約 198,333 件
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/2122.html
つくもさんが入室しました つくも (喫茶前にやってくると、テラスなどが紅葉などで彩られている) つくも …。(秋か。随分と既に肌寒いものだ。 つくも (喫茶に入ると、各地の町の外観を描いた絵が壁に つくも …。(まぁ芸術の秋というやつか。でも秋なら食べ物がいい。 つくも (テーブル席に座り、腹具合を確認 …うん、これなら早めの夕食もいい。 ロディさんが入室しました つくも (I★PADを操作しようとしたところで、来訪に気づく ロディ (カランカラン)やー、もうすっかり寒いねぇ(ぼやきながら入店するふんわり男 気持ち上着も厚手だ ロディ ぉ。 やー、つくもさん。(へらりと片手挙げて 奇遇ね?と つくも (I★PADを置いて、端末を胸ポケから出し) つくも (タムタム)『奇遇だな、ロディ』(林原めぐみボイス 綾波エディション ロディ こんにちは…まだこんにちはかな?今日は女子ボイスなのね。(ふつーに歩み寄ってきて つくも (タムタムタム)『特に拘って男性ボイスにしているわけではない』 ロディ へー、そうなんだ? 今からご飯?相席良い? つくも (タムタム)『その日の気分のようなものだ。構わないとも』 つくも (タムタムタム)『話したいこともある』 (タムタム)『天婦羅にしようと考えていた』 ロディ じゃあ失礼して、と。 (よいしょ、と対席に ロディ 天婦羅かー。いいねー、秋っぽい。 ロディ んで、おれに話? つくも (タムタム)『“はも”の揚げ物を軸に和風セットを』 つくも (はもの旬は初夏だが、秋も秋でまた旬 ロディ おーれーはー、ハーブミルクティーにしよっと。(見た目通りのもん頼む つくも (タムタムタム)『目の前でがっつり食べてしまうぞ』 つくも (タムタム)『話、は前回の続きだ』 ロディ どうぞどうぞ。 空腹つられたら追加しちゃお。(あはは、と エルゥさんが入室しました エルゥ …………(きょろきょろと周りを見回しながら入店 ロディ 続き、か。 というと…… ロディ 愛の話? つくも (タムタムタム)『そう、愛の話』 エルゥ (紫髪、深緑の瞳、ガーリッシュな服、人形のような均整の取れた顔立ち。見た目はかわいらしいが、一度気に入らないことがあるとキレ散らかすラヴェンデル家の次女だ。 ロディ そして心の話、と。 …(入店の気配がして エルゥ ……やっぱここにいたし…。(ポケ◯ントレーナーよろしく目があったロディの席にずけずけと進んでいく つくも (タムタム)『知り合いかね』 ロディ ん、 ってあれ、姉さん?(きょと ロディ 知り合いは知り合いだけどこんな所に来るのは驚きの人種よ? どしたの一体? つくも (タムタム)『御姉弟だったか』 顔をあげて エルゥ …なによっ。あんたが最近どっかに入り浸ってるから、 エルゥ いかがわしいことに巻き込まれないか見にきただけよっ! エルゥ ただでさえ、あんたいかがわしい人間なんだからっ…! ロディ そ。 あちらおれの一つ上の姉さん。エルゥです。(じゃじゃん、とつくもに紹介 エルゥ ……!(ここでつくもに意識が向く。 つくも (タムタムタム)『随分と可愛がられているようだなロディ』 エルゥ ……にこっ(ぎこちない笑みで優しい姉を演出する。 ロディ いやー、心配性なのよね。 てゆかいかがわしいはアレくない?うさんくさいぐらいにしといてよ? ロディ (あっはっは。めっちゃ引き攣ってる。おもしろ。 エルゥ ……、じゃ、うさんくさいでいいわ。(もごもご言いながらロディの隣に座る つくも (タムタム)『お初お目にかかる、私はつくも。弟さんにはご面倒をおかけしている』 エルゥ (……、えっ。すっごい真面目に挨拶されたんだけど。 ロディ (よ、と隣によけて エルゥ (いかがわしい人間だと思っていたのでエルゥにとってそれは驚きであった。 エルゥ ……にこり、(引きつった笑みをつくもに返す。 ロディ まあまあ。面倒って程でも無く。おれも興味が湧く話だしね? ロディ まあまあ。つくもさんそんなに変な人でもなさそうよ?(エルゥの警戒見透かして) エルゥ (……。無言でタブレットでコーヒーを注文する。人見知りするタイプなのでだまって話を聞くようだ。 ロディ ま、わかんないけど!(あっはっは! つくも (タムタムタム)『肉声でないことについてはご容赦を。魔法に関する秘術なのでね』 エルゥ あんたの人間評って当てになるようで当てにならないのよねぇ……。ま、いーけど。 エルゥ ……にこっ(つい出てしまった本音を取り繕って引きつった微笑 ローブの男さんが入室しました つくも (基本的に無表情気味、というか冷たい感じの表情なのだが、少し口元が緩む ローブの男 (ローブというよりは、もはやてるてる坊主である。 ボロ布を頭から被り、二足が生えているのがギリギリ確認できる。 つくも (タムタム)『ロディ、この方は例の話題を振って大丈夫だろうか』 ローブの男 (鈴を鳴らして入店すると、一行を一瞥。これから談話、といった所であろうか ロディ 例っていうと… 愛の話?(二回目 つくも (タムタム)『そう、愛の話』(二回目 ローブの男 ……… ロディ うーん。(隣見遣って ロディ 大丈夫ちゃう?(あっさり~ エルゥ ハァ……愛…?(けげんそうに ローブの男 (真反対の窓際の方へ行く。 愛の話とは縁がないのかも知れない。 つくも (タムタムタム)『私は愛の境界線を探している』 ロディ まあまあ姉さん。婚活パーティー行ったじゃん。世は恋バナに溢れてるのよ。 ローブの男 ――……(どがっと乱暴に座ると、そのまま何をするでもなく、男は黙する エルゥ なによっ!!アタシだって人並みには恋愛経験あるわよ!!(ない つくも (タムタムタム)『ほう、それは興味深い』(瞳が暗く輝く…ように見えた エルゥ (いい感じになってデートした男の子は数人いたが、その後キレちらかして暴れている姿を見られて幻滅されて、向こう的に「ない」になった経験はいくつかある。 つくも (タムタムタムタムタム)『よろしければ是非聞かせてもらえないだろうか、それはいつ始まりどこで自覚しそして恋は愛となったのか』 ロディ うんうん。おれも興味深いよねその話(頬杖突いて エルゥ で……デートして、楽しく、話したりして……、「あ、この人自分のこと好きなんだな」って思ったらそれも悪くないかなって思って、だんだん気になっていって…… ロディ ほら、身内に恋バナってあんましないじゃない。(カウンセリングはしたがそれはそれである エルゥ っていう感じなんじゃないのッ?!それで婚活はロクなやついなかったしっ!!(そこから音信不通になって、泣いたりするのがエルゥのルーティーン。 つくも (! タムタムタム)『なるほど相手の好意を認識したとき、それに反射するように始まったのか』 (※ここでいう反射は動物の生理作用 エルゥ は……反射よ、反射!!!(よくわからないが、不得手なので勢いでとりつくろおうとしている ロディ 正気であらせられない方と、既に微笑ましい感じのペアが多かったよね。(そんなラプレーンの想いで話であった つくも (タムタム)『よし、ロディ。私にそれっぽく好きっぽく接してくれ』 ロディ oh つくも (タムタムタム)『条件反射で私が愛に目覚めるかもしれない』 ロディ なるほど、まー切っ掛けとしてはスタンダードかもねぇ。よく聞く現象だし。…んでもアレじゃない? ロディ きみが「おれがそれっぽく接してる」って認識してたら効果微妙くならないかな? つくも (タムタム)『一理ある』 つくも (タムタムタム)『デートして、楽しく、話して…か』 つくも (タムタム)『そこまでロディに頼むのは気が引けるな』(どの口…いやどの端末が言うのか ロディ 心理学ってゆーからにはある程度ロジックで固めなきゃなんだけど、ロジックに縛られても上手く行かないのよねぇ。(世知辛いねー、と エルゥ …いーんじゃない、デートしたら。(頬杖つきながら エルゥ あんた心理学とか言っときながら心半分死んでるから。いい薬になるんじゃないの?(他人事である ロディ まあ、人に好意を抱く基本は反復…まあつまり何度も会う事。未知から既知になる事。って言うよね。 ダガーさんが入室しました つくも (タムタムタム)『反復。確かに一目惚れなどを狙うにはリスクが高い』 ダガー 邪魔するぞ!(バァン!と入ってくる ロディ 何度も見る顔っていうのは自然にガード緩めちゃうっていう……ってお姉さん? この人辛辣じゃない??(エルゥ指差しへらへら エルゥ ふーーーーーん…。(聞き流したふりしつつ心の中のメモ帳にしっかりメモするエルゥであった。 ダガー (with鹿っぽい魔獣。四肢を結んで背に担いで ロディ やあやあダガさん。(ノリで挨拶 つくも (タムタム)『そしてあれが恋愛に関係なさそうな野生の姿だ』 ロディ 今日も大猟だねダガさん。 エルゥ ……あんた顔広いのね。 ダガー うむ! 罠が上手くいったな!(言いつつ店員に預ける。この文化にも慣れたものである ロディ …この喫茶に馴染みが集ってるんじゃないかなぁ。(エルゥに ダガー つくも、ロディ!(やあやあ!と挨拶しながらくる裸足の原人スタイル ロディ 何、姉さんも通えばみんな友達だよ。(あっはっは(適当 ダガー (そして知らん顔のエルゥを見て ダガー 私はダガーだ!(開口一番 つくも (タムタムタム)『基本は反復とはいうがいくら反復しても』 エルゥ ………… つくも (タムタム)『実らないものもあると思う』 エルゥ ……に、にこり(ぎこちない笑みをダガーに返す ロディ おや。 どしたの?(頬杖気味につくもに ダガー (にぱぁ、と笑顔で返して つくも (タムタムタム)『ダガーと何某かが百度会って愛に到達しそうな光景は想像できない』 ロディ 辛辣!(ぶは、と つくも (タムタム)『愛とは文明ではなかろうか』 ダガー 失礼だな! 私だって好みの男性像もある!(胸に手を当て ロディ いやいや、まあ、ダガさん素直そうだからね。その辺は案外… 強い人だっけね? つくも (タムタムタム)『ゴリラなら此処には来ないと思う』 (※一度ぐらい来てる気がする) ダガー その言葉に擬えるなら、そうだな。 百一度目であっても足繁く努力する者が好きだな! ダガー うむ、強き者だが。何も腕っぷしだけが強さの丈ではあるまい(腕組んで エルゥ (届いたコーヒー飲みながらだまって聞いてる ダガー して、愛の話か。(例の話だな?と察しよく ダガー ロディ、その点で君に聞きたいことがあった。 ロディ うん。愛の話。 …っておれ?(指差して ダガー 愛と恋とは何だ? その違いは何としている? ロディ おれ別に恋愛専門メンタリストじゃないからね?? …ぁー、よく言われる話ね? つくも (タムタム)『そうだったのかロディ』 ダガー 人の心は何でもござれだと思っていたぞ!(補足されても全面の信頼は揺らがず!な表情で ロディ そうだよ。恋バナは趣味よ。 まー、恋は下心、愛は真心、ってのが良く聞くフレーズよね。 エルゥ ……あんたに女が泣いて何か言ってるとこ、よく見るわよ。それで儲けてるくせに。ま、いーーけど。 ロディ 相手に求めるのが恋、相手に何かをしてあげたいのが愛、ってやつね。(王道でしょ、と つくも (タムタムタム)『ロマンティック』 エルゥ …ふーーーーん。うさんくさ。(といいつつ心のメモ帳にメモするくらいにはロディのあやしい心理学を評価していもする。 ロディ それは人に金払ってまで相談する人間比率が、女性の方が圧倒的に多いっていう話よ。(エルゥに つくも (タムタム)『たまには悪くない質問をするものだなダガー。パンプキンジュースを奢ってやろう』 ロディ 後はまあ、恋愛対象にだけ向けられるのが恋で、愛はもっと広い対象を持つ…とかね。 ダガー 経験が生きたな!(でも素直にありがとう!とつくもに ロディ でもダガさん、何でそんな事? つくも (運ばれてくるジュース なお、はも定食はタイミング的に頼まず普通にジュース飲んでる ダガー 何、狩りの基本だ。(うむ、と ロディ (ハーブミルクティーとコーヒーも一緒に来たよ ダガー つくもは『愛』を探している。正確にはその境界線であるが。 ダガー おそらくそれは定義し難いもの。目に見えず、手に取ることもできない故にな(ふふん、私でも知っているぞ、と つくも (タムタムタム)『急にINTあがったな』 ロディ そうねー(ほんとそう、と。 ダガー 失礼な! いつも私はこうだぞ!(胸バン!と叩いて ダガー しかし、だ。 ともなればどうする? いきなり獲物を狙うはかえって仕損じるというもの。 ダガー 『愛』とは、『恋』とも密接な関係があると私は思う。 故に――(ロディに目配せし エルゥ ……愛ねぇ…。(最近そういうこと考えたことなかったなぁ…。というか何もなく月日過ぎすぎなのよっ!かといってカレシとかも別に無理に欲しくないし……。 エルゥ ………(とかあれこれ考えている。 ロディ 『愛』と『恋』の境界線をまずは引こう、という話? エルゥ ……(とにかくラプレーンなんてど田舎までいったのに全然いい相手のカケラもなかったのが悪いのよ!!! エルゥ (なによっ、カンツォーネって。