ! } ゙| ~゙ _戈;f 、 イ/ `i / !; / ,r.テ \xー.ォ、__ノ ヾ! l .l r ` 、_冫y \o l .ト、 ヽ,_ノ ー | /|. . ! . .ハ_. .∧ . |ヽ . |\| \ . _ | . .l . . . .| l l/ l . .ト. . .「ヽ{二Nト \ l 弋二\ | . , i . . . . .|ヾ、 馬鹿なこと言わないで。 . ! ヽ { ヘハ ヘf_ }` \ f _ }ア!/ ハ . .! . l ` ヽ l . . ,. V;;ィj V;ィリ l . . ムj .∧ l 私は伝説のすいかで原宿のクイーンに…… | .! ∧  ̄  ̄ i! ./ ./V リ l .!l . . ゝ ‐ ,.ィ ./|/ リハ . {ヽ>,、 ィ/リ /183 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 26 34 ID B8CMugYE _____________ | /| ガチャ | /⌒i / | |-/`-イ────────-イ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _____________ |__/⌒i__________/| | `-イ ./⌒ 三⌒\ | すいかの種みーつけた♪ | ヽ ノ /( ●)三(●)\ | | ,| / ⌒(__人__)⌒ \ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ + + ☆ガチャ __ / _____________ (( i´| |`i )) + |_____________/| /⌒i|__|i⌒i、 | / | | | く ン 冫 + |. | \ \ .| ____/  ̄ /)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \  ̄ | )/)γヽ + \ |____ )/ ̄__ノ 184 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 26 48 ID B8CMugYE / / l \ ヽ ! / / / , | l ハ ヘ、ヽ、_, . | ! l l / / ,イ ! i ! l ヽ ,` ̄ . l | l l ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l ノ | ! │ | /_// // / , ∧ / | / j l│. ノ l ァ| |尢/‐=乞t/ / /∠ニ「厂! / ,/ / リ くっ、こんな所でやられるわけにはいかない。 イ 八{´l !レ . Vハ | i ;; ;j . i ; リ /}, // ドクオ。 ヽ , |  ̄ .. ; ... ̄ チ / `ヘ lヽ _ _ 厶 ./ 邪魔するなら貴方もそこのやる夫と一緒に始末する。 , {.代ト、 , イ | / \_ i| > 、 _ , イ/ V l./ バッゲージ・オン! / ヽj {`ヽ ′185 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 27 04 ID B8CMugYE / ̄ ̄ ̄\ / ⌒ ⌒ \ させないお。 / ( ●) (●) \ | ⌒(__人__)⌒ | バッグキャンセラー=オン!! \ |r┬-| / / | ̄|´ ~~~~~~~~~~~~ぴぴぴぴぴ く ri_l ヽ \ !、_彡 \ / | /|. . ! . .ハ_. .∧ . |ヽ . |\| \ . _ | . .l . . . .| l l/ l . .ト. . .「ヽ{二Nト \ l 弋二\ | . , i . . . . .|ヾ、 . ! ヽ { ヘハ ヘf_ }` \ f _ }ア!/ ハ . .! . l ` ヽ l . . ,. V;;ィj V;ィリ l . . ムj .∧ l 変身できない!? | .! ∧  ̄  ̄ i! ./ ./V リ l .!l . . ゝ ‐ ,.ィ ./|/ リハ . {ヽ>,、 ィ/リ /186 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 27 15 ID B8CMugYE ___ / \ / \ うふふふふ。さあ、そのすいかの種をやる夫に渡すお。 / ⌒ ⌒ \ | /// (__人__) /// | . (⌒) (⌒) グッ ./ i\ /i ヽ l___ノ ヽ___i | /|. . ! . .ハ_. .∧ . |ヽ . |\| \ . _ | . .l . . . .| l l/ l . .ト. . .「ヽ{二Nト \ l 弋二\ | . , i . . . . .|ヾ、 . ! ヽ { ヘハ ヘf_ }` \ f _ }ア!/ ハ . .! . l ` ヽ l . . ,. V;;ィj V;ィリ l . . ムj .∧ l だが断る。 | .! ∧  ̄  ̄ i! ./ ./V リ l .!l . . ゝ ‐ ,.ィ ./|/ リハ . {ヽ>,、 ィ/リ /187 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 27 30 ID B8CMugYE ____ ___/ \ ,, - r .// / ヽ ヽ レヽ、 仕方ない。長門さん。 ./ / || | /| | l /-、 i ヽヽ. / ̄| / i ! ここは私が食い止めます。 / ヽ |_ _\\____/ // / !  ̄ヽ\.\〃/ / // 裏口から非難してください。 ノ ̄ ̄ l \__/-、 / / / / | ~ `´ / /, | / , l i . } ヽヽ .ヽ \ .// . ! | / / / /i / ! }i ,ヽ | i,i . | | !,/_ム/_ l / l !l ! i ! . ! l . . | i . レ ,ソ,_/`! /i / i ! | しかし、ドクオではやる夫に勝てない。 . !. ! . . . /´ , ! | ! ヾ.i´ i` !/ / ! i l , . . . 〈 、 _゙il . |.| j_ソ ゙、_ ヽヽ、 . . \ニ , . ii ! ノ ヾ、i l l , | , . ! ,! ィ´ i|ヾ ! i /ヽ ヽ. l 丶. / ノ /ii/lノ ヽ r‐y┬ イ ` ‐- 、 / ヽl/ / \__{ヽ、 /_,, -‐‐‐-- ,,_ \_,ヽ‐、188 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 27 42 ID B8CMugYE ____ /_ノ ヽ、_\ ,. -- 、, o゚((●)) ((●))゚o ,―<,__ ヽ ⌒(__人__)⌒ \ めんどくさいから、まとめてふっとばしてやるお! / ヽ |r┬-| | __| }. | | | | くらえ、「イオナズン」! / ヽ, / { | | | | { Y----‐┬´ 、 | | | | / 、 ヽ |ー´ ヽ | | | | .{ ヽ ヽ lヽ_!´ ヽ`ー ォ / , ヽ ヽ ,/ } ヽ ヽ 、,__./ __/ \ ヽ__/, _ / \__. ! 〈 _,  ̄189 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 28 10 ID B8CMugYE / ̄ ̄\ / \ | / \ i | /\ } 「イオナズン」ってなんですか? | / ̄ ̄\ l ヽ } 〉、 ,イ _ノ ト、_ / ー- `、 \ ,. ´ ̄ ̄ ̄` 、_ / / \ / / / ヽ ヽ / / / / / ヽ ヽ 、 . ハ / / / / /ト、 i | i i | ! /,イi | ! | ! ヽ \ ト、 | i ! ! \ 呪文です。 〃 || 「「><ヽ|\| \!_>v1ハイ ト-ヽ / !ト、ト、! ̄ ̄`ヽ f 〃 fr示 ! i ! 〃トr 斗 // |-、 ! r ,イ rY 从 / レヘ|ヽ __,.ノ ; ヽ __ ̄_ jイノ〃 V ト、 _ 乂 /レ ヽ! > _ _,. イ!/ / ヽレ ´ j 「メ、190 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 28 26 ID B8CMugYE . ’、′‘ ・. ’、′‘ ・. ’、从へ从へ人へ从从へ从へ人 ・. ’、′‘ ・. ’、′‘ ・ ・. ’、′・. ’、′‘ ‘从へ从へ人へ从 人 从へ从へ人へ从・、′‘ ・. ’、′‘ ′‘ ‘ ・. ’、′‘ ・Σ( (( ⌒ ⌒ ) ) )ζ′‘ ; ゜+°′。.・”; ’、.・” ‘ ・. ’、′Σ( ( ( ) )) )ζ Σ( ( ( ) )) )ζ へγ. ’・.・”; ’、 . ’・.. ’・.从人 ‘ ・. ’、′‘ ・. ’、 人人 ’、人人 ’、′‘ ・.ζ .・”; ’、 \ γ γへ从 ⌒从へへ从・. ’、) ・. ’、′)) ⌒ ) ) ”; ’、 ヽ γ (( 人 )) λ λ ) (( ( ( (( ))M ヽ Σ( (( ⌒ ⌒ ) _)\_)\ 人 从 ( ソ从へへ从/ どかーん! \ Σ( ⌒( ⌒ ) ノつ ) )从_)从 ) ))从へ从へγ / \ヽソ )ゝヾ ( 人 γヽ从_) 从_) (( ( ⌒ ))ζ ) / \ Σ⌒::) )ζ;;从 ⌒ ) _ ̄ ,ノ 丿人( (( )) / \ :;从へ从へへ从_~ ̄ 从へ 从へ从へへ从γ / \( ⌒ ⌒ ⌒(__`__)~^( ⌒( ⌒( ⌒ ) ζ/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 辺り一帯が爆炎に包み込まれた! 長門は!?ニューソクCITYは!? 全てがやる夫の前に崩れ去ってしまうのか! ________________________________________ おしまい191 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 28 49 ID F7li2ZL3 あたまいたい192 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 14 58 53 ID LIY8RG0K 乙 相変わらず面白いw193 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 15 14 50 ID 2N3sHOhs ちんこいたい194 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/21 20 27 26 ID R/OnGNTL がんばれ長門有希、負けるなやらない夫 俺たちは君たちのブランドバッグにかける情熱を知っている! と、GGG風の煽りをいいつつ、乙195 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 41 42 ID ZhE6qZW9 殲滅指令!おねがい長門有希 -- 第十話 -- 「すいか割り」 ____ ,. - ´ `¨ー 、 / ヽ ヽ、 ,,.- ,,.- ` ヽ、 やる夫の家はどこだお? / 、__,,.-= 、 ヽ、 i へ___, ゙.゙、;;;; ,ノ ヽ やる夫の部屋はどこだお? ./ i ゙ ;;;;;, 〉 ` ヽ / . ゙ー- ヽ i やる夫のPCはどこだお? / i 人 ノ l , ,_,,ノ `─-‐ ヽ / やる夫は……どこに行けばいいお? i `、 _y──‐ l / , i_/ / _ / ヽ、  ̄ ̄ / ヽ、_ / `¨i ヽ / ヽ / ヽ196 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 41 57 ID ZhE6qZW9 ,_____,,.. |ロロロロロロロ#l;;l |ロロロロロロロ|| .┌──、_, ξロロロロロ ;,,|| ,.l|____くz. |ロロロロロロロ|| |==========| |ロロロロロロロ|| l. |##三三三三| ヒュウウウウウウウウウ~ . |ロロロロロi;, ||..,,..∥ |==========| λ, ,.ξ ;;,, ;;;;; /「「「「「/;,I三三三;#;;| | └‐┘l| |「「「「「「「|;,| ;;;;; ;;;;;; ;; ,,,, |「「「「;#《 ,,..,,...,.、 .|「「「「「「「|;,| ___ |「「「「「「|//;く‐-=ヾ |「「「「「「「|;,| トr‐イ .. ,,... ]「 ;;「「「〈#《〈〈,,,..丶\ |「「「「「「「|;,| ;;; ;; ,,,|「「「「「「「「|l. |「「「「「「「|;,| /‰ⅶ |「「「「「「「「|l. |「「「「「「「|;,| // ;; '从ゝ |「「「「「「「#;l ;;;;;;; ;;;;; ;;;;; ;;; ;;,,,.. [ .μ ;; ; へへ |「「「「「「「「|l ヒュウウウウウウウウウ~ |「メ;;;「「「「「|l / ̄ ̄ ̄\ / ─ ─ \ ちっ。黒翡翠(くろひすい)の種もふっ飛ばしちまったかお。 / (●) (●) \ | (__人__) | まあいいお。アレはいつでも取りに行けるお。 \ ` ⌒´. / / \197 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 42 11 ID ZhE6qZW9 「お前は本当にやる夫なのか?」198 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 42 21 ID ZhE6qZW9 ___ / \ /ノ \ u. \ !? / (●) (●) \ | (__人__) u. | だ、だれだお! \ u.` ⌒´ / ノ \ /´ ヽ ____ / \!?? / u ノ \ / u (●) \ やる夫はやる夫だお! | (__人__)| \ u .` ⌒/ このアイデンティティは誰にもマネできるものではないお! ノ \ /´ ヽ199 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 42 32 ID ZhE6qZW9 「さて、どうかな。」200 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 42 44 ID ZhE6qZW9 ____ / u \ / / \\ / し (○) (○) \ こ、これはやる夫の存在そのものを脅かす力!? | ∪ (__人__) J | \ u `⌒´ /201 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 42 54 ID ZhE6qZW9 「黒翡翠をぶっとばしてくれてありがとう。お礼にもう一度だけ、眠らせてあげるよ。」202 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 43 04 ID ZhE6qZW9 「大丈夫。今度は絶対に目覚めないようにしておくから。」203 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 43 12 ID ZhE6qZW9 「じゃあ、おやすみ。」204 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 43 28 ID ZhE6qZW9 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ [緊急特報] ヽ ヽ /; 〃. ;ィ-─── ヽ \/ / //__,. -──- 、ヽ 次元振動率38%、ディメンジョンコネクタが確立されています。 ,.⌒ヽー ヽ /i / // j/ | ヽ ヾ_jr 、ヽ\ j k/ _ィj / / j| 第六世界より大規模なエネルギーの接近を感知。 rニ、 \ーj/7!Yiヽ/L ;.-7; ィ ヽl`i r l| ー {ン7/j ニューソクCITY全域において激しい戦闘が開始される可能性があります。 ´l i ll. _ ´ ,イ i ´ /ヽ lト --- <i l/, 住民の皆様は速やかに各地区の避難所へ移動してください。 ノ \`二二二/\二\ (´ |(゜。゜)| ヽ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ *わからない言葉はスルーしよう205 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 43 42 ID ZhE6qZW9 [柊の部屋] ,.. ,...、 , ;;;;;;..i ディメンジョンシンパシーがインボークして、第六世界からのプレッシャーを | lリ ,!! | 受けている。イントルードシーケンスの第8段階に来ているとみて間違いないだろう。 _ ,,. -‐,l l、_ ノ|l! ニューソクCITY特別災害対策チームが組織されているということは、 / ,.-‐ 、_丿 -、 リバースコネクションによって次元侵食の波動を押し返そうという作戦だな。 / / . i ヽ 実に地味だが、確実な作戦だといえる。問題はそれまでこの次元を固定するカギ l l ., . l .. .\ _ であるやる夫を自我を保っている状態で封印もしくは破壊できるかといったところか。 | / .l . . }ヽ; . . .`.ー. 、__,,_だが、やる夫が黒翡翠の影響で目覚めたのだとしたらもう手遅れかもしれない。 l ! .└.、 _ . . ゝ ` ,.> ´ `il i i i゙やる夫本体はすでにやらない夫によって破壊されている。アレが黒翡翠に L___L;_;_;_;_ ( 、ミ}-‐-〈,,.. ; ./´ よってプロジェクションされた、世界の記憶だとすると…… *意味不明です206 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 43 54 ID ZhE6qZW9 [ニューソクCITY植物研究所] / ̄ ̄\ / ヽ,,,)ii(,,,ノ\ | (●))((●) | | (__人__) | うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!! .| il´ |r┬-|`li } |!l ヾェェイ l! } 俺はまだ生きてるぞ!!! ヽ / .ヽ / /⌒ヽゝ ノ~⌒ヽ l | | ,Y Y |207 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 44 23 ID ZhE6qZW9 , -────--、 /; ; ; ; ; ; ; ; ; ; \ /; ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ、 /; ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ /; ; ; ; ; ; ; ; ;ヽ /; ; ; 、i!i!i!i!i!`、 ; ; ; ; .l . l __ノ i!i!i!i!i! ー-- ; ; ; ; .| . L!0 )li!i!i!i!i!|(0 )l ; ; ; ; ; | j`ー’i!i!i!i!i!i!i!`ー ; ; ; ; |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ バッグよ、今こそ力を開放するときだろ! 伝説ブランドの底力、今こそ見せてやるよ! _________________________________________ ゝ-、} ,.´-‐ァ¬‐,, / ; ; ; ; ; ; ; ./ |l / / ,、r7 ; ; ; ; ; ; ; / j∨ ,}ヽj/ ; ; ; ; ; ; / ハfvヘハノゝ _,. _____ノ |_ ヽr ´ 厂.. .. .. .. .. .. .. . . . .  ̄ ,. -rr ォ ヽ; ; ; ,..イ.. .. .. .. .. .. .. .. .. . . . . . .. j .. .. !| .| 丶_..ィ. /.. .. .. .. .. .. .. .. .. . . . . . . . . /.. .. . !| .L_ |リ. /.. .. .. .. .. .. .. .. .. .. . . . . . . . . ____ | | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |\ /| ______.| \_______/ |_______∧,、____  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.| [銀] | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ⊂⊃ ⊂⊃ |ぴきーん | | | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄208 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 44 38 ID ZhE6qZW9 ____ / \ / ─ ─\ / (ー) (ー) \ またやらない夫かお。 | (__人__) | ./ ∩ノ ⊃ / でも、これならいけるかもしれないお…… ( \ / _ノ | | .\ “ /__| | \ /___ / ____ / \ / ─ ─ \ / (>) (●) \ 時空の扉を開放してやるお。 | (__人__) | \ ` ⌒´ ,/ だから、あと一つ。あと一つだけとって来て欲しいお。 /⌒ヽ ー‐ ィヽ / ,⊆ニ_ヽ、 | / / r─--⊃、 | | ヽ,.イ `二ニニうヽ. |209 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 44 51 ID ZhE6qZW9 / ̄ ̄\ はあ!?しらねえよ! . _ノ,、 \_ \ ( ●)( ●) | くらえ!「バッグオブマーキュリーコンタミネイテッドデス」!!!!!!!! (__人__) | (`⌒ ´ | { | { / ヾ / ,; ゙゙ ., __>―>_____> ̄ ̄ ̄ ̄>‐―> ̄ ̄>―‐> ソgヘ二ニ=7⌒ ̄ ⌒ ̄〆 ⌒ニつ ; ――> ̄ ̄>___> ̄―>===━___> ̄> ∧ii/ oィ/ 〃 (乙ノ≠^ソノ 、,. .., 、__>―>_____> ̄ ̄ ̄ ̄>‐―> ――> / .|//= ゝー─~゙─‐゙~ ´ ずががががががっがががががが l |。 `~/ / |。 / /ソ |。 ( / リ∠\____ニゝ210 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 45 02 ID ZhE6qZW9 ____ / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . . / ─ ─ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . . / (>) (●) ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . . | (__人__) ; ; ; ; ; ; ; ; ; 黒翡翠はいつでもあの場所に…… \ ` ⌒´ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . . /⌒ヽ ー‐ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . . / ,⊆ニ_ヽ、 ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . . / / r─--⊃、 ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . . | ヽ,.イ `二ニニうヽ. ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . .211 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 45 18 ID ZhE6qZW9 ´ ´. __,, ======== ,,__ ...‐ ゙ . ` ´ ´、 ゝ ‐... ..‐´ ゙ `‐.. ずどーーーーーーん / \ .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ´ ヽ. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;................. .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ . ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;...... ;;;;;;゙゙゙゙゙ / ゙ ゙゙゙゙゙;;;;;; ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙ ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ; .` .; il,.;;. ||i .i| ;il|l||;(゙ `;;i|l|li||lll|||il;i ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;; `ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;, ,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙ ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii ;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙212 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 45 35 ID ZhE6qZW9 ;;⌒ 、 (;;; ,,;; ヽ、 _,,,... -‐‐=-..,,,_ (_,,, ;;ノ,r \,,....., ;;⌒ 、 ,,r ... . ; .` .、 (;;; ,,;; ヽ、 , r . ; . ` .、 (_,,, ;;ノ ,r .. .. .. . .... ; . ` 、_ ,r ... ... ;,,, - ‐-,, ,, . ` 、_ __,, - ,r ... .. ...... ‐- ,..,,,... __,, -‐- ,... .-‐‐ ,r ,,,,,, ...... ... _,, - ` -,.. ..... -‐ -‐‐‐-,..,,. ,,, ;;;; ;;;;; ;; ; ;;;; , ;;;;; ;;; ,, ; ;;;; ;;; ,, ;;,,, ... ;; ;;;;, // ,,;;;; ;;;; ;;;;; ;; ; ;;;; ;; ; // . ;; ....... ;;; ,, ; ;;;; //... . ;;;; ;;;;;, ;;;;; ;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;; // ; ;;; ;; ...,,, WWWwwwjij,,.、,、,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjjwv,,.、,、,,,jiiijwwiijijyyviiijwiijijywWw , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , WWWwwwjij,,.、,、,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjjwv,,.、,、,,,jiiijwwiijijyyviiijwiijijywWwji l / | | _ / / | ″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″″ v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v v /, | / , l i . } ヽヽ .ヽ \ .// . ! | / / / /i / ! }i ,ヽ | i,i . | | !,/_ム/_ l / l !l ! i ! . ! l . . | i . レ ,ソ,_/`! /i / i ! | 気づいたとき、 . !. ! . . . /´ , ! | ! ヾ.i´ i` !/ / ! i l , . . . 〈 、 _゙il . |.| j_ソ ゙、_ 私の目の前にはすいか畑が広がっていた。 ヽヽ、 . . \ニ , . ii ! ノ ヾ、i l l , | , . ! ,! ィ´ とうとう私も天国に招待されてしまったに違いない。 i|ヾ ! i /ヽ ヽ. l 丶. / ノ /ii/lノ ヽ r‐y┬ イ ` ‐- 、 / ヽl/ / \__{ヽ、 /_,, -‐‐‐-- ,,_ \_,ヽ‐、213 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 46 01 ID ZhE6qZW9 ___ /― ―\ / ● ● \ あ!知らない人がいるお! /⌒ヽ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/⌒i ヽ ヽ ィ‘ / おねえちゃんはガイコクジン? ∠-7 j |.| | ./| ,1 ハ. ハ | |l. l | | | |l. ,. } ナTァ-| ./ l./ Tナ{. ,リ |1 l!Mヽ.{ ィテtト ! t5モト,.レ! ,1 ,! 違う。魔法使い。 1 ,l.| ゙ト ぅり , 2tタ / /,! `| l. 「ヽ __ /! イ/ l.ト. |l. ヽ、 _,.ノイ/ |! ` ヽl ヘゝl` - ´lル ′214 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 46 13 ID ZhE6qZW9 ___ /⌒ ⌒\ 〃 / ● ● \ ミ わあ、すごいお!すごいお! /⌒ヽ|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |/⌒i \ll|l ヽ._) l|lll / 魔法使いって実在したのかお! 人l||l |l||l 从 バンバン ( ⌒ ) ( ⌒ ) ___ /\ / \ じゃあ、やる夫も自己紹介するお! キリッ! / 〓 〓 \ /⌒ヽ|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |/⌒i やる夫は世界を支配する魔王になるのが夢なんだお! \ ヘ / /215 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 46 26 ID ZhE6qZW9 | /|. . ! . .ハ_. .∧ . |ヽ . |\| \ . _ | . .l . . . .| l l/ l . .ト. . .「ヽ{二Nト \ l 弋二\ | . , i . . . . .|ヾ、 . ! ヽ { ヘハ ヘf_ }` \ f _ }ア!/ ハ . .! . l ` やる夫?……魔王? ヽ l . . ,. V;;ィj V;ィリ l . . ムj .∧ l | .! ∧  ̄  ̄ i! ./ ./V リ l .!l . . ゝ ‐ ,.ィ ./|/ リハ . {ヽ>,、 ィ/リ / ___ /― ―\ / ● ● \ あれ?あそこにも知らない人がいるお! | ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| ヽ ィ‘216 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 46 40 ID ZhE6qZW9 / ̄ ̄\ / ノ ⌒\ | (●) (●)| あれ、長門じゃないか。 . | ///(__人__) .| | ` ⌒´ | ってことは、ここはニューソクCITYなのか? . | } . ヽ .} 確かに俺はやる夫を倒したはずなんだが…… ヽ ノ / } | | | | ___ /\ /\ 馬鹿なこと言うなお!やる夫はぴんぴんしてるお! / ● ● \ /⌒ヽ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|/⌒i さてはお前、やる夫の命を狙いにきた勇者だな! ヽ ヽ ィ‘ /217 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 46 52 ID ZhE6qZW9 ___ /― ―\ っていうかニューソクCITYってなんだお? / ● ● \ | ⊂⊃ (_,、_,) ⊂| ヽ ィ‘ | /|. . ! . .ハ_. .∧ . |ヽ . |\| \ . _ | . .l . . . .| l l/ l . .ト. . .「ヽ{二Nト \ l 弋二\ | . , i . . . . .|ヾ、 . ! ヽ { ヘハ ヘf_ }` \ f _ }ア!/ ハ . .! . l ` そういう名前の町がある。それだけ。 ヽ l . . ,. V;;ィj V;ィリ l . . ムj .∧ l | .! ∧  ̄  ̄ i! ./ ./V リ l .!l . . ゝ ‐ ,.ィ ./|/ リハ . {ヽ>,、 ィ/リ /218 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 47 10 ID ZhE6qZW9 ___ / ー\ /ノ (@)\ うわっ、こいつってもしかしてやる夫か? .| (@) ⌒)\ .| (__ノ ̄| | ///;ト, 懐かしいけど嫌な夢見てんのかな俺wwwww \ |_/ / ////゙l゙l; \ _ノ l .i .! | /´ `\ │ | .| | | { .ノ.ノ | |../ / . ___ お前、なんとなくやらない夫そっくりだお。 /― ―\ / ● ● \ せっかくだからやる夫の家ですいか食っていけお。 /⌒ヽ|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |/⌒i \ ヘ / / 黒翡翠っていう品種らしいお。219 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 47 36 ID ZhE6qZW9 \______________________________/ | /|. . ! . .ハ_. .∧ . |ヽ . |\| \ . _ | . .l . . . .| l ○ l/ l . .ト. . .「ヽ{二Nト \ l 弋二\ | . , i . . . . .|ヾ、 o . ! ヽ { ヘハ ヘf_ }` \ f _ }ア!/ ハ . .! . l ` ヽ l . . ,. V;;ィj V;ィリ l . . ムj .∧ l という夢を見た。 | .! ∧  ̄  ̄ i! ./ ./V リ l .!l . . ゝ ∴ ‐ ∴∴,.ィ ./|/ リハ . {ヽ>,、 ∴ ∴ ィ/リ / / ̄ ̄\ / \ | / \ i どっからが夢なのかわかんねえよ。 | /\ } | / ̄ ̄\ l それに、その口についてるすいかの種は何なんですか? ヽ } 〉、 ,イ _ノ ト、_ / ー- `、 \220 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 47 47 ID ZhE6qZW9 イ i | i , `メ // /i .ト ヽ ヽ レ| { i |// ´ `メ / / /| } ト 1 ,イ i r+テ=ミメイ // |´/ / ハ| 黒翡翠の種に決まっている。 `、ヽ r メ, {。;;;; ソ ` ,rz;,y ノi〃イ . `ハヾ ヘ i ー - /。シ゚ク / 魔王やる夫の家でたくさん食べてきた。 レ ,` ; i , ` / / i∧ト i, ∴(つ∴,イ{ ./ レロレロ . ,y}`ヽ |ゝ, _,∴ ´ リ |/ ,ノ. . .ヽ ` , {;;ヽ、. |i221 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 48 00 ID ZhE6qZW9 「行こう。ここからは私のターン。」222 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 48 09 ID ZhE6qZW9 おしまい223 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 09 51 04 ID PtzNiTwq 訳の分からん部分をスルーしたら、全部わからんかったw224 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 16 48 07 ID WawFh9Gd スルーするなってことかw乙225 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/22 22 08 01 ID 08o+Aroo やべぇ、相変わらずつっこみどころしかねぇwww 乙です226 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 18 17 ID TEUdmUWa 殲滅指令!おねがい長門有希 -- 第十一話 -- 「リンパマッサージ」 / ̄ ̄\ / _ノ \ あ、あれ。俺は何を? | ( ○)(○) . | U (__人__) | U |r┬-| 彡 . | ` ⌒} 彡 . ヽ } ヽ ノ / \ / /\ / ̄\____l⌒l | | \ / ヽ \_____| . Σ(⌒ノ ゝ \__) (( (ヽ三/) (ヽ三/) )) (((i )__ ( i))) / /⌒ ⌒\ \ ( /( >) (<)\ ) キタキタキタwwwwwwwwwww / ⌒(__人__)⌒ \ | |r┬-/ | 感じるお!世界が黒翡翠のエナジーで満たされていくお! \ ` ̄ ´ /227 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 18 45 ID TEUdmUWa ∩∩∩ . ∩∩∩ .∩_ ||_ |_ | |_ ||_ |_ ∩ │ ___ つ ⊂ ___ │ ヽ ノ ___ ヽ ノ / / /_ノ ヽ、_\ ヽ \ これで第六世界の連中はこの次元には当分干渉できないお! ( く o゚((●)) ((●))゚o ) \ `/ ⌒(__人__)⌒ \ / 後はやる夫がこの世界を支配してやるおwwwww ヽ| |r┬-| |/ \ | | | / | | | `ー ´ / ̄ ̄ ̄\ / ─ ─ \ あれ? / (●) (●) \ | (__人__) | \ ` ⌒´. / / \228 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 19 01 ID TEUdmUWa / ̄ ̄ ̄\ / ─ ─ \ / (○) (○) \ パカッ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _________ | (__人__) | \ ` ⌒´. / / \ | | | | | |229 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 19 16 ID TEUdmUWa / ̄ ̄ ̄\ / ─ ─ \ / (○) (○) \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / ̄ ̄ ̄\ / ─ ─ \ / (●) (●) \ はろー。やる夫だお。 | (__人__) | \_______/ _________ | (__人__) | \ ` ⌒´. / / \ | | | | | |230 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 19 31 ID TEUdmUWa / ̄ ̄ ̄\ / ─ ─ \ / (●) (●) \ | (__人__) | \ ` ⌒´ / ∫∫∫∫∫∫∫ ∫∫∫∫∫∫∫ ニョロニョロ ∫∫∫∫∫∫∫ ∫∫∫∫∫∫∫ ニョロニョロ ∫∫∫∫∫∫∫231 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 19 47 ID TEUdmUWa ____ /― ― \ /(●) (●) \ シャキーン / (__人__) \ | ` ⌒´ | \ / / \ | ・ ・ ) . | | / / | | / / | | | / / | (YYYヾ Y (YYYヽ | (___ノ- -( ___)_ノ232 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 20 05 ID TEUdmUWa / ̄ ̄ ̄\ / ─ ─ \ やれやれ。 / (●) (●) \ | (__人__) | 今さら黒翡翠を持ち出したくらいで、やる夫の登場を阻止できるわけないっつーの。 \ ` ⌒´ / / | 魔王やる夫ってのも相当な馬鹿だお。 (_ ) ・ ・ || l⌒ヽ _ノ | | r ` (;;;U;;) )__) (_ノ  ̄ / / ( _)233 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 20 22 ID TEUdmUWa ___ ,. - ´ `¨ー 、 / ヾ ヽ、 / }; ヽゝ. / r´ __, ..イ ト┬-、i なにこれ? , L._∠,´.!___,.ノ ヾ, ̄ ヽ, i } } | ヽ ,___,,ノ`ー- ヽ, i  ̄ ´ } : ./ i ,! i ! , { i ! .} ! } i ヽ、 i , l ヽ、 |. / / ヽ..,,____,,..ノノ ノ {234 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 20 40 ID TEUdmUWa | | l l l ! ヽ l | ! ! | l∧ ! l lヽ l/ j/| l lヽl おそらくはやる夫の存在を食べたのだろうね。 / |l| lヽ、! / ! l | ヽ l lヽ ! |ハト、  ̄ ∧// l| 次元を超越できる者たちの戦いとはそういうものさ。 !ハ ト、ヽ!∧\ / 〃| !| / ヽヽ ! ハ ∧  ̄ ̄ / j/`丶、235 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 21 00 ID TEUdmUWa l ! . { X l l l . ヽ. , j , . i ´ ,,Yl、 l | . l . i i. i // . ; } 〃 l| i | ! . .l . . i l. ! // , . / 7 l! | ! j } | . . l . ! , /イ.;イ /{ / ! , .イ l ; . l . l l . !、ヽ でも、これ以上好き勝手もさせないけどね。 i/ l/r辷ュ⌒ 、_/l/| / /_j_l ヽ . ! l. i、. , \ |! ! }广沙 、 ヽ、l//´ `ヽ.i |i . | . | | ヽ ゞえfヘヽヽ} フ´ l l ! |l l . l ト. /rァァ ル !| | j ! | | 〈`ヽt Y´{ / リ !; !ハ j y′\ ヽ . / ,リ }/ { }/ ′ ヽ ____ / \ / ─ ─\ リア充ふぜいがよく言うお。 / (●) (●) \ | (__人__) | やる夫は常に主人公補正+アンチリア充補正がつくから ./ ∩ノ ⊃ / ( \ / _ノ | | 柊にだけは絶対負ける気がしないお。 .\ “ /__| | \ /___ /236 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 21 21 ID TEUdmUWa [柊はウサミミ仮面に変身した!] , -‐ `ー--- 、__ /, 、 i | ヽ、 ノ-‐ ⌒ヽ | `ト- 、____, - ⌒、 `ヽ、 | , --、|-── 、/ ヽ ヽ、 シャキーン! , { }⌒ヽ , -─  ̄ ̄ ̄ヽ \ /-ヽ, ⌒、 j ヽ,ィ ヽ \ ハ ヽ__ノ⌒, ,. イ /! ヽ \ . 、 | ヽ_人_ノ ,. - /./ } ヽ ヽ ヽヽ`ー 、 | ィァ ´ //-7i \ ヽ ヽヽ ` ー--{ / _ / ./≠レ ヽ } 、_ヽ _ `ヽ/ /´/ /kァ7i  ̄ ̄ ヽヽ ̄ ー\ `ヽ ー‐ フ ̄个 ノ やる夫。お前は何か勘違いをしている。 >=-  ̄ ,.ィ ー{ ヽ= - ノ./ ` >ー== く/ ヽ\\\、/ / 僕をリア充なんてチャチなものと一緒にしてもらっては困る。 / \ ム ヽ ヽノ237 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 21 47 ID TEUdmUWa 「僕はイケメンでセレブなんだ。」238 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 22 08 ID TEUdmUWa l / | l / | ,-ノ_ / | //  ̄` ー‐ -------,ハ | | //`ー - 、 _ | ヽl l /y  ̄ ` ー--、 l ヽ ヽ、 / / |ヽl .. ,、 ヽ ー-、 / / _ l ` l ヽ 〉 イケメンビィィィィィム! ` ー、 // ` ニ_ ー-、 l ヽ l / ` 〃 、 `ー、 ` ー- 、 ヽ ` `- / ノ´ヽ、` ー-、 `ヽ、 ` ー`ー―-、 /r‐ ヽ、 `ー、 `ヽ、 l 、- ー―― _, `i、_ `ヽ、 `ー、 `ヽ、 | ` _,.- ´  ̄` ー-、_ ヽ、 `ヽ、 `ヽ. l  ̄ ..... ` ー 、 `ヽ、 `ヽ、 \ ........  ̄`ヽ、 `ヽ、 `ヽ,.-/` ......... ヽ. `ヽ、 r l ./ ....... ヽ. `ヽ、 ///239 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 22 31 ID TEUdmUWa ========================================= [そのころの長門&ドクオ] _____ r⌒ヽ、 ./ \ / \ \/ / \ ヽ _/ / ヽ | /ヽ | 〈__/ . | | / ̄丶 U .| ぜぇぜぇ / .\ i⌒\ / ./ / ⌒ヽ, _.ヽ .\/ .__ r / |/ー、\ \ . ヽ | i, ノ .\^ i .| ヽ./ ヽ、_../ / . ヽ、__ノ .i / // ./ .ヽ、_./ ./ / ./ / .ノ.^/ ダッ |_/ /, | / , l i . } ヽヽ .ヽ \ .// . ! | / / / /i / ! }i ,ヽ | i,i . | | !,/_ム/_ l / l !l ! i ! . ! l . . | i . レ ,ソ,_/`! /i / i ! | . !. ! . . . /´ , ! | ! ヾ.i´ i` !/ / ! i l , . . . 〈 、 _゙il . |.| j_ソ ゙、_ …………急いで! ヽヽ、 . . \ニ , . ii ! ノ ヾ、i l l , | , . ! ,! ィ´ 戦いが始まってる! i|ヾ ! i /ヽ ヽ. l 丶. / ノ /ii/lノ ヽ r‐y┬ イ ` ‐- 、 / ヽl/ / \__{ヽ、 /_,, -‐‐‐-- ,,_ \_,ヽ‐、 =========================================240 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 23 03 ID TEUdmUWa /-ヽ, ⌒、 j ヽ,ィ ヽ \ ハ ヽ__ノ⌒, ,. イ /! ヽ \ . 