約 1,243 件
https://w.atwiki.jp/ogasawara/pages/241.html
地を吹き払う、ほどの拳足の風が、砂塵を巻き起こしていた。 びょうびょうと裏路地に吹き込むビル風にも似た強力なそれを、轟と拳が砲弾ほどにも太く突き破った。地を、震、と踏みしめる。そこに裂帛の気合いはない。ただ、動きの型を確認しているだけだ。 街中で大剣を振り回すわけにもいかず、さりとてそれではどこで振り回せるのかというと、言ってしまえばなんだが所詮小さな島国であるところのレンジャー連邦に、そんな剣呑の許される場所はなかった。国民に開放されたスポーツセンターはおろか軍の訓練施設だって彼の本気のトレーニングに耐えうるような設備は用意してないだろう。 日に焼けた肌。風俗に従い剥き出しにされたへそのある、野太いほどの胴。薄い衣は彼の逞しい肉体の稜線を覆うには到底役者が不足しており、まるきり分厚い壁が、そこに立っているような存在感が、見た目の大きさだけでも発揮されていた。 谷口は別に気迫を込めているわけではない。仮想敵を目標に八方を休むことなく薙ぎ払う、そんな竜巻の如き烈なる風は、起こしていない。今、やっているのはその逆だった。 風を相手に、立ちはだかる。 難しいことだった。 なにせとらえどころがない。とらえるどころか、打っても、蹴っても、到底ききやしないだろう。どこから吹くかもわからない。王都の周りをぐるりと取り巻く高い塀が風を蹴ってはじき出しているのだが、それでも街道沿いに開かれた門のあたりや上空から、吹き込んでくるのは止められず、それが、ちょうど道の交錯したこのあたり、この場所で、面白く流れ込んでくるのだ。 災害になるような強さではない。洗濯物が飛ばされるかどうかも怪しい。だが、読みづらい。 それにあわせて体を動かす。 自分はどうも体が大きい。体が大きい分、人より力がある。力があるのを生かすために柔道の技を生かそうとしたが、学兵になってからは、腕力や体術はさほど役には立たなかった。立ったのは、体をどう動かせば効率的に動けるかという思想体系と、体力だけはどれだけあっても困らないという現実に対する目途だった。 力任せになる。 ばかりではなく、作戦を立てては動いている。動いているのだが、その基本になるのが、己の力なのだ。 自分はどうも、偏っているなと思う。その偏りにこだわりはないが、力がある分、その力の入れ具合をコントロールする術だけは、いくらでも身につけておいてもよいとも思った。 だから、こうして精妙な反応が必要になる鍛錬を行っている。 風の、真正面を捉えて打ち抜く。 たったそれだけ。 鍛錬の内容にこだわりはないが、鍛錬が面白いなと思ったのは久しぶりのことだった。 今日、思いつきでやってみたのだが、続けてみてもいいかもしれない。 ただ、それが出来るのはここにいる間だけのことだろう。 果たしていつまで続くか…… 「ん」 ふと、見上げると、窓の明かりがかげっていた。横山が、こちらをのぞきこんでいたのだろう。ほんの一瞬の動きだったが、谷口はその変化を見逃さなかった。そうか、もう、そんな時間か。 あたりは明かりを落として寝入り始めていた。星も、いつもより彼が長くトレーニングを続けていたことを教えている。相変わらず風は吹いていたが、身を中心から外すと、小さなつむじ風が砂埃を捲き上げて、竜巻みたいな形を取ったかと思えば、すぐにそれも散ってしまう。ちょうどここに何かが立っていないと、風は渦を巻けないのだ。なめらかに、すりぬけあって、やわらぎあってしまう。見つけたのはほんの偶然だが、偶然を利用してトレーニングに生かすようにしたのは谷口自身の工夫の賜物だった。あとはこれでもうちょっと負荷のかかる運動が出来ればいいんだが…。 ぼうっとしていると、いつまでも続けてしまう。訓練は、密度が大事だ。 咲良が着任してきたばかりの頃、まだまだひよっこだった第108警護師団の仲間達に、そんなようなことを言って無茶な訓練を課したことを思い出す。あの頃はまだ渡部も使い物にならなくて、どころか航ぐらいしか頼れる奴がいなかった。 懐かしいな…そう、思い出に浸りながら、“ターニ”は鍛錬を切り上げて宿へと戻っていった。 その日に飲んだゴントファリア茶は、いつもの通りにうまかった。 /*/ 砂漠の夜はとても静かだ。 だから、つい、余計なことを考える日もある。 6年。 旅を重ねてきた間のことを、思い出すことも。 「…………」 目をつむったまま谷口は、その6年にあった、いくつもの戦いや、いくつもの出会いや、いくつもの再会を、一つ一つ、なぞっていった。どれも忘れることのない、道のりだ。 旅は、まだ終わっていない。 6年。 横山に言われたことを思い出す。 俺は、変わっただろうか。 変わることで目的に近づけるなら、それでいいとも思う。 だが、どこかでかたくなに、変わることを拒んでいる自分がいるのを“谷口”は知っている。 ターニと呼ばれるようになって、久しかった。 旅の中で得た、もう一つの名前。 いくつもの手をつかんで引き上げてきた名前。 それが当たり前だと、“谷口”である自分は知っている。 自分は、自分が死ぬかわりに姉たちを生き延びさせようと思って、学兵になったのだ。 学兵になってからは、体が大きい分、3人ぐらいはやはりかわりに生き延びさせられると思って、やってきた。航と、横山と、咲良だ。 今は違う。 自分が死ねば助けられないものがあると知っている。だから、自分の命を絶対に手放せない。 それが、ターニという名前の、重みだった。 誰かを助けるとは、そういうことなのだ。 誰かを守るとは、そういうことなのだ。 自分に与えられた大きな体は何のために。 何のために。 答えは、思い出すまでもない、確かめるまでもない。 そのことだけを考えると、よく、寝られるような気がしてきた。 谷口は大あくびをする。 もう、余計なことは考えなかった。 いびきもかかず、谷口は眠った。 /*/ 「いってくる」 の一言で、いつものように街へと情報収集に出た谷口は、その日小さな悲鳴を聞きつけた。途端に両の足に力が漲る。地を蹴り、一息に建物の屋根の上まで飛び移ると、一直線に悲鳴のありかへ駆けつける。着地する直前、目に飛び込んできた状況に情報を絞りこみ、悪党がどちらか判別して手を出した。 拳、一閃。 それで敵は蹴散らせた。横山と昨晩話した通りだ。まったく最近はこの国も治安が悪い、大戦が、終わった油断につけこまれているのではないだろうか。 「おい、大丈夫か…」 驚いて腰を抜かしそうになっている小さな子供の顔を見ながらそう言って、谷口は、今度は自分が驚くことになった。 「吉田、か」 「副隊長……」 うたかたの夢のような日常は、その唐突な再会によって打ち破られた。その日から、再び谷口は、横山と共にファンタジーの英雄“ターニ”としての、戦いの中に戻っていくことになる。 /*/ ~小笠原冒険ツアー番外編:レンジャー連邦の日々・谷口竜馬の場合~ /*/ -The undersigned:Joker as a Clown:城 華一郎 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ご発注元:はる様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=95;id=gaibu_ita 製作者: SS:城華一郎@レンジャー連邦 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=268;id=UP_ita イラスト:サク@レンジャー連邦 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=266;id=UP_ita counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/hotspas/pages/1025.html
地獄谷温泉をお気に入りに追加 くちこみリンク #blogsearch #technorati キャッシュ 使い方 サイト名 URL 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る 報道 妻の料理上手を自慢する夫をどう思う?…漫画「妻の飯がマズくて離婚したい」に考える男女の食卓 | ヨミドクター(読売新聞) - 読売新聞 「北海道・胆振地方」の温泉地、どこが好き?(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【アウトドア キャンプ 自然と生きる】男岳と女岳描く稜線美 「大男」の伝説残る 二岐山(天栄) | 福島民報 - 福島民報 【全国】旅好きがリピートする人気宿ランキングTOP10!楽天トラベル厳選(2021年11月24日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース 第55回キヤノンフォトコンテスト結果発表 - PR TIMES 温泉ソムリエの家元 癒し温泉の宿 遠間旅館 | 編集部おすすめ - joetsu.ne.jp 【温泉地】が多い都道府県ランキング! 第2位は長野県に!(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 地獄谷の鬼花火、火柱噴き拍手戻る 登別温泉:北海道新聞 どうしん電子版 - 北海道新聞 新宿からの直行バス「温泉ライナー修善寺」で修善寺温泉を楽しもう! (2021年10月22日) - エキサイトニュース 紅葉おすすめ情報 今週末は定山渓温泉や奥日光で見頃 - ウェザーニュース 紅葉おすすめ情報 今週末は定山渓温泉や奥日光で見頃(ウェザーニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 日本で行くべき冬の名所9選 - Time Out Tokyo 登別温泉「鬼花火」は有観客で コロナ後見据え23、24日 - 47NEWS 【登別 石水亭】登別温泉の自然を満喫!地獄谷ナイトアドベンチャー付プラン販売開始! - PR TIMES 旅先で健康体験!?ライムリゾート妙高で「PLUGFIT」朝活プランが開始! - 地域情報サイト『ガタチラ』 - ガタチラ 一人旅! 「ロードスターRF」で 160匹の「温泉猿」に出会う!? 「ワイナリー」を巡る「信濃路」温泉旅【Tipo】 (2021年9月22日) - エキサイトニュース 【登別 石水亭】食欲の秋~湯鬼神からのおすそわけ! 蒸したて・アツアツ 地獄谷の温泉饅頭~ - PR TIMES 日本でいちばん星空に近い屋外シアター SORA terrace(ソラテラス)星空ナイトシネマ - PR TIMES 猛暑ですが、温泉でス~イスイ 地獄谷野猿公苑、まれにサル入浴 - 毎日新聞 - 毎日新聞 【登別 石水亭】~湯鬼神からのおもてなし!