約 1,724,938 件
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/31.html
車で家に帰る途中、いつもみたいにお姉ちゃんのわき腹をつっついてみた。 ク゛フク゛フ笑いながら反撃してくると思ったけれど、「きゃんっ」ってリップみたいな声を出してのけぞった。 バカじゃないの。バカじゃないの。バカじゃないの。 心配したのに。ふざけつづけるお姉ちゃんに私は自分の気持ちを馬鹿にされてしまったみたいで、悔しかった。 「明日菜ったら、どうしたの?」 甘ったるい舌たらずな喋り方がむかつく。思わず髪に触れた手を振り払ってしまった。 「もう、その寒いキャラやめないと口きいてあげないから。絶交だよ。」 姉妹で絶交って。でもお姉ちゃんには効果があったみたいで、泣きそうな顔してオロオロしている。 「明日菜。何か気に障ることをしたのならごめんなさい。でも、私思い当たることがなくて・・・・」 「何っゞ∫Σ&#!!!!!」 今度こそ掴みかかろうとしたら、またママが止めに入った。 「明日菜、お姉ちゃん疲れてるの。あんまりちょっかい出さないで。」 ああもう、本当嫌だ。疲れてるとか関係ない。お姉ちゃんがイタズラ好きなのは知ってるけど、今そんな空気じゃないって言ってるだけなのに。 「明日菜」 「もう話しかけないで。」 私はお姉ちゃんに背中を向けて、フテ寝することにした。 “家に帰ったら、数学の予習をしないと” “ええ、お母様のおっしゃる通りね” “うふふ” 断片的に耳に入ってくる言葉が勘に触る。ママもママだと思う。いつもお姉ちゃんばかり甘やかすんだから。ずるい。 そもそも私達姉妹がハロプロのお仕事を始めたのだって、私が大好きなモーニング娘。になりたいと言ったのが始まりだったはずだ。 なのにママは、キッズオーディションを受けるのに年齢が足りてなかった私には我慢しなさいと言って、お姉ちゃんだけ受けさせた。 私のことを待って、また別のオーディションを一緒に受けるんでもよかったはずなのに。 あの時はお姉ちゃんが「千聖どうしてもこれ受けたい!なんでも言うこと聞くからお願い!」 とママに食い下がったんだっけ。 お姉ちゃんは基本的に優しいけれど、どうしてもやると決めたことに関しては絶対に譲ってくれない。 私の一番の夢を私より先に掴んで、お姉ちゃんはキッズになってしまった。 結局私もその後エッグになれたから、もうそのことは恨んでないし今更うじうじ言うつもりはない。 でも今日みたいなことがあると、やっぱり自分ばかり損しているような気持ちになる。 ケガがたいしたことなくて、ふざけているんだったら早く怒ればいいのに。 こんなキャラで家に帰ったら、弟だって心配してしまうだろう。 「お帰りー!ちさと姉ちゃんケガ大丈夫?」 家に着いたら、よっぽど心配していたのか弟が玄関の前に立っていた。 「ありがとう。たいしたことなかったのよ。ずっと待っててくれたのね。」 お姉ちゃんはとても優しい顔で微笑んで、弟をやんわりと抱きしめた。 「え」 普段はやんちゃな弟が、お姉ちゃんの腕の中で目をパチクリさせておとなしくしている。 パパもママも、「千聖は優しいお姉ちゃんだね」とか言っている。 私はこのとき初めて、怒りではなく恐怖を覚えた。 もしかして、私がおかしいの?もともとお姉ちゃんはこういうキャラで、私が今日突然そのことがわからなくなってしまった? 「遅くなってしまったわね。お布団しいて、寝ましょう。」 お姉ちゃんの手が私の背中に添えられる。拒めない。 妙にあたたかくて、優しい手がとても重く感じた。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/111.html
前へ 「あ、熊井ちゃん笑った!もう元気?」 「うん、何か元気でた!」 千聖は目いっぱい手を伸ばして、自分よりもずっと大きい熊井ちゃんの頭を撫でた。 熊井ちゃんも熊井ちゃんで、ちょっと頭を下げて触りやすいようにしてあげながら、さっきの暗黒顔はどこへやらニコニコしている。 今鳴いたカラスが・・・と思ったけれど、2人が笑い合っているのは何だか可愛いから、そのまま黙って見守ることにした。 ――別の星の人、か。 熊井ちゃんはもう自分で言ったことも忘れて千聖とはしゃいでいるけれど、改めてその言葉を反芻しながら千聖を観察していると、私の中で燻っていた違和感がまた大きくなってきた。 