、 | ヽ_人_ノ ,. - /./ } ヽ ヽ ヽヽ`ー 、 | ィァ ´ //-7i \ ヽ ヽヽ ` ー--{ / _ / ./≠レ ヽ } 、_ヽ _ `ヽ/ /´/ /kァ7i  ̄ ̄ ヽヽ ̄ ー\ `ヽ ー‐ フ ̄个 ノ ちっ。やはり破壊力が足りないか…… >=-  ̄ ,.ィ ー{ ヽ= - ノ./ ` >ー== く/ ヽ\\\、/ / / \ ム ヽ ヽノ * ``・* 。 ★ `*。 | * ____ | * /⌒ ⌒\ | +゚ /( ●) (●)\ | ゚* 打つ手無しですね。わかりますお。 / ⌒(__人__)⌒ \/⌒) +゚ | |r┬-| | ノ 。*゚ じゃあ、イオナズン唱えちゃおうかなwwwww __\ `ー ´ // 。*・ ゚ (⌒ |。*・ ゚ ,。ヽ_ 。*・ ゚ + │ 。*・ ゚ | * 。 `・+。。*・ ゚ | `*。 i  ̄\ ./ * \_ |/ * _ノ \___) ~ 。*゚ ( _/ ☆ |_ノ 241 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 23 21 ID TEUdmUWa __ / \ / ─ ─\ /⌒) /⌒)(〇) (〇 |/ / イオナ……おっ? / / (__人__) / .( ヽ ` ⌒´ / \ / ___ / / (_____ / \ \ ) ) ( \ \_)242 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 23 40 ID TEUdmUWa / ̄ ̄ ̄\ / ─ ─ \ 運が良かったな。 / (●) (●) \ | (__人__) | 今日はマジックパワーが足りないようだ。 \ ` ⌒´. / / \ ___________________________________________ ´l i ll. _ ´ ,イ i ´ /ヽ lト --- <i l/, それは良かった。柊、やらない夫。力を貸せ。 ノ \`二二二/\二\ (´ |(゜。゜)| ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄243 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 24 00 ID TEUdmUWa .. / ̄ ̄\ / _ノ .ヽ、\ コンバットさんか。よしわかった! | (●)(●) | ./´`; . | (__人__) .| ./ / ,. -、 もう一度、伝説のバッグの力を見せてやる。 | ` ⌒´ ノ .ァ / / / ヽ }.ァ / / ∠__,,,...、 .ヽ . _.ノ.ノ_ . ´ __.ノ . / r ´ `ヽ <´ _____| . ` ーr 、, ,._ `ヽ. /´_____ンr, `ヽ二iヽ、.,__,.イ ` ー i _______i ! | /-ヽ, ⌒、 j ヽ,ィ ヽ \ ハ ヽ__ノ⌒, ,. イ /! ヽ \ . 、 | ヽ_人_ノ ,. - /./ } ヽ ヽ ヽヽ`ー 、 | ィァ ´ //-7i \ ヽ ヽヽ ` ー--{ / _ / ./≠レ ヽ } 、_ヽ _ `ヽ/ /´/ /kァ7i  ̄ ̄ ヽヽ ̄ ー\ `ヽ ー‐ フ ̄个 ノ わかった。 >=-  ̄ ,.ィ ー{ ヽ= - ノ./ ` >ー== く/ ヽ\\\、/ / 僕もフルパワーのイケメンビームをお見舞いしてやる! / \ ム ヽ ヽノ244 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 24 20 ID TEUdmUWa l7/ , -‐ 7 二─- 、 , . ´. ィ //7 , ィ ‐ァr‐-ゝ、 r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ オラオラオラ! /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| (j j|/ノ \jハ| / | l i i |_ ___/!|´ i⌒i _r ゚lニニニl]_ ____/l / ―=三●―=三●―=三●―=三● fニニニニllニニ| \[ l===ニニl]}||||||||ll]}コl|====iニコ ―=三●―=三●―=三●―=三●―=三● |l_,,=- ~ | \ ヽ ニ「_,,,l⌒l。__。_]三i三三iF \ ―=三●―=三●―=三●―=三●―=三● | 〈,,/ヽ___)|ll [`ー  ̄ ̄ ずがががががががががが245 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 24 39 ID TEUdmUWa . ; ., ; ..,,, ヾ /\ _____ ヾ_,ゝ __,, ===== ,, ./^\/ / _ ; . ,; . ; /___ ./ . ` ´ ´、ゝ \ / /,/ ; / / ..‐´ ゙ / \ _ ; . ,; .;,.. , / \ ./ /\ \ /_,/ ,; ,.,..; / /\/^ / / / `. ; ; . , ; ./ / ,; \/ / / ;. ; ; . , / / / / / キ i^\ ;゙ ^-- ^-- ゙; \, \ ; . ,; .; ;. /丶, .ヽ ; . ,; i; 、,. ;i .i ̄ /--; ´ . ; ; /i|lli; i . .;, 、 , , ` ,i|;iil ̄ ; ; . , /゙||lii|li||,;,.il|i;,|il . . .;,, .i|i,..,.i|||l´i,.il|lヽ , ; ..,; . ..,.,; `;; .... ... . . ,, .. . . ..;,.. .从 ., ; ;.., ; . ,; . . .. . .. ; ..,.,;; . .,, .. 246 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 26 16 ID TEUdmUWa ____ /⌒ ⌒\ ホジホジ /( ●) (●)\ / ⌒(__人__)⌒ \ ズンズンズン♪全くきかないお。 | mj |ー ´ | \ 〈__ノ / それに、さっきまでの威勢はどうしたのかお? ノ ノ l7/ , -‐ 7 二─- 、 , . ´. ィ //7 , ィ ‐ァr‐-ゝ、 r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ ぐっ…… /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| .. # _ j|/ノ ( 反撃を受けるとは不覚だった。 ) \jハ| / | l i i |_ ___jj/!|´247 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 26 39 ID TEUdmUWa ____ ___/ \ ,, - r .// / ヽ ヽ レヽ、 コンバットさん、大丈夫ですか! ./ / || | /| | l /-、 i ヽヽ. / ̄| / i ! 長門さん、今度は邪魔される前に変身を! / ヽ |_ _\\____/ // / !  ̄ヽ\.\〃/ / // ノ ̄ ̄ l \__/-、 / / / / | ~ `´ / ぴきゃーっ!! _,..- ⌒; ; ; ; ; ; ; . .. /; ; ; ; ; ; ; シュワー . . . ハ ; ; ; ; ; ; ; .. .. / { 人 ト、 ; ; ; ; ; ; ; .. . . . l i八iゝ、 l ヽト | ; ; ; ; ; ; ; わかった。 ... ... ... | { i__レ__ゝ ヽj __j_Vl ! レト ..... ... ノ ト{ ィfァッ ィfテ、i |/ / バッゲージ…… \ ... ヘ{ iトi. 辷ソ . 辷ノ| /ヘ{ {ミi⌒f.} i ト、 _ ノi / ─ {ニ} o } 〉 !ト! ゝ、 .._ ,.. ィ ´ j! ヽ`´ノ _,-─ ´/ ; ; ; ; ; ; ; | `‐´} /i || レニ二ニ; ; ; ; ; ; ; シュワー } lr´ i !! !====! ; ; ; ; ; ; ; / ト、 i || i i ; ; ; ; ; ; ; /´〉,、 | ̄|rヘ l、 ̄ ̄了〈_ノ _/(^ーヵ L__」L/ ∧ /~7 /) 二コ ,| r三 _」 r--、 (/ /二~|/_/∠/ /__」 _,,,ニコ〈 〈〉 / ̄ 」 /^ヽ、 /〉 ´ (__,,,-ー ~~ ̄ ャー-、フ /´く// `ー-、__,| 248 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 26 56 ID TEUdmUWa _...._ _,.- `ヽ、 ,..- ヽ __ / \ ヘ ; ; ; , . , . , . . . . . l  ̄ ー.../ ハ ; ; ; , . , . , . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ / ;ィ ニ l ヽ ヽ / `ヽ l \ \ / 、 ; | ,ン、 ` -..._ / \ ; | / | |`ト 、_ ` ー-......__/ \ヾl l ト ト. ト、ヽ、 ヽ `ハ_|ヾ 弋弍f ー、 ヽ オン。 ´く. ーイ l j、7ァt、__ l rヽ 、 lー - ノ_ノ∠Lゝト弋ー-- _ ノ ヘ ヽ--j..-<} 〈.`249 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 27 19 ID TEUdmUWa ____ ____ |__j-―┐.| / \ .r―‐ ノ / ノ ヽ\ |__j ̄ / (●) (●) \ ○ | (__人__) | \ ` ⌒jj ,/ お前……だれだ……お?…… ノ u \ ボタボタ l7/ , -‐ 7 二─- 、 , . ´. ィ //7 , ィ ‐ァr‐-ゝ、 r──-- ...__ ∠_, イ´\ /イ /l /|l ヽ| .ヽヘ 長門が来た途端、 | ゚ 。゚。 ゚ //r‐、 == ゝj/Ll_ |lハ| j | | i} ` ー‐-- ..__ ヽヽニ..___ノ) {テliヽ ´ jィjァ |/ やる夫のイグジステンスが乱れ始めた!? /7` ー_-──‐ィ i| ー 、ij/!ハ lハ /i|`ー- イ| | !| .. # O j|/ノ \jハ| / | l i i |_ ___jj/!|´ *よくわからないけど、何かが乱れてるんだよ250 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 27 40 ID TEUdmUWa ,. ‐ ´ ̄ ̄ ̄ ̄} バッグトルネードウォーターメロンハザード / j デュープレックスサンダープリズム! / / / / ,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,;;;;;;,,, r…―- ..,,_/ イ ______;;;;;; ;;;;;;;;,,, \ ´ l / _ノ_ノ ^) ;;;;;;;;;,,, _>、_ ヽ、 l / _ノ_ノ_ノ /) す す ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;  ̄i `丶、 `丶、_ ト、 / ノ ノノ// い い い | ! iハト、 i、丶、___` ー-- \ __ / ______ ノ か か か lハノ!イ仄ゝヽ ナアi`ー-=....,,,____,,.ゝ _.. r( `ー 、 ノす す す す | 、`┘ ^i下心!ハj ,ハ! _. - ´ -、 ゙ ノ い い い い |/\ 、 ゞ-イ // _.. `ー ー か か か . ☆ r‐i> ‐rァ= 7.イ ´ ´ __ ´ -  ̄ - ̄ヽ す す す す / ----,,, ,,_.- / _ ----ヽゞ;;;,, い い ,,,, ;;;;;;;;;;;;;;;;;; ─ (___- ヾ ヽヽヽヽ ;;;;;,,,. ,,,;;;;‐″ | _..ヾ ヽヽヽヽ ;;;;,. .,;;;;;; | ,,,-‐ ´ ヾ__)__)__)_) ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,,.,;;;;‐ │ ─r --,,,,,-- 251 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 27 57 ID TEUdmUWa ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ __―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―  ̄___ ̄―===━___ ̄― ==  ̄ ̄ ̄ ――_――__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ___―===―___ ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ――_―― ̄ ̄―‐―― ___  ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄――― ___ =―  ̄ ̄___ ̄―===━___ ̄― ―――― ==  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ―― __――_━ ̄ ̄ ――_―― ̄___ ̄―= ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ252 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 28 15 ID TEUdmUWa ο / バシュッ! O / ο ο // O ,; ゙゙ .,/ -―==ニ二 ; ; 二ニ=―‐‐ O 、,. .., 、‐- _ ,、. O //`v 、 // | ヽ / ο O /253 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 28 38 ID TEUdmUWa __ -―  ̄ ` `ー ──‐ { 二 ______ `ヽ、 / 〃7¨>ー、 \ ー‐ 7 / l / `7ーァ -、 `ヽ、 / | | l ┼‐l‐ト\ . _ │ /| | | |,ァ=zx、_`ヽ、____, ィニ≧k-、__ `丶 l l∧ l ∧ 代う ハヽ \{ イう ハヾl │ `7ー、_ \ ∨ \ヘ/l \{ V j l V j / j / ∧ │`丶、 \ _/ ̄|∧ ∧ ゞー‐ ゞ- _/レ /_∧ /  ̄ ̄ ̄  ̄ |ヽ>l.∧ / \ / / 〃 さようならやる夫。 / ̄ | 小、 r ュ / \ _ノ ∨\> 、 , イ  ̄\ \ \ ∨ヘ_iヽ、 __ ,. ィl Ⅳ| / ヽ ヽ_/ _| |\{/ / } / {/ ヽ }l { ____ / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . . / ─ ─ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . . / (>) (●) ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . . | (__人__) ; ; ; ; ; ; ; ; ; こちらこそ、迷惑かけたお…… \ ` ⌒´ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . . /⌒ヽ ー‐ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; それに、最後にすいかを持ってきてくれてうれしか…っ…た……お…… / ,⊆ニ_ヽ、 ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . . / / r─--⊃、 ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . . | ヽ,.