約 568,496 件
https://w.atwiki.jp/nuclear2011/pages/11.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nuclear2011/pages/25.html
めんどうなのでリンクだけ、RSS貼ってすませたい 東京電力福島第一原発関連ニュース【NHK】 特集 原発危機【日本経済新聞】 特集 福島原発【YOMIURI ONLINE】 東日本大震災 原発関連記事一覧【asahi.com】 東日本大震災【毎日jp】原発関連 放射性物質 計画停電(電力不足) 被災地サポート情報 ボランティア情報 Fighting_Plutokun【twitterリスト】 原発関連 民間アカウントリスト【twitterリスト】 ここを編集
https://w.atwiki.jp/nuclear2011/pages/10.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
https://w.atwiki.jp/swordfishkv/pages/13.html
ノーズウェポンマウント 概要 航空機形態においては、主武装に装備の射撃武器のみ、威力・命中率を向上させる。 また歩行形態においてはその質量を姿勢制御に利用、機動性能を向上させる。 常時性能は発揮され、特別な練力消費は必要としない。 詳細 この機体は実戦投入型設計に際して、戦闘に際しては助長な部分を削減。 機首の耐熱機構を簡素なものに変更し、機首を短縮。 その結果として機首内部に大きなペイロードが生じた為、それを利用し攻撃機能の強化を計った。 飛行時重量のバランスを取りなおす目的もあり、ここに主武装マウントを搭載。 更に火器兵装の攻撃性能を強化する装置を内蔵した。 一方でこの機首装置までエンジンから、太いエネルギーバスラインが通っている。 このバスラインは、従来のパイロン型マウントや腕部に武器を搭載する場合とは比較にならない容量がある。 このエネルギーを装置を併用して使用する事で、搭載兵器から発射される弾丸速度を向上させ、運動エネルギーによりダメージを与える実弾射撃兵器に限りその破壊力を上昇させる。 構造的に、航空機形態においてのみ使用出来る。 歩行形態においてはバスラインが通らず、装置は一切の機能を使用出来ない。 しかしながら可動させる事ができ、その大きな質量のみをテールバランサーとして使用できる。 また原理的に、ミサイルなどの遠距離兵器では効果が得られない。 他に銃器であっても爆発力でダメージを与えるグレネードランチャーなどには効果が無い ガンマウントモード 主武装に装備に限り、実弾銃器系装備の攻撃力と命中率を引き上げる。 原理としては、弾丸初速を大幅に加速させる。 攻撃力はもちろん、命中率も弾速が上がるために向上する。 銃器分類であっても、爆発によってダメージを与える兵器(グレネードランチャー等)には、原理的に攻撃力を付加することができない。ソードウィング系列も同様である。 当然ミサイル等の遠距離兵器も、原理的に効果を与える事ができない。 飛行形態においてのみ使用可能、常時効果 (数値は一例) 効果 持続時間 対象 特殊 効果1 攻撃+50 常時 自身・1対象 主武装(銃器)限定 効果2 命中+30 常時 自身・1対象 主武器(銃器)限定 消費連力 0 消費行動力 0 対象戦域 空中 回数制限 なし 起動 常時 条件 飛行形態 (数値は一例)
https://w.atwiki.jp/textlib/pages/184.html
202 名前:前々すれ305[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 22 39 57 ID ??? 名無しリスト作成者様 前々スレ389でうpをした者です。掲載はOKです。 その際、以下の点を前置きしていただけるとありがたいです。 ・筆者が現象を理解できていないゆえの 根本的な間違いを間違いなく含んでいる ・初歩的な力学と化学のみで着弾現象のモデル化と 数式化を試みたものであること。 ・浸徹現象を考慮せず着弾の運動量とエネルギーから 装甲の破壊量を見積もろうとした試みである事。 ・各種”ポスト甲弾”の違いを変数の違いに翻訳し、 その効果の大小を見積もろうとした試みである事。 以上です。うp文ともども拙い文章で恐縮ですが、 ご自由にお使いください。 -回答例- ・初期条件 弾体は質量Mと速度Vを持って装甲に垂直に衝突する。 ・仮定条件 穿孔現象は逐次的に発生する。 弾の質量m分が穿孔に寄与し、穿孔後は系外に離脱する。 範囲外の弾体は上記範囲内の弾体片が作用中は関与せず、 上記範囲内の作用が終了後に装甲に対する関与を開始する。 ・衝突について(第1段階) 衝突点より装甲の質量m の範囲内が影響を受ける。 上記運動量mVの衝突により装甲に運動量が伝達される。 運動量保存則と作用反作用の法則により mV = mv + m v [十分に理解できていないためココの解釈が一番危ない、 つか、某所の某氏の書き込みそのまんま] このとき、v = V *(弾のインピーダンス)/(弾のインピ+装甲のインピ) [衝撃インピーダンスは材質固有と解釈した] ・連鎖的に起こる現象とその収束条件 速度v を与えられた装甲剥離片は 弾体と類似の現象を持って装甲に作用する。 m v = m va + m vb vb = v *(装甲のインピ)/(装甲のインピ+装甲のインピ) vb = 1/2v この際に質量m の形状は質量m (半球状)の外側の 微小厚さを持った半球面状であると考えられる。 よって、幾何学的に作用を受ける側の質量が増大するため、 連鎖現象は必ず収束する。 以下、収束条件内の装甲質量をM とする。 ・限界条件 上記装甲破壊現象は以下の条件を満たすまで連鎖的に発生する。 1.相変化で壊す場合 運動量衝突により装甲に力積がかかる。 その力積と弾体直径により圧力が算出される。 d MV /dt ÷(面積) この圧力が物質固有の相図上で固体から流動状態へと 相転移を起こす条件を満たす場合、、 装甲成分が系から除去されると考える。 半球面状に伝播する衝撃波は幾何学的に減衰するため、 相転移条件となる圧力を達成できなくなる条件で 装甲の破壊の限界条件となる。 2.装甲の成分の化学結合の切断で破壊する場合 遂次反応の各段階において失われる運動エネルギーが 装甲の化学結合を切断できるとき、装甲が破壊される。 (弾の衝突前エネルギー)-(弾の衝突後エネルギー)-(装甲破片の衝突後エネルギー) 装甲重量*(装甲の重量あたり化学結合エネルギー) 1/2mV^2 - 1/2mv ^2 - 1/2M v ^2 M *(単位質量あたり化学結合) この式の内、v とv は着弾速度Vに衝撃インピーダンス比を乗じた数値となる。 一般的に結合エネルギーは 共有結合>金属結合であるため、 化学結合切断の見地からは セラミックス系>金属系 といえる。 以上のように[無理な仮定、誤りを含む]モデルと数式を建てたので、 弾の改設計がどの変数に作用するかによって 弾の改良指針が得られる[と思いたい]。
https://w.atwiki.jp/radio_tan/pages/30.html
五十鈴「重荷電粒子っていうのは、陽子とかα粒子みたいな電子よりも重い荷電粒子のことよ。重荷電粒子については制動放射によるエネルギー損失を無視できるのが電子との大きな違いね。制動放射の確率は粒子の質量の2乗に反比例するから…」 七海「質量が電子の1800倍ぐらいある陽子でも、無視できる?」 五十鈴「(コクリ)」 五十鈴「だから重荷電粒子については放射阻止能は考えなくていいわ。衝突阻止能については『ベーテの式』っていう次のような式があるんだけど…」 z:重荷電粒子の原子番号 e:電気素量 v:重荷電粒子の速度 m:電子の質量 n:物質1 cm3中の原子数 ε0:真空の誘電率 Z:物質の原子番号 I:原子の平均励起エネルギー 五十鈴「こんなめんどくっっさい式覚えなくていいわよ!阻止能は z2 に比例、v2 に反比例するって覚えとけば試験問題は大概解けるわ!」 五十鈴「ついでに重荷電粒子の質量Mに比例、エネルギーEに反比例することも覚えておくといいわ。」 七海「そりゃあ、速度・エネルギーが低かったり重い粒子のほうが止まりやすいもんね。」 五十鈴「飛程Rについてはほぼその逆で、衝突阻止能の逆数を運動エネルギーについて積分すると飛程になるから、こんな感じになるわ。」 五十鈴「阻止能と飛程については毎年出題されてるから、何に比例で何に反比例っていうのは覚えておかないとダメよ。私も試験前ここだけは毎日10回ぐらい頭の中に書いてたわ。」 七海「分かった、ちゃんと覚えとくよ。」 五十鈴「重荷電粒子は止まる直前に一番電離が多くなるわ。速度が遅くなってからのほうが電離の機会が増えるからね。」 五十鈴「飛程を横軸に、電離の数を縦軸にとってグラフにすると、ある程度飛んだところで急激に電離が多く起こって、ピークができるわ。