頭おかしいんじゃないの? つくも (タムタム)『世の中の恋愛している9割9分の人間は、このような議論を行わずとも』 つくも (タムタム)『結婚している』 ダガー その通りだ。 そして、境界線とも言わずとも、相手の正体ぐらいは見えてくるのではないか? つくも (タムタムタム)『恋愛わからん勢にわざわざ加わるより、直感で行った方がいいのではないか』 エルゥ 何それ、じゃあこの話やる意味なくない?(気だるそうに。つい本音がぽろりと。 つくも (タムタム)『私は理解(わか)らんねん勢だ』 (ふ…と ダガー つくもは理解したいのだろう? ロディ 9割9分そうだとしても、議論する事で恋愛できる人間が増えるならマイナスでは無い、んじゃない?(エルゥに ロディ ま、わかんないけど!(あっはっは つくも (タムタムタム)『理解はしたいが、それは』 (タム… と手が止まる つくも …。(…それはそう、ロディとの語らいの中で見つけ出したいと今思っている) つくも …?(別にエルゥやダガーがいてもいいのではないのか?ダメなのか?) つくも …。(落ち着いてロディとゆっくりと議論したいと思うのは何故だ) ロディ …(珍しく黙ってるな、と頬杖で眺めて つくも …?(話を聞いてくれるからだ。恋愛下手どころかそのスタートがわからないこの私に付き合って) ダガー それは――どうした?(ぐい、と つくもに覗き込んでくる邪魔者一号 つくも …。(ぐいっとおしのけて ダガー うぐえ(おしのけられる つくも (タムタム)『思考がいいとこだったんだから邪魔すんなし』 つくも (タムタムタム)『だがなるほど、後ほどゆっくりと考察しよう』 ダガー 何だ。そういうことなら…… ダガー 静かにすることも出来るぞ!(まさかのドヤ顔で つくも (タムタム)『時既に手遅れだ馬鹿者』 ダガー む、(それもそうか、と つくも (タムタムタム)『ともあれ恋は焦がれるもの、という言葉があるが』 つくも (タムタム)『少々の理解は進んだ』 ロディ お。ほんと? それは良かったじゃない。 つくも (タムタムタム)『焦げ付かないうちに拾い上げなければならないな』 ロディ あっはっは。熱心で良い事よ。(へらりと微笑んで ロディ いやぁ、おれも興味があるよね。君が最終的にどういう結論に行き着くのか、さ。 エルゥ 恋愛、恋愛ねぇーーー……。(アタシには関係ないわ、と思いながら窓の外を見る。 ダガー (うむうむ、と頷いて つくも (タムタム)『その頃には私は充実した学生恋愛勢になっているだろうさ』 ロディ お、いいじゃんいいじゃん。その意気? つくも (タムタムタム)『時に一応、境界線の話は聞いておこう』 ロディ いやーなんだかんだと言うけど、前向きにうまく行って欲しいものよね。 …ん? つくも (タムタム)『どうやっても言葉遊びになっていく部類かもしれないが』 つくも (タムタムタム)『それはそれで聞くに楽しいものだ。恋と愛の境界線』 ロディ 確かにだ。人それぞれ違うモノでもあるから、話聞くのは楽しいよねぇ。 ダガー (すすす、と一行から離れていく ロディ 言い出しっぺのダガさ……あれ? ダガー 捌いてくる!(うむ、と。先の鹿の事か つくも (タムタムタム)『境界線の話はいいのか』 つくも (直感で行ったほうがええんちゃうとか言ってたが) ダガー その話ならロディ、君こそ得意なのではないか? ロディ んー、一般的な理解はさっき色々話したとーりだよ。 ロディ おれ個人の境目は……そうねぇ。こういう職業だからこそ難しい、と思うねぇ。 ロディ (もう、よく分かんないし。 ダガー それこそ、おそらくつくもの興味を惹くものだ。(どうだ?とつくもに つくも (タムタム)『言い出しっぺは聞かなくていいのか』 ダガー 私の婿探しはおおよそ直感と経験(※狩り)頼りだが。 つくも、君は違うのであろう? つくも (タムタムタム)『然り、とはいえそうであれば』 ダガー そのために惜しみはしない。 友人だからな!(ドヤって胸ドンして つくも (タムタム)『そうだな、今は聞かずともいい』 ロディ なるほど?(ほほう、と つくも (タムタム)『今感じていることを咀嚼する時間が必要だ』 エルゥ ……。 エルゥ あんたの友達、変わってるわね…。(ロディに ロディ 面白いでしょ?(エルゥに笑って ダガー (元来、先の話も彼女の足掛かりになれば、と振った話だ。 ダガー (たいしたお節介だが。 しかし。 エルゥ ま、あんたが気に入ってるならいいんじゃない…。(といいつつコーヒーを飲む。 ロディ なんか先行きが気になってさぁ、ついついこの謎の喫茶に通っちゃってる訳よ。 ダガー (先の無言。 端末を忙しく操作する指が止まった数秒。 ダガー (表情こそいつも通りではあるが。 僅かに ダガー ……”匂い”が変わったからな。 うむ(哀愁と、嬉々半分に一人微笑んで つくも (タムタム)『そういうお前、そういえば臭いぞ』 ダガー そういうわけで! 料理を振る舞うからな! しばし待って―― 何て!? つくも (タムタムタム)『湿った森林と洗ってないハムスター小屋の匂いがする』 ダガー 人里の匂いだと獣が警戒するだろう…… しかし、そうだな。ここは人里ゆえな。 つくも (タムタム)『とっとこシャワー太郎してくるべき』 ダガー うむ! 先に湯浴みだ!(しゅば!と手をあげ奥の部屋へ ダガー ――…… ダガーさんが退室しました ロディ 行ってらっしゃーい。(片手振って エルゥ …にこっ(引きつった笑みで手をふる つくも (タムタム)『このまま、“はも”はお預けで…ジビエになりそうだな』 ロディ 新鮮な材料が来ちゃったからねぇ……まー、味は保証できるんじゃない? つくも (タムタムタム)『そうだな、味は保証できる。ダガーの獲ってきたものだ』 ロディ 獣臭い寒天を乗り越えた調理人とおれ達に怖い物は無いよ。多分…って つくも (タムタム)『そこは信用していいだろう』 (本人のいないところでだけ露骨に褒めるやつ ロディ あっはっは。何。やっぱちゃんと信頼してるのね? エルゥ …。(じとーーーーーっと二人の会話を眺める。 つくも (タムタムタム)『原人ゴリラブ女だとは思っているがそれはそれよ』 ロディ なるほどね~(あっはっは つくも (タムタム)『まっすぐで悪気が無い様は、まぁたまに鬱陶しくもあるが、まぁ臭いとか気になるが』 エルゥ ……。…今日天気いいわね。(窓の外見ながらぼそっと。 つくも (タムタムタム)『特にさっき気づいた、10年前位に飼ってたウシワカ君の香りが少しした』 ロディ 何それその。何者。 牛なの? つくも (タムタム)『ハムスターだ。ひどくどうでもいい話だった』 ロディ まさかの…(おもしろ ロディ うんまあ、つくもさんはダガさんの事気に入ってるって事よね。それなりに。 エルゥ …。それじゃ、アタシも帰るから。(コーヒー飲み終えて ロディ うんー。気を付けて。そも道中一人で大丈夫だった?(エルゥに エルゥ …代金はロディが払っといて。そんじゃね。 つくも (タムタムタム)『エルゥ殿もまた、話そう』 ロディ (なんだかんだこっちも心配性…というよりはエルゥが心配レディーなのである ロディ はーい。 エルゥ バトル狂いがいっぱいいるんでしょ? ま、逃げるくらいならなんとかなるわよ。 エルゥ (久々にロディが心から笑っているような気がして、 エルゥ (姉としてここは帰らねば、となんとなく思ったエルゥだった。 エルゥ ……またね。(つくもの顔見ずに言い、 エルゥ (そのまますたすたと去っていく。 エルゥさんが退室しました ロディ じゃあね~(ひらひら つくも (タムタム)『静かになったな』 ロディ うーん。しかし姉さんが来るとは。 そうねぇ。急に減ったね? つくも (タムタムタム)『それなりに高貴な出に見えたが、もしやロディも?』 ロディ んー? まーうん、そんなメッチャ身分高いって感じではないけどね? ロディ 一応は貴族の出…って事になるねぇ。まあおれらくらいになると一般人とそう変わんないよ(へらりと つくも (タムタム)『左様か』 つくも (タムタムタ…) つくも …。(二人にいざなったわけだが) つくも …。(これはあくまで探求心を満たしてくれる相手だからなのか) つくも …。(それとも、また違う衝動によるものなのか確かめねばなるまい) ロディ ……ん?(どしたの?と首傾げて つくも (…ムタム)『んでもない』 つくも (タムタム)『なんでもない、だ』 ロディ ん、おっけー。(珍しいな、タイプミス…とは思うものの つくも (タムタムタム)『時に私は先ほどのダガーの発言で気づいたのだ』 ロディ うん? つくも (タムタムタム)『先日、映画館に連れていく彼氏っぴが居ない話をしただろう』 ロディ うんうん。 つくも (タムタム)『隣に座られるイメージして恐るべきことに気づいたのだ。それは何だかわかるか』 ロディ 恐るべき……? うーん、それだけじゃ何ともだ。 つくも (タムタムタム)『顔がない』 ロディ 顔。 つくも (タムタム)『というよりイメージが白ハゲだ』 ロディ …体はあるの? 制服とか着てる? つくも (タムタムタム)『そこも曖昧だ。つまり』 つくも (タムタム)『私には好きな男性像が、無い。由々しき事態だ』 ロディ つくもさんはかれぴっぴという概念上の存在に憧れはあるものの ロディ かれぴっぴの具体像は全く持って茫洋としているわけか。 つくも (タムタム)『これではいくら愛を突き詰めても、実際の運用に支障をきたす可能性がある』 ロディ うん。誰でもいいって訳じゃなさそうだし。 つくも (タムタムタム)『理想像とはどう作ればいい』 ロディ 理想の彼氏ジェネレーターでもやってみる…?あ、これ今おれ適当言ってるだけで実際に何かあるわけじゃないけど(顎に指当てて ロディ あるじゃん。ほら、髪型とか目とか選んで行くと、良い感じのキャラクター画像が作れるやつ。 つくも (タムタム)『なるほど、一理ある』 ロディ あんな感じでこう……白ハゲを彩っていけば…… ロディ イイ感じの理想のかれぴっぴが出来上がる…かもよ? つくも (タムタム)『では質問をしてくれ』 ロディ はーい。聞き取り調査しまーす。 (何かクリアファイルと紙と筆記用具出して つくも (タムタムタム)『本格的だな』 ロディ 問診大事じゃん? ま、描くのは自力だけど… ロディ はいじゃーまず…年齢から行こっか。 つくもさんと同じくらいか、年上か、年下でもいいか。 つくも (タムタム)『では先生、お願いします』 ロディ あっはっは!なんかむず痒いねぇ。 つくも (タムタム)『いきなり難易度が高い、が』 つくも (タムタム)『同い年でなくてもいいが年下ではない、なら年上か』 ロディ なるなる。つくもさんは…高等部か。なら…年上の上限はある? つくも (タムタム)『大学生ぐらいを上限としてみるか』 ロディ ふんふん。(ノートに17~22?とかメモられて ロディ 次は…身長かな。 自分より高ければ~とか、拘りは無いとか。 つくも (ふむ。 タムタム)『今のところの普遍的感情からするに、男性身長は女性身長より高い意識がある』 つくも (タムタム)『つまり高い方が自然』 ロディ 平均的にそうだものねぇ。 高ければ高いほど?自分より高ければ良い? つくも (タムタム)『あまり高すぎるイメージはないな』 ロディ なるなる。いわゆる中背…10cm差前後くらいにしとくかぁ。 ロディ それじゃー、次は髪型かな。 …どう?イメージある? つくも (タムタム)『私は髪が長いので、短めか』 つくも (タムタムタム)『こうして聞かれると、ミラーリングとは違う動きだな』 つくも (ミラーリングとは、好意を持っている対象と同じことをする心理現象) ロディ 確かに。 てかつくもさん、全然自分の好みある気がするね。 つくも (タムゥンずるっぼとっ) ロディ ん?? つくも (… タムタム)『好みではない』 つくも (タムタム)『これは実証実験中に置ける心理サンプル』 つくも (タムタム)『何か回答しないと話が進まないからである』 ロディ なるほど。(なるほど つくも (タタタタ)『続けていこうか』 ロディ そー、つくもさんは「分からない」というけど、何かしらの答えは明瞭に出してくるよね。 ロディ そこがまた面白いんだよね。 希薄って訳じゃないんだから。 ロディ ん、余談余談。 髪の色とかは?色種は選択肢大過ぎだけど、濃いとか薄いとかさ。 つくも (タムタム)『そうだな、私の』 (好み、と打とうとして消し) つくも (タムタム)『今回に置ける心理サンプルとしては黒以外』 つくも (タムタムタム)『これも、そうだな。先ほどから映像的、画像的対称性を重視している』(髪を人房手にとって) ロディ ふむふむ、薄め……濃くは無い、かな。(サラサラ つくも (タムタム)『並んだ時に対照的になるような設定を私はしているようだ』 ロディ 黒髪長髪のつくもさんの対で、短めの薄い色、って事か。 へー、おもしろ。 ロディ じゃあ次はどうなるかだね。 顔…より先に服装がいいかな。 つくも (タムタムタム)『通常、考えるに年上であることから学生服ではないな』 ロディ 隣を歩く人に着ていて欲しい服装。 