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【名前】戦場ヶ原ひたぎ 【出展】物語シリーズ 【種族】人間 【性別】女 【声優】 【年齢】 【外見】 【性格】 【口調】 一人称: 二人称: 【呼称】 [[]]→ [[]]→ 【特異能力】 【備考】
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【名前】零崎人識 【出展】零崎一賊シリーズ 【種族】人間 【性別】男 【声優】 【年齢】 【外見】 【性格】 【口調】 一人称: 二人称: 【呼称】 [[]]→ [[]]→ 【特異能力】 【備考】
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無題 戯言遣い×戦場ヶ原ひたぎ 「ちょっと私の話を聞きなさい」 「ん?別にかまわないけど」 ひたぎちゃんも心を開こうとしてくれているのかな。 さっきと物腰が少し変わった気がする。 「友好を深めようなどとは思っていないわ」 「だからなんで心が読めるんだよ…」 「いいから黙って聞きなさい、口を挟むとその舌を縦に引き裂くわよ」 「縦に!?」 なんて痛い想像をさせるんだ、それじゃあ痛いのが続きっぱなしじゃないか!! 「それが目的よ」 「外道!?」 「外道じゃないわ、非道よ」 むしろ極道って感じがする。 「私の彼氏の阿良々木くんはね、とても優しい人でしっかりしていて、」 のろける気か? 「事実確認よ」 …まあ、どうぞ、先を。 「とりあえず格好良いのだけれど、何故か、いえ、だから、かしら」 「ん?」 「彼の周りには女の子が集まるのよ」 へえ、アララギ君ってもてるんだな。 「そう、というか友達が全員女子なの」 いや、それはむしろ偏っているだろ。常識的に考えて。 「クラスの委員長でしょ、ああ、あと私の奴隷も彼に惚れてるわね」 「奴隷ぃっ!?!?」 一体いつの時代に生きてるんだ?ひたぎちゃんは? 「それに…八九寺さんもでしょ、ああ、この子は小学生なのだけれど」 「小学生ぃっ!?!?」 すごい男もいたもんだ、そんな子供までとは。 「まだいそうなのよね、私の勘では」 「どれくらい?」 「あと…4人くらいかしら」 「それは…話を聞く限りハーレムだな」 「そうなのよ、私という彼女がありながら、ああ、考えたら阿良々木くんが憎らしく思えてきたわ、裂こうかしら」 いや、もうそのネタはやめよう。ほんと痛々しいし。 「いや、うらやましい限りだけどね、男からしたら」 同時刻・阿良々木暦×哀川潤 「よし、あたしの知り合いの話をしてやろう」 「はあ、どうぞ」 共に目的地に向かって歩いていると、さっきのとても綺麗な、けれど怖そうな女の人(哀川さんというらしい)が そう切り出した。 「そう、知り合い。いーたんって奴なんだけどね」 「いーたんですか」 おそらく…というか間違いなくニックネームだろうな。 「名前はなんていうんですか?」 そう訪ねると、哀川さんはおかしそうに笑った。 「どうかしましたか?」 「いや、気にすんな、あのな、いーたんの本名は誰も知らないのさ」 「それは…訳ありということですか?」 本名を知らないなんて、考えられない。 「はは、ただあいつが教えてないだけさ。ポリシーってやつか?まああたしにはどーでもいいことだけどな」 「はぁ、それで?」 「いやさ、そいつには彼女…というか、まあ好きな奴がいるわけだ」 「はい」 「だがな、そいつの周りには何故か女が集まるのよ」 それは…もてる、ということか? 「なんかもてるんだよなあ、あいつ。崩子とか絶対あいつのこと好きだし、イリアの奴も気に入ってたし、てる子とか、あとは一姫とか…」 「ハーレムみたいですね、そこだけ聞いてると」 「ああ、そうかもなあ。あたしもいーたんにたぶらかされたクチだし」 こんな綺麗な人まで、どうやらいーたんという人はすごいようだ。 いや、自分で言っておいて頭の悪い台詞だとは思うけれど。 「うらやましいですね、男の目線から見ると」 「とりあえず、あたしはそいつを探してるって訳だ」 哀川さんは、そう締めくくった。 「はあ、なんだか、」 戯言遣い&阿良々木暦 「僕とは全く違う種類の人みたいだ」
