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Q 低蛋白血症
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 PAS陽性 肺胞蛋白症は肺胞腔内にリポ蛋白様物質が貯留するまれな疾患である。肺胞は呼吸(ガス交換)を行う場であるため、肺胞腔内に物質が貯留すると呼吸困難をきたし、また咳嗽を呈する。 肺胞内に貯留する物質はリン脂質、特に肺サーファクタントの主成分であるレシチンに富む。また、肺サーファクタント蛋白であるSP-A、SP-D濃度も増加していることから、この貯留物質は肺サーファクタント由来であると考えられている。肺サーファクタントは、II型肺胞上皮細胞によって産生され,肺胞マクロファージによって分解・除去される。本疾患においては、肺胞マクロファージの機能異常により、肺サーファクタント蛋白が肺胞から除去されずに貯留すると考えられている。近年、GM-CSFあるいはその受容体遺伝子の欠損マウスが本症類似の病態を発症すること[1][2]、本疾患患者の血清中に抗GM-CSF抗体が存在すること[3]等が報告され、これらのことからGM-CSFによる肺胞マクロファージの成熟過程に障害がおこることで、肺胞マクロファージの機能異常をきたし、肺胞腔内から余分な肺サーファクタントを除去できずに貯留し、本疾患が引き起こされると考えられるようになった。 先天性と後天性に分けられ、また後天性は特発性と続発性に分けられる。続発性は免疫異常をもたらす白血病等の血液疾患、HIV感染症、粉塵や化学物質の吸入暴露等によって二次的に引き起こされるものである。90%以上は原因不明の特発性である 肺胞マクロファージの機能異常、肺胞内の液体貯留等により、易感染性となり、アスペルギルス、カンジダ、結核菌、非結核性抗酸菌、ニューモシスチス、ウイルスなどの感染症を合併しやすい。→ステロイド禁忌 肺洗浄 確立された治療法である.全身麻酔下に片肺ずつ洗浄を行う全肺洗浄と,局所麻酔にて気管支鏡下に行う方法とがある. GM-CSF 近年、本疾患に対しGM-CSF投与が有効である可能性が期待されており,治験が進行中である。
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品名:乳清蛋白ミルク飴 名称:ミルク加工食品 原材料:水あめ、ビート糖、砂糖、水飴、加糖れん乳、ミルク蛋白濃縮物、(オーストラリア産)、クリーム、ホエイパウダー、バター、ゼラチン、食塩、乳化剤、香料、(原料の一部に卵、大豆由来の原料を含む) 取扱サイト 乳清蛋白ミルク飴 製品に関する情報: 準備中
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I 高・低蛋白血症
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MM MG MGUS 重鎖病 M蛋白 IgG >2g/dl IgM >2g/dl <2g/dl リンパ節腫脹 あり あり 肝脾腫 あり あり 眼底出血 あり punched out + - まれ 尿中BenceJones + 10~20% - 貧血 あり 易感染 あり 赤沈 強 強 MP療法 あり あり IFN療法 あり 血漿交換 あり(過粘稠度症候群) 経過観察 あり
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末梢神経炎だから細胞は増えない ただし中枢の近くだと蛋白が増える 酒 あびた 帰りは どい つも 異性に ギラギラ でした アルコール性ニューロパチ 家族性アミロイドニューロパチー 解離 DM Tumor 異染性白質ジストロフィー ギラン・バレー DejerineSottas病
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R 血清蛋白異常
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一問目から頭捻りました。診断は付いたけど…治療が分からんw -- COS (2007-11-13 23 22 48) 乙です。診断ついても選択肢がわかんないのがストレスがたまるwwwww -- 中島昴 (2007-11-14 15 05 55) 名前 コメント 問題181 c,e a,c 診断:偽性副甲状腺機能低下症 難病情報センターが詳しい。 低Ca血症(しびれ感、テタニー発作、全身痙攣、Trousseau徴候)、高P血症、肥満(BMI 29↑)、円形顔貌、短指症から偽性副甲状腺機能低下症を疑う。 設問1:PTHは↑だしリン再吸収率も↑なのでc,eは×。 dについて:偽性副甲状腺機能低下症の一部に、TSH不応症があり、クレチン症を呈するらしい(http //jspe.umin.jp/guide102980817.pdf) 設問2:血清Ca値は正常下限を目標にする⇒aは× 早朝空腹時の尿中カルシウム/クレアチニン比が0.3を超えない範囲を維持 「急性期」には、Ca製剤を投与する。