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藍「(早く◯◯に会いたい…!)」スタスタ 藍「…ん?何か聞こえるぞ…」 野良女妖怪1「おい、あの八雲とかいう妖怪の賢者には『式神』ってのがいるらしいぜ」 野良女妖怪2「人間に化けて里に行く九尾の狐だってヤツだろ?噂には聞いてる」 野良女妖怪1「九尾ねぇ… まあ、どうせ男でも騙して遊んでんだろうな」 野良女妖怪2「傾国の美女…里の男共の中にはそんな風に言ってるヤツもいるらしいな 九尾の狐にそんなヤツがいたって話もあるからな」 野良女妖怪1「かぁーっ!羨ましいねぇ 流石賢者の式か 男遊びも毎日してんだろうなぁ…」 藍「……………っ」 藍「貴様ら そこで何をしている…?」 野良女妖怪1「…あ"?…って、こいつ!?九尾!?」 野良女妖怪2「噂をすれば何とやらか…!」 藍「…下賤な者共め…答えろ、そこで何をしていた!?」 野良女妖怪1「た、ただの世間話ですよー あは、あはははは」 藍「…誰かを侮辱するのが世間話か?」 野良女妖怪1「ギクッ」 野良女妖怪2「と、というわけで私らはここで… !?」 藍「…誰が帰っていいと言った…?私を貶しておいて…ただで帰れると…?」 野良女妖怪1「な、なんだこの妖気…!?か、身体が動かねぇ…」 野良女妖怪2「…ああ…ああ…」 藍「…この私が男を騙しているだと?この私が…男遊びをしているだと…?ふざけるなァッ!!!」 野良女妖怪2「ひいっ…!」 藍「…冥土の土産に教えてやろう… 私はな、生まれてから一度も男に身体を触れさせた事はなかった いつか来る運命の人のためにだ…!」 藍「そしてやっと…◯◯という運命の天使が私の前に降り立ったのだ!それなのに…私が他の男と遊ぶだと…?」 野良女妖怪1「そ、そりゃただの噂…」 藍「黙れッ!貴様らはどうせ私から◯◯を奪おうという魂胆なのだろう!?そうはいかない…!◯◯に相応しいのは私だけだ…!貴様らのような下衆に…私と◯◯の愛は汚させん!!!」 野良女妖怪2「うぐはっ!?」 野良女妖怪1「お、おい!?ひでぇ…心臓が…!」 藍「まずはそこの下衆を消した…次は貴様だ」 野良女妖怪1「やめろ…くるなぁ…!」 藍「貴様らは私を他の雌狐共と同一視し、私の◯◯への愛を踏みにじった… 貴様らは私に男を貪るクズアマというレッテルを貼り…私と◯◯を引き離そうとした…!絶対に許さない…許さない赦さないユルサナイ赦さない許さない赦さないユルサナイ許さないユルサナイ赦さないユルサナイユルサナイユルサナイッ!!!!!!」 野良女妖怪1「いやっ…!死にたくない…!」 藍「この世から往ね!!」 野良女妖怪1「いやっ…!」 紫「…で、こうなったと」 藍「………」 紫「それにしても…随分派手に殺ったわね」 藍「…申し訳ありません…紫様…」 紫「まあ、式としては褒められた事ではないけれど、乙女なら怒って当然の事よ 気にしない方が良いわ」 藍「はい…」 紫「ほら、元気出しなさい?これから愛しの◯◯くんに逢いに行くのでしょう?そんな表情じゃ、彼が心配しちゃうわ」 藍「そうですね… はい、もう大丈夫です!」 紫「うんうん、いつもの藍に戻ったわね さ、そこの「ゴミ」は私に任せて貴女はいってらっしゃい?遅刻しちゃうわよ?」 藍「そ、そうでした…!危うく◯◯を待たせてしまうところでした!それでは紫様、お言葉に甘えていってきます!」 紫「はい、いってらっしゃい♪」 紫「さぁて…そこの「ゴミ」 まだ生きているのかしら?」 死体「………」 紫「生きているわけないわよねぇ 色んなモノがグチャグチャだもの」 紫「でもこれは当然の報いよ?乙女の努力と一途な愛を貶して、しかも身体を売って遊ぶようなゴミクズと同じと言ったのだからね もし私があの娘の立場だったら、こんな優しく殺してあげないわよ?せいぜい藍に感謝するのね」 「それにね…式神は道具とも言えるけれど、私にとっては我が子と同じなのよ 自分の娘の幸せを邪魔するクズを野放しにはしておけないわよね?それが母親という存在でしょう?」 紫「まあ、これ以上ゴミに話してもムダね それじゃさよなら♪」 紫「よし、キレイに消滅したわね 私お掃除の天才かも?うふふ…」 紫「そうだ、橙を連れて藍と◯◯くんのデートを見学しに行っちゃおうかしら 私の運命の人のためにも、デートの知識くらい覚えておかないとね♪」 紫「そういえば、もうすぐ◯◯くんは八雲家に婿入りするのよねー 今から孫の顔が楽しみだわぁ♪ もし…もしも藍以外との経験があったり…藍と結婚しないなんて事になれば…その時はわかってるわよね?◯◯クン…?」
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作者:rehrW/dTo 974 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/05/16(水) 22 58 36.49 ID rehrW/dTo マミ「ほむほむー!ご飯よー!」 トテトテトテ・・・ ほむほむ「ホムホムーホムー」 マミ「はい、今日はロールキャベツを作ってみたの。 お口に合うかしら?」 ムシャッ!ムシャムシャ!モゴモグ・・・ ほむほむ「ホムッ!!」オイシイ!! マミ「うふふっ、そう。 いっぱい作ったからどんどん食べてね」 ほむほむは―――――――感謝していた。 自分はかつて群れに属していたが生まれながらの気弱さに付け込まれ、 仲間であるはずの者から虐めを受けていた。 餌もろくに回されず、好きになったまどまども奪われ、毎日毎日サンドバックにされていた。 自分がそんな目に遭うのはやはりこの気弱さがいけないのだろう。 そう自分を納得させて過ごしていた。 だが、転機が訪れた。 巣が何者かによって襲撃されたのだ。 巣の守り主であったりぼほむ・白まども無惨に殺され、 仲間は子供・妊ほむ関係無く次々と潰されていった。 自分は巣の隅っこで震えることしかできず、生来の気弱さに初めて嫌気が指した。 やがて、巣に火が放たれた。 燃え盛る炎が巣の入り口から、食堂・皆の部屋・妊ほむの分娩室・りぼほむ白まどの部屋・いつも虐めに使われてた部屋・・・ 楽しかった思い出も嫌な思い出も全て燃やし尽くしていくようだった。 やがて、火が消えた。 残ったのは仲間の死骸と思われる真っ黒に焦げた物体と、煤だらけのかつての巣。 自分はとっさに地面に穴を掘り、火をやり過ごしていた。 以前虐められてた時に逃げ場が無くなり、穴を掘って隠れたことがある。 それがこんなところで役に立ち自分だけが生き残るなんて皮肉なものだ。 そして―――――――― マミ「どうしたのほむほむ?ボーッとしちゃって」 この人に出逢った。 土と煤で汚れて、服も髪もボロボロだった自分を、この人は拾ってくれた。 お風呂に入れて、ご飯を食べさせてくれた。 その時思いっきり泣いた。 虐められても情けなくても仲間が死んでも・・・決して泣かなかったのに。 一生分の涙を流して、次に気付いた時には布団の中で朝日を浴びていた。 マミ「もう・・・変な子」 ツンツン ほむほむ「ホムッ///」 そしてもうどれぐらいの時間が経っただろう。 外に出ないから分からないがこの人・・・ご主人が着ている服の、袖の長さが短くなっているので 温かくなってきているのだろう。 とにかく長い時間が流れ、ご主人との幸せな日々を過ごしていた。 ――――そんなある日のこと。 マミ「じゃあちょっと出かけてくるから、大人しく留守番してるのよ?」 ほむほむ「ホムンッ♪」イッテラッシャイ ご主人が出かけてくるという。 別に珍しいことではないのだが、このところご主人と離れるのが無性に寂しい。 絆が深まってきた証なのだろうが・・・ ・・・早く帰ってこないかなぁ。 ???「ホムッ!ホムホム!!」シンニュウセイコウ!! ???「ホムホム!」チョロイゼ! ???「ホムムゥン!」バカナニンゲンメ! ・・・これはほむほむの声。自分と同じほむほむだろう。 ちょっと様子を見に行くか。 ガツ!ガツガツ! 野良ほむ1「ホムッ!ホムホムッ!」ウマイ! ムシャムシャ!ムシャ! 野良ほむ2「ホムーーーン!!」サイコウーーー!! グチャグチャ・・・ムチョ・・・ 野良ほむ3「ホムホム!ホム!」ゴチソウダナ! あ・・・あれ・・・は・・・・。 野良ほむ1「ホムン?」アレ? 野良ほむ2「ホムゥ・・・」アイツ・・・ ほむほむは驚愕した。目の前で残飯を食べ散らかしているのは、かつて自分を虐めていたほむほむたちだった。 理由は分からないが、彼女らもあの大惨事を生き延び、野良として暮らしていたのだろう。 あちらもほむほむの存在に気付いたようで、食事をやめてゾロゾロと近付いてくる。そして ドガァァァァッ!!! ほむほむ「ホブゥゥゥゥゥゥゥウウウウウ!!!!」 ゴロゴロガッシャーーーン!!! 野良ほむの飛び蹴りを食らい、回転しながら吹っ飛ぶほむほむ。 冷蔵庫にぶちあたり、額から血を流す。 野良ほむ1「ホムゥ?」ナンデオマエモ 野良ほむ2「ホムホム?」イキテンダヨ 野良ほむ3「ホムホム!ホムンッ!」カイホムナンテ 野良ほむs「「「ホムアアアァァッ!!!!」」」ナマイキダ!!! 殴られ、蹴られ、噛まれ、髪を引き千切られ、服を破られ、爪を剥がされ、肛門に手を突っ込まれ、 男性器を握られ、女性器をいじくられ、また殴られ、蹴られ・・・・・・・・ 野良ほむはいままでの鬱憤を晴らすかのようにほむほむに理不尽な怒りをぶつけていく。 その衝動を加速させたのは、やはり飼いほむという妬ましい境遇だろう。 ほむほむ「ホギャアアアアアアァァァ!!!!!ホビャアアアアアアァァァァアァアァアァ!!!!」 野良ほむ1「ホー・・・ホー・・・」ゼェゼェ ほむほむは見るも無惨な姿になっていた。 ご主人が梳いてくれた髪は右半分が無くなり、ご主人が綺麗にしてくれた服は部屋の隅でボロ雑巾になっている。 もはや息も絶え絶えで喋ることもできない。 そんなほむほむを見てスッキリしたのか、野良ほむたちは家から出て行った。 ガチャッ マミ「ただいまー・・・って、ほむほむ!?」 ほむほむ「ホ・・・ム・・・」 マミ「誰がこんな酷いことを・・・!! ・・・窓が開いてる・・・ 私の注意不足だわ・・・ 嫌!死なないでほむほむ!!」 ほむほむ「・・・・・ホム・・・・」 ほむほむは思い返していた。これまでの幸せな日々を。 かつて虐められるだけの存在だった自分が、僅かな時間でも誰かに必要とされ 誰かの役に立っている・・・そうなれたのは目の前で大粒の涙を流す―――愛しいご主人のおかげ。 慈愛に満ちた涙を浴びながら、ほむほむは静かに息を引き取った。 その顔は安らかだった。 ―――――――― ―――――― 野良ほむ1「ホムホムゥ!」スッキリシタゼ! 野良ほむ2「ホムゥ♪」マタイジメテヤロウゼ! 野良ほむ3「ホムホム!ホム!」オウヨ! ザッ・・・ザッ・・・ さやか「・・・?」 ピタッ さやか「あ~ん?あんたら、もしかして・・・」 野良ほむ1「ホム?」 野良ほむ2「ホビャッ!?」 野良ほむ3「ホムムムムムムム」ガタガタガタ さやか「やっぱり!あの時潰し損ねたほむほむじゃん! あんたら潰せなかったからこの三か月 ずーーーーーーーーーーーーーーーーーっと イライラしてたんだよねぇ。覚悟しなよ?」 野良ほむs「「「ホビャアアアアアアアァァァァァァァァァアアアアア!!!!!」」」 終わり ジャンル:さやか イジメ ゲス野良ほむ サンドバッグ マミ 飼いほむほむ 感想 すべてのコメントを見る
