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クライシス皇帝はこのカオスロワ10期で光太郎が初めて出会った仲間にして相棒であった。 高慢だが間抜けな部分もあり、それでいて仲間としては頼もしい男だった。 ……だのに、なぜ、クライシス皇帝は仲間である自分を刺しているのか? 光太郎にはすぐには理解できず、混乱する。 しかして答えはすぐにわかることになった。 「光太郎……さん……」 「光、太郎……」 「響子ちゃん、キュゥべえ!?」 医務室から死国から逃げているハズの霧切とキュゥべえが現れた。 ……響子は切り裂かれた腹から腸を垂らしてそれを漏れないように支えながら、キュゥべえは腹に風穴を開けて、息も絶え絶えの様子で。 「これは……どういうことなんだ……?」 信じられない様子で光太郎は尋ねる。その声はどこか恐れで震えていた。 「皇帝は裏切ったのよ……」 「皇帝が……いきなり僕らに斬りかかってきたんだ」 響子とキュゥべえは絞り出すように声を出し、答えを教えた。 医務室は血の惨状であり、六人にいたデカオはほとんどがバラバラ死体となっていた。 それをやったのもクライシス皇帝である。 「嘘だよな……嘘と言ってくれ皇帝!」 響子達から告げられた話を否定するために背後の皇帝に問いただす光太郎。 しかし皇帝の口から返ってきた答えは無慈悲なものであった。 「全て事実だ」 「本当に裏切ったのか!?」 皇帝は次に光太郎から愛刀であるサタンサーベルを引き抜き、蹴って地面に転がす。 そして、もうおまえは仲間ではないと言いたげに彼を足蹴にした。 皇帝の視線は既に光太郎には向いておらず、彼と戦っていたディーヴァに向いていた。 「テラカオス・ディーヴァよ。 おまえの戦闘能力と残酷さこそ、ここにいる誰よりも我が臣下に相応しい」 「……いちおう理由を聞こうか」 「地球全人類を抹殺し、地球に臣民50億人を移住する計画にはうってつけの逸材だからだ!」 「なんだと……!」 続けられる皇帝の話をあくまで冷静に聞くディーヴァ、衝撃を受ける光太郎。 彼はクライシス帝国を築き上げた怪魔界の支配者にして帝国の皇帝である。ここまでは光太郎達も知っている。 だがそのクライシス帝国は文明発達の弊害による環境汚染で窮地に立たされていた。(実際は皇帝の失政が原因なのだが) そのために地球の全人類を抹殺して臣民である怪魔界の住人を日本に移住させる計画を立てていたと言うのだ。 皇帝は殺し合いを打破した後にこの計画を実行する予定だったが、その前にうってつけの逸材を探していた。 先ほどまでは拳王連合軍に目をつけていたが、デカオにより拳王連合軍はあくまで風評被害と誤解の犠牲者であり、彼が考えていたほどの破壊集団ではないことがわかってしまった。 その代わりにテラカオス・ディーヴァは舞い降り、医務室の窓から彼女と光太郎・お空の戦いを眺めていた。 ディーヴァの実力や攻撃性は光太郎達が霞むほどであり、今までの光太郎達との関係を無に帰してでも臣下にしたいと考えたほどであった。 「主催やその裏にいるゴルゴムを倒す……その話も嘘だったのか!?」 「それは嘘ではない。嘘ではないが、ゴルゴムを倒すと言ったのはおまえ達のためではなく、日本支配に邪魔だからというだけの話だ」 「お、おのれ……」 「安心しろ、おまえ達亡き後も裏にいるゴルゴムは必ず倒すよ。我が支配を盤石なものにするためにな!」 光太郎は怒りと悔しさで地面を叩いた。 今まで皇帝と紡いでいきた絆はまやかしだった。 先ほど、皇帝を邪悪と断定し襲いかかってきたハクメンは正しかった。 彼を信じなかった結果として自分達全員が窮地に立たされた。 ハクメンと戦っているであろう弦十郎もきっと悪を庇った者としてハクメンに処断され、無駄死にするだろう。 全ては皇帝の手の中で転がっていたのだ。 「さあ! 私とともに来いテラカオス・ディーヴァ!! 私の臣下になるなら日本の1/5、いや、1/4の支配権を褒美として遣わすぞ!!」 声たかだかにディーヴァを勧誘する皇帝。 もはや、光太郎達など眼中になかった。 彼にはディーヴァがダイヤなら光太郎達は道端の小石同然に思えたのだ。 傲慢で邪悪な暴君は、手を差し出す。 その手を握って握手すればディーヴァは皇帝の臣下になり、暴力と支配の道へ進めるだろう。 そして死に体の光太郎達が見守る中、彼女の答えは―― ズドッ! 「ほえ?」 「断る。私が望むのは『支配』ではない。 苦しみに満ちたこの世界からの人々の『解放』だ」 ――NOだった。 ついでに皇帝こと仮面ライダーオーガの額に一本の竹刀を突き刺し、引き抜くとそこにストロー口のような穴ができた。 皇帝の手からサタンサーベルがカラリと地面に落ちる。 「貴様の脳汁は美味そうだな」 「な、なにをするれ……はぎゃ!!」 さらに死国のドームに転がっていた鉄パイプを手に取り、そのパイプを皇帝の額にできた穴にぶっ刺した。 そしてストローの要領でディーヴァは中身を吸っていく。 「あっ あっ あっ あっ」 鉄パイプを介して脳みそだけでなく身体中の肉という肉を吸われていき、クライシス皇帝はどんどん痩せていった。 最後には中身が全てなくなって紙のようにペラペラになった仮面ライダーオーガが風に吹かれてお空に飛んでいった。 クライシス皇帝の潰えた野望のように。 「うむ、ちょっと石っぽい味がしたが、ジューシーで芳醇だった」 ストロー代わりに使っていた鉄パイプをその辺に捨てて、ディーヴァは地面に倒れている光太郎の前で屈みこむ。 「さて、正義のヒーローよ。次はおまえだ」 「……ぐッ、クソッ!」 光太郎は苦し紛れに残った片手でディーヴァの貧乳にパンチ放つが、それはあまりにも弱々しく虚しい音だけが鳴っただけであった。 「まだ戦うのか?」 「そうだ正義の意思がある限り、仮面ライダーは決して諦めない……!」 光太郎の眼には闘志はまだ宿っていた。 「正義か……司令から聞いていると思うが、私も風鳴翼だった時は貴様と同じ正義の味方だったよ……」 ディーヴァは瀕死の光太郎を喰らうのは一瞬でできた。 だが、その前に光太郎と問答を始めた。 「だが、灰を浴びて食人鬼になり、人を喰らい続けて、ぼのぼの……愛する獣を殺されてその肉を喰った時、わかったんだよ。 正義では人は救いきれないと!」 「正義で人を救いきれない? そんなことはない!」 「戯言を抜かすな! たった一人の悪人に騙され仲間も自分自身でさえ死にかけているのに、正義で人が救えるとまだ現実逃避するつもりか!」 「ぐぬぬ……」 「これまでは貴様の掲げる正義で多くの人が救えたのかもしれないが、それは今までが上手くいきすぎただけのこと。 その程度では私のような実力を大きく上回る者や背後から斬る者が現れれば容易く壊れてしまう」 光太郎は何も言い返せなかった。 事実、クライシス皇帝のせいで仲間の響子達も死にかけている。 もしディーヴァが皇帝の勧誘を受け入れ皇帝を殺さず、主催を打倒した暁には日本に残った人類が皇帝によって抹殺されるのは想像に苦しくない。 全ては皇帝の野望に気づかずに仲間と信じ、連れ回した自分の責任であった。 「しかし、私は違う。 私の中に全てを取り込むことで、全てを一つにし、全ての者を争いのない世界に招くことができるのだからな」 「争いのない世界だと……おまえに喰われた者は皆死んでいるだろ!」 「いや、生きている。 確かに肉体は滅んだが、魂は私の中で生きていて、共存している。 姫川友紀、霊烏路空、そしてクライシス皇帝。その魂は私の腹の中に確かに存在している」 「なんだと……!」 事実、今までディーヴァに食い殺された者は冥府(死者スレ)に行かず、彼女の腹に収まっていた。 「私に喰われた者は皆、浄化される。 悪人のクライシス皇帝の魂も、罪を洗い流されて清潔な魂と生まれ変わり、私という楽園の中で他の魂と共に暮らせるのだ」 「う、嘘だ……」 ディーヴァは自分の腹の中に楽園が広がっていて全ての魂はそこで生きていると信じている。 「既存の正義で何が守れた? 悪人を倒してもまた悪人が出てきて被害を及ぼす……それでは単なる一時しのぎに過ぎない。 そして戦い守るだけの正義では、今の日本に置かれている食糧危機や難民問題を解決できはしない。 主催やマーダーを倒した所で、しがらみは消えることはない。きっと少ない食料や土地を巡って新たな争いが始まるだけだ」 「それは……」 「私はそれを終わりの見えない悲しみを終わらせるためにも、全てを喰って救うのだ。 私の腹の中なら誰も悪意を抱くことなく、格差や民族問題、誤解や風評被害による争いだって消えるのだ。 こんなに素晴らしいことはないだろう? さあ、私に差し出せ。おまえの肉と魂を!」 「誰がおまえなんかに……」 あくまで食人で人を救えると信じるディーヴァ。 それでも光太郎は、例え勝てる道理はないと頭ではわかりながらも、戦いを続けようとした。 「……は」 しかし、光太郎の視界の隅にひと振りの剣が見えた瞬間、彼の闘志が確実に鈍った。 その剣はサタンサーベル。 クライシス皇帝……ではなく、秋月信彦の剣であった。 信彦とは穴兄弟だったが運命は残酷で、信彦はゴルゴムによってシャドームーンに改造されて殺し合う敵同士になってしまった。 ゴルゴムとの決戦の折には最期に彼を死なせてしまう結果となってしまい、RXとなった今でも悔やんでいる。 今考えるとその心の穴をクライシス皇帝に突かれたからこそ、あからさまに怪しいクライシス皇帝と手を組んでしまったのかもしれない。 もし、信彦のような友情を築いた者と殺し合わずに済むならどれほど幸せか。 今後、仮面ライダーとして戦い続けると信彦に限らず、大切な人と望まぬ戦いをさせられる可能性だってあるのではないか? それが自分だけならまだいい。 だが自分のように強くない人々が、その悲しみに耐えられるのか? 自分ではその全てを救うことはできない。悪を倒しても根絶はできない。 でも、自分を遥かに凌駕するディーヴァだったらどうだ? と、光太郎は考えてしまった。 「光太郎さん……ダメ……」 瀕死の響子は光太郎に向けて必死に言葉を絞り出す。 テラカオス・ディーヴァの言葉は根拠のない狂人の理論だ。そう言いたいが息も絶え絶えで声が出ない上に、小さすぎて忠告が光太郎の耳に届いていない。 横にいるキュゥべえは皇帝が殺された前後に沈黙して動かなくなってしまった。死んだのだろうか? そんな響子の忠告も虚しく。 「……俺の敗けだ。テラカオス・ディーヴァ」 光太郎は敗北宣言をした。 クライシス皇帝の裏切りと、それを防げなかった己の失態。 そして仲間を守りきれなかった己の無力さから、自分がもうぶっちぎれないことを悟ってしまったのだ。 心の中にある正義で燃え上がる太陽はもう輝かない。 「よろしい。 その黒い太陽。感謝を込めて い た だ き ま す」 光太郎の返答を聞いたテラカオス・ディーヴァは彼に笑顔を向けた後に、光太郎を喰らい出した。 「あああ……ああ……!」 霧切は光太郎の死の瞬間を見てしまった。 食事は一瞬で終わったが、その一瞬の中でBLACK RXのスーツが消え、その下の怪人体が消え、肉が消え、血が消え、骨が消え、最後には血のついたマスクを残して全てが消えた。 正義の黒い太陽が、混沌の歌姫に全て飲み込まれたのだ。 「アハハハハハハハハハハ、クァハクァハクァハクァハ! なんだこの味は! 今まで食らった中でも最っ高じゃないか! あまりに旨すぎて味わって喰うつもりが一瞬で平らげてしまったぞ!」 死国ドームに木霊するはディーヴァの高笑い。 光太郎の肉は今まで食べた中でも極上だったのか、笑顔が止まらない。 さらに彼女の貧相な胸の間にはBLACKの象徴であったキングストーンが生えていた。 「ふう、さて」 「ひっ!」 歯を血で汚した笑顔のまま、ディーヴァはグルリと首を向ける。 歌姫と響子の眼が合った。 その瞬間、響子の体が確実に震え上がっていた。 「こ、このままでも私はもうじき死ぬ……み、見逃しても害はないわよ」 「いや、一人ぼっちは可愛そうだ。 確かに光太郎ほど味は期待できなさそうだが、このまま死なせて放置すると死体が腐って『救済』できなくなってしまう。だから救ってあげよう」 「や、やめ……」 「大丈夫だ。痛みは一瞬で済ますからね」 ディーヴァは最後に響子とキュゥべえまでも喰らおうとし、両の手で動けない一人と一匹の首根っこを掴む。 響子は今までの殺し合いで恐怖をそれほど感じたことはなかった。 光太郎などの理不尽級の強者が一行に集っていたこともあるが、元々芯の強い子だったからに違いない。 しかし、その心の芯も仲間達がいとも容易く殺されてしまったことに折れかけていた。 その証拠に響子は失禁し、ドームの土を腹から漏れる血とは違った液体で汚していた。 あ~ん、と自分に迫るディーヴァの口。 そこから見える闇……否、混沌にいつものクールさを忘れて目を見開き恐怖していた。 ただ殺されて死ぬよりも、この女に食われて死ぬ方が遥かに怖いを思うほどに。 「い、嫌だ! あなたにだけは……」 モツが飛び出て、大量出血でろくに動かず冷たくなっていく体。 もう口を動かすだけでも億劫だったが、響子は最後の力を振り絞って叫んだ。 「私! あなたにだけは絶対に殺されたくない!!!」 「けいや、く……成立だ」 響子の魂からの叫び、死んでいた思われていたキュゥべえの言葉が合わさった瞬間――不思議なことが起こった。 眩い光が響子に発生したかと思えば、ディーヴァは謎の力によって響子達を腕から離してしまった。 更に光はディーヴァを押しのけるように、どんどん響子達から引き離していく。 「なんだこの光は!?」 光は光太郎すら簡単に倒したディーヴァの力をものともせず、彼女の体が死国から離れていった。 「うおわああああああああああああああああああああ!!」 最後に物凄い力に押し出され、ディーヴァは死国はおろか大阪、更には四国すら超え、海の彼方まで消えていった…… ディーヴァがいなくなると同時に光が消え、死国ドームは静寂が支配した。 それからしばらくした後、血まみれの医務室から少年が現れた。 「今のはなんだ!?」 デカオである。 ほとんどが裏切ったクライシス皇帝によってバラバラにされた彼らだったが、約一名だけボロボロでこそあれ、気絶していただけで急所は外れていたので死なずに済んだ。 「響子ちゃん、キュゥべえ、一体何が……」 彼は気絶していたため、状況がわからなかった。 まずは状況を知るために気を失っている響子とキュゥべえを起こそうとする。 光太郎やお空、裏切った皇帝や自分達を食べようとした貧乳までいなくなったのが気になるが、とにかく周辺の空気からして安全になった気はしている。 「あれ? 傷が治っている?」 キュゥべえは腹に風穴が開いたままだったが、腹から腸を出すほどの致命傷を負っていた響子は完全に治っていた。 デカオは知るよしもないが魔法少女として肉体改造される際に、修復されたのであろう。 「何が何だかわからないけど、とにかく医務室へ」 「待て!!」 「なんだ?」 響子達を医務室へ運ぼうとしたデカオの前に、ドームの出入り口からバイクに乗った、ルビーのようなマスクをした仮面ライダーが突如、現れた。 仮面ライダーウィザード・苗木誠である。 「その娘は霧切さん!?」 「響子ちゃんの知り合いか、助かった……手を貸してく」 「おまえは確か……拳王連合軍の大山デカオだな!」 「はい?」 現れた苗木の言葉には、怒りがこもっていた。 そして、苗木は有無を言わさず銃をデカオの腹に向け、その大きな腹に銃弾を撃ち込んだ。 「がはっ……! ま、待ってくれ、俺は殺し合いに乗っていない」 「それは違うよ!! 他の県に飽き足らず、僕らのいた京都まで滅ぼした拳王連合軍の手先は死ね、死んでしまえ!!」 苗木は拳王連合軍を憎んでいた。 彼もまたディーヴァや光太郎と同じく、死国から放たれたチサオ砲で京都が消滅する瞬間を見ていた。 京都と言えば彼の所属するホワイトベース組が停泊していた場所であり、縁がある場所である。 そこを、拳王連合軍はホワイトベース組を匿った件として報復のために滅ぼしたのだ。 罪のない参加者も多くいただろう京都の消滅に苗木は拳王連合軍への強い憎しみを募らせていた。 死国にはなぜかデカオしか残っていなかったが、ならばそのデカオが砲撃を行ったのだろうと苗木は解釈した。 それが憎しみで目を曇らせたが故の間違った解釈であることに気づかず、デカオを殺そうとする。 「くそう、こうなりゃ分裂で……」 「させるか!!」 分裂術で増えることで抵抗しようとしたデカオに対し、苗木は彼の腹を蹴り、医務室まで一気にノックバックさせた。 「うわあ!!」 「トドメだ!!」 『シューティングストライク! 火ッ火ッヒーッ!!』 苗木は魔法による火炎放射で医務室ごとデカオを炎上させた。 「熱、斗……」 豪炎の前にデカオの分裂も間に合わず、医務室に残っているデカオの死体も全て焼かれ、デカオはひとり残らず全滅した。 「……霧切さん!」 ゴミでもみるような目で敵だと思っていた少年を焼き殺したと確認した苗木は急いで気絶している霧切の下に走り声をかけた。 実は苗木は死国が京都を滅ぼしたからわざわざ敵地である死国に乗り込んだわけではなく、風に飛ばされてきた霧切の書置きを偶然見つけたのだ。 そこには「死国へ向かいます 霧切」とだけ書かれていた。 死国は危険な場所であり、苗木一人で向かうには無謀とも言えたが、希望ヶ峰学園のクラスメイトを見捨てるわけにはいかなかった。 大阪の街には直感的に嗅ぐとヤバそうな花(フロワロ)が生えていたので、苗木は手近なマンホールを開けて気絶している葉隠と矢車を地下に隠し、ひとり霧切救出のためにバイクを走らせてきたのである。 彼が死国に到着したのは光太郎とディーヴァとの決着が着いた直後であり、死国はなぜかほぼ無人だったが、それにより想定していた戦闘もなく無傷で死国ドームに到着し、今に至る。 霧切を見ると見慣れない宝石を手にもち、加えてロリ化していたが、あえてつっこまないようにする。カオスロワの中で色々あったんだろう。 とにもかくにも霧切が無傷だったことに苗木は安堵する。 問題は……横にいる猫だか兎だかわからない生き物だ。 「……やあ、君は誰だい?」 動物が喋ったことには苗木は今更驚かない。大事なのは敵か味方かだ。 「僕は苗木誠、霧切さんのクラスメイトだ。君は?」 「僕はキュゥべえ。響子の仲間さ」 「彼女の仲間なら助けなきゃ……待っててくれ、霧切さんと一緒に今ここから連れ出すよ」 霧切の仲間なら助けねばと、苗木は響子をバイクの後部座席に乗せて体から離れないように紐で縛り、フロワロの花粉を吸わないように適当な布で口と鼻を巻く。 キュゥべえはディパックに入れて、死国からの出る準備をする。 「……響子の願いのおかげで奴はここからいなくなったみたいだね」 「霧切さんの願い? 奴? なんのことだ?」 キュゥべえのつぶやきに苗木は首を傾げるが、疑問が形になる前に、突如死国の各所が爆発した。 「な、なんだあ?」 「僕らが来る前にこの空母の船体はかなり傷ついていた。 それに加えてさっきまでの戦闘……船が耐久性が限界を迎えて連鎖的に崩壊しだしてるんだ」 ラーメンマンらホワイトベース組の潜入班による破壊工作や、ガチレズの暴走、そしてディーヴァの襲来によるダメージで死国はとうとう限界を迎えたのだ。 「事情は後で説明するから今は脱出を!」 「わかった!」 キュゥべえに催促され、苗木はバイクで崩壊する死国から脱出する。 幸い、希望ヶ峰学園でパンツを交換するほどの仲になった大親友・大和田によるバイクの手ほどきが活かされ、苗木は死国から無事に脱出し、港に降り立った。 背後では爆発炎上し、海に沈んでいく死国の姿が見えた。 「これから僕はどうするべきなんだ……」 苗木は途方に暮れる。 ホワイトベース組の仲間はほとんど死んでしまった。 熱斗組に挑んだホワイトベースも落とされて十神や乾達の生存も絶望的。 ラーメンマンとジョンスは放送で呼ばれていないので生きてるかもしれないが、いるべき死国にはいなかった。 「いや、僕がしっかりしなくてどうする。霧切さんや葉隠くんを僕が守らなくちゃ!」 苗木は自分の中にある不安を責任感で払拭し、立ち上がろうとする。 ホワイトベース組は拳王連合軍に負けたが、それで終わりじゃないハズだ。 死んだ者に変わって自分が戦えない人々を守らねばと強く誓うのだった。 まずは気を失っている霧切とキュゥべえを葉隠のいる地下まで送り届けようとする。 キュゥべえに至っては早急な治療が必要だろうと思いつつ。 希望を捨てずに苗木はバイクを走らせた。 だが彼の手にしたのは本当に希望だったのか? 霧切は魔女化のリスクがある魔法少女となり、そのソウルジェムは彼女の抱く混沌の歌姫への恐怖で既に半分も穢れを溜め込んでいた…… 一方、その頃、沖縄では。 「なるほど……結界か」 テラカオス・ディーヴァは浜辺にちょこんと座っていた。 響子の願いは『テラカオス・ディーヴァにだけは殺されたくない』だった。 死の間際にそれを願ったことでキュゥべえとの契約が成立し、響子はとうとう魔法少女になった。 更に願いが叶えられたことによってテラカオス・ディーヴァだけを阻む結界が彼女の周囲に生み出されたのだ。 それによってディーヴァは沖縄まで一気に押し出されてしまったのである。 「かなり強力で広大な結界だな。今の私のエントロピーではあそこに侵入はできまい」 周囲と言ってもそれは大阪どころか近畿地方をスッポリ覆うほどの広大な結界である。 さらに侵入だけでなく、攻撃も通らないだろうとディーヴァは推察する。 ワルプルギスの夜を一撃で葬れる上、概念と貸せるまどかほどではないが、響子も絶大な才能(エントロピー)を秘めていた。 そして響子はディーヴァ限定のプチ概念を生み出したのだ。 「はあ……拳王連合軍を追うつもりが結局遠回りだ。世の中上手くいかないものだな」 半ばアクシデントもあったとはいえ、彼女は寄り道をしてしまい、大阪から移動したらしい拳王連合軍との距離も大幅に離れてしまったことに溜息をつく。 「とはいえ収穫は大きい、八咫烏に怪魔界の王の力は二つの意味でおいしいぞ!」 されど見返りも大きかった。 霊烏路空の強大な核熱の力とクライシス皇帝の強大な闇の力を手に入れた。 これによって核・闇耐性が進化し、無効化できるに留まらず、吸収さえできるようになった。 闇属性と核による攻撃は彼女にとって攻撃ではなく餌である。 「何より一番大きいのはこれだな」 ディーヴァはキングストーンと貧乳の目立つ胸を叩く。 「この石は時間が経つ度に私に力を与えてくれるのがわかる。 空腹感はそのままだが、いつかはあの結界も破れるだろう」 キングストーンは徐々にではあるが、捕食していないにも関わらずディーヴァに力を与えていた。 自分の中のエントロピーが増大してくるのがわかる。 