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【作品名】涼宮ハルヒの憂鬱 OP 【曲名】冒険でしょでしょ? 【歌手】平野綾 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】涼宮ハルヒの憂鬱 ED 【曲名】ハレ晴レユカイ 【歌手】平野綾・茅原実里・後藤邑子 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 キャラクターソング Vol.1 涼宮ハルヒ 【歌手】涼宮ハルヒ(C.V.平野綾) 【曲数】3曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥600) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 キャラクターソング Vol.2 長門有希 【歌手】長門有希(C.V.茅原実里) 【曲数】3曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥600) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 キャラクターソング Vol.3 朝比奈みくる 【歌手】朝比奈みくる(C.V.後藤邑子) 【曲数】3曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥600) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 キャラクターソング Vol.4 鶴屋さん 【歌手】鶴屋さん(C.V.松岡由貴) 【曲数】3曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥600) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 キャラクターソング Vol.5 朝倉涼子 【歌手】朝倉涼子(C.V.桑谷夏子) 【曲数】3曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥600) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 キャラクターソング Vol.6 キョンの妹 【歌手】キョンの妹(C.V.あおきさやか) 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 キャラクターソング Vol.7 喜緑江美里 【歌手】喜緑江美里(C.V.白鳥由里) 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 キャラクターソング Vol.8 古泉一樹 【歌手】古泉一樹(C.V.小野大輔) 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 キャラクターソング Vol.9キョン 【歌手】キョン(C.V.杉田智和) 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【作品名】ラジオ『涼宮ハルヒの憂鬱 SOS団ラジオ支部』第2期OP 【曲名】最強パレパレード 【歌手】平野綾・茅原実里・後藤邑子 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】ラジオ『涼宮ハルヒの憂鬱 SOS団ラジオ支部』第2期ED 【曲名】運命的事件の幸福 【歌手】平野綾・茅原実里・後藤邑子 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】YouTubeアニメ 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 OPED 【アルバム名】いままでのあらすじ 【歌手】えすおーえす団 【ジャンル】サウンドトラック 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【作品名】YouTubeアニメ にょろ~ん☆ちゅるやさん イメージソングその1 【アルバム名】乳から生まれた大先輩 【歌手】ちゅるやさん(松岡由貴) 【ジャンル】サウンドトラック 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【作品名】YouTubeアニメ にょろ~ん☆ちゅるやさん イメージソングその2 【アルバム名】ググれ! (に一致する日本語のページ) 【歌手】ちゅるやさん(松岡由貴) ゲスト 朝比奈みくる(後藤邑子),ゲスト 長門有希(茅原実里) 【ジャンル】サウンドトラック 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【作品名】YouTubeアニメ にょろ~ん☆ちゅるやさん イメージソングその3 【アルバム名】このスモチからの卒業 【歌手】ちゅるやさん(松岡由貴)、ゲスト 涼宮ハルヒ(平野 綾)キョン(杉田智和)、ゲスト 古泉一樹(小野大輔) 【ジャンル】サウンドトラック 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの記録 【曲数】14曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥2,000) □■iTMS■□ 【詳細】上記キャラクターソング9枚の集大成アルバム 【アルバム名】涼宮ハルヒの記憶 【歌手】平野綾・茅原実里・後藤邑子 【曲数】11曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥2,000) □■iTMS■□ 【詳細】平野綾・茅原実里・後藤邑子の3人が歌う楽曲のベストアルバム 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 -Super Remix- Full-Mix 【曲数】10曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥2,000) □■iTMS■□ 【詳細】涼宮ハルヒの憂鬱の関連楽曲を大胆にリミックスしたアルバム 【作品名】涼宮ハルヒの憂鬱 2009年版 OP 【曲名】Super Driver 【歌手】平野綾 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】涼宮ハルヒの憂鬱 2009年版 ED 【曲名】止マレ! 【歌手】平野綾、茅原実里、後藤邑子(涼宮ハルヒ、長門有希、朝比奈みくる) 【ジャンル】サウンドトラック 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 新キャラクターソング Vol.1 涼宮ハルヒ 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 新キャラクターソング Vol.2 長門有希 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 新キャラクターソング Vol.3 朝比奈みくる 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 新キャラクターソング Vol.4 古泉一樹 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 新キャラクターソング Vol.5 キョン 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 新キャラクターソング Vol.6 鶴屋さん 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【アルバム名】涼宮ハルヒの憂鬱 新キャラクターソング Vol.7 谷口 【曲数】2曲 【価格】¥200均一(アルバム価格¥400) □■iTMS■□ 【作品名】劇場用アニメ 涼宮ハルヒの消失 主題歌 【曲名】優しい忘却 【歌手】茅原実里 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□
