約 374,337 件
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/583.html
780 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM [sage 四日目・夜:女の戦い] 投稿日: 2006/12/24(日) 04 19 17 ガントで狙う。 宝石魔術は消耗が激しいし、格闘戦は危険が大きい。 ならば折衷案のガントが最適だと判断する。 「我が心の炎、天をも焦がせ、業火よ、大地を焼き尽くしたもう……!」 謳うような上空の詠唱。 魔術刻印のみではなく、詠唱を使ったブーストを掛け、それを上空より放つ。 「……っと、凄い魔力……でも狙いが甘い!」 低空でナパーム弾のように撒き散らされる炎を転がって回避する。 上空からの降下攻撃は有効とはいえ、何度も何度も同じように繰り返せばそれは有効たり得ない。 それどころか、その経験は反撃の為に生かされることになりかねなるだろう。 離脱するその背中にガントを数発撃つ。 「ふふっ……そんなものあたりはしないわよ!」 高笑いと共に、少しふらつきながらも空中で回避する。 だがこれは命中することが狙いではない。 「もう少し右……あと、まだ上ね……」 最大の一撃を確実に命中させることを狙っての軌道観測である。 如何に使い慣れたガントとて、消耗は当然ある。 それに、相手も魔術師である以上、対魔術防御はあるだろう。 想定される防御を突き破り、ダメージを与えるにはある程度の集中が必要で、それと同時に音速近い対象に命中させる程の射撃能力は、将来的にはどうあれ今の凛にはない。 ならばどうするか、目眩ましと軌道限定の為に弱威力のガントを放ち、本命のガントの射線上に追い込み相手自ら命中させる事が確実だ。 その為に対象の軌道を観測し、その先を予測する。 大粛正後に弱体化したソビエト軍の一部が用いた防衛戦時の砲撃戦術と同じ代物だ。 その事を知っているわけではないが、低い射撃精度という現実を打ち破るための発想という意味では同じだ。 「完全に捉えられるのはまだ無理……あと数分、欲しいわね……」 そう、彼女の勝利のための布石は既に打たれ、それは功を奏しつつある。 撒き散らされる炎がリンのブーツの先を焼く。 「あつっ……精度が少し上がってきてる? ……でもこの位ならまだまだ!」 だが経験を積むのは上空の彼女も同様だ。 これまでセイバーの実力のみで生き残ってきた彼女は、ここに来て己の扱う『かつての魔法』の精度を上げつつあった。 「ハハ……楽しいわ、最高よ、私の魔法」 最初は、直線移動時はともかく旋回の際にはふらついていた。 だがそれは変わりつつある。 ふらつきが減り始め、それどころか迷い無く動き始めている。 「これで貴方を殺したら……どれだけ最高なのかしらねえっ!」 再び放たれた炎の精度は更に向上している。 凛を完全に捉えるまで、数分とかからないだろう。 女の戦いの勝利の天秤は、未だ揺れている。 それはもう一方の戦いも同じであった。 781 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM [sage 四日目・夜:EQUILIBRIUM] 投稿日: 2006/12/24(日) 04 21 19 意志が消えた。 その事に驚愕する。 どのような人間であれ感情はある。 心は世界中で『大切な物』として扱われる。 中国の五情、欧州の七感情、インドのナヴァ・ラサ(九つの感情)。 他に数の大小こそあれど、感情に関する言葉は多い。 漢字の『心』を部首に持つ言葉などがその好例だろう。 その感情が消失している。 「なるほど、一刀如意……生まれた世界、理論は違えど達した境地は同じ物か」 セイバーが至近に迫る銃弾を目視で回避しながら口元に笑みを浮かべる。 プレストンは刀をして意ならぬ銃をして意の境地にあった。 そこに意志はなく、その銃弾を己の意志よりも早く、射程内へ踏み込む敵へと命中させる。 そのような存在と相対していることが、何故か無性に嬉しかった。 そう、『滅ぼすべき世界』にあって尚、セイバーは『嬉しさ』という感情を抱いていた。 プレストンの銃口から迸るマズルフラッシュは十字。 即ち彼の生まれた国 リブリア の紋章だ。 愚昧なる反乱分子、そう断ぜられ彼等の前に立つこととなった存在達はその最後の断末魔と共にその十字を網膜に焼き付けられた。 『摂理と統制』を表す十字を象る『威厳と意志』の浄火。 かつて彼自身が幕を引いたその十字を背負いながら、プレストンは疾駆する。 何はともあれ、銃に対しては接近をしなければ勝利し得ない。 セイバーはただの一息、ただの一歩で亜音速まで加速し、刀を振るう。 十分以上に速度の乗ったセイバーの刀は因果律の破断を意味する。 そう、刀身に刃がある以上、この速度域で刀とレイピアの違いなど存在しない。 だがその一撃は背後の花壇の積み石を切り裂くのみだ。 「ぬっ?」 確実に殺すつもりで振るう一撃が空を切った。 そこに生まれた隙の間、プレストンの拳銃から銃弾が飛ぶことはなかった。 『妙だな、弾切れか?』 そう考えると同時の金属音。 その金属音は、拳銃が鈍器へと変ずる音。 プレストンの脳は演算の結果、刀を持つ敵との格闘戦を最適解と弾き出す。 甲高い金属音。 振り向くと同時に振るわれた拳銃のグリップをその細身の剣で受け止める。 「……厄介な」 切り裂くならば今手に持つレイピアで十分に過ぎる。 だが受け流すのではなく受け止めるのであれば刀の方が格段に優れている。 そう、刀を振るえぬほどの連撃を前にすれば。 互いに、見る物を恐怖させるほどの視線を交わす。 その直後―― 戦場の鈴音:振るわれる一撃の勢いにあわせ、セイバーが後退した 抵抗する意志:振るわれる一撃の勢いに反し、セイバーがプレストンに体当たりを敢行した 投票結果 戦場の鈴音:4 抵抗する意志:5 決定
https://w.atwiki.jp/chddd/pages/4.html
6 00 DDDMON SP 9 00 デデデ世界一周旅行スペシャル 12 00 デデデ一発劇場大みそかsp 16 00 カービイボウリング大会中継 19 00 SPドラマ デデデとデデデ 19 30 第65迷回デデデ歌合戦 23 45 デデデ年越しsp 0 15 DDDNIGHT2015 3 00 DDDNEWS24
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/1012.html
354 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2007/06/29(金) 04 35 20 「先輩、おかえりなさい」 全速力で帰宅すると、桜に出迎えられた。 「ああ……ただいま」 ここまでの全力疾走でかなり息が切れているがそれなりに滑らかに話せるのは我ながら驚きである。 多分、桜の顔があまりに嬉しそうだったから、顔を見て安心してくれたから、少しくらい格好つけたかった、なんて理由かもしれないが。 「どうしたんですか、そんなに息切らせて、何か忘れ物とかですか?」 「いや、そう言う事じゃなかったんだけど……なんとなく、かな? ほら、日も暮れるしさ」 走っている間は別に気にならなかったが既に太陽は家々の陰に隠れ、地平線からも半分以上沈んでいる。 「そうですね、日が暮れると危ないですから……」 そういえば、イリヤを送る直前のあのことを聞いておかなければ。 「それよりも桜、何か話があったんじゃないのか?」 「あ……わかってたんですね」 桜の笑顔が曇る。 「そりゃ家族だからな……何か悪い知らせか?」 多分そうだろうという予測はついていた。 桜は目を閉じて、少しだけ迷ってから頷く。 「ホリィちゃんの事で、教会に連絡したんです……そうしたら」 「……そうしたら?」 「ニュースでもやってたビルの残骸から、沢山死体が見つかった、って……」 「そう、か……」 思わず天を仰ぐ。 沢山の死者が出たと言うことは分かっていたはずだ。 直視したくなかった物を直視させられた気分。 だが、それは直視しなければならない大切なことだ。 たった一人、衛宮士郎の力では全ての人を救えるはずもない。 だが、一人の力は決して無力ではないはずだし、多くの人の力が集まれば、全ての人だって救いきれるはずだ。 教会の尽力で何人もの人が救えたように。 昨日ノインを『救えた』ように。 なんの予備動作もなく桜を抱きしめる。 「次こそは、もっと沢山の人を救いたい……手伝ってくれるか?」 決意を新たに。 「……はい」 腕に力を込めた。 355 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2007/06/29(金) 04 36 08 「それじゃあまず、夜の備えて栄養をとりましょう、お腹が減っては戦は出来ないって言いますもんね」 身体が離れてから、桜が笑顔になって言う。 「ああ、そうだな、そうしよう……もう用意は出来てるのか?」 「はい、人数分だからちょっと量が多めでしたけど、ノインちゃんも手伝ってくれましたから」 「へぇ……腕の方はどうかな?」 「うーん……あの年齢としては驚異的だと思います、勿論、今の私の方が腕は上ですからね」 桜がえっへん、と胸を張る。 そこは誇るべきでもないよなあ、と思う。 ……言ってしまえばどうかと思えることではあるのだが、この数日間、ゴタゴタがありすぎて、桜との夜間戦闘は御無沙汰である。 もっと具体的に言えば性欲をもてあましているのである。 そこにきて胸の強調の直視と夜に備えてと言う言葉の取り合わせは、とっても危険だ。 理性はまだ十分にあるのだが、コレがあと一週間も続けばどうなる事やら分かったものではない。 生理的なこととはいえ、自省せねばなるまい。 「……あれ? 人数が少なくないか?」 というか明らかに少ない。 居間にいるのは、氷室に名城、それにノインとホリィの四人しかいない。 まさか夕食を食べるのがコレだけと言うことは無いだろう。 「実はですね、腹ごなしにってみんなで道場に行ってます、『あの道場であの拳法を教わるんだー』とかって蒔寺先輩が言い始めたらみんなノリノリになっちゃって、セイ……先生も『教えるほどの功ではないですが』って言いながらも嬉しそうでした」 確かにあの人は向き不向きはどうあれ、教える事は好きそうだ。 「ただし、由紀香は違うぞ、まだ体調が完全ではないからと休ませている」 本から目を離して氷室が言う。 「それに関係することなんだがな……由紀香の体調のこともあるし、もう一日泊まっていっても良いだろうか? 衛宮には済まないと思ったのだが」 「ああ、本人が良ければ一向に構わないぞ、それじゃあ準備だけしてしまおうか」 「味付けが終わっているようだし盛りつけ等は私がやろう、二人には一宿一飯どころではない借りがあるからな」 そう言って本を閉じて立ち上がる。 「いや、そうは言われても、本来お客さんなんだからゆっくりしていてくれ」 「それを言い出せば衛宮もだ、家主ならばどっしりと構えた方が良かろう……と水掛け論になるのも良くはあるまい」 昨夜一晩の間に大凡理解してくれたのか、氷室はあっさりと下がる、かと思わせて一歩進んだ。 「衛宮と間桐さんは由紀香と道場の面々を呼んできてくれたまえ、衛宮達に比べれば手際は悪くなるだろうが問題はあるまい?」 「そりゃ問題があるわけじゃないけどな……」 「衛宮は少し楽を覚えた方が良いぞ、そう気遣ってばかりでは逆に疲れるという事もあると言うことだ」 そう言って氷室は口元だけで笑う。 「ま、手伝ってくれるのを反対する理由もないか」 三号突撃砲:それじゃ三枝さんを起こしに行くか 農業用トラクター:それじゃ道場のみんなを呼びに行くか
