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俺は虹村垓。M県S市杜王町のぶどうが丘高校に通う高校1年生だ。 現在俺は、世界を手中に収めるために、高校のスタンド使いと交流を深めたり、世界を手に入れた後のことを考えてハーレム形成に力を尽くしたり、エロゲに血道をあげている。 まあ、充実した日々を送っている方なんだろうな。 ……充実した日々を送っている、はずなんだがよぉ…… ** 「僕、こういうの嫌なんだけどなぁ……。垓くん、やっぱ止めようよ」 「うっせーなー。賭けトランプで負けて、『何でもする』って言ったのはオメーだろーが」 俺は、クラスの友人『高宇土劉邦』と一緒に、トラサルディーを訪れていた。 今日の俺の計画は、劉邦のスタンド『ドレンチド・イン・フィア』の爆風で、姉ちゃんとショコラちゃんにパンチラをさせて、セキュリティー・ホールで画像を収め、売りさばくことだ。 室内の仕事だからって事で、ウェイトレス服のスカートが風にあおられることがねぇから、こうでもしないと写真が取れねぇんだよな。 (だから、そこまでしなくても……) (いいからやれって! ほら、ショコラちゃんが来たぞ?) アイコンタクトで思いをかわし、腹を小突いて合図をする。仕方がなく頷いた劉邦の足もとから飛び出した小さなトカゲが、机を伝ってショコラちゃんのミニスカートのすそにとりつくのが見えた。 「ただいまお水をお持ちしました~♪」 「サンキュ、ショコラちゃん」 笑顔で俺が水を受け取る横で、劉邦が渋い顔で机を何気なく叩く。ポンっ! 軽い音を立てて、ショコラちゃんのスカートが翻った。 「キャッ! どこかで、隙間風でもあるのかなぁ……」 すぐにスカートを押さえたショコラちゃんは、不思議そうに首をかしげてる。おしっ、ばれてねぇ! さあ、次はねぇちゃんの番だ! 再び脇腹を小突いて劉邦に合図する。嫌そうな顔をしながら、こいつはスタンドをねぇちゃんの元へと向かわせていく。 「はい、琢磨。お水」 「ありがとな、那由多」 ちょうど琢磨さんに水をもってった姉ちゃんが、反対側の席へと向きを変え、頭を下げて要件伺いをしている。ちょうど、尻は琢磨さんの方に向けられていた。 こいつはなおいいぜ。琢磨さんも、これに一枚かんでる。隠しカメラでパンチラをとる絶好のチャンス! ……だが、俺は予想もしなかった。その時、ブッという大きな音が店内に響き渡ることなんて。 姉ちゃんが、こともあろうに、ドレンチド・イン・フィアが配置についた時に、その、なんというか、屁をこきやがった。それも、特大のを。 ちなみに、屁は可燃性のガスである。……ということは…… ボオオっ! 「ぎゃああああああああああああああああああああああああああ!」 引火した屁は火炎放射となって、琢磨さんを襲った…… 本体名―桐本琢磨 スタンド名―シックス・フィート・アンダー(引火した那由多の屁をモロに喰らって大火傷。再起不能) それを見た瞬間、俺たちは、 「「やばっ!」」 と叫んで、金も払わず店を飛び出した。とんでもない粗相に顔を真っ赤にした姉ちゃんが、俺らの仕業と感づいたのか、鬼のような顔で俺たちを追いかけてくる中、俺らは死ぬ気で逃げ続けた。 使用させていただいたスタンド No.1688 【スタンド名】 ドレンチド・イン・フィア 【本体】 かわいらしい雰囲気の癒し系な男子高校生 【能力】 尻尾を『無音爆弾』にして配置する < 前へ 一覧へ戻る 次へ > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用、AI学習の使用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]
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歌唱:鏡音レン 作詞・作曲:釣り師P VOCALOID殿堂入り 演歌ロック 釣り師Pの本気 PV
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那由多の軌跡 アド・アストラ NAYUTA NO KISEKI -Ad Astra- 2021-05-26/Switch CAST Nayuta Herschel Kaori Mizuhashi (水橋かおり) Noi Ai Kayano (茅野愛衣) Signa Alhazen Kenichi Suzumura (鈴村健一) Serum El Ordin Kenichi Suzumura (鈴村健一) Creha Rem Ordin Ayana Taketatsu (竹達彩奈) Zext di Quarius Ryotaro Okiayu (置鮎龍太郎) Asa Herschel Houko kuwashima (桑島法子) Lyra Burton Ryo Hirohashi (広橋涼) Aulbath Alhazen Hiroki Touchi (東地宏樹) Gio Tomohisa Aso (麻生智久) Erislet Miyuki Sawashiro (沢城みゆき) Argol Ryotaro Okiayu (置鮎龍太郎) Nemeas Mai Aizawa (相沢舞) Cealam Ami Naga (名賀亜美) Colon Ami Naga (名賀亜美) Sasha Haruka Morimune (森宗春佳) Ada Haruka Terui (照井春佳) Bell Akari Harashima (原嶋あかり) 【Casting】 AONI PRODUCTION Co.,LTD. 