約 29,005 件
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/862.html
2022年総評案2 大賞 悪魔と夜と異世界と 【2022】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所 https //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58649/1675519237/ 10:総評2:2023/02/28(火) 23 07 01 ID ???0 修羅の国の戦いを楽しめる者は幸せである。 心したたかであろうから。 2021年のクソゲーオブザイヤーinエロゲー板(KOTYe)は、『Cuteness is justice』が示した力なき熱意の悲劇性を以って決着。 虚無に飲まれゆく黄昏の大地を、またクソゲーが駆け抜けていった。 輝ける時は戻らぬとしても、冒険譚は語り継がれねばならない。 それ故に、名もなき勇者たちの語る次の物語を伝えよう。 「総評審議が終わるまで年度は明けない」との考えが浸透しつつあるためであろうか。 近年のKOTYeにおいて、新年度の本格始動は遅い。 2022年もその例に漏れず、物語が始まったのは5月末。 服を着た白うさぎが姿を現し、修羅の国へと通ずる奈落の穴を開放する。 その途端、開幕を待ちかねていたかのようにエントリーが続発し、その数は1ヶ月で5本に達したのであった。 一番槍を努めたのは、新ブランドLuna PrismのWデビュー作、その片割れたる『官能小説家』であった。 ブランドデビュー作を2作品同日発売という景気のいい話に反し、シナリオ・CG・システムのすべてが低質であり、お粗末ゲーあるあるのサンプルマーケットとでもいうべきしけた内容を誇る。 宣伝文句は「官能小説に憧れた若妻と官能小説家のNTR官能体験」となっているが、ストーリーはNTRというよりただの不倫ダイジェスト。 開始早々ヒロインから誘われ、ずるずると関係を続けるだけである。 CGは差分が少なく、定番の副作用としてエア挿入や射精前白濁がきっちり発生するのはもちろんのこと、メインテーマたる「同意の上での疑似レ○ププレイ」で相手の反応が乏しいという致命的な問題を引き起こしている。 システムは無料のノベルゲームエンジンむき出しで、貧相かつ不安定。 バックログは字が薄すぎて読みにくく、簡素すぎるコンフィグには音声の音量変更すら存在しない。 極めつきは、主人公の名前が枠を超えて入力可能という懐かしい不具合である。 これにより、伝説のオノマトペ「ずっぷ!」が時を越えて呼び起こされ、再びメッセージウィンドウにその姿を現した。 疑似レ○プに失敗した代わりに疑似ずっぷを成功させた本作は、スターターピストルの役目を見事果たしたのである。 二番手は、Hendingの『リンパに ATATA! ~メス牡蠣ミルクどぴゅらっしゅ~』である。 抜きゲーなのでストーリーは二の次とはいえ、わからせを称しておいての即快楽落ちは看過できない。 幕間においても、「雑な罵倒を受けた主人公が、ヒロインたちのショート動画を荒らして反撃」などの実にくだらない茶番劇を見せられる また、Live2Dを採用しているものの、動くエロシーンはわずか。 配信動画を無駄に動かしてお茶を濁しており、選評者をして「抜くより溜まる」とまで言わせたのみならず、TikT○kに対する風評被害までもが懸念される事態を招いた。 続いて、祖母どころか曾祖母もので未開の地を切り開き続けるアパタイトにより、競合も需要もなさそうなブルーオーシャンが新たに発見されてしまった。 それこそが『イキ過ぎ異文化交流 ~清楚人妻NTR堕ちっ!~』である。 パケ絵には、地球上にはギリギリ存在しそうにない謎の部族のようなヒロインが描かれ、発売前から好奇の目を集めていた。 門外漢を寄せ付けないパケ絵バイバイ仕様、「わかる貴方へ贈る意欲作、素人お断り」との触書からは親切心が伝わってくる。 しかし、それでも選ぶ玄人に刺さるかといえば疑問である。 パケ絵に描かれた状態のヒロイン、通称「完全体」はオチ扱いで、タイトル画面とアイキャッチを除けばエピローグにしか現れない。 さらに、清楚から完全体までの進化の過程は、徐々に染まっていくのではなく、脈絡のない電光石火のキャラ変である。 最初に本番をおねだりされてすぐに襲う側になり、清楚人妻からビッチギャル、さらにオラオラヤンキーに変化。 そして完全体は変にリアルで、「蝿が飛んでる」などのうわ言を口走る。 展開が一応NTRと言えるのはこのエンディングだけなのだが、リアル完全体の胸糞悪さの方が強い。 無論、NTRの鬱や胸糞とは異なる感情である。 そして、文化交流をテーマとしながら文化的描写にも乏しい。 パッケージ詐欺・タイトル詐欺に該当するとの声も上がったが、そうではなく狙い通りだというのであれば、素直にて白旗を上げて頭を下げるほかあるまい。 四番手には、一番槍を努めたLuna PrisのWデビュー作の残る一方、『羞恥隷嬢学園』が襲来した。 お粗末さを踏襲しつつも、苛立ちのツボを突く小技を散りばめて差別化している。 ゲームシステムとその問題も共通しており、名前による本文侵食も相変わらず。 いわば双子なのでそれも当然、そう思わせておいて、SAVEとLORDのアイコンを入れ替えるサプライズを仕込んでプレイヤーを苛立たせた。 ライターは違えど、ヤマもオチもない短すぎるシナリオも共通である。 さらに、複数ヒロインの調教ものにもかかわらず、ヒロイン同士の交流も、同時調教のシーンも一切ない。 ひたすら一人ずつ調教するシーンが続いて終わりである。 ならば攻略も同じヒロインを選び続ければ容易、と判断したプレイヤーを「最終日に告白されるイベントだけは別のヒロインを選ぶ必要がある」という意味不明な罠が待ち受ける。 つまり、ほぼ関わっていないヒロインに告白されてから本命と結ばれる、そんな奇妙な流れでしかエンディングには到達できない。 差分の少なさもやはり共通しており、明らかに全裸のCGに対し、地の文でスカートとソックスだけを残した部分着衣と言い張る裸の王様戦法を発動させた。 かくしてWデビュー作は、あわれ共倒れとなったのであった。 そして五番手は、CG削減だけを目的としたクローズドサークルなのは毎度のことながら、下水管からスライムが湧き出るような射精音だけは斬新だった 『南国プリズン ~漂流した無人島が子作りしないと出られない島だった件~』 が努め、上半期を締めくくった。 しばしの休息を経て迎えた8月。 前作と共通ルートを重複させた分割商法により、前作の購入者には割高感を、未購入者には前作用の伏線が謎のまま残るモヤモヤを与えた『保健室のセンセーと小悪魔な会長』 が、2022年の第二幕となる夏季攻勢の幕開けを告げた。 夏季を支配し主役を務めたのは、似非NTRの雄アトリエさくらであった。 本年は自称NTR作品がすでに2タイトル参戦しており、指定席を奪われる危機感からか、多重連続エントリーという大掛かりな仕掛けに打って出たのである。 まずは最初の刺客として『寝取られ姉妹、美亜と悠美 ~繰り返される恋人強奪~』を投入してきた。 本作は、NTRの前提たる人間関係の描写が不十分である。 まず、NTR前の状況は「前回のあらすじ」未満の簡潔すぎるプロローグで片付けられる。 流れは「姉妹ヒロインの姉の方に浮気されて女性不信になった主人公は、そのあと再会した妹の方の献身的な支えによって立ち直りつつある」なのだが、作品内での描かれ方は「冒頭から浮気現場の回想が突然始まってあっさり終わり、3クリック後にはもう妹とヤッている」という高速展開である。 NTR後においても、今カノである妹は影が薄く、特に前半は出番が少なすぎて、人物像すら曖昧なまま話が進む。 一方、元カノである姉は、出番はあれど印象が悪い。 再会するなりタダ飯をたかり、間男に飽きたと言って主人公とよりを戻そうとし、挙句には浮気しても変わらず好きでいてほしかった素振りを見せるなど、身勝手さばかりが目立つ。 これでは、今カノのどこが好きかも、元カノをなぜ好きだったのかも伝わらずで、主人公への共感も生じない。 そしてクライマックスでは、取ってつけたようなメロドラマが展開される。 さながら「意に沿わぬ結婚式に臨む花嫁を土壇場で奪い返す」ようなノリと演出。 未練を断ち切り主人公の背中を押す姉。 現場に乗り込む主人公。 泣いて主人公の胸に飛び込む妹。 あてが外れつつも潔く身を引く間男―― あるいは名シーンたりえたかもしれない。 ただしそれは、現場が「間男と妹が全裸で真っ最中のホテルの一室」でなければの話である。 さらにダメ押しとして、去り際の間男が主人公にも「(俺とシたくなったら)いつでも来ていいからね」と、さりげなく爆弾を落としていく。。 最後にプレイヤーの感情をかき乱すことには成功したが、NTRに求められるそれとは種類が違うのであった。 アトリエさくらによる似非NTRの夏は続く。 第二弾は『今夜もあいつに抱かれる彼女 ~快楽に溺れていく愛する彼女・美織里~』 本作はただ「ヒロインが重度の浮気性」なだけであり、NTRと浮気の区別がついていない節がある。 そもそも、主人公と付き合い始めた時点ですでに二股をかけており、元の彼氏とはそれがバレて破局。 その破局直後に今度はセフレを作ってそちらにハマり、露呈すると開き直って主人公を捨てようとするが、食い下がる主人公に根負けし、逆にセフレの方を切ったところで一応のハッピーエンドとなる。 とはいえ、性格上すぐにまた浮気をするに違いないと推察され、一連の流れは「NTRウロボロス」と名付けられた。 さらに、内容だけでなく見せ方もよろしくない。 主人公が「過去に発生したヒロインと他の男とのまぐわいを、時空を超えた正夢として見る」という斬新かつ悲惨な能力に覚醒しているため、ヒロインの浮気シーンが矢継ぎ早に垂れ流されるのである。 しかも冒頭のシーンは、主人公とヒロインが付き合う前、当時の彼氏とのものであり、NTRでもなんでもない。 これにより、製作者は「ヒロインと竿役の性行為を主人公が見さえすればNTR」だと勘違いしているのではないかとさえ疑われた。 唯一、「検診の視姦はまだだったはず。」というタイプミスでわずかに潤いを生み出せたのが救いであろうか。 その3日後には、さらなる選評が着弾。 アトリエさくらは発狂状態に移行し、クソの弾幕が厚みを増していく。 第三弾は『愛する恋人を大嫌いな旧友に寝取られた件 ~上司で恋人の強気な彼女』である。 主人公はウジウジ系平社員、ヒロインは強気な年上有能上司。 竿役は元イジメっ子のハイスペエリートで、立場を利用してヒロインに関係を強要する。 ここまでは何の問題もなく、むしろいい意味でテンプレ通りといえよう。 問題は、それが公式サイト等のゲーム外でざっくり確認できるだけで、本編での掘り下げがまったくないことである。 ヒロインとの馴れ初めであるとか、竿役が主人公をどういじめていたのかなど、人間関係が伝わる具体的なエピソードは皆無。 ヒロインとの関係すら「先輩だけど、僕の恋人だ」の一言に凝縮するのは、いくらなんでもテンプレの効力を過信しすぎではないか。 内容も、求められているのは「ヒロインが徐々に快楽堕ちしていく過程」にも関わらず、見せられるのは「電光石火の早堕ちと、常軌を逸した言動」である。 序盤早々、竿役に「なんでもするなんて言うけど、チ○コ舐めてって頼まれてもできないでしょ」と言われるやいなや、即断即決でしゃぶってドン引きされる。 そのあとは身も心もマジカルチ○ポの虜になり、竿役と協力して主人公を追い込む側に転向。 それでも結婚は主人公としたいとぬかしつつ、しかし浮気三昧の日々は堪能し続け、しまいには両方と結婚したいと悟りを開いて幕となる。 その精神構造は、「理解不能な心理描写を縦横無尽にまき散らす狂戦士のよう」と評された。 一方で竿役は、即フoラ時の「おいおい……本気にしたのかよ。」というリアクションや、ヒロインに対する「世間からバッシングされるレベルの浮気クズ」という的確な評価で共感を集めた。 それだけでなく、名字のルビも漢字そのままという笑いどころまで作り出し、典型的な憎まれ役が一番マシな登場人物とされる皮肉な結果となるのであった。 未曾有のコンボはまだ途切れない。 『寝取られの教壇 ~教え子に奪われた愛する恋人』が発売後2日で即エントリーを果たし、同一メーカー作品の連続選評着弾記録を4に伸ばしたのである。 これまではヒロインの言動が特に問題視されてきたが、本作では「ヒロインよりも主人公が奇怪」という新技をひねり出してきた。 寝取られ妄想で焦りを募らせ、その場の思いつきで発作的な奇行に走るその姿は、理解不能を超えて恐怖を振りまく。 竿役の恋人から交際状況を聞き出すため、通っている学校に直電して本人を電話口に呼び出させたり、勃たなくなった己がムスコを強制起動させるべく、学校のグラウンドで露出してしごき出したりと、とても勤続12年目の教師がすることとは思えない。 さらに、EDの原因は浮気されたショックによるもの診断されると、 「いっそ恋人の浮気で興奮するしか……」 と妙にポジティブな発想をし、寝取られ性癖が目覚めた際には 「まさか……。俺は、寝取られた姿を想像すると……勃起する?」 と別ジャンルの主人公らしさを発揮。 プレイヤーの追随を許さない天衣無縫の心理描写をも見せつけた。 ヒロインにも共感しかねる部分は多々あるものの、主人公と比べると印象が薄く、概ねスルーされている。 結果として、主人公は自らを犠牲にしてヒロインの名誉を守ったのであった。 ようやくNTRクライシスが収束したときには、もう秋祭りの季節を迎えており、本年は狂ったお茶会が開催される運びとなった。 そのオープニングイベントにて、異物混入事件が発生する。 前年『エルフのお嫁さん』において、異世界設定と現代要素を潰し合わせたNorth Boxが、『オトカノ ~おとうとの彼女が文系で強め!?~』で同じ轍を踏んだのである。 本作は、彼女と実姉の精神入れ替わりによってエロのバリエーションを増やした抜きゲーである。 見栄えはするのだが、それだけでは払拭しきれない様々な不快感が、多彩なシミ汚れのようにこびりついている。 まず主人公のモノローグが、ややキモい方向にクセが強い。 微妙に古いパロネタや、顔文字を矢印で指し示して「こんな顔」で済ませるなど、多用される安い表現に出くわすたびに失意の鼻息が漏れる。 そして、それ以上に好きになれないのが実姉であり、「弟が好きすぎる一方で復讐心も抱いている」というふたつの感情が消化不良を起こしている。 入れ替わりの原因は自分なのに主人公に責任転嫁するなど、散見される身勝手な恨み節はキャラクターへの愛着を妨げており、復讐心は不要な設定と断ぜられた。 また、入れ替わりの真相にはちょっとしたどんでん返しが仕込まれているが、伏線の張り方が露骨かつ執拗で、オチが見え見えを通り越して苛つかされる。 さらに、前作でも指摘された「HシーンにそぐわないBGM」は顕在で、なおかつ一歩踏み込んでタイトル画面に流用されるまでになった。 最後の砦であるCGにしても、ぎょっとするほど低質なものがわずかながら混じっており、絵だけは良いとも言い切れなくなっている。 前作の悪いところを踏襲しつつ新たな欠点も散りばめられた本作は、選評者をして「正統退化作品」と言わしめた。 波乱の幕開けとなったお茶会においてマッドハッターの役目を担ったのは、 しるきーずこねくとの『ホームメイドスイートピー』であった。 疑似家族ものでありながら人間関係の描写が薄っぺらく、キャラクターたちには軋轢も葛藤もない。 なりゆきで集った他人同士が、家族ごっこにシレっと順応し。 その家族同士でスルっと肉体関係になり。 各々が抱える昏い過去は、絆パワーでフワっと乗り越える。 その本質は、いわば成れない香車であり、ただ筋をまっすぐなぞる役目だけを与えられた駒にすぎない。 さらに、プロットへの肉付けは非常識かつ泥縄。 具体的な手順や方法、実現性を全く考慮しない行き当たりばったりの行動に、それでも必ず結果がついてくるパターンの繰り返しで話が進む。 その傾向は冒頭から顕著であり、要約すると、 「ある日、大学4年生の主人公が独り立ちをふと思い立って生まれ故郷に帰るも、何の準備もあてもないため住むところすら見つからず、道すがら捨て幼女を拾い、一緒に彷徨っているうちにシェアハウスに辿り着き、そのまま2人とも入居する」 といった具合になる。 幼女のくだりには「警察に任せる」という常識的な選択肢も用意されているが、そちらを選ぶと謎の声に失望され、超常の力によって物語の開始時点へと強制ループさせられてしまう。 もはや非常識こそが本道である。 また、雑な設定の多さからも、製作者の都合や力量不足が透けて見える。 「親に捨てられた哀しみで将棋の捨て駒が苦手になる」やら「家出が極まりすぎて、親に関する記憶すら薄れて曖昧になっている」やら、話の前フリからしてこじつけの粋を出ていない。 さらに、「原因不明の不妊で治療を受けていた処女が、フラッシュバックで意識を喪失して病院に搬送され、そこで不妊の原因はトラウマだと即判明」する無茶な展開は、未亡人前提のシナリオから未亡人設定を削除した弊害ではないかと推察された。 総じて説得力が足りないないので納得に繋がらず、共感も得られない。 過去の例でいえば「何が起ころうとチーズを買いに行く」と同種の構造である。 最短距離で物語を紡ぐために常識と因果律が捻じ曲げられ、不自然で満たされてしまった世界が再臨し、またも修羅の国を揺るがしたのであった。 狂ったお茶会脱却のために超えねばならない最後の壁は、Lump of Sugarの『ゆまほろめ 時を停めた館で明日を探す迷子たち』であった。 公式ジャンルは「明日へ歩き出すためのADV」で、気が付いたら「時を停めた館」に閉じ込められていた主人公が、同じ境遇のヒロインたちと脱出を目指す話である。 しかし、全体のおよそ7割を占める探索パートは、そのボリュームに反して極端なまでに内容が薄い。 まったく進展しない探索とギスギスする小休止、そのふたつを延々と繰り返すだけなのだから当然である。 やろうと思えばいくらでも文章量を水増ししうる禁断の手口であり、これにより本作は「君と廊下を歩むADV」に成り果てた。 この無間地獄にどうにか耐え続けていると、いきなり取ってつけたような連続Hシーンが勃発し、シーン数のノルマ回収が終わるまで探索が完全に棚上げされてしまう。 そのままの勢いでエンディングに至ってもなお、トゥルー以外のルートでは核心に迫るような進展はない。 ヒロインたちがそれぞれ抱えている悩みを、主人公が熱い気合で吹き飛ばし、それで解決したことにする根性論エンドである。 トゥルーエンドでは大風呂敷を畳み切った感を醸し出せているが、途中での匂わせがかなり露骨なため、オチは概ね予想の範疇であろう。 本作を4行で表現するなら 「変な館に迷い込んで出られない。 意中のヒロインと一緒に探索しよう。 ずっぷ!ずっぷ!ずっぷ! ああ…出られそう」 といったところか。 確かに中身がなければ破綻もしないが、思いついたとしても実行には蛮勇を要する技術をこれでもかと振るっている 本作は発売4か月前に早々とマスターアップを宣言していたため、本来なら結構なことのはずが、逆にもう少し時間をかけるべきだったのではとツッコミを受けたのであった。 秋の山場も一段落したかに見えたそのとき、抜け目なく機会を伺っていたアトリエさくらから、またも刺客が送り込まれてきた。 発売翌日に即参戦したのは『裏切りの寝取らせ 心まで堕とされてしまった最愛妻・愛依奈』 本年5本目のエントリーであり、かのsofthouse-sealとアーベルソフトウェアの持つ記録を塗り替えた。。 本作は、寝取らせを半ば無理強いされた者が、ためらいながらも次第にハマって堕ちていく様子を描いている。 ようやくながら、「堕ちる過程を描く」というNTRの基本は実現されたが、今度は描く対象を間違えてしまった。 というのも、堕ちるまでの心理が描かれているのは、ヒロインではなく竿役なのである。 妻への説得が描かれるのは最初の1回のみ。 それすら、主人公がいきなり竿役の方から説得しにかかって「先に奥さんに話を通すのが筋」と断られての対応である。 以降は、竿役と差し向かいでの会話中に「妻と話はした」と伝えるだけ済ませ、竿役への口説きとその反応に尺を割く。 エスカレートしていく要求に渋る竿役が折れるまで熱心に説き伏せ、最終的には3Pにまで持ち込むため、主人公は寝取らせを名目に竿役を狙うゲイなのではないかとの疑念すら抱かれた。 ここにきて、アトリエさくらはついにNTRのパラダイムシフトをも成し遂げたのである。 年の瀬が差し迫る頃には、普通に低質で特筆すべき点が少ないためにエントリーが保留されていたものが、俎上に載せられ始めた。 そのひとつが、Calciteの『気になるあの娘はえろちゅーばー!』である。 常連ブランドだけあって基本的な低品質さをしっかり確保している中でも、拙速を極めているのが最大の特徴といえる。 その傾向は冒頭から顕著であり、3人のヒロイン全員が顔出ししていない有名配信者で、主人公が素性に気づく流れがあまりに力技すぎるのである。 教室でクラスメイトと会話中に、 「声が枯れている+歌い手が昨日収録だと言っていた→同一人物?」 続いて、脈絡なく友人を紹介される話になってすぐに会い、 「最近忙しいらしい+ただの学生が忙しい訳がない→多忙な有名配信者?」 その帰りに近所に住む人妻に遭遇し、開口一番配信の話を振って、 「配信について詳しい+アニメは操作できないから好きじゃない→ゲーム実況者?」 といった具合である。 このように主人公は屁理屈と妄想のハイブリッド思考の使い手で、視野も見識も狭いが、世界がそれ以上に狭いためすべて正鵠を射てしまう。 Hシーンへの導入にしても、「正体がバレたら学園にいられなくなるから口止め料代わりに体を触らせる」といった、根拠に乏しい展開ばかりである。 メーカーのご多分に漏れず、「服がそれっぽいだけの低級コスプレAV」の域は出られなかった。 年内最後に現れたのは『ギャル妻・アンリの寝取らせプレイ 他の男の物を咥え、楽しそうに報告をする俺の妻』 アトリエさくらが6本目のエントリーを果たし、自身の持つワールドレコードを更新した。 本作は、最低限寝取らせエロゲの体裁は保たれており、登場人物の言動も概ね理解できる範囲に収まっているが、単純に質が低く量が少ない。 竿役を3人にしたためにキャパオーバーが発生したのか、シナリオは薄くシーンは短く、あろうことか竿役の立ち絵すらなくなっている。 例によって人物像の描写もほとんど無いため、主人公は竿役と知り合いなのに、プレイヤーには外見すらわからないという乖離を引き起こした。 また、同メーカーの作品には竿役が一番まともなパターンが散見されるが、本作では「良いやつとして扱われているのにウザい」と逆を突いている。 寝取らせプレイを堪能して動画撮影と編集までしていたのに、それが終わると 「本気で俺が寝取るつもりだったらどうすんだ」 などと、主人公夫妻の倫理観について苦言を呈するのである。 その様は、賢者タイムに風俗嬢を叱る厄介親父ムーブそのものであり、良いこと言ってます感溢れるBGMがさらに萎えを加速させた。 奇策ばかりでなく、確かな地力もあるということも証明してみせたといえよう。 年間を通して存在感を示し、「感情移入阻害・ただの浮気性・神速の早堕ち・奇人主人公・竿役堕とし・少量低質」の似非NTRヘキサグラムを完成してのけた功績は、負の金字塔として史に刻まれたのである。 明けて1月の予備期間には、エロゲー福袋に封じられていた年末の魔物が解き放たれた。 それこそがWendyBellの初参戦タイトルとなった『悪魔と夜と異世界と』である。 CGもBGMもシステムも時代遅れで、10年眠っていた没素材をリユースしたかのような野暮ったさを備えている。 CGは、令和を感じさせない絵柄、縦横比が4 3、貧相なアクション絵、CG数にカットイン用の絵をカウントして水増しといった素養を取り揃えているのみならず、キスシーンに至っては「グロ画像」「強欲な壺」とまで評された。 システムは、ただ古臭いだけではなく、立ち絵が動く演出のたびにメッセージウィンドウが明滅する仕様によって読みにくさを助長。 そしてシナリオは、10年前のラノベをなろうの石ころが最終劣化コピーしたような出来である。 表現やストーリー云々の前に、まず基本的な文章作法がなっておらず、改行や読点には違和感がつきまとい、あらすじの時点で日本語がおかしい。 文章表現も拙く、自明なことをしつこく繰り返す一方で必要な情報は提示されない。 前者の例としては、わかりきった主語を毎行のように表記する、「痛みが俺の痛覚を襲う」といった二重表現を使う、同一の状況説明や心理描写を3行の間に2回繰り返す、などが顕著である。 逆に描写と説明が足りない部分も多々あり、主語省略も重なって誰のことかわからなくなることさえある始末。 さらに三点リーダーの乱用も目立つが、そもそも想像で補えるだけの材料が揃っていないため、行間には何もなく余韻も生じない。 ストーリーはというと、悪魔と天使の対立を軸に、既視感のある設定や展開の表面だけをなぞり、それを継ぎ接ぎして作られている。 バリエーションも乏しく、例えば戦闘の勝ち方は、神話に出てくるような武器を借りて圧倒するか、誰かが折よく助けに来るかの二択しかない。 恋愛要素にしても、ヒロイン4人中3人は最初から愛情&信頼MAX、メインヒロインの悪魔娘は「アトリエさくらに出てきそう」とまで言われる不快系である。 その悪魔娘は便利すぎる潤滑剤でもあり、前述した武器の貸与をはじめ、怪我の治療・魔力回復・他者変身・記憶の部分消去・戦闘被害の修復・テレポート・時間跳躍を自在に行使し、どんな強引な展開も実現可能にしている。 そして本作の真骨頂は、そうしてテンプレやご都合主義に甘えながら、同時にそれらを執拗なまでに皮肉るか否定する、恩知らずなパラサイト根性にある。 「まるでご都合主義の物語」だの「安っぽいラブコメ展開は嫌い」だのと、まさにそうした展開の最中に挟んでくるため、シラケた心に幾度となく冷水を浴びせられ、その度に呆れや苛立ちまでもが芽吹くのである。 総活として、典型ともいえるイベントをダイジェストで紹介しよう。 “敵に人質を取られて竜との戦いを強要され、絶体絶命の主人公。 「…………中二病アニメだったら、ここで覚醒イベントだろう。 しかしこれは物語じゃない、現実だ。 俺に出来ることは…… 悪魔に力を借りることだけ。 ……正直、他力本願な自分が嫌になるよな。 見てるんだろ?敵を殺せる武器をよこせ。」 応答した悪魔娘によって竜殺しの剣『アスカロン』が転送され、主人公はあっさりと竜を両断する。 「ううううっ……竜からのダメージと魔剣の反動で……身体が、動かない……」 そうまでして助けた人質は、最初から悪魔娘の擬態でした(コメディタッチのBGM) 敵を煽る悪魔娘「ねーねー、どんな気持ち~♪」 主人公は騙した償いとして治療を要求して即時回復、そして次の戦いへ――” 本作のプレイ感の一端が伝わったなら不幸、もとい幸いである。 以上でエントリー作品の紹介をひとまず終え、これより本年の結果を発表する。 次点は、 『ゆまほろめ 時を停めた館で明日を探す迷子たち』 『ホームメイドスイートピー』 そして栄えなき大賞は、 『悪魔と夜と異世界と』 とする。 2022年のエントリー作品群は、とかく「地味で映えない」傾向が強い。 目の覚めるような衝撃はなく、飽きと退屈が緩やかに心をしおれさせてゆく、そんな作品にまみれた一年であった。 個々の作品紹介で挙げられた問題点には、「その程度ならよくあるし気にならない」という印象を与えるものも多いと推定される。 とはいえ、なにも粗探しがしたいわけではない。 つまらない物話には没頭できないから粗に気付いてしまい、読後に不満が残るから原因究明が始まってしまうのである。 そしてもうひとつの傾向として、ジャンルの画一化が挙げられよう。 RPGやSLGといったゲーム性の強い作品が姿を消し、全エントリー作品が純粋なノベルゲームのみとなった。 性質のばらつきが少なくなり、「いま最もクソなアダルトノベルゲームとは?」という、より狭まった基準で雌雄を決する事になったのである。 次点以上の作品は、こうした傾向と基準を踏まえて選定した。 退屈の塊である『ゆまほろめ』は、絵とエロに全振りする決断がおそらくは正しく、しかし正しすぎるがゆえに、現実の厳しさを突きつける残酷さも内包していた。 粗の塊である『ホームメイドスイートピー』は、一貫してズレた常識と強引な展開が大量のツッコミどころを生み出し、ネタ性でいえば本年随一であった。 そして『悪魔と夜と異世界と』は、退屈と粗の両要素をもう一段階掘り下げ、両者を上回ってみせたのである。 退屈さでは、使い古され尽くした展開の連続に留まらず、逐一否定しながら行うことで不愉快さと両立させでみせた。 さらには、テンプレの扱いが雑で粗が目立つが、そもそも文章作法が稚拙で読みにくい。 いわば「魔法詠唱なんてダサいと言いながら、本当にダサい呪文をボソボソ唱えて何も起こらない」かのような醜態である。 かつて「KOTYe史上最低の文章力」と称された『LAMUNATION!』ですら、「誰が何と言おうとこれが面白いんだ」という意志は貫き通し、一部ユーザーの支持と好感を獲得している。 対して『悪魔と夜と異世界と』は、面白いとされているものを逆手に取るでもなくただ否定し、それでなにかを成した気になっているだけである。 幼稚な呪文しか紡げないなら、せめて堂々と声を張って詠唱しなければ、人の心を動かすような魔法など発動するはずがないではないか。 ここに、「KOTYe史上最低の文章力」は更新されたのである。 これを以って、『悪魔と夜と異世界と』を2022年の大賞たる幼ごころの覇王と認め、新たな碑に名を刻むものとする。 「クソゲーとは何か?」 我々が長らく向かい合ってきた問いであるが、実はその答えの一端はすでに、KOTYeにおける議論の前提として掲げられている。 それが、 「自分がクソゲーだと思ったらクソゲーです。しかし他の人もそう思うかは別です」 との文言である。 実際に本年も、相対的に見て完成度が高い部類に入るであろう作品に対しても、どうしても不満が拭いきれないとして選評が届いた。 『ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-』は、しょぼすぎるバトル演出と本筋からの恋愛&エロ要素除外が、 『AMBITIOUS MISSION』は、ある登場人物の超人設定が世界観をぶち壊しかねないほど突出していることが、それぞれ主な問題点として指摘されている。 これらに対して、全面同意はできかねるとする声も数あれど、意見そのものを間違いとして否定する者はいなかった。 なぜなら、娯楽作品やその批評に絶対の正解などないと弁えているからである。 娯楽作品に限らずとも、真実とは切り抜かれた事実の私的解釈にすぎず、人それぞれに異なる。 そして事実とは事象そのものであり、そのすべてを客観的に観測できる者などいないのである。 そういう意味では、人は誰しもが自分なりの真実や錯覚を積み重ね、自分だけの世界を作りながら生きていると言えはしまいか。 なればこそ、異論をただ排除するのではなく、異論を通じて自分の見識や考え方を広げ、相手の考えや価値観を理解しようとする道を我々は選んだ。 そのために己の言葉を、語彙力を、表現力を、地道に磨き続けているのである。 「クソゲー」というワイルドカード的な罵倒語に甘えることなく、自戒を込めてその名を冠する奇祭に参加する中で、これからも「クソゲー」を通じて自他と向き合ってゆきたい。 ひいてはそれが、様々な感情に名を与え、正確に把握し、整理して、解決へと導く力になると信じるがゆえに。 最後に、ある悪魔の言葉を拝借し、KOTYe2022を締めくくるとしよう。 「アンタの作る最高に超良い世界にゃあクソゲーはあるかい?」
https://w.atwiki.jp/akebon/pages/1505.html
第140~149回ソフトバンク総評 第140回総評☆今期を振り返って ☆プレーオフ ☆野手総評 ☆投手総評 ☆チーム総評 ☆来期に向けて ☆今期の野手成績 ☆今期の投手成績 祝☆オールスター出場選手 チーム最終成績 打撃トップ10入り 投手トップ10入り 第141回ソフトバンク総評☆今期を振り返って ☆プレーオフ ☆野手総評 ☆投手総評 ☆チーム総評 ☆来期に向けて 祝☆オールスター出場選手 ☆今期の野手最終成績 ☆今期の投手最終成績 今期のチーム最終成績 打撃トップ10入り 投手トップ10入り 第142回ソフトバンク総評☆今期を振り返って ☆プレーオフ ☆野手総評 ☆投手総評 ☆チーム総評 ☆来期に向けて 祝☆オールスター出場選手 ☆今期の野手最終成績 ☆今期の投手最終成績 今期のチーム最終成績 打撃トップ10入り 投手トップ10入り 第143回ソフトバンク総評☆今期を振り返って ☆プレーオフ ☆野手総評 ☆投手総評 ☆チーム総評 ☆来期に向けて 祝☆オールスター出場選手 ☆今期の野手最終成績 ☆今期の投手最終成績 今期のチーム最終成績 第144回ソフトバンク総評☆今期を振り返って ☆プレーオフ ☆野手総評 ☆投手総評 ☆チーム総評 ☆来期に向けて 祝☆オールスター出場選手 ☆今期の野手最終成績 ☆今期の投手最終成績 ☆打撃10傑 ☆投手10傑 今期のチーム最終成績 第140回総評 ☆今期を振り返って 前回は6位。今回は3位。 劇的な進歩だと思われる。 しかし、ネイルさんwiki2さんという二人の大型助っ人の活躍がめざましく、その活躍のおかげが大きい。 最終的には得点率が防御率を上回り、またチーム打率も.287とあがってきている。 これは本当にいい傾向にあるといえるだろう。 ☆プレーオフ そして、今期は3位に入ったということで、チームは初のクライマックスステージ進出となった。 初戦の相手は西武である。レギュラーシーズンでは大きく負け越しているだけに初戦突破はやや厳しいだろう。 しかし短期決戦なので一発勝負で打撃戦に持ち込めば勝機はある。 2戦目のオリックスも難敵である。 こちらもレギュラーシーズンではほとんど勝っていないので、3つ勝つのは至難の技だろう。 もし勝つようなことがあれば奇跡が起こったと言ってチームで祝いたい。 ☆野手総評 野手は守備の能力の差が気になる。 しかし打撃面ではその差がうまく働いているといっていいだろう。 2番打者のバント数もそれに比例して増えている。 いまはすべてネイルさん任せになっているが守備を強化し、 なおかつ個人個人の得点能力をあげていけるとまだまだよくなる。 ☆投手総評 投手は防御率3点代の選手がいるものの、安定感はいまいちだ。 得能を買える投手は買っていただきたいのが本音である。 特にマイナス特能は早く消さないといつまでたっても勝てないだろう。 全体的に投手陣がまだまだ若く伸び盛りなので、早く成長して戦力になってもらいたい。 ☆チーム総評 チームとしては投手陣の不安定さに打撃陣の得点能力不足が加わり、バランスの悪いチームといえる。 先発投手陣が崩れた穴を名無しの中継陣が穴埋めで勝利を稼いでいる試合が多く、投手リレーはうまくいっていない。 打撃陣の援護に頼ることなく、接戦をものにできれば本物の強さと言えるだろう。 ☆来期に向けて 来期こそは、wikiのランクをあげ、個々の能力を上げることで、 投手には安定感、打者には守備と得点能力をあげてもらい確実に3位に入れるチームにしたい。 そして2位、1位を虎視眈々と狙っていきたい。 ☆今期の野手成績 選手名 製作者 打率 本塁 打点 盗塁 トンボ 赤とんぼ .273 4 35 33 あしべ あしべ .244 6 40 23 wiki2 wiki2 .306 18 64 24 ネイル デンデ .373 59 169 4 ロドリゲス 名無し .263 26 80 9 沖田総悟 マリンガンSH .280 17 72 29 メロス 太宰 .287 16 80 18 不會打 抑 .297 24 74 5 猪木誠 名無し .275 16 68 7 ☆今期の投手成績 選手名 製作者 防御 勝 敗 S 三振 藤川球児 lazy 4.94 11 10 0 101 x北川賢一x 不破 3.48 11 7 0 74 bruce bruce 3.76 8 9 0 82 流浪人 浪人 6.72 5 2 0 67 火爆浪子 火爆浪子 4.34 7 10 0 99 おはよー 名無し 5.58 11 5 5 91 豪 名無し 4.82 6 10 3 53 エリザベス 名無し 5.12 6 7 7 68 原田巧 名無し 3.47 1 1 15 5 祝☆オールスター出場選手 選手(回数) 製作者 成績 ポジション ネイル(12) デンデ .272(0本2点) 4番遊撃手 不會打(初) 抑 .090(1本2点) 7番三塁手 チーム最終成績 チーム 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 回顧 第140回 140 66 71 3 6 .481 .287 4.78 4.9 186 152 25 ■ 打撃トップ10入り 選手 打率 本塁 打点 盗塁 ネイル 1 1 1 トンボ 7 沖田総悟 9 投手トップ10入り 選手 防御率 勝利 奪三振 セーブ x北川賢一x 6 藤川球児 10 原田巧 3 エリザベス 9 第141回ソフトバンク総評 ☆今期を振り返って 前回は3位。今回は2位と大健闘を見せた。序盤は一時期4位まで下降したが、その後は好調をキープし2位を死守した。しかし首位とは40ゲーム以上離れるという不名誉な成績となった。 ☆プレーオフ 2期連続プレーオフに進出が決まった。 初戦は西武。今期は11勝17敗と負け越している。しかし前期のプレーオフでは西武に勝っており、今期も打撃戦に持ち込めば勝機はある。 2ラウンド目はオリックス。こちらは7勝20敗と大きく負け越している。前期もあたり完敗した。おそらく今期も投手陣の出来が勝負を分けるだろう。投手陣ができるだけ失点を抑えて終盤に持ち込めば、自慢の打撃で逆転できる可能性は高い。 ☆野手総評 野手は多少の入れ替えがあり、シーズンスタート前は、少し不安であった。 しかし全員が3割前後の成績を残し、また一発を狙える選手も多くいるため、ランナーをためて一気に還すという効率のよい打線になりつつある。 その結果昨シーズンの目標であった、得点率0.5増しという項目も、大幅に超え、ついに6点代にのった。 ☆投手総評 投手は新たに加入した新人が多く、スタミナはあるものの制球力は全然なので安定感がない。 防御率3点代の選手もチームに一人と寂しい。 また、中継ぎやクローザーに勝敗が多くつくのも中盤で追いつかれる試合が多いからで、せっかく先発が造った試合を潰す結果となっている。 いまはまだ若手の成長待ちといったところであるが、成長すれば期待できる選手もいるので、将来的には楽しみだ。 ☆チーム総評 チームとしてはまだまだ未熟である。投打のバランスが悪く、勝つときは打ち勝つ試合が多く、投手戦に持ち込める試合が少ない。打線は水物なので、できるだけ最小失点で継投策につなげたい。 主力選手の高齢化も進んできているため、即急に若手を育てて世代交代を進めていきたい。主力選手が抜けた時こそ、このチームに本当のピンチが訪れるだろう。とにかくまずは戦力差を埋めることが先決だ! ☆来期に向けて 来期こそは優勝!そして日本一!そのためにも投手力をふまえ戦力全体の底上げをする必要があり、それにはチーム一丸となることが絶対条件である!とにかく今の戦力差を何とかしたい! 祝☆オールスター出場選手 選手(回数) 製作者 成績 ポジション 沖田総悟(初) マリンガンSH .076(0本1点) 1番三塁手 ネイル(13) デンデ .153(0本0点) 4番遊撃手 中山(8) 雄登 .100(0本0点) 5番DH ソフトバンクからは野手3人が選ばれ、オリックスのオールスター独占を阻止した格好となった。 ソフトバンク代表として活躍こそできなかったが、パ・リーグはオリックスだけではないという意地を見せつけることはできただろう。 ☆今期の野手最終成績 選手名 製作者 打率 本塁 打点 盗塁 失策 カレン カレン .333 12 74 51 0 あしべ あしべ .282 11 63 25 3 中山 雄登 .308 37 114 5 0 ネイル デンデ .390 61 170 8 4 メロス 太宰 .279 22 83 20 0 wiki2 wiki2 .298 21 86 18 1 SHEVA KAKA .280 21 98 17 7 沖田総悟 マリンガンSH .289 19 86 30 3 トンボ 赤とんぼ .289 4 59 34 3 カレン選手が盗塁50を突破。打率も高打率を残した。 あしべ選手も打率が2割後半、盗塁数も20超え、犠打も20近くするなど、つなぎ役に徹した。 中山選手は移籍後1年目ながら3割30本100打点と4番につなぐ打撃でチームに大きく貢献した。 ネイル選手は打率.390、本塁打61本、打点170と4番の責務を果たし、2期連続3冠王を制した。 メロス選手、wiki2選手、SHEVA選手が20本塁打をマーク。打点も100近く残した。 沖田総悟選手、トンボ選手も下位打線ながら30盗塁を記録し、打率も2割後半を残した。 ☆今期の投手最終成績 選手名 製作者 防御 勝 敗 S 三振 被本 藤川球児 lazy 3.98 11 7 0 114 20 x北川賢一x 不破 4.10 14 9 0 88 17 bruce bruce 5.51 8 13 0 78 21 流浪人 浪人 5.31 9 6 0 69 31 KT K 6.73 8 12 0 38 25 マッカラン 36 5.40 11 5 6 73 22 ドリーム ドリーム 4.82 11 4 4 99 21 シズーン シーズン 6.46 3 4 7 60 17 李 エース 7.31 0 4 21 17 7 藤川球児選手がかろうじて3点台をキープ。 x北川賢一x選手は防御率4点台前半で14勝をあげた。 他の選手は軒並み4~7点台と足踏み。 中継ぎではマッカラン選手とドリーム選手が2桁勝利をあげた。 李選手は抑えを任され1年目ながら21セーブをあげた。 またKT選手は先発ながら規定投球回数に足りなかった。 今期のチーム最終成績 チーム 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 回顧 第140回 140 66 71 3 6 .481 .287 4.78 4.9 186 152 25 ■ 第141回 140 75 64 1 8 .539 .305 5.23 6.2 218 208 23 ■ 貯金は11できた。昨期は借金5だったのに比べれば上出来だろう。 打率は3割を突破。チーム本塁打も200本を突破。盗塁数も200を突破した。 得点率が6点台を突破。昨期に比べ1点以上も上がった。得点率が大幅にアップしたことは戦力が大幅にアップしたことが原因であろう。 防御率は5点台を突破。昨期に比べ0.5点も上がってしまった。これは新戦力が増えたことで被本塁打が増えたことが原因であろう。 しかし昨期に比べ、得点率-防御率が1点もあり、それが貯金2桁につながっている。 せめて防御率が3点台になってくれば、首位浮上も見えてくるだろう。 打撃トップ10入り 選手名 打率 本塁 打点 盗塁 ネイル 1(.390) 1(61) 1(170) カレン 4(.333) 3(51) 中山 10(.308) 4(37) 6(114) トンボ 4(34) 沖田総悟 7(30) あしべ 9(25) 打率・本塁・打点・盗塁、全ての分野にソフトバンクの選手が名を連ねた。特に盗塁部門での躍進が目立つ。 表内の数字は順位。()内は実際の成績 投手トップ10入り 選手名 防御率 勝利 救援 奪三振 x北川賢一x 7(14) 藤川球児 10(11) 3(114) ドリーム 10(11) 8(99) マッカラン 10(11) シズーン 7(7) 李 3(21) 防御率では誰も入らなかったのは寂しい。しかし勝利部門では同位ながら3人が10位に滑り込んだ。 表内の数字は順位。()内は実際の成績 第142回ソフトバンク総評 ☆今期を振り返って 前回は2位。今回も2位と大健闘を見せた。序盤は一時期4位まで下降したが、その後は好調をキープし2位を死守した。しかし首位とは37ゲーム離れるという不名誉な成績となった。オリックスとの差を来季は少しでも減らしたい。 前回は2位。今回も2位と変化のなかったシーズンであった。すっかりAクラスの常連と我がチームは、今期も序盤から2位をキープしたままゴールインした。しかし2位を守ったというだけで満足している我がチームではなく、打倒オリックスそして首位!を決して忘れてはならないのであろう。前期は首位と41ゲーム離れるという卑劣な結果だったが、今回も37ゲーム離れてしまい、今期もまた不名誉な成績となった。 ☆プレーオフ 3期連続プレーオフに進出が決まった。初戦は前回と違いロッテ。シーズン中は20勝8敗と大きく勝ち越している。しかし短期決戦ということもあり何があるか分からないので、得意の打撃戦にもちこみ、一戦一戦しっかり戦っていきたい。2期ぶりにプレーオフで顔合わせをするロッテの戦力は、大河破音、岡田、中田覚といった今期好調の投手が揃っており、投手戦にもつれこまれるとやっかいである。しかし前回のプレーオフではロッテに勝っており、今期も打撃戦に持ち込めば勝機はある。 2ラウンド目はオリックス。こちらは8勝19敗1分と大きく負け越している。ファイナルに残れば3年連続同じ顔合わせになるが過去2回2勝6負と完敗している。おそらく今期も投手陣の出来が勝負を分けるだろう。投手陣ができるだけ失点を抑えて終盤に持ち込めば、自慢の打撃で逆転できる可能性は高い。過去2度の挑戦とも敗北しているだけにこちらに分は浅い。前回は5試合目までもつれており、今期もその粘りがでれば勝機はある。シーズン惜敗の無念晴らさねば! ☆野手総評 野手はチーム打率は.294と前回を下回ったものの、3割に近くいい記録を残せている。しかし得点率は1点くらい下回っていて原因が気になる、依然として一発を狙える選手も多くいるため、ランナーをためて一気に還すという効率のよい打線は健在するものの来季が心配だ。今期も1,2番でチャンスを作りクリーンナップで返し、下位打線でまたチャンスを作りそれを返すというチームの形ができつつある。 クリーンナップに一時期ほどの爆発ほどはないものの、メロス選手、ネイル選手、中山選手、SHEVA選手、wiki2選手と駒は揃っている。また盗塁の数も飛躍的に伸びており、30盗塁を超える選手がカレン選手、あしべ選手、トンボ選手、沖田総悟選手、と4人もいるのは頼もしい。守備も安定しており、二遊間もほぼ固定されている。ただその他のポジションはあまり固定されておらず、来期も今オフの様子を見て変更されるであろう。 野手は前々期から入れ替えが全く無く、同じ顔ぶれのスターティングオーダーを組んでいる。また、来シーズンはチーム4番のネイル選手が現役最後ということもあり、早くポストネイルを決めなければならない。 ☆投手総評 投手は新たに加入した新人が名無しになるなど、多くの心配材料が残っている。しかし2ケタの白星を挙げる投手が4人、防御率の割にはいい数だ。一方、昨季同様に中継ぎやクローザーに勝敗が多くつくのは中盤で追いつかれる試合が多いからで、せっかく先発が造った試合を潰す結果となっている。 先発では防御率2点台のbruce選手がチームを引っ張った。他の先発陣は4点台前半に藤川球児選手とx北川賢一x選手が食い込んだ。流浪人選手とドリーム選手はちょっと寂しい結果に終わった。しかしまだ若いのでこれからである。また、中継ぎではマッカラン選手が防御率3点台を残してみせ、底力をみせつけてくれた。また、抑えの名無しは防御率1.50と名無しからぬ成績を残した。 投手は中継と抑えが名無し化して、弱かった投手陣がまた更に弱体化してしまった。しかし考えようによってはそれほど戦力になってなかったため、やり直すチャンスであると考えられる。今期オフ、中継ぎと抑えの名無し枠には誰が入るのは今から興味深いところである。 いまはまだ若手の投手主体といったところではあるが、成長すれば期待できる選手が多いのでかなり楽しみである。ただしキャンプを忘れさえしなければの話ではあるが。 ☆チーム総評 チームとしてはまだまだ未熟である。投打のバランスが悪く、勝つときは打ち勝つ試合が多く、投手戦に持ち込める試合が少ない。打線は水物なので、できるだけ最小失点で継投策につなげたい。 主力選手の高齢化も進んできており、高齢主力選手陣を欠いては今のソフトバンクはもたないであろう。間もなく来る世代交代の波に備えて、ここは手堅く若手を育てて世代交代をスムーズに進めていきたい。主力選手が抜けた時こそ、このチームに本当の強さが問われる。 ☆来期に向けて 来期こそは優勝!そして日本一!そのためにも投手力をふまえ戦力全体の底上げである!それにはチーム一丸となって取り組むことが絶対条件である!とにかくまずはオリックスとの戦力格差を埋めることが先決だ! 祝☆オールスター出場選手 選手(回数) 製作者 成績 ポジション ネイル(14) デンデ .153(1本1点) 4番二塁手 bruce(初) bruce 0.00(0セ2奪) 先発投手 ソフトバンクからは野手1人、投手1人が選ばれ、オリックスのオールスター独占を阻止した格好となった。bruce選手は15年目で初の選出であった。 ソフトバンク代表として活躍こそできなかったが、パ・リーグはオリックスだけではないという意地を見せつけることはできただろう。 ☆今期の野手最終成績 選手名 製作者 打率 本塁 打点 盗塁 失策 カレン カレン .315 14 61 51 1 あしべ あしべ .278 6 51 40 1 中山 雄登 .296 26 90 4 0 ネイル デンデ .342 49 137 4 3 メロス 太宰 .314 21 82 17 0 wiki2 wiki2 .278 24 74 13 2 SHEVA KAKA .284 3 100 23 5 沖田総悟 マリンガンSH .267 13 63 31 2 トンボ 赤とんぼ .284 3 49 33 2 カレン選手が盗塁50を突破。打率も高打率を残した。 あしべ選手も打率が2割後半、盗塁数も40超を超え、つなぎ役に徹した。 中山選手は2割台後半26本90打点4番につなぐ打撃でチームに大きく貢献した。 ネイル選手は打率.342、本塁打49本、打点137と前回よりは多少落ちたもののしっかりと4番の責務を果たした。 メロス選手、wiki2選手、SHEVA選手が20本塁打をマーク。SHEVA選手は100打点を残した。 沖田総悟選手、トンボ選手も下位打線ながら30盗塁を記録し、打率も2割後半を残した。 ☆今期の投手最終成績 選手名 製作者 防御 勝 敗 S 三振 被本 藤川球児 lazy 4.15 13 5 0 97 16 x北川賢一x 不破 4.11 10 11 0 80 19 bruce bruce 2.48 12 6 0 100 15 流浪人 浪人 5.18 8 9 0 71 28 KT 名無し 7.17 7 12 5 51 18 マッカラン 36 3.94 9 3 5 61 14 ドリーム ドリーム 4.75 8 5 0 78 16 シズーン 名無し 1.50 0 1 23 9 2 李 名無し 4.66 13 5 5 83 16 bruce選手が2点台で12勝をあげた。 x北川賢一x選手と藤川球児選手は防御率4点台前半で2桁勝利をあげた。 他の選手は軒並み4~5点台と足踏み。 中継ぎではマッカラン選手が防御率3点台を残した。 シズーン選手は抑えを任され23セーブをあげた。 投手が3人も名無しになっていることがとても悲しい。 今期のチーム最終成績 チーム 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 回顧 第140回 140 66 71 3 6 .481 .287 4.78 4.9 186 152 25 ■ 第141回 140 75 64 1 8 .539 .305 5.23 6.2 218 208 23 ■ 第142回 140 80 57 1 10 .583 .294 4.41 5.1 176 223 19 ■ 貯金は23できた。昨期は貯金11だったのに比べれば上出来だろう。 打率は3割近くをマーク。チーム本塁打も170本を突破。盗塁数も200を突破した。 得点率が5点台に減。昨期に比べ1点以上も下がった。打線は全く入れ替わっていないので、おそらく今期は打線が湿りがちであったのであろう。 防御率は4点台に突入。昨期に比べ0.7点近くも下がった。これは新戦力が成長したのに加え、ベテランの活躍が目立ったのが要因だろう。投手陣は昨期から全く入れ替わっていないことを考えると、投手陣の底上げが進んできているのかもしれない。 得点率が下がるとともに防御率も下がってきているので、来期も投手陣にはがんばってほしい。 さらに防御率が3点台になってくれば、首位も見えてくるであろう。 打撃トップ10入り 選手名 打率 本塁 打点 盗塁 ネイル 5(.342) 1(49) 4(137) カレン 9(.315) 2(58) SHEVA 10(100) メロス 10(.314) あしべ 9(40) 打率・本塁・打点・盗塁、全ての分野にソフトバンクの選手が名を連ねた。特に盗塁部門での躍進が目立つ。ネイル選手が本塁打王のタイトルを死守。カレン選手が盗塁王2位であった。 表内の数字は順位。()内は実際の成績 投手トップ10入り 選手名 防御率 勝利 救援 奪三振 KT 8(5) 藤川球児 8(13) マッカラン 8(5) bruce 3(2.48) 10(11) 9(100) シズーン 2(23) 李 8(13) 8(5) 防御率で1は寂しい。しかし勝利部門では2人がベスト10に滑り込んだ。bruce選手が防御率3位であった。 表内の数字は順位。()内は実際の成績 第143回ソフトバンク総評 ☆今期を振り返って 今期は終わってみれば、ゲームは差はわずか1ゲーム。あと一歩及ばずというシーズンだった。 今期は中盤まで首位に立ち、終盤までオリックスと首位争いを演じ、最後の最後までもつれた。しかし終盤に来てオリックスが大型連勝し始め、自力の差をみせつけられた格好となった。オリックスのしっぽを掴んでおきながら、最後にスルッと逃げられた格好だった。 しかも今期はオリックスに勝ち越している。オリックスとの差はそうないはずである。 ☆プレーオフ 4期連続プレーオフに進出が決まった。初戦は前回と違い西武。シーズン中は18勝10敗と大きく勝ち越している。しかし短期決戦ということもあり何があるか分からないので、得意の打撃戦にもちこみ、一戦一戦しっかり戦っていきたい。 昨期は格下のロッテ相手に痛い敗退を味わい、プレーオフ進出以降、初めて第1ステージで涙を飲んだ。昨期は油断があったのかもしれない。今期はその悔しさを晴らすべく、初戦は絶対に勝ちたい。 1ラウンド目の西武はエースのテレサ投手、アフロ選手、中継エースのちょっとこ選手と、定評のある投手が揃っており、打ち崩すのは困難だが、早めに交代させれば勝機もでてくる。打者で要注意なのは、3冠王のskill4選手1人だけである。この選手さえ抑えればなんとかなるであろう。調子に乗せればやっかいな打者なので、是が非でも抑えたい。 2ラウンド目はオリックス。こちらは16勝12敗勝ち越している。ファイナルに残れば1期ぶりの顔合わせとなるが、プレーオフでの対戦成績は過去2回2勝6負と苦敗を喫しており、おそらく今期も死闘となるであろう。投手陣ができるだけ失点を抑えて終盤に持ち込めば、自慢の打撃で逆転できる可能性は高い。過去2度の挑戦とも敗北しているだけにこちらに分が悪い。前回は5試合目までもつれており、今期も5試合目までもつれるとわずかに勝機はある。過去の無念晴らさねば! ☆野手総評 今期は1~7番まで3割打者がずらりと並んだ。 野手は走れる選手が多く、足を使った攻撃が効果的にできている。今後も走力を生かせばよい試合が望めるだろう。 クリーンナップもメロス選手、ネイル選手、中山選手、SHEVA選手、wiki2選手と破壊力抜群であり、他チームからすれば脅威であろう。ペナントレースでもクリーンナップが幾度となく逆転劇を演出している。 守備も安定しており、今期は12球団最小失策を記録しており、鉄壁の守備を誇っている。 今期限りでネイル選手が引退するので、その穴をどう埋めるのかが来期の課題である。