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/166.html
886 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/09/01(金) 04 58 45 運に恵まれぬ彼らに 勝利が続くはずはない 彼らは 時代が変わったことに 気づかなかった 敗戦を繰り返しては領土を失い 小国に戻りつつあった彼らは 比類無き工業力を養い それを武器に 世界に向かって 最後の戦いを挑んだ 彼らは猛々しく戦い 惨敗した そして戦争が始まった。 現れたのは歩兵であり、戦車であり、機械化歩兵である。 それが意味するのは弾丸の嵐であり、押し潰す重圧であり、寄せ付けぬ弾幕である。 屠る刃であり、守る盾であり、電撃戦の立役者である。 その、前に立つ者全てを鏖殺する嵐の前に、ただ一人、女神が立つ。 「将軍 ジェネラル ……ッ!」 「ふふふ……正しいけれど、そんな呼び方はして欲しくないわね」 彼女は謳う。 「そうよ、彼は将軍、近代最大の愚者 フール であり悪役 ヒール 、その印と義務を世界から貰い受けた人間よ」 サイレンが鳴る。 「サクラ! 避けなさい!」 見返す余裕すらなく、それでもライダーが叫んだ。 弾かれるように、三人を抱きかかえて士郎が飛ぶ。 避けると同時、飛び退くと同時に、地面に巨大な穴が穿たれた。 「ふぅん、知ってるんだ、賢いわね、えらいえらーい」 空に舞うは『悪魔のサイレン』と呼ばれた名機、『シュトゥー・カンプ・フォルクツォイク』と呼ばれた名機。 「その穴はラインだよ、お兄ちゃん他の人も、そこから出てきたら、容赦はしないから」 それだけではない、気付けば空は軍用機で埋め尽くされていた。 「これだけ見て、これだけ聞けば彼が何者かくらい分かるでしょ?」 その言葉に全ての人間が理解した。 彼の事は、教科書にも載っている。 彼の書籍と、彼に関する書籍は、簡単に一つの部屋を埋めるだろう。 彼に関連する書籍だけを集めれば、図書館の一つも出来るだろう。 それが彼の巨大さを意味していた。 「アドルフ・ヒトラー……」 「そうよ、彼は総統 ヒューラー 、世界にその運命を狂わされたバーサーカーよ」 兵が殺到する。 鎖と、その肉体でもって部隊ごと薙ぎ払う。 その強さは圧倒的だが、一団を払う間に、弾丸で体が削られていく。 構わず前進し、さらに弾丸で削られていく。 そうしなければ後ろの彼等が死ぬのだと、自分に言い聞かせるようであった。 出血で動きが鈍り、ますます兵隊が殺到する。 凛のガントによる支援にもまるで意味が無く、無き倒される数倍の兵が殺到していく。 『サクラ、宝具を使います、下がって!』 そうしなければ全員が殺されると、現実と認識が叫んでいた。 そう、この状況は断崖での圧倒的な逆風に似ていた。 力と気を抜けばすぐに死ねる。 適切な指向性を持って、最大の力で抗おうと、やはりただ死ぬだけかもしれないと言う意味で。 既に流した血が虚空に魔法陣を描き始める。 群がる歩兵を吹き飛ばし、圧倒的な魔力が彼女の流した血と魔法陣から溢れ出す。 それを阻むべく、上空から地上への掃射が行われ、弾丸が彼女の体に巨大な穴を開けていく。 歯を食いしばり、意識を保ち、展開を続ける魔法陣。 流れゆく血液と共に魔法陣の文字が太く、力強くなっていく。 同時に、彼女から力が失われていく。 ライダーの近くに、戦車砲弾が炸裂する。 そんな光景を見て。 「ライダァァァァ————!」 士郎が死地へと走り出した。 そしてその直後。 1:桜も死地へと走り出した 2:凛が虎の子の宝石を取り出し、走り出した 3:ルヴィアが魔具兵装を取り出し、走り出した 4:その場の全員が走り出した—— 5:赤い侵入者が現れた
https://w.atwiki.jp/rowamousou/pages/2353.html
参加者名簿 No. マスター サーヴァント 名前 出展作 クラス 真名 出展作 No.01 黒鉄一輝 落第騎士の英雄譚 セイバー 継国縁壱 鬼滅の刃 No.02 葛西善二郎 魔人探偵脳噛ネウロ アーチャー 松永久秀 戦国basaraシリーズ No.03 衛宮切嗣 Fate/Zero ランサー 天津垓 仮面ライダーゼロワン No.04 鵺野鳴介 地獄先生ぬ~べ~ ライダー 茨木華扇 東方project No.05 高遠遙一 金田一少年の事件簿シリーズ キャスター ベアトリーチェ うみねこのなく頃に No.06 宮田司郎 SIREN アサシン チョコラータ ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 No.07 美柳ちなみ 逆転裁判3 バーサーカー 雪代縁 るろうに剣心 各参加者のステータス + 【主】黒鉄一輝 【剣】継国縁壱 【作者】pmALZG0Q 【マスター】黒鉄一輝 【出典】落第騎士の英雄譚 【参戦時期】ステラと出会う前の本編開始前 【聖杯への願い】聖杯には特にない、目的は武者修行 【能力・技能】 秘剣 多種多様な剣技、体術を身に着けた一輝がその極致として独自に開発した必殺剣技。7つある。 模倣剣技(ブレイドスティール) 様々な剣術を見て学んできた事で得た観察眼の賜物。 戦いの中で、相手の剣術の根底を解き明かし、自己流にアレンジして会得する。 一刀修羅 「1分間で全力を使い尽くす」能力。 身体のリミッターを外し、限界を越えた力を出す事で、強化倍率を十数倍にまで跳ね上げる。 ただし、1日1回の制限があり、1度使うと止める事も出来ない諸刃の剣でもある。 また一刀修羅使用後は魔力供給の問題でサーヴァントは霊体化を余儀なくされる。 【人物背景】 魔導騎士育成学校・破軍学園の一年一組。 生まれもった魔力量が伐刀者平均の十分の一と極端に低く、身体強化系能力「身体能力倍加」も、 魔力制御をある程度習得している伐刀者なら誰でも同じことができるために、全く意味が無いという伐刀者としての才能に全く恵まれていない少年。 ついた仇名が《落第騎士(ワーストワン)》。 伐刀者としての能力がことごとく悲惨な代わりに、極限まで鍛えぬいた超人的な剣技と身体能力を持つ。 基本的には物腰柔らかな好青年。穏やかで実直な性格であり、頼られれば大抵の事には応える博愛主義者。責任感が非常に強く、間違った事を嫌う。 大人しい印象とは裏腹に、その精神力は強固で、それに裏打ちされた自身の腕に誇りを持つ剣客でもある。 己を高めること、強者と戦うことに対して妥協せず、戦いの場では剣鬼さながらの面を見せる。 【方針】 他陣営との戦闘を仕掛ける方針、ただあくまで手合わせレベルでサーヴァントを倒してもマスターは基本殺さない。 また無関係の人々を巻き込む陣営は積極的に倒しに行く。 【クラス】セイバー 【真名】継国縁壱 【出展】鬼滅の刃 【パラメータ】筋力:B+ 耐久:D 敏捷:A++ 魔力:E 幸運:D 宝具:A 【属性】秩序・善 【クラススキル】対魔力:D、騎乗:D 【固有スキル】 痣者:A+ 『心拍数が二百を超える』『体温が三十九度以上になる』という一定の条件を満たし、身体に鬼の紋様に似た『痣』が発現した者。 肉体のリミッター解除能力で、身体能力が飛躍的に上がる。 寿命の前借りであるため、本来は例外なく二十五歳を待たずに死ぬのだが、セイバーは生まれながらに発現させ、天寿を全うしている。 透化:A++ 精神面への干渉を無効化する精神防御、武芸者の無想の域としての気配遮断を行うことができる。 またセイバーの場合は生まれつき相手に体内すら透視する『透き通る世界』を見ることができ、 筋肉の動きなどから相手の動きを先読みして先手を取ったり、弱点を見破ったりすることが可能である。 無窮の武練:A+ ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。 心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。 【宝具】 『赫刀(かくとう)』 ランク:C++ 種別:対鬼宝具 レンジ:- 最大補足:1人 日輪刀の色が真紅に染まる特異な現象、強い衝撃(もしくは圧力)と高温を刀に伝えれば発動出来る。 通常であれば宝具ではなくスキルに分類されるものだが、セイバーのものは規格外のものとして宝具の1つとなっている。 セイバーが扱う場合は常時この状態となり、この刀によってつけられた傷は再生を完全に停止させ、癒えることなく身体を焼き続ける。 『全集中・日の呼吸』 ランク:A 種別:対鬼奥義 レンジ:0~10 最大補足:1人 鬼狩りの全ての呼吸の源流となった彼独自の呼吸法及び剣術、13種類の技の型がある。 その実態は特定の型と型が繋がり無限ループのように続いていく一連の舞踏のような剣術。 セイバーはこれを延々と繰り出し続けることが可能である。 【weapon】 日輪刀 太陽に一番近く、一年中陽の射すという陽光山で採れる猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石から打たれた日本刀であり、 日光を浴びる事以外は基本的に不死身である鬼に対して、その頚を斬る事で“殺す”事ができる。 【人物背景】 始まりの呼吸の剣士の一人、耳飾りの剣士とも呼ばれている。 戦国時代に鬼舞辻無惨をあと一歩のところまで追い詰めた剣士。日の呼吸の使い手であり、鬼殺隊に呼吸術を伝えた人物。 性格は我欲や名誉欲の希薄な清らかな人物。 口数少なく表情も余り変化を見せないため本心が分かり難いが、忌み子とされた自らの境遇にも不満を見せず、 与えられる僅かな思いやりを心から大切にし、また他人を思いやる素朴な心根を持つ。 戦うことに恵まれ過ぎた才覚に反して、争いそのものを何より嫌う穏やかな気質の持ち主。 【聖杯への願い】 聖杯戦争によって齎される被害を抑えることが最優先のため、積極的に願いを叶えに行くことはない。 