ふわふわ赤鬼わたあめ・青鬼わたあめ~ - PR TIMES 絶景と秘湯に出会う山旅(28)初夏の霊峰・立山と雷鳥荘の展望温泉 - オーヴォ 雲海に出会える標高1,770m 雲の上のテラス「SORA terrace」(ソラテラス)。昨年は営業期間内62%で雲海が発生 - PR TIMES 雪見風呂うっとり…長野・地獄谷野猿公苑 - 読売新聞 【美しきにっぽん】寄り添い 春を待つ 地獄谷野猿公苑(長野県山ノ内町)[動画あり] - 産経ニュース 中野、「ザワつく!金曜日」に出演します! - abn-tv.co.jp 地獄谷野猿公苑 - 地獄谷野猿公苑 - 2021年1月11日(月) /YamakeiOnline - 株式会社 山と溪谷社 冬の秘湯は最高のパワースポット(10)スノーモンキーに会いに湯田中温泉郷へ<長野県> - オーヴォ 熊本・わいた温泉郷「岳の湯・地獄谷温泉 裕花」九州名物コインタイマー式貸切温泉!保湿成分メタケイ酸623㎎! - ニフティニュース 夏の疲れを癒す日帰り温泉 赤倉ホテル | 編集部おすすめ - joetsu.ne.jp 日本のサルはどうして温泉が好きなの? 理由は簡単だ=中国メディア (2020年5月22日) - エキサイトニュース 写真は温泉につかるニホンザル。ニホンザルの英語での愛称といえば? - ナショナル ジオグラフィック日本版 <現地ルポ>地獄谷野猿公苑は猿達のパラダイス!人間のような表情に親近感 - オーヴォ ニホンザルがアメリカで「 いい湯だな」 動物園が「浴槽」「岩盤浴」「ジャグジー」まで用意|まいどなニュース - 神戸新聞社 写真特集:ニホンザルも温泉でリラックス - CNN.co.jp 地獄谷のニホンザル、温泉でストレス解消 - CNN.co.jp 野生サルが「いい湯だな」 台風被害受けた長野・地獄谷野猿公苑 - 毎日新聞 - 毎日新聞 長野)温泉ザル 訪日客もうっとり - 朝日新聞社 あったか~い温泉につかる“スノーモンキー” グッズやカレーも人気!【長野発】 - www.fnn.jp 大分・別府 地獄めぐりの完全ガイド! 7つの地獄を巡るおすすめルートや移動手段を紹介 - バスとりっぷ ニホンザルも温泉でストレス解消 偉いほど長風呂|NIKKEI STYLE - 日本経済新聞 ニホンザル、温泉でストレス軽減、偉いほど長風呂 - ナショナル ジオグラフィック日本版 ニホンザルも温泉でストレス解消 京大グループが発表 - 朝日新聞社 人と同じように、ニホンザルも温泉でストレスを解消している 京大グループが発表 - ハフィントンポスト ニホンザルも温泉でほっこり 長野・地獄谷野猿公苑 - 朝日新聞 世界で唯一温泉に入るニホンザルを間近で見られる場所へ - MYLOHAS ペニノ「地獄谷温泉 無明ノ宿」国内最終公演が、神奈川とタニノの故郷・富山で - ナタリー 【話題の写真集】地獄谷の温泉ザル 公式写真集が登場「こざる温泉」 トリビアも満載 実は「女湯」だった - 産経ニュース 英メディアが『温泉を楽しむニホンザル』を取材して海外ネットユーザー興味津々!「温泉から出た後に凍えないのか心配」など - ロケットニュース24 【長野】サルの生態、英語でも 地獄谷野猿公苑が展示室新設 - 中日旅行ナビ ぶらっ人 感情が静かに伝わってくるサルの写真10点 - ナショナル ジオグラフィック日本版 なぜそこまで熱中? 外国人の「ニホンザル愛」|NIKKEI STYLE - 日本経済新聞 日本全国の「猿の温泉」を徹底調査!【地獄谷野猿公苑】だけじゃないんです! - Yutty!【ユッティ】 地獄谷の「スノーモンキー」、雪見温泉を楽しむニホンザルたち - AFPBB News 【甲信越の申】外国人招く「スノーモンキー」 山ノ内・地獄谷野猿公苑 - 産経ニュース 「猿の温泉」こと地獄谷温泉 消えていた猿たちが戻った理由とは? - Yutty!【ユッティ】 温泉に入るサルは、湯冷めをしないの? 秘密は「体毛」と・・・ - withnews(ウィズニュース) 外国人の心を掴むスノーモンキー!サルたちの安息の地「地獄谷野猿公苑」 - TABIZINE~人生に旅心を~ 【Photos】スノーモンキーは温泉が大好き—地獄谷のニホンザル - nippon.com 北海道登別温泉・地獄谷のライトアップ「鬼火の路、幻想と神秘の谷」開催 - マイナビニュース 長野県では世界で唯一、温泉に入る野生のサルが間近で見られる! - マイナビニュース 成分解析 地獄谷温泉の86%は夢で出来ています。地獄谷温泉の7%は度胸で出来ています。地獄谷温泉の3%は欲望で出来ています。地獄谷温泉の2%はアルコールで出来ています。地獄谷温泉の1%は乙女心で出来ています。地獄谷温泉の1%は希望で出来ています。 ウィキペディア 地獄谷温泉 Amazon.co.jp ウィジェット ページ先頭へ 富山県/地獄谷温泉 このページについて このページは地獄谷温泉のインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される地獄谷温泉に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/livetubetenhou/pages/72.html
集計終了 ■C7475総合対戦数ランキング(1戦以上) ※対戦数が同じときは通算得点順 順位 通算得点 平均得点 対戦 1位/2位/3位/4位 平均順位 プレーヤ名 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 -30.0 -1.58 19 4/ 5/ 7/ 3 2.47 HINATA 2 -248.0 -13.78 18 2/ 4/ 3/ 9 3.06 インセクター羽蛾 3 149.0 8.76 17 7/ 2/ 5/ 3 2.24 安達秀次 4 87.0 5.12 17 5/ 5/ 2/ 5 2.41 ポテチ天帝 5 -116.0 -6.82 17 4/ 1/ 8/ 4 2.71 北半球 6 -234.0 -13.76 17 2/ 3/ 5/ 7 3.00 サンダーV 7 -289.0 -18.06 16 1/ 2/ 8/ 5 3.06 小桃音まい 8 68.0 4.53 15 3/ 7/ 3/ 2 2.27 Fmaru 9 -96.0 -6.40 15 4/ 2/ 2/ 7 2.80 東雲ませ 10 92.0 6.57 14 5/ 3/ 2/ 4 2.36 神岸あかり 11 74.0 5.29 14 4/ 4/ 3/ 3 2.36 西園寺靖子 12 -84.0 -6.00 14 2/ 3/ 5/ 4 2.79 走馬燈 13 -132.0 -9.43 14 2/ 2/ 7/ 3 2.79 空気鳩 14 -56.0 -4.31 13 2/ 5/ 2/ 4 2.62 女子更衣室 15 157.0 13.08 12 5/ 3/ 3/ 1 2.00 夜明けのBEAT 16 50.0 4.17 12 4/ 2/ 2/ 4 2.50 エセデジタル2号 17 -40.0 -3.33 12 4/ 0/ 5/ 3 2.58 -赤犬- 18 28.0 2.55 11 4/ 1/ 1/ 5 2.64 県北 19 136.0 13.60 10 4/ 3/ 2/ 1 2.00 宮代花梨 20 83.0 8.30 10 3/ 3/ 2/ 2 2.30 水 21 -146.0 -14.60 10 1/ 3/ 1/ 5 3.00 宇津井優一 22 -287.0 -28.70 10 0/ 2/ 2/ 6 3.40 振るシステム 23 111.0 12.33 9 3/ 3/ 2/ 1 2.11 本物ぽっくん 24 61.0 6.78 9 2/ 3/ 4/ 0 2.22 Asa24 25 109.0 13.63 8 2/ 5/ 0/ 1 2.00 マッキンリー 26 99.0 12.38 8 2/ 4/ 2/ 0 2.00 エベジャー 27 21.0 2.63 8 2/ 2/ 3/ 1 2.38 hisa56 28 -54.0 -6.75 8 1/ 3/ 1/ 3 2.75 こなこ 29 85.0 12.14 7 1/ 5/ 1/ 0 2.00 テトラ 30 6.0 0.86 7 1/ 3/ 3/ 0 2.29 ゼンツ戦隊 31 -21.0 -3.00 7 2/ 1/ 2/ 2 2.57 zoetrope 32 -31.0 -4.43 7 1/ 2/ 2/ 2 2.71 cca 33 -74.0 -10.57 7 1/ 2/ 2/ 2 2.71 小山零 34 136.0 22.67 6 3/ 2/ 0/ 1 1.83 でし6 35 119.0 19.83 6 2/ 3/ 1/ 0 1.83 嵐山歩鳥 36 11.0 1.83 6 2/ 1/ 2/ 1 2.33 矢木圭次 37 -4.0 -0.67 6 2/ 1/ 2/ 1 2.33 九鳳院紫 38 -29.0 -4.83 6 1/ 2/ 2/ 1 2.50 早乙女珠姫 39 -88.0 -14.67 6 0/ 3/ 1/ 2 2.83 みるふぃーゆ5号 40 -126.0 -21.00 6 0/ 2/ 1/ 3 3.17 新ゴウキの教え子 41 129.0 25.80 5 4/ 0/ 0/ 1 1.60 鈴木千秋 42 36.0 7.20 5 2/ 0/ 3/ 0 2.20 エリカ 43 11.0 2.20 5 1/ 2/ 1/ 1 2.40 すぱーく 44 -146.0 -29.20 5 0/ 1/ 1/ 3 3.40 寝たきり猪木 45 168.0 42.00 4 3/ 1/ 0/ 0 1.25 ねこすん 46 136.0 34.00 4 3/ 0/ 1/ 0 1.50 阿万音☆鈴羽 47 123.0 30.75 4 3/ 0/ 1/ 0 1.50 教祖 48 108.0 27.00 4 2/ 2/ 0/ 0 1.50 いけたん 49 102.0 25.50 4 2/ 2/ 0/ 0 1.50 さんしょくぎんじ 50 96.0 24.00 4 1/ 3/ 0/ 0 1.75 本間めんま 51 13.0 3.25 4 1/ 1/ 1/ 1 2.50 三麻はksg 52 8.0 2.00 4 1/ 1/ 2/ 0 2.25 ヘム 53 -18.0 -4.50 4 1/ 1/ 0/ 2 2.75 小室あんの字 54 -134.0 -33.50 4 0/ 0/ 1/ 3 3.75 セーマ 55 138.0 46.00 3 2/ 1/ 0/ 0 1.33 青木ひげる 56 138.0 46.00 3 2/ 1/ 0/ 0 1.33 ペチョーリンチー 57 100.0 33.33 3 2/ 1/ 0/ 0 1.33 高橋永世名人 58 84.0 28.00 