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ゼノギアス(Part2/2) ページ容量上限の都合で2分割されています。 ゼノギアス (Part1/2)からひきつづき、part5-536の人による詳細なまとめ(元となった書き込みはpart7-22~23・109~111・260~262・277~283、part9-481~484・489~492) ◆古の声がいざなう 海底遺跡へ ユグドラシルがタムズに到着した頃には、既にウェルスは掃討され、救難活動が始まっていた。 艦長たちの無事を確認したバルトらは、カレルレン艦とアルカンシェルを追って発掘現場へ急行した。 その頃、ギアに乗ったグラーフに、ミァンからの通信が入っていた。 ミァン「彼が再び目覚めようとしているわ。彼の仲間は今はゼボイム。あそこに何があるか、貴方の方が良く 知っているでしょう? 彼は渡そうとはしない。けど、私たちにも必要なものなの。だから、お願い……」 発掘現場。小さな無人の孤島にある入り口から入り、エレベーターで下った先には、巨大な地下空洞があった。 空洞の地面を、高層ビル群とアスファルトが埋め尽くしている。その遺跡を遥か眼下に見下ろす渡り廊下に 来た時、エリィがトリップしたようにつぶやいた。 エリィ「空洞都市ゼボイム……。私達は、自らをこの広大な霊廟に葬った…」 我に返ったエリィと共に、バルトたちはソラリス兵を撃破しながら遺跡内部を進んだ。発達した文明を示す ように、各所に超近代的な設備があった。どうやらこの施設は、その稼動時に放射能汚染を防ぐために閉鎖 されたようで、各所の隔壁が閉ざされていた。そのロックを解除しつつ進むと、最奥部に、パスワードで ロックされたナノリアクター室に行き当たった。 その部屋を見たエリィの脳裏に、血まみれで通路に倒れふす自分とそれを見て泣いているフェイの姿が浮かんだ。 エリィ「あの子はあの時からずっと、一人ぼっちでここにいたのね……」 そうつぶやいた彼女は、ツカツカと制御室に向かい、扉のロックを解除した。 エリィ『新たなる魂の器よ。願わくば宿るべきあなたのその魂に安らぎあれ』 ロックが解除されるのと同時に、ナノリアクターが稼動し、リアクター内に緑の髪をした少女が生成された。 そこへ、ストーン司教が現れた。彼は、ナノマシンの群体である少女を「ヒトのクビキを外す存在」と呼び、 少女を連れ去ろうとした。 司教「これはヒトの救いとなるもの。これによって、選ばれた人間は救済されるのです」 ビリー「それは何か間違っています。信仰による救いの機会は等しく与えられるべきです」 司教「そもそも信仰とは選ばれた者だけが救われる事を期待するものなのです。貴方は全てのヒトを救えますか? カレルレン様がこのナノマシンを使えば、少なくとも選ばれたものは救われるのです」 ビリー「司教様、貴方はこの少女を使って何をしようとしているのですか? 僕は貴方が義しき者とは思えない。 残念ですが、貴方のお心に沿うわけには参りません」 残念です、そう言って立ち去ろうとした司教を止めようとするエリィ。しかし、司教の護衛として付いていた エレメンツのサイボーグ娘トロネと天然ボケウサギ娘のセラフィータに阻まれた。 ラムサスの頭越しの命令で乗り気でないと言いつつもサイコガンやら鉄板をもぶち破る頭突きやらで攻め立てる 二人を撃破し、エリィたちは司教の後を追った。 その頃、ユグドラシルではフェイが夢を見ていた。 ナノリアクター室にいる自分。彼は窓ごしに、エリィが銃殺されるのを何も出来ずに見ていた。 「その子を渡すわけには……いかないよね……」そう言って彼女は事切れた。 フェイが叫ぶと同時に周囲が暗転し、ニタリと笑った幼いフェイが彼の前に現れた。 「ククク……じゃあな……」 看護婦が病室に来た時、ベッドにフェイの姿は無かった。 ◆深海にねむる少女 魂の在処 司教の後を追うエリィたちは、ゼボイムが見渡せるあの渡り廊下で追いついた。少女を取り返そうとした、 その時、突然真紅のギアが現れ、あの赤い長髪の男が降りてきた。彼も少女を取り返そうとしているようだった。 真紅のギアを見たバルトは、ユグドラの恨みもあって男に突っかかって行った。男はイドと名乗り、バルト たちに襲い掛かった。イドは凄まじい程のエーテルを操り、リコですら全く歯が立たなかった。 あわやここで皆殺しかと思われたとき、ワイズマンがギアに乗って現れ、イドを掴んだ。その隙にエリィたちは その場を離脱、司教を追ったが、既に時遅し。カレルレン艦は転移してしまった。 追撃のしようもなくユグドラシルに戻るエリィたち。その中で、シタンは司教の言った「クビキを外す」と 言う言葉が気に掛かっていた。カレルレンがナノマシンを使い、その昔リコやハマーのような亜人を作り出す 事となったような実験を再び始めたら……。彼はそう危惧していた。 ユグドラに戻った彼らは、ギアハンガーでフェイに会った。彼は気づいたらギアに乗っていたという。 いまだふらつく彼をエリィたちが心配していると、ユグドラにアルカンシェルが接近したとの報があった。 フェイを休ませて迎撃に出たビリーたちの前に、ウェルス化した司教の乗るアルカンシェルが迫る。 と、そこへグラーフのギアが現れ「我が拳(ry」と言って司教に力を与え、飛び去った。 新たな力を与えられたアルカンシェルは、強固なエーテル障壁を展開し、全くダメージを受けなかった。 攻めあぐむビリーを見て司教は嬉しそうに笑い、そして高笑いと共に話し始めた。 司教「良い事を教えてあげましょうビリー。私は4年前、ウェルスを使ってラケルを浄化して差し上げました。 そしてもう一つ、貴方が今まで浄化してきたウェルスとは全てカレルレン様が術を施したただのヒト! 貴方はヒトを屠っていたのです。フハハハハ! さあ、ザンゲなさい! ジェサイアの息子!!」 ジェシー「いいや、お前が悔いる事なんてひとつもないぜ、ビリー!」 と、そこへ、ジェシーが小型のギア、バントラインに乗って現れた。バントラインの開発者であるシタンは、 それが人間弾頭のキャノン砲である事を思い出し、ビリーを止めようとしたが通信がつながらなかった。 キャノン砲に変形しレンマーツォの肩に乗った小型ギアのコックピットで、ジェシーはビリーに語りかけた。 ジェシー「もう解ったろ、捏造された信仰なんてまやかしだ。本当の神や信仰は自分の中に見出すものなんだ。 お前は倒したウェルスの顔を見た事があるか? ウェルス化するってのは凄まじく苦しいことなんだ。 その苦しみから逃れるため人の血を求める。しかし、本当にその苦しみから解放される方法は消滅 しかないんだ。お前に倒されたウェルスは、安らいだ顔をしていただろう? お前はウェルス化した 人を救ってたんだ。お前の信仰心はまやかしじゃない。神はお前の中にいるんだよ!」 そう言うと、ジェシーは合図した。ビリーがトリガーを引き、ジェシーの乗った弾頭が放たれた。 その爆発によってアルカンシェルの障壁は消え、彼らはこれを撃破した。 落ち着きを取り戻したユグドラの甲板で、ビリーは妹プリメーラと共に、空を見上げた。 謝るシタンに手を振って、ビリーは空に向けて銃を三発撃った。 ビリー「親父を送るにはこれが一番です……」 あ り が と う 親 父… そ し て さ よ う な ら と、なる筈もなく、ジェシーは無事に帰ってきた。なんでも、バントラインは改良してあったそうな。 父親の帰還に喜んで抱きついたプリメーラは、か細い声で「パパ」と喋りましたとさ。メデタシメデタシ。 XENOGEARS 後半 シェバト編 目次(タワー~女王謁見 襲撃~出発 ゲート編 ソラリス編 Disk2編) ◆バベルタワー 天にとどく道 事態が一段落した後、フェイたちは、ジェシーが今まで何を目的に動いていたのかを聞く事になった。 ジェシーはソラリスにいた時、M マラーク 計画について探りを入れていた。計画を進行させる為に地上人が 実験台に使われ、ウェルスになっていた事、計画の中心となるニコラと言う科学者が、真相を試作ギアに移し、 マリアと言う娘と共にソラリスを脱出した事を突き止め、その後地上に降りてその行方を追っていたのだと言う。 現在、その少女はシェバトにいるらしいのだが、連絡のつけ方すらわからないと、ジェシーは語った。 その時、『教会』本部で助けられ、ユグドラで治療を受けていたシェバト工作員が現れた。彼女も、虜囚と なっていた為通信手段は無かったが、その昔シェバトがアクヴィの中心に立つバベルタワーの頂上にあった事 から、そのバベルタワーに行けば何か連絡手段があるかもしれないと言った。 ほかに手段もない彼らは、ダメでもともと、バベルタワーに向かう事にした。 アクヴィ群島の中心にそびえるバベルタワー。高さが5kmにも及ぶこの塔は、いつ建造されたのかすら定かに なっていない。通常は『教会』が調査をするため入り口を封鎖しているのだが、先だっての本部壊滅により、 警備がなくなっていた。 フェイたちはギアに乗り、その塔へ入った。塔の内部は広大な吹き抜けになっており、フェイたちは壁から 壁へつながる足場を渡りながら上を目指した。しばらく上ると、壁に張り付くように止まっている輸送列車 のような物があった。その列車はギアでそのまま乗れるほど巨大で、現在もエネルギーが生きており、その 列車に乗ってフェイたちは一気に塔を駆け上った。 やがて外壁に出ると、列車前方の線路に向けて砲撃があった。ラムサス艦からの攻撃だった。 列車を離脱し、外壁に飛び出たバルコニーでラムサスを迎え撃ったフェイたちは、これを撃破した。 ラムサス艦がラムサスの撤退を援護すべく砲撃を開始した時、遥か上空からラムサス艦へ向けて光の矢が 降り注いだ。それがシェバトからの攻撃だと知り、ラムサス艦は回頭、急速離脱した。 思わぬ援護に戸惑いながらも、彼らは頂上へ向かう為、壁に巨大な鏡があるそのバルコニーを後にした。 再び塔内部に入った彼らは、コントロールルームのような場所を見つけた。通信設備は生きているようだが、 シェバトとの交信は出来なかった。その他に何かないかと調査をするも、結局外壁の鏡を操作する事ぐらい しか解らず、彼らはその場を後にした。 さらに先に進んだ彼らは、石材で作られた家屋が並ぶ居住区のような場所に出た。しかし、奇妙な事に、 それらの家屋は塔の外壁を地面にして横に建てられていた。 その家屋を足場にさらに上っていくと、ついにバベルタワーの頂上に出た。しかし、そこには通信設備の様な ものはなく、ただ空が広がっているだけだった。 辺りを見回していたフェイたちに突然声が掛かった。見ると、空からカラミティに似た大型ギアが降りてきた。 ギアの頭には少女が乗っており、少女はフェイたちに退去を命じて襲い掛かった。 フェイたちが少女のギアの攻撃力に翻弄されながら抗戦していると、空から別の声が聞こえ、少女は矛を収めた。 彼女はフェイたちを試していたのだ。 フェイたちは、彼女に案内されてシェバトに入った。 彼らがシェバトに入ったと言う情報は、すぐさまガゼルの法院の耳にも入った。 「ラムサスめ、シェバトとの接触を許すとは。あそこには アニマの器 があるはずだ」 「我らの準備が整う前に同調されては厄介だ。我らの拠り代の型、合わなければ意味がない」 「シェバトごと葬るか? アニムスは他にもいる」 「シェバトのゲートはどうする?」 「なに、アハツェンの重力子砲で中和すればよい。再教育もすんだ。いけるよ」 「それは楽しみだ」 ◆天空のシェバト 風の声を聴け シェバトのドック。ギアから降りたフェイたちは、少女に案内される事になった。 少女はマリア・バルタザールと言った。アヴェの地下鍾乳洞のバルタザール爺さんは、彼女の祖父だという。 マリアに案内される一行は、途中彼女のギア、カラミティの後継機だと言うゼプツェンの格納庫に寄った。 ゼプツェンを見上げながら、マリアは父の事を語りだした。 マリア「このゼプツェンは、父さんが開発したものです。父は、私を盾に取られて、無理やり研究をさせられ ていたんです。でも、私には悲しい顔は決して見せなかった。ゼプツェンが守ってくれるよって。 五年前のあの日、父さんは私を庇って一人取り残されて…。父さんの笑顔を取り戻さなきゃ…… 。 ……父さんはいつかきっと助け出してみせる!」 その後、フェイたちは彼女の案内で王宮へ向かった。王宮の女王の間の前には、ワイズマンが待っていた。 彼に促され、フェイたちは女王ゼファーに謁見した。 女王は、一見すると少女のように見えるが、522歳になると言う。ある男に特殊な延命処置を施され、世界が 終わる日まで強制的に生きながらえさせられているのだと言う。これは償いなのです、女王はそういった。 さらに彼女は、ワイズマンにある男を監視させ、その傍ら、地上でシェバトの助けになってくれる者を探して 貰っていた事、500年前地上人の解放をかけてソラリスと戦い、抵抗を続けていた事を話し、フェイたちに 協力を頼んだ。 彼女は、フェイたちに考える時間を与え、宮殿で休ませる事にした。 女王「ことにエリィ。貴方は自分の家族や仲間と戦う事になるかも知れません。相当の覚悟が必要ですよ」 エリィ「……はい、承知してます」 仲間達とわかれ、王宮内を見て回っていたフェイは、シタンの妻ユイと娘ミドリに会った。もともと彼女は シェバトの生まれであり、ラハン村壊滅の後、生き残った村人達は彼女の案内でシェバトに移ったのだという。 彼女と別れ、さらに王宮内を回っていたフェイは、バルコニーでたそがれるマリアを見つけた。 マリア「戦う理由は、自分で見つけ、自分のものにしなければいけない。お爺ちゃんはそう言ってました。 このシェバトに来て三年。お爺ちゃんも女王様も、ひとりでソラリスに行ってはダメだって。でも、 ゼプツェンなら、どんな相手にも負けないのに。こうしている間にも父さんは……」 ◆侵入者! 格納庫で待つものは 翌朝。心を決めた彼らは、女王に謁見し、シェバトに協力すると伝えた。 女王が満足げに頷いた時、シェバトに衝撃があった。何者かがドックに侵入、ゲート・ジェネレーターの子機を 爆破したのだ。伝令の情報によると、侵入者はユグドラシル収容の為、ゲートを消した隙を突いて侵入、子機を 爆破し、ゼプツェンの格納庫に逃げたと言う。 フェイたちはマリアと共に格納庫へ向かった。格納庫で待っていたのは、ドミニアだった。 ゼプツェンの上に立つドミニアは、マリアを見ると、彼女の父ニコラが何の研究をしていたか語りだした。 ドミニア「ニコラは脳神経機械学の天才。うちの科学者たちはニコラに人と機械を一体化、つまり、生きた 人の脳とギアとをダイレクトに接続させる生体兵器を開発させたのさ。ニコラはそれを完成させた。 彼は地上人にとって地獄の門を開けちまったってわけさ。捕らえられた地上人はウェルスにされ、 合格したものがギアの制御回路として生まれ変わる。その試作機がこのゼプツェンだ。そして、この ゼプツェンの神経回路には……」 彼女がそこまで言った時、どこからともなくジェシーが現れ、話を遮った。 彼に銃口を向けられたドミニアは、不敵な笑いを残して去った。 ドミニアの話に落ち込むマリア。だが、感傷に浸る間もなく、ソラリスの侵攻は続いていた。 ◆シェバト襲撃! 父の遺産 ソラリスの軍勢は、シェバトのゲートの出力が落ちた隙を付き、ジェネレーターの四つの親機を狙っている。 女王の間に集まったフェイたちは、戦闘経験のないシェバトの兵に代わって迎撃に向かうことになった。 ソラリス軍の情報を整理していたシタンは、正体不明の大型ギアの存在に気が付いた。そのギアがスクリーンに 映し出されると、マリアが声を上げた。ゼプツェンの二号機にあたるアハツェンだった。設計図は父が燃やした はず、と困惑する彼女は、そのアハツェンからニコラの声が流れた事でさらに動揺した。 ニコラ「ネズミどもが逃げ込んだらしいな。ちょうど良い。シェバトごと叩き潰してくれる!」 動揺するマリアを女王が一喝し、シタンは作戦を全員に伝えた。四つのジェネレーターを各個に防衛するのだ。 即座に迎撃に出たフェイたちは、獅子奮迅の活躍で侵攻部隊を退けた。 しかし、アハツェンから放たれた対ギア用サイコ・ジャマーを受け、フェイたちのギアは沈黙してしまう。 この事態に際し、女王の間に残っていたシタンは、マリアにゼプツェンで出撃するよう頼んだ。アハツェンの 兄弟機であるゼプツェンなら、ジャマーに対するシールが搭載されているはずだと考えたのだ。 しかし、父と戦う事はできないと、彼女はそれを拒んだ。 すると、なぜか付いてきていたチュチュが迎撃に出ると言う。制止も聞かず出て行くチュチュ。 後を追ってバルコニーに出たマリアは、チュチュが巨大化する現場を目撃してしまう。 巨大化したチュチュはアハツェン相手に善戦。しかし、アハツェンの主砲に打ちのめされてしまう。 それを呆然と見ているマリアの所にミドリが現れた。 ミドリ「呼んでる……、お父さん……」 マリア「えっ? ……! ゼプツェン!!」 彼女は走り出した。格納庫へ駆け込んだマリアは、ゼプツェンを発進させた。 アハツェンと対峙するマリア。その彼女にニコラが語りかける。 ニコラ「マリア、私と共に来い。愚かな者と滅びる事はない。これからはずっと一緒にいてあげるよ」 ニコラの呼びかけにひるむマリア。しかし、ゼプツェンがアハツェンを攻撃した。それを見たマリアは決断した。 マリア「アハツェン……あなたを倒します!」 超重量級のバトルを繰り広げるゼプツェンとアハツェン。やがて、再びニコラが語りかけた。 ニコラ「今から遠隔操作でゼプツェンのグラビトン砲の封印を外す。ニコラはもういない。ソラリスの洗脳を 受ける前、アハツェンにはゼプツェンと共鳴して発動する良心回路を組み込んだ。このメッセージは そこからのものだ。戦闘中に私のデータは全てゼプツェンに転送した。体は失っても、心はマリア、 お前と共にある。これからもずっとな……」 ゼプツェンのグラビトン砲が発動した。それを避けもせずに受けて、アハツェンは消滅した。 ソラリスの侵攻が落ち着いた頃、フェイたちは女王の間に集まっていた。 真の自由を得るため、ソラリスを倒すと心に決めた彼らに、女王はソラリスが三つのゲートによって隠されて いる事を教え、そのゲートを取り除かなければソラリスにはいけないと言った。 ゲートの一つは『教会』本部の地下、ギアでも潜れない深さにあり、他の二つは場所が分からないと言う。 さらに女王は、アヴェ軍がニサンに侵攻したという情報を伝えた。目的はニサンに眠るファティマの至宝、 つまりロニ・ファティマの残したギア・バーラー。 それを聞いてバルトは憤慨し、すぐにニサンへ向かおうと提案、フェイたちもそれに同意した。 出発前、彼らはワイズマンの師であるガスパールに教えを受け、新たな力を身につけた。 ガスパールは、女王に会うと、私はあの愚行を繰り返さぬように監視に来たのです、そう語った。 その頃、ドックで異変が起こっていた。地下にあるギア・バーラーがエリィと同調して起動したのだ。 それを聞いた女王とガスパールは、やはり、と頷いた。それを受けて傍にいたワイズマンが言った。 ワイズマン「しかし、あの娘は乗ろうとはしない。無意識に気づいてるのです、わが身に内在する存在に」 女王「彼女も……ソフィアもそうだったのでしょうか……。……すみません」 ワイズマン「いえ、私は 彼 そのものではありませんから……」 こうしてフェイたちは、マリアを新たな戦力に加え、ニサンへ向かった。 ゲート編 ◆砂漠の王 守れ、ニサンの微笑み シェバトの技術によって飛行ユニットを取り付けられたユグドラシルは、飛行船ユグドラシルIII世となった。 そのユグドラシルで一路、ニサンに向かったフェイたちは、法王府の街中に駐留していたシャーカーンの兵を 一掃し、街を開放した。だが、街に住民の姿はなく、修道院にシスターが残っているのみだった。 そのシスターたちのまとめ役であるアグネスに、フェイたちはこれまでの事情を聞く事になった。 以前バルトたちが出発してから、町の住民の大半が、歴代のアヴェ国王と大教母が祭られている大霊廟に 避難したのだが、シャーカーンはその大霊廟にあるファティマの至宝を狙っているとのことだった。 アグネスは、彼が大霊廟の封印を、マルーの母である前大教母の亡骸を使って解こうとしていると伝えた。 バルトの話によると、ファティマの碧玉とはアヴェとニサンの王家の血筋の者の網膜の事であり、大霊廟の 入り口は網膜パターンを照合する事で開くという。シャーカーンは、遺体の網膜を使うつもりなのだ。 人質を取られてやむなく喋ってしまったと謝るアグネスをなだめ、バルトはすぐにも霊廟へ向かおうとした。 そこで、シグルドが提案をした。ニサン侵攻で手薄になったブレイダブリクを別部隊が攻め、奪還する事で、 シャーカーンの逃げ場を奪うと言うのだ。それをバルトは了承。作戦は即座に開始された。 バルトたちは修道院の北にあると言う霊廟へ、マルーを伴って向かった。 入り口から長い階段をくだり、大きな広間に出ると、そこには避難していた住民たちがいた。 バルトは彼らに、街は開放され王都も間もなく奪還されると伝え、街へと帰した。 住民らが立ち去った後、バルトたちは、広間の壁際に祭られた墓を調べたが、荒らされた形跡は無かった。 シャーカーンの手が伸びる前にと、彼らは広間中央のエレベーターからさらに地下に降りた。 エレベーターで降りた先は、まるで軍事要塞のように近代的だった。薄暗い廊下を進んでいくと、閉ざされた 扉の前にコンソールがある部屋に行き当たった。そのコンソールが、網膜パターンの読取装置だった。 片目が潰れているバルトに代わり、マルーが瞳を読み取らせた。開いた扉の先に進み、エレベーターでさらに 下層に下りた彼らは、また読取装置に行き当たった。 開錠された扉の先は広大な格納庫になっており、そこにギア・バーラー、E・アンドヴァリはあった。 ついに至宝を発見した彼らは、次にアンドヴァリを地上に出す方法を探した。すると、格納庫とは別の区画に、 ブリッヂらしき所を発見、早速コンソールを操作してみると、建物は大地を割って空へと浮かび上がった。 この要塞の望遠カメラは、はるか遠くバベルタワーまでスクリーンに鮮明に映し出した。気を良くしたバルトは、 アンドヴァリを出すため天井をあけようとしたが、何を間違ったかビーム砲を撃ってしまう。 フェイたちの冷たい視線をかわすように碧玉要塞とこの要塞を名付け、バルトは改めて天井をあけた。 すると、それを待っていたかのように、天井からシャーカーンが従者と共にギアで侵入してきた。 シャーカーンは、バルトたちがこの要塞の封印を解くのを待っていたのだ。 バルトは歯噛みし、侵入してきた兵を蹴散らしながら格納庫に向かった。彼らは格納庫前の通路でシャーカーンと 対峙したが、兵に囲まれ、身動きが出来なくなってしまう。その中で、兵の一瞬の隙を付いてマルーが包囲を 脱出、格納庫へと向かった。 シャーカーンがマルーを追って行った時、シグルドとシタンが現れた。王都奪還を他の者に任せ、加勢に来たのだ。 彼らの力を借りて兵を一蹴し、格納庫へ向かったバルトたちだったが、扉がロックされてしまい、片目のバルト では扉を開ける事が出来ない。焦るバルトをいなし、シグルドが自分の片目を読み込ませ、ロックを解除した。 その事に疑問を持つ間もなく、格納庫に向かったバルトは、アンドヴァリに乗って応戦するマルーを見た。 銃弾が飛び交う中、アンドヴァリに乗り込んだ彼は、傷ついたマルーと操縦を交代、敵機を撃破した。 彼の戦いぶりに劣勢を感じたシャーカーンは、あっさりとその場を離脱した。 マルーの手当ての為にシャーカーン追撃を諦め、バルトは気を失った彼女をギアから下ろした。 彼女に応急処置を施しながら、シタンは、このギア・バーラーが、搭乗者の精神波と同調して動くのでは ないかと推測した。マルーがこの機を動かせたのも、バルトの力になろうと言う、彼女の必死な思いがあった こその事だったのだ。 ◆第一のゲート マルーの祈り アンドヴァリを要塞から出した後、彼らは法王府の議事堂に集まっていた。 王都の部隊は既に王城へ入ったとの事だった。王都からの情報では、ニサンの西の大洞窟にゲートがあり、 そこにシャーカーンが向かったと言う。バルトたちはすぐさまその洞窟へ急行した。 洞窟の奥には大きな扉があり、それを開いてさらに進むと、巨大な空洞の中に造られたゲート発生装置があった。 その前でシャーカーンが待っていた。バルトたちが臨戦態勢を取ったとき、どこからともなくグラーフが現れ、 「我が(ry」と言ってシャーカーンに力を与えて去っていった。 新たな力を得、さらにゲートのエネルギーをも吸収したシャーカーンの攻撃は激烈を極めたが、バルトには アンドヴァリがあった。アヴェの危機を救うと言う伝説のギア・バーラーによって、シャーカーンは討たれた。 アヴェ国民の歓呼の中、バルトは王城のバルコニーに立った。彼は集まった国民にアヴェの奪還を宣言。 さらに、亡き先王の遺言状に従い、王制を廃しアヴェ全土を共和国家とすることを宣言した。 その夜。バルトは、メイソン卿から昔話を聞きだした。先王はバルトの母親と知り合う以前、別の女性と恋仲に あったが、その女性は、ある日突然行方知れずになり、噂ではその後子供を生んだと言う。 その話を聞いたあと、バルトはシグルドに会いに行った。彼の母親は、自分が短命であるのを知り、死に別れる ことを恐れて当時の恋人の下を去ったのだと言う。シグルドが生まれた事は、父親には知らされなかった。 バルト「親父の遺言には続きがあったんだ。お前が得た者は兄と分かち合いなさい。お前と兄の得たものは、 全ての民と分かち合いなさい……ってさ。それだけ言っておきたかったんだ。じゃ、おやすみ」 ◆第二のゲート バベルの輝きは 翌日、王城の会議室にフェイたちが集まっていた。議題は、第二のゲートについて。 『教会』の地下にあるゲートをどうやって破壊するかが話し合われていた。その結果、以下の作戦が立てられた。 碧玉要塞の強力なビーム砲。それを、同じ文明が造ったものと思われるバベルタワーの鏡で反射させ、『教会』の 地下に撃ち込む。一見荒唐無稽に思えるが、他に良案もなく、彼らはこの作戦を実行することになった。 その頃、ソラリスではラムサスとミァンがガゼルの法院の前に立たされていた。 ラムサスはガゼルから、フェイたちとシェバトの接触を許した事を厳しく叱責されていた。 「塵め。ラムズたちはゲートに向かうはずだ。今度こそ、その 本来の力 見せてもらいたいものだ」 ガゼルの法院が消えると、ラムサスは艦に戻ろうとした。しかし、先の戦闘の傷が癒えておらず、動ける状態 ではない。見かねて、エレメンツの四人が出撃を願い出た。敬愛するラムサスの名誉の為に。 バベルタワーにフェイ、エリィ、シタンの三人が来ていた。彼らはここで、碧玉要塞から放たれたビームを 反射させる鏡を操作するのだ。一方、他のメンバーは、碧玉要塞で準備を開始していた。 その彼らに、エレメンツが襲い掛かった。碧玉要塞には、専用ギア、スカイギーン、グランガオンに乗った トロネとセラフィータ。バベルタワーにはブレードガッシュ、マリンバッシャーに乗ったドミニアとケルビナ。 フェイたちはエレメンツを迎撃しつつ、作戦を実行、第一射は外したものの、二射目は命中させた。 ゲートが破壊された事を知ったエレメンツは撤退。フェイたちは見事作戦を完遂した。 ◆暗き海の底 第三のゲート ガゼルの法院が、カレルレンと協議をしている。 「ゲートの残りは一つ。このエテメンアンキの市民に動揺が広がっておる」 カレルレン「衆愚など天帝の言葉で何とでもなる。天帝の肉体も限界に来ているが、ダミーを使えばよい。 それよりも、メモリーキューブから面白い情報が得られた。あのラムズたちの中に 母 がいる」 「我らの 母 が他にもいると言うのか。なぜ今までそれに気づかなかった」 カレルレン「 母 の仮面 ペルソナ は一定の年齢に達せねば現れん。そしてそれは 対存在 の可能性が高い」 「 対存在 ……。あのニサンの女のか……」 カレルレン「確認の為に、ゼボイムから回収した エメラダ を使う。 母 が言うには、あのナノマシン群体は、 ゼボイム時代の 接触者 と 対存在 が創ったらしい」 「 母 の記憶か……」 カレルレン「うむ。何らかの反応が得られるはずだ。何も無くても、あれの調査は終わってる。もう必要ない」 三つのゲートは、ソラリスを中心に正三角形の頂点にそれぞれ配置されている。その情報と、エリィたち ソラリス組の情報を総合して考えた結果、三つ目のゲートはイグニスの南の深海にある事がわかった。 海中と言えば、タムズ。という事で、フェイたちはタムズの艦長の協力を得て、第三のゲートへ向かった。 ゲート発生機の前には、二機のギアが待っていた。エメラダ専用ギア、クレスケンスと、カレルレンの従者、 人機融合を果たしたケンレンだった。 フェイたちに襲い掛かるクレスケンス。ケンレンはその成り行きを見守っていた。 やがて、エメラダが苦しみ始めた。インプリンティングの発露。ケンレンはそう確認し、その場を去った。 ケンレン「その娘は進呈します。ご自由にお使い下さい。なにせあなたの 娘 ですから」 ユグドラシルに戻るとエメラダは、フェイを「キム」と呼んでまとわり付いた。父親だと思っているらしい。 エメラダ「キム! ホントにいたんだ! ずっと夢の中の人かと思ってた!聞いてキム! あたし ずっと昔の夢を見てたんだ。キムが今より大人で、あたしはなにか透明な筒の中にいて… キムはふわふわした白いお菓子にローソクを立てて……。なにやってるのか解らなかったけど、 あたしがここから出るのを楽しみにしてるって解った。でも、いつの間にか誰もいなくなって、 体もなくなって、長い間一人きりで……もういなくならないでね、フェイのキム!」 その頃、ユグドラシルにシェバトから、ソラリス発見の報が入っていた。ユグドラシルは一路シェバトに向かった。 ソラリス編 目次(潜入~研究所へ カレルレン研究所 ソラリス脱出~Disk1終了) ◆天上の楽園 ソラリス潜入! ソラリスのゲートは、本土にある発生機によって完全には消えていなかった。しかしながら、その効力は かなり弱まっており、ゼプツェンのグラビトン砲でわずかにこじ開ける事ができるとの事だった。 その一瞬にフェイ、シタン、エリィの先発隊が侵入、他のメンバーは別ルートから侵入する事になった。 一度解散し、みなが準備を整える中、シタンは妻ユイから、シタン自らが封印した剣を受け取った。 これからの戦いは、負ける事が許されない戦いなのだ。そう自分に律し、シタンは妻と別れた。 その後、フェイたちはゼプツェンに乗ってソラリスに向かった。なぜかハマーも一緒に。 フェイたち三人が最初に降り立ったのは、地上から上がってきた物資を集配する所のようだった。 とりあえず情報収集をする事になり、輸送用のコンテナを調べていたフェイだったが、突然そのコンテナが 動き出し、どこかへ運ばれてしまった。 着いた先は居住区のような所だった。第3級市民層。通称働き蜂と呼ばれる地上人たちが住んでいる区域だ。 ここに住んでいるものは、アレンジと呼ばれる洗脳を受け、昔の記憶もなくして奴隷のように働いていた。 後を追ってきたエリィと合流したフェイは、とりあえずこの区画を出る事にした。シタンとはまだはぐれた ままだったが、彼はこの街に詳しい為いずれ合流できるだろうとの事だった。 第3級市民層と第2級市民層を繋ぐ唯一の通路、監視塔。二人はそのセキュリティをエリィのIDを使って抜けた。 そこでフェイは、ソラリス市民の生活を見ることになる。隅々まで清掃の行き届いた道。その道をホバーカー が走っている。市民は高度に発達した科学技術により病に悩まされる事もなく、何不自由なく暮らしていた。 戦に乱れる地上と比べると、まさしく天上の楽園といった趣である。 ホログラフで彩られた煌びやかな街を歩いていた二人は、アラボト広場で軍の観艦式が行われると知った。 ゲートの消失による動揺を抑えるために、何らかの情報が提示される。そう考えた二人は広場に向かった。 空中戦艦が艦隊飛行を披露するなか、天帝が壇上に現れ、市民に語りかけた。 天帝「地上ゲートの消失は、前もって計画されていた事である。 福音の劫 に向け、我々は神の眠る地、 マハノン への扉を開いたのだ。愚かなる獣ラムズに我らの力を知らしめようぞ」 天帝の演説を魅入られたように聞いていたエリィは、フェイに呼ばれて我に返った。 壇上では、天帝の次に、カレルレンが演説を始めた。 カレルレンを見て、フェイはデジャヴを覚えた。そして、彼の古い記憶が揺り起こされる。 500年前のニサンの大聖堂。そこでフェイ、いやラカンはカレルレンに会っていた。 絵の具を取りに帰るというラカンに、カレルレンは護衛を買って出たのだ。当時、既にソラリスとの戦争が 始まっていた。道中、ラカンはカレルレンの変貌を語っていた。冷酷非情な軍人であったカレルレンは、 ソフィアと出会う事で学問に目覚め、人としての心を取り戻したのだった。彼は、メルキオールと言う師の 下について、分子工学を研究していた。ある日、彼は研究が結実したとラカンに嬉しそうに語ったのだった。 この記憶は、明確にフェイが思い起こしたものではない。カレルレンの姿を目にした事により、無意識下で 呼び起こされ、それがフェイにはデジャヴのように感じられたのだった。 そのカレルレンの演説は続いていた。彼はエテメンアンキに侵入した地上人を捕らえたと言った。彼の傍に、 別ルートで潜入していたバルトたちがホログラフで表示された。 カレルレン「古のガゼルを蘇らせる為に、この者たちを明後日、ソイレントシステムにて処分する」 ◆逃避行 なつかしの我が家 カレルレンの言葉を聴き、すぐにも助けに行こうとするフェイと、それを抑えようとするエリィはやがて 口論になり、警備兵に見咎められてしまう。即座に逃げ出した二人は、セキュリティに追われ、下水道に 逃げ込んだ。下水道を抜けた先は第1級市民層だった。出口から歩くと、程なくしてエリィの家に辿り着いた。 家に入ると、母のメディーナが驚いた顔で出迎えた。エリィは行方不明と知らされていたのだ。 一通り言葉を交わした後、エリィたちは彼女の自室へ移動し、一息ついた。シャワーを浴び、落ち着いた所で フェイが彼女の母親の話題を振ると、エリィの顔が曇った。彼女には地上人の乳母がいた。自分の髪の色と 外見がソラリス人のそれと違う事から、エリィは地上人の乳母が実の母親ではないかと思っていたのだ。 重くなった空気を振り払うように、彼女はバルトたちを救い出す手立てを考えようと提案した。 彼女は、自分の父の自室にある端末からソイレントシステムの情報が得られるかも知れないと考えた。 父親エーリッヒの部屋に移動した二人は、ネットワーク端末にエリィの名前を逆から入力したパスワード、 「MYYAHELE」でログイン。検索の結果、第3級市民層のダストシュートからソイレントに入れる事を突き止めた。 その時、エーリッヒとメディーナが部屋に入ってきた。自室にいるフェイを見たエーリッヒは、部屋の電話で 軍警に出動を要請し、フェイに銃を向けた。 エリィ「やめて! フェイは捕らえられた仲間を助けたいだけなの!」 エーリッヒ「エリィ、反逆者がどうなるか知っているだろう? 私はお前の身を案じて……」 エリィ「嘘! お父様は自分の立場が危うくなるのが嫌なだけでしょう!? 私のユーゲント入りを反対したの だって、地上人との間に生まれた私を皆に見せたくなかっただけじゃない!」 エーリッヒ「お前はまだそんな事を……よく母さんの前でそんな……!」 フェイ「やめてくれ! 俺のせいで親子喧嘩なんて…。俺がここから去ればいいだけだ。エリィ、お母さんの 前であんな事言うもんじゃないよ。あの表情は決して他人の物なんかじゃない、そうだろ?」 そう言うと、フェイは部屋から出ようとした。すると、エーリッヒは窓ガラスを銃で割った。 エーリッヒ「たとえ侵入者であっても、娘を守ってくれた事は確かだ。侵入者は逃げた。それで良いだろう」 その場を去ろうとするフェイにエリィは同行しようとしたが、エーリッヒに止められた。 フェイも彼女を抑え、「今度こそ軍を抜けろよ」そう言って立ち去った。 ◆孤独な狼 闇の底をかける エリィの家を出た後、フェイは第2級市民層の監視塔へ向かった。そこではシタンが待っていた。 彼はあの観艦式を映像で見て、フェイの行動を推測し先回りしていたのだ。 二人は、シタンのIDを使って監視塔を抜け、第3級市民層へ向かった。 その頃、エリィは家を抜け出そうとしていた。メディーナとエーリッヒはそんな娘に語りかけた。 メディーナ「貴方の思うようになさい。それと、貴方はまぎれもなく私の子よ」 エーリッヒ「私のIDカードを持って行け。…自分の選んだ道を歩く……それは、人の本来の姿なのだ……」 二人に別れを告げ、エリィが家を出ようとした時、帝室警備隊が彼らの家に現れた。 軍警よりも遥かに地位の高い警備隊が来た事で、エーリッヒはエリィがガゼルの被験体にされるのだと知った。 彼は3級市民への降格を覚悟で警備隊に反抗、エリィを逃がした。 ◆疑惑 死のカレルレン研究所 フェイとシタンの二人は、ダストシュートにいた。扉が開けられず思案に暮れている二人に、エリィが合流した。 エリィは一通り事情を話すと、エーリッヒのIDカードを使って扉を開けた。 ダストシュートから出て少し行くと、レトルトパックや缶詰などが保管されている倉庫のような部屋に出た。 その先がソイレントシステムと呼ばれる施設になっているようだった。 それまで飲まず食わずだったフェイとエリィは、倉庫にあった缶詰の肉で簡単な食事を済ませ、先に進んだ。 そこは、先ほどの缶詰などを作っている工場のようだった。何かの動物がプレス機でミンチにされ、ベルト コンベアに乗って流れていた。 エリィ「いやね……何の肉かしら」 フェイ「作ってる所は見たくないな……」 シタン「待ちなさい。貴方達は先ほどあの缶詰を食べました。それをよく認識して先に進んでください」 彼の言葉に不安を覚えながら、フェイとエリィは先へ進んだ。 そこで二人が見たものは、死んだウェルス、つまりは人が、コンベアで運ばれ、ミンチにされる光景だった。 ショックを受けたフェイの脳裏に幼い頃の記憶がフラッシュバックした。 どこかの研究室の寝台に寝かされた彼。ガラスの向こうでは彼の母が冷たい目で彼を見ていた。 口を押さえうずくまるエリィ、へたり込むフェイ。シタンが淡々と語った。 シタン「ソイレントシステム。ソラリスの生体実験場とその処理施設。そして刻印 リミッター (註1)維持の 為の食料、薬品の生産施設。アクヴィのウェルスもここで造られたのです。エリィ。ドミニアがなぜ 貴方を憎むのか。その答えがここです。彼女の祖国エルルの人々は、その能力の特異性故、M計画… つまり、ウェルスの母体とされていた。エーリッヒ卿は以前この施設の総括官であり、ニコラと共に 研究に携わっていました。もちろん、常に良心の呵責に悩まされていた。だから出来うる限り集めら れた地上人を3級市民として保護し、そして身を退いたのです」 ショックを受けるエリィとフェイを促し、シタンは先へ進んだ。 工場を抜けると、建物の雰囲気は研究所のそれへと変わった。奥へ進むにつれ、様々な施設を彼らは見る事に なる。人をウェルスへと変える現場、ウェルスに変えられた人々が入れられている檻、巨大なウェルスの サンプルの保管庫、メモリーキューブが集められた部屋。そしてある場所では、通常の3倍(!?)はあろうかと 言うギア・バーラーを発見した。 やがて彼らは、P4と表示された扉の前に来た。そのロックを難なく解除するシタン。 フェイは彼に、この施設について尋ねた。 シタン「元々ここは、原初の刻より生き続ける御方、天帝を頂点とするガゼルの法院の延命研究の施設だった。 原初の刻。つまり一万年前、地上にヒトが生まれた。その最初のヒトが天帝と12人のガゼルなのです」 エリィ「そんな……一万年も生きる人間なんて……」 シタン「もちろん、それは天帝一人。彼は死ねない運命にあるのです。だがガゼルの運命は違った。500年前の 地上との戦争で、彼らは肉体を失ってしまったのです。現在ソラリスを統治してるガゼルは、メモリー バンク上に存在するデータ。肉体も魂もない単なる数字の羅列に過ぎない。崩壊の日(註2)の後、肉体に 固執する彼らは自らに相応しい肉体を創る為にソイレントシステムの一つをエテメンアンキに写した。 その後、ここは民意統制用の薬品や生物兵器の研究にも使われるようになった。 我々が何気なく使っていたメモリーキューブも、ガゼルの肉体復活の為に地上人のデータを収集する 目的で設置されたものなのです。 フェイ「さっきの工場で分解されてたウェルスたちも……」 シタン「使用済みの出し殻の再利用といったところでしょう」 思いもよらない話に、フェイたちはショックを隠せなかった。 エリィ「ちょっと待って。おかしいわ。なぜ先生(シタン)がそんな事を知ってるんですか? そんな事、軍や 政府の要人でも知らない事なのに。M計画の真相を当のマリアよりも詳しく知ってるなんて……。 もっと早く気づくべきだった。先生……貴方は何者なんですか!?」 その時、突然辺りが暗闇に閉ざされた。 気がつくと、フェイは周囲をスクリーンに囲まれた部屋で、拘束具をつけられていた。 スクリーンに、研究室の寝台に寝かされたバルトたちが映された。正面のスクリーンには、ガゼルの法院を 背にしたシタンの姿が。 「この男はソラリス守護天使が一人、ヒュウガ・リクドウ。天帝の命を受け、お前を監視していた。そして お前に引き寄せられるであろう、我らが アニムス となりうる者を取捨選択、ここまで導いてきたのだ。 アニムス は我らの復活に欠かせぬもの。この者たちは我らの肉体……拠り代。ただそれだけの存在……」 フェイ「本当なのか先生! こいつらの言ってることは!!」 シタン「この三年間、私は貴方の傍にいた。見極めねばならなかった、我々の仇となるかどうかを……」 フェイ「仇……?」 「お前は我らにとって危険な存在。もっとも、監視を命じたのは天帝だ。我々はお前の消去を目論んだが、 悉く失敗した。それでも アニムス は手中に出来た。ヒュウガは良く働いてくれたよ」 フェイ「こいつらと組んで俺達を……。何が目的だ! お前達はこの世界を既に手中にしているはずだ!」 「我らが目的は神の復活。ヒトが地に満ちたとき、神とマハノンは目覚める」 フェイ「天空の楽園マハノン……。地に墜ちたと言う……?」 「我らの方舟……その中央ブロック マハノン 。神の封印されし場所。そこは知恵の源。その知恵を使い、 目覚めた神を復活させ、神と我らを大宇宙へと運ぶ 方舟 を建造するのだ」 「我らが大宇宙に君臨するための軍団、天使 マラーク の創造。そのためのM計画……」 「我々ヒトは、はるか昔、他の天体からこの惑星へ来た異星の生命体なのだ。我らは新たな アニムス を得、 神と一つとなりて再び星空へと還る。これは原初より運命られし事。我々の存在意義そのものなのだ」 「我らは神より大宇宙に君臨する権利を与えられた。福音の劫までに神の復活がなされぬ場合、我らは滅び なければならぬ。だが、 アニムス を得、我らの復活は約束された。後は神の復活と……」 スクリーンにカレルレンの姿が映し出された。 カレルレン「この者の目覚めを待つだけ……」 彼の背後には、寝台に寝かされたエリィがいた。 カレルレンの私研究室。 目を覚ましたエリィに、カレルレンは語りかけた。 カレルレン「以前君が起した事件。原因はドライブによる力の暴走ではない。 君の中に眠るもう一人の君の 一時的な目覚め によって起こったことだ。……これが何か解るかね。ナノマシンの一つ、アセンブラ と言って、分子や原子を解体、再構築できる機械なのだ。ゼボイムで発見したあの娘を解析する事で、 ここまで小さく精巧に作る事が出来た。従来のナノマシンでは、遺伝子の組み換えは行えても、二重 螺旋の空隙部分…イントロンに隠された情報まではわからなかった。しかし、新しいナノマシンは、 容易くそれを見つけてくれた。本来あるべきではない情報をね。まもなくその結果が出る」 彼のデスクのスクリーンに解析結果が表示された。 カレルレン「ふむ。確かに類似波形を描いている。そして……おお、ウロボロス環! やはりそうか、これで ミァン、そしてラカンの動き……全て説明が付く。エレハイム(エリィ)……君が 母 だったのだな」 エリィ「母……?」 カレルレン「これは君の遺伝子の、エクソン置換前の空隙……。本来は情報の存在し得ないイントロンを 概念化したものだ。この環は、 ある特別な存在 にしか存在し得ない情報だ。ウロボロス…大母とも 言われるこの概念の蛇が、自ら銜えたその尾を放せばどうなるか……君は興味がないか?」 エリィ「……」 カレルレン「エレハイム、君は美しい。 あの頃 と少しも変わっていない。 もう一人 のラカンと同様に」 註1・・・500年前の大戦後、地上人の反乱を恐れたガゼルが、カレルレンの分子工学技術を用い、遺伝子 レベルで人々に組み込まれた精神と肉体の抑制装置。ソラリス人にも組み込まれている。 註2・・・500年前の大戦末期、突然現れたディアボロスと言う謎の第三勢力によって、地上、ソラリスの 区別なく、世界の人口は98%が失われた。その出来事を後に人々がこう呼んだ。 ◆脱出! 誰がために君は泣く フェイの拘束されている部屋にシタンが入ってきた。シタンに怒りをぶつけるフェイ。だが、拘束具は彼の 神経の伝達を物理的に止めているため、彼は身動き一つ取れなかった。 シタンは、フェイを言葉で責め続けた。 シタン「青臭い理想論など、現実の前では何の力もありません。人はより大きな力に依存して生きている方が いいのです。自分は独立した個人だ、と言う幻想だけを持って生きられる。なんと楽な事じゃないですか。 抵抗したところでむなしいだけです。辛いだけです。抵抗した結果が今のあなたの姿です。友人達を 助ける事も出来ず、エリィさえも守れない。実に無力だ、貴方は。どうする事も出来ないんだ」 フェイ「やめろ……やめて……くれ……」 やがてフェイが静かになった。それを確認したシタンは、ため息混じりに言った。 シタン「これでゆっくり話が出来ますね……イド…」 カレルレンの私研究室。寝台に拘束されたエリィは、一人考え込んでいた。 そこへラムサスが入ってきた。彼は狂気に犯された目で、エリィにフェイの居場所を詰問した。 その答えが得られぬうちに、彼は目を爛々と光らせ「フェイめ…見ていろ…」そう言って部屋を出て行った。 フェイが拘束されていた部屋。拘束を解かれたフェイが目を覚ますと、シタンとバルトたちがいた。 シタンに殴りかかろうとするフェイを押しとどめ、バルトが事情を説明した。 バルトたちの体に刻まれたリミッター。それを外すため、シタンは現時点で唯一処置が可能なこの研究所に 彼らを連れてきたかったのだという。さらに、ソラリスが何をしているのか、何をしようとしているのかを、 フェイたちは知るべきと考えたのだ。それ以外にもう一つ目的があったのだが、それは後々という事になった。 ともかく、彼らは行動を開始した。フェイたちはエリィを救出に、シタンは最後のゲートの破壊に向かった。 フェイたちが首尾よくエリィを連れ出した頃、シタンはゲート・ジェネレーターでジェシーと合流した。 彼らが爆薬を仕掛け終わる頃、ラムサスが彼らの下に現れた。裏切り者、彼はそう言った。 シタン「裏切ったわけではない。私達は立つ場所が違うだけです。私はフェイ達といようと決めたのです」 ラムサス「貴様もか…! フェイフェイフェイ、どいつもこいつもフェイフェイ! 奴だけは俺のこの手で……。 その奴の下に行こうとする貴様らは敵だ! 俺のもの を奪う敵だっ! 敵だっ! 敵だっ!」 彼の異常な言動に呆れたジェシーは、シタンを促してその場を去った。爆薬がジェネレーターに火をつけた。 ラムサス「この裏切り者ぉぉぉぉぉっ!!」 火に巻かれながら、彼は絶叫した。 ソラリスを脱出するため、フェイたちは格納庫に向かっていた。ハマーが連れてきたメディーナも、一行に 同行している。エーリッヒは、一足先に脱出手段を確保するために格納庫に向かった。 合流ポイントになっている格納庫前の陸橋。そこで合流した彼らは、格納庫へ向かおうとした。 だが、エリィの悲鳴が彼らの足を止めた。ハマーがエリィを羽交い絞めにして銃を突きつけていた。 ハマー「エリィさんは戻ってもらうっす! カレルレンって人と約束したっすよ、エリィさんを連れて行けば 変えないで くれるって……」 リコ「ハマー! てめえ!」 ハマー「俺っちだってホントはこんな事したくないっす。でも、俺っちは 普通 の人間なんっす! フェイの 兄貴たちみたいに 特別 じゃないんす! こうするしかないんすよ!」 泣き顔でそうまくし立てるハマーに、メディーナが歩み寄った。 ハマー「動いちゃダメっす! 止まるっすよ!」 メディーナ「止まりません。わが子の危機ですもの。私はごく 普通 の母親ですから。 普通 だからこそ、 守らなければならないものがあるんです。さ、エリィ、ゆっくりとこっちにいらっしゃい」 ハマー「ダメっす! 行っちゃあダメっす……行っちゃ……ダメっすよぉ……」 彼の銃が火を噴いた。メディーナがゆっくりと倒れていく。ハマーが悲鳴を上げて逃げ出した。 エリィは、物言わぬ母をかき抱いて泣いた。 その時、彼らの下にグラーフが現れた。その傍には、キスレブに現れた覆面の女がいた。 グラーフ「その女は置いていってもらうぞ」 そう言ってにじり寄ってくるグラーフ。しかし、そこへエーリッヒがギアに乗って現れた。 エリィたちの盾になろうとするエーリッヒ。だが、覆面の女のエーテルが、彼のギアに強大な圧力を掛けた。 エーリッヒ「エリィ、自分の信じた道を行け! お前はなんと言おうと、私とメディーナの間に生まれた子だ」 彼のギアが圧壊した。目の前で両親を殺された怒りで、エリィのエーテルが噴出する。 だが、その力も、覆面の女のエーテルに押し戻されてしまう。強大なエーテル波が、エリィたちを襲う。 その中で、フェイだけがエーテルを物ともせずにいた。しかし、彼はそれまでのフェイではなかった。 髪が見る間に赤く染まり、彼はあの赤い長髪の男、イドに変異した。 その頃、ユグドラシルでも異変が起こっていた。ヴェルトールが独りでに起動したのだ。突如動き出した ヴェルトールは、その外装をパージ、変形させ、赤く染まって行った。それはまさしく、アヴェの砂漠で ユグドラシルを沈めた、あの真紅のギアだった。真の姿を現したヴェルトールは、ユグドラシルの隔壁を 突き破って飛び出し、瞬く間にソラリスのイドの下へ到達した。 ソラリス首都、エテメンアンキが、たった一機のギアによって破壊され、墜とされる。 その光景を、シタンたちはユグドラシルから見ていた。爆発に巻き込まれまいと、全速離脱するユグドラに、 ヴェルトールが迫ってきた。バルトたちが混乱する中、エリィは一人、ヴィエルジェで迎撃に出た。 イド「フフ……お前か。殺されにきたのか?」 エリィ「それで貴方の気が済むならそうすればいい」 ヴェルトールの拳がヴィエルジェの腹部を貫いた。エリィはその手を握り締め、叫んだ。 エリィ「お願い! 元のフェイに戻って!」 イドとエリィ、二人のエーテルがぶつかり合い、凄まじい波動が放たれた。 イド「チッ……こいつ…… う…う……エ…リ…… クソッ……ヤツが目覚めた……」 天帝「アーネンエルベ……なせるというのか?」 シタン「もはや管理者は不要だと結論します」 天帝「接触者……仇とならぬと?」 シタン「陛下の仰るとおり、フェイがそうであるならば」 天帝「……ならば託そう……」 シェバト。女王の間に集まったエリィたちに、シタンが事情を説明していた。 シタン「 アーネンエルベ ……。この星に生まれた人々と共に新たな地平へと進む神の人。それは 接触者 の 運命。天帝はフェイをそう呼んでいました。理由までは教えてもらえませんでしたが」 バルト「ヤツは一体何者なんだ?」 シタン「彼はフェイです。そしてイドでもある。エルルを破壊し、ユグドラシルを沈め、リコの部下を……。 彼は多重人格なのです。私が彼の監視を始めて三年、イドの発露は見られませんでした。しかし、 ラハンの事件をきっかけに、その後徐々に発露の回数と時間が多くなっていった。恐らく、グラーフの 影響でしょう。ラハンに来る前、彼はグラーフと共に暗殺者として行動を共にしていました。 私は、イドが正体を知るため、先だってフェイが拘束された時、イドと話をしました」 シタン「実に無力だ、貴方は。どうする事も出来ないんだ」 フェイが意識を失い、イドが現出する。イド「よく分かってるじゃないか。さすがはシタン……いや、先生と呼んでいたか」 シタン「会いたかったですよイド。ところで、フェイは今どうしています?」 イド「 お前達の知っているフェイ は、俺が出ている間は寝ているよ。だから俺の事は何も知らない。ヤツは 俺の支配下にあるからな。俺の記憶を見ることは出来ない。元々ヤツは存在しないフェイ。父親のカーン によって作り出された人格さ。三年前、カーンは、俺の人格を深層意識に封印した。その時にできたのが ヤツだ。臆病者の部屋の間借り人さ」 シタン「臆病者とは?」 イド「本来のフェイ。出来損ないさ。現実から逃げ出し、生きる事を拒絶した情けない奴。虫唾が走るぜ」 シタン「なぜ貴方の心は分かれてしまったんですか?」 イド「思い出話でもしろってのか? 勘違いするな。俺はお前に質問の機会など与えてない。俺がその気に なれば、こんな拘束なぞいつでもぶちやぶれるぞ」 シタン「しかし出来ないでしょう。貴方はフェイを完全には制御できていない。もしエネルギーを使えば 精神的に疲労し、フェイにステージを奪われてしまう。違いますか?」 イド「……よく解ってるじゃないか。確かに俺は……むっ……」 シタン「どうしました?」 イド「貴様に無理やり出されたからヤツが目覚めた。本来なら俺は自分でステージに立てるんだ。だが、 あの女、エリィのせいでそれが果たせない。あの女は……みんな同じだ……だから消してやる…」 シタン「現在のフェイの人格は、イドと言う基礎人格の上に3年前に創られた、下層の模擬人格。だから、 彼にはそれ以前の記憶が無かったんです。さらに、現実の生活を3年しか経験していない彼は未発達で、 そのため突発的な出来事に対処しきれなくなる」 ジェシー「フェイはいつかイドに飲み込まれちまうのか?」 シタン「どうでしょうか。イドが臆病者と呼ぶ、本来のフェイの人格がネックになると思います。イドは その人格を軽蔑しつつ、明らかに恐れていた。イドの表出はフェイではなく、臆病者によって抑制 されているのではないかと。なぜ臆病者が表出しないのか原因はわかりませんが、これが目覚めれば、 分離した人格が元に戻る可能性も出るのではと、私は確信したのです。どうすれば目覚めるのか、 それは解りません。ですが、基本的にフェイの存在が虚ろになるような事がなければ、フェイはフェイで いられる訳です。平穏な場所で暮らせるのが一番ですが、状況がそれを許さないでしょうね……」 その後、シェバトではフェイの処遇を決める会議が開かれた。シェバトの議会は、フェイの力を恐れた。 彼の力が、500年前、ディアボロスを率いて世界を崩壊させたグラーフの力と酷似していたからだ。 決議は下された。カーボナイト凍結。人を生きたまま石にする、シェバトの極刑だった。 その夜、エリィは投獄されたフェイに会いに行った。 フェイ「俺はかつて世界を壊滅させたグラーフの再来だそうだ。グラーフも元はラカンと言う地上人だって」 エリィ「そんなのでまかせよ! ……逃げよう? グラーフや戦いがイドを呼ぶなら、静かな所へ……」 フェイ「ダメだ。戦場から離れたとしても、イドが出ない保証はない。それに……俺はエリィを殺そうと…」 エリィ「イドと戦った私が生きてるのは、多分、どこかでフェイの意識が働いて、すんでのところで外して くれたからだと思うの。……もし、あなたがイドに支配されて、世界中が敵になっても、私だけは、 あなたの傍にいてあげる……。だって…だって…… 一人じゃ寂しいものね 」 二人が格納庫に向かうと、シタンたちが待っていた。彼らは、二人の脱出を助けに来たのだ。ヴィエルジェが 修理中の為、シェバトのギア・バーラーを拝借しようと言うフェイだったが、エリィは激しく拒んだ。結局、 二人はヴェルトールに相乗りする事になった。 朝陽を浴びて飛ぶヴェルトールに、ラムサスのギアが襲い掛かった。カレルレンにより与えられたギア・ バーラーだった。エリィの奪還。それがラムサスの目的のはずだった。しかし、バーラーの凄まじい力に 陶酔した彼は、エリィごとヴェルトールを撃墜してしまった。 ヴェルトールの墜ちた森。重傷を負ったエリィを抱えて歩くフェイを、グラーフが静かに見ていた。 Disk2編 目次(トーラ宅~アニマの器回収 天帝暗殺~メルカバー カーボナイト凍結~エンディング) ◆撃墜!! 大樹海に消えて フェイは夢を見ていた。何人もの 接触者 の生涯。エリィも夢を見ていた。何人もの エリィ の生涯。 二人はその夢を見たことで、それぞれが何をすべきかを掴みかけた。 森の中にひっそりと佇む住居。そこは、バルタザール、ガスパールと並び、シェバト三賢者と称される老人、 トーラ・メルキオールの研究所だった。その研究所のナノリアクター内でフェイとエリィは目覚めた。 三週間前、血まみれで倒れていたフェイとエリィを発見したトーラは二人を連れ帰り、ナノマシンで治療した のだと言う。旧知の間柄であるシタンから二人の事を聞いていた彼は、フェイたちが眠っていた間に、ナノ技術を 用いてイドの発現を抑制する腕輪を開発。バル爺の協力も得て、ヴェルトールにも同様の装置を取り付け、イドの 力だけを任意に解放できる「システム・イド」を完成させた。 目覚めた二人はトーラから、人々に刻まれたリミッターを解除する為のナノマシンを渡された。それを広域に散布 するため、彼らは古代の砲台に向かう事にした。 彼らが出発しようとすると、シェバトの使者が現れてフェイに助力を求めた。アヴェ・キスレブの和平調印式が 行われているシェバトに、ソラリスの機動要塞が接近していたのだ。 掌を返したシェバトの態度にトーラは怒りを露にしたが、フェイは人々を守るためにシェバトへ行く事に。 フェイたちが外へ出ると、シタンとエメラダがおり、事情を聞いた二人は、エリィと共に砲台に向かう事になった。 フェイの出発を見送った後、シタンはエリィに尋ねた。 シタン「いいんですか? フェイの為に戦場から離れ、静かに暮らそうとしてたのに」 エリィ「私、現実から逃げてるって気づいたんです。最初は、フェイなら私の気持ちほ理解してくれるかもって 思ってた。本当に好きだったかどうか……。両親を亡くして自棄になってたのかもしれない……。 だから、一度離れて自分の気持ちを確かめたいんです……」 フェイたちが出発した後、トーラの下にグラーフが現れた。 トーラ「やはり……あの二人をここまで運んだのはお前か。すぐに気づいたよ。あの頃のお前と彼女に 瓜二つなのだからな……ラカン」 ガゼルの法院は、フェイが生きていることを知り、動揺していた。 カレルレン「ヤツには再びラムサスを差し向ける。依存はあるまい」 「娘はどうする。鍵が鳴動を始めておる。神の復活が近づきつつあるのだ」 カレルレン「娘の回収はいつでもできる。今でなくともな……」 ◆反撃開始!! 刻印を打ち破れ シェバトに向かうフェイの前に、ギア・バーラーに乗ったラムサスが立ちふさがった。フェイはシステム・イドを 発動、これを撃破した。「お前さえいなければ」そういい残し、ラムサスは樹海に消えていった。 エリィたちは、ソラリス守護天使時代に搭乗していたギア・パーラー、E・フェンリルを駆るシタンの活躍もあり、 無地に砲台に到達した。