イ `二ニニうヽ. ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; . . . . . . . . . . . .254 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 28 57 ID TEUdmUWa ,,...r― ー- 、_ ,,r ,; .,; .;;;, .;;;゙ ;...゙ヽ、 ,r .,;; ..;;; ; .;;;;;;... ゙;;;.. ゙゙;;.. ゙ヽ. r ., .. ,; .,;;;;;; ;;;;,.. ;;;.. ヽ. ,i ..; .,;; .,;;;; ;;;;;;; ;;;;, ;;, ゙i, ...! ;; ,;;;; ,;;;; ;;;;; ;;;; ;;;, !, .l . ,;;; ;;;; ;;;;; ;;;; ;; ゙l, | ,;; ,;;; ,;;;; ;;,,. ,,; ;;;,, ;; | .l .;;; ;; ;;;;,; ` ; ;;;; . ;; | ..l ;;, ;;;,, ;;;;; ,,;;;; ;;; ,! _,,,... -、‐ , i, ;;; .,;;;; ,,;;;;; .;; ;;;; _,,,,...! r‐ ~ ゙i l ゙i, ;;, ;; ,,;;;;;,, _,,,.... r‐ ~ | | ゙t;, ;;;; _,,..r ~ 、 ヽ ,! .,! ゙ヽ. ;;,, |i, ゙i, 、 ,! ! ゙ ー、;; | i, ゙i, , ` ` ,r ,r ` ゙i, i, ゙t, ,r ,r ゙ヾ 、 ゙t、 ,r ,r ゙ヽ、゙` ー-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r- _,,r ゙ ‐-、,_ _,,,, r  ̄ ̄ ̄ おしまい255 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 09 29 26 ID wB/7mfYK よく分からないけど、感覚が乱れてる256 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 17 30 25 ID 51SZxr2v ????w257 名前: 名前なんて無いだろ常識的に考えて 投稿日: 09/04/23 21 42 09 ID 7hW7Iz/I 感動した! とくにすいかが光線に変化した所とか!! 前へ 次へ
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1203.html
Extra.1 現地語版担当者の憂鬱 キ「なぁ、古泉。前々から思(おも)てたんやけど、ちょぉ、聞きたいことがあるんや。」 【なぁ、古泉。前々から思ってたんだが、ちょっと、聞きたいことがあるんだ。】 古「何(なん)でおまっしゃろ。」 【何(なん)でしょう。】 キ「お前、よその地域の人間やろ。そんなエセ関西弁を現実に喋るヤツ、おらへん。」 【お前、よその地域の人間だろ。そんなエセ関西弁を現実に喋るヤツ、いねえ。】 古「これはこれは……自分としては完璧に現地に溶け込んだと思っていたのですがね。」 キ「嘘つけ(笑)。お前、絶対わざと変な喋り方してるやろ。アレか? ツッコミ待ちか?」 【嘘つけ(笑)。お前、絶対わざと変な喋り方してるだろ。アレか? ツッコミ待ちか?】 古「おやおや、これは異なことを。」 キ「最初から気ぃ付いてたけど、ツッコんだら負けや思(おも)て、今まで放置しとった。」 【最初から気が付いてたけど、ツッコんだら負けだと思って、今まで放置してた。】 古「それでは言わせてもらいますが、あなたも西宮の言葉ではないと言われていますよ?」 キ「それは担当者がネイティブの西宮人違(ちゃ)うから、しゃーない。ついでに言うと、朝比奈さんは京都寄りな大阪弁のイメージやけど、担当者は京都弁を知らんからよう書けへんのやと。」 【それは担当者がネイティブの西宮人じゃないから、仕方ない。ついでに言うと、朝比奈さんは京都寄りな大阪弁のイメージだけど、担当者は京都弁を知らないから書けないんだとよ。】 古「よろしいのですか? そんなメタフィクショナルなことを言ってしまっても。」 キ「番外編やし、ええやろ。担当者の酔ぉた勢いってもんもあるし。ところで今のお前はかなり素の言葉になっとぉな。」 【番外編だし、良いだろ。担当者の酔った勢いってものもあるし。ところで今のお前はかなり素の言葉になってるな。】 古「I can t understand what you say. I talk in Osaka dialect.」 (あなたが何を言っているのか分かりませんね。僕はここの言葉で話していますよ。) キ「Ni neng shuo ying yu!」 (お前は英語が話せるのかよ!) 古「英語で逃げたのに、中国語で返してくるとは……参りました。降参です。あなたの方が一枚上手だ。」 キ「まぁ、機械翻訳の直訳やけどな。」 【まぁ、機械翻訳の直訳だがな。】 古「もしかしたら、Report編でその話をする時が来るかもしれません。どうなるかは担当者次第ですが。その時が来るまで、この話は置いておきましょう。それでは僕はこの辺で、失礼させていただきます。マ…」 キ「マッガーレ。」 古「……先に言われてしまいました。……やれやれ。」 キ「俺もお前に言われてしもたわ。」 【俺もお前に言われてしまったぜ。】 古&キ『やれやれ。』
https://w.atwiki.jp/yaranaiomm/pages/393.html
狩猟祭【蘇芳】 狩猟祭 【蘇芳】 , / ヘ , / ,' ハ , , l l ハ l ! ! ∧ , l /! ハ l ';! l l l , ! lヘ l`ト!、リ,__l /! ノ l l l イ l ィ行示ミ、 l ./ー| /l/! ノリ / l l ! ',辷 ゚ソ .l/.f示リヽ / ! ! ハ | l '; l、 , ゞ-'/ イ ! l ハハ ';ヽ l ヽ ' ,イ ハ!. , 、 /ヽ _,〉 トヘ ! , -- , イ /lハ! /ヽ.,' ∨ l ! ,.-! 「` r--ヾ! 、  ̄ ,. <リ ;.イノ' ,イ !ヘ ∨ l ! rl リ l o .| ./¨´| ̄lイイ-、,--、 , ィフ/ /. ∨ ∨_} .ト-'r-'ヽ、_!__ !ヽ `ヽ-! ゚ 〉 ヽ ヽ ̄ヽ⌒ー-r----r-―==ヽイ ' ./ゝ_〉 `ー' ヽ ノヽ }ーヽ レl !´ヽ ! l ', ハ ',∨ / ∨ 》 . ヽー-‐' { o! ヽ ! l l ! l ∨/ , - ,ィ l l ! O∧ ∨ ヽ .l / l l ! .}ヽ、 ' ヽ / ∧、 l∨ ヽ _,{ /、__/ ノ ! ノ、 ヽヽ _ `ヽ、 .∧ ヽ_| ∨ ___´./ ̄ `ー--、イ_ /イ `ヽ_! ゝ、__,,ィフ‐‐' ィヽ、___)_ -, Oヘ/ ヽ∨O「 ̄`ト, >- ']]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]] 【蘇芳】 種族:蘇芳・パブリチェンコ+7(8) ♀ Lv65 やさしいひと HP 1280 MP 700 物質系 心の絆 孤高のリーダー こうげきりょく / C- → C → B- しゅびりょく / A+ → AA- → AA+ すばやさ / C+ → B- → B かしこさ / D- → D → C- せいしん / A- → A → AA- こうかんど / 100 ちゅうせい / +100 【呪文】 [ マホカンタ 消費13 / 魔法を跳ね返す結界を張る、一定ターン経過か特定回数反射で解除。 【特技】 [ モノクローム 消費45 / 合体攻撃:ニュー 白と斬撃と黒の射撃を連続で叩き込む。【斬撃】【射撃】 [ ブラックブレード 消費82 / 敵一体に斬りかかり、黒い軌跡による固定ダメージを与える。1戦闘1回。【斬撃】 [ ブラック★ロックカノン 消費82 / 巨大な岩石の連射を敵ランダムにぶちかます。【射撃】【必殺】 [ ギガントフレイア 消費50 / 行動がターンの最後になるが致命的な一撃を放つ。【射撃】 [ ゼロ距離射撃 消費33 / 「前列」にいる時のみ使用可能。敵単体に強烈な一撃を叩き込む。【射撃】 [ さみだれうち 消費12 / 敵全員に射撃を浴びせる。【射撃】 [ だいぼうぎょ 消費25 / 受けるダメージを大幅に軽減する。1戦闘1回。 [ せんこうだん 消費28 / 敵全員にダメージを与えながら、眩しい光で目をくらます。 [ みかわしきゃく 消費5 / 物理攻撃を回避しやすくなるステップを踏む【踊り】【セ】 [ ハッスルダンス 消費12 / 味方全員のHPを回復する踊り、時々テンションも上げる【踊り】 [ アザーズステップ 消費10 / 仲間一体を誰よりも早く行動させるステップを踏む。【踊り】【セ】 【特性】 [ 孤高のリーダー / PTに自分一人しか居ない場合、ステータス基本値が増加する。 [ 復讐者+ / PTに自分一人しか居ない場合、命中率と回避率を大幅に上昇させる。 [ 最後の砦 / PTに自分一人しか居ない場合、与えるダメージが増加し、受けるダメージを減少させる。 [ ひきこもり+ / PTに自分一人しか居ない場合、状態異常、行動不能を受けず、ステータスが-にならない。 [ 蒼炎の魔眼 / 大ダメージを与えた相手に低確率で「火炎」系の追撃を与える。 [ 流星核 / 【射撃】による攻撃が中確率で「かばう」を貫通する。 [ 狂気の淵 / 残りHPが少なくなると特性の発動率が上昇する [ 撃ち落とし / 「前列」にいる間に受ける物理ダメージから、中確率でダメージを軽減する。 [ クロスファイア / 対象が「単体」である「射撃攻撃」を敵の「前列」と「後列」同時に適用できる。 [ 抜き打ち / 攻撃回避時にその対象に対して射撃攻撃を行う、残りHPに応じて回数が変化する。 [ ボソンジャンプ / 魔法攻撃を回避できるようになり、隊列補正を無視する。 [ 魅了 / 他に攻撃対象がいる場合、異性のモンスターからの攻撃対象にならなくなる。 [ 宇宙をかける少女 / 「光系」「ドルマ系」から受けるダメージを中確率で大幅に軽減する。 [ 血塗られた一手 / そのターン受けたダメージに応じて与えるダメージが増加する。 [ 孤人要塞 / 溜まっているテンション数に応じて受けるダメージを軽減する。 [ 跳弾 / 射撃攻撃が回避された際、中確率で再度命中判定を行う。 [ スキルガーディアン / 全体攻撃特技を単体・対象自分に変更し、ダメージを軽減する。1戦闘1回 [ ディストーションフィールドⅢ / 受けるダメージを50軽減する、MPを20消費する。 【アクティブスキル】 [ 固定砲台x / 再使用するまで任意の隊列移動を行えず、射撃攻撃の与ダメージを「しゅびりょく」で判定する。 [ ミュージカルx / 「歌」と「踊り」を同時に使用する。 [ 黒い的x / 「抜き打ち」でダメージを与えた対象に追撃を行う。 [ エンカレッジy / 行動指定時に対象を指定する、仲間一体の行動順がその対象の行動前になる。1戦闘1回。 [ ギャンブルy / 与えるダメージが大幅に大きくなるか大幅に小さくなる。 【耐性】 [ 精神耐性 / 精神攻撃や幻術、それに類する効果を無効化する [ 妨害耐性 / 【無効】「妨害」
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5694.html
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5470.html
「邪魔する気?」 それが私の役割だから。 『消滅の始まり』 「おはよう。長門さん」 北高入学式の朝。思念体から居住を命令された部屋を出ると、朝倉涼子が笑顔を向けた。 笑顔。私には備わっていないモーションだ。今後のアップデートで実装されるかもしれないが、現在はその予定はない。必要もないが。 「ちょっとぐらい反応してもいいんじゃない?あなたはあたしの」 バックアップ。 「そうよ。だからこうやって親睦を深めるべきよ」 必要ない。私に言葉は不要だ。そんなことは理解しているし、納得もしている。なぜなら朝倉涼子は私よりコミュニケーション能力が高く設定されているからだ。 私のような性質を持つ人間がいたとして、私と親密な関係になれる存在などいるわけがない。 いるわけがなかった。 私は三年前の七夕の日、物語を理解してしまった。 今日から一ヶ月後、私は朝倉涼子を削除する。 「ちょっと待ってよ長門さん。一緒に行こうよ。ね?」 これは変わることのない私の未来だ。 入学式を終え、一年六組にあてがわれた私の席に着座する。 ……読書がしたい。未来の長門有希と同期をしたことで、私には読書への欲求が生まれてしまった。 だが、同期した記憶に矛盾を起こすわけにはいかない。よって、私が文芸部に所属するまでの辛抱である。……だが、したいのも事実である。 「ねぇ、あなたはどこ中?」 髪の色素が薄い女生徒が私に話しかけてきた。おそらく私の出身中学を尋ねていると推測する。 私に過去はない。だが、こういった質問はシュミレーション済みである。 よってあらかじめ設定されていた返答を彼女に返した。 「思いっきり学区外じゃん」 もちろん私がそこに存在した事実などない。だが記録はある。 「ふーん。……ところで、あたしってウザい?いや、なんか迷惑そうにされてる気がして」 否定の仕草を取った。私は会話が不得意なだけ。あなたが気に病むことではない。 「そうそう。あなたって本当にうるさい時あるからね」 彼女の背後から、私より頭二つほど高い女生徒が接近する。言葉の調子から高い確率で彼女と親しい間柄だと推測できる。 「初めまして長門さん。こいつがうるさかったらいつでも言ってね」 関係の悪化を防ぐため、ここは肯定すべきだと解釈した。 「うわ!ヒドイ!長門さんまで!」 え?私の行動に間違いがあった? ホームルームを終えて、私は即座に職員室へ足を向けた。すでに最短距離は構築済みである。三分と十一秒で到着する。 「なに?文芸部に入部したい?」 私の応答を受けたのは一年五組担任の岡部教諭であった。 「しっかしなー。まだ入学式当日だぞ。もっと他に考えたらどうだ?ハンドボールとかハンドボールとかハンドボールもあるぞ」 興味がない。 「……断るならもっと言葉を選べよ。先生泣くぞ」 興味がない。 「……しかし文芸部か。生憎、部員がいないから今年から休部が決まっているんだ。悪いが人数が集まるまで鍵を渡すわけにはいかないんだ。すまんな長門」 涼宮ハルヒたちを集めるためには、私が文芸部に入部しなければならない。しかし、そのためには人数を集める必要がある。これでは本末転倒だ。 私は解答を発見するため、同期データベースを閲覧した。…………閲覧完了。 「何?仮入部期間中だけで良いだって?」 仮入部ならば部活の選択は自由である。だから私が文芸部室にいても、矛盾など存在しない。 「うーん。文芸部室の鍵を渡してやりたいのヤマヤマだが、空いてある教室を一人に明け渡すわけには……」 データベース再閲覧。完了。 「ああ、長門が言うように仮入部員を集めたら鍵を渡してやるぞ」 重要項目は私が文芸部室にいることであり、入部することではない。部屋にいれば、涼宮ハルヒが私と接触してくるはずだ。 「よし。わかった。お前が仮入部員をあと一人、いや二人集めてきたら文芸部の鍵を渡そう。約束だ」 感謝する。 「ただし、部員が集まらなかったらハンドボー」 興味がない。 「……ただし、俺もたまに見に行くからな。それが絶対条件だ。……しかし、何で誰もハンドボールの魅力がわからないんだ。計算された攻守と練り上げられた作戦。鍛えられた筋肉と汗のぶつかり合いがある最高のスポーツなのに。バスケやサッカーなんかとは比べられないほどに熱中できるわけで、そういえば昔、少年誌でハンドボールの漫画が連載されていたな。何ですぐに終わってしまったんだ!あれを読んでハンドボールにハマったわけで……おい長門。待ちなさい。俺の話はまだ終わって、ゲ!もうこんな時間かよ!」 「え?文芸部に入ってほしい」 岡部教諭から文芸部室の鍵を手に入れるため、昼休みに先ほどの女生徒達へ協力を要請することにした。 