千聖はこういうヒラヒラしたスカートは穿かなかったはず。 千聖はこんな凝ったメイクはしなかったはず。 千聖はもっと大きな声で笑ったり泣いたり怒ったりしていたはず。 「もー!熊井ちゃんウケるぅ!私そんなこと言ってないよー」 のけぞってケラケラ笑う時も、パンチラ防止に足に力が入っている。手はお上品に口元を隠す。 熊井ちゃんを見つめる顔が、何だかお母さんのように優しい気がする。 お母さんて、それじゃあ私と千聖は 「茉麻ちゃん?」 「キャラが被るじゃん!」 「・・・えっ?」 「あっ、ごめん。別になんでもないよ?」 いきなり話しかけられたから、うっかり変なことを口走ってしまった。 よく考えたら、キャラは被らないよね。だって私はお母さんキャラだけど、結構豪快だしガサツだし、今千聖がやってる感じとはまた違う。 「茉麻?キャラが被るって、誰と?」 あ、ヤバイ。熊井ちゃんの興味をひきつけてしまった。こうなると、熊井ちゃんは納得いく説明を受けるまですっぽんみたいに食いついて離れてくれなくなる。 「別にたいしたことじゃないよー。何か千聖とキャラ被ったりしてって思っただけ。」 「ははは、何でー?全然違うじゃん、ねー千聖?」 千聖もケタケタ笑っている。 「だよねー。何か今日の千聖がママっぽいから。でも何か、今日の千聖は女の子らしいからお嬢様ママって感じだね。」 ・・・・・・・・・・・・ あれ? 何か変なこと言ったかな? 千聖が目を見開いて、私の顔を凝視したまま固まった。 「え、ご、ごめん!まぁと被るとかやだった?」 無言で首を横に振る千聖。 「何か言っちゃいけないこと言った?」 「あ・・・ぁの」 急に、千聖の表情が変わった。 ギュッと眉間にしわを寄せて、何かに耐えるように俯いてしまった。 「千聖?ちょっと、本当にどうしたの?」 「ごめんなさい、私」 千聖はいきなり立ち上がると、廊下を走り出した。 「待って!」 私は筋力と瞬発力だけは結構ある。後を追いかけると、千聖はさっきまでいたトイレに駆け込むところだった。 「まーさー・・・待ってよー早いよー」 「先行くから!さっきのトイレね!」 くまくました喋り方と走りの熊井ちゃんをひとまず置いて、私は千聖に専念することにした。 「千聖!千聖!どこ?」 幸いなことに、個室は一個しか鍵がかかっていなかった。 ここにいるんだ。 私は呼吸を整えて、まずは小さくノックをした。 「千聖?ここでしょ?」 「・・・・・・ごめんなさい、私、大丈夫です。」 ・・・喋り方、違ってる。 何だか声も細くて、どう考えても別人だ。 でも今はそれより。 「ねえ、千聖。私なんか気に障ること言ったなら謝るよ。」 「あの、違うんです。茉麻さんは、悪くないんです。」 「まあささんて・・・」 いろいろ聞きたいことはあるけれど、これ以上刺激するのはよくない気がする。かといって、このまま放っておくわけには絶対いかない。 「いた!まーさ!」 そのうちに熊井ちゃんがヘロヘロになりながらもトイレに入っていた。 「千聖、いるの?」 「あっちょっ」 熊井ちゃんはいきなりドアをガンガンたたき出した。 「千聖?ごめんね、私が首絞めたから?」 「ひっ!・・・あの、本当に私、違うんです。友理奈さんのせいじゃありません。」 熊井ちゃんは千聖の言葉遣いに驚いて、怯えた子供みたいな顔になった。 「ま、茉麻・・・何で?ユリナさんって言われた。」 そういわれても、私にもわけがわからない。 「千聖、とりあえず、よかったら出てきてくれないかな。私たちも何が何だか。」 「う、うん。説明してほしいな。千聖。」 ついつい夢中になって、ちょっと大きい声で2人がかりの説得を始めてしまった。 長身の熊井ちゃんに、これまた体格のいい私が、トイレを囲んで騒いでいる。 ・・・・これ、はたから見たらいじめみたいに見えるんじゃなかろうか。 「ちょっと!何してるの!千聖がそこにいるの?」 悪い予感というのはあたってしまうものだ。 独特のキャンキャン声。 振り向くと、トイレの入口に腕組みをしたなっきぃが目を吊り上げて立っていた。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/localdisc/pages/64.html
