約 9,225 件
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/2140.html
【名前】 ビッグバンバスター 【読み方】 びっぐばんばすたー 【登場作品】 超力戦隊オーレンジャー 【初登場話】 第2話「集結!!超力戦隊」 【分類】 合体武器 【構成武器】 スターライザースクエアクラッシャーデルタトンファツインバトンサークルディフェンサーキングスマッシャー 【詳細】 キングスマッシャーを核に5人の専用武器を合体した必殺武器。 キングスマッシャーの銃身下部にスターライザー、上部へデルタトンファ、サークルディフェンサー、左右から挟み込むようにツインバトン、グリップ下部へスクエアクラッシャーを合体させている。 合体前のキングスマッシャーの5倍の破壊力を有し、1000mの放射距離を誇るエネルギー弾を標的へ撃つ。 【余談】 オーレンジャーにおける必殺バズーカ武器枠。 個人武器を合体させ等身大戦闘における決め手になりうる大型武器と構成するのはシリーズ恒例といえるが、コアとして共通装備の手持ち武器を使用するのは珍しい。
https://w.atwiki.jp/tokyujyumin/pages/21.html
巡視船「みずほ」型はSAR条約におけるSAR規定で捜索救難活動を行う捜索救助区域の広域化に伴い開発されたヘリコプター2機搭載巡視船です。 大規模なОIC(指揮所)を持ち捜索救難活動では指揮船として活躍します。 また、長距離の航続距離を持つ為、海外に派遣される事も少なくありません。 2番船「やしま」は平成元年、IMО30周年記念行事に参加するためにロンドンまで赴き、タワーブリッジを通過した経歴を持ちます。 データ 兵装 35mm機関砲1門 多銃身20mm機関砲1門 速力 25kt以上 ヘリ ベル 212 2機 機関 ディーゼル2基 2軸 総トン数 5259トン 番号 船名 所属 配属 PLH21 みずほ 第四管区 名古屋海上保安部 1986年3月19日 PLH22 やしま 第三管区 横浜海上保安部 1988年12月1日
https://w.atwiki.jp/foresanc/pages/2131.html
マンセル 「野球なるスタイルでくるお主も十分にふざけた外見なれば」 概要 地方の賊。 日本の浪人風の出で立ちの男。 沈着で口数が少なく、感情の起伏が少ない。 日本被れで趣味は茶器集め。 陌鬼流剣術の使い手で流れるような体捌きと太刀捌きを得意とする。 奥の手として愛刀の柄には魔術銃を仕込んである。 技・魔法 雷電 陌鬼流剣術。 相手の攻撃を受け流し、すかさず切りつけるカウンター。 巻雲 陌鬼流剣術。 雲が流れるような足運びで攻撃を避ける。 奥の手・仕込み鉄砲 刀の柄に仕込んだ銃身から猛毒の魔術弾を発射する。 経歴 2013年3月23日山地討伐 賊の一員としてフロゴスカル、ハニャワVと共に登場。 サユキと交戦するが敗北した。 由来 「マンセル(Munsell)」…英語圏の姓。 人間 刀 浪人 賊 陌鬼流
https://w.atwiki.jp/ge2rb/pages/624.html
高所狙撃弾 ◆基本データ 名前 要求BBLv 攻撃力 消費OP 高所狙撃弾 Lv3 破砕 000 貫通 047(48) 合計 047(48) 06 ◆バレットの構成 No サイズ 弾種 発射条件 水平 垂直 回転 変異チップ 備考 1 M 連射弾:連射弾/通常 ボタンを押したら 三連複製 無属性 2 SS 装飾弾丸:直進/極短 ボタンを押したら +85 3 └S 弾丸:直進/短 2の自然消滅時 -120 ホーミング 4 5 ◆解説 スキルやバーストなしで撃ち続けられる脳天直撃弾というコンセプトで作られたバレット 連射弾を敵に当てる必要があるため敵をロックオンしての使用を推奨する 敵に近すぎると火力部分が当たらない、瞬間ダメージが低いなどの欠点があるため他のバレットと上手く使い分けたい ちなみに距離によってわずかに威力が変動する(ベース銃身で47と48がでる)
https://w.atwiki.jp/ametec/pages/31.html
