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autolink TH-0576 カード名:レミリア・スカーレット 読み:れみりあ・すかーれっと カテゴリ:キャラクター 属性:雪 EX:雪1 コスト:雪雪無無無 登場位置: ●-● -●- AP:5 DP:3 SP:1 陣営:紅魔館 基本能力:ボーナス[自分のデッキから1枚ドローする] ペナルティ[自分のデッキから1枚ドローする] 特殊能力: 神鬼「レミリアストーカー」[このキャラを破棄する。] 自分のエクステンドの「レミリア・スカーレット」1体を使用代償を支払わず空き味方フィールドに登場する。 相手ターン終了時まで自分の「神鬼「レミリアストーカー」 」は処理されない。 性別:女 レアリティ:R illust:みや
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《神鬼「レミリアストーカー」》 No.216 Spell <第三弾> NODE(3)/COST(3) 術者:レミリア・スカーレット 効果範囲:その他 発動期間:瞬間 〔あなたの場の「種族:吸血鬼」を持つキャラクター1枚〕を破棄する。その後、〔あなたのデッキの上のカード3枚まで〕をあなたの場にスリープ状態でセットしても良い。以後、そのカードはキャラクター「サーヴァントフライヤー(GALZE0、2/1 種族:吸血鬼)」として扱う。 蝙蝠に変化して行われる執拗な攻撃に、精神を磨り減らせる。 Illustration:結城えいし コメント レミリア・スカーレットのスペルカード。 自分の場の吸血鬼一体を3体のサーヴァントフライヤーに変換する。 コストは3と重めだが、元々優秀なアタッカー・ブロッカーになり得るサーヴァントフライヤーを一度に3体も場に展開出来るため、コストパフォーマンスは悪くない。しかも術者を出せれば、コストパフォーマンスはさらに向上する。 問題は元となるキャラクターが種族:吸血鬼でなければならないという点だが、キャラクターのサーヴァントフライヤーや神術『吸血鬼幻想』など種族を吸血鬼に変えられるカードとのコンボで使えばかなり早い段階からでも使用が可能となる。 特に神術『吸血鬼幻想』を出した場合は、たとえそれが場に出たばかりや攻撃後でスリープ状態であったり、また人形であっても代償にすることが出来るようになり、かつそれ自体の速攻デッキとの相性の良さに加え場に出たサーヴァントフライヤーを強化するという意味合いもあり、上手く使えば非常に高い速攻性を発揮出来るコンボとして定評がある。 ただ、単体ではまず腐ってしまうコンボカードである為、速攻ギミックとして使うにはかなり博打が入ってしまうというのがネックではある。 新史『新幻想史 -ネクストヒストリー-』や強引な取引と魔法研究などを用いて無理矢理ぶん回す事も出来なくは無いし、速攻デッキである以上安定性はある程度妥協しなければならないという事情もあるので十分強力なのだが。 以前は、自分の場のキャラクターを破棄するという性質上、上白沢 慧音(白沢)/3弾を用いた速攻デッキとは特に相性が良かったが、彼女の(自動γ)の発生条件が「決死状態になったとき」になったため、現在はこのシナジーは成立しない。 2009年12月30日付けのエラッタにより、キャラクターがスリープ状態で場に出るようになった。 公式Q Aより Q224.「デッキの上のカードを場にセットする」という効果は、裏向きのまま場にセットするのですか? A224.はい、特に指示のない場合は裏向きのままセットします。コメントこのカードには玉兎/5弾のように「裏向きにし」という記述がないが、そもそもデッキのカードは裏向きであるため、特に指定がなくとも裏向きのままセットする。 関連 第三弾 レミリア・スカーレット/1弾 レミリア・スカーレット/5弾 レミリア・スカーレット/10弾 レミリア・スカーレット/14弾 符ノ壱“レミリア・スカーレット” 符ノ弐“レミリア・スカーレット” れみにゃ 夢幻の紅魔チーム 紅月の女王チーム 真紅の魔神チーム いぬさくやといっしょチーム サーヴァントフライヤー(裏向きキャラクター)