【Voice Work】 Producer Takashi Yoshida (Field Y)(吉田隆) Assitant producer Tomoyuki Kobuchi (Field Y)(小渕智幸) Sound producer Rokuro Okuyama(AONI PRODUCTION Co.,LTD.) (奥山六郎) Manager Hiroshi Uwabo (AONI PRODUCTION Co.,LTD.)(上保裕資) Director Seiji Miyazaki (STUDIO ESSENCE)(宮崎誠二) Development Members 【Programmer】 He Lin (???) Rui Zhang (張蕊) Shun Kubota (久保田諄) 【Graphic Artists】 Atsushi Takai (高居淳) Hiromi Okada (岡田弘己) Toshio Inoue (井上俊夫) Kazuki Nagao (長尾一樹) Takeshi Araki (荒木健) Maiko Yoshida (吉田麻衣子) STUDIOARTDINK CORPORATION (スタジオアートディンク) Tomonori Kotani(小谷友紀) 【Scenario and Script】 Syunsei Shikata (四方俊成) Yuuta Miyazaki (宮崎勇太) 【Music and Sounds / Sound Team jdk】 Hayato Sonoda (園田隼人) Takahiro Unisuga (宇仁菅孝宏) Syuntaro Koguchi (古口駿太郎) 【Opening theme song】 "NAYUTA NO HOSHI NO MONOGATARI" Vocal Kanako Kotera (小寺可南子) Lyrics Kanako Kotera (小寺可南子) Guitar Daisuke Miyazaki (宮崎大介) Bass Atsushi Enomoto (榎本敦) Arrangement Noriyuki Kamikura (上倉紀行) Mixing engineer quad (luvtrax) Vocal recorded PROCYON STUDIO 【Ending theme song】 "NAYUTA NO OMOI" Vocal Kanako Kotera (小寺可南子) Lyrics Hideaki Hamada (浜田英明) Violin Akiko Nagano (長野昭子) Arrangement Yukihiro Jindo (神藤由東大) Mixing and mastering engineer Koki Tochio (PRESSTONE) (栃尾恒樹) Assistant engineer Kazumi Iwano (PRESSTONE) (岩野和美) Vocal recorded branch studio 【Quality assurance】 Hisayoshi Takeiri (竹入久喜) Hideyuki Yamashita (山下英幸) 【Publicity】 Hidefumi Inaya (稲屋秀文) Atsushi Hoshino (星野淳史) Fumika Murakami (村上文郁) Kaori Ito (伊東佳織) Takashi Inagaki (稲垣貴士) Daiki Noda (野田大貴) 【Special Thanks】 Field Y (フィールドワイ) Kure Software Koubou Corporation. (呉ソフトウェア工房) Fontworks Inc. Pole To Win Co.,Ltd. Clouded Leopard Enterainment Inc. KINSHA Co.,Ltd. Toru Endo (遠藤徹) Nobuhiro Hioki (日置伸宏) Ayumu Ookusa (大草歩) Yuu Toukairin (東海林優) Noriyuki Chiyoda (千代田憲幸) Chihiro Asanuma (浅沼千寛) 【Coordinator】 Mieko Ishikawa (石川三恵子) 【Director】 Takayuki Kusano (草野孝之) 【Producer】 Toshihiro Kondo (近藤季洋) 【General Producer】 Masayuki Kato (加藤正幸) NAYUTA NO KISEKI AD ASTRA 2012-2022 All rights reserved by Nihon Falcom Corporation.