果たして来期の4番は誰になるのか? ☆投手総評 投手は新たに加入した新人ガトームソン選手が大活躍をみせ、新人王を確実としている。 先発では、ドリーム選手と藤川球児選手が防御率2点台を残しており、軸となる柱がでてきた。 また今期は先発、中継全員が10勝以上をあげるという驚異的な記録を残しており、頼れる打撃陣の活躍がモノを言っている。 とにかく今はガトームソン選手と長船選手の今後の成長が期待される。 ☆チーム総評 チームとしては荒削りだが、投打のバランスがでてきた。勝つときは打ち勝つ試合が多く、投手戦に持ち込める試合が少ない。打線は水物なので、できるだけ最小失点で継投策につなげたい。 主力選手の高齢化も進んできており、高齢主力選手陣を欠いては今のソフトバンクはもたないであろう。世代交代の波に備えて、ここは手堅く若手を育てて世代交代をスムーズに進めていきたい。 来期はついに主砲の世代交代の幕が明ける。主力選手が抜けた時こそ、このチームに本当の強さが問われる。 若手選手の台頭に期待しながらも、当面は中堅どころの選手の爆発に賭けるしかない。 ☆来期に向けて 今期はあともう少しで涙を飲んだ。完全にオリックスの背中はとらえた。来期こそは優勝!そして日本一!そのためにも打撃陣、投手陣を含めてチーム全体の底上げが欠かせない。そのためにチーム一丸となって取り組むことが絶対条件である!さぁ世代交代だ! 祝☆オールスター出場選手 選手(回数) 製作者 成績 ポジション メロス(初) 太宰 .428(0本2点) 1番遊撃手 ネイル(15) デンデ .142(0本1点) 4番一塁手 ドリーム(2) ドリーム 0.00(0セ1奪) 先発投手 ソフトバンクからは野手2人、投手1人が選ばれた。メロス選手は初選出となった。 メロス選手とドリーム選手は大活躍をみせたが、惜しくもMVPには選ばれなかった。 ☆今期の野手最終成績 選手名 製作者 打率 本塁 打点 盗塁 失策 カレン カレン .316 10 77 49 0 あしべ あしべ .316 22 79 37 2 メロス 太宰 .315 33 110 24 0 ネイル デンデ .352 52 153 3 2 中山 雄登 .329 38 132 2 0 wiki2 wiki2 .318 19 76 16 1 SHEVA 名無し .306 26 101 24 2 トンボ 赤とんぼ .280 8 66 39 1 沖田総悟 マリンガンSH .263 17 79 32 0 1~7番まで3割打者がずらりと並んだ。 クリーンナップのメロス選手、ネイル選手、中山選手、wiki2選手、SHEVA選手の活躍が目立った。 中でもメロス選手、ネイル選手、中山選手の3選手の破壊力は驚異的であった。 カレン選手が盗塁49盗塁、あしべ選手、トンボ選手、沖田総悟選手も30盗塁以上をマークし、足でチームに貢献した。 この超強力打線はオリックスと比較しても見劣りしない。 今期最後のネイル選手は、打率.352、本塁打52本、153打点でタイトルこそ西武のskill4選手に奪われたものの、優秀の美を飾った。 ☆今期の投手最終成績 選手名 製作者 防御 勝 敗 S 三振 被本 bruce bruce 3.87 12 4 0 83 18 藤川球児 lazy 2.91 13 4 0 113 12 x北川賢一x 不破 3.83 10 6 0 60 20 流浪人 浪人 5.55 10 7 0 86 21 ドリーム ドリーム 2.48 15 3 0 112 12 マッカラン 36 3.66 11 2 3 71 9 長船 kenshi 6.64 10 8 0 47 18 ガトームソン GUN 3.76 18 3 6 77 17 陰狼 名無し 4.14 1 3 36 22 4 先発・中継全員が10勝以上! ドリーム選手が防御率2.48で15勝! ガトームソン選手が新人ながら18勝! 藤川球児選手も2点台で13勝をあげた。 bruce選手、x北川賢一x選手、マッカラン選手、ガトームソン選手が防御率3点台を残した。 他の選手は軒並み4~6点台と足踏み。 x北川賢一x選手と流浪人選手は少し被本塁打が多い気がする。さらに長船選手は中継ぎながらかなり被本塁打が多く、早い成長が待たれる。 抑えを任された名無しの陰狼選手は36セーブをあげたが防御率は4.14といまいちだった。 今期のチーム最終成績 チーム 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 回顧 第140回 140 66 71 3 6 .481 .287 4.78 4.9 186 152 25 ■ 第141回 140 75 64 1 8 .539 .305 5.23 6.2 218 208 23 ■ 第142回 140 80 57 1 10 .583 .294 4.41 5.1 176 223 19 ■ 第143回 140 100 40 0 18 .714 .310 3.90 6.5 231 226 8 ■ 100勝到達!貯金60!勝率7割突破とチームが急成長したシーズンだった。 チーム打率は3割1分。チーム本塁打も231本。盗塁数も231。どれも昨シーズンを上回った。守備も8失策で失策がわずか1桁だった。(12球団最小) さらにチーム得点率が6点台に増加。昨期に比べ1点以上も上がった。打線は全く替わっていないので、打力が上がってきた証拠であろう。 さらにチーム防御率が3点台に減少。昨期に比べ0.5点も下がった。新戦力が加わったにも関わらず全体的投手力が上がってきたと思われる。 防御率こそオリックスに劣るものの、本塁打数、打率は、盗塁数はオリックスを上回っており、戦力は充実している。 毎期チームは確実に強くなってきており、このままいくと来期こそ首位が現実になるであろう。 しかし来期からは主砲のネイル選手がいなくなるため、抜けた穴をどう補うのかがカギになるであろう。 第144回ソフトバンク総評 ☆今期を振り返って 今期は久し振りのBクラス。3位のロッテまでは2ゲーム差と悔しさの残るシーズンとなった。 しかし、野手・投手新人王にそれぞれ黒虎、ルドルフ将軍選手が選ばれるなど、来期に向けては好材料である。 今期はネイル選手が抜けた穴をどう埋めるかという課題を背負ったシーズンであったが、結局その穴は埋められずに終わってみれば4位という久々にBクラスの屈辱を味わった。 今期は西武とロッテとのAクラスが激化し、非常に苦しいシーズンとなり、最終的には2ゲーム差でAクラスに届かなかった。 さらに貯金も今期はたった9しかできず、西武とロッテが自力をつけてきたというよりもソフトバンクが弱くなったと言った方が適当であろう。 ☆プレーオフ これまで4期連続でプレーオフに進出していたのだが、今期は連続出場が止まってしまった。今期は5期ぶりにプレーオフがないただのオフシーズンになってしまった。 ☆野手総評 今期はやはり引退したネイル選手の穴を埋め切れなかった。しかし得点率は4.6とまずまずの成績である。 野手は足の速い選手がたくさんいて、足を使った攻撃が今期もできている。今期はリーグトップの183盗塁を記録した。 wiki2選手が3割30本98打点の活躍で、来期以降4番を打てるであろう成績を残した。 守備は今期は12球団最小失策の座を譲ったものの、13失策と相変わらず鉄壁の守備を誇っている。 早くネイル選手の穴を埋められる選手が出てきて欲しい。 野手陣は世代交代が進行しており、低年齢化が進んでいる。 今期はチーム打率がリーグ3位と低下し、チーム本塁打数もリーグ3位、チーム得点率もリーグ3位といずれも後退した。 クリーンナップでは、メロス選手と中山選手とwiki2選手がしっかり活躍しており、主軸の破壊力はある。この3人には来期も活躍が期待される。 一方、足を使った攻撃は機能しており、チーム盗塁数はリーグ1位で機動力を発揮した。 守備も安定しており、今期は13失策はリーグ2位で1位とはわずか1失策差。相変わらず鉄壁の守備を誇っている。 野手陣はネイル選手の穴をどう埋めるかという課題を抱えたシーズンであったが、最後までその穴は埋まらなかった。今期はネイル選手の偉大さがわかったシーズンでもあった。 ☆投手総評 投手陣は世代交代が進行しており、低年齢化が進んでいる。 さらに投手陣は名無し化が多く、これではせっかくの高配当キャンプもなかなか戦力に結びつかない。 前期の大活躍とは対照的に投手陣の最高勝ち頭は、藤川球児選手の12勝にとどまった。 先発では、ドリーム選手とx北川賢一x選手が防御率3点台中盤を残しており、投手陣の柱としてフル回転した。 長船選手は抑え1年目から30セーブを獲得しており、今後の成長次第で更なる活躍が期待される。 今期は新たに加入した新人ルドルフ将軍選手が活躍をみせ、新人王を争っている。 ☆チーム総評 ネイル選手の引退の痛手は本当に大きい。さらに他の主力選手の高齢化も進んできており、高齢選手を欠いては今のソフトバンクはもたないであろう。一刻も早く若手の成長を促さなければならない。 特にチーム全体の若返り化が進んできており、主力選手が抜けた今、チームの真価が問われている。 若手選手の台頭に期待しながらも、当面は中堅どころの選手の爆発に賭けるしかないのか・・・? ☆来期に向けて 今期はプレーオフにも出られず、最悪のシーズンであった。落ちるとこまで落ちた。失うものが無いチームは強い。 オリックスの連覇を止めれるのはソフトバンクしないない。オリックスの連覇を食い止めるためにも打倒オリックス目指して、選手達よもう一度立ち上がれ! 祝☆オールスター出場選手 選手(回数) 製作者 成績 ポジション 今回は見てなかったのでわかりませ~ん(∩_∩)ゞエヘッ ☆今期の野手最終成績 選手名 製作者 打率 本塁 打点 盗塁 失策 今回は見てなかったのでわかりませ~ん(∩_∩)ゞエヘッ ☆今期の投手最終成績 選手名 製作者 防御 勝 敗 S 三振 被本 今回は見てなかったのでわかりませ~ん(∩_∩)ゞエヘッ ☆打撃10傑 部門 順 成績 選手名 チーム名 製作者 打率 8 .329 wiki2 ソフトバンク wiki2 打率 9 .320 メロス ソフトバンク 太宰 本塁打 5 33 中山 ソフトバンク 雄登 本塁打 7 32 wiki2 ソフトバンク wiki2 打点 9 100 中山 ソフトバンク 雄登 打点 10 98 wiki2 ソフトバンク wiki2 盗塁 3 46 カレン ソフトバンク カレン 盗塁 4 43 トンボ ソフトバンク 赤とんぼ 盗塁 9 26 メロス ソフトバンク 太宰 盗塁 10 23 あしべ ソフトバンク あしべ 盗塁10傑にカレン選手、トンボ選手、メロス選手、あしべ選手、とソフトバンクの選手が4人も! 打撃ではwiki2選手、中山選手、メロス選手のクリーンナップトリオの活躍が光った。 ☆投手10傑 部門 順 成績 選手名 チーム名 製作者 防御率 7 3.33 ドリーム ソフトバンク ドリーム 防御率 10 3.56 x北川賢一x ソフトバンク 不破 勝利数 10 12 藤川球児 ソフトバンク lazy 奪三振 7 111 流浪人 ソフトバンク 浪人 奪三振 9 103 ドリーム ソフトバンク ドリーム セーブ 2 30 長船 ソフトバンク kenshi 防御率でドリーム選手とx北川賢一x選手が3点台中盤でランクイン。 藤川球児選手が勝ち星で10位に滑り込んだ。 奪三振では流浪人選手とドリーム選手がランクイン。 長船選手が30セーブで堂々の2位。 投手陣は生え抜きベテラン選手が活躍した結果となった。 今期のチーム最終成績 チーム 順位 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 回顧 第140回 3 140 66 71 3 6 .481 .287 4.78 4.9 186 152 25 ■ 第141回 2 140 75 64 1 8 .539 .305 5.23 6.2 218 208 23 ■ 第142回 2 140 80 57 1 10 .583 .294 4.41 5.1 176 223 19 ■ 第143回 2 140 100 40 0 18 .714 .310 3.90 6.5 231 226 8 ■ 第144回 4 140 74 65 1 4 .532 .281 4.05 4.6 158 183 13 ■ 貯金たった9!チームが急落下したシーズンだった。 チーム打率は2割8分。チーム本塁打も158本、盗塁数183と、どれも昨シーズンを大きく下回った。守備も13失策でわずかながら昨シーズンを下回った。 さらにチーム得点率が4点台に急落。昨期に比べ2点近くも下がった。ネイル選手の抜けた穴が大きく響いたようだ。 さらにチーム防御率が4点台に上昇。昨期に比べ0.1点ほど上がった。新戦力が加わったにも関わらずこの結果は、他の投手陣が新人選手の分までカバーできている結果かと思われる。 今期は全ての面で昨期を大きく下回っており、ネイル選手に依存していたことが見て取れた。ネイル選手が抜けた穴を今後どうカバーしていくか、チームの方向性の転換が求められる時期に入っている。 最終更新者:デンデ 最終更新日:2007年10月21日18時57分23秒 通算: - 今日: - 昨日: -
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/34.html
大賞『りんかねーしょん☆新撰組っ!』(6/26)《りぷる》 776 名前:540 ◆PAP76nfaQs [sage] 投稿日:2010/02/04(木) 00 31 26 ID lMPMKN1CP 2008年、魔法少女アイ参の残した爪跡はあまりにも大きかった。 数多のクソゲーを、いやこのクソゲー界そのものを破壊しかねない程の怪物である。 アイ惨の後に残った道を歩めるだけのクソゲーは生まれるのか、KOTYを開催できるだけのクソゲーは生き残れるのか。 そんな不安を孕みながら、2009年は始まった。 そんな中、年明け早々に名乗りを上げたのはコットンソフトの「アンバークォーツ」。 一見普通の学園ものだが、それを期待してを買ったユーザーが見た物は スーパーヒーロータイムに出てきそうなユカイなデザインの怪物や 後ろ半分すっぽんぽんという貧ぼっちゃまパワードスーツ姿のヒロインが戦うという大変シュールな絵面だった。 全体的な質自体は一部シナリオ以外安定しているものの、萌えゲー期待してた人には金返せレベルなのも確かであり これを初めとして2009年は多数の宣伝詐欺を輩出する事となる。 続いて現れたのはまさかのソフトハウスキャラからの刺客・「DAISOUNAN」である。 作業ゲーには定評のあるキャラだが、これはイベント発生のためのフラグが完全な運ゲー化しており またゲーム自体もとにかくプレイヤーの積み重ねや創意工夫が報われない作りになってしまっている。 箱庭ゲーなのに視覚的な楽しみも無くキャラ恒例のほのぼのレイプといったご褒美要素にも欠け、 やれる事の少なさやテンポの悪さも相まって面白みも何も無い作業ゲーとなってしまった。 キャラクターやシナリオはいつも通りなものの、同年末の「忍流」も評価は今一つでキャラ信者には受難の年となった。 ゲーム的につまらないというならサーカス10周年記念作品「ヴァルキリーコンプレックス」もそれに当たる。 エウシュリー監修という触れ込みのSLGパートはホントに適当に監修しただけで、 先頭のユニットに突っ込むだけの頭の悪いAIや攻撃力皆無のヒーラーまで敵を倒さないと成長できない等 戦略SLGの不文律すら守れておらず「ヒーラーを育てるゲーム」とまで言われたほど。 AVGパートも情報収集と戦闘を繰り返すだけで起伏もキャラ萌えも伏線回収も無く、 キャラ育成を兼ねたHシーンはパターン少ないのにフルスキップ不可で延々と同じものを見せられる。 作品スレではもう何を楽しめばいいんだよと嘆かれる、コンシューマーゲーとエロゲーの悪いとこ取りをしたような作品だった。 これら三本はそれぞれ購入者に地獄を見せたのだが、 アンバーはクオリティ自体は安定、ダイソーは強烈なインパクトに欠け、VCはサーカスらしく無難につまらないと いずれも何かひとつ物足りないというところだった。 他を見ると「ふわりコンプレックス」「プリンセスパーティー」などはこれといったネタもなく、 マルウェア混入の「河原崎家の一族2完全版」は酷いけどクソゲーとはまた別とされ、 大きな話題となったエロイッカイダケこと「きっと、澄みわたる朝色よりも、」と 変態バカゲーと思ったら超展開猟奇鬱ゲーだった「鬼うた。~鬼が来たりて、甘えさせろとのたもうた。~」も 問題はあるが好みの範疇としてノミネートには至らなかった。 やはり今年は大きな話題は無いのかとスレが過疎っていく中、一本のゲームの情報がスレに投下される。 「りんかねーしょん☆新撰組っ!」である。 某所の2009上半期クソゲー投票で知名度の低さにも関らず上記のVCに次ぐ2位を獲得した本作、 作品スレを覗いてきた住人はこう語る。 「なんだろう、俺はマインドシーカーのスレにでも迷い込んでたんだろうか」 これは転生ものに異世界ものを混ぜており、それらの世界を幻覚という形で見るのだが それらが演出も説明も脈絡もなく、場所も視点も時間軸すらもスッ飛ばして挿入されるのである。 それもタイミングは戦闘中など何の前触れも無く、しかもシーン自体は断片的かつ殆ど関係性が無いため 要点は説明不足で蛇足は満載、把握するにはバックログやら何やらを駆使して要点を抜き出したり構成しなおしたりする作業が必要。 この麻薬をやってフラッシュバックしてるような構成に加えて、ライターの自己満足的な多数の専門用語や 読み手のミスリードを誘う手法が解り辛さに拍車をかけ、おまけに頻繁に挿入されるアイキャッチがテンポを悪化させるため シナリオを理解するにはヒエログリフを読み解くかのような解読作業という名の苦行を求められることになる。 この不具合も無いのにバグかと思うくらい意味わからんシナリオは 「エスパーしか楽しめない」「ニュータイプ覚醒の為のゲーム」とまで言われ、 クソゲーとして突き抜けた個性を持つ一本を待ち望んでいた住人達に絶賛された。 この流れに乗ったか、この夏には様々なクソゲーが跳梁跋扈することとなる。 まずはアーベルソフトウェアの「MQ~時空の覇者~」。 フルプライスでボイス無し・選択肢すら無い一本道シナリオでクリアまで5~10時間というボリュームが織り成すは 「アミュレットを持つ者以外信じるな」と言われたのに最後までアミュレットを持つ者は出てこないといった伏線のぶん投げっぷり、 情報交換とHだけして30分程度で死に別れる全く感情移入できないヒロイン達、 途中で二回キーボード入力を要求される箇所があるも後の展開に何の影響も及ぼさないシステム、 そして黒幕が明らかになったところで「俺達の戦いはこれからだ!」で終わり、スタッフロールすら存在しない幕引きである。 タイトルのMQの意味は分からず仕舞いで、そもそもパッケージ裏に登場しないキャラが4人も描かれているという未完成っぷりなのに 事前告知も続編の予定も無しという対応があの菅野ひろゆき氏の成れの果てだと思うとあまりに遣る瀬無い。 売上が散々だった為被害の規模自体は小さいもののその爆発力はとてつもない水爆実験のようなクソゲーであり、 m9(^Д^)にちなんでm9と揶揄されるのも致し方ない事だろう。 夏の問題作といえばフロントウイングの「タイムリープぱらだいす」を忘れてはならない。 箱を開けるとまずお詫びの文章が目に入るという本作、一言で言うならバグの嵐である。 ゲームが落ちる・電源が落ちる・進行不可のハマり・ダンス中下半身が埋まる・後ろ向き・視点がゲッダン化・ 空中お猪口・ソフトボール大の耳垢・魚のヒレのような和服の袖・キャラが離れた状態で遠隔セックス……数え上げればキリが無い。 パッチでそれらが駆逐された後に残ったのはギブアップ臭漂うおなざりなイベントとゲーム進行に何の影響も及ぼさない不毛なSLG、 そして事前告知では複数人同時可能だったのがゲーム中だと一人しか表示できない宣伝詐欺のダンスシーンである。 前作「タイムリープ」のベンチマークで二人同時に滑らかにダンスをさせていたのがなぜ退化したのかは知る由も無い。 発売後半年時点でも未だ実装されてないステージや体位がいくつもあり、PCはβ版で完成はコンシューマーとまで言われる始末である。 バグ動画を一日で権利者削除した仕事の速さを何故開発で発揮しない、とは誰もが突っ込んだことだろう。 そして9月、いよいよ2009年最大の騒動となった問題作「ひしょ×ひしょ」が登場する。 「太陽が月に覆い隠される現象は日食か甘食か」といったふざけたクイズが可愛く見えるほどの大問題、 それはCG・シーン・音楽モードが存在せずCG枚数は事前告知の半分以下、Hシーンの半数以上が真っ暗という未完成品を売った事だった。 昨年のごらんの有様を髣髴とさせる事態に作品スレは騒然となるも、本当の問題はは開発元のゆ~かりそふとの対応にあった。 発売後四日シカトを決め込んだうえに責任者がペンネームでの謝罪文、 一週間後に出たパッチではヒロインの立ち絵の顔だけ写してフェラだという暴挙を演じ 「ごらんの生首だよ!」の言葉と共に一躍その悪名を轟かせた。 その後も「CG未完成を隠すためにわざとCGモードを見れなくして発売」「背景写真盗用」 「ハーレムルート未実装について雑誌に間違った資料を渡してしまったと弁解」など叩けば叩くほど埃の出る始末。 二ヵ月後に完全版パッチを出すも事前告知をしてなかったため発売日組は殆ど売り払った後で逆に反感を買うと、 最後まで後を濁しまくったその対応は百戦錬磨のエロゲーマー達ですら激怒させ、 ゲームラボの2009年衝撃ニュース・美少女ゲーム編で第10位にランクインされるほどだった。 ひしょ×ひしょの印象が強すぎたせいかこの秋に話題に上ったのは「佐野俊英が、あなたの専用原画マンになります」位だったが、 やはりというか魔物蠢く年末になるといくつものクソゲーが這い出してきた。 「ひだまりバスケット」「らぶデス4」「Eternal Sky ~悠久の空の彼方~」「出撃!乙女たちの戦場」 「世界に男は自分だけ、全世界の女性を妊娠させて人類を救え!~ザーメンキャラバン認定ソフト~」…… そんな中でも最も話題になったのはリトルプリンセスの「夏いろペンギン」であろう。 某アイドル育成ゲーの声優が出演している事で話題となった本作だが、発売後は選り取り見取りのバグで話題となった。 その中でも有名なのが「脈絡無く唐突にヒロインの全裸立ち絵が表示される」というバグで、 裸立ち絵が三人も重なるEXILE全裸、Hシーンの一枚絵に被るモザイク全裸、挙句男キャラまで全裸という凄まじいバグっぷりを披露し バグ色ペンギンの二つ名と共にその名を世に知らしめた。 このように年末には様々なクソゲーが現れたものの、07年の怒りの日・08年のごらんの有様に匹敵するような嵐は起こらなかった。 怒りの日完全版こと「Dies irae ~Acta est Fabula~」もインストールに何重ものネット認証が必要・認証回数制限ありで中古不可など 相変わらずゲームと喧嘩のどちらを売りたいんだという根性の汚さを見せ付けるも、作品自体は年間ベストテンに名を連ねる程の良作であり 今回の年末の魔物は比較的大人しかったといえる。 2009年はアイ惨のような特級のクソゲーはなかったものの、見返してみると宣伝詐欺・未完成・電波シナリオ・バグゲー・ウイルス混入と 様々な方向性のクソゲーが跋扈するバリエーションに満ちた年となった。 そんな中、最終ノミネートに残った入選作は 「MQ~時空の覇者~」 「タイムリープぱらだいす」 「ひしょ×ひしょ」 そして大賞は 「りんかねーしょん☆新撰組っ!」 とする。 怒りの庭事件やアイ惨ショックの影響か商品未満の出来の代物が多数生まれてしまった2009年。 その中でもMQの未完成投げっぱなし、タイムリープぱらだいすのβ版級のバグ、ひしょ×ひしょの発売後対応はそれぞれ特筆すべき酷さだった。 それらは確かに強烈なクソ要素だが、言うなれば盤外戦のようなものでクソ「ゲー」としては邪道であり、見ていて決して気分のよいものではない。 そんな中、それなりに人気も実績もある絵師を使い、大きなバグもなく、ゲームとして何一つ破綻していないにも関らず、 ただ難解かつ説明不足な超展開シナリオの一点のみで他の作品群と渡り合ったりんかねのストロングスタイルは一種の爽やかさすら感じさせ、 またこの一点においては前回王者のアイ参ですら真似できない強烈な個性であるという事もあり、今回の受賞とあいなった。 願わくは、2010年もただ不誠実なだけでなくフルスロットルで逆走するかのような明後日の方向にトバした作品が生まれる事を期待してやまない。 最後に、りぷるの前作「にーづまかぷりっちょ!」の欠点である冗長さや説明臭さをあり得ないほど悪化させてきた りんかねーしょん☆新撰組っ!のライター・kozakana氏に次の言葉を送る事で2009年クソゲーオブザイヤーinエロゲー板を締め括ろうと思う。 「普通の萌えゲーを期待したらkonozamaだよ!」 総評案1 総評案2 おなざり→おざまり -- 名無しさん (2010-03-07 20 20 16) おざなりw -- 名無しさん (2010-03-07 20 20 30) おにぎり -- 名無しさん (2010-08-03 16 25 00) わっしょい -- 名無しさん (2010-12-28 16 26 21) おだまり -- 名無しさん (2011-02-23 19 01 00) みるくwww -- モリーゾ (2011-08-17 06 41 19) ひだまりバスケットってWikiに選評が無いけどどの辺がクソだったの? -- 名無しさん (2012-06-20 02 10 49) ひだまりバスケットは一番のメインヒロインのかすが(義妹)の評判が悪いからだったかな。他の人のルートでは主人公がヒロインと付き合おうとするのを邪魔し、肝心の本人ルートは周囲の人間、とくに母親に叩かれまくりになるシナリオってのを不快に思う人が少なくなかった。それと誤字の多さ -- 名無しさん (2012-06-29 10 38 09) ぶっちゃけ「年末の魔物」って話題の為の数合わせって感じがするな。あんまりおもしろくなかったけど、クソゲーって気分にはならない気がする -- 名無しさん (2012-07-08 11 03 30) ひだまりバスケットは「これのお陰で(中の人の)ふーりんも嫌いになりそう」と言っていた人もいたほど、妹が不快。自分もその意見に同感。 -- 名無しさん (2012-07-14 12 44 34)
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/900.html
