約 2,705 件
https://w.atwiki.jp/1000ed/pages/205.html
【決行後】 【ループ1回目】 それは突然起こった。 ちょうど188日目が終わる瞬間だった。 研究所で充てがわれた自室で寝ようとしていたら、見えない力に身体を押しつけられるような、経験した事のない重圧に襲われた。 気付けば、手には半年前に読み終えたはずの本が握られていた。 着ていた上下のスウェットもジャケットとジーンズに変わっている。 携帯を見て、188日前の午後5時に戻ってきたと確認した。 午前0時の夜から、突然夕方になったのだからある意味とても分かり易くはあった。 当然、季節も春から秋へと逆戻りだ。 夏や冬のような衣替えが必要ない季節なのがまだ良かったのかもしれない。 (本当に成功していたんだ。正直にいうと半信半疑だったんだよな) 鬼は平気で嘘をつく。 だから俺は騙されているのかも、と心のどこかで思っていた。 記憶は失われず、そっくりそのまま維持できている。 これも鬼の言う通りだった。 (半年前に読み終えた本を持っていたと言う事は……俺の体も以前まで巻き戻ったんだな) 姉さんが作り出した、夢と現実の狭間にある隔絶された空間。 それが逆戻りしたのだから、当然身体にも影響は出てくる。 だけど実際に自分の身に起こってみると、奇妙な感じだった。 『春樹。聞こえているか』 驚いている俺に突然、交信が入る。 姉さんそっくりの声なのにぶっきら棒な言い方、これは間違いなく鬼だ。 『今、貴女の言う通り胡蝶の夢で時間が巻き戻ったんだ。こんな事とても信じられないよ』 鬼に向かって興奮気味に話をする。 本当に姉さんには奇跡を起こす力が備わっていた。 それが目の前で証明されたのが、なぜかすごく嬉しかった。 『そんな話はいい。至急、お前の家まで車を手配するんだ』 『一体、どうしたのさ』 『今、御門冬馬を殺した。直ぐ回収しに来い』 『えっ!? 今?』 『そうだ。この方法が一番早い』 (そうか。俺が殺した事実も跡形もなく消えたのか) 大きく心に占めていた罪悪感が薄れた気がした。 肩の荷が下りるという言葉が一番しっくりくるかもしれない。 御門先輩の死を嘆く姉さんを毎日見てきた。 とうとう自傷行為まで繰り返すようになってしまった。 そんな苦しそうな姉さんを見ているのが、とても辛かった。 (でも、もう見なくて済むはずだ……) 心の中でホッと胸を撫で下ろす。 鬼が意識を乗っ取ったまま研究所まで戻ってしまえば、姉さんは自分の手で殺した事を知らないはず。 こうやって毎回鬼が殺してくれれば、俺も姉さんの世話だけに専念できる。 自分の手を汚さない分、前回より気が楽だ。 犠牲も最低限で済むし、取り巻く状況も以前よりずっと良くなるだろう。 『分かった、兄さんにも伝えておく。直ぐにそっちへ向かうから絶対に動かず、大人しく待ってて』 俺は再度携帯で日にちと時間を確認して、直ぐに部屋を出た。 監視部屋に連れてきて、4日。 姉さんが目を覚ました。 本当は直ぐにでも飛んでいきたいけど、姉さんとの接触は鬼から止められている。 だからモニター越しに、様子を見る事しかできない。 「ここは……そうか。私、軟禁されてたんだっけ」 姉さんは起きて直ぐ、右手を頭上まで掲げた。 「夢じゃない。やっぱり冬馬先輩の印だけ無い……」 両手で顔を覆って、肩を振るわせて泣き出した。 「罠だって分かっていたのに。私が春樹を助けたいって言わなければ……こんな事にはならなかった……」 (どうなってる? 全て巻き戻ったんじゃ無いのか?) 「ごめんね……冬馬先輩……みんな……」 時々後悔の言葉を漏らしながら、姉さんは泣き続けた。 「知りたいよ。先輩を刺したのは……誰……?」 そう呟くと、泣き疲れたのかそのまま寝てしまった。 姉さんの手には御門先輩から譲り受けたペンダント型のロケットがずっと握られたままだった。 俺はモニターを切って、大きく息を吐く。 (これじゃまるで以前のままじゃないか) 鬼は巻き戻れば全てがリセットされると言っていた。 実際、細切れの肉になった御門先輩も元通りの姿で横たわっていた。 確かにその姿を自分の目で確認した。 だから俺自身も実感できたはずだった。 (なのに……なぜだ) 俺は急いで監視部屋へ向かう。 鍵を使って、重い扉を開けた。 ペン立ての中にあるカッターナイフを上着のポケットに仕舞った。 「春樹、直ぐ戻せ。ここにある備品を持ち出す事も禁じていたはずだ」 いつの間にか、背後に姉さんが立っている。 正確には姉さんの姿をした鬼だが。 「でもこのカッターがあると……」 「それはお前達に必要な小道具だ」 「小道具? どういう意味だ」 俺は鬼に向き直って尋ねる。 「まだ分からんのか。戯れの邪魔をするなと言っている」 「戯れ……?」 「御門冬馬の殺害の記憶を消してくれとわたしに頼んだだろう? だから犯人の姿だけ器の記憶から消してやった。願い通りだろう?」 「犯人? 4日前に御門先輩を殺ったのは、俺じゃなく貴女じゃないか」 ループした瞬間に前回の事実は消え去り、当然、記憶も姉さんから綺麗に消えているはず。 なのに姉さんはロケットを握って泣いていた。 俺を助け出そうとして捕まってしまった……さっき確かに言っていた。 「まさか……」 「お前が消してくれと頼んだ時、とても良い事を思いついたんだ。ループ前の記憶をずっと持たせたまま巻き戻したらどうなるか、とな」 「……そんな」 「ただ肉を喰うだけではつまらんからな。余興としてはなかなか面白いだろう?」 (ループ前……俺が殺した時の記憶ってことか) 何度やり直しても、自分の腕の中で死んでいく御門先輩の姿を忘れる事が出来ない。 鮮明に残り続ける辛い記憶。 あんな絶望に染まった姉さんの瞳を見た事は今まで一度もなかった。 (そんなの……姉さんにとって拷問じゃないか) 「余興?戯れ? ふざけるな!」 「あははっ! そうやってムキになるのが滑稽で本当に笑える」 姉さんの姿をした鬼が下品に高笑いをする。 「だからこれも返してもらうぞ」 俺の上着のポケットのカッターナイフが浮き上がり、スッと鬼の手に吸い寄せられる。 「これでお前の罪も永遠に消える事はなくなったな」 「俺の……罪……」 「器が泣けば殺したお前は苦しむ。器が自分を傷つければ殺したお前も傷つく。こんな面白い事、他にないだろう」 「面白くなんて……」 「器を騙し続ける手段としても悪くない。春樹、とても良い提案をしてくれた事に感謝するぞ」 鬼はナイフの刃をカチカチと出して、姉さんの腕に細い線をつける。 そこから薄っすらと血が滴り始める。 「やめろ!!」 「わたしが傷つける事と、愛する者を亡くした苦しみに耐えられず傷を作る器。大差ないだろうに」 「違う……」 「何が違うと言うのだ。自らを傷つける器は所詮、半鬼でありながら人の子として育った貧弱な出来損ないだ」 「それ以上、姉さんを悪く言うな」 (そうさせたのは……命令されるままに殺した俺なんだ) 姉さんは何も悪くない。 本当にお人好しで馬鹿みたいに優しい。 他人が傷つくのも放っておけない人だ。 だからこそ苦しみ、自分を傷つけるまで追い込んでしまった。 「姉さんに傷をつけるなら、そのナイフは返してもらうからな」 「嫌だと言ったら?」 「力ずくで取り返すだけだ」 (腕が綺麗に元通りになったのに、またケロイドだらけにしたくない) 俺はカッターナイフを持ったままの鬼の手に掴みかかった。 白く華奢な手首を力一杯握る。 カッターナイフを持った鬼の手がみるみる赤く鬱血していく。 「い、痛い……やめて……春樹」 姉さんが苦痛に顔を歪ませていた。 「はっ!……ご、ごめん」 反射的に謝って、俺は慌てて手を離す。 その様子を見て、姉さんはハハッと笑う。 「指の跡がくっきりついてしまったよ。本当に酷い弟だな、お前は」 (姉さんと鬼は一心同体。手の出しようもない) そもそも鬼に逆らえば姉さんの心は消される。 最初から服従の道しか残されていない。 (くそっ……!) 能力を得れば、姉さんを守れると思い込んでいた。 苦しみの末に赤い剣を手にした時、何でもできる気がした。 興奮と嬉しさでその日は寝られなかった。 でも現実は全く違う。 契約までしてたのに、ただ鬼の駒として便利に使われているだけだ。 (こんなはずじゃなかった……) 子供の頃から何度も味わってきた出来損ないという『無能』感。 それを一番強く感じた瞬間だった。 【ループ14回目①】
https://w.atwiki.jp/bokuori_data/pages/589.html
製作者 あかり 出場大会 第十回大会 経歴 設定 私のお父さんは、政治家をしています。役職は、大統領です。 お父さんは、毎日毎日忙しく働いていました。 なので、お父さんと会う機会がありません。 もちろん、一緒に遊んだ事はありませんし、一緒に食事をする事もありません。 すごく...寂しかった...... でも、我慢しました... 私には、お母さんがいません。 私を産んだ時に、死んでしまったらしいです。 そんな時も、お父さんは仕事をしていました。 その話を聞いた時、少し...お父さんを嫌いになりました。 私は、家族以外に育てられました。 雇われた人に泣かされ、雇われた人に叱られ、雇われた人に褒められました。 でも、お父さんには、泣かされも、叱られも、褒められもしませんでした。 家族なのに、私には一切興味がないみたい... 私はもう少し、お父さんを嫌いになりました。 私は、学校に行けませんでした。 お父さんが雇った、いっぱいの家庭教師に囲まれて学問を学びました。 いっぱい学びました。いっぱい覚えました。でも、お父さんは褒めてくれませんでした。 それどころか、更に家庭教師を増やしていきました。自由な時間は無くなりました。 私は、友達と一緒に勉強したかった。友達と一緒に遊びたかった... 私は、お父さんをもっと嫌いになりました。 そして、2年前のあの日。私の誕生日。 この国の首都である科学都市で、事件が起きました。 1人でバースデイの歌を歌って、1人でろうそくの日を消し、1人でケーキを食べていました。 その時です。外がピカッと光ったのです。 その光は、科学タワーへと刺さり、タワーを崩壊させました。 私はその光景を、窓に張り付きながら眺めていました。 そして、タワーが完全に崩れ落ちた時、私の中で何か変化が起きた事を感じました。 目を覚ました時、私は《能力者》になっていたのです。 その事は、すぐにお父さんのところに伝わりました。 お父さんは部下に命じて、私を家に軟禁しました。一切外に出れなくなったのです。 もう、お父さんは私の事を家族と思っていないのかな... 私は、お父さんをすごく嫌いになりました。 でも、寂しくは無くなりました。 私の能力で、人形達に人格を与えたからです。 それから毎日、人形達と遊びました。 