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私はショコラーデ・フォン・シュトロハイム。M県S市杜王町のぶどうが丘高校に通うドイツからの留学生。 今、私は地元のレストラン『トラサルディー』で、お友達の虹村那由多ちゃんと一緒にウェイトレスのアルバイトをしている。 異文化の中での生活は大変だけど、それでも毎日がとっても楽しい。今日は、そんな毎日のある一コマをお話しするね。 ** 「俺の娘は今日も世界一可愛いじゃねぇかよォ~!」 「ああもぉ、父さんは早く食べて帰ってってばぁ!」 今日も那由多ちゃんはお店に来たお父さんを怒鳴りつけている。 とはいうものの、無理やり追い出したりするどころか、冗談でも手を出したりなんかはしないで、文句を言うだけなんだよね。 それどころか、こっそりトニオさんに頼んでお水やおかずの量をサービスしてもらったり、受け取る値段を微妙に安くして、その分をお給料から天引きしてもらってたりする。 お父さんは毎日来るから、結構バカにならない出費なんだよね。それでもやってるんだもの、口ではなんだかんだ言いつつ、仲は良いんだよね。やっぱり、親子だからなのかな? 「あー、まったく父さんはなんでああなのかな……。娘の私の方が大人びている気がするぞ」 もう店仕舞いの時間だ。私が、自分のスタンドで机をきれいにしている後ろを、トレイを下げながら那由多ちゃんがぼやいてる。疲れてきてるのか、大きく息を吐きながら、肩をトントン叩いてる。 「お疲れさまー。それにしても、那由多ちゃんって、お父さんと仲がいいよね」 「!!?」 あ、那由多ちゃんがトレイを落としかけてあたふたしてる。乗っけてる皿やコップが今にも床に落下しそうだ。 ドジョウ掬いみたいな動きをした挙句、何とか皿を割らずに済ませた那由多ちゃんは、 「ん、んな訳あるかァッ!!!」 と照れていた。 「照れてない! だから、どうしてそうなる!」 「えー? だって、なんだかんだ言って那由多ちゃんはお父さんに優しいじゃない」 私が、いくつか例をあげていくと、那由多ちゃんの顔は面白いくらいに青くなったり赤くなったりを繰り返す。どうやら、図星みたい。 「ほら、こんなに証拠があるんだから、ごまかせないよ? 口ではツンツンして、裏ではデレデレしてるけど、もしかして、『パパのお嫁さんになるのが夢なの』とか?」 「誰にでもある、ちっちゃい頃の黒歴史を高校生になってまで引きずる訳ないから!」 ……ちっちゃい頃の夢だったのは否定しないんだ。 「……こほん。私はな、別にツンデレな訳じゃないんだぞ。ただ、単に素直になれないお年頃だけど、親に感謝しているだけなんだからな!」 世間的には、それをツンデレというんだけどな。 「だから、ツンデレじゃない! 私が、こういう風にやってるのにはちゃんとした理由があるの!」 そう言って、那由多ちゃんは問われもせぬままに語り出した。……パパ自慢を。 ** 「弓道具一式は8~90000もするのかー……。『トラサルディー』でバイトをすることにしたけど、きついなぁ」 私は、部活見学を終えて足早に歩いていた。入学したばかりだから、今日は早く帰れる。 弓道部に入部するつもりではあるが、道具が結構高いのが悩みの種だ。3人姉弟の学費で大変な親にはあまり負担はかけたくないから、自分でどうにかしたいけど、厳しいかもしれない。 「一つ一つ買っていくしかないかなぁ……んん?」 ぼやいていた私は、家路の途中で、見覚えのある作業服姿が公園のベンチに座って酒をあおっているのを目にした。 間違いない、あれは父さんだ。人が、お金の問題で悩んでいるというのに、真昼間から仕事をさぼって飲酒かよ。 これは、ちょっとばかしお仕置きせねばいかんだろう。 「リトル・ミス・サンシャイン投手、大きく振りかぶって……投げたァッ!」 私は、発現させたスタンドの持つ太陽電池を投げつけた。もちろん、出力は最低にまで抑え込んでるから、火傷もしないだろうけど、驚かすには十分だろう。 「うおっ! あぢぢぢぢぢぢっ!」 よし、顔面に命中! ベンチから父さんは転がり落ちた。さて、詰問してやんないと! 「熱いじゃないわよ! 真昼間から何やってんのよ、父さんは!」 