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204 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/03(日) 19 53 01.47 ID rZ17Z8UTo 野良アライちゃん2は泣き止んだようだ。 野良アライちゃん2「うゆぅ…!あした、おばしゃんとあったら、かぞくにしてもらうのりゃ…!」ヒックヒック 野良アライちゃん2「それまで、がまんしゅゆのりゃ…」プルプル 野良アライちゃん2「っ…!」プルプル 野良アライちゃん2「おなが…しゅいだのりゃあ…!たべものさがしゅのりゃあ…!」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん2は、夜の公園をよちよち歩く。 野良アライちゃん2「うゆ?くんくん…ふんふん…」クンクン なにかの匂いに気づいたようだ。 野良アライちゃん2「あっちからおいちそーなにおいしゅゆのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん2は、道路の方へ向かった。 そこには… 野良猫「ヴ…ニャ…」ピクピク …車に轢かれ、内臓が飛び出して死にかけた野良猫が横たわっていた。 野良アライちゃん2「うゆ…!さっきのねこなのりゃあ!」シッポフリフリ 205 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/03(日) 19 58 56.99 ID rZ17Z8UTo 野良アライちゃん2「おまえー!おまえのせーでだいしゅきなおねーしゃんがつれてかれたのりゃ!はぐがぶぅ!」ガブゥ 野良猫「に…ぁ…」 野良アライちゃん2は、飛び出ている内臓に噛みついた。 野良アライちゃん2「くってやゆのりゃ!ふんぐぅぅーーーっ!」ミリミリ 野良猫「ぎ…にゃ…」 野良猫の腸を食いちぎろうとする野良アライちゃん2。 もしもこいつを追っ払ったとしても、もうこの野良猫が助かることはないだろう。 野良アライちゃん2「ふんぐぅぅ!」ブヂィ 野良猫「に…びゃ…」ブシュウドクドク 内臓の肉を噛みちぎった野良アライちゃん2。 野良アライちゃん2「くっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ!!!!!あぐあぐあぐあぐあぐあぐ!!がぶがぶもぐもぐもぐもぐ!!!」クッチャクッチャ 野良アライちゃん2は、野良猫の内臓を次々と食い漁る。 野良アライちゃん2「おいちーのりゃあ!おいちーのりゃああっ!もぐもぐ!うおー!おにくぱわーみなにゆのりゃあ!」クッチャクッチャ 野良猫「」 野良アライちゃん2は、野良猫の内臓を食べるのに夢中になっている。 206 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/03(日) 20 05 44.14 ID rZ17Z8UTo 野良アライちゃん2は普段、路上で死骸を食べるときは、物音に気をつけていた。 何故なら、かつて自分の妹のうちの一匹が、死骸を食べるのに夢中で車に轢かれ命を落としたのを見たからだ。 野良アライちゃん2「もぐもぐもぐ!おまえのせーなのりゃ、ねこ!おにくになってちゅぐなうのりゃあ!」クッチャクッチャ 姉妹で生活する野良アライちゃん達にとって、姉妹の数とは『残機』に近い。 姉妹の死と共に、死なないための術をひとつ身に付けていくのである。 野良アライちゃん2「うれちーのりゃ!おねーしゃのかたきをうてて!もぐもぐ!てんごくのおねーしゃが!おまえをのろったのりゃ!ばちがあたったのりゃー!」クッチャクッチャバリバリムシャムシャ 207 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/03(日) 20 20 21.03 ID rZ17Z8UTo だが。 野良アライちゃん2は、感情が昂っていた。 野良アライちゃん2は、姉の死にショックを受け、鷲に脅えるとともに憎んでいた。 敵を討ちたいと、頭の片隅で思っていた。 だが、あんな大きな鷲に敵うわけがない。 そのため、姉が連れ去られたのは野良猫のせいだということにして、 野良猫を当面の倒すべき仇としていた。 野良アライちゃん2「ざまみろなのりゃうんこたれー!もぐもぐもぐもぐ!(≧ u(≦ )」クッチャクッチャ 野良アライちゃん2は、野良猫への憎しみ、姉の仇(?)へ自身の手で止めをさせる喜び、美味しい肉をたらふく食える喜びで、頭の中がこんがらがっていた。 209 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/03(日) 20 40 50.68 ID rZ17Z8UTo だから接近する自動車に気付けなかった。 無灯火の電気自動車「」ヒュイィーーーーーーンッ 野良アライちゃん2の尻尾「」グチャアアア 野良アライちゃん2「ぴぎっ!?」ビグゥ 運転手「ん!?なんか轢いたか!?やべ、電気つけ忘れてた」チカッ 自動車は去っていった。 野良アライちゃん2「っ…」ブルブルズキズキ 尻尾の真ん中あたりがタイヤの下敷きとなり、ぺしゃんこになっていた。 野良アライちゃん2「っ…ぴっぎいいいいいいいいいいぃいいぃいいぃぃぃっぃい!!!!!!」ゴロンゴロン 野良アライちゃん2「いぢゃああああああああああああああいいいいいいいいいいいいいいいいーーーーーーーーっ!びぎゅううぅうぃいいいいいいーーーーーっ!」ブシャアアゴロンゴロン 野良アライちゃん2「いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいーーーーーーーーぢゃああああああああああああああああああああいいいいいいいいいいいいいいのりゃあああああああああああああーーーーーーっ!」ゴロンゴロン 野良アライちゃん2「の゛お゛お゛ぉ゛ぉーーーーーぁ゛あ゛んっ!!の゛お゛ぉ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーーーんっ!!!い゛い゛ぢゃあ゛あ゛い゛ぃーーーーっ!」ピギイイィィジタバタ 野良アライちゃん2は、尻尾の激痛でのたうち回っている。 なんたって、尻尾には神経も血肉も骨も脊髄も通っているのである。 …実際は、肉体と尻尾の間に体組織としての連続性はなく、『血肉の入った着け尻尾』のような状態らしいが…。 野良アライちゃん2「ぎびゃあああああああああ!ああいぢゃいい!いぢゃいいぃい!びぎゅううぅ!きゅるるうぅぅううっ!」ビエエエエエエン 野良アライちゃん2は大泣きしながら、激痛に苦悶している。 210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/03(日) 20 48 19.73 ID tY9JPNtp0 やったぜ アライちゃんの分際で猫にあたるからだ 211 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/03(日) 20 48 25.95 ID rZ17Z8UTo 野良アライちゃん2「うゆ…うゆうぅう…!かえゆ…おうぢがえゆうぅぅ…!」ブルブルズキズキ こんな状態では、野良猫の肉を食うどころの話ではない。 