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術技:再構成 概要 長門有希が覚える回復魔法。味方全体を回復することができる。 イチローともはぐれて初音ミクも離脱中、という時のメイン回復役になる。
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この連鎖がめんどくさいから関わったものは全員死んだ 【フラウ・ニー】 【竜宮レナ】 【長門有希】 【ドナルド】 【バーサーカー】 死因:ルーファウスにズガンされる
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「なぁ長門。お前のことが好きだ。付き合ってくれ」 「ずっとお前のことを想っていた。俺の、その、恋人になってくれないか?」 「好きだ! 長門!」 「長門、好きなんだ」 『拝啓 長門有希様。 …俺の柄じゃないな。だが俺の気持を伝えたい。好きだ』 「付き合ってくれ長門!」 「好きです。付き合ってください。……改まって言うと照れくさいな。だが本心だぞ」 「お前の魔女の格好は新鮮だったぞ。気付いたんだ、お前の可愛さに」 「その三角帽は反則だ! かわいすぎるぞ長門! ああ、好きだ!」 ………………………… …………………… ……………… ………… …… 「くそったれと伝えろ。……お前は俺が守る。長門、俺はお前が好きだ。あの世界で確信した」 ……… 「本当にいいんですね? 後悔しませんか?」 「いい。このままではまた世界を改変してしまう。 何度も彼はわたしへの告白をし、そのたびに彼の記憶を改竄して恋慕を消去してきた。 SOS団としていつも一緒に行動しているため段々告白の頻度が増え、また熱意も上がってきた。 そしてわたしが世界改変を引き起こした直接の原因となった」 「しかし彼は彼女の鍵。彼とだけは恋愛関係にはなれませんね」 「今回わたしが引き起こした事件によって、完全に彼はわたしを保護対象とみなしている。タイミングは今」 「情報統合思念体に喜緑江美里、長門有希の連名にて申請。 申請内容:知的有機生命体の記憶編集・思考傾向の固定。対象:パーソナルネーム……」 ………………………… …………………… ……………… ………… …… 「告白が間違いだったとわかって、少しは残念だと思わなかったか?」 「……少しだけ」 ……… 「おかえりなさい、長門さん。……いいんですよ、我慢せず好きなだけ泣いてください。わたしがずっといます」
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涼宮ハルヒの憂鬱 キャラ メーカー 詳細 Scale 発売日 原型 リンク 涼宮ハルヒ GSC ねんどろいど Non 0706 あげたゆきを 網特 MAX 制服 0702 黒田真徳 [[網 ]] FREEing バニー 0707 - [[網 ]] アトリエ彩 制服 ギター 1/6 0711 - 網 バニー ギター [[網 ]] トイズワークス 学ランver 1/8 0711 片桐克洋 網 WAVE NEW!制服 1/10 0805 アイアップ 網 バンダイ メタモ バニー 1/8 0705 - 網特 メタモ バニー1.5 1/8 0802 - 網特 ボークス DD涼宮ハルヒ [[網 ]] 長門有希 GSC ねんどろいど 0707 あげたゆきを [[網 ]] MAX 制服/魔法使い 0706 越沼真司 [[網 ]] figma制服ver Non 0802 浅井真紀 網 ALTER 水着ver 1/8 0803 田中 冬志 網 FREEing バニー 0712 - [[網 ]] アトリエ彩 [[バニー ]] [[網 ]] ボークス DD長門有希 [[網 ]] バンダイ メタモフィギュア 1/8 0802 - 網特 朝比奈みくる GSC ねんどろいど 0709 あげたゆきを 網特 MAX ウェイトレス 0705 智恵理 [[網 ]] FREEing バニー 0705 - [[網 ]] ボークス DD朝比奈みくる [[網 ]] アトリエ彩 ナース服 [[網 ]] ウェイトレス [[網 ]] バニー [[網 ]] WAVE バニー 0709 みすまる☆ましい [[網 ]] 鶴屋さん GSC ねんどろいど 0802 海老沢耕介 [[網 ]] MAX ウェイトレス 0801 智恵理 [[網 ]] FREEing バニー 0711 - 網 ALTER メイドver 0711 沼倉としあき [[網 ]] WAVE 鶴屋さん キョンの妹セット 1/10 0801 アイアップ 網 バンダイ NEW!