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ユグドラシル七師将より、 Q,教会はアーサーを救出した後、どう行動するつもりだったのか? 483 名前:名も無き被検体774号+[] 投稿日:2013/07/04(木) 05 24 56.71 ID zWMkNl4I0 ≫475 ≫アーサーの不在後、ラウンズは指揮官の不在から待機中。 アインシュナットがアーサーを『救出』した時に親衛隊は何してたの? そして、自分らの皇帝を奪われたのにその後が「待機中」ってのは不自然というか、処分が軽過ぎないか? あるいは、アーサーの『救出』自体がアインシュナットとの共謀で、 『謹慎』という形で第二次文明戦争への参戦を拒否してるとか、 皇帝の発言力を封じるために、『救出』以前から有名無実化されてたとか、 そういう設定があったりする? 484 名前:名も無き被検体774号+[] 投稿日:2013/07/04(木) 05 26 53.46 ID zWMkNl4I0 ≫治安部隊長アイン ≫その正体はAランク悪魔祓い狂犬アインシュナット 親衛隊がいるのに、なんで外部の人間が皇帝の護衛役をしてたの? あと"正体は~"ってことは、周囲には教会の人間だと知らせずにいたってこと? だとしたら、なんのために? 元から教会側のスパイとか内偵役として送り込まれてたとか、 身の危険を感じたアーサー自身が万一の時、教会に頼るために手配してたとか? というか、アーサーの救出に関して言えば、なんで教会がそんなことしたのか、 今ひとつ解らないんだよなぁ…… 基本理念の「反戦」に従ってソレグレイユ侵攻に反対するのは当然としても、 その説得なり、交渉なりが決裂してユグドラシルから離反する時に、 わざわざ皇帝を救出というか、誘拐する理由ってなんだろか? 引き渡しを求める軍の目の前で大聖堂を浮上させたってことは、 『皇帝』を盾に軍拡や侵略作戦をやめるよう迫るつもりだったわけでもないみたいだし…… 485 名前:名も無き被検体774号+[] 投稿日:2013/07/04(木) 15 18 44.68 ID qbKeLwar0 ≫483-484 ≫アインシュナットがアーサーを『救出』した時に親衛隊は何してたの? ≫そして、自分らの皇帝を奪われたのにその後が「待機中」ってのは不自然というか、処分が軽過ぎないか? 自分の中では、ラウンズはアーサー救出の手引きをしたんだと思います。 あえて「待機」という表現を使いましたが、実質は部隊としての諸々の行動を封じられたものと同義です。 それと救出の手引きをした理由ですが、ラウンズはアーサーの部隊ですから、イザベルやマイスナーを敵視してたのは言わずもがな。 ≫親衛隊がいるのに、なんで外部の人間が皇帝の護衛役をしてたの? これは想像ですが、イザベルとマイスナーの政権奪取の一環としてラウンズの権限も相当制限されていて、 「軟禁状態のアーサーに身辺警護など不要」って感じでアーサーの自室のある、屋敷か城の一角の警備くらいしかできなかったんだろうと思います。 アインシュナットがアーサーの護衛を任せられている経緯も明らかにされていないので、 彼がユグドラシル上層部に潜り込んでいる真意は分かりませんが、教会の人間である彼にアーサーの護衛と救出を頼んだこと自体は自然かと。 ≫あと"正体は~"ってことは、周囲には教会の人間だと知らせずにいたってこと? ≫だとしたら、なんのために? 上記の補足から、ラウンズは最初から教会の人間だと知っていた。(自分たちが依頼したのかも?)それなら、 本来警備で近づけないところを内密にアーサーと接触させることも出来ただろうし、アインシュナットには変身の魔術があるから、 ラウンズに変装して不振がられることもないでしょうから。 でもアーサー本人はもしかしたら救出のその時まで事実を知らなかったかもしれません。 理由はもちろん上層部内にアーサーの敵が多かったからで、ラウンズよりも自由に動いて状況を探ることもできるからです。 486 名前:名も無き被検体774号+[] 投稿日:2013/07/04(木) 15 19 26.70 ID qbKeLwar0 ≫基本理念の「反戦」に従ってソレグレイユ侵攻に反対するのは当然としても、 ≫その説得なり、交渉なりが決裂してユグドラシルから離反する時に、 ≫わざわざ皇帝を救出というか、誘拐する理由ってなんだろか? ユグドラシルの教会勢力が撤退を決めたのは、ユグドラシル軍がD2兵器開発のために 反戦交渉も失敗し、ユグドラシル軍に悪魔の情報提供を要求されてしまっては、勢力撤退も止む無しだろうけれど アーサー誘拐?についてはこれも真意のほどはわかりません。これも想像すると、 このままでは戦争を止めることが出来ないし、国内に居ても何れ連れ戻され政治の道具にされる。 だから一度アーサーの誘拐を大々的に国民に知らしめ、その後戻ってくる時に国民の支持を得ようとする狙いがあるのかなぁ、と。 487 名前:483[] 投稿日:2013/07/04(木) 18 54 19.96 ID UdCEEMp30 ≫485 まとめるなら、アーサー同様、行動が制限・抑圧されてたラウンズが、 自由に動けるアインシュナットを抱き込んで(あるいは、最初から教会と共謀して)いて、 いよいよ開戦派の力が強くなってきた頃に『救出』させて大聖堂へ、ていう感じかね? 一応、これなら《悪魔祓いの反乱≫までのユグドラシル上層部の動きは整理がつくか。 あとは、アインシュナットを含めた教会側の行動をどう説明するかだな…… ≫486 ≫一度アーサーの誘拐を大々的に国民に知らしめ、その後戻ってくる時に国民の支持を得ようと だとすると、皇帝が誘拐されてると国民が知ってる状態で戦争が始まったことになるけど、 元から、国民の支持を得られなかったからこその休戦状態だったのに、 皇帝不在なんて状態で開戦て出来るもんなのか? できたとしても、兵士の士気は…… むしろ『皇帝不在の状態で開戦などありえない』と考えての強攻策だった、とかにしてみるか? (これでも、じゃあなんで民衆に対する宣伝もせず上空に? という疑問は残るけども) 488 名前:名も無き被検体774号+[] 投稿日:2013/07/04(木) 19 15 03.96 ID qbKeLwar0 ≫487 恐らく開戦派が虚言によって国民を信じ込ませたんだろう。 「ソレグレイユと共謀した教会がアーサー王を拐かした!」とか。 ユグドラシル上層部はアーサーの誘拐とラウンズの失態(と見せかけた)で穏健派を完全に抑えつけ、 国民もイザベルのカリスマ性もあって軍属や軍人を親族に持つ者などを直接・間接的に丸め込めただろうから 兵士の士気はむしろ上がったんじゃないかな? ≫むしろ『皇帝不在の状態で開戦などありえない』と考えての強攻策だった、とかにしてみるか? ≫(これでも、じゃあなんで民衆に対する宣伝もせず上空に? という疑問は残るけども) これは中々良い案だ。アーサーがそういう希望的観測で教会側の意向にも従ったと見れる。 まあ結局、最初からアーサー抜きで国を動かしてたようなもんだったから、特に問題なく開戦まで持ち込んだけれど。 上空に上がるまでの成り行きで、アーサー本人が全てを語ることが出来なかったんだろう。 自国の兵士といっても追ってくるのは敵対する派閥の兵士。民に語る為に出て行ったら、 もしかしたら狙撃とかされて暗殺されてたかも知れない。 何にしろ、教会側はここでアーサーに何かさせる気はなかったと思う。 294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2014/12/05(金) 06 35 27.22 ID 1+v3nVkbo あと、教会がアーサーをさらって、その後どうするつもりだったかは、 個人的には、一度大聖堂を浮上させてユグドラシルの包囲から脱した後、 ほとぼりが冷めた頃にどこか(帝都付近かライクネルあたり?)に着陸して、 改めてマイスナーやイザベルの非道を訴えるつもりだったんだけど、 ウラノスとの接触という想定外の事態に遭遇してしまい――。 みたいな展開が妥当だと思うんだけど、どうかね? アーサーを救出したのも、その身を案じてのことだけじゃなく、 自分たちの行動が単なるクーデターではなく、 正義(と皇帝の意思)に基づくものだと主張するため、みたいな感じで。
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未来機関第十四支部の会議室にあるホワイトボードにはこんな言葉が記されていた。 "第12回 新世界プログラム・監視者デザイン会議" "No、モノクマ! Yes、プリティ!"をコンセプトにお題の動物から監視者のアバターデザインを決めていくという会議だった。 しかし、蓋を開けてみればその都度しっくり来るデザインが出ず、あれよあれよと気づいたら12回もやっていたというわけだ。 そして司会・進行の十神君が口を開く。 「腐川と朝日奈が欠席だが、過半数に達しているということで始めるぞ」 因みに朝日奈さんは世界食糧会議の特派員として出席している。 何でも世界の飢餓や栄養不足問題をプロテインで解決してくると意気込んでいた。 そしてもう一人、腐川さんは別人格のジェノサイダー翔が表立っているということで本部に軟禁、もとい拘束中。 やはり希望溢れる世界のためとは言え、殺人鬼を野放しにするほど本部は平和ボケしていないようだ。 「前回のテーマ"猫"でも決定稿は出なかったが、今回のテーマは"兎"としよう。各自、兎をモチーフにしたマスコットを描いてみろ」 そして僕らは白紙の紙に各々でマスコットを描き始めた。 描き始めて10分くらいが経過した時だった。 「頃合だ。お前ら、描いたデザインを見せてみろ」 四人の描いた兎のマスコットが一斉に披露されたのだった。 「……えっ!?」 「なん……だと……?」 「ななななんだべっ!?」 「……フッ」 男性3人の困惑を他所に、唯一の女性参加者・霧切さんだけが余裕の笑みを浮かべていたのだった。 「葉隠君のように妙にリアリティでもない、十神君のようにメルヘンチックでもない。……ましてや苗木君のように幼稚なデザインでもない。私のデザインで決まりね」 まさかのドヤ顔で勝利宣言である。 「けーどよぅ、霧切っちの絵からは何か禍々しいオーラを感じるべ」 「おい霧切、俺は"兎"を描けと言ったはずだ。"モンスター"を描けとは一言も言ってないぞ」 「ちょっとあなた達、私の渾身の出来にケチを付けるつもり? 苗木君、あなたも二人と同じ意見なの……?」 ジトリと僕を睨んだと思えば、すぐさま物悲しそうな表情を浮かべて僕を見つめてくる。 何というか、否定しづらい。 「その……すごく独創的っていうのかな。それに結論を急ぐのはまだ早いんじゃないかな? 皆の作品をもっと鑑賞してからでもいいんじゃない?」 「それもそうね……」 「その意見に同感だ。消去法で選考するとしよう。まずは苗木のからだ」 「えっ、僕のがボツなのぉ!?」 「当然だ。お前のデザインは幼稚すぎる。こんな監視者に先導されるなら俺はすぐに強制シャットダウンを選ぶぞ」 「そうね。明らかに対象年齢を間違えているわ。幼稚園児を対象にしたプログラムじゃないのよ」 ぐふっ。 もうやめて、僕のライフはゼロよ! 今すぐ二人にオブラートをプレゼントしたいくらいだ。 「次は葉隠君ね。年賀状みたいなリアルさと"お金ちょうだい"という一言がシュール過ぎるわ」 「奇遇だな。俺もこいつの絵を見ていると監視者というより寄生虫に見えて仕方がないところだ」 「おい、お前ら! 年長者を敬うという気持ちを少しは持ったらどうなんだ!?」 「フンッ、俺は愚民を敬う気はこれっぽっちも持ち合わせてないんでな」 「十神っちに期待した俺が馬鹿だったべ……」 ガックリとうな垂れる葉隠君だった――。 「そういうことだから俺のデザインを採用するとしよう」 「ちょっと待ちなさい、私のデザインが最終案に残っているでしょう?」 「お前のデザインは論外で選考基準には含まれていないぞ」 「聞き捨てならないわね。そのメガネ、度数が合わないんじゃない?」 「何だと……!」 霧切さんと十神君の目線から火花がバチバチ炸裂している! でも、これっていつものように議論は平行線を辿って次の会議に繰り越しちゃうんだよね――。 「おい、苗木」 「えっ、何かな十神君?」 「このままでは埒が明かない、お前が選べ」 「それもそうね。今回の音頭を取っているのは苗木君だし彼に決定権を持たせるのが筋ね」 「えっ、えっ?」 「だからこそ俺のデザインがふさわしいわけだ。選択権を与えられたことを光栄に思え、苗木」 「あなたの選択によって全てが決まるの。……ここまで言えばわかるわね、苗木君?」 二人によるプレッシャーで押し潰されそうだ――! ここは一つ、僕の"運"に賭けて決めようじゃないか! 「ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り。……これに決めた!」 そして一枚の絵が選ばれ、監視者のデザインが決定されたのであった。 "第12回 新世界プログラム・監視者デザイン会議" 閉 幕 ――――― 「ふぅー、疲れたー」 処変わってマンションの自室。 仕事を終えて帰宅したら着替えることなくスーツ姿のままベッドにダイブしてしまう僕であった。 「監視者のデザインが決まっただけでも大きな前進かな……」 うつ伏せの姿勢のままボンヤリと考えていると呼び鈴がなった。 ドアスコープから映る来訪者をモニター越しに確認してみる。 ――まぁ、この時間帯に訪れる人がいるとしたら既に目星が付いているんだけど。 「はいはーい、お待ちくださーいっと……」 ドアを開けると目の前には霧切さんがスーツ姿のまま立っていた。 「夜分遅くに失礼するわ。話があるの、入っていい?」 「いいよ。話を聞くだけなら、ね」 そう言って霧切さんを招き入れる。 手短に話を聞くという意味を込めて飲み物を用意せず、リビングの絨毯に胡坐を掻いて聞く姿勢を取る。 彼女も僕の真正面に陣取るように正座をするのであった。 「それで、話って?」 「あの時は……ごめんなさい」 「あの時?」 「会議の時に、あなたの絵を幼稚って言ってしまって……」 「あぁ、あの時の……。いいよ、気にしてないから」 「嘘よ。あなた、困ったら右頬を掻く癖があるじゃない。やっぱり根に持っているの?」 ありゃ、筒抜けだったか。 少しだけね。 ほんの少しだけ。 「でも監視者のデザインが決まったことだし、もう根に持つ必要はないと思うんだ」 「本当に……?」 「うん、本当」 今までの彼女ならポーカーフェイスを保って、相手に腹の内を探られるのは嫌がっていたけれど。 今となっては、包み隠さずに自分の本心を曝け出しているようで何とも庇護欲をそそるものである。 これもバカ正直な僕と一緒にいる影響なのかも――。 「嫌いになったり、しない……?」 「嫌いになるわけ、ないじゃないか……」 これ以上弱気な響子さんを見ているのが気の毒になったから抱き寄せてしまう。 そして耳元でそっと囁く。 「響子さん……。ご飯にする? お風呂にする? それとも僕?」 「えっ?」 「だから、響子さんのリクエストを聞いているの。ご飯? お風呂? それとも僕?」 「お、お風呂で……」 「はい、一名様ごあんなーい」 「ちょっと、誠君!?」 右腕は既に彼女の肩を掴んでいるということで、左腕を膝の裏に通した状態で起き上がる。 お姫様抱っこ、完成。 そのまま脱衣所までご案内するのであった。 「その……スーツ皺になるけど、いいの?」 「クローゼットに予備のスーツがあるじゃない。問題ないよね」 「それもそうね……」 「体の隅々まで綺麗にさせていただきます、お嬢様」 「えぇ、お願いするわ。誠君」 ――――― 未来機関第十四支部の会議室にあるホワイトボードにはこんな言葉が記されていた。 "第1回 新世界プログラム・監視者口調会議" 「だから監視者は"チャーン"と"ハ~イ"と"バブー"だけ喋らせて自動翻訳させればいいだろうが!」 「駄目よ。アルターエゴに余計な負荷をかけるのに賛成できないわ」 「僕もその意見に賛成だ! 語尾は赤ちゃん言葉の"でちゅ"にしようよ!」 「何言ってんだ苗木っち! ここは俺のように"だべ"を使って親近感を抱かせるのがベストな選択肢だ。俺の占いは(ry」 今度は言語プログラムをどうするかで紛糾するのであった。 つづかない