射出され、大気中に散布されたナノマシンは増殖しながら世界中に広まっていった。 シェバトに着いたフェイはバルトたちと合流。機動要塞撃破の為に最終兵器を手にするため、キスレブへ。 キスレブ総統府の真の姿。それは、500年前にロニ・ファティマが建造した秘戦艦だった。過去の記録から その事を突き止めた彼らは、数百年ぶりに総統府を起動。ユグドラシルを制御中枢として急襲形態へと変形し、 通常のギアの数十倍はあろうかと言う巨大ギアとなった総統府は、機動要塞をあっさりと撃破したのだった。 和平は成され、地上に平和が訪れた。沸き返る人々を祝福するかのように、エリィたちによって散布された ナノマシンが、光りながら彼らの上に降り注いだ。 異変は突然始まった。人々がウェルス化し始めたのだ。それは刻印 リミッター が外され、本来の能力が開花 したヒトの姿だった。「 普通 の人間がどうなるか」フェイは、ソラリスでのハマーの言葉を思い返していた。 「神の復活が近づいた為の自然発芽か。神の下僕となる者……鍵を使わずともこれほどいたとは」 「発芽しない者は神の肉体に定められし者か、あるいは神に仇なす者か……」 「要所のソイレントを再起動しよう。中途半端な変異。このままでは使い物にならん」 ミァン「あなたによって抑えられていた『鎖』が外れたようね」 カレルレン「問題ない。先の帝都壊滅の際、大気に拡散するようにナノマシンウィルスを仕掛けておいた。 現在のヒトの異形化はその初期段階だ。ウィルスは、発芽した原体をコントロールできるものへと 変化させている。鍵に頼らずに目覚める者は、神本来の肉体を乗っ取る為に必要なのだ」 ミァン「神との同化の際に放たれるトロイの木馬……でも、あの子たちの思惑とは違うわね」 カレルレン「当然だ。『神の方舟』は私のものだ。」 ミァン「私にとってはどちらでもいい事……。確実な方につくだけだから」 世界の至る所に存在するソイレントシステム。それは、ウェルス化した人々を分解、再構築し、生物兵器を 作る装置だった。それが M計画 の真相。ウェルス化した人々はそこに集まっていた。耐え難い苦しみを 和らげ、短い命を長らえるため健常者の血肉を求める彼らは、ソイレントが苦痛から開放してくれると信じて。 いたのだ。フェイたちは、各地のソイレントを破壊する為、そこへ赴いた。 そこに集っていた人々に自らの血を与え、エリィは語った。 エリィ「癒しのために私の血肉が必要ならばいくらでもあげます。だから、人としての尊厳だけは捨てないで!」 やがて、ソイレントの人々はニサンに収容され、トーラのナノマシンによる治療を受ける事となった。 各地から集まり心の救いを得た人々は、献身的に介護するエリィを『聖母ソフィア』の再来と呼ぶようになった。 その状況を知ったガゼルは、人々の決起を恐れ、『ゲーティアの小鍵』を発動させようとした。しかし、 天帝カインはガゼルが抗えぬ力でそれを押し止めた。もはやヒトに主はいらぬ。カインはそう言った。 ◆星よ知る、我らが魂の器 前編/後編 地上の混乱が沈静化した頃、フェイたちは、ガゼルに対抗しえる力、ギア・バーラーを手に入れる為、 その素体となるアニマの器を探していた。 ゼファー達からの情報を元に探索を続けた彼らは、太古文明の遺跡でついにそれを発見した。 そのアニマの器は、ビリーと同調。レンマーツォと同化してE・レンマーツォが誕生した。 目的を達し、帰還しようとした彼らを、エレメンツの四人が待ち受けていた。彼女らは、自らの専用ギアを 超獣合体させた巨大ギア、Gエレメンツで襲い掛かったが、フェイたちはこれを撃破した。 もう戦う理由はない。去っていくエレメンツに、エリィはそう、声をかけた。 ガゼルの法院は、カイン暗殺の策を練っていた。それには、カインと同じ力を持つラムサスが必要だった。 ミァンは、もはや前後不覚の狂人となったラムサスをさらに追い込むべく、彼をニサンへ向かわせた。 ラムサスはドミニアたちが止めるのも聞かず、ギア・パーラーで出撃した。 その頃、最後の『アニマの器』を探すフェイたちと離れ、エリィはニサンへと戻っていた。 襲撃。フェイを求めるラムサスの前に、エリィは立った。 エリィ「何が貴方をそこまでさせるの……?」 ラムサス「俺は天帝の能力を持つ者、即ち完全なヒトとして創られた。しかし、フェイが生まれた事で俺は 廃棄され、塵溜めの中で生を受けた。俺は必死に今の地位まで這い上がった! だが、ヤツはまた 俺の前に立ちふさがった! 俺から全てを奪ったヤツが! ヤツがいる限り俺は……。貴様も俺から 奪うのか!? 俺がやっと手にしたぬくもりを奪うのか!」 エリィ「ラムサス、誰も貴方を攻撃しないわ。心を開いて。愛におびえないで……」 彼女の言葉に困惑したラムサスは、おびえたように飛び去った。 何も出来ずに帰還したラムサスは、ガゼルから見放された。そんな彼にカレルレンが語り掛けた。 カレルレン「お前は天帝のコピー。オリジナルが存在する故疎まれる。ならばオリジナルを消去すれば……」 『アニマの器』を探すフェイたちは、原初民の遺跡で最後の器を見つけた。リコと同調した器はシューティアと 同化。E・シューティアが誕生した。その帰り道で彼らを待ち受けていたのは、ギアと人機融合したハマー だった。激しい攻撃を仕掛けるハマーにフェイたちはやむを得ず応戦。負けを悟ったハマーは、キスレブに 戻るようにとリコに最後の言葉を残し、自爆した。彼はリコが総統の息子だと知っていたのだ。 このことで、エリィは深く傷ついた。フェイは、これ以上彼女を戦場には立たせないと決意した。 ◆天帝暗殺 マハノン浮上!! カインに、カレルレンとラムサスが迫った。ガゼルの差し金か、と言う天帝の言葉にカレルレンは首を振った。 カレルレン「まさか。彼らの妄執に興味はない。私は私のやり方で人を導く。お前は邪魔なのだ」 ラムサスの剣が振られ、天帝カインは崩れた。 カインの死を受けて、ガゼルの法院はついに『ゲーティアの小鍵』を発動させた。 それにより、今まで変異していなかった者までもが変異を始め、彼らの叫び声に呼ばれるように、海底に 没していた神の眠る楽園マハノンが浮上した。 ガゼルは、変異したソラリス人を人機融合兵器に作り変えた大軍を、マハノンに差し向けた。 ガゼルがマハノンに眠る神の知恵を手に入れるのを阻止しようと、フェイたちは総力を結集した。 ◆追放されし者 神の楽園に帰る 出撃前夜、フェイはエリィに、ユグドラに残るように強い口調で言った。 彼の気持ちを分かっていながら、その辛らつな言葉に、エリィは涙して走り去った。 自分の物言いを反省して追ってきたフェイの想いを受け取ったエリィは、彼の戻るべき場所として帰りを 待つ事を決意。二人はお互いに心を通わせ、愛を確かめ合った。 神の眠る楽園マハノン。それは、一万年前に墜落した航宙船エルドリッジの中央ブロックだった。 襲い掛かるソラリスの軍勢を蹴散らしながら奥へと進んだフェイたちは、腐りかけた巨大生命体を発見 、これを撃破した。その巨大生命体こそ、生体兵器デウスのなれの果てだった。 デウスを破壊し、さらに奥へ向かった彼らは、エルドリッジの巨大な中枢コンピュータがある広間に出た。 『ラジエルの樹』と呼ばれるそのコンピュータこそが、ガゼルが求める神の知恵の源だった。 彼らはそこから、先史時代について知った。星間戦争。その終結の為に作られた星間戦略統合兵器システム 『デウス』と、その端末兵器群。ガゼルが全宇宙の支配者として君臨するための情報がそこにはあった。 それらの情報を収集する彼らの前に、カレルレンとグラーフが現れた。フェイたちは、グラーフの操る オリジナル・ヴェルトールに一蹴され、なす術もなく虜囚となった。 ◆失われし約束の地 フェイたちを助けたくば『ゴルゴダの地』まで来い。カレルレンからのメッセージを受け取ったエリィは、 ランクたちの制止を振り切り、シェバトに残されていたギア・バーラーに乗って単身出撃した。 フェイと仲間達を助けたい。その想いだけでカレルレンの前に立った彼女は、カレルレンの部下達を一旦は 退けるも、力尽きて捕らえられた。 エリィを手中にしたカレルレンは、行動を開始した。ガゼルのメモリーを消去し始めたのだ。ガゼルに よってしか発動できなかった『ゲーティアの小鍵』。その発動により、神の肉体となる事を定められた人々の 覚醒がなった今、彼にとってガゼルの存在価値はなく、また彼らの掲げる宇宙制覇にも興味はなかった。 彼が目指すのは、神との合一。そして、回帰だった。 ◆君が呼ぶ 哀しみのメルカバー エリィが連れ去られた後、助け出されたフェイたちは、八方手を尽くしてエリィの行方を探し回った。その結果、 エリィは、カレルレンがラジエルから得たデータを元に建造中の空中要塞メルカバーにいる事が分かった。 ラムサスの身をを案じるエレメンツも仲間に加え、メルカバーに潜入したフェイたちの前に、そのラムサスが 立ちはだかった。エレメンツの言葉も耳に入らぬラムサスは、フェイに対する憎しみの元を語り始めた。 彼は、天帝のコピーであり、人工の接触者として培養槽で生を受け、育った。しかし、研究に加わったフェイの 母カレンが、フェイを転生した接触者と知ったことにより、ラムサスは不要とされ、廃棄されたのだった。 そのため、彼は「フェイ」に対しての拭い難い憎しみと、失われた愛情への渇望を抱いた。 「フェイ」を滅するか自らの消滅か。彼はその存在の全てを懸けてフェイに挑み、そして敗北した。 ラムサスを退けたフェイらは、最奥部の大広間に出た。そこには巨大なデウスの繭があり、カレルレンと ミァン、そしてデウスに供されるかのように十字架に架けられたエリィがいた。 突如、フェイたちのギア・バーラーに異変が起こった。アニマの器が分離し、デウスに吸収されたのだ。 アニムスと結合して覚醒し、デウスの部品となること。これこそ、アニマの器の真の意味だった。 動かなくなったギアから降りたフェイたちを押しのけ、呆然としたラムサスがミァンに詰め寄った。 自分のしてきた事の意味を問う彼に、ミァンは真実を告げた。ラムサスは天帝を殺すためだけに作られた。 しかし、人工生命である彼は、精神の制御が難しかった。そこで、彼の心に強烈な感情を植え付け、力を 一点に集中させようとした。それが、「フェイ」への憎しみだった。 全てが謀略だと知ったラムサスは逆上し、カレルレンとミァンを斬った。 茫然自失とするラムサスを押しのけ、フェイたちはエリィを十字架からおろした。だが、彼女は最早、彼らの 知っているエリィではなかった。彼女はミァンとなっていたのだ。 ミァンの因子。それは、全ての女性の中に存在し、原初の刻より代々覚醒するもの。前任のミァンが死ねば、 どこかの誰かが覚醒し、記憶と能力を受け継いでゆく。ラムサスの副官であったミァンが死んだことにより、 エリィの中のミァン因子が覚醒したのだ。それは、最後のミァンの覚醒。原初の刻に分かたれた、ミァンと エレハイムの最終的な合一であった。 覚醒したエリィは、フェイたちに語り始めた。デウスの本来の目的、ギアやエーテルのエネルギー源である 事象変移機関ゾハルについて、エルドリッジの墜落、人類がいかにしてこの惑星で生まれたか、そして、 ミァンとエレハイムがなぜ存在するのか……。 話し終わると彼女は、呆然とするフェイたちに背を向け、ナノマシンによって蘇ったカレルレンと共に、 デウスの繭へと向かった。 メルカバーが起動する中、エリィを追えたのはフェイだけだった。シタンたちは、やむなく彼を残し脱出した。 ◆はるかに遠き 夢の形見は… メルカバー起動後、世界は蹂躙された。いずれ脅威となる文明の根絶。それがデウスの目的だった。 フェイはあの後、メルカバーのあった場所で仮死状態となっている所を発見された。彼はそのまま、彼の 中に眠る力を恐れるシェバトによってカーボナイト凍結に処せられた。 なぜそれほどフェイの力を恐れるのかと問うシタンに、女王は500年前の出来事を語り始めた。 500年前、地上の制圧をもくろむソラリスと、それに対抗するシェバトとの戦争があった。当時シェバトは、 人々の信望を集めていたソフィア(当時のエリィ)を疎ましく思っており、一方のガゼルも、思い通りに ならないミァンを疎ましく思っていた。そこで二つの国は、互いにソフィアとミァンを差し出し、地上を 分割統治する取引をした。権力欲に溺れた末の決定だった。 その結果ソフィアと彼女を警護していたラカン、カレルレン、ゼファー、ロニ・ファティマらはソラリスの 軍勢に囲まれてしまった。ソフィアは仲間の退路を開くためにたった一人特攻をかけ、壮絶な最期を遂げた。 彼女を心から愛していたラカンとカレルレンの絶望は深かった。神など存在しないのだという事を悟った カレルレンは、自ら神を創り出すと言って姿を消し、後にソラリスへ亡命した。 一方のラカンは、自らの無力さに絶望し、シェバトに捕えられていたミァンにそそのかされ、絶対的な力を 求めて、力の根源である『ゾハル』を探す旅に出た。そしてゾハルの力を得た彼は、肉体を失って残留思念と なりながらも、デウスの端末である兵器群を率い、世界を破滅させた。 その残留思念こそが、グラーフだった。グラーフはその後、人の精神に宿る術を身につけ、接触者の運命を 持った自らの肉体の転生を待った。その肉体(つまりフェイ)と合一を果たすために。 シタンが女王から話を聞いている頃、牢獄に異変が起こっていた。凍結されたフェイが、イドの力により 呪縛を打ち破って脱走したのだ。 彼の向かったのは、太古の昔ゾハルが落着した場所。シタンたちはフェイを追ってそこへ向かった。 ◆堕ちた星 めざめよと呼ぶ声あり ゾハルの眠る地下空洞で彼らが見たのは、ゾハルの影響を受けて異形となった、イド化したヴェルトールだった。 襲い掛かってくるヴェルトールに、突如現れたワイズマンのギアが応戦した。 イドに指摘され、ワイズマンは自分がフェイの父親カーンである事を告白した。彼は、分裂してしまった フェイの人格を一つに戻すため、影になり日向になりフェイを導いて来たのだと語った。 イドは呪いの言葉を吐いた。こうなったのは全てお前のせいだ、と。そして彼は語り始めた。 最初は幸せな家庭だった。しかし、ある日突然、母カレンがミァンとして覚醒した。それは単なる偶然で あったかもしれない。フェイにとっては不幸な偶然。息子が接触者だと気づいたミァンは、少年を研究施設に 連れ込み、様々な実験をした。そのことを父に訴えても、仕事に忙しい父は取り合わなかった。 やがてフェイは、実験の苦痛に耐えるため、新たな人格イドを生み出して苦痛を肩代わりさせ、フェイ自身は 幸せだった頃の思い出に閉じこもった。 そして運命の日。家族の下にグラーフが現れた。それは、ミァンが呼んだものだった。彼女は、完全なる神の 復活の為、過去に分かたれた接触者の肉体と精神との合一を望んでいたのだ。 グラーフに触発されたフェイの力は暴走した。その力の奔流は制御できぬままカレンを貫いた。 フェイはその事をもイドに押し付け、イドは母殺しの十字架まで背負わなければならなくなったのだ。 しかし、それは真実ではなかった。イドが『臆病者』と呼ぶ第一の人格が、母の最後の愛情を独り占めして いたがための、イドの思い違いだった。フェイに促され、『臆病者』はフェイと同化して全ての記憶を渡した。 最後の瞬間、力の奔流は母ではなく、フェイ自身に向かっていた。呆然とするフェイの前に、ミァンの呪縛から 開放されたカレンが飛び出し、身を挺してフェイを守った。 真実を知ったイドは、全てを受け入れ、記憶をフェイに託して同化した。それは、全ての接触者の記憶。 原初の時代、現人神と祀られた天帝に反旗を翻し、逃亡するエリィと最初の接触者アベル。アベルを身を挺して 守り、エリィは命を落とした。 ゼボイム時代。エメラダの研究をする接触者キムとその恋人のエリィ。エメラダを軍事利用しようととする 軍隊の侵入を身を挺して阻止し、エリィは命を落とした。 500年前のラカンとエリィ。仲間を助けるために特攻し、エリィは命を落とした。 それぞれの時代、それぞれのエリィが残した最期の言葉。それは『生きて……』。 気がつくと、フェイは暗い空間にいた。彼の前には光の姿を取った高次元存在が。 『存在』は、ついに統合を果たしたフェイに、全てを語り始めた。 『存在』の降臨、アベルによる定義づけとエリィの誕生、ゾハルからの開放を望んでいる事、ゾハルを破壊 できるのは接触者であるフェイにしか出来ない事、ゾハルが破壊されればエリィも開放される事など。 エリィを助け出す。その一念で、フェイはゾハルの破壊を決意する。 その決意を見届けた『存在』は、無限の力を持つギア、ゼノギアスを彼に託し、消えていった。 現実の世界に戻ったフェイに、カーンの肉体に宿っていたグラーフが襲い掛かった。 たとえデウスを滅ぼしたとしても、人が生き続ける限りミァンが生まれ、人は神の呪縛から逃れられない。 ならば、人も神も全てを滅ぼす以外に真の開放はない。グラーフはそう結論した。故に彼は、フェイと合一して 『存在』との完全なる接触を果たす為に、フェイの成長と人格の統一をカーンの中で待っていたのだ。 しかしフェイは、エリィは必ず呪縛から解き放たれると信じ、グラーフの考えを否定した。 互いの信念と未来を懸け、二人は決戦に臨んだ。 戦いの最中、突如二人の機体がゾハルに引き寄せられた。 ゾハルが最後の欠片である接触者との合一を求めたのだ。グラーフは自らゾハルへと飛び込んだ。 代を重ねた事で人がミァンの呪縛から開放されつつある事に、彼は気づいていた。彼はフェイに賭けたのだ。 擬似的な接触者としてゾハルと融合し、フェイがデウスを破壊するまでの時間を稼ごうとした彼は、「エリィを 救ってやってくれ」と言い残し、消えていった。 ◆全ての始まりにして終わりなる者 シェバトに集まったフェイたちは、エリィ救出の為のメルカバー攻略の作戦を立て、実行した。 戦艦エクスカリバー。シェバトに残されていたこの先史文明の戦艦を特攻させ、彼らはメルカバーを撃墜した。 ところが、墜落したメルカバーから巨大な物体が姿を現した。それは、メルカバーを覆い尽くすほど巨大に 成長したデウスの最終形態だった。ナノマシンの力によって惑星と同化し始めたデウスから強力な衝撃波が 放たれ、一つの大陸が灰燼と帰した。デウスの端末兵器による破壊、殺戮、デウス自身の攻撃。人類は既に 絶滅寸前だった。 フェイたちに残された時間は少なかった。彼らは僅かに生き残った人々の、最後の砦となっている、墜落した シェバトに戻り、態勢を立て直す事にした。 メルカバーから前後不覚のまま救い出された後、シタンの励ましと、エレメンツの娘達の思慕の念に胸打たれ、 ようやく自分を取り戻したラムサスも戦線に加わり、彼らは最後の戦場へと向かった。 巨大な構造体となったデウスに侵入したフェイたちは、襲い掛かる端末兵器を蹴散らしながら、迷宮と化した 内部を抜け、最奥部へと到達した。そこには、エネルギーの繭に包まれたデウス本体がいた。 最後の戦い。エリィが最後に乗っていたギア・パーラーが異形化したデウスは、無限にエネルギーを生み出す ゾハルの力を使い、激しく攻め立てた。それに対抗しうるのは、同じゾハルの力を得たゼノギアスだけだった。 フェイは仲間達のサポート受け、ついにデウスを、そしてゾハルを打ち砕いた。 ゾハルの破壊。それによって、ゼノギアス以外のギアは機能を停止した。 そんな中、デウスの中心に巨大なエネルギーが観測された。それは、開放された波動存在が高次元へと シフトする為に起こったものだった。そのエネルギーは凄まじく、反動で惑星が消滅しかねなかった。 フェイたちがなす術もなく見守るなか、デウスが上昇を始めた。フェイは気づいた。エリィがデウスを 安全圏まで移動させようとしているのだと。エリィはまたしても、自らを犠牲にしようとしていたのだ。 もうエリィを失いたくない。その一心で、フェイはデウスの後を追った。 デウスに突入したフェイは、精神世界とでも呼ぶべき場所に立っていた。静かに眠るエリィと、その前に立ち はだかるカレルレン。 カレルレンは、宇宙の始まりについて語りだした。高次元から零れた波動の一滴。それがこの宇宙の始まりだと。 彼は、互いに傷つけあい、永遠に分かり合えない不完全な人と、その世界に絶望し、全ての始まりである高次元 への回帰を望んでいた。そこには神の愛が満ちていると。 フェイはそれを否定した。不完全だからこそ互いに補って生きていくのが人なのだと。それを一番よく分かって いるエリィが、絶望に暮れたカレルレンの心を癒すために運命を共にしようとしている。それこそが、人として 生きる事の喜びになるのだと、彼は説得した。 彼の言葉を聞いていたカレルレンは、ウロボロスをフェイにけしかけた。それは、人が神の下から巣立つために、 人の力 愛 を試す最後の試練だった。フェイがそれに打ち勝つのを見届けて、カレルレンはエリィを開放した。 人を愛するが故のカレルレンの悲しみ、絶望。彼と同化したエリィにはそれが分かった。しかし、人としての 道を外れてしまった彼は、もはや戻る事は出来なかった。 「お前たちがうらやましいよ……」そう呟いて、彼は神と共に歩む道を選んだ。人には持ち得ない両翼の翼を広げて。 彼の後ろ姿を見送って、フェイとエリィは自分達の世界へ向かった。 デウスの次元シフトの余波が広がる中、二人の乗ったゼノギアスは、仲間たちの待つ地上に舞い降りていった。 Xenogears Episode5 END おまけ ◆エメラダ成長イベント 最終決戦に臨む前、フェイたちは戦力アップを目的として各地の遺跡を調査していた。 そんな中彼らは、エメラダの遺跡から見えたゼボイム時代の首都を発見した。 書店やスーパーマーケット、テレビ局など様々な廃墟を見ていくうち、フェイはその時代の事を思い出した。 当時、人々は生殖能力に欠陥を持ち、出生率は極端に低下していた。そんな人類に見切りをつけた ミァンは、国家元首を裏で操り、核戦争を引き起こした。戦争により、人類を強制的に淘汰し、強い 遺伝子を次代に残そうとしたのだ。 そんな時代に生きた当時の接触者キムは、狂った世の中に憤っていた。戦乱に明け暮れる国家、 低迷する経済、狂信的な国民。そして何より、子を残せないヒト。 恋人のエリィまでもが子を残せないと知った彼は、何とか新しい生命を生み出そうとした。 そうして生まれたのがエメラダだった。彼とエリィの肉体の構成パターンを参考に生み出されたエメラダを、 二人はわが子のように慈しみ、覚醒の時を心待ちにしていた。 だが、キムの願いが叶う前に人類は核戦争によって破滅し、エメラダの覚醒までには4000年の時を要した。 フェイの記憶に触発され、エメラダも全てを知り、受け入れた。 それにより、精神的肉体的に成長し、彼女は成体となって最後の戦いに臨んだ。 ここまでpart5の 536の人によるまとめ
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ボーイは、またこの手の客かと思っていた。全く、処理するこちらの身にもなってほしい物だ。 こういった大口の客が入ることは、時折あることだった。やつらは心行くまで遊び、挙句の果てにそのまま放置してくる。 しかも、こういったやつらに限って後始末が大変なのだ。何匹も殺されると、それを把握するだけでも手間だというのに。 そうこう思案しているうちに、客を案内する部屋に辿り着いた。一暴れして少しは落ち着いたのか、男は晴れやかな笑顔でボーイにチップを渡した。 どうもありがとうございます、とおざなりに挨拶して、ボーイは仕事に戻った。 あの部屋を掃除しなくては。多分散らかっているであろう、血と糞尿と臓物とを……。 男はやはり三日月形の口を保ったまま、部屋に入っていった。同じような間取りだ。入り口の左にはバスルーム、奥には広いリビング。 そして、ドアを隔てて寝室。そこにお目当てのポケモンは繋がれているはずだ。男は大きく深呼吸をして、心臓を押さえた。やはり脈拍は速い。 駄目だ、落ち着け。今度はゆっくり、もっとちゃんと楽しむんだから。 男は残忍な心を少しだけ抑止すると、部屋のドアを潜った。 広々としたベッドに、やはり傷ついたポケモンが首輪で繋がれている。 その首輪の力のため、本来の力は発揮できないようで、ギャロップが鬣の炎を弱めてぐったりと横たわっていた。 男が入ってきたのに気がついたのか、そちらを見据えた。鋭い眼光で、睨みつけてくる。 「貴様ら……俺にこんな真似して、ただで済むと思うなよっ!」 例のごとく、機械の合成音が部屋に響いた。精悍名な男の声、という雰囲気だった。ぶるるっとわななき、威嚇する。 顔には殺意がありありと浮かんでいた。 「これは楽しくなりそうだな」 やはり、わくわくという表現がぴったりくるような声色で、男は呟いた。そのおかしなようすに、ギャロップは少したじろぐ。 独特の不気味な雰囲気が、男を包んでいた。こいつは危ないと、本能で感じ取ったようだった。 何とか横たわった体を起こし、警戒の色を見せた。そうそう、こういう生きのいい獲物でなくちゃ。 そうでなくてはつまらない。男は荷物をどんっと乱暴に落とすと、どこから手をつけようかと思案した。 「じゃあ、手始めにこれにしよう」 「寄ってきてみろ。突き殺してやる……」 体力もそう残っていないのだろう、足がぐらついている。それにも関わらず、食って掛かってくる根性に驚嘆した。 しかし、やることは決まっているのだ。どうせ力も封じられていることだし。 ゆっくりとした足取りで歩み寄った男は、角をこちらへ向けてくるギャロップを片手で叩いた。それだけで跳ね飛ばされるように、壁に叩きつけられた。 「ぐぁあっ!」 そして、地べたに倒れ伏せる。流石に強力な抑止力だ。こいつは都合がいい。 馬乗りになり、あっという間にギャロップを制圧した男は、ポケットに手を忍び込ませると、一本のボトルのようなものを取り出した。 異様な粘着性のある中の液体を、ギャロップの臀部に垂らす。その冷たさに、奇妙な声が響いた。 「ひぁっ!? やめっ! なんだっ!?」 ギャロップは状況を把握するので精一杯だ。いきなり冷たいものを掛けられた、というだけで、他の事は何も分からない。 男が影になって、自分の後ろ足もまともに見えないのだから。 「まぁ、ゆっくり楽しませてもらうよ。そのために大枚はたいて来てるんだからね」 ゆっくりと、そのローションを馴染ませる。普段は長い尾で隠されているその部分を見られていると思うだけで、異常なほど羞恥心が煽られる。 「貴様っ! 俺を愚弄する気かっ! 許さんぞっ!」 ギャロップはばたん、ばたんと足を必死に動かし、立ち上がろうとする。しかし、馬乗りになられている上に、本来の力の半分も出せないのだ。 当然大した抵抗にもならなかった。そんな些細な邪魔など気にしないというように、男はギャロップの秘所に指を伸ばした。 「ぎっ!? ぎゃあっ!? やめろっ! がぁあっ!」 ぐちゅりと指を埋め込む。炎ポケモンだけあって、やや熱い。それも、気にならない程度のことではあるが。 男は乱暴に指を抜き差しし、どんどん指を増やしていった。ギャロップは気持ちの悪い圧迫感に耐え切れず、体を跳ねさせて抗議するが、止めてくれるわけもない。 ぶるる、ひひんというギャロップ本来の声が空しく木霊するだけである。男はやがて、それもうっとおしくなったのか、腹に一発重い一撃を繰り出した。 固めた拳を、一気に振り下ろす。 「ぐぇえっ!?」 ギャロップがげぼっと嘔吐した。ぴくりぴくりと痙攣している。いけない、これでは前回の二の舞になってしまう。 もっとゆっくり、丁寧に遊ぶのだ。男はそう思い直して、ギャロップの背から立ち上がった。 「じゃあ、行くかな」 かちゃかちゃとベルトを外す音がした。何をされるのか、うすうす感ずいたのだろうか。 その音にギャロップは床を這いずってでも逃げ出そうとしたが、男は尻尾を踏みつけてそれを阻止する。 痛みに、ギャロップが再び戦慄いた。 「ひぃっ! やめろっ! いやだぁっ!」 恐怖が顔面に張り付いたような顔でこちらを振り向く。やはり、男の口は三日月だった。真っ赤な舌の覗く、奇妙な三日月。 男は床に腰を落とすと、躊躇なく自分自身をその穴に押し込んだ。 「い、ぎゃあああああっ!」 ギャロップは喉が張り裂けんばかりに叫んだ。でも、誰も答えてはくれない。ただ、男が興奮して律動を始めただけだった。 腸を引っ張り出されるような感触に、ギャロップは涙し、嘔吐した。 「おぇっ! 助け……ぐぇっ!」 それでも男は息を切らせて、自分の快楽を貪るだけだ。ギャロップの痛みは、むしろ甘露のように男には魅力的なものだった。 もっともっと痛くしようと、より激しく、より強く腰を打ち付ける。 「ぎゃあっ! ぎぃっ! あがああっ!?」 数分もその状態が続いただろうか。ようやく男が達したとき、ギャロップは白目を剥いていた。 がくがくと体を震わせ、その巨大な一物からだらしなく失禁している。辛そうな、醜悪な顔つきだった。 美しい炎のような鬣は乱れ、尻尾は力なく垂れ下がっている。男はそれを見て、さしあたって満足感を覚えたのだった。 またぐったりとさせてしまったので、少し刺激をくれてやることにした。降ろしたズボンの腰あたりをまさぐって、一個のボールを取り出す。 それを放ると、光に包まれて一匹のポケモンが現れた。愛らしい、小さなポケモン。ピカチュウだ。 でも、ちゃんと言うことを聞くように「調教」してある。 「ちょっと、そいつを起こしてやってくれないかな?」 ピカっと可愛く返事をすると、横たわったギャロップに歩み寄った。そして、尿で汚れるのも厭わずに一物を掴む。 そして、頬の電気から軽い電気を放電した。 「ぎ、あがぁああああああああっ!?」 ギャロップが飛び起きた。痺れが伝わったのか、ぷるぷると足先まで麻痺しているようだった。 今度は通電でも嘔吐をする。その内、胃の中には何もなくなってしまうのではないだろうか。 「おぇ……げぼっ! 助け……もう、やめてくれ……」 ぜぇぜぇと荒い呼吸をしながら、ギャロップは救いを求めた。もうそろそろ、学習してもいいものではないのだろうか。 自分の運命というものを。 「よし、ピカチュウ次はこっちだ」 ピカチュウは無言でギャロップの後ろに回った。未だに動けないギャロップが、心配そうなに目だけを動かす。 うわごとのようにずっと、助けて、やめろと繰り返していた。 「駄目だよ、もっともっと良い声で鳴いてもらわないと、俺が楽しくない」 ピカチュウに目をやると、その小さな腕を精液で汚れた秘所に押し込んだ。小さいとはいえ、自分の一物よりは流石に大きい。 ギャロップは目を剥いて、痛みを訴えた。 「ぎぃいいいいっ!」 もはや言葉を話せるというのも意味を持たない。どうせ自分を楽しませるだけの、情けなく悲壮な声をあげることにしか役に立たないのだから。 ピカチュウの腕を赤い鮮血が伝い始め、ピカチュウがこちらを見つめていることに気がついたので、指でゴーサインを出した。 瞬間、腕の先から電流が流れ、肛門の奥へと電流が伝っていく。バチリという爆ぜるような音が部屋に響きわたった。 ギャロップは声もなく、顔から涙とも鼻水ともつかないものを零すばかりだった。その長大な一物からは、どろどろと絶え間なく精液が溢れ出している。 後から後から湧いてくる、べたべたの白濁。カーペットには、尿の上から白い液体が上塗りされた図が出来上がっていた。 「やはり家畜には家畜らしい搾り取り方が似合うな」 一人でうんうんと頷いている。男が止めろというまで、ピカチュウは放電をやめようとはしないのだから、それは酷く残酷な刑だった。 咎なき虜囚に拷問を受けさせるのは、全く楽しくてならない。ばたん、ばたんと痙攣を繰り返していたギャロップだったが、すぐに玉切れとなった。 精液を出し尽くしたのだ。その時点でピカチュウに指示し、通電を止めた。もはやギャロップは虫の息だった。 怯えた目で男を見つめるだけで、体のどこも動かせない。あとは死刑宣告を待つだけ。そんな状態になっていた。 「死にたいか?」 ギャロップの瞳孔が収縮する。恐怖の表れだった。本当に、虐めるというのは面白いものだ。 圧倒的な征服、支配、隷属。嗚呼、楽しい。楽しい。楽しい! 「じゃあ、次は何しようか?」 ぐったりとしたギャロップは、予想外に軽かった。胃の内包物を吐き出しただけで、これだけ軽くなるとは思えないのだが、食事もまともに与えられていなかったのだろうか。 ずるずるとギャロップを引きずりながら、男はそう思った。もはや綺麗だった毛並みも、雑巾のように扱われている。 ほこりやゲロに塗れて、すっかり汚れてしまった。そろそろ駄目になってしまうだろうか? 手加減をしらない男はそれだけが気がかりだった。 木馬。木で作られたそれは、座るはずの頂点が三角形になっている。四本の足で支えられており、その上に人を乗せるのが本来の使い方だが……。 男は、再びモンスターボールを取り出し、ポケモンを出した。ゴーリキーだ。そのポケモンに指示して、三角木馬にギャロップを跨らせ、前足は無理やり天井から吊るし上げた。 ごきりという嫌な音がしたが、それが脱臼だということを男は知らない。 「う……うぅ……おぇ……」 もう意識もないギャロップは、時々嗚咽のような声で呻いた。涙と鼻水で、それはそれは笑える顔だった。 これからが本番だ。うまく反応してくれれば良いのだが。男は腕を縛る滑車を下ろして、体重を股の間に一気に乗せさせた。 「いたっ、ぐぎゃぁあああああああああっ!?」 痛い。それはそうだろう。普段は四足で歩いているポケモンが、無理やりに臀部に全体重を乗せさせたのだ。 不自然な重さが、三角形の頂点一点で支えられる。さて、どれほど痛いものか。そんなこと男は知らない。楽しければそれで良かった。 ギャロップは叫びすぎて枯れた声で、それでもまだ助けを求めた。無駄だと分かっていても、すがる相手は一人しかいないからだ。 「お願い…しま……たす……許し……」 喉が枯れているせいと、苦痛が絶えず襲ってくるせいで、声は途切れ途切れだった。息も荒く、ひゅーひゅーという何とか搾り出している音になった。 これはコラッタの時と同じだ。もうそろそろ駄目になってしまうかもしれないと、男は悟る。三角の傾斜を伝って、先ほどの秘所からの血が再び滴り落ちた。 それを指で掬いとると、そのまま舐めとった。ギャロップが驚愕に目を見開いた。それは恐ろしいだろう。自分の血を舐める男。 それこそが目的だったのではないかと、ギャロップは錯覚してしまう。それが行き着くところは、自分の死だ。 「お願いっ!……ごめ……なさ……」 何とか、最後の力を振り絞って、謝った。自分が悪いわけではない。そんなことは分かりきっている。 でも、一縷の望みは男に許してもらうことなのだ。もしそれが叶わなければ……。 「助け……いやだ……」 もう、嗚咽も嘔吐も出来ない。それすら出来ない。体力が限界だから。ひゅーひゅーと、木枯らしのような寂しげな呼吸音と懇願が、部屋の静寂を唯一破るものだった。 「少し、そこでゆっくりしててよ。これ、結構美味しいよ?」 ペロリ、と再び血を舐めとる。鉄の錆びたような味が、口内に広がった。どんな高級な蜂蜜より、それこそが男の至福だった。 がくがくと、足で木馬を挟み込んで、少しでも痛みを和らげようとするギャロップに、男はこんどは何をしてあげようかと、指を舐めながら考えた。 そうだ、蝋燭でもくれてあげれば回復するんだろうか。そんなわけないのに、男はそう思った。つくづく頭がおかしいが、ここはそういう人種が来る吹き溜まりみたいな場所だったのだ。 男は荷物の中から、大きな蝋燭を取り出す。低温蝋燭なんかじゃない。むしろ、高温でないと溶けにくい蝋燭だった。 それにライターで火をつけ、蝋が溶け出したころにギャロップのところへ持っていく。木馬に繋がれたままのギャロップは、霞んだ目でそれを捉えた。 もはや何か口を聞けるような状態ではなかった。 「ほら、これはどうかな?」 男が、足に蝋を垂らす。赤い蝋がギャロップの足にこべりついた。その熱に少しだけ顔を歪める。というより、少ししか反応できないのだが。 炎ポケモンであるとはいえ、高温であれば多少はダメージを受けるのだ。男はその表情をどう受け取ったのか、次々にギャロップの白い毛皮を赤く染めていった。 様々な汚れの上から、赤い蝋が塗装のように降りかかり、そして固まっていく。 巨大な蝋燭一本で、足全体を覆うまでに付着した。 「そうだ、蝋人形ってどうだろ? 牢の中に閉じ込めるんだ。面白そうじゃないか?」 男はギャロップに提案した。それは非常な提案である。生きたまま蝋人形にされるというのは、窒息死しろというのと同義だ。 ここまで苦しんで、もがいてきた己を、なお嬲ろうという提案にしかギャロップには聞こえない。 「そうだ、こことかでも良いかな?」 一頻り怖がらせた挙句、次に男は力なく垂れ下がった一物に注目した。ここはまだあんまり虐めていない。もう 少し、反応してくれるかもしれない。 もはや目的も手段も錯乱している。まさに異常な空間としか言えない。その囚われ人たるギャロップは、一物を握られて苦しそうに鳴いた。 「ひぃ……」 弱弱しい、蚊の鳴くような声だった。もう嫌だ、誰か助けて。そういう言葉を出すことさえ出来ない。息を切らして、ただ何とか生き延びているのだ。 「じゃ、待ってろ」 男は蝋を再び持ち出すと、それに目の前で火を着けた。すぐに蝋燭が溶け出し、床にぽたぽたと軌跡を残す。 もう一方の手で力のない男根を掴み上げた男は、その小さく開いた穴を狙って、巧妙に蝋を垂らした。 その間、ギャロップに出来たのは、凝視することだけだった。 「ぎゃ……」 また弱弱しく、ギャロップが鳴いた。力も尽きたギャロップには、どれだけの苦痛であろうと、声を出すことさえままならない。 枯れたと思った涙が、再び頬を伝った。男は些細な反応にも気をよくするようになっていた。再び尿道を目掛けて、巧みに蝋を落としていく。 その度に、楽器でも演奏しているかのように、か細い悲鳴がギャロップから漏れた。そうだ、今は吊られているが、次は穴にも垂らそうかな。 もっと鳴いてくれるかもしれない。そうだ、そうしよう。きっと面白い。男がそう発案したとき、すでにギャロップは意識を飛ばしていた。 またか、と男は思った。そろそろこの玩具も駄目かもしれない。くたばってしまうなら、この間のコラッタのように華々しく散ってほしいものだが。 とりあえず、ゴーリキーに降ろすように指示して、男は汗で塗れた体を流すことにした。大きなバスタブにお湯を張り、その間にシャワーで体を洗う。 先ほど頑張って動いたせいか、汗臭かった。ざっと体を洗って、さて風呂に入ろうとした時に、男の頭に名案が浮かぶ。 「水……かぁ。うん、面白いかもな」 男は慌ててバスルームを後にすると、まともに体も拭わずにギャロップの元へと向かった。そして、ゴーリキーに別の指示を出すと、一足先に洗面所に戻り、バスローブを身に纏う。 これで準備は万端だった。ゴーリキーが抱えてきたギャロップは、色々な汚れで散々だった。改めてみると、壮観である。 これを全部自分がやったのだと思うと、男には言い知れない達成感のようなものが感じられた。 ギャロップは新たに、両足首を纏めて縛り上げられ、狩猟で捕らえられた獲物のようにされていた。 ゴーリキーに指示を出して、バスタブに背中からギャロップを突き落とす。 「ごぼ……げぼっ!」 すると、最後のいたちっ屁とでも言うべき動きを見せた。呼吸困難になったギャロップは、バスタブの水面をばちゃばちゃと跳ねさせ、必死に空気を求めた。 しかし、足が動かないのでは、水中でくるくると回転するしかない。その足掻きも、無駄でしかないのだ。 「ごぼぉっ! げぼっ! ぼごっ! ……」 水中でギャロップが沈黙したのを見計らって、ゴーリキーに足の縄を上げさせる。中吊りにされたギャロップが、苦しそうに咳き込んでいた。 再び弱弱しく首を振って、拒否の意を示す。男はその生きよう生きようともがくギャロップを見て、嬉しそうに微笑んでいた。 例の、三日月で。 「落とせ」 男の鶴の一声で、再びバスタブが激しく波立った。今度は泡が立ち上るばかりで、ギャロップはもがきもしない。 もう死にたい。いっそ一思いに。それがギャロップの願いになりつつあった。しかし、そう簡単に男が許してくれるわけもなかった。 意識が飛ぶという瞬間に、再度中吊りに持ち上げられ、呼吸する猶予を与えられる。 「ごぼぇ……おぇ……」 水が、ギャロップの口から零れだした。死にたい、というように、口をぱくぱく動かしていた。男は何を感じたのか、冷たい笑顔で一言言い放つ。 「甘い。今度はあと十秒長くしよう」 ぼちゃんと再び突き落とされる。徐々に徐々に、ギャロップが沈んでいる時間は長くなっていった。 水面を通して見た男の顔は、ずっと笑いっぱなしだった。男は満足している。もうそろそろ十分だな。こいつは。もっと苦しみもがいてくれないと、飽きちゃうな。 そんな風に思っている。冷酷な、自己利益のみを追求した野望の塊のような人間だった。 「あ、ちょっと長すぎた。あげて」 ギャロップが吊り上げられる。口の端から水を吐き出しながら、だらんと首を重力に任せていた。 生きているのか、死んでいるのかすらよく分からない。男が口元に手を翳すと、かろうじて空気の流れが伝わったので、水攻めを切り上げて次の遊びに移ることにした。 ギャロップはがくん、と頭を垂れてしまった。生きているようだが、放っておいても死ぬだろう。 そう思ったら、急に興味が失せてしまった。何だか酷く、無駄なことをしたような喪失感がある。もっとゆっくりじっくりだったはずなのに。 この虚しさは何でだろう。男はカタログを片手に、思慮を巡らせていた。カタログを流し読みしていると、一点で目が止まった。 大型のドラゴンポケモン。こんなものもあったのかと、男は驚いた。こういうポケモンだったら、もっとしぶとく生き残ってくれるかもしれない。 泣き喚き、叫び、慄いてくれるかもしれない。そう思ったら、矢も盾も溜まらず、男は受話器に手を伸ばしていた。 「はい、こちらフロントですが」 「交換したいんだがね。この、リザードンに」 ボーイはコラッタの始末を既に終えていた。散々だった。異臭、触感、見た目。全てが最悪と言える。あの客は、俺個人としては嫌いだ。 そう思っていた。ようやくフロントで一息ついたと思ったら、すぐに電話がなった。あの嫌な客だった。 曰く、交換したいらしい。全くいい身分だ。確かに金はうなるほど持ってきていたが。そういうことは声色には出さず、いつものポーカーフェイスを作り上げ、再び客室へと歩みだした。 男の部屋の入り口。バスルームの前に、死にそうなギャロップが横たわっていた。男に聞こえないよう、そっと溜息を漏らす。 そして、すぐに気持ちを切り替えて、次の客間へと案内した。 「ご指名は、リザードンでよろしいですね?」 「ああ、頼むよ」 男は脇にトランクを抱えて、早々に準備を終えていた。足拭きのようにギャロップを踏みつけて、男は部屋を後にした。 ボーイはそれを目の端で捕らえて、再び溜息をつきたくなった。 「ところで、カタログはきちんとお読みになりました?」 「ん? いや、写真で気に入ったポケモンを選んでるだけだが」 男は明らかに上機嫌になっている。その反対に、ボーイは不機嫌になっていた。 それは、散々好き勝手やられれば勘にも触るというものだ。その隙間に生じた、ちょっとした悪戯心でボーイは次のポケモンのことを話した。 「このポケモンは変わり者でしてね。一回生還して以来、極度のマゾヒストになってしまったんですよ」 「ほぉ、それは面白い」 意地悪のつもりだったのが、男が喜んでボーイはますます苛立った。この男は、全く分からない。 ボーイはポケモンを傷つけること自体は嫌いではないが、あそこまでやっている神経が理解できなかった。そういった意味で、ボーイと男とは一線を画していた。 男を案内しながら、ボーイはこの異常者に虐め殺されるのではないかという妄念を抱く。それも無理からぬことではあったのだが。 「こちらでございます」 「うん、分かった。では、これがチップだ」 男は景気良く再びチップを手渡した。それは、迷惑を掛けているということが分かっていたからだ。男の正常と異常の境界は本人さえも分からぬところにあった。 づかづかと部屋に押し入り、当然のように寝室に入っていく。ベッドには一匹のリザードンが居た。起き上がり、こちらを見つめている。 その目は、ここに来て始めて見る熱っぽい視線だった。何処となく、嬉しそうでさえある。 「う、来るなよっ! その、俺は……」 機械の合成音は、少し年のいった男の声とも、青年ともつかない低めの声だった。しかし、良く出来ているものだ。 ポケモンのイメージに合った声を、的確に選んでいる。リザードンはというと、変にもじもじしている。言葉の上では拒否しているようだったが、どうも態度がおかしい。 まぁ、男はポケモンが嬲れればそれでいいので、全く問題ではないのだが。男は荷物を降ろして、リザードンに歩み寄った。 「精一杯泣き叫んでもらうよ? それが俺の唯一の楽しみなんだ」 その顔に喜色が浮かんだように見えたのは、男の気のせいだったのだろうか。 今度はちょっと趣向を変えてみよう。痛みに泣き叫ぶ姿もなかなかだが、羞恥や快楽に溺れる姿もまた一興だ。 そう思って、ホテルの備え付けの荷物の中から二つ、ものを取り出した。片方は大型のオムツ。もう一方は浣腸である。 それを見て、リザードンの頬に紅が差した。でも、やはり何処となく嬉しそうに見える。やっぱり変なリザードンだ。 「お、俺に何する気なんだよ……」 分かっているのではないのか? 男は疑問に思ったが、表情には出さなかった。男が進めば、リザードンは後ろに下がった。 ベッドの端で動けなくなるリザードンに、ゆっくりと男が近づいてゆく。よくよく見てみると、大きな翼の片方がない。 生還した、と言っていたからな。多分、前回の相手に引きちぎられたか何かしたんだろう。そう納得して、リザードンに歩み寄った。 「ほら、両足抱えろ。さもないと、痛い目みるぞ?」 そう言ってみれば、リザードンは思案顔をしたが、すぐに大人しく従った。少し鼻白んでしまう。もっと抵抗してくれてもいいのに。 男は袋から浣腸を取り出して、一気に突き刺した。 「いぁっ……ふぁぁ……」 リザードンが甘い声をあげる。何だろう、こいつはやっぱり、経験があるのではないだろうか。男は黙々と作業を進めながらも、色々と考えを巡らせていく。 大型の注射器のような、浣腸。その中身が全て押し込まれ、オムツを履かせる。リザードンはやっぱり様子がおかしかった。 「いた……腹が痛てぇよ……トイレ……これ、外して……」 首に繋がれた鎖を示して、リザードンはすがってくる。変なやつだ。そんなこと、許すと思っているのだろうか。 「駄目だ。そこで出せばいいじゃないか」 「やだぁ……」 リザードンはやけに擦り寄ってきて、猫なで声でお願いしてくる。男はもう、このおかしな態度は気にしないことにした。 ふんとその要請を鼻で笑うと、リザードンの腹に軽く手のひらを当て、ぐっと押す。 「ああああああぁああっ!?」 「ん? 出たか?」 リザードンは脂汗をかいて、それに耐え切った。はぁはぁと苦しげに息を漏らし、切なげにこちらを見つめてきた。 瞳は軽く潤んでいる。腹がぐるぐると音を立てた。 「おねが……痛い……も……無理……」 ひぃひぃ言いながら、男に再びすがってくる。また腹を圧迫されるとは考えないのだろうか。ここまで甘えてこられると、返って虐めたくなるものだ。 「駄目だと言っているだろう。さっさと出せ」 「いや……恥ずかし……」 「出せ、と言っているだろうが」 再び、手のひらをぐっと押し込んだ。柔らかい腹部の鱗に、手が沈んでいく。 リザードンは唸りを上げて、脱糞した。 「ぐぁあああああああっ!?」 「うわ、臭いな。何食ったらこんな匂いになるんだ? 糞蜥蜴め」 ドラゴンを蜥蜴と表現し、罵ってみる。リザードンは潤んだ目から、涙を零して喜んだ。 「あ……ごめんなさ……」 「はんっ、変態蜥蜴は糞を漏らして喜ぶのかよ。どうしようもない屑だな」 「違……俺は……違う……」 リザードンはぼそぼそと恥ずかしげに抗議していた。オムツがむずむずするのか、腰がくねくねと落ち着きなく動かしている。 炎が灯った尻尾もまた、ゆらゆらと絶え間なく動いていた。 「自分で片付けろよ。糞蜥蜴」 「う……はい、ご主人様……分かりました……」 こちらに背を向けると、べりべりとオムツを剥がしていった。情けなくティッシュで尻を拭い、それが終わると俯いてこちらに向き直った。 次は何をしてくれるのかと、期待しているように思えた。こういうのも、ありかな。男は再認識し、次の段階に進むことにした。 恥ずかしげに俯くリザードンを跳ね飛ばした。いきなりの展開に、リザードンはごろんと転がった。首だけを曲げて、こちらを見上げる。 男はベッドに立ち上がり、ベルトを外した。それを待ちわびていたかのように、リザードンは目を輝かせる。 「ほら、両足上げろよ。欲しくないのか?」 「あ……俺は……そのぉ……ほ、欲しい……」 途切れ途切れに、何とか言葉を紡ぐ。そして、両足を両手で抱え込んだ。大きく開いた足の間から覗く大きな一物は、既に先走りさえ流している。 やっぱりこいつは真性の変態のようだ。それならそれなりの扱いというものがある。男はにやりと笑って、もう一つ命令した。 「おいおい、挿れにくいだろが。もっと足を上げろよ」 「え……? こ、こうですか……?」 おろおろと、出来る限り尻を持ち上げた。話の展開についていけていないらしい。男は少し、手伝ってやることにした。 両足を掴み上げ、一気に頭の方へと持っていく。長い口に、そのチンポが近づいていった。リザードンは困り顔で、こちらの様子を窺っている。 「ほら、好きなんだろ? 咥えろ」 「でも、そんな……俺、自分のは……」 「じゃあ要らないのか? なら構わないぞ。俺は他にもしたいことがあるしなぁ」 そう言ってやれば、リザードンは長い首を持ち上げて慌てて自分自身を咥えた。べちゃべちゃと、透明な液体が溢れる一物は、さぞかし美味いことだろう。 男はもう一度その痴態を鼻で笑うと、容赦なく穴へと腰を寄せた。 「んっ!? ふぅうんっ!?」 嬉しそうにリザードンが声をあげる。口の中の一物が邪魔で、くぐもった声だった。ドロドロと口の端から零れだす先走りが、そこはかとなく卑猥だ。 男は興奮して、一気に腰を加速させた。 「んっ! ぐぅっ! ふぅぁっ! あうっ!」 奥まで抉るごとに、リザードンは声をあげた。よっぽど好きものらしい。全く面白いリザードンだ。こうなったら、もっと虐めてやったほうがこいつの為でもあるだろう。 男は言葉を選んで、リザードンを貶してやる。 「おいおい、緩いぞ? どれだけ下の口で咥えてるんだよ? 変態蜥蜴め」 「うぅんっ!? んーっ!」 一物が口から逸れないように、少しだけ首を振ってイヤイヤをした。何が嫌だというのだ。こんなに喜んでいるというのに。 リザードンの後ろの穴は、ぐちゃぐちゃで柔らかく、その変態性を余すことなく男に伝えていた。 「こんなにドロドロのケツマンはそうそうないと思うがな?」 「あっ! がぁっ! ふぃっ!」 もう、虐めている余裕も無くなってきた。ぐちゃぐちゃのケツはなかなか締まりも良い。腸液が溢れてきて、暖かく、心地よかった。 リザードンの方もあまり余裕は無いようで、先走りで顔をべちょべちょに汚してよがるばかりだった。 「おらっ! 欲しいのか?」 「ふぁっ! くらはいっ! 種くらはいっ!」 全くちょうど良い玩具に出会ったもんだ。男は自分の幸運に感謝した。そして、奥まで突き入れると、ほぼ同時に達した。 リザードンの口には大量の精液が流れ込み、それを零すことなく全て自分で飲み込んだ。両足を離してやると、後ろの穴の淫らな汚れが光に反射した。 さて、と。まだまだ足りない。次はどうしてやろう。 そろそろ叫びが欲しい。こうやって虐めてやるのも面白いが、そろそろ苦痛や叫びのような刺激の強い甘味が恋しかった。だから、実行することにした。 リザードンがはぁはぁと息を切らせて余韻に浸っている間に、ズボンからモンスターボールを取り出す。そして、ゴーリキーを呼び出した。 リザードンは嬉しそうに、ゴーリキーを見つめた。そんなに甘いもんじゃないと思うがな。男はゴーリキーに、具体的な指示を出した。 「羽を引きちぎれ。毟り取るんだ」 一瞬、リザードンの顔が恐怖で引きつった。しかし抵抗することなく、びくびくと体を震わせて、殊勝にそこから動かないでいる。 良い心がけだった。覚悟は決めたのだろうが、痛みは強烈だ。ゴーリキーが片翼を掴んだとき、リザードンはけたたましい叫びで許しを請うた。 「ぎゃあぁあああっ!? やめ、許して……いた、痛い……痛いですぅ……」 先ほどとは色の違う涙を流して、リザードンはこちらを見つめる。許してくれるのは、男だけだと分かっているのだ。 その唯一無二の薄い羽がぐいぐいと引っ張られるたびに、痛ましく叫び、男を満足させた。男にとっては、これは超一流のクラシック演奏のようなものなのだから。 「がぁあああっ! 痛てぇっ! 痛てぇよぉっ! やめてくれっ! ひぎゃぁああああああっ!」 言葉遣いが、元通り荒っぽくなっている。先ほどの甘えた声とは違う、本当の声。そうだ、そうやってもっと俺を満足させないと、早く死ぬぞ? 「許してくださいっ! 痛いですっ! ご主人様っ!」 かと思えば、次には声色が変わった。許して、と丁寧に頼み込んでくる。どんな風に頼んでも、男は止めてはくれないのに。 必死にもがけばもがくほど、男は嬉しくなるのだから。その内、ぶちりぶちりと肉が剥がされる音がしはじめた。 喉が張り裂けそうな叫びが、より大きく、強くなって、男の耳を打つ。そうだ。もっと、もっと、もっと──! 「いぎゃあっぁあああああっ! ぐがあぁあああっ! ひ、がああああああっ!」 痛々しい音を立てて、剥がされていく羽。唯一ドラゴンである証を失えば、本当に地を這う蜥蜴になるのだ。そうなってしまえば、リザードンの尊厳など無いに等しい。 早くその姿になって、俺の前に跪け。男はやっぱり、いつも通りの三日月の笑顔だった。 ぶつん、と最後の切れ端が千切れた。ゴーリキーの手の中に、血だらけの翼が握られている。ゴーリキーの力が全力で注がれていたため、弱い骨が折れて、ひしゃげていた。 「ひ、あ……あああ……」 リザードンは茫然自失だった。痛みとショックで、涙を流している。そして失禁もしていた。じょぼじょぼと、先ほど白濁液を垂れ流した性器から、今度は黄色い液体がシーツに染み込んでいった。 「ゴーリキー。そいつを寄越せ」 主人に羽を手渡させると、男はゴーリキーを再び仕舞った。そして、引き千切った翼をリザードンに翳す。それをぼうっとした顔で、リザードンは泣きながら見つめた。 あ、あという言葉にならない呻きが、漏れ続けていた。 「食え」 「あ、あ……は……はい……わか、分かりました……」 予想外に、泣きながらもリザードンは食べた。痛みと恐怖に襲われつつも、ばりばりと小骨を強い牙によって砕いていく。 これには流石に驚く。聞いてはいたが、まさかここまで従順だと、気味が悪いほどだ。まぁ、結果から省みてよしとしよう。 リザードンの口には、緑色をした自分の皮膚が、ぺたりと張り付いていた。 「痛いか?」 「痛いです……も、許して……」 リザードンは泣いていた。泣きながら、それでも嬉しそうだった。全く理解できない。もしかしたら、自分も他の人間から見たらそうなのかもしれないと思って、少し男は苦笑した。 「じゃあ、次に行くか」 リザードンは泣き笑いでこっくりと頷いた。 痛みに呻くリザードンを見下ろす。ベッドにうつ伏せで倒れこんだリザードンは、こちらを注意しながらはぁはぁと息を荒くしていた。 痛みと疲労で、あまり動けない状態らしい。では、もっと可愛がってやらなくてはならない。ズボンに手を突っ込むと、幾つかのモンスターボールが出てきた。 丁度良い。これで虐め抜いてやろう。全てのモンスターボールを軽く放ると、同じポケモンが何匹も出てきた。全てがマンムーだ。 巨体はリザードンに勝るとも劣らない。成人男性並みのサイズ。その全てに、命令を下す。 「あのリザードンを、たっぷり可愛がってやってくれ」 びくんとリザードンが体を震わせた。恐ろしそうにマンムーを見る。痛む背中を庇う様に片手で抑えて、少し後ずさった。 しかし、マンムー達は本来の力を持っている。リザードンは軽く押さえ込まれてしまった。そして、その上下の口に野太い一物が押し付けられる。 「ご、ご主人様……待って……待ってください!」 「やれ」 一気にずぶりと押し込まれる。人間のそれとは比べ物にならないサイズの一物が、両方の穴を塞いだ。当然リザードンはえづき、腸を抉り出されるような痛みを感じるのだろう。 手が助けを求めるように空を彷徨った。 「おごぉっ!? ごほっ! がぁっ!」 それに、人間より身体能力の高いポケモンは律動が速い。ぐしゅぐしゅと卑猥な音が響き渡り、口の一物は涎と嘔吐物で汚されていった。 それでもマンムーは動きを止めない。まだまだ後ろもつかえているのだ。乱暴に、荒々しく、穴を使った。 その内、後ろのマンムーが達し、大量の精液が注ぎ込まれる。腹が軽く膨らむほどに出し切ると、すぐに別のマンムーと交代。 達したマンムーは、腸液と精液の混じった液体をリザードンに擦り付けた。そしてそれは、延々と続く苦痛。 「うぇっ! おぇえっ! ぎうぅっ!」 リザードンの涙は生理的なものか、喜びからか。鼻水も垂れ流しで、その液体もまたマンムーの一物を汚し、それがリザードンの口に飲み込まれていく。 吐き気も相当のものだろう。そして前のマンムーが達し、喉の奥に押し付けるようにして残滓を擦り付けた。交代の合間に、リザードンは助けを叫ぶ。 「ひぃっ! おねがっ! やめてっ! 許してぇっ!」 その口に、再び一物が押し付けられた。そして強引に飲み込ませる。また声を出せなくなったリザードンは、呼吸困難になりそうな状態だった。 腰が引かれた僅かの瞬間に呼吸をし、何とか意識を保っている。 「ふっ! おぇっ! はぁっ! ひぃっ!」 リザードンの目がこちらを見た。お願い、助けてと語っているようだった。その目を見て、狂宴へと男は近寄っていく。 リザードンの目を見据えて、こう言った。 「あと十匹。生き残れるかな?」 リザードンの瞳孔がきゅっと収縮した。 ~マンムーに犯された後のif~ 「止血だけはしてやるよ」 こんなに面白いポケモンをあっさり殺してしまうのは、やはり勿体無い。男はそう考え、簡単な応急処置を施した。医学など全く知らないが、ないよりは良いはずだ。 リザードンは痛みに呻きながらも、抵抗はしなかった。軽く縫合を済ませると、リザードンが柔らかい笑顔でこう言った。 「その……あ、ありがとうございます……」 おかしな話だ。俺がやったというのに、その処置でお礼を言われるなんて筋違いだ。どうせ、これからもっと酷い目にあってもらうというのに。 男は軽く笑って流すと、ズボンから新たにモンスターボールを探り出した。モンスターボールをぽんと放る。 ゆっくりとした放物線を描いて地面に落ちると、光に包まれてリザードが現れた。幸い、手持ちにこのポケモンがあったのだ。やはり今日は幸運かもしれない。 「リザード、行け。お前の好きなようにしていいぞ」 リザードンのかっと見開かれた目が、その心情を表していた。リザードは、力の封じられたリザードンをあっさりと制圧し、一回り小さな一物を後ろの穴へと挿入する。 リザードンが悩ましげに唸った。 「あぁっ! うぁ……」 「進化前のポケモンにも負けるような蜥蜴は、こうしてオナホールでもやってて正解じゃないか?」 意地悪に嬲りながら、男はリザードンの首筋を撫でた。ふるり、と気持ちよさげに震える。しかし、その表情には羞恥もしっかりと浮かんでおり、男が大好きないたぶりがいのあるそれだった。 ぐちゅり、ぐちゅりと男の精液が残っている穴を、リザードは掻き混ぜる。一物が男より幾分小さいので、動くごとに穴から精液が流れ出るのだ。 それは男にとって、絶景と言うほか無い。 「見ろよ、びちゃびちゃに精液が溢れてるぜ? やっぱオナホだな」 「違う……お、俺は……ドラゴンで……」 「その羽ももう無い。お前はここで、生きたオナホールとして腐っていくんだよ」 リザードンの口元が、やけに嬉しそうだった。そうありたい、というようにも見える。この歪んだ状況下で発露した、異常な快楽への執着なのだ。 そう男は結論付けた。その間にもリザードは穴を抉り、快楽を貪る。リザードンはやはり、男の時と同じく律動ごとに甘い声で鳴いた。 「あっ! ふぁっ! ふぁんっ!」 「変態蜥蜴め。そうして一生誰かの下でよがってるんだな」 「いあ……ぁあっ! ご、ご主人様のぉっ! ペットにぃっ! してっ!」 その発言は、ある意味で男にとって魅力的なものだ。こんなイカレた奴隷の一匹を飼うくらい、男には容易い。 しかも、壊れないように使えば相当楽しめる。もし壊してしまいたい欲求に駆られたら、ここに来てまた血みどろの惨劇を繰り広げればいいのだし。そう考えて、男はリザードンに言った。 「考えてやってもいいが……その前に、やることがあるだろう?」 「ひんっ! あぁっ! わかっ! りましたぁっ!」 後ろの穴にぐっと力を込めたのだろうか、リザードが苦しげに顔を歪めた。そろそろ限界だろうか。リザードもスパートをかけ、腰を早めていく。 「ひぁっ! あうっ! がぁんっ!」 こちらも限界のようで、一物がびくんびくんと激しく動いている。やはり、よっぽどの変態だ。何発も出せるのだな。 男が優しく男根に触れると、リザードンはびくびく痙攣して喜んだ。そして、達する。 「あっ! ふぁああああああっ!?」 それで後ろも締まったか、リザードも腰を深く突き入れると、それで動かなくなった。二匹してぜぇぜぇと息を整えている。 面白い。こいつなら、飼ってやっても良い。 「いいぞ、俺についてきたことを後悔させてやる」 リザードンに空のモンスターボールを見せると、嬉しそうに笑った。
