約 29,005 件
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/899.html
2023年総評案1 大賞 Jinki -Unlimited- 【2023】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 総評審議所 https //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58649/1706966035/ 3:総評1:2024/02/29(木) 19 16 12 ID ???0 よさそうなので総評投下開始いたします 2022年のKOTYeは、底なし沼のような虚無と息もできない熱波の低クオリティが蹂躙跋扈する、悲しみと苦しみに血塗られた餓鬼と畜生が死地を彷徨う駄文の百鬼夜行のような年だった。 才なくとも創作ができ、生者と死者が六道の狭間で揺れ動く冥府魔道の時代、その混迷のカタストロフは開いてはいけないパンドラのデスノート『悪魔と夜と異世界と』が頂に上ることで決した。 「クソゲーとは何か?」という一つの命題に新たな石碑が刻まれた一方で、我々は不安を抱いた。この先クソゲーは何処に向かい、どう変わっていってしまうのか、と……。 そして本家である据置版KOTYが史上初の該当作なしとなり、活動休止が告知されたことで、運命の黒い糸は静かに綻び始めた。 『修羅の国』と評された人外魔境が唯一のKOTYとなったクソゲー界は、亡者が一筋の漆黒の光を求めて彷徨う時代に突入したのだ……。 昨年とは違い、今年のKOTYeは1月から盛況だった。 その口火を切ったのは、戯画の汎用ヒト型欠陥兵器『JINKI -Unlimited-』。 戯画と言えば長年KOTYeを賑わせてくれたいぶし銀のベテラン工兵。その戯画が本年度を持って解散を表明し、本作が着火させる最後っ屁となったわけだが、注目された中身は期待に見合った大型地雷だった。 実質3周しなければいけないという長期戦にも関わらず、パッチを当てないと進行不可になるなど掴みは完璧。 それを踏まえた上で、本作の基本スペックから見てみよう。 まずADVパートは、令和どころか平成でもあまり見ない程お粗末だ。 バックログや音声リピート機能はなく、次のボイスまでの音声再生機能なんてのもない。既読スキップもなければAUTOモードもない。ギャラリーモードは差分表示がなく、回想は全周クリアまで実質お預け。 シナリオはスーパーコーディネーター級の新主人公の基本無双であり、無能と化した歴代主人公とヒロイン勢は終始すげーすげーを連発。カタルシスも何もなく、本当に原作者が監修したのか、逆に興味がわく内容である。 登場キャラこそ女性ばかりで華やかそうに見えるがそれは罠。綺麗な薔薇には棘が付き物と言わんばかりの凌辱リョナ特化構成なので、遊ぶ側にもそれなりに耐性を求められる。 フレームレートは起動時の状態で常に全力全開天元突破。調整するオプションすらなく、プレイ時は絶えずPCクラッシュに怯えながら遊ぶ羽目になる。 続いて、本作独自の部分について触れる。 『JINKI-U』の目玉は、段ボール箱を被った姿をコスプレと言い張るような、寂寥感溢れる出来のRTSパートである。 グラフィックはシムシティ2000レベルのビル街、キン消しを並べたようなロボット群、攻撃に至っては色付きのつまようじや矢印ビームと揶揄されるほどのクオリティであり、かの「SSα」を彷彿とさせる。 AIの調整や挙動にも問題があり、指示を出した味方キャラが壁に引っ掛かって五里霧中になったり交戦中にエンジンでも止まったかのように動かなくなりその間に即死級の攻撃を食らってゲームオーバーになるのは日常茶飯事。 言わば自分以外は全て敵とでも言わんばかりの枷にしかなっておらず、そんな介護職員気分をプレイヤーは余儀なくされる。 戦略性等は微塵もなく、やる事と言えば、基本逃げ回りながらゲージを溜めて必殺技をぶっ放つことだけ。 また本作にはレベル性が導入されているが、この調整もクソである。経験値は中盤から数万、その後は数百万単位と超サイヤ人並みのインフレを起こすため、レベルでごり押しはままならず、結局適正レベルでの攻略を余儀なくされる。 仮に武器レベルも含めてMAXにしても敵もガンガン固く強くなっていくので、爽快感は皆無に等しく、戦闘はただただゲー無となっていく。 だがこれにも増して問題なのは、何より「劣悪極まりない操作性なのにキーコンフィグすらない点」だろう。 ユニット選択→武器とサポートキャラ選択の過程後に、右クリックを押せばサポートキャラが削除されてやり直し。戦闘ではマウスホイールをクリックすれば必殺技という仕様なのにスクロールさせると視点が変わるため誤動作連発。 キーボードの入力部位も一切変更できず、マウスは右手から離れないのに、左手は虚空を彷徨い今日も誤入力を頻発するなど四面楚歌状態だ。 MMOやFPS経験者なら分かるが、PCゲームにおいて操作性という点はゲームの快適さだけでなく面白さに直結する。それがズンボロで娯楽失格という有様では何処に価値を見出せばいいのか。 かくして人は同じ過ちを繰り返す……。 『JINKIーU』は挨拶代わりの核地雷としてKOTYeの大地を爆裂四散、それに影響されたのか、2023年は黒く暗い影が光を侵食する一年となっていく。 二番手として壇上に上がったのは、3年連続エントリーとなるNorthBoxの『高嶺の花と魔法の壺』。 公式のあらすじで肝心の女性キャラの名前を出さないという斬新さでKOTYe民の心を掴んだ本作は、骨どころか脊髄まで削ったかのような所轄抜きゲーである。 男キャラにはボイスや絵など必要ないというフェミニストもニッコリな人権のなさで繰り広げられる内容は、毎度おなじみの「適当にずっぷずっぷして終わり」。 お家芸であるHシーンを冷めさせるBGMは健在であり、雅な琴や笛の音を流したかと思えば突如盛大なヴァイオリン演奏に転調するという和洋折衷ぶりは、 「ヌかせたいのかい、笑わせたいのかい、どっちなんだいっ!?」と思わざるを得ない。 ゲームの容量を公式で4倍増しにしたり、ピストンシーンでチ〇コを異空間に消失させるなど匠の技も見せ、本作は見事住民のツボを突いてみせたのだった。 そして恐れていた事態が訪れる。 前年から顕著であった『低価格帯ノベルゲーム』がこの世の全てを覆い尽くさんと攻勢を仕掛けてきたのだ。 KOTYeにおける、「大高価異時代」の幕開けである。 先手を切った海賊1号は、NTR界のワールドレコード保持者、アトリエさくらの『他人棒でイキ狂い快楽に溺れていく最愛妻~見せつけられた快楽に絶頂する妻の痴態』。 前年から月イチペースながらRすらないNTRガチャというイリーガルポジションで完全に追跡対象となった当メーカーだが、その奈落方向の実力は今年も止まる所を知らなかった。 ヤリサー常連だった主人公と過去に妻と肉体関係にあった間男との三角関係という構図なのだが、書くべき中心点があらゆる事態でブレッブレ。 冒頭からNTRビデオレターではなく、普通のAVを送るというジュラル星人並みに回りくどい作戦で動揺を誘うのだが、開封したのは主人公という稚拙さ。 その後もフェラなのにチ〇コの先が額まで届いているなど文章とイラストの不一致の連発や、頻繁な誤字など、真面目に作る気がないのが丸わかりなスペクタクルな内容が続き、 最終的には全裸だった間男が1クリックで服を蒸着し、全裸だった妻も一瞬で下着を瞬着するなどやりたい放題。 間男は「妻の事は気に入ったが自分の女にするのは面倒くさいので二人で共有しよう」と提案するが、それを断っても、主人公は、 「別に抱かれたいならいいさ!その代わり今まで通りの生活を続けてくれるんなら問題ないから!」と返答する懐の深さを見せつけるが、それが間男の提案と何が違うというのか。 前年からまるで成長していないNTRの舐めっぷりに住民も辟易。唯一「その前に一度イクからちょっと待ってて」という名言に心ときめいたのだった。 ならばフルプライスの本気を見せてやると軍が出撃させたのは、こちらも常連evoLLの『ラブカフェ~童貞な俺でも、巨乳女先輩と同棲できるってマジですか?~』。 選択肢は最初の僅か一つという中身は、「エロゲーなんだからエロ要素以外の描写は全て非現実的だが何か問題でも?」いうある意味潔さを感じる内容だ。 同棲約一ヶ月程度で主人公に心を許したヒロインは、肝心の一ヶ月の過程すら省かれ処女からあっさり股を開き、 バイト先がカフェだというのに客との会話は丸々カット。モブに至っては台詞が三ヶ所のみ。 ハーレムルートに至っては描写はともかく、実は主人公の妄想オチで〆るという酷い扱いよう。 そんな中住民の心を強く揺さぶったのが、射精を「放精」と変えるハイセンス。KOTYeの歴史に、また一つ名言の1ページが刻まれた瞬間だった。 その後も選評ラッシュは終わりがないのが終わりと言わんばかりに続く。 快楽墜ち+ふたなり+異種姦と亜種系属性のよくばりセットに、調教描写を削って代わりにバトルファック要素を詰め込み需要不明にした『虜囚の女ヒーロー~怪人たちとの闇の狂宴~』。 パッチを当てないと誤字脱字の弾幕で読めたものではないテキストにあらんばかりの設定詐欺を詰め込み、ダメ押しで嫉妬がボンバーという迷言も残した『Aphrodisiac-女神の欲望ー』。 そして春になると露出狂が閑静な住宅街を出歩くように、温かい狂気もやってくる。わるきゅ~れの『病みつきヤンデレハーレム!』だ。 冒頭で「誤字脱字が多すぎる」と言わせた矢先から、誤字脱字を連発するなど完璧なブーメランで住民の心を掴むと、 ヒロイン三名からは、自作の主人公グッズに塗れた部屋で逆レイプ、スタンガンと手錠で身動きを取れなくしてから逆レイプ、睡眠薬を盛って眠らせた後に逆レイプと、主人公は嫌が応にも絞られ続ける。 精液の表現にも一癖あり「オス汁」「生殖汁」「遺伝子汁」とバリエーションを増やして表現の自由を広げたり、Hシーンの前後でBGMを、それも激しいクラシック調を採用するなど聴力への配慮も抜群だ。 手抜きこそ随所に感じ取れるが、それを「笑い」に転用できる作り手のセンスが溢れた本作は、「(クソゲーは)こういうのでいいんだよこういうので」を現した作品といえよう。 その後も住民は追跡対象を中心にエロゲー発掘に勤しみ続けると、掘れば掘るだけクソゲーが出土されるゴールドラッシュに突入。 主人公の声が合わなさ過ぎてクッキー☆級のミスキャスト感溢れる『上司の巨乳騎士団長は俺の肉オナホ!~年下恋人から中出し漬けで寝取って孕ませ穴に!~』。 全年齢版に声や名前すらない文字通り「無」の男をぶっ込んで無理やりR-18にしたことで設定や登場人物との絡みが完全に破綻した『星と乙女が占う未来』。 かつてKOTYeで選評も届いた『淫らに堕ちる、最愛彼女』から選択肢も背景も流用した挙句、オモチャどころかただのビッチだったというオチで終わる『好きだった幼馴染がクラスメイトのオモチャになっていた件』。 しかし発掘作業を続ける住民が徐々に疲弊していたのも確かである。ここらで一つ笑える一品はないのか? そう訴え始める住民が気まぐれに掘り起こした女土偶が、 ZIONの『ワケありJK従属学園~強制絶頂は終わらない~』。 低価格帯ながら原画は素晴らしく、どこぞのママに見せたい程であるが、肝心な内容は借金まみれの堕ちたセレブお嬢様がFラン学校に転校させられ、男たちの性処理をしていく、というもの。 しかし主人公は余程の肝っ玉なのか潜在ビッチだったのか、処女喪失からいきなり「ヌアァーーー…」と迫真の悶絶絶頂をしてくれる。 またモブキャラの名前は「S1」「男子生徒A、X」果てには「α」という盛り沢山な固有名詞で構成されており、誰が何者なのかさっぱり分からず、 竿役には名前なんて必要ねえんだよという開き直りすら感じる。 他にも「性的な知識は月並みにある」「敏感な子宮口を亀頭が消しゴムのように削ってくる」「男根の美味を味わう」といった、 中学生が文学的表現を試みて玉砕したような愉快な日本語が目白押し。「放精」まで完備している。 昨今は絵がいいならシナリオは適当でもいいという傾向があるが、世の中には絵すらダメな作品もごまんとあるので、これはこれでいい傾向かもしれない。 続いて発掘されたのは、グレースケールに糞の色を塗った『淫堕の姫騎士ジャンヌRe BORN~オーガの仔種を注がれる気高き姫!~』。 本作は2006年に発売された同名作品に新規シナリオを追加した所轄リメイクものである。 その内容は、新撮りを行わず旧作の部分は旧作の声優のままなのに、新規のシナリオには全く違う声優を起用するという迷采配。 そして肝心の新規シナリオは、スキップすれば僅か13秒で終わる夢オチというやる気のなさ。しかもこれでフルプライスである。 幸いこれではまずいと思ったのか、メーカーは公式サンプルで新規絵の9割を閲覧させてくれるので、それを見れば大体の目標は達成できるだろう。 これで、一息つけると思ったのか? 無駄だ。大魔王と大高価異からは逃れられない。 ヒロインと主人公が急接近するイベントがアナニー中に取れなくなったペンを取ってもらうというけつなあな確定シュールギャグさが光る、 『ナマイキユメちゃんはおにぃとメチャクチャHしたい!~ギャルと教師のドキドキ同棲生活~』。 令和のこの時代に未読も既読もスキップできないうえに字が小さすぎて見えづらいバッグログと一つも褒めるところがないゴミUIを搭載した、 『ママ僕だけを愛して…~キモデブ息子を溺愛する母の歪んだ愛情~』。 異世界モノなのに造型が全て日本そのものな上一転攻勢もできずに気色悪い文言を多用する人間だらけの、 『女体化転生したボクはふたなりで無双する!?~でもお姉ちゃんたちには絶対に勝てません!~』。 そして色んな意味で問題作だったのが未踏の秘境から数々の珍作を送り出してきたアパタイトの『清純ヒーロー×ビッチ堕ち!!~悪の組織に調教される乙女の心の移ろいは…~』。 アパタイトと言えば「俺たちゃ裸がユニフォーム」「常識は糞と一緒に流した」とでもいうべきアンプレセテンディドな作風で場を盛り上げるkotyeのモーツァルト的存在だが、その作風は今回も平常運転。 本作は所轄調教モノ。つまりいかにしてヒロインを嬲り、辱め、快楽堕ちさせていくかを事細やかに描けるかが肝要なのだが、 ……なのだが、捕らわれたヒロインが「普通に調教して。もっと正々堂々と」とコメントするなど抵抗感の歯車が錆びついて嚙み合っていない。 また敵組織はとてもアットホームであり、朝食に炒飯を出したり、朝に体操をさせたり、シャワーも浴びさせるなど令嬢お付きのメイドの様な献身ぶり。 この他にも、米と野菜のどちらを育てるかヒロインと会議、助産師がいないからという理由で種付けを断念、 ローンが残っている事に苦悩しヒロインに同情される、挙句帰るのを許可する等、とても悪意がある集団とは思えない。 おそらくこれは小学生に見せる「よい子は調教をしていけませんよ」という教材か何かなのだろう。18禁で教育を施すという粋な計らいが光る一品だった。 続いて紹介するのは、『またしても』という枕詞が付くアトリエさくらの『妻、宇佐見恋を抱いてください ~夫公認公開恥辱NTR~』。 本作を一言で例えるなら、「全員が痛い」。ヒロインは電車内で痴漢されるのだが、散々脳内で相手を罵倒するのに結局最後までさせるという謎思考の持ち主で、 間男に、セフレが産気づいたからおまえの力が必要なんだ、というあからさまな噓に騙されホイホイ付いていく脳内お花畑の間抜け振り。 その間男も事あるごとにセフレが複数いることを自慢するが、気色悪いおじさん構文を多用する変人であり、そもそも女に困ってないのに電車内で痴漢をするというリスクを負う時点で頭の螺子が外れている。 主人公に至っては、実は妻も含め犯される女を見て興奮する寝取らせ性癖者である事が発覚し、完堕ちルートでは妻に完全に愛想をつかされ、別ルートでも妻を貸し出して興奮する有様のダメ人間。 このようにメインメンバーが全員アホではまともな寝取られなど描写できる筈もなく、不条理ギャグのようなシーンがひたすら続く。 もはやNTR好きというより、KOTYe住民にアピールしているかのようなダークマター振りは別の意味で期待に応えてしまったのだった。 これは同ブランドに限った話ではないが、NTRモノは展開が固定されているからこそ、受け取り手にNTR本来の持ち味である黒い絶望感を与えにくいというハンデがある。 最初からNTRですと提供するのは、余程優れたシナリオでない限り、スカムカルチャーといえどハイワロに過ぎないのだ。 その後もアトリエさくらは、山なしオチなし意味なし+多すぎる誤字=『堕とされた義姉~憧れていた義姉がクラスメイトの手で快楽調教させられていく~』や、 ヒロインが子種欲しいがために半ばノリノリでHする阿婆擦れ振りで転落堕ち感が皆無な『背徳の強制種付け~愛する妻の子宮(なか)に注ぎ込まれるほかの男の精液~』など、 多くの変作をノルマのように出し続けるが、それが「いつものさくら」以上の関心を集められたかは些か疑問である。 その後も低価格帯の作品は否でも応でもとばかりに輩出される。 盗聴を題材にしており、ヒロインは録音した性行為で興奮する性癖なのに肝心の部分がサイレントリスニングな『カノジョの性癖ー盗聴×妄想ー』。 オタクに優しいギャルをテーマにしていながらギャル感がまるでなく、ストーリーはただひたすらずっぷオトマトペの『ギャル姉妹~ハーレムタイムが止まらない!