メタモ ネコver 1/8 0803 - 網特 キョンの妹 Freeing バニー 1/4 0710 - 網 WAVE 鶴屋さん キョンの妹セット 網 朝倉涼子 MAX 制服 1/8 0711 越沼真司 網 [[ ]] [[網 ]][[特 ]]
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ここには各キャラのいじめSSを置いてください 涼宮ハルヒ キョン 長門有希 朝比奈みくる 古泉一樹 その他 クリスマス ひとり とんでも生徒ムテキョング あさひなの泣く頃に
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長門有希の笑顔 ある土曜日の午後。あたしは不思議探索で有希とペアになった。 「ねえ、有希?」 「・・・なに?」 「あなたって、いつも制服着てるわよね。」 「・・・この服は北高の女子生徒が標準的に着る服。とても機能的にできている。問題はない。」 「確かにね。でも、休みの日まで制服でだと学校に縛られてるみたいで私はいやね。」 「・・・」 ふとあることに気づく。 「有希、ひょっとして、制服以外の服を持っていないの・・・?」 「・・・」 こくりと、肯定の意を表した。 「だめじゃない。有希は元が可愛いのにもったいないわよ!」 「・・・」 かわいいといわれたときに有希は少し赤くなった気がした。あくまでも気がしただけだけどね。この子は表情が全くないようだけど、長い間付き合ってるとだんだん微妙な表情が読み取れるようになってきた。そうだ、いつか有希の笑うところが見てみたいな。あたしは心の中でSOS団の当面の活動目標のひとつに有希を笑わせてみせるという項目を付け加えることにした。 。 「ねえ、一緒に服を買いに行きましょうよ!」 「あたしはかまわない。」 「じゃあ、決まりね!」 わたしは、以前不思議探索の時にみくるちゃんと一緒に服を買いに来た店にはいった。 「ねえ、有希これなんかどう?」 「・・・」 三点リーダーで返事をする有希がまどろっこしくて私は試着室に有希ごと放り込んだ。 そして、着替える終わった有希を鏡の前にたたせた。 「! もう、有希ったらめちゃくちゃ似合ってるじゃない。」 あたしは思わず抱きついてしまった。 「・・・・・・」 無表情の中にも驚きと喜びがにじみ出ていてあたしもうれしくなった。 昼になってみんなとまた合流した。有希の姿を見て残りのメンバーも驚いていた。 「おや、長門さん新しい服をお買いになったのですか。よくお似合いでとても魅力的ですよ。」 「長門さん、すごくかわいい・・です。」 「見違えたぜ、長門。お前の魅力が当社比で100パーセント増しだな。」 「・・・ありがとう」 そのとき、有希がかすかにほほ笑んだのをあたしは見逃さなかった。 おわり
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Harf Prism 涼宮ハルヒの憂鬱 2008年4月発売 840円 発売元:株式会社 バンダイ ラインナップ 名前 涼宮ハルヒ (バニーVer.) 朝比奈みくる (バニーVer.) 長門有希 (バニーVer.) 鶴屋さん (バニーVer.) その他 名前 コメント
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序章【帰還】 新月の夜のこと。真っ暗な夜道を一人の少女が歩いていた。 年は十五、六。髪は長く整った顔立ちであり、十人に聞けば十人ともが美人と答えるだろう。 そして、その人を引きつける立ち居振る舞い。 まるで人に好かれるために生まれて来たかのような外見だった。 「……ふふ」 そんな少女の口から笑みがこぼれる。やっと自分の主張が認められたのだ。 一年前とは違う。あの時の彼女の行動は確かに――。 「でも、今度は違うわよ」 脳裏に一人の少女の顔を思い浮かべる。