3 2/ 0/ 1/ 0 1.67 灰原哀 59 36.0 12.00 3 1/ 1/ 0/ 1 2.33 パロコキマスター 60 32.0 10.67 3 1/ 1/ 1/ 0 2.00 大山翼 61 -77.0 -25.67 3 0/ 0/ 3/ 0 3.00 π 62 -85.0 -28.33 3 0/ 0/ 2/ 1 3.33 紅蓮の特級雀士 63 5.0 2.50 2 1/ 0/ 0/ 1 2.50 赤おじさん 64 -13.0 -6.50 2 0/ 1/ 1/ 0 2.50 サリエル 65 -30.0 -15.00 2 0/ 1/ 0/ 1 3.00 稜線行 66 -31.0 -15.50 2 0/ 1/ 0/ 1 3.00 うめすさん 67 -46.0 -23.00 2 0/ 0/ 2/ 0 3.00 プリンぷりん 68 -71.0 -35.50 2 0/ 0/ 0/ 2 4.00 ゆかりんマジ天使 69 2.0 2.00 1 0/ 1/ 0/ 0 2.00 朝比奈香澄 70 -12.0 -12.00 1 0/ 0/ 1/ 0 3.00 パチ 71 -16.0 -16.00 1 0/ 0/ 1/ 0 3.00 明日から雀龍門 72 -26.0 -26.00 1 0/ 0/ 1/ 0 3.00 道産らいつべ雀士 73 -33.0 -33.00 1 0/ 0/ 0/ 1 4.00 モーグリだクポ 74 -39.0 -39.00 1 0/ 0/ 0/ 1 4.00 芦田愛菜 75 -40.0 -40.00 1 0/ 0/ 0/ 1 4.00 てるぇ 76 -42.0 -42.00 1 0/ 0/ 0/ 1 4.00 addd 77 -51.0 -51.00 1 0/ 0/ 0/ 1 4.00 柊つかさ 78 -52.0 -52.00 1 0/ 0/ 0/ 1 4.00 沙耶
https://w.atwiki.jp/saki_nodoka/pages/113.html
だるま市からの帰り道。 露店の喧騒は既に遠く、暮れなずむ田舎道に二人の影が静かに伸びている。 茜色の空を雁の群れが渡って行くその下で、咲はペダルに乗せた足にありったけの力をこめ、和は自転車を漕ぐ恋人の背中にひしと掴まっていた。 今は夕顔嬉しいけれど 別れ朝顔袖に露 恋人でいられる放課後の時間は短い。 夜を跨いで朝日が昇り、いつもと変わらぬ暮らしが始まれば、人目を思って口付けを交わすこともはばかられる。 まるでそのしがらみから逃れて二人だけの空間を目指すかのように、自転車は走って行く。 早くも宵の気配を帯び始めた空気が、彼女達の頬をかすめていくが、それは世間の風にも似て冷たい。 「和ちゃん、寒くない?」 「大丈夫です」 「それなら良かった……」 「はい……」 先程から、二人の会話は少なかった。 一緒に過ごす時間が幸せであればある程、何故かそれが儚く感じられるのは何故だろうか。 何かを振り切るように自転車は進み、やがて辿り着いた咲の家。 かまちを跨いで扉を閉めた瞬間、二人の唇が合わさる。 「どうして泣いてるの、和ちゃん?」 「わかりません。でも、いつかこの時間が終わってしまうような気がして……」 彼女達の他には誰もいない家に、沈黙が満ちる。 玄関の明りに照らされて、二人の足元に言い難い悲しみの影が落ちる。 それでも 分ければ二つの朝顔なれど 一つにからんで花が咲く 咲その影を振り払うかのように和の体を抱きしめると、 「そんなことないよ」 耳元で囁いた。 「これからもずっと一緒だよ」 「咲さん……」 「汗かいてるね。早く着替えないと風邪ひいちゃうよ?」 「え、え、あの咲さん?」 慌てる和に構わずタイを外すと、咲はその裾に指をかけてセーラー服を一気にまくりあげた。無理矢理万歳させられた和の上半身は、次の瞬間下着を纏うだけとなっている。露わになった桜色のブラを隠そうと咄嗟に腕を回した和だったが、しかしその華奢な両手首を咲の掌に抑えられ、逆に曝け出す格好となってしまった。 「…咲さん……恥ずかしいです」 声は小さくかすれ、目を合わせることも出来ないのか瞼も固く閉じられている。耳まで真っ赤に染めて口にした和だったが、しかし咲はそんな様子に構わず、両手を広げた格好のまま彼女を壁に押し付けた。 「私も時々怖くなるんだ」 「な、何がですか?」 「和ちゃんと一緒にいる時間が幸せすぎて、いつかそれが終わっちゃうんじゃないかって、怖くなる」 「咲さん…」 「だから、もっと和ちゃんのことを感じたい」 そう言うと、咲は無防備に晒された和の胸元に顔を寄せ、下着越しに唇を這わせた。 「や! 咲さん、駄目!」 もどしそうに体を震わせ、いやいやをするように首を振り始めた和を見ながら、咲はその反応を楽しむように下着に覆われていない柔らかな部分にまで唇を這わせていく。 「んん!」 「どうしたの和ちゃん? 変な声出して」 「そんなこと決まって、、、きゃっ!」 咲が下着を咥えて脱がせようとしているのを見て、和は抑え込まれた両手に力を入れて必死に抵抗を試みたが、しかし振りほどけないまま胸を覆う下着はずらされていった。 「駄目です!待って下さい!」 そんな声と共に何度か背中が壁にぶつかる音が響き、 「咲さん!!」 一際大きく口が開かれた後、とうとう彼女の乳首はパットから零れてしまった。蛍光灯の明かりの下、何も隠すものがなくなってしまった我が身を前に、和が恥ずかしさのあまり涙を浮かべる。しかし、 「咲さん、乱暴過ぎます」 「……和ちゃんはしたくないの?」 「それは……」 「私はしたい。和ちゃんと、もっと」 咲に上目遣いに見ながら乳首を口に咥えられ、その瞬間、彼女は涙目のまま顔を跳ね上げた。甘噛みされ、舌先で弄られて、もどかしさに耐えきれなくなるが、しかし抑え込まれた体は動かない。 「うぅぅぅぅぅぅ」 悩ましい声が部屋に響くのを聞きながら、咲は自分の柔らかい舌から逃げることも出来ず、瞼を閉じて睫毛を震わせる和の様子をじっと見守っていた。その額は既に汗ばみ、開きっ放しの口から 「あぁ、んん、あっ」 普段の彼女から想像も出来ない吐息が漏れている。露わになった乳房、壁に貼り付けられた四肢、白い肌、その全てを上目遣いに見ていた咲は、やがて和が脱力するのを認めて彼女のスカートの中に手を忍び込ませた。あれ程嫌がっていたにも関わらず、和は下着の縁から咲の指が侵入してきてももう抵抗せず、ただ咲の体を抱きしめるだけだった。 「和ちゃん、いい?」 返事の代わりに小さく首が上下するのを見て、咲が愛おしそうに口づけする。彼女は下着の中で和の勘所を探り当てると、優しく指を動かした。 「んん!」 「痛くない?」 「大、丈夫です」 「大好きだよ、和ちゃん」 「私も、同じっ、気持ちです」 和が応えて口づけを返し、咲が更に情熱的に勘所を遊ぶ。突き入れられ、かき出されるまま眉間はもどかしげに引き結ばれ、呼吸が早くなる。 「咲さん!」 「うん」 「好き、でっ、す。あぁっ!」 「和ちゃん……」 咲が空いている手を腰に回して和を抱き寄せる。その瞬間 「もう、、駄目っ、です」 和の全身にいきみが走り、そのまま小さく震えた後で彼女は脱力した。 ~~~~~~~~~~~~~~~ 目を覚ますと私は咲さんの腕に包まれていました。 その細身の体は余分なところなんてありませんが、でも女の子らしい柔らかな感触を帯びていて、抱かれているだけで再び心地よく眠りに落ちてしまいそうなほどです。 出会ったばかりのころは、こんな風に幸せな朝を迎えることなんて想像出来ませんでした。 二人きりでいられるかけがえのない時間が嬉しくて、寝ている咲さんの唇にそっとキスをしたくなります。 「うぅぅん」 柔らかい感触に顔が綻ぶのを感じながら額にかかった髪を後ろに流すと、朝日に白む枕の上に咲さんの涼やかな目元が現れます。何度見ても決して飽きることのないその顔立ちを暫く眺めてから、私は眠っている彼女の稜線が顎や首へと続いていることに気付きました。 それは鎖骨の窪みに薄く影を落とし、更に下った場所、何も着けていない胸に二つの膨らみを描いています。窓からさしこむ朝日の中、その乳房に焦点があった瞬間私は目が離せなくなりました。 それはまるで熟していない果実のよう。触ったら傷んでしまうような無垢なみずみずしさを湛えています。 (勝手に触ったら駄目ですよね) (でも……) しばらく逡巡した後、私はとうとう我慢出来なくなりました。恐る恐る、摘み取るようにその膨らみを掌の中におさめ、表皮を剥くように優しく撫でさすります。咲さんの胸に実った果実はまだ少し固いけれど、でもその頂を含むと何とも言えない味わいが口の中に広がりました。 (幸せに味があるなら、きっとこんな感じでしょうか) 思いつつ頂を舌で弾くと、咲さんが 「んん…」 という声を漏らして体をくねらせます。 (可愛い……//////) 私の手の中でもどかしそうに震える彼女の姿に、不思議な充足感がわきました。 「ずっと一緒にいられたらいいですね」 (返事なんてありませんけど) 心に浮かんだままに口にしてもう一度キスをした時、 「そうだね」 眠そうな声が聞こえて驚きました。 「起こしてしまいましたか?」 「ううん。自然に起きたみたい」 「それならいいんですが」 「和ちゃん、もう一回」 「もう一回?」 「もう一回キスして」 (もう! 本当に大好きです//////) 寝ぼすけさんに目覚めの口づけをすると、照れくさそうな笑顔が返ってきました。 おしまい
https://w.atwiki.jp/disno/pages/39.html