「ごめんね長門さん。あたし剣道部に入るつもりだから」 「私は吹奏楽。ごめん」 仮入部期間だけで良い。それに毎日入室しなくてもかまわない。たまに覗きに来るだけでも良い。 「う~ん。それならいいかな」 茶髪の彼女は剣道部入部希望のようだ。そう言って菓子パンの袋を開封した。 「私もそれくらいなら協力するわ。あ、長門さん。イチゴ食べる?」 長身の女性が手掴みで苺の果実を渡してきた。感謝する。 音が漏れない様に小さく咀嚼をする私を、なぜか二人は黙って眺めている。……何? 「ちょっと何?この可愛い生き物は」 「あれよね。生まれたての雛鳥に食事を食べさせてあげた気分だわ。こっちも食べる?むしろ食べて」 「あ!今度はあたしにやらせてよ!変わりばんこだからね!」 ……静かに食事がしたい。 彼女達が私に友好的な態度を取って来ることは予想外だった。 確かに同期データベースを閲覧すれば事前に理解できた事態である。 しかし、私のデータベース閲覧優先度はあまり高く設定していない。 これは「彼」を見て学習したことだ。 自身の責任は自身で取るべきであり、それは未来の固体と言えど例外ではない。 だから私は常時データベースへの接続を拒否し、不足の事態にのみ、閲覧することに設定した。 「あら、長門さん?」 昼食を終えて彼女達と職員室へ移動していた時、朝倉涼子が声をかけてきた。 「長門さん。友達?」 長身の同級生に肯定の仕草を取る。 厳密に言えば友人ではないが、私の正体を二人に説明しても意味が無い。ここは友人と言うことにしておくのが最も安全な選択肢である。 「そう。長門さん、もうクラスに溶け込んでるんだ。正直、ちょっと心配だったけど、杞憂に済んでよかったわ。じゃあね」 笑顔で私の横を通過した彼女だが、一瞬、耳元に有機生命体では感知不可能な振動音でメッセージを送信してきた。 『今夜、あなたの部屋に行くわ』 「おまたせ。長門さん」 待ってない。私が帰宅する時間に合わせて部屋に来たことは理解している。 時刻は十八時0秒。私たちでなければまず不可能な芸当である。 「それじゃぁご飯にするわ。コンビニで買ってきたからお手軽だしね」 正座を解いて、お茶を用意する私を尻目に、朝倉涼子はコンビニ弁当と惣菜をちゃぶ台にセットしていく。 朝比奈みくるの模倣ではあるが、正確に彼女の動きをトレースして緑茶をきゅうすに淹れた。 「ありがとう。じゃ、いただきまーす」 無機質な部屋の中で食物を摂取する咀嚼音が響く。 「ところで、こういうのを見てると人間の能力って凄いわね」 キレイに揚げられたエビフライを箸でつまみ、朝倉涼子は目を輝かせた。 同意する。私たちには「調理する」という概念は理解しがたい。栄養を摂取すれば形など意味を為さないと思うのだが、そうではないようだ。 「そうね。自立進化の可能性が、こんな辺境の惑星にあるのも、わかる気がするわ」 エビフライを一口でくわえ、朝倉涼子は微笑む。 「それじゃ本題に入るわ。涼宮ハルヒと接触を試みたんだけど……全くダメね。話すら聞いてくれないわ」 やはりその話か。 「何か良い方法無い?」 無い。 「長門さんが冷た~い。一緒に考えていこうって思わないわけ?」 それを考えるのはあなたの役目。私はバックアップ。 咀嚼に戻る朝倉涼子を見ながら、私は思考した。 彼女は自身に訪れる事項を知らないはずだ。一ヵ月後には私と任務が入れ替わり、更に数日後には私に削除される。 この事項を認識しているのは、私以外には一部の主流派インターフェイスと上層部のみである。 当然、朝倉涼子が彼を襲うことは主流派には周知の事実であり、私が彼を救出することも決定している。 あの事件は彼自身が私を信頼するきっかけとなるため、最重要機密だ。主流派以外に漏れるわけがない。 「ご馳走様。じゃ、何か変化があったら報告するわ」 朝倉涼子が微笑んだ瞬間、小さなエラーが発生した。 岡部教諭より文芸部室の鍵を預かった日から三週間が経過した。 茶髪の同級生と長身の同級生も希望するクラブ活動へ本入部が決定したため、部室には訪れなくなった。それでも教室では友好的な態度を取ってくれている。感謝。 本棚からハードカバーのファンタジー小説を手に取り、開く。 「えーと、ここは文芸部室よね」 声を発したのは、いつもとは違い丁寧にドアを開いた涼宮ハルヒだった。 私の姿を目視すると、均整の取れた細い足を素早く動かしながら入室した。 「岡部から聞いたわ。今、文芸部はあなた一人だけなんでしょ?」 肯定する。 「だったらあたしにこの部屋貸してくれない?大丈夫よ。本なら読んでていいから」 同じく肯定すると、涼宮ハルヒは名前を名乗ってから部室から退場していった。 これで全て揃った。本日の放課後には涼宮ハルヒが彼と共に部室にやってくる。SOS団の結成まであと少しだ。 瞬間、主流派上層部より、朝倉涼子と任務交代の指令を受信した。 それは私が朝倉涼子を削除する日が近い事を物語っている。 「ごめんなさい」 このエラーが私の暴走を促進する最初の物だとは、この時点ではまだ認識できなかった。 完
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1191.html
第10話『長門 有希 の憂鬱Ⅰ』 サンタクロースをいつまで信じていたか、 などというたわいも無い世間話にもならないくらいのどーでもいいような話だが、 それでも俺がいつまでサンタなどという想像上の赤服じーさんを信じていたかというと これは確信を持って言えるが最初から信じてなどいなかった。 小さい頃、俺は未来人・宇宙人・超能力者や、 またはそれに準ずる何かの存在を認めたかった。 だが、いつまで経っても俺の目の前には出てこない。 もしかしたら存在しないんじゃないかという、 俺の中の疑問の答えが「存在しない」になった頃、つまり俺が中学を卒業する頃には、 俺はもうテレビが組むようなUFO特番などはそう熱心に見なくなっていた。 いるワケねー……でもちょっとは居て欲しい、 みたいな最大公約数的な事を考えるくらいにまで成長したって事さ。 学校に着いた。 すると俺と他の俺と同じクラスの奴等はすぐさま体育館へと連行された。 例によって例のごとく、声が活き活きとしている校長が出す、 強制睡眠音波にやられかけている俺は、眠りそうになるのを必死に我慢する。 それにしても、なんでどこの学校の校長もこんなに長いこと話をするのが得意なんだ? 長い話をするのが好きなのか? 好きものこそ得意なれ、とかそんな感じのことわざが あったような気がしないでもないが、校長はそれにあてはまるんだろうな。 いつの間にか校長が出していた音波にやられ、 すっかり寝ていた俺は閉会の言葉を聞いて起きた。 みんなが教室へ移動する。俺もそれに着いて行く。 教室に入ると担任らしき人物があいさつをした。 岡部という名前らしい。どうやらハンドボールに相当熱が入っているようだ。 次に、もはや社交辞令と言っても過言ではない自己紹介が始まった。 それぞれが自分の名前を言い、何の変哲も無いような趣味やらなんやらの一言を言って終わる。 もちろん俺もそれに乗じたさ。 こういうのってさりげなく緊張するよな。 ただ、自分の名前を言って、テキトーに何か言って、それで終わりだ。 俺の順番も終わり、後は聞くだけか。 極々一般常識から考えるとフツーな自己紹介を聞いていたら、 なんだか無機質な声が聞こえてきた。 「長門有希」 おいおい、名前だけかよ。無表情だしなんか無機質なやつだな。 しかし、次のセリフで俺の考えは180度変わったと言っていいだろう。 「ただの人間に興味はない。 異世界人、未来人、超能力者がいたら、わたしのところに来て」 それだけ言うと、すぐ席に座ってしまった。 ……は?もしかしてこいつあれか?電波な人か? 偶然だったが、そいつは俺の左隣の席だったので 後の奴の自己紹介を聞くことなんかそっちのけで長門有希さんとやらに話しかける。 「なぁ……さっきの自己紹介のアレ、どこまで本気だったんだ?」 呼びかけの言葉で俺に気づいた長門有希は、首だけ俺の方を向いた。 「なに」 いや、だから異世界人がどうとか 「……あなたは異世界人……?」 ……違うけどさ。 「……」 ……いや、なんでもない。 「そう」 なぜかこいつからは感情が感じられないのだが……。 機械人間か、と思うくらいに……。 俺は結局それから1週間ほどは長門有希とは一言も喋らなかった。 あ、一度だけ消しゴム拾ってくれたな。 昼休みに一人で弁当を食うのも別に苦痛とまではいかないが、 さすがに寂しいものがあるので誰か友達と弁当を食う。 その友達と言うのは俺が中学のとき比較的仲が良かった国木田と、 たまたま席が近かった谷口という奴である。 長門有希の話題が出たのはその時である。 「お前、あいつが自己紹介をした直後、話しかけたな」 「あいつ……?あいつって誰だ?」 「長門有希、だ」 「あぁ。そうだな」 「何かワケも分からんうちに会話が終了してたろ」 あぁ、確かに言われて見ればそうだな。とりあえずうなずく。 「もしあいつに気があるんなら、悪いことは言わん、やめとけ」 「なんでだ?」 俺は気があるわけでもないのに聞き返す。 「あいつの無表情・無感情っぷりは常軌を逸しているからな」 「まぁ……確かにそうだな。それだけか?」 「あぁ……それだけだな」 それで俺の会話は終了した。あとは谷口と国木田の漫才みたいな談話を聞いて、 うなずいたり相槌うったり笑っていただけだ。 一方、俺が絶賛注目中の長門有希は、 見た目が(少なくとも俺の目には)可愛いと言うだけで何も知らない女子が寄ってきている。 しかし、その女子らも長門有希の無表情の餌食に……。 「ねぇ、昨日の9時からのドラマ見た?」 「見てない」 「何見てたの?」 「見てない」 「何してたの?」 「読書」 長門有希はただ弁当を食べたいだけなのにな。 あれじゃ逆に可哀想だ。 「趣味は何なの?」 「……静かにして」 「……」 話しかけていた女子らはシュン、としてしまった。 そりゃそうだろうな。本人達は良かれと思ってやったことだろう。 さて、俺がその長門有希の存在の奇抜さについて知ったのはそれからしばらく後のことだった。 しかしながら、このころから徐々にそれの片鱗を見せていた。 俺は一刻も早くそれに気づくべきだったのだろうな。 と言うわけで片鱗その1。 休み時間に読む本が毎回変わる。 いったいどのくらいのスピードで読めば、 10分そこらの休み時間で一冊の本を読み終わるんだ? 俺の休み時間はたいてい、自分の席に座ったまま休めるという状況に甘んじて、 その名の通り机に突っ伏して休んでいるわけだが、 長門有希がページを捲くる音が相当な数聞こえる訳だ。結構なスピードで。 本当に読んでるのか?文庫本だぞ?ざっと見て200ページくらいはまずあるよな? しかも読んでる本がいつもSF小説と来たもんだから、 休み時間のこいつの頭の中には宇宙が広がりまくってることだろうよ。 さらには俺が以前、休み時間に話しかけてみたところ、 読書中のため見事に無視されてしまった。 一言くらい返してくれてもいいのにな。 続いて、片鱗その2。 授業中は常に俺をじろじろ見ている。 やめてくれ、いったい俺が何をしたって言うんだ? 首ごと俺のほうを見ている。 しかし、俺が長門有希の方を振り向くと、すぐ前に向きなおす。 ……なぜ? 試しに授業中、逆に俺がずっと見ていると、 長門有希の視線は時々、こっちを気にしているようにちょろっと見てくる。 そしてすぐさま視線を元の位置へと戻す。 いや、本当になんで俺を見ているんだろうか? いっそ話しかけてくれればいいのにな。俺はビックリするだろうけど。 片鱗その3。 学校が終わるとすぐさまどこかへ行く。 いったいどこに言ってるんだろうか? しかし俺には長門有希をストーカーする勇気など無いので、 どこに行ってるかは知らん。本人に聞こうにも話が切り出せない。 片鱗その4。 弁当の量がハンパ無く多い。 俺の弁当の2、3倍はあるぞ? いったい体のどこにそんなにたくさん入るんだ? ていうか、そんなにたくさん食ってるのに、 全然太る気配さえしないのはなんでだろうな。 片鱗その5。 俺が体育の時間に谷口の朝倉話を聞きながら観察した。 長門有希のブルマ姿は可愛い。 ……じゃなくてだな、運動能力がズバ抜けて凄い。 見た感じひ弱そうなのにな。 ……今度の体育の時間にもう一度じっくり観察せねば。 いや、別にやらしい目で見る気は無いぞ?……建前では、な。 まぁ、今では朝のあいさつくらいは交わすような仲(これが 仲 と言えるかは断言できん)に なったのである。俺だけがなったつもりなだけかも知れんが。 そんなこんなでいつのまにやらもう5月。 ちなみに月が替わる直前、席替えをした。 俺は窓際の最後列から2番目というなかなかのポジショニングをゲットした。 ……長門有希はその後ろだった。 すでに去ってしまったゴールデンウィークは、 家族とばあちゃん家に行くという、まさに平々凡々な結果に自分でもなぜか落胆し、 ゴールデンウィーク明けの1日目の登校の強制ハイキングロードを満喫しつつ 面白いことは無いかと必死になって探していた俺なのであった。 しかし、本当につまらないな。 何か面白いことが道端にでも落ちてないか……? 「よう、キョン」 谷口だ。 「お前、ゴールデンウィーク何した?」 ……ここから先の会話は省かせてもらう。 なぜなら、俺の過ごし方と谷口の中身の浅い恋愛話を喋っていただけなので、 別にあってもなくてもどうでもいいのだ。 教室に入ると、長門有希はとっくに俺の隣の席で読書を始めており、 すでにもう1時間目の準備は済ませました、とでも言っているようだ。 ……たぶん、俺は魔が差してしまったんだろうな。 朝から面白いことは無いか、とか考えていたからだ。 いつもの俺なら、「おはよう」とかあいさつして、 長門有希は無言でうなづくだけなのにな。 俺は長門有希にこんな質問を投げかけた。 「何読んでんだ?」 長門有希は本の背表紙をこちらに向け、本の上からチラッと俺の顔を見た。 どうやらまたもやSF小説のようだ。 いつもと違うのはそれが文庫本ではなく、ハードカバーの本だったということだった。 面白い? 「ユニーク」 どういうとこが? 「全部」 ……本が好きなんだな。 「わりと」 そうか……。 「……」 ほんの少しだけ間を空けて答える長門有希。 会話の途中で眼鏡の耳にかけるところに繋がる部分を少しだけ上に戻した。 なんか可愛らしいな、この眼鏡をひょい、と上げる仕草は。 そんな仕草にちょっとだけ俺はやられたんだろうな。 またもや言ってはならないような、そんな雰囲気の言葉を投げかけてしまった。 いや、投げたと言ったほうがいいか? 「案外、可愛いんだな」 「……そう」 長門有希の頬がほんの少し……そう、ほんの少しだけ、赤くなる。 それからだったか。 俺が長門有希のことを「長門」と呼び捨てにしだしたのは。 休み時間に谷口が話しかけてくる。 「おい、キョン。お前どんな魔法を使ったんだ?」 「魔法ってなんだ?」 「俺、あいつがあんな表情したの初めて見たぞ」 後ろからひょっこり国木田が現れた。 「昔からキョンは変な女が好きだからねぇ」 おい、誤解を招くようなことを言うな。長門が俺の後ろだって事を知らんのか。 そもそも、まだ好きじゃねぇ………と思う。 「そもそも、だ。お前にだけあいつがすこしずつ感情を開きつつあるのが気に食わん」 「そうか?」 「どちらかというとキョンも変な人間にカテゴライズされるからじゃないかな」 「知るか」 「あたしも聞きたいな」 朝倉涼子だ。このクラスの委員長で、谷口曰く、 「クラス一……いやッ!学年一だッ!!あのッ!美しさッ!」 谷口が本当にこんなことを喋ったのかどうかは覚えていないが、 形容するならこんな感じの勢いだった。息が荒くなるくらいだったな。 確かに朝倉は綺麗だ。学年一と言われて素直に納得が出来るからな。 「あたしがいくら話しかけても、心を開いてくれないの。何かコツでもあるの?」 解らん。 「ふーん。でもあたし安心しちゃった。長門さんもあんな表情するなんてね」 おいおい、長門を何かと勘違いしてないか? 「長門さんは長門さんよ」 肯定の意見しか出せないような言葉を朝倉が言う。 その直後岡部が入ってくる。授業だ。 授業中、やはり今日も今日とてこちらをジロジロ見つめてくる長門。 授業が終わった。なんとなく話しかけてみる。 「何か面白いことないか?」 「……」 無言だが確かに俺の話は聞いてくれてるようだ。 本は机に置いて、俺だけを見ている。なんか気恥ずかしい。 こいつは人やものを見るという点では物凄い能力を発揮するな。 「実は俺、小さい頃はまだ、長門が自己紹介で言ったようなやつらがいると信じてたんだ」 「……いる」 「そうかもな。