約 3,567,381 件
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/580.html
ブランド PeasSoft ジャンル お金持ちの主人公がセレブ学園で花嫁を探すけれどなかなか決められないADV メディア DVD-ROM 原画 成瀬守、さとーさとる、おーじ茶あんころもち、石井久雄、しばゆき シナリオ 神野マサキ、望月JET 発売日 2015/02/27 定価 9,504円(税込) 選評 【2015】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 2本目 http //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1427016606 216 :毎日がハーレム(ry 選評 ◆Ra9j1sVq3.:2015/03/28(土) 23 50 16 ID Wp9C7./g0 毎日がハーレムすぎて王子は姫を決められないっ! ジャンル お金持ちの主人公がセレブ学園で花嫁を探すけれどなかなか決められないADV ブランド PeasSoft 発売日 2015年2月27日 価格 8800円+税 最近多く見られる十把一絡げで売られてそうなラノベタイトルの如き作品名の本作。 しかしその実体はラノベも呆れる程の低クォリティぶりであった。 まずは以下のあらすじを読み、世界観を感じて頂こう。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日本有数の巨大財閥を取り仕切る天明寺家に生まれた主人公・智秋(ちあき)は、彼の誕生日パーティーで両親が勝手に決めた花嫁・桜木ニーナ と引き合わされる。 しかし 「初めて出会う女の子と結婚なんてできないよ!」 と両親の迷惑な好意を突っぱねた。 主人公の気持ちをしぶしぶ受け入れた両親は、次のような条件を出す。 (1)お嬢様たちが通う月宮学園に入学し、そこで学びながら花嫁を探すこと。 (2)自分の身分は隠し、偽名を使うこと。 そして、孫をたくさん欲しがる両親が出した最後の条件は―― (3)エッチに積極的であること!! 自分で花嫁を決められるのならと、条件を受け入れた智秋は月宮学園へ入学することに。 そして、そこで 4人のお嬢様たちと出会う。 明るく人懐っこく料理もできる庶民派だけど、何かしら秘密がありそうなお嬢様・北条絢乃 (ほうじょう あやの)。 プライドが高く、厳しい校則を勝手に作る迷惑で冷淡な独裁者お嬢様・有栖崎珠紀 (ありすざき たまき)。 旧華族の家柄で、お金持ちであることを鼻にかけている高飛車でおバカなお嬢様・当麻美鈴 (とうま みすず)。 断られてもめげずに月宮学園まで追いかけてきた、エッチ方向に暴走するお嬢様・桜木ニーナ。 主人公をいじり倒す無表情毒舌メイドのクロエ、世話焼き義妹でメイドのるり香とともに花嫁候補を探す学園生活が幕を開けるも、 それぞれのお嬢様には ドS、もしくは ドM な傾向の強い性癖が明らかになっていき―― はたして主人公は、無事に(?)花嫁を選ぶことができるか。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○登場人物等 ・天明寺智秋 本作の主人公。天明寺財閥の一人息子である。親が用意した許嫁との結婚を嫌がり、家柄ではなく自らの人となりを好いてくれる花嫁を探す為、身分を隠し月宮学園に入学する。 諸処の事情により小学生迄は一般人として過ごした為、比較的庶民派。…らしいが作中では便所掃除が出来る事くらいにしか活かされていない設定である。 飛び抜けて優れてる能力が有る訳でも無いが、殆どの分野において教養が有る便利ステータスの持ち主。 後述するようにキチガイだらけの中にあって唯一のツッコミ役を務める。しかしだからと言って常識人でも無い。詳しくは後述。 エロ本の所持すら制限される様な環境下で育った割には、エロシーンでは淫語を強要し焦らしプレイをするといったAV男優顔負けのテクニックを魅せつける。 選んだルートによってはドSにもドMにもなるが、異常な性欲の持ち主で有ることに違いは無い。 ・北条絢乃 ヒロインその1。多分作中最もマトモな人物。 世界中に拠点を置くレストランチェーンを経営する家のお嬢様。…のハズなのだがお嬢様らしい知識やスキルは全く身についてない。 掃除料理が得意で極度のおにぎりジャンキーである。 最序盤においてノーパンで一日過ごした事により、後に露出プレイ及び大人のおもちゃプレイに目覚める。 ・有栖崎珠紀 キチガイその1。 学園のスポンサーである有栖崎重工のお嬢様で、学園の生徒会長を務める。もっともやっていることは理事長のような仕事内容だが。 独裁者であり個人の判断だけで校則を制定したり +... 瀕死になるまで掃除を罰として課したりやりたい放題である。 主人公をペットとして躾ける為、色々とちょっかいを出してくる。 子供の頃に猫みたいな名前とバカにされた事により、下の名前にコンプレックスを持っており「たまき」「たまちゃん」等と呼んだ日にはブチ切れる。 高貴さをアピールしているが、主人公に迫り挑発するその姿はSM風俗の女王様にしか見えないし、あらゆる行動が小学生レベルと救い様がない。 ・当麻美鈴 キチガイその2。 鎌倉時代より続く旧貴族の家柄である事と金が腐っている事を執拗にアピールするキチガイ。 万札で満たした風呂に入ったり、友達は金でプロを雇えば良いと考える等絵に描いたような悪趣味。 生徒会長とは犬猿の仲である。 ドレスで授業に出てはいけないという校則は無いとの理由で制服を着ない事が有る。 ・桜木ニーナ キチガイその3。 主人公の両親が用意した許嫁で、主人公の嫁となるためだけに徹底的に調整されている。 好きな事もやりたい事も全て主人公と同じと公言してやまない究極のイエスマン。 そのためアイデンティティが全く無く、イエスマン振りに呆れた主人公が先に注文するメニューを決めさせようとすると恐慌状態に陥る等完全に病気。 調整のお陰で変態的な言動が目立ち、主人公に小便している所を見せつけたり +... オナニー中の写真を送りつけると完全な痴女である。 ・クロエ アーデルハイド サブヒロインその1…と思わせ攻略不可能キャラ。 主人公が子供の時から仕えているドイツ人のメイド。 非常に口が悪く、主人公に対しては容赦無く言葉の暴力をぶつける。 バカという言葉を主人公が使うことに怒るような両親が何故このような人物を起用しているのかは全く謎。 その一方で実は主人公に好意を寄せているらしいが、攻略不能な為全くの無駄な設定と化している。 ・天明寺るり香 同じく攻略不能キャラ。 主人公の一般人時代から一緒におり、妹として過ごしている。 主人公の朝起ちを毎日の様に測定して記録している変態。 こちらも主人公に好意を寄せているが(ry ・西大路友哉 主人公と同じクラスの男子学生。西大路デパート創業者家のボンボン。 事有る毎に西大路デパートの素晴らしさを主人公らにアピールするが、実は西大路デパートは天明寺財閥の傘下という悲しきピエロ。 所謂悪友ポジションとして作ったキャラなのだろうが、喋ることは西大路デパート自慢とクロエへのナンパ位しか無い為、悪友ポジションにすらなれていない。 ・理香子(苗字不明) 珠紀の右腕もとい腰巾着筆頭。珠紀をアリス様と呼び付き従っている。 主人公が罰則の掃除等をキチンとしているか監視しに来る。 序盤で嫌疑が晴れた後も延々と主人公を痴漢呼ばわりし続けるキチガイ。 ・天明寺財閥 主人公の両親が今の総帥を務める財閥。主人公はその跡取りである。 日本最大の金持ちらしく、やる気になれば日本経済程度は好きなように出来るらしい。 主人公の身分偽造の為にIT会社を作ったり、私費で宇宙旅行用ロケットを飛ばしたりと色々と半端ではない。 ○シナリオ 入学前の前振り及び入学後の2日間が共通ルートとなっている。 これが終わると選択肢が出るが、これが非常に手抜きでありこの選択肢 +... で その日に関わるキャラを選ぶという一種類しか作中に選択肢は無い。エロゲーに付き物の中出し/外出しの選択肢も無い。 この選択肢はどれかのキャラを4回選ぶと個別ルートに分岐するが、4回見るまでは延々と続く為下手な選び方をすると10回以上も選ぶ事が可能だ。 因みに選択肢に対する反応は毎回一緒である。 +... ※「どなた~?」の後に選択肢 どの個別ルートも4回目の選択直後に突入し、驚異的な早さで付き合い出しセクロスまで及ぶ。 公式サイトでは各ヒロインに6回以上エロシーンが有ると謳っているが、コレを無理やり満たさんと言わんばかりに呆れる程のハイペースでエロシーンに入る。 例:ビーチでセクロス→2,3文で帰り道に移行し、突如ムラムラしたからと道端でセクロスする。 レストランで食事をした後スグにエロシーンに突入 +... 後述の圧縮文章の問題も有り、プレイ時間は共通ルートで2時間、個別ルート4本で3時間程で消化出来る薄っぺらさを誇る。 個別ルートに入るとそのキャラ以外にはノータッチとなる為ハーレム感は完全に0である。(特に珠紀と美鈴は他人のルートには殆ど出てすら来ない。) そもそも好意よせてるヒロイン達のハーレムから選ぶ訳では無く、ヒロイン達が明確な好意を持つのはそれぞれのルート内での事なので実際にはハーレム状態は一瞬も無い。 勿論3P等の多人数プレイも無いしハーレムルートも無い。前述のとおりサブヒロインも居ないと完全なタイトル詐欺である。 全ルート共通の問題点を挙げた所で個別ルートの紹介に移る。 ・絢乃ルート 付き合い出しセクロスしまくった後、アッサリ婚約する主人公と絢乃であったが実は今迄絢乃だと思っていた人物は如月亜弥という別人で有り、 入学を面倒臭がった本物の絢乃の替え玉として入学していた事が判明する。 元は如月家は金持ちであったが、両親を亡くした幼い亜弥を引き取った北条家が遺産を横取りし、亜弥をメイドとしてこき使っていたというのだ。 本物の絢乃が戻って来た事により再び奴隷生活に戻る亜弥で有ったが、主人公が大名行列を引き連れ颯爽登場、改めて求婚しハッピーエンドを迎える。 このシナリオよく見るとシンデレラの境遇とストーリーの丸パクリであり、それを意図させるような描写が見られる。 ・主人公がガラスの靴をプレゼント ・元の境遇に戻った亜弥が「魔法がとけちゃった」と言う。 丸パクリストーリーではあるが、元の話が良い事と亜弥が珍しくマトモな人間なので作中最もマシなルートと言えるかもしれない。 ・珠紀ルート 主人公の正体を独力で突き止めた珠紀がバラされたく無ければ自分のペットになるよう脅迫し、主人公はアッサリ受け入れてドMの性奴隷と化す。 それ以降はひたすら性行為だけ。 風紀維持の為、不純異性交遊は退学にするよう厳罰化したと珠紀がドヤ顔で語る癖に興奮するからという理由だけで公共の場でも盛りまくる。 しかしこれが仇となり、実は珠紀の父親に首にされ廃人化した役員の娘である理香子が復讐の為この様子を盗撮、学園中に知らしめてしまう。 あえなく自ら独断で制定した校則で自爆する事となった珠紀と主人公だが、主人公が自ら一方的に襲っていただけと理事長を説得し退学処分は主人公だけとなるのであった。 退学から2年後、今度こそ両親の用意した花嫁と結婚する運びとなった主人公だったが、実はその用意した嫁は珠紀でした!という両親のサプライズ演出で幕切れとなる。 ルート内の話題の90%程はエロシーンと言う非常に男気溢れるルートである。 途中珠紀が「父親を見習って他人に厳しくしてきたが、それでは人はついてこない様な気がしてきた」と主人公に打ち明けるという別な話題が一時出るが、 この直後に件の退学なので結局この発言については以降何もフォローは無い。何がしたかったのだろうか。 新参の主人公の正体を突き止めるほどの調査能力を誇る割に、腰巾着に対しては一切マークしていないというのもお粗末である。 ・美鈴ルート 花見ダンスパーティーに誘った主人公に連れられて父親から貰った大事なドレスを着込んでパーティーにやってくる美鈴であったが、そこに黒服の男たちが乱入する。 この黒服達は借金取りであり、当麻家が破産した為全ての財産を差し押さえに来たのである。 差し押さえ対象には着ているドレスも含むと言う事で文字通り美鈴は身包み剥がされてしまうのであった。 学費は先払いしているので在学は出来る美鈴だったが、寮費は別な為以降は寮の天井裏に居候する事となる。 