小学生向けサイトの質問コーナーにいる11さいの女の子(女の子かどうかは未だに不明。) うちのbotのnonちゃんに名前が似ている。 いじめの相談をしていたりすることが多い。 その中で最近イライラするのでどうしたらいいかについての質問の回答で、三毛猫ゴマちゃん(11さい)から 古新聞ある?私は古新聞をやぶりながらぐちをいうとすっきりするよ。 と回答する。 この方法を「古新聞スタイル」と限界集落で命名。 のんちゃんちゃんの新しい質問を定期的に報告する村民が何故かいる。怖い。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/4689.html
190 名前: NPCさん 投稿日: 2009/03/11(水) 07 44 49 ID PR0h1s9E 携帯からだがちょっとした報告。 自分は以前、とあるシステムで、 『毒ダメージ等軽減できないダメージに特定のダメージ増加スキルを使用できない』 というハウスルールを適用した事がある。 毒ダメージにダメージ増加スキルをPC全員が使用して、 ボス瞬殺なんていうデータマンチ(と自分は感じた)な事を してほしくなかったというのがルール適用の理由で、 それについては事前に知らせたつもり。 ただ、無闇にシステムのバランスを崩した自分は困ったちゃん。 で、これのせいで、プチ困を生み出してしまったかもしれん。 長くなったので分けます。 191 名前: 190 投稿日: 2009/03/11(水) 07 56 16 ID PR0h1s9E さっきの続き。 自分がハウスルールを適用したセッションに参加していたPL(Aとする)も、 セッションで特定スキル使用禁止や性能変更のハウスルールを適用し始めた。 これに関しては、AがGMなら何の問題もないんだが、 困ったのは他の人(Bとする)がGMの時にもハウスルールを適用させようとする。 その方法も、Aがゴネてハウスルールを通すとかではなく、 Bのセッションに参加するPCに対して、 『Bは(特定スキル)を禁止するだろうから取らない方が良いよ』 というような助言の形で言ってくる。 AとBの間で、特定スキル禁止に関する意志疎通は、 自分が確認した限りなかったように思う。 BはAが禁止したいスキルをセッション中に使用していたので、 Aがちょいと機嫌を損ねてネチネチ文句を言い出したりしている。 以上、報告終了。 初書き込みなんで、読みにくかったり情報足りなかったりしたらごめんよ。 192 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/03/11(水) 08 00 02 ID ??? 毒のダメージをみんなであげる・・・異能使いかな 194 名前: 190 投稿日: 2009/03/11(水) 08 38 11 ID PR0h1s9E 192 自分は特定されてもサークル抜ければいいだけだから、 最初からハッキリ書けば良かったな。 自分が使ったシステムは異能使いで、 ハウスルールは実ダメージに紅蓮の魔剣禁止。 (紅蓮の魔剣はALGで言うトール) スレ220
https://w.atwiki.jp/oneaf1203/pages/5.html
今度は完全動画!某テレビ番組に出たデビュー当時動画 YouTube→http //youtu.be/kVNNGh6-jrw 前回は動画というかサムネでしたが(汗) 今回は「Poo!」という番組に出たときの真希ちゃんです。 個人的には、はしゃいでる真希ちゃんは無理をしているように思うのですが かわいいから、どーでもいいです。 こ
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/29.html
前へ 【愛理さん舞美さん】岡井ちゃんが遠くに行ってしまった件(ソースあり)【ごきげんようってなんだよ】(329) ちっさーのキャラ替えを断固阻止したい人の数→(773) 「ああぁ~・・・」 パソコンの前で、私は頭を抱えた。これはおそらく昨日のキューティーパーティーのことだろう。(とは言っても何が書いてあるのか怖いので、私はいつもマイミスライムしか見てない) 冒頭でいきなり「ごきげんよう」をかまされた時は本当にあせった。 愛理が即「はい、千聖お嬢様。」と返したから、その場は何とか切り抜けることができた。 千聖も空気を読んで、お嬢様語を封じて明るい雰囲気を出してくれたのだが、いつも聞いてくれるファンの人達にはやっぱり違和感を覚えさせてしまったみたいだ。 「もー本当・・・私のせいだ。ダメだ。本当私最悪だ。」 