これが『ブラッグピーク』。これを応用したのが陽子や炭素イオンC12+を使った放射線治療よ。」 引用元 九州国際重粒子がん治療センター-重粒子線治療について 七海「へえー、そうだったんだ!もっと教えてよ!」 五十鈴「生物学の核医学と粒子線治療でまた詳しく話すわ。」 五十鈴「あと『W値』については覚えといたほうがいいわね。これは荷電粒子の電離作用によって、気体中で1対のイオンと電子をつくるのに必要な平均エネルギーよ。W値は放射線の種類・エネルギーにあまり依存しないわ。」 七海「『ある気体のW値はその気体のイオン化エネルギーの2倍程度』って本に書いてあるけど、何でなの?」 五十鈴「エネルギー E の荷電粒子が気体中で相互作用しながら飛んで行って、止まるまでの間に生成したイオン対の数が N だったとすると、W=E/N の式で1個のイオン対が生成する平均エネルギー、つまりW値が求められるわよね?」 五十鈴「で、相互作用は電離だけじゃなくて励起で終わることもあるから、エネルギーを使ってもイオン対が生まれないこともあるわけよ。それを含めて平均すると結局、1個のイオン対を作るのにはイオン化エネルギーの倍ぐらい必要になるみたいね。」 七海「あぁそっか、言われてみればそうだね…励起のことすっかり忘れてたよ…」 五十鈴「気体の原子番号が大きくなるほどイオン化エネルギーは小さくなるから、当然W値も小さくなるわ。W値に関する簡単な表を載せておくから参考にしてね。」 引用元 ATOMICA-放射線の電磁作用
https://w.atwiki.jp/nuclear2011/pages/8.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/nuclear2011/pages/26.html
連絡 ことづけがある人はここに 管理人(暫定)2011/05/17なんかこんなかんじで 管理人(暫定)2011/05/16なんかこんなかんじで
https://w.atwiki.jp/nuclear2011/pages/5.html
まとめサイト作成支援ツールについて @wikiにはまとめサイト作成を支援するツールがあります。 また、 #matome_list と入力することで、注目の掲示板が一覧表示されます。 利用例)#matome_listと入力すると下記のように表示されます #matome_list
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/4570.html
それは正月の喧騒は一段息ついたものの、冬将軍はナポレオンのごとく落ち着こうとしないある冬の日のことである。 俺は光陽公園のベンチで冬将軍の猛攻に孤軍奮闘を強いられていた。こんなことならもっと着込むべきだった、などと考えても完全にアフター・ザ・フェスティバルなのである。それに今回の件は俺のせいなので文句を言うわけにもいかなかった。寒さで気が遠くなる俺はもう一度ことの成り行きを考えてみることにした。 ……… …… … あわただしい年末を駆け抜け、新年始めのミーティングが事の始まりであった。 ハルヒは座っていた椅子を蹴倒しそうな勢いで立ち上がり 「今までみくるちゃんだけプロモーションしてきたSOS団ですが、新年ということで新企画をスタートさせようと思います」 高らかに宣言するハルヒに俺はいったいどこからつっこもうかと考えていた。古泉は興味深そうで笑っており、朝比奈さんは標的が自分でないことに安堵の表情を浮かべていて、長門は定位置で本というよりブロックといった方が正しいような分厚い本を読んでいた。 「これからは有希のプロモーションよ!」 …だめだ、ハルヒがこんな顔で笑うときはラガーマンが100人いても止められない、そこに関取100人足したっていい、俺は半年とちょっとの付き合いでよく理解していた、やれやれ。 長門は自分の名前に反応しハルヒを見た後、顔を60°ほど横にスライドさせ俺を見た。その表情には困惑の色が0.3ppmほど伺えた。助け船を出すべきだろうか。 「別に文化祭があるわけでもないのに何のためにやるんだ?」 長門はハルヒに向き直った、こんなんで満足だったか? 「去年のほらあんたの友達、中原?中曽根だっけ?あのアホみたいに有希の可愛さに気づいていないマヌケが校内外に多すぎるのよ!これはSOS団の今後のためにも立ち上がらねばならないの!」 まず訂正しておくが、中原でも中曽根じゃなくて中川だ。あれ?中河だっけ? 「どっちでも同じよ、やるったらやるの!」 会心の演説をした後の大統領みたいな表情しやがって、そんなの長門の本意じゃないだろ。 「なに言ってるの?有希が残念そうだったって言ったのはあんたじゃない!」 確かに言ったが、俺の言いたかったことはそういうことじゃ…。チラリと長門をみると無言、無表情のまま目だけで「そうなの?」と尋ねられた。 「ちょっと!あんたが彼氏の1人でもいてやれば良いって言ったんじゃない!?」 いや、だから―――バタン。 俺の反論を遮るように本が閉じられる。全員の視線が一カ所に集中した。顔色一つ変えずに立ち上がった少女は 「合宿時の風邪が完治していないので、早退する」 とだけ言うと凍った空間の中で一人だけ風のようにドアから出ていってしまった。ハルヒはよくわけがわかっていない、朝比奈さんは新しいケージに入れたハムスターみたいにオロオロしいる、古泉は肩をすくめておどけたような顔をしていた。 「怒ってしまわれたんでしょうか?」 「そのようですね」 蚊帳の外の二人はヒソヒソと話している。 「キョン!どういうことか説明しなさい!」 ハルヒはメロスのごとき怒りを見せた。セリヌンティウスこと長門が何故怒ってしまったのかはわからないが、わかることは二人の怒りの矛先が俺に向けられていて、地球最強の二人に板挟みにされたらどんな暴君でも音をあげることうけあいであるということだ。 「私は有希に彼氏でも出来れば転校を諦めてくれると思ったの!なのに…なのにどういうことなの?もうわけわかんない!解散!!!」 乱暴にカバンを掴むと部室から飛び出した。 「どうやら久しぶりにバイトが入りそうですね。」 ニヤリと古泉が笑う、皮肉はやめてくれ。 「皮肉ではありませんよ、ただ五寸釘を刺しておいたつもりだったんですが、いつの間にか抜け落ちてしまったようなので再び釘を刺しておこうかと」 こういう時のニヤニヤは本当にムカっ腹が立つ、誰にって?自分にだ。まったく何やってんだろうな俺は。 「では」 古泉は足早に部室を出ると携帯で誰かに連絡をとっていた。 「あの…」 申し訳なさそうに朝比奈さんがポツリポツリとはなし始めた。 「長門さんが怒った理由をちゃんと聞いて、それをきちんと説明すれば涼宮さんもわかってくれると思います。」 わかっていますよそんなこと。 「すみません…」 ポツリポツリと言葉以外のモノが彼女のメイド服にシミを作っていた。関係ない朝比奈さんに八つ当たりするなんて俺もそうとう焼きが回ったな。自分の頬を思いっきりはたいた、しっかりしろ俺。朝比奈さんはびっくりしてこっちを見ていた。 「それじゃ、行ってきますね」 「はい、いってらっしゃい」 微笑みかけたその顔にいつものプリティーな笑顔が戻っていたので少し安心した。 長門の家電には誰もでなかった 「ピーーっという発信音に続いてご用件をお話しください『………長門、俺だ…とにかくお前の話を聞かせてくれ……光陽公園で待ってる』ピーー」 いつもは手持ち無沙汰になる留守電がこんなにも早く切れてしまう。用件は伝えたはずなのに何か言い残したことがあるような気がしながら俺は公園へと急いだ。 ……… …… … そんなわけで俺をあざけ笑うような北風に体を丸めながら俺は考えていた。長門は何故怒ったのか?俺はここまできてもさっぱりわからなかった。こんなことなら自称『女心を知り尽くした男』谷口の話をバカにしないで聞いとくんだったな。ふと時計を見ると学校を飛び出してから1時間しか経っていなかった。時間がこんなにものろまに過ぎていくものだったのかと驚かされる。いや今までが異常だったんだろう、なんだかんだ言って俺はSOS団で過ごす時間が好きで、部活や不思議探しをしているとすぐに時間がたってしまった。なんど時計にスロウの呪文を唱えたかわからない、当然心の中でだが。もしあんな楽しい日がもう戻ってこないと思うとなんだか鼻の奥がツンとした。いや別に悲しい気持ちになったりしたわけじゃないんだ、なんというか一生懸命作った砂の城が無慈悲な波にさらわれてしまう感覚に似てるかもしれない、とにかくやるせなかった。これでもし長門がこなかったら笑ってやろう、誰を?もちろん自分をだ。 長門が現れたのはその5時間後だった。俺はこんなに人を待ったのは初めてかもしれない。 向こうの方から長門有希の細っこいシルエットがぼんやり浮かぶ、制服姿のままダッフルをすっぽりと被っていた。糸に引かれた操り人形みたいにすうっとベンチに座った、長門はいつもみたいに俺の目をじっと見てくれなかった。 「この時間でよかった?」 俺はうなずいた。 「ひょっとしてずっと待ってた?」 