約 1,537,620 件
https://w.atwiki.jp/wakiyaku/pages/328.html
【作品名】シスターまじっく! 【ジャンル】エロゲ 【名前】高槻乃々美 【属性】妹魔王 【大きさ】小五くらいの妹並 【攻撃力】荒野(4kmくらいはある)一面を火の海にできるほどの攻撃×3よりも強力なビームを放つ 存在するだけで魔力が漏れ出して地球規模での破壊が起こる 自分の街は地平の彼方まで荒地になり、ニューヨークはクレーターに、ロンドンは水没し、あらゆる火山が噴火した 【防御力】荒野(4kmくらいはある)一面を火の海にできるほどの攻撃×3くらいの威力の攻撃を受けても平気 【素早さ】常人視認不可な体当たりや魔法ビームに反応可能な奴以上 そのほかは達人以上 【特殊能力】 母のペンダント:「そうありたい、こうしたいと自ら望む現象を具現化し、 本来あるべき因果をねじ曲げて、心の内にあるある願いを結果として引き出す」マジックアイテム。 要するに任意全能アイテム これを使って魔王になったり兄を真性ロリコンにしたり触手生物にしたりした。 範囲は世界観的に現実世界と魔界で宇宙×2つ分 また、目を見ると人外でも怯えすくんで屈服する 【長所】このゲームには珍しく(初めは)純真無垢な妹 【短所】ラストになると実の兄を調教したり真性ロリコンにしたり触手にしたりとやりたい放題 2スレ目 823 :格無しさん:2009/04/19(日) 18 27 49 高槻乃々美考察 ×ジラーチ 体格差から考えていきなり目が合うことは無い 先手取られて任意全能負け ○アンブロシウス 爆弾を投下してから爆発までには間が少しあるだろう 任意全能勝ち ○セント・マッスル ポージングに耐えて任意全能勝ち ○アマクサ ビームサーベルでは死なず任意全能勝ち ×桜花 光学熱線砲負け ○○○○○○○○クジラ~ワタシ 任意全能勝ち ○ジョーカード 宇宙放逐勝ち ○アウレオルス=イザード 目が合うか 屈服勝ち ×サンダルフォン ハイパーボリア・ゼロドライブ負け ×ミュウ 目を合わせることなく麻痺させられ負け ×デモンベイン・トゥーソード 時間停止食らって負け サンダルフォン>高槻乃々美>アウレオルス=イザード
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/3728.html
《アリス(008)》 キャラクターカード 使用コスト0/発生コスト2/青/AP0/DP40 【探偵】/【NEET探偵事務所】 自分の「アリス」がアプローチに参加した場合、自分の捨て札置き場にある任意の枚数のカードをゲームから取り除く。その場合、ゲームから取り除いたカード2枚につき、自分の「アリス」1枚は、ターン終了時まで+10/±0を得る。 (もし君が依頼すれば、ぼくは三千世界の彼方までも検索してそれに応えよう。) [通常] (依頼がない以上、ぼくは棺の蓋に指をかけたまま夜明けを待つばかりだよ。) [プロモ] 神様のメモ帳で登場した青色・【探偵】【NEET探偵事務所】を持つアリス。 自分のアリスがアプローチした時に自分の捨て札置き場にあるカード任意の枚数を除外することで、除外したカード2枚につき自分のアリス1枚のAPを10上昇させる効果を持つ。 除外した枚数に応じて強化値が変化する。例として、8枚除外すればAPを40強化できる。 このカードでアプローチする必要はなく、効果を維持しやすい。 対象に制限はなく枚数は任意なので、自由に捨て札置き場のカードを除外できる。 そのため、<まどか&ほむら>などの除外アドバンテージを生かすデッキと相性がいい。 また、何気にコスト0で脅威のDP40を持つキャラであるため、そのまま壁としても十分な性能を持っている。 <アリス>になら採用する価値があるだろう。 カードイラストはキービジュアル。フレーバーは第2話「君と旅行鞄」でのアリスのセリフ。 プロモカードのイラストは描き下ろし。フレーバーは第7話「僕にできるすべて」のアリスのセリフ。 FAQ Q.このカードのテキストで、自分の捨て札置き場から奇数枚のカードを選んでゲームから取り除くことはできますか?A.はい、可能です。(12/05/29) 関連項目 除外 収録 神様のメモ帳 01-008 パラレル,プロモカード 編集
https://w.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/581.html
無限彼方~Old soldier~ 「ホラホラぁ~? ここか? ここが効くのか? ん~?」 「そういう言い方は危険だからご自重願おうか」 場所は関東。とある寂れた廃病院。 彼方と婆盆はその中で敵に囲まれてる。絶滅したはずの、人ならざる存在「寄生」に。 現れるのは人の形を成した小物ばかりではあったが、寄生の大元であった彼方ですら、その寄生の正体を掴みきれずに居た。 「ふむ……。彼方よ。やはり我等が知る物とは違う。寄生の力こそ感じるが……。 形骸も持たず、寄生のみが動くなど四天王でようやく成せる業であったというのに……って、聞いておらぬな」 婆盆の意見などハナから聞く耳を持たず、彼方は村正を振り回し寄生の群れへと突撃していく。 強さこそケタ違いだが、婆盆にとっては見ていて安心出来る物ではなかった。 「オーホホホ! ほらほらお次はどちら様ぁ? 来ないならこっちから攻めて攻めて攻めまくるけどぉ~?」 すっかりドSに成長した彼方に手加減など微塵も無い。 稲妻を発する剣は一振りで敵を薙ぎ払い、寄生は粉々に砕けて行く。 唯一の違和感は、影となり消えていく「彼方の寄生」と異なり、砕けた肉体がその場へ残る事。すなわちそれは、彼方とは別に寄生を生み出す何者かが存在する証明でもある。 今回の調査は簡単なはずだった。黒丸の依頼では、監視システムに映った小さな集団の調査。場合によっては廃除というありきたりな物。 実弾で対処可能な寄生の出現は黒丸達の戦闘に置ける優位性を飛躍的に高め、同時に彼方の出番は無くなってゆく。 簡単な依頼だからこそ、あまり危険な戦闘に巻き込まずに置きたいと考える黒丸の依頼だったが、戦闘狂の彼方は不満だった。 それゆえに今は最高のテンションだった。 「うっひょ~! あのオッサン、簡単だ言う割には敵さんテンコ盛りじゃん!? 解ってるねぇ~」 「違うと思うぞ彼方よ」 「どーでもいいよッ! おらぁ!!」 稲妻が走る。 廊下を埋め尽くす寄生の群れは為す術なく焼き払われ、ぶすぶすと焦げた臭いとともに煙を吐く。 「……全滅かな?」 「ん~ん? 甘いわね。まだまだいるわ。例えばこの地下」 「地下?」 彼方は村正を床に突き立てる。そしてまたあの呪文を唱える。 「来たれ龍!」 黒い稲妻が地面をえぐり出す。暴れ回る龍はそこかしこを破壊し、ボロボロの廃病院は天井が崩れ、地下と空が一直線に繋がった。 「婆盆飛んで!」 彼方は婆盆にしがみつき言う。開いた天井から空へ飛び出し、病院を眼下に収めた時、彼方が叩き起こした怪物が地下から顔をのぞかせた。 「これはこれは……。なんと巨大な」 「すごく……大きいです……」 「ご自重願おうか彼方」 「何の事?」 「解って言っておられるだろう」 「言わせたいんだぁ~。変態めぇ~」 「……。(育て方間違えた。絶対間違えた!)」 余裕のやり取りの内に、怪物はずるずると巨大を引きずり出す。 十数メートルはあろうかという、人の上半身を蛇にくっつけたような、真っ黒な怪物。目も鼻も口も無いが、確かに視線は彼方へと向かっていた。 「……。あら? 私誘われてる?」 「そのようですな」 「誘われたら断らない主義よ。事に及ぶかは相手の顔によるけど……」 「何の話かな?」 二人は地面に降り、彼方だけ怪物に詰め寄る。 怪物は間髪入れずに真っ黒な腕を振り落とすが、村正の一降りで難無く吹き飛ばされてしまう。 いまだ天神の力は健在だった。 「ぬー? これなら練刀でも余裕じゃん。てか普通にでかいだけじゃん」 怪物にその言葉は伝わらないだろう。その巨大をフルに使い、今度は押し潰そうと倒れこんでくる。しかし―― 「爆ぜよ天――」 ※ 「つまり、少数と思われていたグループは実際は大所帯だったと?」 「はい。一カ所に密集し過ぎてわからなかっただけだと思うんですけど」 防衛庁、ヤタガラス本隊指令室。 報告の為に訪れたが、彼方は妙に落ち着かない。黒丸達の顔を見ると、どこか懐かしいような、そんな気分にさせられるから。 「婆盆はどちらに?」 「さぁ? 売店でお菓子でも買ってるんじゃないですか?」 「ははは。まぁいいでしょう。では今回は彼方さんの手柄です。ありがとうございます」 「またよろしくお願いします。黒丸さん」 簡単な報告を済ませ、彼方は売店へ向かう。 その向かい側のサロンではお菓子を貪る老人が座っている。 「……うん。ブラックサンダーうめぇ」 「ほう?」 「ブッッ!! 彼方!? 居るなら居ると言って下さいよ。ちゃんと報告してきましたか?」 「バッチリ猫被ってきたよ」 「そこじゃ無くてですね……」 「解ってるって。やる事はちゃんとやるよ」 「ならいいですが……」 「さて、帰りましょう。お腹減った」 「はいはい。また吉牛ですか?」 「いーや、今日は久々に婆盆のカレー食べたい」 「そういえばしばらく作ってませんねぇ」 「じゃ、それで決定」 「はいはい」 若い女性と老人は歩きだす。 命懸けで育んだ絆と一緒に。 「……ウホッ。いい男……」 「女の子なんだからウホはやめなさいウホは……」 「むしろ女だから問題ないんじゃない?」 「……。(桃花助けて)」 無限彼方~No grave~ 無限彼方まとめに戻る
https://w.atwiki.jp/gangroad-i/pages/80.html
SSレア SSレア SSレア レジェンド 卯月 菜由多 卯月 菜由多+ 卯月 菜由多++ [女帝] 卯月 菜由多 攻撃力 3980 攻撃力 4776 攻撃力 5572 攻撃力 7164 防御力 3840 防御力 4608 防御力 5376 防御力 6912 必要戦力 30 必要戦力 30 必要戦力 30 必要戦力 30 後悔なんて後からいくらでも出来るわ。今必要なのは覚悟を決める事よ。私はどうかって?覚悟なんて、生まれた時から決めてるわ。あとは進むだけ。 陳腐ね。まるで女学生の苛めみたい。でもお生憎様、この程度で折れる程ヤワじゃないの。貴女たちとは覚悟の質も量も桁違いなのよ。それを教えてあげる。 本当に残念だわ。どうやら貴方とは縁が無かったみたいね。…タイミングの問題じゃないわ。『貴方は私に釣り合わないオトコ』だった。ただそれだけよ。 頂点からの眺めはどうかって?フフ…冗談はやめて頂戴、こんなところが頂点だなんて。この程度の景色は、ほんの高台に登れば誰だって見られるのよ。 「闇の深さを知るのは、入った者だけよ」 「潰せるものなら潰してみなさいな」 「多分、貴方にはもう会う事も無いわね」 「見たいと思わない?本当の絶景を…」 売却価格 41500 売却価格 62250 売却価格 83000 売却価格 124500 スキル名:女帝の威光 効果:虎属性の攻/防 極大アップ
https://w.atwiki.jp/god14fan/pages/172.html