駆逐戦車のすゝめ ※このページの大部分はバージョン9.2の時点で書かれたものです。そのため現在の仕様とは一部異なる記述がある場合があります 駆逐戦車って何なのさ? 後方から火力支援を行うWoTのスナイパー。同tierに比して優秀な火力と隠蔽を持っていることが多く、初心者でも比較的簡単に敵に有効打を与えることが出来ます。誰でもお手軽にK/DやWN8をあげられるのが魅力だよ。 駆逐戦車の長所と短所 いいところ 火力があるのでダメージを与えやすい。 基本的に後方にいるので攻撃を受けたり撃破されることが少ない。 クレジットを稼ぎやすい。 中戦車等と比べて考えることが少ない(脳筋プレイできる) ダメなところ 勝率を上げにくい 砲塔がない(ことが多い) 味方に戦績が左右されやすい 最近のマップ改変で冷遇され気味 こんな人におすすめ ダメージやK/Dを稼ぎたい人 クレジットを稼ぎたい人 Goodplayer(緑)になりたい人 考えるのが面倒臭い人 こんな人にはおすすめしない 勝率を上げたい人 Unicumplayer(紫)になりたい人 どうやって戦うの? 駆逐戦車の基本的な立ち回りは”待ち”です。敵の侵攻ルートを攻撃できるポジションに行き、敵を待ち構えながら味方がスポットしてくれた敵を撃つのが仕事です。装甲は薄いことが多いので前に出るのはおすすめしません。よく駆逐戦車でどんどん前に出て行く人がいますが、一部車両を除いてそんな戦い方は間違っています。あと駆逐戦車はダメージを与えるのが仕事なので味方が見つけてくれた標的にはしっかり弾を当てましょう(偏差射撃を頑張るんじゃ)。 1.まずは狙撃ポジションへ! 駆逐戦車で一番大事なことはどこで敵を”待つ”かということです。敵が来ないところに行ってしまってはせっかくの優秀な火力を活かすことが出来ません。マップでどこに敵が来やすいのか日頃から観察するようにして、しっかり把握しておくことが必要です。 敵が来そうな場所がわかったら、今度はその場所にどこからなら安全に射撃が行えるのか考えます。安全に射撃できる場所の条件は、①射線が通る、②距離が離れている(隠蔽率にもよるがtier5以下なら350m、tier5~tier8は400m、tier9以上なら450m離れていればまず安全)、③茂みや障害物、稜線で身を隠すことが出来る、の3つです。①は当然のことなので、とりあえず①がクリアされる場所を見つけたら②、③の条件にあった場所を探しましょう。全ての条件が揃った場所はなかなかありませんので、基本的には②か③どちらか1つが当てはまる場所をマップごとに探すことになります。 2.いよいよ攻撃だ! さぁ、狙撃ポジションについたら次はいよいよ射撃です。敵にこちらの優秀な砲でダメージを与えてやりましょう。美味しい経験値が待ってるぜ。 有利なポジションに陣取れたなら後は目の前にいる敵に確実にダメージを与えましょう。当らなければ意味が無いので、敵に照準を合わせたら絞り切るまでしっかりと待ちます(←コレ大事)。撃てる標的が複数いる場合は、HPが低くもうすぐ撃破できる敵か、装甲が薄く確実にダメージを与えられる敵を優先して撃つといいでしょう。 3.次の狙撃ポイントに移動だ! 味方とのコンビネーションで目の前を全て倒した後、もしかしたら別の戦場にまだ敵が残っているかもしれません。ミニマップを見て残った敵を撃てるポジションに移動しましょう。ここでリポジが出来るか否かで成績は大きく変わります。noobを卒業したいなら積極的に配置転換を行いましょう。ただ、ここで動くタイミングが早過ぎると貧弱な防御力の駆逐戦車では返り討ちにされてしまったり、逆に遅すぎると前線の味方が全滅して押し込まれてしまったりします。駆逐戦車は後方にいてあまり動かないため余裕があるので、ミニマップを頻繁に確認して戦況を把握するように努めましょう。 駆逐戦車で気をつけること 先程は駆逐戦車の基本的な動きを説明したので、今度はそれを踏まえてもう少し踏み込んだ話をしていきます。 描画範囲を知る このゲームのシステム上、味方が敵を発見してもその敵が自分より500m以上離れていると視認することが出来ないことがある(正確には自身を中心とした1辺1000mの立方体の範囲内しか視認できない。詳しくはwikiのゲームシステムを参照)。駆逐戦車がいくら後方にいるとはいえ、あまりにも後ろ過ぎるとせっかく味方が見つけてくれた敵を撃つことが出来ないため、視界や描画範囲を理解して必要以上後ろに下がり過ぎないようにしよう。慣れれば大体どこからどこまでが見えるのかわかるが初めのうちは分かりづらいと思うので、ミニマップ上に視認範囲や描画範囲を表示するMODを入れることをおすすめする。 地形は友達 敵に見つからないように立ちまわることが重要な駆逐戦車にとって地形を利用することは何よりも大切なこと。各マップの茂みや岩、身を隠せる稜線などの場所はしっかり把握しておこう。なかなかピンポイントで覚えるのは大変なので、「このマップだとあそこに茂みが多い」みたいなアバウトなものでもいい。あとは後方の狙撃場所だけでなく、味方が押し上げた時にはそれに合わせて前進しなければならないので、前線の地形もしっかりチェックしておこう。この局面ではあの場所が使える、こんな時はこの場所だと戦いやすい、など各マップごとに狙撃場所のレパートリーが多ければ多いほど戦いの幅が広がる。 車両の特性を考える 駆逐戦車は車両ごとの特徴が全然違うため種類ごとに立ち回りを変える必要がある。自分の戦車がどのタイプでどういった立ち回りが求められているのか理解しよう。 火力隠蔽型~ソ連SUシリーズ、独第一ルート(低ティア)等 味方の視界を借りて後方から狙撃する最も標準的なタイプ。今回解説しているのは主にこの種類のこと。自身の隠蔽が高いので視界を強化すれば味方の目になれないこともない。 鈍足重装甲型~英ATシリーズ、独第一ルート(高ティア)等 装甲が厚くHPが高いため、後方支援よりも前線で味方の盾になることを求められることもしばしば。隠蔽はあまり良くないことが多く、足も遅いので位置取りは慎重に行わなければならない。 俊足紙装甲型~米(低ティア)等 足が早く隠蔽も高いので戦果を稼ぎやすい。駆逐戦車としてでなく軽戦車や中戦車としての立ち回りも要求される。使いこなせれば強い分扱いは難しい。 火力特化型~独第二ルート、仏(低ティア)等 火力が高い反面、防御力や隠蔽が犠牲になっていることが多い。撃たれ弱いので相手の視界外から攻撃できるような位置取りが必要。火力が高い分ハマれば大戦果が期待できる。 リポジのタイミングを考える 駆逐戦車で戦果を伸ばすのに一番重要なのがこまめな陣地転換。撃てる敵がいなくなったらさっさと前進するか、また敵が来ることを想定してとどまるかを考えよう。あと駆逐戦車は後方にいるので陣地防衛に戻りやすいという特徴がある。自身と反対側の戦場が敵に突破されたら率先して防衛に戻るようにするのも駆逐戦車の役目だ。 時には味方の盾になる 試合終盤、後方で狙撃していた駆逐戦車はHPを温存しやすい。そんなときは弱っている味方の代わりに攻撃を受けてあげるのも大切。ただ、自分が盾になるより火力支援した方が良い場合もあるので味方の戦力をよく考えて行動したい。どちらにしても温存したHPは終盤に惜しまず使っていこう。いつまでたっても後ろに籠っている駆逐は味方から罵詈雑言を浴びせられる。 敵について知る ダメージを与えることが仕事の駆逐戦車にとって、敵にダメージを与えることは絶対条件。敵の弱点や装甲厚といった知識は必須だといえる。特に駆逐戦車は敵の正面を撃つことが多いので、自分がマッチングする可能性のある重戦車の正面装甲厚と弱点の場所はしっかりと把握しておきたい。あとは自分の主砲がどれくらいの厚さまで貫通できるのか理解して、通常弾で貫通できない場合は弱点を狙うか、課金弾を使うことを覚えよう。 駆逐戦車で全然勝てないんだけど…(ある程度うまくなったら) これまで解説してきたことがしっかりと身についているなら、あなたのK/Dは1は絶対超えてるだろうし、ダメ比もどんなに低くても1.5くらいはあるはずだ。 「あれ、でも私の勝率50%くらいしかないんだけど…大口径とかも取れてるし結構活躍してるのに勝率低くない?」というそこの君!これを読んでくれ! 1.駆逐戦車は勝率稼ぎには向かない車両 まず大前提として駆逐戦車は自走砲程ではないにしても味方に頼る部分が非常に大きい。視界は味方に頼ることが多いし、あなたが後方で敵を倒して美味しい思いをしている時、前線では味方の誰かがあなたのかわりにダメージを貰っている。だからあなたがいくらダメージを稼いでも前線の味方が踏ん張れなければ負けてしまうし、味方が視界をとってくれなければあなたが一方的に撃たれて撃破されてしまうんだ。要するに駆逐戦車は味方がポンコツだったら自分で前線を支えることが出来ない。だから自分が大口径やタンカースナイパーをとっても勝てないことが多い、そんな車両なんだ。あなたがある程度上手くなったのなら味方の動きにイライラすることも多いはずだ。 2.ダメージを稼ぐにも限界が… 最初に駆逐戦車のいいところにダメージを稼ぎやすいと書いたけど、これは半分当たっていて半分当たっていない。この稼ぎやすいの正確な意味は、”ある程度のダメージは稼げるけど、安定して高いダメージは稼げない”ということなんだ。味方に頼る部分が大きい駆逐戦車はどうしても稼げるダメージにムラが出来てしまう。ずーと駆逐戦車に乗っていればダメージの比率が高いWN8は簡単に緑にはなる。だけど安定して高いダメージを稼ぐのは難しいから、青とか紫にするにはあんまり向かない車両なんだ。前線で戦うほうが後方よりも遥かに射撃機会が多いので、後方支援が仕事の駆逐戦車の成績が安定しづらいのも当然だよね。 3.えっとつまり駆逐戦車って? 糞猫みたいな例外を除いて駆逐戦車は勝率は稼ぎにくいし、WN8も一定以上に上げるのはすごく難しい。だから駆逐戦車はあなたがゲームに慣れて上手くなればなるほど、出来ることに制限があって歯がゆい思いをすることが多くなるんだ。駆逐戦車は基本ができれば誰でも活躍しやすい反面、成績もある程度で頭打ちになりやすいってことを覚えておこう。要するに勝率が稼ぎにくいのは駆逐戦車の性なのでそこは割りきらないとダメ。勝率を上げたいなら素直に重戦車のOPに乗ればいいんじゃないかな。でも基本ができていればどんな駆逐戦車でも勝率50%は絶対超えるので超えない人はここを読んでもっと精進すべし! オススメ駆逐戦車 比較的入手が簡単で優秀な低ティアの駆逐戦車を紹介。この辺りの車両で駆逐の扱いに慣れるといい。 Hetzer~硬い正面装甲、そこそこの機動性、強力な火力を持つTier4の悪魔。同各や格下はほぼ一撃で葬る強力な10.5cm砲に加え、車体正面も同格なら殆ど弾く。側背面はペラペラだが足回りも標準以上でNDKに対応しやすい。唯一の弱点は視界範囲が極端に狭いことだが、車両自体の隠蔽が高いので茂みなどでじっとしていれば先に見つかることもあまりない。 StugⅢG~装甲・火力・機動力全てが優秀な駆逐戦車。素直で扱いやすいため駆逐戦車の基本的な立ち回りを覚えるのにはもってこいの良車。やや視界範囲などに難があるが、マッチングする相手を考えればそれほど大きな欠点ではない。 Hellcat~糞猫。T49の完全上位互換で、多くのプレイヤーから忌み嫌われる存在。高い隠蔽と高火力、超機動力で、WN8や勝率稼ぎたい人達愛用の車両。確かに強いが駆逐戦車の中では異端。中戦車や軽戦車の立ち回りを理解できてないと使いこなすのは難しい。 SU-122-44~Tier7駆逐最強の一角。明確な弱点は視界くらいしかなく、火力も機動力も防御力も優秀。一般的な駆逐戦車としては最もバランスのとれた一両。課金戦車なので入手にはゴールドが必要。 E 25~Tier7課金駆逐。高隠蔽と薄い装甲によりマップ上の配置方法はHellcatと似ているが、車高が低く砲塔が回らないため癖がある。DPMは高いが一撃が軽いため、見つからないまま撃ちっ放しにできる状況を作り出せると強い。この車両はHT枠で、ランダム戦では味方の重戦車を一両減らすので要注意。高機動だが、NDK対応力は並みのTD程度なことにも注意。入手にはゴールドが必要。金弾多用も必須、マッチ優遇があるも貫通不足気味。