~』。 そして極め付けが、NTRと妖刀村正を組み合わせたような傀作『調教カテイ~性開発された肢体は元カレを忘れられない~』である。 本作は『ママ僕だけを愛して…』を世に送り出したTRYSETBreakなのだが、あれほど散々問題視されていた崩れたジェンガのようなゴミUIをそのまま流用している。 すなわち未読も既読もスキップできず、バックログは米粒サイズ、コンフィグ画面は意味不明な森林の背景に、アニメもないのにアニメーションonoffの項目。 その様は令和の超空間か? などと住民を畏怖させる始末。 肝心な中身だが、学生時代に間男に調教されたヒロインは男性不信となっているが、ゲーム中では結婚済であり、挙句再会した間男にはお別れセックスという名目であっさり股を開くという貫禄の設定崩壊。 その後も裏で快楽が忘れられず間男との交際は続き、快楽堕ちしたヒロインは「人妻になった分余計気持ちいい」と屑女ぶりを発揮するのだが、 夫は夫で、NTRている様を見せられ「勉強になる」などと発言したり、それどころか「誰の子供かわからないなんて興奮する」などと精神病棟の介護士と薬が必要な状態に陥り、 最終的に夫はなんと間男に「去勢」されるというサイコホラー。ここまで酷いと「このゲームを作ったのは誰だぁ!?」と問い詰めたくなるが、 なんと本作にはエンドロールすらないという尻尾の先まで超空間リスペクト。 変化球を投げろと言われて審判を惨殺するようなピッチャーをマウンドに立たせてはいけない、そういうルールブックを改めて考えさせられた一品だった。 『侵・性奴会~美人会長と爆乳書記の調教日報~』も忘れてはならない。 入院を負うほどの重傷を負った主人公が生徒会に贖罪という建前の調教をしていくという本作であるが、あらすじで教室に赴くとなっているのに、最後まで教室に行く描写がないという伏線のぶん投げっぷり。 説明不足解説不足はこの点だけに止まらず、そもそも何故主人公が重傷を負うハメになったかもよくわからないし、 代償として何故ヒロイン達が体を捧げる事になったのかもプレイヤー視点だと何一つ不明である。 この問題点は肝心の調教の過程にまで侵食されており、内容は「やらせろ」→「こんな奴に悔しい……ビクンビクン。でも感じちゃう」→「よかった」を中年男性のオナニーのオカズのように代わり映えしない清々しい程のワンパターン。 勿論各キャラに割り振られた様々な作中設定も、ゲーム内では何一つ生かされることはなく、もはやbotに肉棒を挿れ続けているような錯覚にすら陥る。 なお、生徒会では持ち物検査で手に入れたエロゲーの話題で持ち切りなのだが、そういったプレイをご所望しているあたりただの好き者の集まりなだけかもしれない。 以上が2023年上半期が終わった時点でのクソゲー一覧である。 あれ、なんか多くね?と思った人、その通り。この時点で選評数23本。前年の19本を既に上回るという異常事態。そしてその約8割が低価格帯。 もはやこの業界に情熱を傾けるメーカーなどないのか? と住民は唖然茫然自我憔悴となった。 そんな下半期、猛暑で日本が業火に苦しむ中、均衡を破ったのは、……やっぱりアトリエさくらだった。『俺の幼馴染がエロ配信をしていた件~地味な彼女の裏の顔はエロエロな配信者でした~』。 本作は今までさくらが得意としていた、馴れ初めを数クリックで解説して後は各々が想像しろを廃止し、ヒロインとの描写も比較的深く誤字脱字含めても書き込まれている。 しかしその代償として、肝心なHシーンの尺を削っては本末転倒だろう。 基本的にヒロインは過激な配信をしてそれが徐々にエスカレートしていき……というのは話として悪くないのだが、如何せん掲げるべきNTR感が5ミクロン程度に薄い。 勿論主人公に寝取らせ属性を一つまみする悪癖も健在で、NTRモノとしてはあまりに作りが粗雑で中途半端。 恒例行事にテコ入れをしたかったという思いは伝わるのだが、あちらが立てばこちらが立たずでは伝わるものも伝わらないという課題作であった。 そして猛暑がひと段落した中、スレに一線級の不発弾が発掘される。 それこそがかつて凌辱モノで多くの戦果を得た、老舗ルネの『エルフェンキング』だ。 90枚を超えるCG、豪華声優陣、そしてかつてのルネの十八番ともいえる凌辱、付け入る隙はどこにもないと思われていた本作だが、 開けられた箱には魔法陣グルグルの失敗作のようなクリーチャーが入っていた。 まず肝心の凌辱描写だが、うまい棒の穴に割り箸を挿れ続けるような極めておざなりな描写になっている。 前提として本作には裸や下着の立ち絵差分というものが存在せず、対象キャラを選んだあとは、工程や流れという段階をほぼ無視し「ブッ込んでいくんで世露死苦ぅ!」とばかりにHシーンが始まるのである。 相手をじわじわと責めてトドメに、という凌辱モノの要ともいえる導入が欠けており、場合によっては既に挿入済みだったり、部下に輪姦させるというものも多い。 エロゲというのはHな「シーン」の集合体であり、事前の精密な描写が必要不可欠。エロい画集など幾らでも転がっているこのご時世だからこそ、見せる側を興奮させ、魅了する演出が要求とされる。 しかし本作は、「テキストとボイスと複数のCGをパッケージする」という概念がなく、凌辱描写はいずれもCG1枚の単発に多少の差分を添えただけ。プレイヤー視点での心理面を揺さぶるシチュエーションが根本的に描けていない。 凌辱の肝たる部分を省いて「Hシーンだぞ、ヌけよ」では、どれだけCG枚数があろうとただのカラー絵に堕ちてしまうことを、メーカーは理解っていないようだ。 攻略対象こそ8人と豊富だが、その分各キャラが没個性となってしまい、凌辱はもはやベルトコンベアで流れてきた弁当にバランを入れる作業。 これではもはや顔と声が違うだけの万能精液便器である。 そもそもシナリオ自体、「ぼくのかんがえたさいこうのちからでえるふをやっつけておかしまくる」という小学生が考えた読書感想文並みの陳腐さで、 神から与えられた何でもできるチート魔法で人間たちがエルフに一転攻勢するという、同人界隈を見渡せば幾らでも既視感がある代物なため目新しさは皆無。 しかもこの力は主人公の独占ではなく、やろうと思えば仲間にすら幾らでも分け与えられるため、凡百のならず者が一瞬で魔法自慢の兵と化し、戦力差をあっさり覆すシナリオにおいてのお任せ安心潤滑油。 ここまでくるとうだつの上がらない弱者男性が人生の一発逆転を賭けて執筆した某界隈の三流小説となんら変わりはない。 アマチュアならそれも許されるだろうが、それを商業作品を提供するプロがやるのは言語道断だろう。 主人公は傭兵の大将というより山賊のお頭という印象で、知性や狡猾さというのが全く感じ取れず、力を得てからは完全に天狗ムーヴの性欲魔人。 言動も昭和時代の体育教師のように粗野で乱暴な糞主人公と化すため、これならオークやゴブリンさん達の方がまだ竿役として適材という有様。 そして何よりも問題なのが、これが手間暇をかけて完成させたフルプライスのゲームであることだろう。 「如何に手を抜いて作るか」が傾向とされる昨今のクソゲー界隈において、金と時間と労力を費やして世に送り出した自信作がクソだった、という点は住民に高く評価され、 『エルフ』は、本年における最も悲劇的な存在として、その痕跡を確かに刻むことに成功したのである……。 平和は長く続かない。次に出現したのは「おまえはもういい。座ってろ」と枕詞が付くアトリエさくらの『恋人・亜依理(あいり)を抱いた他の男達~愛する恋人が俺の元から去った理由(わけ)』。 本作は複数の章に分かれて構成されており、間男のポジも変化するのだが、肝心な中身はサイコパスが白い粉をキメながら思いついた叙述トリック。 1章主人公はヒロインと偶然再会するのだが、既にヒロインには彼氏(2章主人公)がいるので、本来ならもはやここで話の拡がりなどありえない。 しかし「この話は早くも終了ですね」となるとライターの預金残高も増えないので話は続き、結局1章主人公は駄々っ子のような逆ギレで彼氏と別れろとヒロインに迫り、 対するヒロインは、あなたとは付き合えないと説明しておきながらベッドに誘い肉体関係を持つという、いつもあなたの心の中にいるポルナレフ展開。 3章主人公に至っては固有名詞があるだけで秋の木枯らしの如く空気、ヒロインは「あーわたしNTRれちゃったーw」とばかりに他の男の所へ赴き、最終的に1章主人公と結ばれてエンディングである。 プレイヤー視点からすれば何から何まで「ホワッツ?」な展開が続くが、言い換えれば「主人公は亜依理。男は皆舞台装置」とすれば話の流れにも合点がいく。 だが、それがNTRブランドが掲げるNTRかというとあまりに疑問符が残る。マスターアップしながら直前までHPを未完成のまま放置する等盤外戦でも活躍し、 改めて、我はkotyeにありと声高らかに宣言したのだった。 季節も残すところ冬のみ、そろそろ年末の魔物が蠢き出そうとする気配を住民が感じ取る中、縮地法を用いて主人公とプレイヤーに急接近する三人娘がいた。名をTinkerBellの『せをはやみ。』 土地の淫欲の呪いを防ぐべく三人娘とSEXし続けるという王道の抜きゲーシナリオではあるのだが、本作は遠近法が完全に無視されている。 どういうことかというと、説明も脈絡もなく、話の流れや状況を完全に無視して、女性キャラの立ち絵が突如顔面接近のド迫力になり、モニター前の人間を「IYAAAAAAAAA!!」と驚かせるのである。 それはいつ何時起こるかわからないので、プレイヤーは爆弾処理の気分で慎重にクリックしながら、耐えず危険に備える他ない。 その様は作画崩壊も相まって「精神的ブラクラ」「野獣の眼光」とでも評すべきか。 一方でシステム面も酷く、非常に見難いフリガナは勿論、「アクメーター」「むんむんほかほか機能」「特殊効果」など、 onにしても何が付与されるのかさっぱり分からないコンフィグなどもポイントが高い。 余計な味しかしない隠し味を仕込んだ結果何もかも台無しになるという、シェフのおすすめしない生ゴミといえよう。 その後はタイトルで調教としながら調教するシーンもなく、「やらないか」と娘が迫り主人公が流されるだけで、AI妻とはわけのわからないテレフォンセックスなど、 コンセプトがあらゆる面で崩壊している、スワンの血統を継ぐ疑惑が掛けられた『AI(愛)妻と娘への調教生活』の選評が届き、年末は終わりを告げた。 そして年が明けて予備期間。住民はいよいよラストスパートに向けて静かに動き始める。 胸が締めつけられるような不安と恐怖入り混じる緊張感の中、果たして今年も何かがやってきてしまうのか……? そう危惧していた住民だったが、 やはり「それ」は登場してしまった。約束された闇の異邦人が今年も現れたのだ。 その名は、『モラトリアム~ブルーアワー幸せの時間~』。前年『悪魔と夜と異世界と』で大賞デビューを飾ったWendyBellが満を持して送り出した年末の魔物である。 あれからおよそ一年の歳月が流れ、奴らはどうなったのか……それではその全貌に注目してみよう。 まず前提として、本作は、あれほど『ととと』で問題視されていた「ダッサダサで構築されたシステム面」が直っていない。 4:3の前世代的な画面比率、ちょこまかと無駄に動く立ち絵、「ぷにぷに」「びゅ~」「ぴんぴん」等と何処かで拾ってきたようなウザいSE、 不自由な国語で構成されたあらすじと明らかに違う冒頭などあらゆる面が前作と類似している。容量に至っては1Gを割るという惨状だ。 絵に至っては、強欲な壺フェラの踏襲だけでなく、キャラが一枚絵のたびに本当に同一人物なのか疑問を抱くほど下手糞で安定せず、作画崩壊は日常茶飯事。 主人公は、内面でブツブツ言う癖だけは申し訳程度に治っているが、やはり調子に乗ったりヘタれたりイキったり流されたりという情緒不安定振りは健在である。 ではエロゲとして、「読み物」としての評価はどうか。こちらも凄惨極まる内容だ。 話の前後がまるで一致しない4コマ漫画のような描写をダイジェストのように強引に繋げている為、書くべき要点が圧倒的に不足しており、 ご都合主義も相成って人間が会話し、話が進んでいる感覚が根本的に抜けている。 ヒロイン二人は他国からの留学生なのだが、やはりこの点も描写不足であり、アーシャに至っては架空の国である必要性が殆どなく、異世界交流の方がまだ説得力があるという有様。 子猫のような奔放ヒロイン「アーシャ」と堅物で融通が利かないヒロイン「アデリナ」も、気付けばあっという間に惹かれ合い、気付けば濡れ場に突入している。 ただこれらの問題点だけを見れば、単にライターの実力不足で済まされるのだが、問題は終盤である。 アーシャの正体は実は王族の娘なのだが、彼女が母国に帰ると、他人が作ったパスポートで日本を飛び出し追いかける主人公や、 アデリナを置き去りにしたまま、架空の国の君主制を廃し民主制に移行する計画に割って入る主人公という頭の中身が愉快な超展開も存在する。 一方でアデリナルートは、アーシャが笛を吹かなきゃ話が進まない牛歩恋愛であり、早くなんとかしてくれよ……と思いながら進むシナリオに辟易する事必死である。 余談ではあるが、ダブルヒロインを謳いながら3P等といった甘ったるい展開は存在しない事も補足しておこう。 最後にHシーン。前述した通り絵が壊滅的なためエロゲとしての需要すら期待はできないのだが、更に異常なのが効果音。 挿入中は「ぐちゃ……ぐちょ……」と陸に上がった半魚人のような音が鳴り響き、ピストンが早まれば「ぐちゃぐちょぐちゃぐちょ」と律動し、 射精時には「どぼぉりゅ!」とチ〇ポからスライムのような異物でも飛び出した音が木霊する。 伝説の『ママⅡ』は目を閉じなければヌけないと言われていたが、本作は目を瞑り耳を塞がなければヌけないという高度な手段を余儀なくされる。 しかも本作はアクチ付きなため、一度導入すれば売り飛ばす事も出来ない、PCに残り続けるウイルス的存在になるのだ。 このように『モラトリアム』は「あらゆる要素がどうしようもない」を芸のうちに昇華しており、プレイした者全員にめくるめく低品質を提供させることに成功している。 そのあたりは流石大賞を世に送り出したメーカーの面目躍如といったところか。 そしてトリはやはりというか何というか、アトリエさくらが食後の下剤を務める。 元探偵というスキルを活かし、無断で作った合鍵やカメラでの盗撮などの違法行為でNTR事情を探ろうとする主人公や心底出来の悪い立ち絵で、 プレイヤーを満遍なく不快に攻め立てる『妻・倉崎(くらざき)桜菜(さくな)の浮気調査~寝取られ妻の淫らな下半身事情』。 誤字の乱舞やCGとテキストの不一致という基本武装、寝取られ済の婚約者とボテセックスという疑問点の残るエンド、 既に見た寝取られビデオレターをPVのように何度も見せてシナリオを水増しする『略奪された婚約者(フィアンセ)~恋人・真澄(ますみ)と弟の秘密』の選評が届き、 激動の2023年は幕引きとなった。 以上で、本年度のゲームを紹介し終えた。 太陽は奈落へ墜ち、月は神槌を受けて欠け、大地は爆動し、海原は濁渦を巻く。 終末さえ感じさせるアカシックレコードの断片を全て紹介したところで、大賞を発表しよう。 次点は、 『エルフェンキング』。 『モラトリアム~ブルーアワー幸せの時間~』。 そして大賞は、 『JINKI -Unlimited-』。 2023年度のkotyeは、全月グランドスラムこそならなかったものの、選評数32本、前年比大幅増を記録した。 それでも豊作だったと感じ取れず飢餓すら蔓延していたのは、偏にここ数年の問題点の先鋭化が顕著であったからだろう。 評するならば、ゲームのクオリティが落ちたというより、クソゲーのクオリティの著しい低下である。 問題点が類似化され、ひたすら地味で盛り上がりに欠け、華もなく映えもせず、笑いやネタにもなりえないのだ。 特に低価格帯勢の陳腐さは凄惨極まりなく、この辺りは本家KOTY末期の状況と酷似している。 欠点の画一化は、真綿で首をへし折るかのような拷問となり、住民の心の街路樹を枯葉剤で葉っぱ一枚落ちない様にしおれさせていった。 確かに「安かろう悪かろう」は万国共通だが、値段相応は必ずしも否とは言えない。 かつて低価格帯の唯一神『softhouse-seal』は、ロープライスながらも、RPGやアクションに挑戦したり、主題歌を入れる等ネタ性やインパクト勝負で作品に熱意を込め、人々を大いに賑わせてくれた。 しかし今年のロープライス勢には、そういった気概すら感じ取れない、選評者が血反吐を出してようやく瞬間風速的な話題にできる程度のクソゲーばかり。 いかにKOTYeの精鋭といえど、ゲロうんこ茶漬けや無添加毒マフィンを食わされ続けては体が悲鳴を上げるし、生きて碑を残す気力すら失ってしまう。 故に、本年度のクソゲーに要求されるのは、そういった鬱積した感情を吹き飛ばすかのような、圧倒的『パワー』。 次点以上に選ばれたのは、そんな欲求不満を解決できるに値する選りすぐりが顔を見合わせる構図となった。 老兵が最期に遺した死に水『JINKIーU』。 古豪が心血を注いだ悲劇『エルフ』。 王者のトワイライトゾーン『モラトリアム』。 これらはいずれも殴り合いながら奈落へと堕ちる毒腐拳の持ち主であった。 さて、ここで今一度Kotyeの立ち位置について振り返っておこう。 そもそもKotyeは、その年一番の「クソ」な「エロゲー」を決める祭典であった。 