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※ぶりあき氏の絵よりインスパイアされました。 ※直接の虐待はないです。 ※虐待されず、しあわせーなゆっくりがでます。だめなひとは回れ右。 ※ウザい口調が続きます。だめなひと(ry。 ※金バッチゆっくりは頭が良いので漢字まじりでしゃべります。 陰口 「ゆぷぷ!ばでぃざ!あんなところに”にんげんのいぬ”がいるよ! ほんとうにゆっくりできないゆっくりだね!!」 「ゆぶっ!でいぶ!ほんとうのことをいったらしつれいなんだぜ!」 だみ声で野良ゆっくりが言う。視線の先には金バッチのゆっくりれいむがいた。 れいむに聞こえるよう、わざと大きな声で野良ゆっくりはしゃべっている。 「こっちみてるんだぜ!れいむがほんとうのこというからだぜ!ゆぶぶ!」 「ばでぃざだってそうおもうでしょ?あのでいぶはにんげんのどれいになって よろこんでるようなくずゆっくりだって!」 「ゆばっ!ぞのどおりなんだぜー!」 爆笑している野良を、金バッチれいむはただ眺めている。怒るわけでもなく、 哀れむわけでもなく。 「おーいれいむ、そろそろお昼にしようか?」 れいむの飼い主であるお兄さんが言う。 「うんっ!れいむ、お外でたべるごはん大好きだよ!」 「そうか。あー、野良がいるのか…。嫌いなんだよな。」 お兄さんは野良のエサを欲しがる目線が嫌いだった。物欲しそうに、自分は かわいそうなんだといわんばかりの情けない目線が大嫌いだった。 野良ゆっくりたちはそんなお兄さんのことばに激昂した。 「ゆふん!でいぶだってにんげんなんてきらいだよ!」 「ゆゆっ?どれいのでいぶがこっちみてるんだぜ!」 「よごれるからこっちみないでね、さっさときえてね、”にんげんのいぬ”!」 「そうなんだぜ!きたないどれいこんじょうがうつるからあっちいけだぜ!」 「なんだ、ずいぶん生意気な野良だな。さっさと駆除してもらわないと。」 「ゆっ!まってお兄さん!きょうのお昼ごはんをちょうだい!」 金バッチれいむはお兄さんからゆっくりフードをもらうと頬袋にいれた。 ぽよんぽよんと野良たちのほうへ向かう。 「ゆゆ!こっちにくるなだぜ!」 「にんげんなんかのたべものをたべるなんてゆっくりのかざかみにもおけないよ! そんなゆっくりはあっちにいってね!」 「にんげんのたべものでしあわせーするなんてゆっくりのぷらいどがないんだぜ! ゆっくりのはじなんだぜ!」 その言葉を無視してれいむは野良に近づく。そして野良たちの前で 頬袋にいれたゆっくりフードをぺっと吐き出した。 「これはなんのまねなんだぜ?」 野良がそういってもれいむはニコニコしているだけだ。 「ばでぃざ!これはきっとみつぎものだよ!」 「そうなんだぜ!くずのでいぶはばでぃざさまたちがいかにゆっくりしているか りかいしたんだぜ!だからごはんさんをみついできたんだぜ!」 「ようやくたちばをりかいしたんだね、このくずは!」 「もっともってくるんだぜ!はやくしないとばでぃざさまたちのどれいに してやらないんだぜ!」 そういわれても、れいむはただニコニコしている。 野良たちは反応のないれいむにいらいらしていたが空腹には勝てない。 「むーじゃむーじゃ、うっめ!これめっちゃうっめ!」 「むーじゃむじゃ、じあわぜー!」 人間の食べ物はゆっくりできないと自分で言っていたのも忘れ、エサを食べる。 それをニコニコしながられいむは見ている。 「ゆゆっ、これじゃたりないよ!さっさともってきてね!」 「そうだぜ!ばでぃざさまたちにごはんさんをけんじょうするんだぜ!」 食べ終わると野良たちはそう文句をいう。 れいむはそれを聞くとぴょんぴょんとお兄さんの下へ戻っていった。 そして次の言葉に、野良たちは凍りついた。 「ゆーん!お兄さん!れいむ、上手に野良の餌付けできたよ!」 「おー、ちゃんとできたなれいむ!じゃあ今日はお祝いとしてレストランでお昼を食べような!」 「ゆゆん!れいむすごく嬉しいよ!」 「………ゆがあああ!でいぶはぺっどじゃないいいいい!!」 「でいぶはばでぃざざまのどれいなんだぜええええ! ”にんげんのいぬ”のぶんざいでなばいぎなくちをぎぐんじゃないんだぜえええ!」 「ゆふふ!野良たち元気になったね!れいむのお昼をエサにあげたからね!」 「そうだな、れいむは野良をかわいそうと思える、優しいゆっくりだな。」 「お兄さんに教えてもらったとおりだよ!野良ゆっくりは本当は欲しいのに、手に入らないからけなすんだって!」 「そうだろう?あいつらは人間に飼ってもらいたいから”人間の犬”なんて罵倒するんだよ。 人間に飼われればおいしいご飯にあったかいお家、いくらでもゆっくりできるからな。」 「人間さんに飼ってもらえばしあわせー!になれるのにそれがわからないんだね。 野良に生まれなくて、れいむとってもしあわせーだよ!」 「そうだな。野良に生まれただけで負けだよな。」 「ぶぶぶぶざげるんじゃないんだぜええええ!にんげんなんかにがわれるゆっぐりのぼうがまけなんだぜええ!」 「ごのゆっぐりのはじ!じねえええ!」 「野良は本当にゆっくりできないよね!かわいそうだよね!ゆん生の敗者なんだね!」 「エサはない、車にひかれる、寝床は硬い、暑い、寒い。本当、街の中は野良にはゆっくりさせないプレイスだよな。」 「野良って大変だよね。れいむ同情しちゃう!」 「ゆぎぎ!ばでぃざだぢはいじばんゆっぐりじでるゆっぐりなんだぜええええ!!」 「”にんげんのいぬ”のぐぜに!!がいゆっぐりはゆっぐりじでないのに!!」 「飼いゆっくりだからゆっくりできるんだよ!ゆっくりりかいしてね、社会の底辺さん!」 「そうだぞ。野良は街の中じゃゴミ以下なんだ。動く廃棄物なんだぞ?」 「ばでぃざだぢはごみじゃないんだぜえええ!!!」 「だってまりさ達、あしたには駆除されちゃうんでしょ?動く廃棄物さんだよ!」 「ああ、そういうことか。れいむ、きっとこの野良たちは明日には”永遠にゆっくり” するから自分達は一番ゆっくりできるって言ってるんだよ!」 「そうなんだ!お兄さんさすがだよー!れいむ、聡明なお兄さんの飼いゆっくりになれてしあわせー!だよ! 明日には永遠にゆっくりできてうれしいね、野良ゆっくりさん!」 「「え゛い゛え゛ん゛に゛ゆ゛っぐり゛ずる゛わ゛げな゛い゛でじょお゛お゛お゛!?」」 「えー、でも明日には駆除されるんだから”永遠にゆっくり”することになるよ? それがうれしいんでしょ?しあわせー!なゆん生をおくってるれいむには よくわかんないんだけど。野良ゆっくりにとってはそれがしあわせーなんでしょ?」 「じあわぜなわげないんだぜえええー!!」 「じゃあお兄さんにお願いして、加工所にいけるようにしてあげるよ! それなら”永遠にゆっくり”することだけはないよ!たぶんしあわせーにも なれるかもしれないよ!」 「「がごうじょはもっどゆっぐりでぎないでじょおおお!?ばがなの!?じぬの!?」」 「でもどちらかに行かないといけないんだよ。人間さんの街では野良ゆっくりは どちらかにいくのが掟だよ。」 「にんげんなんががづぐっだおぎでにじだがうはじしらずはじねえええ!!」 「ゆー?群に入ったら群の掟に従うのがゆっくりでしょ? ここは人間さんの群なんだから人間さんの掟に従うのが当然だよ。 それがわからないなんて馬鹿なの?死ぬの?」 「ばでぃざざまだぢはにんげんなんがにじだがわないんだぜええええ!」 「ゆっ!まりさたちは掟に従えない駄目ゆっくりなんだね!だからゆっくりの群を 追い出されるんだよ!」 「でいぶだぢはおいだざれでなんがいないいいいい!!!」 「追い出されたから街に来て野良ゆっくりになったんでしょ? 野良になって、人間さんにも受け入れてもらえないなんて とってもゆっくりしてないね!可哀想だね! 掟を守れないんゆっくりなんて、ただのゴミだよね!」 「そうだな。ゆっくりの群でもつまはじき。街でもつまはじき。 ゴミのほうが役に立った、って過去があるだけマシだよな。」 「ゴミは捨てないといけないね!駆除か加工所か、どちらかを選ぶしかないよね! ゆっくり理解してね!」 「「りがいでぎないいいいい!!!」」 「れいむ、野良にはこれが限界なんだよ。れいむみたいに金バッチをとれる 優秀な餡子を持ってないんだ。」 「そうなんだ…。かわいそうな餡子しかもってないんだね、野良って。 れいむそんなゆん生、すっごく嫌だよ!」 野良たちの存在を全否定する金バッチれいむ。 あまりの怒りに野良でいぶは口から餡子を漏らして痙攣している。 「じゃあレストランいこうか、れいむ。」 「ゆんっ!そうするよ、お兄さん!それじゃ、残りすくないゆん生を大切にしてね、野良ゆっくりさん!」 「ははっ、れいむは優しいな!」 「ゆんゆん!お兄さんがゆっくりさせてくれるからだよー! 今日もレストランさんでおいしいごはんむーしゃむしゃして、しあわせー!して、 帰ったらゆっくりお歌をうたうからね!」 「れいむの美声はお兄さんをゆっくりさせてくれるから楽しみだよ。」 「ゆーん!」 もう野良たちは何も言わない。悔しさのあまり餡子が沸騰しそうになっているからだ。 遠くから公園に向かってくる車の音がする。いつもなら逃げなければいけない 警報のような音。でも二匹は動かない。 数人のバタバタとした足音が近づいても、自分達の体がトングではさまれても、 そのまま持ち上げられて袋に入れられても、二匹は最後まで動くことはなかった。
