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……ふぅ、大体こんなものでしょうか。 ん? はい、どうぞ? ああ、ありがとうございます……もうそんな時間ですか。 そうですね、では少し休憩するとしましょうか。 ん……美味しいですね、この羊羹。 程良い甘さがなんとも……はい? ああ、それですか? 少し幻想郷縁起に載せる人物を追加しようと思いまして。 ええ、その資料はそのためのものです。 いいえ、妖怪じゃありません、人間の方です。 いえ、只の人間ですよ? 外の世界から来たことを除けば、空を飛んだり魔法を使うことも出来ない一般人です……しいて挙げるとすれば、逃げ足が物凄く速いことぐらいでしょうか。 なんでそんな人を載せるのかって? 確かに彼は、我々人間の間では無名です。 ですが、人間以外の間ではとても有名な人なんですよ。 現在、名の有る人外達が対立していることはご存知ですか? ……そうですね、あれだけ大っぴらにやっていれば知る気が無くても知ってしまいますね。 その人外の方達、正確には……紅魔、西行寺、八雲、永遠亭、風見、伊吹の鬼、天狗、閻魔、魔界、そして洩矢の神々。 どれもこの幻想郷では知らぬ者は居ない程の方達ばかり。 この方達の対立の原因が、彼なんです。 ええ、私も驚きました。 何故これほどまでに強大な力を持った方達が、こんな、なんの変哲も無い只の一般人を奪い合うのかと…… 答えは単純にして明解。 所謂、恋の多角関係というものです。 はい呆けないでください、気持ちは分かりますけど。 残念ですけどこれ本当なんです。 紫様にお会いした時に、直接聞きましたから。 彼のことを話す時の彼女は、正に恋する乙女といったところでしょうか。 幾ら強力な妖怪と言えども心は少女、ということですかね。 おや? 誰かいらっしゃったみたいですね。 ……あら、これはこれは。 貴方も大変ですねぇ……離れが空いていますから、どうぞそちらへ。 ……彼も相変わらず大変みたいですね。 え? ああ、貴女は会ったことが無かったんでしたっけ? 偶に痴話喧嘩から逃げて、此処に匿って貰いに来るんですよ。 まあ、相手をするには分が悪すぎですからねぇ…… それでですね、何故彼女達が彼に惹かれたのかが気になった私は、彼についての情報を集めたんです。 ええ、あなたの予想通り、烏天狗の彼女からです。 彼についての情報が欲しいと言った時の彼女の形相と言ったら……もう凄かったですよ~。 いつも笑顔で好奇心旺盛な彼女の顔から笑みが消えて、一瞬無表情になった後、突然般若のような顔になって睨みつけてきましたからね。 もう殺意剥き出し、殺す気満々。 あの時、あと数秒理由を話すのが遅れていたら……私、今この世に居ないんじゃないでしょうか? いやはや、恋をするとああも変わるものなんでしょうかねぇ…… まあ、すぐに誤解を解いて資料をお借りすることは出来たのですが、その後がまた大変でした……言わなくても分かりますよね? 彼との出会いから始まり、彼に恋をした時の心境、寝顔を覗き見た時の胸の高鳴りなど、その他色々と…… 資料の恩が有るとはいえ、流石に惚気話を半日は辛かったです…… ま、その話はこれくらいにしておいて……で、それがこの資料です。 大半が彼女の私的な資料でしたが、先程なんとかまとめることが出来ました。 この資料によると、どうやら彼は彼女達以外の人外からも好かれているみたいなんですよ。 例に挙げると湖の氷精や夜雀、宵闇の妖怪などですね。 彼女達も彼のことを慕っているみたいです。 ですが彼女達の場合、幼さも相まってか恋愛感情ではなく純粋な好意だと思われます。 優しい人ですからね、女性や子供には特に。 それに相手が人間だろうが人間以外だろうが差別しない。 そこに皆さん惹かれたんじゃないでしょうか? そういう事には疎そうな方達ですからねぇ……恋に落ちたらラブラブ街道一直線!みたいな感じでしょうか? ……すみません、忘れてください。 なんにせよ、もてる男は辛いってことですね。 ま、彼に自覚がないっていうのが、そもそもの原因なんでしょうけど。 朴念仁とは良く言ったものです。 え? 何故彼が誰にも捕まらないのか、ですか? そうですね、理由を挙げるなら二つ。 一つ目は、彼に出来るだけ被害を与えたくないため。 想い人ですからね、怪我などは避けたいのでしょう。 相手に嫌われること、相手を傷つけること程、辛いことはありませんから。 なら何故争っているのかって? そんなの、ライバルは一人でも少ない方が良いからに決まっているじゃないですか。 そして二つ目は、彼を守護する者がいるためです。 ええ、それはもう、とびっきりの守護者が。 幻想郷最高クラスの彼女達も、本気になった彼女と戦うのは不利と分かっているのでしょう。 ですから彼の傍に彼女が居る場合は滅多に彼に近づかない、もとい近づけないという訳です。 当然、捕まえるなんてもってのほか。 彼女が彼の傍を離れるまで我慢するしかないんです。 ……と言っても、あの二人は大抵一緒に居ますから、捕まえるチャンスなんて滅多に無いんですけどね。 守護者ですか? 貴女も良く知っている人物ですよ? というか、この幻想郷で知らない人はまず居ないでしょう。 ほら、あそこの神…………ん? また誰か来たみたいですね? ……あら、これはいつも御苦労様です。 彼ですか? こちらには来ていませんよ? ええ、本当に。離れになんて居ませんよ? いえいえ、どういたしまして。 はい、それでは。 ……ふぅ。 え? 彼の居場所を教えて良かったのか、ですか? 被害は少しでも減らしたほうが良いでしょう? ……ふぅ、御馳走様でした。 さてと、一息入れたところでそろそろ作業を再開しましょうか。 ええ、ありがとうございます。 では、また夕御飯の時に。 …… ………… ……………… さて、そろそろでしょうか…… 『何処かに出かける時は私を呼べっていつも言ってるでしょうがこの馬鹿ーーーーーーっ!!!!』 『わかった! わかりました! 今度から気をつけます! だから……』 『心配ばかりかけさせるなーーーーーーっ!!!!』 『ギャーーーーーース!!!』 <チュドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!> ……後で離れの修理を頼んでおきましょうか。 さてと、執筆執筆…… 『幻想郷縁起』 英雄伝・追記 「異邦人・○○」 外界から来た青年で、誰に対しても差別なく接する優しい性格の人物である。 その対象は人外にも及び、よく氷精や宵闇の妖怪、夜雀などと遊んでいるのが目撃されている。 能力はこれと言って保有していない、いわゆる一般人である(しいて言えば、逃げ足が物凄く速いことだろうか) だが、一般人だからといって甘く見てはいけない。何故なら彼の周囲には最上級の危険が山程あるのだから。 彼という人間は、何故か妖怪・その他、人外の者達に好かれてしまう体質(もしくは人柄)であるらしく、その影響(注:1)は甚大であり、 常に彼女達から注視されているのである(注:2) なので、彼に接触する際には不貞を働かぬよう注意が必要だ。 もし不貞を働いた時、その先に待っているものは、死、のみである(注:3) 彼自身、そのことを不満に思っているらしく、最近では若干改善されたようである(注:4) しかし、彼女達が何故そのようなことをしているのかを理解していない模様(注:5) 幻想郷に来た当初は村に住んでいたのだが、周囲の環境が変わったため、現在はその現状を見かねた巫女の計らいによって、 博麗神社にて生活をしているらしく、巫女と一緒のところが度々確認されている(注:6) 時折、様々な場所で彼と巫女の喧嘩(というより私刑?)が見られるが、見かけた場合は速やかに退避するのが得策であろう。 触らぬ神に祟り無し、である。 (注:1) 所謂恋の病。 強大な力を持つ者故、そのような事柄には不慣れであったのだろう。 突然湧き出した感情に戸惑いながらも彼女達は現在、彼に対して求愛活動真っ最中である。 ちなみに、今起こっている人外達の対立はこのことが原因。 恋は盲目と言うが、少しは程度というものを知って貰いたいものである。 (注:2) 主な例として、紅魔館の面々、西行寺の亡霊嬢とその庭師、八雲一家、永遠亭、風見幽香、伊吹の鬼、烏天狗と白狼天狗、 閻魔とその死神、魔界神、洩矢神社の神々などが挙げられる。 (注:3) 特に女性は要注意。 女性の嫉妬というものは、どの種族にも存在するものだが、いかんせん相手が相手。 (注:4) だが油断は禁物である。 (注:5) 朴念仁とは彼の為にある言葉であろう。 (注:6) 巫女との関係は現在調査中。 これは私見だが、もしや巫女も彼に好意を抱いているのではなかろうか? ……ふぅ、こんなところでしょうか。 では、これを清書に…… あ、お帰りですか? え? ああ、いえいえ、そんなお気になさらずに、いつものことですから。 はい、はい……ええ、わかりました。 それでは、また、お気をつけて。 お大事に~。 10スレ目 572 ─────────────────────────────────────────────────────────── 穏やかな日差しが窓から射しこむ。 俺は気持ちの良い暖かさのせいでついウトウトとしていた。 ガンガン! その眠気を吹き飛ばすような音が玄関の方から聞こえてくる。 おそらく来客だろう。 そう思った俺は玄関の方へ行き、扉を開けた。 「また、来てやったわよ! ○○!」 そこにいたのは、バカ四人+保護者。 偉そうに腕を組むチルノ。 チルノの態度に申し訳なさそうにしている大妖精。 相変わらず、何を考えているのかわからないルーミア。 蝶やら蜂やらいろんな虫を侍らせたリグル。 俺が出てきたのに、気にせず歌っているミスティア。 「ホント、いつもと変わらないよな」 「すみません、○○さん……」 「いや、君のせいじゃないよ」 「何で大ちゃんが謝ってんのさ?」 「お前は少しは遠慮ってもんを覚えろ、このバカ」 「むきー! バカって言った方がバカなんだぞ!」 「はいはい。じゃ、中に入れよ」 五人にそう告げ、俺は家の中へと引っ込んだ。 五人が俺の家に来るのはこれが初めてではない。 いや、実を言うと何回目かすら覚えてない。 まぁ、それぐらい多いってことだ。 俺は外の世界にいたとき、小説家の真似ごとをしてた。 だからこっちに来てから、外の世界にあった物語とか、自分で作った小説なんかを話したり書いたりした。 それを目の前の連中にもやったところ、どうやら大ハマリしてしまったらしい。 それ以来、こいつらは俺の家に入り浸っているってわけだ。 「それで、この前はどこまで話したっけ?」 机の上にいろんなお菓子を置きながら聞く。 「実は主人公の相棒が敵だった、ってとこまでだよ」 リグルが答えてくれた。 「ああ、そこか」 一息吸い、五人の方を見る。 皆が皆、真剣に聞こうとしてくれている。 これほど真剣だと、こっちも熱が入るってもんだ。 「じゃあ、始めるか。『そいつの言葉に俺は衝撃を隠せなかった』……」 「『そして、主人公は新たな任務につく。仲間達とは別れることになったが、それでも彼は寂しくはなかった。 だって、彼らの間にはちゃんとした絆があるから』……。おしまいっと」 充足感を感じながら、彼らの方を見る。 興奮冷めやらぬ、といったところであろう。 これなら甲斐があったというものだ。 いや一人だけ、チルノが何やら難しそうな顔でうつむいている。 腹でも壊したか? そう思った瞬間、何を決意したのか急に顔を上げた。 「ねぇ、○○……」 その言葉にはいつもの元気さはなかった。 「○○は……どこかにいなくなったりしないよね?」 しんみりとした声でつぶやく。 その途端、周りの空気が急激に重くなった。 全く、このバカは本当に空気が読めないな。 なんて軽くおちょくってやろうとした瞬間、ミスティアが口を開いた。 「外の世界に帰ったりとか……しない、よね……?」 不安げな声だった。 見れば他の四人も一様に泣きそうな悲しい顔をしていた。 いや、大妖精などは既に涙が見えている。 「はぁ……」 大きな溜息を吐いてしまう。 本当に俺って愛されてんだな。 少なくとも、ここにいて欲しいと思われる程には。 俺は立ち上がり、チルノの髪をくしゃくしゃにしてやった。 「な、何すんのさ!」 「やかましい。帰る気があるならとっくに帰ってるわ」 それは俺の偽らざる本音だった。 つまるところ、俺は幻想郷が、こいつらのことが気に入ってしまったんだ。 そう、外の世界よりも。 「だから、そんな顔すんな。お前らにはそんなのよりもバカっぽい顔のが似合う」 「むー、バカじゃないもん……」 目の前でチルノがうめいているようだが無視する。 「さーてと、こんなにいい天気なんだから外で遊ぼうぜ」 「「「「……うん!」」」」」「……はい!」 ようやくこいつらの顔に笑顔が戻った。 やっぱ、何だかんだで俺はこいつらのこういうところが好きなんだな。 「じゃ、戸じまりするから先に出てろ」 そう言い、キッチンの方へ火が止まっているか確認しに行く。 ホント。俺って恵まれてんなぁ。 こんなにいい奴らに囲まれて。 思わず笑ってしまいそうだった。 「火元はオッケーっと。じゃ、行きますか」 俺は満ち足りた気分で、あいつらの待つ外へと、その足を踏み出した。 12スレ目 549 うpろだ846 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「十三、十四、十五……これくらいかな」 早苗さんが大豆の数を数えている。 もう節分なので、皆豆を食って無病息災やら願うということだ。 「八坂様は大豆いくつ召し上がられますか?」 「バケツ一杯」 「なら俺は二杯で」 「じゃあ私は三杯」 「早苗、やっぱり四杯にして」 「「どうぞどうぞ」」 「おま、謀ったなコワッパーズ」 背中のオンバシラを叩きつけながら神奈子様が言う。 ズドーンと良い音を立てるオンバシラと、 直後鈍い音を立てて神奈子様の延髄に叩きこまれる早苗さんの蹴りの対比は非常に怖い物があった。 「皆さんバケツ何杯分も豆がありませんよ」 ずれた袴を直しながら早苗さんが言う。 「いや本当に作らなくても良いよ」 「そうね、それより酒のほうが良いわね」 「……いっとく?」 くいっとグラスを傾ける仕草をしながら諏訪子様が言う。 「でも発泡酒より麦酒のほうがいいわね」 「よーし、それなら蔵から出してこようか」 意気揚々と蔵に行く二柱、大してこちらの一柱は頭を抱えている。 「はぁ……、○○さんはいくつですか?」 「二十三頂戴」 「はい二十三……あれ? 今二十三歳ですか?」 「そう、今年二十四になる」 「じゃあ今年本厄ですね。厄除けは……まだですね」 「うん、まだだね。ここじゃやってないし、ここ以外には行ってないし」 「ほうほう○○は今年が大厄か」 神奈子様が麦酒片手にやってくる。 「それじゃきっちり厄払いしておかないとね」 つまみに何かの干物を齧りながら諏訪子様が来る。 「それでは今から厄払いしましょうか? もう結構遅い時間ですが」 「うん、俺は構わないけど」 「それじゃあ早苗、準備のほうはお願いね」 普段妙なことばかりやっている神様なのだから、お祓いも随分妙なことになるのだろう、 そう思っていたがそういうことは無く、粛々と神事は進められた。 でも神奈子様の膝の上に諏訪子様が座るのは無しだろ。 「それでは最後にこのお神酒を飲んでください」 中に少しの透明な液体の入った小さな椀を渡される。 ぐっとやるまでも無く、少し傾けただけで中身はすぐに空になった。 「おおいい呑みっぷり。じゃあ、その意気でこっちも行こうか」 そういって神奈子様がもう一つ、漆塗りの盃を差し出してくる、角隠しをして。 「えー神奈子様、この盃はどういった意味を持つ物なんでしょうか」 「もちろん固めの盃だ。三々九……」 途中まで言うと神奈子様の手の中の盃は諏訪子様に取られ飲み干されてしまった。 「ちょっと何するのよ諏訪子!」 「一人で抜け駆k……し……」 諏訪子様も途中で言を止める。その目の前には…… 「鬼っ子じゃ、鬼っ子がおる!」 「まずいぞ、いつにも増して袴が青くなっている! あれは攻撃色だ!」 「ま、待つんだ早苗さん! 話し合おう! そ、そうだ。飴を――飴を上げるから!」 「どうして八坂様は最後まできちんと締められないんでしょうね……」 酷く怒気を孕んだ笑顔を見せる早苗さんがいた。 (神奈子、何とかしなさいよ) (何とかってどうすりゃいいのよ) ひそひそと皆で相談する。実際には生贄を選んでいると言ったほうが良いのだが。 (なんか早苗さんの頭に角が見えてきたよ) (角……よし、その角隠してしまおう) (いや比喩だから、喩えだから。意味ないですよそれ) (よし手伝うよ。○○、早苗ちゃんの気を引いといて) (やるの!?) 言いながら○○を押し出し、その後ろに陣取る諏訪子。 それより数瞬遅れて動き出す神奈子。 「OK、落ち着くんだ早苗さん。まず落ち着いて、その大幣っぽいものを下ろすんだ」 「落ち着いています、私は十分に冷静です。さあ、そこをどいてください」 「そんな物を振りかぶっちゃいけない、ああ絶対にいけないんだ」 早苗にクリンチしつつ、冷静になるよう声をかける。しかしあまり意味がない。 「早苗ちゃん落ち着いて!」 そんな時に真後ろから諏訪子が突進しつつ説得に来る。 全く慮外の行動だったため○○は為す術無く、早苗を下に巻き込む形で地面に倒れる。 かろうじて腕を下に敷くことが出来、早苗を下敷きにすることは避けられた、 しかし妙な体勢なのと、上に諏訪子が乗っかっているため一度腕を抜かなければ立つことが出来ない。。 「早苗さん、とりあえず一旦そこから退いて。あと諏訪子様降りて」 「え、ああはい、分かりました」 驚いたせいか落ち着きを取り戻し、体を上に引き摺りながら出す早苗。 対して諏訪子は背中の上で寝たまま、動く気配は無い。 その時―― 「隠したー」 テンション高く、角隠しを早苗にかぶせる神奈子。 「神奈子ー、もう終わっちゃってるよー」 それに突っ込む諏訪子。うなだれる神奈子。 「八坂様、これはどういうことです?」 そして追求する早苗。 「え、それは」 「つまり、私と○○さんの結婚を認めてくれる、と言うことですね」 「違うよまだ何も言ってないよ」 「でも、角隠しを直に被せたというのはそういう事なのではないですか?」 「いやその理屈はおかしい」 結婚を認めさせようとする早苗と認めまいとする神奈子。 普通は嫁の父と婿のすることだが、ここでは嫁とその母役のすることらしい。 「早苗さん、いいから早く脱出して。あと諏訪子様降りて。もう腕痛い」 震える腕で体を支える○○。 ここで力尽きれば事態はより訳の判らない方向に進むことは必至なので、その点に関しては彼は必死だ。 「えいっ」 しかし掛け声と共に早苗が○○の腕を引き倒す。 支えを失った体は当然早苗の上に倒れ、伸し掛かり、押し倒す。 「早苗さん何するのん」 「押し倒されちゃいました。これは責任とって貰うしかありませんね」 「早苗…恐ろしい子!」 ○○は非難の声を上げるが早苗は聞かず、むしろ体を抱きしめ離さずにいる。 そして何故か神奈子は慄いている。 「よし……早苗、そこまで言うなら結婚を認めましょう」 ○○の意思は全く無視して話が進んでいく。 別に早苗さんを迎えるのに不服があるというわけではなく、むしろ願わしいことであるが。 「でもその前に私を娶ってもらいましょう」 「!」 「そして私も娶ってもらいましょう!」 「!?!」 眼前で神奈子様が、背中の上で諏訪子様が言う。 「というわけで早苗、式の準備を」 「神奈子ー、そこら辺は霊夢に頼んだほうが良いんじゃない。早苗ちゃんも出るんだし」 「んーそうか。そうだね。じゃあ明日依頼してくる」 「神奈子様、着物はやっぱり白無垢なんですか? それともウェディングドレス?」 「着物は考えてなかったねえ。明日一緒に里で仕立ててもらおうか」 「そうなると時間結構かかりますね」 「いいじゃない。その間に色々考えてようよ」 「あれ、また俺ハブられてる?」 ○○のぼやきを聞く者は誰もいない。 「いや、結婚するとかはいいんだけどさ、こういう決め方はどうなのかなあ」 「なに暗い顔してるのよ。かわいいお嫁さんが三柱いるのよ」 「……かわいい?」 神奈子様が首に腕を回して言ってくるが、諏訪子様がそれを笑い飛ばす。 それを機に両者威嚇を始め、早苗さんに鎮圧される。 「まあこれでいいのか」 騒がしい彼女らが好きなのだから、求婚も結婚も騒がしいほうがいいのだろう。……一柱例外もいるが。 これからもずっと振り回されることになるんだろうな、と思いつつ○○は銚子の酒を飲み干した。 12スレ目 636 うpろだ861 ─────────────────────────────────────────────────────────── その時俺は風呂に入っていた。事件はその時起こった。 「○○一緒に入ろー」 突然諏訪子様が風呂場の床を持ち上げて入ってきたのだ。 「!? ??!?」 俺がうろたえるのも無理はないはずだ。 そんな俺を尻目に諏訪子様は平然とこう言ってきた。 「そんなにびっくりしないでよ。