野良アライちゃん2はヨチって巣へ帰ろうとした。 しかし… 野良アライちゃん2「うゆうぅ…!?すすめない…すすめない…のりゃあっ…!」ブルブル 頭がアンバランスなほどデカいアライちゃんにとって、尻尾はヨチヨチ歩きするために必須の重心バランサーである。 それがない以上、野良アライちゃん2にヨチヨチ歩きはできないのである。 野良アライちゃん2「う…うゆうぅう…!もーだめなのりゃあ…!」ブルブル 野良アライちゃん2は、自分の尻尾がまた生えてくることを知らない。 故に、自分はもう一生歩けなくなったと勘違いしているようだ。 野良アライちゃん2「じにだぐないいいぃいい!しにだぐ…ないのりゃああっ…!」ゴロンゴロン 野良アライちゃん2は涙を流しながら、横にゴロンゴロンと転がって進む…。 213 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/03(日) 20 54 35.83 ID rZ17Z8UTo ~翌日、公園~ 女児1「おばさんはペットは飼わないんですか?」スタスタ 公園おばさん「いや~ペットはねえ。家の中毛だらけになってお掃除大変だし。家の中でオシッコでもしたら最悪よ~」スタスタ 公園おばさんは、公園の野良動物への餌を持っている。 公園「それに私には、公園にいる可愛い可愛い猫ちゃん達やアライちゃん達がいるものね~」スタスタ 女児2「おばさん、ほんとーにどーぶつおもいで優しいね~!」 公園おばさん「そうでしょう、ふふん」スタスタ そしていつもの餌付け場にいくと… 野良アライちゃん2「う…うゆうぅ…」ブルブル 公園おばさん「…!?アライちゃん!?どーしたのその傷!?」 …尻尾が潰れた野良アライちゃん2が倒れていた。 215 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/03(日) 21 04 39.11 ID rZ17Z8UTo 野良アライちゃん2「うゆうぅ…おばしゃ…!ありゃいしゃんの、ちっぽ…だめになっちゃったのりゃあ…!あゆけなくなっちゃったのりゃあ…!」ウルウル 公園おばさん「まあ、可哀想に…」 野良アライちゃん2「おねーしゃんは、おっきなとりにつれてかれちゃったのりゃ…!きっともうたべられてゆのりゃ…!」ウルウル 女児1「ひ、ひどい…!」 野良アライちゃん2「おねがいなのりゃあ…!ありゃいしゃん、このままじゃしんじゃうのりゃあ、ききなのりゃあ!だいしゅきなおばしゃん…!」ウルウル 野良アライちゃん2「かーいいかーいいありゃいしゃんを、たしゅけてぇ…!」ウルウルシクシク 公園おばさん「…」 女児2「…かわいそう…」 公園おばさんの選択は… 217 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/03(日) 21 13 09.13 ID rZ17Z8UTo 公園おばさん「もちろん良いわ!あたしが助けてあげるよ!おーよしよし」ガシィ 公園おばさんは、野良アライちゃん2をタオルでくるみ、籠へ入れた。 もう血は止まっているようだ。 野良アライちゃん2「う…ゆぅ…!おばしゃあん…!ありがとなのりゃあ…!おばしゃんはいのちのおんじんなのりゃあ…!」ウルウル 女児1「おばさん…ほんとに『善い人』だね…!」 女児2「優しい!」 公園おばさん「すぐにお家に行きましょ!おばさんが絶対、可愛い可愛いアライちゃんのこと助けてあげるからね!」スタスタ 公園おばさんは、野良アライちゃん2を籠へ入れ、自宅へ向かった。 野良アライちゃん2「う…ゆ…おばしゃん…おねがいあゆのりゃ…!」ウルウル 公園おばさん「何かな?」スタスタ 野良アライちゃん2「おかーしゃが…、もうしゅぐ、うんとさむくなゆって、いってたのりゃ…」ブルブル 野良アライちゃん2「もし、けががなおっても…、あったかくなゆまで、かぞくにちてほちいのりゃ…!」ウルウル 公園おばさん「いいよ!アライちゃんは優しくて良い子だからね!ちゃんと大人しくするんだよ!」スタスタ 野良アライちゃん2「やったのりゃあ!≧∀≦おばしゃんだーいしゅきなのりゃあ!」フリフ… 野良アライちゃん2は尻尾を振ろうとしたが… 潰れた尻尾「」ベギィ 野良アライちゃん2「いっっぢゃあああああいのりゃああああああっ!」ビエエエエエエン 尻尾の傷は悪化したようだ。 公園おばさん「待っててね!もう少しだから…!」タタタタッ 通行人「ん…あれは…?ああ、ペットが怪我したのかな…」スタスタ 公園おばさんは、通行人とすれ違った後、自宅へ入っていった…。 219 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/03(日) 21 21 30.43 ID rZ17Z8UTo もしもこの世界に、あらゆる罪を絶対に裁く、機械仕掛けの神がいたならば… 野良アライちゃん2という、鉢のダリアを食い荒らした害獣は、天罰により裁かれていたであろう。 もしもこの世界に、あらゆるアライさんの運命を操り絶対に死へ誘うアライさん嫌いな神がいたならば… 野良アライちゃん2といわず、日本中の全てのアライさんが、今頃何らかの形で死んでいたであろう。 しかし、現実は違う。 毎年野良アライちゃんは繁殖し、インターンシップを生き残った野良アライちゃん達が森に戻って生息分布を広げている。 そう。 いくら野良アライちゃんが罪を重ねようとも、 いくら悪行をしようとも。 それを裁く神などいない。 生き残る奴は、生き残ってしまうのである。 そして、一度このように人間の保護下に入ってしまえば、外敵から守られるし、越冬も安全にできる。 もしもこの野良アライちゃん2が生き残り、成長し、森に戻って子供を産めば… きっと自分の子にも、『人間は全てが敵というわけではない。うまく可愛がられれば味方になる』と教えるだろう。 こういった旨味があるから、野良アライちゃん達は、人に媚びるのである…。 223 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/06/03(日) 21 37 09.36 ID rZ17Z8UTo 花好きおばさん「……」スタスタ 花好きおばさんは、近くのスーパーに向かって歩いていた。 途中、何人かの通行人とすれ違った。 そこへ… ギャル「お散歩たのしい?パンサー、ティアライ」スタスタ 豹柄の猫「にゃ~」トテトテ ティアライちゃん「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチ …猫とアライちゃんを連れたギャルが通りかかった。 どちらもきちんと首輪にリードが繋がれている。 花好きおばさん「…」 ギャルは通りすぎていった。 花好きおばさん「猫…アライちゃん…どっちも大嫌いだ。野良といわず、ペットも含めて全部いなくなればいいのに…」スタスタ 野良アライちゃんがいる限り、これからも花好きおばさんのような被害者が出るのであろうか…。 アライちゃん駆除スプレー―暗中模索編・前 パート4へ戻る