あの時、私が千聖にちょっかいを出さなければ。体勢を崩した千聖を支えてあげていれば。こんな事態にはならなかったはずだ。 私もえりと同じで、最初は千聖の悪ふざけを疑った。 服装まで変えて、ウケるねーなんてのんびり話していたけれど、千聖はいつまでたっても元の千聖に戻らなかった。 可愛らしいスカートを履く。食事のときにレースのハンカチを膝に敷く。 そんなことが積もり積もって、私はようやくこれはあの時の後遺症なんだと気づいた。 それに、千聖はお調子者でいたずらっ子だけれど、みんなを困らせてまでそれを続けるような子じゃない。 動揺するみんなを見て泣きそうな顔をする千聖を見ていたら、間違いないと確信できた。 同時に、千聖から取り返しの付かない何かを奪ってしまったという絶望感と罪悪感で胸が押しつぶされそうになってしまった。 千聖の顔を見ると、涙が出そうになる。そして目をそらす。千聖が悲しそうに私を見つめる。そんな悪循環がずっと続いた。 みんなが徐々に新しい千聖を受け入れるようになっても、私はほとんど会話をすることができなかった。 リーダーなのに、こんなんじゃ駄目だと思ってはみても、じゃあどうしたらいいのかがわからない。 えりは千聖のキャラがつぼにハマって盛大にふいた後、「あれは演技じゃないからもう私は認める」と言い、徐々に順応してきているみたいだ。 でも私は自分に責任がある以上、そんなに簡単に新しい千聖を受け入れるわけにはいかないのだった。 「おはよーございまーす・・・」 今日も又、イマイチ元気が出ないままレッスンスタジオに向かう。 「舞美ちゃん、大丈夫?ずーっと元気ないね。飴でも舐める?」 「ん、大丈夫。体調でも悪いのかな?あはは・・・」 学校帰りなのだろう、まだ制服を着たままの早貴が気を使って話しかけてくれた。 私は何をやってるんだろう。リーダーなのにみんなを心配させて、リーダーなのに困っているメンバーを助けてあげることもできない。 あ、ヤバイ。ちょっと泣きそう。最近は柄にもなく感傷的になりがちだ。 「ごめん、早貴ちゃん。ちょっと私・・・」 「うん?」 「私・・・」 「・・・うん・・・」 「走ってくる!」 「ええ!?ちょっと!」 「みんなによろしく!」 そう言い残して、私は屋外のちょっとしたグラウンドみたいな場所に向かった。 クサクサしてるときは、やっぱり体を動かすのが一番だ。隅のほうでストレッチをしていると 「舞美さん。」 いきなり後ろから声をかけられた。 「あ!千聖!!おはよー!!!今日まだ会ってなかったね!!!ところで何してるの!?」 うわあ我ながらひどい空元気。千聖も目をパチクリさせている。 「ええ、ごきげんよう。少し早く着いてしまったものですから、体を動かそうと思って。」 千聖は濃い目のピンク地に小さな黄色いドットが入った可愛らしいジャージを着ていた。 こういうレッスン着ひとつにも変化を感じられて、また少し気持ちが重くなってしまった。 「もし嫌でなければ、一緒に何かしませんか?」 「え?あ、うん」 「じゃあ、ひとまず一周走りましょうか。よーい、ドン!」 いきなり掛け声をかけて、千聖が走り出した。 「ちょっとちょっと!千聖!」 慌てて追いかけるけれど、千聖はさすがにお嬢様になっても足が速い。なかなか距離が縮まらず、私の闘争本能に火がついた。 「あは、あははははははは」 笑いながら加速する私に少し驚きながらも、千聖はいたずらっ子のようにニヤッとしてさらにスピードを上げた。 戻らない私たちを心配したのか、いつのまにかみんなが集まってきていた。 楽しげな私たちをあっけに取られたように見ている。 やっぱりこの子は千聖でいいんだ、と私は思った。 こんな風に無心で走ることの楽しさを共有できるのは、千聖しかいない。 キュートのリーダーとしてはまだ、これからどうしていけばいいのかはわからないけど、 私は今の千聖の中に元の千聖を見つけられることができて、少し心が軽くなった。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/139.html