しかしエロゲーは、コンシューマー以上に「嗜好品」という意味合いが強いため、より多角的な視点での品評が必要とされてきた。 故に「門番」や「選外」の概念はなく、有力視されたものを「次点」とし、その頂に「大賞」の戴冠が与えられるピラミッド制を続けてきたのだ。 思えば我々は創生期以来、「クソゲーとは何か」を探求してきた。 しかし本家KOTYの消滅によって、より深く入りこんだ根本的な課題と相まみえる必要を強いられた。 すなわち、「ゲームとは何か」。もっと言えば、「何故ゲームは作られるのか」。 富、名声、権力、人がゲームを作るモチベーションは数あるだろう。だがいつの時代も、創作の世界で人を突き動かしてきたのは一つだ。 それは、「夢の体現」である。 思い描いた誇大妄想を理想の形に押し込め誰もが笑って楽しめる娯楽に仕上げる、それこそが創造(クリエイト)精神だ。 エロゲーはそれにアダルト要素を一つまみしたものに過ぎない。 ならば「最もクソなエロゲー」は、「最も創造の範囲を超越したクソゲー」に激賞されるべきであろう。 成程、確かに『JINKIーU』は過去のKOTYe大賞と比較しても遜色のないクソゲーだ。 ストーリーは希薄、あって当然の機能すら何一つない、RTSパートは欠陥だらけ穴だらけ。正直、褒めるところを探す方が難しい作品である。 だが、プレイした者なら分かるが、戯画サイドが「もうこんなものしか作れないんです。すいません……」という立場だったらどうだろう。一体どんな思いでこのゲームを作ったのだろう。 振り返ればこの世にはクソゲーは溢れかえっている。だがその中には、クソゲーにしたくて作品を作っているわけではない開発陣もいる筈だ。 ゲーム業界は仁義なき伏魔殿である。一度探れば、冷酷で、無情で、悲惨で、無慈悲で、理不尽で、どう反応すればいいか分からないようなエピソードなど幾らでもある世界だ。 しかしそれは笑えることなのだろうか。それを他人事のように嘲笑うことに何の意味があるのだろうか。 それでは社長の黒い裏話を死後暴露して事務所だけでなくタレント諸共死体蹴りする連中と何ら変わらないではないか。 その観点から見れば、『JINKIーU』は予算も技術も人員も何一つない中、体液を全て吐くような辛く苦しい思いで絞り出した悲愴な駄作ながら、 最期の使命を全うしたという点で、温情的な面でまだ評価できる。……そんなifルートもあったかもしれない。 しかし年末の大晦日、『JINKIーU』第三の選評が海外の住民から届いたことで、その全貌が解明される。 それは人々の羨望を集めるには充分な、途方もない純度1000%の超大型地雷であり、触れると死ぬぜとでもされる正真正銘の「年末の魔物」だった。 結果、誰からも愛されず、必要とされず、何人からも罵声と嘲笑を受け、皆から最低の評価とされる地獄の窯の底の錆びの如し特級呪物という地位を確固たるものにしてしまった。 そのエレクトリカル・ダーク・パレードの輝きは、「これはひどい」が「とてもひどい」以上の語り口しか持たない本年度のクソゲーとは一線を画していたといえよう。 戯画からすればさぞ無念であろう。徒花を作らなければいけなかった苦しみを理解する者が現れなかったのだから。 されど結果は結果。本年度の大賞を、『JINKI -Unlimited-』とし、その遺碑に献花と祈りを捧げるものとする。 近年におけるSNSの発達は目覚しいが、その方向は多様性を源流としたインターネットという無限の空間でネタを楽しむ場ではなくなりつつある。 KOTYeは所轄ネタスレではあるが、ネタだからといえば何もかも許されると思っているのか、という声も少なからずあるのが実情だ。 事実本年度も、絵・キャラクター・主題歌・シナリオ、全てが最高な出来でありながら、最終決戦の絵画対決において、幻覚作用付絵具を使用して勝利という「そうはならんやろ」と味噌がついた、 構想8年の結晶『サクラノ刻』の選評が届いたことで一部に波紋が及んでいる。 Kotyeが外部スレ故に、大きな混乱こそなかったが、スレ住民を「ゲテモノ食いの食材の味が分からぬ味盲者の集まり」と断罪する者もいたほどだ。 確かにゲームをクソゲーと扱うのは、人が思う以上に勇気がいる行動ではあるだろう。ましてやそこにカタルシスやエンタメ性を求めるなど、異文化コミュニケーションもいいところだ。 我々は決してクソゲー認定者ではないと主張するが、所詮場末の俗物の偏った価値観など、大多数の前では容易く一蹴され存在を否定されるが道理だ。 そうでなくても、市場の縮小、大手の解散、低価格帯の大量流入、そして本家の活動休止……。 クソゲーを語る場は年々狭まっていっている。 これを言ってはお終いだが、折角高い金を出してゲームを遊ぶのだから、誰もが支持する名作だけをプレイしておけばいい、というのはいつの時代も同じだろう。 『KOTY』も、逆説的に万人に受け入れられるものならば、企画自体が成り立たないのである。 それでも我々が今日までクソゲーが語ってこれたのは、人が持つべき二つの究極のモチベーションによって支えられてきたからだ。 それは、『憎悪』と『愛』である。 例えば愛する者が殺され、復讐を誓う。例えば愛するものと生き別れ、己が地獄にいようとも再会を想って死力を尽くす。 その時、人はとてつもない力を発揮する。それは普通の人間には成しえない文字通り「全霊」だ。 思えばクソゲーオブザイヤーという企画は、その二つのモチベーションによって支えられてきた。 クソゲーを掴んでしまった怒りという『憎悪』を、皆と分かち合い笑って昇華する『愛』へと変えることで存続してこられた。 確かにゲームは大衆娯楽であり商品である以上、売れてもいなければ支持されてもいないものに価値を見出すのは難しいだろう。 しかしどれ程のクソゲーでも、樹海の中の泉の一滴を優しく手で掬う者。そんな人がいてもいいのではないだろうか。 エロゲ業界は終わった。そう囁く者もいる。それが本当かどうかは我々には分からない。 事実ガラパゴス化された日本のゲーム産業で、極めてニッチな人々にしか需要がない世界が先細りの一途を辿ることは予てから想像が付いていた。 コンシューマー市場ですら、携帯機が消滅し、製作費は高騰し続け、大半のサードは撤退、大手も過去の遺産とシリーズ物で食い繋いでいるのが現状だ。 実際、今の子供はゲームを遊ばなくなったと言われており、買い支えている層は高齢化の一途を辿っている。 しかしどんな形にしろ彼らはプロであり、商品を売ってお金を稼ぐ側である。どれだけ苦しかろうと言い訳をしていてはプロ失格だ。 だからこそクソゲーをネタの肴として語り合い、面白おかしく馬鹿らしく楽しむ行為はある意味で健全な行為だと思う。 『KOTY』のようなイベントで、皆がネタを笑っていられるうちは、日本のゲーム産業にはまだ未来があると思われる。 それが完全に断たれた時、その時が、この業界の本当の「終わりの始まり」を指しているのではないだろうか。 その為に、我々はどんなに道険しくとも最前線に立ち続ける。 闇なくして、光は輝く場所は失うように、 雨なくして、晴れを悦ぶ者はいないように、 名もなき修羅達は今日もクソゲーの、心躍り焦がれる物語を後世に残すため今日も黒檀をかじり、汚泥を飲み込み続ける。 いつか終わると分かっていても、まだ終わらせることはできない。我々の痕跡が、誰もが笑って過ごせる安寧の時を招くと信じて。 例えどれ程拙いエロゲーといえど、商業作品である以上、それは誰かの生き様と密接に絡み合っている。 そして今、我々はクソゲーをネタに侮蔑の笑いが出る人間のような、想像力が著しく欠如した者には決してなってはいけないのだから。 最後に、心が強い正統後継者と住民の魂の決意表明を持って、2023年度のクソゲーオブザイヤーinエロゲーを締めさせていただこう。 「ただの住民じゃねえぞ。何度でも心の強さで立ち上がってクソゲーをプレイし選評にするド級の住民! ド住民だ!」
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/663.html
2015年総評案5 大賞 Love and Peace 115 :総評5 ◆OI0PpvGLIE:2016/02/17(水) 23 56 25 HOST O005057.ppp.dion.ne.jp 季節が変われば吹き抜ける風は変わり、そしてクソゲーも変わってゆく。 昨年度KOTYeはネタスレとしての立場による決着を概ね排し、単純に「楽しめないこと」を突き詰めて進めた、重苦しく陰鬱な回となった。 絶望と苦痛の精神汚染兵器『チーズ』を筆頭に、負の側面に特化したクソゲー共の跋扈がその傾向を吹き入れたわけだが、果たして本年度はどのように腐り果てた風が吹くのだろうか…。 さて、大仰な決意を掲げ、ささやかな挑戦状を叩きつけて褌を締め直した前回の結び。 そのわりに、今年度の先頭爆発は遅咲きであった。 選評自体は4月までに4つと月刊ペースで届いている。 中でも、寒いノリとキ○ガイめいたヒロインの舞い踊りを「面白くないボ○ボーボ・ボーボボ」と評された『毎日がハーレムすぎて王子は姫を決められないっ!』は、 「パフェとハンバーグにしか見えないコーヒーとショコラケーキのCG」など笑いの提供にも余念がなく、新たなAAまで作成され上々のインパクトを残していった。 とはいえ、昨年末のゲヘナはどこ吹く風。 住人達は優しい表情を崩すことなく、本格的な春の空気をまだ遠くに感じていた。 今年は笑いと癒しの年か? そんな展望も予感させる穏やかな立ち上がりの2015年度。 しかし、時は4月6日、突如過去の怪物が忌まわしき凱旋を果たし、本格開戦の狼煙を上げた。 げーせん18発、『戦極姫6』の登場である。 『戦極姫』――かつて3つのKOTYで暴れ回った大物クソゲーも今は昔。 幾多の有償デバッガーの犠牲の下で大幅に改善し、昨今では良作シリーズと扱われるまでに成長を遂げていた。 住人にもファンは多く、純粋な期待の声も上がっていたのだが、 従来の主人公・颯馬に新主人公・月冴を加えたW主人公制の採用が、およそ最悪の裏切りを招いてしまった。 本作は「武将少女と恋愛し、天下統一を目指す」内容である。 しかし、目的の天下統一はなぜか月冴パートでしか達成できない。 果てにヒロイン全88人中82人を月冴が独占し、Wとは…?と問い質したくなる優遇ぶりであった。 そしてその人物像は、発情期のウサギが土下座するレベルで盛っている真正ゲス。 脳細胞が下半身でできており、中出しヤリ捨ては当たり前、躊躇なく騙して性交に持ち込む、体を重ねたヒロインの顔を忘れる等、まるで救いようがない。 また公式曰く軍師の颯馬と対をなす直情型の剣豪らしいのだが、実際は2次創作オリ主めいた チート万能キャラである。 特に料理スキルの無双ぶりは鮮烈で、「初めまして」→「月冴の料理凄い」→「素敵!抱いて!」という華麗な3段オチが各ルートで流れるようにエンドレスループしていく。 「媚薬飯」と称されるも、効能は口説きに限らず、説得の鍵になったり、病を治したり、数日で城が建ったりと留まる所を知らない。 当然プレイヤーはご覧の有様を白けた目で眺めるわけだが、作中では大方が彼の言動をカルト教徒の如く全肯定。 そしてそれは前作から引き継ぎのあるヒロインも例外ではない。 キャラ設定も展開も投げ捨てて次々と餌付けで即堕ち2コマ形式に心と股を開いていき、思い入れある熱心なユーザー程悲痛な叫びを上げる結果となった。 当然ファンは暴徒化。 事態を重く見たメーカーは早々に謝罪し、恒例の遊戯強化版で月冴を存在ごと抹消した。 こうして作品どころか関わるキャラの品格すらも消し飛ばす稀代のクソ主人公は、晴れてメーカー公認の黒歴史としてクソゲー界に名を刻む事となったのである。 クソゲーを脱したと思われていた『姫』のまさかの帰還は大きな動揺を産み、スレはにわかに活気づき始める。 そしてこれが呼び水となったのか、同じく過去のKOTYeで名を馳せた英霊達が続けて襲来。 「ここがどこかお忘れかい?」とばかりに、平穏な日常を貫禄の暴風で吹き荒らし始めるのだった。 先鋒は13年度大賞作『部室』を排出したミクルプリンの親ブランド、potageによる『超・秘湯めぐり』だ。 自身も前年2作品をエントリーさせ、新たな常連として着実に地盤を固めつつある昨今。 そんな大事な時期に放たれた意欲作『秘湯』の見所は、なんといっても極限まで削ぎ落とされた驚異的スリムボディであろう。 「薄い」を越えて中身が一切なく、1日当たり2~20クリックというツイッター級の短文で日常が過ぎた後、脈絡なく性行為が勃発。 1行もあけずに4枠分程シーンを垂れ流してゲームエンドだ。 エロの内容も定型文のオホォー!が30クリックと薄さを極め、フルプライスながらコンプまで2時間弱と泣く子も黙る短さを実現してしまった。 もちろん文章自体の質にも妥協はない。 突如数ヵ月後にタイムリープし、エロを挟んで何の説明もなくまた元の時系列に戻るなど、文脈は崩壊。 空虚な話に反比例するように、質の悪いパロネタだけは「ボケる→解説」と鉄板の味付けで所狭しと詰め込まれ、住人達を唸らせた。 UIは部室時代の「化石」を流用し、主人公名弄りバグも無念の続投。 クソゲー唯一の癒したる音楽すらフリー素材の約5曲のみでは擁護のしようがなく、この短さにして「去年の『銃騎士』以上に寒くて苦痛」とまで激賞されたのであった。 公式のキャラ紹介を模倣して結論すると、「――ありえないほど《クソゲー》」。 昨年はクソゲーを養殖する姿勢で不興を買ったpotageであったが、事ここに至っては住人も心を改め、 「ここまで酷いゲームを自然に作れるなんて思いたくない。養殖であってくれ!」と、いっそ意図的であることを願い始めるのだった。 新鋭の攻勢に負けじと続く次鋒はクソゲー界の古豪たるアーベルソフトウェア、『不条理世界の探偵令嬢 ~秘密のティータイムは花園で~』(通称『不条理探偵』)だった。 自社レーベルとして久々の新作はお得意の探偵ADV。 「絶頂で推理力が数倍になるヒロインと謎を追う」ストーリーで、この時点でかぐわしいクソの薫りが全く隠せていないのだから恐ろしい。 まずプレイして程なく気になるのがあまりにも貧弱な演出だ。 立ち絵に変化がほとんどなく、フェイスウィンドウに至っては差分完全0。 中でも主人公の顔グラはなぜか死んだ魚の目をしたまま固定されており、 決め台詞に脅し文句、喘ぎ声まで、あらゆる発言にシュールな彩りを添える抜群の汎用性で住人達の爆笑を買った。 またBGMが地味で、SEは間抜け全開。 傑作CG「無気力キック」、「ぐあああああ……(断末魔)」に代表される気の抜けた描写も合わさり、命がけの戦闘シーンですら牧歌的なゆるふわギャグへと成り下がっている。 では肝心の推理パートはというと、ミステリ系統なのに選択肢が存在しない。 推理自体も「長男の死体の傍に蜜蜂」→「三男は蜂が怖い、次男が犯人だ!」等言いがかり同然の駄文を垂れ流すばかりで、 この程度の謎のためにわざわざ毎回絶頂させられる探偵の悲哀にも涙を禁じ得ない。 流石にヒロインのCGだけは質が良く、レモネードが紫色な程度しか突っ込み所はないが、 差分を逐一表示する水増しがギャラリーを340枠・38ページにまで膨らませており、ページジャンプできない仕様を加えて地味ながら的確なイラつきを提供してくれる。 全方位で手抜きに手を抜かない姿勢には、さすが王者の仕事と舌を巻くしかないだろう。 ただし、本作が数々の不条理な仕様でネタを提供し続け、苦痛系の流行で荒んだ住人達の心に恵みの笑いを齎した事は否定できない。 「心入れ替えて面白い作品を作ろうかと思ってます」―― 確かに生まれたこの楽しみをアーベル流の「面白さ」だと取るならば、草葉の陰の菅野氏も多少は浮かばれるというものかもしれない。 猛攻の合間のブレークタイムには、アトリエさくら Team.NTRより『繋がらない携帯電話』が到着する。 NTR専門ブランド発ながら大半のシーンが主人公の妄想で占められ、ヒロインと2人で何の憂いもなく幸せな未来を誓ってEDと盛大な宣伝詐欺を敢行。 寝取り役のイケメンが主人公狙いのホモと判明する衝撃の展開も「誰得」の一言に尽き、基本を守る大事さを身を持って証明する形となってしまった。 ここで2015年度KOTYeはかつてない大異変に襲われる事となる。 「五惨家」「増税の悪夢」と、過去にも例がある同日発売作の大量突撃だが、なんと今回は5月29日発売分から新記録となる合計9作ものエントリーを果たしたのである。 先発は疾き事風の如く、発売日当日。 昨年から連続登板となるWHITESOFTが、神速のストレート『猫撫ディストーション 恋愛事象のデッドエンド』(通称『猫撫』)を投げ込んだ。 本作は人気タイトル『猫撫ディストーション』のファンディスクで、この業界ではあまり先例のないクラウドファンディング形式で制作されたゲームである。 魅力的な設定と出資特典で心を掴み、目標額を4日で達成。 無事発売にこぎつけ、期待に胸を膨らませてその日を待ったファンの元に届いたのは、しかしフルコンプ30分にも満たない極薄の手抜き作品であった。 総CG数5枚、本番シーンなし。 単純な数字ではかの『アイ惨』をすら凌駕し、前代未聞のエロゲー失格ぶりと言えよう。 一応Hシーン自体は存在するが、7クリックの自慰シーンと20クリックのペッティングの2つのみ。 更にCG5枚中4枚は公式で公開されており、新規分は作中で飛び抜けて低いクオリティのものがたった1枚だ。 