統合部隊 統合部隊とは文字通りアメテック軍事の統合戦力である。 主力部隊においては通常時は基本的に編成はされていない。 各配属部隊はここの管轄。 訓練中の兵などや予備戦力もここの管轄。 戦時などに現場に近い部隊で臨時に編成される。 つまり寄せ集め。 小火器 拳銃 短機関銃 散弾銃 自動小銃 突撃銃 多用途機関銃 分隊支援火器 汎用機関銃 軽機関銃 重機関銃 擲弾発射器 銃身下擲弾発射機 自動擲弾発射器 手榴弾 使用弾丸種類 20mm×102弾 14.5mm×114弾 12.7mm×108弾 12.7mm×99弾 7.62mm×63弾 7.62mm×51弾 7.62mm×39弾 7.62mm×33弾 7.62mm×25弾 5.56mm×45弾 5.45mm×39弾
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/983.html
(投稿者:LINE) 登録タグ一覧 【 LINE ザハーラ メード 国防軍 銃】 →【2Pカラーほか】 概要 「Freeze!動いたら体に風穴開けちゃうよ♪」 軍隊生活に嫌気がさして脱走した、元アルトメリア海兵隊所属のメード。 任務中に洋上の艦船から飛び降りて、桜蘭の彼岸に流れ着いたところを、釣りをしていた忍者メードのかざまに拾われた。 ことわざ等の引用を好むが、微妙にズレた覚え方をしているため、ツッコミ役は必須である。 メリッサ 「傷が治った―――!? これが東洋の珍味ってやつなんだね!!」 かざま 「珍味じゃなくて神秘でゴザル」 (以上は桜蘭滞在時の会話) とにかく元気旺盛でハイテンション。ノリ一辺倒と思われがちだが、割と計算高くてしたたかさんな一面も。 桜蘭には半年ほど滞在し、「もっと世界を見てみたい」という本人の希望もあって出国するも、ザハーラの砂漠で遭難。 行き倒れになっていたところを“砂漠のニンジャ”ことインヘレトによって救われている。 ちなみに極度の方向音痴なのだが、本人にその自覚はない。漂流・遭難・行き倒れは天性のものと言ってもいいレベル。 その後はザハーラ国防軍に参加。特殊な2丁拳銃を用いて、アクロバティックなガン=カタ・スタイルを駆使する。 一人称は「私」。流暢な標準語を話すが、会話の端々に瑛語が混じる。 現在はザハーラ共和国が用意した、各国から派遣されたメード用の寄宿舎で寝泊まりしている。 通称:「ツーハンド」 出身:アルトメリア連邦 所属:ザハーラ国防軍(臨時) 装備:2丁拳銃「ラッキートリガー」 身長:152cm 誕生:5月1日 年齢:外見15歳(1942年生まれ) 教育担当官:- ガン=カタ ★★★ テンション ★★★★ 方向音痴 ★★★★★ ブラいらず orz 装備解説 2丁拳銃「ラッキートリガー(メリッサ命名)」 EARTH製の試作拳銃。 銃撃戦と格闘術の融合―――所謂ガン=カタを前提としたコンセプトモデルであり、 銃身下部にブレードが取り付けられているほか、フィンガーガードを持つのが特徴。 制式採用版には光剣が取り付けられる予定だが、形成系能力の適正が低かったメリッサには、試作型が渡されることとなった。 特殊なギミックは特に無い。装弾はスイングアウト方式。 ヒップホルスター ベルトに固定して腰の位置に装着する。革製。 銃身と一緒にブレード部分を納める鞘としての機能も併せ持つ。 クイックローダー リボルバーの弾倉に一気に弾丸を全弾装填するための便利な道具。 ベルトのポーチ内に1個ずつ入っている。 ちなみにメリッサのリロード最短記録は、両手に銃を保持した状態から2丁合わせて3.45s。 関連 かざま(恩人その1。かわいい頑張り屋さんの忍者) ジンナイ(下宿先の家主。ムッツリ助平さん♪) インヘレト(恩人その2。かざまと同じニンジャ!) ガン=カタ(参考動画) 登場作品 コスチェンシリーズ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/896.html