初めてできた友達です。私は、とても楽しく、すごく嬉しかった。 雇われた人達は、私の事を不気味に思ったと思います。 でも、そんな事どうでもよかった... 初めて、私らしくいられるようになったから。 そしてまた、今年も誕生日がやってきました。 誕生日の朝、囚人グループが脱獄したというニュースを聞きました。 この家も、襲われるのかな... でも、いいか。どうせ殺されても、誰も悲しまないから... 囚人グループは、復興されたタワーを包囲しました。 当然、大統領のお父さんは対応に追われているはずです。この国を守る為、奔走してるはずです。 今年も...1人か。期待なんかしていない。でも... その夜、ケーキを頼みました。1人で食べる為のケーキです。 玄関のチャイムが鳴り、私はドアを開けました。 その時、玄関にいたのは、テレビでしか見た事のなかった、お父さんでした。 私は驚きました。お父さんがこんなところにいるわけがないと。 今はとても大変な時なのに、こんな捨てた娘のところに来るはずがないと。 でも、そこにいたのは、紛れもなくお父さんでした。 そして、お父さんは笑っていました。 「ただいま、アメリア」 『おかえり...なさい......』 その日の夜は、お父さんと過ごしました。 お父さんと歌を歌って、お父さんと火を消し、お父さんとケーキを食べました。 終始、お父さんは笑っていました。こんな...嫌いな娘なのに、なんで... 夕食後、お父さんはこんな話をしました。 「今まで、ごめんな。私は、アメリアに何もしてやれなかった。 それどころか、いっぱい寂しい思いをさせてしまった。 母さんがいないのだから、尚更、私がアメリアと一緒に過ごすべきだった。 今更許してくれなんて言わない。でも、これだけは覚えていてほしい。 私は、アメリアの事を嫌いなんかじゃなかったって。 毎日、アメリアの事を思っていたって。 私は、心配性のところがあって、それでアメリアを苦しめたかもしれない。 でも、あれも君の為を思っての事だって... ごめん、こんな言い訳、鬱陶しいよな...」 この言葉を聞いて、私は思いました。 お父さんは、私を嫌ってなんかいなかったんだって。 私を愛してくれていたんだって。 だから、私も話そうって思いました。 『ううん、そんな事ない。ありがとう、お父さん...』 「本当にすまなかった...今まで本当に...本当に......」 その時、お父さんの目から、涙が流れたような気がしました。 次の日、お父さんは仕事でいませんでした。 それでも、私はもう寂しくなんてありませんでした。 昨日の話で、少し分かり合えた気がしたから。これから、少しずつ寄り添えると思ったから。 私はいつものように、テレビを見ていました。 その時、緊急番組が始まりました。中継の先に映っていたのは、大きな男と、お父さんでした。 その時のお父さんの顔は、とても...苦しそうでした。 私は祈りました。お父さん、頑張れって。お父さん、負けるなって。 その祈りが届いたのか、状況が変わりました。 あのタワーが謎の音声と共に光りだしたのです。 お父さんは、これを好機と睨んだのだと思います。 壇上に立ち、宣言を始めました。 そして、その宣言を遮るように...お父さんの首が......落ちました。 『う...うそでしょ......お...おとう...お父さん...うぇぇ...』 激しい吐き気と共に、深い悲しみがこみ上げてきました。 なんで、なんでお父さんが...ここから、ここからまた...やり直せるって思ったのに... 私は悟りました。 そうか、だからお父さんは、昨日無理を言って私に会いに来たのかと。 最後に見た涙は、別れの涙だったのかと。 ...許せない。お父さんを殺した奴。お父さんを殺した奴ら。許さない。 戦争なんて、私にはどうだっていい。とにかく私は、許せませんでした。 私とお父さんとの未来を、一瞬にして破壊した奴を、私は許せませんでした。 だから、私は決意しました。 私が殺そうと。私が、奴らを退治しようと。 そして、お父さんの目指した未来を、私が実現しようと。 あの、歪んだ正義をかざす英雄気取りを、打ち倒そうと。 さぁみんな、狩りの時間だよ―――。 名前―アメリア 年齢―14歳 能力―人型使い 能力名―愛らしい猟犬部隊(アドラブリー・ドッグス) 能力詳細― 人の形をした器に人格を持たせ、同時に絶対的忠誠心を付与する。 1度に人格を与えられるのは、100体まで。 初期状態は、100体全てが人形で、武器に果物ナイフを持っている。 内部には、アメリアが自分の知識で作ったプラスチック爆弾が仕組まれている。 いつでもアメリアの意思で爆発させる事ができる。 また、人形程度の軽さならば、浮遊させることもできる。 人の死体であっても、人の形を保ったものなら人格を植え付ける事が可能。 また、同じように、絶対的忠誠心を植え付ける事ができる。 集団行動― 統率のとれた動きを行い、相手を攻撃、または自らを守る。 「包囲してっ!」 相手を覆うようにして包囲し、一斉に攻撃を仕掛ける。 「一気に突撃っ!」 二列縦隊を組み、スタートダッシュからの次々と相手を突いてゆく。 「ゲリラ攻撃っ!」 様々な方向から、予測のできないバラバラ攻撃を仕掛ける。 たまに、人形同士がぶつかったりする。少しかわいい。爆発はしない。 「囲んでっ!」 自身の体を包むように囲んで、衝撃に耐える。 もこもこで結構気持ちいい。 「城壁っ!」 自身の前に大きな壁を作り、更に大きな攻撃に耐える。 「空を飛ぶっ!」 人形の時のみ有効。 人形で自身を包んで浮遊する。あまり長くは飛べない。 その他― この歳で結構肝は座っている。 また、死ぬ時は覚悟を決めて潔く父親の元へ行こうと思っている。 学力は、英才教育のおかげで14歳という年齢でいながら、科学都市大学入学試験で満点を出している。しかし、入学はしてない。 芸術センスや音楽センスもかなりのもので、油絵・水彩画とフルート・ヴィオラが得意。 しかし、運動は苦手。戦う時も、基本的に彼女は動かないで部隊が攻撃・守備を行う。 また、部隊を操る姿は、オーケストラの指揮者のように美しいらしい。 補足
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/2496.html
前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/秋終わり、恋は終わり始まる 第四章 この物語にヒロインは居ない 上条当麻を主人公と見立てるならば、御坂美琴は間違いなくヒロインだろう。 ヒロインと言ってもいろいろなジャンルはある。 『ツンデレ』だったり『ヤンデレ』だったり。 そう仮定するなら御坂美琴は『ツンデレ』なのだろうか。 物語は『ヒロイン』が必要だ。 『ヒロイン』が女である必要も無い。ギリシャ語でヒロインとは『女英雄』だったとしてもだ。 主人公は常に物語の中心で無ければならない。 この物語に『ヒロイン』が存在しない。 何故なら今回の話は全て御坂美琴を中心に起こった事件だからだ。 そして片方の主人公はヒロインとなり、そしてヒロインを守る騎士として主人公として戦う。 * (12月29日。早朝、午前7時30分。第六学区ターミナル駅前) 「間に合ったか」 敵の位置は既に割れていた。 上条は病院から出された栄養補給食品を頬張りながら切符を買った。 神奈川県にある御坂宅に学園都市製の盗聴器があるらしく、白井黒子の同僚、初春飾利がその盗聴器を持ってきて貰えば例え潰れていたとしても 相手の位置を特定できると、上条に言って回収作業に当たっていた。 回収部隊は白井黒子と上条。 特定するのは初春飾利でその補助が佐天涙子だった。 御坂美琴は使えない。下手に動けば犯人に見つかってしまうからだ。 「初春さん、ターミナル前だ。今から御坂宅に向かうよ」 『はい、取り敢えず電磁波で確認できた盗聴器は3つ。トイレと、御坂さんの部屋と、リビングです』 「了解」 『ああ、後。複数犯の可能性が高いので気をつけてくださいね』 小型のトランシーバーを切ると、新幹線がやってくる。 まだこの時間だ。人もそれ程多くない。 上条と黒子は乗り込んだ。 学園都市製ではなく、都市外で作られた新幹線でスペックは最新型の新幹線よりもかなり劣るとか。 それでも有に300キロ近くは出ているのだ。 遅いわけがない。 「新幹線なんて乗るの初めてだな」 「そうですの?私は帰省の際に何度か。実家が大阪ですの」 「へぇ関西弁とか話すのか?」 「いえ、話せないことはないんですが……。私が関西弁で話している所を想像出来ます?」 「できねぇな」 「いいですのよ?これから関西弁で話しても」 という間にも二人は焦っていた。 こうして何も出来ない時間が無駄過ぎる。 御坂美琴は行動を悟られない為に寮内に居るが、軽い軟禁状態だ。 出来るだけストレスを減らそうと、シェフも朝夕晩の食事のメニューを変えてみたり、気分転換に掃除させてみたりといろいろ行なっているらしい。 上条は御坂のメールアドレスを思い出して、メールを打っていたが白井黒子が携帯電話を取り上げる。 「駄目ですわよ。今メールなんてしたら特定されますの。お姉様の個人情報なんて無いに等しいのですから」 「……だよなぁ」 上条は打ち掛けのメールを閉じて、携帯電話をポケットに突っ込んだ。 はぁと溜息をつく黒子だったが、上条は理由を聞こうとしない。 * 「ついたなっ……」 「意外と、質素な家ですわね」 「そうか?十分良い家だと思うけどな」 インターフォンを鳴らした。 しかし家主どころか美鈴さえ出てこない。 数回押したが、出てくる気配が無いので黒子が中にテレポートして鍵を開けた。 無断で侵入するのは忍びないが、緊急事態だ。 初春の指示であった『トイレ』と『御坂の部屋』と『リビング』を探していく。 当然の様にその盗聴器は見つかったが…… 「白井ッ!」 上条は何かに気付いたのか、白井を窓側から離れさせたと同時に窓ガラスを突き抜けてフローリングをえぐった。 銃弾。それも学園都市製の弾で色々と模様が掘られているのが特徴で、スピードは遅くなるが代わりに破壊力を増すというモノだ。 これに発火剤でもついていたなら炎の弾となるのだが、それらしいものは確認できない。 かなりの腕前のスナイパーだ。 「銃弾……学園都市製のファニースタイル弾。それも警備員が使っているモノ?」 「なんだ、それ」 「警備員が外部勢力や凶悪テロ集団などの悪質な組織に対して使う銃弾です。 学生相手に撃つようなモノではないのですが、どうやら警備員も一枚噛んでいるらしいですわね」 白井は銃弾の軌道探るように窓ガラスを見つめた。 11次元の軌道計算とは違うハズだが、白井はあそこだ、と言わんばかりに指をさすとテレポートで消えてしまう。 直後、携帯電話が鳴った。 「どうした!?」 『捕まえましたの!