2023年総評案2 大賞 Jinki -Unlimited- 【2023】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所 https //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58649/1706966035/ 35:総評2:2024/03/02(土) 18 33 50 ID ???0 クソ路はすべて闇の中である。 2022年のクソゲーオブザイヤーinエロゲー板(KOTYe)は、熱意なき駄作同士がつまらなさを比べ合う、苦難の道行きとなった。 泥濘の底で覇者となったのは、流行のポップソングをボソボソ歌う音痴の自称ロックンローラーこと『悪魔と夜と異世界と』 王道に便乗しながら王道を茶化し、傲岸不遜と自己卑下、中二病と高二病という異なる概念を低い次元で両立してみせ、修羅の国の強者にして怯者として名を成したのであった。 常闇に沈んだ暗黒大陸に、一寸先の光は差すのか。 かつてない祭りが始まろうとしていることを、住人たちはまだ知らない。 未だ前年の総評審議も始まっていない2月末日。 それは遅れすぎて最初にやってきた。 年末の魔物を超越せし年始の魔物、RTS+ADV形式で開発されたファイナル戯画マイン、『JINKI -Unlimited-』である。 前年12月初旬にはマスターアップが宣言され、12月末の発売を予定されていたが、「思いがけない重大な不具合」を理由に1ヶ月延期された経歴を誇る。 このとき戯画は3月末をもって開発・販売およびサポート業務を終了する旨を告知しており、真のデッドラインが差し迫る中で迎えた発売日当日。 我先にと戯画の遺作に突貫したプレイヤーたちは、特定箇所で確定フリーズする進行不能バグに見舞われた。 そして、自分たちが有料デバッガーとなったことを悟る。 その日のうちに修正パッチが出されるも、その先でまたも確定の進行不能バグが発生。 さすがに手詰まりと思われたそのとき、先のパッチでデバッグモードが解放されていたことが判明する。 真の意味での有料デバッガーたちが誕生した瞬間であった。 バグの壁を飛び越えてのフルコンプへと道が拓かれた一方、その力ですべてのシーンを回収し、賢者となって戦線を離脱する者も現れる。 事態を重く見てか、戯画は次なるパッチでデバッグモードを封鎖。 対して、あえてパッチを当てずデバッグモードを使い続けるといった駆け引きもありつつ、アップデートは繰り返されていく。 そうして、ユニーク敵が無限に湧く・パイロットのレベルが99を超えると1に戻る・セーブデータが肥大化する等々のバグは駆逐されていった。 かくしてパッチ絡みで七転び八起きしたプレイヤーたちであったが、本編は七転八倒を強いられる。 いや、正しくは本編開始前、起動した時点からであった。 というのも、本作はフレームレートが無制限となっており、並のGPUでは常時稼働率100%は免れない。 文字通り「Unlimited」であり、起動した瞬間にタイトルを回収する大記録を打ち立てたのである。 ほかにも、RTS・ADVの両面において多岐にわたる問題点が指摘されたが、報告者は完走を前に力尽きてしまう。 全容の解明は、後に続く者へと託された。 最後の戯画マインは、墨染の空に風穴を開けた。 やがて春を迎えたそのとき、空の穴から選評が降り注ぎ始める。 花びらのようにしんしんと、しかし絶え間なく、過去に類を見ない物量で。 それは、解散した戯画や、眠りについた据置版クソゲーオブザイヤーへの慰労か、あるいは最後の現役戦士となったKOTYeの生存本能か。 葬送の桜祭りは拡大の一途をたどり、選評数は5月までで20本に迫ることとなる。 近年の常連組からは6作が祭りに参列した。 先頭は、3年連続となるエントリーを果たしたNorth Boxの『高嶺の花と魔法の壺』である。 前作では相反する設定の不協和が指摘されていたが、それは完全に解消されている。 潔すぎる手段、すなわちシナリオをできる限り無に近づけることによって。 というのも本作の中身は、「主人公がひょんなことから手に入れた魔法の壷の精に、やりまくりたいと願って叶えてもらう」、ほぼそれだけなのである。 加えて、演出面の省エネ効果も際立っており、出番の多い壷の精も含めてヒロイン以外のボイスなし、モブの立ち絵はシルエット表示。 30年近く前の著名サウンドノベルをオマージュした、温故知新の精神の表出であろう。 ピストン音にはバリバリというノイズが交じっており、これもまたかつて存在したバリッと響く射精音を思い出させた。 HシーンにそぐわないBGMも健在であり、今回は琴の調べを思わせる典雅な音色が煩悩を霧散させる。 思い切った決断でハマったのは壺ではなくドツボであったと見るべきか。 続いて、evoLLの『ラブカフェ~童貞な俺でも、巨乳女先輩と同棲できるってマジですか?』が、あらすじ詐欺を仕掛けた。 「4人の同棲生活」との触れ込みながら、実態は2人の同棲生活×3ルート。 最後に解放されるハーレムルートでようやく実現かと思いきや、非処女ビッチ化したヒロインたちとやりまくるだけの妄想オチで終わってしまう。 思い描いた「4人の同棲生活」など、夢のまた夢である。 ほかに強く印象に残るのは、射精のことを「放精」と表現する独特の言語感覚くらいであった。 ここで2人のヒーローガールが会場に舞い降りる。 1人目は、SUKARADOGの『虜囚の女ヒーロー ~怪人たちとの闇の狂宴~』 悪の組織ポルチオーンに破れた突破戦隊テクノブレイカーの紅一点が、仲間を人質にされてバトルファックを強要される話である。 この時点で察せられる通り、本作には突っ込みどころが非常に多い。 まず、ヒーロー調教モノとしての様式美は無視されている。 戦闘敗北の描写を割愛して監禁済みの状態から始まり、怪人の精液による催淫効果で1回目から即発情、快楽に抗えないままあえなく絶頂である。 徐々に快楽堕ちしていく過程など描いていては、現代のスピード感にはついていけないという判断であろうか。 また、主人公の思考回路が頓狂であり、いかなる状況下でも戦隊ヒーローとして実力を行使する発想に至らない。 脱出のために見張りの戦闘員の無力化を試みる際にも、力づくで勝てる相手だと認識しながら率先してバトルファックを仕掛ける有様であり、正義のヒーローならぬ性技の披露と揶揄されている。 ほかにも、省コスト感あふれる怪人の造形、マ◯ンガーZの劣化パクリに出てきそうな敵ボス「ポルチー王」など、総じて昭和の荒唐無稽な特撮の欠点を煮詰めたような出来であった。 2人目は、アパタイトの『清純ヒーロー×ビッチ墜ち!! ~悪の組織に調教される乙女の心の移ろいは…~』 見せかけは魔法少女凌辱モノであるが、内実はそのお約束を茶化し続けるコントであった。 なにせ主人公には悲壮感がない。 もっと堂々と調教しろと敵を説教し、売春を強要されそうになれば報酬の安さに怒り、敵に料理の腕前で負けて悔しがる。 そいて敵側にはゲスさがない。 農家との提携について主人公を交えて真剣に会議し、拠点のローンが未完済であることに悩み、主人公の孕ませを助産師不在を理由に一度は断念する……といったように、立ち位置もわからない。 ほかにも、快楽ではなく充実した職場環境に堕ちた主人公が孕んだり、悪堕ち後と見られていた姿は敵が用意した衣装に着替えるだけで、投げやりな生着替えを見た敵のほうが恥ずかしがったりと、最後まで仲良くエロ行為に励む。 バカゲーならバカゲーとして、もっと堂々と告知しろと説教されたのもやむなしであった。 そして常連部隊の後詰めは、 内容以前に、未読・既読スキップの切替やクリック後の音声継続すらない一方で、アニメーションのオンオフ設定はあるがアニメ演出は未搭載という劣悪な使い回しシステムが問題視された『ママ僕だけを愛して… ~キモデブ息子を溺愛する母の歪んだ愛情~』と、 タイトルに掲げた「盗聴」要素はモノローグで説明されるだけでボイスなし、「妄想」要素は見当たらないという世知辛いタイトル詐欺をやらかした『カノジョの性癖 -盗聴×妄想-』が務めた。 常連といえばのアトリエさくら勢も、当然のように臨席。 単独ですでに4本ものエントリーを果たし、大いに面目を躍如している。 過去のエントリー作品から話の骨子を流用しただけでなく、導入部の選択肢の主旨と背景に至ってはまったく同じだった『好きだった幼馴染がクラスメイトのオモチャになっていた件』、 立ち絵ミスによる「全裸からの瞬間着衣」に「返信→変身の誤変換」がシンクロして起こった正常化現象と、竿役が五七七の韻律で放った台詞「その前に一度イクからちょっと待ってて」が好事家を唸らせた『他人棒でイキ狂い快楽に溺れていく最愛妻 ~見せつけられた快楽に絶頂する妻の痴態』、 「チャラ男に薬を盛られてレ◯プ→脅されて関係継続→快楽堕ち」のテンプレ展開が、薄っぺらいキャラ設定すら置き去りにして儀式のごとく粛々と進む『堕とされた義姉 ~憧れていた義姉がクラスメイトの手で快楽調教させられていく~』が、それぞれの個性で場を温め、ときに冷やした。 中でもとりわけ耳目を集めたのが『妻、宇佐見恋を抱いてください ~夫公認公開恥辱NTR~』であった。 NTR+痴漢をコンセプトとしており、その性質上、多少の不条理展開やご都合主義は許容されうる。 しかし、それを差し引いても「筋書きありき」の度が過ぎ、登場人物たちの言動は不可解極まる。 ヒロインは、物事はっきり言う上に罵倒もスラスラ出てくる強気なタイプにもかかわらず、痴漢にあっても口撃以外はされるがままで、肉体的な抵抗や反撃は一切しない。 理由は「被害者扱いされたくないから」とされているが、現在進行系で行動をエスカレートさせていく痴漢に対し、有効かつ実行可能な抵抗を放棄してただ耐える理由にはなるまい。 さらに、同じ理由で通報すら拒否しておきながら、再度痴漢にあった際、妻の意思を汲んで手出しせず耐えた主人公に対しては、なぜ助けてくれないのかと不満と不信を募らせる。 一体どうせよというのであろうか。 ほかにも、主人公が仲違いした妻との仲裁を頼む相手がよりによって竿役、イケメンで女に不自由していない竿役がヒロインに痴漢した理由が「巨乳だったから」のみ、等々、ストーリー展開に納得感がなさすぎる。 また、ヒロインと竿役は若い男女でありながら、台詞回しに加齢臭が漂っている。 恋愛経験がほとんどないヒロインの語彙に「他人棒」「弾丸みたいなピストン」「弾丸というより男根」やらが含まれるのは興ざめであり、竿役は、 「イッてよし」 「キミのマ◯コの声は……キミより俺のが聞けてる」 「熱いマ◯コを初体験という俺の童貞……捧げてやったぜ」 のような凍える台詞を吐く。 そんな本作の最大の見せ場は、主人公が妻を奪還するかあるいは離婚かを賭けて竿役との勝負に挑む場面であろう。 夫の勝利を信じて応援する妻、それを受けて意地を見せる主人公。 夫婦愛は感じさせるが、しかし競技内容は「射精我慢比べ」である。 竿役がヒロインを抱き、主人公はそれを見ながら自慰をする形式となっており、非常にシュール。 その際の、 竿役「さあ旦那さんイケよ!」 主人公「僕はイカない!!」 ヒロイン「あなたはイカないでぇえええ!(私は)イクぅう~~~~~ッ!!」 という掛け合いは噴飯ものであった。 近年、粗製乱造を繰り返すアトリエさくら作品の中では、パワー感のある仕上がりといえよう。 常連組以外からも、新規・久々あわせて多数のメーカーが馳せ参じた。 露払いを務めたのは、悪女属性を特色と謳うEvilHealの『Aphrodisiac -女神の欲望-』 サイコパス気質のマッドサイエンティストをメインヒロインに据えているが、その特異な設定を貫けていない。 というのも、オチがあまりにあっけないのである。 惚れ薬を飲んだら恋心を自覚してハッピーエンドやら、ヤクザに襲われるとあっさり屈して情けなく許しを請うやら、悪事を暴露すると言われるとすんなり受け入れて逮捕やら、マッドの矜持を放り出す結末が多い。 また、誤字脱字が非常に多く、「それはいいんだけが」「当たり間ですよ」「変ことしようしてます?」「初めての浮かぶ環状」「え、それは早くマジいですね」等々、校正したか疑わしいほどの数が確認されている。 結果、作中の迷言「嫉妬がボンバー」になぞらえ、プレイヤーの頭がボンバーと皮肉られたのであった。 次に現れたわるきゅ~れの『病みつきヤンデレハーレム!』は、同じく誤字が目立つだけでなく、日本語が怪しい部分までも散見された。 中には、 「扉が開かれると、そこから顔を出したのは、学生服に身を包んだ、幼馴染の美愛が入ってきた。」 のように、主語と述語の係り受けがとっ散らかっている例までも確認されている。 作中で主人公は、ヒロインから文章のおかしさや誤字脱字の多さを指摘され、 「慌てて書いたでしょう?それとも『ながら作業』でもしていた?」 と注意されるが、それを言いたいのはプレイヤーも同じである。 それでいて、精液の表現は「オス汁」「生殖汁」「遺伝子汁」などと無駄に豊富なのがしゃらくさい。 また、HシーンにそぐわないBGMも採用されており、メーカーの垣根を超えた流行の兆しが垣間見えた。 本作においては、まず探偵モノの推理中を思わせる曲が流れ、1回射精すると、激しいクラシック調の曲に切り替わって2回戦に突入する演出になっている。 ラスボス戦さながらのテンションをHシーンにぶち込んで笑いを取る、その手法が最も「病みつき」であったやもしれぬ。 変わり種から花開いた大輪の曼珠沙華、Rosettaの『星と乙女が占う未来』も、祭りに死色を添えた。 女性同士の交流を描いたライトな百合作品であり、PC版に先行してNintendo Switch版が一般向けゲームとして販売されている。 そうした経緯もあってか、PC版も本編にアダルト要素はなく、エンディング後にまとめて追加収録という構成である。 そして、その追加部分こそが大いなる波紋の発生源となった。 Hシーンは4つあれど、主要登場人物同士の絡みは皆無。 すべてのシーンが、主人公と、前触れなく追加された謎の恋人「あなた」との組み合わせであった。 この「あなた」なる存在は、名前や姿はおろか性別に至るまで明確な描写がない。 最初から最後まで一言も発さず、透明人間であり、透明チ◯コの描写すらない。 ただし、大きくなったモノを主人公に挿入する主旨のテキストはあるため、少なくとも生えてはいるらしい。 要するに、百合作品に対する不意打ちでのチ◯コ投入であった。 百合好きにとっては、男の影がちらつくだけでも異物混入事件たりうる。 まして一物挿入ともなれば、冷や汗・動悸・息切れ・めまい・嘔吐などの重篤なアレルギー症状を引き起こしても不思議あるまい。 また、事前に純正百合を装う前フリも周到であった。 すなわち、 メーカーの過去作は百合と男の娘モノで、男臭さがない作風だと認識されていた 過去作のジャンルは、それぞれ正しく告知されていた 本作にも、販売サイトで百合やレズビアンのタグが付けられていた 百合ゲー専門のレビューサイトには一般向け版が提供され、最後までプレイして間違いなく百合作品であると認定されていた といった念の入りようである。 数々の仕掛けは功を奏し、本作は「百合と『あなた』がまぐわう地雷」として悪名を轟かすのであった。 この波に乗じて、 マッシブで気丈な女騎士に、舌っ足らずのたどたどしい声を割り当てる重大なミスキャストをやらかした『上司の巨乳騎士団長は俺の肉オナホ! ~年下恋人から中出し漬けで寝取って孕ませ穴に!~』と、 17年前の作品のほぼベタ移植をフルプライス販売するも、ウリにした追加部分は絵柄と声が本編とちぐはぐなスキップ13秒の夢オチだった『淫堕の姫騎士ジャンヌ RE BORN ~オーガの仔種を注がれる気高き姫!~』もエントリー。 前後して、ZIONの『ワケありJK従属学園 ~強制絶頂は終わらない~』も、絵に全振りで残りは雑な近年流行のスタイルで参加している。 シナリオ冒頭から早くもあらすじと矛盾しており、「ヒロインは男子生徒たちを手玉に取っているはずが、いつの間にか絶頂地獄へ~」のはずが、処女喪失シーンで絶頂を寸止めで完全にコントロールされて完敗を喫する始末。 その際にヒロインが「ヌアァーーー」と咆哮を上げるところにも現れているが、本作のテキストには珍妙なセンスが充満している。 男子生徒たちの名付けからして、まず頂点に君臨する3人がS1・S2・S3、みんな揃って「SⅢ」(スペシャルスリー)である。 そしてモブたちは、男子生徒A~Dやらαやら2やらが順不同で現れるという、マドハンドもかくやの乱立ぶり。 文体も独特であり、「男根の美味を味わう」や「子宮口を亀頭が消しゴムのように削ってくる」といった、わかるようで引っかかる言い回しが多い。 「黒光りするイチモツが信じられないほど高速で揺れている」というピストン表現は、字面だけ見れば全裸での激しい腰振りダンスである。 しまいには、射精を「放精」とする表現が他メーカーと被ってしまう「放精マイフレンド現象」をも引き起こした。 絵にしても、モブが貧相すぎてヒロインとの格差が際立っており、金持ち男子と借金苦女子というコンセプトを毀損している。 大切なのは全体の調和であり、「ハンバーグだけ上等でも、バンズが釣り合わねば忌まわしいハンバーガーの域を出ない」話を想起させる仕事ぶりであった。 突然の確定演出とともに、とこはなの『ナマイキユメちゃんはおにぃとメチャクチャHしたい! ~ギャルと教師のドキドキ同棲生活~』も姿を表した。 紹介文によると本作は、「ときに傷つき迷う等身大のキャラクターを配し、関係性を掘り下げ、低価格帯であっても満足感のある濃密な内容を提供する」らしい。 しかしながら、これは実態と大きく乖離している。 最初から最後までダダ甘ライトで、傷つくことなど一切ない。 主人公が教師と生徒という立場に悩むのも最初だけであり、ヒロインに全裸で迫られるとあっさり陥落して猿と化す。 そもそも、主人公とヒロインが急接近するきっかけからして「ヒロインがアナニーに使用したペンがケツ穴から取れなくなり、主人公に取ってもらう」である。 恋人同士になった後ならまだしも、それが急接近のトリガーとなるのはさすがに前代未聞であり、「ついに修羅の国にもけつあな確定の波が」と驚きをもって迎えられた。 また、本作は主人公の名前に関する不具合も搭載している。 デフォルトネームが存在せず、手動で入力を求められるが、ここで設定した名前はシナリオ内の「主人公」という単語をすべて上書きしてしまうのである。 例えば、主人公名を「ゲルググ」にすると、「俺つえー系ゲルググ」なる新型なろう系MSが誕生し、作中のアニメ作品は「3話で早くもゲルググとヒロインがキスする」内容に変化する。 かくして本作は、ケツアナユメちゃんとしてのみならず、KOTYeにおける命名遊び史の1ページとしても名を残した。 宴もたけなわとなったところで、アンモライトの『女体化転生したボクはふたなりで無双する!? ~でも、お姉ちゃんたちには絶対に勝てません!~』が、風変わりなテキストでスベリ倒した。 主人公は天然を通り越してバカであり、女体化してなお自分は雄々しいと猫口調でにゃあにゃあ力説し、子供じみた言い訳を繰り返すため見苦しい。 さらに、「精液が出発進行する」「お腹がぽんぽこタヌキになってしまう」「頭も身体も、ぽあぽあのぷあぷあだ」といった表現に加え、テキストがバグったかのように出鱈目な絶叫も炸裂する。 挙句、馬並みに肥大したチ◯コから鏡を割る威力の射精を旧友めがけてぶっ放し、選評者から殺人未遂の嫌疑をかけられている。 バカゲーとして見てもなお、ただ薄ら寒いだけの惨状というほかない。 降りしきる秒速5センチメートルの走馬灯たちをすべて見届け、屍山血河の桜祭りは終結した。 例年ならばおよそ一年分に相当する数の選評が、半年足らずの間に届く異常事態。 住人たちは戦々恐々としながらも、しばしの休息に入り下半期の戦いに備えるのであった。 本格的な夏が到来した7月の後半には、半月に5本の選評が集中的に届いた。 口火を切ったのは、アトリエさくらの『背徳の強制種付け ~愛する妻の子宮に注ぎ込まれる他の男の精液~』 背景差分が足りないせいか、「主人公が24時間トイレに籠もっている間に、竿役とヒロインは徹夜フェ◯からの朝から晩までセッ◯ス」という持久戦が勃発したかに見える事態を引き起こし、住人たちを困惑させた。 これを受け、とうに桜の時期は終わっているとばかりに、対抗戦力たちも決起した。 陣頭に立ったのは、コンフィチュールソフトの『ギャル姉妹 ~ハーレムタイムが止まらない!~』である。 いわゆる「オタクに優しいギャル」がテーマながら、ギャル属性に対するこだわりが感じられない。 姉妹ヒロインの姉の方は、見るからに強気ギャルの外見に反し、主人公に対してまさかの敬語。 立ち居振る舞いも、生徒会長でもやっていそうな優等生のそれである。 妹の方は、陽キャギャルとして概ね許容範囲に収まっていると思いきや、Hシーンでいきなり東リベパロをぶち込んでくるなど、薄ら寒いネタが目立つ。 話の展開もあまりに適当で、導入からして「ヒロイン(妹)に振られた主人公は、その場で『だったら1回やらせてくれ』と土下座してドン引きされるも、それを見ていたヒロイン(姉)に1回やらせてもらえる」である。 これは購入前でもあらすじとして確認できるため、ストーリーには期待できないと推察できる点は良心的といえよう。 実際、導入部以降はひたすらやりまくるのみであり、ノイズ入りの「ギャル」という記号を抱くエロゲーと評された。 第二列として、 主人公が精神的に調教されてNTR性癖に目覚め挙句、汚れた妻を抱きたいというさらなる性癖の変化を機に「本人も納得の上で去勢された」ことがさらりと明かされる『調教カテイ ~性開発された肢体は元カレを忘れられない~』、 展開の理由付け・設定の落とし込み・心理描写のことごとくを不足どころか欠落させ、ヒロインたちの性知識の由来に至っては全員一律でエロゲーにして「侵・放課後エロゲー生徒会」の異名を得た『侵・性奴会 ~美人会長と爆乳書記の調教日報~』が続く。 負けじとアトリエさくらも『俺の幼馴染がエロ配信をしていた件 ~地味な彼女の裏の顔はエロエロな配信者でした~』で押し返しを図る。 開幕3クリック目にして「言葉にしなくて、もうそれでけで彼女には~」なる奇怪な文章による先制パンチをかまし、以降も誤字を頻出させて雑さを見せつけた。 一方で、絵柄を今風に寄せる、非エロの一枚絵を用意するといった試行錯誤の跡もみられる。 メーカー恒例の「馴れ初め3行解説」も廃止され、導入に適切な文量が割かれるようにもなった。 しかしながら、その分だけHシーンが削られている。 回想枠は14あるが、そのうち本番は6枠しかなく、残りの8つはあの手この手の水増しによるもの。 内訳は、脱いで見せるだけの短いシーンが4枠、自慰が2枠、一続きのシーンを分割して増やしているのが2枠である。 古の王アーベルが多用した水増しの手法をも取り入れはじめたアトリエさくら。 一皮むけようとしたはずが、化けの皮をかぶるも同じ皮肉な結果に終わった。 7月の戦いの後は騒動もなく、気付けば秋を迎えていた。 修羅の国においては、狂騒の収穫祭が勃発しがちな季節である。 しかし、さすがに春に続く大祭とはならず、2作品による小競り合いで収まった。 先にやってきたのは、『エルフェンキング』 近年は催眠モノに傾倒していた老舗ルネが久々に手掛けた、ファンタジー凌辱モノである。 かつてのお家芸といって差し支えないジャンルのはずが、シナリオとエロの演出に手抜かりがありすぎて、フルプライスエロゲーに求められる水準には程遠い。 まずシナリオは、「劣等種として虐げられてきた主人公が、世界の王たる力を得て、高慢なエルフ族に下剋上する」であり、ありきたり極まる。 そして主人公が得る能力は「イメージの現実化」および「他者への能力の伝授」という万能ぶり。 実質なんでもありの能力ながら使い方は単調で、相手を上回る魔法の威力で押し勝ち、自由を奪って凌辱、その際たまにチ◯コサイズの調整、その反復に終止する。 主人公の行動原理も単純で、やられたからやり返す、エルフだから犯す、ただそれだけ。 決起から連戦連勝連姦でトントン拍子にエルフの国を滅ぼし、全ヒロインを奴隷化して嬲る、それ以外の内容はなきに等しい。 最序盤に、力を求めずに「運命は自分で切り開く」と宣言する選択肢もあるが、切り開けずに即バッドエンドである。 全編通して新鮮味がまるでないため、せめて一捻りは欲しかったと嘆かれた。 次に演出は、端的にいえば色々と端折りすぎている。 絵の質と枚数は価格相応ながら、差分が少なく、ヒロインたちは表情の変化に乏しい。 精液差分を増やしたところで、焼け石に水である。 他方、過程の省略も度を越している。 凌辱モノの流れとして、1回の凌辱をどんな段取りで進めるかの短期的なものと、その繰り返しを経ていかにヒロインが屈服していくかの長期的なものとがあるが、その両方に深刻な欠落が見られるのである。 まず、個々の凌辱シーンは前フリの軽視が甚だしい。 シーン開始時点で全裸なのも珍しくなく、すでに挿入済みの場合すらある。 つまり、「挑発して歯噛みさせてから服を剥ぎ取る」のような凌辱モノにおける前戯が、まるごと省かれているのである。 屈服までの過程にも欠けが多く、ヒロインによっては、プレイヤーが見ていない間に経験人数が数百人に達して心が折れかけている。 しかもそのことが説明されるのは、いざ本格的に凌辱・調教を始めようという個別エピソード1回目の冒頭である。 それでもなお「ほとんど処女みたいなものだな」と受け入れる剛の者は少なかろう。 気分を盛り上げるために適切な段階を踏むことの重要性を、嫌になるほど知らしめた作品であった。 秋の2本目は、またも現れたアトリエさくらの尖兵『恋人・亜依理を抱いた他の男達 ~愛する恋人が俺の元から去った理由~』である。 ヒロイン1人に対して男主人公が3人おり、ヒロインの男性遍歴を複数の視点から描いている。 しかし、少ないボリュームが章仕立てで分割されているせいで話が薄すぎ、独占欲が強く幼稚で我儘なメイン主人公への嫌悪と、取ってつけたような理由で尻を振り股を開くヒロインへの困惑しか印象に残せぬまま散っていった。 師走に入ると、一年を憂いなく終えんと冬の戦いが開幕する。 恐ろしい攻撃で先手を取ったのが、TinkerBellの『せをはやみ。』であった。 第一に、独特なシステム設定に対する説明が不足している。 射精カウントダウンとは別に存在する「アクメーター」や、「むんむんほかほか効果」といった、なんとなく予想はつくが明確ではない設定を複数搭載してプレイヤーを困惑させ、この調子では「ぽあぽあのぷあぷあ機能」もいずれ出現するのではと囁かれた。 一方で、固有名詞にはルビを振る親切さも見て取れる。 しかし、テキストの1行目がメッセージ枠の上端スレスレに表示されるため、ルビが枠を超えてしまい非常に見づらい。 必然的に目を凝らす機会が増えるが、それが次なる仕掛けの効果を増す仕組みにもなっている。 それこそが、会話しているヒロインの顔が突然ドアップになるサプライズ顔面アタックである。 専用に書き込まれた高解像度の顔面が、画面を覆い尽くさんばかりのサイズで、なんの脈絡もなく表示されるその技は心臓に悪く、いわゆる精神的ブラクラを思い出させるほどであった。 縮地法のような距離の詰め方は事前の心構えを許さず、しかも日常の茶飯事として連発してくるため、プレイ中は常に戦々恐々とさせられ、否応なくストレスが積み上がっていく。 いつ技をかけてくるかわからないヒロインたちへの警戒心は、次第に嫌悪を帯び始め、瀬をはやみの和歌に詠まれた慕情とは乖離していくばかりとなるのであった。 続いてcalciteの『AI(愛)妻と娘への調教性活』が、流行りに浅く便乗した。 特色は、亡き妻の人格を投影したAIヒロインである。 ただし、スマホに表示されるキャラでしかないため、Hシーンはスマホ画面の痴態を見ながらのオ◯ニーとなってしまう。 スマホ内に主人公のアバターを生成して行為に及ぶアクロバティックな展開もあるが、実体の方はやはり見ているだけである。 そして、タイトルに調教とありながら、AI妻への調教要素はまったくない。 義娘ルートには、なぜか妻の部屋から出てきたSMグッズを「俺たちに遺してくれたのかも」と使う無理やりな流れが1シーンだけ存在するが、「調教性活」を冠するにはあまりに弱い。 また、整然とした連続性が欠落した不条理な展開も散見される。 とりわけ、義娘に初めて手を出す場面で義娘が開口一番、 「……そういえば、手でしたことってあったっけ」 と話すのは理解に苦しむ。 「すでに幾度となく性的な行為に及んでいるが、手でしたことがあるかは記憶が定かでない」としか解釈できず、「手を出そうとした直後の暗転時に、さんざん手を出した後の未来へとワープした」説が提唱されたほどである。 安易な題材すら腐らせるのは毎度のことながら、整合性のなさに磨きをかけてきたところは、常連らしい流石の貫禄であった。 そして大晦日には、海外在住の有志による選評を住人が代理投稿するという国境を超えたバトンリレーにより、『JINKI -Unlimited-』の追加報告が届く。 最初の報告と合わせ、ついに年始の魔物がその姿を現すときが来た。 本作最大の特色といえば、やはりRTS形式の採用であろう。 RTSの娯楽性の真髄は「リアルタイムで移り変わる戦況を、戦略的思考と臨機応変な判断で勝利に導く達成感」にあり、その実現のためには高い操作性と戦略性が欠かせない。 しかしながら本作は、その両要素が致命的に欠如しているのである。 まずは操作性について。 まずUIの軸足が後発のコンシューマー版に置かれており、PCでの操作に最適化されておらず、キーコンフィグすらもない。 例えば、ホイールのクリックとスクロールにはそれぞれ必殺技と視点変更が割り振られており、誤操作の発生は必定である。 その他の操作も全体的に煩雑で非効率的であり、各ユニットに指示を出すのも一苦労。 そして指示を出しても、移動系の補助・補正機能が貧弱すぎて、壁に引っかかるか目標を見失うかしての棒立ちが多発する。 