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作者:8k2FjXVq0 547 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2012/11/28(水) 22 59 57.17 ID 8k2FjXVq0 小 中 大 あ 隔 男「あ~試験も近いしインフルの予防接種でも受けるか」 野良ほむ「ホム?」ヨボウセッシュ? 男「ん?野良か、予防接種に興味あるのか?」 野良ほむ「ホム!」 男「予防接種というのはワクチンを体内に入れて~」 野良ほむ「ホムム?」ワクチン? 男「ええと…ワクチンっていうのは弱毒性とか増殖力を失った病原菌の事で~」 野良ほむ「ホムホム???」 男「なんといえばいいのか…」 男「ええい!つまりまず弱いばい菌を体内に入れるだろ!?」 野良ほむ「ホムム~」フムフム 男「そしたら体がばい菌をやっつけるわけだ!」 野良ほむ「ホム!?ホムム!」スゴイ! 男「ばい菌を倒すと経験値が入って体が強くなるんだ!」 野良ほむ「ホムウウ!?」メカラウロコ 男「そしたらもっと強いばい菌が来てもやっつけられるようになるわけだ!」 野良ほむ「ホ…ホムム」ソンナウラワザガ… 男「その弱いばい菌を体に入れるのが予防接種っというわけだ」 野良ほむ「ホムホム」ソノホウホウヲツカエバ… ワナワナ 男「まぁそんなところだ、お前らも風邪には気をつけろよ」ノシ 野良ほむ「ホム!」コウシチャイラレナイ! トテテテー ほむほむの巣 周辺 ほむほむ嫌いな男「ここに "ほ虐用!!食べるとほむほむがめちゃくちゃ苦しんで死ぬ薬 スペシャル" でもばら撒いていくか」 バサーーー ほむほむ嫌いな男「ここの巣のやつらが間違って食って死ねばいいのに」 スタスタ トテトテ ほむほむ1「ホムム!」ソコマデバカジャナイモン! プンスカ! ほむほむ2「ホム!」カタズケヨウ! トテテテー ほむほむ「ホム~」ミンナー ほむほむ1「ホム?」 ほむほむ「ホムム!」マッテ! ほむほむは説明した 体内にばい菌を入れて倒すと体が強くなって最強になると そして提案した 馬鹿な人間たちは弱いばい菌を体内に入れているようだが、賢い私たちはもっと深く考えて行動する 強いばい菌を体内に入れると経験値がたくさん入って最強になれるじゃないか! だから強いばい菌を体内に入れて体を最強にしよう! ほむほむ1「ホム!」イイカンガエダ! ほむほむ2「ホムム!」ミンナアツメヨウ! それに賛同したほむほむたちは、巣のほむほむ・まどまど・仔供たちを集めた そしてこれを食べて最強になってほ食種に復讐しよう! そう演説した あるほむほむは涙した ほむほむ3「ホムム~」モウイジメラレナイ~ ポロポロ あるまどまどは感激した まどまど「マドド~」アタマイイ~ そして運命のときは近づいた ほむほむ「ホムム」ソレジャ 「ホッムムホムー!!」イッタダッキマース!! ホギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!マッギョエエエエエエエエエエ!!! おしまい ジャンル: 毒 自滅 野良ほむまど群れ 間抜けほむ 感想 すべてのコメントを見る
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←その4 カミジョーとひとひとを群に迎え入れてから、早くも半月が過ぎた。 若い二匹のつがいは群に融け込み難い雰囲気を感じながらも、群に迷惑をかけぬように過ごしていた。 野良カミ「カミカミィ」ノンビリユッタリ 野良ひと「ヒトヒトォ」セワヤキセワヤキ とは言え、より非力なカミジョーをひとひとが面倒を見ると言う、 ともすれば怠惰にしか見えないカミジョーの態度に苛つく者も群には少なくない。 しかし、逆にそれが野良ほむ種達のひとひとに対する同情心を誘発する結果となり、 怠惰なカミジョーへの不信と相まって、群とつがいの間にはほど良い距離感を築かれていた。 そして、そんな群の状況に関わりなく、若あんあんと若さやさやも立派な成体、 つまり大人のあんあん、さやさやへと成長を遂げていた。 野良あん「アンアン」 野良さや「サヤヤァ」 病弱であった義母のめがほむは既に亡く、もう一人の義母であるさやさやを失い、 義姉妹は二人きりになったが、それでも二人で支え合い、群の仲間達に支えられ、 今日も強く生きていた。 大人になったほむ種は、次第に群での役割に応じたグループで活動する事が多くなる。 知恵と力で群を導く、りぼほむと白まどまど。 拠点を守り、群の仔供達の面倒を見る、めがほむ、ほむほむ、まどまど。 そして、狩に殉ずる、あんあん、さやさや。 これらの組み合わせが、一般的につがいになり易い組み合わせである事は周知の通りで、 特に多芸なまみまみとゆまゆまは群の至る場所で活動する。 本来ならば、共に狩りのグループとして活動する義姉妹だが、 さやさやは前述の通り“虚弱奇形種”であった故に、めがほむと行動を共にする事が多くなった。 野良めが「ホムゥ、ミキサン、ホムホォ」 野良さや「サヤァ、テンコーセェ、サヤヤァ」 ホミュー ミャロロォ めがほむと共に、幼仔達に囲まれて過ごすさやさやは、 やはり今も“歌のお姉ちゃん”として仔供達のアイドル的存在だった。 野良仔ゆま「ユミャァ、オネーチャン、ユミャッ」ダキツキ 野良仔まみ「ミャミミャミ、ティリョォ、ミキシャン」ギューッ 野良さや「サ、サヤヤヤァ」アワアワ 今日も何人もの仔供達に歌をせがまれていた。 めがほむ程度の力しかないさやさやは、数人の仔供に抱きつかれると、 それだけで身動きが取れなくなってしまう。 しかし、彼女はそれが決して嫌いではなかった。 群の子守は、仕事だから、役目だからと言うだけで務められるほど生易しくはない。 だが、面倒見の良いめがほむやまみまみがそうであるように、 彼女も群の仔供達が好きだから、歌を聞いて貰うのが好きだから、この役割に誇りも感じていた。 しかし―― ミャロォ クーキャイ ティリョォ シュクワリュタチョーレ ホミュミャァ 野良さや「サ、サヤァ、ホ、ホントバカァ」アセアセ アワアワ ――これだけの数に一斉に抱きつかれると、対処のしようがない。 だが、そんな時はいつも……そう、彼女が来てくれた。 野良あん「アンー、サヤカァ!///」ノシノシ 野良さや「サヤァ、キョーコォ///」 少し大きめの果実を担ぎ、仔供達に群がられているさやさやの元へと来たのは、 そう、彼女と共に育った義姉妹のあんあんだ。 ホミャミャァァ!? フィニャーレェ!? 身の丈ほどもある果実を抱えたあんあんの登場に、仔供達は驚きと歓声を上げる。 野良あん「クー…カイッ!」ズシンッ 群一番の力持ちとなったあんあんの狙いは、いつも大物の果実だった。 理由としては、単純にこうして義姉妹の元に戻る時の手土産だったが、 それは副次的に仔供達待望の“おやつ”の登場の時でもあった。 サクッ サクッ サクッ 野良あん「クーカイ?」スッ ホミュゥ クーキャイ ミャロォ 自慢の槍で果実を小さく切り分け、順番待ちの列を作る仔供達に手渡して行く。 そうこうしている内に、仔供達に一斉にまとわりつかれていたさやさやも解放され、 仔供達も大人しく、だが楽しく賑やかなおやつタイムとなる。 野良めが「キョーコ、ホムホムゥ」ペコリ 野良あん「アンアン、ホムラ、アンコォ」 仔供達の面倒を見る手伝いをしてくれる仲間に礼を忘れないめがほむに、 “気にすんな”と返して、落ち着きを取り戻したさやさやの隣に腰掛ける。 野良さや「サヤァ、キョーコ、ホントサヤァ///」 野良あん「ア、アンアン///」 そして、義姉妹の礼にも、ぶっきらぼうに返す。 これは少々、下世話な話題かもしれないが、 好奇心の一つを満たす解答をすれば、彼女達はつがいではない。 一般的に、ほむ種は姉妹とはつがいにならない。 彼女達に倫理観のようなものが存在するかは、まだ謎が多いが、 姉妹とつがいを作ったとされる事例が未だ確認されていない以上、存在する可能性は否めない。 互いに思い合ってはいるようだが、二人は義理でも姉妹と言う関係もあって、 つがいとなる程に進展する事はなかった。 野良めが「ホムゥ……ミキサン、サクラサン」タメイキ 幼馴染みのめがほむから見ても、彼女達の今一つ煮え切らない様子は、見ていて心苦しくもあった。 野良さや「サ…サヤヤ」 仔供達がおやつタイムで落ち着いた所で、さやさやは意を決して立ち上がった。 野良あん「サヤカ……アン」 あんあんも、立ち上がったさやさやが纏う雰囲気を感じて、呼びかけた声を自制する。 仔供達も気付いたようで、何人かの目が彼女へと向けられている。 野良さや「サヤァ……、サヤァ……」スゥ…… ハァ…… 息を整え、優しく目を見開く。 野良さや「サヤヤァ、サヤヤァ、サヤヤァヤァァ♪」 彼女の口から紡がれる音は、とても、とても美しい歌だった。 群の仲間を愛する詩を、彼女の心が、魂が導いた音色に合わせて声にするだけ。 ただ、それだけの、ほむ種が仲間を愛する当然の思いを声にする、 優しく、澄んだ歌。 野良さや「サァヤァ、サヤヤァ、サヤサヤサヤァ♪」 野良あん(アン……? サヤカ……///) 彼女が今日、口ずさんだ歌は、あんあんには聞き覚えがあった。 あの日……自分が失いかけた命を繋いだあの日、遠のきかけた意識をつなぎ止めてくれた、 さやさやが唄ってくれた、あんあんにとっての、命の歌だった。 ホミュゥ…… ミャロォ…… いつもは大合唱の仔供達も、さやさやの纏う雰囲気と、歌に魅入られ、 感嘆を漏らして聞き入っているようだった。 そして、今日の歌が終わる。 ホミュミュゥゥゥ! パチパチパチパチッ 野良めが「ミキサン、ホムゥゥ」パチパチ 野良あん「サヤカ……///」パチパチッ 野良さや「サ、サヤァァ///」テレテレ ペコペコ 聞き入っていた者達からの拍手に、さやさやは照れ臭そうに頬を染める。 だが―― パチパチ…… 他とは違い、やや遠くから聞こえた拍手に、皆が振り向く。 野良カミ「カミカミ、サヤカ」パチパチ そこには、群に迎え入れられた、あのカミジョーがいた。 一応、群の仲間であるカミジョーを警戒する理由は、既に野良ほむ種達にはなく、 ただ、前述した心理的な距離感の問題もあって、彼は離れた位置からさやさやの歌を聞くのが日課であった。 だからこそ、必要以上に干渉はしない。 冷たいように感じるが、必要以上の干渉は時として、 お互いに軋轢を生んでしまう可能性がある事を、野良ほむ種達は悟っているからだ。 ただ、自分の歌を評価してくれたカミジョーに対しても、さやさやは礼を忘れない。 野良さや「サヤ……キョースケ」フルフル 今日もこうして、小さく手を振って礼の代わりとする。 野良カミ「カミ……」スタスタ カミジョーも、必要以上の接触を嫌ってなのか、 自分のねぐらとなっている、ひとひとの待つ空き缶へと帰って行く。 野良あん「アンコ……」 万が一にも間違いはないだろうが、彼への警戒もあんあんの役目の一つと言って良かった。 勿論、彼を排斥しようと言う排他的精神以上に、 彼が問題を起こせば、彼と彼の愛するつがいが巻き込まれかねない大事件を危惧しての事もある。 同じく、群にとっては途中参加の新参者同士、彼女なりの気遣いでもあるのだ。 さあ、今日の仕事も一通り終わりだ。 野良あん「アン、サヤカ、アンアン」 野良さや「サヤァ、サヤサヤ、キョーコ」 さやさやに先にねぐらに戻る事を伝えて、あんあんはねぐらとなっている飴の空き瓶へと戻る。 あと少しすれば、狩りや他の仕事をしている親達が戻り、さやさやも今日の仕事から解放されるだろう。 野良さや「サヤァ、サヤサヤァ!」 ホミュー! さやさやは仔供達に呼びかけ、もう一曲、今度はみんなで合唱を始めた。 野良あん「アン……」 空き瓶の中で、さやさやの帰りを待つあんあんだったが、今日はいつもより、少しだけ遅かった。 野良あん「サヤカ?」 あんあんは心配になり、瓶の外を覗き見た。 すると―― 野良さや「サ、サヤァ」アセアセ 野良カミ「カミカミィ!」ペコペコ 野良ひと「ヒトヒトォ!」ペコペコ さやさやが、あのカミジョーとひとひとに詰め寄られていた。 野良あん「ア、アンコ!?」 あわや問題発生か!? と思いかけたが、問題発生と言うには、どうやら様子がおかしい。 よく見れば、カミジョーとひとひとが、必死にさやさやに頭を下げているようだ。 野良カミ「カミカミ、カミャァカミカミ、サヤカ、カミカミィ」 野良ひと「サヤカサン、ヒトヒトォ、キマシタワー」 耳をすませば、つがいがさやさやに、何事かを頼み込んでいるようだった。 野良あん(アン……アンアン……?) 歌を……唄って欲しい……? 途中からの会話を聞いたあんあんが察する事が出来たのは、その部分だけだった。 このつがいがさやさやに依頼した歌。 それが、あんあんとさやさやの絆を試す大事件になろうとは、 この時点では、誰も想像だに出来なかった………。 →その6