2015年1月15日より販売停止 狙撃ポイント例 せっかくなのでいくつか駆逐戦車で使える狙撃ポイントを紹介(画質が悪いのは勘弁してくだち!)。 エーレンベルク~地味な良ポジ。前の木がいい感じに車体を隠してくれるので敵がかなり接近しない限り発砲しても見つからない。ちなみに右側にある茂みは完全に罠で発砲したらほぼ間違いなくバレるので偵察車両以外が行くのはオススメしない。中途半端な位置で撃つよりも丘を登り切ったほうが安全。短所はスポットを味方に完全に頼るため味方の動きによっては機能しないこと。 ↑右側の茂みは前述のように罠。撃ったら間違いなく発見される。 ↑スナイパーモード視点。前の2本の木が上手く車体を隠してくれているのがわかる。 湿地~試合開幕直後に敵の出鼻を挫ける良ポジ。足が速い車両でここに来ると進行してくる敵の横っ腹を撃てる。欠点は試合開始直後しか使えないことと、脚が速い車両じゃないと間に合わないこと。 ↑定番の位置なのでSSのように木を倒してしまうと自走砲の弾が飛んでくることがあるぞ! ↑スナイパーモード視点。9ラインを南下する敵の側面を撃つことが出来る。 のどかな海岸~かなり広い範囲に射線が通るため優秀な偵察車両がいればかなりのダメージを稼げる。すぐ近くに岩もあるので敵の射線も遮りやすい。欠点は茂みがないので隠蔽が悪い車両だと先に発見される危険があること。 ↑岩を上手く使って敵の攻撃を防ごう! ※SS撮影にご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。 駆逐戦車お悩み相談室 Q1.このあいだ駆逐戦車に乗っていたら中学校時代に好きだった人が重戦車に知らない女の人連れ込んでイチャラブデートしていたからリア充爆発しろ!って思いました^^;戦車って爆発するんですか?? HPを0にしたら爆発して戦闘不能になるので頑張って減らして下さい。ちなみに弾薬庫を破壊すると残りHPに関係なく一撃で爆発します。あとは昔の恋は忘れて新しいステキな恋人を探すことをオススメします。 Q2.茂みの中に潜んでいると、盗撮しているような気持ちになり、悶々とするのですがどのように対処すればいいですか? 敵戦車におもいっきり発砲してスカッとするか、別ウィンドウでエッチな動画を見て解消するといいと思います。 Q3.M7中戦車の腰高で盛り上がったお尻に惹かれるのですが、どこかよく見える狙撃ポイントはありますか? 狙撃ポイントだと基本的に敵のM7の正面しか見えないので素敵なお尻を見ることはできません。駆逐戦車ではないですがM7に乗れば好きなだけ眺めることができますのでいっぱい乗って下さい。 Q4.駆逐戦車って避妊に使えますか?? オープントップの駆逐戦車なら可能性はありますが、一般的な男性や女性にはサイズがフィットしないので難しいと思います。素直に避妊具を使用したほうが無難でしょう。 ※編集&質問歓迎 名前 戦闘開始直後20秒立たずに軽戦車が全滅してしまった戦いがありまして、以降まったく視界が取れず結局負けてしまいました。どこかおいしい定食屋さんありますか? - 名無しさん 2017-10-09 10 20 33 俺って何ですか? - T67 2017-08-07 11 11 07 駆逐戦車と発音するのが難しいんですがなにかいい方法がありますか? - 名無しさん 2016-08-14 01 14 13 質問じゃないけど何だこの質問コーナー・・・・・・まともな質問がねえw - 名無しさん 2015-09-20 23 01 52 このあいだ駆逐戦車に乗っていたら中学校時代に好きだった人が重戦車に知らない女の人連れ込んでイチャラブデートしていたからリア充爆発しろ!って思いました^^;戦車って爆発するんですか?? - 名無しさん 2014-08-27 18 15 09 茂みの中に潜んでいると、盗撮しているような気持ちになり、悶々とするのですがどのように対処すればいいですか? - 通りすがりのTD乗り 2014-09-01 18 34 28 M7中戦車の腰高で盛り上がったお尻に惹かれるのですが、どこかよく見える狙撃ポイントはありますか? - M7好き 2014-09-01 18 49 59 駆逐戦車って避妊に使えますか?? - 名無しさん 2014-10-13 19 15 39
https://w.atwiki.jp/theurgy/pages/490.html
第7幕 ―― 雪豹 眼前=漆黒のテウルギア/遥か遠方=狙撃手――二つの敵/画面越しに睥睨するフェオドラ。 先程まで繋がっていた通信=現在は沈黙/実の父親から放たれた冷酷な言葉……首だけでなく肺までをも絞めつけるような圧迫感+恐怖……ようやく逃れた開放感+虚脱感――しかし状況は改善されていない/むしろ悪化。 こちらに向かっているという、未だ見えないFoJの部隊=やっとの思いで手に入れた自分の企業・居場所・施設……何もかもを破壊されかねない恐怖=足元にある雪よりも冷酷な震撼を煽る。 既に消耗しきった〈フィローソフ〉=姿勢制御すら覚束ない――想定されていた限りある稼働時間を既に超過=駆動系が摩耗を始める頃合い/重心の平衡化システムが破損……ソロヴィヨフがカメラ情報から辛うじて立った状態を維持……ふらふらと今にも倒れそうな揺れを反復/各部から様々な部品だった欠片がボロボロとこぼれ落ちる。 眼前でこちらを伺っているのか、何か思考を張り巡らせているのか、立ち尽くしたままの漆黒。 フェオドラの砲撃が命中したのか・していないのか……だが降り止んだ紫電の数々。 ……あと数分も戦闘を続けられない状態/これ以上は、時間経過でさえ命取りとなりかねない=敵×二に勝機を悟られる前に……一か八かの賭けを即断。 「海豚よ(・・・)。ハッチを開けろ(・・・・・・・)」 『主を守りきれる約束ができぬ。それでも良いのであるか?』=ソロヴィヨフの、重苦しい声に乗らない心配・不安……何より、自分の機体を動かしてくれる主を失うことへの忌避/危機。 「構わん。ケリさえつけれいい。それまでは立たせていろ」=果敢な返答/シートベルト・ヘッドギアを外すフェオドラ。 眼の前=幾重ものロックが解除/眼前にあった画面が暗転――次の瞬間には0℃に等しい外気がコクピット内を暴れ回る。 一瞬に凍りつきそうになる肌/身震いすら自分に許さない/足を踏み出す――開かれたコクピットハッチ=機体の腰部から、姿を晒すフェオドラ。 大気を突き抜けた紫電/雪原の一部が爆ぜる――もし人間に当たれば肉片一つ残らず灰燼と化すだろう、狙撃手の一撃。 「やはり、まだ生きているか……」=白い吐息/狙撃手がいるだろう方角=隣の山、上部へ視線を這わせる/だがそれらしい姿は見つけられず……雪の白・岩壁の黒に紛れる雪原迷彩だろうことまでは予測=しかし実態が掴めなければ意味なし。 標高にして5,000M=平地の半分以下にまで薄められた空気/呼吸の度に冷気と相俟って痛みすら訴えだす肺+気管/凍てつく肌=一際うずく左頬の火傷痕+右頬の切傷痕/それだけでなく全身に刻まれたありとあらゆる傷=もはや身体全体が余すところなく痛むに等しい……眉をしかめさせる/しかしそれを悟られないよう黙殺――前を見つめる/見上げる。 漆黒のテウルギア=身構えていたはずの機体が、じっとこちらを見つめる/見えない場所から、狙撃手もそうしているなど明白。 顔を晒す……敵へ向けて=限りない自殺行為/それも傷だらけの顔+褪せた肌色+銀髪――あまりにも特徴的すぎて一見の記憶が忘れられないだろう姿を。 「貴様らに大義はあるか!」――喚声=音を吸収する雪をかき分け広がるよう、肺腑を振り絞り吐き出された、精一杯の大声。 瞬く閃光/再び穴を開ける雪原/巻き起こった爆風がフェオドラの全身を叩きつける=開かれたハッチの縁へ掴まっていなければすぐにでも吹き飛ばされかねない/改めて手に力を籠める……分厚いコートと何層も着込んだ服に隠された、華奢な手に。 「今ここへ、我が同胞共(・・・・・)が向かっている。貴様らを殺すためだ」 いつ狙撃手に打ち貫かれるかわからない/いつ漆黒のテウルギアが動き出すかわからない――そうなってしまった次の瞬間に、今度こそフェオドラの矮小な身体など、テウルギアほどの大きな図体に踏み潰されて終わりかねない状況。 「だが同胞共が来ることなど、私は望んではいない……貴様らに殺されることよりもだ」 眼の前――漆黒のテウルギア=完全な沈黙/かと思えば全身に黄金の光を表す。 いつ、先程の光刃が振り下ろされるかわからない……それでも、言葉を紡ぐ/すでにフェオドラの選択肢は、続ける以外に残されていない/途中で切り上げてしまえば、大きな隙きと化す=敵の攻撃を誘うものへ変貌する。 「同胞が来た後、私を糧に、貴様らを餌に、宣戦が敷かれるのは明らか(・・・・・・・・・・・・)だ!」=真っ赤な嘘/だが一聴限りでなら騙し切れる確信の伴った宣誓。 すでに複数の陣営が介入した戦闘=アルセナル/技仙――SSCNの内情を読み取っているはずもない/互いが何を考えているかなど、把握できるはずがない。 それぞれがそれぞれの欲望を押し広げる……相手が何を考えているかなど、わからないままに/今のフェオドラのように。 「重ねて告げる、貴様らに、貴様らの戦いに大義はあるか!!」――声に意志を乗せて撃ち放つ/自分にだけは確固・厳然・忸怩としてあると告げるように=自分の居場所を守らなければならない、と。 言葉こそが、今のフェオドラの戦いだった――一挙手一投足・一言一句を間違えれば命取り=遥か高所に設えられた極限に細い橋を渡る。 「あるならば理解できるはずだ。貴様らの戦いでさえ、これ以上の混乱を望まぬ思惑があるだろう」 あまりに激化した戦闘/失われすぎた人員/長引きすぎた状況……その全てを、これ以上長引かせれば、誰にとっても良い条件を作り出すことなどないと言い放つ。 「なければ私に従え! ――見逃してやる(・・・・・・)、早々に立ち退け」 ……最初に動き出した敵=漆黒のテウルギア――全身に滾る黄金の光=波が引くように光度を落とす/手に持っていた光刃(レーザーブレード)=背部に格納。 何も語らないまま――相対していたはずの〈フィローソフ〉から顔を背ける/踵を返す/背を向ける……スラスターの噴出と共に、雪を蹴散らして去っていく=東方……技仙公司領がある方角へ。 迸る紫電の疾走=視界を真っ白に染め上げる/轟く爆発音=すぐ近く……〈フィローソフ〉の肩を貫いた、狙撃手の一撃=奇しくも、最初に狙撃手が掠めた場所/装甲だけが剥ぎ取られた肩部。 吹き荒ぶ爆轟/押し寄せる熱波/飛び交う鉄片の数々=纏っていたコートを引き裂いて雪中へ消失/皮膚を焼け焦がすような灼熱――崩落した腕部=雪中に鈍重な唸りを響かせて陥没。 だが、前を向いたままの視線を断じて弛ませず/研ぎ澄ました表情を決して綻ばせず/研ぎ澄ませた眼光を凛として緩ませず……頑として揺らがない決意を称えた直立不動を貫く。 遥か遠くにいる狙撃手へ声が届いているかもわからず/寒気・恐怖・恐慌に震えだす足を断じて退かせず、そこに立ち続ける。 ……前方の峰に、一つの動きを見つける――小さく立ち上った白煙/蠢く白と黒の姿=ともすれば人の姿に見えなくもない物体――それが狙撃手だと即断。 遠方故に音は聞こえず=斜面を下り/裏側へ向かい……稜線の向こう側へ消失。 眼前にいた漆黒/遥か遠くにいた狙撃手=そのどちらもが、視界から消えた――訪れた沈黙/本来の静寂/山間を通り抜ける風のうねりが耳を撫でる/ギシギシ軋む〈フィローソフ〉の悲鳴。 『吾が舌を視よ。尚在り也否や』――背後=コクピットから語りかけるソロヴィヨフ/極めて珍しく賛辞・感想を送る『ソロヴィヨフは弁の立つ主を持った。感服である』 立ち尽くしたままのフェオドラ=一切の返答なし/閉口したまま/前と遠くとを交互に見続ける=既に誰もいないはずの場所を。 『主よ?』 いつもならば罵倒に似た返答が飛んでくることを期待していたソロヴィヨフ……耐えかねて声をかけた。 直後――虚脱に揺らめいたフェオドラ=コクピット開口部から、ふらりと消える……雪原へ、頭から落下する。