きっちりしてるのがいいのか、ラフな服がいいか… つくも (タムタムタム)『派手よりは落ち着いたものがいいな』 ロディ つくもさんは結構並んだ絵面をシミュレートしてるっぽいから―… んーなるほど? つくも (タムタム)『自己分析だけではなかなか見えないところにきた』 つくも (タムタムタム)『案外、メタ認知ができないのだな。できていたら愛など探さないか』 ロディ そうだねぇ、そういうの一番やり辛い分野と思うよ。 結局は自分の、芯の部分に準ずるっていうか… ロディ じゃ、最後は顔だ。 つくも (タムタム)『顔、顔といっても難しい』 つくも (タムタムタム)『私自身がそんなに人の顔見て話すほうではない』 ロディ 確かに。(かに。)なんだろうね、キリッとしてはっきりした顔立ちとか、柔和なのが良いとか… つくも (タムタム)『キリっとしたのは違うな』 ロディ 眼が大きくて少年っぽい顔とか、中性的な美人顔とか…色々切り口はあるけども つくも (タムタムタム)『顔は、特定個人に繋がるものだ』 つくも (タムタム)『今の私にはイメージしきれるものではどうやら無い』 ロディ なるほどね、おっけー。 でもまあ雰囲気は出来てきたね? つくも (タムタム)『それで先生、診察結果はどうでしょう。悪性の腫瘍など見つかりそうですか』 ロディ 白ハゲからはよっぽど具体的になりそうだよ。(言って、しゃしゃっとペンを動かし始める ロディ んー、と… 身長の概念があるから、こう、か。(B5ノートの左側。そこそこ手馴れた様子で、ちゃちゃっと描き始めるは つくも (タムタム)『もしかして芸術いける感じですね先生』 ロディ ちょっとだけね?(黒髪ロング、制服姿、眼鏡の女の子。 所謂デザイン的なさっぱりした絵柄 ロディ 必要な時もちょいちょいあるからね。 …んで、10cmくらいだから…頭半分くらいか(そして右隣に描くのがモンタージュ生成物である つくも (タムタムタム)『しかし今更だがこれは悪手か』 つくも (タムタム)『つまりそのイメージ通りの人物がこない限り、映画館デートに妥協が生じるのでは』 ロディ んー、と… なして?(隣の女の子より少し背の高い、薄い色の短めの髪 ロディ あぁ、そういう…(服装は……落ち着いた服ならシャツとかでいいか。と手癖ワードローブ寄りに ロディ まあま、ひとまずできたよ? イメージ画像。(はい、と紙の上下逆にしてつくもに つくも (タムタムタム)『ほう』 ロディ (隣の女の子より少し背の高い、薄い色の短めの髪の、シャツにスラックスに上着を来た男性 つくも (タム…) ロディ さてはて。如何かなお嬢さん。 つくも (タムタム)『概ねあってるけどなんか違う』 ロディ なんか。(とは つくも (タムタム)『そして出来に贅沢を言える程度には』 つくも (タムタムタム)『恋人像が私にもあるということか』 ロディ 確かにだ。何か違うって事は、比較できるイメージがきみの中にあるって事だもんねぇ。 つくも …。(どのへんが違うのだろう) ロディ それを具体的に認識するには…もう暫し掛かりそう、ってとこかな?(はは、と つくも …。(薄い色の短めの…もっと、ふわっとした髪で…) つくも …。( )ん!? (鈴の音のような声が一瞬 ロディ 、 ん?(思わずキョトンとつくも見て つくも …??(紙をまじまじと ロディ ……喋った?(割とびっくりしている つくも …。(タムタム)『声ぐらい出ることもある』 つくも (タムタム)『これ誰かに似ていたり、とか思うか?』 ロディ ん、このかれぴっぴ?(覗いて) …んーそうねぇ… ロディ 割と普遍的っちゃ普遍的な感じよね。白黒だし、服も無難に描いちゃったし。 つくも (タムタム)『そうだな、そうすると比較的対象範囲は広くとれる』 ロディ この感じなら映画館デートに妥協も生じなそうね? つくも (タムタムタム)『しかしこの対象に対して、結局のところ恋の一線を越えないといけない』 つくも (タムタム)『それは映画デート後に生じるのか、一線を超えているから映画デートするのか』 ロディ 順序に関してはどっちもありそうよね。映画館って割と初デート感あるしね。 つくも (タムタムタム)『全くふむ、わからないことだ』 つくも (タムタム)『やはり恋人像など作らずとも論理でなんとかなるのではないか』 つくも (タムタムタムタムタムタム)『世の中には一目惚れという文化もあるとのことだ』 つくも (タムタムタムタムタムタムタム)『それはそれとしてその彼ぴ像は心理サンプルとして頂いていくが構わないな』 ロディ うんうん。全然おっけーよ。 まー、ちょっとでも参考になったら嬉しいね?(頬杖ついて微笑ましく見遣って つくも (タムタムタムタムタムタムタム)『では私もそろそろ失礼する。今日は大変に参考になったと思う』 つくも (タムタム)『いやなってないと思うけどなった』 ロディ いやー、なんかこう面白いよ。 いや、面白がってちゃ失礼かもだけどさ。(あっはっは、と つくも (タムタムタム)『なったと思うけどなってない、だ』 (端末に目線集中してタムタムしてる ロディ 恋に悩める…なんて人は数多にいるけど、君のそれは生真面目というか、真摯というか。 うん、応援したくなっちゃうよね。 つくも (タムタム)『もっと自然に愛が分かっていれば、不要な悩みだ』 ロディ いやーーー、難しいよ。 難しい人もいる、なんだろうけど。 ロディ うん、ま、今日はありがと。おれも楽しかったよ。(あはは、と つくも (タムタムタム)『こちらこそ、ありがとう』 つくも (立ち上がり、Pi!と会計1タッチ) つくも (タムタムタム)『ロディ、また会ってくれるか』 ロディ うん?勿論だよ。 此処に来れば会えるんだよね? つくも (タムタム)『その通りだ。では、また』 ロディ 君が見つける境界線には、おれも興味があるからね。 ロディ ん、じゃー、またね。 つくも (カン、と靴裏に仕込まれた金属片で地を鳴らし、箒を召喚) つくも (横乗りして去っていく ──だがその様子は、いつもより俯いて つくも …。(…どうして つくも …。(恋人像が、あの人に…! つくも …!(転移ゲート展開 キアシスに吹っ飛ぶように帰っていく つくもさんが退室しました ロディ ……。 ロディさんが退室しました ローブの男 (席を立つ。 ローブの男 …… ローブの男 愛、ね。 ローブの男 (そのまま、どこかへと。 ローブの男さんが退室しました つくもさんが入室しました つくも (──キアシス、生徒寮。 つくも (箒でダイレクト帰還し、ガチャン…と扉を閉める 鍵も閉める つくも (カバンを置いて、制服を脱ぎ捨て、シャワーを浴び、ふわふわとした寝間着に着替え つくも …。(カバンから紙を取り出す つくも (それは二人並んだ手書きの絵。 つくも (女の子は黒い長い髪の制服姿。 つくも (隣には、女の子より少し背の高い、薄い色の短めの髪の、シャツにスラックスに上着を来た男性。 つくも …。 …(殺風景な部屋の壁に、ぺたっと養生テープで張り付ける。 つくも …。(なんだこれ つくも …。(なんだこれ、落ち着かない つくも …。(どうしたんだろう、顔が熱い。シャワー浴びたからかな。 つくも …。( 冷静になれ つくも (そこを、“どうして”を分析しようとしているんだ つくも (いざ毒を飲んで、苦しい、死ぬ…なんて悶えるのではなく つくも (どこが苦しく、どこが痛いかレポートしようとしているのではないか つくも …。(これは愛じゃない。それは確かだ。 つくも …。(この心に焦げ付きを残す衝動が、恋なのだとしたら、どうだ。 つくも ─(… 浅ましい お前…お前、聞いただろう、最初に、一番最初に つくも …。(タムタム) つくも 『これは遊びじゃないんだ』 つくも …。(いや、でも…愛でなければ?) つくも …。(理解(わか)らん。 つくも (枕に顔を埋める つくも (端末を枕元に置き、仰向けに つくも …。(ともかく真相を確かめるためには… つくも …。(また喫茶に行く他はない。それまではそうだ。恋でも愛でもなんでもいい。 つくも (思い浮かべよう。映画館で。隣にもし居るとしたら。それは── つくもさんが退室しました
https://w.atwiki.jp/kai21/pages/100.html
注・・・五十音順です. アームメモリー 腕に直接埋め込む,魔導通信機.これを身に付けるには,魔導の力が必要である.その代わり,身に付けた者同士ならばいつでもどこでも通信し合える. 悪魔 西の国に住みつき,古代魔法ペタグラの発動に精を注いでいる者たち.ハウスの動力炉を管理してもいるようだ. アンセーヌ=ファブリーナ 「影を抱く女」の異名を取る,見目麗しい女性.クスフスとはエコール時代からの恋仲で,彼と共にエコールの書庫で書物を研鑽することを許された.ある日のこと,書庫の鍵を持った彼女は,書庫を密室にして,そこでクスフスと結ばれる.エコールを卒業した後は,彼女が幼少期からの疑問であった「心の在り処」を追い求めるようになり,鍵士という職業に就いた.クスフスとは,彼のハウスの中で,異界へと通じる洞窟の奥で再会する.クスフスの魔心眼により,今まで自分の心を覆っていた影が取り払われた時,彼女は心だけの存在になり,やがてクスフスの心と同化した.同化した後では,献身的にクスフスの理想郷を求める旅に同行する. エコール・ノルマル・シュペリュール 古から現在にまで伝わる学術機関.卒業した人物は,フーリエ,ディリクレなどが挙げられる.クスフス,アンセーヌ,オルテガは同期生で,彼らは無事に留年することなく卒業した.尚,エコール・ノルマル・シュペリュールとは,フランス語で「高等師範学校」を意味する.実際にフランスにおけるものとは,全く違うもので,望月のオリジナル設定がある.第一期生フーリエは算術法「タイムアタッカー」を生み出し,ディリクレはそれに対する「思考の鍵」を生み出した. オルテガ=ジャンクション エコールにクスフスと落ちこぼれで入学した,クスフスのエコール時代の唯一の友.主に工学領域についての知識は詳しい男で,エコール時代では,理学領域に長けたクスフスと共にお互いの趣味として,星空の成り立ちや宇宙について熱く語り合うのが楽しみであった.しかし,同年期のアンセーヌとクスフスが先に結ばれ大人になったことを知り,クスフスとは一時的に仲たがいしたこともあった.そのせいでクスフスとは長い間離れ離れになったが,後にクスフス自身から,僕の理想郷を探す旅を始めるのに君の力がいるんだ,と語られ頼まれたおかげで友としての絆を再確認するが,その後クスフスから永遠の別れを告げられ失意のどん底に陥り,ヤケになって自分の弟子に生体改造をさせ,ミュレーゴとなり,クスフスのハウスにて彼の前に登場する.飛空挺ファンタズマゴリアを所有する.オルテガの性格は,時にはクールで時にはダンディで時には子どもっぽい・・・生体改造されても,それ以前の性格を失わない,特異な性質を持つ男である. カイダニア渓谷 北の国と東の国の境界より手前にある,黄土色をした数百メートル級まで伸びきった岩柱が何本も連なる険しい渓谷.底は見えない程深まっており,かの渓谷を越えるには空を飛んでいくしか方法はない. 鍵士 生きとし生ける者全ての記憶を封じ,そして開放することもできる,「過去の箱庭」の鍵を持つことが許される者のこと. 過去の箱庭 この世に生まれた全ての者の記憶が流れ込む「異界」において,作為的にそれらの記憶を採って来て封じ留まらせることができる場所のこと.この過去の箱庭を管理できるのは,「鍵士」という職に就いた者のみである.過去の箱庭も異界にある.そして,ちょうどその異界が登場してきた時と同じくしてアンセーヌがこの物語に登場してきた.これは,一体何を物語っているというのだろう. カモメ 異国語で「メーヴェ」と呼ばれる,一人乗り用の高速魔導ヴィークル.速力や小回りの利き方は種類などにも依るが,大体最高時速60キロで空を飛ぶことができる.動力は主に雷の魔導の力を利用している.使用者は,飛ぶ準備として,沢山雷の魔導を集めて,エネルギーを充填しなければならない. 簡易魔導調理具 カモメに内蔵された,魔導の力,主に火を用いた魔導を利用して作られた調理具.炊飯器,簡易コンロ,ケトル,等がそろっている. 記憶士 南の国に居住する,太古の人々の記憶を受け継がせることのみに生きている士族. 記憶士の少年 クスフスたちとは電影大工場で出会った,「記憶士」という士族に属する少年.成り行きでクスフスの理想郷を求める旅に同行することになった.何故彼は電影大工場に一人でいたのだろうか?この問いかけは,ストーリー後半を読み進めて行く中で非常に重要なものになってゆく. 起眼の世界 起きている時に感じる事象のこと. 北の国 綺羅の国,儀羅の国,竜の谷からなる地域全体の総称. 共鳴士 ピアノ・フォルテ市の第四階層にある,メトロノームタワーにしかいないという,希少な民.その主な役目は,万物が持つ固有の調べと共鳴し,記憶を紡ぎだすことである.そして,ピアノ・フォルテ市の心臓部の管理も微力ながらにも取り組んでいる. 綺羅の国 北の国に在する,魔導国家.