前へ 千聖大好きっ子の舞ちゃんに、千聖を悪の道から救い出そうとしてるなっきぃ、明らかに面白がってる愛理。 どんな恐怖映像が世に出回るかと思ったけど、撮影中はわきあいあいとソフトクリームを食べたり、牛や羊と戯れる平和な時間を過ごすことができた。 ・・・なっきぃが赤いマントを羽織って、「オーレィ!」と牛を挑発しながら私の方へ駆け寄ってきたことは忘れることにしよう。 すぐに予定の時間が過ぎて、ふたたびちさまいみかんなと合流するために、広場へ戻った。 3人はもうジャージから私服風の衣装に着替えて、楽しそうにまたバドミントンをやっていた。 「キュフフ、体力あるねー。」 「あ、お帰り!牧場どうだった?こっちはねー・・・」 舞美がなっきぃ舞ちゃんと話し初めて、愛理と栞菜が木陰に移動したから、私は必然的に千聖と2人になる。 「アスレチック、楽しかった?」 「ええ、とても。3人で競争もしたんですよ。舞美さんたら、私がロープを使って登っている時に、わざと揺らしていたずらするから怖かったわ。私も後で、栞菜と一緒にお返ししちゃいました。ウフフ」 ほわんほわんなお嬢様の千聖だけれど、やっぱり根っこはスポーツ大好きっこ。目を輝かせて喋る顔は、無邪気で可愛らしかった。 「今度、えりかさんも一緒にやりましょう。タイムトライアルが楽しかったわ。みなさんとプライベートで来ても面白そう。」 ・・・千聖、長い付き合いじゃない。いい加減私の運動神経をなめてもらっちゃ困る。 ロープのうんていを、腕の力だけで進む。 下に待ち受けるのはシザーなっきぃの大群。よーい、スタート! ウチだってやればできる!信じれば夢は叶うよ! と思ったけど二本目で落下する私。 落ちたよー、えりこちゃん、落ちたよーキュフフフフフ・・・・・ 「えりかさん?」 「はっ!・・・そ、そうだね機会があったらね。」 千聖は私の答えに満足して、話題を変えた。 「えりかさんたちは、何を?」 「えーと、ヤギ触って、牛触って、乳搾りしたんだよ、乳搾り。こう、ニキ゛ニキ゛ニキ゛って。」 私はわざと千聖の胸の前で、手をゆっくり閉じたり開いたりして挑発してみた。 恥ずかしがる姿を楽しもうと思ったのに、千聖はしばらくポカンと口を開けて、私の手つきに見入っていた。 だんだんと目がトロンとなって、唇がかすかに震え始める。 ちょ、そこまで興奮しなくても! 「ちちしぼり・・・」 「さーーーーーてと!!!次は後半の撮影だよ!!さあ行きますよ2人とも!」 千聖が妙に湿った声で呟いた瞬間、なっきぃが大音量で私たちを引き剥がしにかかった。 「なっきぃはりきりすぎー!そんなにおなかすいたの?とか言ってw」 「いいの!さあ、またグループ分けしよう!」 反復横とびみたいな動きで私と千聖をさえぎるなっきぃ。 舞美が千聖を連れて行ったのを確認すると、ゆっくり私に向き合った。 「あ、ちょ、ちょっとふざけすぎた・・・ってなっきぃ?何やってるの?」 なっきぃは私がさっき千聖にしたみたいに、私の胸の前で2,3回手をもにゅもにゅさせた。・・・と思ったら、 「ひええ!!」 いきなりその手を力強く閉じて、私のエアーおっぱいをぐしゃっと握りつぶした。 「・・・キュフフ、えりこちゃん。なっきぃはいつも、千聖のこと見守ってるんだからね。忘れないでね。」 なっきぃはそう言うと、いつもの可愛いなっきぃスマイルに戻して「じゃあ、早くみんなのとこ行こう!」と私の手を取った。 こ、怖い。ずっと怒られてるならともかく、こうメリハリを付けられると、恐怖感は倍増する。 今日の夜はさっき焦らしてしまった分、たっぷり楽しもうと思ったのに、 この分じゃ舞美あたりをけしかけて「えり!ちっさー!UNOやろう!」「トランプ!トランプ!」「ガールズトーク(笑)しようよ」とコテージを襲撃してくることは間違いなさそうだ。 ああー・・・私だって結構、楽しみにしてたのに。 さっきとは別の意味で落ち込んでるうちに、いつのまにかご飯係の班分けは終わっていた。 「えりかちゃん、私たちカレー作る係だよ。愛理も一緒。よかったー、どうしてもお姉ちゃんに話したいことがあったから。愛理になら、聞かれてもいいし。」 栞菜が嬉しそうに話しかけてくる。愛理は相変わらず、S入ったイタズラな目つきのままだった。 「あ、舞ちゃんと舞美ちゃんはご飯炊くんだって。千聖はなっきぃとアイスとバター作るんだよ。さっきえりかちゃんが絞った乳で、千聖がね。ケッケッケ」 ・・・ちょっとあーた!敵なの!味方なの!? 相変わらず読めない表情で、「野菜もらってくるねー」と、私たちを置いてどこかへ行ってしまった。 「私たちも調理器具とかもらってこようよ、えりかちゃん。」 「そうだね。あ・・・ねえ栞菜、話したいことって、なーに?気になるから、撮影始まる前に聞いときたいんだけど。」 