コイツは過去にお姉様にぶっ飛ばされ教員免許を剥奪された元警備員の白縫代替ですの!」 「し、しらぬいだいたい?誰だそれ」 『兎に角、○○ビルまで来てくれませんの!?』 「了解!」 上条は御坂宅を飛び出した。 一応、玄関の鍵を閉めて窓からだ。 ○○ビルというのも中小会社の本社で今日は土曜日であるためか休みだった。 上条はビルのドアを蹴破ったが、警報装置などは鳴らず上条は少し飽きれた。 しかし、それも好都合だ。 屋上まで上がっていくと、手錠をかけられたゴツい男と黒子の姿があった。 「そいつが、しらぬいだいたいか」 「今年の夏前頃に汚職が発覚した教師が、偶然居合わせた風紀委員の顔面を何度を殴打して逃亡してお姉様に制裁されたハズなのですが。 どうやって牢屋から出てこれましたの」 「俺は御坂美琴に復讐するためならなんでも売るぜ。プライドもな。だから警備員の牢屋から脱獄して、御坂美琴に復讐するっていってる女に加担したんだよ!」 「女性の方ですのね?」 「そうだ、夏過ぎにアンタ等空間移動と超電磁砲に敗北したって言ってたぜ」 「ふむ……全体構成は何人くらいですの?」 「教えるわけねぇだろうが、クソガキ」 白縫代替は吐き捨てるように言った。 それならば、この男に利用価値どころか置いておくのも不愉快なだけだ。 黒子は知り合いの警備員に報告して、地面に倒れている白縫代替を睨んだ。 * (12月30日。正午、12時05分。第七学区、風紀委員第一七七支部) 「これが盗聴器ですか。ふむ……警備員の捜査で使われてるタイプに似てますね。少し調べてみます」 「よろしくお願いしますの。私は白縫代替の報告書を作成しなければならないので」 「俺はどうりゃいい?」 「そうですねー、上条さんは療養したほうが良いと思いますよ?今頃ホントは点滴つないでるんですから。特例だってカエル顔の先生も言ってましたよ」 「そうだな、俺は一旦家に帰るよ。ああ、佐天さん、紅茶美味しかった」 上条は風紀委員の詰所を後にすると真っ先に家に向かった。 眠くて仕方がない。 結局、白縫代替は吐かなかったし、上条としては少しつかれた。 上条は精神的にも参っていて、今まであった右手が無いというのは少し辛かったりする。 色々と不便だ。 左手生活に慣れそうにない上条は、溜息をついて帰路についた。 (12月30日。同時刻、第七学区、上条の歩いている大通り) 『見ぃつけた、上条当麻』 『ホントにやるんですか?』 『当たり前じゃない、これはチャンスよ。正直、幻想殺しは要らないしね。上条当麻が必要だ』 『……』 不穏な声が上条の後を着けていた。 (12月30日。早朝、ドイツ。ニーダーザクセン州大規模自立都市ハーメルン=ピルモント郡、郡庁所在地ハーメルン) 『幻想殺しが無くなった?アレは生えてくるんじゃないのか』 『どうでもいいよ、なぁ。投擲の槌』 投擲の槌(ミョルニル)と呼ばれたドラム缶状の何かがガタゴトと返事をするように動いた。 グレムリン、第3次世界大戦後に結成された新興組織だ。 『ミコっちゃんが原因だってさ。可愛いよなぁミコっちゃん』 『あ?東洋の女にでも惚れたか?トール』 『違う違う、ラブじゃなくてライクだ。愛玩動物みたいな?』 『お前は本当にわからんなぁ、投擲の槌もそう思っているだろうさ』 雷神トール、グレムリンの戦闘部門だ。 ボロっちいソファから腰を上げたトールは突然、間抜けたことを言い出した。 『ちょいと、上条当麻に会ってくる』 『はぁ!?』 『後は頼んだぞ、投擲の槌。マリアン=スリンゲナイヤー』 任された、と言っているように投擲の槌はガタゴトと揺れた。 唖然とするマリアンを置いてトールはボロボロのアパートから立ち去った。 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/秋終わり、恋は終わり始まる
https://w.atwiki.jp/dainihon/pages/15.html
売国列伝 福田康夫略歴 対中外交 極めて親中派と見られる。中国からも好かれている模様。 【保守新時代】第四部 自民党と中国(上)(産経06/4/2)(ネット上ソース無し) 日中関係筋によると、中国の対日政策責任者が「七人のサムライ」と呼んで頼りにしている現役の自民党議員がいる。(1)河野洋平(2)福田康夫(3)野田毅(4)二階俊博(5)加藤紘一(6)山崎拓(7)高村正彦-で、順位は「親中」の度合いと期待度なのだという。 上海日本総領事館の館員が自殺した事件の発覚が遅れた事件について、福田氏が握りつぶしていた為、官邸にその情報が到達しなかった、と言う見方が強い。 台湾、李前総統へのビザ発給に強固に反対 櫻井よしこブログ01/4/23付:政府は李前総統へのビザ発給問題を明確に説明せよより 今回の件で最も強硬にビザ発給に反対したのは、河野外相、福田官房長官に加えて、官僚の槇田邦彦アジア大洋州局長だそうだ。 この人びとにはぜひ心してもらいたい。中国との友好を願わない日本人はいないが、中国にコントロールされ、病気の人を助けることのできない日本を希望する日本人もおそらくいない。 日本の立場を損ねた右の3氏に対しては、明確な経緯説明と責任をとることをお勧めするものである。 親中派というより媚中派である。台湾には冷酷極まりない態度である。 北朝鮮工作船の引揚げに何故か反対。 櫻井よしこブログ02/1/21付:北朝鮮工作船の引揚げをためらう日本政府を一喝するより 昨年12月の北朝鮮の工作船の船体引揚げに関しての政府の姿勢である。事件発生直後、引揚げはすぐにでも開始されるかのような主張が閣僚のあいだにあった。当然のことであり、引揚げを是とする国民は多いはずだ。ところが、福田康夫官房長官をはじめとする人びとの慎重論で1月16日現在、決定は下されていない。 福田官房長官は技術的なむずかしさを言いつつ、中国の意向を気にしているようだ。だが沈んだ北朝鮮の工作船は中国側とはいえ排他的経済水域にある。排他的経済水域は公海である。相手国の経済的権益を阻害する行動は国際法上は許されないが、引揚げで、日本が中国の経済的権益を阻害することなどありえないのは明らかだ。したがって、中国側の意向を気にして引き揚げないという理屈は理屈にもならない。 この後、中国側が黙認する事を確認した後、ようやく引き上げに言及。 朝鮮総連からの献金疑惑 福田氏の自民支部、朝鮮籍会長企業から20万円寄付 福田康夫・元官房長官(衆院群馬4区)が支部長を務める自民党群馬県第4選挙区支部が1996年と2003年、朝鮮籍の会長と韓国籍の親族が全株式を保有する群馬県高崎市のパチンコ店経営会社から計20万円の寄付を受けていたことが20日、同支部の政治資金収支報告書などでわかった。 会長は05年に死去するまで在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)系の在日本朝鮮群馬県商工会の顧問などを務めていた。03年の寄付は、福田氏が小泉政権の官房長官時代で、小泉首相(当時)訪朝で北朝鮮が日本人拉致を認めた後だった。 政治資金規正法は、外国人や外国人が株式の過半数を持つ企業から献金を受けることを原則禁じている。福田氏の事務所は「国籍を聞くのは失礼と思い、確認していなかった。他に同様の寄付がないか調べた上で、返金したい」と話している。違反には禁固などの罰則があるが、既に時効(3年)が成立している。 収支報告書などによると、03年は衆院選があり、投開票日4日前の11月5日、10万円の寄付があった。96年も総選挙が行われた年で、10万円の寄付があった。同社は「寄付したかどうか確認できない」としている。 参院選のあった2001年には、当時民主党参院議員だった角田義一氏の総合選挙対策本部に会長側から10万円の寄付があったことが判明しているが、政治資金収支報告書などには記載されていなかった。 (2007年9月21日3時0分 読売新聞) 拉致問題 「奪還」蓮池透著(新潮社)P.173~175 2002年9月17日小泉訪朝の日について書かれたくだりから。 やがて、一家族ずつ順番に別室に呼び出されました。そして、そこで福田官房長官と植竹繁雄外務副大臣(当時)から家族の生死についての「宣告」を受けたのです。 最初に呼ばれた横田めぐみさんの父・滋さんは、二十分ほど後に戻って来た時には、泣き崩れて声もかけられないような状態でした。 「残念ながら、お亡くなりになりました」 そう告げられたのです。 その時の雰囲気を父は「死刑宣告を受ける罪人のようだ」と言っていましたが、私は死刑執行を待つ受刑者の気分でした。 ほぼ時を同じくして、NHKが「四人生存、八人死亡」のニュースを流します。蓮池、奥土、地村、浜本。その生存者の四家族は、最後に福田官房長官に呼ばれました。 福田氏は断定的な口調で生存者の現状を説明しました。でも、他に亡くなった方がいると聞いて、手放しで喜べるはずがありません。 私は、「なぜNHKが先に情報を流しているのか」と抗議しましたが、福田氏の答えは「マスコミには何も言っていない」。 さらに、私の母が「家族会は一つの家族のようなものです。こんなふうに別々に発表しないで、みんな一緒の場でやってほしい」と訴えると、 「黙って聞きなさい。あなた方の家族は生きているのだから」 福田官房長官はそう言って、両腕でわれわれを押さえつけるような仕草をしました。 まるで、なぜ自分たちに感謝しないのか、とでも言いたげな口ぶりでした。 今でも、この飯倉会館での数時間を思い出すと、苦い思いがこみ上げてきます。何のためにわれわれをあの場所に呼んだのか、どうしても釈然としないのです。テレビでNHKのニュースを見るだけなら、議員会館でもよかったのですから。 われわれが飯倉公館で「宣告」を受けていた頃、小泉総理は国交正常化に向かう日朝平壌宣言にサインしていました。おそらく、サインが終わるまで、われわれに生死の情報を伝えるのを遅らせたのだと思います。 「八人死亡」という情報と「平壌宣言に署名」のニュースとが同時に伝えられたら、家族たちはなぜサインするのだと騒ぎ出すに違いない。その場面をマスコミに見せたくないと考えて、われわれを“軟禁状態”にした。そんな意図が透けてみえるのです。 さらに許しがたいのは、植竹副大臣と福田官房長官がその時、生死の情報を断定的に語ったことです。実際にはその時点では日本政府は安否に関して何の確認も裏付けもとれてはいなかったのです。 先日の総裁選公開討論にて北朝鮮問題についての意見を聞かれた福田氏の口から放たれたのはまったく内容を伴わない上辺だけの答弁であり、福田氏が拉致問題について何も考えていないことを完全に露呈する結果となった。 また福田氏は、最初に北朝鮮より帰ってきた拉致被害者5名を、北朝鮮との約束に基づいて北朝鮮へ送り返すべきであると主張したといわれている。同公開討論にてその点を麻生氏に突っ込まれ、狼狽しへんてこな言い訳を述べた。 靖国神社 小泉首相の「前倒し参拝」を動かしたのは福田官房長官という見方があり。 8月15日を避ける事で中韓の反発を避けようとした件である。結果としては何も変わらなかった。いつもの通り非難されただけであり、参拝賛成派からも非難される事となり2重の苦悩を味わうハメに。 靖国参拝については合憲であるとの見方をしている。そのため、こうした動きは単に親中派、親韓派であるが故のものであろう。 国立戦没者追悼施設を建設する構想を立ち上げる。 憲法 憲法改正、周辺諸国の理解が必要・福田氏が講演(日経06/3/25)(ネット上ソース無し) 自民党の福田康夫元官房長官は25日、都内で講演し、同党などが検討している憲法改正について「日本を正しく理解してもらい、改正しなければならない。若干時間がかかるかもしれないが慎重にやるべきだ」と語った。憲法9条などの改正を警戒する中国や韓国などの理解を得る努力が必要との認識を明らかにしたものだ。 (以下略) 改正賛成なのだろうが、慎重になる理由がとても賛成派とは思えぬ。 参考 Wikipedia福田康夫 ぼやきくっくり