慢性期のCa製剤投与は血中Caの変動を来しやすいので、原則投与しない⇒cは× 慢性期にはビタミンD製剤(αカルシドール)を単剤投与。Caのコントロールが困難なときはサイアザイドの副作用を期待して併用。 問題182 診断:AVRT? 問題183 b,e ? 診断:肝細胞癌 卒試が終わった帰り道、T原先生に出会ったので、CTの画像について、聞いてみました。右葉の背中側にあるのが腫瘍です。肝細胞癌ですね。中が黒っぽくなっているので、中心壊死です。 ちなみに、おなか側にある、真っ黒な部分は、腸だそうです。中が真っ黒なのは空気と考えればそうなるかもねと。「あんまりいい写真でなくてごめんね」といわれました。 もう一つ選ぶべき答えは、左葉の肥大です。「これは、肝臓が大きすぎることに気づいてね」だそう。 よって、設問1の答え:be sより sさんありがとうございます。設問1の解答はお墨付きということで。 設問2の治療はどうしたものか。腰椎よりもでかそうだから、2cmは優に超えて、単発、脈管侵襲は? とりあえずT2以上するとSt II以上、肝障害度はAだから切除可能…? 肝右葉切除orPEITorRFA? 問題184 c d 診断:真菌性髄膜炎 髄液所見から、巨大な円形細胞が見られ、クリプトコッカス感染と分かる。これは墨汁染色してないのかな? しかし神内は空気読んでくれる。 問題185 c b 診断:特発性肺線維症 病歴、胸部単純XP(両側びまん性、中下肺野優位の線状影)、胸部CT(蜂巣肺)からIPFを疑う。 特発性器質化肺炎、非特異性間質性肺炎、DPBでは通常蜂巣肺は認めない。サルコイドーシスは病歴と画像から否定的 問題186 c? c,e? 診断:不安定狭心症+OMI? 2日前から症状があるにも関わらず、血清マーカーが軒並み基準値。ECGではII、III、aVFに異常Q・陰性T波があり、OMIの所見。AMIではなさそうで、不安定狭心症か。それにしても胸部XPとバイタルくらいほしい。 次にすべきなのは冠動脈造影? 心筋シンチは? 問題187 a,c? b,d? 診断:食道静脈瘤 設問1:静脈瘤の色調は白色と青色に分けるらしい。これは青色か? 形態はF3(結節状あるいは腫瘤状) Red color signは陽性。左の写真の右上あたりに血マメっぽいのがある 食道潰瘍…なさげ ポリープ多発は引っ掛けの選択肢か。引っかかりましたorz 設問2:脾門部からの側副血行路は胃にいったり腎にいったりするから、遠肝性 臍下部の怒張した腹壁静脈の流れは下方(足方)に向かう…よね?⇒○ 類洞圧↑⇒閉塞肝静脈圧↑ 脾臓への血流が増えるので脾機能↑⇒○ 下大静脈の閉塞がある場合、下肢の浮腫、潰瘍、色素沈着などが見られる 問題188 e d 診断:心原性脳塞栓 Af、突発完成型、頭部CTで低吸収から脳塞栓 右後頭葉だから左同名半盲 問題189 b,d ? 診断:誤嚥性肺炎 設問1:まずはルート確保、意識障害もあるので血ガスをやろう。ボスミン、心マは×、利尿薬静注はやるにしてもまだ早いのでは 設問2:日本呼吸器学会の重症度分類では、チアノーゼがあるだけで重症扱い。その他体温、脈拍、呼吸数の3項目からも重症扱い。 DM、脳血管障害の既往があったらそれぞれ重症度を上げるとあるが…これはICU治療を要する最重症ということか? とすると治療はカルバペネムか…? でもエリスロマイシンも使うってあるけど… DM合併の重症誤嚥性肺炎に詳しい方、解説お待ちしてます。 問題190 a b,d 診断:頻脈性心房細動による心不全の悪化 設問1:不規則なRR間隔、P波の消失、基線の細変動からAf 右軸偏位でなく左軸偏位。 VTはこんなんじゃない。 異常Q波はない PACはない。PVCならある。 設問2:ジギタリスでレートコントロール。おそらく肺うっ血があるので利尿薬。 問題191 ? c,e? 診断:肝硬変 設問1:よく分からん c,dは確実に×で、肝表面は結節状(eは○) ALP↑だから肝内胆管拡張? 触診で脾を触れなくてもエコーなら脾腫がある? 設問2:NH3↑なので高蛋白食は× 波動(+)⇒腹水あるので塩分は制限 利尿薬として、スピロノラクトンから開始⇒次にループ⇒反応が乏しい場合にAlb製剤 NH3↑なのでラクツロース投与 問題192 b,c e 診断:重症筋無力症 設問1:重症筋無力症には胸腺過形成・胸腺腫が合併しやすい。また、エドロホニウム静注(テンシロンテスト)で一過性に眼瞼下垂が治る。 設問2:抗コリン薬は症状増悪。コリンエステラーゼ阻害薬の引っ掛けでしょう 問題193 b,c d 診断:アレルギー性肉芽腫性血管炎(Churg-Strauss症候群) 気管支喘息の既往、多発性単神経炎、多関節痛、好酸球↑からアレルギー性肉芽腫性血管炎を疑う。 設問1:参考所見として、p-ANCA、RF、赤沈、CRP、血小板、白血球がそれぞれ↑ 設問2:治療はプレドニゾロン 問題194 a,c b 診断:僧帽弁狭窄症 RFの既往、不整脈、OSに続く拡張期ランブルからMSを疑う。 