うなずく。 「……私にはなしたいことでも?」 うなずいて、俺は長門の前に立った。強い風がダッフルのフードを吹き飛ばした。長門の視線はやはり俺を見ていなかった。 「すまなかった」 思いっきり頭を下げた。実際には何秒かわからないが、このまま公園のモニュメントになったっていいと思った。 不意に小さな手が俺の頭をポンポンと叩き、そのまま自分の隣をコンコンとクリックした。俺が顔を上げると長門と目があった。 「私のほうこそすまなかった」 俺を隣に座らせペコリと頭を下げた。いいんだ、俺はお前のことを分かったふりして何にも分かっていないようだし。 「そう」 すまんと言おうとしたが長門がこっちをじっと見るので躊躇してしまう。 「やはり、言語による情報伝達には齟齬が発生する、これは私の責任でもある」 よかったら教えてくれないか? 「うまく言語化できる自信がない」 下を向いてしまった。俺がバカなばっかりにすまんな。 「……私はあの時、残念ではなかった」 じゃぁ、やっぱり俺の目が節穴だったか。 「そうじゃない、私は残念だった。でも超感覚能力者についてはどうでもよかった。ただ…」 何かを言おうとして長門は膝に置かれた手に力を入れた。 「ただ…」 長門は苦しそうだった。無理することはないどうせ相手は大バカ野郎だ 「…そんなことない」 やおらに立ち上がる。俺は小さな背中を眺めていた。 「私はあなたを試したかった。もしあのまま超感覚能力者が私に求愛し続けたら―――」 小さな背中は語る 「あなたはそれを阻害してくれた?」 俺はあの時感じた中河に対するイラつきの理由が今になって理解できた。 「当然だ」 「どうして?」 「それは…」 大バカついでだ言ってしまえ 「お前が誰かのものになるのは俺が嫌だ、だって俺は…」 俺は最後まで言ってしまおうとした、だが小さな背中はくるりと半回転した。 そしてその細い人差し指を薄いながらも少女のあどけなさを内在させる唇に押し付けた。ポーズだけならば朝比奈さんの【禁則事項です】に似ているがその意味するところは大きく違うような気がする。 「長門聞いてくれ!俺は!」 言いかけたがそこでやめざるおえなかった。なぜなら長門が人差し指で自分の唇でなく、俺の唇を押さえたからだ。その指にはかすかに温もりが残っていた。 「何も、言わなくていい」 そう言うと、長門はその人差し指をもう一度自分の唇にそっと戻し 「満足」 とだけ言ってトコトコと歩いていってしまった。俺はというと情けないことに惚けてしまっていた。なぜかって?長門のその時浮かべた初めて見る茶目っ気のある笑みにやられてしまっていたからだ。きっと俺の知らない長門の表情はもっとあるにちがいない、そしてそんな一つ一つを全部見てみたいと思った。 後に聞かされた話によると昨日閉鎖空間は角砂糖ほども出なかったそうで、古泉はハルヒが怒りよりも落ち込んでいたからと予想していた。ハルヒはというと、ハルヒなりに気を使ったようで新しい衣装をいくつも自腹で買ってきていた。あいつが自腹を切るなんて空から何か降ってくるんじゃないだろうか、500円玉とか100円玉とか。 「有希!好きなの着せてあげるわ」 ハルヒはやり通すつもりらしい。 「いい」 「どうしてよ」 俺はとめておくべきだったんだなこの時点で。 長門は本から視線を外した。 「好きな人ができたから」 やれやれ。 いったいだれなの!?と大騒ぎするハルヒ、おめでとうございます、と拍手する古泉、それってぇ…ときゅうにもじもじし始める朝比奈さん。しかし、長門はしゃべり続けた。 「昨日キスをした」 うん、(間接)が抜けてるのはうまく言語化できなかったからだろうな、うん!そうに違いない、そう信じよう…。部室の中はまさに阿鼻叫喚であった。 「さっきからみょ~~~に静かだけどひょっとしてあんたじゃないわよね?」 ぬかった!!違う違う違う、全力で否定してみる。当然のことながらハルヒは止まらない。 「古泉君嘘発見機ってレンタルできる?」 「手配しておきましょう」 「それから自白剤も」 「承知いたしました」 「キョン~♪昔は捕虜の人権は確立されてなくてね、いろいろな方法で自白をせまったそうよ♪自分で自分の歯をへし折らせてそれを頭にトンカチで打ち込んだり、体中の間接という間接に釘を打ち込んだりね♪痛くしないうちに白状するのをオススメするわ☆」 なんで俺だって決めつけてんだ! 「問答無用!はやくいいなさいっ!」 やれやれ、俺はあそこで本を黙々と読んでいる少女にハルヒに息の根をとめられる前に伝えられるのかね 今度の日曜日図書館に行こう って。