国民は皆,魔心眼と呼ばれる眼鏡をつけている.綺羅の国の主な産業は魔導産業であり,魔心眼で造られた数々の魔導具を他国に輸出していることで国の富として在り続けている.綺羅の国は魔導産業が盛んだが,元々は天候,土壌にも恵まれていて農業が発達した国であった.農業から突如魔導産業へと移った背景には,この国に在する,ヘヴンズゲートに由来する.どうして綺羅の国にヘヴンズゲートなるものが出来たのか・・・.それはかの国を統べる女王が所有する史書に全て書かれてある. 儀羅の国 北の国でも最も北に在する,魔導産業が盛んな魔導国家.国民は,皆,ミュレーゴという一見ロボットのような姿をしている.綺羅の国とは違い,天候・土壌には恵まれておらず,年中雪が降り積もり,作物も育たないといった風である.統治形態は綺羅の国と同じく,王立制である. クキカル様 南の国で人々の信仰の対象となっている青い神犬.クキカルは,かつて,綺羅の国の女王に仕える五人の使者を引き連れて,彼自身のハウスを旅していた. クサラ 南の国に棲息する,草でできた生きもの. クスフス=アテーナイ 【天外理想郷】の主人公.幼少期に「捨てる人」だった母親と,「否定する人」であった父親から「要らない子ども」として荒野に捨てられた幼少期があったためか,それが彼の性格を決定付けるものとなった.孤独を嫌という程味わい,遠い親戚に金銭面で援助され,エコールに入学した彼は,エコールで早くにアンセーヌと結ばれ大人になった.エコールを主席で卒業するも,行く宛てのない将来に絶望した彼は,人生の大半を,「なにもしない」ことで過ごしてしまう.幼少期の捨てられる前の甘き憧憬と自らの過去を顧みて,彼は突然として,「自分の理想郷」を求める為に旅立った.悪魔という存在に,眠眼の世界に組み込まれた偽りの過去を有するハウスの中で,彼は旅を続ける. 思考の鍵 エコール・ノルマル・シュペリュール第二期生であるディリクレが発見した,疲弊しきった脳を休める鎮静薬.三種類で構成されており,それぞれ,ウェルギリウス,ホラティウス,オウィディウスという.タイムアタッカーの対応策として生み出された. 書庫の鍵 鍵士アンセーヌがずっと持ち続けている,彼女にとっては宝物と言えるアイテムである.この書庫の鍵に指をつけ,魔導記憶語を唱えると,その鍵が最後に使われた場面へタイムトリップできる.ここでいう「書庫」とは,エコール時代に彼女がクスフスと書物を研鑽する際に使われた書庫のことである.アンセーヌが卒業する時,この「書庫の鍵」は,エコールの在学生に引き渡されるべきであった.しかし,アンセーヌは書庫を管理する書士に,自分の進路を相談し鍵士になりたいと言った時に,書士から「鍵士になるためには大事な思い出の鍵が必要だ.君の持っているそれを大切に持って行きなさい」と言われ,結局エコール時代からの鍵をずっと持ち続けていることになったのであった. 初等魔導 エコール・ノルマル・シュペリュールで魔学の授業で必ず身につけることが出来る魔法の内,魔法レベルが3までの魔導の力を指す.どんな魔法を使えるのかは,次の通りである. 【ドーガの魔法表】 生体エネルギー 生命体が,自身の活動をする為に,外部の環境と自身の間で相互に関係しあうためにやりとりされる,エネルギーのこと.これが正しく相互にやりとりされていると,その生命体は健康体であるとみなされ,生命泉が入り乱れ正しくやりとりできないと,その生命体は不健康体とみなされる. 生命泉 生命体の内側と外側を分かつ境界線にて,弧状に配置されている,生体エネルギーの噴出口.物質泉よりはるかに複雑に絡んで在しているため,視ることは出来ても操作することは困難を極める.よって,専門の秘術使いが必要である. 生命と物質の調和 オルテガがピアノ・フォルテ市の心臓部から盗み取っていたものであり,生命泉と物質泉両方を持つミュレーゴたちの大事な活動源. タイムアタッカー エコール・ノルマル・シュペリュール第一期生であるフーリエが発見した,数遊び或いは算術法の一つ.元々はエコールの数学者の間で話題とされていた算術法だった.それが,数学界の中で一大旋風を巻き起こし,ある一人の数学者が,この「タイムアタッカー」を数遊びとして子どもたちに普及できないか,と提案した.その提案は当時の社会に受け入れられ,タイムアタッカーは国中に広まった.それは社会現象にまでなり,各界から絶賛を浴び,フーリエは時の人となる.やがて「タイムアタッカー」という言葉は独り歩きし, 「タイムアタッカー=他にできることを捨て,時間を忘れてものすごく熱中できるもの」 という意味にすり替わっていった. そしてクスフスたちが生きている今になり・・・.ディリクレが開発した鎮静薬によって,いくらかその意味は変わってきた.今は,脳医学が発達して,タイムアタッカーの意味も,大分違う解釈が与えられるようになってきたのである.今では専ら,脳医学の分野でしか「タイムアタッカー」という言葉は使われていなく,どう捉えられているかというと, 「タイムアタッカー=幻覚を感じる際に,精神障がい者が必ず使う言葉」 である.ということは,「タイムアタッカー」と何度も言ったクスフスは・・・. タキオン 質量がマイナスの粒子.重力に反する粒子として,クスフスたちが卒業したエコール・ノルマル・シュペリュール歴代の理論物理学者の間では,度々論争に挙げられた.この粒子は,浮遊石の材料や,また浮遊石そのものを示す場合が多い. 電影大工場 電影とはビデオのことを指す.過去の歴史を映像として記録に残す為の技術が盛んであったこの工場は,今では,何者かによって廃屋になってしまった・・・.電影大工場は,元々は東の国を代表する一つの工業国家であった.過去の記憶を,動く絵―映像として記録できるだけの力があったところが,クスフスの精神世界であるハウスにある・・・ということは,この「電影大工場」は何を象徴したものなのであろう?もっと言うと・・・,ビデオとはラテン語の「vedeo」からの由来である.・・・「私は見る」という意味である. 天使 ヤントラフィールドに住み,古代魔法「ヤントラ」の発動に精を注いでいる者たち. 天空の食卓国 東の国で,ピアノ・フォルテ市に匹敵する大都市国家.ハウス中の「食」が集まり,ハウス中の「食通」,「求道者」が集まる場所である.食べることに限らず,とにかくありとあらゆるものを求めにやってくるものでごった返している国である. 天頂国 ハウスの天井に在り,神聖なる者が住んでいるとされる場所.だが,そこは訪れた者の記憶に共鳴していくらでもその在り様を変える謎の地である. ハーモナイズ 共鳴士という士族たちによって行われる儀式.対象の固有の調べ(或いは音の響き)を見つけ出し,共鳴士がそれに共鳴することで儀式は完成を迎える.このハーモナイズをすることにより,共鳴士たちは,過去の箱庭に新たな記憶を紡ぎだすのだと言われている. ハウス 過去の箱庭があらゆる者の記憶を封じたり開放したりできる場所であるのに対し,ハウスは「一人の者」の記憶を留まらせ,色々と操作できる場所である.また,過去の箱庭は異界に在するのに対し,ハウスは,人の深い精神世界に在するところである. 西の国 悪魔の住処,ハウスの動力炉管理所からなる地域全体の総称.悪魔と呼ばれる者たちが住みつき,ハウスの動力炉がある場所とされている. バリナビーチ クスフスがオルテガに出会った頃,初めて作ってもらい,飲んだカクテル.それ以来,【天外理想郷】に限らず,カクテル「バリナビーチ」は,"新しい友達ができる"というストーリー上の大きな展開のスイッチに必ず出て来るものとなった.しかし,どうやらバリナビーチとは良く知られているカクテルではなく,製法は作者の友人しか知らない. ハンマー ピアノ・フォルテ市で主に作られている共鳴具.形は,何の変哲もない,普通の木槌である.電影大工場とかつて交流のあったピアノ・フォルテ市は,電影大工場の産物である「ホログラム」と,自分らの都市の産物である「ハンマー」をセットにして,「いずれ来るハウスの探求者」,つまりクスフスのことを待ち望み,そして二つの道具を見事彼に渡すことができた.記憶士の少年を通じて・・・.このハンマーは,ホログラムとセットに使われることによって始めて,その役目を成す. ピアノ・フォルテ市 東の国では,天空の食卓国に並ぶ大都市国家である.アップライトピアノがそのまま一つの建造物となって,そこに数千万人の多種多様な住民が住んでいる.ピアノ・フォルテ市は,大きく分けて四階層に分かれている.一番下に位置する第一階層は,ピアノ・フォルテ市の地下に相当し,かの市の心臓部とも言える何万本もの「弦」が張ってある.その数はかの市に住む住民の人数に等しいと言われている.第二階層は,都市の玄関口に当たり,砂漠の旅人を癒す宿屋や店は勿論のこと,市民の住宅もある程度並んでいる.第三階層は,中流階級の市民の家がごっそり軒並みを連ねていて,またピアノ・フォルテ市の主な産業である共鳴具生産を行なう工場も立ち並ぶ,市民の生活の基盤となっている階層である.第四階層は,ピアノ・フォルテ市の屋上に当たり,市を管理する施設があったり,共鳴士と呼ばれる数少ない民が住まうメトロノームタワーがあったりする. 東の国 電影大工場,ピアノ・フォルテ市,天空の食卓国,油田地帯,ヤントラフィールドから成る地域全体の総称. 飛空艇ファンタズマゴリア 主に風の魔導の力を利用して運転しているオルテガ専用の飛空艇.工学領域に長けたオルテガは,エコール時代に密かに尊敬していた,とある研究所の所長を習って,飛空艇の研究を始めた.しかし,完成間近にクスフスに永遠の別れを告げられたので,弟子に飛空艇と自身の生体改造を頼んだのであった.しかし,飛空艇を持つという夢は捨てることは出来ず,結局ミュレーゴの姿になっても飛空艇の開発に勤しんだ.そうやって出来たのが「飛空艇ファンタズマゴリア」である.名前の由来は・・・.生体改造時に彼が見たという,生と死における走馬灯に由来するのかもしれない・・・. 物質泉 物質の外側と内側を分かつ境界線にて,弧状に配置されている,物質としての均衡を保つために常に噴出される物質波の噴出口.生命泉よりは簡単に在しているが,それでも,ある程度心眼を鍛えた者でないと扱いが難しいと言われる. 物質波 物質として均衡を保つために物質から常に放出される波動.その物質波の出入りが窮屈になったり,過剰に放出されると,その物体は壊れているとみなして良いとされている.因みに実際の物理学で登場する物質波とは全く無関係である. ヘヴンズゲート 北の国は綺羅の国に在る,清らかな心を持った者のみが通ることが許される,別名,「祝福のゲート」. ぺタグラ 古より伝わる悪魔が発動に精を注いでいる魔法.これが発動すると,眠眼の世界と起眼の世界を完全に切り離し,眠眼の世界を孤立化させることとなる. ホログラム デフォルトは球形状をしているが,使用者の手の上に浮かぶと,その使用者の頭に浮かんだものそのものを映し出す魔導具. マクンプ 綺羅の国の女王に使える,五人の使者の内の一人.その姿は,橙色をした,極端にデフォルメされたクマである.生命泉も物質泉も持たない,異界の者である.ハウスの中を旅するクスフスに何かと助言を与える. 魔心眼 あらゆる物体・生命体の,境界線を視て造ることができる魔導ゴーグル.物体なら「物質泉」,生命体なら「生命泉」という名の境界線を視て,その泉を実際に操作することができる.北の国は綺羅の国で土産ものとして売っていたところ,クスフスはそれを買い,竜討伐戦の際に,魔心眼がクスフスの眼にめり込んでしまったため,クスフスはかのゴーグルをかけずとも二つの泉を視て,造りまたは壊すことが可能になった.ちなみに作者は,クスフスが対象となるものを視ているときの彼の眼,或いは状態のことを,「魔心眼モード」と呼んでいる. 魔相 魔導の力を使う者は,それぞれ特有の,「魔導共鳴周波数」なるものがある.魔導共鳴周波数を自覚し,知ることが,魔導の力を使う者としての一番の心得だとされている.魔導共鳴周波数は,何も人間だけではなく,ありとあらゆるものが持っているものである.魔法を詠唱する者は,周囲のものや人物にあった周波数帯を探り,見つけ自らの周波数と共鳴させることにより魔導の力を高め使用するのである.この一連の行動のことを,「魔相を揃える」と言う. 魔導ヴィークル 魔導の力を起動力として用いた乗り物のこと.大きなものは飛空艇や魔導船などがあげられるが,一般的に「魔導ヴィークル」と呼ばれるものは一人用小型の乗り物のことを指す. 南の国 主に点在する記憶士の村,ハウスの最果てからなる地域全体の総称.南の国は地面がほとんど草で覆い尽くされており,「クサラ」という草でできた生きものが多数棲息する. ミュレーゴ 鉄で基本の骨格が作られ,木で関節部分・端等細かい部分が作られた,魔導機械人.活動するために必要なものは,「生命と物質の調和」.儀羅の国に多くは住むが,実際は,クスフスの記憶世界,「ハウス」に迷い込んだ彷徨い人である.ミュレーゴは人外の姿をしていて,他人の記憶世界に自由に行き来できるという特性を持っているため,多くの人の記憶世界に登場する事に成り得る. 眠眼の世界 眠っている時に感じる事象のこと. メトロノームタワー 東の国,ピアノ・フォルテ市の第四階層にそびえ立つ,漆黒の塔.この建物の中には,共鳴士と呼ばれる民が住んでいる.もっとも,実際に共鳴士たちが住んでいるのはかの塔の最上階で,下層には観光施設があると言われている. ヤントラ 古より伝わる天使たちが発動に精を注ぐ魔法.これが発動すると,眠眼の世界が起眼の世界を,自己の精神世界にユニバースを取り込むこととなる. ヤントラタワー ヘヴンズゲートを通った者が,天頂国を行き来するために設けられた長い円柱状の光の束で,その円柱の最低部には,六方星が描かれている. ヤントラフィールド 東の国の南部,大沼地の中のひっそりとした草原のなかにある,聖地. 油田地帯 東の国の中央部に位置する,地下に潜む白黒の油を噴出する地域のこと. ユニバース 過去の記憶を留まらせ操作できるハウスに対し,ユニバースとは,新しい記憶を作ることができる場所のことを指す. 竜の谷 万物のありとあらゆる記憶が流れているとされる「異界」へと続く道の途中にある,一頭の竜が住まう谷.地面からは間欠泉が湧いて出ていたり,紫色の霧がかかっていたり,不気味な雰囲気を漂わせている. ロイヤルナイツ 儀羅の国の王を守護するために編成された,ミュレーゴたちによる騎士団.剣兵,槍兵,斧兵,弓兵,騎馬兵にそれぞれ二人ずつ組まれている. ロゼッタシステム あらゆる言語を話すことができるように作られた,古代文明の遺産.チューブ状の鉄管を頭に当て,脳に新たな言語野を作るための道具である. 戻る