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竜魔神鬼 <バルカディアNEX.鬼> VR 火/光/闇文明 (9) スター進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/アーマード・ドラゴン/鬼レクスターズ (15000) ■スター進化:レクスターズまたは多色のクリーチャー1体の上に置く。 ■相手は火でも闇でもない呪文を唱えることができない。 ■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、そのクリーチャーよりコストが小さいレクスターズを1体、自分の墓地から出してもよい。 ■T・ブレイカー 作者 蜜柑丸 「DMIFS-002「鬼世界編 第零弾 鬼輪舞は終わらない!」収録。 竜魔神王バルカディア・NEXが鬼になった姿。 元ネタから若干効果が弱めになっているが、その分コストも下がっている。 フレーバーテキスト 空を埋め尽くす無数のP VolzeosBalamordとディスペクター。 その光景を見たアダムユニット達とイブユニット達は 少し話し合うとすぐさま合体し、超巨大な鉄槌へと姿を変えた! 評価 選択肢 投票 壊れ (0) 即戦力 (0) 優秀 (0) 微妙 (0) 名前 コメント
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《神鬼「レミリアストーカー」》 No.216 Spell <第三弾> NODE(3)/COST(3) 術者:レミリア・スカーレット 効果範囲:その他 発動期間:瞬間 〔あなたの場の「種族:吸血鬼」を持つキャラクター1枚〕を破棄する。その後、〔あなたのデッキの上のカード3枚まで〕をあなたの場にスリープ状態でセットしても良い。以後、そのカードはキャラクター「サーヴァントフライヤー(GALZE0、2/1 種族:吸血鬼)」として扱う。 蝙蝠に変化して行われる執拗な攻撃に、精神を磨り減らせる。 Illustration:結城えいし エラッタ@2009/12/30 コメント レミリア・スカーレットのスペルカード。 自分の場の吸血鬼一体を3体のサーヴァントフライヤーに変換する。 コストは3と重めだが、元々優秀なアタッカー・ブロッカーになり得るサーヴァントフライヤーを一度に3体も場に展開出来るため、コストパフォーマンスは悪くない。しかも術者を出せれば、コストパフォーマンスはさらに向上する。 問題は元となるキャラクターが種族:吸血鬼でなければならないという点だが、キャラクターのサーヴァントフライヤーや神術「吸血鬼幻想」など種族を吸血鬼に変えられるカードとのコンボで使えばかなり早い段階からでも使用が可能となる。 特に神術「吸血鬼幻想」を出した場合は、たとえそれが場に出たばかりや攻撃後でスリープ状態であったり、また人形であっても代償にすることが出来るようになり、かつそれ自体の速攻デッキとの相性の良さに加え場に出たサーヴァントフライヤーを強化するという意味合いもあり、上手く使えば非常に高い速攻性を発揮出来るコンボとして定評がある。 ただ、単体ではまず腐ってしまうコンボカードである為、速攻ギミックとして使うにはかなり博打が入ってしまうというのがネックではある。 新史「新幻想史 -ネクストヒストリー-」や強引な取引と魔法研究などを用いて無理矢理ぶん回す事も出来なくは無いし、速攻デッキである以上安定性はある程度妥協しなければならないという事情もあるので十分強力なのだが。 以前は、自分の場のキャラクターを破棄するという性質上、上白沢 慧音(白沢)/3弾を用いた速攻デッキとは特に相性が良かったが、彼女の(自動γ)の発生条件が「決死状態になったとき」になったため、現在はこのシナジーは成立しない。 2009年12月30日付けのエラッタにより、キャラクターがスリープ状態で場に出るようになった。 