実際には隠れてるだけで、探したら出てくるかもな」 「そう」 「いたら面白そうだよな」 「……ユニーク」 こんな感じで俺らの休み時間の会話は終わった。 もしかしたらこの会話がネタフリだったのかも知れないな。 次の授業中に長門が急に俺の服を引っ張った。 俺は椅子ごと後ろに倒れかけ、長門の机で頭を打った。 「痛ぇっ!」 俺は立ち上がり、長門のほうを見る。 「……強すぎた……ごめんなさい」 「……まぁ、いい」 「……いいこと」 「それがどうしたんだ?」 「……思いついた」 長門は俺を見上げる形で言った。 「部活を……つくる」 俺は黙って席に座る。 そろそろ先生が何か言いたそうだった気がするからな。 「そうか」 「そう」 授業が終わるなり、長門は俺に「着いて来て」といって俺を教室から連れ出した。 階段の踊り場に着く。ここらしいな。 「わたしたちで部活をつくる」 なんでだ? 「あなたが退屈そうにしていたから」 それだけか? 「……わたしも退屈」 ……そうか。 ―――昼休み。 俺はまた「着いて来て」などと言われてほいほい着いていった。 着いたのは文芸部室。 「ここはわたしが文芸部として使っている部室」 「ここを使うのか?」 「そう」 ていうか、長門、お前文芸部員だったのか。 「他に部員は?」 「いない」 「……そうか」 結局いつの間にか俺もその新しい部活の部員になってるようだ。 仕方が無いか。俺が望んだことを長門は叶えてくれようとしているのである。 ―――放課後。 俺は今度は「先に行ってて」と言われ、一人寂しく教室で待っている状態だ。 何もすることが無いので本でも読もう。 ……面白そうな本……っと。 ―――!俺の直感にピンと来た。 この本は……なんだろう、なぜか不思議な感じがする本だ。 題名は……「ハイペリオン」……か……。 パララ、とページを捲くってみる。 何かがひらりと地面に落ちた。 なんだろう、何かの紙か?……栞だ。 何か文字が書いてある。 『わたしはキョンがすき』 なんだこりゃ。……イタズラか? 俺は地面に落ちた栞を拾い―――― 改変される以前の記憶を取り戻した。 ……なぜだ? 有希はなぜこんな世界を望んだんだ? 有希がまるでハルヒみたいじゃねぇか。 ……そういうことか?! 有希は「涼宮ハルヒは存在させる」と言った。 それは、自分の中に存在させる……というか、 有希がハルヒになる、とでも言ったほうがいいのか? つまりだな、有希はハルヒの能力を手に入れた代わりに、 インターフェイスとしての力を失ったということだ。 記憶も無いらしい。 ……とりあえずこの世界では長門有希は一人しか居ないわけだから、 「有希」じゃなくて「長門」と呼ぶか。 なんかそっちのほうがしっくり来るしな。 ……で、なんで栞で記憶を取り戻せたんだ? 元の世界の長門の仕業か? ……そうか。そうだったのか。 長門は最後に「し、お、り」と言ったのか。 でもなんで栞なんだ? 俺はそれを思い出すと同時に長門との別れをも思い出す。 涙が出てくる。……長門……。 しかし、栞が入っているということは誰かの読みかけということなので、(たぶん有希……だな) 栞を元の位置に戻し、本を閉じる。 その本を本棚に直し、長机にかけてあるパイプ椅子に腰をかけると、 部室に何も無い事が妙に懐かしく感じられた。 俺は窓辺に目をやる。 元の世界の長門がいつも本を読んでいた場所だ。 今は椅子すら置いていない。 あそこで本を読んでいる長門の姿はもう見れないのか……? 俺はまた少し涙ぐんだが、足音が聞こえたのであわてて袖で拭く。 どうやらこの世界ではまだ何も知らないフリをしていたほうが良いようだ。 そっちの方が都合良さそうだし、そもそも、 真実を言っても誰も振り向いてくれないだろう。 振り向いてくれるのは……古泉くらいか。 朝比奈さんは……。 いや、いいんだよ。あのお方は萌え専用のSOS団マスコットキャラなのだ。 それだけで十分だ。文句言う奴は俺が殴ってやる。 長門が朝比奈さんを連れてやってくる。 「……誰だ?その人?」 朝比奈さんではないか。 まさか長門が連れてくるとはな。 朝比奈さんはすごく怯えている。 「朝比奈みくる」 「なぜ連れてきた?」 「可愛いから」 「……は?」 「わたしは萌えというものを重要視している」 「……え?」 「いわゆる一つの萌え要素。朝比奈みくるのこの顔。胸。どれをとっても萌えとしか思えない」 うむ……しかしだな、とうとうお前の口からそんな言葉が聞ける時代になったんだな。 俺は心底驚いた。 長門が急に萌えとか言い出した。そして次に開いた口から出た言葉は、 「……うらやましい」 長門は自分の胸と見比べて、 何を思ったか、朝比奈さんの、それはもう大きな胸を背後から揉み始めた。 「うきゃっ!や、やめてください!長門さん!」 「……やめない」 「きゃぁああ~っ!」 「……うらやましい」 俺はというと無言でただ、立ち尽くしているだけだった。 長門、ごめん。なんか鼻血出そうだ。 「そのへんにしてやれ、長門」 俺は長門を朝比奈さんから引き剥がす。 「あなたもどう」 「ひぐっ?!」 朝比奈さんが俺から30cmほど遠さがる。 この反応、懐かしいな。 「遠慮しとく」 どうやら安心したようだ。 「あなたはこの部活に入部するべき」 「えぇ……?」 「朝比奈さんは何か部活をもうやってるんじゃないか?長門」 確か書道部……だったか。 「えぇ、わたしは書道部に所属……って……あ……」 なんだろうか、この「あ」は。 「分かりました……書道部は抜けてこの部活に入部します」 いったい何が分かったんだろうか。 「いいんですか?まだ名前も決まってないような部活ですよ?」 「……名前なら今決めた」 「……どんな名前だ?」 俺と朝比奈さんのゴクリ、と唾を飲む音が聞こえる……気がする。 「その名も」 「KYON団」 ……はぁ? なぜ俺の名前なんだ? そしてこれはネーミングセンスの無さが光りすぎている。 なぜKYON団か、という内容の疑問を有希に投げつけると、 長門は淡々と説明してくれた。 K キョンとわたしたちが Y 陽気で楽しい毎日を O 送り続けるための N 長門有希の 団 つまり、俺のためということもあってKYON団か。笑えん。 活動内容は未定らしい。 たぶん、宇宙人やらなんやらと遊びに行くことだろうな。 ……あれ?そういえば長門って自己紹介の時、 宇宙人じゃなくて異世界人って言ったよな……? ……それにしても本当にネーミングセンス無いんだもんなー。 なんだよ。キョン団って。 第10話『長門 有希 の憂鬱Ⅰ』~終~ キョン「次回予告! 謎の転校生までもを引き込むKYON団!」(古泉かよ) 有希「これがわたしの望んだ世界」 キョン「お前、ハルヒに憧れてたのか?」 有希「……教えない」 キョン「それにしても何か忘れているような……」 有希「思い出さないでいい」 キョン「……なんだろうか」 有希「第11話『長門 有希 の憂鬱Ⅱ』」 キョン「乞うご期待!」 第11話
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1224.html
第10話『長門 有希 の憂鬱Ⅰ』 サンタクロースをいつまで信じていたか、 などというたわいも無い世間話にもならないくらいのどーでもいいような話だが、 それでも俺がいつまでサンタなどという想像上の赤服じーさんを信じていたかというと これは確信を持って言えるが最初から信じてなどいなかった。 小さい頃、俺は未来人・宇宙人・超能力者や、 またはそれに準ずる何かの存在を認めたかった。 だが、いつまで経っても俺の目の前には出てこない。 もしかしたら存在しないんじゃないかという、 俺の中の疑問の答えが「存在しない」になった頃、つまり俺が中学を卒業する頃には、 俺はもうテレビが組むようなUFO特番などはそう熱心に見なくなっていた。 いるワケねー……でもちょっとは居て欲しい、 みたいな最大公約数的な事を考えるくらいにまで成長したって事さ。 学校に着いた。 すると俺と他の俺と同じクラスの奴等はすぐさま体育館へと連行された。 例によって例のごとく、声が活き活きとしている校長が出す、 強制睡眠音波にやられかけている俺は、眠りそうになるのを必死に我慢する。 それにしても、なんでどこの学校の校長もこんなに長いこと話をするのが得意なんだ? 長い話をするのが好きなのか? 好きものこそ得意なれ、とかそんな感じのことわざが あったような気がしないでもないが、校長はそれにあてはまるんだろうな。 いつの間にか校長が出していた音波にやられ、 すっかり寝ていた俺は閉会の言葉を聞いて起きた。 みんなが教室へ移動する。俺もそれに着いて行く。 教室に入ると担任らしき人物があいさつをした。 岡部という名前らしい。どうやらハンドボールに相当熱が入っているようだ。 次に、もはや社交辞令と言っても過言ではない自己紹介が始まった。 それぞれが自分の名前を言い、何の変哲も無いような趣味やらなんやらの一言を言って終わる。 もちろん俺もそれに乗じたさ。 こういうのってさりげなく緊張するよな。 ただ、自分の名前を言って、テキトーに何か言って、それで終わりだ。 俺の順番も終わり、後は聞くだけか。 極々一般常識から考えるとフツーな自己紹介を聞いていたら、 なんだか無機質な声が聞こえてきた。 「長門有希」 おいおい、名前だけかよ。無表情だしなんか無機質なやつだな。 しかし、次のセリフで俺の考えは180度変わったと言っていいだろう。 「ただの人間に興味はない。 異世界人、未来人、超能力者がいたら、わたしのところに来て」 それだけ言うと、すぐ席に座ってしまった。 ……は?もしかしてこいつあれか?電波な人か? 偶然だったが、そいつは俺の左隣の席だったので 後の奴の自己紹介を聞くことなんかそっちのけで長門有希さんとやらに話しかける。 「なぁ……さっきの自己紹介のアレ、どこまで本気だったんだ?」 呼びかけの言葉で俺に気づいた長門有希は、首だけ俺の方を向いた。 「なに」 いや、だから異世界人がどうとか 「……あなたは異世界人……?」 ……違うけどさ。 「……」 ……いや、なんでもない。 「そう」 なぜかこいつからは感情が感じられないのだが……。 機械人間か、と思うくらいに……。 俺は結局それから1週間ほどは長門有希とは一言も喋らなかった。 あ、一度だけ消しゴム拾ってくれたな。 昼休みに一人で弁当を食うのも別に苦痛とまではいかないが、 さすがに寂しいものがあるので誰か友達と弁当を食う。 その友達と言うのは俺が中学のとき比較的仲が良かった国木田と、 たまたま席が近かった谷口という奴である。 長門有希の話題が出たのはその時である。 「お前、あいつが自己紹介をした直後、話しかけたな」 「あいつ……?あいつって誰だ?」 「長門有希、だ」 「あぁ。そうだな」 「何かワケも分からんうちに会話が終了してたろ」 あぁ、確かに言われて見ればそうだな。とりあえずうなずく。 「もしあいつに気があるんなら、悪いことは言わん、やめとけ」 「なんでだ?」 俺は気があるわけでもないのに聞き返す。 「あいつの無表情・無感情っぷりは常軌を逸しているからな」 「まぁ……確かにそうだな。それだけか?」 「あぁ……それだけだな」 それで俺の会話は終了した。あとは谷口と国木田の漫才みたいな談話を聞いて、 うなずいたり相槌うったり笑っていただけだ。 一方、俺が絶賛注目中の長門有希は、 見た目が(少なくとも俺の目には)可愛いと言うだけで何も知らない女子が寄ってきている。 しかし、その女子らも長門有希の無表情の餌食に……。 「ねぇ、昨日の9時からのドラマ見た?」 「見てない」 「何見てたの?」 「見てない」 「何してたの?」 「読書」 長門有希はただ弁当を食べたいだけなのにな。 あれじゃ逆に可哀想だ。 「趣味は何なの?」 「……静かにして」 「……」 話しかけていた女子らはシュン、としてしまった。 そりゃそうだろうな。本人達は良かれと思ってやったことだろう。 さて、俺がその長門有希の存在の奇抜さについて知ったのはそれからしばらく後のことだった。 しかしながら、このころから徐々にそれの片鱗を見せていた。 俺は一刻も早くそれに気づくべきだったのだろうな。 と言うわけで片鱗その1。 休み時間に読む本が毎回変わる。 いったいどのくらいのスピードで読めば、 10分そこらの休み時間で一冊の本を読み終わるんだ? 俺の休み時間はたいてい、自分の席に座ったまま休めるという状況に甘んじて、 その名の通り机に突っ伏して休んでいるわけだが、 長門有希がページを捲くる音が相当な数聞こえる訳だ。結構なスピードで。 本当に読んでるのか?文庫本だぞ?ざっと見て200ページくらいはまずあるよな? しかも読んでる本がいつもSF小説と来たもんだから、 休み時間のこいつの頭の中には宇宙が広がりまくってることだろうよ。 さらには俺が以前、休み時間に話しかけてみたところ、 読書中のため見事に無視されてしまった。 一言くらい返してくれてもいいのにな。 続いて、片鱗その2。 授業中は常に俺をじろじろ見ている。 やめてくれ、いったい俺が何をしたって言うんだ? 首ごと俺のほうを見ている。 しかし、俺が長門有希の方を振り向くと、すぐ前に向きなおす。 ……なぜ? 試しに授業中、逆に俺がずっと見ていると、 長門有希の視線は時々、こっちを気にしているようにちょろっと見てくる。 そしてすぐさま視線を元の位置へと戻す。 いや、本当になんで俺を見ているんだろうか? いっそ話しかけてくれればいいのにな。俺はビックリするだろうけど。 片鱗その3。 学校が終わるとすぐさまどこかへ行く。 いったいどこに言ってるんだろうか? しかし俺には長門有希をストーカーする勇気など無いので、 どこに行ってるかは知らん。本人に聞こうにも話が切り出せない。 片鱗その4。 弁当の量がハンパ無く多い。 俺の弁当の2、3倍はあるぞ? いったい体のどこにそんなにたくさん入るんだ? ていうか、そんなにたくさん食ってるのに、 全然太る気配さえしないのはなんでだろうな。 片鱗その5。 俺が体育の時間に谷口の朝倉話を聞きながら観察した。 長門有希のブルマ姿は可愛い。 ……じゃなくてだな、運動能力がズバ抜けて凄い。 見た感じひ弱そうなのにな。 ……今度の体育の時間にもう一度じっくり観察せねば。 いや、別にやらしい目で見る気は無いぞ?……建前では、な。 まぁ、今では朝のあいさつくらいは交わすような仲(これが 仲 と言えるかは断言できん)に なったのである。俺だけがなったつもりなだけかも知れんが。 そんなこんなでいつのまにやらもう5月。 ちなみに月が替わる直前、席替えをした。 俺は窓際の最後列から2番目というなかなかのポジショニングをゲットした。 ……長門有希はその後ろだった。 すでに去ってしまったゴールデンウィークは、 家族とばあちゃん家に行くという、まさに平々凡々な結果に自分でもなぜか落胆し、 ゴールデンウィーク明けの1日目の登校の強制ハイキングロードを満喫しつつ 面白いことは無いかと必死になって探していた俺なのであった。 しかし、本当につまらないな。 何か面白いことが道端にでも落ちてないか……? 「よう、キョン」 谷口だ。 「お前、ゴールデンウィーク何した?」 ……ここから先の会話は省かせてもらう。 なぜなら、俺の過ごし方と谷口の中身の浅い恋愛話を喋っていただけなので、 別にあってもなくてもどうでもいいのだ。 教室に入ると、長門有希はとっくに俺の隣の席で読書を始めており、 すでにもう1時間目の準備は済ませました、とでも言っているようだ。 ……たぶん、俺は魔が差してしまったんだろうな。 朝から面白いことは無いか、とか考えていたからだ。 いつもの俺なら、「おはよう」とかあいさつして、 長門有希は無言でうなづくだけなのにな。 俺は長門有希にこんな質問を投げかけた。 「何読んでんだ?」 長門有希は本の背表紙をこちらに向け、本の上からチラッと俺の顔を見た。 どうやらまたもやSF小説のようだ。 いつもと違うのはそれが文庫本ではなく、ハードカバーの本だったということだった。 面白い? 「ユニーク」 どういうとこが? 「全部」 ……本が好きなんだな。 「わりと」 そうか……。 「……」 ほんの少しだけ間を空けて答える長門有希。 会話の途中で眼鏡の耳にかけるところに繋がる部分を少しだけ上に戻した。 なんか可愛らしいな、この眼鏡をひょい、と上げる仕草は。 そんな仕草にちょっとだけ俺はやられたんだろうな。 またもや言ってはならないような、そんな雰囲気の言葉を投げかけてしまった。 いや、投げたと言ったほうがいいか? 「案外、可愛いんだな」 「……そう」 長門有希の頬がほんの少し……そう、ほんの少しだけ、赤くなる。 それからだったか。 俺が長門有希のことを「長門」と呼び捨てにしだしたのは。 