https://w.atwiki.jp/tamayura/pages/68.html
[対戦日] 2006年02月11日 [記入者] はっせ [対戦ギルド] 全て遠き理想郷 [フィールド] 湿地の戦場 [結果] 勝ち [点数] 1523 vs 740 [玉響人数] 8人 [相手]
https://w.atwiki.jp/metalsaga_info/pages/16.html
☆理想的なパーティー構成 個人的にお勧めなパーティーを記載する。 本ゲームでは、レベルがあまり重要でないため、流動的に職業を雇い直すことを薦める。 また、スキルレベルは非常に重要なため、スキルを上げたキャラは解雇しないこと。 序盤 職業 人数 理由 メカニック 1 道具の合成、改造に絶対必要 ヒョウ 1 ファルコンガンを持たせて、戦車の発掘 ハンター 1 戦闘の主力、最後までのエース トレーダー 1~3 休憩の高速化、アイテム探し 解説 最序盤の目的は、戦車を掘り出すこと。 一番最初は、ヒョウにファルコンガンを持たせて戦車を手に入れる。 戦車が見つかったら、ハンターを乗せて、ハンターとトレーダーの組で攻略を進める。 トレーダーのスキル、ダウジングによって、アイテムの発見速度を速めるのが吉。 メカニックは主に、強化系作成による金策、戦車のスロット数の増加を行う。 序盤のお金稼ぎについては、 お金稼ぎについて の項参照。 中盤 メカニック 4 道具の合成、改造スキルレベル上げ ハンター 2 戦闘の主力、1軍2軍のエース トレーダー 残り 休憩の高速化、雑魚敵狩り 解説 メカニックの、基本改造、基本合成は非常に重要。 4人で組んで、素早く~技術のスキルレベルを上げること。 白兵武器の十手を持たせることで、トレーダーでも十分強い。
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/7145.html
N2/W25-020 カード名:理想の家族 プレシア&リニス カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:5500 ソウル:1 特徴:《魔法》?・《動物》? フェイト、いらっしゃい レアリティ:C illust.Hirokorin 何の変哲も無いバニラ。 追加組を合わせ、なのはネオスタン内の黄色レベル1は粒ぞろいなので、ネームシナジーが今のところ無いこのカードはかなり遅れをとっていると言える。 一応《動物》?があるものの、典型的な《動物》?デッキには色問題もそうだが、あちらの優秀なレベル1に適わず、このカードを採用してデッキ構築する際には、ファン要素が強くなるだろう。 魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st & 2nd A sへの再録に選ばれなかった7枚うちの1枚。
https://w.atwiki.jp/overture/pages/67.html
理想の女性 アサシン/ステンノ キャラクター EX:花 2 コスト:花花星 タイプ:サーヴァント A P : 3 D P : 2 S P : 2 DMG : 3 [宣言] [0] バトル中に使用できない。このキャラと「アーチャー/エウリュアレ」1体を入れ替える。 エキスパンション:Fate/Grand Order 1.0 レアリティ:【U】 ILLUSTRATION ミヤスリサ:LO-0048 考察 収録エキスパンション Fate/Grand Order 1.0【U】 Q A類 その他 フレーバーテキスト:「私には戦う力はないの。本当よ?」 名前
https://w.atwiki.jp/kai21/pages/86.html
BACK NEXT 75. 私がオルテガと彼の飛空挺を仲間に加えるや否や,彼は子どものようにはしゃいで,次に行く ところはなんていう場所だ?,と言うものだから,私は彼を落ち着かせ言った. あまり調子に乗ってはいけない.オルテガ,君にはまだやるべきことがあるだろ?,と. オルテガのやるべきこと.いくら仲間の活動源を提供していたとしても,ピアノ・フォルテ市 のエネルギー源を盗んでいたことは立派な悪事だ.彼を共鳴士たちのところまで連れて行き, 謝らせに行かなければならない. オルテガ.君の飛空挺で一気にメトロノームタワーへ飛翔できるか? 彼は,メトロノームタワー,と聞いて申し訳なさそうにすごみながら,足元のステップを踏み, その真横にあるレバーを引き続けた.すると私と私の心の中のアンセーヌと記憶士の少年を乗 せたオルテガの飛空挺"ファンタズマゴリア"は,一気に宙(そら)へと昇りつめた. 謝罪させた後は,レース大会が控えている.緊張の連続をアンセーヌに見守られながら,私た ちは初めて宙を突き抜けた. 76. 宙を突き抜けた我々は,ずうっと向こうに星々が連なっているのを見た.それはまるで,天空 にミルクをこぼしたかの様な,そんな白濁した宙だった.オルテガに私は聞いた. 「これは・・・一体なんだ,オルテガ!」 「これはおまえの記憶の外にある・・・つまり"ユニバース"にある,銀河団という星々の連なり さ.もっと見ていくか?それとももうお終いにするか?クスフス,東の国へやって来る前に見 ただろう,『ハウス脱出可』という看板を.あの先へ行くより前に,おまえは一時的に自分の記 憶の外に出られるんだ.最高だろ?」 「それよりオルテガ・・・早くメトロノームタワーへ・・・」 オルテガはつまらなさそうにレバーを元の位置に戻した.君はなんともないように感じられる かもしれないが,私たち三人は,この急激な重力場の変化に耐えることは難しいようだ・・・. 一気に油田地帯から飛翔したファンタズマゴリアはまたもや一気に下降して,やがて,ピアノ・ フォルテ市の頂点にそびえるメトロノームタワーへ辿り着いた. 77. メトロノームタワー屋上に飛空挺を泊めて,私たちはかの乗り物から梯子で降り,共鳴士たち のいる,タワー最上階へと訪れた. …共鳴士たちに,オルテガをどう謝らせようか.そもそも,彼ら共鳴士たちはオルテガを許し てくれるのだろうか.心の中のアンセーヌはそこで,こう助言してくれた. あなた方は友達同士のはずでしょう?あなたが必死になって弁明すればきっと共鳴士たちはオ ルテガを許してくれるはずよ. と.友達だから出来ること・・・ということか. 共鳴士たちに再度対面した私たちは,一生懸命になって事情を話した.オルテガは自分の仲間 たちの為に仕方なく「生命と物質の調和」を盗んでいたことを.共鳴士たちの長は,しばらく 沈黙を守っていたが,やがて語りだした. そなたの言い分は分かった.ミュレーゴとやらにハーモナイズを行ったのは適当だと言えよう. 「鎖」を成した彼らは,やがて自身の記憶へと還って行くだろう. と. 78. 共鳴士たちの長と言葉を交わした私たち. オルテガの罪は,私がハーモナイズしたことにより購われたのだった.よって,彼は,共鳴士 たちに許されることとなった・・・のだが,私は,共鳴士の長が最後に言っていた言葉を解せ ずにいた. 「『鎖』を成した彼らは,やがて自身の記憶へと還ってゆくだろう」 これは一体どういう意味なのだろうか.ハンマーで「鎖」を成されたミュレーゴたちは,自分 の記憶へと還ってゆく・・・?彼らは皆,オルテガが以前言っていたように,ミュレーゴとい う魔導機械の体を借りて,特定の人物の記憶の中へトリップできる存在なのだろうか.その 「トリップ」した先から「鎖」を成すことで彼らが元いた場所へ戻る,ということが「自身の の記憶へ還ってゆく」ことなのだとしたら・・・. 考えてばかりいる私に,オルテガはファンタズマゴリアへ戻る為の梯子から手を伸ばして,早 く戻ろうぜ,と促してくれている. ミュレーゴの正体とは,一体なんなのだろう. 79. 飛空挺ファンタズマゴリアに搭乗した私たちは.メトロノームタワー屋上からピアノ・フォルテ 市の入り口がある砂地に降り立った.ファンタズマゴリアから降りた私たちを迎えたのは,ピア ノ・フォルテ市の市民だったり,沢山の冒険者たちだった. 「魔導ヴィークルのレース大会は三日後だ」 オルテガが言う. 「それまではおれとおまえはライバル同士,途中で負けることなんて無しだからな,クスフス!」 「あぁ.絶対に勝ち残ってみせるよ」 そう言い合い,オルテガは一時的に私たちと別れ,彼は飛空挺の整備を,私は魔導ヴィークルの 整備とりかかり始めることとなった. まずは優勝ですね,と記憶士の少年が言った. 「あぁ.レースになんて参加するなんて思ってもみなかったが,実際に参加すると,色々と野心 が沸いてくるね.初っ端からハードルが高いけれど,この魔導ヴィークルなら,勝てる」 私は魔心眼で目の前にある魔導ヴィークルを視た. 80. そして記憶士の少年にホログラムを持ってこさせた.デフォルトの形が球形状のその古代装置 を,私は両の手で挟み込むように掴み,今度は"何人にも負けぬ魔導ヴィークル"を想像した. やがて球形状のホログラムは静かな駆動音を立て私の手から離れ,想像したものと同じ形をと った.それからハンマーでハーモナイズさせるのだ.つまり,ホログラムが形作っている形に 合わせて,ハンマーで魔導ヴィークルを整形してゆくのだ. もうお馴染みの行為を,私は丹念にこなした.やがて,思い通りの魔導ヴィークルが完成した. 改良された魔導ヴィークル,オルテガの試し乗りをしようと,私はピアノ・フォルテ市の周り を三周くらい周ろうと思った. … 陽が落ち込み始めた頃,かの市を跳びまわっていた私は,心の中のアンセーヌと言葉を交わし ていた. 「あなたが未だに疑問に思っていること・・・.共鳴士たちの長から言われたこと,そしてミ ュレーゴの正体のことね?」 「ああ.君には隠しごとなんて出来やしないね・・・.まぁ君に隠すことなんて何も無いのだ けれど」 81. アンセーヌは言う. 「私,思うところがあるんだけど」 「なんだい?」 「共鳴士たちの長が言った,『自身の過去へ還ってゆく』ことって,きっとあなたの記憶から 抜け出して,彼らたち自らの記憶世界へ戻ってゆくことを指しているのだと思うわ.オルテガ 以外にもあなたの記憶世界へやって来たかった人たちがいたのね,きっと」 「そうか・・・」 「ミュレーゴの正体は・・・分からないけれど,彼らにはそれぞれ役割があるんじゃないかしら」 「役割だって?」 「ええ.そうでなければわざわざ生体改造までしないはずよ.本来,人の記憶へ潜り込むには, 生身の人間じゃ出来ないこと・・・.私は鍵士だからあなたの記憶に潜り込むことができる けど・・・.『ミュレーゴになる』ことはそう簡単なことじゃないわ」 「じゃあ僕が以前行った儀羅の国にいたミュレーゴたちも,そうだと思えるのかい?」 「いえ,彼らのことは私にも分からないわ」 謎が謎を呼ぶなか,あっという間に三日が過ぎ,レース大会の日になった.いよいよ・・・か. 私は心の中の疑問はさておき,レースに集中することにした. 82. 魔導ヴィークルのレース大会初日.会場には沢山の者たちでごった返していた.私を含む選手 たちは,それぞれの魔導ヴィークルを最終点検をしている.私も,オルテガの最終チェックを していた. レースのコースは,ピアノ・フォルテ市の大会場から始まり,油田地帯,へと繋がっている. 入り組んだ油田地帯を抜け,再びピアノ・フォルテ市の大会場へと戻ってゴール,という風に なるわけだ. レースが始まるのは10 00きっかりだ.今はちょうど・・・8 00か. 私は,昨日の晩,緊張で胸が張り裂けるばかりであった.そこへ,心の中のアンセーヌが,必 死になって私を落ち着かせてくれた.