ゲーム操作の理想にして常識たる「直感的に効率よく正確な制御ができる」には程遠いと評すほかあるまい。 次いで戦略性について。 直言すれば、ユニットとマップが単純かつ画一的すぎて、戦略云々の生じる余地がない。 ユニットのカスタマイズは武器のみであり、それすら攻撃力以外は実質死にステータス。 マップは、狭い・ギミックなし・使い回し過多と三拍子揃っている。 攻略がワンパターンになるのは当然の結果といえよう。 敵が硬すぎたり、適宜レベル上げ作業が必要になったりとテンポも悪い。 さらに、後半に入ると敵の物量と火力が激増し、前述の操作性の悪さが組み合わさって理不尽な難易度となる。 それでいて戦闘回数はやたら多く、実に100を超える。 単純・理不尽・冗長にして、操作性も悪く、爽快感も達成感も味わえないまま疲弊させられるばかりの、RTSを名乗るも烏滸がましいストレッサーの集合体であった。 一方、ADV部分にも様々な欠落が見られる。 まずストーリー以前の問題として、ADVの標準機能が備わっていない。 言い換えるなら、ADVに関する設定変更そのものが存在しない。 つまり、テキストスピード変更・メッセージウィンドウの透過率変更・オートモード・未読スキップ・バックログ等々が軒並み未搭載である。 CGモードもないため差分は見られず、シーン回想は、シナリオの既読部分にいつでもジャンプできる機能で代用されている。 そしてストーリーは、ご都合主義でボリューム不足の尻すぼみである。 新主人公は、最初は巻き込まれた一般人という立ち位置ながら、実は敵勢力の天敵ともいえる特別な存在であり、さながら創造主より遣わされたメシアのごとし。 これまでの戦いが意義を失う無双の働きにより、問答無用でシリーズを完結へと導く。 おそらくは「主人公が仲間との共闘や交流を経て成長し、特別な存在へと至る王道の物語」を描こうとしたのであろう。 しかし、そのために必要な描写を削り落とした形跡があり、特に終盤で目立つことから、時間と資金が尽きたのではないかと推察された。 褒められるところは、敗北if凌辱に振り切ったHシーンくらいか。 ただし、一部シーンはリョナを通り越したゴアのため刺さる対象が限られすぎており、そのわりにCGでの表現がかなり控えめになっている点は、中途半端さが指摘されている。 そして総仕上げとして、オールクリアには3周を要する周回前提仕様を搭載。 周回によってストーリーが分岐するため、共通ルートにあたる重複部分を周回ごとに既読スキップなしで通過せねばならない。 かくして、つまらなさと不便さのアンサンブルに加えての「3回周って徒労も3倍だな」仕様により、数多の購入者をクリア断念へと追い込んだ。 これもまた「Unlimited」と呼ぶにふさわしく、再度のタイトル回収が成る。 かくして、プレイヤーとその所有PCを同時に屠らんとする死のダブルミーニングは、修羅の国を震え上がらせたのであった。 予備期間には、昨年の大賞を生み出したWendyBellの『モラトリアム ~ブルーアワー幸せの時間~』が、満を持して参戦した。 前作『悪魔と夜と異世界と』と同じく、本作もすべてが低質。 画面比率は今なお4 3、立ち絵が動くときメッセージウィンドウが消える仕様も、頻度こそ減ったものの受け継がれている。 そもそもボリュームが不足しており、フルプライスに近い価格帯でありながら、ヒロインは2人のみ、容量は1GB未満。 比例してストーリーも薄い。 大部分は面白みのない細切れの日常が続くのみであり、ヒロインたちがそれぞれ別の異国出身という設定も活かされていない。 一方、主人公は自己中イキリクソ野郎と評されたが、作中では自他ともに認める協調的な人物として扱われている。 原因は、主人公がイキるたびになぜか信頼や好感を得るというギャップの積み重ねである。 例えば、ヒロインとの出会いの場面からして、 「ナンパ学生たちに絡まれているヒロインに対して『お高くとまってるのは媚び売ってるのと同じだからやめた方がいい』と哲学的な説教をかまし、男に凄まれたら逃げる」 という行動に出て、ヒロインの歓心を買い、プレイヤーからは嫌われた。 この件、公式のあらすじでは「ヒロインは驚きつつ反論し、ナンパ学生は呆れて退散」となっており、早くも食い違っていることが今後の不安を煽った。 小オチの「実は某国の姫でした」は見え透いており、ただ落胆されるばかりであったが、大オチが住民たちの度肝を抜く。 それが、黙って母国に帰ったヒロインを追い、君主制を廃しての民主化に絡むという超展開であった。 入りからして毎度のパターンの強化版であり、主人公が、 「騙し討ちみたいに急に去られて納得できるか!直接話して一発ぶん殴る」 と感情を爆発させると、姫の護衛役に覚悟を認められ、都合よく準備されていた偽造パスポートで渡航する。 とはいえ、さすがにイキって民主化運動して革命とはならず、イキって要人や国王に気に入られ、ヒロインを口説くのみである。 過程のほとんどは「様々な障害がありつつも」で割愛され、離れ離れになった2人は数十年かけて民主化が終わってから再会したことがざっくり語られて終了。 一連の経緯は、 「そして…僕は偽造旅券を手に入れたのだった。 ずっぷ!ずっぷ! ああ…民主化しそう」 と的確にまとめられている。 突然の民主化展開はKOTYeをしばし政治学スレへと変え、経緯を知らずに顔を出した者が困惑する事態となった。 この内容で、キャッチコピーを「それは青くて一瞬で大切な時間」とするセンスには恐れ入るほかない。 絵も上等とはいえず、一枚ごとに顔つきや体形がブレており、不出来なAI生成画像に通ずる不気味さを有している。 そのため戯れ半分でAI画像識別ツールにかけられ、誤認識ながら、AIに生成された確率が40%台をマークする画像も発見された。 ついでにママⅡの画像も招集され、うち1枚が実に80%超えを叩き出している。 格の違いを見せつけられた形ではあるが、逆に考えれば、本作はママⅡの半分もの絵力を有しているともいえよう。 その上で追加の欠点も多数抱える姿はまさしく強者のそれであり、前年王者の血に連なる者として、その実力を十分に示したのであった。 そして予備期間の終わり際には、貪欲に記録更新を狙うアトリエさくらがしんがりを買って出る。 まず『妻・倉崎桜菜の浮気調査 ~寝取られ妻の淫らな下半身事情~』では、さすがにマンネリ感が囁かれ始めたのを察してか、新たな暴挙に打って出た。 かつて見た爬虫類顔を想起させ、ママⅡ風味すら微かに薫る絵の採用である。 最終防衛ラインたる「絵はそれなり」までも崩壊させてしまい、「もうBGMで抜くしかない」と選評者を絶望させたのであった。 そして最後に、ヒロインが主人公への恋慕の情や罪悪感を有さぬただのビッチでしかない『略奪された婚約者(フィアンセ)~恋人・真澄(ますみ)と弟の秘密』をもって、新記録となる同年内9本のエントリーを達成したのである。 なぜこのような出来事が起こってしまうのか。 最大の原因は、メーカー側のNTRの定義が広すぎて、狭義のNTRとして成立し難いことであろう。 NTRの本質を、アリストテレスが『詩学』において定義したような悲劇とするならば、その目的は適度な感情の浄化、すなわちカタルシスに至ることである。 それは例えば、判断誤りから相応しくない不幸に陥る主人公に哀れみを覚え、募った感情から物語の終わりとともに解き放たれることで、気持ちがすっきりと軽くなる心理現象を指す。 ただし悲劇を通じてカタルシスに至るには、満たすべき重要な要素がある。 代表的なものを挙げると、十分な感情移入・倫理的な共感・登場人物の感情と行動の一貫性・無理のない展開・適度な予測不能性・有意義な結末である。 こうして並べてみると、アトリエさくら作品に欠けている要素のいかに多いことか。 ただ、月1本の販売ペースと低価格相応のボリュームという制作時間と尺の制約を考慮するに、先に挙げた要素を網羅したNTR作品の制作は至難であろう。 「間男がヒロインに挿入すればNTR」と大雑把に定義しての薄利多売がアトリエさくらの生存戦略ならば、そこに狭義のNTRの真髄を求め続ける者たちとの溝が埋まることは、この先もおそらくあるまい。 少々話がそれてしまったが、役者が揃ったところで2023年の「アレ」を発表する。 次点は、 『エルフェンキング』 『モラトリアム ~ブルーアワー幸せの時間~』 そして大賞は、 『JINKI -Unlimited-』 とする。 2023年には30本を超えるエントリーがなされ、過去最多を更新した。 内訳を価格別に見てみると、低価格作品の比率が高い。 4000円台までの作品が2/3以上を占めており、粗製乱造の傾向はいっそう強まった。 その煽りを受け、内容面も近年同様に、低質でつまらないという身も蓋もない欠点が根底に蔓延っている。 ただし、本年の際立った特徴は、そのつまらなさの上で発揮された。 さながら星明かりに閃く暗器のごとく、インパクトと独自性を兼ね備えた一発芸を披露する作品が、数多く登場したのである。 シンクロ放精・百合に竿・けつあな確定・突然の去勢・顔面アタックあたりがその代表例といえようか。 本来の狙いは実現できていない代わりに、狙ってもなかなかできない天然の副産物が多彩さを発揮し、良くも悪くも住人たちの心を動かしたのである。 しかしながら、次点および大賞となった作品は、もはや一発芸の枠には収まらない。 総体として負の一芸の粋に達していると評してよかろう。 『エルフェンキング』は、エロの機微を理解できないばかりに、いかにもそそる素材を用いていながら、テキストと演出だけで心凪ぐ無感動物語を創造せしめた。 『モラトリアム ~ブルーアワー幸せの時間~』は、見るも怪しいバリエーションを誇る絵を筆頭に、あらゆる点での低質さを確保しつつ、突然の民主化超展開でも話題をさらった。 しかしそれらと比較してなお、『JINKI -Unlimited-』がもたらす辛苦は幅広く、そして根深い。 盤外では進行不能バグ・デバッグモード・絶え間ないGPUへの過負荷で畳み掛け、本編は、尻すぼみするご都合シナリオと戦略性のないRTSで盤石のつまらなさ。 欠陥コンフィグはプレイ環境の最適化を許さず、無駄な負担をプレイヤーに強い続ける。 広げすぎた大風呂敷に包むべき中身はなく、それでも完成を目指した理想の姿は垣間見えるだけに、ひときわ悲哀が漂う。 かように、折れる方向に心を動かす力は大きく、なおかつ的確な角度で、じっくりと時間をかけて発揮されたのである。 醜態ではあったが、最期までエンターテイナーたらんとした結果と思いたい。 さながら、芸を抱いて腹上死すると息巻いて舞台で果てた老芸人の大往生。 天晴な“醜大成”であった。 ゆえにKOTYe2023大賞の栄冠は、偉大なるマインマエストロの遺作に捧ぐ。 さよならのかわりに。 「ありがとう」の花束を添えて。 本年は、KOTYeの15周年にして、最後の現役クソゲーオブザイヤーとしての第一歩でもあった。 この節目を機に、KOTYeのこれまでと今、そして未来について考える時間をいただきたい。 開闢当初は、何をもってクソゲーを定義し、優劣をつけるかについて、それぞれが持論の正当性を主張しあうのが常であった。 真剣な激論は幾年も繰り返され、ときには決着がつかない年もあった。 だからこそ身に沁みて理解できた。 自分には自分の真実があるように、他者には他者の真実があると。 真実は人と癖の数だけ存在するのである。 絶対的基準を探し求めるのではなく、自分の価値観に基づく自分だけの基準を磨く。 そして、他者のそれも等しく尊重し、押し付け合うことはするまい。 いつしか総評にはすべてのエントリー作品が載るのが通例となり、クソゲーのリストではなく、その年を振り返る目録であり総決算のような位置づけとなった。 テンプレの文言においても、クソゲーと明言して決定しているのは「一番のクソゲー」すなわち大賞のみであり、それとて相対的な判断でしかない。 わかりやすい例として取り置いていた最後のエントリー作品を、ここで紹介しよう。 それが『サクラノ刻』であり、端的にいえば攻略不可ヒロインの多さと後半の展開に物言いがついた。 一方で、2023年の最優良エロゲーを選ぶとするなら大本命となるだけの圧倒的好評を獲得している。 しかし、それを理由にエントリーが拒絶されることはなく、クソゲーか否かジャッジされることもない。 ただ「定められた手続きに従って不満を表明した者が1人いた」と記録されるだけである。 「クソゲーオブザイヤーとは、厳格かつ公正な審査を行い、一定以上の格を有するクソゲーだけを選りすぐって紹介する場」という概念は、今や幻想でしかなくなった。 『サクラノ刻』のエントリーが、その幻想を破壊してくれることに期待する。 では審査せず何をするのかと問われれば、エロゲーに不満を覚えたという悲劇を通しての感情の解放と答えよう。 そしてそれは、苦しみを笑いに昇華するという理念の追求にも繋がっていく。 選評システムは、その手段として合理的に機能してきた。 選評者は選評の執筆を通して己の感情を認識し、受容し、理解し、表現する。 議論するのではなく、事実たる作品内容をもとに自身の体験を語る。 不満を感じた箇所を引用し、どう不満だったかを具体的に述べる。 住民はその悲劇の聞き手として、傾聴し、適度に質問し、共感したならそれを示すが、審判は下さない。 共感できずとも理解して受け入れようとし、理解できないならできないままに、そういう苦しみもあると認知する。 それができれば、未知の苦しみがひとつずつ既知に変わってゆく。 経験ではなく想像によって感情を模倣した贋作にすぎないとしても、そのストックを増やすほど、精神は様々な怒りや悲しみに対応しうる柔軟性と強靭さを得る。 この効果は、「何のお墨付きも与えない代わりに、参加を広く受け入れる」方針の大きな意義のひとつといえよう。 反面、作品内容に基づき丁寧に持論を語ればまず通る環境は、危うさも孕んでいる。 個人の意見であると前置きすれば、何を言っても許されるわけではない。 語り手として、聞き手として、傍観者として、KOTYeにいかなる意味を見出し、いかなる立場に立ち、その上でどう振る舞うのか。 KOTYeの在り様と行く末は、関わる者たち一人一人の仁義に委ねられている。 それでも、ではなく、だからこそ、KOTYeは誰でも自由に自身の悲劇を語りに来られる避難所であれ。 怒りも悲しみも、語り合って解き放ち、前向きに笑い流せる隠れ家であれ。 果てのない闇も繰り返す後悔も乗り越え、ともに銀燭の明日を探せる船であれ。 そう切に望む。 末筆となるが、戯画謹製の名作『バルド』シリーズの文言に覚悟と願いを託し、KOTYe2023の結句として強く書き刻む。 「Don't believe THE TRUTH, Believe YOUR JUSTICE and YOUR HEART. さあ、お前のJINGI……貫いてみせろ!」
https://w.atwiki.jp/girls_games/pages/121.html
乙女ゲーム的クソゲーとは何か。 2014年大賞『クローバー図書館の住人たち』は、我々乙女にそんなテーマを投げかけてくる作品だった。 度重なる議論を経ても、答えを見いだせないまま時は過ぎ2015年。 果たしてこの、哲学的とも言える問いかけに、答えは見つかるのか。 我先に、と門を叩いたのは、静かなる幕開けに反するかのように巨大な地雷であった。 『新テニスの王子様~Go to the top~』(以下、テニヌ) 許斐剛氏の大人気テニス(?)漫画「新テニスの王子様」を原作とした乙女ゲーである。 数年ぶりとなる「テニスの王子様シリーズ」の乙女ゲー。普通であれば、歓喜に沸くところではあるが。 発売元が「KONAMI」からクソゲー量産メーカーとして名高い「フリュー」に変わったことや、 主人公が従来の中学生ではなく社会人であること、公式サイトのキャラ名間違いや作画崩壊…… 以上の事から今作は、発売前から「見えてる地雷」と称され、今回見事に大爆発を遂げた。 『テニヌ』をプレイする上で目に付くのが、明らかに原作とはかけ離れたキャラクター達の姿である。 ムードメーカーである菊丸に笑顔の立ち絵がない、糸目キャラの不二は常に開眼状態などなど 作画の時点で「そのキャラらしさ」というものを感じることが出来ず、さらには 女性である主人公をパシリ扱いする跡部 年上である主人公を「あんた」呼ばわりする菊丸 空腹だと言うのでガムをあげたら、「余計に腹が減った」と激怒し怒鳴り散らす桃城 敗北した真田を「腑抜け」呼ばわりする幸村 等、作中至る所にキャラ崩壊が見られる。そもそも 「皆学校を休んでまで参加しているテニスの合宿という舞台で、テニスの実力とは全く関係のない、 一般人からのネット人気投票のトップを取るために、わざわざ練習時間を割いてまで積極的に取材に協力するキャラ達」 という設定そのものが、テニスのために生死さえかけかねないテニプリキャラ達にとってはキャラ崩壊とも言える。 この企画の発案者は例に倣って跡部なのだが、その理由も 「どうせお前たちは俺様には敵わない烏合の衆だから、俺様と張り合うチャンスを与えてやろうと思ってな」 などと言うもの。原作では高圧的ながらも仲間想いである跡部の盛大なキャラ崩壊である。 この時点で原作付き乙女ゲーにあるまじき失態なのだが、唯一のオリジナルである主人公も、キャラ設定とはかけ離れている。 言動や思考回路が社会人とは思えないほどに幼稚で、基本的にパシリであり、帰りをキャラに送らせたり野犬から守ってもらったり。 更には、仕事である取材のアイデアすら自分で出せず、未成年に相談してくるような成人女性相手に、12~15歳の男子達は、 それらしいきっかけになるような大きなイベントは一切ないまま、いつのまにか許可も得ず名前で呼んでくるほどの好意を持つ。 2,3言で終了する一日の会話を数回繰り返し、辿り着いたのはCGも何もなくただ「大人になるまで待ってて」とだけ言って 主人公も何の葛藤も疑念も抱かずに受け入れて終了→エンドロールという味気ないにもほどがあるED。 おそらく、主人公が成人済みであることから、未成年であるキャラとの深い描写が出来なかったのだろう。 ならば、なぜ主人公を社会人にしたのか。従来のシリーズのように中学生にしなかったのか。不満が尽きない。 その他、ファンブックを見て答えるだけのクイズ式ミニゲームや、ストーリー的に意味があるのか不明な上、 台本探しという作業を演者全員分揃えないと見ることのできないPV撮影など 周回を重ねるごとに選評者を以てして「ストレスがGo to the top」と言わしめ、攻略キャラ30人のうち二桁も攻略しないままゲームを投げる乙女が続出。 乙女ゲーだけでなく、原作付きのキャラゲーとしてもあるまじき作品となった。 叩けば叩くほど埃が出てくる「テニヌショック」。この甚大な衝撃によって、今年度の門番が誕生した。 強すぎる門番を前に、あくまで「可能性」に過ぎない小粒なクソゲーたちは門を叩くことすら出来ないまま涙を呑んで去っていく。 ……だが、その間にも確実に次なるクソゲーは息づいていたのである。 そして、年を跨ぎ1月。ついに2つの勇者が門番の前に立ちはだかった。 一作目は『POSSESSION MAGENTA』(以下、ポゼマゼ) 「愛と狂気のミステリーAVG」と銘打っており、その名の通り学園内で起こった事件を主人公と攻略対象たちが推理していくというサスペンスストーリーである。 プロローグにて、突然発狂した男子生徒が次の日、磔遺体となって発見された時は「これから何が始まるのだろうか」とわくわくしたものだ。 しかし、今作の盛り上がりはこのプロローグのみで、後はサスペンスとしても恋愛ものとしても非常にお粗末な出来となっていた。 高校生特有のノリとテンションで行われる軽~い推理。続きが全く気にならない事件展開。 冒頭で「あっ…(察し)」となる犯人。初登場の時点で「あっ…(察し)」となる黒幕。最後まで死の真相が明かされない被害者たち。 推理が幼稚なため、ミスリードがミスリードになっていない。そんなこんなで明かされた真相はミステリーというよりはファンタジーであり、そのくせ大したことない。 終盤になると突然、真犯人=ラスボスVS主人公たちのガチバトル(物理)が始まる超展開。そして、最終的な解決策はなんと「ネット」。 これらを構成しているのは誤字脱字に塗れた厨二病極まりない文章であり、選評者に「選れし私が失筆した狂気の恋愛奇譚‐アドベンチャー‐」と表現された。 「ポゼる」「ピュリる」などと言った謎の言語が説明もなしに繰り出されることも、文章の読みにくさに拍車をかけている。 恋愛部分も皆無に等しく、ストーリーが始まった時点で全キャラクターの好感度がMAX状態という文字通り「つよくてニューゲーム」状態。 各章ごとに一人、攻略対象がメインとなるシナリオが用意されているのだが、仲良くなるのがその章だけしかなく、他キャラがメインとなる章では完全な脇役に徹する。 そのメインシナリオの内容もあっさりとし過ぎており、基本的に 主人公「事件解決しなきゃ(使命感)」 攻略対象「そこに痺れる、憧れるぅ!」 といった感じの内容。 このように恋愛部分が薄いどころか「無」の状態であるにもかかわらず、エロ展開だけは一丁前に搭載されている。 このゲームでは攻略対象が個別ではなくメインシナリオで一人ずつポゼる(発狂する)展開があるのだが、ポゼってしまった攻略対象たちはほぼ同じ展開で性的に迫り、殺そうとする。 ポゼってしまった理由は主人公への恋心。壁ドン、無理やりキス…くらいならば許容範囲だが、服をひん剥いたり押し倒したり、その他CEROギリギリアウトな行為を働き、主人公も毎回「仕方がない」と受け入れる。 尻軽ビッチ感が拭えないのだが、この主人公は才色兼備という設定である。だったら、説得くらいしてみたらどうなのか。 エロ展開は当然ながら未遂で終わるのだが、それ以降主人公が攻略対象を異性として認識することはなく、最初から最後まで一貫して事件 恋愛と比重を置いていたのに、 個別ルートに入った途端に恋愛スイッチがONになる。この個別ルートも例に倣ってあっという間に終わってしまい、やはり恋愛してる感が無い。 こんなお粗末なシナリオ、恋愛パートでも、その向こうにはライターのドヤ顔が透けて見え、「困ったらエロ入れとけ」といった浅はかな考えまでもがひしひしと伝わってくる。 選評者曰く「今作の救いはキャラクター」とのことだったが、前述の主人公に加えもう一人最大の地雷が埋め込まれている。親友の「綾女」である。 彼女も主人公への好感度がMAXどころか限界突破しており、主人公を「ハニー」と呼び、攻略対象以上に「好き」を連呼してくる。 ここまでであれば単なる百合キャラに留まっていただろうに、これに男嫌いという設定が加わったことで最大限の地雷キャラへと変貌してしまった。 男であれば攻略対象だけでなくサブキャラにまでもオラついては悪態を突き、主人公と攻略対象が絡んでいる姿を見かけようものならば電光石火のごとく割って入り邪魔をしてくる。 プレイヤーや攻略対象にとっては邪魔極まりない存在なのだが、主人公はまんざらでもないらしく強く諫めることをしない。 更には攻略対象が彼女の態度を注意しても「仕方ないでしょ」などと言って率先して庇うため、彼女は反省せずに妨害を繰り返す。非常に質が悪い。 恋愛すべき主人公が恋愛をせず、主人公の恋を応援するべき親友が邪魔をしてくる。 シナリオ中で上がっていくはずの好感度は最初からMAXな上、共通ルートが8割を占めているため恋愛している感が薄く、作品のメインテーマである「ミステリー」も不必要。 更に真相ルートで主人公は特定の攻略対象と「正史」として結ばれるため、他のキャラクターが空気かつ無駄な存在となり果ててしまっている。 今作はまさに「乙女ゲー無」と呼ぶにふさわしい出来であった。 二作目の名は『RearPheles -Red of Another-』(以下、リアフェレス) 今作を以て乙女ゲー業界に参戦したニューフェイスの手がけた、童話「赤ずきん」をテーマとした新感覚AVGである。 ノベル形式のゲームが多い乙女ゲー界隈において、3Dを使用した探索型鬼ごっこゲーを導入した今作は非常に斬新かつ購買意欲をそそるものだったに違いない。 だが、蓋を開けてみると、赤ずきんどころか猟師や狼ですらも脱兎のごとく逃げ失せるであろう、凶悪な鬼ごっこが待ち受けていた。 プロローグで突如見知らぬ赤ずきんに「狼が来てるから逃げろ」と言われ、「移動はスティックで」といった程度の基本中の基本の操作のみを教えられ、 体感時間にして最大2分ほどかかってしまう読み込み時間の果てに放り出された3Dパートの操作性は、初代バイオハザード+初代クロックタワー÷2と表現されている。 スティックを動かしても直進しかできず、マップを歩き回るにはRスティックでの方向転換→Lスティックで進むといった作業をこなしていかなければならない。 主人公は、狼から逃げなければならないというのに異常なほど鈍足で、走っていても徒歩と同程度の速さしかない。 当然すぐに狼に捕まり、無駄にえぐいSE付きで食べられすぐにゲームオーバーとなる。 この操作にさえ慣れてしまえば、後はどうにでもなる……と思ったら大間違いである。 マップは似たような景色が続く割に不思議のダンジョン形式に地形が変化し、鍵の位置や脱出ポイントが毎回違う。 さらに狼はテレポート能力を有しており、後ろから追いかけてきているはずなのに、なんの脈絡もなく主人公の進行方向側から現れる。 狼が目の前に立ちふさがっても、横をすり抜けるなどと言った運動神経を鈍足の主人公が有しているはずもなく、逃げるために後ろを向いた瞬間にぐちゃり、というのはもはや常。 救済措置のつもりであろう難易度選択も、上記の操作性の悪さから全く意味のないものとなり果てている。 あまりの操作性の悪さに、興味を惹かれた購入者の大半が恋愛を楽しむ前に売却してしまうという事態に陥ってしまった。 この3Dパートは後に配布されたパッチによって飛ばすことが可能になったのだが、安堵したのも束の間。 3Dパートの恐怖から逃れた先にあったのは、新たなる脅威であった。 「○○を××したから□□になった。」「パクパクと食べた。」といった幼稚極まりない文章に、プレイヤーと作中とで話の内容がかみ合わない箇所が多いため、整合性が迷子状態。 通常ならば一言で済む日常会話を、週刊少年漫画のように無駄にだらだらと引き延ばしてあるため、なかなか話が進まない。 だのに長く尺を取るべき重要な場面での説明や推理を端折って、当人たちだけで勝手に話を展開するため、プレイヤーは置いてけぼりを食らう羽目に。 その為、謎が謎のまま作中の誰も疑念を懐くことなく終了してしまうという、ホラーにあるまじき失態がちらほら存在する。 更に今作の主人公は、ホラー作品の主役とは思えないほど、とんでもない性格をしている。 「お部屋」「おうち」「お料理」等、どこぞの清らかな神子様を彷彿とさせる言葉を操り、口調は「○○だよねぇ」「○○だけどなぁ」と間延びしていて緊張感が皆無。 狼に狙われているという自覚も無く単独行動をしたがり、 すぐそこに狼が迫っているという危機的状況でも危機感を持たずに「お花がきれい」と呟く文字通りのお花畑思考。 自分の好き勝手に行動した結果、命の危険に晒されたというのに、次の瞬間にはそのことを忘れ、何度も何度も同じことを繰り返す。無限ループって怖くね? 人の忠告や警告を悉く無視するどころか「わかってる!」と逆ギレしてくる某記憶喪失さんのような唯我独尊ぶりに、 鈍感という設定上、あからさまな好意にも全く気付かないどころか、近くにいたキャラにいちいちその言動の意味を尋ねるという圧倒的な空気の読めなさ。 何ともデジャブを感じさせるこの主人公、一言で評してしまえばただの馬鹿である。 そんな主人公の馬鹿さ加減が最もいかんなく発揮されるのは、なんと真相ルート。 シナリオ中に伏線がこれでもかと言わんばかりに散りばめられている上、ラスボスの口から限りなく正解に近い発言が出ているにも拘らず、事の顛末について全く理解していないのだ。 しかも、最終的にはラスボス側が自己解決してしまうため、真相ルートでの主人公は馬鹿さと鈍さを露呈しただけで終わってしまう。 こんな主人公が作中では「予言の子」などと持て囃されるのだから、プレイヤーは釈然としないだろう。 今作は当初、その操作性の悪さが携帯ゲー版KOTY民の目に留まり、話題となっていた。 しかし、公式側が良かれと思って導入したパッチによって、今まで成りを潜めていたシナリオ部分の悪さが露呈してしまう羽目となった。 