設問1:MSでは左房拡大、僧帽弁の癒合が見られる。A波は低下する 問題195 a,d e 診断:Crohn病 設問1:内視鏡所見から縦走潰瘍、敷石像が見られ、Crohn病。非連続性または区域性の病変(skip lesion)が特徴 ○下痢に血液が混じるようになったというのは、痔瘻の事を示唆するのか? 設問2:全層性病変なので瘻孔をつくる。腸管外合併症として、a,c,dが有名。針試験陽性はベーチェット病の引っ掛けか。 問題196 b d 診断:脳梗塞後の遅発性けいれん 脳梗塞直後だけでなく、遅発性にけいれんを来すことがあり、皮質を含む病変に多い。テント上病変なので、病巣をにらむ共同編視(この場合左麻痺なので右をにらむ)が生じる。 まず投与すべきはジアゼパム…でいいよね? その後予防的にフェニトインとか内服? 問題197 a ? 診断:劇症1型糖尿病 10月中旬のDM症状発症から1週間前後でケトアシドーシス発生、血糖値が288mg/dlを超え、かつHbA1cは8.5未満であり、またアミラーゼ↑から劇症1型糖尿病を疑う。確定診断は尿中Cペプチドを測定してから。参考:日本糖尿病学会 設問1:初期治療…朝倉に最初の一時間は生食1000ml/hって書いてるけど、これでいいのかな? 血糖値上昇からNaの値を補正したら150超えるけど、余計なことは考えずにまずは生食? 3号液はカリウム入ってるから禁忌か? 設問2:劇症だから抗GAD抗体は陽性。 劇症1型糖尿病の70%に先行感染があるらしい。エコーウイルスは○か? 他の選択肢が良く分からん…誰だこの問題つくったのは 問題198 b a? 診断:感染性心内膜炎(経過から亜急性か?) 設問1:発熱、心エコー、心尖部の汎収縮期雑音から感染性心内膜炎を疑う。よくある所見はa,c,d,e。結節性紅斑はOsler結節の引っ掛けでしょう。 設問2:抗菌薬の前に血培を取りましょう。 内科治療で心不全や感染がコントロールできないときに外科手術。 ヘパリン(抗凝固療法)に塞栓予防の効果は「ない」。 Swan-Ganzは…入れてもいいような…どうかなあ、血栓の原因になったりしないのか? 入れるにしても血培が先かな? 問題199 ? ? 診断:2型胃癌? 正直自信がありません。Borrmann2型の胃癌が一番しっくり来るような…(でも俺テストではGISTを選んでしまったorz) 問題200 c e 診断:COPD急性増悪 設問1:PAO2=150-(63/038)=71 A-aDO2=71-40=30 設問2:肺炎を疑い、喀痰塗抹標本を作製する 胸部XPは当然撮る 呼吸性アシドーシス、意識障害から人工呼吸器が必要となる場合がある。非侵襲的陽圧人工呼吸器(NPPV)が有効とされている ルート確保から細胞外液補充し、脱水予防 いきなりO2 4l/mはCO2ナルコーシスを来す恐れがある⇒eは× 問題201 c e 診断:サルコイドーシス 設問1:よく見るとP波が埋もれている。2 1房室ブロック 設問2:視力低下、結節性紅斑、DCM様のエコー(心室中隔が薄い)、房室ブロックから心サルコイドーシス 問題202 c e 診断:Cronkhite-Canada症候群 下肢の浮腫、低蛋白血症、下痢から蛋白漏出性胃腸症を疑う。多発性大腸ポリープ、手指の色素沈着、爪の異常、蛋白漏出性胃腸症からCronkhite-Canada症候群を疑う。 蛋白漏出性胃腸症の診断のためにα1-ATクリアランス試験を行う。 問題203 d b,d 診断:先端巨大症 このページが詳しい 設問1:病歴、高血糖、下顎突出、舌肥大、四肢先端肥大から先端巨大症を疑う。女性化乳房からPRL↑ありか。 この時点で行う検査として不適切なもの…とあるが、どれも重要な検査。BS322、HbA1c9.5から、血糖コントロール不良DMと考えて75gOGTTは行わない。 設問2:治療の第一選択は外科療法(Hardy)。 薬物療法ではソマトスタチンアナログ、ドパミン作動薬(ブロモクリプチン)が用いられる。 カベルゴリンの作用機序はブロモクリプチンと同様で、PRL-GH同時産生腫瘍に特に効果が高く、本例に有効 治療目標はa,eの通り 問題204 診断:腎血管高血圧 問題205 診断:総胆管結石+急性膵炎 問題206 診断:Cushing症候群 参考 問題207 c,e a 診断:ループス腎炎 設問1:低Alb、蛋白尿、T-cho↑、浮腫からネフローゼは確実。 2ヶ月という経過で腎不全に至っているので、急速進行性糸球体腎炎か? 設問2:発熱、関節痛、顔面の皮疹、糸球体腎炎、汎血球減少からSLEを考える。よって抗Sm抗体を選ぶ 問題208 診断:再生不良性貧血 設問1:正球性貧血、汎血球減少、脂肪髄から再生不良性貧血を疑う。 検査所見から溶血、PNH、鉄芽球性貧血、鉄欠乏性貧血は否定的 設問2:好中球28.7%、リンパ球61.5%であり、相対的リンパ球増多が見られる 問題209 b d 診断:急性過敏性肺臓炎 設問1:築50年以上の木造建築、湿気が多い、7月下旬からの息切れ・倦怠感、両側びまん性の浸潤影、胸部CTでの特徴的なモザイクパターン、BALでリンパ球↑、TBLBで非乾酪性肉芽腫から急性過敏性肺臓炎を疑う。 