物陰から姿を現した私に、父さんは最初はきょとんとした目を向けたが、見る見るうちにその顔がしょぼくれていく。 「とうとう見つかっちまったか……。なあ、那由多。父さんよぉ、実は3ヶ月前に勤めていた工場をクビになっちまってなぁ……。 『あんたには学歴がない、頭も悪い。この不景気にはそんな人まで抱える余裕はない』だとよ……」 私は、自分の表情が引きつり、顔が青ざめていくのを覚えた。 「ちょ、ちょっと待ってよ! そんなそぶり、家じゃ全く見せなかったじゃない!」 「いんや、かあちゃんや恒河沙は気づいてたみたいだぜ?」 ……そう言えば、最近母や姉が父さんに普段以上に優しく接していたような気がする。 「で、でも、生活費はどうしたのよ! 特に、お金を切り詰めてる感じはなかったじゃない!」 「おお、そっちは心配いんねーんだ。SPW財団の仕事を引き受けて、金を払ってもらってるからよォ。笑えねぇ話だぜ、クビになってから却って収入が増えたってのはよォ。 でもなぁ、そいつも毎日あるってわけじゃねぇ。だから、仕事がねぇ時はここで一日時間を潰してたんだよ……」 「…………」 私は、何も言えなかった。父さんの苦労を知らないで、入りたい部活の事ばかり考えてた自分に腹が立った。 「あの、さ……。父さん、私、部活入るの、やめるよ。バイト代、ちょっとは家計の足しにしたいし」 「心配はすんな。親子5人を食わせるくらいの金は、このままでも稼げるからよォ。オメーは、自分のしたい事をやれや。 でもな、那由多。これだけはいっとくぞ。オメーは俺みてぇなバカじゃねぇ。むしろ、頭はいい方だ。 だから、ちゃんと勉強して、いい大学に入れ。で、政治家になれ。なって、いい生活をしろ。 政治家ってのは、何やってんのかしんねーけど、『鳩の頭を取り付けたり』、『削減したり』、『ランボーを呼び出したり』とか、すげえスタンドを持ってるやつらがなれるんだからよ。 オメーのスタンドなら見込みはあると思うぜ。いいか、那由多。平穏な生活ほどありがてぇもんはねぇんだからな?」 途中ものすごい勘違いをしていたが、私はそれを突っ込もうとはしなかった。父さんの言ってることは、あまりにも正しく感じられたからだ。 「平穏な生活ってのはよぉ、つまんなく思えるようだけどな、死ぬほど大変な目に遭えば、その大切さが身にしみてくるもんなんだぞ? 俺はよォ、実のところ工場で働く方が、給料は安いけど今の生活よりもよっぽどいいって思ってるぜ」 「…………、父さん。さっきは、ごめん」 気にしてねーよ、父さんが手を振ったその時だった。 「おい、億泰ゥ! 探したぜぇ、オメーを雇ってくれるところが見つかったぞ!」 「金属加工の工場を経営しているおじいさんなんだけどさ、丁寧に金属を削れるスタンド使いが欲しかったんだって!」 私にとっても顔なじみの、父さんの昔からの友達が息せき切って駆け付けたのは。 ** 「……とまぁ、そういうわけで私は父さんにあんまり強く出ることが出来なくなったのよ」 話を終えた那由多ちゃんは、どことなく誇らしそうだった。ただ、それに自分でも気がついたのか、顔をちょっと赤くして足早に歩いていく。 「さて、と。片づけを早く済ませないと。私はいいかげん帰りたくなったぞ」 そんなことを言いながら。 私は、那由多ちゃんの背中に目を向け、ニコニコしながらこう呟いた。 「素直じゃないなぁ、那由多ちゃんは」 < 前へ 一覧へ戻る 次へ > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用、AI学習の使用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]