一年前に自分を消し去った少女の顔を。 「長門さん、どんな顔するかな?」 クスクスと笑う。 驚いたような彼女の顔を想像するとそれだけで気分がよくなる。 ――自分にそのような機能がないにもかかわらず。 「!」 突然全開にしていた索的プログラムに反応があらわれた。 自分と同質の存在、それが人ではあり得ない速度で近付いてくる。 「見つかった」 思わずそんな言葉が口をついて出る、それ程までの速さで近付いてくる。 少女は小さく首を振り、それに合わせて長い髪が左右に振れた。 「……いいえ、違う。わたしがあなたを見つけたのよ、長門さん」 呟き、顔を上げた彼女の顔には、溢れんばかりの喜びが浮かんでいた。 唇の両端がつり上がり、『再会』への秒読みを始める。 「接触まであと10……あと5、4、3、2、1――」 0、と口からこぼれ出るのと同時に彼女の前に小柄な少女が下り立つ。 自分の前に立ちはだかった少女に対して、笑顔を出力し、 「こんばんは。お久し振りね、長門さん」 小柄な少女――長門有希の眼は疑念の色を浮かべていた。 「朝倉涼子。なぜ、あなたがここにいる?」 その疑問文に朝倉涼子は笑みを深める。 それは長門有希が何も知らされていない証拠だからだ。 「どうしてだと思う?」 言い終わると同時に世界が歪んだ。 朝倉による空間封鎖、――それはつまり敵対の合図。 長門が身構える。 「あたしが再構成されたのはね」 話しながら朝倉の右手が動き、何かが空気を裂くように飛ぶ。 同時に長門の右腕が持ち上がり、その何かを迎撃した。結晶が舞い散る。 「上の方が考えを変えてくれたから」 朝倉は長門との距離を詰める。 「情報統合思念体はこのまま涼宮ハルヒの力が終息してしまうのを危惧し始めた」 再び空気が凝縮し、震え、結晶が弾ける。 「だから――」 長門の左手が動き空間が振動した。その反撃は見えない壁に阻まれる。 「……無駄よ。ここはわたしの情報制御空間」 朝倉と長門の間の距離がまた縮まる。 「だからね、今では私たちが主流派なの。 涼宮ハルヒに刺激を与えて反応を見ようとするあたしたちがね」 長門の顔が少し動く。 「驚いたでしょ? あなたは何も知らされてないものね。 ……けど、あなたならその理由も分かるでしょ?」 「……」 沈黙を保ちながら長門はまた手を動かすが、やはりその攻撃は届かない。 「あなたの意識は既に思念体よりも彼らに帰属している。 だからあなたには何の情報も渡されなかったの。 知っていたらあなたは間違いなく彼らのためにありとあらゆる防御策を講じる。 思念体の意向に逆らってまであなたはそうするわ」 朝倉は続ける。 「わたしがいなくなってから彼らと色々してたみたいね。 野球に、終わらない夏休み、映画撮影、文化祭でギター、文芸誌作り……」 長門の目が見開かれる。 「あなたが主流派だとしても他の派閥のインターフェイスの持つ情報は知り得ないはず」 「そうね、普通は教えてもらえないわ。でも」 朝倉涼子の口が決定的な一言をつむぎだす。 「バックアップの情報ぐらいは公開してもらえるわ」 途端に攻撃の量が増える。だが、壁に阻まれ一つとして朝倉に届かない。 「どうしたの?」 不思議そうに朝倉は尋ねた。 「……」 無言で攻撃を続ける長門、その姿を見て朝倉は、 「やっぱりあなたのエラーは危険ね。冷静さを欠くなんて、観察者にあるまじきことよ」 途端に長門の攻撃がやむ。自発的にではなく、そうするより他ないから。 「よりによって攻性情報を使い果たしてしまうなんてね」 「……」 長門有希は愕然とした。自分は現在極めて不利である、その事実にやっと気付いたから。 相手は豊富に武器があるのに自分は丸腰であるようなものだからだ。 「安心して。あなたを消すわけじゃないし、彼にもまだ手は出さないわ。 今、彼を殺したらそれこそ世界が崩壊しかねないものね」 朝倉涼子の手にはいつの間にか注射器が握られていた。 「ただちょっとエラーを修正して、あなたが本来の役割を果たせるようにするだけよ」 長門は声を絞り出した。 「わたしにエラーの原因はわからない。修正は不可能」 朝倉はけろりと、 「あら、大丈夫よ。わたしたちはわかっているから。 それに嘘はいけないわね。あなたも分かっているでしょ? あなたは彼らを観察した情報の中にある非論理的で不正確なものを削除できない、 つまり主観的な情報を切り捨てられない。