設問2:湿気の多い木造建築、7月下旬の発症から夏型を考える。d以外は夏型過敏性肺臓炎の特徴である。 ちなみに農夫肺ではCD4/8比は増加する。 問題210 診断:原発性アルドステロン症 高血圧、代謝性アルカローシス、低K、レニン活性↓から原発性アルドステロン症を疑う。 設問1:腎生検はナンセンス CT、シンチ、副腎静脈サンプリングの順に診断を進めるらしい 血中MgはGitelman症候群の引っ掛け 塩化アンモニウム負荷は尿細管性アシドーシスの引っ掛け 左右腎静脈の「アルドステロン」活性の測定ならまだ分かる 問題211 d a,c? 診断:急性前骨髄球性白血病 設問1:多数のAuer小体からAPLと脊髄反射。DICも疑われる 設問2:APLにはまずATRA投与 a.×抗CD33モノクローナル抗体は難治性AMLに使うそうだ c.×亜砒酸は、再発性のAPLに効果がある。まず行うべき治療としては間違い d.○pltが1.5万と著減しており、血小板輸血が必要 e.○?DICの際にFFPを投与することがあるそうだが… 問題212 b c,d 診断:薬剤性間質性肺炎? 設問1:好酸球↑、β-D-グルカン正常から薬剤性と判断 設問2: a.×感染じゃなさそう b.×?BUN、Crが上昇しているが… c.○著明な低酸素血症で、重要 d.○腎、肝も障害受けてるっぽいのでパルスで治療 e.× 問題213 a,e a 診断:多発性骨髄腫 設問1:腰痛、TP↑にも関わらずAlb正常、高Ca、腎障害、PTH正常からMMを疑う。 a.○傾眠傾向、多発性骨髄腫から脱水を疑う b.×Ca↑よりQT短縮 c.×尿細管障害によりPの再吸収は↓と考えられる(低P血症) d.×腎障害により活性化VD3は↓と考えられる e.○腎障害、尿細管障害を認める骨髄腫ではBJ蛋白が陽性 設問2:高Ca血症の治療として、生食輸液とループ利尿薬によりCa排泄促進、ビスホスホネート、カルシトニン、場合によっては透析。 サイアザイドは多分禁忌 問題214 d e 診断:抗リン脂質抗体症候群 設問1:流産の既往、血小板減少、APTT↑、抗カルジオリピン抗体陽性から抗リン脂質抗体症候群を疑う。 PAIgGが上昇しているが、これはITPに特異的ではなく再生不良性貧血などでも上昇するため、ITPの診断意義は低い。 設問2:TIA、下肢静脈炎は本症に合併しやすい。注:本症は動脈にも血栓をつくる。 Budd-Chiariはまれながら合併する 梅毒反応は偽陽性を示す(抗トレポネーマ抗体の方は陰性) 糸球体腎炎という記載はない…⇒eは×?
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mRNAワクチンとスパイク蛋白質 / 酸化グラフェンとスパイク蛋白質 これだけは言っておきますが、嘘をついて結果が良いことになるなんて話は絶対にありません。ゲノムに入ってようが、入ってなかろうが、スパイクは半年以上身体の中で作られているのが普通です。もう何度も調べられていて、蛋白人間は蛋白人間なんです。 https //t.co/ZLbGE46jsy pic.twitter.com/bjgGm9nQ7B — 自粛マスク蛋白マン (@1A48wvlkQc6mVdR) November 30, 2023 スパイク蛋白は人間が接触可能な最も毒性の強い化合物である… pic.twitter.com/Z1Y9dCkKUH — 連新社 (@HimalayaJapan) June 15, 2023 【おしらせ】 米CDCに続き欧州CDCもスパイクタンパク質の存在は確認されていないことを認めました。https //t.co/cHmqc0raux 接種者の体内で悪さをしているとされるこれは便宜上の呼び名であって、実際はコロナの棘タンパクなどではないという意味です。 コロナがない以上当然です。 pic.twitter.com/areoaeC1LH — まさ (@sambadouro) March 13, 2023 ※ New FOI to ECDC about 'Spike' protein and reply 【mRNAワクチンと血栓症・心筋炎・心不全などの循環器障害】 ・接種後心筋炎では大量のスパイクが血中を巡っているhttps //t.co/StJof74E2d 循環器系の一流誌Circulationに載りました。 当初は「接種部位に留まる」「すぐに分解される」と言われていたものが、「1ヶ月後も大量に血中を巡っている」ことが判明。 — 内科医の端くれ (@naika_hashikure) February 1, 2023 🧀🧀🧀 遺伝子治療ワクチンの1ヶ月後、血漿中に436億コピーのスパイクタンパク質が自由に循環している。 