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二人旅/舞台 二人旅/舞台 「拠点」としている街施設・組織冒険者の宿 王国騎士団 トニオの料理店 ティダン神殿騎士団 邪教団 その他の街の住人 周囲の環境チカクノ村 西の森 ヤマノナカ村 「拠点」としている街 やる夫、やらない夫が昔から住んでいる街。 冒険者としての活動をする「拠点」。 付近の村落の中ではおそらく一番大きい街であり、中央にある「守りの剣」に守られ王国騎士団も常駐している。 (街の外周など「守りの剣」が届かない範囲も存在はする。) 主要な古代神や大神の神殿、商店なども揃っており、乗り合い馬車も定期的に各地へ通っているようだ。 蛮族と手を結んだ邪教団の陰謀により守りの剣が破壊され、侵略を受ける。 半年経った現在。市街は破壊され、 ザールギアス陣営、メティシエ陣営、蛮族、他国の兵士がそれぞれ入り混じる戦争状態になっている。 また、やるやらの情報のおかげで住人の3割ほどが避難してきた避難村ができている。 施設・組織 冒険者の宿 店主は「オプーナ」。 この街の冒険者たちが集まる。 やる夫とやらない夫が冒険者登録をした店でもある。 真次郎 はじめての冒険で、やる夫,やらない夫らと一緒の馬車に乗り合わせた冒険者。 無口だが、山賊相手に手傷を負ったやるやらたちを薬草で回復してくれた親切な先輩冒険者である。 料理が上手く、行商人である「トリコ」の護衛を行うこともよくあるようだ。 現在は、ノノと組んで避難村周辺の見回りを行うなど避難村の手助けに動いている。 パープルハート はじめての冒険で、やるやらにゴブリンたちから助けられた少女。 意地っ張りな割にチョロく騙されやすい性格。 ソロの冒険者だったが、最近他の冒険者と4人でPTを組んで活躍しているらしい。 現在は隣国に本拠地を移している。視察に訪れる言葉の護衛などもしているようだ。 キリト 「黒い剣士」と呼ばれる有名な冒険者。 「シリカ」「リーファ」などの女性冒険者とPTを組む、いわゆるハーレム系主人公タイプのイケメン。 騎士団のアスナに追いかけられているが、少なくても友人としては仲良くしており気にかけている。 ノノ 一人でどこまでできるか試しているソロの女性冒険者。グラップラー。 アンデッドが出る遺跡で、足を挫いて動けず困っていた処をやるやらに助けられる。 女性陣にしては珍しく素直にやるやらに感謝している子。 王国騎士団 王に仕え、街の治安維持や犯罪捜査を仕事とする組織。 他の騎士組織とは縄張り争いがあるらしく、手柄の取り合いもあってか秘密主義。 いらぬ混乱を避けるといった名目で事件後まで関係者を軟禁することも少なくない。 アスナ 隊長格。実績はないが、十代でこの地位にあるのでかなりのエリート。 そのためか手柄を追いかけているようなことが多く、あまり本人に余裕がない。 基本的に善人だけど感情的な騎士。よく周りを振りまわしている。 冒険者「キリト」を彼氏と(一方的に)思っており、休日には追いかけているようだ。 ナーシェン アスナの部下。貴族出身。 若干ナルシストで乗せられやすいが、冒険者と協力する器量もあるなどそれなりに有能な人物。 苦労人肌であり、いつもアスナには苦労させられているらしい。 ハッサン やるやらが協力した事件で、伝令役兼お目付け役として借りた騎士。 強面の巨漢でこそあるが、割と常識的で付き合いやすい人物。 ナーシェン同様、上司のアスナには苦労させられている模様。 トニオの料理店 街の一角に店を構える個人経営の料理店。 やるやら他、シェフの料理に魅了された常連客たちが通っている。 トリコが様々な食材を持ち運ぶようになり、最近メニューが増えているようだ。 トニオ 料理店を経営する極めて腕の良いシェフ。 貴族出身のナーシェンや各地の料理人を知るトリコからもその味を絶賛されるほど。 メインとしているのはイタリア料理だが、有り合わせの食材からでも絶品の料理を作る。 日頃様々な食材を試したいと考えていて、食材になりそうなモノを買い取ってくれる。 現在は、避難村のために限られた食材と器具の中で料理を振る舞っているようだ。 小町 トニオの店の常連となっている運び屋。 魔導ボートを所有しており、山の上から海に至るまで川を経由して運んでくれる。 サボり癖があり、よく怒られているらしい。 トリコ やらない夫の行商人時代の知り合いである行商人。気前の良い好人物。 獣なみに嗅覚に優れる元冒険者で実力もあるのだが、膝に矢を受けてしまったので引退した。 様々な文化を広く知ってもらうのも行商人の務めだと考えて、衣服や装飾品、民芸品などを運び商売している。 食材は専門にしていなかったが、トニオに頼まれ取り寄せることになった。 ティダン神殿騎士団 太陽神ティダンを奉じる教団の組織した騎士団。 最近この近辺で活動を強めていたメティシエ神官たちを警戒しており捜査の手を広げている。 ブラックRX メティシエの聖印を発見したやるやらが街に戻った後、実際に通報した神殿騎士。 厳つい外見だが、騎士として人間ができており冒険者にも親切。 ただし、やたらと「ゴルゴム」なる存在の仕業にしたがる。 邪教団 現時点で少なくてもブラクザバス、メティシエ、ザールギアスのそれぞれの教団が街に入り込んでいる。 各教団にはそれぞれの方針があり、対立しながらも街でそれぞれ暗躍している。 騎士団も追っているが、神官以上の幹部にはほとんど手が届いていない。 阿部 ダークドワーフのメティシエ神官。 どういう理由があってか、最近活躍しているという噂のやるやらを始末しに来た刺客。 イグニス鋼を扱うことができる優れた鍛冶師でもあり、 「守りの剣」を潜り抜けるアンデッドを街へ放つため イグニスの楔 を大量に作り出していた。 維緒 人間の女性で、ザールギアス神官。でかい。 相容れない教義上の対立があり、路地裏で阿部と争っていた人物。 メティシエ教徒たちの計画を利用した上で、この街で数多くの死をばら撒く計画があるようだ。 その他の街の住人 桂言葉 となる商人のご令嬢。でかい。 西の森に秘密の彼氏(幻獣)がおり、ときどき冒険者を護衛で雇ってはこっそり逢引に行っている。 言葉お付きの従者である「咲夜」も事情を知っており協力している。 現在、言葉の父が避難村の支援をしており、時々咲夜が視察に訪れている。 水銀燈 やるやらの幼馴染。昔から近所に住んでいた。 ポンコツな処があり、子供の頃から年下のやるやらにちょくちょく助けてもらっていた。 昔からの知り合いには「射命丸」や「浅間・智」らもいる。だが、ザールギアス教徒「維緒」によって智は殺害される。 現在、残った幼馴染二人は避難村まで無事避難できているようだ。 ゲーニッツ しばらくの間、ザイア神殿に宿を借り滞在している旅のルーフェリア神官。 街にルーフェリア神の祠を作り、日々の布教活動に勤しんでいる。 同行者をしている義理の娘が居る。 周囲の環境 チカクノ村 「拠点」の街から徒歩で6時間の距離にある村。馬車も出ており、一人片道35G。 丈夫な木の柵で囲まれており、自警団もある。 500G以下のアイテムであれば購入することもできる。 狩人の古小屋 村の近くの森でかつて狩人が利用していた小屋。 この近くに棲みついたゴブリンたちが巣として都合良く利用していた。 不意討ちでゴブリンに敗れたパープルハートもこの奥で捕えられていた。 西の森 「拠点」から馬車で丸一日ほどの距離にある。 幻獣の住処として有名な場所であり、一般人はまず近づかない。 「言葉」の彼氏が住んでいる場所。 人が寄り付かないため、盗賊がアジトを作っているという噂もある。 やるやらを打ち負かした「グモール」など蛮族集落も近くにあるようだ。 ヤマノナカ村 街から徒歩で3時間ほどの距離にある村。 水源にしていた最寄の川にクロコダイルが棲みつき問題になっていたが、 やるやらの二人によって退治され解決した。 ペプシマン 村の近隣に生息するウィル・オー・ウィスプ。 共通語を喋り、リュミスの遣いでやるやらを探しに街までやってくるなど妙に人間くさい。 リュミスベルン 愛称は「リュミス」。高貴なるウンディーネであり、周辺一帯を縄張りにしているようだ。 鰐退治したやるやらたちを見込んで近隣の遺跡に湧いていたアンデッド掃討を依頼する。 気位が高く気難しい人物だが、人間に興味があり好意にも弱く案外チョロい。 戻る
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[09/09/09 0 11 04] 書記|・×・) 空気は俺の嫁 [09/09/09 0 11 13] ちょむぅ(*-д-) え? [09/09/09 0 11 16] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ 書記の嫁吸って生きてるのか俺ら [09/09/09 0 11 21] ちょむぅ(*-д-) mjd? [09/09/09 0 11 22] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ 嫁を思いっきり吸引しててごめん [09/09/09 0 11 29] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ 嫁「そんなに吸っちゃらめえええええええええ」 [09/09/09 0 11 31] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ あまつさえ吐き出してごめん [09/09/09 0 11 32] はいはい芋ですよ あなたの嫁美味しいです [09/09/09 0 11 44] 書記|・×・) あまつさえwwwww [09/09/09 0 12 21] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ そのうえ肺に軟禁するとか最悪だよね ごめん [09/09/09 0 12 28] 書記|・×・) むしろ空気はみんなの嫁だったよ。 みんな・・ごめん! [09/09/09 0 12 29] ちょむぅ(*-д-) 嫁「ごめんね。今日、私なんか乾燥肌でしょ?喉、痛めないでね・・・ごめんね・・・・」 よし。萌えれる。 [09/09/09 0 12 40] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ おk ちょむ描いてこい [09/09/09 0 12 57] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ 乾燥肌を吸収したら喉が痛まる原理kwks [09/09/09 0 12 59] 書記|・×・) 湿度が高い時も頼む>ちょむ [09/09/09 0 13 00] はいはい芋ですよ ズボン下ろして待ってるわ [09/09/09 0 13 02] ちょむぅ(*-д-) ・・・・え?wwwwwwwww真っ白なキャンパスになるんだけどwwwwww [09/09/09 0 13 10] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ wwwwwwwwwwww [09/09/09 0 13 18] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ 湿度が高い空気か・・・これはえろい [09/09/09 0 13 19] ちょむぅ(*-д-) 空気擬人化って考えてもちょっと・・・・ [09/09/09 0 13 29] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ 人大杉 [09/09/09 0 13 46] 書記|・×・) とりあえず90%ぐらいのやつ。 [09/09/09 0 13 50] 書記|・×・) 湿度 [09/09/09 0 13 53] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ 多く見えるね 通話勢いないから [09/09/09 0 13 53] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ 濡れ濡れだな [09/09/09 0 13 56] はいはい芋ですよ 98%までがんばれよ [09/09/09 0 14 02] 遠音もン(WAKAito) がんばりすぎw [09/09/09 0 14 23] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ いっそ100% ・・・雨か [09/09/09 0 14 34] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ しつど100% [09/09/09 0 14 44] 書記|・×・) ほら98%以上行くと。嫁泣いちゃうから・・・。 [09/09/09 0 14 49] ちょむぅ(*-д-) 嫁「あ、ちょっと、え?次は貴方の中にはいるの?え?次はあの人?もう><」 インフル「おっと嬢ちゃん、次の人には俺もついていくぜ」 [09/09/09 0 15 08] 書記|・×・) インフルwww [09/09/09 0 15 22] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ インフルは勝手にうさんくさいイケメンに脳内変換された [09/09/09 0 15 26] 遠音もン(WAKAito) 泣きそうな嫁の不快指数は高い傾向にある件 [09/09/09 0 15 29] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~がタイトルを「【湿度】書記の嫁を愛でる【濡れ濡れ】」に設定しました [09/09/09 0 15 42] はいはい芋ですよ なんという濡れ場 [09/09/09 0 15 48] ちょむぅ(*-д-) [09/09/09 0 16 04] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ あいつインフルだったのか・・・病気うつされるぞ [09/09/09 0 16 04] ちょむぅ(*-д-) 風呂場の嫁とかヤバいな。 [09/09/09 0 16 13] はいはい芋ですよ ここに「インフル=モカ」の公式が明らかとなった [09/09/09 0 16 17] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ 風呂場の嫁・・・だと・・・ [09/09/09 0 16 37] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ A型のモカが全国で感染拡大・・・か [09/09/09 0 16 58] 麒音 リン(*´ω`*) 男には感染しなそうだな [09/09/09 0 17 00] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ あいつ・・・・B型のくせにA型を語るとは・・・ [09/09/09 0 17 03] 書記|・×・) そうか・・嫁の血液型はA型か! [09/09/09 0 17 15] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ 嫁=A型=インフル=モカ になるけど [09/09/09 0 17 27] ちょむぅ(*-д-) JKはすぐ感染しちゃうな・・・・ [09/09/09 0 17 33] 書記|・×・) モカ=嫁って事か・・・? [09/09/09 0 17 42] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ ってことになるな おめでとう [09/09/09 0 17 45] 遠音もン(WAKAito) 自給自足……? [09/09/09 0 17 47] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ それで老人には効かないのか今回の奴 [09/09/09 0 17 48] ちょむぅ(*-д-) おめでとう [09/09/09 0 18 03] はいはい芋ですよ まて、よく考えたらこの地球すべてにモカがいることになった [09/09/09 0 18 11] ちょむぅ(*-д-) いないの? [09/09/09 0 18 13] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ まぁ、いるわな [09/09/09 0 18 25] 遠音もン(WAKAito) まるでニャルラトホテップ…… [09/09/09 0 18 27] はいはい芋ですよ これは支配していると言っても過言ではないのでは [09/09/09 0 18 27] ちょむぅ(*-д-) ワクチン開発マダー? [09/09/09 0 18 33] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ っへも [09/09/09 0 18 37] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ 今モカのムードメッセもそうなってるし [09/09/09 0 18 38] ちょむぅ(*-д-) へもwwwwwwwwww [09/09/09 0 18 43] ちょむぅ(*-д-) やーめろ [09/09/09 0 18 46] 書記|・×・) はるか上空にはモカ層が、紫外線を防いでくれてるわけか。 [09/09/09 0 18 59] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ はるか上空に大量の日焼けしたモカか・・・ [09/09/09 0 19 04] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ へも「やーめろ。お前ほんといい加減にしろ!」 インフル「(´・ω・)」 [09/09/09 0 19 18] ちょむぅ(*-д-) インフルに萌えそうになった。 [09/09/09 0 19 22] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ インフル可愛い [09/09/09 0 19 27] 煙音 ろく( ♥人♥)y=~~ おk。描いてk(ry [09/09/09 0 19 28] はいはい芋ですよ へも最低だな [09/09/09 0 19 34] ちょむぅ(*-д-) へもどういうことなんだよ [09/09/09 0 19 34] 愚音 ユウ ヽ( ∵)ノ へも・・・
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作詞:Neru 作曲:Neru 編曲:Neru 歌:鏡音レン 翻譯:黑暗新星 逃避法律搖滾 在上吊之前 連上擴音器 背著Stratocaster(*1) 奏出克萊普頓的音樂(*2) 將帶著Telecaster(*3)的學生 暴揍一頓 來吧 讓我們踏上旅程吧 前往令人深愛的世界 哈啊究竟是誕生在了一個 怎樣的時代中啊 既沒有多啦A夢 也沒有四次元口袋(*4) 笨蛋至死為止 都無藥可救 够了 已經什麽都不想管了 天國正在呼喚著 腳步蹣跚吵吵嚷嚷的 派對人群 都給我滾開 爲什麽總是進展不順利 快點給我把音量提高 Everybody 去依賴於現實逃避吧 去依賴吧 去變成喪家犬狂吠吧 去狂吠吧 把理想形象捨弃掉吧 捨弃掉吧 那便是 逃避法律搖滾的 禮節啊 向著最底邊淪落下去吧 淪落下去吧 墮落成為不適合社會的人吧 墮落吧 不停地把烏龍球踢進去吧 踢進去吧(*5) 那便是 逃避法律搖滾的 禮節啊 一年到頭都得意忘形起來吧~ Welcome to the fuckin circus 腦內已經啪哩啦啪哩啦 Good morning Mr.Crazy 現在心情如何 但是 好戲現在才正要開始 混雜著噪音 頭腦已經因為Happy而瘋狂 把狐狸踢出去 那種事情怎樣都好 快點把音量繼續提高 Everybody 去依賴於現實逃避吧 去依賴吧 去變成喪家犬狂吠吧 去狂吠吧 把理想形象捨弃掉吧 捨弃掉吧 那便是 逃避法律搖滾的 禮節啊 向著最底邊淪落下去吧 淪落下去吧 墮落成為不適合社會的人吧 墮落吧 不停地把烏龍球踢進去吧 踢進去吧 那便是 逃避法律搖滾的 禮節啊 沒有必要討人喜歡 沒有必要 引發起化學反應吧 引發起吧 自尊心就隨手丟掉吧 丟掉吧 那便是 逃避法律搖滾的 禮節啊 不知道什麽體面不體面 不知道 音量已經無法降低 無法降低 持續不斷地攝取藥品吧 攝取吧 那便是 逃避法律搖滾的 禮節啊 一年到頭都得意忘形起來吧~ (*1)ストラト:Stratocaster,一種電吉他 (*2)クラプトン:克萊普頓,1945年出生的英國吉他手 (*3)テレキャス:Telecaster,一種電吉他 (*4)ボッケ:聯繫PV內容指的是口袋,[删除]再聯繫前文我猜是指ポケモン[/删除],猜錯了,朋友提醒後感覺應該是指哆啦A夢的四次元口袋 (*5)自殺点:neru跟ryuuseee的生放里提到是烏龍球的意思,修改了一下 ※PV內文字(從上到下從左到右): (00 01)外景拍攝地:NICONICO本社 絕對會成功的魔術 (00 02)沒准是真正的男性膝蓋 (*這裡是把日文歌詞空耳成英文再重新機翻成日文) (00 03)然後夜晚十分貧乏 (*同上) (00 04)海外有名的彈吉他很厲害的人今晚直播演奏!! 因為吉他彈得超級好而有名的 埃索克·克萊普頓(67) (*這裡是把“埃裡克·克萊普頓”日文中的“リ”替換成了外形相近的“ソ”) (00 07)現役壽司大師帶來的 毆打大學生的方法 在這時使用壽司光線! (00 14)享受調味料的 夏日蔬菜食譜 逃避法律與搖滾的咖喱 逃避法律搖滾(很有趣喔~) 安心安全 音樂:Neru(壁櫥P) 8~12大勺 動畫:ryuusee 124小勺 合唱:東京非實感和聲 4杯 (00 27)dosu戀愛速報 新聞NR (*“どすこい”是相撲選手的吆喝聲,也有名字裡帶“どす恋”的漫畫作品) (00 28)老爺爺咬不動硬物的時候 跟他一起咬 2% 蔑視他 15% 用無法對人言說的方法做那個 12% 假裝看不見 71% 溫柔正在減少?!年輕人們的可悲現狀 嘰嘰咕咕嘰嘰咕咕嘰嘰咕咕…… (00 29)沒有口袋?!現在袋鼠們很危險! 失去了可以去的地方的孩子們…… (00 36)那個偉人終於現身了 (00 38)多尼德莫=那=雷(76) (*跟“已經什麽都不想管了”這句歌詞諧音) (00 39)我正在……戀愛之中!! (00 40)肉體派光明會的電視購物 驚異的效果!用逃避法律搖滾來改善健康? 肩酸 駝背 腰痛 (00 42)天才助手 小由佳 感謝的搖滾 瘦身 逃避法律搖滾 讓人變得精神 正是這種痛苦的癥狀 (00 44)全部都能治好 (00 45)東京寢大學 準教授 亞玉割胃先生 Q.Neru的搖滾是安全的嗎? 是的,是安全的。有著清潔感。 (*“寢”是“neru”的諧音,“亞玉割胃”是“腦子不好”的諧音) (00 50)接下來是有著醫學根據的安全的副歌。 (00 51)逃避法律搖滾(6/19發售) shumappu 成員森街喜歡吃咖喱 (*“シュマップ”捏他的是“SMAP”,“森街”捏他的是“木村”,以及中間紅衣服的人衣服上的字是“巴黎收藏”) (01 00)小孩子和寵物也能放心 (01 03)這個影片是在2009年11月01日播放的。 用逃避法律搖滾促進健康 (*2009年11月01日是Neru初投稿的日子) (01 09)←同伴 (01 13)奇跡的靈峰 在那時特派員所看到的是 靈峰塔坡·洛克 逃避法律特別節目 (*“靈峰”是“禮節”的諧音,“塔坡·洛克”是“逃避法律”的諧音) (01 16)打錯電話也沒有辦法!儘管來撥打電話吧! 免費諮詢電話 (01 26)在最北端的村落揮舞響葫蘆的民族 (01 27)Welcome座 Fuckin Circus 新節目 進擊的游隼 思念的茜紅 透視的鶺鴒 雷擊的寂靜 (01 38)繼續著搜查的某一天 得到了一卷錄音帶 我們懷疑起了自己的耳朵 (01 41)實際的音聲 在日本蔓延的勞動的黑暗 逃避法律搖滾是否能夠成為救贖 (01 44)我正在……戀愛之中!! (01 45)不論有多麼細微的情報也請與我們聯繫 FBI超能力搜查官「智子」 正在尋找16年前消失的離家出走的少女! 我能聽見噪音……!! (01 47)你對人生感到滿足了嗎? 怎麼樣呢? (01 50)安心是用金錢來購買的 感謝的搖滾 瘦身 逃避法律搖滾 讓人變得精神 在無法滿足的每一天逃避法律搖滾在醫學角度上十分起效(動聽 (*“起效”跟“動聽”諧音) 能讓人舒適瘦身的CD 每天都要感謝。 逃避法律搖滾 來聽這首歌吧! (01 51)強烈大陸 無法放棄夢想和烤肉 主持人:逃避法律王子 哈哈哈,看起來很冷靜吧? 現在我正在被忍者軟禁著呢。 他好像住在青梅。 熊貓先生組 (01 56)NRU逃避法律速報 正在重新放送第一副歌的部份 (*下面是詞語接龍,日語中ん開頭的詞語極少,但這裡每隔一個詞就是一個ん開頭的詞) 開心的詞語接龍→遙控器→恩賈梅納(乍得共和國首都)→馕→恩古基米(尼日爾城市)→ 連指手套→恩戈羅恩戈羅保護區(位於坦桑尼亞北部)→金→恩德貝勒族(津巴布韋民族)→ 克隆→安比拉琴(非洲樂器)→蘭→恩多萊(喀麥隆國菜)→ 樹脂→恩津加·恩貝巴(人名,大概)→接力棒→ん廻し(古典落語的節目之一)→ 場景→姆博馬(剛果地名)→羊肉→恩赫蘭加諾(斯威士蘭地名)→ 門簾→姆潘巴現象→家訓→恩迪亞耶(塞內加爾姓氏)→ 一般→樹皮布 (02 49)※我曾經無數次地無數次地向上面的人詢問過, ※而且還是充滿興趣的全屏 ※然後,諸多的時間都在重複著教育 ※法律搖滾的迴避是安全的
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思01_6302t "【ガザ攻撃関連】カウフマン卿の演説" http //www21.atwiki.jp/tohohopeacewalk/pages/168.html http //pipponan.fc2web.com/shikosakugo_01/shi-6302.htm -------------------------------------------------------------------------------- [6302]【ガザ攻撃関連】カウフマン卿の演説 とほほ 09/1/26(月) 19 35 -------------------------------------------------------------------------------- [6302]【ガザ攻撃関連】カウフマン卿... ←back ↑menu ↑top forward→ とほほ - 09/1/26(月) 19 35 - -------------------------------------------------------------------------------- 引用なし パスワード TUP速報より転載します。 From "tup_bulletin" tup@l... Date 2009年1月25日(日) 午前7時39分 Subject 速報810号 イスラエルの戦争犯罪を告発するユダヤ教徒カウフマン卿の演説 ナチスの亡霊にとりつかれたようなイスラエル。目にあまるパレスチナ人虐殺の惨状の数々。ホロコーストで家族を失ったユダヤ系英国人、ジェラルド・バーナード・カウフマン卿は、2009年1月15日、英国議会下院でガザの悲劇をナチスによる大量虐殺に喩える演説を行った。 (翻訳:宮前ゆかり/TUP) =================================== 「ガザにいるパレスチナの祖母たちを虐殺するイスラエル兵士たちよ、ナチスに殺された我が祖母の死を隠れ蓑にするな」 ジェラルド・カウフマン卿 私は正統派ユダヤ教徒として、そして、シオニストとして育てられました。我が家の台所の棚には、ユダヤ民族基金のためのブリキの箱があって、そこに私たちは小銭を入れてはパレスチナにユダヤ人の存在感を築いている開拓者たちを支援していました。 私が初めてイスラエルを訪問したのは1961年で、そのあと行った回数は数え切れません。イスラエルには家族がいましたし、今でもイスラエルに友達がいます。 その一人は1956年、1967年、そして1973年の戦争に従軍し、そのうち二回では、負傷もしました。私が今身につけているタイピンは、その友人に与えられた従軍勲章から作ったもので、彼から贈り物としてもらいました。 私は初代首相ダヴィド・ベン=グリオン以来、イスラエルの首相のほとんどと知り合いです。ゴルダ・メイアは私の友人でしたし、将軍として1948年の独立戦争のときにネゲブでイスラエル勝利を収めた副首相イガル・アロンも友人でした。 