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私は虹村那由多。M県S市杜王町のぶどうが丘高校に通う高校1年生だ。 現在私は地元のレストラン『トラサルディー』でウェイトレスのアルバイトをしている。 仕事は忙しいが、幼い頃からの顔見知りの店長や一緒にバイトをしている友人と、充実した日々を送っている。 ……充実した日々を送っている、はずなんだけどなぁ…… ** 「うー……、熱いったらないな。今日は」 いつもの様に、卑猥にソフトクリームを舐めながら通う月曜日。そんな中私は朝っぱらからゾンビみたいにフラフラになって歩いていた。 夏の暑さはどうも苦手なのだ。こういう時は、自分のスタンドだって厭になる。なんせ太陽電池の熱気が暑苦しいからだ。 ぶっちゃけ、真夏日に変態に襲われたら、為す術なく押し倒されてしまうのではないか、と割と真剣に悩んでいる。 「日本の夏って、本当に厳しいね……。この時期のドイツは、熱くても20度半ばくらいなのに……」 隣のショコラなんてもっとひどい。全身に氷枕くくりつけて、それでも今にも死にそうな顔をしてる。まだ朝なのにこれなんだから驚きだ。 ちなみに、垓のやつは今日はいない。良く判らんが、以前なにかしら搾り取られたとかで、まだ家で寝込んでるからだ。 トニオさんの料理で精をつけてさえぶっ倒れたままなんだから、わが校の七不思議ってのは侮れない。 一日一回は再起不能になって、1時間もすれば何事もなかったかのような面をしている弟が、再起不能時間の記録をこうまで更新するとは、いや驚いたぞ。 とはいえ、別にそんなことはどうでもいい。思いは暑いの一点張りだ。「うー、あぢー……」と、ぶうたれつつ歩いてく。そんな中、 「ねぇ、那由多ちゃん。今日はアルバイトもないんだし、学校終わったらプール行かない?」 「却下」 ショコラの申し出は魅力的であったが、私はロクに考えもせずにダメ出しした。なぜなら、 「泳げない私がプール行ってどうするんだ。んな暇あるなら、まっしぐらに家帰って、アイス食ってごろ寝してる方がまだいい」 そう、私は全くのカナヅチなのだ。おかげで、水泳の授業はいつも公開羞恥プレイだった。……スク水の胸元的な意味も込みで。 コンプレックスをなおさら自覚させられる水着を着ないといけないとこなんて、まっぴらごめんだ。 「あれ? 那由多ちゃん泳げないんだったっけ? でもさ、それってまずいと思うよ。確か、今年から柏先生の提唱で『二時間遠泳』を行うらしいって話を聞いたよ?」 「HAHAHA……、んなバカな。……へ?」 私の目が点になった。ショコラの顔は冗談でも何でもない事実だと雄弁に告げていた。事実と書いて、マジと読ませていた。 ** 「マジなのか……」 朝礼の終了と共に、私は頭を抱えて突っ伏した。本当に今年から高一の夏期行事に二時間遠泳が付け加えられたのだ。さっきの朝礼で知らされたから間違いない。 海で、全生徒が顔を上げたまま平泳ぎで2時間泳ぎ続けるらしい。しかも、それを成し遂げないと卒業できないんだとか。 おまけに、遠泳中に尿意を覚えたら海中に垂れ流せ、と来たもんだ。もうやだこの学校。 女の子に、泳いでる最中に「ひぎぃ! いやぁ、○しっこ、お○っこ漏れちゃうぅぅぅ! あ、あぁぁぁ……」とか言わせたいのか、柏……。 「……転校しよう」 「柏先生が『虹村が転校するのは、レイト・パレードで遅らせてやる。遠泳の日が楽しみだ』、だってさー」 「うぉぉ! あの先生マジで羞恥プレイ楽しみたいのか!」 割と真剣に訴えたくなった。泣くぞ、泣いてやるぞ、コラ。 ショコラが伝えてきた伝言に絶望した私だったが、 「那由多ちゃん。そんな顔しないで、泳げるようにさせてくれるスタンド使いを探そうよ!」 その通りだ。泳げないなら、誰かのスタンド能力でイカサマをすればいいんだ。どうせバレなきゃイカサマじゃない。 「よし! 帰り次第オリスタwikiを探してやるぞ!」 「……メタな発言は止めようよ、那由多ちゃん」 私の現金な反応に、ショコラは呆れて笑ってた。 ** 「No.1236のスピン・エキシビット・ボードなんかよさそうだな。うん、こいつの力を借りよう、っと」 パソコンで図鑑を見ながら考えた私は、ようやく協力を要請する相手を決めた。幸い、相手はクラスメート。デート一回でどうにでもなる。 電話して、『当日私が遠泳を成功させる』という予言を書かせたことで、もう安心だ。 鼻歌交じりに下に降りていく。いつになく機嫌のいい私に、父さんが目を見張った。 「おっ。那由多、ご機嫌だな。どうした?」 「あ、父さん。実はねー……」 自慢げに己の問題への対処を話し出した私だったが、なぜか父さんは渋い顔。そして、 「なぁー、那由多。おめぇ、なんでエコーズACT2の尻尾文字に頼ることを考えなかったんだ? 『プカー』とでも水着にくっつけときゃいいじゃねーか」 「あ」 父さんの突っ込みに、私は返す言葉もなかった。