ただし、もし叶うのであれば兄との対話を望んでいる。 + 【主】葛西善二郎 【弓】松永久秀 【作者】pmALZG0Q 【マスター】葛西善二郎 【出典】魔人探偵脳噛ネウロ 【参戦時期】本編終了後 【聖杯への願い】 聖杯にはこれからの無病息災でも願っておく。 個人としては最後まで生き延びて、この東京を派手に燃やし尽す。 【weapon】 「火炎放射器」 服の中に燃料を仕込み、手から炎を出すことができる。 「マッチ」 ただのマッチ。 【能力・技能】 超能力の類は持っていないが、小細工(トリック)を用いて炎を自在に操ることができ、中でも遠隔操作の放火トリックを得意とする。 人間を発火させるという芸当も可能で戦闘や破壊工作はそれで行う。またビルの壁面を軽々登っていく、大量の銃弾を受けても致命には至らないなど身体能力も常人離れしている。 【人物背景】 全国指名手配中の放火魔で脱獄含め前科1000犯を超える伝説級の犯罪者。しかし全国指名手配されて尚、警察の包囲網を掻い潜り生き延びて来た。 「人間の限界を超えないこと」を美学としている為、「強化細胞なんてズルい代物や生まれ持った超能力とやらに頼るのは美学と合わない」として犯罪や放火を行う際も超常的な能力には頼っていない。 ヘビースモーカーで、愛飲の銘柄は絶版となっている「じOKER」。 五本指の中では唯一の常識人で、物事に対して一歩引いた目線からツッコミをすることが多い。 他にもバブル時代を思い出したりtaposやパチンコで一喜一憂したりと、普段の性格と感性自体はごく普通の中年男性に近い。 【方針】 最後まで生き残るためにできることはすべてやる。魂喰いも躊躇わない。 【クラス】アーチャー 【真名】松永久秀 【出典】戦国basaraシリーズ 【パラメーター】筋力:B 耐久:D 敏捷:D++ 魔力:E 幸運:A 宝具:A+ 【属性】混沌・悪 【クラススキル】対魔力:D 、単独行動:A 【保有スキル】 貧者の見識:A 相手の性格・属性を見抜く眼力。言葉による弁明、欺瞞に騙されない。 人の欲望を見続けてきたアーチャーが持つ、相手の本質を掴む力を表す。 梟雄:A+ 己の欲望のみに従って生きるアーチャーの在り方。欲望のためならどんな手段も選ばない性格を表す反骨の相と破壊工作を兼ね備えた特殊スキル。 芸術審美:B 芸術作品、美術品への深い造詣。 芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、高い確率で真名を看破することができる。 【宝具】 『三好三人衆(シニガミブタイ)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大補足:3人 筋力:C 耐久:D 敏捷:D 魔力:E 幸運:E 宝具:― アーチャー配下の冷酷な暗殺者3人組を召喚する宝具。髑髏を思わせる白い面頬を付け、殺戮行為を単純作業のように淡々と行うその様から「死神部隊」とあだ名され恐れられている。 極めて感情表現が乏しく、冷酷な発言も多い。仲間が戦死しても、ただ「逝ったか…」と口にするのみ。 攻撃方法としては三人で息の合った攻撃を出すほか、合体攻撃も繰り出す。 武器は長兄は太刀、次男と三男は槍である。パラメーターは三人とも同じ。 この宝具の最大の特徴は「一人減ったら一人足す、二人減ったら二人足す」こと。 たとえその場で一人または二人削ろうとも、次の日には三人に復活してしまう。 ただし「三人減ったらそこで終わり」であるため、その日のうちに三人倒すことができれば、この宝具は消失する。 『焔界(ホムライ)』 ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:400人 辺り一面に大量の火薬をばら蒔くことで火を用いる攻撃を強化する宝具。 この宝具が発動している空間ではアーチャーは火薬を用いなくても火を起こすことができるようになり、神秘を宿さない火でもサーヴァントにダメージを与えられるようになる。 『天我独尊』 ランク:A+ 種別:対物・対人宝具 レンジ:1~2 最大補足:1人 有形無形を問わずサーヴァントに付随する宝具をアーチャーは対象の宝具の能力を消失させることで自身の宝具の一つとして所有する事ができる。 ただしこの宝具を使用するにはその条件を満たさなければならない。条件は以下の三つ。 一つ目は対象となる宝具の名前およびその宝具を所有しているサーヴァントの真名を看破していること。 二つ目は対象となる宝具のランクがこの宝具のランク以下であること。 三つ目はこの宝具の発動時に自身の真名を名乗ること。 【weapon】 『宝剣・十束剣』 【人物背景】 冷徹な性格でどんな状況下でも動じず、常に余裕めいた薄ら笑いを浮かべている。 欲望に忠実に生きることが真理だと考え、理想や信義に生きる者達を「偽善者」と呼び軽蔑し、時に偽善という行為そのものを憎悪するような一面も見せる。 その本質は作中で度々「駄々をこねるガキと同じ」と揶揄されているが本人も肯定しているため余計に質が悪い。 その一方で不思議な包容力の持ち主であり、多くの兵から恐怖以上の尊敬を集めている。 また、彼に対して興味を持っているキャラクターも多い。 蒐集家として、欲した宝はどんな手段を用いてでも手に入れようとする。 それまでの歴史・時間を経たものを壊すことを「時間の破壊」と表現する。 自らを「感情の数が少ない」と分析しており、「怯え」を持ち得ないと語る。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯そのものを手に入れる 【基本戦術、方針、運用法】 マスターとの相性もあり、第二宝具は積極的に使っていく。 第三の宝具の主な使い道としては観賞用か、「壊れた幻想」か、宝具を消滅させることで魔力を抽出して回復する3つである。 + 【主】衛宮切嗣 【槍】天津垓 【作者】Ay020SBM 【マスター】衛宮切嗣 【出典】Fate/Zero 【参戦時期】セイバー召喚直前 【聖杯への願い】恒久的な世界平和の実現。 【weapon】トンプソン・コンテンダー、起源弾、キャリコM950、ワルサーWA200、ナイフ、爆弾 【能力・技能】 衛宮の家伝である時間操作の魔術を戦闘用に応用した固有時制御。 銃火器や爆発物の取り扱いに長ける。 【人物背景】 子どもの頃は正義の味方に憧れていたおじさん。 【方針】 あらゆる手段を用いて聖杯を手に入れる。 【クラス】ランサー 【真名】天津垓 【出典】仮面ライダーゼロワン 【パラメータ】 『変身前』筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:E 幸運:B 宝具:D 『変身後』筋力:B 耐久:B 敏捷:C++魔力:E 幸運:B 宝具:D 【属性】混沌・善 【クラススキル】 対魔力:E 【保有スキル】 黄金律:B ZAIAエンタープライズ日本支部の代表なので金銭には困らない。 悪意のラーニング:A 人工知能アークが暴走する原因を作り、お仕事5番勝負では遠回しに、或いは直接ヒューマギアが暴走するよう仕向けた事で得たスキル。 感情の無い機械生命体、聖人や無垢な子どもにも負の感情を植え付ける。 人類至上主義:A ヒューマギアへの異常ともいえる敵愾心から生まれたスキル。 ロボット、若しくはそれに準ずる者と相対した時、ステータスにプラス補正が掛かる 【宝具】 『ザイアサウザンドライバー』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 ランサーが仮面ライダーサウザーに変身する為の変身ベルト。 「アメイジングコーカサスプログライズキー」と「アウェイキングアルシノゼツメライズキー」を装填する事で変身完了する。 長剣「サウザンドジャッカー」にはこれまで奪ったライダモデルのデータが蓄積されており、状況に応じて使用可能。 『Present by ZAIA』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1 眼鏡型次世代インターフェイス「ZAIAスペック」、レイダーへの変身ツール「レイドライザー」などZAIAが開発した製品。 ランサー専用のザイアサウザンドライバーと違い、これらはマスターでも使用が可能。 「ZAIAスペック」は人工知能と同等の高い処理能力を発揮し、「レイドライザー」は各プログライズキーによって異なるレイダーに変身する。 使用できるプログライズキーはパワータイプの「クラッシングバッファロー」、狙撃タイプの「スカウティングパンダ」、 量産型兵士の「インベイディングホースシュークラブ」の三つ。 『A.I.M.S』 ランク:D 種別:召喚宝具 レンジ:- 最大捕捉:- ランサーの指揮下にあるAI犯罪専門の特務機関の隊員を召喚する宝具。 全ての隊員は銃火器の他にレイドライザーを装備しており、バトルレイダーへ変身し戦う。 不破諌、刃唯阿の召喚は不可能。二人は既にランサーの支配下を脱け出している。 【人物背景】 最早説明不要の1000%大好きおじさん。自称永遠の24歳。 【聖杯への願い】 ZAIAの更なる発展、ヒューマギアと飛電の完全排除。 【基本戦術、方針、運用法】 A.I.M.Sの隊員は魔力を補充できれば幾らでも替えが効くので存分に使い潰せる。 レイドライザーがあるのでマスターにそれを使わせても良い。 しかし自身のマスターだけでなく他のマスターとサーヴァントでも使用可能な為、もし奪われたら敵の強化を許すことになるかもしれない。 + 【主】鵺野鳴介 【騎】茨木華扇 【作者】nXZvy6ZY(代理投下) 【マスター】鵺野鳴介 【出典】地獄先生ぬ~べ~ 【参戦時期】 本編開始後~眠鬼と出会う前のどこか。 【聖杯への願い】 霊を争いの道具にしてまで願いを叶えたいとは思わない。しかし心の奥底では恩師である美奈子の魂の解放ないし蘇生の願いを捨てきれていない。 【weapon】 鬼の手 地獄の鬼“覇鬼”を封じた左手。霊体を切り裂くことができる他、他者の記憶を読み取るなど鬼が有する能力を行使できる。ぬ~べ~最大の攻撃手段であるが大妖怪や神獣など高位の存在には通用しないこともある。鬼の力をより引き出せばその限りではないが、肉体を鬼に侵食され乗っ取られるリスクも増大する。また、封印は鬼の手の内に存在する恩師・美奈子の魂と協力して施しているためどちらかが十全にその力を発揮できない状況に陥れば同様に肉体を鬼に乗っ取られる危険がある。 白衣観音経 常に携帯している経文。有象無象の雑霊程度なら鬼の手に頼らずともこれを用いて除霊できる。 【能力・技能】 霊能力 霊能力教師として多種多様な霊能力を行使できる。また、その霊力は誰かを守ろうとする際に爆発的に増幅する。 本聖杯戦争ではサーヴァントの維持に魔力(霊力)を割かなければならない関係上陽神の術などの高位の術は使用できない。 