公式Q Aより Q224.「デッキの上のカードを場にセットする」という効果は、裏向きのまま場にセットするのですか? A224.はい、特に指示のない場合は裏向きのままセットします。コメントこのカードには玉兎/5弾のように「裏向きにし」という記述がないが、そもそもデッキのカードは裏向きであるため、特に指定がなくとも裏向きのままセットする。 収録 第三弾 関連 「レミリア・スカーレット」 レミリア・スカーレット/1弾 符ノ壱“レミリア・スカーレット”/3弾 符ノ弐“レミリア・スカーレット”/3弾 レミリア・スカーレット/5弾 レミリア・スカーレット/10弾 レミリア・スカーレット/14弾 レミリア・スカーレット/20弾 場で「レミリア・スカーレット」として扱われるカード 夢幻の紅魔チーム(連結) 紅月の女王チーム(連結) 真紅の魔神チーム(連結) れみにゃ((自動α)) いぬさくやといっしょチーム(連結) サーヴァントフライヤー(裏向きキャラクター)
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神鬼「レミリアストーカー」/Demon ''Remilia Stoker'' 神鬼「レミリアストーカー」/Demon ''Remilia Stoker''(2)(B) クリーチャー - 吸血鬼 他のクリーチャーが戦場に出たとき、そのクリーチャーと神鬼「レミリアストーカー」を破壊する。それらは再生できない。 3/2 参考 記憶される幻想郷-コモン
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(c)2010 Konami Digital Entertainment All Rights Reserved. 風/雷族/シンクロ/☆7/ATK 2600/DEF 2400 収録情報 DUEL TERMINAL 004Ultra 説明 素材に霞の谷を必要とする為、ファルコンなどと共に採用される事が多い。
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なるかみ - サンダードラゴン グレード〈3〉 ノーマルユニット (ツインドライブ!!) パワー 11000 / シールド - / クリティカル 1 永【V/R】:拘束(このユニットはアタックできない。) 起【V/R】:[あなたの手札を1枚バインドする]そのターン中、このユニットは『拘束』を失い、そのターン中、この能力は使えなくなる。 自【V】【LB4】 [CB2,あなたのバインドゾーンから2枚選び、ドロップゾーンに置く]このユニットがアタックした時、コストを払ってよい。払ったら、相手の後列のリアガードを2枚まで選び、退却させ、このユニットのパワーを増やす。増やすパワーは、この能力で退却させたカードの元々のパワーの合計の値である。 フレーバー: 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 使ってみたいと思う 0 (0%) 2 弱いと思う 0 (0%) 3 強いと思う 0 (0%) 4 面白いと思う 0 (0%) その他 投票総数 0 コメント
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【虚無の使い魔と煉獄の虚神2・英雄と悪鬼】 平賀才人はゼロのルイズの使い魔である。 使い魔であるから、様々な雑役を課せられている。 朝は主人であるルイズを起こして身支度を調えさせ、掃除、洗濯、ルイズのお供と忙しい。 が、授業の終わった午後からルイズの就寝準備をする夜までの合間には比較的自由な時間も多かった。 そして今日、召喚されて初めて虚無の曜日に街まで行って買ってもらった剣。 さっそく素振りというか、稽古のマネゴトでもしようかと思うのは、当然の流れと言えよう。 買ってもらったばかりの(ただしボロい)剣を掴めば、やはり手の甲に刻まれたルーンが光って身体が軽くなる。 ギーシュと決闘した時と同じだった。 