昭和57年10月22日作戦決行二時間前 アースラ 「クロノ」 自分の名を呼ばれ振り返る 「フェイト―なんだい?」 フェイトは気まずそうにクロノの左腕を見る。前の作戦でAMFとプログラム破壊型の 電磁情報でBJの左袖が消失し一発のライフル弾が貫通したのであった 「シャマルの見立てじゃ骨にダメージは無いみたいだから一両日で回復するさ」 「―っ、でも私のせいで大事な情報が―」 反論しようとするフェイトに 「いいかい怪我は君のせいじゃない!僕のミスだ!――彼等は強い、甘く見ていると今度は誰か死ぬことになりかねない」 「ごめんなさい…」 「…いや、ちょっと言い過ぎた。大丈夫現場には出られないけどさっさと終わらせてみんなで翡翠屋で打ち上げをしよう」 クロノはフェイトの頭を優しくなでるとさっきまで曇っていたフェイトに笑顔が戻った 昭和57年10月22日午後9時45分 作戦開始 そこには現場の指揮を取る八神はやての姿があった 「いくでなのはちゃんフェイトちゃんシグナム3・2・1」 「「「GO!!!」」」 当初の作戦通り建物の制圧を後回しにしAMF発生装置の破壊に重点を置くことを再度、念話で簡潔にメンバーに通達する 「……なぁシャマル、確か清掃車って…」 目標を目前にヴィータはシャマルに問いかける 「えぇぇっと…確か…」 確かに清掃車である上部の「重機関銃」と「追加装甲」を除いて 「散れっ!」「てぇっ!!」 どががが!! 銃身が唸りを上げる 「主はやて!清掃車両から銃撃を受けています!!目標も逃走!」 「そっちも!?フェイトちゃんとことおんなじ使用やな」 「はやてちゃん!!」 なのはかから念話が入る 「こっちは順調!ディバインシューターで追撃中…チャンス!スターライ…え?」 「どないしたんや!?」 「ひ・非常識、おなか見せてるのに銃身がこっちむいて…」 航空機から光が瞬き―― ガララララッ!! シールド魔法を展開しぎりぎりでなのはは防ぎきった 「うぁ…みんな手間取ってるなぁ。せやけど…まだAMF発生装置が作動してへん今のうちに…」 どかん!! フェイトが追っているAMF発生装置の方角で爆炎があがる!! 第一段階が成功したかに思えた 「はやて!想定外の事態が!!」 「どないしたん!?」 「所属不明の装甲車が施設内に進入しAMF発生装置を破壊!」 同時にハウンドも動きを見せる 建物から部隊を一斉に展開させ隊長の矢島から全周囲の無線が入る 「我々は貴官達との戦闘を一方的に破棄し本来の目標『化け猫』との戦闘を開始する。邪魔をするな」 「うちらは眼中に非ずか…」 はやては一人、悪態をつきつつ各班に新たな指示を出す 「AMF発生装置はうちらの獲物や。それに本をただせば『化け猫』が一番悪いんや!!目標一時変更っ! 目標「化け猫の装甲車」!!」 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/00-ms/pages/56.html
【武装名】 GNビームピストルル 【読み方】 じーえぬびーむぴすとる 【保有MS】 GN-002 ガンダムデュナメスGNY-001F ガンダムアストレアTYPE-F フォン・スパーク専用機 【詳細】 GN-002 ガンダムデュナメスが持つビームピストル。 膝横のハードポイントに接続する専用ホルスターに収納される。 GNスナイパーライフルが連射や取回しに難があるのに対し、速射性能に特化しているこちらは中距離で多数の敵を相手するのに適している。 威力はスナイパーライフルにくらべてやや低いが対MS兵器としては十分な威力。 後に接近戦にも対応するため銃身下部に耐ビームコーティングを施した発展型のGNビームピストルⅡやGNピストルビットが開発された。 またソレスタルビーイングの基地に保管されていたものをフォン・スパークが回収し、GNY-001F ガンダムアストレアTYPE-F フォン・スパーク専用機に装備させている。
https://w.atwiki.jp/sfmoco/pages/29.html
FA-MASは、 フランス軍が制式採用しているライフルである。 また世界で初めて正規軍に制式採用された ブルパップ式ライフルでもある。 ブルパップとはマガジンをグリップより後方に置くことで、 銃身を縮めずに全長を短縮し携帯性を向上させた構造を指す。 この銃は命中精度もよく200mの距離で 実に40cmに納まるという驚異的な集弾率である。 ゲームにおいては、中尉1以上で購入可能。 かなり使いやすいね☆ -- 阿波 (2007-03-07 05 46 19) 連射がすごい早いわ♪ -- 阿波 (2007-03-07 05 46 45) 弾ロスが激しいので頭か上半身を確実にAIMする必要がある 一人に使う弾数を計算しながら立ち回れば 1ラウンドで4〜5KILLも夢じゃない -- 悠凪 (2007-03-08 19 37 02) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1916.html