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第一回放送までの死亡者 時間 名前 殺害者 死亡作品 死因 凶器 深夜 傍系の病院坂迷路 兎吊木垓輔 3話 絞殺 素手 深夜 櫃内夜月 匂宮出夢 不運の結果(風雲の経過) 殴殺 一喰い(イーティングワン) 深夜 闇口憑依 鑢七実 死闘(四闘) 蹴殺 鑢七実の足
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【支給品リスト】 【戯言シリーズ】からの出典 【零崎一賊シリーズ】からの出典 【世界シリーズ】からの出典 【新本格魔法少女りすか】からの出典 【物語シリーズ】からの出典 【刀語】からの出典 【真庭語】からの出典 その他の支給品
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アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
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本編SS目次・投下順 0~50話までの本編SS
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試験開始 「“悪”——だね」 深夜の、市街地。 一つの建物の壁を背にして、零崎双識は呟いた。 似合わない背広に針金細工のような体躯を包み、似合わない銀縁眼鏡を装着し、似合わないオールバックにした髪を風に揺らしながら、零崎双識は呟いた。 「人を集めて殺し合いをさせる——まごうことなく、悪そのものだ。あの影谷……だったかな? あの男も死んでしかるべき『不合格』だったが、水倉神檎とやらもだね。こんなことを考える云々以前に、あんなに可愛い家族を大切にしない人間は『不合格』だ。 あの女の子……赤、赤か。ひょっとして《死色の真紅》、彼女もどこかにいたりするのかな? だとしたら是非お目にかかりたいものだね。うふふ。 ああ、でもそれより優先すべきものはたくさんある。うふ、感じる感じる、これは家賊がいるな。参ったね、私は平和主義者だからいいものの、他の零崎一賊なんて何をするか分かったものじゃない。 勿論皆は好きに行動すればいいんだけどね、私はどうしようかな? 私の可愛い家賊の中で、一体誰がここに連れてこられたのやら。私としたことが、あの状況とはいえ、家賊を一人も見つけられなかったなんてね。うふふ、妹がいればいいんだけど。 ……それにしても」 長い独り言をぷつり、と止めて、双識は首を傾げる。 顎に手を当て、心底不思議そうな表情で、自分に向かって語りかける。 「一体どうして、私は生きているんだろう?」 それは奇しくも、同じ時刻に別の場所で、同じ一賊の別の人物が呟いた言葉と酷似していた。 零崎双識は夏の前、死んだはずだった。 殺し屋に刺されて。 内蔵を貫かれて。 可愛い弟の傍で。 可愛い妹の傍で。 最悪で最善の死を迎えた。 偶発的で必然的な死を迎えた。 当然に完全に双識は死んだ。 零崎双識は、確かに死んだ。 双識は、それを覚えていた。 「うーん……生き返った? あながちそういうのも、ナシではなさそうだよね。わざわざ殺し合いを演じさせるために生き返らせるなんて、ご苦労なことだ。まあ今の所どうでもいいか」 自身の生存に関する疑問を、双識はあっさり投げた。 しかしそれは、けして彼が浅慮だということを示すものではない。単なる、優先順位の問題だ。 殺し合いの場に送りこまれたらしい家族のこと。 死んだはずの自分が生きていること。 どちらがより大切か、双識にとっては明確過ぎるほど明確だ。もとより彼には、家族のこと以上に大切な思考などありはしないのだ。 「別に、放っておいてもいいだろうけど……」 双識は、家賊のことをほとんど心配していない。 零崎一賊、《殺人鬼》。 双識が誰より信頼する家賊は、何より愛する家賊は、こんな状況に放りこまれたからといって命を奪われるような集団ではない。 だが。 この状況が酷く異常であること。