結果、今作は乙女ゲームとしてもクソゲーであることが日の下に晒され、無事ノミネートを果たしたのである。 以上、個性豊かな上記3作をノミネートとする。 大賞を決定する前に、今一度前年度のテーマを問いたい。 『乙女ゲー的KOTYとはなんだろうか』。 乙女ゲームもあくまでゲームの一種だ。それが故「システム」や「バグ」といった根本的な部分にどうしても目が向きがちなのも、致し方無い。 2007年より始まった歴史の中で選ばれたKOTYの大半が「ゲームとして」の問題児ばかりだ。 だが、そういった部分ばかりに注目が行き、その果てに選ばれた作品は本当に「乙女ゲー的」KOTYなのか。 「システム」「バグ」などの根源ばかりが評価されて大賞になるのであれば、他の該当KOTYスレで十分のはずだ。 「太陽」に隠されて見えなかった「月」―――我々乙女が最も目を向けるべきはそこではないだろうか。 以上を踏まえ、2015年度の大賞を発表しよう。 真の「乙女ゲー的KOTY」に相応しい作品―――それは『新テニスの王子様~Go to the top~』である。 「ゲーム」という大きく広い視野で見れば、システム周りや操作性に難のある『リアフェレス』が大賞に相応しいかもしれない。 しかしここはあくまで「乙女ゲー的」KOTYスレ。前述のとおり、比重を置くべきは「システム」ではない。 それに、ゲーム性という意味で決定打となる3Dパートは、後にパッチによりスキップ可能となった。 昨今、致命的なバグですら「仕様だ」と言い切り売り逃げを果たすクソゲーメーカーが多い中で、 即刻ユーザーの意見を反映し、パッチ適用を果たした後もなお公式サイトにユーザーアンケートを設けている製作元のMatatabiはとても良心的だと言えよう。 また、このMatatabiは乙女ゲーどころかゲーム業界としても新参者の部類であり、数々の失態も「圧倒的経験不足」と言ってしまえば収まりがつく。 着眼点は悪くない、むしろいい目の付け所だ。この失敗を踏まえ、Matatabiにはぜひ今後も乙女の国の支えとなっていただきたいものだ。 『リアフェレス』のゲーム性が議論対象外となったことにより、目が向くのは「シナリオ」。 この事実により導き出される答え―――乙女ゲー的KOTYにおいて最も重視されるべき点は「シナリオ」である。 「好みの範疇」という茨多き道であろうともじっと耐え忍び、あくまで冷静に見定めて初めて、真の「乙女ゲー的KOTY」に君臨するのではないだろうか。 今年度ノミネートした3作は、好みの範疇以前に読み物の基本である「起承転結」が全く成立していない。 「承」「転」の部分が迷子なのは、もはやこの3作にとっては当たり前。この時点でノミネートは確約されたようなものだ。 が、残された「起」「結」の部分に、『ポゼマゼ』『リアフェレス』と『テニヌ』の相違点がはっきりと浮かび上がってくる。 まずは掴みである「起」の部分。 「起」の部分が一番の盛り上がりと言わしめるほどプロローグで高揚感を煽ってくる『ポゼマゼ』。 欠点だと思われた解像度の低さが逆に効果的となり、そこに雰囲気満点のBGMが加わることで及第点となっている『リアフェレス』。 「起の」部分だけを取り上げれば及第点である2作に対し、『テニヌ』はどうだ。 シリーズ累計発行部数実に5000万部を超える立派な原作がついていながらも、その設定をまるっと無視して始まる「起」。 これは購入者の大半を占めている原作ファンのみならず、乙女ゲー化することを快く了承してくださった原作者許斐剛氏への冒涜行為と言えるだろう。 次にクライマックスである「結」の部分。 真相ルートの押し付けがましさを除けばどのルートもしっかりと結べている『ポゼマゼ』。 整合性は取れていないが、物語的にはめでたしめでたしで終了する『リアフェレス』。 2作に対し『テニヌ』は、攻略キャラが多いが故に複数のEDパターンが作れず、唯一のEDも2人だけが盛り上がって終了と、なんとも言えない尻切れトンボ状態。 この2つの相違点が、3作の「読み物としての」差を物語った。 だが、これだけではまだ決定打に欠けている。 シナリオが悪くても、恋愛部分の描写がしっかりしていればそれでよし! と豪語する乙女もいることだろう。 安心してほしい。乙女ゲーにおいて最重要の恋愛部分においてもやはり途方もない差が生まれているのだ。 最初から好感度MAXではあるが、恋愛関係になってからの描写はしっかりしている『ポゼマゼ』、 幼稚過ぎる主人公と言えど、攻略対象のと心の交流や惹かれていく過程は描けている『リアフェレス』に対し、 『テニヌ』はただキャラのパシリとなるだけで、恋愛といえるだけの恋愛要素など探しても見つからない。 その最大の原因は「主人公」の「設定」にある。 『ポゼマゼ』『リアフェレス』双方も、主人公のキャラクター性を問題視されていた。 しかし、それはあくまで「物語上」での問題に過ぎない。肝心な恋愛描写は「出来ている」のだから。 『テニヌ』の主人公は、記者という設定を踏まえると若くても20代前半~アラサーということになる。 きちんとした職に就いた立派な社会人ならば、成人と未成年の恋愛がリアルでいかに問題となるかがわかるはずだ。 この「社会人主人公」こそがゲーム製作上でも完全に足枷となり、恋愛部分だけでなく物語においても深い描写が「出来なかった」のである。 この事実こそが、今作を大賞たらしめる最大の原因となったことは疑いようがない。 更に、駄目押しとしてもう一点。 美麗なイラストに個性的なキャラクター達、声優陣の圧巻の演技力といった乙女ゲーならではの萌えがある2作。 特に声優陣のキャラへの入り込み度は、選評者をもってして「救い」だと言わしめたほどだ。 だが『テニヌ』に至ってはいくら探しても乙女的に萌えられる要素が見当たらない。 原作無視という愚行により、良要素になって当たり前のはずのイラスト・キャラ・声優陣の演技力が悉く無駄となってしまっている。 挙句の果てに、本スレにて称賛を浴びたのが3D機能が効果的に働いた「ラーメンの湯切り」や「飛び散るご飯粒」といった 乙女的にどころか恋愛ゲームとしても感じるもののないスチルのみ。 乙女ゲーが誕生して21年。乙女ゲー的KOTYが発足してから早8年。 シナリオ型クソゲーに常に伴っていた憤怒や阿鼻叫喚といった負の感情が一切沸かず、「好みの範疇」という単語すら適用できる要素のない作品。 アンチの沸きやすいこの乙女の国で、アンチの沸く隙すら与えず、代わりに笑いを届けたクソゲーが未だかつて存在しただろうか? 『テニヌ』が名実ともに「Go to the top」となった歴史的瞬間である。 こうして新たなる歴史が誕生した裏で、2つの歴史が幕を閉じた。 9月25日、乙女ゲー的KOTYの偉大な始祖である「QuinRose-クインロゼ-」ブランドを展開していた(株)アートムーヴが事業を停止。 そして、「恋愛要素のない乙女ゲー」として昨年話題となった「うたプリアイランド」が結局恋愛を実装することのないままサービスを終了した。 始まりがあれば終わりがある。諸行無常。それは、乙女の国においても同じことなのである。 最後に、「乙女ゲー的KOTY」の歴史に真新しい球痕を残したフリューの『新テニスの王子様~Go to the top~』に、 跡部王国‐キングダム‐君主、跡部景吾より祝辞を賜り、今年度を締めさせて戴こう。 「なるほど、K O T Y じゃねーの。」
https://w.atwiki.jp/akebon/pages/3950.html
SB ソフトバンク総評ページ ├ ソフトバンク総評(第210回台) ├ ソフトバンク総評(第220~227回) ├ ソフトバンク総評(第230回台(228、229含む) ├ ソフトバンク総評(第240回台) ├ ソフトバンク総評(第240回台Ⅱ) ├ ソフトバンク総評(第250回台) └ ソフトバンク総評(第250回台) ◎第254回 ☆今期のチーム最終成績(第254回) 順位 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 5 140 62 71 7 6 .466 .265 3.43 3.2 141 166 22 ★リーグ総評 西武が連覇を3に伸ばした。隙のない野球が実を結び、今季も危なげない優勝であった。 ロッテが安定した力を取り戻して2位に入り、3位にはオリックスが入った。 ソフトバンクは終始いいところなく、5位に終わってしまった。 ★野手総評 若手も多いが、ベテランのほうが大きいソフトバンクは昨季より得点率を大幅に下げてしまった。 若手の活躍を待っている間に衰退激しい主力が落ちてきているので何とか食い止めたい。 ★投手総評 かっつぁん投手を新エースとして臨んだ今季、防御率は3点台半ばと、まずまずの成績は残した。 有人選手の活躍はすばらしいのでこれからも期待していきたい 一致団結して、wikiでS評価を取るとともにパリーグ優勝を狙っていきましょう。 ☆個々選手総評(第254回) 選手名 成績評価 評価点 ニョロモⅡ 4.0 mokemet 9.4 フランク 5.2 TACHYON~超速~ 10.0 ☆流星群☆ 9.5 カピィ 4.5 ピーナッツ型 5.5 影薄いエース 8.5 香車 9.5 K 9.0 ランパード 9.0 ターカ 7.0 建さん 7.0 かっつぁん 6.5 ☆今期のパ・リーグを振り返る(第254回) 優勝は、西武3連覇!いよいよ黄金期到来! 二位は、ロッテ前期最下位から見事に2位。 三位は、オリックス今期の新人王が二人いる。 四位は、日本ハム4位ながらMVPを輩出してる。 五位は、ソフトバンク勝率5割を切ってしまった。 最下位は、楽天野手は揃っている。 ☆今期のオールスター(第254回) 選手名 COLO(gold) 出場回数 成績 ニョロモⅡ 5回目 .384(1本2点) mokemet 15回目 .200(0本2点) かっつぁん 1回目 3.60 0セ3奪 5回目の出場となったニョロモⅡ選手。毎試合ヒット打つなど、全パで一番活躍した選手ではなかろうか? 15回目の出場となったmokemet選手。目立った活躍は出来なかったが、15回目の出場は野手歴代第5位となった! 初出場となったかっつぁん選手。目立った活躍は出来なかった。 ☆プレーオフ展望(第254回) リーグ5位のためCS出場ならず。 来期こそはCSに出場できる3位圏内へ。 ☆今期のタイトル(第254回) 選 手 名 タイトル・回 数 成 績 TACHYON~超速~ 盗塁王(10) 82 ついに盗塁王獲得数二桁到達。 いまだ2位に20以上も差をつけての獲得なので、 彼がいる限りこのタイトルを獲得するのは難しいだろう。 ☆チームWiki wiki更新者の方いつもお疲れ様です。 編集人数は激減しています。まったくやる気がない人にいてもらう意味はありません。 やり方がわからないなら見て学ぶべし。最初は誰だって出来ません。わかる限りの事は教えるので。 音沙汰なしは例外です。V奪回とともにSランクも奪回!皆さんがんばりましょう! ◎第253回 ☆今期のチーム最終成績(第253回) 順位 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 4 140 67 71 2 6 .485 .275 3.26 3.8 131 142 25 ★リーグ総評 西武が危なげなく連覇達成。投打に核がないが穴もなく、バランス力の勝利だ。2位には大躍進の日本ハムが入り、今回も波乱のあけぺナであった。 オリックスは3位にはいったがチーム力の衰えは顕著だ。そしてソフトバンクは2期連続の4位。しかし昨季は5割を超えていたが今季は切ってしまい、 3位にも離されるという屈辱のシーズンとなってしまった。 ★野手総評 若手の底上げもあってか得点率は悪くなかった。打率が大幅に落ちたがやはり大砲の存在は大きい。これからのチーム方針に確信を得た。 打線に不安は今のところない。数奇後はどうなっているかまったくわからないが・・・ ★投手総評 エース不在の中力を蓄えていたかっつぁん選手がブレイク。1点台目前と抜群の安定感をみせた。 だが、中継ぎが育ってこない点は気になる。そろそろ一皮向けてほしい 一致団結して、wikiでS評価を取るとともにパリーグ優勝を狙っていきましょう。 ☆個々選手総評(第253回) 選手名 成績評価 評価点 ニョロモⅡ 打撃成績では文句無し。しかし、打率・能力比での盗塁数が少なすぎる。せめて15盗塁はしてもらいたいもの。 4.4 mokemet 打撃成績は上々だが、目立った大活躍が無い。 8.8 TiGER 2年目としては上出来ともいえる成績だったが、能力比ではもっと活躍できたはず。 5.0 TACHYON~超速~ トップバッターとして大活躍。非の打ち所無し 10.0 メイドウ まずまずの成績。欲をいえば打率をもう少し上げて欲しかった。 5.0 かつどん 2年目にしてはまあまあの成績。 5.0 影薄いエース 防御率2点台の活躍だったが、勝ち運に恵まれなかった。 8.5 一休 中継ぎで防御率4点台負け越しと散々な成績。被本塁打も18と活躍とはほどとおい。 5.0 林 こちらも中継ぎとしては合格とはいえない成績。 5.0 ターカ 防御率は良かったのだが、勝ち運にめぐまれなかった。 8.0 建さん 勝ち越しはしたものの、被本塁打28は打たれすぎ。 7.5 かっつぁん どの成績もほぼ文句無し。先発の中で最も活躍が光った選手といえる。 9.0 ☆今期のパ・リーグを振り返る(第253回) 優勝は、西武2連覇!黄金世代再来か!? 二位は、日本ハムクリーンナップ中心に2位。 三位は、オリックス脅威の防御率2.90! 四位は、ソフトバンク連勝してもそれ以上の連敗が続いた。 五位は、楽天大日本帝国憲法選手を中心に5位。 最下位は、ロッテパで唯一全選手埋まっているチーム、数年後には恐ろしい存在に。 ☆今期のオールスター(第253回) 選手名 COLO(gold) 出場回数 成績 ニョロモⅡ 4回目 .428(1本3点) mokemet 14回目 .250(0本0点) 4回目の出場となったニョロモⅡ選手。シーズン同様の活躍を見せ好成績を残した! 14回目の出場となったmokemet選手。目立った成績は残せなかったものの、14回目のオールスター出場でオールスター出場歴代8位となった。 ☆プレーオフ展望(第253回) リーグ4位のためCS出場ならず。 来期こそはCSに出場できる3位以内へ。 ☆今期のタイトル(第253回) 選 手 名 タイトル・回 数 成 績 TACHYON~超速~ 盗塁王(9) 79 今期で9回目の受賞となる。 これで通算盗塁数925とし、新記録まで残り196となった。 この調子でいけば残り3,4期で更新は確実。 ☆チームWiki wiki更新者の方いつもお疲れ様です。 編集人数は激減しています。まったくやる気がない人にいてもらう意味はありません。 やり方がわからないなら見て学ぶべし。最初は誰だって出来ません。わかる限りの事は教えるので。 音沙汰なしは例外です。V奪回とともにSランクも奪回!皆さんがんばりましょう! ◎第252回 ☆今期のチーム最終成績(第252回) 順位 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 4 140 66 73 1 5 .544 .266 3.46 3.2 125 174 16 ★リーグ総評 オリックスの連覇を止めたのは西武だった。シーズン序盤から好調を維持して最後は2位に5.5ゲーム差をつけ、昨季Bクラスから見事な優勝であった。 2位には昨季までの王者オリックスがなんとか残り、差のない3位にロッテというクライマックスシリーズ出場のメンバーとなった。 4位にはソフトバンクが入った。新人を打線に4名抱えるというハンデを折ったことを考えると仕方ないともいえるがやはりふがいない。 ★野手総評 中年層の選手が2名と、かなり打線内で実力差がでてしまっている。しかしそれでも得点率3の最低ラインを割らなかったことは評価したい。 打線は今までの俊足巧打であるソフトバンクカラーから一気に大砲型選手を並べるという大胆な方針変更を行ったが 今のところ新人4選手はなかなかの活躍を見せてくれた。これからソフトバンクを引っ張っていく選手なだけに途中での名無し化離脱はなんとしても避けていただきたい。 ★投手総評 こちらはバランスの取れている年齢層で各選手が安定した成績を残してくれたが 中継ぎ以降の投手は問題視せざるを得ないだろう。特に先発陣がスタミナのあるタイプでないだけに 中継ぎが手薄なのは致命的だ。ここを改善したら順位は大きく上げることができるだろう。 一致団結して、wikiでS評価を取るとともにパリーグ優勝を狙っていきましょう。 ☆今期のパ・リーグを振り返る(第252回) 優勝は、西武念願のリーグ戦制覇。 二位は、オリックス5.5ゲーム差で優勝届かず。 三位は、ロッテあと1ゲーム差で2位逃がす。 四位は、ソフトバンク一時は最下位・・・ 五位は、楽天最下位脱出! 最下位は、日本ハム名無しを埋めるが先決だろう。 ☆今期のオールスター(第252回) 選手名 COLO(gold) 出場回数 成績 カピィ 4回目 .250(0本0点) mokemet 13回目 .166(1本2点) 今期はソフトバンクからはカピィ選手、mokemet選手がオールスターに選出された。 今期は二人だけだったので、来期はソフトバンクからたくさんの選手を出したい。 ☆プレーオフ展望(第252回) リーグ4位のためCS出場ならず。 ぜひとも来期CSに出場できる3位以内へ。 ソフトバンクはこのまま低迷してはならない球団。一致団結しよう。 ☆今期のタイトル(第252回) 選 手 名 タイトル・回 数 成 績 TACHYON~超速~ 盗塁王(8) 73 球界のスピードスターのTACHYON~超速~選手。もはや彼が存在する限り 盗塁王のタイトルは彼の物である。誰にも超えられない絶対的な盗塁王。 今期で8回目の受賞である。通算記録を塗り替えるのは時間の問題。 あけぺな界史上最強のスピードスターTACHYON~超速~選手。 彼の背番号は永久欠番間違いはない。 ☆チームWiki wiki更新者の方いつもお疲れ様です。 編集人数は激減しています。まったくやる気がない人にいてもらう意味はありません。 やり方がわからないなら見て学ぶべし。最初は誰だって出来ません。わかる限りの事は教えるので。 音沙汰なしは例外です。V奪回とともにSランクも奪回!皆さんがんばりましょう! ◎第251回 ☆今期のチーム最終成績(第251回) 順位 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 3 140 74 62 4 7 .544 .289 3.10 3.6 123 165 17 ★リーグ総評 今期はまたもやオリックスの独走で幕を閉じた。2位にはロッテが滑りこみ、ソフトバンクは3位にまで落ちてしまった。 投手力のある2チームが上位なので各チームは見習っていきたいところである。 ★野手総評 上位打線と下位打線で戦力に差がありすぎた。しかし5番打者としてカピィ選手が出てきたのは大きな収穫。 これからもこの活躍を続けていってほしい ★投手総評 抜群の存在感を見せる影薄いエース選手が今季も躍進。防御率1点台で投手陣を盛りたてた 若い投手も多いなかで防御率は良くまとまっていたと言える 一致団結して、wikiでS評価を取るとともにパリーグ優勝を狙っていきましょう。 ☆今期のパ・リーグを振り返る(第251回) 優勝は、オリックス圧倒的投手陣と打撃で1位に。 二位は、ロッテ防御率と失策の少なさで2位。 三位は、ソフトバンクパ1の打率で3位。 四位は、日本ハムクリーンナップは文句ナシ!。 五位は、西武やはり名無しの多さが下原因だろう・・。 最下位は、楽天こちらも投手陣に名無しが多すぎる。 ☆今期のオールスター(第251回) 選手名 COLO(gold) 出場回数 成績 カピィ 3回目 .250(0本0点) ニョロモⅡ 3回目(MVP) .571(2本6点) mokemet 12回目 .166(1本2点) TACHYON~超速~ 9回目 .333(0本0点) ~松坂大輔~ 1回目 18.00(1セ2奪) 3回目の出場となったカピィ選手は目立った成績は残せなかった。 3回目の出場となったニョロモⅡ選手。好成績を見事MVPに輝いた。 12回目の出場となったmokemet選手。ホームランを放つものの物足りない成績になった。 9回目の出場となったTACHYON~超速~選手。こちらも目立った成績は残せなかった。 ピッチャー陣からはただ一人新人の~松坂大輔~が選出されたが、いい成績が残せなかった。 ☆プレーオフ展望(第251回) ☆今期のタイトル(第251回) 選 手 名 タイトル・回 数 成 績 ☆チームWiki wiki更新者の方いつもお疲れ様です。 編集人数は激減しています。まったくやる気がない人にいてもらう意味はありません。 やり方がわからないなら見て学ぶべし。最初は誰だって出来ません。わかる限りの事は教えるので。 音沙汰なしは例外です。V奪回とともにSランクも奪回!皆さんがんばりましょう! ◎第250回 ☆今期のチーム最終成績(第250回) 順位 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 2 140 96 43 1 10 .690 .309 3.09 4.5 137 223 18 ★リーグ総評 またしてもオリックスに優勝をさらわれたソフトバンク。1位はオリックスでゲーム差なしどころかマイナスの2位にソフトバンクとなった。 この2チームの差は明らかに投手力。やはり投手を中心に守りの野球を展開するチームは強いのだろうか 3位にはちょうど勝率5割で楽天が入った。4位以下は接戦で、5ゲーム差以内に3チームがひしめいている。 ★野手総評 今期は成績のいい選手と悪い選手ではっきりとしてしまった。そこが課題ではあるがやはり中軸3人の活躍は見事というしかない。 3番mokemet選手は長年ソフトバンクの中心選手として爆発的な活躍を見せていたが衰退期に入ってからは渋いいぶし銀の活躍を見せるようになった。 今期は40本塁打でX選手と並んでいる。そのX選手は前半戦こそパッとしなかったものの、後半戦一気に加速し一時は首位打者争いに絡んできた。 そして5番のニョロモⅡ選手は昨季2割台から一気に開花。前半戦終了時近くまで打率4割をキープし、一時は首位打者争いのトップに立っていた。 これからが楽しみな選手だけにここで出てきてくれたのは大きい。 しかし下位打者が思うような成績が残せていなかった。ピーナッツ型選手の1割台も目立つが、能力比で行くとカピィ選手にもっと打ってほしかったところだ 大砲になれる器なので、中軸3選手になるか中軸4選手になるかの違いは優勝するかしないかに直結するといっても過言ではない。 神主打法にしたのがしっぱいだったのだろうか?とりあえずミート力を磨いてもらいたい。 はんばーがー選手は2年目にしては健闘した方だろう。TACHYON~超速~選手、☆流星群☆選手を含むロケット3人は計算通りの活躍を見せることができた。 来季につなげていってほしい。 ★投手総評 影薄いエース選手が最多勝、奪三振王の2冠をほぼ確実としている。防御率も1点台と完璧な成績を見せ、 ソフトバンクのエースここにありといった活躍であった。200投球回にわずかに届かなかったのは残念だが20勝をあげた左腕にあっぱれだ 2番手、3番手を形成するK選手、香車選手は今期も安定した成績。K選手は14勝をあげ、今期で引退を示唆している香車選手は2点台前半の防御率でチームを支えた 建さん選手、かっつぁん選手はまだまだ発展途上なので頑張ってもらいたいところ。 中継ぎ陣は安定していたとは言えないが打ち込まれたということもなく、良く投げてくれた。四死球を与えすぎた印象。 新人ながら抑えの一休選手は29セーブと立派に期待にこたえて見せた。来季からが非常に楽しみだ 一致団結して、wikiでS評価を取るとともにパリーグ優勝を狙っていきましょう。 ☆個々選手総評(第250回) 選手名 成績評価 評価点 ニョロモⅡ 打率は優秀。しかし、例年通り失策で足を引っ張っている。 4.9 mokemet 打撃面では文句無しだが、失策があるようでは完璧とはいえない。 8.2 X こちらも打撃面では文句無し。しかし失策で足を引っ張ってしまってる。 8.3 TACHYON~超速~ 打率、盗塁共にトップバッターとしては完璧さ成績。 10.0 ☆流星群☆ 2番打者としての役目をきちんと果した。 8.5 カピィ 能力比での成績では未だに低い。 6.0 ピーナッツ型 若手だとしても全てにおいて酷すぎる。褒めれると思う点が一つもない。 3.0 はんばーがー 2年目にしては打率、盗塁数において上々。 5.5 影薄いエース 防御率1点台、20勝とエースとしての役目をきっちり果した。 10.0 香車 防御率2点台だが、二桁勝利に届かず。先発の柱としてはもっと勝利数が欲しかった。 8.0 K 防御率、勝利数共にほぼ完璧。後は被本塁打を減らしたいところ。 9.0 ターカ 勝ち越したのは良かったものの、こちらも被本塁打数を減らしたいところ。 7.0 建さん 3年目で二桁勝利は見事。防御率をもう少しさげてほしい。 8.0 かっつぁん 防御率3点台と若手では頑張ったほうだが、負け越しは痛い。 7.0 林 2年目なのに1敗のみと中継ぎで大活躍。ほぼ文句無しの成績 9.5 一休 前半戦の活躍ぶりを知っているだけに後半戦での落ちぶりは残念なもの。しかし新人としては良成績 8.5 ☆今期のパ・リーグを振り返る(第250回) 優勝は、オリックス。リーグ優勝、日本一。 二位は、ソフトバンク。交流戦制覇。 三位は、楽天。CS出場。 四位は、西武。 五位は、ロッテ。 最下位は、日本ハム。 ☆今期のオールスター(第250回) 選手名 出場回数 成績 カピィ 2回目 .500(0本2点) X 5回目 .461(2本8点) ニョロモⅡ 2回目 .230(0本2点) mokemet 11回目 .307(1本6点) TACHYON~超速~ 8回目 .307(0本1点) 香車 1回目 4.50(0セ0奪) 一休 1回目 19.29(0セ1奪) 2回目の出場となったカピィ選手。第1戦で4安打を放つなど、打率5割と高打率を残した。 5回目の出場となったx選手。3試合とも打点を挙げるなどの大活躍で見事オールスターMVPに輝いた。 2回目の出場となったニョロモⅡ選手。毎試合ヒットを打つものの打率230と満足いく結果が残せなかった。 11回目の出場となったmokemet選手。相変わらずの活躍をみせた。 8回目の出場となったTACHYON~超速~選手。2盗塁を決めた。 初出場となった香車選手。第3戦に先発し、4回を被安打5四死球4の自責点2と満足出来る結果が残せなかった。 初出場となった一休選手。第2,3戦で打ちこまれてしまい、防御率19.29と大きい数字になってしまった。 ☆プレーオフ展望(第250回) CS1回戦は楽天。1-3と初戦を落とすも残り2戦を2連勝で飾りCS2回戦へ進出。 CS2回戦はオリックス。3連敗を喫する。 短期決戦に弱いソフトバンクが今年もでてしまったという形に終わってしまった。 ☆今期のタイトル(第250回) 選 手 名 タイトル・回 数 成 績 TACHYON~超速~ 盗塁王(6) 101 影薄いエース 最多勝(1) 20 さすが球界のスピードスターのTACHYON~超速~選手。101盗塁を記録。 6回目の受賞である。記録を塗り替えるのは時間の問題。 ソフトバンクのエース。影薄いエース選手は初の受賞となった。 ☆チームWiki wiki更新者の方いつもお疲れ様です。 編集人数は激減しています。まったくやる気がない人にいてもらう意味はありません。 やり方がわからないなら見て学ぶべし。最初は誰だって出来ません。わかる限りの事は教えるので。 音沙汰なしは例外です。V奪回とともにSランクも奪回!皆さんがんばりましょう! 総合 - 今日 - 昨日 - 最終更新日:2009年10月03日
https://w.atwiki.jp/akebon/pages/3545.html