子供の場合 彼らの心臓は完全に回復することはない 知っていたんだろう? しかし、ここにはそれ以上のものがある... THREAD [再掲](スレッド https //t.co/TVhZ71PEod — ohagi🇯🇵子供のマスクは虐待 (@fgidf98fj9jh0h) January 15, 2023 ※ 「Thread Reader」で読む 🇺🇸マッカロー博士 コロナワクチンのスパイクタンパク質のデトックスについて 「今のところスパイクタンパク質を分解できるサプリはナットウキナーゼという🇯🇵日本の商品だけです、彼らは最先端を行っています」 やはり納豆…納豆は世界を救う… pic.twitter.com/8M4ULSZN3F — タマホイ🎶🍃🗻🧷 (@Tamama0306) January 21, 2023 【イベルメクチン】 / 【ワクチン解毒?】 ■ テス・ローリー博士:効果的な治療としてのイベルメクチンを排除するための大規模なキャンペーン http //www.nicovideo.jp/watch/sm39345275 Amuro さん SARS-CoV-2スパイク蛋白が結合する分子はACE2だけではない。全長スパイクを用いたワクチンによる影響は思いのほか大きいと言えるだろう。(この表に挙げられた分子以外にもインテグリンα5β1も報告されている。) https //t.co/KfjvIGd7ht — DR. DOGGIE (@sabuchanhakoda1) September 30, 2022 S蛋白がエストロゲン受容体(ER)に結合し活性化?→ER(+)乳癌細胞の増殖を促進? https //t.co/pGyIm6R33V — DR. DOGGIE (@sabuchanhakoda1) September 24, 2022 論文中の表を見ると、S蛋白はエストロゲン受容体には極めて低い濃度でも結合できることがわかる。 pic.twitter.com/3IsF8tZHch — DR. DOGGIE (@sabuchanhakoda1) September 24, 2022 DR. DOGGIE@sabuchanhakoda1 素朴な疑問ですが、新型コロナ感染でも乳癌や子宮体癌などが悪化しそうですが、そのような報告はあるのでしょうか? 午後8 50 · 2022年9月24日·Twitter for iPhone the S protein at the concentration of 10 ng/mL (about 0.13 nM) increased the proliferation of the breast cancer cell line MCF-7 through the activation of ER, IJMS | Understanding the Pharmacology of COVID-19 mRNA Vaccines Playing Dice with the Spike? https //t.co/fz9pKxL2gU — Stray (🐀🐄🐇🐴🐑🐒🦆🐕🐗九支集徹) (@K9FCR) September 24, 2022 Understanding the Pharmacology of COVID-19 mRNA Vaccines Playing Dice with the Spike? 「MDPI」より ※参考(サイト内ページ) COVID-19 mRNA ワクチンの薬理学的理解。スパイクを使ったサイコロ遊び? スパイクタンパク質の毒性 ”別の実験では、スパイクタンパク質がマウスの血液脳関門を通過して、脳内の神経細胞に取り込まれることが示されました。これにも、ACE2受容体(神経細胞も産生する)が介在していると思われます。 — kazuchan-cocone (@kazuchancocone) January 20, 2022 これらの点は、炎症を誘発するように設計されたSARS-CoV-2ワクチン接種後に何が起こるかを後で考える際に、重要なポイントになります。”https //t.co/f6niHY5iCc — kazuchan-cocone (@kazuchancocone) January 20, 2022 ■ SARS-COV-2ワクチンと神経変性疾患 / By Stephanie Seneff and GreenMedInfo 「ココネ なう(2022年01月19日)」より / SARS-COV-2ワクチンと神経変性疾患 SARS-COV-2 Vaccines and Neurodegenerative Disease 著者 Stephanie Seneff, GreenMedInfo 元記事 https //jamesfetzer.org/2022/01/sars-cov-2-vaccines-and-neurodegenerative-disease/ この記事(日本語版)はDeepL翻訳を利用し、後修正を加えたものです。訳者はこの分野の専門知識はありませんので、用語の間違いや誤訳がある可能性があります。正しくはオリジナル記事をご覧ください。 (※mono....イカ大幅に略、スパイク蛋白質の項のみ引用👇) スパイクタンパク質は毒性がある COVID-19ワクチンはすべて、SARS-CoV-2のRNAを包むタンパク質ケージの主要構成要素であるスパイクタンパク質を生成する遺伝コードを供給するものです。