そのエントロピーはいつかは霧切のそれを凌駕し、結界を打ち破れるようになるだろう。 「さて、新たな力も手に入れたし今度こそ逃がさないぞ拳王連合軍!」 沖縄からでもシグナムの残香を纏った拳王連合軍の位置はわかる。 今度こそ逃すまいと浜辺から立ち上がり翼を広げ、追いかけようとした。 「おっと、良い剣だし、これも持っていくか」 出発前に浜辺に刺さっていた王の剣、サタンサーベルを拾う。 どうやらディーヴァと一緒に巻き添えでここまで飛んできたらしい。 厨二心をくすぐるデザインに強い力を感じた剣をありがたく使わせてもらおうとディーヴァは思う。 「おや? これはなんだ?」 余談だが浜辺に飛んできたのはディーヴァとサタンサーベルだけではない。 一つの書物も一緒に飛ばされてきたのだ。 「『救済の予言書』?」 【二日目・12時30分/大阪府 轟沈した死国の外・港】 【苗木誠@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】 【状態】ダメージ(中)、疲労(大)、ウィザードに変身中 【装備】ウィザードライバー@仮面ライダーウィザード、マシンウィンガー@仮面ライダーウィザード、専用の指輪一式 【道具】支給品一式、通信機 【思考】基本:対主催 0:一先ず、 霧切さんとキュゥべえの保護。葉隠くんと男の人のいる地下へ向かう 1:まだ生きているホワイトベース組の仲間と合流したい 2:これから僕らはどうすればいいんだ…… 3:霧切さんがロリ化していた件は今は無視 ※ラーメンマン、ジョンスの死に気づいていません 【霧切響子@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】 【状態】ロリ切さん、ディーヴァへの恐怖心(特大)、魔法少女化、ソウルジェムの汚れ(50%)、気絶中 【装備】様々な資料 【道具】支給品一式、沢山の光彦関連のスイッチ、ノートパソコン、祐一郎の記憶を内包したブラックボックス、その他不明 【思考】基本:テラカオス・ディーヴァにだけは殺されたくない 0:気絶中 ※まどかには及ばないものの強力な魔法少女になり、肉体・戦闘力が大幅に強化されました クライシス皇帝から受けたダメージも回復しています ※テラカオス・ディーヴァに殺されたくないと願った結果、ディーヴァ限定で侵入できない結界が張られました(広さは近畿地方全体がスッポリ収まる程) ただし霧切が死亡・魔女化した場合は結界が消滅し、ディーヴァが捕食などで霧切のエントロピーを上回ったりしても結界は破られます 【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】 【状態】ダメージ(特大)、他の個体が全滅 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】基本:女性参加者全員を魔法少女にする(ディーヴァは例外) 0:身を守るために苗木に保護してもらう 1:ディーヴァ……あれはいったいなんだったんだ? 2:念願の霧切響子と契約できたが…… 3:必ず鹿目まどかとも契約してみせる 4:母星と連絡出来るまでは生き残る ※気絶していたのでデカオが苗木に殺される瞬間を見ていません 【姫川友紀@アイドルマスターシンデレラガールズ】 【霊烏路空@東方Project】 【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】 【南光太郎@仮面ライダーBLACK】 以上四名全員完全捕食・死亡 【ネオ・クライシス帝国】 消滅 【大山デカオ@ロックマンエグゼ】 全滅により分裂ができず、これ以降登場不可。支給品扱いなので放送で呼ばれず、苗木のキルスコアも増えません。 ※死国は完全に轟沈しました 【二日目・12時30分/大阪府 市街地外地下】 【矢車想@仮面ライダーカブト】 【状態】気絶中、 ダメージ(大) 【装備】ライダーベルト ホッパーゼクター@仮面ライダーカブト 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 0:………… 1:光太郎、空を地獄兄弟の弟、妹にする 2:上記のために、光太郎たちについていく。(率先して戦うつもりはない) 【葉隠康比呂@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】 【状態】ダメージ(大)、疲労(小) 、気絶 【装備】ビーストドライバー@仮面ライダーウィザード、専用の指輪一式 【道具】支給品一式 【思考】基本:生存優先・対主催(対主催をすれば生き残ると占いで出たので) 0:気絶中 ※二人共地下に隠されているため、大阪府に咲いたフロワロの毒素の影響を受けません 【二日目・12時30分/沖縄県】 【テラカオス・ディーヴァ@テラカオスバトルロワイアル十周目】 【状態】健康、首輪解除、救世者としての自覚、厨二病、火水土風木電聖耐性(強)、薬物耐性(弱)、闇核属性吸収、嗅覚と聴覚、肉体強化、有翼、キングストーンにより徐々に能力向上 【装備】シンフォギア・天羽々斬?(異常に禍々しく変化)@戦姫絶唱シンフォギア?、キングストーン、サタンサーベル 【道具】支給品一式 、スマホ、ストロング・ザ・武道の竹刀、予言の書(本物) 【思考】基本:世界をカオスにする 0:予言の書? なんだこれは? 1:拳王軍を追跡し、救う(喰らう) 2:この宇宙から全ての者を救い尽くす(喰い尽くす) 3:攻撃力だけでなく、脆い肉体を強化できる者(ダオス等)を喰い、より高みに至りたい 4:何故皆救済を拒む? まるで意味が分からんぞ? 5:私はまだまだ弱い、もっともっと強くならねば……! 6:高いエントロピーを持つ霧切はいつか救いたい(喰いたい) ※風鳴翼・佐村ガウスフレミング02・天海春香・はるかさんの能力を継承しました ※テラカオスとしては未完成のため、テラカオスバトルロワイアル十周目の死者の能力は現在使用不能、進化すれば使えるようになるかもしれません ※風鳴翼の容姿や人格を色濃く受け継いでいます、ただし、進化するにつれて失われる可能性があります ※ダルメシマンの人間の1京倍の嗅覚、ゼブラの聴覚と音操作能力を特に強く継承しました ※02氏の書き手としての能力を消失しました ※テラカオス候補者の一人である多木を食らった結果として力が大幅に増しています ※ニアラ×7及びVFDより、真竜の強靭な牙及び強烈な捕食衝動を色濃く継承しました。 これにより、空腹時は乗り物デザイン等の厨二病よりも捕食願望が優先されます。 ※同じく真竜より、毒花フロワロ散布能力を継承 発動させました。現状関西及びディーヴァが向かう先に散布されています ※VFDを喰いましたが、ニアラ×7では他の真竜全ての代わりにはならないため第七真竜にまでは至っていません ※ジョンス及びラーメンマンより、多数の戦闘技術を継承しました ※キングストーンによって徐々に能力が向上しています(ただし空腹は収まりません) 時間が経てば、霧切の張った結界も破れます
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戦○○園の歴史 2008年度 本日来場者数 - 昨日来場者数 - 延べ来場者数 - 目次 2008年度(1学期) 2008年度(2学期) 2008年度(3学期) 2008年度(1学期) 「+」を押して開いて下さい +... 年 開始日時 終了日時 出来事 2008年 3月27日 4月29日 須藤雪、第三勢力、生徒会に宣戦布告、生徒会側の勝利。(第三勢力:坂上雪貞、猫宮可憐、王崎梛智) 2008年 4月6日 4月29日 須藤雪、宣戦布告用組織 「戦国機動隊」設立(須藤雪、久住薔子、海原義人)4/29敗北解散 2008年 4月19日 護堂慶介 「CIRO」設立 2008年 5月3日 猫宮可憐 「報道部」設立 2008年 5月18日 6月4日 「制服デザインコンテスト」開催。 征服王称号授与 近衛PL、匿名希望PL、立泉PL 2008年 4月29日 津島浩介主催 「修学旅行のお知らせ」 2008年 5月11日 上山巴主催 「臨海学校のお知らせ」 2008年 5月27日 学園生名簿データ消失。再登録開始 2008年 5月31日 福寿桃太郎 第七期生徒会・生徒会長辞職 2008年 5月31日 6月7日 第八期生徒会選挙立候補者募集 2008年 5月31日 6月15日 津島浩介主催 「3年生別最強決定戦」開催 2008年 6月8日 6月14日 第八期生徒会開催。立候補者:海原義人、黒崎綾香、天京院シルビア 2008年 6月18日 黒崎綾香 第八期生徒会・生徒会長就任 2008年 6月28日 7月7日 鳳凰商店街「七夕まつり」開催(運営への申請は報道部) 2008年 7月1日 7月6日 王崎梛智主催 「Blazing Souls-Ⅱ」開催。優勝者 観月三月 2008年 7月7日 蝶雅主催 「美しき愛と星々の物語の集い」開催。参加者数不明 2008年 8月?日 伊武龍耶、生徒会へ宣戦布告。結果、敗北 2008年 8月11日 学園公式絵師募集、??PL採用 2008年 8月18日 10月4日 坂上雪貞、宣戦布告用組織「白の騎士団」設立 10/4敗北解散 2008年度(2学期) 「+」を押して開いて下さい +... 年 開始日時 終了日時 出来事 2008年 9月21日 学園、サーバー移転 2008年 10月1日 瑠璃・M・S 「公暴院」設立 2008年 10月9日 真田圭吾 「Lunatic Battlers」設立(代表:瀬戸結菜) 2008年 10月11日 烏丸夜美 「Tarot Card du Nord」設立 2008年 10月11日 楠藤子 「忍術部」設立 2008年 10月17日 槇村桃果 「センガクマガジン編集部」設立 2008年 10月18日 柴月姫乃 「金糸雀」設立 2008年 10月18日 縫子・X・A 「護法学院留学生徒」発足 2008年 10月25日 岩下花乃子 「鬼灯旅館B2『ウラヤマクラブ』」設立 2008年 10月?日 上山巴、犬飼沙夜主催「ハロウィンバトル」開催。優勝者 瀬戸結菜 2008年 11月2日 辰宮朧 「闘京ビジランテ」設立 2008年 11月20日 水樹守 「蒼天」設立 2008年 11月21日 烏月黒澄「図書管理部」設立 2008年 11月21日 黒崎綾香 第八期生徒会・生徒会長辞職 2008年 11月22日 11月30日 第九期生徒会選挙立候補者募集 2008年 11月26日 運営 「地名百選」公開 2008年 12月1日 12月14日 第九期生徒会選挙開催。立候補者:烏丸夜美、水樹守、須藤雪、秋篠香緒莉、東雲優希、犬飼沙夜 2008年 12月8日 12月25日 鎌田龍司 主催「ブログの中で愛を叫べばいいんじゃない?」開催 2008年 12月13日 12月14日 烏丸夜美 「生徒会選挙フィナーレバトル」犬飼沙夜に宣戦布告。結果、犬飼勝利。 2008年 12月15日 犬飼沙夜 第九期生徒会・生徒会長就任 2008年 12月20日 12月25日 鳳凰商店街「ホワイト・クリスマス」開催(運営への申請は報道部) 2008年 12月29日 運営 「独立国家王阪・王阪高校」設定発表 2008年度(3学期) 「+」を押して開いて下さい +... 年 開始日時 終了日時 出来事 2009年 1月1日 1月10日 天津魅華 主催「羽子板バトル」「新年会」 2009年 1月11日 1月25日 第9期生徒会主催 「書き初め大会」 2009年 1月25日 久住薔子 「薬王院」設立 2009年 1月27日 Tarot Card du Nord主催「アルカナ杯」開催。優勝チーム烈風隊(久住薔子・葉隠竜馬・鈴村諒) 2009年 1月29日 真田圭吾 「心義隊」設立 2009年 2月16日 3月28日 「武会EX2」開催。第十一代武王 神薙優也。女子最強 東雲優希。 2009年 3月8日 4月1日 Tarot Card du Nord、生徒会へ戦線布告。副会長・烏丸夜美、生徒会から一時離脱。生徒会の敗北 TOPへ 学園史目次へ 本年度学園史へ
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集結(後編) ◆1qmjaShGfE 外に出た服部とジョセフの二人。 ジョセフは気安く赤木の肩をばんばんと叩く。 「いやぁ助かったぜぇ。お前顎に似合わず気が効くじゃねえか!」 何をどう考えても顎は関係していない。 「それはいい。それより、記憶が入ったディスクと言ったが……BADANに関する情報はそこにあったのか?」 肩をすくめるジョセフは、スタンドに関する知識はエライ量があったが、核金や改造人間云々といった話はほとんど無かったと語る。 承太郎の記憶の中では、ジョセフもディスク抜きでスタンドを操っていた。 波紋と非常に相性の良いハーミットパープルのスタンドを、自分も使えないかと試してみたのだが、やはり無理であった。 参加者の中では吉良吉影とDIOに関する知識が有効であったと思われるも、二人共既に死亡している。 赤木はそう聞くと、それ以上このディスクに関して期待するのを止めた。 列車や成仏鉄球のようなBADANに反旗を翻す為の装備である事を期待していたのだが、どうもこれは元来用意されていた支給品らしい。 この知識で重要と思われたのは一つだけ。 スタンドや記憶をディスクにして抜き取るスタンドが存在するという事。 記憶の中の承太郎はこれによる攻撃を受け、それがディスクに残る最後の記憶となっている。 正体のわからぬスタンド使い、各種のディスクを支給品に加えたであろうその男がBADAN側についている可能性は極めて高い。 「それは、全員に伝えておいた方がいいな……それと、お前は恐らくオフェンス組、最も戦闘の激しい場所で戦う事になるが、勝算はあるのか?」 そう問う赤木に、ジョセフは偉そうにふんぞり返る。 「孫子の言葉でこういうのがある、『兵は詭道なり』ってな。敵の心を動揺させ、その隙をつくってやり方よ。正に俺にぴったりだぜ」 浅薄な印象しか受けないジョセフの言葉、微妙に赤木の問いに対する答えになっていない所も聞いている人間に不安を抱かせるに充分。 「それはお前の本来のスタンスか?」 「おうよ! 戦う前から勝負は始ってんだ、そしてその量と質で勝敗ってな決まる。なら、俺が負ける要素は何処探したって見つからねえぜ!」 波紋という能力の特性、それを事前に聞いていた赤木はこれこそが波紋を用いる者に必要な要素である、そう考えていた答えをジョセフから得られた事に満足する。 それ以上ジョセフから聞くべき事も無い赤木は、部屋に戻って食事を続け、最後に服部だけに聞こえるようこう伝えた。 「必要な情報は全てお前に伝えた。なら死ぬべき時は、自身で判断出来るな」 服部からの返事は無かった。 ジョセフがスタンドを使える、これはどうやら予め入れておいたマジシャンズレッドのみならず、 何か一枚でも頭に入ってさえ居れば、他のスタンドも使用出来るという事らしい。 そうでない可能性を確認する為に、ジョセフの頭の中にディスクが無い状態を作るような真似をしなかったので、 実際どうかは誰にもわかっていないのだが。 おかげでクレイジー・ダイヤモンドのスタンドでエレオノールのあるるかんを簡単に直せたのは正に僥倖であった。 赤木の推察どおり、服部はBADANの危険性を正確に把握していた。 それでもみんなにそれを伝える事をしなかったのは、その必要が無いと判断したからだ。 そんな事、言うまでもなく誰しもが決死の覚悟で戦いに挑むだろう。 突入前の腹ごしらえが済む頃には、のどかな雰囲気はなりを潜め、 各々が誰に言われるでもなく集中力を高めるべく各人それぞれの方法でモチベーションを高めていく。 この上何を伝えた所で単にプレッシャーを増やすだけの話だ。 その必要すら無い、常在戦場の心構えを持つ覚悟が、全員の意識が研ぎ澄まされた瞬間を見極め、席を立って皆を促す。 「行こう」 簡潔で穏やかな言葉、そこに込められた覚悟の想いを、決意を、受け取れぬ者など一人も居なかった。 全ての陣形が整うと、覚悟は誇らしげに胸を張り、威風堂々とした佇まいで宣言する。 「ここが駅なり! 駅長殿鳴らす笛ぽっぽう!! 我等の元へと馳せ参じよ!」 こんな台詞も覚悟が言うと重々しく感じるから不思議である。ぽっぽうはさておき。 覚悟の言葉に応えるように大地が振動する。 誰もがそれがどのようなものなのか想像も付かない中、それは現れた。 校庭のど真ん中に大地を突き破って飛び出してきた列車。 先頭から突き出された二本のドリルが両手を模し、車両の前面には真っ白な顔と真っ赤な丸い鼻、お洒落な帽子を被ったそれは正にピエロそのものだ。 二本のドリルにより地中すら走行可能の完全自立式列車型自動人形、長足クラウン号ここに見参! 【C-4 学校/2日目 昼】 【ジョセフ・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:左手骨折、全身重度の打撲、精神疲労中、体力消費大、深い悲しみ、脇腹にダメージ大、首輪解除済 [装備]:マジシャンズレッド(魔術師の赤)のDISC@ジョジョの奇妙な冒険 クレイジー・ダイヤモンドのDISC@ジョジョの奇妙な冒険 [道具]:七原秋也のギターをばらしたて出来た弦@BATTLE ROYALE、支給品一式×2、空条承太郎の記憶DISC@ジョジョの奇妙な冒険 、スーパーエイジャ@ジョジョの奇妙な冒険 [思考・状況] 基本:BADANとかいうボケ共を一発ぶん殴る。 1:列車の中に居る怪人を倒す 2:敵の城へと乗り込む [備考] ※二部終了から連れてこられていますが、義手ではありません。 ※吉良の名前に何か引っかかっているようです。 ※水を使うことで、波紋探知が可能です。 ※三村の留守電を聞き逃しました。 ※主催者の目的は強者を決めることであり、その中にはイレギュラーもいると考えています。 ※少なくともかがみとは別の時代の人間であるということを認識しました。 ※波紋の力を使うことで対象のディスクを頭部を傷つけることなく強制排出することができます。 ただし、かなりの集中力を要求します。 ※マジシャンズ・レッドの火力は使用者の集中力によって比例します。 鉄を溶かすほどの高温の炎の使用は強い集中力を要します。 火力センサーは使用可能ですが精神力を大きく消耗します また、ジョセフのマジシャンズ・レッドは通常の炎の威力の調節が極端に難しい状態です。 ただし、対象に直接マジシャンズ・レッドの手を当てて炎を出した場合に限り調節が可能です。 修練をすれば通常の炎の精度が上がる可能性があります。 ※S7駅がかなり脆くなっていることを発見しました。 ※第四回放送は劉鳳からの又聞きでしか記憶にありません。 ※服部との相互理解を深め、より信頼しあえる関係になりました ※服部の時のような誤解による失敗を二度とすまいと考えています ※服部から儀式のやり方を聞き、首輪のステルス解除のやり方を知りました ※社の奥に何かがある、そしてそれを守る為に近づくと体が重くなる装置がある事を知りました ※ 覚悟、村雨、かがみ、ヒナギク、独歩、エレオノールと情報交換をし、友好関係を結んでいます。 また、アカギとパピヨンは協力者、川田は危険人物と認識しています。 ※以下の事を考察しています。 このゲームの主催者はBADANである。 BADANが『暗闇大使』という男を使って、参加者を積極的に殺し合わせるべく動いている可能性が高い。 BADANの科学は並行世界一ィィィ(失われた右手の復活。時間操作。改造人間。etc) 主催者は脅威の技術を用いてある人物にとって"都合がイイ"状態に仕立てあげている可能性がある だが、人物によっては"どーでもイイ"状態で参戦させられている可能性がある。 ホログラムでカモフラージュされた雷雲をエリア外にある。放電している。 1.以上のことから、零は雷雲の向こうにバダンの本拠地があると考えています。 2.雷雲から放たれている稲妻は迎撃装置の一種だと判断。くぐり抜けるにはかなりのスピードを要すると判断しています。 ※雷雲については、仮面ライダーSPIRITS10巻参照。 ※赤木と情報交換をしました。 ※強化外骨格が大首領の復活を近いと感じ取ったせいか、なぜか社から放たれる制限が強くなっています。 ※承太郎の記憶ディスクの中身を確認しました 【服部平次@名探偵コナン】 [状態]:肉体疲労中(ある程度回復)、三村を殺したことから大分立ち直りました。首輪解除済み。 [装備]:スーパー光線銃@スクライド、携帯電話、ソードサムライX(核鉄状態)@武装錬金、二アデスハピネス (核鉄状態)@武装錬金 [道具]:支給品一式×2(食料一食消費)、首輪、「ざわ……ざわ……」とかかれた紙@アカギ(裏面をメモ代わりにしている)、 色々と記入された名簿、ノート数冊、ノートパソコン@BATTLE ROYALE ジャギのショットガン@北斗の拳(弾は装填されていない)、 綾崎ハヤテ御用達ママチャリ@ハヤテのごとく(未開封)、 ギーシュの造花@ゼロの使い魔、キュルケの杖、拡声器、 包帯・消毒薬等の治療薬、点滴用セット(十パック) 病院内ロッカーの鍵(中に千切れた吉良の左手首あり)、 バヨネット×2@HELLSING、 紫外線照射装置@ジョジョの奇妙な冒険(残り使用回数一回)、外れた首輪(服部平次) [思考・状況] 基本:一撃でいいから大首領をぶん殴る。 1:列車の中に居る怪人を倒す 2:敵の城へと乗り込む 3:範馬勇次郎以外の光成の旧知の人物を探り、情報を得たい。 4:赤木に任された強化外骨格への連絡をどうするか [備考] ※劉鳳、コナン、神楽、ジョセフの事は全面的に信用しています。 ※コナンと二人で立てた仮説、「光成の他の主催者の可能性」「光成による反抗の呼びかけの可能性」 「盗聴器を利用した光成への 呼びかけの策」 等については、まだ他の人間に話していません。又、話す機会を慎重にすべきとも考えています。 ※スーパーエイジャが、「光を集めてレーザーとして発射する」 事に気づきました。 ※三村信史の死ぬ直前の記憶を見ました。 ※第四回放送の内容は劉鳳からの又聞きでしか記憶にありません。 ※ルイズをF-3の川岸に埋葬しました。折れた軍刀は墓標として刺してあり、キュルケの杖、拡声器は服部が所持しています。 ※アミバの持っていた支給品一式×3 (食料一食消費) は、F-2民家の中にあります。 ※アミバの持っていたノートパソコンには、大東亜共和国謹製のOSが組み込まれています。 ※ジョセフとの相互理解を深め、より信頼しあえる関係になりました ※かがみから儀式のやり方を聞き、首輪のステルス解除のやり方を知りました ※社の奥に何かがある、そしてそれを守る為に近づくと体が重くなる装置がある事を知りました ※ 覚悟、村雨、かがみ、ヒナギク、独歩、エレオノールと情報交換をし、友好関係を結んでいます。 また、アカギとパピヨンは協力者、川田は危険人物と認識しています。 ※以下の事を考察しています。 このゲームの主催者はBADANである。 BADANが『暗闇大使』という男を使って、参加者を積極的に殺し合わせるべく動いている可能性が高い。 BADANの科学は並行世界一ィィィ(失われた右手の復活。時間操作。改造人間。etc) 主催者は脅威の技術を用いてある人物にとって"都合がイイ"状態に仕立てあげている可能性がある だが、人物によっては"どーでもイイ"状態で参戦させられている可能性がある。 ホログラムでカモフラージュされた雷雲をエリア外にある。放電している。 1.以上のことから、零は雷雲の向こうにバダンの本拠地があると考えています。 2.雷雲から放たれている稲妻は迎撃装置の一種だと判断。くぐり抜けるにはかなりのスピードを要すると判断しています。 ※雷雲については、仮面ライダーSPIRITS10巻参照。 ※赤木と情報交換をしました。 【赤木しげる@アカギ】 [状態]:脇腹に裂傷、首輪がありません。 [装備]:基本支給品、ヴィルマの投げナイフ@からくりサーカス(残り9本)、マイルドセブンワン1箱、モーターギア(核鉄状態)@武装練金 [道具]:傷薬、包帯、消毒用アルコール(学校の保健室内で手に入れたもの) 始祖の祈祷書@ゼロの使い魔(水に濡れふやけてます)、水のルビー@ゼロの使い魔 454カスール カスタムオート(6/7)@HELLSING 13mm爆裂鉄鋼弾(28発) 工具一式、医療具一式、沖田のバズーカ@銀魂(弾切れ)、成仏鉄球@覚悟のススメ 、伊藤博士からの手紙 [思考・状況] 基本:対主催・大首領の肉体となる。 1:列車の中に居る怪人を倒す 2:大首領との再会。バトルロワイアルに引きずり込む。 3:対主催を全員説得できるような、脱出や主催者について考察する。 4:強敵を打ち破る策を考えておく 5:覚悟に斗貴子を死に追いやった事を隠し、欺く。 [備考] ※マーティン・ジグマール、葉隠覚悟と情報交換しました。 ※エレオノールとジグマールはもう仲間に引き込むのは無理だと思っています。 ※光成を、自分達同様に呼び出されたものであると認識しています。 ※参加者をここに集めた方法は、JUDOの能力であると思っています。 ※参加者の中に、主催者の天敵がいると思っています(その天敵が死亡している可能性も考慮しています) そして、マーティン・ジグマールの『人間ワープ』は主催者にとって、重要であると認識しました。 ※主催者のアジトは200メートル以内の雷雲によって遮られていると考察しています ※ジグマールは『人間ワープ』、衝撃波以外に能力持っていると考えています ※斗貴子は、主催者側の用意したジョーカーであると認識しています ※三千院ナギは疫病神だと考えています、また彼女の動向に興味があります。 ※川田、ヒナギク、つかさの3人を半ツキの状態にあると考えています。 ※ナギ、ケンシロウと大まかな情報交換をし、鳴海、DIO、キュルケの死を知りました。 ※こなたのこれまでの経緯を、かなり詳しく聞きだしました。こなたに大きなツキがあると見ていますが、それでも彼女は死にました ※『Dr.伊藤』の正体は主催側の人間だろうと推測しています。 ※葉隠覚悟、桂ヒナギクと情報交換をしました。 『Dr伊藤』とのチャットによりわかった事 1:首輪は霊的に守護されている 2:首輪の霊的守護さえ外せれば、後は鋭い金属を継ぎ目に押し込む程度で爆発無しに外せる 3:既にその霊的守護を外した者が居る。そいつが首輪を外したかは不明だが、おそらく外してはいない 4:監視カメラは存在せず。首輪についた盗聴器のみでこちらを監視。その監視体制も万全ではない 5:敵には判断能力と機転に乏しい戦闘員が多い 6:地図外に城? がある 7:城には雷雲を突破しなければならず、そのためには時速600キロ以上の速度が必要 ※大首領との接触により、大首領とBADANとの間のズレを認識。 ※BADANという組織はあまり合理的に動かないと認識。 【葉隠覚悟@覚悟のススメ】 [状態]:全身に火傷(治療済み) 胸に火傷、腹部に軽い裂傷。頭部他数箇所に砲弾による衝撃のダメージあり 首輪が解除されました。 胴体部分に銃撃によるダメージ(治療済み) 頭部にダメージ 両腕の骨にひびあり [装備]:強化外骨格『零』@覚悟のススメ [道具]:大阪名物ハリセンちょっぷ 滝のライダースーツ@仮面ライダーSPIRITS(ヘルメットは破壊、背中部分に亀裂あり)、首輪(覚悟) [思考] 基本 牙無き人の剣となる。この戦いの首謀者BADANを必ず倒し、大首領を殺す。 1:列車の中に居る怪人を倒す 2:暗雲を突破しサザンクロスへ突撃する。 3:村雨が再び記憶を失い、殺し合いに乗るようならば倒す 4:葉隠四郎を必ず倒す 5:ヒナギクを愛さない 【備考】 ※こなたの死を知りました。それが川田のせいである事も知っています。 ※パピヨンとアカギを全面的に信用しています。 ※ラオウを倒した男が劉鳳だと知りました ※零と一体になる事に迷いはありません ※服部、ジョセフ、エレオノールと情報交換をし、友好関係を取っています。 ※アカギと情報交換をしました。 ※首輪を解除したため、身体能力への制限は解けました。 【零についての備考】 ※零の探知範囲は制限により数百メートルです。 ※零はパピヨンを危険人物と認識しました。 ※零は解体のため、首輪を解析したいと考えています。 ※零は村雨の体を調べ、その構成が、極めて高位の霊魂ならば、強化外骨格同様受け入れられる構造になっていると知ります 『大首領を殺す作戦』 ?大首領を強化外骨格の中に降ろしてから、成仏鉄球で成仏させる。 ?そのためには大首領を弱らせる必要がある。 ?強化外骨格内部の死者ならば、大首領を内側から攻撃できる可能性が高い。 【村雨良@仮面ライダーSPIRITS】 [状態]全身に無数の打撲、頬に軽い腫れ 全身に更なる重度の打撲傷を負う 胸に貫通痕 核鉄の治癒力により回復中 疲労(小)首輪が解除されました。 [装備]十字手裏剣(0/2)、衝撃集中爆弾 (0/2) 、マイクロチェーン(2/2)、核鉄(ピーキーガリバー)@武装錬金、工具 [道具]地図、時計、コンパス、 女装服 音響手榴弾・催涙手榴弾・黄燐手榴弾 支給品一式×3、ジッポーライター、バードコール@BATTLE ROYALE 文化包丁、救急箱、裁縫道具(針や糸など)、ステンレス製の鍋、ガスコンロ、 缶詰やレトルトといった食料品、薬局で手に入れた薬(救急箱に入っていない物を補充&予備) マイルドセブン(5本消費)、ツールナイフ、 [思考] 基本:BADANを潰す! 1:ハヤテの遺志を継ぎ、BADANに反抗する参加者を守る 2:列車の中に居る怪人を倒す 3:暗雲を突破しサザンクロスへ突撃する。 4:穿孔キックを完成させる。 5:パピヨンを止める。 6:かがみを守る [備考] ※傷は全て現在進行形で再生中です。 ※参戦時期は原作4巻からです。 ※村雨静(幽体)はいません。 ※連続でシンクロができない状態です。 ※D-1、D-2の境界付近に列車が地上と地下に出入りするトンネルがあるのを確認しました。 ※BADAN側にも強化外骨があると推測しています。 ※ラオウ、勇次郎との戦闘を経て戦闘技術が劇的に向上しました ※神社で立ったまま微笑んで死ぬ死体(劉鳳)を見ました。 ※怒り等感情に任せて行動しないよう自制する事を覚えました ※首輪の構造、そして解除法を得ました。 ※ちょっとした神棚と簡単な工具さえあえれば十分に解除の条件は揃うようです。 首輪の外装を外し、電源をオフにすれば外せます。しかし、制限装置、闘争心誤読装置は沈黙しません。 スタンド適正付与装置はどうなるか、不明です。少なくとも、首にまかない限りはスタンドは使えません。 また、首輪がなければ核鉄は武装錬金世界出身者以外の闘争心には反応しません。 ※川田章吾の死体は、埋葬されました。 ※穿孔キックを習得しましたが、まだ未完成です。見た目は原作で村雨が放ったものと大体同じものです。 ※首輪は解除され、身体能力、再生能力への制限が解けました。また首輪は核鉄(ピーキーガリバー)にパピヨンがやっていたように巻き付けており、使用できます ※デルフリンガーは破壊されました。 【桂ヒナギク@ハヤテのごとく!】 [状態] 顔と手に軽い火傷と軽い裂傷。右頬に赤みあり。右肩が外れている、手の平に裂傷、勇次郎平手によるダメージ 、核鉄の治癒力により回復中 首輪が解除されました。 [装備] バルキリースカート(核鉄状態)@武装錬金、木刀正宗@ハヤテのごとく、シルバースキン@武装錬金 イングラムM10(9ミリパラベラム弾0/32)、陵桜学園高等部のセーラー服@らき☆すた [道具]支給品一式、ボウガン@北斗の拳、ボウガンの矢17@北斗の拳 [思考・状況] 基本:BADANを倒す。 1:列車の中に居る怪人を倒す。 2:暗雲を突破しサザンクロスへ突撃する。 3:覚悟を愛さない。 [備考] ※参戦時期はサンデーコミックス9巻の最終話からです 。 ※核鉄に治癒効果があることは覚悟から聞きました 。 ※バルキリースカートを使いこなしました。バルキリースカート本来の戦い方ができるようになりました。 ※エレオノールと和解しました 。 ※服は現地調達したものに着替えました。 ※服部、ジョセフ、エレオノールと情報交換をし、友好関係を取っています。 ※アカギと情報交換をしました。 ※首輪は解除されました。また首輪は核鉄(バルキリースカート)にパピヨンがやっていたように巻き付けており、使用できます 【柊かがみ@らき☆すた】 [状態]:全身に強度の打撲(ある程度は回復)、左腕欠損(止血済み)、首輪が解除されました。 [装備]:巫女服 [道具]:ニードルナイフ@北斗の拳 つかさのリボン [思考・状況] 基本:BADANを倒す 1:列車の中に居る怪人を倒す。基本見てるだけしか出来ませんがー 2:暗雲を突破しサザンクロスへ突撃する。 [備考] ※BADAN側にも強化外骨があると推測しています。 ※零の暗雲についての推測を知りました。 ※かがみの主催者に対する見解。 ①主催者は腕を完璧に再生する程度の医療技術を持っている ②主催者は時を越える"何か"を持っている ③主催者は①・②の技術を用いてある人物にとって"都合がイイ"状態に仕立てあげている可能性がある ④だが、人物によっては"どーでもイイ"状態で参戦させられている可能性がある。 ※首輪の「ステルス機能」および「制限機能」の麻痺について かがみがやった手順でやれば、誰でも同じことができます。 ただし、かがみよりも「自己を清める」ことに時間を費やす必要があります。 清め方の程度で、機能の麻痺する時間は増減します。 神社の手水ではなく、他の手段や道具でも同じことが、それ以上のことも可能かもしれません。 ※ステルス機能について 漫画版BRで川田が外したような首輪の表面を、承太郎のスタープラチナですら、 解除へのとっかかりが見つからないような表面に 偽装してしまう機能のことです。 ステルス機能によって、首輪の凹凸、ゲームの最中にできた傷などが隠蔽されています。 ※S1駅にハヤテのジョセフに対する書置きが残っています ※神社で立ったまま微笑んで死ぬ死体(劉鳳)を見ました ※村雨との協力を申し出てくれた服部に感謝しています ※首輪の構造、そして解除法を得ました。 ※ちょっとした神棚と簡単な工具さえあえれば十分に解除の条件は揃うようです。 首輪の外装を外し、電源をオフにすれば外せます。しかし、制限装置、闘争心誤読装置は沈黙しません。 スタンド適正付与装置はどうなるか、不明です。少なくとも、首にまかない限りはスタンドは使えません。 また、首輪がなければ核鉄は武装錬金世界出身者以外の闘争心には反応しません。 ※首輪は解除されました。また首輪は核鉄(二アデスハピネス)にパピヨンがやっていたように巻き付けており、使用できます 【才賀エレオノール@からくりサーカス】 [状態]:疲労小 全身に火傷(ほぼ完治)。首輪が解除されました。 [装備]:エンゼル御前(核鉄状態&首輪@エレオノールが巻かれている)@武装錬金、あるるかん(白金)@からくりサーカス [道具]:青汁DX@武装錬金、ピエロの衣装@からくりサーカス、支給品一式、生命の水(アクア・ウィタエ) 保健室で手に入れた様々なもの [思考・状況] 基本:自分を助けてくれた者、信じてくれた者のためになんとしてでも主催者を倒す。 1:列車の中に居る怪人を倒す。 2:暗雲を突破しサザンクロスへ突撃する。 3:夢で見たギイたちの言葉を信じ、魂を閉じ込める器を破壊する。 4:ナギの遺志を継いで、殺し合いを潰す。 5:一人でも多く救う。 6:できる事ならパピヨンを助けたい(優先順位は低い) [備考] ※ジグマール、村雨達(村雨、かがみ、覚悟、ヒナギク、独歩、服部、ジョセフ)と情報交換をしました。 ※参戦時期は1巻。才賀勝と出会う前です。 ※夢の内容はハッキリと覚えていますが、あまり意識していません。 ※エレオノールが着ている服は原作42巻の表紙のものと同じです。 ※ギイと鳴海の関係に疑問を感じています。 ※フランシーヌの記憶を断片的に取得しています。 ※「願いを叶える権利」は嘘だと思っています。 ※制限についての知識を得ましたが、細かいことはどうでもいいと思っています。 ※自転車@現実は消防署前に落ちています。 ※才賀勝、三千院ナギの血液が溶けた生命の水を飲みました。2人の記憶をある程度取得しました。 才賀正二の剣術や分解などの技術は受け継いでいません。 ※エンゼル御前は使用者から十メートル以上離れられません。 それ以上離れると核鉄に戻ります。 ※独歩の言葉が聞こえたかは不明です。 ※首輪の構造、そして解除法を得ました。 ※ちょっとした神棚と簡単な工具さえあえれば十分に解除の条件は揃うようです。 首輪の外装を外し、電源をオフにすれば外せます。しかし、制限装置、闘争心誤読装置は沈黙しません。 スタンド適正付与装置はどうなるか、不明です。少なくとも、首にまかない限りはスタンドは使えません。 また、首輪がなければ核鉄は武装錬金世界出身者以外の闘争心には反応しません。 ※解除した首輪は核鉄(エンゼル御前)にパピヨンがやっていたように巻きつけており、使用できます。 【H-4 路上/2日目 朝】 【愚地独歩@グラップラー刃牙】 [状態]:体にいくつかの銃創、頭部に小程度のダメージ、左肩に大きな裂傷 左腕を深く抉られている [装備]:キツめのスーツ、車@現地調達、伊藤博士からの手紙(ポケット内)、『注意書きを必読』と書かれたエニグマの紙(ポケット内) [道具]:基本支給品一式×3、首輪×2、ジャッカル@HELLSING(残弾数1)、神楽の仕込み傘(強化型)@銀魂 ベレッタM92(弾丸数0/15)、ハート様気絶用棍棒@北斗の拳、懐中電灯@現地調達、包帯と湿布@現地調達、不明支給品×2 [思考・状況] 基本:闘うことより他の参加者 (女、子供、弱者) を守ることを優先する。 1:列車の中に居る怪人を倒す。 2:可能なら、光成と会って話をしたい。 [備考] ※パピヨン・勝・こなた・鳴海・覚悟・村雨・ヒナギク・かがみと情報交換をしました。 ※刃牙、光成の変貌に疑問を感じています。 ※独歩の支給品にあった携帯電話からアミバの方に着信履歴が残りました。 ※BADANの存在を知り、かがみから首輪のステルス機能の事、解除方を知りました。また零の暗雲についての推測も知りました。 ※愚地流奥義にしたいと思っている技を会得しました(意を消した拳、これを拳のみならず他の空手技にも用いる事が出来る) ※繁華街のホテル(E-2中心部)内に鷲巣麻雀セット@アカギ、置手紙が放置されています。 ※伊藤博士の手紙より、バトルロワイアルに関する情報を得ました。 ※『注意書きを必読』と書かれたエニグマの紙を開けば、文が記された紙が出現します。 ※その文を読み上げれば、護衛している怪人達共々『列車@???』が現れます。 【村雨、かがみ、覚悟、ヒナギク、独歩、エレオノール、服部、ジョセフ、八人の共通備考】 ※一通りの情報交換は終えています ※神社に強化外骨格の存在を確認しました。 ※主催者の目的に関する考察 主催者の目的は、 ①殺し合いで何らかの「経験」をした魂の収集、 ②最強の人間の選発、 の両方が目的。 強化外骨格は魂を一時的に保管しておくために用意された。 強化外骨格が零や霞と同じ作りならば、魂を込めても機能しない。 ※五人の首輪に関する考察及び知識 首輪には発信機と盗聴器が取り付けられている。 首輪には、魔法などでも解除できないように仕掛けがなされている 。 首輪にはステルス機能があり、身を清め水を掛ける事で解除可能 ※五人の強化外骨格に関する考察。 霊を呼ぶには『場』が必要。 よって神社か寺に強化外骨格が隠されているのではないかと推論 ※BADANに関する情報を得ました。 【BADANに関する考察及び知識】 このゲームの主催者はBADANである。 BADANが『暗闇大使』という男を使って、参加者を積極的に殺し合わせるべく動いている可能性が高い。 光成は司会役として脅されている。 BADANの科学は並行世界一ィィィ(失われた右手の復活。時間操作。改造人間。etc) 主催者は脅威の技術を用いてある人物にとって”都合がイイ”状態に仕立てあげている可能性がある だが、人物によっては”どーでもイイ”状態で参戦させられている可能性がある。 ホログラムでカモフラージュされた雷雲をエリア外にある。放電している。 1.以上のことから、零は雷雲の向こうにバダンの本拠地があると考えています。 2.雷雲から放たれている稲妻は迎撃装置の一種だと判断。くぐり抜けるにはかなりのスピードを要すると判断しています。 ※雷雲については、仮面ライダーSPIRITS10巻参照。 (前編) 249 あの忘れえぬ思い出に『サヨナラ』を 投下順 251 AFTER_THE_PERIOD(前編) 247 帝王賛歌(後編) 時系列順 251 AFTER_THE_PERIOD(前編) 249 あの忘れえぬ思い出に『サヨナラ』を 葉隠覚悟 252 人の瞳が背中についていない理由は 249 あの忘れえぬ思い出に『サヨナラ』を 村雨良 252 人の瞳が背中についていない理由は 249 あの忘れえぬ思い出に『サヨナラ』を 桂ヒナギク 252 人の瞳が背中についていない理由は 249 あの忘れえぬ思い出に『サヨナラ』を 柊かがみ 252 人の瞳が背中についていない理由は 249 あの忘れえぬ思い出に『サヨナラ』を 才賀エレオノール 252 人の瞳が背中についていない理由は 248 ダイヤモンドダスト・クルセイダース 服部平次 252 人の瞳が背中についていない理由は 248 ダイヤモンドダスト・クルセイダース 赤木しげる 252 人の瞳が背中についていない理由は 248 ダイヤモンドダスト・クルセイダース ジョセフ・ジョースター 252 人の瞳が背中についていない理由は 244 ふしぎなおくりもの 愚地独歩 252 人の瞳が背中についていない理由は