特殊な販売形式ゆえ、他の一般的な作品と並べて値段に換算するのは難しい面もあるが、 参考までに、CG枚数に関しては一般販売価格の3000円で約0.5jks、平均出資額で0.09jks、最高額の10万円では0.016jksという驚異的な数字が算出される事を付け加えておこう。 本編より長いとも語られるエンドロールには出資者の名前が墓標のように寂しく並び、一部には戒名を書き間違えられた者もいるとあって、何ともやるせない。 2016年現在公式での新作告知はなく、公式ツイッターも沈黙。 「デッドエンドしたのはメーカーの方でした!」と茶化してみても、信頼を金に替えて売り飛ばした事実を前に、微笑の一つでも浮かべられるファンはおそらく存在しないだろう。 続くセットアッパーには、 「君よ、活目せよ――これがエロゲーの極北だ!!!」という煽り文句通りに北極級激寒ネタテキストを乱打して冷笑を浴びた『裏技スペクトラム』、 オナニーを見ているだけで疲労困憊し、拷問対象のヒロインに体調を気遣われるお茶目な主人公が光る『JK聖女淫罰 ~穢れし肢体への裁き~』、 「そのままチーズ買いに行きそう」と評された不快な主人公に加え、未完成を隠すために初期ver.の一部ルートを意図的に塞いで話題を集めた『恋魂』等、 色とりどりの作品が並ぶ。 大きな波紋を呼んだのは『毎日がハーレムすぎて王子は姫を決められないっ!』を既にエントリーさせているPeasSoftによる本年2作目、 『中二病な彼女の恋愛方程式(ラブイクエイション)』(通称『中二病』)だ。 問題点は概ね「バグ」に集約される。 どこもかしこも大小様々な不具合で塗れており、一例程度でも、コンフィグが反映されない、文とボイスが一致しない、立ち絵が画面上に残り続ける等世紀末が垣間見える。 が、何よりも致命的なのは「高頻度のエラー落ち」と「エラー落ちでデータが消える」の合わせ技であろう。 メモリリークが原因らしいが、発生タイミングは基本的に予見不可。 不意に読みこんだ重いデータが即死トラップと化し、ゲームの起動に関わる共通セーブ部分が壊れて再起不能という、『AC北斗』ばりの極悪テーレッテーコンボが頻発。 本来ならご褒美のはずの美麗なCGですらメモリ圧迫を理由に敬遠されてしまうのだから罪作りなものである。 まともにプレイしたければ「スキップを使わず慎重に進め、こまめに再起動しつつバックアップを取る」の徹底以外に方法はなく、完全に作業系死にゲー。 加えてブランドロゴの表示までに1分前後かかる程起動が遅いため、再起動には一々この待ち時間が挟まる事にも要注目だ。 これらに対するメーカーの姿勢は「環境依存です」の一点張り。 一応後日ギガパッチが配布されるも、エラーの代わりに謎のファイルが大量増殖する新たなバグを追加してユーザーをひたすら呆れさせた。 ちなみに、痺れを切らした有志による数十KBのパッチでエラーは見事解消された事を付け加えておく。 エンドロールには「デバッグ Peassoft all staff」と責任逃れ臭い表記がなされているが、 これで全スタッフが等しく名も無きモヒカン以下のポンコツであると示してしまったのは何とも皮肉なオチである。 Insyncの『妄想コンプリート!』(通称『毛根』)も忘れてはならない。 流通から「進捗を定期的に公開する」事を義務付けられるという小学生並の扱いを受け注目されたInsyncだが、 正体はかつて3連続マスターアップ後発売延期を成し遂げたEx-itの実質的後継ブランドなのだから、待遇にも合点がいくというものだ。 その上ですら当初の予定から半年以上延期。 直前までシナリオが未完成だったりデバッグ進捗が0%だったりと安定のお家芸を見せ、どうにか発売された内容は、当然ながら未完成と手抜きの総合商社であった。 花見に行くと言いつつ花見シーンはない、ヒロインに料理を作ると言いつつ作るシーンも食べるシーンもない等、イベント描写は徹底的に省略。 特に共通の最後で立ち上げた「未来予知研究部」が活動の痕跡すらなく個別の頭で解散する様は、「エロゲ史上最短の部活動」として好評を博した。 総プレイ時間は10時間以下で、CGはSDを除くとミドルプライス級の56枚。 ループ要素や意表を突く主人公の正体といった素材は味付け次第で面白くなったかもしれないが、ここまで肉を抜いてしまえば残るのはただの超展開と後味の悪さのみだ。 分岐の名残と思われる男らしい1択選択肢を鑑みても、納期のためにあるべきものを削り続けた事は明白だろう。 「in sync」は「一致している」という意味で、もはやブランド名の時点でこれまで通りのExit劇を回避するつもりは毛頭なかったのかもしれない。 打線はまだまだ止まらない。 Hシーン以外のADV部分が10分程しかなく、バトルスーツを着て戦うヒロインを前にプレイヤーはなぜか麻雀をさせられる『麻雀バトルヒロインズ』、 盗撮ものというジャンル自体は適正だが、妹がプリンを食べる様子がシーンにカウントされていたりとあまりにエロ要素が薄い『妹盗撮~自宅ストーカー~』の2作が、 お互いに方向性の違う薄さを武器にエントリー。 そして9回のクローザーを務めるは新鋭ブランドいちゃらぶ堂が贈る『女の子はドSな変態でできている』(通称『ドS』)だ。 名の通りヒロインのドSな罵倒と変態ぶりに特化したニッチゲーだが、あろうことか製作者はユーザーの求める「ドS」の意味を全く理解していなかった。 売り文句の罵倒からして言葉責めですらなく、「クズ」「空気」「強姦魔」といった小学生並の悪口を連呼するだけのもの。 そして酷い暴言で詰る癖になぜか好感度は全員最初からMAXで、どんなテンションに自分を置けばいいのかがいまいちわからない。 当然ドM紳士達がこれに興奮するはずはないが、驚くべきは主人公さえ1ミリも興奮しない点だろう。 終始冷めた顔で口撃を華麗に受け流し、逆に自らがドSに覚醒して屈服を認めさせる姿を前に、コンセプトは完全崩壊。 「違う、そうじゃない」を地で行く迷走ぶりにはさしもの住人達も驚きを隠せなかった。 同じく変態要素の方もズレっ放しだ。 口々に「チンコが~」「アソコが~」等やはり発想の幼い卑語を連呼し、自動で発情する淫乱バカにしかなっていない。 抜き方面に望みを見ても、大半のシーンが50クリック以下の定型性交。 CGは作画崩壊を含み、全力射精したのに画面変化なしで精液が亜空間に消えるなど、抜きゲーの命たるエロ演出まで片手落ちな始末であった。 サラリーマンにしか見えない主人公の制服がシュールな笑いを誘う程度は、ここにきて救いになる程の爆発力もないだろう。 選評者曰く「sealの方が抜ける分優秀」。 SとMにも作法があり、悦べない所業はただの苦痛である事を、一方的に蹂躙されたドMユーザー達の苦悶の表情からぜひ学び取って欲しいものである。 怒涛の9連戦を終え疲弊したKOTYe。 流石のクソゲー共もねぎらいの意思を示したのか、修羅の地平に年始以来となる一時の安らぎが訪れる。 当然選評は届くものの、濃密な負の空気を感じるには至らない。 『人妻公然恥辱電車』は巻き寿司に例えられた浴衣の着付けや、住人に一瞬で手直しされる程明らかなパース狂い等、視覚的にわかりやすいクソさでスレに話題と活気を提供。 あの『銃騎士』の補填作として注目された『聖騎士Melty☆Lovers』も萌え抜きゲーとして逸脱した出来ではなく、 局部の呼称を変更できる謎の機能が住人の目にとまった結果、「ちんこ」が「ゲルググ」に変えられて爆笑を呼び、ある種明るい空気を運ぶことに成功している。 そしてこのまま2015年は終わりを迎え、年末の魔物の姿を見ることもなく、荘厳な鐘の音が新たな年の始まりを告げるのだった。 終わってみれば5月29日の大爆発を除いて比較的緩やかに過ぎた1年だったと言えよう。 「たまにはこんな年があってもいいじゃないか!」 平和な幕切れに安堵の表情を浮かべ、祝杯をあげるように各々が掲げたその手は―― しかし何かを探すように虚空を彷徨い続けていた。 そう、やはりクソゲーが足りないのである。 まだ何かあるんじゃないか?大きな何かを見逃していやしないか…? 焦りにも似た予感と疼きに導かれて方々を彷徨い歩く住人達。 そして、やはりそれは存在した。 選評締め切りまであと1週間という土壇場に、老舗メーカー・ミンク製作の見逃されていた不発弾、『Love and Peace』(通称 LaP)がようやくその姿を現したのである。 本作のジャンルは「ヤリまくり学園バトルSLG」で、ADVパートの合間にゲームパートを挟んだ『チーズ』等に似た形式を取っている。 シナリオは爆死した『カルマルカ』の倍近い13人ものライターによる並行執筆で、当然の帰結として設定の整合性は完全崩壊。 日本神話かと思えば突如キリスト教用語がコンニチハし、神界にパトカーのサイレンが鳴り響くなど世界観はガバガバそのもの。 神話由来の思わせぶりな設定も実際は原義と何ら無関係な上に回収すらされず、余計なミスリードばかりが溢れて物語の理解を極めて困難にしてしまった。 EDで必ず主人公が消滅し、ヒロイン達は黒幕の掌から抜け出せないまま終了する鬱展開も手伝って、見事にストレス要因ばかりを抱えた仕上がりとなっている。 が、本作のストレスはこの程度で終わらない。 地獄の真価は続くゲームパートの方に潜んでいたのだ。 システムを一言で表すと「1しか出ない人生ゲーム」。 マップに敷き詰められたマスを一歩ずつ進んでゴールを目指すのだが、 目的地の指示が間違っていたり、ノーヒントで決まったルートを進む『コンボイの謎』じみたマップがあるなど無駄に難易度が水増しされており、一筋縄にはいかない。 道中ほぼ全マスでいちいち戦闘が発生するためゲームテンポは劣悪。 その戦闘も、回復の有用性の高さゆえに「回復持ちを殴れ」以外に戦術の取りようがない『スベリオン』以下の作業ゲーで、 敵編成に回復持ちが複数いるだけで火力を上回る回復を掛け合う無限ループが容易に発生。頻繁に強制ロードを迫られる死にゲーの側面まで持ち合わせている。 ではこまめなセーブを心がければいいかというと、そうもいかない事情がある。 本作は敵が強いわりに変動経験値制でレベルアップを制限しており、「連勝ボーナス」による取得量増加抜きでは後半が厳しくなるのだが、 セーブしようと準備画面へ戻るとその連勝判定がリセットされてしまうのである。 結果安定を取ってこまめにセーブしつつ苦しい戦闘を超えるか、不意のデッドエンド覚悟で強気の進撃を続けるかという妙な部分の戦略性が発生するも、 無論この2つは天秤にかけるものではなく、「どちらの拷問で死にますか?」という分岐に過ぎない事は言うまでもない。 そして何より致命的なのが、エロゲーの命たる「キャラ」と「エロ」をあろうことかこの出来の悪い戦闘と密接に結びつけてしまったことだろう。 本作のHシーンは戦闘勝利後に確率で発生する敵キャラの「捕獲」と、一定レベル到達後の「進化」時に挿入されるのだが、 この捕獲の発生率が非常に低く、通常プレイだとまずまともにヒロインが揃わない。 つまりエロを求める限り勇んで上述の苦痛へと飛びこまねばならず、中にはそもそも出現率が百分の1以下のキャラも存在する始末で、全てのエロを拝む道程は果てしなく遠い。 CG自体は美麗であり、枚数も271枚と水準を大きく超えた珠玉の逸品であるが、辿り着けなければ意味はない。 修羅の検証魂を備える選評者ですら全キャラ制覇を遂げられなかった事が、本作の「終わりの見えない苦行」性を如実に物語っていると言えよう。 続いて選評締め切り前日にTRYSET MADの『ANOTHER POSSIBILITY』が執念の駆け込み乗車を果たし、2015年度最後のエントリーとなった。 公式を見る限りシリアスな異能バトル路線を思わせる紹介がされているが、実際は思わせぶりに設定された主人公の記憶喪失が36時間であっさり治る、 転校初日で初対面のヒロインが教室で無意味にオナニーを始める等、突拍子がなく頭のおかしな展開に終始するカオスバカゲーであった。 特にHシーンで多用される「う゛ッ!」という発射合図は噴飯もので、 「う゛ッ!?」「う゛ッ!!?」「う゛ッ!!」 と微妙な語形変化を加えて頑なに使いまわされ、住人の腹筋を連続破壊。 また、地の文は簡素に過ぎるがライターにはなにかしら独特の言語センスがあるらしく、 「心の底から積乱雲級の親近感が込み上げて、気持ちを真夏の清涼感に満ち溢れた青空に変える」からの「あまりの運命的な嬉しさに、僕の腰も踊り狂ってしまう」 へのコンボ等が、一部住人の心をつかんで離さなかった。 当然抜きゲーとしての需要からは程遠く、CGもヒロインが「一世風靡セピア」の曲でも踊りだしそうな妙ちきりんなポーズを取っていたりと色々怪しい。 通常の用途への使用は難しいが、最後の最後で盛大な笑いの死に花を咲かせてくれた事には全住人が敬意を表してやまないのであった。 以上で主要なエントリー作品の紹介を終え、今回の結果発表に移ることとする。 次点は 『戦極姫6』 『不条理世界の探偵令嬢 ~秘密のティータイムは花園で~』 『猫撫ディストーション 恋愛事象のデッドエンド』 『女の子はドSな変態でできている』 大賞は 『Love and Peace』 とする。 昨年『チーズ』が苦痛の頂点を極めるように圧倒的完成度をもって大賞の座を勝ち取った時、ある種KOTYeは一つの到達点に辿り着いてしまったのかもしれない。 雑談にしろ選評談議にしろ、あらゆる場所において『チーズ』の話題が付いて回るように色を添え、 現われるクソゲー達は必然的に立ちはだかる王者のクソと比されることを運命づけられてしまっていた。 そんな中でも懸命に個性を訴えようともがいた結果であるのか、 本年度のエントリー作は低品質を基本にしつつ、各々が違った方角への個性を備えており、トレンドという形で一纏めに出来る様相ではなかった。 まさにクソゲー群雄割拠。 多種多様なクソ要素が乱舞する中、最もクソなゲームを決める事は困難を極めた。 が、それでも娯楽たるゲームにおいて、一貫して変わらない評価基準が1つある。 それは「ユーザーがどれだけ満足できるか」である。 特にわかりやすいのは『姫6』だろうか。 「思い入れのあるキャラクターたちへの愛情」というプレイヤー達の根幹の部分を揺さぶり、 ファン自身の口から「推しが登場しなかった人が羨ましい」とまで言わせた罪はシリーズ作品の最新作としてあるまじきもので、特筆すべき裏切り、不満足の象徴と言えよう。 他の次点3作も拍手を送るに足る需要層への不満足度を誇るが、『LaP』には他と大きく異なる部分があった。 幽かに残された美点を味わう事が出来るか否かである。 2015年度は一部で不作との声も上がった回である。 理由は前年度の大賞や時点作のように「全てにおいてクソ」ではなく、それぞれが強力なクソ要素をもつと同時に、味わうに足る美点も持っていた事による。 だからと言って前述したクソゲー達が生ぬるいということは決してないと誓って断言できるが、前年度の大賞理由でも問題にされたように、 「全てに劣る」と「一部に劣る」とを比べた際に前者がより劣るとされる事自体は道理と言っていいだろう。 その観点で見た際に、『LaP』の持つ「美麗で量も足るCGとヒロインのキャラクター性」という美点は、 「あまりにも膨大なリソースを払った先でしか辿り着けない」程ユーザーから遠いものであった。 異臭を無視し続ける忍耐さえ払えばまともな特定ルートだけをプレイして美点を味わえる『姫6』、 画集としての使用に限れば少ないリソースで到達できる『不条理探偵』、 キャラの可愛さと声優の素晴らしい演技だけは無条件で味わえる『猫撫』、 ドSゲーを諦めてイチャラブ抜きゲーとして見れば最低限の需要はある『ドS』、 以上4作と違い、まともに辿り着けない事によって一切の美点を失ってしまっているのだ。 よって『Love and Peace』を今年度最もユーザーの需要を満たせなかったクソゲーとして、大賞の栄誉を贈るものとする。 最後に、栄冠を勝ち取った『Love and Peace』と発売元であるミンク、 そしてその他全てのゲームとメーカーに以下の言葉を贈ることで今年度の結びとしよう。 「平和をください」
https://w.atwiki.jp/morino-sachi/pages/31.html
主に私が主催した、又は参加したレースイベントの感想というかコメント! 2012/1/30 第二回海の幸GT3風レース富士 レビュー☆ 2012/2/5 ランク戦シーズン4 F1クラス 第二戦モンツァ レビュー☆ F1 2011 Middle Distance Super Series 第四戦日本GP レビュー☆ 2012/2/15 第三回海の幸GT3風レースサチャンリンク レビュー☆ 2012/2/17 こたつランド創立1周年記念 クリオカップ レビュー 2012/2/24 森の水SuperGT鈴鹿300km良純 レビュー 2012/2/19 ランク戦シーズン4 F1クラス 第四戦韓国 レビュー 2012/2/26 格助詞さん主催 ピックアップトラックレース デイトナ30LAP レビュー 2012/2/26 ランク戦シーズン4 F1クラス 最終戦インド レビュー 2012/2/29 KLMC 最終戦 サルテ2時間耐久れース プロトクラス レビュー ※☆マークがついているページはレビュー掲載済
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/684.html