ちょっとお風呂場の床をもう一枚作っただけだから」 「え? どういうこと?」 「だから、」 床に手を伸ばし何かを引き上げ下を指差す諏訪子。 「床は『2枚』あったッ!」 「はぁ?」 「さっき○○が乗っていたのは私が作った偽物よ」 「ど……どうやって?」 「このくらい私の力を使えばどうってことないわ」 と、胸を張って答えてくる諏訪子。 眼鏡が無いから良く見えなかったが、確かに普段より浴槽の縁が低かった気もする。 ううむ、諏訪子様の作戦勝ちか。 「というわけで入れてねー」 「駄目ですって諏訪子様、もう入りきりませんよ」 「へへ、このお湯を被っちゃえば、もう入れざるをえないよ。温まらないとだし」 そういって浴槽脇のケロヨンを手にする諏訪子様。しかし俺はあの桶で湯など汲んでいない! 「ヒィッ!」 ああ、やっぱり水だったのか。両肩抱いて震えてるよ。 「お願いだからちょっと入れて。温まらせて……」 仕方がない。ここで入れなければまさしく外道である。 端に寄って、反対側に入れる分のスペースを作る。 しかし諏訪子様はそんな配慮は何のそので、股の間に割り入ってくる。 これは危ない。この配置は危ない。 耐えろ俺のケロちゃん。くれぐれも舌を伸ばさないでくれ。 「はーあったかいねー」 「そーですねー」 正直言ってそれどころではない。 「いい気持ち。歌の一つでも歌いたい気分」 「そーですねー」 「かーえーるーのーうーたーがー」 「輪唱はしませんよ」 「かーえーるーのーうーたーがー」 「どっから!?」 浴室を見、天井を見、諏訪子を見る。 しかし諏訪子様は私も知らないという風に首を振る。 きょろきょろともう一度見回していると、ふと気づいた。 窓に! 窓に!! 「諏~訪~子~、何抜け駆けしてるの!」 窓にすごい不機嫌そうな顔の神奈子様が! 「もう怒った。私も一緒に入る」 「やめて」 言うや否や猛然とダッシュする神奈子様。 それを引き止めようとして全く止められなかった俺。 「早いところ上がりましょう」 幸い体も髪も洗ってある。まだ暖まりきっていないが背に腹は代えられない。 風呂から上がって寝巻きに着替えてしまえば、闖入者は増えないだろう。 「上がる必要は無いよ」 「?」 諏訪子様が妙なことを言う。風呂から失せないと事態の収拾は無理だろうに。 恐らくは神奈子様乱入風呂釜崩壊早苗さん大激怒ルートだろう。 そう思っていると突如水の中に何かが出来た。 「『坤を創造する程度の能力』! いま水から風呂の底を作ったッ!」 「なッ!」 「これに隠れて神奈子をやり過ごすッ!」 遠くからドンドンという床を踏み抜かんばかりの疾駆音がする。 早く隠れろと腕を引かれ、水中に顔も体も全く没する。 水に潜れない俺が、だ。 「ぬうっ。諏訪子め何処に消えた」 何処の戦国武将かと思うような声で神奈子様が言う。 俺は板二つに挟まれて、水中で身動き取れない状態になっている。 体の下には諏訪子様。上には板越しに神奈子様。 そして俺のオンバシラはエクスパンド済み。 加えて泡で居場所がばれるので、うかつに息も吐けない。 「上がったのかな。早苗に聞いてみるか」 神奈子様がそう漏らし、俺もほっとして息を漏らしてしまう。 泡は掴むことも出来ず、板の隙間を通り抜け面に上り、 「そこかーッ!」 無情にも居場所をばらしてしまう。 神奈子様が掛け声と共に振り下ろした足は板の端、頭のあるほうとは反対側を踏み、 どうやら諏訪子様が立てていた膝を支点にきれいに宙返りをして、神奈子様にクリーンヒットしたらしい。 ゆっくり崩れ落ちる神奈子様と、勝ったとばかりに両腕を掲げる諏訪子様、 どたどたと音を立てながらこちらに向かってくる早苗さん。 十中八九最悪だ。 「どういうことですかッ!」 見られたのは床に大の字で寝ている神奈子様と、裸で抱き合う俺と諏訪子様。 そして散乱した浴室と風呂の床。 事態の把握など出来るはずも無い。 「○○さんは私だけを愛してくれるんじゃなかったんですか」 なんでだ。あとそっちからか。 「あの日布団の中で愛しているのは早苗だけだって言ったのは嘘だったんですかッ!」 「いや言ってねえよ。大体一緒に寝たこと無いでしょう」 早苗さんが残念そうな顔をして一瞬の間が開く。 既成事実でも作るつもりだったか、それとも言質を取りたいのか。 「それで、何でこんな風になっているんですか?」 「ワカラナイ」 「判らないじゃないでしょう。なら○○さんと諏訪子様、先に入っていたのはどちらなんですか」 「シラナイ」 「それならこの床は何なんですか」 「コムギコカナニカダ」 叩かれました。 「本当に○○さんは目を離すとすぐに騒動を起こしますね」 早苗さんが言い、横で神奈子様と諏訪子様が頷く。 俺は皆の対面で正座させられ、この家族? 会議の主役に仕立て上げられている。 あれあれ悪いの全部俺なんですか? 「だが待って欲しい。乱入したのはそこなお二方なのだから、自重していれば事件は防げたのではないか」 ……。 「まあ何にせよすぐ騒動を起こすと言うことで」 早苗さんごまかすな。 「これはあれですね、皆でいつも監視していないとということで」 「そうだね、それじゃ当番決めようか」 「日曜はみんなではいるの?」 「それじゃあお風呂場も大きくしてもらわないといけませんねえ」 「露天風呂ならすぐ作れるよ」 これはあれか? しっとマスクが来る様な事態か? 工事屋の代わりに工兵の杉本君が来るのか? 「あの……みんな落ち着いて」 「私お風呂の順番後のほうがいいなあ」 「諏訪子、風呂で何する気よ」 「何って……いろいろよ」 「こやつめハハハ!」 「ハハハ」 だめだこいつら、早く何とかしないと。 「それじゃあ○○さん、諏訪子様が露天風呂を御造りになられるそうなので、外に行きましょうか」 俺の蛇がもたねえ。 12スレ目 476 ─────────────────────────────────────────────────────────── リグル「見て!カブトムシ形とクワガタ形を作ったの!」 ○○「妙にリアルでキモイぞ」 みすちー「はい鰻チョコ!」 ○○「いらない」 慧音「あ、あの、これ・・・」 ○○「なにこれ歴史書?すごいチョコの匂いがってインクがチョコかよ!食えるかよ!!」 てゐ「はい○○!愛情たっぷり手作りチョコだよ!」 ○○「アーモンドチョコ形消しゴム懐かしいな」 鈴仙「は、はい、○○、これ・・・」 ○○「この滑らかな流線型は座薬ですね」 永琳「はい、どうぞ」 ○○「なんかカプセルはみ出してるぞ」 輝夜「○○、私のが一番おいしいわよね?」 妹紅「燃えろー!」 輝夜「ああ!私が愛情こめて作らせたブリリアントドラゴンチョコレートが!!」 ○○「人に作らせたのかよ」 妹紅「あああ私のも溶けちゃったああ」 輝夜「バーカwwwwwwww」 ○○「うわああっちいい水!水ー!!」 12スレ目 482 ─────────────────────────────────────────────────────────── れみりゃ「ぅー」 ○○「……どうした? お腹でも痛いのか?」 れみりゃ「○○、ほかのひととはなしてばかりであそんでくれない……」 ○○「うわ、ごめん! そんな約束してたっけ」 れみりゃ「おままごとするってやくそくしたのに……」 ○○「今! 今からやろう!」 れみりゃ「……! じゃあ、れみりゃがままで○○がぱぱね」 ○○「OK、把握した」 れみりゃ「それでね、それでね、こどもがふらんどーるね!」 ○○「……!」 フラン「パパ、お外で私と遊んでー?」 ○○「おま、いつから……」 れみりゃ「ちがうもん、ぱぱはままといちゃいちゃするの! ねー?」 ○○「ね、ねー?」 フラン「ふーん、じゃあ私もパパとイチャイチャする!」 フラン s「「「イチャイチャだー! イチャイチャだー!」」」 ○○「いやちょっと待て二人だけならわかるけどなんで五人になってrうあわはああああああ」 ○○はスカーレット姉妹にもみくちゃにされました。 12スレ目 571 ─────────────────────────────────────────────────────────── なんだか凄く困った事になっていた……。まぁ、見ようによっては羨ましいかもしれないが 「ねぇ、どっちが好きなの?ハッキリしなさいよ!私なの?妹紅なの?」 「お前が大声だすから可哀相に○○がビビってるじゃない。殺すよ、輝夜……」 俺がビビってるのはそんな理由じゃない となんか陽気な雰囲気が流れるいつもの神社での宴会の中、右に居られるは永遠亭のニート姫こと輝夜。 左で殺気剥き出しなのは近所の竹林に住んでる妹紅。 あれだ、こんな状況になったのは宴会で「○○さんっていっつも妹紅さんか輝夜さんといますよね~、一体どっちが本命なんですかぁ?」 と酒の入ったどこかの馬鹿天狗に聞かれたからだ。 ちなみにその馬鹿天狗はとっくの昔に姿を消した。流石幻想郷最速を名乗るだけはある、最低だ。 抑止力になろうはずの永琳さんは意外にも既に酔いつぶれていて慧音さんも今夜は寺小屋の野外授業で生徒さん達と星を見に行っていない。 二兎にはもう何の期待もしてないしギャラリーは見て見ぬ振りするか酒の肴にしている 「うるさいわね、嫉妬は見苦しいわよ妹紅、私と○○の仲を邪魔するならあなたこそ死んでもらうわ」 「あ゛?誰と○○の仲だって?お前こそ私と○○の絆の深さに入る余地なんかないんだよ」 何か知らんがどんどんヤバい方向に……。誰かに助けを求めなくては……。 ふとこっちを見ていた霊夢に視線を送ったら目があったが少しばつの悪そうな顔をして霊夢は目を逸らした。 あ、無理?無理なの? 「じゃあ、本人に聞いてみるってのはどうだ?」 「あなたにしてはいい考えね妹紅。聞いてたわね、○○?」 「あ、あのさ、二人とも落ち着いて……。せっかく宴会の席なのに、な?」 「「いいから、どっち?」」 マズい、マズすぎる……。どっち選んでもちぬ、確実に死んでしまう。 「そ、そんなすぐには決めらんないっていうか……」 A.実は輝夜の事が…… B.実は妹紅の事を…… C.君達二人とも僕の可愛いにゃんこさ ここは普通に考えてC以外だろ、でもどれ選んでも死にそう。 「…優柔不断ね、○○は」 「○○は優しいんだよ、お前みたいな箱入りと違ってな」 「何ですって!?」 どんどんヤバい方向に流れていく気がしたその刹那、俺は急に冷静になり目を閉じる。 周りの喧騒が徐々に聞こえなくなっていく。 こんなどさくさで言うのも気が引けたが、閉じた闇で見えたのは確かに、確かに笑ってたのは彼女だった。 「俺が好きなのは---」 二人とも途端に黙り、俺のことを不安と期待を込めてまじまじと見る。 当たり前だ、きっと俺が彼女達の立場でもこんな感じになるに決まってる……。 【A.実は輝夜の事が……】 「え……、うそ……」 と輝夜は信じられないような顔をして呆けていた。 「あぁ~あ、失恋かぁ。全く○○は女泣かせだな」 「ごめん、妹紅…。」 「謝んないでよ、私が余計惨めになるじゃない、…でもね、○○そこまで腹括ったんだ」 そこで一区切りすると妹紅は不意に耳打ちして宙に舞った。 「それじゃあたしはお邪魔みたいだからね、慧音のとこにでも行くよ」 「あ……、妹紅」 と今更のように輝夜が妹紅の事をたどたどしく目で追う。 「何シケたツラしてんのよ幸せ者。○○の気持ち粗末にすんじゃないよ、○○が好きなのはお前なんだからな」 そういうと妹紅は三日月が照らす薄闇の中へと消えていってしまった。 「ねぇ、○○。私の事好きだって言ってくれたのよね、確かに」 妹紅が消えていった方を見ながら輝夜は俺に背を向け言う 「あぁ、俺は輝夜のことが好きだよ。ごめん、こんな勢いだけで言って」 と後ろから輝夜に手を廻してそっと呟いた。少しビクッとなる輝夜に慌てて手を解く 「うぅん……、良いの別に。それよりもっと○○の話が聞きたい」 そういって輝夜は引っ込みかけた俺の手を引く。その白く美しい手に思わず俺は見とれる。 「ねぇ、○○……、私何で貴方が妹紅でなくて私を選んだのか、わからないの」 「輝夜……」 「いや、あのね、○○のこと嫌いとかそんなんじゃなくて……○○、ホラ、妹紅と仲良しだし、その……○○は妹紅を選ぶと思ったから……」 「俺は輝夜の事が好きだから、じゃ駄目なのか」 「…だめ。私恐いのよ。からだの痛みだけならいくらでも耐えられるけど心のはそんなに強くないから……、言葉が欲しいのよ」 顔は見えないが輝夜の肩が小刻みに揺れていたので輝夜を一層強く抱き寄せ童を安心させるような感じで語りかける。 「輝夜……」 輝夜は一瞬ビクッとしたがすぐに体を預けこっちを向いた。心なしか輝夜の頬はほんのり朱に染まっていた 「○○……、ちょっと、」 「嫌か?」 「嫌じゃない、嫌じゃないけど……見られてるじゃない、恥ずかしいのよ////」 「輝夜のさ、そういう可愛らしい所が好きなんだよ」 「ばか……、もう知らないわ」 と輝夜は体を俺に預けてきたのでしっかりと抱き止めてやる。 「輝夜、好きなんだ、俺とずっといてくれ」 「……じゃあコレ飲んでよ……」 輝夜は懐からおずおずと不思議な色をした液体の入った小瓶を取り出す 「ずっと私を愛して、文字通り永遠に……」 しばらく静寂があった、そして互いが互いを見据えて…… 「輝夜……、」 「ごめんね、意地悪だったね」 「違うって、」 「うぅん、いいの忘れて!永琳が言ってたの、いつか貴方と共に歩んでくれる人が!きっと来るって! でも私、私○○に私の理想ッ、押し付けて安心しようとしてたッ!」 輝夜はパニックを起こし自暴自棄になっていた。眼には涙が溜まり始め顔はくしゃくしゃに……。 違う、俺が見たいこいつの顔は、そんなんじゃないッ! ー大切にしてやりなよ、○○ー 俺は泣きじゃくる輝夜から瓶を引ったくりそのまま垂直一気に飲み干した。 一瞬、あたりがシンとした。汗にぎり観ていたギャラリーは勿論、輝夜も声が出ないようで口をパクパクさせて目を見開いていた。 「もう泣かなくていいから、笑っておくれ」 「貴方、本当に馬鹿ね……」 輝夜はそう言ってクスクス笑いながら拳を作りトン、と俺の胸を叩いた 「あぁ、筋金入りの大馬鹿さ」 その瞬間神社は大歓声に包まれた。 弾幕を花火替わりにする奴、激励してくれる人妖問わずの友人たち、「ついでに神社だ、結婚しちまえ!」と茶化す白黒魔砲使い 酔いつぶれて「末永くお幸せに~ぃ」とベロンベロンの永琳さん なんか褌の裾噛み締めて睨みつける古道具屋の店主 そしてもう一度輝夜を見る 「後悔なんかしないしさせない、俺と共に永い道を歩んでいこう」 「クサすぎるわよ…。でも嬉しい、愛してるわ○○……」 翌日の文々。新聞は言うまでもなくスポーツ新聞並みの下世話な見出しと共に即日完売だった -完- 【B.妹紅が好きなんだ】 「……ばか、○○の馬鹿ァーーーッ!」 そう言って輝夜は泣きながら夜の闇に消えていった かける言葉はない、自分から絶望を与えておいて慰めを考えるなんて愚の極みだ。 「○○、てっきり私は輝夜だと思ってたんだけどなぁ」 「おれは妹紅の事が好きなんだ、輝夜が好きなのはあいつの人柄が好きで」 「男女の関係では見れないのか?」 と少し悲しそうな目で俺を見る妹紅。俺には少し引っかかるものだった。 「私は○○の事は好きだ、だけどもっと入れ込んでる奴がいるのも知ってる。だから今回は諦めと焚き付けを込めて天狗と芝居を打つつもりだったんだけどな、はは、参ったな」 妹紅は肩をすくめて苦笑した 総てのからくりがわかった。俺と輝夜の関係を深めようとして、そして言葉通りにとらえるなら妹紅は自分の意志を殺してまで取りはからってくれたのだ。 予想外は俺の答えだけ……。 「でも、それでも俺は……」 「今更輝夜とくっつけようとしても無駄そうだね、でも、私は○○の気持ちを素直に受け入れられないよ」 「なんでッ!?」 妹紅は俯きながら話す 「ホラ、○○は私にとって弟みたいな感じなんだよ。 それに輝夜と○○をくっつけようとしたのに私が○○を横どりしたら今までの関係が壊れるんじゃないかって思う。」 妹紅は辛そうに時々目を瞑りながら淡々と語っていた。 傍目から見ても仲が悪そうに見えてもお互い永年付き合ってきた縁なんだという事は解っていた。 「でも、それでも俺は妹紅の事が好きなんだ。ちっちゃい頃から妹紅お姉ちゃんと遊んでもらってた頃から、……初恋なんだと思う」 「○○、初恋は散るものなんだよ。そして過去は色褪せていくものなんだ」 と妹紅は俺を悲しみを含んだ瞳でみる。瞳がもうやめてくれと言っているようだった。 でも関係ない、俺はここで伝えきれなかったらきっと後悔する。周りの奴らに後で馬鹿にされても構わない、妹紅に呆れられても構わない、後悔だけは……、したくなかった。 「あの時だってそうだった、俺の父さんと母さんが妖怪に殺されたって聞かされた時誰よりも早く俺の所に来てくれた」 「……」 「俺のことを抱きしめて泣いてくれたんだ、それまで堪えてた涙を俺は出してオンオン泣いたよ。 泣きつかれて眠ってしまった俺を慧音さんに預けて無力な俺のために怒ってくれた」 「○○、それは、「憧れ」だよ……」 「俺は嬉しかったよ、朝起きたらその妖怪がつけてたっていう呪い道具を握りつぶした妹紅が俺の前に現れた時には……、俺はその時誓ったよ」 「あぁ、そうだな……。『つよくなる!』って言ったな、そしてお前は強くなったよ、そして真っ直ぐに育った」 「それから村のみんなに支えられながら一人で暮らしてたけどしょっちゅう妹紅も慧音さんと一緒に俺の様子を見に来てくれた」 「心配だからに決まってるだろう」 「いつからか俺の中じゃ『憧れの妹紅お姉ちゃん』、じゃなく『いつか一緒に肩を並べたい妹紅』になっていたんだ……」 「なぁ……、○○、私はお前よりずっと生きるんだ。お前が先に死ぬと、きっと泣くだろう……。今だってそうだ。もっと親密になったらもっと悲しくなる……。 だから夫婦にはなる気は、無い。ありがとう○○、お前は普通の人間と幸せになるんだ。意味もなく人外に交わるな、一人暮らしし始めた時いったろ?」 「それでも俺は、妹紅の事を好きでい続けたい、妹紅が迷惑だって言ったって!妹紅が俺のこと嫌いだって言ったって!」 きっと蓬莱の薬を俺が飲もうとしても妹紅は俺のことを止めるだろう、だから俺は人でありながら妹紅をずっと慕って死んでいこうと思う。 言いたい事は総て言った、気持ちの細微は伝えられないだろうけど伝わったはずだ。 「妹紅、それでも好きなんだ」 そういった瞬間、妹紅は一筋の涙を流した。 「ばか、ワザとお前を拒絶したのに……。好きな気持ちを、隠しきれないじゃないか、心底惚れてしまったじゃないか!」 「え……、それじゃあ」 「あぁ、お前の求愛に答えてやるよ。お前が死んでも、お前は私の中で生き続ける。……そう考えることにしたよ」 「妹紅…」 妹紅は顔を朱に染めながらはにかんだ笑顔を俺に見せた。 「よろしく頼むぞ、○○」 その時神社中から拍手と大歓声があがった、見てた側も緊張してたのか?というか初めっから見られていたと考えると……照れる 「まったく……、お前は。今じゃ人妖問わず好かれてるんだな」 と妹紅は周りのどんちゃん騒ぎを傍目に笑った 「この神社を介して大分人付き合いが広がりましたが」 と苦笑を漏らしながら返す 「そっか、お前色になら染められてもいいな……」 「え?妹紅今何か言った?」 「いや、何でもないぞ。至って何でも無い!」 凄く気になるが慌ててる妹紅の姿が妙に滑稽でどうでも良くなった 「妹紅さ~ん、どうでした~?」 とその時どこかに行ってた天狗の新聞記者が戻ってきた 「ん~、あれだ。手伝ってもらってなんなんだがな……、こうなった」 と妹紅は俺の腕に抱きついてきた 「うわっ」 「何だよ、恥ずかしがることはないだろ。人生短いんだ、遠慮する事はない」 「あの……、そういう展開になっちゃったんですか」 と文は驚きながら撮り終えたカメラをしまった。それはもちろん新聞で使うんだろうな、止めても無駄そうだからスルーすることにした。 「何はともあれめでたいんだ、今夜は付き合ってくれ文」 俺は杯を手に文にも酒を勧めた。 「えぇ!交際決定後にすぐ浮気ですかッ!?」 「馬鹿か?○○は一杯付き合えって言ってるんだよ、大体浮気は私が許さない」 「ですよね~、そういうことなら私もいただきましょう。酔いつぶれる覚悟は出来ていますか?私は出来ていますよ」 「「「よーーし、今夜は呑み明かすぞぉ!おーーーーーー!」」」 こうして今宵も幻想の夜は更けていく、今宵俺は幸せを感じながら祝杯を挙げた。 ~Fin~ 【C.君達二人とも僕の可愛いにゃんこさ】 「オーケイ!俺は来るもの拒まずさ、二人ともカマン!」 やっぱこれしかねぇよ!円満にこの場を収めるにはこれしかない!! バキ!ドカ!ボキゴキ!グシャ! 「最低、女の敵ね。なんていうか求愛してきた貴族にこんなのいたわ」 「○○、おまえがそういう考えの持ち主だったとは思わなかったよ」 そういって二人はどこかにいってしまった・・・。なぜだ、何がいけないんだ……。 そんなとき誰かの影が俺に落ちた。ふと顔を挙げてみると裸一貫のふんどし姿の霖之助さんが優しく微笑んでいた。俺は泣いていた 「もう、女なんか信じられない……」 「共に逝こうか?