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【作品名】サイボーグ009(平成版) 【ジャンル】アニメ 【名前】島村ジョー 【属性】サイボーグ 【大きさ】青年並み 【攻撃力】少なくとも人間をはるかに上回る。 加速状態で物を動かそうとすると、空気との摩擦で燃え上がる。 空に舞ったチラシはちょっと持っただけで燃え尽き、鉄パイプを持つと赤熱した。 人間なら動かそうとすれば燃え尽きてしまうだろう。そのため停止した人に触れることができなかった。 【防御力】少なくとも人間をはるかに上回る 【素早さ】素の速さは少なくとも人間を上回る。加速装置が作動しており、以下の速さで行動できる。 爆風が1mも進まない程度の時間が主観で1ヶ月に感じられるぐらい。 0.003秒が2592000秒に感じられるぐらいなので、反応、行動速度ともに常人の864000000倍。 1mから光速の5.76倍反応。 主観で1ヶ月が経過した後、加速装置のスイッチが切れる。 【長所】とんでもなく速い 【短所】加速装置のスイッチが切れず、主観でほぼ停止した世界で1ヶ月過ごして発狂しそうになった old 【作品名】サイボーグ009 【ジャンル】漫画 【参考】ゼロゼロナンバーサイボーグの基本能力 【攻撃力】三種の使い道があるスーパー・ガンを所持。 熱線銃として使えば全長5メートルのロボットを一撃で破壊する。 麻痺銃として使えば人間一人を一撃で昏倒させる。 通常の連射式ピストルとしても使うことができる。射程・速度ともにピストル程度だろう。 パンチ一発で成人男性を気絶させることができる。 【防御力】直径1メートルほどの岩十数個の下敷きになっても無傷。 猟銃やマシンガンを何発浴びようとも無傷。 【素早さ】ライオンよりも速く走り、獣以上の反射神経を持つ 【特殊能力】宇宙生存可能。無線通信でやり取りすることができる。 【長所】正義の味方 【短所】毒・精神攻撃などは普通に効く 【名前】島村ジョー 【属性】ゼロゼロナンバーサイボーグ(009) 【大きさ】成人男性並 【攻撃力】ゼロゼロナンバーサイボーグの基本能力参照 【防御力】他のゼロゼロナンバーサイボーグに比べて若干堅い。 直径100メートルの爆発の爆心地にいて大ダメージを受けたが意識はある。 【素早さ】サイボーグの基本能力参照 【特殊能力】奥歯を強く噛むことで発動する加速装置。自分以外の物のスピードが相対的に遅く感じるようになる。最高でマッハ5。 【長所】主役 【短所】おいしいとこどり vol.75修正 vol.131 767格無しさん2021/03/10(水) 20 55 58.55ID A93GwQCl 島村ジョー再考察 1mから光速の5.76倍反応 ×斉天大聖孫悟空>沙悟浄>猪八戒>空条承太郎>空条徐倫>ジョセフ・ジョースター 先手攻撃負け ○越前リョーマ 先手熱摩擦攻撃勝ち ○就実桜 同上 ○坂田銀時 同上 ジョセフ・ジョースーター>島村ジョー>越前リョーマ イーノック再考察 2.5m先からの光速反応 ×イゾウ 時空切断負け △ミラクルロピット 倒せない倒されない ×ストライダー飛竜 先手斬撃負け ○アストロ ガーレ・オーバーブースト勝ち ○伊達政宗 同上 ○レイモンド 同上 ストライダー飛竜>ミラクルロピット=イーノック>アストロ=伊達政宗(戦国陸上格闘ゲーム)=レイモンド 神武了再考察 10m光速反応 ○少年(戦神) 反応同速、耐えて空間切断勝ち ○廻狂四郎 反応同速、耐えて空間切断勝ち ×主人公withボルトアーマー マシンガン連発負け ×冴羽リョウ(ゲーム) レーザーガン連発負け △ラル 空間切断とアークシェイド相打ち △真駆想等 空間切断と光弾相打ち △ガンヴォルト 倒せない倒されない ×ジェイジェイ 炎負け ×貴方 ファイヤーガン負け 主人公withボルトアーマー>神武了>廻狂四郎 720格無しさん2021/03/10(水) 13 06 38.85ID WbpsmnVh 722 723 誰とは言わんが特徴的な荒らし口調とsageない所から思い出したが こいつのやった一行再考察 周りのテンプレとの考察が無く位置が正しいのか分からない。んで再考待ちに戻させてもらう 真モモタロウ究極覚醒 主人公(ちきゅうを守れ!) 藤原紅虫 香坂佳与 真野萌奈美 722格無しさん2021/03/10(水) 13 17 14.32ID qGjRxzTL 720 荒らしはお前だろ気に入らない相手が全員同一人物に見える糖質君 で、具体的になんで全能範囲ルール破壊が害じゃなくて新ルール制定が害なのか言えるの? あと誰と勘違いしてるのか知らんがそれは全く別の人だし その雑な考察いくつかが再考察待ちになろうと俺は知ったこっちゃ無いわ 723格無しさん2021/03/10(水) 13 20 11.46ID OFXDJaca 720 これ見る限り、最近の再考察やった奴は全員同一人物だから 全部送った方がいいと思う 436格無しさん2021/02/20(土) 17 34 59.71ID UsIpWE0w 423 424 馬鹿みたいに再考察増えてるくせに現状俺以外誰も再考察やってねえだろうが。 文句あるなら少しくらいてめえらでやれよ。 何もしないくせに口だけは一丁前なんだな。 441格無しさん2021/02/21(日) 10 40 12.47ID Ad+AB81T 438 誰も面倒なんて言ってないよな? 自分で一向に考察しないくせに文句だけはいう奴を批判してるんだけど。書いてない文脈読み取るのやめてくれない。そもそも好きでやってる人集まってる場ってw誰も再考察やってなかったじゃん。 724格無しさん2021/03/10(水) 13 29 23.92ID qGjRxzTL そいつのマナーが悪いのは当然として、新ルール反対派も同レベルに落ちてるのを自覚した方が良い やる事と言えば暴言やレッテル貼りと言った荒らし行為のみ 130スレと700レス経っても未だに一切の影響が出ていない ヒルベルト空間の無限倍を超える移動ができなくなる事には平気でケチをつけ そのくせに新ルール制定は妨害して最大距離のキャラが参戦するのを邪魔する明確な害を振りまく こんなんじゃ相手にするだけ時間の無駄だわ 725格無しさん2021/03/10(水) 13 38 34.84ID qGjRxzTL それこそ反対派の連中が揃いも揃って議論に対して議論で返さずに 反論できなくなったら暴言とレッテル貼りに逃げるマナーの悪さを考えると 反論派こそ一人が複数回線で自演してるのか疑わしいレベルだわ まあ自演じゃなくてマジでマナーの悪い連中が何人も集まってやってるなら そっちの方がよっぽどヤバい連中だと思うが 726格無しさん2021/03/10(水) 13 50 09.81ID OFXDJaca 島村ジョー 神武了 14表主人公 アセム・アスノwithガンダムAGE-2 フェンinニキ・ヴァシュマール ハイパーロボダイナミックサーガ フリット・アスノwithガンダムAGE-1 木之本桜 王様(魔法屋さん"王様の証") レミナ ウルトラマンタロウ アリス・アバーナシー ウルトラマンパワード ローズレッド・ストラウス 僕(未来航海) 大仏刑事 シャドウ 調べた範囲だと以上 vol.131 0205 格無しさん 2021/01/30 17 46 39 ロート・シュピーネ 櫻井戒の下位互換 櫻井戒>ロート・シュピーネ>ルルーシュ 世刻望 超耐久の壁のAshwithL4-NC-3Rまでは先手取れるか それ以降は反応上で防御無視火力高いで先手で負ける 世刻望>AshwithL4-NC-3R 島村ジョー 斉天大聖孫悟空までは勝ち。それ以降は厳しい ブライファイター>島村ジョー>斉天大聖孫悟空 vol.113 94 :格無しさん:2016/04/24(日) 16 11 07.49 ID pIpeMHvn サイボーグ009の加速装置の加速率を求めたいんだけど ジョー(009)の移動速度と戦闘速度のどっちがマッハ3まで加速していると判断すべきなんだろうか ベトナム編で加速装置作動してない009が007と一緒にミサイルを10m位の間合いから発射後回避する描写があったんでふと疑問に思って 101 :格無しさん:2016/04/29(金) 03 41 57.71 ID /fnL369b そして誰も 94に答えてやらないという 102 :格無しさん:2016/04/29(金) 03 59 20.72 ID dCMzcoAq サイボーグ009についてよく知らないから もっと加速装置について教えてくれないと その質問だけだと答えようがない 103 :格無しさん:2016/04/29(金) 04 03 02.34 ID dCMzcoAq てか最後の行のミサイルの発射後回避の描写って戦闘速度も移動速度も関係ないくない? 反応速度ならまだわかるけど 104 :格無しさん:2016/04/29(金) 04 19 28.09 ID wUAHoPrL 俺も009のことはあまり知らないが 戦闘速度って基本は要するに滅茶苦茶短い距離での移動速度(・・・だよな?間違ってたらすまん)なんだから 特に何の設定も描写もなければ戦闘速度じゃないの 加速装置使って100mとか数百mとか数kmとか移動してるならそれ相応の距離の移動速度にできるだろうけど 105 :格無しさん:2016/04/29(金) 07 59 17.29 ID NwpDab6o 原作のエピソードで(アニメでもあるらしいが見ていない) 一時的に加速装置のスイッチが入ったまま切れなくなってしまった際、 ほとんど時間の止まった世界の中で1ヶ月以上を過ごすという話があったので、 「戦闘速度」「移動速度」というよりは体感時間ごと加速している原理かと 106 :格無しさん:2016/04/29(金) 08 23 13.57 ID /fnL369b というか発射後回避の描写で何故そういう疑問が浮かんだんだろう 107 :格無しさん:2016/04/29(金) 08 27 14.13 ID lSIAQS6y 反応速度と戦闘速度を混合して同じものだと勘違いしている説 108 :格無しさん:2016/04/29(金) 09 47 28.96 ID Rt2UVV+F 移動速度は長距離移動速度 戦闘速度は短距離での小回り 反応速度は反応速度 109 :格無しさん:2016/04/29(金) 10 01 47.16 ID PsvVvuje 一応移動速度としか書いてないものは短距離~中距離程度での移動速度で 長距離移動速度は別に書いてるテンプレもある vol.100 720 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/05/07(水) 17 58 39.46 ID S+04r9DI そういや漫画版の方の島村ジョーのテンプレとかまだ残ってるけど、あれ投下し直していいの? 考察強化期間解除まで待たなきゃダメ? まあ、漫画版にも「結晶時間」のエピソードはあるんだがな、その状態で参戦させるんじゃあまりにも面白くないし 799 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/05/09(金) 10 37 05.90 ID /AUhB+FE (省略) 720 タクヤwith鋼が「別メディア主人公同時参戦可能へ変更による再掲載」という理由で 再考察待ちにいるから再考察扱いにになるけど今投下しなおしてもいいはず vol.51 106 :格無しさん:2011/06/11(土) 23 29 12.60 ID 9UZohivO 島村ジョー 再考察 1mから光速の5.76倍反応と速度、熱摩擦攻撃で考察 攻撃力的に光速反応より上では分け続けで勝てないので下へ 亜光速の壁下のウルリッヒに勝ち、そこから下は大体勝ちか分けがとれるので 手天童子郎>島村ジョー>ウルリッヒ・フォン・ベック vol.7 219 格無しさん sage 2007/09/23(日) 19 31 50 島村ジョー考察 ○ニンテン 麻痺銃勝ち ○アベル 麻痺銃勝ち ×スネーク エロ本→麻酔負け ○ケンシロウ 麻痺銃勝ち ×ロト 眠らされて負け ○カイム 麻痺銃勝ち ○葉隠 麻痺銃勝ち ×クリプト 空爆負け △ハヌマーン 倒せない △ライオコンボイ 同上 ×バロン フラッシュ負け ×孔雀 智印拳負け クリプト>島村ジョー>葉隠
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製作者:alw マッド=ZERO 性別:不明 年齢:不明 身長:190cm 体重:100kg 一人称:拙者 二人称:お主 所属:ゾレイコ星系連合 SRC島に現われる謎の戦士。不良や犯罪者相手に戦いを挑み、人々を守ってくれるため正義の味方のような存在としてみられている。 その正体はゾレイコ星系連合の戦闘員。姿は装甲服でおおわれているが、中身は地球人に近い形をしているらしい。地球との交流を望む異星人であるが、元々正義感が強い異星人だったためか犯罪者を倒していくうちに有名になってしまったようだ。今では商店街の人からも話しかけられ、SRC島という狭い範囲で交流することに成功しているが、その強さに勝負を挑まれることもあり少し困惑している。 地球人と触れ合うために文化を学ぼうと勉強をしたが、何故か地球のインチキ忍者本を学んでしまい、しゃべり口調も古風になってしまった。武器などは忍者本の武器をモチーフに自分で作成しており、ゾレイコ星系連合にあるビーム兵器などを使用していない。なお、インチキ忍者本はマスターしており、今でも大事にしている。 地球の各国や宇宙の星々が和解することを夢みるジアイナ姫とは仲が良く、ジアイナ姫の護衛なども務めることがある。また、SRC島に来てから、ブラッドマフラーとは正反対の立場の為か対峙することが多い。本人は好敵手であると同時に戦うと被害が大きくなるからあまり戦いたくないと思っているようだ。 マッド=ZERO ZERO, ぜろ, 宇宙人, AAAA, 200 特殊能力 底力, 1 切り払いLv1, 1, Lv2, 8, Lv3, 18, Lv4, 25, Lv5, 36, Lv6, 45, Lv7, 58 152, 150, 150, 154, 175, 160, 強気 SP, 50, 集中, 1, ひらめき, 1, 神速, 8, 隠れ身, 15, 奇襲, 27, 覚醒, 38 OSC_0000_0128(2).bmp, -.mid マッド=ZERO マッド=ZERO, まっど=ぜろ,(宇宙人(マッド=ZERO専用)), 1, 2 陸, 4, M, 7500, 200 特殊能力 格闘武器=忍者刀 ステルスLv1=隠密行動 分身=分身の術 4000, 180, 900, 90 AAAA, OSC_0007_1009U.bmp 手裏剣 , 1100, 1, 2, +10, 15, -, -, AAAA, +10, 実格P 鎖分銅 , 1200, 1, 2, +10, 2, -, -, AAAA, +30, 実縛 忍者刀 , 1200, 1, 1, +15, -, -, -, AAAA, +15, 武 飯綱落とし, 1400, 1, 1, +10, -, 10, -, AAAA, +5, 接忍 残像剣 , 1600, 1, 1, +15, -, 20, 110, AAAA, +15, 接忍 分身殺法 , 1900, 1, 1, +15, -, 30, 120, AAAA, +10, 接忍 マッド=ZERO 回避, 遅いでござるな 回避, 回避成功でござる 回避, 拙者には当たらないでござるよ 回避, この程度では当たらんでござるよ 回避, なに、回避離れているでござる 回避, 忍者たるもの、避けるのが大事でござる 切り払い, 甘いでござるよ 切り払い, 届かないでござる 切り払い, こう切り払えばいいでござるな ダメージ小, 避け損ねたでござるな ダメージ小, これぐらいなで大丈夫でござる ダメージ小, 当たっただけでござる ダメージ小, かすっただけでござる ダメージ小, 相手の動きが早いでござるな ダメージ中, 致命傷は避けたでござるな ダメージ中, まだ大丈夫でござるよ ダメージ中, これ以上はきついでござるな ダメージ中, この状況は危険でござるな ダメージ中, まだ、大丈夫でござるが……危険でござるな ダメージ大, くっ、だが拙者は負けないでござる! ダメージ大, これ以上は……だが! ダメージ大, ここは正念場でござる! ダメージ大, まだ、死なないでござるよ! ダメージ大, 拙者、まだ倒れていないでござるよ! 破壊, どうやら、ここまで…… 破壊, すまぬ、みな…… 射程外, ここからでは届かんでござるか 射程外, 忍者として遠くへ飛ばせる武具などあったか調べる必要があるでござるな 攻撃, いくでござる 攻撃, いざ、参らん! 攻撃, ハァ! 攻撃, もらったでござる! 攻撃, いざ、勝負! 攻撃, 拙者がお相手いたす ### 異星人関係者 攻撃(対ゾレイコ皇帝), ゾレイコ皇帝、お覚悟を……! 攻撃(対ゾレイコ皇帝), 地球改造計画は発動させないでござる! 攻撃(対ジアイナ姫), 姫殿、よろしくお願いします 攻撃(対ジアイナ姫), お互い頑張りましょう、姫殿 攻撃(対カッパー), カッパー殿の探し人、見つかるといいでござるな 攻撃(対ヴァルザイル), 戦闘であるのならば仕方なし、お相手になるでござるよ、ヴァルザイル殿 攻撃(対スプリガン=メレオス), 拙者も隠密行動が得意の身として、お互い頑張って行ければと思っているでござるよ、スプリガン殿 攻撃(対ゴルド=バートン), 一撃が重い以上、こちらも手数を増やして応戦するでござるよ、ゴルド殿 攻撃(対バキラ=ファット), 人を太らせるのは感心しないでござるな 攻撃(対だいだい星人), だいだい星人、お主達もこの島に来ていたでござるか 攻撃(対ニューT), お主も地球の生活で苦労しているみたいでござるが、困ったことがあったら拙者も助太刀致そう 攻撃(対畑上苺), 不時着しても前向きでござるな。拙者も見習おう ### 『GS』関係者 攻撃(対ダイアモンド=パーラー), いざ、お相手を願いましょう、ダイアモンド殿 攻撃(対才槌かなめ), 学生は学生として様々なことを学ぶ大切な時期でござるよ 攻撃(対只野陸男), GSの実力者としてお相手を願うでござる、陸男殿 攻撃(対プラティナ=ロッテンバーグ=只野), これが科学班の……見事な者でござるな 攻撃(対時雨昴), 剣道は少々苦手でござるが……よろしくでござるよ 攻撃(対東郷恭二), 恭二殿、少々付き合ってくれぬでござるか ### 忍者 攻撃(対八乙女朝霧), 忍者……でござるか? 攻撃(対八乙女朝霧), ふむ、忍者としては本物でござるが…… 攻撃(対八乙女鈴音), 忍者の方でござるか。手合わせを願うでござる 攻撃(対八乙女鈴音), 毒薬などもお使いになられるようでござるが、それ以外にもパワーを感じるでござるな。注意せねば 攻撃(対八乙女静寂), 若き忍者の御仁、手合わせを願うでござる 攻撃(対八乙女静寂), 最後まで諦めるその心、拙者も見習わなければならないでござるな 攻撃(対河蝉瑠璃), 忍具が本格的でござるな。今度じっくり見せてもらえないでござらないか 攻撃(対河蝉翠), 忍術に興味があるのであれば拙者が付き合うでござる。とはいっても武芸の基本でござるがな 攻撃(対緑眼鳥の翠), 操られているでござるな。何とか止めて操っている本体を叩かなくてはいけないでござるな 攻撃(対植鉢梢), 植物を操るのでござるな。木遁の術を見れるとは感激でござる 攻撃(対百日紅芽玄), 変わり身の術とは見事でござるな。拙者も変わり身の術を精進せねば 攻撃(対百日紅芽城), 分身の術は拙者も得意でござるから、お主の分身の術の凄さがよくわかるでござるよ 攻撃(対伊賀鴉狼斎光右衛門), これが人で無くした忍者でござるか。ここまでとは…… 攻撃(対伊賀鴉狼斎光右衛門), 少女の体でござるがその鋭い殺気は感じるでござる。注意せねば…… 攻撃(対勾坂清十郎), 忍術は見事でござるが、人で無くなりそうで危ないでござるな 攻撃(対勾坂清十郎), 拙者も似たような身でござる。お主を否定をせぬが、破滅の道に向かうのは止めたいでござるよ 攻撃(対小野寺愛梨), なかなかの実力者でござるな。一つ手合わせを願うでござる 攻撃(対小野寺愛梨), お主も誰かを守るために戦っているのでござるな。主君を守ることこそ忍者の役目だと思っているでござる 攻撃(対桃山くない), 真っすぐな目をされておる。お主、なかなかの忍者でござるな 攻撃(対桃山くない), 忍術の鍛錬は素晴らしいものでござるからな。拙者も負けぬよう頑張らねば…… 攻撃(対影崎忍), 忍者の血筋でござるな。お相手頼むでござるよ 攻撃(対風間コウ), メカニカルな忍具でござるな。いろいろ勉強させて頂くでござる 攻撃(対銀木乃葉), 遁術の使い手にお目にかかれるとは、いろいろ見させていただくござるよ 攻撃(対不知火光海), 不知火流の忍術、手合わせを願うでござる 攻撃(対千野茶助), これほどの忍術は見事でござる。少々お手合わせを頼むでござるよ 攻撃(対旋風夜叉丸), 鋭い殺気を持っているでござる。注意して挑まねば…… 攻撃(対葉隠三太夫), この忍者……本物でござる 攻撃(対葉隠三太夫), 拙者が今まで見てきた忍者の中でも本物……一つお相手を願うでござる 攻撃(対陽介=アルヴィト), なるほど、忍術以外にも別の力を持ってござるな 攻撃(対仮面忍者), 拙者と似たような感じがするでござるな。手合わせを願うでござるよ 攻撃(対ニンジャファイター), 拙者も忍者について勉強したでござる。色々語り合いたいでござるな 攻撃(対忍の守護者秋水), 拙者と似たような感じがするでござるな。手合わせを願うでござるよ ### その他 攻撃(対不良), あまりこの島で暴れ回るのは感心せぬでござるな 攻撃(対不良), 少々落ち着いてもらうために、攻撃させてもらうでござるよ 攻撃(対モンスター), 恨みはないでござるが、敵意を持っている以上相手になるでござる 攻撃(対モンスター), この島にはモンスターが発生するには何か理由でもあるでござるのか? 攻撃(対ブラッドマフラー), ブラッドマフラー殿、いざ参らん! 攻撃(対ブラッドマフラー), 戦うことは好きではござらんが、これもまた人々のため……お相手いたす! マッド=ZERO 手裏剣, 手裏剣 鎖分銅, 分銅 忍者刀(準備), 脇差 Sword.wav 忍者刀(攻撃), 脇差突撃 忍者刀(命中), @戦闘アニメ_斬撃攻撃; 斬撃 忍者刀(命中), @戦闘アニメ_振り下ろし攻撃; 振り下ろし 忍者刀(命中), @戦闘アニメ_なぎ払い攻撃; なぎ払い 忍者刀(命中), @戦闘アニメ_刺突攻撃; 刺突 飯綱落とし, ドライバー 残像剣(準備), 脇差 Sword.wav 残像剣(攻撃), 分身斬撃 残像剣(命中), 分身斬撃; 分身刺突; 透明化 反映 対象ユニットID; 超斬撃 Crash.wav 分身殺法(準備), 脇差 Sword.wav 分身殺法(攻撃), @戦闘アニメ_テレポート連続描画攻撃 Effect\EFFECT_TelePort(White)[01-03].bmp 32 1 Swing.wav; 瞬間変形 -.bmp 反映; 透明化 反映 対象ユニットID 分身殺法(命中), 分身斬撃; 分身刺突; 透明化 反映 対象ユニットID; 8WAY射出; 瞬間変形 OSC_0007_1009U.bmp 対象ユニットID 反映; @戦闘アニメ_分身ドライバー攻撃; 分身ドライバー 指定アイコン パイロットアイコンはそれも私だ様のOSC_0000_0128(2).bmpを、ユニットアイコンはゾルダストーム様のOSC_0007_1009U.bmpを指定させていただきます。 自由記入欄 ここから先は、何かを追加したいときに追記する欄です。 何か追加したい設定がありましたら、作者以外の方もご自由にお書きください。
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/1846.html
imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 ニコニコMUGEN絵板保管庫絵掲示板 から 東湖氏 画 「さて、修行を始めるとするか」 「はい!今日の修行は何でござりまするか?」 あらすじ 師匠・半蔵の許に弟子入りして早や幾歳。今日もどこかにある山奥で、忍者修行に励むこのは。 半蔵の与える幾多の試練を乗り越え、いつの日か免許皆伝なるか。 解説 半蔵とこのは、忍者の師弟コンビによるニンニンな物語。 主要人物は半蔵とこのはの二人で、毎話ゲストが登場する。(話をまたがって登場しているキャラもいる) ゲストは忍者キャラが多くなる予定とのこと。 基本的に一話一忍術。たまにちょっとした事件発生という構成になっている。 素直に真面目に修行しているこのはだが、「忍術」を何かちょっと勘違いしている節がある。 そんな彼女に修行を課している半蔵も、たまに何かちょっと考え方がズレている。 二人ともがボケで二人ともが突っ込みの、ゆるめの会話が繰り広げられる。 また、MUGENならではの「忍術修行」も見ものである。 過酷な修行ながら、なぜか全体の雰囲気はのんびり。そんな動画である。 + ただし…※第七話以降ネタバレ注意 ところどころに伏線が張られてあり、第七話からシリアス成分多めの展開となる。 突然、謎の忍者たちに襲われる半蔵とこのは。 一体彼らは何者なのか?半蔵は何を知っているのか?このはは師匠と共に居られるのか? 刮目して待て! …といった、忍法帖チックな雰囲気。 また、「幕外」として、響を主人公とした別の物語が挟まる。 主人公は違うが、舞台は時間軸を前後しつつも共有しており、本編の登場人物が脇役として登場する。 なんにせよ、忍者キャラが好きなら一見の価値あり。 登場キャラクター 半蔵 このは + 以下、ゲストキャラ等のネタバレ注意 ガルフォード 響(幕外主人公) 北斗丸 修行相手 うーたん 赤竜君 シンさん 山の生き物など 山の動物 山のかぼちゃ オックス 野生のサウザー?(正しくはこっち) 師匠と弟子 青子先生 チップ パピー(?) かませ兄弟 才蔵兄 才蔵弟 警察関係者 鷲塚慶一郎 真田小次郎 瀬田宗次郎 ハンゾウ フウマ 封印の巫女 雪 ナコルル(まだ名前のみ) 地獄門の守護者 小次郎 妖夢 映姫 地獄の住人 バルタン星人 金剛 信長一派 羅刹丸 カズマ ガルダ 無明神楽蘭丸 滅界覇王信長 八雲藍 その他 フィオ 骸 いぶき 刹那 天楼久那妓 関連動画 「MUGEN島の人々」シリーズ(「木の葉隠れ半蔵」と舞台が同じ短編作品) コメント + ... とりあえず作ってみた -- 名無し (2009-02-08 02 05 30) 意外に面白いね、このはと半蔵の組み合わせは結構いい -- 名無しさん (2009-02-08 13 11 01) サクサクと見ていけるな -- 名無しさん (2009-02-08 14 03 34) 小話的というか肩の力抜いてサクッと見られるのがいいね。火遁の修行にはふいた -- 名無しさん (2009-02-08 19 36 22) 0~1話ではどうかなと思ったが2話目からストーリー性出て面白いね -- 名無しさん (2009-02-09 02 32 20) 以外とあっさり見れたな。徐々に味が出てきてる -- 名無しさん (2009-02-09 03 04 09) このはがいじらしいのは良いが前回の引きは何だったのかw -- 名無しさん (2009-02-12 14 58 36) 忍者がいっぱい出てくるけどどれがどれとか分かる? -- 名無しさん (2009-02-15 20 15 54) 小規模ながらなかなか先が気になるストーリーだ -- 名無しさん (2009-02-15 23 07 11) ダーマ改変以外は多分分かった -- 名無しさん (2009-02-17 22 47 14) 登場キャラの人選が好みだ -- 名無しさん (2009-02-18 19 20 50) いずれ増田千穂がメインで出て来るといいなぁ -- 名無しさん (2009-02-23 23 51 56) 新作きてるう -- 名無しさん (2009-03-01 19 33 05) 最近のボケ倒し展開に心底癒される -- 名無しさん (2009-05-21 05 02 18) 新作キタ! 間とか言葉選びとか展開とか素晴らしく笑いのツボにはまる -- 名無しさん (2009-05-24 21 29 44) 新作(゚∀゚) 物語もこれから佳境に入っていくんかな -- 名無しさん (2009-05-31 19 17 46) 忍者動画なのにフィオが好きすぎる。にしても最近かませ兄弟がやけにかっこいい -- 名無しさん (2009-06-11 20 51 44) 予想以上に面白いな、このはは可愛いし半蔵は渋カッコいいよ -- 名無しさん (2009-06-17 09 11 04) 零話や外伝なんかも含めて30話目か。物語が一気に進んで生きそうだ -- 名無しさん (2009-06-21 15 47 32) 流行の「変態」要素に頼ることなく、きちんとボケで笑わせてくれるのが何気に凄いと思う。って言っても今シリアス展開ど真ん中だけど -- 名無しさん (2009-06-22 03 06 51) 物語は佳境で今後の展開が気になるところだけど、一段落着いた後も続くのかどうかも気になる -- 名無しさん (2009-06-22 21 19 49) 新作キタワー! 重要な情報と役者が揃ってきた -- 名無しさん (2009-06-29 22 25 45) 新作来た!これで勝つる! -- 名無しさん (2009-07-07 17 48 17) 新作キマシタワ! 本編はもちろんだけど、最近、響さんの最後の挨拶が何気に楽しみだ -- 名無しさん (2009-07-14 18 07 15) 忍者兄弟はかっけなぁ。もうかませとは呼べないよ -- 名無しさん (2009-07-15 19 28 27) 兄弟かっこいいよな。でもこの兄弟から「かませ」を取るのはなんか勿体無いw。 ふと思ったが、もしこの動画で4人チームを組むとしたら、このはと半蔵は当確として後はガルと響か、もしくはこの兄弟になるのかな~なんてこと考えた。 -- 名無しさん (2009-07-15 20 43 23) 新作きてた! いい絵だなー -- 名無しさん (2009-07-23 10 20 53) 今回はチップとガルの回だったな、この展開だともうしばらく続きそうだ -- 名無しさん (2009-08-04 20 07 48) 羅刹丸は今回ノータッチだし信長編は暫く続きそうだな。ところで話し変わるが所謂マイナークロスが結構楽しみる。この動画が他のとクロスするのがなんか凄く意外な気がするw 面子がボケ倒しの三人組みだしどうなることやら -- 名無しさん (2009-08-04 20 13 15) あれ、出張組の発表ってあったっけ?誰が出るん? -- 名無しさん (2009-08-04 23 43 47) ↑服部半蔵とこのは。後、サポートにフィオらしい。ニコMUGENwikiのトップページから行けるストーリー総合外部板のMUGEN都市スレに書いてあった -- 名無しさん (2009-08-04 23 52 17) 遅くなったけど、↑の人ありがと -- 名無しさん (2009-08-17 02 17 53) 響さんはいつ出られるんだろう。なんか中で溶けてそうな気がするw -- 名無しさん (2009-08-18 14 06 39) 忍者兄弟が好きすぎるwあいつらいいわぁwww -- 名無しさん (2009-08-18 23 17 05) 新作着てた。今回で一段落なんかな? -- 名無しさん (2009-08-31 07 35 54) 幕間も久しぶりだなー。それと短編ktkr -- 名無しさん (2009-09-22 01 52 46) そういやハンゾウどうなったんだろう・・・。現時点唯一やばい立場なんじゃね? -- 名無しさん (2009-10-12 20 22 32) 支援絵キタワー.* .。. *・゚(n'∀')η゚・* .。. *!! 素敵過ぎるw -- 名無しさん (2009-10-23 05 37 44) あのシーン思い出してじんわり来る絵だ…… -- 名無しさん (2009-10-23 07 59 13) 香織殿がツンデレ乙女過ぎて可愛すぎるw -- 名無しさん (2010-01-26 09 29 06) 遅くなったけれど祝木の葉隠れ半蔵一周年! -- 名無しさん (2010-01-26 11 29 08) 着々と「MUGEN島の人々」も話が進んでいくなぁ。 -- 名無しさん (2010-01-27 17 47 00) 木の葉は俺の心の滋養強壮だ…特にシリアス回は良い話過ぎて生きてるのが辛い。 -- 名無しさん (2010-03-22 13 51 16) ↑疲れている時に見て癒されてるぜ! で、新作着た! あわせて着たMUGEN島の新作はもろ木の葉隠れに繋がる話だな。 -- 名無しさん (2010-03-22 15 31 55) 半蔵が徐々に半蔵さんに変わっていくのが面白かったw -- 名無しさん (2010-03-22 16 12 09) 新作来たよ!みんな相変わらずでなによりだ。 -- 名無しさん (2010-11-15 09 19 59) キタワァ*・゜゚・* .。..。. *・゜(n‘∀‘)η *・゜(n‘∀)゚・*( n‘) *・゜ ( ) *・゜(‘n ) ゚・* (∀‘n) ゚・*η(‘∀‘n) ゚・* .。. .。. *・゜゚・* これは嬉しい -- 名無しさん (2010-11-15 17 16 14) 宣伝されてて気になってみてみたが、面白いな。いい作風だ。地に足が着いてるような安定感と、このはの可愛らしさが素晴らしい。久しぶりのヒットだ! -- 名無しさん (2010-11-16 18 52 43) 名前 コメント 「師匠がいないと…このはは生きていけません…」 マイリスト
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あの忘れえぬ思い出に『サヨナラ』を(中編) ◆40jGqg6Boc 校舎の屋上の上に腰を落とし、不敵に見下ろす人影。 金色のボディに、風にたなびかせるマントを持つその人影はZXに酷似していた。 そう。その人物こそがこのバトルロワイアルの発端となりし存在。 大首領、“JUDO”がその場に悠然と彼らに自分の存在を示していた。 ◇ ◆ ◇ 「ッ! ジュドオオオオオオオオオオオオオッ!!」 ZXが吼える。 何故、ここに大首領が居るのか。 もしや、現世への復活が強化外骨格を使う以外の方法で成功したのだろうか。 様々な疑問が浮かんでは消えてゆき、ZXを惑わす。 だが、今は詳細について考えている暇などない。 変身解除を強引に取り止め、身体を捻じ曲げるように振り向き、ZXは数歩の助走を経て地を蹴り飛ばした。 更に両脚裏に内蔵されたバー二アーを稼動させ、宙に浮かせた身体の上昇速度を加速。 圧倒的な速度で屋上に接近し、右脚を上向きに突き出す。 当然、その先に居る者は大首領只一人。 未だ立ち上がろうとはせずに、ZXが自分の方へ向かってくるのを悠然と見つめるだけだ。 「ゼクロスキイィィィィィィィィィィィック!!」 再び咆哮をあげ、ZXが真紅の輝きを全身から放ち――シンクロ状態となりてZXキックを放つ。 それは第五回放送前に、範馬勇次郎を文字通り蹴り裂いた技と同等のもの。 下方から大首領に向けて、斜め一直線にZXキックの体勢で突き進む。 その速度はとてつもなく速く、かがみとヒナギクにとって眼で追いつくのがやっとの程。 やがて生み出されるであろう衝撃の大きさは言わずもがな、甚大なものとなるだろう。 しかし、上昇するように蹴り跳ぶZXに対し、未だ大首領は反応を見せない。 そうこうしている間にZXは大首領との距離を充分に詰め、最早ZXキックを避けるような距離間はなくなった。 そんな時、ふと思い出したかのように大首領は右腕をゆっくりと前方に翳し始め―― 「何ッ!?」 「他愛もないな、ZX」 ZXキックを右の掌で受け、そして座ったままZXの脚を彼の身体ごと前方へ押し払った。 本当に容易く、まるでとても軽いものを押すかのように。 そして大首領の力を受け、ZXはきりもみを行いながら地面へと落ちていった。 最も、今のZXにとって大首領の力はあまりにも強大であり、その結果は当然といえたかもしれないが。 『覚悟! 奴こそが諸悪の根源、いうなれば真の悪鬼! 加減など不要、昇華弾を使うぞ!」 「任せろ、零! ヒナギクさん、柊さん、才賀殿、即急に退避してくれ! 昇華弾を使用する!」 地に落ちていくZXの着地を補助し、覚悟はヒナギク達に向かって言葉を飛ばす。 内容は即時退避。 目的は今まで使用してこなかった零の内蔵兵器使用による巻き添えを防ぐため。 予想もしなかった大首領の出現、そして彼の圧倒的な力に呆然としていた三人であったが覚悟の言葉で我を取り戻す。 直ぐに覚悟の言葉に従い、校門の方へ走り出してゆく三人。 そんな三人の退避が完全に完了したのを確認した覚悟は、今もなお腰を降ろし続けている大首領に右腕を向ける。 そして数秒の予備動作を経て、右の指先部分から赤い光が灯り――赤い光弾として放出された。 それこそが零の内蔵兵器の一つであり、人間を超えた化物、戦術鬼を一瞬の内に焼殺する昇華弾。 程なくして大首領に昇華弾が直撃し、巻き込まれた学校の屋上部分が音をたてて、破壊される。 『まだだ、 奴の保有戦闘力は計測不能! 万が一を考え、もう一発撃ち込むコトを勧める!』 「了解!」 地に降って来る破片を避けながら、覚悟は零と交信し、二発目の昇華弾使用を決める。 昇華弾の威力は凄まじく、着弾点は校舎の破壊により周囲は砂埃が覆っており、大首領の様子は窺えない。 直前まで大首領には避けた様子は見られなかったため、直撃はほぼ間違いないだろう。 高熱の炎で一瞬の内に対象を焼き尽くす昇華弾を受け、並みの人間が只では済むわけがない。 しかし、大首領の力は先程、ZXキックを簡単に無効化した事から強大であり、底が見えない現実が彼らに警戒の念を抱かせる。 そのため、零は念を押し、覚悟はそれに同意し、再び昇華弾を放つ。 止まる事なく昇華弾は宙を突き進み、大首領が居ると思われる地点に命中する。 (やったのか……?) 次第に砂塵は晴れてゆき、視界が鮮明になってゆく。 どの程度の手応えがあったかを確認するために、覚悟はヘルメット越しに両目を凝らす。 やがて、覚悟の視界に映りゆく影が一つ見え――覚悟の表情が驚きに染まった。 「葉隠覚悟、そして強化外骨格『零』か。これでは足りん……この程度では超える気にもならん」 右腕、左腕を前方に翳し、文字通り宙に浮いた大首領が言葉を発する。 大首領の身体には目立った損傷は無く、それどころかマントすらも燃え尽きていない。 只、広げられた両の掌から煙が立ちこめているだけだ。 そう。昇華弾の直撃を片手で受け止め、特に気にした様子もない大首領に覚悟は驚く。 即座に次の行動について思案する覚悟。 そんな時、覚悟の横で豪風が過ぎ去った。 『あいつが親玉って奴だな! 相棒の仇、頼むぜ!!』 「任せろ、デルフリンガーッ!!」 いつの間にかデルフリンガーを手に取ったZXが走る。 ZXキックが通用しなかった事に悔やんでいる暇などZXにはなかった。 一発で効かないのであれば、何度だって叩き込む。その意思には曇りなど無い。 相棒――平賀才人を失ったデルフリンガーの想いと力を借り、ZXは駆け抜け、やがて再び跳躍。 宙へ浮いたZXを再び両脚裏のバーニアーが彼の姿勢を補助、同時に彼の上昇をも助ける。 『続け、覚悟!』 「応! 爆心!」 ZXの動きにワンテンポ遅れながらであるが、覚悟も疾走し、途中で大きく腰を落とす。 かと思いきや、両脚に着装した爆心靴を稼動させ――膨大な熱量を放射し、それを己の跳躍力に上乗せ、大空に向かって跳ぶ。 同時に覚悟は腰を回し、左脚を引き、ZXの背中越しに大首領の位置を完全に把握。 既に己の零式の技を叩き込む用意は完了済みだ。 やがて再び大声が周囲に響く。 『いけえええええええええッ!』 「ウオオオオオオオオオオオッ!!」 デルフリンガーに応え、大首領に向かってZXが大きな雄叫びを上げた。 咆哮の後、秒にも満たない時間を経て、デルフリンガーが縦一文字に一閃。 宙で一回転を終え、手に入れた遠心力をZXはデルフリンガーを振りぬく力に加える。 大首領の脳天をかち割らんとする勢いでデルフリンガーによる斬撃が襲う。 依然、大首領は先程と同じく只その一閃を眺めるのみ。 そう。ゆっくりと右腕を前方へ動かす動作もまた、先程と同じように動き――掴んだ。 「このような玩具で我に何かを為せると思ったのか、ZX? 本当に――」 『まだだ! もっと力をいれろ……村雨とやらよおッ!』 「勿論だ……こんなところでは終われん!」 デルフリンガーを受け止め、大首領は心底つまらなそうに口を開く。 刀身を素手で受け止めているにも関わらずに、大首領の手からは一滴の血も落ちようとはしない。 だが、その事実に臆することなくデルフリンガーとZXは更に力を、声を張り上げた。 大首領を今この場で倒す事が出来れば恐らく全ては終わる。 そのチャンスをみすみす見逃したくは無く、そもそもこんな殺し合いを仕組んだ大首領を許せる筈も無い。 大首領の言葉に耳を傾けずに、デルフリンガーを押し通す腕に更に力を込める。 ギリギリと音を立て、赤い火花を散らしながらデルフリンガーの刃が大首領を切り裂かんと前へ斬り進もうともがく。 しかし、そんな時ZXは今まで感じていた手ごたえを失った。 まるでデルフリンガーを手放したように感じ――やがてZXは言葉を失った。 自分の目の前で起きた出来事に。 「脆弱なものだな」 ZXの眼前で突如として夥しい数の破片が生まれる。 日光に反射し、幻想的な光を齎す“何か”の残骸が大首領の言葉と共にZXに降り注ぐ。 その“何か”が砕ける音と共に降り注いだそれは今までZXが手にしていたもの。 そう。それはかつて一振りの剣であったもの――大首領によって握られ、粉々に砕かれたデルフリンガーの成れの果てであった。 「デ、デルフリンガァァァァァァァァァァァァッ!!」 その事実を認識し、慟哭の叫びを上げるZX。 そんなZXに大首領はほんの一瞬、一瞥をくれたたけで片手を使い彼を軽く打ち払った。 本当に軽く、だがそれでいて今のZXにとって大きな丸太で吹き飛ばされたような感覚。 そして打ちつけられた衝撃でZXの身体が後方へ吹っ飛んだ。 しかし、大首領から離れていくZXと入れ変わるように突っ込む影が一つ。 「零式因果直蹴撃!」 言うまでも無い、零を纏った覚悟だ。 左脹脛の推進剤を吹かしながら、大首領に向かって左脚を振り上げる覚悟。 人間の数倍の体長はあり、異常な生命力を誇る戦術鬼を一撃のもとで粉砕する蹴撃。 零式を極めし覚悟によって真価が発揮されるその一撃が大首領の脳天を貫かんと空をきって、迫る。 やがて真っ直ぐと伸ばされた覚悟の左脚が、完全に大首領を捉えた。 「零式防衛術……こんなものでは意味はあるまい」 しかし、大首領は自分に向かう覚悟の蹴りですらも受け止め、そのまま掴む。 急激な圧力を受け、左の爆心靴が異様な歪み方をする。 拘束された左脚を奪還するために、右脚で大首領の身体を蹴り飛ばし、その勢いで抜け出そうとする覚悟。 だが、大首領はそんな覚悟の意図を察してか、彼の左脚を掴んだ腕に力を込め、横へ振る。 零の全重量と覚悟の体重をものともせずに、大首領にとっては取るに足らない力であるが、充分すぎる力を加え振り回し――やがてその手を離した。 一瞬の内に覚悟の身体は圧倒的な加速を受けざるを得ない状況となり、弾丸のように地面へ落下する。 そしてそこは先程ZXが落下した地点とほぼ同じ。 ほどなくして覚悟の身体は地面へ突き刺さり、ここ一番の砂埃が湧き上がる結果となった。 依然、大首領はそれらを只、じっと見つめるのみ。 そこにどんな感情が隠れているかは本人以外、誰にも理解は出来そうにもない。 「村雨さん! 大丈夫!?」 「覚悟くん! 零! しっかりして!」 未だ戦闘が終わっていないにも関わらずかがみとヒナギクが飛び出す。 ZXと覚悟の様子が心配で、いてもたってもいられなくなったのだろう。 彼女らの言葉を受け、ZXと覚悟は直ぐに立ち上がり、大首領を睨む。 その両眼からは未だ諦めていない意思が感じられ、特にZXからは怒りのようなものが感じられる。 理由はいうまでもなく、自分の仲間、デルフリンガーが大首領に粉々に砕かれた事について。 デルフリンガーを失った悲しみを己の糧に換え、ZXは再び大首領に向かおうとする気配があり、それは覚悟にとっても同じ事が言えた。 そんな時、彼ら四人の前に一つの影が何かを引き連れて駆け込む。 道化士を模したような人形、白金が製造したあるるかんを引き連れた銀髪の女性――才賀エレオノールの姿が其処にあった。 (あれが大首領、ジュドー………私の償いは彼を倒すコトで達成される……! たとえ、この命尽きようとも……やってみせる!) 例の如く、言葉を出せないエレオノールは両腕を――懸糸傀儡を操る糸が内蔵された指輪を嵌めた指を動かす。 両腕を交差させるように天に向かって上げられたエレオノールの細い腕の動きに追従し、あるるかんに生命が吹き込まれる。 そう。エレオノールが操る十本の糸により、まるで人間のように動くあるるかんはそんな風に表現することがしっくりといった。 そして、エレオノールが燃やす瞳の色もまたZXや覚悟と同じく、大首領に対する反抗の意思を示していた。 キュルケ、三千院ナギ、ケンシロウ、ギイ、そして才賀勝と加藤鳴海といった大勢の仲間に命を繋いで貰ったエレオノール。 託された様々な思いを指先に乗せ、エレオノールは大首領に向かって突撃を試みようとし、ZXと覚悟も各々かがみとヒナギクを振りきり、彼女に続いた。 「焦るな、虫共。キサマらでは我に勝てん。 そもそも我はキサマらと戯れるつもりでわざわざ此処まで来たわけではない」 そんな時、依然腕を組み、宙に浮遊している大首領が意味深な台詞を吐く。 大首領の言葉は気に留めず、そのままエレオノール達は走り続けようとする。 しかし、これほどまでにも強大な大首領が自分達に何を言おうとしているのか。 この殺し合いに従おうとしない自分達が気に喰わないのであれば、言葉など掛けずに今すぐその力でねじ伏せればいいのに。 何故こんなタイミングで大首領に自分達に言葉を掛ける意味があるのか。 その事がどうしても彼らの疑念を抱き、結果として彼らの足を止めさせた。 そんな光景を見て、大首領は心なしか満足した様子を浮かべ、ゆっくりと右腕を横へ掲げる。 まるで上げられた腕が何かの合図を示すかのように。 「理解したようだな。ならば、しかとその眼で見るが良い」 途端に、昇降口付近でバチバチと不気味な音が響く。 そして周囲の空間がぐしゃぐしゃに歪み、円の形をした奇妙な紋章のようなものが出現する。 顔をしかめる村雨以外の人間はは知る由も無いがそれこそが大首領の力の一環、魔方陣。 様々な物体を、空間を越えて移動させる事ができ、参加者を各々のスタート地点に送り込んだのは容易く、スペースシャトルの移動さえも行える代物。 やがて魔方陣の中心部から一際大きな音が鳴り響いた。 魔方陣の実態を知らない者でも、今から何か自分達の予想を超えた事が起きると予想できる程に魔方陣の中心部には変化が生じている。 一同が息を呑む中、ほどなくして中心部から一つの人影が見えた。 「ッ! あれは!?」 大首領以外の五人の声が重なり、一様に驚きの声をあげる。 何故なら彼らの予想を超えた人物が魔方陣から姿を現したから無理も無い。 頭髪は禿げきってしまった、初老の老人、そして五人にとって見覚えがある人物―― 「む、ううう……」 徳川光成が彼らの方へ歩を進めてきていた。 何故か下腹部を押さえながら、ゆっくりと、本当にゆっくりと。 どこか不自然な空気を周囲に漂わせながら。 光成は一歩ずつ、彼らの方を目指していた。 「ッ!」 状況の把握が追いつかず、暫く呆然としてた五人の中でZXが一際早く飛び出す。 この殺し合いの放送役を務め、度々その声を聞かされた徳川光成。 だが、独歩の知り合いであり、光成は性格上の問題からBADANに脅されていたと思われる。 ならば、保護しなければならない。 