おかげで,今は全く緊張などしていない.鷹揚にレース に臨むだけだ. 9 30になり,魔導ヴィークルの整備会場で,選手の皆さんはスタート地点に移動してください, という放送が聞こえた. いよいよか. 私は,友との勝負の為に,この初日のレースにはなんとしてでも負けられないのだ.時刻は 9 55になり,会場は一瞬静寂に包まれた. 83. 会場は一瞬静寂に包まれた後,カウントダウンが始まった.・・・この間は一体なんだという のだ?かなり緊張するではないか.もともと上がり症だった私は,またしても心の中のアンセ ーヌに落ち着かせてもらった. その時間,僅か3秒. GOサインのフラッグが振られた瞬間に,私はブレーキを解いた.勿論アクセルは全速力にして あった.かくして,私はトップスピードでスタート地点にいた,他の魔導ヴィークルよりもず ば抜けてトップに躍り出た. 第一コーナーを曲がり,すぐさまピアノ・フォルテ市の大会場から脱出した私は,油田地帯へ と続く大砂海へと入った.低空飛行で風を切るものだから,私の後ろ側は砂埃だらけだ.これ もレースに勝つ為の戦略だ. しばらくすると,入り組んだ油田地帯へと入った.ここいらでは小回りの効く魔導ヴィークル の上手な操縦が試される. 今まで私は,目前に広がる景色だけへと向かいながら前ばかり向いて飛んで来た.この油田地 帯では・・・少々苦労することだろう. 84. 入り組んだ油田地帯.油滴が中空に噴水のように吹き出し, 此処へ訪れる者たちに,油の雨を降らせる. 油田地帯に入った私は,なるべく油の雨に当たらないように,定められたコースを翔けて行く. 油田地帯を出る頃には,私の魔導ヴィークル"カモメ"は真っ黒になっていた.あれだけ油の雨 に当たらないように避けて通ったのに,これ程までに油を浴びるとは.幾許か速力が遅くなっ たカモメだが,油田地帯を抜け,大砂海をまたもや低空で翔け,そうしてピアノ・フォルテ市 の大会場へ戻って来た私は,思い通りの結果に満足した.1位をとり,オルテガと勝負する権利 を勝ち取ったのである. レースが終わり,表彰式へを経て,その日はあっという間に終わってしまった.ピアノ・フォ ルテ市の宿屋に戻った私は,カモメの整備にすぐさま着手した.ふり被った油滴を取り除き, 今度は,オルテガ対策用のカモメにまた造り変えるのだ. ホログラム,ハンマー,そして魔心眼を用いて. 85. 以前私が見た限りでは,オルテガの飛空挺ファンタズマゴリアは,抜群のスピードを誇るが, 機体が魔導ヴィークルより大きくて,急な旋回・小回りの効かないものだと思った. 宿屋にて,そんなことを考えながら,私は造り変えたカモメを整備していた.心の中のアンセ ーヌは眠っていて,記憶士の少年も眠っていた.そこで私は,今は真夜中なのだと気付いた. 体調を崩さぬよう,また整備をしっかりしてから,私はきっちり眠りに就いた. 翌日,気持ち良く起きることができた私は,カモメの最終点検をしていた.おはようございま す,今日は遂にオルテガさんとの勝負ですね,と記憶士の少年が起きがけにそう言ってくれた. オルテガとの勝負の為のレースコースは,レースが始める直前に,彼が気紛れに決めるらしい. そこが一番厄介で,困りものというところだ. ピアノ・フォルテ市の大会場へと向かった私は,かの場所が異様な,或いは不気味な空気に包 まれていることに気付いた. 86. これは・・・一体なんだというんだ?!辺りは火集りと黒煙で周りが見えない.そして不思議 なことに,観客席には誰一人として座っている者がいなかった.私は周囲を魔心眼で視た. すると,黒煙のなかに,沢山の乱れた物質泉と,それらに包まれるように,物質泉と生命泉が 僅かに蠢いているのを視た.私はそれがオルテガだと信じて止まなく,前へ進んだ.大量の秩 序が乱れた物質泉は,配置から考えて,飛空挺ファンタズマゴリアだと認識できた. 「オルテガ!大丈夫か?!」 「クスフス・・・お前なのか・・・」 「一体何が起きたっていうんだ?」 「『悪魔』が・・・おれを襲って来たんだ.やつらはおれの飛空挺のエンジンを盗んでいった… だからクスフス,お前との勝負はお預けだ」 「そうか・・・立てるか?」 私はオルテガの物質泉と生命泉を秩序あるものに並び直した. 「しかし・・・その『悪魔』って一体何が目的で君の飛空挺のエンジンを盗んだんだろう?」 いつもの調子を取り戻したオルテガは,次ぎの様なことを言ったのだ. 「ファンタズマゴリアのエンジン・・・動力炉は,人々の思い出から成り立っているんだ」と. 87. 動力炉は人々の思い出から成り立っている・・・か.思い出・・・つまり記憶を動力炉にして いる・・・ということ.以前アンセーヌが言っていた,ミュレーゴと記憶世界との繋がりから 見て,なるほどミュレーゴであるオルテガがいかにも付けそうな名前だな,と思った.「ファ ンタズマゴリア」と. …それはともかく,エンジンを盗んだという「悪魔」という存在について, 私はオルテガに尋ねた. 「『悪魔』は・・・西の国に棲みつく,とにかく性質の悪い連中だ.クスフス,それに西の国 には,ハウスの動力炉があるところだ.別におれはエンジンを盗まれたってどうってことはな いさ.また人々の記憶を集めて動力体にすればいい話だからな」 「すまないオルテガ,何故彼らは『悪魔』と呼ばれているんだ?」 「そりゃあ,おれにも分からないな.アンセーヌさんはどう考えているのかな」 私は心の中のアンセーヌに訊いてみることにした.ついで,私の記憶世界である,このハウス に動力炉があるとは思ってもみなかった. 88. 心の中のアンセーヌは言う. 「私にも,何故彼らが『悪魔』と呼ばれているかは分からないわ・・・.ハウスを動かしてい るってことは,クスフス,あなたの記憶世界に営みを与えてくれていること・・・.普通に考 えれば,『悪魔』なんて呼ばれない筈よね」 私は記憶士の少年にも訊いてみた. 「『悪魔』,ですか・・・.彼らについて僕の知るところは,古の魔法『ぺタグラ』の発動に 精を注いでいる,ということでしょうか.あと,『天使』という存在もいて,彼らも,古の魔 法『ヤントラ』の発動に精を注いでいるということでしょうか」 アンセーヌは言う. 「あなた,随分と詳しいわね.それはあなたが記憶士だからかしら?」 アンセーヌと記憶士の少年は,なんだかピリピリしていた.しかし,そんなことよりも,彼の 口から出て来た「ヤントラ」という言葉を聞き逃さなかった私は,以前綺羅の国で"ヤントラ タワー"という塔を昇ったことがあるのをすぐさま思い出したのだ. 89. ピアノ・フォルテ市のレース大会場には,私たちしかいなくて,黒煙も既に無くなっていた. オルテガは,飛空挺の動力炉を集めに行く,と言ってどこかへ行ってしまったし,アンセーヌ と記憶士の少年は互いにいがみあっていた.そんななか,「ヤントラ」という言葉を気にせず にはいられなかった私は,記憶士の少年に話しかけた. 「ヤントラタワーって知っているかい?」 「いいえ,残念ながら・・・」 と,あっさりやりとりが終わってしまった.私は,以前,北の国と東の国の国境帯で手に入れ た地図を広げてみた.そこで,何か,「ヤントラ」に関する情報はないかと地図の隅から隅ま で探したところ,東の国は南部の大沼地を越えた先にある草原地帯に,「ヤントラ」という言 葉が使われているのを発見した. 動力炉を集め帰って来たオルテガに,次の目的地を伝えると,彼は喜んで頷き,飛空挺の修理 に取りかかった. 私の,理想郷探求への旅は,まだまだ終わらないのだ. BACK NEXT
https://w.atwiki.jp/ouchseikogama/pages/69.html
587 陽気な名無しさん 2010/06/13(日) 17 12 39 ID noyBOR660 つべでね、大村さんのこと聖子にインタビューしてる動画見たの ←歯医者と離婚の直後に放送されたやつよ 今月の29日で丸12年 つまり13回忌なのねぇ 聖子は30年経ったけど 粘っこいながらも、矯めすぎながらも、 なんとかスイメモを歌ってるんだもんね 大村さんがあれを書いたとき 50近くになった聖子がまだあの曲を歌ってるなんて とても想像出来ない未来だったわよね あの歌が本当に似合う年頃の聖子と あの歌の意味が本当にわかるような年頃になったあたし達は あの頃誰も想像出来なかった未来に今いるのねぇ 色々不満はあるけれど 自分と聖子の30年を大切にしようってちょっと思ったわ
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/1501.html
理想郷ネクロ・ファンタジア UC 闇文明 (3) 城 ■城―自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う) ■この城を要塞化した時、各プレイヤーは自身の墓地を裏にしてシャッフルする。 ■墓地に置かれたカードは裏になる。 ■誰も《理想郷ネクロ・ファンタジア》を要塞化できない。 ■墓地にある全てのカードは裏になっている限り、《理想郷ネクロ・ファンタジア》として扱う。 ■この城を付けて要塞化したシールドが他の城によって要塞化されていなければ、そのシールドが相手のクリーチャーにブレイクされる時、かわりに自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。 作者:紅 墓地利用妨害 物凄くと特殊な感じに フレーバーテキスト 幻想は遥か彼方。絶望は紡ぐ。異音を掻き消し鮮明に― 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/167.html
1 2 → 次へ お題 窓 開催期間 2004/07/27~2004/08/09 参加作品数 18 審査員 5人 本スレ 11の571-620? 議論スレ 8の459-607 【チャンプ】 祈り(GON):11点 【準チャンプ】 おじいちゃんの額縁(わに):8点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 572 祈り GON 11 573 家の窓の外 - - 576-579 本当の言葉 - - 580-581 ずぼらズボン - 1 582 冬の朝 てるあき 1 583-584 fiction ame 2 585 サイレントボーイ - 1 586 おじいちゃんの額縁 わに 8 587 windows - - 588 カップの取っ手はどちら側 - 1 589 猥褻画像 - 4 590 窓を隔てて - - 591 一言 言わせろ - 3 592 小テスト - 2 593-594 まどべのぼくちゃん - - 595 受け取って…… - 1 596 海岸通りの窓辺より - - 597 深海のソ・ラー - 2 【審査員】 MUJINA ◆iXws.WGCLY わに ◆Wani6uvhK. むこうの317 ◆317..n/Ke6 ななほし ◆lYiSp4aok. 大木人 ◆KMcEIGIRgE 【採点レス】 606 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/08/06 00 41 ID TmbhpbcA [3点]>572 祈り [2点]>586 おじいちゃんの額縁 [1点]>589 猥褻画像 609 名前:わに ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:04/08/06 23 03 ID ZzULRQi0 >584-585[fiction] 私から1点差し上げます。 585 私から1点差し上げます。 572 2点差し上げます。 611 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:04/08/07 13 58 ID J3j0W7Dc 3点 586 おじいちゃんの額縁 2点 572 祈り 589 猥褻画像 1点 582 冬の朝 588 カップの取っ手はどちら側 592 小テスト 595 受け取って…… 613 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/08/08 12 06 ID JyblbE9s 3点 591 :「一言 言わせろ」 :04/08/01 22 37 ID xfJgFa1t 2点 572 :祈り :04/07/27 13 06 ID 0dfDIIkx 2点 597 :深海のソ・ラー :04/08/03 23 18 ID wevIb51j 616 名前:大木人 ◆KMcEIGIRgE [] 投稿日:04/08/08 21 20 ID QCfteDcZ ◎3点 586 おじいちゃんの額縁 ○2点 572 祈り 583-584 [fiction] △1点 589 猥褻画像 580 ずぼらズボン 592 小テスト 作品 ■▲▼ 祈り 鶴を折った指も 折られた鶴も テーブルの上から飛び立つことはなかった 握り締められ鶴の傍らで蹲った指 祈りだけが 一度身震いして飛び去った 午後の窓外は晴れている ヘリの音が空気を揺らす 空のひびのような梢を少女は見上げた そしてここにはいない鳥のことを思った 572 名前:祈り[] 投稿日:04/07/27 13 06 ID 0dfDIIkx 【コメント】 601 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/08/04 01 13 ID MSjjLSdv 572 祈り 一読してグッときた。