【人物背景】 童守小学校5年3組の担任教師であり生徒たちからは"ぬ~べ~"の愛称で呼ばれている。 普段は気さくで温厚、抜けた面も目立つ人柄だが生徒たちを守るためならどんなに強大な妖怪や悪霊にも命がけで立ち向かう勇敢な人物。また、霊に対しても悪意を持った存在でなければ慈悲をもって接する。 除霊は無償で行い事件後に慰霊碑などを実費で建立したり生徒に食事を奢ることもしばしばなので懐は常に寒い。 このように人助けに見返りを求めない理由は今は亡き母が遺した言葉と半ば絶縁状態にある父との確執にある。 そんな彼の最大の願いは過去に己が原因で命を落とし、今尚鬼の手の封印に助力してくれている美奈子の魂の解放である。 【方針】 聖杯戦争には乗り気でないため、基本的に専守防衛で情報収集優先。しかし他者を無軌道に巻き込む者を放置してはおけない性分であるため、危険な主従に対してはサーヴァントのみ討伐するつもりだが、鬼の手が暴走しないよう自身の霊力(魔力)の管理には注意する。 自身のサーヴァントに対しては仙人を名乗る彼女から僅かに鬼の手に近い気配を感知しており後々詳しい事情を聞きたいと思っている。 【クラス】ライダー 【真名】茨木華扇 【出展】東方project 【パラメータ】筋力:B 耐久:B+ 敏捷:C 魔力:A 幸運:C 宝具:A 【属性】秩序・善 【クラススキル】 対魔力:C 騎乗:A++ 乗り物を乗りこなす能力。固有スキルにより動物との意志疎通が可能なライダーは竜種への騎乗も可能である。 【保有スキル】 動物会話:A 言葉を持たない動物との意思疎通が可能。 ライダーは幻獣を含めた動物の使役が可能であるが動物側の頭がよくなるわけではないので、理解出来る命令の程度は対象の知性に依存する。 道術:B 仙人として身に付けた術の数々。魔力の放出、飛行、短距離の空間転移、簡易な記憶操作など多岐にわたるが 今回はキャスタークラスでの召喚ではないため1ランク低下し、陣地作成にあたる「仙界」の作成は不可能になっている。 鬼種の魔:E 鬼の異能、魔性を現す複合スキル。 ライダーは過去に自身を鬼足らしめる邪気のほとんどを身体から切り離されているため最低ランクとなっている。 その上、鬼固有の弱点(豆まきの豆など)はそのまま残っているため平常時はほぼデメリットスキルと化しているが、後述する宝具の発動により元のランクを取り戻す。 【宝具】 『天道往く茨華仙』 ランク C 種別 対人宝具 レンジ 1~10 最大補足 10人 ライダーが仙人として歩む中で手懐けてきた幻獣たちを宝具として召喚する。一度に複数の召喚も可能であるがその分魔力の消費は嵩んでいく。 召喚できる幻獣は大鷲の姿をした竿打(かんだ)・久米(くめ)、大虎の彭祖(ほうそ)、強力な電撃を放つ雷獣の務光(むこう)など。 『華狭間を昇る水龍(こうてい)』 ランク A 種別 対軍宝具 レンジ 1~50 最大補足 50人 龍の卵とでも言うべき龍石から孵した龍の子供・黄帝(こうてい)を宝具として召喚する。 見た目は東洋で語られる龍そのものであるが、幼体であるため全長は人間の数倍程度しかなく龍としてはかなり小さい。 龍は自然の化身であり黄帝もまた自在に空を舞って局所的に豪雨を喚び水のブレスを吐いて敵を攻撃する能力を有している。 龍は本来は神霊同様召喚不能であるが黄帝は幼体ゆえに格がそこまで至っておらず例外的に召喚が可能となっている。 それでも龍には違いないのでライダーが有する宝具の中ではランクが最も高く、他の幻獣よりも召喚の際に消費する魔力も多い。 『悪鬼変生・断善修悪(あっきへんじょう・だんぜんしゅあく)』 ランク B 種別 対人(自身)宝具 レンジ 0 最大補足 1人 過去にライダーが博麗の巫女と共同で封印した自らの右腕そのもの。 封印を解き再び右腕をその身に戻すことでかつて山の四天王として畏れられてきた茨木童子の姿を取り戻し大幅に能力が強化がされる。 具体的には筋力・耐久を1ランクアップ、スキルの対魔力をB、鬼種の魔をAランクに上昇させ、副次効果として属性も混沌・悪に変化し怪物としての性質が全面に出てくる。 この右腕は人間を自身の餌としか見なしていない鬼そのものの人格を別個に有しており、宝具を発動するや否や肉体の主導権を奪いにかかり欲望の赴くままに暴れまわる。 仙人・華扇としての意識も消失するわけではないが自力での宝具解除は不可能。 そもそも右腕を再封印することが彼女の最大の目的であったためその労苦を無にするこの宝具を発動するつもりは全くない。 【聖杯への願い】 既に最大の目的は果たしているため特になし。強いて言うなら幻想郷の安寧。 【Weapon】 右腕の包帯 切断された右腕の代わりに巻かれている包帯。普段は腕の形状だがこれを自在に変形・操作することで敵を攻撃する。 【人物背景】 結界で閉ざされた隠れ里・幻想郷で生きる仙人にしてその地の管理を行う賢者の一人。仙人としての号(名)は茨華仙。 仙人は浮世離れした性格の持ち主が多いが、華扇は生真面目で世話焼き、買い食いが好きだったり表情豊かでどこか抜けてたりするなど良くも悪くもあまり仙人らしくない性格をしている。 他方、賢者として容赦のない姿や利己的な面を見せることもある。 約千年前は山の四天王の一人として人を喰らう鬼であったがある時人間に右腕を断たれ、その腕に鬼の邪気のほとんどを封じられたため鬼としての生き方ができなくなり新たな道を模索することになった。その思索の結果が仙人として世のために働くことで彼女が言うところの天道である。 始まりこそのっぴきならぬ事情で仙人を志すことになったもののその信念は本物。 その後千年もの時を経たことで右腕の封印が解けかかっていることを察知した華扇は解放された右腕が世に仇なす前に探し出し再び封印を施すことを目的として動き出す。最終的に右腕を発見した彼女は一計を案じ、博麗の巫女・霊夢と共同で右腕の再封印に成功した。 【基本戦術、方針、運用法】 基本はマスターの方針に従い、現地の動物を用いた情報収集を優先する。マスターに魔力の負担をかけすぎると鬼の手が暴走するリスクが高まるので宝具の使用は最低限に抑えるつもり。 自身が鬼であったこと及び第三宝具のことについてはまだマスターに話してはいない。 秘密を明かすかどうかは今後のマスターとの信頼関係次第。もっとも第三宝具については令呪による強制でもなければ使うつもりは全くない。 【筆者コメント】 鬼の手コンビ。 善人で聖杯戦争に乗り気な訳ではないが、人々を守るために積極的に戦いに関わらずを得ないポジションのキャラが見てみたかったことと それでいて主従ともに暴走の危険がある能力持ちを出してみたかったので投下。 + 【主】高遠遙一 【術】ベアトリーチェ 【作者】企画主 【マスター】高遠遙一 【出典】金田一少年の事件簿シリーズ 【参戦時期】 参戦時期の指定なし 【聖杯への願い】 特になし。願うとしても、それは彼自身の手で成し遂げると決めている。 【能力・技能】 頭脳明晰、博識で多才であり、特に奇術の手腕に優れている。 通称「地獄の傀儡師」。または「犯罪芸術家」を名乗る犯罪コーディネーター。 誰かを恨み殺意を抱く者に手を唆し、完璧かつ華麗な手段で彼ら彼女らを操る。 その他にも変装して他者に成りすます、ナイフやダーツの矢などの投擲、例え捕まっても容易に脱獄、などの犯罪方面に役立つスキルが豊富である。 基本的には自ら動く事を良しとしないが、必要であれば敵対者の無力化・殺害も行う。 【方針】 今は共犯者(ベアトリーチェ)を観察しつつ、彼女や復讐者たちを手伝う。 【クラス】キャスター 【真名】ベアトリーチェ 【出典】うみねこのなく頃に 【パラメータ】筋力:E 耐久:D 敏捷:D 魔力:EX 幸運:D 宝具:B 【属性】混沌・中庸 【クラススキル】 陣地作成:A 魔女として自らに有利な陣地を作り上げる。連続殺人の舞台となる“神殿”の形成が可能。 道具作成:B 魔力を帯びた道具を作成する。お菓子、紅茶、装飾、凶器など様々な物を魔術で編み出す。 【保有スキル】 無辜の怪物:A 生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物の名。 近代生まれの黄金の魔女にとっては寧ろ存在補強の役割を持つ。 盤上の支配者:A ゲームマスター。推理の出題者。限られた駒数と状況下で難解な事件を構築できる。 ランクAなら、他人が犯したロジックエラーを修復することが可能なレベル。 黄金の蝶:D ベアトリーチェの化身。黄金の魔女の象徴。使い魔の一種。 本来の霊基には及ばないが魔女の分霊として行動する遠隔用の端末。 【宝具】 『魔女の家具(ハウスホールド・デモンズ)』 ランク:E~C 種別:対人宝具 レンジ:???? 最大補足:???? 使い魔の一種が宝具として昇華されたもの。『山羊の従者』、『煉獄の七姉妹』、『大悪魔の執事』など魔女の眷属を召喚する。 + 『山羊の従者』 『山羊の従者』 黒山羊の頭に屈強な人間の体を持つ怪物。ポスト竜牙兵。 雑魚とはいえ人間を凌駕する戦闘力を持ち、大量展開ができるほどコストは安い。 ただし、戦闘に心得があればただの人間でも倒すことはできる。 + 『煉獄の七姉妹』 『煉獄の七姉妹』 「七つの大罪」を司る上級家具。ルシファー、レヴィアタン、サタン、ベルフェゴール、マモン、ベルゼブブ、アスモデウスを名乗る少女を象った悪魔たち。 煉獄の七杭を擬人化させた存在であり、人間の姿で行動できる。また本来の姿に戻るとより一層の力を発揮し、高速飛翔で標的を抉る。 召喚の魔力消費や戦闘力が山羊より数段も上であり、ただの人間ではほぼ勝ち目はない。逆に対英霊には相手が弱小でもない限り分が悪いが、魔女が姉妹を七杭の凶器として利用すればその脅威度は高まる。 + 『大悪魔の執事』 『大悪魔の執事』 ベアトリーチェの執事役かつ家具頭である大悪魔・ロノウエ。 彼は煉獄の七姉妹よりも魔力が必要となるがそれ以上に有能であり、通常のサーヴァントと遜色ないレベルの戦闘が可能である。 加えて執事としても一級品。ハウスキーピングは完璧であり、特に彼の焼いたクッキーは絶品と謳われる程に人気である。彼を従者にすることはそれだけで魔女たちの中ではステイタスとされている。 『彩飾の幻想殺人(アンノウン・ケース)』 ランク:D+ 種別:結界宝具 レンジ:1~20 最大補足:6人 不可解な殺人現場に現れた“探偵”となる対象を幻想世界に引き込み推理合戦を行うための結界宝具。ニンゲンが謎に苦悶し、思考停止に陥り、魔女に屈服する様を嘲笑うための箱庭。 魔女結界内はベアトリーチェの支配領域であり何でもできる。特に『無限の魔法』により内部に居る存在や駒達に擬似的な殺害と蘇生を繰り返せる。 不可解な殺人現場に対して魔女は「この不可能犯罪は『魔法』によって実行された、つまり魔女の犯行である」と主張し、『魔法』と「赤き真実」で対戦相手を惑わし翻弄する。 “探偵”は「『トリック』による人間の犯行である」ことを主張し「真相」を暴けばゲームに勝利できる。逆に「魔女の仕業」であることを否定できなければ敗北となる。 このゲームは事前に賭けの内容を決める必要がある。双方の合意があれば物品や情報、契約、令呪の使用や譲渡、聖杯戦争上の脱落、などを自由に設定できる。 なお、この宝具を成立させるには「魔女が犯人を知っている」「不可解なのトリック殺人である」「“探偵”となる対象が殺人現場に現れる」などの条件が必要である。これらの条件の幾つかはマスターである高遠遙一の手引きがあれば容易にクリアできる。 『無限に等しき黄金郷(レジェンド・オブ・ザ・ゴールデン・ウィッチ)』 ランク:EX 種別:??? レンジ:???? 最大補足:???? 魔女伝説連続殺人事件の再演。魔女達と哀れな駒達による鏖殺劇。ベアトリーチェの心象風景を写した固有結界。 伝説となった六軒島そのものと右代宮一族が没落に至った事件を再現し、この結界内に取り込まれた者達を傍観者として招き入れ残虐な光景を目撃させる。 六軒島の人間は投影された立体映像みたいなものであり、傍観者は駒に干渉することは出来ず、逆に彼らからも認知されない。 ゆえに傍観者の出来ることは限られている。魔女の軍勢と戦うか、推理で真相を暴くか、それらのみである。 ただし結界内の魔女達は能力にプラス補正が掛かり、加えて魔女の核心に迫れていない状況ではいくらでも再生が可能である。ただし、プラス補正は連続殺人の犯人を特定できた場合に打ち消せる。 推理は犯人特定のみならず、六軒島に潜む数々の謎も解き明かさなければならない。最終的に魔女・ベアトリーチェの正体を暴けなければ彼女は倒せず、結界を解くことはできない。 ―――つまり、傍観者は敵襲を切り抜けつつ六軒島の隅々を調査し魔女を倒さければこの地獄からは抜け出せない。 ―――もしくは、魔女のマスターを殺害、魔女の膨大な魔力の枯渇、対結界宝具の使用、など裏技や想定外を駆使すれば魔女を殺せるかもしれない。 【weapon】 数々な『魔法』を使用する。 ここで記す『魔法』はベアトリーチェがいた世界での呼び名であり、型月世界での“魔術”に相当するものである。 ちなみに、原作で使用していた『魔法』の大半は殺人事件の犯行を魔女の仕業にするための装飾であったが、神秘が存在する聖杯戦争では実際に効力のある『魔術』として機能する。 空間転移・障害物をすり抜ける(ただし陣地内に限る)、赤き真実、結界構築、などの直接の戦闘や攻撃には関わらない術式が多い。 『無限の魔法』で何度でも修復・蘇生を行うことができるがそれも魔女の領域での話、自己構築した空間以外では使用できない。 これ以外に幾つかの戦争用魔法も使用する。「双子の戦塔」、「バリスタ」など。 【聖杯への願い】 右代宮最大の悲劇/過ちをなくすために過去の事象もしくは世界の因果を改変する。 【基本戦術、方針、運用法】 基本は自己の領地内で家具や魔法で迎撃。ただしそれだけでは物足りないので領域外の殺人事件にも首を突っ込み聖杯戦争を引っかき回す。 『彩飾の幻想殺人』はそのための宝具であり、“地獄の傀儡師”が用意した“犯人達”を用いて各所に事件を起こして聖杯戦争の参加者を釣り上げる。 『彩飾の幻想殺人』に戦闘要素はないが妨害行動や情報収集、さらには傀儡に仕立て上げたり脱落を狙えるので侮れない。逆に負けたとしても魔女本体に直接の被害は出づらい。賭けの内容も一部の情報や自陣への招待状とするのが定石である。 どちらにせよ聖杯戦争の参加者が自陣に攻め入った所で『無限に等しき黄金郷』の本領発揮である。余程の実力者でない限り終わりのない結界内では勝ち目はないだろう。 なお、『彩飾の幻想殺人』の下地となる現実世界でのトリックはベアトリーチェでも高遠遙一でも誰の考案でもかまわない。(つまり事件簿世界やその他のトリックを流用して『魔法』で彩飾することも可能) また犯人達との連絡役に家具達を間に挟むのも一つの手である。 【捕捉】 戦闘描写は原作や各種メディア、格闘ゲーム「黄金夢想曲」を参照。 【筆者コメント】 犯罪コンサルタントとアンチミステリーの魔女という、犯行ロジックが物を言う主従に仕上げてみた。 以前に作成したベアトリーチェをリデザイン、さらにその力を発揮させるのに高遠をチョイス。 マスターが心に闇を抱える人物を殺人教唆させる事で東京中に難解事件をばらまき、さらに魔女が引っ掻き回すというコンセプトで結成してみた。 + 【主】宮田司郎 【殺】チョコラータ 【作者】076K8nJ. 【マスター】 宮田司郎 【出典】 SIREN 【参戦時期】 牧野慶を殺害し、成り変わった後。 【聖杯への願い】 屍人を全て滅し、全てを元通りにする。 【weapon】ラチェットスパナ、ネイルハンマー、38口径短銃 【能力・技能】 身体能力は一般人より少し優れている程度だが、医者なので戦闘で受けた傷の縫合処置ができる。 【人物背景】本名は吉村克昭。幼い頃に両親を喪い、宮田家に養子として引き取られ、宮田司郎となる。その後養母からの常軌を逸した愛情を受けて育った。 そんな壮絶な生い立ちのためか、宮田はどこか人間性に欠けている。 表向きは羽生蛇村の病院、宮田医院の院長。裏では村の暗部に触れた者や、不穏因子を暗殺したりする汚れ仕事を担っている。兄の牧野慶は村に代々伝わる儀式の求道師であり、村人から多大な期待を受ける彼に少なからず劣等感を持っている。 【方針】参加者の殺害はサーヴァントに任せ、基本は潜伏、情報収集を行う。他のマスターに会っても積極的に戦闘は行わないが、相手に致命的な隙ができたり油断した時など確実に殺せる時に殺しておく。 【筆者コメント】企画映えしそうだったので投票。切嗣と考え方が似ている気がする。 【クラス】アサシン 【真名】 チョコラータ 【出展】 ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 【パラメータ】 筋力:C 耐久:D 敏捷:D 魔力:E 幸運:D 宝具:B 【属性】混沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:C サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を断てば発見する事は難しい。 【固有スキル】 戦闘続行:B 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 外科手術:A 外科医としては破格の手腕を持っているが、 人を救うためではなく苦痛を味あわせ、死を見るために習得した技術。 幾多の患者で”実験”してきた知識から、身体の構造を完全に理解しており 人間を殺さずに苦しめる術として駆使するのが主な目的。 このスキルにより自己解体を修得している。 自己解体:C 外科医としての知識から自らの体を分断して、 宝具の能力で傷口を埋めることにより、 身体の部位を分裂させたまま、意のままにあやつることができる。 スタンド能力:B+ ジョジョの世界に存在する特異能力の総称。 一人一人能力が違い、同じ能力を持つものはいないが、 知能のない生命体はこれに該当しない。 また、精神力が上昇するほど能力の性能も上昇する。 【宝具】 『生貪る恐怖の深緑(グリーン・ディ)』 ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 生前、彼が操っていたスタンドが宝具となったもの。 緑色の上半身が人型で下半身がスライムのようなスカート状になったスタンド。 腕があるので殴りつけて攻撃することもできるが、真の能力はこのスタンドが噴出する『カビ』にある。 この能力で生きたものをカビらせ死に至らしめる。 さらに、カビの生えた死体からカビが蔓延することで、カビの範囲を拡大することが出来る。 カビが生えるトリガーは対象が現在位置よりも”低い位置”へ移動することである。 低い位置へ降りたとき、突然カビが生え始める。 ただし、死者や無機物にはカビが生えることはない。 【weapon】 医療用メス。非常に切れ味が鋭い。相手を切り刻む事はもちろん、先述したように自分をバラバラにして宝具でつなぎ留め、逃げることもできる。 【人物背景】 JOJOの奇妙な冒険 part5 黄金の風に、終盤登場する強敵の一人。 元医者という経歴を持つ。 人間の苦痛を見るためだけに医者となり、”わざと”行っていた医療ミスが発覚し、クビになる。 若いころからそういった性癖を持ち、年寄りの介護という名目で年寄りを使って実験を行い、何人もの自殺者を出している。 その歪んだ精神が能力として開花したのがスタンド・グリーンディである。 心にブレーキがないため、広範囲にわたって人を死に至らしめる能力となっており、その凶悪性は似た能力のパープルヘイズをも超えるほどである。 独自の幸福論を持ち、希望が絶望に変わる瞬間の表情を見る時がもっとも幸福を感じる。 【聖杯への願い】 新しくボスになったジョルノを復讐も含めて消し、組織のボスに成り代わり、かつ医者に復帰。 ボスとして、医者として、人間が苦痛に歪む姿を見続けたい。 【基本戦術、方針、運用法】 マスターである宮田とは互いに利用し合う関係。内心では宮田の事をヤブ医者と唾棄している。 広範囲に渡る攻撃が可能な強力な宝具を持つが、被害者が苦しむ顔を見たいためかわざと殺さずに痛ぶるなど詰めが甘いところがあり、そこが弱点か。 【その他】 グリーンディは広範囲にカビ散布ができますが、本人の性格等弱点も多々あります。 またフィールド全体にカビを撒くなどのチートじみた攻撃は不可能です。 【筆者コメント】 殺人医者繋がり。お互い殺人鬼な所は似ているが、宮田の場合は村の秩序のため、チョコラータの場合は快楽の為だけに殺人を犯しているところが大きな違い。 + 【主】美柳ちなみ 【狂】雪代縁 【作者】UOricaVE 【マスター】美柳ちなみ 【出典】逆転裁判3 【参戦時期】本編終了後。つまり死後。 【聖杯への願い】綾里千尋への報復する 【能力・技能】霊媒の知識(霊力がないので知識だけだが) 【人物背景】 普段は物腰柔らかなお嬢様のような印象だが、その実は 霊媒士の家系に生まれたが双子の妹ともども霊力に恵まれなかったため、母から愛されることがなかった。 その後、妹は出会いに恵まれ清廉で心優しく育ったが、父の元に残ったちなみは冷たい家系の中さらに荒んでしまった。 それ以降、数々の犯罪を犯し、未遂や自殺教唆を含めれば4件の殺人を犯している。しかしその犯罪の悉くを、自分の家計の本家の人間である綾里千尋に暴かれ、最終的に死刑となった。 だが死刑後も、ちなみの母の企んだ本家の人間の抹殺計画に参加し、「悪霊」としてその後の殺人事件に関わる。 