そう考え、ZXはまさに忍者の身のこなしで風をきって、彼の元へ辿り着く。 「おい、大丈夫か!?」 「キサマらにはほとほと失望させてもらったぞ。 充分すぎた時を与えてやったというのに……未だに我の牢獄、暗雲すら越えるコトもせんとはな」 大首領が口を開く。 その言葉には苛立ちのようなものが感じられる。 同時にZXを始め、彼ら五人はその言葉に何か違和感のようなものを感じたが先ずは光成の方へ意識を集中させた。 一番に辿り着いたZXの後を覚悟、エレオノール、ヒナギク、かがみが続いて駆け寄る。 一斉に彼らの視線を受ける事となる、光成。 「そこでだ。我は良い余興を思いついた。 キサマらがさっさと我の元へ辿り着いてくると考えるように……」 しかし、光成は何故か言葉を出そうとはしない。 いや、何か喋ろうとはしている様子は窺えるのだが、光成は口を一向に開かない。 まるで何かを我慢しているかのように。 依然上空から聞こえる大首領の意味が不鮮明な言葉が何故か彼らの不安を更に煽る。 やがて、どこか体調がすぐれないのかと思い、ZXが更に光成に近寄ったその時。 ZX、覚悟、エレオノールの三人は何か、言いようの無い悪寒を感じ、エレオノールは無意識的にヒナギクとかがみを強引に後へ振り向かせた。 そして、数秒にも満たない後に光成に異変が生じ―― 「このようなコトをな」 終に口を開いた光成のそれから“何か”が顔を出した。 おぞましく、そして大蛇のようにうねりながら外の世界へ出ようと動きめぐる。 やがてその“何か”は完全に光成の身体が飛び出し、地面へと落ちた。 「ほんとうに……すまんかっ…………た…………………」 何かに対し、謝罪の言葉を呟いた光成の目に生気が失われる。 力なく地面に倒れ付した光成の身体と共に、その“何か”の正体――光成の内臓が地面で脈打っていた。 村雨と覚悟の表情が一際驚愕なものに歪む。 何故なら、目の前の光景に以前にも見覚えがあったから。 生暖かそうな血液を帯び、今も直不気味に蠢く内蔵が彼らに認めたくない現実を見せ付ける。 そう。たった今、自分達の目の前で光成があっけなく絶命したという事実。 「何を驚いている、虫共。虫の一匹、そんな取るに足りんモノが一つ壊れたくらいで。 だが、我を許せないのであればキサマらがやるコトは一つ。 さっさと我らBADANの居城まで辿り着け。 まあ、つまらん小細工などを仕掛け、爆弾如きに脅えるようでは話しにならんがな」 目的を果たした魔法陣が大首領の言葉を皮切りに消えてゆく。 同時に大首領の身体も突如として除々に消えてゆき、彼自身も少し不思議そうに自分の身体の変化を見やっていた。 だが、やがて大首領は自分の身体から眼を離し、視線を戻す。 「ジュドオオオオオッ! キサマは……キサマはああああああああああッ!!」 「悪鬼め……! 誰にも人をモノ呼ばわりする権利などないッ!!」 一際大声で怒声を放つZXと覚悟。 デルフリンガーを失い、光成をみすみすと死なせた自分の不甲斐無さと大首領への怒り。 とても押さえきる事は出来ない感情がZXと覚悟の中で蠢き、ZXは先程よりも更に赤く光り、覚悟は全ての推進剤、爆心靴を稼動し、飛び上がる シンクロ状態となったZXは再び跳び、ZXキックの体勢を。 空中で右の握り拳をこれでもかと握り締め、覚悟は必勝の拳、因果の構えを取り、尋常ではない速度で突き進む。 しかし大首領の身体はみるみる内に薄くなり、やがて――完全に消え去った。 「その刻が来るのを待っているぞ。 わが器、ZX……そしてツクヨミの子らよ」 暫しの別れの言葉を残して。 ほどなくして、学校には彼ら五人と粉々になったデルフリンガー、物言わぬ身体となった光成が残された。 【徳川光成@グラップラー刃牙:死亡確認】 ◇ ◆ ◇ 永遠にどこまでも広がっているような錯覚さえも覚えさせる虚空の空間。 以前、参加者の一人である赤木しげるが“特別”に招待を受けた場所。 その空間こそが大首領の魂を幽閉している虚空の牢獄。 また、大首領と同等の存在であり嘗ての仲間、そして彼に反旗を翻した存在が己の肉体を引き換えに造りし空間でもある。 その存在こそ今もなお、大首領を封印する事に全力を尽くし、碌に現世へ実態を現せられない――人間の始祖、ツクヨミ。 牢獄は一度大首領に完全に破られたが、ZXを始めとした10人に仮面ライダーと引き換えに彼は再び封印されたというわけだ。 そして牢獄に一つの魂が今現世へより帰還した。 「時間切れというわけか……ふっ、なるほどな」 今や住み慣れてしまいすぎた牢獄に大首領が降り立つ。 その表情には嬉しさと物足りなさが同居しているような印象がある。 いや、どちらかといえば嬉しさの方が強いだろう。 何故なら先程、彼は一時的に牢獄の突破に成功したのだから。 「ツクヨミの力が弱まっているのか……それとも我の力が強まっているのどちらか」 言葉を並べている途中で大首領は後者の線が強いと考える 何故なら大首領は以前の彼とは違う。 そう。今までツクヨミの牢獄に為すすべも無く、封印されてきた時とは違う事がある。 それは簡単に言えば時を越える力。 この殺し合いの参加者を集めるために行使した力の有無が過去の大首領と今の大首領の大きな違い。 その力が発現した理由は今ですら大首領自身にもわからない。 再び強いられた幽閉生活に大きな飽きと怒りを覚え、ツクヨミの牢獄を打ち破ろうと何度も破壊を試みていた間に宿った未知の力。 それは一種の“進化”ともいえたのかもしれない。 ずっとツクヨミに封印されていたお陰で、10人ライダーに再封印されるまで彼は完全な敗北を知らなかった。 大首領を何度も邪魔した仮面ライダー達は何度も敗北を喫し、その都度に立ち上がり、“進化”を行っていた。 そう。以前、牢獄でツクヨミによって招かれたZXとの闘いで演じる事が出来なかった“進化”を。 結果論にしか過ぎないが、大首領は敗北の味を知り、初めて“進化”を行う機会を得て、それを達成出来た成果が時間跳躍能力なのかもしれない。 そして大首領の“進化”は更に別の出来事によって感化し、更なる向上を見せ、先程の一時的な脱出が行えたのだろう。 別の出来事、大首領には一つだけ思い当たる節がある。 「もしやアカギか? あやつの存在が……我に影響を与えたというのか」 大首領と対面し、臆する事なく会話し、あまつさえ賭けまで行い勝利を収めたアカギ。 先程の学校での時と同じく破滅のイメージ、“BADANシンドローム”は引き起こそうとはしなかったが、アカギの態度は堂々としていたものだった。 自分を恐れぬその態度、賭けを持ちかける度胸はそれほど珍しくは無い。 事実、最後の決戦時に自分を打ち倒した10人ライダーはその域に達する程、強固な意志を持っていた。 だが、問題はアカギ自身、何も力は持っていない事。 魂なき再生怪人一体すらも倒せそうにない身でありながら、あのような行動を行える存在。 あの時、交わした言葉はどれも興味深く、特に飢えているのだろうという発言は大首領を滾らせた。 そしてその滾り始めた大首領の感情は一刻も早い現世への復活の欲求に繋がり、一時的に成功したのだろう。 時間差があった事は未だその進化が不完全であり、ツクヨミの力は伊達ではないコトが予想される。 「クッククク……面白い、わざわざ手間を掛けてこの戯れを行った甲斐がある。 あとはヤツらがいつサザンクロスまで辿り着くかだな…… 一人、虫が紛れ込んだようだがどうせ、死ぬしかあるまい。まあ、切り抜けるのであれば興味はあるが」 そう言って、大首領は笑い始める。 一人、既にサザンクロスに乗り込んでいる者も居るようだが特には気にならない。 サザンクロスに単身で乗り込むなど自殺行為に等しく、余程酔狂な者と見える。 向こうの方から辿り着くまで特に何もする必要も無いだろう。 そして最早、大首領には彼らに殺し合いをやってもらうつもりはない。 既に参加者の半分以上は死に絶え、彼らの結束は固く、仲たがいはほぼないと言っていい。 ならば、さっさとサザンクロスへ乗り込み、その脆弱な肉体に乗せた命を極限まで燃やし、闘う事を大首領は期待していた。 その方が大首領にとっても眺めている分には有意義なもので、退屈も凌げるものだからだ。 勿論、これはガモン大佐を始め、BADAN側の人間は誰一人も知らない。 しかし、BADANとは大首領の一部、彼の意のままに動く組織であり、彼がそう決定したのであれば従わざるをえないだろう。 既に殺し合いには興味は無く、そのため死者の名前を呼び上げるための役目を持つ人間など要らない。 伊藤博士のようにある分野に特化した頭脳、類まれな肉体を持っていれば話は別だが、生憎、件の人物にはなにもない。 そのため、大首領はその人物――光成を始末、いや有効に利用するために学校へ出向いた。 其処は現時点で参加者の数が一番多く、自分に対する憎しみを募らせ、サザンクロスへの突入を煽るのにも持ってこいといえるだろう。 「そして葉隠覚悟、強化外骨格『零』……どちらも我の障害にはなりそうにないな。 余もそう思わんか?」 ふと、大首領が口を開く。 大首領を降ろす器となる強化外骨格『凄』の開発のために、BADANは強化外骨格のデータをとり、彼もまた零と着装者、覚悟については知っている。 虫にしては強いほうではあるが、自分と較べたら所詮天と地の差。 そのような感想を洩らし、大首領は視線を動かす。 視線の先には方膝をついて、大首領に忠誠の意のようなものを示している人物が一人。 そしてその人物こそ先程、内蔵を吐き、死に絶えた光成に手を下した、首輪をつけた軍服の男。 覚悟と散が操る零式防衛術、彼らが纏う強化外骨格、そして散が新たに製造し、覚悟の先に立ちはだかったであろう戦術鬼。 それら全ての基礎を創設し、夥しい数の人間を殺戮した男が口を動かし――。 「はっ、仰せのままに……」 齢百十九歳の老軍人であり、覚悟の大祖父上でもある、葉隠四郎が答えた。 酷く禍々しい両の瞳――零が称するならまさに“邪眼”というのに相応しい瞳には、苦渋の色などなかった。 ◇ ◆ ◇ 「フハハ……やはり、私は運が良い」 牢獄から現世へ舞い戻された男、葉隠四郎は己の幸運さを噛み締めた。 百十九の歳でありながら、その身はまるで五十台か六十台程のものでもあり、零式防衛術すらも操る。 覚悟の居た世界で日本軍を率い、第二次大戦と呼ばれる戦争で虐殺行為を行い、アジア最凶の悪鬼と表された戦争犯罪者でもある。 そんな四郎がこの場に居る理由。 それは血涙島で瞬殺無音部隊と共に覚悟と散による真の零式防衛術継承者決定の闘いを待っていた時、大首領の接触を受けたからだ。 流石に、いきなり『史上最強の強化外骨格製造のために協力しろ』と言われた時は面食らった。 何故なら自分とは別の世界から来て、大首領――JUDOと名乗った男の世界では自分の存在すらないらしい。 所謂SFといったやつなのだろうかと思ったが、四郎には俄かに信じられなかったのも事実。 しかし、半ば強引に連れて来られた後、四郎は思わず感嘆した。 自分の目の前に広がるBADANの充分すぎる施設、そしてこちらも充分すぎるほどの人体サンプル。 助手の能力もこれまた優秀であり、全てがあの時と段違いであった。 そう。大日本帝国による世界制服のために、米軍を殲滅するべく強化外骨格製造に一心を捧げていた時とは全く。 「霞をも越える『凄』。 私の世界だけでは為せはしなかった強化外骨格の完成、なんと心躍るコトか」 時間は少し不足気味だったが、四郎は大首領の命により『凄』の製造に尽力した。 外殻に惜しげもなく多大なサンプルを使用し、人智を超えた存在、大首領が憑依すれば史上最強の名に相応しい代物となるだろう。 あとは大首領を降ろすだけで『凄』は完成の状態に仕上がり、四郎はまるで我が子のように喜んだ。 また一応、裏切りを防ぐために大首領からは首輪を巻き付けられたが、四郎は別にそんな事を気にする事はなかった。 理由は四郎には大首領に反抗する気はさらさらなく、逆に歓んで開発に勤しんだ。 何故なら、大首領から協力を要請された時、駄目元で言ってみた『凄』完成の暁の報酬の約束を覚えていたから。 「そして……『凄』が完成し、大首領が復活した時。その時こそが……我らの真の勝利の瞬間でもある! 今度こそ負けはせん……圧倒的な勝利で収め……神国を建国し、零式を天に知らしめるなり! その時が来るまでこの葉隠四郎、死ねる身にあらず……!」 その内容は大首領の時を越える力で、四郎の世界の過去に戻る事。 そう。自分が率いる大日本帝国軍が、米軍に負けを喫した歴史を改変する事を目的とした時間跳躍。 大首領にとって数多くある世界の内、別に四郎の世界に固執する必要も無かったため、どうでも良かっただろう。 大首領は了承の意を示し、その約束が四郎の情熱を更に大きなものにさせた。 勿論、大首領が本当に約束を守るかはわからない。 しかし、この話し以外に四郎の欲求――米軍への勝利を達成する手段などない。 そのために四郎は力を注ぎ続けた。 あの時は零式防衛術も、強化外骨格も、戦術鬼も充分なものではなかったが、今は違う。 既にその三つは覚悟や散によって完成されており、更にBADANの技術力が加われば最早米軍に劣るわけがない。 零れ落としてしまった勝利の栄光を、今度こそこの手に掴む。 揺ぎ無い、真っ黒な意思を膨張させながら四郎は大首領に協力し、先程も光成に螺旋を喰らわせ、時間差で彼を死に至る状態にさせた。 螺旋の創始者である四郎にとってそのくらい造作でもない。 与えられた自室に歩を進め、ベッドに横になる。 また、あくまでも『凄』完成のために呼ばれたため、必要以上の情報は与えられていないので、パピヨンがサザンクロスに侵入した事は、彼は知らない。 そのため、特にする事もないため、四郎は休憩を取ろうとする。 「しかし、散が死に、覚悟が生き残るとはつくづく奇妙なものよ。 覚悟はどうやら女子と何かがあったようだが……まあ、よい。 覚悟がいかの程、零式を極めたか。それもまた何れこの手で見極めばなければな」 時折、監視カメラで殺し合いの様子を、覚悟と散の様子を観察していた四郎。 当然、先程の覚悟の闘いもサザンクロス内で見物しており、零式が通用しない場面は四郎にとってもあまり良いものではなかった。 しかし、相手は時を越えるだけでなく、異世界に介入するほどの力を持つ大首領。 相手が悪いにも程があり、覚悟があっさりと負けを喫したのはいたしかたないと結論付ける。 また、幾ら四郎といえども覚悟の全てを把握しているわけではない。 主に観察していたのは彼らの闘いであって、それ以外の時を逐一見ていたわけではないからだ。 そのため、覚悟の抱えた悩みなど知る由も無く、彼の傍には良く同じ年頃の女性が居たくらいしか認識が無かった。 そして何れ、覚悟との再会を期待しながら一眠りをしようと四郎は両目を瞑ろうとする―― (そういえば……『凄』は今どうなっているだろうか?) ふと、神社に保管されている『凄』の様子が気になった。 いや、BADANの技術者が言うには参加者の首輪が外れ、全力の一撃叩き込んでも壊れないだろうという事。 素晴らしい技術力を誇るBADANの人間がいうのだから、信憑性はかなり高いだろう。 そう。自分が心配する事はない。 『凄』が神社に隠されている事など参加者は知る筈もないのだから。 だが、それでも何故かほんの少しだけ何かが引っかかった。 その小さな違和感が頭から離れない。 このまま一時、休憩するために寝てしまおうという思い。 そして、自分の部屋に置かれた子機を操作し、神社内に隠された監視カメラで『凄』の状態をチェックしようという思い。 ほぼ、同程度の強さを誇る考えが四郎の思考を揺らしていた。 そしてそれは丁度、赤木しげると服部平次が互いに対峙し、ジョセフ・ジョースターが字彼らの元へ向かっている時と同じ。 そう。禍々しい不気味さを誇る『凄』の目の前で。 後編
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虎! 虎! 虎! ◆KaixaRMBIU 液体が満ちている光景を三影はまた見ることになった。 いや、これは『今の三影』が見たことある風景ではない。 ガモン共和国に向かう三影は、ライダーダブルキックによって再生カプセルに入れられた過去はないはずなのだ。 なのに……今身体を再生していく三影英介には見覚えのある風景だと、断言ができる。 それどころか、彼の知らない映像が浮かんでは消えて、浮かんでは消えていった。 ZXが裏切り、凄まじい憤怒に駆られた光景。 ZXに向けて砲身を向け、弾を撃ちはなった映像を。 そして、腰を抜かしていた少年との出会いを。 白い虎となり、Xライダーを砕いていく姿を。 アマゾンを追い詰めていく姿を。 ZXとの決闘、そして次第に死に近づいていく自分。 十人ライダーに、バダンを守るために立ち向かった矜持。 そして、最後の光景は赤く光るZXキックだった。 □ 「未来のタイガーロイドの肉体だと?」 『正確に言うと、ちょっと違うけどね。秀君が密かに回収していた『秀君の時間軸のタイガーロイド』の肉体で『プログラムに参加したタイガーロイド』を修復していたのよ。 とにかく時間がなかったから……。だからこそ、ほぼ完成の状態でアナタに見せることができたわ。肉体はね』 「ふん……。俺の使う錬金術の技術なら、六時間もあれば蝶・完璧に仕上がることができる」 「本当かよ!」 秀が嬉しそうに声をかけてきた。とても先ほどまで、ミートパイの外見に対して吐きそうになっていたとは思えない。 その間もパピヨンはミートパイを口に放り込みながら、機械の操作を行なっていた。 もともとアレキサンドリアの部屋には、パピヨンの本領発揮できる錬金術用の機材がある。 それに、パピヨンはバダンの技術を得るために動いている。 本領の錬金術により再生を加速させつつ、バダンの技術を得ることができる現状は悪くはない。 むしろ好都合ともいえる。 部下を得て、バダンの技術を同時に得れるのだから。 六時間。 おそらく連中が突入して、バダンと対決して決着がつくころだろう。 どちらが勝つにせよ、大きく疲弊している時だ。殴りつけるタイミングとしては好都合。 このまま元の世界に戻り、タイガーロイドと(そのおまけとして)秀を配下にし、全てを支配するのも悪くはない。 その過程としてどうしても欲しいのは、異世界を移動する技術。 そして洗脳装置である。 元の世界には、『パピヨンの時間軸のカズキ』を始めとした、錬金戦団がいるのである。 その戦闘力に対抗するには質と数、両方そろったものが望ましい。完全にこちらに洗脳する装置であるなら、記憶のすり替えも行なえるのではないか。 何も相手の記憶全部を塗り替える必要はない。 人の芯となるものに、自分への忠誠を入れ替えるだけで最高の手駒となれる。 洗脳技術にもともとそれが可能ならそのままいただく。完全に塗り替えることしかできないとしても、自分が目指す洗脳装置の完成の参考になるだろう。 パピヨンは左手でキーボードを操作して再生液の割合を変えながら、右手で『ホムンクルス用のミートパイ』を口に放り込んだ。 それから二時間ほど経ったころだろうか。 サザンクロスが揺れる。何が起きたのかアレキサンドリアに尋ねると、侵入者が現れたということだ。 計算どおり。パピヨンは笑顔を浮かべるが即座に、 『悪い顔ね。まるで悪人のようだわ』 「フン! この蝶・素敵なカイザースマイルに文句をつけるとは、センスがないな」 『アナタにセンスを問われるとはね……』 アレキサンドリアが呆れた声を発して、うとうとしている秀に毛布をかけるようお願いした。 パピヨンはフンッ、と鼻を鳴らしてぞんざいに毛布を投げ飛ばす。 頭から被ったからだろう。秀はもがいて空気を求めるように顔を出して、大きく呼吸した。 「何しやがんだ!」 「間抜け面をさらして寝るお前が悪い。体力を休めておけといっておいたが、寝ろとまでは言っていないしな。 キサマが仮面ライダーと呼ぶ連中まで来たぞ」 「ついに……」 「準備しておけ。場合によっては、キサマのヘルメスドライブが必要となるのだからな」 ぶるぶるっと秀が震えているが、恐怖ではない。おそらく武者震いの類だ。 どうしようもなく無能な秀だが、パピヨンはその心意気は買っている。今更侮りはしない。 「どうした? 震えているぞ。今更怖くなったか」 「う、うるせえ! 武者震いだ!!」 とはいえ、からかうのは忘れない。これは趣味みたいなものだ。 『どうやら彼ら、分散するみたいね』 「分散? 別れて敵のいる場所を探る……まあ悪くない手だな」 パピヨンは悔しげに告げた。悪くないどころか、良手である。 バダンに対しても、パピヨンたちに対しても。 サザンクロスの内部を知らない彼らに、戦力を分散して探ると言うのは正しい。 そして、戦闘力はあるが甘い偽善者どもに対して、誰が死んでも精神的負担を減らすことができる。 さらに、パピヨンは分散した隊のどちらに攻め入ればいいのか、判断ができない。 どちらのチームに割り込むことで、自分が必要とする技術を得ることができるのか。 判断材料が少なすぎるのだ。 (俺が一番攻めたいところは……秀から聞いたバダン最高幹部。暗闇大使のところだな。 ……技術を総括する場所でなら得られるものも多い) もっとも、不安な点もある。単純に戦力が足りない。 部下もそうだが、パピヨン自身の戦闘力の底上げも目下のところの課題である。 (一番いいのは、黒い核鉄を胸に埋め込むこと……) 制限の解けた今なら、あるいはヴィクター化も可能だろう。 今までその手をとらなかったことが、己自身にも不思議でしょうがない。 エネルギードレインは確かに改良の余地があり、不便ではあるがヴィクター化をするべき、追い詰められた場面はあった。 (未練だというのか……? この、カイザーパピヨンが) まだ人間への……『蝶野攻爵』という名への未練があるのだろう。 女々しいとも、愚かともいえる。パピヨン自身、己の執着を疎ましく思った。 □ 軍服を身につけた男が、足音を鳴らしてサザンクロスの通路を歩く。 背筋を伸ばし、五十代風のきっちりした軍人の印象だが、齢百十九歳となる。 独自の技術で肉体の老化を緩めているのだ。彼の後ろに並ぶのは、コマンドロイドと化した瞬殺無音部隊。 超鋼の鞄を持ちながら、葉隠四郎はただ一度、後ろに担がれている鎧を見つめた。 プログラムの会場から持ち出した強化外骨格『凄』と核鉄を組み込んだ召還装置。 爆発装置は解除してある。暗闇が優勝者を迎えて、大首領の降臨を計画しており、その前準備なのである。 とはいえ、後は核鉄に向かって武装錬金と呟き、巨大なロボをエネルギーへと変換して大首領を強化外骨格『凄』へと降ろす。 肉体の確保も忘れてはならない。装着するもののない強化外骨格など、ただの頑丈な鞄に過ぎない。 黒光りする超鋼によりできた鎧は、JUDOのかつての姿を模していた。 ただし、中身は違う。