自暴自棄になる美鈴だったが主人公に説得され初めて自らの力で金を手に入れるべく、レストランでウェイターのバイトを始める。 美鈴がバイトを通じて丸くなる一方で、当麻家破産の理由は大規模な詐欺にあっていた為という事が判明する。 主人公は財閥の力を借り、詐欺グループから一部の金を取り戻し当麻家は立て直しに成功するのであった。 数年後結婚した主人公と美鈴が財閥をバックに据えて貿易会社を経営しているシーンで幕切れとなる。 珠紀ルート等と比べれば比較的見れた内容ではあるが、家柄に頼らず嫁を探すと言った割には問題点は全て財閥頼みである。 途中先述のドレスも取り戻すが、これも主人公曰く「財閥の力をもってすれば30分で見つかった(ドヤァ」といった調子だ。 確かに人柄も好いて居ることには違いなさそうだが、力技でまとめた感は拭えない。 ・ミーナルート やっぱミーナが良いなと思った主人公が告白すると、堰を切ったようにエロシーン三昧が続く。 しかしあまりのアイデンティティの無さを心配した主人公はメニューを先に選ばせたりと、アイデンティティ確立をミーナに促す。 結果として自ら習い事を探したりする程に改善したミーナを見て安心した主人公は、改めてミーナに求婚するが何と断られてしまう。 その理由が「今結婚したらまた以前の状態に戻りそうで嫌だ。」という物で、挙句「智秋様と結婚したかったよー(つд⊂)エーン」等と言い出す始末。 しかし主人公が別に急いでる訳でも無いし、スグじゃなくても良いと伝えるとアッサリ了承しケロッとする。 一年後まだ二人共学生生活を続けている主人公とミーナがちょっと会話して終了。 一番どうでも良く、かつムカつくルートである。 結婚したかったよー の下りは顔面パンチを食らわしたい程の身勝手さにイライラが最高潮に達するだろう。 実は中学生の時に一回出会っていたという小咄が途中入るが、その設定は何処にも活かされていない。 ○全体の問題点 シナリオ面のクソさを紹介した所で、続いては全体的な問題点に触れて行きたい。 ◆登場人物が不快過ぎる 上でもそれぞれ紹介した様に絢乃を除いたヒロイン全員が不快過ぎる。個性的等という範疇では無く、完全にキチガイと呼べるレベルに達している。 奇抜な人物設定でもそこからの変化やギャップを上手く表現できていればまだ良いのだが、話が薄すぎる上に殆どエロシーンなので深堀りもクソも無い。 それ故に主人公が作中でさんざん好きだ何だと言っていても一体に何に惚れたのか全く理解出来ない。 (同様にヒロインが何故主人公に惚れてるのも理解不能。全員口を揃えたように優しい智秋君と褒め称える。) 因みにヒロイン程では無いが主人公も中々の傑物である。性欲魔人なのは前述の通りだが他にも以下の様なエピソードがあるので紹介する。 ・友達を金で買おうとする美鈴に対して激怒し、何故かケツを叩き始める。 +... ・力づくでドレスを差し押さえようとする黒服に対し、自慢の護身術で暴力はいけないと教えこむ。 +... ・真面目な話の最中に壁ドンを思い出す。 +... 変人同士波長が合うと言うのだろうか。 ◆話が薄っぺら過ぎる この作品に出てくるエピソードはおおよそ以下のいずれかに分けられる。 1.キチガイが起点となり、勢いとキチガイっぷりでギャグを押し通す。 2.資産の保有量と家柄の自慢話 3.ハプニングエロ 4.なんか飲み食いする 1番は例えば以下のような物である。 ・主人公が風邪を引いた時の一幕 +... ・見かけは同じだが違うドレスらしい +... ・主人公が家出した時について +... 他にも山ほどあるが、エロシーン以外の文ではこんな物が4割程も有るためウンザリしてくる。「面白くないボボボーボ・ボーボボ」と以前評したのはこの点に由来する。 2番は珠紀と美鈴の口喧嘩で主に出て来るが、コレも同じようなやりとりを嫌というほど聞かされる。 どちらも高貴さを至上としている癖に「自分の家柄が上!」「こっちの方が金は有る!」とがなり合うだけとFランのヤンキーの如きレベルの争いなのは何ともし難い。 しかもこの手の話題は最終的に「でも結局天明寺財閥には敵わない」というのがオチに付くのも鼻につく。 3番はこの作品に限らず出て来るものだが、この題材だけでも引き出しが少なすぎて同じパターンを使い回す。 「スカートに関わって痴漢扱い」「絢乃のパンツが脱げてノーパンになる」と言った程度のバリエーションしか無い。 他の設定はテンプレ的な物が多い癖に、これのバリエーションを他から借用しようとは思わなかったのだろうか。 4番はとにかく金持ち感をアピールするには高級品を飲み食いすれば良いだろと言わんばかりな濫用ぶりとなっている。 特に鬱陶しいのが「ロイヤルワランティー(英国王室御用達)」というブランドに異常に固執している事だ。 茶を飲もうとすれば「ロイヤルワランティー(英国王室御用達)の茶葉だ!」、茶器を出せば「ロイヤルワランティー(英国王室御用達)のティーセットだ!」という調子である。 ※(英国王室御用達)はそのまま文字列で出る事も有るし、誰かが一々説明口調で毎度解説する拘りよう。 ライターにとっての高級品はロイヤルワランティー(英国王室御用達)しか無いのであろうか。 余りにも頻出するため逆に安っぽさが際立ってしまっている。 ◆圧縮文章 しかし本作の問題点で最も看過し難いのはこの点である。 作中のあらゆる展開を凄まじい短文で表現する為、常に時間が飛びまくり結果的にプレイ時間の異常な短さにも繋がっている。 以下に主な事例を紹介する。 ・珠紀との不純異性交遊の盗撮犯を特定するまでの全過程 +... ・貧乏になった美鈴との交流 +... ・チョコを一緒に食おうと誘われた結果 +... ・選択肢で選んだ一日 +... どれもこれもそれを詳しく描写しなきゃ話にならんだろという物や、ソードマスターヤマト並の畳み方の早さでアッサリ話を進めてしまう。 これら以外にで酷いのが選択肢後の展開であり、一日の内一部が選択肢で変化するのでは無く3分程で読み終わる小咄を挟むとまた選択肢になるという 凄まじいテンポで一日が終わってしまう。 圧縮文章のせいで「人柄をよく知らない人と結婚出来ない」と語っていた主人公が2日と小咄4つで花嫁候補を決定したかのようにしか見えなくなっている。 また、ライターは並行して話を進行させる事が出来ないようである。 例えば作中に「一ヶ月に花見ダンスパーティーが開催される」という話を耳にする場面があるが、普通のゲームなら開催までの期間にヒロインとの仲を深めるイベントを設けたり それの準備過程を描写することで盛り上げを図るだろう。 しかし本作では「ダンスパーティーが有ると聞いた」→「明日開催なので○○をお誘いしよう」といきなりその話を回収しにかかる。 こんなノリでしか文章を書けないのでは、ボリュームが絶望的な薄さになるのも当然だろう。 ○まとめ 長所と呼べる物が何一つ無く、何者にもなれなかったクソゲーと言えるだろう。 シナリオゲーでもないしキャラ萌え等もっての外。かと言って抜きゲーとしても優れている訳でも無くバカゲーと呼べる面白さもない。 どうせテンプレの寄せ集めみたいな設定しか作れないのならば、完全にテンプレ通りに作ったほうがまだマシになっただろう。 このようなクソゲーを買うのは金の無駄に他ならない為、財閥のボンボンでも無ければスルーする事をお勧めする。 参考資料 コーヒーとショコラケーキ +... ※注意 以下のコメントフォームは、誰でも好き勝手にコメントを残せるので、その程度のものだとお察しください。またここに何を書こうが本スレには無関係です。 過去のコメントはコチラ
https://w.atwiki.jp/timeslip/pages/22.html
語られずにはいられない、そんな話持ってませんか? 東洋大ランナー 2009年バウ年会にて行われた東洋大ランナーイベント 寒い冬の夜、まろはランニング姿にベンチコート一枚羽織り、家からダイナスティーへと向かった。駅伝のゴールシーンという設定のため、彼はゴールへ向かって走った。だが、着いたもののまだ出演するタイミングではなかったため、彼は一人看板の裏に座っていたのだった。寒い冬の夜、汗はもう冷えている。ベンチコートがあるとはいえ、それはサンキの安物。ランニング姿の彼を暖めてくれるものではなかった。 出番が来て、彼は立った、ドアを開けた、ステージに向かった、そして彼は迎えられた。そして、【スベリオブザイヤー】となった。 2010箱根駅伝 東洋大学総合優勝
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/591.html
素直クール×素直クール 「佐伯」 「どうした、吉祥」 「突然だが、僕は君の事が以前から恋愛感情として好きだ」 あまりにも唐突すぎて一瞬吉祥の言葉の意味が理解できなかった。 が、どうやら俺は愛の告白というものをされてしまったらしい。 「そうか、奇遇だな。俺も初めて出会った時からお前に対して友人以上の感情を持っている」 「…本当か?」 「嘘をついてどうするんだ」 「ならば佐伯。君さえ迷惑でなければ僕と恋人になってほしい」 「俺自身が好意を持っているお前と交際する事に、俺にどんな迷惑がかかると言うんだ」 「…僕は君と違って成績も運動神経も人並みで、君のように他人から慕われていやいやら…」 不愉快な言葉を吐く唇を、思いっきり左右に引っ張り間抜けな顔を作ってやる。 「…ひゃえき?」 「好きな相手への侮辱ほど不愉快な物はない。 いいか、俺の好きな奴を悪く言う事は、例えお前自身だろうと許さない」 「わ…わあった」 「…しかし、本当に唐突だったな」 「仕方ないだろう。こんな状況で佐伯への気持ちを抑えられるほど僕は紳士じゃない」 「まあ、その気持ちは分からないでもない」 「…………恋人と言うからには、キスのひとつでもするべきなのだろうか」 「そうだな。男同士のセックスには色々と負担が掛かるらしいので、きちんと調べてからでないといけないな」 「その為には一刻も早くここから脱出しないとな」 「ああ。まずは電気が復旧しないと、この止まったエレベーターから出られない」 「ここから出られたら、今度は明るい場所で君の顔を見て告白をやりなおしても構わないか?」 「間抜けなほど赤くなった俺の顔を見て、お前が心変わりしないと誓うならな」 人相の悪い男
https://w.atwiki.jp/hyourirowa/pages/107.html
本編で、あるいはネットや本スレで書かれたこのロワの出来事や、裏方事情をコミカルに、あるいはシニカルに用語集としてまとめたコーナーです。 ※ネタバレ注意! まだあなたが読んでない話の内容が含まれている可能性があります! あ行 いいですとも FF4原作でゴルベーザがパワーをメテオにする時の合言葉みたいなもの。 しかし今作ではある理由からゴルベーザはいいですとも出来なくなってしまった。 実を言うと同じ表裏ロワの参戦作品である、「新世界より」でも原作の後半にとあるキャラクターがこのセリフを言っている。 オラついてるコンビ 背けた視線の先のカエサルにて同行することになった東方仗助、小野寺キョウヤのコンビのこと。 元はキョウヤの出展作品「無能なナナ」でキョウヤが「オラついてる」と言われたことが元ネタ。 高いスペックを持ったスタンド使いの仗助、そして優れた頭脳と強力な能力を持つキョウヤの、頼れる対主催組である。 か行 下剋上 本ロワでは原作でラストから2番目のボスであったザントが主催をしているのに対し、ラスボスのガノンドロフが参加者にいることから言われた言葉。 さらに51話で、同じ参加者であるデマオンでさえも下剋上されていたことが発覚。 これが一体何が原因なのか、今後分かるかもしれない。 さ行 尊厳破壊 読んで字のごとく、尊厳を破壊されること。 本ロワでは、死してなおいいように扱われたピーチや、死んでは無いがいいように騙され捨てられたクッパ、同行者と仲間が一気に2人死んだアルスなどが該当する また、見せしめにされてなお、道具として使われたイリアも該当するか。 た行 同行者ガチャ パロロワでは各キャラのスタート地点が分からない以上、登場話で誰が近くにいるか、誰と出会えるかも分からない。 そのため最初に誰と出会うかもまた不明だ。 これの結果次第で強キャラでも1話退場とか十分あり得る。 個人的にSSRは頼れる大人2人に会えたのび太か?