引き込まれた。いい詩だな、ってみんな思ってるんじゃあないかい。 感想・雑談スレの反響も早かったし。 ポイントは2点。第3連の「ヘリ」と、第4連の「ここにはいない鳥」だろう。 まずは、「ヘリ」から。あえてこの詩にケチをつける人は、ここだろう。アンバランスや 唐突さ。必然性の問題。BUT。私は全然問題ない、むしろ、この「ヘリ」が飛んで きてくれて、よかった、アリガト、と思う。 理由その一。 第1、2、4連の最後の「った」という脚韻から転調していて、「揺らす」と現在形で 書かれていることで、よいアクセントになっていると思う。このような破調があるから、 脚韻は生きる。 理由その二。 紙の折り鶴と金属のヘリとの対比。これは材質による対比ばかりでなく、ヘリを持ち出す ことで思わぬ効果を生んでいる。それは、少女の祈り(その背後にある苦しみ、痛み)が 第1,2,4連の印象では、ややもすると物語や過去形で表記したことで、遠い過去の の卑小な世界に後退してしまうところを、救っている。つまり、現在形でヘリが飛翔する 情景をカットインすることで、(作者の意図はどうであれ)これは、現代の、私たち が生きるこの世界の現実に根ざすものという実感を呼び覚まし、「いま・ここ」と繋が ってくる。 次に第4連の「ここにはいない鳥」について。 これは何かのメタファーとして作者は描いたのかもしれない(おそらく、そうだろう)。 だけど、たとえば、自分の理想像(病弱の自分に対して、健康になった自分)、あるいは 少女の恋人などの隠喩と読むのは読者の自由だが、私はあえてイメージを限定しない ほうが、かえってこの詩の持ち味が生きる、と思う。 ともあれ、何となく書いたさりげない詩のようでいて、実は意識的にかはともかく、 細部にまで計算し尽くされた詩、内容はもちろん、技術的にも優れた詩と感嘆しました。 606 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/08/06 00 41 ID TmbhpbcA [3点]>572 祈り 短いながらもよくまとまった、完成された作品でした。ちょっとブルッときた。 609 名前:わに ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:04/08/06 23 03 ID ZzULRQi0 572祈りは本当に完成された詩だなあ。くやしい。表現もきれいだし。 しかもお題出されて3時間で仕上げてます。職人ですね。 才能に嫉妬しつつ2点差し上げます。 613 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/08/08 12 06 ID JyblbE9s 2点 572 :祈り :04/07/27 13 06 ID 0dfDIIkx すっきりまとまっていて、広がりがあり、よくイメーシが浮かんでくる。 616 名前:大木人 ◆KMcEIGIRgE [] 投稿日:04/08/08 21 20 ID QCfteDcZ ○2点 572 祈り これを読んで真っ先に想起した言葉が「ヒロシマ」でした。 この時期ですし、サダコ像修復のニュースを聞いた後なので…。 もしかしたら「ここにはいない鳥」とは平和の暗喩? だとすると個人的な「祈り」ではないのかもしれません。 459 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:04/08/07(土) 13 56 ID J3j0W7Dc 本スレ572 祈り 昨日が広島原爆の日で、そのテレビを見たせいか、被爆後、白血病になった少女が 千羽の鶴を折ると治る、という事を信じて死ぬ間際まで鶴を折り続けたという話を連想しました。 620 名前:GON ◆rOo2fYBBKk [] 投稿日:04/08/10 11 22 ID SnmnmtFN 次のお題は、直球で、『生・生きること』 期限は8/17いっぱい 501 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/08/10(火) 23 39 ID r0N1yAFl チャンプおめでとう。GONさん、創作秘話など、何か一言、聞かせてくださいな。 502 名前:GON ◆rOo2fYBBKk [] 投稿日:04/08/11(水) 00 10 ID CrT5tRYy 初参戦で右も左も分からない感じです。 内心へどもどしてる 審査員、集計人の方々乙でした。 秘話みたいなものはないですが、テーマから 「室―窓―空」みたいな関係が浮かんで、そこから 「閉塞・悲しみ―開放・希望」という対比をイメージして書きました。 悲しみの背景や、希望の具体的な隠喩は、おっしゃるとおり読む方次第だと思います。 次のお題を『生』にさせてもらいましたが、 まっすぐなのとか後ろ向きなのとか、ほかの方々の、自分なりの『生』の捉え方を教えてもらえたらな、と思ってます。 審査形式はお任せします。【チャンプ強制審査】になっても、私は今回の審査からでも参戦可能です。 【得点】 11点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:3点 わに ◆Wani6uvhK.:2点 むこうの317 ◆317..n/Ke6:2点 ななほし ◆lYiSp4aok.:2点 大木人 ◆KMcEIGIRgE:2点 ■▲▼ 家の窓の外 家の窓から外をうかがう 相変わらず良い天気だ 風はなびく程度らしい 草がさらさらと揺れている 僕達が今、立っていたり歩いていたり座ってたり そのいつも下にある地球だが なんと60億の人間が地球の上にいるらしい ある人間はせっせと働き ある人間は床に寝そべり ある人間は鉄の弾で人を殺す 573 名前:家の窓の外[sage] 投稿日:04/07/28 18 57 ID uk0gEcIQ 【コメント】 459 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:04/08/07(土) 13 56 ID J3j0W7Dc 本スレ573 家の窓の外 窓の外への視点が地球全体に及んでいる詩をさらりと書いてるけど、秘めたものは重いと思う。 ■▲▼ 本当の言葉 あなたは聞こえなかったのかい 春楡の梢の上で さっきから山鳩がしきりに鳴いているのを ズッポウ ズッポウ グルグル ズッポウ もうずいぶんと前から鳴いているのに 気がつかなかったのかい 無理もない あなたの周りには余計な音が多すぎる 車や工場や物売りの いわゆる生産過剰性というやつで 不況を起こす音 会社に学校に病院に 肉屋に魚屋に八百屋に質屋に銀行に 彼氏の家に彼女の家に 借金しに行ったり 返しに行ったり 愛を語りに行ったり 離婚届の判を押しに行ったり 誕生祝いの贈り物を買いに行ったり 香典袋を買いに行ったり たいした用もないのに せわしく行ったり来たりする足音 そうした雑音が 窓の外から のべつ聞こえてくる 窓を閉めても 部屋の中には テレビの音や電話の音 壁にかかった時計の音 冷蔵庫や空調機の低周波音 その他もろもろ 耳障りな音が (それに君の心臓の音もだ) 黴臭い空気とともに充満している そんな物音 無聊を埋める草草の物音でわたしたちの生活は囲まれていて わたしたちは それらの音に気を取られすぎていて わたしたちにとって 本当に大切なその音に 誰ひとり気がついていない わたしたちにとってどうでもいい それらの無用な音を ひとつずつ 薄皮を剥がすように丁寧に 取り除いていってごらん そうして 呼吸をとめて 静かに 臨終のひとがするように 目を閉じて 耳を澄ましてごらん そうすれば 聞こえてくるよ しっかり雨戸を閉めても 聞こえてくるよ 遠くの春楡の枝から 電話の受話器から テレビからラジオから 耳もとで 遠くから近くから 至るところから 山鳩のゴロゴロ鳴る喉が 低く確かな声で歌う ズッポウ ズッポウ グルグル ズッポウ その鳴き声が 本当の言葉となって あなたに語りかける いいんだよ いいんだよ すべてを認める すべてを許す すべてがそのままの形で充足していて ほころびなど何ひとつない きみは世界の円弧の中で 心地よくすべてを委ねていればいいんだよ わたしも あなたも みな頷きながら いま 見ているものを見 いま 聞こえているものを聞き いま 感じる思いをそのままに受け止めて 自分が世界のすべてから 祝福された存在であることを知らされる 576 名前:本当の言葉 壱[] 投稿日:04/07/29 00 12 ID ON8LU1Um 577 名前:本当の言葉 弐[] 投稿日:04/07/29 00 19 ID ON8LU1Um 578 名前:本当の言葉 参[] 投稿日:04/07/29 00 27 ID ON8LU1Um 579 名前:本当の言葉 完[] 投稿日:04/07/29 00 32 ID ON8LU1Um 【コメント】 459 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:04/08/07(土) 13 56 ID J3j0W7Dc 本スレ576-579 本当の言葉 日常の雑多に塗れて何か大切なものを見失っているであろう自分自身。思い当たる節もあり チョット考えさせられました。 ■▲▼ ずぼらズボン 男のチャックは社会の窓 女のチャックは理科の窓 引き摺り下ろして突っ込みたい 深くて浅い大人の窓 580 名前:すぼらズボン[] 投稿日:04/07/29 02 12 ID U21p/2TG 581 名前:名前はいらない[] 投稿日:04/07/29 02 13 ID U21p/2TG 【コメント】 602 名前:NAJIMU[] 投稿日:04/08/04 18 16 ID J3ezld6N とりあえずは、1編だけ寸評させてもらいます。いざ。 やっぱ、いの一番は、これでしょう。 580 ずぼらズボン 一読してグッときた。引き込まれた。いい詩だな、ってみんな思ってるんじゃあないかい。 感想・雑談スレの反響も早かったし。 ポイントは2点。第3連の「突っ込みたい」と、第4連の「深くて浅い」だろう。 まずは、「突っ込みたい 」から。あえてこの詩にケチをつける人は、ここだろう。アンバランスや 唐突さ。必然性の問題。BUT。私は全然問題ない、むしろ、この「突っ込みたい 」が突っ込んで きてくれて、よかった、アリガト、と思う。 理由その一。 第1、2、4連の最後の「窓」という脚韻から転調していて、「突っ込みたい」と現在形で 書かれていることで、よいアクセントになっていると思う。このような破調があるから、 脚韻は生きる。 理由その二。 布の窓と欲の穴との対比。これは材質による対比ばかりでなく「突っ込みたい」を持ち出す ことで思わぬ効果を生んでいる。それは、大人の願望(その背後にある苦しみ、痛み)が 第1,2,4連の印象では、ややもすると物語や過去形で表記したことで、遠い過去の の卑小な世界に後退してしまうところを、救っている。つまり、現在形で「突っ込みたい」 情景をカットインすることで、(作者の意図はどうであれ)これは、現代の、私たち が生きるこの世界の現実に根ざすものという実感を呼び覚まし、「いま・ここ」と繋が ってくる。 次に第4連の「深くて浅い」について。 これは何かのメタファーとして作者は描いたのかもしれない(おそらく、そうだろう)。 だけど、たとえば、自分の理想像(病弱の自分に対して、健康になった自分)、あるいは 少女の恋人などの隠喩と読むのは読者の自由だが、私はあえてイメージを限定しない ほうが、かえってこの詩の持ち味が生きる、と思う。 ともあれ、何となく書いたさりげない詩のようでいて、実は意識的にかはともかく、 細部にまで計算し尽くされた詩、内容はもちろん、技術的にも優れた詩と感嘆しました。 616 名前:大木人 ◆KMcEIGIRgE [] 投稿日:04/08/08 21 20 ID QCfteDcZ 580 ずぼらズボン こういうスプリンターも好きです。ちゃんと詩になっていますし。 少し前に見た相田誠の現代芸術を思い出しました。 