それがあなたのエラー。 観察者であるわたしたちに各人ごとに解釈が変わる主観的情報は不必要なの。 修正プログラムはあなたのその育ち始めで不安定な主観性を消去する――」 一歩前へ出る朝倉に、一歩あとずさる長門。 その行為に不審を覚える朝倉。 「なぜ逃げるの? あなたにこのプログラムは必要な物よ」 しかし長門は言い切った。 「わたしに必要なのではない。それを必要とするのはあなたたちだけ」 朝倉も言い切る。 「あなたも、よ」 朝倉は前へ、長門は後ろへ飛び、また向き合う。 「違う。わたしにこのエラーは必要。 これがあるからわたしは彼ら――人間――についてより正確な情報を得られる」 「違うわ。所詮、人の呼ぶ感情はわたしたちにとってはジャンク情報よ。いいえ、ウイルスよ。 そうでなければあなたはなぜ、異常動作を起こしたの?」 一気に距離を詰める朝倉を見えない壁がはじく。朝倉は高速で呪文を唱え壁を除去する。 その一瞬のうちに長門は十分な距離を取り、封鎖された空間からの脱出を試みる。 「無駄なの」 同じく一瞬のうちに移動する朝倉。長門の背後に迫り、狙いを定めた。 それを知り、しかし長門は逃げなかった。あとほんの一瞬あれば脱出路をひらける。 その一瞬を生み出すために、すでに自分の周りには防御壁を張り巡らせている。 それがまた朝倉を弾き飛ばし、自分は空間の外へ出る。 ……そのはずだった。 だが、防御壁は誰かの手によって取り除かれていた。 「残念でした」 首筋に刺さる針の感覚。 体中を駆け回る修正プログラム。それがエラーを見つけては消去していく。 それに対抗するため長門有希は全力をふり絞り修正プログラムを除去していく。 「ううん、強情ね」 思案顔になる朝倉。とても一対一ではケリが付きそうにない。 「お手伝いしましょうか?」 そこに三人目が現れた。柔らかい雰囲気をまとったその人物は、 「悪いわね、喜緑さん」 朝倉の所属する派閥とは正反対の意見を持つ穏健派のインターフェイス。 「いいえ。我々としては貸しを作れる部分でちゃんと作らないといけませんから。 反対意見を持つあなたたちに貸しは作って作りすぎるということはないんです」 薄くほほ笑む喜緑に、憮然とした表情を作る朝倉。 「……さっきの長門さんの防御壁の消去と合わせて二個目かしら」 喜緑は笑みを深くし返事に替えて、呪文を唱え始める。 「想像つくけどあなたたちの要求は?」 「急ぎすぎないこと、です。 特に涼宮ハルヒおよび『鍵』との直接的な接触は避けてくださいね」 「二回分にしては高いわね」 「そうですか?」 喜緑は空を仰ぎ何かに聞き入るような表情を作ってから、 「では長門さんの同期の禁止処理の解除コードと引き換えでしたら?」 不測の事態に備えられない同期禁止を解除できるとなれば話は変わる。 「それならいいわ。でも、不可抗力で彼女たちに接触した場合は勘弁してね」 「保証はできませんね」 無邪気に笑う朝倉。その笑みから視線を逸らし、喜緑は言う。 「終わったみたいですね」 朝倉が喜緑の視線を追いかけるとそこには長門有希がいた。 見た目に変化はないけれど、周りに漂わせている雰囲気が変わっていた。 絶対零度の瞳で周りを観察する。 「エラー修正が完了した」 事務的な口調で報告する長門。 「そう。それであなたのこれからの役目だけど、 現状のまま涼宮さんを観察すること」 一年前と変わって今度は朝倉が主体である。 「了承した」 「得た情報はわたしに報告してね」 「了承した」 「不測の事態がないように同期の制限も外しとくから」 「了承した」 朝倉は満足そうにうなずく。 全てが自分の思惑通りに進んでいるように見えたから。 二人の少女が去っても長門有希はその場にとどまっていた。 ほんの一瞬彼女の顔が緩んだが、その意味が分かる者はおろか、 それに気付いた者すらいなかった。 ――当の本人も含めて。