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合評会(チャット)の予定 Naight Kindred ~夜の一族~:幽水晶感想:える→幽水晶さん 感想:野良→幽水晶さん 感想:夕→幽水晶さん 愛の話:水上える感想:野良→えるさん 感想:夕→えるさん 感想:幽水晶→えるさん 感想:凩 時雨→えるさん 英雄譚:abendrot(夕)英雄譚:abendrot(夕):野良→夕さん 感想:しぐれもん→夕さん 感想:幽水晶→夕さん 感想:える→夕さん 感想:凩 時雨→夕さん Hurried daily life(慌しい日常):野良【前編】 Hurried daily life(慌しい日常):野良【後編】感想:夕→野良さん 感想:しぐれもん→野良さん 感想:える→野良さん 感想:幽水晶→野良さん 合評会参加作品の募集 みなさんどんな調子かな? 合評会のお知らせ ベタファンタジー~結~ ベタファンタジー~転~ ベタファンタジー~承~ ベタファンタジー~起~ ベタなファンタジー 行き詰った時 モンスター ファンタジーと現実の境界線 執筆に関するネタ 説明 皆さんへの質問(+α) ファンタジー世界・単語論
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『検問ゆっくり』 2KB いじめ 野良ゆ いつもの小ネタです。短いです 「ゆっとっと!そこまでなんだぜ!にんげんさん!」 公園を散歩していたら、一匹の野良ゆっくりのまりさが俺の前に飛び出してきた。 野良まりさは俺を見上げて、人をバカにした様な笑みを浮かべる。 「にんげんさん、しらないんだぜ?ここは、いったんてーし、なんだぜ?!さあ、まりさにあやまったら、あまあまをちょうだいね!」 そう言うと野良まりさは、俺の足元に引かれた歪な線を見ながら、汚く汚れた歯をちらつかせる。 「しらなかったじゃ、すまないんだぜ!おわびに、まりさたちを、かいゆっくりにしてくれても、いいんだぜ!さあ、ゆっくりかんねんするんだぜ!!」 そして、何やら植え込みの方をチラチラと眺めては、またニヤニヤと汚い笑みを零す。 俺も釣られて植え込みの方を見ると、そこには番と思われるれいむが一匹と、まりさ種とれいむ種の子ゆっくりが一匹ずつ。 三匹は目をキラキラと輝かせながら、野良まりさの活躍を見守っているようだ。 そう言えば、この公園の近くで、よく警察がネズミ捕りをしている。 この野良まりさも、きっとそれを見て影響されたに違いない。 俺は、あまあまが貰えると確信しているのか、さっきからニヤニヤが止まらない野良まりさを持ち上げた。 「ゆわぁぁぁ!まりさは、ついにおそらをとんでいるんだぜ!このまま、どこにでも、とんでいけるんだぜ!」 まるで子ゆっくりの様に、目を輝かせてキャッキャとはしゃぐ野良まりさ。 薄汚れた体をブリブリと揺らして、幸せな気持ちを体全体で表現しているのだが、正直言って気持ち悪い。 「あー…勝手に喜ぶのは構わないんだがな。まりさお前、人間が野良ゆっくりの言う事を聞くとでも思ったのか?」 「ゆゆ?!なにいってるんだぜ?!にんげんさんは………ゆがーん?!そ、そうだったんだ…ぜ…ゆっくり、わすれて…たんだぜ…」 俺の指摘で基本的な事を思い出したのか、野良まりさの顔はどんどん青ざめていった。 俺はそんな野良まりさに、更に追い討ちをかける。 「それとな。知らないとは思うんだが、この公園は、野良ゆっくりは禁止なんだ」 「ゆゆ?………ゆがぁぁぁぁん!そんなぁぁぁぁぁ!じゃあ、まりざは、どうしたらいいんだぜぇぇぇ?!」 「そうだな。とりあえず、この中にでも入って考えてな!」 俺はそう言うと、公園に設置してあるゴミ箱に、野良まりさを放り込んだ。 このゴミ箱はカゴタイプの一般的な物なので、外から何が入っているのは一目瞭然。 なるべくゴミが入ってないものを選んだので、まるで野良まりさ専用の檻の様になっている。 「ゆびゃぁぁぁぁん!だしでぇぇぇ!だしでくだざいぃぃぃ!まりざ、ここが、のらゆっくり、きんしだったなんて、しらなかったんでずぅぅぅ!!」 先ほどとは一転して、立場が逆になった野良まりさ。 体をクネクネと動かして、ゆんゆんと泣き喚いている。 「知らなかったじゃ済まないぞ?!まあ、観念するんだな!」 「ゆがーん!ぞんなぁぁぁぁぁ!ゆるじでぇぇぇ!たすけでくだざいぃぃぃぃぃ!!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!」 俺は野良まりさが言った台詞をそのまま返すと、手を洗って公園を後にする事にした。 この野良まりさの家族と思われる、野良ゆっくりが居た植え込みを見てみると、れいむと子ゆっくり達が、野良まりさの入ったゴミ箱の方を見て涙を流していた。 完 徒然あき
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←その3 有史以来、ほむ種の脆弱過ぎる天敵として認知されているカミジョーとひとひとは、 危険が無かろうとも、ほむ種の群にとって招かれざる客でしかない。 野良ほむ種達も、大人達が集まって喧々愕々の大騒動である。 ロッソ・ファンタズマッ! ホムホビャッ! マギャマギャ、マドドドン! ティロ・フィナーレッ!! 追い出せ! 落ち着け! あいつらは仲間なんかじゃない! 追い出すべきだ! 群のリーダー格とも言える大人達は、集会場代わりの段ボール箱の中で、 外にまで響くほどの大音声で怒鳴り続けている。 野良若カミ「イ、イジメテルノ……?」ブルブル ガタガタ 野良若ひと「ム、ムキアエマスカ……?」ガタガタ ブルブル 野良若りぼ「ホムゥ……」 いつまでもまとまらない大人達の話し合いの様子を聞かされ、 カミジョー達の見張りを任された、群の時期リーダーとも言える若りぼほむはため息を漏らす。 野良若あん「アンコ……」 それは、彼女の横で同じく見張りを続ける若あんあんも同じだ。 天敵、と呼ぶには些か以上に非力なちん入者の見張りなど、 生まれたばかりの幼仔達でも十二分に務まる役目だ。 勿論、ペット用のかみ種が捨てられて野良化しただけなら、ほむ種には無害である。 彼らはペット用として品種改良が施され、草や木の実も食べる雑食となっているからだ。 しかし、野良の生活が長くなり、空腹なほど野生に近付き、肉食へと戻って行く。 どちらにせよ、若いとは言え、ほむ種に見張られていては、カミジョー達が震えるのも無理からぬ話だ。 野良若あん「アン……サビシィモンナァ……」 退屈だ。 一見、と言うか、実質無害に等しい天敵もどきを見張るだけの仕事は、 若さ故に体力の有り余った若あんあんには役不足だ。 それは若りぼほむも同じだが、りぼほむは群を守ろうとする習性の強さ故に、仕事には忠実である。 野良若りぼ「ホム、キョーコ、ホムホ」 野良若あん「クーカイ、アンアン」 半ば呆れた様子の若りぼほむに窘められ、若あんあんは退屈そうな仕草を改める事もなく返した。 ホムホム、ホビャホムゥ! ガヤガヤガヤ……… 野良若あん「アン……」フワァァ…… 纏まらない大人達の様子を聞かされながらの見張りが、1時間も過ぎようとした時である。 野良若さや「サヤァ」トテトテ…… 若あんあんの義姉妹である若さやさやが、僅かな木の実を差し入れに持って来た。 野良若あん「アンコッ、サヤカァ!///」 退屈そうにアクビをかみ殺していた若あんあんは、嬉しそうに姿勢を正す。 真面目にしていたぞ、とでも言いたげだが、離れた位置からでも退屈そうにしていたのは丸わかりで、 少々、現金だが微笑ましい義姉妹の様子に、若さやさやは噴き出しそうになってから優しく微笑んだ。 