漢の道へ、辛く険しい茨の道だけどね、ははっ」 そういって霖之助は手を差し出した、その優しくすべてを包み込んでくれる笑顔に思わず高まってくる気持ちがそこにはあった。 「霖之助さん/////」 「もっとフランクにこーりん、でいいよ」 俺達はまだこの男坂を登り始めたばかりだ ~終~ 12スレ目 812 うpろだ890 ─────────────────────────────────────────────────────────── ワイワイ ガヤガヤ 「おーい、これどこに置けばいいの?」 「それは向こうにセットしてくれ」 「おいしそうな匂いがするお酒だね~~」フラフラ 「飲むなら式が終わってからにしなさい」 「ねぇ妖夢」 「なんですか幽々子様」 「これだけご馳走が並んでるんだから一つぐらい食べてもいいわよね?」 「駄目です、もう少し我慢してください」 「妖夢のいけず~~~」 「リリカ、メルラン今日は賑やかな曲でいくよ」 「こんなこともあろうかと結婚式用の曲を用意しておいたかいがあったねルナ姉」 「なんだかやる気が出てきたわ」 今、俺の目の前では結婚式の準備が行われている ちなみに花婿は俺だ 俺なんかの為に知りあい総出で式の準備をしてくれるのは素直に嬉しい しかし一つ問題があってその問題は…… 「霊夢、おめでとう、とりあえず言いたい事は一つだけ、幸せになりなさい」 「当然じゃない…………ありがとう、紫」 「いいなーいいなー私も白無垢着たいなー」 「ふふふふ、それにはまず相手を探さないと駄目よ橙」 「はーい」 「わ、わわわわ私は橙がお嫁に行くなんて反対だぞ!あと500年は早い!」 「綺麗だね早苗、私も鼻が高いよ」 「そんな、八坂様……恥ずかしいですよ////」 「本当のことだよ、ねぇ?諏訪子」 「うんうん、本当に綺麗だよ早苗 それにしても結婚式かー、懐かしいな 私もあの人と結婚する時は国を挙げての盛大な結婚式を挙げたんだよ」 花嫁が二人いるということだ 「……何でこんな状況になってるんだろう」 確か事の発端は約3時間前、なんのたわいの無い世間話から始まったんだ ~約三時間前~ 「そういえば霊夢さんはどうするんですか?」 「なによ唐突に」 「跡継ぎのことですよ、幻想郷での結婚年齢適齢期がいくつか分からないですけど 霊夢さんって私と同い年ぐらいですし、そろそろお婿さんとって跡継ぎとか考えないといけないと思いますよ」 「跡継ぎねー、正直考えた事無かったわね、まあ婿のあては一人いるけど そういう早苗こそどうなのよ、私が跡継ぎ考えないといけない年齢なら早苗だってそうでしょ」 「私はちゃんと考えてますよ お婿さんになってくれそうな人もいますし」 「…………私の勘なんだけどもしかして早苗と私の言う婿って同一人物なんじゃない」 「…………恐らくそうでしょうね、最初に言っておきますけど私は譲りませんよ」 「私だって譲る気なんかさらさら無いわ」 「どちらも譲る気がない、かといってお互い心当りは一人しかいない となると最後の手段ですけどこれしかありませんね」 「そうね、私たちの婿になってもらうしかないわね」 「そういうわけですからお願いしますね○○さん」 「…………はぁ?」 俺には関係ない話だと思ってのんびりと聞いてたら何を言い出すんだこいつらは ってか俺が二人の婿?行き成り過ぎて脳が処理できん 取り合えず……逃げるか ○○は逃げ出した 霊夢の攻撃 夢符「封魔陣」 ○○は捕まった 神社から脱出しようとした俺に霊夢が封魔陣を放ちあっけなく拘束された 「ちくしょー!放せー!」 「大人しくしたら解放してあげるわよ それより、紫、いるんでしょ」 ニョキッ 「はいはーい、よばれてとびでてじゃじゃじゃじゃーん」 「どうせ話し聞いてたんでしょ?それなら言いたい事分かるわよね」 「式の準備でしょすぐにでも皆に知らせて準備させるわ」 「ありがとう」 「おい!結納とかいろんなことすっ飛ばしてなんでいきなり式なんだよ! ってかまだ俺は納得してないぞ!」 「大丈夫ですよ○○さん、「嫌よ嫌よも好きのうち」って言うじゃないですか」 全然大丈夫じゃあねー!ってかなにいってんだこの青腋巫女 くそぅ!このままでは人生の墓場×2に行き着いてしまう なんとかしてこの封魔陣から抜け出さないと 「私らの巫女じゃ不満だと?」 「いい度胸してるね○○」 …………このこの威圧感はまさか 「式の準備を今から急ピッチでするからこれ以上人手は割きたくないんだよ だから、大人しくしてなさい、分かった?」 「逃げようとしたら問答無用で タ タ ル ヨ 」 この目は本気だ、俺が少しでも逃げようとすれば確実に祟られる 殺されはしないだろうがどんな目に合うか分かったもんじゃない 「イ、イエス、マム」 「よろしい、それじゃあ準備が整うまでそこで大人しくしててね 逃げちゃ……嫌だよ?」 嗚呼、こりゃ逃げれんわ ~現在~ 現在も着々と準備が進められて終わるもの時間の問題だ 「本当にどうしようか……」 結婚するのに絶対に嫌だって訳じゃない あの二人こと好きだし 正直な所婿の話が出たときは表面的にはどうでもいいと思ってたが内心では結構あせってた だから二人が俺を婿にしたいと言ってくれた時は素直に嬉しかった、でも…… 「俺に二人を幸せにできるのか?」 何の力も無い俺が二人を幸せにできるのかと聞かれたら正直自信が無い 「……こういうのをマリッジブルーって言うのか?」 なんか違う気がしないでもないが大体合ってるだろう 「覚悟を決めろ、前を見ろ、最初から無理だと決め付けてたら何もできない」 そうだ、今更うだうだ言っても仕方が無い 「覚悟は決めたようね、それならそろそろ式を始めてもいいかしら?」 「うぉ!?紫さん、後ろからいきなり声をかけないでください それにまだ俺服を着替えてませんよ」 「そういうことなら」 パチンッ! 紫さんが指を鳴らすと俺のジーパン、シャツ、コートの格好がたちまち袴姿になった 「さ、ここからは貴方のステージよ、頑張ってらっしゃい」 「はい、ありがとうございます」 紫さんに頭を下げ準備ができてる霊夢と早苗に向き直り 「霊夢!早苗!二人とも絶対に幸せにするからな!」 「お願いします」 「当然よ」 未来がどうなるかは分からない、だけど俺は二人といっしょに生きていく 12スレ目 818 うpろだ891 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「○○、ちょっといいか」 庭の掃き掃除をしている時に神奈子様に呼び止られ、そのまま呼び寄せられるままに納屋のほうへ向かう。 「なんでしょう。何か御用ですか」 「うん、今日は14日だろう。受け取って欲しい、オンバシラポッキー」 「なんだこりゃあ」 それはポッキーというにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。 それはまさに木塊だった 「それは外箱だ。ちゃんと中身がある」 「そりゃそうですよね。さてどんなのでしょ」 アジャスターケースのような外箱をあけると、数本の棒のようなものがあった。 それは長く、とても長く身の丈程はあろうかと言うほどで、太さも親指より大きそうだ。 「ポッキー、ですよね……。大きすぎやしませんか?」 「ご当地ポッキーだって大きいんだし、これくらいいいじゃないか」 けらけらと鷹揚に神奈子様は笑うが、食べるほうはそれどころではない。 なにせ重いうえに長いのだ。端から食べればチョコレートのかかっていない所にはどうやっても届かない。 しかも太いので大口開けなければ口に入らない。それか齧りとるしかない。 とりあえずチョコレートの付いているほうの端から食べ始める。 コーティングされたチョコレートは意外にも柔らかく厚みもあり、ポッキーと言うよりはフランといったほうが良い。 中のプレッツェルも大きいながら火が通っていて、生ということは無くサクサクしている。 「あ、結構おいしい。でかいから大味かと思ったのに」 「結構とは何だ。でもまあ、気に入ったようでよかったよ」 ――5分後―― 「疲れた……しかも喉が渇く」 「流石に大きすぎたかね」 四半分程度食べきったところで顎が痛くなってきた。 これがもっと細ければ満腹するまで食べられるのだろうが、 大口開けて齧りつかなければならないのだから、どんどん口がつらくなってくる。 「残りはおやつにします」 「それじゃ、後でみんなで食べましょう」 「何を食べるの?」 脇から不意に諏訪子様が現れる。心なしか今日は帽子が大きい気もするが、きっと気のせいだろう。 「諏訪子様どうなさったんですか? 普段はこちらまで来られませんのに」 「んー二人がここに入るのが見えたから、つけてきたんだけどね、」 「尾行せんでください」 「面白い神奈子が見れたよ」 瞬間、神奈子が動く。 左足を大きく出し、右掌底を諏訪子に叩き込もうとする、が、敢え無くガードされる。 「神奈子ったら、いつ反対側に齧りつこうかってずっと見てたのよ」 本当に面白そうに諏訪子が笑う。対して神奈子は顔を抑えてうずくまってしまっている。 「初心な乙女みたいにずっと見てて、見てるこっちが恥ずかしかったわ」 恥ずかしいのか不覚と思っているのかは分からないが、神奈子は返事もせずに、地面にへたり込んでしまった。 なにせ普段とまるで違う神奈子の姿であるから、このまま囃し立てるのが続けばいずれ噴出してしまいかねない。 それでなくても当事者の片割れなのだから、助け舟程度に話を遮っておく。 「えー諏訪子様、それで何用ですか」 「そうそう、これを渡そうと思ってね」 と言うと、おもむろに帽子を取りその中を探る。 幾らかして中から手を出すと、その手には数個のカラフルな卵が握られていた。 「諏訪子、なにそれ?」 「それよりあの帽子の構造のほうが気になるんですが」 立ち直った神奈子が訊く。 「これはあれよ、外国のお祭りで使う、トースターだかコンスタンタンだか……」 「イースターエッグ? ですか?」 「そうそれ。中に何か入ってるから、いいものが入ってたら幸せになれるよ」 何か色々とごちゃ混ぜになっている気がするがまあいい。それより気になったことがある。 「山葵とか入っていませんよね」 「空籤無し、当たりのみだよ」 「それならひとつ」 「ひとつと言わず全部持ってっちゃっていいよ」 「それじゃ私もひとつ」 神奈子様もひょいと一つ摘み上げ、自分とほぼ同時に口に放る。 食べていると違和感がした。口から取り出してみると紙がある。 「大吉?」 「当たり。いいことあるよ」 「辛いッ!」 「神奈子も当たり~」 「山葵じゃなくて辛子ですか」 「ううん、ウィスキー。ストレートで」 ウィスキー? 戦車戦? うん、違うな。 「ウィスキーボンボンは原液使わないでしょう、というかどうやって入れたんですか?」 あれは糖蜜か何かに溶かし込むようにして作ったはずだ、と言うか液じゃあ取扱いが面倒すぎる。 「シリンジでチューっと注入したの、結構いっぱい」 「何故そんなことを……」 「バレンタインだしバランタインを使ってみようと思って」 駄目だこの神様。早くなんとかしないと。 「ま、それより次行っちゃって」 軽い感じでまた手渡してくるが、こちらはオンバシラポッキーのこともあり、すでにおよそ満腹である。 「諏訪子様、すみませんがもう満腹な物で……」 「えーもう食べてくれないのー」 「……それじゃもう1個だけ」 上目使いに潤んだ目は反則だろ常考。 結局、更に2個ほどのエッグを食べたあたりで神奈子様が復活した。 普段なら水無しストレートの一杯ぐらいなら30秒あれば余裕で復活しているのに、 今回大分時間がかかったということは、よっぽど見られたことが堪えたのだろうか。 ちなみにエッグの中身は指輪と鶉の卵だった。 「諏訪子、中に入ってゆっくり話をしましょう」 そう言った神奈子様の声にも表情にも生気は無く、顔も幾らかやつれた風に見えた。 釣られて俺も中に入る。寒明けを迎えたとはいえ、山の上にある神社はやっぱりまだまだ寒いのだ。 「あ、○○さん。結構時間かかってましたね。そんなに汚れてましたか?」 中に入ると、すぐに早苗さんが声をかけてきた。 「いやそれとは別件で」 後ろを親指で示しながら答える。示す先には本殿に向かう神奈子様と諏訪子様がいる。 「何かあったんですか?」 「ちょっと込み入ったことが。これから話し合いだそうな」 「……長引きそうですね」 「きっとそうだろうね」 心配そうに見つめる早苗さんに答える。そこには暗鬱な表情を浮かべる神奈子様がいた。 手を洗い、炉辺で暖をとっていると早苗さんに呼ばれた。 呼ばれた先には濃厚なチョコレートの匂いが漂っている。 正直、またチョコか……という思いで歩を進めていると、 卓の上に鍋とビスケットや果物の類が置いてある皿が見えた。 「チョコレートフォンデュ?」 「はい。先日、秋の神様からドライフルーツをたくさん頂きましたので、それを使ってみようと」 隠れて見えなかった皿には干し芋や干し柿、レーズンに干しりんご、更に栗まである。 「早苗さん、干し芋とかレーズンは違うんじゃないの?」 「一緒に貰いましたし、まあ物は試しです」 意外にチャレンジャーなところのある早苗さん。いや、ゲテモノ趣味か? しかしレーズンの食べにくさはきっとエクストリーム級だろう。 「今何か失礼なこと考えませんでした?」 「イイエソンナコトアリマセン」 女の勘は鋭い。気をつけなければ。 しかしもはやチョコレートの一欠けも腹に入る隙は無いと言うのに、更にこんな物が用意されている。 およそ苦行僧に近い心境で椅子に座る。 「早苗さん、さっきいろいろあってお腹一杯なんだけど」 「えー、じゃあどれくらいでお腹空きます?」 「1時間くらいかな」 不満そうな声を上げるが、猶予の時間をとってくれる早苗さん。 その間にどっか逃げてしまおうかとか考えている駄目な俺。まあ止めておいたほうが無難だけど。 20分ほどしたら小腹が空いたので甘栗をつまみ食いしたら怒られた。 代わりにレーズン食べてなさいと口に放り込まれたが、私はレーズンは好物なのだよ早苗さん。 ……すいません、自分で食べますから、一粒ずつ口に入れるの止めて下さい。 大体1時間過ぎたあたりで、チョコレートを溶かし始めようと、早苗が動き始める。しかし、 「直接火にかけるのはまずくない?」 「やっぱりですか。でもお鍋のままで湯煎も難しいでしょう」 「まあやりにくいだろうけど、大鍋に入れれば何とかならないかな」 「そうですねえ……ああよさそうなのがありました」 そういって早苗さんが持ってきたのは、昔外で使った道具。 そして一般家庭にはまずないであろう道具。 「なぜウォーターバスがこんなところに……スターラーまで」 こうして疑問に思っている間に早苗さんは着々と準備を進めていく。 もう既にウォーターバスに水を入れ終え、スターラーの上に置き、鍋を入れようとしている。 「早苗さん、鍋の下に敷くものがないとスターラーバーに当たるよ」 「あーそうですね。なにかいいものは……」 「四隅に置ければなんでもいいでしょ」 「積み木で平気ですか?」 「溶けたり駄目にならないなら大丈夫だろうけど……」 だから何でそんな物があるんだよ。 かくしてスターラー、ウォーターバス、アルマイト鍋の訳の分からない三段重ねが完成する。 鍋の中身はチョコレートなので真っ茶色だが、それがオイルバスを思い出しどうにも食欲をそそらない。 それを知らない早苗さんは竹串やらフォークやらを持ってきて食べる気満々で座っている。 「○○さん、どうぞ」 俺に対面に座るように示す。 卓を見ると鉢に蓮華が備わっているが、これは根本的に違うような気がする。 食べてみると存外意外なことがあった。 干し芋にチョコレートは意外と合うし、甘栗とはなおさらだった。 果物類とはもともとの組み合わせなので、言うまでも無い。 「○○さん、はいどうぞ」 早苗さんがチョコレートをつけた栗をこちらに差し出してくる。 これは食えということか。 一瞬逡巡するが、ずっとこのままというわけにもいくまいと思い、一息に食べてしまうことにした。 咀嚼する俺を早苗さんがニコニコと見ているが,何か悪い予感を俺の第六感が告げている。 「じゃあ○○さんも」 早苗さんが口をあけて待っている。これは俺にやり返せという事か。 そう思い脇の大皿を見ると、まずバナナが目に付いた。 いや、これはちょっと……ねえ。 「酸っぱいのと甘いのがちょうどいいですねえ」 よく蜜柑を選んだ俺。バナナだったら今頃命は無かったぞ。 そんなやり取りを何度か繰り返しているうちに、こもっていた神奈子様達が出て来た。 神奈子様は大分すっきりした表情、対照的に諏訪子様は幾らかげんなりした風だ。 ナニシテタカナンテシラナイヨ。 チョコレートを囲む卓に二柱が加わり、場は混沌の限りを極める。 「ああ! 甘栗がやられた!」 「落ち着け! 諏訪子、あんたは干し柿食え」 「チョコが減ってきたよ」 「シシカバブ投入」 いいながら、神奈子様がオンバシラポッキーのチョコを削ぐように鍋に入れていく。 「さなえー空いてるところで熱燗あっためていい?」 「あ、私のもおねがい」 場の雰囲気はもはやチョコレートでは無く酒の臭いが支配的になっている。 「結構あったのにもう無くなってきてる」 「まだドライフルーツはありますよ。はいあーん」 出されて思わず食いついてしまったが、今非常に軽率なことをしたように思える。 他二柱の目つきが鋭くなったからだ。 「はい口あけて」 諏訪子様が膝の上に座って、さっきのチョコエッグを口元に押し付けてくる。 「続いていきましょう。あーんして下さい」 早苗さんも肩にしだれかかって干し柿を口に押し当てている。 さっきバナナ食わせとけばよかった。 「やらないか」 神奈子様はもう押し付けてくるのはチョコでなく、酒とかになっている。 もはや脱出するには全て食べ切るより他ないのだろう。 さて誰から食ってやろうかしら。 12スレ目 936 うpろだ907 ─────────────────────────────────────────────────────────── さて、俺は今、窮地に立たされている。 目の前にはチョコが二つ。 どっちもトリュフチョコだ。 何が問題かと言えば、二つとも、唇に咥えられていること。 「…」 「…」 やめてくれ妹紅も慧音もそんな潤んだ目で俺を見るな… どちらかに視線を少し動かすと、片方の目に涙が溜まる。 かといって少し距離を置こうとすると、両方の目に涙が溜まる。 「…二人とも、目を閉じろ。」 素直に閉じる二人。 俺は一気に二人を抱き寄せて、その唇とチョコを同時に奪った。 「ま、○○、どういうことだ!」 「…お前、優柔不断にも程があるだろ!」 だが、二人のその顔は、少し、安堵の相が見えた。 「どっちかを選べと言われても俺には無理だ! どっちかと離れると考えただけで、心臓が止まりそうだ! だから両方を選んだ! 俺は二人を愛している!」 我ながらむちゃくちゃだ。ただの馬鹿だ。だが本心だ。 「…ぷっ…」 え? 「…あ、あっはっはっはっはっはっはっはっはっ!」 え?え? 「○○、お前がそういうのは分かっていたよ。」 「私達も、同じ気持ちだったから…」 そう言うと、二人は俺の頬にキスをした。 「「不束者達ですが、よろしくお願いします」」 「ああ、って途中色々すっ飛ばしてそこですか!?」 12スレ目 949 ───────────────────────────────────────────────────────────