2015年総評案4 大賞 戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~ これをもって主要なエントリー作品の紹介を終了し、大賞及び次点と受賞理由の発表に移る。 2015年の大賞争いは、隙の無い絶対強者が現れず混戦となった。 最多勢力は粗製濫造された量産型クソゲーである。 品質向上に要する様々な力が足りず完成度が低い、ただそれだけの粗悪品。 そんな矮小な枠からいかに脱却するかが、さらなる低みへと至る鍵となる。 好例として、新たな資金調達法と並外れた薄さのコンボで詐欺寸前にまで迫った『猫撫ディストーション 恋愛事象のデッドエンド』と、頭の痛くなる文章を徹底することで笑うしかない領域へと踏み込んだ『ANOTHER POSSIBILITY』を挙げておきたい。 しかし更なる存在感を示したのは、どれも一長一短がある曲者達であった。 新主人公によってシナリオの大部分がヒロイン達の魅力ごと壊滅させられたものの、SLG部分には遊べる余地がある『戦極姫6』。 総じて拙く笑いに転じた部分も多いが、ボリューム不足が祟って小柄感が払拭しきれない『不条理世界の探偵令嬢』。 そして、ゲーム部分が単純作業すぎて娯楽になっていない一方で、特に量においてエロCGが充実している『Love and Peace』。 エロゲー及びクソゲーに何を求めるのかによって、これら3作への評価には個人差が大きい。 果たして支持は分かれ、議論はさながらジャンケンで最も強い手を決めようとしたかのように堂々巡りとなる。 追検証と再三の意見調整も解決の決め手にはならず、こじれにこじれた膠着状態は2ヶ月以上に及んだ。 総評案執筆者のみによる合議という特別措置の発動を経て、ようやく見出された判断基準が「クソゲーを語るスレたるKOTYeとの親和性」である。 クソゲーベクトルの大きさを比較しても決着がつかないなら、向きすなわち性質の差に着目して勝敗を決するよりほかはない。 この視点に立って3作のクソさの核を見てみると、全面的に稚拙ながら小型な『不条理世界の探偵令嬢』と、長いがワンパターンな『Love and Peace』は、クソゲーとしても語るネタとしても広がりに欠ける傾向が否めない。 対して『戦極姫6』は、ダメ主人公というありがちな核にもかかわらず独創的とまで評された。 徹頭徹尾やり捨てという一点の狂いが広範囲に波及し、テンプレ王道ハーレムがまったくの別物へと変貌した、空前の劇的暗転ゆえである。 力不足や手抜きから生じる縮こまったつまらなさと、要点を履き違えた挑戦が創り上げた伸びやかな負のオリジナリティ。 今回は、クソゲーを語るスレにとって比較的望ましい方向性として後者に重きを置き、その傾向が最も強いものを勝者としたい。 そしてそれを、「クソエロゲーとは?」という永遠の命題に対して現時点で出せる答えのひとつと信ずる。 以上を踏まえ、 次点は 『不条理世界の探偵令嬢 ~秘密のティータイムは花園で~』 『猫撫ディストーション 恋愛事象のデッドエンド』 『ANOTHER POSSIBILITY』 『Love and Peace』 とし、 そして栄えある大賞は 『戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~』 に授与することで、修羅の国の新たな地平を切り拓いた猪武者への手向けとする。
https://w.atwiki.jp/akebon/pages/4361.html
通算の訪問者 : - 今日の訪問者 : - 昨日の訪問者 : - М ロッテ総評保存リンク ├ ロッテ総評226~239期 ├ ロッテ総評240~249期 ├ ロッテ総評250~259期 ├ ロッテ総評260~269期 ├ ロッテ総評270~279期 └ ロッテ総評280~289期 第280回 一番 御坂弟 先発① 南田 二番 神速の友 先発② フロイド 三番 デュラン 先発③ 樹多村偽改 四番 サイモン 先発④ たつっみ 五番 木村淳 先発⑤ スタン 六番 ジャコビー 中継ぎ① NO-LIAN 七番 村紗水蜜 中継ぎ② ノエイン 八番 皆川哲 中継ぎ③ HERAT 九番 市川和也 抑え K.Sasaki < チーム成績 > 順位 試合数 勝 敗 分 連勝 勝率 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 4位 140 64 71 5 8 .474 .251 3.77 3.5 141 103 46 野手総評 名無しが多く若いので、手のつけようが無い。人を増やすべき。 投手総評 チーム離れが激しいが、中継ぎ陣はかなり有力だといえる。 チーム総評 とにかく現有戦力の維持とともに新戦力の獲得が必要。 < 相手別対戦成績 > 対戦相手 対戦結果 西武 9勝 13敗 0分 ソフトバンク 7勝 14敗 1分 楽天 9勝 10敗 3分 日本ハム 14勝 8敗 0分 オリックス 7勝 15敗 0分 対セリーグ 18勝 11敗 1分 < ポストシーズン > < オールスター出場選手 > 選手名 打順、ポジション 出場回数 ノエイン 中継ぎ投手 2回目 < 個人タイトル獲得選手 > 選手名 タイトル 成績(MVP、新人王はポイント) サイモン 首位打者 .371 ノエイン 投手MVP 781P 最優秀防御率 1.10 奪三振王 274K < ベストナイン選出選手 > 選手名 ポジション 選出回数 ノエイン 中継ぎ投手 1回目 < ゴールデングラブ賞選出選手 > 選手名 ポジション 失策数(投手はGPP) ノエイン 投手 601P 第281回 一番 御坂弟 先発① 南田 二番 神速の友 先発② バルデス 三番 デュラン 先発③ 樹多村偽改 四番 サイモン 先発④ たつっみ 五番 木村淳 先発⑤ スタン 六番 ジャコビー 中継ぎ① ノエイン 七番 皆川哲 中継ぎ② NO-LIAN 八番 村紗水蜜 中継ぎ③ HERAT 九番 市川和也 抑え K.Sasaki < チーム成績 > 順位 試合数 勝 敗 分 連勝 勝率 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 4位 140 68 68 4 13 .500 .248 3.10 3.4 136 88 45 野手総評 打率の低さが目立ちはするが、とにかく選手が集まらない。 投手総評 防御率は合格点。投手は足りないが現状では頑張っていると思われる。 チーム総評 人数集めが最優先。 < 相手別対戦成績 > 対戦相手 対戦結果 西武 11勝 11敗 0分 ソフトバンク 6勝 15敗 1分 楽天 14勝 7敗 1分 日本ハム 10勝 12敗 0分 オリックス 8勝 14敗 0分 対セリーグ 19勝 9敗 2分 < ポストシーズン > < オールスター出場選手 > 選手名 打順、ポジション 出場回数 ノエイン 中継ぎ投手 3回目 < 個人タイトル獲得選手 > 選手名 タイトル 成績(MVP、新人王はポイント) K.Sasaki 最多セーブ 41S バルテズ 投手新人王 220P < ベストナイン選出選手 > 選手名 ポジション 選出回数 < ゴールデングラブ賞選出選手 > 選手名 ポジション 失策数(投手はGPP) 第282回 一番 御坂弟 先発① 南田 二番 皆川哲 先発② 井上卓朗 三番 デュラン 先発③ 樹多村偽改 四番 サイモン 先発④ バルテズ 五番 木村淳 先発⑤ スタン 六番 ジャコビー 中継ぎ① NO-LIAN 七番 神速の友 中継ぎ② ノエイン 八番 市川和也 中継ぎ③ 渡辺肇 九番 柏木純也 抑え K.Sasaki < オールスター出場選手 > 選手名 打順、ポジション 出場回数 ノエイン 中継ぎ投手 4回目 第283回 一番 御坂弟 先発① バルテズ 二番 皆川哲 先発② Suzkita 三番 デュラン 先発③ 樹多村偽改 四番 サイモン 先発④ スタン 五番 木村淳 先発⑤ ジョニー 六番 ジャコビー 中継ぎ① ノエイン 七番 神速の友 中継ぎ② 南田 八番 市川和也 中継ぎ③ NO-LIAN 九番 ジウ 抑え K.Sasaki < チーム成績 > 順位 試合数 勝 敗 分 連勝 勝率 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 4位 140 65 71 4 7 .477 .259 3.71 3.6 132 119 33 野手総評 得点力不足。 投手総評 先発陣の粘りと成長に期待。 チーム総評 人数集めには徐々に成果が現れている。 < 相手別対戦成績 > 対戦相手 対戦結果 西武 7勝 15敗 0分 ソフトバンク 8勝 14敗 0分 楽天 10勝 11敗 1分 日本ハム 15勝 7敗 0分 オリックス 7勝 14敗 1分 対セリーグ 18勝 10敗 2分 < ポストシーズン > < オールスター出場選手 > 選手名 打順、ポジション 出場回数 < 個人タイトル獲得選手 > 選手名 タイトル 成績(MVP、新人王はポイント) ノエイン 最優秀防御率 1.42 最多奪三振 182K < ベストナイン選出選手 > 選手名 ポジション 選出回数 < ゴールデングラブ賞選出選手 > 選手名 ポジション 失策数(投手はGPP) 最終更新日時:2010年04月17日22時45分57秒 編集者: 北城 (最終更新時期:第283回)
https://w.atwiki.jp/akebon/pages/4072.html
※第253期総評※ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (evaluation2.jpg) ※第253期の布陣 一番 BB 先発① ∞Holic 二番 ☆スティー☆ 先発② マリーベル 三番 復帰版改・山崎 先発③ レントン 四番 琴吹紬 先発④ ゆっくーん 五番 天王州アテネ 先発⑤ ☆かもめ☆ 六番 Y.Y 中継ぎ① BellWalker 七番 思考錯誤 中継ぎ② 岡田 八番 MASAYA 中継ぎ③ 月形 九番 疋田 抑え axe ・名無し選手のAcky、佐伯正義に代わり八,九番にMASAKA、疋田が入団。二人ともwiki意欲は無い様子。投手陣は変動なし。 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (results.jpg) 試合 勝率 順位 勝ち 負け 分け 連勝 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 140 .367 6 50 86 4 6 .233 3.50 2.7 112 151 19 野手総評 全体的に打率、安打数が低い。特に下位打線で打線が途切れてしまう。 投手総評 ☆かもめ☆以外のほとんどの選手が調子が出ないまま終えた。自慢の中継ぎ陣も例年と比べると良くない成績だった。 チーム総評 最下位の6位。投打の同時低下が影響したと思われる。 交流戦総括 試合 勝率 順位 勝 負 分 打率 防率 得率 HR 盗塁 失策 30 .370 12 10 17 3 .251 3.61 3.1 25 51 4 交流戦でも最下位。相性の悪い相手が多いのかは不明だが今のロッテでは勝ちにいくことは厳しいだろう。 ※第254期総評※ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (evaluation2.jpg) ※第254期の布陣 一番 天王州アテネ 先発① axe 二番 ☆スティー☆ 先発② マリーベル 三番 琴吹紬 先発③ レントン 四番 復帰版改・山崎 先発④ ゆっくーん 五番 Y.Y 先発⑤ ☆かもめ☆ 六番 BB 中継ぎ① BellWalker 七番 思考錯誤 中継ぎ② 岡田 八番 MASAYA 中継ぎ③ 月形 九番 D・ピエーロ 抑え 岩隈 ・野手は疋田が自己引退しD・ピエーロが新たに入団。また今期四番に居座った復帰版改・山崎は名無し化してしまった。投手は岩隈をドラフトで獲得。 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (results.jpg) 試合 勝率 順位 勝ち 負け 分け 連勝 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 140 .552 2 74 60 6 7 .260 3.35 3.6 139 163 13 野手総評 昨季の不調が消え去りチーム打撃成績が大きく跳ね上がった。特に☆スティー☆と琴吹紬は打率3割越えを達成し大きく貢献した。 投手総評 成績に向上が見られる選手が多かった。だが未だ不調、成長のしない選手も居る。 チーム総評 リーグ2位でCS出場を果たす。昨季の成績が嘘のように思える。若手(特に投手)が成長すればリーグ優勝も夢ではない。 交流戦総括 試合 勝率 順位 勝 負 分 打率 防率 得率 HR 盗塁 失策 30 .600 6 18 12 0 .270 3.92 4.1 28 48 2 今季は勝ち越せれたが下位球団の成績が酷過ぎる分実力で上がったわけではなさそうだ。来季は更に勝ち星を増やせると良いだろう。 < 相手別対戦成績 > 対戦相手 対戦結果 西武 10勝 9敗 3分 ソフトバンク 4勝 18敗 0分 楽天 10勝 10敗 2分 日本ハム 9勝 12敗 1分 オリックス 8勝 14敗 0分 対セリーグ 15勝 15勝 0分 改行タグを使いながらコメントを記入 < 個人タイトル獲得選手 > 選手名 タイトル 成績(MVP、新人王はポイント) 月形 最優秀防御率 1.82 選手名 タイトル 成績(MVP、新人王はポイント) 月形 最多奪三振 165K 選手名 タイトル 成績(MVP、新人王はポイント) Y,Y 野手新人王 267P < ベストナイン選出選手 > 選手名 ポジション 選出回数 月形 中継投手 2 選手名 ポジション 選出回数 Y,Y 指名打者 初 < ゴールデングラブ賞選出選手 > 選手名 ポジション 失策数(投手はGPP) 復帰版改・山崎 三塁手 0 選手名 ポジション 失策数(投手はGPP) 疋田 一塁手 3 ※第256期総評※ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (evaluation2.jpg) ※第254期の布陣 一番 天王州アテネ 先発① axe 二番 ☆スティー☆ 先発② マリーベル 三番 琴吹紬 先発③ レントン 四番 復帰版改・山崎 先発④ ゆっくーん 五番 Y.Y 先発⑤ ☆かもめ☆ 六番 BB 中継ぎ① BellWalker 七番 思考錯誤 中継ぎ② 岡田 八番 MASAYA 中継ぎ③ 月形 九番 D・ピエーロ 抑え 岩隈 ・野手は疋田が自己引退しD・ピエーロが新たに入団。また今期四番に居座った復帰版改・山崎は名無し化してしまった。投手は岩隈をドラフトで獲得。 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (results.jpg) 試合 勝率 順位 勝ち 負け 分け 連勝 打率 防御率 得点率 本塁打 盗塁 失策 140 .552 2 74 60 6 7 .260 3.35 3.6 139 163 13 野手総評 昨季の不調が消え去りチーム打撃成績が大きく跳ね上がった。特に☆スティー☆と琴吹紬は打率3割越えを達成し大きく貢献した。 投手総評 成績に向上が見られる選手が多かった。だが未だ不調、成長のしない選手も居る。 チーム総評 リーグ2位でCS出場を果たす。昨季の成績が嘘のように思える。若手(特に投手)が成長すればリーグ優勝も夢ではない。 交流戦総括 試合 勝率 順位 勝 負 分 打率 防率 得率 HR 盗塁 失策 30 .600 6 18 12 0 .270 3.92 4.1 28 48 2 今季は勝ち越せれたが下位球団の成績が酷過ぎる分実力で上がったわけではなさそうだ。来季は更に勝ち星を増やせると良いだろう。 < 相手別対戦成績 > 対戦相手 対戦結果 西武 10勝 9敗 3分 ソフトバンク 4勝 18敗 0分 楽天 10勝 10敗 2分 日本ハム 9勝 12敗 1分 オリックス 8勝 14敗 0分 対セリーグ 15勝 15勝 0分 改行タグを使いながらコメントを記入 < 個人タイトル獲得選手 > 選手名 タイトル 成績(MVP、新人王はポイント) 月形 最優秀防御率 1.82 選手名 タイトル 成績(MVP、新人王はポイント) 月形 最多奪三振 165K 選手名 タイトル 成績(MVP、新人王はポイント) Y,Y 野手新人王 267P < ベストナイン選出選手 > 選手名 ポジション 選出回数 月形 中継投手 2 選手名 ポジション 選出回数 Y,Y 指名打者 初 < ゴールデングラブ賞選出選手 > 選手名 ポジション 失策数(投手はGPP) 復帰版改・山崎 三塁手 0 選手名 ポジション 失策数(投手はGPP) 疋田 一塁手 3 通算の訪問者 : - 今日の訪問者 : - 昨日の訪問者 : - 最終更新日時:2009年11月18日19時35分33秒 編集者:Ganju М ロッテ総評保存リンク ├ ロッテ総評226~239期 ├ ロッテ総評240~249期 └ ロッテ総評250~259期 }