ZXと強化外骨格の特徴を併せ持つ、最強の鎧だ。 装着者の意思を乗っ取るのでなければ、葉隠四郎自身が己の鎧としたかった。 もっとも、あまりにも高度な鎧のため、JUDOほどの格がある存在でなければ宿ることに意味を成さないだろう。 だが、内部にはロンドンを埋め尽くす死者を内蔵する吸血鬼がいる。 数と質、両方を持ちえる強化外骨格『凄』に向かう敵はない。 そして大首領による四郎の世界を得る約束。神国の建国が、四郎を突き動かす。 辿り着いた一室に強化外骨格を準備させる。葉隠四郎の狂気は止まらない。 □ パピヨンたちが長足クラウン号の突入を聞いて待機している中、再生カプセルの中に異変が起きる。 液晶画面に表示される文字列を頭に叩き込みながら、パピヨンは再生カプセルへと視線を向けた。 「こいつ……もう目覚めている……ッ!」 「!? どういうことだよ! パピヨン!!」 秀が焦った声で告げるが、パピヨンは余裕を崩さなかった。 その様子に秀は腹を立てるが、アレキサンドリアが宥める。 『落ち着いて。秀君。これは……』 「蝶・成功だ。予想以上に俺の研究は完璧だったようだな」 どういうことか分からない秀に、パピヨンはため息を吐いた。 そのまま噛み砕くようにゆっくりと告げる。 「いいか? 魂を持たぬものなら暴れたりはしない。こいつは再生途中で目覚め、カプセル内で動いているんだ」 「ってことはつまり……」 「実験は成功だ。タイガーロイド・三影英介は魂を持ってここに再生を果たした!」 「~~~っ!」 「待て」 パピヨンの成功宣言と同時に嬉しさのあまり飛び上がり、駆け寄ろうとした秀の足をパピヨンは引っ掛ける。 秀が非難の視線を送るが、逆にパピヨンが頭の可哀相な子を見る目で秀を見た。 「な、なにがいいたいんだよ!」 「フン。少し考えれば分かるだろう? 奴は状況を飲み込めていない。 下手にはしゃいで余計な混乱を招くな。説明は俺がする」 ぐっ、と自分を抑えながらパピヨンに場を譲る当たり、まだ自制心は残っていたようだ。 とはいえ、ぶつぶつ文句は言っているが。 パピヨンとしては、現状猫の手も借りたい。体力を抑え、奇襲するためには秀は必要な駒だ。 その駒を三影の混乱によって喪うわけには行かない。 それに、三影英介はパピヨンの部下として合格。 彼を丸め込むために、優位な位置は確保したかった。 パピヨンは再生カプセルへとゆっくりと歩みを進めた。 突如目の前に広がる液体に、三影は強化ガラスを殴りつける。 ここがどこだかは知っている。本来の記憶にはない再生用カプセル。 自分がここに使っていたときの記憶はある。未来の自分の記憶。 だからこそ、彼は叩く。自分が起きていることに気づけ。 自分はまだ、戦えるから。 「そう逸るな」 「キサマは……」 ガラスの向こう側のパピヨンに声をかける。自分の……いや、未来と過去のいずれにも、見覚えのない男だ。 前分けの黒髪に、パピヨンマスクの男。噛み砕こうと牙を剥き出しにする三影に、パピヨンは恐れず話しかけてきた。 「俺の名は蝶人パピヨン。人型ホムンクルスだ。力を求めて虎となった男・三影英介」 三影は突然の自己紹介をする男を、今度はもっとじっくりと観察する。 キサマのことは何でもお見通しだ、と言いたげな視線が癪に障るが、その感情を一旦置く。 「で、そのパピヨンとやらが、俺に何の用だ……?」 「そうだな。キサマはこの殺し合いで死んだ。それを蘇生させたのは、俺だ。 用件を言う。俺の部下になれ。いい目を見せてやる」 はっきりと要求を告げる男に、反吐が出そうになる。 三影が忠誠を誓うのはバダンのみ。バダンに己の正義論に相応しい力を見出したのだ。 それを、ひ弱そうな青年が部下になれといってきた。怒りが三影に駆け巡る。 「ご立腹のようだな。だが……聞け、三影英介」 パピヨンが強化ガラスに手をつけて、次第に狂気に染まる瞳を近づけてくる。 「お前が理想を見出したバダンに……いや、『現在』のバダンにお前の求める力はない!」 「なんだと……?」 「お前がなぜこのプログラムに参加させられて、そしてバダンがいかに弱体化したかを語ってやる。聞け」 そしてパピヨンは、三影に次々と真実を打ち明けていった。 パピヨンから聞いたことはそう多くはない。 このプログラムが大首領復活のために開催されたこと。 主催がバダンであること。 三影が、そのバダンに捨てられたこと。 秀やパピヨンが、三影を蘇らせたこと。 何より…… 「たかが数人の参加者に首輪を解除され、攻め込まれている。 村雨やキサマを一度倒した葉隠覚悟がいるとはいえ、数人の人間の侵入を許す。 お前が理想を見出していた組織の力がないことは、明白だ」 沈黙を保つ三影に、パピヨンは容赦なく続ける。傍から見れば三影を追い詰めるように見えた。 事実、秀が動き出す。 「パピヨンッ! もういいだろう!!」 「……俺に任せろといったはずだが?」 「兄貴を追い詰めて楽しいかよ! 俺はそんなこと頼んじゃいねえ! 大丈夫だ、兄貴。俺がついているから……」 それでも、三影は沈黙を続けた。次第に秀の表情が不安で覆われる。 「あ、兄貴……俺のこと分からないのかな……? あ、ああ……それでもいいんだ……。 俺、ジュクの秀……いや……」 「小島秀紀……迷惑をかけたな。よくやった、秀」 「あ、兄貴……! 分かるのか……? 俺のことがッ!!?」 身体を震わせ、涙を浮かべる秀が強化ガラスにかぶりつく。 三影は再生液の中で、相変わらずの表情だった。 『ッ!? アナタ記憶が……?』 「どういうことだ? のーみそ。三影英介は、こいつと出会う前の時間軸から呼び出された可能性が、高いんじゃなかったのか?」 『ええ……タイガーロイドは改造を何度も重ねているの。プログラムに参加したタイガーロイドは、最初期の……秀君と出会う前のはず』 「……俺にも分からない。だが、俺の知らないバダンの末路が……ZXとの決着が、俺の記憶にあった……」 「ZXと決着……もしかして兄貴、俺に最後に言った言葉を覚えている?」 「……時空破断システムを守るために出撃する俺に……お前は自分も連れて行けといったな。俺は……」 秀が感激に満ちたまま、三影の発言とあわせる。 二人の声が重なり、最後の言葉を告げた。 「「お前もいつか、力をつかめ……」」 三影はこんな穏やかな記憶に不思議に思いながらも、悪い気分ではなかった。 未来の三影英介はZXと同じくパーフェクトサイボーグだ。 詳細名簿の情報によると、同じくパーフェクトサイボーグのZXは記憶をメモリーキューブに宿していたらしい。 つまり、未来の三影の記憶をパーフェクトサイボーグはメモリとして残していたのだ。 アレキサンドリアの推測によれば、未来の三影の身体を使ったことにより、二人の三影の記憶が合わさるという奇跡が起きたということだ。 もっとも、パピヨンには原理が分かれば後は興味ない。 「で、せっかくの再会だが、返事を聞かせてもらおう。もっとも、お前には選択肢は一つしかないがな」 パピヨンの声が冷酷に響く。もともと、自分の戦力にならなければ殺す、の一択だったのだろうか。 「だが悪い話ではない。俺は力がある。単純な戦闘力だけじゃない。キサマを蘇らせる技術がある。 錬金術を生み出す頭脳がある。世界を牛耳れるプランもある。この俺につけ、三影英介」 「キサマにその力があるというか……」 「そうだ。事実キサマは俺に命を握られている。判断の余地もない。 今の俺はキサマの大首領だ」 「パピヨン! てめえ!!」 「やめろ……秀」 三影の声色に秀は黙る。この落ち着いた態度。三影は常に堂々と秀の前を走り、その背中を見つめているだけだった。 その三影の静止だ。悔しくても秀には黙る以外手は残されていない。 「パピヨン……キサマの提案を受けることはできない」 「ほう」 「俺の心はバダンにある。力の理想としてバダンを俺の居場所と、他の誰でもない『俺』が決めた。 世の中には偽善者が多すぎる。力がありながら、その偽善者を守る強い偽善者を……仮面ライダーを打ち砕く力を得た。 俺はバダンの牙として偽善者どもを潰す。そのためなら、この身がどうなろうと構わない! だが、暗闇をそのままにしておく気はない! バダンを貶めた罪はその身で味わってもらう!」 三影は言葉をいったん切り、怒りに燃える。 その大首領を、バダンを歪めたのは、三影を切り捨てたのは、暗闇大使。瞳の炎が一際大きく燃え上がる。 「そして……俺が、いや、俺たちが大首領を復活させる! 俺たちのバダンを取り戻す!! パピヨン! キサマはバダンの技術を手に入れるのが目的だったな。邪魔はしない。 それどころか手に入りやすくしてやる。だから俺をここから出せ! 俺が……奴らを砕く!!」 虎が吼える。三影の忠誠はバダンへと向かっていた。 たとえその力が幻想であっても、間違いであっても、三影英介は信じた。 バダンの力を。偽善者のいない世界を。 パピヨンは三影の両の眼を逸らさなかった。三影の忠誠の強さは、パピヨンの計算内だ。 そして、予想以上の偽善者と暗闇への嫌悪。 その二つの感情があるだけで収穫だ。 大首領の身体になると告げたのは意外だった。己の意思を失うことを告げてもその意思を変えない。 (なんともまあ、頑固な奴だ。武藤を悪に偏らせたような奴だな。適当に妥協点を探りたかったが、ここまで意志が固いと……『意思』?) パピヨンはふと、強化外骨格とそれに宿す大首領に思考が及ぶ。 もしもだ、強化外骨格を纏うことになれば、パピヨンが求める肉体強化につながるのではないか? とはいえ、意思が乗っ取られることはアレキサンドリアより聞いている。 だが、もしも鎧を纏っても意思を乗っ取られず、覚悟のように纏うことで力に変えるのなら、好都合ではないか。 (試してみる価値はあるな……) あの大首領の力を得られるのなら、平行世界の移動も容易となる。 また一つ帝王の道へと歩むことになれるのだ。 「……三影英介、キサマに破格の条件を与えてやろう」 「なに企んでいるんだッ!」 「秀、今はキサマと話していない。三影英介と話をしている!」 パピヨンは切って捨てて、さらに一歩前に出る。狂気が瘴気となってあふれ出た。 「キサマを戦える状態で出してやる。本来ならあと四時間必要だが……二時間、いや一時間に短縮してやる。 ただし、調整前で上げる分、戦えるのは、変身できるのは一回のみ! 三影英介、俺には俺の目的がある。 その一回を、俺に利用されるというなら開放してやる!!」 ど・う・す・る、と唇の形をゆっくり作り、パピヨンは問う。 三影ほどの男なら、パピヨンは大首領を利用することを考えていると警戒するだろう。 その上で、話に乗るのならよし。戦う機会を逃す臆病者などに興味はない。完全調整の上で部下になるのが、一番望ましい結末だ。 パピヨンは静かに三影の返答を待った。 「答えは決まっている。俺を解放しろ」 「兄貴!」 秀はうろたえ、三影に声をかける。 「兄貴、考え直してくれよ! せっかく、兄貴は万全の状態で復活できるんだぜ! たかだかあと四時間じゃないか。こ、ここはさ……万全の状態で俺たちのバダンを……」 秀の語尾がだんだん弱くなる。三影の決意を曲げることは不可能だと知っているからだ。 三影は秀が自分のことを理解してくれたのを確認して、再度パピヨンに視線を向ける。 「やはり、その選択を選ぶか」 「当然だ。俺はバダンと共にある」 三影は一回目を瞑り、決意の炎を乗せて開く。 ただ、ZXと戦うことができないことだけが、心残りだった。 「いいだろう! 蝶・迅速に仕上げてやる。感謝しろ!」 えらそうに告げるパピヨンに秀が睨みつけるが、三影は静かに感謝の意を示すだけ。 ただ一度でも戦えるなら、この身はバダンの大首領へと捧げる。 三影の意思は変わらない。 その二人の様子を、秀は黙ってみていることしかできなかった。 そうすることしかできないのだ。秀はあまりにも力がない。 目の前の三影と約束した、『力』は遠かった。そのことがたまらなく悔しい。 己が三影についてきたのは、絶対的な力に、揺らがない意思の強さに憧れたのだから。 今ここで三影が意志を曲げるようなら、それはもう三影ではない。 彼は己が存在意義に従ってパピヨンに戦える準備を終えるよう、望むのだろう。 秀にできることは、奇襲のためにヘルメスドライブを使って戦地に送るだけだ。 秀は三影が死んだ日を思い出す。 ZXと一対一で決着を着けるといい、ZXキックに敗れた三影の姿。 秀の脳裏に刻まれているそれを、またも繰り返すのであろうか。 (そんなことはさせねえ……) 秀はパピヨンに近づき、その頭に向かって鉄パイプを振りかぶる。 殺しはしない。四時間ほど眠ってもらうだけだ。秀がパピヨンに向かって、内心すまないと呟いた。 「キサマが心配しなくても、わざわざ復活させた男を死なせるような真似はしない」 「…………ッ! おまえ……!」 秀が不可解な表情を浮かべるが、パピヨンには考えがある。 変身したところで、機械部分と生体部品の脳に負担がかかり、オーバーヒートを起こすだけだ。 死に至るまでには猶予があるのだから、回収して再度調整をかければいい。 もっとも、戦闘力は落ちるが。 (しかも三影はJUDOとやらを復活させようと動く。気になるのは、強化外骨格は意思を乗っ取るといってもどの程度かだ? 意思の顕在具合によっては、俺の戦力になるかもしれない。三影英介にはその実験台になってもらおうか) まったく意思を塗り替えられるなら、パピヨンには必要のないものと判断できる。 それに、パピヨンを巻き込み、見下している暗闇らに一泡も二泡も吹かせてやりたい。 (そうだ。奴らに意趣返しをするのは、何も三影たちだけではない。バダンの幹部ども。この俺がキサマらに屈辱を味わわせてくれる) ニヤリ、とパピヨンは笑う。やられっぱしは帝王が取るべき道ではない。 借りは返さねば。最悪の形で。 □ 時の牢獄。JUDOは己を閉じ込める暗闇の中を上下左右飛ぶ。 特に理由はない。いつも行なうただの暇つぶしだ。 暗闇の一角に、映像が浮かぶ。内容はサザンクロスに、赤木たちが乗り込んだもの。 期待通り……いや、期待以上の彼らの働きに、この度し難い退屈を紛らわせることができるのではないか。 JUDOの心に漣が起きる。たかだか虫けら【ワーム】と蔑んでいた連中の抵抗にだ。 ただの虫けらだけじゃない。己を同類と呼んだ赤木がいる。 なぜか奴だけは、虫けらと呼ぶ気が起きなかった。 「ほう、うぬが我に用があるとは、珍しいな。ツクヨミよ」 『…………JUDO』 ツクヨミと呼ばれた、JUDOとほぼ同じ姿をした亡霊を前にして笑う。 「ツクヨミ。キサマがいかに手を尽くそうが、無駄だ。我はもうすぐ蘇る。 そして、反逆者……仮面ライダーはZXのみ。我を止めるものはおらぬ」 『だが……お前は止められたがっている。彼と出会ってから』 ククク……とJUDOはツクヨミに返すだけだった。その様子からは真意をはかることはできない。 いや、JUDO自身も始めて湧き上がる感情に、自分の本心を完全には理解できていないのかもしれない。 赤木との再会は、己が肉体と赤木を定めたものなのか、新たな肉体を持って再会したいものなのか、自分でも分からないのだ。 だが、JUDOは確信している。 どちらにしろ、赤木を前にすればその答えが自然と見つかると。 「ツクヨミ……うぬの封印も、我が『進化』と共に無意味なものと化してきている。 だが、奴と再会するのにはそれでは間に合わぬ」 『だからこそ、降臨の儀式を急がせたか』 「キサマの思惑は叶わない。我は今度こそ、この退屈から解放をされる……。クククク……」 JUDOの視線はもうツクヨミには向いていない。 カマキロイドと対峙する、赤木へと熱を持った眼差しを向けていた。 復活の日は近い。 【空間の牢獄 二日目 午後】 【大首領JUDO@仮面ライダーSPIRITS】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:なし [思考・状況] 基本:空間の牢獄を脱出する。 1:赤木との再会。 2:肉体を得る。そして、赤木のいう「酔い」を味わう。 【備考】 ※大首領はあくまで、「肉体を得る」ことを優先しています。 ※強弱は拘っていません。また、バトルロワイヤル開催の理由は、ただの戯れ。 ※一時的に牢獄を脱出できましたが、持続的ではありません。明確な理由は不明です。 (後編)
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覚悟とルイズと大男 ◆1qmjaShGfE 覚悟はルイズに肩を借りながら歩く。 何度も断ったのだが、意外に強情なルイズに押し切られてしまったのだ。 確かに、おかげで歩くのは少し楽であったが、この状態をいつまでも続ける事も出来ない。 「ありがとう、そろそろ体力も回復した」 そう言ってルイズの肩から腕を離す。 ルイズは疑わしげな目で覚悟を見ている。 「本当に? ……嘘だったら承知しないわよ」 「無論だ。この程度の痛みで動けなくなるような鍛え方はしていない」 「やっぱり痛いんじゃない!」 返答に窮する覚悟。 ルイズはふいっとそっぽを向く。 「ふんだ。どうして男ってこう痩せ我慢ばっかするのよ。痛いなら素直にそう言えばいいのに」 拗ねたルイズに覚悟は真顔で答える。 「男に限らない。戦士とはそういうものだ」 ちらっと振り返って覚悟を見るルイズ。 覚悟は終始真顔である。 「……変な人ね、あなた」 そう言われた覚悟は、またしても返答に困る。 口元に手を当てて少し考えた後、覚悟はルイズに訊ねた。 「もしかして、私は君の機嫌を損ねるような事を言ったか? 私にその意図は無かったが、そうだったのなら謝る。すまない」 今度はまじまじと覚悟を見つめるルイズ。 やはり覚悟は真顔であった。 ルイズは何やら納得したようだ。 「うん、やっぱりあなたは変な人よ。さっ、早く病院に行きましょう」 あっさりと機嫌を直してすたすたと歩き出すルイズ。 今度は覚悟が悩む番であった。 『……零よ、やはり女人は謎だ』 「ねえカクゴ、貴方は学校とか行ってるの?」 不意にルイズがそんな事を聞いてきた。 「うむ、逆十字学園に通っている」 「ふ~ん、じゃあもしかしてあなたも魔法使えるの?」 「いや、私は魔法は使えない」 「そっか~、じゃあやっぱり庶民なんだ」 聞き慣れない言葉に、覚悟は怪訝そうな顔をするが、ルイズは気にもせずに話し続ける。 「でも私は庶民だからって、貴方を馬鹿になんてしないわ。だって貴方はあんなに強いんですもの」 覚悟の脳内で等号が二つ繋がる。 魔法が使えない=庶民=馬鹿にする対象 「それは、魔法が使えなく、かつ弱い人間は馬鹿にするに足るという事か?」 「そ、そんな意味で言ったんじゃないわよ。ただ、ほら、やっぱりこういう事は最初に言っておかないと……」 ルイズなりに気を遣った結果なのだろうが、覚悟はまるで理解していない。 不思議そうな顔をする覚悟。 「もういいわよ! カクゴなんて知らない!」 ルイズは突然癇癪を起こして早足に林の中へ入っていってしまった。 そしてその場に取り残され呆然としている覚悟。 いくら考えても、何がどう彼女の気に障ったのか全くわからない。 しかし、このまま彼女を一人にするわけにもいかない。 覚悟もルイズを追って林の中へと入っていく。 「待ってくれルイズさん、一人で居ては危険だ」 「うるさいっ! ついてくるなバカカクゴ!」 絶好調に理不尽なルイズだが、覚悟は馬鹿正直に自分の非を探してみる。 先ほどの会話で、彼女の意図しない受け取り方をしてしまったのだろうか? 「俺が何か間違ったのなら謝る。だから止まってくれルイズさん」 「うるさいうるさいうるさーい! ついてくるなって言ってるでしょ!」 そう言われても、放っておく事も出来ず追いかけ続ける覚悟。 ルイズもルイズでそんな覚悟を無視してずんずん歩いていく。 不機嫌マキシマムのルイズは、ロクに前方の注意もせずに歩いていた。 そのため、木の根に足を引っ掛けてしまう。 「きゃっ」 小さい悲鳴と共にバランスを崩す。 それを見てとった覚悟が走り寄ってルイズの腕を掴もうとするが、そのルイズの姿が覚悟の眼前から消え失せる。 理由はすぐにわかった。 躓いたルイズがバランスを取ろうと伸ばした足の先、ちょうどその場所から少し急な勾配になっていたのだ。 「ちょ、きゃっ、何、これ、なんなのよーーーー!!」 うまい事木々の枝が折り重なってその先が見えないようになっていたらしい。 現に今覚悟からも転がり落ちるルイズの姿はよくみえなかった。 ルイズの悲鳴から、転がり落ちるスピード自体は大した事は無さそうだと判断出来たが、やはり怪我でもしては大変と思い、覚悟も彼女の後を追った。 埃まみれになって起き上がったルイズが悪態をつきながら顔を起こし、最初に目に入ったのは見上げんばかりの巨漢であった。 「……」 その巨漢は食事中であったらしく、手に明らかにサイズの合っていないサンドイッチを持っている。 彼はルイズに一瞥をくれた後、それ以上ひっくり返っているルイズに興味は無いとばかりに目線を外し、サンドイッチを一口に頬張った。 そんな態度がルイズの癇に障る。 「な、何よ貴方! か弱いレディが倒れてるのよ! 手ぐらい貸したらどうなのよ!」 鍛え抜かれた肉体を持つ巨漢を相手に厚顔不遜なこの態度、貴族の生まれは伊達ではないと言わんばかりである。 詰られた巨漢、ラオウはこんな女なぞ心の底からどうでも良かったが、こう近くで騒々しくされるのも何やら鬱陶しいので、黙らせようと考えた矢先、もう一人の乱入者が駆け寄ってきた。 「待てルイズさん」 ぎゃーぎゃー喚くルイズを片手で制してその男、葉隠覚悟はラオウと相対する。 覚悟は、第一声をあげるまえに、まずその頭を下げた。 「すまない、貴殿の食事を邪魔するつもりは無かった。彼女もこのような場所に来て少し興奮した故の発言だ。どうか、気を悪くしないで欲しい」 先ほどの戦いもそうだったが、やはりこの男は気骨のある男らしい。 そんな男の潔い態度は見ていて快い。 ラオウはルイズの時と同じように覚悟を一瞥した後、何も言わずに食事を続けた。 覚悟にはそれだけで意が通じたのか、再度一礼する。 「かたじけない」 そして蚊帳の外のルイズ。 「全然どういう話かわからないんだけど。カクゴ! 説明しなさいよ! 大体そこのおっきい貴方も、こんな危険な場所で食事なんて危機感が無さすぎなんじゃ……」 ぐ~~~。 ラオウも覚悟も一流の戦士である。 そんな二人が、音の出所を聞き逃すはずもない。 しかし、そんな事にまで思考の回らないルイズは全力で誤魔化しにかかった。 「だ、だだだ誰よ一体! わ、私が今危機感の話をしたばっかなのにお腹なんて鳴らして!」 ラオウは覚悟の方に首を向ける。 「故人曰く、女人と小人は御しがたし。だそうだ」 覚悟が彼女をどう捌くのか見てやろうというつもりらしい。 