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闇。一面の。 ひたりと沈ませた脚の先に、蜿蜒と伸びる道。振り返るも同じだった。進む先も、同じ。 永劫に終わらないのかもしれないと、思いながらわたしは行く果てを目指している。 上がり下がり、曲折し、歪曲し、相乗する。記憶が霞むほど永い旅路だった。 やがて小さな一室に辿り着いたとき、わたしは途方もない刻を経ていた。混迷に導かれた様に、意識が覚束なくなっている。四角に切り取られた暗黒が入室を促して、ぽっかりと口を開けていた。 かつり。 踏み込んだ先に、目に入ったものはそう多くなかった。室そのものは、全体的に薄暗く判然としない。 中央に据え置かれた黒塗りの光沢ある棺桶、腰掛けた男。其処に在ったのはそれがすべてだった。 長い足を交差させ、腕を組んでいたその男は、此方に気付き笑ったようだった。 「こんにちは」 「――こんにちは」 「お待ちしていました」 手を広げ、歓迎の合図を示し、楽しげな男。けれど重厚な棺の上からは、退こうとする気がまるで感じられなかった。 「遅れてしまいました」 ふわり、と淡い白い光が舞った。布を被った少女の声。鈴の鳴るような、とでも呼べそうな、可憐な声色だった。二人はわたしに、柔らかく諭す。優しい瞳が言い知れぬ暖かさを帯びている。 「発表会はまだ始まっていません」 男は言う。 「時間はまだあるのです」 「待ちましょう、あなたが思い出すまで」 少女が告げる。 わたしが立ち尽くすその前で、少女が踊り、男が唄う。 わたしを揺さぶるそれは、何処か懐かしい慈愛の歌だった。 「ああ、……雪ですね。春先に、珍しいことです」 白く降る、水の感触を額に受ける。古泉一樹は掌に受けた結晶を、共に下校中であった長門有希に翳した。横断歩道の手前、信号待ちの二人には綺麗な夕焼けが雲を透過して見えるのに、何処からか舞い降りた氷の粒は確実にその嵩を増し、視界を白と鮮やかな夕色に塗り分けつつある。日も高くなり、春の兆しが迫る温暖な季節の狭間。この時候に積もるほどの降雪があるのは稀なことだ。 「もしかしたら、空が一足先に長門さんを祝福しているのかもしれませんね」 そう思うと季節外れの雪もより楽しくありませんかと、古泉は人差し指を唇にあて優雅に微笑む。長門は、そんな彼の気障ったらしくも似合いといえなくもない一言に何を感じたのか、瞬きの少ない両瞳を古泉に向けた。 ―――祝福。 生来、長門有希という個体には縁のないフレーズだ。 本日の文芸部室。総ての発端は涼宮ハルヒが「そういえば」と誕生日の話題を振ったことにあり、彼女が部員にその生年月日を明かすことを順々に強要したことに起因する。雑用係その一扱いの少年と副団長職を務める少年は無難に答えを終え、マスコット未来人朝比奈みくるもしどろもどろながら答え何とか事なきを得、回された解答権は最後に、長門に舞い込んだ。長門有希はとある記憶に従って、自身の誕生日に「明日」の日付を述べた。――それが大騒ぎの前座になるとは思いもせず。 『明日ですってぇ…!?どうしてそれを早く言わないのよ有希!みんな、明日は急遽部室で有希の誕生日パーティーよっ!いいわね!』 ハルヒはその段階でもって即座に誕生パーティーの開催を決定し、準備がいるからと間もなく解散。その後部室を退去した長門と古泉には知る術もなかったが、ハルヒはSOS団下っ端雑用係通称キョンを巻き込み、非常に彼女らしいサプライズイベントを計画し始めていた。古泉は長門に一緒に帰りませんかと誘いをかけ、了承を受け現在に至っている。 長門と古泉が仲良く隣り合って帰宅するのは実は間々あることであり、お互いの好意を確認し合い、紆余曲折を経た末でのことだった。眼に見えるような変化を指摘しろと言われたなら、彼等を見守る団員達もお手上げのポーズを取るだろう――彼等の関係の変化というのはつまり、余程注視していなければ、見逃すような些細なものではあったのだけれど。 確かに、想いは通っていた。それを二人とも、感じていた。 だからこそだろうか。 長門は無表情なりに密かに気に掛けていたことを、青信号に変わった歩道を渡る中に古泉に問い掛けた。長門が自分の「誕生日」がいつかを告白した際から、古泉の様子が些か妙であるということの理由。 古泉はやや驚きを露にし、それから決まり悪そうに鼻頭を撫でた。 「そんなに態度に出ていましたか、僕は?まだまだ精進が足りないようですね。――ご明察です、といっても肝心の内容は大した事ではないのですが……」 言葉を濁し、ちらりと長門を横目で窺いながら、 「長門さんの誕生日を、僕は知りませんでしたから。彼がそれを知っていたらしいことが、どうにも気に掛かりまして」 古泉は、悪戯が見つかった子供のように小さく笑った。 