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/250.html
元ページ 誤字訂正しておきました - 総評執筆者 2012-02-05 09 53 29 ベストエロゲに入るできの未来のノスタルジアの名を出すのは紫の作品といえど場違いでおかしい - 名無しさん 2012-02-05 13 28 57 加えて最近落ちぶれて底辺にいたからって、人の死を「死神も呼んでしまったようだ」は気分悪くする。スレで話題になってもここで書くべきことじゃないと思う - 名無しさん 2012-02-05 13 30 33 euphoriaも発売前にそういうゲームだってのは告知してたし、どうしても見たくないならスキップ出来るようだし、何より話の出来がいいし、場違いじゃね? - 名無しさん 2012-02-06 13 06 25 ベストエロゲもkotyも一部のユーザーが自分の主観でやってるんだから片方に入ってるからもう片方に入るのはおかしいという理屈がそもそもおかしい。クソ信者乙 - 名無しさん 2012-02-06 14 38 11 どう読んだって死神は菅野のことじゃないだろ…。過剰反応しすぎ。Rococo解散させたり、菅野を死なせた「死神まで」だろ、これ。 - 名無しさん 2012-02-06 18 07 39 また少し加筆修正 - 総評執筆者 2012-02-07 01 21 23 『ままま』の「半荘」に「(8局)」という補足を入れた&『ルナルティア』のメーカー名を書いてなかったのを修正 - 総評執筆者 2012-02-14 19 15 35 『White』のメーカー名も抜けてましたね、修正しました - 総評執筆者 2012-02-14 19 23 26 未来ノスタルジアに関しては大手レビューサイトの評価も上々なんだけどな。過剰反応もなにも表現の方法がまずい - 名無しさん 2012-02-24 15 08 26 ↑高評価なのは発売後の結果であって、発売前時点ではスレ的に期待が高まってたと思ったので触れました - 総評執筆者 2012-02-25 00 12 50
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/11066.html
総評/ぷよぷよ t -- (名無しさん) 2015-06-25 20 28 51 TDめちゃくちゃ優秀だからみんな買おうな -- (名無しさん) 2016-02-09 08 12 10 優秀ってほど優秀か…? 赤にしても黄にしても別に必須ってほどじゃない気が -- (名無しさん) 2016-03-09 10 00 59 カードの考察はともかく未作成ページまであると手が追い付かない… そんなに人気ないのかね -- (名無しさん) 2016-11-12 10 45 04 この作品から試しに始めてみたのにwikiの物足りなさに驚いた。トライアンドエラーしていくか… -- (名無しさん) 2017-07-12 09 45 00 未作成ページを補充、総評・デッキページも追加しました。 -- (管理人) 2017-07-17 22 44 50 現状wiki内で未作成のページが多く、不便をおかけして申し訳ありません。管理人の独力では限界があるので、詳しい方がいらっしゃいましたら引き続き編集お願いします。 -- (管理人) 2017-07-17 22 46 07
https://w.atwiki.jp/akebon/pages/3689.html
SB ソフトバンク総評ページ ├ ソフトバンク総評(第210回台) ├ ソフトバンク総評(第220~227回) ├ ソフトバンク総評(第230回台(228、229含む) └ ソフトバンク総評(第240回台) ◎第245回 ☆今期のチーム最終成績(第245回) 順位 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 140 2 81 54 5 10 .600 .307 3.44 4.1 104 281 15 ★リーグ総評 混戦となりつつもオリックスが優勝を果たした。 今シーズンはどのチームも負け越してるチームがある状態となっている。 パリーグ再編化が一部で進み、日本ハムが大きく後退。 戦力状況が変わらないソフトバンク、オリックス、ロッテが上位に来、 人材不足が解消されつつある西武が下位3球団で一つ抜け出してる。 楽天は戦力が補充されたもののまだまだといえる。 来期以降も状況によってはまだまだ混戦が続きそうだ。 ★野手総評 打率は.307と高打率となっているものの、下位と上位打線での差がひどい状態だ。 本塁打は少ないものの、盗塁で補いその結果が得点に結びついてる模様。 来期は主力選手一名がかけた状態での戦いの為他選手に更なる活躍を期待するしかない。 ★投手総評 エースの衰えがひどく、新エースに頼るしかない現状。 しかし先発の軸となる選手が少なくとても厳しい戦いを強いられている。 順調にいってると思われたのだが、新たな課題が出来た今シーズンであった。 一致団結して、wikiでS評価を取るとともにパリーグ優勝を狙っていきましょう。 ☆個々選手総評 選手名 成績評価 評価点 系訃 走力Cながらも盗塁31は立派。打率.330越えも見事といえる。 9.6 ニョロモⅠ 引退年で3割100打点と大活躍。野手初となる全基準値越えは文句無しの活躍といえるだろう。 10.0 mokemet やはり盗塁数に不満が残る。打率は上昇したものの、本塁打・打点は下降。主砲としてはもう少し活躍を期待したい。 9.1 フランク 可もなく不可もなし。長所を活かしたいところ。 8.0 TACHYON~超速~ 盗塁数101は圧巻。欠点を補うほどの活躍は見事としかいえない。 10.0 ☆流星群☆ 打率.370は見事。安打数も200越えと大活躍といえる。 9.3 カピィ 新人としてみても打率.200切りはいただけない。 4.0 杉内Ⅳ 最終年となる今期は活躍を期待したかったが、防御率は2点台なものの負け越しと成績としてはイマイチとなってしまった。 7.5 影薄いエース 二桁勝利、防御率は2点台と活躍。あとは被本塁打数を減らしたい。 8.5 香車 4年目ながらも、二桁勝利は見事。後はこの成績を勝ち越しにもっていってほしい。 7.0 K 二桁勝利、防御率2点台投球回147回とフル稼働で活躍。好成績といえる。 8.0 ~成瀬善久~ 勝ち越しなものの防御率5点台は残念。防御率改善の為にも被本塁打数を減らしたい。 6.0 ランパード 1点台の防御率は立派だが、守護神の仕事として考えると2敗は痛い。 8.0 ☆今期のパ・リーグを振り返る(第245回) 優勝は、強打を誇ったオリックス。 二位は、機動力野球のソフトバンク 三位は、投打がかみ合ってるロッテ。 四位は、個々の能力が優れている西武。 五位は、再建途中の楽天。 最下位は、投手力がいい日本ハム。 ☆今期のオールスター(第245回) 選手名 出場回数 成績 mokemet 6 .181 1本3点 TACHYON~超速~ 3 .384 0本2点 今期は2人と、さびしい選出になったが チームの核であるmokemet選手が早くも6度目の出場を成し遂げた。 打率の方は本来の姿とは程遠かったが 第2戦で本塁打を放ち、ファンを魅了することができた。 もう1人の選出者、TACHYON~超速~選手は3度目の出場。 9番打者として求められた結果を出した。 第3戦ではチャンスで打席が回ってきてサヨナラ打を打つ強運も見せた。 後半戦も期待したい。 ☆プレーオフ展望(第245回) 今期は3期連続の2位のため、第一ステージから戦うことになる。 最初の相手はロッテ。 シーズン成績では今季も貯金源としていたが昨季も同じような状況で敗れ去ったため初戦から気を抜けない戦いになりそうだ ロッテに勝利した場合1位・宿敵オリックスとの戦いになる。 シーズン中は唯一の負け越したチームなので苦戦必至ではあるが自慢の打力と底力で久々の日本シリーズ出場としたい。 優勝には惜しくも手が届かなかったが日本一の望みはまだ残されている。 ☆今期のタイトル(第245回) 選 手 名 タイトル・回 数 成 績 mokemet 首位打者(2) 386 TACHYON~超速~ 盗塁王(初) 101 - - - 今期は2名がタイトルを獲得した。 これで4期連続タイトル獲得となるmokemet選手。 シーズン最多盗塁記録を更新したTACHYON~超速~選手。 来シーズンもこの2名のタイトル獲得に期待したい。 ☆チームWiki wiki更新者の方いつもお疲れ様です。 編集人数は激減しています。まったくやる気がない人にいてもらう意味はありません。 やり方がわからないなら見て学ぶべし。最初は誰だって出来ません。わかる限りの事は教えるので。 音沙汰なしは例外です。V奪回とともにSランクも奪回!皆さんがんばりましょう! ◎第244回 ☆今期のチーム最終成績(第244回) 順位 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 140 2 73 62 5 7 .540 .302 3.12 3.5 102 267 10 ★リーグ総評 今期は昨期の覇者オリックスが移籍によって戦力が落ちた事によってロッテが優勝し、 2位~5位までの混戦となった。 何度かの連敗はあったがソフトバンクは昨期と変わらず2位につけCS出場となった。 しかし、優勝後のここ数期移籍や選手の衰退により、だいぶ厳しい戦いを強いられてきている。 また今期のロッテの発言で端を発したドラフト騒動によって、来期以降パリーグが 混戦状態になる可能性もあるだろう。 この混戦を見事乗り切り優勝を目指していきたいところだ。 ★野手総評 打率3割越え、盗塁数も200越えとなったが、得点率は大きく下がった。 一発で返せる打者が少ないのが原因となっていそうだ。 投手陣が年々よくなっていく中で、野手陣が足を引っ張る形になっては 駄目といえるだろう。衰退期に入る選手が多くなる中、これからが踏ん張り時である。 ★投手総評 エースの活躍、そして次世代のエース候補の活躍が大きい。 数期前までは壊滅状態だった投手陣も、今では若手等の活躍もあり 今期は防御率がパリーグ2位までになった。 今後も成長を続けパリーグ屈指の投手陣にしていきたい。 一致団結して、wikiでS評価を取るとともにパリーグ優勝を狙っていきましょう。 ☆個々選手総評(第244回) 選手名 成績評価 評価点 系訃 3割30盗塁は優秀だが、昨シーズンより本塁打が大きく減ったのは残念。 6.0 Juggler 3割30盗塁無失策な上に50打点と活躍した。 8.5 ニョロモⅠ 衰退期により成績が大幅に下がった。昨シーズンのような活躍がみたいところ。 7.5 mokemet 3割40本100打点30盗塁とほぼ文句なし。後半不調が続いたのが気になる。 9.0 フランク 昨シーズンより成績は向上。特に40盗塁は見事。 7.0 TACHYON~超速~ 三振数100越えは減らしてほしいものだが3割60近い盗塁数は成績としては文句無し。 8.5 ☆流星群☆ こちらも三振数100越えと頑張って欲しいところだが3割40盗塁は見事。 8.0 杉内Ⅳ 防御率1点台二桁勝利100奪三振は文句無しの成績。しかし、欲をいえばもう少し勝利数を伸ばして欲しかった。 9.0 茂野 二桁勝利なものの負け越しは残念。防御率も3点台とそこそこであった。 7.0 影薄いエース 防御率2点台二桁勝利は立派。後は被本塁打数を減らして欲しいところだ。 8.5 香車 3年目ながらも防御率3点台、7勝と良い成績といえる。目標としては被本塁打数減+勝ち越しといったところ。 6.5 K 防御率4点台負け越しは中継ぎとしてはまだまだといったところ。 6.0 ~成瀬善久~ 防御率5点台負け越し被本塁打数22本は若手とはいえ残念ながら好成績とはいえない。 5.0 ランパード 防御率1点台は優秀だが、負け数が2は痛い。 7.5 ☆今期のパ・リーグを振り返る(第244回) 優勝は、投手力に支えられるロッテ。 二位は、得点率が伸び悩むソフトバンク。 三位は、鍵は打撃陣が握る日本ハム。 四位は、移籍による戦力減が出たオリックス。 五位は、前期から大躍進の西武。 最下位は、投打守どれも悪いところが目立ってしまった楽天。 ☆今期のオールスター(第244回) 選手名 出場回数 成績 mokemet 5 .500 1本4点 杉内Ⅳ 2 3.00 0セ3奪 ランパード 6 0.00 1セ0奪 今期3名とまあまあの選出状況だ。それでもソフトバンクを支えてきたベテラン投手が2名とも選出したのは良い事だ。 5度目となる出場を果たしたmokemet選手は最終戦で満塁ホームランを打つ活躍が あったものの、MVPとはならなかった。 久しぶりの出場となった杉内Ⅳ選手は、5安打をうたれ1点をとられたものの好投だったといえる。 オールスター常連となりつつあるランパード選手は、3試合で3回被安打2の活躍をみせたが、 パリーグチーム勢の打線が爆発し1セーブしかあげれなかった。 後半もこのメンバーに期待したい。 ☆プレーオフ展望(第244回) 昨シーズンと同じ第1ステージからだが、相手が日本ハムと パリーグ屈指の先発陣が相手だ。今期の対戦成績でもこちらが負けている為 厳しい戦いになりそうだ。 日本ハムに勝つと第2ステージはロッテとの対戦となる。 投打バランスがとれていてこちらも厳しい戦いになるが、自慢の打線を活かし打ち勝ち 日本シリーズ出場、そして日本一といきたい。 ☆今期のタイトル(第244回) 選 手 名 タイトル・回 数 成 績 mokemet 首位打者(初) .379 mokemet 本塁打王 44本(3) - - - ソフトバンクの顔mokemet選手が2冠に輝き大活躍も それに続く選手が出てこなかったのが残念だ。 また、打率と本塁打の2冠なので三冠王を取らせてやれなかったことが打線としては申し訳なく思わなければならない。 ☆チームWiki wiki更新者の方いつもお疲れ様です。 編集人数は激減しています。まったくやる気がない人にいてもらう意味はありません。 やり方がわからないなら見て学ぶべし。最初は誰だって出来ません。わかる限りの事は教えるので。 音沙汰なしは例外です。V奪回とともにSランクも奪回!皆さんがんばりましょう! ◎第243回 ☆今期のチーム最終成績(第243回) 順位 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 140 2 78 56 6 8 .582 .297 3.21 3.9 141 194 6 ★リーグ総評 今期優勝はオリックス。これで交流戦が始まって以来全チームが優勝した事になる。 また交流戦でも優勝と強さをみせた。 ソフトバンクは交流戦2位リーグでも2位とオリックスに両方とも連覇を阻まれた。 リーグ全体では、西武・日本ハム・楽天の3球団とロッテ・ソフトバンク・オリックスの3球団の2グループに 分かれる形となった。 来期はソフトバンクとしては、野手陣の大規模な衰退、主力投手の更なる衰退となり苦しくなるが、 優勝を狙っていきたい。 ★野手総評 3割打者が7名ととても優秀といえるだろう。また盗塁数、失策の少なさで共にリーグ1位と野手の黄金期ともいっていい。 しかし、得点率では1位オリックスに1点差もつけられている。この1点差が今期優勝を逃した原因といっても過言ではない。 問題としてはチームの点が取れる起点となる選手が3名しかいない事。これではいくらランナーが出ても大量得点を狙えない。 投手陣が整ってきている中、野手陣の飛躍が求められる。 ★投手総評 先発が少ない中、広島から移籍してきた茂野選手の存在は大きかった。 それが起因となったのか、先発陣が奮起。4名も二桁勝利をあげる事となった。 wikiがAと落ちてしまった為若手の成長が遅くなる事になるが、それまではベテラン陣の活躍に期待したいところ。 一致団結して、wikiでS評価を取るとともにパリーグ優勝を狙っていきましょう。 ☆個々選手総評(第243回) 選手名 成績評価 系訃 195安打と後5安打で200安打だったのが惜しい。ただ打率3割失策0と申し分ない成績 9.0 Juggler 三振が多いのが気になるものの、3割はキープ。盗塁も27と優秀 7.0 ニョロモⅠ 40歳ながらも、3割30本越えは立派といえる。100打点越えにはならなかったのが残念 9.0 mokemet 3割50本100打点と文句無しの成績といえるが、能力のわりには盗塁数が少ないのが欠点 7.5 犯罪心理学者 ルーキーとしてみても打率が1割台は問題か。守備面では失策0と活躍 5.5 フランク 能力に対しての成績が低い。盗塁数は31と優秀なものの、三振数が100越えともう少し頑張って欲しいところ 5.5 TACHYON~超速~ 若手での3割は立派。しかし三振を少し減らしたい。 7.5 ☆流星群☆ 3割盗塁数28失策0と優秀。犠打54とチームプレー徹したのも評価したい。 7.0 杉内Ⅳ 防御率1点台二桁勝利100奪三振とエースとしての仕事は完璧。 9.0 茂野 防御率勝利数共に文句無しだが、被本数の多さが気になる 8.5 影薄いエース チーム最多勝と防御率2点台は優秀な成績。