野良若さや「サヤヤァ」ニコニコ 野良若あん「アンー、クーカイ、クーカイ」パクパク 差し出された木の実を、美味しそうに食べる若あんあん。 野良若あん「ホムラ、クーカイ?」 僅かに気分も良くなり、隣で退屈2割、呆れ3割、真面目5割で見張りを続ける友人に木の実を差し出す。 だが―― ホムラチャァァンッ! ホミュラチャァァンッ! 直後、遠くから若まどまどと仔まどまど達が一斉に駆け込んで来た。 押し寄せて来た仲間達に、友人は一瞬で取り囲まれてしまった。 彼女達の手には、差し入れの木の実。 野良若ほむ「ホ、ホミャ!?」 相変わらず、りぼほむと言うのはまどまどにモテる。 野良若あん「アン……」ハァ…… ヤレヤレ 気遣い損である。 深いため息も無理からぬモノだ。 野良若りぼ「ホム…マドカ……///」ナデナデ 野良若白まど「マドォ……ホムラチャァン///」ギュッ スリスリ マァァァドォォォン…… 結局、若りぼほむは幼馴染みの中でも一番親しい若白まどまどの差し入れを受け取り、 半ば求婚が成立した事で、辺りには妙に殺伐とした空気が流れ始めた。 仲間思いのほむ種とは言え、さすがに恋と嫉妬は別問題だろう。 まだ先のある……つまり、幼馴染みの仔りぼほむがいる仔まどまど、仔白まどまどはともかく、 愛しい黒髪の君を奪われた若まどまどや若白まどまどは、心中、穏やかざる状況である。 野良若カミ「カ、カミャァァァ…」ガタガタガタ 野良若ひと「ヒ、ヒチャァァァ…」ブルブルブル 若カミジョーと若ひとひとも、若まどまど達の放つ嫉妬オーラに当てられて、卒倒寸前の恐怖を味わっている。 野良若さや「サヤ……キョースケ、ヒトミ……」 さすがに見かねた若さやさやが、どうしたものかと考えあぐねている。 そんな時だった。 野良仔まど「ミャロォ、チャヤカチャン、ミャロロォン」 野良仔白まど「ミャロロン、ミャロロォ」 味わったばかりの失恋もどこ吹く風、仔まどまど達が大好きな“歌のお姉ちゃん”に歌をせがんだ。 ねえ、おうたをうたって。 野良若さや「マドカ……」オロオロ 若さやさやも、歌は好きだ。 だが、目の前には怯えるちん入者と、殺気だった――と言うには些かな仲間達。 空気を読むと、少々、歌い難い気もする。 だが―― 野良若あん「アンコ?」 いいんじゃないか? こんな時でも……いや、こんな時だから、お前の歌が聞きたいよ。 そんな思いを込めて、若あんあんはぶっきらぼうに言った。 野良若さや「サヤァ……キョーコ///」 若さやさやは嬉しそうに頷くと、仲間達とちん入者達の間に立った。 野良若さや「サヤサヤ、サッササヤサヤ♪」 マドォ? サヤカチャン? 突如として聞こえて来た歌に、嫉妬に包まれていた若まどまど達の視線と意識が、 一人唄う若さやさやへと引きつけられた。 それは、仲間との友情の歌。 今日も一緒に起きて、ごはんを食べて、遊んで、話して、笑って、泣いて、 明日もそんな日が続くように祈って、眠りにつく。 そんな、何気ない一日をメロディに乗せた、本当に何気ない歌。 野良若あん「……アン///」 優しい歌声に、若あんあんも嬉しそうに目を閉じる。 野良若さや「サヤサヤ、サッササヤサヤ♪」 ミャロミャロ、ミャッミャミャロミャロ♪ 若さやさやの歌声に合わせて、仔まどまど達の合唱が始まる。 マドマド、マッママドマド♪ 気付けば、若まどまど達も、幼馴染みの歌声に合わせて合唱を始めていた。 野良若りぼ「ホムゥ……」 若りぼほむは、さすがに合唱は恥ずかしいのか、それでも嬉しそうに目を細めて仲間達の合唱に耳を傾けている。 いつの間にか、段ボール箱の喧噪は止み、大人達も、そして他の仲間達も若さやさやを中心に合唱に聴き惚れ、 或いは、合唱に加わっている。 しばらくして、合唱は止んだ。 ホムホムホムー! パチパチパチパチ! 割れんばかりの拍手喝采が、仲間達から若さやさやと、仔供達に注がれる。 野良若さや「サヤァ……マイアガッチャッテマスネー///」テレテレ 恥ずかしそうに、中心で拍手喝采を受ける若さやさや。 そんな彼女が、ふと背後を振り返る。 野良若カミ「カミカミ……」パチパチ…… 野良若ひと「ヒトヒトォ」パチパチ 控え目ながらも、拍手を送る若カミジョーと若ひとひと。 彼らにも、純粋で優しい若さやさやの歌が通じたのだろう。 控え目でも、それは心からの拍手だった。 結局、話は纏まりきらなかったが、その拍手が決め手となり、 ややなし崩しに、この若いカミジョーとひとひとは群の仲間として迎え入れられる事となった。 →その5
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武器8種モムノフを変異させると、スキル無しアラハバキが出来る。 武器8種モムノフ 1 武器8種モムノフ 2 武器8種モムノフ 2改 武器8種モムノフ 3 武器8種モムノフ 3改 武器8種モムノフ 1 ■レシピ オニ × プルキシ → ヤクシニー(継承:不動剣、乱入剣、パニックボイス) ヤクシニー × シヴァ(orセイテンタイセイorビシャモンテン) → カーリー (継承:不動剣、乱入剣、ギロチンカット、八相八破、(パニックボイスorバインドボイス)) 最悪武器4つ継承できればおk カーリーを育成し、(できれば)全書登録 デスバウンド 八相八破 不動剣 乱入剣 ギロチンカット 暗夜剣 フォッグブレス パニックボイス(orバインドボイス) (上書き:テンタラフー → フォッグブレス/暗夜剣) オニ × シーサー × カーリー(イケニエ) → ターラカ ※ターラカには武器スキルと口スキルを詰め込む。(できれば5個とも武器スキル) (上書き:元スキル → ジオンガ ラクカジャ ヒートウェイブ) (スキルチェンジ:ジオンガ → ブレス系orかみつき系スキル) ターラカ × イソラ※(orアプサラス) × カーリー(イケニエ) → モムノフ(継承:武器6種) ※イヌガミ × スダマ以下地霊で作成 毒かみつき、アイスブレス、ファイアブレス、かみつき、フォッグブレス、 パニックボイス、としておくとラク モムノフを下記育成して完成 (上書き:初期スキル → 一分の活泉・絶妙剣) (スキルチェンジ:一分の活泉 → ヤマオロシ) ※モムノフをアラハバキに変異させればスキル無しアラハバキの完成 ■複数√ある一分の活泉→ヤマオロシのスキルチェンジについて (1) 一分の活泉 → 二分の活泉 → ヤマオロシ 最短ルートだがパワーアップを使うのでその後のスキルチェンジイベントが起りにくくなる。 レベルアップ回数を少なくしたい場合(土偶のレベルを上げたくない)などの時にオススメ (2) 一分の活泉 → ハマ(R3) → アギラオ(R4) → ヤマオロシ パワーアップを使わない為、イベントが起りやすいので通常はコレを推奨。 R4はなるべく 二分の活泉、煌天の会心、静天の会心 のどれかにすると楽(スキルパワーアップの可能性がないため) (3) 一分の活泉 → ランク3→ランク4 → 反撃 → 猛反撃 → メギド → ディアラハン →ベノンザッパーor乱入剣 途中までは(2)と同じだが、ランク5でヤマオロシが出ずに反撃が出た場合に有効。 種類の多いランク5~7を飛ばし、その先の種類が少ないランクで勝負をかける方法。 