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【GM】2d6 【GM】no_marcy - 2D6 = [6,5] = 11 【GM】準備ができたらネームだとかをよろしくです 【メリア】「一時の過ちだったとはいえ、モンスターの精液を懇願していただなんて…こんなの知れたらもう戻れませんわ…!」 【メリア】「それにあそこも…ガバガバにはならなかったもののすっかり広がってしまったし……それにそれに」 【メリア】「何だか最近体調も優れませんわ。何だか、男の人を見るとすごく…って、ななななにをわたくしはっ!?」 http //www.grifis.net/trpg/wiki/wiki.cgi/15thmoon/HC?page=%A5%E9%A5%BA%A5%E1%A5%EA%A5%A2%A1%A6%A5%B7%A5%E5%A5%F4%A5%A1%A5%A4%A5%C4%A5%A1%A1%BC 【GM】どうも、それでははじまりです 【GM】 【GM】†HeroineCrisisTRPG† 【GM】―ランドリューフ戦記― 【GM】 【GM】【報復の刃】 【GM】 【GM】■とある街 【GM】メイデンとして初の敗北を喫したメリアは冒険者に救われ、療養の日々を送っていた。 【GM】もっともはじめての異形の交合と苛烈な凌辱の傷もさることながら、その実は教え込まれた恥辱と、消えない淫熱を解消しようもなく悶々として・・それに耐えるのがメイデンの治療と言えば言えるのだが。 【GM】ともあれそういうわけで、ふたたび旅に出るのもままならず、施療院で傷の癒えるのを待つ退屈な日々を送っているのです。▼ 【メリア】「……はぁ、ここにいるとこのまま腐りそうですわね。少なくとも魔物とは縁のない場所ですけどね」窓越しにぼーっと外を眺め、ふと呟く。やられた事のショックもあるがそれ以上に魔族の強さ、そして自身の迂闊さを思い知らされたからか…ただただ退屈で禁欲的な時間がそこには流れていた 【GM】はい、かつてならそんな日々も苦になりませんでしたが今の君には・・ 【GM】肌を覆うただの下着や服が擦れるだけでもてあますありさまです。 【メリア】「……って、だめだめ、最近なんかおかしいですわね。やられたショックが大きいのかしら」ふと帝都であったジョブズを思い出し、その情事を妄想しては顔が真っ赤になる。こんなことはよくある話で最近は肌着や洋服の擦れですらも快感に感じてしまう始末 【メリア】「こんな事ではメイデンどころじゃありませんわね………ぬ、脱ぐことは…」どぎまぎと施療院で借りている服の胸元をつかんでみる 終始胸の高まりが止まらない。この苛立ちを抑えるには、やはり肌を晒す事が一番なのだろうか。そんなことすらメリアの頭の中で思えてくる 【GM】ではそんなところでノックの音がして。人の気配がすると・・ 【GM】君の身体は敏感に、その・・視線、を文字通り肌で感じます。 【メリア】「……そうね、暑いからとい、いぃっ!? は、はぁぃ?」驚きのあまりビクっと身を震わせ、その視線の主に問いかける 【GM】「お加減はどうでしょう、魔法使いのかた」しわがれた声の老人が声をかけてくる。だがそれより君には彼の・・枯れているとはいえ男の、視線、が女である自分を見ている事実が・・ 【GM】そうだ、肌を晒すだけでは足りないのだ・・と己の性癖を再確認させていく 【メリア】「えぇ、気分は良くてよ。 できれば女の方の方がその…好都合でしたけど」たとえそれが老人だろうと男が目に入ると胸が高まってくる。襲いかかるまではいかないものの、これはこれで非常に厄介事であった。せめて気概だけでも、さとられないようにしなければ… 【GM】「これは失礼、ですが少々取り急ぎの用事がありまして・・」と禿げあがった頭を撫でて君をじっと見る 【メリア】「そっ、そうまじまじと見つめられても…それでっ、用ってなんですの?」じっと見つめられると思わず目を老人の視線から外し 【GM】「はい、実は・・申し訳ありませんが」町を出ていってもらおうと思いまして、とやんわりと告げる老人の眼は笑っていない 【メリア】「…解りましたわ。でも、事情ぐらいはお教えしたってよくありませんこと?どうしてもと言うことでしたら無理強いしませんが…」笑ってない目を見て、これは本心から思ってることだろうと察する…が、あまりに突飛ゆえにメリアでさえ事情を勘ぐりたくもなる 【GM】「ああ、それはあちらを見てくださると・・」そう言うと窓を覆っていたカーテンを開けて。そこには・・ 【GM】煙を上げて街に近づいてくる、怪物の軍勢がいた。まっすぐにこちらに近づいているように見えるのは気のせいだろうか。 【GM】住民はすでにある程度避難しているようだが、それでも小さな街は戦場のようなありさまだ 【GM】「・・おわかりでしょうか。あなたさまが来られてから魔物が街の近くをうろつきはじめて、ついにはこのようなことに。連中はどうも、魔術師の女を探している・・と知らせてくださった冒険者の方が」 【GM】ラズメリアが知る由もないが以前君が敵対した魔族は軍団であると名乗っていた。だとしたらこれは・・報復、なのだろうか 【メリア】「……なるほど、平和な一時もここまでですわね…」ため息ひとつ、そして「今までお世話になりましたわ。……ちょっと後ろを向いてくださらないかしら?」 【GM】「なんにせよ、かばいだてできるような戦力もなくさりとてあなたさまを引き渡しても無事な保証はありません」できればなるべく目立つように街から逃げてくださるとありがたいのですが、と深々と頭を下げる 【GM】「はい、あなたの荷物はそちらに」と頷くと杖を含めた君の装備を指し示すが・・ 【GM】ぼろぼろだったローブは仕立て屋のしわざか装飾を加えて繕われていた。 【メリア】「このままでは否が応でも目立ちませんもの」メリアは老人が後ろを向くと同時に今まで着ていた服を取り去り、そして馴染みのあるローブを、素肌から直にまとう。この感触の方がやはり何となく楽だ 【メリア】「治療のお礼と言ってはなんですが、精一杯惹きつけて…連中を返り討ちにして差し上げますわ」杖を手にとると、悠然と、何事も無かったように部屋の出口へと向かう 【GM】「言えた義理ではありませんがお気をつけて」老人は街の代表として最後まで残るつもりか、頭を下げて見送り 【GM】そして、君は建物を出て遠目にも目立つローブ姿で迫る軍勢に立ちはだかる・・▼ 【メリア】「ふん、報復なんて下等な考えですこと…」眼前には魔族の群、しかしラズメリアは臆すること無く…むしろ自ら進むかのようにその軍勢に向かっていく。相克の時はもう近い 【GM】「いたか!」「いや・・」「そこを探せ!あそこを探せ!ショウユ様を傷つけ我らの邪魔をした女・・メイデンは捕らえて結晶器にしてくれる!」 【GM】そんな吠え声が交わされる中軍勢の足音は迫り、君は・・ 【メリア】「あら?火にまかれて自滅した愚かな魔族でもお探しかしら」歩を止める 【GM】300名を数える皮の覆面をして斧を持ったエリミネ―タ―かあらくれ男のような魔族の軍団の前に立つ 【GM】全員マントにパンツ一丁で筋肉で裸がユニフォームだった 【メリア】「…よっぽど忠誠心溢れますこと。」その姿に思わず顔をしかめる。肉体美という言葉はあれどメリアの感性的にお世辞にもそんな言葉は使えない。 【GM】「ほざけ!」「たっぷりとかわいがってやる!」「そのローブをはぎ取って晒し者にしてくれるわー!」実際はそんな程度では済まないだろうことは数百を数える視線とそのまたぐらで滾っているだろうものを見ればわかる 【GM】こんな数の魔族相手に姿を見せて活路などないことも。だが君は・・ 【メリア】「お相手しますわ、たっぷりと、嫌ってほどね!」活路があるやないやは試してみなければ分からない。杖を構え、臨戦態勢に 【GM】そして、君は突撃してくる魔族の軍団に溜まった憤懣をぶつけるように魔術を叩きつけて・・ 【GM】 【GM】 【GM】半分を倒したところで力尽き、支えにしていた杖と意識を手放した・・ 【GM】「なかなか頑張ったが所詮は女ということだな・・!」殺されることもなくおそらくはこれまで以上の屈辱と嬲り者にされる日々が待つことを知らせる雄たけびを聞きながら、君の意識は闇に堕ちた 【GM】 【GM】 【メリア】「後、3分の、1…」健闘はした、が…やはり負けは負けであった 【GM】 【GM】■処刑台のメイデン 【GM】こうして君は魔族の虜囚となり、街は魔軍の手に落ちた。 【GM】それを君が知るのは意識を取り戻してだいぶ後だったが・・やがて君は目覚める 【GM】かがり火が焚かれ、風が吹きすさび頬を嬲りローブをまくる感覚で君は眼を覚ました。 【メリア】「……ん、ん…っ、な、何をなさりますの!?」思わずまくる者に蹴りを浴びせる 【GM】周囲にはゴブリンにオーガ、トロールにケルベロスといった魔族が君を見上げている 【GM】「キキっ、こいつまだ生きてやすぜ」君に蹴られたのはグレムリンだ、邪鬼はひょいと・・縛られて宙に浮いているような君の蹴りをかわしローブをまくり上げていく 【GM】「よしよし、これだけ損害を出して首一つでは手土産にならんからな・・こいつには死んだ連中の分だけ魔結晶を産んでもらわねばならん」 【メリア】「…思い出しましたわ、私としたことが…んっ、このっ!」蹴ろうにも体が思うように動かない、どうやら縛られてるのだろう。そして、視線を嫌というほどに浴び… 【GM】ひときわ体格の大きい覆面のリーダー格がだいぶ減った部下を従えて・・ 【GM】恐らく周囲の魔族は増援だろう、雑多な寄せ集めと言えばそれまでだが集められた目的は・・ 【GM】突き刺さる君の身体へむけられた獣欲に満ちた視線を見れば明らかだった 【GM】ついでに、自分が股を開くようにして磔にされていることにも気づく 【メリア】「人の事を金のたまご見たく…けど、大分手勢が減りましたのね」風が吹き、下部の布が魔族を煽るようにはためく。それを感じ、自分の態勢を否が応でも知らされてしまう。そしてこのままでは… ではここで <突き刺さる視線>使います 【GM】はい、では 【GM】じりじりとまず覆面の男たちが君に迫って身動きならないメリアの身体を視線だけで犯してきますね 【GM】じっとりと、というより焦げ付きそうな視線はローブを貫くようで、まくれた裾から覗く太ももの隙間などはもう触れられてもいないのに槍で突かれているようにびんびんと男たちの性欲を伝えてくる 【GM】さらにはグレムリンが君のローブをまくり男たちを誘い、下着などつけていないことを周知の秘部を今にも見えそうにするたびに取り囲む魔獣たちも今にも襲いかからんばかりに唸る 【メリア】「……縛られてるからって、言い気にならないこと、でしてよ…」メリアの肌からも男…おや、男たち含め周りの魔族らが激しい情欲に駆られているのをひしひしと感じる。そしてメリアも、心なしかそれに興奮とも、恥辱ともいえる今までにない感情が湧いてくる…… 【GM】君はいつぞやの舞台など比較にならない異常な状況で数百の雄の欲望に満ちた視線に全身をまさぐられ犯されているのだ・・彼らの中ではもうラズメリアは孔という孔を貫かれてよがり狂い結晶を産み落とす雌の器に過ぎないのだろう 【メリア】「(な、なんですの…もしかして、感じてるなんて…い、いくらなんでもそんなわけ無いですわよね!?)」 【GM】「ふん、・・それだけびんびんに乳首を尖らせて強がっているつもりか?」あっさりと君の変化は見抜かれ・・ 【GM】ばさあっ・・とローブが一息に引き上げられ、生まれたままのラズメリアの秘所と、二プレスだけの・・尖りきった乳首が晒される 【GM】「見ろ!この魔女は見られているだけで乳房を張らせて股ぐらを濡らしている・・メイデンとは魔族に犯されるために生まれた生まれながらの淫売だ・・捧げものとして俺たちの宴でたっぷりと味わってやろうではないか・・!」 【メリア】「ふんっ!なら、直接聞いてみてはどうですの!?聞けるほどの力があればで・・・っ!?」息巻くものの体はすっかり魔族に欲情してしまったのか…捲られてまるでゆでダコのように顔が真っ赤になる 【GM】そう言うと裸身を露にされた君の乳房に、たっぷりした白い尻に、ふとももに毛むくじゃらの手が伸びて、掴みかかってくる・・! 【GM】 【GM】というところでまずトラップ発動から参ります。 【GM】【メイデン処刑台】 【GM】(ナイト/耐-攻-特23) 【GM】TP:30/体力・運動/攻2d6+3 【GM】《誘惑》《堕落》《アイドルハント》 《雌豚狩り》 【GM】《バインディング》《[能動]禁止》 【GM】・このトラップに一度でも攻撃されたら、トラップを解除するまで[能動]魔法が使用できない。 【GM】・攻撃の達成値を対象の「使用済みのクライシスアクトの数」だけ上昇させる。 【GM】・攻撃の達成値を対象の「名声」だけ上昇させる。 【GM】・攻撃の達成値を対象の「魔物刻印の数」×2だけ上昇させる。 【GM】・このトラップの攻撃でHP0になったメイデンは、致命傷表の出目に+1される。 【GM】戦闘処理は次からなのでまずはこのトラップを受けるところからだ・・ 【GM】2d6+3 【GM】NOT_GM - 2D6+3 = [1,1]+3 = 5 おぉう… 【GM】なおシールドは可能ですが拘束は受けますw 【GM】抵抗する場合次からは戦闘処理となりますね 5ダメージかな? 【GM】ですね。計算済みで うい、ではシールドと 後抵抗します 【メリア】「この、やってくれますわね…!」 【GM】「手向かうか・・ならばかまわん、ものども、好きなように貪れ・・!」 【GM】その言葉に男たちがいっせいにラズメリアという生贄に襲いかかっていく・・まさに絶体絶命であった 【メリア】「か、た…っ、あなた達の相手はこれを解いてからですわね。」処刑台に張り付けられたメリアは吐き捨てるようにモンスターにいい、顔所に専念しようとする 解除 【GM】では能動で突破どうぞ 2d6+1-4 突破判定 【GM】N05_Meria - 2D6+1-4 = [4,4]+1-4 = 5 【GM】残り25、校則がちょっと緩みましたね 【GM】では軍団の責めが続く・・ 【メリア】「くっ、このっ…!」ぎしぎしと揺らすと拘束は緩みを見せ始める 【GM】ではまず《オーラブレイド》でシールドを破らんとす。 【GM】1d6+6+7 【GM】NOT_GM - 1D6+6+7 = [2]+6+7 = 15 腰で受けましょう。<はいてない><はえてない><淫らなる緊縛>の3つで! 【GM】ちとお待ちを、でも先にロールしててよくてよ・・! 【メリア】「縛られてるからって容赦ありませんのねっ、ひっ!?」男がが武器を振り上げ、一閃すると下部の布が切り裂かれ、ひらひらと地面に落ちる あとに残るは上半身のみ覆うローブと、何も隠されてない無毛の双丘。これにはさすがのメリアもじたばたさせて隠そうとするも縛られてる以上それも無理な話で… 【メリア】「くっ、屈辱ですわ…解けたら覚えておきなさい…」 【GM】「見ろ、この通りつるつるのまんこを晒してぱくぱくとさせて・・」オーガの巨根で拡張されゴブリンどもに輪姦され飼われてもなお奇麗な色をした・・蜜壺をぐちゅ、と拳で押して 【GM】「見られただけで男を欲しがって、上の口ではいやがって男を誘う淫売がメイデンだ・・」ぐり、ぐりとはえていないきみの割れめを拳でぐぎゅ・・っと小突いて鈍い痛みを与え 【GM】グレムリンが縄を緩めると、浅く縛られていた麻縄が君の股間はおろか、体重で秘裂に喰い込み始める・・ 【GM】「縛られただけで濡らして、自分から縄相手に腰まで漬かっているぞ・・!ははは、これはそうか、我々に犯されたくて喧嘩を売ってきたということだな!」 【メリア】「誰が、そんな…うぐぐぐぅ…っ」緩められると却って縄が食い込み、縄の痛みと拳で押される痛みの両方がメリアを苛む 【GM】足を閉じることも出来ない君の尻を掴み広げて・・注意の逸れた君の尻穴まで広げて、毛のびっしり生えたアナルまで衆目に晒す・・ 【GM】「このきたないびらびらの尻穴も見ろ、使いこんだあとだ、こいつは魔物に糞孔まで差し出して生き延びたあわれな魔女だ・・!」「はは、人間にしちゃずいぶんといい根性だな」 【GM】「人間の男のチンポじゃ満足できなくなって仕掛けてきたってわけだ」左右から君の乳房が持ち上げられ晒され 【GM】「いいぜ、もう普通のモノじゃ満足できなくなるまで、精液漬けにして飼ってやる・・」「そのかわりもう人間じゃあなくなるがな・・!」 【GM】君の下半身を男たちの手が這いまわり乱暴に肉を掴み、前戯とも言えない欲望を滅茶苦茶にぶちまけるだけの凌辱がはじまる 【メリア】「っ!?」尻を広げられ、思わず顔も真っ赤になる。こっちの手入れもしていたものの、療養中は怠っていたのがここになって痴態になろうとは… 「勝手なことばかりまぁよくも…!」そうは言うものの、体は徐々に男を受け入れようと順応して行く。快楽と恐怖、そして憎悪が彼女を飲み込んで行く 【GM】抗うほどに麻縄はしまり、君の股間に食い込み挿入されてもいないのにぎりぎりとそれが膣に浅く擦りつけられるだけでそんな抗いの言葉もむなしくなっていき 【GM】丁寧にかけられた縄は、あの舞台の時と同じように君の腋や乳房を絞り出すように、ハムのように肉を浮き出させて、淫らな緊縛を受けた雌人形のように装い・・君は見た 【GM】そんな君を見上げるだけで獣欲を滾らせ・・股ぐらの布を破らんばかりに勃起させている処刑軍団の雄の象徴を 【GM】それは、これから君が100に迫る魔人と獣の慰みものにされる未来を示しているかのようだったが、その堕落の未来の想像は君を・・▼ 【メリア】「……っ!な、何を…(何を考えてますのかしら私は…)」慰み者にされる未来、もしその通りにいけば今度こそ人間としてのプライドは地に堕ちかねない。それだけは避けたい、避けたいが何処かでそれを望んでる、愚かな思考があることも確かだった… 【GM】そんな君を堕落に誘うように縄が食い込む演出でトラップ発動 【GM】《雌豚狩り》が+4されてー 【GM】2d6+3+4 【GM】NOT_GM - 2D6+3+4 = [5,3]+3+4 = 15 【GM】受動とアクトがあればどうぞ シールドのみ、他APで受けます 【GM】アクトはなし?では次のターンです 突破判定 ポテンシャル使えますか? 【GM】無論です。ただし一般判定ではないんできらり眼鏡とかは無効。 うい、ではポテンシャル3つで 5d6+1-4 【GM】N05_Meria - 5D6+1-4 = [4,6,4,6,2]+1-4 = 19 【GM】惜しい。だが縄はかなり緩んで・・しかし逆に秘所やお尻にくいこんでいくのです 【GM】というわけで軍団のアタック 【GM】「しぶといやつめ、ならばこうだ・・!」 【メリア】「だ、れが、あなたたちなんかに……!!」底知れぬ怒りがメリアを奮い立たせ、縄の拘束をさらに解いていく…が、逆にそれは彼女を淫獄へと徐々に引きずり込んで行く 【メリア】「ふ…もうすぐ、もうすぐですわ……」 【GM】ぐぎ・・っと君の股を割くようにして鬼人の力は抵抗を嘲笑い君の尻と膣を丸出しにして・・迫る男たちの手がばたつかせるきみを捕らえ引きずり降ろそうとする 【GM】「ふん・・戒めをとこうなどととうにお見通しよ」「なんのために魔獣どもを呼び寄せたと思っている・・?」 【メリア】「それが、どうして…?」まだ余裕を見せるかのように振舞う 【GM】「抗わない相手では良い結晶は採れんからな・・それ!それほど犯されたくなければこの穴はいるまい・・!」 【GM】そう言うと巨大な張り形を取り出して・・ 【GM】君の前後の穴にぐぶぶ・・っ!と沈めて杭のように打ち込んでいく・・! 【GM】という感じで《責め具の呪い》《オーラブレイド》で本番だ・・喰らったらBS責め具を進呈します 【メリア】「ぎぃっ!!? な、や、め…!!」打ち込まれようとする張型に思わず身をこわばらせ、入り口を塞ごうと… 【GM】オーガのそれほどではなくても硬度ではまるで違うそれはいまだ濡れていない君の肉穴を・・必死に淫虐の記憶を忘れるべく耐えてきた君の努力を・・ 【GM】ぐぼおおっ・・! 【GM】その忍耐と理性ごと、あっさりと崩壊させて雌の径口をぽっかりと子宮まで開かせていく・・ 【GM】2d6+6+7 【GM】NOT_GM - 2D6+6+7 = [6,2]+6+7 = 21 【GM】「どうした、さっきまでの威勢がかけらもないぞ」「今にも死にそう・・いやイキ狂いそうな顔だな・・それに」知っているぞ、と彼らは囁く 【GM】お前が助けられるまで下等なゴブリンどもに捕まって、便器のように慰みものにされていたことなど・・ 【GM】お見通しだ、と街の住民からでも聞きだしたのか、魔族にしつけられた子宮や、肛門をペニスですらない棒きれで抉り、こねまわしてくる・・ 【GM】それは魔術師である君の理性と集中を削ぐに十分な淫虐の拷問だった 胸で受けます、アクトは<大きすぎる胸> 【GM】ではそれで、ついにローブの胸元も引き裂かれ、じかに男たちの手が乱暴に、握りつぶしそうなほど君の胸を掴む・・ 【メリア】「っあっ、がっ、あがっ・・・」深く深く突き込まれ、棒切れをかき回され思考もかき乱されていく…とても言葉では言い表せない痛みに思わず悶絶する 【メリア】「もっ、もまないでっ、う、ぐ…」 【GM】《雌豚狩り》の宴はなおも続き・・もがくほどに君の雌穴は杭で広げられ男たちのものを受け入れるためにしつけられていく・・ 【GM】「ばかが、こんなものをぶらさげて揉むなだと・・」「ふざけるな!襲ってほしくてローブ一枚で旅をしていたんだろう・・この雌豚!」 【メリア】「………」襲って欲しくて、その言葉に思わずきっと睨む。こんな下劣な魔族には判らないかもしれない、が…やはり許し難かった 【GM】ではトラップダメージで。 【GM】2d6+3+5 【GM】NOT_GM - 2D6+3+5 = [4,5]+3+5 = 17 シールド+輝石 【GM】7点通りますね。 3d6 【GM】N05_Meria - 3D6 = [5,2,3] = 10 【GM】では全快して次のターン OH、10点回復です …しまった! 【GM】うん? いえ、解除に1ターン使うの頭に入れ忘れてまして… 【GM】ではっと。 アクトはっと 【GM】ここは宣言だけして結果を見てからロールしましょう。CPは獲得してOK <言葉だけの抵抗><異形の交合><菊辱> ともあれそちらの番です 【GM】では次のターン、軍団の攻撃です。それを凌いだら・・だ 【GM】《オーラブレイド》のみで。 【GM】1d6+6+7 【GM】NOT_GM - 1D6+6+7 = [2]+6+7 = 15 【GM】じゃない、+1のー 【GM】1d6 【GM】NOT_GM - 1D6 = [2] = 2 【GM】17で。 シールドのみで7ダメージ 【GM】では突破どうぞ ポテンシャル1 3d6+1-4 【GM】N05_Meria - 3D6+1-4 = [5,1,4]+1-4 = 7 【GM】あぶねえー あぶねー! 【GM】では拘束は完全に解除!よって-4も消え魔法攻撃可能・・! 【GM】ですがアクトはしてもらいましょう(お 【GM】しないとちょっとつらいしね・・! 【メリア】「これ、で……あなた達に報復出来ますわね…っ!」張り型が入ったまま、地面に着地するラズメリア、ストンと降りた瞬間、その張り型が響いて態勢を崩しつつ…ふらふらと見据える 【GM】「そのざまで何をする気だあ?」「ひと押しで倒れてまた種付けされるだけってことだなあ?」 【GM】げらげらと笑いながら男たちはついにその逸物をさらけ出して・・オーガほどではないがへそまで反り返った剛直が数十本並び肉の砲列が君に迫り・・ 【GM】ふらつく君を容易く組み敷いて、張り型を抜く・・と、思いきや。 【GM】「オーガのもので広げられたユルマンにはこのぐらいでちょうどいいだろう・・」あろうことか前の穴を貫く張り形を、真っ二つにすると・・ 【GM】ぐぼおおっ・・・!! 【メリア】「やっ、やめなさいっ、後でどうなっても…うぎっ!?あぁああああっ!!?」 【GM】驚くべき硬度のペニスでそのまま挿入して・・君の胎内は二本の・・肉の槍と木の槍でごつ、ごつんと拉ぎ合い抉られていく・・ 【GM】「後でどうなる・・か?こうなるに決まってるだろう、変態のビッチ魔女が・・!」無防備に震わせるアナル・・尻穴も、同じ運命をたどる 【GM】めりめり・・みぢいっ!!! 【GM】性交のために開発され切ったしりあなはそれをも受け容れるが、頑強な肉槍が張り型を小突くことで、長さではオーガのものも凌駕する、異形の交合によって君の肛門は引き裂かれ・・チンポが口から吐き出されそうなほどごつごつと、直腸を抉りまわされ、切れそうなほどアナルが拡張されていく・・ 【メリア】「ぎゃぁぁああああっ!!?」秘部の方こそ拡張されたせいか骨盤も割れること無く、男根を締め上げるように抵抗するも、アナルの方はそうもいかない。耐えがたい痛みに思わず絶叫し…秘部の上、尿道からは黄色い水が勢い良く出てしまう 【GM】「はっ・・上の口じゃたいそうな啖呵を切って、ケツ穴もユルマンもがっぽり咥え込んではなしやしないじゃねえか」君の乳房を握りつぶさんばかりにしながら、処刑人がセックスという名の拷問を加え続けて・・ 【GM】「きたねえな・・小便漏らしながらみっともねえ悲鳴を上げて後でどうなるか・・?てめえの汚いガバマンのほうを心配しな・・使いものになるかどうかよお・・!」 【GM】ばしいっ!! 【GM】君の乳房と頬が叩かれ、逃れようとする白い尻にも大きな手でビンタが飛び・・あっという間に緩んだ縄だけで隠された君の身体はあざだらけにされる 【GM】「ほらよ、さっさと泣いて赦してくれっていいな」「あのゴブリンどもにもそう言って、まんこ差し出して命乞いしたんだろう・・?」 【メリア】「ぎゃいぃっ!!やめて!やめなさいっ!やめぇぇーー!!」バシバシと叩かれれば叩かれるごとに痛みはなおも増し、体は狂ったように、苦痛から逃避するかのように快楽を脳に伝えていく 【GM】事実、あまりの無力に屈服し下等な妖魔をご主人さま、だなどと呼んだ君にはその指摘はプライドを切り刻むに充分だった・・ 【GM】命をつなぐために精液をねだり飲み干しありがとうございます、とさえ言ったその口で君は今悲鳴を上げてぶざまに泣き喚いている・・ 【GM】「はは、これでゆるしません、だとかおやめなさいってんだからな」ぐぼ、ぐぼっともはや抜けないのではないかというぐらいに君の子宮に張り形を埋め込み、激痛とそれ以上の刺激で子宮を調教して・・ 【メリア】「ううぅぅ…っ!!誰が、あなた達なんか、に…」口ではなおも抵抗するも、体は魔族に屈する一歩手前であった。このままではとてもじゃないが、その通りになってしまう… 【GM】「そうかよ・・ならその気になるまであいつらの相手もするってことだな・・!」びしゃあっ!!と君の尻を叩き、髪を掴むと・・ 【GM】無理やりに君の顔を魔獣たちに向かせるがその時には既に。「grrrr・・」 【GM】君のすぐ傍にケルベロスが・・ナイトメア・・馬の魔獣が・・ 【GM】男たちより長大で凶悪な、棘さえ生えた逸物を晒して・・さらに後にはあのオーガの巨大なモノさえ晒されて 【GM】君を目だけで犯しながら・・それをぶち込む順番が巡るのを 待っている 【メリア】「っ、ひ……なら、なおさら、負けられませんわ…!」これにはメリアも思わず悲鳴を上げてしまう。それがさらに魔族の感情を煽る 【GM】それはつまり・・今の異常な交合でさえただの雌肉になりそうな君にさらなる地獄が待っている、ということだった 【GM】「はは、そうかよ、せいぜい頑張ってくれや・・」「その方が俺たちも長く遊べるからな・・!」 【GM】前後から、這いつくばって髪を掴まれ失禁までした君をサンドイッチして犯しながら・・それでも男たちは飽き足らずやがて、達する時を迎え・・ 【GM】「そらよ、ならせいぜい孕まないように頑張りな・・!」「全員終わるまで休憩なんぞ無いからな・・!」 【GM】アナルとヴァギナでびくん、びくんとペニスが震え、何度も子宮であじあわされた濃厚な魔族の精液が種付けられる時が来たのを腹で感じた頃には・・ 【メリア】「なっ、やめ、やめて……」味わう感触、また体内を精液漬けにされると思うと…いや、思った頃にはすでに遅かった 【GM】「やめてください、だろう?」君の髪を掴んだ男が背後から尻を犯しながら動きを止めて・・ 【GM】ほんの一瞬だけ君に屈服の猶予を与えるが 【GM】「犯すと思った時にはすでにぶちまけて種まで付けている・・軍団長さまの教えでなあ・・悪いな?」 【GM】ぼぢゅううっ・・・!! 【GM】ぶりゅりゅっ・・・!!!! 【GM】張り形の詰まった君のアナルと、膣内で精液がさく裂して・・張り形の詰まった狭いそこで精液が溢れるということは。 【GM】圧搾した精液で君の子宮を、直腸内をぶち抜かんばかりに張型が縦横に暴れ、性器が性交ではない、玩具の暴れる肉穴として蹂躙されていくということだった・・ 【メリア】「いひぃぃぃいいいーーーっ!!!?」張り型のせいで出入口を大きく広げられた子宮、そして同じように張り型の入った腸内で2つの玩具が暴れ、そして体と精神を砕いて行く 【GM】 【GM】やがて激しい射精が終わると・・精液の圧力だけで広がった両穴から玩具が抜けて・・ 【メリア】「お、おなかが、お、おぉ……」白目を剥きつつもなおも意識を手放さないようにする。まだ、まだ一撃も与えてないのに屈服するのは、かすかに残ったプライドが許せなかったのだ 【GM】これでどうにか、と思った君の尻が掴まれ引き起こされて。 【GM】「さてと。・・それじゃあ二順目だ」「まさか終わりと思ったのか・・?俺たちだけで100人近くいるんだぜ・・?」 【GM】隙を伺っていたつもりの君の頭を掴み・・既に行列を作り待ち構えている鬼人たちと。 【GM】その周りを囲み逃がすことさえ許さないようすの魔獣たちが同様に逸物で砲列を作っている光景は、君の最後の勇気や誇りをひび割れさせていく・・。 【GM】終わらない宴が今君を襲おうとしていた・・。 【メリア】「ま、魔族なんかに、誰が…」絶望が、ラズメリアに諦めを呼び起こそうとしていた 【GM】だが君は気付いた。 【GM】一筋の希望・・それは、今なら奴らは密集して、散開する余地もない・・ということだ。 【GM】そんな君に更なる責めが加えられようとしていた。 【GM】がちゃり、と首輪が、手枷が嵌められ奴隷としての体裁が見る間に整えられて・・乳首や口にも責め具が嵌められていく。 【GM】「もうただの穴だからな、余計な声なんか聞いても・・どうせ悲鳴しか吐きやしないぜ」 【GM】そう言って処刑人たちは・・君の尻を、背中を、乳房を踏みつけ頭を地に擦りつけさせくる・・ 【GM】《責め具の呪い》《オーラブレイド》 【GM】2d6+6+7 【GM】NOT_GM - 2D6+6+7 = [3,6]+6+7 = 22 【メリア】「(でも、なんですの…?魔族にいたぶられてるのに、魔力がものすごく滾ってますわ…)」密集してることもさながら、首輪や手枷をかけられ、虐げられれば虐げられるほどに魔力がどんどんと、高ぶっていくのを感じていた… セービンググレイス! 【GM】尾、そっちか・・では振り直しでー 【GM】(どきどき 【GM】2d6+6+7 【GM】NOT_GM - 2D6+6+7 = [1,3]+6+7 = 17 【GM】素通しですかな・・? YES! 素通しです 残りHP2 【GM】ではこのターン受けたダメージは17。後はわかるな・・ 【GM】その前に最後の一発を うむ…やるべき事はひとつ と、その前に聖水を使います 【GM】そんな君に、背後から反り返った逸物が挿入され、ついには開けられたままの口さえ、汚らしいものを捩じ込まれて・・今や男たちは君という蜜に群がる蟻のごとくラズメリアの汗と白濁にまみれた身体を貪っていた・・ 【GM】「へ、口をきかなきゃかわいいもんだな・・おら、もっと尻を振りな」ぴしゃりと蠢く媚肉の塊と化した君の尻が叩かれ 【GM】「メイデンの口は呪文よりこういうふうに使うもんだよなあ・・?」ぬるぬると口腔を犯されるきみはしかし機会を待っている・・▼ 【メリア】「うぷっ、ぷふうっ ふ、ふふふふふ……」尻を叩かれた瞬間、偶然口枷が外れ…魔族のペニスに思い切り噛み付いて最期の抵抗を試みる! 杖は眼前に転がっていてなんとか届く。これほどのチャンスは今ぐらいしか無いだろう 【GM】「があっ・・」油断しきった男が呻き離れ、膣を犯していた男はそれに気づき君の尻を掴むが・・ 【GM】ずぶう・・っと愛液と精液の混合液でペニスが抜けるのが早かった 【メリア】「転がっていたって魔法は使えますのよ…この、汚らしい、魔族!」魔力が、周囲のミアスマが奮い立つ。自身でも驚くぐらい凄まじい力を使えそうだ…そうでさえ感じた 【メリア】「全員…くたばれ」杖を使って立ち上がり…そのまま魔力を解き放つ! アヴェンジャー+スプレッド 【GM】ポテンシャルはありますかな ポテンシャル7点つぎ込み 【GM】どうぞ! 【GM】「て、てめえ!」「やっちまえ・・!」おっとり刀で斧を握り一斉に襲い掛かるバルバロイの魔族どもだが・・ 【GM】君の魔術の完成は思考の速度で成る。 9d6+7+5+17 【GM】N05_Meria - 9D6+7+5+17 = [6,3,3,1,4,6,5,3,2]+7+5+17 = 62 【GM】はい、これが《アーミー》のため二倍です 【GM】つまり防御0で124・・! 【GM】「「「うわあああああーーーーーっ!!???」」」 【メリア】「こ、これは…っ!」放った瞬間、体中から快楽が放出されるような錯覚すら覚え…此処で初めて魔力の滾りの謎が解けたのだった。 124ダメージ! 【GM】悪魔どもと魔獣はいっしょくたに報復の閃光の中に消えて・・ 【GM】君のメイデンとしての力の完全開放はその塵どころか瘴気さえぬぐい去っていた 【GM】これがブレスド・メイデン。瘴気を受けそれを母となる存在である女性の身体を以て力に変える存在の能力の片鱗だと、ラズメリアは知った・・ 【メリア】「………っ…ハッ、ハッ…まさか、魔族にいたぶられて、力を増幅させるなんて…いくらなんでも、予想外過ぎますわよ……」解き放った後も体がガクガクと震え、思わずへたりこむ しかしこんな術はどこにも載ってないし心覚えも…否、あった。 【メリア】「……ひとまず村に戻りましょう。こんな状態で行ったら、きっともっとひどいことになりそうですし…」そういうと、下部が切り裂かれたままのローブを申し訳程度に纏い、村へと戻る。この街の危機は、もう無いことを報せる為に… 【メリア】「……このままで、大丈夫なの、かしら…」 【GM】それに応えるものはなく、君は焼かれた街の住民たちを探してその場を去るが・・ 【GM】処刑場の跡から、それを見届けたグレムリンが一匹飛び去ったのには気づかなかった・・ 【GM】 【GM】 【GM】 【GM】†HeroineCrisisTRPG† 【GM】―ランドリューフ戦記― 【GM】 【GM】【報復の刃】 【GM】 【GM】End 【GM】 【GM】 【GM】お疲れ様でしたー 【GM】どうなることかと思ったがうまく決まった・・ 【GM】折角だからデータも公開すると 【GM】【処刑軍団】ナイト(魔/人/力/巨) 【GM】【体力】6【運動力】4【知力】4【魔力】7 【GM】【HP】96【MP】9【IV】4【防】0 【GM】【攻撃】攻撃はすべて射程:あり、対象:任意 【GM】《責め具の呪い》《オーラブレイド》 【GM】2d6+6+7 【GM】《闇のオーラ》MP+2 【GM】《オフェンス》《アーミー》 【GM】<【HP】+8、【体力】効果達成値+1> 【GM】【メイデン処刑台】 【GM】(ナイト/耐-攻-特23) 【GM】TP:30/体力・運動/攻2d6+3+8 【GM】《誘惑》《堕落》《アイドルハント》 《雌豚狩り》 【GM】《バインディング》《[能動]禁止》 ダブルナイト…! 【GM】ナイト二体でもまあなんとかなるもの・・(相手によっては ポテンシャルとグレイスの重要性を嫌というほど感じましたぜ 【GM】ナイト罠だとコスト高いの入れると脆くなるのですよねー。まあ今回は貼り付けということで対応能力はかなり相性が悪かったw 【GM】さておきリザルトのお時間です 【GM】◆リザルト 【GM】<基本経験点> 【GM】シナリオが成功した:40点 【GM】<モンスター経験点> 【GM】ナイト級モンスターを倒した:10点 【GM】<トラップ経験点> 【GM】ナイト級トラップを解除した:10点 【GM】合計60点+総獲得CPが経験点となります。 【GM】名声+1、コネはなし、ミアスマ+4です。 【GM】まあ基本分でレベルは上がりますね。 60+13で73点 【GM】奥義開眼という感じで攻撃アビリティも持っておくといいと思います なるなる…むしろもう決めていたり あとSPの半分も ですね>ミアスマ 【GM】ああ、ですです 【GM】まあ侵食も上がるし次からは装備なんかも固めることをおすすめします 【GM】ともあれお付き合いどうも。折れずにかつ堕ちないようにエロくしてよかった
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登録日:2020/12/25 Fri 22 00 00 更新日:2023/07/23 Sun 18 39 04NEW! 所要時間:格納状態では約 30 分、展開状態では約 50 分で読めます ▽タグ一覧 タオ 中国史 中華帝国 中華思想 作家 台湾 合わない人はとことん合わない 太上老君 始皇帝 安能イズム 安能務 故人 歴史小説家 濃すぎる思想 申公豹 老子 道教 一般に、正史を含めた中国の史書は、歴史と物語が綯交(ないま)ぜにされてきた。いや、正史すら実は一種の「歴史物語」である。 安能(あのう) 務(つとむ)とは、中国史を題材にした日本の小説家。 代表作は「封神演義」「始皇帝 中華帝国の開祖」など。 【来歴】 【主観で書くしかない】 【中国は儒教国家ではない】 【中国の民衆は鬼より賢い】 【中国は道教の世界である】 【各作品】◇封神演義 ◇春秋戦国志 ◇中華帝国志 ◇八股と馬虎 中華思想の精髄 ◇隋唐演義 ◇三国演義 ◇始皇帝 中華帝国の開祖 ◇韓非子 ◇権力とは何か 中国七大兵書を読む ◇映画「始皇帝暗殺」パンフレットへの寄稿文 【安能イズム名言集】 【来歴】 安能氏の人生については、ほとんどわかっていない。 通常、表紙の折り返しなどに著者紹介があるものだが、安能氏の著作では個人的な紹介がほとんど為されていない。 さらに安能氏は「あとがき」を書かないことを信条としていた。 そのため、明確に著者紹介があり、個人的な伝記が記されるのは「権力とはなにか」の裏表紙と、「始皇帝」「韓非子」の折り返し。 あとがきがあるのは、「八股と馬虎」「三国演義」、および文庫版に追加された「韓非子」「始皇帝」しかない。 著作群においては、玉音放送を感慨深く聞いていたこと、戦後は渡航規制が掛けられなかなか外国に行けなかったこと、台湾や中国の知己が多かったこと、「八股と馬虎」執筆時点が一九九四年ということ、などが記述されている。 しかも、もとより伝記資料が少ないうえに、本によって生年が異なっている。 つまり、 始皇帝:1932(昭和7)年、台湾生まれ。 韓非子:1925(大正14)年、台湾生まれ。 権力とは何か:一九二二年、台湾生まれ。 の三パターンの記述があり、生年だけでも前後十年の幅があるのだ。 もっとも、いずれの記述でも「台湾生まれ、香港大学卒」は一致している。また、安能氏は台湾情勢に注意を払っておられたので、日本統治時代の台湾出身であることは間違いないだろう。 没年のみははっきりしており、西暦2000年の四月に逝去。 それ以外の個人情報についてはまったく分からない。墓所も分からないので墓参りもできない。 「安能務」自体もペンネームかもしれない。 「権力とは何か」にて「漢詩をバラバラにして漢字を組み直し、逆の趣旨の漢詩にしてみる遊び」をしているらしい。 この流儀で「安能務」をバラして見ると「安い能力で務める」=この私は才能・能力(能)はたいしたこともない(安い)ができる限り頑張って(務)みる、とも読めるからだ。 もちろん単純に本名かもしれないが(*1)、そこのところも分からない。 結局、わからないことが多いということだ。 しかし、幸いにも安能氏の著作は、文庫本にして二十三冊と映画パンフレットの寄稿文が一つある。 そして安能氏は、著書を「中立な立場」から書くことを良しとせず、「主観的な立場」から書くしかないと開き直って、露骨なまでに自分の意識を押し出して執筆された。 そのため、安能氏の著書を読むことは、安能氏の人間性にも間接的に触れることにつながる。 「韓非子」にて、「想像」という話が乗せられている。 「想像」という言葉は現在では単にイメージすることを指すが、本来は「想象」、動物の象を思い浮かべることであった。 中国にはむかし象がいたが、韓非子のころには絶滅して骨しか残っていない。しかし生きた象を見ることはできなくとも、死んだ象の骨を並べて、生きていたころの姿を「想像」することはできるはずだ、というわけだ。 いま、我々は安能務師に直接お会いすることは叶わないが、その著作を読み、間接的に「教え」を受けることで、なにかしら触れることは可能である。 そうして触れた安能務師の人間性、あるいは著作傾向だが、 激しい憤激を宿しながらも、老練なユーモアで包み隠した人物 といえる。 一連の著作群を貫くのは、司馬史観ならぬ「安能史観」「安能イズム」とでも言うべき独特の思想哲学である。 【主観で書くしかない】 安能イズムの第一は、「客観的・科学的に分析した、実証主義的な歴史研究」の手法に対する、激しい憤慨と批判の意である。 「客観的・科学的・実証主義的な歴史研究」に対しては、それでは人間の世界を理解することは絶対にできない、と燃え上がるような意志で否定する。 もともと人間の意識自体が、そんな「客観的」「科学的」なものではない。「いっさい主観を廃した、客観的で科学的で中立な見解」などと言うものは、人間には存在しない。 歴史文献ひとつとっても、そこに「文章」として記された時点で、書き手の主観が入る。まして中国史において、主観に基づいて文章を書くことは当然のことであった。孔子にしてからが、歴史書「春秋」にて主観に基づいて事実を歪めて書き、司馬遷の「史記」にそれを否定される、といった始末である。 そして、人間はどれほど進化したところで、主観でしか物事を見れないし語れない。どれほど「正しい」と認識したところで、結局は「仮説」でしかない。「真実」を「ありのまま」に受け入れて表現することは、人間には絶対にできないのだ。 歴史資料は平然と嘘や主観がまかり通り、読み手と書き手も主観を超克できないと言うのであれば、「科学的」で「客観的」とは、なんなのか? 仰々しく引用した資料を明記して「註」を付けても、それをもって「客観的」だ、ということにはなるまい。そして「あるいは、これこれしかじかではなかろうか、と思われる」といった類の表現をすれば、それで独断を避けた謙虚な美徳を発揮したことになるのか? 「八股と馬虎」のあとがきにおける、安能老師の本気の憤慨であり、天を衝く気迫である。 こうした激しい問題意識、燃え上がるような意志や気迫が、安能作品の根底にある。 そういった激しい意志、突きつけるような激情に対して、文体は非常にユーモラスで、諧謔に満ちているのも特徴。炎のような意志をユーモアのオブラートに包んでいると言うべきか。 全体的にからっとしており、ドライでありながらも楽しいところがある。 例えば「春秋戦国志」上巻、鄭の荘公と軍師の祭足が、宋国討伐の相談をする話。 主題は宋国討伐なのに「じゃあ周の王都に行きましょう」と言い出した祭足に、荘公は 「また悪いクセを出しおる。まっすぐ言ってくれないか」 と、安能氏の回りくどい説明を自虐するような言葉を発する。 祭足の意図は「周王を刺激して、宋国討伐の許可を出させ(出さなければ偽造して『出してもらった』ことにして)、大義名分を得る」ことにあり、納得した荘公は祭足にも一緒に来てもらうよう言い出すのだが、 「どうも、あの儀礼ずくめの洛陽は、嫌ですなあ。それに洛陽城下で“稲刈り”をした前科(*2)もあるし」 とすでに役職勤めをしている人間とは思えない発言をし、 「頼む!」 と荘公は誰も見てないのを良いことに、荘公は頭を下げる。 「はい、はい。殿下に頭を下げられれば、まさか、いやとも言えますまい」 ということで、周朝への参勤が決まった。 と「君主が頭を下げて頼み、臣下が苦笑しながら請ける」という、本人たちの親しさを明るく表現している。 上記の祭足もそうだが、しばしば登場人物たちの口を借りて、安能イズムを語らせるのも特徴。 全体的に「権力の構造」「中国人の発想」などを説明している場面が多く、それを会話形式でトントンと進めていく。 そしてそういう場面では普通に横文字や日本の諺を使ったりしており(下山したばかりの姜子牙が「おれは浦島太郎のようなもんだ」と愚痴ったり、サボタージュという言葉が飛び出したり)、慣れるとテンポよく進む。 もっとも、そうした諧謔で彩られた文章の、すぐ裏には、例によって燃え上がる激情が確かに赤々と燃えている。 そして時には激情の安能イズムが表に噴き出すことがあり、そこには安能老師の重要な思想が発露されている。 【中国は儒教国家ではない】 「主観で書くしかない」に次ぐ安能イズムの第二点は、「中国は儒教国家ではない」ということ。 一般に中国は「儒教国家」といわれている。しかし現実に、儒教の教義を反映させた国家はかつてなく、儒教が民間を支配したことは絶無であった。 確かに中国の国家は、表向き儒教が幅を利かせている。しかしそれはあくまで「表向き」「建て前」であった。 実際に政治を回すときは、皇帝や側近たちは法治体制による官僚システムに立ち返り、実益に添って動く。 孔子以来、儒徒が目の敵にする異民族にさえ、実務派の皇帝・官僚はこだわらない。異民族勢力が強いとなればあっさり兜を脱ぎ、自ら弟や甥と称したり、臣下と名乗ってへりくだりもする。儒教に照らせばありえない光景でも、必要となれば簡単にそうする。 別に、異民族を尊重しているわけでもない。こちらが強くなり相手が弱くなれば、条約を破棄してふたたび対抗する。 南宋の初代皇帝・高宗は、北方から攻め込んだ金国に国土の半分を奪われ、父と兄を捕えられ、自らは南京へと走っていたとき、追跡をかける金国の将軍に、 「金国が我ら宋国を討とうと言うのは、巨人が小人を打つようなもので、まして我ら宋は中原をも失い、困窮の極みにあります。わざわざ滅ぼさなければならないような、大きな存在ではありません。どうか我らを哀れと思し召して、お助けください。お見逃しいただけましたら、我らは天命の帰するところのままに、帝号を削り、財産を金朝の国府に納め、臣下ともども金国に従うことを誓いましょう」 と、実に卑屈な「命乞い」をした。 当時宋国は軍事力が非常に弱く、さらに金国は高宗の父兄、徽宗と欽宗を捕えていた。 虜囚になる直前に退位していた徽宗はともかく、皇帝のまま捕えられた欽宗はやっかいである。もし金国が欽宗を擁して攻め込むとか、あるいは単に欽宗を送り返すだけでも、勝手に「即位」した高宗にとっては致命傷になりかねない。少なくとも臣下にクーデターの口実を与えることになる(*3)。 ゆえに、高宗は命乞いに徹し、目の前の平和に固執した。あえて不平等条約を結び、「夷狄」を相手に属国と名乗り、徹底抗戦を主張する岳飛を処刑した(*4)。 ひとえに自分の王朝を存続させるためである。儒教の大義名分、偉大な中華のプライド、夷狄への蔑視など、このときの高宗は論外と断じていた。 もちろん、高宗はお人好しなわけでも、腰抜けなわけでも、ましてや平和・平等主義者でもない。貴重な時間を稼ぎ、国内が鎮まり、軍事力が発展し、徽宗と欽宗が死に、金国の内政が乱れたのを感じると、今度はこちらから攻勢を掛けて金軍を打ち破り、不平等条約をある程度改正した。 しかもしぶといことに決定打はかけず、ほどほどで引き上げ、金との貿易関係を続けた。金との貿易が思わぬ収益を上げていた(*5)。なまじ戦争を続けて軍権を握る将軍たちに戦功を上げさせると、彼らが軍閥となり、高宗に取って代わりかねないという問題もある。 大事なのは王朝を存続させることだけだ。カネを遣って平和と王朝が買えるなら安いものである。しかも支出は貿易であるていど取り返せる。 そう考えて高宗は、あえて「南宋」のまま王朝を存続させた。おかげで南宋は――後代の目にどう映ろうとも――150年もの長寿と繁栄を遂げた。 こうした「したたかな」発想はひとり高宗に限らない。 漢代には高祖劉邦が匈奴に敗北してから「弟」を名乗り、属国的に振る舞った。しかし文帝は匈奴の進撃を阻み、武帝は猛攻を掛けて勝利を収めた。 唐朝は国内の内紛(安史の乱)を平定するのに、平気で夷狄の力を借りた(*6)。いやそもそも、隋唐や宋は夷狄の建てた王朝である。それが問題視されたこともない(*7)。 後代の王朝が「正史」のお墨付きを与えた史書には、夷狄の王朝である遼史・金史・元史が平気でラインナップされた。後世の王朝は、彼ら「夷狄の建てた王朝」を「天意を備えた中華の正統王朝」と見做してきたのだ。 いや現実に生きる中国人には、華夷の別すらなかった。 おしなべて、中国における皇帝や政治家は、実力者であればあるほど「奸雄」であり、「しぶとい権謀家」であり、細かいところにこだわらなかった。 しかも彼らは平気で「仁義の看板」を掛け「泣きの演技」をし「儒教の徳目」で自分の行ないを飾り立てる。 曹操は「乱世の奸雄」といわれたが、彼は自らの悪事を偽善で粉飾できず、「悪事をするさ、それが悪いか!」と開き直るしかできなかった、ある意味で正直者なのだ。 中国人は面子を気にする。そして面子を傷つけられると、確かに怒る。しかし、実際に面子のために命や立場を賭けたりはしない。 もちろん、面子を潰されることで立場や関係が揺らぐ・問題が起こる際には躊躇なく攻撃するし(*8)、自分が絶対的に優位になった後なら当たり前のように仕返しをすることもある(*9)。 しかしそれは「実益を守るために面子を守る」のであり、面子そのものを尊んでいるのではない。面子がもたらす利益を尊んでいるのだ。 国家も同じで、建て前上は儒学の教義を頑迷なまでに主張し、まるで固陋なように見える。しかし実際の行動は驚くほど柔軟で、実益主義的で、なによりしたたかだ。儲けるチャンスがあればすぐに動く。 逆に、国家に対する忠誠は、実はほとんど持っていない。 常日頃から汚職や荒稼ぎの機会を狙っている。というより、中国の官僚(士大夫含む)にとって、官場(政界)とは、錬金術の舞台であった。 いかにカネを稼いで己が裕福になるか、そのための場所が政治の世界だったのである。儒教の理想を追求する場ではなかった。 【中国の民衆は鬼より賢い】 第三点は「中国の民衆はしたたかで、学はなくとも知恵がある」ということ。 もともと中国において、国家と民衆は大きく乖離している。国家がなにをしようと、民衆・人民はまったく気にもせずその日を暮らしている。 いや上記の通り、中国の国家における官僚とは、宰相から下っ端役人にいたるまで、「いかに荒稼ぎするか」を考える連中である。 やることといえば税を奪い、賄賂をむさぼるだけだ。どうせインフラ整備も、汚職の予防も、なにもしない。 国家に期待するところは最初からなにもない。むしろ本質的に脅威であった。 だからこそ、治安維持など必要なことは民衆が独自にやらなければならなかった。だから山賊(自警団)や幇会(民間互助組織)が必要になる。 それに、官僚のあの手この手の汚職に揉まれた民衆は、同様に賢く、タフになった。 いかに自分の身を守るかで知略を尽くす。中国の民衆はほとんど文盲で、学はない。しかしそれだけに、生きる知恵をひたすらに磨いた。その「知恵」は、時に「学問」の先を行く。 まして戦国乱世ともなれば、官僚システムが崩壊し、効果的な収奪ができなくなるからこっちのものだ。 自警団を強化して豪族化し、取り立てに来た役人を駆逐するほどに強くなることもある。 事実三国時代には、三つの王朝の徴税能力は、後漢時代の15%にまで落ちていた。85%の人間は、税も払わず労役も課されず、悠々自適に暮らしていたのだ。知識人のなかでさえ、そうした情勢に感化されて、政界を離れて隠棲するものが増えたのである。 さらに官と民がそれぞれに悪知恵を巡らすこともあった。もとより悪知恵も「生きる知恵」だ。 中華民国が台湾に逃げたとき、大陸で戦っていた兵士も一緒に逃げ込んだ。ところで民国は兵士に「受田票」というものを発行していた。挙げた戦功に応じて発行され、戦争に勝利した暁には土地と引き換えにする券である。 しかし民国の大陸反抗が不可能となり、受田票は哀れ不渡り手形になった。それで政府は金銭で買うことになったが、値切ろうとしたため多いに揉めた。 値切ろうとする政府もしぶといが、元兵士もしたたかだ。 というのも、その受田票があまりに多いのである。もし兵たちの持つ受田票がすべて本物なら、共産党軍は壊滅していたはずなのだ。 兵とはほとんどが臨時徴募の民衆である。彼らは巧みに戦果を偽り、手柄を水増ししていたのだ。 中国人は常にしぶとく、したたかで、一筋縄では行かない。庶民には学はないが、生きる知恵が非常に豊かで、磨かれている。 【中国は道教の世界である】 実は中国史は、古代の四大文明から一度も断絶することなく続いているという特徴がある。 メソポタミア文明とエジプト文明はイスラムに併合され、古代インダス文明も滅んだが、中国文明だけは異民族に支配されながらも、ちゃっかり生き残り、むしろ異民族を中国化させた。 清朝にいたっては辮髪や満州系の服などを強制し、確かに中国人の風習を一部は変えさせることができたが、結局中国人の思想そのものはあまり変わらず、中期には当の満州人すらが「漢族に感化されてきた」と嘆いている。 そうした中国人の底知れぬ同化力と持続力の根源を、安能務師は、国家と民衆の乖離、民衆のしぶとさ、そして「タオ」の哲学を根源に起き、かつ「なんでもあり」ですべてを飲み込む道教に帰している。 「なんでもあり」でありながら「中国人らしさ」だけは失わない、辟易するような頑迷さと底知れない柔軟さを同時に秘めた、 「道教の世界」こそが「中国」であると、安能務は規定するのである。 そうした安能氏の発想、「安能イズム」は、現在入手できるすべての書物に随所に見られる。 そうした安能イズムを拾っていくと、また新しい視点で、中国の歴史物語を読んでいけるだろう。 【各作品】 ◇封神演義 代表作としてあげられるが、実はこれは安能イズムの入門編に過ぎない。 後年、安能氏は本作を「中華思想シリーズの布石」と説明している。「序論」でさえなく布石である。 「理不尽」な現実世界で、それでもしぶとく生きる中国人の姿に着目しよう。 刊行されたなかでは最初の作品のため、描写はグロテスクで陰惨、のちの作品よりもすっきりしないところがある。 + 各巻紹介 上巻:殷朝末期 しかし楊任は大人であった。どうせこの世のことで究極的に良い加減でないものは少ない――と諦める。 「理不尽」をテーマにするかのごとく、陰惨で理不尽で卑劣な謀略が展開される巻。 妲己によってもたらされる陰惨な宮廷描写、己が組織のエゴによって謀略を巡らす仙界・天界・仏教界、そして気づかないがゆえにひそかに追いつめられていく殷王朝と金鰲島の截教…… 神も仏もありはしない、いかなる立場の人間であろうと、上に立つものは常に強欲で理不尽なものだ、という安能イズムの一丁一番地。 他方で、姫昌や伯邑孝のエピソードを通じて、世間知らずの王侯と、権力から落ちた王侯を鼻にも引っかけない庶民の姿もわずかに挟まれる。 中巻:聞仲の戦い 「易姓革命とは文字通りに皇帝の姓が易わるだけで、世の中が変わるわけではないのです。誰が皇帝になろうと、どうだっていいじゃありませんか。やれ武王だ、それ紂王だと言って殺しあうのは、太師、もうやめましょうよ。そして黄花山で楽しく暮らそうではありませんか」 殷の太師・聞仲が主役となる中巻。 殷に長年仕え、その前は金鰲島で修業した彼は、この国難にあたって能力や人脈の限りを尽くして戦うが、長年「勝つため」の陰謀を積み重ねてきた闡教の実力と悪辣さは彼の想像をはるか超えていた。 「天命」を口実として悪逆の限りを尽くす闡教に対し、仙界で巡らされる陰謀に気づくのが遅れすぎた殷朝・聞仲・截教・通天教主は、泥沼の敗戦にもつれ込む。 他方、聞仲は旅路で味方にした「山賊」たちに、本当の「仁」を持つ民衆の輝きを垣間見ることになる…… 下巻:殷周革命の終結 「幼馴染みの誼みで教えよう。新しい天下を作った、とキミは有頂天になっているが、その得意然とした顔は滑稽千万だぞ。新しい天下はたしかに出来たが、それは姫氏一族のもので、我らのものではない」 「武王には百人からの弟がいるんだ。いずれわれらは大諸侯から、地図の上では探すことも出来ない微少な諸侯に格下げされる。そのときにイヤな顔でもしてみろ、間違いなくこの世から消される」 闡教と截教、周と殷の戦いも大詰めを迎える。 周到に策略を重ね、実行する上で一切のためらいを見せず、あの手この手の限りを尽くした闡教は、所定の目標のすべてを果たしてすっきりした顔で凱旋した。 姫一族も、天下を取った喜びに浸っている。その裏で、もはや用済みとなった「元帥」姜子牙や「北伯侯」崇応鸞は、今後の身の振りについて思いを巡らす。 