(写真は同行者と言うより支給品だし) 逆に大爆死はマーダー2人と登場話でこんにちはしたマリベルだと思う。 図書館戦争 有川浩の小説、ではなく、本ロワの54話から始まる図書館を舞台にした戦いのことを指す。第一放送後の山場。 対主催8人に対して、マーダーは1人しかいない状況だが、室内特有のパニックや、対主催同士の反目があり、どうなるか見逃せない。 トランプ 普通のパロロワは本の形になって配布される。 しかし、このロワは参加者の姿が写ったトランプになっている。 読みにくいと怒る者、自分のカードで考察する者、燃やす者さまざまである。 とりあえずマジャスティス この作品のアルスが、出会い頭にステルスマーダーの変身を警戒して、マジャスティスをぶっぱなしている所から出た用語。 新ゲームキャラ・バトルロワイヤルの「とりあえずメラゾーマ」から来ている。 原作では言うほど出番がなかった魔法なのに、マジャスティス歓喜間違いなしである。 流石に作中でこれをやりすぎると疑われかねないということで、この作戦は無しになったが、上記のアルス尊厳破壊が行われたのはこの後なので、とりあえずマジャスティスをしていたのが良かったかもしれない。 な行 ニトロハニーシロップ 本ロワの支給品の1つ。 普通に飲めば人の怪我を立ちどころに全回復してしまう素晴らしい薬だが、貝殻などから取れるカルシウムと「金(きん)」を混ぜ合わせてしばらくすると電車を吹き飛ばしてしまうほどの爆発を起こす。 出展作品のペーパーマリオでは、あるサラリーマンの会社の製品で、鞄に入っていた(作中に出てこないけどこの人の会社ヤバない?)が、鞄ごと盗まれてしまった。実は爆破テロを起こされることなく、鞄は取り返すことが出来たため、ニトロハニーシロップが爆発することは無かった。 本ロワでも爆発は未遂になるのか、それともその威力をついに目にすることが出来るのか気になる支給品である。 は行 ペーパーマリオ 本ロワの参戦作品の1つ。第一放送まで、と に か く 不 遇 なのが特徴 以下、さらなるネタバレ注意!! + ... 2話 ビビアンが情緒不安定な状態で登場 まだこの頃は不遇とか言われてなかった 4話 記念すべき最初の犠牲者がペーパーマリオ勢になる 8話 まさかのBAD END参戦のマリオ 登場 24話 クリスチーヌの同行者が死亡 27話 ピーチ姫の同行者が死亡 38話 ピーチ姫が死亡した挙句、ゾンビにされてしまう。ここから不遇のペパマリ勢力とか言われ始める 40話 ビビアンが対主催と不和。ノコタロウの同行者が負傷。しかも原因がマリオにある 45話 比較的上手くやってるとされるクッパの雲行きが悪くなる 47話 クッパリョナ 同行者が落ちて、対主催が集まった場所にマーダーを招き入れてしまったクリスチーヌでさえ「唯一の希望」 「唯一の対主催」とか言われている。 ここから巻き返してほしい物だ。 ま行 森から出られない男 読んでそのまま、森から出られない人のことを指している。 一応森で死亡したキャラも森から出られない人になっているが、ここではとある人物を指している。 以下、さらなるネタバレ注意!! + ... 本ロワの参加者の一人、吉良吉影のこと。 彼はマーダーではなく、脱出派のスタンスを取り、最初はC-3、C-4周辺の清浄寺に拠点を構えようとした。 しかし、その場で一悶着あり、寺にいられ無いようになると移動しようとする。ところが森から出る→外から入ってきた参加者に付いて行くを2度繰り返し、84話時点でいまだに出られていない。 彼が森から出られ、無事に殺し合いの会場から脱出することは出来るのだろうか。 や行 約束のネバーランド ジャンプで2016年から2020年まで連載されていた漫画。2019年冬アニメ、同じく2021年にも冬アニメとして13話放送された。 実は表裏ロワ企画時に候補に挙がっていた作品の1つ。 しかしアニメ2期が漫画版と大幅にストーリーが変わっていたことで、参加作品のアニメ枠で狙った、「様々な媒体で把握できる」というコンセプトから外れてしまったので、急遽オミットされた。 ちなみに参戦することになっていれば 〇エマ/〇レイ/〇ノーマン/〇ユウゴ/〇ジリアン/〇レウウィスという組み合わせにしていた。 ら行 ローン25年の絨毯 満月博士が持っていた魔法の絨毯 スカイラインFCのこと。 しかし登場してたった2話でクッパに燃やされてしまった。 その時に満月博士のセリフによって、ローン25年だったことが判明した。 ちなみにファンタジー世界出身の同行者である、ミドナとヤンは、ローンのことを分かっていなかったようだ わ行 悪あがき 表裏・バトルロワイヤルの最終回が投下されて、2時間くらいした後のことだった。 突然、本編を投下する用のしたらばがサーバー落ちした。 一部読んでいた読者の方が被害を受け、中にはラスボスの悪あがきで、したらばを壊したと言った者がいた。
https://w.atwiki.jp/diavo/pages/27.html
アイテムを識別したり呪いを解いたり、状態を変化させるものなど効果は様々。 風来のシレンでいう所の巻物・草に相当。 能力変化系のDISCの効果はそのフロアのみで、階段を下りると戻る。 未識別では消耗DISC。 ソート順は「店識別ガイド」参照。 名前 買 (売) 効果 備考 Jガイル 500 (250) フロア内の全ての敵が起きるフロア内の全ての敵の攻撃力が上昇する 投げるとその敵の攻撃力が上昇する アヴドゥル 400 (200) 選択したアイテムを識別する低確率で「Yes! I am!」と出て所持している未識別のアイテムがすべて識別される 呪縛、爆弾化も教えてくれる「Yes! I am!」はヤバいものに入っているものは対象外となる エンポリオ 500 (250) 混乱する 投げると敵が混乱する ギアッチョ 400 (200) 選択アイテムを破壊する呪われた装備DISCも破壊可能 スパイスガールの装備能力があると壊せない ケンゾー 500 (250) 回避率が上昇する サンドマン 1500 (750) 行動速度が上昇する 40ターン行動速度が倍になる投げると敵の行動速度が倍になる 敵の倍速は永続 ジョナサン 500 (250) 波紋状態になる(吸血鬼へのダメージ増加、水面を歩ける、波紋攻撃やダイアーさんの罠を無効) 吸血鬼体質で使う、または使用後に吸血鬼体質になると、HPが1になり、しばらく自然回復しなくなる ジョニィ 3000 (1500) 選択した装備DISCに漆黒の意思が宿る 装備DISCが劣化しなくなる(呪縛も解ける) ジョンガリ・A 500 (250) 射撃の威力が1.5倍に上昇する投擲が必中になり、威力も1.5倍に上昇 ツェペリ男爵 900 (450) 波紋状態になる(吸血鬼へのダメージ増加、水面を歩ける、波紋攻撃やダイアーさんの罠を無効)波紋のツボの容量が増える 吸血鬼体質で使う、または使用後に吸血鬼体質になると、HPが1になり、しばらく自然回復しなくなる所持している波紋のツボ全てに適用される波紋のツボは未識別状態でも容量を増やしてくれる ディアボロ 900 (450) ホテルに帰還できる 最初から識別済み所持アイテムとお金を持った状態でホテルに帰還する購入前の商品を持ち帰るとマリリンマンソンに回収されてしまうレクイエムの大迷宮、ディアボロの試練、一巡後の世界の20Fに必ず落ちている ドッピオ 1500 (750) ドッピオに交代してフロアを自動で歩きまわる交代中は敵の標的にならないしばらく歩き回るとディアボロと電話しその後ランダムで1・10・20・30ターン後にディアボロに戻る ドッピオの状態でも満腹度は減るため餓死することもある交代中は罠が作動しないスーパーフライの鉄塔から出られる吉良の親父のいる部屋から出られる固定されていると解除される爆破カウントが消える交代した場所に罠があると踏む ヌケサク 500 (250) 攻撃力が低下する 投げると敵の攻撃力が減少する プッチ神父 400 (200) 選択したアイテムの呪縛を解除する シビル・ウォーの呪縛は解除できない未識別のDISCにも使用可 プロシュート兄貴 500 (250) 特定の装備DISCの発動効果が上昇する ペッシ 900 (450) レベルが1低下、最大HP10減少(死亡無し)レベル1の場合「俺はもうマンモーニじゃねぇッ!」と出てレベル2になる 投げると敵のレベルが1減少する(レベル1の場合普通にダメージ)レベルが下がった敵のHPはレベルがいくつでもレベル1の時の値になる ペットショップ 1500 (750) フロアのどこかにワープ 投げると敵がワープ移動先に罠があった場合、罠が作動する ボインゴ 500 (250) 次の階での出来事を予知する ボインゴが確定で落とす次の階に通常モンスターハウス、特殊モンスターハウス、特殊フロア、店のいずれかが出現(幽霊部屋を除く)通常モンスターハウスは大部屋、大型分割部屋になる特殊モンスターハウスは大型分割部屋になるダンジョンの最深階前と最深階では(特殊なメッセージはでるが)何も起きない同じ階で連続使用すると最初の予知の結果はキャンセルされ、最後に行われた予知のみが発現するレクイエムの大迷宮ではフロア・店内には落ちていない ポコロコ 5000 (2500) 次の階のアイテムが増える状態が向上する(ケンゾー・サンドマン・ジョナサン・ジョンガリ・A・プロシュート兄貴・ポルナレフ・承太郎の効果) 50億人にひとりの幸運ジョナサンの効果があるので石仮面使用に注意 ポルナレフ 500 (250) 攻撃力が上昇する マニッシュボーイ 500 (250) 眠る 投げると敵が眠る ミキタカ 900 (450) サイコロに変身して20ターン敵をやり過ごす 爆破カウントは継続し、カウントが0になるとサイコロのまま爆発する リンゴォ 4200 (2100) 装備中のDISCに漆黒の意思が宿る 装備DISCが劣化しなくなる(呪縛も解ける)装備中のDISC全てに適用される ンドゥール 400 (200) 盲目になり、盲目中は敵の位置がわかる 広大な砂漠で使うとマップが見れるようになる投げると敵が盲目になるハーミットパープルの念写をアクアネックレス、DIOに妨害された場合に使うと念写を解除できる 億泰 500 (250) 満腹度の減りが早くなる(5ターンで1減るようになる) ザ・ハンドの隠し能力(会心の一撃かミスしかでない)を無効にするパールジャムの装備能力がある場合は効果が相殺されるこのディスク使用後にプリンを食べるとそのフロアにいる間、満腹度が減らなくなる 吉良吉影 500 (250) アイテムが一つ爆弾になることがある爆弾化したアイテムがあると、全ての爆弾を解除する 記憶DISC、食料、消費、コミックスが対象(ヤバイものに入っているものを除く)100%爆弾化するわけではないので注意これ自体が爆弾になり、不発することもあるキラー・クイーン、シアーハートアタック、バイツァ・ダストを能力に装備すると、爆弾を見分けられる 康一 1500 (750) レベルが1上昇する 投げると敵のレベルが1上昇する 重ちー 400 (200) アイテムの位置がわかる 仗助 400(200) プッツン状態(勝手に敵めがけて動きまわる)になる プッツン中は罠が作動しない隣接すると味方でも殴る透明な敵には向かっていかないが、隣接すると攻撃する玉美を殴るとプッツンが解除されるクレイジー・Dを攻撃に装備していると必ず会心の一撃が出る2013/12/01verから投げると敵がプッツンするそれ以前のverでは投げると敵が混乱する 承太郎 500 (250) 命中率が上昇する 攻撃、投擲が必ず当たるようになる地面に置いてあるとジョリーンが集まる 破裂するDISC 400 (200) 10ターン後に爆発する 投げると敵が10ターン後に爆発する凍結や眠り状態の敵に投げると爆破カウント状態に上書きされる 噴上裕也 500 (250) 罠の位置がわかる 素振りしないと種類は不明のまま 水が熱湯になる 300 (150) フー・ファイターズの使用回数が1になる F・Fに投げると999ダメージを与えるアクアネックレスに投げると透明になる ボインゴのDISCの予知 予知内容 結果 モンスターハウスでボコボコに殴られてリタイアだァーッ! MH確定 大部屋モンスターハウスだ!ディアボロは考えるのをやめた。 大部屋MH確定 体中の血を吸われてリタイアだァーッ! 吸血鬼ハウス出現 スタンドハウスで殺されてリタイアだァーッ! スタンドハウス出現 広大な砂漠で行き倒れてリタイアだァーッ! 広大な砂漠出現 どこへ行くのかわからなくてリタイアだァーッ! 幻覚の迷宮出現 輝く黄金の精神に囲まれてリタイアだァーッ! 杜王町ハウス出現 体中を蜂の巣にされてリタイアだァーッ! バッドカンパニーハウス出現 養分を吸い取られ餓死してリタイアだァーッ! ハイウェイスタールーム出現 部下に裏切られてリタイアだァーッ! パッショーネ出現 囚人の群れに囲まれてリタイアだァーッ! 水族館出現 俺が最強だぁああああ―――ッ! ファイトクラブ出現 トニオさんに殴られてリタイアだァーッ! トニオさんの店が出現 泥棒大成功!ディアボロはほんとにラッキー! ボインゴにだまされてリタイヤだァッー! 効果なし わけもわからず殺されてリタイアだァーッ! ダンジョン最深階で使用時出現、効果なし ベンキを舐めさせられてリタイアだァーッ! ホテルの外11Fで使用時出現、効果なし