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/708.html
「チョコレート・ダウン」2 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ せま苦しい掛け布団の下で、少女たちが身体を縮めるようにして向き合っていた。 二人分の体温がこもって逃げ場がないため、息苦しさも上乗せされてしまうが、ラブもせつなも、ここから出たいとは思わなかった。 全ての光がシャットアウトされて視覚は役に立たない。いや、必要なかった。相手の甘い声を捉える聴覚と、カラダのやわらかさを味わうための触覚さえあれば充分なのだから。 くちびるとくちびるの接触。最初のくちづけから数分が過ぎているけれど、何度繰り返しても、せつなはくすぐったがって、すぐにくちびるを離してしまう。キスというよりも、むしろスキンシップに近い感覚だった。 クスクス笑ってしまう彼女の腰に手を伸ばす。すべらかな肌の感触。ラブの指をくすぐったがるせつなが、暗闇の中でもぞもぞと裸身をくねらせた。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ――― 「おしえて。ラブは、どんなお詫びがほしいの?」 ――― 「せつなの着ているもの全部欲しい」 ゾクッ・・・。 ラブの答えを聞いた瞬間、高いガケの端っこで足を滑らせたみたいに鳥肌が立った。恐怖ではない、別な何かを感じて。 二人して掛け布団をかぶっているために、視界は真っ暗に閉ざされている。だから見られてしまうことはない。それでも、少し動けば身体同士がぶつかりそうなほど近くで ――― 。 恥ずかしさに締め付けられる胸の内側で、運動もしていないのに鼓動が速くなった。 (そう・・・・・・興奮しているのね、私は) ラブの前でイケナイ事をする ――― その背徳的な誘惑に、あえて逆らわない。 激しい羞恥に神経がパニックを起こしてしまったらしく、腕がガクガク震えて、指も自由に動かない。そんな状態で、着ているパジャマをたどたどしく脱ぎ、それをラブに渡す。 もちろん、パジャマだけではなく下着も。 最後にショーツを手渡した時、せつなは真っ赤になった顔を伏せ、両目の端に涙ににじませていた。自分の体温が染み付いた生ぬるい生地の感触を、ラブがどう思うか ――― 一糸まとわぬ姿になったことよりも、そちらのほうが恥ずかしかった。 「今、どんな気分?」と、ラブがたずねてきた。 せつなが答えられないでいると、もう一度同じ事をたずねられた。 恥ずかしさをこらえて口を開こうとはするものの、やっぱり答えられないでいると、くちびるをお仕置きされてしまった。何よりも愛おしい、やわらかな感触に固くふさがれるいうペナルティ。 敏感なせつなが、びくっ、と身をすくめて顔を離してしまったせいで、二人にとってのファーストキスはたった数秒間だけだったが、そのおかげでようやくラブの問いに答えることが出来た。 「今は・・・・・・夢みたいにしあわせな気分」 くすぐったいキスの責めでいじめられつつ、カラダのいたる所をさわられていく。 ラビリンスで培った兵士としての肉体。ひんやりするような白い肌に包み隠された筋肉は、戦闘性を秘めた美しい武装だ。それが、ラブの手や指を感じただけで甘美に喘ぎながら震え、降伏を宣言するかのごとくチカラが入らなくなってしまう。 「ああ・・・あっ、ラブっ・・・」 「せつなの身体って、すごくきれい。肌もすべすべだね。ふふっ」 二の腕を這い上がってきたラブの指先が、ほっそりした肩の丸みをなぞって背中へと回りこむ。なめらかな白い肌をツツツ・・・と這い下りてくる指の感触。そのくすぐったさに、思わず背筋が弓反った。 「ラブ、駄目なの・・・・・・」 普段のせつなからは考えられないくらい弱々しい声の響き。母を求める迷子みたいに持ち上がった手が、きゅっ・・・とラブの肩につかまる。 許して ――― そう続けようとしたくちびるが、「チュッ、チュッ」と、こまやかな音を鳴らすキスで封じられてしまった。ラブのいじわるっ!と心の中で叫んで目尻に涙を溜める。くやしいと感じても、キスしてもらえたり、カラダをさわってもらえたりするのが気持ちよくて、抵抗する気が一切湧いてこない。 (こんな感覚、私・・・知らないの・・・・・・。ラブ、私にもっと・・・・・・) せつなのラビリンス時代、肉体同士の接触とは徒手戦闘の過程であり、そこにあったのは痛みの感覚だ。こちらの世界でキュアパッションとして生まれ変わったのちは、身体と身体のふれ合いは、お互いの心に安らぎやぬくもりを与えるものであると学んだ。 これは後者の延長 ――― 。 しかし、ラブ以外の相手に同じ行為をされても、ここまで『女の子らしい』反応は見せないだろう。 触れられた部分が感じているのは、甘ったるく味付けされた微弱電流の刺激。そのくすぐったさにさらされると、せつなの意識の針が一瞬、興奮状態の方向へビクッ!とぶれる。それが何度も繰り返されると、ついには意識の針がずっと興奮状態の領域を指したままビクビクと振れ続けるようなる。 言葉として覚える前に、カラダで覚えてしまった<快楽>という単語。 せつなの全身が快感を欲しがって、ぶるるっ・・・となまめかしく身震いした。 素肌を直接なぞられるたび、自分が全裸という恥ずかしい姿にあるコトを否応なく自覚させられ、その羞恥は、せつなの心を倒錯した悦びでうずかせた。 掛け布団に閉ざされた暗闇の中とはいえ、ラブの前で、カラダも、声も、反応も、すべてをさらけ出して ――― 。 腰の後ろをねっとりとまさぐっていたラブの手が、わき腹へと移動してきた。びくんっ、と身をすくめるせつなの反応を愉しんでから、ゆっくりと指を動かし始める。 いいようにカラダをもてあそばれているのに、ラブへの愛おしさが心の中で高まっていく。 「ん゛っ、ラブは・・・あっ、ラブは私の・・・、はあっっ、私の『居場所』なの」 ――― びくっ、びくっ。 腹筋が不規則に引くついて、どうしても声が震えてしまう。 クルクルと小さな円を描く指先が、わき腹のやわらかさを意地悪く刺激している。でも、せつなにとってそれは、もう『くすぐったい』だけではない。きもちいいという悦びの感覚だ。 ラブの次のキスを待ちきれず、裸身をくねらせて自分から彼女のくちびるを求める。 「 ――― ンンッ・・・」と、ラブの喉がうめいた。せつなの濡れたくちびると、軟らかに結ばれる感触。熱く溶けた官能的なキス。 (ん、これって・・・・・・おねだりのつもり?) こんな可愛いせつなは初めてだ。もっと、いじめてあげたくなる。 こしょこしょとわき腹をくすぐっていた指が胸のほうへ這い上がっても、せつなの身体は逃げようとしなかった。ジリジリと迫ってきた指で、なだらかな曲線を描くふくらみの稜線に触れる。 「あっ・・・ん・・・」と、キスを解いたせつなの口が可愛らしく喘いでから、言葉を再開した。 「故郷のラビリンスも、この家も私の居場所だけど、ラブはそれ以上に私の特別な『居場所』なの」 「ふふっ、うれしいなぁ」 せつなのまっすぐな言葉が心に届いて、くすぐったくなってしまう。ちょっとじんわりきたラブが軽くうつむいて照れをこらえる。 (・・・・・・じゃあ、あたしはせつなの一生の『居場所』になっちゃってもいいのかな?) ――― ウン、いいよねっ。 分かりきった答えを聞く必要もない。ラブがクスクスと笑い出す。 「ずいぶんとふつつかな『居場所』ではございますが、これからも末永く、いつまでも・・・・・・」 「こ・・・こらぁっ、胸を撫でまわしながら言うセリフじゃないでしょっ」 裸身をあだっぽく悶えさせたせつなが、「はあ・・・」と苦笑まじりの溜め息をついた。 「もお、照れ隠しにこういうコトするんだから。ふふっ」 胸を這っていた手を両手で掴んで、せつなが自分の口元まで運ぶ。お仕置きとして、かぷっ、とラブの指先を甘噛みしてから、いじらしい声でおねだりした。 「ラブにいっぱいさわられたせいで、カラダが熱いの。・・・・・・おねがい、最後まで面倒をみて」 「チョコレート・ダウン」3へ
https://w.atwiki.jp/echizen/pages/10.html