羽のような己が身の軽さにまかせて身の丈に届きそうな大剣を振れば、ヒュンヒュンと風を切り裂く鋭い音がする。 二つの月光の下、学園の中央広場で演舞のように剣を振るうサイト。 とても中学と高校の体育で十数時間だけやった剣道が唯一マトモな剣を振った経験でしかない、平凡な日本人高校生の動きだとは自分でも思えない。 カッコ良く大剣を振る自分の姿にちょっとだけ酔って、思わずサイトは呟いた。 「やっぱり、あのピカピカの剣、欲しかったなぁ……」 「冗談ぬかせ相棒。あんなナマクラの何処が良いって言うんでい」 呟くサイトを怒鳴りつける大剣・デルフリンガー。 見かけはボロだが心は錦なチャキチャキのインテリジェンスソードは、口があったら唾を飛ばしそうな威勢でサイトに喰ってかかる。 「いや、だってアレを持ってたらもっとこう、カッコイイじゃねぇか」 「っかぁー! テメェ『使い手』のクセになぁーんにも判っちゃいねーなぁ!!」 剣は戦うための道具だから見た目なんぞに惑わされちゃいけない。 大事なのは外見よりも、真に一本鋼鉄が通った確かさだ。等々、達者な調子で喋る喋る。 あまりの喋りっぷりにサイトが易壁しかけた頃、それとは関係の無い倦怠感を感じてデルフリンガーを取り落とした。 「あ、アレ?」 「なんだよ体力切れかよ相棒。なさけねーなぁ」 デルフは呆れて言うが、思い返せば調子に乗って1時間近く剣を振っていたような気もするサイト。 正確には、地球の単位で1時間15分もデルフリンガーを振り回していたのだから、ある程度仕方が無い事だろう。 「でも俺、最後はあんま動いてないのに……何で?」 「そりゃあ相棒、その手のルーンは本来ありえないような力を無理矢理肉体に出させるモンなワケだしなぁ。 調子に乗って全速力で走ってたら、すぐにブッ倒れちまうのとおんなじこった。 オメーがなんにもしてなくても、ソイツがピカピカ光ってる間はドンドン体力を消耗しちまってるってワケだな」 取り落とされて地面に突き刺さったままでデルフがカタカタと笑う。 もちろん、サイトにとっては笑うどころでは無い。 「や……」 「や? 矢がどうかしたか、相棒?」 「役にたたねぇ」 ぐんにゃりと地面に臥したサイトを見下ろし、デルフのカタカタ笑いは収まらなかった。 「まぁそう言うな。なーに『使い手』の力の源は心の震えだ。喜び怒り悲しみ楽しみ、何でも良い。 相棒の心が震えれば、それだけ力もぐんぐん湧いてくるってモンよ」 「……意味わかんねぇよ」 「それでも不安なら、力の入れ加減を練習しとくんだな。 必要に応じて溜めてる力を出したり止めたり出来りゃあ、そうそうチカラが切れる事もねーだろう」 「なんかお前詳しいのな……練習ねぇ」 サイトは広場の芝生に座り込むと、不承不承といった感じでデルフリンガーを引き抜いた。 再び輝き始める左手のルーン。 「ってゆーかコレ、剣をもったら勝手に光ってるんですがー」 「だから練習するんだって。こう、噴き出して来るモンを押さえ込むカンジでだなぁ……」 そんな風に話している最中、とつぜん地面が揺れた。 地鳴りと共に現われたモノを見て、サイトとデルフリンガーは異口同音に叫び声をあげる。 「「な……なんだ、ありゃあ!?」」 ゼロのルイズはメイジである。 メイジである以上、ゴーレムという存在は良く知っている。 知ってはいるが、晩くなっても帰ってこない自分の使い魔を探しに学園本塔のそばに来ていたルイズは、 ゴーレムという存在を知らない自らの使い魔と同じ発言をついついしてしまった。 「な……なんなのよ、アレ!?」 見上げる姿は土の巨人。 本塔の真下から地面を抉って現われたのは、身の丈30メイルを越えるかという巨大なゴーレム。 立ち上がったその巨人が歩く度に、磐石なはずのトリステイン魔法学園の本塔がグラグラと揺れているような気がする。 ―――いや、本当に揺れているのだ。 塔の外壁には『固定化』の呪文がかけられており、魔法による変化も攻撃も受け付けない。 しかしその基部、地下部分はただの岩盤であった。 その弱点を土に変えられた上、ゴーレムの材料としてゴッソリ抜かれればどうなるか? 