私の両親はポーランドから避難民として英国に来ました。両親の親族のほとんどがその後ホロコーストでナチスに殺されました。祖母は、ナチスがスタシュフの町に侵攻したとき、病床にありました。ドイツ軍兵士がベッドに伏せていた祖母を撃ち殺しました。 祖母の死を、ガザにいるパレスチナの祖母たちを虐殺するイスラエル兵士の隠れ蓑にしないでください。現在のイスラエル政府は、パレスチナの人々に対する殺戮行為を正当化するために、ホロコーストにおけるユダヤ人虐殺に対し異教徒たちが抱き続けている罪の意識を冷酷かつ冷笑的に悪用しています。それは、ユダヤ人の命は貴重であるが、パレスチナ人の命は価値がないとする視点を暗黙に示唆しています。 2、3日前のスカイ・ニュース[訳注1]で、イスラエル軍のスポークスパーソンの女性、レイボビッチ曹長が、イスラエル人がその時点で800人ものパレスチナ人を殺していることについて質問を受けていました。ちなみに今の合計数は1000人です。同曹長は即座に「そのうち500人は戦闘員です」と答えました。 それはナチスの兵士の答えそのものでした。ワルシャワ・ゲットーで命をかけて戦っていたユダヤ人たちは、戦闘員だということで無視されたことでしょう。 イスラエル外相ツィピー・リブニは、ハマースはテロリスト組織なので、政府は彼らとは交渉しないと主張しています。リブニ外相の父、エイタン・リブニは、テロリスト組織であるイルグン・ツバイ・レウミの最高運営執行官で、エルサレムのキング・ディビッド・ホテルの爆破を計画した人物です。その事件では4人のユダヤ人を含む91人が殺され犠牲となりました。 イスラエルはユダヤ人のテロリズムから生まれました。ユダヤ人のテロリストたちは二人の英国人軍曹を縛り首にし、その死体に地雷爆弾を仕掛けました。イルグンはテロリスト組織であるシュテルン・ギャングと一緒に、1948年にデイル・ヤーシーンの村で254人のパレスチナ人の大虐殺[訳注2]を行いました。今日、現在のイスラエル政府は、好ましい状況ならばファタハのパレスチナ大統領アッバースとの交渉に応じるつもりがあることを示唆しています。それは手遅れというものです。彼らはファタハの前の指導者で私の友人でもあったヤーセル・アラファトと交渉することもできたはずです。それなのに、イスラエル政府はラーマッラーの掩蔽壕にアラファトを軟禁しました。私はその掩蔽壕まで彼を訪ねたものでした。 アラファトの死後、ファタハの権威が失墜したため、ハマースが2006年のパレスチナの選挙で勝利を収めました。ハマースは非常に面倒な組織ですが、民主的に選出され、パレスチナで力を持つ唯一の勢力です。ハマースをボイコットすることは、私たちの政府によるボイコットも含めて、間違いとして咎めるべきです。 その間違いを端緒にして、恐ろしい結果の数々がひき起こされています。 私はかつてイスラエルの偉大な外相であったアバ・エバンと多くの政策で平和のために共闘したものでした。そのエバンが言っていました。「平和を築くためには、敵と話あうものだ」 ガザでどれだけ多くのパレスチナ人をイスラエルが殺したとしても、この実存的問題を軍事的手段で解決することはできません。いつ、どのような形で戦闘が終わろうとも、ガザには150万人のパレスチナ人がいて、くわえて西岸地域には250万人のパレスチナ人がいます。パレスチナ人は、イスラエル人からゴミのように扱われています。何百ヶ所にものぼる通行止めがあり、身の毛がよだつほど恐ろしいユダヤ人不法入植者から嫌がらせを受けています。そのうち、今から遠くない将来、パレスチナ人人口がイスラエルのユダヤ人人口を上回るときが来るでしょう。 イスラエル政府に対し、同政府の行動および政策は許されないということを私たちの政府が明言し、イスラエルに完全な武器使用禁止令を命じるときがきました。平和を実現するときです。しかしそれは征服による解決ではなく、真の平和でなければなりません。イスラエルの本当の目的は征服による解決ですが、その達成は不可能です。彼らは単なる戦争犯罪者であるばかりではありません。愚か者です。 ============================================================ ジェラルド・バーナード・カウフマンは労働党員で英国議会議員。カウフマン卿は、英国において2009年1月15日、下院でのガザに関する討論で上記の発言をした。 ============================================================ [訳注1] イギリスの民放ニュース [訳注2] デイル・ヤーシーン村の虐殺犠牲者は長らく254人とされてきたが、近年の研究により、首謀者が、パレスチナ人の恐怖を煽るためにその成果を誇張したといことが判明している。実際の犠牲者の数は100~120名。 http //www.deiryassin.org/faq.html 演説のトランスクリプト:Monthly Review Press http //mrzine.monthlyreview.org/kaufman170109.html 映像リンク: http //www.youtube.com/v/qMGuYjt6CP8 hl=en fs=1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ TUP速報 配信担当 古藤加奈 電子メール TUP-Bulletin-owner@y... TUP速報の申し込みは: http //groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/ ■TUPアンソロジー『世界は変えられる』(七つ森書館) JCJ市民メディア賞受賞!! http //www.pen.co.jp/syoseki/syakai/0480.html ■『世界は変えられるII』も好評発売中!! http //www.pen.co.jp/syoseki/syakai/0375.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 180 hits --------------------------------------------------------------------------------
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地球をアイスピックでつついたとしたら、ちょうど良い感じにカチ割れるんじゃないかと言うくらいにに冷え切った朝だった。いっそのこと、むしろ率先してカチ割りたいほどだ。 自宅のベッドから発せられている甘美な誘惑を全力で振り切り、通学のための身支度を済ませようと、一階の洗面台に向かった。 鏡の前に立ち、鏡面世界の自分に対面を果たす。うっし。本日も男前だ。朝の光で自慢の金髪が輝いていやがる。 そして真冬の水道水を顔面にかけた。 「くはあ!冷てー!」 身震いするほど凍てつく冷水のおかげで、眠気覚ましの効果は抜群だ。 「さてと。お母さんが起きる前に朝飯を作んねーとな」 確か冷蔵庫に卵が大量にあったから、オムレツでも作るか。 「いただきます」 俺特性であるフワとろオムレツと目玉焼きをテーブルの上に配膳をし、母親と共に手合わせる。 「わるいね。本当なら私が作るべきなんだろうが」 「いいさ。お母さんは昨日遅かったわけだし。早起きくらいどうってことねーよ」 我が家は母親と俺の二人暮らしなので、母親が仕事で遅いときは、こうやって俺が朝飯を作ってやっている。 父親はどうしたって?俺が中坊の時に死んじまったよ。 「よしよし。本当に良い子だね、お前は。見た目ヤンキーなのに」 ヤンキーは関係ないだろ。これでも進学校に通っている、れっきとした真面目高校生だ。 朝食を終え、俺にとって大切な日課である紫煙を堪能していた時、微かな機械音が居間に流れているのを感じた。 携帯電話を手に取り、ディスプレイに目を通す。一体誰だよ。こんな朝っぱらから。 『着信 ハル』 あの女が人の迷惑を顧みないのは、いつものこんだが、勘弁して欲しいものだ。他にイタ電相手がいないのか?俺もだが。 『出るのが遅い。せっかくこのあたしがかけてやってるんだから、1コールで出なさい』 「おかけになった電話番号は、現在、電波の届かない所にございます」 とりあえず切っておいた。理由?なんかイラッときたからだよ。 『……なにしてんのよ?あんまりふざけると死刑にするわよ』 「で、こんな朝からなんのようだ?涼宮ハルヒさん」 電話口に現れたのは、朝から不機嫌エンジン全開な涼宮ハルヒである。 彼女との出会いは、桜がとっくに散り、映画業界陰謀短期集中型一過性休日集合週間なる別名「ゴールデンウィーク」が過ぎたあたりの、日本晴れの日だった。 その日、俺は退屈な学業を終え、早々と帰宅に勤しんでいると、駅前の大通りにて、涼宮ハルヒが頭の悪そうなアホヤンキーにからまれていたのだ。 今思い返せば退屈なだけだったと思う。 暇つぶしと下心が7:3くらいの心境で、躊躇うことなくそのアホヤンキーをぶっ飛ばしていた。 「なに?正義の味方きどり?寒いわ」 この言葉が彼女の第一声である。恩着せがましく聞こえるだろうが言わせてくれ。それは無いだろ。 「別に。ただの暇つぶし。他意は……ちょっとしかない」 それだけ聞くと、涼宮ハルヒは長髪を翻し、まるで俺の事など記憶からデリートしたかのように、その場を去っていた。お互い第一印象は良い方ではなかったと思う。 だが、話はここで終わりではない。 その後も、俺達は幾度となく様々な場所でこいつと顔を会わせるようになった。ある時は学校の学食で。ある時は、たまたま入ったコンビニで。 まあ、お互い目立つからな。顔を覚えちまうと、どうも目に付くようだ。 最初こそ無視しあっていたが、そんな偶然を一ヶ月も共用していると、何だかバカらしくなり、気がついたら話しかけてた。 多分、お互い退屈してたんだろ。街で出会った同級生。俺と涼宮ハルヒの関係を言葉で表すとこんな物だろ。 『ちょっと、聞いてるの?返事くらいしなさいよ』 「聞いてるよ。今日学校サボるから足になれだろ?勘弁してくれ。こう見えて、俺はヘタレでビビリの小心者なんだ。学校サボるなんて恐れ多いことできるか」 『そのツラで何を今さら。どうせ便所で煙草フカしながら話してんでしょ?だからあんたは背が低いのよ。古泉君みたいに健康的に生きなさい』 「お前は俺の母親か」 『は?ふざけてんの?』 この女はなんでこんなケンカ腰なんだ?もう少しフレンドリーに話せよ。ツラはいいのに。もったいない。 『いーい!?あたしは光陽園駅にいるから、つべこべ言わずにとっとと来なさい!』 勘弁してくれと言いたい。しかしこの状況では、かけ直しても出ないだろう。なにより電話代の無駄である。どうせ無料通話分だろうが。 しかしどうもしっくり来ない。涼宮ハルヒがワガママで自己中心的な言動を取るのはいつもの事だが、いままで相手の状態を考慮せずに突っ走ることはなかった。 涼宮ハルヒが無理難題を言うときは「今ならあたしの言う事を聞いてくれる」と、考えてないようで考えているのだ。俺と古泉一樹くらいしかわからんだろうが。 煙草を携帯灰皿に捨てて、深ーく深呼吸。やれやれ、気にならんわけじゃないしな。冬休みが近い今日ぐらい、サボっても問題ないだろう。表向きはそれなりに品行方正な学園生活を送っていたわけだし。 襲撃みたいに唐突な電話を切り、煙草を吸い終えると、父親の眠る仏壇に手を合わせた。あー、とりあえずいってきまーす。お父さん、サボることは内緒にしといてくれよ。 光陽園駅前は朝の通勤ラッシュでごった返していたが、その美しい黒髪は見る者全てを魅了してやまなかった。これでもうちょっと素直ならな。 乗ってきた中型バイクを光陽園駅の入り口で仁王立ちをする涼宮ハルヒの前に横付けに停車した。 「遅い」 いや、ロボットみたく言われたことしかできないような美人は魅力的ではない。涼宮ハルヒはこのくらいでちょうど良いのかも。 「道が混んでいたんだよ」 その上、バイクってのは構造から言って、風を全身に受けなきゃならないから、冬はあまり走りたくない。 しかし、カエルを捕食する蛇のように睨みつける涼宮ハルヒの目は、いつもより陰りが見える。寝不足か? 「だったらもっと早起きしなさい」 「お前の予定を予言して早起きしろってか?俺は超能力者じゃねーぞ」 「あたりまえじゃない。超能力者なんか、そう簡単に現れるわけないでしょ」 だろうね。「実は僕は超能力を使用できまして、世界平和のために日夜戦っています」なんてことがいきなりおこるか。 大体、そんな世界平和組織が、一般人に話を持ってくるわけが無い。仮面を被った昆虫人間が所属する組織よろしく、内部で秘密厳守な命令でも下っているさ。多分。 「で、俺は制服姿のお前を、どこに連れて行けばいいんだ?」 サボるならもっと目立たない格好で来いよ。まぁ、こいつの場合は目立つから制服脱いでもあんまり変わらんだろうが。 「あんたも制服じゃない」 俺は母親を悲しませたくないだけだ。結構無理して進学校に通わせてくれている母親に「学校サボる」なんて言えなかった。これでも罪悪感は感じているんだよ。 「あたしも家からそのまんま出てきたから、仕方ないのよ」 急な思いつきか。急なのは今に始まったことじゃないが、考えずな行き当たりばったり行動なんて珍しい。 周りにはそう思えるだろうが、彼女は頭の回転と行動力が異様に早いだけ。早すぎて常人には着いていけないのが現状である。 「別に今さら見つかってもいいわよ。成績は良いから、学校側は黙認するだろうし」 そうでしたね。一学期の期末試験は学年トップでしたね。俺は……まぁ中盤より上くらいだ。 「それじゃあとっとと行くわよ」 「どこへ?」 男性のように豪快に股を開いてシートに跨る涼宮ハルヒに聞いてみた。 「あんたはあたしの指示通り走行すればいいの」 涼宮ハルヒに予備のヘルメットを渡し、グリップを回す。 メタル色のマフラーから排ガスが漏れる。それでは交通法規を守って出発進行。 バイクを走らせること数時間。ダラダラと寄り道しながら着いた場所は、西宮南部に面した大阪湾が一望できる丘だった。 「で、ここに何の用だ?まさか寒中水泳でもしたくなったとか言うなよ」 「そんなわけないでしょ」 シートから降りて、減らず口と共にヘルメットを投げ返してきた。 すると、彼女はその場にしゃがみこんでジッと海を見始めた。一体なにがしたいのか。 「……理由なんかないわよ。ただ、なんとなく海が見たかっただけ」 俺のほうを見ずに、抑揚無い言葉で話し始めた。 「いや、無いわけじゃないわ。知ってるでしょ?あたしん家が、あんまり上手くいってないことくらい」 前に聞いたことがある。涼宮ハルヒの両親は、ここ数年ほど、離婚の話で盛り上がっているとかな。 「原因は……まぁあたしなんだけどね。小学生の時くらいまでは優等生で通ってたあたしが、中学に上がった途端、奇妙奇天烈な行動ばかり起こしたから。 そのせいで二人とも責任のなすりつけ合いになって……バカよね。別に二人のせいなんかじゃないのに」 なんでこんなにいたたまれない気分になるのだろうか?