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TOP>稼符定期大会>星蓮船 稼符定期大会 星蓮船 ~2010年前期~ << 紅魔郷 妖々夢 永夜抄 文花帖 風神録 地霊殿 星蓮船 ダブルスポイラー >> 2010年前期 2009年後期 >> +288回大会 6月第4週【キャラ指定無し】 稼符定期大会6月第4週 星蓮船【キャラ指定無し】結果発表 一位を目指した皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 1,792,155,850点 EOH氏 (蛙符) 2位 1,233,430,890点 よっけ氏 (恋符) 3位 1,114,872,040点 りゃー氏 (霊符) 4位 1,078,721,050点 WQN氏 (蛙符) 5位 986,034,580点 あろえちゃん氏 (霊符) 6位 932,249,700点 テン氏 (夢符) 7位 856,197,320点 WQN氏 (蛇符) 8位 799,865,700点 Naut氏 (夢符) 9位 308,094,350点 WQN氏 (夢符) 10位 226,727,430点 tomo氏 (魔符) ●Hard部門 1位 986,374,750点 JWF氏 (蛙符) 2位 259,928,880点 Kause氏 (夢符) 3位 217,472,950点 AKAIAITU氏 (恋符) 4位 213,590,430点 K・G氏 (夢符) 5位 194,863,380点 K・G氏 (蛇符) ●Normal部門 1位 2,560,531,070点 HLN氏 (蛙符) 2位 2,204,563,490点 サミー氏 (蛙符) 3位 1,811,401,840点 K・G氏 (霊符) 4位 232,847,780点 K・G氏 (霊符) ●Easy部門 1位 1,744,775,130点 HLN氏 (蛇符) 2位 1,539,710,600点 coa氏 (霊符) 3位 1,428,551,590点 Akino氏 (蛇符) 4位 1,418,683,680点 Akino氏 (魔符) 5位 1,354,719,440点 st65氏 (蛇符) 6位 1,344,947,670点 K・G氏 (蛙符) 7位 33,249,750点 がらい氏 (蛙符) ●Extra部門 1位 606,714,600点 ポンデスイカ氏 (夢符) 2位 606,507,320点 NIL氏 (蛙符) 3位 557,010,320点 ポンデスイカ氏 (恋符) 4位 494,397,160点 Rei氏 (蛇符) 5位 286,737,770点 Kause氏 (夢符) 6位 254,025,340点 HLN氏 (蛇符) 7位 242,239,680点 Ake氏 (霊符) 8位 164,972,800点 Yuki氏 (蛙符) 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には魔界の招待券が贈呈される模様です。 +287回大会 6月第3週【蛙符】 稼符定期大会6月第3週 星蓮船【蛙符】結果発表 奇跡で梅雨入りを防いだ皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 2,453,684,360点 jugem氏 2位 2,087,115,470点 jad氏 3位 1,204,937,980点 BaitySM氏 4位 1,018,115,600点 なおきLC氏 5位 274,821,600点 aya氏 ●Hard部門 1位 1,548,695,840点 NIL氏 2位 287,780,560点 HLN氏 ●Normal部門 1位 1,493,104,620点 K・G氏 2位 1,209,489,310点 pockly氏 3位 776,808,890点 けーてん.氏 4位 462,256,570点 フィスティ氏 ●Easy部門 1位 1,789,184,440点 EOH氏 2位 1,338,121,030点 Akino氏 ●Extra部門 1位 543,292,850点 もみぢ氏 2位 231,506,260点 K・G氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には諏訪子様からの弾幕が贈呈される模様です。 +286回大会 6月第2週【恋符】 稼符定期大会6月第2週 星蓮船【恋符】結果発表 皆さんはこちら。 ●Normal部門 1位 910,318,920点 けーてん.氏 ●Easy部門 1位 1,410,046,520点 Akino氏 ●Extra部門 1位 468,490,210点 2氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には■が贈呈される模様です。 +285回大会 6月第1週【キャラ指定無し】 稼符定期大会6月第1週 星蓮船【キャラ指定無し】結果発表 がむしゃらに稼いだ皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 1,601,989,920点 jad氏 (恋符) 2位 914,316,420点 BaitySM氏 (魔符) 3位 475,971,100点 Rix氏 (魔符) 4位 357,271,380点 TASUKU氏 (恋符) ●Hard部門 1位 2,269,561,880点 EOH氏 (蛙符) 2位 640,490,710点 なおきLC氏 (蛙符) 3位 228,590,250点 you-ring氏 (蛙符) 4位 196,557,590点 Lotus氏 (夢符) ●Normal部門 1位 1,018,467,760点 not氏 (蛇符) 2位 1,017,838,750点 pockly氏 (蛙符) 3位 926,528,820点 pockly氏 (蛙符) 4位 227,828,500点 K・G氏 (夢符) ●Easy部門 1位 1,923,821,640点 LYX氏 (恋符) 2位 1,575,543,740点 アーたん@ジグ氏 (蛙符) 3位 1,417,791,670点 アーたん@ジグ氏 (魔符) 4位 1,346,191,160点 Akino氏 (魔符) 5位 1,325,370,530点 アーたん@ジグ氏 (恋符) 6位 1,228,526,090点 Akino氏 (蛇符) 7位 1,048,053,010点 No Name氏 (蛙符) 8位 1,009,658,060点 No Name氏 (恋符) 9位 997,260,380点 Akino氏 (恋符) 10位 476,940,110点 Shigure氏 (蛙符) 11位 252,054,800点 HNC.氏 (蛙符) ●Extra部門 1位 623,067,590点 nyamu氏 (蛙符) 2位 435,822,710点 ヤエハ氏 (霊符) 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方にはとびっきりの弾幕が贈呈される模様です。 +284回大会 5月第5週【霊夢B】 稼符定期大会5月第5週 星蓮船【霊夢B】結果発表 また魔界か・・・という皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 2,212,846,010点 shin氏 2位 347,308,610点 へかて氏 3位 287,017,710点 tomo氏 ●Hard部門 1位 337,008,930点 wreath氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には魔界の御みあげ6点セットが贈呈される模様です。 +283回大会 5月第4週【早苗A】 稼符定期大会5月第4週 星蓮船【早苗A】結果発表 エアコンを求めた皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 1,359,131,760点 jad氏 2位 259,719,430点 tomo氏 ●Normal部門 1位 848,866,320点 けーてん.氏 ●Easy部門 1位 1,363,952,330点 サミー氏 ●Extra部門 1位 459,241,220点 L氏 2位 331,684,280点 katu氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には涼しくなるもの1点が贈呈される模様です。 +282回大会 5月第3週【霊夢A】 稼符定期大会5月第3週 星蓮船【霊夢A】結果発表 魔界を荒らした皆さんはこちら。 ●Normal部門 1位 1,443,647,990点 K・G氏 2位 642,141,520点 けーてん.氏 ●Easy部門 1位 1,088,621,400点 Akino氏 2位 212,857,180点 HNC.氏 ●Extra部門 1位 463,590,650点 L氏 2位 307,060,280点 pizza氏 3位 296,966,740点 ASL氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には魔界からの苦情が贈呈される模様です。 +281回大会 5月第2週【キャラ指定無し】 稼符定期大会5月第2週 星蓮船【キャラ指定無し】結果発表 封印を解いた皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 1,518,638,340点 NIL氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 2位 980,485,350点 K・G氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 3位 612,467,430点 11氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 4位 605,220,540点 サミー氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 5位 553,961,070点 Naut氏 (霧雨魔理沙 ~ 宝船だとしたらお宝が有る筈だ!) 6位 406,409,050点 K・G氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 7位 367,160,770点 K・G氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 8位 309,024,700点 ns氏 (霧雨魔理沙 ~ 宝船だとしたらお宝が有る筈だ!) 9位 295,716,190点 ns氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 10位 230,297,890点 TASUKU氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 11位 218,403,200点 TASUKU氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) ●Hard部門 1位 1,952,291,300点 EOH氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 2位 1,274,607,850点 Shin-5氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 3位 1,155,625,740点 BaitySM氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 4位 1,139,750,220点 BaitySM氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 5位 1,010,785,390点 BaitySM氏 (霧雨魔理沙 ~ 宝船だとしたらお宝が有る筈だ!) 6位 984,261,280点 BaitySM氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 7位 335,130,950点 K・G氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 8位 317,576,460点 K・G氏 (東風谷早苗 ~ 神奈子様の仰るとおりに) 9位 282,728,060点 K・G氏 (霧雨魔理沙 ~ 宝船だとしたらお宝が有る筈だ!) 10位 234,544,170点 K・G氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) ●Normal部門 1位 1,582,822,590点 ななしーLCC氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 2位 869,567,980点 Akino氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 3位 819,735,150点 けーてん.氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 4位 738,166,110点 けーてん.氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 5位 722,539,150点 Akino氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 6位 715,054,230点 Akino氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 7位 194,844,930点 反魂蝶氏 (東風谷早苗 ~ 神奈子様の仰るとおりに) ●Easy部門 1位 1,501,804,580点 Dream Dweller氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 2位 1,299,949,370点 Akino氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 3位 1,191,179,810点 サミー氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 4位 1,096,996,530点 Akino氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 5位 296,335,780点 WORLD氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 6位 215,427,770点 WORLD氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 7位 215,071,220点 WORLD氏 (東風谷早苗 ~ 神奈子様の仰るとおりに) 8位 202,362,780点 WORLD氏 (霧雨魔理沙 ~ 宝船だとしたらお宝が有る筈だ!) 9位 200,927,450点 WORLD氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) ●Extra部門 1位 641,702,580点 nyamu氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 2位 625,701,590点 ガンダールヴ氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 3位 328,587,880点 おたわ氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 4位 166,520,700点 katu氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には聖様の説法が贈呈される模様です。 +280回大会 5月第1週【魔理沙A】 稼符定期大会5月第1週 星蓮船【魔理沙A】結果発表 船から何かを盗もうした皆さんはこちら。 ●Hard部門 1位 722,197,580点 NAOKI氏 ●Normal部門 1位 1,191,015,160点 たくあん氏 2位 683,002,440点 Akino氏 ●Extra部門 1位 225,915,170点 NAOKI氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には錨が贈呈される模様です。 +279回大会 4月第4週【魔理沙B】 稼符定期大会4月第4週 星蓮船【魔理沙B】結果発表 小傘と戯れた皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 298,053,920点 KASS氏 ●Hard部門 1位 950,183,670点 Shin-5氏 ●Normal部門 1位 1,383,968,310点 Shin-5氏 ●Easy部門 1位 836,004,840点 けーてん.氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には小傘と相合傘出来る権利が贈呈される模様です。 +278回大会 4月第3週【早苗B】 稼符定期大会4月第3週 星蓮船【早苗B】結果発表 諏訪子様の冬眠から起こそうとした皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 2,217,075,560点 jugem氏 2位 490,582,620点 NAOKI氏 3位 371,288,090点 POLA氏 4位 326,194,490点 KASS氏 5位 251,080,270点 POLA氏 ●Hard部門 1位 1,335,870,860点 pndsng氏 ●Normal部門 1位 752,205,520点 けーてん.氏 ●Easy部門 1位 167,469,200点 BAO氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には諏訪子様の帽子(レプリカ)が贈呈される模様です。 +277回大会 4月第2週【魔理沙A】 稼符定期大会4月第2週 星蓮船【魔理沙A】結果発表 レーザーに視界を阻まれた皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 444,089,690点 NAOKI氏 ●Hard部門 1位 283,731,740点 star氏 ●Normal部門 1位 1,144,245,330点 Shin-5氏 2位 1,117,122,460点 K・G氏 ●Easy部門 1位 1,260,196,160点 K・G氏 ●Extra部門 1位 640,990,180点 水月氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方にはファイナルマスタースパークが贈呈される模様です。 +276回大会 4月第1週【早苗A】 稼符定期大会4月第1週 星蓮船【早苗A】結果発表 ■した皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 580,668,360点 NAOKI氏 ●Hard部門 1位 835,976,310点 K・G氏 ●Normal部門 1位 1,315,845,840点 K・G氏 2位 734,037,580点 けーてん.氏 ●Easy部門 1位 778,677,960点 けーてん.氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には■が贈呈される模様です。 +275回大会 3月第4週【魔理沙B】 稼符定期大会3月第4週 星蓮船【魔理沙B】結果発表 命蓮寺のお手伝いをした皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 1,863,144,410点 yukarin氏 2位 252,555,830点 かれん氏 ●Hard部門 1位 1,987,787,410点 yukarin氏 ●Normal部門 1位 1,462,798,210点 seto氏 2位 1,192,782,290点 K・G氏 ●Easy部門 1位 1,365,177,550点 Yyk氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には法界の火が贈呈される模様です。 +274回大会 3月第3週【早苗B】 稼符定期大会3月第3週 星蓮船【早苗B】結果発表 沢山南無三した皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 878,761,910点 あかか氏 2位 375,892,440点 K・G氏 ●Hard部門 1位 1,300,964,230点 K・G氏 2位 362,719,480点 TASUKU氏 ●Normal部門 1位 2,020,345,900点 SORA氏 2位 1,743,223,450点 seto氏 3位 1,709,007,850点 sammy氏 4位 1,673,795,980点 NIL氏 5位 1,528,154,560点 pndsng氏 ●Easy部門 1位 183,970,690点 NAG氏 ●Extra部門 1位 178,059,060点 けーてん.氏 2位 161,705,360点 Shigure氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には命蓮寺住職の座が贈呈される模様です。 +273回大会 3月第2週【キャラ指定無し】 稼符定期大会3月第2週 星蓮船【キャラ指定無し】結果発表 春の湊に舟の影を見た皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 2,675,907,240点 へかて氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 2位 1,174,416,130点 NSR氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 3位 725,600,890点 BaitySM氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 4位 686,836,150点 BaitySM氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 5位 654,134,680点 jad氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 6位 509,735,530点 ちるわた氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 7位 423,227,170点 NAOKI氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 8位 410,756,260点 白花氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 9位 319,802,450点 K・G氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 10位 285,267,250点 TASUKU氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 11位 269,768,010点 アケ氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 12位 266,729,760点 ns氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 13位 264,220,200点 POLA氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 14位 224,944,140点 てぃふ氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) ●Hard部門 1位 1,139,201,300点 K・G氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 2位 938,435,510点 TASUKU氏 (東風谷早苗 ~ 神奈子様の仰るとおりに) 3位 857,080,190点 TASUKU氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 4位 819,654,630点 K・G氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 5位 576,899,200点 Shin-5氏 (霧雨魔理沙 ~ 宝船だとしたらお宝が有る筈だ!) 6位 316,782,400点 Flime氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 7位 275,205,130点 TASUKU氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) ●Normal部門 1位 1,306,281,520点 TASUKU氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 2位 1,222,573,720点 seto氏 (東風谷早苗 ~ 神奈子様の仰るとおりに) 3位 754,362,230点 Komachi5氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 4位 743,752,530点 けーてん.氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 5位 240,443,610点 J氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 6位 177,961,150点 ルゐ氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 7位 160,695,940点 niki氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) ●Easy部門 1位 1,332,256,740点 K・G氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 2位 1,021,502,350点 ZWY氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 3位 1,004,488,480点 K・G氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 4位 901,559,500点 SIQ氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 5位 804,637,410点 KTR氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 6位 686,590,470点 KTR氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 7位 609,754,920点 けーてん.氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) ●Extra部門 1位 664,816,470点 nyamu氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 2位 592,074,570点 NSR氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 3位 500,120,660点 Aten氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 4位 434,337,310点 koriky氏 (霧雨魔理沙 ~ 宝船だとしたらお宝が有る筈だ!) 5位 328,897,280点 YABU氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方は次回自己ベストを更新する模様です。 +272回大会 3月第1週【早苗A】 稼符定期大会2月第1週 星蓮船【早苗A】結果発表 命蓮寺に雛祭りをしに行った皆さんはこちら。 ●Normal部門 1位 2,196,933,260点 ひろなex氏 2位 1,215,638,420点 tos氏 3位 588,834,440点 けーてん.氏 4位 231,752,630点 megane氏 ●Easy部門 1位 1,249,826,460点 K・G氏 2位 714,508,320点 けーてん.氏 3位 581,126,480点 フィスティ氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には白蓮特製雛人形が贈呈される模様です。 +271回大会 2月第4週【霊夢B】 稼符定期大会2月第4週 星蓮船【霊夢B】結果発表 命蓮寺に遊びに行った皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 226,917,130点 coa氏 ●Hard部門 1位 513,598,050点 TASUKU氏 ●Normal部門 1位 463,973,590点 けーてん.氏 2位 234,700,310点 POT氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には最大得点1000が贈呈される模様です。 +270回大会 2月第3週【早苗B】 稼符定期大会2月第2週 星蓮船【早苗B】結果発表 白蓮様にチョコをもらいに行った皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 980,065,120点 びーだま氏 2位 706,460,700点 hydrogen氏 ●Hard部門 1位 673,632,550点 sammy氏 ●Normal部門 1位 1,030,663,420点 びーだま氏 2位 383,123,960点 けーてん.氏 3位 200,406,880点 小太刀氏 4位 177,132,350点 POT氏 ●Extra部門 1位 581,333,610点 nyamu氏 2位 338,138,580点 TANBO氏 3位 201,453,800点 POT氏 4位 159,932,150点 No Name氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方にはエア巻物チョコ(義理)が贈呈される模様です。 +269回大会 2月第2週【キャラ指定無し】 稼符定期大会2月第2週 星蓮船【キャラ指定無し】結果発表 白蓮様にチョコをもらう約束をしに行った皆さんはこちら。 ●Lunatic部門 1位 536,521,750点 YUU氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 2位 375,069,490点 NAOKI氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 3位 325,252,910点 croix氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 4位 301,850,320点 croix氏 (霧雨魔理沙 ~ 宝船だとしたらお宝が有る筈だ!) 5位 282,510,770点 Shigure氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) ●Hard部門 1位 245,869,100点 K・G氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) ●Normal部門 1位 2,025,936,130点 coa氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 2位 1,651,252,460点 SA.氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 3位 1,636,963,390点 ハズレ氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 4位 840,938,980点 Shin-5氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 5位 520,462,650点 NoBomb氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 6位 395,992,310点 OML氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 7位 32,105,070点 K・G氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) ●Easy部門 1位 1,836,101,690点 ひろなex氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 2位 1,534,803,280点 BAO氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 3位 671,028,050点 darkfall氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) ●Extra部門 1位 591,026,750点 nyamu氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 2位 468,297,120点 はし@水銀党氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 3位 462,216,400点 びーだま氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 4位 160,675,250点 うい氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には命蓮寺特製するめが贈呈される模様です。 +268回大会 2月第1週【魔理沙A】 稼符定期大会2月第1週 星蓮船【魔理沙A】結果発表 命蓮寺で豆をまいた皆さんはこちら。 申請はありませんでした 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には空豆が贈呈される模様です。 +267回大会 1月第4週【早苗A】 稼符定期大会1月第4週 星蓮船【早苗A】結果発表 魔界を駆け抜けた皆さんはこちら。 ●Normal部門 1位 1,365,373,700点 JWF氏 2位 974,876,810点 K・G氏 3位 441,941,160点 Shin-5氏 ●Easy部門 1位 1,097,799,680点 BAO氏 2位 379,322,350点 ななまる氏 ●Extra部門 1位 205,067,430点 OML氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には平安京の悪夢が贈呈される模様です。 +266回大会 1月第3週【霊夢B】 稼符定期大会1月第3週 星蓮船【霊夢B】結果発表 冬の法界を訪問した皆さんはこちら。 ●Hard部門 1位 815,300,190点 U1氏 2位 238,394,340点 AKAIAITU氏 ●Normal部門 1位 779,636,540点 K・G氏 ●Extra部門 1位 406,237,060点 shin氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には次回集計をやってもらう予定です。 +265回大会 1月第2週【魔理沙B】 稼符定期大会1月第2週 星蓮船【魔理沙B】結果発表 新年となり、いろいろアレだった皆さんはこちら。 ●Hard部門 1位 268,457,900点 explosion焔@TLS氏 ●Normal部門 1位 246,274,590点 Hiro氏 ●Extra部門 1位 453,756,710点 yuki氏 2位 313,845,530点 Dide氏 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方は次回もTOPになる模様です。 +264回大会 1月第1~2週【キャラ指定無し】 稼符定期大会 年末年始特別スコアアタック大会 星蓮船 結果発表 ●Lunatic部門 1位 764,616,000点 U1氏 (東風谷早苗 ~ 神奈子様の仰るとおりに) 2位 664,331,800点 U1氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 3位 527,695,810点 U1氏 (霧雨魔理沙 ~ 宝船だとしたらお宝が有る筈だ!) 4位 471,369,570点 あかか氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 5位 350,084,730点 SGY氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 6位 347,287,850点 ns氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 7位 318,933,710点 あかか氏 (東風谷早苗 ~ 神奈子様の仰るとおりに) 8位 293,514,510点 白花氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 9位 290,155,480点 175氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 10位 272,853,900点 POLA氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 11位 245,212,140点 YUU氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 12位 235,386,120点 BIT氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) ●Hard部門 1位 649,314,390点 U1氏 (東風谷早苗 ~ 神奈子様の仰るとおりに) 2位 640,496,370点 U1氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 3位 388,301,870点 sachi(ヒロカワ)氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 4位 302,842,550点 K・G氏 (霧雨魔理沙 ~ 宝船だとしたらお宝が有る筈だ!) 5位 243,436,640点 フィスティ氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 6位 241,080,560点 K・G氏 (東風谷早苗 ~ 神奈子様の仰るとおりに) 7位 199,639,300点 BIT氏 (霧雨魔理沙 ~ 宝船だとしたらお宝が有る筈だ!) 8位 165,734,700点 ソロ氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) ●Normal部門 1位 1,901,387,220点 mzn氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 2位 1,424,755,490点 ハズレ氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 3位 1,255,890,060点 JWF氏 (東風谷早苗 ~ 神奈子様の仰るとおりに) 4位 1,190,739,350点 sammy氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 5位 989,802,510点 not氏 (東風谷早苗 ~ 神奈子様の仰るとおりに) 6位 851,677,440点 K・G氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 7位 661,016,540点 Kg氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 8位 446,020,440点 M氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 9位 257,470,960点 POLA氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 10位 240,871,560点 muzzy氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 11位 209,889,710点 stelletta氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 12位 195,865,730点 stelletta氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 13位 144,478,730点 うい氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 14位 58,983,090点 K・G氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) ●Easy部門 1位 1,515,175,370点 dai氏 (霧雨魔理沙 ~ 何だか判らない物に興味津々) 2位 1,425,489,600点 BAO氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 3位 962,929,510点 sammy氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 4位 796,398,950点 K・G氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 5位 24,200,990点 K・G氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) ●Extra部門 1位 580,737,820点 nyamu氏 (東風谷早苗 ~ 諏訪子様の仰るとおりに) 2位 410,075,950点 maccha氏 (博麗霊夢 ~ めざせ宝船、一攫千金!) 3位 221,779,260点 shin氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 4位 149,193,710点 K・G氏 (博麗霊夢 ~ また妖怪の仕業ね!) 5位 117,121,150点 star氏 (霧雨魔理沙 ~ 宝船だとしたらお宝が有る筈だ!) 参加者の皆さんお疲れさまでした。 各部門TOPの方には白蓮からお年玉が贈呈される模様です。 2010年前期 2009年後期 >> << 紅魔郷 妖々夢 永夜抄 文花帖 風神録 地霊殿 星蓮船 ダブルスポイラー >>