魔法に対しては万全と思える対策を講じていても、物理的な衝撃に対しては塔そのものとしての強度しかない。 子供にもわかる結論が、歴史あるトリステイン魔法学園の校舎の運命として待ち構えていた。 つまり、倒れてグシャリ。 「ふふん、こうしてポキっと倒せばいくら頑丈な壁でも粉々さ。そうしたらお宝も盗り放題。まぁちょっとスマートじゃないけど、ゴーレムで殴っても砕けそうも無い壁が悪かったと思って諦めてもらうしか無いねぇ」 ゴーレムの肩に乗った女、『土くれ』のフーケが笑う。 ズシンズシンと音を立て、本塔をグラグラと揺らしながら、ゴーレムは出現した場所から丁度塔の反対側へと歩を進めた。 ダメ押しに押すつもりなのだ。塔を。こう、ポキっと。 運の悪い事に、フーケのゴーレムが塔を押せばポキっと行きそうな方向に座り込んでいる少年が一人。 左手の甲をピカピカ光らせて呆然と座り込んでいるマヌケが自分のマヌケな使い魔だと気が付いた瞬間、 ルイズは驚きから立ち直ってサイトの下へと駆け出していた。 「わっ、馬鹿、こっち来んな危ねぇだろ!」 「馬鹿はアンタでしょう! 早く逃げなさいよ!」 二人が怒鳴りあう間にも、フーケのゴーレムは塔の反対側に取り付いて、外壁に拳を叩きつけている。 それでもルイズはサイトを救おうとするのを止めない。 「お前こそ早く逃げろこの桃色馬鹿ムスメ!」 「メイジが使い魔を見捨てるわけが無いでしょう! このば――――」 駆け寄ってサイトの服を掴んで引っ張ろうとするルイズ。逃げるように言うサイト。 その二人の上に影が差す。月光を遮る、巨大な塔の影が。 間に合わない。そう、二人と一本は思った。このまま二人とも下敷きになってペッチャンコだと。 確かに、そうなるはずだった。 次の瞬間壮絶な魔法が行使されなければ。 グレン・アザレイは『神に近き者』である。 その魔力は無限。 ゆえに、ハルケギニアの誰もが想像も出来ない強力な力を軽々と振るう。 夜遅く、学園の門から少し離れた辺りへと、紋章を付けない竜騎士に運ばれてきたタバサの到着を魔法で感知し、少女を迎えに行った帰路。 グレンは一緒にタバサを迎えに行くとついて来たキュルケも含めた三人で、本塔が倒壊させられようとしている場面に行き当たっていた。 彼は瞬時に塔内部に少数詰めていた衛兵達や教師、それに塔の下敷きになろうとしていた二人に銀色の相似弦を結び付ける。 瞬間、サイトの視界を閉ざす霧を生み出し、その魔法消去を予防。 それは魔法によって間接的に自然現象として成立する現象を生み出し、魔法を消し去ろうとする地からとの間に『挟み込む』事で『消去』に抵抗する、 地獄の悪鬼達と戦った魔術師が生み出した技術である。 同時にグレンの周囲の土が盛り上がった。 土は結果を強要する概念魔術によって人の形に整えられたもの。 即座に土人形と人間が結び付けられ、その位置を瞬時に入れ替える。 衛視とルイズ、そしてサイトはグレン達の側に。土人形は塔の中と下の広場に。 相似である物体の位置を入れ替える事でおこされる物体転移魔法。 転移自体は相似魔術師にとって初歩の初歩だが、複数の他人をこれほどの速度で転移させられる者は、そうは居ない。 そんな魔術を操りながら、グレンの両腕は倒壊しかかる本塔の前面と背面の地面に銀弦によって結ばれていた。 巨大な―――掌だけでゴーレムの身長よりも巨大な掌が、地面から生み出される。 それはグレンの両腕と『相似』する、グレンの腕の動きのままに動く巨大構造物。 地面から生えた右腕が塔を掴み、倒れかけたそれを押し戻す。 同時に左手がゴーレムを掴み、その胴を豆腐のように易々と握り潰した。 まさに『神に近き者』の御技。誰もが驚く事すら忘れてそれを見入る。 タバサですら、白い顔を更に白くし、目を見張っていた。 だが、本来それは起こりえない奇跡だ。 この場には地球から召喚された少年、平賀才人が居る。 相似魔法を消去する、地獄の『悪鬼』であるはずのサイトが。 だが、そのサイトすらも転移魔法によって救い出されたのだ。 「これは……?」 「た、助かったのか?」 