だがその計画すらも綾里千尋の息のかかった成歩堂龍一という男によって暴かれ、死んだ後ですらも綾里千尋に勝てなかったことを突き付けられプライドをズタズタにされながら消失した。 【方針】優勝狙い。バーサーカーに戦闘を任せる。ほかの人間を誘惑などして有利に立ち回れるように動く。 【クラス】バーサーカー 【真名】雪代縁 【出展】るろうに剣心 【パラメータ】筋力:B+ 耐久:B- 敏捷:A+ 魔力:E 幸運:C 宝具:C 【属性】混沌・中庸 【クラススキル】狂化:B 理性の大半を奪われている。会話不可能 【固有スキル】心眼(真):C+ 戦闘続行:A- バーサーカーはその憎悪の念により、常に精神が肉体を凌駕した状態にあり、肉体的な痛みを全く感じない。 倭刀術:A 倭刀術という日本刀の速さと切れ味に大陸特有のしなやかな力技を融合させた剣術を操る。 【宝具】 『狂経脈』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1 長年眠ることなく執念を抱き脳が活性化し続けために異常発達した神経。 発動すると耳の後ろに肥大化した神経が浮かび上がり、筋力・敏捷のステータスにプラス補正が入る。また、スキル心眼(真)のランクがBになる。 しかし神経が過敏になるのはプラス面だけでなく痛覚などのマイナスな神経までも鋭敏にしてしまうため、耐久にマイナス補正が入り、スキル戦闘続行がCに下がる。 【weapon】倭刀 【人物背景】 異常なまでに溺愛していた姉である雪代巴を緋村剣心(抜刀斎時代)に殺害されたため恨みを抱き、人誅(天が裁かぬなら自分達で裁くという意味)を計画する。 縁は姉を殺されたせいで日本を嫌ったため上海に渡り、上海にて修羅場をくぐりながらも闇社会の頂点に上り詰め、強大な武器の密造・密輸の一手を取り仕切った。 縁にとっては姉が全てであり、姉の死亡後は抜刀斎に復讐することが全てだった。 思い込みが激しい性格で、脳内でよく死んだ姉と会話をしている。幼い頃に姉が惨殺される光景を見たため、そのトラウマから若い女性を殺すことが出来ない。 【聖杯への願い】姉を生き返らせる。 【基本戦術、方針、運用法】 主従ともに凄まじい執念の持ち主。狂化による戦闘能力強化のごり押しになる。魔力消費の激しい宝具はないので他のバーサーカーよりまだ扱いやすいか。 精神が肉体を凌駕した状態で戦闘続行能力は高いが、引き際を見極めないといつの間にか手遅れなほどのダメージを受けていることも。 【筆者コメント】会話不可のバーサーカー少ないなーと思って投下。執念の塊みたいな二人なのでとにかくあきらめが悪い。長く生き残れなさそう… 方やハニートラップ上等の美女。方や戦闘続行Aのバーサーカーと、どれだけ聖杯戦争を荒らすことができるかが見どころかも。 + 【???】 【マスター】シックス 【出展】魔人探偵脳噛ネウロ(オリジナル要素あり) 【人物背景】 この聖杯戦争の黒幕。キリスト教の代わりに台頭したノストラダムス教の当代教祖。 参加者として連れてこられた葛西が知っている者とは違う平行世界のシックスであり、彼の一族の中にノストラダムスが入っている。 ノストラダムスは予言者であると同時に医師としての功績を持つ者だが、このロワの世界においては自身がばら撒いた病気を自分が治すという自作自演を行っている。 それ以外でも彼が秘密裏に撒いた悪を彼が予言し、的中させることを繰り返した結果が今の状況となっている。 また彼の後継ぎも原作のように悪意の定向進化をしてきたが、同時に世界の破滅を齎す予言を実現する術を継承した。 そして当代のシックスがこれを継承したことが今回の聖杯戦争のきっかけとなっている。 目的は聖杯の完成及びその掌握、そして自身と同じ「新しい血族」が生まれる世界へと変え、人類を滅亡させることである。 ちなみにこの世界でも原作同様にネウロと対立したが、ノストラダムス一族隆盛の間接的なきっかけになった英霊アンゴルモアの召喚によって形成が逆転。 この世界の葛西含む五本指が全滅した代わりにネウロと関係者の殲滅に成功し、魔人の遺体を聖杯という名の終末装置の素材として使用した。 ノストラダムス教によりほとんどの人類に「世界の破滅は喜ばしいこと」と刷り込み、世界のほとんどを牛耳っていたが、支配が上手く行き過ぎた弊害としてマスターに足りうる資質を持った人物がいなくなってしまった(それこそ当代教祖のシックスくらい)。 このままでは聖杯戦争が実行できなかったため、止む無く聖杯の力を借りて別世界から資質ある七人を呼び込み殺しあわせることになったのが、この聖杯戦争の始まりである。 【クラス】アンゴルモア 【真名】アルトリア・ペンドラゴン 【出展】Fateシリーズ(オリジナル要素あり) 【人物背景】 黒幕たるマスターが使役するサーヴァント。 聖剣の選定をやり直す願いの元、前回の聖杯戦争で勝利し、聖杯で願いを叶えたifの存在と言えるのだが…… その聖杯はまがい物で願いを真っ当に叶えるものではなく、彼女が選定から外れた結果、ブリテンの状況が正史より更に悪化。 ブリテンは破壊の限りを尽くされ、国家としての滅亡はおろか彼女以外の民が根絶やしにされるという最悪の結末を迎えてしまう。 さらにこの行いが巡りめぐって、ノストラダムス教の台頭を許し、世界の人々から滅びに抗う心を奪った混沌の世界に作り変えてしまった。 言うなれば、この世界が末法の世になった元凶 。 彼女はこれを悔いており、自らを大罪人として認識し自嘲の意味も込めて「アルトリア」の名を捨てて「アンゴルモア」と名乗るようになる 。 目的は、聖杯の力で世界を滅ぼすこと。 これは現人類の息の根を残らず絶つことで、地獄のような世界から解放して救うという歪んだ慈悲によるものである。 外見イメージやカタログスペックは下乳上もといランサー・オルタに近いが、問題なのは発狂した精神性で禁断の魔力回復手段である魂喰いへの抵抗がない。 これにより周囲に餌食となる人間がいれば、セイバーの時点で問題だった燃費の心配がなくなり、シックス配下であるノストラダムス教の組織力もあってほとんど途絶えない魔力供給を実現していることである。 わかりやすくいえばエクスカリバー級の大技を非常に短いスパンで打ち放題になった闇墜ちアルトリアである。 〇アンゴルモアとしてのアルトリア・ペンドラゴン解説 滅ぼされたブリテンの最後の生き残りにして、周辺諸国に国を滅ぼした報復として単身で攻め込み殺戮や食人行為を行った虐殺の黒騎士としてこの世界の歴史に「大量殺人鬼」として刻まれている。 死後は嵐の軍勢たるワイルドハントに所属するが、そのワイルドハントも彼女が加入したことで性質が変化し、聖なる要素も持ちあわせていた狩猟集団から魑魅魍魎の軍勢へと変わってしまった、なお、性質が変わったことで本来は後進となるドレイク船長らもワイルドハント入りしていない。 あらゆる意味で失った物が多い一方で、得たものもあり。 ワイルドハントによって異形の魔馬スレイプニルを、そしてオーディンが所持していた魔剣グラムをエクスカリバーの贋作として打ち直したグラムカリバー(血塗られし命運の剣)を手に入れ、何者も定められた運命に逆らってはならないという強迫観念を魂に刻み入れた。 改変前の世界の歴史は別世界から連れてこられたマスターたちを除いて誰も知らないが、彼女のみ前回聖杯戦争で願いを叶えた影響なのか、改変前の記憶を保持している。 参加者名簿(ネタバレあり)
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/683.html
751 名前:隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM [sage 五日目・朝:出発] 投稿日: 2007/03/15(木) 05 16 00 ……何となくだが、期待されているような気がする。 イリヤとノイン、二人同時に、である。 ……まいった。 いわゆるお姫様だっこを望んでいるだろう事は抱っこして欲しいといわんばかりに広げた両手とか、その仕草でわかる。 お姫様抱っこを二人同時には出来ないが、この二人なら…… 「二人とも、おいで」 手を広げると二人は競うように抱きついてくる。 抱き上げて腰に手を回して、体に寄りかからせる。 ……二人同時はバランスを取るのが大変だが、出来なくはないようだ。 「二人とも、バランスは大丈夫か?」 「う、うん、大丈夫……だけど」 「この子と一緒なのー?」 少しだけ二人がむくれる。 「ほらほら、仲良く仲良く、な?」 一度笑みを向けて玄関に歩き出す。 「あ、士郎の手、良い匂いするね? 果物?」 ノインは体を猫のように上手に折り曲げて手の側に顔を近づける。 「ああ、うん、蜜柑だよ」 「……士郎って実はオシャレさん?」 「いや、そういうんじゃないって」 手に付いた灯油の臭いは落とすのが大変そうだったので、軽く水と石鹸で洗った後蜜柑の皮を手で潰して臭いを誤魔化しただけである。 実際にこれは灯油をおとす時にも有効らしいというのはどこかで聞いた覚えがある。 「……なにやってんの」 玄関前の廊下に出ると、二人に即座に呆れられた。 桜は困り笑いだけだったが、名城の方は誰がどう見ても呆れていると分かる仕草だ。 片手で目元と眉間を押さえ、溜息をつき、もう片方の手は腰に当てられている。 これで呆れているのでなければどうしようもなく疲れているのだろうし、疲れていると言うことはまず無いだろう。 「いや、やって欲しそうだったから」 「ええっと……せめて靴を履かせてあげてくださいね」 桜が二人の靴を持って来て二人の小さな足に履かせていく。 イリヤの靴はいかにも高級そうな靴で、服装ともマッチしていたが、ノインの靴はあの時の服と同じくボロボロで、サイズが合っていたのが唯一の救いと言って良い程度の代物だった。 これは服と一緒に靴も買った方が良いな。 「……それから、後で私にもしてくださいね」 履かせながら、耳元で桜が小声で呟く。 ……多分、それだけで済むはずはない。 期待でちょっと顔が赤くなる。 「き、期待してる」 小声で返すと、桜も赤くなった。 「……どーでもいいけどね、丸聞こえだよ?」 「そうね、ひそひそ話もこんなに近くじゃね」 二人に呆れ顔で言われた。 なんというか、『衛宮士郎』株が急下落の予感である。 玄関から出ると、日差しが強くなり始めている。 この時間はまだ涼しいが、昼過ぎくらいには温かくなりそうだ。 「それで、店とかはどうするの?」 名城が聞いてくる。 そう言えば街の案内とかは全くしなかったのだから当然といえるだろう。 「んー……新都かな、こっち側には仕立屋とかしか覚えがないし」 とは言ってみたものの、服装にそれほど拘らない質なので、服関係の店には詳しいわけではない。 作業着関連の店ならば数店舗知っているがそう言うところに連れて行かれてもひたすら困るだけだろうし。 「桜、どこか良い店知らないかな?」 「はい、任せてくださいっ!」 ぐっ、と桜がガッツポーズを見せる。 「……そういえば先輩と服を買いに行くのって初めてでしたっけ」 「んー、少なくとも覚えてる限りでは、ないなぁ……」 二人で買い物に行く時はいつも、記憶にある殆どが食料品関係だったような気がする。 そう考えると桜には悪いことをしてきているような気もする。 桜だって年頃の女性なのだし、お洒落だってしたいだろうに……うん、これからはそう言う店にも一緒に行くように心がけよう。 「それじゃ、行きましょう」 「ああ、行こうか」 歩き出す。 「よーし、Los Los Los――邪魔者を蹴散らして突撃ー!」 「いやいや、蹴散らさないって」 無邪気な少女二人を抱えて。 752 名前:隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM [sage 五日目・朝:到着] 投稿日: 2007/03/15(木) 05 18 29 小一時間ほど歩いて空気が暖かくなってきている事を実感する。 そろそろ昼時間だなと思った。 「……うわ」 そして、漸く新都の目的地に到着する。 最初の感想は場違い。 自分という存在が異物なのではないかと思うほど気合の入った、それでいて微塵も嫌味にならない装飾と照明。 来店する人々を落ち着かせ、かといって眠くならないような音楽。 店と言うよりもパーティー会場のようだと、ぼんやりと思った。 左右を見ると、目を輝かせる少女が二人。 正面を見ると、感心したように頷く女性が二人。 不思議な事に、女性という、それだけのことで途方もなくこの場所に馴染んでいるように見える。 「士郎、ちょっと下ろして」 言われてノインとイリヤを地面に下ろす。 すると二人は、申し合わせたかのように走って店内にはいると目が輝かせながら服を物色していく。 「えーっと、二人も見てきたら?」 「……先輩は行かないんですか?」 「いや、なんというか、ほら、場違いな気がして」 頬を掻きながら言う。 こういう店の雰囲気は馴染めそうもないし、思い切り普段着だしなあ…… 「別に気にする事じゃ無いと思いますよ? 服を買いに来てるんですから」 「そうそう、実際買わなくてもこの服を着たらどうかなーって考えるの、誰でも良いから着飾った結果を想像したりするのも服を買うときの醍醐味よ?」 二人が後ろに回って背中を押して店内に入れようとする。 嫌というわけではないので抵抗はしないが、やっぱり入らないといけないのだろうか。 店内に視線を移せば早速試着を始めようとしている二人の姿が見え、それと一緒に―― 女性ですから:あれは……美綴? 仏僧ですから:あれは、一成じゃないか 殺人鬼ですから:あれは、葛木先生だ…… 投票結果 女性ですから 5 決定 仏僧ですから 0 殺人鬼ですから 4
https://w.atwiki.jp/ao-ohanashi/pages/290.html
もしもアリスゲームが聖杯戦争風になったら 6月。梅雨前線という憎い奴が俺の心にまで雨を降らせているかのようだ。その日、学校で遅くまで補習を受けていた俺は帰り支度を終え、玄関へ向かっているところだった。 げた箱付近にある傘立てから自分の傘を抜き、俺は玄関から出た。本来ならすぐ帰路に着くのだが今回は違った。 なぜならグラウンドの方で何かと何かがぶつかり合うような音を感じ取ったからだ。好奇心旺盛な俺は校舎の影からグラウンドを眺める。 「なんだ・・・ありゃ・・・?」 そこには人間、いや、それよりもはるかに小さい者が身を空中に躍らせながら戦っているように見えた。実際にそうだった。 一方は真っ赤な服装でヘッドドレスをかぶっている。もう一方は黒いドレスを着ていた。気になることといえば背中から黒いカラスのような翼が生えていることだ。 とにかく、ここは俺の居場所ではなかった。そう感じ取った脊髄が反射的に俺の体をグラウンドと反対の方向へ動かす。 が、運命のいたずらか、落ちていた枯れ木を踏んでしまった。足元でポキリ、と発せられた。 その音に気がついたのだろう、戦闘を繰り広げていた2人がピタリと動きを止め、こちらを狩をしようとする獅子のような目でにらむ。ここでも脊髄が俺を反射的に校内へと逃げさせる。逃げ切れないとわかっていても。しばらく夢中で走り、自分の教室の前まで来ていた。後ろを振り向くと誰もいない。 「逃げ切れたか・・・」 と、安心し、後ろに曲げていた首を正面へと戻す。そこには翼の生えた、黒い悪魔が立っていた。 「人間ねぇ。契約はしていないみたいだけど・・・。見られたからには始末させてもらうわぁ。」 そうそいつはつぶやいた。そいつが翼を広げたかと思うとそれを一度きり羽ばたかせた。翼から黒い閃光が走ったかと思うと俺の意識はだんだんと薄れていった。 「さてと、これで続きができるわぁ。真紅が逃げてないといいけどぉ・・・」 再び目覚めることがないと思っていたが、不意に覚醒した俺はまず、頭の中を整理することにした。 覚えていることは黒装束に身を包んだ銀髪の女・・・だと思う。そいつに何かをされて気を失ったはずだ。 ふと自分の体を眺めてみると服のあちこちに血が染み付いたあとがあるものの、体にはなんら異常は感じられなかった。 体の傍らには一枚の薔薇の花びらと思われるものが落ちていた。 学校でずっと座り込んでいるわけにも行かないので俺は家へと急いで帰った。多少からだがズキズキと痛んだがそんなとこはどうでもよかった。いや、むしろ恐怖で考えることができなかった。 家についても俺は落ち着かず、何にも手をつけることができなかった。そこで俺は考え事をしているうちにとんでもないことに気がついてしまった。 「あいつは俺を殺そうとした・・・。俺が生きているなら殺そうとするはず・・・」 「ご名答よぉ」 固体化した二酸化炭素、つまりドライアイスのように冷たい声が背後から聞こえた。先ほど俺を半殺しにした奴と同じ声だ。 「1日に2回も同じ人間を殺すなんてへんなかんじぃ・・・。きっと真紅が蘇生させたのねぇ」 淡々と奴はしゃべる。俺は殺されかけたときよりも大きな恐怖に押しつぶされそうだった。 「でも、2回も死ねるなんて二度と体験できないわぁ。冥土の土産として名乗るぐらいしようかしらぁ?」 冥土の土産。別に俺はそんなもの欲してはいないのだが。俺の意思はお構いなしにそいつは自己紹介をはじめた。 「私はローゼンメイデン第1ドール、"水銀燈"。完璧な少女アリスを目指して作られたドールズの内の1体よぉ」 水銀燈と名乗ったそいつは自分が人形だとも言い出した。馬鹿な、人形がこんなに円滑に動くなんて。ましてしゃべるはずもない。 そんなことを考えているうちに水銀燈はどこからか剣を持ち出し、すぐに俺を斬り殺せるように構える。 次の瞬間、水銀燈の腕が動き、剣の切っ先が俺を目掛けて動き始めた。俺は体を横に転がし、それをかわす。剣はタンスにガッと音を立てて刺さる。俺は立ち上がり、水銀燈が剣をタンスから抜き終わる前に外へ逃げようとする。 なんとか玄関から庭へ出ることはできた。しかし、背後からは羽が矢のように空気を切り裂きながら俺を追撃する。肩や背中に2,3本刺さったが気にもならず、俺は庭の隅にある倉庫へと向かった。 倉庫の扉の前に着き、倉庫の扉を開けた瞬間だった。水銀燈が俺の首を跳ね飛ばす高さで腕を一閃させる。俺はそれを何とかしゃがんで回避したもののバランスを崩し、背中からこけて倉庫の中へ入っていく。それを逃さずじりじりと距離を詰めようとする水銀燈。距離を一定に保つために後ろへと後ずさりする俺。 しかし、壁に背中があたる前に腰のあたりに何かがあたる感触がした。 振り向くと茶色で、四隅には金の金具、中心には金の薔薇の飾りが着いている鞄がそこにはあった。 その鞄を目にするやいなや鞄が、「まきますか、まきませんか」と問い掛ける。 水銀燈はせっかく追い詰めたエサに翼が生えて今にも飛んで逃げてしまいそうな場面に遭遇したチーターのような表情だ。どうやらこの鞄には何かがある。俺は声を張り上げて叫んだ。 「ああ、命を助けてくれるならまくさ!何だってまいてやる!」 俺が言い終えると鞄が音を小さく立てて開く。それとほぼ同時に俺の左手の薬指に激痛が走る。しばらくするとそこに薔薇の飾りつけが施された指輪が出現する。 これは何だと考える隙もなく開いた鞄から蒼い影が走る。そしてその蒼い姿の手にこれまた蒼い光が瞬いたかと思うと次の瞬間にはとてつもなく大きな"鋏"らしきものが握られていた。 俺は直感した。こいつも水銀燈と同じような人形なのだと。 人形は鋏を斜め上から下へと振り下ろす。水銀燈が剣でそれを受け止め、なんともいいがたい金属音が響き火花がほとばしる。 位置が悪いと感じたのか水銀燈はいったん後ろへと飛び、距離を稼ぐ。それを見届けた人形は手を後ろにつき座り込んでいる俺を鋭く見つめると一言、 「1つ、問わせてもらいます。貴方が僕のマスターですか」
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/827.html
水佐波(みなさば)市 某県の海岸部に存在する都市。 海、山、森に囲まれた海岸部の陸上都市、 いくつもの交通機関で繋がった海上の埋め立て島に存在する海上都市、 その二つを繋ぐ大橋からなる。 海上都市は発展しており、高層ビルが立ち並ぶ。海上であるため木々などの自然に乏しい。 都市の真下の海底に大空洞が存在し、そこに大聖杯が設置されている。 新しく埋立地を増やして拡大中のため、開発中の地区が存在する。 夜間は人が全くいなくなり、聖杯戦争に最適。 付近には小さな無人島が数箇所。 海沿いはリゾート地となっており、ホテルなどが多数。 陸上都市は、海上都市の発展に引っ張られる形で発展。昔ながらの町並みが残った古い住宅街。 陸上都市は海上都市のある海、山、森に囲まれ、また広い自然公園がある。 自然公園は全体的に芝生で覆われており、小規模な平原として扱うことが可能。 陸上都市には、大戦時に作られた大規模な防空壕が各地に残っており、中には洞窟といっていい規模のものもある。 都市の中心部から少し外れたところに大規模な動物園があり、様々な動物が存在。 ナチス残党組織グラズヘイムは大聖杯へと続く洞窟のある無人島に上陸し、確保。 潜水艦を停泊し、この島を拠点として水佐波での活動を行っている。 この潜水艦は彼らにとって(サーヴァントを除いて)最大の戦力であるが、 緊急時に洞窟を破壊した際における、大聖杯への移動手段でもある。 現状、大聖杯への移動経路は、この無人島か潜水艦以外に存在しない。 しかし陸上の防空壕跡からは、多くの洞窟が海上へと向かって伸びている為、 その数々の通路の一本が大聖杯まで続いている可能性もまた存在する。 仮にこれを発見する事ができれば、直接、大聖杯へ向かう事が可能となるだろう。 一説によれば玄耶のみが、この洞窟の存在を認識しているというが、 或いは当時の軍事関係者に接触する事ができれば、情報を提供して貰えるかもしれない。 100年ほど前に地震に襲われ、その際に乱れた霊脈が付近に新たな霊地を出現させた。 その霊地と昔から存在した霊地、二つに流れこむ霊脈の流れを誘導し、海上都市の真下に存在する大空洞に安置された 巨大な魔術回路に繋げ、そこにノイエスフィールの肉体を組み込んだ物こそ、この街に存在する大聖杯である。 また、乱れた霊脈や二つの霊地が近接するという土地の性質からなのか、 突然変異的に魔術等の神秘の素養を持った者が生まれやすい土地でもある。
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/667.html
928 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/09/21(木) 04 42 59 闇から弾丸が放たれる。 その様子を、自らの死を、あっさりと受け入れ。 ——悪夢だけではなかろう? そんな声とともに闇に溶けた。 無数の銃弾は虚空を貫き、標的を見失った。 「ぬ——!」 判断は瞬時。 イブラヒムを連れて消え去った。 「——消えたか」 「そのようだな、我が主」 皮肉っぽい、そんな声が虚空に響いた。 二人は地に降り立ち。 「少しは傲慢になれ——彼女に問いたいならば、それを願え」 黒い紳士がそんなことを口にした。 「それが契約となる——か」 「理解が早いな」 「経験者故な」 「ではどうするね? 一人で黙考する哲学者となるか? それとも——」 しばしの無言の後。 彼は答えを口にした。 そして舞台は衛宮邸に戻る。 鈴が鳴る。 警戒の鈴が鳴る。 動きが鈍い。 眠りにつけと命令されたかのように。 「——桜」 廊下で膝をつく妹に声をかける。 「姉さん、無事ですか?」 「今のところはね、他のみんなは?」 「——私はここに」 「ライダー、無事だったのね」 「ええ、敵は正面から押し入ってきたようですね」 来客のベルが鳴る。 「正面から……自信満々ね」 「ともかく、玄関へ行きましょう」 「ルヴィア、無事だったのね」 「ふん、こんな卑しいアンチマジック程度……」 そう言いながらもふらついている。 「士郎とキャスターは?」 「起き出してこないところを考えれば……」 歯噛みする。 「こうなると頼りはライダーだけね……いける?」 「通常戦闘に問題はありません、屋内戦闘ならば地の利はこちらにありますから、援護に専念してください」 玄関では男が立っていた。 「日本式には馴染めんが、君たちも礼儀がないね、ミズトオサカ、ミスエーデルフェルト、来客はもっと素早く迎える物だ」 「モンティー……」 ルヴィアが呟く。 「久々だね、俺のアンチマジックと誘眠香だけじゃ完全に眠らせることはできなかったようが……変わらず優秀なようで嬉しい」 「ふん、そのストーカー気質は一年くらいじゃ修正できなかったようね、英国紳士の名が泣くわ」 「傷つくな、これでも俺は努力したんだぜ? 君たち二人に勝てるようにさ」 「その結果がこれ?」 「結果だけ見ればね、君たちが敗退する、俺が勝つ、最強は多分君達、ならば俺の勝ちは確定だろう?」 「サーヴァントも連れない相手を倒して自慢するんだ、やっぱり最低ね」 凛が笑う。 「何とでも言うがいい、一週間時間は与えた、それで十分だろう?」 男の背後に巨体が現れる。 「じゃ、サクッとやっちまうかい? バーサーカー」 「それが貴方のサーヴァント……」 「その通り、こいつはジャック・ザ・リッパーを超えるロンドン……いや、イギリス最強の犯罪者でね」 バーサーカーは、肉切り包丁とカラシニコフを手に持ち、ただ立っていた。 「即死以外では死なないんだよ、滅多にね」 「ならば即死させるまでです」 ライダーが実体化する。 「ほう、いるじゃないか、サーヴァント……これは楽しめそうだね」 「楽しむ間もなく……倒します」 「じゃあ……戦闘開始だ」 英:ライダーの釘剣が廊下を舞った 国:凛の宝石魔術が光を放った 紳:ルヴィアの宝石魔術が光を放った 士:桜の衝撃波が放たれた
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/697.html
431 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM [sage五日目・昼:乱入] 投稿日: 2007/04/26(木) 04 53 00 常に最悪のケースを想定しろ、奴は必ずその少し斜め上を行く 冨樫義博「レベルE」 広瀬康一は巻き込まれた人間であるが、巻き込まれたその事件に立ち向かう勇気を持っている人間でもあった。 故に、早期の解決を求めて街を探索することもしたし、時に敵とも戦って、生き残ってきた。 そしてその日の昼。 だが、テレビに映った、徹底的に破壊されたビル街を見つけた瞬間、唐突に予感が走った。 「――あ」 テストの解答が一つずつずれている事に、終了5秒前に気付いたような表情をしていた。 彼と契約したサーヴァントは、現地の知識を交えてこう提案した。 「大切な人を巻き込まないためにも、この戦いの終了までは友人達との連絡は出来るだけ断つべきです」 その提案は、その前に聞かされたこの世界における魔術の大原則「神秘の隠匿」と照らし合わせて考えれば当然のように思えたから、あっさりと提案を受け入れた。 だがその映像を見た瞬間、あの人の事を思い出してしまったのだ。 岸部露伴。 あの人は、絶対に何かを巻き起こす。 「キャスターくん、お願いがあるんだけど」 その言葉に、霊体状態で隠れていたキャスターが実体化する。 「なんですか?」 「この人を探してきてくれるかな? 出来るだけ急いで」 机の上に置かれた写真を手に取り、その中の一人を指差す。 集合写真の中、一人だけ肩を組んだりもせずにポーズを付けた人物で、協調性はあまりなさそうだと言うのが第一印象だった。 「この人物がなにか?」 「うーん、言っちゃって言い物かどうなのか……トラブルメーカーなんだよね、それもこういう事件には首を突っ込むタイプの」 困ったように笑う。 そしてかつて自分が体験した話で、彼が関わった件をまとめて話す。 聞いている途中で目を見開いたり頭を掻いたり眉間を揉んだりと、一つ一つに動揺が見て取れた。 「……成る程、それは危険ですね、いろんな意味で」 聞き終えると、既にカード状の彼の武器――S2Uを展開し、窓を開けていた。 「見つけたら念話で知らせます、それまでは家に」 言い終えると同時、その姿が掻き消え、一陣の風が吹いた。 上空に飛び上がり、まず最も可能性が高いと考えられるビル街に向けて進路を取りながら、街全体に向けて探索用のスフィアを放つ。 目標を発見したときのみ連絡するタイプに術式を組み替え、逆探知されないようにしつつ探索範囲をS市全域に広げる。 視界を強化し、周辺の人物をチェックしていく。 「だとすれば……目標は自宅か?」 それならば気にすることはない、漫画家として仕事に没頭している限りに於いては何の問題も―― そこまで考えて、S2Uが反応する。 「言ってる側からこれか――仕方ない」 反応は僅かで、位置しか分かりはしないが、向かうにはそれで十分 予め確認しておいた地図によれば、反応場所は郊外の田畑が多く残る郊外、建造物だとすれば廃工場、ないし牧場の厩舎の辺り。 「詳細な情報を取得、残りの探索スフィアは休止モードへ」 連続で術式を組み上げ、当該スフィアの情報収集能力を底上げする。 「位置は廃工場、人物は一人……いや、二人? あれはサーヴァント……いや、人間なのか?」 一人は目標である岸部露伴に間違いはない。 だが、もう一人はまるで靄がかかったように実態を掴めない。 実体はあるようだが、酷く霊的だ。 「武器は拳銃、この世界の近代……いや、これは確実に現代の物だ」 厚みのある紺色のベストは間違いなく対トカレフを想定した防弾ベスト、防弾盾はジュラルミンとFRPの複合素材の物で、目にしたことがある。 紛れもなく日本警察の装備品だ。 「くっ! 始まってしまった!」 銃弾による初撃は弾けたようだが、このままでは間に合わない。 「このままでは間に合わない……」 未だ距離が遠く、また標的と護衛対象との距離は近い。 故にそこまでの決断は一瞬で済んだ。 「仕方ない……!」 スフィア情報を元にした間接照準射撃。 建造物を破壊して視界を奪い、同時に防御フィールドを展開する荒っぽく、だがこの距離から取り得る最速の、そして恐らく最良の手段。 数秒で術式を編み上げ、展開を開始する。 そして、スフィアが撃ち抜かれる岸部露伴を捉えた。 だが、それでも死んではいない。 崩れゆく瓦礫を蹴散らしながら、キャスター、クロノ・ハラオウンは突撃した。 432 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM [sage五日目・昼:岸部露伴の矜持] 投稿日: 2007/04/26(木) 04 54 08 この乱入で、恐らく標的はこちらに移ったはずだ。 突入の寸前の念話で、既に位置情報はマスターに連絡したから遠からず彼も到達するはずだ。 だからここから離脱して貰えば、彼を探し、保護するという目的は達成できる。 そこまで考えていたから、『だが断る』なんて言われる事など考えもしなかった。 相対していた『敵』もこの言葉は予想外だったようで、いつの間にか装着されていた防弾ヘルメットの奥の瞳が見開かれている。 「命が惜しくないのですか! 死んだらなんにもならないでしょう!」 敵から視線を外さぬままに怒りをぶつける。 「この岸部露伴が命惜しさにこんな面白そうなネタを見逃すと思っているのかァ―――ッ!!」 一喝する。 「ぼくは『読んでもらうため』にマンガを描いている! 『読んでもらうため』ただそれだけのためだ!」 震える手で鉛筆を握り、スケッチを始めている。 自分自身のことで気になるのは、血糊がページ上に落ちることだけ。 命の危険だとか、怪我をしているとか、そんなことは気にすることではない。 「僕は今! 一つの『傑作』の種を手にしようとしているんだぞッ! そんなことを気にしていられるかッ!」 この言葉で、完全に説得を諦めた。 正直な所、彼という人間を見誤っていたのだと考えざるをえなかった。 マスターである彼から聞いた話は殆どが主観から来る思い込み、その類だと思っていたのだ。 だが、全くもって話の通りの人物であったことには素直に驚いた。 本来命を賭けることから縁遠いはずのこの国で、命を賭けている人物なのだと、尊敬の念すら抱いた。 タンネンベルグ:「命の保証は、できませんからね」それだけ言って、意識から彼の存在を消した。 プノンマライ:「……そっちはただの一般人だったか」ぽつりと男が呟いた。 投票結果 タンネンベルグ:5 決定 プノンマライ:4