通算の訪問者 : - 今日の訪問者 : - 昨日の訪問者 : - М ロッテ総評保存リンク ├ ロッテ総評226~239期 ├ ロッテ総評240~249期 └ ロッテ総評250~259期 239季総評 ◇今季の布陣 一番 スティー+ 先発① 月形 二番 M A 先発② 能美 三番 藤崎佑助 先発③ 水竜水皮 四番 オルティス 先発④ コスギⅦ 五番 塚原信吾 先発⑤ BellWalker 六番 Acky 中継ぎ① マイケル 七番 ツキノワ 中継ぎ② 綾崎ハヤテ 八番 大野豐 中継ぎ③ ジオ3 九番 片岡 抑え 松崎亜美ちゃん ◇今季の成績 試合 勝率 順位 勝ち 負け 分け 連勝 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 140 .485 4 67 70 4 6 .269 3.85 3.6 127 205 8 0,5差でソフトバンクにCS出場権を奪われた。 ◇総評 野手総評 今期も総盗塁数が200を突破。 チーム総失策数も一桁の8まで減少。 来期は下位打線の機能を期待したい。 投手総評 昨季に比べ1点近く防御率が悪化。 その中で中継ぎの一角・綾崎ハヤテ選手は防御率1点台と奮闘した。 ノーヒッター達成のエース能美投手に次ぐエースの台頭が待たれる。 チーム総評 CS権奪取を目標に戦って行きたい。 238季総評 ◇今季の布陣 一番 スティー+ 先発① コスギⅦ 二番 M A 先発② 水竜水皮 三番 藤崎佑助 先発③ 能美 四番 オルティス 先発④ BellWalker 五番 サイモン 先発⑤ ジャコビー 六番 塚原信吾 中継ぎ① 上杉偽 七番 Acky 中継ぎ② 綾崎ハヤテ 八番 大野豐 中継ぎ③ ジオ3 九番 片岡 抑え 松崎亜美ちゃん ◇今季の成績 試合 勝率 順位 勝ち 負け 分け 連勝 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 140 .568 3 79 60 1 6 .268 2.95 3.7 143 223 13 貯金19を作りCS出場を果たすも1stステージで敗退。盗塁数が飛躍的に増加した。 ◇総評 野手総評 野手全員が二桁盗塁を達成。総盗塁数は223を数えた。 恐怖の二番打者M A選手を中心に奮闘した。 来期は更なるチーム成績の向上を期待したい。 投手総評 中継ぎの一角ジオ3投手の名無し化が痛いが、 鉄壁のリリーフ陣が今期も活躍。先発陣を支えた。 ノーヒッター達成のエース能美投手に次ぐエースの台頭が待たれる。 チーム総評 来期もこの調子でシーズンを戦って行きたい。 237季総評 ◇今季(CS)の布陣 一番 スティー+ 先発① コスギⅦ 二番 M A 先発② 水竜水皮 三番 オルティス 先発③ 能美 四番 藤崎佑助 先発④ ジャコビー 五番 サイモン 先発⑤ ロドリゲス 六番 塚原信吾 中継ぎ① 上杉偽 七番 片岡 中継ぎ② ジオ3 八番 大野豐 中継ぎ③ 綾崎ハヤテ 九番 Acky 抑え 松崎亜美ちゃん ◇今季の成績 試合 勝率 順位 勝ち 負け 分け 連勝 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 140 .492 3 66 68 6 5 .264 3.51 3.6 118 147 18 勝率5割を切るもCS出場権を獲得する。 ◇総評 野手総評 若手野手の奮起が待たれる。 ベテランの引退前に一本立ち出来るか。 同時になるべく早い内に名無し野手はつぶしておきたい。 投手総評 名無し投手の影響で成績は悪化したものの、有人選手は素晴らしい成績を残した。 特に中継・抑えは12球団でも最高レベルの安定感を誇った。 こちらも野手と同じく名無しをはやく埋めておきたい。 チーム総評 チーム力は毎年確実についてきている。早いうちに18人全員を有人で埋めたいところ。 235季総評 ◇今季の布陣 一番 スティー+ 先発① ジャコビー 二番 M A 先発② 水竜水皮 三番 十六夜咲夜 先発③ 能美 四番 藤崎佑助 先発④ コスギⅦ 五番 オルティス 先発⑤ むねみっさん 六番 サイモン 中継ぎ① ジオ3 七番 Acky 中継ぎ② 綾崎ハヤテ 八番 塚原信吾 中継ぎ③ 上杉偽 九番 片岡 抑え 松崎亜美ちゃん ◇今季の成績 試合 勝率 順位 勝ち 負け 分け 連勝 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 140 .481 3 65 70 5 6 .260 3.23 3.2 102 189 13 世代交代の影響もあり4位。 ◇総評 野手総評 若手が増えた影響もありチーム打撃成績は悪化。 スティー+選手ら中堅~選手は例年通り、またはそれ以上の素晴らしい活躍を見せた。 チームの失策数が減少したことは明るい材料。 投手総評 こちらも2投手の転生で苦しい台所事情が続く。 遅咲きのエース能美選手は完全に一本立ちを果たした。 名無しをはやく埋めておきたい。 チーム総評 しばらくは育成の時期が続きそう。そのためにも次からはWIKIランクSを継続していきたい。 234季総評 ◇今季の布陣 一番 スティー+ 先発① 能美 二番 礎樺什箆 先発② 上杉偽 三番 十六夜咲夜 先発③ 蛇団鋼 四番 M A 先発④ あっきー 五番 藤崎佑助 先発⑤ むねみっさん 六番 オルティス 中継ぎ① ジオ3 七番 サイモン 中継ぎ② コスギⅦ 八番 ツタン 中継ぎ③ 綾崎ハヤテ 九番 塚原信吾 抑え 松崎亜美ちゃん ◇今季の成績 試合 勝率 順位 勝ち 負け 分け 連勝 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 140 .532 3 73 64 3 5 .296 3.23 3.9 93 232 29 後半追い上げ見事3位に滑り込む。 ◇総評 野手総評 ペナント全体が打高になった影響で、成績が飛躍的に上昇。 チーム打率は3割目前、盗塁は232を数えた。 この間に出来るだけ早く名無しを埋めて新人の成長につなげたい。 投手総評 打高の影響でチーム防御率は再び3点台となった。 若手にとってはつらいところだ。 上杉偽選手が今期飛躍を遂げたのは好材料だ。 チーム総評 交流戦の導入が今後チームにどのように影響するのか見ものだ。 233季総評 ◇今季の布陣 一番 礎樺什箆 先発① 能美 二番 桃ノ花ビラ 先発② 上杉偽 三番 十六夜咲夜 先発③ 蛇団鋼 四番 M A 先発④ あっきー 五番 藤崎佑助 先発⑤ むねみっさん 六番 京 中継ぎ① ジオ3 七番 オルティス 中継ぎ② コスギⅦ 八番 二階堂クルリ 中継ぎ③ 綾崎ハヤテ 九番 背番号 抑え 松崎亜美ちゃん ◇今季の成績 試合 勝率 順位 勝ち 負け 分け 連勝 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 140 .466 4 62 71 7 5 .261 2.51 2.4 46 161 8 データ巻き戻しの不運もあり、またもや4位に沈む。 ◇総評 野手総評 昨季に比べ、全体的に迫力に欠ける成績に落ち着いた。 若手の成長を待ちたい。 AA砲の後継者も1人育成したいところ。 投手総評 全員が防御率を3点台以内に収めるナイスピッチングを披露。 先発の大ベテラン3人が今期も奮闘する。 能美・上杉偽選手の更なる飛躍に期待。 チーム総評 引退・移籍等で苦しいチーム状況が続く可能性が・・・。 232季総評 ◇今季の布陣 一番 礎樺什箆 先発① 能美 二番 桃ノ花ビラ 先発② 上杉偽 三番 十六夜咲夜 先発③ 蛇団鋼 四番 二階堂クルリ 先発④ あっきー 五番 M A 先発⑤ むねみっさん 六番 オルティス 中継ぎ① ジオ3 七番 背番号 中継ぎ② コスギⅦ 八番 藤崎佑助 中継ぎ③ 綾崎ハヤテ 九番 京 抑え 松崎亜美ちゃん ◇今季の成績 試合 勝率 順位 勝ち 負け 分け 連勝 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 140 .526 4 70 63 7 5 .273 2.69 2.8 55 159 4 前半戦の調子を維持出来ずCS出場を逃す。シーズンを通して固い守りを見せた。 ◇総評 野手総評 上位を固めるベテラン陣が今期も奮闘。 4番の二階堂クルリ選手は31本塁打をマーク。 野手全員の守備力がC以上という堅い守りで投手陣をサポートした。 投手総評 先発陣が全員二桁勝利をマーク。 ルーキー松崎亜美ちゃん選手は新幕張の守護神として活躍。 若手主体の中継ぎ投手陣の更なる成長を期待。 チーム総評 後半戦に調子を落としたのが痛かった。 来期に期待。 231季総評 ◇今季の布陣 一番 礎樺什箆 先発① あっきー 二番 桃ノ花ビラ 先発② 蛇団鋼 三番 十六夜咲夜 先発③ 上杉偽 四番 二階堂クルリ 先発④ 能美 五番 京 先発⑤ むねみっさん 六番 M A 中継ぎ① コスギⅦ 七番 藤崎佑助 中継ぎ② ジオ3 八番 背番号 中継ぎ③ 綾崎ハヤテ 九番 オルティス 抑え 柘榴 ◇今季の成績 試合 勝率 順位 勝ち 負け 分け 連勝 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 140 .571 2 71 60 9 6 .260 2.46 2.4 34 114 8 最下位から2位へと躍進。防御率が1点近く良化するも本塁打が大幅に減少。 ◇総評 野手総評 上位打線を中心に奮闘するも、2桁本塁打を達成したプレーヤーが1人のみ。 機動力は使えているものの、現状維持ではやや苦しい。 若手の成長を待つのみ。 投手総評 ロッテのエース蛇団鋼選手、移籍組のあっきー、むねみっさん選手の3本柱が活躍。 若手で構成されている中継陣も安定した投球をみせた。 抑えの柘榴選手は防御率0.69と幕張のストッパーとして他球団に立ち塞がった。 チーム総評 移籍等によるチーム力アップでクライマックスシリーズ出場権を掴んだ。 日本一の達成、若手の成長に繋げたい。 230季総評 ◇今季の布陣 一番 礎樺什箆 先発① 上杉偽 二番 桃ノ花ビラ 先発② 能美 三番 ロッテリア 先発③ コスギⅥ 四番 二階堂クルリ 先発④ 高橋七美ちゃん 五番 藤崎佑助 先発⑤ 蛇団鋼 六番 M A 中継ぎ① 蓮 七番 京 中継ぎ② 綾崎ハヤテ 八番 reverl 中継ぎ③ ジオ3 九番 背番号 抑え 柘榴 ◇今季の成績 試合 勝率 順位 勝ち 負け 分け 連勝 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 140 .323 6 44 92 4 3 .236 3.47 1.9 67 149 10 最下位になる。失策はパリーグで一番少なく堅守だが防御率がパリーグ最下位タイ、得点率がパリーグ最下位。 ◇総評 野手総評 3割打者が一人もいない。このままでは得点力の増加は見込めない。 しかし機動力は健在で、ほぼ全員が2ケタ盗塁を記録。 若手が多いので、成長とともにチームの成績も向上すると思う。 投手総評 先発陣は全員負け越し、しかしコスギⅥ、高橋七美ちゃん、蛇団鋼は防御率2点台と安定した投球をする。蛇団鋼は奪三振のタイトルを獲得。 先発陣2人と中継陣全員が防御率4点台と崩れる。 抑えの柘榴は負けなしで防御率も1点台に抑える好成績。 チーム総評 実力を発揮できた選手とそうでない選手に大きく差があった。 Aクラス入りまでの道程は長い。 226季総評 ◇今季の布陣 一番 huaⅣ+ 先発① バルデス 二番 礎樺什箆 先発② 上杉偽 三番 桃ノ花ビラ 先発③ 能美 四番 十六夜咲夜 先発④ 欧州 五番 ロイキーン09 先発⑤ 蛇団鋼 六番 ロッテリア 中継ぎ① 小杉Ⅳ 七番 スティー+ 中継ぎ② ロドリゲス 八番 reverl 中継ぎ③ 柘榴 九番 マリオBOY 抑え 高橋七美ちゃん ◇今季の成績 試合 勝率 順位 勝ち 負け 分け 連勝 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 140 .343 5 46 88 6 3 .265 3.20 2.0 41 186 13 順位は一つ上げたが相変わらずのBクラス。打率と盗塁はリーグトップだが、投高打低のリーグの中では防御率が低い。 ◇総評 野手総評 huaⅣ+と礎樺什箆の一二番コンビ、さらには十六夜咲夜が3割を記録したが、それ以外は微妙。 しかし機動力は健在で、ほぼ全員が2ケタ盗塁を記録。 若手が多いので、成長とともにチームの成績も向上するだろう。 投手総評 先発陣は全員負け越し、しかし蛇団鋼は防御率1点台と気を吐いた。 中継ぎ・抑えも大崩れしたピッチャーは皆無。 抑えの高橋七美ちゃんはわずか1敗、防御率も1点台に抑える好成績。 チーム総評 実力を発揮できた選手とそうでない選手に大きく差があった。 若手の台頭がチームの順位を左右するだろう。 218季総評 ◇今季の布陣 一番 huaⅣ+ 先発① 小杉Ⅵ 二番 dream 先発② 雨 三番 ボメル 先発③ キャサリン 四番 エリック 先発④ 蛇団鋼 五番 東出 先発⑤ 高橋七美ちゃん 六番 桃ノ花ビラ 中継ぎ① 長岡 七番 礎樺什箆 中継ぎ② Damon 八番 ドットコムⅣ 中継ぎ③ 柘榴 九番 和義 抑え 国見偽 ◇今季の成績 試合 勝率 順位 勝ち 負け 分け 連勝 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 140 .683 1 93 43 4 12 .289 2.34 3.6 117 156 5 見事リーグ優勝二連覇を飾った。失策の数も5で盗塁156はすばらしい。打率も防御率もともにリーグ一位の成績だ ◇総評 野手総評 一番のhuaⅣ+が237本安打を記録。一二番コンビが怖い。 また、以外にも本塁打が多い選手が多数出現した。 失策が3と守備が高いロッテ野球の象徴だ。 野手陣は全体的に素晴らしい成績だった。 投手総評 先発陣は踏ん張り、どの投手も2ケタに近い勝ちを残した 中継ぎ・抑えも大崩れしたピッチャーは皆無。 中でも先発のコスギⅥ,国見偽,は大活躍をしてくれた。 その一方で名無しが0勝11敗残念だ。 チーム総評 どの選手も自分の役割を発揮できたシーズンだった。 昨季と連続でリーグ優勝を果たした。 ◇今季のパ・リーグ順位表 優勝 ロッテが二季連続のリーグ優勝。現在黄金期最中で投打が絡み合っている。 二位 ソフトバンク、もうそろそろ首位にあがっていきたいところだ 三位 西武、昨季は退団者が続出して戦力が落ちたと思われていたが這い上がってきた。まだまだ 四位 オリックス、あまり打てなくて投手に頼っていたがちょっと足りなかったか・・ 五位 日ハム昨季日本一に輝いたがはやり合計7人のチームにはたまたまだったのか?4番以外あまり活躍していない。 最下位 楽天、現在もまだ低迷をつづけてままだ。 ◇プレーオフ結果 今季も優勝し第二ステージからのCSだった。 初戦はエースコスギⅵの要所を抑えたピッチングで勝つも西武にその後3連敗で日本シリーズに進出できなかった。 最終更新日時:2009年06月18日23時35分36秒 編集者:だれさき
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/11067.html
タイトル基本データ 作品番号 AOT エクスパンション セット名 セット番号 エキスパンション形式 セット枚数 備考 進撃の巨人 S35 BP/TD 100+TD限定20 進撃の巨人 Vol.2 S50 BP 100 特徴 社会現象を巻き起こした大人気漫画のアニメ版がWSに進撃。 特徴《兵団》を中心とした人類側のカードプールと、特徴《巨人》を中心とした巨人のカードプールに綺麗に分かれている。 また色分けは黄色はエレン・アルミン、緑はリヴァイ・ハンジ、赤はミカサ・クリスタが中心になっている。青のカードプールは巨人が完全に独占しており、定番の枚数制限解除カードも収録されている。 《兵団》側にはイベント対巨人戦用『立体機動装置』を始めとして、“切り拓く未来”ミカサなど、原作の立体機動装置を再現したバトル回避・移動効果を持つカードが多く収録されている。現環境ではキャラのリバースを条件とするカードが多く存在するので、これらに対して優位に立ち回れる。 レベル3は数こそ少ないが、詰めから回復まで強力な効果を持つものが揃っている。 巨人側は高パワーを誇るカードが多く収録されている。 また青中心のカードプールであることから、アタック封じ・ソウル減少を持つカードも多く、強固な盤面を築くことができる。 Vol.2の追加では、前弾のカードとシナジーを持つカードが多く収録された一方で、新たなレベル3も複数収録されており、デッキ構築の幅が広がった。前弾に比べると効果の対象に縛りが課せられたカードも多いので注意したい。 《巨人》側は青に加えて赤にもカードプールが拡大。 新たにレスト集中や詰め能力を持つカードも登場したので、《兵団》側とも遜色のないデッキ構築が可能となった。 主なデッキタイプ 【兵団デッキ】 特徴《兵団》を持つ人類側を中心としたデッキタイプ。幅広いカードプールから多種多様な構築が可能である。 【巨人デッキ】 特徴の《巨人》を持つ巨人側を中心としたデッキタイプ。 コメント欄 t -- (名無しさん) 2015-06-25 20 29 43 “運命への抗い”リヴァイはクロック送りじゃなくない? -- (名無しさん) 2015-09-23 11 34 09 直しておきますか… -- (名無しさん) 2015-09-24 11 39 54 お、直ってる 編集してくれた人ありがとう -- (名無しさん) 2015-09-26 06 44 34 Vol2関連のページを追加。デッキレシピ・総評もあわせて編集しました -- (管理人) 2017-10-25 01 46 42 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/akebon/pages/2145.html
★今期の総評 ◎第171回ソフトバンク総評☆今期のチーム最終成績 ☆今期のパ・リーグを振り返る ☆プレーオフ展望 ☆来期を占う ☆セ・リーグ途中経過 ☆野手陣総括 ☆投手陣総括 ☆今期のオールスター ☆今期の野手最終成績 ☆今期の投手最終成績 ☆打撃10傑 ☆投手10傑 ◎第171回ソフトバンク総評 ☆今期のチーム最終成績 年度 順位 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 171 5位 140 63 73 4 5 .463 .268 4.06 3.9 149 175 35 序盤は最下位になったが、中盤からは何とか巻き返し最終的には5位。 投手陣は中継ぎ陣はいいものの先発陣に不安が残る。 来季はいい方を前面に押し出す事に期待がかかる。 打撃陣は3割近い総合打率を残しなかなかの結果。来期にはもっと奮闘してほしい. ☆今期のパ・リーグを振り返る 今期は、wiki使いデンデさんの加入で楽天の急成長が予想された。 前半戦は予想通り楽天が1位を疾走していたが、後半戦は、予想とは裏腹に。 結果は、我々SBは6位、楽天は5位となった。 また、万年wikiSランクを取りつつ、Aクラスを維持してきた強豪ロッテが4位。 そして、Aクラス入りは、日ハム、西武、オリックスが激しい争いを。 結果は1位と2勝差で日ハムが3位。 TOP2は、勝ち数が同じで、なんと1敗差。2位が昨期リーグ優勝の西武。 1位には、「パの蒸気機関車」(命名 おっ)オリックスが。 ☆プレーオフ展望 ソフトバンクは残念ながら出場出来ず。 昨期よりも、プレーオフは遠くなってしまったが、レールは続いている・・・。 ☆来期を占う 失策数36と、リーグ最多を記録してしまったのが、またもや今期の弱点。 この弱点を直すことが、最優先だ。そして、投手陣の若手の成長に期待。 来期はAクラス入りを目指す! ☆セ・リーグ途中経過 パ・リーグの大盛り上がり振りとは、真逆に。 ヤクルトの一角時代に突入なのか。 阪神と横浜は、ドン底状態。 2位中日、3位巨人、4位広島は、五分五分といった所か。 ☆野手陣総括 MVP:wiki3.5選手 次点:CHO選手、Samurai☆侍選手 注目選手:アーク選手、南☆明奈♪選手 wiki3.5選手は今期、打点リーグ2位、打率リーグ4位、本塁打リーグ5位と素晴らしい成績を残した。来期も打線を引っ張る。 CHO選手は1番に座りリーグ3位の48盗塁を記録。また本塁打も15本とパンチ力もあることを見せた。 Samurai☆侍選手は今季3番に座り、チームではwiki3.5選手に次ぐ26本塁打をマーク。順当にいけば次期4番候補の一人である。また足も速く23盗塁を記録。ただ二塁手を任せるには少し力不足か? アーク選手は俊足好打の大卒のルーキー。チーム2位の28盗塁をマーク。新人王はほぼ当確だ。転生を繰り返していたが、この選手で落ち着くか? 南☆明奈♪選手は高卒2年目。ルーキー時から固め打ちを持っており有望株である。守備力もなかなかに高い。 ☆投手陣総括 MVP:柔らかい銀行選手 次点:西ポン選手 注目選手:特になし 柔らかい銀行選手は今季から抑えに転向。厳しい台所事情が原因での配置転換だったが、安定した投球で負けなしの16セーブを挙げた。不動の守護神となるべく来季も結果を残す。 西ポン選手は今期もエースとしてチームを引っ張った。しかし2つの負け越しなど、不本意な結果に。来季こそはタイトルを。 ☆今期のオールスター 選手(回数) 製作者 成績 ポジション 西ポン(2) 西くん 18.00(0セ1奪) 先 今期は投手1人しか選ばれなかった。 前半戦からのチーム不調が響いたのかもしれない。 唯一出場の西ポン選手もふがいない成績におわった。前半戦は勝ち越しても、後半戦ひどく負け越している。 チーム自体悪くはないので、どうにかしていきたい!! ☆今期の野手最終成績 打順 選手名 製作者 打率 安打 本塁 打点 盗塁 失策 1番 CHO CHO .286 173 10 41 42 3 2番 Samurai☆侍 Danielcat .280 165 18 58 26 16 3番 終焉 陽炎 .302 169 14 59 40 0 4番 wiki3.5 wiki3.5 .322 171 30 116 11 0 5番 幻影の野球狂 しょう .295 161 25 86 5 5 6番 和田一浩 神速 .285 150 23 84 10 2 7番 後藤光尊 lazy .264 145 22 63 12 3 8番 アーク ナベッチ .215 118 3 26 17 4 9番 南☆明奈♪ アッキーナ .197 104 5 29 14 0 打率.300以上が2人 200本安打到達者が0人 盗塁成功数30以上が2人 HR30本以上が1人 100打点以上が1人 40盗塁成功者が二人と走りまくった。来季は打撃を更に改善させて出塁率をさらに増し、どんどん走りたい。 CHO選手は2桁本塁打とパンチ力も見せた。来期もチームを引っ張る。 wiki3.5選手が復活。5番の幻影の野球狂選手がウオン選手の変わりを見事に果たした。 下位打線は7番の後藤光尊選手が活躍。7番ながらも本塁打22本打点63点というのは見事。 ☆今期の投手最終成績 投順 選手名 製作者 防御率 勝 敗 S 奪三振 被本 10番 るろー 浪人 3.81 5 9 0 76 11 11番 西ポン 西くん 3.14 10 9 0 102 14 12番 SCARS 御堂筋 5.61 5 15 0 73 20 13番 辻内 山崎 4.38 7 8 0 96 19 14番 綾小路 おっ 4.95 5 13 0 95 20 15番 コスギⅢ 小杉 3.88 8 7 2 87 21 16番 柔らかい銀行 柔らかい銀行 5.13 10 3 1 86 11 17番 ドリーム5 ドリーム5 3.13 12 7 6 101 13 18番 エイドリアン ロッキー 1.76 1 2 23 20 2 防御率3点未満は1人。 10勝以上は3人 100奪三振以上は2人 今年の抑えのセーブ数は23S ドリーム5選手が中継ぎながらも12勝。後一歩で最多勝であった。 中継ぎ陣は安定した投球で全員が貯金を5つ以上作る快挙。 エイドリアン投手は防御率1点台で守護神として有終の美を飾った。 ☆打撃10傑 部門 順 記録 選手名 所属球団 製作者 打率 4 .325 wiki3.5 ソフトバンク wiki3.5 本塁 5 30 wiki3.5 ソフトバンク wiki3.5 打点 2 110 wiki3.5 ソフトバンク wiki3.5 安打 9 176 CHO ソフトバンク CHO 犠打 6 5 wiki3.5 ソフトバンク wiki3.5 盗塁 3 48 CHO ソフトバンク CHO wiki3.5はタイトルこそ取れなかったが、3割30本100打点を2期連続でマーク。 最下位のチームにおいて奮闘した。 CHO選手は今季も1番打者として申し分のない成績。 他の選手も成績的には悪くないのだがもう一歩殻を破れるかどうかにかかっている。 ☆投手10傑 部門 順 記録 選手名 所属球団 製作者 防御率 8 3.56 西ポン ソフトバンク 西くん セーブ 6 16 柔らかい銀行 ソフトバンク 柔らかい銀行 今季は僅かタイトル争いランキングに乗ったのが2人。 その2人でも5位以下と悔しい結果に。 しかし柔らかい銀行選手は不敗神話を作るなど、成績は十分。来季は更なる上乗せを誓う。 自分の担当する箇所を更新したら表の中の自分が編集した枠に自分の名前を記入してください。 第~回あけペナ 164 165 166 167 168 169 170 171 ALLSTAR wiki3.5 wiki3.5 wiki3.5 wiki3.5 wiki3.5 西くん 西くん 西くん 打撃10傑 wiki3.5 wiki3.5 wiki3.5 wiki3.5 wiki3.5 wiki3.5 浪人 wiki3.5 投手10傑 wiki3.5 wiki3.5 wiki3.5 wiki3.5 wiki3.5 wiki3.5 浪人 wiki3.5 野手・投手総括 lazy デンデ wiki3.5 wiki3.5 - wiki3.5 lazy lazy 回想 デンデ 山崎代筆 wiki3.5 wiki3.5 おっ おっ おっ おっ 成績 ナベッチ デンデ wiki3.5 wiki3.5 - wiki3.5 浪人 更新日時:2008年02月28日16時39分37秒 :通算: - 今日: - 昨日: -
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/828.html