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102 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/30(木) 20 44 05.31 ID 8BNGvoplo ~夜、森の中~ アライちゃん1「のだっ、のだっ!ここはあらいしゃんのなわばりなのだぁ!」フゥーッ アライちゃん2「しんにゅーしゃはぶっこよしゅのだぁ!」フゥーッ アライグマは縄張りを作らない動物だと聞いたが。 アライちゃん1「はいってくるなら、よーしゃしないのだぁ!たあ~!」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん2「たあ~!」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん達が俺を睨み付けながら、俺の足下へ這い寄ってきた。 アライちゃん1「はぐ!はぐ!がぶがぶ!」アギアギ アライちゃん2「あぐあぐ…はぐはぐ!」ハグハグ アライちゃん達は、俺の革靴を噛んでいる。 アライちゃん1「ふふーん!どーだ!いたいだろおおぉぉ!」フシャアアアアア アライちゃん2「ありゃいしゃんたちのなわばりからでていかないなら、このままぶっころしゅのだぁ!はぐはぐ!」アギアギ …俺は、足下にまとわりつくアライちゃん2匹の胴体を、2本の足で踏みつけた。 アライちゃん1「ふぎゅぎぃいぃぃぃぃぃいいいいーーーーーーーっ!ぎびいいいぃぃぃいいーーーーーっ!!!びぎーーーーーっ!!」グシャメギボギ ゲボォ アライちゃん2「ぶぎゅうううぅぅぅぅぅぅっ!!」ブチャグチャブホォ 足の裏から、骨と内臓が潰れる感触が伝わった。 ヒグマ「…何だったんだ?こいつら…」 …先に進もう。 103 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/30(木) 20 51 23.65 ID 8BNGvoplo む…レーダーに反応ありだ。 目の前に来るぞ! 森の茂みが、ごそごそと音を立てる。 やがて、レーダーの反応の主が姿を現す。 ヒグマ「な…何…っ!?」 俺達の前に現れたのは… https //i.imgur.com/DHh8KBY.jpg https //i.imgur.com/7sVdmHr.jpg …口のまわりや手が血に染まった…、アライさんではないフレンズであった。 105 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/30(木) 21 00 36.46 ID 8BNGvoplo 目の前のフレンズは、ヒグマ隊長と同じ姿をしていた。 違いといえば、ヒグマ隊長の方が筋肉質でがっしりしており… …目の前のフレンズは、げっそりと痩せこけているくらいだ。 野良ヒグマ「…やあ…。お前も…ヒグマのフレンズか?」 ヒグマ「…あ、ああ、そうだ。驚いたな…。私以外にも、ヒグマのフレンズがいたのか…」 野良ヒグマ「…はは。私など、もうフレンズじゃない…。ただの獣だ」 ヒグマ「…何があったんだ?そんなに痩せて…」 野良ヒグマ「…私はフレンズになる前から…フレンズになっても…。肉食動物として生きてきた」 野良ヒグマ「鹿やウサギを狩ったり、川魚を獲ったりしてな…」 しかしあのアライさん達が森で大量繁殖したせいで、食べ物が無くなった…といったところか。 野良ヒグマ「…」 野良ヒグマ「…ああ。冬眠から醒めたら…すっかり無くなってしまっていたよ」 …『冬眠から醒めたら…?』 その前は十分にあったのか? 107 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/30(木) 21 08 00.02 ID 8BNGvoplo 野良ヒグマ「…はは。実を言うとな。私は遠くの森からここへ来たんだ。食べ物を求めてな」 野良ヒグマ「だが…どこを探しても、食べ物は無くなっていた」 野良ヒグマ「…お前達が殺したからだ」 ヒグマ「…ま、まさか…」 野良ヒグマ「そうだ。私は…フレンズでありながら…」 野良ヒグマ「飢えを凌ぐために…。…」 野良ヒグマ「アライさんを、殺して…食べていたんだ」 ヒグマ「なっ…」 野良ヒグマ「そう、同じフレンズのアライさんをだ。…軽蔑するか?最低だと思うか?私のことを…」 ヒグマ「…なんだ、その程度のことか」 …いや、別に…ぜんぜん思わんが。 野良ヒグマ「な…何…!?同じフレンズを、捕食したんだぞ、私は!」アセアセ 周りにハイレベルな奴が多過ぎて…正直、大して驚くような話じゃないんだよなぁ… 109 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/30(木) 21 14 19.01 ID 8BNGvoplo 野良ヒグマ「そ、そんな…。これを聞いてどうも思わないなんて…。お前達はどうかしている!」アセアセ ああ、全くその通りだと思うよ。 仮にも人の姿をしたアライさんを、殺すのはともかく… 食っちまう人間やフレンズが、人間社会にはワンサカいるんだからな。 正気の沙汰じゃねえ。狂気の沙汰だ。 だが、その狂気がこの社会を包み込んでいる以上、もはやアライさんを食うのもおかしなことじゃ無くなってるんだ。 野良ヒグマ「…わ、私の、罪悪感と苦悩に苛まれる日々は、いったい…」ペタン ヒグマ「…私も、アライさんを殺す度に心を痛めている。あれでもフレンズだ。できれば殺したくはない」 ヒグマ「…辛かっただろうな、お前も」 野良ヒグマ「う…うぅっ…!話を分かってくれる人がいたっ…!」ダキッ ギューッ ヒグマ「よしよし」ポンポン ヒグマ隊長と野良ヒグマが抱き締め合っている。 これが本当のベアハッグといったところだろうか。 112 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/30(木) 21 20 24.87 ID 8BNGvoplo ヒグマ「もう、アライさんを殺さなくていい。…ジャパリパークに来るといい」 野良ヒグマ「ああ…なんか、監獄みたいな所だと聞くな。…はは…。たくさんのアライさんを殺して食べた、罪深い私には丁度いいさ…」 監獄みたいな所って… さんざんな言われようだな。 ヒグマ「待機している隊員を呼ぼう。…お前が望めば、保護するぞ」 野良ヒグマ「ああ、頼む…。もう、こんな所はたくさんだ…」 …なんか、久々にマトモな感性の人を見た気がする。 食通の友人もブラウンPも会長も大臣も、どいつもこいつもアラジビ好きだから、 てっきりアラジビを受け付けない俺の方がおかしいのかと思っていた。 …そうして、野良ヒグマは保護されていった…。 113 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/30(木) 21 27 22.01 ID 8BNGvoplo …休日、ジャパリパーク… ヒグマ「やあ。うまくやってるか?」 野良ヒグマ「ああ。前評判が嘘みたいだ。どこが監獄だ、皆優しくて良いところじゃないか。…狭いけどな」 ヒグマ「それは良かった」 野良ヒグマ「ただ…他にいるフレンズ達が皆草食動物のフレンズのせいか、皆私を滅茶苦茶怖がるのが辛い」 ヒグマ「む…?」 野良ヒグマ「特にヤブノウサギさんは、私から泣いて逃げ回り、あげく失禁しながら命乞いをし始めた」 ヒグマ「…旧ジャパリパークの方では、草食フレンズに怖がられることは無かったけどな…」 ヒグマ「そもそも皆ジャパリまんしか食べないから、草食も肉食も区別無かったとも言えるな」 野良ヒグマ「…それと、その…。ここに来てから、毎日自己嫌悪に苛まれている」 ヒグマ「何故だ?」 115 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/30(木) 21 28 42.93 ID 8BNGvoplo 野良ヒグマ「その…草食フレンズ達を見る度に、あの…。…美味しそうだと思ってしまう」 ヒグマ「…それは気の毒に…」 116 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/30(木) 21 29 11.42 ID 8BNGvoplo 一旦ここまで アライブ・ライク・ア・クロケット② ~一斉掃討作戦完了~その1 パート14へ戻る
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三題ネタ・第七回『冷たい風』『高速』『さなぎ』える『蝶』 える『夢を見よう』 ミカヅキ『ザ・クリサリスマン』 ミカヅキ『年代記』 える『ゆで卵が』 梓『ある日の屋上で』 野良投稿『ある朝の出来事』 ミカヅキ『祈りをこめて』 ミカヅキ『やきいも』 野良投稿『リュージュン家の日常』 える『窓の外ではパンダ売り』 える『冷凍睡眠』 ミカヅキ『あるいは正直に』 える『食べられた』 える『お似合いのカップル』 野良投稿『ある日のなんでもない会話』 ミカヅキ『始まりの予兆』 える『目』 ミカヅキ『騎士の物語・終章』 ミカヅキ『17』 ミカヅキ『村の夏の一幕』 野良投稿『ある朝の出来事~妹side~』 ミカヅキ『衝動』 ミカヅキ『トーマ物語~さなぎの夢~』 野良投稿『少年と蝶』 ミカヅキ『眠れる水晶の美女』 モモと『とあるきょうだい』 野良投稿『怨蛹』 ミカヅキ『アイヒの受難』
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124: 名無しさん (ワッチョイ bc99-c2a6) :2019/01/17(木) 22 54 41 ID AY.vDxgA00 野良アライしゃん「お前だいじょうぶなのだ?」 野良アライちゃん「このアライしゃんくしゃいのりゃ」ヨチヨチヨチ 125: 名無しさん (オッペケ 145e-2e89) :2019/01/18(金) 13 30 51 ID vcXhqykESr 幸いにも飼い主は出掛けたようで今は居ない様ですがこの惨状を見たらどうなるかはアライちゃんでも想像に難くない 虐待ペットアライちゃん1「うぅ…うゆぅ…!」ピク…ピク… せめて排泄物をトイレに持って行きたかったが体が思うように動かないアライちゃん、恐怖と絶望感を感じていると声が聞こえてきます 野良アライしゃん「お前だいじょうぶなのだ?」 野良アライちゃん「このアライしゃんくしゃいのりゃ」ヨチヨチヨチ 何処から入って来たのやら体中薄汚れた明らかに野良のアライ達が部屋の中に侵入していました 虐待アライちゃん1「た、た……しゅ…け……」ピクピクピクピク これが最後のチャンスだと思い、気力をふりしぼって助けを求めるアライちゃんでしたが上手く口が動かない様です 126: 名無しさん (アウアウ a776-c2a6) :2019/01/18(金) 23 04 44 ID CyB5XvIUSa 野良アライしゃん「こいつはもうだめなのだ、助からないのだ、妹よこいつをアライさんたちのごはんにするのだ」 野良アライちゃん「おともだちをたべるのだ?やーなのりゃ!」 野良アライしゃん「だまるのだ!アライさんたちがいきるためには仕方のない事なのだ」 127: 名無しさん (オッペケ b24d-2e89) :2019/01/19(土) 15 53 49 ID 49beRWt.Sr 野良アライちゃん「あらいしゃんいきたいのりゃ……わかったのりゃ、あらいしゃんおともだちたべるのりゃ!」 いつ友達になったのかは知らないが友情よりも食欲をとった様だ 野良アライしゃん「分かればいいのだ、早速食べるのだ、のだ?開かないのりゃ!」ガシャガシャ 安っぽい虫かごではあったが脱走防止の為の南京錠が付いていた 野良アライちゃん「おねーしゃんまだなのりゃ?」 野良アライしゃん「ちょっと待つのだ!うー!あかないのだー!」ブンブン アライしゃんは虫かごを上下左右に振るがフタが外れる気配は全く見えない、見た目よりも丈夫な虫かごだったのかもしれない 虐待ペットアライちゃん1「ぎびぃ!…や、べ…うびゅ!…たじゅ!…いじぃ!」ガンガンガンガン 中にいるアライちゃんは虫かご程丈夫では無いようで開く前にお亡くなりそうだ 128: 名無しさん (スプー 7110-f1ec) :2019/01/20(日) 05 25 47 ID 6XNFu7a6Sd ペットアライちゃん1「うゅうぅー…ぽんぽんいっぱいでおひるねしてるのに…うゆさいのりゃ…」オメメコスリコスリ ペットアライちゃん2「なんなのりゃ…またバカ(懲罰or虐待)がさわいでる…のりゃ!?」オメメコスリ…ビクンッ ペットアライちゃん達は飼い主の作ったアライ肉をレンジで暖めただけの料理を食べ、 満腹になってぐっすりとお昼寝をしていたが、物音で目が覚めてしまった。 ペットアライちゃん2「おねぇーしゃん、みるのりゃ!こぎたないあらいしゃんがあばれてるのりゃ!」ユビサシー ペットアライちゃん1「ほんとうなのりゃ!あいつりゃ、なんなのりゃ!?」ユビサシー ペットアライちゃん2「あいつりゃ(虐待)あらいしゃんをいじめてるのりゃ!こわいのりゃー!」ガクガクブルブル 物音の原因を突き止めると、小汚なくも一回り大きなアライしゃんに危機感を覚えるペットアライちゃん。 ペットアライちゃん1「このままだとあらいしゃんたちのききなのりゃ!かいぬししゃんどこなのりゃー!?たちけてー!」ピキュルルルル 流石はペット用のケージのアライちゃんだからか、危機的状況でもなお、 口汚く飼い主を呼んだり、小汚ないアライ達を殺せとは言わなかった。 129: 名無しさん (オッペケ 04d7-5c24) :2019/01/20(日) 15 28 08 ID 29o0ZFqYSr 野良アライしゃん「フゥーフゥー…なんで開かないのだー!」ブンッ 中々開かない虫かごに癇癪を起こしたアライしゃんは虫かごを放り投げてしまう 虐待ペットアライちゃん1「うびぃいい!……の…の…りゃ…」ガクゥ 落下の衝撃で気を失ってしまったようですが(虐待)アライちゃんはまだ息がある様だ タチケテータチケテー! 野良アライちゃん「のりゃ?おねーしゃんほかにもおともだちいるみたいなのりゃ」 他のケージからも声が聞こえてくるので見てみると野良アライちゃんと同じ位のアライちゃんが騒いでるのが見えた 野良アライしゃん「のだ!今度こそ開けてやるのだー!」 ペットアライちゃん1「!?こっちにくるのりゃ!」 ペットアライちゃん2「おねーしゃんおうちにかくれるのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ 迫りくるアライしゃんにペットアライちゃん達は巣箱に隠れようと必死にヨチり始めた 130: 名無しさん (スプー eedd-360a) :2019/01/20(日) 22 27 20 ID t90zBlywSd 猟犬「ワンワンワンワンワンワン!!!!!」ダッ 家の中で飼っていた猟犬が害獣のにおいを嗅ぎ付けて、部屋に飛び込んできた イノシシすらタイマンで屠れるほどの強さを誇る大型犬だ 131: 名無しさん (スプー b02a-f76a) :2019/01/21(月) 18 28 45 ID .ogSvEUMSd 野良アライしゃん「のだっのだっ、こっちの箱(ケージ)はもっと固いのだっ!」ガシャンガシャン 野良アライしゃんはペットアライちゃん達を食おうとケージから出したいようだが、 虫かごと違ってアライさんですら破壊できない頑丈な鉄製のケージに悪戦苦闘していた。 ペットアライちゃん2「ぴぃー!こわいのりゃー!」ガクガクブルブル ペットアライちゃん3「かいぬししゃん、はやくたちけてー!」ガクガクブルブル ペットアライちゃん達がペット用ケージ内にある巣箱の中でも身を寄せあって震えるていた。 野良アライちゃん「がんばるのりゃー…クンクン…うゅう?」クビカシゲ ケージを破壊しようとする姉を応援する野良アライちゃんは近づいてくる臭いと音に気がついたようだ。 猟犬「ワンワンワンワンワンワン!!!!!」ダッ 野良アライちゃん「ぴぃー!おっきないぬ…ぐびしゃー!!」ドグシャ…ビクッビクッ 姉より離れた位置にいた野良アライちゃんは、駆けつけた大型犬に踏み潰され、即ゴキガイジムーブした。 野良アライしゃん「大きな声だしてどうしたのだ、いもー…どぉ!?ぐびぎゃっ!!」ビクッ…ガブジュ…ジタバタ ケージを破壊するのに夢中で大型犬の接近に気がついていなかった野良アライしゃんだったが、 妹の大声でやっと異変に気がつけたときには時すでに遅い、 眼前にまで迫っていた大型犬に頭を丸呑みされるようにして、首に噛みつかれてしまった。 野良アライしゃん「あだいじゃん…ぐびっ…いじゃっ…やべるのっ…」モガキモガキ 大型犬の噛みつきから逃れようとして、大型犬の口回りを爪で引っかくものの、 アライしゃん程度の力では引っかいても、大型犬は痛くも痒くもないようだ。 132: 名無しさん (オッペケ 1cdc-2e89) :2019/01/21(月) 19 00 44 ID 8a.tz21gSr 野良アライしゃん「う゛ぬ゛ぬ゛ぅぅぅ、はなじぇぇぇぇぇ!」テアシバタバタ 首に突き刺さった牙から逃れようと尚も藻掻くアライしゃんだったが更に追い打ちとばかりに大型犬は身体を動かした 猟犬「グルルルル!」ブンブンガンガンガジガジ アライしゃん「いじゃ!やべ!たすけ、いじゃいいいい!」ビギイイイイイイ 頭に噛み付いたままアライしゃんの身体を宙に浮かせると何度も床に叩きつけ、抵抗が少なくなると首をブンブンと振りながらより深く噛み付いていく アライしゃん「いぎがぐる゛じぃ…だれ゛がだずげでぇ…いもうじょ…おがあじゃあーん…あらいじゃんがわいじょうなのりゃあ…」キュルルルル… 暫くすると最初は暴れていたアライしゃんだったが今では弱々しく泣き続けるだけで引っ掻くなどの抵抗も出来ていなかった 133: 名無しさん (オッペケ 6fcb-2e89) :2019/01/22(火) 20 01 46 ID wNjL/1vsSr 猟犬「バウ!」 野良アライしゃん「じび!」ボテッ もう少しでアライしゃんに致命傷が与えられると思われたその時猟犬が咥えていたアライしゃんを放した 野良アライしゃん「ぅあ、チャンスなのだきぁああああ!」ガブッ この隙を見逃すまいと走り出そうとするアライしゃんだったが二本足で歩き出そうとする瞬間今度は脇腹に噛みつかれる 野良アライしゃん「いだいいいいぃ!みのがじでぐれたんじゃながったのがあああ!」ジタバタ どうやら猟犬はアライしゃんを嬲って遊んているようだ 134: 名無しさん (ワッチョイ 6763-d183) :2019/01/23(水) 01 39 11 ID G/PoZLrQ00 ガブッ!ガブッ! 猟犬の鋭い牙がアライしゃんの脇腹を引き裂いていく 野良アライしゃん「があああぁぁぁ!いだああああああぁぁぁ!」ジタバタ 既に内臓がはみだしてきているアライしゃんを、猟犬は再び強靭な顎の力で放り投げた ブゥン! 野良アライしゃん「ぐぶぅっ!」グシャッ アライしゃんは血と内臓を撒き散らしながら床に転がった 傍目には既に助かりそうにないアライしゃんだったが、最期の悪あがきとばかりに床を這いずって逃げようとする 野良アライしゃん「あ……あらいしゃんは…いき…の…びる…の……だ……」ズリ…ズリ… その時、猟犬は後から近寄り、アライしゃんの脚を噛み砕いた ガリッ!ゴキュッ! 野良アライしゃん「あぎゃあああああああああぁぁぁ!」ビクーン アライしゃんは激しい痛みに背を反らせる 内臓をやられ脚を失った今、最早アライしゃんに生還の望みは残されていなかった… 135: 名無しさん (オッペケ b396-305a) :2019/01/23(水) 14 25 27 ID OVj7QwWsSr 暫くして飼い主が戻って来たとき目に飛び込んで来たのは部屋中を真っ赤なしながらそれでも尚生き続けようと死に抗うアライしゃんの姿だった 野良アライしゃん「…ハァ…ハァ…いたぃ…ちにたくなぃ…」ズリズリ 飼い主の姿を見つけた猟犬は自分が仕留めたんだよ褒めてと言うようにアライしゃんを引きずってくる 野良アライしゃん「止めるのだ…アライさんのお腹の中の…がこぼれる…のだぁ…」ズルズル 136: 名無しさん (スプー 12d4-f086) :2019/01/23(水) 20 16 45 ID jAptZfEsSd 仔犬1「わう!わう!」ヨチヨチヨチヨチ 仔犬2「くぅん、きゅぅん!」ヨチヨチヨチヨチ 仔犬3「くぅーん!」ヨチヨチヨチヨチ 猟犬として飼育されている最中の、小さな仔犬達もついてきた 将来は大型犬になるであろう、有望な子供達だ 137: 名無しさん (オッペケ 7064-305a) :2019/01/24(木) 15 22 40 ID H7lbTKZoSr 仔犬達に追いかけられる様にしてアライちゃんも部屋に入って来た 野良アライちゃん1「のあーん!たしゅけてー!」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん2「おまえりゃのごはんとったのあやまゆかりゃー!」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん3「おいかけっこたのしーのりゃー♪」ヨチヨチシッポフリフリ 138: 名無しさん (オッペケ 7d74-305a) :2019/01/26(土) 16 47 46 ID x.FphTZoSr またか…野良アライちゃんはもういい加減に家に入って来ないでして欲しい 野良アライちゃん1「のりゃあ!ひとしゃんたちけてー!」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん2「こいつらおっぱらってくれたらごはんやるのりゃー!」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん3「ひとしゃーん、だっこー!だっこちてー!」ヨチヨチシッポフリフリ …まぁ天井裏に居着かれるよりはマシか 幸いにも追い立てられているアライちゃん達は無警戒でコチラに来るので手を差し伸べてやると三匹共ヨチヨチと手に登り始めた 野良アライしゃん「ア、ライさんもぉ、たすけろぉ!」ゼェハァゼェハァ アライの端くれだけあってか致命傷であってもまだ動いている アライちゃん達を空いた懲罰房ゲージに入れながら部屋を散々汚してくれたコイツをどうしてやろうかと考えてる 139: 名無しさん (スプー 0249-f086) :2019/01/26(土) 17 11 25 ID hy0lhf2QSd 仔犬1~3「「がうぅー!ぐるるー!」」ヨチヨチヨチヨチ 仔犬たちは瀕死の野良アライしゃんへと近づいていく 140: 名無しさん (オッペケ 7d74-305a) :2019/01/26(土) 19 19 26 ID x.FphTZoSr 野良アライしゃんに仔犬達が群がっていく 狩りの練習をさせるつもりなのか大きい猟犬は咥えていたアライしゃんを放して少し距離をとった 野良アライしゃん「うぬぬぬぅ、ナメてるのかぁ…!チビッちゃいのなら今のアライしゃんだってぇー…」ヨロヨロ アライしゃんもこのままやられてなるものかと残った力とプライドを振り絞り両腕を広げ威嚇のポーズをとった アライしゃん「ギュルルルルル!フシャー!のだッ!のだッ!」ブンブン 来るなら来てみろ、引っ掻いて噛み付いて食べてやるぞと言わんばかりに唸り声をあげ手を振り回すアライしゃん 仔犬達「「ワン!」」バッ 対してそんな威嚇など怖くないよーとでも言いたげに吠えると三匹の仔犬は三方向からアライしゃんを取り囲む 仔犬1「バウ!ワウ!」 野良アライしゃん「っ!のだぁ!」ブンッ 一匹の仔犬がアライちゃんの怪我している脇腹に噛み付こうとするもアライしゃんが手を振って応戦する 仔犬2「ワウ!」ガブッ 仔犬3「ワン!」ガブッ 一匹の仔犬にアライしゃんが対応しているとその隙きを見逃すまいと残った仔犬達が怪我をした脚に噛み付く 野良アライしゃん「ぐぎいいいぃぃ!!離す、のだぁ!!」ブンブン ブンブンと殆ど動かない脚を無理矢理動かして引き剥がそうとするも離れない 野良アライしゃん「うぬぬぅ!ぶっころちてやっガベッ!」グハッ 爪を振りかざそうとするアライしゃんだったが血を口から吐き出して倒れ込む 仔犬1「ぐるぅぅ!ぐるぅぅぅ!」 恐らくコチラが本命だったのだろう、仔犬はアライしゃんの中身がこぼれ落ち始めている脇腹に素早く顔を突っ込むと渾身の力で中身を引っ張り出していた 141: 名無しさん (ワッチョイ 3dc5-f475) :2019/01/27(日) 03 51 28 ID G/PoZLrQ00 仔犬といえども猟犬である その鋭い牙でアライしゃんの内臓を引き摺りだし噛み千切っていく 仔犬1「ガウッガウッガウッ!」ガブガブガブ アライしゃん「のぐああああぁぁぁぁぁぁぁ!」ジタバタ 断末魔の叫びをあげるアライしゃん 仔犬2「ガルルルルゥ…ワン!」 止めを刺す時と判断した仔犬がアライしゃんの喉笛に噛みつく アライしゃん「あ……が…………あ……………ぐぇ………………」ビクンビクンビクン……シーン 首を噛み砕かれたアライしゃんは己の血の海の中で絶命した 仔犬達「「「ワン!ワン!」」」シッポフリフリ 勝鬨をあげるが如く吠える仔犬達 猟犬「ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!」シッポブンブン 親の猟犬も我が子達の成長を喜んでいるように見える アライしゃんの始末は済んだ… 次は懲罰房ケージの野良アライちゃんどもの番だ… 懲罰房ケージを手に、家の離れにある工作場へ向かった ここには前の家主が気前よく置いていった作業台や工具類が揃っている 野良アライちゃん1「うゆぅ?ここはどこなのりゃ?」シッポフリフリ 野良アライちゃん2「ひとしゃん、あらいしゃんおなかすいたのりゃ!なにかごはんよこすのりゃ!」シッポフリフリ 野良アライしゃん3「ふはははははは~!」コスリコスリ …まったく呑気な奴等だ つい先程のアライしゃんの末路を覚えていないのだろうか? 奴等のスカスカ脳味噌では、これからどんな目に遭うか想像すらつかないのであろう… さて、何を使って責めてやろうか… 142: 名無しさん (オッペケ 5b79-2e89) :2019/01/27(日) 20 26 30 ID jnqBEiWYSr 野良アライちゃん1「…もうあのいぬはいないみたいなのりゃ」キョロキョロ 野良アライちゃん2「はやくごはんよこすのりゃー!」ガシャガシャ 野良アライちゃん3「ひとしゃーんあしょんでー!」コスリコスリ まぁいい、呑気にしてくれていた方がこちらとしてもやり易い 一匹は多少警戒している様だが所詮籠の中のアライ、どうとでもなる 野良アライちゃん2「にーんげーん!きーてるのかー!!ごはんよこしぇー!」ガッシャンガッシャン ……うるせぇ奴だな、コイツから遊んでやるか 無言でケージの中から野良アライちゃん2をつまみ上げる 野良アライちゃん2「うゆ?またどこかはいるのりゃ?」ヒョイ 危機感がまるで無いアライちゃん、次の瞬間握り潰さんとする勢いで体全体を掴まれた 野良アライちゃん2「ぐっぎいいいいいい!?いじゃいいいい!ぐるじいぃぃ!」シッポブンブン 殆ど動けないアライちゃんの身体に器用にハリガネを巻き付けて手足を動けなくする 野良アライちゃん1「いもーとーぉ!?」 野良アライちゃん3「なんだかたのしそうなのりゃー」キャッキャッ 身体全体にハリガネを巻き付け終わると上の部分を切り抜いたアライちゃんの頭が出るくらいの空き缶に入れてやる 野良アライちゃん2「うぬぬぅ…こいつわるいにんげんだったのりゃあ!」 さて、丁度良くアライに壊された所を修理する為に用意した生コンクリートがある 野良アライちゃん2「かんだいなありゃいしゃんはいまだせばはんごろしでゆるしてやるのりゃ、だからさっさとだすのりゃあ!」フゥーフゥー! あっそう… 空き缶にコンクリートを流し込んだ アライちゃんのおうち・その8 ※このページは、『アライさんアンチスレ避難所』様にあるアライさん、コバエさんなりきり用のスレッド『アライちゃんのおうち』をまとめたものです。 【アライちゃんのおうち】シリーズへ戻る
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143: 名無しさん (オッペケ 47d3-305a) :2019/01/28(月) 14 47 50 ID /NzfyH7kSr 野良アライちゃん2「きもちわるいのりゃー!うぅー!」クネクネ 身体を縛っているがまだ結構動ける様だ 野良アライちゃん2「はやくこれほどけぇー!ここからだしゅのりゃー!」クネクネ こう動かれちゃただでさえ固まるのに時間がかかるのに余計に時間がかかりそうだ 仕方ないか…と思いつつアライちゃんを一度引き上げてやる 野良アライちゃん2「のりゃ!にんげんがいうこときーたのだ!あらいしゃんのちょうりなのりゃ」ニコニコ 体中生コンだらけになりながら喜んでいるアライちゃん、手が自由になっていたなら手を擦り合わせていそう、何ともおめでたい生き物なのだろうか 野良アライちゃん2「おいにんげん、あらいしゃんこのべとべととりたいのりゃ、おみじゅをよこし、な、なにしゅるのりゃあああああああぁ」べシン! 調子に乗っているアライちゃんを乱暴に大きなバケツに叩き込む 野良アライちゃん2「いじゃいいいいいい!かりゃだじぇんぶいだいいいい!」ゴロゴロゴロ 縛られていて受け身も取れないアライちゃんはモロに衝撃を受けた 野良アライちゃん2「しぇなかもいだいいいい!あちゃまもーいだいいい!」ゴロゴロ この広さならアライちゃんが多少暴れても平気だろう 首だけ出して生きながらコンクリート漬に出来ないのは残念だか次の機会のお楽しみとしよう 144: 名無しさん (ワッチョイ 6763-d183) :2019/01/29(火) 02 01 00 ID G/PoZLrQ00 次は何を使おうかと作業場を見廻すと、草焼き用のカセットガスバーナーが隅に立てかけてあるのが目に入った。 …さっきケージごと焼き払った時、これを思い出していればもっと楽だったかもな… よし、今度はこれを使おう バケツを外にもって出て、アライちゃんの尻尾を掴んで持ち上げた 野良アライちゃん「い゛だい゛のりゃ~!はなしぇ!はなしぇぇえええええ!」クネクネクネクネ 針金で手足の自由がきかないアライちゃんだが、なおも身を捩って逃げようとする ブンッ! 野良アライちゃん2「じびぃ!」ドシャッ! 尻尾を掴んでいた手を離すと、アライちゃんは顔面から地面に落下した 野良アライちゃん2「あがぁぁぁ!ぁ…あらいしゃんのかーいいおかおがぁぁぁ…」ゴロゴロゴロゴロ 鼻血を出しながら地べたを転げ回るアライちゃんに、ガスバーナーのノズルを向ける 野良アライちゃん2「う…うゆぅ?なんなのりゃ、そのぼーっきれは?しょれよりもはやくかーいいあらいしゃんをたしゅけるのりゃ!」ピギュルルル …遺言はそれだけか? 何のためらいも無く点火スイッチを押した ゴオオオオオオオオオオオ! 野良アライちゃん2「あぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ゴウッ 一瞬で炎に包まれるアライちゃん 毛皮に火が回り火達磨と化していく 野良アライちゃん2「……あ………が……………」グッタリ 顔面に炎を浴びた時に喉をやられたらしく、もはや声も出ないようだ 止めを刺すべく、さらに火炎放射を続ける 野良アライちゃん2「」クロコゲー …しばらくすると焼けただれたアライちゃんは何の動きも見せなくなった。 蹴っ飛ばしてみるが、全く反応は無く、完全に死んだようだ。 少し冷めた頃合いを見て、アライちゃんの死骸をバケツにぶち込むと作業場へ戻った。 あと2匹… 次の奴もたっぷり苦しめてやるとしよう… 145: 名無しさん (オッペケ fcf1-305a) :2019/01/29(火) 16 25 58 ID wxg04LXISr 戻るとアライちゃんが声をかけてきた 野良アライちゃん1「ひ、ひとしゃん…いもーとはどこにいったのりゃ…?」ビクビク 野良アライちゃん3「きっとどこかであそんでるのりゃ、あらいしゃんもあそびたいのりゃあ!」 146: 名無しさん (オッペケ b66d-765f) :2019/01/30(水) 13 46 36 ID yL6z1Z0ESr あいつはお外で楽しく遊んでるよ、お前も来るか? ケージに手を差し伸べると一匹のアライちゃんがよじ登ってしがみついて来た 野良アライちゃん3「あらいしゃんもいくのりゃー♪いーっぱいあそぶのりゃー!」ヨチヨチガシッ 野良アライちゃん1「うさんくさいのりゃ…」コスリコスリ 147: 名無しさん (オッペケ 1cf3-765f) :2019/01/31(木) 19 28 31 ID LqCp4txMSr 外にアライちゃんを連れ出すと鼻をひくひくとし始めた 野良アライちゃん3「ふんふん…へんにおいがするのりゃ……こあいのりゃ…」スンスンビクビク 野良アライちゃん2「」 バケツにいる黒焦げになったアライちゃんの匂いがするのだろう …遊ぶ前にお菓子を食べるか? 野良アライちゃん3「!たべるのりゃー!」シッポフリフリ ペットアライちゃん用のおやつをあげると警戒心などどこかに行ったかのように食べ始める さて、食べてる内にこっちも準備するとしようか 野良アライちゃん「はぎゅ、はぐ、はぐ、はぐ、はぎゅ」クチャクチャ 呑気に食べているアライちゃんに工具を向けた 148: 名無しさん (オッペケ f9f2-765f) :2019/02/01(金) 14 44 11 ID yI/XVaNwSr アライちゃんの後に回り込んでフリフリと揺れている尻尾に釘打ち機のを打ち込む 野良アライちゃん3「あぐあぐあぐおいちぃのりゃ!…のりゃ?」シッポフリフリバスン! アライちゃんが振り向くと地面に縫いつけられている尻尾が見えた 野良アライちゃん3「の、のりゃあああああああ!なんなのりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」シッポグイグイ どうやら馬鹿は神経まで鈍いらしい アライちゃんはようやく痛みに気付いた様だ、持っていたおやつを落として釘を抜こうと必死に引っ張っている 149: 名無しさん (オッペケ 806b-765f) :2019/02/02(土) 23 46 30 ID sxYw1HEoSr 野良アライちゃん3「ひとしゃーん!たちけてぇ!これぬいてぇ!」グイグイグイグイ 自分が誰にやれらたのかも知らないで助けを求めるアライちゃん 内心笑いながらそれは大変だねと言ってあげる 野良アライちゃん3「うんしぇぇぇぇぇぇ!わっちぇええええ!そうなのりゃ!いたいのりゃ!かわいそうなのりゃ!たすけるのりゃ!うー!うー!」グイグイヨチヨチ 尻尾を引っ張ったりヨチったりして何とか引っこ抜こうと頑張るアライちゃんだったが一向に抜ける気配は見られない 150: 名無しさん (オッペケ 552a-305a) :2019/02/03(日) 15 51 21 ID OdCIfK5ASr 野良アライちゃん3「うゅう…ぜぇはぁ、ぜぇはぁ…ぬけない…ぬけないのりゃ…」ピィ…ピィ 疲れ果てたのかアライちゃんの動きが段々と鈍くなっていく 野良アライちゃん3「おねがいなのりゃあ、ひとしゃん…たちけてほちいのりゃあ」ウルウル 目に涙を浮かべながら再度助けを乞うアライちゃん アライちゃんにしては頑張った方かなと思いつつ釘打ち機をアライちゃんの頭に狙いをつけた 151: 名無しさん (オッペケ 2037-765f) :2019/02/04(月) 15 39 31 ID Pmh4EyVQSr 野良アライちゃん3「のりゃ?それなんなのり、じびっ!」バスン 額に綺麗に命中、脳内まで届いただろう 野良アライちゃん3「」ブンブンビクビク 最後の悪あがきとばかりに手足が宙を描くように動かすが一分もしない内にぐったりとして動かなくなる 動かなくなったアライちゃんを黒焦げになった奴と一緒のバケツにぶち込む 最後の一匹はどうやって楽しもうか考えながら工作場に戻った 152: 名無しさん (ワッチョイ 1be6-527d) :2019/02/05(火) 02 23 52 ID G/PoZLrQ00 野良アライちゃん1「ひ、ひとしゃん… い、いもーとたちはどこなのりゃ…?」ブルブル さすがに警戒しているようだ さあ、お姉ちゃんも妹たちのところへ行こうか? 野良アライちゃん1「ぴいいぃぃぃっ!くるにゃあぁぁぁっ!きたりゃぶっころすのりゃあぁぁぁっ!」ピギュルルルル ほーん、どうやってぶっ殺すんだ? 野良アライちゃん1「ありゃいしゃんのするどいきばとつめにかかればにんげんなんていちころなのりゃ!」フシューッ …自分の実力をどこまで過信しているのやら… ゲシッ! 野良アライちゃん1「ぴぎいっ!」ガシャーン! 作業台の上に置いてあった懲罰房ケージを中のアライちゃんごと蹴り落とした 野良アライちゃん1「いだあああぁぁぁ!いだいのりゃあぁぁぁぁぁっ!」ジタバタ 全身を打った痛みに転げ回るアライちゃん 作業用の厚手の革手袋をはめ、アライちゃんをケージから掴み出した 野良アライちゃん1「ぴぎゅるるるぅ!はぐっ!がぶぅ!」ガジガジ 必死で噛みついてくるアライちゃんだが、皮手袋のおかげでダメージは皆無である アライちゃんを木の板の上に押さえつけ、みぞおちに釘打ち機を当て引き金を引いた バスン! 野良アライちゃん1「がびゅっ!」 アライちゃんは血の泡を吹き出した 野良アライちゃん1「のぐぁああああぁぁぁっ!のあああぁぁぁぁぁぁん!」ジタバタジタバタ 血反吐を吐きながらのたうち回るアライちゃんをよそに、次の道具を準備する …少し考えた末に選んだのはオービタルサンダーである 荒削り用の目の粗い紙ヤスリを取り付け電源を入れた ウィイイイイイイイン! サンダーをアライちゃんに押し当てていく 野良アライちゃん1「ぴいいいぃぃぃっ!なんなのりゃそれ…あぎゃあああああああああ!」ジョリジョリジョリジョリ 服の様な毛皮はすぐに擦り切れ、その下の皮膚をサンダーは容赦なく削り取っていく 野良アライちゃん1「や、やめあぎぃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!」ジョリジョリジョリジョリ しばらくサンダーを当て続けているうちに皮膚はすっかり剥がれ、アライちゃんは人体模型のような外見と化した 野良アライちゃん1「い…だ……お…か……しゃ……」ピクピク 驚くべきことに、この状態でまだ生きているらしい あともう少し楽しめそうだ… 153: 名無しさん (オッペケ 4802-765f) :2019/02/05(火) 18 21 50 ID qi8vq9h.Sr 体中の皮を剥がされたがまだ息してるアライちゃん 野良アライちゃん1「…い…じゃ………やべ…」 あれだけ紫色掛かっていた身体も今ではハダカデバネズミの様にツルツルな姿になっていた(サンダーで切り傷だらけではあるが) 野良アライちゃん1「…お…ね……だじ…げで…んびゅう!」ピクピクバッタンバッタン�� ヒューと隙間風が工作場に吹き込むだけで痛みに悶絶して身体を上下に動かす位には元気だからそこそこ乱暴にしても大丈夫そうだ 野良アライちゃん「…うぅ…う?…」カチッ となると外は終わったから次は中だな 野良アライちゃん1「ひろ…しゃ…はに…ふりゅ…の…」モゴモゴ バカ口を開けて呻いているアライちゃんの口にペンチを入れてやる 野良アライちゃん1「……ろけて…ほぢ…いいいいぃ!」ブチィ! 自称だか鋭い牙を力ずくで抜いてやる 麻酔なしの抜歯は流石に応えたるのか中々いい声で鳴いてくれた 154: 名無しさん (オッペケ d529-f8ac) :2019/02/06(水) 12 29 57 ID DGYCVBRkSr 野良アライちゃん1「あぐうぅぅぅ!いりゃいいいいい!」ジタバタフリフリ 毛を剃られミミズ様になった尻尾を振りながら悶えるアライちゃん じゃあもう一本抜こうとするとハッとした様にアライちゃんは口をキッと閉じ手で覆う 野良アライちゃん1「うぅ…うー!うー!」フルフルフル もうやめるのだ、抜かないで痛いのは嫌なのだと言いたいのか首を振って強い拒否の感情を示してる様だった 155: 名無しさん (オッペケ 175a-f8ac) :2019/02/07(木) 14 42 20 ID vswg.fbISr 野良アライちゃん1「ふぅ…ふぅ…!」フゥーフゥー みぞおちに釘を刺され、体中の毛皮を剥がされ、歯を抜かれても尚もまだ必死に生きようとするアライちゃん 手を止めてアライちゃんの様子を観察してみる 野良アライちゃん1「ふぅ…りゃあ…?」 アライちゃんという生き物は何というか自分を中心に世界が回っていると思っている個体が殆どだ 野良アライちゃん1「う…うゅ……やべで…ぐれちゃ?」 だからこそ最後には自分が勝つとこんな状況でも心のどこかで思い続けられる 野良アライちゃん1「ひゃんしゅ…ひげ…りゅ…ふぅ…う、うぅ!うう!…」グイ…グイ! 目に大粒の涙を溜めながらも痛みに耐え、何とか逃げようと身体を捻ったりしてもがき足掻きがながら釘を身体から抜こうとする 最後には自分が勝つと信じて 野良アライちゃん1「うぅ!…いじゃい!…の…りゃ!」グイッ 仮にここから逃げ出せたとしても腹に空いた穴をどうするつもりなのか、親切な人間が助けに来てくれて治療でもしてくれるとでも思っているのだろうか? 野良アライちゃん1「もうひょ…と、なのりゃ…あ…あ…ぁ!」グイグイブシャァ まぁそんな先の事は考えていないのだろう 少しだけ抜けた釘の隙間からさっきよりも大量の血が噴き出した 156: 名無しさん (オッペケ a152-f8ac) :2019/02/08(金) 14 17 24 ID dszlvNZUSr 野良アライちゃん1「の、のあぁ…!?」ダラダラガクッ 野良アライちゃん1「う…ごか…な…ぃい…」ピクピク 血を流しすぎて手足が思う様に動かなくなってきたようだ 野良アライちゃん1「…ぢ…にじゃぐ…ない…のりゃ…」 そろそろ観察も飽きてきたかな 野良アライちゃん1「ひ…と…しゃ…がふっ…!」ゴリッ みぞおちに刺さっている釘を抉るように引き抜いてあげよう アライちゃんは最後にどんな表情をするのだろうか 157: 名無しさん (ワッチョイ 8c0a-a34d) :2019/02/09(土) 02 43 42 ID G/PoZLrQ00 プライヤーで釘の頭を掴み、グリグリと引き抜いていく。 野良アライちゃん1「ごは゛ぁっ!…ぐ…あ…」グチャッ!グチャッ! 円を描くように動かしているので、アライちゃんの内臓は掻き回されていく。 ブシュッ! 野良アライちゃん1「ぐばあああぁぁぁぁっ!」 釘が引き抜けるとともに、アライちゃんに穿たれたみぞおちと背中からさらに鮮血が流れ出した。 野良アライちゃん「ごふぅ………あ゛……ぁ……………」ピク…ピク… 釘は抜けたものの、アライちゃんには既に逃げ出すだけの力は残されていなかったようだ。 アライちゃんの目からはみるみるうちに光が消えていった。 しばらく様子をみていたが、アライちゃんは完全に動かなくなった。 皮がズル剥けになった、かつてアライちゃんだった肉塊をバケツに放り込み母屋へと戻った。 158: 名無しさん (オッペケ 379b-f8ac) :2019/02/09(土) 16 17 11 ID t1jWB2u2Sr 母屋に帰ってアライちゃん達が汚した所をまた綺麗にしなくては それにしても今日は野良アライちゃん湧きすぎだろ 窓の隙間から入って来たやつにゴミ箱を漁っていたやつ そしてその姉妹らしきアライちゃんで先ず五匹。 その後は天井裏に三匹、それと異様なデカさの四足歩行のアライちゃんだかしゃんみたいな奴が一匹。 後はアライちゃんとアライしゃんの姉妹で二匹。 最後にさっきのアライちゃん姉妹で三匹。 …改めて数えて見ると気持ち悪い位出てきてるなアライちゃん。 