ラオウにとって女なぞどうでも良いし、覚悟にはその傷が治るまでは無理に手を出すつもりは無かったので、銀時の時とは少々違う対応となった。 覚悟はラオウの視線を受け、ルイズに言う。 「済まないルイズさん、ここに来てまだ一度も食事を取っていなかった。もし良ければここで食事を取りたいと思うが如何か?」 そう言われたルイズは良いとっかかりを見つけたとばかりに喰い付いた。 「や、やあね~カクゴだったの。しょ、しょうがないわねまったく、べ、べべべべつに私はお腹なんて空いて無いんだけど、カクゴがどうしてもって言うんなら……」 覚悟はラオウにも訊ねる。 「我々もご一緒させていただいてよろしいか?」 余りラオウ好みの捌き方ではなかったので、ラオウはつまらなそうに答えた。 「好きにしろ」 三人は円形に座りながら黙々と食事を取る。 覚悟は握り飯を既に三つ平らげている。 巨漢の男もバスケットに入ったサンドイッチをほとんど食べきってしまったようだ。 ルイズは何とも居たたまれない空気を感じていた。 『なんだってこんな無口な奴ばっかりなのよ~。もうちょっと場を盛り上げるとか、そういう配慮しなさい二人共!』 しかし、二人が全くそういう配慮をしない中、自分が率先してそうしてしまうのはちょっと悔しい。 結果、やはり無言のまま食事は続いていく。 巨漢はデイバックから飲料を取り出す。 それはガラスの瓶に入っているようで、蓋の部分が金属で覆われている。 『あれって、どうやって空けるのかしら?』 そんな事をルイズが考えていると、巨漢はその瓶の胴回りの部分を片手に持ち、残った手で蓋の部分に手刀を放つ。 ガラスで出来ていると思われたそれは、まるで紙か何かのように簡単に切り落とされた。 驚きに目を大きく見開くルイズ。 「ちょ、ちょっとちょっと! そこの貴方! 今何やったのよ!?」 それには隣で見ていた覚悟が答えた。 「手刀で切って落とした。修行を積めば誰でも出来る事だ」 「どんな修行よそれ! カクゴだって出来ないでしょあんな事!」 「可能だ。必要が無ければやらないが」 事も無げにそう言う覚悟に、別に大した事はしていないといわんばかりに平然としている巨漢。 少しだけ巨漢の事を見直したルイズは彼を改めて見てみた。 確かに鍛え上げられた肉体であるし、彼の持つ雰囲気は独特でえもいわれぬ迫力があった。 その巨漢の彼は、飲料を口に流し込むとほんの少しだけ眉をひそめてみせた。 「この飲み物は何だ?」 そう問うた巨漢に、覚悟が表情を変える。 「毒か!?」 その鋭い表情は巨漢の身を案じての事であり、それを察したラオウも過剰とも思える覚悟の態度にも大きく反応したりはしなかった。 「いや、毒ならばわかる。だが、これは何とも形容しずらい……貴様も飲んでみるか?」 そう言って覚悟に瓶を差し出す巨漢。 覚悟はそれを受け取り、すぐにそれを試そうとする。 「待ちなさいよカクゴ! もしかしたらそいつが私達を騙そうとしてるのかも……」 「断じてそれは無い。我が身を案じてくれるのは嬉しいが、戦士を貶めるような言動は控えていただきたい」 ルイズの台詞をみなまで言わせずぴしゃっと言い放つ覚悟。 何を持って覚悟がこの巨漢を戦士と認めたのかは知らないが、そう言った時の覚悟の言葉がいつもより強い物であったので、ルイズはそれ以上は言わなかった。 巨漢の勧めに従って、覚悟もその飲み物を口にする。 覚悟は、巨漢と全く同じリアクションをした。 「……確かに、これは……何と言ったものか」 難しい顔になる覚悟に、ルイズも少し興味を引かれたらしい。 覚悟からその瓶を受け取って自分も飲んでみる。 まず最初に、口の中に広がる泡に驚いた。 しかも、その泡は甘いのだ。 ルイズもやはり二人と同じように難しい顔になる。 「マズイって事じゃないけど、こんな飲み物飲んだ事無いわ」 難しい顔のまま、ルイズは瓶を巨漢に返す。 巨漢はそれを受け取ると、残った分を一息に飲み干し、ラベルを読んでみた。 「うむ、後味も悪く無い。こか・こーらというのかこれは?」 何故か鷹揚に頷く覚悟。 「ふむ、こかこーらか」 巨漢はデイバックから同じものをもう一本取り出し、また手刀で蓋を開けると、こかこーらを飲みだした。 そんな巨漢の様を見て、ルイズは初めてこの巨漢に親しみを覚えた。 『気に入ったんだ、コレ』 ふと、ルイズの目に開きっぱなしになっている巨漢のデイバックの中身が見える。 そこには、ランダム支給品の紙が入りっぱなしになっていた。 「あら? 貴方支給品はまだ見ていないの?」 巨漢はちらっとルイズの方を見ると、デイバックに手を伸ばし、二本の指で一枚の紙を拾い上げる。 そしてその指を軽く振ると、紙は折りたたまれた状態でまっすぐにルイズに向かって飛んでいった。 「わっ」 慌てて受け取るルイズ。 「俺には必要無い」 覚悟はその巨漢の何気ない動作に驚嘆していた。 折り畳まれていたとはいえ、あのように薄く柔らかい物を狙った場所に正確に投げる技術。 腕力だけの男ではないと思っていたが、その巨大な体にどれほどの技を秘めているのか。 そんな覚悟の思いを他所に、ルイズは紙の書かれた文字を見て歓喜の声をあげる。 「嘘っ! これキュルケの杖じゃない!」 ルイズがすぐに紙を開くと、書かれていた通り、小ぶりの杖が一本出てきた。 「これさえあれば、私も魔法が使えるわ!」 メイジと杖は不可分な存在である。どんなに優秀なメイジといえど、杖が無くば魔法を操る事は出来ないのだから。 それ故、杖が手元に無い不安感は大きい。そしてそれが解消されたルイズの喜びようといったら無かった。 「ねえ、本当にこれ私がもらっちゃっていいの!?」 「かまわん」 即答する巨漢に、ルイズは満面の笑みになる。 「ありがとう!」 覚悟はそれを微笑ましい顔で見ていた。 彼女がこんなに嬉しそうにしているのを見るのは初めてだ。 自分はこの笑顔を守る為に戦っているのだ。そう実感出来る、そんなルイズの笑みであった。 「これさえあれば、私だって活躍出来るわよ! カクゴだけに良い格好させないんだから!」 目を細めてそれを見ている覚悟。 「それは頼もしい。確か魔法うんぬんと言っていたが、それを使えば魔法が使えたりするのか?」 覚悟の言葉に、ルイズの表情が凍りついた。 「え? ああ、うん、そうね。ま、魔法はもちろん使えるわよ。なんたって私は貴族なんですから」 ルイズの表情の変化に覚悟は気付かない。 「なるほど、ルイズさんは魔法使いなのか。それで、その魔法というのはどんな事が出来るのだ? 一度見てみたいものだ」 どんどん窮地に追い込まれていくルイズ。 『あからさまに嫌がってるのがわかんないのこのバカクゴ! 本当に空気読まない人ね貴方は!』 助けを求めるように巨漢の方を向く。 「ねえ、貴方は魔法なんて別に見たくないわよね?」 巨漢は、まるで地を這う害虫か何かを見るような見下した目で、ルイズを見ていた。 沸点の低いルイズにこれに耐えろというのは無理な話であった。 「いっ、いいわよ! 見せてあげようじゃない! 私の魔法見て腰抜かしたって知らないんだからね!」 流石に怪我人である覚悟を巻き込んでは悪いと思い、少し離れた場所に立つルイズ。 「い、いくわよっ!」 静かに呪文を唱え始める。 それが中々に堂に入った唱え方だったので、覚悟も巨漢もそんなルイズの姿に見入ってしまう。 ルイズの前方に光が集まる。 そして、爆発した。 「おおっ!」 思わず声をあげる覚悟。 巨漢もほう、と息を漏らす。 そして爆煙に咳き込むルイズ。髪は爆風でぼさぼさである。 「も、もう一回よ! 今のはキュルケの杖だから失敗したのよ! 次は絶対うまくいくんだから!」 再度詠唱に入るルイズ。 巨漢は覚悟に聞いた。 「見たか?」 「見た。いや、見えなかったと言うべきか。何も無い空間に突然爆発が発生した」 「爆薬も火も無い。不可思議な事よ」 今度はより集中していたせいか、少しだけさっきより大きな爆発が起きた。 ルイズは乱れた髪を直す事すらせずにその場に座り込んでしまう。 大見得をきっただけに、二度の失敗は流石に恥ずかしいようだ。 覚悟はそんなルイズに拍手を送った。 「お見事。天晴れな魔法なり」 ルイズは覚悟の言葉にきょとんとした顔になる。 「え?」 「二度も見せてもらいながら、私にはどうやったのか見当もつかなかった。何も無い場所に爆発を起こす奇跡、いやお見事であった」 驚いて巨漢の方を見ると、彼もさっきの見下すような視線はしていなかった。 「そ、そう? 私そんなに凄かった?」 「もちろん。この覚悟、感服しました」 覚悟の馬鹿丁寧な賛辞に、ルイズは少しだけ自信を取り戻した。 「あ、ありがとう。そっか、二人共魔法を見た事が無いんだ」 少し照れながらそう言うルイズを見て、覚悟は彼女がまた気分良くなったと思い、安心する。 「しかしルイズさん、一つ気になる事があるのだが」 「ん? 何?」 「魔法が凄いのはわかったが、爆発の中心に居てルイズさんは痛くないのか?」 「痛いに決まってるでしょバカ!!」 もう何度目になるか、またまた機嫌の悪くなったルイズを他所に覚悟は巨漢の男と別れを告げる。 巨漢は最後に妙な事を訊ねた。 天に輝く北斗七星の脇に星は見えるかと。 覚悟もルイズもそんな星は見えないと言うと、彼はそれ以上何も言わずに去っていった。 一緒に行動しよう、そう声をかけられない雰囲気が彼にはあったのだ。 一目見た時からわかった、彼は生粋の武人であり、数多の戦場を戦い抜いた猛者であると。 それ故、極度の馴れ合いは彼の好む所ではないと考えたのだ。 しかし、覚悟は彼がルイズに笑顔をもたらした事を忘れるつもりは無い。 いずれ彼に助けが必要な時が来たのなら、全力で力になろう。 そう、心に決めたのだった。 【H-3 西部 林 1日目 早朝】 【葉隠覚悟@覚悟のススメ】 [状態]:全身に重度の火傷 胴体部分に銃撃による重度のダメージ 全身に打撲(どれも致命傷ではない) 強い決意 [装備]:滝のライダースーツ@仮面ライダーSPIRITS [道具]:ハルコンネン(爆裂鉄鋼焼夷弾、残弾5発、劣化ウラン弾、残弾6発)@HELLSING [思考] 基本 牙無き人の剣となる。 この戦いの首謀者を必ず倒す。 1 病院に向かいルイズの言うとおり治療を受ける。 2 ルイズを守り、スギムラを弔う。 3:いずれ巨漢の男(ラオウ)の力になりたい 【ルイズ@ゼロの使い魔】 [状態]:右足に銃創 中程度の疲労 両手に軽度の痺れ 強い決意 [装備]:折れた軍刀 [道具]:支給品一式×3 超光戦士シャンゼリオン DVDBOX@ハヤテのごとく? キュルケの杖 [思考] 基本 スギムラの正義を継ぎ、多くの人を助け首謀者を倒す。 1 病院に向かいカクゴを治療する。 2 スギムラを弔う 3:才人と合流 【ラオウ@北斗の拳】 {状態}健康 {装備}無し {道具}支給品一式 {思考・状況} 1 ケンシロウ、勇次郎と決着をつけたい 2 坂田銀時に対するわずかな執着心 3 強敵を倒しながら優勝を目指す 4 先ほどの短髪の男(覚悟)が万全の状態になれば戦いたい 069 ハッキング 投下順 071 風を切る感覚 069 ハッキング 時系列順 071 風を切る感覚 030 A forbidden battlefield 葉隠覚悟 080 奥行きの操作は真正面から見てはいけません 030 A forbidden battlefield ルイズ 080 奥行きの操作は真正面から見てはいけません 030 A forbidden battlefield ラオウ 079 Blue sky
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『朝日奈葵は回顧する』 最後の学級裁判を終えたあの日、霧切ちゃんは事件の“クロ”として処刑された。 本当に彼女が戦刃むくろを殺した犯人だったのか今となっては判らない。 彼女自身が真実を口にしないまま死んでしまったのだから、確かめる術もない。 いずれにせよ、あの日を最後に私たち生き残り組は外の世界への希望を捨てた。 つまりは、この希望ヶ峰学園の中で一生を過ごすことに決めたのだ。 ―――「ママ、どうしたの・・・こわいかお・・・」 その言葉に、突如意識が現実へ引き戻される。 自分がいるのは薄暗い個室。腰掛けているのはベッドの上。 声の方向へ視線を落とすと、二つの幼気な瞳が私を不安げに見つめていた。 そうだった この子を寝かしつけてる最中だったんだ ぎしり、とベッドのスプリングを軋ませて、私は我が子の側へ寄る。 「なんでもないの ちょっと、考え事してただけだから・・・」 「安心して寝てね ママが側にいてあげるから・・・」 そう言いながら、柔らかな髪を優しく撫でてあげる。 どうやら安心してくれたようだ。 満足げな笑みを浮かべながら目を閉じると、ものの数分も経たないうちに穏やかな寝息を立て始めた。 コンコン 私が一息ついたところで、部屋のドアが小さくノックされた。 私は足早にドアへ近づき、音を立てないようにそれを開け訪問者を出迎えた。 「やぁ、朝日奈さん・・・もう、大丈夫かな?」 「ん たった今寝てくれたトコだよ さ、入って」 「う、うん!」 待ちきれない様子で部屋に入ってきたのは、苗木。 私の大好きな人。そして、あの子の父親。 苗木が静かにドアを閉め、廊下から差し込む光が再び見えなくなると・・・ クチュ・・・ どちらからともなくキスをする。 待ちきれなかったのは、私も同じだった。 チュウ・・・ジュッ、ジュパッ・・・クチュッ 「ん・・・はぁっ・・・・」 苗木の唇から漏れる熱い吐息が私の頬にかかる。 「んふぅ・・・んっ、あっ・・・」 ジュッ・・・ジュル・・・ズズッ・・・・・・ 私の唾液と苗木の唾液が混ざり合い、糸を引きながら垂れていく。 唇から、顎へ。 顎から、胸へ。 私の首を伝う唾液がシャツの裏側に流れ込み、胸にじっとりとした温かさを感じ始めた頃。 「・・・ひぁっ!!」 苗木の手が私の秘部を服越しに撫でた。 私の背に電流にも似た刺激が走る。 「朝日奈さん・・・もう、もういいでしょ?ボク、これ以上我慢できないよ・・・」 苗木が情欲に潤んだ瞳で私を見つめる。 ・・・血は争えないらしい。あの子の母性本能をくすぐる目は、父親譲りか・・・。 「ん・・・わかった。でも、シャワールームに行こ? ここでシちゃうと、あの子が起きちゃうから・・・」 苗木は無言のまま頷いて、同意してくれた。 私は苗木の手を引いてシャワールームの中へ滑り込んだ。 「・・・はぁっ!はぁっ!」 シャワールームに入った途端、苗木は私に抱きついてきた。 その目にはさっきまでの幼気さは残っておらず、代わりに獣のような熱い滾りが宿っている。 「ちょっ、ちょっと待ってよ苗木ぃ!まだ服も脱いでないんだから」 「いいから じっとしてて」 ・・・! いつにない苗木の迫力に気圧されて、私は言われるがまま壁に寄りかかった。 苗木は両手で私の胸を乱暴に揉みしだく。 「うあっ・・・ちょっと、痛いよ苗木・・・」 「それは違うよ!!・・・だってほら、こんなに熱く、固くなってる」 苗木は私のシャツをめくりあげ、私の胸の先端部をコリコリと指で転がして見せた。 「ううっ、そうだけどぉ・・・ひうっ!」 苗木に隠し事は出来ないようだ。指の次は舌で胸を愛撫され、甘い声が漏れてしまう。 「あっ、だめっ、あっ、あっ・・・ふあああっ!」 乳首を軽く甘噛みされ、軽く果ててしまった。 「朝日奈さん・・・イっちゃった?」 「うん・・・私、胸だけでイっちゃったぁ・・・苗木の手と口でイっちゃったぁ・・・」 でも、まだ足りない。もっと欲しい。 見事に火が点いてしまった私はハーフパンツもショーツも脱ぎ捨てて生まれたままの姿になると、 シャワールームの床に四つん這いになり期待の念を込めて苗木を見上げた 苗木は私の意図を理解してくれたようで、ベルトをカチャカチャと音を立てながら外し、そのままズボンも脱ぎ捨てた。 苗木のパンツは彼自身で大きく膨らみ、今にも暴発してしまいそうだ。 私は苗木のパンツに指をかけ、そのまま一気に引き下ろした。 瞬間、パンツから肉棒が力一杯に飛び出す。 いつもの苗木からは想像できないような暴力的な赤黒さ。脳の中まで犯されるような青臭いニオイ。 「舐めてよ、朝比奈さん」 「え?・・・あっ!うんうん 舐めればいいんだね!」 視覚と嗅覚を目の前の“モノ”に占領され、苗木の言葉を理解するのにしばらくかかってしまった。 口中に唾液をため、苗木の熱い肉棒を咥える。 「んっ・・・ちゅう・・・んぶっ・・・」 口腔で肉棒をすっぽりと包み込むように。舌だけを動かして全体を丹念に舐め回す。 「いいよ、朝比奈さん、すごくいい・・・」 ・・・♪ 苗木の切なそうな声が私の心をゾクゾクと刺激する。 苗木が喜んでくれると、私も嬉しい。 「ふふ・・・まだだよ・・・ちゅっ・・・れろれろっ」 一度肉棒から口を離し、今度は各部を集中的に舐めていく。 亀頭、カリ裏、サオ、そして陰嚢。口だけでなく手も使って、絶えず異なる快感を与えられるように。 性技のいろはも知らない私だったが、この数年ですっかり仕込まれてしまった。 「はぁっ・・・はぁっ・・・胸も・・・いいかな・・・っ・?」 「ん・・・ぷぁっ!・・・もう、注文が多いなぁ でもいいよっ 苗木だもん!」 唾液とカウパーでぬらぬらと光る肉棒。この分なら潤滑剤は要らないだろう。 自慢の--かつてはコンプレックスだったが--大きな胸で挟み、扱き上げていく。 私のストロークに会わせて苗木も腰を振る。 「う・・・あぁ・・・いいよ・・・いいよ・・・っ」 ガクガクと震えながら快感を伝えてくる苗木。ますます嬉しくなってしまう。 ジュブッ ヌププッ ズブッ ジュプッ 更に唾液を咥えながら扱くと、いやらしい音がシャワールーム中に響き私を昂ぶらせる。 苗木の腰の動きが速くなってきた。絶頂は近そうだ。 「!? ぐぶぅっ!!」 強い力で苗木が私の頭を押さえつけると、肉棒が喉奥まで一気に突き刺さった。 「飲んでっ!朝比奈さんっ!!」 ドクンッ・・・ドクンッ・・・ドクドクドク・・・・ 血液が脈打つように発射される苗木の精子。 苗木自身の味が体中に広がっていくようで堪らない。脳が痺れるような快感だ。 「・・・・ぷぁ・・・あー・・・」 もう思考など働かない。 「ふぅ・・・良かったよ、朝比奈さ・・・ん?」 「なえぎぃ・・・いれてぇ・・・わらひのなか・・・・いれへよぉ・・・」 シャワールームの床にだらしなく転がった私は自らの手で秘部を開き苗木を誘った。 「おっきぃのいれてぇ・・・あついのいれへぇ・・・にゃえぎぃ・・・♪」 両手の指で自分の秘部を音を立てて弄る。苗木の肉棒を咥えている間に限界まで高揚していたようで、愛液が溢れて止まらない。 「・・・」 無言のまま私に覆い被さり肉棒を私の秘部にあてがう苗木。 苗木の体温を全身で感じる。幸福感に包まれているようだ。 「朝比奈さん・・・すっかり、淫乱になっちゃった、 ね っ ! ! 」 「うぁああああっ!!!」 即座に全身を駆け巡る、今日一番の快感。 濡れそぼった秘部は苗木のたくましい肉棒も難なく受け入れた。 「はっ・・・はっ・・・はっ・・・」 もはや苗木は言葉を口にしない。シャワールーム内には私の喘ぎ声と、淫らな水音だけが響く。 「ああっ!なえぎっ!!いいよっ!!なえぎぃっ!!」 苗木の肉棒が動く度、頭の中を染める閃光。 「もっと!!もっとぉっ!!おくまでっ!!おくまでぇっ!!!」 いくら壁一枚隔てているとはいえ、ここまで声を上げればベッドのあの子に聞こえてしまうかもしれない。そんな背徳感が快感を更に高める。 「あはっ!!そう、そこっ!!!ざらざらのとこ、ひっかいてぇ!!!!」 何度体を重ね合ったかもわからない。弱点などとうにバレバレだ。 「・・・っ!!朝比奈さんっ!そろそろっ、限界っ!!」 苗木の腰の動きが変わった。小刻みで速いピストン。 苗木がどうしようとしているのかを理解し、私はそれに応えることにした。 「いいよっ!!!中にっっ!!!子宮の中にだしてっっっ!!!! そのままっ!!そのままっっ・・・・イくっ!!ふあああああああああああああっっっ!!!」 ビュルルルルルルッ・・・・トクトクトクトク・・・・・ 子宮に流れ込んでくる苗木の熱い精子の奔流。 最後の絶頂を迎えた私達は、そのまま力尽きたように眠りに就いた。 『---オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました---』 相変わらずのふざけたモーニングコールで目を覚ます。 学園生活当初は毎朝苛立ちを覚えたが、今となっては慣れたものだ。 横では苗木が静かな寝息を立てていた。親子共々、何という愛らしさだろう。 作夜の激しさとのギャップに思わず吹き出してしまいそうになる。 「なーえぎっ 起きてっ もう朝だよっ」 チュッ♪ 「ん・・・おはよ 朝比奈さん」 眠い目を擦りながら目覚める苗木。 王子様はお姫様のキスで目覚めるのだ・・・そうだっけ? 「さっ、早くシャワー浴びて身支度しようよ! 食堂に行かなきゃ!」 「ちょ、ちょっと待ってよー」 「だめだめ!あの子にミルクもあげなきゃいけないんだから ほら急いだ急いだっ!」 この生活を選んだことが正しかったのかどうか、今の私にはわからない。 子供達が将来どうなってしまうのかもわからないし、思いを巡らせるのが正直、怖い。 それでも私は、今この一瞬の幸せを感じていたいのだ。もう少しだけ・・・もう少しだけ・・・。 ○オマケ 身支度を済ませ食堂へ。もちろん可愛い我が子の手を引いて。 食堂に着くと先客がいた。 「おかぁさんおはよー!!・・・だべ」 父親譲りの独特な天然パーマを揺らして可愛い我が子が走ってきた。 もちろん優しく抱き止めてあげる。 「もふもふもふ・・・おかぁさんいいにおいだべ!!」 「ずるい!ボクのおっぱい!ママのおっぱい!」 「おまえはきのういっしょだったんだからいいべー!!」 あぁ、また喧嘩になってしまった。なるべく平等になるように毎晩交互に可愛がっているつもりなのに・・・ 「あぁコラコラ!喧嘩すんなっつったべー!!母ちゃんはみんなの母ちゃんなんだかんな!」 ! ずいぶん葉隠らしくない言葉・・・ 「葉隠ー たまには良いこと言うじゃん!見直したよっ」 「そうだべ?俺だってもう一人前の親父だっての! ・・・ところで朝比奈っち、そろそろ我慢できそうにないから後で風呂に行ったときでも・・・」 ボカッ!! 「あいてー!!」 「・・・子供の前でなんてこと言うのさっ!やっぱり最低っ!」 朝日奈さんは、絶望学園で唯一健康的エロスが似合うお方 ナエヒナ流行れ、超流行れ (2011-01-27 18 00 41) 朝日奈かわゆい (2012-03-14 15 48 12) 腐川亡きいま十神が子育てしてるのか・・・ (2012-09-06 08 44 26) 朝日奈のおっぱい揉みてぇ (2013-07-28 15 21 03) Comment: