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初投稿です。 厨くさいゆっくり登場 秘密結社ゆドルー ここはとある森の中にある洞窟。ここには沢山のゆっくりがあつまる。 しかし、そのゆっくり達の目的は、とてもゆっくりしていなかった!! ここでは主な武器(ガラスの破片等など)やあまあま、または傭兵ゆっくりなどを売買していた。 それをおこなっているのが、秘密結社ゆドルーである。 このような名前を付けたのは、この群れの首領ドスまりさである。 ドスは、昔は群れを牽きいるただのドスだった。 しかし、ある日、「力」を手に入れたドスは、組織を立ち上げ、今ではこの森では知らぬゆっくりなど いないほどの力を備えるようになった。 ある群れの長まりさが組織の長であるまりさと取引をしていた。 「まりさのむれにさからうゆうかがいるんだぜ!うでのたつゆっくりをやといたいんだぜ!」 「見返りは?」 「ゆっ!びゆっくりをしんていするんだぜ!」 するとまりさの後ろかられいむが出てきた 「い”や”だぁ”ぁ”ぁ”!ばでぃざぁ”あ!だずげでぇ!でいぶなにもじでないでじょう!」 「うるさいんだぜ!れいむはどれいになるためにそだててきたんだぜ! まりさにおんをかえすんだぜ!」 「じね!はじじらずのばりざはじねぇぇぇ!!」 と醜く泣き叫ぶれいむであるが、確かに肌や飾りの状態がなかなか良い。 よほどゆっくりゆっくりな暮らしをしていただろう・・・・ ドスはそう考え、どのゆっくりを差し向けるか考えていた。 相手が一匹なら、暗殺が適しているゆっくりを派遣するのがセオリーだ。 そう考え、ドスは適当なゆっくりにようむを連れてくるよう指示した。 指示を受けたゆっくりは傭兵ゆっくりの待つ部屋へ向かった。 それから数分後・・・ やってきたのは仮面を被ったゆっくりであった。 その風貌は愛らしいようで、いくら隠しても隠しきれない殺気を感じさせる 「なんのようだみょん?ドス。いまからさくやとあまあまをかりにいくところだみょんが・・・」 「仕事だ。お前の好きな胴つきのゆっくりをやれるぞ。 それを聞くとようむは仮面を外し、その舌の黒い笑みをドスに見せつけた。 そのとき長まりさは、1匹でれみりゃに襲われた恐怖より本能的恐怖に襲われた。 「ゆっゆっ!な・・・なかなかつよそうなゆっくりだね!よろしくね!」 それを表に出さないように強気にしゃべりかけた。 まりさの小さなプライドがさせたのだ。 しかし、それをそれを無視し、ようむは美ゆっくりに目をつけた。 「ドス。このれいむをもらいたいんですがかわまんみょんね。」 どすはそれを聞いて微笑しながら答えた。 「構わんが、帰りに適当なのを五匹ほど頼むぞ。」 「ありがとうだみょん!」 ここでようむは溢れんばかりの笑み! 「じゃあまりさはこれでゆっくりかえるよ!」 長まりさはその得体のしれないようむにれいむ渡し、逃げるように帰って行った。 「まっでぇぇぇぇ。でいぶをお”いでがっゆぴっ!」 まりさを追いかけようとしたれいむは、みょんに捕まり、奥へと連れていかれた。 そしてここからは、傭兵ようむの趣味がはじまる。 「だずげでぇぐださいィィィ。れいむはまだじにだぐありまぜん。あがぢゃんとゆっぐりじだいでず。 あまあまをだべでじあわぜぇになりだいでずぅ」 しゃべるや否や命乞いを始めるれいむにようむはそれを無視しつつ、自分の愛用の三本の はくろうけんを同時に咥えて、れいむの方を見る。 そして器用に咥えながら喋る。 「美しい・・・」 「だがらだずげ・・・っゆ?」 れいむはその言葉を聞いて安心感と自信が出てきた。 「っゆ!そうだよ!れいむはむれでいちばんのびゆっくりなんだよ! そんなれいむといっしょになれるようむはあまあまをもっ「ミョン!」ゆぎゃああああああああ!」 その瞬間にれいむの体に三本の線が入り、そこから餡子が垂れ出る。 「いたい!いたい!れいむのきれいなもちはだがああああああ!」 はくろうけんの先端に付いた餡子を舐めながらようむは呟く。 「美しい・・・。だがきさまのちでけしょうしたみょんはさらに美しい!」 バジュ! 「ゆひぃ!」 ヒュン!トン! 壁に飛びながら、その反動で様々な位置から一撃を入れる。 「モットオビエテクレー!」 バシュ! 「でいぶのおりぼんざんがぁぁぁぁあああああ!」 「ヒョー!ミョン!」 ディクシュwww! 「ゆぎゃあああ!おべべぎゃあああ!」 それから30分程でれいむはやっと死ねる事ができた。 ようむの一撃一撃が中核餡子を傷つけることなくれいむの体をえぐっていったのである。 「・・・ふう。じゃあしごとするみょん。」 自分の欲求を満たし、次への欲求を満たしに行くようむであった つづく? このSSに感想をつける
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※駄文、稚拙な表現注意。 ※俺設定注意 ※以前「ゆっくり Change the World」でリクエストしていただいたゆっくり大妖精とゆっくりるーみあ、れみりゃがでます。 ※どこかでみたようなキャラが出てきますがあくまで実在の人物や東方キャラとは関係ありません。 ※誰がこんなキチ●イSSを!!D.O先生お許しください!!な箇所があります。 ババ・・紫社長の結婚から1ヵ月後の2月某日。 その日幻想町は奇妙な熱気に包まれていた。 「おい7時からビートM男とあらねが特設ステージでライブやるって。」 「まじで!?絶対いかなきゃ!!」 「あっちでめすぶた行列やってるぞ。見に行こうぜ!!」 「めすぶた神輿って何時からだっけ?」 道にあふれかえる祭りの参加者達。広場にはいくつもの屋台が立ち並ぶ。 そう今日はお祭り。幻想町2月の祭り「幻想町めすぶた祭り」の日なのだ。 めすぶた祭り 作、長月 「めすぶた祭り」とはなにか。ずばり幻想町のめすぶた、ゆっくりてんこのお祭りである。 数年前紫社長が 「なんかこの時期退屈だからお祭りやりたーい。なんか青森のねぶた祭りっぽいやつ。」 と言ったのがこの祭りの始まりと言われている。昔から無茶苦茶なお人だったのだ。 そこで罪袋と呼ばれる紫社長親衛部隊が試行錯誤の末、考え付いたのがてんこを使った祭りだった。 ここ幻想町ではゆっくりの生息数が異常に多く、希少種も当たり前のように森や街中で生活している。 なかでもてんこは希少種のなかではずば抜けた数でこの町に生息しており、町立公園にはてんこ種の群れがあるほどだ。 これなら町の名物としても通用するし、めすぶたとねぶたは音が似ている。(実際紫社長には大うけだった) こうして紫社長の思い付きから始まっためすぶた祭り。今では他県から参加する観光客も訪れる例大祭に並ぶ幻想町を代表するイベントへと成長した。 では実際にどんなイベントがあるのか見ていこう。 ここはごく普通の住宅街。ごく普通の町民がごく普通に暮らしている。 しかし今日だけは違っていた。 道路を歩くてんこ達。長老てんこを先頭にその数30といったところか。数十頭のてんこ達が街中を練り歩くさまは大名行列をおもわせる光景だ。 彼女達はこの近くの町立公園で暮らすてんこ達であり、めすぶた祭りの参加者だ。 「ハァハァ、にんげんさんはどうてんこをいじめてくれるのかしら・・」 「ほんとうにたのしみだわー。」 「おさもくればよかったのに。」 「あの子はお兄さんとメスブタなお歌を聞きにいっちゃったわ。それに今の長は貴方じゃない。」 あきれた様に言う長老てんこ。 この群れは先日長が交代した。前の長がお兄さんに気に入られて飼いゆっくりになったので、それまで幹部をしていたてんこが長に昇進したのだ。 とはいえ新しい長はまだまだ頼りないので一人前になるまでは、それまで隠居していた長老てんこが群れを取り仕切るようになっている。 「あ・・・あのおうちよ、みんな!!」 なにかを見つける長老てんこ。その視線の先には表札の横に張られた「めすぶた祭り公認」と書かれたシールがあった。 「それじゃあみんな虐められるときはマナーさんを守ってね!!マナーを守れない子はメスブタじゃないわ。それと・・」 「とりっくおあひゃっはーっていうんでしょう?ちゃんとおぼえてるわ!!」 そう言いながら我先に玄関に跳ねていくてんこ達。大丈夫かしらと苦笑しながら長老てんこもそれに続く。 そうこのてんこ達の行動は祭りのイベントのひとつで通称「めすぶた行列」と呼ばれている。 「トリック・オア・ヒャッハー(虐めてくれなきゃ、いたずらするぞ)」 と言いながら指定された家々を回っていき、そして家のものに虐めてもらうのだ。 ちなみに虐め方は特に指定されておらず 「えーい。ちくちくー。」 裁縫針でてんこをつつく者。 「ホーホホホ!!メスブタはメスブタらしく地面をなめてなさい!!」 ハイヒールで踏みつける者。 「うぉおおおおお!!!てんこぉおおおおお!!!君が!!イクまで!!なぐるのをやめないぞぉおおおおお!!!」 叫びながらハエタタキでてんこを殴り続ける者。各自、自由にてんこを虐めている。 皆めすぶたまつり運営委員会に協力する町民達だ。 いやこれねぶた祭りじゃなくてハロウィンだから!!とつっこみたくなる者も多いと思う。 しかしここは幻想町。面白ければそれが正義。幻想町では常識に囚われてはいけないのだ。 「んほぉおおおおお!!!さいこぉおおおお!!!」 てんこ達の嬌声が幻想町にこだました。 「へい!!赤ゆ焼き1ちょう。500円になります。」 「焼きそばまだできないのー?」 「おーい誰かつり銭両替してくれー。」 「ママーあそこのてんこ人形買ってー。」 「お譲ちゃん、くじ引いていかない?一等は魔法少女臭フローラルゆかりんのなりきりセットだよ。」 活気あふれる人々の声。焼きそばやお好み焼きのソースのこげる匂い。祭りの喧騒が伺える。 そんな祭りの屋台のど真ん中、その少女はいた。 「うー。二人ともどこいっちゃったのかなあ・・・」 彼女はチルノ=ホワイトロック。幻想女学院の中等部に通う学生だ。 先輩の嘆き子、そして親友の大ちゃんと祭りにきたのだがいつのまにやらはぐれて一人になってしまったのだ。 いや正確には一人ではない。 「ちるのママ・・・」 そう心配そうに上目遣いでチルノを見る少女・・・ではなくこれは胴付きゆっくりだ。 彼女はゆっくり大妖精。希少種が珍しくない幻想町でもかなり希少なゆっくりだ。胴付きなら尚更である。 このゆっくり大妖精、以前チルノが山へ遊びに行っていた時に発見したゆっくりだ。 とはいえチルノも最初にこのゆっくりを見たときは度肝を抜かれた。 自分の親友そっくりの顔をした小人が「みゃみゃー」と自分にハイハイしてきたのだから当然である。 なぜか自分に懐き、親もいなかった為チルノはこの子を家で飼うことにしたのだ。 その後大妖精はすくすくと成長し、ぬいぐるみ程度の大きさから小学生低学年程度のサイズまで大きくなった。 「大丈夫よ、ちっちゃい大ちゃん!!迷子の先輩と大ちゃんはあたいが見つけてやるんだから。」 そう自信満々に言い切るチルノ。まったく根拠のない自信な上、迷子になっているのは自分の方だという自覚がまるでない。 それを察してか大妖精も不安そうである。 「おい!!だれかそいつを捕まえてくれー!!!」 そんなチルノ達の後ろから突如、怒声が響いた。 「なんだろう?行ってみよう、ちっちゃい大ちゃん!!」 大妖精の手を引き現場へ急行するチルノ。 どうやら自分たちが迷子なことはすっかり忘れたようである。 「おい!!だれかそいつを捕まえてくれー!!!」 屋台の主人が叫ぶ。 「ゆっへっへっ。バカなじじいどもなんかにはつかまらないのぜ!!」 屋台の裏の雑木林へ逃げるまりさ。その帽子と口には売り物だった絵本あき饅頭がたっぷり詰まっている。 屋台あらしだ。 毎年祭りにはこの手のゆっくりが必ずでてくる。屋台の主人達も気をつけてはいるものの被害は後をたたない。 このまりさは屋台あらしの常習犯だった。逃げ足も早く逃走経路の選択も巧みだ。 主人側としては現金のある店を空にして追うわけにもいかず泣き寝入りするしかない。 ・・・と思われた。 「にげられるとおもっているのですか?おお、おろか、おろか。」 「な・・・なんできめぇまるがいるんだぜぇええええ!!!」 前方に突如現れたきめぇ丸に驚きを隠せないまりさ。なんとか急旋回し逃げようとしたその時 「そーなのかー。」 突然木の影がまりさに襲い掛かりガブリとまりさの顔に噛み付き・・・そのまま皮を噛み千切った。 「ぎゃあああああ!!!まりさのだんでぃなおかお!!!りゃくしてマダオがぁああああ!!」 激痛に転げまわるまりさ。その間に屋台の主人が追いついた。 「ありがとう。助かったよ、きめぇ丸・・・そしてるーみあ。」 「るーみあ・・・?」 不思議そうなまりさ。そんなまりさを尻目にるーみあが闇の中から姿を現す。 そう木の影だと思ったのはゆっくりるーみあが擬態したものだったのだ。闇を操る程度の能力を持つるーみあにとってこの程度の待ち伏せは造作もないこである。 「さぁこい!!この、まさに大腸菌以下の汚物、略してマダオが!!加工所に引き渡して地獄見せてやる!!」 「いやだぁああああ!!!ゆっぐりできなぁぃいいいいい!!!」 まりさはそのまま屋台の主人に連行された。 「うー・・こうたいのじかん。」 「おつかれさまだどー!!」 入れ替わるように現れるふらんとれみりゃ。きめぇ丸とるーみあに親しげに話しかける。 それもそのはず。この4匹は同じレンタルゆっくりショップに所属するゆっくりなのだ。 近年増加するゆっくり達の犯罪。警察はゆっくり達の微罪など構ってられるほど暇ではなく、被害届けを出してもまともに相手にしてもらえず、警備員を雇おうにも人件費がバカにならない。 そこで産まれたのがこのるーみあ達、ゆっくりセキュリティーサービスなのだ。 捕食種によってゲスゆっくりの犯罪を未然に防ぐことがこのサービスの狙いであり、仕事はこのような祭りの警護から個人の家の見回り、セレブゆっくりの護衛まで様々。 このチームは4人一組で構成され昼は高機動力を持つきめぇ丸と闇に潜めるるーみあが、そして夜は夜行性のふらんとれみりゃが交代制で勤務についている。 祭りはこういった裏方によって支えられているのだ。 「さーおしごとだどー!!!」 吼えるれみりゃ。その胸のバッジには「ひらっ」と平仮名で書いてある。 このレンタルゆっくりショップでは実績や勤務態度によってバッジの文字が変わるシステムになっている。そうやってゆっくり達のモチベーションを上げようと言うのだ。 バッジの種類は「ひらっ、しゅにんっ、かちょー、ぶちょー、せんむっ、しゃちょうっ、しーいーおー」の7種類で昇進していけば餌や待遇も良くなっていくようになっている。 だかられみりゃは焦っていた。同期がみんな「かちょー」以上のバッジを付けているのに、自分だけ「ひらっ」なのだから。 絶対「しーいーおー」になるのだ。そうすれば大きなお屋敷に胴つきさくや、食べきれないほどのすいーつが手に入るに違いない。 そうれみりゃは信じている。 「さあ、がんばるどーふらん!!ぜったいしーいーおーになるんだどー!!」 妹のふらんにも檄を飛ばす。まぁふらんは既に「ぶちょー」のバッジを付けているのだが。 