レベルアップ回数は多くなるが、先へ進む毎に種類が減っていくので レベルひとつ辺りの負担が少なくなるのが特徴。 武器8種モムノフ 2 ※イケニエ経験値あり版 ■レシピ [手順1] 1.野良ベリス × 野良サルタヒコ → ヨモツイクサ(継承:ヒートウェーブ、他一つ) 2.ヨモツイクサ(1.) × 野良オルトロス → ヤクシニー(継承:ヒートウェーブ、他一つ) 3.ヤクシニー(2.) × 野良フレスベルグ → フラロウス(継承:ギロチンカット、ヒートウェーブ) [手順2] 1.野良プルシキ × 野良コッパテング → アクアンズ(継承:スカウト、見覚えの成長) 2.アクアンズ(1.) × すっぴんフレイミーズ × 野良プルキシ(イケニエ) → サキミタマ(継承:プルキシの初期スキルのうち2つ以上) ※3つ継承できたら全書に登録しておくと後で楽 [手順3] 1.フラロウス[手順1] × サキミタマ[手順2] → フラロウス(継承:プルシキの初期スキルを2つ以上) 2.フラロウス(1.)育成 最終スキル(アイアンクロウ、雄叫び、ギロチンカット、ヒートウェーブ、デスバウンド、八相発破、プルキシの初期スキル2つ) [手順4] 1.野良ヌエ × サキミタマ[手順2] → ヌエ(継承:パニックボイス、見覚えの成長) 野良ティターニア × サキミタマ[手順2] → ティターニア(継承:スカウト、見覚えの成長) 2.ヌエ(1.) × ティターニア(1.) × フラロウス[手順3](イケニエ) → プルキシ(継承:ギロチンカット、ヒートウェーブ、デスバウンド、八相発破、他一つ) 3.プルキシ(2.)育成 最終スキル(バインドボイス、ギロチンカット、ヒートウェーブ、デスバウンド、八相発破、不動剣、パニックボイス、乱入剣) [手順5] 1.野良バイコーン × 野良ハイピクシー → イソラ(継承:魅惑かみつき) 2.イソラ(1.) × 野良チン → イヌガミ(継承:毒かみつき、魅惑かみつき) 3.イヌガミ(2.)をモムノフの初期スキル2つを継承した御魂と合体させる → イヌガミ(継承:突撃、気合い、他一つ) 4.イヌガミ(3.)育成 最終スキル(ファイアブレス、かみつき、毒かみつき、魅惑かみつき、突撃、気合い、フォッグブレス、パニックボイス) [手順6] 1.野良シキガミ × 野良モムノフ → アーシーズ(継承:気合い) 2.アーシーズ(1.) × すっぴんアクアンズ × 野良オルトロス(イケニエ) → アラミタマ(継承:気合い、ファイアブレス) 3.野良ノズチ × アラミタマ(2.) → ノズチ(継承:気合い、ファイアブレス) [手順7] 1.イヌガミ[手順5] × ノズチ[手順6] × プルキシ[手順4](イケニエ) → モムノフ(継承:武器6種) 2.モムノフ(1.)を下記育成して完成 (上書き:初期スキル → 一分の活泉・絶妙剣) (スキルチェンジ:一分の活泉 → 武器スキル) 武器8種モムノフ 2改 ※イケニエ経験値無し版 レベルを低く(召喚費用を安く)抑えたい人向け。 ■レシピ [手順1] 1.野良ベリス × 野良サルタヒコ → ヨモツイクサ(継承:ヒートウェーブ、他一つ) 2.ヨモツイクサ(1.) × 野良オルトロス → ヤクシニー(継承:ヒートウェーブ、他一つ) 3.ヤクシニー(2.) × 野良フレスベルグ → フラロウス(継承:ギロチンカット、ヒートウェーブ) [手順2] 1.野良プルシキ × 野良コッパテング → アクアンズ(継承:スカウト、見覚えの成長) 2.アクアンズ(1.) × すっぴんフレイミーズ × 野良プルキシ(イケニエ) → サキミタマ(継承:プルキシの初期スキルのうち2つ以上) ※3つ継承できたら全書登録しておくと後で楽 [手順3] 1.フラロウス[手順1] × サキミタマ[手順2] → フラロウス(継承:プルシキの初期スキルを2つ以上) 2.フラロウス(1.)育成 最終スキル(アイアンクロウ、雄叫び、ギロチンカット、ヒートウェーブ、デスバウンド、八相発破、プルキシの初期スキル2つ) [手順4] 1.野良ヌエ × サキミタマ[手順2] → ヌエ(継承:パニックボイス、見覚えの成長) 野良ティターニア × サキミタマ[手順2] → ティターニア(継承:スカウト、見覚えの成長) 2.ヌエ(1.) × ティターニア(1.) × フラロウス[手順3](イケニエ) → プルキシ(継承:ギロチンカット、ヒートウェーブ、デスバウンド、八相発破、他一つ) 3.プルキシ(2.)育成 最終スキル(バインドボイス、ギロチンカット、ヒートウェーブ、デスバウンド、八相発破、不動剣、パニックボイス、乱入剣) ※プルキシを全書登録。以下プルキシAと呼ぶ 4.プルキシA × 野良バイコーン → オルトロス(継承:バインドボイス、パニックボイス、魅惑かみつき) 5.野良イヌガミ × 野良ファントム → ヌエ(継承:ファイアブレスorかみつき) 6.プルキシA × オルトロス(4.) × ヌエ(5.)(イケニエ) → オセ(継承:武器6種のうち5種を継承) [手順5] 1.野良バイコーン × 野良ハイピクシー → イソラ(継承:魅惑かみつき) 2.イソラ(1.) × 野良チン → イヌガミ(継承:毒かみつき、魅惑かみつき) 3.イヌガミ(2.)をモムノフの初期スキル2つを継承した御魂と合体させる → イヌガミ(継承:突撃、気合い、他一つ) 4.イヌガミ(3.)育成 最終スキル(ファイアブレス、かみつき、毒かみつき、魅惑かみつき、突撃、気合い、フォッグブレス、パニックボイス) [手順6] 1.野良シキガミ × 野良モムノフ → アーシーズ(継承:気合い) 2.アーシーズ(1.) × すっぴんアクアンズ × 野良オルトロス(イケニエ) → アラミタマ(継承:気合い、ファイアブレス) 3.野良ノズチ × アラミタマ(2.) → ノズチ(継承:気合い、ファイアブレス) [手順7] 1.イヌガミ[手順5]×ノズチ[手順6]×オセ[手順4](イケニエ)→ モムノフ(継承:武器6種) 2.モムノフ(1.)を下記育成して完成 (上書き:初期スキル → 一分の活泉・絶妙剣) (スキルチェンジ:一分の活泉 → 武器スキル) 武器8種モムノフ 3 ■レシピ イケニエにフラロウスを混ぜつつ、 オセ → ベリス → エリゴール(デスバ、ギロチン、ベノン、ヒート) と精霊でランクダウンしながらエリゴールに武器スキルを集める ジコクテン → タケミカヅチ → オオクニヌシ(乱入、八相、暗夜、不動) と精霊でランクダウンしながらオオクニヌシに武器スキルを集める エリゴール × コダマ × オオクニヌシ → モムノフ あとはモムノフの元スキルを絶妙剣、一分の活泉 → 二分の活泉 → ヤマオロシ として、変化すれば完成 武器8種モムノフ 3改 ■レシピ ユルング × ティターン → フラロウス(デスバ、八相、ギロチン)をイケニエにして エリゴール(デスバ、八相、ギロチン、ベノン、ヒート)をつくり、 レベル上げて、地獄突き、静天の会心を、ムド→マハムド、ペトラアイに。 オオクニヌシは適当に作って、エリゴール × コダマ × オオクニヌシ → モムノフ