どうも、肝心の時に限って私の頭は働かないらしい。 いや、突っ込みがそれだけで済めばまだよかった。 「いや、まあ結果オーライならいいんだけどよ。ただ、行事が中止になったらどうすんだ? あの能力って、取り消しきかねーぞ」 あ、今死亡フラグ立った。私は、嫌な予感を覚えた。いや、そんなことはあり得ない。ギャグ漫画じゃあるまいし、そうも都合よく問題が発生する訳なんて…… ** そして、準備万端でむかえた遠泳当日の朝。 やっぱり問題が発生したorz 『台風で遠泳中止だってさー。じゃ、那由多ちゃん、次の連絡網よろしくね。もしもし? 那由多ちゃん聞こえてる? もしもーし!』 ショコラからの電話に、私の手からポロリ、と受話器が滑り落ちた。 協力を要請した相手の能力は、どうあっても実現してしまう。という事は…… 「台風の中二時間泳ぐなんて、いやぁぁぁぁぁ!」 意思に反して、水着姿で家を飛び出す体に、私は絶叫することしかできなかった。 本体名―虹村那由多 スタンド名―リトル・ミス・サンシャイン(スピン・エキシビット・ボードの予言によって、台風で大荒れの海で二時間泳がされ、疲労困憊の揚句に風邪をひいて再起不能) 使用させていただいたスタンド No.1236 【スタンド名】 スピン・エキシビット・ボード(回覧板) 【本体】 嫌われ者 【能力】 メモ帳に予言を書き込むことが出来る < 前へ 一覧へ戻る 次へ > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用、AI学習の使用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]
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私は虹村那由多。M県S市杜王町のぶどうが丘高校に通う高校1年生だ。 現在私は地元のレストラン『トラサルディー』でウェイトレスのアルバイトをしている。 仕事は忙しいが、幼い頃からの顔見知りの店長や一緒にバイトをしている友人と、充実した日々を送っている。 ……充実した日々を送っている、はずなんだけどなぁ…… ** それは、私とショコラが『トラサルディー』で皿洗いをしている時のことだった。 「きっばっろー、きっばっろー♪ 私はぼっちー♪ トイレが大好きー、どんどんきっばっろー♪ おっ猿とー電ちゅみー、出っておっいっでー♪ トイレにこっもろー、○んこが出っるまっでー♪ 便器がたっくさんー、嬉しっ、いっ、なー♪ 便器がたっくさんー、嬉しっ、いっ、なー♪」 「……レストランでうたう歌じゃないよな、それ」 なんか、ショコラが変な替え歌を歌いながら皿洗いしてるんですが。あまりの内容に皿を落としかけたぞ。 「え、ダメ?」 「ダメ!」 いや、ダメに決まってんだろ。単に『さん○』の替え歌ならまだしも、食事する場所にふさわしい内容じゃねぇよ。 私の注意にしぶしぶ同意したのか、ショコラは口を尖がらせて、 「那由多ちゃんったら我儘だなぁ。しょうがないね、じゃあこれは? 『ぼーっち、ぼっちぼっち、便所メシー♪ ビルのトイレっかーら流されたー♪』」 「おいいいいいいいいいいいいいいいいっ、またぼっちネタかよ! おまえジ○リとぼっちに恨みでもあんのか! 初めは○トロで、次はポ○ョじゃん! 次はラ○ュタで、『さあとーじこーもーろー、便所ーのなーかーにー♪』とでも歌うのか?!」 「そだよ? そこに気付くなんて、那由多ちゃんすごいねー♪」 「誰でも気づくわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」 いい加減ブチ切れ気味に叫んだところで、私はハッと気づいた。……いかんいかん、これじゃあ血圧が上がる。 上がったら健康に悪いし、賄いの時にまたオーバーなリアクションを出しちまう。 これでも私は健康に気を使って、植物のように平穏な人生を送ろうとしてるんだ。オーバーなリアクションは好むところでないし、血圧が上がるなんて問題外だ。 おちつけー、私。平常心だ、平常心でこの難局を乗り切るんだ。これ以上落ち着きを失ったら、皿を割りかねない。んなことしたら給料から差っ引かれるぞー…… 深呼吸をしてショコラのテンションに巻き込まれないように努力していた私だったが、 「そういえば那由多ちゃん、ぼっちさんと付き合ってるってホント?」 ……ガシャン! あ、皿落とした。割れた。うはー、マジヤベー。ところで、ツキアウってなにそれ? おいしいの? おもっくそ頭がフリーズしてから数十秒、再起動を開始して、 「はぁぁぁぁ??! なんだそりゃ?! どっからそんな変な噂が流れたのよ!」 「『ソウルメイト』に書いてあったよ?」 「あれはあれ! これはこれ! 他作品とごっちゃにしない! 大体、パラレルのお前とここのお前は同一人物か? 違うだろ、むこうとこっちでしゃべり方に違いがあるだろーが! それと一緒!」 ウガー!っと機関銃のように十数秒まくしたて、息切れした私がせわしなく肩を上下させるのに、 「まあまあ、短気は損気だよ? そんなに怒ってばかりいちゃ、脳の血管切れちゃうよ」 「誰の所為だーっ!」 ……とまあ、こんな風にショコラに怒っては、何事かと様子を見に来たトニオさんに食器代を天引きされるのが私の日常なのである。 バイト先、変えようかなぁ? ** 数日後、 「ねえねえ那由多ちゃん、垓くんが最近武田信玄さんって呼ばれてるの知ってた?」 「んにゃ知らない、なんでよ?」 「えっとね……、 『疾きこと風の如く早漏で、ピロートークのなさは徐かなること林の如くで、侵し掠めること火の如く形の定まらないフニャ○ンで、腰の動かざること山の如くなヘタクソ』 だからなんだって」 「なんであんたはそんなこと知ってんのよォォォォッ!」 ……ヤバ、また血圧上がってきた。 おしまい 後日談 「……という訳なんだよ、那由多ちゃん」 「………………………」 狂も教派で、じゃなかった。一発変換で『狂も教派で』ってなんなんだよおい、タリバンかなんかか筆者は?! えーと、今日も今日はで私はショコラの発言にキレそうになってます。 (いいかー、落ち着け、落ち着くんだ私ーっ。こういう時はラマーズ法だ、人質にされたスケバンが反撃に転じる際のあれだ。呼吸を整えて落ち着くんだ。 それ、ヒッ・・ヒッ・・フーー・・ヒッ・・ヒッ・・フーー・・ヒッ・・ヒッ・・フーー・・!) 「はれ? 那由多ちゃんったらラマーズ法なんか初めてどしたの? ……ハッ! もしかして、ぼっちさんとの子供が生まれるの?! トニオさーん! 大変、那由多ちゃんがママになっちゃう! 母乳がピュルピュル出ちゃうよぉっ!」 プチッ。 「誰が、んな破廉恥なことするかぁっ!」 思わずガーッと振り上げた私の手が、まずいことに積み上げた皿に触れて……ガシャン! 「那由多サン、今月のお給料ハ無しということで……」 ……最悪だ。 < 前へ 一覧へ戻る 次へ > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用、AI学習の使用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]
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那由多 由良 「今、私たちがアレを止めなければ誰かが確実に不利益を被りますわ。それも、異能やラルヴァとは無縁な人たちに」 基本情報 スペシャルキャラクター 名前 那由多 由良(なゆた ゆら) 学年・クラス 中等部3年E組 性別 女 年齢 15歳 身長 159cm 体重 無記入 性格 勝ち気で自信家で高慢ちき。「常に正しくあるべき」という理想に一途なゆえに、周囲からは少し煙たがれている。 基本口調・人称 一人称:私(わたくし) 二人称:あなた・~さん・(呼び捨て)~ですわ ~でございましょう? といった感じのエセお嬢様言葉 その他 時代小説、特に剣客ものが大好き。武器に刀を選んだのもその影響が少なからずあり結構ミーハーなところがある。根っからのお嬢様ではないのでたまに言葉遣いがおかしくなる。 キャラデータ情報 総合ポイント 22 レベル 5 物理攻防(近) 4 物理攻防(遠) 1 精神攻防 6 体力 2 学力 4 魅力 2 運 2 能力 引力と斥力を操る力(レコンキスタ) 特記事項 スペシャルキャラの特例適用。高慢ちきな性格な為に友人は少ない(よって魅力↓) その他詳細な設定 超能力系異能力:引力と斥力を操る力(レコンキスタ)自身と自身の触れるものを基点に対象を引き寄せる力(引力)または反発させる力(斥力)を発生させる。能力の行使は引力と斥力どちらか一方を連続的に使用することはできず、必ず交互に使わなければならない。約10万加賀杜でコ○ニー落としができるとかできないとか。 【ステラ・グローリア -Stella Grolia-】 【文化祭の一幕】 【ソフィア・グローリア -Sofia Grolia- 前編】【ソフィア・グローリア -Sofia Grolia- 後編】 【恋だまりは鈍色の空】 【エヴァンジェル・グローリア -Evangel Gloria- 前編】【エヴァンジェル・グローリア -Evangel Gloria- 後編】 【熱中少女、或いは少年】 より登場 装備 超軽量日本刀型チタンブレード『国綱』刀身はおよそ100cm。素材の軽量化と耐久性の強化を目的に製作された。通常の切れ味はせいぜいペーパーナイフ程度。斬撃より打撃の意味合いが強く、異能力を上乗せすれば破砕に近い切断が可能。 作者のコメント 9/16夏コンペ用に作りました(遠い目水分さんに会わなくても割と問題ない気がしてきたキャラ絵を描いていただいのでぺたり。前髪の分け方とかイメージ用資料と結構似てて驚きました。ありがとうございます。
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名前:那由多 性別:♀ 年齢:15歳 身長:153cm 体重:46kg クリアランスランク:C 外見:黒髪ショート、アイカラーも黒。紺色ブレザータイプの学生服を着用し、背中には黒塗りの大きな楽器ケースを背負っているが、もちろんその中身は銃火器。 来歴:幼い頃に親に捨てられ、路頭を彷徨っていたところをとある男性に拾われる。 その人物はトラブルシューターだった。その男性の元で幸せな生活を送るうちに、彼女は次第にトラブルシューターという職業に憧れを抱くようになる。 しかし、その幸福は長く続かなかった。親のように慕っていたその男性が、クラッカーの手に掛かって殺されたのだ。 彼の意思を継ぐ為に、そして敵を取る為に、彼女もまたトラブルシューターの道を歩み始める。 備考:身体能力は中の上。元々の才能があったのか、武器の扱いに長ける。 装備・秘匿技術: 秘匿技術 試作型対物狙撃銃「グリフォンTC」 「一人の兵士が運用可能な最大火力」をコンセプトに開発された、組立式大型セミオート式狙撃銃。 しかし試作段階ということで、とりあえず破壊力のみを追及した結果、艦載砲にも匹敵する射程と火力を得るにまで至った。 その全長は186cm。銃弾には専用のものを使用する。また、連射機能も備わっているが、素人が迂闊に使えば射撃時の反動によって死ぬ可能性もあり。 取り回しの悪さと極悪な反動のせいで使い熟せる人間が殆ど存在しない、通称「銃士殺し」。 通常装備 小型のサブマシンガン×2 自動拳銃×1 タガーナイフ×2 手榴弾×2 技能・異能力: 「肉体活性」 身体機構を一時的に活性化させ、性能を跳ね上げる。 能力をフルに活用すれば、サイボーグと生身でやり合うことも可能となる。 運動能力だけではなく、視力や嗅覚といった感覚機構においても発動可能。
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亀龍寿 那由多 名前 亀龍寿 那由多(きりょうじゅ なゆた) 種族 亀姫 能力 輪廻を操る程度の能力 二つ名 冥晦を歩む亀 年齢 1000万年以上 海底に住む乙姫の妹。 人間の時間と空間を奪い、ゆったりと海底を歩き、ゆっくりと齢を重ねている。 時空を奪われた人間は、突然見るも哀れな老人となり真っ暗闇の世界へ葬られるという。 妹でありながら、年齢は姉より上である。 スペルカード 還暦「世海一周旅行」(E, N)大還暦「世海二周旅行」(H)天寿「冥晦旅行」(L)鶴亀「鶴は千年亀は万年」玄冥「雨降り川となる」(E)玄冥「川流れ海となる」(N)玄冥「海昇り天となる」(H)玄冥「天涙し雨となる」(L) 輪廻「アスクレピオスの杖」(E, N)輪廻「ウロボロス」(H, L)