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秋静葉 秋穣子 鍵山雛 河城にとり 犬走椛 東風谷早苗 八坂神奈子 洩矢諏訪子
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それでも、人生にイエスという。 ◆m0F7F6ynuE 私は、遠く去っていく背中を見送る。 もしかしたら、彼女はただ生きることを諦めただけなのかも知れない。 それでも信じたかった。 生きてまた帰ってくると、信じたかった。 数刻前、放送直後- 古明地さとりと私、上白沢慧音は、二回目になる放送を黙って聞いていた。 ルーミアは、残り少なくなった『お弁当』をちびちびつまみながら。 そして、東風谷早苗。彼女は地面に座り込み、カタカタ震えながら、拳を握りしめて、ただ何かに耐えていた。 何も言葉は交わしていない、でも、その原因はわかる。 『八坂神奈子』 彼女の仕える、守矢の神。その名が、今の放送で呼ばれた。その意味するところは言うまでもない。 道中、何度もその八坂の神と、もう一柱の洩矢の神のことを早苗から聞かされた。 「神奈子様と諏訪子様がいれば、大丈夫。」 そう言い切った時の彼女の眼は、この酷い状況の中でも輝いていた。 彼女の希望そのものだった、強大すぎる風神。その、死。希望を一つ失った彼女の心境は、計り知れない。 私だって、ショックを受けていないわけじゃない。よく里に顔を出していた妖夢と、人形劇を披露してくれた魔法使いのアリス。恵みをもたらし人々から厚い信仰を受けていた豊穣の神、穣子様。皆の笑顔が浮かんで消えた。 本当に、みんな死んでしまったのか?いくらだって疑いたい、否定したい。夢ならさめてほしい。 でもそうやって現実逃避し始めるたびに、パチュリーの死に顔が脳裏によみがえってくる。生温かい血液の感触を嫌でも思い出す。 誰も何も言わない、早苗の堪えたすすり泣きの声だけが響く空間で、私の思考は同じところをぐるぐる廻る。 そのうち、しびれを切らしたらしいルーミアが、骨だけになった「お弁当」にごちそうさまを告げた後、 「まだここにいるの?行かないのー?」と言い始めた。 早苗のことを考えると、もう少し待ってあげたかったが、最初に動いたのは意外にも早苗だった。 「もう、いいのか?」 「はい、すみませんでした…もう大丈夫です。」 早苗は気丈にも笑って言った。 すると、さとりが辺りを警戒しながら、荷物をまとめ始めた。 「なら、動きましょう。泣くのを続けるにしても、こんなところにいつまでもいたら、誰かの的にされかねません。」 少し冷たい言い方だが、正論だ。今の私たちには、襲撃されても身を守る術がほとんどなかった。制限解除装置はあったが、まだ使えないのかどこを押しても反応しない。今襲われたら冗談でなく全滅しかねない。 私たちは十分に警戒しながら、博麗神社へと急いだ。 博麗神社の大階段は、長い。 普段なら皆空を飛んで神社へ行くため、私以外の三人は徒歩で行くのが初めてだったそうだ。 私だって、里の人間を案内する時以外は歩いてなんて行く気がしない。それくらい長い。これだから人が余計に近寄らないのだ。 そんなことを考えていたら、ルーミアがいきなり走り出した。なんだなんだと私たちは慌てて階段を駆け上ると、ルーミアが何かで遊んでいた。 「なんだこれ!目玉ついてるー。食べられるかなぁ?」 きゃはは、と笑うルーミアが持っていたのは、よくわからない目玉のついた、汚れた黄色い帽子。はて、この帽子はどこかで… 「それ、まさか…諏訪子様!!!!」 「すわこ?この帽子がすわこなの?」 「貸してっ!!」 悲鳴を通り越し、もはや絶叫に近い声をあげ、早苗がルーミアから帽子を奪いとった。そうだ、この特徴的な帽子の持ち主は、先の守矢の神のうちのもう一柱、洩矢諏訪子様だ。 帽子は赤く汚れていた。見れば、階段も赤い液体で濡れている。これは…血なのだろうか?なんだか違和感のある血だ、うまく言えないけれど…。 「諏訪子様!!!いらっしゃるのですか!?諏訪子様!!!!!」 早苗が完全に取り乱し、辺りかまわず叫び出した。まずい、神社に誰かいたら、これじゃいい的だ!。 「早苗さん、落ち着いて。その洩矢の神の名前は、さっきの放送になかったでしょう?」 「早苗、まず神社に行こう。もしかしたら神社にいるかもしれないだろう。」 さとりと二人がかりで早苗をなだめるが、早苗は私たちの手を振り払って、先に階段を駆け上がってしまった。 「一人じゃだめです、早苗さん!」 「クソっ!ルーミア、早く来いっ!!」 「はぁーい。」 神社に着くと、早苗が境内でへたりこんでいた。 「…出でよ、『スカイサーペント』…」 早苗は、震える手で二匹の蛇を召喚したが、その蛇も少し空中にとどまった後、何もせずかき消えてしまった。 私は早苗に駆け寄り、いつでも弾幕を撃てるように準備し襲撃に備えたが、早苗が「大丈夫です…」と、私の服を引っ張った。 「神奈子様の蛇が、全く反応しませんでした…この付近には私たち以外誰もいません…諏訪子様も…いません…。」 そう言い終えたあと、力を使い果たしたのか、早苗の体が崩れた。慌てて早苗の体を支えたが、顔色が悪い。 遅れてさとりとルーミアがやってきた。私はさとりに、他に人はいないらしいこと、先に社務所の中に行って、何か食べられるものと布団がないか探してきてほしいことを伝えた。 さとりはすぐに状況を理解してくれ、社務所へ急ぐ。 私は早苗を後ろに背負い、ルーミアに見張りを頼んで、早苗の負担にならないようゆっくりとさとりの後を追った。 博麗神社、社務所。ここは霊夢の住居も兼ねている。いつも縁側で茶を飲んでいる呑気な巫女の姿は、今はここにない。 霊夢がいつも使っていたらしい布団に、早苗を寝かせた。 食料の類は全く残っていなかった、とさとりが申し訳なさそうに言う。おそらく主催者が全て片付けてしまったのだろう、気にするなとさとりに声をかけ、視線を再び早苗に戻す。 体が熱い、おそらく熱が出ている。濡れた手ぬぐいで汗をぬぐってやっているのだが、あまり効果がないようだ。 「少し前から体調を崩していたみたいですし、立て続けにショックな事があって、疲れてしまったのでしょうね…。」 「あぁ、あまりこの子は心が強い方ではない…むしろ今まで良く頑張ったさ…」 しばらく早苗の様子を見ていたが、熟睡し始めたようで、規則正しい寝息が聞こえてきた。 今なら、尋ねても大丈夫だろう。 「そういえば、確かめておきたいことがあった。」 「何でしょう、慧音さん。」 「言わない方がよいんだろうと思って言わなかったが、ね。『火焔猫燐』殿。」 さとりの顔をじっと見つめ、問いかける。 私は、幻想郷の歴史のほぼすべてを知っている。無論、地底へ向かった一部の妖怪たちの経緯も知っている。 私の記憶が正しければ、この妖怪の名は『燐』ではなく… 「…ご存じでしたか。」 「地霊殿の主、古明地さとり殿…であってるのかな?」 「その通りです。…偽って申し訳ありません。」 「いや…しかし、何故?」 「さとりを…」 さとりは一瞬だけ寂しそうな顔を見せ、しかしすぐに無表情に戻り、 「さとりという妖怪をご存知なら、おわかりでしょう。このゲームの中で嫌われ者というのは、それだけでハンディです。…正直、怖かったのです。」 「なるほどね…」 「大丈夫ですよ。今は能力の制限がかかっているせいで、かなり集中しないと読めませんし、読めてもぼんやりとしかわかりません。」 さとりがフォローを入れるが、私はおそらくそうだろうと予測が出来ていた。実際、私も何度か自分の歴史を食べて姿を隠そうと試みたが、全く力を使えなかったのだ。 しばらくして、さとりが立ちあがった。 「…少し、ルーミアの様子を見てきます。…あの子の怪我の様子が気になりますし。」 ケーキあげたら喜ぶかしら、と自分のスキマ袋からケーキを少し取り出して、さとりは外へ出て行った。 それからまたしばらく経った頃、 「…ここは。」 小さく声が聞こえた。 「早苗?気がついたのか。」 体を起こそうとする早苗をやんわりと抑える。少しぼんやりとしながらも、意識はちゃんとしているようだった。 「ここは博麗神社の社務所だ。まだ熱があるんだから、あんまり動くなよ。」 「どれぐらい経ちましたか。」 早苗は、はっきりとした声でたずねる。 「えっと、半刻も経っていないはずだが。」 「そうですか…わかりました。」 ぐっと、また早苗が身を起こす。 「おい、大丈夫なのか?」 私が心配するのをよそに、早苗はしっかりを私を見据えて、言った。 「慧音さん、お話があります。」 「二柱を探しに行く!?」 あの後、外へ出たさとりを呼び戻し(ルーミアはケーキを食べるのに夢中で呼んでも来なかった)、さとりと二人で早苗の話を聞いた。 曰く、早苗はこのまま博麗神社には留まらず、二柱を探しに出るという。 「そうです。血はまだ固まっていませんでした。まだ諏訪子様はこの近くにいらっしゃるはずです、まず諏訪子様を探します。」 「おい待て、無茶を言うな。まだお前は熱が下がっていないんだぞ。顔色もまだ悪い。」 「そんな状態で、一人で行かせるわけにはいきません。せめて体力が戻ってからにしてはどうですか。」 まだ少しフラフラしている早苗を、私たちは必死に止めた。だが、早苗は聞く耳を持たない。 「いえ、こうしているうちにも、諏訪子様は苦しんでいるのかもしれないのです。それに…神奈子様を探して…神奈子様をこの目で見ないと。」 言葉を絞り出すように、早苗は続けた。 「先ほど、神奈子様の蛇を呼びましたが、あれが私に遺された最後の力だったようです。 本当に神奈子様が…黄泉路の向こうへと…逝って…しまわれたのかどうか……。」 震える手を押さえて、うつむいていた顔をしっかりと上げ、言い切った。 「私は、それを確かめなければならないのです。それが、風祝たる私の役目です。」 「それでも、倒れた人間をそのまま放りだすことなんて…!」 思わず、私は早苗の方に身を乗り出したが、さとりが腕を伸ばし、私を制した。 さとりは、じっと早苗を見据え、 「…銃は今、ありません。制限解除装置も使えない。それでも、ですか。」 「はい。」 「最悪、死にますよ。それでも?」 「はい。」 さとりは、遠慮なく早苗に問いかける。早苗も、迷わず答える。 「立ち止まれないんです、私は。確かに死ぬかもしれません。それでも、やらなきゃいけないことがある。 私はこの幻想郷に来た時から、神奈子様と諏訪子様、二柱と共にあることを選んだんです。そこから逃げたしたところで、私には何もない。 それこそが私の死なんです。たとえ結果が最悪でも、私は、私だけは、そこから目をそらすことは許されないんです。」 さとりは、早苗の訴えを、黙って聞いていた。そして、私に向き直り、 「…慧音さん、早苗さんに何か役に立つものを探してあげましょう。」 「お、おい!」 説得するんじゃないのか!?さとりに何か言おうとしたら、さとりが私を制するように、言った。 「もう…彼女の心は、折れません。」 結局、私たちは早苗に、台所にあった包丁を3本あったうち、1本渡した。そして3人の荷物を整理し、私の持っていた魔理沙の箒と、さとりが持っていた上海人形を早苗に渡した。 早苗の荷物の中には、妙な行燈があった。あまり使い道もないので、これは神社に置いていくことにした。 早苗が出発する寸前、神社の裏でがさごそと何かをしていたルーミアが、一緒に行くと言い出した。曰く「ここにずっといるの、つまんない。」 若干の不安はあったが、ルーミアは銃を持っている。残っていたさとりのケーキを全て渡して、早苗を守ること、早苗を食べないことを約束させた。さとりのケーキがいたくお気に召したらしい、ケーキくれるならまぁいっか、と了承してくれた。 そして早苗は、諏訪子様と神奈子様を見つけたら、ここに戻ってくること。それと、道すがら協力してくれそうな人物に遭遇したら、ここの場所を教えることを約束してくれた。 そして時間は冒頭に戻る- 「なぁ、さとり。これで、よかったんだろうか。」 並んで、早苗を見送るさとりに声をかける。 「私たちは、早苗たちを死においやったのでは、ないのだろうか…無理にでも止めるべきだったんじゃ…」 「いえ、それでも彼女は行ってしまったと思います。」 「そうだろうか…。」 悩む私に、さとりが悲しそうに言う。 「彼女の中を、少しだけ見せてもらいました…やはりほとんどわからなかったんですけど、ひとつだけ、わかったことがあります。 …彼女の心象風景…心に広がる世界は、無限に広がる空と大地。一点の曇りもなく、草原が風に揺れる素敵な世界。 しかし、それだけしかないのです。どこまでいっても空と土。彼女を彩るものは、他に何も、ないんです。 だから、ここで彼女を止めることこそが、彼女を殺すこと、だったかもしれません。」 きっと、これでよかったんです。 さとりは、小さくそう言った。 わかったよ、もう何も言わない。 それならば、必ず。 必ずもう一度、ここに帰ってくるんだ。 いくらだって待っていてやる。最後の、最後。すべてが終わる瞬間まで。 お願いだから、生きるため選んだ道で、死ぬな。たとえお前にもう何も残らなくても、お前の心の中が荒野になってしまっても… 一緒に生き残って、私たちが、お前の心に花を植えてやる。 だから、死ぬな。 帰っておいで、早苗。 【G-4 博麗神社 一日目 真昼】 【上白沢慧音】 [状態]疲労(小) [装備]包丁 [道具]支給品一式×2 [基本行動方針]対主催、脱出 [思考・状況]1.さとりと共に、博麗神社で脱出に協力してくれる人妖を待つ 2.1が失敗した場合には永遠亭に向かい、情報や道具を集める しかし、出来る限り神社で早苗を待ちたいので、博麗神社での待ち合わせが完全に不可能になった場合のみ動く 3.主催者の思惑通りには動かない [備考] ※さとりが早苗とルーミアに名前を偽っていることを知っています 【古明地さとり】 [状態]:健康 [装備]:包丁 [道具]:基本支給品、にとりの工具箱 [思考・状況] 基本行動方針 殺し合いには乗らない 1.慧音と一緒に博麗神社で脱出に協力してくれる人妖を待つ。ただし自分に都合のいい人妖をできるだけ選びたい。 2.空、燐、こいしと出合ったらどうしよう? また、こいしには過去のことを謝罪したい [備考] ※ルールをあまりよく聞いていません(早苗や慧音達からの又聞きです) ※主催者(八意永琳)の能力を『幻想郷の生物を作り出し、能力を与える程度の能力』ではないかと思い込んでいます ※主催者(八意永琳)に違和感を覚えています ※主催者(八意永琳)と声の男に恐怖を覚えています ※森近霖之助を主催者側の人間ではないかと疑っています 博麗神社、大階段。 慧音たちと別れた早苗とルーミアは、おそるおそる魔理沙の箒にまたがった。 着ているものも魔理沙の服であるので、なんとなく気恥ずかしさを覚えながらも、箒に二人でまたがりながら、空を飛ぶイメージを頭に描いた。 刹那、ふわっと体が浮き上がる。これなら普段どおりに飛べそうだ。 階段に沿って滑るように飛ぶ。 まずは諏訪子様を探さなきゃ。森の中はさすがにスピードを出して飛ぶことはできないだろうけれど、歩くよりは体力を取られないはず。 早苗はそう考え、ルーミアにも協力を求めた。 「ねぇ、ルーミア。探している方がいるの、手伝ってくれますか?」 「んー、お手伝いの約束したしね。楽しそうだし、いいよ!」 「ありがとう。貴女と同じぐらいの背丈の、金髪の女の神様を探しているの。紫色のワンピースを着ているのよ。」 「わかった!いたら早苗に言えばいいね?」 「はい、頼みますね。」 わははは、とルーミアは楽しそうに笑う。 「あのね、早苗。あとで戻りたいところがあるんだ!道を教えるから、そこ寄ってー!」 「いいですよ、諏訪子様を見つけたあとでよければ。」 「うん。えへへ、気になるところがあるの。見に行きたいんだ。」 「あら、何ですか?」 「秘密!」 くすくすとルーミアが笑う。 早苗は、そんなルーミアを見て、ここが殺し合いの場であることを一瞬疑いそうになっていた。 でも、もし。 諏訪子様にお会いすることが叶わなかったら。 諏訪子様と神奈子様が…本当に死んでしまっていたら。 その時は、きっと私はお二方に殉ずるのだろう。 どこまでもついていくと、元の世界を捨てた時、誓ったのだから。 早苗は、ある種の確信を持って、そう考えていた。 ごめんなさい、慧音さん、燐さん。 私は、そちらに帰れないかもしれません。 でも…最後の最後まで、あがいてみようと思います。 「神社にも後で戻りたいなぁ。アレどうなるかな、えへへっ!!」 ルーミアの独り言は、早苗には聞こえなかった。 【G-4 博麗神社大階段 一日目 真昼】 【東風谷早苗】 [状態]重度の風邪、精神的疲労 [装備]博麗霊夢のお払い棒、霧雨魔理沙の衣服、包丁、魔理沙の箒 [道具]支給品一式、制限解除装置(現在使用不可)、魔理沙の家の布団とタオル、東風谷早苗の衣服(びしょ濡れ)、上海人形、諏訪子の帽子 [思考・状況]1.まだ近くにいると思われる諏訪子を探す 2.神奈子の行方を探す 3.信用できる人妖に出会ったら、慧音たちのことを伝えて協力してもらう 4.諏訪子も神奈子も助からなかったら、自決も辞さない。ただしそれは最後の選択肢。 [備考] ※古明地さとりの名前を火焔猫燐だと勘違いしています 【ルーミア】 [状態]:懐中電灯に若干のトラウマあり、裂傷多数、肩に切り傷(さとりにより、応急手当て済み) [装備]:リボルバー式拳銃【S W コンバットマグナム】6/6(装弾された弾は実弾4発ダミー2発) [道具]:基本支給品(懐中電灯を紛失) .357マグナム弾残り6発、咲夜のケーキ(残り1つ) 不明アイテム0~1 [思考・状況]食べられる人類(場合によっては妖怪)を探す 1.ケーキをもらってしまったので、とりあえず早苗と一緒に行く 2.早苗の用事が終わったら、最初に仕掛けた地雷がどうなっているか確かめに戻る 3.日よけになる道具を探す、日傘など [備考] ※古明地さとりの名前を火焔猫燐だと勘違いしています ※ルーミアの「張力作動式跳躍地雷SMi」が、博麗神社周りの林のどこかに仕掛けられました。このことを慧音たちは知りません。 ※人魂灯は博麗神社の賽銭箱前に安置されています 105 ウソツキウサギ 時系列順 107 幽霊がいるとして人生を操作しているとしたら 105 ウソツキウサギ 投下順 107 幽霊がいるとして人生を操作しているとしたら 92 Gray Roller -我らは人狼なりや?-(後編) 上白沢慧音 111 少女、さとり 92 Gray Roller -我らは人狼なりや?-(後編) 古明地さとり 111 少女、さとり 92 Gray Roller -我らは人狼なりや?-(後編) 東風谷早苗 109 崇拝/Worship 92 Gray Roller -我らは人狼なりや?-(後編) ルーミア 109 崇拝/Worship