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←その8 それから、しばらくの後―― 野良仔あん「ニャンコ~♪」 野良仔さや「チャヤヤ~♪」 あの植え込みの群の中で、生まれて間もない幼い仔あんあんと仔さやさやが、 楽しそうに歌を口ずさんでいた。 野良あん「アン~」ニッコリ それを嬉しそうに見つめる、隻腕のあんあん。 そう、あんあんは、奇跡的にその命を取り留めた。 仲間達の必死の治療と、そして―― ?????「ザヤ゙ヤ゙」 野良あん「アン、サヤカァ///」 野良黒さや「ザヤ゙ァ、ギョヴゴォ///」 ――自らの喉を潰す事も厭わず、何日も休まず懸命に歌い続けてくれた……必死に呼び続けてくれたさやさやのお陰で。 黒化した身体は、極度の疲労によって色が沈着し、 きりきりと見分けが付かないほど真っ黒に染まっていた。 潰れた喉からは嗄れた声しか聞こえず、あの絶世の美声は失われていた。 あんあんも、あの野良猫との戦いで槍と片腕を失い、 まともに狩りをする事もままならなくなってしまった。 だが、それでも、あんあんとさやさやは互いを求め合い、つがいとなって、新たな命が結ばれた。 それが、目の前にいる娘達である。 野良あん「アンコ……」 愛しいつがいと、愛しい娘達を見ながら、あんあんはふと考えた。 若かりし日、尊敬する義母を見上げて思った、 あの義母の気持ちが、今になってようやく分かった気がする。 あの頃は、責任感とか、そんな言葉を並べて義母も気持ちを想像していたが。 今なら、ハッキリと分かる。 義母であったさやさやは、もう一人の義母であるめがほむを、心から愛していた。 そして、そのめがほむとの間に生まれたさやさやの事も、真剣に愛していた。 愛しているから守りたいと、愛しているから傍にいたいと、 義母は必死になって生きて、全力で自らの家族を愛したのだ。 それはきっと、事故で死んだ自分の母あんあんも、 死の瞬間まで自分と妹を守り続けてくれた母まみまみも、 きっと同じだったのだろう。 そう思うと、若かりし日の自分の勘違いが、少し恥ずかしい気がした。 野良あん「アン……///」 野良黒さや「ザヤ゙?」キョトン 羞恥で頬を染めた自分を、さやさやが小首を傾げて覗き込む。 野良あん「ア、アンコッ!///」プイッ 野良黒さや「マ゙イ゙ア゙ガジャッデマ゙ズネ゙ェ」クスクス ぶっきらぼうに顔を背けるあんあんがおかしくて、さやさやは微笑ましそうに目を細めた。 ニャンコ~♪ チャヤヤ~♪ ティリョリョ~♪ キャミミ~♪ ホミュミュ~♪ ヒチョチョ~♪ いつの間にか、仔供達は集まって、大合唱を始めている。 野良黒さや「ザヤ゙……」 合唱の様子を、少しだけ寂しそうに見遣るさやさや。 もう、自分は、かつてのように美しい歌を唄う事が出来ない。 それだけが、少し寂しかった。 だが―― 野良あん「アンコッ///」 いいんじゃないか。 傍らから、ぶっきらぼうな声が聞こえる。 野良黒さや「ザヤ゙……ギョヴゴ……ザヤ゙ァ///」 さあ、歌を、唄おう…… 野良黒さや「ザヤ゙ヤ゙~♪」 どんな歌が、好き? 野良黒さや「ギョヴゴォ……ザヤ゙ヤ゙ザヤ゙ヤ゙♪///」 野良あん「サヤカァ……クゥカイ///」 君の歌が、好き。 「歌を、唄おう」・了
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会話6種アバドン 1 会話6種アバドン 2 会話6種アバドン 1 ■レシピ 野良オルトロスを2レベル上げる(1) オルトロス(1) × 野良ソロネ → キマイラ(2)(スカウト 洗脳) 野良オルトロスが手に入らない場合 野良ケルベロスを2レベル上げる(3) ケルベロス(3) × 野良ソロネ → キマイラ(4)(引き止め 洗脳) キマイラ(2)or(4) × 野良ケルベロス → バロン(5)(会話2種) バロン(5) × 野良ランダ → シヴァ(6)(会話2種) 武器モムノフがいるならスキルなしアラハバキ(7)にして シヴァ(6) × アラハバキ(7) = アバドン(8)(会話2種) いないなら武器モムノフレシピの一分の活泉を説得にして作成しアラハバキにする 御魂にアバドンと被らない会話スキルを3種以上詰める(9) ランク2「物乞い・値切り・誘惑」/ ランク3「ヘッドハント・おねだり・物々交換」 ランク4「恐喝・借金・執り成し・ゴマすり・説得・口説き落とし」 スキルランクを気にするとキャンセルが幾分か楽になる アナライズが邪魔なら御魂のレベルを上げて他で上書き アバドン(8) × 御魂(9) → アバドン(A)(会話3種追加) 残る1枠に御魂で会話スキルを貼って完成 ■コメント アラハバキの代わりに 野良コダマ×野良ガキ=バフォメット(同属のよしみ継承)でも可 この場合はアバドン(8)が継承3つになる 継承3+継承3で作るか2+3+1で作るかはお好きに 会話6種アバドン 2 オンコットを育てるのが大変めんどうなレシピですがどーでしょうか? ■レシピ 野良オベロン × 野良スダマorカハクorコダマ → オンコット (口説き落とし おねだり or 同族のよしみ or 物乞い) ※(会話/武器スキル有)イケニエでLVブーストさせておくと便利。 オンコット → ハヌマーン →セイテンタイセイ セイテンタイセイ(例:完成図) 口説き落とし 誘拐 おねだり 八相発破 ストーンハント 静天の契り 絶妙剣 全体攻撃 野良パワー ×野良フラロウス → トウテツ(恐喝 洗脳 継承) セイテンタイセイ×トウテツ → アバドン (下記会話スキル4個継承 ノイズ メギド/テトラジャ) 口説き落とし おねだり ストーンハント 誘拐 静天の契り 恐喝 洗脳 借金 空きスロット2個に会話スキルを追加して完成 ■コメント オンコット作成時に武器+会話スキル+アバドン/ベルゼブブの 初期スキル3個以上所持したイケニエを用意して継承させるなら 途中のハヌマーンを登録し、アバドン作成時のイケニエに使用すると良いかもしれません
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260 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/04(土) 19 03 22.86 ID t7uA5xfxO ~アルパカ牧場~ アルパカ「メェ~」モシャモシャ ここはアルパカ牧場。 毛がもさもさ生えたアルパカが、牧草を食べていた。 そこへ… 野良アライちゃん「のりゃ!のりゃっ!≧∀≦」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃんが近寄ってきた。 アルパカ「?」 野良アライちゃん「あゆぱか~!あゆぱかしゃんなのりゃ~!」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃんは、アルパカの足元へ這いよってきた。 何をするつもりなのであろうか? 261 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/04(土) 19 13 34.67 ID t7uA5xfxO 野良アライちゃん「のりゃ!のりゃっ!」ヨジヨジヨジヨジ アルパカ「…」 野良アライちゃんは、アルパカの前足をよじ登った。 そして… 野良アライちゃん「ふわっふわなのりゃ~!」モフッ 毛刈り前のアルパカの、もふもふの毛にダイブした。 