一方、敗北を実感した紂王は、巡る走馬灯のなかで際限なく思いを巡らせた…… すべてに納得し、死を決意した紂王に対して、「女媧の刺客」であった妲己は、駒として以上の愛情と、駒ゆえの女媧への憎しみを募らせる。 白眉なのは終盤の、紂王を通しての「君主の立場」と、姜子牙・崇応鸞を通しての「臣下の立場」の相克である。 帝王は絶対な存在であるから帝王である。しかし君主よりも優秀な軍師は、時に君主の判断を頭から否定し、自分が君主であるかのように振る舞う。 君主が暗愚で、軍師に位負けを感じるならそれも良かった。しかし紂王は元来聡明であり、それでいて子供のころから躾られていたため、聞仲には頭が上がらなかった。 「頭が高い」聞仲に対して、「頭が高い」と言えなかっただけ、紂王は憎しみを抱き、その忠誠心は認めつつも、訃報を聞いても涙さえ落とさなかった。 「元帥」姜子牙もまた、自分が「頭が高い」存在であったとわかっている。ゆえに彼は、武王がその「息苦しさ」に気づく前に、走狗としての立場に立ち返り、東方へと去った。自ら道化であることを肯定したのである。 そして「北伯侯」崇応鸞は、聞仲のように粛清対象となることも、姜子牙のように道化となることも拒絶し、ひとり浩然の気を吐いて政界から立ち去る。 そうした政界の流れ、紂王の哀れみや姜子牙の諦観や崇応鸞の怒りに気付かなかった「東伯侯」姜文煥は、もはや語るまでもない末路を迎える。 ◇春秋戦国志 ここからは実際の歴史を、安能イズムによって分析していく。 春秋戦国時代と言えば諸子百家だが、安能氏は「諸子」はともかく「百家」の分類はまったく的外れと喝破する。実際、諸子を百家で分類すると、実情にあわないのだ。 そこで安能氏は、法治思想の発展、すなわち権力に対する理解度の発展にのみ着目し、一連の思想発展の系譜を中心に、春秋戦国時代の「権力模様」を描いていく。 なお、その系譜とは、太公望-祭足-管仲-晏嬰-子産-李悝-趙鞅-呉起-商鞅-申不害-慎到-荀況-韓非子-始皇帝である。 また、本作からは「封神演義」のような陰惨な描写はやや少なくなり、持ち前の乾いたユーモアと、激しい熱意がより顕著になっていく。 + 各巻紹介 上巻:鄭の荘公~斉の桓公の覇権 「天下の諸侯たちは一方で、殿下(*10)が責任を果たすことを望みながら、他方では、それに伴う権力を振りまわされることを望んではおりません」 「そうか、虫のいいことを、考えているものじゃのう」 周朝が突如滅び、明るく楽しい春秋戦国時代にはいった。 真っ先に飛び出したのは鄭の荘公の軍師、祭足である。 周王をけちょんけちょんに伸した彼は、それまでの封建制を完膚なきまでに叩きつぶし、自由で活力に満ちた「新しい時代」の初っぱなを突っ走った。 次の時代に現れた管仲は、一介の軍師が力量ひとつで国家を主導する体勢と、一国が周王に変わって、諸侯を束ねて主導する「覇者」の体勢を作り上げる。 戦国乱世に適応した、新しい体勢であった。 他方で、晋国と魯国では、内部で公族の殺し合いと、有力貴族への権力移譲が起きる。 それで魯国は弱体化したが、晋国はかえって強大化した。 世界情勢と同じく国内体勢も変わっていくのである。 中巻:覇者の変質 「麒麟は日に千里を馳せるも、なお背に鞭を免れず――という譬えもあります。なまじ覇王になったばかりに、得るところなくして尻を叩かれたのでは間尺にあいません」 管仲死後、覇者・桓公は無惨な末路を遂げ、次いで覇者となった晋の文公は長年の放浪で寿命を使いきり、君主の座について短期間で世を去る。 文公の次代に晋国の執政となったのは趙盾であったが、彼は管仲や文公が「覇者」としての責務を果たして天下の主導権を握ったのとは対極的に、 天下の秩序も覇王の責務もただの浪費と見なし、言わば天下の責務から解放されて、賄賂の収奪など「好きなこと」をして過ごす路線を取った。 それでも晋国は中原で斉国と並ぶ大国であり、異を唱える国もなく、長期の繁栄を可能とした。 「天下のための覇王」は、桓公と文公の二代で実質終わったのだ。代わって、春秋戦国時代は主導する国家のいない「安定期」を迎える。 それに対して、国内の情勢はますます流動化する。 晋国や斉国では実力を備えた臣下が君主を凌駕し、やがて晋は「韓」「魏」「趙」の三国に分裂し、斉は外様の豪族に乗っ取られる。 しかしそれは単なる「下剋上」ではない。君主という「身分」が権力を保障してくれる時代はとうに過ぎ、権力を握った人物が君主になる時代が訪れたのである。 他方、中原の「外地」とされていた、西の秦国と南の楚国でも変動が起きる。 かつては西戎・南蛮と言われて異界扱いされてきた彼らも、秦の穆公・楚の荘王らが国力を大きく広げて文化圏を発展させ、権力を掌握・編成して中原諸侯と張り合ったことで、いつしか彼らも「中華の一部」に仲間入りする。 国際情勢の安定と国内情勢の変動、中華文化圏の拡大にともなって、いよいよ「諸子百家」が増大する。 下巻:法治主義の発展 「新しい秩序を築くことは、過去に立ち返らず、振り返えることすらせずに、現在にも執着せず、いや進んで現状を打開することから始まる。つまり、いま目の前に割拠する諸国を、先ずは統一しなければならない――」 各国が賢人を求めて政治の発展を求めたことと、孔子が儒家という「学閥」「情報ネットワーク」を形成したこと、「稷下の学士」や「食客三千」といった人材を抱え込む風潮が現れたことで、「諸子百家」と総称される思想家たちが踵を接して現れる。 国家も積極的に彼らの思想を実践したため、中国思想史上の全盛期、中華思想の黄金時代が訪れた。 そんななか、西の秦国にて大きな変動が起きる。 賢人のひとり商鞅が秦国にて、法治主義・官僚システム・軍制改革・重刑罰・重農政策といった、国政の一大改革を徹底して行なったことで、秦はとてつもない強大化を遂げる。ついには秦一国で、ほかの六大国が束になっても叶わないほどの超大国へと成長した。 他方、諸子百家を母体とする「遊説の士」や、大臣を送りあうという「置相」の風習は、国家・国籍・国境の形骸化と、「中国は一つの天下である」という意識を芽生えさせることになった。「各国」の枠組みを超えて、「中国全体」の意識が芽生え始めたのである。 法治主義・官僚システムの進展、中華は一つの中華であるという意識の芽生え、そして秦国が一強化したことを、ことごとく意識した二人の英雄が現れた。 秦の若き王・嬴政と、韓の公子・韓非である。歴史にいう始皇帝と韓非子であった。 韓非の親友・尉繚子を介して出会った師弟は、至高の時を過ごすが、かつての紂王・聞仲と同じく傑出しすぎた両雄は決して共存できず、韓非子が死ぬ。 始皇帝は、韓非子が「師」であり続け「臣」になってくれなかったことにショックを受けつつも、彼の遺志を継いで見事に天下を統一。 郡県制による中央集権と、万里の長城による国境制定で「中国」を完成させ、韓非子が完成させた法治思想、ひいては韓非子が集約させた「春秋戦国の思想の稔り」をも見事に刈り上げて、周代までとはまったく違う「中華帝国の時代」を創始した。 ◇中華帝国志 春秋戦国志の続編。秦漢代から清代までを駆け足で巡り、皇帝を擁する「中華帝国」の治乱興亡のパターンを見渡し、「中華思想」をたどる。 上中下の三巻しかないため、都合上、隋唐と清はさらっと流されるだけになった(隋唐はのちに隋唐演義で掘り下げる)。 代わりに、漢・三国・宋・元・明については深く取り上げており、とくに宋代に関しては安能イズムの面目躍如である。 また安能氏はあとがきを書かない反面、まえがきにて自分の思想を表現するが、本作は総決算予定であったため、まえがきが全部で三章もある。 + 各巻紹介 上巻:秦末~漢代 艱難を共にすることで相互の理解を深め、信頼関係を築くのは、俗世間でのことだ。権力は間違いなく「魔物」である。 春秋戦国志下巻の直接の続編は、始皇帝統治時代の張良から始まる。 すでに滅んだ韓の出身であり、しかも少年時代に韓非子に教えを受けていた張良にとって、始皇帝は師父と母国、二重の仇であった。 しかし始皇帝暗殺に失敗した張良は、「黄石公」ととぼける尉繚子――前作で韓非子を始皇帝に紹介し、韓非子の死後に逃げた、あの尉繚子――と再会。 彼から「始皇帝は韓非子の遺志を継いで、天下国家のために働いているのだ。そなたは始皇帝の業績を継がねばならん。秦や韓のためではなく、天下のために、そして韓非子がまとめた、春秋戦国時代の思想を後世に引き継ぐために、そなたは始皇帝の業績を継がねばならん」と諭される。 感銘を受けた張良は、天下国家のため、中国のために奮闘を決意。 楚漢戦争を通して、蕭何とともに秦国の資料、始皇帝の遺産を守り抜き、漢帝国を通じて法治政策を軌道に乗せることに成功する。 以後の中華帝国は、始皇帝の完成させた法治主義国家を「基本」「原型」としつつ、衰退と回帰、そしていかにマイナーチェンジをしたかにかかる。 確かに政治情勢はその都度大きく変化していくが、官僚システムの維持と効率化、および権力のコントロールが国家の盛衰を決める構造は変わらない。 前漢で言えば、前半期(こと文帝・景帝期)はまさに法治の黄金期、官僚システムが理想的に機能し、皇帝さえ法に服した時代である。 しかし後半期は、武帝が制度改革を乱発したことで、かえって職制の混乱・似たような職名の乱立を招き、法治システムがゆらぎ出した時代。 武帝と続く皇帝たちが「制度さえ変えれば問題が解決する」と安直に考え、権力の掌握と管理、官僚システムの効率的な整備と運用、といった地道な作業を後回しにしたことで、前漢は混乱と衰退を開始、じきに王莽に乗っ取られる。 その王莽を倒した光武帝、そして続く後漢の皇帝たちも「制度いじり」を繰り返し、後漢は外戚と宦官、それに名声を獲得した「名士」の時代に移り、三国志へと推移する。 中巻:三国時代~五胡十六国時代~隋唐 なぜか、三国時代は絵に描いたような乱世でありながら、しかも、中国史の「乱世」に特有な「熱気」に欠けていた。 中巻はほぼ三国演義、末尾に南北朝時代と、隋唐をまとめて記述する。 しかし隋唐はともかく、三国、いや「魏晋南北朝時代」は、いわゆる「三国演義」が連想する英雄譚ではなく、国家と君主の権力が際限なく無力化し、時代を担うはずの英雄たちが途方に暮れた、黄昏の時代であったと喝破する。 まず安能氏は、魏・呉・蜀「三国」の戸籍に登録された人口の総数が、前漢全盛期のたった一割程度だったことに着目する。 つまり、仰々しく「三国」といってみたところで、実は大陸の一割二割も支配できていなかった「砂上の楼閣」、いや人民から乖離した「空中楼閣」だったのだ。 さらに、各地の中小豪族がとんでもない強さを発揮している。豪族は、流出した民衆を抱え込み、納税や賦役を課そうとする国家に対して激しく反発し、なにがしかの見返りを求めた。というか、地方豪族とは民衆のなかから自然発生したものだ。民衆が強くなったのである。 さらに異民族も大量に流入し、地方行政システムはますます崩壊する。 それで、君主たちはなんとか豪族たちの支持を取り付けようと四苦八苦する。 諸葛亮や姜維の「無謀な」北伐も、「いまに勝って、利権を広げてみせる、だから支持せよ」と豪族を引きつけるための苦肉の策であった。 しかし結局、三国~五胡十六国~南北朝時代のどの国も「空中楼閣」からは脱しえず、皇帝陛下ともあろうものが「生まれ変わりがあるなら、二度と皇帝には生まれたくない!」と絶叫する事態になった。 そんな情勢を打破したのが、隋の文帝と唐の太宗である。 まず文帝が「科挙」を定めて、豪族から人事権を取り返し、官僚システムを再整備。 太宗李世民は唐朝の権力を強化した上で、豪族の出生を調査して等級付けすることで、彼らの社会的権威を削いだ。 かくて唐朝は軌道に乗るが、末期には「牛李の争い」という過剰な党派争いでふたたび政治の統制を失い、皇帝は宦官の傀儡となって、唐朝は没落の一途をたどる。 そして五胡十六国時代の焼き直しに近い五代十国時代を経て、宋代に移る。 下巻:宋~清 政治制度の効能は、とりわけ中国の場合、その運用の妙にあって、制度そのものに存在するわけではない。 宋代は、皇帝と側近がとにかく聡明だった時代である。 政界を割り軍事力を弱めてでも権臣の出現を予防し、カネと外交で平和を買い、恥も外聞も投げ捨て、抗戦派の元帥も虜囚になった皇帝も切り捨てる。 すべては「帝位と国家の安定」のためである。 必要ならばどんな手も採りながら、それでいて無用な殺戮は手控え、柔軟な策略を巡らせた宋代は、実にしたたかで理性的な時代であった。 続く元はモンゴル人の王朝であり、士大夫こそ失職の危機に直面したが、意外にも庶民は影響を受けず、中華文明も豊かになった時代である。 もともと民衆にとって、国家とは税をむさぼる略奪者に過ぎない。皇帝が漢族かどうかは問題ではなく、そもそも隋唐も宋も異民族王朝である。 むしろ大モンゴル帝国の出現は、商人たちに新しい交易ルートの開拓をもたらした。失職した士大夫も、民間でその素質を発揮し、小説・楽曲・絵画に新たな進展を加えた。 明代は、宋代とは逆な意味で「濃い」皇帝が多かった。 前半の洪武帝と永楽帝はやたら殺戮を行ない、派手な戦争を繰り返す。後半の武宗以降の皇帝は快楽の限りを尽くし、カネを湯水のように遣った。結果、明は果てる。 しかしそうした殺伐な皇帝、もしくは無頼な皇帝に揉まれてか、朝臣・儒者と宦官には気骨ある猛者が増えた。 殺戮されてでも永楽帝の簒奪を不当と断じた士大夫、命に代えても皇太子を守った宦官など、中国人も「近世」らしく、洗練されてきたのである。 代わって中国を支配したのは清である。 康熙帝・雍正帝・乾隆帝の三代は、清代のみならず中国史における黄金期であった。 勤勉で柔軟でなにより開明的な康熙帝、厳格に法治を施行して統治に全身全霊を尽くした雍正帝、そして最大版図を形成して大皇帝として振る舞う一方、出費しながら減税をし、イギリスの使者には柔軟に対応した乾隆帝――と、まさに黄金時代の皇帝たちが、中華帝国華やかなりし時代の最後を飾ったのを、安能氏は運命的にも感じている。 しかし、乾隆帝がイギリスの使者をうまくあしらってから半世紀後、アヘン戦争でついに本格的な「西洋人ショック」を受けて、中華帝国の歴史は大きく動揺する。 それは契丹(隋唐)や突厥(宋)やモンゴル(元)や女真(清)とは、根本的に異質なショックであった。 そのぶんのエピソードを通じて「中華思想」をまとめようと思ったが、残念ながら紙幅の限界に達し、その試みは次巻に続くことになる。 ◇八股と馬虎 中華思想の精髄 「中華思想」は単に、不滅の中国史を築いた中国人の知恵の結晶であるに止まらず、人類の「知恵の宝璧」でもある。科学技術を進歩させた西欧の合理思想や、それに基づく生存の流儀だけが人類の知恵であるわけではない。 混沌の中に自ら然る秩序を見付け出して、支配権力を単なる「標識」と観じ、不滅を信じて個々の器量で生き抜こうとした中国流の生存流儀と、それを支えた「中華思想」もまた、いずれ劣らぬ「人類の知恵」である。 青幇の大物・杜月笙と、中国民衆の互助組織=幇会をメインに、袁世凱・孫文・蒋介石・毛沢東を代表とする、「近現代でも相変わらずしぶとい中国人」を描く。 ちなみに、八股(パクー)とは「八股文(はっこぶん)」のことで、科挙における形式張った文章のこと。要は建て前。 馬虎(マフー)とは「馬(騎兵)だろうが虎だろうが、危害をなすなら同じこと」といい、その性質に着目すれば馬と虎の区別すら放棄するという、中国人らしい大ざっぱな本音のこと。 中国人が掲げるガチガチのイデオロギーと、行動面における柔軟さを暗示している。 そして副題にも用いられている「中華思想」とは、単に異民族を見下す「華夷思想」のことではない。中華という文化圏に住んだ人々が数千年にわたって磨き続けてきた、独特の思想のことである。華夷思想は中華における思想のほんの一部に過ぎない。 本作は一巻完結だが、封神演義、春秋戦国志、中華帝国志、と続く「中華思想シリーズ」の一つの大まとめであり、十巻そろって一つの作品ともいえる。 初めてあとがきを記した作品でもあり、中華帝国志の序文と、本作のあとがきを読めば、安能氏の思想により深く迫れるだろう。 ◇隋唐演義 八股と馬虎でひと区切りついた安能氏が、中華帝国志ではわずかしか描けなかった隋唐時代をどっぷり描く。 メインは、義侠組織であり互助組織の「二賢荘」。そこに属する任侠界の英雄たちの活躍を通して、隋唐の政治情勢を、隋の文帝から唐の玄宗の時代まで描く。 なお本作は、全シリーズでも特に道教の描写が生き生きと描かれている。美女や悪女、英雄豪傑たちも特にユニークなのが揃う。 + 各巻紹介 上巻 ――一日三餮、夜眠七尺、足矣。問君何事、苦苦竟繁(栄)華乎? とは昔から言い古された言葉だ。日に三度の食事をすることが出来て、夜眠るのに七尺の床があれば、それでよいではないか。諸君はなぜに苦苦として栄華を竟(きわ)めようとするのだ――という意味である。それが道教思想の強い伝統社会の一般的な生活信条であった。 だから伝統的に人々は――皇帝陛下に飯を食わせてもらっていた士大夫たちのようには、皇帝を尊敬せず、むしろ権を揮(ふる)って贅を尽す皇帝を、それゆえに身体的にも政治的にも「死に至る道」を歩むバカな男だと思っている。 「隋唐演義」前半の主役は、単雄信と秦叔宝である。単雄信は「幇会」の守護神であり、秦叔宝は尉遅恭とならんで「門神」として祀られる。 いずれも道教分野での民間人気が熱い男たちである。 従って、とくに上巻では、「二賢荘」を経営して民間の英雄たちの「兄貴」として慕われる単雄信と、英雄豪傑の素質をもちつつもいまだ純朴で天然気味な秦叔宝を中心とした、民間の英雄たちの闊達なエピソードがきらびやかに描かれる。 一方、政界では隋の煬帝が、贅の限りを尽くして王朝の運命を縮めていく。 しかしこちらは「封神演義」における妲己のエピソードとは異なり、陰惨さがない。 むしろ、煬帝のハーレム「十六院」に属する美女たちや、煬帝に私淑する王義の、心からの忠誠と歓待は、本来陰険な地獄であるはずの後宮を「楽園」に彩った。 だが、その希代の「楽園」に浸ったことで、煬帝は現実という「苦界」を避け、楽園で人生を全うすることを決意した。それは死に至る道であるが、さりとて、現実に立ち返らせて政務に骨身を削らせ苦しんで死なせるよりは、幸せではないだろうかと、楽園を裏から支える皇后・蕭后は考えるのだった…… 中巻 「将来、そなたを愛した女は、決してほかの男を愛することができず、見向きもしなくなるほどの、そなたの父上のような、立派な男になりなさい!」 やがて隋朝は誰もが予測した通りに崩壊し、煬帝も群臣たちに殺される。 隋朝崩壊に乗じて各地の群雄も決起し、李密、王世充、竇建徳、そして李淵といった面々が、帝や王を名乗って割拠。 秦叔宝を初めとする豪傑たちもそれぞれに縁故のある群雄に仕えた。 やがて李淵の唐が勢力を増していき、李密らを滅ぼし、ついには天下を取る。 しかしその過程で、かつて単雄信を中心として「二賢荘」の仲間だった豪傑たちは、敵味方に分かれて争うことになった。 政治では敵味方でも、個人では仲間だ、危機となれば助け合う、と誓っていても、うまく行かないこともある。権力に取り付かれて裏切りを起こすものもいれば、権力にうんざりして在野に戻るものもいた。 そして、二賢荘の親分で、皆から敬愛されていた単雄信も、李世民に捕殺される。 秦叔宝ら豪傑たちは懸命に助命を求めたが、単雄信の仲間たちに対する「統率力」を恐れた李世民はその決定を覆すことはなかった。 一方、隋朝を脱出した、亡き煬帝の婦人たちのドラマも同時平行で描かれる。 あるいは煬帝の遺児・趙王を守って異民族のもとまで行き、あるいは良縁を見つけて再嫁し、あるいは貧乏暮らしになって、それぞれの旅路で悲喜交々の人生を送っていく。 本段の台詞は、煬帝の皇后であった蕭后が、煬帝の仇に抱かれて生き残ったという噂を信じた息子を、母として女として妻として叱ったものである。 下巻 ――官情を称して「宦海」と言う。仕官の浮沈は、猶、海潮の起伏の如し―― 天下は唐朝の下に帰し、いちおうの安定期に入る。 しかし、権力は常に魔性があり、政治の世界は常に荒波だ。 以後の時代は、李世民こと太宗、武媚娘こと則天武后、李隆基こと玄宗が中心となる。彼らはいずれも名君の素質があったが、いずれ一癖も二癖もある面々で、華々しい文化隆盛と権力闘争を引き起こした。 その権力の荒波に揉まれながら、群臣たちも生き残りを掛けてしぶとく戦う。 玄宗の腹心で実務処理に長ける姚崇は、同じく玄宗の腹心で文筆家の張説と対立していた。しかし実は、我ら二人が結託すれば周囲から恐れられ、罠に掛けられるのは間違いない、だから周囲の警戒を解くため、個人面では喧嘩を吹っかけ、政策面でのみ協力するにとどめていたのだ。 そうした、名君と賢臣の奮闘の傍らで、則天武后や楊貴妃や梅妃と言った毛色の違うヒロイン、酒と詩をこよなく愛する奇人・李白、羅公遠や張果や葉法善と言った道士たちが物語に彩りを添える。 しかし隋の煬帝の夢が破れたように、唐朝の夢もいずれ破れる。 長い平和に飽かせて軍隊が空洞化し、その折に中央の政変を巻き込んで安禄山が反乱を起こしたとき、玄宗は窮地に追いつめられ、脱出のさなかに粛宗に譲位することとなる。 実際には安禄山の乱は、唐の致命傷ではない。玄宗ら首脳部は脱出に成功したし、政変を起こした楊国忠らを粛清する余力もあった。そして名将・郭子儀を中心とした唐軍は反撃に転じ、対する安禄山には皇帝の力量がなかったため、安史の乱はやがて鎮圧される。 ただ、一度退位した玄宗には、皇帝の権力が戻ることは二度となかった。 隋唐演義の物語は、玄宗の死をもって終わりとなる。 ◇三国演義 八股と馬虎でひと区切りついた安能氏が、中華帝国志・中巻をベースに膨らませた、三国演義の解説本。六巻。 漢室復興などと心にもない大義名分を掲げ、その実自分の権力欲にだけ忠実な、しぶとい権謀家である劉備を中心に、 君主権力・国家権力の無力化を背景として、どこか虚無的な曹操、成功しない北伐をあえて敢行する諸葛亮など、「英雄豪傑が覇道を競う」話ではなく、退廃的でビターな三国志。 一方、山賊が民衆の守護者であるなど、中国人の本質に迫る安能イズムは健在。 + 各巻紹介 一巻 「こんな時に、大哥がまじめな顔をして、宴席で皆さんとつきあってくれるのはありがたいことだ。そうでもしてくれなければ、おれたち兄弟が、この世界に身を置くところはない」 虎牢関の戦いで、張飛は呂布を単独で倒せる腕があった。しかし張飛は、討てるはずの呂布をあえて殺さず見逃した。 先立って関羽は華雄を討ったが、倒したあとは連合の諸侯から無視された。それは、華雄が死んでしまえば関羽は無用になったからだ。 呂布という強敵が生きている限り、張飛や関羽の価値はあり、劉備が群雄のなかで泳げる余地も生じる。 しかしそれは、どうにも「小さい」あり方である。しかもそれは張飛や劉備たちだけの話ではない。曹操が献帝を擁立したのも、大義名分の確保と言えば聞こえはいいが、開き直って自分の権威で王朝を建てる、本格的な覇業が出来ないことの裏返しでもあった。 二巻 「たとえ期待外れだとしても、文王が車を曳いたようなことをすれば、やがて本物の太公望が名乗り出るチャンスを作ったことになる」 曹操は袁紹を倒して一強となり、劉備は劉表のもとで諸葛亮と出会う。 劉備が「三顧の礼」で諸葛亮を迎えたのは、もとより諸葛亮が「天下を取れる」ほどの天才と思ったからではない。「我輩は英雄豪傑を求めること、三顧の礼を尽くすがごとくである。天下の異才よ、我が元に集結せよ」と喧伝するためのハッタリ、いや広報であった。 だから、劉備の狙いは「三顧の礼」そのものにあり、「諸葛亮」ではない。実際、彼はほどなく諸葛亮の「中身」に失望する。諸葛亮は、劉表の死で混乱する荊州を奪え、と進言した。しかし現実に、荊州の支配者は劉表ではなく豪族たちだ。彼らの支持もないまま奪い取っても、曹軍の迎撃はおろか荊州兵の制御すら出来ず、それどころか、これまで培ってきた「仁義」の金看板、劉備唯一の資産すら破棄しかねない。 それでも、三顧の礼は所定の目標を果たす。しかしそれはもう少し先のことだ。 三巻 「のう、亮よ! 大きくなって偉くなったが、性格はちっとも変わっていないようだ。世の中には、知っていても口に出してはいけないことがある。そなたは子供の頃から、勘繰りと詮索が好きで、しかもそれを探り当てては、憚りなく口に出して相手を驚かし自分で得意になる悪い癖があった。子供の頃にそれをやれば、相手はそれを聡明な証しだと褒めてくれるが、同じことを大人になってもやれば、相手は口に出さないまでも、肚の中で怒る。お止めなさい。それで失敗(しくじ)るのではないかと、この兄は心配したから、あえて注意を与えたのだ」 「赤壁の戦い」は実際には曹操と周瑜の戦いである。諸葛亮はいかにも「天才軍師」とでかい顔でやってきたが、要はハッタリを振りまき虚名を掲げただけで、諸葛瑾からは叱責され、魯粛からは内心で「口舌の輩」と見定められる。 しかしハッタリや名声も、それはそれで立派な政治手腕の一つである。それに諸葛亮の弁舌は、軍師としてはともかく、それなりに有効であった。 そんな、魯粛いわく「似合いの君臣」劉備と諸葛亮は、赤壁のどさくさに紛れて荊州を制圧し、さらに培った名声で馬良・黄忠・魏延などを迎え、勢力を確立。やがて益州にまで食指を伸ばす。 四巻 楊修自身が、死に至る道を歩んでいたのである。権力者の心の奥をやたらに覗いてはいけない。楊修はその禁を犯してしまったのだ。 権力は権威の支えなくしては成り立たない。権威の本質はカリスマ(神秘性)である。カリスマの一つの側面は、権力者が何をするか、何ができるかの見定めがつかないことだ。心を読まれたら、カリスマは消えないまでも、威力を殺がれる。だから伝統社会の権力者たちは、曹操ならずとも病的なまでに心を隠した。 劉備は蜀を取り、漢中で曹操を撃退して、いよいよ絶頂期に入る。 逆に曹操は、どうにも漢中では調子が狂った。戦場に赴くのにわざわざ遠回りをして詩人の遺族と面会したり、漢中に到着しても采配がうまく行かなかったり、後方にいたはずの許褚が流れ矢で負傷したり、と苦戦。 果ては楊修に心を読まれ、権威を立て直すために出兵したところを、顔面に矢を受けて倒れた。 しかし悶絶しながらも曹操は、考えを整理する。思えば漢中攻略の戦略意義は、漢中から益州までを制圧して天下統一のきっかけとするところにある。しかし天下統一をあきらめるのなら、漢中は劉備に渡して、緩衝地帯にしたほうがいい。 そういえば曹操はもとから漢中や益州に欲がなかった。かつて張魯を下した際に、司馬懿は蜀攻めを進言したが、曹操は乗らなかった。そして今回「あの趙雲と交換するなら、漢中を渡してもよい」とこぼした。曹操は無意識のうちに、天下統一はやる気がなく、漢中もいらない、と考えていたのだ――と思い至る。 それは、「三国」が実際には人民の一割しか支配下に組み込めず、「鼎立」することでやっと国の体を保てるという、国家権力がひたすら弱くなる「三国時代」の先覚でもあった。有り体にいうと、曹操も魏国も、天下を治めるだけの実力がなかったのである。 五巻 劉備は、敵対する人々からは「大耳子」すなわち顔だけ福々しげな「間抜け者」と蔑まれた。だがその実は、なかなか、どうしてどうして、劉備こそは間違いなく福気(幸運の星)に恵まれた果報な男で、一種独特な権謀に長けた、しぶとくて芝居上手な、三国時代の傑出した立て役者である。 絶頂期に至った劉備だったが、孫権の裏切りで関羽・張飛を殺され、報復のため出兵するも陸遜に敗れ、死期を悟る。そこで劉備は、諸葛亮に「託孤」――孤児となる劉禅を託すことにした。 しかし劉備は、諸葛亮は信用はできても、関羽と張飛ほどには信頼はできなかった。幸い、諸葛亮に拮抗する権力者は蜀にはいない。だからわざわざ託さなくても、諸葛亮が次代の指導者となることは明らかだった。 だから劉備が為すべきは、諸葛亮にいろいろと「枷」をはめて、劉禅への謀反を起こせない状況を作ることにあった。 そのために劉備は磨き抜いた知恵を発露する。 まず、託孤の場に、当の劉禅を呼ばなかった。後事を託すのならば劉禅を諸葛亮に平伏させ「師父の礼」を取らせるべきだ。しかしそうすると、才能で諸葛亮に劣る劉禅が、最初から「負け犬根性」を抱くかも知れない。君主として「威厳の無い」存在になるかも知れなかった。だから、劉禅を「わざと」呼ばなかった。 しかも諸葛亮の増長を防ぐため、群臣が見ている前で「太子禅が不肖ならば、汝が取って代わるべし」と言い渡した。もちろん、衆人監視の場で諸葛亮が言えるのは「滅相もございません、新帝陛下に命の限り忠節を尽くします」だけしかない。ほかにありえない。 それでいて、諸葛亮の忠誠を買うため、劉禅の代わりに呼び寄せた劉永・劉理には古典的な師父の礼を諸葛亮に捧げさせる。 「劉禅と諸葛亮の君臣関係」を築くため、徹頭徹尾計算され尽くした「託孤」である。そのぶん諸葛亮は「道化」になることを強いられた。公衆の面前でけなされたに等しい諸葛亮が、不満を抱くのは当然である。しかしそれはそれで、諸葛亮は偉大な「先輩」が自分を鮮やかに手玉にとったのを、感心する思いで眺めていたかも知れない。 六巻 五巻から引き続き、諸葛亮・姜維の北伐が中心となる。 彼らの北伐はさして成果があがることもなく、しかも連年起こしたため、国力の浪費という批難もあがった。李厳に至っては公然と妨害している。しかもその妨害は、劉禅も黙認していた。 しかし諸葛亮と姜維の「北伐」は、本気で魏国を打倒するものではなかった。そんなことは最初から不可能であり、漢室復興と天下統一は、もう諦めていたのだ。 だから「北伐」の戦略目標は、蜀漢内部に「戦時体勢」を敷くことで、文武諸官や地方豪族の引き締めを図り、自壊しかねない蜀漢を束ねることにあった。そうでもしなければ、兵士や金穀の徴収もままならなかったからである。いやそれどころか、敵国が攻め込んだり反乱が起きた際に、弛緩しきった地方豪族が敵に内通し、劉禅が叩き出される危険性もあった。 しかし軍師の心君臣知らずで、劉禅も群臣も、一朝有事があればすぐに崩れる「三国鼎立」が永遠に続くものと考えて、無気力な現状維持を続けていた。 そうした認識を、敵の司馬懿も持っていた。いや司馬懿の場合、「戦時体勢」が続けばそれだけ、軍人である司馬懿の権威が高まる。逆に、諸葛亮と本気で決戦して倒した場合、司馬懿は権威ががた落ちする。 四十年前の関羽と張飛は、討ち取れるはずの呂布を殺さずに生かし、それゆえに「呂布に対抗できるのは関張だけ」という状況を作った。司馬懿も同様に「諸葛亮に対抗できるのは司馬懿だけ」という状況を作って、権力を固めていた。 しかしその一方で、彼ら一族は魏国内部で権力闘争を繰り広げ、ついに帝位を簒奪する。そして蜀と呉に攻め込んだ。やはり、文武諸官や地方豪族は次々寝返り、両国は滅ぶ。 しかし「三国時代」は終わったが、「魏晋南北朝時代」はさらに続く。それは「異民族の流入」と言う側面が加わっただけで、三国時代と本質は変わらなかった。 つまり、君主と国家の権力が際限なく弱体化し、文武諸官と地方豪族は自己の利権だけを追求し、民衆は国家権力の束縛から開放されて自由を謳歌したのである。 だから、司馬懿を始祖とする晋国は、かつての蜀や呉と同じく「一朝の有事」であっけなく崩壊する。捕えられた懐帝と愍帝は狩りの勢子をやらされ、しかも恥じる色もなかった。君権や皇帝とやらは、魏晋南北朝時代を通じて、「その程度のもの」になっていた。 さらに、懐帝と同じく捕えられた宰相王衍は「わたしは政務を執ったことなどありません。宰相の仕事とは、誰を皇帝にするかを決めて、玉璽を授けることです」と言い切った。皇帝や君権と同じく、宰相も国権も、無力化の極みに至っていたのである。 そういうわけで、魏晋南北朝時代――「三国時代」「五胡十六国時代」「南北朝時代」――は多くの国が現れたが、すべて実際の権力のない非力な空中楼閣ばかりであり、短命であった。 状況が改善されるのは隋唐の時代、強力な意志と聡明な知識を持った隋文帝や唐太宗の出現を待たなければならなかった。それは「隋唐演義」で描かれる。 他方で、この時代は人民にとっては悪い時期ではなかった。竹林の七賢のような隠者、陶潜のような詩人が、それぞれ太平楽を謳歌した時期である。 そして彼らが抱いた老荘思想が、民衆の民間信仰と融合し、さらに仏教の伝来とも作用して、道教の盛期を生み出すに至る。 そしてその道教の組織化と隆盛に伴って、三国志の英雄たちも神として祀られるようになった。わけても関羽と諸葛亮、いや関公と孔明は、その筆頭であった。今に残る三国演義にも、関公と孔明は別格の神秘的な存在して、描かれている。 封神演義以来の講談社文庫は、三国演義を以って終わりとなる。 ◇始皇帝 中華帝国の開祖 「要するに立派な大人が、いまだに、すべてのことを一身に引き受ける覚悟もしていなければ、その決意すらしていないのじゃ」 「そういう覚悟と決意さえあれば、最後に頼るのは自分自身で、責任を取るのも自分であるから、誰にも甘えてはいけないことに気付く。やたらに本心をさらけだすべきではないと悟る」 タイトル通り始皇帝の一代記。春秋戦国志と中華帝国志の中間に位置するストーリー。 春秋戦国志では天下統一まででストップし、中華帝国志では張良がメインだったために間接的にしか描かれなかった、始皇帝の実際の天下統治が丹念に描かれた傑作。 厳格でありながらも清廉で、人情を持ちながらも皇帝として感情をコントロールし、そのうえで全身全霊を帝国の理想のために燃やし尽くした、中国史上最大の大皇帝の姿を、熱意も新たに荒々しく描き切る。 なお、本作は2019年に新装版で発行されたため、新品で入手が出来る。 ◇韓非子 韓非子の「支配体制論」とは、要するに法令を整備して、統治組織や政治機構を築き、権力者は存在するが、人々は殊更にそれを意識せず、究極的には、無為にして政治を成り立たせる「仕組み」のことだ。 なんのことはない。老子の教えた「無為にして化す」ことや「為す無くして為さざる無し」を地で行くことである。そして「最高の治世は支配者の存在を知らず、その名をすら知らない」という老子の理想を、そのまま追求することであった。 始皇帝の師、韓非子の著書「韓非子」を解説した書物。 上下二巻ではとうてい納まらない上、安能氏の独特の解説を織り込む都合上、一部は泣く泣く削除してまとめている。 それでも読み応えは十分。中国で一般に「美談」とされがちなエピソードをことごとく撫で斬りにし、いかによく政治を導くか、だけでなく、いかによく生きるか、ということまで踏み込む。 老子の哲学をも深く踏み込んでいるため、真に読みこなせれば人生の指針にもなる珠玉の上下巻である。 ただし、安能務シリーズ全作品を通じてももっとも難解な作品であることは間違いない。少なくとも春秋戦国志は頭にたたき込み、その上で予備知識も必要となる。 ◇権力とは何か 中国七大兵書を読む 汚職で摘発されるのは、戦場で流れ矢を受けたようなもので、まったくの不運である。そして、路を歩いて雷にうたれることがあっても、それゆえに人々が路を歩くのをやめないように、汚職官吏は投獄される「災難」の危険はあっても、決して不正蓄財をやめることはなかった。 いや、開き直れば、金持ちになるのは誰にとっても、人生の崇高な努力目標である。 兵法書の一部を解説しつつ、中国の思想を読み解く試み。唯一の新書。 「韓非子」を読む前にこっちから入ると少しはマシかも知れない。春秋戦国志→権力とは何か→韓非子、という順序がベターか。 ◇映画「始皇帝暗殺」パンフレットへの寄稿文 自慢にならず恥とも思わないから告白するが、それがしは映画について、まったくと言ってよいほど、なにも知らない。だからトンチンカンに笑ったり、チンプンカンプンに溜息を吐く。優れた脚本構成や演出よりも、その破綻を見つけては悦び、主演俳優の格好よい姿や演技よりも、脇役のちょっとした素晴らしい仕草に感動する。 「暗殺には興味ない」「映画に詳しくない」と映画パンフレットに寄稿する安能氏が、いったいなぜに映画パンフレットに寄稿する羽目になったのかさっぱりわからないが、とにかく記載がある。 ストーリーにはやはり難儀を感じたようで、メインヒロインについて「見るんじゃなかった……」といわんばかりの寂しさがある。 一方、荊軻役の俳優の「殺」という発音が特定個人に向ける時と抽象的な一般対象に向ける時とで発生の調子を変えているところや、呂不韋役を自ら演じた監督については高く評価している。 【安能イズム名言集】 「お父上が亡くなられて、お気の毒だった」「いえ、武王の運が強かったのです」「武成王と飛鳳山の三将が亡くなられたのも惜しい」「元帥、ご存じだったのですか?」「いや、なにも知らない」「残念です」<封神演義・下巻> 「封神演義」末尾における、太公望姜子牙と北伯侯崇応鸞の会話。これだけなら「?」だが、実は重要な会話である。 崇応鸞の父・崇黒虎は以前から、武王は戦争が終われば、功臣や同盟者を「用済み」として処分するだろうと見越していた。しかし、君主に立場があることは認めるが、臣下にも立場がある。 だからこそ、北伯侯・崇黒虎は武成王・黄飛虎と飛鳳山の三将で「徒党」を組み、いずれ粛清を狙ってくる武王一族と対抗しようと考えていた。 しかし殷の張奎との戦いで彼らは全滅する。 崇応鸞は父・黒虎の教えをしっかり学んでおり、可能ならば姜子牙や東伯侯・姜文煥と組み、父の計画を継げればと考えていた。 しかし姜文煥は、一介の戦士としてはともかく、権力者の素質に欠けている。 そして姜子牙も、この会話で応鸞の祈りを婉曲に断った。 姜子牙は、崇黒虎と武成王、飛鳳山の三将の名前を脈絡もなく挙げる。これはつまり「崇黒虎が武成王や飛鳳山三将と党を組み、武王に対抗しようとした計画」を、子牙が知っていたことを示す。 だから応鸞は、亡父の計画を継いでくれるのかという願いを込めて「ご存じだったのですか?」と問う。 しかし姜子牙は「なにも知らない」と返す。つまり、知ってはいるが公言するつもりはなく、協力もしないぞ、と腹芸で答えたのだ。だから応鸞は万感を込めて「残念です」と返す。 そして、計画への未練を残す応鸞に、姜子牙は一言「未練を捨てよ」と教え、ついに応鸞は馬賊となることで政界への「未練を捨て」る生き方を選択する。 応鸞が去ったあと、ひとり自室で嘆息する姜子牙は、訳もわからず道化として始末されるだろう姜文煥たち天下の諸侯、すべてわかった上であえて道化たらんとする自分自身に感慨を抱きつつ、聡明でありかつ道化の道を歩めなかった崇応鸞の「若さ」に、万感のこもった苦笑を浮かべている。 「要するに立派な大人が、いまだに、すべてのことを一身に引き受ける覚悟もしていなければ、その決意すらしていないのじゃ」「そういう覚悟と決心さえあれば、最後に頼るのは自分自身で、責任をとるのも自分であるから、誰にも甘えてはならないことに気付く。やたらに本心をさらけだすべきではないと悟る」<始皇帝・中華帝国の開祖> 始皇帝が、腹心の蒙毅と二人きりで談笑していたところ、蒙毅は第一皇子・扶蘇から「自分は父上に嫌われているのではないか」と相談を受けたことを話す。 蒙毅は単に、父子のわだかまりを解こうと思っての話題だったが、始皇帝は本心からショックを受け、そして怒った。蒙毅にではなく、扶蘇の不甲斐なさにである。 そこからの始皇帝のセリフは、「君主としての心構え」以上に「大人としての心構え」である。 皇帝は、いや人間というものは、最後は自分自身だけで生きていかなければならない。目の前の選択肢を用意するのは周囲だが、選択肢を最後に決定するのは自分であり、責任を負うのも自分であり、選択肢を誤り困難に直面したときに挑むのも自分である。 決して、誰かが肩代わりしてくれるのではない。自分の人生は自分が背負っているのだ。 これは、他人の力を借りる、部下を使うということではない。 誰の力を借りるか、どの部下に任せるか、それを決めるのも自分だ。部下が失敗し、責任を執らせて処断するにしても、その処断を決めるのも自分である。 人は自分の力だけで生きていくことはできない。しかし、自分の人生を誰かに背負ってもらうこともできない。他人の力で生きていながらも、最後は自分自身で決めて生きているのだ。人間は、人生の責任を、常に、自らが負わねばならない。 なのに扶蘇は、父が愛してくれているかということを蒙毅に訪ねた。 まず、いくら蒙毅でも、軽々しく訊いていいことではない。 それに、父が愛してくれないことが、どうだというのだ。そもそも扶蘇は第一皇子であり、いずれは天下に君臨しなければならない。そして扶蘇が皇帝になるときは、父・始皇帝はこの世にいないのである。 始皇帝がいなくなり、自分だけで帝国(皇帝としての人生)に直面したとき、扶蘇は始皇帝にすがるつもりなのか? もうこの世にいない父に! 子供のうちは、周囲に依存してもいいだろう。しかし大人であるなら、依存してはならない。自分の意志で、周囲の力を使い、生きていかなければならない。最初から周囲の助けを当てにするのは、それは大人ではない。一人前の人間ですらない。 「嫌っているわけではない。いや、心から愛している。だが、それを悟らせては彼のためによくないのだ。そうだろ、毅」 この始皇帝のセリフは、安能老師の人間に対する誇りと意志と意地が凝縮された発言である。同時に、人生の責任を自ら負うことを忘れて、物事から目を逸らす人間への悲憤慷慨でもある。 まことに「大なる哉、道」である。その至らざるところなし。<韓非子下巻>にて、タオの解説。 世界に存在する、物質や現象・事象には「理」が存在する。線香が燃えて煙が上がり灰が落ちるとき、線香と灰と煙を区別するのは、それぞれの「理」である。線香には線香の「理」、灰には灰の「理」、煙には煙の「理」がある。それぞれの「理」があるから、線香、灰、煙、といった物質や現象は区別されて存在する。 しかしそうした「理」は、「道」があるから生じうる。線香が灰や煙に変化する瞬間のはたらきを「道(タオ)」というのだ。 つまり「理」を備えた万物は、「道」によって生まれるのである。 「道」は、「理」を定めて、万物を生み出すのである。 ゆえにいわく、「道理者也」道は理するものなり、と。 だから、天はタオによって高く、地はタオによって豊かであり、北斗や星々はタオによって夜空を巡り、日月はタオによって輝き、五行や四季はタオによって移り変わる。 タオは尭舜とともに賢く、接輿(奇人)とともに狂い、桀紂とともに滅び、湯武とともに栄える。 近くにもあれば宇宙の果てにもあり、遠くにもあればすぐ側にもある。暗いところにもあれば光芒を発し、明るいと思えば暗黒にもある。 天地はもとより、宇宙のあらゆるものもすべてタオによって生まれている。 あらゆる物質・現象・概念、みなことごとく「発生する原因」がある。その「発生原因」をして「タオ」と呼ぶのだ。 中国史にはウソがまかり通っている 安能老師は一筋縄では行かないお方である。 まず安能氏は、中国史における既存の解釈、偏見に対して、激しい憤りを抱きつつ執筆していた。 始皇帝や韓非子に対する、暴君・冷血・無情といったいわれなき「先入観」。史記・秦始皇本紀の本文すら反映しない「始皇帝研究」。「法家」の韓非子が「道家」の老子の教えを理解しているわけがなく、韓非子の老子理解は一篇に過ぎないとする「風潮」。それらへの猛烈な悲憤慷慨が、文章には満ちている。 しかし安能老師は、自分の見解が常に正しくないとも理解していた。 そもそも人間において「正しい理解」などありはしない。「間違いなく絶対に正しい見解」、「科学的で客観的で中立な見解」などというものは、人間界には絶対にないのだ。資料の引用を明記して脚注をつけ、「~~ではなかろうか」などと断定を避けたところで、それは単に責任逃れの言い訳に過ぎないのである。 だから、安能老師はあえて断定的な表現を駆使し、「絶対にこうである」とか「間違いなくこうであった」と記しているが、それは読者の側も「なるほど、おまえはそう思ったのだな」と、一歩引いて理解しなければならないからだ。 どんな文章でも、書き手と読み手は別人である。書き手には取るべき態度があり、読み手にも取るべき態度がある。「安能務の書くことは嘘だ」というのも「安能老師の書くことは絶対に正しい」というのも、均しく間違いで、結局は「自分はこう考える」しかないのである。 だから、「自分はこう考えている」というのを忘れて、ただ安能氏の書くことだけを読むことも、実は間違っているし危険だ。 安能氏自身、著作のなかでいかにも引用文のような形で、私見を挟んでくるからである。いやそれは、安能氏の私見であるとともに、安能氏から我々への試験でもある。 その一つは「一要七術」である。七術とは「七通りの汚職の手口」であり、一要とは「七術の要となる、汚職する者の心得」だ。 その七術とは―― 徒党を組んで情報操作やかばいあいや追い落としを狙う「朋党(ほうとう)比周(ひしゅう)」 公費をばらまいて私的な恩義を売り込む「以公(いこう)済私(せいし)」 外部の勢力を引き込んで国内情勢を制圧する「倚外(きがい)制内(せいない)」 法律を曖昧に解釈して囚人から賄賂を取る「疑法(ぎほう)賕納(きゅうのう)」 法を曲げたり盲点を突いたりして予算を抜き取る「貪贓(たんぞう)枉法(おうほう)」 問題の処理を引き伸ばして責任を押しつける「拖溜(たりゅう)推諉(すいい)」 言を左右にしたり当たり外れのない原則論を述べたりしてどっちに転んでも責任を逃れる「矰繳(そうしゃく)徼倖(ぎょうこう)」 の七つ。 そうした「七術」は言わば技術であるが、そうした技を使いこなすのに必要な奥義、「一要」が「揣摩(しま)渲染(せんせん)」である。 揣摩臆測というと当て推量ということになるが、ここでいう「揣摩」とは「相手の内心を正確に読み取ること」。対する「渲染」とはぼかし絵のことで、「自分の内心を包み隠すこと」。 つまり揣摩渲染とは「自分は相手の内心を正確に把握し、しかも相手には自分の心を悟らせず、自分だけが相手を誘導すること」にある。汚職をするには基本技術で、しかも奥義である。いや、ただ生きる上でも大事なことだ。 安能氏はこの「一要七術」を、韓非子が研究してまとめたものとし、「韓非子」「権力とは何か」に記述している。揣摩渲染は蘇秦が開発したとある。 しかしこの「一要七術」、古典「韓非子」には存在しない。 少なくとも岩波文庫の「韓非子」全四巻を冒頭から末尾まで探したが、一要七術・揣摩渲染を見いだせなかった。 「朋党比周」はあったが独立して扱われており、また「権力とは何か」で挙げられた七術の具体例は確かに古典「韓非子」からの引用だが、古典「韓非子」では「七術」というまとめ方はされていない。 安能老師が、勘違いしたのではあるまい。 よく読めば、「韓非子」において一要七術を記した場面では、そこだけ漢文の引用がない。注意すれば「古典にはない」とわかる構造になっていたのだ。つまり意図的である。 その「意図」は自ずと知れる。つまり「わしが書いたことを、そなたはちゃんと確かめたのか? 世間に『正しい文献』などなく、人間に『正しい意見』などないと教えただろう。わしが『正しいこと』を書いているわけではないぞ。確かめたのか?」という、安能老師のイジワルな試練が、気付けば気付くレベルで仕込まれていたのだ。 しかし、出典を探すのはこれは言わば「応用問題」であり、単に安能イズムを知り、「韓非子」における大量の「具体例」を読み解く上で、便利な解釈であることは間違いない。 また、教えは実践してこそ意味があるという禅宗の教えを鑑みるなら、安能老師の試練はむしろ受けて立つべきものだろう。 願わくば追記・修正をお願いします。 ならびに、現在は絶版・入手困難なものが多数を占めてはおりますが、現在はKindleにて入手可能なものも多く、出来れば手に取っていただきたく、お願い申し上げます。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 軽い気持ちで記事読んだらものすごい熱量で驚いた。作成乙です -- 名無しさん (2020-12-26 06 49 35) フジリュー版封神演義も一応この人のが原作ではある…そっから更に独自の要素入れまくったからぐっちゃぐちゃだけどな!!一応哪吒(なたく)とか一部人物の読み方には影響は読み取れるかも -- 名無しさん (2020-12-26 07 02 21) 自分も学生時代めっちゃ好きな作家さんでした。こういう強烈に自分の世界を持ってる人ってかっこいい。 -- 名無しさん (2020-12-26 11 43 30) なるほど。柔軟でしたたかだったから、今あんなに暴れまわれていたのか。と言っても、今の中国に国益のためにへりくだれと言っても無理ゲーだろうけど。え、中国公安がやってきたって?; -- 名無しさん (2020-12-26 12 54 38) 物凄くクセが強い作家だからハマる人はトコトンハマるが合わない人はトコトン合わない -- 名無しさん (2020-12-26 13 24 35) 実は項目作成をためらったのです。直接の面識はないのですが、我が人生の師匠として心から尊敬しているので、項目作成なんかしたら間違いなく熱意で暴走すると確信していました。実際に文章量がかつてないほどになり、慌てて折り畳みを仕込む始末……正直「もう主観項目だこんちきしょう」と開き直ってます。次はとりあえず通天教主の予定…… -- 作成者 (2020-12-26 23 44 40) これ…金とか学位とか取れる文章じゃないか…?作成者すごすぎない? -- 名無しさん (2020-12-27 00 13 35) ↑2主観だよ!みたいな開き直りに見える最後の文章は直したほうがいいかも -- 名無しさん (2020-12-27 01 16 48) うん……確かに凄い記事だし熱意も判るんだがちょっと思い入れの強さのせいか主観推しがね……まあそれも含めてそういう人の記事と意図なんだよと言うのはわかるんだけれども、主観を強調するあまり言い訳みたいに聞こえる。まあそれも勝手な主観か。 -- 名無しさん (2020-12-27 08 01 16) 「主観で書くしかない」の段や最後の引用文からして、そもそも安能さん自体がwikiとは相性悪いね。少なくとも本家Wikipediaの流儀からは真逆だ。 -- 名無しさん (2020-12-27 10 48 15) まあ、アニオタのよさってこういうのがあることだしなんか変なことを書いてるわけではないのでいいのでは? -- 名無しさん (2020-12-27 12 36 14) ということは、中国政府のフィリピンや日本への境界争いや、イカの不漁の原因である、中国領民の違法操業も、全ては中国国民のしたたかさを表すものだったわけか。なるほどなぁ…… -- 名無しさん (2020-12-27 15 16 25) 個人的にはすごく興味深い記事なんだが、事後承諾でも掲示板に出しといたほうが良いのでは -- 名無しさん (2020-12-28 10 15 33) ↑4 本家Wikipediaだって記述、修正者の主観が入っていないとは言い切れないんだよ。 人が記入する以上「主観」が入るのは避けられない。 -- 名無しさん (2020-12-28 17 33 26) 同時に、主観はアニヲタWiki(仮)でも推奨はされていない。項目作成時のルールにおいても「主観項目」は注意する物として取り扱われている。主観が混ざってしまうこと自体は否定しようもなく、また小説のような個人の創作なら推奨もわかるが、Wiki系だと主観は「控え目にしてね?」というモノなのでその場で主観を強調されると……ちょっと困る部分も…… -- 名無しさん (2020-12-29 05 10 20) ↑「その場で主観を強調されると……ちょっと困る部分も……」それも主観なのですが… -- 名無しさん (2020-12-29 08 08 50) まぁまぁ揚げ足取りになってしまっているし一旦ストップ、歴史物の作家のスタンスってことで頭に入れとく程度でいいのでは -- 名無しさん (2020-12-29 08 14 47) そりゃ記事その物の是非ならともかく記事への印象や感想としての主観までは誰も否定してないからね。それこそWiki系の記事作成の注意点でも。でも、確かにあくまで歴史と作家の話か記事も主題は。 -- 名無しさん (2020-12-29 08 23 55) それにしても、どうして本ごとに生年が変わってるんだろうなぁ。本人も忘れてしまってたり、覚え違いをしてしまったりとかかなぁ。 -- 名無しさん (2020-12-29 09 04 29) 言われてみれば……香港大学なのはどれも同じだから香港大学の記録とかには残ってるのかな? -- 名無しさん (2020-12-29 09 07 10) ↑中国当局からの追及を逃れるため……ってのはないよな。それでも生年をごまかす理由がないし(生年ごまかしたって、当局の追及を逃れられるとは思えないし、そもそも当局ににらまれる理由もない。さらにもしやらかして逃れるためだったら、他にもっといい方法があるだろう)。やっぱりど忘れが有力だろうか。 -- 名無しさん (2020-12-29 12 25 24) 経歴が不明なのは実は戦前は日本か中国のスパイだったからとかだったら面白いんだが -- 名無しさん (2020-12-29 14 58 49) しかし、『一要七術』を探すために、韓非子を読破する項目主もすごい。さすがです。 -- 名無しさん (2021-01-26 11 47 45) まあ実際に氏の考えが実際の中国史で正しいかって言えばそうでもないところが多々あるんで注意してほしい -- 名無しさん (2021-01-26 14 16 51) スタンダードな中国史の知識を持った上で一般論へのカウンターとして安能氏を読むと歴史の捉え方に幅が出てくると感じたな -- 名無しさん (2021-02-27 05 42 16) 扶蘇はそんな、一人前の覚悟も決意もできないようだったから、結局馬鹿にいいようにされて、結果項羽とかの反乱を招いたのかな。少なくとも安能氏の考えまたは彼の世界では -- 名無しさん (2021-03-19 12 41 01) ↑ 違う違う、趙高にいいようにされて馬鹿騒ぎしたのは弟の胡亥。扶蘇は趙高が偽造した「勅命」によって自殺している。もっとも扶蘇が蒙恬の反対まで押し切って自殺した理由について、安能師は本当には謎としながらも「始皇帝の業績を継いで天下の法治体制を継続することは、父にはともかく自分には重すぎる」という発言(ただそれは蒙恬がフォローできるはず)と、「二十年ほど前の少年期に、潔く自殺した韓非の姿に『死の美学』を見たのではないか」という分析を記している。 -- 名無しさん (2021-03-19 13 09 27) ↑なるほど、そうだったのか。教えてくれてありがとう。 -- 名無しさん (2021-03-19 13 11 31) ↑2 法家思想を尊重した始皇帝の長男が、儒教的な発想に従って殉死したのは、なかなか皮肉なことではあるな -- 名無しさん (2021-03-19 13 25 30) 【各作品】の処、若干読み難いし文字数減らす意味でも封神演義(安能版)、春秋戦国志(安能版)という感じで個別項目化した方が良いと思うんですが反対の人いますか? -- 名無しさん (2021-03-19 14 14 42) ↑ もしそういう意見が大勢なら、わたくしのほうから各作品を個別独立化しようとは思います。ただし現段階では独立には文章量が足りないため、一から作ることになりますので、一月ぐらいは待ってください。 -- 作成者 (2021-03-19 21 55 50) ということは、台湾を独立させても、北京にそれを補って余りある利が入ってくるよう交渉するようにすれば、台湾問題の解決ワンチャン……? 仮定の話だけれども。 -- 名無しさん (2021-11-25 15 44 08) 『封神演義』を中学時代か高校時代に読んだが不思議感がすごかった(打神鞭が何ゆえに打神鞭なのか)、中国正史をちゃんと理解できたら『韓非子』あたりに手を出したい -- 名無しさん (2022-01-15 22 07 08) そういうと『封神演義』(not安能版)で完訳版が出たらしいが、単行本で一冊が3500円越えといういい値段設定だった -- 名無しさん (2022-01-15 22 09 42) 名前 コメント