2021年総評案3 大賞 Cuteness is justice 【2021】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所 https //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58649/1643644901/ 75: 総評3 :2022/02/28(月) 22 50 12 ID ???0 そこは、数多の夢と浪漫が永眠し、悪鬼羅刹がのさばる煉獄。 修羅の国とも呼ばれる、現し世の常識が通じぬ魔界。 その片隅に存在する、物好きな冒険者たちの集う砦こそが、クソゲーオブザイヤーinエロゲー板(KOTYe)である。 2020年には、総勢22体の怪異が全ての月を支配する中、親の777光と属性地雷群を自己満ルビで粉飾し尽くした『LOVE・デスティネーション』が、図抜けた威容を示して戴冠した。 張り裂け散らばった無念を湛え深さを増す暗天の下、時の流れは冒険者たちを次なる戦禍へと誘う。 これより伝えるのは、コンパスにして鍵たる一人一つの性癖を胸に、己の真実を求めてさすらう者たちが史に刻んだ悲喜劇である。 2021年の始まりは、怪異どもが活性化する3の月。 コンセプト詐欺感を訴える者が砦の酒場を訪れた。 恋愛譚・青春譚・幻想奇譚との触れ込みに惹かれて物語を買い求めたが、個別分岐が実質BADで明るい話がひとつもないという。 しかし、この傾向はブランドの作風として確立されたものであり、体験版をプレイしていれば回避できていたことから、どこまで納得できるかで意見は割れた。 同時に、近年のKOTYeにおいて中心議題となっているフィーリングのミスマッチ、すなわちコンセプト詐欺・宣伝詐欺・タイトル詐欺について改めて問い直す契機ともなったのである。 事前情報はどこまで集めるべきか? 売り手の説明不足と買い手の判断力不足を分ける境界とは? 意見のすり合わせが行われたが、万能の尺度を創造するのは不可能に近く、結局はケースバイケースで判断するほかないとされた。 いずれにせよ、エントリー方式を採るKOTYeにおいて、虚偽ないしはそれに準ずる難癖でもない限り参戦は拒まれない。 そしてこの一見は、修羅の国の在り方そのものを問うような動乱の、ほんの発端にすぎなかったのである。 続く4の月には、名ばかりIRによるぼったくり被害が発生した。 元締めは、悪名高きスワン連合の一味Calcite、開業されたのは『女勇者と幻想カジノ ~求む亜人巨乳美女ギャンブラー~』である。 異世界に転生してギャンブルとイカサマの知識で無双する話とされているものの、各種設定はことごとく形だけ。 カジノといっても、敗者への罰ゲームを名目にHシーンを並べているにすぎない。 この過程でミニゲームとしてブラックジャックを実際にプレイできるが、製作者がルールを把握していないらしく、役のあるなしに関わらず同点なら引き分けになってしまう。 この一点だけでも、取り扱う題材に対する下調べ不足は明らかである イカサマを使えば、プレイ自体をスキップして勝てるのが救いか。 開催するショーもは「2人で利尿剤を飲んでどちらが先に漏らすか」などのバカバカしいものばかりで、何をしてどうなったか淡々と説明されるだけなので面白みもない。 また、キャラクターの設定は外見にしか反映されておらず、中身は偽物の疑似餌ならぬ「疑似絵」として被害を拡大した。 そして結末はいずれも大なり小なり打ち切りであり、酷いものでは“結果が出てしまう前までがギャンブルだ”との開き直りとも取れる言葉で結ぶ。 CGの使い回しも度を越しており、60枚のうち約半数は反転などの加工による水増しである。 フルプライスでありながらOPすら存在しない安っぽさ、頻発する暗転読み込みといったお家芸も標準搭載で、もはや本作そのものがイカサマであった。 近年流行の疑似絵系トラップが早くも発動し、便乗の機運が高まりかけたその時。 そんなものはお遊戯用の能力とでも言わんばかりに、領域展開による割り込みが発生した。 前年に続いて参戦したevollの『とっても明るい!お嬢様の満喫☆夢のどすけべ生活』である。 開始早々、「人目につかず使われていないが勝手に侵入できる立派な屋敷」を具現化し、登場人物もろともプレイヤーを閉鎖空間に引きずり込む。 あとはやりたい放題である。 根幹をなすのは、加虐嗜好のない主人公がヒロインから陵辱プレイを強要されるという変則的な設定。 とにかく、ガチ陵辱にあらずと予防線を張り巡らせながらのプレイが繰り返される。 導入からして、主人公の借金をヒロインが肩代わりする条件として竿役を強要する展開であり、あくまでもヒロインの望みであることが強調されている。 行為の真っ最中にも、主人公が躊躇するモノローグが入ったり、つい素で悦んでしまったヒロインが嫌がる演技に入り直したりと、幾度となくガチではないと念を押す。 行為後には立場が逆転して、ヒロインによるプレイの採点とダメ出しが始まる始末である。 あまりに言い訳が執拗すぎて、陵辱プレイとしては微妙であり、かといって純愛路線としても成立していない。 陵辱要素を採用しておいて規制には及び腰すぎる中途半端な姿勢は、作品そのものを迷走させている。 また、チ○コを腕よりも太く長くして画面外から挿入する必中効果、広すぎて読みにくい文字間隔や巨大な顔アイコンといった環境要因によるストレス上昇効果も発現。 全要素がしっかりと粗悪さを堅持した領域であった。 涙雨が降りしきる6の月には、増水した三途の川でルアーに釣られた者が犠牲となった。 前回『つくりかた』と称して完成済み詐欺をやらかしたSUKARADOGが、新たな罠『家出ギャルを拾ったので育ててみた』を発動させたのである。 今回もやはりタイトル詐欺に堕しており、ギャルっぽいのは見た目だけで育てているとも言い難い。 ヒロインには主体的な個性に乏しく、家出中に成り行きで教師の家に転がり込んだ後は、懐いてなんとなく股を開くか、レ○プで股を開かされるかの肉オ○ホでしかない。 展開次第で黒髪清楚や黒ギャルにスタイルチェンジするものの、前者はただの変装で、後者は主人公による強制。 内面の変化の現れではなく、CG差分を利用したシーン数水増しに体よく利用されているだけである。 また、UIは「左クリック一本で勝負」という要らぬ漢気に溢れており、ホイールによる読み進めをはじめ、右クリックやキーボードによる操作を受け付けない。 単なる釣り道具には留まらず、ストレスを強いつつ腱鞘炎へと導く脅威としても恐れられたのであった。 後にわかることであるが、これが本年のエントリーで唯一のロープライス作品となる。 この先で冒険者たちを待ち受けるのは、重量級怪異との連闘であった。 口火を切ったのは、panacheの『ぱられるAKIBA学園』である。 “更なるクォリティアップのため”として一年に及ぶ延期の末に竣工したのは、注力するポイントを間違えた上に統一感も無い廃校であった。 冒頭では、主人公が異世界召喚の勢いを利用したカミカゼアタックで魔王を開幕ワンパン。 帰還不能の代償としてオタクグッズ満載の自室を召喚してもらい、オタク文化に染まった勇者パーティーのヒロインたちと布教活動を開始する。 ここまでは良しとしよう。 しかし、続いて始まるのは学園生活ではなく、不毛の大地の開拓である。 魔王のせいで荒廃しきった異世界にAKIBA文化を根付かせるため、まずは人々の生活基盤を確立し、教育により識字率を上げるところからスタートする。 本作は、そんな気の長い鉄腕開拓記なのである。 活動内容の大半を街づくりが占め、学園要素はなんとなく着ている制服込みでもせいぜい1割。 その街づくりにしても、政治・経済にまで生々しく話を広げては半端な力技で解決したことにするため、腑に落ちないモヤモヤが積み重なっていく。 しまいには、漫画や遊○王カードを普通に読むモブの登場によって話の前提が崩壊。 真面目に向き合う意義の薄い、単なるコスプレHへの動線にすぎないことを思い知らされるのである。 一方、ヒロインたちとのエピソードでは整合性が崩壊している。 共通が終わると性格どころか人格が変わり、吟遊詩人エルフは生ける騒音に、頭脳派魔道士は切れる若者へとタイプチェンジ。 個別はヒロイン全員の小話を一巡するごとに進行していくが、順番が任意のため、呼び方が親密と他人行儀を行き来するわ処女膜が再生するわで時系列が乱れ狂う。 ほかにも、海水浴で水着を着ているはずが立ち絵は全裸など、そこかしこに突貫工事の痕跡が透けて見える。 異世界転生のテンプレに便乗も逆張りもしきれなかった本作は、改めて現実の厳しさを冒険者たちに知らしめたのであった。 炎暑が続く8の月には、人を選ぶ筆致で知られるベテラン魔族が、ド○クエパロとバグチート無双の邪配合によって狂える勇者を生み出した。 キャラメルBOXいちご味の『下戸勇者 ~酒は飲まねど酒池肉林!~』である。 問題点は、俺様パロディ・ドヤ解釈・クセポルノと三拍子揃ったシナリオ。 アクの強さがあまりに深刻であり、下戸とは言うがシラフで書かれたとは到底思えない。 旅立ちの街の名前が「アリエヘン」なのはマシな部類で、以降ズレた方向へと加速度を上げていく。 日本語を英語風にもじった呪文詠唱は痛々しい上に種類も多く、「――Callarine.Hanacolor Nuu-Guu!――(チャラリー 鼻から乳牛)」あたりは短いだけまだ救いがある。 さらに、ヒロインの名前が「ああああ」、「いいえ」で無限ループや無意味な8択といった古い選択肢ネタに加え、「メッセージウィンドウに長すぎる名前を表示」という8年前に我々が通過した遊びまで網羅。 ここまでなら古く痛く寒いで終わるが、DQヒロインの名前に引っ掛けた選択肢を出して「バ行で始まってカで終わる」と貶すネタは、原作への敬意を欠くと批判された。 一方で、何かにつけ世界観の設定を細かく丹念に語り始めては脱線し、徒労感をも上積みする。 通貨がゴールドである理由の俺解釈を滔々と語られても、それがどうした以上のリアクションは取りづらい。 挙句の果てに、こうしたクセと無駄はエロをも汚染している。 ピストンしながら「会心の一撃!」と連呼する、行為の真っ最中にはぐれ狩りの豆知識と自慢話を語る、空間魔法で4人のア○ルを重複させて同時に挿入する等々、実用性云々以前に意味がわからないシーンも多い。 最後には突然の主人公女体化エンドまで仕込む徹底ぶりである。 一部をかい摘んで聞く限りでは、いわゆる「くさや系」として楽しめるのではないかという意見もあるかもしれない。 しかし実態は、凍気と虚空の波状臭撃がフルプライス相応の大ボリュームで絶え間なく押し寄せる「わんこくさや1万円分」であり、その圧力を楽しみきれる者となると稀有であろう。 未読スキップすら無い化石UIでレトロ感を演出する無用な配慮も行き届いており、それがトッピングとして苦渋をも添えている。 かくして、はぐれ勇者はキンキンに冷やした大地にクレバスを刻み、大穴の底へと消えていった。 9の月には、低レベルな粗製乱造スキルを駆使する常連が参戦する。 スワンの眷属ももいろPocketが『ぶっかけ陰陽師絵巻 ~Hなお祓いいたします~』で3年連続のエントリーを果たした瞬間であった。 内容は、陰陽師である主人公の精液には解呪効果があるという設定を導入にして、ただぶっかけまくる話である。 次々と発生する呪いに対し、患者のどこにぶっかければ解呪できるかを選択していくシステムであるが、例によってヒントはほぼない。 例えば下着が脱げなくなる呪いの場合は、下着・脇・手の三択となり、正解は「手」、根拠は“下着はただの布だから、何か起きてるとしたら手の方か”である。 呪物や付喪神は存在しないらしい。 しかも間違えたまま進めると、個別ルートのフラグが折れたり 最後のHシーンが出なかったりと、後になってから悪影響が生じる陰湿な仕組みである。 作画コストの徹底削減も、もちろん健在。 左右反転・回転・拡大縮小に加え、時間帯変更や立ち絵の一枚絵化まで、多彩な増殖系の禁術を乱用してCGを使い回し、1枚から最大で5回のシーンを生み出してのけた。 「ぶっかけ」に対するこだわりなどあるはずもなく、「お腹にかける」であってもフェラCGを使い回す杜撰さである。 さらに、前作でもさんざん流用した時代劇風の背景をそのまま転用している上に、私服は現代風なので統一感もない。 背景と文章しか表示されない場面も多く、味わいのないドット絵のようなチープさがいっそう引き立っている。 その極地がラスボス戦である。 世界を滅ぼせるらしいラスボスにも集結した陰陽師の軍勢にもCGは皆無で、専用CGはヒロインの立ち絵をアップにしてでっち上げたカットインもどき1枚のみ。 そして最終決戦の舞台はただの民家である。 この選択を陰陽師B氏が「当たり前のことを言うな」とたしなめるが、おそらく「背景を使い回せる場所で戦うのが当たり前」という意味であろう。 挙句“本当の本当に総力戦だった”の一言で8割方の説明を片付けており、漫画でいえば下書きどころメモ書きをそのまま掲載するが如しである。 厚顔無恥に己が覇道を突き進むスワン帝国はどこへ向かうのか。 冒険者たちは、呆れながらもその野望の行き着く先に想いを馳せるのであった。 季節が秋へと移り変わる頃。 某所で開催された「秋のクリ拾いセール」が「クソ拾い」と空目されたことが引き金となり、戦火の火種が世界各地へと飛び火した。 スタンピードへと繋がる大きなうねりは目前に迫っていたが、冒険者たちがそれを知るのは少し先のこと。 このときはまだ、酒場での論戦に興じる余裕があった。 話の種は、タイムスリップとループを取り入れた歴史物語である。 源平合戦をなぞっているが、源義経に成り代わった現代人を主人公に据えているため、赤の他人でしかない頼朝と「肉親であるがゆえの愛憎劇」を演じる違和感が拭いきれない。 さらに、最終章では話が大きく脱輪して妖怪大戦争が勃発し、ぽっと出の最強キャラがだいたいなんとかする超展開が待ち受けている。 ほかにも、源平合戦と関係ないドヤ薀蓄が多すぎる点や、現代人のヒロイン2人にしかHシーンがなく数も合計5つと少ないことが指摘された。 一方で、オチと薀蓄はともかく大筋は十分面白い、あえてエロを最小限にしたのは英断、といった意見もあった。 トータルの出来栄えは決して悪くはなく、むしろ良いとさえ言える。 それでも不満の声は上がり、反論はあれど共感も集まった。 この事態が意味するものとは―― 新たな知見が垣間見えたそのとき、突如鳴り響いた警鐘によって議論は途絶してしまう。 鐘の音は、かねてより監視対象となっていた魔王級モンスターの来襲を、ひいてはスタンピードの始まりを告げていた。 時は遡って5の月。 とある公式サイトの情報が開示され、漂ってきた妖気が冒険者魂を震わせていた。 絶妙にヘタウマグレーゾーンなメインビジュアル、初代戦極姫を思い出させる絵柄のばらつき、潰れた饅頭のように愛嬌のあるSDキャラ。 さらには、ブランドデビュー作にして三部作というクソデカ自信。 こうした事前情報の時点で「約束された臭気の便」と看破し、冒険者たちは厳戒態勢に入っていたのである。 そして迎えた10の月、決戦の日。 新星Vanille Macaronが排出した怪物、『Cuteness is justice』との戦いに挑む。 プロローグで滅ぶヒロインの祖国の名称“エンパイアエルフ王国”からしてツッコミが殺到。 帝政と王政が両方備わる最強感とおバカさは、ある意味で住民たちの心を掴んでしまった。 内容以前に文章作法が怪しく、不親切な語順や要領を得ない形容が無駄な読解作業を要求してくる。 そしてストーリーは、3部構成の序章であることを加味してもスケールが小さく、添え物程度。 名ばかりヘタレ調教師の主人公と亡国のエルフ姫が、なんとなく交流と戦闘訓練を重ね、モブ素材臭が漂う全裸のリザードマンを倒したところで終わる。 メインとなる育成シミュレーション要素は、プリンセスメーカーの系譜に連なるオーソドックスなもの。 古代の習わしを踏襲して情報のほとんどが伏せられており、ステータスの意味や各種コマンドの効果に始まりエンディングの分岐条件まで、ひとつひとつ手探りで明らかにしていかねばならない。 情報収集さえ終われば、至極単純な全体像と攻略ルートが明白になるため、娯楽たりうるとすればそこに至る過程それ自体であろう。 いわば方眼紙マッピングのようなレトロで地道な作業であり、現代では高難易度ではなく理不尽とされかねない。 このシステムを持ち味として許容できたとしても、真の脅威はその先にある。 それは、テンポの悪さである。 盤面切り替え時の暗転、ヒロインの立ち絵表示時の拡大縮小カメラワーク、各種行動の成否判定、マップ画面での移動演出……。 何かするたびに操作できない待ち時間が小刻みに発生し続け、速やかにストレスを積み重ねていく。 トライ&エラーと周回プレイを前提としながら、3歩進んで2秒スタンするかの如き挙動は致命的というほかない。 おまけに、セーブとロードは行動選択画面でしか実行できず、クイックセーブ及びロードが存在しない仕様も、手探りのペースを落とす障害となっている。 2周目以降ともなれば、スキップ待ち含めて体感9割が待ち時間となり、精神に支障をきたす冒険者が続出した。 エロに関しては、CGの塗りが最低限求められるラインを下回っているのみならず、尺の中途半端さも相まって実用性が著しく低い。 ほとんどのHシーンは調教コマンドを実行するたびに発生するため、「抜きに短し演出に長し」なのである。 ヒロインが1人のみであることも含め、フルプライス相当の価値があるとはお世辞にも言えまい。 やりたいことはわかるし、SLGとして破綻しているわけでもないが、全てにおいて安っぽく、洗練されていない。 「低価格同人なら凡作」との評が、本作の有り様を端的に示していた。 11の月には、North Boxの使徒にしてエルフの皮を被った性獣『エルフのお嫁さん ~ハーレム婚推奨~』が現れ、ほぼ完璧なタイトル詐欺を成し遂げた。 結婚要素は無いに等しく、「性行為を通して魔力供給する契約が、人間でいうと結婚にあたる」と説明されるのみ。 花嫁姿はパケ絵にしか存在せず、結婚式もなければ孕みもない。 ハーレムも名ばかりで、ただ4人と同時に契約しているにすぎず、シーンの大半は1対1である。 エロゲーでハーレムを名乗るなら、尻を3つ以上並べてからではなかろうか。 シナリオは食事とまぐわいを交互に繰り返すだけであり、エルフのイメージと噛み合っていない。 止めに公式サイトのキャラ設定が本編にほとんど反映されていないことも判明し、選評者をして“あらゆる層からのヒットを避ける魔球”と評せしめた。 疑似エルフの嬌声が遠ざかったのも束の間、今度はグラボの唸り声が怪しく響き渡った。 元凶はQUINCE SOFTの『ごほうしアクマとオシオキてんし』である。 天界から来た天使や悪魔と共に過疎の島を盛り上げていくシナリオは、テンプレ通りにつまらない。 旅館に見習いで入れば2週間でリピート客が増加し、PVを作ればすぐに大バズりして観光客が殺到するなど、あまりに都合の良い展開が続発。 個別に入ると、業務中であっても所構わず発情してヤリまくるようになり、浴場掃除からなだれ込むパターンは大欲情と揶揄された。 天使悪魔の設定は例によってルアーであり、天使に至っては羽ありHが無いためコスAVですらない。 そして最も注目を集めたのが盤外戦術、無制限のフレームレートである。 本作の起動中はGPU使用率が跳ね上がり、100%に張り付くことも珍しくないため、ステルスベンチマークとして恐れられた。 プレイ時間に比例してグラボの寿命を要求する挙動は、なるほどアクマ的ではあるが、そのまま天に召されぬようにと冒険者たちは祈るのであった。 そんな祈りをあざ笑うかのように、今度は骸骨系のリビングシットが冥府から魔界へとまろび出た。 その正体こそ、スワン帝国領Calciteが放った本年2体目の刺客『ニート娘を更生させよ!~性技があれば生きていける~』である。 何があったかはわからないが、前作『幻想カジノ』で採用されていたCG増殖の禁術を封印。 その結果、肉はおろか皮も削られた骨だけの姿で顕現している。 総容量302MB、総プレイ時間5時間未満。 総CG数はミドルプライス下限ボーダーの40枚にして、価格だけは上限一杯の税込価格7480円。 その上で、モノローグの比率を上げてボイス代をケチる外法が新たに付与されている。 ゆえにHシーンは長いモノローグと少ない喘ぎの低密度仕様と化し、5回も喋ればいわゆる「もう出そう」に至る。 一方で、奇襲系スキルとしては一般的な「突然のNTR」をも習得済みであり、風俗勤務を志願する分岐がヒロイン全員に存在する。 中でも、闘病資金を速やかに稼ぐ必要に迫られての風俗堕ちは、抜きゲーにあるまじき重さ。 サブタイトルの“性技があれば生きていける”が、ここにきて甚だ悪趣味さを帯びてくるのである。 さらには、右クリックを左クリックと同じ挙動にして混乱を招く、竿役の名前を「Man」にするといった怪しい小技も披露。 「クレジットにデバック表記がないのは、デバックしていないからか」、「ニートを更生させる前にお前が働け」といった鋭いツッコミが入るも、貫通耐性で受け流してしぶとく暴れ回ったのであった。 どうにかスタンピードの猛威を凌ぎ切った頃には、年の瀬も押し迫っていた。 いつものように駆け込み申請が届き始めたが、その理由は例年とは趣が異なる。 自分が遭遇した事態を怪異として届け出て良いのか、長らく迷い悩んだ末の報告が目立ったのである。 いつもの酒場で始まった座談会で、割り切れぬ感情を抱えた冒険者たちは何を語るのであろうか。 まずは、異端の棒術使いが引き起こした惨劇の話であった。 諸事情により秋で終わっていたSF四季シリーズの冬編にして完結編であり、主人公も含め少女たちしか居ない世界を舞台とした学園SFミステリーを称している。 しかし、推理ものとしてはお粗末を通り越して失格に近い。 導入からして冗長であり、殺人事件発生前に全編の1/3が無駄話で消費され、回想の6/9が埋まる。 探偵パートでは、推理の前提となる情報を開示するタイミングが出鱈目すぎて、プレイヤーが主人公に同期して共に推理を進めることはできない。 最初のうちはプレイヤーにだけ伏せられた情報のせいで推理のしようがなく、逆に露骨な伏線で真相がバレバレになった後も主人公は迷走を続けるといった有様である。 挙げ句には「理由があってあえてお粗末な犯行にした」ことが作中で明かされるが、ならばミステリーを標榜しないでいただきたい。 そしてもう一つの問題が、不意打ちふたなりである。 事前にライターが述べていた“百合的側面はあるけど百合作品ではないです”という言葉の真意は「生えるから」であった。 メインテーマに直結した仕掛けにして、あえての挑戦であることは理解できる。 それでも人を選びすぎる要素には違いなく、地雷と化して多数の重軽傷者を出したのも必然といえよう。 これなら未完結で良かったとまで嘆かれる、苦い幕引きであった。 次いで、名の知れた“曲芸”師の杜撰な仕事ぶりが語られる。 全年齢版からR18版へ移植する、いわゆる逆輸入であるが、今回は手抜きにも程があるという指摘であった。 移植元のシナリオには全く手が入っておらず、追加要素はエンディング後に一括挿入している。 さらに、HCGの使い回しがあまりに露骨。 1人につき2シーンで4枚しかないCGを、1シーン目で3枚使い、2シーン目はそれらをそのまま再利用した上で1枚追加して完成である。 差分すらほぼなく、短い追加エピソード内で連続発生させて既視感を強める演出も心憎い。 サブヒロインに至っては1枚減って3枚で同じ手口を使うため、何をか言わんやである。 かつては、要所要所に追加エピソードやR18シーンを滑らかに挿入し、全年齢版と両方買ってこそ味わえる満足感すら生み出したこともあっただけに、支持者たちの落胆もひとしおであった。 座談会はなおも続き、申請期限の最終日にようやく折返しを迎えた。 新たに届いた報告に曰く、「絵師のファンなら良作、抜き重視なら凡作で済むが、キャラやシナリオを求めるなら地雷」 姫ヒロイン専門ブランドの最新作を総括しての言葉である。 まず、CGとシーンは質・量ともにオーバープライス相応を確保できている。 しかし、内面に姫らしさが感じられるヒロインは4人中1人のみで、ネタ切れによるルアー堕ちを疑われた。 シナリオは冗長を極めており、「記憶喪失をフライパンで治す」など、逆に新しくもない虚無展開が値段分の長尺で続くばかりである。 必ずしも「絵が良くてエロければ良し」とはならない、近年のトレンドを強く反映した報告であった。 そして日付も変わろうかという締め切り間際には、ハーレム一本道のお泊りラブコメ第二弾が滑り込んだ。 指摘されたのは、前作からのソウジャナイ修正である。 そこでまず前作を振り返ってみると、ハーレムに至る過程に関しては、少々癖があれど面白いと素直に評価されている。 問題は、日常描写がHシーンを挟まずに延々と続くせいで生じる冗漫感と、いざハーレムが完成するとヒロイン全員が統一規格の性奴隷BOT化してHシーンのみになる極端な構成であった。 これを受けての本作は、なぜか最大の美点でもあったハーレムまでの展開を豪快に放棄。 エピソードの積み重ねによるキャラクターを掘り下げを減らし、独白でダイレクトに心情を説明することで大幅な時短を実現している。 それでいて、ハーレム入りしたヒロインが人格を喪失する点に変化はない。 結果、冗長さは解消されたが長所も減殺されており、トータルでは劣化と見なされた。 メーカーは、これでデビュー作から3作連続のエントリーである。 しかし不満の多くは、例えるなら「樽いっぱいのワインにひとかけらのウ○コ」の如き痛烈なもったいなさに由来する。 十分な美点も備えているだけに、今後は良メーカーとしての活躍を切に願う。 以上で2021年度の概要を振り返り終えたところで、次点及び大賞を発表する。 次点は、 『下戸勇者 ~酒は飲まねど酒池肉林!~』 『ぶっかけ陰陽師絵巻 ~Hなお祓いいたします~』 そして大賞は、 『Cuteness is justice』 とする。 2021年の特筆事項は、参戦ボーダーラインの低下であろう。 原因のひとつとして、ポルノの多様化とアクセスの易化が考えられる。 高速通信を介し、それこそ世界中の多種多様なポルノから、高品質かつ性癖に刺さるものを手軽に、安価に、秘密裏に選べる時代になって久しい。 商業エロゲーが内包する「ポルノであるというだけで担保される価値」は、かつてと比べて大きく損なわれた。 にもかかわらず、決して安くはない価格を据え置くのならば、相応の付加価値なくして顧客を納得させることは難しいのである。 では、現代における商業エロゲーならではの価値とは? 翻って、その対極に位置するであろう「一番のクソゲー」とは? この命題に対し、性質の異なる仮説をそれぞれ携えた三者が大賞決定巴戦へと負け残った。 需要とのズレの彼方へと我が道を滑り去った、真性の異質王『下戸勇者』 悪辣な手口で内容実質ゼロの境地を目指した、惰性の悪質王『ぶっかけ陰陽師絵巻』 全方位に力なき正義の無力を見せつけた、天性の低質王『Cuteness is justice』 困難を極めた判定の果てに、いずれ優れぬ三者の勝敗を紙一重で分けたのは「失敗作としての価値」であった。 昨今の流れを踏まえ、本年の「一番のクソゲー」を「いま最も意義のある失敗作」と解釈したのである。 『下戸勇者』は、並外れた個性を十全に発揮したものの需要がなかった。 『ぶっかけ陰陽師絵巻』は、高かろう悪かろうを前提とした売り逃げ常習者の小道具にすぎない。 いずれも、延長線上に光の見えない行き詰まり、デッドエンドを感じさせる。 しかし『Cuteness is justice』からは、高く遠く掲げて届かなかった理想の姿を垣間見ることはできた。 すなわち、CG・シナリオ・エロに加えて音声・音楽・システム、そしてゲーム性まで、全ての構成要素がプロ品質を実現し、それらの混交と調和によって創造される総合エンターテインメント。 そこに至るために必要な「要素」は一応揃え、目指す「方向」も間違っておらず、前向きな「意志」も感じられる。 その上で、ただただ力不足により「品質」が払底している有様は、商業エロゲーの理想と現実を浮き彫りにする「最強の反面教師」と呼ぶに相応しい。 これをもって、『Cuteness is justice』にエンペラークソゲー王の称号を奉ずるとともに、KOTYe2021の大賞を贈る。 本年は、エロゲーを取り巻く環境の移り変わりを改めて意識せざるを得ない年となった。 クソゲーとはなんぞやという永遠の命題に関しても、答えに近づくどころか遠ざかっているとさえ感じられる。 しかし、答えの出ない状況で考え続けることは無駄ではない。 それを示すのが、「即断即決」と対をなす概念、「ネガティブ・ケイパビリティ」である。 「消極的受容力」とも訳され、「目先の安直な結論に飛びつかず、答えの出ないままの不安に耐え続ける能力」を指す。 人は未知を恐れ、ときには仮初の断定に縋ってでも心の安寧を得ようとする。 されど冒険者たちは、そうした不明瞭や不確実をとにかく払拭したい本能に抗おうとする。 遅効性地雷にじりじりと脳を焼かれ、夢破れた痛みを反芻しながら、検証を重ねつつ熟慮し、間違えては反省し、根源的な問いに様々な価値観から多角的なアプローチを試みる。 それはあえて地獄の釜に飛び込む行為とさえいえよう。 けれども、そこに身を浸し続けるうちに、迷いを経た知性は磨かれ、苦しみに耐えた精神は鍛えられ、倫理と共感性が自立する。 それらは、より深く発展的な答えに近づく力となるのである。 そう信じればこそ、冒険者たちは戦い続けるのであろう。 たとえ到達したと感じても、その地点をゴールではなく新たなスタートラインと見なして。 シロとクロの間で輝く、色鮮やかな可能性を求めて。 ともあれ、悲喜劇を語るのはここでひとまず区切りとしよう。 このイカれた世界に向け、KOTYe2021の終止符にして次なる始まりの号砲として放つのは、精一杯の皮肉と、最低限の敬意と、そして喜怒哀楽のスペクトラムを詰め込んだ次の一言である。 「kusoge is justice!」