とりあえずポケットから煙草を取り出し、場繋ぎのためにも火を灯すことにした。 「あたしは別に後悔なんかしてない。あたしの人生だもん。好きに生きるわ」 「……してない「つもり」だった?」 「……うん。今朝、起きたらママと親父がケンカしてたのよ。しかも、察する限り一晩中寝ないで。どんだけ言い足りないのよ。 それ見てたら、「このまま自分のやりたいように好き勝手生きてもいいの?」って思っちゃって……」 なるほどね。なぜ俺「だけ」が彼女の思いつきに付き合わされた理由がわかった。なぜなら涼宮ハルヒの狭い交友関係の中で、俺だけが片親だからだ。 十代後半くらいの子供だったら、大多数は両親揃っているはずだ。 でも俺は違う。俺は母親と二人暮らしってことに関しちゃ嫌気はさしていないが、困っていないわけでもない。 そして涼宮ハルヒは、家庭に問題を抱えている。それも自分のせいで。 お互い特殊な家庭を持つ身の上であり、俺なら黙って話を聞くぐらいはしてくれると思ったんだろう。 「ハル。俺は聖人君子なんかじゃない。だから「お前の気持ちはよくわかる」なんてことは言わない。つーか言えない」 だって俺は「涼宮ハルヒ」じゃないからな。 「だから理解できる努力をする。話したいことが他にもあるんだろ?」 話してもらうだけでいい。 聞くだけでいい。 今の俺の役割は、彼女を理解すること。それだけだ。 理解した上で、どうにかするのは俺の役目じゃない。誰の役目かって?さぁな。こいつを無償の愛で愛せるような聖人君子くんだろ。 その後は日が暮れるまで、涼宮ハルヒの一人話が繰り広げられた。内容は……特に思い出すほど重要な事柄ではなかった。他愛もなさすぎて語る必要も無いね。 俺と涼宮ハルヒが光陽園駅に戻ってきた頃には、肌寒い冬の夜空が頭上に広がっていた。おぉおぉ。みんな寒そうに歩いてやがる。 「はい、到着」 「寒い。あんた、あたしに風引かせるつもり?」 自分で命令しといてめちゃくちゃ言ってやがる。そんな短いスカートでバイクに跨る君が悪い。ついでに言うとバックミラーには何度か写ったぞ。君の下着が。あぁ、はしたない。 「死ね」 結構な言い草である。 「それじゃあ俺は帰るぞ。じゃあな」 「ふん。じゃあね」 涼宮ハルヒから受け取ったヘルメットをシート下のトランクにしまい、エンジンキーを回す。グッドバーイ涼宮ハルヒ。 「ずいぶんと遅くなっちまった」 バイクを法廷速度を時速五キロメートルほどオーバーで、気持ーち早めに走らせ、月が支配する世界を疾走していた。今日の晩飯は何かな~と。 呑気な事を考えていたせいか失念した。交通法規の大原則は、歩行者優先であると言うことを。 「なっ!?」 眼前の十字路を横切る人影にフラッシュライトが当たり、その顔が、一瞬だけ驚愕に目を見開いた。 アスファルトをこするタイヤの音。 摩擦熱のせいで焦げ臭い。 道路に投げ出せれた長い黒髪。 「……ハァ……ハァ……」 咄嗟の出来事のわりに、上手く反応できたのは神の気まぐれかもしれない。謎の人影に衝突する瞬間に片足でブロック塀を蹴り飛ばし、なんとかバイクの軌跡を逸らすことができた。 「てめぇ!こんな夜道でいきなり飛び出してくんじゃねーよ!もう少しで潰れたガマガエルみてーにするところだったじゃねーか!」 バイクから降り、飛び出した人影の襟首を吊るし上げる。この制服は北高のセーラー服だな。小学生じゃねーんだから、いきなり飛び出すんじゃねーよ! と、ここでその人物の顔が月明かりに照らし出された。 「ごめんなさいね。ちょっとボーっとしてたわ」 かなりの美人がそこにいた。それこそ涼宮ハルヒとタメを張れるくらいの超絶美人女子高生のな。 「……ったく、勘弁してくれ」 こんだけの美人が謝っているんだ。怒る気も失せた。少々名残惜しいが、彼女の襟から手を離すことにした。 すると手を離した瞬間、この轢きそこなった彼女は、マジマジと俺の顔を覗き込んできた。なんのつもりだ?生憎俺は君の幼馴染でも生き別れた兄貴でもねーぞ。多分。 「ん……なんでもないわ。お構いなく」 いや、構うわ。はっきり言って良い気分はしない。 「ふーん……そう、それじゃあね」 満足したのかどうかは知らんが、彼女は手の平をヒラヒラと振りながら、眼前の宵闇へと溶けていった。 もしもこれが月曜九時の恋愛ドラマなら、今頃バックコーラスが大音量で流れているだろう。そしてここから恋が始まかもな。 だけど彼女の微笑は、そんな恋愛ドラマには似つかわしくない程に酷く不気味で、それこそ生気の無い、能面やマネキンが口元を無理矢理歪めたようだった。 「……っくそ。なんなんだ、この寒気は」 体中の血管が根こそぎ吹雪に晒されたような欝感覚。もしかしたら背後に雪女かなんかがいて、耳元に氷の息吹でも吹きかけているのかもしれない。もちろんただの比喩だが。 交通事故未遂と寒波のせいで、中も外も冷やしてしまった俺だが、慣れ親しんだ自宅の玄関を開き、なんとか安堵の吐息を漏らせた。 「ただいまぁ~、なぁ聞いてくれよ。実はさっきそこで交つ……お母さん?」 唯一の家族である母からの返事が返ってこない。 おかしいな。今日は仕事が休みだから家にいるはずなのに。昼寝でもしてるのか?つっても、もう夜だが。 「……お母さん?出かけてるのか?」 今にも幽霊が飛び出てきそうなほどに静かで不気味な狭い廊下を歩き、リビングの扉を開く。 「なんだよ。いるじゃないか。「おかえり」くらい言ってくれよ」 母は電灯も点けずに、リビングの食卓の上でうつ伏せで突っ伏していた。 その姿を見て、こんなに寒いのに何故か汗がダラダラと流れ落ちる。 しかも俺の足が母に一歩一歩近付くことに、体内の発達した直感力と、卓越した危機察知能力がレッドアラートで警鐘を鳴らしている。そう、その姿はまるで……。 「……おい!?お母さん!?」 そこにあったのは、ナイフではらわたを抉り出された母の遺体だった。 「つまり自宅に帰って来た時には、既に母親が亡くなっていたと」 「……はい」 俺よりいくらか歳を取ったくらいの若い女性刑事が、凛とした言葉で遺体の状況を聞いてきた。 現在の時刻は22時15分。本格的に胃が給料の支給を求めている。 だが残念ながら口が食物を受け入れてくれそうも無いため、胃袋にはもう少し我慢してもらおう。 リビングにて母の遺体を発見した俺だが、なぜか頭だけは恐ろしいほどに冴え渡っていた。 誰がどう見ても死んでいるのがわかる。よって119番ではなく、速攻で110番。10分後には制服警官数人に、若い女性刑事と初老の男性刑事が家にいた。 母の死因は腹部を鋭利なナイフで切り裂かれたことによる失血死らしい。即死ではなく、数分間は意識があったようで、惨い殺しだったと警官が語るのを聞いた。 そして今は「簡単な取調べ」を受けるために、火サスではお馴染みの取調室にて、半軟禁みたいなことをされている。 「オーケー。それではもう一度聞くわね。君は母親の死亡推定時刻、どこで何をしていたのかしら?」 女性刑事の瞳が、探る様に鈍く煌いた。 「何度も言わせないでください。光陽園学院には行かず、サボって遊んでいました」 女性刑事は手元の紙にボールペンを走らせた。 まさか俺が母親を殺したと疑っているのだろうか? ……無理も無いよな。気分は悪いが、アリバイだって「サボって遊んでいた」なんて曖昧だし、最近は真面目に学校に通っていた。 それを今日いきなり学校を休み、その日にこんな事件が起きたんだ。俺が警官なら絶対疑う。 「それではそのアリバイを証明することはできるかしら?」 「……はい。その時一緒に遊んだ友達が」 そこまで発言した瞬間、取調室の扉が勢い良く蹴り飛ばされた。 「ちょっと!あんたのママが死んだって本当なの!?」 取調室の扉に暴行を働いた少女こそ、俺のアリバイを証明する人物です。もう少しおしとやかに登場できないのか?パンツ見えそうだぞ。 「うっさい!それより本当なの!?」 涼宮ハルヒの瞳が、驚くほどに無の光を放った。どんな顔をしていいのか分からないのだろう。 「ご覧の通りだ。母親は殺されて、俺は取調べを受けている」 つーかよく来てくれたな。確かに証言のために呼んだが、正直あまり期待はしてなかったよ。 「あたしだってこのくらいの分別はつくわよ」 そうかそうか。これで俺はこの取調べから解放されるな。そう思ってありふれたパイプ椅子に腰を下ろし、涼宮ハルヒが口を開くのを待ち望んだ。 だが、 「ハルヒ!」 またも取調べ室に突撃してくる人物がいた。それも二人。取調べ室ってのは、こんなにも騒々しい物なのか? 「親父にママ!?なんでここにいるのよ!?面倒だから黙って出てきたのに!」 そう言えば前に一度だけ涼宮ハルヒの家にお邪魔した時、この二人を見たことがあった。どこかで見たと思ったが、両親だったか。 父親は呼吸を荒くしながら涼宮ハルヒの方を睨みつけている。だが対照的に、母親の方は目元をハンカチで拭いながらメソメソと泣いている。 おいおばさん。なんであなたが泣いてるんだよ。泣きたいのはこっちだ。 「まさかお前が警察にご厄介になるなんて……恥ずかしくないのか!?」 「ちょっと親父!なに勘違いしてるのよ!?あたしじゃなくてこっちの」 「言い訳は聞きたくない!」 めちゃくちゃなオヤジだな。聞きたいのか聞きたくないのかどっちだよ。混乱してんじゃねーよ。 「まったく!お前はいつからこんな子に育った!こんなガラの悪そうな少年と仲良くなったり、最近は帰りも遅いじゃないか!」 「そんなの関係ないでしょ!あたしが誰と連もうかあたしの勝手よ!」 「大体ハルヒがそうなったのも、お前の育て方が悪かったからだ!だから市立じゃなくて光陽園にしかいけないんだ!」 「わ、私のせいだって言うのですか!?あなたが家庭を顧みることができたらこんな」 「うるせぇっ!」 怒号と共に、目の前の無機質なアルミ机が吹き飛び、室内にいた全ての人間が俺を注視する。 「こんな警官に見られた場所でワーワー喚きやがって!恥ずかしくねーのかよ!?」 ふざけた抜かしてんじゃねーよ!子供が大切だと思うなら、こんな場所で口喧嘩なんかするな。 「おら、もう結構だ。とっとと家に帰って家族会議でも離婚調停でも何でもしてくれ。ハッキリ言って迷惑だ。消えろ」 ここに警察がいなかったら、絶対にこのクソオヤジに飛び蹴りの一つでもかましていたはずだ。友人の親?知るかよ。 「あんたらは親ですらない。親だったら子供の気持ちを汲んでやれよ」 もううんざりだ。どうにでもなれ。 「彼女を帰していいのか?君のアリバイを証言する人物だろ?」 女刑事は「何考えてるんだこいつ」と怪訝な表情で俺を見据えている。 どうでもいいよ。だって俺は無実だし。アリバイ証明なんか必要ないね。 「そうか。ではもう一度初めから聞かせてもらえないか」 「なんでもどーぞ……と言いたい所ですが、そろそろトイレに行かせてくれませんか?本気で漏らしそうなので」 プチ軟禁状態にされて数時間もイスから動いてねーんだ。そろそろ水分抜かな、恥ずかしい事態になりそうだ。 「それもそうだな。ここで小休止を取ろう。新川、彼をトイレまで案内してやってくれ」 「かしこまりました。森警視」 監視付きかよ。勘弁してくれ。 トイレ内部はそれなりに清潔さを保たれており、これなら落ち着いて用を足せる。 「って、見られて喜ぶ性癖は無いのですが」 見られて無けりゃな。 「それは失礼。だが、取調べ中の人間から視線を外すわけにはいけませんので」 勘弁してくれ。そんな風に放尿シーンをジッと見られては出せるもんも出せない。この初老刑事は、何故こんなにも実直なのだろうか。 「逃げたりしませんよ。つーか逃げられません。だってここは三階ですよ?」 トイレの窓の外には月が世界を照らしており、十二月らしい寒風が吹き荒れている。こんなところからどうやって逃げろって言うんだよ。 うんざりな取調べとは言え、逃げてなんになる。そりゃ拘束緊迫軟禁プレイなんて勘弁して欲しいが、大体逃げたりしたら俺が加害者として断定されそうでだ。 ここはうんざりな取調べに、うんざりするほど付き合うくらいしか逃げ道はないのさ。 「新川警部、鑑識から報告がありました」 トイレの外で、三十代前後くらいの男性が声を張ってきた。 この声は多分、俺の家にやって来た制服警官の一人だ。胸元に名札があって、田丸(裕)とかって書いてあったな。 「失礼、少しここを離れますので、用が済みましたら呼んでください」 へいへい。と軽い口調で返事をしておいた。 こんなトイレから脱出困難なことくらい新川警部にもわかっているのだろう。じゃなきゃこうも簡単に目を離してくれるはずがない。 「……悪いな新川警部。俺にはここでノンビリしてる時間なんかないんだ」 トイレの窓を全開にし、寒波を顔面に浴びる。っへぷし! 鼻をすすって窓の下を見ると、一つ下層のトイレの窓が視認できる。さらに目を凝らせば、同じく最下層の窓も。 「さすがに窓は閉ってるな……あ~仕方ない」 制服のシャツの袖を二つに破る。これを簡易式バンテージにして…… 「一つ間違えたら重傷。間違えなくても軽傷。勘弁してくれ」 溜息を漏らしながらも、窓から外へと身を乗り出し、柔い手すりを掴む。そういやなんかの映画で、こうやって懸垂トレーニングをしてる筋肉マンがいたっけ。 「さぁて、男をみせろ。頼むから間違っても笑いを見せるんじゃねーぞ。絶対に笑えない事態になる」 呼吸を整え、自分なりにタイミングを計り……アン、デゥ、トゥルワ! 手すりから一思いに手を離し、飛び下り自殺まがいの荒芸をした。 「うるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 最下層のトイレの窓を握り拳が捕える。 窓ガラスが飛び散り、腕に小さなガラスが突き刺さったが、何とかトイレ内部の壁を掴むことができた。 ギリギリ成功である。あと一瞬遅かったら、鉄筋コンクリート相手に正拳突きをブチ込むところだった。 ハードなスタントモノマネのせいでガラスが突き刺さった箇所から血が流れ出ているが、今はそんなことどうだっていい。 手すりから手を離し、無事とは言い難いが警察署の敷地内に脚を踏ん張ることができた。 署内から騒がしい空気が感じられたため、一目散にその場から駆け出すべきである。 出血箇所を手で押さえながら、全力疾走。とにかくここから離れないと。 繁華街のビルに、パトカーのサイレンがやかましく反響している。 「バーカ。そんな小回りの効かないパトカーで、俺が捕まるかよ」 裏路地と裏道を渡り歩き、廃ビルと工事現場を抜け続けたおかげで、今のところはこちらに追いつく気配は無い。 あのまま警察に任せて取調べを受けてるべきだったかもしれない。 だけどな、殺されたのは俺の母親なんだぜ?それなのにそのまま丸投げなんかできるか。 「警察なんかに任せられるか。俺が絶対に母親を殺した野郎を捕まえる」 学ランの裏ポケットからタバコを取りだし、火を灯す。 「覚悟しろよ殺人鬼。世の中には絶対に喧嘩売っちゃならない相手がいるってことを教えてやるよ」 煙を吐き、気分が高揚してから携帯電話のダイヤルをプッシュしていく。 「もしもし、俺だ。ちょっといいか?」 受話器の奥で、電話相手の溜息が聞こえてきた。こんな夜分遅くに電話かけてスマンとは思ってるよ。だがな、お前しか頼れる奴がいないんだよ。 「やれやれ。と言うべきですかね」 「だから悪かったと言ってんだろうが。