――――俺大尉の自室―――― 椅子に腰掛けて窓を見つめて分かる事は、今宵は満月らしいということである。いつも彼を惑わせる月影は今夜は一段と強く彼を誘惑している。珍しく室内灯の付いた彼の部屋では、まだカーテンは閉められる事は無い。 「月影はまだ確かなもので、月光はまだ薄明かりの様」 静寂が部屋を包む。どうやら今回は、ペリーヌは現れないようだ。 「ふむ、やはり偶然だったのか」 男は一人納得する。どうやらペリーヌの固有魔法に、オペラ「魔弾の射手」を探知する能力は無いようだ。 飛行停止処分の一日目ではあったが、なかなかに充実した清掃活動を送れたものだ、と男は回想する。エーリカの部屋の掃除から始まり、廊下や物置の清掃までは行えたのだ。あとはハンガーや基地の周囲のゴミ拾い、居住空間の整備でもすれば優に二週間をすごせる。たまにはこういうのも良いものだ、と自らを納得させるように呟くと、男はモーゼルを手に持ち、机に運ぶ。そして長い銃身を捻って外し、ブラシを挿入して火薬のカスを取り除く。銃身からポロポロと火薬のカスが落ち、机上にばら撒かれる。一通り除き終わった彼は続いて薬室をはじめとしたありとあらゆる機構を丹念に調べ始める。室内灯で照らされた銃は鈍く輝く。 結果、問題は無し。男は息を吐いて、銃身を再び銃に取り付ける。命中精度を犠牲に火薬の推進力を高めることに特化したこの銃は、取りまわしの悪さと整備の不便さに目を瞑れば高水準の兵器である。加えて、専用弾である二種類の銃弾がそれをさらに揺るぎないものへと押し上げている。通常弾では効果の薄いネウロイには装甲を剥ぎ取ることに特化した爆裂徹甲焼夷弾を用い、動きは遅いが脅威となるネウロイには破壊力重視の対ネウロイ専用フレシェット弾丸を用いる。 その弾丸の構造上風やその他要因の影響を受けやすいが、破壊力だけを見ればそれはボーイズライフルにも匹敵する代物にも成り果てる。もっとも、命中精度が著しく犠牲になるという点に眼を瞑ることができれば、という条件付ではあるが。 銃の整備を一段落させた男は、弾かれたように立ち上がる。 「久しぶりに風呂に入ろうか」 気晴らしに、とでも考えたのだろう。全身をリラックスさせて湯に浸かるのは、大変体が安らぐのだ。何よりもシャワーでは落としきれない火薬の匂いを落とせるのは、彼にとってありがたいことなのだから。しかし、意気揚々と準備を始めたときに、男は先日の惨劇を思い出す。もしまた同じ事があれば、今度こそは打ち首だろう。 だが、断じて整備員用の浴場は使いたくないのだ。何せ屈強な男達が熱のこもった視線で体を見つめ、あまつさえ肩に腕を回すなどそれ自体が虐待ではないか。 「……遺書を書くべきか?」 男は眉間に皺を寄せ、至極まじめな表情で部屋を歩き回る。サイドチェストに立てかけたモーゼルが、鈍く光を返した。 ――――浴場前―――― 「私だ。俺大尉だ」 男は一枚の紙切れを持ち、ピンクの暖簾の前で前と同じようなやり取りを行う。もっとも、電灯が付いていないため、おそらくは誰もいないのだろう。だが、もしも誰かいたならば、問答無用で処罰されてもおかしくは無い。だから彼は、最新の注意を払っているのだ。 幸いと言うべきか、浴場の内部からは何の応答も無い。男はすばやく脱衣所に入り込み、コートを脱ぐとスペースを確保する。脱衣籠は、カラだ。 「今度は失敗しないとも。ああそうだとも、私は失敗から成功を学ぶのだ」 浴場への扉に「俺大尉が入っています」という文字がブリタニア語で書かれた紙切れを貼り付け、男はふふんと鼻を鳴らす。それにしてもこの男、ひどく得意げである。 男はすっかりと衣服を脱ぎ捨て、タオルで腰周りを覆い隠すと浴場への扉を開ける。基地のライトと月、そして星の明かりで照らされているためにそれほど暗くは無いが、夜闇にぼんやりと浮かび上がる光景は、幻想的なものであった。 「ああ、正解だった。やはりこの浴場はすばらしい」 男は出来る限り見晴らしの良いところを陣取り、湯に浸かる。まるで自らが夜空に溶けたようなその光景は、吸い込まれそうな美しさである。 「今度は新月に来よう。ああそうだとも、きっと来てやるとも」 準備を整えた私にもはや恐れる物は無い、と自信たっぷりに男が宣言した瞬間、浴場の扉が開かれた。 