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/10926.html
ねむれないよるに【登録タグ ね リア充P 初音ミク 曲】 作詞:pete(リア充P) 作曲:pete(リア充P) 編曲:pete(リア充P) 唄:初音ミク 曲紹介 前回は暗めのロックだったので今回は明るい曲を作ってみました。(作者コメントより) 歌詞 (ピアプロより転載) 君に初めて会った あの日から 始まる僕達のストーリー いつも伏し目がちな僕と君の目と目があって はにかむ笑顔に見惚れてた 胸の鼓動 高鳴る 赤く染まる頬 このときめきを 君に伝えたくて 眠れない夜に手紙を書いても ありきたりな言葉ばかりだ これじゃ届かない 嬉しくて幸せで愛しくて でも切ない想いを伝える言葉が無い もう今日だけで何度目なんだろう 気づけばまた君探してる 解っているんだよ どうせ見つけたところでさ 照れ屋な僕は目を逸らすんだ 海が見える公園 見つめあう二つの影 そんな妄想に明け暮れてます 眠れない夜に手紙を書いても 使い古した言葉ばかりだ これじゃ響かない 君の為に僕が出来る事は何があるの どんな事でもしてみせるよ! ー間奏ー 眠れない夜に手紙を書いても ありきたりな言葉ばかりだ これじゃ届かない 嬉しくて幸せで愛しくて でも切ないこの想いは止められないから 息を切らし街を走り抜けて 君のもとへ 胸が張り裂けそうに苦しいよ 眠れない夜に僕が出来る事 不器用だけど 君が大好きと伝えるよ コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/2635.html
『救世主わんこ』 俺「……」 博士「よく頑張りましたね。無事お姉ちゃん達は木端微塵に吹き飛びました、ご苦労様」 俺「……!」 俺「」キョロキョロ 博士「ふふ……」 俺「!?」キョロキョロキョロキョロ 博士「どうしましたか?さあ、ウィッチーズの次はネウロイを滅ぼして遊びましょう。その後は人間です」 俺「!?」フルフルフルフル 博士「どうして。ネウロイは我々の敵のはずでしょう?」 俺「」コクコク 博士「ならどうして?もしかして人間を滅ぼすのが嫌ですか?昔あんなにひどい事をしてきた連中ですよ?」 俺「……」 博士「さっきは躊躇いなく撃ったのにどうして……」 俺「!?」 博士「何をそんなに驚いてるんですか?さっき全力チャージをお姉ちゃん達に撃ちこんだでしょう。おかげで綺麗サッパリごらんの有様です」 俺「!?」アタフタアタフタ 俺「!!!」 Tim 博士「発動などさせません。デストロイヤーに全てを委ねるといい……」ポチッ 俺「!?」フルフルフルフル 俺「……」 出撃用BGM 博士「さあ……ネウロイの巣を破壊して回りましょう」 俺「……」コクコク 博士「さあ、まずは目の前の巣を……。躊躇う必要も力をセーブする必要もありません。力はデストロイヤーが与えてくれるから全力で……!」 俺「……」コクコク 俺「」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…… 博士「はは……ここの私はここまで。 さあ……その強大な力を振り下ろしなさい!」 俺「」ブンッ…… バーン。ネウロイの巣は砕け散った 大型ネウ(あぶない。内部の様子を一応マークしておいて正解だった。やっぱりあの博士は敵だったか……ネウロイの巣も壊されたしどうするか……) 生き残りネウロイ達(これからどうしますかねぇ……。どっか別の巣に居候させてもらいます?) 大型ネウ(ダメだ。奴等他の巣も破壊して回るつもりだ……どうするかなぁ) 生き残りネウロイ達(あれ?大型の兄貴!あそこにいるのは我らが天使。ウィッチーズの皆さんじゃないですか?) 大型ネウ(本当だ。どうしてこんな所に……行って生ズボン観賞でもすっかー) 生き残りネウロイ達(さんせーい。行きましょう行きましょう) … … ミーナ「助かったわ。……ええと、俺さん」 大人俺「間に合ってよかった……まさかあれを履いてしまうなんて。わんわんおは何をしてたんだ」 ミーナ「俺君の使い魔は悪くないわ。私達が止められなかっただけよ」 バルクホルン「もう少し早く気づいていれば……」 大人俺「ふと気になっていたんだけど……そのストライカーユニットは?」 ミーナ「俺君の使い魔が私達に託した設計図から作ったものよ」 大人俺「なるほど……これは。そうか……これなら!」 ミーナ「?」 大人俺「これならきっと小さいボクでも使いこなせるし、何よりかなり強力なストライカーだよ」 ミーナ「これを俺君に履かせないといけないけど……どうしたらあのストライカーユニットからこっちに履き替えらせれるかなのよね……」 バルクホルン「無理やりとはいかないし……」 大人俺「そんな事とても簡単だよ、お姉ちゃん」 バルクホルン「何かいい案があるのか?」 大人俺「だって、相手はボクだよ?ボクの事はボクが一番よくしってるよ」 サーニャ「あっ!?隊長、ネウロイの反応です」 ミーナ「こんな時に限って……」 坂本「ミーナどうする。さっさと片付けて俺を追うか?」 ミーナ「ええ。みんなネウロイを蹴散らして!」 <了解! … … 生き残りネウロイ達(大型の兄貴!ウィッチーズが向かってきます、攻撃していいですか?) 大型ネウ(まて、攻撃はダメだ。こっちは今日、思わぬ所でウィッチーズと遭遇できたから、じっくり鑑賞したいだけという事をアッピルせねば) 生き残り達(ラジャァ!) 大型ネウ(そう……俺達はズボンを鑑賞したいだけなんだ) サーニャ「あれ……、ネウロイの反応がいつもと違います」 バルクホルン「どういうことだ?」 坂本「このネウロイ達も攻撃の意思がないということか?」 サーニャ「そこまではわかりません」 ミーナ「罠かもしれないわ。みんな気を付けて」 大型ネウ(いやっほう。ズボンズボンズボンズボン。右から左までズボンズボンズボンズボン。観賞だけじゃ我慢できなくなるかもしれない……) 生き残り(大型の兄貴!今日は我慢してください!) 大型ネウ(わかってる。我慢だな……) ミーナ「攻撃してくる様子はないわね……」 坂本「しかしこちら側と接触しようとするそぶりもない。一体このネウロイ達はなんなんだ?」 ミーナ「わからないわ。少なくともわかっているのは害はない……という事だけかしら」 バルクホルン「しかしいつまでこうして攻撃してこないかもわからないぞ。やっぱり殲滅しよう」 ミーナ「けど無駄な魔法力を今は使うべきではないわ。無視していきましょう」 坂本「バルクホルン。攻撃を仕掛けてきたらその時は殲滅すればいい」 バルクホルン「了解した」 ミーナ「……」 ウィッチーズ「……」 大型ネウ(この後ろからのアングル最高すなぁ……) 生き残り達(まさにパラダイス……) ミーナ「ねえ、美緒……どうしてネウロイ達は私達の後を着けてくるのかしら……」 坂本「わからない……」 大人俺「中にはウィッチが大好きなネウロイも未来じゃいるとかいないとか発表されてたからそれなんじゃないかな。目障りなら消し飛ばすよ?」 ミーナ「害がないなら放置でいいわ。まさかそんなネウロイがいたのに驚きよ……」 大型ネウ(ずぼんずぼんずぼんおしりおしりおしりおしりおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい) 生き残り達(大型の兄貴、禁断症状出かけてるじゃねーか……大丈夫か?) 大型ネウ(大丈夫だ、問題ない。こんなすぐ目の前に生ズボンがあるからちょっと興奮しただけだ。いつもより濃い目に瘴気をまき散らしちゃってるだけだし大丈夫大丈夫) 生き残り達(あまり大丈夫じゃねーよ……) ミーナ「俺さん。さっきの簡単に俺君を正気に戻せるって言ってたけどどんな方法なの?」 大人俺「ボクに任せて。できればお姉ちゃん達には話を合わせて貰う必要があるけどいいよね……?」 ミーナ「ええ。わかったわ」 … … 博士「次は……カールスラントのネウロイの巣でも破壊しにいきましょうか」 俺「……」コクコク 博士「いやあ、楽しいでしょう?思う存分暴れまわって破壊し尽くす事は」 俺「……」コクコク 博士「まずは目障りなネウロイから……その後は私達を酷い目に合わせてきた人間です」 俺「……」コクコク 博士「行きますよ?」 大人俺「待て!もうどこにも行かせないぞ……今日こそ決着をつけようか」 博士「やれやれ……ここまで私を追ってきましたか……久しぶりですね、私よ」 大人俺「ようやく見つけたんだ……ここで終わらせる!」 博士「無駄ですよ。なんせこちらには……彼がいるのですから!」 俺「……」 大人俺「それがどうしたの?まさかボクを味方につけただけで勝ったつもりでいるならお笑いだね」 博士「ふふふ……いつまでそう言って居られるか楽しみですね。さあ、彼を吹き飛ばしなさい」 俺「」コクコク。チャージチャージチャージチャージ 大人俺「お姉ちゃん達!」 俺「!?」 博士「なにっ!?」 俺「……」 博士「……」 大人俺「どうしてそんなに驚いているんだ?お姉ちゃん達を攻撃の直前で助けるなんてボクらなら楽勝だろ?」 博士「……、ギリギリで助け出したわけですか」 ミーナ「俺君!正気に戻りなさい」 バルクホルン「お姉ちゃんの所にくるんだ!」 俺「……」 博士「無駄ですよ。あなた達の声だけじゃ私は正気などには戻りません。このデストロイヤーの呪縛からは逃れられない……」 大人俺「それはどうかな……」 博士「何っ!?」 大人俺「ボク!正気に戻ってくれたらお姉ちゃん達が好きな事をさせてくれるよ!」 <ええっ!? 俺「……」ピクッ 大人俺「大好きなキャラメル柏葉砂糖宝剣付騎士チョコ十字章だって好きなだけ食べていいって言っていたよ!」 俺「……」ピクピクッ 大人俺「お姉ちゃん達も何か言って」ヒソヒソ ミーナ「ええと……俺君、早く帰ってカードゲームでも買に行きましょう?今日は特別にボックスで買ってあげるわよ」 俺「」ピクピクッ バルクホルン「お姉ちゃんと一緒にお風呂に入って洗いっこをしよう!」 俺「」ピクピクピクッ 博士「あんな戯言に耳を貸す必要なんてありません。耳障りな雑音は消し飛ばしてしまえばいいのです」 エイラ「仕方ないから特別にサーニャと3人で一緒に寝てヤルヨー」 サーニャ「俺君、こっちにおいで?」 俺「」ピクピク ルッキーニ「おれー!うじゅ……あたし我慢するからシャーリーに抱き着いていいよ」 シャーリー「ルッキーニから許可もでたし飛び込んでこいよー」タユンタユン 俺「」ウズウズウズウズ エーリカ「キャラメル柏葉砂糖宝剣付騎士チョコ十字章以外のお菓子だっていっぱいあるよー!」 ペリーヌ「……花壇で遊んでもしばらくは目をつむりますわ!」 俺「」ピクピクウズウズ…… 博士「まずい……!」 坂本「俺、リーネを好きにしていいぞ。私が許可する!」 宮藤「ええっ!?けど仕方ないから私のおっぱ……リーネちゃんを俺君にしばらく貸してあげます」 リーネ「ええっ!?」 俺「」ウズウズウズウズウズウズウズウズウズウズウズウズウズウズ 大人俺「これなら……!」 俺「」ウズウズウズウズウズウズプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプル 博士「いけません。あんな話に耳を傾けては!」 大人俺「あと一押し……ごめんねリーネお姉ちゃん」 リーネ「へ?」 大人俺「ボク!リーネお姉ちゃんの胸に飛び込んでおいて!」