そして長引き消耗戦となれば、一賊の誰もにとって不利であること。 そのことも、双識は同時に理解している。 「……ここは素直に、探しに行こうかな。人識君か伊織ちゃんか……どちらかがちゃんと《自殺志願》を持っているのかな? 伊織ちゃんのほうが可能性は高そうだけど。アスやトキがいたら、面白いことになりそうだ」 うふふ、と。 双識が笑い、 建物から背を離し、 家族の居場所を教える勘に従って歩き出そうとした、 その時。 ——それは、殺気だった。 殺意、あるいは戦意を明確に持つ気配だった。 それを感じた、と意識する前に、既に双識は振り向いている。 「……おや?」 横手の細道。 刺すような殺気に反したふらりとした足取りで、ぼんやりとした表情で、一人の少女が、現れた。 「……ゆらぁりぃ」 髪は、散切り。ぼろぼろに切り裂かれた、セーラー服。その制服が見覚えのあるものであることに、双識は気づいている。 「ゆらり……ゆらり」 手はなぜか、後ろ手。 そして彼女は右足首のやや上に、タイツの上から刃物で切ったような浅い傷を負っていた。乾き始めて間もないことが容易に分かるその傷は、生々しい傷口を晒している。 しかし、それ以外には何の外傷もない。 「その怪我はどうしたんだい?」 ゆらゆらと揺れていた少女が、止まる。 「……ぴたり」 一瞬の、静寂。 双識と少女は、向き合う。 「……一応、自己紹介、しておきます」 先に億劫そうに口を開いたのは、少女だった。 双識の質問は綺麗に無視された。 「あたし、西条玉藻ちゃん……です。人がいたから、来てみたんですけどぉ……今回って、ずたずたにして、いいんでしたっけ……?」 物騒なことを、少女——玉藻はさらりと口にする。 その物騒なことを簡単にやってしまいそうな雰囲気を、彼女は持っていた。 それは一歩別のほうへ踏み出せば。 零崎に為っていても、おかしくないような。 「何にも命令、ないってことは……好きにし」 玉藻はそこで一旦、「ゆらり」と呟いて休憩を挟む。喋るのは苦手らしかった。 「てもいいのかな。じゃあ……玉藻ちゃん、行きまあ」 「いやいやいや、ちょっと待った」 そのままストレートに不穏な結論へ至りそうだったので、双識は口を挟む。 その辺りこそ、彼が変わり者と言われる所以だろう。双識は、自称白い鳩のような平和主義者なのである。基本的には。 「……なんですかあ?」 玉藻の胡乱そうな声を浴びつつ、双識はやれやれと首を横に振った。 「全く……それが悪いと言うつもりはないけど、同じ女子校生とはいっても、子荻ちゃんとは全然タイプが違うな。君もその制服を着ているなら知っているんじゃないかな? 萩原子荻ちゃんのことだよ」 「……しおぎ、せんぱい」 「今何年生だったかな。私は結構仲が良かったんだよ、うふふ」 玉藻のぼやりとした目が、宙に止まる。停止。何か思い出そうとしている、ならいいのだが、表情からは何も読みとることができない。 一方で双識は、あの髪の綺麗な《策師》の少女を思い出していた。 常に別の場所、一つ上の場所に立っているかのような。 僅かばかり弟に似ている気もする、少女。 こんな状況にも関わらず、双識は思わず笑みを浮かべた。 やがて、玉藻の身体が再びふらりと揺れる。 「ええと……あなたは、先輩の、知り合いで」 「そうそう」 「あたしは、邪魔、先輩の……悪いことの邪魔、しちゃ駄目で」 「悪いことねえ。まあ、悪いといえばそうなんだろうね」 「子荻先輩はあ……あんまり、教えてくれないから……関係者は、駄目なんだっけ……」 首を傾げて、「ゆらあり」と玉藻は呟く。 「あなたは子荻先輩の知り合い」 戻った。 だが——それでも、玉藻の中では答えが出たらしい。 どこか残念そうに、彼女は身体を揺らす。 「……ゆらり。じゃあ、ずたずたにするのは、駄目……ぶーです。あたしもまだ、我慢できないってほどじゃ、ないですし……殺さないどいてあげます」 それは。 本当に、零崎であってもおかしくないような言葉だった。 しかし双識は、彼女がけして「妹」にはならないであろうことも、なぜか察していた。 ゆらぁりぃ、と。 玉藻は何の躊躇もなく双識に背を向けて、 「——待った、玉藻ちゃん」 呼びとめたのは、双識だった。 僅かに険しい顔をして、振り向く少女を見据える。 