古泉」 笑顔が癖の男には珍しく、厄介なことに巻き込まれたと言わんばかりにウンザリしているのは古泉一樹である。 涼宮ハルヒと僅かに交流を持てた頃、古泉一樹と出会った。五月と言う中途半端な時期に転校してきたことから、彼女に「謎の転校生」と呼ばれている。一体どこの国基準で謎なんだか。涼宮王国か?ハルキングダムか? それ以来涼宮ハルヒは事あるごとに古泉一樹を財布にし、色々場所や施設へと連れまわした。それって世間一般的にはカツアゲと言う行為なんだぜ? いや、カツアゲとは言わんか。なぜならこいつは涼宮ハルヒにベタ惚れしているからな。言うならば、双方合意の上のデートもどきである。両方困ってなければいいか。 「今、とても失礼なこと考えていますよね?」 さぁ?なんのことだか。 「まったく。いくら取り調べが嫌だからと言って、三階から飛び降りるなんて馬鹿ですよ。見てくださいよ。この血だらけの包帯」 ああ、血も滴るいい男だな。って、ごめんなさいごめんなさい。シリアスパートに戻すので、110番を押さないでください。 「僕の両親がカナダに出張していたから良い物を……もう少し自分の身を大事にしてください。死ぬ気ですか?」 「死ぬ気なわけねーだろ。死ぬ気でなんかしようとする奴は死ぬだけだ」 ああでもしなきゃ逃げられなかったからな。 すると古泉一樹は「ああこの馬鹿には何を言ってもダメだ」と悟ったのか、無言のまま包帯や消毒薬を片していった。 「……なぁ、ところでお前の両親は元気してるか?」 古泉一樹が救急箱を片す所を見ながら、なんとなく聞いてみた。いや、聞かずにはいられなかったと言うべきか。 「……えぇ。先日カナダから電話がありましたので。正月には一時帰国をすると」 そうか。と答え、古泉一樹から借りた毛布を被り、上質なソファーに身体を休める。 「家に入れてくれてありがとな。明け方には出てくから、それまで辛抱してくれよ」 この寒空で野宿なんかしたら死んでしまう。かと言ってホテルに泊まる金も無い。だからこうやって信頼できる奴の家に転がり込むぐらいしかできなかった。 古泉一樹は良い奴さ。容疑者であり逃亡者である俺を「友人だから」と言う理由だけで上げてくれた。 だからこそ甘えるのは一晩だけだ。彼にも迷惑がかかるし、俺が気にする。 「それでは僕は自室に戻ります。おやすみなさい」 一人暮らしにはもったいないくらい広いリビングの灯りが落ち、青白い月の光が俺の身体を照らす。 「……畜生……お母さん……なんで死んじまったんだよ……」 毛布と暗闇が顔を隠してくれるからいいが、嗚咽だけはどうにもならない。ひょっとしたら、自室で寝ている古泉一樹にも聞かれているかもしれない。 でも、今まで必死に我慢してきた涙が、ここに来てダダ漏れだしてしまった。 人間である以上、死は避けられない。 だけど……こんな終わり方、唐突すぎるだろう! 俺はまだ母親に甘えたいんだ!生んでくれてありがとうって言ってないんだ! ちくしょう。畜生。チクショウ。 止まらない。どうやら俺は自分が思っている以上にヘタレでカッコ悪いガキのようだ。 毛布の中で母親と歩んできた記憶の逆流に呑まれ、結局一睡もできなかった。 第二章へ続く
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CMWC NONEL COMPETITION6 已むを得ず、無題 作:塩瀬絆斗 これまで推測していた《釣針の五種類》によれば、この記号の並びは「AIUE」を表しているのだ。躊躇うことはなかった。今の俺にはどんなことでもが手がかりとなっているのだから。この四つの記号は「ダイスケ」を示すに違いない。そして、この推測は先ほど考えた段階的複雑性にも合致しているように思えたのだ。四つの記号の一番最後のものは「け」であるが、「か行」は《直線形状》を除外してはじめの行である。つまり、この行に相当する記号は段階的複雑性において初期的な役割を担っているのではないか。「け」の《中心形状》は、Zの斜めの棒が上下の棒に対して垂直をとっている形になっている。他 の《中心形状》と比較すると複雑性の面では最も初期に位置しているだろう事が容易に想像できるのだ。それは「だ」にもいえることで、俺が手に入れている「が行」は《中心形状》が尖山型だった。段階的複雑性によれば、これ以降の行はこれより複雑な形状でなければならない。「だ」の記号はそれに合致しているように思えた。もっとも、「が行」と比較すると、《中心形状》が角形や円形で、上下に張り出しているものは複雑性の面では逆行しているような気もするのだが。ともあれ、俺は新たに「か行」、「さ行」、「だ行」を手に入れた。これならば穴埋めの作業は飛躍的に進むはずだ。(判明文字を示す。未解読文字は×) き×し×そう××こうそくし×い×× ×す××う×いえ×あい××××××い せ×××××あ×か××い××いうこ× ×し×せおそ×く×す××せいこう す×だ×うそ×ご×だいすけ×× ×××し××い×××××んきん し××か×さん×ん×××××う ××あ×え×だいすけ×こ×あんご う×き×し×そう××××しかい どくす××う×いえかいどくさ× ××で×がさ×い×う×し× サイモン・シンは解読作業には一種の快楽があるのだろうと言った。その通りだった。俺は今の自分が置かれた状況を忘れて解読に没頭していたのだ。 穴埋めの後に俺に訪れたのは、達成感だった。そこには「拘束」、「成功」、「解読」といった単語が読み取れたのだ! この解読法は間違っていないのだ。そして、これは間違いなく指示書だった。となると、どこかに「盗む」というような言葉があるに違いない。しかし、俺が次に目を付けたのは六行目の右端の三つの記号だ。穴埋めでは「んきん」となっている。俺は先ほど「監禁」という言葉が入っているのではないだろうかと推測したのだが、それに似ているのだ。しかし、これは「監禁」ではない。なぜなら、最初の「ん」の前が、二番目の「ん」の前にある記号の《中心形状》と一致していないからだ。これは「軟禁」といっているのではないだろうか。ただし、これは確実ではない。そこで俺が目を転じたのは、一番最後の一文字分の未解読部分だった。この一文字は《釣針の五種類》から、「お段」の文字を示している。そしてこれは指示書だ。ここには命令が、つまり、「~しろ」と書かれているのではないだろうか。そこで、少し考えを進めてみることにした。 段階的複雑性だ。 《中心形状》は、「さ行」は円形が上向きに付いている。それとは逆のものもある。円形が下向きについている場合だ。これは「さ行」の次の行ではないだろうか。《中心形状》には円形や角形が上下に飛び出ているものもある。もしかすると、その前段階である、《中心形状》が上か下に飛び出ている記号が関係しているのではないだろうか。もし円形が下に飛び出ているものが「た行」だとすれば、その次の行は円形が上下に飛び出ているものがくる、という具合だ。そして上下に飛び出るものは二種類あって、右が上に出て左が下に出ているもの(右上突出)、右が下に出て左が上に出ているもの(左上突出)、だ。上突出、下突出、右上突出、左上突出……四種類だ。そしてこれに円形と角形の違いが加わり、八種類。「あ行」と「か行」はこの部類には含まれないから除外して「さ行」から「わ行」までを数えると、その数は八。笑いがこみ上げてくる。そしてどうだろう! 尖山型がその後の濁点行を示しているとすると、上下突出と右上突出、左上突出で、その数は四つになる。「が行 」「ざ行」「だ行」「ば行」だ。最後に残った「ぱ行」はこの暗号に記されなかったのだろう。 もし、一番最後の文字が「ろ」を表しているとすると、この論理は支えられる。この記号は角形左上突出「お段」だ。円形突出型はその組み合わせが「は行」で終わる。ということは、「ま行」は角形上突出型になっているはずだ。こうなれば、芋づる式だ。「や行」は角形下突出。「ら行」と「わ行」が角形の右上か左上突出になっているはずだ。そして、一番最後の記号が「ろ」ではないかという推測はこれに競合しない。となれば、最後の記号は「ろ」だろう。さらに分かることがある。もし最後の記号が「ろ」であれば、上下突出の後には左上突出がくるのだ。現に「だ行」は左上突出になっている。「が行」が尖山上突出。「ざ行」は自動的に尖山下突出になり、その後の「だ行」が尖山左上突出になっているのだ。 この推測を足がかりにして穴埋めを進めていくと、それはするすると解けていったのだ。 きりしまそうじをこうそくしないふを ぬすむようにいえばあいによつてはたい せつなひとをあずかつているというこ をしめせおそらくぬすみはせいこう するだろうそのごはだいすけをみ はりにしてれいのへやへなんきん しろほかのさんにんはべつのよう じをあたえるだいすけはこのあんご うをきりしまそうじにわたしかい どくするようにいえかいどくされ るまでにがさないようにしろ (霧島ソウジを拘束し、ナイフを盗むように言え。場合によっては大切な人を預かっているということを示せ。おそらく盗みは成功するだろう。その後はダイスケを見張りにして例の部屋へ軟禁しろ。他の三人には別の用事を与える。ダイスケはこの暗号を霧島ソウジに渡し、解読するように言え。解読されるまで逃がさないようにしろ) 俺はどっと疲れを覚えたが、それ以上の戦慄を覚えた。それは、この指示書に俺の名前が間違いなく記されていたからである。 俺は狙われていた……! なんてことだ。なぜ俺が? 逮捕協力の情報を警察へ渡したからだ。《アイコノクラスト》が報復に動いたのだ! だが、この指示書には殺人の話は書いていない。「他の三人」への別の用事というのは、暴行事件のことだろうか。いや、そんなことよりも、指示書と実際の出来事の間に微妙な違いがあることのほうが気になる。それは例えば、「ナイフを盗」ませるようにいっているにもかかわらず、俺は包丁を盗むように強要された。俺に暗号を渡したのはダイスケではなく、あの蛇の男だった。そもそも、この暗号はあの四人よりも上位の人間が書いているように思える。リーダーだろうか。しかし、凶悪な少年グループである《アイコノクラスト》のリーダーの指示をきちんと遂行しないのは問題がありはしないだろうか。内部にちょっとした諍いが起きている? どういうことだ……。 なにが起こっている? 誰がダイスケを殺した? 6、コミカル・エクスプロージョン 「大丈夫か?」 いつの間にか寝てしまっていたようだ。拘置室の外にあの刑事が立っていた。今は何時だろう。窓の外からは光が差し込んでいた。 「また話を聞きたい」 「ええ」 俺はそう返事をして立ち上がった。しかし、同時に寝惚けていた頭に《釣針暗号》のことが浮かび上がってきたのだ。 「そうだ、俺、あの暗号を解読したんです!」 「なんだと?」 刑事は俺がポケットから紙を取り出すのを驚いた表情で眺めていた。 俺はすべてを説明した。 「……なるほど」刑事は難しい声を漏らした。「君ははじめから狙われていた、と。だが、それだけでは君の殺人の容疑は晴れないだろう。その文章が君の殺人の動機を後押ししているように見える。部屋に軟禁されたことによって殺害の理由が生まれたのだ、と」 「……そんな」 朝から気の滅入ることだった。 俺は昨日と同じ取調室で刑事と相対していた。 「彼女が今日も署に来てるぞ」 刑事の最初の一言はそれだった。俺の脳に一気に血液が廻るのが分かった。ユウリ! 「相当君のことが心配なんだろう。『彼はいつ解放されるんですか』『彼は大丈夫ですか』と矢継ぎ早に質問されたよ。なんとも答えられなかったのが残念だったが、いい子じゃないか」 「……ええ。監禁されたときもずっと彼女のことを考えていました。……そうですか、ユウリが……」 「会ったり物の受け渡しは許されている。後で面会するといい」 「そうですね」 刑事の姿勢が正される。目つきが変わったのが分かる。 長い言葉のやり取りがあった。疲労感が募る。ユウリは大丈夫だろうか。 時計を見る。午前十一時三十分。今日は……確か九月三十日だった。 こんなときにこんなことを思うのは馬鹿馬鹿しいが、現実逃避をしたいんだろう。《電ミス》の競作募集は今日で締め切りだった。今日の二十三時五十九分五十九秒だ。とてもじゃないが、間に合わない。この時間を過ぎても投稿を許されるだろうが、それでは俺のプライドが許さなかった。ああ……、小説家になるという漠然とした夢が随分遠くへ行ってしまったような気がする。俺は家に帰れるだろうか。冤罪という言葉が耳のそばを弾丸みたいに掠めていく。そんなのは嫌だ。しかし、警察は俺が犯人であると考えている。 俺は――……。俺がすべてに決着をつけるしかない。 考える俺が解離していくような気がした。刑事の質問に答える俺がいて、それとは別に考える俺がいる。 まずなんとしても解決しなければならない問題は、密室の問題だった。糸を施錠ツマミにくっつけてそれを換気扇の隙間から引っ張るというのは施錠ツマミの強度から考えて難しいだろうと思われた。それに、テープでくっつけたとすると、万が一テープが取れなかった場合に重大な証拠になるだろう。俺が現場を見たとき、施錠ツマミにはそんなものはなかった。結果としてなかったのかもしれないが、犯人が証拠を残す可能性を孕んだままトリックを実行するとは思えない。そして鍵は俺が持っていたから、犯人は確実に施錠ツマミに細工を施したのだろう。ドアノブを外したのだろうか。しかし、あのドアノブのネジは随分特殊な形状をしていた。それに、内側のドアノブを外すにはやはり部屋の中にいなければならない。換気扇を外すのも無理だろう。枠が錆び付いて動かすことも出来ない。それ以前にあそこに体を入れるにはかなりの大男でないと高さが足りない。普通の人間なら手が届くくらいだろう。そして、そんな大男だったら、あの隙間から出入りするのは不可能だ。そして、も したとえ隙間から出入りできても、結局、枠は部屋の内側からしかつけることが出来ない。窓に関しても同様のことがいえるだろう。ドア周りは外へ通じる少しの隙間も出来ないような構造になっていた。となると、やはり犯人は換気扇の隙間から何らかの方法で施錠したのだ。そして、その方法はもはや糸しかないのだろうと思う。 俺は刑事に言った。 「密室のことですが、犯人は糸を使って施錠ツマミを回したんじゃないでしょうか。それ以外に考えられないんです」 「ふむ」刑事は俺が犯人である可能性も考えている。そのための深い唸りなのだろう。「実はそれは試してみた」 「本当ですか?」 「ああ。ただ、テープで施錠ツマミにくっつけたんだがテープは張り付いたままな上に施錠ツマミを回転させることすら出来なかった。一本の糸では力が不足するんだ。二本や三本で、というのではない。力のかかり方が、施錠ツマミを回転させるには不十分なのだ。施錠ツマミは開錠状態で反時計回りに九十度回転するが、ツマミの上下に異なる方向で力が加わればうまくいくはずだが……そうなると、反対側にも窓がなくては難しい。それに、部屋を隔てた位置だから犯人は二人以上いたことになる。それでは、君を犯人と考えている我々は君の共犯を探さなければならない。あの子が共犯だというのなら別だが」 「バカな!」それは信じられない物言いだった。「俺は犯人じゃないし、あいつだって違う!」 刑事は分かっている、というように軽く手を挙げて見せただけだった。 