https://w.atwiki.jp/mgs4wiki/pages/12.html
主人公とその協力者:フィランソロピー関与者 ソリッド・スネーク(オールド・スネーク) 声:大塚明夫 モーションアクター 岡本良史 本作の主人公。 メタルギアによる核攻撃を幾度と無く阻止してきた、「伝説の英雄」。 現在は反メタルギアNGO「フィランソロピー」として活動。 原因不明の急激な老化により、老人のような風貌となっており、「OLD SNAKE」と呼ばれるに至る。 「SOLID SNAKE」から存在(IS)を無くす事で「OLD SNAKE」という意味が含まれている。 ハル・エメリッヒ(オタコン) 声:田中秀幸 モーションアクター 川嶋秀明 元AT(アームズテック)社の研究員で、メタルギアREXの開発者。 現「フィランソロピー」所属エンジニア。 シャドーモセス事件でスネークに救われて以来、彼と行動を共にしている。 スネークの親友にして今作戦のサポート役。 輸送機(ノーマッド)から遠隔操作するMG MK.Ⅱでミッションに参加する。 無線は141.12。 サニー 声:井上喜久子 モーションアクター 鍋島靖代 MGS2に登場したオルガ・ゴルルコビッチの娘。 産まれてすぐに「愛国者達」の監視下に置かれていたが、雷電によって救い出される。 かつては雷電が死ぬと連動して命を絶たれるナノマシンを埋め込まれていたようだ。 コンピュータの天才少女であり、その才能はオタコンをも凌駕する。 趣味は目玉焼き占い。 母親に会ったことがないばかりか、 「愛国者達」に狙われている為今もずっと輸送機の中で生活しており、外に出ることはめったに無い。 雷電(ジャック) 声:堀内賢雄 モーションアクター 吉岡毅志/森崎えいじ MGS2の主人公。元「新生FOX HOUND隊員」(偽の経歴)。 プラント事件では愛国者達に利用されていたが、スネークと協力しAI「G.W」の破壊に成功。 エリア51に監禁されていたサニーをビッグママの協力のもと救い出す。 ローズマリーの流産とキャンベルとの結婚を聞かされた雷電は自暴自棄に陥り、 オタコンとスネークにサニーを預け行方をくらます。 ビッグママとの協同で「ビッグボスの遺体」を愛国者達から取り戻そうとするが その過程で捕らえられ強化骨格手術の実験に利用された。 故に全身をサイボーグ化しており、驚異的な身体能力を持つに至っている。 無線は141.80。 ナオミ・ハンター 声:鶴ひろみ モーションアクター 相元晴名 MGS1でスネークのサポートを務めたナノマシン研究の第一人者。 しかしその正体はMG2でスネークに廃人にされた「グレイフォックス」に拾われた妹であり、ナオミという名前は中東の行方不明者から買った名前。 スネークを恨んでいてFOXDIEを注入していたが、作戦を通して二人の関係と事実を知りその憎悪は消えていく。 リキッドに軟禁され研究を強いられており、スネークに助けを求める。 今作ではオタコンとのロマンスもちらほらと・・・。 メイ・リン 声:桑島法子 モーションアクター 菊池由美 MGS1でスネークのサポートを務めた天才大学生(当時)。 中国系アメリカ人で、中国のことわざに詳しい。 現在は退役した戦艦「ミズーリ」の艦長を務めている。 ロイ・キャンベル 声:青野武 モーションアクター 久保隆 MG2、MGS1で作戦の指揮を取った大佐。 MPOではグリーンベレーの唯一の生き残りとして登場。BIGBOSSと協力したこともある。 現在は国連のPMC活動監視監査委員会に所属。 そこで知ったリキッドの計画を阻止するべく、スネークにリキッド暗殺を依頼する。 無線は140.85。 ローズマリー(ローズ) 声:井上喜久子 モーションアクター 相元晴名 雷電の元婚約者だが、プラント事件の後に彼は行方をくらましてしまう。現在はキャンベルの妻で、子供もいる。 今作戦にはCSP(戦闘ストレス小隊)として参加、スネークに心理的アドバイスをする。 無線は147.79。 ドレビン 声:藤原啓治 モーションアクター 久保隆 戦場でIDロックを解除した"裸の銃"を売る密売業者「ドレビン」の893番目の男。 スネークに興味を持ち、武器の提供を行う。 毛の無い猿「リトルグレイ」を飼って?いる。 絶滅動物、UMA、有名兵士のマニアで趣味はコブラ部隊、デッドセル、BB部隊の情報収集、 これらの写真を装甲車内に貼っている。 ナノマシンに分解されない炭酸飲料を好む。 合言葉は「EYE HAVE YOU」、後に「DREBINS WE HAVE YOURS」に変わる。 無線は148.93。 EVA(ビッグママ) 声:夏木マリ モーションアクター 夕貴まお ※ MGS3の渡辺美佐から変更。 かつてビッグボスと共に戦った女性。 現在は東欧のレジスタンスグループ「失楽園の戦士たち」のリーダー。 エリア51で監禁され、改造手術を受けていた雷電を救出した。 ラットパトロール・チーム01 メリル・シルバーバーグ 声:寺瀬今日子 モーションアクター 平田絵里子 PMCの内部調査機関 RATPT01のリーダー。 シャドーモセス事件でスネークに救われて以来彼に想いを寄せるようになるが、 今作では以前ほどの執着は無い模様。 胸にFOX HOUNDのワッペンを付けている。 二丁のデザートイーグルを使う。 無線は140.15。 ジョニー (Akiba) 声:福山潤 モーションアクター 村松和輝 ※ 1、2、3(3はジョニー父)他の今村直樹から変更。 チームのトラブルメーカー。臆病者でおっちょこちょい。 トラップに精通しており、BB戦でスネークにアイテムを補給してくれる。 慢性的な腹痛・に悩まされている。 ジョナサン 声:田中秀幸 モーションアクター 毛利元貞 モヒカンの大男で、背後から見ると「!」マーク状の髪型となっているが、背後を取られるのは嫌い。韓国系アメリカ人。 メリル達と高度な連携を取って戦う。 彼のライフルだけグレネードランチャーが装着してある。 エド 声:飯塚昭三 モーションアクター 堀田茂之 スキンヘッドの黒人男性。チームの無線手兼スナイパー。 ジョナサンとは親友。全身に刺青を施している。 OUTER HAVEN(アウター・ヘイブン) リキッド・オセロット 声:銀河万丈 モーションアクター 金澤大朗 リキッド・スネークの右手を移植したところ、リキッドに精神を乗っ取られてしまったリボルバー・オセロット。 PMC「アウターヘブン」の経営者であり、同時に裏で5社の大手PMCを操る男。 愛国者達への反乱を計画している、スネークの宿敵。 ヴァンプ 声:塚本晋也 モーションアクター 斉藤直樹 ※ MGS2の置鮎龍太郎から変更。 不死身のナイフ使い。MGS2で死んだと思われていたが、 「どんな傷も瞬時に回復し、人間離れした動きをする」能力を以って復活する。 リキッドの部下となり、計画のため暗躍する。 ナオミと何らかの関わりがあるようだが… ヘイブン・トルーパー(別名:強化兵/カエル) どのPMCにも所属していない、リキッドの私兵部隊。 表向きは後述するBB部隊の部下であり、それらとと行動を共にする。 全員が女性で構成されており、また一般兵とは比べ物にならない戦闘能力を有する。 ビューティ ビースト部隊(BB部隊) レイジング・レイヴン 声:菊地由美(ビューティ)飯塚昭三(ビースト) モーションアクター 菊池由美 憤怒に染まった、怒る大鴉 。飛行能力を持つ。 無人航空攻撃機のスライダーを従え、脚部に捕獲用アームを持つパワードスーツと連結することで自身も飛行能力を得ている。 グレネードランチャーによる爆撃を得意とする。 スクリーミング・マンティス 声:夕貴まお(ビューティ)飯塚昭三(ビースト) モーションアクター 夕貴まお 恐怖に染まった、叫ぶ蟷螂。 亡霊の力を使い、マンティス人形によって生者を、ソロー人形で死者すら操る。 BB部隊員のマインドセットも行なっている。 対縛スーツ以上の防護性能を持った強化服を着ているため、 直接ダメージを与えるのは不可能。 クライング・ウルフ 声:平田絵里子(ビューティ)飯塚昭三(ビースト) モーションアクター 平田絵里子 悲哀に染まった、泣く狼。 四肢を使った移動速度は速く、強固なボディによる体当たりは装甲ドーザーをも転倒させる。 またマウントされるレールガンを使った狙撃や、カエル兵を引き連れた索敵と狙撃の連携攻撃も仕掛けてくる。 優れた嗅覚センサーにより、吹雪の中でもスネークの居場所を把握する。 ラフィング・オクトパス 声:相元晴名(ビューティ)飯塚昭三(ビースト) モーションアクター 相元晴名 狂喜に染まった、笑う蛸。 その名の通りタコ足のようなマニピュレーターとオクトカムを装備し、あらゆる物に擬態する。 墨のような煙幕を吐き、背部に自動追尾型爆弾を装備、 さらに4本のマニュピレータを使って攻撃してくる。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/30431.html