野良アライちゃん「ふははははー!あゆぱかしゃんのふわっふわおけけ、もっふもふできもちい~のりゃあ~!≧∀≦」モフモフモフモフ 野良アライちゃんは、アルパカの毛をモフっている。 野良アライちゃん「あゆぱかしゃ~ん♪しゅきしゅきなのりゃ~♪もっふもふ♪もっふもふ♪」モフモフモフモフ 野良アライちゃん「ふっわふっわもっふもっふあっゆぱっかしゃん♪しゅっきしゅっきだいしゅきあっゆぱっかしゃん♪か~いいか~いいあっゆぱっかしゃん♪」モフモフモフモフスリスリスリスリ 野良アライちゃん「なのりゃー!≧∀≦」モフモフモフモフ 野良アライちゃんは、アルパカを思う存分モフっている。 262 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/04(土) 19 23 13.21 ID t7uA5xfxO 野良アライちゃん「あゆぱかしゃんのおけけ、ありゃいしゃんにちょーだいなのりゃあ!おうちでもふもふしたいのりゃ~!≧∀≦」ガシィ 野良アライちゃんは、アルパカの毛を掴んだ。 越冬のために巣材にしたがっているのだろうか。 野良アライちゃん「わっちぇ!わっちぇ!」グイグイ そして、アルパカの毛を引っ張った。 アルパカ「…」イラッ アルパカ「メェ!」ブルブルッ アルパカは怒ったのか、体を震わせた。 野良アライちゃん「うゆ!?…ぴぃ!」ボテッ 野良アライちゃんは、牧草の上に振り落とされた。 野良アライちゃん「うゆぅ…いちゃいのりゃあ!」スリスリ 牧草の上で仰向けにじたばたしているの野良アライちゃん。 アルパカ「ペッ!」ビチャ 野良アライちゃん「ぴぎぃ!?」ベチャァ その顔面に、アルパカは唾を吐きかけた。 263 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/04(土) 19 29 39.71 ID t7uA5xfxO 野良アライちゃん「ぴ…ぴっ…」ウルウル アルパカの唾はものすごく臭い。 唾というより、大部分は胃液である。 それを全身に浴びた野良アライちゃんは… 野良アライちゃん「…びええええええええーーーーんっ!!くちゃいぃーーっ!くちゃいのりゃああーーーっ!」ビエエエエエン あまりの臭さに泣いた。 野良アライちゃん「う゛ゆ゛ぅ!くしゃいいぃ!とれないぃい!」ゴロゴロ 野良アライちゃんは、牧草の上で転がって、体にべっとりついた唾をとろうとしているが… 野良アライちゃん「のぁああーーーーんっ!のおおぉーーーぁあああーーーんっ!」ビエエエエエン 粘液は簡単にはとれないようだ。 アルパカ「ペッ!」ビチャ 野良アライちゃん「ぴぎいぃい!」ベチャァ とどめの追い唾。 2発もの唾を浴びた野良アライちゃんは、もうベットベトだ。 野良アライちゃん「くちゃいのやなああああーーっ!」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん「かえゆぅーーーっ!おうぢがえゆぅーーーっ!」ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ 野良アライちゃん「のぉおおーーぁああああーーんっ!のぁああーーーんっ!」ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ 野良アライちゃんは、柵の外へ逃げていき、牧場から離れていった。 よほど臭かったのだろう。 その泣き声は、しばらくの間遠くから聞こえ続けた。 264 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/04(土) 19 35 56.09 ID t7uA5xfxO ~翌日、アルパカ牧場~ 野良アライちゃん「のりゃっ!のりゃっ!」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃんは、懲りずにアルパカ牧場へ向かっていた。 野良アライちゃん「うゆぅ…。あゆぱかしゃんは、おけけをもらおーとちからおこったのりゃ…はんせーしたのりゃ…」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃん「だからきょーはもふもふだけしゅゆのりゃ~♪≧∀≦」ヨチヨチヨチヨチ やがて、野良アライちゃんは、アルパカの姿を見つけた。 野良アライちゃん「あ、あゆぱかしゃんなのりゃー!≧∀≦」ヨチヨチヨチヨチ アルパカに近寄ると… https //i.imgur.com/FWzhiJV.jpg 野良アライちゃん「う゛ゆ゛ぅ!?」ビクゥ なんと、昨日のアルパカの毛が刈り取られているではないか。 265 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/04(土) 19 39 52.92 ID t7uA5xfxO 野良アライちゃん「な、なんでなのりゃ!?」キョロキョロ 他のアルパカ達を見ても… https //i.imgur.com/mrNz3K9.jpg アルパカ達「…」モシャモシャ 野良アライちゃん「…う…うゆぅう~~っ!おけけがないのりゃあーーーっ!」 昨日アライちゃんがモフった以外のアルパカ達は、初夏に毛を刈り取ったばかりであり、秋初めである今の時期はまだ毛が生えていない。 昨日アライちゃんがモフったアルパカは、諸事情で一昨日まで他所へ行っており、まだ毛を刈り取っていなかった。 そして今日、アライちゃんが来る前に毛を刈り取ったのであった。 266 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/04(土) 19 42 11.40 ID t7uA5xfxO 野良アライちゃん「これじゃもふもふできないのりゃあ~~っ!のぉーーぁあああーーんっ!のぉぁああーーーんっ!。≧Д≦。」ビエエエエエン アルパカ「…」イラッ 野良アライちゃん「ぴぃ!?もーくしゃいのぺっぺちないでえ~っ!。≧Д≦。」ヨチヨチヨチヨチ 野良アライちゃんは、泣く泣く巣へと戻っていった…。 267 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/08/04(土) 19 42 52.10 ID t7uA5xfxO 続く 269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 22 56 31.71 ID sdrQDuQt0 乙 アルパカも毛を刈られるんだ 知らなかった 272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 01 20 03.54 ID WJLH3Fpho 269 羊と並んでいい毛糸ができるからね 落第生 パート5へ戻る