「……ちゃん付けで呼ばないでください……初対面ですよう」 「君、“それ”をどこで手に入れた?」 今度は、玉藻の言葉を双識が無視する。 先程とは全く逆のパターン。 それほどに。 双識にとって、それは重要な問いだったのだ。 背を向けた西条玉藻が、後ろに回した両手に持っていたものは。 一見してナイフのようなそれは。 双識の愛用の武器——否、元愛用の武器《自殺志願》。 それを、二つに分解したものだった。 しかし双識の問いは、玉藻が自分の武器を持っていたために出たものではない。それは確かに重要ではあるが、その程度のことで、双識は深刻になったりはしない。 玉藻が、“妹に渡したはずの武器”を持っていたからこそ——双識は尋ねたのだ。 最悪の事態をも、想定して。 「これはあたしのとこにあったんだから……あたしのです」 しかし玉藻から帰ってきた答えは、双識の不安をあっさりと打ち破った。 そんな嘘をつくような少女ではないだろう、と双識は判断し、それを信じることにする。 「ちゃんと……き」 更に言葉を続け、玉藻は休息。 既に双識の危惧していた事は回避されていたのだが、一応彼は最後まで話を聞く。 「れるかだって……自分で、試したんです」 それだけを言って。 玉藻は、再び双識に背を向ける。 その言葉の示す所に思い至ると、さすがに双識も驚きを禁じえなかった。ゆらゆらと歩み去る後ろ姿を見ながら、苦笑する。 彼女は、試したのだ。 《自殺志願》が武器として機能するかどうか——自分の足で。 双識は理解する。 玉藻が、“妹”にはならないだろうと思った訳を。 彼女は飽く迄、戦う。戦うために、存在している。 零崎一賊は殺人をする——《殺人鬼》 西条玉藻は戦闘をする——《狂戦士》 その違いは微細で、その違いは絶大だった。 双識は殺人鬼である。 マインドレンデル、《二十人目の地獄》などの異名を持つ零崎一賊の長兄であり、一賊屈指の実力者にして切り込み隊長だ。 双識には、玉藻を殺して《自殺志願》を取り戻すという選択肢も確かに存在した。他の零崎一賊ならば、ほとんどの者はそうするだろう。 しかし、双識はそれを選ばなかった。 理由の一つには、察するに玉藻もかなりの戦闘能力の持ち主であり、殺し合いをすれば双識も痛手は避けられないだろうという予測がある。双識はこんな序盤から、怪我をするわけにはいかないのだ。 そしてもう一つには、《策師》の少女の存在がある。 双識は、見ていた。 家族の誰をも視界に収めることはできなかったが、あの白い部屋で、双識は確かにあの髪の綺麗な少女を見つけていた。 彼は、興味があったのだ。 あの少女のフィールドに、この状況がどのように展開されるのか。彼女が何をして、何を成すのか。 そして、家族に害が及ばない限り、彼女の邪魔をしたくはなかったのだ。《策師》と出会えさえすれば、玉藻はおそらく重要な一つのピースになるだろう。 「……うふふ。まあ、《自殺志願》を持たない方が強いと言われる私だ。寂しいが、しばらくは預けておこう」 笑みを刻み、双識は呟く。 遠ざかる玉藻を、見つめて。 そしてふと、眉をしかめ、深刻な表情を浮かべた。 「それにしても……スパッツではなくタイツときたか。判定の難しい所だな」 繰り返して言うが、零崎双識は殺人鬼である。 マインドレンデル、《二十人目の地獄》などの異名を持つ零崎一賊の長兄であり、一賊屈指の実力者にして切り込み隊長だ。 【1日目 深夜 E-6から移動中】 【西条玉藻@戯言シリーズ】 [状態] 右足首付近に裂傷(軽傷) [装備] 自殺志願(二つに分解)@人間シリーズ [道具]なし [思考] 基本 ゆらぁりぃ 1 ずたずたにしたい……段々我慢できなくなるかも 「クビツリハイスクール」以前です。 西条玉藻のデイバッグ(装備を除き支給品が全て入っている)は、エリア内のどこかに放置されています。 時間は少し、遡る。 双識がしばらく背を預けていたまさにその建物。 二階の窓から双識と玉藻の姿を覗く、一人の少女がいた。 この二人に完全に悟られないでいることから、彼女もかなりの戦闘センスの持ち主であることが窺い知れる。 その少女は、小学生と言っても通用しそうな幼い顔に、驚愕の表情を浮かべていた。 (……どうして、ですか) 窓枠を掴む指は色を失い、 見開いた目を外へ固定して。 (どうして……玉藻ちゃんが生きてるですか) ——その少女は二月ほど前、西条玉藻を殺していた。 そっと、ジグザグに、殺していた。 落とした玉藻の首を、彼女は確かめていた。 それなのに、そんなことなどまるでなかったかのように、死んでなどいないかのように、玉藻は外に立っている。 全く、変わらない様子で。 言葉まで聞き取ることはできないが、確かに生きて、動いている。 (……おかしいです。ずっと、おかしいことばっかりです) 少女は、耐え続ける。 じっと、そこで耐え続ける。 気配を消し、意識を絞る。 息を潜め、口を噤む。 やがて——西条玉藻が道の一方へ消え、針金細工のような男がもう一方へと消えた時、少女は深く、ため息をついた。 「やっと行ったですか……」 うう、と大きく背伸びをして、少女は肩や首を回す。 そして辺りを見まわす。 特別な物は何も見当たらない、どこにでもありそうな小さなオフィスだ。 少女の足元には、全開になったデイバッグとその中身がぶちまけられている。少女が意図的にやったわけではなく、たまたまそうなってしまっただけだ。 「まずは……糸を探さなくちゃですね。それがなきゃどうしょうもないです。家探しはちょっと気が引けるですけど、特急事態だと思って頑張るですよ」 自分の気持ちを紛らわせるように、少女は声に出して行動を確かめる。 彼女の語句の用い方の間違いを指摘してくれる人物も、周囲にはいない。 少女は、《曲弦師》 糸を自在に操る能力の持ち主だが、不幸にしてデイバッグには曲弦糸に代わりそうな物が入っていなかった。 少女は、天井を仰ぐ。 「……師匠。潤さん」 呟くのは、先程の部屋で目にした、二人の知人の名だ。 やがて振り払うように首を左右に振り、少女は動き始める。 動き始めながら、呟く。 「一人は……寂しいですよ……」 ——ジグザグ、紫木一姫、行動開始。 【1日目 深夜 E-6】 【紫木一姫@戯言シリーズ】 [状態] 健康 [装備]なし [道具]支給品一式、ランダム支給品(1〜3)確認済 [思考] 基本 他人は信用せず、生き残る 1 使えそうな糸を探す 2 人殺しは厭わない 3 可能なら師匠、潤さんと合流する 「ヒトクイマジカル」直前です 時間軸の交錯に感づいたかもしれません 双識は、歩く。 家族の気配に向かって。 その足取りに、迷いはない。 「……うふふ」 歩きながら、笑う。 余裕の笑みを、浮かべる。 「私達は監視でもされているのかな? ちゃんと声が届いていないと、私はまぬけ以外の何者でもないんだけどなあ」 針金細工のような細く長い輪郭の影が、月明かりに照らされ、道に伸びる。 「それでも、まあ……お約束だろうしね。締まりも悪い。実技試験はもうちょっと先になるだろうけど」 双識は一際、笑みを深くした。 そして一人、天を仰ぐ。 「——零崎を始めよう」 【1日目 深夜 E-6から移動中】 【零崎双識@人間シリーズ】 [状態] 健康 [装備]なし [道具]支給品一式、ランダム支給品(1〜3) [思考] 基本 家族と行動を共にする 1 家族の気配に向かって移動 2 自分からは仕掛けないが、無論一賊に仇なす者は皆殺し 3 水倉神檎を「一賊に仇なした者」として認識 軋識(軋騎)のいる北、伊織のいる北東、人識・曲識のいる南、いずれかに向かっています。 008← 009 →010 ← 追跡表 → ― 西条玉藻 ― ― 紫木一姫 ― ― 零崎双識 020
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【名前】傍系の病院坂迷路 【出展】世界シリーズ 【種族】人間 【性別】男 【声優】 【年齢】 【外見】 【性格】 【口調】 一人称: 二人称: 【呼称】 [[]]→ [[]]→ 【特異能力】 【備考】
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【名前】匂宮出夢 【出展】戯言シリーズ 【種族】人間 【性別】 【声優】 【年齢】 【外見】 【性格】 【口調】 一人称: 二人称: 【呼称】 [[]]→ [[]]→ 【特異能力】 【備考】