登録日:2014/11/12 Wed 21 55 24 更新日:2024/05/06 Mon 21 53 33 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 アンゼリカ・ログナー トールズ士官学院 先輩 操舵手 武術家 英雄伝説 貴族 進藤尚美 閃の軌跡 閃の軌跡Ⅱ 英雄伝説 閃の軌跡、英雄伝説 閃の軌跡IIの登場人物。 CV.進藤尚美 トールズ士官学院の二年生。19歳。 一年生であるリィンらの先輩に当たる。二年のクロウ・アームブラスト、トワ・ハーシェル、ジョルジュ・ノームと共に昨年のARCUSのテストに参加しており、クラスは違うものの親しくしている。クロウからの呼ばれ方は「ゼリカ」、トワとジョルジュからは「アン(ちゃん)」。 実家は四大名門の一角にして帝国北部ノルティア州を統括するログナー侯爵家で、ゲルハルト・ログナー侯爵の娘。 紛うことなき大貴族の令嬢なのだが、その行動はとかく破天荒で型破り。普段着から制服ではなくライダースーツで、ジョルジュが開発中の導力バイクをテスターとして乗り回す、お淑やかさとは縁遠い麗人である。 またかなりの女好きで、学院の内外に恋人が何人もいるとかいないとか…クロウによれば昨年は彼女のせいで何人もの男子生徒が寂しい思いをしたそうな。 本編でもトワをはじめⅦ組の面々など可愛い女の子を見つけると即口説きにかかる。割と節操無い上にセクハラの頻度も高いが、呆れられこそしても嫌がられることがあまり無いのは人柄によるものだろうか。 故郷のルーレでも、ファンの女の子がたくさんいたり、身分を隠して鉄鉱山でバイトしてみたり、数ヶ月も家出したり、と武勇伝には事欠かない。 こんな感じの娘に対してログナー侯も頭を抱えており、アンゼリカの方も堅物で強引な父には反発している。親子仲の悪さを反抗期が続いていると自ら表現しており、奔放な行動は父への当てつけも含まれているのかもしれない。まぁ大部分は素だろうけど。 本社がルーレにあるラインフォルト社と侯爵家は切っても切れない関係で、侯爵家はRF社の大株主であり、アンゼリカの叔父のハイデルはRFの取締役を勤めている。 そんな間柄なだけにラインフォルト一家とも親交があり、アリサとは入学前から知り合いだった。またグエンからは様々な遊びや女の子の口説き方を教わったらしい。 家出していた間にシリーズお馴染みの泰斗流を使う女性(Ⅳでキリカと明言)と行動を共にした時期があり、彼女から泰斗流を伝授されている。 多少我流が混ざっているらしいが実力は高く、ロギンス曰く素手での喧嘩なら学院生最強だとか。 作中での活躍(ネタバレ注意) 【閃の軌跡】 バイク乗ったりナンパしたりと初期からちょくちょく登場するが、本格的な出番は6章。 帝国解放戦線によるザクセン鉄鉱山の占拠を前にして事態を解決する気のないログナー侯とノルティア領邦軍に業を煮やし、Ⅶ組と共に自ら鉄鉱山に潜入。無事に鉱員たちを救出し、テロリストの撃退に成功する。 しかしこの一件が侯爵の逆鱗に触れ、トールズを休学(という名の事実上の退学)させられてしまう。 しかし見合い話を受けることを条件に父と取引し、学院祭には顔を出している。 【閃の軌跡Ⅱ】 内戦勃発後は動向不明だったが、あのアンゼリカが大人しくしているはずもなく、ルーレでレジスタンス活動のようなことをしていた。トワとジョルジュの心配通り自ら面倒事の渦中に突っ込んでいた形だが、これも本人曰く「親子喧嘩」だとか。なんともハタ迷惑な スケールの大きい話である。 ルーレ市民のみならず、領邦軍の一部からも賛同者を集めて機を覗っていた所にやって来たⅦ組と合流。 本編では軟禁されていたイリーナ会長を救出し、ハイデルが掌握していたRF本社ビルを制圧する。その勢いのままログナー侯のいる黒竜関へ攻め上がり、機甲兵で泰斗の技を再現して父との一騎討ちを制し、親子喧嘩に決着を付けた。 侯爵家が内戦から手を引いたのを見届け、以後はカレイジャスに合流し操舵手を務める。 またトリスタ解放戦にもアタックメンバーの一人として参加し、クラスメイトのヴィンセント率いる防衛班と戦った。 普段は自由奔放だが貴族の子女としての礼儀作法はしっかり身に着けている。 ルーレ潜伏中はシスターに変装して大聖堂に匿われていたが、この時は服装だけでなく佇まいや言葉遣い、声色に至るまで切り替えており、どこから見ても完璧な淑女だった。知り合いでも気付かないレベルであり、リィン曰く「別人すぎる」。声優ってすげえ。 内戦終結後はリィンに託したものに代わる新しい導力バイクをジョルジュと作っており、卒業後はバイクと身一つで旅に出た。とりあえずゼムリア大陸を一周してみるつもりらしい。 本編を通してジョルジュから思いを寄せられていることを匂わせる描写がちょくちょくあるものの、アンゼリカの方はジョルジュをどう思っているのかは不明で、最後まで進展らしい進展は無かった。 というかそもそも男に興味があるのかどうかが不明。果たして部長に春は来るのだろうか… 【閃の軌跡Ⅲ】 ゼムリア大陸一周の旅から戻ってきて、ゲルハルトに頼まれて領邦会議に参加する。 その後、ヒンメル霊園でクロウの墓を確認するが、アルベリヒとゲオルグに見つかってしまい、撃たれてしまうが…!! 【閃の軌跡Ⅳ】 実際には殺害されておらず、黒の工房に利用価値があるということで紅のロスヴァイセとして活動していた。 黒の工房に記憶を消されていたが、性格は全く変わっていない。 カイエン公爵家城館で交戦後、記憶を取り戻す。 【戦闘での性能】 武器は手甲で、攻撃属性は突と剛がA。オーブメントの属性は空2時1。 今作の泰斗枠で、ジンやヴァルター達と同じクラフトを使う。 前衛としてはバランスよく纏まった性能で、ドラゴンブーストの強化もありなかなか強い。 弱点は範囲攻撃手段がやや乏しいことだろうか。この辺もジンさん譲りである。 レイザーバレット 直線攻撃、駆動解除、遅延。 範囲攻撃で使いやすい効果、おまけに低燃費な便利技。 ヴァルターと同じ技。 ゼロ・インパクト 単体攻撃、気絶90%、崩し発生率+50%。 高い威力に加え付与効果の数字がなんかおかしく、おまけに消費CPも低い、単体攻撃では最強クラスのクラフト。吹き飛ばし効果がムダに高いのが珠に傷といった所か。 こちらもヴァルターやキリカの技。 ドラゴンブースト STR、DEFを+50%。 SPDアップや心眼が無いのが少々物足りないが、前に出て殴り合う分には必要十分な性能だろう。 ジンやリンの龍神功の英語版。 ドラグナーハザード Sクラフト。龍の気を纏った飛び蹴り。 Ⅶ組の物理キャラと同等かやや劣るぐらいの性能。通常クラフトが優秀なのであまり出番が無いかも。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] シスター変装時はマジで気付かなかった。ほんと凄いわ -- 名無しさん (2014-11-12 22 34 59) 正直薄々気付いていた。モブに声はつかないからな。 -- 名無しさん (2014-11-12 22 44 14) 本編中で加入してくれれば絶対スタメン入れたのに…なんでや…雑誌でもパーティイン言うてたやん… -- 名無しさん (2014-11-12 22 45 53) ↑その気になれば戦える場所にいたのにね。俺はクロウと戦わせてみたかったわ -- 名無しさん (2014-11-29 23 11 02) アプデでクロウと「一緒に」戦わせてみることは出来るようになったな。 -- 名無しさん (2014-11-29 23 36 48) 新技、使いたかったな……(泣) -- 名無しさん (2014-12-04 19 27 38) ジンさんみたいな回復技が使えたら良かったのに -- 名無しさん (2015-01-29 20 50 55) 3の新衣装イマイチだな。ベージュ系の服装のせいか老けて見える -- 名無しさん (2017-07-29 12 39 42) アンちゃんどうなったんかなあ…… -- 名無しさん (2017-10-06 19 27 54) 500%生きてる展開、これで本当に死んでたら駄目な意味でシナリオ史に残るわ -- 名無しさん (2017-10-11 19 29 52) しかし、例の苦し紛れのウソに本気で騙されるあたり何も変わってなくて安心したわw -- 名無しさん (2017-10-15 02 25 51) レンも言ってたけどそろそろロイド達にでも取り締まってもらったほうがいいのでは・・・ -- 名無しさん (2021-06-09 08 24 58) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2575.html
原作キャラ・転生者・ギアス板オリジナルキャラ設定集 大日本帝国 嶋田繁太郎 大日本帝国元総理大臣。 ブリタニア帝国のユーフェミア・リ・ブリタニアと結婚し、ペンドラゴンに住む。 日本の政界からは引退しているが、皇族リ家の一員として働いている。 子供もいる。 辻政信 大日本帝国元大蔵大臣。 政界から引退しているが、その動向は世界経済に大きな影響を与える経済界の巨人。 政治家時代から各地に女学校を設立しており、それらの学校の名誉理事長を務め、お嬢様に囲まれる日々を送っている。 山本五十六 大日本帝国元海軍大臣。 軍からは引退し、ブリタニア帝国のリーライナ・ヴェルガモン女伯と結婚している。 二児の父。 枢木ゲンブ 大日本帝国元総理大臣。 既に首相の座からは引いているが、政権与党の重鎮として政界に睨みを利かせている。 スザクとナナリーの次男リュウセイを枢木家の後継ぎとして引き取り、政治家とすべく後継者教育を施している。 神聖ブリタニア帝国 オデュッセウス・ウ・ブリタニア 神聖ブリタニア帝国皇帝。 穏健派として世界平和を願っている。 シャルル・ジ・ブリタニア 神聖ブリタニア帝国先代皇帝。 隠居しているが、自由な時間が増えた事でフットワークはさらに軽くなっておりよくトラブルを起こす。 子供たちへの暑苦しいまでの愛は相変わらず。 シュナイゼル・エル・ブリタニア 神聖ブリタニア帝国宰相。皇族エル家当主。 ルルーシュ等に仕事を押しつけ、仕事地獄から脱出している。 二児の父。 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア 神聖ブリタニア帝国副宰相。皇族ヴィ家当主。 スザクの依頼により、シスコン治療の為書類地獄に叩き落されている。 ミレイと結婚しており二児の父だが、二人の娘からは嫌われている。 コーネリア・リ・ブリタニア 神聖ブリタニア帝国皇族。皇族リ家当主。 日本大使を務めあげた後本国に戻っており、軍の仕事をしている。 日本大使時代に腐り、ダールトンとギルフォードの胃を大いに痛めつけた。 ギルフォードを婿にしており、きちんとリ家の後継ぎを儲けている。 ユーフェミア・リ・ブリタニア 神聖ブリタニア帝国皇族。皇族リ家出身。 嶋田さんと結婚しており子供もいる。 ナナリー・ヴィ・ブリタニア 神聖ブリタニア帝国皇族。皇族ヴィ家出身。 スザクと結婚しており三児の母。 ブラコンは卒業している。 スザク・クルルギ・ヴィ・ブリタニア 神聖ブリタニア帝国皇族。皇族ヴィ家所属。 ナナリーの婿になっており三児の父。 