バッ! リーネ「…………きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」プルルン (注:服をたくし上げただけです) 俺「!」 博士「まさか……」 俺「」キョロキョロ 俺「!?」キーーーーン 博士「こら待ちなさい、こっちへ戻ってきなさい!」 俺「」キーーーーーン。ぽよよーん リーネ「あう……俺君が正気に戻るなら……!」 宮藤「俺君が戻ってきました!」 俺「」パフパフパタパタ 坂本「正気に戻ったようだな」 ミーナ「……」 大人俺「ミーナお姉ちゃん……どうしてこっちをガン見してるのかな?」 バルクホルン「俺ぇぇぇぇぇ!ああよかった……けがはないな?どこも痛くないな?変な感じはしないか?」 俺「」コクコク ミーナ「俺君、そんなストライカーは脱いでこっちの新しいストライカーに履き替えましょうね」 俺「」コクコク。ヌギヌギ バルクホルン「ほら、俺。新しいストライカーだぞ」 俺「」スポッ AA{ 」」 」」 」」 」」 __ | __ | __ | __ | | | | | _| _| _| ___| ___| ___| ___|} 博士「なんですかあのストライカーは……見た事もない!一体どんな力が……」 … … ミーナ「大丈夫よね?また爆発なんてしないわよね……?」 バルクホルン「多分大丈夫だろう。その為のストライカーな訳だろう」 俺「♪」ゴゴゴゴゴゴ 坂本「俺はノリノリみたいだから大丈夫だろう」 シャーリー「まさかこんな化け物ユニットを動かすなんてなー」 ルッキーニ「びびびってこないのかなー」 大人俺「ボク……力を貸してくれるね?諸悪の根源を断つために!」 俺「……」コクコク ←あまりよくわかってない 大人俺「ありがとう。どうにかしてあそこに居る博士を倒さないと……」 俺「」ガルルルル ミーナ「やる気は十分みたいよ?」 俺「」ゴゴゴゴゴ…… 俺「!?」ドギュゥゥゥゥゥゥン…… <!? 俺「」キキーーーー!アセアセキョロキョロ 俺「!?」ドギュゥゥゥゥゥゥン…… 俺「」キキーーーー!キョロキョロアセアセ ミーナ「魔法力のコントロールが出来てないから全開で飛んでしまっているわ……多分魔法力を絞ったら飛ぶ事すらできないでしょうし」 バルクホルン「実はとんだ欠陥機なんじゃないか?」 <ドギュゥゥゥゥゥン バルクホルン「俺ぇぇぇ……大丈夫か!?」 <ドギュゥゥゥゥン……ドギュゥゥゥゥゥン……ドギュゥゥゥゥゥゥン…… 博士「ははは。何があるかと思えばとんだ欠陥機じゃないですか。小さい頃の私があんな魔法力のコントロールを要求されるような代物を扱える訳がない」 大人俺「わんわんお……こんなものをボクに使わせようとして何がしたいんだ」 宮藤「そうだ、俺君!箒に乗っている時の事を思い出して!」 俺「!?」 リーネ「そうだよ。そのストライカーユニットは俺君の体の一部。もっとそっとでいいんだよ」 俺「……!」キーーーーーン 俺「♪」キーーーーーーーーーーーーーン 博士「まさか、力の加減をしているだと……」 ミーナ「箒で飛んでいる時は加減速だけなら出来てるみたいだから、それに気づかせたわけね」 宮藤「はい!スタートは全力みたいですけど曲がるときはちゃんと減速できてるみたいだったんです」 リーネ「アンナさんの所へ一緒に行って正解だったみたいだね」 俺「♪」キーーーーン 大人俺「これならいける……!ボク!あいつに向けて剣を振るうんだ。距離は大体130m、全力で行く必要はないよ!」 俺「!!!」ゴゴゴ……ブンッ! 博士「くそっ……!もう一人の私があんなコントロールを出来るはずが!」 坂本「大体150mといったところか。まだまだだな」 ミーナ「たったの誤差30mよ?前の計測不能な長さか3cm程度しか出せなかった時と比べれば大きな進歩ね」 バルクホルン「ああ……俺がついに……」ウッ エーリカ「トゥルーデなんで泣いてるのさ」 バルクホルン「だってあの俺がしっかりと魔法力のコントロールをしているんだぞ!?お姉ちゃんとしては俺の成長に感動して涙がとまらないんだ」 大人俺「ボク!次は時間を止めてあいつを斬れ!今なら自由にやれるはずだよ!」 俺「!!!」 Lost Time! ピタッ 俺「」キーーーーン。ブンッ Time Again! 俺「」フフン 博士「ぐっ……」 大人俺「さてと……ボクもそろそろ参戦して終わらせようか」 博士「させませんよ……一部限定TimeReverse。そして……LostTime!ここは退かせて貰いましょうかね」 … … Time Againe 俺「!?」キョロキョロ 大人俺「逃げたか……?」 俺「」キッ……ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ミーナ「まさか……」 坂本「ああ……全開だな。地球ごとぶった切ってあの博士を仕留めようとしているらしい」 バルクホルン「たしかあれは敵以外にダメージは無かったはずだよな……」 ミーナ「ええ……けど心臓に悪いのよね」 俺「」ブンッ! 」」 」」 」」 」」 __ | __ | __ | __ | | | | | _| _| _| ___| ___| ___| ___| ミーナ「……生きてるわね?」 坂本「ああ。大丈夫だ、地球は無事のようだ」 バルクホルン「急いで俺を回収しないと!」 ミーナ「そうだわ。急いで俺君を回収して頂戴!」 エイラ「それなんだけどさー。俺のやつ元気いっぱい飛び回ってるぞ?」 ミーナ「えっ!?」 俺「」キーン ミーナ「今確かに全力全開だったわよね?」 坂本「ああ。いつになく全力だったように見える」 バルクホルン「今まで見た中で最大だったな」 ミーナ「ならどうして俺君は飛んでいるの?いつも落ちていく俺君を急いで助けに行っていたわよね……」 坂本「そうだな……まあいいんじゃないか?」 ミーナ「それもそうね」 ネウロイさん達(ヤベェwwwこっちに攻撃されなくて助かった……) 794 自分:わんこ25話 26話[sage] 投稿日:2012/02/02(木) 23 36 39.77 ID mW0BpaH80 [24/28] 大人俺「これなら……あとはボクが覚醒するのを待つだけか。このボクは一体何を使えるんだろうか」 ミーナ「俺さんはどうして俺君がああやって飛んでられるか分かるかしら」 大人俺「多分……デストロイヤーの時はあのユニットの元になっているネウロイからのエネルギーを使っていたから。ビームが赤かったでしょう?」 ミーナ「ええ。それで今回は?」 大人俺「これはボクの憶測だけど……別の時間軸のボクから魔法力を借りてきてたんだとおもう」 ミーナ「だからあの攻撃に使った魔法力は俺君の魔法力でなくて別の時間の俺君……もしかしたら俺さんの魔法力を使われる可能性もあるわけね?」 大人俺「うん、そうなるね……わんわんお、まったく無茶なストライカーユニットを作らせたな」 バルクホルン「というわけは……実質俺の魔法力は使い放題なわけだな?」 大人俺「うん。ありとあらゆるパラレルワールドから持ってくるみたいだから……!うまく行けばあの博士から魔法力を全て奪えるぞ」 大人俺「あとは……Reverseのアンカーをどうにかできればいいわけか」 … … 俺「♪」キーーーン 博士「……」 俺「!」 博士「危ない所でした……まさか地球の裏側まで攻撃してくるとは思いませんでしたよ」 俺「」キッ 宮藤「俺君、がんばって!」 リーネ「私達に出来る事ならお手伝いします!」 大人俺「ボク、あいつからどうにかして魔法力を奪うんだ。そうすれば後はどうにかできる」 俺「」コクコク ミーナ「俺君頑張って!」 バルクホルン「俺ならやれるはずだ!なんたって私の」 シャーリー「いけー!早く終わらせて基地に帰ろう」 ミーナ「そうね……いろいろ約束してしまったものね」 リーネ「///」 シャーリー「あたしはかまわないけどな~」 坂本「リーネも諦めろ。今まで何度もやられてきたからそろそろ慣れただろ」 リーネ「慣れてません!!」 バルクホルン「いけっ!終わらせて帰ろう!!」 出撃 戦闘BGM 俺「……!」 Time Run!! … … 俺17歳「このストライカーユニットは……ボクは助かったんだ」 博士「まずい……」 大人俺「ボク!ストライカーユニット:セイビアが何を意味するか分かるね?」 俺17歳「…… 、救世主」 大人俺「そう、それで世界を。そして色々な時間のボクをあいつの手から救うんだ!君は他の時間軸のボクみたいに破壊神になんてなっちゃいけない!」 俺17歳「……今までとは違う。ボクはお姉ちゃん達を手にかけずにすんだんだね」 ミーナ「俺君ね!?」 バルクホルン「大人になった俺が2人も……いや、3人か」 ミーナ「俺君!世界を、私達を、あなた自身を救うのよ!」 ミーナ「俺君、魔法力を奪ったとしても巻き戻されたらどうにもならないわよ?」 大人俺「そうだ……。魔法力が無くても巻き戻そうと思えば巻き戻せるのか……」 俺(17歳)「大丈夫。巻き戻させなければいいんだ」 ミーナ「そんなことができるのかしら……俺君が一番良くしってるはずでしょ?」 俺(17歳)「大丈夫、ボクだからできる事なんだ」 博士「無駄な事を。そんなことができるはずがない」 俺(17歳)「できるよ。お姉ちゃん達が正気にもどしてくれた場合のボクだからできる……!」 ミーナ「俺君……がんばるのよ」 俺(17歳)「うん!お姉ちゃん達、この戦いが終わったらちっちゃいボクを一杯褒めてあげてね?」 ミーナ「ええ、勿論」 バルクホルン「褒めるだけじゃ気が済まないな。あんなことやこんな」 リーネ「俺君の好きにしていいからね」 シャーリー「こりゃ大変な事になりそうだなー」 大人俺「だけど一体どうするつもり?」 俺(17歳)「こうするんだよ……。ボクのもうひとつの力を使えば大丈夫」 大人俺「ボクの場合はタイムトラベルみたいだけど君の場合は……」 俺(17歳)「……いくよ」 博士「一体何がくるんですかね?無駄とわかりながらも……」 俺(17歳)「無駄なんかじゃない。ここで消えて貰う!」 『Time Ruler!』 博士「何も起こらないじゃないですか。びっくりさせないでください」 俺(17歳)「もう起きてるよ。早く帰ってお姉ちゃん達を好きにしないといけないから……もう終わりにしよう」 博士「……!?」 俺(17)「……。さようなら、別のどこかの時間のボク」 博士「はは。何を……」 俺(17歳)「フルチャージ……あなたの魔法力も貰いますよ。」チャージチャージチャージチャージ 博士「お好きなだけ使うといい……」 俺(17歳)「全力全壊!!ファイナル・ブレイク!」ブンッ 博士「無駄なことを……TimeReverse」 俺(17歳)「無理だよ……アンカーは破棄させてもらったよ」 博士「!?ばかな……」 大人俺「やったのか」 俺(17歳)「……。TimeReverse」 … … 博士「!?」 俺(17歳)「わかったでしょう。もうReverseは使えないって。あなたもボクだからもう悪い事をしないで自分の時間へ戻ってください」 博士「……断る。私をあんな目にあわせた時間などに戻るつもりなどない。それに私は悪い事をしているわけではないですよ。私を助けて周っているだけなんですから」 大人俺「まだそんな事を!」 俺(17歳)「……、ボクの話は受け入れてくれないんですね?」 博士「そうなるな。わかっただろう、早く殺せ。さっきのようにな」 俺(17歳)「できる事ならボクの手でボクを殺したくなんてない……」 博士「甘い事を……!このままほかっていたら別の時間へ飛んで同じような事をまたしますよ?」 俺(17歳)「……」 博士「あなたが時間を巻き戻してくれたおかげで魔法力も回復しました。それではさようなら。TimeTravel!」 俺(17歳)「そう……それなら仕方ない。あまりやりたくはなかったけど……永久時間停止、ゲートオープン、永久に時間の狭間を旅してくるといい……」 … … ミーナ「終わったのね?」 俺(17歳)「うん、これでボクももうおかしな方向には進まないと思う……多分だけど」 大人俺「あっけなかったな……ボクの今までの苦労は何だったんだろう」 俺(17歳)「きっと試練か何かだったんじゃないかなぁ」 大人俺「そうかもしれないな……けどこれでボクの使命も終わったよ。後は時々、彼が時間の狭間に居るかを確かめれば大丈夫そうだね」 俺(17最)「うん、おねがい。ちっちゃいボクじゃ出来そうに無い仕事だからね……」 大人俺「任せておくといいよ。それじゃあボクは自分の時間へ帰るよ。頼むからボクからは魔法力を持ってかないでくれよ?」 