私がそう切り出すと、栞菜は人差し指で「シーッ」のポーズを取って、急ぎ足で調理器具置き場まで移動した。 「どうしたの?相談事?」 周りを警戒しながら、栞菜はお鍋や包丁を選んでいく。 「私、決めたよお姉ちゃん。」 「うん?」 「ちっさーとえりかちゃんのこと、いろいろ悩んだんだけど。」 「え・・・?」 「でも、応援するから。」 応援、て。 ガバッと顔を上げた栞菜は、妙に明るい顔をしていた。 ・・・経験上、こういう表情の時の栞菜は要注意だ。 「ごめん栞菜、応援って、一体何を言って」 「私、2人の恋を応援するから!」 「・・・・・・は?」 私の手から落ちたお鍋のふたが、クワンクワンクワンと大きな音を立てた。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/nisina/pages/291.html
おおかみちゃん 「おばあちゃん、おばあちゃん。どうして耳が大きいの?」 「お前の声をよく聞くためだよ」 「おばあちゃん、おばあちゃん。どうして毛むくじゃらなの?」 「お前が寂しくて凍えそうなときでも、暖めてあげたいからだよ」 「おばあちゃん、おばあちゃん。どうして……。どうして牙が生えてるの?」 「お前を……守るためだよ」 うそです。 作り話です。 黒咲あかねはウソツキです。 オペラグラス片手に男女二人の成り行きを盗み見しながら、黒咲あかねの作り話に頷いてるのは、紛れも無く近森ととろだった。 高等部二年生の近森ととろは、言わずとしれたカップルウォッチャーだ。幸せそうな男と女を遠目で覗いて、幸せをちょっぴり 御相伴する。ととろは幸せを貯めながらふんはと二人の幸せを祈るのだった。 隣の黒咲あかねは演劇部に所属する高等部一年生。ととろが観察していたとある男女の二人をちらと見て、 『赤ずきん』を語りはじめた。いや、正しくは……。 「ちょっと、アレンジしてみました」 ととろと背中合わせで座るあかねは自分の顔が赤くなっているのを見られることを恥じた。 黒タイツの両足をぴっちりと閉じて、遊んだ手でスカートの裾をいじいじと弄る。 「恥ずかしがることないよ。即興でそこまで出来るのって、さすが演劇部って感じだしー」 「だって、赤ずきんとオオカミが幼なじみって設定なんですよ。それを知っているおばあちゃんが、二人をくっつけようと…… 猟師と画策するなんて」 「わたしもオオカミさんに食べられたい!」 ととろの黄色い声に廻りが桃色がかる。背中でととろの体温が上がっていることが伝わった。 ととろもあかねも花も恥じらう高校生。このお年頃は惚れた腫れたに敏感なとき、人を想うことをきゃっきゃと喜び、 うふふと隠したがる、甘くも脆い思春期真っ盛り。あかねは自分の隠しつづけた妄想が、即座に閃いた作り話で不用意にも尻尾を 見せてしまったのではないかと息を止めたが、零れたミルクはカップにはもう戻ることはなく、あかねの黒タイツの太ももを 真っ白く、白く汚したのだった。一度濡れた脚は拭いても拭いても染み込むばかり。決して元の色へとは戻らない。 「こんな……」 「女子の憧れじゃない?」 「オオカミですよ」 脚を組み替えたととろはもう一度オペラグラスを二つの瞳で覗いた。 視線の先にはととろやあかねと同じ制服姿の女子高生。明るくも落ち着いた髪がレンズ越しに香る。やはり花も身もある 女子高生にはパステルカラーが似合う……はずだが、彼女自身が拒んでいるかのように見えた。 相手は年上の男性だ。スーツ姿に身を包み、身なりはかなり整っている。かなり、金には不自由しない生活をしていると伺える。 ただ、そこはかとなく硝煙のような匂いがぷんとする、ぶっちゃければ堅気を感じさせない空気が彼の周りには張り付いていた。 抜き差しならない世界に生きる者に似合うのは無彩色。これは誰の目にも見えた。 あかねとととろは二人が知らない世界をちょっと垣間見た。 それだけで胸の高まりが止まらない。 「ふう……」 オペラグラスを下ろしたととろは自分たちの世界に舞い戻り、それを確認しようと口火を切った。 「さて、オオカミさんの想いを知った赤ずきんは、どう答えるんでしょうかね!?あかねちゃん」 「わ、わかりませんっ」 「出し惜しみなんてずるいよっ」 うそです。 オオウソです。 黒咲あかねはウソツキです。 これ以上顔を赤らめたくないから、あかねはそっとウソをついた。 おしまい。 前:]] 次:[[