クロヴィス・ラ・ブリタニア 神聖ブリタニア帝国皇族。皇族ラ家当主。 日本文化の研究にのめり込んでいる。 マリーベル・メル・ブリタニア 神聖ブリタニア帝国皇族。皇族メル家当主。 ファザコンは程度が軽くなってはいるが無くなってはいない。 ミレイ・ヴィ・ブリタニア ブリタニア帝国皇族。帝国副宰相ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの妻。 無事ルルーシュと結婚しており二児の母。 ドロテア・ナグモ・エルンスト 神聖ブリタニア帝国貴族。爵位は伯爵。 南雲さんと結婚しており子供もいる。 ジェレミア・ゴットバルト 神聖ブリタニア帝国貴族。爵位は辺境伯。 皇族ヴィ家当主ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの専属騎士を務める。 ラウンズに匹敵する武勇の持ち主。 ヴィレッタと結婚しており子供もいる。 ヴィレッタ・ゴットバルト 神聖ブリタニア帝国貴族。ジェレミア・ゴットバルト辺境伯の妻。 夫同様皇族ヴィ家に仕える軍人。 …扇?誰のことですか? ロイド・アスプルンド 神聖ブリタニア帝国貴族。爵位は伯爵。 ブリタニアを代表するKMFの研究者。 気がついたらセシルと結婚していた。 味覚はもはやヒトの領域を突破してしまっているとかなんとか。 セシル・アスプルンド 神聖ブリタニア帝国貴族。ロイド・アスプルンド伯爵の妻。 ロイドを支える公私両面のパートナーは今日も元気に謎料理を作ってます。 AEU オーガスタ・ヘンリ・ハイランド ドイツ帝国皇帝。欧州再建委員会委員長。元ユーロブリタニア盟主。 ヒトラー政権と協力し平和的にヨーロッパに帰還した後は、 AEUの代表として欧州の再建や旧EU残党との戦い、南シベリアの奪還等に辣腕を振るう。 アドルフ・ヒトラー ドイツ帝国宰相。欧州再建委員会委員。元国家共和主義労働者党代表。 その正体は言うまでも無く、憂鬱世界の大ドイツ帝国総統アドルフ・ヒトラーの転生者である。 旧EU系の政治家で、市民の圧倒的な支持の下EUの実権を握ると国家の立て直しに辣腕を振るった。 ユーロブリタニアとの統合後もAEUの重鎮として活躍する。 都市計画や建築には一家言あり、ギネヴィアと激論を交わすことも多い。 (前世において存命中に発売された全てのシ○シティを最高難易度でクリアし自信を深めている。) ギネヴィア・ド・ブリタニア イギリス王国女王。欧州再建委員会委員。ブリタニア皇帝オデュッセウスの妹。 AEUの重鎮の一人として欧州の再建に尽力する。 夫との夫婦関係は良好。 ジョージ・スチュアート・ド・ブリタニア イギリス王国王配。欧州に残留していたテューダー朝の血を引く家系の出身。元イギリス自治州海軍所属。 その正体は憂鬱世界のジョージ6世の転生者。 温和な人格者である一方で忍耐強く、前世の経験もあって如何なる逆境にあっても挫けることはない。 ただし、キレたり激しく現実逃避したりすると暗黒王化する。 結婚初夜に猛烈な現実逃避願望によって暗黒王化、ギネヴィアを調きょ…もとい、理解を深め合い良き夫婦となった。 ギネヴィアがAEU全体の仕事の方に忙しいので、イギリス王としての仕事の大半をこなしている。 フランスの王配シンと仲が良い。 アリス・シャイング フランス王国女王。 決して凡愚な君主というわけではないが、他の有力国の君主(ヴェランス大公やギネヴィア)に比べるといささか見劣りする。 それ故、夫に支えられながらも自己の研鑚を惜しまない。 シン・ヒュウガ・シャイング フランス王国王配。日系人。 元は聖ミカエル騎士団の重鎮であり、武勇に優れる他妻に比べ才能も経験も勝っている。 イギリス王国王配のジョージ殿下とは同じ立場のため仲が良い。 王配という妻より格下の立場である為、公式の場はともかく家庭内で男としての威厳を守るべく協力し合っている。 アキト・ヒュウガ AEU連邦軍聖ミカエル騎士団所属の軍人。シン殿下の実弟。元日本人であるが現在の国籍はフランス。 聖ミカエル騎士団のKMFエースの一人。 ベニート・アミルカレ・アンドレア・ムッソリーニ イタリア王国宰相。欧州再建委員会委員。 その正体は架空戦記界のアイドル・ドゥーチェの転生者である。 旧EU系の政治家で、アドルフ・ヒトラーの盟友として名高い。 ユーロブリタニアとの統合後もAEUの重鎮として活躍する。 リツコ・アキヅキ ムッソリーニの首席秘書官。日系人。 真面目な場面ではきちんとしているが、普段はアレな上司に頭を抱える苦労人。 中華連邦 高亥 清管区政府首席。 第一次シベリア戦争後大宦官たちの策謀によって失脚するが、国民からの絶大な人望から処刑することは出来ず、 表向きは高齢を理由に引退したと称して軟禁される。 第二次シベリア戦争で大宦官の一派が処刑・排除された後清は再び中華連邦に吸収されることとなったが、 国民感情等を考慮し独立以前の状態に戻すことはせず中華連邦清管区として再編されることとなったことから、 新生清管区のトップとして政界に返り咲く。 しかしながら高齢のために以前のように政務に励むのは困難であり、 彼が後継者候補として育てた人材たちが実務を行い 高亥はそれらの上に君臨するが基本的に政治に関わらず、必要がある時のみ口を挟むという 立憲君主国家における君主のような立ち位置に落ち着いた。 高麗共和国 キム大将 高麗救国軍事会議議長。高麗共和国の国家元首。 名家の出身でありながら(多少歪んではいるが)腐っていないという高麗では稀有な人材であり、 有する人脈や他国(特に中華連邦清管区)から評価の高かったリム少将の推挙等により 高麗救国軍事会議誕生にあたってそのトップに任ぜられた。 リム少将 高麗救国軍事会議国防委員長。高麗共和国の重鎮の一人。キム大将の実弟。 高麗戦争以前から清廉な改革派として知られていたが、それ故に冷遇されていた。 しかし彼の理想に惹かれ集った人間も少なくなく、それらが新政権にて生きることとなる。 高麗戦争後、列強国、特に第一次シベリア戦争で共に戦った清管区から高麗においてずば抜けて有能な人材と見なされ、 彼の一派は軍事独裁政権にて各分野で活躍した。 以上です。 次回の設定集は設定だけしてまだ登場させていないオリキャラ (日本の現首相やスザナナの長男次男、その婚約者等)をSSで出しての設定集になると思います。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/44019.html
登録日:2020/02/13 (木曜日) 13 48 04 更新日:2022/01/25 Tue 19 13 11 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 イチキシマヒメ タキリヒメ タギツヒメ 刀使ノ巫女 喜多村英梨 宗像三女神 斎藤千和 日高里菜 荒魂 タギツヒメ/イチキシマヒメ/タキリヒメとは、オリジナルTVアニメ『刀使ノ巫女』に登場するキャラクターである。 本作の黒幕的な立ち位置のため、重大なネタバレを含んでいるため閲覧には要注意。 CV:日高里菜、喜多村英梨、斎藤千和 胎動編において 1998年9月。相模湾で起きた「相模湾大災厄」に於いて出現した大荒魂。 大災厄は御刀を作り出す珠鋼から生じる不純物負の神性を持つノロをアメリカに持ち帰ろうと満載していた輸送船が事故を起こし、大荒魂を出現させてしまったという人災だったが、極秘裏に伏されている。 折神紫と、姫和の母・十条篝(*1)、 可奈美の母・衛藤美奈都(*2)の三人によって隠世の果てへと送られようとしたが、 友を人柱にすることに絶望していた紫に取引を持ち掛け、友を救う代償として彼女に憑依。 以降、紫自身の意思を封じ込めて折神家当主として暗躍。 刀使へのアンプルと加工したノロ投与。全国の神社からのノロの押収と管理。写シへの対策を施した矢の開発などを推し進め、人間に対する復讐の準備を進めていた。 人間に対する復讐と、神として降臨する準備が整いつつあったが、御前試合において行われた姫和による暗殺未遂事件を引き金に舞草の反攻が開始。 絶大な権力を握る折神家当主として舞草を追い詰めたが、S装備を身に纏った可奈美、姫和、舞衣、エレン、薫、沙耶香によって本拠が強襲。 親衛隊を退けられ、一対六の勝負を仕掛けられるも二天一流によって圧倒し、勝利を目前としていたところを僅かに残されていた紫の意思が抵抗し、劣勢に陥って敗北。 本体は隠世に逃げられたが、精神は倫理的矛盾を引き起こし三体に分裂し、関東各地へと逃走を計った。 波瀾編において 個別に身体を得て、それぞれの思惑を叶えんと活動する。 二体の姫を取り込めば本体の意思を得られることが出来るため、相争う。 それぞれ日光東照宮の『見猿』、『聞か猿』、『言わ猿』をモチーフとしたカバーを付けているのが特徴的。 《タキリヒメ》 人間への支配欲を原動力とする姫。現在、市ヶ谷の防衛省にて軟禁されており、紫の妹である朱音すら面会の許可が下りることは少ない。 獣や虫と同じ存在として人間を見下しており、人間を教え導くことによって神として君臨し、一方的な隷属の元にこの世を支配することを望んでいる。 不完全である人間と言う種は、神である自分によって支配・管理されるのが幸福と豪語し、対話を拒んでいる状態。 『見猿』がモチーフで、目を覆う手のような形をしたカバーで視界を覆っている。 + ネタバレ 人間を見下し対話を拒絶していたが、薫の元から離れて自身を訪ねた、穢れのない荒魂・ねねを不思議に思い記憶を読み取る。 最初こそ他の荒魂と変わらず巨大な化け物として暴れまわっていたが、当時の刀使に止めを刺されず、歴代の益子と共に過ごすにうち穢れを無くすことに成功したねねの記憶と、 立ち合いを要求してきた可奈美と剣を交えたことにより人間の心を理解。 直後、強襲してきたタギツヒメに力を吸収され、カバー越しで見えなかった可奈美を見つめながら、 その刀のもう一つの名のように…雷すらも切り裂いて飛べ、人よ…速く、高く、遠く… と可奈美に言い残して消滅してしまう(*3)。 《イチキシマヒメ》 自分の存在意義を見出すことを原動力とする姫。実は生きていた紫と共に潜水艦で管理されている。 荒魂である自分の存在意義を探しており、その一環でアンプルとして加工したノロを人間に投与するという実験を行っていた。 人類と荒魂を融合させ、新たなる段階へと引き上げて進化させることを目的としており、いずれは全人類と融合することを望む。 復讐に逸るタギツヒメ、人間を見下すタキリヒメ二人のように傲岸不遜ではなく、後ろ向きで臆病な性格をしていて、一言でいえば面倒くさい部類に入る 『言わ猿』がモチーフで、口元を人間の手のようなカバーが覆っている。 + ネタバレ 潜水艦にて三体に分裂してしまった理由を説明。