俺(17歳)「うん、それは約束するよ」 大人俺「それを聞いて安心したよ……またいつかどこかで会えるといいね。TimeTravel!」 … … 俺(17歳)「……お姉ちゃん達と殆ど話せてないけどボクも元に戻ろう」 … … 俺「」キョロキョロ ミーナ「お帰り俺君」 俺「?」コクコク バルクホルン「ああ、よかったよかった……正気の俺だ」 俺「???」 ミーナ「そういえば大人だったときの事は覚えてないのよね?」 俺「???????」 坂本「細かい事はいいじゃないか。はっはっはっ」 ミーナ「そうね。ネウロイの巣も破壊しちゃったみたいだし細かい事なんてどうでもいいわね」 バルクホルン「さあ基地に帰ろう」 エーリカ「その前に、俺とした約束はちゃんと覚えてるよね?」 俺「!」 ミーナ「そういえば……」 俺「」ウズウズ。ジーーー リーネ「俺君どうして私のほうを向いて……尻尾もはちきれんばかりに振ってるの……?」 俺「」ウズウズウズウズ バルクホルン「基地まで我慢できないらしい。すこしここでじゃれてから帰るとしよう」 坂本「俺、いいぞ」 俺「!」キュピーーン 俺「」ギューーーン。ぽよよーーーん <見せられないよ> 大型ネウロイ(けしからん。けしからん!じゃれてるだけなのにけしからん) 生き残り達(殺意が湧いてきました。やっちゃいましょう) 大型ネウロイ(そうだな。やっちまおうか!)ビーム! 俺「!?」 ミーナ「ネウロイが攻撃してきた!?」 俺「」イラッ リーネ「今のうちに……」コソコソ 俺「」イライライライラ……ゴゴゴゴゴゴゴ 大型ネウロイ(あれ?何だか嫌な予感……) 生き残り達(これって今までやられてきたネウロイと同じ……) 俺「」フルチャージ!フルチャージ!フルチャージ!フルチャージ!……×大量 大型ネウロイ(まずい。いつもより多くチャージしてらっしゃる……) 生き残りネウロイ(oh……) ミーナ「あのネウロイ達死んだわね」 坂本「ああ。俺の奴、色々な時間から魔法力を片っ端から集めてるようだな……」 バルクホルン「ネウロイが全部悪い) 俺「」フルチャージ、フルチャージ、フルチャージ、フルチャージ…… 俺「」キッ! 俺「」ブンッ……ゴゴゴゴゴゴゴゴ…… 大型ネウロイ(ズボンが見える……) 生き残り達(これが若さか……) バーン。ネウロイは全滅した … … ○アフリカ○ ゴゴゴゴゴ…… マルセイユ「何だよこの音は」 おケイさん「外が騒がしいと思ったら……あなたじゃなかったの?」 マルセイユ「……」 おケイさん「どうしたの?」 マルセイユ「空……」 おケイさん「空?空がどうかし……ぶっ」 マルセイユ「少しヤバイんじゃないか?」 おケイさん「やばいってもんじゃないわよ。逃げるにも今からじゃ間に合わないわよ?」 マルセイユ「何か知らないけど慌てても無駄ということだな」 おケイさん「そうなるわね……」 ゴゴゴゴゴ…… マルセイユ「済まないハルトマン。お前との決着は付けれそうにない」 バーン。アフリカのネウロイは全滅した マルセイユ「……あれ?何ともないぞ?」 おケイさん「一体何だったのかしら……すごいエネルギーのような感じだったけど?」 <アフリカのネウロイが居なくなったぞー! おケイさん「はっ!?どーゆーことよ」 マルセイユ「さっきのあれがネウロイを全部倒していったんじゃないか?」 おケイさん「とにかく上層部に確認を取らないといけないわね……」 マルセイユ「ネウロイが居なくなったなら今日はもう休んでいいな」 おケイさん「ちょっとマルセイユ!念のため警戒……いっちゃった」 … … 同時刻 バーン。地球上のネウロイは全滅した … … ○空○ 俺「」フンッ ミーナ「地球は大丈夫よね!?」 坂本「大丈夫だ、問題ない」 バルクホルン「それにしてもすごいじゃないか!流石私の弟だ」ナデナデ 俺「♪」 ミーナ「さあ帰りましょう。私達の基地に」 … … ○基地○ 俺「」フゥ……ウトウトムニャムニャ ミーナ「俺君お疲れ様。もうおねむかしら?」 俺「」ファァァ……ウトウト、フラフラ。Zzz… ミーナ「こんな所で寝ちゃって……」 坂本「疲れたんだろう。部屋まで運んでやらねばな」 バルクホルン「私が連れて行こう」 ミーナ「変な事をしてはだめよ?」 バルクホルン「そ、そんな事しないぞ!?」 俺「」スヤスヤ 坂本「少し不安だな……よし、バルクホルン。俺は宮藤達の部屋へ運んでくれ。宮藤達いいな?」 宮藤「はい大丈夫です」 リーネ「はい」 バルクホルン「わかった。俺は宮藤達の部屋で寝かせておこう」 … … ○ミーナの部屋○ ミーナ「通信?何かしら……はい、はい…・・・ ええっ!?」 坂本「どうしたミーナ」 ミーナ「美緒……地球上からネウロイが消えたらしいわ」 坂本「馬鹿な」 ミーナ「もしかすると俺君が最後に振るったあれが地球上全てのネウロイを薙ぎ払ったかもしれないわ……」 坂本「確かに空一面を覆うほどだったが……」 ミーナ「はい。はい。わかりました」 坂本「上層部からの連絡か?」 ミーナ「ええ。俺君を本部まで連れてきてくれって催促よ」 坂本「そうか……連れていくのか?」 ミーナ「連れては行くわ。でも、人体実験をしようというものなら力づくでも止めて見せるわ」 坂本「そうだな、中には実験のサンプルになって暴走した俺も居るみたいだったからな。そんな事は絶対にさせないようにしなくてはいけないな」 … … 俺「」スヤスヤ 宮藤「俺君とっても疲れてたみたいですね」 リーネ「うん。大人しく寝てるもんね」 バルクホルン「しかし何か嫌な予感がしてならない……」 宮藤「そうですか?別にそんな事は無いと思いますけど」 リーネ「今日は安心して寝れそうですから嫌な予感はしませんよ?」 バルクホルン「それならいいのだが……」 戻る 携帯用戻る
https://w.atwiki.jp/shokuri/pages/57.html
【作品一覧】 作品名 作者 活動日 炬燵から自由へ 田蛙澄 [[]]
https://w.atwiki.jp/pararowa/pages/260.html
いきなりは変われない ◆Z9iNYeY9a2 「しっかし何もない城だなぁ~」 村上の呼び出しを受けたマオはしかし、結局城の中をあちこちうろつきまわっていた。 正直呼び出しなどと言ってもあの男のこと、すぐに出発するというわけではないのだろう。 なら少しくらい遅れていっても問題はないはずだ。 さっき立ち寄ったあの部屋は何もなかったとはいえその趣は色々な意味で興味深いものだった。 いうなれば、精神病院にも似たようなあの不思議な雰囲気。 もしかしたら何か面白い発見もあるかもしれない。 見つけることができればあるいは村上に貸しを作ることもできるかもしれない。 それがあの呼び出しからしばらくの間、マオのしていたことだった―――のだが。 予想外、というほどでもないがあまりに何もないというのは若干落胆せざるを得ないものだった。 「そろそろあの村上がいるっぽい部屋に近づいてきちゃったし、どうするかなぁ…」 そう思って、ふと一つの部屋に入ったときだった。 「ん?」 他の部屋と同じ、石造りの部屋。 何があるわけでもないような空間に、ぽつんと一つだけ存在感を放っている機械があった。 部屋の位置関係からして、ここは村上もまだ確かめていないだろうと思われる。 「あの男より先に見つけられたのは幸運かな?」 一見デスクトップPCのように見えるその機械。 ものは試しと軽い気持ちで、しかし最低限の警戒は怠らずに触れてみる。 「うん?…Yes、No…?何これ?」 中にあった文字はそれだけ。 何についての選択肢なのか全く記されていない。 命に関わるようなものではないと信じたいが、あまりに得体がしれない。 こういう時機械というのは苦手だ。リフレインを持ってしても読み取ることができない。 「……あとで村上に選ばせるというのもありかもしれないけど、もしこっちに得のあるものだったら……うーん…」 しばらくの迷いの後、マオはそれを選択してみた。 Yes、と。 「え?」 一瞬体が光ったのを感じ取り。 次の瞬間にはマオは森の中にいた。 さっきまでいた城の中ではなく、その城が見える場所に位置する森の木々に、その周りを囲まれていた。 「…なるほど、妙に出入り口がややこしい場所にあると思ったら、そうやって出るのか」 しかも一方通行の。 不親切にもほどがあるだろう、と。 そう愚痴りたくもなったが、愚痴ったところでそれを聞く相手も発散する相手もいない。 まあ実用性のある情報ではあったが、流石に勝手に出て行くのはまずいだろう。 村上の戦ったというゼロのこともある。 となれば一旦離れてしまったあの城にまた戻らなければならない。 「面倒だなぁ全く」 誰もいないことは分かっていながらも、それでも流石にこの手間にはほんの少しは愚痴りたくもなる、とマオは早歩きでNの城に戻りながら思った。 ◇ 開いたページの中にあったのは様々な形をしたアイコンだった。 赤と白の色で分けられたボールだったり。 ベルトを巻いた灰色の生物のようなものだったり。 金色の剣だったり。 リンゴだったり。 鳥をイメージさせる模様だったり。 宝石のような形をした石だったり。 見える限りで6つ。うちオーキドに見覚えのある絵が一つ。 赤と白の色で分けられたボール―――モンスターボールだった。 村上の見る前で、まずモンスターボールのアイコンをクリックするオーキド。 「これは…」 「なるほど、ただで見られるものではない、というわけですか」 そこに現れたのは所謂ログイン画面。 IDは見えないが書いてあるようで、後はパスワード入力をすればいいようになっている。 だが、問題はそのパスワードだ。 「ここに置いてあるということは、何かしらの意味があるものだろうと考えられますが…」 「ふむ…」 つまりはこちらにも何かしらの意味を持ったパスワードを入れろということなのだろうか。 それもこの状況を見るに、おそらくはこちらが知っている何かであるはず。 「オーキド博士、何か思いつくものはありませんか?」 「うーむ、こういうものは設定した者の思考を読み取らねばならぬからのぅ」 設定した者がいるとすればアカギだと考えられるが、あの男の思考を読み取るのは容易なことではない。 ならば、ここでキーワードとなっている可能性のありそうなものを考える。 そもそも、このアイコンの配置が気になる。 この灰色でベルトのようなものを巻いた生き物、これはおそらくライダーズギアを巻いたオルフェノクをイメージしているのだろう。 そしてこのボールはおそらくモンスターボール、ポケモンを捕獲するのに捕まえる道具ではないかと思われる。 鳥のような模様。これはマオやゼロが似たような模様をその体に刻んでいたような気がする。 (つまり、これは各世界の特徴のようなものを示した記号、ということか?) ならば、オーキド博士の選んだ、おそらくは彼自身の世界であるだろうそれの特徴とは何だ。 「オーキド博士、ポケモンに関して何か思いつくキーワードを入れてみてもらえませんか?あるいはポケモンとそのまま打ち込むか」 「うむ、やってみよう」 その後いくつかのパスワードを入力してみた結果、画面がログイン表示から切り替わった。 「まさかそのまんまとはな…」 「ちなみに何と入力されたのですか?」 「ポケモン、と。まるっきりそのまんまじゃ。まさかこんな簡単なものとは」 一旦開いたウィンドウを下げ、今度は灰色の生き物のアイコンを選択する。 おそらくはこれが自分達の世界を記したものだろう。 村上は思いつく限りで、オーキド博士に入力を頼んでみた。 さっきの法則になぞらえれば、そう難しいものがパスというわけではないだろうと、そう考えて。 だが。 「む…、どうやら違うようじゃ」 「おかしいですね、先ほどのパスワードになぞらえたはずだったのですが…。 博士、少し私に入れさせてみてください」 村上が席を代わり、パスワードを打ち込む。 入力したのは、候補の中で最も簡単であり、それゆえに怪しさも持っていた単語。 オルフェノク。 カチッ 「入れたようです」 「むむ?おかしいのう。その単語なら間違いなく入れたはずなのじゃが…」 「…博士、少し確かめたいことがあるので、先ほど開いたページを一旦ログアウトして、もう一度入ってみてもいいですか?」 「構わんぞ」 先のページをログアウトし、村上は再度モンスターボールのアイコンのパスを入力してみる。 間違えようがない、正確に入力したはずのもの。 しかし。 「入れませんね…。