休み時間に谷口が話しかけてくる。 「おい、キョン。お前どんな魔法を使ったんだ?」 「魔法ってなんだ?」 「俺、あいつがあんな表情したの初めて見たぞ」 後ろからひょっこり国木田が現れた。 「昔からキョンは変な女が好きだからねぇ」 おい、誤解を招くようなことを言うな。長門が俺の後ろだって事を知らんのか。 そもそも、まだ好きじゃねぇ………と思う。 「そもそも、だ。お前にだけあいつがすこしずつ感情を開きつつあるのが気に食わん」 「そうか?」 「どちらかというとキョンも変な人間にカテゴライズされるからじゃないかな」 「知るか」 「あたしも聞きたいな」 朝倉涼子だ。このクラスの委員長で、谷口曰く、 「クラス一……いやッ!学年一だッ!!あのッ!美しさッ!」 谷口が本当にこんなことを喋ったのかどうかは覚えていないが、 形容するならこんな感じの勢いだった。息が荒くなるくらいだったな。 確かに朝倉は綺麗だ。学年一と言われて素直に納得が出来るからな。 「あたしがいくら話しかけても、心を開いてくれないの。何かコツでもあるの?」 解らん。 「ふーん。でもあたし安心しちゃった。長門さんもあんな表情するなんてね」 おいおい、長門を何かと勘違いしてないか? 「長門さんは長門さんよ」 肯定の意見しか出せないような言葉を朝倉が言う。 その直後岡部が入ってくる。授業だ。 授業中、やはり今日も今日とてこちらをジロジロ見つめてくる長門。 授業が終わった。なんとなく話しかけてみる。 「何か面白いことないか?」 「……」 無言だが確かに俺の話は聞いてくれてるようだ。 本は机に置いて、俺だけを見ている。なんか気恥ずかしい。 こいつは人やものを見るという点では物凄い能力を発揮するな。 「実は俺、小さい頃はまだ、長門が自己紹介で言ったようなやつらがいると信じてたんだ」 「……いる」 「そうかもな。実際には隠れてるだけで、探したら出てくるかもな」 「そう」 「いたら面白そうだよな」 「……ユニーク」 こんな感じで俺らの休み時間の会話は終わった。 もしかしたらこの会話がネタフリだったのかも知れないな。 次の授業中に長門が急に俺の服を引っ張った。 俺は椅子ごと後ろに倒れかけ、長門の机で頭を打った。 「痛ぇっ!」 俺は立ち上がり、長門のほうを見る。 「……強すぎた……ごめんなさい」 「……まぁ、いい」 「……いいこと」 「それがどうしたんだ?」 「……思いついた」 長門は俺を見上げる形で言った。 「部活を……つくる」 俺は黙って席に座る。 そろそろ先生が何か言いたそうだった気がするからな。 「そうか」 「そう」 授業が終わるなり、長門は俺に「着いて来て」といって俺を教室から連れ出した。 階段の踊り場に着く。ここらしいな。 「わたしたちで部活をつくる」 なんでだ? 「あなたが退屈そうにしていたから」 それだけか? 「……わたしも退屈」 ……そうか。 ―――昼休み。 俺はまた「着いて来て」などと言われてほいほい着いていった。 着いたのは文芸部室。 「ここはわたしが文芸部として使っている部室」 「ここを使うのか?」 「そう」 ていうか、長門、お前文芸部員だったのか。 「他に部員は?」 「いない」 「……そうか」 結局いつの間にか俺もその新しい部活の部員になってるようだ。 仕方が無いか。俺が望んだことを長門は叶えてくれようとしているのである。 ―――放課後。 俺は今度は「先に行ってて」と言われ、一人寂しく教室で待っている状態だ。 何もすることが無いので本でも読もう。 ……面白そうな本……っと。 ―――!俺の直感にピンと来た。 この本は……なんだろう、なぜか不思議な感じがする本だ。 題名は……「ハイペリオン」……か……。 パララ、とページを捲くってみる。 何かがひらりと地面に落ちた。 なんだろう、何かの紙か?……栞だ。 何か文字が書いてある。 『わたしはキョンがすき』 なんだこりゃ。……イタズラか? 俺は地面に落ちた栞を拾い―――― 改変される以前の記憶を取り戻した。 ……なぜだ? 有希はなぜこんな世界を望んだんだ? 有希がまるでハルヒみたいじゃねぇか。 ……そういうことか?! 有希は「涼宮ハルヒは存在させる」と言った。 それは、自分の中に存在させる……というか、 有希がハルヒになる、とでも言ったほうがいいのか? つまりだな、有希はハルヒの能力を手に入れた代わりに、 インターフェイスとしての力を失ったということだ。 記憶も無いらしい。 ……とりあえずこの世界では長門有希は一人しか居ないわけだから、 「有希」じゃなくて「長門」と呼ぶか。 なんかそっちのほうがしっくり来るしな。 ……で、なんで栞で記憶を取り戻せたんだ? 元の世界の長門の仕業か? ……そうか。そうだったのか。 長門は最後に「し、お、り」と言ったのか。 でもなんで栞なんだ? 俺はそれを思い出すと同時に長門との別れをも思い出す。 涙が出てくる。……長門……。 しかし、栞が入っているということは誰かの読みかけということなので、(たぶん有希……だな) 栞を元の位置に戻し、本を閉じる。 その本を本棚に直し、長机にかけてあるパイプ椅子に腰をかけると、 部室に何も無い事が妙に懐かしく感じられた。 俺は窓辺に目をやる。 元の世界の長門がいつも本を読んでいた場所だ。 今は椅子すら置いていない。 あそこで本を読んでいる長門の姿はもう見れないのか……? 俺はまた少し涙ぐんだが、足音が聞こえたのであわてて袖で拭く。 どうやらこの世界ではまだ何も知らないフリをしていたほうが良いようだ。 そっちの方が都合良さそうだし、そもそも、 真実を言っても誰も振り向いてくれないだろう。 振り向いてくれるのは……古泉くらいか。 朝比奈さんは……。 いや、いいんだよ。あのお方は萌え専用のSOS団マスコットキャラなのだ。 それだけで十分だ。文句言う奴は俺が殴ってやる。 長門が朝比奈さんを連れてやってくる。 「……誰だ?その人?」 朝比奈さんではないか。 まさか長門が連れてくるとはな。 朝比奈さんはすごく怯えている。 「朝比奈みくる」 「なぜ連れてきた?」 「可愛いから」 「……は?」 「わたしは萌えというものを重要視している」 「……え?」 「いわゆる一つの萌え要素。朝比奈みくるのこの顔。胸。どれをとっても萌えとしか思えない」 うむ……しかしだな、とうとうお前の口からそんな言葉が聞ける時代になったんだな。 俺は心底驚いた。 長門が急に萌えとか言い出した。そして次に開いた口から出た言葉は、 「……うらやましい」 長門は自分の胸と見比べて、 何を思ったか、朝比奈さんの、それはもう大きな胸を背後から揉み始めた。 「うきゃっ!や、やめてください!長門さん!」 「……やめない」 「きゃぁああ~っ!」 「……うらやましい」 俺はというと無言でただ、立ち尽くしているだけだった。 長門、ごめん。なんか鼻血出そうだ。 「そのへんにしてやれ、長門」 俺は長門を朝比奈さんから引き剥がす。 「あなたもどう」 「ひぐっ?!」 朝比奈さんが俺から30cmほど遠さがる。 この反応、懐かしいな。 「遠慮しとく」 どうやら安心したようだ。 「あなたはこの部活に入部するべき」 「えぇ……?」 「朝比奈さんは何か部活をもうやってるんじゃないか?長門」 確か書道部……だったか。 「えぇ、わたしは書道部に所属……って……あ……」 なんだろうか、この「あ」は。 「分かりました……書道部は抜けてこの部活に入部します」 いったい何が分かったんだろうか。 「いいんですか?まだ名前も決まってないような部活ですよ?」 「……名前なら今決めた」 「……どんな名前だ?」 俺と朝比奈さんのゴクリ、と唾を飲む音が聞こえる……気がする。 「その名も」 「KYON団」 ……はぁ? なぜ俺の名前なんだ? そしてこれはネーミングセンスの無さが光りすぎている。 なぜKYON団か、という内容の疑問を有希に投げつけると、 長門は淡々と説明してくれた。 K キョンとわたしたちが Y 陽気で楽しい毎日を O 送り続けるための N 長門有希の 団 つまり、俺のためということもあってKYON団か。笑えん。 活動内容は未定らしい。 たぶん、宇宙人やらなんやらと遊びに行くことだろうな。 ……あれ?そういえば長門って自己紹介の時、 宇宙人じゃなくて異世界人って言ったよな……? ……それにしても本当にネーミングセンス無いんだもんなー。 なんだよ。キョン団って。 第10話『長門 有希 の憂鬱Ⅰ』~終~ キョン「次回予告! 謎の転校生までもを引き込むKYON団!」(古泉かよ) 有希「これがわたしの望んだ世界」 キョン「お前、ハルヒに憧れてたのか?」 有希「……教えない」 キョン「それにしても何か忘れているような……」 有希「思い出さないでいい」 キョン「……なんだろうか」 有希「第11話『長門 有希 の憂鬱Ⅱ』」 キョン「乞うご期待!」 第11話
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1126.html
あの怪我以来、俺はなぜか女と接する事が怖くなった そりゃ俺だって男だから彼女も作りたいし、デートもしたい だけど、何かはわからないが女と関わろうとすると誰かの事が脳裏をかすめていた ~~1年後~~ 俺と古泉はお互いのモノを舐め合っていた 「うぉ!古泉、それはっ!」 「ふふふ、ボクにはキョンたんの弱い所はお見通しです!」 そう俺は女を愛せなくなった だから男に走った。というか消沈してる俺に男の良さを古泉が教えてくれた 今日も熱く激しい夜になりそうだ エピローグ(古泉編)終わり
https://w.atwiki.jp/hiroki2008/pages/69.html
身の上話捏造の部分 使われなかった別のパターン 内容的には変わらないが文章が詰められてない 「ハルヒにどう説明するかだが」 「それがいちばんの難題ですね。新川の面は高校のときすでに割れていますし」 「この際だから本当のことを話してみたらどうだろう」 「長門さんがヒューマノイドインターフェイスだと教えるんですか?」古泉が信じられないという顔をして俺を見た。 「バカ言え、身内がいないと言うだけだ」 長門が宇宙人だなんて教えたら地下二百メートルの研究施設に監禁して研究解剖しちまうぞ。 「あのなハルヒ、お前にずっと言ってなかったことがあるんだが」 「なによ」 「前に長門の親族がどうとかいう話をしたことがあったろ」 「有希が引っ越すかもしれないとかいうあれ?」 「あれな、実は嘘だ」 「ふーん」 いまさらなに言ってんのよ、ちゃんと事情を説明しなさいよ一字一句正確に!と、クビを締め上げられる覚悟だったのだが、なんなのだこのふーんは。 「驚かないのか」 「ほかにもなんか隠してるわよね」 こ、これはとんだやぶ蛇でしたなぁはっはっは。秘密がひとつ日の元に晒されれば芋づる式に明らかになるのは考えてみりゃよくある話で、今まで散々嘘をつき通してきた狼少年がひとつくらい正直な話をしたところで誰も信じてはくれまい。 「うう、そう突っ込まれると非常に困る」 「まあ人間隠し事のひとつやふたつはあるもんだし、いいわ」 それ以上追求しないのか、いつのまに人間がそんなにでかくなったんだ。でかいのは態度だけかと思ってたがイテテ耳ひっぱるなって。 「それで、有希の親類がどうしたって?」 「実はあいつ、身内がいないんだ」 「そう……なの?」 「ああ。両親は確か小さい頃に事故で」 「交通事故?」 「いや、飛行機事故じゃなかったかな。外交官とか言ってたから」 なぜかエルサルバドルという地名が脳裏に浮かび飛行事故を捏造してしまった。嘘が嘘を呼んで雪だるまとはこのことだな。しかもさっき嘘を謝ったばかりなのに。 「結婚式に出てくれる親族代表がいないから別の人に頼もうかと思ったんだ」 「そうなんだ……」 ハルヒは妙に深刻な顔つきになり、 「分かったわ。あたしが身元引受人になる」 あのハルヒさん、身元引受人ってのは警察のやっかいになったときにちゃんと更生させますって書類を書いて身柄を引き取るやつのことなんですが。 どうでもいい突込みをしているとドアが音もなく開いて長門が入ってきた。 「有希!有希!もうなんであたしに相談してくれなかったのよ」 まるで雨の日の公園で捨てられた仔猫を見つけたかのように、ハルヒはやおら涙目になって長門に抱きついた。こういう不幸な身の上話には弱いのかもしれんな。最近のハルヒはなぜか泣き上戸で映画を見ても安モノの恋愛ドラマを見てもところ構わずよく泣く。気のせいかもしれんが、たぶん古泉と付き合いだしたあたりからだな。 「……なんの、話」 「あんたが身寄りがないってことをたった今聞いたのよ」 「……」 いったいなにを泣いてるんだと、長門はちょこんと首をかしげて俺を見た。俺は両手を合わせて、スマン長門適当に話を合わせてくれと唇だけを動かして伝えた。 「……そう。両親は十八年前、ホンジュラス経由で渡航中に飛行機事故に遭遇。テグシガルパ空港当局者によれば着陸時に上空を覆っていた雲のため視界が悪く、滑走路をオーバーランした」 って長門、話が合いすぎてて逆にあやしいぞ。仮にも不幸な話なんだから少し悲しい表情をしてくれ。 「今までずっと知らなくて、ごめんね」 「……」 長門に仮の親族代表を用意しようとしてるだけなのに、この妙にチクチクと胸を刺す痛みはいったいなんなのだ。 「ま、まあ湿っぽい話はその辺にしてだな、長門の親族代表を誰かにやってもらえないか探してて、」 「あたしが有希の親代わりになるわ!」 「無茶言うな、お前は長門と同い年だろうが」 正確には長門のほうがずっと年上なのだが。天文学的時間で。 「じゃ、じゃあうちの親の養女でもいいわ、あたしの妹ってことにすれば。里帰りはうちの実家に来ればいいじゃない」 まさかそこまで言い出すとは考えていなかった。古泉は右手のグーを左の手のひらにポンと打ちつけ、ナルホドその手がありましたねとうなずいた。感心してる場合かよ、そんな無茶苦茶な親族関係が発生したら俺の周辺の家計図はどうなる。ハルヒが俺の義理の姉になっちまうぞ。ハルヒの尻に敷かれるのは古泉だけで十分だ。って俺も生涯尻に敷かれてきたような気がしないでもないのだが。 「ハルヒ、頼むから正気に戻れ。お前は俺たちの仲人だろ」 「そ、そうだったわね」 「安心しろ、長門の遠い親類って人に頼もうかと思うんだ。お前も知ってる、新川さんだが」 「あの渋くてかっこよくてダンディな新川さん!?あの人が有希の親類だったの?」 ハルヒはなぜかダンディというところを強調して発音した。これからはダンディ新川と呼ぼう。 身の上話捏造の部分 ハルヒプランニング ハネムーンの話は後日書く予定なので使われなかった ハルヒが海やら山やらの写真がでかでかと載ったパンフレットを何冊も抱えてきた。旅行代理店でもおっぱじめる気か。海つっても俺が知ってる海水浴場とは色も規模も違うし、山つっても俺が毎日見ている坂の上の山とは大きさも景観も違った。 「ねえねえ有希、ハネムーンはどこがいい?ハワイ?スイス?費用は全額会社持ちでいいわよ」 太っ腹なのはいいんだがなハルヒ、後になって返せと言われても困るからな。ハネムーンか、考えてなかったな。やれやれ、決まってないことが多すぎるぜ。長門はどうしたらいいの、という感じで首をかしげて俺を見た。 「いまどきスイスに行っても雪は少ないだろう。行くなら南仏とか南イタリアとか、地中海沿岸の避暑地だな」 「なにミーハーなこと言ってんのよ。もうプロバンスは地元住民より観光客のほうが多いんだから」 「じゃあせめてシシリア島とかギリシャの片田舎とか」 「あんたより有希はどこに行きたいの?」 ヒューマノイドインターフェイスがまったりと観光して異国情緒を楽しむなんてことが、実際あるとしたらそれはそれで面白いんだが。長門は少し考え込んだようだったが、 「……彼と一緒なら、どこでも」 「くーっ、妬けるわねぇ」 ポッと頬を染めてみせる長門は最近、萌えポイントが上昇中だ。ってハルヒ、なにお前まで喜んでんだ。 うちの親から長門の両親に会わせろと散々言われていたんだが、時間もないんで挨拶の二次会で結納を済ませてしまいたいところだ。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1159.html
あの怪我以来、俺はなぜか女と接する事が怖くなった そりゃ俺だって男だから彼女も作りたいし、デートもしたい だけど、何かはわからないが女と関わろうとすると誰かの事が脳裏をかすめていた ~~1年後~~ 俺と古泉はお互いのモノを舐め合っていた 「うぉ!古泉、それはっ!」 「ふふふ、ボクにはキョンたんの弱い所はお見通しです!」 そう俺は女を愛せなくなった だから男に走った。というか消沈してる俺に男の良さを古泉が教えてくれた 今日も熱く激しい夜になりそうだ エピローグ(古泉編)終わり