アンプル投与で非業の死を遂げた燕結芽の名を聞いても動じず、自らの理想を語る。 当然、人類から見てみれば恐るべき狂気的な理想を語る侵略者であり、理解は示されなかった。 タギツヒメの強襲により潜水艦を離脱。恩田さんとの交流で、人間に対する見方や態度が変化。 それでも我は自分をお前に託したいのだ十条姫和。我は折神紫を救いたい 大荒魂との長年の融合という状況下に陥ったのにも関わらず、 他の二人より臆病なイチキシマヒメのお陰で人格が崩壊せず、発狂せずにも済んだと告白した紫を見て、 自分を必要としてくれた彼女を守る為、口のカバーを外して姫和に融合を頼み、個体を捨てて彼女を救援。雷神のような圧倒的な力でタギツヒメを退けた。 《タギツヒメ》 人間への怒りを原動力とする姫。ヒスおばこと、高津学長に擁されており、学長と皐月夜見。綾小路の相良学長を操って行動する。 高津学長からは次なる人類の支配者として熱烈に信仰を受けているが、邪険に扱っており、態度もぞんざい。 高慢だが、メディアを利用して人類と荒魂の融合による進化を目的とするイチキシマヒメを悪に仕立てるなど計算高い性格をしている。 タキリヒメと心を交わしていた可奈美からは「人を見ようとしていない」と見抜かれたが、世論を混乱に陥れるなど実力は確か。 流派は二天一流。剣の腕前も衛藤母娘と変わらないほどの実力を持ち、刀使ノ巫女内最強キャラクターの一角を成す。 『聞か猿』がモチーフで、両耳を人間の手のようなカバーが覆っている。 + ネタバレ 雷神のごとき強さを誇る姫和に吸収→可奈美との試合に敗れた隙を突いて脱出→逆に姫和とイチキシマヒメを吸収し本体と接続する。 という目まぐるしい展開を経て、隠世をこの世に墜落させ人類の滅亡に着手したところで可奈美に切られ、姫和の脱出を許してしまう。 迎えた最終決戦では、S装備を身に纏った六人の刀使と紫と対決。 七人を相手取って、隠世とこの世が融合する境界面に到達。 そこで、イチキシマヒメと融合することによって荒魂が抱える根源的な感情を理解した姫和に、孤独ゆえに暴れていると喝破されてしまう。 現世の存在は成長するとつがいを成して子を産む。 子は大人となり、つがいを成して次の子を産んで血と宿命、そして命が連綿と受け継がれていく。 対する荒魂は時間の概念こそ超越しているが、生命の輪から外れた孤独な存在。 輪に入ることも縁を結ぶことも出来ず、神性を奪われた寂しさで穢れ、怒り狂って荒ぶる(*4)。 親子二代で同じ結末を辿るか 不思議な縁だね、タギツヒメ しかし、ふとかけられた可奈美のこの言葉により、剣を交え根源的な孤独感を埋めたいというタギツヒメの対話への渇望は解きほぐされ、 姫和の放った一の太刀により隠世の果てへと送られる。 愛する娘を見送った美奈都に立ち会いを誘われたタギツヒメは、これまで見せていた邪悪なものではなく、穏やかな笑みを顔に浮かばせ彼女達の元へと駆け寄る。 この事件以降、刀剣類監理局はノロを祀る社を再建・創建し始め、各自治体も積極的にそれに参加して支援することとなる。 現世と人類を滅ぼしかけたものの、結果的にタギツヒメがしたことは人々に届いたのである。 将来的に現れたタギツヒメは荒魂ではなく和御魂として迎えられるだろう。 人間と荒魂が共存出来る未来が示唆され、御刀に選ばれた少女達が紡いだ物語は幕を閉じる――。 余談 イチキシマヒメが持っているのは、天下五剣の一振りであり、破邪顕正の太刀・数珠丸恒次。 追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 長きにわたって憑依・寄生はエボルトと同じ -- 名無しさん (2020-02-13 14 57 06) 元ネタはアマテラスとスサノオの誓約で生まれた宗像三女神。誰だこんな名前つけたのは。 -- 名無しさん (2020-02-13 22 08 56) イチキシマヒメ可愛いけど出番短くてかなし -- 名無しさん (2020-02-13 23 43 24) ヒスおばがヒスリヒメって言われるの笑う -- 名無しさん (2020-02-14 21 55 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/lightnovelstory/pages/87.html
ズッコケ山賊修業中 著者/那須正幹 挿絵/前川かずお 667 :イラストに騙された名無しさん:2012/01/07(土) 20 53 36.39 ID dKEWAZRC 那須正幹の「ズッコケ三人組」シリーズのうち「ズッコケ山賊修行中」を投下。 というか1年位前に別のスレに書き込んだやつだけど、なんとなくこっちに加筆転載。 ちなみにズッコケ三人組シリーズは ・小さい体格ながら運動が得意、だけど勉強はからっきしでやんちゃ坊主の「ハチベエ」、 ・とても物知りで頭がいいけど、今一つ要領が悪くヒョロッとした運動オンチ「ハカセ」、 ・大食いで太っていて大きな体、だけど気が優しくておっとりのんびりな「モーちゃん」、 の仲良し小学生男子三人組が色んな事件に巻き込まれていくシリーズ。 669 :イラストに騙された名無しさん:2012/01/07(土) 21 39 04.69 ID dKEWAZRC 主人公のやんちゃ坊主『ハチベエ』、物知りの『ハカセ』、 体は大きく力が強いが動きが鈍く心優しい『モーちゃん』。 彼ら悪ガキ小学生三人組『ズッコケ三人組』は、ある日 親戚の大学生のお兄さんの車に乗せてもらい、ちょっと遠くに遊びに出かけた。 その帰りに、車で山の中の道を通りがかると 日本昔話に出てくる猟師のような格好に身を包んだたくさんの男達が車を止め、取り囲んだ。 そしてそのまま猟銃を突きつけて三人組とお兄さんを脅し、拉致する。 拉致された先は地下洞窟迷宮のような場所で、 男達はここで家族とともに前時代的な集団生活をしているらしい。 軽く幽閉されつつ、ご飯を持ってきてくれる少女などから情報を仕入れると、ここは その昔、古墳時代にヤマト朝廷に滅ぼされた一族「ツチグモ」の末裔が暮らす隠れ里らしい。 しかも指導者である「土蜘蛛さま」を現人神として崇める宗教としての一面も持っているとか。 彼らは山賊として、山を通行するものをたまに襲って車や金品を強奪しているらしい。 ここに入った外部の者は秘密を守るために一生をここで暮らすことになる。 第2次世界大戦当時、この付近の山に墜落してきた米軍飛行機のパイロットの白人も その後ここから出されず、数十年経って老人になってもまだここで暮らしていた。 しかしその老人は、ここの人たちはいい人たちだし居心地も悪くないから ここで一生を暮らすのも悪くない、と三人組を諭す。 実際、ツチグモの人間達は三人組やお兄さんを仲間にしようとしているようで、 お兄さんには山賊の一員となるべく修行させているようだし、 三人組には洞窟の中にある学校でツチグモの子供達と一緒に教育まで受けさせてくれる。 だが、まだ親に会いたい盛りの子供の三人組には到底受け入れられる話ではなかった。 670 :イラストに騙された名無しさん:2012/01/07(土) 21 40 46.11 ID dKEWAZRC 子供だと油断されている隙をついて三人組は脱出し、残されたお兄さんを助けるために 近くにあった集落の交番に駆け込んで事情を説明する。 一笑に付されるかと思ったが、中年の警官は真剣に話を聞いてくれて それはただごとではない、人を呼び集めるから待ってろ、という。 しかし安心して待っていた三人組は、警官に呼ばれて集まってきた近所の住人達に拘束される。 実はあの洞窟とそこに住んでいる人々はただの総本山であって、この周辺の住民もみな、 普通に日常生活を送っていながらも土蜘蛛さまを熱烈に崇める信者だったのだ。 地元出身である警官ももちろんその一人だった。 三人組を捕縛しながら住民達は、嘘か本当か分からないが、 「この周辺だけでなく、ツチグモの人間は日本各地に散らばり、政府や警察などの中枢にも居るのだ」 とまで言った。 洞窟に連れ帰られた三人組はツチグモたちの宗教の儀式を目撃する。 それは非常に奇妙なものだった。 お社の上から信者達を睥睨する現人神、仮面をつけた女性「土蜘蛛さま」に対して、 洞窟の住人や付近の住民がひれふしあがめ奉る。 しかし平伏しながらも、次々に「おうらみもうす」「お恨みもうす」「お怨みもうす」と唱え、 自分の人生で起こった不幸や嘆きを土蜘蛛さまのせいだと恨みがましく申し立てる。 祈っているのか祟っているのかわからない、異様な光景であった。 ハカセによると、宗教の一形態として「人生で起こった理不尽な不幸」の原因と見なす 「厄の神」を奉り、あがめながら恨むという形式もありうるのだという。 この怨みに満ちた光景と同じように、ツチグモたちは先祖を滅ぼしたヤマト朝廷、 そしてそれに連なる日本人全てを恨み、怨み、うらんで、 その怨念を練り上げることによってこれまで一族を保ってきたのだろう。 671 :イラストに騙された名無しさん:2012/01/07(土) 21 42 44.02 ID dKEWAZRC また洞窟の牢に幽閉される三人組。これまでは軟禁だったが、今度は監禁に近い。 そして、脱出と秘密の漏洩の罪で、三人とも斬首により処刑されることが決まったと告げられる。 絶望のふちに沈む三人組だが、こっそりと助けに来た者たちが居る。 ツチグモたちと同じ山賊ルックに身を包んだ男女。 それは、いつの間にかツチグモになじんでいたお兄さんと、その恋人になったツチグモの娘だった。 この娘はあの「土蜘蛛さま」の侍女であり、 三人組をお社にある抜け道から脱出させてあげられるという。 助かることに喜びいさんだ三人組だが、お兄さんはここに残ると聞いて驚く。 一緒に脱出しよう、と説得するが、彼はこの娘と一生ここで添い遂げると固く決心しており、 その気持ちを翻すことはできなかった。 お社に着くと、なんとあの「土蜘蛛さま」が待っていた。 実は、お社にある出口とは、代々の土蜘蛛さましか開け方を知らない秘密の脱出口だった。 その出口を使って三人組を逃がすことを提案したのは土蜘蛛さま自身なのだと言う。 なぜツチグモの頭目が自分たちを助けるのか? そして助けるにしても、なぜこのようにこそこそした助け方を?と不思議がる三人組。 土蜘蛛さまは嘆息しつつ説明する。 672 :イラストに騙された名無しさん:2012/01/07(土) 21 46 32.83 ID dKEWAZRC 実は、土蜘蛛さま自身はこのツチグモ一族にうんざりしていた。 前時代的な洞窟暮らし。 周りの信者達は土蜘蛛さまを崇めながらも、いわれのない恨みの念をぶつけてくる。 その信者達がすることはといえば山賊として無辜の通行者を捕獲して車などを略奪したり、 国の中枢に出身者をもぐりこませようとやっきになったりと、まるで闇の組織ごっこだ。 