博士、今度はあなたがもう一度入力してみていただけませんか」 再度席を代わり、入力するオーキド。 するとページは先に入ったはずのところに繋がった。 「これは…」 「おそらく何かしらの認証装置のようなものが働いているのでしょう。 入力するのはその世界の人間でなければならない、という縛りでしょうか。簡単なパスワードの代償、といったところですかね」 より多くのページを見るにはそれだけ多くの人を集めなければならないということだろう。 まあその辺りに関してはマオが戻ってきてから考えるとして、今は見られる部分に関しての考察を進めるべきだろう。 「それで、ここに書いてあるのは何か分かりますか?」 「ふむ、かなり色々な情報が載せられておるな。 人間が作り出したポケモン、ミュウツー。 ディアルガとパルキア、ギラティナの神話。 これは……ゲノセクト?これは知らぬポケモンじゃな」 特定のポケモンやその関係する用語を示した言葉がずらりと並ぶ。 そんな中で、ふと村上の興味を引いた言葉があった。 「博士、このメガシンカ、というのは何なのですか?」 「メガシンカか。これはわしらの研究とは別分野のものじゃから大まかなことしか分からぬが。 ポケモンがその成長に合わせてその肉体を進化させる、ということはさっき言ったと思うが」 成長に合わせて、あるいは環境や特定の道具によってその形態を変えるというのがポケモンにおける進化。 そう村上は聞いている。 「じゃがこのメガシンカというのはそれとはまた異なる進化なのじゃな。 特定の石を持たせることで、戦いの時などに一時的な形態変化をすることができるというらしい」 「なるほど、我々オルフェノクの中にも感情の昂ぶりなどでその姿を一時的に変える者がいます。それと近いものなのでしょうか」 「ふむ、そちらの事情はよく分からんがそうなのじゃろうかな。 こっちも未だ詳しいことは明かされておらんからのぅ。カロス地方のプラターヌという者が専門しておるらしいが」 「よろしければ聞かせてもらってもよろしいでしょうか?私としても知的好奇心に触れるものですし」 もう進化するはずのない存在が更なる力を発揮するというその能力。 村上にも気になるものではあった。 「まずメガシンカ、というものには二つのものが必要となる」 「ほう」 「メガストーンという石、これはポケモンに応じて別々のものを準備する必要があるらしいのじゃ」 「なるほど、それを触媒としてポケモンの力が引き出されるというわけですね」 「それともう一つ重要となるのが、ポケモンとトレーナーとの絆じゃ」 「トレーナーとの、絆…?」 予想していなかっただろうものが必要と言われて困惑を浮かべる村上。 「驚くのも無理はないかもしれんな。このメカニズムは本当によく分かっておらん。 ただ、人間とトレーナーの絆というのは思わぬ力を発揮するものなのじゃな。さっきゲーチスという男には否定されてしまったが」 「そのような不確かなもので、力を得ることができるものなのですか?」 「絆というものは目には見えないかもしれんが、確かに存在するのじゃよ。特に人間とポケモン、という異なる種族の間であればなおのこと、な」 いや、むしろ異なる種族だからこそ、互いに足りないものを補うことで力とすることもあるのだ、とオーキドは続ける。 力を持ったポケモンと、非力ながらも様々な経験と判断力、知力を持ったトレーナーは無限の可能性を秘めたものなのだ、と。 「君たちのようなオルフェノクと人間とて、そうやって共存しておるのじゃろう?」 そしてそう、オーキドが村上に問いかけるために振り返った、その瞬間だった。 後ろにいた村上の姿が人間の姿ではない、白い体と透明な頭部を持ったローズオルフェノクへと姿を変え。 その指から伸びた触手が、オーキド博士の胸を貫いていたのは。 ◇ 「なるほどな。村上君、やはりオルフェノクと人間が共存しておるというのは嘘だったのじゃな」 「話を円滑に進めるための嘘でしたが。私としてもあなたにこれを行うのはもう少し後かと思っていました」 壁に背を預けて座り込むオーキド。 その顔色はじょじょに生気を失い、灰色に染まりつつあった。 使途再生がならなかったことに若干の落胆をする村上。 しかし村上には、そんな自分とは対照的にオーキドはその事実を驚くこともなく自然なこととして受け止めているようにも見えた。 「何が琴線に触れたか…やはり人間との絆、か」 「我々オルフェノクには人間との絆、共存など必要ありません。あるのは食うか食われるか、弱肉強食の生存競争のみです」 「そうか……」 そう告げた村上に、オーキドは何か悲しげな顔を村上に向ける。 何かを哀れみ、惜しんでいるかのような表情は決して失われつつある自分の命に向けたものではなかった。 むしろ、下手人である村上に向けたもの。 「その体になって相当辛い目にあってきたようじゃな。どれほどの迫害を受けてきたのか、わしには測り知れん」 「ええ、しかし恨みは持っていません。ただ人間という種の愚かしさというものを、はっきりと認識することができただけ幸せだったのかもしれません」 灰色に染まった体からサラリと、灰が零れ落ちる。 それは全身を覆い尽くし、崩れ落ちるまでは時間の問題、といったところにあった。 「なら、せめてこれだけは伝えておこうかの。まあ老人のおせっかいじゃと思って聞いておきなさい」 「何でしょうか」 「わしらの世界の人間とポケモン、二つの種族は今では共に生き、過ごしておる。 もはや互いに欠かすことのできるものではないほどにな。 じゃが、これほどまでに共存していくことにも、何もなかったわけではない。 人間の争いに巻き込まれたポケモンも、それに立ち向かって人間と戦っていったポケモンというものも歴史には確かに存在するのじゃ」 人間の戦争に巻き込まれるポケモンを守るため、その聖なる刃を血に染めてでも戦った三闘士がいた。 理想と真実、異なるものを追い求める二人の英雄のために戦わされた2匹のドラゴンポケモンがいた。 そして、今でもポケモンと人間の間には僅かとはいえひずみを持った者たちもいないわけではない。 「それでもここまでこれたのは、先人達の積み重ねがあってようやく成り立ったものなのじゃ」 オーキドの顔の形が崩れる。 「君たちと人間の間にある歴史がどれほどのものかを知らんわしが言うのもあれかもしれんがな」 手が、足が灰となって消滅していく。 「人間というものは、いきなりは変われんよ」 そういうと同時、オーキド博士の顎が崩れ落ち。 それに追随するかのように顔が崩壊し。 オーキドの着ていた白衣を残して、全てが灰となった。 【オーキド博士@ポケットモンスター(ゲーム) 死亡確認】 ◇ 「いきなりは変われない、ですか」 村上にはそれが皮肉のようにしか聞こえなかった。 人間が変わることにそれだけの時間がかかるというのなら、急激な進化を遂げた自分達オルフェノクは何なのだろうか、と。 まだ人間だというのか。 それともその代償がこのオルフェノクの寿命だとでもいうのだろうか。 「その言葉が私に影響を与える、ということはありえないですが、それでもこの場で出会った縁です。 記憶の片隅くらいには留めておきましょう」 そう告げた村上は、そのまま振り返ることもなく未だ点きっぱなしのPCに向かって手を動かした。 ◇ 「………」 「おや、随分と長かったようですが、何か見つけられたのですか?」 城に戻ったマオだったが、彼女とて困惑せざるを得ない状況がそこには広がっていた。 積み上げられた灰に被さった、見覚えのある白衣と。 それを意に介すこともなくデスクトップPCに向かい合った村上。 何があったのかというのは彼の目を見て思考を読み取ったことで大体理解することができた。 「…やったのか?」 「ええ。ですが彼には資格がなかったようです。非常に残念だ」 そう呟く村上は、本気で残念がっているようだった。 それが、逆にマオには恐ろしかった。 「それで、何を見つけられたのですか?」 「え、…ああ、この階に機械があってね。それに触れると一方通行だけどこの城を出られるみたいなんだ。 位置にすると、この地図に書いてある教会が近かったように思うよ。焼け落ちてたけど」 「なるほど、そこから戻ってくるのに時間がかかった、ということですか」 「そうなるね。それで、そろそろ出発したほうがいいんじゃないかと思うんだけどさ」 マオの中には焦りがあった。 早くナナリー、あるいはゼロから魔女の力を奪わなければという焦りが。 しかしそれを押すのは自分の命のカウントダウンだけではない。 目の前にいる男から本能的に感じる、強い危険信号からもくるものだった。 「そうですか、あなたにも付き合ってもらいたかったのですが、致し方ありませんね。 私はもう少しここで作業を続けてから向かいます。ここから西と東、どちらに向かわれるのですか?」 「東だね。何やら一騒動あったみたいだし、ムラカミの探し物もそっちにあるかもしれないんだろ?」 「分かりました。では先に向かっていてください」 そう言って己の作業に戻る村上に。 マオは背を向けて走り出した。 結局さっき通ったはずの場所と同じ道を通ることとなったマオ。 「…あいつやっぱり想像以上にやばいやつだったみたいだね」 オーキドを殺したこと自体はどうでもいい。 だが、彼を殺したことが彼自身のため、ひいては人類のためになると、村上は本気で思っているようだった。 だから、彼の傍にいたら殺意も悪意もなく、まるで本を開くかのように殺されるかもしれない。 しかし彼自体はゼロに対抗し得るという点においては非常に貴重なものだ。 では村上のあの魔手から逃れるにはどうするべきなのか。 「魔女の力、一刻も早く手に入れなければ…」 せめて彼がその気になった時にも逃げられるように。 もしゼロと彼を相打ちにできることがあったとしても、その際の生存率を上げられるように。 早くナナリーの中の力を、奪わなければいけない。 マオは知らない。 魔女の力を宿したナナリーは既に亡く。 今その力を持っているのが、彼女の親友であるアリスであるということを。 しかし、マオがナナリーの死を彼女が知るにはそう時間はかからないだろう。 【B-4/古びた教会傍/一日目 昼】 【マオ@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー】 [状態]:魔女細胞の浸食(中) [装備]:左目の眼帯 [道具]:共通支給品一式、魔女細胞の抑制剤、モンスターボール(サカキのサイドン・全快)@ポケットモンスター(ゲーム)、コイルガン(5/6)@コードギアス 反逆のルルーシュ、ランダム支給品0~3 [思考・状況] 基本:ナナリーの魔道器を奪って魔女となり、この『儀式』から脱出する 1:村上と行動するために、一刻も早くナナリーから魔道器を奪う。 2:C.C.、二人のゼロに接触したいが、無理は出来ない。 3:『ザ・リフレイン』の多用は危険。 4:抑制剤を持つものを探す 5:この『儀式』から脱出する術を探す [備考] ※日本に到着する前からの参戦です ※海砂の記憶から断片的なデスノート世界の知識と月の事、及び死神の目で見たNの本名を知りました。 ※スザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました(あくまで本人目線) 【B-4/Nの城/一日目 午前】 【村上峡児@仮面ライダー555】 [状態]:疲労(小)、人間態 [装備]:なし [道具]:基本支給品×3、拡声器@現実、不明ランダム支給品0~2(確認済み)、不明ランダム支給品0~3(オーキド)(確認済み) [思考・状況] 基本:オルフェノクという種の繁栄。その為にオルフェノクにする人間を選別する 1:この場で収集できる限りの情報を集めた後、デルタギアを追う 2:ミュウツーに興味。 3:選別を終えたら、使徒再生を行いオルフェノクになる機会を与える 4:出来れば元の世界にポケモンをいくらか持ち込み、研究させたい 5:魔王ゼロはいずれ殺す。 [備考] ※参戦時期は巧がラッキークローバーに入った直後 ※マオのギアス、魔女因子、ポケモンに興味を持っています ※スザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました(あくまでマオ目線) ※Nの城内には転送装置が置いてあります。使用することで古びた教会の近くまで転送されますが一方通行となっています。 また、城内のPCには様々な世界の情報についてのせられたページにアクセスできるものがあります。パスワードは簡潔ですが選択した世界の人間が入力しなければログインはできません 104 無邪気な悪意 投下順に読む 106 彼らの探し物 時系列順に読む 089 平穏の裏に潜む影 村上峡児 110 君の銀の庭 オーキド博士 GAME OVER マオ 110 君の銀の庭