100奪三振まで後3というのが惜しい。 8.5 香車 二桁敗北と散々な成績。未熟な能力ながら先発で防御率4点台は評価したい。 6.0 K 防御率3点台と中継ぎとしてはまずまず優秀。9勝とチームへ勝利を呼び込んだ。 7.5 ~成瀬善久~ 勝利数、敗北数共に若手にしてはまずまず。問題は5点台の防御率といったところか。 6.0 ランパード 負け無しの防御率0点台は立派。30セーブと仕事をきちんとこなしたといえる。 9.0 ☆今期のパ・リーグを振り返る(第243回) 優勝は、圧倒的破壊力のオリックス。 二位は、連覇とはならなかったソフトバンク 三位は、投打共に隙がないロッテ。 四位は、名無し化が目立ちつつある楽天。 五位は、貧打に泣く日本ハム。 最下位は、再建途中の西武。 ☆今期のオールスター(第243回) 選手名 出場回数 成績 mokemet 4 .307 1本3点 系訃 初 .312 0本2点 ランパード 5 0.00 0セ1奪 今期は3名の選出となった。 2期連続出場となったmokemetは初戦、2戦は調子が悪かったものの 3戦目では3安打と活躍した。 一方初出場となった系訃は、2戦目までは調子が良く4割を打っていたが、 3戦目は無安打となり3割となる。 両名とも活躍とはいえるが大活躍とはいえないのでMVPとはならなかった。 ランパードは3試合で4回を投げ2安打0失点と大活躍。 パリーグ屈指の守護神として完璧な仕事といえる。 しかし、こちらもMVPとはならなかった。 ☆プレーオフ展望(第243回) 昨期とは違い第1ステージからの戦いとなるが、相手は昨期と同じロッテ。 惜敗した雪辱を果たそう。 ロッテに勝てばパリーグ最強の破壊力を誇るオリックスとの対戦となる。 3割打者を7人も抱えるソフトバンク打線の強さを武器に打ち勝ちたいところだ。 ☆今期のタイトル(第243回) 選 手 名 タイトル・回 数 成 績 mokemet 打点王(4) 131打点 mokemet 本塁打王(2) 50本 ランパード 最多セーブ(1) 30S 今期は2名のタイトル獲得者が出た。 mokemet選手が2期連続2冠。 ランパード選手が初のタイトル獲得となる。 ☆チームWiki wiki更新者の方いつもお疲れ様です。 編集人数は激減しています。まったくやる気がない人にいてもらう意味はありません。 やり方がわからないなら見て学ぶべし。最初は誰だって出来ません。わかる限りの事は教えるので。 音沙汰なしは例外です。V奪回とともにSランクも奪回!皆さんがんばりましょう! ◎第242回 ☆今期のチーム最終成績(第242回) 順位 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 1 140 87 52 1 8 .625 .296 3.13 4.1 120 179 12 ★リーグ総評 今期はロッテの連覇をソフトバンクが防いだ。 今期のパリーグは昨期と比べ順位間によって大きく差がつく形となった。 1,2位3,4位は僅差なものの、2,3位4,5位5,6位間は大差となっている。 下位のチームは打線、得点率の問題がみられる為、打撃力で毎期結果を残してきた ソフトバンクにとっては今期この差が優勝に繋がったのだと思われる。 ★野手総評 今期の野手は勝負強かった。 特に打線の中核を担った3割100打点トリオをの活躍はもちろんのこと、 そのトリオの前にチャンスを作った1,2番打者の活躍が大きかったといえる。 チャンスを作る巧打者、それを返す強打者と仕事をきちんと果たしていた。 理想的な打線の形ともいえる、巧打者5人強打者4人という形に今後もっていきたい。 課題としてはこれから主力野手陣に連続しておこる能力の衰退をどうするかだろう。 ★投手総評 数期前とは比べ物にならないほど良い成績になってきている。 ただ今後エース候補となる選手の成績がいまいちというところが問題か。 連覇を狙うとするなら有人投手、特に今後成長していく若手の活躍が必須といえる。 投手力をどうやって強化していくかが、将来のソフトバンクが上位入りする鍵となってきそうだ。 一致団結して、wikiでS評価を取るとともにパリーグ優勝を狙っていきましょう。 ☆今期のパ・リーグを振り返る(第242回) 優勝は、投打がかみ合ったソフトバンク。 二位は、実力はパリーグ1といえるロッテ。 三位は、若手、中堅が多いオリックス。 四位は、特徴といえるものがない楽天。 五位は、野手が鍵を握る日本ハム。 最下位は、まだまだ再建がかかりそうな西武。 ☆今期のオールスター(第242回) 選手名 出場回数 成績 mokemet 3 .500 3本5点 NAKAMURA 初 .700 0本2点 TACHYON~超速~ 2 .250 0本2点 ランパード 4 6.00 1セ1奪 今期はチーム全体的に好調であったため4名選出された。 ソフトバンク自慢のクリーンナップ2名は好成績を残す。 mokemetが2度目のMVPを獲得。3回中2回MVPと大舞台に強い事を証明した。 初出場となるNAKAMURAも打率7割という驚異的な記録を残した。 ランパードは初戦こそ調子が悪かったものの、残る2戦をきっちり抑えた。 最終戦で大活躍をみせたTACHYON~超速~と後半戦もこの4人に期待したい。 ☆プレーオフ展望(第242回) パリーグ首位としてCSを受けて立つ立場。3位争いに相性の悪かった楽天を退けて、オリックスが入ったため戦いやすくなっただろう。 2位ロッテ3位オリックスともに勝ち越しているとはいえ、いい先発陣が揃っているので油断は禁物だ どちらが上がってきても王者らしい戦いをして、日本一へと上り詰めたい。 ☆今期のタイトル(第242回) 選 手 名 タイトル・回 数 成 績 mokemet 本塁打王 (1) 44 mokemet 打点王 (3) 125 - - - mokemet選手が2冠に輝く大活躍! ☆チームWiki wiki更新者の方いつもお疲れ様です。 編集人数は激減しています。まったくやる気がない人にいてもらう意味はありません。 やり方がわからないなら見て学ぶべし。最初は誰だって出来ません。わかる限りの事は教えるので。 音沙汰なしは例外です。V奪回とともにSランクも奪回!皆さんがんばりましょう! ◎第241回 ☆今期のチーム最終成績(第241回) 順位 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 4 140 69 65 6 5 .514 .295 3.56 3.7 93 187 14 ★リーグ総評 ロッテが力の差をみせつけた形で2連覇。 2~5位までは混戦をみせた。 中盤一時は2位だったソフトバンクだが、 失速して最終的に4位と2期連続でAクラス入りを 逃す形となってしまった。 ★野手総評 今期は得点率の上昇を目標に前半打順の大幅入れ替えとなったが、 いまいち効果は出なかった。 打率の良さをいかし、得点率上昇を目指したいところ。 ★投手総評 復興してきたのか、投手力はだいぶ他球団においついてきた。 しかし未だに先発が足りない状況をどう埋めるかが今後の課題 となるだろう。 wiki協力者の激減でかなりきついですがこれからもS評価を維持し続けて再建を目指しましょう。 ☆今期のパ・リーグを振り返る(第241回) 優勝は、投打かみあったロッテ。 二位は、抜群の投手力を誇る日本ハム。 三位は、昨期の雪辱を果たした楽天。 四位は、未だに何か課題が残るソフトバンク。 五位は、チャンス力に定評のあるオリックス。 最下位は、再建中にある西武。 ☆今期のオールスター(第241回) 選手名 出場回数 成績 ニョロモⅠ 8 .500 1本2点 TACHYON〜超速〜 初 .333 0本1点 2年目の若手TACHYON〜超速〜が初選出となった。 オールスター常連選手となったニョロモⅠは、打率5割と好成績を残し TACHYON〜超速〜も初出場のプレッシャーを感じさせない打率3割を記録した。 ☆プレーオフ展望(第241回) 4位の為出場不可 ☆今期のタイトル(第241回) 選 手 名 タイトル・回 数 成 績 - - - - - - - - - 今期はタイトル獲得者なし。来季に期待。 ☆チームWiki wiki更新者の方いつもお疲れ様です。 編集人数は激減しています。まったくやる気がない人にいてもらう意味はありません。 やり方がわからないなら見て学ぶべし。最初は誰だって出来ません。わ^^かる限りの事は教えるので。 音沙汰なしは例外です。V奪回とともにSランクも奪回!皆さんがんばりましょう! ◎第240回 ☆今期のチーム最終成績(第240回) 順位 試合 勝ち 負け 分け 連勝 勝率 打率 防率 得率 本塁 盗塁 失策 5 140 64 74 2 4 .463 .287 3.92 3.9 110 165 16 ★リーグ総評 楽天の戦力が落ち、今期は序盤から抜け出したロッテが優勝。 数期前と違いチーム間の防御率の差が徐々に埋まりつつあるのを感じる。 ただ投打共にバランスのとれているチームは少なく現在ロッテ、楽天の2チームしかない。 ソフトバンクとしては前期に続くAクラス入りを狙いたかったところだが、5位と低迷。 投手陣が整うまでは我慢といったところか。 ★野手総評 前半は調子が悪かったものの、後半取り戻した。 打率ではリーグトップしかし得点力があがってこない。 今後はこの問題が重要になってきそうだ。 ★投手総評 名無し化を減らさない事にはなんともならないか。 有人投手2名が衰退期に突入しているため、一刻も早く 再建しなければならない。 wiki協力者の激減でかなりきついですがこれからもS評価を維持し続けて再建を目指しましょう。 ☆今期のパ・リーグを振り返る(第240回) 優勝は、投打かみあったロッテ。 二位は、強力な有人選手をかかえる西武。 三位は、野手陣がふんばるオリックス。 四位は、投手陣がふんばる日本ハム。 五位は、再建途中のソフトバンク。 最下位は、波が激しい楽天。 ☆今期のオールスター(第240回) 選手名 出場回数 成績 ニョロモⅠ 7 .416 0本2点 ランパード 3 2.25 0セ1奪 投手、野手1名ずつ選出された。 両名共活躍したものの、MVPには選ばれなかった。 前半戦チームの調子が悪かった為、これを機に チームの調子も変わる事を祈りたい。 ☆プレーオフ展望(第240回) 5位の為出場不可 ☆今期のタイトル(第240回) 選 手 名 タイトル・回 数 成 績 mokemet 打点王 (2) 107 - - - - - - mokemet選手が見事打点王を獲得!まだ若手ながらその才能を存分に発揮! 来期以降も非常に期待できる! ☆チームWiki wiki更新者の方いつもお疲れ様です。 編集人数は激減しています。まったくやる気がない人にいてもらう意味はありません。 やり方がわからないなら見て学ぶべし。最初は誰だって出来ません。わかる限りの事は教えるので。 音沙汰なしは例外です。V奪回とともにSランクも奪回!皆さんがんばりましょう!^^ 総合 - 今日 - 昨日 - 最終更新日:2009年08月01日
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/662.html
2015年総評案4 大賞 戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~ 102 :総評案4 ◆6Hudehhe3c:2016/02/17(水) 22 17 54 HOST FLH1Aat057.ehm.mesh.ad.jp 2014年のクソゲーオブザイヤーinエロゲー板(KOTYe)は、暗黒面に堕ちた者共の武闘会となった。 泥沼の激闘に終止符を打ったのは、どんな対象にも最大限に威力を発揮するメギドの火矢。 『チーズ』こと『新世黙示録 ―Death March―』がすべての敵と一部のスレ住人を屠り去り、血塗られた勝利を手にしたのである。 破壊に続くのは創造か、それともさらなる破壊か。 未だ暗雲立ち込める死の大地を踏みしめ、探求の旅は続いてゆく。 ハルマゲドンの後に残った焼け野原で新たな芽吹きが始まったのは、早春のことである。 一番乗りを果たした『エロ本を捨ててから兄の様子がおかしい』は、妹陵辱ゲーというコンセプトからの脱線が問題視された。 特に妹の友人ルートでは顕著であり、人間関係のコペルニクス的転回が連発される。 まず友人が主人公による妹の盗撮を暴こうとするも、盗撮される興奮に目覚めた妹が自らそれを阻止。 性格が豹変した妹から逆に脅迫される友人を主人公が守る純愛路線に移行したかと思えば、今度は妹と友人が百合関係になり、最終的には妹が主人公と友人を結びつけてハッピー(?)エンドとなる。 人体の骨格とパースが狂っているグラフィックも併せれば、様子がおかしいのが兄だけではないことは明白であった。 同時期には、 心理戦ゲーム「人狼」をモチーフにしていながら、敵側が勝利よりも性欲を優先するため主人公側のワンサイドゲームとなる『影狼 -kageroh-』や、 陳腐なバカ抜きゲーとして「滑り倒すボボボーボ・ボーボボ」扱いされるも、肉汁したたるショコラケーキの画像でなんとかオチが付いた『毎日がハーレムすぎて王子は姫を決められないっ!』などが相次いで萌芽した。 こうしていくつかの選評とともに迎えた桜の季節に、ようやく温まってきた空気を凍りつかせる事件が起きる。 『戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~』による突然の侵攻が始まったのである。 戦極姫シリーズは1作目がKOTYe2008で次点入りし、翌年には修羅の国からの黒船として据置と携帯の両部門を制覇したが、その後は徐々に針路を変更。 陽の当たる場所へと旅立っていったはずだった。 しかし、ある男の手によって舵は切り返され、暗黒大陸へと舞い戻ってしまう。 そう、本作最大の問題点は、W主人公の片割れとして新登場した「榊 月冴(さかき つかさ)」の存在そのものなのである。 基本スペックは非常に高く、猛将を圧倒する武力と軍師並の知力を誇り、料理の腕も超一流で文化人としての教養まで兼ね備えたチート野郎。 しまいには空を飛んで敵の大軍団をかわし、もうひとりの主人公との直接対決に完勝する。 その際の迷言「だが俺の身体は空を飛んでそのまま織田家の本陣へと向かう。」は一部で大流行し、様々な状況からそのまま織田家の本陣へと向かう者が続出した。 飛翔はともかく完璧超人設定自体はありふれており、それだけで非難するには当たらない。 しかし人間性があまりに酷く、元レイプ常習犯というだけあってまさしく下衆の極み。 最初からいかにやり捨てるかを考えており、時には騙してでも処女を奪って悪びれない。 その調子でまんまと9割以上のヒロインを食い散らかし、責任も取らずに去っていくのである。 そしてヒロイン達は皆、そんな男に餌付けされてあっさり尻尾を振るようになる。 前作までは身持ちが固かったとヒロインとて例外ではない。 「不思議な魅力」があるという理由で、やり逃げされても怒るどころか雁首揃えて崇拝するようになる始末。 下衆いチャラ男と頭の緩いビッチは購買層が拒否反応を示す性格の典型であり、それらをメインに置いた時点で失敗は約束されていたといえよう。 さらなる問題は、キャラクターを引き継ぐシリーズものでそれをやってしまったことである。 いわば最低系オリ主の公式化であり、シリーズのファンであればあるほど反動によって精神的ダメージは増していく。 なにせ公式シナリオで、愛着のある旧来の主人公は噛ませ犬にされ、思い入れのあるヒロインはやり捨てられて喜ぶ白痴と化してしまうのである。 シリーズ自体を蹂躙するかのような所業には、当然のように非難が集中。 その結果、追加ディスクの告知には月冴追放が明示され、公式によって事実上の黒歴史に認定される事態となった。 また、SLGパートは仕様変更によりバランスが崩壊。 野戦において隊長武将の能力が極端に重視されるようになり、1人で無双して数十倍の兵力差を覆すというセンゴク違いになり果てた。 かくして、旧知の仲でも油断すれば寝首をかかれる戦国の理にスレは震撼するのであった。 帰還を果たしたレジェンドに対抗すべく、5月に入ると元王者達が相次いで立ち上がった。 まずは、系列ブランドが『部室』で名を馳せて以来の常連となったpotageからの刺客、『超・秘湯めぐり』が参戦。 相も変わらぬ抜群の「負安定感」を見せつけた。 それもそのはず、本作はシナリオ・エロ・UI・BGMのすべてが淡々と手抜きされている。 『部室』で化石呼ばわりされたUIは未だに現役であり、5曲ほどしか無いBGMはすべてフリー素材。 ストーリーは薄いを通り越して無いに等しく、何の前触れもなく盛り始めるか、突然ヤ○ザが乗り込んできて犯されるかしてそのまま終了する。 そのエロシーンもワンパターンかつ極薄で1回30クリック前後。 こうした文章量不足を過剰なパロネタだけで補おうとしているものの、単発ネタを思い付いた順に片っ端から入れているだけであり寒々しい。 そんな悪あがきもむなしく、最終的なボリュームはコンプまで約2時間とコンパクトに収まった。 これで価格は安定のフルプライス。 全体が低品質でまとまっており、タイトルに反して一切の温もりを感じさせない仕上がりであった。 