救えぬと思った人間を救えたことに安堵しながらも不可解さに眉をひそめるグレンの前で、何がおきたのか理解できないがとりあえず自分もルイズも無事だと知って、 サイトは大きく息をつきながら握り締めていたデルフの柄から手を放した。 その瞬間、世界が魔炎に包まれる。 「魔法消去が―――なぜ今になって!?」 魔術師にしか認識出来ない、サイトには見えない熱無き炎が吹き上がる。 相似魔術で造られた巨大な二本の腕がサイトの視線に耐えられず燃え、土くれとなって崩れ落ちる。 当然それに支えられていた本塔も同じ運命だ。 奇妙にゆっくりと倒れて地面と激突し、壮絶な音を立てて破壊される塔。 轟音と共に崩壊してゆく学び舎と、それを包んで幻の炎が踊る恐ろしい光景に皆が息を呑んで見詰める中、グレンだけはサイトの姿に視線を向けていた。 太陽の魔術師き自分がこの世界に来る前に戦って敗北した『沈黙する悪鬼』の存在を思い出す。 本来、あらゆる魔法を無分別に消去してしまう、魔法使いに対して絶対的とも言える力・魔法消去を、使う事も使わない事も選択出来る怪物。 この少年はその亜種。 ルーンが輝いている間だけ悪鬼では無い、魔法消去を行わない者になれる沈黙の悪鬼であるのかと、グレンの頭脳はほぼ確信に近い推測をした。 この世界に自分が呼ばれた事が天命であるとするのなら、 同時に『沈黙の悪鬼』もまた此処に召喚されて存在する意味はなんなのかと言う問いには、答えを出せぬままに。 『土くれ』のフーケはメイジである。 メイジではあるが盗賊であって貴族では無い。貴族だった頃もあるが、そんな過去はもう捨てた。 貴族の誇りなどという役に立たないモノもとうに捨て去ったつもりだ。 だから瓦礫の中からお目当ての『破壊の杖』と他の金目の物を見つけ出して奪い、 倒壊した塔の側に集まってきた学園教師や生徒の目を盗んで逃げ出したフーケは、二度と戻るつもりなど無かった。 使い方の判らない破壊の杖を前に一計を案じないでも無かったが、あの怪物、グレン・アザレイが討伐対に参加でもしたら命は無い。 だから使い方の判らないマジックアイテムを二束三文で叩き売る結果になろうとも、学園には、あの魔導師には、金輪際係わらないと決めて逃げている。 それでもいつもの犯行声明を残していったのは、フーケの盗賊としての誇りゆえだったのだろう。 その誇りが命取りになるとしても。 次へ 前に戻る 目次に戻る
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作品情報 クロス元 円環少女 作者 18-41 ◆2zsn4EX.kc エピソード一覧 元ネタ(ハンドアウト) /第01話? 解説 http //www32.atwiki.jp/nwxss/pages/132.html#id_169644fd のハンドアウトを借用したとのこと。 キャラクター PC1:武原仁、強化人間&魔剣使い PC2:柊蓮司、魔剣使い PC3:ナイトメア、夢使い
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異鎖夜未の僕 邪神・異鎖夜未の僕とは、異鎖夜未が人間の男性の生気を吸う時に 美しい女性を陰術の三十二呪縛の死糸で身動きを止めさせ アジトにつれて帰り、自分の僕として働かせて人間の男性を連れてくる ように支持させた僕のことである。 食事は珍品や高価なものばかり、魔女の配合に使われるものも食べる。 魔鬼練(まきれん) 初めてつれてこられた女性。 異鎖夜未により名を変えられてヴァンパイアに無理やりさせられた。 いつも食事は人間の血と古竜の心臓の粉末を食べる一日二回。 人間の血は取引が禁止されている。ほしい人は格地域の役所に申請して 高額な金を払い数ヶ月してやっと届けられる。 下界に降りて悪人の処刑時(十年に一度できるかわからないぐらい確率は低い または下界で隠れて働いている異世界の民と連絡し病院の手術時に貰う 古竜はめったに顔を出さないさらに強力であるため入手は困難だ。 水鬼姫(すいきひめ) 港町で住んでいたが無理やりつれてこられた。 ヴァンパイアではなく凶暴な鬼に近い 食事は聖水に呪われた泉の水を1 1.5の割合で混ぜたもの一日五杯のみ