https://w.atwiki.jp/mushi/pages/248.html
ゆうかとは? 第4回 (1) (2) (3) 第4回蟲ラジオ(ゆうかの回) 名前:蟲投稿日: 2007/04/01(日) 13 57 49 何で女ってあんな残酷なんだろな。 ゆうかちゃんって女の子が居てさ。 2ヶ月間ぐらい、一緒に色んなトコ遊びに行って、色んな物食って、 色んな事して、仲良くなって、俺はもう付き合ってると思ってたんだよ。 そしたら ある日突然、「実は私にはオトコが居る」って打ち明けられて。 そりゃもう めちゃくちゃショックだったよ。 元カノと別れて以来 荒んだ日々を送ってたけど、 久々に、本当に好きになれた子だったのに。 もう頭真っ白でさ。 家帰って一人で泣いたよ。 でももう仕方ないじゃん。 ゆうかちゃんにオトコが居た事は、揺るぎない現実なんだから。 俺はそれを乗り越えて生きていかなきゃならない。 次の日も 朝から一日中苦しんでたんだけど、必死に耐えた。 狂おしいほどメールしたかったし、電話で声も聞きたかったけど、我慢した。 早くゆうかちゃんの事を忘れて、前へ進まなくちゃならないから。 でもさ、その夜 いとも簡単に、ゆうかちゃんから電話があったんだよ。 俺はバカだから めちゃくちゃ嬉しかったんだけど、 今にして思えば、彼女は単に、罪の意識を和らげたかったのか、はたまた救いが欲しかったのか。 その後は毎晩のように電話が掛かってきて、話聞いてあげて、オトコの相談に乗ってあげて、 アドバイスして、元気づけて、・・・・ でも結局は 呆気なく捨てられた。 たぶん そっちのオトコと上手く行き始めたんだろな。 「ありがとう」も「ゴメンなさい」の言葉もなく、プツリと連絡が来なくなったよ。 どうせ捨てるつもりなら、何であの時電話してきたんだよ。 自分が楽になりたかっただけじゃないか。 俺だって辛くても必死に耐えてたのに、あんまりだよ。 ゆうかちゃんとの一件以来、どうも女の子が信じられなくなった。 「女は怖い」なんていうけど、俺もこの歳になって、ようやく女の子の怖さが 少し理解できた。 相手のことを理解して、100%信頼し合って、その上で一緒になれる・・・ そんな奇跡みたいな事があるんだろうかね。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/7288.html
関連スレ 大物困の予感新人君 468 名前:前スレの558[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 15 32.50 ID ??? うちの新人困ったちゃんが予想以上に香ばしかった件についてちょっと報告させてもらうわ 困ったちゃん語録by先週土曜の新人だけの交流会で独りだけ泥酔時 先輩に対して ・俺よりやってる時間が圧倒的に短い癖に大物ぶって偉そうにしてやがってお前らみんな俺から 見たら初心者に毛が生えたみたいなモンなんだよ ・俺に対して先輩ぶりたいなら未訳サプリありのシャドウランくらいマスターしてみせろ ・シーン制だのPC番号だの補助輪付きのシステムじゃなけりゃまともにマスタリングもロールもできない ザコがシステムを語るなんて百年早いガープスで色々な性格のPCを作ってロールできるようになってから そう言うことは言え 同級に対して ・おまえ等みたいな新人が良ゲーマーになるか屑ゲーマーになるのかは最初が肝心だから俺が ビシバシ育て上げてやるから感謝しろよ ・フィア出すのゲームバランス度外視のキャラクター重視のバカゲーじゃなくてゲームバランスの しっかりした硬派なゲームでガッチリと遊ばしてやるぜ 昨日困ったちゃんと話したが完全に記憶が飛んでいて本人は覚えて無いってのがまた笑えるw しかも、バイキングでみんなソフトドリンクのなか1人だけ二十歳になったからって飲み放題に アルコールをプラスするという協調性の無さを露呈してくれた 469 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 18 57.70 ID ??? 酒も飲まずに他人に対して強く出る馬鹿も嫌だが、 酒を飲まないと強く出れない&年上含めた他の大人がノンアルコールの中飲みまくる アホはもっと嫌だなw 470 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 31 11.37 ID ??? 