食糧生産アイドレス設定文書〜改訂版〜 貧乏子沢山という言葉がある。越前藩国とはまさにその言葉にふさわしい藩国であった。 国民の数こそ帝國でトップ3に入る(ターン5現在)ものの、保有資産量はつい最近まで藩国史を通じて最底辺からぴくりとも浮き上がらず、動員・戦争・供出・備蓄・罰金の命令が下るたびに、藩王をはじめ、摂政・理族が青い顔をして金策に駆けずり回るのがこの国の常であった。 人生がけっぷち、ならぬ国政がけっぷちのこの国が、それでも国家として成立してきた理由はこの国の産業構造にある。 医療、サイボーグ技術など、とかく先端技術が注目されがちな越前藩国ではあるが、実はその産業割合のほとんどが第一次産業で占められているのだ。 肥沃な土地、変化にとんだ四季をもつ国土は、バイオ技術の駆使による農作物の改良とあわせて、毎年多くの大地の恵みを産み出し、この国の食料自給率は実に100%近い数字を維持し続けている。(あまり知られていないことだが、面積あたりの生産量は帝国内でもトップクラスを誇る) つまり、お金がなくても食うだけなら困らないということである。 特に最近では、土壌改良技術や、悪天候に強い新品種の開発などによる成果が目覚ましく、ここ数年に話を限れば食料自給率は120%を超えてなお増加傾向にあり、近隣国への農産物の輸出は越前藩国の主要な収入源の一つになりつつある。 実際の生産地の様子を紹介しよう。 山がちな東国の例にもれず、この藩国でも稲作に適した平地は少ない。 そこで、この国では山岳水田の開墾が推し進められた。 重機やI=Dでは困難なこの仕事を、サイバー農夫たちはやすやすとこなしていった。 機敏な動作こそ不可能なものの、耐久性、防水性、出力に優れた農作業用サイバーウェア「O-100-翔」の開発がこれを大きく助けた事は、藩国技術史に残る技術者達の一大功績である。 戦争用のサイバーウェアより扱いが大きいあたりから、この国の国民性とか、当時の懐事情とかを察して欲しい。 仕事帰りの農家の人たちが、農具と一緒にサイバーウェアのメンテをしている光景は、他国では珍しいものだろう。 都市部は高層化した建物で形成されているが、一歩郊外へと踏み出せば開墾の成果、見渡す限りの田園風景が広がっている。 他国のように平地だけではない。山々まで青々とした田畑が広がっているのである。 そこでは、人々が家族単位を基本とした稲作を行い、越前藩国の主食たる米を生産している。 個々の田畑には、山岳であれば豊富な湧き水、平地であれば藩国の中央に存在する三日月湖、または藩国を東西に分けるように流れる天野川から引かれた用水路から充分な水が引かれている。 火山性の地層を通して蓄えられた水は、多量のミネラルを含む。 この良質な水こそが、美味なる米と酒の源となるのである。 春、田植えを終えたばかりの苗が、若い緑を精一杯に太陽に向かって伸ばす姿を子供の成長に重ね、この国ではちょうどこの季節に子供の節句を行うのがならいとなっている。 子供達の立派な成長を願い、大人たちは節句の儀式に出席し、大いに飲み、騒ぐ。 夏は労働の季節である。育ち行く作物を見守り、丹念に手入れをしていく人達の額に光る汗は美しいものだ。 そんなふうに汗をかいた仕事帰りには、当然一杯やるものである。 夏祭り、盆踊りと行事も目白押しである。 秋を迎えると、国のあちこちで収穫の無事を祝う祭りが行われる。 あちこちで飲めや歌えやの騒ぎになるこの時期は、越前藩国に来る観光客が最も多い時期でもある。 冬は農閑期であり、春の田植えにむけて準備するだけのこの時期には、結婚式が増える。 年末年始もあることだし、当然のように飲む。 (やたらと宴会・祭りが多いと思うかもしれないが、そこは「国民性」の一言で納得して欲しい) そんな越前藩国の農業分野では、近年、他の藩国に例を見ない取り組みが行われている。 資源採掘用海洋ドームの海上部分に、試験用稲作プラントを設置しているのだ。 ここでは品種改良など、最先端農業技術の実践が行われ、試行錯誤されており、確立された最新農業技術、農業理論は各地の農業に導入されて、効率化、省力化に貢献している。 まぁ、時々試行錯誤が行き過ぎて、「空飛ぶ人食いとうもろこし(意外に美味かった)」とか「I=D大のスイカ(スカスカで不味い)」とかが出来てしまうときもある(その度に摂政以下、理族達が頭を抱えて後処理に奔走する)が、そんなことは些細な問題だ、と信じたい。 また、これに加えて毎年の収穫を支える大きな助けとなっているのが理族(東国人+理力使い+吏族)の存在である。 理族は常に藩国全土を巡り、理力の流れを観察している。 理力と天候との関係は明らかではないが、この藩国では理力の流れから、天候や寒暖の変動などを予測する術が確立している。 加えて、越前藩国自慢のインフラである多目的センサー網が農業生産力の向上に大きく寄与している点も見逃せない。 国中に張り巡らされたセンサー網から得られる莫大な情報の蓄積は、他国では考えられない精度での作業日程の構築を可能としている。 越前藩国の農民は、多目的端末にアクセスするだけで、今日施肥すべきか否かや、施肥する際の最適な肥料成分や濃度、水温の上下、育成状況の優劣等の情報を極めて簡単に引き出すことが出来るのだ 。 また、意外に思われるかもしれないが、越前藩国のお家芸、医療分野にも農業は関係している。 というのも、最新の研究ではこの国特有の風土病「不安定性無気力症候群」の治療と症状緩和に農作業が有効である。との報告がなされているのだ。 汗をかき、自然を感じ、自らの行動の成果を収穫(あるいは作物の生長)と言う形で実感できることがその要因ではないかと言われているが、詳細に関しては研究中である。 越前中央病院では、この研究結果を受けて、入院患者のリハビリとして農作業を導入する方針を既に発表している。 この試みが上手くいけば、目が虚ろだったり、時折発作的に痙攣したりしながらも、さわやかに働く戌士の姿が見られるようになることだろう。 このように、藩国の各所に関係する農業は、すでにこの国の特色と言っても過言ではない。 イワヤト山の一帯を水源とするイワヤト水系の豊かな恵みを受けて、黄金に実る稲が遠い山々の稜線まで見渡す限りに続く収穫期の風景は、初めて見るものを圧倒することだろう。 何百億わんわん積みあげようが、この黄金の景色にはかなうまい、とは藩王の言である。 貧乏なこの国の藩王は、そんな大金見たことないからだろう、とは、つっこまないであげてほしい。筆者からのお願いだ。 文責:不破陽多 原案:国民有志 不破さんからの代理投稿です。(あとでタイからの投稿を確認しましょう)改行が多すぎて見た目のまとまりが悪いので、前半だけ直しました。後半誰かやって。(全部私がやると、結局だれもWikiを使わなくなるので) -- 黒崎紘 (2007-03-09 15 54 26) 不破です。TESTがてら編集してみました。黒崎さん、色々ありがと~ございま~すなお、色々と小ネタを挟んではいますが、設定自体はIRC上であげられたものを使用しております。追伸 最後の一行、藩王閣下への不敬罪にあたるようでしたら即刻削除いたします。なので罪状適用はご勘弁を -- 不破陽多 ホンノチョット極めて些細な枝葉末節修正。 -- 佐倉真 (2007-03-13 00 09 27) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/robocraft/pages/204.html
目次 高速機の特徴 高速機設計のヒント 一般的な高速機の基本構造ラダー・ウイングについて Comments 更新時バージョン 0.13.1580 高速機の特徴 高速機はスラスター機、或いは固定翼機に分類される機体で、後者の方が操作・設計が容易です。 高速で移動し、有利な位置からの狙撃や機動性を活かして近距離戦闘を行うことを目的に設計される機体です。 その操作は独特で、細かい操作を要求される機体です。扱いこなすには慣れが必要でしょう。 高速機はレーザーを使用する場合、レール、プラズマ、ミサイル(距離が近い場合)に対して有利です。 特にレールは、味方に夢中になっている隙に素早く懐に攻め込んだり、敵のエイムが追いつかないような高速機動が可能であり、戦いやすいです。 レーザーやプロトシーカー、エアロフラックを積んだ機体には反撃を受けやすく、不利な戦いとなるでしょう。 プラズマ、レールを使用する場合、素早く狙撃ポイントに陣取ることができる上、襲われてもその高機動力で逃げることが出来ます。 利点 一撃離脱戦法、肉弾戦が得意 高速で移動するため被弾しづらい 素早く有利な位置を取れる 遠い位置からでも素早くキャプチャ・防衛等に向かうことが出来る ひっくり返っても移動できる 壁にはり付ける 欠点 性質上装甲を厚くしにくく、もろい 操作や設計、状況判断が難しい 少しの被弾で攻撃能力や制御能力を失う場合がある コストが若干高め 高速機設計のヒント 重量(キューブ等全パーツ)や出力(スラスター)は、あまり上下左右に偏らないように設計する。(必須) (偏っていると、勝手に機首が上がったり、曲がったりします。ラダー・ウイング付であってもしっかり調整しましょう) シャーシは Light Chassis を使い、できる限り軽量化する。(ほぼ必須) (ただし、重量が偏った場合は Health Chassis も使いましょう) 旋回スラスターは、弱すぎず、強すぎないようにする。(推奨) (弱すぎると曲がりにくく、強すぎると失速しやすくなります。扱いやすさと推進力に合わせて調整しましょう) 底面にヘッドライト・スキー・エレクトロシールドを設置することで接地面積を減らし、摩擦を減らす。(推奨) (現在は摩擦がほとんどのパーツで起きないためほぼ必要ない) (摩擦を減らすことで滑走時の加速・旋回力を上げます) (ヘッドライト:軽い、小さい、摩擦が非常に少なく最も適していますが、灯りで敵に位置がバレることがあります。戦闘開始時にLキーを押して灯りを消しましょう。) (スキー:最も摩擦が弱いですが、サイズがかなり大きく、重量も少し大きいです。また、摩擦の弱さゆえに壁への張り付きがほぼできなくなります) (エレクトロシールド:摩擦はヘッドライト並で、無印は小スペースで済みますが重いです。しかしジャマー同様重量調整にも使えます) ラダー・ウイングを設置し、飛行能力と制御能力の向上を図る。(推奨) (安定した操作がしやすくなり設計・調整も楽になります。ただし付け方によっては逆に操作が難しくなります) 前方に上昇及び下降用のスラスターを設置し、ひっくり返った時の対策・壁へのはり付き能力・飛行能力を得る。(機体・コンセプトに合わせて判断) (主に、Leopard以下のスラスターが使われます。下降スラスターを前方と後方につけることで張り付きやすくできます) みんなの機体、みんなの機体2などに投稿されている機体も参考にしてみてください。 一般的な高速機の基本構造 矢印はスラスター及びその方向、□はその他のブロックを示しています。(「→」の場合左側から噴射する) ← → □ □ □ ↑ □ ↑ □ □ □ ← → 武器は前方に集中して設置することが多いです。 ラダー・ウイングについて 一般的にはラダーが使われます。 理由は恐らく、 ウイングより小さいので搭載しやすく被弾しにくい ウイングより上限速度が若干速い 速度は統一され、また上限もなくなりました 等のように、高速機につける際の利点が大きいからです。 様々な設置方法があります。置き方によって挙動がかなり変わるので、自分好みの設置方法を見つけましょう。 +設置例 現在ここにある配置はほぼすべて速度が遅く、羽の安定性を得ることもできません 前側の旋回スラスターが接続されているシャーシを伸ばしたところ 後部旋回スラスターの間 後部に航空機のように 前方の交差部分から下に1ブロック伸ばしたところに寝かせて(ラダーでも問題ありません) あくまで一例です Comments 注意 コメント欄に投稿したすべてのコメントは他人の目に触れるものです。 ページに関係のない発言は雑談部屋で、愚痴や不満は不満・愚痴部屋でどうぞ。 誹謗中傷や暴言、煽り、不快なコメントが増えた場合コメント欄の閉鎖を含めた処理をします。 +上記の内容を理解した方のみクリックして展開してください スキー高速機はガッツリ軽くするより多少重くしたほうが扱いやすくなる - 名無しさん 2015-07-31 03 39 38 高速メディックって役に立てますか?