DNAベクターもRNAワクチンも、ワクチン感染細胞がコードに従ってスパイクタンパク質のコピーを多数製造するように誘導します。実験を通し、研究者たちはスパイクタンパク質が単独で導入されても毒性があることを突き止めました。ハムスターにスパイクタンパク質を注射したところ、ACE2受容体を介して血管を覆う内皮細胞に取り込まれたことが明らかになったのです。これがACE2のダウンレギュレーションを起こし、細胞内の代謝に大きな影響を与えることがわかりました。特に、ミトコンドリアの合成を阻害し、既存のミトコンドリアを断片化させたのです。ミトコンドリアは細胞内の小器官で、栄養素を酸化し、酸素を消費して水と二酸化炭素を発生させながら、ATP(細胞のエネルギー通貨)を大量に生産しています。スパイク蛋白は、ミトコンドリアによるATPの生産を減少させ、解糖を増加させました。解糖は、酸素を使わずにATPを生産する、はるかに効率の悪い代替方法です。解糖によるエネルギー獲得に向けたこの代謝の変化は、がん細胞や、アルツハイマー病などの神経変性疾患の神経細胞の特徴です。 また、別の実験では、スパイクタンパク質がマウスの血液脳関門を通過して、脳内の神経細胞に取り込まれることが示されました。これにも、ACE2受容体(神経細胞も産生する)が介在していると思われます。また、同じ研究者が、スパイクタンパク質を鼻から投与すると、嗅覚神経を伝って脳に到達することも明らかにしました。さらに、リポ多糖(LPS)を投与して脳に炎症を起こさせたところ、スパイクタンパク質の脳への取り込みが増加したことから、関門からの漏出が増加したためと推測されました。これらの点は、炎症を誘発するように設計されたSARS-CoV-2ワクチン接種後に何が起こるかを後で考える際に、重要なポイントになります。 COVID-19にかかった人の多くは、頭痛、吐き気、めまい、致命的な脳血栓や脳炎など、中枢神経系に特徴的な症状を経験しています。米国の研究者らは、ヒトの血液脳関門の高度な3次元マイクロ流体モデルを用いて、スパイクタンパク質がそれ自体で炎症状態を誘導して血液脳関門を破壊することを示し、これがこうした症状の原因である可能性を提唱しました。 あるプレプリント論文は、ACE2が脳の多くの部位で広く発現していることを明らかにしました。ACE2は、アストロサイト、周皮細胞(毛細血管壁を覆う内皮細胞に巻きついている細胞)、内皮細胞で発現しており、これらはすべて血液脳関門の重要な構成要素であることがわかりました。おそらくさらに懸念されるのは、ACE2が、損傷を受けたドーパミン作動性ニューロンがパーキンソン病を引き起こす脳幹の核である黒質で高発現していたことです。 .
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蛋白石 三月。 暦の上では啓蟄をしめしていても、病床から見上げる空は、低く重く垂れさがっており、まるで気が晴れない。 ぬけるように青い空が見たいと思った。 このところ毎日きまった時間に通う医師は、発音も不明瞭なあいさつを口のなかで呟くばかりだ。今もそそくさと辞した。ではまた明日、だとか言ったのだろうが気にいらぬ。 そのあいさつも、半笑いを浮かべながらやってくる態度も、気にいらないのだ。 もう来るなと言いたいのに、男は声がでなかった。 五十なかばの壮年。 周りの人間は彼を侯爵、と呼ぶ。父祖の代からの爵位だった。前シビラの領主とは伯父甥の関係に当たる。 三年前にハブレスト国がシビラ国へ侵攻し、そのままシビラは陥ちたため、事実上の侯爵の地位は失われていたが、それでも領民は彼をそのまま侯爵、と呼びつづけた。 昔気質の人間で、頑固なところもあるが人気は高い。くわえて旧シビラにおいて発言力があり、統率力もあった。シビラが国体のかたちを失ったときにも、遺憾なくその力を発揮し、手指のあいだからばらばらとこぼれてゆこうとする旧臣一派をまとめ上げたのもこの男だ。 ラルヴァンダードとの親交も深い。 辺境伯とおのれを過小評価し、領地に引きこもりがちのラルヴァンダードを引っ張り出し、コロカントの後見人として彼を強く推したこともある。 男自身は、後見人にはなりえない。表立っては動けない。彼の妻がハブレスト国主の系列に名を連ねるものだったからだ。 そういえば妻はどうした顔であったかなと男は思った。思いだせぬほど昔の話でもないはずだったのだけれど。 爵位を持つ身のはずだった。ハブレストと一部通じるものがあるはずだった。だというのに、シビラ陥落のあとの遺児粛清の騒乱を避けることはできず、夫人の目の前で三人の子供は引き裂かれ、惨劇を目の当たりにした夫人は狂った。 親族のつてをたのみに、夫人と子供を他国へ逃がした中途での出来事だった。 狂った彼女は奇声を上げ、そのまま谷底へ身を投げたという。遺体はさがしたが獣にでも食われたものか、結局見つからずじまいであった。 家族というものが一気にいなくなった。亡命先で再開できるものとどういうわけか信じていたので、報告を受けたときにも現実味はなく、ただ、これは悲劇と言うものか喜劇と言うものかどちらかなと頭の片隅で思っただけだ。