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【まどか☆マギカ】佐倉杏子はかき氷可愛い91 http //ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1330511612/ 33 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/01(木) 00 22 05.81 ID JgalCLnT0 114 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 00 17 48.81 ID EBlPFdon0 [1/2] 189 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/03(土) 00 04 32.83 ID pmsHcYvc0 [1/2] 275 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/04(日) 00 19 10.14 ID bEOwLVTi0 366 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/05(月) 00 33 50.55 ID xQfHTqi70 [1/2] 476 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/06(火) 00 25 25.98 ID ORaS5DpS0 [1/2] 580 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/07(水) 00 20 38.33 ID eQBJ/hvG0 [1/2] 680 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/08(木) 00 09 33.45 ID BC+wVfyu0 [1/3] 810 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/09(金) 00 19 26.90 ID SaTttvDH0 944 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/10(土) 00 25 44.51 ID Gi/aWbDO0 33 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/01(木) 00 22 05.81 ID JgalCLnT0 3月1日、今年も六分の一が終わってしまった 今日は神秘主義団体黄金の夜明け団が発足した日で満州国の建国が宣言された日 音楽家フレデリック・ショパンや小説家芥川龍之介、哲学者の和辻哲郎の誕生日でもある 黄金の夜明け団(GD団)はマグレガー・メイザースら三人の魔術師によって発足したが後に分裂する 因みにGD団の教義はカバラ思想を中心にタロットや占星術、グリモワール、エジプト神話などを習合したものとされるとか ショパンといえば数々のピアノの名曲を生み出した音楽家として有名だ バイエルやブルグミュラーと同じくピアノを習った殆んどの人はショパンの曲に触れた事だろう 彼の作曲した中でも特に有名な曲の一つとして「別れの曲」(練習曲Op.10-3)が挙げられるが、 「別れの曲」というのは邦題で付けられたものであり、ショパン自身が「この曲を別れの曲と名付けよう」と言ったわけではない また、「別れの曲」は『黒鍵』や『革命』などと同様にエチュードだ。 練習曲で、あそこまで素晴らしい曲を作れるという事は、やはりショパンは天才だったのだろう 無数の素晴らしい曲を生み出してきたショパン。わたしも彼を見習って杏子ちゃんと一緒に素晴らしい愛の音楽を創りだそう そして、お互いにお互いを調律し合って、最高の、一世一代の、甘美で優美で情熱的で優雅な曲を奏でよう 恐ろしい夢を見た。ホールで奏でられる魔女の饗宴(Symposium magarum)。発狂した赤と青が混ざる。 無数の奏者の奏でる荘厳で悲痛なヴァイオリンの音。主賓は甲冑を纏った恐ろしい人魚 其処にわたしと杏子ちゃんはいた。わたしは杏子ちゃんの結界に護られている。杏子ちゃんは槍を構える 甲冑の戦士は剣を振り上げ、無数の車輪が杏子ちゃんを襲う。杏子ちゃんはそれを槍の柄で弾き返す しかし、怒涛の如くに廻る車輪は杏子ちゃんを傷つけ、わたしを護っていた結界を粉砕した それでも杏子ちゃんは人魚に何かを呼びかけていた。わたしも何かを呼びかけていた。 何を、誰に呼びかけていたのかは覚えていない。それでも、それはわたしにとって大切なものであるという事だけは分かった 甲冑の人魚はわたしの身体を巨大な手で捕らえ、締め上げる。骨が軋む。内臓が潰されそうになる。しかし、悲鳴をあげる事すら出来ない。 意識が朦朧とする中、杏子ちゃんの哀しみの混じった怒号がわたしの鼓膜を劈くように飛んだ。次の瞬間、わたしを束縛するものはなかった。 わたしを束縛していたものは夥しいほどの血を流し、そのまま床に叩き付けられる。わたしの身体も同じように叩きつけられるのだろう。 この高さから落ちたらただでは済まないだろう。骨折するか、血反吐を吐くか、そんなことはどうでもよかった。 わたしはわたしを襲った人魚と杏子ちゃんのことが気がかりだった。でも、わたしの意識はそこで途絶えた。 あれが所謂絶望というものなのだろうか。その時わたしはもう二度と杏子ちゃんとおしゃべりしたりする事が出来ないように感じた 「そんなことがねぇ・・・」 わたしは杏子ちゃんに、わたしの見た夢を話した。わたしの身体は震えていた。 怖かったの。自分の身体に死が迫った事もあるけど、杏子ちゃんとの別れを身体で感じ取ってしまった事が怖かった 「あんたの話から考えると、夢の中のあたしは死んじまったって考えるのが妥当だね。どんな結末かは知らないけどさ」 さらっと言ってしまう杏子ちゃん。わたしはそれに反論しようとしても言葉が出ない。そんなわたしが情けなかった 「でも、あんたの見たのはあくまで夢だろ?現にあたしはここにいる」 そう言って杏子ちゃんはわたしの身体を抱きしめた。それはとっても温かくて安心できるものだった 「それでも、あんたが恐ろしくて悲しくて仕方ないって言うんならさ、祈ってやってくれ」 杏子ちゃん・・・? 「あんたの夢の中で死んだあたし、そしてその苦悩に喘いだ甲冑の人魚ってやつの幸福をさ 祈りってのは絶対に届く。神様はただ残酷なだけじゃないからさ」 そう言ってわたしの頭を撫でる 「だからさ、そいつらの分まで、あたし達は笑えばいいんだよ。あんたの夢の中で笑えなかった分、 あたしはあんたと一緒に笑って幸せに生きていこうと思う」 いつの間にかに、わたしは杏子ちゃんに抱きついていた。 幸せになれなかった夢の中のわたしと杏子ちゃんには鎮魂歌を 今、こうして幸せに愛し合っているわたしと杏子ちゃんには賛美歌を わたしは杏子ちゃんと一緒に奏でたの コメント 114 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/02(金) 00 17 48.81 ID EBlPFdon0 [1/2] 3月2日、今日は大安。縁起がいいね杏子ちゃん。 今日は 明暦の大火が発生した日で携帯ゲーム機ニンテンドーDS Liteが日本国内で発売した日 第37代内閣総理大臣米内光政や旧ソ連大統領ミハイル・ゴルバチョフの誕生日でもある 明暦の大火は1657年、江戸幕府第4代征夷大将軍徳川家綱の治世に発生した大火災だ その被害は甚大で、当時の江戸の大半を焼き尽くしたとされ、振袖火事・丸山火事とも呼ばれる事がある その被害の大きさは東京大空襲や関東大震災などの戦禍・震災を除けば、日本史上最大のものと言われる この大火災は不思議な事に火元が1箇所ではなく、本郷・小石川・麹町の3箇所から連続的に発生したものらしい また、火元については諸説あり本妙寺失火説・幕府放火説・本妙寺火元引受説が特に有名だ ゴルバチョフは日本ではペレストロイカ(ロシア語で「再構築(改革)」の意)の提唱者として知られているだろう ペレストロイカ、そういえば杏子ちゃんがこの前にイカが食べたいと言っていたのを思い出した イカ飯、イカの一夜干し、イカの刺身・・・杏子ちゃんはどの料理が好きなのかな 今度、杏子ちゃんと一緒に新鮮な海のイカを獲りに行きたいな。でも、わたしは魚などの生物を触るのは苦手だった・・・ だけど、杏子ちゃんと一緒ならそれくらい克服出来るかもしれない。杏子ちゃんの笑顔の為なら何でも出来る。 そう思うとわたし、もう何も怖くない。わたしと杏子ちゃんの愛があれば恐れるものなんて何もないよ! 部屋を掃除していたら花火セットが見つかった。去年の夏の福引で当たったものだろう それはかなり豪華なもので普通の花火から閃光花火、ロケット花火にねずみ花火と色々揃っている 杏子ちゃんはその花火セットに興味津々のご様子。そんなわけで今日は花火をして遊ぶ事にしたの そして、現在は20:00、夜の8時、場所はわたしの家の庭。もう夕飯は終えたから思いっきり遊べるね 「冬にやる花火ってのも面白いかもな」と杏子ちゃんは蝋燭に火を灯しながら言った わたしはそんな杏子ちゃんに燭台を渡した 「ん?馬の形をした燭台なんて珍しいじゃんか。いったいどうしたんだい?」 この前、お買い物に行った時に見つけて買ったんだ。可愛いでしょ? 「あんたらしいチョイスだな。じゃあ、こいつにはちょっと蝋燭を持っていてもらうとするか」 杏子ちゃんはお馬さんに蝋燭を預ける。じゃあ、そろそろ冬の花火大会を始めようか 「てぃろ・ふぃな~れぇ~♪」 杏子ちゃんは可愛らしい声を出しながら誰もいない方向にロケット花火を発射させる 因みにティロ・フィナーレというのは杏子ちゃんの魔法少女の師匠の必殺技の名前らしい 杏子ちゃんの放ったティロ・フィナーレは水の溜まったバケツの中にぽちゃんと墜落した 「あたしのティロ・フィナーレが・・・」と杏子ちゃんはしゅんとした顔をする そんなに気を落とさなくてもいいよ。まだ、ロケット花火は残ってるんだし 「そうだな。まだティロ祭りは始まったばかりだしな!」 なんか今日の杏子ちゃんはテンションが高い・・・。だが、それがいい。 冬の花火祭りの〆は閃光花火。儚くも命を燃やして踊る光はとっても綺麗だ 「ティロ花火もいいけど閃光花火も綺麗でいいな・・・」 ティロ花火じゃなくてロケット花火だよ杏子ちゃん・・・。でも、確かに閃光花火って綺麗だよね 決して強い火ってわけじゃないけど、とっても綺麗。その儚さもまた風情があっていいよね そんな事を言っている間にわたしの閃光花火は最後の光を放ち終えた。なんだかちょっと寂しいな でも、これが万物流転、諸行無常、盛者必衰の理なんだよね 「あたしのはまだ生きてるな」 杏子ちゃんの閃光花火はまだ光を失っていなかった。 「あっ・・・」 でも、すぐに杏子ちゃんの閃光花火の火も消えてしまった 「なんか寂しいな…。でも、この閃光花火は幸せそうでいいな」 閃光花火は蝉に似ている。地上での1週間という短い命を削ってお腹の底から鳴いている わたし達人間も同じようなものかもしれない。命は短いかもしれないけど、その短さに負けないくらいの素晴らしい光を放てるはずだから 「あー楽しかった!今年の夏も一緒に花火やろうな」 杏子ちゃんはそう言ってわたしに微笑みかけた。 その晩、わたしと杏子ちゃんは一緒に愛の花火を楽しんだのでした コメント 189 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/03(土) 00 04 32.83 ID pmsHcYvc0 [1/2] 3月3日、今日は桃の節句、雛祭りだ 今日は足利義昭が織田信長討伐のために挙兵した日で『星条旗』がアメリカ合衆国の国歌として制定された日 電話機発明者アレクサンダー・グラハム・ベルの誕生日で作曲家ヨハン・パッヘルベルの命日でもある ベルが電話の実験に成功し、最初に発した言葉は「ワトソン君、用事がある、ちょっと来てくれたまえ」だったという 因みに日本が電話機を輸入したのは1877年、西南戦争があった年の事らしい また、今日は江戸時代後期頃、3月3日に雛壇に金魚を飾る風習があったことに由来して「金魚の日」と呼ばれる事がある でも、やはり3月3日は雛祭りというイメージの方が抜きん出て強い。可愛い杏子ちゃんの雛祭り。 「雛祭り」はその名の通り祭りだ。故に神事、儀式的なイメージを想起させるがもともとはそうではなかったという説がある 平安時代には既に雛祭りの起源らしきものが存在していたらしいのだが、それは「祭り」としてではなく「遊び」としてのものだった 「雛祭り」ならぬ「雛あそび」だ。しかし、平安時代にはそれと別に「流し雛」があったと言われる。 「流し雛」は現在でも知られている通り、身の穢れを水に流して清めるものだ。「禊」に近いものかもしれない。 その「流し雛」の性質から、「上巳の節句(穢れ払い)」として雛人形は「災厄よけ」の「守り雛」として祀られる様になったとも言われる 正直なところ、雛祭りの起源については諸説あるらしいので、どれが正しいか判断するのは難しいだろう だから、そんな難しい事は考えずに杏子ちゃんと一緒に雛祭りを楽しむのが一番好い選択かもしれない 雛壇に坐すは男雛と女雛とその他もろもろ。男雛は天皇を、女雛は皇后様を表しているらしい 三人官女は宮中に仕える女官を、五人囃子は能のお囃子を奏でる5人の楽人を表す また、童謡「うれしいひなまつり」にある男雛を「お内裏様」、女雛を「お雛様」と呼ぶのは誤りらしい そんな事には興味なしといった様子の杏子ちゃんは雛壇を見ながら雛あられをぱくぱくと口に運んでいる 「それにしても、よくできてるよな。雛人形って」 杏子ちゃんは女雛をじっくり見つめながら見ている。杏子ちゃんもお雛様みたいで可愛いよ/// 「でも、この・・・男雛だっけ?こんなにデカイ帽子なんてかぶって首痛くならねーのかな?」 烏帽子のことを言っているのかな?杏子ちゃんに似合いそうだね 「おいおい、やめてくれよ。あんな重いのあたしは被りたくないね」 じゃあ、厚い十二単とか着てみたい?けっこう重くて歩きづらいらしいよ 「なんであんたはあたしを着せ替え人形みたいにしようとするんだよ」 だって、杏子ちゃんなら似合うと思うんだもん。可愛い娘は何を着ても似合うものだよ 「じゃあ、その言葉をそっくりあんたに返すぞ。あんたはとっても可愛いからな」 わたしが可愛いだなんて恥ずかしいよぉ・・・/// 嬉しくなってしまったわたしは杏子ちゃんにすりすりする 「今日のあんたは甘えん坊だな///」 杏子ちゃんはそう言ってわたしに膝枕をして頭をなでなでしてくれた/// ねぇ、杏子ちゃん・・・。ちょっと早いけどしちゃおっか?/// 「へへ、可愛いやつだな///たっぷり可愛がってやるから覚悟しろよ。あたしだけのお雛様///」 雛祭りのルーツは平安時代といわれる。平安時代に西洋のベッドなんてない。 せっかくの雛祭りなのだから平安時代の感じを味わいながら杏子ちゃんと愛の営みをしようと思う わたしは障子張りの畳の和室に布団を敷いて杏子ちゃんを待つ。障子に杏子ちゃんの影が映った 「入っていいかい?///」という杏子ちゃんの問いにわたしは「もう入ってきていいよ///」と答える 普通の和服姿の杏子ちゃんが入ってくる。男雛みたいな和服は流石になかったけど、それでも杏子ちゃんはかっこよく見えた 杏子ちゃんはわたしの瞳を見つめると、布団に入りこんでくる。けっこう乱暴に入った所為か杏子ちゃんの和服は少し乱れてしまった 杏子ちゃんの艶かしい肩が見える。可愛らしい杏子ちゃんの素肌・・・。頭が蕩けてしまいそうだよ/// 「じゃあ、あたし達だけの雛祭りを始めるとするか///」 五人囃子の演奏の代わりにわたしと杏子ちゃんの愛の調べが部屋中に響いたの/// コメント 275 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/04(日) 00 19 10.14 ID bEOwLVTi0 3月4日、今日の杏子ちゃんのアホ毛は5本。絶好調のご様子だ 今日は平清盛が太政大臣に就任した日でプレイステーション2が日本国内で発売された日 戦国大名の島津義久や儒学者大塩平八郎の誕生日で軍人マシュー・ペリーや平安期の武将源義仲の命日でもある 平清盛は現在、大河ドラマで有名だが彼は武家初の太政大臣で平氏の世を築きあげた事で有名だ しかし、平氏の独裁は貴族・寺社・武士などから大きな反発を受け、源氏による平氏打倒の兵が挙がる中、清盛は病死した ペリーは1853年に浦賀に来航し、その翌年に神奈川で日米和親条約を結んで日本を開国させた事で知られているだろう また、あまり知られていないが日米和親条約が結ばれた同年に、ペリーは琉球王国と琉米修好条約も結んでいる 因みに日本はその翌年の1854年にプチャーチン提督と日露和親条約を結んでいる そして、1858年には安政五カ国条約が結ばれ日本国内は動乱の世、所謂幕末の世は更に激化していく また、幕末というのは諸説あるらしいが黒船来航(1853年)から戊辰戦争(1869年)とされる事が多いという そういえば今日は「ミ(3)シ(4)ン」の語呂合わせで「ミシンの日」と呼ばれているらしい せっかくだから今度、わたしも杏子ちゃんに何かお洋服でも縫ってあげようかな ガンガンガンガンガンガンガンガンガンダンダンダンダンダンドドドドドブルルルルルル・・・ 近所で行っている工事の音だ。杏子ちゃんはすごい不愉快そうな顔をしている 「こんな朝から五月蝿くされたら、ゆっくり寝る事もできねーじゃんかよ・・・」 と言っても既に8時。もう起きていていい時間だ。それでも、確かに工事が五月蝿いのは否めないが 「なぁ、どっか行かねーか?こんなに五月蝿かったらゆっくりできねーしさ」 杏子ちゃんは朝食のトーストを頬張りながら、わたしに提案する でも、何処に行くの?わたしは杏子ちゃんと一緒なら何処でもいいけど 「そうだなぁ・・・。近くの公━━て・・・うだ?」 ズガガガガガガガガバリバリバリバリバリドドドドドド・・・ 「・・・」 ごめんね杏子ちゃん。工事の音でよく聞こえなかったからもう一度言ってもらえる? 「あ、あぁ・・・近くの公園で散歩なんてどうだい?」 うん、それはいいね。あそこならお腹が減ったらカフェテラスで昼食も取れるし ガガガガガガガガガガガガトントントントントントントンスチャカポコチャカポコチャカポコ・・・ 「ごめん、聞こえなかった」 「・・・」 「早く行くとするか?」 そうだね そんなわけでわたしと杏子ちゃんは雑音結界から抜け出し、近所の公園にやってきた ここは静かで心地良い。太陽の光と葉を揺らす風がとても心地良い。やっぱり自然の溢れるところはいいね 杏子ちゃんは雑音に邪魔されないで会話できるのが嬉しいのかさっきから間断なくわたしに話しかけてきてくれる わたしも杏子ちゃんとちゃんと会話できるのが嬉しいので次から次へと話題が浮かび上がってくる そんな感じで杏子ちゃんとおしゃべりしながら歩き続けていると杏子ちゃんが立ち止まって、わたしの腕を引張る わたしは杏子ちゃんに手を惹かれるまま人気のないところにやってきた。 ここは森を模したエリアで沢山の木が生えている。ここは夏は人数が多いが冬はあまり多くない また、現在は朝だ。散歩している人もちらほら見かけるが、やはり人数は少ない 「なぁ、・・・しようぜ?///」 えっ///でも、まだ朝だよ・・・///それにお外だし、誰かに見つかったら恥ずかしいよぉ/// 「でも、まだあたし達、朝のキスしてないじゃん・・・/// アレしないと、なんか落ち着かないんだよ/// それに誰かに見られたって別にいいじゃんか。だって、あたし達は恋人同士なんだしさ///」 そう言って杏子ちゃんはわたしの身体を抱きしめて、顔を近づけるの 強引だよぉ杏子ちゃん・・・/// でも、それで悦んじゃうわたしもわたしだけどね・・・/// そして、わたしと杏子ちゃんは唇を重ね合わせたの/// 自然の中でわたしと杏子ちゃんは朝の愛の演奏会を開いたのでした/// コメント 366 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/05(月) 00 33 50.55 ID xQfHTqi70 [1/2] 3月5日、グッバイ、日曜日 今日は聖武天皇が国分寺・国分尼寺建立の詔を出した日で、空海が教王護国寺を下賜された日 戦国大名島津義久やソビエト指導者ヨシフ・スターリンの命日でもある 空海は真言宗開祖として有名だが嵯峨天皇・橘逸勢と共に三筆の一人として数えられるほどの能書家としても知られる 教王護国寺は東寺としても知られ、「教王」とは王を教化するとの意味であるという 因みに空海の幼名は真魚(まお)。なんか可愛い 日本ではスターリンは大粛正や第二次世界大戦期のソ連の指導者として有名だろう 彼の名前を使った思想としてスターリニズムというものがあるが、あまりいいイメージは持たれていない また、今日は3・5→みこ(巫女)の語呂合わせから「巫女の日」らしい せっかくだから杏子ちゃんに巫女服を着せてあげたいな 今日は巫女の日という事で、わたしと杏子ちゃんは近所の神社にやってきた 杏子ちゃんに巫女服を着せてみたかったけど、残念ながらわたしは巫女服を持っていなかったの でも、どうせなら巫女に関係あるところに行こうと思ったからわたし達は神社にやって来たのだ そんなに大規模な神社ではないけれど、ちゃんと鎮守の森もあるからお散歩にも最適な場所だ 因みにここの祭神は素戔嗚尊と奇稲田姫。この二柱の神様は夫婦だ また、日本の神様の表記は複数存在し、古事記では建速須佐之男命、櫛名田比売という表記だ 「なんか、この石に書かれてるぞ。和歌ってやつだっけ?」 杏子ちゃんはわたしの袖を引いて、石碑を指差した 八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を これは素戔嗚尊が詠った初めての五・七・五・七・七の形の和歌と言われる 解釈が別れる和歌だが、わたしはこれを愛の和歌だと考える わたしも杏子ちゃんを娶ったら城壁を造ってみたいものだ 「おいおい、やめろよ。あんた、あたしのことを閉じ込めるつもりかい?」 杏子ちゃんはジト目でわたしのほっぺをつつく。気持ちいいな でも、杏子ちゃんは閉じ込めておかないと糸の切れた凧のように、どこかに行ってしまいそうな気がするんだよね 「けっこう失礼なこと言うな、あんたって」 杏子ちゃんはむすっとしながらも、わたしに腕を組んできた 「あたしはあんたに何処か行けって言われても絶対に行かないからな」 うん、分かってるよ杏子ちゃん・・・ でも、好きなものを常に自分の手元に置いておきたいって気持ちは分かってほしいな 「うん、分かるさ。もし、許されるんなら、あんたのことをずっと縛っていたいとすら思うさ。 手も足も縛りつけて、あたしなしじゃ生きていけないようにしてやりたいとも思ってるよ でも、そんなことされても、あんたは嬉しくないだろ?独占欲もほどほどにしておきなよ」 杏子ちゃんに叱られてしまった・・・。でも、杏子ちゃんになら、束縛されてもいいかな/// 「ったく・・・ほんと調子狂うよな、ほんと・・・///」 杏子ちゃんはそう言うとわたしの身体を思いっきり抱きしめたの/// 恥ずかしいよぉ///杏子ちゃん・・・/// 「だって、あたしになら束縛されてもいいんだろ?」 そう言って杏子ちゃんはわたしの唇を塞いだの/// 神様が見てる前で、わたし達は神がかりになりながら愛を囁き合ったのでした/// コメント 476 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/06(火) 00 25 25.98 ID ORaS5DpS0 [1/2] 3月6日、誰かが三浪の日とか言っていたのを思い出した。 今日は海軍省が、真珠湾攻撃で戦死した特別攻撃隊員9人を軍神として顕彰した日で国民勤労動員令公布・施行された日 イタリアの画家・彫刻家のミケランジェロや外交官来栖三郎の誕生日で日本陸軍大将立見尚文の命日でもある また、真珠湾攻撃の際に九軍神の中の一人である稲垣清兵曹長と共に潜航艇に搭乗していた酒巻和男少尉は最初の日本人捕虜となった 当時は戦陣訓の「本訓其の二」、「第八 名を惜しむ」にて以下のように記されていた為に酒巻和男少尉が捕虜になった事は大本営に伏せられた 「恥を知る者は強し。常に郷党家門の面目を思ひ、愈々奮励して其の期待に答ふべし。 生きて虜囚の辱を受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ」 因みにこの出来事を題材にしたNHK土曜ドラマスペシャル『真珠湾からの帰還?軍神と捕虜第一号?』が去年の12月10日に放送された 来栖三郎は日独伊三国軍事同盟に調印した事や大東亜戦争直前の日米交渉に尽力した人物だ そういえば、今日は日本初のスポーツ新聞『日刊スポーツ』が創刊されたことに由来して「スポーツ新聞の日」と呼ばれるらしい せっかくだから、久しぶりに杏子ちゃんと激しい運動をしちゃおうかな 激しい運動は疲れるし楽しくないからやっぱやめよう そんなわけでわたしと杏子ちゃんは近所の自然公園でのサイクリングを楽しむ事にしたの 因みにわたしは自転車を漕ぐ杏子ちゃんの後ろでバランスをとるという運動をしている あれ?右の方から何やら歌声のようなものが聞こえる。いったい何だろう? 「なんか、あっちが騒がしいな。行ってみようぜ?」 わたし達は音の方に近づいて行った。そこには小さなステージと沢山の人だかりができていた ステージといっても遊園地のヒーローショー程度の大きさ。それには不釣合いなほどに人の数だった 「あ!あの人テレビで見たことあるぞ!」と杏子ちゃんがステージの方を指差して言った。でも、人を指差すのはやめようね杏子ちゃん。 ステージで歌っている人。確かに見た事がある。名前はド忘れてしまったけど確か最近デビューしたという新人のアイドルさんだ イタリア語と日本語を混ぜて歌うという事に加えて、見事な足捌きでステップを踏みながらパフォーマンスをするのが彼女のスタイルだ。 それに加えて美人で身体のスタイルも抜群で服装もお洒落。歌声も新人アイドルの中ではトップクラスだという 「生で見るとキレーな人だな。それに・・・デカいし・・・」 杏子ちゃんはそのアイドルの身体の一部分を見ている。メロンのようなそれは杏子ちゃんが何年経っても手に入れられなそうなものだった 確かに女の子だったら憧れるスタイルだ。所謂ボンキュッボンの典型。でも、杏子ちゃんのは小さい方がいいと思うよ 「いきなり何言うんだよ!///それにやっぱ大きい方が女っぽく見えるっていうか・・・」 杏子ちゃんもそういう事、気にするんだね。乙女な杏子ちゃんも可愛いよ!でも、わたしは杏子ちゃんくらいのが一番いいと思うけどなぁ そう言ってわたしは杏子ちゃんの慎ましやかで美しい形のそれをむにむにと撫でる。気持ちいいよぉ・・・/// 「やっ!///やめろよ!///周りにバレたらどうするんだよ!///」 みんなステージの方を見てるから大丈夫だよ。さぁ、わたしの身を任せて/// わたしは杏子ちゃんを可愛がるのをやめない。だって、こんなに気持ちいいんだもん/// 「んっ///あんっ///やっ///んあっ・・・///はぁ・・・はぁ・・・」 そんな声を出したら流石に気付かれちゃうんじゃないかな? 「バカ///こっち来い!」 杏子ちゃんはわたしの手を引いてステージから離れた人気の少ない茂みの方に向かった 「ここなら誰にもバレないだろ?///」 あれ?嫌だったんじゃないのかな杏子ちゃん? 「イジワルなこと言わないでくれよぉ・・・///」 杏子ちゃんは顔を真っ赤にしてわたしのある行為を期待していた。もうこれ以上いじめたら泣いてしまいそうな顔だ わたしは杏子ちゃんの身体を抱き寄せて、杏子ちゃんの期待に応えてあげることにしたの/// 「んあっ・・・///あっ///んっ///もっと激しく///」 杏子ちゃんはすっかりわたしの虜だね///それはとっても嬉しいなって/// こうして、わたしと杏子ちゃんだけの愛ののショーが始まったのでした/// コメント 580 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/07(水) 00 20 38.33 ID eQBJ/hvG0 [1/2] 3月7日、3+7=10.別になんの意味もないけど、それはなんだか気持ちいいなって 今日は薩摩藩と長州藩との間で薩長同盟が成立した日で神武天皇即位日を「紀元節」と称する事を決定した日 古代ギリシアの哲学者アリストテレスや神学者トマス・アクィナス、儒学者林羅山の命日 薩長同盟は江戸時代末期(幕末)、倒幕の中心となった勢力として有名だ この同盟の成立に坂本竜馬が尽力した事は有名だが、残念ながら中岡慎太郎の方はあまり目立たない アリストテレスはプラトンの弟子であり、「万学の祖」と言われるように多岐にわたる自然研究を行った事で有名だ 因みにプラトンの本名はアリストクレス、彼のレスリングの師が彼をプラトンと呼んだ事から、その渾名が定着したとされる トマス・アクィナスはスコラ学を大成した事で著名だが、彼が評価される理由としてキリスト教思想とアリストテレスの思想を 統合した総合的な体系を構築した事にある。ここで指すアリストテレスの思想は多様だが、最もメジャーなものは四原因説だろう また、今日は1993年に気象庁が花粉飛散情報の発表を始めた事に由来し、「花粉症記念日」と言われる 花粉症、わたしの中では春のワルプルギスと呼んでいる。彼奴には毎年毎年苦しめられている 因みに秋のワルプルギスもなかなかの強敵であるが、春のワルプルギスの足元にも及ばない そろそろ我が家のティッシュの消費量が上がる時期だ。杏子ちゃんは花粉症持ちなのだろうか? 杏子ちゃんにはこんな苦しみを味わってほしくないけれど、杏子ちゃんがくしゃみを連発する様子には興味があるの まぁ、時が流れれば自ずと分かる事だろう。だから、わたしはいつも通り、杏子ちゃんを愛し続けていればいいのだ 「どうだい、このカッコ?」 杏子ちゃんがイメチェンした。イメチェンと言っても髪型だけだけど、それでもイメージはけっこう変わっていると思う それでも、杏子ちゃんが可愛いという事は変わっていない。否、変わりようがないといった方が正確だろう いつものポニーテールがサイドテールになっている杏子ちゃん、やっぱり何度見ても可愛い/// でも、どうしてイメチェンなんてしようと思ったの?わたしはいつもと違う杏子ちゃんが見られてハッピーハッピーガール状態だけれど 「へへ、この前テレビでやっていたんだ。八重歯にはサイドテールも似合う、って」 いったいどんな番組だったのだろう。それに、そんなテキトーな事をいったのは誰?杏子ちゃんは似合ってるから問題ないけどね 「昨日、公園で歌ってた人だよ。あのおっぱいがでけーイタリアっぽいアイドル歌手!」 あぁ、昨日の人か。確かにあの人はファッションリーダーとしても活躍しているらしいから、彼女ならそのような事を言っても不思議ではない 杏子ちゃんは何やら鼻歌を口ずさみながら不思議な踊りを踊っている。すごい杏子ちゃんの瞳がきらきらしているの あの・・・杏子ちゃん・・・? 「♪~~あっ・・・」 杏子ちゃんは我に返ったようで顔を真っ赤にしてソファーの上に倒れこんでクッションに顔を埋めてじたばたし始めたの どうやら、杏子ちゃんはあのアイドルが気にいっているようだ。やっぱ乙女ちっくな杏子ちゃんも可愛いなぁ/// それにしてもまるで自分がアイドルになったかのように踊ってる杏子ちゃんはとても可愛かったよ/// もし杏子ちゃんがよければアイドルのオーディションにでも応募してみる?けっこう良い線いくと思うよ! 「やめろよ・・・///大勢の前で歌って踊るなんて恥かしすぎるよ///」 シャイな杏子ちゃんも可愛いな///可愛すぎて食べちゃいたいくらいだよ/// 「茶化すなよ///それに、あたしはあんただけのものでいたいんだ///アイドルなんてごめんだね///」 じゃあ杏子ちゃんにはわたし専属のアイドルになってもらおうかな?///それなら問題ないよね?/// 「あんたがいいって言うんなら///・・・いいよ///」 こうして杏子ちゃんはわたし専属のアイドルになったのでした/// その晩、わたしは杏子ちゃんと愛のレッスンをしたの/// コメント 680 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/08(木) 00 09 33.45 ID BC+wVfyu0 [1/3] 3月8日、杏子ちゃんは花粉症持ちだったようでぶつぶつと「花粉うざい」と呟いていた 今日はインパール作戦が始まった日でJR東西線が開業した日 作曲家カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの誕生日で作曲家エクトル・ベルリオーズの命日でもある インパール作戦は大東亜戦争で指揮官牟田口廉也中将のもとで行われた作戦だ 目的は援蒋ルートの遮断にあったのだが、余りにも杜撰な作戦であった為に日本軍は甚大な犠牲を出してしまった 色々ツッコミどころのある作戦であるのだけれど、補給線を軽視した事が一番大きな敗因だろう 因みにこの作戦には「サザエさん」で知られる漫画家長谷川町子、彼女の姉も従軍していたという カール・フィリップ・エマヌエル・バッハは古典派音楽の基礎を築いた事で知られている。 恐らく音楽史を語る上ではベートーヴェン、ハイドンらと同様に無視出来ない人物の一人であろう。 また、今日は「みつ(3)ばち(8)」の語呂合わせで「蜜蜂の日」とされているらしい。 せっかくだから、今宵は杏子ちゃんの甘い甘い愛の蜂蜜を味わうとしようかな 勿論、杏子ちゃんがわたしの愛の蜂蜜を求めてきたら、わたしも悦んであげるつもりだよ/// わたしと杏子ちゃんはゲームセンターにやって来た。やって来た、と言っても目的を持ってやって来たわけではない 徒然と、風の吹く儘に散歩をしていたらここに辿り着いたというわけだ。 案外、目的を求めずに生きている方が充実したものが得られるのかもしれない。 そんなわけでゲームセンターで遊戯に興じるわたしと杏子ちゃん。杏子ちゃんはとても楽しそうだ ダンスゲームで華麗な足捌きで軽快なステップを踏む杏子ちゃんの姿は紛れもない生粋のダンスゲーマーの姿だった そういえば、杏子ちゃんはダンスゲーや音ゲーが大の得意だった。逆に核ゲーやレースゲーは少々苦手なよう 「やった!パーフェクト!」 杏子ちゃんはぴょんぴょんと跳ねて自分の成功を喜んでいる。可愛いよ杏子ちゃん! 「いやー、ゲーセンに来たのなんて久しぶりだから張り切っちまったよ。 最後に来たのは今年の1月だったっけか」 え?え?え?え?え?今日が今年初めてのゲームセンターだよ? 「あぁ、言ってなかったか。ほら、1月の中頃に珍しく魔女狩りに行ったじゃん?まぁ、あれが今年初めての魔女狩りだったんだけどさ」 うん、青天の霹靂だった日でしょ?覚えてるよ、その日は久しぶりの気持ちのいいお天気だったし 「それで、あたしは魔女狩りに行ったんだ。そしたら、ばったり知り合いにあっちまってさ。 色々、世間話とかしながら歩いていたら駅前のゲーセンのそばを通りかかったんだ。 それでそいつと一緒にゲーセンで遊んできたんだよ。あいつはガンシューティングが得意だったなぁ そんで、帰りにストロベリーチョコクレープを奢ってもらったんだ。ツンツンしてるけど、あいつはいい奴だよ」 ねぇ、杏子ちゃん・・・。ひょっとしてその知り合いって男の人? 「なっ…んなわけねーだろ!魔法少女仲間だよ!」 魔法少女・・・?あぁ、女の子かぁ、それなら安心だね・・・ 「まったく、あたしが浮気でもすると思ったのかい?」 ううん、そういうわけじゃないんだ。それで、その女の子の名前は何って言うの? 「え、その、いや、あんたに言っても知らねーんじゃないかなぁ、はは・・・」 杏子ちゃんの目が泳いでいる。ひょっとしたら、その知り合いの少女っていうのはわたしと面識のある人物かもしれない 「なぁ・・・そんな怖い顔しないでくれよ・・・なっ・・・?」 どうしよう・・・杏子ちゃんのこと、信じたいのに何故か信じられないよ・・・ 杏子ちゃんがわたしの隠れて浮気なんてするわけないしそんな姿想像もしたくない そう、きっと杏子ちゃんは普通にお友達と一緒に遊んでいただけなんだよ、うん、きっとそうだ。でも・・・ 「あ~、めんどくせーなー!」 杏子ちゃんはそう言うと思いっきり、わたしの唇を奪ったの…///いきなりどうしたの? 「これが、浮気した奴の唇の味に感じるか?」 杏子ちゃんはわたしの舌を吸い、絡め、わたしの頭を蕩けさせる 「ここじゃ目立つな・・・。ちょっと来い!」 杏子ちゃんに手を引かれるまま、わたしはプリクラの個室の中に引き込まれてしまったの/// 「あたしの唇はあんただけのもんだよ/// だから、そんな哀しそうな顔をするなって///」 うん・・・そうだよね・・・ごめんね、杏子ちゃん・・・/// わたし達はそこでお互いの蜂蜜を啜り、愛を確かめ合ったの/// コメント 810 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/09(金) 00 19 26.90 ID SaTttvDH0 3月9日、佐倉の日。いつもより佐倉杏子ちゃんを大切にする日。流石に無理があるかな 今日は古事記が完成し、元明天皇に献上された日で寺田屋事件で坂本龍馬が伏見奉行の襲撃を受けた日 後二条天皇や宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリンの誕生日でもある 古事記は現代確認できる日本最古の歴史書で編纂者は太安万侶と伝わる 内容は神代における天地の始まりから推古天皇の時代に至るまでの様々な出来事を収録したものだ 様々な八百万の神が登場する古事記だが、神名の表記は日本書紀と異なるものが多い また、建御名方神のように古事記では登場したが日本書紀では登場しない神も存在する 逆に天津甕星のように日本書紀では登場するが古事記では登場しない神も存在する このように日本神話は『古事記』と『日本書紀』を見比べてみると相違点が多々見つかるので面白い ユーリイ・ガガーリンは世界初の宇宙飛行に成功したソ連の宇宙飛行士として知られている 日本では彼は「地球は青かった」という言葉で広く知られているだろう また、今日は「サン(3)キュー(9)」(thank you)の語呂合わせで「ありがとうの日」と呼ばれているとか 因みに沖縄の方言で「ありがとう」は「ニフェーデービル」と言うらしい。なんか強そうだ 面と向かって杏子ちゃんに「ありがとう」なんて言うのは照れくさいけど、偶には素直に感謝の気持ちを伝えるのもいいかもしれない 「ありがとう」 杏子ちゃんが何の脈絡もなく元気にそう言った。いきなりどうしたの、杏子ちゃん? 「今日は「ありがとうの日」なんだろ?いつも世話になってる人にありがとうって言う日なんだろ?」 杏子ちゃんも知っていたんだ、ありがとうの日。テレビか何かで言っていたのかな? 「うん、さっきニュースでやってたよ。日頃の感謝を込めて大切な人に感謝の言葉を言いましょう、って」 そうなんだ。じゃあ、わたしも杏子ちゃんに感謝の言葉を贈らないとね、大切な杏子ちゃんに ありがとね、杏子ちゃん。いつもわたしのそばにいてくれて 「どういたしまして。でも、よく考えてみるとわざわざ感謝の言葉を言う必要ないんじゃねーのか、それ」 そんなことないよ!だって、わたしは言葉に出来ないくらい杏子ちゃんに感謝してるもん もうわたしは杏子ちゃんなしじゃもう生きていけない身体になっちゃったし/// 「へへ、そう言ってもらえるとあたしも満更じゃないよ。ありがとな」 「あたしは幸せ者だな///」 杏子ちゃんは顔を仄かに赤くして続ける 「こりゃ感謝しないといけねーよな、運命の神様ってやつにさ。 あんたと出逢えたことは感謝しても感謝しきれないくらいだよ」 わたしも常日頃から世界に感謝してるよ。今じゃ杏子ちゃんと出逢わなかった世界なんて想像できないよ 「それにあんたの親にも感謝しないとな、娘を生んでくれてありがとうって」 それならわたしも杏子ちゃんの親にありがとうって言いた・・・。 ごめんね、杏子ちゃん 「なんであんたが謝るのさ?あぁ、親って言葉で地雷踏んじまったって思ってるのか、あんた? あんたは本当に優しい奴だな。でも、平気だよ、それくらい別に何とも思わないさ 確かにもうあたしの親はいないし、それは酷い最期だったけどさ・・・それでもあたしは感謝してるんだ 親父にも、母さんにも、それにモモにも。家族がいてくれたから、今のあたしがあるんだから」 ありがとう・・・。杏子ちゃんは本当に強いんだね・・・。でも、本当にごめんね・・・ 「だから謝んなって!今日はごめんなさいの日なんかじゃねーんだからさ」 そう言うと杏子ちゃんはわたしの頭を優しく撫でてくれたの 「それに、あたしは強くなんかねーさ。あんたなしじゃ生きてけなくなったただの寂しがりやのガキだよ」 杏子ちゃんはわたしの身体を優しく抱きしめた。それはとっても華奢な身体だった 「だからさ、支えてほしいんだ、あんたに。あたし一人じゃもう立てないんだ。もう一人ぼっちは嫌なんだ」 わたしは杏子ちゃんの頭を撫でながら言う。わたしも杏子ちゃんと同じだよって 「そっか・・・ありがとな・・・」 その杏子ちゃんのありがとうは今までにないくらい温かくて優しいありがとうだった その晩、わたし達は愛をもって、お互いに感謝し合ったの/// コメント 944 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/10(土) 00 25 44.51 ID Gi/aWbDO0 3月10日、砂糖の日。ぺろぺろぺろぺろ、杏子ちゃんと一緒にお砂糖ぺろぺろしたい 今日は米軍が東京大空襲を行った日で京葉線が全線開通した日 漫画家藤子不二雄Aの誕生日で童謡詩人金子みすゞの命日 大東亜戦争当時、東京は米軍の空襲を受けたが、通常「東京大空襲」と言った場合には今日を指す事が多い 日本本土空襲と言った場合、大抵1944年からのものを指す事が多いが初空襲は1942年のドーリットル空襲だ 3月10日の東京大空襲での無差別爆撃では夥しい数の人が亡くなったという この無差別爆撃は戦争犯罪ではないのかという指摘もあるが、日本はサンフランシスコ平和条約で賠償請求権を放棄している 東京都はこの東京大空襲に因んで1990年に3月10日を「東京都平和の日」として制定したそうだ 金子みすゞは大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した童謡詩人だが、或るCMをきっかけに知名度が上がった 東北地方太平洋沖地震の影響で頻繁に流されたACのCMで彼女の作品「こだまでしょうか」が朗読された事による そんな彼女の最期は服毒自殺、26年の短い生涯だったという このように今日は沢山の人が亡くなった日。わたしと杏子ちゃんは彼らに哀悼を捧げる そして、彼らが生きたかった日をわたしと杏子ちゃんは感謝して生きるの 酷い雨だ。空が泣いているようだ。でも、泣きたいのはこっちだよ。 無様ったらありゃあしない。何の凸凹もない歩道橋で転んでしまうなんて。 雨に打たれるわたし。惨め。濡れて惨め。何が水も滴るいい女だよ…、あっそれは男だった。 嫌だなぁ、まともに頭も回らなくなってしまったのか。通行人の冷やかな視線。 そりゃ、こんな狭い歩道橋でずっこけて、ずっとしゃがみこんでいたら邪魔だよね。 あぁ、血が出てる。膝を擦り剥いてしまったようだ。本当についてないよ・・・ 傘も転んだ衝撃で曲がってしまった。でも、傘で目を突いたりしないで済んだ事は不幸中の幸いかな。 そろそろ立ち上がらなくちゃ。通る人の邪魔になっちゃう。 あぁ、気持ち悪い。下着まで濡れてしまってぴったりと地肌にくっついている。 風邪をひいてしまいそう。とっても寒い。でも、いつまでもこうしてるわけにもいかない。わたしは歩き出す。 歩き始めて10分くらい経った。雨がますます酷くなってきた。風がない事は不幸中の幸いかな。 傘はひしゃげてしまったので上手く差せない。自分で言うのもアレだけど、とってもみすぼらしいよ・・・ 溜め息しか出ない。生きていれば浮き沈みくらいあるだろうけど、それでも今のわたしの惨めさには溜め息しか出ない そんなくだらない事を考えながら歩いていると、後ろの方から声がした。わたしの知っている声だった。 「いったいどうしたんだよ!その姿は!」 わたしは後ろを振り返る。杏子ちゃんだった。ビニール傘を指したパーカー姿の杏子ちゃん。 あれ、どうしてこんな雨の日に杏子ちゃんが? 「そんなことより自分の心配をしろよ!何かあったのか!?身体もこんなに冷えちまってるし・・・」 平気だよ。ただ、転んだだけだから。ごめんね、心配させちゃって。 「こんな身体冷やしたままだと風邪ひいちまうぞ?」 杏子ちゃんはそう言うと、持っていた傘をガードレールに掛けてわたしの身体をひょいとおぶってしまった。 悪いよ、杏子ちゃん。わたし、今びしょびしょだし、それに最近、ちょっとだけ体重増えちゃったし・・・。 「魔法少女なめんなよ?あんたくらいの体重だったら2人分だって簡単におぶれるさ」 杏子ちゃんはわたしの言う事には全く耳を貸さずに、わたしをおぶったまま、さっき掛けた傘を開いた。 「帰ったら、風呂入らなきゃな・・・」 でも、杏子ちゃんも濡れちゃったし・・・。杏子ちゃんが先に入りなよ。 「バーカ。一緒に入るに決まってんだろ?」 杏子ちゃんの背中はとっても温かかったの その時、初めて雨の音が心地良く聞こえた コメント
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GM名 ぐりこ GURIKO_GM 稼働中PC5.アナスタシア エルフ、師匠、プリースト・ソーサラー 6.ハイネル エルフ、引きこもり、コンジャラー・スカウト 8.サブリナ 人間、魔女っ子、妖精使い 11.ギア 人間、少年グラップラー 12.ドロテア・バウスネルン スパイ活動中のドレイクのおねーさん 引退PC1.ガラ リルドラケン♀、分身尻尾グラップラー 2.セシリア 人間、小説家 3.イスルギ ルーンフォーク、武士、全力Ⅱ必殺ファイター 4.リジィ 人間、プリースト・コンジャラーのお母さん 7.セディ 人間、フェンサーのウェイター 9.サヴィール 人間、壁 10.ルーアン 人間、美しく絡む駐在 使用チャンネル#ぐりこ #メカぐりこ ♯ぐりこ精算 サーバーのメインはirc.cokage.ne.jpです。PLはGMに合わせてください。 マスタリング方針アイディアばんばん出してください。アイディアの許可不許可を求めることはマンチとは言いません。だから、グレー裁定とおぼしき事は、必ず質問するよう心がけてください。そして、不許可がでたらおとなしく呑んでください。 火力重視キャラも防御重視キャラも活躍したいし、火力は火力でも技能の違いで火力量に差が出ちゃうのは悲しい…以上の点から、戦闘は速攻終了にならない様、中~長期戦+キビシメを目指してます。みんなで楽しもう! ファイターは武器防具が強くなきゃ倒れちゃうしダメージ出ないけど、どの技能でも、欲しい装備はたくさんあります。そのため、騎獣レンタル代含む装備品は各自持ち、消耗品は完全ワリカンが公平と思っています。そして、ぐりこ卓参加者さんには、それを【強制】しています。(「消耗品共有ルール」参照)ご協力をお願いします。また、このルールを強制的に導入することにより、SSカード、1R継続Sカードの大判振る舞いはできないように設定しています。(意味の薄すぎる場面での使用は、PT単位で仲間に金銭的負担をかけることになります)ですが、ここぞという局面では必要なもの。仲間たちとよく話し合って、使い時を見計らってください。 RPは重要ですが、たとえシティアドベンチャーであろうと、RP(聞きこみ)だけでセッションはクリアできません。RPはセッションを彩る重要な要素ですが、あくまでフレーバーだけの存在でありゲームの解決手段ではありません。判定は自分から申し出る必要があります。技能は所持するだけでなく、それを使用する場を自ら探しだす必要があるという事も、忘れないでください。 モンスター経験点総数は200点以上得ることはできません。予めご了承ください。 ルール解釈(解釈が分かれることについての判断) ※予告なしに変更します。 アルケミスト・ワークス選択ルール『防御ファンブル』『種族特徴の強化』を適応します。『信仰と神の力』を適応しません。 補助動作戦闘特技と装備変更は、主動作の前のみ宣言できます。(ⅠP143参照)例)主動作の後に装備変更はできない為、ファストアクションでリッパーナイフによる再攻撃ができません。また、閃光石を投げたあとのファストアクションで、竜牙の矢による攻撃ができません。 乱戦宣言・乱戦参加宣言は、自PC若しくは相手PCの移動の直後にのみ宣言できるものとします。(ⅠP144参照)0m移動(移動せずに行動)や、魔法による移動についても、移動直後に乱戦宣言・乱戦参加が可能です。例1)マルチアクションを宣言して、テレポートで移動をした後に乱戦参加若しくは乱戦宣言をして、対象に攻撃をすることが可能です。魔法で移動してきた存在に対し、制限移動で前にでて乱戦を止めることは不可能です。 例2)主動作の後に乱戦宣言はできない為、ファストアクションで乱戦未形成の別の個体に近接攻撃することは不可能です。たとえ双撃を持っていても攻撃できません。 練技・賦術はⅠP141のチャートの、「どのタイミングでも」使用できます。(移動の前に使用ができます。)(ⅠP143参照)「ケンタウロスレッグ」は、移動力を上げるために使用できます。 練技・賦術は全力移動の際には使用できません。(「滅びのサーペント」内GMの記述より) その他の補助動作は、基本ルールブック(1・2・3)に記載がない限り、いつでも使用できます。(ⅠP143参照) 戦闘特技「テイルスイング」「薙ぎ払い」は乱戦エリアにいる敵に使用できます。乱戦状態である必要はありません。 「全力攻撃Ⅱ」は「フェンリルバイト」の攻撃にダメージを追加できます。公式Q&Aにて、エンハンサー技能で判定をする「バルーンシードショット」に、前提がシューター技能である影矢の効果があるとの事により、エンハンサー技能で判定をする格闘2H#武器牙による「フェンリルバイト」に、前提がファイター技能である全力攻撃Ⅱの効果はあるとします。 アイテム「魔香草」は使ってから10分で効果を発揮します。つまり10分で多数を回復可能です。ただ、10分で多数から回復してもらうことは不可能です。回復してもらっている対象は、使用から効果発現の間に動きまわっていても、かまいません。ただ、戦闘前に使用して10分後をはかって戦闘中に発現はできないものとします(正確には時間を計れないため) 「幸運のお守り」は剥ぎ取り時だけ装備していれば効果を発揮します。貸し出し可能。 魔法【New!】距離:接触の魔法を乱戦状態である対象にかける場合は、同一の乱戦状態に存在しなければなりません。(乱戦状態ではないが乱戦エリア内にいる状態ではかけることはできません。) 【New!】効果が永続の魔法は、応募確定までにキャラクターシートに使用していることを記述していないと、使用しているとみなしません。例:使い魔にアポートをかけているとキャラシーに記述していない場合は、アポートで取り寄せることができるようになるまで、セッション内時間1週間の経過が必要です。 マギテック魔法でスフィアを変化させるものは、スカイシップを除き、変化している間ずっと部位を消費します。解除されてマギスフィアになるまでずっと部位枠を消費します。再利用するには、使用者が解除された位置まで移動し、主動作で部位枠に装備する必要があります。また、変化させている間は、フラッシュ・ライトやターゲット・サイトの発動体として使用できませんSSカードや消魔石20点のコピーは可能ですが、元に戻るまで、もしくは破壊されるまで、ずっと部位を消費します。 クリエイトウェポンは、10m以内の味方キャラクターの持ち物欄、もしくは装備欄に武器を追加する魔法であるとします。装備欄に追加する場合は、装備欄が空いていないとできないものとします。 クリエイトウェポンには魔力撃など通常通りの特技や習熟などがのりますが、「物理ダメージを上昇させる」効果はのりません。 リピートアクションの分身体は武器防具を装備して生成されます。消耗品・MPは本体が消費しますが、HP・武器防具は消費しません。 リピートアクションの分身体へのカウンター攻撃を失敗した場合は分身がダメージを受けます。リピートアクションの分身体は、HPコストは消費しないという裁定の為、本体にダメージは受けません。 マナ・サーチは、魔法にかけられた対象が、術者がそれを使用している瞬間を見なければ気づくことはありません。(遮蔽越しにマナサーチを受けて抵抗することは不可能です) バトルソングは、効果を得るためにはつねに術者の6m内にいないといけないものとします。発動時に範囲内にいる必要はありません。発動している間は制限移動でないと効果が切れてしまうものとします。「術者を起点とした6m」の、「対象が空間」である「魔法」である為。 トランスファーマナポイントは、「メイガス」により譲渡分のMPをHPから運用する事はできません。また、使い魔や魔晶石からMPを譲渡できません。起動分のMPは、メイガス・魔晶石・使い魔すべてから運用できます。 【New!】レストレーションで、望まぬ効果を打ち消す場合は、消した魔法の効果の達成値を上回っている必要があります。 シースルーの視点でのみ、完全遮蔽越しに起点指定の魔法を使うことができます。ファミリアⅠ・Ⅱもしくはドールサイト及びリモートドールにおいては使用できません。 「イニシアチブブースト」「エンサイクロペディア」の使用タイミングは、各PCが先制判定・魔物知識判定を振る直前に発生します。術者は10m以内にいるすべてのPCに使用する事ができ、PCごとに好きなランクを選べます。 アイテムアイテムは制限or通常移動・主動作で使用するものとします。 「幸運のお守り」は剥ぎ取り時だけ装備していれば効果を発揮します。他者のアイテムでも借りることができます。 「妖精のランタン」は腰にくくりつけて移動できるものとします。そのほかのランタンは物理的な火をともしているので手で持たないといけません。 「竜牙の矢」使用時は「精密射撃」を、貫通魔法における魔法制御と同じように適用します。 「竜牙の矢」に対する属性エンチャントはかかりません。 【New!】「ル=インダリア」で「竜牙の矢」「魔力の矢」を風属性として使用することが可能です。 「メイガス」によるHPダメージは魔法が発動する前に受けるものとします。例:HP25使用して自分含め5人にキュアハート → HPに25のダメージ →5人のHP回復規制消去理由:プリーストのMP対策として、メイガスのために戦闘特技枠1つを使用するのと、MP軽減のために枠を1つ使用するのと、17000点使用してレンジャー9をとるのは、メイガスのほうがむしろコストが重いと判断しています。同一ラウンドで怪我を負った場合、メイガスの使用がはばかられる場合もあることを加味し、それのみを規制するほどバランスブレイカーな技能ではないと判断しました。 「決死の鉢巻」で行う捨て身カウンターは、近接攻撃にでしか発動できません。 「防弾加工」したマナコートは、ブーストされた知力ボーナス点ぶんのガンのダメージを防ぎます。 モンスター多部位モンスターに「チェンジ・ポジション」「ミニマム・リープ」「テレポート」「エスケープ」「レスキュー」等の移動系魔法を使用した場合、通常のコストで全部位の移動が可能とします。デュラハンロードは、バイクが魔法を使えるということから、バイクも部位の一つとして考えます。ただし、PC含む人族のライダーは基本的には通常コストで騎獣ごと移動することはできません。 【New!!】スカディの氷の槍は同一の対象に3回あてることが可能とします。 他転倒時には移動ができないだけで、近づいてくる対象に対して乱戦を宣言でき、また乱戦を保っていられるものとします。 「形状:突破」は貫通と同様に処理します。起点を指定する事に、鷹の目も必要ありません。任意の「方向」へ突進できると解釈します。「任意のPCがいる「方向」へ突破」できます。 GMオリジナルルール(ルールにかかわらないがバランスをとるための処置) ※予告なしに変更します。 +自PCの関連項目はあらかじめチェックしてください。 透明と盲目、絡みについて「盲目」であるPCは、何らかの行動を行う際、行動判定に-4のペナルティを得るとします。 「暗視」のないPCが暗闇の中にいる存在に対して行動を行う場合「盲目」であるものとします。敵の居場所は神の視点(PLの視点)で見えています、そこまで移動もでき乱戦宣言もできますが、行為判定に-4のペナルティを得ます。 【New!】「透明」の効果については採用しません。「透明」である存在について行動を仕掛ける側が「GMオリジナルルールの盲目」であるとします。 絡み系の武器は数値的ペナルティのみ適応されます。移動や魔法の使用制限や魔法ダメージなどの効果は適応されません。 同じ部位に絡み武器の効果は重複されません。ただし、【武器習熟/絡み】を所持しているPCは2つ目の絡み効果を、【武器習熟Ⅱ/絡み】を所持しているPCは3つ目の絡み効果を、【武器習熟/絡みⅡ】【武器の達人】の両方を所持しているPCは無制限の絡み効果を重複できます。 バルバロス・テイルズ【New!!】古代種妖精を、フェアリーマスターやフェアリーロードで呼び出す事はできません。 アルケミスト・ワークス「ミュージックシェル」は戦闘がおこる前、セッション内にて、パーティメンバーの能力を使用して達成値をだし歌を込めた場合のみ使用可能です。運命の楽譜は使用できません。 「イニシアチブブーストSS」「エンサイクロペディアSS」で「ファストアクション」「弱点看破」は修得できません。 戦闘特技「ファストアクション」は自力で先制を取得したPCのみ適用できます。 アイテム【New!!】「魔晶石」は、1Rに練技に1コ、魔法に1コずつのみ使用可能です。 モンスターボス戦において、「敵は眠り状態になりません」「敵・PCともに、バインドオペレーション・ライトニングバインドで移動を封じられることはありません」「敵にコマンドは効きません」「デストラクションは時間拡大できません」「敵に呪歌チャーミングや特殊神聖魔法チャームは使用できません」 「知能:人間並」「知能:高い」の敵は、持続時間6時間以上の魔法を使用している可能性があるとします。また、知識のあるなしにかかわらず、有利な効果の呪歌・魔法等は抵抗しません。 「知能:高い」の敵は、PCへの魔物知識判定に成功しています。(騎獣の弱点は抜けていません) 【New!!】「知能:ぐりこ」の敵は、ぐりこがルルブを見ながら効果的と思われる行動を行います。それ以外のこまかいことは「普通」扱いとなります。 魔法スケープ・ドールは任意発動です。 技能ライダーはダンジョン内では生物騎獣に騎乗できませんが、ボス戦は必ず騎乗できます。魔物知識判定の結果が出る前に「騎獣をだして騎乗します」の宣言をしてください。 ライダーに関して、オリジナルアイテムサンディロンの騎獣守を実装します。 アイテム「メイガス」によって、持続時間1時間未満の練技を常用することはできません。また、練技の効果時間以上に時間がかかる行為判定に練技の効果は適応できません。例:スフィンクスノレッジ(効果時間10秒)を使用しての探索(使用時間10分)はできません。 「首切り刀」は+20までしかレートが上がりません。 モンスター多部位モンスターへの状態異常は、効果が表れた部位のみ適応されます。ルルブの記述よりも、この裁定を優先します。移動に関する疎外は、足に当たる部位すべてに効いた場合のみ有効です。例:知覚が五感であるドラゴンの翼Aに閃光石を投げ、命中しました。結果、翼Aにダメージを負い、翼Aは盲目になります。 他敵のいる空間の隣の空間もしくは敵と同じ空間で『事前準備』とみなす行動、魔法の詠唱及びコマンドワードの発声などの行動を行うと相手に気付かれ、相手に何らかの対策をとられる可能性があるものとします。しかし、ナイトメアの『異貌』使用中に魔法の詠唱(真語・操霊・神聖・妖精魔法の使用)を『事前準備』以外に使用した場合はこの限りではありません。 「探索ルール」「消耗品清算ルール」が存在します。かならずご一読ください。 探索ルール +※スカウト用。見なくてもいいけど文句言うのはナシで! GMは、新しい空間が視認できる場所に来た場合、まず視認できるものの描写をします。「視認できる内容は以上です」と言ったのちは、GMの許可を求めずに、すぐさま探索を行って結構です。 1回の探索は1つの空間(WBに書いたところまで)に適応されます。WBに書かれているオブジェへの探索は別回数とします。 探索は、該当技能なしで目標値-6の結果を出すと、罠が存在していた場合は罠が発動する場合があります。 足跡を探すのは「足跡追跡」です。実際にそれを追うかはPCが宣言により無判定で追えます。この追跡は次の空間まで適応されます。 空間の探索は、探索区域に立って未探索区域をローラーで調べていくと処理します。空間に立ち入る宣言の前に探索を宣言し、達成値を越した場合、「探索の判定で発見できる罠」にはかかりません。探索を宣言する前に空間に立ち入る宣言をした場合「探索忘れ」とみなします。 その空間の「探索忘れ」をした場合、スカウトが罠を受ける位置にいた時のみ罠感知を試みることができます。罠感知の目標値は、罠探索の目標値+4です。探索をしてなおかつ達成値に満たない場合、罠が発動します。罠に関して、危険感知は使用しません。 「スカウトが部屋を探索している時に、危険を避けるため、探索済みの通路にいる」など、特別な注意を払う場合、宣言していないと、行っているとみなしません。「メンバーを廊下に待たせ、先行して罠を調べて戻ってきます」「スカウトが罠を調べるのを通路で警戒して見ています」等の宣言がない場合、スカウトを先頭にして探索しながら隊列どおりに移動している事になります。 探索で見つけられない罠を発見する判定が場合により存在します。GMの描写を見て、探索よりふさわしい判定があることを判断してください。探索の出目がよければ何も問題がない、ではありません。 探索によって、魔法の罠は罠であると発見できますが、何の罠なのかは分からないものとします。 探索はものに触れながら行います。触れたことが発動のトリガーである場合は危険感知に失敗すると発動します。描写をよく解して触れてはいけない状況であるか否かを判断してください。 二人のスカウトが同時に相反する行動をとった場合、探索の開始時間を考慮して処理します。例:長い通路があり、つきあたりに扉があります。スカウトAは奥の扉の探索を宣言、スカウトBは手前の通路の探索を宣言し、それぞれ同時にダイスをふりました。しかし通路には落とし穴がありました。スカウトAは通路の探索を宣言していません。この場合、スカウトAは通路を調べずに奥まで移動した(=探索忘れ)とみなし、罠感知の判定を行います。この時、落とし穴発見の目標値が+4と跳ね上がります。スカウトBは通路探索を宣言していましたが、探索は10分かかります。感知は一瞬です。つまり、Bが通路を低い(本来の)目標値で探索するよりも先に、Aが通路を高い目標値で感知するほうを処理することになります。この判定が失敗した場合、宣言のあるなしにかかわらず、罠にかかり落とし穴に落ちるのは、Aのみとなります。(二人いるスカウトのうち片方が慎重な態度をとったため、PTも慎重に動いた、先走ったのはAのみである、と裁定することになります。) その他状況によって裁定しますが、探索の詳しい方法はルルブにない、GMオリジナルの手法であることは念頭においておいてください。何がわからないのかは、聞かなければ答えることができません。 【New!】消耗品共有ルールぐりこGMのセッションは、#ぐりこ清算のCHを使用します。 セッション中に使用した消耗品は、どんなに細かいものでも(弾丸や矢レベルで)、使用したものはこのCHに名称と値段を書き込んでください。 清算に「まわしたくない」と希望するものについては、同じ行に「自腹希望」と入力してください。 終了時、GMが判断して、自腹にしてもいいと思うものだけ自腹扱いにします。他は強制的に清算に回します。 自腹許可の例:RPのために買った銀の弾丸、など 無双するためにSSカードを使用しても、自腹許可は降りません。SSカードは「PT単位で有効(=清算に入れても問題ない)」と思った場合のみ使用してください。(スカウトがいないのでイニブーSSで先制修得、どうしてもブレⅡが欲しいのでMP少ないプリにコントレーションSSを投げる、1R目で倒さないと怖いルンマスをグラップラーにSS投げて倒させる、倒れたら詰むという局面で薄いPCにバークメイルSSを投げる) セッション履歴 +#1~#20 Date Title Member reward Note 11/26 #01 隠し砦の三無能 イオタ、イレネ、エウレカ、エル、ディック、テオ セシリアLv 三無能。ルンが大ハッスル。みんないいPCでした。ドゥームの攻撃が低レベル組に集中してGM涙目。 12/07 #02 銭湯で戦闘 リコリス、クライム、エウレカ(腹痛-3)、アルミ(聖印忘れ) セシリアLv ルキスラ公衆浴場で変態温泉爺と握手。リコリスが温泉掘削剣ホットスプリングを入手。 12/27 #03 地獄の雪合戦 第二回開催 イルローゼ、マローネ、ブランカ、リッツ、アーク、クーガ、マリア、セレン、ルナリエール、ノエル ガラLv じょーじあさんのやつのモロパク。硬直状態になってしまった 12/30 #04 魂の虜囚 エル(固定)、チャチェ、フィンディス、ルナリエール、シュメル、イレネ ガラLv 主役はエル。盗まれたウルの石像を追って、リャナンシーのヤンデレ美女を撃破。 01/04 #05 七竈亭の死闘 フィンディス(固定)、クリスティーナ、ゼファー、レティーツィア ガラLv 酔った冒険者に占拠された冒険者の店で、尻尾グラップラーと戦闘 01/06 #06 魔導師の休日 アルフレッド(固定)、キルドレッド イスルギLv アルフレッドとリジィの出会い。これらは過去の出来事… 01/06 #07 さよならホットスプリング リコリス(固定)、アルフレッド(回避・防御・生命精神抵抗+2、HP+20)、ファレノ、フィンディス、アルミ(エンハンサ・プリ封印・ペナ-4)、フェリシア(エンハンサー・プリ・ソサラ・FA封印)、ルーク(エンハンサ封印、ペナ-4)、ルナリエール ガラLv リコリスが主役。スプちゃんが魔剣としての能力を失い、人間に。 01/06 #08 大人遺跡リベンジ マリーシカ、アレキサンドラ、タカハシ、サーシェ、ロザリー、レオン ガラLv エロい遺跡でエロいことされる一同。がんば!? 01/06 #09 貸本屋店員の仁義なき戦い 参加PC:クウ、フィンディス、シナモン、ルアナ、ミスラ、ノヴィア、ルナ ガラLv セシリアが暴走。リトル・ワード改装終了!! 01/06 #10 【サンプル】残忍なる襲撃者 レオン(マギ7シュタ6セジ3)、サンドラ(ファイ7コン6)、ユーリイ(ファイ7プリ4セジ1コン2)、アドニス(プリ7スカ6レン1) ガラLv サンドラのRPが冴えたサンプルシナリオ。ABとかAAだとバランスとりやすくていいなあ 01/06 #11 【サンプル】竜を喰らう者 シャイオ、シーカー、リコリス、ケビン、チャチェ ガラLv 同じくサンプルシナリオ。やたら高い報酬とか謎の崖とかツッコミどころ満載。 01/06 #12 【サンプル】バルドゥーの屋敷 セイ、サイアス、ザカ、ギル、プリモ、ザナルディ セシリアLv さんぷる。下限に沿わせたせいか敵が弱すぎた。バルドゥーの趣味がおとめチックに。 01/06 #13 思いのサイハテ アーニル(固定) ガラLv いなくなったガラを探しに遺跡へ。鬼展開なので申し訳なかった。レムスさんには裏ヴァーションも立てていただいて御の字。 01/06 #14 母を訪ねて シャルロット、アルフレッド、アンジェリヒタ、ヘスティア セシリアLv シャルアルフリジィ親子再会。 01/31 #15 隠し砦の三無能リテイク ヘスティア、セイ、セト、バター、クロエ、マック、シュトリ セシリアLv9 リテイク。今回はルンがおとなしすぎた。 02/03 #16 Happy Wedding クーガ・フールver クーガ、フール、フェリシア、スカーレット、ノヴィア、ユーリイ イスルギLv5 画像検索に心血を注いだクガフル結婚式。京さんのおかげでいい式になりました。 02/21 #17 ミストレイクで僕と触手 ブルー、ユールディース、エセル、メローディア、ユーリイ、キルドレッド セシリアLv9 さりげなくマディ出してたりする。沼地の魔女はケロさんじゃないです>< 03/03 #18 【サンプル】残忍なる襲撃者 シャル、ブルー、ロア、ハルベリー セシリアLv9 さんぷるもいっかい。経験値帯もっと下でよさそう。バータフぱねえ 03/10 #19 バルドゥーの秘密基地 クラスナーヤ、てるる、マディ、リムル アナスタシアLv2 さんぷる1パロディ。バルドゥー幼少のころの秘密基地を探索。 03/17 #20 不死者の聖戦 第一話 戦いは誰が為に ルアナ、ジャスター、ミスラ、ノーラ、リッツ セシリアLv9 不死者キャンペ開始。ラウル・アルフォンソに吸血鬼化疑惑。 +#21~#40 03/23 #21 不死者の聖戦 第二話 彷徨う不死殺し ルアナ、ジャスター、ミスラ、ノーラ、リッツ セシリアLv9 不死者キャンペ二話目。吸血鬼がルアナの仇と判明。 03/24 #22 不死者の聖戦 最終話 ルアナ、ジャスター、ミスラ、ノーラ、リッツ、ユーリイ ガラLv10 不死者キャンペ最終話。ラウルの作った太陽の効果を受け吸血鬼を倒す。ヘイストに夢を託しすぎて吸血鬼駿殺。 04/2 #23 バルドゥーの図書倉庫 リヒャルダ、アミィ、マイア、エレクトラ ガラLv10 バルドゥーシリーズ。図書倉庫を探索して図書補修魔動機を見つける。マイセンが依頼人 04/10 #24 コボる大捜索戦 ジブリール、ヘルガ、ヴァレリア、マディ アナスタシアLv4 薬草探しに行って迷子になったコボルツを保護。マイセンが依頼人 04/12 #25 不思議の泉の妖精姫 マギー、ヒルダ、ルーク、メルシエ、ケビン、アリス ガラLv11/1000点 依頼人妖精姫シェリオ。ストーカウントを撃破して妖精界にご招待。 04/26 #26 魔動機文明時代の遺跡です マディ、ミツルギ、アンゼロット、タミル、クラースナヤ、アリシア アナスタシアLv5/1000点 魔動機文明時代の遺跡からコンバットメイドスーツを出土。 04/28 #27 ドルギアスの塔 番外編 セイ、セト、ヘスティア、メローディア、レーティス、オプト ガラLv12/1000点 ドルギアスの塔の42.5階を探索。セイのイケメン力が爆発。 05/05 #28 歌声の消えた森 クリスティア、シオ、シャッセ、シエル ガラLv12/1000点+ゾロ*2 シナリオ集。マップ広すぎだった。バランスはちょうどいい 06/11 #29 バルトゥーのトランクルーム ハルベリー、マック、フィーネ、エフィーナ、エレクトラ、ジュリアーノ イスルギLv10/1000点 バルトゥーシリーズ。マイセンの依頼でバルトゥーのトランクルームより冷蔵魔動庫を発掘 06/16 #30 触手といっしょ マディ、ウェルツ、ヴィーヴル、ブローディア アナスタシアLv6/1000点 スキュラの美少年ハーレムを乗っ取ろうとしたメルディを救出。次回に続…かない 06/28 #31 カシュカーン動乱 第一話 橋上の戦い サンドラ、レオン、フィンディス、アンジェリヒタ、ユーリイ イスルギLv10/1000点 キャンペ1話。カシュカーンの橋に不審者の噂。姫将軍暗殺を防ぐ 06/30 #32 カシュカーン動乱 第二話 防衛戦 サンドラ、レオン、フィンディス、アンジェリヒタ、ユーリイ イスルギLv10/1000点 キャンペ2話。暗殺を企てたのは元軍属の魔動機師と判明。吟遊度うp>< 07/04 #33 カシュカーン動乱 第三話 勇者の為の戦いを サンドラ、レオン、フィンディス、アンジェリヒタ、ユーリイ ガラLv13 キャンペ3話。カシュカーン北に現れた空中要塞へ侵入。止まらない吟遊… 07/14 #34 カシュカーン動乱 最終話 夢の涯(はて) サンドラ、レオン、フィンディス、アンジェリヒタ、ユーリイ ガラLv14 キャンペ最終話。敵データ失敗して延期→魔動機術師サウザーを倒す。サンドラ姫将軍に仕官。 07/28 #35 石の花 キース、マイクロフト、ラケンド、レベッカ、ブルフォード イスルギLv11/1000点 ロシア民話のがモトネタ。石の花を求めてヘビ山で行方不明になった職人を石の女王の手から救い出す。アクセサリプレゼント 08/01 #36 シリーズ第一話 バルバリシア闘技場 ファーラント、ヒルダ、マギー、ワガハイ、ジャスター イスルギLv11/1000点 竜篭の騎士仕事してない疑惑を払拭するために考えてみた。ルキスラ地下に呪いの魔法陣発見。風魔神掃討。 08/04 #37 シリーズ第二話 スカルミリョーネの墳墓 ヒルダ、ジャスター、メルシエ、ルアナティファ、ケビン イスルギLv11/1000点 ルキスラ帝都ダーレスブルグ大使館の地下で土魔神掃討。ルンマス魔神なのにMP設定低すぎて涙目。 08/15 #38 温泉迷宮の秘宝 リコリス(固定)、ロザリー、ミーナ、ユーリイ、ジャスター イスルギLv11/1000点 温泉郷テネシアで源泉からマナを盗んでるオカマドレイクを退治。スプ&じじい 08/22 #39 シリーズ第三話 カイナッツォ水中神殿 マギー、ルアナティファ、サイアス、ティルト、ユーリイ アナスタシアLv8/1000点 ルキスラ第二演習場の地下神殿で水魔神掃討。騎獣ぱねぇ。敵の運用チキンすぎたのでオラに勇気を分けてくれ 08/25 #40 薬草調達 ジャネット、カレン、アンゼ ロイ、サリナ イスルギLv11/1000点 洞窟に薬草の種探しに。敵はルルブⅢそのまんま…この経験点でいけるのか。薬剤師ウルスラ初登場。 +#41~#60 08/26 #41 茶葉調達 カレン、コルム、シュゼット、ブラン、ベルジラーテ イスルギLv11/1000点 ウルスラの地底庭でドルギアス討伐。いろいろデータまわりがまわりくどすぎ。あとエントの通訳いらなかったお…反省点いっぱい 09/08 #42 蛮族討伐 ヴァネッサ、バレッタ、ヴィルヘルミーナ、イェルケル、アザレア、レーベン ガラlv15/1000点 ミノタウルス討伐なダンジョンアタック。ミノ丈夫すぎてgdgd…壁には良いんだろうがなぁ 09/11 #43 王墓の呪い セリーヌ、ヴェルン、ブローディア、ミグルキ、マディ アナスタシアlv9/1000点 考古学者サックルージ教授の研究してたピラミッドを占拠した蛮族退治。スコジェネスコジェネ。王よわっ。 09/15 #44 隣のあるけみたん ヒルダ、ユーリイ、ルアナ、ティルト、ジャスター アナスタシアlv9/1000点 郊外の塔に住むヘタレ錬金術師の塔をローズから取り戻せ。時間管理を失敗してやりたいことの後半ができなかった…こんどやろう。 09/28 #45 村人救出 ベレッタ、セリエル、シア イスルギlv12 一度やってみたかった皮肉っぽテーマ。PC側三人の反発なくてよかった。キャンペのネタ半分使った気がするが気にせずまた使うぜ。 09/28 #46 盗賊王の魔剣の迷宮 エティ、ロゼッタ、バド、トエト イスルギlv12 魔剣の迷宮探索。スカウトの探索はGMとPLの相性次第だと思った。お互いに慣れるまでが大変です。 10/10 #47 古代図書館の激闘 前編 ミーナ、ユーリイ、マギー、サイアス、シア イスルギlv13 古代図書館でビブロ…本の魔神と戦う。時間切れで失敗扱い。 10/11 #48 古代図書館の激闘 後編 ミーナ、ユーリイ、マギー、サイアス、シア、ワガハイ、アルフレート イスルギlv13 前回の続きに二名増援。こっちも増援出せばよかったか。 10/17 #49 石の花 テイク2 ベルカ、オセロ、ライラ、マディ、ムーファ ガラlv15/1000点 はからずともガチ戦に。ダニーが前回と違う感じに成長。オセロ死亡>< 10/17 #50 薬草調達 テイク2 ミグルキ、ベルカ、テレジア、ビアンカ、アルセア ガラLv15/1000点 ビアンカもアレだけどベルカもナニだった。GMが一番楽しんでいたやもしれぬ。 10/31 #51 南瓜討伐 マディ、ビアンカ、セキレイ、イェルケル、ラウル アナスタシアLv10/1000点 魔霧の森に現れたパンプキングを退治。バスターやるならもっと思い切りがひつよう。 11/28 #52 待ち続ける者 ウサット、エドヴァルド、オロチ、エルリィ、シックス ガラLv15/1000点 カラクリ屋敷に立てこもったアンデッドルーンフォーク三名の掃討。 11/28 #53 ドラゴン退治 ユーリイ、ワガハイ、リコリス、イププル、マギー ガラLv15/1000点 ミルボア王(演出過多)の依頼で知識の井戸に現れたドラゴン退治。任務失敗。 12/19 #54 ルーフェリアで退廃生活をする方法 ハンス、ホーキィ、レイヤ、フランシスカ、タタラ ハイネルLv8/1000点 ルーフェリアまで行ってシーサーペント退治。金○梅は演出はわ○なべ○さこ、キャラ性は竹○真○派。 12/26 #55 うさぎの恐怖 シャッセ、アメリア、ヴァネッサ イスルギLv14/1000点 汎用シナリオテスト。みんなノリが良くておもしろかったです。 12/29 #56 王墓の呪い テイク2 イスルギLv14/1000点 誘導がうまくいかなくて失敗>< 1Fにリドルは鬼門な予感… 01/12 #57 うさぎの恐怖 テイク2 ハイネルLv9/1000点 汎用シナリオテストその2 01/ #58 うさぎの恐怖 テイク3 ハイネルLv9 汎用シナリオテスト完成。どーなったかは汎用シナリオにて。 01/23 #59 夢をみる国 第一話 忍び寄る影 カノッサ、シャッセ、フィンス、ヴィッダーホルン イスルギLv14/1000 キャンペ開始!みんなRPうまくて嬉しい!護衛に雇われた貴族の館でついに行方不明者が…… 01/24 #60 夢をみる国 第二話 迫りくる悪夢 カノッサ、シャッセ、フィンス、ヴィッダーホルン イスルギLv14/1000 キャンペ2話目!フラグばかすか回収!一行は謎の霧に包まれる…… +#61~#80 01/26 #61 夢をみる国 第三話 新緑のコンスタンツァ カノッサ、シャッセ、フィンス、ヴィッダーホルン イスルギLv14/1000 キャンペ3話目!コンスタンツァに事情説明。クマ撃破。冒険者たちはグレゴリウスを信じて説得に赴く…… 01/30 #62 夢をみる国 第四話 新緑のコンスタンツァ カノッサ、シャッセ、フィンス、ヴィッダーホルン イスルギLv14/1000 キャンペ4話目!蟻の巣穴から塔へ潜入。はたしてグレゴリウスは敵か味方か…… 01/31 #63 夢をみる国 第五話 希望と絶望 カノッサ、シャッセ、フィンス、ヴィッダーホルン イスルギLv14/1000 キャンペ5話目!グレゴリウスに会い、女王蟻を退治する。最後にとんでもない裏切りが…… 02/02 #64 夢をみる国 エクストラステージ 悪夢の檻を カノッサ、シャッセ、フィンス、ヴィッダーホルン イスルギLv14/1000 物語の重要事項を握っているオルゴール人形:リリーを救出。ベストエンドへ分岐? 02/06 #65 夢をみる国 最終話 神を救う者たち カノッサ、シャッセ、フィンス、ヴィッダーホルン イスルギlv15/1000 ベストエンド? …ハッピーエンド! 02/16 #66 持ち回りキャンペ第三話 船長危機一髪 マディ、エノメレス、アークライト、ウィンチェスター、シーコード、ヴィルマ アナスタシアLv11/1000 アメリア淫夢被害+コア盗まれ危機一髪。グレーターさっきゅんが1ゾロばっか…… 02/26 #67 雷鳴の剣士と黄金獣の咆哮 ブルー、ルアナティファ、リーン、ケビン、リオン、アーデルハイト イスルギlv15/1000 DQ6パロ。終了後にテリーは仲間にしましたがもっと普通の兄ちゃんでした。時間切れ→ギリギリで敵弱体化はもうやめたい…。・゚・(ノД`)・゚・。 03/03 #68 インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア シュペール、ミスト、ジンジャー、カルミア、リンク、アヤリス イスルギlv15/1000 同名映画から名前だけもらった…森もうちょっと整理すれば何かに使えるかも。時間さえあればサモン・アンデッドでバンシー出したかった… 03/13 #69 怪奇化猫綺譚 アルセア、ラガン、ムーファ、フェルゲン、スノウ イスルギlv15/1000 ツインテールキャットと協力して化鼠の魔神を退治。ぬこぬこもっふもっふ 03/28 #70 持ち回りキャンペ最終話 その御手のなかに マディ、エノメレス、アークライト、ウィンチェスター、シーコード、ヴィルマ アナスタシアLv11/1000 ついに最終回。"キルヒアの愛娘"アンは果たして、いかにして保護されるのだろうか……? 04/21 #71 下水道の怪人 リリス、ユーディット、リル、ルミア、ウサエル イスルギlv15/1000 別の場所でやったやつの使い回し。敵強すぎた>< 04/28 #72 果樹園の怪異 ウィンチェスター、シーコード、フェルゲン、マディ、スノウ アナスタシアLv11/1000 任務失敗して狂ったミーミルを解きはなっちゃいました。 ルン再びですぅ。 05/12 #73 大灯台クエスト 海賊団をやっつけろ! メロディ、ノーラ、ウィンチェスター、マディ、ティエリー アナスタシアLv11/1000 海賊団「黒ひげ」のアジトに潜入し、黒衣の参謀ラナウダウム……にとりついたブラックバイブルを撃破。あと、灯台動いた。 06/05 #74 風を継ぐもの 第一話 帰郷――再会、アウラ ジャスター、ティルト、ユーリイ、アルフレート、マギー イスルギlv15/1000 ジャスター主役キャンペ第一話。皇帝ユリウスの依頼で、反逆したナイフ使いの青年アウラを僻地の村へ探しに。帰郷イベントもりだくさん。 06/12 #75 風を継ぐもの 第二話 来訪――邂逅、神竜ヴァルディリード ジャスター、ティルト、ユーリイ、アルフレート、マギー ルーアンLv5/1000 アウラの真意を知りに神竜ヴァルディリードに会いに神への階へ。国際指名手配中の密猟団“竜の檻”を捕縛。 06/19 #76 風を継ぐもの 最終話 ジャスター、ティルト、ユーリイ、アルフレート、マギー ギアLv3/1000 堕ちた竜となったアウラを討伐。アウラは守護者へ戻り、巨大すぎる力はジャスターと二分される。 07/10 #77 死体探し ウーサー、アステア、リリーア、タタラ、セレス ギアLv /1000 カーティス商会のドラ息子を探せ。死体になって帰ってきました!(邪教の館で蘇生+穢れ落としました) 09/11 #78 モー少しで焼き肉 ガメルさん、アクセル、ミエル、カサンドラ、スウィフト ハイネルLv11 /1000 六門セカンドのシナリオを改造してSW2へ。牛が浚われたので助けに行きました。 09/29 #79 【汎用シナリオ】灼銀の杯 リアーナ、リリス、ソル、ユハ、シニストラ ハイネルLv12 /1000 深風さんのシナリオをお借りしてやりました。バランス良すぎて撃沈。4人PTでやればよかったかッ…! 10/11 #80 石の花 テイク3 ハンス、ブリジット、ヘイディ、リル、タタラ ハイネルLv12 /1000 縛り師とケツ槍のせいでひどい卓に……でも、GM・PLともども全力で戦いました! -#81~#100 10/30 #81 レッツゴーゴブリン退治 アンジェリヒタ、ジブリール、ジャスター、ルミア、ヒワ アナスタシア成長 鳥の篭所属の新米冒険者のみなさんがゴブリン退治に奔走。ブランクありすぎてボスぬるすw 11/03 #82 【他システム公式】憂い顔の戦士 ミリオン、ティリス、スイフト、ルメルシエ 保留 マギウスの五竜亭TRPGより。霧の立ち込めた宿場町で罰あたりな蛮族たちを退治。 11/10 #83 【持ち回りキャンペ】第二話 やってきた災い レイヤ、エノメレス、マディ、フェリス、セリエル アナスタシアLv12 敵にだまされたり霧に包まれた湖を漂流したり。ボスはスイミーで第二王子はヒャッハー。あと、アメリアまた墜落しました! 12/29 #84 盗賊団をやっつけろ! ルージュ、ギュンター、ノト、フィデリオ 保留 ギュンター死亡。ちょっと敵がきつめでした。 計84回。うちガラ21、セシリア9、イスルギ29、アナスタシア13+1、ハイネル6、ルーアン1、ギア2、保留2 ★ 撃墜履歴 死亡数:2 全滅数:0 オリジナルNPCルン…ウザいルーンフォーク女。金髪ポニテデコ出し16歳。ロシレッタ三無能の従者やってます。(顔見知り10点、友人50点、親しい友人100点) エルグランド…ウザいエルフの変態じじい。元重戦士。赤フンは紳士の正装。ついに温泉を掘り当てた。 ホットスプリング…元魔剣だった女性。リコリスを20歳の大人の女性にしたような姿。現在、竜篭でメイドとして働いてます。(顔見知り10点、友人50点、親しい友人100点、特別な友人はリコリス専用) マイセン…ダウナー気質の女タビット(15歳)。本オタク。セシリアの幼なじみ。(顔見知り5点、友人10点、親しい友人20点)※コネ所持でルキスラ市街での知識判定を彼女の蔵書を使用して再判定できます。達成値+2。時間かかりません。 コボルツ……リトルワードの店員。12名のうち8名がティダン信者。(顔見知り5点、友人20点、親しい友人50点)※コネ所持でルキスラ市街での探索を彼らの手助けを借りて再判定できます。達成値+2。時間かかりません。 ツクエルギ…ジャスターとマディの出身村の村長の執事。エルフ。HP11しかない。 メルディ…ジャスターとマディの出身村の近くの沼に棲むコン8セー9。「沼地の魔女」と呼ばれる。男の子に女装させるの大好き。 ジョゼ・アルバード…ルキスラのティダン大神官。名前つけちゃったけど性格はテンプレ偉い人。ルアナに平神官と間違われたことがあるらしい。 フレイス・カレル……ルキスラのキルヒア大神官。白髪初老眼鏡穏やか丁寧語。穏やかに喋る知識の守護者。 ウルスラ…ルキスラに住むエルフ薬剤師の老女。穏やかで上品。 サックルージ・フォーチュンビレッジ…ピラミッドを研究してるルキスラの考古学者。チョビヒゲのおじさん。(顔見知り5点、友人10点、親しい友人50点) ロラン・カーティス…竜の篭に冒険者の基本装備等を卸している商会の会長。ルキスラ冒険者特需で成り上がった成金。 “鋼の成金錬金術師”ノル・カーティス…カーティス商会の三男坊。眼鏡で身長172センチのイケメンだがの○太。ローゼンリッターはソフィア派。一回死んだ。(顔見知り5点、友人10点、親しい友人50点) “芸術家の後援者”マクベス・アクロイド…一代で富を築いた商人上がりの男爵。芸術家の後援者。後妻との間に息子誕生。(顔見知り10点、友人50点、親しい友人100点) シモン・アクロイド…25歳長身やせマッチョ赤ポニテ。男爵子息。口と柄が悪い。 ミレル・アクロイド…14歳亜麻色の髪・瞳の少女。ぬこ大事。 “帝都のツインテールキャット”マルス……帝都の高級住宅街付近の猫を束ねるツインテールキャット。データはクァールの相当品。(顔見知り5点、友人10点、親しい友人50点) ジョシュア・ローズ…ルキスラの伯爵。文官(外交官)。口ひげ。穏やかに敬語。(顔見知り50点、友人100点、親しい友人200点) エミリー・ローズ…5歳の伯爵令嬢。黒目黒髪巻き毛。人見知り。(顔見知り5点、友人10点、親しい友人20点) ゼラン・ノーフォーク…帝国特務騎士団に属している騎士。主に情報関係をつかさどります。ぐり卓では騎士PCとの連絡役を務めるようです。外見は不明。 たてたいネタリスト雪の女王 40000~50000 レベル8~10 シリーズ第四話 人族勢反撃 元帥二人 sideA sideB アティキャンペ 全5話inルーフェリア いつかどこかで 時空消滅内服薬ユリウスキャンペ +やりたい事とやった事 【最中】FF4ゴルベーザ四天王 【済】FF5ビッグブリッジの死闘 【済だけどもういっかい】FF5古代図書館 FF5シドの船団 FF5バリアの塔 【済】ロマサガ2女王蟻 【済】FF7忘らるる都 DQ4アッテムト鉱山 【済】DQ5デモンズタワー 【済だけどもういっかい】FE暁3部13章 血の代償 【済】ハンター試験の塔 【済】猫絵十兵衛の化け鼠+キドラント GS美神の時空消滅内服液 GS美神の人狼編とか切り裂き魔のやつ 【済】異次元騎士カズマ 【済】石の花 雪の女王 【済】金瓶梅 【済】トイストーリー+GS美神のバイパー編 ホーム・アローン
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か行蒯越(字:異度)(カイエツ/イド) 蒯良(字:子柔)(カイリョウ/シジュウ) 賈詡(字:文和)(カク/ブンワ) 郭援(カクエン) 郭嘉(字:奉孝)(カクカ/ホウコウ) 鄂煥(ガクカン) 霍峻(字:仲邈)(カクシュン/チュウバク) 郝昭(字:伯道)(カクショウ/ハクドウ) 楽進(字:文謙)(ガクシン/ブンケン) 霍弋(字:紹先)(カクヨク/ショウセン) 華佗(字:元化)(カダ/ゲンカ) 郭図(字:公則)(カクト/コウソク) 郭淮(字:伯済)(カクワイ/ハクサイ) 夏侯淵(字:妙才)(カコウエン/ミョウサイ) 夏侯和(字:義権)(カコウカ/ギケン) 夏侯恵(字:稚権)(カコウケイ/チケン) 夏侯徳(カコウトク) 夏侯惇(字:元譲)(カコウトン/ゲンジョウ) 夏侯覇(字:仲権)(カコウハ/チュウケン) 何進(字:遂高)(カシン/スイコウ) 賀斉(字:公苗)(ガセイ/コウビョウ) 賈範(カハン) 花鬘(カマン) 華雄(カユウ) 関羽(字:雲長)(カンウ/ウンチョウ) 管亥(カンガイ) 韓玄(カンゲン) 関興(字:安国)(カンコウ/アンコク) 韓浩(字:元嗣)(カンコウ/ゲンシ) 韓遂(字:文約)(カンスイ/ブンヤク) 韓暹(カンセン) 韓忠(カンチュウ) 韓当(字:義公)(カントウ/ギコウ) 甘寧(字:興覇)(カンネイ/コウハ) 桓範(字:元則)(カンハン/ゲンソク) 韓馥(字:文節)(カンフク/ブンセツ) 関平(カンペイ) 簡雍(字:憲和)(カンヨウ/ケンワ) 顔良(ガンリョウ) 管輅(字:公明)(カンロ/コウメイ) か行 蒯越(字:異度)(カイエツ/イド) 出演作品:iM@s白馬将軍 作品名:iM@s白馬将軍劉表軍の軍師。孫堅配下の真が、雪歩の元に足繁く通ってくることは快く思っていない。 蒯良(字:子柔)(カイリョウ/シジュウ) 出演作品:閣下で三国統一、三国×M@ster 作品名:閣下で三国統一劉表の軍師の一人。劉表の台詞によると、蒯越の兄設定であることと、兄弟で律子を推挙し目をかけていることがわかる。 作品名:三国×M@ster劉表軍の武将。真美のライデインに焼かれる。伊織に凸関係に聞こえるようなことを言ってしまったために散々な目に。 襄陽の戦いでは主君を見捨てて逃げ出した。戦後、劉表と任地を別にするという条件で春香軍に積極的に加わる。 賈詡(字:文和)(カク/ブンワ) 出演作品:曹操P業、その時貧乳が動いた、iM@S演義、美妓皇帝、中華争奪戦、三國夢想、後漢流離譚、ういぽセブン マキシマムiM@S、im@s白馬将軍 俗称:先生 作品名:曹操P業敵軍時代でも真を女として識別できていた。戦う真の姿に「悪くないな!」と萌える。 曹操軍に投降後は、規律を乱す過激派アイドルファンの取り締まりを担当している。 自身も熱心なアイドルファンで甲冑っ娘萌え。だが、全く私情を挟まないことから曹操からも信頼されている。 作品名:その時貧乳が動いた当初はあずさ軍に仕えていた。夏候覇の教官役。何かとアレな覇に対して厳しい指導方針。 後に貧乳軍に捕縛される。夏候淵の一計によりカッとなり寝返るが…? 作品名:iM@S演義対曹操では負け無の軍師。宛での曹操急襲では強力な援軍を呼び史実以上の窮地を作り出した。 千早を追ってきた春香と左慈・張遼と呂玲綺がいなければ、さすがの曹操も命運尽きていたことだろう。 作品名:美妓皇帝やよい編に貂蝉軍スタッフとして登場。人生相談に定評があり、貂蝉にそれとなくアドバイスを送る。 高木順一郎の言う、アイドルの技巧以外の経験が、アイドルとしての魅力を高める、という考えに消極的にではあるが賛同したが、その高木に結構ミーハーだと評価されてしまった。 漢中争奪戦の後、鐘会に詰め腹を切らされることを恐れ、また高木が目指すアイドルの資質を見極めるため、やよい軍に居候する。 作品名:中華争奪戦曹操軍の軍師陣の一人。 作品名:三國夢想張魯勢力に属する軍師。クールだが、美希のことになると熱い。ツンデレ。策略を匂いでかぎ分ける。 後に馬超に信頼され、馬超軍の正軍師に。けどやっぱり美希のことには熱い。何気に鄧忠がライバル。 策でコケにされたと感じた時は893も真っ青の怖い顔になる。 作品名:後漢流離譚長坂の戦いで、張繍の参謀として登場。ぶち切れモードの真に単騎で陣を崩され、復讐を誓う。 馬超との決戦では、史実通りの離間の計を謀る。 作品名:ういぽセブン マキシマムiM@S番外編では曹仁を暗殺したりと色々と暗躍。美希の先生らしい。 作品名:im@s白馬将軍董卓軍の文官。呂布で遊んでいる。台詞には草が生える。 郭援(カクエン) 出演作品:美妓皇帝 作品名:美妓皇帝あずさ編に登場の旅人。雪歩の苦手克服修行(という名の魯粛、費禕、程普によるヤラセの自信回復策)に遭遇してしまい、その怖い顔で雪歩を驚かせた。 根はいい人だったため、雪歩に勧誘されたが、てっきり武人だと勘違いして一騎討ちをしかけ一閃で気絶させてしまい、何だかよくわからないうちに魯粛に怒られる。 郭嘉(字:奉孝)(カクカ/ホウコウ) ⇒個人編-郭嘉伝を参照 鄂煥(ガクカン) 出演作品:閣下で三国統一 作品名:閣下で三国統一孟獲軍配下として雲南の警備を担当しており、その際に春香とニアミスしている。春香の印象は「かわいい子」。 雲南攻略戦後、天海軍入りしている。都市警備担当が多い。 美希からの渾名は「がっちゃん」で、美希が寝ている間に仕事を片付けてくれる人らしい。 霍峻(字:仲邈)(カクシュン/チュウバク) 出演作品:中華争奪戦、iM@s白馬将軍、三国動乱 作品名:中華争奪戦劉備軍の将軍。恐らく劉備軍の中では一番真面目で、犬飼を励ましたり毛利元就の攻撃をガードしたりと八面六臂の活躍を見せる。 作品名:iM@s白馬将軍董卓軍の将軍。合肥の中州の拠点の守備をしていたが、海賊魂を見せ付けて急行した周泰に拠点を追われ、生け捕られた。 伊織の魅力ビームは効果がなかったが、あずさの甘い治療で堕ちた。 作品名:三国動乱美希が江陵に出向いて、霍弋とともに登用してきた、天海軍最初の武官。 真面目な武人なのだが、息子の霍弋とまったく同じポーズなのため、視聴者に妙な笑いを提供している。美希ファン。 郝昭(字:伯道)(カクショウ/ハクドウ) 出演作品:中華争奪戦 作品名:中華争奪戦曹操軍の将。武威決戦時、安定に逆侵攻をかけた米道軍の華雄の隊を追って戦線を離れる。 長安防衛時は通り魔と化した馬雲騄に一騎討ちを仕掛けられた。真の性別を間違うというわかりやすい地雷を踏みリタイヤ。 楽進(字:文謙)(ガクシン/ブンケン) 出演作品:美妓皇帝 作品名:美妓皇帝伊織編に登場。『二喬』のスタッフ。太史慈たちと下邳に侵攻した。 陳珪に惑わされた孫観を落ち着かせたが、自身も陳珪に火の不始末の心配を衝かれて撤退してしまう。 霍弋(字:紹先)(カクヨク/ショウセン) 出演作品:三国動乱 作品名:三国動乱美希が江陵に出向いて、霍峻とともに登用してきた、天海軍最初の武官。 父親の霍峻とまったく同じポーズなのため、視聴者に妙な笑いを提供している。千早ファン。 華佗(字:元化)(カダ/ゲンカ) 出演作品:曹操P業、美妓皇帝、後漢流離譚、魏史まこと伝 作品名:曹操P業アイドルたちの健康診断を担当。ついでに行われた曹操、劉備、郭嘉の診察では、自分の医術では人格を矯正できないと暴言を吐いた。 またあずさに医療を伝授。あずさが針治療など高度な医術を使えるのはこのため。 郭嘉の病をあずさと共に治療するが、既に手遅れだった。 作品名:美妓皇帝やよい編に登場。野にいたが、王允が倒れた際、自ら現れてその主治医となっている。 王允とは昔馴染みで、彼の登場によりこれまで完全な悪役だった王允に人間味が描写されることになる。王允にある頼まれごとをしているが……。 作品名:後漢流離譚放浪の医師。曹操の身分と立場を捨てた依頼に応え、郭嘉と曹沖の命を救う。 合肥ではあずさと共にまだ幼い鄧艾を治療する。 作品名:魏史まこと伝各地を放浪し、僅かな代金で分け隔て無く万民を治療する名医。あずさを保護していたようで、彼女を弟子にしていた。 曹操の頭痛の診察のため許昌を訪れ、仲間とめぐり合ったあずさの決断を尊重し、あずさを真たちに預けた。 あずさに青嚢書を託している。あずさへの評価は、得がたい弟子だったと惜しむものであった。 史実と違い曹操との関係は良好で、八年後の再発を見越して薬を残している。 郭図(字:公則)(カクト/コウソク) 出演作品:iM@S演義、おれ達、黄巾賊! 作品名:おれ達、黄巾賊!袁紹の文官だが滅亡後黄巾党の登用に応じる。 やたらと弱気で自分をダメ軍師と呼び、穴を掘って埋まってしまうゆきぽ属性の人。伊織に「巣骨譜(すこっぷ)」を教えてもらい、どこでも穴を掘れるようになってから悪化してしまった。 うぅ、こんなダメ軍師の私は、穴を掘って埋まっておきますぅ。 烏丸攻城戦では穴掘り部隊を率いて城壁を崩落させるが、部隊員の安全まで頭が回っておらず、また埋まる。 郭淮(字:伯済)(カクワイ/ハクサイ) 出演作品:美妓皇帝 作品名:美妓皇帝やよい編に登場。貂蝉軍のスタッフ。貂蝉の熱狂的な信奉者。 鍾会の策で真の捕獲に参加する。真の鄧艾を想う純粋さ故の強さに感嘆したが、それ故に甘いと断じた。 実は、長安での王允主催の『百合(ひゃくごう)の宴』の発案者だった。 夏侯淵(字:妙才)(カコウエン/ミョウサイ) 出演作品:曹操P業、iM@S演義、美妓皇帝、中華無双iM@S、765プロ三国時代、中華争奪戦、im@s白馬将軍、中学生太守はじめました、魏史まこと伝、ういぽセブン マキシマムiM@S、三國夢想、三国×M@ster 作品名:曹操P業第一軍団都督。主にアイドルに関わりの無い北東部戦線を指揮する。 好きなアイドルは三浦あずさ。軍議を放り出してライブ会場に駆けつけるほど。 作品名:iM@S演義数多くの戦いに参加した武将。第八回のおまけが最大の見せ場。 夏侯惇が趙雲に負けると「夏侯惇が半泣き」と聞きつけて曹仁・曹操と共に現れ、VIPPERなノリで夏侯惇を大いに煽る。 作品名:美妓皇帝やよい編に登場。貂蝉軍のスタッフ。貂蝉の熱狂的な信奉者でかつ急進的な武断派。 夏侯淵に定軍山は死亡フラグとの視聴者の予想通り、やよいの声援を受けた魏延に一騎討ちで敗れる。 作品名:中華無双iM@Sやはり壊れている。張飛に縁談を持ちかけるという話で、自分が離縁して嫁入りすると言い出した。 作品名:765プロ三国時代江津港の戦いであずさを狙撃する。戦後その事を知った曹操に降格させられる。 その後、許昌攻防戦で真に挑み、女の子相手に曹仁共々一蹴された。 作品名:中華争奪戦曹操軍の西部方面軍司令。配下の奥州妖怪軍団やリーザス軍の統率に手を焼く。熱烈なお町ファン。 長安防衛線では戦況を覆すため、上杉虎子に一騎討ちをしかけてランスを引きずり出すが、是が非でもいいところを見せたいランスのランスアタックに敗れた。 作品名:im@s白馬将軍脳筋。ムッキムキのマッチョメン。体罰指導を繰り返すため、曹操の天敵。曹操のことが大好きでしょうがない。 曹操を守るため、やよいと一騎討ちをして敗北、公孫瓚に下る。やよいとは友情が芽生えたと思っている単細胞。 作品名:中学生太守はじめましたいまのところ唯一まとも。紳士化した夏侯惇に振り回されっぱなし。胃薬を常備。 真の士気向上策(まこまこりん♪)には懐疑的だが、真摯な真には好感を持っているためツンデレる。 作品名:魏史まこと伝真に弓術の指導をしている。 作品名:ういぽセブン マキシマムiM@S本編では千早の同期生、アントラーと遭遇。 番外編では女、曹丕に付く。 作品名:三國夢想曹操軍→司馬懿軍→公孫瓚軍と渡り歩く。律子に惚れ込んでいるようだ。 怪しい仮面姿に変身する。 作品名:三国×M@ster董卓軍の将軍。宛で袁術の救援に現れ、雪歩の隊を壊滅させた。 雪歩捕獲の命令は、やたらと強い真隊の兵士により果たされなかった。 夏侯和(字:義権)(カコウカ/ギケン) 出演作品:おれ達、黄巾賊! 作品名:おれ達、黄巾賊!夏侯淵の末子で秋蘭の弟。秋蘭には字で呼ばれている。春蘭のことは「従姉者」で呼ぶ。 白馬港の守備隊だったが、姉の言いつけで夏侯恵とともに撤収準備を行う。夏侯恵に比べ冷静で丁寧口調。 夏侯恵(字:稚権)(カコウケイ/チケン) 出演作品:おれ達、黄巾賊! 作品名:おれ達、黄巾賊!夏侯淵の四子設定で秋蘭の弟。秋蘭には字で呼ばれている。 白馬港の守備隊だったが、姉の言いつけで夏侯恵とともに撤収準備を行う。夏侯和に比べ血気盛んで乱暴な口調。 夏侯徳(カコウトク) 出演作品:おれ達、黄巾賊! 作品名:おれ達、黄巾賊!曹操軍の下士官。濮陽の戦いで危機に陥った敬愛する軍曹・沙和のために楊昂・曹髦とともに奮戦した。 後に黄巾党に捕らえられており、伊織との人質交換に使われた。 夏侯惇(字:元譲)(カコウトン/ゲンジョウ) 出演作品:曹操P業、その時貧乳が動いた、iM@S演義、中華無双iM@S、765プロ三国時代、中華争奪戦、iM@s白馬将軍、中学生太守はじめました、魏史まこと伝、後漢流離譚、三國夢想、春望之歌、おれ達、黄巾賊! 俗称:㌧兄 作品名:曹操P業質実剛健な魏軍の実質的リーダー。アイドル達には曹操よりもプロデューサーらしく接し、慕われている。彼がいなければ、魏軍はとっくに終わっていたであろう。 曹操に最も信頼され、なんだかんだ言いながらも夏侯惇も曹操を信頼しているところは史実どおりである。 唯一の男子アイドル(断言)。アイドルランク(○品官)紹介コーナーでも、他のアイドルとともに紹介されている。 作品名:iM@S演義数多くの戦いに参加した名将だが、最大の見せ場は第八回のおまけ。趙雲との一騎討ちで敗れ、VIPPERなノリの曹操達に煽られたあげく終了宣言まで出される。カワイソス。 また、閑話休題第二回では美希に「出ると負け将軍」呼ばわりされるなど可哀想な扱いを受けている。 11人のアイドルの中ではあずさが好き。しかし空気を読んで美希と答えた。巨乳好きなのかもしれない。 ゲームの都合で時折眼が元に戻る。作中では呂布により片眼を潰されたことになっていて、呂布とは因縁の関係である。 作品名:中華無双iM@Sご多分に漏れず壊れている。当初は片眼がドラゴソボーノレになっていた(本人曰く「ものもらいだ」)が、いつの間にか元に戻っていた。 作品名:765プロ三国時代巨乳大好き曹操一派の中で、数少ない常識人。ボケ役曹操に対し、彼はツッコミ役。 作品名:中華争奪戦曹操の第一の臣だが、復活した曹操が燃え尽き症候群にかかった際は、あまりに近くでその生き様を見続けてきたため、郭嘉のように励ますことができなかった。 作品名:iM@s白馬将軍袁紹配下として公孫瓚と戦う。敗れて捕らえられ、やよいゾーンをバリアで跳ね返すも、伊織の罵倒で真性のドMであることが発覚。めでたく配下となる。 伊織の激励を受けて、真っ赤な忠誠心を鼻から迸らせた。また、褒められるとかえって物足りなさを感じるらしい。 伊織率いる第二軍団に所属。何かと伊織に声をかけられる田楷に嫉妬を募らせている。 「架空戦記史上トップクラスに壊れている惇兄」と視聴者から認定された。 作品名:中学生太守はじめました真美の保護者。真美が美希のもとへ行くので付いていくことになった。 紳士。「真美がいうならちかたない」。 作品名:魏史まこと伝真を曹操軍にスカウトした本人。以後は上司、師匠の1人として真の成長を見守る。格好いい兄貴分的存在。 作品名:後漢流離譚曹操の悪い病気が発動した際のツッコミ役。口癖は「まーた始まった」 作品名:三國夢想曹操軍→司馬懿軍→呂布軍。司馬懿軍時代に春香と出会い、何かとアドバイスをしていたが、崩壊後は謎の人材派遣会社社長に誘われ呂布軍へ。敵対しても春香のことは何かと気にかかっているようだ。 作品名:春望之歌敬語の惇兄。真面目でいい人なのだがどこかが致命的にズレており、真の性別をどうしても判断できなかったり、どうでもいいことに拘ったりする。 登用してくる人材も何故かMAD系ダーク仲魔ばかりで、周囲を引かせている。 作品名:おれ達、黄巾賊!曹操軍。娘に春蘭がいる。 春蘭から陳留の異変の報告を受け顔をこわばらせ、お茶を持ってきた雪歩を怖がらせてしまった。 夏侯覇(字:仲権)(カコウハ/チュウケン) 出演作品:その時貧乳が動いた、おれ達、黄巾賊! 作品名:その時貧乳が動いた巨乳軍のエース(笑)。軽い言動とパッとしないステータスのお陰で巨乳軍内の立場はあんまり良くない。むしろ立ち位置的には貧乳軍の方が居心地がいいと思われる。 雪歩派。場違いにも呂布や馬超と並んで巨乳軍の五虎将になっている。 作品名:おれ達、黄巾賊!曹操軍。小沛の守備隊で、春香や関羽とともに司馬懿の包囲殲滅作戦を見物し、仲達の旦那は相変わらず容赦がないと唸った。 物怖じしない性格で関羽にも対等に話しかける。設定上は秋蘭の兄に当たる。 何進(字:遂高)(カシン/スイコウ) 出演作品:三國夢想、中学生太守はじめました、おれ達、黄巾賊! 作品名:三國夢想長安で「何進精肉店」を営む肉屋。大将軍は副業。 献帝に、肉オンリーで一欠の野菜もない、新手の虐待ともとれる食事を強いていた。後にこれは長安の民すべてが強要され、【肉食政策】と呼ばれていたことがわかる。 馬家に長安本店、司馬懿軍(春香)に宛支店を破壊されて倒産。しばらく仮店舗で営業していたらしく、後に馬家に仕官。家業の肉屋は再建した模様。 作品名:中学生太守はじめました黄巾陣営を滅ぼした。 張角曰く「女子に罵られて喜ぶ」らしいので、アイドルの誰かが仕官しているのは確実である。 作品名:おれ達、黄巾賊!いつの間にか黄巾党に仕官していた。意外にも漢王室崇敬派である。 賀斉(字:公苗)(ガセイ/コウビョウ) 出演作品:その時貧乳が動いた、iM@s白馬将軍、三国×M@ster、三国動乱 作品名:その時貧乳が動いた同郷の吾粲とともに仕官した貧乳軍の最古参。視聴者からはアニキとして親しまれる。 やや脳筋気味で呉の武将らとともに自重せず暴れ回っているが、一方で面倒見が良い熱血漢でもあり所属アイドルからの信頼も高い。特に千早とはツーカーの仲。 作品名:iM@s白馬将軍曹操軍の将。建安の最後の戦いでは、一日でも長く釘付けにするとやよい隊の前に立ちふさがる。 自隊の隣に石罠をしかけ、自分達もろとも文醜を巻き込む忠義の将。 作品名:三国×M@ster董卓軍の将軍。宛で袁術の救援に現れ、呂布の隊を火責めにして壊滅させたが、当の呂布本人はちょっと暑がる程度だったので見ない振りをした。 作品名:三国動乱春香が徴兵した民衆の中にナチュラルに混じっていた。一際目立っていたため春香に将として登用されたが、美希からは地味と称されてしまう。 春香直属の親衛隊長的な役割に納まっている。 賈範(カハン) 出演作品:閣下で三国統一 作品名:閣下で三国統一成都で天海軍に入ったため馬超と同期。劉備軍の動向を探っていたが、関羽、龐統の傍らに呂布がいるのを目撃し驚く。 江州の戦いでは火に巻かれ重症を負い、更に眼前に呂布が迫る状況の中、一か八かで呂布と関羽を同士討ちさせ、九死に一生を得た。 いつの間にか忍者風のキャラ立ちをしていた。敵地の潜入に才能を発揮する。 花鬘(カマン) 出演作品:美妓皇帝、iM@S演義、中華争奪戦、三國夢想 作品名:美妓皇帝やよい編に登場が予告されている。 作品名:iM@S演義南蛮亭の女給長として登場。 関索が出ないので関平に「好き!」と一目惚れするも、一騎討ちの最中だったため断られてしまう。 作品名:中華争奪戦孟獲の娘。孟獲と同じく馬鹿で田舎っぺの模様。 作品名:三國夢想南蛮の姫で亜美真美と義姉妹。片言と首振りで話す無口少女だが、礼儀作法は心得ていてきちんと話そうと思えば話せる。 亜美真美とともに蜀の千早の元に預けられている。千早の想いを理解し力になりたいと思っている。 華雄(カユウ) 出演作品:三國夢想、中華争奪戦 作品名:閣下で三国統一董卓軍の将として武威に詰めていたが、馬騰に敗北。董卓を見限り、天海軍に降伏。 宴席では騒がしい天海軍の若者達を尻目に、同じ降将の樊稠と静かに飲んでいた。董卓の元にいた頃は、若い将とそれを指導するベテランの連携など考えたこともなかったらしく、なんだかんだ言って居心地が良いらしい。 作品名:三國夢想有能なのに地味な董卓の忠臣。董卓の助命を馬騰に願い出た。 その後、漢室親衛隊に所属して隊長に就任した董卓の元で李儒とともに活躍する。 作品名:中華争奪戦五斗米道軍に所属。三陣営がぶつかる武威決戦の際、何故か安定に単騎で逆侵攻した。 関羽(字:雲長)(カンウ/ウンチョウ) 出演作品:閣下で三国統一、曹操P業、その時貧乳が動いた、iM@S演義、中華無双iM@S、765プロ三国時代、真三国志、im@s白馬将軍、中華争奪戦、三國夢想、おれ達、黄巾賊!、三国×M@ster、天下創世合戦エディタで模擬戦をやってみる 俗称:カンヌ、軍☆神(歴史戦略ゲームの方の渾名) 作品名:閣下で三国統一江州太守。呂玲綺の御転婆振りを嘆く呂布に、お前に似たからだと言える数少ない人物。真のことは男だと思っていた。 敗戦時、自分の首ひとつで他将の放免を春香に呑ませたが、張遼の涙の助命嘆願により解放される。 劉備軍壊滅後、ただ一人曹操に捕らわれていた。しかし曹操に靡かず出奔、趙範の元で伊織にこき使われていた。 使者として訪れた孔明に会い、ようやく義兄弟たちの行方を知る。 作品名:曹操P業義兄弟なのに、何故か唾を吐き捨てるほど劉備を侮蔑している。 作品名:iM@S演義演義同様、関所破りをするが、なぜか南蛮亭一行に絡まれる。別名、髭の悪魔。 手配書には「髭男」と書かれていた(同行していたあずさは「胸女」)。 作品名:中華無双iM@S登場当初はまともそうに見えたが、劉備がやよクリに侵食されてからは常に現実逃避するようになってしまった。 作品名:iM@s白馬将軍劉備軍滅亡後、孔融の元へ流れていた。千早の混乱を食らい、張飛と同じくやよいに捕らえられる。 やよいゾーンには掛からなかったが、千早の理路整然とした説得を認めて公孫瓚軍入りした。 作品名:中華争奪戦大耳戦隊ゴコレンジャーの一員。名乗りは“天に立ち上る義侠の積乱雲”ゴコグリーン。必殺技名はJOJOの緑っぽい技全般とダメな人。 本当はレッドがやりたかったため、レッド役の張飛がやる気がないことに怒る。 作品名:おれ達、黄巾賊!劉備軍壊滅後、曹操の元にいる。曹操に大切にされすぎ、戦に出してもらえないことが不満の模様。 劉備の元にいないのは、いろいろあったらしい。同じくいろいろあった元春閣下軍の重鎮・春香の姿を見て驚く。 娘に愛紗がいるが、未登場。黄巾党に接触したがっているらしいが……。 作品名:三国×M@ster劉備と同じく春閣下に登用されているが、自分の意思の力で催眠を破ったため、春閣下軍で唯一愚民化していない。 劉備を人質に取られているため従わざるを得ない状況だったが、春閣下がわざと近辺を手薄にしたため誘いに乗り挑む。 一度目は勝利したが、本気を出した春閣下に倒された。死んだと思われていたが……。 作品名:天下創世合戦エディタで模擬戦をやってみる「関☆羽」(「八雲藍奮闘記(八雲藍変態記)」より)として参加。上杉謙信と共に2大軍神として765プロ一同と対決。 劉備と離れるのを嫌がったため、永琳の薬を使われて強制連行。そのため登場が遅れた。 が、「美希の天下創世」でおなじみ別所Pの操作する765プロ一同により、あっさりと撃破された。退場の際に妹キャラが目覚めたようだ。 管亥(カンガイ) 出演作品:美妓皇帝、おれ達、黄巾賊! 作品名:美妓皇帝伊織軍スタッフ。にぎやかしであり、ノリが良い。「立て!闘将ダイモス」を歌える。 ギャップ萌え派。 色々な意味においてブチ壊れている黄巾の中では比較的(あくまで比較的)まともな部類だったが、辛憲英軍を偵察に出た際、麴義隊の矢を頭に五本ほど刺され、やっぱり残念な容姿になってしまった。 作品名:おれ達、黄巾賊!黄巾党の同志。あずさと南条蘭が来てからはすっかり心奪われ、騎馬隊の訓練に精を出すようになった。ブロンティスト。 程遠志の発言によると、一応管亥と程遠志は将軍(司令官)格らしいが、どちらもそうは見えない。 韓玄(カンゲン) 出演作品:閣下で三国統一、中華争奪戦、おれ達、黄巾賊! 作品名:閣下で三国統一いつもの黄忠、魏延コンビの他に、高順や亜美真美などを抱え、荊州四英傑の中では趙範に次いで生き残っていたが、曹操軍の猛攻の前についに滅ぶ。 亜美真美の妖術によって落城寸前の城から「跳んだ」が、以降行方不明になっている。亜美真美には韓ちゃんと呼ばれていた。 作品名:中華争奪戦天海軍包囲網に参加した韓玄軍の君主だが、紙芝居にはまったく登場せず影が薄い。実質ゼス軍であった。 作品名:おれ達、黄巾賊!開始早々死亡している。どうやら孫堅軍の陸遜と戦って戦死した模様。 死後も黄忠、魏延が亡き殿と呼び慕っている所を見ると、良い君主だったと思われる。 関興(字:安国)(カンコウ/アンコク) 出演作品:閣下で三国統一、中華争奪戦、後漢流離譚、三國夢想、おれ達、黄巾賊! 作品名:閣下で三国統一劉備軍の二世武将。江州戦では父関羽より、何があろうと逃げろと言い含められていたが、義兄弟の張苞が降っても降伏を拒んだ。 劉備軍が曹操に滅ぼされた後、他の将兵やあずさとともに呂布と趙雲に保護され、なんとか江州にたどり着いて天海軍に保護された。 作品名:中華争奪戦劉備軍の将軍。毛利元就に踏み潰されそうになった。その際、父に見捨てられている。 作品名:後漢流離譚長坂の戦いで登場(当時10歳)。真に助けられ、共に野盗まがいの賊と戦う。その後はまっこまこにされた真士としてのキャラを確立する。 作品名:三國夢想劉備軍の永安侵攻軍の将だったが、花鬘と亜美真美に防がれ総大将の雪歩を捕らえられてしまった。 しかし、張苞とともに語った「皆が貴女を逃がすために戦っている」という言葉は、虜囚生活中の雪歩の心の支えになった。 作品名:おれ達、黄巾賊!春閣下軍に取り込まれて大戦化、劉備や桃香、関索や愛紗、星を「迎えに行く」と称したが、響からはこんな軍に迎えにこられたら全力で逃げるだろうと思われている。 韓浩(字:元嗣)(カンコウ/ゲンシ) 出演作品:閣下で三国統一、おれ達、黄巾賊!、iM@s白馬将軍 作品名:閣下で三国統一韓玄配下。亜美真美の妖術によって落城寸前の城から「跳んだ」が、以降行方不明になっている。 作品名:おれ達、黄巾賊!演義ベースなので韓玄の弟。兄の後を引き継いで長沙の太守になっている。 やよいを保護していた。物腰の穏やかな人物で、部下想い。 春閣下軍に攻め込まれた際も、出来る限り部下の命を大切にする作戦を取り、紫苑・璃々親子ややよいを落ち延びさせるが、結局攻め滅ぼされた。 作品名:iM@s白馬将軍董卓軍の寿春太守。李典の、罵声……というか伊織の物真似……をアホかと切って捨てた。その気持ちはわかる。 伊織と夏侯惇に城を包囲され、田楷の一撃で敗れた。 韓遂(字:文約)(カンスイ/ブンヤク) 出演作品:閣下で三国統一、三國夢想、中学生太守はじめました、後漢流離譚 作品名:閣下で三国統一馬騰による天水攻略時、何故か政庁に隠れていた。そのまま天海軍入りしたらしい。 作品名:三國夢想馬騰の義兄弟だが当初は敵としてぶつかる。馬騰との間には色々と複雑なものがあったのだが、戦後また弟の立場に戻った。 馬騰と流石兄弟のようなやり取りをする。韓遂が弟者。真を日頃から男呼ばわりして恨みを買っている。 暫くの間馬騰、司馬懿とともに前線から遠ざかっていたが、蜀軍侵攻に伴い復帰。美希の副将として張魯救出に参加、美希の能力とノリに惚れ込んだ。 対蜀戦線では陽動部隊を率いる。どこからかホメ春香のお面を手に入れ、敵味方双方から不気味がられている。 作品名:中学生太守はじめました突っ込んできた真を小僧呼ばわりしたため、怒りを買って壊滅。その後も真に付け狙われている。 敗れた後も投降せずとかっこよく啖呵をきったが、肝心の馬騰があっさり降ってしまった。 作品名:後漢流離譚涼州軍閥の一人。馬騰とは定期的に会談という名の酒盛りをしている。戦では負けるが、碁は馬騰よりはるかに強い。 韓暹(カンセン) 出演作品:おれ達、黄巾賊! 作品名:おれ達、黄巾賊!黄巾党の同志。あずさ以前に、ティアナ・ランスター、谷口、柊かがみ、南条蘭を発見し保護している。 対ハルヒ軍戦では恋の突進で壊滅し、ガキ一人止められず情けないと嘆く。相手が悪い。 襄平の戦いでは留賛と鶴屋さんのお約束に巻き込まれたりと苦労人。 韓忠(カンチュウ) 出演作品:おれ達、黄巾賊! 作品名:おれ達、黄巾賊!黄巾党の同志。南皮のライブ会場の音響設備の電源を確保するため、自転車を漕いでいた三馬鹿の一人。あずさ派。 平原の守備についていたが、妖怪王軍の侵攻に際し自らの部隊を盾として時間を稼いだ。 韓当(字:義公)(カントウ/ギコウ) 出演作品:美妓皇帝、iM@S演義、iM@S演義 ゆきぽ伝 作品名:美妓皇帝伊織編に登場。人材を求めていると聞いて、はるばる襄平までやってきたが、遼東公孫一族の駄目さ加減を目撃し帰ろうとした。 一足遅く公孫康に捕まる。哀れ。 敗戦後、伊織軍のスタッフに。張宝の落雷実験のために呼び出され、猫千早with落雷に萌え尽くされる。 作品名:iM@S演義、iM@S演義 ゆきぽ伝孫呉のお馬鹿さんキャラクター。多少はまともなものの、酒が大好きで、酒が絡むと暴走するお調子者。 雪歩の出立に際し、護衛担当として同行。雪歩の出立を言いふらしてしまったため、孫呉の武将達が集結し、雪歩の見送りに駆けつけることになった。 水上では滅法強く、江東出身の意地を見せている。 官軍合流中は韓韓というパンダのような偽名を名乗っている。 甘寧(字:興覇)(カンネイ/コウハ) 出演作品:曹操P業、765プロ三国時代、その時貧乳が動いた、iM@S演義 ゆきぽ伝、後漢流離譚、美妓皇帝、三國夢想、三国×M@ster 作品名:曹操P業何でもかんでも一番乗りな人。台詞はすべて「甘寧、○○一番乗り!!」(○○に行動が入る)。 ただし本人が一番乗りと言い張っているだけで必ずしも一番であるとは限らない、というか実際には一番乗りでないことの方が多い。 作品名:765プロ三国時代俺はキザ! 筋金入りの戦闘好き。時折暴走する。雑魚ばかりで食い足りないと命令違反をして新野までも攻め落とした。 作品名:iM@S演義 ゆきぽ伝史実通りポカーン…もとい、凌操を戦死させる。 しかし、凌操に手を出したのが運の尽き。なんとか弓で射殺するものの、最後まで凌操につきまとわれ、お馬鹿なペースに振り回されていた。 作品名:後漢流離譚一番乗りネタと挨拶ネタがやたらと絡む。呉では新参のせいか、一歩引いた立場から場を眺めていることが多い。鎖鉄球が武器。 律子の正体を正確に知る一人。周瑜の病没時に後事を託され、呂蒙と律子をバックアップすることを誓う。 作品名:美妓皇帝初登場時は蔡氏のスタッフ。蘇飛のかつての友。自分が狙ったものは何が何でも手に入れなければ気が済まない性格。 覇王エンジェルの報告から美希に目をつけ、付け狙うも蘇飛に阻まれる。美希がばっさりと切った髪を手渡されている。 作品名:三國夢想やよいと仲がよく、長江の河賊の取り締まりをしている(お前が賊だという突っ込みは無しの方向で)。 防衛線をすり抜けた周倉によるやよいの危機に、颯爽と登場して敵を殲滅した。 作品名:三国×M@ster春香軍に仕官しようと政庁を訪れたが、女の子を掴んで壁に押し付け、太守はどこだと詰問したため不審者として追い払われてしまった。 襄陽の市場で孫権を捕まえ、士官のとりなしを頼んだが、面倒ごとを嫌った孫権に呂蒙に押し付けられてしまう。 無事に仕官はできたらしい。また、この時同時に黄忠と魏延も仕官している。 桓範(字:元則)(カンハン/ゲンソク) 出演作品:おれ達、黄巾賊! 作品名:おれ達、黄巾賊!高唐港付近で迷子になっていたあずさを文欽とともに発見し、送り届けるついでに黄巾党に仕官。内政部で活躍。 あずさが拾った青釉穀倉罐を担いできたらしい。この壷は後に曹操への貢物になった。 韓馥(字:文節)(カンフク/ブンセツ) 出演作品:曹操P業、iM@s白馬将軍、おれ達、黄巾賊!、三国×M@ster 作品名:曹操P業上党と鄴を支配する君主。物語中盤で死去し、太守を軍師の沮授に譲る。 袁紹と曹操という二大勢力に挟まれ、どちらにも同盟と献金の申し出を頻繁に行い、中立を保とうとしていた節があるが、曹操には通用しなかった。 作品名:iM@s白馬将軍鄴の君主。人が良いので、亜美真美に騙され鄴の支配権を失う。 作品名:おれ達、黄巾賊!開始早々霊帝軍(漢軍)を滅ぼす。霊帝劉宏から禅譲を受け、趙王朝を開いた。 程遠志の軍団にあっさり滅亡させられている。しかもさっさと黄巾党に仕官してきた。 黄巾党の支配に鄴の住民が意外な反発を見せている所を見ると、領民の心を掴むのはうまくいっていたようだ。 作品名:三国×M@ster開始早々袁紹に滅ぼされ、武陵の食堂で働いている。 関平(カンペイ) 出演作品:閣下で三国統一、iM@S演義、中華無双iM@S、中華争奪戦、三国×M@ster 作品名:閣下で三国統一劉備軍の将。二世武将達の中では良識派で、趙雲にたかる気満々の呂玲綺には呆れ顔。 劉備軍が曹操に滅ぼされた後、他の将兵やあずさとともに、呂布と趙雲に保護されつつなんとか江州にたどり着いて天海軍に保護された。 作品名:iM@S演義やよい担当P。やよいと道でぶつかったのが最初の出会い。 以外とイケメン。そして良識派で腕も立ち、賊程度の相手なら負けない。 百十回、やよいが「お兄ちゃん」と呼びそうになっていた。 フェミニスト。女性に対しては極力手出しを避ける人。 作品名:中華争奪戦真の隊に捕らわれ、たまには男の子もいいよね、と呟く。真は女の子だから! 作品名:三国×M@ster春閣下軍の父の元で錬兵に精を出している。何かを悩む父に自分らしく進んでほしいと助言するが、結果的に父を死地に追いやることになる。 簡雍(字:憲和)(カンヨウ/ケンワ) 出演作品:iM@S演義、美妓皇帝、後漢流離譚、iM@s白馬将軍 作品名:iM@S演義有能な酔っぱらい。 勝手な判断で単独行動に走ったやよいに関平を紹介し、趙雲と合流する道をつけた。 その後もあずさと桃園三兄弟の間を取り持つなど活躍。 持ち前の飄々としたノリのいい人柄から亜美真美に「寅さん」と命名され、以後アイドル達の一部に定着。さらにそこから、あずさにとらたん呼ばわりもされた。 作品名:美妓皇帝やよい軍のスタッフ。始終酒を飲んでいるため、堅物の張任などからはやよいへの影響を考えろと苦言を受ける。 常に泰然自若としており、危機的状況にあっても心に余裕がある人物。 作品名:後漢流離譚劉備軍最古参の将で、真たちを保護した後は尋問を任される。普段は諜報を担当しており、春香に伊織らの情報を提供した。 作品名:iM@s白馬将軍劉備軍が壊滅してから孔融に仕えていた。混乱した太史慈隊を落ち着かせたが、鼓舞が成功しない千早の腹立ち紛れの混乱で再度太史慈隊が混乱。自身も捕らえられる。 その後曹操軍にいた。建業の戦いの後、やよいゾーン(Ver.リルラ リルハ)にやられて公孫瓚軍に仕官。 顔良(ガンリョウ) 出演作品:曹操P業、iM@S演義、iM@s白馬将軍、おれ達、黄巾賊!、三國夢想 俗称:イケメン 作品名:閣下で三国統一趙範軍所属で伊織の部下。合点承知! 伊織の小間使いまでやらされている。実は初代凸の使い魔はこの人だったり。 作品名:iM@S演義演義の通り、魏続と宋憲を破り、徐晃を撃退。イケメン無双とまで言われる。 第百一回では、英布を憑依させた春香とも対決、退けられて撤退する。 後に関羽と対決したが、史実通りに関羽に討ち取られて戦死した。 袁紹側に捕らえられた真は、張南の手引きに気付かず顔良を討ち取った関羽にぶつけられることとなる…。 作品名:iM@s白馬将軍袁紹の二枚看板。太史慈の創造した「新ジャンル:ロリ熟女」で混乱し捕らえられるという失態を犯す。 戦後、やよいマリンカリンに魅了され公孫瓚軍入り。レギュラーの文醜に比べると出番に恵まれない。 作品名:おれ達、黄巾賊!袁紹軍の将軍。娘に斗詩がおり、顔良、文醜、斗詩、猪々子で『袁紹の二枚看板親子』と呼ばれている。 南皮に飛ばされた伊織を拾い、袁紹軍での居場所を確保させるため武官としての教育を施した。粗野だが心根の優しいお父さん。 袁紹軍滅亡後、袁紹自身を始めとしてほとんどの将が黄巾党に帰順したが、顔良だけ行方がわからなくなっていた。第一次南皮防衛線時、ハルヒ軍にいたことが発覚する。 ハルヒ軍でも少女達を気遣う優しい漢。呂曠の変貌に驚くが……。 対ハルヒ軍三面同時作戦後、捕虜となる。斗詩の参謀、戯志才の発言に娘の貞操の危機を覚え、監視する目的で黄巾に降った。以降、黄巾党の武の要として活躍している。 作品名:三國夢想小鳥にイケメン武将を紹介しろと迫られた馬岱が鏡に映し出し、小鳥を混乱させた。 伊織に文醜とセットで「顔醜」と呼ばれている。ボディビルダーで常に半裸。超兄貴のアドンの方。 巨乳派。あずさに迫ったが嫌われたため男泣きに泣く。逆切れで真に襲い掛かったが、胸関係の失言をしてしまい一騎討ちで敗北した。 管輅(字:公明)(カンロ/コウメイ) 出演作品:おれ達、黄巾賊! 作品名:おれ達、黄巾賊!占星師。良く当たるらしい。張角を「かっくん」、張角からは「管ちゃん」と呼ばれるマブダチ。 占いの結果と、張角の考えを認めて黄巾党入りし、薛綜を推挙した。以降黄巾の方術のための場の整地などを担当する。 名前 コメント
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http //d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20071114/godoku#c 論争点(某ブログにて)本文 lonelonebird氏のブログ「愛・蔵太のすこししらべて書く日記」のエントリーをそっくりそのまま3つに分けて転載します。その理由は、 このエントリーが、私のブログのテーマを料理の格好の材料として始まっていること ブログ主のヤンワリ揶揄に対して私がヤンワリ反論していること 議論はブログ主や私から離れてかなり本質的な議論へと発展していること にもかかわらず、容量のモンダイから削除されるかもしれないこと。 論点整理には貴重な素材であること よってここに保存します。(ni0615) 魚拓:http //s02.megalodon.jp/2007-1203-1009-09/d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20071114/godoku 論争点(某ブログにて)本文 論争点(某ブログにて)コメント欄その1 論争点(某ブログにて)コメント欄その2 愛・蔵太のすこししらべて書く日記 2007-11-14 ■[沖縄戦]「沖縄集団自決訴訟」は、『沖縄ノート』の誤読に基づく、という説(罪の巨塊) 今日のテキストは無駄に長いです。 以下のところから。 →「沖縄集団自決訴訟」の大江健三郎氏関係の記録 - 愛・蔵太の少し調べて書く日記(コメント欄) ni0615 『このサンケイ「詳報」は、かなり重要なキーワードが省略されていることが、沖縄タイムズの記事との照合だけでもわかります。その一部を下記エントリーの中で指摘しました。大江証言が抽象的観念的なものにされてしまってる惧れがあります。のちに、公判速記禄との照合がかかせません。今の段階で、バイアスがかかったこの「詳報」を詳報だと信じて細かな分析を進めることは大変危険です。』 以下のところへ。 →沖縄戦裁判:訴訟の根拠を原告自ら否定する:イザ! 明瞭になったには4点。 イ)原告本人は第3者から訴訟をそそのかされた。 ロ)原告は読んだこともない『沖縄ノート』を告発した。 ハ)原告は曽野本にかかれている『沖縄ノート』言及を、『沖縄ノート』における表現だと未だに誤認している。 ニ)名指しをした『鉄の暴風』を告訴せず、匿名の『沖縄ノート」を訴えた政治戦術 ぼく的に興味のあったのは「ハ」のことですが、そのほかにもいろいろ興味深いことが書かれていますので、「沖縄戦裁判:訴訟の根拠を原告自ら否定する:イザ!」のテキストはご覧ください。 どうも一度、産経の報道による「沖縄集団自決訴訟の詳報」を、大江健三郎氏に関する部分以外も含めて言及しないといけないので、ちょっとやっておきます。太字は引用者=ぼくによるものです。 →毅然とした態度で無実訴え 梅沢元守備隊長 - MSN産経ニュース 毅然とした態度で無実訴え 梅沢元守備隊長 2007.11.9 12 18 「自決命令は出していない」。9日、大阪地裁で本人尋問が始まった沖縄の集団自決訴訟。住民に集団自決を命じたと記述された座間味島の元守備隊長、梅沢裕さん(90)は、毅然(きぜん)とした態度で“無実”を訴えた。確証がないのに汚名を着せられ続けた戦後60余年。高齢を押して証言台に立ったのは、自分のためだけではない。無念のまま亡くなったもう1人の元守備隊長と旧日本軍、そして国の名誉を守りたい一心だった。 地裁で最も広い202号法廷。梅沢さんはグレーのスーツに白いシャツ姿で入廷した。終始しっかりとした口調で尋問に答え、焦点となった集団自決前の状況について問われると、「(村民に対し)弾はやれない、死んではいけないと言いました」と語気を強めた。 「梅沢さんにとって決して忘れることのできない出来事をめぐる証言だった。米軍が座間味島に上陸する前日の昭和20年3月25日。「あの日、村民5人が来た場面は強烈な印象として残っている」という。 大艦隊の艦砲射撃と爆撃にさらされ、本格的な米軍との戦闘に向けて山中の陣地で将校会議を開いていた夜、村の助役ら5人が訪ねてきた。 《いよいよ最後の時が来ました。敵が上陸したら逃げ場はありません。軍の足手まといにならないように老幼婦女子は自決します》 助役らは切羽詰まった様子でそう言い、自決用の爆薬や手榴(しゆりゆう)弾などの提供を求めた。驚いた梅沢さんは即座に断り、こう言葉を返したという。 《自決することはない。われわれは戦うが、村民はとにかく生き延びてくれ》 戦後、大阪府内で会社勤めをしていた昭和33年、週刊誌に「梅沢少佐が島民に自決命令を出した」と報じられた。そして、戦後まもなく発行された沖縄戦記『鉄の暴風』(沖縄タイムス社)で隊長命令説が記述され、沖縄の文献などに引用されていることを知った。 「お国のために戦ってきたのに、なぜ事実がねじ曲げられるのかとがく然となった。屈辱、人間不信、孤独…。人の顔を見ることが辛く、家族にも肩身の狭い思いをさせた」 転機が訪れたのは57年。戦没者慰霊のため座間味島を訪れた際、米軍上陸直前に会った5人のうち、唯一生き残った女性と再会。戦後、集団自決は隊長命令だったと述べていた女性は苦しみ続けた胸の内を吐露し、「隊長は自決してはならんと明言した」と真相を証言してくれた。 さらに62年、助役の弟で戦後、村の援護係を務めた男性が「集団自決は兄の命令。(戦傷病者戦没者遺族等援護法に基づく)遺族補償を得るため隊長命令にして申請した」と述べ、梅沢さんの目の前で謝ったという。 「彼から『島が裕福になったのは梅沢さんのおかげ』と感謝もされた。ようやく無実が証明され、これで世間も治まるだろうと思った」 だが、隊長命令説は消えなかった。大江健三郎氏の著書『沖縄ノート』など多くの書物や教科書、さらに映画などでも隊長命令説が描かれた。梅沢さんはいう。 「戦争を知らない人たちが真実をゆがめ続けている。この裁判に勝たなければ私自身の終戦はない」 →【沖縄集団自決訴訟の詳報(1)】梅沢さん「とんでもないこと言うな」と拒絶 【沖縄集団自決訴訟の詳報(1)】梅沢さん「とんでもないこと言うな」と拒絶 (1/4ページ) 2007.11.9 15 12 沖縄の集団自決訴訟で、9日、大阪地裁で行われた本人尋問の主なやりとりは次の通り。 《午前10時半過ぎに開廷。冒頭、座間味島の守備隊長だった梅沢裕さん(90)と、渡嘉敷島の守備隊長だった故赤松嘉次さんの弟の秀一さん(74)の原告2人が並んで宣誓。午前中は梅沢さんに対する本人尋問が行われた》 原告側代理人(以下「原」)「経歴を確認します。陸軍士官学校卒業後、従軍したのか」 梅沢さん「はい」 原「所属していた海上挺身(ていしん)隊第1戦隊の任務は、敵船を撃沈することか」 梅沢さん「はい」 原「当時はどんな装備だったか」 梅沢さん「短機関銃と拳銃(けんじゅう)、軍刀。それから手榴(しゅりゅう)弾もあった」 原「この装備で陸上戦は戦えるのか」 梅沢さん「戦えない」 原「陸上戦は予定していたのか」 梅沢さん「いいえ」 原「なぜ予定していなかったのか」 梅沢さん「こんな小さな島には飛行場もできない。敵が上がってくることはないと思っていた」 原「どこに上陸してくると思っていたのか」 梅沢さん「沖縄本島だと思っていた」 原「昭和20年の3月23日から空爆が始まり、手榴弾を住民に配ることを許可したのか」 梅沢さん「していない」 原「(米軍上陸前日の)3月25日夜、第1戦隊の本部に来た村の幹部は誰だったか」 梅沢さん「村の助役と収入役、小学校の校長、議員、それに女子青年団長の5人だった」 原「5人はどんな話をしにきたのか」 梅沢さん「『米軍が上陸してきたら、米兵の残虐性をたいへん心配している。老幼婦女子は死んでくれ、戦える者は軍に協力してくれ、といわれている』と言っていた」 原「誰から言われているという話だったのか」 梅沢さん「行政から。それで、一気に殺してくれ、そうでなければ手榴弾をくれ、という話だった」 【沖縄集団自決訴訟の詳報(1)】梅沢さん「とんでもないこと言うな」と拒絶 (2/4ページ) 2007.11.9 15 12 原「どう答えたか」 梅沢さん「『とんでもないことを言うんじゃない。死ぬことはない。われわれが陸戦をするから、後方に下がっていればいい』と話した」 原「弾薬は渡したのか」 梅沢さん「拒絶した」 原「5人は素直に帰ったか」 梅沢さん「執拗(しつよう)に粘った」 原「5人はどれくらいの時間、いたのか」 梅沢さん「30分ぐらい。あまりしつこいから、『もう帰れ、弾はやれない』と追い返した」 原「その後の集団自決は予想していたか」 梅沢さん「あんなに厳しく『死んではいけない』と言ったので、予想していなかった」 原「集団自決のことを知ったのはいつか」 梅沢さん「昭和33年の春ごろ。サンデー毎日が大々的に報道した」 原「なぜ集団自決が起きたのだと思うか」 梅沢さん「米軍が上陸してきて、サイパンのこともあるし、大変なことになると思ったのだろう」 原「家永三郎氏の『太平洋戦争』には『梅沢隊長の命令に背いた島民は絶食か銃殺ということになり、このため30名が生命を失った』と記述があるが」 梅沢さん「とんでもない」 原「島民に餓死者はいたか」 梅沢さん「いない」 原「隊員は」 梅沢さん「数名いる」 原「集団自決を命令したと報道されて、家族はどんな様子だったか」 梅沢さん「大変だった。妻は頭を抱え、中学生の子供が学校に行くのも心配だった」 原「村の幹部5人のうち生き残った女子青年団長と再会したのは、どんな機会だったのか」 梅沢さん「昭和57年に部下を連れて座間味島に慰霊に行ったとき、飛行場に彼女が迎えにきていた」 【沖縄集団自決訴訟の詳報(1)】梅沢さん「とんでもないこと言うな」と拒絶 (3/4ページ) 2007.11.9 15 12 原「団長の娘の手記には、梅沢さんは昭和20年3月25日夜に5人が訪ねてきたことを忘れていた、と書かれているが」 梅沢さん「そんなことはない。脳裏にしっかり入っている。大事なことを忘れるわけがない」 原「団長以外の4人の運命は」 梅沢さん「自決したと聞いた」 原「昭和57年に団長と再会したとき、昭和20年3月25日に訪ねてきた人と気づかなかったのか」 梅沢さん「はい。私が覚えていたのは娘さんだったが、それから40年もたったらおばあさんになっているから」 原「その後の団長からの手紙には『いつも梅沢さんに済まない気持ちです。お許しくださいませ』とあるが、これはどういう意味か」 梅沢さん「厚生省の役人が役場に来て『軍に死ね、と命令されたといえ』『村を助けるためにそう言えないのなら、村から出ていけ』といわれたそうだ。それで申し訳ないと」 《団長は戦後、集団自決は梅沢さんの命令だったと述べていたが、その後、真相を証言した。質問は続いて、「集団自決は兄の命令だった」と述べたという助役の弟に会った経緯に移った》 原「(昭和62年に)助役の弟に会いに行った理由は」 梅沢さん「うその証言をしているのは村長。何度も会ったが、いつも逃げる。今日こそ話をつけようと行ったときに『東京にいる助役の弟が詳しいから、そこに行け』といわれたから」 原「助役の弟に会ったのは誰かと一緒だったか」 梅沢さん「1人で行った」 原「会って、あなたは何と言ったか」 梅沢さん「村長が『あなたに聞いたら、みな分かる』と言った、と伝えた」 原「そうしたら、何と返答したか」 梅沢さん「『村長が許可したのなら話しましょう』という答えだった」 【沖縄集団自決訴訟の詳報(1)】梅沢さん「とんでもないこと言うな」と拒絶 (4/4ページ) 2007.11.9 15 12 原「どんな話をしたのか」 梅沢さん「『厚生労働省に(援護の)申請をしたら、法律がない、と2回断られた。3回目のときに、軍の命令ということで申請したら許可されるかもしれないといわれ、村に帰って申請した』と話していた」 原「軍の命令だということに対し、島民の反対はなかったのか」 梅沢さん「当時の部隊は非常に島民と親密だったので、(村の)長老は『気の毒だ』と反対した」 原「その反対を押し切ったのは誰か」 梅沢さん「復員兵が『そんなこと言ったって大変なことになっているんだ』といって、押し切った」 原「訴訟を起こすまでにずいぶん時間がかかったが、その理由は」 梅沢さん「資力がなかったから」 原「裁判で訴えたいことは」 梅沢さん「自決命令なんか絶対に出していないということだ」 原「大勢の島民が亡くなったことについて、どう思うか」 梅沢さん「気の毒だとは思うが、『死んだらいけない』と私は厳しく止めていた。責任はない」 原「長年、自決命令を出したといわれてきたことについて、どう思うか」 梅沢さん「非常に悔しい思いで、長年きた」 《原告側代理人による質問は、約40分でひとまず終了。被告側代理人の質問に移る前に、5分ほど休憩がとられた》 →【沖縄集団自決訴訟の詳報(2)】「(軍令)出していない。兵も配置してない」 【沖縄集団自決訴訟の詳報(2)】「(軍令)出していない。兵も配置してない」 (1/4ページ) 2007.11.9 17 12 《休憩後、審理を再開。被告側代理人による質問が始まる》 被告側代理人(以下「被」)「戦陣訓として『生きて虜囚の辱めを受けず』という言葉があるが、こういう教えが座間味の島民に浸透していたのは知っていたか」 梅沢さん「島の長が島民に教育していたと思う」 被「島民に浸透していただろうということは、分かっていたか」 梅沢さん「それくらいは浸透していたと思う」 被「鬼畜である米英に捕まると女は強姦、男は八つ裂きにされるので玉砕すべきだ、ということも浸透していたと知っていたか」 梅沢さん「そういうことは、新聞や雑誌が言っていたことだ」 被「物資の運搬などに対する島民への指示は誰がしたのか」 梅沢さん「基地隊長がやっていた。炊事の手伝いとか、食料の世話とか」 被「元々の指示は梅沢さんから出されたのか」 梅沢さん「私から基地隊長にお願いした」 被「軍の装備について。軍にとって手榴(しゅりゅう)弾は重要な武器か」 梅沢さん「はい」 被「女子青年団長が軍曹から『万一のときは日本女性として立派な死に方を』と言われて手榴弾を渡されたことは知っているか」 梅沢さん「はい。団長から聞いた」 被「(座間味村史を示し)『民間人だし足手まといになる』『万一の時は自決を』と言われて手榴弾を渡された、と書いている女性のことは知っているか」 梅沢さん「知らない人だ」 被「こんなことがあった、というのは知っているか」 梅沢さん「こんなことはありえない」 【沖縄集団自決訴訟の詳報(2)】「(軍令)出していない。兵も配置してない」 (2/4ページ) 2007.11.9 17 12 被「『明日は米軍の上陸だから民間人を生かしておくわけにはいかない。万が一のときはこれを使って死になさい』と軍人から手榴弾を渡されたという女性の手記は知っているか」 梅沢さん「言うはずがないと思う」 被「別の女性は『昭和20年3月25日の夜、忠魂碑の前で日本兵に、米軍に捕まる前にこれで死になさい、と言われて手榴弾を渡された』と証言しているが」 梅沢さん「そういうことは知らないし、ありえないと思う」 被「手榴弾は重要な武器だから、梅沢さんの許可なく島民に渡ることはありえないのでは」 梅沢さん「ありえない」 被「日本兵が『米軍に捕まるよりも、舌をかんででも前に潔く死になさい』などと島民に言っていたのを知っているか」 梅沢さん「知らない」 被「部下がそういうことを言っていたのを知らないか」 梅沢さん「知らない」 被「原告側準備書面の中で『多くの住民は忠魂碑の前に集合する命令を、軍からの命令と受け取ったと考えられる』と書いてあるが、これは認めるか」 梅沢さん「ニュアンスが違う。イエスかノーかで答えられるものではない」 被「準備書面の記述と同じ考えかと聞いている」 梅沢さん「同じだ」 被「昭和63年12月22日に沖縄タイムス社の常務と話をした際に『もうタイムスとの間でわだかまりはない』と言ったか」 梅沢さん「言った」 被「覚書を交わそうとしたとき、『そんなもん心配せんでもいい。私は侍だから判をつかんでもいい』と言ったか」 梅沢さん「言った」 【沖縄集団自決訴訟の詳報(2)】「(軍令)出していない。兵も配置してない」 (3/4ページ) 2007.11.9 17 12 《沖縄タイムス社から昭和25年に刊行された沖縄戦記『鉄の暴風』には、集団自決を軍が命令したとの記載がある》 被「助役の弟の証言に関することだが、この証言はあなたが『家族に見せるため』と書いてもらったのではないか」 梅沢さん「違う」 被「別の機会の会話の録音テープがあるのだが、助役の弟が『公表しないでほしい』と言ったのに対し、あなたは『家族や知人には見せる。公表は考える』と答えているが、間違いないか」 梅沢さん「はい」 被「じゃあ、家族に見せるためと、証言を頼んだんでしょう」 梅沢さん「それだけのためじゃないですよ」 被「大江健三郎氏の『沖縄ノート』を読んだのはいつか」 梅沢さん「去年」 被「どういう経緯で読んだのか」 梅沢さん「念のため読んでおこうと」 被「あなたが自決命令を出したという記述はあるか」 梅沢さん「ない」 被「訴訟を起こす前に、岩波書店や大江氏に抗議したことはあるか」 梅沢さん「ない」 被「昭和55年に出した島民への手紙で『集団自決は状況のいかんにかかわらず、軍の影響下にあり、まったく遺憾である』と書いているが、集団自決は軍の責任なのか」 梅沢さん「私は『軍は関係ない』とは言っていない」 被「手紙を出した当時、軍の責任を認めているということか」 梅沢さん「全然認めていないわけではない」 【沖縄集団自決訴訟の詳報(2)】「(軍令)出していない。兵も配置してない」 (4/4ページ) 2007.11.9 17 12 《50分近くに及んだ被告側代理人の質問に続き、再び原告側代理人が質問》 原告側代理人(以下「原」)「忠魂碑の前に集まれという軍令を島民に出したか」 梅沢さん「出していない。兵も配置していない」 原「軍は何かしたのか」 梅沢さん「人を集めておいて、私のところに弾をくれと言いに来たのは事実らしい」 原「忠魂碑の前に島民がいて、軍もいるというのはあり得るか」 梅沢さん「ありえない」 原「軍は全島に展開していたからか」 梅沢さん「はい」 原「先ほど『沖縄ノート』を読んだのは去年だと話していたが、その前から、(曽野綾子さんの著書で軍命令説に疑問を示した)『ある神話の背景』は読んでいたのか」 梅沢さん「はい」 原「その中に『沖縄ノート』のことが書かれていて、『沖縄ノート』に何が書いてあるかは知っていたのか」 梅沢さん「知っていた」 原「先ほどの『沖縄ノートに私が自決命令を出したという記述はなかった』という証言は、梅沢さんの名前は書かれていなかったという意味か」 梅沢さん「そういう意味だ」 《被告側代理人も再び質問》 被「『沖縄ノート』には、あなたが自決命令を出したと書いてあったか」 梅沢さん「そうにおわせるように書いてある。『隊長が命令した』と書いてあるが、この島の隊長は私しかいないのだから」 《梅沢さんの本人尋問は午後0時10分過ぎに終了。午後1時半まで休廷となった》 →【沖縄集団自決訴訟の詳報(3)】赤松さん「タブーのような状態」 【沖縄集団自決訴訟の詳報(3)】赤松さん「タブーのような状態」 (1/3ページ) 2007.11.9 19 00 《午後1時半に審理を再開。当事者席に大江健三郎氏が座ると、傍聴席の画家らがいっせいに法廷スケッチの似顔絵を書き始めた。まず、渡嘉敷島の守備隊長だった故赤松嘉次さんの弟の秀一さん(74)への本人尋問が行われた》 原告側代理人(以下「原」)「あなたは赤松隊長の弟さんですね」 赤松さん「そうです。兄とは年が13歳も離れているので、常時、顔を合わせるようになったのは戦後になってから。尊敬の対象だった。父が年をとっていたので、家業に精を出してくれた」 原「沖縄タイムス社の『鉄の暴風』は読んだか」 赤松さん「読んだ。大学の近くの書店で手に入れた」 原「戦争の話には興味があったのか」 赤松さん「戦争は中学1年のときに終わったが、陸軍に進むものと思っていたくらいだから、よく読んだ」 原「『鉄の暴風』にはお兄さんが自決命令を出したと書かれているが」 赤松さん「信じられないことだった。兄がするはずもないし、したとは思いたくもない。しかし、329人が集団自決したと細かく数字も書いてある。なにか誤解されるようなことをしたのではないかと悩み続けた。家族で話題にしたことはなかった。タブーのような状態だった」 原「お兄さんに確認したことは」 赤松さん「親代わりのような存在なので、するはずもない。私が新居を買った祝いに来てくれたとき、本棚で見つけて持って帰った」 原「ほかにも戦争に関する本はあったのか」 赤松さん「2、3冊はあったと思う」 原「『鉄の暴風』を読んでどうだったか」 赤松さん「そりゃショックだ。329人を殺した大悪人と書かれていた。もう忘れていたが、最近になって、ショックで下宿に転がり込んできたと大学の友人に聞かされた」 【沖縄集団自決訴訟の詳報(3)】赤松さん「タブーのような状態」 (2/3ページ) 2007.11.9 19 00 原「最近まで忘れていたのはどうしてか」 赤松さん「曽野綾子さんの『ある神話の背景』が無実を十分に証明してくれたので、安心できたのだと思う」 原「『ある神話の風景』は、どういう経緯で読んだのか」 赤松さん「友達が教えてくれた。無実がはっきり証明され、信頼を取り戻せた」 原「集団自決を命じたと書いた本はどうなると思ったか」 赤松さん「間違った書物は削除、もしくは訂正になると思っていた」 原「大江氏の『沖縄ノート』の引用を見て、どう思ったか」 赤松さん「大江さんは直接取材したこともなく、渡嘉敷島に行ったこともない。それなのに兄の心の中に入り込んだ記述をしていた。人の心に立ち入って、まるではらわたを火の棒でかき回すかのようだと憤りを感じた」 《大江氏が身を乗り出すようにして赤松さんの話を聞く》 原「誹謗(ひぼう)中傷の度合いが強いか」 赤松さん「はい」 原「訴訟を起こしたきっかけは」 赤松さん「3年前にある人から話があり、とっくの昔に解決したと思っていたのに『鉄の暴風』も『沖縄ノート』も店頭に並んでいると聞かされたから」 原「実際に『沖縄ノート』を読んでどう思ったか」 赤松さん「難しい本なので飛ばし読みしたが、兄が誹謗中傷されているのはよく分かった」 原「悔しい思いをしたか」 赤松さん「はい。沖縄で極悪人と面罵(めんば)されたのですから。兄は自決命令を出していないと無実を訴える手記を出していたが、ペンも凶器になるということだ。兄は手記の中で、『沖縄ノート』の資料の質を問い、証人を示すのがジャーナリストの最低限の良心と問うていた」 《原告側代理人の質問が終了》 【沖縄集団自決訴訟の詳報(3)】赤松さん「タブーのような状態」 (3/3ページ) 2007.11.9 19 00 被告側代理人(以下「被」)「集団自決命令について、お兄さんから直接聞いたことはありますか」 赤松さん「ない」 被「お兄さんは裁判をしたいと話していたか。また岩波書店と大江さんに、裁判前に修正を求めたことがあったか」 赤松さん「なかったでしょうね」 被「『沖縄ノート』が店頭に並んでいると教えてくれた人が、裁判を勧めたのか」 赤松さん「そうなりますか」 被「お兄さんの手記は読んだか」 赤松さん「読んだ」 被「『島の方に心から哀悼の意を捧(ささ)げる。意識したにせよ、しなかったにせよ、軍の存在が大きかったことを認めるにやぶさかではない』と書いているが」 赤松さん「知っている」 原「裁判は人に起こせと言われたのか」 赤松さん「確かにそうやけど、歴史として定着するのはいかんと思った。そういう気持ちで裁判を起こした」 《赤松さんへの質問は30分足らずで終了した》 この次に「【沖縄集団自決訴訟の詳報(4)】大江氏「隊長が命令と書いていない。日本軍の命令だ」」「【沖縄集団自決訴訟の詳報(5)完】大江氏「責任をとるとはどういうことなのか」」が入るのですが、それは「「沖縄集団自決訴訟」の大江健三郎氏関係の記録 - 愛・蔵太の少し調べて書く日記」で紹介したので省略して。 情報的には、以下のテキストは、 →沖縄戦裁判:訴訟の根拠を原告自ら否定する:イザ! 明瞭になったには4点。 イ)原告本人は第3者から訴訟をそそのかされた。 ロ)原告は読んだこともない『沖縄ノート』を告発した。 ハ)原告は曽野本にかかれている『沖縄ノート』言及を、『沖縄ノート』における表現だと未だに誤認している。 ニ)名指しをした『鉄の暴風』を告訴せず、匿名の『沖縄ノート」を訴えた政治戦術 原告は「二人」なので、「原告の一人は」というのが正確なところ。「そそのかされた」「政治戦術」という語法も、ちょっと表現が立ちすぎている言い回しなので、ぼくは回避するところですが、まぁそれはそれとして。 →「沖縄集団自決訴訟」の大江健三郎氏関係の記録 - 愛・蔵太の少し調べて書く日記(コメント欄) ni0615 『このサンケイ「詳報」は、かなり重要なキーワードが省略されていることが、沖縄タイムズの記事との照合だけでもわかります。その一部を下記エントリーの中で指摘しました。大江証言が抽象的観念的なものにされてしまってる惧れがあります。のちに、公判速記禄との照合がかかせません。今の段階で、バイアスがかかったこの「詳報」を詳報だと信じて細かな分析を進めることは大変危険です。』 沖縄タイムスの記事から。 →沖縄タイムス:大江氏「軍命」主張/「集団自決」訴訟 大江氏「軍命」主張/「集団自決」訴訟 【大阪】沖縄戦時に慶良間諸島で相次いだ住民の「集団自決(強制集団死)」をめぐり、大江健三郎氏の「沖縄ノート」などの書籍に住民に自決を命じたと記され、名誉を傷つけられているとして、島に駐屯していた部隊の元戦隊長らが大江氏と著作発行元の岩波書店に、出版の差し止めなどを求めている訴訟の本人尋問が九日、大阪地裁(深見敏正裁判長)であった。午後から大江氏が出廷。「集団自決」について「軍による命令と考えている」と語った。 「沖縄ノート」の記述などをめぐって原告と被告双方の質問に約一時間ずつ答えた。 大江氏は「集団自決」について「太平洋戦争下の日本軍、現地の第三二軍、島の守備隊をつらぬくタテの構造によって、島民に強制された」とし、「日本軍による責任は明確で、『沖縄ノート』の記述を訂正する必要は認めていない」と述べた。 原告側が戦隊長らの名誉棄損を主張している「沖縄ノート」の各記述について、大江氏は「日本軍の命令系統の最先端にいる責任者として、責任を負っている」としたが、「注意深く、隊長個人の名を書くことはしなかった。個人の名を挙げるよりも、問題が明確になる」とし、隊長個人は非難していない、との認識を示した。 原告側は、大江氏が語った「タテの構造」の話は、「沖縄ノート」では説明されておらず「一般読者の注意と読み方に照らし、そうは読めない」と反論。各記述についてそれぞれ「戦隊長個人を非難している」などとただしたが、「文章を読み違えている」とする大江氏と平行線をたどった。 大江氏は「『集団自決』が美しく、清らかだという欺瞞に反対するのが私の仕事だと思う」とし、「愛国心のために自ら命を絶った、国に殉じて美しい心で死んだと、事実をゆがめること自体が人間をおとしめている」と語った。 午後の尋問では、渡嘉敷島の戦隊長だった故赤松嘉次氏の弟秀一氏(74)も証言。「兄は尊敬の対象」だったとした上で、沖縄タイムス社の「鉄の暴風」で、嘉次氏が住民に「集団自決」を命じたと書かれ、「ショックだった。人殺しの大悪人と書かれているわけだから」と述べた。曽野綾子氏の著作「ある神話の背景」で、「兄の無罪がはっきりし、兄への親近感を取り戻せた。家族も戦隊の方々も心の支えになっていると思う」などと語った。 被告側の反対尋問では、命令を出したことを生前、嘉次氏に確かめたことはないと述べた。 ◇ ◇ ◇ 大江氏、身乗り出し反論 書き上げたのは個人への断罪ではなく、琉球処分以後、大和世、戦世、アメリカ世と続き、施政権返還後も続きそうな沖縄への抑圧とそこに暮らす人々の苦しみ。それに対する日本本土の人々の無関心さ、無自覚さ。そうした自分を含む「日本人」への反省と問いかけだった。「沖縄ノート」(岩波新書)の著者、作家・大江健三郎さん(72)は、なぜこの本を書き、なぜ「集団自決(強制集団死)」を取り上げたのか、法廷で言葉を紡いだ。 濃紺のスーツ姿で証言台に立った。 「集団自決」を命じた日本―日本軍―三二軍と連なる「タテの構造」と、「その先端にいた渡嘉敷島の元戦隊長(海上挺進第三戦隊の戦隊長・故赤松嘉次さん)の沖縄再訪」に、沖縄と本土にある差異に無知、無自覚な日本人の意識が表れているとの考えを述べた。 「いまでも慶良間諸島の『集団自決』に日本軍の軍命、強制があったと考えるか」との問いには「沖縄の新聞、本土の新聞にそれを示す新たな証言が掲載され、確信を強くした」と答えた。 原告側は反対尋問で、「沖縄ノート」の記述の解釈や、根拠について詳細な説明を求めた。 「罪の巨塊」という言葉で、個人を断罪しているのではないか。作家・曽野綾子さんが著作「ある神話の背景」などで「沖縄ノート」の記述を批判しているのと同様の主張を尋問でぶつけた。 大江さんは「罪とは『集団自決』を命じた日本軍の命令を指す。『巨塊』とは、その結果生じた多くの人の遺体を別の言葉で表したいと考えて創作した言葉」「私は『罪の巨塊の前で、かれは…』と続けている。『罪の巨塊』というのは人を指した言葉ではない」と説明、「曽野さんには『誤読』があり、それがこの訴訟の根拠にもつながっている」と指摘した。 原告側は、別の記述を引用し「赤松さんらの個人の責任を追及しているように読める」などと、何度も詰め寄った。 大江さんの反論にも熱が入った。顔を紅潮させ、身を乗り出すように「それは誤読です」「そうは読めません」と強く否定した。繰り返される原告側の主張を諭すように「説明しましょうか」と申し出て、「個人に対してではなく、『集団自決』を慶良間諸島の人々に命じ、強いた構造への責任を問う」ことが記述の主眼であることなどを説いた。 「赤松隊長はどの時点で『集団自決』を予見できたと考えるのか」との質問には、「手榴弾が住民に配られた時点」と答え、体験者の金城重明さんや吉川勇助さんの証言を根拠に挙げた。 二時間にわたる尋問を終えた大江さんは、大きく肩を上下させてシャンと背を伸ばし、正面を見据えて証言台を後にした。 原告と被告、溝鮮明に/解説 「集団自決」訴訟の本人尋問は、民事訴訟の被告になったノーベル賞作家が法廷に立つことで、注目を集めた。ただ、戦隊長命令の有無をめぐる訴訟で、むしろ意味合いが大きいのは、戦後手だてを尽くして自決命令を否定してきた元戦隊長が、自らの言葉で何を語るかだった。 原告側は、米軍の上陸を控え、村の幹部らが梅澤裕氏を訪ねて来た一場面に絞り、梅澤氏による命令を全面否定。皇民化教育を背景に、日本軍が島に駐屯した経緯をたどり、軍や戦隊長による強制・命令の実態をとらえる被告側との擦れ違いは鮮明になった。 梅澤氏の主張は従来通りだったが、部隊の最高指揮官としての責任を否定した証言は印象深い。主尋問で「責任はない」と明言し、反対尋問や会見でも「一番の責任は米軍にある」「命令を出したのは軍ではなく県」とするなど、多くの犠牲者が出た「集団自決」という事実からの“逃避”をうかがわせた。 七月にあった宮城晴美氏の証人尋問で、原告代理人は「梅澤さんは責任がないとはひと言も言ってない」と明言していただけに、梅澤氏の発言は、弁護団とのずれをのぞかせる場面ともなった。 同訴訟の提起は二〇〇五年八月だが、原告側が名誉棄損の主たる対象にしている「沖縄ノート」を「去年になって初めて読んだ」と話す梅澤氏。赤松嘉次・渡嘉敷島元戦隊長の弟も、訴訟を起こしたきっかけを、嘉次氏の陸軍士官学校同期生から誘われたと述べた。 軍の命令と戦隊長による命令を明確に区別し、原告側が元戦隊長ら個人の名誉回復を強調する一方、岩波側の支援者は「狙いは日本軍そのものの名誉回復」とみる。本人尋問では、訴訟の提起が少なくとも原告本人の発意ではなかったことを事実上、裏付けた。 同訴訟は、係争中でも高校の歴史教科書検定の主たる根拠となった。判決は将来の検定に影響を与えるのに十分な可能性をはらんでいる。(社会部・粟国雄一郎) ぼくの部屋のどこかにある『沖縄ノート』を見つけるより、書店でまた買ったほうがいいとは思うのですが、大江健三郎さんのテキストはわかりにくくて誤読を招きやすいものであると言われると、「そんなことはない」という反論が難しいと思う、というのは、納得できる感じです。 で、大江健三郎さんの『沖縄ノート』の、問題の箇所はこんな感じです。引用の引用ではありますが、 →15年戦争資料 @wiki - 「沖縄ノート」"IX-「本土」は実在しない"より 慶良間の集団自決の責任者も、そのような自己欺瞞と他者への瞞着の試みを、たえずくりかえしてきたことであろう。人間としてそれをつぐなうには、あまりにも巨きい罪の巨塊のまえで、かれはなんとか正気で生き伸びたいとねがう。かれは、しだいに稀薄化する記憶、歪められる記憶にたすけられて罪を相対化する。つづいてかれは自己弁護の余地をこじあけるために、過去の事実の改変にカをつくす。いや、それはそのようではなかったと、一九四五年の事実に立って反論する声は、実際誰もが沖縄でのそのような罪を忘れたがっている本土での、市民的日常生活においてかれに届かない。一九四五年の感情、倫理感に立とうとする声は、沈黙にむかってしだいに傾斜するのみである。誰もかれもが、一九四五年を自己の内部に明瞭に喚起するのを望まなくなった風潮のなかで、かれのペテンはしだいにひとり歩きをはじめただろう。 本土においてすでに、 おり はきたのだ。かれは沖縄において、いつ、その おり がくるかと虎視眈々、狙いをつけている。かれは沖縄に、それも渡嘉敷島に乗りこんで、一九四五年の事実を、かれの記憶の意図的改変そのままに逆転することを夢想する。その難関を突破してはじめて、かれの永年の企ては完結するのである。かれにむかって、いやあれはおまえの主張するような生やさしいものではなかった。それは具体的に追いつめられた親が生木を折りとって自分の幼児を殴り殺すことであったのだ。おまえたち本土からの武装した守傭隊は血を流すかわりに容易に投降し、そして戦争責任の追及の手が二十七度線からさかのぼって届いてはゆかぬ場所へと帰って行き、善良な市民となったのだ、という声は、すでに沖縄でもおこり得ないのではないかとかれが夢想する。しかもそこまで幻想が進むとき、かれは二十五年ぷりの屠殺者と生き残りの犠牲者の再会に、甘い涙につつまれた和解すらありうるのではないかと、渡嘉敷島で実際におこったことを具体的に記憶する者にとっては、およそ正視に耐えぬ歪んだ幻想をまでもいだきえたであろう。このようなエゴサントリクな希求につらぬかれた幻想にはとめどがない。 おりがきたら 、かれはそのような時を待ちうけ、そしていまこそ、その おり がきたとみなしたのだ。 曽野綾子さんのテキストでは、こんな感じです。 →【正論】集団自決と検定 作家・曽野綾子 それでも「命令」の実証なし - MSN産経ニュース 1970年、終戦から25年経った時、赤松隊の生き残りや遺族が、島の人たちの招きで慰霊のために島を訪れようとして、赤松元隊長だけは抗議団によって追い返されたのだが、その時、私は初めてこの事件に無責任な興味を持った。赤松元隊長は、人には死を要求して、自分の身の安全を計った、という記述もあった。作家の大江健三郎氏は、その年の9月に出版した『沖縄ノート』の中で、赤松元隊長の行為を「罪の巨塊」と書いていることもますます私の関心を引きつけた。 作家になるくらいだから、私は女々しい性格で、人を怨みもし憎みもした。しかし「罪の巨塊」だと思えた人物には会ったことがなかった。人を罪と断定できるのはすべて隠れたことを知っている神だけが可能な認識だからである。それでも私は、それほど悪い人がいるなら、この世で会っておきたいと思ったのである。たとえは悪いが戦前のサーカスには「さぁ、珍しい人魚だよ。生きている人魚だよ!」という呼び込み屋がいた。半分嘘(うそ)と知りつつも子供は好奇心にかられて見たかったのである。それと同じ気持ちだった。 →第34回司法制度改革審議会議事録 当時の資料を列挙しますと、1)沖縄タイムス社刊『沖縄戦記・鉄の暴風』2)渡嘉敷島遺族会編纂『慶良間列島・渡嘉敷島の戦闘概要』3)渡嘉敷村、座間味村共編『渡嘉敷島における戦争の様相』4)岩波書店『沖縄問題二十年』(中野好夫、新崎盛暉著)5)時事通信社刊『沖縄戦史』(上地一史著)6)沖縄グラフ社『秘録沖縄戦史』(山川泰邦)7)琉球政府『沖縄県史8(沖縄戦通史)各論篇7』(嘉陽安男著)8)岩波書店『沖縄ノート』(大江健三郎著)9)平凡社『悲劇の沖縄戦』「太陽」(浦崎純著) などがあります。これらの著書は、一斉に集団自決を命令した赤松大尉を「人非人」「人面獣心」などと書き、大江健三郎氏は「あまりにも巨きい罪の巨塊」と表現しています。 正直なところ「あまりにも巨きい罪の巨塊」という語は、赤松大尉を指しているようにはぼくには、文脈的には見えませんでした。みなさんはいかがですか。 ただ、その語が「集団自決を命令した行為」なのか「軍の組織(日本軍という組織)」なのかは不明で、本のテーマを「普通の人間が、大きな軍の中で非常に大きい罪を犯しうるというのを主題にしている」としている大江健三郎さんの意見を考えると、「赤松隊長=極悪人」と大江健三郎氏が言った、という曽野綾子さんの話も微妙にあやしくなります(誤読に思えます)。 ぼく個人は、誤読に関してはかなり慎重にしているつもりなんですが(それでもテキストを誤読してしまう人がいるのは仕方ないと思いますが)、「作家は、誤読によって人を傷つけるかもしれないという配慮は必要ないのか」と聞かれたら、どの部分をどのように誤読しているかの説明は、かなり「顔を紅潮させ」てやりそうな気はします。 さて、みなさんはいかがですか。 ぼくなら「プロフィール」の「【私的用語集】」に、 罪の巨塊 旧日本軍という組織集団自決の死体 というふうに記述しておくかもしれません。 でもまぁ、よくわからないけど、赤松隊長も含めて旧日本軍が「集団自決の命令」を民間人に出すほどのすごい組織ではなかったかも、とかが、争点になったりしたことは、それなりに考える素材になった分、益はあったんじゃないでしょうか。 Permalink | コメント(38) | トラックバック(4)
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このページ直接編集しない! 考察ページから投稿汁! ふと思った。一回目のループ(EX⇒UL)は鑑純夏によるEX世界の白銀武の因果情報の収束。このときは鑑純夏の無意識領域(白銀に対する純粋かつ機械的な想い)が絶対的な観測者(ラプラスの悪魔ともいえる)2回目のループ(UL⇒AL)は白銀武によるUL世界の白銀武の因果情報の収束。このときは白銀武自身(人類に対する純粋かつ機械的な想い)の無意識領域が絶対的な観測者。最後のほうでラプラスの悪魔はもういないって言ってたのを考慮すると、結果的に鑑純夏と白銀武の愛と勇気により、無意識領域にあったネガティブな感情や思念が解消さて他のではないかと思った。まぁ、ただの思いつきだけどね。 -- (名無しさん) 2006-04-15 23 41 59 ふと疑問に思ったんだけど、純夏が00ユニットになったのは何故なんだろう?A-01部隊の人たちは候補として上げられていたけど、訓練結果などで調べれるとは思うけど、純夏はあんなん(思考も含めて)だったから検査なんてできなかったと思われるし。BETAと接触したただ一人の生き残りだから?もう一つは、00ユニットに情報を移すのに何故元の体が死ぬのだろう?霞の能力を利用して、移していたと思われるけど全ての情報をコピーじゃなく移動っぽい。実験で何人か死亡していたみたいだし。 -- (名無しさん) 2006-04-16 05 56 17 00ユニット候補の適正って、結局のところ「運の良さ」の一点に尽きる。でもって、ALT序盤で夕呼は武の身体検査のデータのみで「興味深い」と言ってるし、もしかしたら何がしかの検査で分かるのかもしれない。でもって、純夏は唯一「BETAの反応炉に直結されていたっぽい」「BETAとの一次的接触を超えて生き残った」と、BETAからリーディングした情報を関連付けて理解するのに最も適していると判断された様子。でもって何故死ぬのか。それはコピーはコピーでも複製ではなくて、すべての脳情報のカット&ペーストの方だったから。つまりは脳から心臓を動かす、肺を動かす、その他もろもろの命令系統まで全てが消えるから死ぬ。 -- (名無しさん) 2006-04-16 13 11 12 逃げ出した世界からAL世界へ戻る時に、武が「何度ループしても絶対にやりとげる」と言った後、夕呼先生が「そんな悠長なこともいってられない」といって因果が流れ込む可能性があると説明しましたが、これって言う必要ななかったことではない?そもそもループした時の他の並列世界の時間軸はどうなっているのか。どの並列世界でも10/22が10/22だとしたら、何度ループして救ったとしても、関係がない気がします。ループと無関係に時間が進んでいたとすれば、あの世界の人はどんどん死ぬことになるんでしょうが、最終的にはなかったことにできます。結局、言う必要はなかったと思うのですが。それと関連して、武が干渉して元の世界から分岐したもう一つのEX2世界。この逃げた世界はどの段階から分岐したのだろうか。数式依頼の時だとすれば、武の靴投げ事件時はすでにEX2世界になる。その経験も持っていたAL武の大元はEX2世界から呼び込まれたと考える。気がつけば純夏は入院しまりもが死んでいて現実逃避としてこんな世界は嫌だと考えたかもしれない武。世界への執着が希薄になり、呼び出されやすくなったと考えると少しはつじつまがあうかな。-- (名無しさん) 2006-04-17 15 48 40 それと関連して、武が干渉して元の世界から分岐したもう一つの EX2世界。この逃げた世界はどの段階から分岐したのだろうか。あえて言うなら、白金武という存在が一つに融合した瞬間ではないかと…重要なのはEX世界でのタケルはALT世界の武との融合を経験していないことである。つまり、この瞬間が分岐点と考えるのが妥当である。-- (うぐぅ~来訪者) 2006-04-17 23 52 36 「ALT序盤で夕呼は武の身体検査のデータのみで「興味深い」と言ってる」これ、実は霞にリーディングさせて、面白い過去を知ってたから、とかじゃないかなぁ?そのシーン、良く覚えてないんだけど。 -- (名無しさん) 2006-04-27 17 18 25 継承にて、甲20号目標が人類が排除した5番目のハイブになる予定とある。では4番目に排除されたハイブはどこだろう? -- (名無しさん) 2006-04-30 07 44 14 1.カナダのサスカチュアン州アサバスカに落ちた2番目のオリジナルハイヴ2.横浜ハイヴ3.佐渡島ハイヴ4.オリジナルハイヴ(喀什の甲1号、コアの破壊のみ)ってことでしょ -- (名無しさん) 2006-04-30 08 08 03 業務連絡(?):その他考察ログの中から、資料性の高そうな「00ユニットや珪素系生物系」の考察コメントを抜き出して別ログ化してみました。一通りレス追ってると思うけど抜けがあったら適当にフォロー(こっちからカット&ペースト)してください。……他のネタも暇な人誰かやらない?w -- (名無しさん) 2006-05-01 02 42 38 尊人はEXでも女なの?温泉で胸隠してたけど それは誰にもわからない・・・築地がネコの世界もあるしねw -- (名無しさん) 2006-05-10 19 41 24 えーとホント今更なんだが炭素生命体以外の生命体って・・・なんだ?既出ならスマン。 -- (名無しさん) 2006-05-11 08 24 03 ↑ペースト中途半端に切れた上に投稿場所マチガエタ。・゚・(つД`)・゚・。 -- (名無しさん) 2006-05-11 08 25 29 女と思われる<ミコト体育祭でも水球だけはひどくイヤがってたし。ミコトの性別を左右するにはスミカが生まれる前の時間まで干渉する必要があると思われる。いかに00ユニットとはいえ、自分もタケルも存在しない世界には干渉不可能でしょ。 -- (名無しさん) 2006-05-11 23 16 15 鎧衣課長が初登場時に、武の顔を引っ張って本物か確認していたけど、あれは「白銀武」という人間の顔を知っていたって事だと思う。 んで、情報省なんてところに一国民の顔写真まである個人データがあるってことは異常で、それが必要とされるってことは、なにがしらの理由で武は国家機関にマークされていたはず。 これは将軍家の全てを管理する城内省にまで個人データがあったことからも、間違いないと思う。 犯罪者であれば警察のデータバンクに登録されていたり、免許などを持っていれば顔写真が残っていた可能性もあるけれど、横浜がBETAに制圧されていた当時、中学生に過ぎなかった武が免許を持っていた可能性は低い。 やはり庶民に過ぎない武が、国家に影響を及ぼす可能性があった事が必要。 UL・AL世界でも「白銀武」という存在は、EX世界と同様に御剣冥夜と幼い頃に出会っていたのではないかと推測する。 但し、作品中でその辺りが一切述べられてないのが疑問・・・ UL・AL世界でも「白銀武」という存在は、EX世界と同様に御剣冥夜と幼い頃に出会っていたのではないかと推測する。こちらは可能性は薄いかと…ほのめかしとしては冥夜エンドでの「またね…」と子供に教えているシーンくらいですが、これだけではなんとも…。冥夜と子供時代に出会っていたなら、冥夜は気が付くはずだしね。 なにがしらの理由で武は国家機関にマークされていたはず。・・・ということなら、「タケルちゃんに会いたい」という「タケルちゃん」とは何者か?といった調査やレポートは結構な量に上ったと思われます。その結果「鏡 純夏」や「白金 武」までは突き止めることができたと思われます。また、心理カウンセリングの見地からも「彼は00ユニット完成の鍵に成る」という話が合ったのではないかと思う。しかし、死人には用は無い…。だが、死人ではない「白金 武」と名乗る人物が捕縛された…。祐呼先生が興味を持たないはずが無いですよね?(笑)肉体的にはDNAパターンまでも同一と成ればなおさら…さらに、彼の言うこととリーディングの結果…彼を冷遇する理由はないとなりますね。 -- (うぐぅ~来訪者) 2006-05-14 19 37 20 あえて此方に書き込もうと思う。仏教チックだが、別にソッチ方面の人間ではない為、予め注意しておく。生命と言う物の定義を問う等と言う事自体が間違っていると思える。宗教にしても思想にしても、科学の分野からしても、共通する物もあれば全く異なる物もある。例えば、キリストだったかユダヤだったかにある生命の存在と、仏教に於ける生命の存在は、形は違うが意味は似ている(前者は有形、後者は無形)。しかし、生命体の存在に於いては其々全く異なっている。ユダヤ等では創造主(神?)が存在し、それが意識的に創り上げたとしている。仏教では形成の世界ではない世界にある生命が、無形の世界から形成の世界に侵入して来た為に現れた形としている。つまり無意識。主に仏教で言えば、珪素か炭素かと言う問題は、単なる素材としての問題でしかなく、生命と言う存在からして見れば全て同じである。キリスト系ではなくユダヤ系と思うが、ある派には仏教と同じ考え方を持つ者達も、生命体とは生命の樹で言う枝先でしかないとしている。例えば、我々と同じ炭素生命体を、我々自身が設計し、創り上げたとしても、我々のもう一つの可能性でしかなく、我々が造物主なのではなく、自然と言う社会が生み出した一つの生命体でしかない。面倒になってきたので、そろそろ終わろうと思う。上位存在なる者が問いは、我々人類からして見れば無価値である。創造主を崇拝するような者の考えは分からんが…私からしてみれば、BETAを創った者が居たとしても、それはBETAと言う器を炭素と言う素材を用いて創っただけでしかなく、其の中に生命が触手(表現です実際ではない)を伸ばしたに過ぎない。自然発生したか否かは、比べるまでも無い。BETAも珪素生命体も自然発生である。珪素生命体と言う自然の一部が新たに生み出した自然の一部。全体からして見れば一つの要素が分割し、二つの要素となったに過ぎない。自然が自然を生み出すのは必然であり、クローンは推奨できないが、クローン技術も同じく人間と言う自然が生み出す新たな自然としての技術であると考えている。生み出す自然と生み出された自然の境界は存在せず、故に、彼らの問いは意味を成さない。上位存在の無意味な問いよりも、私は因果導体という存在の方が気になるのだが…面倒なので結果だけ、私もFinal Episodeの世界がマブラヴの完成形としての新たな世界なのだと思う。プレイはしていないが、それまでは考案の一つでありと同時に試験的な世界でしかなかったのではないか?それは言い過ぎかwま、長ったらしくなったが、以上、資料及び推敲なしの私的考察終わり。 -- (REFEXOS) 2006-05-16 15 35 58 もう少し要約しようよw・何でも自然発生でしょ・よって上位存在の質問は無意味ってなとこ?あとこれは「珪素系生物」系考察に書こうとしてたんだろか。誤爆かな。そうだと仮定した上で敢えて言うと、物語解釈の観点からそういう哲学的な考察はあんま意味がない(面白いから好きだけど)。「彼らの言うところの『生命体の定義』とはなんぞや」が争点かなー。必ずしもそれに人類が同意あるいは納得できる必要なさそうだし。生命という単語が「あsdjfk;」であってもいいぐらい。……と言いたい所だけど、なんか半端に「炭素は変質するから云々」等、人類の生命体認識に近い台詞も吐いたりしてるんだよなぁ。単にライターの底が浅かったというだけの可能性が一番高いんだけど。 -- (える) 2006-05-18 19 45 40 哲学にあらずw以下の私が書く物も、要約はしていません^^;悪しからず。私は『生命体の定義』自体が、どちらも無意味であると考えていた為、BETAや珪素系生物等の考察には入らないと思い、此方に書き込みました。あっ、作品と言う物(因果?,BETA,上位存在,珪素等)を無視して書き込んでいるからと言うのもありますね。『生命体の定義』と言う問いが無意味な訳は…例えた方が簡単かな…。無形であるが当然であるのに、わざわざ仮面と言う形を与えるに等しい。身近に聞くキリスト教(私は無宗教)で言えば、向こう側の存在?の前に神という名のハリボテを置いて、神と言う名のハリボテ(怒られるかな?)を通して向こう側の存在を見るに等しい。『生命体の定義』と言う言葉そのものが、無意味な仮面でありハリボテである。と考えて、私は彼らの考えを無価値としています(例に挙げたのは生命体ではなく生命でありますが)。簡単に言えば、機械と人の間に境界線があるか否かに等しい。将来、機械は生命体になりうる。いや、なる可能性がある。自然の外側から言えば、"何でも自然発生"と言える。また、自然の内側にあって、自然の社会を見たときには、自分が生み出した、もう一つの自分…の様に見える。ただそれだけ。BETAと同じ感じの考えを持つ者達は、現実に人類側に存在するのも確かで。自分達を"神"の奉仕存在だと思い込んでいる宗教団体。そのような人達が、私に神の定義とは何かと、問う様な感じで。全く話にならない。故に"生命体の定義"とは無意味な質問であると、私は思う。一応、要約?"生命体の定義とは"と言う問題は存在しない。と言う事に…なると思う。作品に書き込まれていたとしても、そもそもその問いが間違いである。もし問いであると認めるならば、答えとしては"自らが自然(または生命?)の一部と認識(意識?)している存在"に尽きると、私は考える。 -- (REFEXOS) 2006-05-23 15 04 01 うーーんでももっと根本的な話なんだが、BETAは「おまえ達人類は我々の定義で言えば生命体ではない」といっているだけで、じゃぁ「人類が生命体」と認識できた場合、退去すると どうしても、分からないことがあったのでここに記入させてもらいます。オルタの中ではハイヴ間の通信手段が分かりません。人類が理解できない通信方法があるのか?BETAがハイヴ間を伝書使(クーリエ)のように行き来して情報を交換しているのか?教えて頂けないでしょうか? -- (雑貨屋) 2006-08-20 00 00 24 人類が理解できない通信方法があるのか?少なくともオリジナルハイブの上位存在が純夏(=00ユニット)から情報を受け取るのに別個体のBETAが物理接触したという事実はないようです。もしかしたら、リーディングとプロジェクションを応用した思念波を利用したデジタル通信である可能性はあると思います。少なくとも、地殻振動や音波、電磁波、光、重力波であるなら人類が傍受できるはずです。-- (うぐぅ~来訪者) 2006-08-26 19 06 50 誰も触れていないが小火器についても、項目が有っても良いと思うのだが・・・。因みにテレカ等で水月が持っているのは、SIG SAUER P220かと。 -- (GUNマニア) 2006-09-04 01 30 59 正直拳銃の世界は奥が深すぎる…とはいえ一つだけいえるのは「デザートイーグル」をぶっ放せる女兵士というのはちょっとやだな…(^^;それこそ「悪いこといわねぇ あいつだけはやめとめ」と言いたくなるなぁ…(^^;…きっとそういうことなんだろう(笑)-- (うぐぅ~来訪者) 1977-09-17 11 58 46 面倒なので引用文は使用しませんが、とりあえず、EXとULとALTがそれぞれ別の平行世界なのは夕呼先生の言葉から確実。どれも「元々は一つの世界」(厳密に言えば存在はしないが。)から確立によって分岐した世界ということで間違いない。ここには、時間に関する諸理論の観点からも矛盾はない。武が最終的に帰った世界(以後EP(エピローグの頭二文字)とする)は、EX・UL・ALTのどれとも違う。世界の確立分岐はツリー構造に例える事ができる(これも厳密には違うが)ので、EXを幹とするとEXとULは、ベータが地球に到達したとされる日に分岐。ULとALTは10/22から分岐。EXとEP(武帰還前)はEXから、10/21以前に分岐(特定不能)。と考えられる。EXとEX (まりもが死んだ世界)は武が1人に収束できた瞬間で間違いないでしょう。日付でいえばEXの12/10日。ループした時、他の世界(EX)がどうなるかは特定できないが、影響はないと考えられる。EXで武(ALT)は純夏に会ってるし・・・ただ、因果情報に「時間」という概念を持ち出すのは間違っていると思われる。「別世界の時間も同時進行している」可能性は低い。夕呼先生がEX で「向こうの世界は軸世界だからこっちに転移するときにこっちの時間軸を選べた」と言う意味の事を言っている事。そして、両夕呼先生(EX とALT)が「軸になっている世界の時間軸を伸ばして突き刺している」という意味の事を言っている事。参考として、武が転移して初めて純夏のトイレを覗いたのはALT日付で12/1。EXでそのイベントは11/10です。武はALTの上をループしているので、ループで影響するのは、ループによって新たに発生する確立世界のみ。他の世界は、ループ以前に分岐している世界なので影響はない。しかしあくまで他の世界(主にEX )は存在していて、武が干渉した事実は消えません。ループする前のALTは残ったままなので、ループ後の武がいる世界とは別の、「EXに影響を与え、EX を発生させてしまったループ」の時の世界が、EX に影響を与え続けるという意味だと思います。 -- (01045) 2006-09-18 17 19 20 ところで、話題は全然変わるんですが、カラオケで結構マブラブ関係の曲が入っているようです。現在、JOYSOUND DAM CYBER-DAMなどで、「マブラブ」「未来への咆哮」などの登録を確認しました。孫悟空、USENなどは未確認ですが、WIKIのコラムに「カラオケ・音楽配信」の欄を作ることを提案します。「マブラブ」については歌本や端末で素直に出てくることが多いようです。ただし「未来への咆哮」については「曲名」での検索、「ジャンル」での検索も今のところできていません。(一部で例外あり、現在調査中♪#後述)唯一「歌手名:じゃむ」での検索が可能なことを確認しました。「歌手名:景山」では検索できませんでした。JOYSOUND DAM系列の両方とも同じで「歌手名:じゃむ」でのみ検索可能でした。ただし、一部DAM端末についてはデータ更新ができているせいか「ジャンル」→「ゲーム」→「マブラブ・オルタネイティブ」で検索可能な場合があるようです。この場合、余談として「斬魔大聖デモンベイン」が登録されいたとの未確認情報あり。「未来への咆哮」は音源的にはDAM端末の方が原曲にちかい音のように思います。-- (うぐぅ~来訪者) 2006-09-24 01 41 33 生命について現在の人類は、少なくとも知的生命は、有機物であると判断していて、そう考えている。「無機物」である、たとえば、ロボットがいて、知的活動をしていると考えられるような行動をしていても、それは単に人工知能を搭載したどこかの誰かが開発したロボットとしか思わないだろう。(いや、例外はあるにせよ。)BETAは、ある種ロボットと考えてみよう。人類が、地球外天体にロボットを労働力として送り込むとして、有機生命体が存在していなければ、それは知的生命体がいないと判断してもなんら不思議はないってことです。 -- (名無しさん) 2006-10-09 13 48 14 てーか、機械にやらせる場合、既存もしくは発見済みの生命体の類型に当てはまるもの以外は通常認識できない。生命体を認識できるのは生命体、それもきわめて類型が似通った生命体同士。極端な話、たとえ知的生命体でも発生してから1秒間で絶滅してしまった生命体としてまでは認識できても知的生命体と認識できるかは疑問。同様に例えば1個体の寿命が数億年単位の知的生命体も生命体としてすら認識できるかも怪しい。-- (うぐぅ~来訪者) 2006-10-30 01 55 03 冥夜&悠陽のご先祖様(?)はけーん星海の紋章(戦旗)のラフィールとどうしてもキャラがかぶる!しかも戦艦内の警報音も同じ…どっちが元ネタなんでしょうか?-- (うぐぅ~来訪者) 2006-12-01 16 38 17 「プレスタ2の超マイナーRPG」って、実際あるんでしょうか?既出だったらすみません。因果律量子論の元ネタがあるんだったらやってみたいと思った。 -- (名無しさん) 2006-12-18 12 40 28 冥夜が将軍専用機の武御雷に搭乗者認証システムが搭載されている、と知った経緯について、知っている人いますかね?アンリミッドでは、最後に武へ武御雷に乗って欲しいと言ってましたから、少なくとも訓練生時には知ってなかったはず。となると、考えられるのはALでの正規兵後となるわけですが、委員長達が知らなかった様子では、訓練内容にその辺の座学はなかったと思われます。冥夜個人に伝えられたとも考えられますが、正規兵後は冥夜の政治的影響力は皆無になりましたから、その辺りの事情を個人的に伝えられるとは考え難いです。結果、推論では答えが出ないため、ソース持っている方いましたらよろしくです。 -- (名無しさん) 2006-12-22 04 06 24 少なくとも訓練生時には知ってなかったはず。基本的な影の知識として最初から知っていたと思います。アンリでは移民船のIDを書き換えるほどなので搭乗者認証も書き換えたのかな? -- (名無しさん) 2006-12-23 11 51 38 (名無しさん) 2006-12-22 04 06 24 >基本的な影の知識として最初から知っていたと思いますそれも考えてはいましたが、以下の経緯を考えると可能性は低いのですよね。将軍専用機の認証システムは特性上、書き換えにはかなりの手間と期間があると思われます。冥夜は武のために、自分の移民IDを武へ渡るように手回ししました。その経緯から、武から移民IDについて告白されるまでは、武が移民団へ行くと思っていたはず。そのため、もし、アンリミテッドで冥夜が武のために書き換えを行ったとすれば、矛盾が生じます。『乗って欲しい』という言葉が、書き換えも含めての言葉だったとも考えられますが、人類は最後の移民船へのシャトル打ち上げの後、大反攻が始まります。それを考えれば、書き換え作業を行っている余裕など、あの時点ではなかったはずです。 -- (名無しさん) 2006-12-23 13 10 49 手間や期間があれば書き換えれるってもんでもないような、権限(認証者本人が設定する等)があれば直に可能で、無ければ不可能って感じだと思います。そもそも、実現性を無視した冥夜の願望ってだけかも知れませんしね。認証回避システム自体を取り除く場合に必要なのは手間と期間かな? -- (名無しさん) 2006-12-23 16 06 50 実現性を無視した冥夜の願望>実現しないことを知った上での冥夜の願望 -- (名無しさん) 2006-12-23 16 18 09 もういっそのこと二人乗りで(爆 -- (名無しさん) 2006-12-23 16 23 48 ん~、改めて、アンリミテッドで最後の会話の流れを把握してみました。これは…規律上から、武(一介の国連衛士)が搭乗することが容易ではない、という感じに受け取れるのかな。武 「…………わかった……けど武御雷は……」冥夜:「もしも叶わぬのなら、せめて他の誰も動かせぬよう葬って欲しい……」「私が行ってしまったら……そなた以外にあれに乗る資格がある者はいない」この時点では、冥夜は生体認証について知ってなかったのではないですかね?もし知っていたとしたら、「他の誰も~~」と言うはずありませんし。認証プログラムの処理については、そこら辺の設定に詳しくないので何ともいえず。 -- (名無しさん) 2006-12-23 17 48 06 冥夜が将軍専用機の武御雷に搭乗者認証システムが搭載されている、と知った経緯について、知っている人いますかね? -- (うぐぅ) 2006-12-27 10 34 35 まず、前提として、将軍専用機はそもそも、冥夜(と悠陽も?)がつかえる状態で搬入された。ただ、ULでは最後まで冥夜の政治的地位は変わらないため、あくまで冥夜は将軍の縁者として振舞える。ゆえに武御雷についても現状を維持していた。また、改修やOSのバージョンアップなど、登録情報を変更するような作業が行われなかったために少なくとも冥夜がつかうことに支障のある状態が続くとは考えられない。つまり、「使えて当然」という思い込みが冥夜にはあった。そもそも、この時点ではマニュアルすら読んでいない可能性もあるので、その時点で認証システムの存在を知らない可能性がある。ALTでは政治的な地位が変動したためにいずれ武御雷は搬出される。その準備やOSのXM3への換装などの作業が事前になされており、冥夜の頭では当然、そのときに本来の将軍専用機にもどされた可能性には思い至っていた。で、月詠さんとの交渉の際にそれを確認しようとしていた。その際に、確認として武御雷のマニュアルを読んでいた可能性はある。場合によっては認証情報の書き換えも月読に頼む覚悟すらあったのかもしれない。「だが、私が見逃したとて、かの機の生体認証機能はどうする?」「え?」「そうなのだ、かの機は本来は将軍専用機ゆえ、認証機能が加えられている」「しかし、ここにかの機が運び込まれてから、登録情報が書き換えられたとは聞いてないがな…」「心配するな、認証機能はかの機の特別仕様だ、我々の機にはない」たしかこういうやりとりだったか…これってやっぱり、この時点では確定した知識としてあったと考えるべきだと思う。クーデターの後の空白期に武御雷のマニュアルを読んで生体認証機能についても知ったと思われる。結論:UL冥夜は最後まで武御雷と向かい合わず、マニュアルも読まず、ずっと使えるのが当たり前だと思っていた。したがって、生体認証機能も知らなかった。ALT冥夜はクーデター後に自分の地位と意識が変わったため、姉の好意にも向かい合う心の余裕が生まれた。そして、この時点から横浜ハイブ防衛戦の間にマニュアルなどを読むことで認証機能の存在を知った可能性が高いと思う。-- (うぐぅ~来訪者) 2006-12-27 11 05 39 認証システムについては、おそらく書き換えることが出来ないものであると考えられる。手間をかければ書き換えられる程度の認証システムなら搭載するだけ無駄である。将軍専用機に冥夜が搭乗できるのは、冥夜と将軍(悠陽)が双子(一卵性と考えて差し支えないであろう)であるために、生体認証システムでは悠陽と冥夜の違いを認識することは出来ないからと考えられる。逆に冥夜が桜花作戦まで頑なに搭乗しようとしなかったのは、「将軍専用機に搭乗する」=「悠陽と双子であることを明かす」ことにつながると考えていたからと思われる。 -- (名無しさん) 2007-01-03 00 51 02 生体認証システムでは悠陽と冥夜の違いを認識することは出来ないからと考えられる。それは武くんがはっきりと「網膜認証」との見解を示しているんで、それが正しい認識だとすると、例え一卵性双生児でも同一生体パターンであることはありえない。そもそも、一卵性双生児でも指紋も声紋も静脈パターンも全て異なるパターンであることが個人確認に使える論拠となっているので、有効に機能する生体認証システムにおいて生体情報が同一となる可能性はまずありえません。ですので、冥夜と悠陽の生体情報が一致している可能性はほぼ0%です。白血球型とか純医学的には一致する情報としてはいくつかありますが、それは記号化する際のプロセスでの問題で「実用上数人程度の重複」を意図的に起こさせて、移植実用度を上昇させることが目的だからです。あまり細かくパラメーターを決めても今度はレシピエントに適合するドナーが存在しなくなるという自体を避けるため移植適合度の検査はマッチング可能なぎりぎり必要なレベルに単純化されている。だから、臓器移植の成功率がミスマッチ0の判定であっても100%の成功率は保障できないという話になるのが現実。そもそも一卵性双生児の酷似レベルで個人特定のできない生体認証など、それこそ巨費の無駄遣い以外の何者でもないとは思いませんか?冥夜と悠陽に限っては例外とする逃げ道もあるけど、一人でも一致する他人や縁者がいるということはそれこそ、「手間をかければ、クラックできるレベルの認証システム」に他ならないという矛盾を含みますよ。それよりは「絶対に同一の生体情報はありえないが、任意に複数の登録が可能」としたほうが理にかなっていると思います。まぁ、この問題は武御雷が悠陽個人に皇帝陛下から与えられた専用機なのか、将軍という立場の人間に対して皇帝陛下が貸与したものなのか?によっても認証機能の位置付けは変わってくると思う。前者なら悠陽しか操縦しないことが前提なので、他者複数の登録を許す必要はないとなる。後者なら将軍は悠陽だけとは限らないので複数の登録を前提とする必要がある。-- (うぐぅ~来訪者) 2007-01-04 05 00 19 ↑じゃあUL編の冥夜エンディングで冥夜が武に武御雷を譲ったけどあれはID変更できるのかな?-- (名無しさん) 2007-01-16 11 29 55 うーんちょっとUL編までフォローはできないんだが、こういうエピソードもあったなら、ID変更ではなく「IDの追加ができる」という仕様でほぼ決定的でしょう。それも、登録者の意思で比較的簡単な操作で可能なことを示している。まぁ、そうすると将軍専用機の専有については政治的な手続きの方がむしろ問題かもしれない。-- (うぐぅ~来訪者) 2007-01-16 21 42 26 気になったんですがほとんど出なかったけど、珠瀬ちゃんが一日分隊長を務めるときに会話に出てきた女優ってどんなことしてるんでしょうか?世界的に戦争が続いて画像はゲームガイ(ゲームボーイアドバンスくらい?)の画質で驚嘆されてましたし、インターネットなんて夢の先。どんなお仕事風景なのか推測できる人居られますか? -- (asue) 2007-01-21 11 00 35 現代は企業が運営している放送や、通信施設なんかは国営って考えるほうが自然だと思う。とすると国から援助されてる形になるんじゃないかな?アメリカはともかくヨーロッパは余裕なさそうだから外人さんかもね。市民の生活水準がどの程度に達しているのかわからないけど、非難してなかったお婆さんは自家発電機を除くと田舎ではテレビで見る昭和初期くらいの生活。都会では見た目は今から10年(?)位過去で高層ビルが無い事意外はわからなかったな -- (IOT) 2007-01-21 15 07 48 すいません。避難でした -- (IOT) 2007-01-21 15 08 40 画像はゲームガイ(ゲームボーイアドバンスくらい?)の画質で驚嘆されてましたし、インターネットなんて夢の先。どんなお仕事風景なのか推測できる人居られますか?それはあくまで、携帯モニターとしての画質の高さに対する驚きだからなぁ…むしろ、EX世界よりも画像処理技術やモデリング技術は高度に発展している可能性もありますね。それこそ、デジタルアクターが本物の人間(人格)として認知されてプロパガンダに利用されていたりするということもあながち夢物語とは言えない話になるかも…(しかも見た目では本物の人間と見分けがつかないほど精巧な画像で、戸籍や住民票まで設定され、与えられている可能性も…)まぁ、生身の俳優や女優の仕事の重要な供給源が政府や軍需産業によるプロパガンダというのはあながち無理のある話ではないだろう。-- (うぐぅ~来訪者) 2007-01-21 20 07 23 すこし気になったんですが、オルタの世界で軍隊での昇進条件とその速度はどういった感じになるのでしょうか?従軍時間?戦果?SSでは大群を足止めした功績だったり、香月氏の権限だったりしますが、現代のアメリカ軍などと比べてその条件がどういったものなのか。ご存知の方、教えていただきたく思います -- (IOT) 2007-01-31 12 04 54 米軍士官の場合、2年以上昇進がないと除隊だそうです。-- (うぐぅ~来訪者) 2007-02-08 04 57 33 気になったんですけど月でドンパチを続けられるようなプラトー1ってどれだけの規模で、それだけの時間をかけて作られたんでしょうか一週間で九州・四国・中国地方に侵攻してしまうようなBETAが低重力の状態でどれだけの力を発揮するか分かりませんしあのとき、まだ戦術機は存在しませんでしたそれに、もとは恒久月面“都市”軍事目的のみを考えて作られているわけでもないはずそんななかで5年以上も戦い抜いて、撤退常識では考えられないほど長持ちしてませんか?1958年にバイキングが火星に到着ってことはせいぜい第二次大戦少し前くらいから作られた程度だと思うんですが・・・ -- (強襲部隊) 2007-02-09 02 56 33 プラトー1が無事だったのは面積的な問題なのではないでしょうか?たとえば月のオリジナルハイブ〈BETAの月司令部〉が火星から月に着陸して、BETAが飽和量に達して周りに新しいハイブが作られて、さらにその外周に新しいハイブが作られてという形で領土拡大をつづけていたのではないでしょうか、ならばプラトー1のある地点が離れていて最初の接触から5年たってもBETAの勢力圏にならなかっただけなのでは、ユーラシアを制圧するのに〈日本に侵攻するのに〉BETAは約25年かけています、単純に月とユーラシアの面積で計算すると月の完全制圧に約17年かかるのですから5年では3分の1程度しか制圧されていなっかた為それ以外の場所にあったプラトー1は偵察部隊の戦闘やオルタネイティブ1、2計画に関係する戦闘程度しか行われなかったから基地は無事で撤退も容易であったのではないでしょうか。-- (アラスカ) 2007-02-09 23 50 32 BETAの月面上での戦力は不明です。が、1995年になってようやく兵士級BETAが確認されたわけです。それまでのBETAの対人類戦略としては、地表戦はほとんど行われず、ハイブ内部での突撃戦と突入部隊の全滅の結果BETAのほとんどは未確認のまま戦争が推移していた可能性があります。つまり、月面上のBETAは普段はハイブに引きこもり、資源採取に来てプラトー1に接近した数匹の個体だけを迎撃して戦線を維持していたのではないかと思います。つまり、BETAにとってプラトー1付近は確かに危険地帯ではあってもせいぜいが猛獣に襲われている程度の災害で、ほとんど損害と呼べるようなものはなかったから無視されていたんではないかと。ところが、地球に着てからはハイブ内部まで災害が及ぶようになったので、無視もできなくなった。その災害の性質を探ると地表で発生してハイブ内部にも侵入することが判明した。災害を水際で食い止めるための地表戦用種(突撃級や闘士級?)を開発。さらに地球は他の星では得られない有機化合物など、BETA生産に必要な物質や材料が豊富に「採掘」できた。それらを流用して兵士級を開発。地表運用と輸送のための要塞級の投入、航空戦力への対抗措置としての光線級の登場。などで、約30年の間にBETAの戦力と物量、積極性は加速度的に伸びた可能性があります。だから、プラトー1での戦闘は地球のそれとは比較にならないくらい楽だった可能性はありますよ。まぁ、人間と猛獣の関係になぞらえると、村の外のジャングルに迷い込んだ人間が猛獣に襲われて消息を絶った場合、その周囲を警戒区域として立ち入り禁止にしておけば良い。そうした災害が頻発する地域に対してはバディ(2匹単位)で行かせるとか小隊単位で行動させておくとかで対応するけど、根本的には危険とわかっている地域への進入そのものを控えるなどの措置しか必要ない。これが月面での戦い。しかし、それがたびたび村の中に入ってきて大量の殺戮を行っていくとなると、今度は村全体を全周警戒して村の中への進入を防ぐ必要が出てきた。そこで、村の外でも長時間戦える兵士を養成しなくてはならない。そうしたら、今度は空から攻撃を仕掛けてくる物体も来るようになったので、対抗して対空砲もつくる必要ができてきた。どうも、害獣は村の外のあらゆる場所から湧き出てくるようだ。特に激しいのは東と南と北だから、とりあえず、西に向かって村を拡大しよう。すると、西側からも害獣がやってくるようになった。それでも村の人口飽和は続くので、どんどん新しい村は増えてゆく。やがて、大陸の西端に達してしまったので、今度は比較的抵抗の薄い南に行こう…次は北、次は東に…で、害獣どもの破片を集めて見ると、今までは単に有機物のごみにしか見えていなかったが非常に有用な部品がたくさん含まれていることが判明。これらを再構成して再利用できれば効率良く低コストで駆逐戦車が作れそうだ。…ってなわけで1995年はじめて兵支級が実践投入されました。まぁそんなことを続けていたらある日、害獣が転移した村の一つを全滅させてしまった。どうするか…幸いそこの「村長」は気丈にも虜囚の憂き目に会いながらも生存し情報収集活動をし続けている。害獣たちの生態観察もしている。幸い、害獣たちは地表と空からやってくるだけで、地下からは侵攻してこないので、直近のハイブから根を伸ばせば比較的簡単に奪還できそうだ。といった感じでこの戦いを感じているのではないだろうか?-- (うぐぅ~来訪者) 2007-02-10 00 08 47 わかりやすい例えだと思います。ハイヴが惑星や衛星などで建造されるものなのか情報はありませんが、月面では人類の攻撃方法は爆弾を設置する程度しかないのではないでしょうか?地形の効果を利用しようにも月面では難しい。それに人類が有する無重力化の攻撃方法はミサイルとレーザーくらいですが、BETAの索敵能力が小型種でさえ地平線まで見通す力があるのですから、月での攻撃はすべて察知されていると思います。また、低重力下では戦術機のような高速機動を制御するのは高い技術が必要となります。BETAも、その目的は資源の採掘にあるのですから地表に生態系の無い月面での活動は地下に向かうものと思われます。地球と違い(大気や急激な地殻振動、内部の溶岩など)、月面では妨害も無く資源採掘に必要な深度まで容易に到達できるため、ハイヴを設置する数が少なく、BETAの警戒網に穴があるのではないかと思います。ゆえに、月面での戦闘はゲリラ戦ともいえない防衛戦闘であり、情報収集や大気圏内からは大気が邪魔をして観測できない宇宙空間での観測に目的があるのだと推測されます。そう考えると最低限の装備はレーダー施設にあるのですから、移動基地と考えることも出来ます。-- (IOT) 2007-02-10 14 19 59 アンリミでの疑問アンリミテットの世界で武は最高でどれぐらい生きていたのでしょう。武が死亡した時点で世界はループする。オルタで説明されていた通りなら各ヒロインエンドで、彼女たちが移住した星で子供と共に夜空を見上げていたあの時点までは、少なくとも武は地球で生きていたってことですよね?子供の様子からしても5~6年は生きていたと考えますがどう思われますか?-- (新参者) 2007-02-11 18 21 05 何度もあと10年しか持たないってでてるから、約10年では?でもアンリミの武だと最初の8分が一番厳しい気がする最初の8分切り抜けられたら、操縦技術あるし結構がんばれたのかもね -- (名無しさん) 2007-02-11 21 05 26
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た行大喬(ダイキョウ) 太史慈(字:子義)(タイシジ/シギ) 朶思大王(ダシダイオウ) 張允(チョウイン) 趙雲(字:子龍)(チョウウン/シリュウ) 張衛(チョウエイ) 張燕(チョウエン) 張横(チョウオウ) 張華(字:茂先)(チョウカ/モセン) 張闓(チョウガイ) 張角(チョウカク) 張嶷(字:伯岐)(チョウギョク/ハクキ) 張虎(チョウコ) 趙弘(チョウコウ) 張紘(字:子綱)(チョウコウ/シコウ) 張郃(字:儁乂)(チョウコウ/シュンガイ) 張済(チョウサイ) 張繡(チョウシュウ) 張松(字:子喬/永年)(チョウショウ/シキョウ、エイネン) 張昭(字:子布)(チョウショウ/シフ) 張任(チョウジン) 貂蝉(チョウセン) 張悌(字:巨先)(チョウテイ/キョセン) 張特(字:子産)(チョウトク/シサン) 張南(チョウナン) 張邈(字:孟卓)(チョウバク/モクタク) 趙範(チョウハン) 張飛(字:益徳/翼徳)(チョウヒ/エキトク、ヨクトク) 張苞(チョウホウ) 張宝(チョウホウ) 張楊(字:雅叔)(チョウヨウ/ガシュク) 張翼(字:伯恭)(チョウヨク/ハクキョウ) 張遼(字:文遠)(チョウリョウ/ブンエン) 張梁(チョウリョウ) 趙累(チョウルイ) 張魯(字:公祺)(チョウロ/コウキ) た行 大喬(ダイキョウ) 出演作品:美妓皇帝、三國夢想 作品名:美妓皇帝あずさ編・伊織編に登場。盧江・寿春のアイドル。アイドルデュオ『二喬』として、孫家筆頭の『弓腰姫』よりも人気を集めている。 おっとりした話し方だが妹と同様ノリはいい。あずさと意気投合する。巨乳。 作品名:三國夢想孫策の妻。下働きだったやよいを義妹として引き取った。 やよいを孫堅へお披露目したあと、やよいを気に入った大殿が返してくれないのが不満。 太史慈(字:子義)(タイシジ/シギ) 出演作品:その時貧乳が動いた、美妓皇帝、iM@S演義 ゆきぽ伝、半目倭人伝、中華無双iM@S、im@s白馬将軍、中華争奪戦、三國夢想、春閣下は無慈悲なシチリアの女王 俗称:シギー 作品名:その時貧乳が動いた軍を代表する名物バカ武将。彼の迷言、奇行は数え上げればきりがない。『凸の使い魔』の二つ名を持つ。 五虎将選出投票では当選確実と思われていたが、まさかの6位落選。彼ならではの業である。 作品名:美妓皇帝伊織編に登場。『二喬』のスタッフ。 何故か他の次元の知識を持っており、今度こそ千早のご主人様になるべく襲い掛かったが、あっさり壊滅させられてしまう。 戦闘中に沼地の捨てエロ本漁りをするが盧植の火矢で全部燃えてしまった。意外な人が意外なモノを書いていたのだが、残念である(稀覯本的な意味で)。 作品名:iM@S演義 ゆきぽ伝孫策軍との戦いの中、UFOの爆撃を受けた哀れな人。 後に史実通り孫策の配下に加わるが、雪歩に酒を飲ませてしまい、雪歩様にしばき倒される。第3の犠牲者だった。 その後、雪歩の出立には居合わせることができず、手紙を送る形での見送りとなった。 作品名:中華無双iM@Sモールス信号を知っている。明らかに時代を超えたオーパーツだが、気にしてはいけない。 多少まともな言動はできるが、基本的には変態である。 その信号(目の輝き)で徐晃と交信。 例:徐晃「ダ・イ・ス・キ」→太史慈「バ・カ・知・っ・て・る・わ・よ」 作品名:im@s白馬将軍元孔融軍。ロリ巨乳に反応して混乱した経験あり。 やよいゾーンには掛からなかったが、千早の理路整然とした説得を認めて公孫瓚軍入りした。 あずさと行動を共にすることが多い。あずさの後ろから同行するものの、度々迷子になり苦労している。 真の性別勘違い=死亡フラグを見事に回避したデキる男。あずさファン。 作品名:中華争奪戦スタンドとして伊織に憑いている。伊織が戟の扱いに長けるのはそのため。 作品名:三國夢想呂布軍の将。馬鹿。あずさを「姐さん」と呼んでいる。べらんめぇ口調。 呂布軍解散に納得せず、まだ戦い足りない荒くれ共を集めて北海城を占拠、プチ安田講堂を起こす。それを見越した春香の部隊に攻められるが、最後の一兵まで戦い、その上一騎討ちまで堪能してようやく満足、馬家に降る。 自分を一騎討ちで負かした春香のことも「姐さん」と呼び心酔するようになった。戟兵中華一を自認している(春香は中華二)。 作品名:春閣下は無慈悲なシチリアの女王伊織の助手「シギー」として登場。 愚民グッズを買い集める真性の愚民。 肝っ玉は据わっているが、アホな発言をしては伊織に蹴られ殴られるのがお約束。 朶思大王(ダシダイオウ) 出演作品:中華争奪戦 作品名:中華争奪戦孟獲軍の将だが、毛利一家が加わってからすっかりガラが悪くなり、どこぞのヤンキー漫画のような喋り方をする。 毛利元就を「大将」、孟獲を「アニキ」と呼ぶ。もうすっかり支配権が代わっている気がしなくもない。あずさのJPYで鼻血を吹いた。 張允(チョウイン) 出演作品:三国×M@ster 作品名:三国×M@ster劉表軍の武将。門を素手で叩き割った呂布に突っ込まれ恐怖する。真美のライデインに焼かれた。 戦後、また呂布と戦わされるのが嫌で春香軍に降る。 趙雲(字:子龍)(チョウウン/シリュウ) 出演作品:閣下で三国統一、その時貧乳が動いた、美妓皇帝、iM@S演義、im@s白馬将軍、765プロ三国時代、中華無双iM@S、後漢流離譚、中華争奪戦 作品名:閣下で三国統一劉備軍の将。成都戦時、美希達に壊走させられた徐庶を救い出し、視聴者からサルベージに定評のある趙雲の賞賛を受ける。 二世武将たちの訓練風景では、生徒に好かれる体育教師のような姿も(あずさが保険医)。 作品名:その時貧乳が動いた『地獄の壁(五虎将)』の一人。堅物を絵に描いたような真面目人間。 視聴者からは貧乳軍の最後の良心として愛され、若干軍の色に染まりつつも今だ「らしさ」を保っている。 作品名:美妓皇帝あずさ編に登場。樊氏陣営のスタッフ。覇王エンジェルからは堅物と称されている。実際、とても生真面目でガチガチの武人。 樊氏をアイドルとして敬わない区星の態度に怒るが、樊氏に止められている以上、領分を越えられないと思い悩む。 しかし樊氏の手を取ることはなかった。あずさ軍のスタッフに転職し、その生真面目さを大いに発揮。アイドル達のビーチリゾートの護衛役も、お前なら適役だと視聴者から賛同を受けた。 作品名:iM@S演義真美の担当P。視聴者からロリコン疑惑をかけられるほど世話を焼く、頼れる兄貴分。なぜか舌戦ではアイドルに勝てない。 許劭亡き後は真美の頼みもあり、亜美の面倒も見ている。 亜美真美のピンチには必ずと言っていいほど駆けつけて助けてくれる。 内部データで真美、亜美、やよい、真のアイドル計4人もの親愛を受けるプロ子守スト。安心と信頼の子龍クオリティ。 作品名:im@s白馬将軍公孫瓚の股肱の臣。主君がボケると、タメ口で肉体的突っ込みを入れる。ボケが多い公孫瓚軍では袁紹と並ぶ貴重なツッコミ要因。 第一話でやよいを笑わせようと「ハマのナイスガイ」と名乗る。公孫瓚に聞かれていたため黒歴史化。 伊織が公孫瓚軍に加入する際、「ハマのナイスガイ」と紹介されかけた。その時、とっさに出たのが「関東一のザザミソ使い」。伊織には「ザザミー」と縮められ、さらに墓穴を掘ってしまう。 孔明によって七六五プロ武術大会の会場の席で披露され、全中華に暴露されてしまった。 作品名:中華無双iM@S関羽同様、現実が見えていない。言動だけはまともっぽい。 作品名:後漢流離譚アイドルと初接触した武将で、真の師匠的存在。長坂では史実通り劉禅を助けたことで視聴者からブーイングを浴びる。 作品名:中華争奪戦大耳戦隊ゴコレンジャーの一員。名乗りは“一身、これ肝なり”ゴコホワイト。意味のわからない大ボケをかます。ブチ壊れ方は五虎将軍随一か。 自分が助け出した筈の劉禅に、寄るな下郎や、あの時井戸に放り込んでおけばよかったなどと暴言を吐く。必殺技名はJOJOの白っぽい名前のスタンド全般。 あろうことか亜美に一騎討ちをしかけた。 張衛(チョウエイ) 出演作品:曹操P業、iM@S演義、中華無双iM@S、三國夢想、おれ達、黄巾賊! 作品名:曹操P業張魯が周囲に御歳暮として配る米を、虫が入っている古米にすり替えていた犯人。 後に張魯によってボコられたため、やよいの元へ新米が届けられるようになった。 作品名:iM@S演義美希担当P。美希の怠惰さに一度反目するも、屋外ライブ以降は和解。以後弟くんと呼ばれ頼りにされている。 美希が消えてからは陽平関に左遷されたが、美希が再度漂着。また美希の面倒を見ることになる。 普段は美希のお守り役。そのゆとりっぷりに呆れつつも潜在能力は認めている様子。 ごく早い段階から登場し、高い見識を示したり美希に振り回さる苦労人性を見せたりとかなり重要な役回り。公孫越・裴元紹らと並ぶ本作出世頭の一人。 作品名:中華無双iM@S張魯に「こいつが軍の頭にいる時点で負け確定」と言われるほどの変態。 パンツは履いていない。ズボンのチャックを開けるとご対面とは張魯の談。 作品名:三國夢想祈祷の際に張魯から、まだ赤ん坊の美希を代わりに抱くよう頼まれた程度で、基本的に出番は少ない。 春香による蜀軍からの漢中奪回作戦では、聖地奪還のため奮戦した。 作品名:おれ達、黄巾賊!シグナムによって討ち取られた兄張魯に代わって戦線を引き継ぐ。また、直前、兄に庇われ命拾いをしている。 張燕(チョウエン) 出演作品:おれ達、黄巾賊!、三國夢想 作品名:おれ達、黄巾賊!黒山賊首領。公孫瓚の娘の白蓮と仲が良く、コンビで活躍することが多い。 「白馬の姫と黒山賊のお通りだぁっ!」。 作品名:三國夢想呂布軍の将。太史慈一派による北海城占拠に巻き込まれ、悲鳴を上げながら春香隊と戦う羽目になる。戦後、馬家に登用されている。 張横(チョウオウ) 出演作品:おれ達、黄巾賊! 作品名:おれ達、黄巾賊!妖怪王軍。殿と呼ぶ独眼流政宗に覇者としての資格を見出し、大陸統一の大望を託した。 古泉一樹に掘られる。 張華(字:茂先)(チョウカ/モセン) 出演作品:おれ達、黄巾賊! 作品名:おれ達、黄巾賊!あずさ亭で食べたグラタンのうまさに勘当し、張角に仕える事に。 ガチホモの楼玄に付きまとわれて困っている。本人は相当の女好きなのだが。 服の上から見ただけでスリーサイズはおろか、ダイエットの跡まで看破するサーチアイを持つ。 張闓(チョウガイ) 出演作品:おれ達、黄巾賊! 作品名:おれ達、黄巾賊!黄巾党の同志。酔いつぶれて酒家で暴れるため三回言うほど張角の悩みの種になっている。 が、あずさと南条蘭が来てからはすっかり心奪われ、歩兵の訓練に精を出すようになった。 よりによって曹操の所に降伏勧告の使者として出され、曹操に謎の既視感を与えて激怒させた。史実ネタである。 張角(チョウカク) 出演作品:iM@S演義、美妓皇帝、中華無双iM@S、おれ達、黄巾賊!、三國夢想、三国×M@ster、中学生太守はじめました 作品名:iM@S演義本編にはほぼ登場しないも同然。 iM@S演義・SFX担当(最終話のスタッフロールより)。十一回での落雷シーンは、彼がエフェクトを担当した。 しかし、キャメラ担当・袁術の手違いで、SFX担当が画面内に見切れる不手際が。 作品名:美妓皇帝伊織編に登場。辛憲英陣営の軍師の一人。カカカッと笑う。憲英の考えを理解しており、中々底が知れない人物。 張宝を「宝坊」と呼ぶ。術の腕前では、呼び名通り相手にならないほど上らしい。憲英にあるアイテムを提供している。 作品名:中華無双iM@S鍵っ子にして巨乳派という矛盾した嗜好を持つエロゲヲタ。 鍵ゲーの台詞ばかりを口走るダメ人間。 作品名:おれ達、黄巾賊!黄巾党の良師様。一人称はワシ。好々爺な老人口調。呼び名は気にせず、自分を生臭道士と呼びただ民のために働く指導者の鏡。実は清流派の儒者で官職経験者でもあり、党錮の禁で官職を追われる以前は朱儁らの同僚だった。 雨乞いの儀式に割り込んできた「無秩序で強大な力」を含む三つの力に介入され、異世界からあずさを含む70人以上の異世界人を召喚してしまった。 異世界人たちを責任を持って元の世界に帰すため、中華統一を目指す。マメな人で、兵士の治療も手ずからする。 陽気で、信者と一緒になって騒いだりもするが、仕事はきっちりとこなす要領の良さも持つ。 貧乳派なので、胸元が寂しい少女を見ると暴走する。伊織とかこなたとか。可憐は正義らしい。 娘に天和がいる。娘への教育は、弟達と比べてややスパルタ。 作品名:三國夢想言わずと知れた黄巾賊の長。呂布軍に滅ぼされた後はそのまま呂布軍に仕官。 馬超軍の濮陽侵攻で弟の張宝・張梁が力をあわせた落雷合戦で破れる。 【新しき星】を集める為に馬超軍に仕官した。決め台詞は「紳士當立」。 作品名:三国×M@ster189年時点では死んでいるが、春閣下のアレイズによって反魂される。 弟達とは違いすぐには洗脳されず、術に抗ったが、そもそも蘇生用の体が春閣下が用意したものだったため、ついに堕ちる。 作品名:中学生太守はじめました何進に滅ぼされ、放浪生活を送っていた。雪歩の大穴を作り出す妖術の才は、自分にも出来ないことと認めている。 雪歩の妖術を権力者に利用されないため、士燮を紹介し送り出した。しかし護衛のためストーキングしている。 「いつでもどこでもあふれる笑顔で!」が黄巾党のキャッチコピーらしい。なお、雪歩は隠れ党首とのこと。 張嶷(字:伯岐)(チョウギョク/ハクキ) 出演作品:閣下で三国統一、美妓皇帝、三國夢想 作品名:閣下で三国統一劉備軍から天海軍に降った将の一人。劉備軍が曹操に滅ぼされた後、他の将兵やあずさとともに、呂布と趙雲に保護されつつなんとか江州にたどり着いて天海軍に保護された。この際あずさに肩を貸されている。 地味ながら、南海の戦いでの一番乗りや、壊滅寸前の部隊で春香隊の盾になるなど活躍があるが、最大の見所は春香にうっかり告白されそうになったことであろう。 このせいで、「婿殿」という渾名がつけられている。理知的で丁寧口調(執事口調?)なのも高評価だった所以か。また他動画でも婿殿と呼ばれることが多い。 作品名:美妓皇帝やよい編に登場。馬雲騄軍のスタッフ。佐野美心の策で、雲南のアイドル・祝融の元に使者として出向き、やよい軍への挟撃態勢を整えた。 作品名:三國夢想蜀の将軍。北伐時は一隊を率いているが、王双に負傷させられている。その際、王双がウホッな人なので、お尻の心配をする視聴者が続出した。 張虎(チョウコ) 出演作品:おれ達、黄巾賊!、中華無双iM@S 作品名:おれ達、黄巾賊!張遼の息子。割と早い段階で黄巾党にいたが、出番には恵まれていなかった。関西弁。 霞が姉にあたり「姉貴」と呼んでいる。また呂玲綺は「お嬢様」。 霞からの呼び名は「こーちゃん」、こなたからは「トラトラ」。 霞、玲綺、恋の中で一番弱かったらしい。つまり、最低値72(武力)である。くっ。女性陣に頭が上がらない、やや情けない男だが、対秋蘭戦では父譲りの神速の騎兵用法を見せる。 作品名:中華無双iM@S十二回、陳宮と張遼の間に生まれた子供。陳宮の名字を名乗ると色々と問題があるため、張遼の名字を名乗ることになった。 その後、陳宮から引き離されて張遼の元へ送られた。 趙弘(チョウコウ) 出演作品:美妓皇帝、おれ達、黄巾賊! 作品名:美妓皇帝伊織編に登場。千早と蔡琰が話をしているだけなのに、濃厚な百合の気配を感じて仕官しに来た。千早に門前払いされそうになる。丁寧語。 百合好きでカプ厨と黄巾としては異端な存在。そのため襄平攻略ではある意味一番おいしい思いをした。 作品名:おれ達、黄巾賊!黄巾党の同志。南皮のライブ会場の音響設備の電源を確保するため、自転車を漕いでいた三馬鹿の一人。伊織派。不人気言うな! 張紘(字:子綱)(チョウコウ/シコウ) 出演作品:iM@S演義 ゆきぽ伝、中華無双iM@S、中華争奪戦、iM@s白馬将軍 作品名:iM@S演義 ゆきぽ伝韓当の呼びかけ(言いふらし)で、雪歩の見送りに駆けつける。他の武将達と共に雪歩に別れの言葉を贈る。 曰く、洛陽も大変なようだが体に気をつけるように。 作品名:中華無双iM@S千早に「ぺったん」という禁句を言ってしまい、道に埋まっているところを踏みつけられる。 その後、解脱したらしい。しばらく顔グラはモザイクがかけられ、見せられない状態が続いていた。 作品名:中華争奪戦張昭、3Gと共に「5G」とされ孫呉の政治的中枢を担っている。 作品名:iM@s白馬将軍陳珪軍の文官。文醜、亜美を混乱させたが、美希に迫撃されて後退した所をやよいに倒された。 張郃(字:儁乂)(チョウコウ/シュンガイ) 出演作品:曹操P業、中華無双iM@S、中華争奪戦、三國夢想、765プロ三国時代 俗称:β 作品名:曹操P業沮授が律子の手引きで脱出する際、沮授の推薦で袁紹から曹操へ寝返った。尻を後方の味方に凝視されたままでは全力で戦えないとは魂の叫び。 作品名:中華無双iM@S袁紹が最初に滅ぼされた際、文醜と共に降伏。すっかりゴキ軍に馴染んでしまい、陳宮や文醜、楼玄らと「エロゲー古今東西ゲーム」(お題:ツインテール娘)に興じていた。 作品名:中華争奪戦曹操軍。長安防衛担当。要塞は司馬懿が一晩でやってくれたらしい。 作品名:三國夢想司馬懿軍に仕えていた。 春香曰く「鬱苦しい人」。 美希との一騎討ちで「歌・舞・美」の三要素を兼ね備えた「あいどる」という存在を知り、「あいどる」を目指し戦う。 なんでも美で表現しようとする「美の奇人」。 後に正式にアイドルとしてデビューを果たす。何かが吹っキレたようだ。 作品名:おれ達、黄巾賊!韓馥軍、後の趙王朝の武官の筆頭。やっぱり「武」を「美」と読み替える変人。美しいは正義。 孫礼、管亥と次々に一騎討ちで倒して行き、“奇人張郃・美勝負数え歌”タグがついた。戦後、黄巾党に降る。 作品名:765プロ三国時代やっぱり美の奇人。しかもオカマ口調。 その口調と態度はどこぞのプロトデビルンを想起させる。 張済(チョウサイ) 出演作品:美妓皇帝 作品名:美妓皇帝やよい編に登場。鄒氏の夫にしてプロモーター。 かつて賈詡を臣下にしていたが、貂蝉軍に敗れた際、その賈詡が引退勧告の使者となる皮肉を味わうことになる。 張繡(チョウシュウ) 出演作品:中華争奪戦、後漢流離譚 作品名:中華争奪戦劉備軍の将。毛利元就をバケモノと恐れた。壊滅するときだけなので、あまり出番が無い。 作品名:後漢流離譚長坂の戦いにて劉備を追う。民を傷つける行軍が真の怒りを買った。一騎打ちで真と戦うが、敗北。後にその傷が元で病死した。 作品名:おれ達、黄巾賊!曹操軍。司馬懿の策で兵を伏せ、若本、李粛らと妖怪王軍を包囲殲滅する。 張松(字:子喬/永年)(チョウショウ/シキョウ、エイネン) 三国志随一のブサイクとして描かれている代わりに、内政の手腕は超一流。 作品中では法正ややよいとの絡みがよく見られる。 出演作品:閣下で三国統一、美妓皇帝、中華争奪戦、中学生太守はじめました、三國夢想 俗称:チョロ松 作品名:閣下で三国統一武都の街で内政力の高さに目をつけてやよいをスカウトした。やよいとはすっかり意気投合している。いぇい! 法正の推薦でやよいと共に天海軍入り。やよいを派遣して兵士の士気を上げる場面など、陰ながら流石の活躍を見せている。 作品名:美妓皇帝劉焉のスカウトで、蒋琬、法正とともにやよい軍に加わる。 初登場時には名前は明かさなかったものの、視聴者にはバレバレであったため「?ぶさいくなおとこ」の不確定名をつけられた。 作品名:中華争奪戦天海軍の初陣の相手。武力6なのに何故か血気盛んで一騎討ちに乱入したがる。 その性格を逆手に取った律子におびき出され、一騎打ちで捕らえられた。律子直々に捕らえられる将も珍しい話である。 武威決戦では補給部隊なのに敵に突撃し、高坂義風を捕らえた。 作品名:中学生太守はじめましたあずさに釣られて星井軍に仕官した人その3。真美には陳羣、魯粛とセットで3バカ扱いされている。 あずさ派。大人の包容力が魅力らしい。 作品名:三國夢想法正の友人。法正らと計って蜀軍を動かすが、千早の悲しげな歌を聴き、悲しませることの無いようにと法正に釘を刺した。 後に法正を嫌悪する千早を宥めることになる。 張昭(字:子布)(チョウショウ/シフ) 出演作品:その時貧乳が動いた、中華無双iM@S、765プロ三国時代、中華争奪戦、im@s白馬将軍、おれ達、黄巾賊! 作品名:中華無双iM@Sなぜか下邳にいたところを連行されてゴキ軍入り。張紘を連れてきた張本人。 高順の甘言に乗せられて道に埋まるなど、順調に壊れている。ちなみにやよい派。 やよいーっ!ワシじゃーっ!踏んでくれーっ!! 作品名:765プロ三国時代三国戦隊呉レンジャーで同じ色ばかりのメンバーがいることについてダメ出しをした。 変態孫権の説教担当。 作品名:中華争奪戦張紘、3Gと共に「5G」とされ孫呉の政治的中枢を担っている。 作品名:iM@s白馬将軍袁紹軍にいた。平原の戦いでは公孫瓚軍に奇襲で臨むが、見破られ全軍が大混乱するという事態に。 戦後、公孫瓚の指揮の確かさを認め、自ら降る。アイドルを除けば公孫瓚が自力で登用に成功した初めての将。 作品名:おれ達、黄巾賊!孫堅の臣。主に内政に関しては孫堅に特に頼りにされている。話が長い。周瑜と冥琳にはよくお小言をこぼす。 しかし春閣下軍に取り込まれ大戦化、陳留太守・沈瑩を城ごと寝返らせる。 張任(チョウジン) 出演作品:閣下で三国統一、美妓皇帝、中華争奪戦、三國夢想 作品名:閣下で三国統一劉焉、劉璋に仕えた忠臣。滅亡後も頑なに仕官を拒んでいたが、以前から物凄く仲の悪い法正に煽られ、また厳顔に劉焉の遺言を聞かされたことで春香の大器に触れ、士官を望み許可された。 なお第一次成都攻防戦時、美希に壊走させられているため、美希には一目置いている。 作品名:美妓皇帝律子に説得されやよい軍のスタッフになった。そのため律子の副官として活躍する機会が多い。 生真面目な性格のため、常に呑んでいる簡雍や、やよいに馴れ馴れしい魏延には苦言を呈する。 律子の許可を得ず全軍の撤退命令を出した後は、自らに謹慎を課すなど自分に厳しい。 作品名:中華争奪戦劉焉軍の将。真との一騎討ちは決着がつかず。 蘇った後も二君に使える気はなかったが、厳顔の説得と春香の優しさに触れ、天海軍に参加することに。 なお、張任の父親は紳士だった疑いがある。 作品名:三國夢想蜀軍の将。状況を四字熟語で言い表す独特の話し方をする。 貂蝉(チョウセン) 出演作品:美妓皇帝、おれ達、黄巾賊!、三國夢想 作品名:美妓皇帝やよい編に登場。中華のトップアイドルにして、最も“美妓皇帝”に近い女君。王允曰く「最高傑作」。 自分の使命と王允への家族の情、そしてアイドルの理想と夢に自己矛盾を抱えている。 長安にて、高木順一郎の計らいでやよいと運命の邂逅を果たす。しかし再び出会った際、二人は……。 作品名:おれ達、黄巾賊!呂玲綺と恋の義母で、兄の若本とともに玲綺に行儀作法を厳しく躾た。 作品名:三國夢想呂布の妻。呂玲綺の実母設定。呂布との仲は良好で、今でも新婚気分。 謎の人材派遣会社社長と契約した呂布について劉備軍にやってきた。雪歩に才能を感じ、自分の舞を受け継がせるため厳しく鍛えている。 雪歩担当P。ややすいぎん臭がする。人材派遣会社社長の毒牙から雪歩を完璧に守っているらしい。 張悌(字:巨先)(チョウテイ/キョセン) 出演作品:美妓皇帝 作品名:美妓皇帝あずさ編に登場。大喬軍のスタッフ。孫策に随行した際、長江で雪歩とすれ違い、その際孫策が発した「でっかく育てよ」の言葉に「ひんそーでひんにゅうで…」と反応した自信無げな雪歩の事を憶えていた。 蔡氏攻略に赴く孫堅の分隊の通過を黙認。雰囲気が良い方向に変わった雪歩を賞賛する。 張特(字:子産)(チョウトク/シサン) 出演作品:閣下で三国統一、おれ達、黄巾賊! 作品名:閣下で三国統一曹操軍の将。武陵に侵攻してきた趙範軍に対し、篭城で当たるよう進言した張翼に同調したが、太守の衛瓘にはねつけられる。 作品名:おれ達、黄巾賊!孫礼と南皮で行われたあずさと伊織のライブを訪れる。二人を攫って嫁にしようとした孫礼を諌め、黄巾党に仕官。躁鬱の差が激しい孫礼に手を焼いている模様。 濮陽の戦いでは黄巾党の捕虜交換の使者を務め、夏侯徳と引き換えに伊織を解放させており、伊織にデレられた。穏やかな話し方をする。 張南(チョウナン) 出演作品:iM@S演義 作品名:iM@S演義「張南」という人物は三国志に2名存在するが、袁煕の配下の武将の方。 類い希なる空気武将。空気が読める……以上に、空気そのもの。ステルス迷彩標準装備。通称エアー。 本人も存在が空気同然であることを自覚しているが、美希との相性は最悪。美希に2度遭遇し、2度とも美希によって捕まえられた。 その一件はトラウマになっているらしく、「女と一騎討ちしてもろくなことはない」らしい。 アイドル達が現代に帰還した百三十四回でも姿は見えず。ステルスで隠れていると思われ。 登場は終盤。序盤から活躍した張衛・公孫越らに比べると登場回数は少ないが、要所要所でその空気ぶりを生かしたキャラクターで重要な役回りを演じた。 張邈(字:孟卓)(チョウバク/モクタク) 出演作品:iM@s白馬将軍 作品名:iM@s白馬将軍曹操軍の下邳太守。援軍に来た程昱の珍しいボケには不評を表した。戦後やよいゾーンで公孫瓚軍入りする。 趙範(チョウハン) 出演作品:閣下で三国統一、三国志アイドル伝、中華争奪戦、三国動乱 作品名:閣下で三国統一伊織が仕えている。伊織曰く「臆病な君主」。口調は軽い。 天海軍の桂陽攻略ではこれに呼応し、見事な成果を上げる。 最終的には民や臣下を思い、戦わずして天海軍に降る。まさに苦渋の決断だったが、大いに視聴者の喝采を浴びた。 作品名:三国志アイドル伝殴りましたな!? 父上にも殴られた事の無い私を! 作品名:中華争奪戦韓玄軍に所属。荊州はゼス軍のみにあらずと息巻いたが、伊織隊の兀突骨の藤甲の前に弾かれる。 作品名:三国動乱やる気のない君主。軍のことは鮑隆に任せっきりで、美希に鮑隆が敗北すると城を捨てて逃げた。 張飛(字:益徳/翼徳)(チョウヒ/エキトク、ヨクトク) 夏侯淵の姪(14歳)を攫って結婚したことから、ロリコンとしてネタにされることが多い。 出演作品:閣下で三国統一、曹操P業、その時貧乳が動いた、iM@S演義、中華無双iM@S、真三国志、765プロ三国時代、後漢流離譚、iM@s白馬将軍、ういぽセブン マキシマムiM@S、中華争奪戦、三國夢想、三国×M@ster、美妓皇帝、おれ達、黄巾賊! 俗称:張る飛、ハルヒ 作品名:閣下で三国統一馬謖の理屈倒れな推測を看破したり、閣下を初見で「目は怖いが優しい?」と評したり、本質を見抜く鋭さを持つ名将。 キャラ画が孟獲と格闘ゲームの色違い並みに似ていることから、デュオでの出陣を望む声があるとかないとか。 作品名:曹操P業真性のロリコン。ガチホモ集団の袁紹軍との戦闘を嫌がっていたが、軍功上位三位までにアイドルのサイン色紙をやるといわれると「フタミアミマミアーッ」と叫んで掌を返した。実際の戦闘では劉備がダメージを与えた部隊の止めを次々と横取って刺すことで見事軍功二位をゲットした。 作品名:iM@S演義あずさに無神経な言葉をかけ株を落とすも和解。“ツンデレあずささん”という珍しい姿を見せてくれた功労者。 その後もあずさには全く頭が上がらない。 武力は98。強いのだが、一騎討ちでは呂布・紀霊に敗れるなどいいところがない。終盤に入りようやく一騎討ちで勝利を手にした。 作品名:中華無双iM@S数少ないまともな人。周囲が現実逃避ややよクリ化するなか、唯一常識的価値観を維持している。 作品名:後漢流離譚長坂の戦いでは単騎で曹操軍を引っ掻き回した挙句、河を斬って撤退するという荒業を見せる。また、新兵クラッシャーとして恐れられている。 十四話にて、やよいに反応したことをきっかけに関羽・簡雍に童女趣味を暴露される。アイドルは全員ドン引き。 作品名:iM@s白馬将軍劉備軍壊滅後、袁紹の元にいた。趙雲とやよいの挟撃に遭い、やよいに捕らえられることに。 戦後、やよいゾーンで公孫瓚軍入り。劉備の居場所を知るや、公孫瓚の話も聞かずに一人で走って行ってしまった。 武術大会では関羽をあっさり下して一位をもぎ取る。 作品名:ういぽセブン マキシマムiM@S本編では女性で中央競馬の騎手。 娘の幼稚園から来園拒否されるくらいのショタコン。 合法ロリ部門殿堂入り。 番外編では男性、ヒトケタ以外には興味が無い。 夏侯淵の姪(ヒトケタ)と婚約した。 作品名:中華争奪戦大耳戦隊ゴコレンジャーのゴコレッドだが、常識人のため本当はやりたくない。 真美にロリコン疑惑をかけられている。が、後に真美や山中小鹿に反応したため疑惑は真実へと変わった。 作品名:三國夢想劉備陣営。雪歩がいない時はかいがいしく劉備にお茶を淹れるが、非常にマズイため劉備には不評である。 劉備三兄弟と諸葛亮で行われる鷲巣麻雀では連戦連敗。相当量の血液を抜かれている筈だがピンピンしている。 新加入した呂布との鍛錬はほとんど台風並みで、錬兵場一帯を廃墟に変え、巻き添えを食らった兵士達を瀕死にするほど。 作品名:三国×M@ster劉備と同じく春閣下の元で愚民化している。 作品名:美妓皇帝伊織軍にいた劉備の元を訪ねてきた。その際、お手製の関羽のお面をかぶって一人二役を演じたが、劉備があまりにも素直に騙されたので困惑中。 騒ぎや騒動が大好き。 作品名:おれ達、黄巾賊!劉備軍壊滅後、春閣下軍に取り込まれて大戦化している。娘の鈴々と息子の張苞は八神はやて軍に保護されたようだ。 元々の戦いを楽しむ傾向を狂化されているように見受けられる。 張苞(チョウホウ) 出演作品:閣下で三国統一、中華争奪戦、三國夢想 作品名:閣下で三国統一父・張飛から天海軍に降ってでも生き延びろと言われていたため、江州の敗戦後、劉備軍で唯一降っている。 馬超と真の騎兵の遠征訓練に同行中、ボロボロになった劉備軍の諸将たちと遭遇、義兄弟の関興とも再会を果たす。 作品名:中華争奪戦劉備軍の将。名乗りがゴコレッドの息子なので、父親とは対照的にやる気満々の模様。 半目の亜美が好きらしい。 作品名:三國夢想劉備軍の永安侵攻軍の将だったが、花鬘と亜美真美に防がれ総大将の雪歩を捕らえられてしまった。 しかし、関興とともに語った「皆が貴女を逃がすために戦っている」という言葉は、虜囚生活中の雪歩の心の支えになった。 張宝(チョウホウ) 出演作品:美妓皇帝、三國夢想、おれ達、黄巾賊!、中学生太守はじめました、三国×M@ster 俗称:サロンパス(歴戦の方の渾名) 作品名:美妓皇帝伊織編に登場。名演出家・地公将軍と呼ばれており高い名声を誇っている。登用にきた千早に、正道(青い鳥)と邪道(メカごはん)を歌わせ、アイドルとしての実力を認めて伊織軍に加わる。 妖術は当初は念写や奇天烈な物体を出現させる程度しかできなかったが、次第に開眼。符によって動画再生や他者を変身させられるまでになる。しかし、どこかズレているうえ、使う呪文はアニメ・ゲーム・CMなどの一節。 落雷は千早が猫の物真似とコスプレをしなければ使えないため、封印された。 十勝黄金札によって多数の将が人格を破壊され紳士化、亜美真美を求めて伊織軍に殺到した【徐州大虐殺】の黒幕。 作品名:三國夢想賈詡の紹介で馬超軍に加わる。ウホッの気があり、馬超の巨大な(ぶら~んぶら~ん)を見て加入した節がある。 落雷を落しすぎると紳士分が抜けてしわしわになる。 兄・長角を説得し、【新しき星】を集めるため再び黄巾隊を編成。宗教的には五斗米道に飲み込まれた格好になっている。 作品名:おれ達、黄巾賊!黄巾党の軍師。張角の秘書的役割も勤める。丁寧口調で張角をよく支える大人な人物。 髪を二房に結わえた女子が好みなため、ティアナ・ランスターや柊かがみがいるとちょっと弾ける。 娘に地和がいるが、娘の性格については頭を悩ませている。 作品名:中学生太守はじめました張角の命により密かに雪歩を護衛している。 作品名:三国×M@ster春閣下のアレイズによって反魂される。蘇生と共に洗脳され、愚民と化した。 張楊(字:雅叔)(チョウヨウ/ガシュク) 出演作品:おれ達、黄巾賊! 作品名:おれ達、黄巾賊!ハルヒ軍。第二次南皮防衛戦時、呂布の副官。呂布と仲がいいのは史実通り。 呂布の頼みで、はぐれた真のことを調べるため黄巾党に降る。 張翼(字:伯恭)(チョウヨク/ハクキョウ) 出演作品:閣下で三国統一 作品名:閣下で三国統一曹操軍の将。武陵に侵攻してきた趙範軍に対し、篭城で当たるよう進言したが、太守の衛瓘に、元劉備軍の降将という理由からはねつけられる。 張遼(字:文遠)(チョウリョウ/ブンエン) ⇒個人編-張遼伝を参照 張梁(チョウリョウ) 出演作品:閣下で三国統一、三國夢想、おれ達、黄巾賊!、中学生太守はじめました、三国×M@ster 作品名:閣下で三国統一なんと曹操軍。桂陽の太守に納まっており、部下に董卓がいる。杜預を鈍いのと呼び、馬鹿にしている。 実は黄巾賊は全員懲罰大隊的な役割を担っており、曹操によって無理矢理前線に配置されるよう定められていた。 兄・張宝も孫堅軍との戦いで戦死。生きることに投げやりになっており、戦後、春香により斬首される。 作品名:三國夢想黄巾軍が滅んだ後は司馬懿軍に所属して城主を務めていた。洛陽攻防戦で美希と一騎討ちをし敗北。 美希派。金髪グラマーが好みらしい。 張宝と共に張角を説得。【新しき星】を集めるため馬家で戦う。 作品名:おれ達、黄巾賊!黄巾党の将軍。乱暴口調でやや粗野。嗜好の合う女子に遭遇すると暴走する兄達に手を焼かされている。娘に人和がいる。 ロリ巨乳が好みなのでロマンサー扱いされている。あずさと手合わせして負けたらしい。 あずさに「見た目よりいい人」と言われたことがある。女は厳しいなぁ(視聴者コメントより)。 作品名:中学生太守はじめました張角の命により密かに雪歩を護衛している。 作品名:三国×M@ster春閣下のアレイズによって反魂される。蘇生と共に洗脳され、愚民と化した。 趙累(チョウルイ) 出演作品:中華争奪戦 作品名:中華争奪戦劉備軍所属。真と黄忠の一騎討ちに割り込んだが、馬雲騄に一蹴された。 張魯(字:公祺)(チョウロ/コウキ) 出演作品:曹操P業、iM@S演義、中華無双iM@S、中華争奪戦、おれ達、黄巾賊!、三國夢想、北方IM@S伝 作品名:曹操P業劉表軍に吸収されていた。目から「お米☆ビーム」を発するが、霊力(オーラ)を使い果たして疲れる欠点がある。 上位版の「ハイパーお米☆ビーム(ゲージ1本消費)」も存在する。 貧乏なやよいに米道信者からのプレゼントとして新米を届けた。 春香にすっかり洗脳され愚民と化した武安国、劉表、陳武を見、春香こそ五斗米道の教祖に相応しいと考えてその座を譲ろうとする。結局曹操に許可されなかったため、やよいの案の「米道信者が全員春香のファンクラブに加入する」を実行した。 作品名:iM@S演義空から降ってきた美希を仙女と誤解し、厚遇する。美希曰く「しーくん」。由来は彼の五斗米道での敬称「張師君」から。 第七回、董卓の先鋒として派遣された楊奉を撃退するため、美希の頼みで援軍を派遣。 その後も美希の心強い後ろ盾として何かと頼りにされていたが、美希が消息を絶った際は張衛を左遷している(結果的に張衛を左遷したことが美希との再会につながった)。 うさちゃんP曰く、張衛が担当Pなら張魯は社長的なポジションとのこと。 作品名:中華無双iM@S弟がどうしようもないキャラ崩壊を起こしているのに対し、至ってまとも。 五斗米道はほぼ張衛が取り仕切っている…のかもしれない。 作品名:中華争奪戦配下にランスやシィル、上杉謙信主従や名取など錚々たるメンバーを抱え、度々天海軍の国境を脅かした。 謙信に米倉一つを食い尽くされたことがある。 地力で勝る曹操軍に武威に押し込まれ、米もろくに取れない場所で死ぬのかと嘆いたが、謙信から米はいつも心の中にあると諭され奮起した。しかし影が薄く、実質最後までランス軍だった。 作品名:おれ達、黄巾賊!張角にはちょろ君と呼ばれている。思想の違いがあるとは言え、友人だったらしい。巨乳派。美希を保護していた。 美希には「しーくん」と呼ばれていた。 後にその肉体は春閣下によって大変悲惨なことになる。 作品名:三國夢想五斗米道教主。美希の養父。美希にはパパと呼ばれている。 米倉に捨てられていた美希の泣き声で待望の雨が降ったことから、美希を神の娘として大切に育てている。美希も張魯と米道信者を大切にしており、しっかりとした親子の絆が結ばれている。 官軍となった馬家軍に敗北したが、献帝により布教の自由を認められた。 千早率いる蜀軍に漢中城を追われるなど、なにかとついていない。 作品名:北方IM@S伝五斗米道を率いるが、同じ漢中に張角(太平道)、方臘(マニ教)もおり凄まじくカオスなことになっている。 宗教対立とも呼べないような低レベルな喧嘩をよくするが、春香には頭が上がらない。というか実質春香教になっている。 名前 コメント