こうしてれみりゃとふらんの長い夜が始まった。 ちなみに「しーいーおー」になってもそこまで待遇は良くならない。 せいぜい餌にプッチンプリンが付くくらいである。 「ヒャッハッハッハッ!!!ヒャッハッハッハッハッ!!!」 一方ここは広場にある特設ステージは狂気ともいえる興奮に包まれていた。 ステージで歌っている二人はビートM男とあらね。メスブタソングを歌わせたら右に出るものがいないと言われる歌手たちである。 ちなみに今歌っているのは「最終家畜てんこ・M 全部奇声」といい名曲「DO・Mテンコは雌豚なのか?」のアレンジ曲だ。 「ヒャッハー!!やっぱりM男は最高だぜぇ!!!」 「あらねもちょうメスブタだわ!!!てんここうふんっ!!しちゃう!!!」 「ひゃっはー!!おうたはさいこうだー!!!」 最前列でライブを見ているのはモヒカンお兄さんとゆっくりてんこ、そしてその子供ゆっくりひゃっはーである。この日のためにお兄さんは寒い中6時間並んで最前列のチケットを手に入れたのだ。 なんで人間とゆっくりの間に子供が産まれてんの?と思う人は長月が餡子ンペ09に出展した「あるてんこの一生 メスブタの群れ」を読むように。 そして12時間以内に5人のゆっくりSSファンに薦めてください。それが出来ない場合あなたは不幸になります(嘘) そうこうしてるうちに曲が変わる。M男に代わってあらねがステージ前に出てきた。 「あなたと私はドSとメスブタでー」 この曲の名前は「メスブタツムリ」女性ボーカリストあらねの得意曲だ。 なお二人の代表曲として「メスブタウサギ」「メスブタウサギ(逆)」「マゾテイ」「ドエムガール」「アマギリでもつらくないっ!!」などが有名である。 そうこう言ってるうちに最後の曲になったようだ。 トリを飾るのは当然あの曲。M男の曲で最も人気のある「Fuck Me, IKUSANNNNNN!! いじめて イクさん」 の他にない。 「あーあーどうしよう、高く振り上げたその腕(フィーバーフィーバー!!)貴方はマゾ奴隷ーメスブタなマゾ奴隷ー」 M男が歌い始めた。観客のポルテージは最高潮だ。 「いくさん!!!いくさん!!!」 「「「「イクサン!!!イクサン!!!」」」 「いくさん!!!いくさん!!!」 「「「「イクサン!!!イクサン!!!」」」 皆曲にあわせて手を振り上げ、まるでサタデーナイトフィーバーのようなポーズをしたあとそれを振り下ろす動作を繰り返す。千人以上いる観客が一斉に同じ動きをし続けるその様はまるで新興宗教のようである。 「いじめてーーーーいくさんーーーんんんんーーーー今日はありがとう!!!また来てくれよな!!」 歌い終わり割れんばかりの歓声に包まれる会場。こうしてM男とあらねのライブは大成功に終わった。 えっ!?似たようなライブにいった事があるって。 気のせいです。 ライブが終わったあと、ここ公園前広場ではメインイベント「めすぶた神輿」が始まろうとしていた。 「おっ、来たぞ!!」 「やっぱでかいよな・・・」 観光客の視線が一点に集まる。その先には。 「ゆっくりいじめてってね!!!」 紫社長に連れられた2メートルを超える大きさのドスてんこだった。てんこが希少でない幻想町においてもてんこのドスは珍しい。 このドスてんこ紫社長の飼いゆっくりで、自動車免許のない紫社長は主に移動手段として利用している。 三十女がヒラヒラのドレスを着てスライムナイトのごとくでかいてんこに乗って移動する姿はかなりシュールであるが常識にとらわれない紫社長は一向に気にしていないようだ。 紫社長曰く「乗馬はもう古い。これからは乗てんこが上流階級の嗜みとなる。」と言っているが今のところそうなる気配はない。 「ハァハァもっときつくしばってね。ローソクさんとムチでいじめてね。」 係り員によって台座に縛り付けられるドスてんこ。縄で縛られるというのがメスブタの本能をくすぐるのかすでに興奮気味である。 そうめすぶた神輿とはドスてんこ自身が神輿になることなのだ。 そしてこのイベントに欠かせない主役がもう一人。係員達によって担ぎ込まれる。 「な・・・なんなんだぜ?ここは?」 同じく台座に縛り付けられたドスまりさがそこにいた。 ドスまりさは訳が解らなかった。 自分はジジイ達を奴隷にし、町を自分のゆっくりプレイスにする為に山から下りてきたはずだ。 実際人間たちは自分に恐れをなしあまあまを献上してきたはず。 それがなぜ・・・・ ドスまりさは知らなかった。 自分に出された食料に睡眠薬が入っていたこと。そのまま3ヶ月以上睡眠薬と栄養剤を打たれ続けてこのめすぶた祭りの為に他県からこの幻想町に輸送されてきたこと。 そしてここが自分の墓場であることも。 どうにか逃げ出そうするまりさだが動けない。あんよは寝ている間に動けないよう薬品で焼かれていたのだ。仮にあんよが無事だとしても縄で縛り付けられてるので動けないことには変わりないのだが。 ドススパークに必用なキノコも当然没収されおり、もはやドスまりさはしゃべる巨大饅頭でしかなかった。 「「「ゆーかりん!!ゆーかりん!!」」」 呆けていたドスまりさだが突然の掛け声に我にかえる。いつのまにかはっぴを着た罪袋達に持ち上げられていたのだ。 「「「しょーじょしゅー!!しょーじょしゅー!!」」」 見れば向こうでドスてんこも罪袋達に担ぎ上げられている。 ちなみに「ゆーかりん」と「しょーじょしゅー」は神輿を担ぐときの掛け声である。 「「「ゆーかりん!!ゆーかりん!!」」」 「「「しょーじょしゅー!!しょーじょしゅー!!」」」 奇声をあげながら近づく二つの神輿。そして ガキィ!! 喧嘩神輿よろしく上部のてんことまりさを激突させる。 「ぎゃぁあああああ!!!いたいぃいいいいい!!!」 激痛にあえぐドスまりさ。人間でいえば頭突きと体当たりを食らわせられたようなものなのだから無理もない。 対しててんこはへぶん状態。お肌もつやつやである。 そうめすぶた神輿とはドスてんことドゲスまりさの喧嘩神輿のことなのだ。どちらかのドスが死んだ時点でこの神輿は終了する。 まあてんことまりさではスライムとはぐれメタル並に守備力が違うので実質的にドゲスの公開処刑に他ならないのだが。 「「「ゆーかりん!!ゆーかりん!!」」」 「「「しょーじょしゅー!!しょーじょしゅー!!」」」 ガッ!!ガキィ!!ガキィ!! 「やべろぉおお!!くそじじいどもぉおお!!!!」 繰り返される衝突音。そのたびにドスまりさは悲鳴を上げ続けるが当然やめるはずもない。 縄は食い込み、全身アザだらけ。歯も既に半分近くが折れていた。 なぜ自分がこんな目に・・・まりさはこの町を自分のせんねんていこくっにするはずだったのに。 「もっとゆっくりしたかった・・・のぜ・・」 そう思いながらドスまりさは餡子を吐いて息絶えた。 ちなみに死んだドゲスの餡子は後夜祭でお汁粉として振舞われることになっている。早いもの勝ちなので食べたい人はお早めに。 そして祭りはフィナーレを迎える。 「ねぇここ!!ここ!!ここなら踊り子さんたちがよく見れるよ!!」 そう言って嘆き子と大ちゃんに手を振るチルノ。あの後なんとか二人と合流できたのだ。 めすぶた祭り最後を飾るのは「めすぶたサンバカーニバル」だ。全くイベントに統一性がないなんて気にしてはいけない。 先程めすぶた神輿に登場したドスてんことそれに乗った紫社長を中心に胴つきゆっくり達がサンバガールの格好をして踊りながら町内を練り歩くのだ。 全国から集められた胴付きゆっくりダンサーズ。その数なんと100体以上。申請すれば間違いなくギネスに載るレベルだ。 「あっ胴つきさなえだ。かわいー。」 「あっ。あのみすちー歌いながらおどってるよ。ミュージカルみたい。」 最初は楽しそうに胴つきゆっくり達の踊りを見物していた4人。しかしある地点で全員の顔から笑顔が消えた。 「ねぇ・・・あのゆっくりらんしゃま・・・人間なんじゃ・・・」 「って言うかなんで全裸なのよ・・・・」 そこにいたのは全裸で踊り狂うお姉さんだった。本人はゆっくりらんしゃまに化けたつもりだろうがシッポは明らかに作り物だし身長も他の胴付きゆっくりより頭二つ分ほど高い。 「これって警察呼んだほうがいいのかしら・・・・」 さすがの嘆き子ちゃんも困惑気味である。 その時数人の罪袋が人ごみを掻き分け現れた。 「副社長、なにやってんですか、あんたは!!」 「な・・・何をいってるんだ君達は。私はゆっくりらんしゃまだ。けっして才色兼備の美女、八雲藍などではない。」 「いいかげんにしてください!!外国のマスコミも大勢来てるんですよ。こんなとこ見られたらどうするんですか!!」 唖然としている4人の前でそのお姉さんは黒服の罪袋達に連れて行かれた。 そして次の日。 「・・・ということでめすぶたサンバカーニバルに現れた痴女の正体は未だにわかっていません。これに対し人気作家で全国痴女推進委員会の会長であるD.O氏は「彼女こそ我々、痴女の希望だ。我々は全力を挙げて彼女を支持する。」とコメントしています。 ・・・・それでは次のニュースです。SSの挿絵を書いて欲しいと強引に迫ったとして職業マダオの男が逮捕されました・・・」 こんなニュースが全国に流れたそうである。 いかがだったろうか。幻想町名物めすぶた祭り。その常識に囚われないイベントの数々。 興味のある方はぜひ一度祭りに参加して頂きたい。 幻想町はあなたのお越しを心よりお待ちしております。 あとがき いつもご愛読ありがとうございます。職業マダオの長月です。 D.Oさん、勝手に登場させてしまってすいません。あとM1さん「誰も救われない話」の挿絵ありがとうございます。 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 ふたば系ゆっくりいじめ 208 ゆっくり見ていってね ふたば系ゆっくりいじめ 218 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 ふたば系ゆっくりいじめ 227 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い ふたば系ゆっくりいじめ 247 夢と現実のはざまで ふたば系ゆっくりいじめ 264 あるまりさの一生 ふたば系ゆっくりいじめ 298 ゆっくりを拾ってきた ふたば系ゆっくりいじめ 336 ゆっくり Change the World(出題編) ふたば系ゆっくりいじめ 357 ゆっくり Change the World(出題編2) ふたば系ゆっくりいじめ 391 ゆっくり Change the World(解答編) ふたば系ゆっくりいじめ 400 あるゆっくりできない2匹の一生 ふたば系ゆっくりいじめ 441 てんこがゆっくりするSSさん ふたば系ゆっくりいじめ 457 あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ ふたば系ゆっくりいじめ 476 ゆっくりを愛でてみた ふたば系ゆっくりいじめ 511 れいむと幸せを呼ぶ金バッジ ふたば系ゆっくりいじめ 528 としあき博士のれいぱーありす矯正計画 ふたば系ゆっくりいじめ 624 あるてんこの一生 メスブタの群れ ふたば系ゆっくりいじめ 653 あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 679 あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 816 誰も救われない話 ふたば系ゆっくりいじめ 904 あるババ・・お姉さんの結婚 ふたば系ゆっくりいじめ 939 もらうぞ 挿絵:儚いあき
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『ちゅっちゅっ!』 5KB 制裁 小ネタ 変態 子ゆ 希少種 現代 独自設定 TXT、胴つき 『ちゅっちゅっ!』 TXTあき 「チャー・シュー・メーーン」 男が川の堤防でゴルフの練習をしていた。 頭の禿げた中年である。しかし、地味だが品のいい茶色のジャケットとスラックスが良く似合いセンスの良さを感じさせる。 また、顔は口ひげのせいか精悍さを感じさせた。 「チャー・シュー・メェェン」 男がドライバーをスイングさせると スパコーン とやけに気持ちのいい音がして、何かが空を飛んでいく。そして数秒後、とぷん とそれが川に落ちた。 「ゆんやぁ!やめちぇぇ!」 「れいみゅしにたくにゃいぃぃぃ!」 男の前には、子ゆっくりが一列に並んでいる。 あんよはこんがりと焼かれ、皆顔を川の反対側を向かせられている。 そうすることにより、ドライバーヘッドが顔面に当たるのだ。 「もう少しスタンスを広げるか?」 男は自分のフォームについて考える。 「まだ、しにちゃくない!しにちゃくないいい」 子まりさが、上半身を もるんもるん と動かして泣き叫ぶ。 「こんなのとかいはじゃないわぁぁぁ!ママァ!」 子ありすが顔をぐしゃぐしゃにして泣いている。 ずばこーーん 子まりさがドライバーで打ち飛ばされた。 あまりのスピードと激痛で子まりさは叫び声すら上げられない。 そして、水面に衝突し水没する。 水により、体が崩れていき苦しみぬいて死んでいくのだ。 「ぼばば!ぼばば!ぼふうう!」 激しく体をうねらせ、助かろうとするがどんどん子まりさの体は重くなる。 冷たく暗く孤独な死を子まりさは感じた。 ぽこたーーーーん 「とがいはぁああ!」 子ありすも打ち飛ばされた。 顔面がまっ平らになりながら、うんうんとしーしーを撒き散らして飛んでいく。 「OB……だな」 男が呟く。 子ありすは大きく右スライスし、橋の欄干に激突してはじけ飛んだ。 「どぼじてこんなことにぃ……」 最後の一匹となった子れいむが涙を流していた。 男が子れいむをお空に飛ばす為、クラブを振り上げたところ、 「もうやめようよ。部長さん……」 とやや頼りない声が掛けられた。 帽子の継ぎ接ぎが特徴的な胴つきまりさがそこにいた。 「まりさくん。私はこいつらを許すつもりはないよ」 部長と呼ばれた男は、優しい顔でまりさに答えた。 約一時間前、部長とまりさは会社の倉庫裏で、あんなことやこんなことをしようとしていた。 「部長さん。人が来ちゃうんだぜ」 雇われゆっくりのまりさが止めようとする。 「だから燃えるんだろう。私のボムは満杯なんだよまりさ君。グレイズしたくてたまらないのさ」 部長はまりさの服の中に手を入れ、まさぐり始めた。 「だめだよぅ。部長さんはいけないHENTAIシューターだよう。まりさこんてにゅーできないよう」 部長は強引にまりさへ口づけした。 部長とまりさの頭の中でマスタースパークがスターダストレヴァリエでドラゴンメテオなそのとき 「うっわ。にんげんとちゅっちゅっしてりゅー。げろげろー」 「いなかものね。けいべつしりゅわ」 と足元から声が聞こえた。 子れいむ、子まりさ、子ありす、子もみじが部長とまりさを見て顔をしかめている。 「なんだね君たちは?」 部長が青筋を立てながら、質問する。 「ゆゆ!まりさたちは『まりさたんっけんったい!』