なるほど、天涯孤独と言うものは突然にやってくるものだと。 余所に子もなかったので、仕方なく妻の生家から養子を迎えたが、しかしこの息子、 「――父上」 不意に戸口から聞きたくもない声が響いて、男は起き上がろうと身をよじった。よじろうとしてもがき、失敗する。 身動きできないよう、寝床にかたくいましめられていたからだ。 ああ、と戸口から様子をうかがう息子が薄笑う。 「動いては、だいじなお体に障りがあります」 なにを。唯一男の自由になる目玉が息子を睨む。 「そんなおそろしいお顔をなさいますな」 轡を噛まされ満足に声も出せない。いつからこうした態になってしまっていたか。思い返そうにも、医師に無理矢理流し込まれた薬の効果か、頭の中が霞がかったようではっきりとしない。このところ、いつもそうなのだ。 まるで窓から見える空だな。そう思う。 じきに薬がまわり、男の意識が鈍化する。すると誰かが戸口から近付いてくる。近付いたこの若い男はいったい誰だったか。 ぼんやりと見上げた。 わからない。 話す声が、水の膜を通し一枚ぼやけて向こう側から聞こえはじめる。若い男が羊皮紙の束をさしだし、ここに承認の印をとささやいた。承認。なにに対する承認か。 ちちうえ。きこえていらっしゃいますか。 ぼうぼうと耳鳴りがする。違う。これは波の音だ。いやそうじゃない。戦に向かう鎧の軋みだ。 いくさ。いくさとは何のことだったか。 男のにごった視線が、ゆっくりと目の前に差しだされた書類を掴む誰かの指先に移動する。誰かの指にはめられた家紋。ついこのあいだまで彼自身の指にはまっていたもの。 たしか右の中指に長年はめた指輪の跡が残っているはず、思って男は右腕を持ち上げようとしてろくに動かない体に首をかしげる。 どうしたことだ。 ちちうえ。 呼びかけられて父とはどうやら自分のことだと男は理解した。ああ、そうか。急に嬉しくなる。息子は生きていたか。生きている?どうしてそんなことを自分は思うのだろう。息子は生きていた、ずっと生きつづけている。 なぜなら目の前にいるじゃあないか。 遅くに授かった彼の血を継ぐ利発な目をした彼の、 「さあ、譲渡書に署名を」 ――サイン。 ほどかれた右手に墨の付いた鵞筆を握らされ、ああ、あ、あ、あ。男は言葉にならない呻きをあげた。 ぬけるような青い空がもう一度見たい。 同じ曇天の下、森の奥への春の訪れは格段に遅かった。まだ雪がちらつくことが多い。 しかし、さむいさむいと言いながらも緩慢と春にむかって季節は流れているようで、気付けばしたたるつららの長さが一昨日にくらべ昨日、昨日にくらべ今日といったぐあいに日一日と細く長くなってきている、そんな風に嬉しそうに報告されて脂焼けした目頭をこすり視線を外へ向けた。 室内に籠もっているとどうにも頭が重い。 ラルヴァンダードである。 いわれてみるとそう言うものかもしれない、 頷きながら声の主に目をやり、それから、その声の主が差し出したてのひらの上へと目をやった。 「これは……?」 「つららの下に落ちていました」 コロカントのてのひらに乗せられていたものは、意外とちいさなものだった。男の指の先程の氷の塊だ。 丸いかたちは水滴が地に落ちはねたそのままで凍り付いたらしい。中心がうまいことくぼんでいて、 「レヴ?」 ふと好奇心に駆られたので、彼は少女のてのひらから氷を取り上げ、くぼんだ真中へ親指と人差し指をはさむようにしてじっと熱を入れて見せた。十ほど適当に数え、手首を伝ってしたたった滴を払い、かたちを変えた氷のつぶをコロカントへ示す。 指先の熱によって氷のくぼみは溶かされ穴が開いて、丸かったつぶは小さな氷の輪へと変化していた。 まあ、とコロカントが目を見張るのへ、さきほどの小さなてのひらの裏を返す。彼女の薬指を手に取り、すると妙に恭しい心もちになった。 その心もちのままに彼女の指を氷の空洞へ差し込む。はかったようにひたりと、コロカントの指は即興で拵えられた透明な指輪におさまった。 指輪ですね。 呟いた彼女をラルヴァンダードが見あげると、神妙な顔をして右手の指の腹を見つめている。 「姫」 「とてもきれいです」 ありがとうございますと丁寧に頭を下げられ、どういたしましてと思わず頭を下げ返した。 嬉しそうになんどもなんども指を見やりながら、彼女はまた戸外へと出てゆく。その後姿を見送り、着飾ることの無い、どころかおそらく女性が着飾るというところを少女は生まれてこのかた見たことが無いはずなのに、きらきらとしたもの、いろのうつくしいものに惹かれるというのは、女と言う種が本来持つ習性のようなものなのだろうかと彼は思った。 それから、それがもし女というものの習性なのだとしたら、男である自分の習性というものはいったいどうしたものだろうと彼は思った。 やれやれと頭を振り、手元の書簡に意識を戻す。 定期的にホルミスダスとグシュナサフから送られてくる報告が、先ほどやってきたのだ。鳩による書簡は仮令にほかの人間に渡っても支障がないように内容はひどく簡潔で、ほとんどが世間話に近い。あちらの男爵に子供が生まれただとか、こちらは大雨が降って川の増水で大変であったとか。 