刑事との話は大した進展も見せることなく休憩に入った。 面会室の扉の前で、俺は少し身だしなみを整えていた。 「ソウジ君」 昨日会ってから一日も経っていなかったが、久し振りに彼女の顔を見たような気がした。 「ユウリ」 俺たちは互いに名を呼んで触れ合った。 「大丈夫?」 「ああ」 しかし、彼女の顔には隈が目立って見えた。 「お前、寝てないのか?」 「……心配で」 「ダメだろ、ちゃんと寝ないと」 「でもソウジ君が警察にいるのに寝ていられないよ」 「心配するな。俺は絶対大丈夫だから」 ユウリと言葉を交し合う。それは束の間の幸せであった。 しかし――。 なぜだろうか。先ほどから俺の全身を包み込むこの悪寒は。総毛立ち、粟立ち、精神がざわめく。額からは脂汗が吹き出していた。 ダメだ。そんなのは、ダメだ。俺は去来したものを拒み続けた。 そんなことは、絶対にない。 だが、それは――。俺を占めていくそれは……。 ユウリを見る視界が滲んでしまう。止め処なく涙が溢れていた。 「どうしたの、ソウジ君!」 頭を抱える。違うんだ。違う。絶対に違うんだ。優しいんだ。そんなことなんて絶対にしないんだ。認められない。却下だ。でも涙が止まらない。信じたくない。 ――すべてを闇に葬り去るか? 心の奥から声が聞こえる。それは解離した俺の、考える俺の声のようだった。しかし、それは紛れもない俺だった。 「ソウジ君、しっかりして! 今誰か呼んで来るから」 「……いや、いいよ。大丈夫」 そう言うのが精一杯だった。 確かめないと。そうだ、確かめないと。だって、これが本当のことだって決まっていないんだから。そうだ、笑って首を振るに違いない。そうだ、そうに決まってる。笑って――。 「私は犯人なんかじゃないよ」 って! 7、AUDI, das ist “With the LEGO”! 「聞きたい、ことがあるんだ……」 「なに?」 ユウリが俺の顔を覗き込む。それだけで、俺は何も言えなくなってしまう。でも、言った。それは彼女を信じているからでもあったからなのだと思う。 「君は……」唾を飲み込む。それは重い重い重力子だった。「なんて言えばいいんだろう……。君は、俺が、あの部屋に閉じ込められていることを、知っていた?」 「どうしたの、急に?」 笑ってる。そうだ、そうだ。でも内奥から湧き出る、何かは俺を突き動かしていた。もしかしたらあの刑事の言葉がずっと俺の心の奥底に突き刺さって光を放ち続けていたのかもしれない。そうだ、これが俺の自家製の大義名分だって、俺は自分に言い聞かせているんだ。なぜならそれは絶対に間違っていることだから。 「この事件の犯人の条件は、まず第一に、ダイスケがあの部屋にいることを知っていなければならないっていうことだ。そして、それを知っていたのは俺とあの三人組だ。でも、実はもうひとりいる。《釣針暗号》を書いた奴だ。三人組は事件のときにアリバイがあって、犯行に及ぶことが出来なかった。俺は犯人じゃないから、自然的に犯人はその《リーダー》ってことになる」 「急にどうしたの? もしかして、事件が解けたの?」 「まあ、そう言うことになるのかもしれない。俺は間違っていると思うけど」 「すごい!」ユウリは目を輝かせた。「さすがソウジ君だね。なんでも出来ちゃうんだから」 「そうかな……。で、その《リーダー》は俺を指名して、拘束するように言っていたんだ。つまり、俺は待ち伏せされていた。でも、どうやって俺を待ち伏せしたんだろうか。俺は自分の家の前で囲まれたんじゃないのに。犯人は、俺があの道を通るって知っていたんだ。でも、そんなことを知っている人はいなかった。――君以外には」 「どういうこと?」 非難するような目で俺を見る。怒っているんだ。そうだ、それは当たり前だ。誰だって疑われるのは嫌いだ。信じていたいし、信じられていたいんだ。 「君は、俺が拘束されていることも知っていた。俺があの英語のメッセージで伝えたからだ。君は、あのメッセージに気が付いていた。君は俺が部屋を脱出した後に、まずダイスケに施錠を解かせた。そして転がっていた包丁で彼を殺害した。密室トリックはごく簡単なものだった。施錠ツマミにがっちりはまる大きさの輪をタコ糸で作るんだ。その輪の、施錠ツマミの上下に当たる部分に長い糸をくくりつける(輪と糸のくくりつけの順序は逆の方が効率がいい)。施錠ツマミの上から出る糸は換気扇の隙間から外へ。下から出る糸は反対側へ引っ張りたい。施錠ツマミの上下に異なる方向への力を加えたいからだ。しかしそれが問題だった。だからダイスケの死体を利用した。君はダイスケの死体を部屋のドア側の左隅に移動させて彼を滑車代わりに使ったんだ。でも、これだけだと服の生地の摩擦が強すぎて、滑車の代わりが出来ない。といって、首などに糸をかければ痕が残ってしまうかもしれない。だからゴミ袋を被せたんだ。滑りやすくするようにね。ダイスケの体を通してその糸も換気 扇から外へ出しておく。そしてドアを閉めて外へ出る。換気扇の外から糸を引っ張るんだ。施錠ツマミの上部の糸は左方向の力を加える。でも、その力だけでは不十分なんだ。しかし、ダイスケの体を滑車代わりにした下方の糸は上方の糸とは反対の右方向の力を加える。その二つの力が組み合わさると施錠ツマミはようやく回転して施錠が可能になるんだ。施錠ができたら、上方に繋いだ糸を部屋の内側方向へ強く引っ張る。すると、輪が施錠ツマミからすっぽ抜けてしまう。後は糸を引っ張って回収する。迷彩柄のバンダナは俺から《電ミス》の競作についての話を聞いたときのことから残そうと思ったのか。施錠を確認した君は、俺が来ているであろう自分の部屋へ急いだんだ。だから、君の部屋の前で、俺は君に背後から声をかけられたんだ。俺の部屋に行っていたというのは嘘だったんだ。一番の決め手は、君以外に俺を待ち伏せさせることができた人がいなかったっていうことだ。君からの連絡があって、タイミングよくあの四人組が現れたんだから……。それに、昨日の君の言葉がある 。君は実際にあの三人組の顔を見たことがないのに、連行される三人組が俺を拘束した連中だと断言していた。俺を担当した刑事は俺の話で三人の内のひとりが蛇に似ていると知っていたが、実際には見てもよく分からなかったと言っていたのにね」 ユウリは黙って俺を見つめていた。 どうして否定してくれないんだ。ほら、どんでん返しだ。そうじゃないと面白くない。 「はあ」ユウリの口から溜息が漏れた。「やっぱ、殺しとくべきだったのかな」 なんだって? 今ユウリはなんて言った? 誰か巻き戻ししてくれないか。 「マスコミが少年グループって繰り返すのはいい隠れ蓑だったんだけどね。あたし女だし。女の子が《アイコノクラスト》のリーダーだなんて誰も思わないよね」 悪戯っぽい笑みだった。なんていうことだ。いつもの彼女じゃない。 しかし、辻褄が合うのも道理だった。指示書と実際の四人組の行動に微妙な違いがあったのは、女に扱き使われているという意識が芽生え始めたからだろう。ちょっとした反抗心が彼らをひねくれさせたのだ。それに指示書の、盗みは成功するだろう、という楽観的な言葉と、先ほどユウリが口にした言葉、「なんでも出来ちゃうんだから」。そこに、共通して俺の能力を認める姿勢が垣間見えるのだった。 「いつ分かったの?」 「つい今しがたさ……」自暴自棄だ。なんでこんなことになってしまったんだろう。「君のことを考えて、君の事を見た。その時に、神様が妙な考えをふっと投げ込んできやがったんだ……。ユウリ、本当なのか?」 「ダイスケはね、警察にあたしたちの情報をリークしてたんだよ。だから、あいつの付き合ってる女を拉致したの。そうしたら大人しくなったけど、あいつが存在する以上あたしたちはずっと危険に晒されているわけでしょ。だから、粛清しようと思ったの。でも、ただ殺すだけじゃ、ダメ。そこでソウジの出番よ。ソウジはあたしたちのメンバーの逮捕に協力した。だから、鉄槌を下そうと思ってね。そこで、ソウジに罪を被せてダイスケを粛清する計画を立てた。あは、一石二鳥ってやつ。これ、ソウジと付き合う前の話ね。計画には自信があった。部屋に閉じ込められたソウジがすぐに脱出することも分かってた。あたしのことが心配だもんね。ご苦労ご苦労。あ、でもこの隈は本物。ソウジが逮捕されるまでは安心できないもん」 ――つまり、ユウリは今回の計画のために俺と……。俺はそんな女を心から……。 涙なんか枯れた。こんなドン底ってあるか? 何してくれてんだよ、運命の女神。その前髪を引っこ抜いてやろうか? 俺はユウリと一回もあんなこともそんなこともしてないんだぞ。その理由も今分かったが。 そのときだった。面会室のドアが開き、あの刑事が顔を出した。 刹那。 ユウリの細い体が俺と彼女とを隔てる机を飛び越していた。手を付いてくるりと俺の背後へ立ち首に腕を絡ませる。その手にはバタフライナイフが握られていた。 「近寄らないで。あたしはこのまま出て行くから、邪魔しないでよね。善良な市民が死ぬよ」 刑事はただ狼狽した。何が起こっているのかまったく見当が付いていないようだった。 「おい、やめるんだ」 「命令しろなんて言った? 邪魔するなって言ったのよ。この男の首、掻っ切るよ」 「分かった。邪魔はしない」 刑事は両手を挙げてユウリの――こんなに可憐なのに悪魔的な少女の言葉を聞き入れた。 俺はユウリに抵抗しなかった。できなかった。まだ信じていたから。情けないと思う。でも、彼女をずっと信じていたかった。 「ねえ、拳銃って持ってるの?」 「いや、普段は装備倉庫にある」 「じゃあ、そこに案内して」 「何を考えてる?」 「兵力増強。《アイコノクラスト》っていうくらいだから破壊能力ないとね」 刑事は身構えたままユウリと、俺とを見つめた。 「ソウジ君は君の恋人じゃなかったのか?」 「まあ――仮契約ってやつ?」 「ソウジ君、君しか彼女を止められない。やめるように言ってくれ」 俺は答えなかった。もし連れ去られるならそれもいい。この世なんてどうにでもなれ。 「ねえ、“ソウジ君”殺すよ」 「分かった。だが、待ってくれ。倉庫には鍵がかかってる。それを開けさせてからじゃないと中には入れない」 刑事の目は俺に注がれていた。随分親切にしてくれた。 恩返しなんて期待してるんだろうか。そうだろうな。武器なんか持ち逃げされたら絶対に職を失うもんな。家族はいるんだろうか。なんかいい父親っていう感じがするな。家族はいい。心の居場所だから。 俺は自分の両手に目を落とした。随分綺麗な手じゃねえか。今まで苦労なんてそんなにしてこなかったものな。そつなく生きてきたんだ。多分これからも。 深呼吸した。 刑事は面会室のドアのところに立って、ユウリの進路を塞いでいるように見えた。時間稼ぎだろう。この間に狙撃部隊とかを外に待機させているんだろうか。そうしたら、もしかするとユウリは撃たれて死んでしまうかもしれないな。それはすごく惜しいし、嫌なことだ。ユウリはかわいい。優しい。理解がある。頭もいいだろう。気が利くし、スタイルがいい。こんな女の子を喪ってはいけないだろうな。それに、この先、俺がこんな子と一緒になれるなんてないだろうな。 もう一度深呼吸した。 どうすりゃいいんだ。外に出ればユウリが殺されるかもしれない。今下手なことをすれば俺の首から血が吹き出るだろう。どんな窮地だよ。まさに《電ミス》だ。なんで現実に演じなきゃいけないんだ。俺は書いて送るだけでいいんだ。いや、もう今日中に出すのは無理だろうな。何もかも終わりだ。俺の人生――平凡。まあ、最後にこうしてドラマが生まれたからよしとするか。警察で人質事件なんて新聞の一面だぜ。美少女が犯人で、俺はその恋人ってことになるんだろうな。 「頼む」 刑事の口がそう動いたような気がした。 もういやだ。 「刑事さん」俺は疲れ切った口を動かしていた。「もうユウリの好きなようにやらせてくださいな。どうせ、彼女が捕まっても《アイコノクラスト》は存続し続けるでしょう。ここで起こったことなんか些事なんだ。さあ……。俺は大人しくユウリに従います。さあ――」 「見損なったぞ」 「ソウジはよく分かってるよ。ここを出たら部下にしてあげよう」 そうかい。 刑事の目。俺の心を突き動かそうとする。 そうかい――……。 だったら、ちょっと頑張ってみてやってもいいんだぜ。 ユウリを失う? 刑事の信用を失う? 自分の命を失う? 否だ。 全部取る! 新聞の一面だって、だ! もう俺は決めた! 「ユウリ、ちょっとごめんな」 「え?」 俺は思い切り肘をユウリの腹にめり込ませた。そうさ、手加減なんて一切しなかった。殺す気でやった。それは半分嘘だが。 「うぐっ!」 ナイフが手元から床へ跳ねた。ユウリが苦しんでいた。当然だ。肋骨にぶち込んだ。 「でかした、ソウジ君!」 刑事が駆け寄ろうとする。 「ちょっと待ってください!」 俺は倒れこむユウリを見つめた。苦しんでる姿もかわいいんだ。こいつは本当に完璧な女なんだ。ただ、ちょっとひねくれちまった。 深く息を吸い込む。 「おい、俺はお前が好きだ! こんな事するんじゃねえ!」 矛盾してるかなんてどうでもいい。 無理やりその体を起こさせる。 「こんな事して損するな! 普通の女になれ! 俺が絶対大切にしてやる!」 「ば、馬鹿じゃないの……」 ユウリが忌々しげに俺を見つめる。 「そうだよ、俺は馬鹿だ。それでお前を好きになっちまった。でも、好きだっていうのは馬鹿でも誰でも本当なんだ。俺がお前を叩き直す。付いて来い、絶対だ。放さないぞ」 ユウリの口元に笑みが浮かび上がった。そう、笑えばいい。かわいい女には笑顔が似合うんだ。 「……もう、好きにしてよ」 それきり彼女は目を閉じてしまった。俺の腕に重さがさらにかかった。 「ということです。刑事さん聞きましたか」 刑事は唖然としながらも口を開け放したまま頷いた。 「ただし」死んだ化け物が起き上がったみたいにユウリが口を開いた。「治療代はソウジ持ちでね。……すごく痛い」 「はい」 8、タイトルは最後に 俺が諸々の用事から解放されたのは夜も十時になってからだった。 ユウリは病院へ運ばれて、治療が終わり次第事件についての処罰が待っているということだった。これまでの《アイコノクラスト》での犯罪もこれで暴かれていくのだろうか。いや、俺が暴いていく舵取りをしなければならないのだ。それは、もうあのときに覚悟した。それに、俺は知っていた。俺の一撃で苦しむユウリの表情に、どこか安心したような響きが混じっていることに。これまでの日常から彼女は抜け出したかったのかもしれない。俺が彼女を救い、変えていくんだ。それが使命なんだ。だから、俺は彼女と出逢ったに違いない。 部屋のベッドに倒れこんだ。 色々なことがありすぎた。今日で三か月分くらいは生きた気がする。 しかし、改めて驚いた。自分のあの行動力に。人は変われるのかもしれない。違いない。人を心から好きになるということが、俺を変えたんだ。 そうさ、間違いなくユウリは俺にとって人生を転換させる運命の女神だったのだ。 では、いっちょ、小説家の夢も……。そう思い起き上がってあることに気付いた。時計の針は十時半を過ぎていた。あと一時間半だ。間に合うか? まさに窮地だった。 パソコンを立ち上げ、キーボードに向かう。 脳裏を駆け巡っていく、これまでの光景。世界が変わって見えた。その映像が俺の指を動かしていく。文字が止め処なく溢れていく。 ――間に合え! 【了】 . . .