今武器何つけるか迷っていて... - 名無しさん 2015-09-04 16 45 57 基本メディックは早ければ早いほど良いと思う。ただ基本高速機は脆いから立ち回りを考える必要がありそう - 名無しさん 2015-09-04 17 20 38 ty! - 名無しさん 2015-09-05 18 45 39 です! - 名無しさん 2015-09-05 18 45 56 です! - 名無しさん 2015-09-05 18 46 16 連コメミスです... - 名無しさん 2015-09-05 18 46 41 最近のアプデでLynxとLeopardの挙動変わったんですが - 名無しさん 2016-11-08 14 18 54 設計のヒントを補足+一部改訂しました。変なところがあったら言ってください - 名無しさん 2015-09-05 22 46 19 設置面の摩擦はスキーを加えても良いんじゃない。基本底面に付けつから意外と壊れないよ - 名無しさん 2015-09-06 14 49 42 ご指摘ありがとうございます。スキー加えました - 名無しさん 2015-09-07 07 53 57 EPも摩擦軽減に使えたえたはず10.1とかを使えばめちゃコンパクト。 - 名無しさん 2015-09-07 09 58 13 今の時代はEPも使えるんですか…いくつか試してみます - 名無しさん 2015-09-07 19 03 37 いろいろ試してみましたけど、大きさと重さ考えたら10.1EPが一番よさそうです - 名無しさん 2015-09-07 20 49 18 ヘッドライトを少し編集。 - 名無しさん 2015-09-08 17 00 25 そういえばヘッドライトの灯りは消せるんでしたね。 - 名無しさん 2015-09-08 20 42 20 全体的に改訂して、バージョンを記載しました。少し見やすくなったかな? - 名無しさん 2016-02-20 00 00 22 今、高速機作って活躍することってできる?最高速度決まったんじゃなかったっけ? - 名無しさん 2016-03-01 16 21 02 今でもムカデの亜種みたいなのはよく見る。稜線から飛び出したらミサイルと対空砲に撃たれるから隠れながら接近するような工夫はいるが全く使えないわけじゃない - 名無しさん 2016-03-01 18 54 51 ゴーストかブリンク乗っけて安全性高めればまだまだ行けるぞ - 名無しさん 2016-06-23 12 02 09 旋回用スラ前後につけたが前に進むときそのスラも動作しちゃう、止まるとなぜか左右交互に動き出すw - youoh18 2016-09-24 07 11 33 アプデで、固定翼機終わった... - 名無しさん 2017-07-29 16 07 39 もう完全に死んだも同然だしこのページ消してもいいんじゃない? - 名無しさん 2017-07-30 16 36 17 装甲の無い高速機は死んだが、TXブロ装甲にスラ内蔵して垂直尾翼付きのヤツならまだいける - 名無しさん 2017-07-30 17 20 22 名前
https://w.atwiki.jp/r2d2/pages/66.html
長机にブチ当てた箇所が痛む。 勢いよく宣言したハルに割り当てられた役割は、事件に関する調査――というものであった。いくらなんでも漠然とし過ぎである。大雑把過ぎる。彼らは本当に、学園で人気の新聞を発行している者達なのだろうか? 太ももの痛みと共に腹立たしさが募ってくる。 夕方を迎えてやや冷えた春風は心を爽やかにしてくれるが、打ち身の痛みまでは癒してくれない。 坂を下って駅に至り、電車に揺られる間ハルは事件のことを考えていた。 遺体を、真っ二つに。――何故そんなことをする? 犯罪には動機がつきものである。動機なき犯罪はないと思う。どんなに瑣末なことでも、何らかの動機は必ずあるはずなのだ。そしてそれは、犯罪者とそうでない者を分かつ境界線のようなものなのではないか。殺す動機。真っ二つにする動機。――真っ二つにすることに関しては、その手段も気になるところである。 ――どうしてそんなことをするんだろう。 犯罪者の気持ちになろうと試みる。 真っ二つにする理由はなんだろう? ハルが思いつく限りでは、遺体を切断するというのは細かくして遺棄しやすくするためである。だが、この事件の犯人は真っ二つにしただけだ。全然遺棄しやすくなっていない。というか、そもそも隠す気さえ無いようである。ただ河川敷に放置するだけ。 或いは特異な性癖か。そうなるともうそれだけで説明がついてしまうが――人体を両断して快感を覚える性癖などあるのだろうか。それとも、犯罪者とはそうした人々なのだろうか。凡そ一般人では思い至らないような領域に至った人々。どうなるとハルにはお手上げである。どうしたって動機は理解できない。 もう一つ。同じ学園の生徒ばかり狙うのは何故だろう? 偶然では……まさかあるまい。怨恨だろうか。――どんな怨恨だ。殺害された生徒は学年、性別、クラスもバラバラである。或いは個人ではなく、学園に対する恨みとか。――駄目だ。やはり分からない。 所詮は素人、しかも一介の小娘の考えるところということだろうか。或いは、これが一般人と犯罪者の境界なのだろうか。 電車の中ではただ悶々とするだけだった。窓を過ぎるのどかな田園も、山の端の緑に映える夕日も、見なれた住宅街の風景も皆退屈で胡乱なものとしか映らなかった。 電車を降りてもやはり見なれた風景しかない。いつも通りの、少しだけさびれた駅前。遠くに見える高くも低くもない山の稜線。 何か鮮烈なものがほしかった。インスピレーションを与えてくれるようなものが。何かヒントが欲しい。 そう思った時、ハルの脚は自宅を目指すことをやめた。 自然と「ある場所」を目指し始めた。 また誰かが殺されるかもしれない。いや、きっとまた殺されるだろう。また真っ二つにされて。どんな事情があるか知らない。動機だって分からない。 けれど。 ――人殺しなんて、絶対に駄目だ。 明日は、いや、今日殺されるかもしれない。自分の友人かもしれない。シマ子の笑顔が脳裏に浮かぶ。 ――殺された人にも、友人がいたんだ。家族がいたんだ。 考えれば考えるほど、許せなくなる。絶対に捕まえたいと思う。 ハルの中の正義は――膨張する。 誰か、私に力を貸して。知恵を貸して――。 自宅の前を過ぎる。 隣家の前を通り過ぎて、更に二件通り過ぎる。 交差点。真っ直ぐ行くと坂がある。道路とは呼べない、ほんの小道である。アスファルトは敷いてあるが、車一台がギリギリで通れるほどの幅しかない。 その坂を登る。学校へ至る坂よりも遥かに急な勾配。坂の入口までは住宅街である。けれど、歩を進めるごとに木が増えていく。この坂の上は、まだ山である。森である。住宅街から毎日見上げたそこは――まるで異界であった。幼いころより、見上げる度に胸が高鳴ったことを覚えている。 アスファルトが終わる。ここでハルは頭上を見る。空は殆ど夕闇に支配されている。ほんの微かな夕日に照らしだされて梢の合間に見えるのは――深紅の鳥居。夕闇を吸って尚赤く――そんなはずはないのに、それは確かにそう見える。毎度のことである。この鳥居は朝見ても昼見ても夜見ても、今にも血を滴らせんばかりに赤く浮いているのである。それを支える二本の柱は、木々の幹とそう変わらぬほどに色あせているというのに。 ハルは歩を進める。正面が行き止まりになる代わりに、左右に一本ずつ道が開ける。左は神社へ至る道。そして右は――。 ハルは迷わず右へ進む。空を覆っていた梢が途切れる。森の中の、開けた土地。 そこに目指す家はあった。 場にそぐわぬ、比較的新しい二階建ての家。 見るたび滑稽だと思う。この異界――結界の中に、こんな普通の建物は余りにも場違いである。聞くところによると、かつてはそれは大きな木造の平屋があったのだそうである。ハルはそちらの家は見たことが無いが――見るまでもなく、そちらの方が似合うと思う。 インターホンを押す。 山の中の空気は少しだけ湿っている。日がすっかり沈んでしまったせいか、空気はだいぶ冷えてきている。 ドアが開く。 「よう。そろそろ来る頃だと思ってたよ」 耳慣れた声がハルを迎えた。 「君、今朝学校に行くときくしゃみを二回しただろう。言っておくけどそれは花粉症じゃあない。だから安心するんだな。花粉症なら厄介なところだった。そしてくしゃみの原因だけど、一回目はこの時期残り少ない桜の花弁が鼻の孔に入ったせいで、二回目は光くしゃみ反射だ。太陽を直視しただろう? 日本人なら二十五パーセントは持ってる優性遺伝の変異だな。一種の先祖返りだ。――ちなみにネコもこれを持っている。それにしても、鼻の孔に異物が入ったことや自分の生得的な体質にも気づかないなんて――君は相変わらず愚鈍だなあ」 ハルとそう変わらない、同い年の男子にしては小柄な体格。 「それと――生理中に、付き合っているわけでもない男子の部屋にのこのこ上がり込もうというのはいただけない。もし僕が何らかの気の迷いを起こしたら君はどうするつもりだったんだ? 近代国家たらんとして以降、この国のモラルは徐々に君も知っての通りと相成ったわけだが、たとえば近代でも中世でも、とある文化圏ではこういう考え方をする。道端に肉が落ちていて、ネコがそれを食べる。この場合、果たしてネコは悪いのか? ――そう、悪いわけはない。そもそも良いとか悪いとかを持ちだすことが的外れのようにも思える。ネコが肉を食うのは本能だ。獣が本能を抑えられるワケはない。抑えなければならない云われもない。そして人間だって同じだ。本能が必ずしも理性によって抑えられるものであると、明確な根拠も提示できないのにそう決めつけてかかるのはよくない。人は獣と違うって言うかもしれない。けどそれは傲慢だな。人も獣だ。理性で本能を御することが出来る状態が理想なのだろうが、でも理想はあくまで理想だ。現実じゃあない。世の遍く性犯罪者達が身を持ってそれを証明している。犯罪がなくならないのは、人間がいつまでも理性を過信しているからだ。人は理性の限界を知るべきだね」 ボサボサというよりモサモサした頭髪。陰険というより陰惨な目つき。 「そしてあらかじめ断っておくけど――例の連続両断殺害事件のことなら今は話したくないね。我が家はこれからまさに夕食の時間だ。これに関して相談したいことがあるなら食事の後にしてくれ。飯が不味くなっては困るから」 自分にヒントを与えてくれる者。 「でも折角ここまで来たんだ。何、一旦帰ることはないさ。一緒に食おうじゃないか。今夜はカレーだ」 ハルにとって幼馴染であり、最も頼れる存在――。 社火門(やしろかもん)が、背後に彼の従者――金色の妖孤――を従え、ハルを暖かな光の中に迎え入れた。 「ただし、肉の代わりに油揚げが入った特製カレーだけどね」 「ぎょ」第二幕 社火門 に続く BACK LIST NEXT