負けじと3年半の沈黙を破ったのは、2009年の初参戦以降に発売した作品のエントリー率100%を誇る愛されブランド、本家アーベルソフトウェアであった。 『不条理世界の探偵令嬢 ~秘密のティータイムは花園で~』が着弾し、王座奪還の狼煙が上がったのである。 本作を端的に表現するならば、「稚拙」という言葉がふさわしい。 作品を構成する主要な要素、推理・バトル・エロのことごとくに技巧が欠けているのである。 探偵ものとしては、手がかりを集めて推理するという基本からして相当怪しい。 手がかり集めは、女性を快楽で堕として口を割らせる力技に頼りきり。 しかも得られるのがどうでもいい情報ばかりとあっては、エロをねじ込むための手段にしかなっていない。 そして情報も物証も足りないまま、やっつけ消去法で言いがかり同然に犯人を導き出そうとするのだが、披露する前に毎回犯人が自滅してくれるため問題にはならずに済む。 無論、それが探偵ものとして問題なのは言うまでもないが。 グラフィックも心もとない。 台詞の横に表示される顔グラには差分がなく、主人公は常に覇気のない無表情。 格闘シーンの一枚絵には躍動感の欠片もなく、「無気力キック」などと揶揄された。 毒沼色のレモネード程度はもはやご愛嬌であろう。 絵だけでなく文章による表現力や音による演出力も不足している。 よって、それらを組み合わせて様々な場面を作ろうとしても、せいぜい脱力系ギャグにしかならないのである。 しかし言い換えれば、至る所にネタが潜んでいるということである わずか5時間で打ち切りとなる短さでありながら、「今の俺なら、手負いの女なんて瞬殺ですよ」などの迷言や面白画像が少しずつ発掘されていき、長らくスレ住人達のティータイムのお供を務め上げることになった。 このどさくさに紛れて『繋がらない携帯電話 -ただいま他の男とめちゃめちゃセックス中-』が間隙を突く。 寝取られをテーマにしながら妄想か睡姦オンリーで寝取られ感が無く、間男筆頭候補が実は主人公狙いのゲイという誰得変化球を投げつけたのである。 その直後、3強対決の余波が次なる事件の呼び水となった。 それこそが、5月29日に発売された作品群による集団決起。 レジェンド達の競演によってスレに渦巻いた戦雲が、観測史上最大級の大嵐を呼び寄せたのである。 初めに、発売日当日のエントリーで『猫撫ディストーション 恋愛事象のデッドエンド』が先駆けた。 その早さの理由は、極端なボリューム不足である。 フルコンプまではオートで約1時間。 ボイスを飛ばせばその半分にも満たない時間で読み終わる。 CG数はまさかの5枚で、その大半が公式サイトで確認可能。 挙句、エロはまさかの本番無し。 もはや薄い本より薄く、選評者をして「回想機能は無いが回想する必要も無いので問題無い」と言わしめた。 また、本作はクラウドファンディングで資金を調達して発売に至ったという経緯がある。 結果を見る限り、修羅の国との取り合わせはやはり「混ぜるな危険」であったといえよう。 これではサポーター達も報われまい。 彼らの名前が流れるスタッフロールはさながら墓碑であり、銘の一部に誤植があるという事実が、最後まで誠実という言葉の意味を問いかける。 カス同然の現象に価値をこさえる試みは、文字通りデッドエンドとなってしまった。 次いで、深夜のテンションで暴走しながら『裏技スペクトラム』が登場。 満載された安直なパロディや使い古されたネタが原因で、大規模なスリップ事故を引き起こす。 Hシーンまでもが巻き込まれ、漫才セクロスの様相を呈する惨事となった。 「君よ、活目せよ――これがエロゲーの極北だ!!!」との公式キャッチコピーは、こうした寒さを的確に表現しているといえよう。 シナリオの路面凍結に比べれば、赤い色をした「黒いメイド服」という矛盾などは瑣末な問題である。 最終的に本作は、「このテンションと内容に君はついて来れるか!?」の煽り文句を残して孤独に走り去っていった。 さらに、タイトルとキャラデザに某アニメへのオマージュが満ち満ちている『中二病な彼女の恋愛方程式(ラブイクエイション)』も降臨。 シナリオやグラフィックは概ね及第点に届いており、唯一にして最大の欠点はバグである。 細かいものだと、一部の設定変更の未反映、既読やCG解放のフラグ管理ミス、文章と音声の齟齬などが挙げられるが、これらは前座にすぎない。 致命的なのは頻発するエラー落ちと、それに連鎖して時折発生するセーブデータの消失である。 その威力は凄まじく、最後に正常終了した後に保存したデータはすべて消滅するため、こまめなセーブだけでは対策にならない。 セーブするごとに、いったん終了させるかデータをバックアップしなければ安心できないのである。 後日ギガパッチによる修正が可能となるも、例によってセーブデータに互換性は無し。 こうしてセーブデータが闇の炎に抱かれて消える様子は、思い出すだけでも身震いするような惨劇であった。 続いて『恋魂』が外法を用いて乱入した。 独自の厨二風用語がてんこ盛りの設定には妙な力がこもっているが、それを活かせていないどころか把握しきれていない。 おまけに主人公は、アウトローぶる俺カッケーと思い込んでいるDQNそのもの。 結果、ストーリーは矛盾を散りばめたオラオラ進行となり、力尽きたように打ち切り気味のラストを迎える。 しかも個別ルートのうち2つは、初期状態だと入ることすらできない。 これはバグではなく、もはや恒例となりつつある意図的な未完成ルート隠しであった。 パッチを当ててコンプした後、初期状態に戻してからCGモードに入れば確認できる。 相当数のCGが選んでも表示されず、未収録のSD画像を選ぶと表示されるのはダミー。 さらに、未収録CGを含むHシーンを回想しようとすれば、「黒背景に文字だけのHシーン」という始祖の伝説が今に蘇る。 つまり、初期状態ではデータが入っていない事実が浮き彫りになるのである。 主人公だけでなく、納期を守る手法までアウトローという憎らしい演出であった。 未完成品販売と聞いて呼ばれた気がしたのか、尻を叩かれながら『妄想コンプリート!』がここで到着する。 あの『雛遺書』を生んだEX-ITの流れをくむ新ブランドの処女作であり、発売前から『毛根』の略称を与えられ注目を集めていた。 そして、何かが起こりそうな予感は誰も予想できない形で現実となる。 一向に進まない制作状況に業を煮やした流通に介入され、進捗状況を定期的に晒されてしまったのである。 こうして発売前にもかかわらず盛大に話題をさらった後、当初の予定から半年遅れで発売。 大方の予想通り完成度は低く、明らかに時間切れで無理矢理区切りをつけたハリボテであった。 プレイ時間は共通ルートが約2時間で個別は実質1時間ずつという短さ。 ストーリー展開は疾走感に溢れており、立ち上げた部活動は数日以内にスピード解散。 ほかにも使い切れない設定や伏線を次々とパージしつつ、ストーリー開始から1週間で一気にエロまで駆け抜ける。 これによりヒロインの過半数が極度のチョロイン化。 残る妹と幼なじみには、それぞれ長年の想いが成就するも「実は主人公の精神は別人に変わってました」と後に明かされる罠が用意されており、全ヒロインに対して隙がない。 シナリオ以外も、文章と音声の不整合や一択肢を筆頭に突貫工事の残滓が至る所に残っていたり、縮尺がおかしくヒロインがフィギュアサイズにしか見えない一枚絵があったりと全体的に杜撰である。 欠落部分を妄想で補ってコンプリートすることも難しい完成度であった。 このほかにミドルプライス以下の3作品も続々と集結。 最後に、頭と口が悪いM女達をヒロインに据えてタイトル詐欺となった『女の子はドSな変態でできている』が加わったところで、ようやく嵐は収束した。 同日発売作品の最多エントリー数は、昨年記録した6本を大きく上回る9本を記録したのであった。 こうして怒涛の勢いを見せた上半期が終了。 過去最速のペースで押し寄せてくる選評にスレ住人達は脅威を感じていたが、ここで潮目が変わった。 寄せた波は引いてゆき、新たな挑戦者が現れなくなったのである。 それから2ヶ月。 閉塞感を打開すべく、ついに降臨したメシアこそが『淫らな魔法使いと救性主』であった。 本作は、調教SLGと銘打たれながら、調教ものの要点をまるで押さえていない。 導入からして例外ではなく、ヒロインは失った魔力を取り戻したいがため、その唯一の手段である調教を渋々ながらも受け入れる。 しかし、そもそも調教とは対象が自分に従うように躾けることであり、最初から従っていては調教らしさなど生じようもない。 終盤の調教シーンだけはかろうじて体裁を保っているものの、日常シーンにダークやシリアスな雰囲気は皆無。 ついにはイチャラブを経て逆に主人公が絞られるまでに至り、調教ものとしては破綻してしまう。 また、調教の道具や資金を集めるためのクエストと称し、同じ内容のテキストを繰り返しスキップするだけの余計な要素も搭載。 極めつけは、そのクエストを回想モードに登録しておいて調教シーンは登録しないという暴挙である。 調教したいと望むプレイヤーに対しておあずけ系お仕置きとは、あまりに高度すぎるプレイであった。 さらに時は流れて秋口、スレにひと粒の実りがもたらされた。 CGが醸し出す違和感が目を引く『人妻公然恥辱電車 ~携帯一つでお触り即ハメし放題他人の妻を粘着種付け寝取り』である。 とりわけ目立つのは、帯がまるでのし紙のような浴衣姿。 さらに、とあるHシーンの背景は平面的すぎて「絵画」と呼ばれたが、それもそのはず、通常の背景CGの一部を拡大して流用しているのである。 その背景CGも「食品売り場」で検索すれば最上段に表示される画像のトレスという二段構え。 あまりの惨状を見かねた有志が手を加えると違和感は見事に消え、元絵の拙さがより明確になってしまうのであった。 こうしてわずかな恵みで糊口を凌ぐスレ住人達であったが、冬を前にして選評は完全に途絶えてしまう。 しかし厳しい寒さの中でも発掘・解体作業は続いており、それは年明けにようやく実を結んだ。 1月上旬には、1+1が1前後しかならない狂ったバランスの合体システムが物議を醸したSRPG『剣聖機アルファライド』がエントリー。 そして締め切り間際。 まずは、デスゲームものとは名ばかりで毎回ゲームマスターの温情に救われる『Closed GAME』が滑り込みを果たす。 それに続いて、ふたつの影が満を持してその姿を現した。 理解するのが困難なため遅い参戦になったのが、『ANOTHER POSSIBILITY』である。 本作はバカ抜きゲーと思われるが、推測の域を出ない。 あまりにもおバカな話が頭の悪い文章で綴られており、狙って作られたのか、それとも結果としてバカゲーに見えるだけなのかが判然としないのである。 全編を通してほとんど会話のみで進行し、わずかな地の文は日本語として間違いだらけ。 仰々しい形容や比喩の乱用がわかりにくさに拍車をかけ、正しく理解するには読解力を越えて解読力を要求される。 ただし名文に見えなくもない箇所もあり、「心の底から積乱雲級の親近感が込み上げて、気持ちを真夏の清涼感に満ち溢れた青空に変える」や「あまりの運命的な嬉しさに、僕の腰も踊り狂ってしまう。」といった表現は一部スレ住人の心を掴んだ。 また、話の流れは突拍子もなく、初対面のヒロインが授業中の教室でオ○ニーを見せつけ始めたり、主人公は何の葛藤もなくノリノリで近親ヒロイン達に手を出す。 できればバカ抜きゲーにはよくある展開として水に流したいが、肝心のエロがまともではないためそれも難しい。 そのHシーンでも、やはり文章の質が問題となる。 とりわけ存在感を示すのが「う゛ッ!」という台詞。 発射の合図として使われるだけでは済まず、1行で4回も5回も連呼したりヒロインに伝染したりと非常にしつこく、クスリでもやっているのかと疑うほどトんでいく。 それでいて、末尾の変更や別の台詞への混入などの絶妙なアレンジがプレイヤーに慣れを許さず、エロへの集中を著しく妨げるのである。 低質な文章でも、とことん突き詰めれば別の可能性が開けることを示した怪作であった。 選評受付最終日にようやくその全貌が明らかになったのは、老舗からの刺客『Love and Peace』であった。 メインとなるRPG風パートは、戦術性の無さとバランスの悪さに大ボリュームが掛け合わされた苦行そのもの。 まず、戦闘システムがあまりにもシンプルすぎる。 キャラクターの数は多いが、取る行動は敵味方全員がバカの一つ覚え。 例えるなら、「たたかう」だけを繰り返す戦士と「ホ○ミ」を延々と唱え続ける僧侶しかいない。 根幹がここまで単純だと、属性相性や距離といった要素を加えたところで焼け石に水である。 戦闘中はフルオートで、戦闘に関してプレイヤーにできることは、事前のメンバー編成と優先攻撃対象の指定のみ。 しかし、キャラクターの性能差が激しく敵も強いため選り好みする余裕はなく、厄介な回復役を真っ先に狙う以外の選択肢もない。 状況に応じて最善手を模索する要素が徹底排除され、もはや火力と耐久力の単純比較でしかなくなっている。 よって、すべての戦闘は少しでも戦力の高い側が必ず勝つ出来レース。 相手によっては、最初の数ターンで勝敗が見ているのに消化試合がだらだら続き、回復偏重の敵を削りきれず引き分けになることも多い。 最悪の場合は攻撃と回復がループして戦闘が終わらなくなり、ゲーム自体を強制終了させてやり直すしかなくなってしまう。 しかし、クリアするにはこの戦闘をひたすら繰り返す以外に道はない。 フロアマップにびっしりと敷き詰められたマスの大部分が戦闘マス。 目的地が不明瞭な上にマップ同士の繋がりもわかりにくく、一歩一歩戦闘をこなしながら右往左往する羽目になる。 しかも、Hシーンはこのパートでひとつずつ集めなければならない。 ヒロインの大半は敵として登場し、シーンを回収するには、倒し、捕獲し、育て、進化させるという手順を踏む必要がある。 ポ○モン図鑑を埋める作業に近いが、捕獲成功率は低く、ゲームとしての面白みが一切無い本作では果てなき苦行でしかない。 ただしグラフィックは充実しており、CG数は差分抜きで実に271枚、シーン数は94を誇る。質も問題なく、最大の長所といえよう。 しかし回収に多大な労力を要することはマイナスであり、余計な苦労を強いられる分だけ価値を減じてしまっていることも否めない。 最後にストーリーであるが、「ヒロイン達を暴走させていた悪い気を吸収しすぎた主人公が、ラスボスと化して始末される」という後味の悪い結末しかない。 総じて、なぜ「Love and Peace」というタイトルが与えられたのか理解に苦しむ内容であった。 以上をもって2015年の主要なエントリー作品の紹介を終了し、大賞及び次点の発表に移る。 次点は、 『不条理世界の探偵令嬢 ~秘密のティータイムは花園で~』 『猫撫ディストーション 恋愛事象のデッドエンド』 『ANOTHER POSSIBILITY』 『Love and Peace』 そして栄えある大賞は、 『戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~』 とする。 2015年の大賞争いは、隙の無い絶対強者が現れず混戦模様となった。 テンプレクソゲーが溢れかえる中、独自の個性で矮小な枠から飛び出した精鋭達がしのぎを削ったのである。 クソゲーとしての方向性がそれぞれ異なる有力候補に優劣をつけるには、「エロゲーマーの普遍的な需要に対してどう応えたか」という根源的な基準を用いるのが適切であろう。 次点に選出された作品は、いずれ劣らぬ負の特徴を備えていた。 掲げたコンセプトが成立しないほど拙い技巧。 エロゲ未満に陥る寸前まで切り詰めたボリューム。 とことんまでクオリティの低い文章。 無駄に長い上に単純かつ理不尽なゲーム性。 いずれも需要を満たすには程遠い。 比べて『戦極姫6』は、エロゲーマーの最も嫌うタイプの下衆男が主人公として作品の大部分を支配することで、普遍的な需要のほぼ対極に位置する凶器と化した。 エロゲーマーが最も嫌がる要素を大黒柱に据えたエロゲー。 その在り方は、需要に応えるという観念からは最も遠い。 「クソエロゲーとは?」という永遠の命題に対し、現時点で出せる答えのひとつを体現し得たといえるであろう。 よって、大賞の授与をもってその功績に報いるものとする。 2015年は、近年の勢いにやや陰りが見えた年となった。 エロゲー市場の規模が年々減少を続けていることも一因であろう。 クソゲーが減るのは喜ばしいとはいえど、市場ごとの衰退は望むところではない。 ゆえに我々は生まれてしまったクソゲーの存在を受け入れ、その闇の中に差す光を求める。 それも叶わぬ闇の権化が現れれば体を張って対峙し、自らが幽かな光であろうとする。 しかし言うまでもなく、歴戦のスレ住人達とて無敵ではない。 地雷に吹き飛ばされながら衝撃レポートをまとめる猛者もいるが、心折れて消え去っていった者も多い。 独力ではどうにもできない怒りや哀しみをもたらすクソゲーも存在する。 しかし、それすらも同志とならば楽しみと喜びへと昇華できると信じ、我々は今日も修羅道を歩み続けるのである。 最後に、戦極姫シリーズの主題歌を借用してスレ住人一同の願いを伝え、KOTYe2015の結びとする。 「ただ爆破され散るのなら いつかきっとスレに選評を届けて そのクソゲーをどこまででも伝えるように 生命の音を鳴らし続けて」