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十月五日午前三時の君達へ ヤンデレラ 僕と彼女の恋事情 ◆msUmpMmFSs氏 九之郎のおねいさん ver.1 終わるその時に 題名の無い短編集 彼が望むなら死んでもいい 埋めネタ 完全世界 姉弟(おやこ)の絆 ◆Z.OmhTbrSo氏 ヴァレンタイン ◆5PfWpKIZI氏 ヴァレンタインB ◆5PfWpKIZI氏 姉弟 レッド・グリーン・ブラッド ◆Z.OmhTbrSo氏 同族元素:同病相憐れむ ◆6PgigpU576氏 姉弟:バレンタイン 甘い世界 ◆2.775XTAfE氏 ヤンデレエスパー 「お薬の時間」 いない『かぁる』に、いる『みいな』 ◆dkVeUrgrhA氏 倫敦に雨は降る ◆msUmpMmFSs氏 ~お菓子と、男と、女ふたり~ 否命 ◆HrLD.UhKwA氏 ~事故と、男と、妹と、女四人~ 帰り道 無形 ◆UHh3YBA8aM氏 彩 味香(仮) ヤンデレ喫茶は実在するのか? ◆Z.OmhTbrSo氏 ヤンデレ喫茶の事務所にて ◆Z.OmhTbrSo氏 「ヤンデレについて」 ヤンデレ喫茶の、ある一日 ◆Z.OmhTbrSo氏 ヤンデレ喫茶の床に、血が落ちる ◆Z.OmhTbrSo氏 置き逃げ ラーメン屋とサラリーマン 尽くす女 実験作 狂人は愛を嘯く.Case1 ◆msUmpMmFSs氏 ヴァギナ・デンタータ リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 マリオネッテの憂鬱 リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 素敵な顔が見たいから ◆Z.OmhTbrSo氏 化け物屋敷と僕 リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 狂人は愛を嘯く.Case2 ◆msUmpMmFSs氏 かすみ 私の彼は変身ヒーロー リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 「夏の終わりに見上げた空は」 リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 彼女の異常な愛情 少女の一生 天上の帝国 藁を叩く少女 『10年前の約束』 きゃの十三 ◆DT08VUwMk2氏 最果てへ向かって ヤンデレマシン 天秤 【兄貴のお嫁さん】 きゃの十三 ◆DT08VUwMk2氏 近藤さんちのやんでれ事情 ACTER ◆irhNK99GCI氏 保守 姉弟遊戯 ヤンデレおねぇちゃんとガチレンジャーパンツ 一発で治ります ヤンデレの薬 ヤンデレの薬Part2 「ヤンデレ観測者」 リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 タカシくんの好きなもの! 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」 リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 キミノシアワセ 傷が消えぬ日まで 【未曾有の危機】 きゃの十三 ◆DT08VUwMk2氏 独人達のクリスマス・イブ ◆Z.OmhTbrSo氏 病み妻 ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6氏 気に病む透歌さん わたしを食べて、みたいな? 【病照列ノ薬】 きゃの十三 ◆DT08VUwMk2氏 君になら殺されてもいい ◆5PfWpKIZI氏 独人達のバレンタイン・デイ ◆Z.OmhTbrSo氏 ヤンデレジャンケン ◆ZUUeTAYj76氏 ヤンデレの扉 ◆ZUUeTAYj76氏 ヒキコモリと幼馴染 ◆wzYAo8XQT.氏 触れられない優しさ はやくおおきくなあれ ◆msUmpMmFSs氏 『一生一緒だよ、私が守るもの。』 『そうだ僕も病もう』 『マジでBD3日前』 『そうだね、ヤンデレ姉だね。』 ヤンデレ妻と平凡な日常 日常 ◆AO.z.DwhC.氏 部屋とナイフと暗殺者 ヤンデレ妻と初詣 ヤンデレウィルスに感染してみた 親友の謎 箸が転んでも人類滅亡な年頃 『歪ンダ家』 ヤンデレの娘が作ってくれた朝ご飯が食べたい ◆wzYAo8XQT.氏 『ハッピーなライフ』 平和は数え役満の夢を見るか ◆wzYAo8XQT.氏 月と花束 ◆5PfWpKIZI氏 罰 花うらなわない ◆wzYAo8XQT.氏 罰2 ( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい! ◆wzYAo8XQT.氏 ヤンデレウイルスβ ◆iIldyn3TfQ氏 オン・ステージ Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6氏 閉ざされた兄と妹 ◆wzYAo8XQT.氏 <ヤンデレ外交> ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6氏 奏でる旋律は哀しみの音 ◆UDPETPayJA氏 主人公補正 ◆wzYAo8XQT.氏 ヤンデレ幼女の夢 ◆mkGolZQN7Y氏 二人なら ◆.DrVLAlxBI氏 Trick or! ◆wzYAo8XQT.氏 『魅惑のヤンデロイド』 ◆.DrVLAlxBI氏 シンデレラアンバー 埋めネタ ヤンデレ茸にご注意 ◆.DrVLAlxBI氏 痴漢とヤンデレさん 紳士 ◆wzYAo8XQT.氏 『痴漢とヤンデレ:エクスタシー』 ◆.DrVLAlxBI氏 幸せになったメイドさん ◆mkGolZQN7Y氏 飼いならす、飼いならされる ◆wzYAo8XQT.氏 クリスマスが今年もやってくる ヤンタクロース・サンタガール ◆.DrVLAlxBI氏 『Hand in hand』 ◆m6alMbiakc氏 ハッピーエンド ヤンデレウイルスβ2 ◆iIldyn3TfQ氏 雨の夜 嵩田部直人の愚痴 猫の鳴き方 兎里 ◆j1vYueMMw6氏 ツンデレ+ヤンデレ ◆AW8HpW0FVA氏 只野物語 枯れ落ちて朽ちゆく枝 ◆6AvI.Mne7c氏 いなばとさかめ ◆6AvI.Mne7c氏 ヤンデレ×ツンデレ ◆AW8HpW0FVA氏 サッカー部の彼氏 小ネタ、狩るものと狩られるもの ケン君、危機一髪 ある姉弟について 幼なじみ・フライング・アタック その数年目 箱庭 ◆3TsGyVN76Y氏 最後の晩餐 ◆5xcwYYpqtk 氏 夜桜散る頃に 自宅軟禁ネタ 『ヤンデリ専童話』 血濡レタ願イ 狂愛は劇薬にも似た媚薬 OR(オーバーリアクション)な彼女 ◆memoqQ96og氏 小籠堂番台日誌 研修医…美咲の愛 熱くなれよ! PKOネタ 明きら・メルは大変なものを奪っていきました ◆ewP6fUImNw5g氏 1レス小ネタ『病んでる姉』 強襲 幽霊と初恋と玉砕と 病国のイージス ヤンデレコマンドー 亡国のイージス《病み成分添加版》劇場版 ~魔法使い人妻サリーさん~ クリスマス+夜の外出=サンタ 小指 魔王様との日常 非常事態ネタ わたしは私、私はわたし1/1 ボクじゃ姉に敵わない 小ネタ 大佐と捕虜の騎士 隣のオンライン 彼女は嘘つきである 第一夜IFエンド K,A ◆ZHJ3ved3EQ氏 奥様は戦略家 K,A ◆wycmxKO9B氏 不審物がやってきて ◆ltPhPWT046氏 谷口の憂鬱? 想い出入学式 完璧な彼女 見えないものと視えるもの ◆Uw02HM2doE氏 顔を忘れる男-◆KaE2HRhLms氏 ヤンデレ育成日記 歪な三角 かんきんされてるのは、ぼく ◆yepl2GEIow氏 騎士と王女、忠義と偏愛-◆KaE2HRhLms氏 後の空白すらも私だけに いつものげこうふうけい ◆RgBbrFMc2c氏 椿姫 のどごし ◆Nwuh.X9sWk氏 ヤンデレの生徒会長さん ◆yepl2GEIow氏 お弁当 小ネタ 吸血鬼と少女 ◆yepl2GEIow氏 Vampire☆Generation ◆Uw02HM2doE氏 狂う者こそ強い ◆g1RagFcnhw氏 日記 龍馬暗殺 走る走る僕たち ◆aUAG20IAMo氏 あきましておめでとう ◆1If3wI0MXI氏 猫のきもち。 家族への手紙 ◆aUAG20IAMo氏 監禁の行く末 駄文太郎 ◆4wrA6Z9mx6氏 msk 栄光を君に ◆STwbwk2UaU氏 「卒業」 K,A ◆wycmxKO9B氏 白衣の天使 幽霊とヤンデレ 674の末路 ◆STwbwk2UaU氏 The Hanged Man ◆STwbwk2UaU氏 私の王子様 ◆STwbwk2UaU氏 話し合い ◆STwbwk2UaU氏 にゅむぅ・にゅわふぅ・じょきん、じょきん ◆BbPDbxa6nE氏 女性のヤンデレ台詞集 bet all of you ◆STwbwk2UaU氏 足りないモノ ◆STwbwk2UaU氏 宮本武蔵の最後 八百屋のお七 かずなりくんかんさつにっき Beside a Brook ◆gSU21FeV4Y氏 嫉妬束縛夫とヤンデレ妻康子 愛玩人形 ◆O9I01f5myU氏 ヤンデレの朝は早い ◆STwbwk2UaU氏 pinocchio ◆STwbwk2UaU氏 自己中女 熱帯夜 face-魔法の解けないシンデレラ- ◆yepl2GEIow氏 ある王宮メイドについて 恋は駆け引き のどごし ◆Nwuh.X9sWk氏 手紙 罪歌のワルツ 家族教育 やーのー ◆/wP4qp.wQQ氏 月夜の晩に 彼は愛さない 姫ちゃんの奮闘 のどごし ◆Nwuh.X9sWk氏 セルロイド西洋人形 杢が割れる ◆mAQ9eqo/KM氏 ある男の独白 とても可愛い俺の彼女 幼馴染と俺 ユルリ・ラド 盗賊さん ◆STwbwk2UaU氏 死んでも愛してる(守護霊的な意味合いで) ◆Uw02HM2doE氏 八尺様と僕 ◆0jC/tVr8LQ氏 妹さんの心 わたしだけの痴漢さん ◆yepl2GEIow氏 わたしのかみさま ◆lSx6T.AFVo氏 二月十五日 私のヒーロー Jewelry girls ◆uRnQeEDhQY氏 ボクノオネェチャン【おねショタヤンデレ】 『我等、グリム童話とイソップ童話の被害者?』 ストーカー女 『ある殿様の話』 もしもヤンデレが恋人のペットに嫉妬したら 『ある奴隷にまつわること』 双子の日常 レッツ・ストーキング 『除夜の鐘に俺は泣く』 妹はキスを迫る 『兄は逃げたが、逃げれなかった』 「気になるあいつは…」 訪問者 ◆wIGwbeMIJg氏 ヤンデレ彼女とお電話 ◆7GucI4/V8s氏 雪男 理性の棄却 ◆NKSqcgjO6c氏
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登録日:2010/12/23(木) 07 18 50 更新日:2023/04/27 Thu 20 42 15NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 MSBP ミュンヒハウゼン症候群 代理によるミュンヒハウゼン症候群 心の病気 最上の命医 最悪の自作自演 毒親 病気 症候群 精神疾患 精神病 虐待 ※ご自身の健康問題については、専門の医療機関に相談してください この項目では代理によるミュンヒハウゼン症候群(以下MSBP)について解説する。 その前に、 ミュンヒハウゼン症候群 (MS) ミュンヒハウゼン症候群とは簡単に言うと怪我や病気を故意に捏造し、医師の診察や治療を要求するという病。 1951年、医学雑誌『ランセット』誌上にてアッシャーが報告した。 この病気の特徴は大袈裟に病状を伝えるのではなく、明確に医師を騙そうという意志の下で行動している点である。 酷い場合には自分の体を傷つけ症状を作りだす、というケースも……。 医師がどれだけ誠意ある説明をしても聞き入れず、 しまいには騙す医者を探して病院を回る状態に陥った事例もある(ドクターショッピング)。 不要な検査や治療・投薬に加えて、時には自分の体をわざと傷つけることもあるため予後は悪い。 精神的分析はあまり進んではいないが、何らかの共通した精神的要因はあると考えられている。 また、MSの患者がMSBPである事例も報告されている。 代理によるミュンヒハウゼン症候群 (MSBP) MSBPとは上のMSの特徴である自傷を自分の子供や扶養者に行う……という加害者の精神病理のこと。 端的に書くとわざと子供を傷つけて、「病気になった子供の親」を演ずるというもの。 一種の虐待とも言えるが、他の虐待と著しく異なるのが「医者に対し協力的」であるという点である。 通常、虐待を行う親は医師によって虐待が見破られてしまうことを恐れるため医師を嫌う。 また、一般的な親でも治療が芳しくない場合は、医者に感情をぶつけることはよくある話であろう。 しかし、MSBPの場合親は医者に対して非常に好意的で、 まるで自分が医療スタッフの一員であるかのように接するという。 この点が非常に特殊で、この病を最初に報告したロイ=メドウ医師もこれが発見するきっかけとなった、と論文で述べている。 また、虐待の由来が自己満足であり、 愛情・過依存や憎悪に由来するもの(一般的な虐待や過剰な保護妄想など)、ネグレクトなどとは一線を画している。 上記の行動もこの辺が由来していると考えられている。 そして何より、患者を治そうという医師の熱意が結果として子供をより傷つけてしまうという点はこの病気固有の特徴だろう。 具体的な虐待行為としては、 ハンマーで足をメッタ打ちにする 尿検査の検体を汚染する 大量の高濃度食塩水を胃袋に注入する などなど。ありとあらゆる手で病気を作り出す様は実におぞましい。 通常の虐待同様極めて発見及び検挙は難しい。 加えてMSBPの親は非常に巧みに周囲の人間を騙し、 「治療に積極的な親」として尊敬の目を集めるので虐待に気付かれることはほとんどないという。 さらにこの病を疑うということは「親を疑う」ということであり、医師として判断が難しい側面は想像に難くない。 ちなみに最初に発見されたケースでは子供を囮にするという、極めてハイリスクな手段により現行犯逮捕に漕ぎ着けた。 1960年代末に報告されたこの病は医学界に一大センセーショナルを巻き起こし、発見者のメドウ医師は有名人となった。 一方でその特殊な性質と「MSBP」という単語だけが一人歩きしてしまい、大きな誤解を与えた例もある。 親が子供の症状を多少大袈裟に言った→MSBPだ!という決めつけなどが横行。 子どもが先天性の病気で死亡したのに、病院が「毒を盛った」と誤診した結果、 毒を盛ることができたのは母親しかいないということで母親に終身刑が言い渡されるという、 医療ミスの結果を親に押し付けたと言われても仕方のない冤罪さえあった(後に先天性の病気が発覚し、母親は無罪となっている)。 「MSBPは結果として医者の熱意が子供を傷つけるがそうした熱意は大変重要で、あらゆる親をMSBPと決めるのは医師として言語道断だ」 とメドウ医師は論文を締めている。 余談 ミュンヒハウゼンとは、ドイツに実在した人物であり狩猟家・軍人だったが、大変なほら吹きとして有名だった。 この人物をモチーフに書かれた小説『ミュンヒハウゼン(ほら)男爵の不思議な冒険』によって知名度が上がって、ミュンヒハウゼンは嘘付きの代名詞となった。 アンパンマンにも彼をモチーフとしたキャラクターがいる(ホラ貝男爵)。 医者に嘘をつく病状に対しては、大変噛み合ったネーミングだと言えるだろう。 また、彼に似た境遇の日本人に八百長(八百屋の長兵衛)さんがいる。 八百屋の為の接待囲碁でいつも負けてあげていた→本因坊(囲碁の達人)と互角に戦いみんなビックリ→アイツはウソつき というだけで悪いイメージで代名詞化してちょっぴりかわいそうである。 創作におけるMSBP 一般的な知名度は高くない病であるため、サブカルチャーでの露出は少ない……ように思う。 当てはまる事例を知っている方は、順次追記されたし。 メジャーなのは『着信アリ』の登場人物か。 『Memories Off 〜それから〜』の鷺沢ゆかりも近い……のかもしれない。傷つく対象が猫なので、猫スキーにはお勧めしない。 『魔人探偵脳噛ネウロ』ドラマCD第1弾でも効果的に使われている。 詳しくはネタバレになってしまうのでここでは言えないが……(リンク先ネタバレ) 追記修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] あれ?項目変更ボタンは? -- 踝露伴 (2013-03-08 21 08 48) 『子供たちをせめないで』の睦月の兄はMSBPである描写があるんだよね -- 名無しさん (2018-05-24 21 39 32) 創作だと「シックス・センス」に出てきた幽霊の少女の母親を思い出す。ただ劇中で明言されてる訳じゃないので、この病気の事を知らない視聴者は混乱する事に -- 名無しさん (2018-05-24 22 05 21) これの特集で出てくる母親って大抵デブなんだよな 本当に子供を看病してるのならデブになる訳がない -- 名無しさん (2018-06-24 07 38 12) 天久鷹央の推理カルテで扱われていたな。 -- 名無しさん (2020-03-20 08 58 46) 最上の明医でも出てた記憶……後、何かの番組でナースがこれだったのがあった気がする -- 名無しさん (2020-05-28 23 25 02) ↑3 決め付けが酷すぎるわ…体質や病気の可能性もあるだろうよ。 -- 名無しさん (2020-05-28 23 26 37) なんか上の部分が長すぎて肝心の項目説明部分より幅とってるんだけど。 -- 名無しさん (2020-05-29 17 11 18) ER緊急救命室でも取り上げられてた記憶。 -- 名無しさん (2021-01-04 05 04 40) よく親ガチャという言葉を聞くけど、この病気を患ってる親こそぶっちぎりで親ガチャのハズレ。この親の元に生まれたら絶対に幸せな人生なんて送れない -- 名無しさん (2021-10-17 21 24 34) 親が子を…というのが一般的なんだろうけど、成人である子が老いた親に…というのもありうるパターン -- 名無しさん (2021-11-27 00 50 36) つい先日、「夫を認知症だと洗脳して軟禁・拘束してた妻」って事件があったなあ… -- 名無しさん (2021-11-27 01 30 32) むしろこの場合の親は「本気で」看護すると思う。でないと「自分は我が子のためにこんなに頑張ってる。みんなもそう認めてくれてる」と思えないんだから -- 名無しさん (2022-11-16 11 32 40) あるゲームでこれに当てはまるキャラが出てきたが、スタッフは子供思いの優しい保護者として設定したっぽいのに闇を感じた。 -- 名無しさん (2022-11-16 12 07 52) 名前 コメント