幾らここが田舎みたいな土地だからってここまでとは思ってなかった。 こんなにアライが出るんじゃ前に住んでいた人も格安で譲ってくれる筈だ。 159: 名無しさん (オッペケ 379b-f8ac) :2019/02/09(土) 16 18 16 ID t1jWB2u2Sr ペットアライちゃん2「…かいぬししゃんもどったのりゃ?」ヒョコ ペットアライちゃん3「あいちゅらもういないのりゃ?」ヒョコ ペットアライちゃんケージの方へ近づくとアライちゃん達が巣箱の中から顔だけ出して此方を見る。 飼い主「ああ、もう大丈夫だぞ」 ペットアライちゃん2「わーいなのりゃー♪」ヨチヨチシッポフリフリ ペットアライちゃん3「かいぬししゃんはたよりになるのりゃー(≧∇≦)」ヨチヨチシッポフリフリ 安心したのかゴソゴソと巣箱から這い出て来るアライちゃん達。 コッチは大丈夫そうだな…問題はこっちか。 床に転がっている虫かご、虐待用のアライちゃんが入っていたがまだ生きているだろか? 160: 名無しさん (オッペケ 2fd3-765f) :2019/02/10(日) 21 49 06 ID x.FphTZoSr 落ちていた虫かごの中を覗いてみる。 虐待ペットアライちゃん1「」ピク…ピク 飼い主「何とか生きているようだがコレは…」 少し離れたところからでも分かるカゴから匂う異臭。 野良アライしゃんが虫かごを振り回した所為だろう、虐待アライちゃんは糞や吐瀉物に塗れて酷い臭いをさせていた。 161: 名無しさん (オッペケ 854a-f8ac) :2019/02/11(月) 13 39 43 ID vcXhqykESr 取り敢えずこれ(虫かご)とアライちゃんを洗浄しなくちゃな 虐待ペットアライちゃん1「」ピクピクヒョイ ゴム手袋を装着して汚物まみれになっているアライちゃんの尻尾をつまんで取り出し、野良アライちゃん三匹の肉塊が入ったバケツに入れてやり外の洗い場まで持っていく 虐待ペットアライちゃん1「」ピクピク まだ目を覚まさない様なので清掃も兼ねて起こしてやるとしよう 虐待ペットアライちゃん1「…ピクピク…ビクーン!!」 アライちゃんに水を当ててやると冷たかったのか今まで微かにしか動かなかった手足をピーンと勢いよく伸ばした 162: 名無しさん (オッペケ 04ba-f8ac) :2019/02/12(火) 13 23 55 ID EI1waJ7wSr 生きているならいい加減に起きろとばかりにアライちゃんの口に水を注いでやる 虐待ペットアライちゃん1「!?ごぼごぼごぼ!!」バチャバチャ おっ、起きた起きた 虐待ペットアライちゃん1「げほっ!げほっ!こ、ここどこなのりゃ、つべたいのりゃ」プルプルキョロキョロ やっと起きたか 虐待ペットアライちゃん1「ぴぃ!?かいぬししゃん!?」 コチラに気付くとアライちゃんはヘビに睨まれたカエルの様にを強張らせる 163: 名無しさん (オッペケ 9683-685e) :2019/02/13(水) 23 08 07 ID szLMa4icSr 虐待ペットアライちゃん1「う、うゆぅ」ブルブル ご飯を吐いて尚かつ漏らしてしまったお仕置きが行われていると思っているアライちゃんはぷるぷると身体を震わせて縮こまっていた 飼い主「ふん、じゃあさっさと終わらせるぞ」ヒョイ 虐待ペットアライちゃん1「の、のりゃ……ぐびぃ!?」ゴシゴシゴシゴシ 飼い主はアライちゃんの身体を持ち上げると乱暴に水で洗い始める 虐待ペットアライちゃん1「がいぬし、しゃ、んぐるじぃの、りゃ」ゴシゴシ 酷い匂いさせておいて何言ってんだこいつは 大体汚れは取れたので折檻を兼ねて雑巾を絞るようにアライちゃんの水気をとってやる 虐待ペットアライちゃん1「ぐぇ…ぐるじいい…!」ギリギリ 飼い主(…だいぶ弱っているのかあまりぴぃぴい鳴かないな) 洗い終わったアライちゃんを空いた懲罰房ゲージに入れてやる 虐待ペットアライちゃん1「うぅ…終わったのりゃ?」 164: 名無しさん (オッペケ 2b8c-685e) :2019/02/14(木) 17 00 02 ID GltHhlRoSr 虐待ペットアライちゃん1「かいぬししゃんどっかいっちゃたのりゃ」 グキュルルルルルル 虐待ペットアライちゃん1「おなかすいたのりゃあ…ごはんさがすのりゃ」ヨチヨチ 餌を探してケージの中を這いずり回るアライちゃん 虐待ペットアライちゃん1「あったのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ�� 懲罰房アライちゃんが食べていた冷凍アライちゃん肉を見つけ急いでヨチっていく 虐待ペットアライちゃん1「こおってちゅめたいけどたべられそうなのりゃ…ちゅぱちゅぱぺろぺろ!」ペロペロ 暫くすると食べれる柔らかさになったのか少しずつ肉を咀嚼していくアライちゃん 虐待ペットアライちゃん1「はむ…はむ…あちたにそなえて…あむ…あむ…いっばいたべるのりゃ…はぐ」モグモグ 明日も行われるであろう飼い主との触れ合い(虐待)に備えてご飯を食ていく 虐待ペットアライちゃん1「おなかいっぱいなのりゃ…ふあぁ…ねむるのりゃ」ゴロン 早く他の(ペット)アライちゃんの様にちゃんと可愛がって欲しいと思いながら久しぶりの広いケージで眠りに落ちていくアライちゃんであった アライちゃんのおうち・その9 ※このページは、『アライさんアンチスレ避難所』様にあるアライさん、コバエさんなりきり用のスレッド『アライちゃんのおうち』をまとめたものです。 【アライちゃんのおうち】シリーズへ戻る
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←その3 689 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga] 投稿日:2011/09/12(月) 00 22 55.95 ID mFCHYHTY0 生い茂る草むらを抜け、やや草の少ない獣道のような場所に飛び出したりぼほむは、 再び辺りを、特に白まどの悲鳴の聞こえた方角を見遣った。 見付けた。 野良仔白まど「ミャリャァァァァァッ!?」 悲鳴を上げて草むらの中を逃げ惑う白まど、その背後に大型の、獲物を狙う目をしたバッタの姿。 野良仔りぼ「ミャロカァァッ!!」 野良仔白まど「ミャリッ!? ホ、ホミュラチャァン、ミャロォッ!」 呼び声に応えて、白まどがこちらに気付く。 草むらを縫うように逃げ惑っていた彼女の動きが、獣道を直線的に走る軌道に変わる。 助けを求める、当然の行動。 だが、それは死へと至る一本道。 草むらを縫うように走っていれば回避できたバッタの跳躍を、阻むものはない。 自分と彼女の距離は、約1メートル。 彼女とバッタの距離は、約20センチ。 バッタならば、明らかに一度の跳躍で白まどを捕らえる。 数秒後にあるのは、最愛のつがいが異形に食い荒らされる、最悪の未来。 野良仔りぼ「ミャ、ミャロカァッ、ホミャァァァァァッ!!」 名を叫び、草むらに逃げ込むように促そうとする声は言葉にならぬ悲鳴となる。 そして、りぼほむは咄嗟にその行動に打って出ていた。 スカートの中に隠されていた、己が外骨格とも言える武器を取り出し、 長い髪の毛を一本引き抜き、歯に沿わせるようにして唾液を吸わせる。 りぼほむであるならば、生まれた時から知っている当然の動作。 ほむ種上位品種の歯の裏にだけある、他の生物にとっては致死の猛毒となる体液を含んだ唾液によって、固く凝固した髪の毛。 外骨格の両端を結ぶ強力な筋にソレを番えれば、必殺の毒の弓矢が完成する。 野良仔りぼ「ホ、ホミュンッ!」キリ…ッ だが、まともな訓練を施されていない自分にとっては、ただの威嚇道具にしかならない。 それは、目の前の狩猟者にも分かったのだろう。 成体が構えれば、それだけで飢えた大型肉食獣すら怯ませる弓矢を、所詮は狼狽え玉と一笑に付して、跳躍を始めるバッタ。 威嚇にすらならない。 最悪の未来を変える力は、自分にはない。 野良仔りぼ「ホ、ホミャァ……」ポロ……ッ 無力感に、涙が一粒落ちる。 だが―― 野良仔白まど「ホミュラチャンッ、ミャロ!」 白まどの声が聞こえた。 自分の名前を叫び、あまつさえ……笑顔を見せてくれている。 そう、彼女は死の道を選んだのではない。 最初から、自分を信頼して、この道を選んだのだ。 野良仔りぼ「ホ……ミャ……ミャロカ………ホ、ホミュホミャァッ!」 信じてくれた。 まだ未熟な自分を信じて、笑顔で、名前を呼んでくれた。 野良仔りぼ「ミャロカァァァッ!!」 それだけで、自分は今、彼女を守るためなら、まだ見ぬ百獣の王すら凌駕して見せる。 野良仔りぼ「ホミュンッ!」 矢は、放たれた。 野良仔白まど「ミャロッ!」 白まどは飛び込むように倒れて体勢を低くする。 矢は頭を低くした白まどの頭上を掠め、跳躍しかけたバッタの腹に突き刺さる。 矢が腹を貫いた瞬間、バッタは前ではなく真上に跳躍して、そのまま無様に落ち、動かなくなった。 呆気なささえ感じるが、それは紛れもなく、勝利の瞬間だった。 未熟な狩人が、一人前になる瞬間。 野良仔りぼ「ホミャ………」ストン…… だが、一人前となった狩人は、勝利の余韻に浸る事なく腰を落とした。 極限の緊張状態が解け、力が抜けたのだ。 野良仔白まど「ミャロ……ホミュラチャン」 そこに、白まどが駆け付ける。 何で、こんな時間に外に出たのか。 何で、何も言わずに山に戻ろうとしたのか。 何で、何で、何で………! 野良仔りぼ「ホミュホミャ……!」 それは思わず、怒りの声になってりぼほむの口から飛び出しかけた。 だが―― 野良仔白まど「ミャロォ……」スッ 怒声を放ちかけた自分の頭に、白まどがスカートの中から取り出した何かが載せられた。 野良仔りぼ「ホ、ホミュ!?」 突然の事に驚き、頭の上に載せられたソレに手を這わせる。 それは、小さな小さな一輪の野花で作られた花飾り。 野良仔白まど「ミャロォ、ホミュラチャン、ミャロミャロォ……」 野良仔りぼ「ホ、ホミュホミャァ……ミャロカ」 それは、前に見付けた小さな小さな野花だった。 昼に慰めてくれたお礼に、白まどが取って来たのだ。 しかし、運悪く、帰り道でバッタに遭遇した。 白まどが山に向かったと思って追い掛け、飛び出しただけの自分の姿も、 彼女には、絶体絶命の危機に颯爽と駆け付けたようにも見えただろう。 何だ、最初から、彼女は自分を信じてくれていたのだ。 それなのに、自分は一瞬でも、彼女の信頼を疑っていたのだ。 野良仔りぼ「ホミュ……ホ、ホミャァァァ」ポロポロ それを思うと、涙が止まらなかった。 疑ってごめんなさい。 こんなにも信じて、愛してくれているのに……。 罪悪感が首をもたげ、さらに涙が溢れる 野良仔白まど「ミャロォ……ホミュラチャン、ミャロミャロォ///」スリスリ すると、昼に自分がそうしたように、白まどの頬が涙を拭った。 野良仔りぼ「ミャ、ミャロカ……ホ、ホミャッ///」スリスリ ポロポロ りぼほむも、最愛のつがいに応えるように、頬ずりを返す。 私も、あなたを愛しているよ、と。 夜光虫が、つがいを祝福するように、夜空を舞っていた。 →その5