なんだじぇ」 子まりさが きりり! と答える。 どうやらこの子ゆっくり達は、友達同士で探検にきているようだ。 「うういやなものみたんだじぇ」 「れいみゅ、にんげんとちゅっちゅっしゅるにゃんて、しんでもいやだよ。ちゅっちゅっ!はとーてもだいじなゆっくりとするんだよ!」 「ま、まりさとだったらしてあげなくても……ふん!」 「わふう」 子ゆっくり達は好き勝手に喋り続ける。 すっかり雰囲気を壊された部長とまりさはため息をついた。 そして、部長は首をこきこきと鳴らしてから子ゆっくり達を摘み上げ、まりさと一緒に河川敷へ向かった。 「このドライバーは高弾性素材をつかった高級品なんだよ。よかったね。ちゅっちゅっできて。気持ちよくて十万億土の向こう側まで飛んじゃうよ」 部長が笑いながら話しかける。 「そんなわけないで…しぼぴょう!!」 子れいむが答えようとすると、部長は最後まで言わせずに子れいむを打ち飛ばした。 子れいむは高く打ちあがった。高く高く。 その後、子れいむが落下を始め今まさに川に落ちるそのとき、子れいむを一羽のカラスが空中でキャッチし何処かへ持っていってしまった。 子れいむが助かったか、カラスに食われたかは誰にも分からない。 部長はその光景を驚きながら眺めつつ、鳥についばまれながら体を解体されて食い殺されるのは痛いだろうなぁと思った。 「さあ、邪魔なゴミは居なくなった!幻の19番ホールをプレイしようか。人が来るところは燃えるよねまりさくん。ホールインワンしちゃうぞ!」 部長はいやらしい笑みを浮かべながら振り返った。 振り返ると、市の河川管理者が眉をひそめて立っていた。 その後ろで、まりさがオロオロしている。 「困るんですよね。ゆっくりを川に捨てないでくれませんか。水質に影響が出るんですよ。まあ、アレぐらいならなんともないんですけどゴミの大小の問題では無いので今後はしないでください」 部長は慌てて頭を下げた。 「も、申し訳ない」 「最近多いんですよ。遊び半分で川にゆっくりを捨てる人が。残飯を川に捨てるのと一緒ですからね」 河川管理者の言葉に部長はもう一度頭を下げると、まりさを連れて車へ向かった。 「さっきの言葉を聞かれなくて良かった。さすがに恥ずかしすぎる」 顔を赤らめた部長を、まりさは醒めた目で見つめていた。 車に着き、部長がまりさと一緒に車に乗ろうとすると、もう一度河川管理者に声を掛けられた。 「19番ホールのプレイはここではなく、帰ってからでお願いしますね」 そう言うと、河川管理者は立ち去っていった。 おしまい ※三題噺を書くといったが、目標を掲げただけで具体的な日時は指定していない。 そのことをどうか諸君らも思い出していただきたい…… つまり、私がその気ならSSを書くのは1年後でも10年後でも可能でもあるということを…… うう、話の構成が長くなっちゃったんだよおお。最近仕事で疲れてSS書く気にならないんだよおぉ ごめんなさいいぃ。
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anko3400 自販機 【虐待】【挿絵】 anko3401 たすけあい 【虐待】 anko3402 嫌う理由と助ける理由 【制裁】【挿絵】 anko3403 WP 【虐待】 anko3404 さんぽ 【小ネタ】 anko3405 たすけて 【小ネタ】 anko3406 れいむのおしごと (前) 【制裁】 anko3407 れいむのおしごと (後) 【制裁】 anko3408 まりさのおしごと 【制裁】 anko3409 長まりさをやってみた 7話 【愛で】【挿絵】 anko3410 世紀の凶悪立てこもり事件 【小ネタ】 anko3411 ゆゆこの一日 【愛で】 anko3412 親の心子知らず 【制裁】 anko3413 バカとテストと召喚饅頭 【ギャグ】 anko3414 ゲスゆっくり奮闘記3 【制裁】 anko3415 ばっちぃ家ゆはれみりゃも食わぬ(修正版) 【愛で】 anko3416 選んだのはお前だ anko3417 ゲスゆっくり奮闘記4 【制裁】 anko3418 まりちゃを助けよう 【いじめ】 anko3419 優秀or無能 【制裁】 anko3420 たくさん召し上がれ 【小ネタ】 anko3421 塵の生涯 【観察】 anko3422 ゆっくり創世記 【考証】 anko3423 夕暮れと選ばれなかった者達の末路 【愛で】 anko3424 ゆっくり王誕生 【愛で】 anko3425 びっくり饅頭 【虐待】 anko3426 追放ゆっくり -野生ゆっくり- 前編 【観察】【挿絵】 anko3427 嫌う理由と助ける理由02 【考証】 anko3428 子まりさと仲良し家族 【いじめ】【挿絵】 anko3429 おちびちゃんはゆっくりできますよ anko3430 子ありすと都会派な人形 【愛で】 anko3431 アイスを食べたさせてね! 【いじめ】 anko3432 幸せのバージンロードを歩いて 前編 【愛で】 anko3433 幸せのバージンロードを歩いて 後編 【愛で】 anko3434 ただただ不思議だった 【制裁】 anko3435 追放ゆっくり -野生ゆっくり- 中編 【観察】 anko3436 ゆっくり支援2 【観察】 anko3437 ゆっくりアメジョ3 【愛で】 anko3438 一緒に遊んでね 【いじめ】 anko3439 駆除お姉さんの木曜日 【制裁】 anko3440 ぷくー!をしてみた 【いじめ】 anko3441 ゆっくりの黙示録 1幕 【観察】 anko3442 友達の作り方 【愛で】 anko3443 おめでとゆっくり一位だよ! 【いじめ】【挿絵】 anko3444 追放ゆっくり -野生ゆっくり- 後編 【制裁】 anko3445 ある群れの越冬方法 【観察】 anko3446 まりさ一家の転落ゆん生 【制裁】【挿絵】 anko3447 ゆっくりさせてほしいの 【虐待】 anko3448 虐待15年目後編2 【制裁】 anko3449 かいぞくまりちゃ 【いじめ】 anko3450 ゆっくりの越冬 前半 【観察】 anko3451 ゆっくりの越冬 後半 【観察】 anko3452 れいむが愛したれいむ 【小ネタ】【挿絵】 anko3453 人間VSゆっくり 【制裁】 anko3454 ある選ばれたモノ達 【虐待】 anko3455 雨のち晴れのち 【挿絵】 anko3456 れいむのゆん生 【虐待】 anko3457 思いつきと結果 【観察】【挿絵】 anko3458 まけいぬとゆっくり 【虐待】 anko3459 自販機 The day before yesterday 【虐待】 anko3460 おやすみ、お兄さん 【愛で】 anko3461 ゆっくりに生まれて 【いじめ】 anko3462 ゆっくりウォッチング 【いじめ】 anko3463 ゆっくりドス誕生話 【パロディ】 anko3464 とある一家のお話 anko3465 意味なんてない 【いじめ】 anko3466 行列のできるれいむのお悩み相談所 【いじめ】 anko3467 でいぶかいゆっくりになるよ! 【いじめ】 anko3468 子作りは計画的に 【虐待】 anko3469 たまたま 【制裁】 anko3470 おうち宣言記念 【いじめ】 anko3471 台風去ったら野良に注意 【いじめ】 anko3472 天上の果実 【愛で】 anko3473 あるすーぱーむーしゃむーしゃたいむ 【いじめ】 anko3474 ゆっくり一家の平凡な一コマ 【小ネタ】【挿絵】 anko3475 原因と結果 【小ネタ】 anko3476 どなどな 【小ネタ】 anko3477 炭鉱ゆ 【虐待】 anko3478 ぷーすぷーすぷーす! 【虐待】【挿絵】 anko3479 この世はでっかいゴミ捨て場 【考証】 anko3480 がしゃん。 【虐待】 anko3481 しゅっさん祝い 【いじめ】【挿絵】 anko3482 山中のゆっくりまりさ 【愛で】 anko3483 虐待15年目終編1 【制裁】 anko3484 ゆっくりブリーダー 【愛で】 anko3485 楽しむためには、マナーを守らないとな 【いじめ】 anko3486 胴つきさんはゆっくりできない 【虐待】【挿絵】 anko3487 しんぐるれいむがこそだてするよ!(前) 【虐待】 anko3488 まりさの楽園 前編その1 【制裁】 anko3489 まりさの楽園 前編その2 【制裁】 anko3490 ゆっくりの黙示録 2幕 【観察】 anko3492 こんなに可愛いわけがない 【愛で】 anko3493 悪魔の子・エデンの東へ 【愛で】 anko3494 ゆっくりアメジョ4 【いじめ】 anko3495 ゆっくり地獄山 【制裁】【挿絵】 anko3496 かいっだんっ 【小ネタ】 anko3497 うんうんおちび 【観察】 anko3498 休日とゆっくり 【いじめ】 anko3499 まりちゃの雨宿り 【いじめ】
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めすぶた祭り 18KB ギャグ ドスまりさ 現代 リクエストの多かっためすぶた祭り、書いてみました ※駄文、稚拙な表現注意。 ※俺設定注意 ※以前「ゆっくり Change the World」でリクエストしていただいたゆっくり大妖精とゆっくりるーみあ、れみりゃがでます。 ※どこかでみたようなキャラが出てきますがあくまで実在の人物や東方キャラとは関係ありません。 ※誰がこんなキチ●イSSを!!D.O先生お許しください!!な箇所があります。 ババ・・紫社長の結婚から1ヵ月後の2月某日。 その日幻想町は奇妙な熱気に包まれていた。 「おい7時からビートM男とあらねが特設ステージでライブやるって。」 「まじで!?絶対いかなきゃ!!」 「あっちでめすぶた行列やってるぞ。見に行こうぜ!!」 「めすぶた神輿って何時からだっけ?」 道にあふれかえる祭りの参加者達。広場にはいくつもの屋台が立ち並ぶ。 そう今日はお祭り。幻想町2月の祭り「幻想町めすぶた祭り」の日なのだ。 めすぶた祭り 作、長月 「めすぶた祭り」とはなにか。ずばり幻想町のめすぶた、ゆっくりてんこのお祭りである。 数年前紫社長が 「なんかこの時期退屈だからお祭りやりたーい。なんか青森のねぶた祭りっぽいやつ。」 と言ったのがこの祭りの始まりと言われている。昔から無茶苦茶なお人だったのだ。 そこで罪袋と呼ばれる紫社長親衛部隊が試行錯誤の末、考え付いたのがてんこを使った祭りだった。 ここ幻想町ではゆっくりの生息数が異常に多く、希少種も当たり前のように森や街中で生活している。 なかでもてんこは希少種のなかではずば抜けた数でこの町に生息しており、町立公園にはてんこ種の群れがあるほどだ。 これなら町の名物としても通用するし、めすぶたとねぶたは音が似ている。(実際紫社長には大うけだった) こうして紫社長の思い付きから始まっためすぶた祭り。今では他県から参加する観光客も訪れる例大祭に並ぶ幻想町を代表するイベントへと成長した。 では実際にどんなイベントがあるのか見ていこう。 ここはごく普通の住宅街。ごく普通の町民がごく普通に暮らしている。 しかし今日だけは違っていた。 道路を歩くてんこ達。長老てんこを先頭にその数30といったところか。数十頭のてんこ達が街中を練り歩くさまは大名行列をおもわせる光景だ。 彼女達はこの近くの町立公園で暮らすてんこ達であり、めすぶた祭りの参加者だ。 「ハァハァ、にんげんさんはどうてんこをいじめてくれるのかしら・・」 「ほんとうにたのしみだわー。」 「おさもくればよかったのに。」 「あの子はお兄さんとメスブタなお歌を聞きにいっちゃったわ。それに今の長は貴方じゃない。」 あきれた様に言う長老てんこ。 この群れは先日長が交代した。前の長がお兄さんに気に入られて飼いゆっくりになったので、それまで幹部をしていたてんこが長に昇進したのだ。 とはいえ新しい長はまだまだ頼りないので一人前になるまでは、それまで隠居していた長老てんこが群れを取り仕切るようになっている。 「あ・・・あのおうちよ、みんな!!」 なにかを見つける長老てんこ。その視線の先には表札の横に張られた「めすぶた祭り公認」と書かれたシールがあった。 「それじゃあみんな虐められるときはマナーさんを守ってね!!マナーを守れない子はメスブタじゃないわ。それと・・」 「とりっくおあひゃっはーっていうんでしょう?ちゃんとおぼえてるわ!!」 そう言いながら我先に玄関に跳ねていくてんこ達。大丈夫かしらと苦笑しながら長老てんこもそれに続く。 そうこのてんこ達の行動は祭りのイベントのひとつで通称「めすぶた行列」と呼ばれている。 「トリック・オア・ヒャッハー(虐めてくれなきゃ、いたずらするぞ)」 と言いながら指定された家々を回っていき、そして家のものに虐めてもらうのだ。 ちなみに虐め方は特に指定されておらず 「えーい。ちくちくー。」 裁縫針でてんこをつつく者。 「ホーホホホ!!メスブタはメスブタらしく地面をなめてなさい!!」 ハイヒールで踏みつける者。 「うぉおおおおお!!!てんこぉおおおおお!!!君が!!イクまで!!なぐるのをやめないぞぉおおおおお!!!」 叫びながらハエタタキでてんこを殴り続ける者。各自、自由にてんこを虐めている。 皆めすぶたまつり運営委員会に協力する町民達だ。 いやこれねぶた祭りじゃなくてハロウィンだから!!とつっこみたくなる者も多いと思う。 しかしここは幻想町。面白ければそれが正義。幻想町では常識に囚われてはいけないのだ。 「んほぉおおおおお!!!さいこぉおおおお!!!」 てんこ達の嬌声が幻想町にこだました。 「へい!!赤ゆ焼き1ちょう。500円になります。」 「焼きそばまだできないのー?」 「おーい誰かつり銭両替してくれー。」 「ママーあそこのてんこ人形買ってー。」 「お譲ちゃん、くじ引いていかない?一等は魔法少女臭フローラルゆかりんのなりきりセットだよ。」 活気あふれる人々の声。焼きそばやお好み焼きのソースのこげる匂い。祭りの喧騒が伺える。 そんな祭りの屋台のど真ん中、その少女はいた。 「うー。二人ともどこいっちゃったのかなあ・・・」 彼女はチルノ=ホワイトロック。幻想女学院の中等部に通う学生だ。 先輩の嘆き子、そして親友の大ちゃんと祭りにきたのだがいつのまにやらはぐれて一人になってしまったのだ。 いや正確には一人ではない。 「ちるのママ・・・」 そう心配そうに上目遣いでチルノを見る少女・・・ではなくこれは胴付きゆっくりだ。 彼女はゆっくり大妖精。希少種が珍しくない幻想町でもかなり希少なゆっくりだ。胴付きなら尚更である。 このゆっくり大妖精、以前チルノが山へ遊びに行っていた時に発見したゆっくりだ。 とはいえチルノも最初にこのゆっくりを見たときは度肝を抜かれた。 自分の親友そっくりの顔をした小人が「みゃみゃー」と自分にハイハイしてきたのだから当然である。 なぜか自分に懐き、親もいなかった為チルノはこの子を家で飼うことにしたのだ。 その後大妖精はすくすくと成長し、ぬいぐるみ程度の大きさから小学生低学年程度のサイズまで大きくなった。 「大丈夫よ、ちっちゃい大ちゃん!!迷子の先輩と大ちゃんはあたいが見つけてやるんだから。」 そう自信満々に言い切るチルノ。まったく根拠のない自信な上、迷子になっているのは自分の方だという自覚がまるでない。 それを察してか大妖精も不安そうである。 「おい!!だれかそいつを捕まえてくれー!!!」 そんなチルノ達の後ろから突如、怒声が響いた。 「なんだろう?行ってみよう、ちっちゃい大ちゃん!!」 大妖精の手を引き現場へ急行するチルノ。 どうやら自分たちが迷子なことはすっかり忘れたようである。 「おい!!だれかそいつを捕まえてくれー!!!」 屋台の主人が叫ぶ。 「ゆっへっへっ。バカなじじいどもなんかにはつかまらないのぜ!!」 屋台の裏の雑木林へ逃げるまりさ。その帽子と口には売り物だった絵本あき饅頭がたっぷり詰まっている。 屋台あらしだ。 毎年祭りにはこの手のゆっくりが必ずでてくる。屋台の主人達も気をつけてはいるものの被害は後をたたない。 このまりさは屋台あらしの常習犯だった。逃げ足も早く逃走経路の選択も巧みだ。 主人側としては現金のある店を空にして追うわけにもいかず泣き寝入りするしかない。 ・・・と思われた。 「にげられるとおもっているのですか?おお、おろか、おろか。」 「な・・・なんできめぇまるがいるんだぜぇええええ!!!」 前方に突如現れたきめぇ丸に驚きを隠せないまりさ。なんとか急旋回し逃げようとしたその時 「そーなのかー。」 突然木の影がまりさに襲い掛かりガブリとまりさの顔に噛み付き・・・そのまま皮を噛み千切った。 「ぎゃあああああ!!!まりさのだんでぃなおかお!!!りゃくしてマダオがぁああああ!!」 激痛に転げまわるまりさ。その間に屋台の主人が追いついた。 「ありがとう。助かったよ、きめぇ丸・・・そしてるーみあ。」 「るーみあ・・・?」 不思議そうなまりさ。そんなまりさを尻目にるーみあが闇の中から姿を現す。 そう木の影だと思ったのはゆっくりるーみあが擬態したものだったのだ。闇を操る程度の能力を持つるーみあにとってこの程度の待ち伏せは造作もないこである。 「さぁこい!!この、まさに大腸菌以下の汚物、略してマダオが!!加工所に引き渡して地獄見せてやる!!」 「いやだぁああああ!!!ゆっぐりできなぁぃいいいいい!!!」 まりさはそのまま屋台の主人に連行された。 「うー・・こうたいのじかん。」 「おつかれさまだどー!!」 入れ替わるように現れるふらんとれみりゃ。きめぇ丸とるーみあに親しげに話しかける。 それもそのはず。この4匹は同じレンタルゆっくりショップに所属するゆっくりなのだ。 近年増加するゆっくり達の犯罪。警察はゆっくり達の微罪など構ってられるほど暇ではなく、被害届けを出してもまともに相手にしてもらえず、警備員を雇おうにも人件費がバカにならない。 そこで産まれたのがこのるーみあ達、ゆっくりセキュリティーサービスなのだ。 捕食種によってゲスゆっくりの犯罪を未然に防ぐことがこのサービスの狙いであり、仕事はこのような祭りの警護から個人の家の見回り、セレブゆっくりの護衛まで様々。 このチームは4人一組で構成され昼は高機動力を持つきめぇ丸と闇に潜めるるーみあが、そして夜は夜行性のふらんとれみりゃが交代制で勤務についている。 祭りはこういった裏方によって支えられているのだ。 「さーおしごとだどー!!!」 吼えるれみりゃ。その胸のバッジには「ひらっ」と平仮名で書いてある。 このレンタルゆっくりショップでは実績や勤務態度によってバッジの文字が変わるシステムになっている。そうやってゆっくり達のモチベーションを上げようと言うのだ。 バッジの種類は「ひらっ、しゅにんっ、かちょー、ぶちょー、せんむっ、しゃちょうっ、しーいーおー」の7種類で昇進していけば餌や待遇も良くなっていくようになっている。 だかられみりゃは焦っていた。同期がみんな「かちょー」以上のバッジを付けているのに、自分だけ「ひらっ」なのだから。 絶対「しーいーおー」になるのだ。そうすれば大きなお屋敷に胴つきさくや、食べきれないほどのすいーつが手に入るに違いない。 そうれみりゃは信じている。 「さあ、がんばるどーふらん!!ぜったいしーいーおーになるんだどー!!」 妹のふらんにも檄を飛ばす。まぁふらんは既に「ぶちょー」のバッジを付けているのだが。 こうしてれみりゃとふらんの長い夜が始まった。 ちなみに「しーいーおー」になってもそこまで待遇は良くならない。 せいぜい餌にプッチンプリンが付くくらいである。 「ヒャッハッハッハッ!!!ヒャッハッハッハッハッ!!!」 一方ここは広場にある特設ステージは狂気ともいえる興奮に包まれていた。 ステージで歌っている二人はビートM男とあらね。メスブタソングを歌わせたら右に出るものがいないと言われる歌手たちである。 ちなみに今歌っているのは「最終家畜てんこ・M 全部奇声」といい名曲「DO・Mテンコは雌豚なのか?」のアレンジ曲だ。 「ヒャッハー!!やっぱりM男は最高だぜぇ!!!」 「あらねもちょうメスブタだわ!!!てんここうふんっ!!しちゃう!!!」 「ひゃっはー!!おうたはさいこうだー!!!」 最前列でライブを見ているのはモヒカンお兄さんとゆっくりてんこ、そしてその子供ゆっくりひゃっはーである。この日のためにお兄さんは寒い中6時間並んで最前列のチケットを手に入れたのだ。 なんで人間とゆっくりの間に子供が産まれてんの?と思う人は長月が餡子ンペ09に出展した「あるてんこの一生 メスブタの群れ」を読むように。 そして12時間以内に5人のゆっくりSSファンに薦めてください。それが出来ない場合あなたは不幸になります(嘘) そうこうしてるうちに曲が変わる。M男に代わってあらねがステージ前に出てきた。 「あなたと私はドSとメスブタでー」 この曲の名前は「メスブタツムリ」女性ボーカリストあらねの得意曲だ。 なお二人の代表曲として「メスブタウサギ」「メスブタウサギ(逆)」「マゾテイ」「ドエムガール」「アマギリでもつらくないっ!!」などが有名である。 そうこう言ってるうちに最後の曲になったようだ。 トリを飾るのは当然あの曲。M男の曲で最も人気のある「Fuck Me, IKUSANNNNNN!! いじめて イクさん」 の他にない。 「あーあーどうしよう、高く振り上げたその腕(フィーバーフィーバー!!)貴方はマゾ奴隷ーメスブタなマゾ奴隷ー」 M男が歌い始めた。観客のポルテージは最高潮だ。 「いくさん!!!いくさん!!!」 「「「「イクサン!!!イクサン!!!」」」 「いくさん!!!いくさん!!!」 「「「「イクサン!!!イクサン!!!」」」 皆曲にあわせて手を振り上げ、まるでサタデーナイトフィーバーのようなポーズをしたあとそれを振り下ろす動作を繰り返す。千人以上いる観客が一斉に同じ動きをし続けるその様はまるで新興宗教のようである。 「いじめてーーーーいくさんーーーんんんんーーーー今日はありがとう!!!また来てくれよな!!」 歌い終わり割れんばかりの歓声に包まれる会場。こうしてM男とあらねのライブは大成功に終わった。 えっ!?似たようなライブにいった事があるって。 気のせいです。 ライブが終わったあと、ここ公園前広場ではメインイベント「めすぶた神輿」が始まろうとしていた。 「おっ、来たぞ!!」 「やっぱでかいよな・・・」 観光客の視線が一点に集まる。その先には。 「ゆっくりいじめてってね!!!」 紫社長に連れられた2メートルを超える大きさのドスてんこだった。てんこが希少でない幻想町においてもてんこのドスは珍しい。 このドスてんこ紫社長の飼いゆっくりで、自動車免許のない紫社長は主に移動手段として利用している。 三十女がヒラヒラのドレスを着てスライムナイトのごとくでかいてんこに乗って移動する姿はかなりシュールであるが常識にとらわれない紫社長は一向に気にしていないようだ。 紫社長曰く「乗馬はもう古い。これからは乗てんこが上流階級の嗜みとなる。」と言っているが今のところそうなる気配はない。 「ハァハァもっときつくしばってね。ローソクさんとムチでいじめてね。」 係り員によって台座に縛り付けられるドスてんこ。縄で縛られるというのがメスブタの本能をくすぐるのかすでに興奮気味である。 そうめすぶた神輿とはドスてんこ自身が神輿になることなのだ。 そしてこのイベントに欠かせない主役がもう一人。係員達によって担ぎ込まれる。 「な・・・なんなんだぜ?ここは?」 同じく台座に縛り付けられたドスまりさがそこにいた。 ドスまりさは訳が解らなかった。 自分はジジイ達を奴隷にし、町を自分のゆっくりプレイスにする為に山から下りてきたはずだ。 実際人間たちは自分に恐れをなしあまあまを献上してきたはず。 それがなぜ・・・・ ドスまりさは知らなかった。 自分に出された食料に睡眠薬が入っていたこと。そのまま3ヶ月以上睡眠薬と栄養剤を打たれ続けてこのめすぶた祭りの為に他県からこの幻想町に輸送されてきたこと。 そしてここが自分の墓場であることも。 どうにか逃げ出そうするまりさだが動けない。あんよは寝ている間に動けないよう薬品で焼かれていたのだ。仮にあんよが無事だとしても縄で縛り付けられてるので動けないことには変わりないのだが。 ドススパークに必用なキノコも当然没収されおり、もはやドスまりさはしゃべる巨大饅頭でしかなかった。 「「「ゆーかりん!!ゆーかりん!!」」」 呆けていたドスまりさだが突然の掛け声に我にかえる。いつのまにかはっぴを着た罪袋達に持ち上げられていたのだ。 「「「しょーじょしゅー!!しょーじょしゅー!!」」」 見れば向こうでドスてんこも罪袋達に担ぎ上げられている。 ちなみに「ゆーかりん」と「しょーじょしゅー」は神輿を担ぐときの掛け声である。 「「「ゆーかりん!!ゆーかりん!!」」」 「「「しょーじょしゅー!!しょーじょしゅー!!」」」 奇声をあげながら近づく二つの神輿。そして ガキィ!! 喧嘩神輿よろしく上部のてんことまりさを激突させる。 「ぎゃぁあああああ!!!いたいぃいいいいい!!!」 激痛にあえぐドスまりさ。人間でいえば頭突きと体当たりを食らわせられたようなものなのだから無理もない。 対しててんこはへぶん状態。お肌もつやつやである。 そうめすぶた神輿とはドスてんことドゲスまりさの喧嘩神輿のことなのだ。どちらかのドスが死んだ時点でこの神輿は終了する。 まあてんことまりさではスライムとはぐれメタル並に守備力が違うので実質的にドゲスの公開処刑に他ならないのだが。 「「「ゆーかりん!!ゆーかりん!!」」」 「「「しょーじょしゅー!!しょーじょしゅー!!」」」 ガッ!!ガキィ!!ガキィ!! 「やべろぉおお!!くそじじいどもぉおお!!!!」 繰り返される衝突音。そのたびにドスまりさは悲鳴を上げ続けるが当然やめるはずもない。 縄は食い込み、全身アザだらけ。歯も既に半分近くが折れていた。 なぜ自分がこんな目に・・・まりさはこの町を自分のせんねんていこくっにするはずだったのに。 「もっとゆっくりしたかった・・・のぜ・・」 そう思いながらドスまりさは餡子を吐いて息絶えた。 ちなみに死んだドゲスの餡子は後夜祭でお汁粉として振舞われることになっている。早いもの勝ちなので食べたい人はお早めに。 そして祭りはフィナーレを迎える。 「ねぇここ!!ここ!!ここなら踊り子さんたちがよく見れるよ!!」 そう言って嘆き子と大ちゃんに手を振るチルノ。あの後なんとか二人と合流できたのだ。 めすぶた祭り最後を飾るのは「めすぶたサンバカーニバル」だ。全くイベントに統一性がないなんて気にしてはいけない。 先程めすぶた神輿に登場したドスてんことそれに乗った紫社長を中心に胴つきゆっくり達がサンバガールの格好をして踊りながら町内を練り歩くのだ。 全国から集められた胴付きゆっくりダンサーズ。その数なんと100体以上。申請すれば間違いなくギネスに載るレベルだ。 「あっ胴つきさなえだ。かわいー。」 「あっ。あのみすちー歌いながらおどってるよ。ミュージカルみたい。」 最初は楽しそうに胴つきゆっくり達の踊りを見物していた4人。しかしある地点で全員の顔から笑顔が消えた。 「ねぇ・・・あのゆっくりらんしゃま・・・人間なんじゃ・・・」 「って言うかなんで全裸なのよ・・・・」 そこにいたのは全裸で踊り狂うお姉さんだった。本人はゆっくりらんしゃまに化けたつもりだろうがシッポは明らかに作り物だし身長も他の胴付きゆっくりより頭二つ分ほど高い。 「これって警察呼んだほうがいいのかしら・・・・」 さすがの嘆き子ちゃんも困惑気味である。 その時数人の罪袋が人ごみを掻き分け現れた。 「副社長、なにやってんですか、あんたは!!」 「な・・・何をいってるんだ君達は。私はゆっくりらんしゃまだ。けっして才色兼備の美女、八雲藍などではない。」 「いいかげんにしてください!!外国のマスコミも大勢来てるんですよ。こんなとこ見られたらどうするんですか!!」 唖然としている4人の前でそのお姉さんは黒服の罪袋達に連れて行かれた。 そして次の日。 「・・・ということでめすぶたサンバカーニバルに現れた痴女の正体は未だにわかっていません。これに対し人気作家で全国痴女推進委員会の会長であるD.O氏は「彼女こそ我々、痴女の希望だ。我々は全力を挙げて彼女を支持する。」とコメントしています。 ・・・・それでは次のニュースです。SSの挿絵を書いて欲しいと強引に迫ったとして職業マダオの男が逮捕されました・・・」 こんなニュースが全国に流れたそうである。 いかがだったろうか。幻想町名物めすぶた祭り。その常識に囚われないイベントの数々。 興味のある方はぜひ一度祭りに参加して頂きたい。 幻想町はあなたのお越しを心よりお待ちしております。 あとがき いつもご愛読ありがとうございます。職業マダオの長月です。 D.Oさん、勝手に登場させてしまってすいません。あとM1さん「誰も救われない話」の挿絵ありがとうございます。 挿絵 by儚いあき 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 ふたば系ゆっくりいじめ 208 ゆっくり見ていってね ふたば系ゆっくりいじめ 218 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 ふたば系ゆっくりいじめ 227 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い ふたば系ゆっくりいじめ 247 夢と現実のはざまで ふたば系ゆっくりいじめ 264 あるまりさの一生 ふたば系ゆっくりいじめ 298 ゆっくりを拾ってきた ふたば系ゆっくりいじめ 336 ゆっくり Change the World(出題編) ふたば系ゆっくりいじめ 357 ゆっくり Change the World(出題編2) ふたば系ゆっくりいじめ 391 ゆっくり Change the World(解答編) ふたば系ゆっくりいじめ 400 あるゆっくりできない2匹の一生 ふたば系ゆっくりいじめ 441 てんこがゆっくりするSSさん ふたば系ゆっくりいじめ 457 あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ ふたば系ゆっくりいじめ 476 ゆっくりを愛でてみた ふたば系ゆっくりいじめ 511 れいむと幸せを呼ぶ金バッジ ふたば系ゆっくりいじめ 528 としあき博士のれいぱーありす矯正計画 ふたば系ゆっくりいじめ 624 あるてんこの一生 メスブタの群れ ふたば系ゆっくりいじめ 653 あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 679 あるさなえの一生 ゆっくりは皆それぞれ(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 816 誰も救われない話 ふたば系ゆっくりいじめ 904 あるババ・・お姉さんの結婚 ふたば系ゆっくりいじめ 939 もらうぞ 長月の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る らんしゃまああ -- 2014-01-25 00 42 21 ドスてんこに甘噛みみたいな感じでくわえられながらてんこを中から虐めたい。最終的にちょっとかじりたい -- 2013-05-03 18 41 46 よし、天子、準備はいいか? -- 2013-03-10 10 22 51 ドスてんこぉ(//∀//) -- 2012-08-26 02 01 06 ら・・・らんしゃまああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!みなしゃんのまえでしょんなことしなゃいでくだしゃい!!! -- 2012-04-01 22 50 32 「ひらっ」のれみりゃ虐待したい -- 2012-01-17 17 25 33 母性に目覚めたチルノちゃんの毎日が気になる・・・ -- 2010-12-19 01 35 14 藍っ!?何やってんのさーーーー!!!??? -- 2010-11-22 05 53 53 なにこの祭り。超行きたい。副社長見たい。 あと「ひらっ」れみりゃ欲しい。 -- 2010-06-16 03 04 31
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『ゆっくまんぜろ』 9KB いじめ パロディ 戦闘 捕食種 人間なし 独自設定 初投稿 投稿はこれでいいのかな・・・? ゆっくまんぜろ 第一話 パロディ 虐殺 いじめ ぼくのかんがえたさいきょうのゆっくり 初投稿です 思いつきで書いてしまった、今は反省している。 原作(ロックマンゼロ)を知らない方には伝わらないかもしれません。 登場ゆっくりはうーぱっくを除いてほぼ全て胴つきです。 善良種が死んだりぼくのかんがえたさいきょうのゆっくりが登場します。その類がお気に召さない方はブラウザバック推奨です。 「ゆっ・・・ゆっ・・・ゆっ・・・!」 少女は、廃墟を走り続ける。 廃墟に戦闘音がが交差する。 おそらく同胞達が足止めをしていてくれるのだろう。今のうちに彼女のところまでいかなければ。 「ゆっ・・・ゆっ・・・ゆっ・・・!!」 「な、なにこいつゆべぇっ!」 「ゆげぇっ!」 「ゆぎゃっ!」 同胞達の叫び声だ。おそらくあの巨大なあいつにやられたのだろう。 はやく、はやく急がなければ・・・。 「ゆっ・・・ゆっ・・・いきどまり?」 「うー!うー!」 「うーぱっく?このさきにつよいちからさんをかんじるの?」 「ゆっ!ここはまりさにまかせるんだぜ!さがって、れいむ!」 どんっ!どんっ!どんっ! まりさが何度も体を壁にぶち当てる。その度にパラパラと壁から落ちた粉末が飛び散る。 「かべさんはっ!ゆっくりっ!こわれてねっ!」 ずいぶんと老朽化していたのだろう。まりさの体当たりによって、ズドンッ!という音を立てて壁が崩れ去った。 「やった!」 「れいむ!ゆっくりしないでさきにいくんだぜ!」 「わかったよ!」 「ゆっ・・・こ、これが・・・」 「・・・」 れいむとまりさの視線の先には、たくさんのチューブに繋がれた奇妙な姿をしたゆっくりがいた。 「こ、これがぜろ・・・」 「つ、ついにみつけたんだぜ!」 そう言うや否、まりさが「ぜろ」と呼ばれたゆっくりに手を伸ばすが- 突然バチリッ!!と電撃音が響き、眼前のまりさが飛ぶようにして逃げた。 「ゆわあっ!」 「うー!」 「ぷろてくとさんがかかっているんだね!」 「いったい、どうすればいいんだぜ・・・?」 「ゆばあっ!」 「ゆぐっ!」 「うー!あまあまだどー!」 「むこうにもいるんだどー!」 「ゆわあああ!でいぶのあんござんすわないでえええええ!!!」 「むぎゃっ!ぱちぇのくりーむさん・・・エレエレ・・・」 「わぎゃらないよおおおおおお!!!」 捕食種達が追いついてしまったようだ。このままでは全滅してしまう! 「れいむ!あぶないんだぜ!」 飛び掛ってきた肉まんかられいむを守ろうとまりさが仁王立ちする。だがしかし、 「うー、くろぼうしはじゃまなんだどー!」 「ゆぐわぁ!!」 案の定まりさは壁の向こうまで吹き飛ばされた。 やはり通常種と捕食種では格が違うのだろうか、圧倒的な力の前にまりさは餡子をはくことしかできなかった。 「まりさ!!」 れいむの呼びかけにまりさは反応しない。 恐らく打ち所が悪く中枢餡を傷つけてしまったのだろう。テンプレすら言えないまま黒ずんでいった。 「うー・・・」 「・・・」 うーぱっくが俯くれいむの周りを飛び回るが、れいむはまりさを見つめたまま黙っていた。 しかし捕食種の進行はなおも続く。彼女らにはもはや一刻の猶予ものこされていない。 「・・・・・・」 「うー!うー!!!」 「ゆっ?」 傷心のれいむにうーぱっくがなにかを語りかける。 「うー!うー!」 おそらくうーぱっくは私の餡子を使って「ぜろ」を蘇生してくれと言っているのだろう。 「そんな・・・そんなことしたらうーぱっくが・・・!」 「うー!」 そうだ、うーぱっくの言うとおりだ。私には私の帰りを待っているみんながいる。でも・・・ 「・・・」 「・・・・・」 「・・・・・・・わかったわ。」 心を決めたのか、れいむはうーぱっくを口にくわえ「ぜろ」と呼ばれたゆっくりの背後に立った。 「うー、うー・・・。うー!」 「ありがとうはれいむがいうことばだよ・・・ごめんね、うーぱっく・・・!」 そう言って「ぜろ」に向かって思い切りうーぱっくを吹き出す。 それはぷろてくとさんを突き抜け、見事「ぜろ」に餡子を送った。 「ゆっ・・・ゆうっ!」 突然、周囲がまばゆい光に包まれる。 その光が明けた中には、一匹の肌の白いゆっくりが毅然とした姿で立っていた。 「ぜ、ぜろが・・・ふっかつした・・・」 「・・・みょん?」 「ぜろ?たすけてね!おねがいだからたすけてね!」 無言で立ち尽くすぜろにれいむは語りかける。 「ゆ?ぜろ・・・おねが―」 れいむがもういちど話しかけようとするや否、ぜろは捕食種の軍勢の元へと駆け出した。 「うー?あまあまがこっちにむかってくるんだどぅー?」 「なんだかゆっくりできないおかざりのやつなんだどー!たーべーちゃーうーどっ!?」 先頭に立っていた二匹の捕食種がぜろを捕えようとする瞬間、数発弾丸に打ち抜かれたかのごとく、顔に幾つもの銃創を作り苦悶の表情を浮かべながら倒れた。 いつの間にかぜろの手にはどこから取り出したのか鋭い石が数個握られている。非力なれいむには信じられないが、恐らくこれを投擲して捕食種を倒したのだろう。 「・・・う、うわあああああれみぃのゆっくりしたながまがああゆぎぃ!?」 後方に居た為か生き残った一匹も、仲間を追うかのように蜂の巣と成り果てた。 「ぜろ・・・これ、ぜろが・・・?」 「・・・。」 「ゆっ、ゆっくりまってね!」 ろくに返事もせず先へと駆けていくぜろを追いかけるれいむ。ある意味奇妙な構図だ。 * 「れじすたんすにようしゃしないゆっくり!スパイヤーマ゛ッ゛!?」 「うー、ここからさきはとおさなばっ!!」 道を遮る捕食種達に容赦なく石の弾丸を喰らわせ行く。 その様相はまさに圧巻というものだった。 「まりさやちぇんたちがあんなにあつまってもたおせなかったれみりあややまめがあんなかんたんに・・・」 これほど頼もしいものも他には無かったが、少なからずこの光景にれいむは恐怖を憶えた。 「れいむ。」 「ゆ、ゆゆっ!?れいむはわるいことなんてかんがえてないよ!」 「そんなこといってないみょん。それより、まえをみるみょん。」 「・・・あ、いきどまりさんだ!どうすれば・・・」 何かの拍子に地盤が崩れたのだろうか、来るときに通ってきた目の前にあるはずの通路は天井が崩れて埋まってしまっていた。 と突然、立っていた地面がガラガラという音を立てて崩れ去った。 「ゆわあっ!」 「あぶないみょん!」 「おそらをとんでるみたい!」 不思議な浮遊感がれいむを襲う。 しかしその浮遊感は突然の衝撃によって消し飛んだ。 「ゆっ・・・ありがとう、ぜろ。」 落ちる寸前にぜろが抱きかかえてくれたらしい。 地面に餡子の花を咲かせることにはならなかったようだ。 深呼吸をひとつ。 少しばかり落ち着き、周りを見渡してみる。 現代のものとは思えない、半ば錆びかけている機械が放置してある。 「どうやらここはぜんじだいのけんきゅうじょさんのようね。もしかしたられじすたんすべーすさんにもどれるとらんすさーばーさんがあるかもしれないよ!」 正直、望みはかなり薄い。絶望といってもいいくらいだ。 しかしこのまま探さずにここで飢えてしまうよりましだ。 なにやらよくわからない機械で埋め尽くされた通路を探索しながら進む。しかし・・・ 「だめだよ・・・、みちががれきさんでうまっちゃってる・・・。もどろうよ、ぜろ。」 その時、瓦礫の奥からドスン、ドスンという足音が迫ってきた。 「さがるみょん!」 「え?」 警告は少しばかり遅かったようだ。 道をふさぐ瓦礫を吹き飛ばしながら、緑色をした大きな手がれいむの胴体を徐に掴み、引きずり込む。 「く・・・!」 やられた、とばかりにその手を追いかけるぜろ。 その先には― 「ぎゃーおー!たーべーちゃーうーぞー!」 胴つき3匹分ほどの巨大な身長、全身を覆う緑色のうろこ、そしてその捕食種たる凶暴な牙。 てぃがれみりあが待ち受けていた。 「だめ・・・は、はやくにげてね・・・こいつにはいしさんが・・・」 一刻も早くれいむを助けなければ。その思いからぜろは鋭い石を連続で投擲する。 しかし、てぃがれみりあの鱗はそれを軽々と弾いてしまった。 それどころか、てぃがれみりあは自分の身を省みず突進という暴挙に出てきた。 「うー、そんなのいたくないんだどー!」 「みょんっ!?」 予想していなかったのか、その動きについていけなかったぜろは壁まで吹き飛ばされ、吐餡した。 これだけ体重差のある相手だ。体当たりなど食らったらこうなるのも至極当然と言えよう。 (・・・どうすればいいみょん、かんがえろ、かんがえるんだみょん!) と、その時。 突然奥に設置されていたパソコンのスクリーンが光りだした。 それと共に一振りの枝がゼロの眼前へと放り投げられた。 「ぜろ・・・これをつかいなさい・・・」 「だれみょん!」 「いいから・・・はやく・・・かのじょをたすけないと・・・さっ・・・はやく・・・」 外に策もない。罠とも思いがたい。ならばこのチャンス、利用するしかない! 地面に突き刺さった枝を一思いに引き抜き、眼前の的へと思い切り振りかぶる。 枝は、なにを思ったのか無防備な体勢で踊っているれみりあの鱗を、肌を、そして中枢餡を切り裂いて絶命させるには十分だった。 * 「てぃがれみりあをたおしてしまうなんて・・・やっぱりぜろはでんせつのぜろなんだね!」 「ゼロ・・・?みょんのなまえ・・・・・・・うう、おもいだせないみょん。」 「ながいあいだねむっていたんだからしかたないよ!むりやりおこしてしまってごめんね!それと、たすけてくれてゆっくりありがとう!」 「・・・。」 「れいむはれいむだよ!こうみえてもかがくしゃさんなんだよ!さ、れみりあたちがくるまえにべーすさんにかえろう!」 「・・・みょんが」 「ゆっ?」 「みょんがその、ぜろじゃなかったらどうするみょん?」 「・・・れいむにとっては、ぜろはもうぜろなんだよ!」 「・・・。」 そう言うとれいむはぜろを引き連れてトランスルームへと入っていった。 「よかったよ!とらんすぽーたーさんがいきてるよ!これでれじすたんすべーすさんにかえれるね!さあ、かえろうね!」 れいむがトランスポーターの側の機械になにやらポチポチと軽い動作をするとヴゥン、という音をあげて機械が立ち上がった。 恐らくこれでレジスタンスベースとやらに戻れるのだろう 少しばかり躊躇したが、れいむと一緒にそれの上に乗った。 心地よいとも気持ち悪いとも取れるよくわからない感覚が意識に流れ込む。 そこでぜろの意識はふっと途絶えた。 ゆっくまんぜろ 第一話 (了) 初投稿です。 ロックマンゼロをやっていたら何を思ったか無性に書きたくなり、勢いで書いてしまったものです。 内容はパロディですが、シエルれいむの立ち位置がちゃんとしていなかったりゼロがなんともいえなかったりしますがよろしければどうぞ生暖かい目で見てやってください。 アリガトウゴザイマシタ。
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anko3500 三日饅頭 【小ネタ】 anko3501 胴つきさんはゆっくりできるね! 【虐待】 anko3502 あみゃあみゃはあみゃあみゃだよこのきゅじゅ!! 【いじめ】 anko3503 じゃまもの 【考証】 anko3504 れみりゃと煙突 【いじめ】 anko3505 ゆっくり秋姉妹 【制裁】 anko3506 駆除業者&隻眼のまりさ 統合最終話 その1 anko3507 ゆんバーガー作ろう anko3508 まりさの素敵なゆん生 【制裁】 anko3509 ゆっくりいーたー 【パロディ】 anko3510 わさ種が胴付きになったら? 【愛で】【挿絵】 anko3511 ピタゆっくり作ろう anko3512 百ゆ゙っ回目のプロポーズ 【虐待】 anko3513 野良ゆっくりを可愛がってみた(主に相撲的な意味で) 【愛で】 anko3514 嘘? 【愛で】 anko3515 まりさの楽園 中編 【制裁】 anko3516 この世はゆっくりできない 【虐待】 anko3517 駆除業者&隻眼のまりさ 統合最終話 その2 【考証】 anko3518 雨のゆっくり遊び 【いじめ】 anko3519 孤独なれいむと森に住むぱちゅりー 【制裁】 anko3520 ゆん生のロープ 【制裁】 anko3521 ゆっくりつかいすてていってね! 【愛で】 anko3522 野性のゆっくりとゆっくりしてみた 【パロディ】 anko3523 どちらか選べ 【小ネタ】 anko3524 トンネルズアンドドスズ 【いじめ】 anko3525 笑ゆせぇるすまん 【いじめ】 anko3526 気持ち悪い! 【制裁】 anko3527 大臼歯 【小ネタ】 anko3528 悪いのは誰? 【制裁】 anko3529 てのりれいむと愉快?な仲間達 【愛で】 anko3530 ゆっくりに「どちらか選べ」と言ってみた 【虐待】 anko3532 工作ゆ虐 【虐待】 anko3533 笑ゆせぇるすまん 「おちびちゃんのいる風景」 【いじめ】 anko3534 ゆっくりしているゆっくり 【虐待】 anko3535 のどが渇く 【いじめ】 anko3536 ゆっくりに生まれた罪 【いじめ】 anko3537 野性のゆっくりとゆっくりしてみた2 【パロディ】 anko3538 ゆっくり108番勝負!!『まりさvs蟻』 anko3539 SHARPENS ゆー UP 【愛で】 anko3540 砂場さんはゆっくりできる? 【虐待】【挿絵】 anko3541 蜃気楼 【いじめ】 anko3542 おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!(前編) 【制裁】【挿絵】 anko3543 ちらんし寿司 anko3544 楽園 【観察】 anko3545 霊園の野良ゆ対策 【制裁】 anko3546 ちゅうしんゆら(前編) 【愛で】 anko3547 ちゅうしんゆら(中編) 【愛で】 anko3548 ちゅうしんゆら(後編) 【愛で】 anko3549 おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!(中編) 【愛で】【挿絵】 anko3550 ゆっくりつみをあがなうよ!(前編) 【制裁】 anko3551 ゆっくりつみをあがなうよ!(後編) 【制裁】 anko3552 風景 【いじめ】 anko3553 ゲスな胴付きを制裁 【制裁】 anko3554 人間はゆっくり出来ない 【いじめ】 anko3555 駆除業者&隻眼のまりさ 統合最終話 その3 【考証】 anko3556 ある見張り番との会話 【パロディ】 anko3557 非ゆっくり症 【小ネタ】 anko3558 ゆっくりできなかった、ゆっくりこいし 【観察】【挿絵】 anko3559 ある怖がりな群れの話 anko3560 とある沢での小騒動 【愛で】 anko3561 ゆっくりぱるすぃ 【愛で】 anko3562 ゆーファーミングシュミレーター2011 【制裁】 anko3563 おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!(続・中編) 【制裁】 anko3564 おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!(続々・中編) 【制裁】 anko3565 その厄誰の役? その役誰の厄? 【制裁】 anko3566 まっちょりーナイス・バルク! 【小ネタ】 anko3567 まりさの楽園 中編 その2 【制裁】 anko3568 まりさの楽園 中編 その3 【制裁】 anko3570 自画自賛 【いじめ】 anko3571 ゆうかの花壇(前) 【愛で】 anko3572 ズドドドドド 【愛で】 anko3573 身分が違いすぎた二匹のお話 anko3574 続・ゆっくりを食べる・・・ 【パロディ】 anko3575 n秒間 anko3576 おちびちゃんとゆっくりできたらいいな! 【虐待】 anko3577 たすけてね! 【いじめ】【挿絵】 anko3578 おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!(後編) 【制裁】 anko3579 おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!(続・後編) 【制裁】 anko3580 おちびちゃんはとってもかわいいんだよ!(続々・後編) 【制裁】 anko3581 肌色の花壇 【いじめ】 anko3582 親と子の契約 【考証】 anko3583 節ゆっくり 【いじめ】 anko3584 ゆかりんナイス・スメル! 【ギャグ】 anko3585 賢いゆっくり anko3586 ゆっくりしけんするよ 【愛で】 anko3587 酔漢 【虐待】 anko3588 受け入れられない 【いじめ】 anko3589 ゆっくり対土下座 【パロディ】 anko3590 声、そして沈黙 【小ネタ】 anko3591 浜辺にて 【いじめ】 anko3592 ゆっくり燃えつきろ 【制裁】 anko3594 ゆっくりの鳴き声 【いじめ】 anko3595 横暴 【小ネタ】 anko3597 声をきかせて 【小ネタ】 anko3598 檻の中のゆっくり外界を知らず 【いじめ】
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※ゆっくりが現代に実によく馴染んでいる世界です。 ※厨二病がすぎた結果がこれだよ! ※滲み出るほどのブロント語、気をつけてください。 ※ぬるすぎるというよりも虐めてない。 ※要するにハーフ物だということ。レイパーさんありがとう! それでも読むぜ!という奇特な方だけご覧ください。 「起きなさい、今日はお前の14の誕生日、これまでお前を1人の人間として立派に育ててきったつもりです。 そして今日は特別な日。忘れられない一日になるでしょう、起きなさい……」 変な夢を見た。しかしどこか懐かしい感じのする夢。けれどもどんな夢だったかさっぱり思い出せない。 大切なことのような気がして思い出そうとするが、ちっとも思い出せない。 「あさだよ!ゆっくりおきてね!あさだよ!ゆっくりおきてね!」 時計ゆっくりの目覚ましを止めるのを忘れていた。後ろにあるスイッチを押して止める。 この時計ゆっくりはゆっくりの中に時計の部品を埋め込み、時計の役割を担わせるという職人の技の 冴え渡る一品だ。れいむ型とまりさ型があったが俺はれいむ型を選んだ。理由は特にない。 「ちっくたっくちっくたっく」 目覚ましを止めると何時きいても気の抜ける声を出しながら時を刻んでいる。 そろそろ起きなきゃな。階段を下りて今とドアを開けるとそこには父さんがいた。 「起きてきたか、おはよう」 「おはよ」 もう朝ご飯は食べ終わっているのか、お茶を飲んでいる。 俺も自分の分を用意しようとパンをトースターに入れる、とめだましテレビが流れていた。 『7時31分、7時31分』 今にも「このロリコンどもめ!」といいそうなマスコットキャラが時間を告げている。 俺は何を考えているんだ。寝起きの頭はわけの分からないことばかり考えるから困る。 『○日午後7時ごろ、Y市に住む女性の飼いゆっくりを殺害し、逃走したところを 駆けつけた警察官によって逮捕されました。逮捕された男は都札市に住む、 徒愚呂 黄二郎 (自称自営業)は容疑を認めており、「ゆっくりはみんな死ねばいい」 と供述。警察は過去の飼い・野良ゆっくり虐殺事件との関連性を調べるとのことです』 ゆっくりには人権のようなものが与えられていないから、そんなに重い罪にはならない。 せいぜい器物破損と公務執行妨害くらいなものだろう。 大変痛ましい事件なはずなのにナレーターがきめぇ丸だとそう感じないのはなぜだろう。 その次のニュースは飼いゆっくりがストーブにぶつかっ手ものに引火して家屋が全焼するという よくある内容だった。 その間に冷蔵庫から牛乳とビンを取り出す。それをテーブルの上においてパンが焼けるのを待つ。 ニュースは芸能へと変わった。 『人気アイドルの「RemiFra」が解散すると発表しました』 なん…だと…!! この2人が歌う歌は俺も好きでプレーヤーにも入れてある。それが何故? 『れみりゃさんがにんっしんっしたため、2人で子育てに専念したいと引退を宣言しました』 …なら仕方ないな、でも復帰は絶望的かな。楽しみがひとつ減った。 焼きあがったパンを皿の上において、ビンのふたを開ける。その中には赤ゆっくりが2匹詰め込まれていて ビンから取り出す。 「「ゆっくりしていってね!」」 「おきゃーしゃんどきょー?」 「まりしゃはきょきょでゆっきゅりしゅりゅにぇ!」 この赤ゆっくりから餡子をひりだし、パンにぬって食べる。これが俺のいつもの朝のメニューだ。 餡子だけを入れたビンもあるのだが味が落ちるような気がしてこちらを選んでいる。 ぬる前にテレビをふと見る。 『てんこさんがゆっくりアカデミー賞にノミネートされました』 「きた!メイン女優きた!これで勝つる!」 「静かにしなさい」 「あ、ごめん」 実は俺はてんこさんのファンだ。あのスラッとしたボディー(ゆっくりとしては)、全てを見通すクールな目、 そして万人を唸らせる演技力、名台詞の数々。その大女優が世界に認められたということだ。 ファンとしてこれほど嬉しいこともない。 俺の夢はてんこさんに「ひそうのけんすごいですね」と言って「それほどでもない」と返してもらうことだ。 「ボーっとしてないで早く食べなさい」 「え、うん。あ…」 赤まりさは皿の上で寝ていて、赤れいむはパンに噛り付いているが赤ゆっくりに噛み切れるほど柔らかくない。 「ゆえぇぇぇんちゃべりゃりぇにゃいよぉぉぉぉおにゃきゃしゅいちゃよぉぉぉぉぉ!」 じたばたと暴れるれいむ。そろそろ食べようとれいむをつまんでパンの上に持ってくる。 「わーい、おしょりゃをとんでりゅみちゃーい」 つまんでいる親指と人差し指に力をこめる。 「ゆぎゅぎゅぎゅゆべぇっ!!」 目と口から飛び出す餡子をパンの上にたらしていく。 餡子を搾り取られたれいむの成れの果てをまりさの近くに置く。 「ゆゆっ!あみゃあみゃにゃにおいがしゅりゅよ!ぺーろぺーろ、あみゃーい! がーつがーつうみぇこりぇみぇっちゃうみぇぇぴゃにぇ!」 まりさがれいむの皮を食べている間に餡子をぬったパンを食べる。 パンを食べ終わるとまりさも食べ終わったようだ。 「ゆゆーん、おにゃきゃいっぴゃいだよ!」 若干膨れ上がったまりさも次のパンの上に持っていく。 「ゆゅゅゅゅゆぽわぁっ!!」 やっぱり朝はこれでなければ始まらない。 テレビに目を向けると芸能から政治の話に移っていた。 さすがに政治にゆっくりはでてこない。だが議会はゆっくりにも権利を与える法で賑わっている。 と言っても全てのゆっくりにではなく、飼いゆっくりに対してのものだが。 何故そんなことで言い合いになっているかと言うと、先ほどのニュースの通りゆっくりは 人と同等、もしくはそれ以上の功績を成しているものが極僅かだがいる。 その大半は胴つき(たまに胴無)だが、そのゆっくりを守るための法案らしい。 だがゆっくりに権利を与えればどこかで障害がでるから そう簡単には決められない。そんなこんなで延び延びになっている。 朝ごはんを食べ終わるころには天気予報に変わっていた。 今日は全国的に晴れであるとお天気お姉さん的なゆっくり、さなえ(胴無)が伝えていた。 引き続き、人気コーナーの今日のゆっくりが始まる。だが辛い思い出があるので そこで見るのをやめて父さんのほうに向き直って話を切り出す。 「で?今日はどんな用事があるの?」 本当だったら誕生日に友達と遊びに行って祝ってもらうつもりだった。 だが昨日になって明日はあけておけと言われて友達に詫びの電話を入れる羽目になった。 「まあなんだ、誕生日おめでとう」 「ありがとう。まさかそれ言うためだけにじゃないんでしょ?」 「そうだ。今日はお前に大事な話がある。が、その前に着替えてきなさい」 まだパジャマ姿だった。部屋に戻り適当に私服を着て今に戻ってくると父さんも着替えていた。 だが仕事で着ていくスーツを身に着けていた。 「何でスーツなんて着てるの?」 「これも今日の大事な話の1つだ、これからお前には3つの大事な話がある」 なんだか妙に緊張してきたな。 「まず1つ、父さんの仕事について」 「ああ、確か大人になったら教えるってはぐらかされていたね」 「2つ、お前の母さんについて。これも大人になったら教えると言ったな」 「……………」 俺には物心ついたころから母親がいなかった。寂しいと思ったことがあったが ないものはしょうがない。どこか達観していたが、どうしようもなく泣いたこともあった。 母さんがどんな人か考えたことがなかった。家には写真もなければ手がかりになるものもない。 知りたいような知りたくないような、あんまりすぎることだったら聞きたくないかも。 「そして3つ、お前についてだ」 「えぇ!俺のこと?」 「そのことから話していこうか、…はっきり言おう、お前は人間ではない」 「………それ何の映画の台詞?」 「信じられないのは無理もない。そのためにも今日は人を呼んである」 「誰を?」 「もうすぐ来ると思うが…」 父さんは時計を見ながらそういうが早いか、家の前にいかにも高級車ですと自己主張する車が停まった。 玄関に向かうと誰かが扉を立っているような気配がする。すると父さんが扉を開ける。そこに立っていたのは 2mはある巨体で真っ黒のスーツを身にまとい、欧米人を思わせる高い鼻の上には全く透けない黒の サングラスを掛けて髪は短く切りそろえられているとても一般の人には見えない人。 ぱっと見、殺し屋か、もしくは人型抹殺用ロボットにしか見えない。怖え、めちゃ怖えよ。 「おはようございます」 うおぉ、父さんいきなり話しかけてるよ!知り合いかよ!いったいどんな仕事をしてるんだよ! 「おはようございます」 こっちも普通に返してるよ!てか日本語お上手ですね! 「準備はよろしいですか?」 「ええ、いつでも出られます」 「それではいきましょう」 よくわからん間に話が進んでいく。でかい男の人が横にずれると家の前には車が見えてその横には これまたでかくて同じ格好をした黒い肌の人が立っていた。 その人が車のドアを開けて待っているのを父さんは普通に乗り込んでいく。俺も促されて乗り込むと ドアが閉められて、運転席と助手席におっかない人が乗って車が発進した。 父さんに説明を求めたいが前の2人が怖すぎて声も出せない状態で車は走り続け、いつもの田園風景から ビルの立ち並ぶ都会へと景色を変えていく。1時間強の時間が過ぎて普通のビルの前に車は停まった。 「ほら、着いたから降りなさい」 「もう家に帰ってゆっくりしたいよ…」 ビルに入ってエレベーターに乗せられて大きいソファーが2つ置いてあり、 その間にテーブルがある部屋に通された。 この部屋に来るまでにちょくちょく見かけた方々はもしかしなくてもあっち側の人たちなのだろうか。 こんなところに勤めている父さんはいったい何者なんだ!あんまり聞きたくないぞ。 そうこうしてると部屋の扉が開いて男の人が入ってきた。 その人がまた格段と恐ろしい面構えで刀傷のある顔で着物を着ていた。 どう見ても893です。本当にありがとうございました。 と言うかなんで俺はこんなところにいるの!?わからないよー!誰か助けて! どう(ryな方は向かいのソファーに座ると重々しく口を開いた。 「そこの坊主が例の子か?」 「はい、私の息子です。こちらは師手委プロダクションの社長で父さんの上司に当たる方だ。 ご挨拶しなさい」 「は、はじめまして…」 そんな鳥を射殺しそうな目で見ないで!怖いよ~死んじゃうよ~! すると俺の首など簡単にひねれそうなごっつい手が迫ってきた! おい、やめろ馬鹿俺の人生は早くも終了ですね 「あの坊主もでかくなったもんだな」 「ええ、おかげさまで」 社長さんの手は俺の頭をごしごしと撫でただけだった。 え?社長さんは俺のことなんで知ってるの? 「きっとあいつも喜ぶだろう」 「そうですね、早く会わせてあげましょう」 そういうと父さんは部屋を出ていってしまった。待って!俺をこの人と一緒にしないで! 怖すぎるよ!顔を見るのも怖いので顔を伏せていよう。 どれぐらい経っただろう30分な気もするし5分も経ってないような気もする。 父さんが部屋に戻ってきた。 「お入りください」 なんと、なななんとそこに現れたのは! 小さい靴をカカカカッと鳴らし、どこまでも澄み渡る青空を連想させる蒼い髪、その上に 桃の飾りが着いている帽子をかぶっているががどこもおかしくはない 世界が認めるゆっくり界の大女優、てんこさんだ! そういえば師手委プロダクションってどこかで聞いたことあると思ったら てんこさんの所属する事務所じゃないか!不覚! てんこさんはそのまま歩いていくと自然に社長さんの隣の席に座ったではないか! 「お前も今朝にテレビで見ていたてんこさんだ」 (くそ、落ち着け、落ち着くんだ。目の前には夢にまで見たてんこさんがいるんだ、 うかつなことはできないぞ) 「てんこさんは紅茶に砂糖は何個入れます?」 「9個でいい」 「さすがてんこさんですね」 「それほどでもない」 (こんな状況で落ち着けるか!そうだこういうときには深呼吸を……深呼吸ってどうやるんだっけ!?) 「社長はどうします?」 「いらん」 「ではストレートで」 (そういえば息もどうやってするんだっけ!?うぐぐぐぐ……苦しい…) 「あっと、父さんはてんこさんのマネージャーを勤めさせて頂いているんだ」 (何ィ?そいつはすごい、あとでサインとかもらえないかな) 「お前はまだ小さかったからな、どこで口を滑らせるか分からなかったから教えられなかったんだ」 「一瞬の油断が命取り」 「なるほどね、でもなんでここまでつれてくる必要があったの?」 「そのことについてなんだが、母さんのことについても関係があるんだ」 何で母さんの話がここで出るんだ? 「実はお前の母さんはてんこさんなんだ」 「私が母親であるのは確定的に明らか」 ―――後に少年はこのとき時は確かに止まったと語る 「えええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 「信じられないのも無理はないな、これからどうやって今日に至ったか詳しく教えよう」 「時はちょうど15年前にさかのぼる。父さんはこの会社で普通にマネージャーとして勤めていた」 (この会社にいる時点で普通じゃないのは確定的に明らか…) 「そしててんこさんが芸能デビューすることになって父さんがその専属マネージャーを任されたわけだな で、その時がてんこさんと父さんの出会いだった」 (ロマンチックなのか?) 「だが当時はゆっくりに対する世間の目は冷たかった、ましてや芸能界で活動するんだ 苦労は並じゃなかったよ」 「あのままでは私の寿命がストレスでまマッハなんだが…」 「そう、傷ついているてんこさんを父さんがいつも慰めていた。そして近づいていく二人の距離、 2人が愛し合うにいたるのは必定だった」 「若気の至りと言うやつだ」 (それおかしくね?どう考えても普通じゃないよ、父さんはHENTAI?それともロリコン? 駄目だ、もう父親としてまともに見れなくなった) 「でもそれが社長にばれてしまってな、奥さんも子供もいなかった社長はてんこさんを 実の娘のように溺愛していたから烈火のごとく怒った」 「パパの怒りが有頂天」 (二人とも笑いながら話してるけど、社長さんの顔がどんどん険しくなっていくんだけど!?) 「で、ついにはヒットマンを雇って父さんを殺しにかかってきた。 父さんはてんこさんを連れて逃げることにした」 「愛の逃避行だ」 「何とか逃げてたんだけど、ある日にてんこさんがにんっしんしていることが分かって 喜びと同時に悩んだ」 「てんこを嬉しさと想像を絶する深い悲しみが襲った」 「それでこのまま逃げててもどうしようもないと2人で社長を説得することに決めて社長に会いに行ったんだ」 「並み居る強豪を倒し、ついに親玉の下にたどり着いた」 「どうにか和解することになって二人のことを認めてもらったんだ」 (あいのちからなんだねーわかるよー。社長さんは深い悲しみに包まれてるし) 「子供は産むことに決めて、お前が生まれたわけだ」 「だがてんことは違う姿をしていた」 「そう、きっと胴つきゆっくりが生まれてくるだろうと私たちは思っていたんだが、 お前はどう見ても人間だった。多少変わっていても新種のゆっくりだと言えば周りはごまかせただろう。 だが人間とゆっくりの間に子ができたと知られるわけにはいかなかった」 「てんこの近くにはいつも記者がいた」 「だからてんこさんとお前の関係を知られるわけにはいかない、 まして子だと分かればたちまち記事にされてしまうだろう。だから別々に暮らすことにした」 「苦汗の選択だった」 「これがお前が生まれるまでの経緯だ。こういった理由でてんこさんはお前と暮らすことも 会うこともできなかったんだ」 「そうですか…」 積もる話もあるだろうから親子水入らずで、といって社長さんは部屋から出て行った。 紅茶には結局手をつけなかったな、もしかして紅茶を「いらん」って言ったんじゃないのか? 「でさ、いつドッキリでしたって看板持った人出てくるの?」 「やっぱりお前信じてなかったのか」 「だってできすぎだもの。てんこさんと父さんが愛し合ってる?事務所の人はヤクザ? 挙句の果てに俺は人間とゆっくりのハーフ?疑わないほうがどうかしてるよ」 「そうか、じゃあお前のその青みがかった髪はどう説明するんだ」 「母さんが青い髪をした外人とか」 「どこの世界捜しても青い髪をしてる人なんていねーよ。アニメの見すぎ」 「えっそうなの!?」 「うわさに聞くゲーム脳と言うやつだな」 「それとお前は水に入ると手足がふやけやすいよな、これはどうやって説明するんだ?」 「えっと、特異体質とかじゃないの?」 「ふやけるどころか皮まで剥けるのは特異体質とは言わない。普通は病気と思うだろ」 「これがゆとり教育の弊害か…」 「あとお前身長はいくつだ?」 「か、関係ないだろ!」 「いいから言ってみろ」 「ひ、149…いや測ったの結構前だしきっと150あるよ絶対」 「小さいなさすがてんこの子ちいさい」 「小さくなんかないわ!見てろよこれからめきめきと身長伸ばしてあっと言わせてやるからな…」 「この写真を見てもまだ納得しないか」 父さんが懐から出した写真を手に取る。少し古ぼけているが問題はない。 そこに写っているのは今とそう変わらないてんこさんと白髪が一本もない父さんが とても嬉しそうに笑っていて、間に挟まれて眠っている赤ん坊。おそらく俺なんだろう。 「……分かった信じるよ。でも2人から生まれた俺は人間なの?それともゆっくり?」 「ここの会社の人がよくお世話になっている医者の方に調べてもらったら 結果は『ゆっくりに似た体をした人間』か『人間に極めて近いゆっくり』のどちらかだと言われたよ」 それって闇医者?とは言わない。 その結果だと俺は人間でもゆっくりでもないって事じゃないのか? まあその話題は置いといて。 「なんで俺にこの話伝えたの?別に知らないままでもよかったんじゃない?」 「ああっとそれはだな」 「てんこが直接言おう、てんこは芸能界を辞めて家族で暮らしたいと思う」 「え「エエエエエェェェェェェェ!!!」 何で社長さんが乱入してくんだよ!親子水入らずじゃねえじゃねえか! 「何で、どうして芸能やめちゃうの?てんこはパパのこと嫌いなのか?」 「いやパ… 「そうか、そいつにまた誑かされたんだな!?小僧!わしからてんこを奪った恨みも込めて ここで成敗してくれるわ!」 なんか短刀を取り出してるよ!?誰か社長さんを止めてくれ! 「社長!気を静めてください!」 「えぇい、放せぇい!」 ごっつい人たちに取り押さえられて社長さんはつまみ出された。 って何で2人ともちっとも動じてないの!? 「それでは話を戻そうか」 「てんこはゆっくりアカデミー賞をとるという夢を叶えることができた。だからもう芸能界に未練はない。 今後は家族で平穏に暮らしたいんだよ」 「でも本当にそれでいいの?折角あそこまで上り詰めたのに」 「やめてしまえば未練もなくなるだろうし、いいよ」 こちらに優しく笑いかけてきてドキッと……してないぞ!あれは母親だぞ、母に萌えるとか終わってるから! でもさっきまで母のファンであったわけで、少なからず好意は持っていたわけで、それは母親に対するもの とは違う方向性なわけだから……ギャア俺はもう駄目だ 「さあ、そろそろ家に帰ろう」 「えっ!」 「カカカカッと帰宅するぞ」 「ええっ!」 「と言うわけでおまえ荷物持ち」 「なんでっ!」 「てんこさんに重いもの運ばせる気か?」 「だからって…」 「ナイトはジョブを選ばないんだろ?」 「わかったよ!」 ぐおおおおお何だこの鞄、見かけによらずマジで重たいんだが 2人はすたすた歩いて行っちまうし、今日はなんて日だ。 そこの兄ちゃんも見てねえで手を貸してくれてもいいじゃねえか! 「おおっと、壊れやすいものもあるから丁寧に扱ってもらおう」 そんな無茶な!肩に掛けてるだけで俺はふらふらだというのに! 結局車に積み込むまで誰も手を貸してはくれなかった。 何でこういう座り方なのだろうか、何で2人が後ろで和気藹々後話しながら座っているのに 俺は隣で抹殺ロボの人が運転している隣の助手席にいるんだろう。 まあてんこさんの隣に座るよりはマシかも、なんと言っていいかわからないし。 でもそれはそれでうれしいなぁ…あれ、俺おかしくね?あれ母親だからね…グァァヘイジョウシンヘイジョウシン 家に到着して荷物を降ろすと車は走り去っていった。 「それじゃあ、家族ライフを満喫するぞ!」 「おおっ!」 ゆっくりできないよおおおおおお!!! こうして俺の新しい生活が始まった。 つづくのかー あとがき ついにやっちまったぜ、禁断のハーフものをな。 違うSSを書いていたら変な電波を受信した。 なんかいろんなものの影響を受けすぎて変になった。次回はさらに変になる予定。 俺はもう駄目かもわからんね 主役の少年について 名はない。 人間の父とゆっくりてんこの母から生まれたゆっくり人間。 髪の毛は紺と群青の間の色、水に溶けやすい水溶性。 ゆっくりと人間の見分けはつくが、時々ぽっちゃりした幼女をゆっくりに見間違う。 中学二年生。中二、厨二。 ヒーローに憧れを抱く。男の子だからしょうがない。 思春期真っ盛り、だからピンクな妄想もします。男n(ry ゆっくりに好意を持たれることはないが、胴つきを色っぽいなぁと思うことがあります。おt(ry てんこのファンというよりもかわいいゆっくりにめがない。 背が低いことがコンプレックス、シークレットシューズに興味を持つお年頃。 1hyde未満…おや誰かきたようだ てんこについて 胴つきゆっくりてんこ。 HENTAIならばまず間違いなく襲うであろう程の美ゆっくり。 社長とは語るも涙、聞くも涙のご関係。 代表作「謙虚なナイトの犯科帳」 主演は全てゆっくりのドラマ。 事件が起きて推理して捕り物劇をやってなぜか最後は下手人をぶった切るよくわからないストーリー。 永遠の十七歳、推定年齢さ…おや電話だ 父親について 名はとうの昔に捨てた。 師手委プロダクションのマネージャー。 HENTAI、ロリコンと手のつけようがない。 あちらの世界はいるときに家族と絶縁している。 構成員? 私はどう見ても厨二病です 本当にありがとうございました。 『オマケ』でした。 このSSに感想を付ける
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『にとり相撲.TXT』 4KB 愛で 希少種 現代 愛護人間 独自設定 7作目 『にとり相撲』 「いつもありがとね。あきとしちゃん。」 近所に山菜をおすそ分けし、お礼を言われる。 俺の家の裏山には、ゆっくりにとりの群れが生息している。 俺はそこの群れの胴つきにとりと交友があり、家庭菜園で作っているきゅうりと引き換えに山菜をもらっている。 多めにもらった日は、こうして近所におすそ分けする。 ゆっくりと人間も良い関係を築くことが出来るのだ。 俺が家に帰ると、裏手のほうから 「盟友ー。あそぼー!」 とにとりが大声で俺を呼ぶ。 裏口から外に出ると、にとりが地面に輪を書き、土俵を作っていた。 「相撲やろう。相撲!」 楽しみで仕方が無いといわんばかりの笑顔で誘ってくる。 本当にこいつは相撲が好きなのである。 「仕方が無いな。」 そう呟いて土俵に上がる。 「いくぞ盟友!」 にとりがぶちかまして来る。それをしっかりと受け止める。 すかさずにとりは、俺のベルトを掴み体勢を整える。 俺も負けじとにとりの腰に手を回す。 たまに手が滑ってお尻を触る。相撲だからしかたがないよね。 にとりが顔を真っ赤に染め、うんうん唸り俺を押し出そうとする。 実際のところ、にとりはゆっくりにしては力があるが、人間にはかなわない。 しかし、子供相手に本気をだすのと同じように、ゆっくり相手に本気を出すのは大人気ない。 俺はある程度組み合ったら、適当に負けることにしている。 「ゆりゃあ!」 にとりが渾身の力を込めて俺を押し出した。 俺はばたりと後ろに倒れる。そして勢いが付いたにとりは俺を飛び越える。スカートが翻る。 パンツ確認。水玉把握。 にとりは仰向けに倒れた俺を上から覗き 「ゆわーい。にとりの勝ち!」 とけらけらと笑う。 その後、にとりと俺はモロキュウ食べたり、「ゆ虐の科学13月号・電極まりさ」の工作を一緒に作ったりして楽しい時間を過ごした。 「盟友。今日はありがとう。もう帰るね。」 そういってにとりは山へ帰って行った。夕焼けがとても美しく感じた。 数ヵ月後、裏山一帯の開発が始まった。 誰もが街の発展を望んでいたし、それは必要なものだと感じた。 日に日に木が切られ、土が削られて山の形が変わっていく。 俺はにとりのことを心配しながら、それを眺めていた。 その日は雨が降っていた。 俺はすっかり形が変わってしまった裏山を、いつものように眺めていた。 にとりは生きているのだろうか? そう考えていると、雨で見にくかったが庭に人影が見えた。 青い髪・・・間違いない。にとりだ。 俺は傘も持たずに飛び出した。 「久しぶり、よかった。生きてたんだな。」 俺は嬉しくなって声を掛けた。 しかし、帰ってきたのは憎しみに満ちた目であった。 「よかった?・・・みんな死んだよ。おとうさんも、おかあさんも、兄弟も、友達も。人間さんには敵わないよ。にとりの大切なもの全部壊れちゃった。」 俺は言葉が見つけられなかった。 「ねぇ盟友。にとり達はね。人間さんに迷惑は掛けてなかったはずだよ。なのになんでこんなことされるの?ねぇ盟友。にとりは街じゃ生きて行けないよ。」 にとりは、雨音にかき消されそうな声で、淡々と言った。 「すまない・・・。」 俺は何の解決にもならない場当たり的な言葉しか出せなかった。 にとりは失望した顔で俺を見つめる。その目がどんな言葉よりも絶望を語っていた。 にとりは理解しているのだ。どうやっても開発を止めることなど出来ないことを。俺が無力であることも。 俺はにとりに言う。 「一緒に暮らそう。俺とならうまくやってけるはずだ。」 にとりは泣き笑いのような顔で 「盟友は好きだよ。・・・だけどね、人間さんは嫌いだよ。」 と答えた。 お互いにずぶ濡れのまま、無言でしばらく見つめあうと、にとりは静かに歩いて山へ去っていった。 俺はにとりの姿が見えなくなるまでその後姿を見ていた。にとりは一度も振り返らなかった。 にとりと最後に会ってから、1年以上が経った。 裏山はすっかり住宅地に変わり、僅かな緑を残すのみである。 あれから俺は庭に小さな土俵を作り、きゅうりを置いている。 もしかしたらにとりがひょっこりと帰ってくるんじゃないかと思ってやっている。 嘘だ。 にとりは、帰ってくることは無い。分かっている。 だけど、だけどほんの少し、ほんのひとかけらの希望を捨てられずにいる。 にとりの絶望した顔が忘れられない。しかし、あの楽しかった日々もまた忘れられないのだ。 俺はいまだに夢を見る。 にとりとする相撲の夢を。 夢の中でにとりが俺を呼ぶ。 「盟友ー。あそぼー!」と おしまい ※ガチエロHENTAIハッピーエンドを書き直したらバットエンドになったでござる。の巻き ■作品 anko2679 野良のゆうかにゃん.TXT anko2681 夜の悩み.TXT anko2683 逆噴射てんこ.TXT anko2688 邪悪なさなえ.TXT anko2691 清く正しいなんとかです。.TXT anko2693 さなえリターンズ.TXT
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『ゆかりん』 10KB 愛で 小ネタ 独自設定 思いつき 「う、う~~~~ん…いたた…」 全身の穴という穴に泥を塗りたくられたような、なんとも気持ち悪い感覚で目覚める。 頭は痛い、胃はきもちわるい、口の中もカラカラなようなネバネバなようななんとも言えない不快な感触がする。 吐く息がアルコール臭い、完全な二日酔いだ。 昨日ついつい仲間内で飲みすぎてしまった、どうやって帰宅したのかは全く覚えてない。 しかし幸いにも今日は休日、だからこそ思い切り飲んだのだが、だからといって休日を棒に振ってしまうのは少々もったいなきがする。 と、思いつつもやはり身体が動く気がしない、しかたなく布団にもぐりこみ、このムカつきが去るのを待つことにした。 ところが。 がたんっ、がたがたっ。 「な、なんだ?」 酔いはともかく突然の物音に眠気が一瞬で醒める。 音を探ると、どうやら押入れの中から物音がしたようが。 そこには普段使わない来客用の布団と、衣替え用の衣服しか入っていないはずだ。 なのにずいぶん大きな物音がした、居るはずの無いものが居るのかもしれない、サッと血の気が引く。 しかしなおもがたんがたんと揺れるふすまを、俺は勇気を振り絞って横にスライドさせた。 「ゆぅ~~~~」 「はい?」 するとそこには、ふりふりの長いスカートに包まれた小ぶりなお尻が一つあった。 その上半身は布団の隙間に挟まっているらしい。 「なんだこれ?」 思わず指でつついてしまうと、ビクンと震えてから、足をじたばたとさせてそれが布団の間から這い出てきた。 「しょーじょのおしりをつつくなんてしつれいね!」 布団の隙間から出てきた、その軽いウェーブのかかった金色に輝く長い髪の毛の少女は、まん丸の頬を膨らませて俺に抗議する。 「えっと…キミは…」 正直こんな知り合いは居ない、ところでこれって少女誘拐になるんだろうか、 と鈍った頭の隅でぼんやり思っていると、少女はぷりぷりとしたまま自己紹介をしてくれた。 「ゆかりんはゆかりんだよ!どうつきのすごいゆっくりなんだよ!」 「え、ああキミ胴つきゆっくりなの?」 「そうよ!もう、おにいさんがきのうのよる、すてきなすきまをしょーかいしてくれるっていうからついてきたのに! おにいさんったらわたしのことなんてほっといてねちゃうんだもの!ゆっかりできないわ! しかたないからそこのすきまをゆかりのすきまぷれいすにすることにしたからゆっかりさせてね!」 「はぁ…」 女の子…もといゆかりんは、勝手にそうまくし立てると、再び押入れの中に折りたたんである布団の隙間に顔をつっこんで、ゆっくりとし始めた。 「ゆ~ゆ~ゆ~」 どう見ても苦しそうなのだが、本人はご満悦らしい、お尻をふりふりと揺らしながら、楽しそうな声をだしている。 「…寝よう」 酔いが残る俺はなんだかどうでもよくなってしまって、そのまま自分の布団にもぐりこんで、目を閉じた。 ゆさゆさと身体が揺さぶられる感覚で目を覚ます。 「あ…?」 部屋全体が暗い、どうやら寝ているうちに太陽は落ちてしまったらしい。 暗がりにぼんやりとうかんだ、俺を見下ろすゆかりんと目が合った。 「ねーねーおにいさん、ゆかりんおなかへったわ、なにかたべさせて」 「あー、うん」 軽く頭を振ると、もうアルコールは殆ど残ってはいないようだった。 「っていっても何にもないけどなぁ…チャーハンでいい?」 「なんでもいいわ!」 床にぺたりと座りこむゆかりんを置いて、俺はのそのそと立ち上がってキッチンにたった。 二人分のチャーハンを作って皿によそって食卓に置くと、ゆかりんはまってましたと俺の向かい側に座り、スプーンをとって勢いよくかきこんだ。 「はふっはふっ!おいしいわ!」 「そう、ゆっくりたべなよ」 「うん!」 俺もゆかりんに続いてもそもそと米粒を噛んでいると、脳みそが徐々に起きてきて、冷静な疑問が浮かんでくる。 「え、そういえばキミ飼い主とかは?」 「いないわよ?」 「そうなの?」 「ゆかりんはすてられちゃったの、くさいんだって、しつれいよね!」 「臭い…?どれ」 俺はゆかりんに顔を近づけてくんくんと匂いをかぐ。 捨てられてから日にちがたっていたのか、どこか埃臭い匂いがしたが、それ以外は特別きにならなかった。 「でもおにいさんがひろってくれたんでしょ?」 「えっ、いやぁ…」 ゆかりんの真っ直ぐな視線につい目をそらしてしまう。 正直昨日のことは全く覚えていないのだが、酔った勢いとはいえ捨てゆっくりを家まで上げて、覚えてないという理由でまた外に放り出すのは無責任だと思う。 それにきっと昨日出会ったときは、恐らく本気で女の子に声をかけられたとでも思ったのだろう、 どうやら間違いは犯していないようだが、見ず知らずの娘を部屋に連れ込んだりして、それはそれであきれた話だ。 目線をちらと戻すと、ゆかりんはだまって俺の顔をじっと見つめていた。 頬が丸いという程度で、ぱっと見るとゆかりんは美少女に見えないことは無い。 普通のゆっくりなら考えてしまうところだが、胴つきともなるとある程度こちらの言うことは聞いてくれそうだし、 なにより俺が仕事に出て、部屋に一人にしてもそれほど問題はないだろう。 それにこんなに可愛い子を邪険に扱うのも気が引ける、もしも俺の手に余るようなら、飼い手を捜してやればきっとすぐに見つかるだろう。 「まぁ、俺のとこでいいなら、べつに居てもいいよ」 意を決してぶっきらぼうに言うと、ゆかりんはぱっと笑顔になった。 そして再びチャーハンをもりもりと口に運ぶ、ほっぺにご飯粒が付いていようがお構いなしだ。 なんだか小さい妹が出来たような、微笑ましい気分になってしまった。 そうと決まれば早速…とペットのためのあれこれを考えてみたが、ゆかりんに聞いてみても人間の生活に必要なものと殆ど変わらなかった。 強いて言えばあまりしょっぱいものや辛いものはニガテらしい。 服も洗濯して、風呂で身体を洗うように言って、出てきたら俺の服を貸してやった。 小さな身体では俺の服はサイズが合わず、だぼだぼで不釣り合いだったが、我慢してもらうしかない。 折角のペットだ、遊んでやろう!とも思ったけど道具が無い、なにか一緒に楽しめるものはと探しているうちに、 ゆかりんは勝手に押入れを空けて布団の隙間に身体を滑り込ませてしまった。 折り重なった布団の間に頭からつっこんで、下半身が出ているというすごい絵面だが、本人はこれが気に入っているらしい。 手がかからなすぎて正直肩透かしを食らった気分だが、まあ楽といえば楽なので気にしないようにしよう。 その状態でも、俺が話しかけるとちゃんと答えてくれるので、話し相手にはなってくれるようだった。 寂しい一人暮らしには、これが結構ありがたい。 他愛の無いおしゃべりを続けてふと時計をみると、時計の短針が頂点に達しようとしていた。 「いけね、明日も仕事か、あーあ、一日棒にふっちゃったなぁ」 二日酔いにやられて殆どを布団の中で過ごしてしまった、若干の後悔をしつつ、 俺は寝巻きから着替えてもいなかったのを思い出し、電気を消してそのまま布団にもぐりこんだ。 「おやすみゆかりん」 「おやすみなさい!」 短い挨拶を交わして目を閉じると、しばらくしてゆかりんのいる押入れのほうからもぞもぞと物音がした。 眠気に誘われながらそちらに意識を向けていると、俺の布団の足元がそっとめくられて、何かが進入してくる。 目を開けると、俺の首元の布団の隙間から、ゆかりんがひょいと顔を出した。 「こっちのすきまのほうが、あったかいわ」 ゆかりんはクスクスと笑って、そのまま目を閉じてしまう。 「お、おいおい」 「ゆっかりできるわ…」 狭い布団の中で、ゆかりんは俺に身体をすりよせるようにして寝息を立てはじめてしまった。 俺の服に包まれた、やわらかい身体が密着して、なんだか不思議な気分になってしまう。 これが女の子のやわらかさなのかな…などという考えが頭を過ぎってしまい、俺は頭をふってそれを吹き飛ばした。 「まったくゆかりんはあまえんぼだな」 そうさ、ゆかりんはゆっくりなんだ、このぷにぷにもゆっくりのもち肌さ。 そう自分に言い聞かせて、俺はゆかりんを抱き枕代わりにして眠ってしまうことにした。 翌朝、カーテンからもれる朝日が瞼に落ちて意識が覚醒する。 すると俺は自分の鼻にふと違和感を感じて、ぱっと目を開けた。 「な、なんだなんだ異臭騒ぎか!?」 あわてて布団に入ったままあたりを見渡すと、特に何も起こっていないようで、外もいたって静かだった。 俺の目の前には、俺に抱きついたまま大口を開けて眠っているゆかりんがいるだけだ。 ふと、その口の中から、鼻を突く臭いが漂ってきた。 「え、なにこれくっさ」 確かめるためにもう一度ゆかりんの口に鼻を近づけると、確かにゆかりんの口の中から漂ってくる臭いだった。 「あー、くさ、なにこれ、えっと、これは…」 においというものは案外記憶に残りやすい、俺はくんくんと嗅ぎながら記憶をたどっていくと、 その臭いは納豆に近いものだということが分かった、強いて言えばその臭いはスーパーで売っている納豆なんかよりはるかに強い。 初めは突然のことに臭いと思ってしまったが、納豆かと思うとそれほど気になるというものでもなかった。 ちょいとしょうゆをたらしてかき回し、白飯の上にとろっとかけて勢いよくかきこみたい、などというイメージが浮かんできて腹の虫が鳴く。 その音でゆかりんも目を覚ました。 「んぅ~…ふわ…ゆっかりおはよう」 「あ、あぁおはよう」 あくびに乗って再び臭いが俺の鼻を突いたが、そのことは言わないでおいてあげた。 前の飼い主に捨てられた理由がどうやらそれらしいので、可愛そうかなと思ってしまったのだ。 ゆかりんは布団の中で俺に抱きつきながら、朝ご飯をせがむ。 他の飼い主を探したとしても、これではもしかしたら再び捨てられてしまうかもしれないなと、ふと思う。 仕方ないので可能な限り俺が最後まで面倒を見てやるしかないようだ。 外見は可愛い少女なのに、においが臭いなんて、なんて不憫なんだろうと思うと、ふと心の汗が頬をつたってしまう。 ゆかりんはそれに気付かず、隙間はゆっかりできるわとか、ご飯はまだかしらとか、愛嬌のある声で独り言をいっていた。 口を開くたびに、ぷわんぷわんとその顔に似合わない臭いが再び俺の周りを漂い始めた。 大丈夫だよ、安心してくれゆかりん、俺は納豆とか気にしないタイプだからさ… おしまい。 ---------------------------------------- ふとスレを覗くとゆかりんが弄られていたのでノッてみました。 自分も納豆でご飯三杯イケる派だから大丈夫だよゆかりん!(キリッ あとふと餡サイクロペディアを眺めていたところ、自分の名前が載っていることに気付きました。 紹介文を書いてくれた方には、この場を借りてお礼をさせていただきます、ありがとうございます。 それではまた次回作で。 ばや汁でした。 いつも多数のご意見ご感想ありがとうございます! この作品へのご意見ご感想も、どうぞお気軽にお寄せください。 個人用感想スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278473059/ 今までの作品 anko1748 かみさま anko1830-1831 とくべつ anko1837 ぼくのかわいいれいむちゃん anko1847 しろくろ anko1869 ぬくもり anko1896 いぢめて anko1906 どうぐ・おかえし anko1911 さくや・いぢめて おまけ anko1915 ゆなほ anko1939 たなばた anko1943 わけあり anko1959 続ゆなほ anko1965 わたしは anko1983 はこ anko2001 でぃーおー anko2007 ゆんりつせん anko2023 あるむれ anko2068 おしかけ anko2110 とおりま anko2111 おもちゃ anko2112 ぼくとペット anko2223 まちかどで anko2241 かいゆ anko2304 ぼうけん anko2332 とかいは anko2349 たたかい anko2369 ゆっくぢ anko2413 せんたく anko2427 ぶろてん anko2489 あこがれ 前編 anko2588 ひとりぼっちのまりさ anko2807 母の音 anko2887 僕とれいむと秘密基地 anko2949 野良れいむ anko3047 ぶろてん おまけ anko3058 実験01 クッキーボタン anko3067 わけあり おまけ anko3078 げすまりさ anko3090 てのりれいむ anko3096 雨 餡小話では消えてしまった作品も多数ありますので、過去作を読みたいと思っていただけた方は ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー-ばや汁ページ- http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/395.html をご活用ください。