アクタ・エスト・ウィキペーディア ああ、私もこのウィキを汚そうという者など、許さんよ 正田崇ファンサイト@ ウィキにおける爪牙たちによる疑似流出。発現は覇道型。その元ネタはDies iraeにおいては自身が望む、己が恋した女神の世界を流出させようと那由多の果てまで既知の地獄を続け、その果てに自らが望む女神の世界を実現させる為自身の死をもって己が歌劇に幕を引き、神咒神威神楽では自滅因子であり盟友である黄金の獣、ラインハルト・ハイドリヒを殺された際に普段の冷静さを置き去りにし、その感情のままに波旬に怒りを向けたニート、コズミック変質者などと言われるがその実、皆が認める功労者カール・エルンスト・クラフト=メルクリウスの流出『Acta est fabula(正式名称はVive memor mortis=Acta est fabula)』である。 能力は、『ウィキが荒れそうになったときコメントを荒れる前に永劫回帰させ荒れるのを回避する』である。限定的な疑似流出であるため、当ウィキ内において住人たちの絆が最高潮に高まったときにしか発現しない幻の流出である。 元となった渇望は「こんなウィキの荒れは認めない・荒らしを認めない」。 新たなレギオンを随時吸収し、正田ウィキを盛り上げていくという他に例のない複数人による流出である。ウィキに跪かせていただきたい。 詠唱 武器も悪コメも爪牙を傷つける -- ナナシ (2012-10-09 02 01 39) コメントは爪牙を与え、悪コメは爪牙を試す -- the (2012-10-09 10 44 15) コメントは、軽薄である コメントは、与えたものをすぐに返すよう求める -- 名無しさん (2012-10-09 16 35 46) コメントは、それ自身が盲目であるだけでなく、常に助ける者たちを盲目にする -- 名無しさん (2012-10-09 20 03 34) 僅かの愚かさをコメントに混ぜよ、時に理性を失うことも好ましい -- 名無しさん (2012-10-29 00 10 05) 妄想しろ、書け、貼れ、寝落ちしたあとに快楽はなし -- 名無しさん (2012-10-29 00 12 41) Acta est wikipedia -- 名無しさん (2012-11-11 13 17 10) wikiの会話がいつも永劫回帰していて、荒らしの発生が起こる前に回帰するってことか。wikiは第四天だった? -- 名無しさん (2022-07-01 14 12 23) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/orisuta/pages/152.html
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ プルルルル・・・ ささやかな一家団欒の雰囲気を切り裂くように、鳴り響く電話。 父は息子の相手をやめ、表情を曇らせながら電話機に近づく。 教授「・・・・・・」 女「ちょっと、まさかまた仕事じゃないでしょうね?」 プルルルル・・・ 教授「・・・・・・」 女「やめて、出ないで!今日は丈二の誕生日なのよ!」 教授「・・・・・・」ガチャリ 教授「・・・もしもし」 女「・・・っ、なんて酷い人・・・!息子の誕生日が祝えないだなんて・・・!」 幼丈二「キャッキャ」 奇妙な光景だった。自分の両親が、自分の目の前で自分の誕生日の過ごし方を巡って口論している。 幼い自分は何も知らずにノンキな顔しておもちゃをいじくっていた。ヒーローの腕が取れた。 丈二(親父と・・・お袋だ・・・若いけど・・・) 教授「ああ、ああ・・・・わかった、すぐに行く」 プツッ 教授「すまない、出かけてくる」 女「ちょっと・・・何よそれッ!どういうつもりなのッ!?」 教授「おもちゃは買った。ケーキも。父親としてすべきことはした」 女「何ですって!?よくもそんなことが・・・!」 スタスタスタ・・・ 教授「・・・・・・・」 ガッ! 女「この・・・っ!」 女・・・自分の母が食器棚の陶器の湯のみを掴み、腕を振り上げる。 投げるぞ、この女自分の夫に湯飲みを投げつける気だ。 丈二「やめろって!」 丈二が叫び、母の腕を掴もうと手を差し伸べる。 だが丈二の手は母の腕に触れることはなく、まるで気体のようにそれを通過した。 スゥゥゥン 丈二「!!」 バリーン 母の手から離れた陶器が、壁に当たって砕け散る。 自分の後ろにていくつかの破片となった湯のみを、父は黙って見つめていた。 女「あなたは何もしてないッ!あの子に何も!一生に一度くらい、家族のために生きてみたらどうなのッ!」 教授「・・・・・・・・」 キィィィ・・・ バタン! 女「あなたは父親じゃない!父親面してるだけで、あの子を愛してなんかないッ!あなたは!父親なんかじゃないッ!! うう、うっ・・・・・・・・ううう・・・・・・・っ・・・・・・・・・!」 女は去っていく旦那にありったけの罵声を浴びせると、その場にへたり込んで泣き崩れた。 奥の部屋で遊んでいる子供の自分が、何も聞いていなかったことを丈二は願った。 丈二「・・・・・!」 那由多「マジヤバイわ・・・」 ジリ・・・と砂を踏みにじりながら那由多がボソリと呟く。 ステージを洋館中庭から砂浜へ移し、いざ戦闘が始まると、いきなり切り札を一つ失ってしまったのだ。 よくよく考えてみたら、自分は目の前の男・・・川崎の『スタンド能力』を詳しく知らなかった。 スタンドヴィジョンを記憶していただけで、敵の全てを知った気になっていたのが間違いだった。 川崎「『リトル・ミス・サンシャイン』・・・懐かしい響きだ、俺が付けたやった名前・・・ 気に入ってくれてるみたいで何よりだ」 那由多「気に入ってるワケじゃない。他に名前がないだけよ」 川崎のお気に入りの映画からその名を取った那由多のスタンド、『リトル・ミス・サンシャイン』の左手にポッカリ穴があいている。 常時そこに埋め込まれていた『太陽電池』を、今さっき痛恨の判断ミスでお釈迦にしてしまった。 ???『・・・・・・・・』 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ メタリックカラーなボディに、両肩に乗せた天秤の受け皿。それを自身の体ごと左手で吊り上げている男のスタンドの周りには、 液状化した金属がスライムのようにぷかぷかと浮かんでいる。 考えなしに『太陽』を投げつけたことを、那由多は心底後悔した。『太陽』は本体に届く前に敵スタンドの能力射程に入り、 『スタンド能力』によってドロドロに溶かされ、あれらスライムのうちの一つになってしまったからだ。 川崎「『メタル・ジャスティス』。名前はメタリカの4枚目のアルバムから拝借した。 マスター・オブ・パペッツに並ぶ、メタリカの名盤だ・・・」 メタル・J『・・・・・・・・』 未来「確かあの人のスタンドは遠距離タイプだったハズ・・・。飛び道具なんか使わずに近づいて直接叩きましょう。 距離をとる必要はない。様子見は終わりです。」 近距離型と遠距離型を見分ける方法はいくつかある。自分達が『組織』から教わったのは『殴られたら痛そうなヤツが近距離型』という 至極、単純明快なものだった。川崎のスタンドは足がないので、体重を込めた重い拳を放てない。よってあれは近距離型ではないという結論に達した。 パンチは腰を入れて、しっかりと地面を踏みしめながら打つものだ。 那由多「そうね、でも・・・」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 三上「どうした?オラこいよ」 那由多「近づけるかしら・・・」 ガチャッ 父を追い、玄関ドアを開けて外に出る。 そこは『ホテル・ペイパー』の渡り通路だった。再び「204号室」のドアを開け、中を覗くと 見慣れたキッチンルームは既に無く、『ホテル・ペイパー』のスイートルームに変わっていた。 丈二(なんなんだ・・・?俺の過去を追体験しているのか?それともこれは全くの『幻想』なのか) ポケットから鍵の束を取り出す。鍵はボーイの言うとおり、一本追加されていた。 「1313」と書かれた鍵だ。 丈二(ミシェルは『良いこと』と『悪いこと』が起こると言っていた・・・今のはどっちだ? これが・・・こんなワケわかんないのが試練なのか?) 丈二(「1313」・・・行ってみるか、それしかなさそうだ・・・) 『ホテル・ペイパー』は、成り立ちこそ不気味だが中の設備を見る限り普通のホテルと何ら変わりは無い。 少なくともそう思えた。客室にはソファーやキングサイズベッドが置いてあったし、ユニットバスつきだ。 天井から吊るされた大きなシャンデリアと、下から上までをぶち抜いたガラス張りのエレベーター。 人がいないのと、初めての入室で死を覚悟しなければいけないこと以外は、普通に宿泊したいくらい高水準のホテルだ。 チーン エレベーターのドアが開き、乗り込む。「13」のボタンを押すとその箱はグングンと上昇していった。 やがてドア上部のパネルが「13」への到達を示し、静止した箱のドアが開く。 廊下に出た丈二は、「13号室」を探して歩き出した。 スタスタスタスタ・・・ 丈二「『アークティック・モンキーズ』!」 丈二「・・・・・・」 丈二(やっぱり出ないな、スタンドが使えないというのは本当らしい・・・) 目当ての部屋はすぐに見付かった。まるでここへナビゲーションされたかのように、スムーズにたどり着いた。 鍵を挿入し、ドアを開ける。 ギィィィィィィ・・・・ ピーーーーーーーーー! 丈二「!?」 看護婦「止まりました!」 医者「200だ、急げッ!」 「1313号室」は、どこかの手術室だった。看護婦数名と、医者が一人。 手術台には患者が横たわっていた。傍のモニターが患者の心停止を伝えている。 医者が除細動器を起動させ、患者の胸に押し当てる。 看護婦「チャージ!」 医者「クリア!」 バンッ! 200ジュールもの電気を受けた患者の体が、大きく仰け反る。 台が揺れ、医者と看護婦らが祈るようにモニターを凝視する。数字の変動はない。 医者「300ッ!」 看護婦「チャージ!」 医者「クリア!」 再び除細動器を胸に押し当て、通電する。体が大きく跳ね上がるが、モニターは「0」のままであった。 台の上で仰向けになっていた男の、生命が今終わった。 医者「・・・・・・・」 看護婦「・・・・・・・・」 少しの沈黙のあと、医者が『宣告』をする。先ほどは目の前の非常事態に混乱してハッキリと医者の声を 耳から脳へ通していなかったが、今度の声はハッキリと捉えた。 丈二(この声・・・まさか・・・) 手術室の外でハットとマスクを外した医者の顔を覗き込む。やはり知った顔であった。 「はっ」と声を上げてしまった丈二だが、医者はこちらの姿が視認できていないらしく、気付いた様子はない。 医者「・・・・・・・はぁ、はぁ・・・!」 丈二(親父・・・なんで・・・!?) 手術衣を着込んだ父が、どこかへ向かいズンズンと歩き出した。丈二があわてて後を追う。 階段を上がり、誰かの『部屋』の前にたどり着く。父が勢いよくそのドアを開けると、またも知った顔が中に見えた。 『柏 龍太郎』だった。 柏「どうした・・・そんなに慌てて」 教授「また死んだぞ!今月に入ってもう6人目だ!」 柏「知ってる、見てたよ・・・」 教授「いつまでこんなことを続ける気だ!?こんなふざけた話があるかッ! 『ウイルス』だって!?『超能力』だかなんだか知らないが、君の『境界科学』の実験に付き合うのは、 もうたくさんなんだよ!」 柏「おい、待てよ・・・落ち着け」 教授「落ち着けだと!?これは『人体実験』で、『虐殺』だ!根拠の無い憶測だけで、 君は被験者たちに『殺人ウイルス』を注入しているッ!」 柏「根拠ならある。私を見ろ城嶋。『ウイルス』を注入したがピンピンしてるじゃあないか。 あの『ウイルス』は人を選ぶ。誰が選ばれて、誰が死ぬのか・・・それを見極めることが、人類にとって今最も重要な課題だ。 彼らは選ばれなかった。何事にも犠牲はつきものさ」 柏「それに『フリンジ・サイエンス』だと?それは違う。君に見せてやろう。 私が得た『超能力』をな・・・」 ドバァァァーーーーン! 丈二「!!」 バリンッ! 教授「!? なんだ!?」 柏の体から飛び出したスタンド、『レイト・パレード』がテーブルの上のマグカップを叩き割る。 スタンドはスタンド使いにしかその姿を見ることができない。教授はスタンド使いではないらしく、 『レイト・パレード』の姿が見えていなかった。 教授「カップが・・・一人でに割れただと・・・?」 柏「これでも信じないか?私の『超能力』を」 教授「・・・・・・!」 柏の私室で二人が声を荒げあってから数時間、父は廊下でずっと頭を抱えて座り込んでいた。 今日、自分の手からまた命が一つ抜け落ちた。その重圧は、息子の自分にもなんとなくは理解できる。 やがて椅子に座る父の元へ、男がやってきた。 ツカツカツカ・・・ 男「聞いたよ城嶋。大変だったな」 教授「・・・・・・」 丈二・教授「天野」 天野「座っても?」 教授「・・・ああ」 丈二(あいつの話・・・本当だったんだな・・・三人で『組織』を作った・・・) 教授「日に日に・・・おかしくなってくよ。」 天野「君がか?『組織』?それとも柏か?」 教授「全部だよ・・・もう疲れた・・・」 天野「・・・・・・」 教授「今日の被験者は・・・建築家だった。娘がいるそうだ。奥さんを亡くして、一人で育てていたと・・・ 止められなかった。柏の凶行も、彼の命の落下も・・・」 天野「・・・・・・」 教授「アイツは狂っている。もう私の意見に耳を貸そうともしない。 どうすればいい?こんなのもうたくさんだ・・・」 天野「・・・実は、考えていたことがある」 教授「何だ?」 天野「『ウイルス』を、隠してしまうというのはどうだろう」 教授「隠すだって?」 天野「これを見てくれ」スッ 天野が懐から取り出して見せたのは、一見『ナイフ』のようにも見える刃物であった。 教授「これは?」 天野「私が作ったんだ。度重なる実験で、どのくらいの量の水が体内に入ると感染するのか、それがわかった。 これは『ギミックナイフ』だ。感染するギリギリの量の水を、刃を伝い対象に流し込む。」 教授「こんなモノを・・・一体何を作ってるんだ!」 天野「まあ聞け。これは全部で5本ある。実はもう正式に採用が決まってるんだ。 被験体をわざわざ連れてこなくて済むからな。通り魔的に観測が行える。 来週から導入が開始されるとのことだ。そこでだが・・・」 天野「これを『盗まれたこと』にするんだ、『狂言強奪』さ。1本だけここに残して、 残りの4本を私達で隠す。」 教授「何か考えがあるのか?」 天野「『ウイルス』の存在を知る『敵対組織』は多い。そいつらに情報を流して、ここを襲撃させる。 もちろん前もって私達で『ナイフ』を隠しておくがな」 教授「バカな!正気か!」 天野「確かに危険だが・・・こうするしかない。『ウイルス』からは『ワクチン』が作れる。 私達で一つでも確保することができれば、それだけで救える命が増える。 現存する『ウイルス』を五等分して『ナイフ』に組み込むことは決定事項だ。やるしかない」 教授「だが!もしも失敗したら、世に『ウイルス』が流通することになるんだぞ! 私達が手助けをしたことになる!」 天野「わかってる。しかし他にどうすればいい? 柏は冷静にものを考えられない状態だ。大きな力を目の前にすると、人は変わってしまう。 もう仲間でもなんでもないんだ、私達でヤツを止めよう。」 教授「・・・・・・・!」 天野「やるんだ」 ~腰越海岸 同時刻~ 未来「僕がデカイ方を止めます。その隙に川崎を叩いてください」 三上「・・・・・・・・」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 『デカイ方』とは、川崎の前方で仁王立ちしているスキンヘッドで隆々とした筋肉を持つ男、三上のことである。 以前は地下の違法賭博場で、金持ちを喜ばせるためにルールなしのデスマッチをしていて、そこのチャンプだったらしい。 那由多「大丈夫なの?」 未来「ダメだったら代わってもらいますから、心配いりませんよ」 那由多「あ、そう・・・・・・ミシェル!」ヒュッ パシッ ミシェル「? なにこれ?」 那由多「『太陽電池』です、持っててください。アイツに近づくと熔けちゃうから。」 ミシェル「ん、オーケー」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 三上「・・・・・・」 未来「・・・・・・」 ジリ・・・ 未来「『ウエスタン・ヒーロー』ッ!」 タタタッ! 二秒ほどの睨み合いの後、未来が『ウエスタン・ヒーロー』を展開し、駆け出した。 一方の三上も前進を始めたが、未来とは対照的にこちらはのろのろと一歩ずつ歩み寄るだけであった。 ザッ、ザッ、ザッ 三上「『獅子座の暗示(キングス・オブ・レオン)』ッ!」 ドバァァーーーン! W・ヒーロー『ハァァァァァァッ!!』シュバシュバシュバッ! K・O・L『グアアアオオオオオオオオオオオッ!!!』 先手を取ったのは『ウエスタン・ヒーロー』。鉄拳の連打を『キングス・オブ・レオン』の胴体に叩き込む。 パンチを受けた『キングス・オブ・レオン』が、本物の獣さながらの雄叫びを上げる。 決まった。そのときはそう思った。 でもよく考えてみれば不自然だ、敵は構えすらとっていなかったのだ。 未来「よしッ!」 三上「・・・・・・未来、これがてめえのパンチか?あ?」 未来(効いてないだとッ!?バカな!) 三上「ずいぶんと軽いぜ・・・信じられねえよ」 K・O・L『グアアアオオオオオオオオオオオッ!!!』ドシュゥッ! 一瞬だった。だがその一瞬を、未来はハッキリと目で捉えることができた。 目の前で繰り出された敵の拳が、何故だかスローモーションで見えたからだ。 これが『走馬灯』のようなものだと理解したのは、その恐ろしく速く、重たい拳を腹に受ける0.2秒前だった。 ドゴォォォォッ!! 未来「・・・・・ッッ!」ゴフッ まるで乗用車が突っ込んできたような衝撃だった。腹の中の肉が裂け、『血』が押し上げられて口から噴き出す。 牛乳を口に含んでいるときに笑わせられたみたく、勢いよく口から『血』が飛んだ。 未来(な・・・なんだ・・・この威力・・・・・・バカな・・・・・・!) ドサァァッ! 三上「情けねえ」 タタッ! 那由多「『リトル・ミス・サンシャイン』!」 L・M・S『ドラァァッ!』 下が砂地だということを忘れさせるほど、軽快にステップを踏んで一気に距離を詰める。 こちらも同様に、敵に向かってパンチを突き出したが敵スタンドの周囲に浮遊する『液体金属』が、それを防ぐ。 ガチーン! 那由多「!? なにッ、『盾』!?」 繰り出した拳は、宙に舞う『鉄の盾』に弾き返された。 ぷかぷかと浮かんでいた液状の金属たちが一つに集まって固まり、大きな『鉄板』となったのだ。 メタル・J『・・・・・・・・・・』 川崎「『メタル・ジャスティス』は何でも作れる。『鉄』さえあればな。 『盾』も、『包丁』も・・・お前の攻撃は俺には届かない」 L・M・S『ドラドラドラドラドラドラドラドラドラ』ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ 『リトル・ミス・サンシャイン』が、その長い脚をしならせ『蹴りのラッシュ』を『盾』に向かって放つ。 壊すことはできなくても、そのまま押し当てることは可能だ。 だが直後、土踏まずに強烈な痛みを感じた那由多は、『蹴り』をやめその場によろめいてかた膝を付いてしまった。 那由多「ぐうう・・・い、いた・・・っ」ドクドクドク 右脚、足の裏から膝にかけて肉が直線状に裂けている。パックリと切り開かれた脚の筋肉から、絶え間なく血が溢れ出る。 ゾッとする光景だし、尋常じゃない激痛を感じたが、『さけるチーズみたい』と愉快さも感じた。 川崎「無闇に『鉄』に触れるのはやめたほうがいい」 『鉄の盾』に、鋭い『鉄槍』が何本か生えていた。真っ赤な血で染まっている。 あれに脚を突っ込んだのか、今日はなんだか凡ミスが目立つ。気が抜けているのだろうか。 那由多「最悪・・・・・・」 ギィィィ・・・ バタン! 思わず部屋を飛び出してしまった。 限界だった。それ以上は見ていられなかった。 父は『組織』の人間だった。天野の話は本当だったのだ。 丈二(うっ・・・) 吐き気がする。 二人の計画を聞いたとき、背筋が凍るような思いだった。 自分が『組織』に潜入したとき、既に『ナイフ』は世間に出回っていた。 つまりあの計画は失敗したということだ。 丈二(・・・・・・) 丈二(これが『悪いこと』ってか・・・確かに、すげー胸くそ悪いよ・・・ これが『試練』・・・!) 出口はまだ見付かっていない。 あといくつ扉を開けるのだろう、何度悪夢にうなされるのだろうか? 丈二(・・・・・・・) ジャラジャラ 鍵の束が揺れる。新しく増えた鍵は「403号室」のものだった。 正直言って進みたくはないが、ここに長くいるのはもっと御免だ。 「403」の鍵を握り締めて、丈二は再びエレベーターに乗り込んだ。 ~ホテル・ペイパー 403号室前~ ガチャッ 鍵を入れ、ドアノブを捻る。 ギィィィィ・・・・ 丈二「!?」 ドアの向こうは、先ほどと同じ『組織』の研究施設の一角であった。 白衣を着込んで研究に打ち込んでいた『組織』の連中が、動かなくなって床に転がっていること以外は、 「1313」の中で見たのと違いはない。 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド 「うぐぁッ!!」 丈二「!」 柏の私室から、誰かの呻き声が聞こえてきた。 ハッキリ言って入りたくなかったが、見ないわけにもいかなかった。 ここで何が起こったのか?自分はそれを、知っておかなければならない。 丈二(・・・・・・!)グッ バターン! 意を決して扉を開く。 中の景色で、まず最初に目に飛び込んできたのは血生臭い数人分の屍の山だった。 そして次に、扉側に背を向け壁に向かって立ち尽くしている柏の姿が見えた。 誰かに語りかけているようだ。 柏「・・・・・・」 丈二(・・・?誰だ?誰に話してる・・・?) 柏「『ウイルス』の・・・保管場所を知っていたのは私と君だけだ・・・」 丈二(あ、あれは・・・!) 天野「ハァ・・・ハァ・・・!」 柏「天野・・・・・・」 血まみれで壁にもたれ掛かり、苦しそうに息を吸う天野。 柏が天野の頭上から、まるで養豚場のブタを見るかのように、冷たく無慈悲な眼差しを注ぎ続けていた。 柏「こいつらに場所を教えたのはお前だな?何故そんなことを? 一人でやったのか?他に協力者がいるのか」 天野「・・・・・・・・」 柏「答えろ天野・・・」 状況はすぐに掴めた。やはり計画は失敗したのだ。この部屋で死臭を放つ死体は、元は『敵対組織』の人間たちだったのだろう。 こいつらが施設を襲い、『ナイフ』は持ち出された。 そして計画がバレてしまった天野は、かつての親友から尋問を受けているというわけだ。 ドゴォッ! 天野「うぐぁァッ!」 虫の息の仲間に対して、柏はスタンドの拳を容赦なく叩き込む。 何か感じているのか、何も感じていないのか。柏の表情からそれを読み取ることはできなかった。 柏「何故だ・・・君が私を裏切るなんて・・・」 天野「・・・・・・」 柏「もう一度だけ聞こう。他に協力者はいるのか?これは君一人で計画したことなのか 最後だ、正直に答えろ」 天野「・・・・・・実は、もう一人・・・」 柏「もう一人?」 天野「・・・・・・・・・・・」 柏「天野、もう一人とは?」 天野「もう一人・・・・・・・・・子供が欲しいな、と考えていた。今度は男の子がいい・・・・・・」 柏「・・・・・・そうか」 ガシィッ! 天野「!!」 L・パレード『・・・・・・・・・』ギリギリギリ・・・ 『レイト・パレード』が天野の体を掴み、持ち上げる。 天野には自分の体に掛かる圧力の正体を、スタンド像を視認することはできなかった。 何故自分の足が地面から離れているのか、理解できずにこのまま最期を迎えるのだ。 天野「うぐぐ・・・っ」ギリギリギリ 柏「捨てろ」 丈二「よせッ!」 ブオオオオン! 天野「・・・・!」 バリィィィィン!! 持ち上げられた天野の体が、ガラス窓に向かって投げられる。 薄いガラス板を突き破って彼は窓の外に、数十メートルの高さを地面に向かって落ちていった。 柏「・・・・・・」 丈二「な、なんてことを・・・」 柏「・・・・・・」ピッピッ、ピッ プルルルルルルルル・・・ 柏「・・・・・・私だ。すぐに人を集めてくれ。『ナイフ』を探す」 丈二「自分の友達を、仲間を・・・投げ捨てやがった・・・窓から外へ・・・!」 いつの間にか思考をそのまま声に出していた。それにしばらく気付かなかったくらい、衝撃的で信じがたい光景だった。 当然柏に声は届かない。 丈二「・・・!親父は、親父はどうなったんだ!?」 教授「私は無事だよ、今のところは」 丈二「!!」 後ろから、聞こえるハズのない自分の呟きに対しての返答が聞こえてきて、丈二が驚き振り返る。 そこに立っていたのは父だった。 丈二「お、親父・・・?」 教授「丈二、久しぶりだな」 自分の声や姿はここにいる人間たちには感じ取れないハズだ。先ほどまではそうだった。 いや、今もそうだ。柏は自分の存在に気付いていなかった。 いわば幽霊みたいなものだと、丈二は今の自分の状態を評価していた。だがこの男は、その幽霊に干渉してきた。 丈二「見えるのか?分かるのか・・・俺が」 教授「ああ、相変わらずだな」 丈二「こんなとこでなにしてる!アイツに見付かるぞッ!」 教授「大丈夫だ。『この』私は、『この場所の』私とは別人だからな。 私の姿を見ることができるのはお前だけだ丈二。ただ、今の私は過去のヴィジョンではないがな」 丈二「な、なに言ってんだよ・・・?」 教授「ついてこい。見せたいものがある」 ガチャリ 「610号室」のドアを開け、父とともに入室する。 そこはどこかの公園の並木道であった。少し肌寒く、オレンジに染まった木々の葉が季節は初冬であると告げてくれる。 紅葉の並木道を、父と並んで歩くのは初めての経験だった。 スタスタ・・・ 教授「昔は・・・誰が敵で、誰が味方か。すぐにわかった。 『善悪』の区別が今よりずっと簡単だった時代の話だ。」 丈二「・・・・・・」 教授「今の世の中は濁っていて、何が良い事で何が悪いことか、判断するのが難しい。 だから人は『飛び出たもの』を攻撃する。バランスを取るために。 それがたとえ良いことであっても、人にはわからないから仕方ない。」 丈二「何が言いたい?」 教授「柏の計画は行き過ぎていた・・・だから止めようとしたんだ。 もしかしたら、ヤツの考えは正しかったのかもしれない。ずっとそんなことばかり考えている」 丈二「あいつはヒトラーになりたいだけさ、良い行いであるワケがない。 親父は間違ってないよ」 教授「だが淘汰は必要だ、どんな世界にもな。地球は不純物でまみれている。 綺麗にしなければならない」 丈二「虐殺じゃあ環境は護れない。死臭漂う星になるだけだ」 教授「そうだな、それも正しい。結局意見が定まらないまま、私は悶々とした日々を送っていた。」 教授「天野の計画は失敗したが、彼の尽力のおかげで『ナイフ』を一つ確保することができた。 私はすぐに『組織』を抜けたよ。そのあとはひっそりと『ワクチン』の開発に力を注いでいた。」 教授「それからしばらく経って、私は柏に連絡を取ろうとしたんだ。 『ナイフ』について、話し合おうとな」 丈二「何故?」 教授「かなり時間も経っていたし、今なら話し合えばわかりあえるような気がした。昔みたいに・・・ 私は『組織』に、メッセージを送ることにした。『ナイフ』を持っているよ、とな」 丈二「・・・博物館か」 教授「必ず取りに来る。それはわかっていた。ただ予測できなかったのは、アイツは直接来ないということと、 命まで持ってかれてしまったこと・・・お前を巻き込んでしまったことだ」 丈二「・・・・・・」 教授「情けないよ、家族を巻き込まないために距離を置いていたのに、 最後は結局お前の人生を台無しにしてしまった。最低の父親だな私は」 丈二「・・・・・・」 教授「父親らしいことが何もできなくて、本当にすまなかった。 ずっと後悔している。お前に『生きる楽しみ』を教えてやりたかった」 丈二「もう言うな・・・」 教授「すまない、丈二 許してくれ・・・」 しばらく歩いた後、二人は白塗りの、小さなマンションにたどり着いた。 父が管理室から鍵を取って、地下室への扉を開ける。 マンション全体の、ガス設備がまとめられた部屋だった。太いガス管や計器類が見える。 丈二「なんだここ?一体何のようだ」 教授「ここでもうすぐ『火事』が起こる。」 丈二「何だって?」 教授「あのパイプを見ろ。わかるか?亀裂が入って、そこからガスが漏れているんだ。 ここは爆発して、建物が炎に包まれる。住民の半分が焼け死ぬんだ」 丈二「な・・・!じゃあ止めなきゃだろ!パイプを修繕しよう!」 教授「無理だ。これはもう『既に起きたこと』なんだ、現実にな。 一度起きたことは絶対に回避できない。」ガサゴソ そう言うと、父はパイプとパイプの間に挟んで隠していた『設計図』のようなものを取り出し、それを手渡した。 どこかの施設のものらしい。たくさんの数字が、ビッシリと図面に描かれていた。 丈二「これは?」 教授「それをお前に渡したかった、とても『大切なもの』だ。 最期に渡せてよかった。」 丈二「さ、最期?」 教授「『この』私はここで死ぬんだ。住民を避難させているときに、焼け落ちた柱に足を挟まれてな。 これは決定事項なんだ」 丈二「わ、わかんねえよ・・・何言ってるんだ?」 教授「らしくないと思うか?この私が人助けだなんて。 でもな、これはお前に影響されてのことなんだよ、丈二」 丈二「え?」 教授「お前は覚えてないかもしれないが・・・お前が幼稚園に通っていたときのことだ。 近くの公園にホームレスたちが住み着くようになって、子供達が遊び場を無くした。 近隣住民は迷惑してたよ。近くに住む小学生や中学生たちが、彼らのテントに石を投げたりした。」 教授「ある日お前は、貯めていたお小遣いを持って家を飛び出した。 私はお前が彼らに『イヤガラセ』をするのだと思っていたよ。爆竹でも買ってな。」 丈二「・・・・・・・」 教授「だが違った。お前は自分のお小遣いで『キャンディ』を買って、彼らに配っていたんだ。 一人ずつ、手渡しでな。」 丈二「そんなことが・・・?」 教授「胸が震えたよ。こんなに慈悲深い子が、私の息子として生まれてきてくれたなんて。 神に感謝したんだよ。私のような人間でなくてよかった。罪深い私のような・・・」 丈二「親父・・・・・・」 教授「お前は弱き者たちを、無条件で『愛する』ことができる。 そして愛する者たちを守るために、そうでない者たちに対してどこまでも『残酷』になれる。」 教授「『慈愛』と『冷酷』。『白』と『黒』、『表』と『裏』。『光』と『闇』・・・ 気付いていないようだがな、その二面性がお前の『強さ』であり、『本当のチカラ』なんだ。 『アークティック・モンキーズ』は、お前の『チカラ』の一部にすぎない。」 丈二「・・・・・・!」 教授「行け、丈二。『図面』を持って・・・。出口は「505号室」だ。」 丈二「だが・・・親父は!」 教授「私は『ホテル・ペイパー』が見せている幻覚にすぎない。わかってるだろ? 現実の父親はあの日、お前の目の前で死んだ。 私は所詮『イベント』の一部にすぎないが、お前は違う。お前の肉体と精神は現実だ。 ここでの『死』はお前にとって、『本物の死』だ」 丈二「そんな・・・!」 教授「進化させろよ、スタンドを。柏を止めてくれ」 ドクドクドク・・・ 那由多「くそ・・・」 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド 未来「う・・・く・・・」 三上「ほ、まだ息があるか。その頑丈さは評価できるな」 ミシェル(ああ・・・ヤバいじゃないこれ・・・) ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 川崎「那由多、もうこんなことはやめろ」 那由多「は?」 川崎「裏切られた今でもな、お前のことは『妹』みたいに思ってる 未来のこともそうだ。俺達は兄弟だろ?違うか?」 那由多「違う」 川崎「お前が俺に敵うと?そんな考えは捨てろ。お前を殺したくない・・・ 戻って来い、那由多。俺が先生に掛け合って、護衛官のポジションを用意してやる」 那由多「あはは、なんで私が『組織』なんかに戻るのよ。私の全てを奪った肥溜めに・・・!」 川崎「奪った?違うだろ、『与えて』やったんだ。今のお前があるのは『組織』の保護があったからだぞ お前の服や、靴、リップグロス・・・その命だって、全部『組織』から『与えられた』ものだ」 那由多「・・・・・・・・」 川崎「やり直そう。『リセット』するんだ」 那由多「・・・・・・20年以上、生きてきたけど・・・」 川崎「?」 那由多「死にたくなるようなひどい失恋や、必死に打ち込んだ部活動・・・ 同年代の子は普通に体験してる『思い出』が・・・・・・私には、何も無い。」 川崎「・・・・・・」 那由多「あるとすれば、ふふっ。『組織』の新人研修でマイアミに5泊して、そこで6人殺したことくらいかな。 6泊で5人だったっけ?」 川崎「あれは楽しかった。お前には才能がある」 那由多「才能なんていらない、もうこんな人生うんざりよ!私は普通になりたい! 『組織』を潰して、『新しい自分』を手に入れるッ!」 那由多「『虹村 那由多』を『リセット』したいのよッ!ジャマしないでよ!」 川崎「那由多」 那由多「『リトル・ミス・サンシャイン』ッ!」ドバァァーーン! L・M・S『・・・・・・・・』 川崎「やめろ、そんな状態で」 那由多「うるさい!」 L・M・S『ドラァァッ!』シュバッ! 川崎「・・・やめろと言ってるのに・・・」 チラリ 三上「なーんか向こう盛り上がってるな、ええ?」 ミシェル「え、何?私に言ったの?」 三上「全く無関係ってわけじゃないんだろ?『スタンド使い』だな?俺のスタンドが見えてる」 ミシェル「え、ええ・・・?ちょっとわかんないんだけど・・・」 三上「しらばっくれんなよ、出せよ。スタンドを」 未来「う・・・よせ・・・」 三上「うるせェよ 起きてくんなっての」 ドグシャアア! 『キングス・オブ・レオン』が、自身の背後にて背を丸め蹲って倒れている青年の頭を、足で砂に押し込む。 青年が手足をバタつかせ、苦しそうにもがく。 K・O・L『グルウルルルルウルル・・・・』グリグリグリ 未来「~~~~~!!」バタバタ ミシェル「やめなさいよ!死んじゃうでしょ!」 三上「助けにこいよ、お嬢さん。そんな度胸があるのならなァ」 ミシェル「シット・・・・・・!」 ミシェルのスタンド『ホテル・ペイパー』は、数あるスタンドの中でも特に異質であり、 大半のスタンドが戦闘を生業にするものであるのに対して『ホテル・ペイパー』は一般人程度の運動性能すら持ち合わせていなかった。 しかもこの状況下では、ハッタリにも使えそうに無い。 何故なら『ボーイ』をここへ呼ぶには洋館のホテル化を解除しなければならず、それは『試練』挑戦者の『死』を意味するからだ。 三上「心配すんな、フェアプレイがモットーだ。俺の能力を教えてやる」 三上「『獅子座の暗示(キングス・オブ・レオン)』はひたすら『前に進む』スタンド。 たったそれだけのシンプルなスタンドさ。男は振り返らないもんだ」 三上「前に突き出す拳、繰り出すタックル・・・『前に進む』全ての行動が最強最速ッ! 一歩でも歩き出せば誰も俺を止めることはできねえ、まさに究極のスタンド!」 ミシェル「ああ、ああ~・・・そう・・・」 三上「ただし弱点がないわけでもないんだな、一歩でも『後ろに下がる』と・・・ 『目の前』にいる人間を・・・今はアンタだが、『最強最速』にしちまうんだよォ、これがさ」 ミシェル「・・・!」 これは非常に有益な情報だった。無敵のスタンドのアキレス腱が何か、敵が自ら教えてくれた。 だが知ったところでミシェルには何もできない。ここで行動を起こせば丈二が死ぬからだ。 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 『ホテル・ペイパー』が自ら挑戦者の命を奪うことがある。 まずは『試練が強制的に中断』した場合。ミシェルが自分の意思でスタンドを解除したり、能力発動中に殺されたりしたときがこれにあたる。 たとえ挑戦者が出口の前に立っていて、ドアを開ける寸前のところでも、条件を満たせば容赦なく処刑が執行される。 次に『第三者が試練中、ホテル内に侵入』した場合。『ホテル・ペイパー』は第三者の力を借りて『試練』を受けることを認めておらず、 『不正行為』とみなして挑戦者を殺すのだ。 三上「さて、行かせてもらうぜェ~」 ミシェル(や、ヤバイ!) 三上「っとぉ~その前に・・・」 K・O・L『グルルルルルルルルルル』ギリギリギリ・・・ 三上「コイツの頭を踏み潰しておかねえとなァ!グチャれ、『キングス・オブ・レオン』ッ!」 K・O・L『グラァァァァァァァァァ!』 ズボオオオッ! 『キングス・オブ・レオン』が、まるでハンマーのように、鋭く重い『踏みつけ』を放った。 振り落とされた右足が、ズボリと音を立てて砂浜にめり込んだ。 ミシェル「!!!!」 三上「ハハハハハハハハハハハハァッ!ざまァねェーーーぜェーーーッ!」 高らかに勝利の雄叫びを上げる三上。だが彼の興奮はすぐに収まることになる。 『殺し損ねたこと』を直感的に感づいたからだ。 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド 三上「な・・・なんだ・・・?」 ミシェル「あ、ああっ! 無いッ!体が!」 ミシェル「ミライが消えたッ!」 ズボリ! スタンドが埋まった右足を砂から引き抜く。深い穴を開けたが、底に赤いペーストは見付からない。 首から下の胴体部もどこかへ消えていた。 三上「なんだと・・・?どこ行きやがった・・・?」 未来「ここだ」 ザザザザ・・・ 三上の足元で、砂がかすかに動く。三上が視線を移した瞬間、砂が『手』となり、両足首を掴んだ。 ガシィッ! 三上「な、なにッ!」 未来「ハァァァッ!」ズリィィッ! ガッシリと足首を掴んだ『手』が、巨体を後ろへ力強く引く。 一歩・・・三上は退いてしまった。 未来「ミシェルッ!『太陽電池』を投げてえッ!!」 ミシェル「!! え―――」 三上「ヤ、ヤバイッ!」 ミシェル「えええええええいッ!!!!」 ブオオオオンッ! 三上「『キングス・オブ・レオン』!ボールをはたき落とせッ!」 ガシィッ! 三上「!!」 W・ヒーロー『ハァァァ!』ギリギリ・・・ K・O・L『グルウウウアアアア』 未来「お前のスタンドは『固定』したぞッ!」 三上(『ウエスタン・ヒーロー』! バ、バカな・・・どうなってる、こいつの体・・・!) ベコォォッ! メキョメキョ 三上「うぐああッ」 投げられた『金属球』をみぞおちに喰らい、三上が苦痛に顔を歪ませる。 華奢な女性が投げたとはいえ、『キングス・オブ・レオン』の能力でパワーとスピードが強化されているため 筋肉を押し潰して胸骨にヒビを入れるくらいの威力は十二分にあった。 ミシェル「や、やった!」 三上「ぐうううッ! う、ぐ・・・・・・ッ! な、なんだお前の・・・その体・・・!」 不自然に盛り上がった辺りの砂が一点に集中し、徐々に人の形を形成していく。 そしてその場所に、砂でできた未来の『彫刻像』が完成した。普通の像と違って、それは普通に歩き出した。 未来「『砂のベルト』で体を『砂』にして、砂浜と同化した! もうアンタの攻撃は届かない、砂浜に自由に逃げられるからな」 三上「ぐううううう・・・・・・」 未来「丈二みたいな戦い方だけど、キャラ被りとか言ってられないからね。 今の僕は『サンドマン』、『砂』のヒーローだ!」 ミシェル「oh・・・・・・!すごいわ、ミライ! けど、何だって?『サウンドマン』?」 ドスッ!ドスッ! ドスッ!ドスッ! 那由多「う・・・・・・」ボタボタ 川崎「・・・・・・」 『リトル・ミス・サンシャイン』を展開させ、那由多が敵に殴りかかる。 だが浮遊する液体金属が4本のサーベルを作り出し、それを拒むように少女の体に突き刺した。 両大腿部と、右肩、左二の腕を刀剣に貫かれ、体内から多量の鉄分を砂に向かって垂れ流していく。 浮遊した金属に持ち上げられ、かつての仲間と同じように那由多も宙ぶらりんにさせられてしまった。 「ヤバイ」と思った。あのとき、私の仲間はこの直後に命を落とした。 川崎「残念だよ、那由多」 那由多「・・・・・・・」ボタボタ 川崎「とんだ恩知らずの小娘だ」 突き刺さったサーベルが形を変える。トングのような形状に変化した金属が、 少女の体に開いた穴を、中心からゆっくりと押し広げていく。 ギチギチギチッ 那由多「うあああ」 川崎「このまま体中を引き裂いてやる」 三上「・・・・・・ふ、ははっ」 那由多が川崎の攻撃を受け、グッタリとしているその向こうで、 地面に膝を付き、ダウンしていた巨漢が突然笑い出す。 未来「なんだ?」 三上「ふふふ、そうか。わかったよ、その外人のスタンド・・・」 ミシェル「え?」 三上「今のチャンス、スタンドを出して俺を攻撃しなかったのは、もうどこかで『使っている』からだ 思うとあの洋館・・・なぜあんな場所でお前らが集まったのか、今なら答えが見付かりそうだ」 未来「!」 三上「あの洋館が貴様のスタンドなんだな?外人。 そしてそこで『何かしている』・・・城嶋 丈二がここにいないのは、ヤツが館内にいるからだ」 ミシェル「シット!バレちゃったわ!」 未来「こ、こら!言っちゃダメでしょそういうことは!」 ミシェル「あ・・・」 三上「どうも、じゃあ俺は城嶋 丈二を始末してくるとしよう 川崎ィ!あとはお前がやっとけ!」 川崎「ああ」 未来「行かせる――――――」 未来「!?」 立ち上がり洋館に向かい歩き出す三上の動きを、止めようとした未来の体が異変が起こる。 体の至る所から、気付かぬ内に血が噴出していた。 ドクドクドクドク・・・ 未来(な、なんだ・・・?一体どこから・・・・・・・?) ミシェル「!! ミ、ミライ・・・!」 未来「!!」 ミシェル「す、吸われてるわよ!アンタの体が!」 シュボォォォォォ 未来「な・・・・!」 川崎「ふん」 未来の体から、『砂の粒』が川崎のスタンドに向かって掃除機のように吸い出されていく。 砂とはいえ、それは未来の人体から形成されている物質であり、これを失うのはイコール、肉体の一部を欠損するということ。 吸いだされた『砂の粒』は『メタル・ジャスティス』の周りに集まって、金属のスライムとなった。 川崎「砂には『鉄』が混じってるからな このままじっくりと吸い出してやるよ未来」 未来「く・・・・・・!」 ベリッ 腰に巻かれた『砂のベルト』を外し、肉体の『砂化』が解除される。 『メタル・ジャスティス』の能力から解放された未来は、ホテルへ向かう三上を追わずに 反対方向の川崎に向かって走り出した。 ミシェル「え!?」 川崎「くるか!」 未来(三上を洋館に行かせるワケにはいかない!でもそれより・・・・・・) 那由多「・・・・・・・・」ボタボタ 未来(あんな状態にしておけないッ!) 未来「ミシェル!これを使って!」バッ パシッ ミシェル「拳銃!?」 未来がミシェルに、『組織』で正式に採用されている自動式拳銃を投げてよこす。 『組織』に対して強い憎悪の念を抱いている未来だが、ナイフや拳銃は他に手に入れる方法を知らないので、 そのまま『組織』のものを流用していた。 未来「三上を撃つんです!ヤツを洋館に行かせないでッ!」 ミシェル「・・・!」グッ 走り去る三上の背中に向けて、ミシェルが拳銃を構える。 川崎「ムダだ・・・」 バンッ! 引き金を引き、弾丸は放たれた。だが弾は三上には届かない。 鉄心は真っ直ぐではなく、横へ水平に『飛んだ』。 バスッ! 未来「・・・がッ!・・・・」 ミシェル「!? え!?」 放たれた弾丸を背後から肩に受け、未来が躓きよろめいて転倒する。 ミシェルは唖然としていた。自分はしっかりと前方の男に銃身を向けていたはずだ。 川崎「言ってるだろ!『メタル・ジャスティス』は金属を引き寄せる! 弾丸もこっちに飛ぶんだ、拳銃なんか使えると思っているのか!」 ミシェル「そ、そんな・・・」 未来「ぐ・・・!」 那由多「・・・・・・」 川崎「・・・・・・」 突如、川崎が金属のサーベル化を解除した。 ドサ、と重力に引かれ那由多が地面に落ちる。 那由多「・・・・う・・・」 川崎「那由多、これが最後だ よく考えろ」 未来「・・・・・・」 ミシェル「・・・・・・」 川崎「『組織』に尽くすか、城嶋 丈二と一緒に裏切り者として裁かれるか・・・ 前者なら大人しくこの砂浜を去れ。後者なら・・・」 那由多「・・・・・・・・」スクッ 川崎が言い切らぬうちに、黙って立ち上がり、那由多はフラフラと歩き出す。 砂浜を去る気はないらしい。横たわる未来の元へ向かい、彼の体を起こした。 那由多「・・・痛い?」 未来「・・・・・・君ほどじゃありませんよ」 川崎「・・・・・・それが答えか。お前の、最後の回答なんだな」 那由多「・・・・・・アンタに感謝してないわけじゃない。私の面倒を見てくれた」 川崎「・・・・・・」 那由多「でも・・・『組織』は私の敵なのよ。これまでも、これからもずっと・・・ アンタが『組織』の人間である以上・・・・・・私達は兄妹じゃない、敵同士よ」 川崎「・・・・・・」 川崎「・・・打って来い、ケリをつけよう」 メタル・J『・・・・・・・・』 那由多「・・・いいわ・・・」 未来「その体じゃ無理です、僕がやります」 那由多「未来」 未来「『ウエスタン・ヒーロー』ッ!」ドバァァーン! W・ヒーロー『・・・・・・・』 川崎「未来か、いいだろう。お前とも決着をつけてやる」 那由多「あいつの『液体金属』は危険よ」 未来「わかってますよ」 互いのスタンドを展開させ、睨み合いながらジリジリと距離を詰めていく。 根拠はないが、おそらく次の行動が『最後』だ。この一撃で決着が付く。 数々の修羅場を潜り抜けてきた者だけにわかることがある。勘みたいなものだ。 未来「・・・・・・」 川崎「・・・・・・」 ジリ・・・ 未来「『ウエスタン・ヒーロー』ッ!」 ジリリリリリリリリリリ! 警報装置が作動し、やかましい音で火災の発生を告げていた。 住民達がパニックを起こしかけながら、必死の形相で外へ逃げる。 ウーウーウー 鳴り響く消防車のサイレン音に、俯いて花壇に座り込んでいた丈二が思わず顔を上げる。 マンションは本格的に燃えていた。絵に描いたような、完璧な火災発生現場だ。 天に向かい、白塗りの建物が火柱を立てて黒煙を吐き出していく。 丈二(親父・・・・・・) 半狂乱になった女性がマンションに入ろうとし、消防隊に止められていた。 何か叫んでいるが、周囲の喧騒にかき消されて何を言っているかまではわからない。 きっと大切なものを置き去りにしてきてしまったんだろう。家族、思い出・・・・・・ (お前に影響されてのことなんだよ) 父の言葉が頭から離れない。 違う、自分は慈悲深くなんかない。誰かに愛を与えることなんてできやしない。 俺はヘレン・ケラーにはなれないんだ。 丈二「・・・・・・」 「うわああああ ママァーーーッ!」 もくもくと煙が立ち込める建物の中で、どこからか子供の叫び声が聞こえてくる。 ハンカチで口元を覆いながら、教授が声の発生源を探して走る。 教授「どこだ!?どこにいる!」 声が聞こえない。まずい、気絶したのか? 一つずつ扉を開け、燃え盛る炎の中を突っ切って子供を捜す。 繰り返すようだが、本当に昔の自分なら考えられなかった行動だ。非合理的すぎる。 私はボランティアではないのに。 三つ目の扉を開けたとき、炎のスキマからうずくまる子供の姿が見えた。 すぐさま駆け寄り、子供を抱きかかえて部屋を出ようと試みる。 教授「大丈夫だからな、心配するなよ」 子供「う、ううう・・・・」 教授「そうだ、今日の「仮面ライダー」見たか?あれはかっこよかったな 新しくパワーアップしたんだぞ、知らないか?」 子供「知らない・・・」 教授「そうか。録画したから、今度見せてあげるよ。」 子供「ほんと?」 教授「ああ、ホントだ ウソは付かないよ」 自分のコートで子供を覆い、教授が炎を突っ切ろうと部屋の玄関に向かって駆ける。 だが予想外のことが起きた。いや、厳密には『知っていた』ので予想外ではないが・・・ 焼け落ちた木の柱が傾き倒れて、駆け抜けようとしていた教授の足を挟み込んだ。 ドサァァッ! 教授「ぐううう・・・」ギリギリ・・・ 重くて動かない、おまけにすごく熱い。掌をジュウジュウと焼きながら必死に持ち上げようとするも、 『火事場の馬鹿力なんて迷信』と言い放つように、足を挟んだ柱は静止を決め込んでいた。 子供「おじさん!」 教授「おじさんは大丈夫だ、行きなさい」 子供「でも・・・!」 教授「心配いらないよ、消防士さんが助けに来てくれるからね。さあ行って。」 子供「・・・・・・うん、わかった・・・」 消防士さんは助けに来ない。それは知っている。 だから少しの期待も抱いていない。別に助かりたいだなんて考えてはいなかった。 でも最後に、もしも最後に望みが一つ叶うのなら、妻に謝りを入れるチャンスが欲しい。 今までのこと、しっかりと彼女に謝罪したかった。 ボオオオオオオオッ! 教授「ふ・・・本当にどうしようもないな、私は・・・」 ガシィッ! 死を受け入れ、ゆっくりと瞼を閉じようとしたその瞬間、自分の足を挟む柱に向かって伸びる二本の腕が見えた。 消防士さんのものではない、素人の、青年の腕だ。 丈二「うおおおおおおおお」ググググ・・・ 教授「丈二!バカな、何してるこんなところで!」 ジュウウウウ 丈二「うお・・・ッ!喋れる余裕がまだあんなら、手伝ってくれよ・・・ 持ち上がんねえ、これ・・・重い・・・・!」 教授「よせ、丈二!さっさと行け!どうにかできるものじゃない!」 丈二「うっせえぞ、諦めてんじゃねえッ!ここで止めたら火傷し損じゃねえか! 折角自分の手を焼いてまでしてやってんだ!」ジュウウ・・・ 教授「何故だ・・・私は幻覚だ、映像にすぎないんだぞ」 丈二「ハァ、ハァ・・・例え幻覚だとしてもよォー」 教授「・・・・・・・」 丈二「親が死ぬところを、二度も見たくねえよ・・・!」 教授「丈二・・・」 丈二「うおおおおおおおおッ!!」グググググ・・・ ボオオオオオオオオオオオオオッ!!! W・ヒーロー『ハァァァッ!』シュバッ! 川崎「突き刺せ、『メタル・ジャスティス』ッ!」 メタル・J『・・・・・・・』 ぐにゅーーーん ズバァァッ!ザクゥッ! 未来「ぐあ・・・ッ!」 射程距離に入り、『ウエスタン・ヒーロー』の全力の拳を敵に放った未来。 だが液体金属が鋭利な刃物にその姿を変え、繰り出された拳を貫いた。 刃物は指から入り、腕の中を深く突き進んだ。刃物の先端が、右腕の表皮から飛び出している。 川崎「お前のパンチが俺に当たると?ムダだ、お前は俺に触れることすらできない!」 未来「ぐ・・・!勘違いしてるようだから言っておく・・・」 川崎「なに?」 未来「あんたを殴るために拳を突き出したんじゃない・・・僕が殴りたかったのはこれだよ 『液体金属』だ・・・!僕の計画は成功した・・・!」 川崎「!」 グニュウウウン 未来の腕を貫いた金属が、川崎の意志に反してその形を変えていく。 それは『ベルト』になった。『ウエスタン・ヒーロー』が金属を殴り、『鉄のベルト』に変えたのだ。 未来「これはアンタにくれてやる・・・!『ウエスタン・ヒーロー』ッ!」 W・ヒーロー『ハァァッ!』バシュ! ドゴォッ! カチャリ 川崎「!」 『ウエスタン・ヒーロー』が『鉄のベルト』に蹴りを入れ、川崎の腰にそれを押し当てる。 『ベルト』を装着した川崎の体が『鉄』に変質した。『メタル・ジャスティス』の大好きな『金属』に・・・ シュオオオオウウウウウウウウウウ! 川崎「うおおおおおおおおお!!!!!!」 未来「あんたのスタンド、なかなか厄介な能力だった・・・でも・・・ まさか『自分が金属化』するとは計算外だっただろう?あんたは・・・」 金属化した川崎の体が熔け始め、『メタル・ジャスティス』に吸われていく。 彼の体が、スライムとなりかけているのだ。 ベチャベチャッ! 川崎(指が『熔けて』・・・・!『ベルト』が外せないッ!) 未来「自分のスタンドに殺されるんだッ!」 川崎「うおおおおおおおおッ!!!やめろォォォォォ『メタル・ジャスティス』ウウウウウウウウ!!!」 川崎は『メタル・ジャスティス』をしまって、能力を解除しようとした。いたって正しい判断だし、それが普通の行動だ。 しかし川崎はすぐに気付いた。自分にはもう『何も手が残されていない』ことを・・・ 那由多「・・・・・・」パシパシッ 川崎(た、『太陽』・・・・・・) 先ほどミシェルが三上に投げた『太陽電池』を、那由多は既に拾い上げていた。 もしも『メタル・ジャスティス』の能力を解除したら、間違いなくアレが飛んでくるだろう。 川崎(仮にヤツが球速120km/hで『太陽』を投げてくるとして・・・ 10mくらいの距離があるから・・・・・・こっちに届くのは0.3秒後!) ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 川崎(0.3秒以内で・・・『スタンドをしまう→ベルトを外す→スタンドをまた出す』というのは可能か・・・? 無理じゃあないのか?時間足りなくないか・・・・・・?) ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 川崎(だがこのまま手を拱いてると、熔けて死ぬだけだ・・・うおおおおおおおおおおおおおおおお やるしかねえええッ!) 川崎「『メタル・ジャスティス』ッ!戻――――――」 ブオオオオオオン! おそらく『メ』を発音した辺りで投げられたのだろう。川崎が最後に見たものは、 自分の目の前で光る、砂浜に浮かんだ小さな小さな『太陽』だった。 シュボッ! 川崎(あああああああああああああああああああああああああ) 那由多「さようなら・・・・・・」 ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!! 川崎「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」 川崎「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」 川崎「~~~~~~~~~~~~~~!!!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ 那由多「私の『思い出』・・・」 スタンド:メタル・ジャスティス 本体:川崎 祐介 死亡 ミシェル「ちょっと!」 未来「?」 ミシェル「そいつ倒したのはいいけど、まだ一人残ってるわよ! しかも洋館に向かってるッ!」 那由多「そうだった・・・・・う!」ドクドク ミシェル「ワオ・・・酷いわね、大丈夫?・・・じゃないよねぇ」 那由多「ううん、ちょっと痛むけど大丈夫・・・だと思う」 未来「仕方ないですね、よっと」ヒョイッ 那由多「キャ!な、なに!?」 未来が手負いの那由多を抱え上げる。 彼女はこういうことに慣れていないらしく、恥ずかしそうに俯いていた。 ミシェル「oh!ちょっと見せ付けないでよね」 未来「『お姫様抱っこ』ってやつですよ。初めてですか?」 那由多「うう、歩けるってば・・・・・」 未来「エンリョしないで、さあ行きましょう! 丈二は今スタンドが使えない、邪魔者には消えてもらう!」 ~洋館中庭 某時刻~ 錆びた鉄門を開き、三上が中庭に進入する。 三上「ククク・・・中で何してんのか知らねえが、待ってろよォ・・・ ぶっ殺してやるぜ・・・」 物騒なことを一人呟きながら、洋館の玄関ドアに三上が手を伸ばす。 ガチャリ、と音をたて扉は開かれた。 未来「おい、待てッ!」 三上「・・・未来か くそ、川崎はしくじったな・・・」 ミシェル「ダメ!入らないで!」 三上「わかった、って帰るやつがいんのかよ。追ってきな、中で相手してやるよ」 ギィィィィィィ・・・ 三上「じゃあな」 未来「やめろおおおおおおおおおおおおお!!」 バタンッ! 那由多「・・・そ、そんな・・・」 ミシェル「・・・・・・・・・入られた」 未来「・・・・・・・・!」 ミシェル「『試練』は・・・・・・・・・・・」 ミシェル「失敗よ・・・」 那由多「う、あああああああああああ・・・・・・・・」 未来「丈ォォォォォ二ィィィィィィィィィィーーーーーーーーーーーッ!!!」 ひょこっ 丈二「ん?なんだよ」 中庭中央の陰で、身を潜めていた丈二がひょっこりと顔を出す。 しゃがみこんでいたらしい。 那由多「え・・・・・・」 ミシェル「!!」 未来「じょ・・・丈二・・・・・・!」 丈二「『試練』は終わったぜ 手は火傷したけど・・・」 那由多「こ・・・」 タタタタッ! 丈二「え!? な、ちょ・・・」 ドゴォッ!ドガッ!バコッ! 那由多「このバカ!なんで隠れてんのよアンタはぁーー!」 未来「ふざけんなこの野郎ッ!叫び損じゃないかッ!」 丈二「い、いてえッ!やめてくれ!綺麗なガラスの破片集めてただけなんだ!」 わー わー ミシェル「・・・!」 ミシェル「アハハ、やっぱこの子達面白いわ・・・」 ~ホテル・ペイパー 1階ロビー~ 三上(なんだここは?気味わりいぜ) ボーイ『いらっしゃいませ三上サマ。『ホテル・ペイパー』へようこそ ワタクシ当ホテルのボーイを務めております。そのまま『ボーイ』とでもお呼びください。』 三上「城嶋 丈二はどこにいる?」 ボーイ『お客様の情報を喋るわけにいきませんので・・・この鍵をどうぞ』ジャラ 三上「・・・これは?」 ボーイ『これで当ホテルのドアをお開けになってください。探し物、見付かるとよいですね。』 三上「・・・まあ、いい。これでくまなく捜せばいいんだな?」 ボーイ『その通りでございます』 三上「どこに隠れてもムダだぜ!必ず見つけ出してやるからよ・・・・・・!」 ボーイ『ごゆっくりと・・・』 那由多「そうだ!『進化』したんでしょ、『アークティック・モンキーズ』。見せてよ」 未来「そうですね!見たいです」 丈二「ん?ああ、わかった」 丈二「ふんっ!」 丈二「・・・・・・・」 しーん 丈二「あれ?」 未来「どうしたんですか?」 丈二「出ないぞ」 那由多「え?どういうこと?」 未来「まさか失敗したんじゃ・・・」 ミシェル「いいえ、『進化』は成功したわ。出ないのが証拠よ」 丈二「どういうことです?」 ミシェル「昆虫で例えるならスタンドは『蝶』なの。今までのは幼虫。そして今はサナギってとこかしら 大丈夫よ、一晩経てばちゃんと羽化するわ。」 丈二「じゃあ、明日には・・・・・・!」 ミシェル「ええ、楽しみね。おめでとうジョージ。『試練』クリアよ」 那由多「やった・・・!」 未来「やったぞ!やったああああああああ!!」 丈二「お、おい そんな騒ぐなよ・・・」 わー わー ミシェル(彼は言わないけど・・・ホテルの中で、きっと相当辛い『決断』を要求されたでしょうね。 自分の価値観をも超越した、『究極の選択』・・・) ミシェル(それが『試練』なのよ。結末は教えてくれなくていい。 今は・・・ゆっくりと喜びを噛み締めなさい・・・) ~ホテル・ペイパー 202号室~ 「202号室」を開け、三上が中に入る。 そこは真っ白な、何も無い部屋だった。奥の壁は一面がガラス張りとなっており ガラス越しに白衣を着た連中がこちらをみつめている。 三上「なんだここは・・・」グッ! 三上「?」 足を踏み出そうとした三上だが、足がガッチリと床に固定されていて、動かない。 何がなんだかわからず混乱する三上に、ガラス越しの白衣を着た連中がスピーカーで声を掛ける。 研究員『やあ、三上くん 今日はどうもありがとう。』 三上「あ?なんのことだ?この足を外せ」 研究員『何言ってる。協力を申し出たのは君の方ではないか。』 三上「協力だと?」 研究員『人は24時間飲まず食わずで立ちっぱなしだとどうなるか・・・の実験だよ 忘れたのか?』 