459 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:04/08/07(土) 13 56 ID J3j0W7Dc 本スレ580 ずぼらズボン 読んだ時のリズムはいいと思うんだが、もうチョト何かそのものズバリ逝ってしまうか、思いっきり 笑いを取る方に専念しないと(悪いけど笑えなかった)欲望を書いてるだけにしかならないような、、 【得点】 1点 大木人 ◆KMcEIGIRgE:1点 ■▲▼ 冬の朝 明らかに昨日とは違う 昨日よりも部屋が寒い カーテンとあけると窓は真っ白 手で必死に窓をこすると そこはもう銀世界 町中がかき氷に埋もれている 窓を開けると白い息 いつもよりも濃い 誰かが大福を重ねて レーズンの目をつけている 空にはわたがしが浮かんでいて まだかき氷は落ちてくる 壁がビスケットの家から出てきた小人は 雪合戦を始めたのだ 窓の外の雪をつかむと 手が真っ赤になった 582 名前:冬の朝[] 投稿日:04/07/29 07 27 ID sOKqRsUP 【コメント】 459 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:04/08/07(土) 13 56 ID J3j0W7Dc 本スレ582 冬の朝 冬の窓と連想すると、ありがちなパターンになっちゃうけど、4連目の飛躍が印象的。 とても可愛らしい。 496 名前:てるあき ◆DDfwggPC.. [] 投稿日:04/08/10(火) 13 21 ID o3awOHI4 今回は冬の朝を書かせていただきました 初めての得点だったので大変驚きました 早速お題が出てますね 【得点】 1点 むこうの317 ◆317..n/Ke6:1点 ■▲▼ fiction 電気のつかない夕暮れ時の逆さまな空 名詞の数だけ開かれた窓の向こうに 鉛筆を転がして進んでは後戻りする 形容された全ての柔らかい眠たさを 放り投げてもう一度ドアを閉じるその部屋で 彼らが昔々の物語を気づかないまま挟んで 繋げては切り取って粉々にしてはしゃがみこむ ─目を閉ざされた水たまりをよけて 映りながら笑う彼らの魂なんてなかったから 顔なんて最初からなかったらもっと楽だろう─ レンズだけいくつも重ねて散乱した単語たち ばらばらに並べて読み返す気持ちから無視される 勝手に突き詰められた空想はついでに消されて 記号と記号の間にしきつめられた白い繊維に願い事を 作り出された次の物語を勝手に組み込まれた あなたの手書きの封筒 ─誰かが誰かを絵描きのふりをして福笑いの代わりにする 全ての方向から見えないものが支配する陰謀を 気にして推理することの正しさを誰が確かめたらいいんだろう─ 名前をつけられた名前のない子供たちが今日も空に浮かんでは 向こうの誰かを呼んでいると叫んでは一直線に行進している 電気のつかない夕暮れ時の逆さまな空 名詞の数だけ開かれた窓の向こうに 鉛筆を転がして進んでは後戻りするだけ ただ適当に新しいと言ってしまえば誰も気にしないから みんなが目をつぶって振りかえって何も見ないままでいる そんな空を映すのが好きでしたと笑っては そういう窓だけ開けては閉じて そういう窓だけ開けては閉じて 583 名前:[fiction] 1/2[sage] 投稿日:04/07/29 21 22 ID yXRDiQlG 584 名前:[fiction] 2/2[sage] 投稿日:04/07/29 21 23 ID yXRDiQlG 【コメント】 606 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/08/06 00 41 ID TmbhpbcA 584-585 [fiction] 最初の1行からしてわからない。 「電気のつかない夕暮れ時の逆さまな空」のイメージがわかない。 電気がつくのが当たり前の夕暮れ時。逆さまな空などあるわけない。 してみると、シュールか。あとのほうで「名前をつけられた名前のない子供たち」 とあるから、やはり意図的に意味を壊している? 「鉛筆を転がして進んでは後戻りするだけ」のイメージもいまひとつ来ない。 どこか一箇所カチンと当たれば、芋ヅル式に見えてくるんだろうけれど…。 何かとてもすごい詩の予感もするんだけれど、いまのところ私の限界です。すいません。 609 名前:わに ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:04/08/06 23 03 ID ZzULRQi0 >584-585[fiction]はまさにそのセンスがいいというような気がします。 確かにばらばらにしたら何かわからないようなものでもまとめたら形づいてくる 繰り返し使う言葉の配置とかでも雰囲気が出てます。表現もセンスのよさが伺えます 私から1点差し上げます。ちなみにMUJINAさんの読まなきゃ私も気付かなかったです・・・・ 616 名前:大木人 ◆KMcEIGIRgE [] 投稿日:04/08/08 21 20 ID QCfteDcZ 583-584 [fiction] 傍観者的立場と取り留めの無さが気持ちよい作品です。 私にとっての「窓」のイメージも、やはり夕暮れです。夕暮れには「ドア」よりも「窓」のスタンスが相応しい。 外と内とを繋ぐ装置ではあるけれども、自分の居る場所はあくまで内であるという感じでしょうか。 この作品における作者は「眺める者」であり、語られる物事は外の事象です。 問題は窓を開けるか閉じるか、それだけなのでしょう。 459 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:04/08/07(土) 13 56 ID J3j0W7Dc 本スレ583-584 [fiction] 俺には難しいなぁ、、、何か、ウマ凄いんだろうってのは感じるんだけど、、 お答え頂かなくてもいいんですが、これは、もの凄い勢いで脳に閃いてくるんですか? 607 名前:ame ◆yUHAxrOw2c [sage] 投稿日:04/08/19(木) 00 08 ID Up2Vpyqs 流れ切ってごめんなさい。第72回の補完UPしましたので、報告でした。 あと、前回の[fiction]は自分でした。 採点感想批評いただきありがとうございます。 それから。 459 317さん 基本的に、骨格部分はひらめきというかぱっと決めてしまいまして、 そこからはわりと慎重に「組み立てる」感じで書いていきます。 もの凄い勢いで、というほどではないです(^_^; 以前誰かに批評で言われた「レゴブロックの構築」ってのはかなり当てられてるなぁ、と思いました。 ちょっと最近の流れを読んでないので、ログ読みつつルール改正?の話には後ほどついていきたいと思います。 それでは。 【得点】 2点 大木人 ◆KMcEIGIRgE:2点 ■▲▼ サイレントボーイ その少年は黙っている そして静かにみつめている 暗い部屋の中でふたつの瞳を光らせながら 鏡のような窓に映る自分の姿を蔑みながら その少年は黙っている そして静かに涙を流す その部屋の窓から見える世界を愛でながら その部屋のテレビから見える世界を羨みながら 部屋にひとり 孤独を愛し 世界にひとり 孤独を憎む その少年は何も知らない 何も知らないことを知らない サイレントボーイ 彼はひとりか サイレントボーイ 世界にひとりか 585 名前:サイレントボーイ[sage] 投稿日:04/07/30 17 21 ID mv4uJGlv 【コメント】 609 名前:わに ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:04/08/06 23 03 ID ZzULRQi0 585サイレントボーイは短い中にすっきりとまとめられているけどもなんだかとても奥が深い。 その少年の心の世界なんだろうか。解釈によってはいろいろな方向性が見えるような気がします。 私から1点差し上げます。行間が想像できる実に私好みの詩です。 460 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:04/08/07(土) 13 56 ID J3j0W7Dc 本スレ585 サイレントボーイ 現代、こういう子、多そうだなぁ、、"何も知らないことを知らない"、、うむ、、、 ていうか、"自分が知っている事が全て"であるパターンも多そうですね。 【得点】 1点 わに ◆Wani6uvhK.:1点 ■▲▼ おじいちゃんの額縁 白と黒の縁に彩られて おじいちゃんは困った顔をしている ママはお客さん相手にばたばたしてるし パパはおじさんとコップ酒片手にむずかしいお話している 主役のおじいちゃんはただただ困った顔をしているだけ 動けなくなってからも おじいちゃんとはいろんなお話してた たまにこっそりお小遣い貰ったりもしてた リビングと一続きになってた おじいちゃんの寝てた部屋は リビングの声がよく聞こえてた だからパパとママの口論も きっと全部聞いてたんだね 動けなくてつらくてもじっと聞いていたんだね おじいちゃんが何を考えていたのか知りたくて そのベッドに横になってみた 窓からは切り取った小さな空と もくれんが日差しに透けて金色で まぶたの上を優しくなでてくれる お葬式 僕はおじいちゃんの気持ちになってお昼寝をした 写真の中のおじいちゃんは あいかわらず困ったような笑顔を見せてくれている 586 名前:おじいちゃんの額縁[sage] 投稿日:04/07/30 18 36 ID 3lHW3EUD 【コメント】 605 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/08/05 00 52 ID oI9CJ6cu 586 おじいちゃんの額縁 つらく、悲しい、おじいちゃんの思い出。 寝たきりになったあとのおじいちゃんの気持ちにもっと肉迫して書きィーや、 とどこかのおっさんが言いそうだが、まあまあ、押さえて、押さえてとおっさんのゲンコツ をグッと押し返す。「困ったような笑顔」とサラリと描写しているところが謙虚に真実を 衝いている。だって、おじいちゃんにしてみれば、それは辛い経験だったはずで、それを 本人以外が言葉にすると全部うそになってしまう。 第3連の「もくれんが日差しに透けて金色で/まぶたの上を優しくなでてくれる」 というところがいいね。これで、おじいちゃんも、いくらか救われる。こういう さりげない描写に作者のいたわりが感じられる。 606 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/08/06 00 41 ID TmbhpbcA [2点]>586 おじいちゃんの額縁 作者の暖かい眼差しが漂っています。 616 名前:大木人 ◆KMcEIGIRgE [] 投稿日:04/08/08 21 20 ID QCfteDcZ ◎3点 586 おじいちゃんの額縁 あ、あざとい!(誉め言葉) むっちゃ好きですよ、こういう正攻法。 物言わぬ故人の言葉を拾う子供の視点はまさに詩人のそれですね。 460 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:04/08/07(土) 13 56 ID J3j0W7Dc 本スレ586 おじいちゃんの額縁 あー、、いいテーマだ。祖父の死を前に呑気にも冷静にも見える孫の視点。死をまだ受け止められて ないのかな、、?主題としてではなく、アクセントに窓を使ってて、いい効果が出てるかも。 508 名前:わに ◆Wani6uvhK. [sageますよ。] 投稿日:04/08/11(水) 21 41 ID fZArq0VP GONさんチャンプおめでとうございます。 ホントに嫉妬してしまうくらいの作品でした。 初めての参加でこんな作品書けるなんてすごい 次回の作品も期待しています 504-506さんお疲れ様でした。 皆さんの意見をわかりやすくまとめていただけてありがたいです。 これの投票方法は以前書いたようにメール欄に書き込むんですか? どちらの方法であっても梁山泊が賑わえばいいなぁ・・・ 今回は「おじいちゃんの額縁」を書きました 準チャンプ・・・・うれしい・・・・すごくうれしいです・・・・ うれしくてないてしまった。涙腺ゆるいんで。 点を入れていただいたMUJINAさん、むこうの317さん、大木人さん 本当~~にありがとうございました。 【得点】 8点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点 むこうの317 ◆317..n/Ke6:3点 大木人 ◆KMcEIGIRgE:3点 ■▲▼ windows 画面越しに国境を越え、 自らの手で広げていける世界。 まさに「虎穴に入らずんば虎子を得ず」 机に据え置かれた鉄の塊。 スイッチ入れなきゃ漬け物石より性質が悪い。 さて、どこの世界に虎の穴に素手で飛び込む馬鹿が居るというのだろう? 使い方次第では自らの首を絞めかねないよ 587 名前:windows[sage] 投稿日:04/07/30 19 30 ID vhw8u7GB 【コメント】 460 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:04/08/07(土) 13 56 ID J3j0W7Dc 本スレ587 windows はははは。利用は正に自己責任。転んでも泣かない精神で行動しなくてはねぇ、、(自戒 1 2 → 次へ ページ先頭へ トップページ