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←その1 661 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga] 投稿日:2011/09/10(土) 23 48 15.27 ID QUiUd9MK0 野良仔りぼ「ホミュッ、ホミュッ」 りぼほむはねぐらである流木の洞と川岸を何度も往復していた。 小さく幼い掌には、溢れるほどの、だが僅かすぎる水。 走れば走るだけ掌は揺れて、水が零れる。 野良仔りぼ「ミャロカッ!」 ごく僅かに残った水を持って、ねぐらに入る。 野良仔白まど「ミャ……ロ……」 ねぐらには、先ほど担ぎ込んだばかりの、死んだように眠る白まどの姿。 僅かに上下する胸と苦しそうに吐き出す呼吸だけが、彼女が生き繋いでいる証だった。 野良仔りぼ「ホミュ……ミャロカ……」 苦しそうに呼吸を吐き出す口元に掌を寄せ、ごく僅かに残った水を流し込む。 野良仔白まど「ミャ…リョ……」 野良仔りぼ「ホミィィ……」ポロポロ だが、弱り切った白まどはその水を飲み込む事が出来ず、 首を傾ぐだけで口から水がこぼれ落ちてしまう。 野良仔りぼ「ミャロカ……………ホミュッ!」 僅かな逡巡の後、りぼほむはまた川岸へと向けて走り出した。 普通の野生の生命ならば、弱り切った個体は見捨てるべき対象……いや、足かせでしかない。 だが、ほむ種の本能に、仲間を見捨てると言う思考は決して存在しない。 足を失った仲間がいればその仲間の足となり、腕を失った仲間がいればその仲間の腕となる。 目から光を失えば目となり、耳から音を失えば耳となり、仲間を失った仲間のために仲間となるのが、ほむ種の本能だ。 生き繋いだばかりの幼い命を、その力を、生死の境をさまよう白まどのために振り絞るりぼほむ。 野良仔りぼ「ミャリョキャァ……ミャリョキャァ……」ポロポロ その姿の、何と愚かで、何と美しい事だろうか。 野良仔白まど「………ミャ…ロ……」 あれから何度、ねぐらと川岸を往復しただろうか? 横たえられた白まどの周囲には、小さな水たまりが出来るほどの水が零れていた。 野良仔りぼ「ミャリョキャァ……ホミャァァ、ホミィィ……」ポロポロ 泣きながら、死に瀕した“仲間”の名を呼ぶりぼほむ。 だが、反応はない。 今、掌にある水も、彼女は飲み込めずに零してしまうだろう。 そして、それは咄嗟の行動だった。 野良仔りぼ「ホミュ……ホミュミュンッ」 りぼほむは、水を口に含み、自らの口を白まどの口に押しつけ、無理矢理に水を流し込んだ。 仲間を守る事に特化したりぼほむだからこそ、そこに思考が帰結したのか、 それが、連綿と受け継がれた野生の知恵だったのかは分からない。 だが、りぼほむが正解を導き出したのは、紛れもない事実だった。 幸いにも、白まどは水を嚥下する。 野良仔りぼ「ホミャ……ミャロカ!」 その光景に安堵と歓喜の声を上げるりぼほむ。 りぼほむは幾度かそれを繰り返し、白まどの呼吸が安定して来たのを確認すると、 疲れ果てたように眠りについた。 翌朝、遠くで鳥の鳴く声を聞きながら、りぼほむは目を覚ました。 野良仔りぼ「ホミュ……」 目を覚ますと、そこには目を覚ました白まどの姿があった。 野良仔白まど「ミャロ……ミャロ……」 せわしなく辺りを見渡す白まどは、母の姿がない事に気付くと、すぐに泣き始めた。 野良仔白まど「ミャリョォォォォ……」ポロポロ そこでりぼほむも気付く。 嗚呼、目の前の白まども、自分と同じなのか、と。 野良仔りぼ「ミャロカ……ホミュゥ……」 野良仔白まど「ホ、ホミュリャチャン……ミャリョォォ……」ポロポロ りぼほむが本能的に抱きしめると、白まどはその胸にすがって泣きじゃくった。 恐らく、彼女も生まれて間もないのだろう。 そして、傷の様子からして羽を失ってからも間もない。 野良仔りぼ(ホミュゥ………ホミュン) 守らないと。 自分が、彼女を、守らないと。 その決意が固まるのに、然したる時間は必要なかった。 生まれたばかりの幼い仔同士、失った羽と、仲間と、母。 似た境遇でありながら、りぼほむがその決意を固める事が出来たのは、 やはり、彼女がりぼほむだからであろうか? 野良仔りぼ「ミャロカ!」 野良仔白まど「ホ、ホミュラチャン……ミャリィィ……」 りぼほむは白まどを引き剥がすように離れると立ち上がり、さらに、その手を握って、洞の外へと這い出る。 野良仔白まど「ミャリィィ………」 野良仔りぼ「ホミュ、ミャロカ、ホミュホミュッ」 俯いたままの白まどに、りぼほむは顔を上げるように促した。 野良仔白まど「………ミャロ……、……!」 哀しみの中、顔を上げた白まどの目に飛び込んで来たのは、広大な河原だった。 朝日を反射して輝く水面。 爽やかな風が駆け抜け、土と草と水の匂いが身体を満たす。 まだ、増水による被害の爪痕は残されていたが、それでも、目の前に広がる河原の景色が、白まどの心を打った。 野良仔白まど「ミャロ……」 野良仔りぼ「ホミュホミュ……ホミュミュ」 昨夜、自分が見た幻想的な夜光虫の光景には敵わないだろうが、 その光と匂いには、確かに、命の鼓動が感じられた。 それは、自分たちが今、ここに生きている、確かな証。 野良仔りぼ「ミャロカッ!」 野良仔白まど「ミャ、ミャロ!?」 大きな声で呼ぶと、白まどは驚いたように自分に向き直ってくれた。 それを確認して、りぼほむは笑みを浮かべる。 野良仔りぼ「ミャロカ……ホミュ、ホミャホミュゥ」スリスリ 野良仔白まど「ホ、ホミュラチャン……///」 親愛の情を表す頬ずり。 困惑する白まど。 だが―― 野良仔白まど「ミャ、ミャロ……ホ、ホミュラチャァン///」スリスリ 仲間の与えてくれる温もりと親愛の情に、白まどは応えた。 野良仔りぼ「ホミュゥ……ミャロカァ///」スリスリ 野良仔白まど「ミャロォ……ホミュラチャァン///」スリスリ 二人は頬をすり合わせながら、確かな温もりを感じていた。 野良仔りぼ「ホミュゥ……///」スリスリ ポロポロ 野良仔白まど「ミャロォ……///」スリスリ ポロポロ 目の前で母と仲間を失い、もう二度と味わえないと思っていたそれに、我知らず内に涙を流しながら。 その日、つがいと呼ぶにもまだ幼い、たった二人だけの群が生まれた。 →その3
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作者:Mq7xYqdQo 230 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/27(土) 00 14 12.94 ID Mq7xYqdQo 小 中 大 あ 隔 男「ほむほむ、にらめっこをしようか」 野良ほむ「ホムッ!」 男「笑うと負けよ!あっぷっぷ」 野良ほむ「ホッムッム!」 男「ははは、ほむほむは普段からは想像も付かないような変顔をするなあ。私の負けだ」 野良ほむ「ホムッ!」エッヘン! 男「ご褒美のその変顔をしたまま生きる権利を与えよう」ヌリヌリ... 野良ほむ「ホ...?ホ...ホビャアアアアアアアアアアアア!!!」 男「お前の顔に塗ったのは強力な瞬間接着剤だ。特殊な中和剤を使わない限り永久に接着力が落ちることはない」 男「これからの人生も行く先々で人々を笑顔に出来るほむほむであってくれよ。では失敬」 野良ほむ「ホギャギャギギャアアアァァァァ...」ジタバタジタバタ 野良まど1「マギャアアアアア!!」ヒィィー! バケモノー! 野良まど2「マドドドー!」ヘンナカオー! ゲラゲラ 野良まど3「マドド!マドンッ!」オラ ブサイク! ゲシゲシ! 野良ほむ「ホアアァァ....ホマアアアアアアアアアァァァ!!!!!」ポロポロ...... おわり ジャンル:ゲスまどまど 仲間割れ 異形化 虐待 野良ほむほむ 野良まどまど複数 感想 すべてのコメントを見る