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ダンジョン攻略 稼ぎ 宝箱 強敵攻略 ボス攻略 経験値補正 負け惜しみ コメント ダンジョン攻略 実際には七合目を超えた所からがstage12なのだが、そこからは短いので池stageと分割統合している。 池からはデスザッパーや竜巻など厄介な特技を使う敵が出てくるようになる。 一列の陣形で攻略している場合はデスザッパーに特に注意。加護の奇跡などで対策するか一列ではない陣に変更しておこう。 逆にさとりでラーニングできれば頼もしい技となる。 山頂付近までくるとショートカットで出口まで戻れる。以降は出てくる雑魚敵も変化しないため、今まで通りに攻略すればいい。 倒れている橙に話しかけると4人陣形「式神攻撃陣」を覚えられる。 稼ぎ +... 八合目-Sから九点の滝-Tではゆっくりシスターズ×2のシンボルが高確率で出現するため、レベル上げには絶好のポイントである。 ワープポイント(魔方陣)からとても近いというのも稼ぎやすさに拍車をかけている。 ただし、ゆっくりシスターズ×2は高確率で先制攻撃をしかけてくるので、効率よく稼ぎたい場合は必ず文に警戒を習得させる必要がある。 確実な倒し方は、1ターン目に咲夜のプライベートスクウェアに対して文の天狗の応援を発動し、先制で時を止める戦法。 時間停止中は咲夜のジャックザリッパーなどの複数攻撃技で攻め、倒しきれなかった場合も次のターンで文が幻想風靡を使えばまず仕留められる。 さらに白蓮のコマンダースペル、魔神復誦を使えば2体それぞれに1ダメージを与えることができるので成功率がより増す。 なお、倒した敵シンボルの復活条件に関してはFAQ参照。 宝箱 +... ここまでの宝箱をすべて集めると 宝箱回収回数 234 (211+23) 宝箱回収率 42.4%(無印ver 56.7%) 大蝦蟇の池-J 烏の羽 シルバートレイ(Mから) 大蝦蟇の池-K 蟲毒の呪術服 オリハルコンの欠片(蟲毒の呪術服の直ぐ左の木陰) ルーンの杖 大蝦蟇の池-L 妖精の槍(蓮の道北端の木陰) 精霊の欠片 大蝦蟇の池-M 鋼鉄(Jから) 未記入の巻物(〃) 賽銭箱(Lから) 大蝦蟇の池-N(Rから 下に行くと近道開通) 妖怪の鎧 裁縫針 五合目-O 妖怪山の岩石 つけもの石 五合目-P 発明のネタ(左側) 地球の盾(〃 上の木陰) 六合目-Q アグニの指輪 妖怪山の岩石 アダマンタイトの欠片(「妖怪山の岩石」の宝箱の右下の木陰 宝箱と岩の中間点あたりの下に) 七合目-R マンイーター 鳳凰の羽 八合目-S ウンディーネの指輪 大気の盾(南西端の木陰) 敵から得られる装備(stage11とかぶる物は割愛) 魔紋の鎧(清瀧権現) 素早い指輪Ⅱ(波山) 知力の指輪Ⅱ(木ノ葉天狗) 器用な指輪Ⅱ(手長足長) マッスルベルトⅡ(地震鯰) 強敵攻略 +... 手長足長 レッグスルーで転倒させ、無呼吸連打のコンボをしてくる。HPが低いとだいたい即死。最悪三匹が同時出現し、コンボで三名ピチュる、ということもよくある。 無呼吸連打の攻撃対象の判定が厄介。ターン開始時に最もHPが低いキャラクターを狙うため、魔法使い系のメンバーにとっては天敵となる。もちろん、鳳凰天舞の陣やアリスの蓬莱人形は効果がないが、アリスのパラルを使えば何とか耐えられなくもない。リトルレギオンも有効。それでもHPの成長率が最低のパチュリーやパーマネント付与のために戦闘に参加していることの多いさとりには危険極まりない相手。 しかし、先手を取って石化や即死、大混乱などにしてしまえば無力。もしくは、後衛が死んでも問題なく戦えるなら割り切るのも手。 支配・魅了の成功率が高いので聖を連れて行けば怖くない。ラーニングや囮としてさとり(HPはメンバー最低になるように調製)を入れ、霊夢の二重結界で防御する、という手もある。 木ノ葉天狗 竜巻、バーストヒットともに複数にダメージを与えてくる鬱陶しい存在。素早さ・回避も高いので、倒しきれないとジリ貧になりがち。何より、竜巻の転倒にはまってしまうと何も出来ずに壊滅状態に陥る危険性すらある。 とはいえ、状態異常の類には弱く、HPもさほど高くないのでどんどん攻めていきたい。 相手が使うと厄介な竜巻も、こちらが使えれば強力な技になる。確率は高くないが、ラーニングする価値は高い。 清瀧権現 防御とHPが高く、ベノンザッパーやデスザッパーを連発してくる。耐性を上げて臨むことを忘れないようにしよう。 こちらもやはり石化、即死、支配などが効くので、そうなってしまうと大したことなかったりもする。さとりや聖をうまく使おう。 デスザッパーは現段階では貴重な即死技なので、余裕が出てきたらラーニングすることをオススメする。次のボスでも役に立つ。 ドラゴン強打の剣25のドラゴンファングストライクや槍13のドラゴンウェイブも有効。 古戦場の火 今ダンジョン最悪の相手といっても過言ではない。数ターンもするとその強力な地相回復効果で手がつけられなくなってしまう。 更に、灼熱や呪い、そして魅了の技を使う。この魅了が最悪で、こちらが動けない間に地相がどんどん火に傾いてしまうのだ。 仲間割れや呪いの効果も相まってなかなか攻撃することが出来ず、パーティがどんどん崩壊していく。アタッカーがやられたらもう勝てない。 即死や石化等は効かず麻痺や大混乱が有効。 純粋に弱点である水属性で殲滅しない限り相当厳しい戦闘が待っている。このため、地相対策にパチュリーを入れるか、さとりや魔理沙に水属性で攻めてもらうのがいいだろう。そうしないとキツい。 逆に、水属性の攻撃が可能であればただの雑魚になるが、高確率で混入している輪入道に転倒させられてしまうことも多いので、油断は禁物。 敵のほぼ全てが石化や即死などに弱いため、さとりや聖が育っていれば一気に楽になる。 即死は咲夜や妖夢が筆頭だが、即死斧を装備させた文もかなりいい働きをする。 逆に、全体的にHPが高い敵が多いので、効率的な戦い方が出来ないとかなり苦戦を強いられる。 道中も長いのでこまめに補給に戻ることを心がけよう。 また、拳修練3習得・ダマスカスナックル装備の妹紅がマッハパンチを使用すると、高確率で大混乱を与えることが出来る。 アクセサリで速度を上げて、毎回先制して決めるようにすると、非常に楽になるので覚えておくと良い。 ボス攻略 +... 諏訪子 Lv 48 物攻 140 命中 150 速度 170 HP 12000 物防 80 回避 50 神霊 25 MP 1999 魔攻 71 誘発 0 再生 0 EXP 1977 魔防 80 抵抗 50 地相 地 200 火 ● 水 ● 地 ● 雷 ● 魔 ● 光 ● 闇 ● 斬 △ 突 △ 殴 △ 種族 異神 装備武器 牙 装備盾 - ドロップ - 能力 能力 属性 対象 備考 ラーニング アシッドストーム 水 敵全体 防御下降付与 Lv1,5% 衝撃波 地 敵単体 転倒付与 砂嵐 地 敵全体 盲目付与 脱力 地 敵全体 脱力付与 Lv50,1% 洩矢の鉄の輪 地 敵単体 麻痺付与、連続攻撃 1~4、偶数Tのみ 神奈子 Lv 48 物攻 190 命中 120 速度 130 HP 18000 物防 200 回避 0 神霊 25 MP 1999 魔攻 76 誘発 0 再生 0 EXP 1977 魔防 120 抵抗 50 地相 光 200 火 - 水 - 地 - 雷 ◎ 魔 - 光 ◎ 闇 ▲ 斬 ● 突 ● 殴 ● 種族 異神 装備武器 鈍器 装備盾 - ドロップ - 能力 能力 属性 対象 備考 ラーニング 主砲 殴 敵大拡散 パワークラッシュ - 敵拡散 防御下降付与 Lv1,5% 力溜め - 自分 力溜め付与 ぶちかまし - 敵大拡散 『力溜め』後、次ターン使用。転倒付与 Lv20,5% エクスパンデットオンバシラ 殴 敵一列 転倒付与、奇数Tのみ お天水の奇跡 - 味方全体 HP回復、HP半分以下で使用 行動パターン +... 諏訪子 通常攻撃,衝撃波,脱力,アシッドストーム,砂嵐をランダムに使用 偶数ターンのみ洩矢の鉄の輪が追加。 神奈子 通常攻撃,主砲,パワークラッシュをランダムで使用 奇数ターンのみエクスパンデッド・オンバシラが追加。 HP50%以下でお天水の奇跡が追加。 通常の行動に加え毎ターンランダムで力溜めを使用。次ターンは必ずぶちかましを使用。 特殊防御 +... 諏訪子 除外 ★ 即死(大) ★ 割合 ★ スタン ◎ 睡眠 ☆ 麻痺 ☆ 行動制限 ☆ 精神操作 ★ 全低下 ◎ 能力下降 ○ 神奈子 除外 ★ 石化 ★ 割合 ★ スタン ◎ 睡眠 ☆ 麻痺 ☆ 行動制限 ☆ 精神操作 ★ 全低下 ◎ 諏訪子は物理結界12%,魔法結界12% 神奈子は物理結界25%,魔法結界25% どちらも永続/瞬間自動治療25% 編成・陣形 【フリーファイト or サンシャインランチ】 咲夜、妖夢、早苗、アリス、聖 指揮官:妹紅 普通に戦うと、神奈子が使用頻度こそ高くないものの『お天水の奇跡』をHPが9000近く残った状態で使うので 運が悪いと倒しきるのは至難の業。 HP計算して『コロッセオ・ワールド』使って多重補助かけて…と、不可能ではないだろうが狙うのは困難。 神奈子には即死が低確率で通るので、さとりのデスザッパーや咲夜や金のマトックを装備したキャラ等、即死攻撃が可能なキャラの誘発を高めて即死狙いも有効。 さとりの邪眼であれば基本確率が高く抵抗を無視する事も出来るので眼に25P振る余裕があればこれが最適。 1ターン目にキラー・ワールドから順に発動する事が出来るとより確実。 諏訪子には石化が効くため、こだわりがなければ攻略に関してはかなり楽。 諏訪子は自動治療があるが、石化は回復しないので問題無い。 (残暑2.04辺りから石化も自動回復するようになったが、石化中は攻撃されないのでやはり石化は有効。) 手段としては聖の漆黒の病魔がベスト。 ラーニング済みで且つトラウマに振るPOWが余っていれば石化ブレスも有効。 コカトリスの鶏冠を持っているのであれば忘れずに装備させよう。 これらの方法を使うのであれば陣形をヒュプノティックバレットにしておくと成功率が底上げできる。 ちなみに両者には地味ながら咲夜のパーフェクトスクウェア,デフレーションワールドによる停止も高確率で通る。 経験値補正 補正 400% 300% 200% 150% 100% 75% 50% 45% 40% 30% 25% 10% Lv 1~13 14~18 19~23 24~28 29~37 38 39 40 41 42 43~48 49~ 負け惜しみ +... 道中 霊夢:山頂までの道は長いわ。焦らずじっくり敵を見極めて対策よ。(stage11と同じ) にとり:頂上に近づくほど敵が強くなってくね。さすが妖怪の総本山って感じだよ。 魔理沙:たまに滅茶苦茶強い雑魚が混じっているな。そういう連中向けに装備品調製がいいかもしれないぜ。 ボス戦 魔理沙・早苗:二人とも強すぎだぜ(です)…… これは一筋縄じゃいかないな(ですね)。 霊夢:強い二人には足止めしかないわね。何か有効な状態異常はないのかしら? 早苗:あんまり勝てない場合は、ヤケクソで何でも試してみるしかないですね。 stage11 妖怪の山← →stage13 玄雲海 コメント 神奈子は即死武器で殴る。諏訪子は石化が入る。以上でおk -- 名無しさん (2010-08-20 04 36 02) もみちるの前の左下にある宝箱の左にもうオリハルコンの欠片 -- 名無しさん (2010-08-21 23 55 27) 妖怪の山6合目-Qno -- 名無しさん (2010-08-24 10 33 19) 妖怪の山6合目-Qの宝箱の右下の木の影にアダマンタイトの欠片 -- 名無しさん (2010-08-24 10 34 17) 大蝦蟇の池-Kの蟲毒の呪術服左側にオリハルコンの欠片 -- 名無しさん (2010-08-24 22 51 11) 大蝦蟇の池-Lの蓮の右上の木の下に妖精の槍 -- 名無しさん (2010-08-25 00 43 09) かなすわに沈黙とか相当成功率低い気がするが。即死は簡単に決まるけど -- 名無しさん (2010-08-28 21 19 08) 稼ぎポイント確実じゃないみたい。山頂付近の敵を殲滅したけど、ゆっくりシスターズは出てこなかった -- 名無しさん (2010-09-09 15 29 34) ↑どこのポイントでもそうだが高確率で出るってだけで出ないこともある -- 名無しさん (2010-09-09 18 34 25) ↑じゃあ必ずってとこ修正しといたほうがいいんじゃ? -- 名無しさん (2010-09-09 18 48 36) 普通に戦ってもかなすわにかてますよー アリスでうまくかばうといけます -- 名無しさん (2010-09-11 07 22 05) ゆっくりシスターズ、ごくまれに先制しないこともあるみたいです -- 名無しさん (2010-09-13 16 13 30) 諏訪子に呪いが入ることを確認 -- 名無しさん (2010-09-15 23 22 22) ぶちかましを木の葉隠れで対処していた俺って一体・・・orz -- 名無しさん (2010-09-16 14 08 51) わざわざプライベートスクウェア使わなくてもパーフェクト殺人ドール→風神少女→ブレイジングスターでもゴリ押し可 -- 名無しさん (2010-09-16 19 18 17) ↑ゆっくりの倒し方? -- 名無しさん (2010-09-16 19 20 10) ゴリ押しの方法自体は色々あるだろう。ただ、プライベート使った方が確実性が高いのは言うまでもない -- 名無しさん (2010-09-18 02 05 51) ボス倒した後チェンに話しかけると陣形GET確認 -- 名無しさん (2010-09-20 09 14 13) お天水の奇跡使用条件まだ何かない?自分はアリス咲夜早苗他2人死亡で即死などの状態異常すら無しの攻撃だけで神奈子落としたんだが・・・ -- 名無しさん (2010-09-21 11 42 31) 自分も攻撃要員魔理沙のみで魔法撃ち続けたらお天水使われずに倒せた。運がよかっただけなのか? -- 名無しさん (2010-09-21 21 19 13) ゆっくりにプライベート使ってもそのターンに逃げられたんですが効かなくなったのかな? -- 名無しさん (2010-09-25 13 29 16) ↑1.06時点では利くよ。なにかしくったんじゃない? -- 名無しさん (2010-09-28 01 21 48) 開始1ターン咲夜のパワーディレクションで加奈子即死。諏訪子はグレートメイド装備で剣の風もらった咲夜がP殺人ドールで瞬殺。稀に見る楽なBOSSだった。 -- 名無しさん (2010-10-02 22 21 13) まぁ運が良かっただけだな、決して即死が効きやすいわけじゃないし -- 名無しさん (2010-10-02 22 31 18) 神奈子&諏訪子、能力低下のバラエティ入れてもターン終了時に高確率で回復されるんだけど、沈黙とかのパーマネントだと大丈夫なのかね? -- 名無しさん (2010-10-03 01 54 42) お天水の奇跡3回まで使用を確認。こりゃ力押しだと奇跡封じない限り運頼みっぽい・・・ -- 名無しさん (2010-10-04 12 42 16) 2人とも大混乱が効いたけど成功率はかなり低いです。即死を狙ったほうがいいわ。 -- 名無しさん (2010-10-09 23 52 05) 咲夜のキラーワールドからのPディレクションで神奈子ほぼ即死。5回やって全部成功した -- 774 (2010-10-10 16 53 50) 10個ほど↑ 橙からは戦う前(会ってすぐ)でも取得可 -- 名無しさん (2010-10-10 17 30 32) ゆっくりシスターズ×2は 警戒→天狗の応援→Pスクウェア→フルムーンリベンジで確実(ダメージが2×3ならばの話) -- 七資産 (2010-10-11 10 52 04) ゆっくりシスターズ×2は九天の滝-Tよりも八合目-Sに高確率で出る模様 -- 名無しさん (2010-10-11 11 35 21) ゆっくり×2 先制せずを確認 -- 名無しさん (2010-10-11 16 41 11) ゆっくりを倒すなら文の空戦をMAXにすると不意打ちを防げるから楽 -- 名無しさん (2010-10-12 21 29 45) いや、たまに防げないことがあるらしいよ、私は確認したことないんだけれどそう主張する人がいる -- 名無しさん (2010-10-12 22 09 27) ver1.07ではまだだけど1.05の時にゆっくりに防げない時があったよ -- 名無しさん (2010-10-13 22 00 12) 主張とか、人がいるとかじゃなくて単に事実。1.07でも同様 -- 名無しさん (2010-10-14 12 00 12) 自分で確認してないことをいきなり事実って書けるヤツの方がおかしくね?w -- 名無しさん (2010-10-14 14 08 09) といっても相当前からの常識で確認済みの人間多すぎるしなぁ。仕様かどうかは謎だけどゆっくりに発動しない事があるくらい普通にやってれば分かるでしょ -- 名無しさん (2010-10-15 02 20 09) てかそんな状態なのに何でだれもバグ情報に記載しないんだか…だから治らないんじゃないの? -- 名無しさん (2010-10-15 09 28 35) このボスからお勧めメンバーや陣形ないのね、頼ってただけに寂しい -- 名無しさん (2010-10-22 00 12 10) 残暑2.04でボス挑戦したけど諏訪子の石化が普通に治癒する件 -- 名無しさん (2011-02-06 13 41 04) 諏訪子に立ち絵か無く涙した -- 名無しさん (2011-02-11 22 29 41) 咲夜必須かと思ってカンニングしてみたら即死って…下らねえ…真面目に考えて損した -- 名無しさん (2011-02-12 02 32 56) うわぁ…本当に効いちゃったし…泣きたい -- 名無しさん (2011-02-12 02 44 33) 2.04から始めたけれど、完全警戒たまに発動しないの確認 2.06にしてからは未確認 使用なんじゃないかな -- 名無しさん (2011-02-22 15 03 10) ごめん仕様ってかこうとした -- 名無しさん (2011-02-22 15 03 51) 「風のカオス ティアマット」という、とても強いが即死&石化に弱いボスがいた事を思い出した -- 名無しさん (2011-03-03 00 03 55) オリハルコンの欠片は2個手に入るんですか? -- 名無しさん (2011-03-03 18 17 44) 一個じゃね? -- 名無しさん (2011-03-19 23 09 32) 手長足長ってHP一番低い人を延々とアリスがかばってればなんとでもならない?パラルの出番はない気がするんだが -- 名無しさん (2011-04-05 13 08 23) 大蝦蟇の池-Nってどこだ… -- 名無しさん (2011-05-02 11 26 05) ↑山とチルノ戦魔方陣繋ぐショートカット部分。山経由して戻ってくる形になる。 -- 名無しさん (2011-05-02 11 47 14) ↑↑↑無呼吸連打は一番HP低い奴。で無呼吸連打と別に通常攻撃などをしてくる=2番目にHP低い奴に通常攻撃=1番HP低くなる=無呼吸連打のタゲチェンジって場合があるからじゃない? -- 名無しさん (2011-05-02 11 53 12) 咲夜妖夢まず諏訪、霊夢回復、白蓮 神奈に攻撃↓守↓ダークソード、ウエポンブレス 早苗 hp,攻,守,回避 upで平均lv38で成功法撃破可能 -- 名無しさん (2011-09-05 23 42 30) キラーワールド使って咲夜の即死攻撃と金マトック併用で簡単に神奈子は死ぬ。あとは加護の風で攻撃力上げて妖夢の永劫斬と殺人ドールで諏訪子に1ターン5000ダメぐらい通るよ -- 名無しさん (2011-11-21 21 59 34) ↑加護の風じゃなくて剣の風だった。連投スマソ -- 名無しさん (2011-11-21 22 03 19) ボスなのに即死と石化が通る二柱ェ・・・ ガチで戦う場合は装甲板、化け猫、クッション、虹レガ(有ればカシナート)を持たせたアリスを先頭に置いて毒盾陣形 蓬莱と和蘭を切らさないようにすればぶちかましもEPOも安定する 指揮官を聖にして瀟洒なメイド服+グレートメイド装備の咲夜さんが殺人なり雪月花なりを叩き込めば固い加奈子様にも火力を期待できる……かも 平均33Lvで撃破 -- 名無しさん (2011-11-26 16 28 00) 聖の闇付与とウエポンブレスで神奈子に対しては結構な攻撃力になる -- 名無しさん (2011-12-23 21 01 42) 咲夜即死で雑魚もピチュってきていたので加奈子に即死入ったのにはびびった。諏訪子石化入ったのか・・諏訪子のみがんばって初一回戦ボス勝ち。 -- 名無しさん (2012-01-08 15 27 32) ボスに状態異常が入るって斬新でいいな。普通のゲームってボスは絶対無効だからな。戦略性があって面白い。 -- 名無しさん (2012-01-12 02 42 33) 即死効くっていうからキラーかけて斬った。一発で蒸発してワロタ -- 名無しさん (2012-04-30 11 33 14) 即死石化封印でやったら、諏訪子はともかく神奈子が強かった。力溜めぶちかましが風神木の葉隠れのディレイ中とかに食らうと壊滅する。お天水は1回使われた。どっちも毒耐性ないから猛毒入ると多少楽になる -- 名無しさん (2012-08-15 20 34 42) 1週目は普通に倒したが、2週目だし即死石化でいったら1ターンで両方無力化でシュールすぎて笑った -- 名無しさん (2012-11-18 02 21 56) 石化使わずに、一ターン目で二人まとめて倒してもいいのよ? -- 名無しさん (2012-11-21 18 07 51) キラーワールド使って咲夜の誘発ガン上げして殺そうと思ったら、妖夢が決めおった・・・どういうことなの -- 名無しさん (2013-12-16 21 44 21) ゆっくりシスターズx2はゲーム起動して8戦闘目に100%出現するっぽい。(7戦闘全部逃げで8戦目出現回数5回中5回出現)なのでボス前ワープ出したら後は延々とゲーム起動→8戦闘目で撃破→ゲーム終了で効率化出来る。 -- 名無しさん (2014-03-29 22 12 18) 咲夜のキラワ使って即死系の技使いまくれば神奈子ワンパン -- 綿月 (2016-12-08 17 49 58) 即死石化毒禁止でやったけど、早苗でHPその他底上げすれば攻撃は耐え切れる。諏訪子は物理が通るから速攻で倒せるけど、神奈子はお天水と地層回復がキツイ。味方はメディテがあれば粘れるけど、ボスってMP尽きる事あるんだろうか? -- 名無しさん (2016-12-11 14 23 31) ボスもMP切れあるよ。別のボスだけど9999削り切った。 -- 名無しさん (2016-12-12 01 27 19) 条件は判らないけど一度もお天水使われずにそのまま普通に倒しきれた。多分運だと思うけど、何度かやり直してたらできた。ただ攻撃力半端ないので、霊夢で毎ターン全体回復と早苗で防御系底上げは無いと持たない -- 名無しさん (2016-12-28 08 53 17) 力溜めは霊夢か早苗で解除できる。ぶちかましで2桁ダメージしかくらわなくなる -- 名無しさん (2018-06-30 22 04 58) 名前 コメント
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所属するキャラクター 早苗 神奈子 諏訪子 ルート発生条件 ルート概要 クリアまでの手順
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紅魔郷 ルーミア 大妖精 チルノ 美鈴 小悪魔 パチュリー 咲夜 レミリア フラン 編集 風神録 静葉 穣子 雛 にとり 椛 文 早苗 神奈子 諏訪子 編集 萃夢想 萃香 編集
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幻想郷 2/14 妖怪の山山頂 守矢神社 外界では恋人同士が愛を語らうというこの日に、地霊殿で現在生活しているはずのシンは、何故か早朝から守矢神社へと来ていた。 「あぁ、シン君、おはようございます、お早いですね」 「早苗さんか、おはよう、こっちが強引に頼んだ事だから早い方がいいかと思ってさ……」 「ふふふ、シン君らしいといえばらしいですね、儀式の準備は終わっていますので本殿の方へどうぞ」 「ありがとう早苗さん」 流石に早く来すぎたかと鳥居の前でポリポリと頭をかいていたシンだったが、ちょうど境内の掃除にでていたらしいこの神社の風祝にして現人神。 白と青を基調とした巫女服を身にまとい、緑色の長髪に特徴的な蛙と蛇の髪飾りをした女性、東風谷早苗と出会った。 因みにシンと早苗が出会った経緯は特別な事ではなく、単にシンが新たな剣を得る直接な原因となった人物、八坂神奈子によって紹介されたからだったりする。 二人の年齢はほぼ一緒なのに対して、なぜ早苗が『シン君』、シンが『早苗さん』と呼んでいるかと言えば、ある意味での先輩・後輩関係と性格によるものだ。 前者の関係とは、シンが『土着神』の一人となったデスティニーから力を引き出すという行為は、早苗が神奈子から力を借り受ける行為と全く同一な関係となるので。 シンがまだその力の引き出し方が不慣れな頃に早苗が先輩として親身になって色々と手取り足取り丁寧に教えたと言うことから生まれ。 後者の性格問題は、早苗が温厚に対してシンが激情であるため、どうしても二人が揃うと温厚な早苗が『姉』的な立場にたってしまうからであった。 もっとも、早苗の方も実はシンに負けず劣らずなくらい激情を内に秘めている性格だったりするのだが、今の所シンの前でそれが出た事は無い。 閑話休題 早苗の言葉を受けて洩矢神社本殿に移動したシンを待っていたのは、この神社に奉られている神々。 山坂と湖の権化たる八坂神奈子、土着神の頂点である洩矢諏訪子の二人であった。 「あっ、シンだ、いらっしゃ~い」 「ちょうどいいタイミングに来たね、こっちの準備は一通り終わった所だよ」 本殿の方でとある儀式の準備をしていたらしい二人は、入り口に立っているシンの姿を認めると手招きして中に入るように促す。 「今日は俺の我侭を聞いてくれてありがとうございます」 促され中に入り、二人の前まで進んだシンは深く頭を下げながら神奈子と諏訪子に対して礼を述べるが、諏訪子と神奈子は苦笑しながらその言葉に返事をする。 「気にしない気にしない、どうせ私も神奈子も今日は特に何かあるわけじゃなかったしね」 「それにシンには守矢神社の地霊殿分社の神主代行として信仰を集めてもらっている礼もあるからね、気にされると逆にこっちが困るわけよ。 シンが人里の人間を護ったり、一部の妖怪達と親身になってくれるお陰でこの神社への信仰は確実に増えつつある。 今日の儀式は…… 担当する私が言うのもなんだけど気休め程度にしかならないでしょうし、之くらいはしてあげないと逆にこっちの名前が廃るからね」 その二人の言葉に、改めて深く頭を下げたシンだったが、直ぐに諏訪子と神奈子が『儀式を始めるから其処に座って』と言うと指定された場所に座り、目を瞑る。 「では、八坂神奈子の名の下に鎮魂の儀式を始める、シン、無心に祈り、願い、黙祷を捧げるように、意思の乱れは儀式の乱れ、無心に捧げなさい」 神奈子の言葉に、僅かにこくりと頷くとシンは意識を無心にし、ただ、黙祷を捧げ始める。 シンが二人に望んだ我侭とは、自分の本来の生まれ故郷であるコズミックイラ、その世界でこの日に、血のバレンタインで死していった人達への鎮魂の儀式であった。 元々はオーブ出身であるシンだが、プラントでの生活も決して短くは無く、惨劇の舞台となったユニウスセブンの破砕作戦にも参加している。 その事から、その惨劇でどれほどの民間人が死んでしまったかと言うことも当然知識としても知っており、プラントではこの日に追悼式が行われる事も体験している。 だからこそだったのだろう、シンがこの日に、関係の無いこの世界に来てまでも鎮魂の儀式を神である神奈子と諏訪子に頼み込んだのは。 そう、過去に体験した『式』の日に、同じ目的の為の儀式をする事で、『かつて自分がコズミックイラで存在していた』という事実を再認識したかったために。 無論、鎮魂の儀式を頼んだ多くの理由は『民間人の犠牲者』達の安らかな眠りを願ってなのだが、それだけではシンも態々儀式を頼む込もうとはしなかっただろう。 シンは内心恐れていたのだ、今、シンが『コズミックイラ』で生きていたと言う証はこの幻想郷において新たなる土着神となったデスティニーと。 神奈子がデスティニーとのパイプとしての力を与えてくれた、『プラントでの功績』の証であり、『自分の力の証明』でもあったFAITHバッジの二つのみ。 同じく外界 ―シンとは異なるが― から越してきた守矢神社の面々の様に、『自分の世界』について語れない、自己存在が確立できない恐怖、それにシンは蝕まれつつあった。 その後、儀式は厳かに、かつ静粛なまま終わりを告げ、シンは神奈子達にお礼を言うとそのまま地霊殿へと飛び去っていった。 そんなシンを見送った後、諏訪子は突然神奈子を睨みつけるようにしながら、頬を膨らませつつ抗議の声をあげ始めた。 「神奈子、シンも帰ったしはっきり聞かせてもらうわよ、どうしてシンに今日チョコを渡すなっていったのか、その真意を聞かせてもらおうかしら?」 「私としては最初は思いっきりシンを嫌ってた筈の諏訪子が、態々早苗に聞いてまでチョコを手作りで作ってた事の方が驚きだけどね」 「あーうー!? そ、そんなことはどうでもいいの!! どうしてシンに渡しちゃダメなのよ!!」 「はいはい、落ち着きなさい、理由? それは簡単よ、まだ、シンにとってのバレンタインは辛い思い出が深く刻み込まれすぎているからさ。 仲間内での義理とかならいいだろうけど、本気で思いを伝えたいって言うならまだ、少し時期尚早かもしれないと私は思ったからよ。 まぁ今年のバレンタインは地霊殿の連中に任せてみようじゃないか、由来についても教えてるんだ、さとり達なら、シンが望んでいるものを与えられるかも知れない。 それとも何かい諏訪子、土着神の頂点であり、シンからすれば『相棒』の命の恩人でもあるアンタがたかが一日のリードで色恋勝負に負けるって自覚してるのかい?」 「あ、あぁぅうぅぅう~~~~~~~~~」 神奈子の言葉に顔どころか全身真っ赤にしながら神社の方へと駆け込んでいく諏訪子、そんな姿を見ながら神奈子は嬉しそうな顔をした後、空を仰ぎながら呟く。 「帰る場所を無くした子供が欲しがるもの、さとり達は気付いてくれるかね」 同日 地霊殿 「よっと…… 到着って、あれ? 誰もいないのか?」 地霊殿のエントランスに辿り着いたシンは、普段ならさとりかこいしが、もしくはお空とお燐を含めたペット達の誰かが出迎えてくれるのに誰もいないことに気付いた。 「今日は何か用事あるっていってたっけ…?」 シンはそんな静かな地霊殿の様子に疑問を抱きながらも、居間の方へとゆっくりと歩いていく。 エントランスから居間までの道中にもさとり達は愚か猫の子一匹とも出会わず、何か不思議なものを感じつつもシンは居間の扉を開き中に入る、すると其処には。 「「「「お帰りなさい、シン(おにいちゃん{さん})」」」」 パーティ、と言うには少々小規模ではあるが、普段に比べて豪華な食事と、普段どおりのさとり達四人の姿、そして『シンの家族入りパーティ』と書かれた懸垂幕があった。 「えっと…… これ、は?」 そんな光景に少し気圧されているのか、さとり達の顔を一通り眺めた後、改めてシンは一番話が早いであろうさとりにたずねる。 「シンの地霊殿一家入り記念、かしらね、之くらいしないとシンはきっと間を取ろうとするでしょうから、ね」 さとりはそういいつつ、シンの手を取ると、その手に不思議な形をしたバッジを握らせる。 「このバッジは…?」 「家族の証、見たいな物ね、私とこいしの第三の目をモチーフにして、私達の手で作ったものよ。 こいしとお燐で鉱石を集めて、お空がそれを溶かして型にいれ、私がその型から装飾を施した、シンへのプレゼントも兼ねてと言う所ね」 さとりのその言葉に、シンはさとり達をもう一度見回してみると、全員が服にその『家族の証』であるというバッヂをつけている事に気づいた。 「さ、シンもつけて頂戴」 その言葉に、反射的にシンはそのバッジをつけようとしたが、もう少し、というところまで指を動かすとその動きを止めてしまう。 「どうしたのシンお兄ちゃん?」 「ん? もしかして針が上手く通らなかったかい? おかしいね、お空とあたいが確りとキチンと選んだものをつけてる筈なんだけど」 「もしかして、気に入らなかった? うぅ~、やっぱり私のデザインじゃなくてさとり様のデザインにするべきだったかな~」 そんなシンの反応にこいし達はバッヂをつけるための針が悪かったのか? それともデザインが気に入らなかったのか? と不安を抱き始める。 だが、そんなこいし達の反応に、シンは首を横に振ると、ゆっくりと心情を吐露し始めた。 「その、さ、俺なんかがさ、家族で良いのかって… さとり達から見ればやっぱり、所詮人間の一人だろうし、それに、俺、何百人もころし……」 「……やっぱりパーティを開いて正解だったわね」 自分を卑下するようなシンのその言葉を、さとりはシンの頭を優しく抱く事による中断させ、そのまま強く、そして確りと抱きしめる。 「シン、あなたは否定するかも知れないけれど、私達にとって既にあなたは家族の一員なのよ、かけがえの無い家族の一人なの。 申し訳ないと思うなら、寧ろ家族である事を否定しないで欲しいわ、家族と思う人に否定される事ほど辛い事もないのだから」 「そうだよ、シンお兄ちゃんは私達の家族なんだから」 「人間だから、なんていってちゃあ私やお空なんて猫と烏だよ? シンお兄さんは色々と抱え込みすぎさ」 「そうそう、シンももっと楽しく過ごそうよ、深く考えすぎても頭が痛くなるだけだよ」 「「「いやお空、あなたはもう少し考えなさい」」」 「うにゅ……」 こいしがシンの背中に、お燐がシンの右手に、お空がシンの左手に抱きつきながら、シンへと『自分たちはもう既に家族である』と語りかける。 シンはそんなさとり達の言葉と思いを受けて、ただ、体を震わせ、僅かに涙を、悲しみではなく、歓喜の涙を零すしかできなかった………… さとり達はそんなシンを再び強く抱きしめた後、『家族記念』のパーティを夜通し開催する事になるのは、改めて語るほどのことではないだろう。 セント・バレンタインデー かつて、ローマ帝国が禁止していた兵士の結婚を密かに行った言われる牧師、バレンタインの命日が祭日となり、恋人同士の語らう日となったこの日。 ローマ帝国が結婚を禁じた理由とされるのは、故郷に愛する物を『家族』を置いた兵士の士気が鈍り、敵前逃亡を行うのではないかと危惧したからであったと言われる。 今ではただ恋人同士のイベントになったこの日だったが、忘れ去られた幻想の地ではそれ以外の日になるのは自然の事だと言えるのではないだろうか? そう、『家族』を失った一人の兵士が、新しい家族をその手に掴み取り、新しい人生を歩みだす記念の日になったとしても………… おまけ バレンタイン後日談 旧都 宴会場 淑女同盟代表者会議(と言う名の宴会) 勇「なるほどねぇ、シンは家族を欲していた…か」 さ「えぇ、もっとも、あの日がそんな意味合いを持っている日だったなんて山の神様に聞かなければ流石の私も知りませんでしたが」 パ「妬ましい、簡単にシンの家族になるあなたが妬ましい」 ヤ「心の家族って訳か、しかしシンに新しい家族なんていうから驚いたよ、てっきり誰かが子供を作って血の繋がった家族を創ったかと思ったじゃないか」 ――――― キュピィィィーーーン ―――― 勇「うんうん、そうだよな、家族ってのはやっぱり血が繋がってないとダメだよな、よし、ここはこの勇儀様が少し頑張って……」 さ「あら、人間と鬼とは決別したのですから無理はしなくていいのですよ? シンも無理されてまで家族を欲しがらないでしょうから」 パ「……私は元人間だからその気になれば産めるのかしら…? 妬ましい、子を宿せるかどうかわからない今の自分が妬ましい……」 ヤ「あ~…… 火種放り込んじゃったかな? てか皆、飲むペース早いって、もう20本も空いてるし……」 勇「いやいや、鬼が嫌ったのはいい加減な人間だけだからね、それにシンは私の事を受け入れてくれる筈さ、何なら本人に聞いてみるかい?」 さ「ふふふふ、心を読めるこのさとりの前では社交辞令も通じない、シンの本音、確りと刻み込んでトラウマにしてあげるわ!!」 パ「妬ましい、あぁ妬ましい、妬ましい、シンの鈍さが、あぁ妬ましい……」 ヤ「見事な5・7・5・7・7、パルスィ、心の短歌って…… あぁ、いっちゃった、シン、ご愁傷様…とでもいっておこうかしら」 その後、酔っ払い少女達にシンが絡まれ、その光景を見た他の少女たちが暴走して大騒動になった事もまた、語るまでも無いだろう。 一覧へ
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秋静葉 秋穣子 鍵山雛 河城にとり 犬走椛 東風谷早苗 八坂神奈子 洩矢諏訪子
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「『見知らぬ場所』だ。急に呼び出されたから驚いたが……」 A-2エリアとA-1エリアの中間地点。 藍色のセミロングヘアの女性が辺りをゆっくり見回し、佇んでいた。 まず目を引くのが、背中に取り付けられた大きな注連縄の輪。 他にも頭、腰、腕など、至る所に注連縄が巻かれている。胸には古代風の装飾の鏡が輝いている。 その奇抜とも表現できる威容は、20歳前後の若い女性にしか見えない彼女が、 『人ならざる存在』であることを表現する為に自ら考案したものなのだろうか。 「私が噂に聞いていた幻想郷とは、随分と話が違うな……」 八坂神奈子が呼び出されたのは、信仰心を求めて幻想郷にその居を移してから間もない頃のこと。 幻想郷の神社、博麗神社に使いとして派遣した早苗の帰りを待っていた時のことだ。 『この土地の信仰を頂く』と聞いたら、博麗神社の巫女が私の元に殴りこんでくるかも知れない。 そう予想して、幻想郷で広く行われていると聞いた 『スペルカードルール』による戦いの準備に余念がなかった神奈子。 彼女が『来るべき戦い』に備えて『スペルカード』の開発を行っていた時、突如ゲームの開始が告げられた。 (聞いた話と随分違うが……これが幻想郷の『定め』か。 ……この国にまだ人身御供の習わしが残る土地があったとはな) 神奈子の脳裏に蘇るのは過去の記憶。 神々が今よりずっと栄えていた頃の記憶。 その頃、人の命は今よりもずっと軽かった。 神の気紛れとされていた天災を鎮めるため、生きた人間を火で焼いたり、 水に沈めたり、土に埋めたりといったことが当然のこととして行われていた。 ……神のために生命を捧ぐ儀式は確かに存在していたのだ。 (こうして我々を知らぬ間に連れ出すとは……。 まさか『神隠し』に遭わされる側に回るとは思わなかったが…… それだけの事を為すあの男たちが、幻想郷の最高神なのだろうな…… 我々は、その神々への生贄として捧げられた、ということか) そしてしばらく彼女は目を瞑って思考し……。 「行くか」 と、短くつぶやいたのだった。 神奈子がデイパックの中から取り出し、ガチャリと右肩に担ぐのは、オンバシラ、ではなく、 いくつもの砲身が束ねられた機関銃……いわゆるガトリング銃だ。 外界のある国で歩兵用の機関銃として試作されたが、 反動が強すぎて人間には取り扱い不可能とされ、お蔵入りになっていたシロモノだ。 口紅のような弾丸がずらりと並んだ給弾ベルトを肩に掛け、神奈子は歩き出した。 「これが幻想郷のしきたりだというなら……私もそれに従わねばな」 未だ幻想の残る地、幻想郷。 それを維持するためのシステムが、こうした『生贄の儀式』であるのだろう。 『郷に入れば郷に従え』。新参の神奈子も、それに従うだけのこと。 『つい最近』までは日本のそこかしこで行われていたことだ。そこまで抵抗は感じない。 ただ一つ、気がかりがあるとすれば……名簿にも記されていた、『家族』の名だ。 (東風谷早苗。 風祝の家系に生まれたというだけでこの様な仕打ちに遭うのは、 この時代に生まれた彼女にとっては少々過酷だろう。 せめて、私の手で苦しませずに葬ってやらなければ。 そして、洩矢諏訪子。 思えば長い付き合いだったが…… 『あの時』の決着をつけるべきが来たのだろうな) この殺し合いが幻想郷に生きる上で避けられぬ物だというなら…… せめて家族同然に生きてきた二人だけはこの手で逝かせてやりたい、そう思う神奈子だった。 時間軸のズレによって、幻想郷のシステムを誤解してしまった戦神、八坂神奈子。 彼女に果たして幻想郷の『正しい姿』を知る機会は与えられるのか? それとも…… 【A-2エリア北端・草原/深夜】 【八坂神奈子@東方風神録】 [状態]:健康 [装備]:ガトリング銃@現実(残弾100%) [道具]:基本支給品、不明支給品1個(ジョジョ・東方・確認済み) [思考・状況] 基本行動方針:主催者への捧げ物として恥じない戦いをする。 1:洩矢諏訪子を探し、『あの時』の決着をつける。 2:東風谷早苗を探し、苦しませずに殺す。 [備考] ※参戦時期は東方風神録、オープニング後です。 ※参戦時期の関係で、幻想郷の面々の殆どと面識がありません。 東風谷早苗、洩矢諏訪子の他、彼女が知っている可能性があるのは、妖怪の山の住人、結界の管理者です。 (該当者は、秋静葉、秋穣子、河城にとり、射命丸文、姫海棠はたて、博麗霊夢、八雲紫、八雲藍、橙) 支給品紹介 <ガトリング銃@現実> 6本の砲身を束ねることで銃身にかかる負荷を軽減し、連射力を向上した機関銃。 このガトリング銃は、アメリカ軍の試作品・XM214を元にしたものである。 但し現実に開発されていたXM214と違い、駆動用のバッテリーは必要としない。 だがそれでもなお、重量過多、反動が大きすぎるなどの理由で、人間が取り回すのは困難な代物である。 045:Strong World 投下順 047:名前のない怪物達 044:最初のトリニティストーリー 時系列順 049:”HAIL”2U! 遊戯開始 八坂神奈子 067:弱さを乗り越えて。偉大なる夜を越えて