その端々に伝えたい言葉を隠す。 満月。ワールーン。西。人と馬。 近くハブレストの軍事演習が森の西側の町で行われるため、注意されたし。 森の西からここまでが七日、最寄りの町から迷い込んでも三日、さすがにやってこないとは思うが、警戒するに越したことはない。 セイゼルへ移動させるわけにはいきませんかと以前提案されたことを、ラルヴァンダード思い出す。 そのとき、男は無理だとこたえた。 故事に、木を隠すなら森の中という。人を隠すなら人の中、たしかに定石に違いない。しかし、顔を隠したとしてもラルヴァンダードはともかくコロカントは悪目立ちするに違いないのだ。 セイゼルまでの道に、彼女と同じ年のころの子供はいない。 またもし仮に彼女を木箱であるとか布袋に隠したとしても、隠し通せるものではない。見つかるので動くなと言ったなら、きっと彼女は動かない。隣国まではひと月ばかりかかる。そのあいだ、飲まず食わずで通すわけにもいかない。 しかしいつまでもこうしてここで燻っているわけにもゆかぬ。 八方ふさがりだ。次の九方目の手をラルヴァンダードは打ったが、果たしてうまく行くものかどうか。 考えが堂々巡りにおちいり、いい加減机に向かっていることも嫌になったので眉間を揉みながら男は立ち上がる。 気が付けば、先ほどコロカントが氷を見せにやってきてから小一時間経っていた。たしか彼女はまた戸外へいったはずで、 出ていったにしては戻ってくるのが遅すぎる。 今日は珍しく晴れていた。 しかし、日ごと春に向かっているとは言え気温が急に上がるわけでもなく、あいかわらず吐く息は白い。外に出たきり彼女が何をしているのか判らないが、いずれいい加減冷えてくる頃合だろうと思った。 扉を開けてぐるりと見回す。開けてすぐの場所に姿はない。 ことわりもなく、見張り塔から遠いところまで彼女がひとりで行くとも思えず、また行こうとしてもあいかわらず雪は深い。浅い場所でも大人の腰ほど降り積もっていたから、少女の背丈では簡単に埋まってしまう。 では、裏か。 一度弛んで、再び凍りついたためにざらざらとした触感となっている雪をざくざくと踏みしめ、男は裏手に向かう。たどる視線の先に小さな足跡が点々と散っている。確かに裏手に廻ったようだ。 ぐるりと周ると雪中にしゃがみこんだ少女の体が見えて、 「ひ」 姫と言いかけ、ラルヴァンダードはぎょっとする。 足音でとっくに気付いていたのだろう、呼びかけられて顔を上げたコロカントのまなこいっぱいに、涙がたゆたっていることに気付いたからだ。 「姫」 雪をかき散らし駆けよる。 そう言えばしゃがみ込んでいると言うよりは、どこか悄然としていてうずくまっているといったほうが正しいようだ、では怪我でもしたのか。腹が痛いのか。駆けよるはずみで少女のまなこの縁が決壊して、ぼろんと大きな涙のつぶが頬に転がった。 「どうなさいました」 傍らに膝をつき、腕を伸ばして彼女の頬へてのひらを当てる。冷たくなっていた頬に涙だけがなまぬるい。ふたつ、みっつと次々と涙を転がしながら指輪、とコロカントがしゃくりあげた。 「え?」 「溶けてしまいました」 言われてそのまま、彼女が胸の前でかたく握っていたてのひらを広げる。 ぽたぽたと指のあいだから水がこぼれ、氷のかけらはわずかに残るばかりだ。 子供特有の高体温なら、なおさらすぐに溶けてしまったろう。 「せっかくレヴに」 レヴに貰ったのにと、顔を覆いわっと泣き出す彼女に、ひとまず怪我は無かったようだと安心して、それからラルヴァンダードは、頬と同じように冷たくなっていた彼女の肩を、包みこんで温めてやった。 最後のかけらも見る間に溶けて、雪上に涙とともに散る。 どうこたえたものかなと男は頭をひねり、それから、 「部屋へ戻りましょう」 言った。まるで慰めになっていない。 「でも」 「ここは寒い」 「でも」 「なにかあたたかなものでも飲めばずっと気分は良くなります」 「でも」 でも。溶けてしまったのです。 寒いなかにいたからと言ってどうなるものでもあるまいに、口の端をゆがめ、こぶしで涙をぬぐう彼女は首を横に振る。こうしてひとりで溶けてゆく氷をじっと眺めていたのだろうか。 べそをかく姿と、氷のちいさな輪をはめえらくうれしそうに指輪を眺めていた姿と、ラルヴァンダードは重ねくらべた。 ああしていつでもうれしそうに笑っておればよいのにと彼は思い、ころころと天気のように変る態こそ女の習性だろうか、それとも笑っておればよいとねがう己の心もちが男の習性と言うものだろうか、だとか先の続きをふと考えた。 よく判らない。ただ、いつも笑っていると良い。 ラルヴァンダードはコロカントの両手を包み、 「氷はいずれ溶けてしまうものです」 言った。 「でも、」 「ですから」 片てのひらに収まってしまう少女のちいさな拳と己の節くれ、剣胼胝のできた無骨な指を眺めながらですからと彼は主の言葉を遮り、 「次は溶けない氷を差し上げますので」 言った。 理解した瞬間のほころぶさまは、何にも変えがたいほど良いものだと彼は思う。 (20120824 Re) ------------------------------------------------------------------