三上「な、なんだとぉーーーーーーーーッ!?」 研究員『いい声だ、健康状態はよし。それでははじめよう』 未来「でも、三上はどうなるんです!?ヤツも『ホテル・ペイパー』の中に!」 那由多「まさか、アイツのスタンドも『進化』してしまうの!?」 ミシェル「大丈夫よ、私がスタンドを解除すればすぐ死ぬわ。」 未来「じゃあ、すぐに解除してくださいよ!」 ミシェル「まあまあ、いいじゃないの。『タイムリミット』があって、24時間すれば勝手に解除されるの。 それに大丈夫よ、どうせアイツは出て来れないわ」 丈二「?」 ミシェル「わかるのよ・・・それくらいは」 ~ホテル・ペイパー 202号室~ 三上「ぐうううううううううう!アアッ!」 研究員『よろしい、24時間経過だ』 三上「ハァ、ハァ・・・くそ、足がいてえ・・・パンパンだぜ・・・・・・! オラ、いいだろ!もう出しやがれ!」 研究員『まだだ、24時間とは『現実世界』での時間だからな』 三上「? あ?」 研究員『ここと外の世界の時間の進みは違うんだよ・・・ えーと、確かね・・・』 三上「な、何言ってんだ・・・?」 研究員『外の世界では『10秒』しか経ってないはずだ』 三上「・・・は?な、ちょっとまて・・・」 研究員『計算すんのめんどくさいや。あと『23時間59分50秒』・・・がんばれよ」 三上「ま、まってくれ」 バタンッ! 三上「待ってくれェェェェぇぇぇぇぇぇぇェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ」 ミシェル「うふふ、結構残酷なのよね。私のスタンド・・・」 スタンド:キングス・オブ・レオン 本体:三上 猛 再起不能 ホテル・ペイパーに幽閉中、残刑期23時間59分50秒 ~『組織』アジト 某時刻~ 柏(三上と川崎からの連絡がない・・・失敗したか・・・?) プルルルルル・・・ 柏「!」 ガチャリ 柏「心配したぞ、どうなった?」 『・・・やあ、柏』 柏「!? 誰だ、貴様」 『忘れるなんて寂しいな、昔は一つのテントで夢を語り合った仲じゃあないか・・・』 柏「! まさか、お前・・・・・・」 柏「天野か・・・!生きていたとは・・・・・・!」 天野『改めて、こんにちわ柏。今日はお前に言いたいことがあって電話した』 柏「言いたいことだと・・・?」 天野『お前の計画はわかってる。『どこ』を攻撃するのか、『いつ』やるのか何もかもな』 柏「・・・・・・」 天野『勝負だ、柏。必ず止めてみせる。私と・・・城嶋が、必ず。』 柏「城嶋 丈二・・・!お前が動かしていたのか・・・・・・」 天野『彼はお父さんによく似ている。芯の通った強い子だ』 柏「・・・・・・」 天野『お前はあの子には勝てない。覚悟しろ』ガチャッ プー、プー、プー・・・・ 柏「・・・・・・・・・・」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 第10話「思い出との対話 その2」 終了 使用させていただいたスタンド No.177 【スタンド名】 ウエスタン・ヒーロー 【本体】 倉井 未来 【能力】 殴った物質をヒーローベルトに変え、巻いた者はその物質が持っていた性質を取得する No.181 【スタンド名】 リトル・ミス・サンシャイン 【本体】 虹村 那由多 【能力】 手で触れたものを太陽熱で焼き尽くす No.381 【スタンド名】 メタル・ジャスティス 【本体】 川崎 祐介 【能力】 範囲内にある金属を引き寄せて溶かす No.587 【スタンド名】 獅子座の暗示(キングス・オブ・レオン) 【本体】 三上 猛 【能力】 「前進する」事において、無類の力を発揮する No.73 【スタンド名】 ホテル・ペイパー 【本体】 ミシェル・ブランチ 【能力】 廃墟になったホテルやビルなどの建物全体を「試練の館(ホテル・ペイパー)」に変える < 前へ 一覧へ戻る 次へ > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]
https://w.atwiki.jp/zark001/
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 無料で会員登録できるSNS内の@wiki助け合いコミュニティ @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください @wiki助け合いコミュニティの掲示板スレッド一覧 #atfb_bbs_list その他お勧めサービスについて 大容量1G、PHP/CGI、MySQL、FTPが使える無料ホームページは@PAGES 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ソーシャルプロフィールサービス @flabo(アットフラボ) おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 まとめサイト作成支援ツール バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/zark001/pages/9.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ コメント ニュース 人気商品一覧 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/zark001/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【カウンターサイド】リセマラ当たりランキング - カウサイ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 終末のアーカーシャ(終アカ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【まおりゅう】最強パーティー編成とおすすめキャラ【転スラアプリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) アイプラ攻略Wiki|アイドリープライド - AppMedia(アップメディア) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」:時事ドットコム - 時事通信 マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 【アイプラ】リセマラは必要?当たりキャラランキング【IDOLY PRIDE】 - Gamerch(ゲーマチ) 篠原悠希×田中芳樹が明かす「歴史ファンタジー小説ならではの悩み」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) サモンズボード攻略wiki - GameWith 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ガーディアンテイルズ】ギルドレイド戦(秘密の研究所)の攻略とおすすめキャラ【ガデテル】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ”(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】アップデート情報・キャラ調整まとめ - ポケモンユナイト攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11の新要素と最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) ロストジャッジメント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Among us】新マップThe Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) ハーネスについて小児科医の立場から考える(坂本昌彦) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】ユナイトライセンスの入手方法まとめ - AppMedia(アップメディア) ウマ娘攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) ゲトメア(ゲートオブナイトメア)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) お蔵入りとなった幻の『スーパーマリオ』 オランダの博物館でプレイ可能?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「ITreview Best Software in Japan 2021」のTOP50に選出 - PR TIMES 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【B4B】近接ビルドデッキにおすすめのカード【back4blood】 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【スマブラSP】カズヤの評価とコンボ【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wiki「NotePM」が「ITreview Grid Award 2021 Fall」で、チームコラボレーションとマニュアル作成部門において「Leader」を5期連続でW受賞! - PR TIMES メモ・ドキュメント・wiki・プロジェクト管理などオールインワンのワークスペース「Notion」が日本語ベータ版提供開始 - TechCrunch Japan 【ギアジェネ】リセマラ当たりランキング【コードギアス】 - ギアジェネ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) 【ブラサジ】最強キャラTierランキング【ブラックサージナイト】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】鬼滅の刃コラボ情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【SPAJAM2021】第3回予選大会は「クイズ!WIKIにゃんず!」を開発したチーム「かよちゃんず」が最優秀賞! | gamebiz - SocialGameInfo 検索結果における「ナレッジパネル」の役割とは・・・ウィキメディア財団とDuckDuckGoの共同調査 - Media Innovation 【ウマ娘】解放結晶の入手方法と使い方 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES 「ゼルダの伝説 BotW」のマラソンで23秒? 驚きの速さで完走した方法が話題(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Wikipediaが「中国人編集者の身の安全を守るため」に一部の編集者アカウントをBANに - GIGAZINE 【ドッカンバトル】3.5億ダウンロードキャンペーン最新情報 - ドッカンバトル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BTS(防弾少年団)のV、8月のWikipedia閲覧数が韓国アーティストで1位!グループでは4ヶ月連続トップ - Kstyle 【イース6オンライン】リセマラ当たりランキング|召喚ガチャの開放条件は? - Gamerch(ゲーマチ) 『復活のルルーシュ』の後を描くアプリ『コードギアス』新情報公開。古代中華を観測する『血盟の紅羽』などが展開 - 電撃オンライン BacklogからNotePMへwiki情報を自動API連携する「Backlog to NotePM」をSaaStainerに掲載開始 - PR TIMES ライザのアトリエ2攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 真女神転生3リマスター攻略Wiki|メガテン3 - AppMedia(アップメディア) タスクも文書もWikiもデータベースもまとめて管理できる「Notion」とは? - ASCII.jp ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が、見るだけ専用ユーザー『無料』の新プランを発表! - PR TIMES 【かのぱず】リセマラ当たりランキング【彼女お借りします】 - Gamerch(ゲーマチ) 【乃木フラ】リセマラの必要はある?【乃木坂的フラクタル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】生放送まとめ|パワフェス2021 - パワプロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトのおすすめビルド(わざ・持ち物) - Gamerch(ゲーマチ) ルーンファクトリー5攻略wiki|ルンファク5 - AppMedia(アップメディア) シャーマンキングふんばりクロニクル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) アーテリーギア‐機動戦姫-攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 簡単操作で自分専用Wikiを構築できるMarkdownエディタ「Obsidian」のモバイル版を使ってみた - GIGAZINE 【東京リベンジャーズ】場地圭介の声優情報と注目ポイントをご紹介!|編集部コラム - AppMedia(アップメディア) 情報マネジメントツール「Huddler」がwiki機能を刷新 - PR TIMES シェアエコ配送アプリ「DIAq(ダイヤク)」のアンカーアプリで、高層ビル・商業施設の入館方法などお役立ち情報をまとめた「DIAqwiki」を公開 - アットプレス(プレスリリース) 【ツイステ】マスターシェフの攻略~辛味のふるさと~【料理イベント】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ラグナロクオリジン】リセマラは不要?おすすめ職業は?【ラグオリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【バイオミュータント】2.02アプデ|アップデート1.4情報 - バイオミュータント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ニーアレプリカントリメイク攻略wiki|ver.1.22 - AppMedia(アップメディア) 【ウマ娘】ゴルシウィークはいつから?キャンペーン情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) シーズン66 - 【超速GP】ミニ四駆 超速グランプリ攻略まとめwiki - 電撃オンライン 乃木坂的フラクタル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 「こんなことになるとは…」13年前のエイプリルフールについた“嘘”がネットで… ある男の告白(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki)「Nerve」シードラウンドで総額約3500万円の資金調達を実施 - PR TIMES Nerve - 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki) ローンチカスタマー募集開始のお知らせ - PR TIMES Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) 稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』における「農林水産省攻略wiki説」は本当なのか? - AUTOMATON 無料とは思えない多機能っぷりなWikiインフラ「Wiki.js」レビュー、自前でホスト&外部サービスと連携可能 - GIGAZINE Microsoft Teamsの基本と活用(24) TeamsのWikiを使う - マイナビニュース 『ゲーミングお嬢様』での提起が話題に “企業系wiki”に横たわる問題点とは - リアルサウンド 「エイリアンのたまご」,自動周回機能と公式wikiが登場 - 4Gamer.net 【リゼロス】Re ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories攻略まとめwiki - 電撃オンライン ヌーラボ、プロジェクト管理ツール「Backlog」の絵文字入力の補完機能・Wiki編集の自動マージ機能を修正改善 - PR TIMES Backlog、Wikiにファイル添付が容易にできる機能をリリース -- グローバルバーの視認性改善なども実施 - PR TIMES GK川島、パンチング失点でWiki書き換え炎上 「セネガル代表」「プロボクサー」... - J-CASTニュース 「ウィキ」の「寄付バナー」がデカすぎ 「広告にしたら?」の声、元管理者にぶつけると... - J-CASTニュース
https://w.atwiki.jp/gedotaxi/pages/83.html
魔神カネック 魔神カネック・・・修羅場に推参だ 魔神カネック(まじん‐)は、金と戦いを司る魔神。初登場は『(旧)Edge of The Blade』だったが、再編集により登場部分が『Edge of The Blade SPECIAL』に分割されてしまったため、現在の作品順では『Edge of The Greed』が初登場となっている。 注意:以降の記述には魔神カネックに関するネタバレが含まれます。 略歴 イタリアのポンペイ遺跡にあるカネック神殿に祀られていたが、橋之巻末太郎や影山剣らが一同に会し戦闘を開始したのを嗅ぎつけ、神殿を崩壊させながら飛び立ち、祭の場所に降臨した。 そのままハシコフ・ロジンスキー、鷹勇次、影山剣の3名をいとも簡単に瞬殺し、橋之巻と交戦しようとしたところを陳炒飯に止められ、思いとどまり帰って行った。 なお時期は不明だが、この件より以前に橋之巻と戦って引き分けたとされている。 その後、装着変身の能力を失い戦う力を欲していた影山に金色のカードデッキを与え、下僕とした。 人物 神ゆえに人間に対しては完全に上から目線であり、「人間風情の名前など知ったことではない」と名前すら聞こうともしない。「偉大なるカネック様はこう理解した」と人間の発言や行動を独自解釈することもあり、基本的に人間とは会話がかみ合わない。 戦いの神だけあって好戦的で、戦いの気配を嗅ぎつけてはそこへ赴く。実力差があるため、わざわざ人間を襲ったりはしないようだが、攻撃を仕掛けてきた人間は容赦なく叩き伏せる。 自身もそれを楽しみにしているようで、カネックの実力を前に呆然としていた鷹と 影山に対しては「どうした、やらんのか?」と挑発している。 逸話 「お仕置きホテル」なるホテルを経営しており、教育のなっていない負け犬好みのチェリーパイはそこへチェックインさせるらしい。 以前橋之巻と戦った際にもカネック神殿を出ていたのなら同様に神殿が崩壊しているはずであり、神殿が今まで無事だったところを見ると、まさかとは思うが神殿が出来る以前の古代文明の時代に戦ったのだろうか。橋之巻も再会に際し「久しぶりの再会なもんで、何年ぶりかも忘れちまった」と発言しており、相当昔である可能性も無くはない。 なお、公式ホームページに一瞬だけ掲載されていた年表では、中東の紛争地域に降臨とかそんな感じだった気がする。だとすると、戦いを嗅ぎつけて現れるという彼の習性を考えれば、犀多摩男が語っていた「橋之巻が5万3千人を30分で皆殺しにした」事件の時の出来事なのかもしれない。 裏話 お気づきの人もいるかもしれないが、このキャラクターの元ネタはWWEのザ・ロック様である。(1998~2000年頃の彼がベース)キャラクター、喋り、決め台詞、外見、必殺技等に至るまでほぼそのまんまである。 名前の由来は「ロック様」+カネの神でカネック。(監督談) 実はカネックという覆面レスラーがメキシコにはいる(た)。(実話)しかし、そちらはこのキャラクターには何の関係もない。 このキャラクターはベト先生が演じているが、その決定も適当である。「役決まってなくて顔がなんか濃いから」というものだったらしい。つまり他にも顔濃い人がいたら配役は変わっていたという事だ… 『EdgeOfTheBladeSPECIAL』での橋之巻との睨み合いも、橋之巻の元ネタにザ・ロックのライバルであったストーンコールド・スティーブ・オースティンが含まれている事を考えると外道mobie版ロックVSオースティンをただ監督がやりたかっただけなのである。 『EdgeOfTheGreed』は某ドラゴンナイトなライダー(国産)要素が多々含まれていたわけだが、同作に登場した際には、本家作のバトルを仕切っていた人の要素を取り入れた演技・設定になっている。(本家同様、中の人の演技下手さを誤魔化すのも兼ねてた) 能力 彼が感情を顕わにした時には、青空が黒い雲に覆われ、雷音が響く。 速さも力も全てが人間とは桁が違い、ロジンスキーのシベリアン千手観音は軽々と全て躱し、間合いは瞬時に詰め、ジャンプはひと跳びで銀河系を脱し、影山の必殺技リクエストライダーキックは指一本で受け止めてしまう。 ポンペイ遺跡から日本まで光球となってあっという間に移動しており、飛行能力も持ち合わせている。着地の際には地震が起き、辺り一帯に居る者は倒れてしまう。 帰る時にはワープのように姿を消しており、瞬間移動能力も持っているようである。 金色のカードデッキを渡して影山を大幅にパワーアップさせており、自身の力を下僕に分け与えることも可能なようである。 得意技・必殺技 カネック・ボトム 爆発と共に、奇妙な体勢から相手を抱えたまま銀河系の彼方までジャンプし、落下してきて相手を地面に叩きつける。地球規模の攻撃はビックベン・アタックや移民局クラッシャーなどいくつか存在するが、それらを完全に超越した銀河規模の必殺技は唯一無二。銀河系の厚みから計算すれば、地球から劇中のスピードで銀河系の彼方まで離脱するには光速の数百万倍はゆうに必要であり、また、そこまで離脱してしまうと完全に地球の重力圏外である以上、なんらかの手段で自力で地球まで帰還しているということになる。まさに神と呼ぶにふさわしい規格外の能力あっての技である。 魔神エルボー 高速で地球を何度も周回し、助走を付けた上で倒れている相手に肘鉄を食らわせるダウン攻撃。せっかくつけた助走が技の直前の謎のモーションのためにリセットされている気がするが、気のせいだろう。 登場作品 (旧)Edge of The Blade Edge of The Greed Edge of The Blade SPECIAL 関係キャラクター 橋之巻末太郎(醜い外道) 陳炒飯(仲裁) ハシコフ・ロジンスキー(猿の糞) 鷹勇次(瞬殺) 影山剣(下僕) 松越作治(巻き添え) 松越座比(巻き添え)