そういえば、あの儀式で周囲住民の信者から土蜘蛛さまに陳べたてられていた恨みの中には 「うちの息子が都会に行ったまま戻ってこない、親などどうでも良いと言うのか。 おうらみもうす、おうらみもうす。」などという内容のものもあった。 一族の有様を疎ましく思っているのはこの土蜘蛛さまだけでなく、 若者の中には既にこの一族を見限っている者たちも出てきているようだ。 いっそのこと、こんなおろかな組織の現人神など辞めてしまいたい土蜘蛛さま。 しかし指導者としての責任も感じており、また信者達から向けられる心は「恨み」でいっぱいなので、 下手なことをすると一族の頂点とはいえただではすまないだろう。 だからこれまで我慢していたが、三人組のような幼い子供までを殺そうとする信者達を見て ついにじっとしては居れず、今回の密かな行動に出たらしい。 しかしそれを聞いて三人組は、逃げ道がここしかないなら、 土蜘蛛さまが自分たちを逃がしたことがばれてしまい危険なのでは、と心配するが 土蜘蛛さまは自らは逃げないと告げ、三人組たちだけを無理に出口の中に押し込んだ。 心配してくれたことを感謝しつつ、仮面をはずして微笑んでくれた土蜘蛛さま。 その素顔は美しい女性だった。 673 :イラストに騙された名無しさん:2012/01/07(土) 21 47 39.20 ID dKEWAZRC 抜け道の隠された出口から外に出て、必死に人里に着いた三人組。 今度は近所の交番や民家などには行かず、泣きながら遠くまで歩ききり、無事に家まで帰りついた。 警察にも届け出て捜査してもらったが、例の洞窟は埋め立てられていたそうだ。 それっきり捜査は中断したまま。作り話だと思われたのか、 警察上層部にも居ると言うツチグモの一派が事件を握りつぶしたのかは分からない。 お兄さんは行方不明として処理された。 三人組は今でも時々思う。 お兄さんは、お兄さんの恋人の女の子は、あの美しい土蜘蛛さまは、 あの脱出の後にどうなってしまったのだろうかと。 だが、それはもう永遠に分からないことだ。 以上です。 思い出して書いてみたが、バッドエンディングっぽいなぁ
https://w.atwiki.jp/mamamadangeros/pages/39.html
過千あずれ(すち-) 【性別(男性/女性/両性/無性)】:女性 【学年(1年/2年/3年/その他)】:1年 【所持武器】:嫌なこと 【攻撃力】:1 【防御力】:1 【体力】:3 【精神力】:5 【FS名】:失われた葡萄狩りの思い出 【FS】:20 特殊能力 ティアー・ティアー 発動率100% 【 特殊能力内容】: 効果1:ステータス入れ替え(非単一キャラクター間:対象「精神」) 対象:同マス1人と自分 時間:1ターン 効果2:精神5ダメージ 対象:自分自身 時間:一瞬 ※効果1は効果2の後に発揮する 永続行動不能:40 GK注)効果1:ステータス入れ替え(非単一キャラクター間:対象「精神」)の効果値50で計算しました 【効果1】 50×1×1×=50 【効果2】 60×1×1=60 【発動率】 (100-110+40)×(1+20×0.1)+10(調整)=100% 発動率:100% 【能力説明】 いらない過去をひとに押し付ける能力。 辛いこと、悲しいこと、痛いこと、嫌なこと、それらの事実を過去からも自身の記憶からも完全に抹消する。代りに、別の他者の過去を改変してその過去に抹消した出来事を引き起こす。 代償として精神機能に異常をきたし、意識がふと途切れたり、一部の記憶がとんだり、一時的に言葉が話せなくなったりと、様々な発作を引き起こす。 「弟に写真を破かれた過去」を押し付けた場合、「弟に写真を破かれた過去」を、その者も同じように背負うことになる。 足りない役者は、たとえ不自然な形であっても強引に補われる。 また、改変された過去は、パラドックスを孕んだまま、能力を発動する以前には、ほとんど影響を及ぼさない。押し付けられた過去の内容に起因する肉体的かつ精神的な苦痛や外傷などが、はっきりと影響を及ぼすのは、能力を発動したその瞬間から。 セカイ系のちから。 キャラクター説明 もう、彼女が彼女であるために必要な、ほとんどの過去が残っていない。 自分が何者か、自分は誰なのか、それすら不確か。 髪型はミディアムヘアー。 体格は平均値よりも全体的に小さめ。 甘酸っぱい葡萄が好き。 常にどこか遠くを見ながらぼうっとしている。 様々な嫌な記憶とともに、母と過ごしたわずかなひと時まで抹消してしまったため、精神が歪んで壊れてしまっている。 母との繋がりが、どれほど自分にとって大事なものであったか、彼女は最後まで気づくことができなかった。 [watcher]と呼ばれる、時空観測者が時空の歪みに気づいたことで、彼女は発見された。 watcherの調査によると、7度ほど、彼女には自らの死を抹消した痕跡が見つかっている。 彼女のルーツを遡ろうとすると、その終着点では『生まれてきたことを呪う』という、彼女が発したと思われる強い思念波の残滓が見つかるという。 恐らく、彼女自身が、自分自身の抹消を図ったものではないか、と[watcher]は見解を示している。 [watcher]は、彼女によって歪められる前の時間軸上にて、彼女の能力により運命線が交じり合うことになった者が必ず存在しているとして、その追跡を行っている。 タイムトラベラーなどによる過去改変は、様々なパラドックスを引き起こすと考えられている。 『自分が生まれる前の過去にいって両親を殺す』 そのようなパラドックスが起きれば、時の浄化作用とも言える働きによって、改変者の存在は消滅してしまうか、もしくは、別の可能性としての平行世界を発生させる。 過去と今は繋がっている、それ故に過去を変えるということは、様々な矛盾を孕んでしまう。時の浄化作用ともいえるそれは、それらの問題を自動的に解決しようと働く。 しかし、彼女の能力は、パラドックスをパラドックスのままで終わらせてしまう。彼女の能力によって変わってしまった過去には、時の浄化作用は働かない。 [watcher]は、それが彼女の能力の最大の問題点であると指摘する。 歪んでしまったものを歪んだまま放置する。それを何度と無く繰り返すことで、その時空は致命的な破綻を起こし崩壊することになる。 彼女は、「生まれてきたこと」、それ自体を呪うことで、自分自身の存在を根本から抹消しようとした。しかし、時空は未だに歪められたまま、彼女の存在は消えることなく、未だに存在している。 すでに、彼女が生まれた事実は、存在していないにも関わらず。もはや、彼女の存在自体が時空を深刻なまでに歪ませており、複数の平行世界が危機に陥っている。 このまま放置すれば、この時間軸に連なる全ての世界が崩壊する危険性もある。 [watcher]を含めた時空観測者たちは、彼女を元の時間軸に戻し、その運命線を正す。または、歪みの最も小さな形で、彼女の存在自体をその痕跡ごと完全に消し去る方法を模索している。 父親不明 母親は12のときに、学校の帰りに男数人に拉致され暴行を受ける 当時、母方の祖父は死亡。祖母は保険金殺人の容疑をかけられ、逃走中 数日後、母は当時すでに自立していた母の兄である伯父を頼りにしてそこに向かう。母は伯父と暮らすことになる 母は伯父にあらゆる意味で暴行を受ける ××を出産する 母が伯父の子を孕む母のお腹の子に異常が見つかる 母は伯父に堕ろすよう言われる 母親と葡萄園へ行く葡萄狩りをして二人で食べる 翌日、母は××を残して自殺 元のメッセージを隠す - ××は伯父から暴行を受けながら育てられる クラス中からいじめを受ける 担任に相談するが、担任から性的な暴行を受ける 相談したことがばらされ、いじめがエスカレートする 家出を試みる子犬を拾う 子犬が衰弱死する 警察に保護される。相談するが信じてもらえず、単なる家出として伯父に連絡される 全身の数箇所に、ピンセットで穴を開けさせられる生死の境を彷徨う 妊娠する 生もうとするが伯父に堕胎させられる 自殺を図る 蘇生近所の人の通報で伯父が逮捕される 養護施設で暮らす仲間たちから嫌がらせを受ける 転校するクラスメイト全員から無視される 一部のクラスメイトからさまざまな暴行を受けるようになる クラス替え新しい担任の先生に優しくされる彼に依存する 結婚の約束をする ビデオを撮られる 幸せ先生の前々任の学校の生徒の通報により、先生は逮捕される クラス替え後のクラスでもいじめを受けるようになる 2度目の転校をする何度か告白されるが振る ビデオをネタにクラスメイトから脅される体を許す 金銭を支払う その後を強請られ続ける 薬物に手を出す お金が必要になる騙されて体を売られる、そのときは無理矢理襲われ、その後は諦めるようにして斡旋される 転入生がくる。隣の席になる。握手を求められ、握手をするその日のうちに告白されるが振る 数日後、その転入生に呼ばれる 彼女を強請っていたクラスメイトが、ナイフで転入生に脅され、彼女に謝罪する転入生によって、そのクラスメイトは割礼させ、さらにそのシーンをビデオに撮り、逆にそのクラスメイトは強請られる その光景を直視するよう強要され嘔吐する 転入生はナイフをちらつかせながら再び告白する恐怖のあまりに了承する ナイフをちらつかされ、転入生と何度か体を重ねる転入生は執拗に愛を囁き、また、彼女にも囁くよう要求する ナイフが怖いと転入生に言うが、聞き入れられない しばらくして、行為の最中、ナイフによって体にうっすらと傷をつけられるようになる ナイフで全身を撫でられ、胸からかなりの出血をする彼女は恐怖で動けなかった 転入生を避ける眠らされ、軟禁される いつものように行為を要求される感情が高ぶった転入生によって、首を絞められ、意識を失う その日のうちに開放される そこから出るが、山奥で、見られない景色が続く 帰り道に、興奮した転入生に、物陰から突然襲われる 頬を叩かれ、腹を蹴られ、頭を踏みつけられる 服を脱がされ、暴行を受ける 執拗に暴力を加えられる ナイフで、頬を撫でられる意味不明なことを転入生は言い始める 首を絞められ、腹にナイフを突き立てられる転入生は意味不明なことをさらに呟く 必死に抵抗し、もみ合いになる転入生の胸にナイフが刺さる 意味不明なことを念じて、転入生は果てながら絶命する その場から逃げるように立ち去る 転入生に襲われる悪夢を見るようになる 転入生だけでなく、過去のさまざまな嫌な思い出が、昼と夜の区別無く襲うようになる 感染が発覚する 転入生との子どもを妊娠していたことがわかる誰の子とかは関係なしに、産みたいと思う。それと同時に、産めないと思う 悩んで、悩んで、ただ泣き明かす 自らの意思で堕ろすことを決める 堕ろす 中学に入学、魔人として覚醒するが流されている。