酒は飲んでも呑まれるな、て言葉を知らないのかね。 471 名前:NPCさん[age] 投稿日:2012/04/25(水) 08 36 27.47 ID ??? それだけ酒の上でも言ったんだから、やらせたら良いんじゃね? 上手くやればそれで良いし、できないなら口だけのカスだから勝手に出ていくでしょう。居心地が悪くなって。 472 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 36 52.87 ID ??? 次はICレコーダー持参だな 473 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 37 33.32 ID ??? 470 一浪して新人で20才だと4月生まれで最近20才になったばかりだろ ひょっとしたら初めての飲酒かもしれない もしそうだったら初めてだから自分の限界がわからなかったんだろう 474 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 42 41.30 ID ??? フリードリンクにアルコール付いたときの値段は異常。 大口叩いたわけだし、蹴り倒すくらいの勢いでGMやらせてみたいもんだw 475 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 54 00.31 ID ??? 未成年じゃないよな? しかし、アレだなもうダメさがにじみ出てるw FEARがヌルゲーて実プレイなしだよな? しかし、いい反面教師がいるな。そいつ以外の新人にあいつみたいにはなるなといえばいいわけだしw 476 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 08 56 17.42 ID ??? よく読んだら新人交流会(他が18,19)の中、自称1浪の20歳が飲みまくったのかw よく店側が「おい、お前(たち)、学生証の生年月日見せろ」って言わなかったものだなあ。 477 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 09 30 31.43 ID ??? 毎回思うけどハンドアウトやPC番号ってそんなにゆとり仕様かねぇ それぞれの立場やら導入をサクッと説明出来てスムーズに始められる程度の認識しかないんだけど 478 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 09 44 21.27 ID ??? 477 それぞれの立場や導入を“サクッと説明”するなんてとんでもない! 微に入り際を穿ち、聞かれていない事までひけらかしてゲップが出るまで「重厚で骨太な世界観」から教え込まなくてどうするんだ! って、ハンドアウト嫌いの先輩が昔いってた。 480 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 09 51 59.60 ID ??? 自称20歳の困様が上げてる硬派なシステムのシャドウランだって 極めてシーン制(FEARっぽいの)に近いけどね。 ヒーローポイントがあって、それぞれの場面ごとに切り替えるので。 …困様のガープスでは未使用CPによる、ヒーローポイント的演出は やらないだろうし、シャドウランじゃカルマポイント使わせてもらえないのだろうかw 485 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 10 31 39.80 ID ??? 一生懸命習い覚えたノウハウが 「実はそこまで苦労しなくても問題なく回せるんだよ」と言われて これまでかけてきた労力なり自負なりが全否定されたと感じるのかもしれん 486 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 11 09 33.04 ID ??? あっさり追い抜かれてるからな 492 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/04/25(水) 11 30 37.00 ID ??? ハンドアウトで無に帰す程度の能力と経験しかないのが拒否反応とヒステリー起こした可能性も。 スレ322