https://w.atwiki.jp/arcoiris/pages/58.html
同じ日、「グリューエン」で悲鳴が聞こえてから、 幾らかの時が過ぎて。夕刻前。 ―――北に流れる川の上流域で、一つの炸裂音が響く。 そこにあった光景は、さながら神話の一片のようだった。 二匹の竜が、低空を疾風(はやて)に駆けて争っている。 日の光に輝く水面を擦れ擦れに、掠めあう爪と牙とが斯いては、 更に飛沫を散らす。 燦爛するその透明な煌きの中で、獣と獣が、力強くしなる鋼の如き身と風を唸らせる翼でもって、まるで踊るように闘っていた。 一匹は、森の新緑から木漏れ日を紡ぎだした様な、翠と鈍金のまだら模様。 一匹は、空の写る川面の流麗をそのまま描いた様な、碧と蒼のグラデション。 そしてそれぞれの背には、長柄を片手に騎乗する、二人の主人がいた。 翠(みどり)の竜には、乱れのない黒髪を結った、平服にも雄々しい体躯の戦士が。 碧(みどり)の竜には、刈り揃えた金髪の華奢な、兵装にも凛々しい細身の騎士が。 互いに竜の手綱を巧みに操り、隙を見ては相手の背に回って得物を薙ぐ。 その一閃を受け止めては突きを出して、跳ね返しては打ちつけて。 牙と爪の頭上で、もう一つの鋭い攻防を繰り広げる。 長らく続いて見えた勝負は、再度の炸裂音で急転を迎えた。 その冴えた輝きの蒼い身体から放たれたとは思えぬような、燃え盛る熱塊が碧の竜の喉元から、咆哮と共に下方に打ち出され。川底の小石が、吹き上がる水蒸気と共に礫(つぶて)となって散弾する。 それらに巻かれて、一瞬の怯みを見せた翠の竜の足元を狙い、対する吼えた竜がほぼ全重量を踵(かかと)に掛けた一撃を滑り入れる。耐え切れず、大きく傾いだその背から腰を浮かせた黒髪の男の肩口めがけ、兵装の騎士の長柄による鋭い突きが的確に抉り込まれた。更に、それを押し出すが如く、騎士は自らも竜から足を浮かせて、飛び込んでいくようにその勢いをかける。 それらは全てが水面より頭一つ上、低中空で起こった出来事である。 共に大きく身を宙に放り出され、このままでは翠の竜は主人を押し潰して倒れるか、と見えた所で。突き飛ばされた側は、自ら手綱を離し身を縮め、受身を取るように背から川面に落下して着水した。 腰ほどの深さしかない水に、飛沫をあげて大きさのある男の体躯が沈む。 そして、二体の竜の着水によって、それよりも更に高く、大きな衝撃による飛散が轟いた。 「――― ぶ はぁっ !!」 声を上げて、水中から顔を出した男の喉元に、仁王立ちで着水した兵の長柄が突きつけられる。 「私の勝ちだ。」 その柄の先に刃は無く。鍛錬用に造られた、殺傷性のない代物ではあったが。鋭い眼光と共に言い放つ声は、刃よりも真剣の如き切れ味すら感じさせる。そんな響きを持っていた。 それに対し、ウィドはあっさりとその手を挙げ、降参を示す。 「やあ、負けた負けた。流石に騎竜戦でお前には勝てんな。」 衝撃で解けた、水を吸った黒髪を後ろに流して、あっけらと笑う。 金髪の騎士はそれを気に食わない顔で見下ろすと、柄を降ろして舌打ちした。 彼らの後ろでは、既に勝敗を理解し、戦闘意欲を収めた二匹の竜が身震いで水気を飛ばしていた。湿気を帯びた鱗の煌きが眩しい。 「自分は一度も火弾を使わず、よくも言ったものだ。腰抜けめが。」 騎士は言い捨てると背を向け、水を蹴って岸辺へと上がっていく。水飛沫が散って濡れた角刈りの頭部を一度、掌で拭って神経質そうに首を振る。 その後ろを付いていくように、ウィドも立ち上がって川淵に上がった。 「使う機会を失っただけだ。手を抜いた訳ではないさ。」 「お前は昔からそうだ。せめて外すフリでもするなら許せるものを、最初から使う素振りも見せていない。知っているとも。だから気に食わんのだ。」 「そんな事は無いと言っているのに。…昔から、平行線だなぁ。この話は。」 手早く長い髪だけ絞ってしまうウィドに対し、胴と関節のみの軽装とはいえ、鎧を着込んだその人の動きは水を吸った革の重みに少々ぎこちない。 様々な不快を顕わにして、苛立ちと共に鎧の留め金が乱暴に外されていく。 その様子に、ウィドは一度瞬くと、いつもより更に困った笑顔で頬を掻いた。 「なぁ…お前、その下は胴着一枚じゃないのか? ―――屋外で女がそれでは、格好がつかんぞ。セレーラ。」 砂利の地面に、ゴトリと重い音を落として胴鎧を置き、その人が振り返る。 「彼女」の衣服はなるほど、袖もなく簡素な胴着のみで。 厚い鋼に隠れていたらしい胸の上には、それなりの膨らみが鎮座していた。 刈り込まれた頭の清々しい、凛とした顔で、セレーラはウィドを鼻で笑う。 「安心しろ、私が女と分かるのも、そう見えるのもお前だけだ。こんなゴブリンかトロールでも居ればまだマシな場所で、格好など気にするだけ馬鹿げている。」 「お前な…勘弁してくれ。万一でも人が通りかかったら俺が見咎められる。ほら、これでも羽織っていろ。どちらにしろこの季節、まだ肌寒いからな。」 簡易外套らしい大きな布を投げ渡されて、彼女は一応素直に肩に羽織った。男物の上着をかけると、剥き出しの肌の白さと骨の細さは、鍛えられている筈でもより繊細なものに見えるか。 岸に転がる岩に腰掛けて、彼女は水辺を見やる。 「もし、この光景を見て通報されるとしたら、お前よりはペルシェとリヴィエルが原因になる方に私は賭けるがな。野生のレッサードラゴンが二匹では、何も知らぬ国外の一般人なら一小隊でも連れてこようとするだろう。」 そこでは、先程までの闘争心は何処へ行ったか、ペルシェは水を浴びるように首を曲げ、[河川(リヴィエル)]の名を冠した碧の雌竜は、気持ちよさげに翼を洗っていた。水面に溶けそうなブルーグリーンの鱗の輝きが、傾き始めた日を反射している。 川辺に積んでいた荷から適当な布を取り出して顔を拭いながら、ウィドもその眺めに首を向けた。 「だから、わざわざこんな所まで来ているんだろう。方角は違うが、騎兵団が毎日飛竜を訓練させに飛ぶ場所より、街からはもっと距離がある。慣れた者以外は来ない。 …あー。じゃ、なくてだな、まぁそれでも一応、格好というものは…」 「その距離をわざわざ毎日。アルコ・イリスまで往復か。 自分が街で生活できないのと天秤にかけて、ペルシェと暮らす為だけに?―――こんな、人っ子一人通らぬ場所で。」 「…それは。」 通る声音の硬い響きに、低い、弱りきった返答が漏れた。 川のせせらぎが、竜の緩慢な身動きの音すらかき消して。空気が静まり返る。 「中央に戻れ、ダーウィード。…皆、お前を待っている。」 「 …。」 無言のままウィドは俯いて、ただ、首を振った。黒髪が一筋落ちる。 「俺は兵を辞した。もう竜騎兵団には戻らん。そう決めた。」 「お前が決めても、誰がそれを許した?誰も許していない。」 答えを無下にも一蹴して、セレーラはその黒髪を睨みつけた。 「団長はお前の辞職願いを保留にして、休職扱いにしている。エウゲニーも、クラースもテオドールも、お前とペルシェの場所を空けたままだ。ラルゴはじめお前の率いた者達も、いつお前が戻るのかと気にかけている。ギディオンも… …泣いていた。奴は。」 友の名に、ウィドの顔色が変わった。今度はセレーラの方が、俯いて眼を細める。 「あの時、本来ならお前の向かう先はギディオンが担う筈だった。お前がこうなったのは自分のせいだと。」 「違う。誰のせいでもない。これは俺の問題だ。」 「そう思うなら戻ってやれ。お前の生きる場所はこんな所には無い。少なくともお前を必要として、慕う仲間が居る、名誉も責任もある。 …ペルシェを突き放しきれないのが、何よりの答えではないのか。」 「それでも… …今、俺に必要なのは生きる場所じゃない。 帰る場所なんだ。分かってくれ、セルリアンヌ。」 その答えに、今度こそ憤りを顕わにした顔で、セレーラの青の瞳に怒りが灯った。 「囚われ続けてどうする。お前が探している物は既に私達が失った物だ。探すならせめて、自分の居場所で探せば良いだろう。」 「だから。それを探している。このまま兵に、また戦場に戻れば、今度こそ俺は何処にも帰れなくなる。何処にもだ。」 「…だからと言って、こんな生活をいつまで続ければ気が済む。屋根の下で眠れぬというだけなら、山奥でなくともいくらでも住める所はある。まるでボランティアじみた仕事ばかり請け負って、それでも一つ所に留まれずに…そうやって彷徨い続けて、その先はどうするつもりだ?」 「俺が帰りたいのは、そういう場所だ。…でなければ。」 いつもの、いつも通りの穏やかで優しい、困った苦笑だった。 「そこにも辿り着けないというなら。俺が、俺を許せないままなら。 もう、他に行き着きたい場所も、帰りたい所もない。 …妻と子の所に行きたいとは言わないさ。 すまんな。義姉上(あねうえ)。」 それを見て、義姉と呼ばれたセレーラの顔がひどく歪む。 「…お前のせいじゃない。お前のせいであってたまるものか。 妹が、アンジェリカが亡くなったのは、誰のせいでもない。 あの子は赤子を守ろうとした。ただ帰りを待っていた。それだけだ。」 「それでも…なぁ。そういう事なのだから仕方ない。 …だからあまり、ほれ。義弟を苛めないでくれるか?な? ――― ぅぶ。」 へにゃと笑った顔に、先ほど投げ渡した外套が丸めて叩きつけられた。 「黙れ。同年のくせに誰が弟か。下手をすれば妹でなく私の婿だった男が。」 「だから、お前、それが嫌で頭まで丸めたのだろう?なら姉弟になるだけマシだったじゃないか。俺もお前から家督を奪うつもりどころか、嫁に貰う気など無かったが…せめて、なぁ、短くするだけで良かったろうに…何も刈り込まなくとも。勿体無い。」 「中途半端は性に合わん。」 長さがあれば、さぞより見栄えがしていただろう短い金糸の髪を眺めて溜め息をつくウィドに、セレーラはぴしゃりと言い放つ。そっぽを向いて、身支度を始めた。 「まぁ、いい。野垂れ死んでいないだけ安心した。今日の所は帰る。 お前を待っている者が居ると私は言いに来た。それだけだ。」 鎧を着直し、細く澄んだ音色の指笛を吹けば、音を聞き分けたリヴィエルだけが水の中から彼女を振り返る。ペルシェの方はとうに陸に上がって丸まっていた。 「皆には、よろしく伝えておいてくれ。」 「ふざけるな。それこそ自分で言いに来い。…もう、日暮れか。」 脇に置いていた竜の乗用具を装備させながら、赤くなり始めた空を仰いでセレーラが呟く。それを追って、上を見たウィドが目を細めた。 「ああ。綺麗な茜色だ。―――アンジェの髪と同じ。」 思い出すものは同じだったのだろう。セレーラもまた、遠い眼をしていた。 「…アンジェは…私の髪のように金色が良かったと、いつも羨ましがった。」 「そうだったなぁ。それで俺が、金も良いがその茜色の方が好きだと、アンジェにうっかり口を滑らせたせいで。隣に居たお前に、内心を気付かれたんだったか。」 照れるような、昔を懐かしむような。あるいは泣きそうな。そんな顔で、ダーウィードは笑う。 「妹の方の内心もな。あれからだ、あの子が私の髪をしきりに羨ましいと言わなくなったのは。…もう、随分と昔の話だ。」 顔を背けるようにセレーラは用意の済んだ竜に飛び乗って跨ぐと、すぐさま踵を返した。その背にウィドが声をかける。 「下流の林まで飛んでいって、そこから走れ。そこまでなら大抵誰も見咎めない、その方が早く帰れる。―――またな。」 返事はなく、小さく片手を挙げたのが見て取れた程度だったが。数歩を駆け出すと同時、重装の竜は胴の装備を開いて、碧の翼を大きく広げた。 茜色の空に飛んだ、その竜の背から、指笛の音が聞こえる。 ウィドと共に、ペルシェもそれを耳にして首をあげた。竜の耳の音域に響く、細い細い、竜騎士特有の合図。今、送られてくるのは個体を呼ぶものとはまた違う、「仲間」に呼びかける時の揺らぎのある高音。 それに応えるように、ウィドもまた久しく、同じ指笛を吹いた。しばしの別れの挨拶のかわりに。 赤い空に、森に、水面に、笛の音がハミングして消えていく。 夕日に向かって飛ぶそのシルエットは。 天空(セルリアン)に舞い上がる、天使(アンジェリカ)に似ていた。 今はもう、アンジェの色が天に。 セレーラが翼をもって地に居るのに。 おかしな光景だと、そんな事を思った。 天空に風は止まず。 天使の羽音は聞こえても、その姿はない。