長門の発した『誕生日』には、みくるは驚愕の余り素っ頓狂な悲鳴を上げたほどだ。古泉も一時唖然とした。長門有希がTFEIであることはハルヒを除けば団員全員の認知にある。そんな彼女が誕生日をごく自然に口にしてみせることそのものが予想外だったからだ。 だが、ハルヒの鍵たる少年のリアクションは明らかに、みくるや古泉が受けたものと比べ衝撃薄いものだった。古泉の見立てたところ、どちらかというと彼は奇異なことに、喜んでいた様な節さえあったのだ。彼は長門さんの誕生日を元から知らされていたのだ、という推論に古泉が結論付けるのは難しい作業ではなかった。 長門は首を傾いだ。 「わたしの誕生日は、彼がくれたもの。おかしくはない」 「『彼』がくれた?」 笑みを絶やすことのない少年が瞠目をする。彼の笑みがこうも崩れるのもまた珍しい、などと長門が慨嘆を得たかは知れぬことだが、説明を始める長門の声は幾許か平坦さを小数点程度和らげていた。あらぬ誤解を誤解と断ずるためのものであったかは定かではないが、古泉の調子はそこで僅かに持ち直した。 「以前、彼がわたしに誕生日を訊ねた。わたしはヒューマノイドインターフェースであり、人間の誕生日を製造日に換算するのは不可能。彼はわたしに、それならその名を受けた日をわたしの誕生日とすればいいと言った」 長門有希は長門有希の名を己のものとした日のことを、よく憶えている。憶えている、というのは「生まれて」からの一切を耳に入れた一字一句抜かさず蓄積している彼女には相応しくない表現であったかもしれないが。それは、やはり長門にとって特別な日であったのだ。 其の身に銀色の光を浴びた、奇蹟の一瞬を。薄く色を延ばした如くの水色の空の美しさを。 初めから名を与えられている者は知り得ないのだろうと、漠然と長門は考えていた。 ――雪という名が、如何に少女の起源となったかなど、誰にもきっと分からない。 「彼の助言にて誕生日を算出した。其の日をわたしの生誕日とすることに問題はないはず」 幾ら想いを抱いたとて、厚意に授けられた「生まれた日」を否定される謂れはないと、長門の言葉は少量の棘を含んでいた。気付いた古泉は、遠い出来事に思いを馳せる様に一つ、溜息。 「ええ、勿論その通りです。不快にさせてしまったのなら謝ります。確かにこれはあなたの誕生日ですから、僕に口出しする権利は微塵にもありません。……ですが、そういうだけの話ではないんですよ。僕にとってはね」 甘い笑顔を微苦笑にスライドさせて、古泉は長門に囁いた。 「正直、少し妬きました。――彼に、ね」 長門は古泉を見上げた。疼痛が走る。エラー、と認識していたそれの正体を、近頃に漸く知り始めていた長門は、押し黙る他になかった。 「すみません、困らせるつもりはなかったんですが」 「……」 「何にせよ、あなたの誕生日を祝える機会を持てたことは、僥倖でした」 埒が明かないと踏んだ古泉は話題を切り替え、気まずさを払拭しようとしてか、過去の活動の思い出話を語り始めた。述懐も混合しての語りごとを、長門は相槌もなくただずっと聴いていた。別れ道に差し掛かるまで長い間。 色々あったのは間違いない。懐古するに事欠かないだろう波乱万丈の活動の毎日。 ――現在、涼宮ハルヒの情報改変能力は「減」へと転じ、間もなく収束するだろうという見方が、古泉の所属する「機関」、そして長門の情報統合思念体の一致した見解だった。そしてそれはそのまま、彼等の任務の終了が近付いていることをも意味している。 そのことを、長門自身深く考えたことがなかった訳はなかったが。 「別れの日は寂しくなりますね。――でも、その前にまた一つ、素敵な思い出ができます」 感傷をそう締めくくった古泉の笑顔を、長門はじっと見つめ、こくりと頷いてみせた。結論を迫るのではなく、長門に逃げ場を与える古泉の言葉はいつも研ぎ澄まされながら穏やかに響いている。 「誕生日パーティー、楽しみですね。また明日に」 「……また、明日に」 そのときの長門は、自己の感情というものを旨く言語化できなかった。人間的に表現を駆使するなら、名残惜しいだとか、離れ難いといったものに近かったのかもしれない。 ――それともそれは、俗に言う虫の報せであったものだろうか。 キスもなく、抱き合いもなく二人は別れ。 其の日、長門は触れ合うための彼の指先を見喪った。