「(無理だな、やっぱり来れそうに無い。遺書を書いて置くべきだった)」 男が半ばあきらめたように体中の力を抜いた瞬間、背後から声が投げかけられる。 「ごきげんよう、大尉」 良く知ったその声に、男の体はたちまち緊張する。顔は見る見る朱に染まるが、暗闇のためにそれは分からないだろう。男は背後を見ずに、言葉を紡ぐ。 「……なぜ、君が、ここに?」 「脱衣所の電気が付きっぱなしだったので、中を見て見たら張り紙があったんですもの。気になってご一緒させていただきましたわ」 「私が入っている、と書いておいたはずだが」 「あら、私ガリア語以外は苦手でして。今度からはガリア語で書いてくださいまし」 その声の主は、ペリーヌであった。 何てことだ、と男は小さく呟く。連合軍の軍人が、ましてやリーネと親交のある彼女が、ブリタニア語が理解できないわけは無い。嵌められたか、と男は考える。 「(ここから飛べば下は海か。何とか……いや、服は脱衣所だ。そこまで全裸というのは……)」 男が思考の渦をぐるぐると回す間にも、水音が響く。ペリーヌは、浴槽へ進入しているのだ。 「まあ、月が綺麗ですわね」 ペリーヌは男のすぐ脇に並ぶと、岩に体を預ける。眼鏡は湯気で曇っているが、彼女ははずそうとはしない。タオルで全身を覆っているあたり、まだ良心的と言える。 「君は一体何のつもり――」 「大尉も楽になさいな。くたびれるだけですわよ」 ぐうの音も出せず、男は恐る恐ると言った様子でペリーヌと同じように岩に背を預ける。今まで女性ばかりの環境だったとはいえ、彼と一緒にシャワーを浴びるような物好きな女性はそうそういなかったのだから。 「……君は、一体、何のつもりなんだ?」 極力ペリーヌを視界に入れないように、男はたどたどしく言葉を紡ぐ。だが、悲しいかな男の性、ちらちらと視線はペリーヌを向く。 「あら、お風呂に入るための理由は一つしかないでしょう?」 沈黙が二人を包む。男は顔を朱に染め、話題を模索しているようだが、まだ始めの言葉を探せてはいない。 「大尉は、二週間ずっと清掃活動をするんでしたわよね?」 「ああ。自室禁固よりは幾分か軽いが、私にとってはどちらも変わらん」 男は慎重に言葉を返す。もしも話し手の方をむいてしまえば、一体どうなるか分かった物ではない。 「本当に貴方は、空を飛ぶのが好きなんですわね」 「ネウロイを倒せるのならば、私は何でもするとも」 男の瞳が一瞬だけ危険な色を帯びるが、瞬きと共にその色は夜闇に溶ける。 「……散々私に心配させたのですから、これくらいの仕返しは許されるはずですわよね?」 悪戯っぽい声で、ペリーヌは言う。その言葉に、男は苦い笑いを浮かべる。 「今のこの時間は君の仕返しと言うわけか」 「ご名答、これくらいは耐えてくださいな」 ふむ、と男は一つ頷き、そして空を見上げる。 「こんな夜に空を飛べたら、それはどんなにか素晴らしい事だと思う」 「あら、貴方はナイトウィッチに憧れていますの?」 「たまにはいいなと思っただけだ。そもそも、私は夜に敵を判断するだけの能力は無い」 「貴方の固有魔法は、持久戦向けではありませんわよね」 「だが、攻撃能力だけを見ればそれなりのものだと自負している」 ふふん、と鼻を鳴らし、男は目を閉じる。彼には珍しい、自慢の様子だ。 「攻撃能力だけを見れば、私のトネールも負けていませんわよ? それにレイピアを媒介にすれば、さらに高威力になりますもの」 その言葉に、男は自らの固有魔法の応用に頭をめぐらせる。モーゼルの銃身から半径3mの光線を放つなんて、あまりにもバカげている。銃身がすっかりと消えるのが眼に見えているではないか。 「君にはかなわないな」 「当然ですわ!」 ふふん、と小さな胸を張り、心底得意げにペリーヌは言う。ペリーヌの眼鏡が曇る。 「のぼせそうだ、私は先に失礼しよう」 男は慎重に立ち上がり、脱衣所へと歩き出す。腰周りの防御は、堅牢なものだ。 男が脱衣所にすっかりと入り込んでから、ペリーヌは顔をリンゴのように真っ赤に染める。それは夜闇の中でも分かるほどに濃い朱色であった。 「(私ってばなんという大胆な事を……)」 つい一分ほど前には、隣に男がいたのだ、それも、全裸の。勢いとわずかな悪戯心に流されてこのような事をしたのが、彼女は心底恥ずかしかった。 そしてペリーヌは、口元を湯船に沈めて泡を生む。眼鏡は水滴が飛び散っていた。 第十四話、そうだ、ロマーニャ、行こうへ